「リゾート・コレクション」とは?

「WWDJAPAN」の新たな動画企画「WWDJAPAN DICTIONARY」は、トレンドから生まれた用語やファッション業界用語など、今知っておきたい用語をピックアップし、「WWDJAPAN」記者が詳しく解説するコンテンツです。

今回の用語は「リゾート・コレクション」について。
「リゾート・コレクション」が注目される理由や、「グッチ」、「バレンシアガ」など今シーズンの注目「リゾート・コレクション」について解説します。

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20代男女に人気の「クルニ」、創業130年の英国ブランド「ダックス」とコラボ その理由

安藤一彦デザイナーによる「クルニ(CULLNI)」は10月を目処に、イギリスの老舗ファッションブランド「ダックス(DAKS)」とコラボしたカプセルコレクションを発売する。「クルニ」旗艦店(東京・中目黒)とECサイト、「ダックス」のECサイトで取り扱う。今後、「クルニ」はギンザ シックス(GINZA SIX)で9月後半から、伊勢丹新宿本店メンズ館で10月後半から、ニュウマン横浜で11月上旬からポップストア開催を予定しており、通常コレクションと共に本カプセルコレクションも販売するという。

2014年春夏シーズンにスタートした「クルニ」は、ユニセックスかつクリーンなデザインと、イージーケアな機能性によって20代の男女から支持を得ている。今回、1894年創業で今年130周年を迎える「ダックス」がコラボすることについて、正直意外に感じた読者も多いだろう。安藤デザイナーによれば、名古屋の生地屋でたまたま見かけた「ダックス」のファブリックに心を引かれ、「機会があったらコラボしたい」と日本のライセンシーである三共生興に掛け合ったことが始まりだったという。「クルニ」の持ち味であるカジュアルなテイストに、「ダックス」のラグジュアリーなムードを加え、それによってブランドの裾野を40〜50代にも広げたいというブランドの意図と、20〜30代のファンを増やしたいという「ダックス」側の思いが合致した形だ。

カプセルコレクションのラインアップは、ロングコート(18万1500円)、ジャケット(8万5800円)、パンツ(5万2800円)、ボウタイシャツ(5万5000円)、ロゴフーディー(3万3000円)、ロゴTシャツ(2万2000円)などのウエアと、キャップ(1万7600円)やバッグ(3万800円)などの小物を併せた全11型。「ダックス」のアイコンであるハウスチェック柄や、同ブランド製のボタンを使用したほか、「クルニ」が従来から特徴としていたベルト使いをデザインに落とし込んだ。

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見えた最先端トレンド!若手の熱量に共感 2025年春夏ロンドンダイジェスト

2025年春夏シーズンのロンドン・ファッション・ウイークが現地時間の9月13〜17日に開催しました。今シーズンは、ロンドンコレクション初参加の木村がリポートします。初日と2日目は、若手ブランドの発表が続きます。ロンドンのファッションシーンを盛り上げる若手たちから受け取るメッセージの強さに、終始興奮状態。そんなロンドン取材のハイライトをお届けします。

優しいストリートスタイルがツボだった「リューダー」

2日目の朝イチのショーにも関わらず、若手支援プロジェクト「ニュージェン」枠の「リューダー(LUEDER)」の会場は満員。ブランドの注目度の高さはもちろん、イギリスは若手ブランド自体への関心度がやっぱり高いのだなぁとしみじみ感じます。


中世のの錬金術を着想源に、化学反応で変化する金属を模したという絶妙なカラーパレットのせいなのか、ボトムスやメンズのスカートなどの曲線的なカッティングのせいなのか、デザイナーのマリー・リューダー(Marie Lueder)が提案するストリートスタイルには、どこか優しさを感じます。その感覚がすごく今っぽい。街中で着ている人たちをリアルに想像できます。

「ドルガバ」の2人も注目する「フィーベン」はエレガントに進化

エチオピア出身デザイナーのフィーベン・ベンメンビー(Feben Vemmenby)による「フィーベン(FEBEN)」は前シーズン、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」デザイナーのドメニコ・ドルチェ(Domenico Dolce)とステファノ・ガッバーナ(Stefano Gabbana)による若手クリエイター支援プロジェクトに選ばれ、ミラノで初のショーを開催しました。

今シーズンのコレクションのストーリーは、スペイン人のフラメンコダンサー、アントニタ・ラ・シングラ(Antonita La Singla)の半生が着想源。シングラは聴覚障害を持ちながらも、肌でビートを感じることで、有名ダンサーとして活躍しました。フィーベンは、「彼女が自分の弱さを強さの原動力に変えていた生き様に、とても感銘を受けた」と話します。歩くたびに裾のフリルが揺れるドレスやボリュームのあるフリンジをあしらったスカートなど、ファブリックがエレガントに踊り、ドレスのショルダー部分にレザーのパッチを配するなどのディテールで“弱さ“と”強さ“の共存を表現。オーストリッチの羽で縁取ったネットドレスは、ガーナの職人とのパートナーシップで制作しました。「雇用を生み出すという意味でのサステナビリティは、私にとって非常に重要なこと」とフィーベン。型数は少ないながらも、一つ一つにストーリーがちゃんと詰め込まれていて説得力があり、着実に進化していると感じました。

循環型の先駆ブランド「レイバーン」が15周年

クリストファー・レイバーン( Christopher Raeburn )による「レイバーン(RAEBURN)」が15周年を迎えました。2009年のスタート時から余剰生地をアップサイクルする、循環型のデザインアプローチを核に据えているストリートブランドです。ロンドン・ファッション・ウイーク中に変遷をたどる特別展示を開催し、キュレーターのハリス・エリオット(Harris Elliot)が展示を手掛けました。

「レイバーン」の名前を広げた廃棄パラシュートをアップサイクルしたジャケットをはじまり、デッドストックのミリタリーファブリックを使ったアイテムや、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ヴァンズ(VANS)」「モンクレール(MONCLER)」「ポーター(PORTER)」、ディスニーなど、過去のコラボ作品の数々も展示されています。そのどれもがとってもかっこいい。「圧倒的にユニークで人の心を動かす服を、サステナブルなアプローチでデザインする」というクリストファーのアティチュードに惚れました。

Y2Kの次は“インディースリーズ“!?

2022年に始動した「アーロン エッシュ(AARON ESH)」は、今回のコレクション取材で楽しみにしていたブランドの一つ。23年には「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のファイナリストにも選出されていて、サヴィル・ロウ仕込みのテーラリング技術と、ロンドンの今のユースカルチャーを切り取る視点の組み合わせがファンの心をつかんでいるそう。

ショー開始前には、お隣になったファッションジャーナリスト若月美奈さんと、若月さんの18歳の親友レオン君と雑談。レオン君によると、ロンドンでY2Kブームの次に来そうなトレンドワードは“インディー・スリーズ(Indie Sleaze) “だと教えてくれました。初耳ワードです。レオン君によると古着ベースのグランジファッションに近く、いろんなテイストを自由に組み合わせるミックス&マッチスタイルで、2010年代の若者ファッションが参考になるらしいです。まだつかみきれませんが、「アーロン エッシュ」の来場者たちのスタイルはまさに“インディースリーズ“系かなとレオン君。「アーロン エッシュ」周りのコミュニティーには要注目な予感がします。

ショーはニュー・オーダー(New Order)の「Paradise」をBGMにスタート。スキニーパンツや細いネクタイ、サテンやベルベットなどのセンシュアルな素材使いのジャケットなど、「アーロン エッシュ」の第一印象はエディ・スリマン(Hedi Slimane)でした。


グランジから貴族まで、これがイギリス

グランジムードを楽しんだ後は、「リチャード クイン(RICHARD QUINN)」のショーへ。会場は5つ星ホテルの「ザ・ドーチェスター」。会場に広がっていたのは英国貴族の社交界のような光景でした。豪華絢爛なドレスをまとって「How do you do?」とあいさつし合うお姫さまたちがたくさん。超庶民の私はこんな世界が本当に存在していたんだと、開いた口が塞がりません。

大きなシャンデリアがいくつも吊るされた会場で、生のオーケストラ演奏でショーは開幕。コレクションは圧巻すぎて、もはやディテールに目が行きませんでした。私が幼少期の頃、大好きだった「美女と野獣」のベルが着ている黄色のドレスを両親にプレゼントしてもらったことがあり、当時の何とも言えないドキドキ感を思い出しました。どれくらいビジネスになっているかという難しいことは抜きにして「リチャード クイン」のコレクションはただただ美しく、夢を見させてくれるものでした。

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ゆりやんレトリィバァが語る「『極悪女王』での青春の日々」——自分らしく生きていくことが芸人

PROFILE: ゆりやんレトリィバァ/芸人

PROFILE: 1990年11月1日生まれ。奈良県吉野郡出身。趣味は映画鑑賞(大学で映画研究をしていた)。特技は英語、ダンス。大学4年生の時に、大阪NSC35期生として入学し、お笑いを学ぶ。翌年行われた「NSC大ライブ2013」で優勝を果たし、NSCを首席で卒業。2017年、第47回NHK上方漫才コンテストで優勝。同年12月「女芸人No.1決定戦 THE W」に出場し、優勝。海外進出を目指し、19年6月には、アメリカのオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」にも出場。21年には「R-1グランプリ」で優勝。23年にはラッパーとしてデビューし、お笑い以外の活動でも注目を集めている。

1970年から80年にかけて、日本で巻き起こった空前の女子プロレスブーム。歌って踊るアイドル的存在としても活躍していたビューティ・ペア(ジャッキー佐藤&マキ上田)に憧れる少女は、華やかなプロレスラーになるため全日本女子プロレスの門戸をたたく。彼女の名前は松本香。後に最恐最悪のヒール“ダンプ松本”として日本中にその悪名を轟かすことになる人物である。心優しい少女はなぜダンプ松本になったのか、その知られざるストーリーを紐解く全5話のNetflixシリーズ「極悪女王」が9月19日からネットフリックスで配信される。企画・プロデュース・脚本を手掛けたのは、放送作家として多くの人気番組を生み出したほか、脚本家や文筆家としても活躍する鈴木おさむ。番組に参加した際にダンプ松本から女子プロ時代の話を聞き、世界に通じるドラマになると確信して企画した。総監督を務めたのは「死刑にいたる病」(2022)、「碁盤斬り」(24)と話題作を続々と発表する白石和彌だ。

物語の主役となる松本香=ダンプ松本を演じるのは、世界を股にかけ活躍する多才な芸人・ゆりやんレトリィバァ。宿命のライバル、クラッシュ・ギャルズの長与千種とライオネス飛鳥を唐田えりかと剛力彩芽が演じるほか、仙道敦子、斎藤工、村上淳ら豪華キャストが脇を固める。プロレスシーンの構成を担ったのは、本作の主要人物としても登場する長与千種。なんと大迫力のプロレスシーンでは、女子プロレス団体「Marvelous(マーベラス)」の下でプロレスを学んだキャストたちが実際に闘っているという。

「青春のような日々だった」と語る撮影期間に一体何があったのか。大幅な肉体改造をして本作に挑んだという主演・ゆりやんレトリィバァに話を聞いた。

役作りで40kg増量

——ゆりやんさんは本作の主人公・ダンプ松本役をオーディションで射止めたと伺いました。そもそもオーディションを受けるきっかけは何だったのでしょうか?

ゆりやんレトリィバァ(以下、ゆりやん):私は毎日、コボちゃんみたいな見た目の牧くんというマネージャーに「仕事のことで何か良いことありますか?」って電話するんです。それである日、いつも通り牧くんに電話したら「あるんです!あるんです!」ってめっちゃテンション高い時があって。それで「ダンプ松本さんのドラマがネットフリックスで作られます!それの主役オーディションのお話があります!」と教えてもらってオーディションを知りました。私はその当時から、将来的にアメリカで活動したいと思っていて。ネットフリックスさんはアメリカの企業だし、白石和彌監督と鈴木おさむさんの作品で主役を演じられたら絶対に自分のキャリアにとってもプラスになると思ってオーディションを受けることにしました。

——合格を告げられた時の心境はいかがでしたか?

ゆりやん:本当にびっくりしました。オーディションを受けてからずっと「ダンプさんになれるかな」とドキドキしていて、毎日マネージャーに結果の連絡がないか確認していたんです。未発表情報なので人前で詳しい内容については話せないじゃないですか。なので当時吉本の窓口をしていた立川さんという方の名前を隠語みたいにして「立川さん関係で何か進展は?」とか「立川さんどうなってる?」って日々話していました。それである日「立川さん確定です」って言われて……とにかくうれしかったですね。

——当時45kgという大幅なダイエットをした直後で、そこから役作りのために40kgも増量したと伺いました。かなりハードな体験だったかと思いますが……。

ゆりやん:減量後だったこともあり、ダンプ松本さんのような大きい身体作りができるのか不安で、オーディションを受ける前にこの役は難しいかもと悩んだこともありました。でも減量の時からお世話になっていたトレーナーの岡部友さんに、リバウンドではなく筋肉トレーニングなど体に負担がない方法で増量することを相談したら「一緒に頑張ろう」と言ってくれて。それなら自分も頑張れそうだと、覚悟を決めてトレーニングに挑みました。

もちろん身体作りにあたってはネットフリックスさんも徹底的にサポートしてくれました。月一度の健康診断や血液検査などを実施してくれたり、トレーニングや食費面も支えてくれたりしたので、安心して増量することができました。今は撮影が終わったので減量中です。

一緒に青春を過ごした仲間のような関係

——「極悪女王」は紆余曲折ありながらも最終的にはシスターフッドの物語でしたね。唐田えりかさん、剛力彩芽さんはじめキャストの皆さんとの連帯感はいかがでしたか?

ゆりやん:唐田さんや剛力さんをはじめプロレスラー役のみんなとは、プロレスを教わるため長与千種さんの女子プロレス団体「Marvelous」さんの道場へ毎日通っていました。練習の日々は本当に部活で青春しているみたいで。だから撮影の日も「今日は試合シーンの撮影やな」じゃなくて「今日は試合やな」って普通に話していたり(笑)。そんな中で形成された関係性や会話が役ともピッタリはまっていたので、みんなお芝居しつつも役の中に素の自分が生きているような感覚でしたね。みんな、一緒に青春を過ごした仲間のような関係です。

——本作では男性経営者に搾取されながらも勝ち上がり、自分を貫く女性たちの姿が描かれていました。お笑いの世界も男性社会という印象が強く、その中で活躍の場を世界に広げていくゆりやんさんの姿がダンプ松本さんと重なったのですが、ストーリーに共感する部分はありましたか?

ゆりやん:登場人物の強さや優しさなど人間的な部分に尊敬や共感する部分はたくさんありますが、特に感情移入したのが松本香さんからダンプ松本さんに覚醒するところです。覚醒前の松本香さんは、自分がうまくいかない中で周りの子たちがどんどん売れていく姿を見ていて苦しかっただろうし、人のせいにせず自分を責め続けていて本当につらかったと思うんです。

その後覚醒して、悪役メイクをして初めてリングに立った時に「帰れ!帰れ!」というコールを聞いたわけですよね。普通は「帰れ」と言われるなんて嫌ですが、ダンプさんはその時に初めて自分にスポットライトが当たっていると感じてうれしかったんじゃないかなって思うんです。それを長与さんに聞いたら、やっぱりダンプさんは「帰れ」と言われて喜んでたらしいんですよ。芸人もひどい言葉をぶつけられることもあるけど、それがエネルギーや餌になる部分は通じると思うんです。私も言われたことをコントやネタにして自分の糧にしたりするからこそ、ダンプさんのそんな部分にはとても共感しました。

——覚醒するシーンの前と後では演技の質が180度変わっていて驚きました。演じる上での気持ちの切り替えはどのように行ったのでしょうか?

ゆりやん:自分もどうすれば良いのか悩んでいたんですよね。そんな時にダンプさんが練習を見にきてくれて「遠慮したらダメだよ。怖くしなきゃダメ」ってこっそり教えてくれたんです。それまで私は人前で結構暴れたりとかしていましたけど、めちゃくちゃやっているように見えて実は遠慮していたり、抑えていた部分もあって。でも撮影が進んでいく中で、皆全力でぶつかり合っているのに、自分が抑えててはいけないなと思うようになりました。それで気持ちを抑えず演じるうちに役と自分が一体化してきて、松本香 さんが覚醒すると同時にダンプさんの気持ちや感情が自分の内から溢れ出てきたんです。殻を破ったかのような感覚でした。

分かっていたはずなんですけど、先日完成品を試写会で観たら「みんな途中からめっちゃ変わってる……!」って驚きました。4話からの血の上り方がそれまでと全然違っていて、やっぱり異様な空気感だったんだなと実感しましたし、それを引き出した監督があらためてすごいなと思いました。

——ダンプ松本に覚醒してからの現場の空気は大丈夫でしたか……?

ゆりやん:覚醒後も現場は荒れることなく良い雰囲気でした。ただ一つ実践したことがあって。私は(唐田)えりかちゃんとめっちゃ仲が良くて、いつも連絡を取り合っているんです。でも作品の中では長与さんとダンプさんが次第に気まずくなっていって、やがていがみあうようになりますよね。ダンプさんからも「プライベートでもしゃべるのやめた方が良いよ」と言われたこともあり、話し合った上で決別するシーンから一切しゃべることをやめたんです。そしたら皆本当は仲良いと分かりつつも、私がいないところで皆が盛り上がってたりすると腹立つようになってきて(笑)。

話すのをやめてから初めて目を合わすシーンがあったんですが、互いにめっちゃ気まずかったんですよね。そうしたら元から本当にそんな関係性だったように思えてきて。そんな状態がしばらく続いていたんですが、最後の髪切りデスマッチの泊まり込み撮影の時に、なかなか息が合わずリハが上手くいかなかったんです。するとえりかが「レトリ、今日ご飯いこ」って声かけてくれて。ご飯行ったら元通りにしゃべれて、私たちやっぱり仲良かったんやなと思い出せました。

その経験があるおかげで当時の長与さんとダンプさんの気持ちも分かったし、そこからは試合に向けていろいろ意思疎通していこうと確認しあって、それまで以上にコミュニケーションを取るようになりました。遠慮していたことも言えるようになりましたし、今ではLINEで4時間くらい話したりする仲です。そんな良い友達にもこの作品を通じてたくさん出会えてうれしかったですね。

撮影中のサポートについて

——インティマシーコーディネーター(IC)の浅田智穂さんをはじめ大勢のケアスタッフが参加されていますが、撮影する上でのサポートはいかがでしたか?

ゆりやん:今回初めてICさんにお会いして、こんな方がいるんだなと。撮影中はいろいろとケアしていただきました。例えば水着での撮影シーンがある際には「これは着れますか?」とか「ここからは撮られたくないとかありますか?」と聞いてくれたり。みんなの前で聞かれたら、言いづらいこともあるじゃないですか。そんな心理的に言いにくいことを言える環境を作ってくれましたね。健康や栄養面に関しても、いろんな専門家の方が常に支えてくれて心強かったです。

——本作の撮影中にゆりやんさんが負傷したと報じられ、心配の声が上がっていました。大変な状況だったと思いますが、事故の後はどのようなサポート体制で撮影を続けられたのでしょうか。

ゆりやん:事故のニュースを見たらグロい感じになってたんですけど……実際はそんなことはなくて。プロレスシーンはほとんど実際に私たちが演じているんですが、当初からプロレスの練習や撮影シーンにおいてはかなり安全面の配慮をしてもらっていました。その上で、私が普通に受け身をミスってしまったんです。

事故以降の撮影ではこれまで以上にスタッフだけでなく、私たちキャストも少しでも違和感を覚えたらすぐお互いに言うようになりました。遠慮していることもあるかもと思って、キャスト同士で「今のは痛かったように見えました」「いえ、痛くないです」「でも痛そうでした」とか言い合ったり(笑)。長与さんも作中のプロレス技を組む上で、これだったらより安全なんじゃないかと配慮してくれていましたね。皆が一丸となってサポートしてくれたので、安心して撮影に臨むことができました。

——私もけがや増量のニュースを聞き、無茶をしているのでは……と思っていたので安心しました。

ゆりやん:ニュースが出た時は本当に悔しかったんです。ネットで和彌監督や鈴木おさむさんに直接いろいろ言ってる人もいましたし……。私がTwitterで「本当に大丈夫です」とつぶやいたら「このツイートはマネージャーがつぶやいていて、ゆりやんは横で寝たきりになっているに違いない」と言っている人もいて、考えすぎやろと思ってました。

本当に万全の体制で撮影しました……が実際に映像で見ると怖くてヒヤヒヤするし、ハラハラするかっこいい作品になったと思います。

海外での活動に向けて

——主題歌を担当されたAwichさんとは名曲「Bad Bitch 美学 Remix」でご一緒されていましたよね。ゆりやんさんは音楽や演技など幅広い分野で活躍されていますが、その原動力はどこから湧き上がってくるのでしょうか?

ゆりやん:最初私が芸人になった頃って、劇場とかテレビでコントやお笑いをするっていうことしか知らなかったんです。でも先輩たちの背中を見るうちに、好きなことや興味あることにも挑戦して、自分らしく生きていくことが芸人なんだと学ばせてもらいました。お笑い芸人という枠にとらわれず、ゆりやんレトリィバァとして生きて良いんだといろんな方に背中を押してもらい、引っ張ってもらったことが今回の「極悪女王」や音楽にもつながっているのかなと思います。

——今年の年末にアメリカへ引っ越すとのことですが、海外での活動に関してはどのようにイメージされているのでしょうか?

ゆりやん:あくまでイメージですが……。まずビバリーヒルズの広い家に住んで、毎日ポルシェかベンツを片手で運転してカフェに行って、サングラスかけながらコーヒー飲んで、ジムに行ってからオーディションを受けて、スタンダップコメディーに出てからパーティーに行きます。そして映画やドラマに出てハリウッドセレブになって、「次どこ進出する?」ってなったら「宇宙しかないでしょ」ってなって最終的には宇宙進出します。

——そんな憧れのハリウッドで、この人の作品に出たいという映画監督はいますか?

ゆりやん:スティーブン・スピルバーグ監督ですね。「E.T.2」にE.T.役として出たいです。

——ゆりやんさん自身も映画監督デビューされるとのことですが、目指す監督像は誰かいますか?

ゆりやん:やっぱり白石和彌監督です!リスペクト&リスペクトしているので。

——白石和彌監督とご一緒して、どのような部分をリスペクトされたのでしょうか。

ゆりやん:本当に全部が大好きなんです。最初は白石監督って呼んでたんですが、ある日ふと和彌監督って呼んでみたんです。突っ込まれるかなと思ったら「何?」って普通に言われて、そこから私は和彌監督と呼んでるんですけど。

和彌監督はお芝居中やリハーサル中もめっちゃ笑ってくれるんです。何か提案すると笑いながら「良いね!」って言ってくれたり。その笑い声がすごく好きで、みんなも和彌監督に笑ってもらうために頑張ろうとか、何したら監督が笑うだろうとか考えたりしてるんですよ。そんな風に笑いながら演出やセッティングをしてる姿が特に大好きですね。

——最後に、「極悪女王」を視聴する方にメッセージをお願いします。

ゆりやん:「極悪女王」の舞台は80年代で、女子プロレスの方々が日本に嵐を巻き起こした時代です。出演者のほとんどはその時代を生きていませんが、私たちも当時にタイムスリップしたと感じるほどの世界観が実際に作られていました。それこそダンプさんもセットや小道具を見て本物と変わりないと言ってたくらいに。「極悪女王」を観ている時ってその時代に飛び込んだような感覚になると思うので、この時代を知っている人はもちろん、知らない人にもぜひ体験してもらいたいです。安全に作られた楽しい作品ですが、極悪さは安心できないですよ!

PHOTOS:TAKUROH TOYAMA
STYLING:MIKA ITO
HAIR&MAKEUP:TOMOKO OKADA(TRON)

■Netflixシリーズ「極悪女王」
9月19日からNetflixで世界独占配信
全5話(一挙配信)

出演:ゆりやんレトリィバァ 唐田えりか 剛力彩芽
えびちゃん(マリーマリー) 隅田杏花 水野絵梨奈 根矢涼香 鎌滝恵利
安竜うらら 堀 桃子 戸部沙也花 鴨志田媛夢 芋生 悠
仙道敦子 野中隆光 西本まりん 宮崎吐夢 美知枝
清野茂樹 赤ペン瀧川 音尾琢真
黒田大輔 斎藤 工 村上 淳
企画・プロデュース・脚本:鈴木おさむ
総監督:白石和彌  
監督:白石和彌(1〜3話)、茂木克仁(4〜5話)
プロレススーパーバイザー:長与千種
脚本:池上純哉
製作:Netflix
制作プロダクション:KADOKAWA
https://netflix.com/極悪女王

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「ゼニア」がニューヨークで「ヴィラ ゼニア」第2章を開催 創業者の渡米がテーマ

「ゼニア(ZEGNA)」は、イベント「ヴィラ ゼニア(VILLA ZEGNA)」の第2章「ニューヨーク:“イル コンテ(IL CONTE)”のレジェンド」をアメリカ・ニューヨークで開催した。

「ヴィラ ゼニア」第2章
創業者の渡米がテーマ

「ヴィラ ゼニア」は、“旅”になぞらえ、地域ごとにブランドストーリーを展開、創業者エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)のレガシーを紹介するもの。同ブランドの展望や歴史を綴ったアートブック「BORN IN OASI ZEGNA」の出版に始まり、5月には中国・上海で第1章「ヴィラ ゼニア:リネンのオアシス」を開催した。第2章となる今回は、エルメネジルド・ゼニアの渡米がテーマ。ヨーロッパだけでなく、アメリカでも「ゼニア」のファブリックを広めるため、1938年にレックス号で海を渡った。会場には、ニューヨークへの旅、同氏の植林事業にはじまる“オアジ・ゼニア”、オフィスなどを表現したフロアに加え、“イル コンテ”ジャケットをはじめとした、特別な商品をそろえる専用プライベートラウンジなどを用意。1週間に渡って開催し、アメリカの映画監督ロマン・コッポラ(Roman Coppola)がホストを務めた、スペシャルディナーも実施した。俳優のイーサン・ホーク(Ethan Hawke)やソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)、クロエ・ファインマン(Chloe Fineman)、クリスチャン・フリーデル(Christian Friedel)、ヤング・マジノ(Young Mazino)ら豪華な顔ぶれが来場した。

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「ザラ」とハリー・ランバートが第2弾コラボ テーマは“今、古着屋で見つけたいもの”

「ザラ(ZARA)」は9月20日、スタイリストのハリー・ ランバート(Harry Lambert)との第2弾コラボ“キューティー・サーカス(CUTIE CIRCUS)”コレクションを発売する。「ザラ」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。また同銀座店では、9月20日〜10月2日の期間、ポップアップもオープンする。

ランバートと第2弾コラボ
“今、古着屋で見つけたいもの”がテーマ

コラボアイテムは、海辺やテーマパークなどの“楽しさ”に着想を得て、“今、古着屋で見つけたいもの”をテーマに制作。ランバートが1970年代を中心に、膨大な写真やサーカスの衣装、マスク、アリーナを調査した。Tシャツやシャツ、パーカ、ベスト、セーター、ジャケット、パンツ、コートなどウエアのほか、ソックスやアクセサリー、ネクタイ、シューズ、バッグ、キーホルダーなど、およそ70点をラインアップする。また一部ウエアやネクタイ、キーホルダーなどには、アーティストのアイシャ・ナギエヴァ(Aysha Nagieva)とコラボしたイラストをあしらった。

アイシャ・ナギエヴァは、本コラボについて、「ハリーと『ザラ』チームと共にアイディアを形にする過程はとても楽しく、彼らがどのように服にイラストを落とし込むのかを見るのが待ち遠しかった。普段は油絵をメーンに制作しているが、今回のイラストでは水彩画を用いた。これにより、クラシカルなサーカスの雰囲気を再現しつつ、現代的なビジュアルに仕上げることができた。このコレクションに参加できたことは大変光栄であり、ハリーの素晴らしいアイディアの具現化を託してくれたことに感謝している」と語っている。

ハリー・ランバートは、歌手のハリー・スタイルズ(Harry Styles)や俳優のエディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)らのスタイリングの他、「グッチ(GUCCI)」や「マルベリー(MULBERRY)」などのキャンペーン広告を手掛けたことでも知られる。

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セブンイレブン「パラドゥ」が秋冬限定ネイルカラーを発売 “妖”をテーマに

セブン-イレブンで展開するコスメブランド「パラドゥ」は、ワンシーズン使い切りサイズのネイルカラー“パラドゥ ミニネイル”(4.0mL、385円)から、秋冬向けの期間限定色を9月27日に発売する。一部店舗を除くセブン-イレブン店舗で販売する。

2024-25年秋冬の限定ネイルカラーは日本で古くから伝えられ、ご利益をもたらす一面があるといわれる“妖(AYAKASI)”がテーマ。妖たちの愛すべき面に着想を得て生まれた全6色をラインアップする。ラメ入りベビーピンクの“PK19 化け猫”、金箔風ラメが舞い降りるシアーカラーの“GD06 金霊(かなだま)”、ひんやり優雅なグレイッシュブルーの“BL15 八尾比丘尼(やおびくに)”、瞬くラメ感のあるディープブラウンの“BR10 九尾の狐”、凛と気高いボルドーの“RD13 天狗”、細かなラメ入りフォギーグレーの“GY06 獏”をそろえる。

アイテム一覧

ミニサイズで気軽に持ち運べる“パラドゥ ミニネイル”は、速乾処方を採用することで素早く仕上げることが可能。爪への密着力が高い成分を配合しており、美しい仕上げが長持ちするのも特徴だ。

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セブンイレブン「パラドゥ」が秋冬限定ネイルカラーを発売 “妖”をテーマに

セブン-イレブンで展開するコスメブランド「パラドゥ」は、ワンシーズン使い切りサイズのネイルカラー“パラドゥ ミニネイル”(4.0mL、385円)から、秋冬向けの期間限定色を9月27日に発売する。一部店舗を除くセブン-イレブン店舗で販売する。

2024-25年秋冬の限定ネイルカラーは日本で古くから伝えられ、ご利益をもたらす一面があるといわれる“妖(AYAKASI)”がテーマ。妖たちの愛すべき面に着想を得て生まれた全6色をラインアップする。ラメ入りベビーピンクの“PK19 化け猫”、金箔風ラメが舞い降りるシアーカラーの“GD06 金霊(かなだま)”、ひんやり優雅なグレイッシュブルーの“BL15 八尾比丘尼(やおびくに)”、瞬くラメ感のあるディープブラウンの“BR10 九尾の狐”、凛と気高いボルドーの“RD13 天狗”、細かなラメ入りフォギーグレーの“GY06 獏”をそろえる。

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ミニサイズで気軽に持ち運べる“パラドゥ ミニネイル”は、速乾処方を採用することで素早く仕上げることが可能。爪への密着力が高い成分を配合しており、美しい仕上げが長持ちするのも特徴だ。

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「リズム」からシートマスクの新シリーズ 全顔・部分用のダブル使いでバランスの崩れない肌に

化粧品や雑貨の企画・製造・販売を手掛けるサン・スマイルのスキンケアブランド「リズム(RISM)」は10月1日、シートマスクの新シリーズ“ベース”を発売する。取り扱いはサン・スマイル公式ECとドラッグストア。

同シリーズは、“土台ケア”発想のシートマスク。デイリーとスペシャルのダブルケアを習慣にすることで、バランスが崩れない肌にグレードアップする。ビタミンC誘導体をはじめ、米発酵エキス、果実・草花のエキス5種、ヒト型セラミド3種、肌荒れ防止成分2種を配合し、水分保持力とバリア機能を強化。肌を外的環境から守りながら、潤いで満たす。

ラインアップは、全顔マスク“ベース デイリーケアマスク”(全2種、各7枚入り、各770 円)と部分用マスク“ベース ポイント集中パック”(全2種、各16 枚入り、660 円)の2アイテム。それぞれ、くすみやハリ艶にアプローチする “シャイン”と、毛穴やざらつきにアプローチする“ブラック”の2種を用意する。“シャイン”はミルク乳液、“ブラック”はジェル美容液タイプ。

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「トーガ」が4年ぶりにロンドンでショー 「他者の労働への敬意」から作るビジネスウエア

古田泰子デザイナーが手がける「トーガ(TOGA)」がロンドン・ファッション・ウイーク最終日の9月16日に、4年ぶりのショーを開催した。2025年春夏コレクションのテーマは、「労働、秩序、ユーモア」。リリースには、「労働の上に成り立ち、秩序から美を生み出し、人生に新たな視点を与えるユーモアを取り入れた」とつづる。

会場に選んだのは、テムズ川近くの歴史的建造物サマセットハウスの小さな1室。一列のベンチシートには、コレクションでも登場するバラや蝶々のブローチをギフトに置いた。古田デザイナーは、「コロナを終えてすぐにフィジカルショーでの発表に戻ったブランドも多かった中で、私たちは自分たちの方法をもう少しゆっくり考えたいと、映像や写真などさまざまな見せ方をしてきた。1つの方向性として見えてきたのが、大きなエンターテイメントなショーではなくじっくり服を見てもらうサロン型のショーだった」と話す。

ショーはたっぷり生地を使ったドレスのようなトレンチコートでスタート。今古田デザイナーの頭の中には、「他者の労働への敬意」が大きなテーマにある。「ファッションの仕事も日常生活も、他人の労働の上に成り立っているということを強く意識している。いろいろな職業に敬意を持ちながら現代のビジネスウエアを解釈したいと思った」と古田デザイナー。膝からボリューミーなフリルがのぞくカーゴパンツ、シャツのようにクリーンに着こなすデニムジャケットなどミリタリーウエアをヒントに現代のワークウエアに落とし込む。そうした流れの中で見る光沢感のあるジャカード織りのミニドレスは、オケージョンウエアというよりも現代女性が着るビジネスウエアに見えてくる。

クロップド丈のライダースジャケットやブロックチェックのテーラードジャケットと合わせるセットアップのスカートは、下からシャツの裾が覗くほどのマイクロミニ丈。ウエストをクロスしたファブリックでつないだワンピース、ラペルを残してPVC素材とドッキングしたテーラードジャケットなど、異なるテクスチャーの素材が自由に組み合わされ予期せぬシルエットが次々と飛び出す。

一見混沌とした世界観の核にある「トーガ」らしさとは何なのか。古田デザイナーは「私もいまだに見つかっていない。でもそこがらしいと思いたい」と答えた。ショーを終えた古田デザイナーは、「ショーってこんなにあっという間に終わるんだな」とこぼした。

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「トーガ」が4年ぶりにロンドンでショー 「他者の労働への敬意」から作るビジネスウエア

古田泰子デザイナーが手がける「トーガ(TOGA)」がロンドン・ファッション・ウイーク最終日の9月16日に、4年ぶりのショーを開催した。2025年春夏コレクションのテーマは、「労働、秩序、ユーモア」。リリースには、「労働の上に成り立ち、秩序から美を生み出し、人生に新たな視点を与えるユーモアを取り入れた」とつづる。

会場に選んだのは、テムズ川近くの歴史的建造物サマセットハウスの小さな1室。一列のベンチシートには、コレクションでも登場するバラや蝶々のブローチをギフトに置いた。古田デザイナーは、「コロナを終えてすぐにフィジカルショーでの発表に戻ったブランドも多かった中で、私たちは自分たちの方法をもう少しゆっくり考えたいと、映像や写真などさまざまな見せ方をしてきた。1つの方向性として見えてきたのが、大きなエンターテイメントなショーではなくじっくり服を見てもらうサロン型のショーだった」と話す。

ショーはたっぷり生地を使ったドレスのようなトレンチコートでスタート。今古田デザイナーの頭の中には、「他者の労働への敬意」が大きなテーマにある。「ファッションの仕事も日常生活も、他人の労働の上に成り立っているということを強く意識している。いろいろな職業に敬意を持ちながら現代のビジネスウエアを解釈したいと思った」と古田デザイナー。膝からボリューミーなフリルがのぞくカーゴパンツ、シャツのようにクリーンに着こなすデニムジャケットなどミリタリーウエアをヒントに現代のワークウエアに落とし込む。そうした流れの中で見る光沢感のあるジャカード織りのミニドレスは、オケージョンウエアというよりも現代女性が着るビジネスウエアに見えてくる。

クロップド丈のライダースジャケットやブロックチェックのテーラードジャケットと合わせるセットアップのスカートは、下からシャツの裾が覗くほどのマイクロミニ丈。ウエストをクロスしたファブリックでつないだワンピース、ラペルを残してPVC素材とドッキングしたテーラードジャケットなど、異なるテクスチャーの素材が自由に組み合わされ予期せぬシルエットが次々と飛び出す。

一見混沌とした世界観の核にある「トーガ」らしさとは何なのか。古田デザイナーは「私もいまだに見つかっていない。でもそこがらしいと思いたい」と答えた。ショーを終えた古田デザイナーは、「ショーってこんなにあっという間に終わるんだな」とこぼした。

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【早割募集中】稼ぐ「販売員」はどこが違うのか 最先端を走るパイオニアたちに学ぶ

「販売職」が握るビジネスの成否
現場のポテンシャルを最大化する方法とは

販売員の力が改めて注目されています。店頭での接客術はもちろん、SNSなどを活用して顧客とのエンゲージメントを高め、売り上げを飛躍的に伸ばす事例が相次いでいるからです。販売員のポテンシャルを生かす仕組みの構築は、現場のモチベーションに直結します。小売業の人手不足が深刻化する現在、販売員が生き生きと働き、成果を実感できる環境づくりは、企業の成否を握る重要テーマです。先行企業はどのような改革を実行し、成果を出しているのか。

本セミナーでは、販売職のDX化を推進するバニッシュ・スタンダードの小野里寧晃社長と、同社が主催する“令和のカリスマ店員“を決める大会「スタッフオブザイヤー2023」の優勝者であるユナイテッドアローズの仲希望さんとの対談を通じて、販売員のポテンシャルを考えます。LTV(ライフタイムバリュー)という概念によって改めて脚光を浴びる百貨店の外商の仕事術について、阪急本店のエース外商員である後藤大祐さんがさまざまな事例を交えてロイヤリティーを深める仕事術について話します。さらに、人気ヘアサロン「VAICE」の浅野宏明さんには、顧客との距離が近い美容師という立場からロイヤルカスタマーの心をつかむ秘訣を明かしてもらいます。

「WWDJAPAN」らしい豪華な顔ぶれを講師陣に迎えて、販売やサービスという仕事が持つ可能性について掘り下げます。あらゆる顧客ビジネスのヒントが満ちたセミナーです。

このような人におすすめ

・販売員のこれからを考えているマネジメント層、ブランド責任者
・販売員を束ねる部長・マネージャー、SV、店長
・さらに飛躍したいとと考える現役販売員
・広くリテールに関わるマーケター

 

クーポンコードをご利用の方は、申し込み画面で入力してください。
早割クーポンコード【T35R4FG6】/有料会員の方はこちらからクーポンコードを取得してください。

 


プログラム

【session#1】12:30~12:40(10分)

販売員は時代を映す鏡 役割はどう変わったか

EC(ネット通販)であらゆる商品が購入できる今、店頭の販売員はそのホスピタリティーを通じて「この人から買いたい!」と思わせる存在でなければなりません。「WWDJAPAN」で2010年から続く販売員特集では、そんな販売員たちをたくさん紹介してきました。販売員の仕事は時代を移す鏡です。SNSの普及やコロナ禍を経て、販売員の仕事や役割はどう変わったのか、変わらなかったのか。最新の9月23日号を題材にしながら、ファッション業界やビューティ業界で活躍する販売員の事例を解説します。

 

スピーカー:林 芳樹/WWDJAPANビジネスデスク

PROFILE:(はやし・よしき)1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
【Session#2】12:40~13:30(50分)

スタッフスタート小野里社長&ユナイテッドアローズ仲氏
販売職のポテンシャルの生かし方

DXツール「スタッフスタート」は、今やファッション業界には欠かせないプラットフォームです。販売員のコーディネート画像を通して、消費者との接点を広げる仕組みを構築。オンライン接客を通じたEC売り上げは可視化され、人事評価にも活用され、モチベーション向上に貢献しています。仕掛け人であるバニッシュ・スタンダードの小野里寧晃社長は、販売職のポテンシャルを強く信じる経営者です。9月13日、同社が主催する販売員コンテスト「スタッフオブザイヤー2024」が開催されました。今回は約8万5000人の中から“令和のカリスマ店員“が選ばれ、大きな話題になりました。ユナイテッドアローズの仲希望さんは23年大会のチャンピオンとして時の人になったスペシャリストです。リアルとデジタルの融合が進む今、販売員の役割はどう拡張したのか。小野里社長に販売員DXの仕組みをロジカルに解説してもらうとともに、仲さんには販売の現場で何が起きているのか当事者の立場で語ってもらいます。2人の対話を通じて、目指すべき販売職の姿を掘り下げます。

ゲストスピーカー:小野里 寧晃/バニッシュ・スタンダード代表取締役CEO

PROFILE:(おのざと・やすあき)1982年群馬県前橋市生まれ。大手Web制作会社でEC事業部長として従事後、2011年に株式会社バニッシュ・スタンダードを設立。働く人の熱量を引き出したい思いから、2016年に店舗スタッフDXツール「STAFF START」を立ち上げる

ゲストスピーカー:仲 希望/ユナイテッドアローズ 新宿店 兼 OMO本部 デジタルマーケティング部 デジタルプロモーション課

PROFILE:(なか・のぞみ)2003年入社。関西、関東エリアの複数の店舗勤務を経験、今年で販売員歴21年目。コロナ禍で当時の店長の薦めを機にスタイリング投稿を開始。以降、投稿数、フォロワー数や経由売上は常に社内トップクラスを維持。「スタッフオブザイヤー2023」グランプリ受賞。UA社独自の人材認定制度「DXセールスマスター」最上位にして唯一の「プラチナ」認定者
【Session#3】13:40~14:20(40分)

顧客とつながり続けるチームプレー 阪急阪神百貨店のエース外商員の仕事

百貨店の外商は、百貨店が扱う幅広い商品やサービスを生かし、顧客のあらゆる要望に応える究極のワン・トゥ・ワン・マーケティングと言えます。デジタルを活用したり、さまざまな取引先との連携を強めたり、百貨店が総力を上げて1人の顧客に感動的なおもてなしをする。コロナ以降、特に30〜40代の次世代富裕層の支持を得て、外商は急拡大を遂げています。中でも阪急本店(阪急うめだ本店、阪急メンズ大阪)は、関西圏はもちろん、海外のVIP顧客の支持が厚いことで知られています。23年度に同店の外商員の中で過去最高の個人売り上げを達成した後藤大祐さんをスピーカーに迎え、ロイヤルティを高める外商員の仕事術について語っていただきます。

ゲストスピーカー:後藤 大祐/阪急阪神百貨店 お得意様外商部 クライアンテリングサービス部 セールスエキスパート

PROFILE:(ごとう・だいすけ)2015年、株式会社阪急阪神百貨店にキャリア採用で入社。前職の同業他社では趣味雑貨・家庭用品カテゴリーの売場開発や店頭現場を経験。外商員として社内やお取引先様との人間関係構築に注力し、「お客様に素晴らしいスタッフをつなげる」ベストマッチングを常に模索する。2023年度には、ベテランが揃う同社外商員の中で、過去最高の個人売上を達成

モデレーター:林 芳樹/WWDJAPANビジネスデスク

【Session#4】14:20~15:00(40分)

居心地の良い空間作りの一方、高価格帯美容機器まで提案できる美容室接客のノウハウ

顧客1人の平均滞在時間が2〜3時間という、長時間に渡る接客が普通に行われている美容室。さらにここ数年は高価格帯のドライヤーやヘアアイロン、美顔器などを販売する店舗も多く、サロンが“モノが売れる場所”としても進化しています。そこで今回は、人気サロンの総店長として活躍した後、自らのサロンを立ち上げ、プレイングマネージャーとして繁盛店へと導いた美容室業界のトップランナーが登壇。顧客を長時間飽きさせず、快適に過ごしてもらう接客のノウハウや、美を求める顧客のニーズの変化、さらには接客しながら高額美容機器を提案するコツまで解説します。

ゲストスピーカー:浅野 宏明/ヴァイス代表

PROFILE:(あさの・ひろあき)1981年、神奈川県出身。関東美容専門学校卒業後、神奈川の美容室に6年間勤務し東京に上京。都内有名店立ち上げから総合店長として13年間勤務。サロンワークの他、TV、雑誌、メーカーPR、ヘアショー、講師活動などを行う。2020年8月に「VAICE」を渋谷に立ち上げる。22年10月に2店舗目となる新宿店をオープン。日本だけでなく海外でのセミナー活動も積極的に行っている。インスタグラム(@hiro_vaice)のフォロワー数2万人

スピーカー:中村 慶二郎/WWDJAPAN 編集部シニアエディター

PROFILE:(なかむら・けいじろす)美容系出版社などを経て現職。ヘアサロンやエステサロンなどサロン系を主に担当し、通販、メンズ、オーガニック、プチプラなど幅広くアンテナを張る。“情報は現場に落ちている”をモットーに、暇さえあれば百貨店やセレクトショップ、バラエティーショップなどのコスメ売り場を観察して情報収集に努めている。ヘアケアに関する企画を担当する機会が多いため、ヘア関連の新製品が出ると可能な限り自分で試すことを心掛けており、自宅のバスルームには常に5本以上のシャンプーが並んでいる

 

※講義内容は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
【Extra】15:10~16:00(45分)

ミートアップ

会場受講の方はセミナー終了後、登壇記者も参加するミートアップにご参加いただけます。ドリンクを用意しておりますので、さらなるコミュニケーションの場としてご活用ください。

 


インフォメーション

日時

2024年10月15日(火)12:00〜16:00
※開始30分前から会場受付開始

実施方法

会場 または オンライン受講
※会場とオンラインの同時開催となります。
※セミナー終了後、会場&オンライン受講者へのアーカイブ配信の案内はありませんのでご了承ください。後日アーカイブ動画は、単体で購入することが可能です。
※オンライン受講の視聴用URLは、受講前日と当日に、お申し込み時に入力いただいたメールアドレスにお送りします。入力にお間違いがないようご注意ください。メールが届かない場合は迷惑メールフォルダなどもご確認ください。
※オンライン受講はOneStreamでの配信を予定しています。視聴環境をご確認ください。

会場

LIFORK Harajuku
東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU 3F

募集人数

会場:50名
オンライン:100名

募集期間

9月18日(水)〜 10月11日(金)12時まで

受講料金

【早割10%OFFキャンペーン】
9/25(水)12:00までのお申し込みで、一般価格から10%OFFで受講いただけます。
申し込み画面でクーポンコードを入力してください。
クーポンコード:T35R4FG6
一般価格:16,500円14,850円 早割10%OFF
スタンダードプラン:
11,550円 30%OFF
ライトプラン:14,850円 10%OFF
※表示価格は全て1名様分、税込です。
※他のクーポンとの併用はできません。
※早割期間内であっても、募集人数に達し次第受け付けを締め切らせていただく場合がございます。

 

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講座終了後、アーカイブ受講の販売を予定しております。

 

注意事項

・受講料は会場とオンライン同額です。
・割引価格はクーポンをご利用時に適用となります。スタンダードとライトのクーポンコードはマイページをご確認の上、申し込み画面で入力してください。
・申し込みの受け付けは先着順です。募集人数に達し次第締め切らせていただきます。
・申し込み完了後のキャンセルは受け付けておりません。
・定期購読者で会員登録がお済みでない方はこちら
・本ページでのお支払いはクレジットカードのみとなります。コンビニ支払いをご希望の方はこちら
・適格請求書(領収書)の発行は、こちらから。記載のお宛名をご入力の上ご連絡ください。
弊社登録番号:T5-0110-0104-4278
・当日は会場内に撮影用のカメラが入ります。撮影した動画や写真は、「WWDJAPAN」Weeklyやウェブサイト、公式SNSなどで掲載する場合があります。ご了承いただける方のみお申し込みください。

 

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問い合わせ先
INFASパブリケーションズ カスタマーサポート
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相葉雅紀×キャロウェイゴルフ インスタグラムをスタート

相葉雅紀×キャロウェイゴルフ インスタグラムをスタート

キャロウェイゴルフは、アンバサダーを務める相葉雅紀を起用したインスタグラム「相葉雅紀 with Callawaygolf」をスタートした。

相葉は、「初めて手にしたゴルフクラブは『キャロウェイ(CALLAWAY)』で、僕とキャロウェイゴルフは同じ1982年生まれ。すごく親近感を感じている」とコメント。また、インスタグラムの今後については「僕からも、いろんなアイデアを出していくつもり。キャロウェイゴルフとの発信にワクワクしている」と答えた。

キャロウェイゴルフも、「相葉さんが純粋にゴルフを楽しむ姿を通して、より多くの人にゴルフの魅力を届けたい」と話す。

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「ジルスチュアート ビューティ」と「シルバニアファミリー」が初のコラボ 商品購入者にオリジナルコスメポーチをプレゼント

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は10月4日から、「シルバニアファミリー」と初のコラボレーションを行う。同日にリニューアル発売するライフスタイルシリーズの発売を記念し行うもので、対象商品を4400円以上購入した人に、先着で限定のオリジナルコスメポーチをプレゼントする。

リボンをまとわせたロマンチックなデザインで誕生する新ライフスタイルシリーズは、ホワイトフローラル、ミルクティーブレンド、ラシャスベリーの香りをそろえ、オードトワレ、ボディーミルク、ハンドクリーム、リップマスクなど全13アイテムをラインアップする。

「シルバニアファミリー」とのコラボは、その3つの香りをイメージした洋服にドレスアップした「シルバニアファミリー」の赤ちゃんをオリジナルコスメポーチにデザイン。ショコラウサギのクレム、フェネックのユリー、ラテネコのメイベルが、「ジルスチュアート ビューティ」のロマンチックな世界観に溶け込む。

キャンペーンは店頭&オンラインショップで実施

キャンペーンはライフスタイルアイテム全品が対象で、プレゼントは1人1店舗につき1個。各店頭での実施は10月4日の開店時間から、公式オンラインショップは同日10時からスタートし、ノベルティーの在庫がなくなり次第配布を終了する。

ほか、SNS企画も実施する。ブランドのXまたはインスタグラム公式アカウントをフォローし、ライフスタイルアイテムが1品以上含まれた画像と指定ハッシュタグ「#ジルスチュアート」「#シルバニアファミリー」「#JILLバニア」の投稿を行うと、抽選で10人にホワイトフローラルセットをプレゼントする。応募期間は10月31日(木)23時59分まで。

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「ジルスチュアート ビューティ」と「シルバニアファミリー」が初のコラボ 商品購入者にオリジナルコスメポーチをプレゼント

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は10月4日から、「シルバニアファミリー」と初のコラボレーションを行う。同日にリニューアル発売するライフスタイルシリーズの発売を記念し行うもので、対象商品を4400円以上購入した人に、先着で限定のオリジナルコスメポーチをプレゼントする。

リボンをまとわせたロマンチックなデザインで誕生する新ライフスタイルシリーズは、ホワイトフローラル、ミルクティーブレンド、ラシャスベリーの香りをそろえ、オードトワレ、ボディーミルク、ハンドクリーム、リップマスクなど全13アイテムをラインアップする。

「シルバニアファミリー」とのコラボは、その3つの香りをイメージした洋服にドレスアップした「シルバニアファミリー」の赤ちゃんをオリジナルコスメポーチにデザイン。ショコラウサギのクレム、フェネックのユリー、ラテネコのメイベルが、「ジルスチュアート ビューティ」のロマンチックな世界観に溶け込む。

キャンペーンは店頭&オンラインショップで実施

キャンペーンはライフスタイルアイテム全品が対象で、プレゼントは1人1店舗につき1個。各店頭での実施は10月4日の開店時間から、公式オンラインショップは同日10時からスタートし、ノベルティーの在庫がなくなり次第配布を終了する。

ほか、SNS企画も実施する。ブランドのXまたはインスタグラム公式アカウントをフォローし、ライフスタイルアイテムが1品以上含まれた画像と指定ハッシュタグ「#ジルスチュアート」「#シルバニアファミリー」「#JILLバニア」の投稿を行うと、抽選で10人にホワイトフローラルセットをプレゼントする。応募期間は10月31日(木)23時59分まで。

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オーパがBIOTECWORKS-H2とパートナーシップ契約 横浜ビブレなど3店に体験型衣料品回収ボックスを設置

イオングループの商業施設オーパ(OPA)は、廃棄物から水素エネルギーを生み出すプロジェクトを推進するスタートアップ企業BIOTECWORKS-H2とパートナーシップ契約を締結した。17日には横浜ビブレ前で両社社長が出席してのパートナーシップ締結式を行なった。

オーパはこれまで、服飾系専門学校・大学の学生や各リサイクル企業との連携により、回収した衣料品を再使用・再流通させる仕組みづくりに取り組んできた。今回のパートナーシップにより、これまでのリユース・リサイクルに加えて水素エネルギーとして活用する可能性を探る。

29日までのイベント期間中は、横浜ビブレ、新百合ヶ丘オーパ、三宮オーパ(21日から開催)の3店舗に体験型衣料品回収ボックスを設置。衣料品を持ち込むと、どのように水素として生まれ変わりエネルギーが生成されるかをその場でモニターに表示する。

BIOTECWORKS-H2は2023年から“ゴミから水素へ”をテーマに、廃棄物のほとんどを再生可能エネルギーである水素エネルギーに変換する「REBORN by BIOTECHWORKS H-2(ごみZEROプロジェクト)」に取り組んでおり、2025年には大阪にプラント建設開始を見込んでいる。今回回収した衣料品はOPAが産学連携企画などに活用したのち、リユース・リサイクルが難しいものを対象にBIOTECWORKS-H2とのプロジェクトに活用する。

記者会見に出席した渡邊祐子オーパ社長は提携について、「ファッション産業は環境問題において課題が多いと言われる中、ロスを削減しつつ、ワクワクするファッションをいかに提供できるかと模索してきた。回収した衣料は利活用し、やむを得ず廃棄する服はエネルギーに変えることで、お客さまには、罪悪感なくファッションを楽しんでもらいたい」と語った。西川明秀BIOTECWORKS-H2代表取締役は、「ファッションは悪じゃない。サステナブルは我慢ではない。捨てるはずのものをエネルギーに変えて、循環させるこの仕組みは“好き”を楽しみに変える方法だ」と話している。

会見後は、近隣のファッションスクールなどから集まった学生たちが回収ボックスへの投入を体験。続いて、オーパのZ世代社員で構成するオーパ若者トレンド研究会のメンバーが西川代表取締役とのトークに臨んだ。佐藤淳紀さんは同研究会のメンバーとなり「素材や生産場所を意識するようになった」と語り、安達史花さんは「環境配慮型素材の説明などを下げ札などで伝えているブランドは好感度があがる。そもそも古着を買うようにしている」などファッションの購買時に意識について語った。

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オーパがBIOTECWORKS-H2とパートナーシップ契約 横浜ビブレなど3店に体験型衣料品回収ボックスを設置

イオングループの商業施設オーパ(OPA)は、廃棄物から水素エネルギーを生み出すプロジェクトを推進するスタートアップ企業BIOTECWORKS-H2とパートナーシップ契約を締結した。17日には横浜ビブレ前で両社社長が出席してのパートナーシップ締結式を行なった。

オーパはこれまで、服飾系専門学校・大学の学生や各リサイクル企業との連携により、回収した衣料品を再使用・再流通させる仕組みづくりに取り組んできた。今回のパートナーシップにより、これまでのリユース・リサイクルに加えて水素エネルギーとして活用する可能性を探る。

29日までのイベント期間中は、横浜ビブレ、新百合ヶ丘オーパ、三宮オーパ(21日から開催)の3店舗に体験型衣料品回収ボックスを設置。衣料品を持ち込むと、どのように水素として生まれ変わりエネルギーが生成されるかをその場でモニターに表示する。

BIOTECWORKS-H2は2023年から“ゴミから水素へ”をテーマに、廃棄物のほとんどを再生可能エネルギーである水素エネルギーに変換する「REBORN by BIOTECHWORKS H-2(ごみZEROプロジェクト)」に取り組んでおり、2025年には大阪にプラント建設開始を見込んでいる。今回回収した衣料品はOPAが産学連携企画などに活用したのち、リユース・リサイクルが難しいものを対象にBIOTECWORKS-H2とのプロジェクトに活用する。

記者会見に出席した渡邊祐子オーパ社長は提携について、「ファッション産業は環境問題において課題が多いと言われる中、ロスを削減しつつ、ワクワクするファッションをいかに提供できるかと模索してきた。回収した衣料は利活用し、やむを得ず廃棄する服はエネルギーに変えることで、お客さまには、罪悪感なくファッションを楽しんでもらいたい」と語った。西川明秀BIOTECWORKS-H2代表取締役は、「ファッションは悪じゃない。サステナブルは我慢ではない。捨てるはずのものをエネルギーに変えて、循環させるこの仕組みは“好き”を楽しみに変える方法だ」と話している。

会見後は、近隣のファッションスクールなどから集まった学生たちが回収ボックスへの投入を体験。続いて、オーパのZ世代社員で構成するオーパ若者トレンド研究会のメンバーが西川代表取締役とのトークに臨んだ。佐藤淳紀さんは同研究会のメンバーとなり「素材や生産場所を意識するようになった」と語り、安達史花さんは「環境配慮型素材の説明などを下げ札などで伝えているブランドは好感度があがる。そもそも古着を買うようにしている」などファッションの購買時に意識について語った。

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「コーチ」がNYを一望する高架から伝える 「自分らしさ」と「サステナビリティ」でつくる新しいラグジュアリーの感性

スチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)がクリエイティブ・ディレクターを務める「コーチ(COACH)」は、9月6〜12日(現地時間)に開かれたニューヨーク・ファッション・ウイークで2025年春夏コレクションを発表した。会場となったのはマンハッタンの高架跡地を再開発した空中庭園ハイラインの「スプール」。ショー当日は気持ちのいい秋晴れとなり、ランウエイのように細長く伸びた敷地からはニューヨークの街並みを見渡すことができた。

ファーストルックは多くの人が目にしたことのあるだろう「I ♡ NY」のプリントTシャツにテーラードジャケット、チノパンというクラシックなアメカジスタイル。ヴィヴァースはニューヨークという街での軌跡やこの街への思いをコレクションに投影してきたが、今シーズンも会場選びからファーストルックまで、ストレートにニューヨークへの愛が感じられた。

新世代のレンズを通して解釈するアメリカン クラシック

引き続き新世代のレンズを通して探求したコレクションは、ルールに捉われない個性とセルフ エクスプレッション(自分らしさの表現)の大切さを伝える。「コーチ」が得意とするレザーグッズからも、新世代のユニークで自由な発想が垣間見られた。新たに登場した新作スニーカー“ソーホー”はクラシカルなデザインに、はき潰したようなダメージ加工やグラフィティー風のデザインが施されている。トウ部分にはカセットテープやタクシーのチャームが付けるなど、ウィットに富んだ発想はヴィヴァースの常套句だ。

バッグに付けられた星や恐竜のチャームもさることながら、モデルが小脇に抱えた巨大なクラッチバッグが目を引いた。リップやハートのユニークなシェイプ、スニーカーと同様にグラフィティーのようなデザイン、ペタペタと貼られたステッカーがポップで楽しい。モデルもジェンダーレスでボディシェイプもさまざまだ。正解はない。個性を尊重した、ありのままの姿が今の時代を象徴している。また、11月の大統領選に向けて話題が尽きない米国。カマラ・ハリス副大統領のステップ・ドーター(継娘)のエラ・エムホフもモデルとして登場した。

随所に見えるサステナビリティへのコミット

コレクションはクラシカルなテーラードジャケットやコート、チノパンなど、アメリカン クラシックを基調に古着やストリート、ヘビーメタルなど、カウンターカルチャーを取り入れつつカジュアルピースをミックスしたルックが出そろった。それぞれのアイテムには、「コーチ」が近年注力しているサステナビリティへのコミットメントも落とし込まれている。“ソーホー”スニーカーのアッパー部分には再生レザーを使用。アップサイクルレザーで仕立てたジャケットもおなじみになってきた。今シーズンも、これまで愛用してきたアイテムに新たな命を吹き込む"RE-LOVING”に焦点を当てている。ジーンズやアビエータージャケットは再生素材を使用して新たに生まれ変わったものだ。

新世代の解釈を通して生み出されたラグジュアリーの新たな概念の中には、不要になったものに命を吹き込み再利用するというものがある。一つ一つのアイテムを愛おしみ、経年変化も楽しんで使っていくという考えは、「コーチ」の取り組みも推進力となって「新しいラグジュアリー」として定着してきている。

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コーセーコスメポートの「ジュレームiP」から枝毛・切れ毛を防ぐオイルが登場

コーセーコスメポートのヘアケアブランド「ジュレーム(JE LAIME)」のダメージ補修に特化した「ジュレームiP」から、タフなコート膜で枝毛・切れ毛を防ぐ“キューティクルボンド ヘアオイル”(80g、1320円※編集部調べ)を全国の量販店、ドラッグストアを中心に9月24日から販売する。

近年のハイトーンカラーの流行やコテやアイロンの使用機会の増加によって深刻化した髪のダメージに着目した同商品。髪表面にコート膜を形成して摩擦や熱等のダメージ要因から髪を守り、枝毛や切れ毛を防ぎなめらかな髪へ導く。シトラスやフルーティの爽やかでみずみずしい香りも特徴だ。

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「プロのデザイナーからアドバイスも」 2024年度受賞者が語る、東京発ファッションアワードの魅力 

東京都は2種類のファッションコンクールを開催し、9月20日まで応募者を受け付けている。日本の伝統文化を持続可能にするアイデアを募る「サステナブル デザイン ファッション アワード2025(SUSTAINABLE DESIGN FASION AWARD 2025以下、SFDA)」と、都内在住の学生を対象にする「ネクスト ファッション デザイナー オブ トウキョウ 2025(NEXT FASHION DESIGNER OF TOKYO以下、NFDT)」だ。東京から若手デザイナーを輩出し、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークに並ぶ“ファッションの拠点”になることがコンクールの目的だ。

とはいえ、応募要項を読んでいるだけではイメージしづらいことも多いだろう。東京都は9月1日に東急プラザ原宿「ハラカド」で、審査員と2024年度受賞者によるトークイベントを開き、応募までの流れや、受賞作品のコンセプト、受賞によるメリットなどをディスカッションする場を設けた。立ち見を含めて100人弱の観客が見守る中、「SFDA」の審査員でありデザイナー兼アーティストの篠原ともえと、「NFDT」の審査員であり「WWDJAPAN」のサステナビリティ・ディレクターの向千鶴、そして受賞者の立澤拓都さん(「NFDT」フリー部門大賞)、速水美里さん(「NFDT」インクルーシブデザイン部門大賞)、末永るみえさん(「SFDA」ファッショングッズ部門大賞)の3人が登壇した。本記事ではイベント当日の様子を振り返る。

トピック1
応募したきっかけは?どんなクリエイションでコンテストに挑んだ?

立澤:インスタグラムのDMで、ファッション業界関係者から「応募してみないか」というメッセージが届いたことがきっかけだ。去年は一次審査で落ちたが、今年はリベンジのつもりで挑戦した。虫食いされた服に対して、「これ以上虫食いされないためにはどうすればいいか?」という考えからものづくりがスタート。「だったらこれ以上開けられないくらい穴を作った洋服にしよう」と、東北地方の伝統である「ぼろ」に着想を得て、オーガンジーの上にパッチワークを施したり、虫食い穴を審美的に見せるためにパンチングを加えたりした。

速水:元々インクルーシブデザインに興味があったため、洋服を通して社会の力になりたいと思っていた。両親、姉と共に福祉の仕事をしているため、普段から障がい者の抱く悩み事を耳にすることが多い。今回は、前後どちらで着てもよいデザインとしたほか、肌トラブルを引き起こさないように、ニードルパンチで生地の上から羊毛を叩きつけ、ミシンの縫い目を消した。また、“インクルーシブ”だからといって華やかさが損なわれないように、明るい色合いを選んだ。

末永:昨年7月にイギリスのロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)を卒業して就職活動に励む中、母親から応募を勧められたからだ。大学でもサステナビリティーに関する授業を受けていたこともあり、「SFDA」に興味が湧いた。廃棄された着物のダメージ度合いはさまざまであるため、どんな状態の着物からでも作れるバッグを作りたくなった。栃木県産のレザーで周りを補強するため堅牢性も高まるほか、富士山をイメージしたシェイプからは日本らしさも醸し出せる。

トピック2
コンテストを通して学べたことは?

立澤:審査の過程では、ファッションデザイナーと直接話してアドバイスをもらえるチャンスがある。褒めてくれる人もいれば、成長の余地を指摘してくれる人もいて、とても勉強になった。特に、虫食い穴をモチーフにした僕の作品を見た「アンリアレイジ(ANREALAGE)」の森永邦彦デザイナーが、「崩すこと自体は簡単にできるが、どう崩すかがを考えるべき。丁寧にほころびを作ることが大事」と声をかけてくれ、今でも印象に残っている。

速水:審査が進むとワークショップに参加できるため、他の学校に通う同年代の人とも出会えて刺激的だった。自分の学校にはない部門で勉強している人や、海外留学を経験した人など、毎日が新たな発見の連続だった。また、障がい当事者にヒアリングできる機会も得られたため、インクルーシブデザインに必要なことを改めて知ることができた。例えば、「アームホールや首周りの広さがあると着脱しやすい」というコメントからは、着る人だけでなく、着せる人にも配慮した目線が大切だと気づいた経験だ。

末永:速水さんと同様で、他校の服飾学生と知り合えたのが大きかった。私はイギリスの大学に通っていたため、海外にファッション業界を目指す友人はいても、日本にはいなかった。

トピック3
応募を考えている人にアドバイス

立澤:たくさんデザイン画を描いてほしい。何通も応募すれば、一着でも審査員の目にとまる作品があるはず。

速水:どんなコンテストにも言えることだが、資料をふんだんに集めて知識の土台を作ることが大事。私がテーマにしたのは福祉だったので、その勉強も必要だった。両親の話を聞いたり、図書館に通ったりして、知識を蓄積していった。

末永:自分が作りたいアイテムは、どんな人に届けるものかを考えると効果的だ。どこに住み、どんな生活習慣をもつのかなど、ペルソナを設定するとデザインが深まると思う。

1時間のトークセッションながら、登壇者らは大盛り上がり。ディスカッションをリードする篠原デザイナーは、受賞者が生き生きとファッションについて語る姿を見て「3人を選出して間違いなかった」とコメント。「作品に対する愛情があれば、審査員にも必ず伝わると実感した。ファッションアワードに応募するなんて今しかできないことかもしれないから、ぜひ挑戦してほしい」と、未来の応募者に対して呼びかけた。また、向サステナビリティ・ディレクターは、「自分のためにファッションを楽しむのは高校生まで。次は誰かのためのファッションを作るという意志を持って、新たな作品を作り出してくれたら」と熱っぽく語った。

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「プロのデザイナーからアドバイスも」 2024年度受賞者が語る、東京発ファッションアワードの魅力 

東京都は2種類のファッションコンクールを開催し、9月20日まで応募者を受け付けている。日本の伝統文化を持続可能にするアイデアを募る「サステナブル デザイン ファッション アワード2025(SUSTAINABLE DESIGN FASION AWARD 2025以下、SFDA)」と、都内在住の学生を対象にする「ネクスト ファッション デザイナー オブ トウキョウ 2025(NEXT FASHION DESIGNER OF TOKYO以下、NFDT)」だ。東京から若手デザイナーを輩出し、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークに並ぶ“ファッションの拠点”になることがコンクールの目的だ。

とはいえ、応募要項を読んでいるだけではイメージしづらいことも多いだろう。東京都は9月1日に東急プラザ原宿「ハラカド」で、審査員と2024年度受賞者によるトークイベントを開き、応募までの流れや、受賞作品のコンセプト、受賞によるメリットなどをディスカッションする場を設けた。立ち見を含めて100人弱の観客が見守る中、「SFDA」の審査員でありデザイナー兼アーティストの篠原ともえと、「NFDT」の審査員であり「WWDJAPAN」のサステナビリティ・ディレクターの向千鶴、そして受賞者の立澤拓都さん(「NFDT」フリー部門大賞)、速水美里さん(「NFDT」インクルーシブデザイン部門大賞)、末永るみえさん(「SFDA」ファッショングッズ部門大賞)の3人が登壇した。本記事ではイベント当日の様子を振り返る。

トピック1
応募したきっかけは?どんなクリエイションでコンテストに挑んだ?

立澤:インスタグラムのDMで、ファッション業界関係者から「応募してみないか」というメッセージが届いたことがきっかけだ。去年は一次審査で落ちたが、今年はリベンジのつもりで挑戦した。虫食いされた服に対して、「これ以上虫食いされないためにはどうすればいいか?」という考えからものづくりがスタート。「だったらこれ以上開けられないくらい穴を作った洋服にしよう」と、東北地方の伝統である「ぼろ」に着想を得て、オーガンジーの上にパッチワークを施したり、虫食い穴を審美的に見せるためにパンチングを加えたりした。

速水:元々インクルーシブデザインに興味があったため、洋服を通して社会の力になりたいと思っていた。両親、姉と共に福祉の仕事をしているため、普段から障がい者の抱く悩み事を耳にすることが多い。今回は、前後どちらで着てもよいデザインとしたほか、肌トラブルを引き起こさないように、ニードルパンチで生地の上から羊毛を叩きつけ、ミシンの縫い目を消した。また、“インクルーシブ”だからといって華やかさが損なわれないように、明るい色合いを選んだ。

末永:昨年7月にイギリスのロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)を卒業して就職活動に励む中、母親から応募を勧められたからだ。大学でもサステナビリティーに関する授業を受けていたこともあり、「SFDA」に興味が湧いた。廃棄された着物のダメージ度合いはさまざまであるため、どんな状態の着物からでも作れるバッグを作りたくなった。栃木県産のレザーで周りを補強するため堅牢性も高まるほか、富士山をイメージしたシェイプからは日本らしさも醸し出せる。

トピック2
コンテストを通して学べたことは?

立澤:審査の過程では、ファッションデザイナーと直接話してアドバイスをもらえるチャンスがある。褒めてくれる人もいれば、成長の余地を指摘してくれる人もいて、とても勉強になった。特に、虫食い穴をモチーフにした僕の作品を見た「アンリアレイジ(ANREALAGE)」の森永邦彦デザイナーが、「崩すこと自体は簡単にできるが、どう崩すかがを考えるべき。丁寧にほころびを作ることが大事」と声をかけてくれ、今でも印象に残っている。

速水:審査が進むとワークショップに参加できるため、他の学校に通う同年代の人とも出会えて刺激的だった。自分の学校にはない部門で勉強している人や、海外留学を経験した人など、毎日が新たな発見の連続だった。また、障がい当事者にヒアリングできる機会も得られたため、インクルーシブデザインに必要なことを改めて知ることができた。例えば、「アームホールや首周りの広さがあると着脱しやすい」というコメントからは、着る人だけでなく、着せる人にも配慮した目線が大切だと気づいた経験だ。

末永:速水さんと同様で、他校の服飾学生と知り合えたのが大きかった。私はイギリスの大学に通っていたため、海外にファッション業界を目指す友人はいても、日本にはいなかった。

トピック3
応募を考えている人にアドバイス

立澤:たくさんデザイン画を描いてほしい。何通も応募すれば、一着でも審査員の目にとまる作品があるはず。

速水:どんなコンテストにも言えることだが、資料をふんだんに集めて知識の土台を作ることが大事。私がテーマにしたのは福祉だったので、その勉強も必要だった。両親の話を聞いたり、図書館に通ったりして、知識を蓄積していった。

末永:自分が作りたいアイテムは、どんな人に届けるものかを考えると効果的だ。どこに住み、どんな生活習慣をもつのかなど、ペルソナを設定するとデザインが深まると思う。

1時間のトークセッションながら、登壇者らは大盛り上がり。ディスカッションをリードする篠原デザイナーは、受賞者が生き生きとファッションについて語る姿を見て「3人を選出して間違いなかった」とコメント。「作品に対する愛情があれば、審査員にも必ず伝わると実感した。ファッションアワードに応募するなんて今しかできないことかもしれないから、ぜひ挑戦してほしい」と、未来の応募者に対して呼びかけた。また、向サステナビリティ・ディレクターは、「自分のためにファッションを楽しむのは高校生まで。次は誰かのためのファッションを作るという意志を持って、新たな作品を作り出してくれたら」と熱っぽく語った。

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ハチミツ美容のヘアケアブランド「アンドハニー」が“ディズニー ツムツム”と初コラボ マスカラタイプの浮毛ケア商品

ハチミツ美容ヘアケアブランド「アンドハニー(&HONEY)」は9月18日、“ディズニーツムツム”とコラボした“アンドハニー マトメイク スティック”(9g、1078円)のツムツム限定デザインを数量限定で発売する。

同商品は、従来の「アンドハニー」ブランド同様、ハチミツを配合した独自の処方で、潤いをあたえながらうねりやアホ毛などによるストレスを解消することができる。また、ジェル状のマスカラタイプで手を汚さずに簡単に髪を整えることができ、持ち運びにも適している。

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ハチミツ美容のヘアケアブランド「アンドハニー」が“ディズニー ツムツム”と初コラボ マスカラタイプの浮毛ケア商品

ハチミツ美容ヘアケアブランド「アンドハニー(&HONEY)」は9月18日、“ディズニーツムツム”とコラボした“アンドハニー マトメイク スティック”(9g、1078円)のツムツム限定デザインを数量限定で発売する。

同商品は、従来の「アンドハニー」ブランド同様、ハチミツを配合した独自の処方で、潤いをあたえながらうねりやアホ毛などによるストレスを解消することができる。また、ジェル状のマスカラタイプで手を汚さずに簡単に髪を整えることができ、持ち運びにも適している。

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大胆露出からトゲトゲまで創造性爆発 2025年春夏ロンドンダイジェスト

2025年春夏シーズンのロンドン・ファッション・ウイークが現地時間の9月13日に開幕しました。今シーズンは、ロンドンコレクション初参加の木村がリポートします。初日と2日目は、若手ブランドの発表が続きました。ロンドンのファッションシーンを盛り上げる若手たちから受け取るメッセージの強さに、終始興奮状態。そんなロンドン取材のハイライトをお届けします。

ロンドン・ファッション・ウイークは40周年

ロンドンに降り立つのは人生初。知らない土地に来てまずやるべきことは、友達作り。というわけで、英国ファッション協会(以下、BFC)が主催するネットワーキング朝食会へ。

ロンドン・ファッション・ウイークは今年で40周年を迎えました。会場には40年間のロンドンのファッション・シーンを振り返る年表が、レジェンドデザイナーたちの言葉と一緒に掲示されていました。「リスクを取らなきゃ新しい世界は生まれない」(フセイン・チャラヤン)、「デザイナーは社会の拡声器」(サミュエル・ロス)、「どんなに大変な時代に生きようとも、みんなクリエイティブになれる」(ジョナサン・アンダーソン)など、時代を築いたアイコンたちの、ファッションのパワーを信じる言葉に感化されました。そして肝心のネットワーキングは、やっぱりそんな簡単じゃないですね……他人に話しかけるのって勇気がいりますから(笑)。名刺交換できたのは3人。BFCのキャロライン・ラッシュ(Caroline Rush)CEOにあいさつできたので合格とします。

若手「ディ・ペッツァ」でショーはじめ

BFCには、若手ブランド支援プログラム「ニュージェン(NEW GEN)」があります。選出されたデザイナーは、資金やPRの援助、コーチングなど、最大で3年間ビジネスの基盤を築くためのサポートが受けられます。「ニュージェン」プロジェクトに今シーズン選ばれたブランドの1つ「ディ・ペッツァ(DI PETSA)」のショーで、コレクション取材スタートです。

ギリシャ出身のディミトラ・ペッツァ(Dimitra Petsa)が2019年に立ち上げた同ブランド。水に濡れたような“ウエットルック“がシグネチャーで、女性性をフェミニズム的視点で表現するデザイナーです。モデルのジジ・ハディッド(Gigi Hadid)やラッパーのニッキー・ミナージュ(NICKI MINAJ)がマタニティーフォトの際に着用するなど、セレブのファンも多いそう。

ショーは、片方の胸が露出するコルセットを着用したモデルが、眩しそうに顔に手をかざしながら登場。ギリシャ神話をなぞった構成で、神秘的なムードが漂います。ギャザーが体をつたい、水のような線を描くシャーリングドレスを随所に差し込みながら、男女共に肌を大胆に露出したルックが続きます。ディミトラにとって服は体を覆うためのものではなく、体を美しく見せるためのアクセサリーと捉えているのでしょう。「ニュージェン」選出デザイナーは、私の服の概念を早速飛び越えてきます。

後半にかけては、パンツのクロッチ部分に配した三角のポケットに手を入れ、自分の体をなでながら歩くモデルが現れ、自己に向けたエロティシズムのムードが加わります。今季のテーマは、「私の体はラビリンス(迷宮)」。自分と向き合い、迷い、知ろうとする――セルフラブのメッセージを込めたショーでした。

「自分の仕事を誇りに思いたい」と語るアクセブランド「アンクタサルカ」

次は同じく「ニュージェン」に選ばれたアクセサリーブランド「アンクタサルカ(ANCUTA SARCA)」のプレゼンテーションへ。「アンクタサルカ」は、デッドストックのシューズなどを素材に使った循環型のアプローチを取るブランドです。ルーマニア出身のデザイナーアンクタ・サルカは環境意識の高い両親の下で育ち、サステナビリティは自身のパーソナリティーに根付いてある価値観だと話します。「できる限り、新しい資源を消費しないモノ作りがしたい。だって自分の仕事を誇りに思いたいもの」とアンクタ。

今シーズンのテーマは「Day-to-day Life」。日々の暮らしに目を向ける大切さを投げかけるため、彼女が選んだのは日常靴として多くの人に親しまれている「クラークス オリジナルズ(CLARKS ORIGINALS)」と「クロックス(CROCS)」。2社の協力を得て素材を集め、メンズシューズの「クラークス」はハイヒールにし、「クロックス」はサボ風にするなど、それぞれの素材を解体して、異なる文脈に落とし込んで新たな命を吹き込みます。

会場のモデルたちは、アームレストに寄りかかりながらゆっくり動く演出で、「ところで何でアームレストなの?」と聞くと、「骨折した時に強制的に休まざるを得ない状況になるでしょう。あれをイメージしたの」とアンクタ。結構強引でした。日本ではヌビアン(NUBIAN)などで取り扱いがあるそうです。

現代版の英国女性戦士にあさぎーにょ大興奮

中国出身デザイナーの「ユハン ワン(YUHAN WANG)」は、とっても愛らしい女性戦士たちを見せてくれました。会場はイギリス兵士の戦争の歴史を展示する軍事遺産センターです。壁には、兵士が戦う様子の絵画が飾られています。そんな空間に登場したのは、レースやリボン、立体的な花といったモチーフをふんだんに使った“バレエコア“スタイルに、大きなボクシンググローブやヘッドギアを装着したモデルたち。ボクシンググローブやヘッドギアまでもレースで覆われていてとってもキュート。今みんなが夢中の“バレエコア“やスポーツ要素をミックスする“ブロケットコア“を、パワフルにアップデートしてくれました。

会場にはファッションインフルエンサーのあさぎーにょさんが来場していました。ショー中、私の前に座ったあさぎーにょさんからはあふれんばかりの笑顔が絶えません。スタート前に、「今日の衣装のポイントは?」という質問に答えていただいていましたが、ショー終了後には「やっぱりこの興奮を語りたいんですけど、撮り直してもらっていいですか?」と自ら声をかけてくださり、ショーの感想を語ってくれました。その動画がこちら。

スパイキートップスの「チェット ロー」、ファン拡大の予感

トゲトゲのニットトップが人気の「チェットロー(CHET LO)」も「ニュージェン」に今シーズン選出されました。渡英前にショーのチケットをメールでリクエストすると、すごく前のめりで返信をくれたのが彼です。そして絶対忙しいであろうショーの1週間前に、わざわざオンラインで取材をさせてくれました。彼のフレンドリーな姿勢に好感度アップです。そんな彼の人柄もあってか、すでに「チェット ロー」コミュニティーが確立されている印象。同ブランドのスパイキートップをかわいく着こなす来場者を多く見かけました。

今回のコレクションは、チェットの母親に捧げるショーだと話します。もともと彼がファッション愛に目覚めたのは、母親のワードローブにある服を借りて遊ぶ時間が好きだっだから。そんな母親との関係性を振り返りながら、敬意を表現したコレクションだそう。

スパイキートップはアイコニックである一方で、飽きさせない表現が難しいのではと想像していましたが、その表現のバリエーションの広さに驚きました。ブラウンやグレーといった落ち着いた色味で、コレクションはぐっと大人っぽい印象になりました。「チェット ロー」コミュニティーはますます拡大しそうな予感がします。

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大胆露出からトゲトゲまで創造性爆発 2025年春夏ロンドンダイジェスト

2025年春夏シーズンのロンドン・ファッション・ウイークが現地時間の9月13日に開幕しました。今シーズンは、ロンドンコレクション初参加の木村がリポートします。初日と2日目は、若手ブランドの発表が続きました。ロンドンのファッションシーンを盛り上げる若手たちから受け取るメッセージの強さに、終始興奮状態。そんなロンドン取材のハイライトをお届けします。

ロンドン・ファッション・ウイークは40周年

ロンドンに降り立つのは人生初。知らない土地に来てまずやるべきことは、友達作り。というわけで、英国ファッション協会(以下、BFC)が主催するネットワーキング朝食会へ。

ロンドン・ファッション・ウイークは今年で40周年を迎えました。会場には40年間のロンドンのファッション・シーンを振り返る年表が、レジェンドデザイナーたちの言葉と一緒に掲示されていました。「リスクを取らなきゃ新しい世界は生まれない」(フセイン・チャラヤン)、「デザイナーは社会の拡声器」(サミュエル・ロス)、「どんなに大変な時代に生きようとも、みんなクリエイティブになれる」(ジョナサン・アンダーソン)など、時代を築いたアイコンたちの、ファッションのパワーを信じる言葉に感化されました。そして肝心のネットワーキングは、やっぱりそんな簡単じゃないですね……他人に話しかけるのって勇気がいりますから(笑)。名刺交換できたのは3人。BFCのキャロライン・ラッシュ(Caroline Rush)CEOにあいさつできたので合格とします。

若手「ディ・ペッツァ」でショーはじめ

BFCには、若手ブランド支援プログラム「ニュージェン(NEW GEN)」があります。選出されたデザイナーは、資金やPRの援助、コーチングなど、最大で3年間ビジネスの基盤を築くためのサポートが受けられます。「ニュージェン」プロジェクトに今シーズン選ばれたブランドの1つ「ディ・ペッツァ(DI PETSA)」のショーで、コレクション取材スタートです。

ギリシャ出身のディミトラ・ペッツァ(Dimitra Petsa)が2019年に立ち上げた同ブランド。水に濡れたような“ウエットルック“がシグネチャーで、女性性をフェミニズム的視点で表現するデザイナーです。モデルのジジ・ハディッド(Gigi Hadid)やラッパーのニッキー・ミナージュ(NICKI MINAJ)がマタニティーフォトの際に着用するなど、セレブのファンも多いそう。

ショーは、片方の胸が露出するコルセットを着用したモデルが、眩しそうに顔に手をかざしながら登場。ギリシャ神話をなぞった構成で、神秘的なムードが漂います。ギャザーが体をつたい、水のような線を描くシャーリングドレスを随所に差し込みながら、男女共に肌を大胆に露出したルックが続きます。ディミトラにとって服は体を覆うためのものではなく、体を美しく見せるためのアクセサリーと捉えているのでしょう。「ニュージェン」選出デザイナーは、私の服の概念を早速飛び越えてきます。

後半にかけては、パンツのクロッチ部分に配した三角のポケットに手を入れ、自分の体をなでながら歩くモデルが現れ、自己に向けたエロティシズムのムードが加わります。今季のテーマは、「私の体はラビリンス(迷宮)」。自分と向き合い、迷い、知ろうとする――セルフラブのメッセージを込めたショーでした。

「自分の仕事を誇りに思いたい」と語るアクセブランド「アンクタサルカ」

次は同じく「ニュージェン」に選ばれたアクセサリーブランド「アンクタサルカ(ANCUTA SARCA)」のプレゼンテーションへ。「アンクタサルカ」は、デッドストックのシューズなどを素材に使った循環型のアプローチを取るブランドです。ルーマニア出身のデザイナーアンクタ・サルカは環境意識の高い両親の下で育ち、サステナビリティは自身のパーソナリティーに根付いてある価値観だと話します。「できる限り、新しい資源を消費しないモノ作りがしたい。だって自分の仕事を誇りに思いたいもの」とアンクタ。

今シーズンのテーマは「Day-to-day Life」。日々の暮らしに目を向ける大切さを投げかけるため、彼女が選んだのは日常靴として多くの人に親しまれている「クラークス オリジナルズ(CLARKS ORIGINALS)」と「クロックス(CROCS)」。2社の協力を得て素材を集め、メンズシューズの「クラークス」はハイヒールにし、「クロックス」はサボ風にするなど、それぞれの素材を解体して、異なる文脈に落とし込んで新たな命を吹き込みます。

会場のモデルたちは、アームレストに寄りかかりながらゆっくり動く演出で、「ところで何でアームレストなの?」と聞くと、「骨折した時に強制的に休まざるを得ない状況になるでしょう。あれをイメージしたの」とアンクタ。結構強引でした。日本ではヌビアン(NUBIAN)などで取り扱いがあるそうです。

現代版の英国女性戦士にあさぎーにょ大興奮

中国出身デザイナーの「ユハン ワン(YUHAN WANG)」は、とっても愛らしい女性戦士たちを見せてくれました。会場はイギリス兵士の戦争の歴史を展示する軍事遺産センターです。壁には、兵士が戦う様子の絵画が飾られています。そんな空間に登場したのは、レースやリボン、立体的な花といったモチーフをふんだんに使った“バレエコア“スタイルに、大きなボクシンググローブやヘッドギアを装着したモデルたち。ボクシンググローブやヘッドギアまでもレースで覆われていてとってもキュート。今みんなが夢中の“バレエコア“やスポーツ要素をミックスする“ブロケットコア“を、パワフルにアップデートしてくれました。

会場にはファッションインフルエンサーのあさぎーにょさんが来場していました。ショー中、私の前に座ったあさぎーにょさんからはあふれんばかりの笑顔が絶えません。スタート前に、「今日の衣装のポイントは?」という質問に答えていただいていましたが、ショー終了後には「やっぱりこの興奮を語りたいんですけど、撮り直してもらっていいですか?」と自ら声をかけてくださり、ショーの感想を語ってくれました。その動画がこちら。

スパイキートップスの「チェット ロー」、ファン拡大の予感

トゲトゲのニットトップが人気の「チェットロー(CHET LO)」も「ニュージェン」に今シーズン選出されました。渡英前にショーのチケットをメールでリクエストすると、すごく前のめりで返信をくれたのが彼です。そして絶対忙しいであろうショーの1週間前に、わざわざオンラインで取材をさせてくれました。彼のフレンドリーな姿勢に好感度アップです。そんな彼の人柄もあってか、すでに「チェット ロー」コミュニティーが確立されている印象。同ブランドのスパイキートップをかわいく着こなす来場者を多く見かけました。

今回のコレクションは、チェットの母親に捧げるショーだと話します。もともと彼がファッション愛に目覚めたのは、母親のワードローブにある服を借りて遊ぶ時間が好きだっだから。そんな母親との関係性を振り返りながら、敬意を表現したコレクションだそう。

スパイキートップはアイコニックである一方で、飽きさせない表現が難しいのではと想像していましたが、その表現のバリエーションの広さに驚きました。ブラウンやグレーといった落ち着いた色味で、コレクションはぐっと大人っぽい印象になりました。「チェット ロー」コミュニティーはますます拡大しそうな予感がします。

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「ポール・スミス」がウィメンズコレクション30周年を記念して復刻コレクションを発売

「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は9月18日、ウィメンズコレクションの30周年を記念して、過去30年のコレクションの中から人気の高かったプリントやアイテムを復刻したコレクションを発売する。全国の「ポール・スミス」ウィメンズショップおよび公式オンラインショップで販売する。

ポール・スミスらしいカラフルなストライプを組み合わせたニットや、英国らしいアーガイルニット、アイコニックなフォトグラフィックプリントで表現した華やかなフローラルプリントを大胆にあしらったトレンチコートやシャツが登場する。価格は、ポンチョが15万4000円、トレンチコートが13万2000円、アーガイルニットが6万500円など。

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「ポール・スミス」がウィメンズコレクション30周年を記念して復刻コレクションを発売

「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は9月18日、ウィメンズコレクションの30周年を記念して、過去30年のコレクションの中から人気の高かったプリントやアイテムを復刻したコレクションを発売する。全国の「ポール・スミス」ウィメンズショップおよび公式オンラインショップで販売する。

ポール・スミスらしいカラフルなストライプを組み合わせたニットや、英国らしいアーガイルニット、アイコニックなフォトグラフィックプリントで表現した華やかなフローラルプリントを大胆にあしらったトレンチコートやシャツが登場する。価格は、ポンチョが15万4000円、トレンチコートが13万2000円、アーガイルニットが6万500円など。

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「ポール・スミス」がウィメンズコレクション30周年を記念して復刻コレクションを発売

「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は9月18日、ウィメンズコレクションの30周年を記念して、過去30年のコレクションの中から人気の高かったプリントやアイテムを復刻したコレクションを発売する。全国の「ポール・スミス」ウィメンズショップおよび公式オンラインショップで販売する。

ポール・スミスらしいカラフルなストライプを組み合わせたニットや、英国らしいアーガイルニット、アイコニックなフォトグラフィックプリントで表現した華やかなフローラルプリントを大胆にあしらったトレンチコートやシャツが登場する。価格は、ポンチョが15万4000円、トレンチコートが13万2000円、アーガイルニットが6万500円など。

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