「ミズノ」と「ウィンダンシー」が初のコラボモデルを発売 7月発売の新モデル“MXR”がベース

「ミズノ(MIZUNO)」は11月9日、「ウィンダンシー(WIND AND SEA)」とコラボレーションしたシューズ“MXR ウィンダンシー”(1万9800円)を発売する。サイズは23cm〜30cm。「ウィンダンシー」東京、大阪、阪急梅田、公式オンラインストアとミズノショップ心斎橋、大阪茶町京都新京極、札幌パルコ、公式オンラインストア、ミタスニーカーズ(MITA SNEAKERS)、キス トウキョウ(KITH TOKYO)、ヘリングボーン フットウエア(Herringbone Footwear)で取り扱う。

海や砂浜をインスピレーションとしたカラー

同アイテムは、今年7月に発売したニューモデル“MXR”をベースに、「ウィンダンシー」の海や自然のイメージと「ミズノ」の持つ広大な大地を走るイメージを融合させた。海と砂浜をインスピレーションとしたカラーパレットとアッパーをはじめとする大部分に採用したリネンとスエード、細部に施した刺しゅうなどが特徴のスポーティーな一足に仕上げた。

アイテム詳細

The post 「ミズノ」と「ウィンダンシー」が初のコラボモデルを発売 7月発売の新モデル“MXR”がベース appeared first on WWDJAPAN.

「SHOGUN 将軍」でエミー賞受賞のフィルムエディター三宅愛架 映像編集職の深い魅力を語る

PROFILE: 三宅愛架/フィルムエディター

三宅愛架/フィルムエディター
PROFILE: (みやけ・あいか)愛知県出身。テレビ会社やスタジオ勤務を経て、19年に渡米しフィルムエディターとして活動する。ビヨンセのミュージックフィルム「ブラック・イズ・キング」に参加。「SHOGUN 将軍」でエミー賞ドラマ部門映像編集賞を受賞

レッドカーペットやハリウッド、映画や音楽、ファッションの煌びやかな世界と大自然が共存する大都市ロサンゼルス。世界のエンターテイメントの発信地であるこの地へ、日本からさまざまなクリエイターが移住している。ロサンゼルスに移住して3年、スタイリスト歴23年の水嶋和恵が、ロサンゼルスで活躍する日本人クリエイターに成功の秘訣をインタビュー。多様な生き方を知り、人生やビジネスのヒントを探る。第5回はドラマ「SHOGUN 将軍」でエミー賞ドラマ部門映像編集賞を受賞したフィルムエディターの三宅愛架に話を聞いた。

日本語の魅力を再発見した編集作業

水嶋和恵(以下、水嶋):エミー賞受賞、おめでとうございます!三宅さんとは、以前ヴェニスビーチ映画祭(Venice Beach Film Festival)のファウンダー、エリオット・チャロフ(Eliot Charof)を通じて出会いました。とても気さくでおおらかな印象でした。今回の受賞で改めて、仕事をとことんやり抜く芯の強さを感じ尊敬しています。受賞した今の心境を教えてください。

三宅愛架(以下、三宅):夢のようです。まだ実感がありません。ここまで到達できてうれしい気持ちでいっぱいです。自分の受賞はもちろんですが、俳優の真田広之さんや澤井杏奈さんの受賞がうれしく、作品自体が多くの方々に観てもらえて、認められました。目標にしてきたものが達成でき、「SHOGUN 将軍」のチームとしても最高の結果が出せたと感じています。

水嶋:「SHOGUN 将軍」に携わり、苦労はありましたか?

三宅:時代劇というカテゴリーに詳しいわけではなかったので、劇中の日本語の解釈が難しかったです。日本語の台詞を読んでも意味が分からない単語も多く、私自身学びの多い現場でした。日本語というのは、英語と比べるととてもポエティックで、こんなに素晴らしく美しい文化が存在するのだと再確認し、誇らしい気持ちになりました。

撮影はバンクーバーと極寒の中でしたが、コロナ期間だったため、私はロサンゼルスの自宅で一人、毎日編集作業をしていました。フィクションとは言えど、切腹などのヘビーなシーンが多く登場したため、自分のメンタルケアを心掛けていました。「SHOGUN 将軍」のストーリーを通して、恵まれている自分の環境に感謝をしようという気持ちになりましたね。「SHOGUN 将軍」は戦国時代が舞台ですが、たとえ50年前に生まれていたとしても、日本人女性である私が、自分の好きな土地、好きなフィールドでここまで活躍するのは難しかったかもしれません。

場面をつなぐのが編集の仕事 
映像は独特な言語

水嶋:私も同じ気持ちです。ロサンゼルスに移住して自分が望むフィールドに身を置くことができている。感謝の気持ちでいっぱいです。“編集”というのは具体的にどんな仕事ですか?

三宅:私が担当しているのは、オフライン編集というものです。撮影映像のテイクを選び場面ごとにつなぎ合わせる、それが編集の仕事です。編集者は、ポストプロダクション(映像作品の撮影後に編集する作業の総称)で最初に関わります。細かいニュアンスを表現しながら、視聴者にストーリーが伝わるかを確認し、その上でどこまで芸術的に感情を表現するか。そんな部分を考えてつないでいきます。映像というのは独特な言語だと感じています。ワイドからクローズアップになるのも、一つの言語です。今回の作品では、特に日本人女性の感情を表に出さない微差な演技が重要だったため、細かな目の動きなどを見逃さないようにしました。素晴らしいシーンと演技ばかりで、選ぶのがとても大変でした。

水嶋:スタイリストと似ているところがあると感じます。素材があって、その魅力を最大限に引き出し、ストーリーをつくっていくか。

三宅:似ていますね!それぞれのフィールドで違う表現方法が存在していて、面白いですね。編集をしていて、一番面白いと感じるのは”オーディオ・ビジュアル”。怒りや愛情、もやもやした感情、ストレスがリリースした様、そういった自分の気持ちをアートの表現の一種として、音と絵のバイブレーションでどう表現するか。そこに興味がありますね。それがニュアンスとして観客に伝わっていくんですよね。私の意図することが観客に伝わるとうれしいですね。

父の他界を経験し、自らの道を切り開く

水嶋:カリフォルニアへ行こうと思ったターニングポイントは何だったのでしょうか?

三宅:17歳の時に父が亡くなりました。自分の人生を自分でなんとか切りひらいていかなければという意識になりました。そこで、どう生きたいのかを考え、渡米をすることに。2年間アルバイトをしたのち20歳でカリフォルニアのコミュニティーカレッジに通いはじめました。比較的学費が安く、さまざまなカテゴリーのクラスをとることができます。当時いろいろなことに興味があり、人類学や環境科学などを受講しました。3年経てば英語力が高まり、何か仕事につながるという期待もありました。目標はフィルムのコースを最後にとることでした。そのクラスでディレクターやシネマフォトグラファーを務めたのですが、編集の仕事を学んだときにしっくりきたんです。そのときに「自分にはこの道しかないかもれない」と思いました。

水嶋:卒業後はどんな仕事に就いたんですか?

三宅:日本に帰国して最初に入社したのは、テレビのオンライン編集をメインにしている会社でした。その当時はテープでの納品だったのですが、テレビの場合、収録後には監督が自らオフライン編集をします。それを私たちが受け取り、タイトルやテロップをのせ、音付けをする。そういったポリッシング作業を3年ほどしていましたが、自分のやりたいことはストーリーテリングであり、ポリッシングではないと気づき、フリーランスの道を選びました。そこから、小さいコマーシャルの企画の仕事をする中で、自分のやりたい仕事の形を模索しました。

そんな時、シカゴのポストプロダクションの会社、カッターズ・スタジオ(Cutters Studio)が、東京オフィスを開設すると聞き、アシスタントとして雇ってもらうことに。「ナイキ(NIKE)」のコマーシャルの編集をしている姿を見て「自分がやりたかったのは、こういう編集だ!」と気づき、気持ちが加速しました。自分の進む道を決めることになったターニングポイントだったと思います。広告業界の“クリエイティブ・エディット”と呼ばれる仕事で、その職に出合ったことをきっかけに19年に米国に来ました。

水嶋: 19年に渡米したときには、既に仕事が決まっていたのですか?

三宅:ポストプロダクションの会社で契約が決まっていて、ビザもサポートしてもらえました。これからアメリカで仕事をしたいと思っている人に薦めたいのは、日本とアメリカを行ったり来たりすること。私は拠点を決めずに、自分がやりたい仕事が導いてくれる場所で仕事をしています。

エミー賞受賞するも、まだまだこれから

水嶋:三宅さんのやりたい仕事が、ここロサンゼルスにあったということですね。それはどういった仕事でしょうか?

三宅:やはり、映画ですね!映画=ハリウッド。今回エミー賞を受賞するという長年の夢は叶えたものの、まだまだつま先が入ったかな、という感じです。

水嶋:ロサンゼルスでは主にどのような仕事をされていますか?

三宅:フィルムでは「SHOGUN 将軍」「シェフのテーブル」、ビヨンセ(Beyonce)の「ブラック・イズ・キング」などを、広告では「ナイキ」「ゲータレード(GATORADE)」「エックスボックス(XBOX)」などを編集しています。

水嶋:どのような暮らしを送っていますか?

三宅:ロサンゼルスのアートシーンが楽しく、アート関連のオープニングイベントに行きます。ロサンゼルスはカジュアルなコンテンポラリー・アート、ポップで楽しい感じの作品が多いと感じます。今流行しているセラミックも好きです。至福の時は、自宅で愛猫とゆっくり過ごす時間ですね。

水嶋:住んでみて再発見したロサンゼルスの魅力はありますか?

三宅:小さな映画館で古い映画が再上映されていることが多々あるのは発見でした。さまざま小規模のイベントが、あちらこちらで開催されているのはロサンゼルスの楽しい一面ですよね。

水嶋:今後かなえたい夢や目標は何ですか?

三宅:編集を続けていきたいです。編集を始めて17年になりますが、やればやるほど編集というものの奥深さを感じます。編集をしているときがとにかく楽しく、アワードは目指すものというよりうれしい結果であり、ご褒美ですね。また、世間からのエディター・編集のイメージを変えていきたいです。テクニカルな仕事だと思われがちですが、芸術的な面もあり、皆さんに親近感を持ってもらい、次世代につながっていってほしいです。

周りを気にせず、自分のやれることをやるだけ

水嶋:常にポジティブで、素敵な笑顔の三宅さん。どのようにそのマインドをキープしているのですか?

三宅:海外で日本人女性というと、どうしても二の次にされてしまうことがありますが、気にせずに自分のやれることをやれるだけやっていこう、そう思っています。あとは常に自分に正直な選択をすることですね。

水嶋:同じロサンゼルスを舞台に活動している身として、私も三宅さんのような思考を持ち、がんばりたいと思いました。物事の結果だけでなくプロセスも大事ですよね。

三宅:その通りですね。ネガティブなことがあったとしても、どう対応したかで、自分を誇れると思います。どんな苦境でも、解決方法を探してポジティブでいたいですね。

水嶋:フィルムエディターの仕事は「裏方で地味な仕事に思われがちだけれど、もっと前に!」という言葉や、女性が活躍する場が少ない業界の中で引け目を感じずポジティブに挑む姿にも、女性として共感を覚えました。

TEXT:ERI BEVERLY

The post 「SHOGUN 将軍」でエミー賞受賞のフィルムエディター三宅愛架 映像編集職の深い魅力を語る appeared first on WWDJAPAN.

「SHOGUN 将軍」でエミー賞受賞のフィルムエディター三宅愛架 映像編集職の深い魅力を語る

PROFILE: 三宅愛架/フィルムエディター

三宅愛架/フィルムエディター
PROFILE: (みやけ・あいか)愛知県出身。テレビ会社やスタジオ勤務を経て、19年に渡米しフィルムエディターとして活動する。ビヨンセのミュージックフィルム「ブラック・イズ・キング」に参加。「SHOGUN 将軍」でエミー賞ドラマ部門映像編集賞を受賞

レッドカーペットやハリウッド、映画や音楽、ファッションの煌びやかな世界と大自然が共存する大都市ロサンゼルス。世界のエンターテイメントの発信地であるこの地へ、日本からさまざまなクリエイターが移住している。ロサンゼルスに移住して3年、スタイリスト歴23年の水嶋和恵が、ロサンゼルスで活躍する日本人クリエイターに成功の秘訣をインタビュー。多様な生き方を知り、人生やビジネスのヒントを探る。第5回はドラマ「SHOGUN 将軍」でエミー賞ドラマ部門映像編集賞を受賞したフィルムエディターの三宅愛架に話を聞いた。

日本語の魅力を再発見した編集作業

水嶋和恵(以下、水嶋):エミー賞受賞、おめでとうございます!三宅さんとは、以前ヴェニスビーチ映画祭(Venice Beach Film Festival)のファウンダー、エリオット・チャロフ(Eliot Charof)を通じて出会いました。とても気さくでおおらかな印象でした。今回の受賞で改めて、仕事をとことんやり抜く芯の強さを感じ尊敬しています。受賞した今の心境を教えてください。

三宅愛架(以下、三宅):夢のようです。まだ実感がありません。ここまで到達できてうれしい気持ちでいっぱいです。自分の受賞はもちろんですが、俳優の真田広之さんや澤井杏奈さんの受賞がうれしく、作品自体が多くの方々に観てもらえて、認められました。目標にしてきたものが達成でき、「SHOGUN 将軍」のチームとしても最高の結果が出せたと感じています。

水嶋:「SHOGUN 将軍」に携わり、苦労はありましたか?

三宅:時代劇というカテゴリーに詳しいわけではなかったので、劇中の日本語の解釈が難しかったです。日本語の台詞を読んでも意味が分からない単語も多く、私自身学びの多い現場でした。日本語というのは、英語と比べるととてもポエティックで、こんなに素晴らしく美しい文化が存在するのだと再確認し、誇らしい気持ちになりました。

撮影はバンクーバーと極寒の中でしたが、コロナ期間だったため、私はロサンゼルスの自宅で一人、毎日編集作業をしていました。フィクションとは言えど、切腹などのヘビーなシーンが多く登場したため、自分のメンタルケアを心掛けていました。「SHOGUN 将軍」のストーリーを通して、恵まれている自分の環境に感謝をしようという気持ちになりましたね。「SHOGUN 将軍」は戦国時代が舞台ですが、たとえ50年前に生まれていたとしても、日本人女性である私が、自分の好きな土地、好きなフィールドでここまで活躍するのは難しかったかもしれません。

場面をつなぐのが編集の仕事 
映像は独特な言語

水嶋:私も同じ気持ちです。ロサンゼルスに移住して自分が望むフィールドに身を置くことができている。感謝の気持ちでいっぱいです。“編集”というのは具体的にどんな仕事ですか?

三宅:私が担当しているのは、オフライン編集というものです。撮影映像のテイクを選び場面ごとにつなぎ合わせる、それが編集の仕事です。編集者は、ポストプロダクション(映像作品の撮影後に編集する作業の総称)で最初に関わります。細かいニュアンスを表現しながら、視聴者にストーリーが伝わるかを確認し、その上でどこまで芸術的に感情を表現するか。そんな部分を考えてつないでいきます。映像というのは独特な言語だと感じています。ワイドからクローズアップになるのも、一つの言語です。今回の作品では、特に日本人女性の感情を表に出さない微差な演技が重要だったため、細かな目の動きなどを見逃さないようにしました。素晴らしいシーンと演技ばかりで、選ぶのがとても大変でした。

水嶋:スタイリストと似ているところがあると感じます。素材があって、その魅力を最大限に引き出し、ストーリーをつくっていくか。

三宅:似ていますね!それぞれのフィールドで違う表現方法が存在していて、面白いですね。編集をしていて、一番面白いと感じるのは”オーディオ・ビジュアル”。怒りや愛情、もやもやした感情、ストレスがリリースした様、そういった自分の気持ちをアートの表現の一種として、音と絵のバイブレーションでどう表現するか。そこに興味がありますね。それがニュアンスとして観客に伝わっていくんですよね。私の意図することが観客に伝わるとうれしいですね。

父の他界を経験し、自らの道を切り開く

水嶋:カリフォルニアへ行こうと思ったターニングポイントは何だったのでしょうか?

三宅:17歳の時に父が亡くなりました。自分の人生を自分でなんとか切りひらいていかなければという意識になりました。そこで、どう生きたいのかを考え、渡米をすることに。2年間アルバイトをしたのち20歳でカリフォルニアのコミュニティーカレッジに通いはじめました。比較的学費が安く、さまざまなカテゴリーのクラスをとることができます。当時いろいろなことに興味があり、人類学や環境科学などを受講しました。3年経てば英語力が高まり、何か仕事につながるという期待もありました。目標はフィルムのコースを最後にとることでした。そのクラスでディレクターやシネマフォトグラファーを務めたのですが、編集の仕事を学んだときにしっくりきたんです。そのときに「自分にはこの道しかないかもれない」と思いました。

水嶋:卒業後はどんな仕事に就いたんですか?

三宅:日本に帰国して最初に入社したのは、テレビのオンライン編集をメインにしている会社でした。その当時はテープでの納品だったのですが、テレビの場合、収録後には監督が自らオフライン編集をします。それを私たちが受け取り、タイトルやテロップをのせ、音付けをする。そういったポリッシング作業を3年ほどしていましたが、自分のやりたいことはストーリーテリングであり、ポリッシングではないと気づき、フリーランスの道を選びました。そこから、小さいコマーシャルの企画の仕事をする中で、自分のやりたい仕事の形を模索しました。

そんな時、シカゴのポストプロダクションの会社、カッターズ・スタジオ(Cutters Studio)が、東京オフィスを開設すると聞き、アシスタントとして雇ってもらうことに。「ナイキ(NIKE)」のコマーシャルの編集をしている姿を見て「自分がやりたかったのは、こういう編集だ!」と気づき、気持ちが加速しました。自分の進む道を決めることになったターニングポイントだったと思います。広告業界の“クリエイティブ・エディット”と呼ばれる仕事で、その職に出合ったことをきっかけに19年に米国に来ました。

水嶋: 19年に渡米したときには、既に仕事が決まっていたのですか?

三宅:ポストプロダクションの会社で契約が決まっていて、ビザもサポートしてもらえました。これからアメリカで仕事をしたいと思っている人に薦めたいのは、日本とアメリカを行ったり来たりすること。私は拠点を決めずに、自分がやりたい仕事が導いてくれる場所で仕事をしています。

エミー賞受賞するも、まだまだこれから

水嶋:三宅さんのやりたい仕事が、ここロサンゼルスにあったということですね。それはどういった仕事でしょうか?

三宅:やはり、映画ですね!映画=ハリウッド。今回エミー賞を受賞するという長年の夢は叶えたものの、まだまだつま先が入ったかな、という感じです。

水嶋:ロサンゼルスでは主にどのような仕事をされていますか?

三宅:フィルムでは「SHOGUN 将軍」「シェフのテーブル」、ビヨンセ(Beyonce)の「ブラック・イズ・キング」などを、広告では「ナイキ」「ゲータレード(GATORADE)」「エックスボックス(XBOX)」などを編集しています。

水嶋:どのような暮らしを送っていますか?

三宅:ロサンゼルスのアートシーンが楽しく、アート関連のオープニングイベントに行きます。ロサンゼルスはカジュアルなコンテンポラリー・アート、ポップで楽しい感じの作品が多いと感じます。今流行しているセラミックも好きです。至福の時は、自宅で愛猫とゆっくり過ごす時間ですね。

水嶋:住んでみて再発見したロサンゼルスの魅力はありますか?

三宅:小さな映画館で古い映画が再上映されていることが多々あるのは発見でした。さまざま小規模のイベントが、あちらこちらで開催されているのはロサンゼルスの楽しい一面ですよね。

水嶋:今後かなえたい夢や目標は何ですか?

三宅:編集を続けていきたいです。編集を始めて17年になりますが、やればやるほど編集というものの奥深さを感じます。編集をしているときがとにかく楽しく、アワードは目指すものというよりうれしい結果であり、ご褒美ですね。また、世間からのエディター・編集のイメージを変えていきたいです。テクニカルな仕事だと思われがちですが、芸術的な面もあり、皆さんに親近感を持ってもらい、次世代につながっていってほしいです。

周りを気にせず、自分のやれることをやるだけ

水嶋:常にポジティブで、素敵な笑顔の三宅さん。どのようにそのマインドをキープしているのですか?

三宅:海外で日本人女性というと、どうしても二の次にされてしまうことがありますが、気にせずに自分のやれることをやれるだけやっていこう、そう思っています。あとは常に自分に正直な選択をすることですね。

水嶋:同じロサンゼルスを舞台に活動している身として、私も三宅さんのような思考を持ち、がんばりたいと思いました。物事の結果だけでなくプロセスも大事ですよね。

三宅:その通りですね。ネガティブなことがあったとしても、どう対応したかで、自分を誇れると思います。どんな苦境でも、解決方法を探してポジティブでいたいですね。

水嶋:フィルムエディターの仕事は「裏方で地味な仕事に思われがちだけれど、もっと前に!」という言葉や、女性が活躍する場が少ない業界の中で引け目を感じずポジティブに挑む姿にも、女性として共感を覚えました。

TEXT:ERI BEVERLY

The post 「SHOGUN 将軍」でエミー賞受賞のフィルムエディター三宅愛架 映像編集職の深い魅力を語る appeared first on WWDJAPAN.

「ミキモト」と「クロムハーツ」が初のコラボコレクションを発表 対照的な美学の融合を表現

「ミキモト(MIKIMOTO)」と「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」は11月、初のコラボレーションコレクションを発表する。ミキモト銀座4丁目本店、ニューヨーク、香港とクロムハーツ ニューヨーク、青山、ロンドン、香港で限定販売する。発売日は現段階で未定だという。

同コレクションは、ドロップやスタッドのピアス、ペンダント、ブレスレット、ピンブローチなどをラインアップし、全てのアイテムに“ミキモトパール”を使用し、独創的なクロムハーツのモチーフと融合させ両ブランドの特徴である革新の精神と美意識を体現したという。

The post 「ミキモト」と「クロムハーツ」が初のコラボコレクションを発表 対照的な美学の融合を表現 appeared first on WWDJAPAN.

「ミキモト」と「クロムハーツ」が初のコラボコレクションを発表 対照的な美学の融合を表現

「ミキモト(MIKIMOTO)」と「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」は11月、初のコラボレーションコレクションを発表する。ミキモト銀座4丁目本店、ニューヨーク、香港とクロムハーツ ニューヨーク、青山、ロンドン、香港で限定販売する。発売日は現段階で未定だという。

同コレクションは、ドロップやスタッドのピアス、ペンダント、ブレスレット、ピンブローチなどをラインアップし、全てのアイテムに“ミキモトパール”を使用し、独創的なクロムハーツのモチーフと融合させ両ブランドの特徴である革新の精神と美意識を体現したという。

The post 「ミキモト」と「クロムハーツ」が初のコラボコレクションを発表 対照的な美学の融合を表現 appeared first on WWDJAPAN.

「ルード」のルイージ・ビラセノールがセリエA・コモ1907のチーフ・ブランド・オフィサーに就任

アメリカ・ロサンゼルス拠点を拠点とするブランド「ルード(RHUDE)」などを手掛けるフィリピン系アメリカ人デザイナーのルイージ・ビラセノール(Rhuigi Villasenor)が、イタリア・ロンバルディア州コモを本拠地とするセリエA所属のプロサッカークラブ、コモ1907(COMO 1907)のチーフ・ブランド・オフィサーに就任した。同時に少数株式も取得し、クラブをグローバルなライフスタイル・ブランドへと発展させるため、ファッションブランドとのコラボレーションや限定アイテムの販売などを指揮し、幅広い層への訴求を目指すという。

今回の就任に際してビラセノールは、「コモ1907での役割は、『ルード』や『ザラ(ZARA)』とのコラボライン“RHU”とは異なる領域に挑戦することだ。ファッション業界におけるビジネスは、波のように変わり続けるもの。だからこそ、トレンドや周囲の影響に左右されないスポーツという確固たるものに惹かれ、また、サポーターの深い愛と忠誠心に感銘を受け、その一部になりたかった」とコメントしている。

そして、避暑地として知られるコモ湖をはじめとした豊かなコモの観光資源が、世界的なファンの獲得の大きな足掛かりになるという。「イタリア人には嫌がられるだろうが、コモ湖は彼らが思っている以上にアメリカ的で、“イタリアのロサンゼルス”になれるはずだ。もちろん、コモと地元の人々には敬意を払うが、ロサンゼルスをよく知る私の視点も生かしつつ、コモの魅力を発信していきたい」。その一環として、すでにビラセノールは7月に「ルード」2025年夏メンズ・コレクションのランウエイショーをコモ湖で開催し、コモ1907とのコラボアイテムだけでなく、“Lago di Como(コモ湖)”のロゴが入ったラグビーシャツやベースボールキャップなども発表している。

また今回の就任は、「2022〜23年にNHL アリゾナ・コヨーテズのクリエイティブ・ストラテジストとして活動した経験が生かされる」とビラセノールは語る。「あれは時期尚早で、お互いに何をしているのか分からない状態だった。失敗から学び、適応することが大事だ。コモでの仕事は、クラブの少数株主でもあるため、私にとってはるかに大きなプロジェクトであり、責任も重く、多くのリスクを背負っている」。

コモ1907は、イタリア・ロンバルディア州コモで1907年に設立。1949-50シーズンに初めて1部リーグ・セリエAに昇格するも、その後は昇格と降格を繰り返し、一時はアマチュアの4部リーグ・セリエDにまで転落。しかし、19年に3部リーグ・セリエCに昇格すると、インドネシア3大財閥の1つであるジャルムグループ(Djarum Group)を率いる億万長者ハルトノ家(Hartono)がクラブを買収し、2024-25シーズンに21年ぶりのセリエA復帰を果たした。現在は、元スペイン代表のセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)が監督を務め、元イタリア代表FWのアンドレア・ベロッティ(Andrea Belotti)や元バルセロナMFのセルジ・ロベルト(Sergi Roberto)らを擁し、セリエAでは15位につけている(11月3日現在)。

The post 「ルード」のルイージ・ビラセノールがセリエA・コモ1907のチーフ・ブランド・オフィサーに就任 appeared first on WWDJAPAN.

「ルード」のルイージ・ビラセノールがセリエA・コモ1907のチーフ・ブランド・オフィサーに就任

アメリカ・ロサンゼルス拠点を拠点とするブランド「ルード(RHUDE)」などを手掛けるフィリピン系アメリカ人デザイナーのルイージ・ビラセノール(Rhuigi Villasenor)が、イタリア・ロンバルディア州コモを本拠地とするセリエA所属のプロサッカークラブ、コモ1907(COMO 1907)のチーフ・ブランド・オフィサーに就任した。同時に少数株式も取得し、クラブをグローバルなライフスタイル・ブランドへと発展させるため、ファッションブランドとのコラボレーションや限定アイテムの販売などを指揮し、幅広い層への訴求を目指すという。

今回の就任に際してビラセノールは、「コモ1907での役割は、『ルード』や『ザラ(ZARA)』とのコラボライン“RHU”とは異なる領域に挑戦することだ。ファッション業界におけるビジネスは、波のように変わり続けるもの。だからこそ、トレンドや周囲の影響に左右されないスポーツという確固たるものに惹かれ、また、サポーターの深い愛と忠誠心に感銘を受け、その一部になりたかった」とコメントしている。

そして、避暑地として知られるコモ湖をはじめとした豊かなコモの観光資源が、世界的なファンの獲得の大きな足掛かりになるという。「イタリア人には嫌がられるだろうが、コモ湖は彼らが思っている以上にアメリカ的で、“イタリアのロサンゼルス”になれるはずだ。もちろん、コモと地元の人々には敬意を払うが、ロサンゼルスをよく知る私の視点も生かしつつ、コモの魅力を発信していきたい」。その一環として、すでにビラセノールは7月に「ルード」2025年夏メンズ・コレクションのランウエイショーをコモ湖で開催し、コモ1907とのコラボアイテムだけでなく、“Lago di Como(コモ湖)”のロゴが入ったラグビーシャツやベースボールキャップなども発表している。

また今回の就任は、「2022〜23年にNHL アリゾナ・コヨーテズのクリエイティブ・ストラテジストとして活動した経験が生かされる」とビラセノールは語る。「あれは時期尚早で、お互いに何をしているのか分からない状態だった。失敗から学び、適応することが大事だ。コモでの仕事は、クラブの少数株主でもあるため、私にとってはるかに大きなプロジェクトであり、責任も重く、多くのリスクを背負っている」。

コモ1907は、イタリア・ロンバルディア州コモで1907年に設立。1949-50シーズンに初めて1部リーグ・セリエAに昇格するも、その後は昇格と降格を繰り返し、一時はアマチュアの4部リーグ・セリエDにまで転落。しかし、19年に3部リーグ・セリエCに昇格すると、インドネシア3大財閥の1つであるジャルムグループ(Djarum Group)を率いる億万長者ハルトノ家(Hartono)がクラブを買収し、2024-25シーズンに21年ぶりのセリエA復帰を果たした。現在は、元スペイン代表のセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)が監督を務め、元イタリア代表FWのアンドレア・ベロッティ(Andrea Belotti)や元バルセロナMFのセルジ・ロベルト(Sergi Roberto)らを擁し、セリエAでは15位につけている(11月3日現在)。

The post 「ルード」のルイージ・ビラセノールがセリエA・コモ1907のチーフ・ブランド・オフィサーに就任 appeared first on WWDJAPAN.

ユニクロ10月度7.5%減、異例の暑さで秋物低調 “ヒートテック”のヒの字も出ず 

専門店チェーン、セレクトショップの2024年10月度業績(既存店ベース)は、異例の暑さにより苦戦したとの声が目立つ。昨年10月も残暑で低調だった企業は多く、今後は「10月は夏本番」といった認識でのブランド運営が業界内にいよいよ定着していきそうだ。

国内ユニクロ売上高は前年同月比7.5%減と7カ月ぶりの前年割れ。昨年10月も同8.5%減だった。「残暑はある程度予想し商品構成を組んでいたが、それを上回る暑さだった」と広報担当者。売れ筋はメンズが“エアリズムコットン”のロングスリーブTシャツ、スーパーノンアイロンシャツ、「UT」、ウルトラストレッチボトムス、“エアリズム”インナーなど。ウィメンズはスエット、ブラトップ、チノパン、“エアリズム”インナー、ブラッシュドジャージーパンツなどといったように、秋冬向けの“ヒートテック”ではなく“エアリズム”が売れ続けている。25日に開業した「ユニクロ 新宿本店」は、「エリア内の既存店のパイを奪うこともなく、非常に好調」という。

しまむらの「ファッションセンターしまむら」(9月21日〜10月20日集計)は同3.7%減。「残暑により冬物のアウター衣料や実用品が低調。一方(中略)通季の肌着やスニーカー、パンプスは売り上げを伸ばした」(発表資料から)。昨年10月も1.4%減だった。

良品計画の「無印良品」は同18.6%増と大幅伸長した。スキンケアアイテムなどが引き続き好調な生活雑貨や食品がけん引しており、衣服・雑貨に限ると同1.7%増。10月25日〜11月4日に開催した会員セールの“無印良品週間”(昨年は10月27日〜11月6日の開催)による押し上げ効果も大きい。昨年10月は同12.9%増だった。

アダストリアは同6.3%減だった。暑さに加え、会員向けポイント還元キャンペーン(10月30日〜11月11日)の開催期間が、昨年の期間(10月25日〜11月6日)と数日ずれたことも押し下げ要因となった。一方で、「気温に左右されない生活雑貨は堅調に推移した」(発表資料から)。昨年10月は同5.0%増だった。

ユナイテッドアローズは同9.1%増と気を吐いている。「高気温が続いたものの、シャツ、カットソー、ジャケット、パンツ、ワンピースなどの秋物衣料やシューズ、バッグなどの動きが強」(発表資料から)く、年初来10カ月連続での前年超えとなった。昨年10月は同0.1%減だった。

The post ユニクロ10月度7.5%減、異例の暑さで秋物低調 “ヒートテック”のヒの字も出ず  appeared first on WWDJAPAN.

ユニクロ10月度7.5%減、異例の暑さで秋物低調 “ヒートテック”のヒの字も出ず 

専門店チェーン、セレクトショップの2024年10月度業績(既存店ベース)は、異例の暑さにより苦戦したとの声が目立つ。昨年10月も残暑で低調だった企業は多く、今後は「10月は夏本番」といった認識でのブランド運営が業界内にいよいよ定着していきそうだ。

国内ユニクロ売上高は前年同月比7.5%減と7カ月ぶりの前年割れ。昨年10月も同8.5%減だった。「残暑はある程度予想し商品構成を組んでいたが、それを上回る暑さだった」と広報担当者。売れ筋はメンズが“エアリズムコットン”のロングスリーブTシャツ、スーパーノンアイロンシャツ、「UT」、ウルトラストレッチボトムス、“エアリズム”インナーなど。ウィメンズはスエット、ブラトップ、チノパン、“エアリズム”インナー、ブラッシュドジャージーパンツなどといったように、秋冬向けの“ヒートテック”ではなく“エアリズム”が売れ続けている。25日に開業した「ユニクロ 新宿本店」は、「エリア内の既存店のパイを奪うこともなく、非常に好調」という。

しまむらの「ファッションセンターしまむら」(9月21日〜10月20日集計)は同3.7%減。「残暑により冬物のアウター衣料や実用品が低調。一方(中略)通季の肌着やスニーカー、パンプスは売り上げを伸ばした」(発表資料から)。昨年10月も1.4%減だった。

良品計画の「無印良品」は同18.6%増と大幅伸長した。スキンケアアイテムなどが引き続き好調な生活雑貨や食品がけん引しており、衣服・雑貨に限ると同1.7%増。10月25日〜11月4日に開催した会員セールの“無印良品週間”(昨年は10月27日〜11月6日の開催)による押し上げ効果も大きい。昨年10月は同12.9%増だった。

アダストリアは同6.3%減だった。暑さに加え、会員向けポイント還元キャンペーン(10月30日〜11月11日)の開催期間が、昨年の期間(10月25日〜11月6日)と数日ずれたことも押し下げ要因となった。一方で、「気温に左右されない生活雑貨は堅調に推移した」(発表資料から)。昨年10月は同5.0%増だった。

ユナイテッドアローズは同9.1%増と気を吐いている。「高気温が続いたものの、シャツ、カットソー、ジャケット、パンツ、ワンピースなどの秋物衣料やシューズ、バッグなどの動きが強」(発表資料から)く、年初来10カ月連続での前年超えとなった。昨年10月は同0.1%減だった。

The post ユニクロ10月度7.5%減、異例の暑さで秋物低調 “ヒートテック”のヒの字も出ず  appeared first on WWDJAPAN.

トム・ヨーク ×「アンダーカバー」 来日記念の限定Tシャツとスエットを発売

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は、レディオヘッド(Radiohead)のリードシンガー/ソングライターのトム・ヨークが11月12日からキャリア初となる大型ソロ・ジャパン・ツアーをスタートするのを記念し、限定Tシャツ(ブラック、ブルーの2色、各1万6500円)とスエットシャツ(ブラック、ベージュの2色、各2万7500円)を11月15日に発売する。コラボアイテムは「アンダーカバー ノイズ ラボ 渋谷パルコ」、「アンダーカバー 心斎橋パルコ」、「アンダーカバー」オフィシャルオンラインストアで販売する。

トム・ヨークと「アンダーカバー」の高橋盾デザイナーは、異なるフィールドに身をおきながらもアーティストとして互いをリスペクトし、友情関係を築いてきた。今回のコラボレーションは、トムの提案により実現。Tシャツとスエットにプリントされたグラフィックデザインのソースとなったのは、トムが長年スクラップノートに書きためたスケッチや、ランダムに走り書きされた詩で、高橋が膨大な資料の中から慎重にセレクトし、デザインを手掛けた。Tシャツのバックにプリントされているのは、マイケル・アヴェドンが撮影したトムのポートレートになる。

Tシャツ

スエット

また、コラボアイテムの発売を記念して、今年8月に一部の限られたレコードショップのみでサプライズ・リリースされ、即完売だったザ・スマイルズ(The Smile)の「Cutouts」からの12インチシングル「Don't Get Me Started」の数量限定再販売と、超レアなトム・ヨーク・スペシャル・ZINE、さらに今回のツアー会場限定で販売される、トム・ヨーク「Live at Electric Lady」12インチも、数量限定で「アンダーカバー ノイズ ラボ 渋谷パルコ」「アンダーカバー 心斎橋パルコ」で販売する。

その他、トムの来日を記念して、レディオヘッドからアトムス・フォー・ピース、トムのソロ作品までが、日本語帯付きLPで発売する。

The post トム・ヨーク ×「アンダーカバー」 来日記念の限定Tシャツとスエットを発売 appeared first on WWDJAPAN.

トム・ヨーク ×「アンダーカバー」 来日記念の限定Tシャツとスエットを発売

「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は、レディオヘッド(Radiohead)のリードシンガー/ソングライターのトム・ヨークが11月12日からキャリア初となる大型ソロ・ジャパン・ツアーをスタートするのを記念し、限定Tシャツ(ブラック、ブルーの2色、各1万6500円)とスエットシャツ(ブラック、ベージュの2色、各2万7500円)を11月15日に発売する。コラボアイテムは「アンダーカバー ノイズ ラボ 渋谷パルコ」、「アンダーカバー 心斎橋パルコ」、「アンダーカバー」オフィシャルオンラインストアで販売する。

トム・ヨークと「アンダーカバー」の高橋盾デザイナーは、異なるフィールドに身をおきながらもアーティストとして互いをリスペクトし、友情関係を築いてきた。今回のコラボレーションは、トムの提案により実現。Tシャツとスエットにプリントされたグラフィックデザインのソースとなったのは、トムが長年スクラップノートに書きためたスケッチや、ランダムに走り書きされた詩で、高橋が膨大な資料の中から慎重にセレクトし、デザインを手掛けた。Tシャツのバックにプリントされているのは、マイケル・アヴェドンが撮影したトムのポートレートになる。

Tシャツ

スエット

また、コラボアイテムの発売を記念して、今年8月に一部の限られたレコードショップのみでサプライズ・リリースされ、即完売だったザ・スマイルズ(The Smile)の「Cutouts」からの12インチシングル「Don't Get Me Started」の数量限定再販売と、超レアなトム・ヨーク・スペシャル・ZINE、さらに今回のツアー会場限定で販売される、トム・ヨーク「Live at Electric Lady」12インチも、数量限定で「アンダーカバー ノイズ ラボ 渋谷パルコ」「アンダーカバー 心斎橋パルコ」で販売する。

その他、トムの来日を記念して、レディオヘッドからアトムス・フォー・ピース、トムのソロ作品までが、日本語帯付きLPで発売する。

The post トム・ヨーク ×「アンダーカバー」 来日記念の限定Tシャツとスエットを発売 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】「カルティエ」のパーティーに玉森裕太、井川遥、綾野剛らが来場 “トリニティ”の誕生100周年を祝う

「カルティエ(CARTIER)」は10月30日、ブランドを代表するジュエリーコレクション“トリニティ”の誕生100周年を祝し、表参道で11月17日までポップアップを開催中だ。それに先駆けて10月30日には国立競技場で盛大なパーティーを開催した。会場には、玉森裕太、井川遥、綾野剛ら多数のセレブリティーが来場し、森山直太朗やAwich(エ-ウィッチ)ら3組のアーティストによるライブパフォーマンスも行った。

同イベントは、“トリニティ”が誕生した1924年に、前身である明治神宮外苑競技場が設立された国立競技場で開催。会場には当時から現在までの時代の移り変わりと、デザインの普遍性を感じるヒストリーパネルが並び、ゲストはそれぞれの時代を象徴するフードを楽しんだ。

「カルティエ」スタイルを披露!来場者スナップ一覧

パーティーを盛り上げたライブパフォーマンス

ライブパフォーマンスでは、3組のアーティストが“トリニティ”の価値観である愛や普遍性、絆を体現した。ライブ映像は、表参道で11月17日まで開催のポップアップイベントで上映予定。

坂本美雨、森山直太朗、原摩利彦

オープニングでは坂本美雨、森山直太朗、原摩利彦がトリオを組んだ。坂本龍一が美雨のために制作した楽曲「The Other Side of Love」や、森山直太朗の「さもありなん」、「生きてることが辛いなら」を原摩利彦のピアノにのせて披露した。坂本美雨は、「100年という年月、愛されてきたトリニティ。ジュエリーと同じく、歌もまた、世代を超えて受け継がれていくものです。 この大切な夜に、親の世代から音楽のギフトを受け取って育ってきた、深いつながりを感じる仲間と共に奏でることができるのはとても幸せです」とコメントした。

Awich、DJ U-LEE、Satoshi Hironaka

Awichは、「トリニティ100周年ということで、ラッパーである私が何を表現出来るか、を考えた時に、まだヒップホップ自体が誕生して50年なのですが、今後100年先も続いていくであろう、ずっと受け継がれていくヒップホップのクラシックな要素、歴史を感じられるような表現をしたいと思いました。今回パフォーマンスするのは、私がいま取り組んでいる未発表の新曲です。DJとドラムというシンプルな構成でラップしたいと考えました」とコメントし、DJ U-LEE(ユーリー)、Satoshi Hironaka(サトシヒロナカ)と共にラップを披露した。

常田大希、常田俊太郎、宮川純

フィナーレには、常田大希、常田俊太郎、宮川純が、“トリニティ”100周年のために書き下ろしたチェロ組曲「祝祭」を披露。常田大希は、「人生100 年時代と言われるここ日本における人、一生涯の年月。母胎の中で心臓が鼓動を始める瞬間“生”。人生という名の長き旅を終える瞬間“死”。これらをテーマにチェロ組曲『祝祭』を書き上げました」とコメントした。

さらに、映画監督の寒竹ゆりが制作したショートフィルム「A Tiny Story for TRINITY LES POCHES」も初公開した。100 年前と現代を “トリニティ” がつなぐというストーリーで、森七菜を主演に、劇伴音楽を原摩利彦、劇中歌を坂本美雨が手掛けた。また、コレオグラファーとしてダンサーのアオイヤマダが参加した。

イベント概要

◾️“トリニティ 100” ポップアップ

日程:10月31日〜11月17日
時間:平日 12:00〜19:00/土日祝 11:00〜19:00(最終入場18:30)
場所:表参道交差点
住所:東京都港区南青山5-1-1
入場料:無料

The post 【スナップ】「カルティエ」のパーティーに玉森裕太、井川遥、綾野剛らが来場 “トリニティ”の誕生100周年を祝う appeared first on WWDJAPAN.

「アトモス」が25周年を前に原点の原宿店をリニューアル 年内に広島、京都も改装

スニーカーショップの「アトモス(ATMOS)」は10月末、原宿店をリニューアルオープンした。2000年に、当時“裏原宿”と呼ばれたエリアに開業した店舗が「アトモス」の1号店。来年25周年を迎えるのを前に、今回のリニューアルではオリジナル店舗をオマージュした内装に仕上げた。年内に、広島、京都の店舗もリニューアル予定といい、「この1〜2年で既存全店のリニューアルを進めている」と、小島奉文アトモス クリエイティブ・ディレクターは話す。

原宿店は1フロアで、売り場面積は約66平方メートル。オリジナル店舗が壁に55個のボックスを設けて、スニーカーをアートのように展示していたことに着想し、リニューアルで両サイドの壁に165個のボックスを設けた。限定品を含め、「ナイキ(NIKE)」「アディダス(ADIDAS)」「サロモン(SALOMON)」「アシックス(ASICS)」「ニューバランス(NEW BALANCE)」などのスニーカーが並ぶ。

店舗中央のラックにはオリジナルを含むアパレルアイテムも陳列。店舗名のロゴをプリントしたオリジナルTシャツ(5500円)は、「ECで販売していないため、ショップを訪れた際のお土産感覚でよく売れている」。

「購入体験の向上目指す」

9月13〜16日に、「アトモス」が「アディダス」と組んで原宿のキャットストリートで行ったイベント「アディダス コン バイ アトモス」は「累計で1万人以上の来場があった」という。「コロナが明けて、お客さまは(ECなどで単に商品を買うというのではなく)購入体験を強く求めるようになっている。それに合わせ、店舗の見直しを進めている」。例えば、年内にリニューアル予定の京都店では、京都ならではの素材を内装に取り入れる。店舗ごとに異なるストアコンセプトを導入し、訪日客を含め、東京、大阪、京都などと複数店舗を訪れてもそれぞれ楽しめるようにする。現在の国内店舗数はメンズ業態が21、ウィメンズ業態が7。

原宿店の客層は現在、韓国、中国、タイ、フィリピンなどを中心に約4割を訪日客が占めるという。現在、「アトモス」として東南アジアに11店舗を構えており、「12店舗目の出店も計画中。日本から世界を目指す」と小島ディレクター。アトモスは21年に米フットロッカーに買収され、フットロッカー アトモス ジャパンとなった。「アトモス」として北米に出店していた店舗やECは昨年閉鎖済みで、日本と東南アジア地域をアトモスが担い、フットロッカーとグローバルですみ分けていくという。

The post 「アトモス」が25周年を前に原点の原宿店をリニューアル 年内に広島、京都も改装 appeared first on WWDJAPAN.

「アトモス」が25周年を前に原点の原宿店をリニューアル 年内に広島、京都も改装

スニーカーショップの「アトモス(ATMOS)」は10月末、原宿店をリニューアルオープンした。2000年に、当時“裏原宿”と呼ばれたエリアに開業した店舗が「アトモス」の1号店。来年25周年を迎えるのを前に、今回のリニューアルではオリジナル店舗をオマージュした内装に仕上げた。年内に、広島、京都の店舗もリニューアル予定といい、「この1〜2年で既存全店のリニューアルを進めている」と、小島奉文アトモス クリエイティブ・ディレクターは話す。

原宿店は1フロアで、売り場面積は約66平方メートル。オリジナル店舗が壁に55個のボックスを設けて、スニーカーをアートのように展示していたことに着想し、リニューアルで両サイドの壁に165個のボックスを設けた。限定品を含め、「ナイキ(NIKE)」「アディダス(ADIDAS)」「サロモン(SALOMON)」「アシックス(ASICS)」「ニューバランス(NEW BALANCE)」などのスニーカーが並ぶ。

店舗中央のラックにはオリジナルを含むアパレルアイテムも陳列。店舗名のロゴをプリントしたオリジナルTシャツ(5500円)は、「ECで販売していないため、ショップを訪れた際のお土産感覚でよく売れている」。

「購入体験の向上目指す」

9月13〜16日に、「アトモス」が「アディダス」と組んで原宿のキャットストリートで行ったイベント「アディダス コン バイ アトモス」は「累計で1万人以上の来場があった」という。「コロナが明けて、お客さまは(ECなどで単に商品を買うというのではなく)購入体験を強く求めるようになっている。それに合わせ、店舗の見直しを進めている」。例えば、年内にリニューアル予定の京都店では、京都ならではの素材を内装に取り入れる。店舗ごとに異なるストアコンセプトを導入し、訪日客を含め、東京、大阪、京都などと複数店舗を訪れてもそれぞれ楽しめるようにする。現在の国内店舗数はメンズ業態が21、ウィメンズ業態が7。

原宿店の客層は現在、韓国、中国、タイ、フィリピンなどを中心に約4割を訪日客が占めるという。現在、「アトモス」として東南アジアに11店舗を構えており、「12店舗目の出店も計画中。日本から世界を目指す」と小島ディレクター。アトモスは21年に米フットロッカーに買収され、フットロッカー アトモス ジャパンとなった。「アトモス」として北米に出店していた店舗やECは昨年閉鎖済みで、日本と東南アジア地域をアトモスが担い、フットロッカーとグローバルですみ分けていくという。

The post 「アトモス」が25周年を前に原点の原宿店をリニューアル 年内に広島、京都も改装 appeared first on WWDJAPAN.

キム・カーダシアンやチャーリー・XCXらが来場 LACMA「アート+フィルム ガラ 2024」会場スナップ

ロサンゼルス・カウンティ美術館(Los Angeles County Museum of Art以下、LACMA)は11月2日、「グッチ(GUCCI)」がスポンサーを務める「アート+フィルム ガラ(ART+FILM GALA)2024」を開催した。 LACMAの運営資金の調達などを目的とするこのチャリティーイベントには、アート、映画、ファッション、エンターテインメント業界から多くのスターが参加する。

今年度はキム・カーダシアン(Kim Kardashian)、トロイ・シヴァン(Troye Sivan)、クロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)、ブレイク・ライブリー(Blake Lively)らが駆け付けたほか、チャーリー・XCX(Charli XCX)がパフォーマンスを行った。また、「グッチ」はサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)=クリエイティブ・ディレクターによるイブニングウエアのセカンドコレクション、「グッチ ノッテ(GUCCI NOTTE)」を披露した。ここでは、イベントに参加したセレブのルックをまとめて紹介する。

The post キム・カーダシアンやチャーリー・XCXらが来場 LACMA「アート+フィルム ガラ 2024」会場スナップ appeared first on WWDJAPAN.

資生堂も香水の“ウルトラ・プレミアム”マーケットに進出 「ナルシソ ロドリゲス」で

資生堂は12月4日、輸入・販売する「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」から、既存品よりも高額な“ムスクコレクション”を発売する。銀座本店で発売する6種の“ムスクコレクション”は、いずれも100mLで3万3880円。同ブランドの既存品は、例えば“ナルシソ ロドリゲス フォーハー オードトワレ”だと100mLで1万7710円。ブランド史上、「最も高貴な素材と最高のクラフツマンシップを駆使し、深遠な官能性とピュアなラグジュアリー感を表現する」という香水で、昨今フレグランス市場で活況を呈している、3万〜4万円台の“ウルトラ・プレミアム”マーケットの開拓に乗り出す格好だ。100mLのオードパルファムだと3万円台という“ウルトラ・プレミアム”な価格帯の商材も揃える「セルジュ・ルタンス(SERGE LUTENS)」や、プレステージスキンケアブランド「ザ・ギンザ(THE GINZA)」などを手掛ける直営店ブランドマーケティング部が手掛ける。

「ナルシソ ロドリゲス」の全ての香水に共通というムスクに、アンバーやローズ、サンダルウッド、ウード、パチョリ、そしてジャスミンというの香りをブレンドした“ムスクコレクション”は、三越伊勢丹が開催した香りの祭典「サロン ド パルファン」で10月に先行販売し、一定の感触を得たという。「ナルシソ ロドリゲス」は、同名のデザイナーが97年に設立。2000年代にはニューヨークでコレクションを発表した。昨年は、「ザラ(ZARA)」とコラボレーション(日本は未展開)。03年にスタートした香水は現在世界100以上の国や地域で販売され、“ナルシソ ロドリゲス フォーハー”は、イタリアでナンバーワン、ドイツやスペインでもトップ5に迫るなど、現在も人気を維持している。

資生堂は現在、「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」などのフレグランスを手掛けるほか、直近では「マックスマーラ(MAX MARA)」とフレグランスに関する独占ライセンス契約を締結。同じくファッションブランドとビューティに関するライセンス契約を締結して、まずはフレグランスから市場を開拓するロレアル(「プラダ(PRADA)」や「ミュウミュウ(MIU MIU)」)やプーチ(「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)や「ラバンヌ(RABANNE)」)、コティ(「グッチ(GUCCI)」や「マルニ(MARNI)」)などに追随する。

The post 資生堂も香水の“ウルトラ・プレミアム”マーケットに進出 「ナルシソ ロドリゲス」で appeared first on WWDJAPAN.

豪エシカル評価機関の国際基準ツール「グッドメジャーズ」が国内で利用開始に

 アップデーターはこのほど、世界最大級のエシカル評価機関である豪グッドオンユー(Good On You)が開発した「グッドメジャーズ(Good Measures)」を、国内ファッションブランド向けに提供開始した。

「グッドメジャーズ」は世界で224ブランドが導入するサステナブル経営のためのガイドツール。参加する各社は専用サイトにアクセスができ、自社のパフォーマンスやスコアリングとその詳細を確認できる。評価は「グッドオンユー」の専門アナリストチームが行う。また、各項目において対応したものがあれば本サイト内でエビデンス資料とともに提出し、再度評価を受けることが可能。評価は自社が展開するウェブサイト「シフトシー(Shift C)」内で掲載する。

アップデーターは2023年にグッドオンユーとの連携を発表。24年6月から国内ブランドを対象にトライアルを実施してきた。トライアルで得られたフィードバックからニーズや課題をもとに、国内では3つの独自プランを展開する。

「グッドメジャーズ」の導入により、参加企業が持続可能な経営のための自社目標やターゲット設定を容易にすることや、透明性の向上、それによる消費者からの信頼度の向上、従業員のエンゲージメントの維持向上などを目指す。

The post 豪エシカル評価機関の国際基準ツール「グッドメジャーズ」が国内で利用開始に appeared first on WWDJAPAN.

「グッチ」がイブニングウエアのセカンドコレクションを発表 LACMA「アート+フィルム ガラ 2024」にて

「グッチ(GUCCI)」は11月2日、ロサンゼルス・カウンティ美術館(Los Angeles County Museum of Art以下、LACMA)が開催した「アート+フィルム ガラ(ART+FILM GALA)2024」にて、サバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)=クリエイティブ・ディレクターによるイブニングウエアのセカンドコレクション、「グッチ ノッテ(GUCCI NOTTE)」を発表した。

ウィメンズは12ルック、メンズは4ルックから成る同コレクションは“ハリウッド”を着想源としており、ウィメンズのドレスは構築的なテーラードカットに繊細なレースや刺しゅう、羽根飾りやビーズをあしらい、華やかなレディーらしさを表現。メンズのタキシードは、しっかりとしたショルダーラインやオーバーサイズのラペルで力強さを演出しつつ、リラックスしたムードに仕上げている。

デ・サルノ=クリエイティブ・ディレクターは、「今回のコレクションは、ハリウッドのタイムレスな魅力にオマージュを捧げている。華やかな装飾や複雑で繊細なディテールにこだわり、『グッチ』ならではの熟練の技で、時を超えたエレガンスを表現した」と語った。

「アート+フィルム ガラ」イベントとは

「グッチ」は、LACMAの運営資金の調達などを目的とするチャリティーイベント、「アート+フィルム ガラ」のスポンサーを13年にわたって務めている。毎年、アート、映画、ファッション、エンターテインメント業界から多くのスターが参加しており、今回はキム・カーダシアン(Kim Kardashian)、トロイ・シヴァン(Troye Sivan)、クロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)らが駆け付けたほか、チャーリー・XCX(Charli XCX)がパフォーマンスを行った。

The post 「グッチ」がイブニングウエアのセカンドコレクションを発表 LACMA「アート+フィルム ガラ 2024」にて appeared first on WWDJAPAN.

「アメリ」が10周年記念コラボを1年間通して実施 11月は「N.ハリウッド」と「タビオ」

黒石奈央子がディレクターを務める「アメリ(AMERI)」はブランド10周年を記念して、11月から1年かけて約15のコラボレーションを実施する。11月は、メンズブランド「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」の別注アイテムと「タビオ(TABIO)」とのコラボレーションタイツを発売する。

“N.ハリウッド コンパイル”別注アイテム

コラボ第1弾となる「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」のアナザーライン“N.ハリウッド コンパイル(N.HOOLYWOOD COMPILE)”の別注アイテムを11月15日に発売する。

別注アイテムは、中綿入りのコート、フェイクレザージャケット、ニット、カーディガン、シャツ、パンツなどユニセックスで着用できる全7型を展開。生地、柄、カラーは「アメリ」オリジナルで製作した。特に、中綿入りコート、ニットは「アメリ」でこれまで人気だった柄を大胆にあしらい、他にはない特別感のあるアイテムに仕上げた。全てのアイテムに両ブランドロゴをあしらったオリジナルネームタグが付き、メンズパターンを生かしたゆるいシルエットが、程よい抜け感を演出してくれる。

「タビオ」コラボタイツ

コラボ第2弾となる「タビオ」との“コラボタイツ”(3630円)は11月29日に発売する。宇宙空間をイメージした柄と、“アメリ アンドレス(AMERI UNDRESSED)”のコンセプトである“MAGNITIQUE(マニティーク)”の文字を内側に施し、目を惹くデザインに仕上げている。文字のデザインを楽しむためにも、ミニボトムスと合わせて履くのがおすすめだという。

ブラックチュールコレクション

また、11月7日から「アメリ」の“ブラックチュールコレクション(Black Tulle Collection)”の先行予約を開始する。同コレクションは、ブラックチュールで仕上げた、トップス、スカート、ドレスなど全6型を展開。トップス×ドレスなど、アイテムの組み合わせ次第で幅広いスタイリングが可能。カジュアルなアイテムと合わせてデイリーシーンにも使用できる。先行予約については、ウェブストアでは11月7日12:00~11日13:00、代官山店では7日と8日、新宿店と心斎橋店では9~11日、名古屋店・大阪店では11月15~17日に行う。

The post 「アメリ」が10周年記念コラボを1年間通して実施 11月は「N.ハリウッド」と「タビオ」 appeared first on WWDJAPAN.

「雪肌精」グローバルブランドミューズにNumber_iが就任 3人そろって初の発表会に登壇

コーセーのスキンケアブランド「雪肌精(SEKKISEI)」は11月5日、グローバルブランドミューズにNumber_i(ナンバーアイ)を起用したことを発表した。同日、都内で就任発表会を行い、本人らが登場。メンバー3人そろっての発表会登壇は今回が初で、就任への思いやスキンケアのこだわりについてトークした。

神宮寺勇太はブランドについて「『雪肌精』は誰もが知っている、まさに日本を誇るスキンケアブランドですので、今回の就任をとてもうれしく、またワクワクしています。ミューズとして、これから世界に日本のスキンケアクオリティーのすごさを広めていきたいと思っています」とコメントした。

今回のCMのテーマは「i Bright.」で、“薬用雪肌精 ブライトニング エッセンス ローション“【医薬部外品】(200mL、3850円/350mL、5940円※編集部調べ)を訴求する。同商品について平野紫耀は、「使い心地が良くて、僕に足りていないものを全て埋めてくれる感じがします。化粧水を塗った後って、肌の表面に水分が残っている感じがあったんですけど、これは肌にスイスイ浸透していくんです。透明感がアップし、内側から潤っているような肌になります。ベタベタするテクスチャーは嫌で……」と話すと、「ベタベタにはちょっとうるさい人間なんですけど、このアイテムと出合ってから『これか!』となりました。さらっとしているのに、潤いを保つみたいな。これはすごいです」と続けてアピールした。

日々のスキンケアについてもトーク。岸は普段からめんどくさがり屋だそうで、「スキンケアをやるようになって、心が輝いてきたような、覇気が出てきたような気がします。最近は逆に、朝しないと気持ち悪いくらいルーティンの一つになってきました」と述べた。対して、神宮寺と平野はしっかりとスキンケアをするそうで、平野は「乾燥肌なので、すっごい滑らかなアスファルトくらいカサカサになります。スキンケアはオールシーズン欠かせないです」と話した。

最後に、「雪肌精」と共にどんな肌を目指したいかと聞かれると、「ゆくゆくは照明いらずの肌を目指し、『雪肌精』と共に輝いていきたいです」(平野)、「最後には透明になって、見えなくなってしまうくらいの透き通った肌を目指していきたいです」(神宮寺)、「もっちりとぷるんとした肌です。どの角度から見られても、撮られても、『もちもちだね』『プルプルだね』と言われるような肌を目指していきたいです」(岸)とそれぞれコメントし、発表会を締め括った。

The post 「雪肌精」グローバルブランドミューズにNumber_iが就任 3人そろって初の発表会に登壇 appeared first on WWDJAPAN.

エスティ ローダーは通気見通しを撤回して株価は20%下落 トップ人事と中国やトラベルリテールの不調を踏まえて

エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES以下、ELC)はこのほど、アジアでの苦戦による2025年度第1四半期の売上不振を踏まえ、通期決算の見通しを撤回、配当を66セント(約100円)から35セント(約53円)へとほぼ半減させた。これにより株価は20.89%下落し、68.94ドル(約1万478円)となった。

年末まで最高経営責任者(CEO)を務めるファブリツィオ・フリーダ(Fabrizio Freda)は、「中国事業とアジアのトラベルリテールは当面、強い落ち込みが続くと予想している。中国事業とアジアのトラベルリテールにおける市場の安定と回復の時期を予測することが特に困難であることを含む業界の複雑な状況や、CEOの交代を踏まえ、25年度の通期見通しを撤回する」と述べる。

相次ぐ人事異動

13年間ELCに勤め、25年1月1日付で次期CEOに就任するステファン・ド・ラ・ファヴリー(Stephane de La Faverie)現エグゼクティブ・グループ・プレジデントについて、米投資会社ジェフリーズ(JEFFERIES)のアシュリー・ヘルガンズ(Ashley Helgans)=アナリストは強力な経歴を強調する一方で、「CEOと最高財務責任者(CFO)の両方を社内候補者から選ぶことは、新任者が事業の軌道を改善するのに十分な思い切った戦略的変更を行わないかもしれない懸念を与える」と話す。

既報の通り、アキル・スリヴァスタヴァ(Akhil Shrivastava)は11月1日付でエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CFOに就任し、トレイシー・トーマス・トラヴィス(Tracey Thomas Travis)の後を引き継いだ。スリヴァスタヴァは15年にELCに入社して以来、財務の要職を歴任。直近では、シニア・バイスプレジデント兼経理・財務担当者を務めていた。

米投資銀行TDコーウェン(TD COWEN)のオリバー・チェン(Oliver Chen)は、「CEOの内部昇格は、組織が人員削減を行う中で、より安定性と継続性をもたらす可能性がある。『エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)』や『ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)』『ル ラボ(LE LABO)』などのブランドを統括してきたラ・ファヴリー氏のスキンケアとフレグランスカテゴリーに関する専門知識は、同カテゴリーの成長を加速させるのに役立つだろう」と述べる。

アナリストとの電話会見でフリーダ現CEOは、「取締役会が最終的に社内から後継者を選んだことは、個人的には非常に喜ばしいことだ。社内候補者の方が、重要な変更を素早く行うのに適している」と強調。「新しいリーダーはまた、世界の大きなトレンドの変化に対して、どのようにリソースを配分していくかを理解する能力も持つべきだ。私たちは、市場において強く選ばれる理由があるブランド群の構築を目指しているが、そのためには緊迫感やスピード、勇気を持って行動する人材が不可欠だ」と述べる。

9月30日に終了した、同社の25年度第1四半期の売上高は、前年比4%減の33億6000万ドル(約5107億2000万円)となり、アナリストらの予想33億7000万ドル(約5122億4000万円)を下回った。同社は、中国の消費者心理の悪化が中国本土におけるプレステージビューティ全体のさらなる軟化を招いたことや、アジアのトラベルリテールと香港におけるコンバージョン率の低さを指摘。また、アジアのトラベルリテールにより、同地域の売上高は11%減少した。情報筋によると最大の問題の一つは、ELCが以前から“代購”(中国の消費者が海外で商品を安く購入し、中国で安く販売すること)に依存していたことにあるようだ。

ライバル、ロレアルの商況

ライバルのロレアル(L’OREAL)も中国の景気減速の影響を受けたが、第3四半期の売上高は前年比2.8%増の102億9000万ユーロ(約1兆6978億5000万円)だった。さらにリュクス事業本部の売上高は、北アジアが最も比重を占める部門であるにもかかわらず、前年同期比5.8%増加した。

ELCは、第1四半期に1億5600万ドル(約237億1200万円)の損失を計上した(前年同期の純利益は3100万ドル=約47億1200万円)。主な原因は、同社の化粧品ががんを引き起こしたと主張する、タルク関連訴訟の和解契約に関わる費用1億5900万ドル(約241億6800万円)だ。これは、原告の法律事務所から今後請求されうる費用を含む。また、利益回復を目指した成長計画の一環であるリストラの関連費用も反映された。

2025年度第1四半期の売上高の内訳

第1四半期の売上高の内訳は、「ラ・メール(LA MER)」と「エスティ ローダー」が2ケタ減となったことで、事業の大部分を占めるスキンケアの売上高が8%減少。「M・A・C」と「トゥー フェイスド(TOO FACED)」がけん引したメイクアップは、2%の減少にとどまった。フレグランスは、世界的なトラベルリテール事業の苦戦により1%減少したが、APAC地域とEMEA市場全体の成長により一部相殺された。その中で、「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」の売上高は、北米における小売店の軟調や、世界的なトラベルリテール事業の課題を反映して、1ケタ台後半の成長となった。ヘアケアの売上高は6%減少し、特に「アヴェダ(AVEDA)」は出荷のタイミングと北米のサロンチャネルの継続的な軟化の影響で苦戦を強いられた。総合証券会社・投資銀行スタイフェル(STIFEL)のマーク・アストラチャン(Mark Astrachan)=アナリストは、「カテゴリー別に見ると、ELCの売上高は全てのセグメントで減少しており、シェアの低下が広がっている。この業績と見通しの甘さは、次期経営陣が業績を改善するためにかなりの労力と時間が必要なことを示唆している。同社の株は低迷を極めるとみている」と話した。

The post エスティ ローダーは通気見通しを撤回して株価は20%下落 トップ人事と中国やトラベルリテールの不調を踏まえて appeared first on WWDJAPAN.

【2024年クリスマスコフレ】「ディオール」の“メゾン クリスチャン ディオール”から限定キャンドルやアドベントカレンダーが登場

「ディオール(DIOR)」は11月1日、“メゾン クリスチャン ディオール”からゴールドの輝きに満ちた限定アイテム(全3品、1万5070円〜52万4700円)を発売した。公式ECと一部店舗で取り扱う。

“ボア デ レーヴ キャンドル”(1万5070円)の香りは、フランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian)ディオール パフューム クリエイションディレクターがホリデーシーズンのために調香した。ヴェルサイユ宮殿の最盛期には、無数の大広間を温めるために1300の暖炉に火が灯されたという。宮殿の周りに植えられた樹木から着想を得て、エレガントで心地良いウッドの香りに仕上げた。宮殿に隣接する森に生えるチェストナット(栗)やリンデン(シナノキ)、メープル(楓)などを想起させる。陶器製のキャンドル容器には、伊現代アーティストのピエトロ・ルッフォ(Pietro Ruffo)がデザインしたゴールドのパターンを描いた。パッケージにも、ヴェルサイユ宮殿のフランス式庭園にオマージュを捧げる、百合の紋章にちなんだ模様を飾った。

また、フランスの陶磁器ブランド「ベルナルド(BERNARDAUD)」と再びコラボレーションし、3つのキャンドルホルダー“リトファニー”を制作した。“アート オブ リビング セット”(6万2700円)には、リトファニー3種と“ボア デ レーヴ キャンドル”(20g)3個が付属する。透き通るように白いリトファニーはカリオンや石英などを原料に用い、高温の窯の中で丁寧に焼き上げ、一つずつ手作業で彫刻を施した。一つはヴェルサイユ宮殿の門にデザインされた太陽王のモチーフや時計の文字盤、庭園の大理石の床模様が着想源。そのほかは、パリの「ディオール」本店30モンテーニュと、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)が愛した自邸ラ コル ノワール城をデザインした。キャンドルに火を灯すと、リトファニー(陶磁器)の繊細な彫刻が浮かび上がり、幻想的に揺らめく光を演出する。

“アドヴェント カレンダー”(52万4700円)は、世界120個限定で発売する。職人が手作業で仕立てた木製のトランクはパリ・モンテーニュ通り30番地にある本店の佇まいを体現。トワル デュ マレの生地で覆い、ルッフォがデザインした限定パターンをゴールドで箔押しした。“ボア デ レーヴ キャンドル”や、2024年ホリデー限定デザインのリトファニーのほか、太陽と三日月を重ね合わせ、花々を散りばめて四季を描いたシルクツイルのミッツァスカーフなどを詰め込んだ。日本では、ハウス オブ ディオール ビューティー 表参道とハウス オブ ディオール ビューティー 銀座、ディオール ビューティ シブヤと公式ECで取り扱う。

“メゾン クリスチャン ディオール”取り扱い店舗


ハウス オブ ディオール ビューティー 表参道
ハウス オブ ディオール ビューティー 銀座
ディオール ビューティ シブヤ
仙台藤崎
伊勢丹新宿本店
高島屋日本橋店
そごう横浜店
ジェイアール京都伊勢丹
ディオール ビューティ うめだ阪急
大丸心斎橋店
高島屋大阪店
神戸阪急

The post 【2024年クリスマスコフレ】「ディオール」の“メゾン クリスチャン ディオール”から限定キャンドルやアドベントカレンダーが登場 appeared first on WWDJAPAN.

「ターク」で日本の美に触れ、「グッチ」で緊張の司会、優秀な高校生と出会う【向千鶴サステナDが行く】

向千鶴「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクターが取材を通じて出会った人、見つけた面白いことなどを日記形式でお届けします。秋はファッションイベントが多いから新しい出会いが目白押し。ファッション×サステナビリティに取り組む人はハートがアツい人が多くてエキサイティングです。

「ターク」は三島由紀夫が着たらきっと似合っただろう

「TOKYO FASHION AWARD」10周年記念イベント(9/7)

若手ファッションデザイナー支援、「TOKYO FASHION AWARD」10周年を記念するイベントで、2017年の受賞者である「ターク(TAAKK)」の森川拓野さんに公開インタビューをしました。準備のために過去のコレクションを全部見るなかで、特に惹かれたのがコロナ下のパリメンズで映像形式で発表した2022年春夏コレクションです。コットンからウールへとグラデーションで変化してゆくジャケットなどが力強く美しく、勝手ながら三島由紀夫が着たら似合っただろうなと夢想します。

デザイナーの仕事の進め方はそれぞれ。「森川さんの場合」はその映像内で明快に語られています。「偶然を必然にするってさ、モノづくりの一つの真理じゃん。それを自然はいとも簡単になしとげちゃうし、上空から見た地表とか海岸線とか、めっちゃきれいじゃん」。いい言葉ですね。具体的には機屋さんの資料室などで「原石」を見つけて、それをデザインへと展開してゆくそうです。「服の根本の生地に誰よりもストイックに向き合うことにした。そしたらまだ残されている可能性を見つけた」の言葉が実践されています。

森川さんは「日本の産地や技術を盛り上げる」みたいな表現は使いません。大義ありきではないのです。だけど結果的に実践していることはそれ、です。尾州や桐生の技術という「原石」が「美しい」ジャケットとなり世界へ出ていっているのですから。「ターク」を見て三島由紀夫を連想したのは、そのファブリックやパターンに向き合うストイックや美意識にしなやかな強さを見たからだと思います。

ちなみに、私が着ている地球Tシャツも「ターク」で、「AGAINST PSEUDO SUSTAINABILITY」って書いてあります(PSEUDOは疑似とか、偽物といった意味)。攻めてますね。「地球の柄を着ている人はポイ捨てしないでしょ」とのことで、はい、そうです!

スーパー高校生と出会い、井之頭公園で話を聞く

福代美乃里「やさしいせいふく」代表インタビュー(9/13)

凄い19歳に出会いました。日本版グレタ・トゥーンベリさんとでも言いましょうか。大人が作り出した現状に素直に疑問を投げかけ、行動を起こしている高校3年生の福代美乃里さんです。東京で学生団体「やさしいせいふく」の代表を務めています。この日は活動エリアである吉祥寺の井之頭公園に団体の制服でもあるオーガニックコットンのTシャツを着て、来てくれました。彼女は仲間とともにインドのオーガニックコットン畑を訪ねたばかりでその話を聞き取りました。詳しくはぜひこの記事の下にある関連記事からお読みください。その行動力に圧倒されると思います。

福代さんは中学3年生のときに先生から薦められた映画「ザ・トゥルー・コスト」を見て、自分たちが着ている服が環境汚染や児童労働から成り立っているかもしれないことを知り、ショックを受けたそう。ファッションが大好きだけど、しばらく服を買うことができなくなったと言います。

日本の若い世代が環境問題に向き合うきっかけは、「罪悪感」であることが多い気がします。この世界を作り出した大人を非難する以前に、自分たち自身がその世界の一部であり、環境や労働環境へのネガティブなインパクトに加担していると考えて内省する。福代さんのようにそれを言葉にする人は少数派で、無自覚のうちにその感情を胸にしまっている若者が多いのではないでしょうか。そうだとしたらやはり大人の責任は大きい。彼らに罪悪感なくファッションを楽しんでもらえる世界を作りたいです。

サバトの「グッチ」を着てトム・フォードからの系譜を体感

展覧会「Gucci Cosmos」のプレスカンファレンス(9/30)

「グッチ」と京都市の共催による展覧会「Gucci Cosmos」のプレスカンファレンスでモデレーターの大役をもらい、イタリアのファッション研究家であり評論家のマリア・ルイーザ・フリーザさんたちと話しました。マリア・ルイーザのキュレーションの特徴は雑誌的。説明的ではないのに会場を歩くうちに「グッチ」というブランドが大切にしていること、ひいてはイタリアやデザインそのものの奥深さに気づかされます。

「グッチ」の取材はいつも濃厚です。2004年に初のミラノコレ取材でトム・フォード引退の「グッチ」に立ち会うという衝撃的で超絶ラッキーな経験をし、東日本大震災後にはフリーダ・ジャンニーニと東北を訪れ、アレッサンドロ・ミケーレのデビューコレクションでは新しい時代の扉が開く音を聞きました。それらの記憶を携えつつ、サバトによる最新コレクションを着ながら展示場を歩くと過去20年の流れが体の中に流れ込むようです。

何より、トム・フォード時代の「グッチ」のルックの横に並ぶサバト・デ・サルノによる最新ルックを見て、はっきりとした系譜と進化が見て取れたのが自分の中でも大きな収穫でした。そしてトム以前、1970年代のアーカイブが全デザイナーに影響を与えたことも明らか。突然変異のように見えたけど、アレッサンドロ・ミケーレの仕事もそれらの上に成立していたことが理解できてクリエイティブ・ディレクターの仕事って面白いな、と改めて思ったのでした。

壇上の話で特に面白かったのは、ブランド誕生物語です。1800年代後半に若き創業者グッチ・オ・グッチがロンドンのホテル、ザ・サヴォイでポーターとして働いたとき、そこで見た英国の旅行者たちのスタイルからインスパイアされたそう。クリエイティブ・ディレクターたちの登場よりずっと前から「社会を観察して製品に反映する」姿勢があったということです。だから展示されているものは言葉を持たないオブジェだけれど、雄弁に時代の美意識、人々の“欲望”を浮かび上がらせるのでしょう。

展示の説明にあった「見ること、見られることを楽しむ人生というパーティの主役になる」という言葉がとてもイタリア的。本当にイタリアが好きだな~。

展覧会は京都市京セラ美術館12月1日まで開催しています。

播州で活躍するニューリーダーとの出会い

東播染工のオリジナル「ジセツ」デビュー展示会(9/20)

最近、日本の産地の各方面から威勢のよい若手の声が届きます。播州産地の足立直人さんもそのひとり。自社からオリジナルブランドをデビューさせました。

兵庫県西脇市の東播染工は、日本唯一の染色・サイジング・織布・加工 . 加工まで一貫で行う播州織・先染め織物に特化したテキスタイルメーカーです。ギョーカイで仕事をしていると「トーバンさん」の名前はよく聞きます。ただし、「ジセツ」は、「ポジティブな無所属さ」を大切にしているそうで、いわゆるファクトリーブランドというより、作り手個人の意思や意図が伝わってきます。  

デザインを手がけた足立直人さんは大阪の上田安子服飾専門学校を卒業後、ブランドを立ち上げようと産地巡りをする中でその価値の高さを再認識すると同時に、テキスタイルとファッションの産業が分離している現実を知り、まずは業界の基礎を学ぶため大手アパレルでパタンナーとしてキャリア積んだそうです。2019年に営業として東播染工に入社し、優秀なテキスタイルデザイナーの存在もありブランド設立に至りました。

オフィシャルのブランド表記は小文字で「jisetsu」。「ji」は「時代、自分らしさ、産地」の3つの「ji」を意味しています。いずれもベーシックなデザインです。そして密度が高いけど粗野な表情、ドレスシャツの縫製でワークシャツなどツウがうなるこだわりが詰まっています。播州で毎日目にする農家さんの姿からヒントを得て「外で仕事をする人に似あうシャツ」をデザインするなど道具としての美しい服、といった印象です。

The post 「ターク」で日本の美に触れ、「グッチ」で緊張の司会、優秀な高校生と出会う【向千鶴サステナDが行く】 appeared first on WWDJAPAN.

ユニクロの「アニヤ・ハインドマーチ」コラボ再び 11月22日発売、“パフテック”も登場

「ユニクロ(UNIQLO)」は、昨年大ヒットし、異例の予約再販も行った「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」とのコラボレーションを今冬も販売する。11月22日に、ウィメンズ11型、キッズ4型を全国の店舗とECで発売する。

昨年も人気だった、「アニヤ・ハインドマーチ」らしい目のアイコンやパッチのディテールを取り入れたカシミヤやメリのニットバリエーションがそろう。加えて今季は「ユニクロ」が推している高機能中綿“パフテック”のブルゾン(ウィメンズ8990円、キッズ4990円)がラインアップに加わった。キッズでメリのセーターを販売するのは「ユニクロ」初。雑貨類も、カシミヤ100%のニット帽やアームウォーマー、“ヒートテック”素材のミトンなど豊富にそろえ、冬のギフトとしても打ち出す。

7サイズでメンズも着用可能

価格はウィメンズのニットが3990〜1万2900円、ソックス590円、雑貨1990〜3990円。キッズのニット2990円、ソックス790円、雑貨1990円。メンズ商品はないが、アウターやニットはウィメンズでXS〜3XLまでの7サイズを展開し、男女兼用として販売する。

コラボレーションに際し、アニヤ・ハインドマーチは「再び協業できることをとてもうれしく思う。『ユニクロ』の上質なニットやアウターウエアに、『アニヤ・ハインドマーチ』ならではの遊びを加えて再構築した」とコメントしている。

The post ユニクロの「アニヤ・ハインドマーチ」コラボ再び 11月22日発売、“パフテック”も登場 appeared first on WWDJAPAN.

ユニクロの「アニヤ・ハインドマーチ」コラボ再び 11月22日発売、“パフテック”も登場

「ユニクロ(UNIQLO)」は、昨年大ヒットし、異例の予約再販も行った「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」とのコラボレーションを今冬も販売する。11月22日に、ウィメンズ11型、キッズ4型を全国の店舗とECで発売する。

昨年も人気だった、「アニヤ・ハインドマーチ」らしい目のアイコンやパッチのディテールを取り入れたカシミヤやメリのニットバリエーションがそろう。加えて今季は「ユニクロ」が推している高機能中綿“パフテック”のブルゾン(ウィメンズ8990円、キッズ4990円)がラインアップに加わった。キッズでメリのセーターを販売するのは「ユニクロ」初。雑貨類も、カシミヤ100%のニット帽やアームウォーマー、“ヒートテック”素材のミトンなど豊富にそろえ、冬のギフトとしても打ち出す。

7サイズでメンズも着用可能

価格はウィメンズのニットが3990〜1万2900円、ソックス590円、雑貨1990〜3990円。キッズのニット2990円、ソックス790円、雑貨1990円。メンズ商品はないが、アウターやニットはウィメンズでXS〜3XLまでの7サイズを展開し、男女兼用として販売する。

コラボレーションに際し、アニヤ・ハインドマーチは「再び協業できることをとてもうれしく思う。『ユニクロ』の上質なニットやアウターウエアに、『アニヤ・ハインドマーチ』ならではの遊びを加えて再構築した」とコメントしている。

The post ユニクロの「アニヤ・ハインドマーチ」コラボ再び 11月22日発売、“パフテック”も登場 appeared first on WWDJAPAN.

「リファ」が華やかなホリデー限定キャンペーンを実施 銀座ではスペシャルイベントを開催

「リファ(ReFa)」は11月1日~12月29日、ギフトにぴったりなスペシャルキットの販売や、ホリデーの世界観を存分に体感できるスペシャルイベントを開催するウィンターキャンペーン「ReFa WONDERFUL DAYS Winter 2024」を実施する。

スペシャルイベントの開催期間は11月23~24日と、11月29日~12月1日の2回で、会場は東京・銀座の商業施設「ギンザ ジーキューブ(GINZA gCUBE)」で行う。会場内はホリデーらしいレッド一色で特別感を演出し、「リファ」のアイコニックなドライヤーを使うことで美しくなれる高揚感を花々で表現したフォトスポットや、水の中に入り込んだような不思議な感覚を楽しめるシャワーゾーンを設置。さまざまな体験型コンテンツを用意した。また、コンシェルジュゾーンでは、大切な人に送るギフト選びをコンシェルジュがサポート。さらに、JR名古屋高島屋や伊勢丹新宿本店、高島屋大阪店、ルクア イーレの4カ所のイベントスペースでも開催する。

キャンペーン期間中は、ギフトにおすすめのアイテムをセレクトしたキットを直営店やウェブサイトなどで販売し、ホリデーを華やかに彩る限定ギフトボックスやショップバッグを用意。プレゼント用だけでなく、自分へのご褒美としても最適だ。

▪️ReFa WONDERFUL DAYS Winter 2024 SPECIAL POP-UPイベント

東京・銀座
日程:11月23~24日、11月29日~12月1日
場所:GINZA gCUBE
住所:東京都中央区銀座7-9-15
時間:11:00~20:00 ※最終日は18時クローズ予定

愛知・名古屋
日程:11月20〜26日
場所:JR名古屋高島屋 1階イベントスペース
住所:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
時間:10:00~20:00

東京・新宿
日程:11月27日~12月3日
場所:伊勢丹新宿本店 1階イベントスペース
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
時間:10:00~20:00

大阪・梅田
日程:11月29日~12月5日
場所:ルクア イーレ 2階 イセタン アーバンマーケット/プロモーション1
住所:大阪府大阪市北区梅田3-1-3
時間:10:30~20:30

大阪・難波
日程:12月4日~10日
場所:高島屋大阪店 1階化粧品売場 特設コーナー
住所:大阪府大阪市中央区難波5-1−5
時間:10:00~20:00

問い合わせ先
リファ
0120-467-222

The post 「リファ」が華やかなホリデー限定キャンペーンを実施 銀座ではスペシャルイベントを開催 appeared first on WWDJAPAN.

「リファ」が華やかなホリデー限定キャンペーンを実施 銀座ではスペシャルイベントを開催

「リファ(ReFa)」は11月1日~12月29日、ギフトにぴったりなスペシャルキットの販売や、ホリデーの世界観を存分に体感できるスペシャルイベントを開催するウィンターキャンペーン「ReFa WONDERFUL DAYS Winter 2024」を実施する。

スペシャルイベントの開催期間は11月23~24日と、11月29日~12月1日の2回で、会場は東京・銀座の商業施設「ギンザ ジーキューブ(GINZA gCUBE)」で行う。会場内はホリデーらしいレッド一色で特別感を演出し、「リファ」のアイコニックなドライヤーを使うことで美しくなれる高揚感を花々で表現したフォトスポットや、水の中に入り込んだような不思議な感覚を楽しめるシャワーゾーンを設置。さまざまな体験型コンテンツを用意した。また、コンシェルジュゾーンでは、大切な人に送るギフト選びをコンシェルジュがサポート。さらに、JR名古屋高島屋や伊勢丹新宿本店、高島屋大阪店、ルクア イーレの4カ所のイベントスペースでも開催する。

キャンペーン期間中は、ギフトにおすすめのアイテムをセレクトしたキットを直営店やウェブサイトなどで販売し、ホリデーを華やかに彩る限定ギフトボックスやショップバッグを用意。プレゼント用だけでなく、自分へのご褒美としても最適だ。

▪️ReFa WONDERFUL DAYS Winter 2024 SPECIAL POP-UPイベント

東京・銀座
日程:11月23~24日、11月29日~12月1日
場所:GINZA gCUBE
住所:東京都中央区銀座7-9-15
時間:11:00~20:00 ※最終日は18時クローズ予定

愛知・名古屋
日程:11月20〜26日
場所:JR名古屋高島屋 1階イベントスペース
住所:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
時間:10:00~20:00

東京・新宿
日程:11月27日~12月3日
場所:伊勢丹新宿本店 1階イベントスペース
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
時間:10:00~20:00

大阪・梅田
日程:11月29日~12月5日
場所:ルクア イーレ 2階 イセタン アーバンマーケット/プロモーション1
住所:大阪府大阪市北区梅田3-1-3
時間:10:30~20:30

大阪・難波
日程:12月4日~10日
場所:高島屋大阪店 1階化粧品売場 特設コーナー
住所:大阪府大阪市中央区難波5-1−5
時間:10:00~20:00

問い合わせ先
リファ
0120-467-222

The post 「リファ」が華やかなホリデー限定キャンペーンを実施 銀座ではスペシャルイベントを開催 appeared first on WWDJAPAN.

「無印良品」のMUJIホテルに再生紙をアップサイクルしたコンセプトルームが登場

「無印良品」を展開する良品計画は、ムジホテルギンザ(MUJI HOTEL GINZA)の1室に、再生紙を活用し、素材の循環・再生を体現したコンセプトルーム“リ ペーパー ルーム(Re PAPER ROOM)”(1泊2名、4万4000円〜)をオープンする。11月1日から予約を受け付け、11月4日から宿泊を開始した。

“リ ペーパー ルーム”は、紙のリサイクル性、耐久性、軽さに着目、建材や家具としての可能性を見出し、再生紙をアップサイクルしたインテリアとアートを掛け合わせた。室内にはノートの端材を100パーセント使用した壁面ボードや、強化ダンボールのみで作成したベンチなどを設置した。

また、銀座の街から生まれた端材を活用し、オリジナルアップサイクルを実施。インテリアには、銀座老舗呉服店の着物の端材でつくったラグや、ジュエリーショップのアクリル什器(じゅうき)で作ったライトを取り入れた。宿泊者限定のアメニティーには、銀座米卸問屋の捨てられるはずだった米袋で作成したオリジナルバッグを用意する。

ほか、造形作家の古賀充によるダンボールとボードを合わせたオリジナルアート作品も展示する。アート作品は、宿泊者に限り数量限定で販売する。

“MUJIホテル”は、無印良品がプロデュースした部屋に滞在し、地域の食や文化を体験できるイベントやワークショップが楽しめる、地域文化のショーケースとなる場を提供している。

公式サイト

宿泊施設概要

◾️“リ ペーパー ルーム(Re PAPER ROOM)”

住所:東京都中央区銀座3-3-5
料金:1泊2名、4万4000円〜

The post 「無印良品」のMUJIホテルに再生紙をアップサイクルしたコンセプトルームが登場 appeared first on WWDJAPAN.

「リステア」が注目する韓国ブランドが渋谷パルコに集結

セレクトショップの「リステア(RESTIR)」は、気鋭の韓国ブランドを集めたポップアップイベントを渋谷パルコで11月12日まで開催中だ。柴田麻衣子クリエイティブ・ディレクターが注目する5つの韓国ブランドに加え、自社ブランドの「アイレネ(IRENE)」「ルシェルブルー(LE CIEL BLEU)」も並ぶ。

「リステア」が渋谷パルコでのポップアップを開催するのは今回初。柴田クリエイティブ・ディレクターは、「私たちはラグジュアリーセレクトとして知られてきたが、あらためて自分たちが面白いと思うアップカミングなブランドにフォーカスしたいと思った。常に進化し続けるエネルギー溢れるブランドを集めた」と開催意図を語る。

例えばリー・ヒュンミ(Lee Hyemee)が2015年に始めた「インク(EENK)」は、日常になじむモード服の提案が強み。韓国セレブやファッション、アート業界関係者から支持を集める。リーデザイナーは、ウィメンズウエアからメンズ、子ども服、アクセサリーまで多様な分野でキャリアを積んだ。「インク」で目指すのは、「価値のあるビンテージになる服を作ること」だ。

ポップアップに合わせ来日したリーデザイナーは、「私にとってアジアの女性に支持されることはとても大事。特に日本は、トレンドに流されやすい韓国に比べ、個性を大事にするファッション観があり、日本で認められることに意味がある。『リステア』とともに挑戦できることが心強い」とコメントした。

柴田クリエイティブ・ディレクターは、「日本には若年層向けの韓国ブランドは入ってきているが、ハイエンドな韓国ブランドの面白さはまだまだ知られていない。そういう韓国ファッションを求めている層を開拓したい」と話す。

2021年秋冬シーズンにデビューした「ボンボム(BONBOM)」は、柴田クリエイティブ・ディレクターがデビュー前から注目していたというデザイナーだ。1993年生まれのボンボムデザイナーは、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションでメンズウェアを専攻したのち、「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」でインターンを経験する。ジェンダーレスな感性でストリートカジュアルウェアの時代における、ドレスアップスタイルを追求する。最近ではBLACKPINK などK-P0Pの衣装にも抜擢され、存在感を高めている。

来日したボンボムデザイナーは「『リステア』は僕が初めて東京に来た時に訪れたお店。今こうして一緒に仕事ができていることがすごく誇らしい。今回のポップアップでは、まだブランドを知らない日本の若者たちにブランドを知ってほしい」と話した。

「アジアブランドとの連携を強める」

同イベントではそのほか、ロク・ファン(Rok Hwang)が手掛ける「ロク(ROKH)」、クォン・スンジンによるカジュアルウエアの「ヴェルソ(VERSO)」、ヘアアクセサリーの「ヘイップ(HEYP)」を取り扱う。

柴田ディレクターは2025年春夏から韓国ブランドの買い付けを強化。「今後、日本を含むアジアブランドとの連携を強め、『リステア』にしかできない施策に力を入れたい」と話す。

■RESTIR WOMENS DESIGNERS -work in progress- TOKYO x SEOUL

日程:10月30日〜11月12日
場所:渋谷パルコ 2階
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1

The post 「リステア」が注目する韓国ブランドが渋谷パルコに集結 appeared first on WWDJAPAN.

「オーディナリー」がアマゾンに公式ショップ開設 販路限定セットも用意

カナダ発のスキンケアブランド「オーディナリー(THE ORDINARY)」が、アマゾン(AMAZON)に公式ショップをオープンした。11月27日からアマゾン限定セットも販売する。「オーディナリー」は2016年に誕生し、今年5月に日本上陸を果たした。現在は楽天市場、アットコスメショッピング(@COSME SHOPPING)のほか、全国約20店舗のアットコスメストア(@COSME STORE)で取り扱っているが、さらなるオンラインでの販路拡大を目指し、アマゾンへの出店を決めた。

ベストセラー商品をセットに

アマゾンで限定販売する“オーディナリー ゴールデン コンプリートセット”(5610円)は、洗顔料“Sクレンザー”(50mL)、ヒアルロン酸成分がたっぷり入った美容液“HA2+B5フェイスセラム ”(30mL)、 ナイアシンアミドをキー成分とした美容液“N10+Z1フェイスセラム”(30mL)のほか、クリーム“NMF+HAフェイスモイスチャークリーム”(30mL)の現品4アイテムを組み合わせている。

The post 「オーディナリー」がアマゾンに公式ショップ開設 販路限定セットも用意 appeared first on WWDJAPAN.

「アシックス」から廃棄予定のシューズを原料に採用した新スニーカー 欧州で限定発売

「アシックス(ASICS)」は、デッドストックなど廃棄予定となったシューズを原料としたスニーカー“ネオカーブ(NEOCURVE)”を新たに開発、ヨーロッパ限定で発売した。価格は250ユーロ(約4万1250円)。

デザインは“スタジオ ヘーゲル”とコラボ
厚底のメタリック仕様に

スニーカー“ネオカーブ”は、資源投入量や消費量を抑え、ストックを有効活用しながら付加価値を生み出す“サーキュラーエコノミー”の実現を目指すもの。サンプル品や、自社規定に満たなかったものなどをリサイクルし、アッパーや靴底、ミッドソール、中敷きの一部として採用。シューズを再生した材料は、シューズ全体の約15%に使用、一般的な再生材料を含めた再生材料比率は全体で約25%となる。デザインは、オランダのデザインハウス“スタジオ ヘーゲル(STUDIO HAGEL)”とコラボ、2000年代初期のシューズのアーカイブを生まれ変わらせ、厚底のメタリックな仕様にまとめた。モデル名“NEOCURVE”は、新しい(NEO)生産方法であるサーキュラーエコノミーの実現に向けたシューズであり、既存のリニアエコノミーからの転換するポイント(CURVE)となる1足にしたいとの思いによる。またシューズの回収および解体、材料化、デザイン、製造、販売に至るまで、ヨーロッパ圏内で行い、二酸化炭素排出量削減も目指した。

アシックス社の村岡秀俊=サーキュラーエコノミー推進部部長は、「今回のプロジェクトは、捨ててしまうものから新しいものを作ることができるかというシンプルな疑問から始まった。『アシックス』では、最適化された生産、デジタルサンプル、製品の寄付プログラム、『ニンバスミライ(NIMBUS MIRAI)』の開発など、廃棄物を極力減らす取り組みに尽力しているが、一部の製品はお客さまに渡らないままになっている。『ニンバスミライ』の開発により、これらの製品に再び光を当てて第二の人生を与えることができる、ということが証明された。今後も、循環型モノづくりのために何ができるかを検討していきたいと思う」とコメントしている。

The post 「アシックス」から廃棄予定のシューズを原料に採用した新スニーカー 欧州で限定発売 appeared first on WWDJAPAN.

バリ島で東南アジアのアウトドア事情をパトロールしてきた:記者談話室vol.151

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

151回目となる今回の配信では、夏休みに訪れたインドネシア・バリ島で遭遇したアウトドアショップ「アイガー(EIGER)」を入り口に、東南アジアの中間層のポテンシャルの大きさに思いを馳せます。「インドネシア版『モンベル(MONT-BELL)』」などとも一部で評される「アイガー」、現地に行く機会があれば是非覗いてみてください。あなたも東南アジア経済の成長性をまざまざと実感するはず。今後はアジア各地から、こうした現地に根差したアウトドアブランドが続々と生まれてくるんでしょうね。こちらの記事もあわせて読むと理解が深まります!

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
Apple Podcast
Spotify

The post バリ島で東南アジアのアウトドア事情をパトロールしてきた:記者談話室vol.151 appeared first on WWDJAPAN.

おにぎりブームに『人類みな麺類』のunchiも参入 「関西おにぎり勢力図が面白くなってきたよ」

【記事のポイント】 ●ここ数年続くおにぎりブーム。多くは、東京・大塚の「ぼんご」のフォロワーやパクリ業態。そんな中、人気ラーメン店「人類みな麺類」のUNCHI社が「人類みなおむすび」を10月にオープン。ほか、地方B級グルメなおにぎり提供店も出てきている。ブームを支える層が分厚くなってきたので、まとめてご紹介したい。
Posted in 未分類

MLBワールドシリーズ“ファッション”のMVPは? 大谷翔平や山本由伸のセンスを米国在住スタイリストがチェック

現地時間10月25〜30日に開催されたメジャーリーグ・ベースボール(MLB)ワールドシリーズ。今年は大谷翔平投手や山本由伸投手が所属するロサンゼルス・ドジャースと名門ニューヨーク・ヤンキースの対戦とあって、日本列島も連日の熱戦に大いにわいた。

フィールド上の勝者はドジャース、そしてMVPは怒涛の勢いで本塁打を量産したフレディ・フリーマン野手だったが、ではスタジアムの“外”ではどうだろうか?シリーズ期間中は連日、MLBの公式Xやインスタグラムが、球場入りする私服姿の選手たちのパパラッチ写真を投稿。大谷投手や山本投手の姿も捉えられていた。ここではニューヨークを拠点に活動するスタイリスト、渡辺いつか氏を審査員に迎え、“ファッション部門”のMVPを勝手に決めてみた。

WWD:MLBワールドシリーズ、盛り上がりましたね。

渡辺いつか(以下、渡辺):ですね!

WWD:米国ではバスケットボールやアメフトに比べれば「野球人気はそれほどでもない」「大谷選手の知名度は全米に轟くほどではない」とも聞きます。実際のところはどうですか?

渡辺:最近の大谷選手の活躍ぶりは、米国人の皆が気になっていると思いますよ。私自身もヤンキースの本拠地であるNYに住んではいるものの、MLBを観始めたのは、大谷選手の活躍ぶりに注目が集まってからのことです。ちょっとミーハーですね(笑)。今回の審査も、私の地元・ニューヨークのヤンキースと大谷選手のドジャースということで、どちらも公平に審査したいと思います。

WWD:では早速本題へ。グラウンド上では敗れてしまったものの、まずヤンキースから1番のファッショニスタを選ぶとするならば?

渡辺:ジャズ・チザム選手です!

WWD:なるほど。少しコアなMLBファンでないと知らない方も多いかもしれませんが、いい選手ですよね。

渡辺:オールブラックのコーディネートがシンプルでありながら、ブリンブリンなジュエリー使いや「ゴヤール(GOYARD)」のボストンバッグの組み合わせが、ジャズ選手のキャラクターにぴったりマッチしていて、とても格好いいです 。

WWD:チザム選手といえば、“お祭り男”。ヤンキースが崖っぷちで迎えた第5戦では、ライトスタンドの上段に本塁打を叩き込んでナインを鼓舞し、「もしかすると、ここからヤンキースが逆転優勝もあるのでは?」と思わせられました。ファッションの方はかなりオーバーサイズなパンツに、個性的なデザインのサングラス。全体はモードな雰囲気でありながら、そこにポロシャツを持ってくるのが上級者ですね。

渡辺:個人的には、ニューヨークに戻った際のジャズ選手のスタイルも印象的でした。個性的なデザインジャケットを難なく着こなしている姿から、自分に似合うアイテムを良く理解しているのが伝わってきて、とてもすてきだと思いました。

WWD:では、逆にブービー賞は?

渡辺:フアン・ソト選手でしょうか。1戦目の入場の際のファッションが気になりました。

WWD:今季のレギュラーシーズンの本塁打は41本、OPS.989(チームの得点の貢献した打撃指標)と素晴らしい成績を残し、アーロン・ジャッジ選手とともにヤンキースの中軸を担った選手でしたが。

渡辺:オールホワイトのコーディネートがとても爽やかで清潔感があるのですが、少しぼんやりと見えてしまいます。サングラスとバックパックがブラックで統一されているので、スニーカーもブラックにすることでまとまりを出すか、あるいは、アクセントとして鮮やかな色味のものを選ぶことでコントラストを出すのがいいと思います。

WWD:パンツのシルエットを少しテーパードのものにすれば、シルエットにメリハリが付いて、もっと洗練した印象になりそうですよね。移籍市場では、大谷翔平のドジャースへの移籍金7億ドル(エンゼルスからドジャース、当時の日本円で約1015億円)を超えるともウワサされているソト選手。25歳と若くしてその打棒はすでに成熟していますが、ファッションセンスも磨きがかかるといいですね。

渡辺:ドジャースのワーストには、同じく25歳と若い山本由伸投手を選ばせてもらいました……。ファンの皆さん、ごめんなさい。

WWD:ワールドシリーズ第2戦の力投はすばらしかったのですが。

渡辺:コーディネート自体はシンプルで素敵なのですが、ロゴが少し多くて全体的にごちゃついて見えてしまうのが残念に感じました。ほぼすべてのアイテムにロゴが入っているので、例えばインナーの T シャツを無地にすることで、もう少しすっきりとした印象になるかもしれません。それと、T シャツのサイズ感がやや大きめなのと、パンツの裾をハイカットにインする具合が全体的にアンバランスに見えてしまうように感じました。

WWD:山本投手といえば、NPBで前人未到の3年連続4冠(勝利数、防御率、奪三振数、勝率の投手主要タイトル4部門を独占すること)を引っ提げてMLBに挑戦しました。1年目の適応にはやや苦戦した印象もあるものの、打ち込まれた後の試合ではすぐに立ち直る、修正力が流石でした。

渡辺:ファッションの方はまだ“修正”の余地アリ、伸び代アリといったところかもしれませんね。

WWD:そして、ドジャースの1番のファッショニスタ、そしてワールドシリーズ“ファッション部門”のMVPは誰でしょうか?

渡辺:大谷翔平選手です!

WWD:なんと!

渡辺:ひいき目なく、全体のバランスもアイテム選びも完璧です!大谷選手の爽やかな印象にぴったりのコーディネートですね。インディゴブルーのデニムセットアップに、ホワイトのTシャツとシューズを合わせていてきれいめな印象です。

WWD:大谷選手のファッションを以前からウオッチしているのですが、ジャージーなどのトレーニングウエアを着ていることが多く、服装には無頓着な印象でした。エンゼルス時代にはチームメイトから「1番ダサい」と言われていたとも聞きます。

渡辺:オリーブカラーのニットキャップもアクセントになっています。カジュアルさも程よくプラスされていて、ストリートで見てもオシャレに映るスタイルだと感じました。

WWD:大谷選手は「ボス(BOSS)」のグローバルアンバサダーに就任するなど、その端正なルックスや日本での圧倒的な知名度からファッションアイコンとしても注目度が高まっています。だから、本人の意識の変化や周囲の影響も大きそうですよね。

渡辺:2月に結婚した真美子夫人も、大谷選手のファッションコンサルティングをされているのかもしれません。パンツの丈感もぴったりで、すっきりとしたシルエットがすてきです 。個人的には、前髪を出してニットキャップを被るとバランスが難しく、野暮ったく見えてしまうことが多いと感じます。ただ大谷選手は背が高いこともあり、前髪を出すスタイルでもバランスよく見えますね。

WWD:今季は本塁打数・盗塁数における前人未到の54-59、リーグをまたいでの2年連続の本塁打王を達成した大谷選手。そして念願のWS優勝に加え、(勝手に)ファッション部門でのMVPも獲得してしまいました!

渡辺:今後もグラウンド上はもちろん、その外でのファッションスタイルにも注目していきたいですね。

渡辺いつか/スタイリスト
PROFILE:岐阜生まれ。2010年にオーストラリア・メルボルン大学を卒業後、ファッションPR、スタイリストアシスタントを経て独立。ファッション誌を中心に広告やタレントのスタイリングなど幅広い分野で活動し、2024年に米国へ活動拠点を移す


The post MLBワールドシリーズ“ファッション”のMVPは? 大谷翔平や山本由伸のセンスを米国在住スタイリストがチェック appeared first on WWDJAPAN.

「ヒンス」のスティックハイライトバームに新色 ⾙殻の輝きをイメージしたラベンダーピンクなど3色

「ヒンス(HINCE)」は11月21日、定番のスティックハイライトバーム“トゥルーディメンションラディアンスバーム”(各2860円)から、⾙殻の輝きをイメージした涼しげな新3色を発売する。14日には「キューテン(Qoo10)」の「ヒンス」公式ショップや直営店で先行販売を行う。

“トゥルーディメンションラディアンスバーム”は同ブランドのベストセラー商品で、いつでもどこでも手軽に自然な艶めきを与えることができるハイライトバームだ。肌の内側からにじみ出ているような艶感が特徴で、ハイライターとチークの2タイプを用意している。

新色は、ハイライトからシマーなパールがきらめくラベンダーピンク“グリーミング”の1色を、チークから透明感をさらに引き⽴てる繊細なパールピンク“シェリーピンク”と、センシュアルな雰囲気を演出する微細なロージーモーヴ“リルモーヴ”の2色を発売する。清涼感に満ちた色味をそろえた。

The post 「ヒンス」のスティックハイライトバームに新色 ⾙殻の輝きをイメージしたラベンダーピンクなど3色 appeared first on WWDJAPAN.

「ヒンス」のスティックハイライトバームに新色 ⾙殻の輝きをイメージしたラベンダーピンクなど3色

「ヒンス(HINCE)」は11月21日、定番のスティックハイライトバーム“トゥルーディメンションラディアンスバーム”(各2860円)から、⾙殻の輝きをイメージした涼しげな新3色を発売する。14日には「キューテン(Qoo10)」の「ヒンス」公式ショップや直営店で先行販売を行う。

“トゥルーディメンションラディアンスバーム”は同ブランドのベストセラー商品で、いつでもどこでも手軽に自然な艶めきを与えることができるハイライトバームだ。肌の内側からにじみ出ているような艶感が特徴で、ハイライターとチークの2タイプを用意している。

新色は、ハイライトからシマーなパールがきらめくラベンダーピンク“グリーミング”の1色を、チークから透明感をさらに引き⽴てる繊細なパールピンク“シェリーピンク”と、センシュアルな雰囲気を演出する微細なロージーモーヴ“リルモーヴ”の2色を発売する。清涼感に満ちた色味をそろえた。

The post 「ヒンス」のスティックハイライトバームに新色 ⾙殻の輝きをイメージしたラベンダーピンクなど3色 appeared first on WWDJAPAN.