ファッションPR出身者がフェムケア商材中心の新ブランド立ち上げ デリケートゾーン用固形石鹸など

ファッションPRとしてキャリアを積んだ高橋クロエがこのほど、フェムケア商材を中心としたライフスタイルブランド「ネイキッドファクト(NAKEDFACT)」を立ち上げた。第1弾として、デリケートゾーン用ソープ“インティメイトケアソープ”(80g、2200円)とデリケートゾーン用の保湿オイル“インティメイトケアオイル”(30mL、3500円)を公式ECサイトで販売中だ。

“インティメイトケアソープ”は、皮膚トラブルを避けるため界面活性剤の使用を避けた半透明の枠練り固形石鹸。かゆみや炎症を抑えるグリチルリチン酸2Kをはじめとした有効成分を最大限含有できるよう熱を加えず自然に熟成させるコールドプロセス製法を採用した。植物性のエキスが肌荒れを防ぎ、キメを整える効果が期待できる。99.5%植物性分からできた“インティメイトケアオイル”は、サトウキビから抽出されるスクワランオイルをベースにした軽いテクスチャーが特徴。高い保湿力を持つ5種類の植物性オイルを配合した。

両商品に共通するいちじくをイメージした香りは、2年近くかけて協力企業を探し実現した。また高橋が感じていた「納得いく有効成分とクリエイティブが両立しているブランドが少ない」という課題感から、ファッション性の高いパッケージにもこだわっている。

ありのままの自分を受け入れ、ポジティブに解決していく未来を目指したい

高橋は2018年に長女を出産したことをきっかけに、自身が経験してきたホルモンバランスによる身体的なトラブルや、セックスにまつわる悩みに関する選択肢を広げる必要性を感じ創業を決意。ブランド名は「赤裸々な事実」を意味し、ありのままの自分を受け入れ、ポジティブに解決していく未来を目指したいという思いを込めた。高橋は「まずは自分の健康のために体に目を向け、ファッションやコスメと同じように気軽にプロダクトを手に取れる市場を創出したい」と話す。

今後は女性が携帯しやすいデザインのコンドームやプレジャーアイテム、ノンカフェインのハーブーティーやローションなど、女性のさまざまな悩みにアプローチする商材に広げていく。販路は自社ECやポップアップをはじめ、自身のキャリアを活かしてセレクトショップなどへの卸販売も計画する。

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LVMHの「ショーメ」がパリ五輪のメダルを公開 エッフェル塔に使った鉄製の盾をあしらう

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下の「ショーメ(CHAUMET)」は、今夏パリで開催される夏季オリンピック・パラリンピック(以下、パリ五輪)のメダルを発表した。「ショーメ」がパリ五輪に関する委員会と協力してデザインしたメダルは、1889年に完成したエッフェル塔に使用され、改修工事中に収集した鉄で作った18gの六角形の盾を中央にあしらったデザイン。エッフェル塔を下から覗き込んだ形の盾は、ファセットカットで描いた光線で囲まれ、パリの別名として知られる「光の都」を表現している。反対の面には、勝利の女神のアテネやギリシャのパルテノン神殿が描かれている。パリ五輪では、合計5084個のメダルを授与予定だ。

パリ五輪のトニー・エスタンゲ(Tony Estanguet)会長は、「これらのメダルは、まさにパリの2024年を表している。大会で最もシンボリックなメダルと、パリを象徴するエッフェル塔を結び付けたものだ」とコメント。またLVMHのアントワン・アルノー(Antoine Arnault)LVMH ヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージは、「グループとパリ五輪の最初の具体的な成果」だとしている。

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「ダナ キャラン ニューヨーク」が再始動 2月8日に公式サイトなどで発売

G-IIIアパレル グループ(G-III APPAREL GROUP以下、G-IIIアパレル)は、傘下ブランド「ダナ キャラン ニューヨーク(DONNA KARAN NEW YORK)」をリローンチする。また、新コレクション発売を記念したキャンペーンに、シンディ・クロフォード(Cindy Crawford)やリンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)らのスーパーモデルを起用した。

「ダナ キャラン ニューヨーク」は、1985年の設立。シンプルで着心地がよく、機能的でありつつ都会的で洗練された服は、発売当初から世界中のキャリアウーマンの絶大な支持を受けた。リローンチにあたっては、スタジオチームがブランドのアーカイブを研究し、現代の消費者にマッチするよう再解釈したという。

今回発売する2024年春夏シーズンのコレクションでは、アパレル、アクセサリー、フットウエアを展開。ボディースーツ、ラップジャケット、パンツ、チュニック、タイトスカート、ワンピース、ブレザー、バッグをそろえた。色味はブラックを中心に、ホワイトやニュートラルカラーなど。正確なテーラリングに柔らかなドレープを組み合わせ、モダンなシルエットで定番アイテムをアップデートした。価格は199~599ドル(約3万〜8万8000円)。2月8日(現地時間)から、ブランドの公式サイトのほか、ノードストローム(NORDSTROM)やメイシーズ(MACY'S)など米国の一部の百貨店で販売する。また、24-25年秋冬コレクションのプレビューも一部お披露目した。

キャンペーン広告には、前述のシンディとリンダに加えて、アンバー・バレッタ(Amber Valletta)、シャローム・ハーロウ(Shalom Harlow)、キャロリン・マーフィー(Carolyn Murphy)、イマン・ハマム(Imaan Hammam)、カーリー・クロス(Karlie Kloss)、リヤ・ケベデ(Liya Kebede)が登場。キャンペーンのクリエイティブ・ディレクターは、DKIで11年にわたってキャリアを積み、自身のエージェンシーを設立した後も9年間「ダナ キャラン」ブランドを担当したトレイ・ラード(Trey Laird)が務め、撮影はフォトグラファーのアニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)が行った。

創業デザイナーのダナ・キャランは、「ダナ キャラン ニューヨーク」を運営するダナ キャラン インターナショナル(DONNA KARAN INTERNATIONAL以下、DKI)を夫のステファン・ワイス(Stephan Weiss)と共に、タキヒヨーの資本を受けて1984年に設立。88年には「DKNY」を立ち上げた。96年に、DKIがニューヨーク証券取引所に上場。2001年に、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が2億4300万ドル(約359億円)でDKIを、4億ドル(約592億円)で「ダナ キャラン」ブランドのライセンシーであるガブリエル・スタジオ(GABRIELLE STUDIO)を買収した。なお、ガブリエル・スタジオはキャランとワイスが保有していた。その後、チーフ・デザイナーを務めていたキャランが15年に退任し、ブランドは休止状態に。16年に、G-IIIアパレルがLVMHからDKIなどを6億5000万ドル(約962億円)で買収した。

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「ダナ キャラン ニューヨーク」が再始動 2月8日に公式サイトなどで発売

G-IIIアパレル グループ(G-III APPAREL GROUP以下、G-IIIアパレル)は、傘下ブランド「ダナ キャラン ニューヨーク(DONNA KARAN NEW YORK)」をリローンチする。また、新コレクション発売を記念したキャンペーンに、シンディ・クロフォード(Cindy Crawford)やリンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)らのスーパーモデルを起用した。

「ダナ キャラン ニューヨーク」は、1985年の設立。シンプルで着心地がよく、機能的でありつつ都会的で洗練された服は、発売当初から世界中のキャリアウーマンの絶大な支持を受けた。リローンチにあたっては、スタジオチームがブランドのアーカイブを研究し、現代の消費者にマッチするよう再解釈したという。

今回発売する2024年春夏シーズンのコレクションでは、アパレル、アクセサリー、フットウエアを展開。ボディースーツ、ラップジャケット、パンツ、チュニック、タイトスカート、ワンピース、ブレザー、バッグをそろえた。色味はブラックを中心に、ホワイトやニュートラルカラーなど。正確なテーラリングに柔らかなドレープを組み合わせ、モダンなシルエットで定番アイテムをアップデートした。価格は199~599ドル(約3万〜8万8000円)。2月8日(現地時間)から、ブランドの公式サイトのほか、ノードストローム(NORDSTROM)やメイシーズ(MACY'S)など米国の一部の百貨店で販売する。また、24-25年秋冬コレクションのプレビューも一部お披露目した。

キャンペーン広告には、前述のシンディとリンダに加えて、アンバー・バレッタ(Amber Valletta)、シャローム・ハーロウ(Shalom Harlow)、キャロリン・マーフィー(Carolyn Murphy)、イマン・ハマム(Imaan Hammam)、カーリー・クロス(Karlie Kloss)、リヤ・ケベデ(Liya Kebede)が登場。キャンペーンのクリエイティブ・ディレクターは、DKIで11年にわたってキャリアを積み、自身のエージェンシーを設立した後も9年間「ダナ キャラン」ブランドを担当したトレイ・ラード(Trey Laird)が務め、撮影はフォトグラファーのアニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)が行った。

創業デザイナーのダナ・キャランは、「ダナ キャラン ニューヨーク」を運営するダナ キャラン インターナショナル(DONNA KARAN INTERNATIONAL以下、DKI)を夫のステファン・ワイス(Stephan Weiss)と共に、タキヒヨーの資本を受けて1984年に設立。88年には「DKNY」を立ち上げた。96年に、DKIがニューヨーク証券取引所に上場。2001年に、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が2億4300万ドル(約359億円)でDKIを、4億ドル(約592億円)で「ダナ キャラン」ブランドのライセンシーであるガブリエル・スタジオ(GABRIELLE STUDIO)を買収した。なお、ガブリエル・スタジオはキャランとワイスが保有していた。その後、チーフ・デザイナーを務めていたキャランが15年に退任し、ブランドは休止状態に。16年に、G-IIIアパレルがLVMHからDKIなどを6億5000万ドル(約962億円)で買収した。

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サザビーリーグがLA発の「マッドハッピー」と合弁契約締結

サザビーリーグはこのほど、米ロサンゼルス発のストリートウエアブランド「マッドハッピー(MADHAPPY)」と合弁契約を締結し、マッドハッピージャパンを設立した。代表にはサザビーリーグの岡村周明が就任した。出資比率は非公表。日本公式ECサイトを3月6日にオープンし、2024年春夏コレクションから販売する。

「マッドハッピー」はペイマン・ラフ(Peiman Raf)とノア・ラフ(Noah Raf)兄弟、友人のメイソン・スペクター(Mason Spector)、ジョシュア・シット(Joshua Sitt)が17年に立ち上げた。「ローカルオプティミスト」を理念に、ファッションを通じて楽観的でポジティブなメッセージを発信する。メンズとウィメンズのアパレル、アクセサリーなどをそろえ、価格帯はフーディー(2万9700円)、Tシャツ(1万2100円)、キャップ(7700円)など。

また、非営利団体の「マッドハッピー財団」を設立し、メンタルヘルスにまつわる意識向上や研究も支援する。19年にはLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の投資ファンドであるLVMHラグジュアリー・ベンチャーズ(LVMH LUXURY VENTURES)が出資して話題になった。 23年11月にはロサンゼルス・ウェストハリウッドのメルローズアベニューに初の旗艦店をオープンしている。日本には23年10月にドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で開いたポップアップストアをきっかけに初上陸した。

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サザビーリーグがLA発の「マッドハッピー」と合弁契約締結

サザビーリーグはこのほど、米ロサンゼルス発のストリートウエアブランド「マッドハッピー(MADHAPPY)」と合弁契約を締結し、マッドハッピージャパンを設立した。代表にはサザビーリーグの岡村周明が就任した。出資比率は非公表。日本公式ECサイトを3月6日にオープンし、2024年春夏コレクションから販売する。

「マッドハッピー」はペイマン・ラフ(Peiman Raf)とノア・ラフ(Noah Raf)兄弟、友人のメイソン・スペクター(Mason Spector)、ジョシュア・シット(Joshua Sitt)が17年に立ち上げた。「ローカルオプティミスト」を理念に、ファッションを通じて楽観的でポジティブなメッセージを発信する。メンズとウィメンズのアパレル、アクセサリーなどをそろえ、価格帯はフーディー(2万9700円)、Tシャツ(1万2100円)、キャップ(7700円)など。

また、非営利団体の「マッドハッピー財団」を設立し、メンタルヘルスにまつわる意識向上や研究も支援する。19年にはLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の投資ファンドであるLVMHラグジュアリー・ベンチャーズ(LVMH LUXURY VENTURES)が出資して話題になった。 23年11月にはロサンゼルス・ウェストハリウッドのメルローズアベニューに初の旗艦店をオープンしている。日本には23年10月にドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で開いたポップアップストアをきっかけに初上陸した。

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原宿「ハラカド」のビューティ店舗は“香り”が目玉 「ジョー マローン」が世界最大級の旗艦店を出店

東京・原宿で建設中の商業施設「東急プラザ原宿(ハラカド)」の開業日が4月17日に決まった。ファッション、ビューティ、フード、カルチャーなど幅広い分野の75店舗が入る。ビューティ関連は、“香り”を中心に7店が出店する予定だ。

地下1階には、コーセーの直営店「メゾンコーセー(Maison KOSE)」が夏ごろオープンする。近隣の表参道店(20年12月オープン)に続き3店舗目。「コスメデコルテ(DECORTE)」や「アディクション(ADDICTION)」などハイプレステージブランドを取り扱い、店内ではジェンダーレスで楽しめるデジタル技術を活用した"ビューティアトラクション"を用意する。同フロアには東京・高円寺の銭湯「小杉湯」が入る。

秋には、「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」の世界最大規模となる旗艦路面店がオープンする。売り場面積は約236平方メートル。ブランド初の試みとなる“唯一無二の没入型”空間を演出する。

1階にはCBD商品を取り扱う「ヘルシートーキョー シービーディー ショップ アンド ラボ(HealthyTOKYO CBD SHOP &LABO)」が入る。

2階には、“日本初のメディテーションブランド”をうたう、スキンケアやフレグランスなどをそろえるビューティブランド「ユブネ(YUBUNE)」が出店する。刻印サービスを用意するほか明治神宮から着想した「ハラカド」限定の香水を発売する予定だ。また、国産オーガニック・エシカル化粧品の専門店「オーガニックマザーライフ(ORGANIC MOTHER LIFE)」、セントネーションズが運営するフレグランスブランド「ショーレイヤード(SHOLAYERED)」がオープンする。3階には、ヘアサロン「ピーク・ア・ブー(PEEK-A-BOO)」が5月にオープンする。

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原宿「ハラカド」のビューティ店舗は“香り”が目玉 「ジョー マローン」が世界最大級の旗艦店を出店

東京・原宿で建設中の商業施設「東急プラザ原宿(ハラカド)」の開業日が4月17日に決まった。ファッション、ビューティ、フード、カルチャーなど幅広い分野の75店舗が入る。ビューティ関連は、“香り”を中心に7店が出店する予定だ。

地下1階には、コーセーの直営店「メゾンコーセー(Maison KOSE)」が夏ごろオープンする。近隣の表参道店(20年12月オープン)に続き3店舗目。「コスメデコルテ(DECORTE)」や「アディクション(ADDICTION)」などハイプレステージブランドを取り扱い、店内ではジェンダーレスで楽しめるデジタル技術を活用した"ビューティアトラクション"を用意する。同フロアには東京・高円寺の銭湯「小杉湯」が入る。

秋には、「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」の世界最大規模となる旗艦路面店がオープンする。売り場面積は約236平方メートル。ブランド初の試みとなる“唯一無二の没入型”空間を演出する。

1階にはCBD商品を取り扱う「ヘルシートーキョー シービーディー ショップ アンド ラボ(HealthyTOKYO CBD SHOP &LABO)」が入る。

2階には、“日本初のメディテーションブランド”をうたう、スキンケアやフレグランスなどをそろえるビューティブランド「ユブネ(YUBUNE)」が出店する。刻印サービスを用意するほか明治神宮から着想した「ハラカド」限定の香水を発売する予定だ。また、国産オーガニック・エシカル化粧品の専門店「オーガニックマザーライフ(ORGANIC MOTHER LIFE)」、セントネーションズが運営するフレグランスブランド「ショーレイヤード(SHOLAYERED)」がオープンする。3階には、ヘアサロン「ピーク・ア・ブー(PEEK-A-BOO)」が5月にオープンする。

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「マキアージュ」崩れ防止下地のミントカラーが定番化 赤み補正力で支持集める

資生堂のメイクアップブランド「マキアージュ(MAQUILLAGE)」は2月21日、2023年に取り扱い企業限定で発売したくずれ防止下地“マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベース NEO ミント”[SPF50+・PA++++](25mL、2970円※編集部調べ)を定番品として全国で発売する。肌の赤み補正効果が期待できるミントカラーが若年層を中心に支持され、定番商品への期待が高まっていた。

“ドラマティックスキンセンサーベース NEO“は、どのような肌タイプの方でも長時間くずれにくい、くずれ防止効果搭載。毛穴をしっかりとカバーしながらも透明感のある肌を演出する。リキッドファンデーション“ドラマティックエッセンスリキッド”と共通の美容液成分も配合しているほか、SPF50+・PA++++のUVカット機能も備えている。

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俳優ゼンデイヤのヌーディーかつ上品な着こなし 「ボッテガ」と「ブルガリ」で装う

「ボッテガ・ヴェネタ」と「ブルガリ」を着用した俳優のゼンデイヤ

俳優のゼンデイヤ(Zendaya)が2月6日、メキシコシティで行われた映画「デューン 砂の惑星PART2」のプレミア試写会に登場した。

ゼンデイヤは、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」の特注のウールフランネルのトップスとレザー×ウールのスカートを着用。

ジュエリーは「ブルガリ(BVLGARI)」の“セルペンティ”コレクションからリング、ブレスレット、イヤーカフを選択した。

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「ディオール」の”オーラ”をまとうクチュール 1952年のアーカイブドレスを現代的に再解釈

「ディオール(DIOR)」は1月22日、2024年春夏オートクチュール・コレクションを発表した。創業者クリスチャン・ディオール(Christian Dior)の軌跡を描いたApple TV+のドラマシリーズ「ニュールック(The New Look)」が2月14日に公開を控える中、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)はメゾンの歴史を振り返りながら、現代にふさわしいエレガンスを表現した。

イザベラ・デュクロによる巨大な衣服のインスタレーション

会場は、今季もロダン美術館の中庭に作られた箱型の空間。その壁を飾るのは、旅を愛するイタリア人アーティスト兼作家のイザベラ・デュクロ(Isabella Ducrot)が制作したインスタレーション作品「ビッグ オーラ(Big Aura)」だ。縦糸と横糸の交わりを示すような黒の格子模様の上に、平面的に表現された巨大な23着の衣服がズラリと並ぶ。それは、デュクロが研究対象にしているオスマントルコのスルタン(アラビア語で「権力者」の意)が着ていた装いを想起させるものであり、力の象徴である衣服を抽象的に表しているという。

一方、キウリにとっての「ビッグ オーラ」とは、再現しても決してオリジナルと同じものにはならないオートクチュールの世界において、それぞれの衣服が有するもの。芸術作品の独自性と真正性を反映するものと定義される「オーラ」をたどるため、彼女はファッションの本質と究極の卓越性を体現するメゾンのオートクチュールの伝統に目を向けた。

カギは独特な質感のモアレ生地と彫刻的なシルエット

コレクションの出発点となったのは、1952-53年秋冬にムッシュ・ディオールが発表した“ラ シガール”ドレス。その特徴である表面加工によって波打つようなテクスチャーで仕上げたモアレ生地と、複雑なカッティングで作り上げる体に沿いつつヒップを強調した彫刻的なシルエットを、いかに現代女性にとって着やすい形で表現するかに取り組んだ。「ディオール氏のアイデアをよりウエアラブルな方法で強調したかった。というのも、ディオール氏が手掛けたものは素晴らしいけれど、現代においてはとても着心地の悪いものだから。それはメゾンの遺産を異なる視点で探求することであり、そうすることでその遺産が今日も存在し得るものになる」とキウリは話す。

黒やブロンズ、クリーム、紺、赤などで彩られた独特の表情を持つ生地は、“バー”ジャケットにプリーツスカートを合わせたスーツルックやワイドなテーラードパンツから、ケープのような大きな襟が特徴のコート、ウエストにリボンを配したセミフレアスカート、アシンメトリーに仕上げたドレススタイルまでになり、現代的なムードを醸し出す。それだけでなく、今季はトレンチコートに見られるようなハリのあるコットンも多用。いずれも扱いやすい生地とは言い難く、ドレープやカッティング、タックによって生み出された美しい彫刻的なシルエットは、アトリエの技術力の賜物だ。

そんな生地の質感とシルエットで魅せるルックもさることながら、クチュールならではの手の込んだ装飾も目を引く。例えば、チュールブラウスとモアレ生地のミモレ丈フレアスカートを合わせたイブニングアンサンブルには金属糸やスパンコール、ビーズを使って草花の刺しゅうをあしらい、ベージュのコットンツイルで仕立てたコートにはアンティークゴールドの糸で風景を描写。また、スモッキングとアコーディオンプリーツを駆使したシルククレープのロングドレスは、すっきりとしたラインの上で細やかな手仕事に裏付けられたエレガンスが際立つ。

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【2024年春コスメ】「コバコ」が数量限定メイクアップブラシセットを発売 ブラシ用ケースをセットに

貝印が手掛けるビューティーツールブランド「コバコ(KOBAKO)」は、春の限定コレクション“エアリーフィール メイクアップブラシセット”(4840円)を数量限定で発売した。“アイシャドウブラシA”(2400円)と“アイシャドウブラシB”(2200円)の人気アイテム2種と、限定のアイシャドウブラシ用ケースをセットにした。

“アイシャドウブラシA”(2400円)は、粉含みの良い山羊毛を採用し、アイホール全体にアイシャドウをのせる時やハイライトに最適。先端部のとがったフォルムで、下まぶたや目のキワに使うこともできる。

“アイシャドウブラシB”(2200円)は、松リスの毛を使用した柔らかく繊細な毛先が特徴で、中間色のアイシャドウをぼかしたり艶を演出するのにおすすめだ。2タイプのブラシを使い分けることで、グラデーションのあるきれいな目元に仕上げる。春らしいデザインの限定のケースは、ブラシの毛先を傷めずに清潔に持ち運ぶことができる。

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「アミ パリス」が都内で宝探しイベント “パリ パリ バッグ”が貰えるサプライズも

「アミ パリス(AMI PARIS)」は2月8日から、東京を舞台にした宝探しゲーム“パリ パリ バッグ ハント”を開催する。

同イベントは、ブランドを象徴するバッグシリーズ“パリ パリ バッグ(Paris Paris Bag)”を称えたもので、デジタルアーティスト@3DFitiが3Dプリントで特別に製作したミニチュアバッグを街中で探し出すゲーム。スタートは2⽉8⽇で誰でも参加可能だ。

ゲームでは、QRコードが付いたミニチュアの“パリ パリ バッグ”を東京都⼼の20カ所に隠す。2月8日にこのプロジェクトについての動画がAMI公式インスタグラムアカウント(@amiparis)に投稿されると同時に、一個目のミニチュア バッグが設置された場所の位置情報が特設サイト内のマップ上に表示される。翌⽇9⽇に、残りの設置場所を特設サイトのマップにピン留めする形で公開し、ゲームが全面的にスタートする。

参加者は、ミニチュアバッグを見つけたら裏側のQRコードをスキャン。20個のバッグのうち5つのQRコードには、渋⾕パルコ店で本物の“パリ パリ バッグ”を受け取れるサプライズプレゼントも含まれる。

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「ジョンマスターオーガニック」×「リバティ・ファブリックス」 限定ポーチ&バッグ付きのオリジナルギフトを発売

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は2月15日、英国の老舗テキスタイルブランド「リバティ・ファブリックス(LIBERTY FABRICS)」のオリジナルプリント柄を用いた限定ギフトセットを数量限定で発売する。一部直営店と公式オンラインストアでは9日から先行販売を行う。1978年に制作されたリバティのアーカイブ・プリントを再描画した「サン・スペックル」の生地を使用。オリジナルポーチと巾着、エコバッグの3種類を用意した。

巾着付きのギフトは、好きなシャンプーとコンディショナー(ともに236mL)を組み合わせた“ジョンマスターオーガニック メード ウィズ リバティ・ファブリックス ヘアケア ギフト”(6650円~)と、コンボパドルブラシ 、“G&Cリーブインコンディショニングミスト N”(125mL)または“R&Aヘアミルク N”(118mL)をセットにした“ヘアスタイリング ギフト”(6650円~)の2種類。

ポーチ付きは好みのフレーバーの“リップカーム”とオリジナルハンカチタオルを合わせた“リップケア ギフト”(4180円)、限定のハンドクリーム(30g)とオリジナルハンカチタオルのセット“ハンドケア ギフト”(4400円)をラインアップ。“オリジナルエコバック”(全2色2970円)は単品での販売となる。

オリジナルデザインの巾着、ポーチ、エコバックは鬱蒼とした森の木漏れ日を抽象的に落とし込んだデザインで、カラーはグリーンとイエローを用意している。

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原宿の新名所「ハラカド」4月17日開業 「ディオール」「ジョー マーロン」など75店舗

東急不動産は8日、東京・原宿で建設中の商業施設「東急プラザ原宿(ハラカド)」の開業日を4月17日と発表した。ファッション、ビューティ、フード、カルチャーなど幅広い分野の75店舗が入る。表参道と明治通りに面した路面には、「ディオール(DIOR)」(秋オープン予定)と「ジョー マーロン ロンドン(JO MALONE LONDON)」が店舗を構える。立地する神宮前交差点の斜向かいには、12年から営業する東急プラザ表参道(オモカド)が営業しており、2館体制で原宿での発信力を高める。

特に地下1階から地上2階の低層階は見どころが多い。ファッション関係者の顧客が多い会員制バー「カスバ」が著名なクリエイターと協業したアパレルショップ「コーナーショップ バイ カスバ(CORNER SHOP by CASBA)」。2階には「グラムリップス(GLAM LIPS)」「セプルモ(SEPLUMO)」「スリートレジャーズ(THREE TREASURES)」など、オンラインを中心に展開してきたブランドが初めてのリアル店舗を出店する。「テンガ(TENGA)」は旗艦店を設ける。地下1階には、既報の通り高円寺の人気銭湯「小杉湯」が入る。

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原宿の新名所「ハラカド」4月17日開業 「ディオール」「ジョー マーロン」など75店舗

東急不動産は8日、東京・原宿で建設中の商業施設「東急プラザ原宿(ハラカド)」の開業日を4月17日と発表した。ファッション、ビューティ、フード、カルチャーなど幅広い分野の75店舗が入る。表参道と明治通りに面した路面には、「ディオール(DIOR)」(秋オープン予定)と「ジョー マーロン ロンドン(JO MALONE LONDON)」が店舗を構える。立地する神宮前交差点の斜向かいには、12年から営業する東急プラザ表参道(オモカド)が営業しており、2館体制で原宿での発信力を高める。

特に地下1階から地上2階の低層階は見どころが多い。ファッション関係者の顧客が多い会員制バー「カスバ」が著名なクリエイターと協業したアパレルショップ「コーナーショップ バイ カスバ(CORNER SHOP by CASBA)」。2階には「グラムリップス(GLAM LIPS)」「セプルモ(SEPLUMO)」「スリートレジャーズ(THREE TREASURES)」など、オンラインを中心に展開してきたブランドが初めてのリアル店舗を出店する。「テンガ(TENGA)」は旗艦店を設ける。地下1階には、既報の通り高円寺の人気銭湯「小杉湯」が入る。

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「エミ」×「プーマ」×金子綾の第2弾 グレーの“パレルモ”に合うオケージョンスタイルも提案

マッシュスタイルラボが手掛けるアパレル&ヨガウエアの「エミ(EMMI)」は、「プーマ(PUMA)」とスタイリスト金子綾とのトリプルコラボレーション第2弾となるインドアトレーニングシューズ“パレルモ(Palermo)”の別注を発表した。

1980年代初頭に登場した“パレルモ”は、イタリア・シチリア島北西部の地名が由来で、ヨーロッパの有名な都市にインスピレーションを受けた特別なモデル。現在はアーカイブモデルとして、オリジナル同様に、ヒールのプーマキャットロゴとゴールドのシグネチャータグ、つま先のT字型構造、クラシックなガムソールを特徴としている。今回の“パレルモ”は、深みのあるシャドーグレーを採用し、金子らしいモードなディテールを加えた別注デザイン。ナイロン素材をベースにスエードを重ね、異素材使いやベージュとのコントラストも大人なシックのスタイルにも合う。サイズは22.5〜28.5cm。価格は1万4300円。

また、「エミ」と金子のコラボレーションウエア第6弾も発表した。今回は、オケージョンシーンにも合わせやすいケープ付きブラウス(2万6400円)とコクーンシルエットのパンツ(2万900円)の2点を用意。プルオーバーのブラウスは取り外しできるケープ付き。ウエストに巻いてペプラムとして着用することも可能だ。パンツはウエスト部分をボタンで2段階調整でき、オンオフ問わず気軽に着回せる。どちらも「エミ」が用いる防シワ加工やウオッシャブル機能などを備え、ケアもしやすい。別注“パレルモ”とのトータルコーディネートも提案する。

「エミ」の公式オンラインストアと同社のECストア「ウサギオンライン(USAGI ONLINE)」で予約を受け付けており、2月23日に「エミ」の全国直営店で発売する。

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「エミ」×「プーマ」×金子綾の第2弾 グレーの“パレルモ”に合うオケージョンスタイルも提案

マッシュスタイルラボが手掛けるアパレル&ヨガウエアの「エミ(EMMI)」は、「プーマ(PUMA)」とスタイリスト金子綾とのトリプルコラボレーション第2弾となるインドアトレーニングシューズ“パレルモ(Palermo)”の別注を発表した。

1980年代初頭に登場した“パレルモ”は、イタリア・シチリア島北西部の地名が由来で、ヨーロッパの有名な都市にインスピレーションを受けた特別なモデル。現在はアーカイブモデルとして、オリジナル同様に、ヒールのプーマキャットロゴとゴールドのシグネチャータグ、つま先のT字型構造、クラシックなガムソールを特徴としている。今回の“パレルモ”は、深みのあるシャドーグレーを採用し、金子らしいモードなディテールを加えた別注デザイン。ナイロン素材をベースにスエードを重ね、異素材使いやベージュとのコントラストも大人なシックのスタイルにも合う。サイズは22.5〜28.5cm。価格は1万4300円。

また、「エミ」と金子のコラボレーションウエア第6弾も発表した。今回は、オケージョンシーンにも合わせやすいケープ付きブラウス(2万6400円)とコクーンシルエットのパンツ(2万900円)の2点を用意。プルオーバーのブラウスは取り外しできるケープ付き。ウエストに巻いてペプラムとして着用することも可能だ。パンツはウエスト部分をボタンで2段階調整でき、オンオフ問わず気軽に着回せる。どちらも「エミ」が用いる防シワ加工やウオッシャブル機能などを備え、ケアもしやすい。別注“パレルモ”とのトータルコーディネートも提案する。

「エミ」の公式オンラインストアと同社のECストア「ウサギオンライン(USAGI ONLINE)」で予約を受け付けており、2月23日に「エミ」の全国直営店で発売する。

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NiziUが「コンバース」のアンバサダーに ノベルティーのプレゼントキャンペーンも

「コンバース(CONVERSE)」は、ガールズグループのNiziUをブランドアンバサダーに起用した。

「コンバース」は、「ALL DAYS. ALL TIME. ALL STAR.」をキーワードに、「いつでもどんなシーンにも調和する“オールスター(ALL STAR)”で、NiziUのメンバーのように、自分らしいスタイルを作り上げてほしい」との思いを込めたという。

NiziUメンバーはアンバサダー就任に際し、「ずっと『コンバース』が大好きです!アンバサダーとして『コンバース』を通して皆様にお会いできることを本当に嬉しく感じています。今回のコンテンツでは、私たちらしいファッションにぴったりな“オールスター”の新作モデルと、ずっと愛される定番モデルの魅力を伝えていきます。NiziUの個性と『コンバース』のコラボレーションを楽しんでください!」とコメントしている。

またアンバサダー就任を記念するキャンペーン第1弾として、メンバーが“HOLIC”をテーマに、スニーカー“オールスター アール トレックウエーブ(ALL STAR R TREKWAVE)”などを履きこなす動画コンテンツを公開する。また2月15日から、「コンバース」一部店舗および公式オンライン、ABCマートで対象商品の購入者向けに、クリアファイルやトレーディングカードのプレゼントキャンペーンを実施する。詳細は公式サイトに記載する。

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NiziUが「コンバース」のアンバサダーに ノベルティーのプレゼントキャンペーンも

「コンバース(CONVERSE)」は、ガールズグループのNiziUをブランドアンバサダーに起用した。

「コンバース」は、「ALL DAYS. ALL TIME. ALL STAR.」をキーワードに、「いつでもどんなシーンにも調和する“オールスター(ALL STAR)”で、NiziUのメンバーのように、自分らしいスタイルを作り上げてほしい」との思いを込めたという。

NiziUメンバーはアンバサダー就任に際し、「ずっと『コンバース』が大好きです!アンバサダーとして『コンバース』を通して皆様にお会いできることを本当に嬉しく感じています。今回のコンテンツでは、私たちらしいファッションにぴったりな“オールスター”の新作モデルと、ずっと愛される定番モデルの魅力を伝えていきます。NiziUの個性と『コンバース』のコラボレーションを楽しんでください!」とコメントしている。

またアンバサダー就任を記念するキャンペーン第1弾として、メンバーが“HOLIC”をテーマに、スニーカー“オールスター アール トレックウエーブ(ALL STAR R TREKWAVE)”などを履きこなす動画コンテンツを公開する。また2月15日から、「コンバース」一部店舗および公式オンライン、ABCマートで対象商品の購入者向けに、クリアファイルやトレーディングカードのプレゼントキャンペーンを実施する。詳細は公式サイトに記載する。

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「サムソナイト」と「ニューバランス」がコラボ ツートーンデザインのスーツケースなど

「サムソナイト(SAMSONITE)」は2月14日、「ニューバランス(NEW BALANCE)」とのコラボアイテムを発売する。「サムソナイト」限定店舗および公式オンラインで取り扱う。

コラボアイテムは、3サイズのスーツケース(4万9500円〜)とクロスボディーバッグ(1万7600円)の計4型をラインアップ。ブラック、マスタード、オリーブのカラーを採用し、それぞれツートーンデザインに仕上げている。スーツケースは、ボールベアリング搭載のダブルホイールや拡張機能などを備え、シェルやホイールキャップなど、各所にブランドロゴをあしらった。また3サイズ全てにシューズポーチが付属する。クロスボディーバッグは、取り外し可能なストラップが付き、クラッチバッグやショルダーバッグとしても使用できる。

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藤原ヒロシ「フラグメント」と「アノン」のコラボゴーグルが発売 藤原の好きなカラーを採用

バートンは自社で展開しているゴーグルやヘルメット、MFI フェイスマスク、アパレルブランド「アノン(ANON)」と、藤原ヒロシ主宰の「フラグメント(FRAGMENT)」との協業によるゴーグル“アノン× フラグメント M4 ”を2月16日に発売する。価格は、5万5000円。原宿と札幌、長野、大阪のバートン フラッグシップストアと公式オンラインストアで取り扱う。

ゴーグルは、「アノン」の人気モデル“M4”をベースにしたものだ。M4のメーンレンズには、藤原が気に入っているカラーだという“パシーブ クラウディー ピンク(PERCEIVE CLOUDY PINK)”を 取り入れ、ストラップの両サイドには両ブランドのコラボロゴを配置。ゴーグルバッグにも、「FRAGMENT」ロゴをプリントした。

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エイ・ネットが「にゃー」を再始動 2月9日10時から公式ECで販売

エイ・ネットが「にゃー」を再始動

エイ・ネットは、黒猫がモチーフのブランド「にゃー」を「NYA-(にゃー)」としてリスタートする。当面は実店舗を構えず、2月9日10時から同社の公式オンラインストアで扱う。

コンセプトは“Be unique, be polite.”で、「素材、シルエット、カラーにこだわった上質なプロダクトブランド」と説明する。

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【2024年春コスメ]「オペラ」の“リップティント”にジューシーな春限定色 ラメ入りの水蜜ティント

「オペラ(OPERA)」は2月14日、ブランドを代表する“リップティント N”(1760円)の春限定色を発売する。スイート・メロー・リップをテーマに桃やオレンジを思わせる、果実のような甘く柔らかな2色を用意した。全国のバラエティーショップとイミュ公式オンラインストアで販売する。

限定色はグリッターを配合し、果実が陽光を受け甘く煌めく様子をイメージ。水密のようなみずみずしさと“リップティント N”の特徴である透け感のある色づきで、春の唇を優しく彩る。

カラーは粘膜を思わせるピンクベージュに、雫のようなブルーラメを閉じこめた“119アクアベージュ”と、まろやかな赤みオレンジに、甘い蜜のようなゴールドラメがきらめく“123シマータンジェリン”。美容オイルベースのなめらかな塗り心地で唇を潤し、保湿ケアをしながらつけたての色を長時間キープする。

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「ラッシュ」にひと足早く春が到来 桜コレクションを2月15日発売

英国発のナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は2月15日、大胆に咲き誇る桜にインスピレーションを得たアジア限定の“サクラコレクション”を発売する。公式アプリでは2月14日に先行発売。シャワージェル、バスボム、ギフト、ノットラップをラインアップし、価格は1000〜5330円だ。

シャワージェル(110g〜500g/1580〜5330円)は、肌のコンディションを整えるヨモギの葉エキスを配合している。ミモザエキスやオレンジフラワーエキスなどシトラスフローラルノートで、定番アイテム“サクラボディスプレー”と同系統の香りだ。また、容器はブランドの循環型容器返却プログラム対象でリサイクルできる。

バスボム“ブルーミングビューティフル” (1600円)は日本の伝統的な飲み物“桜湯”に着想を得ており、桜色の蓋の中に、京都の桜の塩漬けとシーソルトを入れた。溶かすと淡くピンクに色づき、桜の花が浮かぶ。

ギフト(2990円)はシャワージェルとギフト限定“サクラ ボディローション”の2種をセット。ボディーローションはジャスミン、ミモザ、オレンジブロッサム、レモンの香りを閉じ込めた。風呂敷をヒントに生まれたノットラップ(Knot Wrap)”ウェン ゼイ ブルーム ノットラップ”(1000円)でコレクションのアイテムをラッピングし、オリジナルギフトを作ることもできる。ノットラップは100%再生プラスチックボトルの素材で製作している。

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「ラッシュ」にひと足早く春が到来 桜コレクションを2月15日発売

英国発のナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は2月15日、大胆に咲き誇る桜にインスピレーションを得たアジア限定の“サクラコレクション”を発売する。公式アプリでは2月14日に先行発売。シャワージェル、バスボム、ギフト、ノットラップをラインアップし、価格は1000〜5330円だ。

シャワージェル(110g〜500g/1580〜5330円)は、肌のコンディションを整えるヨモギの葉エキスを配合している。ミモザエキスやオレンジフラワーエキスなどシトラスフローラルノートで、定番アイテム“サクラボディスプレー”と同系統の香りだ。また、容器はブランドの循環型容器返却プログラム対象でリサイクルできる。

バスボム“ブルーミングビューティフル” (1600円)は日本の伝統的な飲み物“桜湯”に着想を得ており、桜色の蓋の中に、京都の桜の塩漬けとシーソルトを入れた。溶かすと淡くピンクに色づき、桜の花が浮かぶ。

ギフト(2990円)はシャワージェルとギフト限定“サクラ ボディローション”の2種をセット。ボディーローションはジャスミン、ミモザ、オレンジブロッサム、レモンの香りを閉じ込めた。風呂敷をヒントに生まれたノットラップ(Knot Wrap)”ウェン ゼイ ブルーム ノットラップ”(1000円)でコレクションのアイテムをラッピングし、オリジナルギフトを作ることもできる。ノットラップは100%再生プラスチックボトルの素材で製作している。

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「ヴェルサーチェ」がaespaのニンニンをグローバルアンバサダーに指名

「ヴェルサーチェ」のグローバルアンバサダーに就任したaespaのニンニン

「ヴェルサーチェ(VERSACE)」はK-POPガールズグループ、エスパ(aespa)のニンニン(NINGNING)をグローバルアンバサダーに指名した。

ニンニンは、「『ヴェルサーチェ』は常にクリエイティブな表現の限界を押し広げ、特に音楽界において自己表現する人を応援してきた。だから、同ブランドのアンバサダーになることは、私にとってとてもエキサイティングなこと!『ヴェルサーチェ』を身につけると強い気持ちになれ、それを分かち合うことで皆にも自信を持ってほしい」と話す。

エスパは2020年にデビューした。ニンニンは現在21歳。

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「ヴェルサーチェ」がaespaのニンニンをグローバルアンバサダーに指名

「ヴェルサーチェ」のグローバルアンバサダーに就任したaespaのニンニン

「ヴェルサーチェ(VERSACE)」はK-POPガールズグループ、エスパ(aespa)のニンニン(NINGNING)をグローバルアンバサダーに指名した。

ニンニンは、「『ヴェルサーチェ』は常にクリエイティブな表現の限界を押し広げ、特に音楽界において自己表現する人を応援してきた。だから、同ブランドのアンバサダーになることは、私にとってとてもエキサイティングなこと!『ヴェルサーチェ』を身につけると強い気持ちになれ、それを分かち合うことで皆にも自信を持ってほしい」と話す。

エスパは2020年にデビューした。ニンニンは現在21歳。

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「フランフラン」が初の美容家電シリーズを発売 スチーマーや美顔器、ヘアアイロンなど8種

「フランフラン(FRANCFRANC)」は2月25日、ブランド初のオリジナル美容家電シリーズ「サロン(SALON)」を順次発売する。ラインアップはフェイススチーマー美顔器、振動イオンヘアブラシ、ホットビューラー、ストレートアイロン、シェーバー、ヘアドライヤーの8種15品で価格は1500円〜。「部屋になじみ、インテリア空間全体が素敵になる」をテーマに開発した同シリーズは、「フランフラン」らしい柔らかなフォームとホワイトやグレーベージュ、ピンクなどを取り入れたカラーリングに加え、美容家電初心者にも手が出しやすい価格帯のアイテムをそろえた。

フェイスケアアイテムは2種で、約39℃の温かいスチームが噴出する“フェイシャルスチーマー”(全2色、各8900円)は約10分の噴霧が可能。自動オフ機能付きで、付属のパッドにアロマオイルを垂らせば香りも楽しめる。1分間約9000回の高速振動で化粧水の浸透をサポートする“美顔器”(全2色、各2900円)は毛穴の汚れを落とすクレンジングにも使え、コンパクトサイズの本体は電池式で、旅先などにも気軽に持ち歩ける。グルーミングアイテムは繭用コームもついた“コンパクトシェーバー”(全2色、各1500円)と、USB充電式の“充電式ホットアイラッシュカーラー”(全2色、各3300円)を用意した。

フェイスケアアイテムは2種で、約39℃の温かいスチームが噴出する“フェイシャルスチーマー”(全2色、各8900円)は約10分の噴霧が可能。自動オフ機能付きで、付属のパッドにアロマオイルを垂らせば香りも楽しめる。1分間約9000回の高速振動で化粧水の浸透をサポートする“美顔器”(全2色、各2900円)は毛穴の汚れを落とすクレンジングにも使え、コンパクトサイズの本体は電池式で、旅先などにも気軽に持ち歩ける。グルーミングアイテムは繭用コームもついた“コンパクトシェーバー”(全2色、各1500円)と、USB充電式の“充電式ホットアイラッシュカーラー”(全2色、各3300円)を用意した。

ヘアスタイリングはセットモードとドライモードを搭載した折りたたみ式の“ヘアドライヤー ホワイト”(全1色、5400円)や2種類のストレートアイロンをラインアップ。USB充電式のストレートアイロン“USB コンパクトストレートアイロン”(全2色、各2900円)は小型サイズながらも髪をしっかりキャッチできる役65mmのプレートを採用した。100〜180℃の5段階温度調節が可能なコード式の“ストレートアイロン”(全2色、各3900円)は髪内部の水分の蒸発を抑える潤いプレートで髪ダメージを軽減。こちらの商品は4月上旬から順次発売で、22店舗でのみ2月25日から先行販売を行う。

1分間に約7700回の高速振動で髪をほぐしながらとかすことができる“振動イオンヘアブラシ”(全2色、各3600円)も4月上旬から順次発売する。マイナスイオンを搭載しているほか、柔らかいブラシヘッドが頭皮も優しくケア。ヘッド部分が丸洗いできる点も特徴となっている。

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「カネボウ」のバズリップ“ルージュスターヴァイブラント”がヒット 口紅カテゴリー前年比230%の目標を1日で達成

「カネボウ(KANEBO)」の美容液ルージュ“ルージュスターヴァイブラント”(全12色、各4620円)が飛ぶように売れている。計画していた口紅カテゴリーの1月の販売計画230%を発売初日で達成し、ブランド過去最高のスマッシュヒットを叩き出している。

同ブランドの広報担当は好調要因として、“複数本買い”と”追い買い”を挙げた。「『どの色も良くて決められない』と複数本購入する人や、予約の段階では1色のみの購入だった人が商品受け取り時に追加購入するなど、1本ではなく色違いで購入する人が続出している」と分析した。現在一部のカラーは欠品しているが、増産体制を整えている。

1月1日に放映した「カネボウ」のブランドCMも好評で、動画を見て来店した人も多いという。「出演者の一人であるSUPER BEAVERのメンバーの渋谷龍太が使用しているカラー“V07 インモストデザイア”の問い合わせが殺到した」と広報担当は話す。

“ルージュスターヴァイブラント“は、鮮やかなレッドカラーを厚みのある艶膜で包み込む技術“ヴァイブランシーラスティングテクノロジー“を採用した美容液ルージュ。同技術を採用したことで、生命力のあふれる血色感や艶、潤いが長時間続く。赤ちゃんの未熟な肌を包む胎脂に着想を得て開発した処方“ベビーソフトオイル処方“などを含む複合保湿成分を配合している。

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「カネボウ」のバズリップ“ルージュスターヴァイブラント”がヒット 口紅カテゴリー前年比230%の目標を1日で達成

「カネボウ(KANEBO)」の美容液ルージュ“ルージュスターヴァイブラント”(全12色、各4620円)が飛ぶように売れている。計画していた口紅カテゴリーの1月の販売計画230%を発売初日で達成し、ブランド過去最高のスマッシュヒットを叩き出している。

同ブランドの広報担当は好調要因として、“複数本買い”と”追い買い”を挙げた。「『どの色も良くて決められない』と複数本購入する人や、予約の段階では1色のみの購入だった人が商品受け取り時に追加購入するなど、1本ではなく色違いで購入する人が続出している」と分析した。現在一部のカラーは欠品しているが、増産体制を整えている。

1月1日に放映した「カネボウ」のブランドCMも好評で、動画を見て来店した人も多いという。「出演者の一人であるSUPER BEAVERのメンバーの渋谷龍太が使用しているカラー“V07 インモストデザイア”の問い合わせが殺到した」と広報担当は話す。

“ルージュスターヴァイブラント“は、鮮やかなレッドカラーを厚みのある艶膜で包み込む技術“ヴァイブランシーラスティングテクノロジー“を採用した美容液ルージュ。同技術を採用したことで、生命力のあふれる血色感や艶、潤いが長時間続く。赤ちゃんの未熟な肌を包む胎脂に着想を得て開発した処方“ベビーソフトオイル処方“などを含む複合保湿成分を配合している。

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柏木由紀のコスメブランド「ユーピンク」からアイドル級カールマスカラが登場 上向きまつ毛を1日中キープ

アイドルグループAKB48の柏木由紀がプロデュースするコスメブランド「ユーピンク(UPINK)」は2月14日、アイドル級の上向きまつ毛を1日中キープする“フェアリーカールマスカラ”(1100円)を全国発売する。ブランドの公式ECサイト、ロフト、アットコスメ、ハンズ、イオンで取り扱う。

同商品は、塗りたてのカール感をがっちり固定しながらも軽い塗り心地で、自まつ毛が伸びたようなナチュラルな仕上がりをかなえる。汗や涙、マスク着用時の湿気にも強いウオータープルーフ処方で、カラーは存在感のある目元を演出するピュアブラックを用意した。

長さの異なるダブルサイドのコームが短いまつ毛までしっかりキャッチし、誰でも簡単に、根元からキュッと上がったアイドル級まつ毛を再現する。長いコームは長さを出したい時や下まつ毛に、短いコームは自まつ毛風のナチュラルテイストに仕上げたい時におすすめだ。単品使いはもちろん、マスカラ下地としても使用できる。

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越境ファッションEC「60%」が総額4.6億円の資金調達実施 VERBALのアドバイザー参画も

アジアのブランドを集約したファッションEC「60%(シックスティーパーセント)」は、総額4.6億円の資金調達の実施および経営者・アーティストのVERBALがアドバイザーとして参画することを発表した。

「60%」は、シックスティーパーセント社が手掛ける日本国内で最大級の越境ファッション通販プラットフォームだ。2023年12月末時点で、韓国、中国、台湾、タイ、インドネシアなどアジア10カ国から1500以上のブランドが出店する。国内では見つけることの困難なアイテムを含む、10万点を越える商品ラインアップに、Z世代を中心とした10〜20代の若者が利用者の9割を占める。

同社は、既存投資家・クロネコイノベーションファンド(KURONEKO INNOVATION FUND)をリード投資家とした第三者割当増資および金融機関からのデットファイナンスをあわせ、計4.6億円の資金調達を実施。累計調達金額は約6.5億円となった。加えてVERBALが個人投資家としてだけでなく、アドバイザーとしても参画。“アジアのファッションを世界のメインストリームへ”をテーマに、ブランディングや事業展開におけるサポートを予定する。

VERBALは参画に際し、「『オススメのアジアのファッション・ブランドは?』と聞かれるとパッと浮かばない人がほとんどだと思う。そのような中、『60%』はアジア各国1500以上のブランドが集結するハブであるというところに感銘を受けた。これからも『60%』はアジアのデザイナーに焦点を当てるポータルとして世界に向けてビジビリティーを高めていくと確信しているし、僕もそのお手伝いをしていけたらと思っている」と述べた。

また同社は、2024年3月から英語版サイトを開始し、国内だけでなく海外ユーザーも視野に「グローバルマーケットプレイス」として事業を展開することを発表している。

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越境ファッションEC「60%」が総額4.6億円の資金調達実施 VERBALのアドバイザー参画も

アジアのブランドを集約したファッションEC「60%(シックスティーパーセント)」は、総額4.6億円の資金調達の実施および経営者・アーティストのVERBALがアドバイザーとして参画することを発表した。

「60%」は、シックスティーパーセント社が手掛ける日本国内で最大級の越境ファッション通販プラットフォームだ。2023年12月末時点で、韓国、中国、台湾、タイ、インドネシアなどアジア10カ国から1500以上のブランドが出店する。国内では見つけることの困難なアイテムを含む、10万点を越える商品ラインアップに、Z世代を中心とした10〜20代の若者が利用者の9割を占める。

同社は、既存投資家・クロネコイノベーションファンド(KURONEKO INNOVATION FUND)をリード投資家とした第三者割当増資および金融機関からのデットファイナンスをあわせ、計4.6億円の資金調達を実施。累計調達金額は約6.5億円となった。加えてVERBALが個人投資家としてだけでなく、アドバイザーとしても参画。“アジアのファッションを世界のメインストリームへ”をテーマに、ブランディングや事業展開におけるサポートを予定する。

VERBALは参画に際し、「『オススメのアジアのファッション・ブランドは?』と聞かれるとパッと浮かばない人がほとんどだと思う。そのような中、『60%』はアジア各国1500以上のブランドが集結するハブであるというところに感銘を受けた。これからも『60%』はアジアのデザイナーに焦点を当てるポータルとして世界に向けてビジビリティーを高めていくと確信しているし、僕もそのお手伝いをしていけたらと思っている」と述べた。

また同社は、2024年3月から英語版サイトを開始し、国内だけでなく海外ユーザーも視野に「グローバルマーケットプレイス」として事業を展開することを発表している。

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ユナイテッドアローズ23年4〜12月期は増収減益 販管費率の上昇と重衣料が苦戦

ユナイテッドアローズの2023年4〜12月期は、暖冬で重衣料の売れ行きが振るわず増収ながらも減益だった。賃上げと新たな会員サービスUAクラブの宣伝費に伴い、販管費率が0.9ポイント上昇して利益を押し下げた。売上高は前年同期比3.8%増の997億円、営業利益は同8.9%減の58億円、純利益は同2.0%減の42億円だった。

これまでセールの抑制と粗利益率の向上に努めてきたが、今期については「暖冬を想定していたにも関わらず防寒衣料への依存度が高く、結果的にプロパー販売を伸ばしきれなかった」(松崎善則社長)。事業別では、主力業態の「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」と「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS)」の売り上げは8.7%増と好調に推移したものの、粗利益率は想定より2ポイント程度下回った。

これを踏まえ春夏以降、「シーズンレスアイテムの強化とこれまでと異なるトレンドアイテムの提案」に注力する。また今春にはミレニアル、Z世代に向けた新ブランド「アティセッション(ATTISESSION)」が始動する。従来のポートフォリオにはないテイストで新規顧客の開拓を目指す。そのほか、中期経営計画期間内に複数ブランドをローンチ予定。

課題は同社がミッドトレンドマーケットと呼ぶ「グリーンレーベル リラクシング(GREEN LABEL RELAXING、以下GLR)」と、苦戦が続く「コーエン(COEN)」だ。「GLR」については「当社でなくてはならない商品の訴求が足りなかった点が反省だ」といい、「GLR」春夏シーズンから売れ筋のインポートブランドを中心に訴求するなど修正を加えている。また「コーエン」は、秋冬からの新MDに磨きをかけ春夏以降の改善を目指すという。

賃上げについては、来期も平均5〜6%程度を計画中だ。

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X JAPANのYOSHIKIの「メゾン ヨシキ パリ」がミラノでコレクション発表

X JAPANのYOSHIKIによるウィメンズブランド「メゾン ヨシキ パリ(MAISON YOSHIKI PARIS)」が、2月20日からミラノで開幕する2024-25年秋冬ミラノ・ファッション・ウイークの初日にショーを開催すると発表した。

会場は「グッチ(GUCCI)」や「マックスマーラ(MAX MARA)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」などの主要ブランドがイベントなどに活用したことのあるミラノの中心部にあるボッコーニ大学(Bocconi University)で、現地時間の20時30分に開催予定。

YOSHIKIは「フェミニンであるながらジェンダーレス、私がいつも大事にしている華やかで反抗的なコレクションになるだろう。素材はイタリアとフランスの天然素材や環境に配慮したものを調達した」とコメントした。またかねてより協業を続けるフランスのクリスタルブランド「バカラ(BACCARAT)」とコラボレーションしたアイテムも発表予定だ。

YOSHIKIは09年に自身の着物ブランド「ヨシキモノ(YOSHIKIMONO)」をスタートし、15年以降は東京ファッション・ウィークなどでコレクションを発表してきた。ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)やパリのケ・ブランリー美術館で作品が展示されたこともある。23年には「メゾン ヨシキ パリ」をスタート。同年9月に24年春夏パリ・ファッション・ウイーク中に初のコレクションを披露した。

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「エンポリオ アルマーニ」がアンダーウエアキャンペーンにマネスキンのヴィクトリアを起用

「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」はこのほど、イタリアのロックバンド、マネスキン(Maneskin)でベーシストを務めるヴィクトリア・デ・アンジェリス(Victoria De Angelis)を、今シーズンのアンダーウエアキャンペーンのモデルに起用した。撮影は、ファッションフォトグラファーのジャンパオロ・ズグーラ(Giampaolo Sgura)が担当し、モノクロでヴィクトリアのパワーとエネルギーを撮り下ろした。

ヴィクトリア・デ・アンジェリスは、2000年生まれ、イタリア・ローマ出身。マネスキンのベーシストとして2016年から活動し、2022年には「サマーソニック(SUMMER SONIC)」に出演した。

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ブランドの“I am”を明確にグローバル戦略を加速【エキップ 赤堀真之社長】

PROFILE: 赤堀真之/エキップ社長

赤堀真之/エキップ社長
PROFILE: (あかほり・まさゆき) 90年に鐘紡に入社。カネボウ化粧品にて支店長を経て、2006年7月からエキップ取締役、経営企画部・国際部の部長を務める。10年10月からカネボウ化粧品 新規事業開発部 国際部 アジア営業GP部長、19年1月から花王 化粧品事業部門 事業企画・流通企画部長、トラベルリテール部長を経て、23年1月から現職 PHOTO : SHUNICHI ODA

花王グループがグローバル展開を強化する「G11」に選定する「RMK」「スック(SUQQU)」「アスレティア(ATHLETIA)」の3ブランドを擁するエキップは、国内外での成長が期待される。2023年に赤堀真之社長が新たに就任し、組織体制や海外戦略をより強固なものにアップデートしながら、創業30周年に向けてさらなる発展を目指す。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月29日号からの抜粋です)

全方位で「夢を実現する」

WWDJAPAN(以下、WWD):社長就任後、どのような組織作りを行っている?

赤堀真之社長(以下、赤堀):エキップはカネボウ化粧品のアウトオブ戦略の一貫として「RMK」や「スック」をそれぞれ成長させてきた。そのためライバルといった感覚が強く、コミュニケーションが希薄だった。しかし前任の前澤洋介・現花王化粧品事業部門長兼カネボウ化粧品社長の舵取りによって、ここ数年で社内の融合が進み、雰囲気が大きく変わったように思う。就任後、オフィスの社員と面談をしたところ、「働きやすい会社」「社員が優しく思いやりのある良い人ばかりの会社」というコメントが非常に多かった。社名の由来である「仲間」に恥じないよう、前任者が培った風土を継承し発展させていく。

WWD:その中で23年の成果は。

赤堀:3ブランドともに市場の平均を上回る伸長ができた。国内市場は、消費が停滞していた約3年を経て、23年は大きな盛り上がりを見せた。インバウンドも拡大し、特にメイクカテゴリーが売り上げを大きくけん引した。対して、海外市場は処理水の問題の影響が大きく、下期は中国の越境ECや韓国のトラベルリテール市場で苦戦したが、そのような情勢の中でもタイや香港では、新商品をフックに好調に推移した。

WWD:各ブランドの業績は?

赤堀:「RMK」はブランドの強みであるベースメイクが好調で、2年連続、大型新商品を投入したファンデーションについては23年は前年比1.5倍に迫る勢いで伸長した。21年に就任したクリエイティブディレクターYUKIのもと、彼のクリエイティビティーを前面に押し出したカラーメイクも段階的に刷新しているところで、世界観をさらに強く発信していく。「スック」は20周年のアニバーサリーイヤーで、メイクレッスンやブランド理解を深める体験コンテンツなどの施策と新商品を多数盛り込んだ1年だった。初めて受注生産での限定商品を販売したところ、想定を超える結果で着地し、顧客からも大きな反響があった。ブランドの集大成ともいえる“ザ ファンデーション”も大きな山の一つとなった。「アスレティア」は、「アクティブなライフスタイルを応援する」という価値観をしっかりと打ち出すことができ、“癒やし”一辺倒の時代から、ブランドが目指す「よく動き、よく休む」というアクティブとリラックスの循環を重視する考えがバランスよく受け入れられるようになってきた。右肩上がりの成長線を描けているが、まだ伸びしろがある。

WWD:グローバル視点で見たときの各ブランドの強みや課題はどんなところか。

赤堀:国内に確固たる基盤があること。インバウンドが増える中で、国内で存在感のあるブランドは、訪日客を介して海外にも伝播していくだろう。国内の良いロケーションで存在感のあるビジネスを展開することが、アドバンテージにもなる。その上で、日本市場以上にグローバル市場では「突き抜けたもの」しか勝てなくなってきている。ブランドとしてのアイデンティティー、「I am」をきちんと伝えていかないと、媒介した人のイメージに左右されてしまう。ブランドメッセージを整理しながら発信することが必要だろう。売り上げのためだけでなく、ブランドとお客さまを主語にどんなメッセージを発信するのかを大切にしていきたい。

WWD:ローカルマーケットではどのように認知を取るのか。エリアに優先順位はあるか。

赤堀:タイ、台湾、さらに越境ECを足がかりに中国といった東アジアを中心に、東南アジア、欧州を含めてグローバル展開を進めていく。「日本」と「海外」という考え方ではなく、一つの市場の中に、日本や各国のマーケットがあるという視点にマインドセットしてビジネスを考える必要がある。日本のブランドを海外でどう再現するかではなく、まずは日本での存在感を高めて、世界観を伝達し、インバウンドのお客さまから中華圏のお客さまへと広げていきたい。

WWD:24年に注力することは?

赤堀:30年を見据えて策定された花王グループの中期経営計画「K27」の通過点としての24年は、さらにグローバル化を推進する。クリエイティブと品質に磨きをかけることはもとより、ブランドのアイデンティティーとプロダクトのUSP(強み)を海外市場のお客さまに分かりやすくコミュニケーションするノウハウを確立したい。1月には事業部制へと組織体制を変えて、意思決定のスピードアップと社員の参画を促す。また、来店頻度にこだわったKPIの策定も行う予定で、単に来店・購入を促進する施策ではなく、デジタルの活用や、双方向でのコミュニケーションによるエンゲージメントの育成が重要になる。26年11月の創立30周年に向けてリアル店舗とデジタルを融合した施策を強化し、お客さまの真のニーズに寄り添う体験を創出し、真のグローバルブランドへの成長を目指す。

会社概要

エキップ
E'QUIPE

1996年11月にカネボウ化粧品の100%子会社として設立、化粧品製造販売を行う。97年に「RMK」、2003年に「スック」をデビューさせ、その認知・存在感は国内にとどまらず海外でも高まっている。ベースメイク、メイクアップに定評のある2ブランドに加え、20年には17年ぶりの新ブランド「アスレティア」を発表し、アクティブでしなやかな毎日を後押しする

問い合わせ先
エキップ
info@eqp.co.jp

TEXT:NATSUMI YONEYAMA

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ブランドの“I am”を明確にグローバル戦略を加速【エキップ 赤堀真之社長】

PROFILE: 赤堀真之/エキップ社長

赤堀真之/エキップ社長
PROFILE: (あかほり・まさゆき) 90年に鐘紡に入社。カネボウ化粧品にて支店長を経て、2006年7月からエキップ取締役、経営企画部・国際部の部長を務める。10年10月からカネボウ化粧品 新規事業開発部 国際部 アジア営業GP部長、19年1月から花王 化粧品事業部門 事業企画・流通企画部長、トラベルリテール部長を経て、23年1月から現職 PHOTO : SHUNICHI ODA

花王グループがグローバル展開を強化する「G11」に選定する「RMK」「スック(SUQQU)」「アスレティア(ATHLETIA)」の3ブランドを擁するエキップは、国内外での成長が期待される。2023年に赤堀真之社長が新たに就任し、組織体制や海外戦略をより強固なものにアップデートしながら、創業30周年に向けてさらなる発展を目指す。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月29日号からの抜粋です)

全方位で「夢を実現する」

WWDJAPAN(以下、WWD):社長就任後、どのような組織作りを行っている?

赤堀真之社長(以下、赤堀):エキップはカネボウ化粧品のアウトオブ戦略の一貫として「RMK」や「スック」をそれぞれ成長させてきた。そのためライバルといった感覚が強く、コミュニケーションが希薄だった。しかし前任の前澤洋介・現花王化粧品事業部門長兼カネボウ化粧品社長の舵取りによって、ここ数年で社内の融合が進み、雰囲気が大きく変わったように思う。就任後、オフィスの社員と面談をしたところ、「働きやすい会社」「社員が優しく思いやりのある良い人ばかりの会社」というコメントが非常に多かった。社名の由来である「仲間」に恥じないよう、前任者が培った風土を継承し発展させていく。

WWD:その中で23年の成果は。

赤堀:3ブランドともに市場の平均を上回る伸長ができた。国内市場は、消費が停滞していた約3年を経て、23年は大きな盛り上がりを見せた。インバウンドも拡大し、特にメイクカテゴリーが売り上げを大きくけん引した。対して、海外市場は処理水の問題の影響が大きく、下期は中国の越境ECや韓国のトラベルリテール市場で苦戦したが、そのような情勢の中でもタイや香港では、新商品をフックに好調に推移した。

WWD:各ブランドの業績は?

赤堀:「RMK」はブランドの強みであるベースメイクが好調で、2年連続、大型新商品を投入したファンデーションについては23年は前年比1.5倍に迫る勢いで伸長した。21年に就任したクリエイティブディレクターYUKIのもと、彼のクリエイティビティーを前面に押し出したカラーメイクも段階的に刷新しているところで、世界観をさらに強く発信していく。「スック」は20周年のアニバーサリーイヤーで、メイクレッスンやブランド理解を深める体験コンテンツなどの施策と新商品を多数盛り込んだ1年だった。初めて受注生産での限定商品を販売したところ、想定を超える結果で着地し、顧客からも大きな反響があった。ブランドの集大成ともいえる“ザ ファンデーション”も大きな山の一つとなった。「アスレティア」は、「アクティブなライフスタイルを応援する」という価値観をしっかりと打ち出すことができ、“癒やし”一辺倒の時代から、ブランドが目指す「よく動き、よく休む」というアクティブとリラックスの循環を重視する考えがバランスよく受け入れられるようになってきた。右肩上がりの成長線を描けているが、まだ伸びしろがある。

WWD:グローバル視点で見たときの各ブランドの強みや課題はどんなところか。

赤堀:国内に確固たる基盤があること。インバウンドが増える中で、国内で存在感のあるブランドは、訪日客を介して海外にも伝播していくだろう。国内の良いロケーションで存在感のあるビジネスを展開することが、アドバンテージにもなる。その上で、日本市場以上にグローバル市場では「突き抜けたもの」しか勝てなくなってきている。ブランドとしてのアイデンティティー、「I am」をきちんと伝えていかないと、媒介した人のイメージに左右されてしまう。ブランドメッセージを整理しながら発信することが必要だろう。売り上げのためだけでなく、ブランドとお客さまを主語にどんなメッセージを発信するのかを大切にしていきたい。

WWD:ローカルマーケットではどのように認知を取るのか。エリアに優先順位はあるか。

赤堀:タイ、台湾、さらに越境ECを足がかりに中国といった東アジアを中心に、東南アジア、欧州を含めてグローバル展開を進めていく。「日本」と「海外」という考え方ではなく、一つの市場の中に、日本や各国のマーケットがあるという視点にマインドセットしてビジネスを考える必要がある。日本のブランドを海外でどう再現するかではなく、まずは日本での存在感を高めて、世界観を伝達し、インバウンドのお客さまから中華圏のお客さまへと広げていきたい。

WWD:24年に注力することは?

赤堀:30年を見据えて策定された花王グループの中期経営計画「K27」の通過点としての24年は、さらにグローバル化を推進する。クリエイティブと品質に磨きをかけることはもとより、ブランドのアイデンティティーとプロダクトのUSP(強み)を海外市場のお客さまに分かりやすくコミュニケーションするノウハウを確立したい。1月には事業部制へと組織体制を変えて、意思決定のスピードアップと社員の参画を促す。また、来店頻度にこだわったKPIの策定も行う予定で、単に来店・購入を促進する施策ではなく、デジタルの活用や、双方向でのコミュニケーションによるエンゲージメントの育成が重要になる。26年11月の創立30周年に向けてリアル店舗とデジタルを融合した施策を強化し、お客さまの真のニーズに寄り添う体験を創出し、真のグローバルブランドへの成長を目指す。

会社概要

エキップ
E'QUIPE

1996年11月にカネボウ化粧品の100%子会社として設立、化粧品製造販売を行う。97年に「RMK」、2003年に「スック」をデビューさせ、その認知・存在感は国内にとどまらず海外でも高まっている。ベースメイク、メイクアップに定評のある2ブランドに加え、20年には17年ぶりの新ブランド「アスレティア」を発表し、アクティブでしなやかな毎日を後押しする

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info@eqp.co.jp

TEXT:NATSUMI YONEYAMA

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キングZOZO、「似合う」をいよいよ搭載【ZOZO 澤田宏太郎社長】

PROFILE: 澤田宏太郎/ZOZO社長兼CEO

澤田宏太郎/ZOZO社長兼CEO
PROFILE: (さわだ・こうたろう)1970年12月15日生まれ、神奈川県出身。早稲田大学理工学部卒業後、NTTデータに新卒入社。その後NTTデータ経営研究所、経営コンサルのスカイライトコンサルティングを経て、2008年5月スタートトゥデイコンサルティング代表取締役に就任。13年6月にZOZO取締役、19年9月から現職 PHOTO:TAMEKI OSHIRO

ZOZOは2022年3月期で商品取扱高(GMV)を5000億円の大台に乗せた後も、順調に成長を続けている。「MORE FASHION × FASHION TECH ~ ワクワクできる『似合う』を届ける ~」を掲げ、売るだけでなく独自の受注生産モデル「メイドバイゾゾ」など、新たな事業も軌道に乗りつつある。「似合う」の解明も進み、今年には実装に着手する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月29日号からの抜粋です)

「似合う」の解明でファッションECは、新たなステージへ

WWDJAPAN(以下、WWD):2023年を振り返ると?

澤田宏太郎社長兼CEO(以下、澤田):社長就任後に「ファッションのことならZOZO」と「MORE FASHION × FASHION TECH ~ ワクワクできる『似合う』を届ける ~」の2つを掲げた。ブランドの在庫リスクゼロを目指す「メイドバイゾゾ」、ブランドの実店舗の売上支援の「ZOZOMO」など、単に売るだけでなく「作る」「伝える」「届ける」に関する新事業を順調に拡大できた。中でも、最も手応えを感じているのが「似合う」の解明だ。22年12月に東京・表参道にオープンした「似合うラボ」で、テクノロジーとスタイリストの力を掛け合わせて1年以上運営してきた。ユーザーのリアクションはかなりよい。それ以上に、「似合う」についてかなり深い分析ができるようになった。

WWD:そもそも「似合う」に着目した発想自体、ZOZOらしい取り組みだった。

澤田:「似合う」という感覚は、いろいろな要素が複雑に絡み合って成立している。ロジックはかなり深いところまで解明できた。今はすでに、このロジックを生かしてZOZOのサービスにどう実装するか、というところまで来ている。今春には何かしらのアウトプットができそうだ。

WWD:商品単価は7四半期連続で、出荷単価は6四半期連続で上昇している。

澤田:商品単価は、じわじわと上がり続けているが、現時点では売れ行きに影響していない。今後については、どこまで価格上昇が続くと売れ行きに影響しそうか、社内では仮説を立ててシミュレーションもしているが、はっきりしたことは分からない、というのが正直なところ。ただ、今後も継続的な成長を続けるためには、より積極的な仕掛けが必要になる。

WWD:具体的には?

澤田:例えば、ユーチューブ向けの動画広告を打つと、10代後半から20代前半、つまりZ世代からのリアクションがとてもいい。実際にボリュームとしてもここはまだまだ深掘りできるし、「ファッション」を打ち出す限り、このゾーンの取り込みは数字以上に重要だ。あとはキッズ。取扱商品数は多いのにユーザーへの認知度が低い。ママ&パパ世代にきちんとアピールできれば、まだまだ深掘りできる。引き続き、ユーザーやマーケットをよりきめ細かく分析し、積極的にプロモーションを行う。

WWD:コスメは?

澤田:23年3月期で90億円、今期で100億円の大台は見えている。昨年には「口コミ」機能も実装し、順調ではあるが、今年はもう少し加速させたい。コスメは服以上に画像を見ただけでは売れない商材。次は300億〜500億円を目標に、そろそろコスメスタート時に導入した「ZOZOグラス」のようなテクノロジーを生かした仕掛けが必要だと感じている。サイトにアクセスして楽しめる部分で何か仕掛けられたらと思っている。

WWD:つくばの物流倉庫に100億円を投じた。つくばの物流倉庫「ZOZOBASEつくば3」が本格的に稼働した。意外だったのが、処理数を増やす以上に、効率化を重視していたこと。その狙いは?

澤田:投資額は大きいが、投資回収効率も高い。「ポケットソーター」やロボットなどの最先端のツールも導入し、自動化・省人化を進めた結果、人員数を3割ほど減らすことができた。現時点ではアルバイトの募集をかければ順調に集まるが、人手不足は構造的で慢性的な問題だ。それにモチベーションの維持など、人数も多いためマネジメントや運営の負担が大きい。なので省人化の効果は、3割という数字以上に、業務効率の改善面でポジティブな効果がある。

WWD:「物流2024年問題」への対応は?

澤田:ZOZOはユーザーと物流会社の間に立っているわけで、現在の物流の抱える問題を、きちんとユーザーや消費者に伝えた上で、ZOZO・物流会社・消費者の3者にとって最適な解決方法を提案していく立場だ。こうした問題は、小さな積み重ねが大事になる。「つくば3」でトラックの待ち時間の短縮をしたり、昨年は「置き配」をデフォルト設定にした。

WWD:「物流2024年問題」は、ファッションやビューティ業界全体としても取り組むべき課題だ。アパレルやコスメ企業との取り組みは?

澤田:まだ検討を始めた段階だが、アパレル企業とはいわゆるミルクラン方式(巡回集荷)の共同配送ができないか、と思っている。今はZOZOの倉庫に製品を入庫する際に、アパレル企業がそれぞれの自社倉庫からバラバラに配送している。トラックは帰りにカラで戻ることになり、効率が悪い。ZOZO側でトラックを手配し、巡回して集荷するようにできればかなり効率的だ。もちろんブランド側にもそれぞれの事情があり、すぐに実現できるわけではないが、これはわれわれが声を上げないと動かない。こうしたことを積み重ねていく。

会社概要

ZOZO

1998年に輸入レコードの通販を目的にスタート・トゥデイ(現ZOZO)を設立。2000年1月に輸入レコードのオンライン通販を開始、04年12月「ゾゾタウン」スタート、07年12月東証マザーズに上場、12年2月東証一部(現東証プライム)に変更、19年9月にヤフー(現LINEヤフー)の傘下入りを発表。23年3月期の業績は商品取扱高5443億円、売上高1834億円、営業利益564億円、経常利益567億円、純利益395億円。従業員数は1677人(平均年齢33.2歳、23年9月時点)

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キングZOZO、「似合う」をいよいよ搭載【ZOZO 澤田宏太郎社長】

PROFILE: 澤田宏太郎/ZOZO社長兼CEO

澤田宏太郎/ZOZO社長兼CEO
PROFILE: (さわだ・こうたろう)1970年12月15日生まれ、神奈川県出身。早稲田大学理工学部卒業後、NTTデータに新卒入社。その後NTTデータ経営研究所、経営コンサルのスカイライトコンサルティングを経て、2008年5月スタートトゥデイコンサルティング代表取締役に就任。13年6月にZOZO取締役、19年9月から現職 PHOTO:TAMEKI OSHIRO

ZOZOは2022年3月期で商品取扱高(GMV)を5000億円の大台に乗せた後も、順調に成長を続けている。「MORE FASHION × FASHION TECH ~ ワクワクできる『似合う』を届ける ~」を掲げ、売るだけでなく独自の受注生産モデル「メイドバイゾゾ」など、新たな事業も軌道に乗りつつある。「似合う」の解明も進み、今年には実装に着手する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月29日号からの抜粋です)

「似合う」の解明でファッションECは、新たなステージへ

WWDJAPAN(以下、WWD):2023年を振り返ると?

澤田宏太郎社長兼CEO(以下、澤田):社長就任後に「ファッションのことならZOZO」と「MORE FASHION × FASHION TECH ~ ワクワクできる『似合う』を届ける ~」の2つを掲げた。ブランドの在庫リスクゼロを目指す「メイドバイゾゾ」、ブランドの実店舗の売上支援の「ZOZOMO」など、単に売るだけでなく「作る」「伝える」「届ける」に関する新事業を順調に拡大できた。中でも、最も手応えを感じているのが「似合う」の解明だ。22年12月に東京・表参道にオープンした「似合うラボ」で、テクノロジーとスタイリストの力を掛け合わせて1年以上運営してきた。ユーザーのリアクションはかなりよい。それ以上に、「似合う」についてかなり深い分析ができるようになった。

WWD:そもそも「似合う」に着目した発想自体、ZOZOらしい取り組みだった。

澤田:「似合う」という感覚は、いろいろな要素が複雑に絡み合って成立している。ロジックはかなり深いところまで解明できた。今はすでに、このロジックを生かしてZOZOのサービスにどう実装するか、というところまで来ている。今春には何かしらのアウトプットができそうだ。

WWD:商品単価は7四半期連続で、出荷単価は6四半期連続で上昇している。

澤田:商品単価は、じわじわと上がり続けているが、現時点では売れ行きに影響していない。今後については、どこまで価格上昇が続くと売れ行きに影響しそうか、社内では仮説を立ててシミュレーションもしているが、はっきりしたことは分からない、というのが正直なところ。ただ、今後も継続的な成長を続けるためには、より積極的な仕掛けが必要になる。

WWD:具体的には?

澤田:例えば、ユーチューブ向けの動画広告を打つと、10代後半から20代前半、つまりZ世代からのリアクションがとてもいい。実際にボリュームとしてもここはまだまだ深掘りできるし、「ファッション」を打ち出す限り、このゾーンの取り込みは数字以上に重要だ。あとはキッズ。取扱商品数は多いのにユーザーへの認知度が低い。ママ&パパ世代にきちんとアピールできれば、まだまだ深掘りできる。引き続き、ユーザーやマーケットをよりきめ細かく分析し、積極的にプロモーションを行う。

WWD:コスメは?

澤田:23年3月期で90億円、今期で100億円の大台は見えている。昨年には「口コミ」機能も実装し、順調ではあるが、今年はもう少し加速させたい。コスメは服以上に画像を見ただけでは売れない商材。次は300億〜500億円を目標に、そろそろコスメスタート時に導入した「ZOZOグラス」のようなテクノロジーを生かした仕掛けが必要だと感じている。サイトにアクセスして楽しめる部分で何か仕掛けられたらと思っている。

WWD:つくばの物流倉庫に100億円を投じた。つくばの物流倉庫「ZOZOBASEつくば3」が本格的に稼働した。意外だったのが、処理数を増やす以上に、効率化を重視していたこと。その狙いは?

澤田:投資額は大きいが、投資回収効率も高い。「ポケットソーター」やロボットなどの最先端のツールも導入し、自動化・省人化を進めた結果、人員数を3割ほど減らすことができた。現時点ではアルバイトの募集をかければ順調に集まるが、人手不足は構造的で慢性的な問題だ。それにモチベーションの維持など、人数も多いためマネジメントや運営の負担が大きい。なので省人化の効果は、3割という数字以上に、業務効率の改善面でポジティブな効果がある。

WWD:「物流2024年問題」への対応は?

澤田:ZOZOはユーザーと物流会社の間に立っているわけで、現在の物流の抱える問題を、きちんとユーザーや消費者に伝えた上で、ZOZO・物流会社・消費者の3者にとって最適な解決方法を提案していく立場だ。こうした問題は、小さな積み重ねが大事になる。「つくば3」でトラックの待ち時間の短縮をしたり、昨年は「置き配」をデフォルト設定にした。

WWD:「物流2024年問題」は、ファッションやビューティ業界全体としても取り組むべき課題だ。アパレルやコスメ企業との取り組みは?

澤田:まだ検討を始めた段階だが、アパレル企業とはいわゆるミルクラン方式(巡回集荷)の共同配送ができないか、と思っている。今はZOZOの倉庫に製品を入庫する際に、アパレル企業がそれぞれの自社倉庫からバラバラに配送している。トラックは帰りにカラで戻ることになり、効率が悪い。ZOZO側でトラックを手配し、巡回して集荷するようにできればかなり効率的だ。もちろんブランド側にもそれぞれの事情があり、すぐに実現できるわけではないが、これはわれわれが声を上げないと動かない。こうしたことを積み重ねていく。

会社概要

ZOZO

1998年に輸入レコードの通販を目的にスタート・トゥデイ(現ZOZO)を設立。2000年1月に輸入レコードのオンライン通販を開始、04年12月「ゾゾタウン」スタート、07年12月東証マザーズに上場、12年2月東証一部(現東証プライム)に変更、19年9月にヤフー(現LINEヤフー)の傘下入りを発表。23年3月期の業績は商品取扱高5443億円、売上高1834億円、営業利益564億円、経常利益567億円、純利益395億円。従業員数は1677人(平均年齢33.2歳、23年9月時点)

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データ分析を駆使し、感性と数値を融合【マークスタイラー 秋山正則社長】

PROFILE: 秋山正則/マークスタイラー社長

秋山正則/マークスタイラー社長
PROFILE: (あきやま・まさのり)1959年生まれ、神奈川県出身。82年、國學院大学経済学部卒業後、ニコルに入社。セレクトショップを主な取引先とするOEM会社を経て、99年エクシブに入社し「ココルル」企画生産部長、常務取締役に。2001年フェイクデリック(現バロックジャパンリミテッド)で「マウジー」「スライ」の立ち上げと運営に携わる。06年にマークスタイラーに入社し、09年から現職 PHOTO:SHUHEI SHINE

2023年は「守りから攻めへ」を経営テーマに掲げ、アパレルメーカーからデータマーケティング企業への変容を目指したマークスタイラー。データを駆使し、PRや販促策とも連動した独自のMDは、新たな成長をもたらす起爆剤となりそうだ。SNS時代こそのビジネスモデルと若い人材の力で変革を目指す。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月29日号からの抜粋です)

独自の商品計画“MMD”を横展開

WWDJAPAN(以下、WWD):2023年をどのように振り返るか。

秋山正則社長(以下、秋山):24年2月期の売上高は、目標を下回る334億円(前期比6%増)で着地する見込みだ。当社が強みとする顧客売り上げがけん引したことで、コロナ禍中も業績はそこまで落ちなかったが、コロナが明けてからはマス向けのブランドを運営する大手企業に伸び代を持っていかれてしまった面は否めない。外出制限が緩和して実店舗の売り上げは早々に回復したが、ECがやや伸び悩み、回復スピードは想定に届かなかった。

WWD:回復途上の中でも手応えを感じた点はあるか。

秋山:達成したことは大きくは3つある。1つ目は、2年前から注力してきたマークスタイラー流の商品計画(MD)のロジック、“MMD”が完成したこと。店頭とECそれぞれで、商品投入とPR・販促策まで連動した統合システムだ。「リゼクシー(RESEXXY)」「ジェイダ(GYDA)」で先行導入し、数シーズンにわたって検証を重ねてきた。23年中に他ブランドでも横展開を想定していたが、やや遅れている。感性とデータ分析との融合を実現し、24年は横展開を進めていきたい。2つ目は、SNSのデータ解析ツールを導入し、PRと販促の効率を高めたこと。インプレッションやエンゲージメントを徹底的に分析し、起用するインフルエンサーや投稿内容、投稿タイミングなども細かく決め込んでいる。商品がどういう経路で売れたかが可視化できたことで、打ち手が講じやすくなった。3つ目は人材採用だ。マーケティングが整っても、デザイナーがいなければ意味がない。その点、23年はデザイナー採用が非常に順調に進んだ。われわれはファッションが好きでこの仕事を選んだ人間の集まり。会社としてその熱い思いを全うするしかない。引き続き、今後3年はデザインやマーケティングで人材採用を強化する。昨年、当社はアパレル企業からデータマーケティング企業へ変わると宣言したことで、ITやAI関連の企業から売り込みが増えたことはありがたい。採用と関連する話では、販売社員の処遇は既にコロナ禍中に見直したが、ここからさらに上げるためにシミュレーションを重ねている。月5日の在宅ワーク制度や時差勤務の導入、子育て支援制度の充実など、働きやすさ向上のための改革も行った。

WWD:23年の成果を受け、24年に注力するポイントは何か。

秋山:課題は主に2つある。1つは原価高騰を受けてのASEAN生産の拡大だ。23年2月期に5%だったASEAN生産比率を24年2月期は10%まで高めることを目標にしているが、欧米のSPAもASEANに移行しており、8%ほどで着地する見込み。工場との業務提携なども視野に入れながら、26年2月期までに30%にまで高めたい。2つ目は卒業生向けブランドの開発だ。成長した既存ブランド顧客に向けた次のブランド開発が当社は手薄だった。そんな中、21年秋に立ち上げた「エモダ(EMODA)」の卒業生向けレーベル“ベクム(VEQUM)”は好調に推移している。よりモード色が強く一格上の価格帯で、「エモダ」が出店していない商業施設でのポップアップストアも積極的に行っている。同様に、卒業生向けブランド開発を3つほど進めるほか、「アングリッド(UNGRID)」などでブランド内新カテゴリー開発を進める。若い層に向けた低価格業態も構想がある。

WWD:コロナが明け、世の中や業界の価値観も大きく変わっている。

秋山:企業がどう売りたいかではなく、お客さまがどう買いたいのかをより深く考えるべき時代になった。われわれから「これがかわいい」を押し付けるのではなく、お客さまと一緒に進んでいくあり方だ。多様化するお客さまのニーズを把握し、ITやデジタルを積極的に活用し成長していくことは、ファッション業界全体の課題だと感じる。他業界や他企業のマーケティングパッケージをそのまま応用することには意味がない。われわれに合わせてカスタマイズする必要がある。

WWD:カスタマイズしていくために、具体的にどのように客の声を汲み取っているのか。

秋山:優良顧客にご協力いただいて、なぜその商品を買ったのかといった直接的な購入動機に加え、購入前後の心理や購入後の保管方法、そのブランドの何を支持しているのか、どんな暮らし方をしているのかといったことも積極的にヒアリングし、当社だけのデータを集めている。買う前から買った後の行動心理まで全てを含めて、着たいと思わせる要因を作らないといけない。その際、数値が専門のマーケッターは顧客像や売れ筋の分析は細かく提示できるが、論理だけで服については詳しくない。その逆で、デザイナーは服のことはよく分かっていても、数値に疎い。各部署がプロ化しているがゆえに横の連携を失っているともいえる。感性と数値の両立ができる人材を採用していきたいし、社内でも育てていく。強固なロジックがある一方で、遊ぶところは遊ぶというような会社のあり方が理想だ。僕自身、服が好きでこの業界で40年以上も働いている。服は人の気持ちを変えられる。ファッション好きが集まる会社であり続けたい。

会社概要

マークスタイラー
MARK STYLER

2005年設立。「マーキュリーデュオ」や「ムルーア」「エモダ」といったブランド群でヤングウィメンズ向けのファッション市場をけん引。15年から中国系投資ファンド、トラスター・キャピタル・パートナーズ・ジャパン・リミテッドの傘下。15ブランドで155店舗を持つ(23年2月末現在)。23年2月期の売上高は前期比6.4%増の315億円、営業利益は同135.9%増の11億円だった

問い合わせ先
マークスタイラー
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TEXT:RIE KAMOI

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データ分析を駆使し、感性と数値を融合【マークスタイラー 秋山正則社長】

PROFILE: 秋山正則/マークスタイラー社長

秋山正則/マークスタイラー社長
PROFILE: (あきやま・まさのり)1959年生まれ、神奈川県出身。82年、國學院大学経済学部卒業後、ニコルに入社。セレクトショップを主な取引先とするOEM会社を経て、99年エクシブに入社し「ココルル」企画生産部長、常務取締役に。2001年フェイクデリック(現バロックジャパンリミテッド)で「マウジー」「スライ」の立ち上げと運営に携わる。06年にマークスタイラーに入社し、09年から現職 PHOTO:SHUHEI SHINE

2023年は「守りから攻めへ」を経営テーマに掲げ、アパレルメーカーからデータマーケティング企業への変容を目指したマークスタイラー。データを駆使し、PRや販促策とも連動した独自のMDは、新たな成長をもたらす起爆剤となりそうだ。SNS時代こそのビジネスモデルと若い人材の力で変革を目指す。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月29日号からの抜粋です)

独自の商品計画“MMD”を横展開

WWDJAPAN(以下、WWD):2023年をどのように振り返るか。

秋山正則社長(以下、秋山):24年2月期の売上高は、目標を下回る334億円(前期比6%増)で着地する見込みだ。当社が強みとする顧客売り上げがけん引したことで、コロナ禍中も業績はそこまで落ちなかったが、コロナが明けてからはマス向けのブランドを運営する大手企業に伸び代を持っていかれてしまった面は否めない。外出制限が緩和して実店舗の売り上げは早々に回復したが、ECがやや伸び悩み、回復スピードは想定に届かなかった。

WWD:回復途上の中でも手応えを感じた点はあるか。

秋山:達成したことは大きくは3つある。1つ目は、2年前から注力してきたマークスタイラー流の商品計画(MD)のロジック、“MMD”が完成したこと。店頭とECそれぞれで、商品投入とPR・販促策まで連動した統合システムだ。「リゼクシー(RESEXXY)」「ジェイダ(GYDA)」で先行導入し、数シーズンにわたって検証を重ねてきた。23年中に他ブランドでも横展開を想定していたが、やや遅れている。感性とデータ分析との融合を実現し、24年は横展開を進めていきたい。2つ目は、SNSのデータ解析ツールを導入し、PRと販促の効率を高めたこと。インプレッションやエンゲージメントを徹底的に分析し、起用するインフルエンサーや投稿内容、投稿タイミングなども細かく決め込んでいる。商品がどういう経路で売れたかが可視化できたことで、打ち手が講じやすくなった。3つ目は人材採用だ。マーケティングが整っても、デザイナーがいなければ意味がない。その点、23年はデザイナー採用が非常に順調に進んだ。われわれはファッションが好きでこの仕事を選んだ人間の集まり。会社としてその熱い思いを全うするしかない。引き続き、今後3年はデザインやマーケティングで人材採用を強化する。昨年、当社はアパレル企業からデータマーケティング企業へ変わると宣言したことで、ITやAI関連の企業から売り込みが増えたことはありがたい。採用と関連する話では、販売社員の処遇は既にコロナ禍中に見直したが、ここからさらに上げるためにシミュレーションを重ねている。月5日の在宅ワーク制度や時差勤務の導入、子育て支援制度の充実など、働きやすさ向上のための改革も行った。

WWD:23年の成果を受け、24年に注力するポイントは何か。

秋山:課題は主に2つある。1つは原価高騰を受けてのASEAN生産の拡大だ。23年2月期に5%だったASEAN生産比率を24年2月期は10%まで高めることを目標にしているが、欧米のSPAもASEANに移行しており、8%ほどで着地する見込み。工場との業務提携なども視野に入れながら、26年2月期までに30%にまで高めたい。2つ目は卒業生向けブランドの開発だ。成長した既存ブランド顧客に向けた次のブランド開発が当社は手薄だった。そんな中、21年秋に立ち上げた「エモダ(EMODA)」の卒業生向けレーベル“ベクム(VEQUM)”は好調に推移している。よりモード色が強く一格上の価格帯で、「エモダ」が出店していない商業施設でのポップアップストアも積極的に行っている。同様に、卒業生向けブランド開発を3つほど進めるほか、「アングリッド(UNGRID)」などでブランド内新カテゴリー開発を進める。若い層に向けた低価格業態も構想がある。

WWD:コロナが明け、世の中や業界の価値観も大きく変わっている。

秋山:企業がどう売りたいかではなく、お客さまがどう買いたいのかをより深く考えるべき時代になった。われわれから「これがかわいい」を押し付けるのではなく、お客さまと一緒に進んでいくあり方だ。多様化するお客さまのニーズを把握し、ITやデジタルを積極的に活用し成長していくことは、ファッション業界全体の課題だと感じる。他業界や他企業のマーケティングパッケージをそのまま応用することには意味がない。われわれに合わせてカスタマイズする必要がある。

WWD:カスタマイズしていくために、具体的にどのように客の声を汲み取っているのか。

秋山:優良顧客にご協力いただいて、なぜその商品を買ったのかといった直接的な購入動機に加え、購入前後の心理や購入後の保管方法、そのブランドの何を支持しているのか、どんな暮らし方をしているのかといったことも積極的にヒアリングし、当社だけのデータを集めている。買う前から買った後の行動心理まで全てを含めて、着たいと思わせる要因を作らないといけない。その際、数値が専門のマーケッターは顧客像や売れ筋の分析は細かく提示できるが、論理だけで服については詳しくない。その逆で、デザイナーは服のことはよく分かっていても、数値に疎い。各部署がプロ化しているがゆえに横の連携を失っているともいえる。感性と数値の両立ができる人材を採用していきたいし、社内でも育てていく。強固なロジックがある一方で、遊ぶところは遊ぶというような会社のあり方が理想だ。僕自身、服が好きでこの業界で40年以上も働いている。服は人の気持ちを変えられる。ファッション好きが集まる会社であり続けたい。

会社概要

マークスタイラー
MARK STYLER

2005年設立。「マーキュリーデュオ」や「ムルーア」「エモダ」といったブランド群でヤングウィメンズ向けのファッション市場をけん引。15年から中国系投資ファンド、トラスター・キャピタル・パートナーズ・ジャパン・リミテッドの傘下。15ブランドで155店舗を持つ(23年2月末現在)。23年2月期の売上高は前期比6.4%増の315億円、営業利益は同135.9%増の11億円だった

問い合わせ先
マークスタイラー
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TEXT:RIE KAMOI

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女性事業部長を2倍に、組織を活性化【バロックジャパン 村井博之社長】

PROFILE: 村井博之/バロックジャパンリミテッド社長

村井博之/バロックジャパンリミテッド社長
PROFILE: (むらい・ひろゆき)1961年生まれ、東京都出身。84年立教大学文学部を卒業後、中国国立北京師範大学への留学をへてキヤノンに入社し、中国での支店開設などに携わる。97年に日本エアシステム(現日本航空)でJAS香港社長に就任。2006年にフェイクデリックホールディングス会長兼社長に就任、07年にフェイクデリックホールディングスなど3社を統合しバロックジャパンリミテッド設立。08年から現職 PHOTO:SHUHEI SHINE

中国事業に早くから注力してきたバロックジャパンリミテッドは、中国のゼロコロナ政策で、2022年は足踏み状態となった。コロナの収束と共に23年は回復基調に乗ったが、中国市場の完全回復はもう少し先になりそうだ。今後は国内外で店舗のスクラップ&ビルドを進めていくと共に、手薄だった分野での新ブランド開発も進める。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月29日号からの抜粋です)

チャレンジ精神ある若手を登用

WWDJAPAN(以下、WWD):2023年は女性登用が目立った。

村井博之社長(以下、村井):事業部長クラス以上で、女性登用を進めている。現在、女性の事業部長は4人、販売統括部長も含めれば5人だ。社員の8割が女性であることを考えれば決して多くはないが、まずは大きな一歩。25年2月期に向けて、この人数を倍にしたい。もともと女性がパワフルな会社であり、販売や企画、PRなどの現場で高い能力を発揮している人材は非常に多い。マネジメント層にも女性が入ることで、試行錯誤をしながら物事を前進させる力が会社として強くなったと感じている。コロナ明けの社会は前に戻るのではなく、これまで経験したことのない世の中になる。そこに迅速に対応できるスピード感のある人、やる気があってチャレンジの意志が強い人をどんどん登用していきたい。植田みずき(常務執行役員)やバロックチャイナ統括の女性幹部はいるが、そういった会社の創成期をけん引してきたメンバーではない、この10年前後で入社した女性社員の抜擢は、23年が一番多かった。

WWD:女性登用による活性化は、どんな成果を生んでいるか。

村井:成長率が大きく、25年2月期に向けて大幅拡大を考えている「スタイルミキサー(STYLEMIXER)」の事業部にも、昨年4月に女性事業部長が就任した。事業部長がチームで一番若く、経験豊富なMDやデザイナーが後輩を盛り立てている。「スライ(SLY)」の事業部も今、同様のチーム編成だ。「スタイルミキサー」は郊外SCへの出店が主だったが、23年3月にリニューアルした原宿の旗艦店「ザ シェルター トーキョー(THE SHEL'TTER TOKYO)」でも売り上げをけん引し、出店先として都心の可能性も出てきた。来期の売上高は大幅増を見込む。

WWD:中国事業はコロナで苦しんだ期間が長かった。

村井:中国は日本や米国に比べて立ち直りに時間はかかったが、いよいよ回復してきた。ただ、都市によって回復具合には差がある。地方都市では一旦店舗数を減らし、北京や上海、天津、杭州、深圳では出店するという、スクラップ&ビルドを進める。モノ作りの面ではASEANでの生産比率を約20%にまで高め、中国に偏っていたサプライチェーンを是正してきた。ただ、中国は販売拠点も多く、日本からの距離も近い。パンデミックが収まったことで、改めて最適なサプライチェーンを構築する。

WWD:中国も国内ブランドが成長して市場環境が大きく変わっている。

村井:中国において、「日本のブランドだから」というだけでは購入の大きなモチベーションにならない。とは言え、当社のブランドは中国で既に一定の規模や認知度がある。一時期は中国に約300店を出店していたが、コロナによって採算性が悪化した店舗を閉鎖し、現在は約270店に縮小した。コロナを経てデベロッパーも勝ち組、負け組が明確になった。これからは従来以上に出店先を精査する。

WWD:24年の消費をどう予測するか。

村井:国内はリベンジ消費が一巡し、特にわれわれが対象としている若年層向けでは、消費は堅実になっていく。人口も減っていく。当社のブランドは決してマス向けではなくニッチだ。ニッチブランドを手掛ける企業として、こうした状況の中でどう収益性を担保していくかを考える必要がある。従来手薄だったゾーンでも積極的なブランド展開を進める。例えば40代向けのマーケットだ。海外は、既に基盤整備が済んでいる中国や米国事業を主力にしつつ、新たな形で事業を広げていきたい。「エンフォルド(ENFOLD)」が22年秋に、新世界百貨店と組んで韓国進出しているのが先行例だ。24年は海外事業についての種まきの時期。「マウジー(MOUSSY)」「スライ」以外のブランドも、順次中国に上陸させていく。

WWD:ニッチな新ブランドとは、具体的にどんなものか。

村井:今までは売上高10億円以下のブランドには積極的に取り組んでこなかった。ただ、嗜好は多様化しており、規模の大きなブランドを目指そうとすると、エッジの利いたデザインや世界観を得意とする当社らしさが生かせない。極端なことを言えば、利益が出ていれば売り上げは10億円でもいい。10億円ブランドが10個あれば100億円だ。ブランドを立ち上げたいという声は社内で非常に多い。20年にスタートした「へリンドットサイ(HERIN.CYE)」で昨年は初の実店舗を新宿ルミネ2に出店し、9月にはEC専業の新ブランド「ミエル クリシュナ(MIEL CRISHUNANT)」をローンチした。

WWD:長い夏や暖冬など、気候変動の影響も年々拡大している。

村井:CO2排出量は、スコープ1、2(店舗やオフィスなど、自社による直接排出と、電力使用などによる間接排出)で30年までに21年度比で50%削減、スコープ3(取引先工場など事業に関連する他社の排出)で衣料品1点あたりの排出量を30年までに20%削減する。作り過ぎも問題だ。30年までの目標として最終残在庫の廃棄ゼロ、焼却ゼロも掲げた。サステナビリティのために何に取り組むか、われわれの中での理解が徐々に深まり、1つ1つアクションプランを達成していく。

会社概要

バロックジャパンリミテッド
BAROQUE JAPAN LIMITED

2000年にフェイクデリックとして設立し、「マウジー」「スライ」が“平成ギャルブーム”をけん引し大ヒット。08年にバロックジャパンリミテッドに商号変更。13年に中国の靴小売り大手ベル・インターナショナルとの合弁会社バロックチャイナを設立し、中国出店を加速。16年に東証1部(現プライム)市場上場。23年2月期の売上高は前期比0.5%減の588億円、営業利益は同21.9%減の21億円

問い合わせ先
バロックジャパンリミテッド広報
03-5738-5775

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女性事業部長を2倍に、組織を活性化【バロックジャパン 村井博之社長】

PROFILE: 村井博之/バロックジャパンリミテッド社長

村井博之/バロックジャパンリミテッド社長
PROFILE: (むらい・ひろゆき)1961年生まれ、東京都出身。84年立教大学文学部を卒業後、中国国立北京師範大学への留学をへてキヤノンに入社し、中国での支店開設などに携わる。97年に日本エアシステム(現日本航空)でJAS香港社長に就任。2006年にフェイクデリックホールディングス会長兼社長に就任、07年にフェイクデリックホールディングスなど3社を統合しバロックジャパンリミテッド設立。08年から現職 PHOTO:SHUHEI SHINE

中国事業に早くから注力してきたバロックジャパンリミテッドは、中国のゼロコロナ政策で、2022年は足踏み状態となった。コロナの収束と共に23年は回復基調に乗ったが、中国市場の完全回復はもう少し先になりそうだ。今後は国内外で店舗のスクラップ&ビルドを進めていくと共に、手薄だった分野での新ブランド開発も進める。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月29日号からの抜粋です)

チャレンジ精神ある若手を登用

WWDJAPAN(以下、WWD):2023年は女性登用が目立った。

村井博之社長(以下、村井):事業部長クラス以上で、女性登用を進めている。現在、女性の事業部長は4人、販売統括部長も含めれば5人だ。社員の8割が女性であることを考えれば決して多くはないが、まずは大きな一歩。25年2月期に向けて、この人数を倍にしたい。もともと女性がパワフルな会社であり、販売や企画、PRなどの現場で高い能力を発揮している人材は非常に多い。マネジメント層にも女性が入ることで、試行錯誤をしながら物事を前進させる力が会社として強くなったと感じている。コロナ明けの社会は前に戻るのではなく、これまで経験したことのない世の中になる。そこに迅速に対応できるスピード感のある人、やる気があってチャレンジの意志が強い人をどんどん登用していきたい。植田みずき(常務執行役員)やバロックチャイナ統括の女性幹部はいるが、そういった会社の創成期をけん引してきたメンバーではない、この10年前後で入社した女性社員の抜擢は、23年が一番多かった。

WWD:女性登用による活性化は、どんな成果を生んでいるか。

村井:成長率が大きく、25年2月期に向けて大幅拡大を考えている「スタイルミキサー(STYLEMIXER)」の事業部にも、昨年4月に女性事業部長が就任した。事業部長がチームで一番若く、経験豊富なMDやデザイナーが後輩を盛り立てている。「スライ(SLY)」の事業部も今、同様のチーム編成だ。「スタイルミキサー」は郊外SCへの出店が主だったが、23年3月にリニューアルした原宿の旗艦店「ザ シェルター トーキョー(THE SHEL'TTER TOKYO)」でも売り上げをけん引し、出店先として都心の可能性も出てきた。来期の売上高は大幅増を見込む。

WWD:中国事業はコロナで苦しんだ期間が長かった。

村井:中国は日本や米国に比べて立ち直りに時間はかかったが、いよいよ回復してきた。ただ、都市によって回復具合には差がある。地方都市では一旦店舗数を減らし、北京や上海、天津、杭州、深圳では出店するという、スクラップ&ビルドを進める。モノ作りの面ではASEANでの生産比率を約20%にまで高め、中国に偏っていたサプライチェーンを是正してきた。ただ、中国は販売拠点も多く、日本からの距離も近い。パンデミックが収まったことで、改めて最適なサプライチェーンを構築する。

WWD:中国も国内ブランドが成長して市場環境が大きく変わっている。

村井:中国において、「日本のブランドだから」というだけでは購入の大きなモチベーションにならない。とは言え、当社のブランドは中国で既に一定の規模や認知度がある。一時期は中国に約300店を出店していたが、コロナによって採算性が悪化した店舗を閉鎖し、現在は約270店に縮小した。コロナを経てデベロッパーも勝ち組、負け組が明確になった。これからは従来以上に出店先を精査する。

WWD:24年の消費をどう予測するか。

村井:国内はリベンジ消費が一巡し、特にわれわれが対象としている若年層向けでは、消費は堅実になっていく。人口も減っていく。当社のブランドは決してマス向けではなくニッチだ。ニッチブランドを手掛ける企業として、こうした状況の中でどう収益性を担保していくかを考える必要がある。従来手薄だったゾーンでも積極的なブランド展開を進める。例えば40代向けのマーケットだ。海外は、既に基盤整備が済んでいる中国や米国事業を主力にしつつ、新たな形で事業を広げていきたい。「エンフォルド(ENFOLD)」が22年秋に、新世界百貨店と組んで韓国進出しているのが先行例だ。24年は海外事業についての種まきの時期。「マウジー(MOUSSY)」「スライ」以外のブランドも、順次中国に上陸させていく。

WWD:ニッチな新ブランドとは、具体的にどんなものか。

村井:今までは売上高10億円以下のブランドには積極的に取り組んでこなかった。ただ、嗜好は多様化しており、規模の大きなブランドを目指そうとすると、エッジの利いたデザインや世界観を得意とする当社らしさが生かせない。極端なことを言えば、利益が出ていれば売り上げは10億円でもいい。10億円ブランドが10個あれば100億円だ。ブランドを立ち上げたいという声は社内で非常に多い。20年にスタートした「へリンドットサイ(HERIN.CYE)」で昨年は初の実店舗を新宿ルミネ2に出店し、9月にはEC専業の新ブランド「ミエル クリシュナ(MIEL CRISHUNANT)」をローンチした。

WWD:長い夏や暖冬など、気候変動の影響も年々拡大している。

村井:CO2排出量は、スコープ1、2(店舗やオフィスなど、自社による直接排出と、電力使用などによる間接排出)で30年までに21年度比で50%削減、スコープ3(取引先工場など事業に関連する他社の排出)で衣料品1点あたりの排出量を30年までに20%削減する。作り過ぎも問題だ。30年までの目標として最終残在庫の廃棄ゼロ、焼却ゼロも掲げた。サステナビリティのために何に取り組むか、われわれの中での理解が徐々に深まり、1つ1つアクションプランを達成していく。

会社概要

バロックジャパンリミテッド
BAROQUE JAPAN LIMITED

2000年にフェイクデリックとして設立し、「マウジー」「スライ」が“平成ギャルブーム”をけん引し大ヒット。08年にバロックジャパンリミテッドに商号変更。13年に中国の靴小売り大手ベル・インターナショナルとの合弁会社バロックチャイナを設立し、中国出店を加速。16年に東証1部(現プライム)市場上場。23年2月期の売上高は前期比0.5%減の588億円、営業利益は同21.9%減の21億円

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バロックジャパンリミテッド広報
03-5738-5775

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主要ブランドが絶好調「数字」に捉われず価値を追求【マッシュHD 近藤広幸社長】

PROFILE: 近藤広幸/マッシュホールディングス社長

近藤広幸/マッシュホールディングス社長
PROFILE: (こんどう・ひろゆき)1975年8月6日生まれ、茨城県出身。98年にグラフィックデザインを手掛けるスタジオ・マッシュを設立、99年にマッシュスタイルラボに社名変更。2005年にファッション事業部を立ち上げ、ビューティ、フード、スポーツ&ウェルネスなどに事業を拡大。12年にマッシュホールディングスを設立し、現職 PHOTO:TAMEKI OSHIRO

マッシュホールディングスは2023年8月期、ファッション事業の主力ブランドの「ジェラート ピケ」が300億円、「スナイデル」が200億円、「ミラ オーウェン」が100億円、「リリー ブラウン」が50億円と、それぞれ節目の数字を踏み超えた。創業から25年。マッシュグループを国内ウィメンズ市場のリーダー的存在に育て上げた、近藤広幸社長の次なる一手とは。 (この記事は「WWDJAPAN」2024年1月29日号からの抜粋です)

“ハッピー”を作る熱意を原動力に

WWDJAPAN(以下、WWD):23年は創業25年という節目の年だった。

近藤広幸社長(以下、近藤):ファッション事業では主力ブランドが軒並み節目の数字を超え、手応えを感じられる1年だった。誕生から15年目を迎えた「ジェラート ピケ」が300億円の大台を突破した。武器になったのはコラボレーション。特に、「ポケモンスリープ」との協業は、ポケモンになりきれるかわいらしいルームウエアで大きな話題を作れた。単に売り上げという“数字”目的では、実現しなかった協業だ。これまでも、おうちの中での時間をハッピーにしたいという思いを熱意を持って伝えてきたからこそ、相手先さまと手を携えることができてきた。今後は、海外でもブランドの魅力を伝え、新たな成長のエンジンにしたい。

WWD:「リリー ブラウン」(以下、リリー)と「ミラ オーウェン」(以下、ミラ)の両ブランドが、ともに売上高が前期比22%増と好調だ。

近藤:それぞれのブランドの強みと届けるべき価値に立ち返り、力強く息を吹き返すことができた。「リリー」は、売上高がコロナ前のピークを超える54億円と絶好調。21年夏のリブランディング後、“ヴィンテージ フィーチャー ドレス”というコンセプトに回帰しながら、トレンドを加味したモノ作りを進めたことが結果につながっている。売上高が100億を超えた「ミラ」も、“ネクストベーシック”“ロープライスラグジュアリー”というブランドコンセプトに立ち返り、生地から縫製、パターンまで、価格に対するモノの良さを改めて追求したことが、好成績につながった。数字は確かな手応えとなり、社員の自信と日々の仕事に向かうビタミン剤になっている。

WWD:ブランドを育てる上で大切にしていることは。

近藤:ブランドコンセプトを大切にしつつ、まずは売上高25億円に到達すること。市場での存在感とそれを支えてくださるファンが生まれ、ブランドとしてやるべきことが明確になってくるフェーズだ。だが数字にとらわれすぎると大事なものを見失う。売上高を大きくすることがすべてではなく、「何を届けたいか」がはっきりしていなければお客さまはついてこない。

「ミラ」は当初より売上高200億円を目標に掲げている。規模を拡大すれば、スケールメリットによりさらに値ごろで質の良い商品を届けられる。ブランドの価値を追求する上では理にかなっているし、スタッフもさらなる高みを目指して燃えている。一方、「リリー」はむやみに店舗を増やしてしまうと、ブランドの個性が薄まってしまうだろう。50億円を達成した今、どういったベクトルに向かっていくべきなのかを見極めている。

WWD:メンズ事業の進捗は。

近藤:メンズ事業の合計売上高は「バブアー」などのライセンス事業を含めると、72億円。そのうち、当社のオリジナルブランドである「ジェラート ピケ オム」と「アウール」が同30%増の55億円だ。オリジナルブランドだけで100億円を目指したい。メンズ事業の成長とともに、ブランドの入れ替わりが少ない百貨店メンズフロアの景色を変えたいという思いがある。実際、お客さまの潜在需要は大きい。ブランドがしっかり独自性を発揮できれば、有力な選択肢の1つになれる。

WWD:飲食事業も初の営業黒字となった。

近藤:フード事業は売上高34億円。次の目安となる50億円に向けてさらに進化していく。当社初となるフード業態、「ジェラート ピケ カフェ」の立ち上げから10年。苦労することもたくさんあったが、“ウェルネスデザイン”を掲げるマッシュグループにとって、飲食はなくてはならないものだと信じて続けてきた。かつてビューティ事業の黒字化にも、7年を費やした。今回も「諦めの悪い」僕たちが、覚悟を持って、粘り強く貫いた成果だと思っている。

WWD:資本提携を結んだ米国の投資ファンド、ベインキャピタルとのシナジーによる海外戦略は。

近藤:ここ数年はコロナの影響で守りに徹してきた部分が大きい。特に今後の海外戦略の足がかりとなるであろう中国は、これまで従業員の雇用を守ることに必死だった。今年はやや古びてしまった既存店舗の改装投資に力を入れる。現地のお客さまには、改めてブランドの世界観と魅力を思い出していただきたい。

WWD:24年8月期は売上高が前期比8%増の1230億円を見込む。

近藤:前年比のクリアは指針として分かりやすいが、成長を追い求めるあまり「何のために仕事をしているのか」が抜け落ちては、やるべきことがブレてしまう。ブランドを通してお客さまを常に喜ばせたいという気持ちは変わらない。変わりゆく社会を忠実に捉え、答え合わせをしながら、情熱を持ってモノ作りをしていく。24年はパリ五輪の開催もあり、明るいムードになる。世の中の気分を盛り上げる商品を作り、お客さまの元気や幸せを後押しする支援を続けたい。

会社概要

マッシュホールディングス
MASH HOLDINGS

1998年、グラフィックデザイン会社として設立。2005年に「スナイデル」を立ち上げファッション事業に参入。「ウェルネスデザイン」のスローガンの下、ビューティやフードにも裾野を拡大。23年8月期売上高は前期比11%増の1134億円。営業利益は非開示だが、98億円の黒字だった前期からは増益し、3期連続の増収増益を記録している

問い合わせ先
マッシュホールディングス
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TEXT:RIE KAMOI

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主要ブランドが絶好調「数字」に捉われず価値を追求【マッシュHD 近藤広幸社長】

PROFILE: 近藤広幸/マッシュホールディングス社長

近藤広幸/マッシュホールディングス社長
PROFILE: (こんどう・ひろゆき)1975年8月6日生まれ、茨城県出身。98年にグラフィックデザインを手掛けるスタジオ・マッシュを設立、99年にマッシュスタイルラボに社名変更。2005年にファッション事業部を立ち上げ、ビューティ、フード、スポーツ&ウェルネスなどに事業を拡大。12年にマッシュホールディングスを設立し、現職 PHOTO:TAMEKI OSHIRO

マッシュホールディングスは2023年8月期、ファッション事業の主力ブランドの「ジェラート ピケ」が300億円、「スナイデル」が200億円、「ミラ オーウェン」が100億円、「リリー ブラウン」が50億円と、それぞれ節目の数字を踏み超えた。創業から25年。マッシュグループを国内ウィメンズ市場のリーダー的存在に育て上げた、近藤広幸社長の次なる一手とは。 (この記事は「WWDJAPAN」2024年1月29日号からの抜粋です)

“ハッピー”を作る熱意を原動力に

WWDJAPAN(以下、WWD):23年は創業25年という節目の年だった。

近藤広幸社長(以下、近藤):ファッション事業では主力ブランドが軒並み節目の数字を超え、手応えを感じられる1年だった。誕生から15年目を迎えた「ジェラート ピケ」が300億円の大台を突破した。武器になったのはコラボレーション。特に、「ポケモンスリープ」との協業は、ポケモンになりきれるかわいらしいルームウエアで大きな話題を作れた。単に売り上げという“数字”目的では、実現しなかった協業だ。これまでも、おうちの中での時間をハッピーにしたいという思いを熱意を持って伝えてきたからこそ、相手先さまと手を携えることができてきた。今後は、海外でもブランドの魅力を伝え、新たな成長のエンジンにしたい。

WWD:「リリー ブラウン」(以下、リリー)と「ミラ オーウェン」(以下、ミラ)の両ブランドが、ともに売上高が前期比22%増と好調だ。

近藤:それぞれのブランドの強みと届けるべき価値に立ち返り、力強く息を吹き返すことができた。「リリー」は、売上高がコロナ前のピークを超える54億円と絶好調。21年夏のリブランディング後、“ヴィンテージ フィーチャー ドレス”というコンセプトに回帰しながら、トレンドを加味したモノ作りを進めたことが結果につながっている。売上高が100億を超えた「ミラ」も、“ネクストベーシック”“ロープライスラグジュアリー”というブランドコンセプトに立ち返り、生地から縫製、パターンまで、価格に対するモノの良さを改めて追求したことが、好成績につながった。数字は確かな手応えとなり、社員の自信と日々の仕事に向かうビタミン剤になっている。

WWD:ブランドを育てる上で大切にしていることは。

近藤:ブランドコンセプトを大切にしつつ、まずは売上高25億円に到達すること。市場での存在感とそれを支えてくださるファンが生まれ、ブランドとしてやるべきことが明確になってくるフェーズだ。だが数字にとらわれすぎると大事なものを見失う。売上高を大きくすることがすべてではなく、「何を届けたいか」がはっきりしていなければお客さまはついてこない。

「ミラ」は当初より売上高200億円を目標に掲げている。規模を拡大すれば、スケールメリットによりさらに値ごろで質の良い商品を届けられる。ブランドの価値を追求する上では理にかなっているし、スタッフもさらなる高みを目指して燃えている。一方、「リリー」はむやみに店舗を増やしてしまうと、ブランドの個性が薄まってしまうだろう。50億円を達成した今、どういったベクトルに向かっていくべきなのかを見極めている。

WWD:メンズ事業の進捗は。

近藤:メンズ事業の合計売上高は「バブアー」などのライセンス事業を含めると、72億円。そのうち、当社のオリジナルブランドである「ジェラート ピケ オム」と「アウール」が同30%増の55億円だ。オリジナルブランドだけで100億円を目指したい。メンズ事業の成長とともに、ブランドの入れ替わりが少ない百貨店メンズフロアの景色を変えたいという思いがある。実際、お客さまの潜在需要は大きい。ブランドがしっかり独自性を発揮できれば、有力な選択肢の1つになれる。

WWD:飲食事業も初の営業黒字となった。

近藤:フード事業は売上高34億円。次の目安となる50億円に向けてさらに進化していく。当社初となるフード業態、「ジェラート ピケ カフェ」の立ち上げから10年。苦労することもたくさんあったが、“ウェルネスデザイン”を掲げるマッシュグループにとって、飲食はなくてはならないものだと信じて続けてきた。かつてビューティ事業の黒字化にも、7年を費やした。今回も「諦めの悪い」僕たちが、覚悟を持って、粘り強く貫いた成果だと思っている。

WWD:資本提携を結んだ米国の投資ファンド、ベインキャピタルとのシナジーによる海外戦略は。

近藤:ここ数年はコロナの影響で守りに徹してきた部分が大きい。特に今後の海外戦略の足がかりとなるであろう中国は、これまで従業員の雇用を守ることに必死だった。今年はやや古びてしまった既存店舗の改装投資に力を入れる。現地のお客さまには、改めてブランドの世界観と魅力を思い出していただきたい。

WWD:24年8月期は売上高が前期比8%増の1230億円を見込む。

近藤:前年比のクリアは指針として分かりやすいが、成長を追い求めるあまり「何のために仕事をしているのか」が抜け落ちては、やるべきことがブレてしまう。ブランドを通してお客さまを常に喜ばせたいという気持ちは変わらない。変わりゆく社会を忠実に捉え、答え合わせをしながら、情熱を持ってモノ作りをしていく。24年はパリ五輪の開催もあり、明るいムードになる。世の中の気分を盛り上げる商品を作り、お客さまの元気や幸せを後押しする支援を続けたい。

会社概要

マッシュホールディングス
MASH HOLDINGS

1998年、グラフィックデザイン会社として設立。2005年に「スナイデル」を立ち上げファッション事業に参入。「ウェルネスデザイン」のスローガンの下、ビューティやフードにも裾野を拡大。23年8月期売上高は前期比11%増の1134億円。営業利益は非開示だが、98億円の黒字だった前期からは増益し、3期連続の増収増益を記録している

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マッシュホールディングス
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オーゼットの新店「囲炉裏のおっきゃがり活魚煙舎」は囲炉裏焼きだ!

【記事のポイント】 ●いま関西の飲食店オーナーに注目の飲食企業を聞くと、真っ先に名前が挙がるのがオーゼットカンパニー。大阪中心に東京3店舗の23店舗を展開する同社の最新店「囲炉裏のおっきゃがり 活魚煙舎(かつぎょえんや)」が1月30日、天王寺にオープンした。今回は同社初の囲炉裏焼き業態。さっそく訪問を試みた。
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