資生堂「厳しい現状を踏まえた」2カ年計画を発表 ブランドの撤退・縮小も視野に

資生堂は11月29日、2カ年計画「SHIFT 2025 andBeyondアクションプラン2025-2026」を発表した。「シセイドウ(SHISEIDO)」など売上高1000億円規模の3ブランドと、1000億円を目指す5ブランドを明確にし、ブランドポートフォリオ戦略を強める「ブランド力の基盤強化」と、「高収益構造の確立」を軸に、変化の激しい市場でも安定的な拡大を実現する事業構造の構築を目指す。

藤原憲太郎社長はコロナ禍以降を「多くの外部環境の変化に影響を受け、その都度対応してきたが、結果として当初の計画が未達に終わっている」と振り返った。市場の不安定な状況は今後も続くことを前提に、2カ年計画「アクションプラン2025-2026」を策定したが「成長を決して楽観視せず、厳しい現状を踏まえた」とした。

「ブランド力の基盤強化」で注力ブランドの選択と集中

最優先課題の一つに掲げる「ブランド力の基盤強化」は、注力ブランドへの選択と集中、グロスプロフィットの最大化、ブランド価値強化に向けたブランドと地域での連携したオペレーション体制強化を具体的な取り組みとする。注力ブランドへの選択と集中では、売上高が1000億円を超える「シセイドウ」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「ナーズ(NARS)」を“コア3”に設定。ブランド価値の精華、ヒーロー商品に集中したマーケティングの強化、欧米とアジアパシフィックでの成長を加速し、日本での成長の勢いを維持する。

次の売上高1000億円ブランドとして「アネッサ(ANESSA)」「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUME)」「エリクシール(ELIXIR)」「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」を“ネクスト5”と位置づける。“ネクスト5”は、主力市場でローカルニーズを取り込むことで成長を実現し、収益基盤を整えることを最優先課題とする。利益率を改善し、セルフファンディングできるようなブランドになることで、他地域への積極展開を目指す。

カテゴリーはサンケアとフレグランスを戦略的に強化。これらを含め、ブランド力強化として、24年から2カ年累積で300億円のマーケティング投資を追加していく。一方で、収益性や成長性も鑑みて、戦略的なブランドの撤退・縮小などの検討も進める。

24年度時点で、全体の売り上げに対する“コア3”と“ネクスト5”の構成比は7割を超える。重点的な投資を通して、26年末時点で全体の8割以上を割り当てる形を目指す。“コア3”と“ネクスト5”は平均を上回るブランドマージンを有するため、集中投資によって成長加速を図り、全社的なブランドミックスによる利益率の改善にもつながる。ブランド認知をより先鋭化するため、競争優位の源泉である技術力と研究開発力をダイレクトにブランド価値へ転換することに重点を置く。

聖域なきコスト構造改革で「高収益構造の確立」目指す

最優先課題の二つ目である「高収益構造の確立」は、グローバルでの固定費の低減、日本・米州・欧州・アジアパシフィックの収益性のさらなる改善、中国とトラベルリテールの事業基盤再構築を指す。「グローバルで聖域なきコスト構造改革」を実行し、24年と25年は、日本と中国を中心に400億円越えのコストカットを目指す。26年は米州と生産部門における原価低減を含むグローバル本社を中心に実施し、250億円のコストカットを実行する。原価やマーケティング投資の削減に取り組むが、半分以上は人件費、その他経費が占める予定だ。

これらを実施し、26年は、原価が24年度比2%減の22%、マーケティング投資が同1%増の29%、ブランド・研究開発投資が並の4%、人件費と経費が同2%減の38%、コア営業利益率は2倍の7%を見込む。

中国市場については「中国市場は中長期的に見れば巨大な消費市場であることは間違いない。アジア人の肌のエキスパートである当社が中国で提供できる新しい価値はまだまだたくさんある」と話す。ニーズの多様化を捉えたポートフォリオ戦略、消費者・市場変化の即応する組織能力強化、ブランド価値の最大化に注力する。これらの取り組みの結果、26年の地域別売上高構成は日本、米州、欧州、アジアパックの構成比が引きあがることを予測する。

そのほか、アセットライト(保有資産の適切な見直し)の推進、グローバルオペレーション体制の進化、財務ガバナンスの抜本的強化にも取り組む。

コア営業利益率を2倍の7%に

「アクションプラン2025-2026」を通じて、26年はコア営業利益率を24年の2倍の7%を目指す。「7%はあくまでも通過点」としながら、26年はブランドに再投資可能なバランスの取れた収益構造の改善を目指す。25年は24年の利益率3.5%からの改善を見込まず、これまで取り組んできた構造改革による200億円のコスト削減に徹する。「正念場となるこの2年を乗り切るために全ての施策をグローバルで一丸となり推進する“グローバルワンチーム”の構築が不可欠」とし、現地の深い理解を持つローカル人材をブランドの育成価値化につなげること、オペレーションエクセレンスの追求によるリーンな組織の実現の2つを注力する。

The post 資生堂「厳しい現状を踏まえた」2カ年計画を発表 ブランドの撤退・縮小も視野に appeared first on WWDJAPAN.

資生堂「厳しい現状を踏まえた」2カ年計画を発表 ブランドの撤退・縮小も視野に

資生堂は11月29日、2カ年計画「SHIFT 2025 andBeyondアクションプラン2025-2026」を発表した。「シセイドウ(SHISEIDO)」など売上高1000億円規模の3ブランドと、1000億円を目指す5ブランドを明確にし、ブランドポートフォリオ戦略を強める「ブランド力の基盤強化」と、「高収益構造の確立」を軸に、変化の激しい市場でも安定的な拡大を実現する事業構造の構築を目指す。

藤原憲太郎社長はコロナ禍以降を「多くの外部環境の変化に影響を受け、その都度対応してきたが、結果として当初の計画が未達に終わっている」と振り返った。市場の不安定な状況は今後も続くことを前提に、2カ年計画「アクションプラン2025-2026」を策定したが「成長を決して楽観視せず、厳しい現状を踏まえた」とした。

「ブランド力の基盤強化」で注力ブランドの選択と集中

最優先課題の一つに掲げる「ブランド力の基盤強化」は、注力ブランドへの選択と集中、グロスプロフィットの最大化、ブランド価値強化に向けたブランドと地域での連携したオペレーション体制強化を具体的な取り組みとする。注力ブランドへの選択と集中では、売上高が1000億円を超える「シセイドウ」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「ナーズ(NARS)」を“コア3”に設定。ブランド価値の精華、ヒーロー商品に集中したマーケティングの強化、欧米とアジアパシフィックでの成長を加速し、日本での成長の勢いを維持する。

次の売上高1000億円ブランドとして「アネッサ(ANESSA)」「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUME)」「エリクシール(ELIXIR)」「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」を“ネクスト5”と位置づける。“ネクスト5”は、主力市場でローカルニーズを取り込むことで成長を実現し、収益基盤を整えることを最優先課題とする。利益率を改善し、セルフファンディングできるようなブランドになることで、他地域への積極展開を目指す。

カテゴリーはサンケアとフレグランスを戦略的に強化。これらを含め、ブランド力強化として、24年から2カ年累積で300億円のマーケティング投資を追加していく。一方で、収益性や成長性も鑑みて、戦略的なブランドの撤退・縮小などの検討も進める。

24年度時点で、全体の売り上げに対する“コア3”と“ネクスト5”の構成比は7割を超える。重点的な投資を通して、26年末時点で全体の8割以上を割り当てる形を目指す。“コア3”と“ネクスト5”は平均を上回るブランドマージンを有するため、集中投資によって成長加速を図り、全社的なブランドミックスによる利益率の改善にもつながる。ブランド認知をより先鋭化するため、競争優位の源泉である技術力と研究開発力をダイレクトにブランド価値へ転換することに重点を置く。

聖域なきコスト構造改革で「高収益構造の確立」目指す

最優先課題の二つ目である「高収益構造の確立」は、グローバルでの固定費の低減、日本・米州・欧州・アジアパシフィックの収益性のさらなる改善、中国とトラベルリテールの事業基盤再構築を指す。「グローバルで聖域なきコスト構造改革」を実行し、24年と25年は、日本と中国を中心に400億円越えのコストカットを目指す。26年は米州と生産部門における原価低減を含むグローバル本社を中心に実施し、250億円のコストカットを実行する。原価やマーケティング投資の削減に取り組むが、半分以上は人件費、その他経費が占める予定だ。

これらを実施し、26年は、原価が24年度比2%減の22%、マーケティング投資が同1%増の29%、ブランド・研究開発投資が並の4%、人件費と経費が同2%減の38%、コア営業利益率は2倍の7%を見込む。

中国市場については「中国市場は中長期的に見れば巨大な消費市場であることは間違いない。アジア人の肌のエキスパートである当社が中国で提供できる新しい価値はまだまだたくさんある」と話す。ニーズの多様化を捉えたポートフォリオ戦略、消費者・市場変化の即応する組織能力強化、ブランド価値の最大化に注力する。これらの取り組みの結果、26年の地域別売上高構成は日本、米州、欧州、アジアパックの構成比が引きあがることを予測する。

そのほか、アセットライト(保有資産の適切な見直し)の推進、グローバルオペレーション体制の進化、財務ガバナンスの抜本的強化にも取り組む。

コア営業利益率を2倍の7%に

「アクションプラン2025-2026」を通じて、26年はコア営業利益率を24年の2倍の7%を目指す。「7%はあくまでも通過点」としながら、26年はブランドに再投資可能なバランスの取れた収益構造の改善を目指す。25年は24年の利益率3.5%からの改善を見込まず、これまで取り組んできた構造改革による200億円のコスト削減に徹する。「正念場となるこの2年を乗り切るために全ての施策をグローバルで一丸となり推進する“グローバルワンチーム”の構築が不可欠」とし、現地の深い理解を持つローカル人材をブランドの育成価値化につなげること、オペレーションエクセレンスの追求によるリーンな組織の実現の2つを注力する。

The post 資生堂「厳しい現状を踏まえた」2カ年計画を発表 ブランドの撤退・縮小も視野に appeared first on WWDJAPAN.

1位は、「リモワ」が初のLINEスタンプを無料配布 スーツケースとゆるカワな動物が共演|週間アクセスランキング TOP10(11月21日〜11月27日)

1位は、「リモワ」が初のLINEスタンプを無料配布 スーツケースとゆるカワな動物が共演|週間アクセスランキング TOP10(11月21日〜11月27日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、11月21日(木)〜11月27日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
「リモワ」が初のLINEスタンプを無料配布 スーツケースとゆるカワな動物が共演

11月26日公開 / 文・WWD STAFF

 「リモワ(RIMOWA)」は2024年11月26日〜2025年2月17日の期間、ブランド初のLINEスタンプを配布する。同ブランドのLINE公式アカウントを“友だち追加”することで、無料でダウンロードできる。

> 記事の続きはこちら

- 2位 -
ユニクロの「アニヤ・ハインドマーチ」コラボバッグ、色移りの指摘受けお詫び&販売停止

11月26日公開 / 文・WWD STAFF

 「ユニクロ(UNIQLO)」は、11月22日に発売した「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」とのコラボレーション商品のうち、“パッカブルバッグ”の“69 NAVY”カラー(1990円)の販売を停止した。購入者の一部から、色移りを指摘する声が上がっているのを受けたもの。

> 記事の続きはこちら

- 3位 -
「サカイ」と「ナイキ」のコラボ新作発売 花井祐介のスカルプチャーも

11月22日公開 / 文・WWD STAFF

 「サカイ(SACAI)」は「ナイキ(NIKE)」とのコラボアイテムを発表した。11月22日にアメリカ・ロサンゼルスのドーバー ストリート マーケット LA(Dover Street Market LA)で先行発売後、12月13日から「サカイ」公式オンラインストアで販売を開始する。またこのコラボアイテムにインスパイアされた、イラストレーターの花井祐介とのコラボレーションスカルプチャー(18万1500円)も発売する。

> 記事の続きはこちら

- 4位 -
「フェイラー」からディズニー 「アナと雪の女王」モチーフのアイテムが発売

11月25日公開 / 文・WWD STAFF

 「フェイラー(FEILER)」は12月4日、ディズニーとコラボレーションした“ウォームハグ”を限定発売する。フェイラー銀座本店、フェイラー天神地下街店、フェイラー東京ミッドタウン日比谷店、全国の百貨店フェイラーショップ、公式オンラインストアで取り扱う。

> 記事の続きはこちら

- 5位 -
「ニューバランス」が「ガニー」とのコラボで新作スニーカー“フレッシュ フォーム トレーナー”を発表

11月27日公開 / 文・WWD STAFF

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「ガニー(GANNI)」とコラボレーションした新作スニーカー“フレッシュ フォーム トレーナー(FRESH FOAM TRAINER)”を11月29日に発売する。グレーとレッドの2カラーを用意し、23.0〜25.5cmを展開。価格は2万6400円で、「ニューバランス」の公式オンラインストアや東京・日本橋のティーハウスニューバランス(T-HOUSE NEW BALANCE)、一部セレクトショップなどで取り扱う。

> 記事の続きはこちら

- 6位 -
ニット一筋50年の生き字引が語る 世界的デザイナーズブランドから信頼されるための“挑戦心”

11月25日公開 / 文・本橋 涼介

 ニット専業OEM(相手先ブランドの生産)のハイセンヰ(東京・浅草橋)でアパレル事業部の取締役部長を務める、吉田寿弘さん(73)はニット製造に携わって50年。まさに、ニットの全てを知り尽くす生き字引といえる存在だ。ハイセンヰは、国内デザイナーズブランドとの取引が全体の7割に達する、意匠に凝ったニットを得意とするOEM会社。OEMとは、メーカーと工場の間を取り持つ、いわば通訳者のような役割を果たす。

> 記事の続きはこちら

- 7位 -
ユナイテッドアローズが茨城県・境町と包括連携 隈研吾が設計した“観光案内所”が道の駅に

11月25日公開 / 文・木村 和花

 ユナイテッドアローズは11月25日、茨城県・境町と包括連携パートナーシップを締結した。ユナイテッドアローズが地方自治体と包括連携パートナーシップを結ぶのは初めて。染色加工大手の小松マテーレが両者をつなげた。小松マテーレはパートナー企業としてアパレル関連商品の素材や技術を提供する。同地とゆかりの深い建築家の隈研吾が設計した“町の観光案内所”「ユナイテッドアローズ スタンド」を境町の道の駅に12月7日に開設することを皮切りに、ヒト・モノ・コトの多ジャンルにおよび町の魅力を発信していく。同日行われた記者発表会には、松崎善則社長執行役員CEOと橋本正裕境町町長、中山大輔小松マテーレ社長、隈研吾らが登壇した。

> 記事の続きはこちら

- 8位 -
吉田カバン「ポーター」の “タンカー”から待望の“ブラック”が登場 11月29日に発売

11月27日公開 / 文・WWD STAFF

 今年5月リニューアルした吉田カバンの「ポーター(PORTER)」は、ブランドを代表するシリーズ“タンカー(TANKER)”の新色・ブラックを11月29日に発売する。アイテムは定番のリュクやトート、ウエストバッグなど全40型をラインアップ。価格は、2万5300円〜13万2000円。ポーターストア全店、吉田カバン公式オンライン、その他一部取扱店で販売する。

> 記事の続きはこちら

- 9位 -
専門家が「ジョーダン ブランド」の“リセット化”を提言 進む“ナイキ離れ”と競合ブランドの躍進

11月25日公開 / 文・FOOTWEAR NEWS

 「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」この5年間、売上高を31億4000万ドル(約4862億円)から69億9000万ドル(約1兆800億円)へと2倍以上伸ばし、平均成長率(CAGR)も17%を記録している。これは、同期間の「ナイキ」の3倍以上を上回る数値だ。2024年には、主力のバスケットボール製品だけでなく、サッカーやゴルフ、アメリカン・フットボールといった他スポーツへの進出が成長をけん引。東京やマニラでの積極的なマーケティングにより、アジア太平洋地域でのシェア拡大にも成功していた。だが、米投資銀行TDコーウェン(TD COWEN)のジョン・カーナン(John Kernan)マネージング・ディレクターによると、「ストックX(STOCK X)」や「ゴート(GOAT)」などのリセール市場では、「ジョーダン ブランド」の人気が衰退しているという。

> 記事の続きはこちら

- 10位 -
「モスコット」が関西初の直営店を大阪にオープン 日本限定モデルの先行販売も

11月26日公開 / 文・WWD STAFF

 「モスコット(MOSCOT)」は11月29日に関西エリア初の直営店を大阪・新町にオープンする。同店では、定番の“レムトッシュ(Lemtosh)“をはじめ世界中で愛されているモデルを取り揃える。

> 記事の続きはこちら

The post 1位は、「リモワ」が初のLINEスタンプを無料配布 スーツケースとゆるカワな動物が共演|週間アクセスランキング TOP10(11月21日〜11月27日) appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】ただの古着ミックスで終わらないのが北欧流 品のいいスタイルはこう作る

ノルウェーの首都オスロで、ファッションの祭典「オスロ・ランウエイ(Oslo Runway)」が開催された。同イベントは2015年の発足以降1年に一度開催しており、一般参加も可能だ。今回はファッションショーとプレゼンテーション、トークショーなど全37のプログラムを実施した。

オスロは、他の北欧諸国に比べて移民が多い多文化都市である。そのため、ローカルの若者が大半だった来場者は人種もさまざまだ。スタイルは多様で、北欧ファッションらしいミニマリズムやニュートラルカラーの落ち着いた雰囲気、ストリートスタイルからグランジ風のアンダーグラウンドなムードまで、ブランドを問わず古着アイテムをミックスした装いが多かった。服は古着ベースの一方で、バッグは「プラダ(PRADA)」「ディオール(DIOR)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」といったラグジュアリーブランドで、品の良さプラス。バッグにチャームやキーリングを重ね付けする装飾は、他都市でも多く見られた今季のトレンドである。

The post 【スナップ】ただの古着ミックスで終わらないのが北欧流 品のいいスタイルはこう作る appeared first on WWDJAPAN.

【2024年クリスマスコフレ】「アンドビー ヘア」はアンバーフローラルの香りのシャンプー&トリートメントセット

ヘアメイクアップアーティスト河北裕介がプロデュースする「アンドビー(&BE)」のヘアケアブランド「アンドビー ヘア(&BE HAIR)」は11月30日、“ベーシックリペア”シリーズのシャンプー&トリートメントから、“アンバーフローラル”の香りの限定セット(全2種、各3080円)を発売する。

ホリデーシーズン限定の特別な香り

“アンバーフローラル”は、なめらかなアンバーと深みあるサンダルウッドに華やかなミュゲとジャスミン、ローズ、ヒヤシンスを合わせた、清潔感がありつつ重厚感のある香り。

“スムースリペアセット”

“スムースリペアセット”は、“テイクダウンシャンプー”と”ヘビーグロウトリートメント“、ハーバルウッディーの香りのシャンプー10mLとトリートメント10mLをセットにした髪の毛が太く多い人向けのセット。シアバターとコラーゲンを配合し、翌朝ボリュームが出やすい髪をなだめてしっとりツヤ髪に仕上げる。

“モイストリペアセット”

“モイストリペアセット”は、”スタンドアップシャンプー”と“スパークルトリートメント”、ハーバルウッディーの香りのシャンプー(10mL)とトリートメント(10mL)をセットにした髪の毛が細くボリュームが出にくい人向けのセット。シルクとホホバオイルを配合し、ブロー時から翌日までしっとりサラサラな仕上がりをかなえる。

The post 【2024年クリスマスコフレ】「アンドビー ヘア」はアンバーフローラルの香りのシャンプー&トリートメントセット appeared first on WWDJAPAN.

BLACKPINKのフェイスマスクが登場 ランダムで直筆サイン入りカードを封入したセットも

化粧品の企画・販売を行うスレイヤーズは、ガールズグループBLACKPINKとBLACKPINK the Gameの公式フェイスマスク“BLACKPINK MASKPACK”(全5種、通常価格:各6000円/限定価格:各4980円)の予約販売を開始した。

全5種のフェイスマスクをラインアップ

“BLACKPINK MASKPACK”

フェイスマスクは全5種、各7枚入りで用意。ジス(JISOO)はCICA(シカ)、ジェニ(JENNIE)はコラーゲン、ロゼ(ROSE)はヒアルロン酸、リサ(LISA)はセラミド、全員はペプチドのマスクをラインアップする。フェイスマスクには、それぞれ、オリジナルトレーディングカード、オリジナルステッカー(全9種からランダム)、BLACKPINK the Gameシリアルコードカードが付属する。

“BLACKPINK スペシャルエディション 5種フルセット”

また、フェイスマスク全5種を詰め合わせ、数量限定でメンバー直筆サイン入りトレーディングカードをランダムに封入した “BLACKPINK スペシャルエディション 5種フルセット”(通常価格:3万円/限定価格:2万4000円)も販売する。

The post BLACKPINKのフェイスマスクが登場 ランダムで直筆サイン入りカードを封入したセットも appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】King & Prince永瀬廉や上野樹里らが来場 「ボッテガ・ヴェネタ」が麻布台ヒルズに新店をオープン

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は11月28日、麻布台ヒルズに新店舗をオープンした。同店では、エクスクルーシブアイテムやプライベートサロンを備えるほか、メイド・トゥ・オーダーサービスなども実施する。

日本とイタリアの文化を融合した店内

同店は、マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)クリエイティブ・ディレクターが地中海のモダニズム建築に見られる有機的なラインにインスピレーションを得て手掛けた。弧を描く壁やくぼみのあるアルコーブ、コーナースペースには日本の漆喰を使用し、什器の棚やハンギングレール、キャビネットなどは温かみのあるチーク材を用いた。また、白いモザイク調の床材は「ボッテガ・ヴェネタ」のルーツである北イタリアのヴェネト地方で流行したパッラーディオ様式を現代風にアレンジしたものを採用して、空間を仕上げた。

そのほか、店内にはヴィネツィアを拠点に活動する日本人ガラスアーティストの三嶋りつ惠のインスタレーションや、園芸家の西畠清順が担当した植栽などを展示し、日本とイタリアのつながりを表現した。

オープン記念アイテムや
マチュー・ブレイジー初のジュエリーコレクションなどを用意

アイテムはメンズ、ウィメンズのウエアやバッグ、レザーグッズ、ホームコレクションなどの幅広いラインアップに加えて、マチュー・ブレイジー初のジュエリーコレクション“ファインジュエリーコレクション”や、オープン記念のマイクロフリンジ イントレチャートをあしらったアイコンバッグ“カバ”などを販売する。

また11月28日〜12月1日の期間は、同店の外と神谷町駅に直結するオープンスペースに設置されたキオスクでホリデーアイテムにちなんだキャンディーを配布する。

来場者スナップ

同店のオープンを祝して、King & Princeの永瀬廉や俳優の上野樹里、モデルの大政絢らが来場した。

店舗情報

◼️ボッテガ・ヴェネタ 麻布台ヒルズ

時間:11:00〜20:00
場所:麻布台ヒルズ ガーデンプラザB1階
住所:東京都港区麻布台1-3-1

The post 【スナップ】King & Prince永瀬廉や上野樹里らが来場 「ボッテガ・ヴェネタ」が麻布台ヒルズに新店をオープン appeared first on WWDJAPAN.

TWICE・SANAが「ポロ ラルフ ローレン」で誘う、ラグジュリアス・ホリデー

ポロ ラルフ ローレン,POLO RALPH LAUREN,ラルフ ローレン,RALPH LAUREN,TWICE SANA
ポロ ラルフ ローレン,POLO RALPH LAUREN,ラルフ ローレン,RALPH LAUREN,TWICE SANA
ラルフズ ニューヨーク(Ralph’s New York)をテーマにした「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」の2024年ホリデーコレクション。スノーフレークのモチーフを落とし込んだニットやチェックパターンのラップスカートなど、レガシーを受け継ぎながらも現代的に再解釈したアイテムが多数登場した。それをまとうのは、11月14日にブランドとパートナーシップ締結を発表したTWICEのSANA。ホリデーシーズンを鮮やかに彩る装いでブランドへの愛を語る。

トラッドな装いを着崩して、
ニューベーシックを追求

ポロ ラルフ ローレン,POLO RALPH LAUREN,ラルフ ローレン,RALPH LAUREN,TWICE SANA
ポロ ラルフ ローレン,POLO RALPH LAUREN,ラルフ ローレン,RALPH LAUREN,TWICE SANA
ポロ ラルフ ローレン,POLO RALPH LAUREN,ラルフ ローレン,RALPH LAUREN,TWICE SANA
オックスフォードシャツ、ウールとカシミヤ生地のカーディガン、チェック柄スカート。ベーシックなスタイルは、着こなし方でツイストを効かせて。カーディガンは袖を通さず、ボタンを1つだけ留めて右身頃をフロントに。「アイテムをユーモラスに着る新しい提案に心が躍りました。ニットのウエアは特に『ラルフ ローレン』で一番好きなアイテム。私服でも同じ合わせ方で着たいです」。
カーディガン4万700円、シャツ2万2000円、スカート6万7100円、シューズ5万3900円、バッグ7万5900円/以上ポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン)

チェック・オン・チェックで魅せる
優美なハーモニー

ポロ ラルフ ローレン,POLO RALPH LAUREN,ラルフ ローレン,RALPH LAUREN,TWICE SANA
ポロ ラルフ ローレン,POLO RALPH LAUREN,ラルフ ローレン,RALPH LAUREN,TWICE SANA

ポロ ラルフ ローレン,POLO RALPH LAUREN,ラルフ ローレン,RALPH LAUREN,TWICE SANA
色味もパターンも異なるチェック柄のワンピースとシャツを重ねて、着こなしに奥行きを。定番のコンチョベルトでウエスタンな要素もプラス。「服を選ぶときに大切にしているのは上質な素材使い。このワンピースは体を優しく包み込んでくれる肌触りの良さで、ずっと着ていたいぐらい。ブランドの服はどれも着心地が良いことにいつも感動します」。
ドレス6万8200円、シャツ2万9700円、シューズ参考商品、ベルト9万7900円/以上ポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン)

重厚感のあるコートに
軽やかなジョーゼットドレスを

ポロ ラルフ ローレン,POLO RALPH LAUREN,ラルフ ローレン,RALPH LAUREN,TWICE SANA
ポロ ラルフ ローレン,POLO RALPH LAUREN,ラルフ ローレン,RALPH LAUREN,TWICE SANA
ポロ ラルフ ローレン,POLO RALPH LAUREN,ラルフ ローレン,RALPH LAUREN,TWICE SANA
ブラックウオッチ柄のヘリンボーンコートに、ダイヤモンドモチーフのニットでホリデームード漂うたたずまい。そこにジョーゼット生地のワンピースを合わせて、ボリューム感のある装いに軽やかな抜けをもたらして。「ニットから、ワンピースのボウタイをのぞかせるコーディネートがとてもかわいいですね。ウエストに目線を集めるコンチョベルトがエッジさを足しながら、全身のバランスをまとめているところもポイントになっていると思います」。
コート12万9800円、ドレス8万2500円、ニット4万7300円、シューズ7万2600円、ベルト9万7900円/ポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン)

幼き日の思い出を想起させる、
エモーショナルな物語

キュートな魅力で愛されているSANA。ホリデーシーズンのタイミングで「ラルフ ローレン」のファミリーに加わった彼女とブランドの親和性は、幼少期にさかのぼる。「家族で海外旅行をしていたとき、ポロベアが落とし込まれたニットを着ていたんです。幸せな思い出と『ラルフ ローレン』がつながったことがとてもうれしくて。 大人になり、このような形でブランドと関わることができて光栄ですね。シーズンごとにモチーフのポロベアがいろいろな洋服で着飾っているところがかわいくて、少しずつ集めています。一番のお気に入りは、スキーウエアを着たベアです」。

肌触りの良いファブリック使いにいつも癒やされているというSANA。ホリデーの理想の過ごし方について聞くとこう答えた。「洋服はもちろん、ブランドのホームグッズも大好き。柔らかなブランケットにくるまって、ソファでゆっくり過ごすホリデーは最高ですね。例えば、ホリデーソングを聴きながらワインを飲んでみたりとか」。

2015年にTWICEのメンバーとしてデビューしてから9年。世界14カ国で行われたワールドツアーでは150万人を動員するなど、グローバルに人気を獲得している。現在はMISAMOの活動も積極的に行っているが、今年はどんな1年だったのだろうか。「今年もうれしいことに忙しく過ごすことができたので、きちんと1年を振り返りたいですね。楽しかった仕事や、ONCE(ファンの呼称)との時間、来年に向けて挑戦したいことなど、自分を見つめ直して豊かな未来を手繰り寄せたいです」。

Profile
SANA(さな)/アーティスト:1996年12月29日生まれ。大阪府出身。2015年にアジア発9人組ガールズグループTWICEのメンバーとしてデビュー。ファッションやジュエリーブランドのアンバサーを務めるほか、現在はMINAとMOMOと共に、ユニットMISAMOとしての活動も行う

「ポロ ラルフ ローレン」が贈る
スペシャルなホリデーコレクション

2024年を締めくくるホリデーに向けて、「ポロ ラルフ ローレン」と過ごす心温まるコレクション。自分へのご褒美や大切な人へのギフトまで、さまざまな思いにマッチするアイテムがラインアップする。ブランドを象徴するタータンチェック柄のドレスや、トラッドな装いに身を包んだポロベアのクルーニット、丸みを帯びた愛らしいフォルムの“POLO ID”バッグなど、ぴったりな逸品を見つけて。
MODEL:SANA(TWICE)
PHOTOS:TAKANORI OKUWAKI(UM)
STYLING:OH SOYUL, YUKA MARUYAMA
HAIR:BAEK HEUNGKWON(SALON HE:ARTS)
MAKEUP:CHOI SUJI(BIT&BOOT)
MOVIE PRODUCE & DIRECTION:MAHO TOMONO
TEXT:MINORI OKAJIMA
問い合わせ先
ラルフ ローレン
0120-3274-200

The post TWICE・SANAが「ポロ ラルフ ローレン」で誘う、ラグジュリアス・ホリデー appeared first on WWDJAPAN.

ビームスが過去最大規模の複合店を横浜モアーズに 飲食からアートまで総合力を集結

ビームスは、新業態「ビームス ライフ 横浜」を横浜駅西口の商業施設「横浜モアーズ」1、2階に11月30日にオープンする。売り場面積は、約991平方メートルで同社最大規模のコンセプトショップだ。既存のメンズレーベルからアート、カルチャー領域までを網羅する全11レーベルを集結。「スターバックス(STARBUCKS)」との協業スペースや、オリジナルのフードメニューを提供する飲食スペースなどにも新たに挑戦する。設楽洋社長は、「創業から50年、さらにその先の試金石になるような、自分でも想像していない未来を作れる店にしたい」と意気込む。

オープンに先駆け、29日、関係者向けに内部を公開した。1階正面は、同店の目玉コンテンツの1つである飲食スペースを併設する食物販エリアだ。ビームス社員がイチオシのアイテムを紹介するオンラインショップ「B印MARKET」による、初の食に特化した実店舗として全国津々浦々から社員が選んだこだわりの食品が並ぶ。カウンター席では、ナチュラルワインやクラフトビール、オリジナルのおつまみなどを提供するほか、物販エリアで販売する一部飲料商品の抜栓サービスも行う。

食物販エリアを抜けた先には、同社のアート・カルチャー領域の事業を束ねるプロジェクト「ビームス カルチャート(BEAMS CULTUART)」やTシャツ専門レーベル「ビームスT(BEAMS T)」、日本のモノ作りに焦点を当てた「ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)」、インテリア雑貨の「フェニカ(FENNICA)」などが出店する。世界中の生活雑貨を中心としたセレクト業態「ビーピーアール ビームス(BPR BEAMS)」は、通常店舗ではレジ付近のギフトコーナーなどで展開してきたが、同店では広くスペースをとった。「ビーピーアール ビームス」ディレクターが惚れ込んだ、韓国の人気ショップ「サミュエル スモールズ(SAMUEL SMALLS)」とのコラボコーナーも同エリアで楽しむことができる。

1階にはそのほか、メンズカジュアルの「ビームス」や加藤忠幸バイヤーが手掛けるサーフ&スケートライン「SSZ(エス エス ズィー)」などを配置した。

2階はメンズドレスを集積 その場でお直しができる「ビームス工房」も

2階のフロア半分は、メンズのドレスレーベル「ビームス エフ(BEAMS F)」が占め、オーダーサロンも併設する。店舗奥には「ビームス工房」と名付けたスペースがあり、お直しサービスを提供する。通常「ビームス エフ」では出来上がりまで1週間〜10日程度かかるお直しが、同店ではその場で即日商品の受け渡しができる点が魅力だ。「ビームス工房」では専任スタッフ3人が常駐し、過去に購入したビームス商品のお直しも受け付ける。今後は、他社の商品にも対象を広げる計画だ。

同フロアでは、ビームスの創業ルーツに通ずるアメリカンビンテージの古着を集積させた売り場もある。渋谷区・富ヶ谷の古着店「ミスタークリーン」がキュレートした商品や、社員の私物など約300点が並ぶ。今後は異なるテーマを設けてさまざまな切り口で古着の魅力を提案する。古着エリア横では、古本店マグニフとの協業で古本を販売し服やカルチャー誌を通してファッションのルーツを学ぶことできる空間だ。

また「スターバックス コーヒー横浜モアーズ店」も同フロアに入る。23年に発売したコラボレーションアイテム6型を同店限定で再販する。

多面的な魅力を伝え、「『やっぱりビームスは面白い』と思ってほしい」

同店は約1年半の構想期間を経て実現した。事業責任者の渡部啓司執行役員は、「ビームスはファッション以外にもアートやカルチャー、民藝などさまざまな領域で取り組んできたが、これまでの複合店ではそうした多面的な面白さを伝えきれていなかった。ビームスの感度の幅の広さ、そして奥行きをお客さまに感じてもらいたい」と話す。ターゲットについては、「新規のお客さまもそうだが、ビームスを離れたお客さまに『やっぱりビームスって面白い』と思ってもらえることが目的だ」という。

横浜を選んだ理由は、土地の集客力に加えて地元コミュニティーとのつながりの深さが決め手となった。たとえば、1階の飲食スペースでは地元の老舗中華店の肉まんを提供したり、フロアマップのイラストは横浜で活躍するアーティストにオファーしたりするなど、コミュニティーに根差した店作りに挑戦する。

「今までは商品軸で話題を提供してきたが、ここでは店起点でたくさんの話題が生み出せるように仕掛けていきたい」と渡部執行役員。スタッフはアルバイトを含め約40人で、「特に個性の強いメンバーを集めた」という。なお、売り上げ目標は非公開。

■ビームス ライフ 横浜

オープン日:11月30日
時間:10:00〜21:00
定休日:不定休
場所:横浜モアーズ1階・2階
住所:神奈川県横浜市西区南幸1-3-1

The post ビームスが過去最大規模の複合店を横浜モアーズに 飲食からアートまで総合力を集結 appeared first on WWDJAPAN.

「マイケル・コース」のCEOが退任 親会社の会長が再び兼任へ

「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」を擁するカプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)は11月26日、セドリック・ウィルモット(Cedric Wilmotte)=マイケル・コース最高経営責任者(CEO)の退任を発表した。これに伴い、ジョン・アイドル(John Idol)=カプリ会長兼CEOが同ブランドのCEOを兼任する。

ウィルモット前CEOは、1998年から2004年までダナ キャラン ニューヨーク(DONNA KARAN NEW YORK)の、04年から08年までマーク ジェイコブス(MARC JACOBS)の要職を歴任。08年に、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域社長としてマイケル・コースに入社した。22年3月にヴェルサーチェのジョナサン・エイクロイド(Jonathan Akeroyd)CEO(当時)が退任したことを受け、同年1月に同ブランドの暫定CEOに就任。その後、23年4月にマイケル・コースのCEOに就任した。

なお、カプリは21年8月に、現在はバーバリー(BURBERRY)のCEOを務めているジョシュア・シュルマン(Joshua Schulman)をマイケル・コースのCEOに任命している。同氏はいずれカプリのCEOに昇格する予定だったが、22年3月に退任。このため、ウィルモット前CEOが就任するまで、アイドル会長兼CEOがマイケル・コースのCEO職を兼任していた。なお、同氏はこれ以前にも同職を兼任していたことがある。

新たな最高製品責任者を任命

また、マイケル・コースのフィリッパ・ニューマン(Philippa Newman)=アクセサリー&フットウエア部門社長が、12月2日付でブランドの最高製品責任者(CPO)に昇格する。アイドル=カプリ会長兼CEO兼マイケル・コースCEOの直属となり、創業デザイナーであるマイケル・コース=チーフ・クリエイティブ・オフィサーと緊密に連携しつつ、マーチャンダイジング、ライセンス、生産、デザインなどを統括するという。

タペストリーによるカプリ買収は白紙に

カプリは23年8月、「コーチ(COACH)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」を傘下に持つタペストリー(TAPESTRY)に85億ドル(約1兆3000億円)で事業を売却することに合意した。しかし、両社が保有するブランド間の競争がなくなることで独占状態になるとし、米連邦取引委員会(FTC)は本件を停止する仮処分を求めて4月に提訴。10月に米連邦地方裁判所がFTCの申し立てを認める判決を下したことから、11月に両社は買収契約を双方の合意の上で正式に解消した。

なお、この裁判ではアイドル会長兼CEOのほか、ジョアン・クレヴォイセラ(Joanne Crevoiserat)=タペストリーCEOに加えて、ウィルモット前CEOも出廷。マイケル・コースの苦境に関するその赤裸々な証言が業界の耳目を集めた。

The post 「マイケル・コース」のCEOが退任 親会社の会長が再び兼任へ appeared first on WWDJAPAN.

「マイケル・コース」のCEOが退任 親会社の会長が再び兼任へ

「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」を擁するカプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)は11月26日、セドリック・ウィルモット(Cedric Wilmotte)=マイケル・コース最高経営責任者(CEO)の退任を発表した。これに伴い、ジョン・アイドル(John Idol)=カプリ会長兼CEOが同ブランドのCEOを兼任する。

ウィルモット前CEOは、1998年から2004年までダナ キャラン ニューヨーク(DONNA KARAN NEW YORK)の、04年から08年までマーク ジェイコブス(MARC JACOBS)の要職を歴任。08年に、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域社長としてマイケル・コースに入社した。22年3月にヴェルサーチェのジョナサン・エイクロイド(Jonathan Akeroyd)CEO(当時)が退任したことを受け、同年1月に同ブランドの暫定CEOに就任。その後、23年4月にマイケル・コースのCEOに就任した。

なお、カプリは21年8月に、現在はバーバリー(BURBERRY)のCEOを務めているジョシュア・シュルマン(Joshua Schulman)をマイケル・コースのCEOに任命している。同氏はいずれカプリのCEOに昇格する予定だったが、22年3月に退任。このため、ウィルモット前CEOが就任するまで、アイドル会長兼CEOがマイケル・コースのCEO職を兼任していた。なお、同氏はこれ以前にも同職を兼任していたことがある。

新たな最高製品責任者を任命

また、マイケル・コースのフィリッパ・ニューマン(Philippa Newman)=アクセサリー&フットウエア部門社長が、12月2日付でブランドの最高製品責任者(CPO)に昇格する。アイドル=カプリ会長兼CEO兼マイケル・コースCEOの直属となり、創業デザイナーであるマイケル・コース=チーフ・クリエイティブ・オフィサーと緊密に連携しつつ、マーチャンダイジング、ライセンス、生産、デザインなどを統括するという。

タペストリーによるカプリ買収は白紙に

カプリは23年8月、「コーチ(COACH)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」を傘下に持つタペストリー(TAPESTRY)に85億ドル(約1兆3000億円)で事業を売却することに合意した。しかし、両社が保有するブランド間の競争がなくなることで独占状態になるとし、米連邦取引委員会(FTC)は本件を停止する仮処分を求めて4月に提訴。10月に米連邦地方裁判所がFTCの申し立てを認める判決を下したことから、11月に両社は買収契約を双方の合意の上で正式に解消した。

なお、この裁判ではアイドル会長兼CEOのほか、ジョアン・クレヴォイセラ(Joanne Crevoiserat)=タペストリーCEOに加えて、ウィルモット前CEOも出廷。マイケル・コースの苦境に関するその赤裸々な証言が業界の耳目を集めた。

The post 「マイケル・コース」のCEOが退任 親会社の会長が再び兼任へ appeared first on WWDJAPAN.

「マイケル・コース」のCEOが退任 親会社の会長が再び兼任へ

「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」を擁するカプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)は11月26日、セドリック・ウィルモット(Cedric Wilmotte)=マイケル・コース最高経営責任者(CEO)の退任を発表した。これに伴い、ジョン・アイドル(John Idol)=カプリ会長兼CEOが同ブランドのCEOを兼任する。

ウィルモット前CEOは、1998年から2004年までダナ キャラン ニューヨーク(DONNA KARAN NEW YORK)の、04年から08年までマーク ジェイコブス(MARC JACOBS)の要職を歴任。08年に、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域社長としてマイケル・コースに入社した。22年3月にヴェルサーチェのジョナサン・エイクロイド(Jonathan Akeroyd)CEO(当時)が退任したことを受け、同年1月に同ブランドの暫定CEOに就任。その後、23年4月にマイケル・コースのCEOに就任した。

なお、カプリは21年8月に、現在はバーバリー(BURBERRY)のCEOを務めているジョシュア・シュルマン(Joshua Schulman)をマイケル・コースのCEOに任命している。同氏はいずれカプリのCEOに昇格する予定だったが、22年3月に退任。このため、ウィルモット前CEOが就任するまで、アイドル会長兼CEOがマイケル・コースのCEO職を兼任していた。なお、同氏はこれ以前にも同職を兼任していたことがある。

新たな最高製品責任者を任命

また、マイケル・コースのフィリッパ・ニューマン(Philippa Newman)=アクセサリー&フットウエア部門社長が、12月2日付でブランドの最高製品責任者(CPO)に昇格する。アイドル=カプリ会長兼CEO兼マイケル・コースCEOの直属となり、創業デザイナーであるマイケル・コース=チーフ・クリエイティブ・オフィサーと緊密に連携しつつ、マーチャンダイジング、ライセンス、生産、デザインなどを統括するという。

タペストリーによるカプリ買収は白紙に

カプリは23年8月、「コーチ(COACH)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」を傘下に持つタペストリー(TAPESTRY)に85億ドル(約1兆3000億円)で事業を売却することに合意した。しかし、両社が保有するブランド間の競争がなくなることで独占状態になるとし、米連邦取引委員会(FTC)は本件を停止する仮処分を求めて4月に提訴。10月に米連邦地方裁判所がFTCの申し立てを認める判決を下したことから、11月に両社は買収契約を双方の合意の上で正式に解消した。

なお、この裁判ではアイドル会長兼CEOのほか、ジョアン・クレヴォイセラ(Joanne Crevoiserat)=タペストリーCEOに加えて、ウィルモット前CEOも出廷。マイケル・コースの苦境に関するその赤裸々な証言が業界の耳目を集めた。

The post 「マイケル・コース」のCEOが退任 親会社の会長が再び兼任へ appeared first on WWDJAPAN.

ルーマニア発のファッションとは? 現地取材で感じた新たな“若手発掘の場”への期待

ルーマニア・シビウで開催された「フェリック・ファッション・ウイーク(Feeric Fashion Week)」に参加してきました。同イベントは年に1回開かれており、今年で16回目。昨年より学生や若手デザイナーを支援する内容に一新し、プログラムは学生の合同ショーが中心です。同イベントでは自国に加え、クロアチアとリトアニア、モルドバ、ウクライナといった東欧諸国と、インドとエジプトの28の美術大学に通う学生の中から選出した代表者が参加し、3日間の会期中に若手デザイナーを含め40人以上がコレクションを披露しました。

開催前の2日間には、イタリア・ミラノで創立したヨーロッパ・デザイン学院 (Istituto Europeo di Design、通称IED) と、ウェストミンスター大学(University of Westminster)の支援を受けて、クリエイティブ産業に焦点を当てたマーケティングと起業家精神、AIの活用に関するワークショップを開催。国内外の学生が知見を深める機会となったようです。

「若い才能の芽を育みたい」

同ファッション・ウイークを主宰するミティチ・プレダ・ドゥミトル(Mitichi Preda Dumitru)は、「ルーマニアはファッション市場としてはマイナーな国だとしても、東欧諸国には、クリエティブで情熱的な若者がたくさんいる」と胸を張って教えてくれました。しかし、「過去に出会った多くの才能ある若者は、ブランドを立ち上げても日の目を見ず、最終的には別の道に進むなど、その創造性を存分に生かせず悔しい思いをしている姿を見てきた」とも続けます。そして、「若い才能の芽を育み、国際的に活躍するデザイナーを輩出する一助となれるようプログラムを組んでいる。業界人にとって、『フェリック・ファッション・ウイーク』が若手発掘の場と位置づけられるのは、そんなに遠い未来ではないはず」と意気込みました。

東欧諸国に店を構えるコンセプトストアからも協力を得て、各店に同イベントに参加した学生や若手デザイナーの商品を陳列するスペースも設けています。会場には、そのコンセプトストアのバイヤーと、西欧のプレス関係者も招待し、誰もが潜在的な可能を秘めたスターデザイナーを発掘しようと、ランウエイに熱い眼差しを向けていました。

バラエティーに富んだ会場

同イベントを取材するのは、昨年に続き2回目。スケジュールは、午後2時に各日最初のショーが開始し、以降は2時間おきにショーがあり、全て終了するのが午後9時頃。合同ショーのため1プログラムに登場するルック数が多く、30分程度と長めです。とはいえ、学生によって全く世界観が異なるためバラエティーに富んでおり、あっという間に終わってしまう感覚でした。また、会場選びがとてもユニークなのも特徴です。メイン会場はスポンサーであるショッピングモール、ポロメナーダ・シビウ(Promenada Sibiu)の倉庫やスタッフ通用口で、その他にもシビウ空港の手荷物受取所、ルーマニアの伝統のお菓子を製造するボルミール(Boromir)の工場、美術館の展示会場、屋内カート場や市外の広大な公園もランウエイとなりました。

肝心の合同ショーの内容は、学生によってクオリティーにはかなり差があるものの、オリジナリティーという点では見応えがありました。彼らのスタイルの傾向をざっくりと表現するなら、明るい色彩に複雑な幾何学模様、シルエットはかなりのボリューム。映画館内で開かれた、伝統衣装を制作する職人のドキュメンタリー映画の上映会とプレゼンテーションでも、民族衣装は男女問わずパフスリーブにバルーンスカート、キャットパンツやプリーツスカートとふんわりしたシルエットが基本です。宗教的なモチーフに由来する植物を抽象化した幾何学模様を繊細な刺しゅうで施していました。現代ではグローバル化によって多様なスタイルを形成しているとはいえ、服飾のルーツは民族衣装にあり、フォークロアなムードです。シュルレアリスムの奇妙な世界観だったり、異様なシルエットを描くコンテンポラリーアートのアプローチ、テクノロジーを駆使したフューチャリスティックなムードだったりと装飾主義がほとんどで、ミニマリズムなルックが一つとして見当たらなかった点も興味深かったです。

次世代のスター候補たち

私の印象に残ったのは、ルーマニアの美術大学で修士号を取得したレナータ・ミハリー(Renata Mihaly)でした。ルーマニアの伝統とローマ帝国を着想源に、タペストリーのような廃棄布とテーラリングを組み合わせたメンズルックが私的ベストです。ルーマニアの歌手の衣装制作を行うコスチュームデザイナーとしての道を進んでいますが、コマーシャルピースも見てみたいと思わせてくれました。

彼女と同じ、ルーマニア・クルジュに位置する美術大学を卒業したエイドリアン・ガブリエル・アンヘル(Adrian-Gabriel Anghel)と、ミハイ・クリスチャン・アンヘル(Mihai-Christian Anghel)の兄弟それぞれの、白無垢のような純白ルックにも目を引かれました。ヴィクトリア朝時代の精神性をテーマにした彼らのルックは、ドレープにプリーツ、パターンといった技術の高さが突出していて、東欧の「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」というイメージ。天使を意味する彼らの苗字から、メルヘンチックでスピリチュアリティあふれる世界観を表現するのは、宿命づけられているのかもと勝手に想像してしまいます。

もう一人は、クロアチア・ザグレブを拠点とするデザイナー、ヴィッコ・ラスティン(Vicko Racetin)です。クロアチアの90年代の着こなしと美的感覚を現代化させたという卒業制作のコレクションは、ノスタルジックとコンテンポラリーが交錯し、アイテム単体で見るとリアリティもあり好印象。ヨーロッパ・デザイン学院の代表者かも評価を得て、同学院フィレンツェ校への夏季短期留学への奨学金全額のサポートを授与されました。全てのルックそれぞれに創意工夫と技巧を凝らしたアイデアを感じ、荒削りなクリエイションの中に、ファッションに対する情熱と愛情が詰まっていて、東欧のクリエイティブ産業の明るい未来を見たような気がしました。東欧だけでなく、世界中の学生や若手デザイナーには、ファッション業界には目利きがあり、若手にチャンスを与えたいと思っている素晴らしいバイヤーがたくさんいるので、美的感覚と洗練さを磨き、視野を広げて、各々の個性を育くんでほしいです。成長した彼ら、と世界の舞台で再会できるのを楽しみにしています。

The post ルーマニア発のファッションとは? 現地取材で感じた新たな“若手発掘の場”への期待 appeared first on WWDJAPAN.

ルーマニア発のファッションとは? 現地取材で感じた新たな“若手発掘の場”への期待

ルーマニア・シビウで開催された「フェリック・ファッション・ウイーク(Feeric Fashion Week)」に参加してきました。同イベントは年に1回開かれており、今年で16回目。昨年より学生や若手デザイナーを支援する内容に一新し、プログラムは学生の合同ショーが中心です。同イベントでは自国に加え、クロアチアとリトアニア、モルドバ、ウクライナといった東欧諸国と、インドとエジプトの28の美術大学に通う学生の中から選出した代表者が参加し、3日間の会期中に若手デザイナーを含め40人以上がコレクションを披露しました。

開催前の2日間には、イタリア・ミラノで創立したヨーロッパ・デザイン学院 (Istituto Europeo di Design、通称IED) と、ウェストミンスター大学(University of Westminster)の支援を受けて、クリエイティブ産業に焦点を当てたマーケティングと起業家精神、AIの活用に関するワークショップを開催。国内外の学生が知見を深める機会となったようです。

「若い才能の芽を育みたい」

同ファッション・ウイークを主宰するミティチ・プレダ・ドゥミトル(Mitichi Preda Dumitru)は、「ルーマニアはファッション市場としてはマイナーな国だとしても、東欧諸国には、クリエティブで情熱的な若者がたくさんいる」と胸を張って教えてくれました。しかし、「過去に出会った多くの才能ある若者は、ブランドを立ち上げても日の目を見ず、最終的には別の道に進むなど、その創造性を存分に生かせず悔しい思いをしている姿を見てきた」とも続けます。そして、「若い才能の芽を育み、国際的に活躍するデザイナーを輩出する一助となれるようプログラムを組んでいる。業界人にとって、『フェリック・ファッション・ウイーク』が若手発掘の場と位置づけられるのは、そんなに遠い未来ではないはず」と意気込みました。

東欧諸国に店を構えるコンセプトストアからも協力を得て、各店に同イベントに参加した学生や若手デザイナーの商品を陳列するスペースも設けています。会場には、そのコンセプトストアのバイヤーと、西欧のプレス関係者も招待し、誰もが潜在的な可能を秘めたスターデザイナーを発掘しようと、ランウエイに熱い眼差しを向けていました。

バラエティーに富んだ会場

同イベントを取材するのは、昨年に続き2回目。スケジュールは、午後2時に各日最初のショーが開始し、以降は2時間おきにショーがあり、全て終了するのが午後9時頃。合同ショーのため1プログラムに登場するルック数が多く、30分程度と長めです。とはいえ、学生によって全く世界観が異なるためバラエティーに富んでおり、あっという間に終わってしまう感覚でした。また、会場選びがとてもユニークなのも特徴です。メイン会場はスポンサーであるショッピングモール、ポロメナーダ・シビウ(Promenada Sibiu)の倉庫やスタッフ通用口で、その他にもシビウ空港の手荷物受取所、ルーマニアの伝統のお菓子を製造するボルミール(Boromir)の工場、美術館の展示会場、屋内カート場や市外の広大な公園もランウエイとなりました。

肝心の合同ショーの内容は、学生によってクオリティーにはかなり差があるものの、オリジナリティーという点では見応えがありました。彼らのスタイルの傾向をざっくりと表現するなら、明るい色彩に複雑な幾何学模様、シルエットはかなりのボリューム。映画館内で開かれた、伝統衣装を制作する職人のドキュメンタリー映画の上映会とプレゼンテーションでも、民族衣装は男女問わずパフスリーブにバルーンスカート、キャットパンツやプリーツスカートとふんわりしたシルエットが基本です。宗教的なモチーフに由来する植物を抽象化した幾何学模様を繊細な刺しゅうで施していました。現代ではグローバル化によって多様なスタイルを形成しているとはいえ、服飾のルーツは民族衣装にあり、フォークロアなムードです。シュルレアリスムの奇妙な世界観だったり、異様なシルエットを描くコンテンポラリーアートのアプローチ、テクノロジーを駆使したフューチャリスティックなムードだったりと装飾主義がほとんどで、ミニマリズムなルックが一つとして見当たらなかった点も興味深かったです。

次世代のスター候補たち

私の印象に残ったのは、ルーマニアの美術大学で修士号を取得したレナータ・ミハリー(Renata Mihaly)でした。ルーマニアの伝統とローマ帝国を着想源に、タペストリーのような廃棄布とテーラリングを組み合わせたメンズルックが私的ベストです。ルーマニアの歌手の衣装制作を行うコスチュームデザイナーとしての道を進んでいますが、コマーシャルピースも見てみたいと思わせてくれました。

彼女と同じ、ルーマニア・クルジュに位置する美術大学を卒業したエイドリアン・ガブリエル・アンヘル(Adrian-Gabriel Anghel)と、ミハイ・クリスチャン・アンヘル(Mihai-Christian Anghel)の兄弟それぞれの、白無垢のような純白ルックにも目を引かれました。ヴィクトリア朝時代の精神性をテーマにした彼らのルックは、ドレープにプリーツ、パターンといった技術の高さが突出していて、東欧の「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」というイメージ。天使を意味する彼らの苗字から、メルヘンチックでスピリチュアリティあふれる世界観を表現するのは、宿命づけられているのかもと勝手に想像してしまいます。

もう一人は、クロアチア・ザグレブを拠点とするデザイナー、ヴィッコ・ラスティン(Vicko Racetin)です。クロアチアの90年代の着こなしと美的感覚を現代化させたという卒業制作のコレクションは、ノスタルジックとコンテンポラリーが交錯し、アイテム単体で見るとリアリティもあり好印象。ヨーロッパ・デザイン学院の代表者かも評価を得て、同学院フィレンツェ校への夏季短期留学への奨学金全額のサポートを授与されました。全てのルックそれぞれに創意工夫と技巧を凝らしたアイデアを感じ、荒削りなクリエイションの中に、ファッションに対する情熱と愛情が詰まっていて、東欧のクリエイティブ産業の明るい未来を見たような気がしました。東欧だけでなく、世界中の学生や若手デザイナーには、ファッション業界には目利きがあり、若手にチャンスを与えたいと思っている素晴らしいバイヤーがたくさんいるので、美的感覚と洗練さを磨き、視野を広げて、各々の個性を育くんでほしいです。成長した彼ら、と世界の舞台で再会できるのを楽しみにしています。

The post ルーマニア発のファッションとは? 現地取材で感じた新たな“若手発掘の場”への期待 appeared first on WWDJAPAN.

「イプサ」と「エミ」がコラボ 新発売の美容液をファッションアイテムで表現

マッシュスタイルラボの「エミ(EMMI)」は2025年1月25日、資生堂傘下の「イプサ(IPSA)」が発売する美容液とのコラボアイテムを発売する。「エミ」店舗と公式オンラインサイトで扱う。

「イプサ」が25年1月16日に発売する美容液“セラム アクティブ”(50mL、1万3200円)のコンセプトは「私が動くと美しさが生まれる」。ヨガウェアやスニーカーを扱い、日常の中にスポーツ要素を組み入れる「エミ」はそのコンセプトに共鳴し、コラボに至った。

“袖タックボリュームブルゾン”(3色、各3万800円)や“バルーンワンピース”(3色、各2万8600円)、“ギャザーナップザック”(2色、各1万780円)、“ニュアンスピースリング”(6600円)など全12型をラインアップ。美容液のコンセプトに合わせ、ワンピースなどには軽い素材やバルーンのようなシルエットを採用して「動くことで着ている人が美しくなる」デザインに仕上げた。

先行して25年1月15〜21日、阪急うめだ本店・4階コトコトステージ41でポップアップを開催する。詳細は12月26日公開の特設サイトで案内する。

「イプサ」の“セラム アクティブ”は、運動と美肌の関係性から着想を得て開発した。運動が肌に与える影響を研究し、日々の活動が美肌につながるように働きかける処方を採用する。ローヤルゼリーエキスやトウキ根エキスからなる独自の保湿成分やメリアアザジラクタ葉エキスからなるハリ保湿成分、ビタミンC誘導体などで設計された独自の処方技術“ACT5テクノロジー”を搭載し、潤い、ハリ、弾力、透明感のある艶肌へと導く。

The post 「イプサ」と「エミ」がコラボ 新発売の美容液をファッションアイテムで表現 appeared first on WWDJAPAN.

「イプサ」と「エミ」がコラボ 新発売の美容液をファッションアイテムで表現

マッシュスタイルラボの「エミ(EMMI)」は2025年1月25日、資生堂傘下の「イプサ(IPSA)」が発売する美容液とのコラボアイテムを発売する。「エミ」店舗と公式オンラインサイトで扱う。

「イプサ」が25年1月16日に発売する美容液“セラム アクティブ”(50mL、1万3200円)のコンセプトは「私が動くと美しさが生まれる」。ヨガウェアやスニーカーを扱い、日常の中にスポーツ要素を組み入れる「エミ」はそのコンセプトに共鳴し、コラボに至った。

“袖タックボリュームブルゾン”(3色、各3万800円)や“バルーンワンピース”(3色、各2万8600円)、“ギャザーナップザック”(2色、各1万780円)、“ニュアンスピースリング”(6600円)など全12型をラインアップ。美容液のコンセプトに合わせ、ワンピースなどには軽い素材やバルーンのようなシルエットを採用して「動くことで着ている人が美しくなる」デザインに仕上げた。

先行して25年1月15〜21日、阪急うめだ本店・4階コトコトステージ41でポップアップを開催する。詳細は12月26日公開の特設サイトで案内する。

「イプサ」の“セラム アクティブ”は、運動と美肌の関係性から着想を得て開発した。運動が肌に与える影響を研究し、日々の活動が美肌につながるように働きかける処方を採用する。ローヤルゼリーエキスやトウキ根エキスからなる独自の保湿成分やメリアアザジラクタ葉エキスからなるハリ保湿成分、ビタミンC誘導体などで設計された独自の処方技術“ACT5テクノロジー”を搭載し、潤い、ハリ、弾力、透明感のある艶肌へと導く。

The post 「イプサ」と「エミ」がコラボ 新発売の美容液をファッションアイテムで表現 appeared first on WWDJAPAN.

仏発「ヴェジャ」がブラックフライデーに“アンチテーゼ”  パリ本社で修繕イベント

仏発のスニーカーブランド「ヴェジャ(VEJA)」は11月29日と30日の2日間で「リペアフライデー」と名打った修繕イベントをパリ本社で開催する。誰でも無料で参加可能で、靴や家具、電子機器などを持ち込んで修理を依頼できる。

同ブランドはサステナビリティと透明性への徹底したこだわりで知られており、2018年には、環境や社会に配慮した経営を行う企業であることを示す認証「Bコープ」も取得している。スニーカーを使い捨てるのではなく、修繕しながら大切に履き続けるカルチャーを社会に醸成するため、20年以降リペアサービスに本腰を入れてきた。自社ブランドだけでなく他ブランドの靴も受け入れる点が注目され、これまで3万5000足を修理している。

今回の「リペアフライデー」は、米発祥のセールイベント「ブラックフライデー」を“祝わない”ためのアンチテーゼとして企画したもの。「ヴェジャ」は17年以降、「ブラックフライデー」への不参加を表明してきた。

「ヴェジャ」以外に「リペアフライデー」に出展するのは、スイスの家具メーカー「ヴィトラ(VITRA)」、オランダを拠点に活動する「リペアカフェ(REPAIR CAFE)」、パリの自転車修繕店「シクロケア(CYCLOCARE)」、人道的なファッションシステムの構築を目指すイニシアチブ「アンチファッションプロジェクト(ANTI_FASHION PROJECT)」、パリ発のバッグブランド「オーレリー シャデイン(AURELIE CHADAINE)」、パリの修繕ショップ「ア ラ ヴィル ア ラ モンターニュ(A LA VILLE, A LA MONTAGNE)」の6つ。チェアや自転車、革製品、衣類などの補修を行うほか、ヘアドライアーやケトル、電子レンジ、電話など小型電子機器の修理、修理や手縫いに関するワークショップといった企画をそろえている。

The post 仏発「ヴェジャ」がブラックフライデーに“アンチテーゼ”  パリ本社で修繕イベント appeared first on WWDJAPAN.

仏発「ヴェジャ」がブラックフライデーに“アンチテーゼ”  パリ本社で修繕イベント

仏発のスニーカーブランド「ヴェジャ(VEJA)」は11月29日と30日の2日間で「リペアフライデー」と名打った修繕イベントをパリ本社で開催する。誰でも無料で参加可能で、靴や家具、電子機器などを持ち込んで修理を依頼できる。

同ブランドはサステナビリティと透明性への徹底したこだわりで知られており、2018年には、環境や社会に配慮した経営を行う企業であることを示す認証「Bコープ」も取得している。スニーカーを使い捨てるのではなく、修繕しながら大切に履き続けるカルチャーを社会に醸成するため、20年以降リペアサービスに本腰を入れてきた。自社ブランドだけでなく他ブランドの靴も受け入れる点が注目され、これまで3万5000足を修理している。

今回の「リペアフライデー」は、米発祥のセールイベント「ブラックフライデー」を“祝わない”ためのアンチテーゼとして企画したもの。「ヴェジャ」は17年以降、「ブラックフライデー」への不参加を表明してきた。

「ヴェジャ」以外に「リペアフライデー」に出展するのは、スイスの家具メーカー「ヴィトラ(VITRA)」、オランダを拠点に活動する「リペアカフェ(REPAIR CAFE)」、パリの自転車修繕店「シクロケア(CYCLOCARE)」、人道的なファッションシステムの構築を目指すイニシアチブ「アンチファッションプロジェクト(ANTI_FASHION PROJECT)」、パリ発のバッグブランド「オーレリー シャデイン(AURELIE CHADAINE)」、パリの修繕ショップ「ア ラ ヴィル ア ラ モンターニュ(A LA VILLE, A LA MONTAGNE)」の6つ。チェアや自転車、革製品、衣類などの補修を行うほか、ヘアドライアーやケトル、電子レンジ、電話など小型電子機器の修理、修理や手縫いに関するワークショップといった企画をそろえている。

The post 仏発「ヴェジャ」がブラックフライデーに“アンチテーゼ”  パリ本社で修繕イベント appeared first on WWDJAPAN.

コメ兵、表参道にビンテージ業態1号店 希少品を集めて訪日客シェア8割に

ブランド品リユース大手のコメ兵(名古屋市、石原卓児社長)は、20年以上前に製造された商品を主に販売する新業態「コメヒョウ ビンテージ トウキョウ(KOMEHYO VINTAGE TOKYO)」を東京・表参道に30日に開く。売上高に占める訪日客の割合を8割と想定し、ラグジュアリーブランドの希少性のある中古品を集める。売り場面積167平方メートルとコンパクトながら売上高7億円を計画する。

表参道から一本入った場所に地上1階・地下1階の2フロアで運営する。店内には「シャネル」「エルメス」「ルイ・ヴィトン」などのバッグが棚いっぱいに並ぶ。既存のコメ兵の店舗が百貨店のように間隔を空けて商品を陳列しているのに対し、同店はあえて所狭しと詰め込む陳列にすることで、宝探しのようなショッピング体験を演出する。

扱う商品は1980年代から2000年代前半に販売されたものが多い。中心価格は「シャネル」のチェーンバッグ(ハンドバッグ)で60万〜80万円、「エルメス」の“バーキン”や“ケリー”で200万円前後となる。バッグを中心にアパレル、ジュエリー、アクセサリーなどを扱い、店頭に並ぶ商品の総額は約3億円に達する。

通常のコメ兵では消費者から買い取った商品を販売しているが、同店は主に法人オークションから仕入れる。客の好みを知る店舗スタッフが、狙いを定めた商品を法人オークションから仕入れることでMDの精度を高める。同店は販売に特化し、買い取りコーナーは設けない。

8割を見込む訪日客の中でも「特に米国のお客さまを中心になると考えている」(小野瀬健祐店長)。一般的に訪日客の消費額は中国人客が圧倒的なシェアになるが、コメ兵の旗艦店の渋谷店で一部ビンテージ品を扱ったところ、「米国人客のシェアが一番になる月も多かった」(同)からだ。西海岸のセレブやインフルエンサーが発端となって、1980〜90年年代のブランドバッグの人気が高まっており、SNSを通じて日本に良品が多いことが広まっているという。

近年、表参道にはブランド品のリユース店舗の出店が相次ぎ、銀座と並ぶ激戦区になっている。東日本エリア営業部の田島靖啓氏は「希少な商品を求めるお客さまが国内外からたくさん集まる。コメ兵のビンテージを訴求するのに最適の立地」と出店の狙いを説明する。

The post コメ兵、表参道にビンテージ業態1号店 希少品を集めて訪日客シェア8割に appeared first on WWDJAPAN.

「シンピュルテ」と[Alexandros]川上洋平がコラボ ハンド美容液を発売

「シンピュルテ(SINN PURETE)」は、ロックバンド[Alexandros](アレキサンドロス)のボーカル、川上洋平とコラボレーションした“マインドフル ハンドセラム YOHAKU”(45g、2900円)を発売する。12月16日から、「シンピュルテ」公式オンラインストアで先行販売、2025年1月13日からバラエティーショップなどで順次販売する。

同商品は、川上洋平のエッセイ“1haku”に着想を得た香水“YOHAKU”と、ハンドセラムがコラボしたハンド用美容液。復元性のある弾力ジェルがローションに変化し、ヒトデエキスなどの美容成分により肌にふっくらとしたハリ感をもたらす。また、エーデルワイス、セージ葉エキス、カミツレ花エキスのオーガニック成分も配合した。

“YOHAKU”の香りは、トップノートにベルガモットやレモン、ミドルにはジャスミン、ベースにはパロサントやレッドウッドを使用し、アロマティックウッディ調に仕上げた。

The post 「シンピュルテ」と[Alexandros]川上洋平がコラボ ハンド美容液を発売 appeared first on WWDJAPAN.

サブリナ・カーペンターのチョコ型香水 キャラメルチョコレートの香りが日本上陸 

フィッツコーポレーションは11月30日、歌手のサブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)がプロデュースするフレグランス“サブリナ・カーペンター キャラメルドリーム オードパルファム”(30mL、4950円)を発売する。フィッツ公式オンラインストア、全国のバラエティーショップで取り扱う。

“世界中の女の子を‘キャンディ・ショップ’のような香りに”

同商品のテーマは“キャラメルチョコレート”で、サブリナ自身のように甘くセクシーなグルマン調の香りに仕上げた。トップノートにはシュガーレモンやアーモンドミルク、ミドルには、オレンジブロッサムやダークチョコレートビーンズ、ベースにはサンダルウッド、キャラメライズドアンバーなどを調合した。また、容器のデザインはチョコレートバーをかたどり、“キャラメルチョコレートバー”を表現した。

同ブランドは「世界中の女の子を“ キャンディ・ショップ”のような香りにさせるミッションがあるの」がコンセプト。「甘党な方だけでなく、どんな方にも楽しんでもらいたい」というサブリナ自身の願いを込めて、重すぎない、プレイフルな香水をプロデュースしている。

今年2月に日本国内で発売した“サブリナ・カーペンター スウィートトゥース オードパルファム”は、チョコレートマシュマロやミルクバニラの甘い香りで、年に一度の香りの祭典“フレグランス デー 2024”で、“トレンドフレグランス部門”にノミネートされた。

 

サブリナ・カーペンターは、1999年生まれ、米・ペンシルヴァニア州出身の歌手・俳優。2024年4月にリリースした「Espresso」は世界的ヒット曲となり、同年6月にリリースした「Please Please Please」は自身初の全米シングルチャート1位を獲得。8月には最新アルバム「Short n' Sweet」をリリースし、初の全米&全英アルバムチャート1位を獲得した。25年の第67回グラミー賞では、主要全4部門を含む6部門にノミネートされている。

The post サブリナ・カーペンターのチョコ型香水 キャラメルチョコレートの香りが日本上陸  appeared first on WWDJAPAN.

サブリナ・カーペンターのチョコ型香水 キャラメルチョコレートの香りが日本上陸 

フィッツコーポレーションは11月30日、歌手のサブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)がプロデュースするフレグランス“サブリナ・カーペンター キャラメルドリーム オードパルファム”(30mL、4950円)を発売する。フィッツ公式オンラインストア、全国のバラエティーショップで取り扱う。

“世界中の女の子を‘キャンディ・ショップ’のような香りに”

同商品のテーマは“キャラメルチョコレート”で、サブリナ自身のように甘くセクシーなグルマン調の香りに仕上げた。トップノートにはシュガーレモンやアーモンドミルク、ミドルには、オレンジブロッサムやダークチョコレートビーンズ、ベースにはサンダルウッド、キャラメライズドアンバーなどを調合した。また、容器のデザインはチョコレートバーをかたどり、“キャラメルチョコレートバー”を表現した。

同ブランドは「世界中の女の子を“ キャンディ・ショップ”のような香りにさせるミッションがあるの」がコンセプト。「甘党な方だけでなく、どんな方にも楽しんでもらいたい」というサブリナ自身の願いを込めて、重すぎない、プレイフルな香水をプロデュースしている。

今年2月に日本国内で発売した“サブリナ・カーペンター スウィートトゥース オードパルファム”は、チョコレートマシュマロやミルクバニラの甘い香りで、年に一度の香りの祭典“フレグランス デー 2024”で、“トレンドフレグランス部門”にノミネートされた。

 

サブリナ・カーペンターは、1999年生まれ、米・ペンシルヴァニア州出身の歌手・俳優。2024年4月にリリースした「Espresso」は世界的ヒット曲となり、同年6月にリリースした「Please Please Please」は自身初の全米シングルチャート1位を獲得。8月には最新アルバム「Short n' Sweet」をリリースし、初の全米&全英アルバムチャート1位を獲得した。25年の第67回グラミー賞では、主要全4部門を含む6部門にノミネートされている。

The post サブリナ・カーペンターのチョコ型香水 キャラメルチョコレートの香りが日本上陸  appeared first on WWDJAPAN.

サブリナ・カーペンターのチョコ型香水 キャラメルチョコレートの香りが日本上陸 

フィッツコーポレーションは11月30日、歌手のサブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)がプロデュースするフレグランス“サブリナ・カーペンター キャラメルドリーム オードパルファム”(30mL、4950円)を発売する。フィッツ公式オンラインストア、全国のバラエティーショップで取り扱う。

“世界中の女の子を‘キャンディ・ショップ’のような香りに”

同商品のテーマは“キャラメルチョコレート”で、サブリナ自身のように甘くセクシーなグルマン調の香りに仕上げた。トップノートにはシュガーレモンやアーモンドミルク、ミドルには、オレンジブロッサムやダークチョコレートビーンズ、ベースにはサンダルウッド、キャラメライズドアンバーなどを調合した。また、容器のデザインはチョコレートバーをかたどり、“キャラメルチョコレートバー”を表現した。

同ブランドは「世界中の女の子を“ キャンディ・ショップ”のような香りにさせるミッションがあるの」がコンセプト。「甘党な方だけでなく、どんな方にも楽しんでもらいたい」というサブリナ自身の願いを込めて、重すぎない、プレイフルな香水をプロデュースしている。

今年2月に日本国内で発売した“サブリナ・カーペンター スウィートトゥース オードパルファム”は、チョコレートマシュマロやミルクバニラの甘い香りで、年に一度の香りの祭典“フレグランス デー 2024”で、“トレンドフレグランス部門”にノミネートされた。

 

サブリナ・カーペンターは、1999年生まれ、米・ペンシルヴァニア州出身の歌手・俳優。2024年4月にリリースした「Espresso」は世界的ヒット曲となり、同年6月にリリースした「Please Please Please」は自身初の全米シングルチャート1位を獲得。8月には最新アルバム「Short n' Sweet」をリリースし、初の全米&全英アルバムチャート1位を獲得した。25年の第67回グラミー賞では、主要全4部門を含む6部門にノミネートされている。

The post サブリナ・カーペンターのチョコ型香水 キャラメルチョコレートの香りが日本上陸  appeared first on WWDJAPAN.

【一粒万倍日】「プラダ」が年内最後の最強開運日に向けて新作革小物を発売 日本限定カラーも用意

「プラダ(PRADA)」は、一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれる“一粒万倍日”と大安の2つが重なる開運日の12月25日と、1.“一粒万倍日”、2.天の恩恵で全ての人が福を受ける“天恩日”、3.すべての神が天に登り、万物の罪を許す“天赦日”の3つが重なる最強開運日の26日に向けて、新作のウオレットやカードケースなどの革小物を順次発売中だ。同アイテムは、「プラダ」各店および公式オンラインストアで扱う。

メンズは、上品な素材感のカーフレザーを使用したウオレットを長財布、二つ折り、三つ折りでそろえるほか、ストリング付きのフラグメントケースやカードケース、ショルダーバッグなどをラインアップ。

ウィメンズからは、この冬登場したしっとりとした手触りのソフトグレインレザーにマイクロスタッズを配したデザインのウオレットに、新色のホワイトを日本限定で用意する。メンズ、ウィメンズアイテムともに、フロントには「プラダ」のトライアングルロゴをあしらう。

一粒万倍日は財布を買ったり、使い始めたり、贈ったりするのに適した日とされる。

ウィメンズアイテム一覧

メンズアイテム一覧

The post 【一粒万倍日】「プラダ」が年内最後の最強開運日に向けて新作革小物を発売 日本限定カラーも用意 appeared first on WWDJAPAN.

「グローブ・トロッター」銀座店限定ラゲージコレクション オックスブラッド色の3型

英国発のラゲージブランド「グローブ・トロッター(GLOBE-TROTTER)」は12月1日、銀座店限定のラゲージコレクションを発売する。

銀座店は日本初の直営路面店舗であり、定番商品に加え各コラボレーションモデルも展開しているアジアの旗艦店。日本最大の品ぞろえを誇るとともに、ビスポークサービスも常時行っている。

銀座店限定コレクション

ラインアップは、4輪キャリーオンケース(39万6000円)とコンパクトな2輪のスモールキャリーオン(29万7000円)、日常使いできるメイフェアケース(29万7000円)の3アイテム。

ボディーのカラーは、気品あるオックスブラッドカラーで統一。コーナーレザーとベルトレザーにはネイビーを、レザーハンドルはワインレッドカラーを採用し、品格をたたえつつ控えめな主張を持ち合わせた個性的な雰囲気に仕上げた。ライニングには、ブランドロゴのモチーフでもある北極星をマルチプリントであしらい特別感を演出した。

The post 「グローブ・トロッター」銀座店限定ラゲージコレクション オックスブラッド色の3型 appeared first on WWDJAPAN.

ユニチカの繊維は「失ってはならない宝」

ユニチカは11月28日、祖業の繊維事業から撤退すると発表した。金融機関への債権放棄などを含む870億円の金融支援に加え、官民ファンドの地域経済活性化支援機構(REVIC)から第三者割当増資と融資枠で約350億円を調達。繊維事業の撤退費用などの経営再建に充てる。ユニチカは、2014年にも金融支援などを受け、リストラを進めてきたが、経営再建には至らず、2025年3月期は売上高1200億円、純損失103億円と2期連続の大幅赤字となる見通しだった。抜本的な経営再建のためには、低収益でこの数年は赤字の続いた繊維事業からの撤退は不可避だったとも言える。不振の繊維事業から撤退し、高収益のフィルム事業に経営資源を集中させ、28年3月期に黒字化、30年3月期に売上高700億円、営業利益65億円を目指す。

ただ、撤退するとはいえ、ユニチカの繊維事業に価値がないわけではない。むしろ宝の山とさえ思う。

ユニチカはかつて、祖業である繊維事業を軸に多くの輝かしい実績を誇ってきた。ピーク時には日本だけでなく、ASEANや中国、遠いブラジルなどの南米にも多数の拠点を構える名門企業で、1960年代に世界の女子バレーボール界を席巻し、「東洋の魔女」とも言われた女子バレーの日本代表の大半はユニチカの女子バレー部所属だった。

昭和初期から中期まで全盛期を誇った日本の繊維産業はアジアを始めとした新興国から追い上げられ、次第に勢いを失った。ポリエステルやナイロンなどの合成繊維を主軸とする東レや旭化成などの合繊メーカーが、原料である高分子の研究開発技術をベースに、フィルムや樹脂、医療・医薬品、炭素繊維複合材料など事業の多角化を進めた一方、綿紡績などをルーツとするユニチカや東洋紡は天然繊維事業のリストラに経営資源を費やすことになり、多角化に遅れた。ユニチカの社史によると、1974〜82年のわずか8年間で、赤字や構造改革のために1000億円以上の固定資産や有価証券の売却に追われた。

天然繊維と合繊を融合した名品も

天然繊維事業のリストラに苦しんだユニチカだが、その一方で、天然繊維と合成繊維を融合した画期的な新素材も数多く生んできた。来年で50周年を迎えるポリエステルをコットンで包みこんだ複合繊維「パルパー」はその代表選手だ。イージーケアや耐久性といったポリエステルの特徴を持ちながら、風合いやタッチはコットンという両者の長所を最大限に生かせる「パルパー」は、今なお業界関係者から高い支持を得ている。

また、ユニチカの研究開発力は素材メーカの中でも高い。ユニチカはサステナブル素材の先駆けとして、1998年にとうもろこしなどの穀物を原料にした合成繊維であるポリ乳酸(PLA)繊維「テラマック」の商業生産をスタートし、PLA繊維を世界で最も早く商業化した企業だ。また、英リバティの定番素材にもなっている「タナローン」、現在でも世界最高クラスの細番手の300番単糸を誇るスビンゴールド綿糸「舞鳳凰」など、今でも同社の技術力は世界レベルにある。

繊維事業の今後は?

今後の焦点は、切り離されるユニチカの繊維事業の今後だろう。

大手素材メーカーの繊維事業の継承としては、繊維事業を中心とした粉飾決算が表面化し、経営破綻したカネボウだ。化粧品は花王が買収する一方で、繊維事業はセーレンが買収した。当時のセーレンは勢いがあったとはいえ、大手素材メーカーの繊維事業を買い取るのはある種の博打とも見られていた。だが、セーレンは買い取った繊維事業をKBセーレンとして見事に再建。カネボウ時代から蓄積してきた紡糸技術の高さが生きており、産業資材向けの研磨布や特殊なスパンデックス不織布を用いた湿布基布などを展開し、直近の2024年3月期決算では売上高155億円に対し、純利益15億円。純利益率が10%に達する高収益企業に生まれ変わっている。

製造業、特に繊維の素材メーカーの場合、事業環境が悪化すると、市場を開拓する営業やマーケティング部門の人員が削られていく。効率的な事業運営のために定期的に売り上げの見込める用途や取引先に絞り込む一方、営業やマーケティングは一人で複数の業種を受け持ち、数十トンの取引を営業が一人で担当する、ということも珍しくない。ただ、そうなると絞り込んだ用途や市場が悪化すると一気に採算も悪化する。特に現在のように市場や技術の移り変わりが激しいと、数年単位、あるいは1年で事業環境が激変することも珍しくない。

こうした状況は、必ずしも技術が弱い、あるいは競争力が低いということとイコールではない。むしろ市場を開拓する機能がないために埋もれてしまっている、ということの方が多い。ユニチカの場合、先に上げた「パルパー」「舞鳳凰」「テラマック」はいずれも業界関係者の評価は高く、惜しむ声は多い。セーレンが思い切った絞り込みと市場開拓によって、KBセーレンを高収益企業に生まれ変わらせたように、ユニチカの繊維事業にも多くの可能性が残っている。

以前、岡山県総社市の常磐工場に行ったことがある。「パルパー」や「舞鳳凰」の生産工場だ。1951年(昭和26年)設立の古き良き昭和の名残を留める同工場の入口はきれいに刈り取られた芝生のロータリーがあり、古い小学校のようなオフィスの正面入口を通って中に入ると、ピカピカに磨き上げられた木の床はギシギシと音を立てた。敷地内の建物や設備は一見、古びてはいても、どこもきれいに磨き上げられ、繊維の技術と同様に、大切に継承されてきたことが一目でわかる。国内外で数多くの繊維工場を見てきたが、文化遺産クラスの最も美しい工場の一つだった。

特に現在は大手アパレルのワールドが繊維商社のOEM事業を買収する、業界・業際の垣根を超えた合従連衡の時代だ。また、事業の譲渡先は必ずしも国内だけに限定する必要もない。ユニチカが130年もの間培ってきた繊維の技術を残すことこそが最も重要だ。国内外の企業により、ユニチカの繊維事業が新たに再生することに期待したい。

The post ユニチカの繊維は「失ってはならない宝」 appeared first on WWDJAPAN.

「ロアリブ」がシャンパン着想の限定フレグランスを発売 甘さと爽快感を香りで楽しむ

「ロアリブ(ROALIV)」は12月5日、定番のフレグランスシリーズ“マインドセンス”から、2024年冬限定の香りのオードパルファン“コリエドペルル”(20mL、3960円)を数量限定で発売する。

限定の香りは、年末年始の華やぎに合わせてシャンパンから着想を得た。スパークリングの爽快さを感じさせるトップノートから、上質でクリーミーな口当たりを思わせる複雑なミドルノートへ移る調香だ。ラストノートにムスクやバニラを採用し、余韻を楽しむ香りに仕上げた。ボトルは炭酸が弾けるシャンパンをイメージしたデザインだ。

The post 「ロアリブ」がシャンパン着想の限定フレグランスを発売 甘さと爽快感を香りで楽しむ appeared first on WWDJAPAN.

藤原ヒロシの「フラグメント デザイン」とスノボ「バートン」がコラボ アクマージャケットとビブパンツを発売

スノーボード用品を扱う「バートン(BURTON)」のハイパフォーマンスライン、[ak]は、藤原ヒロシが主宰する「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」とのコラボアイテムを発売する。12月1日19時まで、バートン フラッグシップ 東京および大阪の店頭で抽選販売の応募を受け付け、また12月5日からバートン フラッグシップ 札幌および長野、「バートン」公式オンラインで通常販売する。

「フラグメント デザイン」コラボ
アクマージャケットとビブパンツ

コラボアイテムは、アクマージャケットとビブパンツをラインアップする。キネティックコンストラクションと呼ばれる技術を用い、スノーボーダーの体の動きに合わせた設計のアクマージャケットに、本コラボのロゴを刺しゅうし、独自のディティールと配色を施した。

藤原ヒロシはコラボに際し、「『バートン』とは、もう30年近く一緒にプロジェクトをやっています。今期も今まで以上に素晴らしい取り組みが出来た事を、誰よりも僕自身が嬉しく思っています。みなさん、雪山で会いましょう!」と語っている。

The post 藤原ヒロシの「フラグメント デザイン」とスノボ「バートン」がコラボ アクマージャケットとビブパンツを発売 appeared first on WWDJAPAN.

藤原ヒロシの「フラグメント デザイン」とスノボ「バートン」がコラボ アクマージャケットとビブパンツを発売

スノーボード用品を扱う「バートン(BURTON)」のハイパフォーマンスライン、[ak]は、藤原ヒロシが主宰する「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」とのコラボアイテムを発売する。12月1日19時まで、バートン フラッグシップ 東京および大阪の店頭で抽選販売の応募を受け付け、また12月5日からバートン フラッグシップ 札幌および長野、「バートン」公式オンラインで通常販売する。

「フラグメント デザイン」コラボ
アクマージャケットとビブパンツ

コラボアイテムは、アクマージャケットとビブパンツをラインアップする。キネティックコンストラクションと呼ばれる技術を用い、スノーボーダーの体の動きに合わせた設計のアクマージャケットに、本コラボのロゴを刺しゅうし、独自のディティールと配色を施した。

藤原ヒロシはコラボに際し、「『バートン』とは、もう30年近く一緒にプロジェクトをやっています。今期も今まで以上に素晴らしい取り組みが出来た事を、誰よりも僕自身が嬉しく思っています。みなさん、雪山で会いましょう!」と語っている。

The post 藤原ヒロシの「フラグメント デザイン」とスノボ「バートン」がコラボ アクマージャケットとビブパンツを発売 appeared first on WWDJAPAN.

20周年のラブ and ベリーがミニ香水に カードホルダー風ボックス入りの特別セットも

フィッツコーポレーションの「ミニモアパフューム(ミニモアパフューム MINI-MORE PERFUME)」は2025年3月8日、今年20周年を迎えた「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」とコラボレーションしたミニ香水(全4種、各8mL、価格未定)と香水4種をセットにしたコンプリートボックス(6600円)を数量限定で発売する。

ミニ香水はフィッツ公式オンラインストア、全国のバラエティショップ、ディスカウントストア、ドラッグストで販売する。コンプリートボックスは完全予約生産で、11月28日18時から12月11日23時59分の期間、特設サイトで先行予約を受け付ける。
特設サイト

「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」

「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」は、2004年に登場し“ラブベリ”の愛称で小学生を中心に大ブームを巻き起こしたセガのキッズカードゲーム。ゲームプレイ時に入手できる“おしゃれまほうカード”でキャラクターの着せ替えなどを行うことができ、多くの子ども達が熱中した。

ラブベリの世界観を香水で再現

ミニ香水はアップルとベリーがはじけるようなシュガリーアップルの香りの“ピタTガール”、いちごとお花の華やかさが合わさったシュガリーブーケの香りの“ラブリーストロベリー”、プラリネがアクセントの大人っぽいアップルプラリネの香りの“ピチッと黒T”、花々と石けんの上品なフローラルソープの香りの“プリティピンクデビル”の4種類をラインアップ。ボトルには、ラブとベリーのドレスアップアイテムをモチーフにしたデザインをそれぞれ描き、パッケージの裏面には並べると一つの絵になる仕掛けを施した。

さらに、ゲームプレイ時に入手できる“オシャレまほうカード“を模したミニカードがランダムで1枚付属する。カードの種類は全10種で、ヘア&メイクアップカードやスペシャルアイテムカードなど懐かしのラインアップとなっている。

コンプリートボックス

ミニ香水全4種の香水をセットにしたコンプリートボックスはオリジナルクリアカード付きで、懐かしのカードホルダー風ボックスで用意した。2025年2月下旬以降の配送を予定している。

The post 20周年のラブ and ベリーがミニ香水に カードホルダー風ボックス入りの特別セットも appeared first on WWDJAPAN.

俳優・成田凌が「死ぬ以外何でもやる」という気持ちで挑んだ映画「雨の中の慾情」

PROFILE: 成田凌/俳優

PROFILE: (なりた りょう)1993年11月22日生まれ、埼玉県出身。2013年にメンズノンノモデルオーディションに合格。14年にドラマ「FLASHBACK」で俳優デビューし、数々の話題作に出演する。映画「スマホを落としただけなのに」、「ビブリア古書堂の事件手帖」で日本アカデミー賞新人賞を受賞。近年は、ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」、「1122 いいふうふ」や、映画「くれなずめ」、「ニワトリ☆フェニックス」、「スマホを落としただけなのに 〜最終章〜 ファイナル ハッキング ゲーム」など・映画「【推しの子】-The Final Act-」(12月20日公開予定)の公開も控えている。

ドラマと映画を分け隔てることなく、精力的に作品に出演し続けている俳優の成田凌。フィルモグラフィーが猛スピードで上書きされていく中で、絶対に見逃してはいけない主演作にして代表作が誕生した。それが11月29日から公開される片山慎三監督の「雨の中の慾情」だ。

「岬の兄妹」「さがす」と同じく、本作の脚本は片山監督によるオリジナルだ。漫画家・つげ義春の短編「雨の中の慾情」を原作に、つげの「夏の思いで」「池袋百点会」「隣りの女」の要素を融合させて、数奇なラブストーリーに編み上げた。

成田が演じる主人公は、売れない漫画家の義男。未亡人・福子(中村映里子)と小説家志望の男・伊守(森田剛)との三角関係が、純粋な欲望としたたかな打算が交差する中で展開し、シュールレアリスム、ファンタジー、戦争映画、ヒューマンドラマといったジャンルを横断しながらマジックリアリズム的な映画体験で圧倒する。

片山慎三とつげ義春、2人の芸術家の創造力が最高次元で融合したこの大傑作の現場で何があったのか? 成田凌に、主演俳優の視点でたっぷりと語ってもらった。

「最初の撮影から手応えを感じた」

——「雨の中の慾情」、本当に素晴らしかったです。俳優・成田凌の代表作が誕生したと思いました。

成田凌(以下、成田):そう言っていただけてうれしいです。ありがとうございます。

——どの時点で手応えを感じましたか?

成田:初日です。自分の芝居を修正するために、撮ったものはその場ですぐに映像チェックするのですが、今回は撮影監督の池田直矢さんの映像がもともとすごく好きだったので、余計に早くチェックしたくて。ファーストカットの映像を現場で見た時に、「わー、これは、いいなあ……」と思いました。手応えを感じたのはその時ですね。でも、現場の人間同士で「これはいい作品になるね」みたいなことはあえて言わないようにしていました。そこで満足しない危機感と、常に「本当にこれでいいのか?」という疑問を持ち続けながら、監督、スタッフ、キャスト全員がクランクインからクランクアップまで現場にいました。そこにあったのは熱……という言葉では収まらない、「いい作品を作る」という一種類の気持ちだけでした。

——最初に撮ったのはどのシーンですか?

成田:義男の家で、O子(李沐薰)と対峙するシーンでした。なんか、緊張しました。でも本当にあの家の美術が素敵で。実際に人が住んでいる家をお借りして、そこに暮らしている犬も登場して。

——あの動じない犬! もともと彼のテリトリーだから、あのくつろぎ方だったんですね。

成田:みんなに愛されていましたね。

——初日を迎えるまでどんな準備をしたか、どんな心境だったかを教えてください。

成田:体型の準備はしましたけど、一番は「覚悟していく」でした。どの作品でもそうですが、片山さんの作品は特に生半可な気持ちでは入れないですからね。作品期間中は「死ぬ以外いいや」と本気で思ってました。台湾の田舎の田んぼやドブで、自分が這いつくばらなきゃいけない場所の、衛生状態がかなり悪かったんです。「うわ!」とは思うけど、そこを通過していくことが義男を作っていくことだから、本当に「死ぬ以外何でもやる」という気持ちでした。いろいろ大変でしたけど、とにかく体力はある方なので、そういう人間でよかったなと思いました。

——成田さんにそこまで覚悟をさせた片山監督は、どんな存在でしたか。

成田:「いつか必ず一緒に仕事がしたい」と思って生きていました。片山さんの作品に出たい俳優はたくさんいると思います。いろいろなことに対して逃げずにまっすぐ挑んでいく監督と一緒に作品を作りたい。この作品に携わることができて、本当に良かったです。

「めちゃめちゃ考えて演技しました」

——前情報を入れずに「雨の中の慾情」を見始めると、たくさんの「?」が芽生えていきました。戦争のシーンをきっかけに全ての「?」が回収されていき、ものすごくスッキリしました。

成田:ありがとうございます。戦争のシーンは特に思い入れがあって。あのワンカットを撮るために、朝から日が暮れるまで、1日がかりでみんなで撮ったんです。練習に練習を重ねて、「じゃあ(本番)回してみようか」と。「すごいことだな」と思いながら演じた結果、すごい画になりましたよね。

——あのワンカット撮影には圧倒されました。ただ、もしも義男がこんなにも可愛くて魅力的でなかったら、前半のたくさんの「?」を途中で諦めてしまったかもしれません。

成田:この「雨の中の慾情」の取材では、女性陣が義男を愛でてくださいます。それは自分の中の目標としてありました。(義男が)いなくなった時の寂しさがあったらいいなって。義男には流される瞬間と、欲望のままに生きる瞬間、すごく悪い人間になる瞬間もあると思うんですけど、彼の優しさが見える瞬間がたまにあることで、「優しいんだこの人は」と思っていただけたらいいなと。

——義男のその欲望も、ある設定の中での発露であり、戦争のシーンで明らかになった義男の人生を考えるといたたまれない気持ちになりました。この映画のように、観客に疑問符を与えて混乱させながらも最後まで連れて行くのは、映画という表現形式の醍醐味ですよね。

成田:そう思います。ご覧になる方がこの映画の世界にスムーズに入ってきてくださったらいいなと思って、冒頭のシーンで義男という人が伝わるようにしました。脚本は監督からの手紙のようなものなので、とにかく丁寧に、脚本に書いてあることを一つ一つ形にしていく感覚でした。何も考えずに感情のままやりました、とか言えたらかっこいいですけど、めちゃめちゃ考えました。立ち方一つから、走り方から。

——義男の走り方は確かに独特でした。そしてよく走りました!

成田:監督から「義男はこう走ると思います」と言っていただいたんです。肘を曲げない。手はまっすぐ。腕を振らない。そうだよな、と思いました。走り方に人間が出ると思うし、走るシーンが義男の全てを映し出していると言っても過言ではないかもしれません。脚本では「義男、走る」の1行ですけど、現場では朝晩、毎日このシーンを撮影していました。

——さまざまな場所を走る義男のシーンを一連でつないだシーンが、とてもエモーショナルでした。でも、現場では地道に走り続けていたわけですよね。

成田:基本的には行ったロケ地で、その日のシーンを撮る前と撮り終わったあとに走りました。義男が歩んできた人生の道を走る。完成版を観たらしっかりと使われていて、感情が揺さぶられるすごく良いシーンになっていたので、がんばりが報われた想いです。あと、福子(中村映里子)と伊守(森田剛)が義男の家に転がり込んできて、その2人を隣の部屋から覗(のぞ)くシーンでは、監督から「義男さんは猫になってください」と言われました。地面からゆ〜っくり覗きにいくような猫になって、と(笑)。

——「こっちに5センチ動いて」「2秒待って」といった演出もあると思いますが、「猫になってください」という演出は成田さんにとってどうでしたか。

成田:監督の「こうして」「ああして」という言葉の一つ一つがとにかくピュアでまっすぐなんです。たまに「こういう感じで」と演じてくださったりもするので分かりやすかったです。自分は結構選択肢を持って現場に行ったり、現場で「こうしたいな、ああしたいな」と生まれてくるものもあったりするので、監督と相談しながら進めていく場面もありました。監督はもちろん、撮影監督の池田さんにも「どう思いますか?」と聞いたりもしてましたね。

——池田さんにはどんなことを質問するのですか。

成田:「こういう画角だったらこういう動きの方がいいですか?」とか。舘野(秀樹)さんがすごくきれいな照明を作ってくださったので、「どの角度で当たった方がいいのかな?」とか。言葉では説明できないんですけど、自分の中で「これは監督に聞こう」「これは撮影監督に聞こう」という違いがあるんです。池田さんはずーっと全体を見て、人間を見て、感情を見てくださっている方。気持ちを共有して撮っていただくと、全然違うものになると思うんですよね。僕に撮らせてくれることもありました。

——え? カメラで?

成田:はい。走ってるシーンで1つと、義男の足元のカットを1つ。どっちから言ったのかな……。義男の目線のショットだったので、「僕が撮りましょうか?」と提案したのかもしれません。

——監督と池田さんのコンビネーションは、成田さんから見ていかがでしたか? 池田さんは監督の目、なのでしょうか。

成田:池田さんだけじゃなくて、スタッフ全員の信頼関係がすごかったです。本当に全員が信頼しあっている、愛とエネルギーに満ち溢れた現場でした。すごくいい現場。なんか、笑っちゃうぐらい(笑)。みんなで台湾に行って、大変な思いをしてますから。

——台湾というロケ地が演技に与えた影響は大きかったでしょうね。

成田:台湾に行きっぱなしであの空気の中で撮るということで、僕が考えるべきことは2つだけでした。この作品のことと、この作品のスタッフと共演者の健康についてだけ。本当に幸せですよね。「あー、今日帰って部屋片付けなきゃ」といった生活が一切ない。それは本当にすごいことなんですよ。

——ずっと義男のままいられる感覚なのでしょうか。

成田:ちゃんと自分には戻るんですけど、身体のどこかにずっと(義男の感覚が)ある。泊まっている場所からちょっと外に出ると、この作品の中にある景色と空気、匂いがある。とにかくぜいたくな日々でした。

「この仕事をやっているのも、こういう作品と出合うため」

——今回の映画でツボだったのが、義男のきれいな横顔でした。

成田:僕って“横顔系”ですよね(笑)。

——(笑)。スタッフさんもそれを共有していたから、車の中で福子と口づけをするカットの横顔が本当に美しかったです。予告編でも使われているのでお聞きしますが、あそこで2人の間に電流が走ることは知っていましたか?

成田:知らなかったです。上がったものを見たら、電流が走ってました(笑)。監督に聞いてもきっと「なんなんだろうね〜」って言うと思います(笑)。多分、これは現実ではないというノイズみたいなものなんですかね。現場では常にちょっとずつノイズが入っている感覚がありました。福子さんに言われる「義男さんはここにいるべきではない」という台詞とか、引っ掛かりみたいなものがありました。

——伊守に「いい顔するねえ、義男くんは」と小馬鹿にされた後のカットは正面からでしたね。「いい顔」をどう表現するかというハードルがあったと思います。

成田:すごく難しかったです。いろいろ考えましたけど、現場に行ってみないとな、という感じでした。でも、あそこはそんなにテイクを重ねることはなかったですね。

——片山監督はテイク数が多いとお聞きしますが、実際多かったですか?

成田:多かったです。でも、すごく納得できるテイクの重ね方でした。みなさんが何年もかけて準備してきたものだから、当たり前だとも思います。片山監督は諦めない。難しいことだと思うんですよね。もう1回、もう1回と、10テイク以上を重ねていく決断をするのって。逆に、“止める決断力”に感動することもありました。すごく長い期間準備して、ロケハンして、砂漠でこういうシーンを撮ろうとけっこうな長い時間をかけて車で移動して、監督とプロデューサーが来て、「やっぱりここでは撮りません」と。「完璧ではないから」と。いい作品を作るためにそういう決断をするっていうのは本当にすごいことだと思います。

——今回の作品で義男を演じたことで、役者という職業の面白さややりがいに変化はありましたか。

成田:俳優部の1人として、「いい座組っていいなあ〜」と思いました。部署ごとに自分の仕事をしっかりする、ということがちゃんと成立していれば、部署同士が信頼しあっていい組になる。そして、部署の垣根を越えて手伝いもできる。今回、みんながお互いに手伝ってたんですよ。さらにこの作品ではいろいろとセンシティブなことが扱われていますが、監督もスタッフも、まっすぐに向き合っていました。

——成田さんも逃げなかった。

成田:そうですね。この仕事をやっているのも、こういう作品と出合うためなので。自分にとってものすごくぜいたくな時間でした。

PHOTOS:MIKAKO KOZAI(L MANAGEMENT)
STYLING:KAWASE 136(afnormal)
HAIR & MAKEUP:GO TAKAKUSAGI

ジャケット 43万円、ニット 31万円、タンクトップ 12万円、パンツ 26万5000円、シューズ 21万円/全てアミリ(スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス 0120-106-067)、その他スタイリスト私物

■映画「雨の中の慾情」
11月29日 TOHO シネマズ日比谷ほか全国公開
出演:成田凌
中村映里子、森田剛
足立智充、中西柚貴、松浦祐也、梁秩誠、李沐薰、伊島空
李杏/ 竹中直人
監督・脚本:片山慎三
原作:つげ義春「雨の中の慾情」
音楽:髙位妃楊子
衣裳デザイン・扮装統括:柘植伊佐夫
撮影:池田直矢 
美術:磯貝さやか 
編集:片岡葉寿紀 
制作:セディックインターナショナル 日商賽奇客有限公司 井風國際娛樂有限公司
製作:映画「雨の中の慾情」製作委員会
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
©2024 「雨の中の慾情」製作委員会
https://www.culture-pub.jp/amenonakanoyokujo/

The post 俳優・成田凌が「死ぬ以外何でもやる」という気持ちで挑んだ映画「雨の中の慾情」 appeared first on WWDJAPAN.

「RMK」がプロによる“ウエディング ヘアメイクアップ プラン”の提供を開始 27万5000円から

「RMK」は、“ウエディング ヘアメイクアップ プラン”をアンダーズ東京でスタートした。プロのメイクアップアーティストとヘアスタイリストが、コンサルティングから当日のヘアメイクアップまで唯一無二のトータルスタイリングを提案する。

価格は、挙式当日とリハーサル(1回3時間程度)で新郎1スタイル+新婦2スタイルを提供する基本プランが27万5000円から。追加オプションとしてスタイルチェンジ(3万3000円〜)とデコルテや背中などのボディーメイクアップ(7000円〜)を選択できる。

自分らしさを追求し等身大の魅力をさらに引き立てる

メイクを担当するのは、撮影やパリ・東京コレクションのバックステージのメイクアップ、「RMK」の商品開発に携わる金子達也。高い表現力とトーク力を持ち合わせ、外見だけでなく気持ちまであがるようなメイクアップを提供する。

ヘアを担当するのは、サロンワークをはじめ、雑誌のエディトリアルや海外のコレクション、バックスージなど多岐に渡り活躍するYADA CHIHARU。その人の雰囲気を掴み取ったモダンなヘアスタイルの提案を得意とし、クリエーティブな経験から生まれるドラマチックなスタイリングを施す。

公式サイトで、都会的でモダンさのあるウエディングからミニマルで上質感のあるウエディングまで、さまざまなスタイリングイメージを公開中だ。

The post 「RMK」がプロによる“ウエディング ヘアメイクアップ プラン”の提供を開始 27万5000円から appeared first on WWDJAPAN.

「リモワ」からプトレマイオス・マンが手掛けた1000個限定のスーツケース&“エッセンシャル コレクション”の新2色が発売

「リモワ(RIMOWA)」は、ポリカーボネート製のスーツケース“エッセンシャル コレクション(ESSENTIAL COLLECTION)”から芸術家のプトレマイオス・マン(Ptolemy Mann)とのプロジェクトで誕生した世界で1000個限定のスーツケース“エッセンシャル キャビン スレッショルド”(限定1000個、H55×W39×D23cm、22万7700円)と新色のシーズナルカラー2色を同時発売した。全国の「リモワ」ストアおよび、公式オンラインストアで販売する。限定アイテムは限定ストアのみで取り扱う。

アートで彩る世界で1000個のスーツケース

“エッセンシャル キャビン スレッショルド”は外側のグルーヴ(溝)と内部のフレックスディバイダー(中仕切り)に、プトレマイオス・マンらしい遊び心のあるカラーリングと大胆な筆使いでデザインを施した。シリアルナンバーが入ったこのスーツケースは、世界で1000個のみというレアなアイテムだ。

新色のシーズナルカラーは対照的な新2色

同コレクションの新色として、北欧の海にインスパイアされた深いミッドブルーのノーティカルとデンマークの首都、コペンハーゲンの建築やインテリアを彷ふつとさせるイエローのジンジャーを発売した。サイズはそれぞれ、キャビン(H55×W39×D23cm)、チェックインL(H77.5×W51×D26.5cm)、トランク プラス(H80×W37×D41cm)の3サイズで展開する。

また、「リモワ」の他のスーツケースと同様、「リモワ」独自の“マルチホイールシステム”や取手を好みの高さに調節できる“テレスコープハンドル”、収納物を整理整頓できる“フレックスディバインダー”などの機能を搭載するほか、生涯保証も付く。

アイテム一覧

The post 「リモワ」からプトレマイオス・マンが手掛けた1000個限定のスーツケース&“エッセンシャル コレクション”の新2色が発売 appeared first on WWDJAPAN.

「リモワ」からプトレマイオス・マンが手掛けた1000個限定のスーツケース&“エッセンシャル コレクション”の新2色が発売

「リモワ(RIMOWA)」は、ポリカーボネート製のスーツケース“エッセンシャル コレクション(ESSENTIAL COLLECTION)”から芸術家のプトレマイオス・マン(Ptolemy Mann)とのプロジェクトで誕生した世界で1000個限定のスーツケース“エッセンシャル キャビン スレッショルド”(限定1000個、H55×W39×D23cm、22万7700円)と新色のシーズナルカラー2色を同時発売した。全国の「リモワ」ストアおよび、公式オンラインストアで販売する。限定アイテムは限定ストアのみで取り扱う。

アートで彩る世界で1000個のスーツケース

“エッセンシャル キャビン スレッショルド”は外側のグルーヴ(溝)と内部のフレックスディバイダー(中仕切り)に、プトレマイオス・マンらしい遊び心のあるカラーリングと大胆な筆使いでデザインを施した。シリアルナンバーが入ったこのスーツケースは、世界で1000個のみというレアなアイテムだ。

新色のシーズナルカラーは対照的な新2色

同コレクションの新色として、北欧の海にインスパイアされた深いミッドブルーのノーティカルとデンマークの首都、コペンハーゲンの建築やインテリアを彷ふつとさせるイエローのジンジャーを発売した。サイズはそれぞれ、キャビン(H55×W39×D23cm)、チェックインL(H77.5×W51×D26.5cm)、トランク プラス(H80×W37×D41cm)の3サイズで展開する。

また、「リモワ」の他のスーツケースと同様、「リモワ」独自の“マルチホイールシステム”や取手を好みの高さに調節できる“テレスコープハンドル”、収納物を整理整頓できる“フレックスディバインダー”などの機能を搭載するほか、生涯保証も付く。

アイテム一覧

The post 「リモワ」からプトレマイオス・マンが手掛けた1000個限定のスーツケース&“エッセンシャル コレクション”の新2色が発売 appeared first on WWDJAPAN.

「ヨウヘイ オオノ」が渋谷パルコで12月6日からポップアップ開催 ブランド10周年を祝う

「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」は2024年でブランド設立10周年を迎えた。これを記念して12月6日から10日まで、渋谷パルコ3階にポップアップショップ「ヨウヘイ オオノ 10 THアニバーサリーストア(YOHEI OHNO 10TH ANNIVERSARY STORE)」を開催する。

ファッションの枠を超える活動を行ってきた。デットストックの反物をはじめ、使用されなくなったものを再利用して新たな価値を与えるプロジェクト「3711プロジェクト(3711PROJECT)」や、映画「箱男」の衣装制作、2025年大阪・寛斎万博の「住友館」アテンドスタッフのユニフォームデザイン、セルフケアブランド「セイル(SAIL)」と空間をプロデュースする香りの開発など、その内容は多岐にわたる。

今回のポップアップショップでは、2024-25年秋冬コレクションのほか、コレクションのアーカイブや「3711プロジェクト」のアイテム、オケージョンウエアをそろえる「ドレスライン(DRESS LINE)」を並べつつ、1点もののアイテムやサンプル品を販売する。

「ヨウヘイ オオノ」は“独自性のあるフォルム作りと実用性”がコンセプト。古今東西のアートや建築、彫刻などを着想源に、伝統にとらわれない自由な素材使いやフォルムのアプローチを通じて、未来に向けた新しい人間像や生活感を探求してきた。

The post 「ヨウヘイ オオノ」が渋谷パルコで12月6日からポップアップ開催 ブランド10周年を祝う appeared first on WWDJAPAN.

「ヨウヘイ オオノ」が渋谷パルコで12月6日からポップアップ開催 ブランド10周年を祝う

「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」は2024年でブランド設立10周年を迎えた。これを記念して12月6日から10日まで、渋谷パルコ3階にポップアップショップ「ヨウヘイ オオノ 10 THアニバーサリーストア(YOHEI OHNO 10TH ANNIVERSARY STORE)」を開催する。

ファッションの枠を超える活動を行ってきた。デットストックの反物をはじめ、使用されなくなったものを再利用して新たな価値を与えるプロジェクト「3711プロジェクト(3711PROJECT)」や、映画「箱男」の衣装制作、2025年大阪・寛斎万博の「住友館」アテンドスタッフのユニフォームデザイン、セルフケアブランド「セイル(SAIL)」と空間をプロデュースする香りの開発など、その内容は多岐にわたる。

今回のポップアップショップでは、2024-25年秋冬コレクションのほか、コレクションのアーカイブや「3711プロジェクト」のアイテム、オケージョンウエアをそろえる「ドレスライン(DRESS LINE)」を並べつつ、1点もののアイテムやサンプル品を販売する。

「ヨウヘイ オオノ」は“独自性のあるフォルム作りと実用性”がコンセプト。古今東西のアートや建築、彫刻などを着想源に、伝統にとらわれない自由な素材使いやフォルムのアプローチを通じて、未来に向けた新しい人間像や生活感を探求してきた。

The post 「ヨウヘイ オオノ」が渋谷パルコで12月6日からポップアップ開催 ブランド10周年を祝う appeared first on WWDJAPAN.

キム・ジョーンズが「マーク ジェイコブス」40周年記念ネックレスを制作 全世界の「ディオール」限定20本

「ディオール(DIOR)」メンズ・アーティスティック・ディレクターを務めるキム・ジョーンズ(Kim Jones)は、友人マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)のブランド「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」のブランド設立40周年を祝し、世界限定20本でチェーンネックレス(22万5000円)を発売した。日本を含む全世界の「ディオール」14店舗限定で取り扱う。

マーク・ジェイコブスに捧ぐネックレス

ネックレスは、「マーク ジェイコブス」のシグネチャースタイルとラグジュアリーなディテールを巧みに融合させたデザイン。ボリュームのあるカーブしたチェーン、“CD”と“MJ”のイニシャル、バルーン型に細工された繊細なクリスタルのタッセルを組み合わせ、それぞれに遊び心のあるだまし絵効果を加えた。

2011〜13年の2年間、ジョーンズはメンズ部門で、ジェイコブスはウィメンズ部門で「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のアーティスティック・ディレクターを担当していた時期が重なる。2022年には「フェンディ(FENDI)」のアイコニックな“バケット ハンドバッグ”の25周年を記念するコレクションでコラボレーションを果たしたほか、近年はLVMH ヤングファッションデザイナープライズ(LVMH Prize for Young Fashion Designers)で共に審査員を務めている。

ジョーンズは今回の制作について「マークが世界中を光り輝かせていた時代を思い出す。もちろん今もそれは変わらないが」と語り、「彼はファッションに携わる多くの人にとってヒーローのような存在だ。彼はファッション業界においてパイオニアでもある。多くのデザイナーが彼と仕事をし、彼のために働いてきた」と続けた。

キム・ジョーンズに先立ち、デザイナーのアナ・スイ(ANNA SUI)、NIGO®、メイクアップアーティストのパット・マクグラス(Pat McGrath)らが「マーク ジェイコブス」40周年をたたえるスペシャルアイテムを販売している。

The post キム・ジョーンズが「マーク ジェイコブス」40周年記念ネックレスを制作 全世界の「ディオール」限定20本 appeared first on WWDJAPAN.

キム・ジョーンズが「マーク ジェイコブス」40周年記念ネックレスを制作 全世界の「ディオール」限定20本

「ディオール(DIOR)」メンズ・アーティスティック・ディレクターを務めるキム・ジョーンズ(Kim Jones)は、友人マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)のブランド「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」のブランド設立40周年を祝し、世界限定20本でチェーンネックレス(22万5000円)を発売した。日本を含む全世界の「ディオール」14店舗限定で取り扱う。

マーク・ジェイコブスに捧ぐネックレス

ネックレスは、「マーク ジェイコブス」のシグネチャースタイルとラグジュアリーなディテールを巧みに融合させたデザイン。ボリュームのあるカーブしたチェーン、“CD”と“MJ”のイニシャル、バルーン型に細工された繊細なクリスタルのタッセルを組み合わせ、それぞれに遊び心のあるだまし絵効果を加えた。

2011〜13年の2年間、ジョーンズはメンズ部門で、ジェイコブスはウィメンズ部門で「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のアーティスティック・ディレクターを担当していた時期が重なる。2022年には「フェンディ(FENDI)」のアイコニックな“バケット ハンドバッグ”の25周年を記念するコレクションでコラボレーションを果たしたほか、近年はLVMH ヤングファッションデザイナープライズ(LVMH Prize for Young Fashion Designers)で共に審査員を務めている。

ジョーンズは今回の制作について「マークが世界中を光り輝かせていた時代を思い出す。もちろん今もそれは変わらないが」と語り、「彼はファッションに携わる多くの人にとってヒーローのような存在だ。彼はファッション業界においてパイオニアでもある。多くのデザイナーが彼と仕事をし、彼のために働いてきた」と続けた。

キム・ジョーンズに先立ち、デザイナーのアナ・スイ(ANNA SUI)、NIGO®、メイクアップアーティストのパット・マクグラス(Pat McGrath)らが「マーク ジェイコブス」40周年をたたえるスペシャルアイテムを販売している。

The post キム・ジョーンズが「マーク ジェイコブス」40周年記念ネックレスを制作 全世界の「ディオール」限定20本 appeared first on WWDJAPAN.

三原康裕が率いるソスウ アーティストの“トーン”の多様性を伝えるマガジン創刊

「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARAYASUHIRO)」の三原康裕デザイナーが代表を務めるソスウは、新たなプロジェクトとして「トーンマガジン(TONE MAGAZINE)」(4950円)を発行し、11月30日に発売する。取扱店舗は、「メゾン ミハラヤスヒロ」直営店と公式ECサイト、一部セレクトショップ、一部書店。

制作するのは、米ニューヨークを拠点に、写真集やZINEを手掛けてきたクリエイティブチーム。日本人も所属する集団であり、もともと三原デザイナーと親交が深いという。アーティストの未発表作品やパーソナルな作品にフォーカスし、彼らの視点や創作プロセスを掘り下げながら、新たな表現の場を作り出すことを目指す。毎号2人のアーティストを取り上げ、作風やアプローチといった“トーン”の多様性を探求する。創刊号は、ニューヨークを中心に活動する写真家アルバート・ワトソン(Albert Watson)と、マシュー・ジョンソン(Matthew Johnson)の特集だ。両人の代表作をA2サイズのポスターとして同封している。

同マガジンプロジェクトは、「幅広いジャンルのクリエイターが作品を発表できる
機会を作りたいと」いう思いに発端した。ソスウは2022年9月から23年6月まで、東京・日本橋でギャラリー&イベントスペース「NACC/日本橋アナーキー文化センター」をオープンし、“さまざまな文化の芽吹く場所”を作ろうとしてきたが、今回の「トーンマガジン」も、雑誌という形態をとったものの、根幹の狙いは同じだという。

The post 三原康裕が率いるソスウ アーティストの“トーン”の多様性を伝えるマガジン創刊 appeared first on WWDJAPAN.

三原康裕が率いるソスウ アーティストの“トーン”の多様性を伝えるマガジン創刊

「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARAYASUHIRO)」の三原康裕デザイナーが代表を務めるソスウは、新たなプロジェクトとして「トーンマガジン(TONE MAGAZINE)」(4950円)を発行し、11月30日に発売する。取扱店舗は、「メゾン ミハラヤスヒロ」直営店と公式ECサイト、一部セレクトショップ、一部書店。

制作するのは、米ニューヨークを拠点に、写真集やZINEを手掛けてきたクリエイティブチーム。日本人も所属する集団であり、もともと三原デザイナーと親交が深いという。アーティストの未発表作品やパーソナルな作品にフォーカスし、彼らの視点や創作プロセスを掘り下げながら、新たな表現の場を作り出すことを目指す。毎号2人のアーティストを取り上げ、作風やアプローチといった“トーン”の多様性を探求する。創刊号は、ニューヨークを中心に活動する写真家アルバート・ワトソン(Albert Watson)と、マシュー・ジョンソン(Matthew Johnson)の特集だ。両人の代表作をA2サイズのポスターとして同封している。

同マガジンプロジェクトは、「幅広いジャンルのクリエイターが作品を発表できる
機会を作りたいと」いう思いに発端した。ソスウは2022年9月から23年6月まで、東京・日本橋でギャラリー&イベントスペース「NACC/日本橋アナーキー文化センター」をオープンし、“さまざまな文化の芽吹く場所”を作ろうとしてきたが、今回の「トーンマガジン」も、雑誌という形態をとったものの、根幹の狙いは同じだという。

The post 三原康裕が率いるソスウ アーティストの“トーン”の多様性を伝えるマガジン創刊 appeared first on WWDJAPAN.

Netflix「地面師たち」のARUMANAデザインによるTシャツが限定発売 後藤や佐々木さんのデザインも

ジュン(JUN)は、Netflixシリーズ「地面師たち」のオリジナルデザインTシャツを、公式オンラインショッピングストア「ジャドール ジュン オンライン(J’aDoRe JUN ONLINE)」限定で、11月29日に発売する。

Tシャツのデザインは全4型で、価格は各9900円。全てのデザインをアーティスト/デザイナーのARUMANAが手がけた。メインキャストの顔のパーツを切り取ったデザインや、ストーリー内で登場する法律屋・後藤(ピエール瀧)顔のモチーフなどが中央に施したデザインのほか、すでにSNSで話題になっているデザインもラインアップする。

ARUMANAは、アーティスト/デザイナー。電気グルーヴのオフィシャルグッズデザイン、Netflix「地面師たち」オリジナルTシャツデザイン、天久聖一さん(来夢来人)イラストなどを手がけている。

アイテム一覧

The post Netflix「地面師たち」のARUMANAデザインによるTシャツが限定発売 後藤や佐々木さんのデザインも appeared first on WWDJAPAN.

香取慎吾の来場者参加型アートが「カルティエ」のホリデーポップアップに登場 

「カルティエ(CARTIER)」が11月29日〜12月29日の期間開催するポップアップイベント“カルティエ マジカルホリデー(CARTIER MAGICAL HOLIDAY)”に、香取慎吾のアート作品が屋内スペースに登場する。

香取による参加型アート作品

今回登場するのは、「カルティエ」のフレンズ オブ メゾンでもある香取慎吾が本ポップアップのために制作した新作“Magical Puzzle”。“マジカルホリデー”をテーマに、ホリデーシーズンの高揚感を表現した本作は、1万ピースのキャンバスに参加者が1ピースずつ色を塗っていくことで作品が完成する、来場者参加型の作品。フェスティブなタッチで描かれているモチーフが色と色のつながりを広げることで、まるで愛と絆を紡ぐ魔法を散りばめたような幻想的な作品が現れる。

イベント詳細

◼️“カルティエ マジカルホリデー”

日時:11月29日〜12月29日
時間:屋内スペース 12:00〜19:00(最終入場18:30)、屋外スペース 17:00〜21:00(最終入場20:30)、クリスマスツリー点灯 12:00〜22:00
場所:表参道交差点
住所:東京都港区南青山5-1-1
入場料:無料
※屋内スペースの入場には、「カルティエ」のライン公式アカウントへの登録が必要

The post 香取慎吾の来場者参加型アートが「カルティエ」のホリデーポップアップに登場  appeared first on WWDJAPAN.

韓国コスメ「3CE」がカシミヤのような質感&発色のマットリップを発売 ふわっふわの唇に

韓国発のコスメブランド「3CE」は12月7日、カシミヤのように滑らかな塗り心地とふんわりとした発色をかなえるマットリップ“カシミヤハグ リップスティック”(全10色、各2300円)を発売する。

同商品は、マットながらもするすると滑らかに塗布できる点が特徴で、ふわっとしたやさしい印象の唇を演出する。カラーは肌なじみの良い10色で、アプリコットベージュやチェリーピンク、ブリックレッド、モカブラウンなどを用意。やさしい発色のため、ぼかしてグラデーションリップを演出することも可能だ。パッケージはゴールドの箔押しをあしらい、高級感のあるデザインに仕上げた。

The post 韓国コスメ「3CE」がカシミヤのような質感&発色のマットリップを発売 ふわっふわの唇に appeared first on WWDJAPAN.

メディアと編集者に必要なもの

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2024年11月25日号からの抜粋です)

利川:毎年恒例のメディア特集は、ナンバーワンがテーマです。不況といわれる中で、支持を得るメディアは、どんな編集者により、どんなナンバーワンな独自性が作られているのかを探りました。

大塚:個人も自由に情報発信できる現代において、読者やクライアントから信頼されるメディアが磨いてきたナンバーワンは何か。取材を通じて何が印象に残りましたか?

利川:児島幹規さん(「装苑」)、塚本香さん(「ハーパーズ バザー(HARPER'S BAZZAR)」)、向千鶴さん(「WWDJAPAN」)の元編集長鼎談が面白かったです。児島さんが「今の編集者はウェブも紙もあってやることが多いけど、ブレないものがあるメディアの方が強い」と語っていて、「媒体の“王道”を貫く」という言葉が、心に刺さりました。大塚さんはいかがでしたか?

大塚:「ナンバーワンに大事なものは何ですか?」と聞くと、複数の取材で「人です」と返ってきたことです。編集者だけでなく、関わっている人も含めて、原点は「人」。「誰が作ったか」が大事だというところは、何も変わっていないし、やっぱりそうなんだなと思いました。

偏愛的な部分の価値が出てくる時代

利川:そういう意味では、ナンバーワンを目指す新興メディアとして取材した、「芸人雑誌」の福田駿編集長は、まさに「人」がコンテンツを作る、の典型でしたね。毎号、紙質もサイズも変わるし、タイミングもバラバラですごく自由。オススメのコントユーチューブのQRコードを40個くらい並べたページ作りは衝撃でした。

大塚:「強みは何だと思いますか?」と聞いたら、「当て勘」という返答でしたね。まだ売れていない芸人を見て、「この人は売れるんじゃないか」と分かる直感みたいなものが優れているのではないかということでしたが、どの分野でも同じですよね。それだけ好きだから、当てられるわけで。何に興味を持ち続けてきたかの個人の原点、偏愛的な部分の価値が出てくる時代だなと思いました。

利川:読者との結びつきも大事ですよね。読者が求めているものにどう応えるかに、こだわりを持って真摯に向き合うというのも、生き残るメディアの条件だと思いました。編集部員によるインスタライブや編集部員がもてなす飲み会の開催など、近年編集者と読者の距離もより近くなってきていると感じます。編集者の個性や偏愛を磨くことが、そのメディアの強さにつながっていくのですね。私もがんばります!

The post メディアと編集者に必要なもの appeared first on WWDJAPAN.

「ディオール」がゴールドの輝きに満ちた、ホリデー限定のポップアップを開催 ヴェルサイユ宮殿の仮面舞踏会がテーマ

「ディオール(DIOR)」は11月30日〜12月25日、東京・六本木ヒルズアリーナ/毛利庭園でポップアップイベント「ザ ボール オブ ドリームス〈夢の舞踏会〉(THE BALL OF DREAMS)」を開催する。クリスチャン・ディオール(Christian Dior)が愛したヴェルサイユ宮殿の仮面舞踏会から着想を得たイマーシブな空間を披露するほか、カフェではスペシャルメニューを提供する。

太陽神をイメージしたエントランスを抜けると、ブランドを代表するフレグランスと共にゴールドの光で包み込む鏡の間が広がる。続くホワイトとゴールドを基調にした空間は、“黄金の晩餐会”として「ディオール」の商品を展示。そして、光り輝く無数のフレグランス“ジャドール”からなるシャンデリアが浮かぶ幻想的な空間では、夢の舞踏会を表現する。

ブティックでは、“ミス ディオール”や“ソヴァージュ”、“ジャドール”などのフレグランス
のほか、ホリデー限定のメイクアップコレクション、プレステージスキンケアラインなどを販売する。アーティストのピエトロ・ルッフォ(Pietro Ruffo)が、ヴェルサイユ宮殿からインスパイアされてデザインした限定のギフトラッピングを用意する。

カフェでは、ショコラショー(ホットチョコレート)やノンアルコールのホットワインのほか、マカロン(ジャスミン風味クリーム/シトロン風味クリーム/チョコレートガナッシュ)を提供する。また庭園には、太陽神をイメージした装飾を施したツリーを設置した。

期間中は、スマートフォンやパソコンで同イベントをバーチャル体験できる空間を「ディオール」公式ECにオープンする。またイベント会場では、「ディオール ビューティ」公式LINEアカウントを“友だち追加”すると、同ブランドの世界観が溢れるスマートフォン用フレームを配布する。

■THE BALL OF DREAMS〈夢の舞踏会〉
日程:11月30日〜12月25日
場所:六本木ヒルズアリーナ/毛利庭園
住所:東京都港区六本木6-10-1

The post 「ディオール」がゴールドの輝きに満ちた、ホリデー限定のポップアップを開催 ヴェルサイユ宮殿の仮面舞踏会がテーマ appeared first on WWDJAPAN.

「ディオール」がゴールドの輝きに満ちた、ホリデー限定のポップアップを開催 ヴェルサイユ宮殿の仮面舞踏会がテーマ

「ディオール(DIOR)」は11月30日〜12月25日、東京・六本木ヒルズアリーナ/毛利庭園でポップアップイベント「ザ ボール オブ ドリームス〈夢の舞踏会〉(THE BALL OF DREAMS)」を開催する。クリスチャン・ディオール(Christian Dior)が愛したヴェルサイユ宮殿の仮面舞踏会から着想を得たイマーシブな空間を披露するほか、カフェではスペシャルメニューを提供する。

太陽神をイメージしたエントランスを抜けると、ブランドを代表するフレグランスと共にゴールドの光で包み込む鏡の間が広がる。続くホワイトとゴールドを基調にした空間は、“黄金の晩餐会”として「ディオール」の商品を展示。そして、光り輝く無数のフレグランス“ジャドール”からなるシャンデリアが浮かぶ幻想的な空間では、夢の舞踏会を表現する。

ブティックでは、“ミス ディオール”や“ソヴァージュ”、“ジャドール”などのフレグランス
のほか、ホリデー限定のメイクアップコレクション、プレステージスキンケアラインなどを販売する。アーティストのピエトロ・ルッフォ(Pietro Ruffo)が、ヴェルサイユ宮殿からインスパイアされてデザインした限定のギフトラッピングを用意する。

カフェでは、ショコラショー(ホットチョコレート)やノンアルコールのホットワインのほか、マカロン(ジャスミン風味クリーム/シトロン風味クリーム/チョコレートガナッシュ)を提供する。また庭園には、太陽神をイメージした装飾を施したツリーを設置した。

期間中は、スマートフォンやパソコンで同イベントをバーチャル体験できる空間を「ディオール」公式ECにオープンする。またイベント会場では、「ディオール ビューティ」公式LINEアカウントを“友だち追加”すると、同ブランドの世界観が溢れるスマートフォン用フレームを配布する。

■THE BALL OF DREAMS〈夢の舞踏会〉
日程:11月30日〜12月25日
場所:六本木ヒルズアリーナ/毛利庭園
住所:東京都港区六本木6-10-1

The post 「ディオール」がゴールドの輝きに満ちた、ホリデー限定のポップアップを開催 ヴェルサイユ宮殿の仮面舞踏会がテーマ appeared first on WWDJAPAN.