1位は、「アンダーカバー」高橋盾が語る「ジーユー」コラボ 「冗談抜きで驚きのクオリティー」|週間アクセスランキング TOP10(9月19日〜25日)

1位は、「アンダーカバー」高橋盾が語る「ジーユー」コラボ 「冗談抜きで驚きのクオリティー」|週間アクセスランキング TOP10(9月19日〜25日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、9月19日(木)〜9月25日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
「アンダーカバー」高橋盾が語る「ジーユー」コラボ 「冗談抜きで驚きのクオリティー」

 「ジーユー(GU)」は、「アンダーカバー(UNDERCOVER)」とのコラボレーション第4弾を9月27日に発売する。それに先立ち、アメリカでは一足早く19日にニューヨークのソーホー地区にオープンする旗艦店とオンラインで販売がスタート。「アンダーカバー」と言えば、パリでショーを行って20年以上になるベテランだ。今年5月から9月までニューヨークのメトロポリタン美術館で開かれていた「眠れる美への追憶──ファッションがふたたび目覚めるとき(Sleeping Beauties: Reawakening Fashion)」展では、光るテラリウムドレス(2024年春夏ウィメンズコレクション)が展示され、このドレスが同展のメインイメージに使用されるなど、業界内でも注目度は高い。

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- 2位 -
「アシックス」とワンオクのTakaが共同開発したオリジナルシューズ“アシックスワン”発売

09月24日公開 / 文・WWD STAFF

 「アシックス(ASICS)」は、ロックバンドの「ONE OK ROCK」のTakaと共同開発したシューズ“アシックスワン(ASICS-ONE)”(2万9700円)を、9月27日に発売する。サイズは22.5〜29.0(0.5cm刻み)、30.0、31.0cmを展開し、アシックス原宿フラッグシップ、アシックスオンラインストアなどで販売する。

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- 3位 -
【2024年クリスマスコフレ】「ジルスチュアート ビューティ」は罪深い“ベリーパフェ”着想の限定コフレを発売

09月20日公開 / 文・WWD STAFF

 「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は11月1日と11月18日、大人になっても虜になってしまうぜいたくなパフェをテーマにした2024年ホリデーコレクションを数量限定で発売する。また、クリスマスシーズンにぴったりなギフトセット3種も用意した。

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- 4位 -
「ダイソン」が渋谷スクランブル交差点でゲリラファッションウォーク 新ヘッドホンを訴求

09月19日公開 / 文・戸松沙紀

 「ダイソン(DYSON)」は9月19日、新商品のヘッドホン“ダイソン オントラック ヘッドホン”(本体7万4990円※編集部調べ、以下同)を発売した。これを記念し、同日に発表会を開催。小雨の中、渋谷のスクランブル交差点でゲリラファッションウォークを行った。

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- 5位 -
【スナップ】“メキシコ 66”人気止まらず ミラノの曇天に映える“オニツカイエロー

09月24日公開 / 文・ライターELIE INOUE

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、2025年春夏コレクションをミラノで現地時間9月18日に発表した。ミラノではスニーカー人気に加え、ウエアもすっかり浸透しているようだ。ショー会場周辺では、過去数シーズンのコレクションルックを着用し、グレーやブラックのダークトーンでまとめた来場者が目立った。足元は“メキシコ 66”の支持率が高かった。雨がぱらつくグレーの空と、落ち着いたワントーンの装い、そしてニュートラルカラーの建物が多いミラノの街並みで“オニツカイエロー“が一層際立っていた。

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- 6位 -
「ナイキ」とNIGO®が初コラボ 第1弾は“エア フォース 3”とアパレルコレクション

09月24日公開 / 文・WWD STAFF

 「ナイキ(NIKE)」は、NIGO®と初コラボレーションによる第1弾となる限定版の“エア フォース 3”(2万3760円)とアパレルコレクションを9月28日に東京の「オツモプラザ」、「ヒューマンメイド(HUMAN MADE)」の公式サイト、ニューヨークでの“I Know Nigo 2”ポップアップ限定で、10月4日に「SNKRS」と「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」で発売する。

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- 7位 -
TSIの収益構造改革 本社人員2割削減、不採算ブランドの撤退視野

09月25日公開 / 文・本橋 涼介

 TSIホールディングスは、3〜8月期の連結業績予想を上方修正する。修正後の予想値は売上高752億円(前回予想は745億円)、営業損益が1億7000万円の赤字(同9億円の赤字)、純損益が9億円の赤字(同9億円の赤字)。足下で進める広告宣伝費、物流費の抑制などの構造改革により、当初予想よりも営業赤字幅は縮小する見込み。

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- 8位 -
「ビームス クチュール」監修の「ジップロック」×サンリオ “ハローキティまみれ”のアイテムを発売

09月20日公開 / 文・本橋 涼介

 ビームス(BEAMS)は9月27日、リメイクと手仕事をコンセプトに掲げるレーベル、「ビームス クチュール(BEAMS COUTURE)」が監修した「ジップロック(ZIPLOC)」とサンリオキャラクターズのコラボアイテムを発売する。

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- 9位 -
「サカイ」×「ニューエラ」 マーク・ゴンザレスデザインのワッペン付きヘッドウエア

09月23日公開 / 文・WWD STAFF

 「サカイ(SACAI)」は9月25日、「ニューエラ(NEW ERA)」とのコラボヘッドウエアを発売する。「サカイ」公式オンラインストア限定で販売する。

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- 10位 -
「ユニクロ」が同社傘下の「コントワー・デ・コトニエ」とコラボ シックなデザインの全7型を発売

09月19日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」は10月4日、同じファーストリテイリング傘下のウィメンズブランド「コントワー・デ・コトニエ(COMPTOIR DES COTONNIERS)」との2024-25年秋冬カプセルコレクションを発売する。全国の「ユニクロ」店舗と公式オンラインストアで扱う。

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【2024年クリスマスコフレ】「カバーマーク」は人気のファンデーションなど“大人を楽しむ”メイクアップアイテム6品セット

「カバーマーク(COVERMARK)」は10月25日、2024年のホリデーコフレ“グレイスフル リッチ コレクション”(1万4850〜1万9800円)を発売する。ファンデーションと化粧下地、フェイスパウダーの現行品に加え、5色アイパレットとフェイス用ミスト、ハイライターの限定品を組み合わせた全6品を現品サイズでラインアップ。肌も心も弾む“大人を楽しむ”メイクアップアイテムをそろえた。

現行品は、ブランド内人気No.1のファンデーション“フローレス フィット”[SPF35・PA+++](全10色)に、化粧下地、おしろいを組み合わせた3アイテムをラインアップする。化粧下地とおしろいは仕上がりの好みで自由に選択可能だ。化粧下地は、仕上がりを最大限美しくする“スキンブライトクリーム CC”[SPF50+・PA++++](全2色、各25g)と、しっとり崩れない“モイスチュア クリア ベース”[SPF35・PA++](25g)、肌とファンデーションを密着させる“コネクティング ベース”[SPF38・PA+++](38mL)の3品を、おしろいは、明るさと艶で立体感をかなえる“フェイスアップ プレストパウダー”[SPF23・PA++](全2色)と、肌の自然なキメと立体感を演出する“シアー パウダー”(13g)、ジェルタイプで潤い・艶・化粧持ちを兼ね備える“モイスチュアコート ジェル”(35g)の3品を用意する。“フローレス フィット”と“フェイスアップ プレストパウダー”はレフィルのみの選択もできる。

限定品は、赤み系の5色をセットしたアイカラーパレット“グレイスフルリッチ アイカラー”と、ピンク、ラベンダー、イエロー、ブルーのカラーをブレンドしたハイライター“グレイスフルリッチ ハイライト”、 乾燥を感じたときにいつでも使えるフェイス用ミスト“リフレッシュ ミスト”(30mL)の3アイテムをそろえる。アイカラーが目元に深みのある美しさを、ハイライターがベースメイクの仕上げに華やかさをプラス。甘く爽やかなフレッシュフローラルグリーンの香りのミストで、気分をリフレッシュする。

なお同日、限定デザインの“フェイスアップ プレストパウダー<限定デザイン>”(全2色、各7700円)を発売する。パッケージは、ダイヤモンドが放つまばゆい光りをイメージ。パウダーにも、光のプリズムのエンボスを施した。

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【スナップ】遊び心満載の「モスキーノ」は完コピぐらいが楽しいかも 新デザイナーの世界観

「モスキーノ(MOSCHINO)」は、2025年春夏コレクションをミラノで現地時間9月19日に発表した。会場周辺では、昨シーズンデビューを飾ったアードリアン・アピオラッザ(Adrian Appiolaza)=クリエイティブ・ディレクターのショーが再演されているかのような、ルックを完コピするゲストが目立った。

アピオラッザ=クリエイティブ・ディレクターは、前任のジェレミー・スコット(Jeremy Scott)に比べて、遊び心や楽しさを取り入れながらもウエアラブルに落とし込んだコレクションが評判だった。ショーのゲストは、ランウエイに登場したバゲットを模したバッグや、スマイリーのモチーフ、ブーケをアクセサリーとして持つ印象的なスタイリング。バッグは、長細いベルトをバッグに巻きつけたデザインが特徴の“タイ・ミー(Tie Me)“のスエードのブラウンカラーに人気が集中した。

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【スナップ】遊び心満載の「モスキーノ」は完コピぐらいが楽しいかも 新デザイナーの世界観

「モスキーノ(MOSCHINO)」は、2025年春夏コレクションをミラノで現地時間9月19日に発表した。会場周辺では、昨シーズンデビューを飾ったアードリアン・アピオラッザ(Adrian Appiolaza)=クリエイティブ・ディレクターのショーが再演されているかのような、ルックを完コピするゲストが目立った。

アピオラッザ=クリエイティブ・ディレクターは、前任のジェレミー・スコット(Jeremy Scott)に比べて、遊び心や楽しさを取り入れながらもウエアラブルに落とし込んだコレクションが評判だった。ショーのゲストは、ランウエイに登場したバゲットを模したバッグや、スマイリーのモチーフ、ブーケをアクセサリーとして持つ印象的なスタイリング。バッグは、長細いベルトをバッグに巻きつけたデザインが特徴の“タイ・ミー(Tie Me)“のスエードのブラウンカラーに人気が集中した。

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「こうなった以上、青瓦台に行く」脚本家ユン・ソンホ ユーモアとホープパンクで、日常に希望を

PROFILE: ユン・ソンホ/脚本家、演出家、監督

ユン・ソンホ/脚本家、演出家、監督
PROFILE: 2001年、大学生の時に短編映画「三千浦へ行く道」を制作。その後、21年間で短編20作、長編3作、ドラマ15作を発表した。ウェブドラマの初期の頃の作品が多く、代表作に「空腹な女」や「抜群な女」がある。最近では、Waavveオリジナルドラマ「こうなった以上、青瓦台に行く」やTVINGオリジナルドラマ「ミジの世界 s2e1」の脚本・演出を手掛けている PHOTO:BEAK JONG HEON

第5次と呼ばれる韓流ブームが到来している。もはや韓流は一過性のブームではなくスタンダードであり、日本のZ世代の「韓国化」現象にも繋つながっているのは明白だ。その韓流ドラマ人気をけん引してきた1つが韓国ドラマ。本企画では有名韓国ドラマの作品の脚本家にスポットを当て、物語の背景やキャラクター、ファッション性に至るまでの知られざる話などを紹介する。

Vol.6は、ユン・ソンホ。代表作「こうなった以上、青瓦台に行く」(以下、「青瓦台に行く」)は政治を風刺したブラックコメディ。同作は2021年に韓国のVODストリーミングサービス「ウェーブ(waavve)」で公開され、シネ21誌で「今年を輝かせた作品」第1位に選ばれ、第58回百想芸術大賞では作品賞、演出賞、脚本賞、助演男優賞の4部門にノミネートされた。ユニークでありながらも、憎しみを生まない作風に定評があるソンホに、予想外な展開のモノ作りの裏話、風刺作品についてや影響を受けた日本の映画やドラマまでを尋ねた。

――脚本を書く際、現代社会の不安を煽るような言葉を避けるなど意識していることはありますか?

ユン・ソンホ (以下、ソンホ):誰かを傷つけるような作品にならないために意識していることの1つは、言葉の使い方に基準を設けることです。刺激的な表現を多用しないように気をつけています。

一方で、差別的な言葉や侮辱的な表現を意図的に使うことで、視聴者にそれ自体が問題であることを認識させるようにしています。問題意識を高め、差別的な表現が容認されるべきではないというメッセージを伝えられるからです。

例えば「青瓦台に行く」の中で、 ある男性が「ターモンヌンダ(따먹는다)」といういかがわしい言葉を女性にかけたとき、彼女は笑いながら「あなたは何様なの?」 と言い返すシーンがあります。下品な言葉を掛けられた人の抗う反応を描くことで、視聴者が同様の問題に直面した際にどのように対応すべきかを考える助けになると思います。

――「青瓦台に行く」で、政治家たちの会議は形式的で実質的な進展がない、まるでプロレスの試合のようだと表現していました。

ソンホ:その表現はネットの書き込みやコメントを参考にしました。中には私がドラマで作ったナレーションよりも、韓国の与党と野党がやり合っている状況を上手に言い表しているコメントがたくさんあります。例えば、「政治討論は本当の議論ではなく、形式的に会議をすすめているように見えるから『空手の組手』」と言う人もいました。韓国は政権が変わると社会も様変わりするので、世界的に見ても国民たちの政治への関心はとても高いですね。

――ネガティブなテーマを笑いに転換させるテクニックを教えてください。

ソンホ:まず、私は脚本と演出の両方を手がけているため作品のコントロールがしやすいことが前提ですが、ブラックコメディを作る上でセリフの意図やニュアンス、トーン、言い回しをしっかり俳優に伝え、お互いに確認しながら進めることが重要です。

あとは個人的な感情と一定の距離を置くことですね。政治、仕事、男女関係などあらゆるテーマをブラックコメディとして扱えますが、主題から離れた客観的な視点を持つからこそ、物事を別の視点から考察する様子が描けると思います。

――影響を受けた作品はなんですか?

ソンホ:国内外の作品から影響を受けています。例えば、日本の作品はシリアスなテーマを扱いつつも、 意図的ではない絶妙な間で笑いの要素を入れているところにおもしろさを感じます。特に今村昌平監督の「楢山節考」にブラックコメディの要素を感じますね。人間関係の本質を追求したシリアスな作品ですが、登場人物を俯瞰して見るような描き方に学ぶものが多くありました。この作品は、すごくリアルに人間の生きる姿を描いているものの、状況を大袈裟に描いたり、残酷な姿や苦しんでいる表情をクローズアップしません。全体を見渡すことで、あらゆる感情が交差しているように感じられる素晴らしい作品だと思います。

――最近の作品ではどうでしょうか?

ソンホ:坂元裕二さんが脚本を担当した「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう(以下、いつ恋)」や「最高の離婚」がとてもおもしろかったです。自分も「いつ恋」の現実的で不穏な雰囲気と昔の日本のドラマ「ロングバケーション」の楽観性を掛け合わせたような作品をいつか作りたいですね。余談ですが、韓国のロマンティックコメディを作る脚本家たちは、1990年代の日本のドラマから影響を受けている人が多いと思います。

――韓国のドラマや映画の中で食事をしているシーンに特にエネルギーを感じます。過去に作ったモバイルドラマシリーズでは、日本の「食」に影響を受けたそうですね。

ソンホ:世界には、シェフやレストランをテーマにした作品はとても多いですが、これまで日本の食を取り上げた作品の多くは料理人よりも日常の食卓やリアルな食事風景を描いてきたと思います。

日本の脚本家は、日常の何気ない瞬間を描くのがとても上手ですよね。例えば、買い物から料理、食事に至るまでのプロセスをエネルギッシュに描き、その後のシーンで「今日も1日終わりだね」と締めくくることで、どこかホッとするような楽観的なシーンが多いように感じます。しかし、私がもし脚本を描くなら、食事が終わった後に「おなかはいっぱいになったけど、まだ解決しない問題が残っている。それでも、今日はこのまま終わっていくんだ」と描くと思います。日常で解決できない問題や悩みがあっても、それを抱えながら過ごしていくというリアルな一面を表現したいからです。

――韓国のドラマや映画は世界に広く普及していますが、今後のキャリアをどのように考えていますか?

ソンホ:脚本も演出もやっているため、今は現場で監督と呼ばれることが多いんですが、今日の取材で脚本家と呼ばれることがとても嬉しいです。今後は、演出よりも脚本を書くことに専念していきたいですね。

体力的な理由もありますが、世界で起こっている戦争や環境問題、災害など複雑な問題を違った側面から描きたいからです。現在のドラマや映画の多くは、これらの問題を極端に表現するか、全く反映させないかに分かれているように感じます。アポカリプスやディストピアの物語が人気の一方で複雑な問題の中でもささやかな日々の楽しさを描く物語、「ホープパンク」の精神で希望を描きたいですね。

TRANSLATION:HWANG RIE
COOPERATION:HANKYOREH21,CINE21, CUON

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【スナップ】「ディーゼル」が止まらない “ノイジー・ラグジュアリー“を孤高に貫く

「ディーゼル(DIESEL)」は、2025年春夏コレクションをミラノで現地時間9月21日に発表した。会場周辺は、トレンドの“クワイエット・ラグジュアリー“とは対極の、ノイズたっぷりな装飾主義の若者で華やいだ。多くのゲストは、ブランドのDNAであるデニムにフォーカスしたコレクションを予知するかのように、デニムを自由な解釈で着こなした。鍛え上げられた腹筋を美しく見せる大胆なヘソ出しルックは、今シーズンも健在だ。

ジーンズはワイドシルエットが主流で、今季は男女共にショーツも人気。デニムはトップスからアウター、ブーツまでアイテム問わず多出した。アイコンバッグ“1DR”も、今季はダメージ加工が施されたデニム生地が支持を集めた。「ディーゼル」は、クラシックで洗練されたスタイルが多いミラノ・ファッション・ウイークで、ますます異彩を放つ。

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【スナップ】「プラダ」ゲストは“普通じゃない普通“の新ビジネスウエア

「プラダ(PRADA)」は、2025年春夏コレクションをミラノで現地時間9月19日に発表した。ショーに来場したゲストの多くは、2024-25年秋冬シーズンの異なる時代や異質な要素を掛け合わせた新しいビジネスウエアの提案に共感しているようだ。

アウターはテーラリングが多く、コンパクトなシルエットのシャツとカーディガンといった定番ウエアを、鮮やかな色の組み合わせでスタイリング。ライニングが見えるペンシルスカートの微妙な違和感が、ビジネスライクな装いを現代的に昇華させる。一方で、より華やかなドレスに身を包んだゲストは、リボンの装飾が施された甘くロマンティックな雰囲気に合わせて、ヘアやメイクもガーリーに演出した。バッグは、柔らかなグレインレザーを使った新作“ダーリン(Darling)“と”エメ(Aimee)“が人気だった。ショーには、NCTのジェヒョンやaespaのカリナ、ENHYPENのメンバー7人といった韓国のセレブリティと、日本からはアンバサダーの永野芽郁が来場した。

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菅田将暉 × 黒沢清 映画「Cloud クラウド」が描く「普通の人がギリギリに追い込まれる現代社会」

PROFILE: 左:菅田将暉/俳優 右:黒沢清/映画監督

左:菅田将暉/俳優 右:黒沢清/映画監督
PROFILE: 左:(すだ・まさき)1993年2月21日生まれ、大阪府出身。2009年、「仮面ライダーW」で俳優デビュー。「共喰い」(13)で第37回日本アカデミー賞新人俳優賞、「あゝ、荒野」(17)で第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。近年の主な映画出演作に「銀河鉄道の父」(23)、「君たちはどう生きるか」(23/声の出演)、「ミステリと言う勿れ」(23)、「笑いのカイブツ」(24)、「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」(24)などがある。25年には映画「サンセット・サンライズ」(25年1月公開)ほか、Netflixシリーズ「グラスハート」が控えている。 右:(くろさわ・きよし)1955年7月19日生まれ、兵庫県出身。大学時代から8ミリ映画を撮り始め、長谷川和彦、相米慎二に師事。「CURE」(97)で世界的な注目を集め、「回路」(00)で第54回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。「トウキョウソナタ」(08)では、第61回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞ならびに第3回アジア・フィルム・アワード作品賞を受賞。連続ドラマ「贖罪」(11/WOWOW)では、第69回ヴェネツィア国際映画祭にテレビドラマとして異例の出品を果たしたほか、多くの国際映画祭で上映された。2024年は、配信作品としてはじまった「Chime」、フランス製作のセルフリメイク「蛇の道」が公開され、3作目となる「Cloud クラウド」が公開する。

今年に入って、「蛇の道」「Chime」と新作の公開が相次ぐ黒沢清監督。そんな中で新たに公開される「Cloud クラウド」は、近年、社会的に問題になっている転売屋を主人公にしたスリラー作品だ。工場で働くかたわら、転売で稼いでいる吉井。吉井が知らず知らずにまいた憎しみの種はネットで大きく成長して、やがて吉井に襲いかかる。吉井を演じたのは黒沢作品に初めて参加した菅田将暉。黒沢監督が絶賛する演技力で菅田は物語を引っ張っている。現代社会に生きる「普通の人」が巻き起こす恐怖を描いた本作について2人が語ってくれた。

※記事内には映画のストーリーに関する記述が含まれています。

——「Cloud クラウド」の主人公、吉井は転売で儲けることに夢中で、そのために他人が傷ついても構わない。でも、根っからの悪人ではなく、ごく普通の男ですね。吉井というキャラクターはどのようにして生まれたのでしょうか。

黒沢清(以下、黒沢):たまたま僕の知り合いに転売をやっている男がいるんです。彼はごく普通の男で一生懸命に転売をやっているんですよね。なんで転売をしているかというと、一度、会社に勤めたんだけど全然うまくいかなくて、そこを辞めて1人で生きていくために転売を始めたんです。転売があまり良いことではないと知っていながらも、朝から夜まで商品を梱包したり、発送したり、実に真面目に働いている姿が、ある意味、微笑ましく、悲しく、ちょっと愉快でもありました。「こうやって、人はどんな苦境の中でもしたたかに生きていくんだな」と感じたんです。そして、転売というのは、現代社会ではありふれた生き方の一つなんだろうな、とも思いました。そういったことが興味深くて、吉井というキャラクターを考える上で友人のことは参考にさせてもらいました。

——菅田さんは吉井という人物のどんなところに興味を持ちました?

菅田将暉(以下、菅田):まず、どんなキャラクターか分からないところに興味を持ちました。でも、どういう人物なのか、ということを掘り下げることはしませんでした。というのも、台本を読めば彼の行動がキャラクターを表していることが分かったからです。台本に書かれていることをしっかり遂行していけば大丈夫だと思いました。ただ、会話している時の声のトーン、息をするポイント、視線を通じて、話をしている相手に「こいつムカつくな」と思わせるポイントを、ところどころ入れなきゃいけないとは思っていて。そこはちょっと難しいところでした。

——吉井は窪田正孝さんが演じる先輩に「自分は関係ないって顔するなよ」と言われたりしますが、吉井は本人が意識していないところで相手をイラつかせる何かを発してしまっているんですね。

菅田:そうなんですよね。相手にまったく興味がないわけではないんです。吉井なりに話を聞いているけど、ちょっと違う方向に気がいっているだけで。そういうところをどうやって出していくかは、現場で調整して監督に判断してもらえば良いと思っていました。

黒沢:今、思い出したんですけど、「自分は関係ないって顔するなよ」って言われるくだりで、吉井がゲームで先輩に勝ってしまうところの菅田さんのリアクションはうまかったですね。

菅田:ああ、あそこは面白かったですね(笑)。

黒沢:吉井は先輩に勝ったら気まずいのが分かっていながら、うっかり勝ってしまった。「あ、どうしよう」と思った吉井の気持ちが手の動きで表現されているんです。僕は何も指示していなかったんですけど、その手の動きを見て「吉井ってこういうヤツなんだよな」っていうのが伝わってきました。「あなたとはずっとこれぐらいの距離感で、近づきも遠ざかりもしたくない」って思っているのが。

——吉井は他人との距離感に敏感で、他人に近づいたり、近づかれたりすることを負担に感じるんでしょうね。だから人間関係がこじれてしまう。

黒沢:そうなんですよ。

菅田:「よっしゃ! 先輩、俺勝ちましたよ」って言えば、どれだけかわいいかっていう話なんですけどね(笑)。

——荒川良々さんが演じる会社の上司が吉井のアパートを訪ねてきた時、吉井が慌てて居留守を使うシーンがサスペンスフルに描かれていたのが印象的で、吉井にとって人間関係がネックなのが伝わってきました。

菅田:そのシーンは現場に行くまで、あれほどスリリングなものになるとは思ってなかったです。現場で黒沢さんに動きをつけてもらう中で、これはただ事じゃないな、と分かってきた。想像していた以上に丁寧に演じました。

——そういうエピソードを通じて吉井の普通さが伝わってきて面白いですね。

菅田:吉井が淡々と悪事を遂行していく様子は、バカバカしく見える時もあれば、頭がキレる犯罪者のように見える時もあるし、普通の青年に見えることもある。本人は真面目に悪事を働いているだけなのに、どんどん環境が変わって物語が動いていくんです。

吉井の変化

——吉井も他のキャラクターと同様に状況に翻弄されているんでしょうね。最初、吉井は感情をあまり表には出しませんが、映画の後半になって追い詰められることで人間的な感情が出てくる。映画を通じて吉井が大きく変化していくのも本作の見どころです。

黒沢:順番に撮っていったわけではないのですが、菅田さんの演技は見事に計算されていました。おっしゃる通り、話が進むにつれて吉井は恐怖でだんだん感情を見せるようになり、最終的にはその恐怖の感情を超えたところに至る。感情面でものすごく振り幅がある役なんですけど、菅田さんはそれを見事に表現されていました。吉井の大きくうねる感情を、そして、その感情がまだ爆発しない曖昧な状態も全部表現されていた。だから、観客は吉井に乗っかって最後まで観ることができるんです。

菅田:ちゃんと素直にリアクションするところ、しないところというのは意識していました。例えば目の前で初めて人が殺されると素直に怖いしパニックになる。でも、そういった出来事が終わった瞬間、「ネットに出した商品、どうなってるかな?」と言い出す余裕のなさみたいなものも一貫していて。だから、常に感情は複合的に、と思っていました。一つの感情で動くことはなかったと思います。

——菅田さんは黒沢監督の作品に出演されるのは今回が初めてですが、監督の演出はいかがでした?

菅田:ほんとうに楽しかったです。撮影の流れはどの現場もおおむね同じですけど、黒沢さんが「じゃあ、このシーンをやります」と決めて、演者に説明や動きをつけていく時は、宝箱が一つひとつ開いていくような感じなんです。「あ、ここはこんなこと起こるんだ」って、黒沢さんが出してくるアイデアが毎回楽しかったです。黒沢さんの頭の中が覗けるようで。

リアリティーのある演技を追求

——映画は予想外の展開をしますね。最初はサスペンスフルに進みながらも、途中から物語の雰囲気がガラリと変わって激しいアクションが繰り広げられていきます。

黒沢:今回の映画の出発点は、現代の日本社会に生きる普通の人々が、最終的に殺す、殺されるというすさまじい関係になっていく物語を作りたい、ということでした。普通の人ってどういう人?と言われると難しいのですが、基本的には反応が曖昧な人というか。そこではっきりと決断していれば人生が変わったかもしれないのに、心の中で葛藤があってすぐに決断ができない。というのが、普通の人にありがちなことじゃないかと思います。この映画の登場人物は、ギリギリになるまではっきりしないまま生きてきた人たち。そういう人たちが曖昧なままでは済まされない状態に立たされるんです。

——最後にはとんでもない状況になります。日本の映画の多くは、銃が出てきた途端に嘘っぽく見えますが、本作ではアメリカ映画のように自然に銃が映像に溶け込んでいました。

黒沢:そういう作品になるために頑張りました。日本では銃を日常生活の中で見ることはありません。銃を初めて見た人、握った人、撃った人はどんな感じになるのか。そういうことを想像しつつ、アメリカの映画とかドキュメンタリーを観直して、日本でも起こりうることとして描こうと思いました。銃を抜いたりすると、日本の映画では銃にカメラのフォーカスを当てるんですよ。でも、アメリカでは役者の顔を映す。銃を撃つからといって銃をことさら意識しない。日常の中に銃があるから、銃を抜くのは当然の成り行きとして撮影しているんです。そこがすごいと思って、今回の撮影でもその辺りは気をつけていました。銃撃戦にリアリティーを出すために、照明、小道具、音響、みんな一丸となって頑張ったし、俳優さんにも銃を撃った時の反動とか、芝居も工夫してもらいました。

菅田:この映画の銃撃シーンは、「撃つぞ!」と叫んで銃を撃って相手が倒れる、という段取りではないんです。何かをしている時に撃たれたりするし、撃たれてうめいている人の横を移動したりする。だから、目の前で起こっていることや銃撃音にちゃんとリアクションするようにしていました。

——普通の人たちが追い詰められて殺し合いを始める。そういった状況が、閉塞した現代社会を表現しているようにも思えました。そこでインターネットが重要な役割を果たしていて、相手の顔が見えない中で、インターネットで悪意や憎悪が広がっていくのも現代的ですね。

黒沢:確かにそうですが、「インターネットが全ての原因」という物語にはせず、インターネットは現代社会のありふれたものとして使わせていただきました。きっかけはインターネットですが、一番の問題は普通に生きてきた人たちが、気がついたら「殺す」「殺される」みたいな状況になるギリギリのところにいた、ということなんです。いろんなところでいろんな人が、実は崖っぷちギリギリまでいってしまっている、というのが今の社会なのかな、と思いますね。それがテーマではなかったのですが、結果的にこの映画は現代社会を描いたものにもなっていると思います。

——確かに今の社会は、貧困だったり人間関係だったり、いろんな理由で「普通の人たち」の多くが精神的に追い詰められている気がします。

黒沢:その原因がどこにあるのか分からないから、より追い詰められるんですよね。原因が何か分かっていれば、そこから距離が取れるんですけど、原因が分からないまま崖っぷちにいる人が多いんじゃないでしょうか。

——吉井も工場で働きながら転売をやって、ギリギリ感がありますよね。そして、「普通の人たち」の1人だった吉井も、極限状態に立たされて最後に大きな決断を迫られる。

菅田:良くも悪くも、最初は不特定多数のうちの1人だった吉井が、最後に何者かになってしまうような瞬間がある。もう引き返せないところまで来てしまう。多分、銃撃戦の前までなら、吉井は引き返せるところにいたんです。死を前にした時に人間性って出るじゃないですか。そういうギリギリの人たちの描き方も、この映画の特徴だと思います。

黒沢:ここまで特別な経験をした吉井は何かの強さを持ったかもしれない。もしかしたら、この後、吉井は世の中をひっくり返すようなことをするかもしれない、と観客が想像してくれたらいいなあと思ったりもしているんですよね。それは希望と言えるものではないのですが、そう感じてもらうことで観客が普通のアクション映画とは全然違う爽快感を味わってくれたらいいな、と密かに期待しています。

PHOTOS:MASASHI URA
STYLIST:(菅田)KEITA IZUKA
HAIR&MAKEUP:(菅田)AZUMA(M-rep by MONDO artist-group)

■「Cloud クラウド」
9月27日全国公開
出演:菅田将暉
古川琴音 奥平大兼 岡山天音 荒川良々 窪田正孝
赤堀雅秋 吉岡睦雄 三河悠冴 山田真歩 矢柴俊博 森下能幸 千葉哲也 / 松重 豊
監督・脚本:黒沢清
音楽:渡邊琢磨
撮影:佐々木靖之
製作幹事・配給:日活 東京テアトル
制作プロダクション」日活 ジャンゴフィルム
©2024「Cloud」製作委員会
https://cloud-movie.com

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TOKYO BASEのザ トウキョウが「N.ハリウッド」とコラボ 機能性を追求した3型

TOKYO BASEが展開するセレクトショップ、ザ トウキョウ(THE TOKYO)は9⽉28⽇、「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」 とのコラボレーションカプセルコレクション第1弾を発売する。全国のザ トウキョウストアと公式オンラインストアで販売する。

テーマは“ザ トウキョウ ベース キャンプ”。軍隊の根拠地であるベースキャンプを、忙しない⽇常を過ごす都会の⼤⼈の拠点となる家、または旅先のホテルとして捉え、拠点または拠点周辺での着⽤を⽬的としたアイテムを用意した。

都市で⽣活する⼈のための機能性ファッション

本コレクションは、「N.ハリウッド」が展開する⼈気ライン“テストプロダクト エクス チェンジサービス(TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)”をベースに制作した。ラインアップは、スウェーデン軍のウエアを元に製作したフーディー(4万8900円)とクルーネック(4万1800円)、イージパンツ(4万6200円)の全3型。すべてのアイテムに体温調整機能を持つ軽量の断熱⽣地を使⽤した“ポーラテックパワーエア”を採⽤し、寒暖差の激しい今の季節に対応できる機能性を追求した。第2弾は11月、第3弾は12月の発売を予定している。

ルック一覧

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TOKYO BASEのザ トウキョウが「N.ハリウッド」とコラボ 機能性を追求した3型

TOKYO BASEが展開するセレクトショップ、ザ トウキョウ(THE TOKYO)は9⽉28⽇、「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」 とのコラボレーションカプセルコレクション第1弾を発売する。全国のザ トウキョウストアと公式オンラインストアで販売する。

テーマは“ザ トウキョウ ベース キャンプ”。軍隊の根拠地であるベースキャンプを、忙しない⽇常を過ごす都会の⼤⼈の拠点となる家、または旅先のホテルとして捉え、拠点または拠点周辺での着⽤を⽬的としたアイテムを用意した。

都市で⽣活する⼈のための機能性ファッション

本コレクションは、「N.ハリウッド」が展開する⼈気ライン“テストプロダクト エクス チェンジサービス(TEST PRODUCT EXCHANGE SERVICE)”をベースに制作した。ラインアップは、スウェーデン軍のウエアを元に製作したフーディー(4万8900円)とクルーネック(4万1800円)、イージパンツ(4万6200円)の全3型。すべてのアイテムに体温調整機能を持つ軽量の断熱⽣地を使⽤した“ポーラテックパワーエア”を採⽤し、寒暖差の激しい今の季節に対応できる機能性を追求した。第2弾は11月、第3弾は12月の発売を予定している。

ルック一覧

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「キス トリーツ」と「ヨックモック」がコラボ 限定メニューやアパレルアイテムが登場

ニューヨークのスニーカーショップ「キス(KITH)」が運営するシリアルアイスクリームバー専門店「キス トリーツ(KITH TREATS)」は9月28日、日本のクッキーブランド「ヨックモック」とコラボした“キス トリーツ フォー ヨックモック カプセルコレクション”を発売する。限定デザインのクッキー缶やアパレルアイテムなどを展開するほか、多彩な食材からインスピレーションを得た限定アイスクリームを販売する。

“キス モノグラム限定クッキー缶”

“キス モノグラム”を配した限定デザインのクッキー缶に、「ヨックモック」で人気のクッキー3種類を詰め合わせた。価格は3780円で、キス トリーツ 東京と「キス」公式オンラインストア及びアプリで販売する。価格は発売まで非公開だ。

“キス トリーツ フォー ヨックモック アパレルコレクション”

ベースボールキャップと「キス」のシグネチャートップス2種を、グラフィックや刺しゅうを施した限定デザインで用意した。キス トリーツ 東京と「キス」公式オンラインストア及びアプリで販売する。

限定スペシャルメニュー全9種

日本のスイーツの繊細さとアメリカの定番デザートのリッチな甘さを融合した期間限定のスペシャルメニューを、キス トリーツ 東京で販売する。フレーバーはそれぞれの国で慣れ親しまれているお菓子に着想しており、限定クッキー缶に入れたクッキー3種のうちのいずれか1つをメイン食材として使用している

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「ティファニー」が販売スタッフを募集 世界中で愛されているハイジュエリーブランドで活躍

「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、接客・販売を担当するクライアントアドバイザーやセールスリーダーなどを募集する。来店客を迎え、製品をニーズに沿って丁寧に案内。また、商品を提供するだけでなく、ブランドの歴史や魅力、世界観を伝えてファンを増やすコミュニケーション能力も求められる。

「ティファニー」は1837年に、ファンシーグッズを扱う店舗としてアメリカ・ニューヨークでスタート。その後、ジュエリーやウオッチ、銀器などの商品ラインアップを広げ、創業からわずか10年あまりで「キング オブ ダイヤモンド」と称され、ダイヤモンドのオーソリティーとしての地位を確立した。

ブランドを象徴するアイテムは、創業者チャールズ・ルイス・ティファニー(Charles Lewis Tiffany)が世に紹介した名高い6本爪の“ティファニー セッティング エンゲージメント リング”や、合計128.54カラットの世界最大級のイエローダイヤモンドである“ティファニー ダイヤモンド”など。「ティファニー」は、世界中で愛されるブランドとして揺るぎない人気を誇り、時代を超えて普遍的な美しさを反映したデザインは多くの人々を魅了し続けている。

募集職種
①クライアントアドバイザー
②セールスリーダー
③チームマネージャー
④アドミニストレーション担当アシスタントマネージャーまたはコーディネーター

雇用形態
正社員

応募条件
高卒以上

①クライアントアドバイザー
接客販売サービス経験のある人
<歓迎>
ラグジュアリーブランド、百貨店での販売経験
航空業界やブライダル、美容、ホテル業界などの接客経験

②セールスリーダー
ラグジュアリーブランド(ファッション可)で5年以上の経験がある人

③チームマネージャー
英語力必須、ジュエリー・時計業界の経験者、大型店舗のマネジメント経験(店長として)、ハイエンドビジネスの経験者(ラグジュアリーブランドの店長や富裕層対応)

④アドミニストレーション担当アシスタントマネージャーまたはコーディネーター
店舗のバックヤードでのオペレーション経験、またはオフィスでのPC業務経験がある人

勤務地
「ティファニー」都内大規模店舗(新店オープン)

給与・待遇
募集職種によって異なる
※現職給与を考慮

勤務時間
シフト制(1日実働時間7時間30分)
※店舗により営業時間が異なる

休日休暇
シフト制公休日(月9~11日)
年次有給休暇
季節休暇(夏季休暇5日間・冬期休暇5日間)
慶弔休暇
産前産後休暇
子の看護・介護休暇
育児・介護休業

福利厚生
各種社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険)
時間外手当
通勤手当(上限月10万円)
各種研修(新人研修、商品研修、接客研修等)
社員販売プログラム
制服貸与
社員支援プログラム(電話による健康・法律等相談)
定期健康診断

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「MCM」×ハローキティ50周年記念日本限定コラボ パウダーピンクのレザーアイテム全5型

「エムシーエム(MCM)」はハローキティ50周年を記念し、日本限定コラボコレクションを発売する。10月1日から全国の「エムシーエム」店舗と公式オンラインストアで販売する。

日本限定コラボ

「エムシーエム」のクラフツマンシップとハローキティの愛らしいデザインを融合し、遊び心とエレガンスを兼ね備えたアイテムを生み出した。ラインアップは、パウダーピンクを基調としたバックパック(15万2900円)、トートバッグ(10万4500円)、ミニウオレット(4万6200円)など全5アイテム。今後アパレルでの展開も予定している。

© 2024 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. L653887

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LVMH、モンクレールに間接的に出資 「安定した少数株主」として成長を支援

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は9月26日、モンクレール(MONCLER)を率いるレモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼最高経営責任者(CEO)の持株会社であるルッフィーニ パルテチパツィオーネ ホールディング(RUFFINI PARTECIPAZIONI HOLDING以下、RPH)と提携し、RPHが保有する投資会社ダブルR(DOUBLE R)の株式の10%を取得したことを明らかにした。金額などの詳細は開示していない。なお、ダブルRはモンクレールの株式の約15.8%を保有している。

今回のパートナーシップ契約に基づき、ダブルRは今後18カ月をかけてモンクレールの株式を買い増し、保有比率を最大18.5%まで増やす。その資金は、LVMHがダブルRの株式の保有比率を最大22%まで引き上げることで賄う。一連の取引は、モンクレールの筆頭株主であるルッフィーニ会長兼CEOの立場をさらに強化するもので、LVMHはダブルRの「安定した長期的な少数株主」として同氏を支えていくという。なお、今回の取引に伴い、LVMHはダブルRの取締役会のメンバー2人と、モンクレールの取締役会のメンバー1人を任命する権利を獲得する。

LVMHのベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼CEOは、「モンクレールは、ここ20年のファッション業界において、最も素晴らしいサクセスストーリーを持つ起業ブランドの一つだ。レモのビジョンとリーダーシップは比類がなく、当社による投資が、モンクレールの筆頭株主としての彼の立場をさらに強化し、同社の独立性を支援することができて大変うれしく思う」と語った。

ルッフィーニ会長兼CEOは、「このパートナーシップは、モンクレールにおけるダブルRのポジションをいっそう強化し、未来に向けた私のビジョンを実行するための安定性をもたらすものだ。ベルナールの起業家精神や、ラグジュアリー分野に関する深い造詣に対して以前から敬意を抱いており、彼が当社のブランドに関する私の長期的な展望を明確に支援してくれることを非常にうれしく思っている」と述べた。

モンクレールの業績は?

モンクレールは、2013年12月にミラノ証券取引所に上場。21年2月には、「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」の全株式を取得した。業績は好調で、24年1〜6月期(上半期)の売上高は前年同期比8.2%増の12億3016万ユーロ(約1955億円)、EBIT(利払前・税引前利益)は同18.7%増の2億5865万ユーロ(約411億円)、純利益は同24.3%増の1億8074万ユーロ(約287億円)の増収増益だった。

なお、今回の発表より以前の26日、同社の株価は前日比6.5%高の52.06ユーロ(約8277円)を付けたものの、3月には68ユーロ(約1万812円)前後で推移していた。

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LVMH、モンクレールに間接的に出資 「安定した少数株主」として成長を支援

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は9月26日、モンクレール(MONCLER)を率いるレモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼最高経営責任者(CEO)の持株会社であるルッフィーニ パルテチパツィオーネ ホールディング(RUFFINI PARTECIPAZIONI HOLDING以下、RPH)と提携し、RPHが保有する投資会社ダブルR(DOUBLE R)の株式の10%を取得したことを明らかにした。金額などの詳細は開示していない。なお、ダブルRはモンクレールの株式の約15.8%を保有している。

今回のパートナーシップ契約に基づき、ダブルRは今後18カ月をかけてモンクレールの株式を買い増し、保有比率を最大18.5%まで増やす。その資金は、LVMHがダブルRの株式の保有比率を最大22%まで引き上げることで賄う。一連の取引は、モンクレールの筆頭株主であるルッフィーニ会長兼CEOの立場をさらに強化するもので、LVMHはダブルRの「安定した長期的な少数株主」として同氏を支えていくという。なお、今回の取引に伴い、LVMHはダブルRの取締役会のメンバー2人と、モンクレールの取締役会のメンバー1人を任命する権利を獲得する。

LVMHのベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼CEOは、「モンクレールは、ここ20年のファッション業界において、最も素晴らしいサクセスストーリーを持つ起業ブランドの一つだ。レモのビジョンとリーダーシップは比類がなく、当社による投資が、モンクレールの筆頭株主としての彼の立場をさらに強化し、同社の独立性を支援することができて大変うれしく思う」と語った。

ルッフィーニ会長兼CEOは、「このパートナーシップは、モンクレールにおけるダブルRのポジションをいっそう強化し、未来に向けた私のビジョンを実行するための安定性をもたらすものだ。ベルナールの起業家精神や、ラグジュアリー分野に関する深い造詣に対して以前から敬意を抱いており、彼が当社のブランドに関する私の長期的な展望を明確に支援してくれることを非常にうれしく思っている」と述べた。

モンクレールの業績は?

モンクレールは、2013年12月にミラノ証券取引所に上場。21年2月には、「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」の全株式を取得した。業績は好調で、24年1〜6月期(上半期)の売上高は前年同期比8.2%増の12億3016万ユーロ(約1955億円)、EBIT(利払前・税引前利益)は同18.7%増の2億5865万ユーロ(約411億円)、純利益は同24.3%増の1億8074万ユーロ(約287億円)の増収増益だった。

なお、今回の発表より以前の26日、同社の株価は前日比6.5%高の52.06ユーロ(約8277円)を付けたものの、3月には68ユーロ(約1万812円)前後で推移していた。

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韓国コスメ「ラネージュ」がBTSのジンをグローバルアンバサダーに起用

「ラネージュ(LANEIGE)」は9月27日、ブランドのグローバルアンバサダーとしてBTSのジン(JIN)を起用したと発表した。10月にはジンとコラボレーションし、化粧水”クリームスキン ローション”のキャンペーンを開始する。

同ブランドは、ジンの起用について「世界中の人々にポジティブな影響を与えているジンのヘルシーなマインドセットや明るいエネルギーがブランドの価値観とも一致していると考えている」と述べ、世界中のユーザーに向けてさまざまなキャンペーンを展開し、グローバルビジネスシナジーの最大化を図ることを目指す。

ジンは、「初めてのビューティモデル活動を『ラネージュ』と一緒にできてうれしいです。世界中の人々に愛されている『ラネージュ』と計画しているものを皆さんにお見せできるのが楽しみです」とコメントを寄せている。

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吉田カバン「ラゲッジ レーベル」から藍染めバッグ “土に還る”天然由来の6アイテム

吉田カバンの「ラゲッジ レーベル(LUGGAGE LABEL)」は9月28日、藍染めバッグの“トゥルーブルー(TRUE BLUE)”コレクションを発売する。「ポーター」一部店舗および公式オンライン、ギア(GEA)、インフェイズ(INFACES)、メンフィス(MEMPHIS)、「ハリウッド ランチ マーケット(HOLLYWOOD RANCH MARKET)」で取り扱う。

ショルダーバッグなど6型
天然藍で1点ずつ染色

バッグ“トゥルーブルー”コレクションは、ショルダーバッグ(8万80円〜)とフラップショルダーバッグ(5万4890円〜)、バケットバッグ(5万2690円)、巾着バッグ(6万9300円)の全6型をラインアップする。“土に還る”をテーマとし、通気性や吸水性のある麻糸、植物タンニンでなめした牛革、鹿の角を用い、藍染めで仕上げた。藍染めは、天然原料のみの“天然藍”で、“天然藍灰汁発酵建て”により、染め師が1点ずつ手作業で染色した。

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挑戦続ける「ヨシオクボ」の20年 唯一無二の“おもろい”を追求

「ヨシオクボ(YOSHIO KUBO)」はデビュー20周年となる2025年春夏シーズンに、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、楽天FWT)」でコレクションを披露した。長年温めてきたという吉本新喜劇とのコラボレーションという前代未聞の試みは、笑いありファッションありのエンターテインメントショーで大反響だった。新喜劇の人気キャラクターが「ヨシオクボ」のコレクションをまとい、ウオーキングする姿がSNSなどでも話題を呼んだ。

節目のショーを終えた翌日、久保嘉男デザイナーに現在の率直な感想を聞いた。さらに、東京と海外でコレクションを発表してきた15年余りを振り返って感じること、そして夢中になっているサウナやお酒のこと――ショーの余韻がまだ残る中、「楽天FWT」25年春夏シーズンのオフィシャルパートナーであるニッカウヰスキーが期間限定でオープンしている「ザ ニッカウヰスキー トウキョウ(THE NIKKA WHISKY TOKYO)」でカクテルを傾けながら、話は弾んだ。

普通のランウエイショーは考えられなかった

大塚千践「WWD JAPAN」副編集長(以下、大塚):昨日のショーは大反響でしたね。なぜ今回、吉本新喜劇とコラボレーションしようと思ったのですか?

久保嘉男「ヨシオクボ」デザイナー(以下、久保):20周年だし、今までと全く違うことをやりたかったんです。コロナ禍にコレクションを動画配信するようになって、もっとアイキャッチな面白い見せ方を考えるようになりました。今回も、エンターテインメント性のあるショーにしたかった。

吉本新喜劇とは、ずっと一緒にやりたかったんですよ。大阪の人って、日々の生活に新喜劇が当たり前にあるんですよね。僕ももちろんその一人で、吉本興業の人に熱く思いを伝えました。実は、新宿の「ルミネtheよしもと」では普段、新喜劇は上演していないんです。だから、今回のショーのためにわざわざセットを建ててもらいました。しかも、たった10分で。10分ですよ。出演してくれた間寛平さんや島田珠代さんは、当日の15時まで大阪の「なんばグランド花月」で打ち合わせがあって、終わり次第すぐ新幹線で駆けつけてくれました。

大塚:それはすごいですね。実際、ファッション業界に限らずSNSでも大盛り上がりでした。

久保:さまざまなシーンが切り取られていたよね(笑)。それが服自体の話題じゃなくても、いいと思っています。関西人は「クリエイティブだね」という褒め言葉の意味で「おもろいね」という言葉を使います。面白いという反響があることがうれしい。今までにないショーをやることで、爪痕を残せたんじゃないかな。

コレクションについては毎シーズン反省点が多くて、今回も振り返ると感じることはいろいろありました。そして、もっといい服を作りたいと思った。いつもこの繰り返しなんです。今シーズンも、コレクション全体の構成でいうと自己評価はまだ60〜70点くらいかな。

技術を磨き、見せるブランドであり続けたい

大塚:コレクションは20年の集大成を感じました。「ヨシオクボ」の強みであるパターンや細かなテクニックがたくさん散りばめられていましたね。

久保:これまで、一回使ったテクニックはすぐやめちゃっていたんですよ。でも、自分の強みである技術をもっと磨いて超越させるためには、反響が良かったものを飽きずに進化させないとダメだと考えたんです。そこで今季は、以前のコレクションで好評だったギャザーのテクニックをさらに深掘りしました。

大塚:ボディースーツへのトロンプルイユも印象的でした。コレクションの中では意外性があったので。

久保:裏テーマとして注目したのが車だったんです。車には興味ないんですけど、車の曲線や流線型のシルエットがすごく好きで、レーサーのユニホームも凝った作りだなと以前から思っていて。コレクションにいきなりレーシングスーツが出てきたらおもろいなと、ボディースーツを作りました。ボディーを先に仕立ててからレーシングスーツの転写プリントをのせたので、ちょっと中心から右にずれているところがポイントです。着崩れている感じが表現できました。

大塚:相反する要素を掛け合わせるのもブランドらしいアプローチですよね。

久保:ウィメンズのアプローチをメンズに応用しています。「ヨシオクボ」は年々ユニセックスの傾向が強まっていて、今、顧客の4割は女性です。「ミュラー オブ ヨシオクボ(MULLER OF YOSHIOKUBO)」もあるので、ウィメンズのモノづくりにも明るい方だと自覚しています。今シーズンは、通常だと技術が難しいといわれるナイロンやポリエステルの素材にギャザーをプラスしました。挑戦ではありましたが、シフォンやサテンといった素材ではないところが、ブランドらしいかなと。見た目に対して生地の厚みがないので、着心地にも配慮しています。

大塚:コレクションを遠くから見ても、高度な技術を使っていることが伝わってきました。

久保:ブランドは今年20周年を迎えて、僕自身は50歳になりました。ブランドとモノづくりを見つめ直して出た答えは、技術を見せていくブランドであり続ける戦い方が合っているということ。難しい技術をプレタポルテで量産できることが、僕らの強みであり、ずっとチャレンジし続けること。「この服、どうやって作っているの?」と興味を持ってもらえる服であり続けたいです。

周りと違うことを常に探してきた

大塚:「ヨシオクボ」は2008年から東京コレクションに参加しています。

久保:もう15年以上ショーを続けていることになりますね。東コレは随分人気になったね。

大塚:若い世代の関心が高まっていて、デザイナーも若返っている印象です。

久保:「もっと俺のことを見てくれ!」という野心を感じて、僕はいいことだと思いますね。ただ、昔と比べて今は簡単に消費される服が増えているなとも感じており、服の良し悪しの線引きが曖昧になっている気がします。先代のデザイナーさんたちは、服自体にすごくパワーがあった。僕もこれまで、ショーは場所を変えたり演出を変えたりいろいろなことをしてきましたけど、重要なのは雰囲気ではなくて、服がどれだけパワーを持っているかだと考えています。だから今の東コレには、もっとコンペティションの要素が増えてもいいんじゃないかな。競争がないと、切磋琢磨しないですから。

大塚:最近は国際交流の場としても機能していて、「楽天FWT」支援のもと東京から世界に羽ばたいたデザイナーは数多くいます。久保さんは2017年にはミラノメンズで、その後「ピッティ・イマージネ・ウオモ」やパリメンズでショーを開催しましたね。

久保:まわりと違うことをしたいという思いは常にありました。僕みたいに「ショーを続けることが命」みたいなデザイナーは今、少ないでしょう(笑)。昨日のショーはありがたいことに500人近く来場客がいましたけど、ミラノのアルマーニ/テアトロで開催した時は100人くらいしかお客さんがいなかったんですよ。「誰が観に来てんの?」って正直思いました(苦笑)。でも、ちゃんと一流のジャーナリストたちが観てくれていた。現地のメディアに載せてもらって有名になりたいなら、その地でショーをやるべき。もともと僕はイタリアの取引先が多かったので、あの時あの場でショーを開催した意義は大きかったですね。

大塚:20年春夏以降は日本文化を切り口にしたコレクションが続きましたね。海外でショーに挑戦後、今の日本の文化や強みを独自に解釈し、国外にも広く発信しました。やはり、海外の経験が影響したのでしょうか?

久保:影響はあったでしょうね。海外生活によって、日本の見え方ががらっと変わりました。家族がロサンゼルスに住んでいるため、年に何回もアメリカと東京を往復する生活を今も続けています。「日本はいいところだ」と感じるようになって、日本の良さを自分から探すようになった。それがコレクションにも表れたのかもしれません。

結局、自分の強みをブランドの強みにする時に“日本人”というルーツは欠かせないです。とはいえ“和”のテーマは、すでに多くのデザイナーがいろんな切り口で見せてきた。まわりとは違うことをやらないと。スーツの素材を使って甲冑を作った(20-21年秋冬コレクション)とか、前代未聞でしょう?(笑)。パンチ力のあることをやりつつ、でもちゃんとビジネスに結びつけることも考えていますよ。アメリカには特にビジネス文化の根強さを感じていて、「売ってなんぼ」な関西の商売人気質と似ている部分がありますね。

アイデアはお酒片手の会話から

大塚:この場所「ザ ニッカウヰスキー トウキョウ」は12月までの期間限定のバーで、凝ったユニークなカクテルが多いんですよ。久保さんが選んだドリンク「軍艦ミュール」も、寿司のウニ軍艦をコンセプトにしたものだとか。お酒は普段から飲みますか?

久保:好きですね。昼間はまったく飲まないけど、ひと段落ついた夜にビールやハイボールを飲んでいます。あと今、サウナにハマっているんですよ。サウナは好きすぎて、10月にサウナブランドを立ち上げます(笑)。

それにしてもこのカクテルには驚きました。こんなスタイルは初めて見たし、めちゃめちゃおいしいね!グラスの上にのっているウニにまずびっくりした。カクテルの中には、梅と大葉が混ざっているんですね。梅干しサワーも好きなので、かなり好みです。自分で作るんじゃなくて、プロのバーテンダーさんに作ってもらって話をいろいろ聞けるのも魅力ですよね。

大塚:日本の要素を盛り込んだ、お酒のクリエイションですよね。僕が頼んだ「クローバー クラブ パンチ」もラズベリーの甘さがベースでカフェジンの風味を感じ、飲みやすくておいしいです。ちなみにニッカウヰスキーは、今季は「楽天FWT」のオフィシャルパートナーなんですよ。

久保:そうなんですか。こういう予想できないクリエイティブな感じ、ファッション業界の人も絶対好きでしょうね。それに、こんなにウイスキーの種類がたくさんあるのも知らなかった。ハイボールが好きだから「竹鶴」は知っていたけど、これはウイスキーの世界も奥が深そうですね。またゆっくり飲みに来たいです。

大塚:ウイスキーがこんなに多彩な飲み方が楽しめるだなんて初めて知りました。お酒が好きなファッション業界人や、ウイスキーに普段あまりなじみがない方にもおすすめです。東コレもよくショーの後にパーティーを催してきましたし、親和性がありそうです。

久保:水を飲みながらでは、話は盛り上がらないしね(笑)。いろいろな人とお酒を交わして、他愛もない話をしているうちにアイデアって生まれたりしますから。そういう意味で、お酒とファッションは相性がいいかもね。

INFORMATION
THE NIKKA WHISKY TOKYO

期間: 12月25日 まで
住所:東京都港区北青山3-5-27 AOKI表参道ビル 1F
営業時間:平日17:00〜23:30、土日祝14:00〜23:30(ラストオーダーは全日23:00)

PHOTOS:YUTA KONO,KAITO CHIBA(RUNWAY SHOW)
TEXT:CHIKAKO ICHINOI
問い合わせ先
日本ファッション・ウィーク推進機構
mailto:infoweb@jfw.jp

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挑戦続ける「ヨシオクボ」の20年 唯一無二の“おもろい”を追求

「ヨシオクボ(YOSHIO KUBO)」はデビュー20周年となる2025年春夏シーズンに、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、楽天FWT)」でコレクションを披露した。長年温めてきたという吉本新喜劇とのコラボレーションという前代未聞の試みは、笑いありファッションありのエンターテインメントショーで大反響だった。新喜劇の人気キャラクターが「ヨシオクボ」のコレクションをまとい、ウオーキングする姿がSNSなどでも話題を呼んだ。

節目のショーを終えた翌日、久保嘉男デザイナーに現在の率直な感想を聞いた。さらに、東京と海外でコレクションを発表してきた15年余りを振り返って感じること、そして夢中になっているサウナやお酒のこと――ショーの余韻がまだ残る中、「楽天FWT」25年春夏シーズンのオフィシャルパートナーであるニッカウヰスキーが期間限定でオープンしている「ザ ニッカウヰスキー トウキョウ(THE NIKKA WHISKY TOKYO)」でカクテルを傾けながら、話は弾んだ。

普通のランウエイショーは考えられなかった

大塚千践「WWD JAPAN」副編集長(以下、大塚):昨日のショーは大反響でしたね。なぜ今回、吉本新喜劇とコラボレーションしようと思ったのですか?

久保嘉男「ヨシオクボ」デザイナー(以下、久保):20周年だし、今までと全く違うことをやりたかったんです。コロナ禍にコレクションを動画配信するようになって、もっとアイキャッチな面白い見せ方を考えるようになりました。今回も、エンターテインメント性のあるショーにしたかった。

吉本新喜劇とは、ずっと一緒にやりたかったんですよ。大阪の人って、日々の生活に新喜劇が当たり前にあるんですよね。僕ももちろんその一人で、吉本興業の人に熱く思いを伝えました。実は、新宿の「ルミネtheよしもと」では普段、新喜劇は上演していないんです。だから、今回のショーのためにわざわざセットを建ててもらいました。しかも、たった10分で。10分ですよ。出演してくれた間寛平さんや島田珠代さんは、当日の15時まで大阪の「なんばグランド花月」で打ち合わせがあって、終わり次第すぐ新幹線で駆けつけてくれました。

大塚:それはすごいですね。実際、ファッション業界に限らずSNSでも大盛り上がりでした。

久保:さまざまなシーンが切り取られていたよね(笑)。それが服自体の話題じゃなくても、いいと思っています。関西人は「クリエイティブだね」という褒め言葉の意味で「おもろいね」という言葉を使います。面白いという反響があることがうれしい。今までにないショーをやることで、爪痕を残せたんじゃないかな。

コレクションについては毎シーズン反省点が多くて、今回も振り返ると感じることはいろいろありました。そして、もっといい服を作りたいと思った。いつもこの繰り返しなんです。今シーズンも、コレクション全体の構成でいうと自己評価はまだ60〜70点くらいかな。

技術を磨き、見せるブランドであり続けたい

大塚:コレクションは20年の集大成を感じました。「ヨシオクボ」の強みであるパターンや細かなテクニックがたくさん散りばめられていましたね。

久保:これまで、一回使ったテクニックはすぐやめちゃっていたんですよ。でも、自分の強みである技術をもっと磨いて超越させるためには、反響が良かったものを飽きずに進化させないとダメだと考えたんです。そこで今季は、以前のコレクションで好評だったギャザーのテクニックをさらに深掘りしました。

大塚:ボディースーツへのトロンプルイユも印象的でした。コレクションの中では意外性があったので。

久保:裏テーマとして注目したのが車だったんです。車には興味ないんですけど、車の曲線や流線型のシルエットがすごく好きで、レーサーのユニホームも凝った作りだなと以前から思っていて。コレクションにいきなりレーシングスーツが出てきたらおもろいなと、ボディースーツを作りました。ボディーを先に仕立ててからレーシングスーツの転写プリントをのせたので、ちょっと中心から右にずれているところがポイントです。着崩れている感じが表現できました。

大塚:相反する要素を掛け合わせるのもブランドらしいアプローチですよね。

久保:ウィメンズのアプローチをメンズに応用しています。「ヨシオクボ」は年々ユニセックスの傾向が強まっていて、今、顧客の4割は女性です。「ミュラー オブ ヨシオクボ(MULLER OF YOSHIOKUBO)」もあるので、ウィメンズのモノづくりにも明るい方だと自覚しています。今シーズンは、通常だと技術が難しいといわれるナイロンやポリエステルの素材にギャザーをプラスしました。挑戦ではありましたが、シフォンやサテンといった素材ではないところが、ブランドらしいかなと。見た目に対して生地の厚みがないので、着心地にも配慮しています。

大塚:コレクションを遠くから見ても、高度な技術を使っていることが伝わってきました。

久保:ブランドは今年20周年を迎えて、僕自身は50歳になりました。ブランドとモノづくりを見つめ直して出た答えは、技術を見せていくブランドであり続ける戦い方が合っているということ。難しい技術をプレタポルテで量産できることが、僕らの強みであり、ずっとチャレンジし続けること。「この服、どうやって作っているの?」と興味を持ってもらえる服であり続けたいです。

周りと違うことを常に探してきた

大塚:「ヨシオクボ」は2008年から東京コレクションに参加しています。

久保:もう15年以上ショーを続けていることになりますね。東コレは随分人気になったね。

大塚:若い世代の関心が高まっていて、デザイナーも若返っている印象です。

久保:「もっと俺のことを見てくれ!」という野心を感じて、僕はいいことだと思いますね。ただ、昔と比べて今は簡単に消費される服が増えているなとも感じており、服の良し悪しの線引きが曖昧になっている気がします。先代のデザイナーさんたちは、服自体にすごくパワーがあった。僕もこれまで、ショーは場所を変えたり演出を変えたりいろいろなことをしてきましたけど、重要なのは雰囲気ではなくて、服がどれだけパワーを持っているかだと考えています。だから今の東コレには、もっとコンペティションの要素が増えてもいいんじゃないかな。競争がないと、切磋琢磨しないですから。

大塚:最近は国際交流の場としても機能していて、「楽天FWT」支援のもと東京から世界に羽ばたいたデザイナーは数多くいます。久保さんは2017年にはミラノメンズで、その後「ピッティ・イマージネ・ウオモ」やパリメンズでショーを開催しましたね。

久保:まわりと違うことをしたいという思いは常にありました。僕みたいに「ショーを続けることが命」みたいなデザイナーは今、少ないでしょう(笑)。昨日のショーはありがたいことに500人近く来場客がいましたけど、ミラノのアルマーニ/テアトロで開催した時は100人くらいしかお客さんがいなかったんですよ。「誰が観に来てんの?」って正直思いました(苦笑)。でも、ちゃんと一流のジャーナリストたちが観てくれていた。現地のメディアに載せてもらって有名になりたいなら、その地でショーをやるべき。もともと僕はイタリアの取引先が多かったので、あの時あの場でショーを開催した意義は大きかったですね。

大塚:20年春夏以降は日本文化を切り口にしたコレクションが続きましたね。海外でショーに挑戦後、今の日本の文化や強みを独自に解釈し、国外にも広く発信しました。やはり、海外の経験が影響したのでしょうか?

久保:影響はあったでしょうね。海外生活によって、日本の見え方ががらっと変わりました。家族がロサンゼルスに住んでいるため、年に何回もアメリカと東京を往復する生活を今も続けています。「日本はいいところだ」と感じるようになって、日本の良さを自分から探すようになった。それがコレクションにも表れたのかもしれません。

結局、自分の強みをブランドの強みにする時に“日本人”というルーツは欠かせないです。とはいえ“和”のテーマは、すでに多くのデザイナーがいろんな切り口で見せてきた。まわりとは違うことをやらないと。スーツの素材を使って甲冑を作った(20-21年秋冬コレクション)とか、前代未聞でしょう?(笑)。パンチ力のあることをやりつつ、でもちゃんとビジネスに結びつけることも考えていますよ。アメリカには特にビジネス文化の根強さを感じていて、「売ってなんぼ」な関西の商売人気質と似ている部分がありますね。

アイデアはお酒片手の会話から

大塚:この場所「ザ ニッカウヰスキー トウキョウ」は12月までの期間限定のバーで、凝ったユニークなカクテルが多いんですよ。久保さんが選んだドリンク「軍艦ミュール」も、寿司のウニ軍艦をコンセプトにしたものだとか。お酒は普段から飲みますか?

久保:好きですね。昼間はまったく飲まないけど、ひと段落ついた夜にビールやハイボールを飲んでいます。あと今、サウナにハマっているんですよ。サウナは好きすぎて、10月にサウナブランドを立ち上げます(笑)。

それにしてもこのカクテルには驚きました。こんなスタイルは初めて見たし、めちゃめちゃおいしいね!グラスの上にのっているウニにまずびっくりした。カクテルの中には、梅と大葉が混ざっているんですね。梅干しサワーも好きなので、かなり好みです。自分で作るんじゃなくて、プロのバーテンダーさんに作ってもらって話をいろいろ聞けるのも魅力ですよね。

大塚:日本の要素を盛り込んだ、お酒のクリエイションですよね。僕が頼んだ「クローバー クラブ パンチ」もラズベリーの甘さがベースでカフェジンの風味を感じ、飲みやすくておいしいです。ちなみにニッカウヰスキーは、今季は「楽天FWT」のオフィシャルパートナーなんですよ。

久保:そうなんですか。こういう予想できないクリエイティブな感じ、ファッション業界の人も絶対好きでしょうね。それに、こんなにウイスキーの種類がたくさんあるのも知らなかった。ハイボールが好きだから「竹鶴」は知っていたけど、これはウイスキーの世界も奥が深そうですね。またゆっくり飲みに来たいです。

大塚:ウイスキーがこんなに多彩な飲み方が楽しめるだなんて初めて知りました。お酒が好きなファッション業界人や、ウイスキーに普段あまりなじみがない方にもおすすめです。東コレもよくショーの後にパーティーを催してきましたし、親和性がありそうです。

久保:水を飲みながらでは、話は盛り上がらないしね(笑)。いろいろな人とお酒を交わして、他愛もない話をしているうちにアイデアって生まれたりしますから。そういう意味で、お酒とファッションは相性がいいかもね。

INFORMATION
THE NIKKA WHISKY TOKYO

期間: 12月25日 まで
住所:東京都港区北青山3-5-27 AOKI表参道ビル 1F
営業時間:平日17:00〜23:30、土日祝14:00〜23:30(ラストオーダーは全日23:00)

PHOTOS:YUTA KONO,KAITO CHIBA(RUNWAY SHOW)
TEXT:CHIKAKO ICHINOI
問い合わせ先
日本ファッション・ウィーク推進機構
mailto:infoweb@jfw.jp

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「サボリーノ」美容施術発想のフェイスマスクを発売 コラーゲンピールや白玉点滴から着想

スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニーは10月8日、スキンケアブランド「サボリーノ(SABORINO)」のフェイスマスクの新シリーズ“メガショット”から、“朝用ツヤピールマスク CC”(32枚入り、432mL、1980円)と“夜用白玉美容マスク”(32枚入り、432mL、2310円)を発売する。自社公式ECサイトと国内のドラッグストア・バラエティーショップの一部店舗および海外で取り扱い、2025年1月14日から全国で展開する。

同ブランドは2014年にスタートし、今年で10年目を迎えた。「当初から愛用してくれている方も年を重ね、30代の顧客も多い。ライフステージの変化が多く忙しい時期であると同時に肌悩みが増える時期でもある。時短ケアと効果効能の両立にこだわって開発した」とスタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニーの齋藤久美子商品開発本部副本部長は話す。

“メガショット”シリーズは「美容液シート」をうたい、コラーゲンピールや白玉点滴といった美容施術をモチーフにして開発した。効果を追い求めながらも、使用時間は朝用1分、夜用3分とブランドの強みを維持している。この両方のアプローチで、美容感度の高い層や40代顧客の獲得を目指す。

“朝用ツヤピールマスク CC”は、洗顔、スキンケア、ピーリング、下地の機能を持つ。ビーガンコラーゲン、ハネルコラーゲン、ミクロコラーゲンの3種を配合してはずむような弾力に導く。10種のペプチドやビタミンCを配合し、ハリやキメを整える。爽やかな目覚めをサポートするべく、香りはスパークルサンシャインとした。

“夜用白玉美容マスク”は、化粧水、乳液、美容液、クリーム、パックの機能を持つ。グルタチオン、W377、3種のビタミンCを配合し、透明感を演出する。10種のペプチドやナイアシンアミドを配合し、肌のベースを潤いで満たしふっくらとしたハリのある肌にする。リラックスした時間を届けるべく、香りはメルティナイトを採用した。

お試し用の “朝用ツヤピールマスク CC”(7枚入り、93mL、638円)、“夜用白玉美容マスク”(7枚入り、93mL、748円)もラインアップし、同時に発売する。

発表会には藤本美貴が登場

9月26日、商品発表会を東京・渋谷のTRUNK HOTEL KEYAKIで開催し、タレントの藤本美貴が登場した。3人の子供を育てる母でもある藤本は「美容施術に関心があっても実際には金銭面や時間面でかなわない子育て世代も少なくないはず。家にいて何かをしながら充分なケアがかなうのはとても嬉しい。強い味方だ」とコメントした。

24年1月に「サボリーノ」はフェイスマスクを全面リニューアルした。「がんばらなくても いいじぶん」をブランドメッセージに掲げ、美容への関心度やライフスタイルに変化に関わらず、どのような気分や場面でも選ばれるブランドを志向している。「サボリーノ」のフェイスマスクは定期的に購入する顧客も多く、25年1月から同社で初の定期購買をスタートする計画だ。

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「サボリーノ」美容施術発想のフェイスマスクを発売 コラーゲンピールや白玉点滴から着想

スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニーは10月8日、スキンケアブランド「サボリーノ(SABORINO)」のフェイスマスクの新シリーズ“メガショット”から、“朝用ツヤピールマスク CC”(32枚入り、432mL、1980円)と“夜用白玉美容マスク”(32枚入り、432mL、2310円)を発売する。自社公式ECサイトと国内のドラッグストア・バラエティーショップの一部店舗および海外で取り扱い、2025年1月14日から全国で展開する。

同ブランドは2014年にスタートし、今年で10年目を迎えた。「当初から愛用してくれている方も年を重ね、30代の顧客も多い。ライフステージの変化が多く忙しい時期であると同時に肌悩みが増える時期でもある。時短ケアと効果効能の両立にこだわって開発した」とスタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニーの齋藤久美子商品開発本部副本部長は話す。

“メガショット”シリーズは「美容液シート」をうたい、コラーゲンピールや白玉点滴といった美容施術をモチーフにして開発した。効果を追い求めながらも、使用時間は朝用1分、夜用3分とブランドの強みを維持している。この両方のアプローチで、美容感度の高い層や40代顧客の獲得を目指す。

“朝用ツヤピールマスク CC”は、洗顔、スキンケア、ピーリング、下地の機能を持つ。ビーガンコラーゲン、ハネルコラーゲン、ミクロコラーゲンの3種を配合してはずむような弾力に導く。10種のペプチドやビタミンCを配合し、ハリやキメを整える。爽やかな目覚めをサポートするべく、香りはスパークルサンシャインとした。

“夜用白玉美容マスク”は、化粧水、乳液、美容液、クリーム、パックの機能を持つ。グルタチオン、W377、3種のビタミンCを配合し、透明感を演出する。10種のペプチドやナイアシンアミドを配合し、肌のベースを潤いで満たしふっくらとしたハリのある肌にする。リラックスした時間を届けるべく、香りはメルティナイトを採用した。

お試し用の “朝用ツヤピールマスク CC”(7枚入り、93mL、638円)、“夜用白玉美容マスク”(7枚入り、93mL、748円)もラインアップし、同時に発売する。

発表会には藤本美貴が登場

9月26日、商品発表会を東京・渋谷のTRUNK HOTEL KEYAKIで開催し、タレントの藤本美貴が登場した。3人の子供を育てる母でもある藤本は「美容施術に関心があっても実際には金銭面や時間面でかなわない子育て世代も少なくないはず。家にいて何かをしながら充分なケアがかなうのはとても嬉しい。強い味方だ」とコメントした。

24年1月に「サボリーノ」はフェイスマスクを全面リニューアルした。「がんばらなくても いいじぶん」をブランドメッセージに掲げ、美容への関心度やライフスタイルに変化に関わらず、どのような気分や場面でも選ばれるブランドを志向している。「サボリーノ」のフェイスマスクは定期的に購入する顧客も多く、25年1月から同社で初の定期購買をスタートする計画だ。

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「マルディメクルディ」が2024年秋冬コレクションを発表 俳優キム・ゴウンをモデルに起用

韓国発のライフスタイルブランド「マルディメクルディ(MARDI MERCREDI)」 が2024年秋冬コレクションの第1弾を発売した。公式オンラインストアでは販売を開始しており、9月26日からは代官山店でも取り扱い中だ。

本コレクションでは俳優のキム・ゴウン(Kim Go-eun)をモデルに起用し、秋らしいカラー展開で季節感のあるスタイルを提案。上品で洗練されたデザインを基調としながらも、遊び心やストリートの感覚を取り入れたアイテムを用意している。「マルディメクルディ」のシグネチャーデザインである“フラワーマルディ(FLOWER MARDI)”をあしらったスエットシャツ(1万6500円)はオートミール、グレー、ブラックなどの人気カラーで登場。さらにロゴは刺しゅうで仕上げた特別なデザインだ。また、上下コーディロイのジャケット(4万1800円)とフレアパンツ(2万6400円)、ブランドロゴがあしらわれたピケシャツ(1万5950円)とネオプレン素材のパンツスカート(1万9800円)などセットアップスタイルでエレガントな雰囲気を醸し出すことができる。なお、第2弾以降は順次発売となり、詳細はSNSまたは公式オンラインストアで公開予定だ。

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「グッチ」が新キャンペーンを公開 ナン・ゴールディンがロンドンで撮影

「グッチ(GUCCI)」は、バッグ“グッチ ブロンディ”と2025年クルーズ・コレクションをフィーチャーした新キャンペーン“ウィー ウィル オールウェイズ ハブ ロンドン(We Will Always Have London)”を公開した。ビジュアルにはアーティストのデボラ・ハリー(Deborah Harry)とケルシー・ルー(Kelsey Lu)を起用し、撮影は2006年にフランス芸術文化勲章を受章したナン・ゴールディン(Nan Goldin)が担当した。

コレクションの物語に命を吹き込む2人

ロックバンド・ブロンディ(Blondie)創設メンバーのハリーは、その反骨精神と先駆的なスタイル、不朽の音楽的影響力で、あらゆる世代にインスピレーションを与え続けている。彼女とともに登場するルーは、チェリスト兼作曲家で、パフォーマンスアーティスト。音楽業界はもちろん、ファッション業界からもラブコールが絶えず、世界的に注目されている。異なる世代でありながらクリエイティブなスピリットを共有する2人は、過去と未来の融合という「グッチ」の永遠のテーマを象徴している。

「グッチ」クリエイティブ・ディレクターのサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)がディレクションを手掛けた本キャンペーンでは、2025年クルーズ・コレクションを発表した地であるロンドンを舞台に、「グッチ」の根底に流れ続けるロンドンへの変わらぬ愛と絆を表現した。ミステリアスな夜のロンドンを巡る主人公たちをドキュメンタリータッチで追ったムービーは、時を超えた影響力と現代的なエッジが融合したまるで映画のような仕上がりとなっている。

“グッチ ブロンディ”

本コレクションでは、1970年代初頭に誕生した“グッチ ブロンディ”をブランドのレガシーをそのままに再解釈しデザインした。バッグを特徴づけるラウンド型エンブレムを、レザーやエナメルなどの新たなテクスチャーに生まれ変わらせ、発表当時の自由なスピリットを映し出した。

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国内最大級グルメイベント「フランス レストランウイーク 2024」が開催 星付きレストランから地元のお店まで500店以上が参加

国内最大級のグルメイベント「ダイナーズクラブ フランス レストランウィーク 2024」が10月14日まで開催中だ。同イベントは、世界的なシェフであるアラン・デュカス(Alain Ducasse)が発起人で2010年にスタート。日本全国500店以上が参加する同イベントでは、ダイナーズクラブ会員でなくても、特別価格のコース料理を楽しめる。

期間中は、「レストラン リューズ」や「ビストロ ブノワ」などミシュラン星付きの名店をはじめ、メディアでお馴染みの人気シェフのレストランや地元のお店で、気軽にフレンチを楽しむことができる。都内だけでも150店舗以上のレストランが参加しており、食欲の秋にふさわしいイベントだ。

手ごろな価格で気軽に楽しめるフレンチコース

今年のテーマは“日本の食文化を応援!トレ・ボン日本のテロワール”。各レストランのシェフが和食材を使用したフレンチの特別コースを提案する。また、コースによっては、お店の看板メニューのスペシャリテを堪能することができるのも特徴だ。

料金は、ランチ、ディナー共に、2500円、5000円、1万円のいずれかから選べ、(料金はレストランにより異なる)イベントの公式サイトまたは、電話で予約を受け付ける。

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国内最大級グルメイベント「フランス レストランウイーク 2024」が開催 星付きレストランから地元のお店まで500店以上が参加

国内最大級のグルメイベント「ダイナーズクラブ フランス レストランウィーク 2024」が10月14日まで開催中だ。同イベントは、世界的なシェフであるアラン・デュカス(Alain Ducasse)が発起人で2010年にスタート。日本全国500店以上が参加する同イベントでは、ダイナーズクラブ会員でなくても、特別価格のコース料理を楽しめる。

期間中は、「レストラン リューズ」や「ビストロ ブノワ」などミシュラン星付きの名店をはじめ、メディアでお馴染みの人気シェフのレストランや地元のお店で、気軽にフレンチを楽しむことができる。都内だけでも150店舗以上のレストランが参加しており、食欲の秋にふさわしいイベントだ。

手ごろな価格で気軽に楽しめるフレンチコース

今年のテーマは“日本の食文化を応援!トレ・ボン日本のテロワール”。各レストランのシェフが和食材を使用したフレンチの特別コースを提案する。また、コースによっては、お店の看板メニューのスペシャリテを堪能することができるのも特徴だ。

料金は、ランチ、ディナー共に、2500円、5000円、1万円のいずれかから選べ、(料金はレストランにより異なる)イベントの公式サイトまたは、電話で予約を受け付ける。

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「ジーユー」が台湾出店から10周年 新北市の三井アウトレットパーク内に新店舗オープン

「ジーユー(GU)」は10月23日、台湾・新北市に「ジーユー」三井アウトレットパーク台湾林口店をオープンする。「ジーユー」は9月で台湾に1号店のオープンから10周年を迎えた。

新北市に新店舗オープン
売り場面積は約950㎡

「ジーユー」三井アウトレットパーク台湾林口店は、売り場面積約950㎡。商品は、ウィメンズとメンズ、シューズやバッグなどを取りそろえる。また「ユニクロ(UNIQLO)」三井アウトレットパーク台湾林口店と併設、両ブランドを同時に楽しめる。

「ジーユー」は、2014年9月に台湾1号店である、ATT 4 FUN店の開店以降、22店舗とオンラインストアをオープンしている。「ジーユー」台湾では、10周年を迎えるにあたり、今後イベントやキャンペーンの実施を予定する。「ジーユー」は9月末時点で、日本国内440店舗、台湾22店舗、香港10店舗、中国大陸5店舗、アメリカに1店舗を構える。

「ジーユー」の柚木治代表取締役社長は、「昨年から“GO GLOBAL”を方針に掲げ、グローバル化を加速させている。『ジーユー』台湾は、日本に次いで店舗数が多く、『ジーユー』がグローバルファッションブランドとなる上で非常に重要な事業だ。今後も『ジーユー』は、世界中のあらゆるお客さまにファッションを気軽に自由にお楽しみいただけるよう、商品とサービスを提案していく」と語った。

◾︎「ジーユー」三井アウトレットパーク台湾林口店
オープン予定日:10月23日
住所:新北市林口区文化二路一段123号1階

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ポケモンが「渋谷109」など渋谷の東急9施設に降臨、109カ所に散らばる

ポケモンは11月2〜15日、ポケモンのフォトジェニックな装飾「ポケジェニック」が、「渋谷109」など東急グループの9施設に登場する。

「ポケジェニック」は、ポケモンと楽しく思い出に残る写真を撮れる」をコンセプトに、109カ所以上に散らばるポケモンを探して自由に撮影し、SNSなどで共有できる。イベント期間中に「#pokegenicinshibuya」「#ノベルティキャンペーン」をつけてSNSに投稿し、「渋谷109」2階の特設会場、あるいは渋谷パルコの「ポケモンセンターシブヤ」で投稿画面を提示すると、ステッカー(渋谷109)か、クリアカード(ポケモンセンターシブヤ)がもらえる。

ポケモン装飾が設置されるのは、「渋谷109」「マグネットバイ渋谷109」のほか、渋谷ヒカリエ、渋谷ストリーム、渋谷キャスト、ココチシブヤ(cocoti SHIBUYA)、渋谷マークシティ、東急プラザ渋谷、渋谷サクラステージの9カ所になる。

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髙石あかり × 伊澤彩織 「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」が見せる「日本発アクション映画の面白さ」

PROFILE: 左:髙石あかり 右:伊澤彩織

PROFILE: 左:(たかいし・あかり)2002年12月19日生まれ、宮崎県出身。2019年に女優活動を本格化。その後も映画をはじめ、舞台や数々のテレビドラマへの出演を重ねている。2021年の映画初主演作「ベイビーわるきゅーれ」が大ヒット。23年には、「わたしの幸せな結婚」、「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」などでの演技が評価され第15回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞。近年の主な作品は、「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」(24)、声優として参加した「きみの色」(24)などがあるほか、11月1日公開予定の映画「スマホを落としただけなのに~最終章~ファイナルハッキングゲーム」や12月27日公開予定の「わたしにふさわしいホテル」などが控えている。 右:(いざわ・さおり)1994年2月16日生まれ、埼玉県出身。スタントとして映画「るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning」(21)、「ジョン・ウィック:コンセクエンス」(23)などに参加。2021年に「ある用務員」で俳優デビューし、「ベイビーわるきゅーれ」では第31回日本映画批評家大賞新人女優賞を受賞。最近の主な出演にクリープハイプ「青梅」やドレスコーズ「聖者」、Tofubeats「I can feel it」のMV、舞台「Saga the STAGE ~再生の絆~」などがある。24年7月に発売されたゲーム「祇:Path of the Goddess」ではアクションコーディネーターを担当している。

社会にうまく適合できない殺し屋女子2人組のゆるい日常と、躍動感のある本格アクションが交わる唯一無二の世界観で、2021年第1作の公開直後から瞬く間に話題となった阪元裕吾監督の青春バイオレンスアクション映画「ベイビーわるきゅーれ」シリーズ。その第3弾となる「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」が9月27日から公開された。

殺し屋協会に所属する「ちさまひ」こと杉本ちさとと深川まひろの殺し屋コンビが、出張先で史上最強の敵に追い詰められていく本作は宮崎各地でロケを敢行。これまでにない驚きのロケーションや規模でのアクションが展開される。杉本ちさとを髙石あかりが、深川まひろを伊澤彩織が演じるほか、水石亜飛夢、中井友望、飛永翼(ラバーガール)らおなじみのキャストも出演。過去最強の敵である一匹狼の殺し屋・冬村かえでを演じるのは「ぼくのお日さま」「本心」など話題作の出演が続く池松壮亮。そしてちさまひに同行する先輩殺し屋・入鹿みなみ役には「一月の声に歓びを刻め」での名演が記憶に新しい前田敦子が参加する。

製作陣が全力を振り絞り作り上げた「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」の見どころについて、主演の髙石あかりと伊澤彩織に語ってもらった。

——「ナイスデイズ」の台本を初めて読んだ時の感想を教えてください。

髙石あかり(以下、髙石):阪元さんの作る台本って、他とはまた違う読みごたえがあるんです。漫画や小説に近い、それだけで一つの作品として出せるレベルで。アクション場面も単にアクションが書かれているわけではなく「この時この人はこう思った」というような心情もみっちり書かれているんです。だから仕事として「台詞を覚えるために台本を読む」というより、物語としてどうなっていくんだろうと思いながら読んでいました。私も「ベビわる」の物語のファンの1人として、続きが読めてうれしかったです。

伊澤彩織(以下、伊澤):確かに私も自分が演じるものとしてではなく、「ベビわる」続編の小説を読んでいる感じでした。ちさまひと同時にかえでの気持ちにも胸が苦しくなっちゃって。初めて読んだ時は泣きながら「面白い……!」ってなってました(笑)。

——阪元監督は1作目の段階で、3作目の話が浮かんでいて皆さんにその話をしていたと伺いました。その時に聞いていた内容と、今回の内容は同じだったんでしょうか?

髙石:当時なんて言ってたっけ……。監督は結構「4はこう、5はこう」みたいな話をするんですよ。だからもうどれがどれか分かんなくなる(笑)。

伊澤:もともと2作目と3作目は同じ時期に撮影する予定だったんです。その時撮影予定だった「幻の3」も実はあるんですよ。でも3の撮影を1年延期したことによって、全然違う内容の作品ができました。

髙石:「幻の3」もボロ泣きでした。すごい話だったのでまたどこかでやりたいです。

伊澤:そうやって監督の中に、ちさまひで描きたい物語がいろいろあるのはすごくうれしいですよね。

——今回の敵・冬村かえでを演じた池松壮亮さんは素晴らしい迫力でしたね。

伊澤:池松さんが画面に映った瞬間、引き込まれ方が全然違いますよね。監督から「前作と前々作は2人が仕事をしている話ではなかったから、今回はちさまひが仕事をする話にします」と言われていて、アクション監督の園村(健介)さんともこれまでと違うシリアスな殺し合いのアクションシーンをやりたいねと話をしていたんです。それをかなえてくれたのが池松さんでしたね。「ベビわる」の世界を一気に緊張感MAXにしてくれました。

髙石:圧倒的な力を持っていて怖いのに、かわいらしさや人間らしさもかえでという役に詰め込まれていて……池松さんがいたことで「ベイビーわるきゅーれ」の質が変わる続編になったのかなと思います。

——一方で先輩殺し屋・入鹿みなみ役を演じた前田敦子さんには笑わされました。前田さんと現場でご一緒されていかがでしたか?

伊澤:とっても優しかったです。パンを私たち2人に「食べて」って差し入れをしてくれて。撮影が昨年の9月くらいでハロウィンが近かったので、泊まっていたシーガイアのパン屋さんにはグルグル巻いたミイラのパンとか、一つ目小僧のパンとかたくさんあって。あれおいしかったな。

髙石:ちょうどこの映画が公開される時期がハロウィンに近いので、宮崎に行けば皆さんも食べられんじゃないかなと。前田さんが差し入れをくれたのが、オープニングのアクションシーンを夜遅くまで撮るぞってタイミングだったので……優しさがしみました。

宮崎県での撮影

——「ナイスデイズ」の舞台となる宮崎県での撮影はいかがでしたか?

髙石:私は宮崎が地元なんですが、長年ご一緒している伊澤さんや阪元監督、スタッフの皆さんと地元で撮影ができることは大きな喜びでした。宮崎に大好きな人たちが来てくれて、またプライベートでも行きたいと言ってくれる方もいて、それが何よりうれしかったです。

伊澤:私もプライベートで行きたいな。

髙石:うれしい!

伊澤:撮影期間中はチキン南蛮定食を食べたくらいで、あんまりどこにも行けなかったんですよね。もっと焼酎を浴びたかったんですけど……。

髙石:買って帰ってたよね(笑)。

伊澤:撮影中はあんまりお酒が飲めなかったので。

髙石:でもシーガイアに泊まってたじゃないですか。私は実家でしたけど。シーガイアっていうのは今回の撮影でも使わせていただいているホテルなんですが、そこに泊まれるなんて宮崎の夢ですよ。私も人生で1回しか泊まったことがない。

伊澤:3週間泊まっちゃった(笑)。

髙石:いいな〜〜〜!私も部屋に遊びに行って、一緒に寝て、休憩したりはしていました。

——髙石さんの実家には行かれたんですか?

伊澤:行きたかったんですが……行けなかったんですよね。

髙石:でも親が撮影を見に来てくれてあいさつはしましたよね。

伊澤:おにぎりと豚汁を差し入れに持ってきてくださって。

髙石:でっかい給食みたいな鍋でね。「おかわりいる人!?」って感じで。監督はめっちゃおかわりしてました(笑)。

伊澤:お弁当生活が続いてたからしみましたね……。監督も「これ!これですよ!」って言いながら豚汁の温もりをかみしめていました(笑)。

「2人で1つ」から「1人じゃない」へ

——「ナイスデイズ」ではちさまひの距離感がかつてないほど親密に描かれていますが、本作の2人の関係性について阪元監督からどのようなディレクションがあったのでしょうか?

伊澤:ちょっとしたニュアンスの違いですが、前作の時は「2人で1つ」と言われていたのが、「ナイスデイズ」は「1人じゃない」って言われて。同じ意味のようだけど、少し違うというか。

髙石:確かに!シーンごとにそのつどディレクションはありましたけど、作中で一貫していたのは「1人じゃない」でしたね。

——若い女性を主人公にしながら、女性性を強調したり、ありがちな恋愛などを描かないことも「ベイビーわるきゅーれ」の魅力の一つと感じていますが、阪元監督のこのような人物描写についてどう思われますか?

伊澤:やっとこういう人が現れたというのは思いましたね。これまでアクションシーンにも女性性や制服が求められたりだとか、動きとは関係ない意味を持ったアクションシーンを求められることがあったんです。「ベビわる」のアクション監督である園村さんが手掛けた「HYDRA」(2019)を観た時に「私がやりたいアクションはこういうものだ」と感じたのですが、それをかなえてくれたのが園村さんと阪元さんでした。今まで悶々としてた分、ちゃんと自分がやりたい形でアクションができているなというのは自覚していますね。

——フォーマルからゆるいものまで、「ナイスデイズ」の見どころの一つが幅のある2人のフッションですよね。着られた2人の考える、衣装の注目ポイントはどこでしょうか?

伊澤:まひろは基本的に戦いやすいダボっとした格好が多いのが特徴で、今回も相変わらずバンドTシャツを着ています。一番のお気に入りは2人で自転車に乗ってるシーンで被っている悪魔のツノが生えたニット帽かな。かわいくて好きでした。

髙石:あれ素敵だよね。ちさとは前作から「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」をよく着ているんです。スタイリストさんが「これ似合うと思うから」って持ってきてくださったんですが、偶然にも私も普段からよく着てるブランドで。それも最近のものではなく一昔前のもので、今ではなかなか手に入らないようなレアな衣装が本作でも全編にちりばめられています。それがやっぱりかわいいんですよね。

伊澤:舞台挨拶とかすると、お客さんがちさまひの衣装を着てくれていたりするんですよね。まひろが着ている「ナイキ」の服とか、バンドTや、かばんまで。どこで見つけたんだろうっていつも驚かされます。

見どころはアクションと会話

——現在放送中の連続ドラマの展開も楽しみですね。

髙石:「ナイスデイズ」とは真逆と言ってもいいくらいに違いますよ。

伊澤:逆張りです(笑)。

髙石:ドラマのラストはヤバいですよね。

伊澤:ドラマも初めて台本を読んだ時は泣いた。

髙石:私は逆にドラマの方がボロボロ泣いたかもしれない。また違ったちさまひと、2人を取り囲む環境が描かれていて。「ベビわる」シリーズ全部に関わってくれているスタッフさんが「このドラマ、伝説……!!」って言ってました(笑)。

伊澤:新しいメンバーたちもいて。すんごいことになってます。毎日面白いシーンが撮れて楽しいし、監督がシーンを撮るたび「これは勝った!」って言ってます(笑)

髙石:これまであまり描かれてこなかった、お互いの家庭環境がどうなのかって部分もドラマには詰め込まれていたり。

伊澤:過去を感じさせるというか、ちさとが何でこうなったんだとか……。

髙石:ギリギリ言えるのはここまでかな。ドラマは坂元さんに加え、平波さん、工藤さんの3人が監督をされているんですが、皆さん撮影しながらずっと楽しそうで、ひたすら笑ってくれているのもうれしいです。ドラマならではのカットとか、長回しもあったり、いろんな要素が詰め込まれていて。「ベビわる」がこれまでとまた違った輝きを見せてくれるんじゃないかなと……。

伊澤:パズルのように場面を撮っているので、それがどう組み立てられるのか楽しみです。

——最後に、本作の見どころを教えてください。

髙石:やっぱりアクションですね。序盤からぶっ飛ばしてますから。

伊澤:アクションの手数もすごく多くて、初めからギアを超上げていきました。実は撮影中に監督に言われて救われた言葉があるんです。2の撮影時に、1のアクションを超えなきゃというプレッシャーでメンタルを参らせていた時があって。それで今回もまた「前回を超えるためにはどうすればいいんだろう」と悩んでいたら、阪元さんが「超えなくていいんじゃないですか」って言ってくれたんですよ。1も2もその時の「ベビわる」チームが作った完成形だし、今作も過酷な撮影スケジュールで「全員野球だ!」と皆で作り上げた結果なので……悔いはないです。キャッチコピー通り「これで最後」という気持ちでやっていました。

髙石:皆で日々限界を超えながら作ったので、皆の全力が注ぎ込まれたアクションを楽しんでもらえればうれしいです。

伊澤:あとは、ちさまひの長回し会話シーンで「あ、これが『ベビわる』だった!」となりました。そんなちさまひの日常とアクションのギャップがやっぱり見どころかな。今回は私情とかではなく、ちさまひがちゃんとお仕事をしているので、それがどんなものかという部分も見ていただけると。

髙石:宮崎ロケなので画変わりもすごいですよね。

伊澤:ヤシの木もあるし、南の島に来た気分でした。

髙石:聖地になりうる素敵な場所もいっぱいありましたよね。「県庁で殺し合いとかダメでしょ……いいの?」って思いましたよ。そしたら「OK出ましたー!」って(笑)。ガッツリとアクションやってますからね。

伊澤:壁とか階段とかでめちゃくちゃやってますから。まねしちゃダメですよ。

髙石:そして濃いキャラクターもたくさん出てくるので、そこも楽しんでもらえればと思います!

PHOTOS:HIDETOSHI NARITA

■「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」
9月27日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開
髙石あかり、伊澤彩織
水石亜飛夢、中井友望、飛永翼(ラバーガール)、大谷主水、かいばしら、カルマ、Mr.バニー
前田敦子、池松壮亮
監督・脚本:阪元裕吾
音楽:SUPA LOVE
アクション監督:園村健介
配給:渋谷プロダクション
©2024「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」製作委員会

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「サンローラン」が今季甦らせた伝説は、女性のスーツ 男性よりも強く、逞しい、自尊心に溢れる女性像描く

それがたとえ現代のライフスタイルに即していないとしても、創業デザイナー、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の美学を継承することで、女性の自尊心や自信、自立心を増幅しながら確固たるポジションを築こうとしている「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、今季も創業デザイナーが生み出したアイコニックなスタイルを現代に蘇らせた。イヴニングドレスに匹敵する、もしくは代わるくらいエレガントなスーツだ。イヴ・サンローランは、女性がパンツを履くことにさえ偏見が残っていた1966年にスーツを発表。これは、女性がスーツを着るようになった1つの転機とさえ言われている。

今季のウィメンズスーツは、メンズのそれよりはるかに強くて、逞しい。肩幅は広く、ピークドラペルは大きく、Vゾーンは深く、そしてシルエットはシャープだ。「サンローラン」にとってスーツは欠くことのできない存在で、特にメンズでは当たり前のように登場する普遍的なアイテムではあるが、1年前にベルリンで発表したメンズのスーツよりも大きく、直線的なくらいだ。そして、メンズでさえシフォンのブラウスを合わせていたのに、逆にウィメンズはタイドアップ。無地のシャツにはレジメンタルタイ、ストライプのシャツには水玉など、スーツとシャツ、そしてネクタイに慣れた男性のように、3つボタンのダブルのスーツを自身のものとして自由に楽しんだ。

合わせるのは、センタープリーツのワイドなパンツにつま先の尖ったパンプス。大ぶりのウエリントンのメガネやアビエイターサングラスを掛け、袖を折り返して、創業デザイナーの生まれ故郷モロッコで手に入れたかのようなエキゾチックなブレスレットを重ねづけした。時にはMA-1やレザーブルゾン、ショールカラーのチェスターコートやレザーのトレンチなど、さらに男勝りなアウターを羽織ってキメる。これがリアルかどうか?は別の話だが、とにかく、圧倒的にかっこいい。時折、カフタンのようなドレスにレザーブルゾンなどのスタイルが箸休めのように現れるが、とにかく中盤まではスーツスタイルの連打で、女性のスーツと言えば「サンローラン」という印象がおよそ60年を経た現在に再度現れた。

終盤は、錦織のように豪華なブロケード生地をノーカラーでクロップド丈のジャケットに仕上げ、プリーツを寄せたシフォンのハイカラーブラウスと、サテンを重ねたミニスカートを合わせ、裾からはレースを覗かせたスタイルにガラリと変えた。カラーパレットは、赤や緑、ブルーなど、いずれも宝石のように深い。大ぶりのゴールドイヤリングとバングルがよく似合う。しかし、今回のハイライトは、やはりスーツ。新社屋のお披露目となったファッションショーでまた1つ、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)はイヴ・サンローランの伝説を現代に蘇らせた。

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資生堂“フューチャーソリューション LX”の7年ぶりのリニューアルは初速好調 日本文化と共鳴する世界観を伝えるイベントを体感

資生堂はこのほど、「シセイドウ」の“フューチャーソリューション LX”シリーズの7年ぶりのリニューアルを記念し、メディア関係者向けに体感イベントを東京・上野の東京国立博物館 法隆寺宝物館で開催した。刷新したパッケージデザインのモチーフが茶道具であることや日本文化の経年変化を慈しむ価値観への共鳴から、茶室に見立てて空間をデザインした。

9月1日に刷新したシリーズのキー成分が延命草のエキスなどで構成する独自成分“ロンジェネビティーサイエンス”であることから、会場では延命草入りの冷茶をウェルカムドリンクとして配付した。リニューアルに至った最新の遺伝子研究の結果のほか、延命草やパッケージに使用された西陣織など今リニューアルに携わるモチーフを場内に展示。テクスチャーや効能を実感するべく、美容部員によるタッチアップも実施した。

「今回のイベントはブランドの世界観を伝えるリアルな場として開催した。メディアへの露出や接点を増やし、新規客への認知につなげたい。今後は共通する理念を持つ生産者を巻き込み、自分たちの価値観を広げる活動にも取り組みたい」とブランド担当者は語る。

「ジャパニーズ・コンシャス・ラグジュアリー」を訴求

刷新後の商品ラインアップは、洗顔フォーム“エクストラ リッチ クレンジングフォーム”(134g、6600円)、保湿液“コンセントレイティッド ブライトニングソフナー【医薬部外品】”(170mL、1万4300円/レフィルは1万3750円)、美容液“インテンシブ ファーミング ブリリアンスセラム【医薬部外品】”(50mL、3万1900円/レフィルは3万1350円)、日中用クリーム“トータル プロテクティブ クリーム”(51g、3万1900円/レフィルは3万1350円)、クリーム“トータル Rクリーム”(50g、3万7400円/レフィルは50g、3万6850円)、目元・口元用クリーム“アイ アンド リップコントア Rクリーム”(17g、1万8700円/レフィルは1万8150円)の計6種全11品。

かねてより掲げていた「経年変化の美しさ」という哲学に加え、新たに「ジャパニーズ・コンシャス・ラグジュアリー」を提案する。「コンシャス・ラグジュアリー」とは、地球環境負荷の最小化、伝統文化や地域社会貢献の最大化といった社会課題に目を向け、本質的な価値の追求と地球環境全体の両方に意識を向ける考え方だ。一つのものを多様な用途で活用して長く大切にする日本文化「一物多用」の考えも組み込み、気持ちや肌に合わせて目的を変えてマルチに使用できる商品設計とした。

パッケージデザインは茶道具から着想を得た。使いやすさだけでなく美しい所作を促す。“トータル Rクリーム”のパッケージの蓋には織物業の老舗「HOSOO」の西陣織の生地を使用して経年変化の美しさを表現した。

ブランドの直近の商況

“フューチャーソリューション LX”は現在88カ国で展開する「シセイドウ」の最高峰シリーズだ。今年度の売り上げは日本がけん引し、次いで中国が続く。台湾も伸びており、アジア地域が好調に推移する。客層は20〜50代まで幅広く取り込んでいる。

リニューアル発売開始の9月1日から1週間で前年同期比の約2倍弱の売り上げを達成した。客単価は変わっていないことから、「新規客への獲得につながった」とブランド担当者は分析する。

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韓国発「システム」が伊勢丹新宿本店で日本初ポップアップを開催

韓国ブランド「システム(SYSTEM)」は10月1日まで、伊勢丹新宿本店で日本初ポップアップを開催中だ。1990年にスタートした同ブランドは、“マニッシュ・モダン・シックスタイル”に繊細さとフェミニンさをプラスした、洗練された都会的なムードのアイテムを展開している。

ポップアップでは2024-25年秋冬コレクションから、日本では取り扱いのないアイテムを含む幅広いラインアップを展開する。ジャケット(9万7900~17万4900円)やパンツ(4万9500~6万9300円)など、ブランドの世界観を楽しめるキーアイテムも用意する。

取扱アイテム例

ポップアップ概要

日程:9月25日~10月1日
時間:10:00~20:00
場所:伊勢丹新宿本店 本館2階 トウキョウ クローゼット リ・スタイル トウキョウ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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「アマトラ」が “アフィア”シリーズをリニューアル ダメージケア需要の高まりからディープタイプを追加

ヘアサロン専売ブランドの「アマトラ(AMATORA)」は22日、人気シリーズ“アフィア”をリニューアル発売した。インバスアイテム4品、アウトバスアイテム2品の計6品全てのパッケージを刷新し、インバスアイテムに新ラインを追加した。全国の契約サロンで販売する。

前作のインバスアイテムはシャンプーと2つのトリートメントからなる“ピュアライン”3アイテムで構成していた。今回は“ピュアライン”に加えて“ディープライン”を追加し、シャンプーとトリートメントからなる2ライン4アイテムで構成する。

インバスの2ラインは、サロントリートメントの“カシミヤ質感”の好評を受け、その質感をホームケアでも実感できる仕様とした。全商品にカシミヤケラチンPPTを配合した。

“ディープライン”はハイトーンブームに伴うハイダメージ毛向けのアイテムの要望の増加により投入した。“カシミヤサボン ディープ シャンプー”(250mL、3960円)と“カシミヤマスク ディープ へアトリートメント”(200g、4400円)をそろえる。シャンプーは、トレハロース、キュアテイン、ライスステロールなどを配合し、摩擦ダメージを保護しながら洗い上げる。トリートメントは、潤いバリア成分やγケラチンPPTなどを配合し、深層からダメージを補修しながら「軽いのにまとまる」仕上がりをかなえた。

“ピュアライン”は、“カシミヤサボン ピュア シャンプー”(250mL、3740円)と“カシミヤマスク ピュア へアトリートメント”(200g、4180円)をそろえる。トステア(アミノエチルチオコハク酸自アンモニウム<補修>)を新たに配合し、うねりケアをより強化した。

アウトバスアイテムの“ニュアンスバターN ヘア&ボディケアバーム”(50g、3960円)と“テクスチャーオイル N ヘア&ボディケアオイル”(50mL、3960円)はパッケージのみリニューアルした。ケアしながらスタイリングできるアイテムで、バームはコメバター、ミツロウ、キュアテインなどを配合し、オイルはシロバナワタ種子油やアマニ油などを配合している。

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「ザラ」がステファノ・ピラーティとコラボ ウエアからアクセサリーまでラインアップ

「ザラ(ZARA)」は10月3日、デザイナーのステファノ・ピラーティ(Stafano Pilati)とのコラボアイテムを発売する。「ザラ」新宿店および銀座店、公式オンラインで取り扱う。

ピラーティ=デザイナーとコラボ
ウエアからアクセサリーまで

本コラボは、ピラーティ=デザイナーの名前を初めて冠したコレクションで、ウィメンズとメンズに加え、アクセサリーをラインアップ。アイテムは、コートやジャケット、ドレス、シャツ、ブラウス、パーカ、Tシャツ、ロンT、タンクトップ、パンツ、スカートのほか、バッグやハット、サングラス、イヤリング、ネックレス、リング、スカーフ、シューズ、ブーツなどを販売する。キャンペーンビジュアルには、ピラーティ=デザイナーとモデルのジゼル・ブンチェン(Gisele Bundchen)が登場し、スティーブン・マイゼル(Steven Meisel)が撮影した。

ステファノ・ピラーティは、2000年に「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(現サンローラン)に加わり、ウエアやアクセサリーのデザインを担当後、04〜12年の期間、クリエイティブ・ディレクターを務めた。13年には、「エルメネジルド ゼニア(ERMENEGILDO ZEGNA)」(現ゼニア)のヘッド・デザイナーおよび「アニオナ(AGNONA)」クリエイティブ・ディレクターに就任。15年に「アニオナ」を、16年に「ゼニア」を離れ、18年に自身のブランド「ランダム アイデンティティーズ(RANDOM IDENTITIES)」を設立した。

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「ザラ」がステファノ・ピラーティとコラボ ウエアからアクセサリーまでラインアップ

「ザラ(ZARA)」は10月3日、デザイナーのステファノ・ピラーティ(Stafano Pilati)とのコラボアイテムを発売する。「ザラ」新宿店および銀座店、公式オンラインで取り扱う。

ピラーティ=デザイナーとコラボ
ウエアからアクセサリーまで

本コラボは、ピラーティ=デザイナーの名前を初めて冠したコレクションで、ウィメンズとメンズに加え、アクセサリーをラインアップ。アイテムは、コートやジャケット、ドレス、シャツ、ブラウス、パーカ、Tシャツ、ロンT、タンクトップ、パンツ、スカートのほか、バッグやハット、サングラス、イヤリング、ネックレス、リング、スカーフ、シューズ、ブーツなどを販売する。キャンペーンビジュアルには、ピラーティ=デザイナーとモデルのジゼル・ブンチェン(Gisele Bundchen)が登場し、スティーブン・マイゼル(Steven Meisel)が撮影した。

ステファノ・ピラーティは、2000年に「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(現サンローラン)に加わり、ウエアやアクセサリーのデザインを担当後、04〜12年の期間、クリエイティブ・ディレクターを務めた。13年には、「エルメネジルド ゼニア(ERMENEGILDO ZEGNA)」(現ゼニア)のヘッド・デザイナーおよび「アニオナ(AGNONA)」クリエイティブ・ディレクターに就任。15年に「アニオナ」を、16年に「ゼニア」を離れ、18年に自身のブランド「ランダム アイデンティティーズ(RANDOM IDENTITIES)」を設立した。

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「え、本店にはサウナ付き?」ビール中瓶税別198円、日本一安いを謳う『よだれだるま』

【記事のポイント】 ●焼肉業態が百花繚乱の大阪から、ビール中瓶税別198円(以下税別表記)、日本一の安さを謳う新たな注目株「精肉店直営大衆焼肉食堂 よだれだるま」が登場。早くも2店舗。本店には完全予約制の貸切サウナもオープン!? 「よだれだるま」っていったい何者?
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「アルジタル」創業者フェラーロ博士に聞く、創業45周年を迎えたブランドの原点と今後

PROFILE: ジュゼッペ・フェラーロ/アルジタル創業者

ジュゼッペ・フェラーロ/アルジタル創業者
PROFILE: イタリア・シチリア島生まれ。ミラノの大学で生化学の博士号を取得し、1979年にアルジタルを創設。2005年から創設に携わったSOFAI(イタリア人智学薬剤師協会)のメンバーとして、医師や薬剤師とともに医療や健康に貢献する活動を行っている © ARGITAL

グローバルオーガニックブランド「アルジタル(ARGITAL)」は1979年にイタリア・シチリアで誕生し、現在約35の国と地域で展開する。長らく続くオーガニック・ナチュラルコスメブームの波に翻弄されることのない強さはどこにあるのか、創業者のジュゼッペ・フェラーロに聞いた。 

――:生化学者と聞いていますが、まずはブランド立ち上げの背景を聞かせてください。

ジュゼッペ・フェラーロ博士(以下、フェラーロ博士):ミラノの大学で生化学を研究しつつ、並行して鍼灸やハーブ、マクロビオティックなども研究していました。1970年代当時、マクロビオティックの研究者である久司道夫が考案した久司マクロビオティックスが欧米で非常に注目されていたのですが、これは陰陽の考え方を食に応用したように思えたし、鍼灸にも通じるものがあり、すごく興味を引かれました。そうして友人と自然食品などを輸入する店を経営し、その一方でホリスティックセンターも創設。そこでは自然医学やヨガなどのセミナーを開いていました。ショップではクレイ入り歯磨き粉をフランスから輸入していたのですが、それが全く良くないことを顧客の一人であるオーガニック食品のパイオニアに話したところ、「それなら自分で作ってみたら?僕が販売するから」と勧められて作ったのが、アルジタルの始まりです。

――:その後「人智学(アントロポゾフィー)」を核にブランドを展開していくわけですね。

フェラーロ博士:人智学に惹かれる理由は、それが化学も物理学も全てをエシカルにまとめる力を持っているから。アルジタルでの仕事のほとんどは、ルドルフ・シュタイナーの残したさまざまな概念や考え方から多くのインスピレーションを得ています。例えば商品原料は必ず有機栽培やバイオダイナミック農法によるものを選択します。そうでない原料は簡単に安く手に入れることができますが、殺虫剤や化学肥料を使用した原料を使うことは、間接的に土地の砂漠化に貢献することになる。私たちは土からの恩恵を多大に受けているのですから、それを守る義務があります。西洋文化では「全ての概念の中心に人がある」と考えますが、今はパラダイムの転換が必要で、あらゆる考え方の中心に地球を置くべきなのです。

――:アルジタルのキー成分である「グリーンクレイ」を、博士はどのように捉えていますか?

フェラーロ博士:シチリアのシクリの丘で採掘されるグリーンクレイを使っていますが、シクリの丘は約1600万年前は深い海底でした。その当時の地球の生命力を封じ込めたまま海泥となって存在しているのです。人智学には「ポラリティ(両極性)」という考え方があり、これは陰陽に似ていますが、両極が分離することなくつながりを持って存在し、互いに影響を与え合うと考えます。これに当てはめるとクレイには光の極と暗闇の極があり、光にはシリカが、暗闇には石灰が対応し、体全体あるいは肌の全ての層に働きかけると考えます。だからグリーンクレイは古来、民間療法で飲用されていたし、アルジタルではほぼ全ての商品に配合しているのです。

――:極めてユニークな考え方です。新商品はどのように発案するのですか?

フェラーロ博士:「今みんなが必要としているものは何か?」から発想しますね。現在開発しているのはヤドリギのエキスを配合したクリームです。ヤドリギエキスは古来、鎮静作用のある生薬として使われていましたが、それをグリーンクレイと組み合わせてニキビ肌用のクリームとして進めています。今後もオーガニック植物とグリーンクレイを使って、従来型のコスメに代わる商品を提案していきます。

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101歳の“超”美容部員を訪ねて

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月23日号からの抜粋です)

林:毎年恒例の販売員特集ですが、今回は101歳からZ世代まで、バッグから香水、スーツまでいろんなジャンルの人、いろんな働き方を紹介したいと考えました。31社32人の接客術を紹介します。

新関:私は101歳の「ポーラ(POLA)」のビューティーディレクター、堀野智子さんを取材しました。昨年100歳で話題になり、取材したいと思っていましたが、今回実現。「ポーラ」の委託販売をする個人事業主です。接客術はもちろんですが、働く身として、女性として、その人生にすごく刺激されました。

林:時の人ですね。当日はテレビの取材も入っていたそうだけど、そんなに仕事させていいの?

新関:取材が殺到しているそうですが、「私が伝えていかなければ」とほぼほぼ全部受けているそうです。とにかく元気で、見た目も心もとっても若いです。年を取るとつい「面倒くさいから」と楽な方に流れがちですが、21時まではいつ連絡が来ても大丈夫なように編み物をしたりしながらオンの状態で過ごし、お風呂に入ってもストレッチは欠かさないそう。その後、「報道ステーション」をチェックして、会話に役立つ情報を収集するそうです。「大谷翔平のホームラン数も言えるわよ」と語っていました。

大先輩の言葉で初心に立ちかえる

林:意識の高い30代キャリアみたいですね。日本は特に高齢化してきているので、販売は生涯現役でいられる職種かもしれないです。まさに人生100年時代のロールモデル。

新関:とにかく素直で、手を抜かないんです。「ポーラ」には10万円のクリームもあるのですが、買って使ってみたそうです。「使ってみないと、ちゃんとすすめられませんよね」と。接客を再現してもらいましたが、とにかくトークがお上手。加えて説得力のあるお肌なので、すすめられたものを思わず買いたくなってしまいました。「お客さまが喜んでくれているのを見るのが幸せ。それに尽きる」「辞めたいと思ったことは1回もない」などの言葉の重みが違うというか。年齢とは?働くとは?という固定観念も揺らぐ取材でした。

林:馬力のある販売員の急先鋒ですね。100歳過ぎてなお現役でいられる健康法やモチベーション維持の秘訣、なぜ美容部員になったのかも気になります。

新関:そこは紙面では書ききれなかったので、ウェブ記事に堀野さんの人生や転機も盛り込みます!

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