もはや“実家”な群馬のセレクトショップ 名物社長がつくる、異色コラボや信頼関係

群馬県のエスティーカンパニー(ST COMPANY)を知っているだろうか。1978年創業で、約半世紀にわたってアパレル業界人のみならず、ファッション好きの心をつかんできた、名セレクトショップだ。「ぜひ商品を置いてほしい」と掛け合うブランドも多いようで、筆者は、その理由をこの目で確かめたいと常々考えていた。

そんな矢先、「ポーター(PORTER)」が新製品の卸先に同店を選んだというニュースが飛び込んだ。商品のお披露目会と、それを記念したレセプションパーティーを開催するとのことで、東京から群馬まで急いで向かった。

「人が大好き」な名物社長がつくる
信頼のトリクルダウン

桐生駅から徒歩10分。閑静な街並みの中に、元は和菓子店だった建物をリノベーションしたというエスティーカンパニーが姿を現す。出迎えてくれたのは環敏夫社長(74)だ。あいさつもそこそこに、「うちの店内見たことある?」とショップツアーを始めてくれた。

離れを含む3階建ての店内には、「ハイク(HYKE)」や「ビズビム(VISVIM)」「ダブレット(DOUBLET)」「トーガ(TOGA ARCHIVES)」などの国内ブランドを中心としたアパレルアイテムや、「イソップ(AESOP)」と「ダヴィネス(DAVINES)」のようなビューティアイテム、「ヒロタカ(HIROTAKA)」といったジュエリーが並ぶ。2階にはカフェを設けており、顧客の憩いの場を提供している。屋上では「面白いコンテンツを増やしたい」と養蜂をしており、そこで採取したハチミツをカフェメニューに使う。ちなみに、SNSでインフルエンサーが紹介したことで、現在はカフェを訪れる客が激増しているという。

「人がとにかく好き」と話す環社長は、展示会に足を運ぶだけでなく、暇を見つけてはデザイナーの元を訪れてコミュニケーションを図る。「桐生という消滅都市で店を営むわけだから、そこは誰にも負けないくらい努力してないとダメ」。また、コロナ禍から現在まで売り上げが伸長し続けているほど、同店は入荷した商品の消化率が非常に高いため、特に個人でブランドを営むデザイナーからの信頼があつい。「うちはデザイナーさんとのトラブルが起こらない店。ありがたいことに、ブランドの方々が自ら『ここでお取り扱いしてください』と連絡をくれる」。

店舗スタッフとの関係構築も抜かりない。自らも店頭に立ち、常に接客につくそうで、「背中を見せているからこそ、スタッフがついてきてくれると思うし、垣根なく話し合えていると思う。僕はもうお爺ちゃんの年齢なのにね(笑)」と分析する。アパレル業界では低賃金が問題視されることが多いが、エスティーカンパニーでは社員の給与面向上にも気を配る。Uターン・Iターン者向けの支援として、引越し費用のサポートをするなど、「アパレル店で勤務する誇りを育てたい」という環社長の思いが光る。

環社長がブランドやデザイナー、店舗スタッフと築いた信頼は、さらなる取引を呼び、余裕のある接客につながり、ひいては顧客のニーズを満たす。「うちは、遠方から何年も通い続けてくれるお客さんが多い」。上流から下流に水が流れるように、ここには“信頼”のトリクルダウンが生まれている。

記者が目撃
“異色のコラボ”が生まれる現場

群馬を訪れる前、先輩記者から「遠方からわざわざ行きたくなる店、それがエスティーカンパニー」と聞いていた。上述の信頼度合いも大きな要因だろうが、それだけを“わざわざ行きたい”の理由にするには、どこか心許ない。そう思っていると、「ポーター」の新製品お披露目を記念した、レセプションパーティーが始まった。

まず驚いたのは、ブランドのデザイナーやメディア、商業施設の責任者などの業界関係者だけでなく、エスティーカンパニーの常連客も同じくらい多く招待していた点だ。20年来の店のファンだという女性客や、仲良しのスタッフを訪ねて埼玉県からやってきたという男性客も。パーティーで見かけがちな、気まずそうに立ちすくむ参加者はおらず、社長やスタッフ、他のゲストらと垣根なく交流を図る姿が印象的だった。

それもそのはずで、環社長は「このカフェを使って、頻繁にイベントを開き、みんながフラットに会話できる機会を作っている」と話す。中でも“もじゃ君”という愛称でスタッフから呼ばれる20代の男性客は、お正月イベントで獅子舞に扮し、来店した子どもの頭を噛んで一年の健康を祈る役を行ったという。

ゲストの一人であったパルコ渋谷の平松有吾R&D推進担当店次長は、「環社長の人を惹きつける力はすごい。23年11月の渋谷パルコ50周年記念でも、社長が取り持ったことで『ダブレット』と『ファセッタズム(FACETASM)』のコラボアイテムを作ることができた」と教えてくれた。どうやって取り持つのだろうと疑問に思っていると、「ミスターイット(MISTER IT.)」の砂川卓也デザイナーに、環社長が目の前で話しかけていた。「『ダブレット』の井野君とこの前会ったよね?いい人だからコラボとかしたらどうだろう? 『ダブレット』×『ミスターイット』、面白いはず!」。

夜も深まり、パーティーも終盤に差し掛かった頃、気づけばデザイナーや常連客が環社長を囲んで談笑を始めていた。会話が盛り上がり、互いに記念写真を撮る一幕も。参加者全員が肩肘張らない光景を目にして、ふと「ここはみんなの第二の家だ」と思わされた。距離が遠かろうが忙しかろうが、わざわざ行きたいと人に感じさせる場所は実家くらいなもの。スタッフの「いらっしゃいませ」は、「おかえり」と同じなのだろう。

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1位は、ユーチューバー流那のランジェリーブランド「ルルメリー」がポップアップストアをオープン|週間アクセスランキング TOP10(5月23〜29日)

1位は、ユーチューバー流那のランジェリーブランド「ルルメリー」がポップアップストアをオープン|週間アクセスランキング TOP10(5月23〜29日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、5月23日(木)〜5月29日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
ユーチューバー流那のランジェリーブランド「ルルメリー」がポップアップストアをオープン

05月28日公開 / 文・WWD STAFF

 ユーチューバー流那(ばんばんざい森本流那)がプロデュースするランジェリーブランド「ルルメリー(LULUMERRY)」は、初めてのポップアップストアをラフォーレ原宿で5月31日〜6月2日までオープンする。

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- 2位 -
富山の工場から「プラダ」モデルへ 要注目の新人メンズモデル3人

05月28日公開 / 文・ライターELIE INOUE

 2024-25年秋冬シーズンのメンズ・ファッション・ウイークは、現代におけるダンディズムを探究し、”男性らしさとは何か”と問うクリエイションが印象に残っています。昨年は、性差を曖昧にする両性具有的なメンズモデルが目立っていたのに対し、同シーズンはコレクションに関連して、体格が比較的大きめな男性らい骨格のメンズモデルに需要が高まっていたようです。過去に取り上げた中野悠楽さんと源大さんも引き続きランウエイで素晴らしい活躍を見せる中、海外のコレクション初挑戦の日本人モデルの姿もありました。間もなく開幕する2025年春夏コレクションでも注目すべき、ニューフェイス3人をご紹介します。 

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- 3位 -
ブルーボトルコーヒーが「マリメッコ」とのコラボアイテムを数量限定発売 Tシャツやタンブラーなど

05月23日公開 / 文・WWD STAFF

 ブルーボトルコーヒージャパンは6月14日、「マリメッコ(MARIMEKKO)」を代表する“ウニッコ”柄の60周年を記念し、同ブランドとのコラボアイテムを数量限定で発売する。ブルーボトルコーヒーのカフェ店舗や公式オンラインで取り扱う。また6月14〜30日の期間、ブルーボトルコーヒーのカフェ代官山店と渋谷店で、店内や外装、店員の制服に至るまで、“ウニッコ”デザインを配したデコレーションを行う。

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- 4位 -
「エルメス」“バーキン”の販売を巡る集団訴訟、「エルメス」が訴えの却下を申立て

 2024年3月、「エルメス(HERMES)」がアイコンバッグである“バーキン(Birkin)”や“ケリー(Kelly)”を販売する方法が独占禁止法違反や不公正な商慣習に該当するとして、消費者2人が米カリフォルニア州でクラスアクション(集団訴訟)を起こした件について、「エルメス」は5月に訴えの却下を申し立てた。

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- 5位 -
祝101歳!ポーラの最高齢美容部員がギネス記録更新 月平均売り上げも伸長中

05月27日公開 / 文・WWD STAFF

 昨年8月に100歳で「最高齢の女性ビューティーアドバイザー」としてギネスワールドレコーズリミテッドが認定するギネス世界記録に認定されたポーラ桜水ショップのビューティディレクター・堀野智子さんが4月9日に101歳の誕生日を迎え、自身が持つギネス記録を更新した。堀野さんはギネス記録認定後も研修や勉強会に休まず参加し、月の平均売り上げをさらに伸ばすなど精力的に活動を続けているという。

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- 6位 -
“ロリィタの聖地”でジャスコが16年ぶりに復活 「下妻物語」20周年イベントで

05月29日公開 / 文・利川 果奈子

 茨城県下妻市のイオンモールが、5月25、26日の2日間限定でかつての姿であるジャスコに変わった。「イオン」の屋外看板が「ジャスコ」になり、さらに店内ではテーマソング「ジャスコで逢いましょう」が一定時間おきに鳴り響く。親会社のジャスコは2001年に企業名をイオンへ変更したことに伴い、11年までに傘下の総合スーパーの名前をジャスコからイオンに統一した中、下妻店は08年に名称変更に対応している。同店は実に16年ぶりの懐かしい光景にタイムスリップした。

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- 7位 -
「ディオール」が新しい概念のスティックファンデーションとチーク&ハイライトを発売 日本人女性のために開発されたカラー

05月27日公開 / 文・和田 実桜

 「ディオール(DIOR)」は7月5日、スティックファンデーション“ディオールスキン フォーエヴァー スキン パーフェクト スティック”(全6色、各7370円)とチーク&ハイライトのデュオパレット“ディオールスキン ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ”(全4色、各8470円)を発売する。カラーや質感のコントラストで顔立ちをデザインし、立体感を際立たせる2アイテムだ。

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- 8位 -
小嶋陽菜の「ハー リップ トゥー」が今年も浴衣を発売 帯とセットの艶やかな3柄

05月28日公開 / 文・WWD STAFF

 小嶋陽菜がプロデュースするブランド「ハーリップトゥ(HER LIP TO)」は、今年も新作浴衣を5月28日19:00に公式オンラインストアで発売する。帯とセットの3柄で価格は各2万6000円。

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- 9位 -
三陽商会「ザ・スコッチハウス」を年内で終了 半世紀の歴史に幕

05月29日公開 / 文・WWD STAFF

 三陽商会は29日、紳士服「ザ・スコッチハウス(THE SCOTCH HOUSE)」の販売を今年12月31日で終了すると発表した。

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- 10位 -
減量薬のオゼンピックがベビーブームを生み出す? 糖尿病治療の薬が避妊の効果に影響か

05月27日公開 / 文・米国版WWD

 糖尿病治療に効果があるとされるGLP-1減量薬の登場以来、ソーシャルメディア上では“オゼンピック・ベイビー”が騒がれている。医師や患者は、GLP-1減量薬で最も人気のオゼンピック(OZEMPIC)やマンジャロ(MOUNJARO)などの医薬品を使用すると妊娠数が増えると報告。専門家は、GLP-1がホルモン性避妊法の効力に影響を及ぼしている可能性があると推測。また体重が減ると、性交渉に前向きになるため妊娠しやすくなる可能性もあると指摘する。

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「ゴールドウイン」がバリ島のクリエイターと限定店 循環型デザインをテーマに

「ゴールドウイン(GOLDWIN)」は、インドネシア・バリ島発のクリエイティブプラットフォーム、スペース アヴェイラブル(SPACE AVAILABLE)とサーキュラーデザインをテーマにしたポップアップストア”REWORK TOKYO DESIGN CENTRE”を6月1日から丸の内エリアにオープンする。

廃棄物に始まるデザインソリューションを提案

廃プラスチックのリサイクルやテキスタイルのアップサイクルなど、廃棄物に始まるデザインソリューションを先鋭的なオブジェを通して提案し、ワークショップも企画している。 またオープンを記念したコラボレーションアイテムも発売。第一弾はリサイクルポリエステル100%のT シャツや、オーガニックコットン100%のTシャツなどをラインアップする。

スペース アヴェイラブルは英国LNCC の創設者であるダン・ミッチェルが立ち上げたインドネシア発のクリエイティブプラットフォーム。デザイナーやアーティスト、科学者、環境問題研究者から成り立つグローバルコミュニティーとして自然、デザイン、カルチャー、未来をテーマにサステナブルに結びつく創作活動を行っている。

【Goldwin×Space Available REWORK TOKYO DESIGN CENTRE】
場所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内 2 丁目 6-1 ブリックスクエア 1F
会期:6 月 1 日(土)~7 月下旬頃

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「ミュウミュウ」のアップサイクルプロジェクト第5弾はデニムにフォーカス

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は、2020年から始動したサステナブルプロジェクト“ミュウミュウ アップサイクル(MIU MIU UPCYCLED)”の第5弾を発売した。同プロジェクトは世界中のヴィンテージショップなどから厳選したアイテムを「ミュウ ミュウ」らしくリメイクしたコレクション。これまでドレスやドレスやレザージャケットなどを扱ってきた。その趣旨について同ブランドは「ヴィンテージウェアを称えるとともに、循環型ファッションをうながし、歴史や時代を超えた美しさに備わる価値が現在と未来を豊かにするものとして受け継がれる」と説明する。

スナップボタンには「ミュウミュウ」のロゴ

第5弾は世界中のデニム専門店からデニムを厳選した。服は縫い目をほどいて解体し、白いステッチでスエードの縁取りを施している。リメイクしたジーンズはルーズフィット&ローライズとし、トップスやマイクロミニのショートパンツは同ブランドらしくクロップド丈にリメイクしている。丁寧に取り外し再び取り付けたスナップボタンには「ミュウミュウ」のブランドロゴを刻印されている。ブルゾンジャケットはショート丈とし、前ボタンはスエードの縁取りが施されたフロントファスナーに置き換えた。

タレク・カシム(Tarek Cassim)が撮影した同コレクションのキャンペーンにはモデルのアナ・エリサ・ブリトウェンチン、ウェンチン・リュウ、アリス・マクグラスを起用。スタイリングはロッタ・ヴォルコヴァ(Lotta Volkova )が手がけている。

同コレクションは全世界の一部の「ミュウミュウ」店舗と公式オンラインストアで取り扱う。国内では青山店、銀座店、新宿伊勢丹3階店、 梅田阪急5階店、心斎橋大丸店の5店舗で販売している。

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パナソニックがSNSユーザーに向けた一眼レフカメラ「LUMIX S9」を発表 イベントにモデル・俳優の高山都が登壇

パナソニックは6月20日、フルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S」シリーズの新作「LUMIX S9」(以下、S9)を発売する。東京・表参道ヒルズのスペース オーで行われた発表会には、津村敏行パナソニック副社長執行役員の登壇に加えて、モデル・俳優の高山都をゲストに迎えトークセッションも行った。

「S9」は、持ち運びしやすい約400gの小型軽量で、「LUMIX」初のフラットデザインを採用した。カラーはダークシルバーとジェットブラックの2色。エクステリアの張り替えサービスでは、有料でダークオリーブとクリムゾンレッド、ナイトブルーの3色にカスタマイズできる。価格はボディー単品が20万8000円前後、小型軽量標準ズームレンズキットが24万1600円前後、高倍率ズームレンズキットが28万7000円前後となる。

津村パナソニック副社長執行役員は、「日本におけるSNSユーザーの増加傾向に伴い、“SNSライフを革新するカメラ”をテーマに『S9』を開発。メーンターゲットは、デジタル一眼レフカメラを初めて購入する人。撮影からSNS投稿までスムーズに行える」と述べた。歩き撮りの大きなブレと周辺歪みを抑制する手ぶれ補正テクノロジーをはじめ、濃度や粒状などの調整ができるリアルタイムLUT、被写体の動きに合わせてピントが自動的に合うリアルタイム認識AF、遠くの被写体を劣化なしに拡大撮影できるハイブリッドズーム、自撮りしやすいフリーアングルモニターなど、初心者でも扱いやすい高機能を搭載。また新アプリ「LUMIX Lab」を合わせて使うことで、編集スキルがなくても撮影した写真と動画の色味などを調整しながら、SNSに簡単に投稿することができる。

トークセッションでは、普段から日常の変化をカメラで撮影し、自身のSNSに写真を投稿しているという高山が、実際に「S9」を使用した感想を語った。「手に取ってみて、とても軽量でした。目的に合わせてレンズを簡単に付け替えられるのも魅力。また手ぶれ補正とリアルタイム認識AFが備わっているので、走っている子どもやリフティングしている夫の様子など、細かい動きがある被写体をブレなくきれいに撮影できます。背面にフリーアングルモニターが付いているのもうれしいポイント。さまざまなアングルに調整できるので、自撮りや旅先の風景を撮るのに便利ですね。今後はvlogにも挑戦したい」とコメント。デザインについては、「フルサイズミラーレス一眼は重厚感がある印象ですが、『S9』はフラットデザインというクラシックな見た目なので、その日の服になじみやすい。このカメラに合わせてどんなコーディネートにしようかと考えるのも楽しいですね」と語った。

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「バレンシアガ」2025年スプリング・コレクション

「バレンシアガ(BALENCIAGA)」が2025年スプリング・コレクションを発表した。

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「ルナソル」の新作アイシャドウ“アイカラーレーションN”をレビュー 洗練された粉質、カラー設計、パッケージに進化

「ルナソル(LUNASOL)」は8月9日、ブランドを代表する4色アイシャドウパレット“アイカラーレーション”を進化させた新作“アイカラーレーションN”(全5種うち限定2種、各7700円)を発売する。

5月30日に開催した新商品発表会で、同商品を一足早く試してきたのでその使い心地をレビューする。なお、既存の“アイカラーレーション”は販売を継続する。

より滑らかな粉質にパワーアップ&美しいカラー設計に

新商品“アイカラーレーションN”は、まぶたそのものが色づくようになじむ滑らかなパウダーと、美しい色彩と透ける影が溶け合うようなカラー設計が特長だ。パレット内の4色は、(左上から時計回りに)1.明るさと立体感を与えるカラー、2.骨格を自然に引き立てるグレイッシュカラー、3.柔らかな深みと奥行き感を与えるグレイッシュカラー、4.鮮やかな目元を彩るカラーで構成されており、自然な陰影を演出するグレイッシュカラーと、繊細な輝きで目元に立体感を与えるパールカラーを組み合わせることで洗練された大人なアイメイクに仕上げることができる。カラーはオレンジベージュ系、ピンク系、グリーン系の新3種と、ブルー系の限定1種、パープルモーヴ系の店舗限定1種を用意する。

左下のアイカラーは“ふかふか質感”

「パワーアップした粉質をより実感できるのは、(パレット内の)左下のアイカラーなんです」と、マーケティング担当は説明する。触ってみると、指がほんの少し沈む“ふかふか質感”で、普段アイシャドウブラシでメイクしている筆者でも、わざわざ指で塗布したくなる触り心地だ。ぼかしやすく、粉飛びしないしっとりとしたテスクチャーで、簡単にメイク上級者のようなグラデーションが作れる。

左下のアイカラーはパレット内の4色の中でも一番鮮やかな発色だが、くすみを忍ばせているため目元から浮かずに自然になじむ。さらに「右下のグレイッシュカラーをレイヤードすると深みが増して、より大人っぽくセンシュアルな印象に仕上がりますよ」とレクチャーしてくれた。

内ぶたの鏡は全面になり、メイクの見やすさがアップ!

最初にパレットを手に取った時「鏡が見やすくなっている」と気が付いた。既存の“アイカラーレーション”よりもサイズが一回り大きくなり、容量もアップ、内ぶた全面が鏡になったことでとても見やすくなり、目元のメイクもしやすくなっている。

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「GU」が「サボン」とコラボ 夏に向けミント成分配合のパジャマやワンピース

「ジーユー(GU)」は6月14日、「サボン(SABON)」とコラボしたルームウエアを発売する。「ジーユー」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。

コラボアイムは、半袖トップスとロングパンツのパジャマ(2990円)、ワンピース(2990円)、ヘアバンド(990円)をラインアップする。「サボン」のビューティーアドバイザーの意見を取り入れ、ボディーケアのしやすさを考慮したデザインに仕上げている。暑い時期に向け、アイテムにミント成分を配合するとともに、接触冷感加工と防菌防臭加工を施した。

また6月14日から、パジャマまたはワンピース1点以上の購入者に向け、数量限定ノベルティーを配布する。「サボン」のスクラブ洗顔“フェイスポリッシャー リフレッシング”(4mL)、頭皮用スクラブ“ヘッドスクラブ リフレッシング”(8g)、ボディー用スクラブ“ボディスクラブ デリケート・ジャスミン”(15g)のサンプル3点をセットで配布する。

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「GU」が「サボン」とコラボ 夏に向けミント成分配合のパジャマやワンピース

「ジーユー(GU)」は6月14日、「サボン(SABON)」とコラボしたルームウエアを発売する。「ジーユー」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。

コラボアイムは、半袖トップスとロングパンツのパジャマ(2990円)、ワンピース(2990円)、ヘアバンド(990円)をラインアップする。「サボン」のビューティーアドバイザーの意見を取り入れ、ボディーケアのしやすさを考慮したデザインに仕上げている。暑い時期に向け、アイテムにミント成分を配合するとともに、接触冷感加工と防菌防臭加工を施した。

また6月14日から、パジャマまたはワンピース1点以上の購入者に向け、数量限定ノベルティーを配布する。「サボン」のスクラブ洗顔“フェイスポリッシャー リフレッシング”(4mL)、頭皮用スクラブ“ヘッドスクラブ リフレッシング”(8g)、ボディー用スクラブ“ボディスクラブ デリケート・ジャスミン”(15g)のサンプル3点をセットで配布する。

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資生堂出身のフラワーデザイナーによるフレグランス「ポートレート」 花や植物のパワーを香りで表現

フラワーデザイナーの和気雅美が手掛けるフレグランス「ポートレート(PORTRAIT)」が登場した。命が短く、廃棄されて使命を終える花のもう一つの顔=ポートレートに着目し、花の生命ともいえるエッセンス(天然香料)を使用。“アジアのリトリート”をコンセプトに、花や植物が持つパワーや癒しを香りで表現している。

ウェルビーイングにフォーカスした香り

香りは、ウッディ・アンバーの上質な眠りと森林浴をイメージする“ヒュプノス”、フローラル・アンバーの解放や勇気を与える“ジュエルオブシーズ”、フローラル・ウッディ系はパワーチャージや高揚感を表現した“レッドセンセーション”や心地よい目覚めをテーマにした“アウェイク”、フローラルの幸福感を体現した“クイーンオブローズ”の5種類。自分の内面に向き合うウェルビーイングをテーマにした香りを提案している。価格は、オードパルファン(50mL)が2万2550円。5種類の香りが入ったディスカバリーセットが6600円、フレグランスキャンドル(ヒュプノス)が9790円。和気が運営するフラワーデザインカンパニーのフローラリュクスの公式ウェブサイトで販売する。

世界の調香師と協業したフラワーデザイナー

米大統領就任式のフラワーアレンジメントも手掛けるアメリカーフラワーデザイナー協会公認のフラワーデザイナーである和気は、資生堂出身。同社在籍中には、フランス人調香師のセルジュ・ルタンス(Serge Lutens)や世界3大調香師の一人と呼ばれるジャック・キャバリエ(Jacque Cavallier)と共にフレグランス開発をした経歴がある。

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「スウォッチ」がパリ 2024 オリンピックの開催を記念した新作コレクションを発売 

スイスの時計ブランド「スウォッチ(SWATCH)」は、パリ 2024 オリンピックの開催を記念した新作コレクション“オリンピック ゲーム パリ 2024(OLYMPIC GAMES PARIS 2024)”を発売した。公式オンラインとフランスの一部店舗で取り扱い中だ。

同コレクションはパリ2024オリンピックに、新たに登場するスポーツ競技をテーマとした。ブルーのカラーにピンクの時針と分針、ゴールドの秒針が印象的な “ブルー ヒールフリップ”(1万8700円)はスケートボード、マットなダークグリーンと対照的なピンクの裏地のストラップが用いられた“グリーン バックサイド ウェーブ”(1万2650円)はサーフィン、ライラックと鮮やかなピンクが目を引く“パープル ロールショット”(1万1550円)はビーチバレーボールとバレーボールに着想を得た。

同コレクションを象徴する3つのモデルは、それぞれのスポーツが持つ創造性とパフォーマンスを称え、スポーツへのひたむきな思いを表現している。

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「YSL」の新CMにTWICEのサナが登場 人気リップカラーまとい「お気に入りのリップに」

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(以下、YSL)は、TWICEのサナ(SANA)を起用した新CMを公開した。映像は今年3月に発売した新リップ“ラブシャイン リップスティック”(全20色、各5940円)をまとったサナの唇の映像からスタート。リップを手にさまざまな表情を見せるサナの姿を収めた内容になっている。

サナがCM内で使用したのは人気カラー“No.209 ピンク デザイアー”で、ゴールドパールがきらめく、アイコニックなストロベリーピンクとみずみずしい艶感が特徴だ。サナは同カラーについて「ピンクのパッケージも、みずみずしい艶もシアーな発色も全部かわいくて、夢中になるほどお気に入りのリップになりました。撮影で何度塗り直しをしても、ずっと潤っていてケア効果も感じました。これから毎日愛用したいと思います」とコメントしている。

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サティス製薬「ふるさと元気プロジェクト」がアイスタイル主催の“人を幸せにするイノベーション”を称えるアワードで大賞受賞

サティス製薬の全国各地の天然素材を活用して化粧品原料を開発する「ふるさと元気プロジェクト(以下、FGP)」が2023年、アイスタイルが主催する「Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2023」で大賞を受賞した。同賞は“人を幸せにするイノベーション”としての可能性を持つ商品やサービス、活動などに与えられる。

FGPは2010年に発足。日本全国のさまざまな天然素材をスキンケアの原料として化粧品に配合し、“人の肌を綺麗”にすることと生産地の活性化を同時に目指すプロジェクトだ。審査員からは「OEM企業のR&Dとして日本の希少な農産物のデータベースを持ち、地域・素材・商品企画をつなぐ取り組みは、生産者、消費者、ブランド、そしてサティス製薬自身と“四方良し”の仕組みであり、社会性が高い」と高く評価された。世界中で原料のトレーサビリティーが求められる今、今後FGPのグローバル発信に期待する声も聞かれた。

FGPは山﨑智士代表取締役の「肌悩みを解決するための原料を妥協したくない」という思いをきっかけにスタートした。「FGPの発足前、ある肌悩みと向き合う開発案件があり、最適な原料を探索したものの既存の原料に相当するものがなかった。高性能な製品を作り出す方式は『ハイスペックな原料×処方する技術』であるため、原料を妥協するわけにはいかなかった。そこで、適した原料を自分たちで創り出せないか?と思い立った」(山﨑代表)。

現在に至るまで、開発した原料は100種を超える。生産者のこわりが詰まった原料を、化粧品を媒体として全国に流させ、知名度向上と地域振興によって生産者へ価値を還元するFGPは、生産者応援プロジェクトとして日々進化を遂げている。

14年の間に山﨑代表が出会った農家の中には、唯一無二の素晴らしい効能を持つ原料を生産しながらも、後継者がいなく途絶えてしまったところもある。「秀逸な一次産業が、もっと割に合う仕事にアップデートされるべきだ。今後、日本のスキンケアが世界で活躍し、日本の自然と一次産業が創り出す『日本の原料』が世界のトップ水準だと、世界が認める状態をつくり出していきたい」。

問い合わせ先
サティス製薬
03-5646-2434

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サティス製薬「ふるさと元気プロジェクト」がアイスタイル主催の“人を幸せにするイノベーション”を称えるアワードで大賞受賞

サティス製薬の全国各地の天然素材を活用して化粧品原料を開発する「ふるさと元気プロジェクト(以下、FGP)」が2023年、アイスタイルが主催する「Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2023」で大賞を受賞した。同賞は“人を幸せにするイノベーション”としての可能性を持つ商品やサービス、活動などに与えられる。

FGPは2010年に発足。日本全国のさまざまな天然素材をスキンケアの原料として化粧品に配合し、“人の肌を綺麗”にすることと生産地の活性化を同時に目指すプロジェクトだ。審査員からは「OEM企業のR&Dとして日本の希少な農産物のデータベースを持ち、地域・素材・商品企画をつなぐ取り組みは、生産者、消費者、ブランド、そしてサティス製薬自身と“四方良し”の仕組みであり、社会性が高い」と高く評価された。世界中で原料のトレーサビリティーが求められる今、今後FGPのグローバル発信に期待する声も聞かれた。

FGPは山﨑智士代表取締役の「肌悩みを解決するための原料を妥協したくない」という思いをきっかけにスタートした。「FGPの発足前、ある肌悩みと向き合う開発案件があり、最適な原料を探索したものの既存の原料に相当するものがなかった。高性能な製品を作り出す方式は『ハイスペックな原料×処方する技術』であるため、原料を妥協するわけにはいかなかった。そこで、適した原料を自分たちで創り出せないか?と思い立った」(山﨑代表)。

現在に至るまで、開発した原料は100種を超える。生産者のこわりが詰まった原料を、化粧品を媒体として全国に流させ、知名度向上と地域振興によって生産者へ価値を還元するFGPは、生産者応援プロジェクトとして日々進化を遂げている。

14年の間に山﨑代表が出会った農家の中には、唯一無二の素晴らしい効能を持つ原料を生産しながらも、後継者がいなく途絶えてしまったところもある。「秀逸な一次産業が、もっと割に合う仕事にアップデートされるべきだ。今後、日本のスキンケアが世界で活躍し、日本の自然と一次産業が創り出す『日本の原料』が世界のトップ水準だと、世界が認める状態をつくり出していきたい」。

問い合わせ先
サティス製薬
03-5646-2434

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「ルイ・ヴィトン」から、すっかり夏モードなサーフ&花モチーフのバッグと財布

「ルイ・ヴィトン」の“サーフィン・モノグラム キャンバス”を用いたバッグ&財布

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、サーフボードや花をあしらった“サーフィン・モノグラム キャンバス”を用いたバッグや財布を発売した。

バックパック“クリストファー MM”(W38×H44×D12.5cm)が53万2400円、フラップを備えたクロスボディーバッグの“モンスリ・メッセンジャー PM”(W20×H17×D7cm)が37万2900円、二つ折り財布の“ポルトフォイユ・スレンダー”(W11×H8.5×D2cm)が8万3600円など。

PHOTOS : LOUIS VUITTON

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「ザボディショップ」が“すみっコぐらし”とコラボ “クレンジングバター”&“ボディヨーグルト”が限定パッケージに

「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」は6月20日、キャラクター“すみっコぐらし”とコラボレーションしたアイテムを発売する。定番商品の“サンプチュアス クレンジングバター”と“ボディヨーグルト”のパッケージにキャラクターたちをデザインした。使い終わった容器は小物入れとして活用することもできる。

体温で溶けていくテクスチャーと洗い上がりのモチモチ感にファンが多い“サンプチュアス クレンジングバター CA”(90mL、3080円/20mL、1000円)はサイズ違いの2アイテムを用意。どちらもキャラクターたちが集合したデザインに仕上げた。

ヒアルロン酸を配合したジェルクリーム“ボディヨーグルト”(限定6種、200mL、各2750円)は、みずみずしいテクスチャーとベタつかない使用感が特徴だ。限定パッケージは甘くフレッシュな香りのピンクグレープフルーツがしろくま&ふろしき、モリンガの花をベースとしたホワイトフローラルがとかげ&にせつむり、優美な香りが漂うブリティッシュローズがぺんぎん?&たぴおか、アーモンドミルクはねこ&ざっそう、ジューシーな香りのストロベリーはとんかつ&えびふらいのしっぽ、トロピカルなマンゴーはえびふらいのしっぽと、香りごとに異なるキャラクターをデザインしている。

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「ザボディショップ」が“すみっコぐらし”とコラボ “クレンジングバター”&“ボディヨーグルト”が限定パッケージに

「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」は6月20日、キャラクター“すみっコぐらし”とコラボレーションしたアイテムを発売する。定番商品の“サンプチュアス クレンジングバター”と“ボディヨーグルト”のパッケージにキャラクターたちをデザインした。使い終わった容器は小物入れとして活用することもできる。

体温で溶けていくテクスチャーと洗い上がりのモチモチ感にファンが多い“サンプチュアス クレンジングバター CA”(90mL、3080円/20mL、1000円)はサイズ違いの2アイテムを用意。どちらもキャラクターたちが集合したデザインに仕上げた。

ヒアルロン酸を配合したジェルクリーム“ボディヨーグルト”(限定6種、200mL、各2750円)は、みずみずしいテクスチャーとベタつかない使用感が特徴だ。限定パッケージは甘くフレッシュな香りのピンクグレープフルーツがしろくま&ふろしき、モリンガの花をベースとしたホワイトフローラルがとかげ&にせつむり、優美な香りが漂うブリティッシュローズがぺんぎん?&たぴおか、アーモンドミルクはねこ&ざっそう、ジューシーな香りのストロベリーはとんかつ&えびふらいのしっぽ、トロピカルなマンゴーはえびふらいのしっぽと、香りごとに異なるキャラクターをデザインしている。

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ゴールデン グースがIPOを申請 170億円規模の新株発行で6月上場を目指す

ゴールデン グース(GOLDEN GOOSE)は5月30日、ミラノ証券取引所にIPO(新規上場)の申請をすることを発表した。1億ユーロ(約170億円)相当の新株を発行するほか、同社のオーナーである英投資ファンド、ペルミラ(PERMIRA)も保有する株式を一部売り出す。

現時点では、公開価格や売り出しの株式数などの詳細は未定。2024年6月の上場を目指すとしており、調達した資金は資本構造の強化や債務の返済などに充てるという。

ゴールデン グース、23年は18%増収と好調

「ゴールデン グース」は、イタリア・ベネチアを拠点とするデザイナーのフランチェスカ・リナルド(Francesca Rinaldo)とアレッサンドロ・ギャロ(Alessandro Gallo)が00年に創業。ラグジュアリースニーカーの先駆け的存在で、最高品質の素材を使用し、伝統的な職人技を大切にしている。17年に米投資ファンド、カーライル・グループ(CARLYLE GROUP)が買収。20年に、ペルミラが12億8000万ユーロ(約2176億円)でカーライルから買収した。

ゴールデン グースの23年12月期決算は、売上高が前期比18%増の5億8700万ユーロ(約997億円)、調整後EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は同19%増の2億ユーロ(約340億円)、調整後営業利益は同22%増の1億4900万ユーロ(約253億円)と好調だった。

マルコ・ビッザーリ=グッチ前社長兼CEOが取締役に

ゴールデン グースは4月23日、グッチ(GUCCI)の社長兼最高経営責任者(CEO)を23年9月23日付で退任したマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)を取締役会に迎えたことを発表。同氏は24年2月に投資会社ネッシファッション(NESSIFASHION)を設立し、イタリア・ボローニャに本社を構えるブランド「エリザベッタ フランキ(ELISABETTA FRANCHI)」などに投資している。

ペルミラは主にIT、消費財、金融、ヘルスケア関連企業に投資をしており、アパレル業界では「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」や「リフォメーション(REFORMATION)」などに投資している。

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ゴールデン グースがIPOを申請 170億円規模の新株発行で6月上場を目指す

ゴールデン グース(GOLDEN GOOSE)は5月30日、ミラノ証券取引所にIPO(新規上場)の申請をすることを発表した。1億ユーロ(約170億円)相当の新株を発行するほか、同社のオーナーである英投資ファンド、ペルミラ(PERMIRA)も保有する株式を一部売り出す。

現時点では、公開価格や売り出しの株式数などの詳細は未定。2024年6月の上場を目指すとしており、調達した資金は資本構造の強化や債務の返済などに充てるという。

ゴールデン グース、23年は18%増収と好調

「ゴールデン グース」は、イタリア・ベネチアを拠点とするデザイナーのフランチェスカ・リナルド(Francesca Rinaldo)とアレッサンドロ・ギャロ(Alessandro Gallo)が00年に創業。ラグジュアリースニーカーの先駆け的存在で、最高品質の素材を使用し、伝統的な職人技を大切にしている。17年に米投資ファンド、カーライル・グループ(CARLYLE GROUP)が買収。20年に、ペルミラが12億8000万ユーロ(約2176億円)でカーライルから買収した。

ゴールデン グースの23年12月期決算は、売上高が前期比18%増の5億8700万ユーロ(約997億円)、調整後EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は同19%増の2億ユーロ(約340億円)、調整後営業利益は同22%増の1億4900万ユーロ(約253億円)と好調だった。

マルコ・ビッザーリ=グッチ前社長兼CEOが取締役に

ゴールデン グースは4月23日、グッチ(GUCCI)の社長兼最高経営責任者(CEO)を23年9月23日付で退任したマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)を取締役会に迎えたことを発表。同氏は24年2月に投資会社ネッシファッション(NESSIFASHION)を設立し、イタリア・ボローニャに本社を構えるブランド「エリザベッタ フランキ(ELISABETTA FRANCHI)」などに投資している。

ペルミラは主にIT、消費財、金融、ヘルスケア関連企業に投資をしており、アパレル業界では「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」や「リフォメーション(REFORMATION)」などに投資している。

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ワコールの機能ウエア「CW-X」から「ゴールドジム」のコラボウエア ボディービル選手権3連覇の相澤隼人のおすみ付き

ワコールの機能ウエア「シーダブリュー・エックス(CW-X)」は5月31日、フィットネスクラブの「ゴールドジム(GOLD’S GYM)」とコラボレーションしたトレーニングウエアを発売する。“全ての人々に本気のフィットネスと本格的なコンディショニングを”をテーマに、人間工学に裏付けされた機能を備えたスポーツタイツ(ハーフ、ロング)とスポーツブラが登場。鏡が多いジムでのトレーニングを想定し、2つのロゴをモチベーションがアップするように見えやすい位置に配置している。スポーツタイツ(メンズ、ウィメンズ)は、ハーフが1万5400円、ロングが1万9800円。スポーツブラは、5830〜6160円。

キャンペーンビジュアルに登場している「ゴールドジム」のアドバンストレーナーで「日本ボディビル選手権」3連覇中の相澤隼人のおすみつき。彼は、「ロングタイツは、関節を伸ばす際のサポートや安定感が抜群」とコメントしている。

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ワコールの機能ウエア「CW-X」から「ゴールドジム」のコラボウエア ボディービル選手権3連覇の相澤隼人のおすみ付き

ワコールの機能ウエア「シーダブリュー・エックス(CW-X)」は5月31日、フィットネスクラブの「ゴールドジム(GOLD’S GYM)」とコラボレーションしたトレーニングウエアを発売する。“全ての人々に本気のフィットネスと本格的なコンディショニングを”をテーマに、人間工学に裏付けされた機能を備えたスポーツタイツ(ハーフ、ロング)とスポーツブラが登場。鏡が多いジムでのトレーニングを想定し、2つのロゴをモチベーションがアップするように見えやすい位置に配置している。スポーツタイツ(メンズ、ウィメンズ)は、ハーフが1万5400円、ロングが1万9800円。スポーツブラは、5830〜6160円。

キャンペーンビジュアルに登場している「ゴールドジム」のアドバンストレーナーで「日本ボディビル選手権」3連覇中の相澤隼人のおすみつき。彼は、「ロングタイツは、関節を伸ばす際のサポートや安定感が抜群」とコメントしている。

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「ディーゼル」2025年プレ・スプリング・コレクション

「ディーゼル(DIESEL)」が2025年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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累計5000万本出荷の国民的化粧水、アルビオン“スキコン” 「WWDBEAUTY」ベスコス最多受賞の魅力を深掘り

2009年から続く「WWDBEAUTY」のベストコスメ特集では、バイヤーのアンケートをもとに本当に売れた商品を表彰する。連載「ベスコス歴代名鑑」では、15年以上続く本特集の中でも常にランキングに入賞する“傑作”をピックアップ。時代を超えて愛される理由や商品の魅力について、美容ジャーナリストの加藤智一が深掘りする。

「WWDBEAUTY」ベストコスメ史上最多受賞は
「アルビオン」の化粧水“スキコン”

「WWDBEAUTY」のベストコスメ史上において、最多となる受賞回数を誇るのが「アルビオン(ALBION)」の化粧水、“薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N(以下、スキコン)”だ。まず驚くのはその歴史。1974年に誕生して以来、今年で50周年を迎えるという“大ロングセラー”。しかも、発売当初のポスター写真を見て分わかるように、商品パッケージが現行版とほとんど変わっていないということにも感嘆する。そんなタイムレスな魅力を放つ化粧水だが、発売当時は“白濁した化粧水”は極めて珍しく、認知されるまでには時間がかかったという。

当時は新しかった“白い化粧水”

「当時、化粧水と言えば、紫やピンク味を帯びた色付きが主流。しかも、化粧水の役割は朝は収れん、夜は保湿と分かれているのが一般的でした。そんな中、当時の開発チームは収れんと保湿の機能を一本化させたい、この世にないものを作りたいという情熱から、“スキコン”の開発を始めました」(高柳映理子・経営企画部広報グループ)。収れんと保湿の機能を一本化させるうえでカギとなったのが水分と油分をバランスよく配合する“乳化技術”。“先行乳液”のスキンケア理論を提案しているアルビオンだからこそ、乳液で培った技術がここで生かされ、白濁した唯一無二の“白い化粧水”が誕生した。

しかし、発売当初は販売には苦戦を強いられた。というのも、当時の化粧水の価格は700~800円ほどだったが、こちらは150mLで5000円というかなり強気の価格設定。加えて、“白い化粧水”という、今までにない斬新さゆえ、そう簡単には受け入れられなかったのだ。

美容部員提案の「マスク美容法」で人気に火がつく

そんな潮目が変わったのは発売から9年がたった1983年のこと。この化粧水の肌効果に絶対的な自信をもっていた全国の美容部員が化粧水をペーパーマスクにしみ込ませて使用する「マスク美容法」を提案。店頭で肌実感をしてもらうことで購買につながり、その評判は“スキコン”という愛称とともに徐々に全国へと広がっていく。

そして、愛用者が増えるとともに、「さっぱりする仕上がりなのに保湿する」という日本人好みの使用感が口コミで高評価を獲得。すると、「WWDBEAUTY」のほか、各媒体でベストコスメ賞を獲得しはじめ、顧客も急増。2024年内には販売数量が5000万本に到達する予定という。

「肌や脳が“スキコン”を記憶」してリピート

「お客さまからよく伺うのが、“スキコン”以外のほかの化粧水を使っていても、何か肌トラブルがあった時は“スキコン”に戻ってくる、というエピソードです。一度かぐとやみつきになるという清涼感のあるフローラルブーケの香りや、ひんやりとした使い心地ながらしっとり潤う仕上がりなど、まるで肌や脳が“スキコン”を記憶しているかのよう、とお話してくださるお客さまも多くいらっしゃいます」(大城玲奈・経営企画部広報グループ)。

2022年には全国で働く美容部員と営業担当者から、約70人を選抜し、それぞれが“スキコン”への思い、顧客へのメッセージを発信する“#スキコニスト”キャンペーンも実施。さらなる新客を獲得した。

このような施策ができるのも“スキコン”が国民的化粧水として認知されているからこそ。テクスチャーや使用感が気持ちいいのはもちろん、“スキコン”を使っている私も誇らしい。そんな愛用者の心をくすぐる魅力がこの化粧水にはあるのだろう。

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小松菜奈×松田龍平 2人が考える「役者の魅力」とは——映画「わたくしどもは。」で初共演

PROFILE: 左:小松菜奈/俳優 右:松田龍平/俳優

左:小松菜奈/俳優 右:松田龍平/俳優
PROFILE: 左:(こまつ・なな)1996年生まれ。長編映画初出演を果たした映画「渇き。」(2014)で、第38回日本アカデミー賞新人俳優賞ほか多数の新人賞を受賞。映画「沈黙-サイレンス-」(16)でハリウッドデビュー。映画「閉鎖病棟-それぞれの朝-」(19)では第43回日本アカデミー賞優秀助演女優賞、「糸」(20)で第44回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。主な出演作に映画「ディストラクション・ベイビーズ」(16)、「さよならくちびる」(19)、「さくら」(20)、「ムーンライト・シャドウ」(21)、「余命10年」(22)などがある。 右:(まつだ・りゅうへい)1983年生まれ、東京都出身。映画「御法度」(1999)で数々の新人賞を総なめし、その後、主演作「青い春」(2002)での圧倒的な存在感で注目を浴びる。「舟を編む」(13)で第37回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、第38回報知映画賞主演男優賞、第68回毎日映画コンクール男優主演賞、第23回日本映画批評家大賞主演男優賞他、多くの賞を受賞。主な映画出演作に「劔岳 点の記」(09)、「まほろ駅前多田便利軒」シリーズ(11・13・14)、「北のカナリアたち」(12)、「探偵はBARにいる」シリーズ(11・13・17)、「ジヌよさらば~かむろば村へ~」(15)、「モヒカン故郷に帰る」「ぼくのおじさん」(16)、「散歩する侵略者」(17)、「羊の木」「泣き虫しょったんの奇跡」(18)など。待機作に、映画「次元を超えるTRANSCENDING DIMENSIONS」(公開時期調整中)などがある。

どこか分からない場所で、記憶も名前もなくした男女が出会う。映画「わたくしどもは。」は現世と来世の狭間で繰り広げられる魂たちの物語。監督の富名哲也は、これまで釜山国際映画祭やベルリン国際映画祭に出品するなど、海外で注目を集めてきた新鋭で本作は長編2作目となる。そこでW主演を務めて初共演したのが、ミドリ役の小松菜奈とアオ役の松田龍平。2人は富名監督が生み出した神秘的な世界に、どのように向き合ったのか。

※記事内では映画のストーリーに言及する部分があります。

観る者の想像力をかきたてる映画

——映画「わたくしどもは。」は独自の世界観がある作品でしたね。監督の美意識を感じさせながらも、観る者の想像力をかきたてます。

松田龍平(以下、松田):そうですね。どんな作品なのか説明するのは難しいですね。死者の話ではあるんですけど、少ない台詞の中から、確かに何かを1つずつ拾いながら、エンディングまでゆっくり楽しめる映画だと思いました。美しい佐渡島で自分なりに答えを出しながら、わからないところは監督の中にあるものに身を委ねればいいやという感じでやっていました。

小松菜奈(以下、小松):観る方によって、いろいろ解釈できる作品ですよね。言葉も少なくて、感情を表情や仕草、時にはダンスを通じて表現する。風の音や鳥のさえずりとか自然の音も表現の一部というか、目をつむって音に耳を傾けたくなるときがあるんですよね。だから映画を観ているだけではなく、聞いているような気もして。映画を観ながら「こういうことなのかな」って自分なりに想像する余白もあって、魂が物語に引き寄せられていくような作品でした。

——映画の舞台になった佐渡島の風景も印象的で、異世界感が伝わってきました。

小松:実際にロケ地の佐渡島に行ってみて、この作品の独特の空気感が分かったような気がしました。例えば(物語の舞台になった)鉱山で金を採るために多くの人が亡くなっているんですけど、外は蒸し暑いのにトンネルの中はひんやりしているんですよね。魂が漂っていそうな気配を感じさせる。島の自然も印象的で、ここで撮影をすれば作品の世界と交われるような気がしました。

——出てくるキャラクターも不思議な存在ですよね。人間であって人間でないような。ミドリが自分のことを「私(わたくし)」というのが最初は奇妙な感じがしたのですが、観ているうちにだんだんとなじんできました。

小松:台本を読んでいるときは、ミドリが生きているのか亡くなっているのか、分からなくなる瞬間がありました。魂が生と死を行き来しているというか。最初の台本では、登場人物1人1人のバックボーンが分かるように描かれていたんです。それが途中で変わって、キャラクターを説明する部分が削ぎ落とされていきました。そんな中で、しゃべり方も変わって「私(わたくし)」という普段使わない言い方になったんです。それを自分の中に落とし込むのが大変で。

松田:ちょっと、戸惑ってましたよね。「これであってますかね?」って。

小松:(龍平さんに)聞いたりしてましたよね。

松田:俺も分からないけど、あってると思いますって(笑)。

小松:でも、ミドリがいるのが現世と来世の狭間の世界で、死んだことで記憶がなくなってリセットされたんだったら、「私(わたくし)」でもおかしくないかも、と思ったんです。

——リアルに演じると生きている人間と変わらなくなってしまう。でも、いかにもな幽霊の演技だとホラーになってしまう。そのバランスが難しいですね。

松田:窓からじっと外を見ているシーンがあったんですけど、心霊写真とかで誰もいないはずの窓にぼんやり写り込んじゃった霊ってあるじゃないですか。そういう存在かって思って。ミドリやほかの霊たちは、自分が死んだことに気付いていなくて、奇妙な状態でいることに戸惑っているけど、僕が演じたアオは自分が死んだことに何となく気付いている。こじらせている霊だと思うんですよね。だから天国にもいけず、地縛霊みたいになってしまっているんじゃないかって思って。お芝居では自分は死人だ、って思いながら演じていたから、なんだか息もしづらくて。呼吸って生きている証じゃないですか。そういうことを考えていると、めちゃくちゃ芝居しづらかったですね。

仕事=社会における自分の役割

——みなさん感情をあまりあらわにせず、淡々と演じているようでしたが、お芝居のトーンなど微妙なバランスが必要だったんですね。富名監督は現場で細かな指示をされたのでしょうか。

松田:監督は、現場で思いついたことがあると、元の台本だったり、これまでやっていたことを全部捨てられちゃう人なんですよ。初めは「え、まじすか?」ってなるんだけど、監督は楽しそうだし「こっちの方が面白いと思って」みたいな感じだから。僕も気持ち的に楽になれたところがあって。そういう風に切り替えられるのはすごいなと思いました。

——でも、突然段取りと違うことをやるというのは役者としては大変だったのでは?

松田:まあ、そうですね。台詞を書いているシーンがあって。字を書くだけだからって油断していたら、前日に「独白にします」って言われて、全然台詞が出てこなくて。それはちゃんと覚えなかった僕のせいなんだけど(笑)。小松さんは急な変更にも対応出来ていて、さすがだなぁ、って思いました。

小松:その台詞も独特でしたよね。自分に喋っているような感じで。監督はいつもニコニコしていて、すごく楽しそうでした。その場その場で、ああしよう、こうしてみようってアイデアを出されて、もうちょっと何かが欲しい、と思ったときは役者と一緒に考える。作り込んでいくというより、そこにあるものを活かすことを楽しんでいたような気がします。だから、実際にある建物に手を加えるのではなく、そのままの状態で使って、そこに登場人物が現れることで映画的な世界になる。アオの部屋なんてベッドが1つあるだけなんですよ。

松田:ベッドって言っても木の板だけだったからね。しかも床は土っていう(笑)。家っていうか、廃墟で。そこに住んでるのは自分が死んだ人間だと分かっているから気にならないのかもしれないし、生きていた頃の生活を忘れちゃったからかもしれないなって思って、面白いなって、納得しちゃってましたね。

——アオはそういう場所で1人でいて、ミドリと仲間たちは居心地が良さそうな家で食卓を囲んでいますよね。

松田:ミドリたちは自分が死んだことに気付いていないから、何となくの生前の記憶の中で、死ぬ前と同じような生活をしているんでしょうね。あと、面白かったのが、霊ってさまよっているイメージがあるけど、この作品では皆、なんらかの仕事をしているってところで。ミドリたちは清掃、アオも警備員みたいなことをやっていたり。やっぱりどんな形だとしても、働くってことは重要なんだろうなって。死んでまで働きたくないよって思うかもしれないけど。なんか、グッときたんですよね。死んでいるから好き勝手やってるわけじゃなくて、結局生きていようが死んでいようが、人は人のままなのかもしれないなぁって。それって結構深いテーマというか。面白い考え方だなって思って。仕事ってお金をもらうためだけにあるわけじゃなくて、存在する上での役割というか。昔から食べるために狩りをしたり、家を守る人がいたり。死んでから霊になっても何かしらの仕事をするってことは「そこ」にいる理由なのかもしれないなと。監督に聞いたわけじゃないから、あれですけど。面白いですよね。

小松:監督に裏設定など、聞きたいことがいっぱいありましたね。

——そういうことを想像する面白さが、この作品にはありますね。それにしても、アオとミドリの関係は不思議ですね。映画の最初のシーンで、どうやら前世で2人は心中したらしいことが分かりますが、この世界では彼らは記憶をなくして相手のことを思い出せない。しかも、片方は死んだことに気付いていなくて、もう片方は霊であることをこじらせている。

松田:2人とも前世に記憶も感情もおいてきている、限りなくニュートラルな魂みたいな感じなんだけど、アオとミドリが出会っときにお互いに何かを感じるところから始まるんですよね。時が止まっている。何もない死後の世界に新しい風が吹くような。切れそうな細い赤い糸で結ばれているような2人の姿が印象的で。真っ暗なトンネルの中を無言で2人歩いているような、その距離感がいいなと思いました。僕はアオを演じているとき、あの死後の世界にいる唯一の光というか、ここにいる意味みたいなものをミドリに感じながら演じているところがありました。

——心中をしたくらいだから、きっと前世では激しく愛を交わしていたんでしょうね。だからその余熱みたいなものが、記憶や感情を失った2人を結びつけているのかもしれません。

松田:2人が飛び降りるシーンは、生を感じさせる強い感情があってもいいんじゃないかと思っていたんだけど、手をつなぐだけで十分生きている感情が伝わってきて。すごいなって。そういう愛の描き方は今までになかったような気がしました。

小松:ミドリとアオって恋人らしくは描かれていないんですよね。縁で結ばれた2人、それ以上でもそれ以下でもないというか。向かい合って喋るというより、隣同士で喋るような感じ。ラストで長いトンネルを2人で歩くシーンがあって。監督からはカットがかかるまで歩いてくださいって言われたんですけど、本当に長いトンネルで、歩いても歩いても出口が見つからなかったんです。ミドリとアオって、一緒にいる理由は見つからないけど一緒にいることでどこか安心するというか。切っても切っても、切り離せない関係なのかなって思いました。

初共演について

小松菜奈と松田龍平

——ちなみにお2人は、今回初めて共演されてみて相性はいかがでした?

松田:そうですね。俺の、ギャグなのかなんなのか分からないボールもちゃんと拾ってくれて助かってました(笑)。

小松:龍平さんの間(ま)が面白いんですよね(笑)。ボソッと言うこととか、突っ込みたくなるんですよ。

松田:そう、結構、鋭く返してくれるから楽しかったです。

——楽しい現場だったんですね。映画の登場人物みたいに色で相手を表現すると何色でしょう。

松田:なんだろう。緑系かな。エメラルドグリーンとか。

小松:私、ファッションで身に着ける色は緑が多いですよ。古着が好きなんですけど、今日も緑だなって思うこともあって。

——松田さんは何色でしょう?

小松:青系かな。濃い青。

松田:俺はオレンジが好きなんですよ。

小松:そうなんですか! 意外ですね。私も落ち着いた色より、ビビッドな色の方が好きですね。

——オレンジってポジティブな心理効果を与えると言われてますよね。先ほど、死んだ後も仕事をしているという設定が面白い、という話がありましたが、お2人は役者という仕事にどんな気持ちで向き合っておられるのでしょうか。

松田:そうですね、俳優は作品ごとに役も仕事する人も変わるじゃないですか。また一緒に仕事出来る機会もあるけど、やっぱり職場がガラッと変わるから、僕なんか一緒になった人にすごく影響受ける方だから。人との出会いで役だったり僕自身の生き様みたいなものが反映されて。そんな仕事だと思いますね。はっきりした正解があるわけじゃないし。

——人生経験が仕事に反映される?

松田:そうですね。いろんな人がいるからなぁ、感情も。いろんな人生があるから。そういう意味だと、思うがままに生きれば良いと思うんだけど。やっぱり役者としては振り幅がないといけないのかもしれないですね。それでも結局は役者の仕事ってよくわからないところがあります。

小松:私はモデルとしてキャリアをスタートしたのですが、この仕事を通じて貴重な人生体験をさせていただいていると思います。作品ごとに新しい出会いがあって、どんどん親戚が増えていくような感じというか。出会った方たちは、再会したときに「女優」としてではなく親戚みたいに接してくれる。そういうところが面白いと思います。

——また、楽しい親戚が増えましたね(笑)。

小松:そうですね(笑)。この世界じゃなかったら、こんな面白い方たちと出会えなかったと思います。

PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA
STYLING:[NANA KOMATSU]AYAKA ENDO、[RYUHEI MATSUDA]DAI ISHII
HAIR & MAKEUP:[NANA KOMATSU]MAI OZAWA(mod’s hair)、[RYUHEI MATSUDA] TARO YOSHIDA(W)

[NANA KOMATSU]ジャケット 14万5200円、スカート 9万9000円/共にアクネ ストゥディオズ(アクネ ストゥディオズ アオヤマ 03-6418-9923)、中に着ているシャツ 6万6000円(参考価格)/アヴァヴァヴ(サカス ピーアール 03-6447-2762)、リング(右手)人さし指 154万円、中指 46万7500円、(左手)人さし指(上)24万6400円、(下)63万8000円、中指 45万1000円/全てシャネル(シャネル カスタマーケア 0120-525-519)

■「わたくしどもは。」
5月31日から新宿シネマカリテほか全国順次公開
出演:小松菜奈 松田龍平
片岡千之助 石橋静河 内田也哉子 森山開次 辰⺒満次郎 / 田中泯 大竹しのぶ
音楽:野田洋次郎
監督・脚本・編集:富名哲也
企画・プロデュース・キャスティング:畠中美奈
製作・配給:テツヤトミナフィルム
配給協力:ハピネットファントム・スタジオ
2023年/日本/101分/カラー/スタンダード/5.1ch 映倫:G
©2023 テツヤトミナフィルム
https://watakushidomowa.com

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B’z稲葉浩志と「リーボック」コラボの“ポンプフューリー”を受注販売 ソロアルバムに着想の“マグマ”デザイン

「リーボック(REEBOK)」は、ロックユニット、B’zの稲葉浩志とのコラボスニーカー“インスタポンプフューリー 94 マグマ”を受注販売する。価格は2万7500円。カラーはブラック&オレンジと、B’zのファンクラブ限定のホワイト&レッド。ブラック&オレンジは「リーボック」直営店および公式オンライン、ミュージング(MUSING)、ホワイト&レッドはB’zのファンクラブで取り扱う。すでに受注受付を開始している。サイズは23.0〜31.0cm(29.5、30.5cmの展開はなし)。

同スニーカーは、“インスタポンプフューリー”の30周年を記念したもの。1994年発売のスニーカー“インスタポンプフューリー94(INSTAPUMP FURY 94)”に、稲葉が1997年に発売した初のソロアルバム、「マグマ」のジャケットに着想を得た意匠を施した。実際のマグマ写真からパターンを作成しプリント、またブラッターパーツには大胆に稲葉の顔のデザインをあしらったほか、本コラボ限定の“Reebok×Koshi Inaba”ロゴをあしらった。

稲葉は同コラボに際し、「この度はリーボック社に“インスタポンプフューリー94マグマ”モデルを製作していただき大変光栄だ。“インスタポンプフューリー”はプライベートでもよく履いているが、変幻自在のカスタマイジングに対応できるデザインと優れた機能性を兼ね備えた画期的なシューズだ。カスタムモデルのお話をいただいた時、すぐに思いついたのは、自分のソロとしての創作活動の原点である『マグマ』というアルバムのジャケットの色合いを使用したい、ということだった。自分の中に渦巻く思いや音をなんとか表現したいという、当時の私自身の熱がこのシューズに写し取られてる。そんなウブな情熱を感じながらみなさんにも履いていただけたら嬉しい」とコメントしている。

また渋谷109では、壁面広告にCMを放送している。CMに使用される新曲「NOW」は、楽曲の世界観と「リーボック」のイメージが合致するのではと、稲葉自らの提案により起用が決定した。

特設サイト

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【2024年夏コスメ】ドクターズコスメ「アンプルール」がクールタイプのUVパウダーを限定発売 プラセンタを高配合したサプリも登場

皮膚科医師の高瀬聡子ウォブクリニック中目黒総院長が開発するドクターズコスメ「アンプルール(AMPLEUR)」は6月6日、ブランド人気のフェイスパウダーのクールタイプ“フェイスパウダー クール”[SPF50+・PA++++](10g、5280円)を限定発売する。

“フェイスパウダー”[SPF50+・PA+++](10g、5280円)は2018年の発売以来、累計24万個を売り上げる同ブランドの人気商品。高配合した美容液成分のビタミンC・A・Eやハイドロキノン誘導体が肌に明るさとハリを与え、ヒアルロン酸やスクワランが潤いを与える。限定のクールタイプは、皮脂のコントロールと汗のブロックに着目。ワレモコウエキスが過剰な皮脂分泌を抑制してテカリを抑え、毛穴レスで滑らかな肌に導くほか、アルギン酸Caが突然の汗にも素早く反応し、メイク崩れを防ぐ。さらに、光で活性化するサンアクティブ酵素が酸化などによる肌ダメージを修復する。汗と反応するクーリングアクトが火照りを抑え、マイルドな清涼感が特徴。なじみやすいアイスブルーカラーが肌のくすみをワントーン明るくし、透明感を与える。

さらに20日、クリニカル発想のサプリメント“プラセンタ+”(90カプセル30日分、9720円)を発売する。美容と健康をサポートする栄養素が豊富に含まれ、注射・点滴の主成分としても用いられるプラセンタを1万3500mg配合。そのほか、レスベラトロールやコエンザイムQ10などの抗酸化成分や、必須脂肪酸であるオメガ3などを配合した。肌と体のエイジングケアをはじめ、女性ホルモンの乱れや冷え、肩凝りの改善、疲労や二日酔いの予防、免疫ケアなど、大人世代のさまざまな悩みにアプローチする。朝の目覚めを改善し、日中の紫外線ダメージケアもかなえる。

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しまむら×「クレヨンしんちゃん」 6月1日にコラボ商品を発売

ファッションセンターしまむら×「クレヨンしんちゃん」のコラボ商品

ファッションセンターしまむらは6月1日、「クレヨンしんちゃん」とコラボした商品を発売する。ウィメンズのTシャツ&パンツセットが1969円、メンズのステテコが1089円などでアウターや肌着、寝具なども用意する。

また6月1〜16日の期間、しまむら公式Xで商品券や8月9日公開の「映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記」のチケットが当たるキャンペーンも実施する。

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「エムエム6 メゾン マルジェラ」2025年プレ・スプリング・コレクション

「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」が2025年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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「バーバリー」2025年プレ・スプリング・コレクション

「バーバリー(BURBERRY)」が2025年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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「オン」がアトモスとコラボ インソールに“芝生”を配したテニスシューズを発売

「オン(ON)」は6月6日、アトモスとのコラボシューズ“ザ・ロジャー クラブハウス プロ アトモス”を発売する。価格は1万9580円。ウィメンズサイズは23.0〜25.0cm、メンズサイズは25.5〜29.0、30.0cm。旗艦店オン トーキョーおよび「オン」公式アプリ、アトモス一部店舗、アトモス公式オンラインで取り扱う。また5月30日12時〜6月5日8時59分の期間、アトモス公式オンラインで抽選を受け付ける。

コラボシューズは、競技用テニスシューズとして登場した“ザ ロジャー クラブハウス プロ(THE ROGER CLUBHOUSE PRO)”モデルを土台とし、アッパーにはアースカラー、インソールにはグラスコートに着想を得た、芝生の意匠が施されている。ソールには、なめらかな走り心地を目指した“ヘリオンスーパーフォーム”や、クッション性の特許技術“クラウドテック”を搭載し、機能性にも配慮した。

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「オン」がアトモスとコラボ インソールに“芝生”を配したテニスシューズを発売

「オン(ON)」は6月6日、アトモスとのコラボシューズ“ザ・ロジャー クラブハウス プロ アトモス”を発売する。価格は1万9580円。ウィメンズサイズは23.0〜25.0cm、メンズサイズは25.5〜29.0、30.0cm。旗艦店オン トーキョーおよび「オン」公式アプリ、アトモス一部店舗、アトモス公式オンラインで取り扱う。また5月30日12時〜6月5日8時59分の期間、アトモス公式オンラインで抽選を受け付ける。

コラボシューズは、競技用テニスシューズとして登場した“ザ ロジャー クラブハウス プロ(THE ROGER CLUBHOUSE PRO)”モデルを土台とし、アッパーにはアースカラー、インソールにはグラスコートに着想を得た、芝生の意匠が施されている。ソールには、なめらかな走り心地を目指した“ヘリオンスーパーフォーム”や、クッション性の特許技術“クラウドテック”を搭載し、機能性にも配慮した。

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サステナで知っておきたい用語を深掘り(2024年5月27日号)

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年5月27日号からの抜粋です)

皆合:2021年に、サステナビリティに関する知っておくべき基礎用語を集めて特集しました。それから3年たち、アップデートもあり、新しい言葉も出てきたので、再度まとめようとなりました。

木村:65のワードを紹介していますが、前回と同じ用語も入れています。でも「マッシュルームレザー」は3年前は先進でしたが、最近は「動物由来でないものはレザーと呼んではいけない」という規制も出てきています。そうした現状も踏まえて、知るべき用語を解説しました。

皆合:その中から5つの用語について深掘りしましたが、木村さんはどうして「デジタルファッション」を?

木村:普段からいろんな企業やブランドを取材していますが、ラグジュアリーと国内アパレルとファストファッションでは取り組むべき課題が違うと思うんです。エンターテインメント要素が強いファッションは、もっとデジタルな楽しみ方があるのではと考えたのと、先日ロンドン カレッジ オブ ファッションの教授のデジタルファッションについての話を聞いた際に、全然分からない用語が多くて、学びたいと思ったのがきっかけです。

皆合:確かに業態ごとに課題って違いますよね。取材してみてどうでしたか?

木村:3Dモデリングのソフトはたくさんあるのですが、アパレル業界では2Dでやってきたことをベースにしたソフトを使ってサンプル作りの工程を減らしています。一方、デジタル系の人たちは違うソフトを使って2Dのファッションではできないアイデアを実現したりしているんですよね。まだまだ距離があるのだなと感じました。皆合さんは「グリーンウォッシュ」ですよね。

「この表現で適切なのかな?」を解消したい

皆合:サステナビリティの状況は刻々と変化しているので、記事を書く際に「この表現で適切なのかな?」と不安になることが多いんです。ブランドからのリリースも、時々曖昧なところがあり、私と同じように不安を感じながら書いている人も少なくないんじゃないかと考えました。そこで、改めて現状の把握をしたいと海老澤美幸弁護士を取材したところ、リスクを避けるにはやはり「根拠に基づくエビデンスを提示することが大事」だと。また、「曖昧な表現は消費者を欺くことで、それにより本気で取り組んでいる企業が埋もれてしまうのも問題」という指摘にも納得しました。私たちも頑張りましょう!

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サステナで知っておきたい用語を深掘り(2024年5月27日号)

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年5月27日号からの抜粋です)

皆合:2021年に、サステナビリティに関する知っておくべき基礎用語を集めて特集しました。それから3年たち、アップデートもあり、新しい言葉も出てきたので、再度まとめようとなりました。

木村:65のワードを紹介していますが、前回と同じ用語も入れています。でも「マッシュルームレザー」は3年前は先進でしたが、最近は「動物由来でないものはレザーと呼んではいけない」という規制も出てきています。そうした現状も踏まえて、知るべき用語を解説しました。

皆合:その中から5つの用語について深掘りしましたが、木村さんはどうして「デジタルファッション」を?

木村:普段からいろんな企業やブランドを取材していますが、ラグジュアリーと国内アパレルとファストファッションでは取り組むべき課題が違うと思うんです。エンターテインメント要素が強いファッションは、もっとデジタルな楽しみ方があるのではと考えたのと、先日ロンドン カレッジ オブ ファッションの教授のデジタルファッションについての話を聞いた際に、全然分からない用語が多くて、学びたいと思ったのがきっかけです。

皆合:確かに業態ごとに課題って違いますよね。取材してみてどうでしたか?

木村:3Dモデリングのソフトはたくさんあるのですが、アパレル業界では2Dでやってきたことをベースにしたソフトを使ってサンプル作りの工程を減らしています。一方、デジタル系の人たちは違うソフトを使って2Dのファッションではできないアイデアを実現したりしているんですよね。まだまだ距離があるのだなと感じました。皆合さんは「グリーンウォッシュ」ですよね。

「この表現で適切なのかな?」を解消したい

皆合:サステナビリティの状況は刻々と変化しているので、記事を書く際に「この表現で適切なのかな?」と不安になることが多いんです。ブランドからのリリースも、時々曖昧なところがあり、私と同じように不安を感じながら書いている人も少なくないんじゃないかと考えました。そこで、改めて現状の把握をしたいと海老澤美幸弁護士を取材したところ、リスクを避けるにはやはり「根拠に基づくエビデンスを提示することが大事」だと。また、「曖昧な表現は消費者を欺くことで、それにより本気で取り組んでいる企業が埋もれてしまうのも問題」という指摘にも納得しました。私たちも頑張りましょう!

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「トム フォード ビューティ」の即完売アイシャドウパレットが限定復刻 チェリーの香りに着想

「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は7月5日、昨年の春コレクションで発売し即完売したチェリーカラーコレクションのアイシャドウパレット“アイ カラー クオード”(各1万2980円)限定2品を復刻販売する。6月28日に店頭で先行予約の受け付けを開始するほか、同日楽天公式ストアで先行販売を行う。

チェリーカラーコレクションは23年2月に誕生したフレグランス“チェリーコレクション”に着想を得て生まれた限定カラーで、復刻するのは、ブラウンレッドやバーガンディ、ワインのカラーを収めたワインブラウンシェードの“02SC チェリー スモーク”と、甘いピンクやキャンディレッドが印象的なチェリーレッドシェードの“01SC エレクトリック チェリー”。大胆でくっきりとした印象を与えるウェットフォーミュラとソフトで重ね付けしやすいドライフォーミュラを組み合わせている。

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「トム フォード ビューティ」の即完売アイシャドウパレットが限定復刻 チェリーの香りに着想

「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は7月5日、昨年の春コレクションで発売し即完売したチェリーカラーコレクションのアイシャドウパレット“アイ カラー クオード”(各1万2980円)限定2品を復刻販売する。6月28日に店頭で先行予約の受け付けを開始するほか、同日楽天公式ストアで先行販売を行う。

チェリーカラーコレクションは23年2月に誕生したフレグランス“チェリーコレクション”に着想を得て生まれた限定カラーで、復刻するのは、ブラウンレッドやバーガンディ、ワインのカラーを収めたワインブラウンシェードの“02SC チェリー スモーク”と、甘いピンクやキャンディレッドが印象的なチェリーレッドシェードの“01SC エレクトリック チェリー”。大胆でくっきりとした印象を与えるウェットフォーミュラとソフトで重ね付けしやすいドライフォーミュラを組み合わせている。

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