アシックス“ゲル カヤノ”売れる 23年連結決算は最終黒字77%増

アシックスの2023年12月期連結業績は、売上高が前期比17.7%増の5704億円、営業利益が同59.4%増の542億円、経常利益が同63.9%の506億円、純利益が同77.4%増の352億円と大幅な増益増収で、いずれも過去最高となった。

全カテゴリーで増収した。主力の“パフォーマンスランニング”の売上高は同10.7%増の2859億円。日本と中華圏、東南アジアが大きく伸びた。ライフスタイルにあたる“スポーツスタイル”は同36.3%増の592億円。カテゴリー利益は初めて100億円を突破した。“ゲル カヤノ14(GEL-KAYANO 14)”がファッションアカウントに人気で、前期比3倍の売り上げだった。

営業利益率は前期から2.5ポイント改善の9.5%。販売価格の適正化とEC売上高の拡大などが要因だ。純利益には、12月に売却したアウトドアブランド「ホグロフス(HOGLOFS)」の株式売却益約65億円を含んでいる。

2024年12月期の連結業績は、売上高が5900億円、営業利益が580億円、経常利益が530億円、純利益が360億円を見込む。

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「ショーメ」デザインのパリ五輪メダル、ティアラが着想源 「栄誉を称える“戴冠”の意味を込めた」

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下のジュエリーブランド「ショーメ(CHAUMET)」は2月9日、パリが開催地の2024年夏季オリンピック・パラリンピック(以下、パリ五輪)で用いるメダルのデザインを発表した。ジュエリーメゾンがオリンピックのメダルをデザインするのは今回が初めてとなる。

メダル中央に配した六角形の鉄製プレートは、1889年建設のエッフェル塔を改修した際に、回収した鉄から作られている。同プレートファセット加工で描いた光線で囲み、パリの別名「光の都(Ville Lumiere)」を表現した。

オリンピックメダルには「現代のルネサンス」という意味を込め、プレートと反対の面には勝利の女神アテナとギリシャ神殿をあしらった。また、その横に描いたエッフェル塔は、フランスとオリンピックの繋がりを象徴している。一方のパラリンピックメダルには、真下から見上げたエッフェル塔をデザイン。メダルの左右には、盲学校教師であり点字開発者のフランス人、ルイ・ブライユ(Louis Braille)にちなみ、点字で「パリ2024」と表記した。パリ五輪のトニー・エスタンゲ(Tony Estanguet)会長によれば、「大会の象徴であるメダルと、パリの象徴であるエッフェル塔を組み合わせて“マリアージュ”することで、パリ五輪のシグネチャーができると考えた」。

「ショーメ」のデザインスタジオを率いるクレモンティーヌ・マッソナ(Clementine Massonnat)によれば、244年にわたるメゾンのアーカイブを掘り起こすところからメダルのデザインを始めたという。その中でもダイヤモンドを使用したティアラなどに着想を得ており、「栄誉を称える“戴冠”の意味を込めた」と話す。あまり知られていないことだが、「ショーメ」には記念メダルの製作を受けていた歴史も。また、エッフェル塔を設計したことで知られるギュスターブ・エッフェル(Gustave Eiffel)が「ショーメ」の顧客だったことを示す発注書が見つかり、「当メゾンと五輪が響き合い、歴史がつながっていくのを感じた」と語った。

メダルの製造は、フランスの造幣局であるラ・モネ・ド・パリ(LA MONNAIE DE PARIS)が行った。メダルの大きさは直径8.5㎝、厚さ9.2㎜。金メダルの総重量は500gで、6gの金を使用する。また、リボンをメダルに通す部分は、時計製作の隠しバネからヒントを得た作りになっている。オリンピックメダルは青色、パラリンピックメダルは赤色のリボンだ。

VMHのアントワン・アルノー(Antoine Arnault)LVMH ヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージはメダルについて、「誰もが欲しがり、見たがり、触りたがる、究極的な存在の1つがオリンピックメダル。日頃からユニークピースの特注を受けるメゾンがメダル製作をするのは理に叶っている」とし、「特にフランス人は、物事をネガティブに捉える傾向がある。同メダルがスポーツ精神や勝利がもたらす名誉以上に、人々にとって希望の光となることを願う」と語り、一大イベントの準備を進める組織委やプロ意識に自信を見せた。

LVMHは23年7月、パリ五輪のプレミアムパートナーとしてスポンサー契約を締結した。「ベルルッティ(BERLUTI)」が公式ウエアをデザインするほか、ビューティ専門店「セフォラ(SEPHORA)」が、5月8日に実施する聖火リレーのスポンサーに就任している。

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【スナップ】アングラと共鳴するベルリンの“ダーク”なファッショニスタたち 2024-25秋冬ベルリン・ファッション・ウイーク

現地時間2月5〜8日に、2024-25秋冬ベルリン・ファッションウイークが開催された。今シーズンは、クリエイティビティ、カルチャー、クラブ文化、インディペンデントなアート精神など、ベルリン独自の方向性を確立したようだ。そんなファッションウイークには、奇抜さむき出しのファッショニスタたちが多く来場。“ダーク"でアンダーグラウンドな装いや、ビビッドカラーをアクセントにしたブラックコーデなど、クラブ文化栄える都市ならではのファッションが目立った。ここでは、ベルリン独自のエッセンス際立つ来場者スナップをお届けする。

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ワコールHD4〜12月期、最終赤字39億円 秋冬商戦も低調

ワコールホールディングス(HD)の2023年4〜12月期連結決算(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益が前年同期比1.7%減の1414億円、営業損益が19億円の赤字(前年同期は18億円の赤字)、純損益が39億円の赤字(同22億円の赤字)だった。赤字は4〜9月期に計上した米国事業における減損損失に伴うもの。10〜12月期も秋冬商戦で苦戦し、販売は計画を大きく下回った。

国内ワコール事業の売上収益は同2.8%減の725億円、営業損益は30億円の黒字(前期は50億円の黒字)だった。高価格帯の「ユエ(YUE)」「サルート(SALUTE)」および、メンズインナーは堅調に推移したが、百貨店や量販店中心の「ワコール(WACOAL)」「ウイング(WING)」、低価格帯の直営店ブランド「アンフィ(AMPHI)」も低迷した。

海外ワコールは、売上収益が同1.0%増の503億円、営業損益が53億円の赤字(同80億円の赤字)だった。米国市場では復調が見られた一方で、英国をはじめとする欧州や中国が苦戦した。「ライブリー(LIVELY)」ブランドを運営するインティメイツ・オンライン(IO)社の事業撤退・清算に伴うワコールインターナショナル(米国)の減損損失など74億円を計上した。

ピーチ・ジョン事業の売上収益は同10.9%減の80億円、営業損益が5000万円の赤字(同8億9600万円の黒字)に転落した。著名タレントとのコラボレーションにより新規獲得を目指したが、想定以下の結果となった。減収に加えて、中国子会社の清算に伴う為替差損が影響した。

ワコールHDは昨年11月、24年3月期連結業績予想を下方修正している。売上高は1960億円(修正前は2050億円)、営業損益は120億円の赤字(同60億円の黒字)に変更はないが、下振れする可能性もあるという。サプライチェーンの見直し、ブランド集約や赤字店舗の撤退に着手した。来期には福岡と札幌の事業所の閉鎖が予定されている。

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1位は、マイリー・サイラスのグラミー“ほぼ裸”ドレスは「メゾン マルジェラ」 1万4000個の安全ピン|週間アクセスランキング TOP10(2月1〜7日)

1位は、マイリー・サイラスのグラミー“ほぼ裸”ドレスは「メゾン マルジェラ」 1万4000個の安全ピン|週間アクセスランキング TOP10(2月1〜7日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、2月1日(木)〜2月7日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
マイリー・サイラスのグラミー“ほぼ裸”ドレスは「メゾン マルジェラ」 1万4000個の安全ピン

02月06日公開 / 文・WWD STAFF

 第66回グラミー賞で最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞と年間最優秀レコード賞を受賞したマイリー・サイラス(Miley Cyrus)が、レッドカーペットで着ていたドレスは、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の “アーティザナル”コレクションだった。ジョン・ガリアーノ(John Galliano)がマイリーのためにデザインしたドレスは1万4000個の安全ピンを使用し、素肌に直接装飾を施したようなデザインで675時間を要した。ガリアーノは「銀幕の魅惑的な女神たちに着想を得た」という。 

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- 2位 -
「メゾン マルジェラ」“陶器人形メイク”の全貌を公開! パット・マクグラスが語る

02月07日公開 / 文・米国版WWD

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」2024年“アーティザナル”コレクションで登場したモデルたちのガラスのような“陶器人形メイク”がSNSで話題を呼んだが、担当したメイクアップアーティストのパット・マクグラス(Pat McGrath)がその秘密をついに明かした。2月2日のインスタグラム・ライブで、マクグラスは“陶器人形”肌の作り方をエアブラシマシンとフェイスマスク調合液を使って披露した。

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- 3位 -
「アテニア」×「レスポートサック」第3弾が2月15日に発売 全3型を用意

02月02日公開 / 文・WWD STAFF

 「アテニア(ATTENIR)」は2月15日、「レスポ―トサック(LESPORTSAC)」とのコラボレーションバッグを数量限定で発売する。同企画は2023年2月、同年10月に続く3回目の取り組み。通信販売と直営店4店舗で取り扱う。

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- 4位 -
2通りの突き抜け方で 飛ばし始めたヒットを、魂を揺さぶるホームランに【アルビオン 小林章一社長】

02月05日公開 / 文・WWD STAFF

 知名度も人気も高かったシリーズを廃し退路を断つ形で始めた新スキンケアシリーズの“フラルネ”、現状に満足せず大人気の中で刷新してきた“薬用スキンコンディショナー エッセンシャル”や“エクラフチュール”など、アルビオンは攻めの姿勢が続く。大胆な戦略の奥底にあるのは、小林章一社長がかつて体感した「魂が揺さぶられるような成功体験」と、そこから生まれた化粧品への愛だ。ここまで商品にこだわる小林社長の成功体験とは?そして、その感動体験をどう後に続く社員に広めようとしているのかを聞いた。

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- 5位 -
「シャネル」がブルーを主役にしたアイシャドウやハイライターなどを発売 新メイクアップアーティストの初コレクション

02月01日公開 / 文・WWD STAFF

 「シャネル(CHANEL)」は、2022年10月に始動したコミュニティー「コメット コレクティヴ(COMETES COLLECTIVE)」から、若手メイクアップアーティストのヴァレンティナ・リー(Valentina Li)が手掛ける24年春のメイクアップコレクションを3月1日に発売する。

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- 6位 -
「エディフィス」と「イエナ」が「ニューバランス」の限定モデル“M1906FH”を発売

02月05日公開 / 文・WWD STAFF

 ベイクルーズの「エディフィス(EDIFICE)」と「イエナ(IENA)」は2月9日、「ニューバランス(NEW BALANCE)」の“New Balance M1906FH”(2万2000円)を限定で発売する。アイテムは同日10時からベイクルーズオンラインストアで、また両ブランドの店舗で取り扱う。サイズは「イエナ」で22.5〜25cmを、「エディフィス」で25〜29cmを用意する。

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- 7位 -
ユニクロ、24年春夏は「過去に例のない」大型キャンペーン実施 “話題性”で残暑に対抗

02月07日公開 / 文・五十君 花実

 ユニクロ(UNIQLO)は2024年春夏、ジーンズと“エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ”をグローバルキャンペーンで打ち出す。各国共通素材でテレビCMなどを行い、それ以外にもパラシュートパンツ、“感動パンツ”、ブラトップ、“エアリズム”のインナー、Tシャツブランドの「UT」で順次大型キャンペーンを実施。「過去に例のない規模でのキャンペーンとなり、ユニクロがコンセプトとする“LifeWear”や今春夏掲げている“Lightness”(=軽さ)を発信する」と、マーケティング領域を担当する遠藤真廣ファーストリテイリンググループ執行役員。

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- 8位 -
「ニューエラ」×「アナ スイ」のコラボレクション キャプやアパレルなど

02月06日公開 / 文・WWD STAFF

 「ニューエラ(NEW ERA)」は2月8日、「アナスイ(ANNA SUI)」とのコラボレクションアイテムを発売する。ヘッドウエアをメインに、ウィメンズアパレルやネックポーチ(4400円)を含めた全25アイテムを展開する。「ニューエラ」の各店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

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- 9位 -
「マリメッコ」から日本限定のロゴデザインコレクション トートやカップなど

02月01日公開 / 文・WWD STAFF

 フィンランド発の「マリメッコ(MARIMEKKO)」は2月16日、ブランドロゴをアイコニックにデザインした新作コレクションを日本限定で発売する。9日10時から公式オンラインストアで予約を受け付ける。

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- 10位 -
「ルイ・ヴィトン」 ファレルが“ダミエ”をカラフルに再解釈したバッグを発売

02月07日公開 / 文・WWD STAFF

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)メンズ・クリエイティブ・ディレクターがダミエ・パターンをカラフルに再解釈した“ダミエ・ポップ キャンバス”を用いた新作バッグを発売した。

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1位は、マイリー・サイラスのグラミー“ほぼ裸”ドレスは「メゾン マルジェラ」 1万4000個の安全ピン|週間アクセスランキング TOP10(2月1〜7日)

1位は、マイリー・サイラスのグラミー“ほぼ裸”ドレスは「メゾン マルジェラ」 1万4000個の安全ピン|週間アクセスランキング TOP10(2月1〜7日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、2月1日(木)〜2月7日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
マイリー・サイラスのグラミー“ほぼ裸”ドレスは「メゾン マルジェラ」 1万4000個の安全ピン

02月06日公開 / 文・WWD STAFF

 第66回グラミー賞で最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞と年間最優秀レコード賞を受賞したマイリー・サイラス(Miley Cyrus)が、レッドカーペットで着ていたドレスは、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の “アーティザナル”コレクションだった。ジョン・ガリアーノ(John Galliano)がマイリーのためにデザインしたドレスは1万4000個の安全ピンを使用し、素肌に直接装飾を施したようなデザインで675時間を要した。ガリアーノは「銀幕の魅惑的な女神たちに着想を得た」という。 

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- 2位 -
「メゾン マルジェラ」“陶器人形メイク”の全貌を公開! パット・マクグラスが語る

02月07日公開 / 文・米国版WWD

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」2024年“アーティザナル”コレクションで登場したモデルたちのガラスのような“陶器人形メイク”がSNSで話題を呼んだが、担当したメイクアップアーティストのパット・マクグラス(Pat McGrath)がその秘密をついに明かした。2月2日のインスタグラム・ライブで、マクグラスは“陶器人形”肌の作り方をエアブラシマシンとフェイスマスク調合液を使って披露した。

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- 3位 -
「アテニア」×「レスポートサック」第3弾が2月15日に発売 全3型を用意

02月02日公開 / 文・WWD STAFF

 「アテニア(ATTENIR)」は2月15日、「レスポ―トサック(LESPORTSAC)」とのコラボレーションバッグを数量限定で発売する。同企画は2023年2月、同年10月に続く3回目の取り組み。通信販売と直営店4店舗で取り扱う。

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- 4位 -
2通りの突き抜け方で 飛ばし始めたヒットを、魂を揺さぶるホームランに【アルビオン 小林章一社長】

02月05日公開 / 文・WWD STAFF

 知名度も人気も高かったシリーズを廃し退路を断つ形で始めた新スキンケアシリーズの“フラルネ”、現状に満足せず大人気の中で刷新してきた“薬用スキンコンディショナー エッセンシャル”や“エクラフチュール”など、アルビオンは攻めの姿勢が続く。大胆な戦略の奥底にあるのは、小林章一社長がかつて体感した「魂が揺さぶられるような成功体験」と、そこから生まれた化粧品への愛だ。ここまで商品にこだわる小林社長の成功体験とは?そして、その感動体験をどう後に続く社員に広めようとしているのかを聞いた。

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- 5位 -
「シャネル」がブルーを主役にしたアイシャドウやハイライターなどを発売 新メイクアップアーティストの初コレクション

02月01日公開 / 文・WWD STAFF

 「シャネル(CHANEL)」は、2022年10月に始動したコミュニティー「コメット コレクティヴ(COMETES COLLECTIVE)」から、若手メイクアップアーティストのヴァレンティナ・リー(Valentina Li)が手掛ける24年春のメイクアップコレクションを3月1日に発売する。

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- 6位 -
「エディフィス」と「イエナ」が「ニューバランス」の限定モデル“M1906FH”を発売

02月05日公開 / 文・WWD STAFF

 ベイクルーズの「エディフィス(EDIFICE)」と「イエナ(IENA)」は2月9日、「ニューバランス(NEW BALANCE)」の“New Balance M1906FH”(2万2000円)を限定で発売する。アイテムは同日10時からベイクルーズオンラインストアで、また両ブランドの店舗で取り扱う。サイズは「イエナ」で22.5〜25cmを、「エディフィス」で25〜29cmを用意する。

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- 7位 -
ユニクロ、24年春夏は「過去に例のない」大型キャンペーン実施 “話題性”で残暑に対抗

02月07日公開 / 文・五十君 花実

 ユニクロ(UNIQLO)は2024年春夏、ジーンズと“エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ”をグローバルキャンペーンで打ち出す。各国共通素材でテレビCMなどを行い、それ以外にもパラシュートパンツ、“感動パンツ”、ブラトップ、“エアリズム”のインナー、Tシャツブランドの「UT」で順次大型キャンペーンを実施。「過去に例のない規模でのキャンペーンとなり、ユニクロがコンセプトとする“LifeWear”や今春夏掲げている“Lightness”(=軽さ)を発信する」と、マーケティング領域を担当する遠藤真廣ファーストリテイリンググループ執行役員。

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- 8位 -
「ニューエラ」×「アナ スイ」のコラボレクション キャプやアパレルなど

02月06日公開 / 文・WWD STAFF

 「ニューエラ(NEW ERA)」は2月8日、「アナスイ(ANNA SUI)」とのコラボレクションアイテムを発売する。ヘッドウエアをメインに、ウィメンズアパレルやネックポーチ(4400円)を含めた全25アイテムを展開する。「ニューエラ」の各店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

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- 9位 -
「マリメッコ」から日本限定のロゴデザインコレクション トートやカップなど

02月01日公開 / 文・WWD STAFF

 フィンランド発の「マリメッコ(MARIMEKKO)」は2月16日、ブランドロゴをアイコニックにデザインした新作コレクションを日本限定で発売する。9日10時から公式オンラインストアで予約を受け付ける。

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- 10位 -
「ルイ・ヴィトン」 ファレルが“ダミエ”をカラフルに再解釈したバッグを発売

02月07日公開 / 文・WWD STAFF

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)メンズ・クリエイティブ・ディレクターがダミエ・パターンをカラフルに再解釈した“ダミエ・ポップ キャンバス”を用いた新作バッグを発売した。

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「シャネル」の軽やかな“バレリーナ”クチュール 創業者の“解放”の精神を示すボタンから始まる物語

「シャネル(CHANEL)」は1月23日、グランパレ・エフェメールで2024年春夏オートクチュール・コレクションを発表した。今季の出発点は、メゾンコードの一つであるボタン。衣服はボタンによって開閉が容易になり、女性たちは動きを制限していたものから解放されて自由になった。そのため、動きやすく機能的な服を追求していたガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)にとってボタンは重要であり、ジュエリーのように華やかなボタンを好んだ。現在メゾンのクリエイションを率いるヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)は、そんな“解放のシンボル”でもあるボタンをダンスやバレエの世界に結び付け、可憐なコレクションを見せた。

100年続く「シャネル」とバレエの関係

かつてシャネルは、セルジュ・ディアギレフ(Sergei Diaghilev)が主宰するバレエ団バレエ・リュスに資金援助や衣装のデザイン提供を行なっており、バレエとのつながりは深い。そして、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)とヴィアールもバレエ衣装を手掛けるという伝統を継承してきた。今回ヴィアールが試みたのは、「体と衣服が持つ力と優雅さを、チュールやフリル、プリーツ、レースで構成された極めて軽やかで優美なコレクションに集約させること」。創業者が1924年の公演「青列車(Le Train Bleu)」のために初めて衣装を手掛けてから1世紀を迎えた節目の年に、あらためてバレエとの絆にフォーカスした。

会場は、天井に巨大なボタンのオブジェが飾られた円型のセット。壁のスクリーンにティザーとして制作されたショートフィルムが流れた後、作中でも主演を務めた「シャネル」のアンバサダーでバレエ経験もある俳優のマーガレット・クアリー(Margaret Qualley)が登場した。白のツイードジャケットにチュールのラッフルカラー、シアースカートを重ねたミニスカートというルックにバレエ衣装に通じる白いタイツを合わせ、あどけない笑みを浮かべながらランウエイを闊歩する姿は、まさに今季のムードを象徴する。

淡い色のシアー素材と装飾が生む軽やかさ

白やピンクをはじめとする水彩画のような淡い色合いを中心にした今季は、全モデルが白タイツを着用。透け感を生かしたレイヤードや装飾の軽やかさがポイントになる。例えば、ツイードコートの腰下にチュールを加えたり、スーツのスカートにシアー素材を重ね、その上に羽やパールビーズで植物のようなモチーフを描いたり。ベースにレオタードを身につけ、その上にスパンコールの立体的な花モチーフが印象的なブラトップとボリュームのあるチュールスカートを合わせたモデルもいれば、スパンコール刺しゅうや羽根細工がたっぷりとあしらわれたエアリーなチュールドレスをまとうモデルもいる。

セットアップはクロップド丈のジャケットとマイクロミニ丈のスカートやドレスを合わせた提案も多い。タイツやレオタードで素肌を大胆には見せずとも、そこから感じるのは女性たち自身の自由を尊重した体の賛美と動きやすさへの探求心。シャネルが提げた女性を制限から解き放つ“解放”の精神は、時代に合わせて形を変えながら今もしっかりと受け継がれている。

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「シャネル」の軽やかな“バレリーナ”クチュール 創業者の“解放”の精神を示すボタンから始まる物語

「シャネル(CHANEL)」は1月23日、グランパレ・エフェメールで2024年春夏オートクチュール・コレクションを発表した。今季の出発点は、メゾンコードの一つであるボタン。衣服はボタンによって開閉が容易になり、女性たちは動きを制限していたものから解放されて自由になった。そのため、動きやすく機能的な服を追求していたガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)にとってボタンは重要であり、ジュエリーのように華やかなボタンを好んだ。現在メゾンのクリエイションを率いるヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)は、そんな“解放のシンボル”でもあるボタンをダンスやバレエの世界に結び付け、可憐なコレクションを見せた。

100年続く「シャネル」とバレエの関係

かつてシャネルは、セルジュ・ディアギレフ(Sergei Diaghilev)が主宰するバレエ団バレエ・リュスに資金援助や衣装のデザイン提供を行なっており、バレエとのつながりは深い。そして、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)とヴィアールもバレエ衣装を手掛けるという伝統を継承してきた。今回ヴィアールが試みたのは、「体と衣服が持つ力と優雅さを、チュールやフリル、プリーツ、レースで構成された極めて軽やかで優美なコレクションに集約させること」。創業者が1924年の公演「青列車(Le Train Bleu)」のために初めて衣装を手掛けてから1世紀を迎えた節目の年に、あらためてバレエとの絆にフォーカスした。

会場は、天井に巨大なボタンのオブジェが飾られた円型のセット。壁のスクリーンにティザーとして制作されたショートフィルムが流れた後、作中でも主演を務めた「シャネル」のアンバサダーでバレエ経験もある俳優のマーガレット・クアリー(Margaret Qualley)が登場した。白のツイードジャケットにチュールのラッフルカラー、シアースカートを重ねたミニスカートというルックにバレエ衣装に通じる白いタイツを合わせ、あどけない笑みを浮かべながらランウエイを闊歩する姿は、まさに今季のムードを象徴する。

淡い色のシアー素材と装飾が生む軽やかさ

白やピンクをはじめとする水彩画のような淡い色合いを中心にした今季は、全モデルが白タイツを着用。透け感を生かしたレイヤードや装飾の軽やかさがポイントになる。例えば、ツイードコートの腰下にチュールを加えたり、スーツのスカートにシアー素材を重ね、その上に羽やパールビーズで植物のようなモチーフを描いたり。ベースにレオタードを身につけ、その上にスパンコールの立体的な花モチーフが印象的なブラトップとボリュームのあるチュールスカートを合わせたモデルもいれば、スパンコール刺しゅうや羽根細工がたっぷりとあしらわれたエアリーなチュールドレスをまとうモデルもいる。

セットアップはクロップド丈のジャケットとマイクロミニ丈のスカートやドレスを合わせた提案も多い。タイツやレオタードで素肌を大胆には見せずとも、そこから感じるのは女性たち自身の自由を尊重した体の賛美と動きやすさへの探求心。シャネルが提げた女性を制限から解き放つ“解放”の精神は、時代に合わせて形を変えながら今もしっかりと受け継がれている。

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盛り上がる国内発の大人ブランド “クワイエット・ラグジュアリー”の流れに乗る“リアルに着たい服”【2024年春夏トレンド】

「お気に入りの服を長く着続けたい」というムードを追い風に、“大人向け”を押し出す日本の新興ブランドが相次いで登場しています。日本の消費者が求めるリアルな“着たい服”とは、インポートブランドのようなモードなスタイルではなく、仕事にも着て行ける“ほどよいテイスト”。世界的なビッグトレンド“クワイエット・ラグジュアリー(Quiet Luxury)”の特徴である、派手で目立つデザインを遠ざけ、素材の上質さを引き立てる提案も、日本流にアレンジされ始めています。

今回ご紹介する4つの国内ブランド「エステータ(ESTETA)」「オーヴィル(EAUVIRE)」「オブリオ(AUBRIOT)」「ジェイドット(J.)」は、いずれも本物志向の大人を意識したブランド。一つ格上の“アッパーライン”という立ち位置にも、今のニーズがうかがえます。今回は、大人のおしゃれマインドに寄り添う4ブランドの持ち味と魅力をお伝えします。

「エステータ」
大人心をつかむ審美眼と新バランス

「エステータ」は、オンワード樫山の主力ブランド「23区」から派生したブランドで2023年秋に誕生しました。イタリア語で“審美眼のある人”を意味する通り、高感度な大人の女性に向けて発信しています。“ハイグレード×コンテンポラリー×ミニマルスタイリング”をコンセプトに掲げ、人気スタイリストの髙橋リタ氏がディレクターを務めています。デビューコレクションは、伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店、松屋銀座本店の3店舗でポップアップが開催されました。

デザインには、トップスタイリストならではの審美眼やバランス感覚が生かされています。上質な素材をベースとした、新しいバランスのパターンが印象的で、シンプルでベーシックなのに、ほかにはないセンスやひねりを感じさせます。例えば、写真1枚目のオールインワンは、お腹や腰まわりをカバーしつつ、きれい見えがかなう立体感のあるラップデザインで、調節も可能。安心して着られる知恵やアイデアがパターンに施されているところが大人心をつかみそうです。

「オーヴィル」
シーンを選ばないユーティリティーエレガンス

クリエイティブ・ディレクターに川﨑瑤子氏を迎え、2024年春夏シーズンにデビューした「オーヴィル」は、イトキンの新ブランド。“リラグジュアリー(Reluxury)”をテーマに、どんなシーンにも対応する“オーディナリードレス”を提案しています。カジュアルからクチュールドレスまで幅広く操る川﨑氏ならではの快適さと高感度なデザインが魅力。トレンドとベーシックどちらにも偏り過ぎない、絶妙なムードや特別なたたずまいを意識しています。

上質でボリューム感のある三重織を使ってモダンに仕立てた立体的なシルエットのワンピースは、ブランドのアイコン的存在。凛とした美しさを感じさせながら、シワになりにくい“ユーティリティーエレガンス”を提案しています。デビューコレクションでは、全体の4分の1をサーキュラーエコノミーに配慮した素材で調達。今後はそういった素材の割合を高め、途上国の女性支援に貢献する素材も取り入れていく予定だそう。SDGsやエシカルな志向が広がる中、支持されていきそうな取り組みです。

「オブリオ」
タイムレスな魅力と自立した女性像

ワールドから2024年春夏シーズンにデビューした新ブランド「オブリオ」には、“10年後も変わらずいいと思えるものを”という思いが込められています。ブランド名は、パリ4区にあるオブリオ通りから。木本建徳氏をクリエイティブ・ディレクターに迎え、トレンドに左右されないタイムレス志向の上質アイテムを打ち出しています。キャリア系ブランド「アンタイトル(UNTITLED)」のカプセルコレクションからスタートした“アッパーライン”です。

“長く着られる本当に良いもの”への意識が高い、自己を確立した女性をイメージターゲットに据えているだけに、美しいシルエットを生かした、大人の余裕を感じさせる意外性のあるスタイリングが際立ちます。例えば、クロップド丈のジャケットには、カーゴディテールのシックなパンツでコーディネート。ドレスライクなトレンチコートは、マスキュリンなデザインにエレガンスやユーモアを融合。パリジェンヌを思わせる着こなしです。阪急うめだ本店やジェイアール名古屋タカシマヤ、三越日本橋本店で、2月から順次ポップアップストアが展開される予定です。

「ジェイドット」
日本の美と匠を追求したクリエーション

ファッションカタログ通販のドゥクラッセが立ち上げた、2023年春デビューの「ジェイドット」は、“Made in Japan”にこだわり、国内の工場で製造しています。現在、わずか1%程度ともいわれる“国産服”。コレクションには、尾州の毛織物や北陸で紡績した綿糸、京都の伝統染色など日本各地の素材や技法を採用し、国内の腕きき職人たちの技術をクリエーションに注ぎ込んでいます。

ドゥクラッセブランドの設立者でもある、デザイナーの谷川順子氏は、日本人を美しく見せるパターンメーキングを追求してきたキャリアの持ち主。“大人の女性が年齢にとらわれず美しく着こなせる、最高品質のリアルクローズ”を意識したラインアップには、40年かけて培った職人技の立体裁断が冴えます。羽のような軽さと着物の“正絹”のようなつやを兼ね備えた、日本発の素材「オクタダブルクロス」は、ブランドのシグネチャーマテリアル。匠のカッティングで、構築的なワイド幅なのに、すっきりしたシルエットがかなう主役級パンツを生み出しました。

今回は、それぞれに異なる魅力を発信している、4つの大人ブランドを紹介しました。多様性の時代だからこそ、選択肢が増えるのはうれしいところ。自分らしいアレンジを加えてエイジレスかつタイムレスに着こなせる“新・大人服”は、日本でさらなる成熟と広がりを見せていきそうです。

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「ディーゼル」がインタラクティブなショー体験 先着1000人を招待

「ディーゼル(DIESEL)」は、2024-25年秋冬ミラノ・ファッション・ウイーク中の2月21日に開催するショーに、一般客1000人をオンラインで招待し、インタラクティブな体験を提供する。

「『見ること』と『見られること』を経験するショー」とし、Eチケットを獲得するとオンライン上でショーの閲覧が可能。同時に当日ショー会場に用意されるスクリーン上にも観客の顔が映し出されるという。

参加エントリーは、2月13日午後8時(日本時間)から公式サイト上で受け付け、先着順でEチケットを配布する。なお、Eチケットがない場合でも公式サイト上のライブ配信は閲覧できる。

また2月18日から20日までの期間、公式サイトではショーの制作過程をライブストリーミングする新たな試みも実施する。

グレン・マーティンス(Glenn Martens)=クリエイティブ・ディレクターは、従来招待客に限られていたファッションショーを、一般に開かれた場にする取り組みを続けている。9月にミラノで開催した24年春夏コレクションでは、野外の会場に一般客を含めた7000人の観客を招き、レイブパーティーの一環としてショーを発表した。ショー後には、同会場で無料の映画祭も開催した。

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「ディーゼル」がインタラクティブなショー体験 先着1000人を招待

「ディーゼル(DIESEL)」は、2024-25年秋冬ミラノ・ファッション・ウイーク中の2月21日に開催するショーに、一般客1000人をオンラインで招待し、インタラクティブな体験を提供する。

「『見ること』と『見られること』を経験するショー」とし、Eチケットを獲得するとオンライン上でショーの閲覧が可能。同時に当日ショー会場に用意されるスクリーン上にも観客の顔が映し出されるという。

参加エントリーは、2月13日午後8時(日本時間)から公式サイト上で受け付け、先着順でEチケットを配布する。なお、Eチケットがない場合でも公式サイト上のライブ配信は閲覧できる。

また2月18日から20日までの期間、公式サイトではショーの制作過程をライブストリーミングする新たな試みも実施する。

グレン・マーティンス(Glenn Martens)=クリエイティブ・ディレクターは、従来招待客に限られていたファッションショーを、一般に開かれた場にする取り組みを続けている。9月にミラノで開催した24年春夏コレクションでは、野外の会場に一般客を含めた7000人の観客を招き、レイブパーティーの一環としてショーを発表した。ショー後には、同会場で無料の映画祭も開催した。

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資生堂2023年12月期は営業利益が同39.6%減 中国需要低迷が響く

資生堂の2023年12月期連結業績は、「日本事業が黒字化に転換し、欧米・アジアパシフィックも力強く成長したが、中国での需要低迷が響いた」(横田貴之CFO)ことから、売上高が前期比8.8%減の9730億円、コア営業利益(営業利益から非経常項目を除き算出)が同22.4%減の398億円、営業利益が同39.6%減の281億円、純利益が36.4%減の217億円となった。

事業別では日本事業の売上高は同9.4%増(実質10%増)の2599億円、コア営業利益は18億円の黒字(前期は130億円の赤字)だった。マーケティング投資を集中した中〜高価格帯の主力ブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「シセイドウ(SHISEIDO)」「エリクシール(ELIXIR)」が後押しした。「シセイドウ」は日本限定でリニューアル販売した“アルティミューン”や美容液処方の“エッセンス スキングロウ ファンデーション”が軒並みヒット。「エリクシール」は“リンクルクリーム”や“トータル V ファーミングクリーム”が成長をけん引した。インバウンドは、旅行客の増加で回復し、年間の客購買が同20%台後半と伸長した。

中国事業の売上高は同6.0%減(実質9.8%減)の2582億円、コア営業利益は69億円の黒字(前期は億39億円の赤字)だった。ALPS処理水の海洋放出後の日本製品買い控えやW11の不振、景況感悪化の影響を受けたが、ALPS処理水の影響は着実に回復し、プレステージブランドの改善の兆しが見えているという。「日本ブランドへの強い逆風がある中、投資の取捨選択を行い、今の環境下でワークする投資に絞ったことで収益性を守りつつ、“勝つべきところできちんと勝つ”ということを実現できた」(横田CFO)と、比較的ネガティブ影響の小さいメイクアップカテゴリーで「NARS」や「クレ・ド・ポー ボーテ」がシェアを拡大した。

そのほか、アジアパシフィック事業の売上高が同1.1%減(実質12.5%増)の672億円、米州事業が同20%減(実質15.2%増)の1102億円、欧州事業が同8.9%減(実質18.9%増)の1169億円、トラベルリテール事業が同19%減(実質19.5%減)の1325億円だった。

2025年度を最終年度とする中期経営戦略「SHIFT 2025 and Beyond」は、市場環境変化を踏まえ目標に再設定した。コア営業利益率を2025年に9%、将来的に15%を目指す。藤原憲太郎社長COOは、「25年までに持続的な利益成長と構造改革を両輪としたビジネストランスフォーメーションを完成する」と述べる。具体的には、1.400億円超のグローバルコスト削減(日本は250億円のコスト削減)、2.日本の構造改革アクションの完遂と成長加速、3.中国トラベルリテールの質の高い成長実現、4.売り上げが好調な米州、欧州、アジアパシックの成長加速、 5.コアブランドの成長モメンタムのさらなる加速、6.グロスプロフィット(売上総利益)の拡大を目指し、「これらの内容を25年までに完成することで、レジリエントな事業構造を構築する」と力強く話す。

日本市場で持続的な成長を実現するために、「クレ・ド・ポー ボーテ」「シセイドウ」などグローバルやアジアブランドの投資に集中し、将来的に売上構成比70%を目指す。ローカルブランドは、スキンケア技術を活用した新カテゴリーの創出やインナービューティなどの新たな事業を推し進める。

タッチポイント戦略においては、ECの取り組みを加速する。自社ECの「ワタシプラス(Watashi+)」を今年刷新し、体験価値の向上を図る。ECのプラットフォームの展開を強化し、現在のEC化率10%超を30%まで伸ばす。ドラッグストアでは、自由体験型モデルを推進し生活者起点の活動へと転換を図る。

24年12月期の連結業績予想は売上高が同2.8%増(実質8%増)の1兆円、コア営業利益が同38%増の550億円、純利益が同1.1%増の220億円を見込む。

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コインパとimmaが渋谷&原宿をジャック! ドロップイベントの全貌をレポート

1月27日、アーティスト・コインパーキングデリバリー(COIN PARKING DELIVERY、以下コインパ)とバーチャルヒューマンimmaによるドロップイベントが開催された。渋谷区のどこかで、4回に分けアイテムのギブアウェイを行うイベントで、1月上旬から複数回、双方のインスタグラムにて告知されていた。配布されたのは、immaが手掛けるアパレルブランド「アストラル ボディ(ASTRAL BODY)」とコインパが手掛けるブランド「CPDHOOME」によるスマホリング“白井さんGAL Ring”とスエットパンツだ。

イベント当日、各ドロップ実施時間の15分前にコインパ、immaそれぞれのアカウントからドロップポイントが発表された。これらのポイントには合計4人のimmaとコインパがランダムで登場し、訪れたファン達に先着順で“白井さんGAL Ring”の、immaとのコラボ限定デザインがプレゼントされた。

1stドロップ会場となったのは原宿エリアの3つのポイント。ニューエラ原宿、ラルフローレン表参道、表参道のカルバン・クライン アンダーウェア原宿店それぞれの場所で、18時ちょうどにimmaが登場した。

2ndドロップではimmaが広告モデルを務める野村證券の渋谷支店にコインパ、渋谷のカフェ・エルールにimmaの姿が。ニューエラ原宿、野村證券渋谷支店の合計2カ所で“白井さんGAL Ring”を獲得したと言う男性2人組は「1つめをもらった後、また遭遇できないかと思い、カフェでストーリーをチェックしていました。次のドロップポイントが近くの場所だったので、すぐに来て2つめも手に入りました!」。惜しくもゲットならず!も、コインパが手掛けるキャラクター“白井さん”のグッズを持参した女性2人組は「RAMPAGEの長谷川慎さんをきっかけに、コインパーキングデリバリーのファンに。ラルフ ローレン表参道、渋谷の野村證券に行ったのですが、アイテムは手に入れることができませんでした」と悔しそうに語った。

3rdドロップポイントはオグラ眼鏡 渋谷本店前、渋谷WWW前にそれぞれにimmaが1人ずつ、オニツカタイガー渋谷裏には2人のimmaが現れた。

これら8カ所のドロップポイントの頭文字を集めると、今回のコラボスエットにもプリントされたコインパのお馴染みのステートメント“NOW ON REC”となる。

最終ドロップポイントである渋谷パルコには早い時間から人だかりが。時間になりコインパと4人のimmaが登場し、コラボスエットや“白井さんGAL Ring”、オリジナルステッカーをギブアウェイ。このステッカーの裏側にプリントされたQRコードからは、本コラボレーションアイテムを先行購入できるURLへとアクセスできる。

イベント終盤には日頃からimmaとも親交があるラッパー・オズワルド(OZworld)もサプライズ登場し、来場者はますますヒートアップ。

この日配布された限定スエットパンツは10着。ステージからimmaやコインパ、オズワルドが投げたり、じゃんけん大会をしてプレゼントされた。手に入れた2人組に話を聞くと「前回のコインパーキングデリバリーのイベントにも参加し、今日はこのイベントのために予定を空けていました。それぞれのドロップポイントにも行ったのですが、“白井さんGAL Ring”はゲットできず。最後にスエットパンツが手に入ってうれしいです」とコメント。一方で、「どんなイベントをやっているのか全く知らなかったのですが、面白そうな人たちがいるので立ち寄りました」と、偶然人だかりを見つけて立ち寄り、アイテムを獲得できたラッキーな人も。

コインパとimmaを発見するため、多くの人が渋谷区内を駆け巡った1日。大盛況となったイベントのストーリーを2人聞いた。

WWD:イベント開催の経緯とは?
コインパーキングデリバリー(以下、コインパ):今回はバーチャルヒューマンのimmaちゃんとコインパという、現実世界に存在しているのか不明瞭な2人によるリアルイベントだったので、当日来た人とネットのみで閲覧している人の間でどれだけ“ズレ”を作れるのか意識しました。
imma:コインパさんと出会ったのは3年ほど前のことです。私がディーゼル アート ギャラリーで“imma天”という展示をやった後、次のアーティストが彼だったので、その時に初めて会いました。そこから頻繁にコミュニケーションをとるようになり、考え方や今の時代にしかできない新しい楽しみ方などをたくさん話し合ったのですが、びっくりするほど考えていることが似ていて、とても刺激を受けました。長い間、今回のようなことをやろうと話していたんですが、実際にプロジェクトとして動き出したのは半年前くらいです。本当は昨年中に実施予定だったのですが、お互いそれぞれのプロジェクトに追われていたため、区切りよく2024の初動プロジェクトにしようということになりました。

WWD:実際にイベントを終えての感想は?
コインパ:テーマを知らなくてもたくさんの人が楽しんでくれたのが良かったと思います。
imma:私はいつもバーチャル活動が多いので、久しぶりのリアルでの活動となり、多くの人が声をかけてくれてうれしかったです。このイベントを初動として、今年はチャレンジの年にしようと決めました。私自身いろいろなことを準備しているのですが、あまり内面的な部分を発信していなかったことに気づいたので、今後は自分の考えや想い、そして目指す未来ややりたいことをもっと露出していこうと思います。もっとみんなと議論したいし、何かを与えることができる存在になりたいです!

WWD:ラストドロップで配布したスエットパンツのデザインには、どのような意味を込めた?
コインパ:女性が通勤中に感じていることや、彼女達の心を守ることをテーマに制作しました。
imma:裏テーマとして、ある意味が込められています。というのも、やはり何かモノをつくるには意味や意図を込めたいと思っていました。日本の90年代ファッションを探っている時に、スカートの下にスエットパンツを履いている女子高生のファッションを見ました。すごくかわいいなと思った一方で、痴漢や盗撮の悩みや、校則の厳しさから生まれたファッションだというのを知って、とても興味が湧いたんです。ちょうどその頃、会社のスタッフさんも同じ悩みなどを抱えていた時期で、日本特有のこの問題に疑問を感じて、そのものをコンセプトにしたいって思いました。なので、お尻にプリントされた“白井さん”の手は何かから守ろうとしている手で、手のひらがこちら側を向いているんです。

現在、「アストラル ボディ」公式サイトでは、本コラボレーションアイテムを発売中。一部の商品はすでに完売している。

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「ネイルズインク」からアロエネイル 保湿効果のあるホログラムやグリッターカラー

英国発のネイルブランド「ネイルズインク(NAILS INC)」は2月21日、保湿効果の高いアロエベラを配合した“ジャスト セイイング アロー ネイルポリッシュ”(全5色、各14mL、各3080円)を発売する。

同シリーズでは、みずみずしい果肉が傷を癒す効果や美容効果をもつアロエにフォーカスした。アロエベラの他にもスーパーフードのケールを配合し、ハリのある健やかな爪へと導く。アロエのアイコニックな形を模したホログラム入りグリッターカラーやティールグリーン、幸福感のあるモーヴピンクなど5色を展開する。

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「ネイルズインク」からアロエネイル 保湿効果のあるホログラムやグリッターカラー

英国発のネイルブランド「ネイルズインク(NAILS INC)」は2月21日、保湿効果の高いアロエベラを配合した“ジャスト セイイング アロー ネイルポリッシュ”(全5色、各14mL、各3080円)を発売する。

同シリーズでは、みずみずしい果肉が傷を癒す効果や美容効果をもつアロエにフォーカスした。アロエベラの他にもスーパーフードのケールを配合し、ハリのある健やかな爪へと導く。アロエのアイコニックな形を模したホログラム入りグリッターカラーやティールグリーン、幸福感のあるモーヴピンクなど5色を展開する。

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「アディダス」と「トム ブラウン」のストライプ商標を巡る争いがEUでも 欧州連合知的財産庁が「アディダス」の異議申し立てを却下

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」がEUでマルチストライプのグログランリボンを商標出願したことに関して「アディダス(ADIDAS)」が異議申し立てした件について、欧州連合知的財産庁(EUIPO)は「アディダス」の申し立てを退け、申し立て費用300ユーロ(約4万8000円)の支払いを命じた。「アディダス」からも「トム ブラウン」からもコメントは得られなかった。

EUIPOは、消費者は「アディダス」と「トム ブラウン」の間につながりを見出すことはないと判断し、この異議申し立ては十分な根拠がなく、申し立てを却下すると結論付けた。この決定によって不利益を被る当事者は、上訴する権利を有する。不服申し立ては、決定の通知日から2か月以内に書面で提出しなければならない。

「トム ブラウン」のストライプのデザインを巡る「アディダス」との争いは、米国でも進行中だ。「アディダス」は、「トム ブラウン」がアパレルなどに採用した4本線のストライプ柄やブランドのトレードマークでもあるトリコロールカラーのグログランリボンが「アディダス」の商標権を侵害しているなどとして、約800万ドル(約11億8400万円)の損害賠償を求めて「トム ブラウン」を提訴していたが、2023年1月、8人の裁判員は「トム ブラウン」の商標権侵害を否定した。現在は「アディダス」が提起した再審請求について審理されている。

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「アディダス」と「トム ブラウン」のストライプ商標を巡る争いがEUでも 欧州連合知的財産庁が「アディダス」の異議申し立てを却下

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」がEUでマルチストライプのグログランリボンを商標出願したことに関して「アディダス(ADIDAS)」が異議申し立てした件について、欧州連合知的財産庁(EUIPO)は「アディダス」の申し立てを退け、申し立て費用300ユーロ(約4万8000円)の支払いを命じた。「アディダス」からも「トム ブラウン」からもコメントは得られなかった。

EUIPOは、消費者は「アディダス」と「トム ブラウン」の間につながりを見出すことはないと判断し、この異議申し立ては十分な根拠がなく、申し立てを却下すると結論付けた。この決定によって不利益を被る当事者は、上訴する権利を有する。不服申し立ては、決定の通知日から2か月以内に書面で提出しなければならない。

「トム ブラウン」のストライプのデザインを巡る「アディダス」との争いは、米国でも進行中だ。「アディダス」は、「トム ブラウン」がアパレルなどに採用した4本線のストライプ柄やブランドのトレードマークでもあるトリコロールカラーのグログランリボンが「アディダス」の商標権を侵害しているなどとして、約800万ドル(約11億8400万円)の損害賠償を求めて「トム ブラウン」を提訴していたが、2023年1月、8人の裁判員は「トム ブラウン」の商標権侵害を否定した。現在は「アディダス」が提起した再審請求について審理されている。

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「MHL.」×ムーンスターの最新作 “キャンバストレーナー”で協業

「MHL.」×ムーンスターの“キャンバストレーナー”

MHL.」は、ムーンスターとコラボした“キャンバストレーナー”を発売した。価格は1万7600円。

つま先に向かってシェイプさせたラストは1970年代の運動靴をルーツとしたもので、「MHL.」は「履きなじみが良く、デイリーに取り入れやすい」と話す。

両者の協業は、2018年春夏シーズンにスタートした。

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廃棄ゼロの型紙シンフラックス、ゴールドウインや「ダブレット」からコラボ製品続々

生産工程の生地廃棄ゼロを目指すデザインシステムを開発するシンフラックス(Synflux)の協働先が増えている。ゴールドウイン(Goldwin)の「ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)」は2月9日、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」は3月1日、それぞれ1型ずつ製品を発売する。「ダブレット(DOUBLET)」は1月21日、2024-25年秋冬コレクションでテイラードのセットアップやデニムのセットアップ、コートなど7アイテムを発表した。今後、人気ブランドや有力セレクトショップのオリジナルブランドと協働した製品の発表も控える。

直線的なパターンから改良

ゴールドウインとの協働プロジェクト“シングリッド(SYN-GRID)”は今回が第2弾。第1弾は、「ニュートラルワークス.」は早い段階で、「ザ・ノース・フェイス」は発売から3週間で完売するなど好評だった。第2弾の今回は、アルゴリズムをアップデートしたことで、第1弾では直線的になっていたパターンを改良。運動性を担保するアームホールやネックラインなどの三次元形状の再現度は担保したまま、実現したい意匠や構造、着用感を損なうことなく可能な限り設計を最適化することができるようになったという。加えて、縫製箇所を複数提案できるようになった。

「ニュートラルワークス.」はアシンメトリーなアノラックを提案した。大坪岳人事業部長は「今回は縫製箇所やパネルの少ないアノラックを作りたいと考え、機能性や着心地などのクオリティを追求した。初めての協働だった前回は紆余曲折、さまざまなアプローチを試みたのに対して、今回は何ができるのかが明確だったため、迷いがなくソリッドな仕事になった。結果、廃棄率10%以下を実現しながら、クオリティの高いアノラックになった」と言う。今後の協働についても「“シングリッド”自体、アイテムや素材の種類、ストレッチの有無など検討余地や可能性が無限にある。何かに当て込んで“シングリッド”を活用するという発想ではなく、自分たちが作りたいデザインを実現する手法として“シングリッド”が適していれば採用することになるだろう。個人的にはダウンのような中綿入りのウエアなど表と裏がある(2~3枚の素材を使う)アイテムで挑戦してみたい」と前向きだ。

定番品の生産工程を最適化するツール

「ザ・ノース・フェイス」は定番品の生産工程での生地の廃棄量削減を目指した。ザ・ノース・フェイス事業一部ライフスタイルグループの相楽輝MDは、「デザインやパターンの根本的な部分は残しつつ、機能性を追求しながらパターンの形状を工夫した。結果、廃棄率を18%程度から9%に削減できた」と語る。生産工程の生地の廃棄量自体は半分に減った。「当初は縫製箇所が増えることを懸念していたが、縫製箇所は元の製品と同等で、元の製品と比較しても遜色ないデザインや着用のしやすさを実現した」と自信をのぞかせる。「目的はインパクトを持って環境負荷低減に取り組むこと。その第一歩として今回は量産することに決めた」と語る。「テクノロジーのノウハウや知見をシンフラックスと蓄積できてきている」といい、今後は「その経験を生かし、さまざまな製品でパターンの生成試験を試みる。われわれの代表的なアイテムの歴史やアイデンティティを継承しながら、環境への負荷を軽減する製品の実現に向けてその可能性を模索していく」と語った。

「ダブレット」との協働ではデザイン要素に

「ダブレット」は廃棄量を削減しながらデザイン要素のひとつとしてシンフラックスの技術を活用した。テーマは「回復」。フランケンシュタインやゾンビに扮したモデルが「ダブレット」の服を着ると健康になるというストーリーで見せた。シンフラックスとの協働アイテムは、フランケンシュタインをイメージして、大小のパーツをあえていびつにつなぎ合わせて、ボルトの刺しゅうを刺すデザインで表現。縫製箇所は増えたが生地は従来25%程度を廃棄していたものが14%に減った。井野将之「ダブレット」デザイナーは「フランケンシュタインのつぎはぎをデザインに取り入れた。切り替えを増やし左右のバランスを変わるように選択したことで、このデザインになった。切り替えなど無駄を増やした結果、廃棄量が減った」と語る。今回初めての協働だった。「アイデア次第で広がるテクノロジーだと感じた。例えば象にぴったりのパターンを作ることができる。新しいもの生み出すきっかけになるし、アルゴリズムで作るので人間のエゴがなくていい。ベーシックな定番品の切り替えを少しだけ増やして用尺が良くなるようにすることにも興味がある。試したいことがたくさんある」とコメント。シンフラックスの佐野虎太郎チーフオペレーティングオフィサー(COO)は「縫製する箇所を選択できるシステムにアップデートしたことで、より面白く切り替えてつなぎ合わせることを重視した」と振り返る。

次のフェーズは環境影響評価の実施と修理・分解可能性の模索

サステナブルファッションを掲げてシンフラックスを立ち上げた川崎和也最高経営責任者(CEO)は事業を進める中で「大量生産のシステムに100%依存してモノ作りを続けること自体に疑問を持ち始めている」という。そんな中で「僕たちができることは、企業がすでに有するリソースの再利用などを含め、素材やモノ、データなどをリサイクルして再設計し最適化すること。型紙設計は機能性やブランドのDNAなどと直結するため、いろいろな部門やサプライヤーが連携しないと廃棄ゼロを目指すことができない。そのきっかけにシングリッドを使ってもらいたい」と語る。また、「サステナブルな製品を作ることは犠牲が伴うという考えが浸透しているが、そうではない。われわれの技術は廃棄もコストも削減できる。環境配慮型素材を使うと上代が上がるが、型紙を最適化することで生地のコストは削減できるからだ」。現在は廃棄ゼロを目指したシステムを提案しているが、修理可能性や再資源化に向けても考慮する必要があるのではないか。「今後、修理可能性や分解可能性をシステムに搭載することも模索している」と川崎。さらに佐野は「型紙を改良することで生産工程にどのようなインパクトを出せるか、環境評価を行う予定だ」と語る。

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廃棄ゼロの型紙シンフラックス、ゴールドウインや「ダブレット」からコラボ製品続々

生産工程の生地廃棄ゼロを目指すデザインシステムを開発するシンフラックス(Synflux)の協働先が増えている。ゴールドウイン(Goldwin)の「ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)」は2月9日、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」は3月1日、それぞれ1型ずつ製品を発売する。「ダブレット(DOUBLET)」は1月21日、2024-25年秋冬コレクションでテイラードのセットアップやデニムのセットアップ、コートなど7アイテムを発表した。今後、人気ブランドや有力セレクトショップのオリジナルブランドと協働した製品の発表も控える。

直線的なパターンから改良

ゴールドウインとの協働プロジェクト“シングリッド(SYN-GRID)”は今回が第2弾。第1弾は、「ニュートラルワークス.」は早い段階で、「ザ・ノース・フェイス」は発売から3週間で完売するなど好評だった。第2弾の今回は、アルゴリズムをアップデートしたことで、第1弾では直線的になっていたパターンを改良。運動性を担保するアームホールやネックラインなどの三次元形状の再現度は担保したまま、実現したい意匠や構造、着用感を損なうことなく可能な限り設計を最適化することができるようになったという。加えて、縫製箇所を複数提案できるようになった。

「ニュートラルワークス.」はアシンメトリーなアノラックを提案した。大坪岳人事業部長は「今回は縫製箇所やパネルの少ないアノラックを作りたいと考え、機能性や着心地などのクオリティを追求した。初めての協働だった前回は紆余曲折、さまざまなアプローチを試みたのに対して、今回は何ができるのかが明確だったため、迷いがなくソリッドな仕事になった。結果、廃棄率10%以下を実現しながら、クオリティの高いアノラックになった」と言う。今後の協働についても「“シングリッド”自体、アイテムや素材の種類、ストレッチの有無など検討余地や可能性が無限にある。何かに当て込んで“シングリッド”を活用するという発想ではなく、自分たちが作りたいデザインを実現する手法として“シングリッド”が適していれば採用することになるだろう。個人的にはダウンのような中綿入りのウエアなど表と裏がある(2~3枚の素材を使う)アイテムで挑戦してみたい」と前向きだ。

定番品の生産工程を最適化するツール

「ザ・ノース・フェイス」は定番品の生産工程での生地の廃棄量削減を目指した。ザ・ノース・フェイス事業一部ライフスタイルグループの相楽輝MDは、「デザインやパターンの根本的な部分は残しつつ、機能性を追求しながらパターンの形状を工夫した。結果、廃棄率を18%程度から9%に削減できた」と語る。生産工程の生地の廃棄量自体は半分に減った。「当初は縫製箇所が増えることを懸念していたが、縫製箇所は元の製品と同等で、元の製品と比較しても遜色ないデザインや着用のしやすさを実現した」と自信をのぞかせる。「目的はインパクトを持って環境負荷低減に取り組むこと。その第一歩として今回は量産することに決めた」と語る。「テクノロジーのノウハウや知見をシンフラックスと蓄積できてきている」といい、今後は「その経験を生かし、さまざまな製品でパターンの生成試験を試みる。われわれの代表的なアイテムの歴史やアイデンティティを継承しながら、環境への負荷を軽減する製品の実現に向けてその可能性を模索していく」と語った。

「ダブレット」との協働ではデザイン要素に

「ダブレット」は廃棄量を削減しながらデザイン要素のひとつとしてシンフラックスの技術を活用した。テーマは「回復」。フランケンシュタインやゾンビに扮したモデルが「ダブレット」の服を着ると健康になるというストーリーで見せた。シンフラックスとの協働アイテムは、フランケンシュタインをイメージして、大小のパーツをあえていびつにつなぎ合わせて、ボルトの刺しゅうを刺すデザインで表現。縫製箇所は増えたが生地は従来25%程度を廃棄していたものが14%に減った。井野将之「ダブレット」デザイナーは「フランケンシュタインのつぎはぎをデザインに取り入れた。切り替えを増やし左右のバランスを変わるように選択したことで、このデザインになった。切り替えなど無駄を増やした結果、廃棄量が減った」と語る。今回初めての協働だった。「アイデア次第で広がるテクノロジーだと感じた。例えば象にぴったりのパターンを作ることができる。新しいもの生み出すきっかけになるし、アルゴリズムで作るので人間のエゴがなくていい。ベーシックな定番品の切り替えを少しだけ増やして用尺が良くなるようにすることにも興味がある。試したいことがたくさんある」とコメント。シンフラックスの佐野虎太郎チーフオペレーティングオフィサー(COO)は「縫製する箇所を選択できるシステムにアップデートしたことで、より面白く切り替えてつなぎ合わせることを重視した」と振り返る。

次のフェーズは環境影響評価の実施と修理・分解可能性の模索

サステナブルファッションを掲げてシンフラックスを立ち上げた川崎和也最高経営責任者(CEO)は事業を進める中で「大量生産のシステムに100%依存してモノ作りを続けること自体に疑問を持ち始めている」という。そんな中で「僕たちができることは、企業がすでに有するリソースの再利用などを含め、素材やモノ、データなどをリサイクルして再設計し最適化すること。型紙設計は機能性やブランドのDNAなどと直結するため、いろいろな部門やサプライヤーが連携しないと廃棄ゼロを目指すことができない。そのきっかけにシングリッドを使ってもらいたい」と語る。また、「サステナブルな製品を作ることは犠牲が伴うという考えが浸透しているが、そうではない。われわれの技術は廃棄もコストも削減できる。環境配慮型素材を使うと上代が上がるが、型紙を最適化することで生地のコストは削減できるからだ」。現在は廃棄ゼロを目指したシステムを提案しているが、修理可能性や再資源化に向けても考慮する必要があるのではないか。「今後、修理可能性や分解可能性をシステムに搭載することも模索している」と川崎。さらに佐野は「型紙を改良することで生産工程にどのようなインパクトを出せるか、環境評価を行う予定だ」と語る。

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「シーピー カンパニー」が渋谷に日本初の旗艦店オープン アーカイブアイテムの展示も

「シーピー カンパニー(C.P. COMPANY)」は、日本初の旗艦店を東京・渋谷にオープンした。アジアでは韓国・ソウルに次いで2店舗目となる。

同店は、国内最大の商品数を取り扱い、最新コレクションからは、ナイロンガーメントダイのアウターをはじめ、ウエアやバッグなどをフルラインアップ。また世界的に注目を浴びた1988年製のゴーグルジャケット“ミッレミリアジャケット”や、2000年に誕生したメトロポリスシリーズのコートなど、過去のアーカイブも展示する。

◾︎「シーピー カンパニー」渋谷店
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目17−11 JPR原宿ビル

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「シーピー カンパニー」が渋谷に日本初の旗艦店オープン アーカイブアイテムの展示も

「シーピー カンパニー(C.P. COMPANY)」は、日本初の旗艦店を東京・渋谷にオープンした。アジアでは韓国・ソウルに次いで2店舗目となる。

同店は、国内最大の商品数を取り扱い、最新コレクションからは、ナイロンガーメントダイのアウターをはじめ、ウエアやバッグなどをフルラインアップ。また世界的に注目を浴びた1988年製のゴーグルジャケット“ミッレミリアジャケット”や、2000年に誕生したメトロポリスシリーズのコートなど、過去のアーカイブも展示する。

◾︎「シーピー カンパニー」渋谷店
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目17−11 JPR原宿ビル

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チームラボ ボーダレスが麻布台ヒルズにオープン 記者が選んだ見どころ8選

森ビルとチームラボが手掛ける「森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」は2月9日、東京・お台場から麻布台ヒルズに移転オープンした。同施設では、独立した50以上のデジタルアート作品がシームレスに同居する空間を目指しており、作品が部屋を出て移動したり、ほかの作品と融合したりと影響を与えあう。

入場は事前予約制。入場料は大人(18歳以上)が3800円、中学生・高校生(13〜17歳)が2800円、子ども(4〜12歳)が1500円、3歳以下が無料、障がい者割引が1900円〜。大人と障がい者割引は、変動価格制。日別の価格を確認の上、日時指定チケットを購入する必要がある。現地でチケットを購入する場合は、200円の追加料金を支払う。

この記事では、同施設の見どころ8選を紹介する。

見どころ1
チームラボアプリ

チームラボは、“チームラボアプリ”をローンチした。作品が移動するため、施設内には作品の説明を掲示していない。アプリを使うと、近くにある作品の詳細を知ることができる。また、アプリから空間の演出を操ることができるエリアや整理券を発券できるエリアもある。アプリをダウンロードしておくと、施設をさらに楽しむことができるはず。

見どころ2
エントランス

チームラボ ボーダレスの仕掛けは、エントランスから始まる。肉眼で見ると何もないエントランスだが、指定の位置付近でカメラを見ると、「teamLab Borderless」の文字が浮き上がる。この作品を通して、人間がレンズのように世界を見ていないことを示唆するという。

見どころ3
メーンスペース

施設内で最も広大な面積を誇るスペースでは、さまざまな作品が姿を表し、時によって全く景色が異なる。“人々のための岩に憑依する滝”は、人の存在を避けて、壁や床一面に滝が流れる作品だ。 “花と人、コントロールできないけれども共に生きる”は、人のいる場所に集まるようにして花が咲く作品だ。“追われるカラス、追うカラスも追われるカラス:境界を超えて飛ぶ”では、自由に飛び回るカラスを描く。これらの作品群は空間の中で複雑に関係し合い、重なる作品の種類によってもその景色が変化する。

見どころ4
エン ティー ハウス

唯一、飲食を楽しめる “エン ティー ハウス”では、“水出し緑茶”(600円)や“水出し緑茶 柚子”(600円)、“凍結緑茶ココナッツセット”(1300円)など、ティーを軸にしたメニューを提供する。店内の畳風のカウンターにメニューが置かれると、プレートを中心に花が咲く。タイトルは“小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々”で、「器の中の茶は、花々が咲き続ける無限の世界」だという。

見どころ5
バブルユニバース

バブルユニバースは、チームラボの新たなアートプロジェクト「認識上の彫刻」をテーマにした作品で、チームラボ ボーダレスの目玉作品の一つだ。空間は、輝きの異なる光が入り混じった、シャボン玉のように揺れる球体群で埋め尽くされている。数学者や工学者など、特定の分野に特化したさまざまなメンバーが在籍するチームラボが総力をあげて作り出したものだという。

見どころ6
ライトスカルプチャー -フロウ

ライトスカルプチャー -フロウは、奥行きのある空間で繰り出されるさまざまな光のデザインによって生まれる、“巨大な光の彫刻”作品。そのデザインは全18種類で、稲妻を思わせる強い光線が交差するものや、ピンクや黄色、水色などの柔らかな光が重って幻想的なムードを表現するものなど、さまざま。

見どころ7
マイクロコスモス-ぷるんぷるんの光

奥行きが不透明で無限に広がるような空間を、バブルユニバースでも登場した球体が無数に走り続ける作品だ。チームラボいわく、「“構成要素が空間的時間的に離れていたとしても、全体に異なった秩序が形成され、重なり合う時、それは宇宙か?”を模索する作品」だという。

見どころ8
スケッチオーシャン

スケッチオーシャンでは、海の中を思わせる空間に、来場者が紙に描いた魚を泳がせることができる。海にはそれまでの来場者たちが描いた魚が無数に泳いでおり、その個性を楽しめる。筆者も「WWD」と描いた魚を泳がせてみたが、スキャンすることで文字が反転する点を忘れていた。文字をデザインする時は要注意。描いた魚の絵は、Tシャツ(3000〜4000円)やトートバッグ(3000円)、ハンドタオル(1500円)、缶バッチ(600円)などにプリントし、持ち帰ることができる。

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「ルイ・ヴィトン」がトレーサブルなダイヤモンドを使用したファインジュエリーコレクションを発表

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、パリで最新のファインジュエリーコレクションを発表した。

現時点ではメインのダイヤモンドのみが対象となるが、本コレクションでは、採掘された場所から、選抜・研磨・セッティングされた場所に至るまで、ダイヤモンドが通過したすべての工程に関する情報を含む証明書が付いてくる。この証明書には、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)などのラグジュアリー企業が共同で開発したオーラ・コンソーシアム・ブロックチェーン(Aura Consortium Blockchain)の技術が使用されている。さらに、所有者は自分のジュエリーに使用されたダイヤモンドの原石を紹介するビデオにもアクセスすることができる。

2023年に発表されたG7およびEUによるロシア産ダイヤモンドの輸入禁止措置の一環として、トレーサビリティーに基づく検証および認証の実施期限が9月1日に迫っている。「ルイ・ヴィトン」は、これに間に合わせる形でいち早くダイヤモンドのトレーサビリティーを詳細に開示することに踏み切ったブランドの1つだ。

「ルイ・ヴィトン」のトレーサビリティに関する取り組みは、5年の歳月をかけて考案された“LV モノグラムスター”カットに合わせて開発された。“LV モノグラムスター”カットは21年にハイジュエリーコレクションとして登場した。1896年にジョージ・ヴィトン(George Vuitton)が考案したフラワー・モノグラムにインスパイアされたもので、制作には高度な専門技術持った職人を必要とする。このカットは米国宝石学会にも認定され、GIA鑑定書にも記載される。

53のファセットを持つ“LVモノグラムスター”は、カットに通常より40%長い時間を要する。また、従来のダイヤモンドカットの同サイズのものと比べて20%宝石が大きく見えるようにカットしているという。“LVダイヤモンド”のファインジュエリーコレクションの価格は、1000ユーロ(約16万円)以下から、最大6桁台まで幅広く取りそろえる。

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「オオカミちゃんには騙されない」の2人が写真展で“再共演” 「ファッションのポジティブなエネルギー」を表現

俳優・フォトグラファーの古屋呂敏による写真展が2月10〜11日、東京・恵比寿ガーデンプレイス センタープラザ地下1階の多目的スペース「arc lady’s showroom」で開かれる。

表題は“FASHION NEVER STOPS”。大の服好きで、フォトグラファー・俳優を目指す前はファッション関連の仕事をした経験もあるという古屋。「アントマリーズ」「キャスパージョン」などD2Cアパレル事業を展開するアンティローザと組み、同社の5ブランドを使ったモデルシューティングを行った。スタイリストのコギソマナを迎え、ブランドミックスで「ファッションの持つポジティブなエネルギー」を表現した。

被写体に起用したMikakoは、Netflixの「オオカミちゃんには騙されない」で共演した気の知れた仲。古屋は、「彼女の自然体を引き出すこと。ファッションのスタイリングの面白さや背景との調和。色々考えながら、楽しみながら撮影することができた」と話した。

入場料は500円〜3000円の範囲で自由に選べ、集まったお金はすべて令和6年能登半島地震の復興支援として石川県に寄付する。

▫️古屋呂敏 写真展「FASHION NEVER STOPS」
日時:2024年2月10日(土)、11日(日) 
場所:arc lady’s showroom(東京都渋谷区恵比寿4-20-7, 恵比寿ガーデンプレイス, センタープラザB1)
入場料:¥500〜¥3000 ※選択制

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「バレンシアガ」が日本限定のブラックデニム製バッグを発売

「バレンシアガ」が日本限定のブラックデニム製バッグを発売

「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、“エブリデイ 2.0”と“ハードウェア”の両ラインからブラックデニム製のバッグを発売する。

“エブリデイ 2.0 ノースサウス ショルダートートバッグ”にはビンテージ加工を施し、Sサイズ(W23×H27×D15cm、17万4900円)を2月10日、XSサイズ(W15×H21×D14cm、15万9500円)を2月下旬に発売する。どちらも日本限定だ。

“ハードウェア トートバッグ”はS(W28×H21×D10cm、16万8300円)とM(W35×H27×D12.5cm、18万3700円)の2サイズ展開で、Sが日本限定。

いずれのモデルにも取り外し可能なストラップが付属する。

PHOTOS : BALENCIAGA

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「バレンシアガ」が日本限定のブラックデニム製バッグを発売

「バレンシアガ」が日本限定のブラックデニム製バッグを発売

「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、“エブリデイ 2.0”と“ハードウェア”の両ラインからブラックデニム製のバッグを発売する。

“エブリデイ 2.0 ノースサウス ショルダートートバッグ”にはビンテージ加工を施し、Sサイズ(W23×H27×D15cm、17万4900円)を2月10日、XSサイズ(W15×H21×D14cm、15万9500円)を2月下旬に発売する。どちらも日本限定だ。

“ハードウェア トートバッグ”はS(W28×H21×D10cm、16万8300円)とM(W35×H27×D12.5cm、18万3700円)の2サイズ展開で、Sが日本限定。

いずれのモデルにも取り外し可能なストラップが付属する。

PHOTOS : BALENCIAGA

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テクノロジーの力を駆使して模倣品対策を強化 「ディーゼル」がブランド保護報告書を発表

「ディーゼル(DEISEL)」は、2023年ブランド保護報告書を発表した。同報告書によると、23年に入ってから、中国やトルコ、コソボを中心に合計で8万点もの「ディーゼル」の模倣品が押収されたという。さらに、オンラインプラットフォーム上で2万7000点の模倣品が削除され、偽の「ディーゼル」のウェブサイトが500件閉鎖されたという。

「模倣品は企業が大きな成功を収める際に直面するリスクの1つ」「『ディーゼル』が積極的な対策を講じ、高度なテクノロジーを駆使して侵害品の対策をしていることを誇りに思う」とOTBグループ会長で「ディーゼル」の創業者であるレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)は述べた。

「ディーゼル」は、17年春に発表したデニム・コレクションで初の製品認証システムを導入した。20年秋には「ディーゼル」の全製品に固有のIDを作成するQRコードと12桁のコードを装備した。顧客はQRコードをスマートフォンかウェブサイト上でスキャンすることで、購入した商品が正規品か否かを確認することができる。報告書によると、この取り組みによって「ディーゼル」の模倣品は「大幅に減少した」という。

「ディーゼル」の親会社OTBグループは、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」などを傘下にもつ。21年にはオーラ・ブロックチェーン・コンソーシアム(Aura Blockchain Consortium)に加入し、消費者が高級品の出所と真正性を追跡できるよう、世界中のラグジュアリーブラドに開かれた単一のブロックチェーンの使用を推進している。19年にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が同プラットフォームを開始し、その後、プラダ グループ(PRADA GROUP)とコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)が加入。OTBグループは4社目の創設メンバーとなり、RFID技術をサプライヤーと共に開発した。

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テクノロジーの力を駆使して模倣品対策を強化 「ディーゼル」がブランド保護報告書を発表

「ディーゼル(DEISEL)」は、2023年ブランド保護報告書を発表した。同報告書によると、23年に入ってから、中国やトルコ、コソボを中心に合計で8万点もの「ディーゼル」の模倣品が押収されたという。さらに、オンラインプラットフォーム上で2万7000点の模倣品が削除され、偽の「ディーゼル」のウェブサイトが500件閉鎖されたという。

「模倣品は企業が大きな成功を収める際に直面するリスクの1つ」「『ディーゼル』が積極的な対策を講じ、高度なテクノロジーを駆使して侵害品の対策をしていることを誇りに思う」とOTBグループ会長で「ディーゼル」の創業者であるレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)は述べた。

「ディーゼル」は、17年春に発表したデニム・コレクションで初の製品認証システムを導入した。20年秋には「ディーゼル」の全製品に固有のIDを作成するQRコードと12桁のコードを装備した。顧客はQRコードをスマートフォンかウェブサイト上でスキャンすることで、購入した商品が正規品か否かを確認することができる。報告書によると、この取り組みによって「ディーゼル」の模倣品は「大幅に減少した」という。

「ディーゼル」の親会社OTBグループは、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」などを傘下にもつ。21年にはオーラ・ブロックチェーン・コンソーシアム(Aura Blockchain Consortium)に加入し、消費者が高級品の出所と真正性を追跡できるよう、世界中のラグジュアリーブラドに開かれた単一のブロックチェーンの使用を推進している。19年にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が同プラットフォームを開始し、その後、プラダ グループ(PRADA GROUP)とコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)が加入。OTBグループは4社目の創設メンバーとなり、RFID技術をサプライヤーと共に開発した。

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テクノロジーの力を駆使して模倣品対策を強化 「ディーゼル」がブランド保護報告書を発表

「ディーゼル(DEISEL)」は、2023年ブランド保護報告書を発表した。同報告書によると、23年に入ってから、中国やトルコ、コソボを中心に合計で8万点もの「ディーゼル」の模倣品が押収されたという。さらに、オンラインプラットフォーム上で2万7000点の模倣品が削除され、偽の「ディーゼル」のウェブサイトが500件閉鎖されたという。

「模倣品は企業が大きな成功を収める際に直面するリスクの1つ」「『ディーゼル』が積極的な対策を講じ、高度なテクノロジーを駆使して侵害品の対策をしていることを誇りに思う」とOTBグループ会長で「ディーゼル」の創業者であるレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)は述べた。

「ディーゼル」は、17年春に発表したデニム・コレクションで初の製品認証システムを導入した。20年秋には「ディーゼル」の全製品に固有のIDを作成するQRコードと12桁のコードを装備した。顧客はQRコードをスマートフォンかウェブサイト上でスキャンすることで、購入した商品が正規品か否かを確認することができる。報告書によると、この取り組みによって「ディーゼル」の模倣品は「大幅に減少した」という。

「ディーゼル」の親会社OTBグループは、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」などを傘下にもつ。21年にはオーラ・ブロックチェーン・コンソーシアム(Aura Blockchain Consortium)に加入し、消費者が高級品の出所と真正性を追跡できるよう、世界中のラグジュアリーブラドに開かれた単一のブロックチェーンの使用を推進している。19年にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が同プラットフォームを開始し、その後、プラダ グループ(PRADA GROUP)とコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)が加入。OTBグループは4社目の創設メンバーとなり、RFID技術をサプライヤーと共に開発した。

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松田未来の「リーカ」が“自分だけの宝物”がテーマのコレクションを発売 ピンクカラーのネイル3色とマルチポーチ

ヘアメイクアップアーティストの松田未来が手掛けるコスメブランド「リーカ(RIHKA)」は2月14日20時、“宝物(tresor)”をイメージした華やかなコレクションを発売する。ラインアップはピンクカラーのネイルポリッシュ3色(9mL、各2970円)とマルチポーチ(5280円)、限定セット(1万560円)。公式オンラインサイトで取り扱う。

速乾性に優れているネイルポリッシュは、指先の“宝物”をイメージした。シアーピンクの“パール(RNP087)”は、パールベースにレッドピンクの大粒パールをプラス。華やかな“ルビー(RNP088)”はほんのりピンクなクリアベースにホログラムグリッターをふんだんに入れた。ベビーピンクの“チャーム(RNP089)”はぷっくりとした質感に仕上げている。

ネイルポリッシュのニュアンスカラーに着想を得たマルチポーチ“ペティート バッグ(petite bag)”から、淡いピンクカラーのベロア生地が登場。内側にポケットを付け、コスメポーチとしてもショルダーバッグとしても利用できる。今回、通常サイズと小さめサイズ“ペティート ペティート バッグ”をそろえ、2つを組み合わせた限定セットも販売する。

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松田未来の「リーカ」が“自分だけの宝物”がテーマのコレクションを発売 ピンクカラーのネイル3色とマルチポーチ

ヘアメイクアップアーティストの松田未来が手掛けるコスメブランド「リーカ(RIHKA)」は2月14日20時、“宝物(tresor)”をイメージした華やかなコレクションを発売する。ラインアップはピンクカラーのネイルポリッシュ3色(9mL、各2970円)とマルチポーチ(5280円)、限定セット(1万560円)。公式オンラインサイトで取り扱う。

速乾性に優れているネイルポリッシュは、指先の“宝物”をイメージした。シアーピンクの“パール(RNP087)”は、パールベースにレッドピンクの大粒パールをプラス。華やかな“ルビー(RNP088)”はほんのりピンクなクリアベースにホログラムグリッターをふんだんに入れた。ベビーピンクの“チャーム(RNP089)”はぷっくりとした質感に仕上げている。

ネイルポリッシュのニュアンスカラーに着想を得たマルチポーチ“ペティート バッグ(petite bag)”から、淡いピンクカラーのベロア生地が登場。内側にポケットを付け、コスメポーチとしてもショルダーバッグとしても利用できる。今回、通常サイズと小さめサイズ“ペティート ペティート バッグ”をそろえ、2つを組み合わせた限定セットも販売する。

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「シャネル」と米ビンテージショップの6年に及ぶ商標権侵害訴訟 陪審員は「シャネル」に軍配

「シャネル(CHANEL)」が2018年にハイブランドのビンテージ商品を販売するワット ゴーズ アラウンド カムズ アラウンド(WHAT GOES AROUND COMES AROUND以下、WGACA)に対して商標権侵害などを理由に提訴した件で、陪審員は4つの訴因すべてにおいて「シャネル」を支持。WGACAが400万ドル(約5億9000万円)の法定損害賠償を支払うべきとし、約6年に及ぶ裁判に「シャネル」が勝訴した。法定外の損害賠償については、双方が準備書面を提出した後、裁判官が決定する。「シャネル」は30日以内に最初の準備書面を提出する予定だ。

「シャネル」の担当者は、「判決を歓迎する」と声明を発表。「当社は、あらゆる虚偽の連携、商標権侵害、模倣品、そして虚偽広告から消費者とブランドを守ることに尽力している。このような侵害行為は、消費者を傷つけ、『シャネル』の善意とブランドを傷つけるものだ。なぜなら消費者が購入する「シャネル」ブランドのアイテムがどのようなものなのか、混乱させる可能性が高いからだ」「中古プラットフォームは、販売する『シャネル』ブランドのアイテムについて透明性を持って運営し、法執行機関や『シャネル』に協力することで、模倣品との闘いに貢献することができる」とコメントした。

WGACAの共同創業者であるセス・ワイザー(Seth Weisser)は、米WWDに対して「陪審員が下した評決には非常に失望している。この裁判はまだ終わっていない。われわれは、取り得る法的手段を模索しながら、評決後の申し立てに期待する」とコメント。「WGACAは常に厳格な認証プロセスを実行しており、会社の歴史上、一度も非正規品や模倣品を販売したことはない」と話した。

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「シャネル」と米ビンテージショップの6年に及ぶ商標権侵害訴訟 陪審員は「シャネル」に軍配

「シャネル(CHANEL)」が2018年にハイブランドのビンテージ商品を販売するワット ゴーズ アラウンド カムズ アラウンド(WHAT GOES AROUND COMES AROUND以下、WGACA)に対して商標権侵害などを理由に提訴した件で、陪審員は4つの訴因すべてにおいて「シャネル」を支持。WGACAが400万ドル(約5億9000万円)の法定損害賠償を支払うべきとし、約6年に及ぶ裁判に「シャネル」が勝訴した。法定外の損害賠償については、双方が準備書面を提出した後、裁判官が決定する。「シャネル」は30日以内に最初の準備書面を提出する予定だ。

「シャネル」の担当者は、「判決を歓迎する」と声明を発表。「当社は、あらゆる虚偽の連携、商標権侵害、模倣品、そして虚偽広告から消費者とブランドを守ることに尽力している。このような侵害行為は、消費者を傷つけ、『シャネル』の善意とブランドを傷つけるものだ。なぜなら消費者が購入する「シャネル」ブランドのアイテムがどのようなものなのか、混乱させる可能性が高いからだ」「中古プラットフォームは、販売する『シャネル』ブランドのアイテムについて透明性を持って運営し、法執行機関や『シャネル』に協力することで、模倣品との闘いに貢献することができる」とコメントした。

WGACAの共同創業者であるセス・ワイザー(Seth Weisser)は、米WWDに対して「陪審員が下した評決には非常に失望している。この裁判はまだ終わっていない。われわれは、取り得る法的手段を模索しながら、評決後の申し立てに期待する」とコメント。「WGACAは常に厳格な認証プロセスを実行しており、会社の歴史上、一度も非正規品や模倣品を販売したことはない」と話した。

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毎月インセンティブ報酬アリ アパレルブランド「オールセインツ」が販売スタッフを積極募集

イギリス発のプレミアムファッションブランド「オールセインツ(ALLSAINTS)」は、組織体制強化のため販売スタッフを積極的に募集する。業務内容は接客やレジ業務、商品管理などに加えて、コーディネートやアイテムの写真を撮影しSNSと公式オンラインストアへの投稿も行う。公式オンラインストアでは自身が投稿したページから商品の購入があると、インセンティブを獲得できる報酬も用意している。

さらに、契約社員だけでなくアルバイトにも適用されるコミッションもある。毎月、個人の売り上げ目標の達成に応じて支給。目標が未達でも達成率に応じた額が支給されるため、のびのびと売り上げアップを目指せる。

来店客は20~40代の幅広い年代で、そのうちの4~6割はリピーター。同ブランドの接客にノルマやマニュアルはなく、ファッションの会話を楽しんだり、プライベートについて話したりと型にとらわれない接客が可能だ。スタッフからのアイデアも大歓迎で、過去には海外研修やSNS投稿などが実現している。

「オールセインツ」は2015年に誕生したファッションブランドで、主力商品のバイカージャケットをはじめ、そのほか独特のシルエットを持つドレスやニット、カットソー、デニムなどを取りそろえる。店舗の内装は、本場イギリスの雰囲気を感じられるアンティークな空間が特徴的だ。

募集職種
販売スタッフ

雇用形態
契約社員・アルバイトまたはパート

※契約社員またはアルバイトの好きな雇用形態を選択可能
※3ヶ月の試用期間アリ。期間中の給与・待遇は変わりなし

応募条件
学歴不問、職種未経験歓迎、業種未経験歓迎、社会人未経験歓迎、第二新卒歓迎、ブランクOK

・経験・スキル・転職回数は一切不問
・意欲のある方を歓迎
・英語や中国語を活かせます。

〈こんな人に向いています〉
・しっかり評価される環境で働きたい人
・数字以外の部分でも評価してほしい人
・楽しみながら仕事をしたい人
・ファッションが好きな人

勤務地
以下いずれかの店舗にて勤務となります。
勤務地は希望を考慮、転居を伴う転勤はなし

<東京>
原宿、新宿、表参道、銀座、池袋
<大阪>
難波、りんくうアウトレット
<広島>
西広島

給与・待遇
【契約社員】
月給25万円~

【アルバイト】
時給1200円~

【共通】
各種手当+コミッション・インセンティブ

※経験・年齢・能力などを考慮し優遇
※残業代は別途全額支給

勤務時間
シフト制(実働8時間、休憩1時間)

<シフト例>
9:30~18:30
11:30~20:30

休日休暇
・完全週休2日制
・年次有給休暇
・産前産後休暇(取得・復帰実績あり)
・育児休暇(取得・復帰実績あり)
・慶弔休暇
・介護休暇

福利厚生
【契約社員】
・社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
・役職手当

【契約社員・アルバイト共通】
・昇給 年1回(2月)
・交通費(月2万円まで)
・時間外手当(全額支給)
・時短勤務
・制服貸与
・社割アリ
・髪色、ネイル、ピアス自由(百貨店配属の場合は、百貨店の基準に準ずる)

応募期限
2024年3月13日まで

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グラミーの“最優秀アルバム賞”に輝いたテイラー・スウィフト 歴代“名コーデ”をプレイバック

現地時間2月4日、米ロサンゼルスで行われた「第66回グラミー賞授賞式」で、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)が史上最多4度目の年間最優秀アルバム賞に輝いた。授賞プレゼンターには、難病を患い活動休止中の歌手、セリーヌ・ディオン(Celine Dion)がサプライズ登場し、話題を呼んだ。

またグーグル(Google)によると、スウィフトがレッドカーペットで着用した「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」のドレスは、授賞式で最も検索されたルックで、音楽のみならずファッションでも存在感を放った。そこで、米「WWD」と同じフェアチャイルド傘下の「フットウエア・ニュース」は、長年にわたって記憶に残るファッションを披露してきたスウィフトの装いを振り返る。

2012年「ジングルボール」

12年の米音楽祭「ジングルボール(Jingle Ball)」で、スウィフトが着用したのは深いワインレッドの刺しゅう入りフローラルトップスとブラックのホットパンツ。そして足元には赤いベルベットのレースアップローファーをノーソックスで。パンツとマッチしたブラックの靴紐が赤のコーデを引き締めた。

2013年「ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー」

スウィフトは13年の「ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー(Victoria’s Secret Fashion Show」」で、「ソフィア ウェブスター(SOPHIA WEBSTER)」のユニオンジャック旗プリントをあしらったレースアップブーツを履いてパフォーマンスした。この印象的なシューズには、同じ柄のミニドレスとの小さなトップハットを合わせた。

2013年「第57回グラミー賞授賞式」

スウィフトは、「エリー サーブ(ELIE SAAB)」のブルーのスパンコールガウンを着用して、第57回グラミー賞授賞式に登場した。合わせたのはオープントゥとフロントのクロスストラップが特徴的で、鮮やかな「ジュゼッペ ザノッティ(GIUSEPPE ZANOTTI)」のパープルスエードパンプス。

2016年「アイハートラジオ ミュージック アワード」

スウィフトは「アイハートラジオ ミュージック アワード2016(iHeartRadio Music Awards)」のレッドカーペットを、推定10 センチメートルヒールの黒いピープトゥブーツで歩いた。「サンローラン(SAINT LAURENT)」の16年秋コレクションからの同じ色合いのスパンコールのジャンプスーツを合わせ、スタイリッシュな装いに。

2016年「メットガラ」

16年、“手仕事と機械”をテーマにメトロポリタン美術館で開催された「メットガラ」に、スウィフトは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のシルバーとブラックの特注ミニドレスで出席した。足元には同じく「ルイ・ヴィトン」の、ニーハイ丈で光沢のある、ブラックストラップグラディエーターサンダルを合わせた。

2018年「アメリカン・ミュージック・アワード」

スウィフトは18年、「アメリカン・ミュージック・アワード(the American Music Awards)のレッドカーペットに「バルマン(BALMAIN)」を着用し登場した。ミラーボールのように輝くシルバーのドレスに、同じ素材のニーハイブーツを合わせ、一際目を引いた。黒のポインテッドトゥがコーディネートのアクセントだ。

2019年「ビルボード・ミュージック・アワード」

19年の「ビルボード・ミュージック・アワード(Billboard Music Awards)」のステージでパフォーマンスを披露したスウィフトは、「スチュアート ワイツマン(STUART WEITZMAN)」の、つま先がクリスタルで覆われたベビーブルーのヒールブーツを履いていた。約8センチメートルのヒールに「ジェシカ ジョーンズ(JESSICA JONES)の特注の片袖スパンコールボディースーツを合わせ、きらびやかに仕上げた。

2019年「エーイージー&ストーンウォール・イン」プライド・セレブレーション

「エーイージー&ストーンウォール・イン(AEG and Stonewall Inn)」のプライド・セレブレーションでは、「キャット マコニー(KAT MACONIE)」のエメラルドグリーンの花飾りがついたメタリックパープルのヒールを履いてパフォーマンスした。ボタンダウンシャツにキラキラ光るショートパンツというスウィフトのカジュアルなスタイルに、プラットフォームヒールが映える。

2019年「MTVビデオ・ミュージック・アワード」

「ヴェルサーチ(VERSACE)」による特注のマルチカラーチェーンプリントのビーズブレザードレスを着用し、「MTVビデオ・ミュージック・アワード2019(the 2019 MTV Video Music Awards)」に登場した。足元を飾ったのは、ポインテッドトゥと極端に細いヒール、ニーハイ丈が特徴的な「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」の黒のベルベットブーツ。

2021年「第63回グラミー賞授賞式」

21年、スウィフトは、大きなリボンのアンクルストラップをあしらった「クリスチャン・ルブタン」ベビーピンクのヒールを履いてグラミー賞授賞式に出席した。このシューズは、「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」の花柄が刺しゅうされたチュールミニドレスの色合いを取り入れたものだった。

2022年「MTVビデオ・ミュージック・アワード」

22年の「MTVビデオ・ミュージック・アワード2022」のレッドカーペットには、「オスカー デ ラ レンタ」のビジュードレスで登場。メタリックシルバーの「クリスチャン ルブタン」のヒールが、ドレスとマッチし、よりエレガントに演出した。

2023年「テイラー・スウィフト:エラズ・ツアー」ワールドプレミア

23年、コンサート映画「テイラー・スウィフト:エラズ・ツアー(The Eras Tour)」のワールドプレミアに出席したスウィフトは、ライトブルーの「オスカー デ ラ レンタ」の花柄ガウンで登場。この日履いた水色の「ジュゼッペ ザノッティ」のヒールと抜群のカラーマッチだった。

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グラミーの“最優秀アルバム賞”に輝いたテイラー・スウィフト 歴代“名コーデ”をプレイバック

現地時間2月4日、米ロサンゼルスで行われた「第66回グラミー賞授賞式」で、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)が史上最多4度目の年間最優秀アルバム賞に輝いた。授賞プレゼンターには、難病を患い活動休止中の歌手、セリーヌ・ディオン(Celine Dion)がサプライズ登場し、話題を呼んだ。

またグーグル(Google)によると、スウィフトがレッドカーペットで着用した「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」のドレスは、授賞式で最も検索されたルックで、音楽のみならずファッションでも存在感を放った。そこで、米「WWD」と同じフェアチャイルド傘下の「フットウエア・ニュース」は、長年にわたって記憶に残るファッションを披露してきたスウィフトの装いを振り返る。

2012年「ジングルボール」

12年の米音楽祭「ジングルボール(Jingle Ball)」で、スウィフトが着用したのは深いワインレッドの刺しゅう入りフローラルトップスとブラックのホットパンツ。そして足元には赤いベルベットのレースアップローファーをノーソックスで。パンツとマッチしたブラックの靴紐が赤のコーデを引き締めた。

2013年「ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー」

スウィフトは13年の「ヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー(Victoria’s Secret Fashion Show」」で、「ソフィア ウェブスター(SOPHIA WEBSTER)」のユニオンジャック旗プリントをあしらったレースアップブーツを履いてパフォーマンスした。この印象的なシューズには、同じ柄のミニドレスとの小さなトップハットを合わせた。

2013年「第57回グラミー賞授賞式」

スウィフトは、「エリー サーブ(ELIE SAAB)」のブルーのスパンコールガウンを着用して、第57回グラミー賞授賞式に登場した。合わせたのはオープントゥとフロントのクロスストラップが特徴的で、鮮やかな「ジュゼッペ ザノッティ(GIUSEPPE ZANOTTI)」のパープルスエードパンプス。

2016年「アイハートラジオ ミュージック アワード」

スウィフトは「アイハートラジオ ミュージック アワード2016(iHeartRadio Music Awards)」のレッドカーペットを、推定10 センチメートルヒールの黒いピープトゥブーツで歩いた。「サンローラン(SAINT LAURENT)」の16年秋コレクションからの同じ色合いのスパンコールのジャンプスーツを合わせ、スタイリッシュな装いに。

2016年「メットガラ」

16年、“手仕事と機械”をテーマにメトロポリタン美術館で開催された「メットガラ」に、スウィフトは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のシルバーとブラックの特注ミニドレスで出席した。足元には同じく「ルイ・ヴィトン」の、ニーハイ丈で光沢のある、ブラックストラップグラディエーターサンダルを合わせた。

2018年「アメリカン・ミュージック・アワード」

スウィフトは18年、「アメリカン・ミュージック・アワード(the American Music Awards)のレッドカーペットに「バルマン(BALMAIN)」を着用し登場した。ミラーボールのように輝くシルバーのドレスに、同じ素材のニーハイブーツを合わせ、一際目を引いた。黒のポインテッドトゥがコーディネートのアクセントだ。

2019年「ビルボード・ミュージック・アワード」

19年の「ビルボード・ミュージック・アワード(Billboard Music Awards)」のステージでパフォーマンスを披露したスウィフトは、「スチュアート ワイツマン(STUART WEITZMAN)」の、つま先がクリスタルで覆われたベビーブルーのヒールブーツを履いていた。約8センチメートルのヒールに「ジェシカ ジョーンズ(JESSICA JONES)の特注の片袖スパンコールボディースーツを合わせ、きらびやかに仕上げた。

2019年「エーイージー&ストーンウォール・イン」プライド・セレブレーション

「エーイージー&ストーンウォール・イン(AEG and Stonewall Inn)」のプライド・セレブレーションでは、「キャット マコニー(KAT MACONIE)」のエメラルドグリーンの花飾りがついたメタリックパープルのヒールを履いてパフォーマンスした。ボタンダウンシャツにキラキラ光るショートパンツというスウィフトのカジュアルなスタイルに、プラットフォームヒールが映える。

2019年「MTVビデオ・ミュージック・アワード」

「ヴェルサーチ(VERSACE)」による特注のマルチカラーチェーンプリントのビーズブレザードレスを着用し、「MTVビデオ・ミュージック・アワード2019(the 2019 MTV Video Music Awards)」に登場した。足元を飾ったのは、ポインテッドトゥと極端に細いヒール、ニーハイ丈が特徴的な「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」の黒のベルベットブーツ。

2021年「第63回グラミー賞授賞式」

21年、スウィフトは、大きなリボンのアンクルストラップをあしらった「クリスチャン・ルブタン」ベビーピンクのヒールを履いてグラミー賞授賞式に出席した。このシューズは、「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」の花柄が刺しゅうされたチュールミニドレスの色合いを取り入れたものだった。

2022年「MTVビデオ・ミュージック・アワード」

22年の「MTVビデオ・ミュージック・アワード2022」のレッドカーペットには、「オスカー デ ラ レンタ」のビジュードレスで登場。メタリックシルバーの「クリスチャン ルブタン」のヒールが、ドレスとマッチし、よりエレガントに演出した。

2023年「テイラー・スウィフト:エラズ・ツアー」ワールドプレミア

23年、コンサート映画「テイラー・スウィフト:エラズ・ツアー(The Eras Tour)」のワールドプレミアに出席したスウィフトは、ライトブルーの「オスカー デ ラ レンタ」の花柄ガウンで登場。この日履いた水色の「ジュゼッペ ザノッティ」のヒールと抜群のカラーマッチだった。

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アダストリアのディレクターが“お持たせ”におやつに選ぶ和スイーツ

「WWDJAPAN」の連載「1000円で何する?」

連載「1000円で何する?」18回目に登場するのは、アダストリアのR&D本部に所属し、インドに特化したブランド「インディア イズ ビューティフル(INDIA IS BEAUTIFUL)」のディレクターも務める金原広和さん。“お持たせに良し、おやつに良し”な和スイーツを教えてもらった。

「京菓子司 壽堂」の“黄金芋”(1個230円)

「京菓子司 壽堂」の“黄金芋”(1個230円)

「東京・人形町にある『京菓子司 壽堂(きょうがしつかさ ことぶきどう)』の和スイーツ“黄金芋(こがねいも)”です。

壽堂の創業は1884年で、140年の歴史があります。“黄金芋”は1個(230円)からばら売りしていて、僕は“お持たせ”としても自分のおやつとしても利用しています。

“黄金芋”はカナリア色の包装紙にキャンディーみたいに包まれた、8cmほどの焼き芋のようなルックスの焼菓子です。名前にも芋が入っているんですが素材には使われておらず、中には白いんげん豆の餡(あん)が。そして、なんといってもニッキの香りが鼻腔を刺激します!

あぁ、話してたら、また食べたくなってきちゃった(笑)」。

■京菓子司 壽堂
時間:月〜土曜日 9:00〜18:30 / 日・祝日 9:00〜17:00
定休日:不定休
住所:東京都中央区日本橋人形町2-1-4

金原広和/アダストリアR&D本部、「インディア イズ ビューティフル」ディレクター

金原広和/アダストリア「インディア イズ ビューティフル」ディレクター プロフィール

(きんばら・ひろかず)1965年1月6日生まれ、静岡県出身。大学を卒業後、テキスタイル会社に入社。2006年、OEM&ODM会社の立ち上げに参加。11年に同社がM&Aされたことにより、アダストリア入り。21年に、ディレクターとして「インディア イズ ビューティフル」を始動。副業として、23年春夏シーズンに「クリンクル クリンクル クリンクル」をスタートさせる

連載「1000円で何する?」とは?

原宿での隠れ家ランチや、朝の気分をあげるスターバックスのオプション、週末の美術館の入館料など、ファッション&ビューティ業界人に1000円(税込1100円)で日常をキラキラさせるコト・モノを紹介してもらいます。ファミリーマートの靴下や古着のバンダナなど、アパレル商品もあったり?

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「オンリーミネラル」が清涼感をかなえるUV下地・パウダーを発売

ヤーマンは3月1日、ミネラルコスメブランド「オンリーミネラル(ONLY MINERALS)」のUVケア“クールコンフォート”から下地(25g、3520円)とパウダー(8g、4950円)を数量限定で発売する。ヤーマン直営店、ヤーマン公式通販サイト、楽天市場店、Yahooショッピング店、コスメキッチン(COSME KITCHEN)、バラエティーショップ、「オンリーミネラル」取扱い百貨店で取り扱う。

UV下地”スキンケア UV クリーム クールコンフォート”[SPF50・PA++++]は冷感成分のメントール誘導体を配合しており、汗をかくたびひんやり感を得られる。みずみずしいウォーターベースで、パンテノールなどの保湿成分が肌を乾燥から守る。紫外線吸収剤フリーで、石けんでオフすることが可能だ。

UVパウダー”ミネラル UV パウダーN クールコンフォート”[SPF50+・PA++++]も同冷感成分を配合し、清涼感を得られる。厳選した植物油やセラミド、グリチルリチン酸 2Kなども配合し、なめらかなパウダーに仕上げた。カラーはベージュで、同じく石けんオフできる。

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人材育成を目的に「b-ex財団」を設立 美容業界へ恩返し【ビーエックス 福井敏浩社長】

PROFILE: 福井敏浩/ビーエックス社長

福井敏浩/ビーエックス社長
PROFILE: (ふくい・としひろ)1969年東京都生まれ。米国ボストンの大学で経営を学んだ後、父が起業したモルトベーネに入社。2001年、父の急逝により社長に就任。早稲田大学大学院商学研究科でMBA(ビジネス専攻)を取得。「ロレッタ」「スロウ」「ハニーチェ」などヒット商品を生み出す PHOTO : YOHEI KICHIRAKU

b-exはミッションである「人生に、新しい美の体験を。」のもと、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指している。23年は“ブリーチ革命”“グリーン革命”“Z世代へのアプローチ”を推進しブランド育成を強化。また、経営の柱に掲げるSDGsへの新アクションも続々と行い、“アジアNo.1プロフェッショナル&クリーンビューティー企業グループ”へと着実に歩みを進めている。
(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月29日号からの抜粋です)

3つ目のカラー剤ブランドが
6月に登場する予定

WWDJAPAN(以下、WWD):2023年に注力した取り組みは?

福井敏浩社長(以下、福井):22年から引き続き、ブリーチ剤の拡大を目指す“ブリーチ革命”、ゼロカーボン社会の実現を目指す“グリーン革命”、加えて“Z世代へのアプローチ”の3本柱で事業を推進した。1つ目の柱である“ブリーチ革命”については、21年発売の業務用ブランド「ビーブリーチ(B-BLEACH)」を中心に支持を集め、現在はブリーチ市場でシェア4位を獲得。さらに昨年は、髪の状態に応じてダメージを最小限に抑えるブリーチコントロールを可能にしたローブリーチ&脱染剤の2ウェイ機能搭載の“シークレンザー”を発売。サロンからは「コスパが良い」と評価され好調なスタートをきれている。ハイトーンカラーブームを追い風にブリーチのデザインは多様化し、ブリーチ剤を使い分ける重要性がさらに高まるなどブリーチ市場はさらに拡大の余地がある。

WWD:2つ目の柱の“グリーン革命”について新たな取り組みは。

福井:“グリーン革命”は、台湾発のゼロカーボンビューティを掲げる企業であるオーライトと資本業務提携を結び、環境に配慮した取り組みやノウハウを取り入れた商品開発を進めながら事業領域のさらなる拡大を図るというもの。「オーライト(O'RIGHT)」は直営の有楽町マルイ店をはじめ、京都高島屋S.C.T8店、主要都市でのポップアップオープンなど取り扱い店舗を増やしている。昨年2月からはテラサイクルジャパンと協働し、使用済み容器などをリサイクルする取り組み「b-cycleプログラム」を全国の取り扱いサロン及び有楽町マルイ店で開始している。“アジアNo.1のクリーンビューティーカンパニー”を目指す上でもポテンシャルを秘めた取り組みのため、一歩一歩丁寧な啓蒙活動を行っていく。

WWD:“グリーン革命”をはじめ、社内外への浸透を図るためにさまざまなSDGsアクションを実行している。

福井:“グリーン革命”の取り組みの1つとして22年には、サプライチェーンにおける労働実務のリスク管理をする世界最大プラットフォーム・セデックス(Sedex=Supplier Ethical Data Exchange)に参加する化粧品・日用品業界で発足した「化粧品&日用品業界バイヤー会員セデックスワーキングチーム」に参画。人権課題の改善に取り組んでいるほか、同年に「b-exが目指す未来」に向けて大切にしたいことを4つのbe(なりたい理想像・be=美)で表現し、実現への重要課題と成果目標を発表した。「be kind(みんなにやさしく)」「be borderless(もっとボーダーレスに)」「be healthy(心も体もヘルシーに)」「be smart(まいにちをスマートに)」と設定し、テラサイクルジャパンとのパートナーシップもSDGs推進の一環。そのほか、環境負荷低減として商品の倉庫間転送の手段に鉄道輸送を導入。大阪の拠点まで鉄道を利用することで、営業用貨物車に比べてCO₂排出が10分の1に抑制されるだけでなく、ドライバーの人手不足解消や労働時間軽減などにも貢献している。社員が活躍できる職場作りについては、女性の育児休業復職率100%と高く、これは現状維持を保つ。また、社内で要望が高かったLGBTQ相談窓口設置も推進。併せて、誰もが働きやすい職場環境作りを目指し、就業規則アップデートや男性社員の育児休業取得推進など、ダイバーシティについては24年から本格的に取り組んでいく。

WWD:3つ目の柱の“Z世代へのアプローチ”については。

福井:当社の売り上げをけん引するヘアコスメブランド「ロレッタ(LORETTA)」は発売から15年となり、ブランド愛用者も年齢層が高くなった。そこでZ世代をターゲットにした新ライン“ロレッタ エメ”を昨年4月にローンチ。「髪も心も、お気に入りの自分が続く」をコンセプトに、スタイリングを楽しみながら自分らしさを表現できるようにと、潤い・香り・ヘアスタイルの持続に着目して開発。第1弾は“ナイトトリートメント”や“ミストケアオイル”などのケアアイテムと、“グロスキープスプレー”や“オイルジェル”などスタイリングアイテム、第2弾はトレンドに合わせた質感と持続力を実現し、さらに髪へのなじませなど快適な使い心地を追求したスタイリングアイテムを発売。「ロレッタ」でも売り上げの高い“ジェル”が人気を集めている。

WWD:24年の新たな取り組みは?

福井:“Z世代へのアプローチ”は継続していく。今年は「スロウ(THROW)」「ティントバー(TINTBAR)」に次ぐ3つ目のカラー剤ブランドを6月に登場させる予定だ。新ブランドはZ世代をターゲットに設定。“Year of b-ex Color”をテーマに、3ブランドを通して当社のカラー剤ストーリーを語れるようなマーケティングを進めている。25年の創業50周年に向けてブランドをさらに育成し、売り上げ100億円を目指す。また、新たな取り組みとして「b-ex財団」を立ち上げる予定。例えば金銭面を理由に専門学校に通えない人や、学生のダブルスクール支援など、人材育成につながるサポートを行っていく。長年携わっている美容業界への恩返しを込めた活動になる。

会社概要

ビーエックス
B-EX

1975年に初代社長の福井耀氏がサロン向け美容製品メーカーとしてモルトベーネを創業。80年代後半から一般向け市場に進出し、現在は海外市場にも積極的に展開する。2015年の創業40周年を機に社名をビューティーエクスペリエンスに変更。16年に本社を世田谷に移転し、21年には社名を略称であるb-ex(ビーエックス)に変更した

問い合わせ先
b-ex
03-6757-7767

TEXT:WAKANA NAKADE

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ハードとソフトでサロンの美と健康を追求【タカラベルモント 吉川秀隆会長兼社長】

PROFILE: 吉川秀隆/タカラベルモント会長兼社長

吉川秀隆/タカラベルモント会長兼社長
PROFILE: (よしかわ・ひでたか)1949年大阪市生まれ。日本大学経済学部卒業後、自動車販売会社勤務。74年に祖父の吉川秀信が創業したタカラベルモントに経理担当で入社した後、デンタル・メディカル機器の営業および製品企画、理美容機器の営業を担当。85年に東京支社長に就任。89年に40歳で社長就任後、99年から会長を兼務している PHOTO : YOHEI KICHIRAKU

理容室・美容室の設備機器、エステ・ネイルサロンおよび歯科・医療クリニックの業務用設備機器や化粧品などを製造販売しているタカラベルモント。2023年は給湯機市場をはじめ、サロンの基盤であるインフラ整備にも注力。理美容機器業界をリードするメーカーとして課題解決や事業創造に取り組み、未来の健康に向き合い自分らしく生きるためのサポートを行う。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月29日号からの抜粋です)

2028年に掲げている
全体売り上げ1000億円を目指す

WWDJAPAN(以下、WWD):2023年に特に注力したことは?

吉川秀隆会長兼社長(以下、吉川):コロナ禍の収束から業績は右肩上がりが続いている。23年は、サロンの水まわりアイテムに注力した。21年に開発したサロンのシャンプー台で施術する新体感メニュー「頭浸浴」は、リラックスできるほか、ヘアカラーの仕上がりも良くなるとリピート利用も多く、新たなサロン体験を創出した。当社の23年3月期の売上高は654億円だが、上期も順調に推移しており前年超えも期待できる。またグローバルにおいてデンタル部門の売り上げがけん引した。もともと歯科機器は日本国内からの輸出量トップを誇っているが、中でもイギリスを中心に歯科用椅子と治療用装置が一体になった歯科ユニットのシェアがNo.1。当社は在庫や備蓄能力が高く、海外マーケットでのシェアを獲得できている。

WWD:昨年10月には住友電設所有の給湯装置事業や冷凍サイクル事業を展開するスミセツテクノを買収。同企業をグループ化した狙いは?

吉川:スミセツテクノはベルモントテクノ京都としてタカラベルモントグループの一員となった。給湯装置事業や冷凍サイクル事業は継続していく。しかし、狙いは給湯機など生産能力の強化。なぜならサロンのインフラ整備は、お客さまの快適さや心地良さにつながるものであり、中でも給湯機は必要不可欠なもの。コロナ禍においては、価格高騰などの影響で給湯機パーツが品薄になり安定供給できないこともあった。また、海外では給湯温度が安定しないという事例も多々ある。そのため、サロン独自で給湯設備を整えるのはとても大変なことだった。美と健康を追求した設備や空間、経営、教育、さらにハード面の生産能力強化は、大きな強みだと言える。

WWD:“コミュニケーション”に着目したスマートデバイスミラーのローンチはサロンビジネスにどのような可能性を広げるか?

吉川:あらゆるシーンでDX化が進んでいる現代において、サロンのお客さまとスタイリストとのコミュニケーションの“DX化”として、23年10月に待望のAI搭載スマートデバイスミラー「エシラ(ECILA)」を発売。「エシラ」は、お客さまの要望や悩みを共有できるプロファイル、新たな一面を発見できる顔診断、カラーシミュレーション、写真・動画撮影などあらゆる機能を有している。これら機能を活用し、サロンの課題であった“お客さまとスタイリストとのコミュニケーションギャップ”を解消し、お客さまの好みやなりたいイメージを引き出すほか、スタイリストがより自信を持って提案できるサポートを行う。導入サロンでは「操作性が良くスマホ感覚で扱えるのも魅力」と評判は上々。新たなサロンビジネスの可能性を広げるアイテムとして期待されている。利用者データを蓄積することでより使いやすいものに進化させ、お客さまが異なる店舗を利用しても情報が共有される仕組みにしていく。

WWD:毛髪に関する研究も高い成果を挙げている。

吉川:化粧品研究開発部は、昨年12月に行われた「日本化粧品技術者会 学術大会」において毛髪に特化した研究内容を3題発表した。同大会前身の「SCCJ 研究討論会」も含めた過去10年間(12~22年)で、毛髪に関する研究内容が同一企業から同時に3題選出されたことは当社が初となる。研究では、これまで不可能といわれた毛髪を縦にきれいに切る技術を習得。これにより、働きが解明されていない“未知の領域”だった髪の中心部・メデュラの2つの構造を解明することができた。

WWD:サステナビリティの施策で注力していることは。

吉川:モノ作り企業としての持続可能な社会を目指し、これまでも事業を通じて社会や環境に対する活動を行っていたが、23年に改めて、人・地球環境・関わる産業と地域・ガバナンス・ウェルビーイングの5つの領域と6つのマテリアリティ(重要課題)からなる「サステナビリティポリシー」を設定した。サロンスタッフの働きがいと理美容業界の発展の両立、排水処理設備の設置、バイオマスプラスチックやリサイクル素材の採用など多岐にわたる活動を行っているが、昨年は廃棄レザーのアップサイクルプロジェクトとして創業の地である大阪・西成発のファッションブランド「NISHINARI YOSHIO(ニシナリヨシオ)」と協業し企画展を実施。当社のプロ用椅子の製造過程で生じる廃棄レザーを活用したTシャツやパンツなどを制作し、ファッションショーを行った。

WWD:24年に注力することは。

吉川:当社は25年大阪・関西万博にて大阪府・市の「大阪ヘルスケアパビリオン」に出展参加を表明。主力事業の美容と医療を融合した「未来のヘルスケアサロン」の実現のため準備を進める。また、化粧品事業においては、開発ならびに生産能力の強化を図る。国内では、化粧品工場を新設予定のほか、海外では、拠点があるベトナムでも、生産する予定。化粧品事業の売り上げアップを図り、28年に掲げている全体売り上げ1000億円を目指す。

会社概要

タカラベルモント
TAKARA BELMONT

1921年に鋳物工場としてスタート。31年に理容椅子の製造を開始し理容・美容業界に進出。56年にニューヨークに現地法人を構え、海外事業をスタート。67年に歯科・医療機器の製造を開始。73年に日本初の機器を使用したエステティックを紹介し、77年に自社化粧品ブランド(現ルベル)を立ち上げる。82年には基礎化粧品の発売をスタート。2021年に創業100周年を迎えた

問い合わせ先
タカラベルモント
06-7636-0856(広報室)

TEXT:WAKANA NAKADE

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高度な専門性を持つ“ナビゲーター集団“の強み【コロネット 七宮信幸社長】

PROFILE: 七宮信幸/コロネット社長

七宮信幸/コロネット社長
PROFILE: (ななみや・のぶゆき)1968年、東京生まれ。早稲田大学法学部を卒業後、93年4月に伊藤忠商事入社。ロンドン駐在や伊藤忠のブランドマーケティング第五課長などを経て、2020年4月からコロネットに出向。同年7月から現職。趣味は、筋トレ、ファッション、読書、ゴルフ等 PHOTO:TSUKASA NAKAGAWA

七宮信幸社長は、コロナ禍を「ロケットスタートを切るための準備期間」と位置づけ、2023年を完全復活と変革の年として振り返る。前身のコロネット商会の創業70周年を迎える今年、改めて創業精神に立ち返るとともに、“高度な専門性を持つナビゲーター集団”として、世界の最高級品を消費者に届けることに努めている。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月29日号からの抜粋です)

70年前に立ち返り
「世界の最高級品を消費者に」

WWD JAPAN(以下、WWD):2023年はどんな年だったか。

七宮信幸社長(以下、七宮):ほぼ全ての事業が再開した1年だった。私が現職に就任した20年はまさにコロナ禍による混乱の真っ只中で、全てが止まっていたからこそ、収束のタイミングでロケットスタートを切るための準備期間を作ることができた。おかげで順調なスタートを切ることができ、さまざまな変革が進んだ。社内的には、本部機能を大阪から東京に集約することで人的資本を集中させた。また、人材確保や育成に注力し、新規プロジェクトにも着手した。

WWD:優秀な人材獲得のために何をしたか。

七宮:これからは、あらゆる働き手がプロ人材を目指してスキルを磨き、そんな人材に活躍の場を提供し続けられる会社だけが生き残る。私は就任当初から社員に「専門性の向上」を求めており、その道に長けた人材を積極採用している。社員の強みを最大限に発揮できるポジション作りを意識してきた。仮に適任が社内で見つからなければ、社外との協業から人材獲得まで柔軟に対応できている。多彩な専門家が集まり、私の現職就任以降にコロネットに入社した社員は、全体の4割に迫っている(販売員を除く)。今後も積極的な人材施策を取っていきたい。

WWD:23年に着手したプロジェクトは?

七宮:1つ目は、「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」のリージョナルパートナーとしてビジネスを開始したこと。今年から旗艦店の出店と、スモールレザーグッズやバッグといったアクセサリーの強化を進める。われわれは唯一無二でニッチ、きらりと光るブランドとのビジネスを得意としているので、今後も個性的なブランドと協業したい。また、広報部をマーケティング部として、自分たちで収益を創出するチームに作り替えた。広報部も専門性を高めれば、営業部経由で獲得したブランドのプレス業務だけでなく、セールスエージェントやアタッシュドプレス業務で自らブランドとの接点を作り、営業部がディストリビューションをサポートするという流れの創出が可能なはず。双方向の流れを生み出すことで間口を広げたい。

WWD:業績と好調だったブランドは?

七宮:23年3月期の売上高は、コロナ後のリベンジ消費やインバウンドの回復を受け、前期比31%増、税引後利益率は過去10年で最高だった。好調要因の1つは、取り扱うブランドを集約して提案する百貨店のメンズセレクトスペース。セレクトショップ並みのコーディネートの提案力が求められるため、当社の多様なメンズブランドが力を発揮している。また「ハンティング・ワールド(HUNTING WORLD)」は、店頭が非常に堅調だ。昨年は、「ビームス(BEAMS)」「ブルックス・ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」とコラボレーションした。デサントとの本格的なアウトドアアウターの協業プロジェクトも進んでいる。今年は、トロリーバッグなどのトラベル関連グッズに挑戦する予定だ。一方24年3月期の上半期については、売り上げは前年同期と比べて微減だった。理由は単価の上昇。原材料や為替も含めて20~30%、価格を上げざるを得なかった。しかし客単価は増えたため、売上総利益はプラス。下期の出だしは、気温が高かったことで重衣料の売れ行きがスロースタートだったが、巻き返して期末の予算達成を目指す。

WWD:価格の値上げについてどう考えるか。

七宮:日本経済全体として言えることだが、価格は基本的には上がっていかないと経済成長は見込めない。経済成長が見込めなければ、イノベーションやチャレンジは生まれない。価格が上がる背景、付加価値をお客さまに「説明」するだけでなく、「共有」できるかが重要だ。

WWD:24年の動きは?

七宮:今年は、前身のコロネット商会が大阪で創業してから70周年に当たるため、コロネット商会の「世界の最高級品を消費者に」という創業精神に立ち返る。この「消費者」は、もはや日本人あるいは日本に住む人に限らず、海外の消費者も含む。ジャパンブランドを海外に“ナビゲート”したり、ブランドのインキュベーション強化に取り組みたい。21年ごろから模索してきた動きは今年、形になるだろう。

WWD:昨今頻発するデザイナーの早期交代はどう考えるか。

七宮:メゾンブランドは、デザイナーの交代でビジネス自体が大きく変わるリスクをはらんでいる。しかし変革こそ、新たなパートナーシップや商圏が生まれるチャンスだ。他方「変革」には、過去を踏まえて「進化」させるものと、過去をゼロベースにして作り変える「革命」の2種類がある。前者に関しては、過去を知っていたり、経験していることが非常に重要だ。われわれの知見や経験を生かすことができる。後者の場合は、ゼロ地点からのスタートになるため、パートナー双方の最初の立ち位置が重要だ。その上で、どこを目的地としてナビゲートするかを決め、共有することも大切。ブランドが「どこに行きたいのか」を常に定性面と定量面の双方ですり合わせ、ナビゲートしていきたい。

会社概要

コロネット
CORONET

1954年に輸入販売代理店として創業。2003年に伊藤忠商事の子会社に。繊維製品の製造・輸入・卸売・販売を行う。「ランバン」「ペラフィネ」「ヤコブ コーエン」「ムーレー」「ミラ・ショーン」「フォルテフォルテ」「ハンティング・ワールド」「イザベル マラン」などラグジュアリーからデザイナーズまで幅広いブランドを取り揃えている。23年には「チカ キサダ」の幾左田千佳デザイナーをクリエイティブ・ディレクターに迎えて「ミラ・ショーン」の新ライン“ミラ ショーン バイ チカ キサダ”を始動。「エミリオ・プッチ」と日本国内における独占輸入販売代理店契約を締結するなど、ビジネスを拡充している

問い合わせ先
コロネット
03-5216-6511

TEXT:YU HIRAKAWA

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米アップルの元幹部も採用、グローバルブランド化に布石【ジンズHD 田中仁CEO】

PROFILE: 田中仁/ジンズホールディングス代表取締役CEO

田中仁/ジンズホールディングス代表取締役CEO
PROFILE: (たなか・ひとし)1963年群馬県生まれ。88年有限会社ジェイアイエヌ(現ジンズホールディングス)を設立し、2001年アイウエア事業「JINS」を開始。13年東証一部(現東証プライム)に上場。14年に群馬県の地域活性化支援のため一般財団法人田中仁財団を設立し、代表理事に就任。起業家支援プロジェクト「群馬イノベーションアワード」「群馬イノベーションスクール」を開始。現在は前橋市中心街の活性化にも携わる PHOTO:YUTA FUCHIKAMI

アイウエア大手のジンズホールディングスは、コロナ禍の収束に伴い業績は上向きつつある中で、「意志あるクリエイティブな仕事によって事業を創り上げること」を軸にした「第二創業」を掲げる。昨年6月には米アップルの幹部を招き入れ、グローバル化に向けた基盤作りにも着々と手を打つ。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月29日号からの抜粋です)

本格的なグローバル展開を前に
「地域共生&クリエイティブ」で第二創業へ

WWDJAPAN(以下、WWD):2023年8月期の純利益は前期比2.3倍の17億円。業績は回復してきた。23年を振り返ると?

田中仁CEO(以下、田中):今期から、第二創業を掲げている。かつてはジンズもアイウエア業界のチャレンジャーであり、「セットプライス」などの新機軸を生み出してきたが、そうしたビジネスモデルも今では新規性を失いつつある。ビジネスモデルを刷新し、グローバル展開を加速させるためにも、創業時の挑戦者たるスピリットを取り戻したい。

WWD:なぜ今、第二創業なのか。

田中:第二創業の意味は、単なる改良改善とも、社会の変革を促すイノベーションとも違う。では何か?私は「意志あるクリエイティブな仕事によって事業を創り上げること」だと考えている。毎日の仕事をルーティンな単純作業としていては進歩がない。誰もが、挑戦者として仕事のやり方をアップデートすること。これは店頭のスタッフも、本部や管理部門であっても同じで、日本、海外も問わず、だ。まさに全社員が取り組むべき課題になる。目的は、組織の力で大きく成長する企業へと生まれ変わること。本部主導、あるいはトップダウンのようなやり方では、創業期のような非連続な成長は難しい。目標は時価総額1兆円を掲げている。現在は大体1000億〜1200億円の間なので約10倍、「圧倒的な何か」を作り上げないと達成はできない。

WWD:6月には、米アップルで18年にわたりクリエイティブ・ディレクターを務めたポール・ニクソン氏をグローバル・チーフ・クリエイティブ・オフィサーとして迎えた。その役割と狙いは?

田中:これは、「『ジンズ』をグローバルなブランドにすること」に尽きる。先ほどの「第二創業」とも連動しているが、成長の大きな鍵はグローバル化の加速。そのために組織も考え方も、根本から大きく変えていく。ニクソン氏は「新しいカスタマージャーニー」「プロダクト」「コミュニケーション」という3つを管掌する。

WWD:24年8月期の海外出店は16とやや控えめな印象だが。

田中:現時点でも売り上げのことだけを考えれば、積極的な出店施策が取れないわけではない。実際に世界で最も売れているのは米国の店舗で、もちろん広大な米国には出店の余地もある。ただその前に、真のグローバル化のために米国の多様性に対応できるような組織や制度、ビジネスモデルといった基盤作りを、ニクソン氏とともに1〜2年をかけて行う。しっかりとした基盤を作り、本質的な強みを磨き上げれば1〜2年の遅れなどすぐに巻き返せる。

WWD:国内は?

田中:24年8月期は17店舗を出店する計画だが、それでも出店余地はかなりある。アイウエアは、例えばアパレルと比べても、ターゲットがエイジレスで、実際に「ジンズ」の店舗もロードサイドから都心のファッションビル、駅ナカ、繁華街の路面店など、多種多様なフォーマットがそろっている。今は「店舗の価値をどれだけ高められるか」「魅力ある店舗をどう作れるか」を軸に、出店していく。

WWD:14年に地元の群馬県前橋市に財団を設立し、地域の起業家育成など地方創生にも深く関わってきた。

田中:取り組み始めた当初はここまで深く長く関わることになるとは考えていなかった。今でも毎週末には前橋に行って、さまざまなプロジェクトに関わっている。経営にも、ものすごく大きな影響を受けている。行政は、いわば市民全員が企業経営で言うところの「ステークホルダー」で、企業のようにトップが指示を出せば動く、ということはない。誰もが当事者であり、もし施策を実行しようと思えば参加型の意志形成や多くの利害調整も必要になる。当初はそれに戸惑ったり、苦労もしたが、同時に経営に対する考え方は大きく変わった。振り返ってみれば、以前のジンズと私自身もトップダウン型で、実際この数年の停滞は、私の権限委譲が足りなかったためだと反省している。第二創業を掲げたのも、そうした組織や風土を変えたいという思いがある。

WWD:著書の「振り切る勇気」で「起業したことで、物事と真剣に向き合うことやフルスイングすることの大切さを学んだ」と述べている。最後に若者たちへのメッセージを。

田中:私から言えるのは、「自分らしい人生を生きよう」ということ。私自身は小さい頃から飽きっぽくて勉強も得意ではなかった。けれどもそんな私でも「商い」だけは、飽きずにやれてきた。仕事に限らず、スポーツでも音楽でも得意なことや好きなことを全力で、一生懸命に取り組むことは、本当に大事だと思う。第二創業でも「一人ひとりがクリエイティブに働くこと」を掲げているが、これからはどんな立場や職種・業種でも、クリエイターであるべきだ。そうすることで、その人自身や所属する企業・組織も爆発的に成長できる。少なくともジンズは、そう考えている。

会社概要

ジンズホールディングス
JINS HOLDINGS

1988年ジェイアイエヌ(現ジンズホールディングス)設立。2001年、福岡・天神に1号店をオープン。06年、大証ヘラクレスに上場。10年、海外1号店を中国・瀋陽にオープン。13年、東証一部(現東証プライム)市場に上場。17年、社名をジンズに変更。国内473店舗、海外240店舗を展開(23年8月末時点)。従業員数は3486人(23年8月末時点)

問い合わせ先
ジンズカスタマーサポートセンター
0120-588-418

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「グランドセイコー」を日本の美意識に基づいたラグジュアリーへ【内藤昭男 セイコーウオッチ社長】

PROFILE: 内藤昭男/セイコーウオッチ社長

内藤昭男/セイコーウオッチ社長
PROFILE: (ないとう・あきお)1960年11月9日生まれ、茨城県出身。84年に上智大学を卒業し、同年、服部セイコー(現セイコーグループ)に入社。セイコーオーストラリア社長、セイコーHD法務部長、常務取締役、セイコーアメリカ社長などを経て、2019年12月にセイコーウオッチの副社長に就任。21年4月から現職  PHOTO:TSUKASA NAKAGAWA

セイコーウオッチは「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」を筆頭に「セイコー プロスペックス(SEIKO PROSPEX)」や「セイコー アストロン(SEIKO ASTRON)」「セイコー ルキア(SEIKO LUKIA)」まで幅広いブランドを擁し、人々の手元を彩っている。中でもジャパニーズ・ラグジュアリー・ウオッチブランドとしての確立を目指す「グランドセイコー」は2023年、イベントにも積極的で情緒的な価値観の発信にも尽力した。世界戦略の進ちょくはどうなのか?内藤昭男社長に聞いた。
(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月29日号からの抜粋です)

北米、アジアに続き、
欧州でもブランドを確立

WWDJAPAN(以下、WWD):「グランドセイコー(以下GS)」は今、北米市場を中心に「ジャパニーズ・ラグジュアリー・ウオッチブランド」として認知されつつある。

内藤昭男セイコーウオッチ社長(以下、内藤):「最高のモノを作りたい」という作り手の情熱は、ラグジュアリーブランドにとって欠かせない大事なもの。「GS」は1960年、「世界最高峰の腕時計を作り出す」という、先人の情熱から誕生した。服部真二セイコーグループ代表取締役会長兼グループCEOが2017年に「GS」を独立ブランド化させたのは、この歴史をふまえ、日本発のラグジュアリー・ウオッチブランドとして発展させるため。「GS」は過去数年、グローバル市場で着実にこの目標を達成しつつあり、さらなる成長を目指している。

WWD:次の目標とは?

内藤:「ラグジュアリーの本場」であるヨーロッパ市場で、ラグジュアリー・ウオッチブランドと認められることだ。そのためにわれわれはここ数年、さまざまな取り組みを行ってきた。20年3月にはパリのヴァンドーム広場に欧州初直営の「GS」専門店「グランドセイコーブティック」をオープン。22年にはスイス・ジュネーブで開催されるラグジュアリーウオッチの国際展示会「ウオッチズ・アンド・ワンダーズ・ジュネーブ(WWG)」に継続参加を見据えて初出展。「GS」としての参加を要請された。WWGには「出展するなら単発ではなく、日本発のラグジュアリー・ウオッチブランドとして長期的に出展したい」と伝え、私たちの熱意や本気度を理解していただいた。WWGへの出展以降、ヨーロッパの時計愛好家や高級時計市場関係者の見方が変わったと実感している。

WWD:ラグジュアリーにおける北米とヨーロッパの違いとは?

内藤:ひとことで言えば、「ラグジュアリー」の概念が違う。北米やアジアは「新しいモノ」に対して好意的で、新進ブランドでもラグジュアリーと認めてくれやすい。だがヨーロッパ各国においては、ラグジュアリーには歴史や伝統、独自の文化が不可欠で、その概念は国ごと微妙に異なっている。そのためには、国ごとにアプローチを変える必要がある。「GS」のブランドイメージをブレずに発信し続け、そのイメージを生かしてビジネスをするため、宣伝から流通、販売までの体制を変えた。各国の代理店に任せる形を改め、ヨーロッパ各国に現地法人を設立し、われわれの手で宣伝や流通・販売を行う直販体制を構築する。この体制を統轄する組織として、ヨーロッパにグランドセイコー・ヨーロッパを設立。直営ブティックに加え、各国の老舗・名門時計店への販路拡大にも取り組んでいる。

WWD:発信する「GS」ブランドのイメージも、これまでは「精度」や「仕上げ」などハードウエアにおける卓越性がメーンだったが、最近は情緒的な価値のアピールにも意欲的だ。

内藤:卓越した技術と共に製品が生まれた土地や文化、モノ作りに取り組む職人の情熱など、感性・情緒的な価値はラグジュアリーブランドに欠かせない。「GS」は、この部分をもっと追求し、技術面の優位性だけでなく情緒的なアピールを磨く必要がある。

WWD:具体的にはどのようなアピールを?

内藤:19年から「GS」のブランドフィロソフィーとして「ザ・ネイチャー・オブ・タイム」を発信している。「ありのままの時の移ろい」を愛でる日本人の感性や、人それぞれに「道を究めることでその本質に迫ろうとする」日本人の美意識、日本の風土や自然に基づいた商品企画やブランド訴求を展開している。

WWD:今後、「GS」で新しく考えている取り組みは?

内藤:ひとりの時計技術者のこだわりと情熱に始まり開発に10年を要した時計で、22年に「ジュネーブウォッチグランプリ(GPHG)」のクロノメトリー賞を受賞した“グランドセイコー KODO”のように、作り手の想い、内発的に生まれる商品企画を余裕を持って育て、カタチにできる体制を作りたい。日本と日本の時計に対する興味と評価は確実に高まっている。このチャンスを逃さず、どのマーケットにおいてもラグジュアリーウオッチの世界でトップ5に入るブランドを目指したい。

WWD:「GS」以外のブランドの23年のハイライトは?

内藤:オフィシャルタイマーを務めた世界陸上2023 ブダペストの影響も大きく、「プロスペックス」はグローバルにおける認知度が上がっている。普及価格帯市場はスマートウオッチの影響でマーケットは縮小傾向だが、多様な価値観が飛び交う現代を象徴するカジュアルウオッチの「5スポーツ」はスポーティなムードや温かみのあるデザインで好調だった。グローバル戦略を進める中で注力してきたブランドはこれまで、高価格帯に寄っていたかもしれない。独自の感性的価値があれば、手頃な価格帯で幅広い世代に共感していただけるブランドが育つのではないか?それぞれのブランドが違う形で花開く土壌を育てていきたい。

会社概要

セイコーウオッチ
SEIKO WATCH

セイコーは1881年、服部金太郎が時計の小売りと修理を生業とする服部時計店を創業し、外国商館から信用を得て発展するところから始まる。92年には小売業の成功を背景に精工舎を設立し、壁掛け時計の製造を開始。95年には懐中時計、1913年には国産初の腕時計“ローレル”を発売した。32年には現在のセイコーハウス銀座にあたる銀座四丁目時計塔を竣工。60年、「グランドセイコー」を発売。99年には独自の機構スプリングドライブを搭載した時計を発売した

問い合わせ先
セイコーウオッチお客様相談室
0120-061-012

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メンズコレのセレブ報道を考える(2024年2月5日号)

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年2月5日号からの抜粋です)

大塚:2024-25年秋冬メンズは、ファッション・ウイークにおけるセレブリティー報道の過熱ぶりについて、メディアのスタンスが疑問視されたシーズンでした。「数字欲しさにセレブばかり追いかけていて、服について全く報じていない」という批判や、クリエイションVSセレブリティーの対立構造で語ったりする論も出ました。今シーズンもわれわれはセレブリティーを追いかけましたが、コレクションやデザイナーの思いもきちんと報じている自信がありますし、より多くの人にファッションに興味を持ってもらうきっかけにもなると感じました。エリさんはどう考えていますか?

アンテナを張るのは記者として大事

井上:もちろん媒体によってスタンスはいろいろだと思いますが、現地で取材している身としては、セレブリティーについて語らないことの方が不自然というか。それぐらい重要な位置を占めていると思います。そのセレブリティーを起用することで、どういう層にリーチできるのか、どんな効果があるのかにアンテナを張るのは、世界の市場を読むために記者として大事だと考えます。

大塚:僕は最初、セレブリティー追っかけ取材が本当に嫌だったけれど、だんだん割り切れるようになってきました。特にラウールさん(Snow Man)の存在は大きいですね。服がカッコよく着こなせて、ブランドについての理解もあり、語学も堪能。何よりも「ファッションが好き!」というのが伝わってきて、なおかつファンの質と熱量がすごく高い。彼のコメントを掲載しても、そこだけ抜き出してSNSに掲載するような人がいなくて、「無料で登録できるから会員になって記事を読んで!」みたいな拡散をしてくれるんです。しかも記事をしっかり全部読んでくれて、それが数字にも表れます。彼は、ちょっと別格ですね。実際に追っかけ取材をして、SNSなどの反応を細かくチェックしたからこそ分かりました。

井上:セレブを起用してブランドのイメージや認知度を上げるというのは、かつてユベール・ド・ジバンシィなどがやっていたように、古典的なやり方です。そして、その時代を象徴するセレブリティーがクリエイターを刺激して、その時代らしい何か新しいものが生まれたりします。ですから波はありますが、こうしたセレブリティーとの関係性はなくならないと思います。

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メンズコレのセレブ報道を考える(2024年2月5日号)

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年2月5日号からの抜粋です)

大塚:2024-25年秋冬メンズは、ファッション・ウイークにおけるセレブリティー報道の過熱ぶりについて、メディアのスタンスが疑問視されたシーズンでした。「数字欲しさにセレブばかり追いかけていて、服について全く報じていない」という批判や、クリエイションVSセレブリティーの対立構造で語ったりする論も出ました。今シーズンもわれわれはセレブリティーを追いかけましたが、コレクションやデザイナーの思いもきちんと報じている自信がありますし、より多くの人にファッションに興味を持ってもらうきっかけにもなると感じました。エリさんはどう考えていますか?

アンテナを張るのは記者として大事

井上:もちろん媒体によってスタンスはいろいろだと思いますが、現地で取材している身としては、セレブリティーについて語らないことの方が不自然というか。それぐらい重要な位置を占めていると思います。そのセレブリティーを起用することで、どういう層にリーチできるのか、どんな効果があるのかにアンテナを張るのは、世界の市場を読むために記者として大事だと考えます。

大塚:僕は最初、セレブリティー追っかけ取材が本当に嫌だったけれど、だんだん割り切れるようになってきました。特にラウールさん(Snow Man)の存在は大きいですね。服がカッコよく着こなせて、ブランドについての理解もあり、語学も堪能。何よりも「ファッションが好き!」というのが伝わってきて、なおかつファンの質と熱量がすごく高い。彼のコメントを掲載しても、そこだけ抜き出してSNSに掲載するような人がいなくて、「無料で登録できるから会員になって記事を読んで!」みたいな拡散をしてくれるんです。しかも記事をしっかり全部読んでくれて、それが数字にも表れます。彼は、ちょっと別格ですね。実際に追っかけ取材をして、SNSなどの反応を細かくチェックしたからこそ分かりました。

井上:セレブを起用してブランドのイメージや認知度を上げるというのは、かつてユベール・ド・ジバンシィなどがやっていたように、古典的なやり方です。そして、その時代を象徴するセレブリティーがクリエイターを刺激して、その時代らしい何か新しいものが生まれたりします。ですから波はありますが、こうしたセレブリティーとの関係性はなくならないと思います。

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「ニトリ」にファストリ出身の永井氏「服以上の可能性」、海外は年100〜200店舗出店へ

ニトリホールディングス(以下、ニトリHD)は創業56周年を迎えた現在、「第2期・30年計画」の真っ只中で、2032年に世界で3000店舗(うち、国内1000店舗、海外2000店舗)、売上高3兆円(国内2兆円、海外1兆円)を目標に掲げる。

グループの店舗数は2023年12月末現在、国内で36店舗、海外で41店舗純増し、全社で979店舗となった。今期末には前期から99店舗増え、1001店舗(うち、国内822店舗、海外179店舗)を計画する。今年3月に福井県敦賀市に出店する「ニトリ敦賀店」のオープンで1000店舗を達成する予定で、2月1日から「もうすぐ世界で、グループ1000店舗達成記念祭」を実施中だ。

とくに、海外事業の強化と国内の堅実な成長戦略は不可欠だ。2月1日からは新体制がスタートした。ニトリHDでは、「海外事業領域の拡大と、意志決定の単純化・迅速化、実行スピードの向上を図る」と白井俊之・代表取締役社長兼最高執行責任者(=COO、68)。武田政則ニトリHD取締役(58)が副社長に昇格し、グローバル商品本部本部長兼グローバル販売事業推進室室長海外販売事業管掌として海外事業に専念する一方、兼務していた子会社のニトリ社長からは離れた。

子会社ニトリでは、「国内事業は持続的な成長発展と企業価値のさらなる向上に努める」と白井社長。創業者である似鳥昭雄ニトリHD代表取締役会長(79歳)が、2014年以来、10年ぶりにニトリ社長に復帰。同時に、営業企画室長を務めていた永井弘ニトリHD常務執行役員(59)がニトリ取締役専務に昇格し、国内事業を管掌する。

似鳥会長の「社長代行」「後継者の一人」として活躍を期待される永井常務執行役員は、京都府出身で、大阪大学を卒業後、トヨタ自動車でマーケティングや現地生産車を調達するサプライチェーン構築などに従事。「異業種合同プロジェクト『WiLL(ウィル)』」にも参加した。2001年に「ユニクロ(UNIQLO)」を擁するファーストリテイリングに入社し、マーケティングや生産などを担当。ファーストリテイリング執行役員に就任し、米国駐在なども務めた。ニトリには2015年9月に入社。店舗勤務や店長職など現場経験も踏んだ後に、営業企画室室長を務めてきた。

永井氏「ニトリのポテンシャルは服以上に大きい」

2月8日の決算説明会に登壇した永井常務執行役員は、アナリストからの、「トヨタとファーストリテイリングという日本を代表する2社にいた経験と比べて、ニトリの違いや、競争力は何か?また、ニトリが重要視する長期増収増益の維持のための事業機会や克服すべき課題は?」との質問に、「メーカーからキャリアを始め、なぜファーストリテイリングに行ったのかを思い起こしたとき、商品を作ることと、最終的にそれを自分で売ることを明言していたことに惹かれた」として、ニトリと同様のSPA(製造小売業)の事業構造に魅力を感じたと言及。「作ることと売ることは表裏一体で、これをどれだけ自分たちでやり切れるか」が重要だとしたうえで、「ニトリの非常に大きなポテンシャルの一つは、扱っている商材が、暮らし回りのもの、家のまわりのものだということ。服も大きいが、それ以上の大きさを感じている」。さらに、「ニトリの場合、作るだけでなく、自社工場がある。なおかつ、売るだけでなく、お客さまの家まで運び、特に家具などはお客さまの家の中まで運んでいく。しかも、ライフサイクルが長い。いろいろな意味で顧客の体験をアップデートしていける可能性がものすごく大きい」と説明した。そして、「自分を『一人SPA』と呼んでいるが、ニトリもメーカーから始まり、企画・製造・物流・販売まで全部やっている会社(で働けること)はこれ以上の機会はないと思うし、会社としてもそれが参入障壁になっていて、競争力そのものだと私自身は定義し理解し、仕事をしている」と語った。

管掌する国内事業では、アプリやデータの活用にも注力する。「消費は全体的に人口が支えている部分があるが、絶対的な客数を分解したときに、いかに買上げ回数の頻度をあげて行けるか、そのためにシナリオをどう進化させられるか。あるいは、ここ3~4年ずっと進めてきたアプリが実はものすごく大事で、堅苦しく言うと、ファーストパーティデータみたいなものをどれだけ使いこなせるか。それを回数にどうつなげていけるか。ものすごく使えるデータがものすごく貯まっている。よりスマートに、お客さまにとって買いやすい商売をやっていくということが、私自身が今やろうとしていることだ。もっといえば、この会社が日本で一番支持されて、多くの人々にニトリがあって良かったと思ってもらえる会社になるためには、非常に重要な要素ではないかと思っている」と説明。データを活用して、「商品開発も品ぞろえも、品ぞろえの先にある、一人ひとりに適切なリコメンドをしていくことも行っていく。やはり家の中に多くの商品が入っていて、なおかつ、耐用年数も長いものなので、ぞれぞれのお客さまのことをよく理解して、より寄り添った形でコミュニケーションし、サポートしていくことに有用だと思っている」と述べた。

「どのようなリーダーシップを発揮していくのか、どういうタイプの経営者なのか」というメディアからの問いに対しては、「あらゆる機能がまとまって一つの大きなベクトルで動いている仕組みなので、一人の純粋なリーダーシップだけでは解決しないと思っている。大きな未来の姿は僕なりに描きたいものもあるし、それとみんなの声を一つにできるように、そのバランスが大事だと思う。ちょっと優等生的な答えで申し訳ないが、多くの人が参加して形を作っていく会社にしていけるようなリーダーシップを考えている」と答えた。

似鳥会長は永井常務執行役員に対する評価として、「今まで現場で店舗も経験し、他の部門や、今は営業企画を担当し、非常に実績をあげて、改善・改革を実行して成果が上がっていたので」と抜擢理由を説明。自身の社長復帰については、「武田社長には海外に専念してほしいと。年100店舗以上、いずれは150~200店舗のペースで出店してほしいが、国内もというのは無理。今すぐ誰かに(社長を)やってもらうという適任者がいないから、じゃあ私がと」「10年ぶりに事業会社の社長に戻るが、武田社長とは20年ぐらい一緒にいて、直接現場で毎週話しながらやってきた。それが永井に代わるということで、あまりその内容は変わらない」。常々「88歳まで活躍したい」と言ってきたが、「私は来月80歳。どこまでやれるか、あとは体力だけ。まあゴルフも週2回行き、筋トレも週4回ぐらいやっている。体力さえあれば仕事は続けてやれると自信を持っているので、みなさんの期待に応えて、なんとかいい数字を来年以降残していきたい」と意欲を語った。

ニトリ決算、3Qは増収増益も、通期は微減収増益見込み

ニトリHDの2024年4〜12月期決算は、売上高6637億円(前年同期比5.1%増)、営業利益978億円(同3.0%増)、経常利益1012億円(同3.8%増)、親会社に帰属する当期利益685億円(同3.0%増)となった。経常利益の内訳として、粗利益の改善や売り上げ増で粗利益高が392億円増加した一方で、為替レートが20円4銭円安になり仕入れや在庫に影響したため351億円のマイナス影響を与えた。決算期を変更しており、実質的には売上高は3%増ペースで推移した。

ニトリ事業は売上高が5795億円(同6.2%増)、セグメント利益は948億円(同4.1%増)。既存店の客数は5.9%減、客単価は6.1%増、既存店売上高は0.2%減となった。EC売上高は639億円(同5.7%増)。力を入れているアプリ会員数は期首から223万人増え、23年12月末現在で1825万人に達した。ライブコマースも強化中で、視聴者数は9カ月で349万人を超えた。

通期の業績予想は、売上高9320億円(前期比1.7%減)、営業利益1451億円(同3.6%増)、経常利益1470億円(同2.0%増)、親会社に帰属する当期利益1000億円(同5.1%増)を見込む。

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レインズインターナショナルの新業態 『酒場トリノ』 安さを求める “ありきたりがちょうどいい” チェーンならこれくらいでいい!? 映えなしでもZ世代にウケてるし☆

【記事のポイント】 ●レインズインターナショナルが、イマドキのオープン酒場を東京・渋谷で開店。フード319円、お酒209円の圧倒的安さにZ世代が集中。けど、物悲しさを感じるメニューも目に付く(笑)。
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「トムフォードビューティ」がモダン&スリムな新作リップ発売 初の予約販売もスタート

「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は3月15日、新作リップスティック“スリム リップ カラー シャイン ”(全10色、各5940円)を発売する。カラーはオンライン限定、百貨店限定を含め全10色で、うち1色のみ1日から先行販売を行う。また、これまで同ブランドでは行ってこなかった予約販売も同商品から実施。8日から全国の百貨店カウンターで予約を受け付ける。

ランウェイのきらめきを体現した高発色な新作リップは、洗練されたスリムなパッケージデザインとモダンで高発色なカラー展開が特徴。スリムなスティックにはリッチな潤い成分を配合していて、ワンストロークで唇を思い通りに彩り、シルクのように軽やかに伸び広がる。

ラインアップはウォームレッドの“16 スカーレット ルージュ”、ミルキーなブラウンヌードカラーの“150 オープン バック”、温かみのあるピーチコーラルの“151 アイコニック ヌード”、魅惑的なプラムカラーの“153 ヴェルベット タックス”など、レッド系、コーラル系、ブラウン系など幅広くそろえた。

3月1日に先行発売するカラーはロージーブラウンの“100 100”で、オンライン限定の“156 ファイナル ボウ”、百貨店限定の“157 ゴーシー ”も用意している。

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