「アンダーカバー」の記念Tシャツや「ビルケンシュトック」のビームス別注など! 今週発売のファッションアイテム9選【7/1〜7/7】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は7月1〜7日に発売するアイテムを紹介します。「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は、アート展「コズミック チルドレン(KOSMIK CHILDREN)」を伊勢丹新宿本店で開催。同展示を記念して制作したTシャツも販売します。アートディレクター、永戸鉄也さんのコラージュに高橋デザイナーのドローイングを描き加えた、共同制作の作品が目玉です。

「ビームス(BEAMS)」は、「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」に別注した“チューリッヒ(ZURICH)”を発売します。通常は製品の靴底に使われている“ボーンパターン”をトープスエードのアッパー全面に大胆に施したデザイン。インソールには「ビルケンシュトック」のロゴに加え、ビームスのロゴも刻印したのは今回が初めてだそう。

【7月3日発売】
マディソンブルー
(MADISONBLUE)

「レッドカード」とコラボの“旧くて新しい”デニム3型 

「マディソンブルー(MADISONBLUE)」は、デニムブランド「レッドカード(RED CARD)」とコラボレーションしたアイテムを発売する。ラインアップは“ニュービンテージ”をテーマにしたジャケット、パンツ、シャツの全3型。「マディソンブルー」デザイナーの中山まりこが20代の頃から愛用していた1960〜70年代の古着のデニムをベースに、同ブランドらしい現代的でこなれたシルエットを追求した。

■商品詳細

ジャケット(10万2300円)
パンツ(9万2400円)
シャツ(7万8100円)

【7月3日発売】
リーバイス
(LEVI'S)

「マクラーレン・レーシング」とのコラボコレクション

「リーバイス(LEVI'S)」は、「マクラーレン・レーシング(MCLAREN RACING)」とのコラボコレクションを発売する。左右の胸にビンテージ風パッチをあしらった“ヘリテージトラッカー”や創設者ブルース・マクラーレン(Bruce McLaren)の刺しゅうサイン入り”レーシンググローブ”など、「マクラーレン・レーシング」のビンテージ時代のスピリットに着想を得た計7アイテムを用意する。

■商品詳細

レーシングジャケット(4万8400円)
レーシングスーツ(6万4900円)
デニムジャケット(2万6400円)
ジーンズ(1万9800円)
グローブ(1万6500円)
※一部商品

【7月4日発売】
ディオール
(DIOR)

「ストーンアイランド」とのカプセルコレクション

「ディオール(DIOR)」は、「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」とのコラボアイテムを発売する。「ディオール」の職人技と「ストーンアイランド」の機能性を掛け合わせ、ジャケットやデニムカーゴパンツ、スニーカー、“サドル”バッグなどをラインアップする。

■商品詳細

ジャケット(115万円)
パンツ(40万円)
スニーカー(20万円)
バッグ(52万円〜)
リング(6万7000円)

【7月4日発売】
アディダス オリジナルス
(ADIDAS ORIGINALS)

スニーカー“ガゼル”がサンダルに
新たに2カラーをラインアップ

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、サンダル“ガゼル ビーチ”のブラック/ホワイト、ブラック/ブラックカラーを発売する。スニーカー“ガゼル”をもとに、アッパーとシュータン、シューレースをあしらい、EVA構造ソールを採用した。すでに予約を受け付けている。

■商品詳細

サンダル(7700円)

【7月4日発売】
シップス
(SHIPS)

阪神タイガースとのコラボアイテム

「シップス(SHIPS)」は、プロ野球球団の阪神タイガースとのコラボアイテム、計5型20アイテムを「シップス マン」の一部取り扱い店舗及び公式オンラインショップ、ゾゾタウン(ZOZOTOWN)で発売する。なお、公式オンラインショップは先行予約を受付中だ。コラボアイテムにあしらった「シップス」ロゴと阪神タイガースの「TH」を融合させたロゴデザインは、インパクトのある唯一無二なデザインだ。

■商品詳細

シャツ(9900円)
Tシャツ(5500円)
キャップ(5500円)

【7月5日発売】
リーバイス
(LEVI'S)

フジロックとコラボしたTシャツとワッペン

「リーバイス(LEVI'S)」は、「フジロックフェスティバル‘24(FUJI ROCK FESTIVAL’24)」(以下、フジロック)にオフィシャルサポーターとして参加し、「リーバイス」ストアで「フジロックフェスティバル×リーバイス」のコラボレーションTシャツとカスタマイズワッペンを発売する。これらは「リーバイス」と共に「フジロック」をまるごと楽しむイメージをデザインに落とし込んだ。

■商品詳細

Tシャツ(5500円)
ワッペン(3300円)

【7月5日発売】
ビームス
(BEAMS)

「ビルケンシュトック」に別注した”チューリッヒ”

「ビームス(BEAMS)」は、「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」に別注した“チューリッヒ(ZURICH)”を発売する。モデルとなった“チューリッヒ”のカラーやバックル、サイドのコルクヘッドはそのままに、アッパー全面に施された「ビルケンシュトック」のシグネチャーである“ボーンパターン”が印象的だ。

■商品詳細

別注サンダル(2万3100円)

【7月6日発売】
セイコー アストロン
(SEIKO ASTRON)

数量限定ウオッチ4型 文字盤の型打ちパターンで星空を表現

「セイコー アストロン(SEIKO ASTRON)」は、“ネクスター(Nexter)”シリーズから、“スターリー スカイ(星空)”をテーマとしたウオッチ4型を数量限定で発売する。文字盤は、見る角度によって風合いが変化する型打ちパターンをあしらい、夜空の星を模した。ケースとブレスレットは、軽量でさびにくいチタン素材を用いたほか、セイコー独自の表面加工技術“ダイヤシールド”で、傷がつきにくい仕様を目指した。

■商品詳細

ウオッチ“SBXC157”(28万6000円)
ウオッチ“SBXD027”(25万3000円)
ウオッチ“SBXY077”(14万8500円)
ウオッチ“SBXY079”(14万8500円)

【7月6日発売】
アンダーカバー
(UNDERCOVER)

アート展開催の記念Tシャツ

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は、アート展「コズミック チルドレン(KOSMIK CHILDREN)」を伊勢丹新宿本店本館2階のイセタン ザ・ スペースで開催する。また、同展示を記念して制作したTシャツも販売する。高橋盾デザイナーがキッズラインのTシャツ用に描き下ろしたものをデザインに落とし込んだ。大人用のサイズはM、L、XL、キッズサイズは110〜120、120〜130と豊富なサイズを用意する。

■商品詳細

Tシャツ(8800円〜)
Tシャツ/キッズ(6600円〜)

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虎ノ門ヒルズが“スーパー スパイシー サマー 2024”を開催 超激辛な裏メニューも

虎ノ門ヒルズは7月19日〜9月1日に“スーパー スパイシー サマー 2024”を開催する。昨年10月にオープンした虎ノ門ヒルズ ステーションタワーからも店舗が初出店し、48店舗に規模を拡大した。

メニュー詳細

2019年から実施している“夏の激辛グランプリ”、今年は辛さをレベルアップし料理に使うスパイスの種類も豊富にした。本イベントでは、唐辛子、ワサビ、からし、山椒、胡椒などの辛い調味料を使った“本気のスパイシー”と、シナモンやクミン、パクチー、ハーブなどの香りを楽しむ“未知のスパイシー”をテーマにした限定メニューを提供する。“本気のスパイシー”は辛さレベルを5段階に分けた激辛メニューを取りそろえ、辛党の人から激辛初心者まで楽しめるスパイシーグルメに仕上げた。激辛のその先を体験できる“裏メニュー”も用意。“未知のスパイシー”は珍しい香辛料を使用した特別メニューや、甘さと辛さを融合したスパイシースイーツなど辛さだけではない多彩なスパイスを味わえる。

インスタグラムで当選者にスパイシーグルメの商品が当たるフォトコンテストや、タレントの足立梨花を迎えてスパイスの魅力に迫るトークイベントも開催する。

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フォションホテル京都が蜷川実花とコラボ 味覚と視覚で楽しめる華やかなアフタヌーンティー

パリ発祥のブランド「フォション」によるグルメホテル、フォションホテル京都は7月1日〜8月31日に、ティーサロン“サロン デ フォション”で蜷川実花とのコラボレーションアフタヌーンティーを提供する。

今回のコラボレーションアフタヌーンティーで蜷川実花はビジュアルだけでなく、フォションホテルのシェフやパティシエ、グランティーマスターと共にメニューも作成した。2型の円形スタンドには蜷川実花が撮影した花や植物の写真をあしらい、その上にシェフらが蜷川実花の作品をイメージして作ったビビッドなスイーツやセイボリーを並べた。フォションシグネチャー唇型ケーキ“ビズビズ”がミニサイズで登場し、ピンク色とピーチフレーバーで視覚と味覚を楽しませる。パルフェは時期によって旬の桃やぶどうを使い分け、ジャスミンティーのジュレで季節の味を引き出しながら華やかに仕上げた。

彩り豊かなスイーツとセイボリー

セイボリーのひとつ“ブリニとフォション風サーモンマリネ”はビーツでフォションピンクに色付けし、オレンジの香りを纏わせたサーモンの上に艶やかな紫のエディブルフラワーをあしらった。料金は1人8500円、昼の部と夜の部があり、2時間制で要予約だ。3名以上の予約でフォションホテル京都オリジナルマカロンチャームを1人1個ずつプレゼントする。

フォションホテル京都は“フォション・ホスピタリティ”が日本初、世界で2軒目として開業したホテル。“フォション ミーツ 京都”をコンセプトに、京都の街を楽しんだ後、ホテルに帰ると“パリを味わえる”、“フォションを味わえる”という新しい滞在を目指す。京都とパリの共通点をホテルのホスピタリティやデザインにこめている。

アフタヌーンティー詳細

◼︎フォションホテル京都 蜷川実花コラボレーションアフタヌーンティー

販売期間:7月1日〜8月31日
場所:フォションホテル京都10階サロン ド テ フォション
時間:(昼の部)11:00〜13:00、14:00〜16:00
   (夜の部)17:00〜22:00(LO 20:00)

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フォションホテル京都が蜷川実花とコラボ 味覚と視覚で楽しめる華やかなアフタヌーンティー

パリ発祥のブランド「フォション」によるグルメホテル、フォションホテル京都は7月1日〜8月31日に、ティーサロン“サロン デ フォション”で蜷川実花とのコラボレーションアフタヌーンティーを提供する。

今回のコラボレーションアフタヌーンティーで蜷川実花はビジュアルだけでなく、フォションホテルのシェフやパティシエ、グランティーマスターと共にメニューも作成した。2型の円形スタンドには蜷川実花が撮影した花や植物の写真をあしらい、その上にシェフらが蜷川実花の作品をイメージして作ったビビッドなスイーツやセイボリーを並べた。フォションシグネチャー唇型ケーキ“ビズビズ”がミニサイズで登場し、ピンク色とピーチフレーバーで視覚と味覚を楽しませる。パルフェは時期によって旬の桃やぶどうを使い分け、ジャスミンティーのジュレで季節の味を引き出しながら華やかに仕上げた。

彩り豊かなスイーツとセイボリー

セイボリーのひとつ“ブリニとフォション風サーモンマリネ”はビーツでフォションピンクに色付けし、オレンジの香りを纏わせたサーモンの上に艶やかな紫のエディブルフラワーをあしらった。料金は1人8500円、昼の部と夜の部があり、2時間制で要予約だ。3名以上の予約でフォションホテル京都オリジナルマカロンチャームを1人1個ずつプレゼントする。

フォションホテル京都は“フォション・ホスピタリティ”が日本初、世界で2軒目として開業したホテル。“フォション ミーツ 京都”をコンセプトに、京都の街を楽しんだ後、ホテルに帰ると“パリを味わえる”、“フォションを味わえる”という新しい滞在を目指す。京都とパリの共通点をホテルのホスピタリティやデザインにこめている。

アフタヌーンティー詳細

◼︎フォションホテル京都 蜷川実花コラボレーションアフタヌーンティー

販売期間:7月1日〜8月31日
場所:フォションホテル京都10階サロン ド テ フォション
時間:(昼の部)11:00〜13:00、14:00〜16:00
   (夜の部)17:00〜22:00(LO 20:00)

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「サンタ・マリア・ノヴェッラ」からルームデイフューザー8種 中世イタリアまで遡る伝統を紡いだ香り

「サンタ・マリア・ノヴェッラ(SANTA MARIA NOVELLA)」は 7月1日、“フィレンツェ 1221 エディション”からルームデイフューザー(250mL/1万4300円、木製スティック8本入り)を発売する。

1221年の創業以来、800年を超えて伝統を紡ぐ香りのなかからアイコニックな8種を厳選した。柑橘系が爽やかに香る“アックア・デッラ・レジーナ”、優美な香り“フリージア”、部屋をバラ園のように演出する“ローザ・ガーデニア”、若々しい薔薇に着想を得た“ローザノヴェッラ”、マリンノートにオレンジやジャスミンが重なった“エンジェルオブフローレンス”、スパイシーさにほのかに甘さが残る“ザクロ”、シガーのスパイシーさとバニラの甘さを合わせ持つ“トバッコ・トスカーノ”、蕾と葉、花をエッセンシャルオイルに閉じ込めた“ポプリ”をラインアップする。

商品ラインアップ

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劇場アニメ「ルックバック」主演の河合優実と吉田美月喜が語る「物語が持つ力」——「人生を救うこともできる」

PROFILE: 左:河合優実/俳優 右:吉田美月喜/俳優

左:河合優実/俳優 右:吉田美月喜/俳優
PROFILE: 左:(かわい・ゆうみ)2000年12月19日生まれ、東京都出身。21年出演「サマーフィルムにのって」「由宇子の天秤」で、第43回ヨコハマ映画祭<最優秀新人賞>、第35回高崎映画祭<最優秀新人俳優賞>、第95回キネマ旬報ベスト・テン<新人女優賞>、第64回ブルーリボン賞<新人賞>、21年度全国映連賞<女優賞>を受賞。その他の出演作に、映画「PLAN 75」(22)、「少女は卒業しない」(23)、「あんのこと」(24)やドラマ「不適切にもほどがある!」(24)、「RoOT / ルート」(24)などがある。 右:(よしだ・みづき)2003年3月10日生まれ、東京都出身。17年にスカウトされ、芸能界デビュー。主演作に、映画「あつい胸さわぎ」(23)「カムイのうた」(23)「メイヘムガールズ」(22)、ドラマ「マイストロベリーフィルム」などがある。その他、主な出演作に、Netflixオリジナルドラマ「今際の国のアリス」(20)やTBS日曜劇場「ドラゴン桜」(21)、日本テレビ「ネメシス」(21)などがある。

漫画への情熱が、少女2人の思いをつなぐ——。「チェンソーマン」や「ファイアパンチ」などで知られる人気漫画家・藤本タツキが2021年に発表した読み切り漫画「ルックバック」。ポップカルチャーや実在の事件への言及、漫画を通じ創造の可能性と業を描く俯瞰的な視点など、多層的で奥行きのある物語は、公開するやいなや瞬く間に話題となり「このマンガがすごい!2022」オトコ編第1位にも輝いた。そんな「ルックバック」が劇場アニメとなり、6月28日に全国公開された。監督・脚本・キャラクターデザインを担当したのは「風立ちぬ」(13)をはじめ、数多くの劇場アニメーションに主要スタッフとして携わり、世界中から支持を集める押山清高。主人公の藤野と京本を演じるのは、ともに声優初挑戦となる河合優実と吉田美月喜だ。2人は藤本タツキと押山清高が作り上げたキャラクターにどのように魂を吹き込んだのか、話を聞いた。

声優に初挑戦

——初めて原作漫画「ルックバック」を読んだときの感想はいかがでしたか?

河合優実(以下、河合):「少年ジャンプ+」で公開当時に「ルックバック」を読みましたが、時間が交差するアイデアはもちろん、藤本タツキさんが考える創造的なことや、その当時感じていたことを乗せて描いているのがとても面白いなと思いました。そして何より、その熱量が読んでいるみんなに伝わっていった現象自体がすごく印象に残っています。

吉田美月喜(以下、吉田):私が原作に初めて触れたのは本作のオーディションを受けることが決まってからで、当時は藤野と京本どちらを演じるか分からないまま読んだんです。元々藤本タツキ先生の「チェンソーマン」は読んでいて、バトルもののイメージが強かったので「ルックバック」での作風や語り口の違いに驚かされました。日常の温かみもありつつ、すごく漫画ならではの力を感じる素敵な作品だったので、これがどう映像化されるんだろうと読みながらワクワクしましたね。

——今作が声優初挑戦のお2人ですが、出演が決まったときの心境を教えてください。

河合:オーディションはいつも受かりたいという気持ちで臨んでいるんですが、中でも「ルックバック」は原作に惹かれてやりたいと強く感じていた作品だったので、決まった時はすごく嬉しかったです。声優は初めてでプレッシャーもありましたが、プロの声優さんもいる中で自分を選んでくれたことにはきちんと理由があるんだろうと自分に言い聞かせながらアフレコに挑みました。声優のお仕事は以前からやってみたかったので、楽しみな作品としてご褒美を頂いたような気持ちでしたね。

吉田:今まで声優のオーディションを受けてもなかなか結果に結びつかなかったこともあり、あまり自分の声には自信がなかったので、今回まさか受かるとは思わずびっくりしました。京本役が決まると同時に、藤野役は河合さんだと聞いたんですが、実はそれもまたちょっと意外で。というのも私の中で河合さんは渋めの声の印象だったんです。でも今回久々にお会いしてアフレコを見ていたら、私の印象を覆す藤野にピッタリな声を出していて「すごい…」と聞き入っちゃいました。

——身体的な表現を伴う俳優と、声だけで機微を表現する声優とでは感覚が大きく違ったと思いますが、どのように役作りをし、演じられていったんでしょうか?

河合:プロの声優さんの技術を今から身につけることは絶対できないし、でも映像と同じお芝居をするのも多分違うし、最初は「ルックバック」の声優をやるにあたってどうするのが正解なんだろうという葛藤が自分の中でありました。でもオーディションに受かってその次にスタッフの方々にお会いできるのがアフレコだったので、あまり自分の中でイメージを固めすぎず柔軟に臨んだ方が良いかなと考えるようになったんです。だからアフレコに入るまでは脚本や漫画を読んだときの心境とか、藤野と京本の関係性とかそういうことだけを考えて、あとは現場で音響監督や美月喜ちゃんと一緒に作り上げていきました。

吉田:私はアフレコ前に方言指導で一度だけスタッフの皆さんにお会いしたんです。その時に、私の「そのままの声が京本に通じると感じたので、台詞は練習しすぎず方言の練習だけしてほしい」と言われて。どういうことだろう…と思いつつ、ひたすら方言のテープを聴いてそれを感情ゼロで話してっていうのを繰り返していました。声優だと声でしか表現ができないということもあり、方言もごまかしがきかないので、そこは本当に頑張りました。でも変に身構えて家で演技の練習をしすぎなくて良かったと思います。録る前は不安だったんですが、実際アフレコする時には、音響監督が方向性を調整しながら導いてくれていたので、そこを信じていけば大丈夫だろうという安心感がありました。

河合:確かにそうだね。私もディレクションに従ったりオーダーに応えようという気持ちが、いつものお芝居より強かったなと思いました。それは声優の仕事がわからないからこそですね。

——監督ではなく音響監督がお2人のディレクションをされていたんですね。

河合:そうですね。監督も一緒でしたが、声優の演出をしてくれるのは音響監督でした。私も「監督とはあんまり直接話さないんだ……」って初めて知って。もちろん監督によるのかもしれないんですが。

吉田:今回の現場だと、監督が感覚で考えていることを音響監督が汲み取って、私たちに分かりやすく言語化して伝えてくれていたのかなと思います。

河合:音響監督は木村絵理子さんという方なんですが、放言指導の声優さんも「木村さんはすごい」って言うくらいの方で。対面ではなくブースでしか話せない中で、すごく分かりやすい言葉でどうすればいいのかを明瞭に伝えてくださって、とても頼りになりました。

——藤野の走るシーンの躍動感が素晴らしかったですが、あのシーンも何か指示があったんですか?

吉田:たしか走るシーンはあんまり指示を受けてなかったよね? そこは流石のプロでした。

河合:いやいや(笑)。でも確かに動きながらやってみてくださいといった指示は受けたりしていましたけど、そういう走ったり息遣いだったりという台詞がない場面は、思うままにやってくださいと言われることが多かった気がします。生っぽさやライブ感をまず録ってみたいということで。

物語の持つ力

——「ルックバック」は物語や創作の力を描く作品でもありますが、演じることで物語を紡ぐお2人にとって、物語の持つ力とはどういうものだと思いますか?

吉田:すごく大きな影響を与えるものですね。例えば私は小さい頃、「アンパンマン」のロールパンナが好きだったんですけど、あの少し闇がある感じに憧れたりして(笑)。そういう風に私自身、物語やその登場人物に憧れたり、大きな影響を与えられてきたと思うんです。この「ルックバック」を観たことで漫画を描きたいと思う人もいるでしょうし、物語は人生を豊かにしてくれるものですよね。一方で影響が大きいからこその怖さもありますけど。だからこそ自分が作品に携わる時は、誰かの人生に良い影響をもたらすことを目標に作りたいなといつも考えています。

河合:本当に良くも悪くも、とても大きな力を持っていますよね。子供たちが「アンパンマン」を観て、登場人物や善悪の描写に影響を受けて、自分の中の価値観や倫理観として溶けていくように、物語は観ている人の世界と繋がっているということを私も自覚していたいなと考えています。物語は人生を丸ごと変えられるし、救うこともできるし……その力が与える影響を受ける側としても知っているからこそ、作る側に立った時もそのことを忘れないでいたいなと。

——本作への参加で自分の声や、声の芝居に対する考え方に変化はありましたか?

河合:お芝居の中で声がどれだけ大きい要素を持っているかを理解しているつもりでも、実際に声優をやってみると声の芝居をする上での感覚の違いをとても感じましたね。元々舞台や映像、朗読や声優における声の使い方の違いを考えることは好きだったんですけど、映像を続けていくうちにその意識が離れつつあったので、今回声の根本的な部分について考え直すきっかけにもなりました。間違いなく良い影響を及ぼす体験だったと思います。

吉田:私も声の重要さを理解するという意味でとても大切な作品になったと思います。今まで映画のナレーション部分がすごく苦手だったんですよね。声に感情を乗せてるつもりでも変わってないと言われることもよくあったりと声にコンプレックスを持っていて。でもこの作品に出会って、少なからず自分の声を肯定できたんです。だからこの経験を活かして、これからは身体だけじゃなくてもっと声を意識したお芝居をしていきたいなと思いました。

——最後に劇場アニメ「ルックバック」の見どころを教えていただけますか?

河合:声優を演じる時に見た映像はまだラフの段階だったんですが、押山監督の作るアニメーションが本当に素晴らしくって。漫画だからできると思っていた表現が、その質感は変わらず、動くことでより魅力的になっていたんです。漫画「ルックバック」に生命力を注ぎ込んだシンプルかつ最高の映像だと思うので、何より押山監督のアニメーションを知ってもらいたい気持ちが大きいです。そして限られた時間のパーソナルな映画ではあるんですけど、自分の人生の中できっと思い当たる節がある物語だと思うので、漫画をチェックしてなかった人にも観てほしいですね。

吉田:劇場アニメ化の発表があったときの皆さんの反応を見て、改めてこんなにたくさんの人に愛されている作品に関わることができたんだと実感しました。予告を見て「漫画の世界がそのまま動いている」と喜んでいる方もたくさんいたので、きっとその期待を裏切らないものになっているんじゃないかなと思います。少女たちの生きる力や情熱の向け方は、私自身羨ましく感じるほどに素敵なので、原作ファンのみならずいろんな人に共感してもらえると信じています。

PHOTOS:TAKUYA MAEDA(W)

■劇場アニメ「ルックバック」
6月28日全国ロードショー
出演:河合優実、吉田美月喜
原作」藤本タツキ「ルックバック」(集英社ジャンプコミックス刊)
監督・脚本・キャラクターデザイン:押山清高
アニメーション制作:スタジオドリアン
© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会
https://lookback-anime.com

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展覧会「モネ 睡蓮のとき」と「フェイラー」や猿田彦珈琲がコラボ バッグや傘も

10月5日から2025年2月11日まで国立西洋美術館で開催される「モネ 睡蓮のとき」に合わせて、「五感でひたるモネ」をコンセプトにクロード・モネの作品を体感できるオリジナルグッズやメニューの販売を実施する。

10月からの東京展の開幕に先立ち、一部の商品を日テレポシュレのオンラインで発売する。6月からは「香りでひたるモネ」と題して「エステバン(ESTEBAN)」のハンド&ネイルクリーム(3300円)を販売中だ。7月からは「見てひたるモネ」として「ブリジット・タナカ(BRIGITTE TANAKA)」のオーガンジー刺しゅうバッグ(9350円)の先行販売がスタートする。さらに、8月からは「聴いてひたるモネ」を切り口に“雨音に浸れる”アイテムとして「ダブリュピーシー(WPC.)」の折りたたみ傘(3250円)、9月からは「食べてひたるモネ」として「猿田彦珈琲」のドリップバッグコーヒー(1500円)、また「触れてひたるモネ」として「フェイラー(FEILER)」のハンカチ(各3080円)の販売を予定している。このほか、展覧会開幕以降もさまざまなブランドとのコラボグッズの販売を企画している。
また本展アンバサダーで俳優の石田ゆり子がイラストレーターのShogo Sekineとタッグを組み、群馬県富岡市の純国産シルクを使用したオリジナルのスカーフをプロデュースする。

また会期中、ザ・プリンス パークタワー東京にある「レストラン ブリーズヴェール」では、展覧会とコラボレーションしたスペシャルコース「モネ 睡蓮のとき Collaboration Menu~五感でひたるモネ~」を数量限定で提供する。「見てひたる」「食べてひたる」「聴いてひたる」「香りでひたる」「触れてひたる」の演出を加え、「睡蓮」の世界観を一皿ごとに食材で表現しているメニューとなっており、鑑賞後もモネを五感で感じながら余韻にひたることができる。

■「モネ 睡蓮のとき Collaboration Menu~五感でひたるモネ~」
日程:10月5日〜2025年2月11日
時間:ランチ 11:00〜14:30(ラストオーダー14:00)/ディナー 17:30~22:00(ラストオーダー21:00)※完全予約制
場所:ザ・プリンス パークタワー東京33階「レストラン ブリーズヴェール」
住所:東京都港区芝公園4-8-1
料金:1万5000円(1人、サービス料別)

■「モネ 睡蓮のとき」
国立西洋美術館

会期:2024年10月5日〜2025年2月11日
時間:9:30~17:30(金・土曜日は21:00まで/ 入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、10月15日、11月5日、12月28日〜2025年1月1日、1月14日※10月14日、11月4日、2025年1月13日、2月10日、2月11日は開館
住所:東京都台東区上野公園7-7
料金:一般2300円(前売券:2100円)、大学生1400円(同1300円)、高校生1000円(同900円) ※中学生以下、心身に障害のある方及び付添者1人は無料

京都市京セラ美術館
会期:2025年3月7日〜6月8日

豊田市美術館
会期:2025年6月21日〜9月15日

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展覧会「モネ 睡蓮のとき」と「フェイラー」や猿田彦珈琲がコラボ バッグや傘も

10月5日から2025年2月11日まで国立西洋美術館で開催される「モネ 睡蓮のとき」に合わせて、「五感でひたるモネ」をコンセプトにクロード・モネの作品を体感できるオリジナルグッズやメニューの販売を実施する。

10月からの東京展の開幕に先立ち、一部の商品を日テレポシュレのオンラインで発売する。6月からは「香りでひたるモネ」と題して「エステバン(ESTEBAN)」のハンド&ネイルクリーム(3300円)を販売中だ。7月からは「見てひたるモネ」として「ブリジット・タナカ(BRIGITTE TANAKA)」のオーガンジー刺しゅうバッグ(9350円)の先行販売がスタートする。さらに、8月からは「聴いてひたるモネ」を切り口に“雨音に浸れる”アイテムとして「ダブリュピーシー(WPC.)」の折りたたみ傘(3250円)、9月からは「食べてひたるモネ」として「猿田彦珈琲」のドリップバッグコーヒー(1500円)、また「触れてひたるモネ」として「フェイラー(FEILER)」のハンカチ(各3080円)の販売を予定している。このほか、展覧会開幕以降もさまざまなブランドとのコラボグッズの販売を企画している。
また本展アンバサダーで俳優の石田ゆり子がイラストレーターのShogo Sekineとタッグを組み、群馬県富岡市の純国産シルクを使用したオリジナルのスカーフをプロデュースする。

また会期中、ザ・プリンス パークタワー東京にある「レストラン ブリーズヴェール」では、展覧会とコラボレーションしたスペシャルコース「モネ 睡蓮のとき Collaboration Menu~五感でひたるモネ~」を数量限定で提供する。「見てひたる」「食べてひたる」「聴いてひたる」「香りでひたる」「触れてひたる」の演出を加え、「睡蓮」の世界観を一皿ごとに食材で表現しているメニューとなっており、鑑賞後もモネを五感で感じながら余韻にひたることができる。

■「モネ 睡蓮のとき Collaboration Menu~五感でひたるモネ~」
日程:10月5日〜2025年2月11日
時間:ランチ 11:00〜14:30(ラストオーダー14:00)/ディナー 17:30~22:00(ラストオーダー21:00)※完全予約制
場所:ザ・プリンス パークタワー東京33階「レストラン ブリーズヴェール」
住所:東京都港区芝公園4-8-1
料金:1万5000円(1人、サービス料別)

■「モネ 睡蓮のとき」
国立西洋美術館

会期:2024年10月5日〜2025年2月11日
時間:9:30~17:30(金・土曜日は21:00まで/ 入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、10月15日、11月5日、12月28日〜2025年1月1日、1月14日※10月14日、11月4日、2025年1月13日、2月10日、2月11日は開館
住所:東京都台東区上野公園7-7
料金:一般2300円(前売券:2100円)、大学生1400円(同1300円)、高校生1000円(同900円) ※中学生以下、心身に障害のある方及び付添者1人は無料

京都市京セラ美術館
会期:2025年3月7日〜6月8日

豊田市美術館
会期:2025年6月21日〜9月15日

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表参道ヒルズの各店が“日本を旅する大人のかき氷”を販売 各地の名産品を使った限定メニュー6種

表参道ヒルズは6月29日〜9月1日、“日本を旅する大人のかき氷”をテーマにしたかき氷ををまで館内6店舗限定で提供する。今年で8年目を迎えるこの企画では日本各地から厳選した食材を使用し、日本の魅力を再発見できるメニューを用意した。

“日本を旅する大人のかき氷”6種

やさい屋めいの“高知県産すだちと京粉山椒のかき氷”(2500円)は、ジューシーなメロンの香りと粉山椒の上品な香りが調和し、別添えのすだちを絞ることでさっぱりとした味わいに仕上げた。スピカで提供する“桃のグラニータ 島根県産和紅茶とローズマリー”(1760円)は桃のコンポートとジュレ、ホワイトバルサミコが隠し味のグラニータ、フランボワーズのソースを添えた異なる6層のハーモニーが楽しめる。バール ア ヴァン パルタージュでは“静岡県産ほうじ茶とゴルゴンゾーラチーズムースのかき氷”(2000円)を用意。食べ進めるごとにキャラメルナッツやほうじ茶のメレンゲ、コーヒーゼリーが現れて味の変化も楽しい一品だ。

ワインショップ・エノテカ&バーは甘さの中に爽やかな酸味とほろ苦さを感じる、貴腐ワインとマンゴーの相性が抜群な“フレッシュマンゴーのソーテルヌ グラニテ”(2200円)を提供。ジャン=ポール・エヴァンは濃厚なチョコレートと抹茶の風味がマッチした上品な味わいのスイーツ“グラス ピレ オ ショコラ マッチャ”を7月1日〜8月31日で提供する。“37 ローストビーフ”で味わえる“京都 西京味噌と冷やし焼き芋の金時”(1980円)は追いがけ用の西京味噌シロップをかけることで最後の一口まで楽しめる、和菓子のような新感覚のかき氷に仕上げた。提供時間や1日の提供数は店舗によって異なる。

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表参道ヒルズの各店が“日本を旅する大人のかき氷”を販売 各地の名産品を使った限定メニュー6種

表参道ヒルズは6月29日〜9月1日、“日本を旅する大人のかき氷”をテーマにしたかき氷ををまで館内6店舗限定で提供する。今年で8年目を迎えるこの企画では日本各地から厳選した食材を使用し、日本の魅力を再発見できるメニューを用意した。

“日本を旅する大人のかき氷”6種

やさい屋めいの“高知県産すだちと京粉山椒のかき氷”(2500円)は、ジューシーなメロンの香りと粉山椒の上品な香りが調和し、別添えのすだちを絞ることでさっぱりとした味わいに仕上げた。スピカで提供する“桃のグラニータ 島根県産和紅茶とローズマリー”(1760円)は桃のコンポートとジュレ、ホワイトバルサミコが隠し味のグラニータ、フランボワーズのソースを添えた異なる6層のハーモニーが楽しめる。バール ア ヴァン パルタージュでは“静岡県産ほうじ茶とゴルゴンゾーラチーズムースのかき氷”(2000円)を用意。食べ進めるごとにキャラメルナッツやほうじ茶のメレンゲ、コーヒーゼリーが現れて味の変化も楽しい一品だ。

ワインショップ・エノテカ&バーは甘さの中に爽やかな酸味とほろ苦さを感じる、貴腐ワインとマンゴーの相性が抜群な“フレッシュマンゴーのソーテルヌ グラニテ”(2200円)を提供。ジャン=ポール・エヴァンは濃厚なチョコレートと抹茶の風味がマッチした上品な味わいのスイーツ“グラス ピレ オ ショコラ マッチャ”を7月1日〜8月31日で提供する。“37 ローストビーフ”で味わえる“京都 西京味噌と冷やし焼き芋の金時”(1980円)は追いがけ用の西京味噌シロップをかけることで最後の一口まで楽しめる、和菓子のような新感覚のかき氷に仕上げた。提供時間や1日の提供数は店舗によって異なる。

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