ジャン・ミシェル・オトニエルは1964年、フランス・サンテティエンヌ生まれ。80年代末から多様なメディアを用いた作品を制作し、世界的な現代美術館や財団、プライベートギャラリーで展示する。近年、公共および私設の庭園や歴史的建築物など、活躍の場を拡大。詩的で感性に訴える素材を好み、主に蝋や硫黄、ガラスなどで作品を制作する。2021年、プティ・パレに招聘。庭園と常設コレクションを展示するギャラリーで、プティ・パレの建築美を活用した展示会「ナルキッソスの定理(Le Theoreme de Narcisse)」を開催した。日本では、六本木ヒルズの毛利庭園にある、13年制作のパブリックアート作品「Kin no Kokoro」で知られる。
ゴールドウインの「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」(以下、TNF)と、高橋盾が手掛けるファッションブランド「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は4月5日、コラボレーションプロジェクト「SOUKUU(創空/ソウクウ)」の2024年春夏物を発売する。昨年10月に発売した第1弾に続く第2弾で、今季はトレイルランニングとハイクにフォーカス。はっ水性や収納性、軽量性を追求したパフォーマンスウエアをそろえる。
ゴールドウインの「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」(以下、TNF)と、高橋盾が手掛けるファッションブランド「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は4月5日、コラボレーションプロジェクト「SOUKUU(創空/ソウクウ)」の2024年春夏物を発売する。昨年10月に発売した第1弾に続く第2弾で、今季はトレイルランニングとハイクにフォーカス。はっ水性や収納性、軽量性を追求したパフォーマンスウエアをそろえる。
同店では、“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”のオリジナルアイテムのほか、アーティストやブランドなどとのコラボアイテムも販売を予定する。また4月11〜14日の期間限定で、ラフォーレ1階のエントランスに、アーティスト・天野タケルの作品「VENUS」「Sphinx(Dog)」のスカルプチャー作品を展示する。代表作「VENUS」は全高2メートル、愛犬がモチーフの「Sphinx(Dog)」は全長1.6メートルの大きさを誇る。また展示に伴い、天野タケルとのコラボアイテムを発売する。“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”をイメージしたペインティング作品「Venus and Dog」(165万円/4月12日に抽選受付を実施)や、ペイントとサインが施された5種全て1点物の「Sphinx(Dog)」ソフビ(27万5000円)、「Sphinx(Dog)」ソフビ(ペイントなし)(4万4000円)、Tシャツ(1万1000円)、パーカ(2万6400円)、スケートボード(3万3000円)などをラインアップする。
アイウエアは、すべて「MADE IN JAPAN」で、UV400カット率99.9%で機能性にも優れ、さらにスタイル別に2種類のレンズカラーバリエーションを展開。どちらもテンプル(つる)部分の外側にブランドロゴを、内側には「あなたの人生を彩る」という高橋文哉の想いが込められた直筆メッセージ「Color your life」を刻印する。
「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(以下、YSL)は4月2日、新リップ“ラブシャイン リップスティック”(全20色、各5940円)の発売を記念したイベント“ラブシャイン ファクトリー”を開催した。同イベントはパリを皮切りにスタートしたグローバルイベントで、今回は東京での開催となる。
またコロナ・パンデミック後、アメリカの人口が都市部から南部の州へとシフトしていることへの指摘もある。20年以降、全米成長の大部分はテキサス、フロリダ、ノースカロライナ、ジョージアに集中する一方、カリフォルニアやイリノイ、ニューヨーク、オレゴンなどの州では人口減少が続いている。米国国勢調査局によると、南部地域の拡大は23年の全米成長の87%を占め、140万人以上の住民が増加した。「この国の多くの人々にとって、ウエスタンはファッショントレンドではなく、ライフスタイル。彼らは毎日、田舎での生活に合わせた服を着て生活している」と、テキサス州に本社を置くブーツ会社ツイステッドX グローバルブランド(Twisted X Global Brands)の社長兼CEOであるプラサド・レディ(Prasad Reddy)は説明する。
こうしたウエスタンスタイルの多様化は、カントリーミュージック界にも影響を及ぼしているとオーエンズは指摘する。「8~10年前は田舎っぽい印象だったのが、今では最も包括的な音楽ジャンルのひとつになっている」とオーウェンズ。19年にリル・ナスX(Lil Nas X)とビリー・レイ・サイラス(Billy Ray Cyrus)がコラボした「オールド・タウン・ロード(Old Town Road)」や、トレイシー・チャップマン(Tracy Chapman)がルーク・コムズ(Luke Combs)と24年グラミー賞授賞式で「ファーストカー(Fast Car)」を演奏したことなど、「今はジャンル間のクロスオーバーがとても多い」と付け加えた。また、チャップマンは、23年のカントリー・ミュージック・アソシエーション・アワードで、黒人アーティストとして初めてソング・オブ・ザ・イヤーを受賞し、歴史にも名を刻んでいる。
カントリーミュージック界では文化的や党派的な問題をめぐる衝突がいまだに目立つが、ケイン・ブラウン(Kane Brown)、ジミー・アレン(Jimmie Allen)、ダリウス・ラッカー(Darius Rucker)、ミッキー・ガイトン(Mickey Guyton)、ザ・ウォー・アンド・トリティー(The War and Treaty)ら、有色人種のアーティストが放送される機会が増えている。
マリー=クレール・ダヴー ケリングCSO兼渉外担当責任者(以下、ダヴー):何よりもまず、ケリングにとってサステナビリティは戦略の一貫だ。全てのファッション企業にとってサステナビリティはマストであり、それ抜きで事業を立ち上げたり発展させたりすることはできない。そして、たとえパラダイム(規範的な考え方)を変える準備ができていなかったとしても、私たちが取り組むあらゆる最善策をスケールアップする必要があると信じている。そのために欠かせないのが、イノベーションだ。そこには、クラシカルなイノベーションと破壊的イノベーションがあると考えている。クラシカルなイノベーションとは、例えば技術の力を生かしてリサイクルやアップサイクルをより大きな規模で行うこと。規模とスピードの問題だ。一方、破壊的イノベーションとは、微生物を使用したエコな染色技術など、研究室から生まれるようなもの。その実現には、スタートアップ企業と密接に協力し、革新にとって最も重要な場所からイノベーションを起こす必要がある。そこで、まずは私たちの拠点であるヨーロッパでの取り組みとして、13年に社内にマテリアル・イノベーション・ラボ(サステナブルな素材を追求する研究所)を新設したほか、17年にはアムステルダムを拠点にグローバル・イノベーション・プラットフォームのプラグ・アンド・プレイ(PLUG AND PLAY)と提携してアクセラレーター・プログラムを立ち上げた。
(左)牧田英子/副編集長:ビューティ担当13年目。国内ビューティ企業とオーガニック・ナチュラル企業を担当してきたが、4月から外資ビューティ企業にも関わる予定。一から学べるとワクワクしている (右)横山泰明/編集部記者:業界紙記者歴は前職を含めると20年になるが、まだ知らないことも多いと実感。「業界人図鑑」は、スピンアウトさせて「WWDJAPAN」ウィークリー版での定期連載を画策中 ILLUSTRATION : UCA
横山:この数年、毎年4月の1週目は、新入社員向けの「A to Z」として、知っておくべき業界の基礎知識を特集してきましたが、今回は「業界地図」のようなコンテンツを軸に、より幅広い層にアプローチしたいと考えました。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のことは知っていても、親会社LVMHの売上高まで知っている人は少ないじゃないですか。規模が大きいからこそ、やれることの幅も広がる。業界人を名乗るからには、そうした背景もきちんと理解していてほしい。そんな気持ちで作りました。