ダイドーリミテッドが株主提案に反対 次期社長の外部招へいで対抗

「ニューヨーカー」「ブルックスブラザーズ」などを展開するダイドーリミテッドは24日、鍋割宰社長が退任し、後任として外部から成瀬功一郎氏を招へいするトップ人事を発表した。成瀬氏はコンサル会社のジェミニストラテジーグループ出身。ダイドーをめぐっては、筆頭株主であるストラテジックキャピタルが取締役の刷新を求めていた。ダイドーはストラテジックの株主提案に対して「業績回復及び持続的な企業価値向上のためには不適切」と反対を表明し、独自の取締役候補を立てる。

6月27日開催予定の定時株主総会で承認されれば、成瀬氏を含む6人が新しい取締役に就く。新たに代表取締役会長兼CEOとして、同じくジェミニの山田政弘CEOを候補にした。一方、鍋割氏を含む現取締役の6人のうち5人は退く。

ストラテジックは業績や株価の低迷を問題視し、4月17日、取締役の刷新を求める株主提案を定時株主総会で行うと発表していた。ストラテジックが提案する取締役候補には、元ブルックスブラザーズジャパン最高財務責任者(CFO)の中山俊彦氏、元オンワード樫山社長の大澤道雄氏らが名を連ねていた。

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1位は、「ケイト」“リップモンスター”の新シリーズ“クリアトーン”が誕生 唇の色に同化するシアーな新3色|週間アクセスランキング TOP10(5月16〜22日)

1位は、「ケイト」“リップモンスター”の新シリーズ“クリアトーン”が誕生 唇の色に同化するシアーな新3色|週間アクセスランキング TOP10(5月16〜22日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、5月16日(木)〜5月22日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
「ケイト」“リップモンスター”の新シリーズ“クリアトーン”が誕生 唇の色に同化するシアーな新3色

05月20日公開 / 文・WWD STAFF

 「ケイト(KATE)」の定番“リップモンスター”から、新たに“クリアトーン”シリーズ(全3色、各1320円)が誕生する。発売日は7月20日で、一部店舗及びウェブサイトで取り扱う。

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- 2位 -
「YSL」がNumber_i平野紫耀起用の新ムービーを公開 ファンデーションを手に妖艶な表情

05月22日公開 / 文・WWD STAFF

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(以下、YSL)5月22日、アジア アンバサダーを務めるNumber_iの平野紫耀を起用した新コンテンツを公開した。ベースメイクの”オールアワーズ”シリーズを訴求するもので、静止画・動画共に公式サイトや各種SNSで公開。平野は動画の中で商品を手に取り、妖艶な表情を見せている。

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- 3位 -
クリエイターの山本海人さんが死去 「サノバチーズ」デザイナー兼バイ ミー スタンドの創設者

05月17日公開 / 文・WWD STAFF

 クリエイターの山本海人が5月15日、脳腫瘍で亡くなった。41歳だった。

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- 4位 -
「ユニクロ」×「アニヤ・ハインドマーチ」のコラボアイテムをめぐる商標権侵害訴訟 NYのライフスタイルブランドが提訴

05月20日公開 / 文・米国版WWD

 ライフスタイルブランド「グーグリー アイ クルー(GOOGLY EYE CRU)」(以下、GEC)は、「ユニクロ(UNIQLO)」と「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」(以下、アニヤ)のコラボアイテムで使用した目玉モチーフが「GEC」の権利を侵害したとして、ファーストリテイリングとユニクロの米国部門、「アニヤ」の親会社を相手取り、損害賠償と「目玉モチーフを使用したスキンケア製品またはサービスの広告、マーケティング、宣伝、供給、配布、販売の申し出または販売」の差し止めなどを求めてニューヨークの連邦裁判所に提訴した。

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- 5位 -
「ジョーダン ブランド」からNBA選手ルカ・ドンチッチのシグニチャーモデル“ルカ 3”が登場

05月21日公開 / 文・WWD STAFF

 ナイキ(NIKE)の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」は、NBAのダラス・マーベリックスのガード、ルカ・ドンチッチの3足目のシグニチャーシューズとなる“ルカ 3”を発表した。ミッドナイトレーサー(日本未展開)とフォト フィニッシュ カラーの2色展開で、価格は1万6830円。日本国内ではフォト フィニッシュ カラーのみ7月中旬から「ナイキ」のオンラインストアと一部の「ジョーダン ブランド」取扱店で販売する予定だ。

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- 6位 -
「シュプリーム」売却検討の背景は? 伊勢丹新宿本店「4000億円超え」を読み解く

05月17日公開 / 文・本橋 涼介

 この連載は週に一度、「WWDJAPAN Digital」に掲載した記事から学生に読んでほしいものを厳選し、記者のコメント付きで紹介するものだ。今回は「シュプリーム(SUPREME)」の売却を検討の報道と、伊勢丹新宿本店初の売上高4000億円超えの計画、そして名物バイヤーサステナビリティへのキャリアを歩む心境を語るインタビューの3つの記事を掘り下げる。ニュースの読み方を知るとともに、面接やビジネス会話のヒントになれば幸いだ。

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- 7位 -
「ケイト」“リプモン”新色や「マキアージュ」うる艶リップなどドラバラ人気ブランドの新作が続々! 今週発売のビューティアイテム8選【5/20〜5/26】

05月19日公開 / 文・WWD STAFF

 今週はドラッグストアで人気のブランドから新色が続々と登場!「ケイト(KATE)」の“リップモンスター”は人気の液状リップ“リップモンスター スフレマット”から、「マキアージュ(MAQUILLAGE)」は“ドラマティックエッセンスルージュ”から限定色を数量限定で発売します。どちらも人気の高いブランドだけに今回も注目を集めそうです。「マジョリカ マジョルカ(MAJOLICA MAJORCA)」からも、誕生20周年を記念した4色アイシャドウパレット“シャドーフラッシュ”が限定登場。ブランドの世界観を詰め込んだパッケージとロマンチックなカラーで、ファンの心をガッチリ掴むアイテムです。

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- 8位 -
「ジョーダン ブランド」がバスケットボール日本代表の新ユニフォームを発表

05月16日公開 / 文・WWD STAFF

 ナイキ(NIKE)の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」は、バスケットボールの男子、女子、3×3の日本代表チームの新しいユニフォームを発表した。

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- 9位 -
セブン-イレブンで韓国コスメ発売 「クリオ」姉妹ブランド「トゥインクルポップ」のアイシャドウやリップなど

05月21日公開 / 文・WWD STAFF

 セブン-イレブン・ジャパンが韓国コスメの取り扱いをスタートする。韓国コスメブランド「クリオ(CLIO)」の姉妹ブランドトゥインクルポップ(TWINKLE POP)」を、「トゥインクルポップ バイ クリオ(TWINKLE POP BY CLIO)」の名で5月25日から全国のセブン-イレブンで発売する。グリッターやアイシャドウパレットなどのアイメイク類とリップアイテムを取り扱う。

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- 10位 -
「ギャップ」がザ・ローリング・ストーンズやガンズ・アンド・ローゼズなど6組のミュージシャンとのコラボTを発売

05月17日公開 / 文・WWD STAFF

 「ギャップ(GAP)」は1960~90年代のミュージックシーンを席巻したレジェンドアーティストたちとのコラボレーションTシャツを5月21日、一部の「ギャップ」ストアと公式オンラインストアで発売する。

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ハーモニー・コリンの最新作「AGGRO DR1FT」の体験型上映イベントが開催 豪華ゲストのDJパフォーマンスも

映画「KIDS/キッズ」や「ガンモ」で知られる映画監督、作家のハーモニー・コリン(Harmony Korine)と、彼が率いるマルチメディアデザインコレクティブのEDGLRD(エッジロード)が、6月1日から東京・渋谷で数日間にわたるイベントを開催する。

イベントの1つ目は、ハーモニー・コリンの過去の映画作品と、舞台挨拶を伴う最新作「AGGRO DR1FT(アグロ ドリフト)」の上映。2つ目は、エッジロードの世界観を投影した初のエキシビジョン。3つ目は、ハーモニー・コリンとEDGLRD、トゥー・シェル(TWO SHELL)、スノウ・ストリッパーズ(SNOW STRIPPERS)ら豪華ゲストのライブDJパフォーマンスを交えた、「AGGRO DR1FT」の体験型上映イベントで、今回の東京開催はワールドツアーの最後を飾るイベントとなる。

ハーモニー・コリンは1973年、アメリカ・カリフォルニア州ボリナス生まれ。映画監督、アーティスト。当時現地に存在したコミューンで育ち、その後ニューヨークに移りニューヨーク大学で映画を学ぶ。スケートパークでの出会いをきっかけに、ラリー・クラークと共に映画「KIDS/キッズ」(1995)を制作。実験的なスタイルと反体制的な作品で知られる。その後「ガンモ」、「ジュリアン」、「ミスター・ロンリー」、「トラッシュ・ハンパーズ」、「スプリング・ブレイカーズ」、「ビーチ・バム 真面目に不真面目」を執筆・監督。現在、フロリダ州マイアミ在住。

FILM SCREENING

ハーモニー・コリン監督の「ビーチ・バム 真面目に不真面目」や「スプリング・ブレイカーズ」などを含む過去作品を6月1〜4日に渋谷パルコ8階の「ホワイト シネクイント」で上映する。また、6月5日にはハーモニー・コリンの舞台挨拶ありの最新作「AGGRO DR1FT」プレミア上映を行う。国内での劇場上映はこの1回のみで、レイトショーで実施される。

EXHIBITION

6月5日から9日には、「EDGLRD」の世界観を投影した初のエキシビジョンを表参道のRANDで開催。限定商品の販売も予定している。
住所:東京都渋谷区神宮前4-24-3

 EVENT + PARTY

「AGGRO DR1FT」の上映と豪華ゲストのライブDJパフォーマンスを交えた体験型上映イベントは6月6日22時から渋谷の「WWW」「WWW X」で開催される。料金は5500円で、20歳未満の入場は不可。

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ビリー・アイリッシュのファッションが愛される理由 究極のZ世代アイコンのスタイルと思いに迫る

ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)の3枚目のアルバム「HIT ME HARD AND SOFT」が5月17日にリリースされた。これに先立ち米音楽誌「ローリングストーン(ROLLING STONE)」のインタビューでビリーは、「このアルバムは私自身のように感じる……キャラクターではないわ」と彼女にとって意味を持つ一枚であると語った。

今やビリーは音楽界だけでなく、ファッション界でも大きな影響を与えている存在であり、彼女が作り出す音楽と同じように、彼女の言葉やスタイルは常に注目を集めている。最新アルバムも背景にどのようなテーマがあり、どんなスタイルで楽曲を披露していくのか話題になる中、彼女のファッションの変遷を振り返るとともに、ファッションに対する彼女の考え方について迫った。

ビリーを象徴するオーバーサイズルックの意味

ビリーのファッションは、スケートカルチャーや00年代のゴススタイル、オーバーサイズのシルエットをミックスし、独自のスタイルを確立した究極のZ世代アイコンと評されている。超フェミニンなガウンやあからさまにセクシーなドレスをまとった、いわゆる“イットガール”という典型的なスタイルではなく、ファンキーなセットアップやダッドスニーカーでハリウッドのトップイベントにも参加してきた。

ビリーは19年の「ヴォーグ・オーストラリア(Vogue Australia)」で自身のファッションスタイルについて、「身体がどう見えるかをジャッジする機会もその口実も誰にも与えたくない。私は着るものを何枚も重ねてミステリアスでありたい。何を着ているかわからないわ」と語っていた。

シーンに合わせた自由なスタイルに。その背景とは

アーティストとしての功績が認められる中、映画祭やファッションイベントなどのビッグイベントへの出席が増えたビリー。「シャネル(CHANEL)」や「グッチ(GUCCI)」「ヴァレンティノ(VALENTINO)」などのトップブランドも大胆に着こなす。イベントや楽曲を提供した作品のテーマやドレスコードに合わせたスタイルも披露し、新たな一面を見せるようになった。

共同ホストを務めた21年度「メットガラ(MET GALA)」では、「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」のペールピンクのチュールドレスに、13個の「カルティエ(CARTIER)」のジュエリーを合わせたロマンチックでグラマラスなスタイルで登場した。ボーイッシュなオーバーサイズスタイルが彼女のアイコニックであるという強い印象から一転、「マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)をほうふつさせる!」と大きな話題を集めた。また、映画「バービー(Barbie)」のために書き下ろした楽曲「What Was I Made For?」のミュージックビデオには、ポニーテールのブロンドヘアのバービールックで出演。年間最優秀楽曲賞を受賞した第66回グラミー賞授賞式では、1965年に限定発売されたプードル・パレードのバービーにインスパイアされた衣装を身にまとい、パフォーマンスした姿は記憶に新しい。

そんな中、彼女のスタイルの変化を批評するアンチに対し、自身のSNSにこうメッセージを発信した。それは23年度の「メットガラ」で「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」による胸元や肩を露にしたオールブラックのカスタムドレスを着用した後のこと。黒いレースやビジューのレイヤードが美しいコルセット付きガウンに、ハイヒールのプラットフォームシューズを合わせ、レッドカーペットに登場。そして「キャリアをスタートした5年間は、男の子っぽいとか、女性のように振る舞えばもっとセクシーになれるとかって言われ続けて、あなたたち愚かな人たちに破壊されるような時間を費やしてきた。そして今となれば、私が少しでもフェミニンなものや体にフィットするものを着るのに十分心地よさを感じれば、『(ビリーは)変わった』『変わり者だ』って言われるようになって……私はどっちにもなれる。女性という存在価値を認めて」と投稿。世界のメディアが彼女の思いを報じた。

それ以来、ビリーは型にとらわれない彼女らしい自由な着こなしを披露。歌曲賞を受賞した第96回アカデミー賞授賞式では、メリージェーンと白ソックスを合わせた「シャネル」のプレッピースタイルでレッドカーペットに登場したかと思えば、バスケットボールの試合には「エス(ES)」のスケートシューズとチェック柄のオーバーサイズのセットアップで姿を現した。決して単調でない彼女のスタイルこそ、誰もが注目する理由だと証明している。

2017〜24年のスタイルをチェック!

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「LVMHイノベーションアワード」受賞直後のヘラルボニー 絵画を纏うシャツ&バッグ始動

ヘラルボニーはこのほど、新しい衣服を提案する「ヘラルボニー イサイ(HERALBONY ISAI)」をスタートした。国内外の知的障害がある作家のアートデータを高密度・多色の米沢織で表現したアートピースを額縁にはめて楽しむシャツとバッグ発売する。長袖のシャツは、シーアイランドコットン素材のホワイトと、アルゼンチン産のウールを使ったブラックの2色を用意し、それぞれ11万円で販売する(アートピース1枚付き)。またバッグは、Lサイズのレザーを16万5000円で販売し(同じくアートピース1枚付き)、今後SとMサイズも手がける。

シャツとバッグには、それぞれ4つの額縁を配した。米沢織のアートピースは、各1万6500円で販売。それぞれ限定販売にしたり、発売数を設けたりすることで、それぞれの作品の価値を維持する。

絵画にインスパイアされたり、絵画をファッションアイテムにプリントしたりのアプローチは一般的だが、アートを収めた額縁のある洋服を纏うのは新しい。双子の松田崇弥・文登兄弟は、「僕たちはアートをIP(知的財産)と捉え、洋服だけではなくさまざまなビジネスに用いているが、一方で洋服は”わかりやすい”もの。今後はブルゾンなど、額縁のある洋服のバリエーションを広げると同時に、インテリア商材なども開発して、アートをそのまま楽しんでほしい」と話す。

LVMHの支援プログラムは「スポンジのように吸収したい」

ヘラルボニーは、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)主催の「LVMHイノベーションアワード 2024 (LVMH INNOVATION AWARD 2024)」の「従業員体験とダイバーシティ&インクルージョン(Employee Experience, Diversity & Inclusion)」部門を受賞したばかり。2人は受賞特典として受け取る、LVMHのイノベーション・インキュベーターによる企業支援プログラムへの参加と、同社および傘下にある75メゾンと連携しながら進める個別メンター制度について、「スポンジのようにさまざまを吸収し、取捨選択して、自分たちのビジネスに活かしたい」と話した。

へラルボニーは2018年7月に岩手県でスタート。知的障がいのあるアーティストや福祉施設とのライセンス契約を結び、作品を商品化するブランド事業やライセンス事業を行っている。同社に寄せられるアートは年々数が増えており、現在は専門のアートチームが作品選定を担当。外部のプロを招いた独自のアワードを設立するなどして、透明性の高い作品選びを進めている。

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インテリアデザイナー、グエナエル・ニコラが見た「アーティスト須藤玲子」【NUNO 須藤玲子の見果てぬ布の旅 vol.8】

須藤玲子「NUNO」代表兼ディレクターと「NUNO」の活動するフィールドは、ファッション、インテリア、建築、アートまで幅広い。なぜ「NUNO」は領域を横断し、越境し、乗り越えられるのか。その理由を、デザイン事務所キュリオシティ代表兼クリエイティブ・ディレクターのグエナエル・ニコラ氏は「須藤さんはアーティストだから」と語る。8回目の今回は優れたクリエイターによる「須藤玲子論」。(文中敬称略)

前回の記事はこちら

既存の価値観にとらわれない部分で共感

須藤の活動の場は幅広い。テキスタイルデザインにはじまり、東京・六本木の「NUNO」店舗の運営、国内外での展覧会の開催、数多くのレクチャーへの登壇、数年前までは大学で教鞭も執っていた。テキスタイルデザインの分野においては、インテリアデザイナーや建築家との協働も永く行ってきている。「空間を構成する要素として布をどう活かせるか。互いに刺激を受けあいながら、相乗効果を生みだすフックのような存在になれたらという思いで、テキスタイルをデザインしている」と須藤は言う。

その須藤のテキスタイルに大きな価値を見いだしているのが、インテリアデザイナーのグエナエル・ニコラだ。ふたりが出会ったのは2007年、ともに参加したシンポジウムの席だった。既存の価値観を疑い、新しい考え方や感覚を創出することに積極的なニコラのトークが、須藤の記憶に強く残った。そしてその年のうちに、ふたりは協働し始める。最初のプロジェクトは家具ブランド「アルティ(ARTI)」のためにニコラがデザインしたシステムソファ“Intersect”だ。特殊なジョイント構造を持ち、組み合わせ次第でさまざまなフォルムが生まれる。須藤がデザインしたテキスタイルはモノクロのグラデーションがあり、光に当たると床面となじんで存在が希薄になっていく。大理石のように見えるそのテキスタイルは「層」という名で、システムとレイヤーが相まって、豊かな表情をつくり出した。

そして2009年、ふたりは再び家具に取り組む。日本の繊維技術の可能性を周知すべく始まったプロジェクト「TOKYO FIBER」で、ニコラは「ミストベンチ」を発表。ひとの動きに感応して、座ろうとするとその場所が光り、離れると光は消えて闇となる。重力を消し去り浮遊感をつくり出したユニークなベンチの立役者が、須藤のテキスタイル。なんと光ファイバーを自分たちで手編みしてテキスタイルに仕立て、アクリルのベンチをくるんだ。「最新技術を手仕事が操る面白さがそこにはあった」とニコラは振り返る。

その後も数多くのショップや居住空間などのプロジェクトで、ニコラは須藤にテキスタイルデザインを依頼している。素材に関する知識は存分に持ち合わせた上で、ルールを度外視してイメージを具現化させていくのがニコラの持ち味のひとつ。「無茶ぶりなんですよ」と須藤は笑う。たとえば先ごろ開催された水戸芸術館での展覧会でも紹介されているレストラン「ジャン・ジョルジュ トウキョウ」の階段吹き抜けに設置されたオブジェは、「横に積層されている布に光を均等に当ててオブジェにしたい」というニコラのリクエストから始まった。テキスタイルの性質を知っていればいるほど難問であるこのお題に、須藤はスタッフと共に実験を重ねたという。結果、熱可塑性の特性を持つポリエステルを加工して重ねることで、布の柔らかさも感じさせながら、リクエストに応えた。「ルールの範囲内でのものづくりはつまらない。どうやれば実現できるか、それは自分もわかっているけれども、須藤さんがすることでもっと面白くなる」(ニコラ)。

ニコラにとって、須藤はデザイナーではなくアーティストなのだという。「素材や技術の話をするのがデザイナーだとしたら、彼女はまったくそこには触れない。ふたりの打合せで素材や技術の話は出ない。彼女もしないし、私もしない。私にとって大事なのは、須藤さんがつくり出す布が空間にどんな影響を与えるか。それに彼女の布は『和』を感じさせない。タブーをもうけることなく、布が持つ可能性を駆使してデザインしている。あえて言えば『無文化』で、すべてをなくして彼女だけの世界をつくっている。それが大きな強み。誰もつくっていない布をこれからももっと生みだしてほしいし、私自身がそれを見てみたいと願っている」。

これまでのプロジェクトで須藤が見せてくれたサンプルのすべてを、ニコラは保管している。「須藤さんの『布愛』がつまっている」。小さなサンプルの数々は、ニコラの頭脳にもデータベース化されていて、思いがけず新たなプロジェクトに復活することも。ニコラがデザイン監修したマンション「ザ・パークハウスグラン 神山町」の共用ラウンジに採用した須藤のオブジェがまさにそうで、ソファに腰掛けたときにちょうど目線にくるロープ状のメタルメッシュ。非常に硬質で重厚な印象を与えるのに、実際は軽やかな布という意外性。ニコラがこのプロジェクトの構想を練り始めた5年前のスケッチがそのままかたちになっているかのようだ。「金属などほかの素材も考えたけれど、須藤さんのサンプルに最適なものがありました。大切なのは、材質ではなく表現。私は、重そうに感じるけど軽いというような、振れ幅が大きいものに惹かれる。布はその点でもポテンシャルを秘めている。色、素材感、テクスチャーといったものを自在にコントロールできるのは、布と紙が突出している」。

さまざまな業界でこのポテンシャルを生かすことが必要だとニコラは提言する。「新素材などの技術開発には長けているのに、もっぱらファッションとインテリアとプロダクトに用いている日本の現状はもったいない。『重力』から解放される素材なのだから、建築や自動車、航空など、幅広い分野でさらなる活躍の場がある」と説く。これからも、ニコラの柔軟かつ固定概念にとらわれない思考と須藤のものづくりへの姿勢が重なることで、テキスタイルの表現が拡張していくことだろう。

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インテリアデザイナー、グエナエル・ニコラが見た「アーティスト須藤玲子」【NUNO 須藤玲子の見果てぬ布の旅 vol.8】

須藤玲子「NUNO」代表兼ディレクターと「NUNO」の活動するフィールドは、ファッション、インテリア、建築、アートまで幅広い。なぜ「NUNO」は領域を横断し、越境し、乗り越えられるのか。その理由を、デザイン事務所キュリオシティ代表兼クリエイティブ・ディレクターのグエナエル・ニコラ氏は「須藤さんはアーティストだから」と語る。8回目の今回は優れたクリエイターによる「須藤玲子論」。(文中敬称略)

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既存の価値観にとらわれない部分で共感

須藤の活動の場は幅広い。テキスタイルデザインにはじまり、東京・六本木の「NUNO」店舗の運営、国内外での展覧会の開催、数多くのレクチャーへの登壇、数年前までは大学で教鞭も執っていた。テキスタイルデザインの分野においては、インテリアデザイナーや建築家との協働も永く行ってきている。「空間を構成する要素として布をどう活かせるか。互いに刺激を受けあいながら、相乗効果を生みだすフックのような存在になれたらという思いで、テキスタイルをデザインしている」と須藤は言う。

その須藤のテキスタイルに大きな価値を見いだしているのが、インテリアデザイナーのグエナエル・ニコラだ。ふたりが出会ったのは2007年、ともに参加したシンポジウムの席だった。既存の価値観を疑い、新しい考え方や感覚を創出することに積極的なニコラのトークが、須藤の記憶に強く残った。そしてその年のうちに、ふたりは協働し始める。最初のプロジェクトは家具ブランド「アルティ(ARTI)」のためにニコラがデザインしたシステムソファ“Intersect”だ。特殊なジョイント構造を持ち、組み合わせ次第でさまざまなフォルムが生まれる。須藤がデザインしたテキスタイルはモノクロのグラデーションがあり、光に当たると床面となじんで存在が希薄になっていく。大理石のように見えるそのテキスタイルは「層」という名で、システムとレイヤーが相まって、豊かな表情をつくり出した。

そして2009年、ふたりは再び家具に取り組む。日本の繊維技術の可能性を周知すべく始まったプロジェクト「TOKYO FIBER」で、ニコラは「ミストベンチ」を発表。ひとの動きに感応して、座ろうとするとその場所が光り、離れると光は消えて闇となる。重力を消し去り浮遊感をつくり出したユニークなベンチの立役者が、須藤のテキスタイル。なんと光ファイバーを自分たちで手編みしてテキスタイルに仕立て、アクリルのベンチをくるんだ。「最新技術を手仕事が操る面白さがそこにはあった」とニコラは振り返る。

その後も数多くのショップや居住空間などのプロジェクトで、ニコラは須藤にテキスタイルデザインを依頼している。素材に関する知識は存分に持ち合わせた上で、ルールを度外視してイメージを具現化させていくのがニコラの持ち味のひとつ。「無茶ぶりなんですよ」と須藤は笑う。たとえば先ごろ開催された水戸芸術館での展覧会でも紹介されているレストラン「ジャン・ジョルジュ トウキョウ」の階段吹き抜けに設置されたオブジェは、「横に積層されている布に光を均等に当ててオブジェにしたい」というニコラのリクエストから始まった。テキスタイルの性質を知っていればいるほど難問であるこのお題に、須藤はスタッフと共に実験を重ねたという。結果、熱可塑性の特性を持つポリエステルを加工して重ねることで、布の柔らかさも感じさせながら、リクエストに応えた。「ルールの範囲内でのものづくりはつまらない。どうやれば実現できるか、それは自分もわかっているけれども、須藤さんがすることでもっと面白くなる」(ニコラ)。

ニコラにとって、須藤はデザイナーではなくアーティストなのだという。「素材や技術の話をするのがデザイナーだとしたら、彼女はまったくそこには触れない。ふたりの打合せで素材や技術の話は出ない。彼女もしないし、私もしない。私にとって大事なのは、須藤さんがつくり出す布が空間にどんな影響を与えるか。それに彼女の布は『和』を感じさせない。タブーをもうけることなく、布が持つ可能性を駆使してデザインしている。あえて言えば『無文化』で、すべてをなくして彼女だけの世界をつくっている。それが大きな強み。誰もつくっていない布をこれからももっと生みだしてほしいし、私自身がそれを見てみたいと願っている」。

これまでのプロジェクトで須藤が見せてくれたサンプルのすべてを、ニコラは保管している。「須藤さんの『布愛』がつまっている」。小さなサンプルの数々は、ニコラの頭脳にもデータベース化されていて、思いがけず新たなプロジェクトに復活することも。ニコラがデザイン監修したマンション「ザ・パークハウスグラン 神山町」の共用ラウンジに採用した須藤のオブジェがまさにそうで、ソファに腰掛けたときにちょうど目線にくるロープ状のメタルメッシュ。非常に硬質で重厚な印象を与えるのに、実際は軽やかな布という意外性。ニコラがこのプロジェクトの構想を練り始めた5年前のスケッチがそのままかたちになっているかのようだ。「金属などほかの素材も考えたけれど、須藤さんのサンプルに最適なものがありました。大切なのは、材質ではなく表現。私は、重そうに感じるけど軽いというような、振れ幅が大きいものに惹かれる。布はその点でもポテンシャルを秘めている。色、素材感、テクスチャーといったものを自在にコントロールできるのは、布と紙が突出している」。

さまざまな業界でこのポテンシャルを生かすことが必要だとニコラは提言する。「新素材などの技術開発には長けているのに、もっぱらファッションとインテリアとプロダクトに用いている日本の現状はもったいない。『重力』から解放される素材なのだから、建築や自動車、航空など、幅広い分野でさらなる活躍の場がある」と説く。これからも、ニコラの柔軟かつ固定概念にとらわれない思考と須藤のものづくりへの姿勢が重なることで、テキスタイルの表現が拡張していくことだろう。

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「ホワイトマウンテニアリング」の相澤陽介が「西武ライオンズ」の限定ユニホームをデザイン

埼玉・所沢を拠点とするプロ野球球団「埼玉西武ライオンズ(以下、ライオンズ)」は5月24日、「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」の相澤陽介デザイナーが手掛けた夏季限定ユニホーム“ハントブルーユニホーム”を発表した。8月2日から9月1日まで開催する夏の大型恒例イベント「ライオンズフェスティバルズ2024」の期間中、監督とコーチ、選手が27試合(ホーム15試合、ビジター12試合)で着用予定だ。

相澤デザイナーはこれまで、J1北海道コンサドーレ札幌のユニホームや、2012年ロンドン・オリンピック日本選手団のウォームアップスーツなどを手掛けてきたが、プロ野球球団のユニホームをデザインするのは今回が初めて。“ハントブルーユニホーム”は、同氏が所沢出身だったことから実現し、コンセプトは“獅子たちが、夏の月夜に敵を狩る。”。「夜行性のライオンが最も活動的になる月明かりの夜空をイメージした」と相澤デザイナー。シャツはネイビーを基調に、ホワイトのピンストライプでライオンの爪痕を表現し、前面に咆哮するライオンのグラフィックもプリントした。胸やキャップに配した“Lions”と球団の頭文字“SSL”は、他グッズへの応用をふまえたファッションデザインの観点から、クラシカルなフォントを採用している。また、「野球のユニホームは、下半身を白として上半身とバランスを取るのが美しいと感じる」という相澤デザイナーのこだわりから、パンツはホワイトを基調に、ネイビーの爪痕をグラデーションで施している。

発表当日の24日には、「ライオンズ」の本拠地「ベルーナドーム」で発表会を行い、相澤デザイナーと共に古賀悠斗選手と佐藤龍世選手がモデル役で登場した。相澤デザイナーは、幼少期からのライオンズファンであることを明かし、「スポーツの魅力を一番初めに教えてもらったのが『ライオンズ』だった。ファッションの可能性とスポーツデザインの両軸で活動していく中で、地元である『ライオンズ』のユニホームをデザインでき心から感謝している」とコメント。続けて、「『ベルーナドーム』に訪れる子どもたちの中には、将来デザイナーを目指している子も、『ライオンズ』が好きだからユニホームを作りたい子もいると思う。デザインの力で、将来の可能性を少しでも広げることができたらうれしい」と語った。

古賀選手は「ホワイトのズボンにストライプが入っているデザインはあまり見ないから、新鮮でカッコいいと思ったのが率直な感想。デザインされた思いも背負いながら、全勝できるように戦っていきたい」と意気込んだ。佐藤選手も「普段とは違うユニホームを着ることで、試合の気持ちの乗り方もまた変わってくる。例年、『ライオンズ』は夏に強いと言われているので、これを着て夏に強い『ライオンズ』をファンの皆さんにお見せしたい」と決意を示した。

“ハントブルーユニホーム”とキャップのレプリカは、8月上旬から販売予定だ。24日から「ライオンズ」の公式オンラインストアで事前予約販売を受け付けており、価格は“ハントブルーユニホーム”の背番号なしが8800円、背番号ありが1万890円、キャップが4400円。また、「ライオンズフェスティバルズ2024」の期間中に開催する、8月4日と25日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では、一部座席を除く来場者全員に、非売品の限定“ハントブルーユニホーム”を配布する。

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「ホワイトマウンテニアリング」の相澤陽介が「西武ライオンズ」の限定ユニホームをデザイン

埼玉・所沢を拠点とするプロ野球球団「埼玉西武ライオンズ(以下、ライオンズ)」は5月24日、「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」の相澤陽介デザイナーが手掛けた夏季限定ユニホーム“ハントブルーユニホーム”を発表した。8月2日から9月1日まで開催する夏の大型恒例イベント「ライオンズフェスティバルズ2024」の期間中、監督とコーチ、選手が27試合(ホーム15試合、ビジター12試合)で着用予定だ。

相澤デザイナーはこれまで、J1北海道コンサドーレ札幌のユニホームや、2012年ロンドン・オリンピック日本選手団のウォームアップスーツなどを手掛けてきたが、プロ野球球団のユニホームをデザインするのは今回が初めて。“ハントブルーユニホーム”は、同氏が所沢出身だったことから実現し、コンセプトは“獅子たちが、夏の月夜に敵を狩る。”。「夜行性のライオンが最も活動的になる月明かりの夜空をイメージした」と相澤デザイナー。シャツはネイビーを基調に、ホワイトのピンストライプでライオンの爪痕を表現し、前面に咆哮するライオンのグラフィックもプリントした。胸やキャップに配した“Lions”と球団の頭文字“SSL”は、他グッズへの応用をふまえたファッションデザインの観点から、クラシカルなフォントを採用している。また、「野球のユニホームは、下半身を白として上半身とバランスを取るのが美しいと感じる」という相澤デザイナーのこだわりから、パンツはホワイトを基調に、ネイビーの爪痕をグラデーションで施している。

発表当日の24日には、「ライオンズ」の本拠地「ベルーナドーム」で発表会を行い、相澤デザイナーと共に古賀悠斗選手と佐藤龍世選手がモデル役で登場した。相澤デザイナーは、幼少期からのライオンズファンであることを明かし、「スポーツの魅力を一番初めに教えてもらったのが『ライオンズ』だった。ファッションの可能性とスポーツデザインの両軸で活動していく中で、地元である『ライオンズ』のユニホームをデザインでき心から感謝している」とコメント。続けて、「『ベルーナドーム』に訪れる子どもたちの中には、将来デザイナーを目指している子も、『ライオンズ』が好きだからユニホームを作りたい子もいると思う。デザインの力で、将来の可能性を少しでも広げることができたらうれしい」と語った。

古賀選手は「ホワイトのズボンにストライプが入っているデザインはあまり見ないから、新鮮でカッコいいと思ったのが率直な感想。デザインされた思いも背負いながら、全勝できるように戦っていきたい」と意気込んだ。佐藤選手も「普段とは違うユニホームを着ることで、試合の気持ちの乗り方もまた変わってくる。例年、『ライオンズ』は夏に強いと言われているので、これを着て夏に強い『ライオンズ』をファンの皆さんにお見せしたい」と決意を示した。

“ハントブルーユニホーム”とキャップのレプリカは、8月上旬から販売予定だ。24日から「ライオンズ」の公式オンラインストアで事前予約販売を受け付けており、価格は“ハントブルーユニホーム”の背番号なしが8800円、背番号ありが1万890円、キャップが4400円。また、「ライオンズフェスティバルズ2024」の期間中に開催する、8月4日と25日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では、一部座席を除く来場者全員に、非売品の限定“ハントブルーユニホーム”を配布する。

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吉田朱里が“結婚式で使ってほしい”「ビー アイドル」の限定エディションを発売 6色アイシャドウやリップなど

吉田朱里が手掛けるコスメブランド「ビー アイドル(B IDOL)」は6月12日、限定の“ハッピーエディション”を数量限定で発売する。吉田が「結婚式や推しに会う日、大切なデート、同窓会などの特別な日に使ってほしい」という思いを込めたアイシャドウパレットやリップグロス、リップスティックの3品をそろえ、全てサムシングブルーの限定パッケージに仕上げた。

“THE アイパレR 103 ハッピーエディション”(2970円)は、アイメイクはもちろん頬や眉にも使えるマルチパレットで、ラメやパール、マット質感の6色をセットにした。カラーはブラウンやピンク、ベージュ、シルバーなどを配置している。

ほか、ブルーラメをぜいたくに配合したリップグロス“ちゅるるんグロス 101 ティアラブルー”(1650円)と、ぷるんとした艶を演出する定番のリップスティック“つやぷるリップR”のローズピンク“102 誓いのPINK”(1540円)を販売する。

吉田朱里は4月6日に、一般男性と結婚したと発表。「応援してくださる皆様へ」と題したユーチューブの動画で、ウエディングドレス姿の吉田が視聴者に結婚を報告した。

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吉田朱里が“結婚式で使ってほしい”「ビー アイドル」の限定エディションを発売 6色アイシャドウやリップなど

吉田朱里が手掛けるコスメブランド「ビー アイドル(B IDOL)」は6月12日、限定の“ハッピーエディション”を数量限定で発売する。吉田が「結婚式や推しに会う日、大切なデート、同窓会などの特別な日に使ってほしい」という思いを込めたアイシャドウパレットやリップグロス、リップスティックの3品をそろえ、全てサムシングブルーの限定パッケージに仕上げた。

“THE アイパレR 103 ハッピーエディション”(2970円)は、アイメイクはもちろん頬や眉にも使えるマルチパレットで、ラメやパール、マット質感の6色をセットにした。カラーはブラウンやピンク、ベージュ、シルバーなどを配置している。

ほか、ブルーラメをぜいたくに配合したリップグロス“ちゅるるんグロス 101 ティアラブルー”(1650円)と、ぷるんとした艶を演出する定番のリップスティック“つやぷるリップR”のローズピンク“102 誓いのPINK”(1540円)を販売する。

吉田朱里は4月6日に、一般男性と結婚したと発表。「応援してくださる皆様へ」と題したユーチューブの動画で、ウエディングドレス姿の吉田が視聴者に結婚を報告した。

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「ボンジュールレコード」×「ホテル・オランピア」×「ハローキティ」第2弾 チャームやヘアアクセを展開

ジュンが運営する「ボンジュールレコード(BONJOUR RECORDS)」は、オランピア・ル・タンが手掛けるプロジェクト「ホテル・オランピア(Hotel Olympia)」、サンリオのキャラクターである「ハローキティ」とのコラボレーション第2弾の商品を5月24日に発売する。「ボンジュールレコード」代官山店と渋谷スクランブルスクエア店、ジュンの公式ECサイト、ZOZOTOWNで扱う。

「ホテル・オランピア」を象徴するドールハウスのロゴに、エプロンとヘッドバンド姿でフレンチメイド風に仕上げた「ハローキティ」を組み合わせたグラッフィックがキーになっている。キーチャーム(4400円)やヘアクリップ(3850円)、マグカップ(4730円)などをラインアップする。

「ホテル・オランピア」とは、刺しゅうと文学をミックスさせたアクセサリーレーベルを設立したオランピア・ル・タンによるプロジェクト。仮想のホテル空間を舞台にした、ラグジュアリーなホームグッズ、アクセサリー、ワンマイルウエアといったコレクションを展開している。

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「ボンジュールレコード」×「ホテル・オランピア」×「ハローキティ」第2弾 チャームやヘアアクセを展開

ジュンが運営する「ボンジュールレコード(BONJOUR RECORDS)」は、オランピア・ル・タンが手掛けるプロジェクト「ホテル・オランピア(Hotel Olympia)」、サンリオのキャラクターである「ハローキティ」とのコラボレーション第2弾の商品を5月24日に発売する。「ボンジュールレコード」代官山店と渋谷スクランブルスクエア店、ジュンの公式ECサイト、ZOZOTOWNで扱う。

「ホテル・オランピア」を象徴するドールハウスのロゴに、エプロンとヘッドバンド姿でフレンチメイド風に仕上げた「ハローキティ」を組み合わせたグラッフィックがキーになっている。キーチャーム(4400円)やヘアクリップ(3850円)、マグカップ(4730円)などをラインアップする。

「ホテル・オランピア」とは、刺しゅうと文学をミックスさせたアクセサリーレーベルを設立したオランピア・ル・タンによるプロジェクト。仮想のホテル空間を舞台にした、ラグジュアリーなホームグッズ、アクセサリー、ワンマイルウエアといったコレクションを展開している。

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【2024年夏コスメ】「M・A・C」のテーマは“グロー プレイ” 血色感と艶を指で手軽に“もてあそぶ”

「M・A・C」は7月5日、リアルな血色感でモードな遊び心が湧き上がる2024年夏コレクション“グロー プレイ”を発売する。“メイクに鏡は必要ない”を掲げ、指でさっとのせるだけで自分だけの自然な血色感と艶を演出する。2つの商品はマルチユースなため、どちらも単品で顔全体の血色感を操れる。6月11日に西武渋谷店で、25日にそごう千葉店で先行発売する。

“グロー プレイ テンダートーク リップ バーム”(全7色、各3960円)は、アジア人のスキントーンに映える血色感を追求した色付きリップバーム。唇の水分量に反応して、1人1人異なるカラーに変化する。商品の見た目と、実際に唇にのせた時の色の差を“カラートリック”と表現。くすみさえも自分だけの“色”と楽しめるように導く。91%天然由来成分を配合し、スキンケア級の潤いを長時間保つ。頬にさっとスワイプするだけで、艶のあるチークとしても使える。パッケージは、リサイクル可能なアルミ素材を採用。パラベンやパラフィン、鉱物油フリーのクリーン処方だ。

“グロー プレイ クッショニー ブラッシュ”(全12色、各4950円)は、通称“おもちチーク”と呼ばれる“グロー プレイ ブラッシュ”を進化させたチーク。指でラフに塗るだけで肌になじみ、内側から染まるようなフレッシュな血色感を演出する。ビタミンEとホホバオイル、グレープシードオイルをスキンケア成分として配合し、日中も頬の潤いを保つ。ケアオイルを高配合しているため、リップにも使える。ソフトに色付き、軽やかでエフォートレスなマットリップをかなえる。コンパクトには再生プラスチックを約43%使用。パラベンや鉱物油、エタノール、香料を使わないクリーン処方を採用した。

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【2024年夏コスメ】「M・A・C」のテーマは“グロー プレイ” 血色感と艶を指で手軽に“もてあそぶ”

「M・A・C」は7月5日、リアルな血色感でモードな遊び心が湧き上がる2024年夏コレクション“グロー プレイ”を発売する。“メイクに鏡は必要ない”を掲げ、指でさっとのせるだけで自分だけの自然な血色感と艶を演出する。2つの商品はマルチユースなため、どちらも単品で顔全体の血色感を操れる。6月11日に西武渋谷店で、25日にそごう千葉店で先行発売する。

“グロー プレイ テンダートーク リップ バーム”(全7色、各3960円)は、アジア人のスキントーンに映える血色感を追求した色付きリップバーム。唇の水分量に反応して、1人1人異なるカラーに変化する。商品の見た目と、実際に唇にのせた時の色の差を“カラートリック”と表現。くすみさえも自分だけの“色”と楽しめるように導く。91%天然由来成分を配合し、スキンケア級の潤いを長時間保つ。頬にさっとスワイプするだけで、艶のあるチークとしても使える。パッケージは、リサイクル可能なアルミ素材を採用。パラベンやパラフィン、鉱物油フリーのクリーン処方だ。

“グロー プレイ クッショニー ブラッシュ”(全12色、各4950円)は、通称“おもちチーク”と呼ばれる“グロー プレイ ブラッシュ”を進化させたチーク。指でラフに塗るだけで肌になじみ、内側から染まるようなフレッシュな血色感を演出する。ビタミンEとホホバオイル、グレープシードオイルをスキンケア成分として配合し、日中も頬の潤いを保つ。ケアオイルを高配合しているため、リップにも使える。ソフトに色付き、軽やかでエフォートレスなマットリップをかなえる。コンパクトには再生プラスチックを約43%使用。パラベンや鉱物油、エタノール、香料を使わないクリーン処方を採用した。

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ドナータ・ヴェンダースがレッドカーペットで見せたVHSのアップサイクルドレスとクラフツマンシップ

写真家のドナータ・ヴェンダース(Donata Wenders)が制作に携わっている、ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)監督作品「パーフェクト・デイズ」が国際長編映画賞にノミネートされたため、夫婦揃って授賞式のレッドカーペットに登場した。その時にドナータが着用していたドレスに注目が集まっている。

レッドカーペットといえば、スターたちがビッグメゾンのオートクチュールやプレタポルテのドレスで華やかに登場するアカデミー賞のハイライト。ドナータが披露したドレスは、光沢素材で立体的に編み込まれたエレガントなイブニングドレスのように見えるが、実はヴィムが手掛けた3作品の映画のVHS(ビデオテープ)を解体し、縄のように編み上げて作られたドレスだ。

このユニークなドレスを制作したのは「クルーバ(CRUBA)」というベルリン拠点のインディペンデントブランドだ。ミラ・フォン・デア・オーステン(Mira von der Osten)「クルーバ」デザイナーは、NYとパリのパーソンズ美術大学でファッションを学んだのち、2009年に「クルーバ」を設立。ヨーロッパ国内から高品質な素材を厳選し、ベルリン近郊にある家族経営の小さな工場で生産を行い、環境に配慮したモノづくりをしており、良心的な価格帯も人気を集めている理由の一つだ。

近年、伝統的なドレスコードを覆す独創的なファッションが見られるようになったアカデミー賞授賞式だが、インディペンデントなブランドがラグジュアリーブランドと共にレッドカーペットで作品を披露することは稀だろう。そんなほんの一握りのチャンスを掴んだ経緯は何だったのだろうか?VHSテープからドレスが誕生した秘話やドナータが着用した経緯など、デザイナーのミラに尋ねた。

WWDJAPAN(以下、WWD):ドナータ・ヴェンダースのアカデミー賞の衣装を手がけることになった経緯は?

ミラ・フォン・デア・オーステン(以下、ミラ):「パーフェクト・デイズ」のストーリーにはカセットテープが登場しますが、まずそこに興味を持ちました。ヴィム・ヴェンダースがカセットテープの存在を物語に美しく織り込んでいて、素晴らしいと思いました。上映後にヴィムとドナータに会い、「クルーバ」でVHSをアップサイクリングしたプロジェクトを進めていることを軽く話しました。その時に冗談で「もし、アカデミー賞にノミネートされたら、衣装を作らせて欲しいという手紙を書くつもりだ」と伝えました。ランウエイにも登場しているヴィムは、きっと「ヨウジヤマモト」を着るだろうと思っていたので、私はドナータに尋ねました。その時、すでに彼女には「シャネル」から話が来ていたそうですが、私たちのVHSのアップサイクル作品を見に来てくれると言ってくれました。

WWD:VHSからドレスを作るというアイデアはどのようにして生まれた?

ミラ:私の名付け親がとても映画好きで、膨大な数のVHSを所有していて「廃棄するのではなく何かに再利用できないか?」とアイデアを求められたのがきっかけです。VHSのテープを「クルーバ」のスタジオに送り、解体してからマイラーテープ(アクリル系接着剤でコーティングされたポリエステル)を取り除き、編み込んだり、織り込んだりする実験を始めました。そこで、VHSテープの素材の耐久性に驚きました。洗濯機で洗っても形が崩れないんです。そこから毒性のあるPVCで作られたラインストーンの代替にできることを発見しました。最も驚いたことはVHSテープの光沢感で、これがアイデアの火付け役となりました。映画に携わるスターのドレスを映画のVHSテープから作るなんて素晴らしいことだと思いませんか?

WWD:制作過程で最も大変だった点は?

ミラ:ドレスを制作する時間に全く余裕がなかったことですね。VHSテープからドレスを作るには、7〜10日間連続で編み続ける必要がありました。その後、編み込んだVHSテープの下にシルクのガウンを縫い付けてドレスとして着れるようにしなければなりませんでした。6人の編み手が10日未満でドレスを完成させましたが、完成までにドナータは3回のフィッティングをしました。また、「パーフェクトデイズ」とのつながりを示すため、少し大きめのカセットテープの形をした3Dプリントのクラッチバッグも同時にデザインしました。これは生分解性プラスチックで作っています。

WWD:ドレスの素材となった映画作品は?

ミラ:ドナータのお気に入りの「Tokyo-Ga」「ベルリン・天使の唄(Wings of Desire)「パリ、テキサス」の3作品のVHSを提供してくれました。

WWD:実際に彼女がアカデミー賞の式典でそのドレスを着ているのを見て、どんな気持ちでしたか?

ミラ:ドナータがドレスを着用した姿を現地からビデオメッセージで送ってくれました。その時に、VHSテープを再生した時に生じるノイズ音を真似しながら「聞こえますか?今、アカデミー賞に向かっています」と言ったんです。それを聞いてとても感動し、現実に起こっていることだと信じることができませんでした。ドレスを着てレッドカーペットを歩くドナータの姿はとても優雅で、完璧に着こなしていて感激しました。ヴィムもその美しい姿に完全に魅了されていることがわかりました。

WWD:メディアからはどのような反響がありましたか?

ミラ:圧倒するほどの反響があり、自分でも驚いています。ドイツだけでなく、他のヨーロッパの国やアメリカ、日本のメディアが次々と取り上げてくれて、ベストドレッサーのリストにも掲載されました。ヴィムも「自分の映画のVHSテープを着るというアイデアに興奮している」とコメントしてくれました。アカデミー賞授賞式が終わった後にドレスをミュージアムで展示したいとオファーも受けましたので、日本やアメリカ、ベルリンでも発表したいと思っています。

WWD:サステナビリティについて思うことは?

ミラ:世界的なサステナビリティのムーブメントの中で、ファッション業界は真の目的を達成するにはまだ程遠い現状です。例えば、レッドカーペットは、著名人やセレブリティと契約している企業が権力を持っているため、革新的なアイデアを持つインディペンデントなブランドやサステナビリティを意識したブランドの作品が披露されることはめったにありません。私たちのようなブランドがセレブリティにドレスを提供する機会は極めて限られているんです。そういった現実でドナータはクラフツマンシップの重要性を信じ「クルーバ」のようなブランドを支援してくれています。今回は、アカデミー賞授賞式のレッドカーペットという貴重な場面を通してスローファッションを多くの人に知ってもらえたと思います。

WWD:ブランドを続ける上で最も重要だと思うことは?

ミラ:私たちは常にファッションを通じたコミュニケーションのために、業界の限界を広げるような新しい方法を模索しています。ファッションは文化と深く関わり、生活にも大きな影響を与えますので、責任のあるデザインを創造することが重要です。ブランドを続けていく中で、ドナータやヴィムのような人物と国境を越えてコラボレーションする機会を得たことはとても光栄なことです。

ドナータ・ヴェンダースが「クルーバ」を選んだ理由

WWD:アカデミー賞授賞式の衣装に「クルーバ」のドレスを選んだ理由は?

ドナータ・ヴェンダース(以下、ドナータ):ミラに会った時にVHSテープをアップサイクルして作るドレスのアイデアを聞きました。その後、彼女のスタジオに行き、解体されたVHSテープの素材の可能性に魅了されたのですが、その時すでに私の体型と個性に合ったドレスを作る準備ができていました。VHSはすでに時代遅れなフォーマットで、普通ならゴミになってしまうでしょう。しかし、ミラはそこからヴィム作品のVHSテープでドレスを作るという素晴らしいアイデアを生み出し提案してくれました。私はそのアイデアに夢中になって、すぐにヴィムの3作品のVHSを提供し、そこからドレスの制作がスタートしました。

WWD:衣服に用いられる生地とは異なり、VHSは硬い素材です。着用するのは大変だったのでは?

ドナータ:VHSテープは光沢があり、硬く見えるかもしれませんが、実際には柔らかくて非常に軽いんです。それに、VHSテープを編み込んだドレスには、形状を保つために重要な役割を果たしますためのアンダードレスが付いているので、着用していても快適に過ごせました。映画のイベントに常に着ていきたいくらいこのドレスが大好きで、一番のお気に入りのイベント用ドレスなりました。

WWD:「パーフェクト・デイズ」では、カセットテープが重要なアイテムとなり、「クルーバ」のドレスではVHSテープが重要な素材となりました。カセットテープのリバイバルやリサイクル、またはアップサイクルする最近のカルチャーについて思うことは?

ドナータ:カセットテープは素晴らしい媒体だと思っています。デジタル世代の若者たちがカセットテープに魅力を感じていることは理解できます。ただ、VHSテープは映画を観るには非常に不向きな素材ですので、ドレスとして使用する方が遥かに良い使い道です。

私は自分の服に手入れをすることが好きなので、デッドストックの生地を再利用したり、ブラウスやパンツ、靴下、ドレス、スカートを修理したりしています。自分たちの手でものを作る方法を知らない人が増えている今、アップサイクルの文化は消費主義社会でアナログとデジタルのバランスを保つために必要な存在です。日常生活でも手仕事は重要ですので、ごく自然に生まれた考え方だと思います。古い材料やものを再利用すれば、新しい価値とも触れ合うことができますので、私はそんな生き方にとても共感しています。

WWD:常にスタイリッシュですが、特にお気に入りのファッションブランドはありますか?また、ファッションでの自分のルールは?

ドナータ:ありがとうございます!嬉しいです。私はヴィムと一緒にいろんな場所を旅しながら仕事や生活をしています。そんな生活を何年も続けていると自分の服が家や隠れ家、そして、友人のような存在になっていることに気付きました。私にとって洋服は身近にある大切な存在です。お気に入りのデザイナーは、ヨウジヤマモトとポール・ハーデンです。そして、今回の「クルーバ」のドレスが私の愛する洋服に仲間入りしました。

インディペンデントなブランドでも世界の舞台に立てる未来に期待

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ミラが語るように、今後も「クルーバ」のような小規模展開のブランドがレッドカーペットという晴れ舞台で日の目を浴びることに期待したい。また、各国のミュージアムで展示されることによって、VHSのアップサイクルという斬新なアイデアとクラフツマンシップの可能性が広がっていくことを願う。

「WWDJAPAN」5月27日号はサステナビリティ特集です。「アップサイクル」など、知っておくべき用語について解説しています。

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ドナータ・ヴェンダースがレッドカーペットで見せたVHSのアップサイクルドレスとクラフツマンシップ

写真家のドナータ・ヴェンダース(Donata Wenders)が制作に携わっている、ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)監督作品「パーフェクト・デイズ」が国際長編映画賞にノミネートされたため、夫婦揃って授賞式のレッドカーペットに登場した。その時にドナータが着用していたドレスに注目が集まっている。

レッドカーペットといえば、スターたちがビッグメゾンのオートクチュールやプレタポルテのドレスで華やかに登場するアカデミー賞のハイライト。ドナータが披露したドレスは、光沢素材で立体的に編み込まれたエレガントなイブニングドレスのように見えるが、実はヴィムが手掛けた3作品の映画のVHS(ビデオテープ)を解体し、縄のように編み上げて作られたドレスだ。

このユニークなドレスを制作したのは「クルーバ(CRUBA)」というベルリン拠点のインディペンデントブランドだ。ミラ・フォン・デア・オーステン(Mira von der Osten)「クルーバ」デザイナーは、NYとパリのパーソンズ美術大学でファッションを学んだのち、2009年に「クルーバ」を設立。ヨーロッパ国内から高品質な素材を厳選し、ベルリン近郊にある家族経営の小さな工場で生産を行い、環境に配慮したモノづくりをしており、良心的な価格帯も人気を集めている理由の一つだ。

近年、伝統的なドレスコードを覆す独創的なファッションが見られるようになったアカデミー賞授賞式だが、インディペンデントなブランドがラグジュアリーブランドと共にレッドカーペットで作品を披露することは稀だろう。そんなほんの一握りのチャンスを掴んだ経緯は何だったのだろうか?VHSテープからドレスが誕生した秘話やドナータが着用した経緯など、デザイナーのミラに尋ねた。

WWDJAPAN(以下、WWD):ドナータ・ヴェンダースのアカデミー賞の衣装を手がけることになった経緯は?

ミラ・フォン・デア・オーステン(以下、ミラ):「パーフェクト・デイズ」のストーリーにはカセットテープが登場しますが、まずそこに興味を持ちました。ヴィム・ヴェンダースがカセットテープの存在を物語に美しく織り込んでいて、素晴らしいと思いました。上映後にヴィムとドナータに会い、「クルーバ」でVHSをアップサイクリングしたプロジェクトを進めていることを軽く話しました。その時に冗談で「もし、アカデミー賞にノミネートされたら、衣装を作らせて欲しいという手紙を書くつもりだ」と伝えました。ランウエイにも登場しているヴィムは、きっと「ヨウジヤマモト」を着るだろうと思っていたので、私はドナータに尋ねました。その時、すでに彼女には「シャネル」から話が来ていたそうですが、私たちのVHSのアップサイクル作品を見に来てくれると言ってくれました。

WWD:VHSからドレスを作るというアイデアはどのようにして生まれた?

ミラ:私の名付け親がとても映画好きで、膨大な数のVHSを所有していて「廃棄するのではなく何かに再利用できないか?」とアイデアを求められたのがきっかけです。VHSのテープを「クルーバ」のスタジオに送り、解体してからマイラーテープ(アクリル系接着剤でコーティングされたポリエステル)を取り除き、編み込んだり、織り込んだりする実験を始めました。そこで、VHSテープの素材の耐久性に驚きました。洗濯機で洗っても形が崩れないんです。そこから毒性のあるPVCで作られたラインストーンの代替にできることを発見しました。最も驚いたことはVHSテープの光沢感で、これがアイデアの火付け役となりました。映画に携わるスターのドレスを映画のVHSテープから作るなんて素晴らしいことだと思いませんか?

WWD:制作過程で最も大変だった点は?

ミラ:ドレスを制作する時間に全く余裕がなかったことですね。VHSテープからドレスを作るには、7〜10日間連続で編み続ける必要がありました。その後、編み込んだVHSテープの下にシルクのガウンを縫い付けてドレスとして着れるようにしなければなりませんでした。6人の編み手が10日未満でドレスを完成させましたが、完成までにドナータは3回のフィッティングをしました。また、「パーフェクトデイズ」とのつながりを示すため、少し大きめのカセットテープの形をした3Dプリントのクラッチバッグも同時にデザインしました。これは生分解性プラスチックで作っています。

WWD:ドレスの素材となった映画作品は?

ミラ:ドナータのお気に入りの「Tokyo-Ga」「ベルリン・天使の唄(Wings of Desire)「パリ、テキサス」の3作品のVHSを提供してくれました。

WWD:実際に彼女がアカデミー賞の式典でそのドレスを着ているのを見て、どんな気持ちでしたか?

ミラ:ドナータがドレスを着用した姿を現地からビデオメッセージで送ってくれました。その時に、VHSテープを再生した時に生じるノイズ音を真似しながら「聞こえますか?今、アカデミー賞に向かっています」と言ったんです。それを聞いてとても感動し、現実に起こっていることだと信じることができませんでした。ドレスを着てレッドカーペットを歩くドナータの姿はとても優雅で、完璧に着こなしていて感激しました。ヴィムもその美しい姿に完全に魅了されていることがわかりました。

WWD:メディアからはどのような反響がありましたか?

ミラ:圧倒するほどの反響があり、自分でも驚いています。ドイツだけでなく、他のヨーロッパの国やアメリカ、日本のメディアが次々と取り上げてくれて、ベストドレッサーのリストにも掲載されました。ヴィムも「自分の映画のVHSテープを着るというアイデアに興奮している」とコメントしてくれました。アカデミー賞授賞式が終わった後にドレスをミュージアムで展示したいとオファーも受けましたので、日本やアメリカ、ベルリンでも発表したいと思っています。

WWD:サステナビリティについて思うことは?

ミラ:世界的なサステナビリティのムーブメントの中で、ファッション業界は真の目的を達成するにはまだ程遠い現状です。例えば、レッドカーペットは、著名人やセレブリティと契約している企業が権力を持っているため、革新的なアイデアを持つインディペンデントなブランドやサステナビリティを意識したブランドの作品が披露されることはめったにありません。私たちのようなブランドがセレブリティにドレスを提供する機会は極めて限られているんです。そういった現実でドナータはクラフツマンシップの重要性を信じ「クルーバ」のようなブランドを支援してくれています。今回は、アカデミー賞授賞式のレッドカーペットという貴重な場面を通してスローファッションを多くの人に知ってもらえたと思います。

WWD:ブランドを続ける上で最も重要だと思うことは?

ミラ:私たちは常にファッションを通じたコミュニケーションのために、業界の限界を広げるような新しい方法を模索しています。ファッションは文化と深く関わり、生活にも大きな影響を与えますので、責任のあるデザインを創造することが重要です。ブランドを続けていく中で、ドナータやヴィムのような人物と国境を越えてコラボレーションする機会を得たことはとても光栄なことです。

ドナータ・ヴェンダースが「クルーバ」を選んだ理由

WWD:アカデミー賞授賞式の衣装に「クルーバ」のドレスを選んだ理由は?

ドナータ・ヴェンダース(以下、ドナータ):ミラに会った時にVHSテープをアップサイクルして作るドレスのアイデアを聞きました。その後、彼女のスタジオに行き、解体されたVHSテープの素材の可能性に魅了されたのですが、その時すでに私の体型と個性に合ったドレスを作る準備ができていました。VHSはすでに時代遅れなフォーマットで、普通ならゴミになってしまうでしょう。しかし、ミラはそこからヴィム作品のVHSテープでドレスを作るという素晴らしいアイデアを生み出し提案してくれました。私はそのアイデアに夢中になって、すぐにヴィムの3作品のVHSを提供し、そこからドレスの制作がスタートしました。

WWD:衣服に用いられる生地とは異なり、VHSは硬い素材です。着用するのは大変だったのでは?

ドナータ:VHSテープは光沢があり、硬く見えるかもしれませんが、実際には柔らかくて非常に軽いんです。それに、VHSテープを編み込んだドレスには、形状を保つために重要な役割を果たしますためのアンダードレスが付いているので、着用していても快適に過ごせました。映画のイベントに常に着ていきたいくらいこのドレスが大好きで、一番のお気に入りのイベント用ドレスなりました。

WWD:「パーフェクト・デイズ」では、カセットテープが重要なアイテムとなり、「クルーバ」のドレスではVHSテープが重要な素材となりました。カセットテープのリバイバルやリサイクル、またはアップサイクルする最近のカルチャーについて思うことは?

ドナータ:カセットテープは素晴らしい媒体だと思っています。デジタル世代の若者たちがカセットテープに魅力を感じていることは理解できます。ただ、VHSテープは映画を観るには非常に不向きな素材ですので、ドレスとして使用する方が遥かに良い使い道です。

私は自分の服に手入れをすることが好きなので、デッドストックの生地を再利用したり、ブラウスやパンツ、靴下、ドレス、スカートを修理したりしています。自分たちの手でものを作る方法を知らない人が増えている今、アップサイクルの文化は消費主義社会でアナログとデジタルのバランスを保つために必要な存在です。日常生活でも手仕事は重要ですので、ごく自然に生まれた考え方だと思います。古い材料やものを再利用すれば、新しい価値とも触れ合うことができますので、私はそんな生き方にとても共感しています。

WWD:常にスタイリッシュですが、特にお気に入りのファッションブランドはありますか?また、ファッションでの自分のルールは?

ドナータ:ありがとうございます!嬉しいです。私はヴィムと一緒にいろんな場所を旅しながら仕事や生活をしています。そんな生活を何年も続けていると自分の服が家や隠れ家、そして、友人のような存在になっていることに気付きました。私にとって洋服は身近にある大切な存在です。お気に入りのデザイナーは、ヨウジヤマモトとポール・ハーデンです。そして、今回の「クルーバ」のドレスが私の愛する洋服に仲間入りしました。

インディペンデントなブランドでも世界の舞台に立てる未来に期待

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ミラが語るように、今後も「クルーバ」のような小規模展開のブランドがレッドカーペットという晴れ舞台で日の目を浴びることに期待したい。また、各国のミュージアムで展示されることによって、VHSのアップサイクルという斬新なアイデアとクラフツマンシップの可能性が広がっていくことを願う。

「WWDJAPAN」5月27日号はサステナビリティ特集です。「アップサイクル」など、知っておくべき用語について解説しています。

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「ビームス」が「ティンバーランド」との別注“7eye”を発売 20年ぶりに復刻

「ビームス(BEAMS)」は「ティンバーランド(TIMBERLAND)」との別注“7eye classic lug”を6月1日に発売する。価格は税込2万9700円で、ビームス公式オンラインストアとビームス メン 渋谷、全国のビームスレーベル取扱店、ティンバーランド直営店 ブティックトウキョウ、ティンバーランド公式オンラインストア、ティンバーランド直営店 伊勢丹新宿本店PC4店(ティンバーランドでは6月14日に発売)で取り扱う。ビームス メン 渋谷で商品を購入した者には数量限定のノベルティーも用意する。

20年の年月を経て復刻する今作は、1990年代、ブランドを代表するモカシンシューズとして一世を風靡した一足。当時特に人気の高かったルートビアーとグリーンのコンビネーションカラーをそのままに製作した。また、アッパーには簡易的なはっ水機能がついたオールドレザーを採用し、アウトドアからタウンユースまで活躍する一足に仕上げた。

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「ルイ・ヴィトン」2025年クルーズ・コレクション

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が2025年クルーズ・コレクションを発表した。

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「ルイ・ヴィトン」2025年クルーズ・コレクション

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が2025年クルーズ・コレクションを発表した。

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梅雨の髪のうねり、クセをダメージレスで解消 ヤーマンの「ミーゼ」から温感ヘアブラシ

ヤーマンのホームエステブランド「ミーゼ(MYSE)」は、ヒーター機能搭載の新作ヘアスタイリングブラシ“シルキーシェルブラシ”(1万9800円)を23日に「マクアケ(MAKUAKE)」で発売した。そのほかの販路では7月以降に順次展開する。これからの梅雨や夏の季節、気になる髪のうねりやクセを外出先でもさっとケアできる、取り回しのいいブラシだ。

ドライヤーやヒートブラシの熱が髪のダメージを与えてしまうのは、髪の温度が100℃を超え、内部の水分が蒸発してしまうことが原因。そこで“シルキーシェルブラシ”は髪にダメージにならない程度の温度を保つ「シルキーソフトヒーター」機能を搭載し、さらに髪の状態によって使い分けられる3つのモードを選べるようにした。湿気や汗をかいたときに髪のうねりやくせをケアする「シャイニーモード」、艶やまとまりを出したいときの「シルキーモード」、帽子を脱いだときなど静電気が気になるときに使うのが「スムースモード」。

さらにイオンによる静電気除去機能「シルキーイオンリセット」を搭載、髪全体に熱やイオンを均一に届けられるよう本体に対してブラシ角度は80度にし、ブラシの上下にイオン吹き出し口を設計した。

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梅雨の髪のうねり、クセをダメージレスで解消 ヤーマンの「ミーゼ」から温感ヘアブラシ

ヤーマンのホームエステブランド「ミーゼ(MYSE)」は、ヒーター機能搭載の新作ヘアスタイリングブラシ“シルキーシェルブラシ”(1万9800円)を23日に「マクアケ(MAKUAKE)」で発売した。そのほかの販路では7月以降に順次展開する。これからの梅雨や夏の季節、気になる髪のうねりやクセを外出先でもさっとケアできる、取り回しのいいブラシだ。

ドライヤーやヒートブラシの熱が髪のダメージを与えてしまうのは、髪の温度が100℃を超え、内部の水分が蒸発してしまうことが原因。そこで“シルキーシェルブラシ”は髪にダメージにならない程度の温度を保つ「シルキーソフトヒーター」機能を搭載し、さらに髪の状態によって使い分けられる3つのモードを選べるようにした。湿気や汗をかいたときに髪のうねりやくせをケアする「シャイニーモード」、艶やまとまりを出したいときの「シルキーモード」、帽子を脱いだときなど静電気が気になるときに使うのが「スムースモード」。

さらにイオンによる静電気除去機能「シルキーイオンリセット」を搭載、髪全体に熱やイオンを均一に届けられるよう本体に対してブラシ角度は80度にし、ブラシの上下にイオン吹き出し口を設計した。

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パリ五輪メダルで認知度が急上昇 パリ発「ショーメ」の新CEOに聞く歴史とモダニティーの共存

PROFILE: チャールズ・レオン/ショーメ最高経営責任者

チャールズ・レオン/ショーメ最高経営責任者
PROFILE: 香港生まれ。香港中文大学とパリのESSECビジネススクール卒業。カルティエでキャリアをスタートし、マーケティングや小売分野に従事。2006年にショーメに入社。6年間にわたり中国市場中心にアジア太平洋地域を担当。その功績が認められ12年、ディストリビューション&セールス担当バイス・プレジデントに昇格。18年、フレッドのCEOに就任。24年1月から現職
PHOTO:KOHEI KANNO

フランス発「ショーメ(CHAUMET)」は、1780年にパリで創業した老舗で、ナポレオン1世御用達のジュエラーとして知られている。世界中の王族や貴族に愛され、ティアラがメゾンのアイコン。7月に開幕するパリオリンピック・パラリンピック(パリ五輪)のメダルも手掛けるフランスを代表するジュエラーだ。メダルの発表時に全世界でニュースが放映され、ブランドの認知度がアップしたようだ。今年1月には、同じくフランス発ジュエラーの「フレッド(FRED)」を率いたチャールズ・レオン氏がショーメの最高経営責任者(CEO)に就任。4月に東京都内で開催した顧客向けハイジュエリーイベントのために来日したレオンCEOに話を聞いた。

フランスの国宝的なジュエラーとして時代と共に進化

WWD:CEOに就任して初めて行ったことは?

チャールズ・レオン=ショーメCEO(以下、レオン):新年にチームのみんなとガレット・デ・ロワ(フランスで新年を祝うケーキ。王様のお菓子と呼ばれ、切り分けたケーキの中のフェーヴという陶器を当てた人は、その日、王・王女になれるといわれ、紙製の王冠をかぶって祝う)で、好調だった昨年度の実績も兼ねて戴冠式のように祝った。

WWD:「ショーメ」のジュエラーとしてのポジショニングは?

レオン:特別で名声があるフランスの国宝的な存在。フランスの歴史上の重要な出来事と共に歩んできたし、今年のパリ五輪のメダルをデザインした。メダルは、最も美しく輝く宝石であるべきだ。買えるものではない。勝たなければ手にすることができない貴重なもの。それを作ったパリのブランドであることを誇らしく思う。

WWD:他のジュエラーと違う点は?

レオン:歴史以外では、最高の職人技、品質の高さ、洗練されたパリジャンテイストが挙げられる。あまり目立たず、非常に高度なクラフツマンシップが光るクワイエット・ラグジアュリーを体現するジュエラー。文化的な遺産のようなメゾンだ。

WWD:歴史あるメゾンをどのように発展させるか?

レオン:以前は、王侯貴族へジュエリーを提供していた。ナポレオンやジョゼフィーヌ皇后などは当時のファッションアイコンで大きな影響力があった。昔はディナーに行く際にティアラを着用していたが、今は、リングやネックレスなどに形を変えている。過去にとらわれるのではなく、その時代のライフスタイルに合わせて進化していくのが重要。歴史がありながらも、今日的であることが大切だ。

ブランド認知がアップし“ビー マイ ラブ”が絶好調

WWD:売れ筋のジュエリーと中心価格帯は?

レオン:今まで“ジョゼフィーヌ”や“リアン”の人気が高かったが、ここ最近は“ビー マイ ラブ”がリングを中心に好調だ。かわいらしさとクールな面、両方あるし、ユニセックスに着用でき、人気が高まっている。売れ筋価格帯は、25万〜68万円程度。コミュニケーション強化を行ってきたし、パリ五輪のメダルを手掛けるというニュースの影響もあり、知名度がアップして新顧客獲得につながっている。日本では、今年の第1四半期の売上高は前年比51%増だった。訪日客の購入もあるが、そのほとんどが日本人客によるものだ。

WWD:強化するカテゴリーや市場、施策は?

レオン:ハイジュエリーを強化していく。ドラマチックで、現代的なハイジュエリーのイベントを開催するつもりだ。「ショーメ」は自然を着想源に、その時代にあったベストの技術を駆使して生き生きとした繊細な作品を作ってきた。それを時系列的に見てもらえるような展示もしたい。好調の“ビー マイ ラブ”も強化する。モダンでユニセックスなデザインなので、大きな可能性を持っている。日本で人気の“ジョゼフィーヌ”“リアン”も引き続き注力していく。市場に関しては、中東と東南アジアを強化する。インドやタイ、スリランカは宝石の採掘が行われており、伝統的なハイジュエリーが根付いている。最近では、ヨーロッパのスタイルのジュエリーが求められ始めた。昨年ベトナム、マレーシアに、今年タイに出店した。インドやインドネシアへの出店も視野に入れている。中東の若い層には、“ビー マイ ラブ”と“リアン”が大人気で、日常的にジュエリーを楽しんでいる。中東では、サウジアラビアとUAE首長国連邦に各3店舗、クエートに2店舗、カタールに1店舗を運営している。

WWD:今後の世界戦略は?現在、何カ国で販売しているか?主要市場は?

レオン:もっと多様性のある顧客層を取り込みたい。「ショーメ」を知らない人や男性にもブランドを知ってもらいたい。また、「ショーメ」=ブライダルというイメージを崩して、記念日、ご褒美、ギフトなどさまざまなオケージョンで購入してもらいたい。ヨーロッパ、中東、アジア中心に19カ国に直営店、コーナーも含めると今年、店舗数は92店舗になる予定だ。主要市場は、中国、フランス、中東だ。

WWD:日本における戦略は?

レオン:日本は最も伸長率が高い市場の一つ。アジアでは最も歴史のある市場で、強い顧客ベースがある。日本人の消費者は成熟していて職人技に価値があることを良くわかっている。ストーリーを伝えながら、日本人が求める洗練された上品なスタイルを届けていきたい。日本市場には積極的に投資していく。まずは、大阪・心斎橋店の改装を予定しており、パリの雰囲気と関西のテイストをどのようにミックスするかが課題だ。その次には銀座本店を改装する。パリ・ヴァンドーム広場を銀座に持ち込む意気込みで行うつもりだ。

WWD:今年はパリ五輪のメダル制作などで注目が集まるが、ブランドとしてどのような取り組みを行うか?

レオン:常に動きのあるブランドにするため、コミュニケーションの方法を変えるつもりだ。もっと、モダンな現代にマッチしたものにしたい。今年後半には、新しいキャンペーンを展開する。

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パリ五輪メダルで認知度が急上昇 パリ発「ショーメ」の新CEOに聞く歴史とモダニティーの共存

PROFILE:
PROFILE:香港生まれ。香港中文大学とパリのESSECビジネススクール卒業。カルティエでキャリアをスタートし、マーケティングや小売分野に従事。2006年にショーメに入社。6年間にわたり中国市場中心にアジア太平洋地域を担当。その功績が認められ12年、ディストリビューション&セールス担当バイス・プレジデントに昇格。18年、フレッドのCEOに就任。24年1月から現職
PHOTO:KOHEI KANNO

フランス発「ショーメ(CHAUMET)」は、1780年にパリで創業した老舗で、ナポレオン1世御用達のジュエラーとして知られている。世界中の王族や貴族に愛され、ティアラがメゾンのアイコン。7月に開幕するパリオリンピック・パラリンピック(パリ五輪)のメダルも手掛けるフランスを代表するジュエラーだ。メダルの発表時に全世界でニュースが放映され、ブランドの認知度がアップしたようだ。今年1月には、同じくフランス発ジュエラーの「フレッド(FRED)」を率いたチャールズ・レオン氏がショーメの最高経営責任者(CEO)に就任。4月に東京都内で開催した顧客向けハイジュエリーイベントのために来日したレオンCEOに話を聞いた。

小見出し:フランスの国宝的なジュエラーとして時代と共に進化

WWD:CEOに就任して初めて行ったことは?

チャールズ・レオン=ショーメCEO(以下、レオン):新年にチームのみんなとガレット・デ・ロワ(フランスで新年を祝うケーキ。王様のお菓子と呼ばれ、切り分けたケーキの中のフェーヴという陶器を当てた人は、その日、王・王女になれるといわれ、紙製の王冠をかぶって祝う)で、好調だった昨年度の実績も兼ねて戴冠式のように祝った。

WWD:「ショーメ」のジュエラーとしてのポジショニングは?

レオン:特別で名声があるフランスの国宝的な存在。フランスの歴史上の重要な出来事と共に歩んできたし、今年のパリ五輪のメダルをデザインした。メダルは、最も美しく輝く宝石であるべきだ。買えるものではない。勝たなければ手にすることができない貴重なもの。それを作ったパリのブランドであることを誇らしく思う。

WWD:他のジュエラーと違う点は?

レオン:歴史以外では、最高の職人技、品質の高さ、洗練されたパリジャンテイストが挙げられる。あまり目立たず、非常に高度なクラフツマンシップが光るクワイエット・ラグジアュリーを体現するジュエラー。文化的な遺産のようなメゾンだ。

WWD:歴史あるメゾンをどのように発展させるか?

レオン:以前は、王侯貴族へジュエリーを提供していた。ナポレオンやジョゼフィーヌ皇后などは当時のファッションアイコンで大きな影響力があった。昔はディナーに行く際にティアラを着用していたが、今は、リングやネックレスなどに形を変えている。過去にとらわれるのではなく、その時代のライフスタイルに合わせて進化していくのが重要。歴史がありながらも、今日的であることが大切だ。

小見出し:ブランド認知がアップし“ビー マイ ラブ”が絶好調

WWD:売れ筋のジュエリーと中心価格帯は?

レオン:今まで“ジョゼフィーヌ”や“リアン”の人気が高かったが、ここ最近は“ビー マイ ラブ”がリングを中心に好調だ。かわいらしさとクールな面、両方あるし、ユニセックスに着用でき、人気が高まっている。売れ筋価格帯は、25万〜68万円程度。コミュニケーション強化を行ってきたし、パリ五輪のメダルを手掛けるというニュースの影響もあり、知名度がアップして新顧客獲得につながっている。日本では、今年の第1四半期の売上高は前年比51%増だった。訪日客の購入もあるが、そのほとんどが日本人客によるものだ。

WWD:強化するカテゴリーや市場、施策は?

レオン:ハイジュエリーを強化していく。ドラマチックで、現代的なハイジュエリーのイベントを開催するつもりだ。「ショーメ」は自然を着想源に、その時代にあったベストの技術を駆使して生き生きとした繊細な作品を作ってきた。それを時系列的に見てもらえるような展示もしたい。好調の“ビー マイ ラブ”も強化する。モダンでユニセックスなデザインなので、大きな可能性を持っている。日本で人気の“ジョゼフィーヌ”“リアン”も引き続き注力していく。市場に関しては、中東と東南アジアを強化する。インドやタイ、スリランカは宝石の採掘が行われており、伝統的なハイジュエリーが根付いている。最近では、ヨーロッパのスタイルのジュエリーが求められ始めた。昨年ベトナム、マレーシアに、今年タイに出店した。インドやインドネシアへの出店も視野に入れている。中東の若い層には、“ビー マイ ラブ”と“リアン”が大人気で、日常的にジュエリーを楽しんでいる。中東では、サウジアラビアとUAE首長国連邦に各3店舗、クエートに2店舗、カタールに1店舗を運営している。

WWD:今後の世界戦略は?現在、何カ国で販売しているか?主要市場は?

レオン:もっと多様性のある顧客層を取り込みたい。「ショーメ」を知らない人や男性にもブランドを知ってもらいたい。また、「ショーメ」=ブライダルというイメージを崩して、記念日、ご褒美、ギフトなどさまざまなオケージョンで購入してもらいたい。ヨーロッパ、中東、アジア中心に19カ国に直営店、コーナーも含めると今年、店舗数は92店舗になる予定だ。主要市場は、中国、フランス、中東だ。

WWD:日本における戦略は?

レオン:日本は最も伸長率が高い市場の一つ。アジアでは最も歴史のある市場で、強い顧客ベースがある。日本人の消費者は成熟していて職人技に価値があることを良くわかっている。ストーリーを伝えながら、日本人が求める洗練された上品なスタイルを届けていきたい。日本市場には積極的に投資していく。まずは、大阪・心斎橋店の改装を予定しており、パリの雰囲気と関西のテイストをどのようにミックスするかが課題だ。その次には銀座本店を改装する。パリ・ヴァンドーム広場を銀座に持ち込む意気込みで行うつもりだ。

WWD:今年はパリ五輪のメダル制作などで注目が集まるが、ブランドとしてどのような取り組みを行うか?

レオン:常に動きのあるブランドにするため、コミュニケーションの方法を変えるつもりだ。もっと、モダンな現代にマッチしたものにしたい。今年後半には、新しいキャンペーンを展開する。

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イタリアの文化と日本の食材を詰めて届ける 「ブルガリ イル チョコラート」が極上の一粒である理由

「ブルガリ イル・チョコラート(BVLGARI IL CIOCCOLATO)」(以下、ブルガリ)は、2007年に東京で誕生したチョコレートだ。イタリアの文化を反映したチョコレートは“チョコレート・ジェムズ(チョコレートの宝石)”として世界に広まり、今では、ブランドのアイデンティティーの1つになっている。「ブルガリ」は、さらに特別な“チョコレート体験”を届けるべく、ブルガリ ホテルズ&リゾートのグローバル メートル・ショコラティエであるジャンルカ・フストの指揮の下、チョコレート・ジェムズをリニューアルする。5月初旬、季節限定フレーバーなどの発表イベントのためにフストが来日した。

ミリ単位で追求する豊かな味わい

フストは、「ジュエリーのように、チョコレートにもアイデンティティーを持たせたい。イタリアらしさを大切しながら、日本の素晴らしい果物や野菜を使用したチョコレートを提案する」とコメント。10月にリニューアルするチョコレート・ジェムズは、厚さを8mmから1cmへ変更し、食材により2層のガナッシュと1層のガナッシュで構成を変えるという。また、コーティングに使用するチョコレートは、さらに口溶けを追求し、より豊かなフレーバー実現するそうだ。ミリ単位で味わいを追求する姿勢は、チョコレートのラグジュアリー・ブランドである証拠だ。

複雑なアロマが広がる季節限定のフレーバー

「ブルガリ」とイタリアで著名なパティシエであるフストがタッグを組んだのは19年。同年、来日した際に感動したのが、日本の果物のおいしさだった。チョコレート・ジェムズの季節限定フレーバーのテーマは果物。“アーリーサマー リモーネ”は、シチリアレモンのジェラティーナと広島レモンのチョコレートガナッシュの織りなす爽やかな味わい。レモンの表皮とジュース両方をジェラティーナに用いることで、深く複雑な味わいを実現している。“フラーゴラ”(6月20日発売)はイチゴのジェラティーナとエクストラバージンオイルが香るイチゴのガナッシュを組み合わせている。みずみずしいイチゴと、ジャムのようなほのかな甘さが相まって、とても美味しい。ジェラティーナとガナッシュ2層で構成されるチョコレートは断面も美しい。「異なる材料を用いて少しずつ果物のアロマが広がるように工夫した。また、ジュエリーのように色にも気を配っている」とフスト。

6月20日には、果物のおいしさを閉じ込めた新作フルーツゼリー“ジェラティーネ・アッラ・フルッタ”が登場する。パッションフルーツやピーチといった果物の自然な甘みと酸味が調和したどこか懐かしい味わいだ。

リゾットやバルサミコのおいしさをチョコレートで表現

以前からあるフレーバーをフスコが改良したものもある。ミラノ生まれの彼がリゾット・ミラネーゼ(サフランのリゾット)の思い出を表現したのが、“ザッフェラーノ エ マンドルラ”だ。大分産サフランのホワイトチョコレートガナッシュとホワイトアーモンドのジャンドゥーヤを組み合わせ、ビターチョコレートでコーティング。フスコは、「ビターチョコレートがまろやかな味をまとめる役目を果たしている」とコメント。

母が焼いてくれたオレンジケーキの味を表現したものが、“ミエーレ エ アランチャ”だ。オレンジの花のハチミツ入りのガナッシュをミルクチョコレートでコーティングした優しく華やかな味。日本では馴染みのないオレンジフラワーウォーターは、イタリア家庭では一般的なものだという。

イタリア名産品の一つであるバルサミコを使用したのが、“アチェート バルサミコ エ フィーキ”。18年熟成したバルサミコといちじくのミルクチョコレートガナッシュをビターチョコレートでコーティングしている。「素材の味をどれだけ引き出せるかが大切。一粒10グラムのチョコレートの中に、複雑な味と食感を閉じ込めて味わい深さを出している」。

果物や野菜などのチョコレートの素材は、チームが日本全国の農家を回ってベストなものを探している。イタリアの豊かな文化と日本のこだわりの素材が融合したチョコレートは、「ブルガリ」だから届けられる極上の味わい。チョコレートの宝石と呼ぶにふさわしい一粒だ。

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Number_i平野紫耀の「ウォンジョンヨ ヘア」新CMが公開 艶めく表情でヘアケアアイテムを表現

メイクアップアーティストのウォン・ジョンヨがプロデュースする「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」から、誕生したヘアケアライン「ウォンジョンヨ ヘア(WONJUNGYO HAIR)」は新CM“ウォンジョンヨ ヘアケアライン デビュー”を公式サイトやSNSで公開した。CMには、Number_iの平野紫耀が2種類の商品タイプをそれぞれ異なる2つのイメージで演じ分けている。1秒の動きをゆったり見せる手法で髪の毛の質感、表情、動きをたっぷりと表現した。

まとまり髪へ導く“モイスト”では、上下黒のジャケットスタイルにウエットヘアの平野がクールに艶めく色気を表現。さらさらな髪に導く“スムース”では、白いニットカーディガンをまとい、優しい雰囲気を醸し出している。

平野は立ち、座り、横になるなどさまざまな姿勢で動く必要がある撮影の中、高い集中力でそれぞれのコンセプトに合わせて演じ分けた。平野が“Hair You Want”というナレーションを収録する際、全スタッフが静かに固唾を飲んで見守る雰囲気に思わず平野が吹き出してしまい、スタジオ内が笑いに包まれるという和やかな場面もあったという。

平野は「ウォン・ジョンヨさんのような素晴らしいこだわりを持った方とご一緒できてすごく嬉しいし、光栄に思います。スタッフさんもすごく優しい方ばかりでリラックスした雰囲気で撮影できました」とコメント。一方、ウォン・ジョンヨは「CMでは私が実際にメイクをさせていただきました。もともとお顔立ちもはっきりしていて美しいので本当にメイクをする必要がなく、予定していた時間の半分ぐらいで終えたのを記憶しています。 今回のメイクでは平野紫耀さんの涙ぼくろを濃く表現することを提案しました。 本当に優しい方で、撮影でも2つのタイプを見事に演じ分けてくださいました」とコメントした。

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「BABY-G」×アクアプラネット ペールピンクカラーの時計でサンゴ保全活動をサポート

カシオ計算機の「BABY-G」は6月14日、サンゴ礁の保全活動を行うNPO法人のアクアプラネットとのコラボレーションモデル“BA-110AQ”(1万7600円)を発売する。

同商品は、アクアプラネット管理下のカシオサンゴ畑に生息する“フタイロサンゴハゼ”をモチーフにした耐衝撃ウオッチだ。ベースに立体的な文字盤デザインが特徴の“BA-110”を採用し、時分針をサンゴに見立て、フェイスには“フタイロサンゴハゼ”をあしらっている。バンドに「Our Ocean, Our future“の文字を印刷し、裏蓋に「Love The Sea And The Earth」のシンボルマークを刻印した。

また、ベゼルとバンドの主な樹脂パーツには再生可能な有機性資源を含むバイオマスプラスチックを、パッケージには再生紙を使用している。

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「BABY-G」×アクアプラネット ペールピンクカラーの時計でサンゴ保全活動をサポート

カシオ計算機の「BABY-G」は6月14日、サンゴ礁の保全活動を行うNPO法人のアクアプラネットとのコラボレーションモデル“BA-110AQ”(1万7600円)を発売する。

同商品は、アクアプラネット管理下のカシオサンゴ畑に生息する“フタイロサンゴハゼ”をモチーフにした耐衝撃ウオッチだ。ベースに立体的な文字盤デザインが特徴の“BA-110”を採用し、時分針をサンゴに見立て、フェイスには“フタイロサンゴハゼ”をあしらっている。バンドに「Our Ocean, Our future“の文字を印刷し、裏蓋に「Love The Sea And The Earth」のシンボルマークを刻印した。

また、ベゼルとバンドの主な樹脂パーツには再生可能な有機性資源を含むバイオマスプラスチックを、パッケージには再生紙を使用している。

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Number_i平野紫耀の「ウォンジョンヨ ヘア」新CMが完成 「俺こんなにかっこよかったっけ?」

ヘアメイクアップアーティストのウォン・ジョンヨがプロデュースする「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」から誕生した新ヘアケアブランド「ウォンジョンヨ ヘア(WONJUNGYO HAIR)」は5月24日、都内でCM発表会を開催し、Number_iの平野紫耀が登壇した。イメージキャラクターに起用された時の心境を「ウォン・ジョンヨさんが色々な所で活躍し、商品開発に力を込めていることを知っていた。そんな方と一緒にお仕事をできて嬉しい」と語った。

司会にキービジュアルについて褒められると、平野は「出来上がってきたビジュアルに対して普段はかっこいいと思わないが、今回に関しては『俺こんなにかっこよかったっけ?』と思った」と照れながら返答。「カメラが近かったので、少し緊張した」と振り返った。

公開した新CMは、平野がシャンプー&コンディショナーの仕上がり別にクールでウェットな印象の“モイスト”と、さらさらとした優しい雰囲気の“スムース”の2種を表現した動画だ。CM撮影現場の様子について平野は、「白と黒の世界観での撮影は、とても印象に残っている。撮影ではウォン・ジョンヨさんにメイクもしてもらえて、すごく刺激的な時間を過ごせた」と裏話を披露。撮影中は終始盛り上がりながら、スムーズに進行したようだ。

平野は事前にシャンプー&コンディショナーを使用。「2種類共に香りが好き。使用後の指通りの滑らかさや乾かした後の髪の艶など、すぐに効果実感を感じた。これからも使い続けたい」と評価し、平野の一押しアイテムは集中ケアアイテムの“ウィークリーコンセントレート トリートメント”(10g×4包、1100円)だという。

2024年に望んでいることを聞かれると、1位にコンサートツアーをすること、2位にメンバー3人で旅行に行くこと、3位に新たな植物を買うことを挙げた。「メンバーの3人で絆を深めたいので、ジャングルみたいな過酷な場所に旅行に行きたい」と笑顔で話した。

「ウォンジョンヨ ヘア」はサロン品質を提案し、シャンプーやトリートメントを中⼼としたヘアケアアイテム全6種を5⽉1⽇に発売した。ブランドロゴはウォン・ジョンヨの「W」と、メイクで輝いてほしいという思いからダイヤをモチーフにデザインしている。

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Number_i平野紫耀の「ウォンジョンヨ ヘア」新CMが完成 「俺こんなにかっこよかったっけ?」

ヘアメイクアップアーティストのウォン・ジョンヨがプロデュースする「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」から誕生した新ヘアケアブランド「ウォンジョンヨ ヘア(WONJUNGYO HAIR)」は5月24日、都内でCM発表会を開催し、Number_iの平野紫耀が登壇した。イメージキャラクターに起用された時の心境を「ウォン・ジョンヨさんが色々な所で活躍し、商品開発に力を込めていることを知っていた。そんな方と一緒にお仕事をできて嬉しい」と語った。

司会にキービジュアルについて褒められると、平野は「出来上がってきたビジュアルに対して普段はかっこいいと思わないが、今回に関しては『俺こんなにかっこよかったっけ?』と思った」と照れながら返答。「カメラが近かったので、少し緊張した」と振り返った。

公開した新CMは、平野がシャンプー&コンディショナーの仕上がり別にクールでウェットな印象の“モイスト”と、さらさらとした優しい雰囲気の“スムース”の2種を表現した動画だ。CM撮影現場の様子について平野は、「白と黒の世界観での撮影は、とても印象に残っている。撮影ではウォン・ジョンヨさんにメイクもしてもらえて、すごく刺激的な時間を過ごせた」と裏話を披露。撮影中は終始盛り上がりながら、スムーズに進行したようだ。

平野は事前にシャンプー&コンディショナーを使用。「2種類共に香りが好き。使用後の指通りの滑らかさや乾かした後の髪の艶など、すぐに効果実感を感じた。これからも使い続けたい」と評価し、平野の一押しアイテムは集中ケアアイテムの“ウィークリーコンセントレート トリートメント”(10g×4包、1100円)だという。

2024年に望んでいることを聞かれると、1位にコンサートツアーをすること、2位にメンバー3人で旅行に行くこと、3位に新たな植物を買うことを挙げた。「メンバーの3人で絆を深めたいので、ジャングルみたいな過酷な場所に旅行に行きたい」と笑顔で話した。

「ウォンジョンヨ ヘア」はサロン品質を提案し、シャンプーやトリートメントを中⼼としたヘアケアアイテム全6種を5⽉1⽇に発売した。ブランドロゴはウォン・ジョンヨの「W」と、メイクで輝いてほしいという思いからダイヤをモチーフにデザインしている。

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「ミラ オーウェン」×「アンダーソン アンダーソン」 夏にぴったりの和紙ウエア


マッシュスタイルラボが運営する「ミラ オーウェン(MILA OWEN)」は、同社の和紙ライフスタイルブランド「アンダーソン アンダーソン(UNDERSON UNDERSON)」とのコラボアイテムを24日に発売する。全国の「ミラ オーウェン」店舗および公式EC、マッシュグループの公式アプリ「マッシュストア(MASH STORE)」、グループの公式EC「ウサギオンライン(USAGI ONLINE)」で取り扱う。

「ミラ オーウェン」のベーシックなフォルムに、「アンダーソン アンダーソン」オリジナルの肌触りよく抗菌防臭、速乾性のある和紙素材を掛け合わせた。カップインのインナーがセットのタンクトップ、シアートップスとスカート、インナーキャミソール付きTシャツの4型を展開する。

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「ミラ オーウェン」×「アンダーソン アンダーソン」 夏にぴったりの和紙ウエア


マッシュスタイルラボが運営する「ミラ オーウェン(MILA OWEN)」は、同社の和紙ライフスタイルブランド「アンダーソン アンダーソン(UNDERSON UNDERSON)」とのコラボアイテムを24日に発売する。全国の「ミラ オーウェン」店舗および公式EC、マッシュグループの公式アプリ「マッシュストア(MASH STORE)」、グループの公式EC「ウサギオンライン(USAGI ONLINE)」で取り扱う。

「ミラ オーウェン」のベーシックなフォルムに、「アンダーソン アンダーソン」オリジナルの肌触りよく抗菌防臭、速乾性のある和紙素材を掛け合わせた。カップインのインナーがセットのタンクトップ、シアートップスとスカート、インナーキャミソール付きTシャツの4型を展開する。

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日差しの季節にトゥモローランド×「キジマ タカユキ」のキャップ 5月25日に発売

トゥモローランド×「キジマ タカユキ」のキャップ(1万5400円)

トゥモローランドは5月25日、帽子ブランド「キジマ タカユキ(KIJIMA TAKAYUKI)」とコラボしたキャップを発売する。ホワイト×カーキ、ベージュ×ブラウン、ネイビー×キャメルの3色展開で、価格は各1万5400円。

素材はコットン100%で、かぶりをやや浅めに設定。トゥモローランドは「上品な光沢やしなやかさ、ビンテージライクな質感を併せ持つ」と話す。

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「N.ハリウッド」が「フジロック」と再コラボで“17年前のTシャツ”を復刻

「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」は5月24日、国内最大級の野外音楽フェス「フジロックフェスティバル(FUJI ROCK FESTIVAL)」(以下、フジロック)と共同制作したTシャツコレクションを発売する。

同コラボレーションは、「フジロック」が“ファッションと音楽のクロスオーバー”をテーマに行うプロジェクト“フジロック・コレクション(FUJI ROCK COLLECTION)”における企画。2007年に初めてコラボレーションした両者が再タッグを組み、復刻版アイテムの発売が実現した。

今回は、2007年の発売当時に「N.ハリウッド」のグラフィックデザインや映像制作を専任していたアートディレクター・半田淳也氏を迎えてアイテムを製作。当時のアートワークを復刻してアップデートを加えたロングスリーブTシャツ(8800円)、Tシャツ(7500円)の2型を用意し、“フジロック・コレクション”の公式オンラインストアで販売する。

アイテムのフロントには、メーンストリームへの拒否反応を表現する音楽ジャンルやその主体性に着想したアートワークをプリント。バックには、同フェスに集まる人々、ミュージシャン、ファン同士の触れ合いとして、サインを書き込めるようなデザインを施した。ゆったりとしたビックシルエットで、透けにくく型崩れしにくい5.6オンスの天竺素材を使用した。

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“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”がIZUMONSTERとコラボ 阪急メンズ東京ポップアップで限定ソフビも

ヨウジヤマモトが手掛ける“ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”は、刺青師、ソフビ作家のIZUMONSTER(イズモンスター)と初コラボアイテムを発売する。また5月29日〜6月4日の期間、阪急メンズ東京1階でポップアップをオープンし、同アイテムの先行販売を行う。

コラボアイテムは、東宝の特撮映画「フランケンシュタイン対地底怪獣」をテーマとし、劇中に登場するフランケンシュタインや地底怪獣バラゴンをIZUMONSTERが描いたTシャツ(1万3200円)やスカジャン(15万4000円)を発売する。加えて作中の場面写真などを“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”アトリエチームがアレンジしたグラフィックシャツ(4万1800円〜)のほか、ポップアップでのみ販売する限定50点のソフビセット(22万円/非売品のTシャツが付属)、また“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”がIZUMONSTERに別注したソフビもラインアップする。ソフビ商品はともに抽選販売で、5月29日12時〜6月1日15時の期間中に、専用プラットホームから応募を受け付ける。詳細は公式サイトに記載する。

映画「フランケンシュタイン対地底怪獣」は、1965年に公開。第二次世界大戦末期にドイツで生み出された、人造人間フランケンシュタインの心臓が日本へと運ばれ巨大化、地底怪獣バラゴンとの戦いを描く。

■ポップアップストア
日程:5月29日〜6月4日
場所:阪急メンズ東京 1階
住所:東京都千代田区有楽町2-5-1

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NewJeansのヘリンが“デニム ディオール オブリーク”のキャンペーンに登場

「ディオール(DIOR)」はアンバサダーであるニュージーンズ(NewJeans)のヘリン(HAERIN)を起用した“デニム ディオール オブリーク”のキャンペーンを公開した。

同キャンペーンでは、ニューヨークの象徴的な街角で、ヘリンがウォッシュド加工が施されたジャカードのデニム素材の“ディオール ブックトート”や“サドル”“ディオール トゥジュール”、“30 モンテーニュ”ラインの“イースト ウェスト”や“ミニヴァニティ”など、豊かなバリエーションのバッグの数々を手にしている。

“デニム ディオール オブリーク”のアイテムは公式オンラインおよび全国の「ディオール」店舗で販売している。

LOOK

アイテム

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「AZファクトリー」がブランド終了 今後は教育プログラムを通じて独立系デザイナーを支援

「AZファクトリー(AZ FACTORY)」が、コレクションの制作や販売などファッションブランドとしての活動を終了することが分かった。今後は「AZアカデミー:ビジネス・フォー・デザイナーズ(AZ ACADEMY: BUSINESS FOR DESIGNERS、以下AZアカデミー)」と題した大学院教育プログラムに移行し、引き続きデザイナー支援を行なっていく。同ブランドは、2019年に「ランバン(LANVIN)」を長年手掛けてきたことで知られる故アルベール・エルバス(Alber Elbaz)が、「クロエ(CHLOE)」や「ダンヒル(DUNHILL)」「アライア(ALAIA)」を擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT、以下リシュモン)とのジョイントベンチャーとして設立。デビューコレクション発表からわずか3カ月後の21年4月にエルバスが死去し、それ以降は毎シーズン異なる独立系デザイナーとのコラボレーションやデザインチームによってブランドを継続してきた。生産・販売される最後のコレクションは、ルッツ・ヒュエル(Lutz Huelle)がデザインした24年プレ・フォールになる。

選抜した若手や独立系デザイナーを支援

「AZアカデミー」は、ミラノを拠点とするリシュモンの企業スクールであるクリエイティブ・アカデミー(Creative Academy)の傘下に入り、ローマにあるファッションスクールのアカデミア・コスチューム&モーダ(Accademia Costume & Moda)と提携。世界のファッションスクールを卒業したばかりのデザイナーや、すでにファッションやレザーグッズ、アクセサリーの分野で活躍している独立系デザイナーを対象に、現在公式サイトで応募を受け付けている(締め切りは7月15日)。9月には、業界の専門家からなる審査委員会が、初年度の奨学金対象デザイナーを10〜20人選出。25年1月にミラノで1年間のプログラムをスタートする予定だ。選抜デザイナーは参加費として2500ユーロ(約42万2500円)を支払う必要があるが、プログラムにかかる費用の大部分はリシュモンが支援する。

リシュモンのフィリップ・フォルトゥナート(Philippe Fortunato)=ファッション&アクセサリー メゾン最高経営責任者(CEO)は、「『AZアカデミー』は、独立系ファッションデザイナーたちがそれぞれのクリエイティブなビジョンをビジネスの成功へと変えることを支援するユニークな機会を提供する。このプログラムを通じて、リシュモンはアルベール・エルバスと共に『AZファクトリー』で始まったストーリーを継承し続け、独立したクリエイションを支援することに対するコミットメントを再び明確に示す」と続けた。

「AZアカデミー」のプログラム内容は?

「AZアカデミー」発足の背景にあるのは、現在のファッション業界における課題だ。公式サイトでは、「既存のシステムには、クリエイティブなアイデアを投資を呼び込めるようなブランドビジネスへと変えるために必要なツールやノウハウをデザイナーに提供する教育プログラムや制度が欠けている」と指摘。若手デザイナーがブランド確立のための適切なツールを習得することをサポートするために、教育とプロフェッショナルな経験を融合させることを目的に掲げる。

同プログラムで取り扱うトピックは、クリエイティビティー、イノベーション、サステナビリティ、生産、財務、法律、マーケティング、包括性など。参加デザイナーはアカデミックな学習に加え、専門家による特別授業や個別指導、そして訪問、体験、インターンシップを通じてサプライチェーンに深く入り込むことになる。また最終プロジェクトでは、新しいファッションビジネスの支援に関心がある潜在的な投資家のためにビジネス戦略、コレクション計画、生産・事業計画を練り、プレゼンテーションで発表する。

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街角インバウンド取材を終えて(2024年5月20日号)

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年5月20日号からの抜粋です)

横山:円安で街を見ていても明らかに旅行者が増え、百貨店を筆頭にインバウンド消費が盛り上がっていたこともあって、特集が決まりました。その際の、村上編集長からの唯一の注文は「リアルに何を買っているのか取材せよ」。そんなこともあって原宿、表参道、銀座などでの訪日客のハントを軸に特集を作ることになりました。

益成:私は、大阪・心斎橋と福岡で百貨店や訪日客を取材しました。東京はどんな感じでしたか?

横山:2015年にインバウンド特集をやった時は、団体客がバスで乗り付けては、高級品を買いまくっているという感じでしたが、今回はみんな「円安なので、好きなブランドを買いに来ました」という感じ。みんなオシャレで目当てがはっきりしていました。銀座や表参道の「シャネル(CHANEL)」「ディオール(DIOR)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」などのラグジュアリーブランドの大型店舗に行列を作る金持ち然とした人から、「ホカ(HOKA)」のスニーカーを大人買いするフィリピンからの人、キャットストリートの裏通りのマニアックなブランドの店舗前で1時間も待つ韓国人まで、バラエティーに富んでいる訪日客の姿が印象的でした。

心斎橋は“コト消費”がメイン

益成:今はインスタなどのSNSで各自、関心のある情報を得てから、遊びに来るのでしょうね。心斎橋ではショッパーを持っている人は意外と少なくて、食べ歩きなどの“コト消費”がメインのようでした。客層も東南アジアから祖父母を連れて家族で来ている人たちも結構いました。福岡は、空港から10分程度で街に出られ、繁華街の天神と複合施設のキャナルシティ博多、新幹線駅がある博多がコンパクトにまとまっていて、便利。国内旅行の延長という感じで韓国から来ている人がたくさんいました。

横山:僕は新人2人と週末にスナップ取材をやりましたが、特に英語が得意ではない2人が、普通にインバウンド客に突撃取材して、断られてもくじけることなく、ハードな仕事を見事にやり遂げたことに感心しました。

益成:バイアスがなく、物おじせずにフラットに人と接することができる世代で、頼もしいですよね。ところで、このインバウンド景気はいつまで続くと思いますか?

横山:為替次第ですよね。この円安の“買い物天国”がいつまで続くか。こればかりは誰も分からないと思います。

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【鮫島の視点】値上げが続くとみられる外食各社

【記事のポイント】 ●24年4月、ゼンショーHDが展開している「すき家」、松屋HDが展開している「松屋」など値上げを実施。「鳥貴族」を展開しているエターナルホスピタリティグループも5月から360円(税込)から370円(同)に値上げ。
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「レイバン」がAwichをブランドアンバサダーに任命 自分を貫く力強いスタイルを体現

「レイバン(RAY-BAN)」は日本のヒップホップシーンを牽引するAwich(エイウィッチ)をブランドアンバサダーに任命したキャンペーンを発表した。

正統な伝統を受け継ぐDNAをブランドの価値観とする「レイバン」は、音楽業界だけでなくファッション業界からも注目を集めるAwichの自分を貫くスタイルと力強いメッセージに共感し、ブランドアンバサダーに任命するに至った。

アンバサダー就任第1弾となるキャンペーンは、ブランドを象徴するコレクション“レイバン アイコン(RAY-BAN ICONS)”から“クラブマスター”(2万6840円〜)と“ラウンド”(2万5300円〜)を着用する。

普遍的でありながらも大胆なデザイン、歴史的かつ伝統的なスタイルに敬意を表した「レイバン」を代表するタイムレスなアイテムだ。

Awichの着用モデルはいずれも全国の「レイバン」の店舗および公式オンラインストア、また取り扱い店舗にて販売している。

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へラルボニーが日本初の快挙 「LVMHイノベーションアワード」で部門賞を獲得

ヘラルボニーが5月23日、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)主催の「LVMHイノベーションアワード 2024 (LVMH INNOVATION AWARD 2024)」を受賞した。同社が選出されたのは「従業員体験とダイバーシティ&インクルージョン(Employee Experience, Diversity & Inclusion)」部門で、日本企業の受賞は初めて。同アワードは今年は第8回となり、過去最多となる89カ国、1545社から応募があった。

受賞企業は、LVMHのイノベーション・インキュベーターであるメゾン・ド・スタートアップ(THE MAISON DE STARTUPS)の企業支援プログラムに参加し、同社および傘下75メゾンと連携しながら、個別メンター制度を受けることができる。

へラルボニーは2018年7月に岩手県でスタート。知的障がいのあるアーティストや福祉施設とのライセンス契約を結び、作品を商品化するブランド事業やライセンス事業を行っている。LVMHによると、アワードの受賞理由は「同社は企画から制作に至るまで、障害のあるアーティストと企業との質の高い協業を保証する。アーティストにビジネスチャンスが生まれるだけでなく、企業もDEI(ダイバーシティー・エクイティ&インクルージョン)を促進できる」という。

「LVMH イノベーションアワード」は、世界の有望なスタートアップ企業をたたえ、その成長を支援するプログラムとして2017年に設立した。応募対象は、評価額1億ドル未満、従業員数50人未満で過去5年間以内に創設された企業だ。グランプリに加え、へラルボニーが受賞した「従業員体験とダイバーシティ&インクルージョン」部門のほか、「オムニチャネル&リテール」「サステナビリティ&グリーンテック」などの6部門からなる。

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へラルボニーが日本初の快挙 「LVMHイノベーションアワード」で部門賞を獲得

ヘラルボニーが5月23日、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)主催の「LVMHイノベーションアワード 2024 (LVMH INNOVATION AWARD 2024)」を受賞した。同社が選出されたのは「従業員体験とダイバーシティ&インクルージョン(Employee Experience, Diversity & Inclusion)」部門で、日本企業の受賞は初めて。同アワードは今年は第8回となり、過去最多となる89カ国、1545社から応募があった。

受賞企業は、LVMHのイノベーション・インキュベーターであるメゾン・ド・スタートアップ(THE MAISON DE STARTUPS)の企業支援プログラムに参加し、同社および傘下75メゾンと連携しながら、個別メンター制度を受けることができる。

へラルボニーは2018年7月に岩手県でスタート。知的障がいのあるアーティストや福祉施設とのライセンス契約を結び、作品を商品化するブランド事業やライセンス事業を行っている。LVMHによると、アワードの受賞理由は「同社は企画から制作に至るまで、障害のあるアーティストと企業との質の高い協業を保証する。アーティストにビジネスチャンスが生まれるだけでなく、企業もDEI(ダイバーシティー・エクイティ&インクルージョン)を促進できる」という。

「LVMH イノベーションアワード」は、世界の有望なスタートアップ企業をたたえ、その成長を支援するプログラムとして2017年に設立した。応募対象は、評価額1億ドル未満、従業員数50人未満で過去5年間以内に創設された企業だ。グランプリに加え、へラルボニーが受賞した「従業員体験とダイバーシティ&インクルージョン」部門のほか、「オムニチャネル&リテール」「サステナビリティ&グリーンテック」などの6部門からなる。

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「トム フォード ビューティ」の人気ローション2種にミニサイズが登場

「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は、スキンケアシリーズ“トム フォード リサーチ”の定番人気製品“インテンシブ ローション”と“インテンシブ ミルキー ローション”のミニサイズを6月21日に発売する。

“インテンシブ ローション”(100mL、1万2100円)は、肌をなめらかに整え、贅沢で⼼地よい⽔のようなさっぱりとしたテクスチャーが特徴。“インテンシブ ミルキー ローション”(85mL、1万9800円)は、潤いを与えハリのあるふっくらとした肌へと導き、メイクアップを受け⼊れる準備を整える。

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