アシックス、ライフスタイルスニーカーで26年に売上高1550億円へ 新イノベーション施設に投資も 

アシックスは足元の好調を受けて、2026年12月期を最終年度とする中期経営計画を上方修正した。23年に発表していた当初計画は、既に24年12月期で超過見込み。新中計では、営業利益1300億円以上(修正前は800億円以上)、営業利益率17%以上(同12%以上)、売上高年平均成長率10%前後(同7〜10%)、ROA15%前後(同10%前後)を掲げる。「当社にはまだまだ成長余地がある。ここ数年のような急激な伸びが続くとは思わないが、この中計はわれわれの自信の表れ」と廣田康人会長CEO。

24年12月期業績は、2回の上方修正をへて売上高が前期比19.2%増の6800億円、営業利益が同84.4%増の1000億円、営業利益率14.7%で着地する見込み。スポーツスタイルとオニツカタイガーの躍進が営業利益の大幅拡大をけん引した。パフォーマンスランニングは引き続き堅調で、高価格帯製品への注力で単価が上昇、在庫管理徹底によるセール抑制、ECを中心とした直販拡大で粗利が大幅に改善した。地域別では日米欧が成長。今後は中華圏やインド・東南アジアなど新興国にもさらに注力する。

主に投資家に向けた11月19日の説明会では、「イノベーションがない企業は成長できない」(富永満之社長COO)として、もうけをさらなるイノベーションやR&Dネットワーク構築のために投資すると発表。1990年に竣工したアシックススポーツ工学研究所は設備も古くなってきているとして、それに代わる研究ハブ“アシックス イノベーション キャンパス”を神戸に設置する構想を明かした。

ライフスタイルスニーカーの
ライバルは「ニューバランス」?

説明会では、「アシックスの成長ドライバーに仲間入りしつつある」(廣田会長)、ライフスタイルカテゴリーのスポーツスタイルの戦略も発表した。顧客ターゲットを明確に定め、中高級品にフォーカスして適切な需給コントロールで成長してきた過去5年間を振り返ると共に、カテゴリー売上高として、26年12月期に1550億円(24年12月期は前期比約63.5%増の970億円で着地見込み)という目標を公表した。

スポーツスタイルが主戦場とする90ドル(約1万3770円)以上のライフスタイルスニーカー市場において、「恐らくナイキ(NIKE)は当社の8〜9倍、企業規模や製品構成も当社と近いニューバランス(NEW BALANCE)は3〜4倍のシェアがあるが、われわれも24年には2兆9000億円の市場の4.3%ほどを獲っている」と鈴木豪執行役員スポーツスタイル統括部長。今は他社を含めランニングシューズ自体がファッションとしてトレンド化しており、それがスポーツスタイルの成長に貢献したという指摘もあるが、「濃淡はありつつもランニングシューズはいつの時代も支持され続けている。また、当社にはテニスやレスリングなど参照すべき他競技のヘリテージもある」などと話した。

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「アーカイブ」とは?【WWDJAPAN DICTIONARY】【用語辞典】

「WWDJAPAN」の新たな動画企画「WWDJAPAN DICTIONARY」は、トレンドから生まれた用語やファッション業界用語など、今知っておきたい用語をピックアップし、「WWDJAPAN」記者が詳しく解説するコンテンツです。

今回の用語は「アーカイブ」について。
ファッションの世界における「アーカイブ」の意味や重要性、国内での動向や興味関心の高さについて解説します。

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「アリシアスタン」とみちょぱがコラボ ビキニを含む全7型の受注販売を開始

「アリシアスタン(ALEXIA STAM)」は” 11月22日、モデルの“みちょぱ”こと池田美優とのコラボアイテムの受注販売を開始する。アリシアスタン フラッグシップ ストア 表参道では12時から、公式オンラインストアでは19時から開始する。

コラボビジュアル

「アリシアスタン」のビキニにボディーラインを美しく見せたいというみちょぱのこだわりを詰めたファッションビキニ“ジョアン アンド セイムス”(2万6400円)をラインアップ。ほか、「アリシアスタン」のディレクター山中美智子が”アクティブに生きる女性”に向けて提案するディテールにこだわった、コラボ限定のオリジナルロゴを施したTシャツ(5940円)や、ロングドレス(1万3200円)、ハイネックボディースーツ(9900円)、ドローストリングパンツ(1万6500円)、キャップ(6050円)、ナップサック(4400円)をそろえる。受注販売開始に伴い、21日18時からデザイナー山中とみちょぱのコラボインスタライブを配信する。

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ベルリン・アート・ウィークで見たアートとファッションの交錯 国内外の気鋭ブランドが集結

ベルリンのアートシーンはファッションシーンと密接な関係にある。夏と冬の年2回開催されているファッションウィークは、ドイツ拠点の新進気鋭デザイナーを育成することを主な目的としているが、アートウィークはドイツ国内だけに限らず、インターナショナルブランドがアートと融合したインスタレーションや期間限定のポップアップ、ローンチイベントなど幅広く開催される。

そんな「ベルリン・アート・ウィーク」が今年の秋に開催され、100以上のギャラリーやミュージアムが参加し、300以上のエキシビジョンやイベントが行われ、13万人以上の来場者を記録した。

アンドレアス・ムルクディスのプロジェクトで日本のブランド「シハラ」が抜擢

ベルリンのコンセプトショップ「アンドレアス ムルクディス(ANDREAS MURKUDIS)」では、毎年アートウィークに合わせて、新規で取り扱うブランドのローンチを兼ねたグループエキシビジョンを開催している。今年は、2024年春夏コレクションよりルイーズ・トロッター(Louise Trotter)がデザイナーに就任した「カルヴェン(CARVEN)」や日本のジュエリーブランド「シハラ(SHIHARA)」のローンチ、コペンハーゲン発のデザインマガジン「アークジャーナル (ARK JOURNAL)」、ベルリン拠点のドイツ人アーティスト、クラウディア・ヴィーザー(Claudia Wieser)と家具ブランド「e15」とのコラボレーションによるテーブルコレクションの展示、1959年のニューヨークの若者を描いたブルース・デビッドソン(Bruce Davidson)の「ブルックリン・ギャング」に焦点を当てた写真展などが店舗を含めた3つのスペースにて開催された。

同ショップは、創設者で全てのバイイングを手掛けるアンドレアス・ムルクディスの独自の審美眼によって厳選されたブランドやプロダクトで構築されており、業界からのファンも多い。特に、近年は、日本のブランドやプロダクトに力を入れており、アートウィーク初日のローンチイベントでインスタレーションやコラボレーションプロジェクトを発表している。今年は「シハラ」が抜擢され、デザイナーの石原勇太が店頭に立ち、オリジナル什器やガラスケースに陳列されたミニマルなゴールドジュエリーや「パヒューマーH(Perfumer H)」設立者で調香師のリン・ハリスとのコラボレーションパフュームなどが披露された。

今月には、浅川喜一朗が手掛ける「シュタイン(SSSTEIN)」の取扱いもスタートした「アンドレアス ムルクディス」では、今後も他では見られない希少な日本ブランドが増えていくことだろう。

世界のギャラリーが一堂に集結したアートフェアで見せるファッション

「毎年テンペルホーフ空港跡地の格納庫を会場に開催されるのが「ポジションズ・ベルリン・アートフェア(POSITIONS Berlin Art Fair)」だ。世界24カ国から111のギャラリーが出展し、今年は特に韓国のアートシーンに焦点を当てたフェアということもあり、アジア人作家の作品が目立った。1万2000平方メートル、16メートルの天井高という敷地面積を誇り、飛行場を見渡すことができる開放的かつ非日常的な会場に設置されたオープンブースと作品点数の多さに圧倒される。

同フェアは、国際的なコンテンポラリーアートギャラリーのプラットフォームとして認知されているが、その一環として同会場内で開催されたのが「ファッション・ポジションズ(FASHION POSITIONS)」だ。第6回目となる今年は、「ファッションとアートのダイナミックな交差点に光を当てる」をコンセプトに、ベルリン拠点のファッションデザイナー20人が参加し、ギャラリー同様に各ブランドのオープンブースが設置され、作品が展示された。

台湾をルーツに持つ「#ダムール」は、生産過程で出る端材や余ったパーツを靴にコラージュしたアップサイクル作品を発表。デザイナーのダマー・チェンは「ハイファッションとアートをシームレスに融合させ、イギリスの伝統的な食事スタイル“ハイティー“の心遣いや創造性からインスピレーションを得た作品です」と述べている。

ベルリンのミッテ区に路面店を構える「クルーバ (CRUBA)」は、アカデミー賞授賞式のレッドカーペットでドナータ・ヴェンダースが着用し、話題となったVHSテープのアップサイクルドレスを展示。来場者の多くが足を止め、じっくり観察する姿や写真撮影する姿も見られた。また、会場内には期間限定のポップアップストアが開設されており、出展ブランドのコレクションの一部や現行の商品を購入することが可能となっていた。

「ファッション・ポジションズ(FASHION POSITIONS)」は、独立系デザイナーの芸術的なアプローチによって認知度を高めることを目的としており、デザイナーを支援し、チャンスの場を与えることによって、ベルリンのファッションシーンがクリエイティブで革新的であることを世界に伝えたいと考えている。

公式発表によると、同フェア全体の来場者は3万人を記録した。ギャラリストやプレスといった業界関係者だけに向けたフェアではなく、一般のアートコレクターが作品を購入するための場でもある。日本のギャラリーやアーティストも多数出展していたが、価格設定も良心的なこともあり、売れ行きも好調だったようだ。「ファッション・ポジションズ(FASHION POSITIONS)」に出展された作品もアートのひとつとしてコレクターの目に止まり、ブランドやデザイナーの背景を知ることによって、より多くの人に広がっていくきっかけになることが理想の形ではないだろうか。

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松坂屋名古屋店の新ファッションフロア “百貨店婦人服”から脱却

松坂屋名古屋店は19日、改装した本館4階のファッションフロアをあす20日の開店に先駆けて関係者に公開した。同店は今年秋から来年秋にかけて売り場面積の3割にあたる約2万7000平方メートルを順次リニューアルする予定で、その第1弾となる。最大の面積を占めていた婦人服売り場を6割減らした上で、グレードの高いアパレル、バッグ、ジュエリー、フレングランス、雑貨、アートなどの複合フロアに再構成した。

アパレル、ジュエリー、アート

本館4階のフロアの中央には松坂屋が企画・運営するテーマゾーン「セントラルステージ」(231平方メートル)を置いた。「マディソンブルー」「ハルノブムラタ」「CFCL」などのアパレル、「ヒロタカ」「ヒーミー」などのジュエリーを集積する。また東京・表参道のスパイラルアートギャラリーが運営するギャラリーが常設され、約1カ月ごとにテーマ展を開く。
ショップインショップは32店舗。そのうち14店舗が新規導入で、アパレルでは「コラム」「コルコバード」「シクラス」が東海地区初出店となる。バッグではイタリアの「ボナベンチュラ」、馬具作りの技術を生かした「シゼンドウ」などを誘致した。
同店の改装プロジェクトを担当する建築家・永山祐子氏によるフロアデザインは、導線を広く取り、フロア全体の見通しを良くすることで回遊性を高める。共有スペースの壁、柱、床には真鍮と銅を象徴的に用いる。松坂屋のシンボルであるカトレヤのつぼみを美濃和紙で作った装飾がいたるところで使われている。レストルームのひのきのベンチは、春日井市の工房が3D技術によって曲線的な造形に仕上げた。

若い女性客の買い回りを促す

改装にあたっては長年の課題解決が求められた。従来の婦人服フロアは、約20年にわたって顔ぶれがあまり変わっていなかった。識別顧客(外商、カード、アプリ)の消費行動を分析すると、近年増えている若い世代の顧客はラグジュアリーブランド、化粧品、食品などを買い回っているにもかかわらず、婦人服フロアの利用が少ない実情が明らかになった。
大丸松坂屋百貨店の江原忠志マネジャーは「中層階の婦人服で買い回りが分断されていた。この若い世代のお客さまを呼べれば、一気に活性化する」と話す。29日に増床オープンする本館3階の特選フロアとの買い回りを念頭に、目の肥えた女性客を回遊させたい考えだ。

ブランドは大胆に入れ替えた。取締役兼常務執行役員の加藤俊樹・営業本部長は「バッグから服まで全てをハイブランドでそろえるお客さまは少ない。顧客データを精緻に分析したうえで継続するもの、新しく入れるものを決めた。(消費の二極化が叫ばれているが、著しく値上がりした)ハイブランドよりも少し値頃で上質な商品を求めるニーズは確実に存在する」と説明する。

取引先からも期待も大きい。東海地区初出店の「コラム」(エストネーション)の担当者は「これまでのポップアップイベントの実績から商圏に良いお客さまがたくさんいることを実感している。(松坂屋名古屋店は)外商が強いことも魅力だ」と話す。
松坂屋名古屋店は本館、北館、南館の3館体制で売り場面積は約8万6000平方メートル。25年2月期の売上高は1346億円の見通しで、大丸松坂屋の中では不動の一番店(売上高が全国最大)である。

19日の内覧会を訪れた親会社J.フロントリテイリングの小野圭一社長は「名古屋はグループの中でも最重要エリア。改装を進める松坂屋、隣接するパルコ、それに開発中のザ・ランドマーク名古屋栄(三菱地所などとの共同事業)で最大のシナジーを作り出していきたい」と述べた。

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小嶋陽菜の「ハーリップトゥ」が東京と大阪でホリデーイベントを開催 千鳥柄のニットドレスなどをラインアップ

小嶋陽菜がプロデュースするライフスタイルブランド「ハーリップトゥ(HER LIP TO)」は11月30日〜12月25日に東京、12月6日〜9日に大阪で、ホリデーショッピングイベント“ア ベリー ハーリップトゥ マジカル ホリデー 2024(A VERY HER LIP TO MAGICAL HOLIDAY 2024)”を開催する。

千鳥柄のニットドレスなどホリデーらしいアイテムをラインアップ

同イベントでは、冬のシーンを彩るアイコニックなニットドレスやツイードニットカーディガンなどラインアップを展開する。ホリデーコレクションのシグネチャーであるニットドレスは千鳥柄が目を引く1着に仕上げ、シルエットを美しく見せるパネルスカートが女性らしい優雅さを演出する。他にも、フローラルドレスやラメ糸のツイードニットカーディガン、ラインストーンの装飾があしらわれたバッグやジュエリーなど幅広く用意する。

開催概要

◾️“ア ベリー ハーリップトゥ マジカル ホリデー 2024”

東京会場
日程:11月30日〜12月25日
場所:ハウス オブ エルメ
住所:東京都渋谷区神宮前5-2-6 2階
予約開始日時:11月19日20:00〜(先着順)
※12月9日〜25日は終日フリー入場となるが、混雑状況により整理券を配布する

大阪会場
日程:12月6日〜9日
場所:イマジン&デザイン サロン
住所:大阪府大阪市中央区南船場2-6-12
予約開始日時:11月26日20:00〜(先着順)
※12月8日〜9日は終日フリー入場となるが、混雑状況により整理券を配布する

チケットページ

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「コーチ」コンセプトストアのクリスマスツリー点灯式に中島健人が登場 ホリデーアイテムやフードも

「コーチ(COACH)」は11月13日、体験型コンセプトストア“コーチプレイ@キャットストリート”でクリスマスツリーの点灯式を行い、スペシャルゲストとして中島健人が登場した。

ニューヨークのフェスティブな雰囲気を彷彿とさせるカラフルなクリスマスツリーを目の前に、中島は「著しい変化を迎えている時期に、今年の総括をコーチでできることにご縁を感じます。クリスマスが待ち遠しい。コーチ最高!」 とコメントした。

今年はクラシックなホリデーパーティがテーマ

今年のホリデーは、“コーチのホームタウンであるニューヨークを代表する歴史的なブラウンストーン建築のタウンハウスで繰り広げられる、クラシックなホリデーパーティ”がテーマ。どこかノスタルジックでキラキラとしたフェスティブなムードにインスパイアされたギフトアイテムをラインアップする。1970年代のアーカイブデザインをモダンに仕上げた“タビー”(8万8000円)や人気カーゴトートにアイコンキャラクター“レキシー(REXY)“を散りばめた日本限定バージョン“カーゴトート バッグ 26レキシープリント”(チョーク/ブラック、各6万6000円)などが登場する。

期間限定のフードとドリンクも登場

コーチプレイ@キャットストリート内の“コーチコーヒーショップ バイ RK ドーナツ”では11月15日からホリデーメニューが登場する。期間限定のストロベリーやチョコレートベリーのドーナツ、フレーバーやトッピングをカスタマイズできるプレイフルなホットドリンク“クラフト ユア オウン ホットドリンク(CRAFT YOUR OWN HOT DRINK)”を用意する。

コンセプトストアストア概要

◾️“コーチ プレイ@キャットストリート”
営業時間:11:00〜20:00(カフェL.O.19:30)
住所:東京都渋谷区神宮前6-14-5

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「ビューティフル ピープル」が「リー」とコラボ 上下逆さまで着用できるジャケットとパンツ

「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」は11月23日、「リー(LEE)」と2回目のコラボアイテムをビューティフルピープル阪急うめだ店で先行発売する。29日からビューティフルピープル直営各店と公式オンラインショップで取り扱う。

ビジュアル一覧

「リー」のワークジャケットで初めてフロントファスナーを採用した“91-B”と機関車に携わる当時の花形職業であった鉄道労働者のために作られた“91-J”の2つのブルゾンをモデルに採用。ダブルエンドの上下逆さまで着用できるように仕上げた。ファスナーポケットはダブルエンドの技法で“91-J”に由来するパッチポケットに変化する。ブリーチのカラーは8万9100円でインディゴは7万9200円。

ボトムスもダブルエンド仕様で両脇のファスナーを開けて組み替えて閉じることで、上下逆さまで着用できる。ベイカーパンツに“91-B”のディテールを落とし込んだパンツと農林作業を行う木こりのために作られた“77 ロガーパンツ”、2 つのデザインが1着に共存する。“91-B”型パンツの特徴であるファスナーヒップポケット、上下反転することで現れるツールポケットなどロガーパンツのディテールを1 着で楽しむことができる。ベルトループを延⻑したユニークな構造の共生地ベルトの先には、“91-B”と“77ロガー(77LOGGER)”それぞれに由来する黒のピスネームタグと白ピスネームタグをあしらった。ブリーチのカラーは7万9200円でインディゴは6万9300円。

本コラボレーションでは、1925年に登場した「リー」を代表する10.5 オンスのライトウェイトながら耐久性があり、軽くて動きやすいデニム素材のジェルトデニムを使用。ジェルトデニムは機能性だけでなく縦方向の特徴的なアタリが生まれる。ブリーチカラーはポケット裏やベルトループ裏など生地が重なる内側に濃色が残り、身頃との濃淡あるコントラストが隠れている。

アイテム詳細

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「ア コールド ウォール」を親会社が売却 創業デザイナーはブランドを離れ新プロジェクトを立ち上げ

アパレルブランドの運営およびディストリビューションを行う英トゥモロー(TOMORROW)は、保有するストリートブランド「ア コールド ウォール(A-COLD-WALL)」を、英ディストリビューターのフォーマーケティング(FOUR MARKETING)に売却した。取引金額などの詳細は非公開。

「ア コールド ウォール」は、2015年にデザイナーのサミュエル・ロス(Samuel Ross)がロンドンで設立。インダストリアルなストリートウエアを得意としつつ、ミラノ・ファッション・ウイークに発表の場を移してからはクリーンなテーラリングも披露している。トゥモローは18年に同ブランドの少数株主となり、23年にロス創業デザイナーから残りの株式を取得して傘下に収めた。なお、同氏はすでにブランドを離れており、9月にはスローファッションを軸とした新たなプロジェクト「SR_A(SAMUEL ROSS_ATELIER、サミュエル ロス_アトリエ)」を立ち上げている。

トゥモローとフォーマーケティングについて

トゥモローは、アパレルブランドのディストリビューションやショールームの運営などを手掛けている。「ア コールド ウォール」のほかには、「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」「コペルニ(COPERNI)」「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ(CHARLES JEFFREY LOVERBOY)」などのブランドや、ロンドンのセレクトショップ、マシン-A(Machine-A)などに投資。なお、「ア コールド ウォール」の英国外でのディストリビューションは、今後もトゥモローが取り扱う。

フォーマーケティングは、1997年にロンドンで設立。「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」「ウールリッチ(WOOLRICH)」「カッパ(KAPPA)」などのディストリビューションを行っており、2017年にはデジタルクリエイティブ事業のプレゼント(PRESENT)をスタートした。なお、15年には英小売のフレイザーズ・グループ(FRASERS GROUP)がフォーマーケティングの株式の25%を取得し、19年にはそれを49%に引き上げている。

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意味のない言葉が有機的につながっていく作品群 コラージュ作家MARCOMONKこと大石祐介インタビュー

PROFILE: 大石祐介(MARCOMONK)/フォトグラファー、コラージュアーティスト、映像作家

大石祐介(MARCOMONK)/フォトグラファー、コラージュアーティスト、映像作家
PROFILE: 1980年、北海道函館市出身。青春時代を函館と札幌で過ごし、2006年に上京。08年から写真、10年からは映像をそれぞれ独学で始める。余韻を残しつつも刹那的な表現が観るものを惹きつけ、国内外のアーティストやファッション、雑誌、広告など幅広いジャンルで活躍する。18年に写真集「SPECIAL EDITION - LIFE THROUGH MY EYES」を発表。今年の10月にコラージュ作品の個展「PAPERPELLED」を開催した。PHOTO:HIROTO NAGASAWA

フォトグラファー、ビデオグラファーのMARCOMONKこと大石祐介がコラージュ作家としての活動を初めたのが2020年。以降、展示のほかにInstagramでも精力的に作品を発表し続けてきた。先月には中目黒・アート喫茶フライで個展「PAPERPELLED」を開催した。展示では、バスケットボールやダンス、スケートボードといったアメリカのカルチャーに傾倒した若い頃の風景や周辺の仲間、先輩、遊んでいた場所なども登場し、過去と現代を縦横無尽に紡いだ作品が並んだ。

フォトグラファーとして活動する写真にはドキュメンタリーやライブ感など写る人や場所の息づかいが聞こえるような作品が多い。グラフィックデザインの経験がないため、限りなくアナログな手法で作るコラージュ作品はファンタジーでありながらも、どこかリアルな印象も受ける。今回はコラージュアーティストとしての活動に加えて、フォトグラファー、映像作家としての創作の原体験まで広く話を聞いた。

意味を持たないタイトルの展覧会

WWD:今回の展示「PAPERPELLED」のテーマを教えてもらえますか?

大石祐介(以下、大石):作品の制作過程でコラージュだけでは物足りない感覚があって、タイトルを載せてみたら少しだけやりたいことの輪郭がはっきりしてきました。ですが、もう一歩という感覚がどこかで引っかかっていたんです。たまたま国内外の雑誌をかなり読んでいて時だったこともあって、架空の雑誌の表紙を作ろうと考えました。

でも、言葉が意味を持つのは違うと思い始めて、架空の雑誌を作る上で言語のすべてに“意味がない“ことに決めました。タイトルもコピーの言葉も文字面を見た時の気持ち良さだったり、好きな形で選んでいます。ちなみにタイトルの“PAPERPELLED”は鎌倉の「Cy」での展示と同じなんです。言葉に意味はないですけど、それが有機的につながっていくのがおもしろいと感じて。Tシャツなどのマーチャンダイズも含めてシリーズ化できたらいいなとも思っています。

WWD:“Untitled(無題)“にはしなかったんですね。

大石:「なんなんだろう?」っていう感覚が楽しいから、何かに引っ張られたりする感覚だったり没入感でいうと、今回は意味のない言葉がしっくりきたんですよね。しかも、それがずらっと並んでるとさらに不思議に感じるでしょ。

WWD:ちなみに、特定のインスピレーション源はないということですが、大石さんの場合、写真家でもあるので自分の昔の写真になるのかなと思いました。

大石:作品の1番の売りというか、大事にしていることは実際に自分の写真をハサミで切って並べて撮影すること。以降はデジタルの作業になりますが、基本はアナログなんです。全てデジタルで作業する人もいるでしょうし、やり方はひとそれぞれですが、自分がフォトグラファーなのでこのゴールの仕方が美しいっていうか、いい形だなと思います。自分の写真を別の作品に落とし込むことは、コラージュの作家性も大切ですけど、フォトグラファーの写真作品としても機能するのではないかなと。仕事になると他者の素材を使う場合もあるけど、作品はすべて自分の写真を自分で切る。自分の写真だから大胆にもなれますよね。

WWD:例えば、作品のために「この素材がほしい」というような感覚で撮ることはあるんですか?

大石:それも一応あります。あるっていうか、こんな素材があったらおもしろい作品が作れそうっていうモチベーションで撮ることはありますね。

WWD:コラージュするときのストックみたいな感覚ですか?

大石:コラージュをやり始めてからそういう撮り方もするようになりました。自転車で走っているときに、「あのビルを切り取りたいな」とか。それが作品に使えるかどうかは全然わからないですけどね。だから、撮ってみようという場合はあります。

WWD:編集者っぽい考え方でもありますよね。

大石:自分が影響を受けたというか、拾ってくれた先輩が元「ワープ(WARP)」の編集長の伊藤(啓祐)さんなんです。「フランク(FRANK)」の日本版の編集長でもあって、本を作っているのを側で見ていたので、当時は意識的に編集の仕事をしたことはなかったけど楽しそうだなとは思っていました。

WWD:ウェブメディア「グッドエラーマガジン(GOOD ERROR MAGAZINE)」では副編集長を務めていますが、その影響も少なからずあるのでしょうか?

大石:自分は編集の仕事をしたことがないので素人。立ち上げ当初にいろんな人に相談したら、「素人のままでいいと思う」と言われたんですよね。その時に、無理に何かになろうとするんじゃなくて、自分たちの発想をいかに表現できるかっていうことが大事と考えるようにはなりました。

WWD:ニューヨークのローカルなライフスタイルをまとめた写真集「LIFE THROUGH MY EYES」もそうでしたが、ライブ感だったり人や街の息づかいを感じるというか、写真が1枚の勝負と考えるとコラージュの考え方は正反対な気がするんですが。

大石:自分でも分かんないです。作品についてはその時の感情とか感覚で作ることが多いので、考えるより動いてますね。子どもの頃からそんな感じだったので、大人になって考えることが多くなると嫌だなとは思ってますね(笑)。ゴールもないし、もしかしたら、もっとおもしろいことに出合うかもしれない。それは写真でも、コラージュでもない違うものにたどり着く可能性もあります。今は写真もコラージュも楽しいですから、やりながらいつか全部変わってしまうかもしれない。

ジャンルを横断する作家の原点

WWD:作品の中にはバスケットボールやダンス、スケートボードという要素がありますが、写真を始めたきっかけなども今回の作品に生きているんですか?

大石:それはあるかもしれないですね。バスケは学生時代に、ダンスも若い頃にやっていたので、自分が生きてきた流れを切り取ったように見えるかもしれませんね。ある部分が過去で、それが今になって表出してくるような。これまで適当に生きてきたけど、 それも無駄になってないっていう使い方をしているのかな。適当さも、だらしなかった時代の“跡”は全部使いたいですね。

WWD:どういう経緯でフォトグラファーになったんですか?

大石:地元が北海道の函館で、札幌の大学に進学して大学2年からダンスを始めたんです。実は小学校からダンサーになりたくて、卒業文集の将来の夢に“ダンサー“って書いた覚えがあります。札幌でずっと活動していて、ラッキーなことに大会で優勝もしたので20歳で1回夢叶えているというか、それなりに楽しく過ごしてたんですけど、26歳の時に体調を崩したんですよね。ダンスもできなくなっちゃってリハビリで始めたのが写真です。父親に借金してカメラを買ったんですよ。その頃は東京にいたんですけど、体調が悪いからスタジオにも行けないし、学校に行くにもお金はないし。誰かに師事するシステムも知らないから、本屋で買えない高い入門編を立ち読みしては、家にダッシュで帰り勉強してましたね(笑)。そうしているうちに、ダンスは好きだったのでダンサーとかDJを撮影するようなパーティーフォトを撮ることが多くなってきました。当時は原宿の「UC」によく行っていたけど、そこにいた人たちが自分の恩人ですね。家のように通っていたから、ただ撮り続けてたって感じでした。

WWD:クラブや音楽、ダンスが活動の原体験。写真や映像を独学で体得してから、どうコラージュの世界に足を踏み入れたんですか?

大石:かなり後ですね……コロナ禍で偶然に始めました。それまで漠然とコラージュに引かれてはいたけど、普段は撮影してる側なので他人の写真を勝手に切り取るという事に抵抗がありました。その頃、コロナで断捨離をしていた時にニューヨークで撮影した時の写真が大量に出てきたんですよね。その時にどうせ処分するなら、自分で撮影した写真だし切ってみようとハサミを入れたら楽しかった。最初は見せられるものではなかったけど、図画工作の授業を思い出してその時のノリで切っては貼ってを繰り返してました。恥ずかしながら周りの友達に見せたらかなりポジティブな反応が返ってきたので、いけるかもしれないと思ったんです。

続けているとクオリティーは上がっていきますから、数カ月間没頭していたらできる幅が広がっていって、信頼している先輩からも評価してもらえたタイミングで「仕事にする」って宣言をした後すぐに「ニューバランス(NEW BALANCE)」に声をかけてもらったんです。

WWD:すごいタイミングですね。

大石:アシストしてくれたのは三浦大知くん。コラージュをInstagramにあげたら、大知くんが反応してくれて。その時、大知くんは「ニューバランス」のコラボTシャツ企画があって、そこに参加することになりました。ニューバランスを着た大知くんの写真はいっぱい撮ってたから、その素材で作りました。本人と分かるような感じのコラージュじゃないけど、一発OKだったのでありがたかったですね。それより、元々仕事は一緒にやっているけど、見ててくれたのは素直にうれしかった。その後もコンスタントにアーティストの宣材とかアルバムジャケット、コロナ禍には、札幌のノットホテルでマスクのデザインになったり、どんどん進んでいった感覚です。

WWD:写真も映像もコラージュも誰かから影響を受けたりしたことはありましたか?

大石:何かに影響されたというよりも、同い年の彫刻家の小畑多丘の存在。彼の作品はもちろん言うまでもなくめちゃくちゃすごいんですけど、それ以上に存在自体が素晴らしくて、同い歳という事もあって、一緒に遊んだり、踊ったり、身近にいると刺激たっぷりなので、そういった意味では影響受けてるかもしれないですね。後は、「グッド エラー マガジン」の編集長でもあり、“THE FASCINATED “というサボテンのプロジェクトをやってるyoqo くん。彼のセンスは最高で、やることなす事全てが自分の中には無い発想でクリエイトしていくので、身近に居ながらハッとさせられるし、影響を受けるというよりは、じゃあ自分は何が出来るかなという気持ちにしてくれる1人です。

WWD:好きだけど、影響を受けるまでには至らないようにしている。

大石:わからないですけど、誰かの真似はしたくないし、引っ張られるのも嫌なんです。その可能性があることは避けるようにはしています。写真でも映像でも、初期衝動は重要ですが、必要以上に掘り下げることはしないですね。ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry)やスパイク・ジョーンズ(Spike Jonze)も大好きですし、好きな写真家もたくさんいます。だけど、特定のアーティストだったりクリエイターではなくて、遊びの中だったり誰かを追いかけている現場で見たもの、感じたことに影響を受けています。もちろん、ニューヨークで撮影していた時に見たアートに感激したこととかはありますけど。札幌に住んでいた時にプレシャスホールによく行っていて、フライヤーのデザインがかっこよかったので集めたりしてましたね。

WWD:誰かとの出会いだったり、現場の出来事が数珠つなぎに自然と作品に反映されていくんでしょうね。作品を作る上で大切にしていることは何ですか?

大石:写真や映像に関しては、感覚が少しずつ変わったりはしますね。写真集を出した頃は、映画のワンシーンを切り取るような撮り方を意識していました。で、やりすぎちゃって縦の写真が撮れなくなった後に、ひたすら縦で撮影したこともありましたね。映像でいうと、ドキュメンタリーは好きだけど、自分の思うように撮影して音楽を組み合わせる、ダンス的な部分というか、音と映像のリズムの心地良さを追及している作業が一番楽しいですね。

理屈抜きに気持ちいいっていうのは写真にも映像にも共通して目指していることかもしれないですね。コンセプトとかテーマとかも関係ない……普遍的な要素というか。だから写真を撮っていて楽しいのは常に日常です。仕事の場合は出来る範囲はやりますけど、レタッチとかはなるべくしたくない、出来るだけ自然な写真が好きなので。

WWD:クライアントワークでは説得性だったり、明確なメッセージを求められる場面も多いと思うのですが、広告と作品で考え方を分けていることはありますか?

大石:ほとんどないです。クライアントも含めて僕を選んでくれた人たちとの相性が良かったっていうこともありますけど、すごく苦労したことはそこまでないですね。自分の提案がたまたま通じたことが多い気がします。辛い記憶を消しているのかもしれないけど(笑)。

WWD:ここでも、人だったりコミュニティーが重要になってくるんですね。

大石:自分は基本コミュニティーとかをあまり意識していなくて。ボヤっとしてるんですが、友達の派閥というかセグメントみたいなものはあまり得意ではないんです。ただ、自分がおもしろい!楽しい!みたいな感覚を共有できる人達と関係を築いている感じですね。とにかく、人と人がつながって行くのがおもしろい。なので、最近はタイミングかあれば地元の函館にもなるべく帰るようにしています。知らない世代との交流は本当に楽しいんです。

WWD:何かを俯瞰で見たり、距離感を取ることは作品にも反映されたりするのでしょうか?

大石:距離感はとても大事にしてます。自然に身についた部分もあります。でも、作品に反映されているかはわからないですね。コラージュに関しては初期衝動がすべてだと思うので、見る人が自由に感じてもらえればうれいしです。

WWD:展示から1週間で全作品が売り切れたと聞きました。

大石:最初は売れるのかな?と思っていましたけど、そもそも単純に「おもしろい」「配色が好き」「見ていて楽しい」という意見をもらえたことが一番嬉しいです。これまでの写真やコラージュでも “売る“を意識して作ったことはなくて。アートを買う行為にハードルの高さを感じる人がいますけど、僕の作品は気に入ったフライヤーの気分で見てほしいです。「なんか良かった」が最高の褒め言葉ですし、コンセプトも分からないし語れない、だから僕はアーティストではないんです。結果、完売したのはとてもありがたくて、めちゃくちゃうれしいですけどね(笑)。

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「ブルックス ブラザーズ」と「ピーナッツ」がコラボ オリジナルのスヌーピーを刺しゅうできるイベントを開催

「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」は11月29日〜12月1日に「ピーナッツ(PEANUTS)」とコラボし、対象のシャツを購入するとオリジナルのスヌーピーの刺しゅうを施すことができるイベントを行う。ブルックス ブラザーズ表参道、丸の内、横浜元町、大阪、梅田阪急、京都高島屋の6店舗限定で開催する。

全3種のオリジナルのスヌーピー

対象のメンズとウィメンズ合わせて10種類の中から購入したシャツに、追加料金3300円でスヌーピーの刺しゅうを胸、裾、背中のいずれかに施すことができる。スヌーピーの刺しゅうは店舗によって異なる。3釦段返りのネイビーブレザーにポロカラーシャツをまとって正統派アメトラスタイルのスヌーピー(表参道、大阪)、「ブルックス ブラザーズ」定番のテニスセーターを着用したスヌーピー(丸の内、梅田阪急)、ブランドのイニシャルが入ったフラッグを刺した自転車に乗るスヌーピーとウッドストック(横浜元町、京都高島屋)のコラボオリジナル全3種類を用意する。

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「ブルックス ブラザーズ」と「ピーナッツ」がコラボ オリジナルのスヌーピーを刺しゅうできるイベントを開催

「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」は11月29日〜12月1日に「ピーナッツ(PEANUTS)」とコラボし、対象のシャツを購入するとオリジナルのスヌーピーの刺しゅうを施すことができるイベントを行う。ブルックス ブラザーズ表参道、丸の内、横浜元町、大阪、梅田阪急、京都高島屋の6店舗限定で開催する。

全3種のオリジナルのスヌーピー

対象のメンズとウィメンズ合わせて10種類の中から購入したシャツに、追加料金3300円でスヌーピーの刺しゅうを胸、裾、背中のいずれかに施すことができる。スヌーピーの刺しゅうは店舗によって異なる。3釦段返りのネイビーブレザーにポロカラーシャツをまとって正統派アメトラスタイルのスヌーピー(表参道、大阪)、「ブルックス ブラザーズ」定番のテニスセーターを着用したスヌーピー(丸の内、梅田阪急)、ブランドのイニシャルが入ったフラッグを刺した自転車に乗るスヌーピーとウッドストック(横浜元町、京都高島屋)のコラボオリジナル全3種類を用意する。

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半期で雑貨の売上高が8億円増 「ファミリア」の大人雑貨はSNS奏功で若い世代に人気高まる

子ども服ブランドの「ファミリア(FAMILIAR)」は11月19日まで、渋谷スクランブルスクエア2階で雑貨を中心としたポップアップショップをオープンしている。定番の手提げバッグや巾着袋などに加え、限定アイテムとして、トラベルグッズブランドの「トゥーアンドフロー(TO&FRO)」との3サイズ計54デザイン展開のポーチと、テーブルウエアブランド「ユミコ イイホシ ポーセリン(YUMIKO IIHOSHI PORCELAIN)」とのアップサイクル食器を発売。初日オープン前には、30人以上が列をつくり、その後も入場を待つ列が絶えない盛況ぶりだった。

「フラグメント」や「ミュベール」との多彩なコラボが話題に

「ファミリア」はここ数年、30代をコアターゲットにした大人向け雑貨に注力している。これまでに、藤原ヒロシ主宰の「フラグメントデザイン(FRAGMENT DESIGN)」、ニューヨーク生まれのバッグ「レスポートサック(LESPORTSAC)」、ラバーブーツで知られる英ブランド「ハンター(HUNTER)」に加え、日本の「ミュベール(MUVEIL)」や「アンリアレイジ(ANREALAGE)」「ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)」といった同世代に人気のブランドとの多彩なコラボレーションがSNSを中心に話題を集めた。「ファミリア」のかわいらしさや懐かしさの中に、トレンド性やスペシャル感のある大人雑貨が、ブランドの新境地を開いている。

今では約6割を雑貨が占めており、今年上半期の売上高では、主力とする子ども服の横ばい成長に対し、雑貨は8億円増を記録。子ども服を主に置く常設店とは別に、関西や関東の駅ビル商業施設など、若い世代とのタッチポイントとなる場所を中心にポップアップショップを積極出店していることで、SNSやオンラインストアへの流入が急増。インスタグラムの公式アカウントは、この一年で10万フォロワーが増えたという。

SNS奏功のきっかけはコロナ禍

「ファミリア」がSNSマーケティング奏功の転機となったのは、創業70周年を迎えた2020年のこと。コロナ禍で緊急事態宣言が発令された年だが、アニバーサリー用に製作していた7つのテーマを掲げた7つのコレクションを予定通り発売。おうち時間のSNS利用率が高まったこの時期に、7回にわたり周年の連動企画を発表したことで、あらためてブランドストーリーを認知させることにも成功したという。以来「ファミリア」はデジタル戦略を強化し、インスタライブも積極的に実施している。

今回のポップアップショップでは、家族で代々「ファミリア」の子ども服を着ていたという40代もいれば、SNSでコラボ商品に関するニュース伝いにブランドを知った30代、ポップアップショップを通りがかって思わず入店した20代もいた。「ファミリア」が主戦場としてきた百貨店の高層階子ども服売り場ではリーチできなかった新たな層との出会いが広がっていることがよくわかる。

小山宏美・営業部部長は、「幅広い利用者が多い百貨店といえど、われわれが店舗を置く上層階を訪れる方は、ファミリー層または目的買いのお客さまといった限られた層になる。若い層が行き交うファッションビルの1階などでポップアップを展開することで、『ファミリア』の子ども服を知っていても雑貨で新たな魅力を再発見してもらえたり、ブランドを全く知らない若い層の方に認知してもらえたり、これまでとは違う可能性の機会が増えている。新たなお客さまとの出会いにより、主力の子ども服に関しても、スタイルの楽しみ方や持続可能の観点など見直しを図る時期にもあるのだろうと検討している。ただし、単サイクルで生み出してきたストーリー性のあるデザインやていねいなモノ作りについては、継続していく」と話す。来年は創業75周年を迎える「ファミリア」の次なる一歩に注目が集まる。

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ブルーボトルコーヒーが京都店で期間限定の“最高峰のコーヒー体験”を提供 コーヒートラックも登場

ブルーボトルコーヒーは10月1日〜12月2日の間、京都店のはなれに“ブルーボトルスタジオ-キョウト-(BLUE BOTTLE STUDIO-KYOTO-)”をオープンする。各回5席限定で予約制の“コーヒーコース(8910円)”を提供する。

同店舗は、“最高峰のコーヒー体験を楽しんでもらうためには、コーヒーを取り巻く環境の全てが控えめで繊細である必要がある”という考えから、バリスタのユニホームから一連の所作、カップや空間までこだわった。

喫茶店文化に着想を得たメニューなどドリンク6点、スイーツ2点を用意

“コーヒーコース”は、希少なシングルオリジンのコーヒー豆を、豆の個性を引き出すよう特別な方法で抽出したフライトセットや、創業者ジェームス・フリーマン(James Freeman)が大きく影響を受けた喫茶店文化に着想を得たメニューなど、コーヒーの新たな楽しみ方を伝えその魅力を多面的に表現したメニューに加え、パティシエユニット「タンジェント」の後藤裕一と仲村和浩が監修したスイーツを添えたコースだ。

コースに使用した器具に加えコーヒーの抽出殻でそめたトートバッグなども発売

また、同店舗ではコースでも使用しているコーヒー抽出器具や器、我戸幹男商店とプロダクトデザイナーの竹内茂一郎、ブルーボトルコーヒーがコラボレーションしたウッドキャニスターやコーヒーの抽出殻で染めたトートバッグなどを購入できる。キャニスターは、本体と蓋が隙間なく閉まるよう制作され、密閉性が高く外気の影響を受けにくいため、コーヒー豆の保存に適している。トートバッグは、端切がなるべきでないようなパターンメーキングにこだわり、同店舗のバリスタトレーニングで出たコーヒーの抽出殻を使って染めた。

京都のお寺内にコーヒートラックが登場

さらに、9月1日〜12月26日の期間は、エスプレッソマシンを搭載した移動式カフェ“ブルーボトル コーヒートラック”が京都の建仁寺塔頭西来院に出店する。京都の宇治抹茶専門店「京都辻利」とコラボレーションした、日本のブルーボトルコーヒーでは初となる“抹茶ラテ”や、アウトドアシーンに向けて開発した“アウトドア ブレンド”のエスプレッソを使用したドリンクを提供する。“抹茶ラテ”でコラボした「祇園辻利」の抹茶を使用した“抹茶テリーヌ ショコラ”や“抹茶アフォガード”なども用意する。

開催概要

◾️ブルーボトルスタジオ-キョウト-
日程:10月1日〜12月2日(金・土・日・月のみ営業)
予約枠:10:00〜11:30/13:00〜14:30/15:30〜17:00(各回90分)
席数:カウンター5席
場所:ブルーボトルコーヒー 京都カフェ はなれ 2階
住所:京都府京都市左京区南禅寺草川町64

◾️ブルーボトル コーヒートラック
日程:9月1日〜12月26日
営業時間:10:00〜17:00
住所:京都府京都市東山区大和大路四条下る小松町590 建仁寺塔頭西来院

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伊藤忠・繊維、純利益730億円に大幅上方修正 25年3月期見通し

伊藤忠商事は、2025年3月期の純利益を730億円と大幅に上積みする。約1826億円を投じ成立したTOBにより完全子会社化したデサント株の再評価益が中心。期初には330億円を計画していた。

伊藤忠の4〜9月期決算は純利益が前年同期比11億円増の127億円だった。主力子会社では、ジョイックスコーポレーションと「アンダーアーマー」を展開するドームが収益トントン、レリアンが2億円の赤字、エドウインが1億円、副資材卸大手の三景が10億円、中国子会社の伊藤忠繊維貿易(中国)が19億円だった。下期に向けてはスポーツやブランド事業、OEM事業などで伸ばす考え。

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米シアトル発「ブルックス」が「サタデーズ NYC」とのコラボシューズを発売

米シアトル発のランニングシューズブランド「ブルックス(BROOKS)」は「サタデーズ ニューヨークシティ(SATURDAYS NYC)」とコラボレーションしたシューズ(カラー:272/283、サイズ:メンズ25.0〜28.0cm、2万4200円)を発売した。「サタデーズ ニューヨークシティ」公式オンラインストアと直営店で取り扱っている。

同アイテムは、ソフトな履き心地が特徴の「ブルックス」の定番モデル“ゴースト16(Ghost16)”をベースに、ニューヨーク市の都市景観と自然の有機的なテクスチャーに着想を得たデザインを施した。ヒール部分には、「サタデーズ ニューヨークシティ」のブランドロゴ、側面前方にはスラッシュマークを配置。また、オプションでシューレースも選択できる。

「ブルックス」は、1914年創業の老舗ランニングシューズブランド。日本では2019年に伊藤忠商事が独占輸入販売権を取得し、アキレスを通じて販売している。

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ティム・バートンのクリスマスウインドーがロンドンの老舗百貨店ハーヴェイ・ニコルズに登場

ロンドンの老舗百貨店ハーヴェイ・ニコルズ(HARVEY NICHOLS)は、ロンドンのデザインミュージアムで開催中の“ティム・バートンの世界”展(“The World of Tim Burton”)と共同で制作した"スプーキー クリスマス”(不気味なクリスマス)のウインドーディスプレーを公開している。

ディスプレーには、ティム・バートンのプライベートコレクションから5対の彫刻を展示。バートンの絵本「オイスター・ボーイの憂鬱な死」から、「たくさん眼のある女の子」、「ステインボーイ」、「ジミー、みにくいペンギンの子」などが登場している。

また、ハーヴェイ・ニコルズのギフトで飾ったクリスタルとメタルのツリーも設置され、枝のようなヘッドピースをつけたマネキンは、ホリデーシーズンのパーティールックを披露している。

“ティム・バートンの世界”展は、デザインミュージアムで2025年4月21日まで開催している。バートンの初期作品をはじめ、映画「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」や「ビートルジュース」のナプキンスケッチや彫刻などを展示。既に3万2000人以上がチケットを購入しており、同ミュージアム最大の前売りチケットセールスに達している。

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スターバックスが「ビームス ライフ」横浜店との限定コラボアイテムを発売 イートインスペースも常設

スターバックス コーヒー ジャパンは11月30日、スターバックス 横浜モアーズ店と同フロアにオープンする「ビームス(BEAMS)」店舗ビームス ライフ横浜とのコラボアイテムを発売し、コーヒーが飲めるイートインスペースも常設でオープンする。

オープンを記念して、2023年に“身に着けて楽しむ新たなTOGO(おでかけ)”をテーマにした両社のコラボで好評を博したアイテムを期間限定で一部再販売する。最小限の設計で軽量化を実現したミニマルウオレット(4400円)や、ストラップ付きのボトルホルダー(3300円)、ポケッタブルタイプのエコバッグ(3350円)、手のひらサイズのミニポーチ(2750円)、保冷バッグ(3950円、4850円)はS、Lサイズを用意する。スターバックスのロゴやチェッカー、コーヒーツリーなどポップな柄をそれぞれのアイテムにあしらった。

アイテム一覧

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「大人レゴ」でクリスマスの飾り付けを提案! “組み立て”を楽しむクリスマスリースやポインセチアを発売

レゴジャパンはホリデーシーズンに向け、インテリア空間にレゴ®アイテムを取り入れたホームデコレーションやクリスマスの楽しみ方を提案するプレスプレビュー「Build Your Christmas」を11月6日に開催した。ホリデーアイテムの展示だけでなく、大人向けレゴ®ブロックの魅力を伝える体験型コンテンツなどを用意し、ゲストをもてなした。

会場の中心には巨大なインテリアブックが設置されており、その中にはクリスマスの飾り付けを提案した空間が出現する。もみの木をベースにベリーやオレンジ、松ぼっくりなどをあしらった“レゴ®ボタニカル クリスマスリース”(1万4980円※編集部調べ、以下同)や、“レゴ®ボタニカル ポインセチア”(7580円)をディスプレーしたホリデーらしいシックな赤色の部屋に加え、ジンジャーブレッドやサンタクロース、雪だるまなどのレゴ®ブロック製のオーナメントを飾ったクリスマスツリーが目を引く部屋などを再現した。ホリデーシーズンにぴったりの大人レゴ製品は、公式オンラインストアや全国のレゴ®ストアなどで販売している。

さらに、レゴ®製品が多数飾られた女性、男性の部屋も配置した。Xを中心に話題となったボタニカルコレクション“レゴ®フラワーブーケ”“レゴ®アイコン ワイルドフラワーブーケ”や、天の川銀河や葛飾北斎の作品「冨嶽三十六景」を3Dに再現した“レゴ® アート シリーズ”などを展示。自分好みのインテリアに合わせて商品をセレクトし飾りつけることで、一味違ったアクセントとして活躍する。

ほか、クリスマスの豪華なディナーテーブルを模した空間で、“レゴ®アイコン バラのブーケ”を1輪組み立てる体験型ワークショップも開催。制作時間は10分ほどで、枯れることのないレゴ®ブロック製のバラが完成する。ピースは細かく、子ども向けレゴ®ブロックよりも難易度が高いが、つぼみ、五分咲き、満開と、開花具合の異なるバラを組み立てられる本格的な仕様だ。

レゴジャパンは、「大人レゴ」について「レゴ®ブロックが大切にしている“組み立てる”という体験を大人の皆さまにも味わってほしいという考えの元、誕生しました。組み立てに没頭することで、心を落ち着かせることができたり、デジタルデトックスをすることが可能です。“ひとり時間”での制作はもちろん、パートナーや友人と一緒に楽しむのもおすすめです。子ども向けのレゴ®ブロックよりも緻密で満足度の高い作品が完成するので、達成感があり、愛着が湧くのもレゴ®ブロックならでは。完成した後は、空間を彩るインテリアとして取り入れてほしいです」とアピールした。

問い合わせ先
レゴ®コンシューマーサービス
https://www.lego.com/ja-jp/service

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「ケイト」がマット質感を“仕込む”リップ下地発売 独自処方で魅惑の質感と潤いを両立

「ケイト(KATE)」は11月23日、“ケイト マットマキシマイザー”(1650円※編集部調べ)を数量限定で発売する。19日から店頭、ウェブ展開をスタートする。口紅前に塗ることでマット質感に整え、その後のマットリップの仕上がりを底上げするリップ下地だ。

ブランド独自のモイストマット処方を採用

色味は口紅の色を邪魔しない白半透明のクリアカラーで、ブランド独自のモイストマット処方を採用した。マットな塗膜が唇の水分蒸散を抑制し唇の潤い感をキープしつつ、縦ジワもカバー。艶消しオイルがマットな質感に整える。さらに、マットパウダーが上から重ねるマット系口紅の油分を吸収して口紅の色持ちを高めるとともに、長時間マットな質感が続く。

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カフスの名門「ルイ ファグラン」がジュエリーをスタート 7代目が挑む “脱”フォーマル&メンズファースト

カフスブランド「ルイ ファグラン(LOUIS FAGLIN)」からジュエリーが登場した。同ブランドは1899年、フランスでボタンメーカーとして創業。4代目がカフスを発明してからビジネスが急成長し、フランスのラグジュアリー・ブランドの数々へカフスやアクセサリー類のメタルパーツを提供してきた。ファクトリーブランドだったが、1999年に自社でカフス専門ブランドを立ち上げ、バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)やユナイテッド アローズ(UNITED ARROWS)、トゥモローランド(TOMORROWLAND)などのセレクトショップや高島屋などで販売している。メンズ中心、フォーマルな装いのアクセントアクセントであるカフスだけでなく、ジェンダーレスでカジュアルに楽しめるアイテムを提供したいと7代目がリブランディングに挑んだ。

歴史あるファクトリーブランドの強みをジュエリーに反映

新作ジュエリーは、シルバーを用いたネックレス、リング、ブレスレット、バングルなど。素材はシルバーとヴェルメール(3ミクロンの24金をコーティングしたもの)が中心で、いずれも10万円以下と手ごろな価格だ。カフスのトグルパーツを留め具のモチーフにしたり、ギヨーシェ彫り(直線や曲線を刻む装飾)を施したり、1万5000点以上あるカフリンクスのアーカイブからインスピレーションを受けている。性別や好みを選ばず着用できるジェンダーレスなデザインで、控え目ながらも独特なテクスチャーが特徴だ。さまざまなラグジュアリー・ブランドの要望に応え続けてきたファクトリーメーカーならではの味わいがある。

メンズ中心からより幅広い層へ魅力を届ける

7代目である「ルイ ファグラン」を手掛けるピュアリーニュの王子瑠偉アドリアン最高マーケティング責任者(CMO)は、「カフスには根強いファンがいるので、今後も作り続ける」と話す。同ブランドでは、18金やダイヤモンドを使用したカフスのオーダーも受け付けている。競合ブランドは、「タテオシアン(TATEOSSIAN)」や「バベット・ワッサーマン(BABETTE WASSERMAN)」だ。一方で、コロナでよりカジュアル化が進み、カフスの需要は一部のビジネスマンと愛好家のものになりつつある。「今までは、メンズファーストのビジネスだった。より若く幅広い層にジュエリーを提供することで、日常的に楽しんでもらい」と同CMO。カフスやマネークリップなど、メンズ中心のアクセサリーを提供してきが、1世紀以上に培われた職人技を駆使したジュエリーを性別問わず提供するのが目的だ。

クリエイションを担当するのは、同じく7代目の王子瑠嘉アルマン最高クリエイティブ責任者(CCO)。「ショールームには、過去制作したカフスがたくさんあるので着想源は尽きない。男女問わず、カフスとジュエリー両方を楽しんでもらえれば」と述べている。同時に、メンズファッション市場において、スーツでドレスアップする楽しさが再度盛り上がることを期待しているようだ。

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ニューガーズ、イタリア倒産法の適用を申請か 事業を継続しつつ再建を目指すと海外メディアの報道

伊アパレル企業ニューガーズグループ(NEW GUARDS GROUP以下、NGG)は11月18日、日本の民事再生法にあたるイタリア倒産法(Composizione Negoziata della Crisi、CNC)の適用を申請したと海外メディアが報じた。CNCは破産の手続きをするものではなく、NGGは同法の下で債務を整理しつつ事業を継続し、再建を目指すという。

NGGは2015年にミラノで設立。マルセロ・ブロン(Marcelo Burlon)と、人気セレクトショップのアントニオーリ(ANTONIOLI)を運営するクラウディオ・アントニオーリ(Claudio Antonioli)、ミラノ発のカジュアルブランド「ヴィンテージ55(VINTAGE 55)」の創業者ダヴィデ・ドゥ・ジーリオ(Davide De Giglio)の3人が共同出資した。「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)」「パーム エンジェルス(PALM ANGELS)」「アンブッシュ(AMBUSH)」「ヘロン・プレストン(HERON PRESTON)」などのブランドを擁するほか、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」(以下、オフ-ホワイト)をライセンス生産している。

19年8月、高級ECのファーフェッチ(FARFETCH)がNGGを6億7500万ドル(約1039億円)で買収。しかし、ファーフェッチは23年12月15日に経営破綻に陥っていることが明らかになり、同18日に韓国の大手EC企業クーパン(COUPANG)によって買収された。

「リーボック」の販売代理店契約の終了が痛手に?

NGGは「リーボック(REEBOK)」を保有する米ブランドマネジメント会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)と22年3月に提携し、23年5月には同ブランドの欧州における販売代理店業務などを手掛けるNGG++部門を立ち上げている。しかし、新たな契約条件で合意に至らなかったことから、ABGは24年11月初旬に同契約を終了。情報筋によれば、これに伴い、NGGはABGに対しておよそ3億ドル(約462億円)のロイヤルティーを支払う義務があるという。

なお、24年1月には、伊ファンドのスタイル キャピタル(STYLE CAPITAL)がNGGの買収を検討していると報じられたが、現時点では実現していない。

今回のイタリア倒産法の適用申請に関し、NGG、ファーフェッチ、クーパンからのコメントは得られなかった。

クーパンについて

クーパンは、“韓国のアマゾン”とも呼ばれるeコマース企業。24年4~6月期(第2四半期)決算は、売上高が前年同期比25.4%増の73億2300万ドル(約1兆1277億円)、営業損益は前年同期の1億4800万ドル(約227億円)の黒字から2500万ドル(約38億円)の赤字に、純損益は1億4500万ドル(約223億円)の黒字から1億500万ドル(約161億円)の赤字となった。純損失にはファーフェッチによる損失などが含まれている。なお、8月には、ファーフェッチの企業向けECプラットフォーム事業、ファーフェッチ・プラットフォーム・ソリューション(Farfetch Platform Solutions)を終了することを発表している。

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「ラ・メール」が無料LINEスタンプを配布 ホリデーコレクションの案内役をデザイン

「ラ・メール(LA MER)」は11月19日、LINEスタンプの配布を開始した。スタンプはホリデーコレクションのキャラクター、アテンダントを描いたデザインで、絵本のようなノスタルジックなタッチが魅力だ。

ブランドの代表商品をモチーフにしたキャラクター

「ホリデーコレクションを案内する豪華列車の旅」を案内するキャラクターとして誕生したアテンダントはブランドのアイコニックな商品である“モイスチャラ イザー”がモチーフ。ブランドカラーであるグリーンの制服を着用し、どことなくユーモラスな表情やポーズを見せている。LINEスタンプは「HAPPY」「THANK YOU」など英語の言葉が添えられているデザインや、蒸気機関車に乗ったものなど全8種類。ブランドの公式アカウントを友だち追加すると受け取ることができる。

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藤田ニコルが艶めく「ピーチ・ジョン」ベストセラーの新色“ムーディモーヴ”

「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」が、ミューズである藤田ニコルの新ビジュアルを公開した。藤田は、同ブランドのベストセラーである“ナイスバディブラ”の冬の新色“ムーディモーヴ”を着用。新色同様、艶めく表情でキャンペーンに登場している。

“ナイスバディブラ”は、やせ型もグラマーもバストとウエストをメリハリのある理想の比率に近づける優れもの。柔らかいソフトタッチワイヤーを使用しているので、まるでノンワイヤーのような着け心地で、サイズごとに厚さが異なるカップが最適なボリューム感をプラスし形良いバストに整える。価格は、ブラジャーが3900円、ショーツとソングが各1800円。

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「C.P.カンパニー」×「アイ ジュンヤ ワタナベ マン」の第2弾 ゴーグル付きのナイロンキルトコートを発売

イタリア発スポーツウエアブランド「C.P. カンパニー(C.P. COMPANY)」は、「アイ ジュンヤ ワタナベ マン(EYE JUNYA WATANABE MAN)」とコラボ第2弾となるナイロンキルトコート“3Lナイロンキルトコート ジュンヤ コラボ”を発売した。価格は、17万6000円で、「C.P.カンパニー」渋谷店と、「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」の直営店および取り扱い店で販売中だ。

フィッシュテールパーカをミリタリー調のディテールで再解釈

同アイテムは、フィッシュテールパーカをミリタリー調のディテールで再解釈し、「C.P.カンパニー」のシグネチャーであるエクスプローラーゴーグルフードをあしらったナイロンキルトコート。ゆったりとした無骨なデザインに、「C.P.カンパニー」の機能性を掛け合わせた。生地は、ラミネート加工を施した3層のナイロンキャンバスを採用し、キルティングの裏地には、ボンバージャケットに着想を得たオレンジカラーが映える仕様に。内部には軽量かつ保温性に優れるプリマロフト素材を使用した。そのほかにも、フルジップ、隠しフラップ留め、ウエストのドローストリング、調整可能なカフスなど、細部のディテールにまでこだわった。

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「アンドビー」の川口春奈コラボ第3弾 “愛犬デザイン”の限定コンシーラー&4色アイパレットの限定色

ヘアメイクアップアーティストの河北裕介がプロデュースする「アンドビー(&BE)」は11月30日、ブランドミューズを務める川口春奈とのコラボ第3弾を数量限定で発売する。2色コンシーラーパレットの限定デザインを用意したほか、4色アイシャドウパレットの限定色も登場する。

“ファンシーラー”[SPF20・PA++](各3850円)は、ファンデーションのような軽やかな塗り心地と、コンシーラーの高カバー力を兼ね備えたハイブリッドアイテムで、少量で隠したい部分を的確にカバーできる。限定デザインは、川口の愛犬であるAMUのイラストをあしらっており、東京を拠点に活動するイラストレーターのWALNUTが手掛けた。カラーはベージュ&オレンジと、ライトベージュ&オレンジの定番2色。

“パレットアイシャドウ”(3300円)は、目元に自然な奥行きを与え、印象的なアイメイクに仕上げる河北こだわりのカラーリングが特徴のアイシャドウパレットだ。限定色“ファジーネーブル”は、肌に溶け込むような自然な発色をかなえるミュートカラーの配色で、ベージュやブラウンをベースに、主役となるゴールドとピンクのアイシャドウを配置した。

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「ミズノ」24-25年のエリートランナー向けシューズ発売 「爆発的な反発」生む新ソール素材

「ミズノ(MIZUNO)」は11月29日、2024-25年の駅伝やマラソンシーズンに向けたエリートランナー向けのシューズ2型を発売する。「反発こそ、勝利への一歩。」と銘打ち、技術を結集して「爆発的な反発でスピードをアシストする」シューズを開発。話題性の高い1月2、3日の箱根駅伝でも、選手着用率をどこまで高められるか注目が集まる。

新型2モデルは、前足部(フォアフット)着地の走法の選手に向けた“ウエーブ リベリオン プロ スリー(WAVE REBELLION PRO 3)”(片足約225グラム)と、中足部接地の選手に向けた“ウエーブ リベリオン プロ ロー(WAVE REBELLION PRO LOW)”(片足約215グラム)。価格はどちらも2万9700円だ。

両シューズの最大のポイントは、高い反発性を生むために、「ミズノ」独自のソール素材“ミズノ エナジー”よりも柔らかく反発性があるという次世代ミッドソール素材、“ミズノ エナジーXP”を採用した点。「ソールの原材料として何を使うかはもちろん、熱や圧力、温度などの成形条件によっても柔らかさや反発性が変わってくる。開発には非常に苦労した」と開発担当者。

ふくらはぎの筋肉の負荷を減らすために、両モデルとも(特に“ウエーブ リベリオン プロ スリー”で)ソールのかかと部分が切れ上がる形状を採用。また、「市場全般として、柔らかいソールが増えて不安定感が増している」という分析から、接地するエリアがより広く、フラットになるソール構造とした。ソールには引き続きカーボン繊維強化ナイロンプレートの“ミズノ ウェーブ(MIZUNO WAVE)”を内蔵。「(カーボンプレート内蔵シューズがもはや当たり前になったが)一口にカーボンと言っても製法によって反応は全く異なる。当社のプレートは樹脂によってしなって戻る力がある点が差別化ポイント」という。

「ミズノ」は21年に、「スムーズに速く走る」ことを純粋に探求する、“スムーススピードプロジェクト”を部門横断で立ち上げた。「以来、過去の売れ行きや実績、開発期間などに囚われることなく、ゼロベースで開発を進めている」と開発担当者。21年といえば、箱根駅伝で「ナイキ(NIKE)」が選手着用率95%超を叩き出した年。以来、各社の開発競争が激化しており、25年の箱根でも「ミズノ」を含めた各社がどこまで「ナイキ」からシェアを奪えるかが、選手の走りと共に大きなトピックスとなっている。

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ビーピーラボとブックオフが回収ボックス「アールループ」スタート 市役所への導入も


ビーピーラボ(BPLab)とブックオフグループホールディングスは11月1日、リユースとリサイクルの循環型回収ボックス「アールループ(R-LOOP)」をローンチした。回収ボックス設置費用・回収物の配送費用は原則無料。施設などは所定のボックスを設置するだけで、「アールループ」側が不要な衣料品・雑貨を回収しリユースやリサイクルにつなげる。

回収後の衣料の行方は一般的に、「リユース・リペア」と「リサイクル」のふたつに大別できる。現在のところ多くの回収プロジェクトはどちらか一方に強みを持つ。「アールループ」は2社それぞれの強みを生かし、リユースはブックオフが、リサイクルは繊維製品の回収・再生の循環プラットフォームを運営するビーピーラボがそれぞれ行う点がポイントだ。リユースとリサイクルの分別はブックオフの6拠点で手作業で行う。リサイクルはビーピーラボが契約するリサイクル工場で繊維製品を280種類以上に分別し再資源化へ進める。

回収ボックスの設置はブックオフの店頭、全国29店舗でスタート。自治体では、11月1日に相模原市市役所が導入した。設置から約3か月の間、モデル実証ケースとして来庁する人から回収をする。対象は、靴やバッグなどの服飾雑貨・生活雑貨・おもちゃと衣料品で、コピー品や破損が激しい物など、アイテムによっては対象外となる。

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ビーピーラボとブックオフが回収ボックス「アールループ」スタート 市役所への導入も


ビーピーラボ(BPLab)とブックオフグループホールディングスは11月1日、リユースとリサイクルの循環型回収ボックス「アールループ(R-LOOP)」をローンチした。回収ボックス設置費用・回収物の配送費用は原則無料。施設などは所定のボックスを設置するだけで、「アールループ」側が不要な衣料品・雑貨を回収しリユースやリサイクルにつなげる。

回収後の衣料の行方は一般的に、「リユース・リペア」と「リサイクル」のふたつに大別できる。現在のところ多くの回収プロジェクトはどちらか一方に強みを持つ。「アールループ」は2社それぞれの強みを生かし、リユースはブックオフが、リサイクルは繊維製品の回収・再生の循環プラットフォームを運営するビーピーラボがそれぞれ行う点がポイントだ。リユースとリサイクルの分別はブックオフの6拠点で手作業で行う。リサイクルはビーピーラボが契約するリサイクル工場で繊維製品を280種類以上に分別し再資源化へ進める。

回収ボックスの設置はブックオフの店頭、全国29店舗でスタート。自治体では、11月1日に相模原市市役所が導入した。設置から約3か月の間、モデル実証ケースとして来庁する人から回収をする。対象は、靴やバッグなどの服飾雑貨・生活雑貨・おもちゃと衣料品で、コピー品や破損が激しい物など、アイテムによっては対象外となる。

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リセール取引所「ストックX」が24年のトレンドリポートを発表 「アシックス」「プーマ」の検索数上昇

スニーカーを中心としたリセール商品のオンライン取引所「ストックX(STOCK X)」が、ギフト需要が盛り上がるホリデーシーズンを前に、2024年に検索や取り引きが急上昇したブランドやアイテムを紹介するトレンドリポートを発表した。「アシックス(ASICS)」と「プーマ(PUMA)」の継続的な人気上昇が目立っている。

「アシックス」は「ストックX」において過去1年間で検索数が最も急上昇したスニーカーブランドという。24年1〜10月で、「アシックス」のブランド別検索数は前年同期比で3268%増加した(約33.6倍)。特に、“ゲル 1130”の取り引きは、同1074%増(約11.7倍)となった。アシックスが運営する「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」のブランド別検索件数は同375%増加しており(約4.7倍)、“メキシコ66”の取り引きは同845%増(約9.4倍)となった。

「パフォーマンスランニングシューズのブランドという、従来のニッチ市場の枠を乗り越えた『アシックス』を称賛する」と、「ストックX」でスニーカーを担当するドリュー・ヘインズ(Drew Haines)マーチャンダイジング・ディレクターはコメント。「『アシックス』は自社の強みがパフォーマンスブランドとしての伝統にあることを忘れることなく、ブランドを革新して、履き心地のいいライフスタイルスニーカーを求める一般消費者にもアピールしている」と続ける。

「プーマ」はレトロなデザインに支持

「プーマ」もリセール市場で勢いを増している。ブランド別検索件数は同2022%増(約21.2倍)と急伸、検索件数の増加率はスニーカーでは「アシックス」に次いで2位だった。なかでも“スピードキャット”の検索件数は同2638%増(約27.3倍)で、“パレルモ”の検索件数は同669%増(約7.6倍)だった。

「『プーマ』は、レトロなデザインと多用途で使える点、快適さ、トレンドとなっているファッションと連動して着こなしに取り入れられる点などが複合的に支持され、ブランドとして浮上した」と、ヘインズ ディレクターは分析。「アディダス」で“サンバ”や“ガゼル”といったレトロなシルエットのサッカーシューズが女性を中心にここ数年ヒットしているが、「『アディダス』が目覚ましい成功を収めたのと同様に、『プーマ』もサッカーに由来するクラシックなモデル(“パレルモ”)をファッショントレンドと連動して復活させるなどし、好調となった」と見る。

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ユニクロのグローバル化とオペレーションを支えるキーパーソンとは?

企業が期ごとに発表する決算書には、その企業を知る上で重要な数字やメッセージが記されている。企業分析を続けるプロは、どこに目を付け、そこから何を読み取るのか。この連載では「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」(共に日本経済新聞出版社)の著者でもある齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、企業の決算書やリポートなどを読む際にどこに注目し、どう解釈するかを明かしていく。2024年8月期連結決算から読み取れるファーストリテイリングの強さについて、2回に分けて紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年11月18日号からの抜粋です)

今回と次回は、ファーストリテイリング(FR)の2024年8月期連結決算について詳しく解説をします。売上高は3兆円超えで、営業利益も5000億円超えを到達。次のステージに上がった期だったのではないでしょうか。決算分析を通じての私の感想は「やっぱりユニクロってすごい」。

好業績を支えている要因は何か。「インバウンド需要」「海外事業」「生産性向上」が3つのキーワードです。今回は「インバウンド需要」「海外事業」について解説します。

まず、今年初めてインバウンド(免税)売り上げが公表されました。それが、国内ユニクロ事業の8%、つまり約750億円です。これは大きい。昨年と比べて比率が倍になったそうです。すごい伸び率ですし、ラグジュアリーブランドでもないのに、海外からの旅行者が「日本に行ったら買おう」と思うブランドだということです。ベーシックを販売するチェーン店がこれだけ売るというのは、本当にグローバルブランドになったんだなと感じました。特に夏休みのインバウンド需要をうまく捉えたことは、6〜8月期の好業績に表れています。

そんなユニクロの海外事業の売上収益は前期比28.5%増の1兆7118億円、同43.3%増の営業利益は2834億円。過去最高を達成しています。国内ユニクロ事業の売上収益9322億円を大きく上回っており、営業利益は2倍近く稼いでいます。

ユニクロ 2024年8月期 地域別売上収益・営業利益・営業利益率と前年比

投資家はユニクロが最多店舗数を構える中国市場の収益性低下を懸念していました。ただ、地域別売上高を見ると、欧州、北米、韓国・東南アジア・インド・豪州が躍進しており、中国の低迷をカバーしています。

欧州は売上高が前期比49.1%増で、営業利益が同82.5%増、北米は売上高が同43.7%増で、営業利益が同91.9%増と共に大きく成長しています。

カギを握るのはスーパーバイザー

この躍進の要因の1つには、キーパーソンの存在があります。職種的に言うとスーパーバイザーです。FRは「店長と店舗スタッフが主役」と掲げていますが、彼らがうまく仕事できるように支えているのがスーパーバイザーです。国内では1人で約8店舗を見る、いわゆるエリアマネジャーで、商売人、経営者である店長を育成します。

ユニクロ海外事業の躍進の背景には、そういうスーパーバイザーが国内で力をつけて、海外に出て行き、中国にしても欧米にしても、ローカルスタッフが店舗を上手に運営するサポートをしていたわけです。

今回ちょっとステージが上がったなと思ったのは、各国で店舗から地域を任せられる人が次々に現れていて、異動しているという話が出ていたからです。海外のローカルで育ったスーパーバイザーたちが、他の地域に異動し始めたということで、ここの人材の層が厚くなったことが、海外での成長をグッと押し上げていると考えます。

同時にマーチャンダイザー(MD)も動き始めています。今まではグローバルヘッドクォーターである東京にいるマーチャンダイザーがグローバルな商品企画をしていましたが、やはり品ぞろえを地域対応させる必要があるという観点から、海外に異動しているようです。つまり、店舗運営人材に続いて、ローカルマーチャンダイジングの精度を高めるステージに入ってきているなと感じました。こうした動きを踏まえると、さらにグローバルでの成長は続くでしょう。

ユニクロ 地域別店舗数の推移

筆者は中国には今年4回ほど行きましたが、かつては新しい商業施設ができると必ずといっていいほどユニクロが出店していて、「店を出せば売れる」状態でしたが、最近は館によって集客に勝ち負けが出ていて、ユニクロといえども、入店客数が少ない店舗を目にしました。決算発表で幹部が言っていたように、これから中国でもスクラップ&ビルドが本格化しそうです。

実は韓国・東南アジア・インド・豪州の貢献も大きいです。売上収益は前期比46.1%増の5405億円。中国の売上収益6770億円に追いつく勢いで成長しています。さらに営業利益率を見ると18.1%と群を抜いています。FR自身がアピールする欧米よりも、実は貢献度が高いですよね。

本当であれば、この辺りの出店を加速するべきなのです。会見でそのことを指摘されていましたが、「量より質です」という感じの答えでした。

やはりローカルで人を育てるのが、比較的やりやすい地域とそうでない地域があるのでしょう。あくまでも決算発表時の空気ですが、欧州と同じくらい国や地域で文化や言語が異なるので、なかなか難しいのかな、という印象を受けました。人口が多く、市場としての可能性は大きくても、質を伴っての成長を考えると、難易度が高いため、もう少し時間がかかるということでしょう。

グローバル化の恩恵は、値下げのコントロールにも表れています。例えば国内ユニクロ事業でいえば、気温が高い間はしっかり夏物を店頭に確保して、需要のあるうちは売り逃さない。シーズンが変わったら、潔く切り替えて、仕込んでおいた商品は、年中夏物が売れる東南アジアなど、売れる地域に持っていって販売できるようになってきたようです。こうしたことをグローバルレベルでできるようになったことは売上高と営業利益の伸長に大きく寄与していると言えるのではないでしょうか。

もう1つのキーワード「生産性向上」については12月9日号でお話しします。

最近気になっているのは
NBAで活躍するのが楽しみな日本選手

河村勇輝選手がツーウエイ契約でNBAの舞台に立ちました。身長172cmは現役NBAで最も背の低い選手だそうです。今年はまだNBAの下部リーグのGリーグでの活動が中心となると思いますが、富永啓生選手と共にGリーグでの活躍と実績を踏まえてNBAのレギュラー選手になることを楽しみにしています。


齊藤孝浩/ディマンドワークス代表

齊藤孝浩/ディマンドワークス代表 プロフィール

1988年、明治大学商学部卒業。大手総合商社アパレル部門に勤め10年目に退職。米国のベンチャー企業で1年勤務し、年商100億円規模のカジュアルチェーンへ。2004年にディマンドワークス設立。ワンブランドで年商100億円を目指すファッション専門店の店頭在庫最適化のための人材育成を支援。22年4月、明治大学商学部特別招聘教授就任。著書に「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」(共に日本経済新聞出版社)。「『アパレルゲームチェンジャー』でもLVMHの地域別カテゴリー別ビジネスポートフォリオを取り上げました。まさしくグローバル企業のバランスを支える経営管理の1つです。日本からもアシックス以外にそんなファッション企業が登場することを楽しみにしています」

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兵庫県 播州産地がオープンファクトリー開催「昔話はもういい。もういっぺん、現場を開く」 


兵庫県西脇市と多可町は10月26、27日に協業で、地元企業がものづくりの現場を一般に開放するイベント「もっぺん」を初開催した。西脇市と多可町は南北に流れる杉原川や良質な地下水など水資源が豊かな地域で、それを生かした織物や染色は「播州産地」の名で知られている。産地全体の生産量はピーク時と比べると大幅減少している、関係者たちは「なんべんでも立ち上がり、挑戦する」思いを込めてイベント名を「もっぺん」とした。オープンファクトリーを通じて見えたのは、一口に播州といっても個性豊かな企業スタンスや、職人技だ。

産業としての起源は1792年、ひとりの宮大工に始まる

新神戸駅から日本海方面に向かって車で1時間強、紡績、織物、染色・加工などの工場は穏やかな田園風景の中に点在している。温暖な地域の日本の繊維産地の多くがそうであるように、播州も自家用綿花栽培に始まり、産業としては1792年に宮大工の飛田安兵衛が京都西陣から織物の技術を持ち帰ったのが起源と伝えられている。これもまた他の繊維産地と同じで水源が豊富で、加古川、杉原川、野間川などの河川が染色業の発展につながってきた。年間生産量は1987年の約3億8,800万平方メートルをピークに減少し、2023年は約1,256万平方メートルと、ピーク時の約3.0%。まさに“激減”だ。「もっぺん」の実行委員のメンバーたちは、この現実を踏まえつつ「僕らは良い時は知らないから、ここから上がるしかない、昔話はもういい。もっぺんやり直そう」と言う。

織機をフルカスタムし、アイデアで直販勝負

「立ち上がり方」はそれぞれだ。1950年創業の大城戸織布は「直販」にこだわり、織機に手を加え、オリジナルの織物で勝負している。工場の引き戸を開いて中に入ると、整理整頓が行き届いた工場の天井から大量の房耳が下がっており、圧巻だ。房耳とは高精度織機で織る生地の両端の耳糸が房状になるもの。「捨て耳」とも呼ばれ、多くの工場では廃棄しているが、 同社では2011年からそれを直販している。生地そのものが個性的だから房耳も希少価値が高い。それに気がついた個人ブランドや手芸愛好家などから人気になっている。

同社の2代目である大城戸祥暢 大城戸織布代表は、現在のスタイレム瀧定大阪を経て、1997年に家業を継いだ。公式ページの言葉がその姿勢をわかりやすく伝える。「生産者からの直接販売によってオモシロイものが生まれ始めている。テキスタイルの生産現場には無尽蔵のネタがあり、目指すところは存在感がある布“喋る生地”だ。AIによる織機の革新が進んでも人による手作業やアイデアをしのぐことは不可能で、飽くまで“現場主義”をまっとうする」。

「オモシロイ」生地作りは「ブランドの担当者と1対1で話す」ことに始まり、他との違いを出すための織り方や加工のアイデア、そして大城戸代表自身がフルカスタムした織機(この記事の冒頭写真)などで織り出す微妙な風合いから生まれる。「誰でも買える糸でも数社のものを撚り合わせ、織り方のタイミングを変えれば独特の見え方になる」などと着眼点がユニークだ。気の相手から難しいお題が届けば考えて手を動かし、提案を生み出す。この日も島根で羊の育成から行っている「カサギ・ファイバー・スタジオ」から届いたボリュームのある無染色ウールを前にアイデアを捻っていた。

オープンファクトリーでは第二工場も公開していた。そこには、「フェラーリ程度」を投資した高速織機が鎮座しており、これもまた改造を加えているという。「勉強のためにこれを入れた。この辺りには、生産環境を作るための仲間がいるから、機織りをするには最高の場所だ」。

ひときわ異彩を放つ「イッテンもの量産主義」の「タマキニイメ」

播州産地の中でもひときわ異彩を放つのが、「タマキニイメ(TAMAKI NIIME)」だ。福井出身の玉木新雌デザイナーが2004年に同ブランドを立ち上げ、08年に西脇市に直営店をオープン。10年から染工所跡地である現在の場所へ移し、デザインから染色、織り、ニット、縫製、そして完成品の販売やPR活動まで一貫してこの場所で行っている。社内には畑があり、馬やアルパカがいて、バスケットゴールもある。会社というより大きなアトリエや共同体の趣だ。

屋内は吹き抜け、もしくはガラス張りで見通しが良い。そして床や天井のあちこちにカラフルなメッセージが描かれている。「常に新しい挑戦」「透明性」「tanoしむ!」「変態モノづくり集団」など。「イッテンもの量産主義」とあるように、基本は一人の作り手がひとつの服を一貫して担当する。使う機械の調整も自分で行う。「すべての職人が、一点物という最小SKUを最初から最後まで一貫して手掛ける。もちろん最初はできないこともたくさんある。結果できるようになって、次のステージを目指す人は多い。ここでの3年の経験は“ヤバイ”と思う」と玉木デザイナーは言う。編み機の上には編みかけの生地が残り、ミシンの周りには個人の部屋のようなデコレーションがある。いたるところに人の存在感を強く感じる独創的な「工場」だ。

“日本一小さな” 紡績工場を独自でオープン

玉木新雌はなんと、独自で紡績工場も作ってしまった。2年をかけて機械を集め“日本一小さい紡績工場”を4月に本格オープンをする。オープンファクトリーで説明を担当したのは、播州産地で長年この仕事に携わった後同社に入った藤本隆太繊維品製品品質管理士だ。トルコから仕入れたオーガニックコットンを用いた紡績の全工程を実に楽しそうに説明する。「紡績はクリエイティブ。玉木さんはきれいな糸よりも表情のある糸が良いという。原料からこだわり、ここにしかない糸を作りたい」と藤本管理士。今進めているのは、国内の有機栽培コットン農家・団体との連携だ。

「白は200色ある」を地で行く、先染めの全工程を一貫する東播染工

播州織りと言えば先染めが有名であり、その先染めの代名詞とも言えるのが東播染工だ。日本で唯一、染色・サイジング・織り・加工まで一貫で行う先染め織物に特化した1943年創業のテキスタイルメーカーで大量生産商品から、デザイナーズブランドのこだわりの表現までを担う。日本生産にこだわり、大型機械を用いた全工程を広大な敷地の中で一貫している。

機械の稼働規模が大きいため、週末開催の「もっぺん」でのオープンファクトリーには参加していない。糸編が主催する「産地の学校」では休日の工場を訪れ、担当者から話を聞いた。上記の写真は電気を落とした工場の様子だ。ゴミも汚れも全く見当たらない磨き上げた機械と床を見れば徹底管理もまた職人の仕事のひとつだと理解する。

染めは素材、ロットサイズ、天候などあらゆる条件で染め上がりが変わってくる。機械を前にした人の手がそこで生きてくる。タレントのアンミカさんの有名な「白って200色あんねん」のあの言葉をここではまさしく目にすることができるのだ。

縫製工場の開設でジレンマを解消し、“メード・イン・播州”

播州織の産元商社である播は今年、西脇市に縫製工場を開設した。目的は「ここから“メード・イン・播州”の品を消費者に届ける」こと。播州織りの生地であっても中国で縫製すれば“メード・イン・チャイナ”となる。そのジレンマを少しでも解消しようと、西脇市の「西脇ファッション都市構想」事業を活用し、生地づくりから縫製まで、産地での一貫生産の体制を整えた。自社ブランドのワイシャツや、他社から委託を受けた商品を生産している。

新工場の建物面積は約650平方メートルで、ミシン約30台やコンピューター制御の裁断機、アイロン台など、最新式の設備を導入した。従業員は新たに雇用した10人からスタートし、熟練度を高めながら20人程度まで増やすという。雇用を通じて街との産業のつながりも深めてゆくのも狙いだ。

オープンファクトリー時に同工場を訪れていた西脇市の職人は、「もっぺん」の初開催について「播州織という共通の地場産業を有する西脇市と多可町が、2市町の垣根を超えて地域一体となって活性化に取り組めたことが一番の成果。今後は認知度向上に向けたPRを強化し、コンセプトである“まちびらき”に向けて、地域住民をさらに巻き込む工夫をしてゆく。そのためにも継続して開催するための人や資金の仕組みづくりが課題だ」と話している。

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「バレンシアガ」CEOが「サンローラン」CEOに就任 ケリングでさらなる人事異動

「グッチ(GUCCI)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」などを擁するケリング(KERING)は11月18日、新たな要職人事を発表した。2025年1月2日付で、セドリック・シャルビ(Cedric Charbit)=バレンシアガ社長兼最高経営責任者(CEO)がサンローランCEOに就任。その後任には、ジャンフランコ・ジャンアンジェリ(Gianfranco Gianangeli)=サンローラン最高商務責任者(CCO)が就く。また、フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=サンローラン社長兼CEOは、23年から兼任しているケリングのブランド開発担当副CEO職に専念。グループ傘下各ブランドのCEOを統括する。

13年からサンローランの指揮を執ってきたベレッティーニ=ケリング副CEO は、エディ・スリマン(Hedi Slimane)と共に仕事をした後、16年にアンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)をクリエイティブ・ディレクターに任命。関係者によると、彼女は在任中にビジネス規模をおよそ6倍に成長させたという。今後については「ケリングのブランド開発担当副CEOとしての役割に専念できることを楽しみにしている」とし、「グッチでの直近の人事異動(編集部注:ステファノ・カンティーノ=グッチ副CEOが25年1月1日付でCEOに昇格)やその他の重要な人事により、現在抱える課題に取り組み、将来の舞台を整えるためにふさわしい人材がそろった」と説明した。

新CEOの経歴と求められるもの

ファッションに対する強い直感とデザイナーとの親密な関係が高く評価されているシャルビ=サンローラン新CEOは、トゥールーズ・ビジネススクールを卒業後、2001年にフランスの百貨店プランタンでバイヤーとしてキャリアをスタート。小売業での要職を経て、エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)の副ゼネラルマネジャーに就任した。12年にサンローランに商品戦略ディレクターとして入社し、商品&マーケティング担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントまで昇格。16年11月にバレンシアガ社長兼CEOに就任し、19年7月にはケリング執行委員会の一員となった。

サンローランでは、特に中国においてラグジュアリー消費が落ち込み、インフレと高金利が世界的な消費の重荷になる中、セールスの勢いを再活性化させることに向き合う。24年度の売上高(既存店ベース)は減速しており、第1四半期は前年同期比6%減、第2四半期は同9%減、第3四半期は同12%減。ケリングは、シャルビ新CEOのミッションについて「彼の専門知識とリーダーシップを生かし、パリを象徴するメゾンをさらに発展させ、そのユニークなポジショニング、伝統、アイデンティティーを構築することだ」と述べた。

また、ベレッティーニ=ケリング副CEOはシャルビ新CEOについて、「サンローラン時代、セドリックは私の重要な協力者の一人であり、彼のリーダーシップと独自のスキルにいつも感心していた」とコメント。「バレンシアガで、彼は驚異的な成長を成し遂げただけでなく、困難を乗り越えてブランドの舵を取り、新たな勢いをもたらした。彼こそ、サンローランの次の章を切り開く完璧なリーダーだと確信している」と続けた。

一方、ジャンアンジェリ=バレンシアガ新CEOは、06年にボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)でキャリアをスタート。マーチャンダイジング・マネジャーや日本法人のバイス・プレジデントを経て、2011年にプラダ(PRADA)のアソシエイト・インターナショナル・ディレクターに就任した。13年から4年間ジバンシィ(GIVENCHY)でグローバル・リテール・ディレクターを務めた後は、自身の家族が所有するイタリア・ペルージャのニットウエアメーカーでビジネスの再構築に取り組んだ。その後、20年にメゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)のCEOに就任。23年9月にサンローランに入社した。

08年からボッテガ・ヴェネタでマーチャンダイジング・ディレクターを務め、当時からジャンアンジェリ新CEOを知るベレッティーニ=ケリング副CEOは、「マーチャンダイジングチームの一員だった彼の才能をすぐに認識した。数年間一緒に働き、その後も絶えず連絡を取り合っていた」とコメント。「常にこの業界で最も優秀なプロフェッショナルの一人だと考えてきた彼が昨年、サンローランに加わったとき、ブランドだけでなくグループにとっても大きなプラスになったと感じた。そんな彼は、バレンシアガにおけるセドリックの完璧な後継者だ」と続けた。

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地方百貨店は生き残れるか:記者談話室vol.153

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

第153回のテーマは「地方百貨店は生き残れるか」。東京や大阪など大都市の有力百貨店は、富裕層やインバウンドの旺盛な消費で過去最高の売り上げを記録しています。対照的に、地方都市の百貨店では閉店が相次ぎ、県内に百貨店が全くなくなる「百貨店ゼロ県」も増加中です。逆風の中、地方百貨店は何をすべきか。大規模改装など変革を進める岩手県盛岡市の「川徳」の事例をもとに考えます。

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「イプサ」からヘルシーな印象の肌へ導く高機能美容液が登場 運動と美肌の関係性に着目

「イプサ(IPSA)」は2025年1月16日、高機能美容液“セラム アクティブ”(50mL、1万3200円※編集部調べ)を発売する。運動と美肌の関係性に着目し、いきいきとしたヘルシーな印象の艶肌を目指した。公式オンラインストアでは28日から取り扱う。

同商品は、ハリ・弾力とうるおいをケアしていきいきとした肌へと導く独自の“ACT5テクノロジー”を搭載し、ローヤルゼリーエキス、トウキ根エキス、オタネニンジン根エキス、グリセリンなどを配合した。

テクスチャーはウオーターベースで、独自の“ソフトシェル構造乳化技術”を採用。エモリエントパーツが抉れながら肌に馴染み、塗布後はベタつかないコーティング膜に変化して肌を覆い、ハリ感を与える。

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「イプサ」からヘルシーな印象の肌へ導く高機能美容液が登場 運動と美肌の関係性に着目

「イプサ(IPSA)」は2025年1月16日、高機能美容液“セラム アクティブ”(50mL、1万3200円※編集部調べ)を発売する。運動と美肌の関係性に着目し、いきいきとしたヘルシーな印象の艶肌を目指した。公式オンラインストアでは28日から取り扱う。

同商品は、ハリ・弾力とうるおいをケアしていきいきとした肌へと導く独自の“ACT5テクノロジー”を搭載し、ローヤルゼリーエキス、トウキ根エキス、オタネニンジン根エキス、グリセリンなどを配合した。

テクスチャーはウオーターベースで、独自の“ソフトシェル構造乳化技術”を採用。エモリエントパーツが抉れながら肌に馴染み、塗布後はベタつかないコーティング膜に変化して肌を覆い、ハリ感を与える。

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BLACKPINKロゼとデュア・リパが「プーマ」のキャンペーンに登場 新ビジュアルを公開

「プーマ(PUMA)」は、グローバルアンバサダーのデュア・リパ(Dua Lipa)とBLACKPINKのロゼ(ROSE)を起用したキャンペーン“リライト ザ クラシックス(REWRITE THE CLASSICS)”を前期に引き続き今シーズンも12月5日から全世界で展開することを発表した。

同キャンペーンは、プーマのクラシックなデザインを新しい世代に再提案することを目的とし、新ビジュアルではキャンペーンの一環として発売から25周年を迎えた“スピードキャット OG”(ブラック/レッド、各1万4300円)を2人が着用した。

新ビジュアル

ロゼはブラックの“スピードキャット OG”にシルバーのレーシングジャケットを合わせ洗練された存在感を放ち、デュア・リパはレッドの“スピードキャット OG”にプーマのレーシングスタイルを身にまとい、力強さを表現した。特徴的な車に乗り込みながら寄り道を楽しむ2人の姿は、ルールに縛られない自由と冒険心を体現している。

アイテム詳細

本キャンペーンで登場するシューズは、プーマストア 原宿キャットストリート、プーマストア大阪、プーマストアお台場、プーマストア富士見、プーマストア京都、プーマストア福岡、プーマ公式オンラインストア及びプーマアプリ、一部取扱店舗で販売中だ。

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BLACKPINKロゼとデュア・リパが「プーマ」のキャンペーンに登場 新ビジュアルを公開

「プーマ(PUMA)」は、グローバルアンバサダーのデュア・リパ(Dua Lipa)とBLACKPINKのロゼ(ROSE)を起用したキャンペーン“リライト ザ クラシックス(REWRITE THE CLASSICS)”を前期に引き続き今シーズンも12月5日から全世界で展開することを発表した。

同キャンペーンは、プーマのクラシックなデザインを新しい世代に再提案することを目的とし、新ビジュアルではキャンペーンの一環として発売から25周年を迎えた“スピードキャット OG”(ブラック/レッド、各1万4300円)を2人が着用した。

新ビジュアル

ロゼはブラックの“スピードキャット OG”にシルバーのレーシングジャケットを合わせ洗練された存在感を放ち、デュア・リパはレッドの“スピードキャット OG”にプーマのレーシングスタイルを身にまとい、力強さを表現した。特徴的な車に乗り込みながら寄り道を楽しむ2人の姿は、ルールに縛られない自由と冒険心を体現している。

アイテム詳細

本キャンペーンで登場するシューズは、プーマストア 原宿キャットストリート、プーマストア大阪、プーマストアお台場、プーマストア富士見、プーマストア京都、プーマストア福岡、プーマ公式オンラインストア及びプーマアプリ、一部取扱店舗で販売中だ。

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