「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス」が日本最後のショー 世界を見据えたコラボや生地開発で「これまでにない服を」

「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」は12月20日、神奈川・川崎のとどろきアリーナで2025-26年秋冬コレクションをショー形式で発表した。会場には約800人のゲストが集まった。志鎌英明デザイナーは前シーズンのショーを行った6月に「25年6月からコレクション披露の拠点をイタリアに移す」と宣言しており、今回をもって日本でのランウエイショーは一旦の区切りとなる。

パリ・メンズ・ファッション・ウイーク開幕1カ月前という、これまで以上に早いタイミングでショーを開催したのは、世界のバイヤーに向けてアピールするためでもある。1年前よりも約1カ月前倒した制作スケジュールにより、「足の震えが止まらず、片目も見えづらくなり、耳も痺れるほどのやばいプレッシャーだった」と志鎌デザイナーはショー後に笑顔を絞り出した。

ストリートにプラスアルファ
ブランドの世界観を押し広げる

テーマには“サンド ダスト フレーバー(sand dust flavors=砂埃の味)”を掲げ、全38ルックで構成した。横浜で生まれ育った彼はこれまで、ヒップホップやスケートボードなどのストリートカルチャーを色濃く反映した服作りで、オーバーサイズのシルエットや派手なプリント、テキスタイルを持ち味にした“やんちゃ”なスタイルが特徴だった。今季もバンダナ柄のウエアや、カレッジTシャツなどのビンテージウエアに着想したデザイン、パッチワークしたトレンチコートやジーンズ、左右の身頃を異素材で切り替えたスカジャンなど、ブランドのシグネチャーを散りばめつつも、テーラード、ブロークコア、ジェンダーレスなどの多様なエッセンスを取り入れた。

例えばベージュの中折れハットにワークジャケット、ダークブラウンのストレートパンツを合わせたファーストルックは、カウボーイのような無骨さを残しながら、流れるようなシルエットも盛り込んで優しいムードをプラス。肩を大きくドロップさせたジャケットは、クラシックとストリートを掛け合わせた「チルドレン」らしいテーラリングで、プリーツスカートや細身のレザーパンツなど豊富なボトムスが、ルールの多いメンズ服に自由なスタイルをもたらせた。

「ペナルティ」から「ウーフォス」まで
コラボ連打で見せる、「チルドレン」の新たな表情

前シーズンの「アンブロ(UMBRO)」との協業が好評で、今季はさまざまなブランドとのコラボレーションが実現した。中でもブラジルのサッカーブランド「ペナルティ(PENALTY)」とはTシャツやサッカーマフラーやボストンキャリーバッグといった25型を制作。「3歳からサッカーに触れてきたこともあり、なじみ深いブランドだった。『ペナルティ』は一時期ブランドを休止させており、再始動のタイミングでコラボのオファーがあり、熱意に共感した」。

また、リカバリーシューズブランドの「ウーフォス(OOFOS)」とはクロコダイル柄のサンダルやクロッグサンダルを、前シーズンに続いてケンタロウ ハシモト(KENTARO HASHIMOTO)によるファッションレーベル「ジョン ドウ(JOHN DOE)」とはバックルを、バイク好きの支持を集める「ウエストコーストチョッパーズ(WEST COAST CHOPPERS)」とはローゲージニット、スエットパンツなどを制作。さらに、「ディッキーズ(DICKIES)」「リーガル(REGAL)」ともタッグを組み、ジャケットやワークショーツ、ローファーをラインアップした。

「これまで見たことのない服を作ることが、グローバル規模では評価される」という思いから、新たな加工工場や機屋、縫製工場とチーム一丸になり、新しい「チルドレン」らしさを模索した。プリントにバイオ加工を施してビンテージの質感を再現したり、ニードルパンチで柄をぼかしたりなど、オリジナル生地の開発にも力を入れたという。「ブランドのために命懸けでサンプルを作ってくれる人たちに出会えた。自分みたいな横浜生まれのどストリート人間が、どこまでチャレンジできるかを見てみたい」。ショーを終えて疲労しきった様子の中、目には静かな興奮が宿っていた。

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「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス」が日本最後のショー 世界を見据えたコラボや生地開発で「これまでにない服を」

「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」は12月20日、神奈川・川崎のとどろきアリーナで2025-26年秋冬コレクションをショー形式で発表した。会場には約800人のゲストが集まった。志鎌英明デザイナーは前シーズンのショーを行った6月に「25年6月からコレクション披露の拠点をイタリアに移す」と宣言しており、今回をもって日本でのランウエイショーは一旦の区切りとなる。

パリ・メンズ・ファッション・ウイーク開幕1カ月前という、これまで以上に早いタイミングでショーを開催したのは、世界のバイヤーに向けてアピールするためでもある。1年前よりも約1カ月前倒した制作スケジュールにより、「足の震えが止まらず、片目も見えづらくなり、耳も痺れるほどのやばいプレッシャーだった」と志鎌デザイナーはショー後に笑顔を絞り出した。

ストリートにプラスアルファ
ブランドの世界観を押し広げる

テーマには“サンド ダスト フレーバー(sand dust flavors=砂埃の味)”を掲げ、全38ルックで構成した。横浜で生まれ育った彼はこれまで、ヒップホップやスケートボードなどのストリートカルチャーを色濃く反映した服作りで、オーバーサイズのシルエットや派手なプリント、テキスタイルを持ち味にした“やんちゃ”なスタイルが特徴だった。今季もバンダナ柄のウエアや、カレッジTシャツなどのビンテージウエアに着想したデザイン、パッチワークしたトレンチコートやジーンズ、左右の身頃を異素材で切り替えたスカジャンなど、ブランドのシグネチャーを散りばめつつも、テーラード、ブロークコア、ジェンダーレスなどの多様なエッセンスを取り入れた。

例えばベージュの中折れハットにワークジャケット、ダークブラウンのストレートパンツを合わせたファーストルックは、カウボーイのような無骨さを残しながら、流れるようなシルエットも盛り込んで優しいムードをプラス。肩を大きくドロップさせたジャケットは、クラシックとストリートを掛け合わせた「チルドレン」らしいテーラリングで、プリーツスカートや細身のレザーパンツなど豊富なボトムスが、ルールの多いメンズ服に自由なスタイルをもたらせた。

「ペナルティ」から「ウーフォス」まで
コラボ連打で見せる、「チルドレン」の新たな表情

前シーズンの「アンブロ(UMBRO)」との協業が好評で、今季はさまざまなブランドとのコラボレーションが実現した。中でもブラジルのサッカーブランド「ペナルティ(PENALTY)」とはTシャツやサッカーマフラーやボストンキャリーバッグといった25型を制作。「3歳からサッカーに触れてきたこともあり、なじみ深いブランドだった。『ペナルティ』は一時期ブランドを休止させており、再始動のタイミングでコラボのオファーがあり、熱意に共感した」。

また、リカバリーシューズブランドの「ウーフォス(OOFOS)」とはクロコダイル柄のサンダルやクロッグサンダルを、前シーズンに続いてケンタロウ ハシモト(KENTARO HASHIMOTO)によるファッションレーベル「ジョン ドウ(JOHN DOE)」とはバックルを、バイク好きの支持を集める「ウエストコーストチョッパーズ(WEST COAST CHOPPERS)」とはローゲージニット、スエットパンツなどを制作。さらに、「ディッキーズ(DICKIES)」「リーガル(REGAL)」ともタッグを組み、ジャケットやワークショーツ、ローファーをラインアップした。

「これまで見たことのない服を作ることが、グローバル規模では評価される」という思いから、新たな加工工場や機屋、縫製工場とチーム一丸になり、新しい「チルドレン」らしさを模索した。プリントにバイオ加工を施してビンテージの質感を再現したり、ニードルパンチで柄をぼかしたりなど、オリジナル生地の開発にも力を入れたという。「ブランドのために命懸けでサンプルを作ってくれる人たちに出会えた。自分みたいな横浜生まれのどストリート人間が、どこまでチャレンジできるかを見てみたい」。ショーを終えて疲労しきった様子の中、目には静かな興奮が宿っていた。

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最強開運日の要チェックブランド4選「私たちの財布はこんなご利益をもたらします」

12月26日は、「一粒万倍日」「天恩日」「天赦日」「甲子の日」の4つの吉日が重なる最強開運日だ。特に「一粒万倍日」は、財布を新調するのに縁起がよい日として世間に浸透してきており、それに応えるように各ブランドは革小物を企画・販売している。ここでは特にご利益が期待できそうな4ブランドの財布やカードケース、バッグをピックアップして紹介。ただ新調するだけではもの足りない、開運に貪欲な人必見の内容だ。

12月26日は最強開運日

一粒万倍日

日本の暦に古くからある吉日の1つ。「一粒の籾(もみ)が万倍もの稲穂に実る日」を意味し、この日に始めたことは何倍もの成果となって返ってくると言われている。一方、ネガティブなことも広がってしまうため、常にポジティブな言動を心がけることが大切。

天恩日

「天の恩恵を万人が受けられる日」を意味し、何をするにも縁起がよい日とされる。5日間連続するため、他の吉凶日と重なりやすいのも特徴。

天赦日

「全ての神が天に登り、あらゆる罪を赦す(ゆるす)日」を意味し、日本の暦における最上の吉日とされる。さまざまな障害が取り除かれることから、新しいことを始めるのに最適な日と言われる。

甲子の日

十干と十二支を組み合わせた六十干支(ろくじっかんし)の最初の日。物事の始まりの日として重宝され、「この日に始めたことは、良い運気と流れを保ちながら発展してく」とされる。60日に一度の周期で訪れる。

「コーチ」

「コーチ(COACH)」は、風水の第一人者として知られるDr.コパさんの言葉を添え、公式ECで“幸運が舞い込む”レザー小物を紹介している。「2025年はグリーンがラッキーカラーです。グリーンの恐竜“レキシー”は、過去の金運や財運を呼び起こしてくれるモチーフ。ジップアラウンドタイプのカードケース(1万9800円)にあしらっているので、金運を“四方”から呼び込んでくれるでしょう。シグネチャーの“C”エンブレムも、金運を引っ張るパワーを持っています。“筋を通す”をいう意味があるブラウンのツートンカラーは、目的通りの買い物を楽しみたい人におすすめです」(Dr.コパさん)。

「フルラ」

「フルラ(FURLA)」は、ファッション&占いエディターとして活躍する青木良文さんとのキャンペーンを実施。ファッションにも占いにも精通した青木さんが、目的別におすすめバッグを紹介している。「バッグは2025年のラッキーアイテムです。“フルラ スフェラ ミニバケット”(7万4800円)は、“転がりながら大きくなっていく”丸い形のため金運アップが期待できます。一方、スクエア型の“フルラ ヌヴォラ ミニバケット”(6万3800円)は、安定感ある形が幸運を維持してくれます。クロスボディ型の“フルラ ヌヴォラ ミニクロスボディ”(3万9600円)は、行動力をアップさせるので素敵な出会いを、ミニバッグ型の“フルラ スフェラ バーティカル クロスボディ”(4万5100円)は、その小さく丸い形のような“実り”を人生にもたらしてくれるでしょう」(青木さん)。

「オーラカイリー」

2024年に再上陸を果たした英国発のライフスタイルブランド「オーラ カイリー(ORLA KIELY)」は、ブランドのアイコン・フラワーステムをパンチングであしらった財布を発売した。「一粒万倍日は『一粒の籾(もみ)が何倍にも実る日』として種まきに最適とされてきた日です。この財布は“一粒一粒のパンチングがフラワーステムに実った”デザインのため、語源からもぴったりだと言えます」(菅泉裕美マーチャンダイジング部ジェネラルマネージャー)。2024年のラッキーカラーのブルー(サックス)と25年のラッキーカラーのグリーンの財布は、運気のさらなる向上が見込めそうだ。

「ゲンテン」

クイーポの革製品ブランド「ゲンテン(GENTEN)」は、ラッキーモチーフのリスを刻印した財布を販売している。「リスは繁殖力の強さから『子孫繁栄』、木の実を蓄える習性から『蓄財』『豊かさ』『成功』などの象徴とされています。幸運が逃げないよう全てのリスを内側に向け、最強開運日にふさわしい財布に仕上げました」(クイーポ営業本部営業販促室の尾山俊介さん)。全国の直営店や百貨店店舗ほか、オンラインショップで取り扱っている。

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最強開運日の要チェックブランド4選「私たちの財布はこんなご利益をもたらします」

12月26日は、「一粒万倍日」「天恩日」「天赦日」「甲子の日」の4つの吉日が重なる最強開運日だ。特に「一粒万倍日」は、財布を新調するのに縁起がよい日として世間に浸透してきており、それに応えるように各ブランドは革小物を企画・販売している。ここでは特にご利益が期待できそうな4ブランドの財布やカードケース、バッグをピックアップして紹介。ただ新調するだけではもの足りない、開運に貪欲な人必見の内容だ。

12月26日は最強開運日

一粒万倍日

日本の暦に古くからある吉日の1つ。「一粒の籾(もみ)が万倍もの稲穂に実る日」を意味し、この日に始めたことは何倍もの成果となって返ってくると言われている。一方、ネガティブなことも広がってしまうため、常にポジティブな言動を心がけることが大切。

天恩日

「天の恩恵を万人が受けられる日」を意味し、何をするにも縁起がよい日とされる。5日間連続するため、他の吉凶日と重なりやすいのも特徴。

天赦日

「全ての神が天に登り、あらゆる罪を赦す(ゆるす)日」を意味し、日本の暦における最上の吉日とされる。さまざまな障害が取り除かれることから、新しいことを始めるのに最適な日と言われる。

甲子の日

十干と十二支を組み合わせた六十干支(ろくじっかんし)の最初の日。物事の始まりの日として重宝され、「この日に始めたことは、良い運気と流れを保ちながら発展してく」とされる。60日に一度の周期で訪れる。

「コーチ」

「コーチ(COACH)」は、風水の第一人者として知られるDr.コパさんの言葉を添え、公式ECで“幸運が舞い込む”レザー小物を紹介している。「2025年はグリーンがラッキーカラーです。グリーンの恐竜“レキシー”は、過去の金運や財運を呼び起こしてくれるモチーフ。ジップアラウンドタイプのカードケース(1万9800円)にあしらっているので、金運を“四方”から呼び込んでくれるでしょう。シグネチャーの“C”エンブレムも、金運を引っ張るパワーを持っています。“筋を通す”をいう意味があるブラウンのツートンカラーは、目的通りの買い物を楽しみたい人におすすめです」(Dr.コパさん)。

「フルラ」

「フルラ(FURLA)」は、ファッション&占いエディターとして活躍する青木良文さんとのキャンペーンを実施。ファッションにも占いにも精通した青木さんが、目的別におすすめバッグを紹介している。「バッグは2025年のラッキーアイテムです。“フルラ スフェラ ミニバケット”(7万4800円)は、“転がりながら大きくなっていく”丸い形のため金運アップが期待できます。一方、スクエア型の“フルラ ヌヴォラ ミニバケット”(6万3800円)は、安定感ある形が幸運を維持してくれます。クロスボディ型の“フルラ ヌヴォラ ミニクロスボディ”(3万9600円)は、行動力をアップさせるので素敵な出会いを、ミニバッグ型の“フルラ スフェラ バーティカル クロスボディ”(4万5100円)は、その小さく丸い形のような“実り”を人生にもたらしてくれるでしょう」(青木さん)。

「オーラカイリー」

2024年に再上陸を果たした英国発のライフスタイルブランド「オーラ カイリー(ORLA KIELY)」は、ブランドのアイコン・フラワーステムをパンチングであしらった財布を発売した。「一粒万倍日は『一粒の籾(もみ)が何倍にも実る日』として種まきに最適とされてきた日です。この財布は“一粒一粒のパンチングがフラワーステムに実った”デザインのため、語源からもぴったりだと言えます」(菅泉裕美マーチャンダイジング部ジェネラルマネージャー)。2024年のラッキーカラーのブルー(サックス)と25年のラッキーカラーのグリーンの財布は、運気のさらなる向上が見込めそうだ。

「ゲンテン」

クイーポの革製品ブランド「ゲンテン(GENTEN)」は、ラッキーモチーフのリスを刻印した財布を販売している。「リスは繁殖力の強さから『子孫繁栄』、木の実を蓄える習性から『蓄財』『豊かさ』『成功』などの象徴とされています。幸運が逃げないよう全てのリスを内側に向け、最強開運日にふさわしい財布に仕上げました」(クイーポ営業本部営業販促室の尾山俊介さん)。全国の直営店や百貨店店舗ほか、オンラインショップで取り扱っている。

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ジェイミー・xxが影響を受けた音楽とは? 「人生のサウンドトラック」から探る

現代のイギリスを代表するインディー・バンドの一組、ザ・エックス・エックス(The xx)のトラックメイカーであるジェイミー・エックス・エックス(Jamie xx)が2024年9月にリリースした2作目のソロ・アルバム「In Waves」は、コロナ禍後に再び活気を取り戻した英国クラブ・シーンの熱気をダイレクトに反映したものだった。だからこそ、同作のツアーの一環として行われた11月の来日公演は、日本での過去のライブを遥かにしのぐ強烈なエネルギーがほとばしっていた。特にドラムンベースを含む怒濤のビートの応酬で攻め立てた前半は圧巻。「In Waves」制作前は一時的に音楽へのモチベーションを失いかけていたと語っていたジェイミーだが、今は完全に復活し、ダンス・ミュージックへの情熱を取り戻していることが生き生きと伝わってきた。無論、その激しい前半からメロディアスでドラマティックな中盤、再びギアを上げる後半へと移行していく流れも素晴らしく、オーディエンスが終始、歓喜と熱狂に包まれた大充実の120分だった。

このインタビューは、そんな素晴らしいライブの前日に行われたもの。アルバムについてはリリース時に取材を行っているため、今回はジェイミーの人生のさまざまな場面を彩ってきた音楽について、その時の思い出も含めて話してもらった。カジュアルな会話の中から、ジェイミー・エックス・エックスというアーティストの音楽観やパーソナリティーが浮き彫りになってくるのが感じ取れるだろう。

「In Waves」の反響

——「WWDJAPAN」では最新作「In Waves」がリリースされた時に一度取材※をしているので、今回はあなたのこれまでの人生を彩ってきたさまざまな音楽、言わば「人生のサウンドトラック」について話を訊かせてもらおうと思っています。
※https://www.wwdjapan.com/articles/1913177

ジェイミー・エックス・エックス(以下、ジェイミー):クールだね、面白そう。

——と言いつつ、まずはアルバム関連の質問も幾つか。「In Waves」がリリースされてから2カ月ほどが経ちましたが、これまでの反応で最も納得がいったものと、最も意外だったものはそれぞれ何でしたか?

ジェイミー:そうだなあ……ある映画監督をしてる古い友人から、ロンドンでアルバム・リリースのために行ったショーについて、とても長いボイス・メッセージが送られてきたんだ。それが本当に詳細で情熱的な内容で、すごくうれしかった。それからというもの、実はあまりフィードバックを受けていなくてね。レビューを見るのを避けるようにしているし、音楽について友人と話すこともないんだ。ただ普段通りの生活をしてるから、他の人たちの反応をあまり知らないんだよね。うん、でも今のところはすごく順調だと思う。どのライブも素晴らしいし、一番うれしいのは、新しい音楽がリリースされたことで、「In Colour」やそれ以前の楽曲を演奏するのが以前よりも楽しく感じられるようになったことかな。新しいアルバムを作れない間は、昔の曲を聴くのがちょっとしんどかったけど、今は「昔の曲もそんなに悪くなかったな」って思えるようになったんだ。

——その映画監督をしている友人から送られてきたボイス・メッセージがどんな内容だったのか、教えてもらうことはできますか?

ジェイミー:正確には覚えてないんだけど、ただそのメッセージを受け取ってすごくいい気分になったのを覚えていて。彼は学生時代からの友人で、普段はあまり会わないんだけど、最近ロンドンに短期間滞在してた時に夕食を一緒にしたんだ。その時、彼が映画制作を始めた頃の話をしてくれたんだよ。彼が初めて作った作品のプレミア上映をやった時、誰かが近づいてきて、すごく詳細なフィードバックをくれたらしいんだ。そのフィードバックが、「これからも続けていける」って彼が思えるきっかけになったみたいで。だから彼は、フィードバックを人に伝えるのはとても大事なんだって言ってたよ。誰の人生に影響を与えるかなんて分からないからね。

——なるほど。ちょうど昨日、「Waited All Night」のニア・アーカイヴス(Nia Archives)・リミックスがリリースされたばかりですよね。彼女に依頼しようと思った理由は?

ジェイミー:彼女は今ロンドンで本当に面白いことをやっているアーティストの一人と思うんだ。UKから生まれたジャングルやドラムンベース、それにハッピー・ハードコアみたいな音楽を再び取り入れつつ、新しいツイストを加えているよね。で、それにすごく興奮してる人たちがたくさんいるっていう。つい最近、彼女はブリクストン・アカデミーで初めてのショーをやったんだよ。あそこってすごく大きな会場だし、彼女みたいなアーティストが境界を押し広げていくのは本当に素晴らしいことだと思う。それに、彼女が手掛けてくれたリミックスがすごく気に入ってるんだ。今、他にも何人かのアーティストにリミックスをお願いしているところなんだけど、それぞれがダンス・ミュージックの違うジャンルで独自性を持ってる人たちで。最終的には、多様でエクレクティックなリミックス・コレクションができあがるんじゃないかと期待しているよ。

——まさにニア・アーカイヴスがやっているようなジャングルやドラムンベースはイギリスで再び盛り上がっていますが、その理由はどこにあると思いますか?

ジェイミー:シーンの流行っていうのは常にサイクルがあるからね。それは世界的に見てもそうだし、イギリスに限った話でもそう。人々は20年前の音楽を参照にしたりして、ある夏にはその音楽ばかりが流行ってるみたいな感じになるんだよね。でもその後、また方向が変わって、自分自身のしっぽを追いかけるように進化していく。それがダンス・ミュージックの魅力だと思うんだ。ちゃんと追いかけていれば、目まぐるしく変化するトレンドをしっかり追うことができるし、毎週クラブに通えば、その進化をリアルタイムで感じられる。他のどんなジャンルも、これほど速いスピードで進化することはないと思うよ。

人生で初めて夢中になった曲

——まったく同感です。では、先ほど言った「人生のサウンドトラック」について訊かせてください。

ジェイミー:OK。

——まず、人生で初めて夢中になった曲は何ですか?

ジェイミー:えっと、多分なんだけど、最初に夢中になったのは曲と言うよりアルバム全体で、両親が持っていたアルバムだったね。ロンドンで行われたスタックス・レコーズのショーケースのライブ・レコーディングだった(1967年リリースの「The Stax/Volt Revue Volume One Live In London」か?)。サム&デイヴやオーティス・レディング、ブッカー・T & ザ・MG’sといったスタックス・レコーズのアーティストが勢ぞろいしていてね。その録音には観客の声も入っていて、彼らがどれだけ興奮していたかが伝わってくるんだ。それに、もちろんその音楽自体も素晴らしかった。で、実はそのショーに父が実際に行っていて、(そのショーが録音された)レコードを買ったんだよ。だから、自分自身でレコードを買う前は、家のレコードプレーヤーでそのレコードを飽きるほど聴いてたんだ。

——そのアルバムは、その後の自分の音楽観に何かしらの影響を与えたと思いますか?

ジェイミー:うん、間違いなくね。そのことは結構よく考えるよ。最近、HBOでスタックス・レコーズについての新しいドキュメンタリー(「Stax: Soulsville USA」)が公開されたんだ。それを見て、またいろいろ考えさせられて。当時のアメリカでは、まだ人種による分離が色濃く残ってたけど、スタックス・レコーズは白人と黒人のミュージシャンが毎日スタジオで一緒に仕事をしていたんだ。でも、アメリカではその音楽があまり受け入れられなかったから、よりたくさんの観客を求めてイギリスに来る必要があって。イギリスでは観客の大半が白人だったけど、アメリカにあったような人種の境界線はなかった。僕がこれまで愛してきた音楽の多くも、そういった境界がないものだったと思うし、自分がサンプリングしたり音楽を作ったりする時も、そういった面を意識したことはあまりないんだ。スタックス・レコーズは、まさにそういう姿勢を象徴しているんだと思う。

——なるほど。では、自分がダンス・ミュージックに夢中になるきっかけとなった曲は?

ジェイミー:多分、ブリアル(Burial)の「Archangel」だと思う。というのも、それ以前にもたくさんのダンス・ミュージックを聴いてたし、10歳の頃からDJをやってたんだけど、この曲が出た時、それまでのどんな音楽とも違う新しい響きがあったんだ。それがロンドン発の音楽で、全てが自分の中でつながった感じがしたし、「音楽の境界線ってここまで広げられるんだ」って気づかせられたんだよ。

——デビュー当初のザ・エックス・エックスはブリアルと比較されることもありましたよね。ブリアルのバンド的展開といった感じで。それは納得がいく比較だったということでしょうか?

ジェイミー:うん、すごくうれしいよ。自分はそういう比較を聞いたことがないけど、確かにどちらの音楽にも余白というか、空間的な部分があるよね。そんな比較をされるのは光栄だし、自分にはもったいない気がする。

——それにしても、10歳の時からDJをやっていたんですね。だいぶ早熟だと思いますが。

ジェイミー:僕の叔父は2人ともDJだったんだ。彼らがプレイしているところを見に行ったことがある。7歳くらいの時には、叔父がプレイしているバーや、彼らが出演しているラジオ局に行ったりしてたよ。それで、僕が10歳の時にターンテーブルをくれたんだ。小さい頃からずっと欲しいってお願いしていたからね。彼らが使っていた古いターンテーブルを譲ってくれたんだよ。

メンバーとの思い出が詰まった曲

——「In Waves」はサンプリングをたくさん使ったアルバムですが、サンプリング・ミュージックに目覚めたきっかけの音楽は?

ジェイミー:RJD2(アールジェイディーツー)の「Ghostwriter」だと思う。それまでヒップホップでサンプリングを聴いたことは何度もあったけど、サンプル自体が楽器みたいにアレンジされて、完全に新しい音楽を作り出しているのを聴いたのはそれが初めてだったんだ。それが僕の好きなサンプリングのやり方だね。

——これは曲単位の話ではないのですが、初めて行ったクラブのことは覚えています?

ジェイミー:正直、あんまりいいクラブじゃなかったんだ。

——(笑)では、初めて最高のクラブを体験した時のことを教えてください。

ジェイミー:それだったら、初めてプラスティック・ピープル(ロンドンのクラブ、2015年に閉店)に行った時かな。ほとんど誰もいなくて、暗い部屋に自分含めて4人くらいしかいなかったんだ。でもその日はドラムンベース・ナイトで、今まで聴いた中で一番良い音が流れてて。ただ暗い隅っこで何時間も聴いていられるのがすごく幸せだったんだよね。それまでのクラブ体験って、もっと酔っぱらったり、ただ若さに任せて無茶したりするような感じで、それもそれで楽しいんだけど、でもこれは全然違う体験だったんだ。

——その時のDJが誰だったか、覚えていますか?

ジェイミー:いや、覚えてないんだ。多分そのイベントの名前はウォーム(Warm)だったと思うけど。でも、正直わからないね。ただふらっと入っただけだからさ。

——僕もプラスティック・ピープルには何回か行ったことがあって、その音の良さに衝撃を受けたんですけど、今ロンドンにあれと同じくらい良い音のクラブはあるんですか?

ジェイミー:いや、残念だけどないんだ。でも、僕がロンドンでザ・フロアっていう自分のクラブ・イベントをやった時、プラスティック・ピープルを参考にしたんだ。天井を低くして、新しいサウンドシステムを全部導入して、部屋全体をプラスティック・ピープルにできるだけ近づけるようにしたんだよ。それから、プラスティック・ピープルのオーナーで僕の大好きなDJのアデを招いてプレイしてもらったんだ。プラスティック・ピープルで働いてたり、プレイしてた友達もみんな来てくれてね。それはもう、タイムマシンに乗ったみたいな感覚だったよ。

——それはぜひ行ってみたかったですね。では、ザ・エックス・エックスのメンバーとの思い出が詰まった曲と言えば?

ジェイミー:うん、それはいい質問だね。オリヴァー(・シム)に関しては、そうだな……グレイス・ジョーンズかな。オリヴァーがステージに立っている時、彼女と似たようなエネルギーを感じるんだよね。でも、オリヴァーをバンドの一員じゃなくて、ただの友達として思い浮かべると、ミッシー・エリオットとかマライア・キャリーとか、90年代のR&Bを聴いてたのを思い出すよ。僕たちが初めて会った11歳の頃、オリヴァーはそんな音楽を聴いてたんだよね。

——ロミーの方は?

ジェイミー:ロミーに関してはまた全然違うんだ。思い浮かぶのはザ・ディスティラーズだね。ニュー・パンクのバンドだよ。ロミーが10代の頃によく聴いていて、それは僕が当時聴いてたものとは全然違ったんだけど、それでも一緒に音楽を作りたいと思ったんだ。それからフリートウッド・マックの「Dreams」も思い出すよ。

——聴いていた音楽がそれぞれ全然違ったのに、一緒にバンドをやりたいと思ったのはなぜなんですか?

ジェイミー:ただみんな音楽が大好きだったからだと思う。それに、学校にいるよりも音楽をやる方がずっとワクワクする何かがあったんだよね。誰もいない部屋で演奏したりするだけでも、学校にいるよりずっと楽しかった。本当に自然な流れだったんだよ。

2024年のベスト・トラック

——「In Waves」制作前、ロックダウン中はダンス・ミュージックではなく昔のレコードばかり聴いていたと以前のインタビューで教えてくれましたが、その時に特に心に響いた曲を挙げるとすれば?

ジェイミー:クルセイダーズのベスト盤だね、赤いジャケットでシンプルなデザインのやつ(1976年リリースの「The Best Of The Crusaders」と思われる)。子どもの頃によく聴いてたから、レコード・ショップで見かけるたびに買っちゃうんだよね。いや、値段は5ポンドくらいで、ほとんど(ビンテージとしての)価値はないし、すごく一般的なレコードなんだけど、でも子どもの頃を思い出させてくれるし、今でも聴くのが好きなんだ。ロックダウン中もそれをたくさん聴いてたと思うよ。

——それ以外には、どんな曲をロックダウンの時は聴いていたんですか?

ジェイミー:結構フォーク・ミュージックを聴いてたよ。落ち着いた感じの音楽とかね。あと、トリップするのに良さそうな音楽とか。つまり、それまでずっと聴いてた音楽とは全く正反対のものを聴いてた感じかな。

——あなたの地元サウス・ロンドンを象徴する曲は何かと訊かれたら、どんなものが思い浮かびますか?

ジェイミー:やっぱりそれも、間違いなくブリアルだね。

——具体的な曲名やアルバム名で言うと?

ジェイミー:「Untrue」っていうアルバム。彼は、僕やフォー・テット(Four Tet)と同じ学校に通ってたんだ。だから、僕が育ったエリアをすごく象徴してると思う。でも、それだけじゃなくて、サウス・ロンドンからは本当にたくさんの音楽が生まれた。初期のダブステップとかね。DMZ Recordsの音楽もそうだな。ブリクストンのザ・チャーチでやってた彼らのクラブ・イベントに通ってたんだけど、DMZから出たレコードはどれも僕にとってサウス・ロンドンそのものって感じなんだよね。

——もう来日は何度もしていると思いますが、日本での思い出と結びついた曲は何かありますか?

ジェイミー:それなら、「DEMENTOS」っていうレコード。日本のアーティストだけど、名前が思い出せないな(清水靖晃。同作収録の「FIND NO WORD TO SAY 絶句」は翌日のライブでもプレイしていた)。実は去年になって初めて見つけたもので、本当に素晴らしいんだよ。最近はよくプレイしていて、僕のギグにもすごく役立ってるんだ。僕にとっては、これが日本を象徴していると思う。だって、日本に来るたびに、ここでしか見つからないような素晴らしい音楽をいつも新しく発見するんだから。

——あそこのテーブルの上にも買ってきたばかりのレコードが幾つも置いてありますが、やっぱり日本のレコード屋はいいですか?

ジェイミー:うん、世界一だね。

——ちなみに、日本でお気に入りのレコード屋ってあったりするんですか?

ジェイミー:毎回変わるんだよね。日本に来るたびに、どこかのレコード・ショップが一番いいものを揃えていて、それが毎回違うから。でも今回の滞在では、HMVに行って、そこでほとんどのレコードを買ったよ。disk unionやFace Recordsも好きだね。

——では最後に、2024年のベスト・トラックを教えてください。

ジェイミー:ジョイ・オービソン(Joy Orbison)の「flight fm」かな。今年のリリースだと思うんだけど……。

——今年ですね。なぜその曲がベストなんですか?

ジェイミー:あれが最後にダンス・ミュージックを本当に動かした曲だと思うんだ。もう、どこに行ってもかかってたからね。

PHOTOS:TAKUROH TOYAMA

■Jamie xx ニューアルバム「In Waves」
2024年9月18日リリース
CD 国内盤(解説書・ボーナストラック追加収録):2860円
CD 輸入盤: 2420円
LP 限定盤(数量限定/ホワイト・ヴァイナル): 5280円
LP 国内盤(数量限定/ホワイト・ヴァイナル/日本語帯付き): 5610円
LP 輸入盤:4950円
CD 国内盤 + T-Shirts(Black):8360円
LP 国内盤 + T-Shirts(White):1万1550円
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=14157

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ジェイミー・xxが影響を受けた音楽とは? 「人生のサウンドトラック」から探る

現代のイギリスを代表するインディー・バンドの一組、ザ・エックス・エックス(The xx)のトラックメイカーであるジェイミー・エックス・エックス(Jamie xx)が2024年9月にリリースした2作目のソロ・アルバム「In Waves」は、コロナ禍後に再び活気を取り戻した英国クラブ・シーンの熱気をダイレクトに反映したものだった。だからこそ、同作のツアーの一環として行われた11月の来日公演は、日本での過去のライブを遥かにしのぐ強烈なエネルギーがほとばしっていた。特にドラムンベースを含む怒濤のビートの応酬で攻め立てた前半は圧巻。「In Waves」制作前は一時的に音楽へのモチベーションを失いかけていたと語っていたジェイミーだが、今は完全に復活し、ダンス・ミュージックへの情熱を取り戻していることが生き生きと伝わってきた。無論、その激しい前半からメロディアスでドラマティックな中盤、再びギアを上げる後半へと移行していく流れも素晴らしく、オーディエンスが終始、歓喜と熱狂に包まれた大充実の120分だった。

このインタビューは、そんな素晴らしいライブの前日に行われたもの。アルバムについてはリリース時に取材を行っているため、今回はジェイミーの人生のさまざまな場面を彩ってきた音楽について、その時の思い出も含めて話してもらった。カジュアルな会話の中から、ジェイミー・エックス・エックスというアーティストの音楽観やパーソナリティーが浮き彫りになってくるのが感じ取れるだろう。

「In Waves」の反響

——「WWDJAPAN」では最新作「In Waves」がリリースされた時に一度取材※をしているので、今回はあなたのこれまでの人生を彩ってきたさまざまな音楽、言わば「人生のサウンドトラック」について話を訊かせてもらおうと思っています。
※https://www.wwdjapan.com/articles/1913177

ジェイミー・エックス・エックス(以下、ジェイミー):クールだね、面白そう。

——と言いつつ、まずはアルバム関連の質問も幾つか。「In Waves」がリリースされてから2カ月ほどが経ちましたが、これまでの反応で最も納得がいったものと、最も意外だったものはそれぞれ何でしたか?

ジェイミー:そうだなあ……ある映画監督をしてる古い友人から、ロンドンでアルバム・リリースのために行ったショーについて、とても長いボイス・メッセージが送られてきたんだ。それが本当に詳細で情熱的な内容で、すごくうれしかった。それからというもの、実はあまりフィードバックを受けていなくてね。レビューを見るのを避けるようにしているし、音楽について友人と話すこともないんだ。ただ普段通りの生活をしてるから、他の人たちの反応をあまり知らないんだよね。うん、でも今のところはすごく順調だと思う。どのライブも素晴らしいし、一番うれしいのは、新しい音楽がリリースされたことで、「In Colour」やそれ以前の楽曲を演奏するのが以前よりも楽しく感じられるようになったことかな。新しいアルバムを作れない間は、昔の曲を聴くのがちょっとしんどかったけど、今は「昔の曲もそんなに悪くなかったな」って思えるようになったんだ。

——その映画監督をしている友人から送られてきたボイス・メッセージがどんな内容だったのか、教えてもらうことはできますか?

ジェイミー:正確には覚えてないんだけど、ただそのメッセージを受け取ってすごくいい気分になったのを覚えていて。彼は学生時代からの友人で、普段はあまり会わないんだけど、最近ロンドンに短期間滞在してた時に夕食を一緒にしたんだ。その時、彼が映画制作を始めた頃の話をしてくれたんだよ。彼が初めて作った作品のプレミア上映をやった時、誰かが近づいてきて、すごく詳細なフィードバックをくれたらしいんだ。そのフィードバックが、「これからも続けていける」って彼が思えるきっかけになったみたいで。だから彼は、フィードバックを人に伝えるのはとても大事なんだって言ってたよ。誰の人生に影響を与えるかなんて分からないからね。

——なるほど。ちょうど昨日、「Waited All Night」のニア・アーカイヴス(Nia Archives)・リミックスがリリースされたばかりですよね。彼女に依頼しようと思った理由は?

ジェイミー:彼女は今ロンドンで本当に面白いことをやっているアーティストの一人と思うんだ。UKから生まれたジャングルやドラムンベース、それにハッピー・ハードコアみたいな音楽を再び取り入れつつ、新しいツイストを加えているよね。で、それにすごく興奮してる人たちがたくさんいるっていう。つい最近、彼女はブリクストン・アカデミーで初めてのショーをやったんだよ。あそこってすごく大きな会場だし、彼女みたいなアーティストが境界を押し広げていくのは本当に素晴らしいことだと思う。それに、彼女が手掛けてくれたリミックスがすごく気に入ってるんだ。今、他にも何人かのアーティストにリミックスをお願いしているところなんだけど、それぞれがダンス・ミュージックの違うジャンルで独自性を持ってる人たちで。最終的には、多様でエクレクティックなリミックス・コレクションができあがるんじゃないかと期待しているよ。

——まさにニア・アーカイヴスがやっているようなジャングルやドラムンベースはイギリスで再び盛り上がっていますが、その理由はどこにあると思いますか?

ジェイミー:シーンの流行っていうのは常にサイクルがあるからね。それは世界的に見てもそうだし、イギリスに限った話でもそう。人々は20年前の音楽を参照にしたりして、ある夏にはその音楽ばかりが流行ってるみたいな感じになるんだよね。でもその後、また方向が変わって、自分自身のしっぽを追いかけるように進化していく。それがダンス・ミュージックの魅力だと思うんだ。ちゃんと追いかけていれば、目まぐるしく変化するトレンドをしっかり追うことができるし、毎週クラブに通えば、その進化をリアルタイムで感じられる。他のどんなジャンルも、これほど速いスピードで進化することはないと思うよ。

人生で初めて夢中になった曲

——まったく同感です。では、先ほど言った「人生のサウンドトラック」について訊かせてください。

ジェイミー:OK。

——まず、人生で初めて夢中になった曲は何ですか?

ジェイミー:えっと、多分なんだけど、最初に夢中になったのは曲と言うよりアルバム全体で、両親が持っていたアルバムだったね。ロンドンで行われたスタックス・レコーズのショーケースのライブ・レコーディングだった(1967年リリースの「The Stax/Volt Revue Volume One Live In London」か?)。サム&デイヴやオーティス・レディング、ブッカー・T & ザ・MG’sといったスタックス・レコーズのアーティストが勢ぞろいしていてね。その録音には観客の声も入っていて、彼らがどれだけ興奮していたかが伝わってくるんだ。それに、もちろんその音楽自体も素晴らしかった。で、実はそのショーに父が実際に行っていて、(そのショーが録音された)レコードを買ったんだよ。だから、自分自身でレコードを買う前は、家のレコードプレーヤーでそのレコードを飽きるほど聴いてたんだ。

——そのアルバムは、その後の自分の音楽観に何かしらの影響を与えたと思いますか?

ジェイミー:うん、間違いなくね。そのことは結構よく考えるよ。最近、HBOでスタックス・レコーズについての新しいドキュメンタリー(「Stax: Soulsville USA」)が公開されたんだ。それを見て、またいろいろ考えさせられて。当時のアメリカでは、まだ人種による分離が色濃く残ってたけど、スタックス・レコーズは白人と黒人のミュージシャンが毎日スタジオで一緒に仕事をしていたんだ。でも、アメリカではその音楽があまり受け入れられなかったから、よりたくさんの観客を求めてイギリスに来る必要があって。イギリスでは観客の大半が白人だったけど、アメリカにあったような人種の境界線はなかった。僕がこれまで愛してきた音楽の多くも、そういった境界がないものだったと思うし、自分がサンプリングしたり音楽を作ったりする時も、そういった面を意識したことはあまりないんだ。スタックス・レコーズは、まさにそういう姿勢を象徴しているんだと思う。

——なるほど。では、自分がダンス・ミュージックに夢中になるきっかけとなった曲は?

ジェイミー:多分、ブリアル(Burial)の「Archangel」だと思う。というのも、それ以前にもたくさんのダンス・ミュージックを聴いてたし、10歳の頃からDJをやってたんだけど、この曲が出た時、それまでのどんな音楽とも違う新しい響きがあったんだ。それがロンドン発の音楽で、全てが自分の中でつながった感じがしたし、「音楽の境界線ってここまで広げられるんだ」って気づかせられたんだよ。

——デビュー当初のザ・エックス・エックスはブリアルと比較されることもありましたよね。ブリアルのバンド的展開といった感じで。それは納得がいく比較だったということでしょうか?

ジェイミー:うん、すごくうれしいよ。自分はそういう比較を聞いたことがないけど、確かにどちらの音楽にも余白というか、空間的な部分があるよね。そんな比較をされるのは光栄だし、自分にはもったいない気がする。

——それにしても、10歳の時からDJをやっていたんですね。だいぶ早熟だと思いますが。

ジェイミー:僕の叔父は2人ともDJだったんだ。彼らがプレイしているところを見に行ったことがある。7歳くらいの時には、叔父がプレイしているバーや、彼らが出演しているラジオ局に行ったりしてたよ。それで、僕が10歳の時にターンテーブルをくれたんだ。小さい頃からずっと欲しいってお願いしていたからね。彼らが使っていた古いターンテーブルを譲ってくれたんだよ。

メンバーとの思い出が詰まった曲

——「In Waves」はサンプリングをたくさん使ったアルバムですが、サンプリング・ミュージックに目覚めたきっかけの音楽は?

ジェイミー:RJD2(アールジェイディーツー)の「Ghostwriter」だと思う。それまでヒップホップでサンプリングを聴いたことは何度もあったけど、サンプル自体が楽器みたいにアレンジされて、完全に新しい音楽を作り出しているのを聴いたのはそれが初めてだったんだ。それが僕の好きなサンプリングのやり方だね。

——これは曲単位の話ではないのですが、初めて行ったクラブのことは覚えています?

ジェイミー:正直、あんまりいいクラブじゃなかったんだ。

——(笑)では、初めて最高のクラブを体験した時のことを教えてください。

ジェイミー:それだったら、初めてプラスティック・ピープル(ロンドンのクラブ、2015年に閉店)に行った時かな。ほとんど誰もいなくて、暗い部屋に自分含めて4人くらいしかいなかったんだ。でもその日はドラムンベース・ナイトで、今まで聴いた中で一番良い音が流れてて。ただ暗い隅っこで何時間も聴いていられるのがすごく幸せだったんだよね。それまでのクラブ体験って、もっと酔っぱらったり、ただ若さに任せて無茶したりするような感じで、それもそれで楽しいんだけど、でもこれは全然違う体験だったんだ。

——その時のDJが誰だったか、覚えていますか?

ジェイミー:いや、覚えてないんだ。多分そのイベントの名前はウォーム(Warm)だったと思うけど。でも、正直わからないね。ただふらっと入っただけだからさ。

——僕もプラスティック・ピープルには何回か行ったことがあって、その音の良さに衝撃を受けたんですけど、今ロンドンにあれと同じくらい良い音のクラブはあるんですか?

ジェイミー:いや、残念だけどないんだ。でも、僕がロンドンでザ・フロアっていう自分のクラブ・イベントをやった時、プラスティック・ピープルを参考にしたんだ。天井を低くして、新しいサウンドシステムを全部導入して、部屋全体をプラスティック・ピープルにできるだけ近づけるようにしたんだよ。それから、プラスティック・ピープルのオーナーで僕の大好きなDJのアデを招いてプレイしてもらったんだ。プラスティック・ピープルで働いてたり、プレイしてた友達もみんな来てくれてね。それはもう、タイムマシンに乗ったみたいな感覚だったよ。

——それはぜひ行ってみたかったですね。では、ザ・エックス・エックスのメンバーとの思い出が詰まった曲と言えば?

ジェイミー:うん、それはいい質問だね。オリヴァー(・シム)に関しては、そうだな……グレイス・ジョーンズかな。オリヴァーがステージに立っている時、彼女と似たようなエネルギーを感じるんだよね。でも、オリヴァーをバンドの一員じゃなくて、ただの友達として思い浮かべると、ミッシー・エリオットとかマライア・キャリーとか、90年代のR&Bを聴いてたのを思い出すよ。僕たちが初めて会った11歳の頃、オリヴァーはそんな音楽を聴いてたんだよね。

——ロミーの方は?

ジェイミー:ロミーに関してはまた全然違うんだ。思い浮かぶのはザ・ディスティラーズだね。ニュー・パンクのバンドだよ。ロミーが10代の頃によく聴いていて、それは僕が当時聴いてたものとは全然違ったんだけど、それでも一緒に音楽を作りたいと思ったんだ。それからフリートウッド・マックの「Dreams」も思い出すよ。

——聴いていた音楽がそれぞれ全然違ったのに、一緒にバンドをやりたいと思ったのはなぜなんですか?

ジェイミー:ただみんな音楽が大好きだったからだと思う。それに、学校にいるよりも音楽をやる方がずっとワクワクする何かがあったんだよね。誰もいない部屋で演奏したりするだけでも、学校にいるよりずっと楽しかった。本当に自然な流れだったんだよ。

2024年のベスト・トラック

——「In Waves」制作前、ロックダウン中はダンス・ミュージックではなく昔のレコードばかり聴いていたと以前のインタビューで教えてくれましたが、その時に特に心に響いた曲を挙げるとすれば?

ジェイミー:クルセイダーズのベスト盤だね、赤いジャケットでシンプルなデザインのやつ(1976年リリースの「The Best Of The Crusaders」と思われる)。子どもの頃によく聴いてたから、レコード・ショップで見かけるたびに買っちゃうんだよね。いや、値段は5ポンドくらいで、ほとんど(ビンテージとしての)価値はないし、すごく一般的なレコードなんだけど、でも子どもの頃を思い出させてくれるし、今でも聴くのが好きなんだ。ロックダウン中もそれをたくさん聴いてたと思うよ。

——それ以外には、どんな曲をロックダウンの時は聴いていたんですか?

ジェイミー:結構フォーク・ミュージックを聴いてたよ。落ち着いた感じの音楽とかね。あと、トリップするのに良さそうな音楽とか。つまり、それまでずっと聴いてた音楽とは全く正反対のものを聴いてた感じかな。

——あなたの地元サウス・ロンドンを象徴する曲は何かと訊かれたら、どんなものが思い浮かびますか?

ジェイミー:やっぱりそれも、間違いなくブリアルだね。

——具体的な曲名やアルバム名で言うと?

ジェイミー:「Untrue」っていうアルバム。彼は、僕やフォー・テット(Four Tet)と同じ学校に通ってたんだ。だから、僕が育ったエリアをすごく象徴してると思う。でも、それだけじゃなくて、サウス・ロンドンからは本当にたくさんの音楽が生まれた。初期のダブステップとかね。DMZ Recordsの音楽もそうだな。ブリクストンのザ・チャーチでやってた彼らのクラブ・イベントに通ってたんだけど、DMZから出たレコードはどれも僕にとってサウス・ロンドンそのものって感じなんだよね。

——もう来日は何度もしていると思いますが、日本での思い出と結びついた曲は何かありますか?

ジェイミー:それなら、「DEMENTOS」っていうレコード。日本のアーティストだけど、名前が思い出せないな(清水靖晃。同作収録の「FIND NO WORD TO SAY 絶句」は翌日のライブでもプレイしていた)。実は去年になって初めて見つけたもので、本当に素晴らしいんだよ。最近はよくプレイしていて、僕のギグにもすごく役立ってるんだ。僕にとっては、これが日本を象徴していると思う。だって、日本に来るたびに、ここでしか見つからないような素晴らしい音楽をいつも新しく発見するんだから。

——あそこのテーブルの上にも買ってきたばかりのレコードが幾つも置いてありますが、やっぱり日本のレコード屋はいいですか?

ジェイミー:うん、世界一だね。

——ちなみに、日本でお気に入りのレコード屋ってあったりするんですか?

ジェイミー:毎回変わるんだよね。日本に来るたびに、どこかのレコード・ショップが一番いいものを揃えていて、それが毎回違うから。でも今回の滞在では、HMVに行って、そこでほとんどのレコードを買ったよ。disk unionやFace Recordsも好きだね。

——では最後に、2024年のベスト・トラックを教えてください。

ジェイミー:ジョイ・オービソン(Joy Orbison)の「flight fm」かな。今年のリリースだと思うんだけど……。

——今年ですね。なぜその曲がベストなんですか?

ジェイミー:あれが最後にダンス・ミュージックを本当に動かした曲だと思うんだ。もう、どこに行ってもかかってたからね。

PHOTOS:TAKUROH TOYAMA

■Jamie xx ニューアルバム「In Waves」
2024年9月18日リリース
CD 国内盤(解説書・ボーナストラック追加収録):2860円
CD 輸入盤: 2420円
LP 限定盤(数量限定/ホワイト・ヴァイナル): 5280円
LP 国内盤(数量限定/ホワイト・ヴァイナル/日本語帯付き): 5610円
LP 輸入盤:4950円
CD 国内盤 + T-Shirts(Black):8360円
LP 国内盤 + T-Shirts(White):1万1550円
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=14157

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「ヴァレクストラ」が巳年を祝う新作バッグを発売 蛇のチャームも

「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」は2025年のカプセルコレクションの第1弾として“マイクロ イジィデ スネーク ハンドバッグ”(59万4000円)を発売した。

本商品はミレプンテ・レザーのクリムゾンレッドとヴァレクストラ・ブラックの2色をラインアップ。それぞれ蛇の鱗を再現するために手作業で製作している。ハンドペイントのブラックラッカー仕上げの“コスタ”の縁取り、建築的なトップハンドル、クリムゾンレッドとブラックのレザーを組み合わせた“イジィデ”の留め具などのディテールを備える。バッグを引き立てる装飾として、“スネークチャーム”(6万6000円)も用意。「ヴァレクストラ」の複雑なインターシャ技法で製作し、ペルガメーナホワイトとヴァレクストラ・ブラック、イエローとヴァレクストラ・ブラックの2色をそろえる。

チャーム詳細

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「飯沼一家に謝罪します」大森時生 × 皆口大地 「今回は徹底的に『謝罪』の怖さに向き合った」

PROFILE: 大森時生/プロデューサー・ディレクター(左)、皆口大地/映像作家

PROFILE: 左:(おおもり・ときお)1995年生まれ、東京都出身。2019年にテレビ東京へ入社。「Aマッソのがんばれ奥様ッソ!」「このテープもってないですか?」「SIX HACK」「祓除」「フィクショナル」を担当。Aマッソの単独公演「滑稽」でも企画・演出を務めた。昨年「世界を変える30歳未満 Forbes JAPAN 30 UNDER 30」に選出。今夏イベント「行方不明展」も手掛けた。 右:(みなぐち・だいち)1987年生まれ、埼玉県出身。WEBデザイナーとして勤務しながら、2018年にディレクターとしてYouTube番組「ゾゾゾ」を立ち上げる。その後、21年8月から『フェイクドキュメンタリー「Q」』をYouTubeで配信スタート。「TXQ FICTION」の制作にも参加した。

今年5月に放送されたTXQ FICTION第1弾「イシナガキクエを探しています」は、放送の度にXで日本トレンド1位を獲得するなど、大きな話題となった。そのTXQ FICTIONの第2弾、「飯沼一家に謝罪します」が12月23日から26日まで、4夜連続でテレビ東京で放送される。

制作スタッフは前作と同じく、テレビ東京の大森時生、「ゾゾゾ」「フェイクドキュメンタリーQ」の皆口大地、「フェイクドキュメンタリーQ」「心霊マスターテープ」の寺内康太郎、第2回日本ホラー映画大賞を受賞し、来年「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」の上映を控える近藤亮太が参加している。

「イシナガキクエ」では公開捜索番組がモチーフだったが、新作「飯沼一家に謝罪します」は家族チャレンジ番組がモチーフだ。なぜ、そのモチーフを選んだのか。そしてなぜ「謝罪」というテーマにしたのか。「イシナガキクエ」を振り返りつつ、「飯沼一家に謝罪します」について大森と皆口に聞いた。

※本文中には一部「飯沼一家に謝罪します」の内容に触れる記述があります。

前作「イシナガキクエを探しています」の反響

——前作「イシナガキクエを探しています」の反響は?

皆口大地(以下、皆口):自分の周りでもテレビで見ていただいた方が多くて、改めてテレビの力というか、規模が違うんだなというのはすごく実感しました。

大森時生(以下、大森):僕は「フェイクドキュメンタリーQ」にいちファンとして夢中になっていたので、何かのタイミングで皆口さんをはじめとした「Q」のスタッフの方々とご一緒としたいと思っていました。そして「イシナガキクエ」を放送したとき、テレビの同時性=同時間にみんなが見ることの面白さを、改めて感じました。

——ネット上では盛んに考察などが行われていました。

皆口:作っていく中で、チームの中ではストーリーのちゃんとした縦軸みたいなものはしっかりあったんですけど、見られた方々が展開する考察って、受け取り方やアングル次第で作品の見え方が変わるんだなという印象がすごく強かったですね。だから、「この人が言っているのは全然違うな」とかは思わなくて。正解・不正解みたいなものではなく、そういう見え方もするんだという。作品に深みが増した感じがしました。

大森:フェイクドキュメンタリーって本当に生き物っぽいところがあるなあと思っていて。例えば、僕という人間をAさんが話すときとBさんが話すときで、まったく違うことを言うと思うんですよね。それがフェイクドキュメンタリーでもそのまま起こっている。そのアングルによって語り方、見える部分とか怖がる部分、持つ感情とかも変わっていく。ドラマ的なフィクションほど、感情の行く先がサジェストされていないから、こんなにそれが出るかと驚きました。

——これまでの作品よりもそれが顕著だった?

大森:「イシナガキクエ」は、疑似生放送の体裁だったじゃないですか。だからスタジオの安東(弘樹)さんは、普通のフェイクドキュメンタリーよりも自由にしゃべれないんですよね。公開捜索番組という設定上、安藤さんは特に自分の感情については一切出すことができない。テレビに出ている人が何を考えているのかよく分からないから、より想像力が膨らむ。それが良い方向に行った部分もあれば、悪い方向に行った部分もあるなと個人的には思いました。「Q」は余白の具合が絶妙なんですよね。それでコアなファンにも新規のファンにもウケているところがすごく大きいと思うんですけど、「イシナガキクエ」は「Q」よりも余白の部分が少し大きくなっていたかもしれないというのは、今回の2作目をやる会議の最初に話題に上がりましたね。

——前作は電話番号も公開して視聴者に情報提供を呼びかけましたね。

大森:こんなに一瞬で電話回線がパンクしてしまうんだっていうのは驚きました。特に1話のときは開始5秒くらいでパンクしちゃって。

皆口:よく(電話を)かけますよね。自分だったら怖くてかけられない。だから、それにびっくりしました。

大森:しかも次の日から留守電に残っている人たちにかけ直したわけですから。ちゃんとビビってましたね、かけ直された人たちは。

——かけ直すっていうのは最初から決めていたんですか?

大森:いや、第1話の後に、こんなにかけてくれるんならかけ直そうってなりました。留守電の音声を聴くとすごく面白かったんですよ。ある種、フェイクドキュメンタリーに対するリテラシーも上がっているから、たぶんフェイクだとはわかった上で、そのことには一切触れずに、出演者の1人のような形でコメントしてくれている人が多くて。

——乗っかってくれているんですね。

大森:そうなんです。例えば、霊能でお祓いをやっているという人にかけ直したら、「イシナガキクエさんが狭いところに閉じ込められているのが見える」っていう話を30分くらい話しているんですよ。さすがにそのまま切るのは倫理的に良くないなと思って、この番組がフェイクドキュメンタリーであることを説明したら、「もちろん分かってます」って。先ほど触れた通り、演者が言える部分が少ない分、「イシナガキクエ」では視聴者との相互コミュニケーションのような形式にしましたけど、今回の「飯沼一家に謝罪します」はどちらかというともう少し、フィクション=物語に寄っていると思います。

「根幹を担ってくださっているのは寺内さん」

——錚々たるメンバーが集結して作られていますが、役割分担はどのようになっているんですか?

大森:結構ファジーですよね。

皆口:そうですね。最初にどんなことをやりたいかをみんなで集まって話をしてできるものの中から現実的に面白そうなものはどれだろうと組んでいく感じです。

大森:「Q」の寺内(康太郎)さんと福井(鶴)さんにアイデアを持ってきていただき、それについて話し合う。その後ドラマでいう脚本的なものをつくってもらい、それを元にまたみんなで話し合うという感じです。だから現場の監督は寺内さんで、出演もしている演出部の近藤(亮太)さんが、出演者として演技をすることも多く「これをスタッフは言いにくい」といったジャッジをしてくれる。僕や皆口さんは、ある程度俯瞰で見ながら気になったところを言っていくというスタイルですね。だから、強く言っておきたいのは、こういう取材でも僕が前面に出させていただいてますけど、根幹を担ってくださっているのは寺内さん、福井さんなんです。

——2人から見て寺内さんのスゴさは?

皆口:寺内さんって実際に料理がお上手なんですけど、まさに監督としてもそんな感じ。「こういうテーマで作ったら面白くないですか?」みたいな、ある意味無茶振りのようなことをバーっと言っても、それを形にできる力は、絶対に真似できない。食材はこれとこれと言ったら、おいしいものをつくってくれるという信頼があります。

大森:現場的なことで言えば、素材でまず本物じゃないと許さない感じがすごく面白いなと思います。僕はテレビの人間なので、やっぱり編集文化で育っているんですよ。編集して最終的にできあがったものが成立していればいいと思ってしまう。撮影したAの部分とBの部分を組み合わせて、順番を入れ替えたりすれば、こういうふうにつながるなみたいに考えるんですけど、寺内さんは、それをあまり好まない。1回の撮影で、さらにいうとワンカットで本物だと思えるようなものを撮る。その嗅覚みたいなものが一朝一夕で身につけたものじゃない感じがあってスゴいなと思います。

——それは具体的にはどのようなやり方なんですか?

大森:僕からしたら、そんなにダメだったかな?ってところでも粘って撮影を続けるんです。1回目のテイクとそこまで変わらないかなと思うんですけど、編集で上がってきたものを見ると、ああ、寺内さんはこの表情を撮りたいと思ったんだっていうのがすごく分かる。寺内さんの中で、それが明確に見えているんだと思います。でも、寺内さんは俳優の方たちに「僕が言った通りに直さないでいいですよ」って言うこともあるんです。「僕がこういうところがダメだと思っていることを理解して、その上であなたが咀嚼(そしゃく)してもう1回やってほしい」と。そしたら本当に狙って起こせないような怖さだったり、不気味さが撮れるんですよ。寺内さんは、もう普通の本物っぽさでは満足できないくらい変態的なレベルに達しているのかもしれないです(笑)。僕は自分の脳内に浮かぶものをちゃんと反映させることを目指すけど、寺内さんはそれを超えたものを見せてくれっていう発想なんです。

——「イシナガキクエ」でいえば、米原さんの存在感も得も言われぬ不気味さでした。

大森:最初は米原さん役の方の顔を見ても不気味だとかはまったく思ってなかったんです。でも、いざ現場で寺内さんが演出をつけると不気味になる。たぶん、「イシナガキクエ」で一番リテイクしたのが、「イシナガキクエはいないんじゃないですか?」ってスタッフに聞かれて「え?」って米原さんが聞き返すシーン。ネットでも一番反響があったシーンですけど、あれはさっきの寺内さん流の演出の結果、スゴいところにたどり着いたなってシーンでしたね。

——カメラワークも印象的ですね。

大森:実は「TXQ FICTION」では、川滝(悟司)さんという「情熱大陸」などでもディレクターをしている方がカメラで入っていて、自分の意思で動かしているんです。「ドキュメンタリーで自分が密着するとしたら、どういうカメラワークにするかで撮ってください」と全部お任せ。カメラマンって、特にバラエティーのカメラマンはディレクターが撮ってほしいものを撮る職人でもあるから、例えば、グッと目だけに寄るみたいなことは指示を受けない限りすることは少ないです。ディレクターがそうじゃないと思ったときに替えがきかなくなってしまうから。でも川滝さんは、それを自ら画をディレクションしてくださり、画を決めてくださるからこそ出せる迫力がある。今回の「飯沼一家」でも、まさにそういう大胆なカメラワークのシーンがありました。

皆口:そうですね。すごく生き生きとしたものが撮れましたね。

大森:逆にここで表情を撮らないんだ、みたいなことも多い。僕とかだとやっぱり保険のためにここは顔も撮っておいて、後でインサートで物を撮ろうとか思うんですけど、それよりもグルーヴみたいなものを大事にして撮るものを瞬時に決めている。それがリアルっぽさと迫力につながっているなと思いました。

「より密度が濃い作品」

——「イシナガキクエ」では、公開捜索番組がモチーフでしたが、新作「飯沼一家に謝罪します」は、家族チャレンジ番組がモチーフになっています。

大森:「番組枠を買い取ったっていう概念が面白いよね」というのが最初のスタートで、買い取った先に何をするかで「謝罪」というテーマが出てきた。謝罪の対象者として、幸せそうな家族に謝るというのは面白いだろうと。

皆口:やっぱり「しあわせ家族計画」(TBS)のような家族チャレンジものって幸せの象徴みたいな番組じゃないですか。失敗しても別に地獄に落ちるわけでもないし。だからその幸せの象徴みたいなものの裏に「TXQ FICTION」味の不穏なものがバックボーンにくっついていたりしたら面白いんじゃないかと。

大森:「謝罪」というテーマも面白いんじゃないかと思いましたね。「謝罪」って現代社会ですごく怖い。とにかく隙あらば謝罪に追い込まれるし、謝罪も必要に迫られたから謝罪しますっていうのがほとんどで、その謝罪も別に何の効果もない。みんなその謝罪にまた怒るだけ。もうこの5年くらいで、謝罪というものの曖昧さがすごく増した感じがするんですよね。だから「謝罪」というテーマが出てきたときに、とてもいいなと思いました。字もよく考えたら怖いですよね。「罪」を「謝」る。

——確かに。

大森:今回は「イシナガキクエ」より圧倒的に渋くなっていて、「イシナガキクエ」ともまったく違う手触り・面白さだと思います。

皆口:自分は京都が好きなんですけど、京都って入り口がめちゃくちゃ狭いじゃないですか。でも入って見ると道がすごく広がっている。今回の作品はそれに近いんじゃないかと思います。

大森:冒頭の第1話が特に渋いですからね(笑)。

皆口:ちゃんと2話、3話、4話と見ていただければ、面白くなったと言っていただけると思います。自分は根が曲がっている人間なので、こういう作品の方がやっていて楽しいし、見ていただきたいなと思いますね。今回は4夜連続なので、毎日続けて見られるからこそ許される複雑さもあります。

——そういう入り口の狭さや分かりにくさみたいなものは、視聴者をある程度信頼していないとできないことだと思いますが、視聴者にはどのような思いがありますか?

皆口:こんなことを言ったら怒られるかもしれないですけど、自分は視聴者の方に対する思いってそんなにないんです。自分が見たいものを愚直に追い求めている。だから視聴者の方にメッセージがあるとしたら「こういうの見たかったよね!」っていうことですね。視聴者が望むことばかりを追いかけても、シリーズが丸くなっていくだけだと思うので。

大森:それは本当にそうですね。

皆口:やっぱりどこかでエゴを出していかないといけないし、それが求められているんだろうなとも思います。教科書のような“いい子”のフェイクドキュメンタリーはもっとちゃんとしたところが作ってくれるんじゃないかなって(笑)。

大森:僕も感覚的には近いところがあって、やっぱりマーケティング的にものを作るってかなり危険でもあると思っているんです。短期的には成功する可能性はあるけど、それによって作品の寿命が縮むことがある。僕の中にもやっぱりクリエイター寄りの自分と、マーケター寄りの自分がいるんですけど、やっぱり自分たちが一番面白いと思っているもの、自分たちが打てる一番強いパンチを打つことがまず先にあって、その上で、一番広がる方法はなんだろうっていうのをいつも考えたいと思っています。

「大森さんとストレートな心霊番組を作ってみたい」

——皆口さんは「TXQ FICTION」について「自分のテレビ愛を込めたかった」とおっしゃっていますが、昔からテレビは好きだったんですか?

皆口:テレビっ子ですね。いまでも家にいるときはずっとテレビをつけっぱなしです。自分はYouTubeで「ゾゾゾ」という番組をやっていますけど、YouTubeで活躍されている方って、テレビと比べられがちなところがあるじゃないですか。YouTubeの方が面白いよね、とか。自分は一切そういうのを感じなくて。だから、そんな意見へのアンチテーゼじゃないですけど、テレビを愛している人間もここにいるんだぞ、みたいな気持ちもあって「ザ・テレビ」みたいな題材を選んだんです。「イシナガキクエ」や「飯沼一家」をYouTubeやNetflixでやっても意味がない。テレビでやるからこそ意味があるんだっていうテレビっ子なりのこだわりがありましたね。

——どんなテレビ番組が好きだったんですか?

皆口:ドラマも好きでしたし、バラエティも、それこそ心霊番組とかが好きですね。世代的にバラエティーでいえば「ガチンコ!」(TBS)とか、心霊系では、「奇跡体験!アンビリバボー」(フジテレビ)や「USO!?ジャパン」(TBS)を見てましたね。

——そういう真っすぐな心霊番組をテレビでやりたいという気持ちは?

皆口:すごくありますね! それこそ大森さんとストレートな心霊番組を作ってみたい。大森さんとやったらどんなものができるのかなって。大森さんが心霊番組に真剣に向き合うとどういう発想と作り方をするのかすごく興味がありますね。

大森:逆に僕はそんなに心霊を通ってきてない。だから、心霊番組を作るとしたらちょっと楽しいかもと思いますね。たぶん、皆口さんからしたら「今更そこ?」みたいな部分が気になってしまうかもしれないですが。それに、心霊番組だったら、めちゃめちゃいい時間でできますし(笑)。「真夏の絶恐映像」みたいにゴールデンで3時間スペシャルとかテレ東は毎年のようにやっているので。

——大森さんたちが作る「真夏の絶恐映像」は、「TXQ FICTION」とはまた一味違う面白さがありそうです!

大森:「TXQ FICTION」は、まさかの1作目より時間帯が深くなるという(笑)。でも、深夜2時に見るという面白さは絶対にあると思っていて。深夜2時に誰かが誰かに謝罪しているところを見たい人はいるんじゃないかと。

PHOTOS:TAMEKI OSHIRO

■TXQ FICTION「飯沼一家に謝罪します」
放送日:2024年12月23〜26日
時間:(毎夜)深夜2時00分〜2時30分
放送局:テレビ東京
https://tver.jp/series/srog0v9atu?utm_source=tvtokyo_plus&utm_medium=article&utm_campaign=txqfiction_20241216

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「キス トリーツ」が“トリーツ ジェリー ドーナツ”からアパレルを発売 冬季限定のメニューや新作のドリンクも

ニューヨークのスニーカーショップ「キス(KITH)」が運営するシリアル アイスクリームバー「キス トリーツ(KITH TREATS)」はカプセルコレクション“トリーツ ジェリー ドーナツ(Treats Jelly Doughnut)”からアパレルアイテムを発売した。キス トリーツ 東京および公式オンラインサイトで取り扱い中だ。

アパレルアイテム一覧

アパレルアイテムのデザインは、キス トリーツ東京限定で販売しているハヌカの代表的なスイーツ“スフガニヨット”に着想を得ている。「キス」のアイコニックなTシャツと “ネルソン”クルーネックに、ジャムがたっぷり入ったドーナツをイメージしたジェルアップリケやパフプリント文字をあしらった。全3種類をラインアップする。商品の価格は発売まで非公開。

キス トリーツ東京限定メニュー

また、キス トリーツ東京限定メニュー“ザ スフガニヤ(The Sufganiyah)”を12月31日まで提供している。本商品はバニラアイスクリームに、バタークッキー、シュガードーナツ、フローズンストロベリーをブレンドし、ストロベリーソースと、ハヌカのキャンドルの温かな輝きを表現したゴールドシュガー、シルバーのアラザンをトッピングした。スワール(1100円)とミルクシェイク(1210円)の2種類を用意する。

正月限定メニュー

1月2〜5日までキス トリーツ 東京限定で、“ウィンター スペシャル メニュー”の新たなセレクション“ザ アマザケ(The Amazake)”を提供する。本商品は新年を祝う日本の伝統的なメニューの1つである甘酒を取り入れた、優しい甘みが広がる味わいが特徴。バニラアイスクリームに、甘酒、ライスパフ、ホワイトチョコレートチップをブレンドし、甘酒パウダーや糀みつ、五色あられ、金箔をトッピングして豪華に仕上げた。スワール(1210円)とミルクシェイク(1320円)をラインアップする。

冬季限定メニュー

ほか、“ウィンター スペシャル メニュー”には“ホット チョコレート&チュロ”や“ホット 抹茶 ラテ”(715円)を用意。“ホット チョコレート&チュロ” は数種類のチョコレートを贅沢にブレンドした自家製のホットチョコレート(770円)に、ホイップクリームを添え、ミニマシュマロ(88円)をトッピングすることができる。シナモンシュガーが香る焼きたてのチュロス(330円)は、ホットチョコレートにディップして楽しめる。“ホット 抹茶 ラテ”は「ザ ノドカ(THE NODOKA)」 の特選抹茶の風味と、アガベシロップの優しい甘さが調和し、繊細なミルクフォームの上に 抹茶パウダーで「キス」のロゴを配して仕上げた。

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「キス トリーツ」が“トリーツ ジェリー ドーナツ”からアパレルを発売 冬季限定のメニューや新作のドリンクも

ニューヨークのスニーカーショップ「キス(KITH)」が運営するシリアル アイスクリームバー「キス トリーツ(KITH TREATS)」はカプセルコレクション“トリーツ ジェリー ドーナツ(Treats Jelly Doughnut)”からアパレルアイテムを発売した。キス トリーツ 東京および公式オンラインサイトで取り扱い中だ。

アパレルアイテム一覧

アパレルアイテムのデザインは、キス トリーツ東京限定で販売しているハヌカの代表的なスイーツ“スフガニヨット”に着想を得ている。「キス」のアイコニックなTシャツと “ネルソン”クルーネックに、ジャムがたっぷり入ったドーナツをイメージしたジェルアップリケやパフプリント文字をあしらった。全3種類をラインアップする。商品の価格は発売まで非公開。

キス トリーツ東京限定メニュー

また、キス トリーツ東京限定メニュー“ザ スフガニヤ(The Sufganiyah)”を12月31日まで提供している。本商品はバニラアイスクリームに、バタークッキー、シュガードーナツ、フローズンストロベリーをブレンドし、ストロベリーソースと、ハヌカのキャンドルの温かな輝きを表現したゴールドシュガー、シルバーのアラザンをトッピングした。スワール(1100円)とミルクシェイク(1210円)の2種類を用意する。

正月限定メニュー

1月2〜5日までキス トリーツ 東京限定で、“ウィンター スペシャル メニュー”の新たなセレクション“ザ アマザケ(The Amazake)”を提供する。本商品は新年を祝う日本の伝統的なメニューの1つである甘酒を取り入れた、優しい甘みが広がる味わいが特徴。バニラアイスクリームに、甘酒、ライスパフ、ホワイトチョコレートチップをブレンドし、甘酒パウダーや糀みつ、五色あられ、金箔をトッピングして豪華に仕上げた。スワール(1210円)とミルクシェイク(1320円)をラインアップする。

冬季限定メニュー

ほか、“ウィンター スペシャル メニュー”には“ホット チョコレート&チュロ”や“ホット 抹茶 ラテ”(715円)を用意。“ホット チョコレート&チュロ” は数種類のチョコレートを贅沢にブレンドした自家製のホットチョコレート(770円)に、ホイップクリームを添え、ミニマシュマロ(88円)をトッピングすることができる。シナモンシュガーが香る焼きたてのチュロス(330円)は、ホットチョコレートにディップして楽しめる。“ホット 抹茶 ラテ”は「ザ ノドカ(THE NODOKA)」 の特選抹茶の風味と、アガベシロップの優しい甘さが調和し、繊細なミルクフォームの上に 抹茶パウダーで「キス」のロゴを配して仕上げた。

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「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」 総合 チーク部門1位は「ディオール」「セザンヌ」「スック」

「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」
を発表!

「WWDBEAUTY」は、百貨店・セミセルフ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2024年下半期(5~10月)に売れた商品を調査。この期間に発売された新商品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新商品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

総合の百貨店・セミセルフで首位に輝いた「ディオール(DIOR)」の“ディオール バックステージ フェイス グロウ パレット”は、アイデア次第で自由に使用できるフレキシブルな設計が好評。テクニックいらずで美しく仕上がることも人気作へと押し上げた。バラエティー・ドラッグストア1位は「セザンヌ(CEZANNE)」。人気を得たのは“チークブラッシュ”で、粉っぽさがない、自然な血色感を与える仕上がりで好評だった。ECは「スック(SUQQU)」。“ブラーリング カラー ブラッシュ” も新作に続いて首位に輝いた。繊細な美しさを持った色が高く評価されたことによる結果だった。

百貨店・セミセルフ

「WWDBEAUTY」2024年下半期ベストコスメ・百貨店・セミセルフ

1位
“ディオール バックステージ
フェイス グロウ パレット”

「ディオール(DIOR)」

マルチユースな美肌パウダー。肌にのせた瞬間に輝きを与え、ナチュラルでヘルシーな艶からインテンスな輝きまで、プロフェッショナルに仕上がる。パールの輝きを放つピグメントを凝縮し、きめ細かなテクスチャーを実現。艶感や自然な輝きをもたらすきらめきも自在。レイヤリングすることの楽しみを教えてくれる人気作。(全5色、各6600円※一部限定発売)

\ バイヤーズコメント /

「艶肌を作れるアイテムとして、SNSを見て来店される人多数」(多田恭子・札幌丸井三越 化粧品 マーチャンダイザー)、「手持ちのアイテムに重ねて使用するなど用途が広く、見た目のかわいさもあり人気。人気カラーは004。チークやハイライト、アイシャドウのポイントとして使用する声が多い」(松原麻美・三越銀座店 化粧品バイヤー)、「訴求効果が高い。SNSなどで話題」(今井美穂・ジェイアール京都伊勢丹 化粧品マーチャンダイザー)

2位
“ブラーリング カラー ブラッシュ”

「スック(SUQQU)」

するすると伸び広がる微細な粉体に、独自のオイリーレス処方を採用したパウダーブラッシュ。配色は見た目が美しいだけでなく、粉の流動性が高い。2色が均一に混ざって滑らかなグラデーションを生む。上品な艶感がふわりと美しく頬を彩り、ブラー効果で美肌へと仕立てる。(全6色、各6600円)

\ バイヤーズコメント /

「軽やかな粉質で、自然な血色感が出せるチークとして人気。ケースが薄くコンパクトなところも好評」(多田恭子・札幌丸井三越 化粧品 マーチャンダイザー)、「人気カラーは“01 淡音”。肌なじみが良く自然な血色感が出ること、薄型のミラー付きで持ち運びにも最適。複数のカラーを手に取る顧客も多い」(松原麻美・三越銀座店 化粧品バイヤー)、「グラデーションが美しく、SNSでも人気」(蛭田記章・東急百貨店 ファッション・雑貨統括室 ビューティー・自主MD部長)

3位
“ディオールスキン
ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ​”

「ディオール(DIOR)」

やわらかな血色で頰を彩るチークカラーに、繊細な輝きをプラスするハイライトカラーをセットインしたデュオパレット。肌にやわらかく溶け込むようになじむメルティングジェルベース処方と自然なレイヤリングを実現する、微細なピグメントを採用した。計算された色と質感を組み合わせることで血色感と輝き、立体感を与える。透け感のある色と光のレイヤードが生み出す、濃淡の妙。(全4色、各8470円)

\ バイヤーズコメント /

「チークとハイライトの2色のパレットが、見た目もかわいいところから、SNSを見て来店される人が多数」(多田恭子・札幌丸井三越 化粧品 マーチャンダイザー)、「血色と輝き、立体感が出る」(金子奈々恵・京王百貨店新宿店 化粧品担当)、「チークとハイライトのパレットで立体感を与えてくれる」(天満屋岡山店 担当者)

バラエティー・ドラッグストア

「WWDBEAUTY」2024年下半期ベストコスメ・バラエティー・ドラッグストア

1位
“チークブラッシュ”

「セザンヌ(CEZANNE)」

アイシャドウとしても活躍するチーク。密着性が高く頬になじみ、まるで肌の内側からにじみ出るような自然な血色感を演出。カニナバラ果実油、ホホバ種子油、オリーブ果実油、マカデミア種子油、スクワランの5種の美容保湿成分を配合し、肌へのやさ優しさを追求する。03 ミルク モーブは広い世代の頬にマッチする。(全5色、各550円)

\ バイヤーズコメント /

「ワンコイン(550円)とは思えない、しっとりした粉感と絶妙な色合いで人気」(富田美貴子・マツモトキヨシ・ココカラファイン 商品部 化粧品バイヤー)、「肌に密着するようなしっとり感で、内側からにじみ出るような血色感をキープするチーク」(武田理恵子・アットコスメ 店舗MD部 MDグループ )、「リニューアルして好調」(スギ薬局 ビューティ部)

2位
“リップアンドチーク
ブラーリープリンポット”

「フィー(FWEE)」

マットタイプでリップとチークが一つでかなうアイテム。触った感覚はプリンのようで、もちもちでスフレのようにふんわりした“ふわさら”のテクスチャーは、ブランドが独自開発した。肌にのせると滑らかに溶け込み、じゅわっとした血色を与える。(全30色、各1980円)

\ バイヤーズコメント /

「1色でメイクする“ワントーンメイク”にリップとチークで使えることや、トレンドの“はかなげメイク”が簡単にできると、メイクアップアーティストやインフルエンサーが発信して話題に。豊富なカラーバリエーションとマットな質感、ふわふわスフレ感のとりこになり何色も購入する人が多かった」(舩津久子・ショップイン 商品戦略サブマネージャー)、「見た目もかわいいリップ&チーク。好きなカラーをMIXして自分だけのオリジナルカラーが作れるため複数買いする人も多い」(高野真季・ハンズ 広報部)

3位
“パウダーチークス”

「キャンメイク(CANMAKE)」

人気のパウダーチークが一新。ムラになりにくいクリアな発色でしっとり感も高めた。溶け込むような自然な艶感が生き生きとした表情を宿す。広範囲に広げやすいブラシとキュートなハートデザインも好評。“P02 リトルシャイピンク”は、可憐な雰囲気の清楚なピンク。“P03 チアフルピーチ”は、多幸感あふれるピーチコーラル。(全5色、各660円)

\ バイヤーズコメント /

「人気のパウダーチークスが5月リニューアル。クリアな発色と、しっとり溶け込むような艶感仕上がりにパワーアップ。“P02リトルシャイピンク”はバブみピンクで人気に」(田中勇・ロフト 商品本部健康雑貨部 企画担当)、「粉飛びしづらく、肌にしっとりとなじむオイルインベース処方のパウダーチークがリニューアル。繊細なパールを配合しており、艶感がアップ。毛量たっぷりでフワフワのブラシ付き」(加藤悠里・プラザ 商品二部H&B課 課長)

3位
“グロウフルールチークス”

「キャンメイク(CANMAKE)」

素肌のような艶感を与えるチークカラーが、キュートな表情に仕立てる。みずみずしく鮮やかなカラーが特徴。パウダーなのに粉っぽくならず、クリームのような透明感にやわらかな質感を加えながら、肌に密着する。頬からヘルシーな印象を宿す。“03 フェアリーオレンジフルール”は、フレッシュで明るいクリアオレンジ。(全4色、各880円)

\ バイヤーズコメント /

「透け感のあるマットと繊細パール、2つの質感をブレンドして肌に溶け込むような透け艶発色を楽しめるチーク」(田中勇・ロフト 商品本部健康雑貨部 企画担当)、「素肌っぽいやわらかな艶感を出してくれるアイテム。付属のブラシも毛量たっぷりなので使い勝手抜群」(横山愛・ヨドバシカメラ コスメ事業部 部長)

EC

バラエティー・ドラッグストア・EC

1位
“ブラーリング カラー ブラッシュ”

「スック(SUQQU)」

するすると伸び広がる微細な粉体に、独自のオイリーレス処方を採用したパウダーブラッシュ。配色は見た目が美しいだけでなく、粉の流動性が高い。2色が均一に混ざって滑らかなグラデーションを生む。上品な艶感がふわりと美しく頬を彩り、ブラー効果で美肌へと仕立てる。(全6色、各6600円)

\ バイヤーズコメント /

「繊細な色彩と艶感が魅力のパウダーブラッシュ。とりわけ“06 透重”はその美麗なグラデーションが30~40代から圧倒的な支持を得た」(恵美須翔・そごう西武 e.デパートコスメ担当マーチャンダイザー)、「ふわっと無重力のように軽やかに色艶をまとえるブラッシュとして人気。各種美容雑誌や人気メイクアップアーティストのおすすめも多く、ブランドファンのみならず新しいお客さまからの支持も高い商品。どの色も高い人気を誇るが、特に“06透重”は何度も売り切れとなっているカラー」(壽美優子・高島屋 EC事業部 化粧品担当バイヤー)

2位
“アフターグロー リキッドブラッシュ”

「ナーズ(NARS)」

潤いあふれるスキンケア効果と、鮮やかな発色を備えたリキッドタイプのチーク。するすると肌になじむシルキーフォーミュラが肌なじみを高める。軽やかでクリーミーなテクスチャーで、色移りすることなく発色しながらナチュラルな艶を演出する。ヒアルロン酸ナトリウム(保湿)の処方が肌に潤いを与え、健やかな肌へと導く。肌の内側から発光するかのような血色感を添える。(全9色、各4840円)

\ バイヤーズコメント /

「軽いつけ心地で艶肌仕上げ、フィット感も良く、ムラになったりヨレたりすることもないリキッドブラッシュ。パウダータイプが苦手な人に特におすすめ。『デパコ』人気が高かったのは、ほんのりゴールドパールとコーラルピンクの“ORGASM”」(時井統子・大丸松坂屋百貨店 DEPACO担当バイヤー)、「軽やかで滑らかな質感のクリーミーなチークアイテムで『ゾゾコスメ』でも人気」(森田香奈・ZOZO EC推進本部 カテゴリ推進部 コスメブロック)

3位
“ブラッシュ N”

「ナーズ(NARS)」

ブランドを象徴するアイテムが、革新的なフォーミュラにアップデートした。ベストセラーシェードに加え、新たに20色が登場。軽やかな使用感が肌に心地よく、仕上がりを長時間キープする。心地よく、軽やかな付け心地がシルキーに仕上げる。4種のピグメントを革新的なブレンドで組み合わせたピュア ピグメント ブレンドにより、見たままの発色で表情を豊かにする。(全20色、各5060円、ミニサイズ全2色、各2860円)

\ バイヤーズコメント /

「この夏リニューアルした“ブラッシュ N”。ミニサイズはポーチに入れて持ち運びしやすいサイズ感が魅力。複数の色を集めたいという人や初めて使う人にも求めやすく、通常サイズ以上に人気を集めた」(壽美優子・高島屋 EC事業部 化粧品担当バイヤー)、「リニューアルで話題になったアイテム。『ゾゾコスメ』では一部カラーのミニサイズを展開し大人気だった」(森田香奈・ZOZO EC推進本部 カテゴリ推進部 コスメブロック)

3位
“パステルペタル ブラッシュ”

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」

きめ細かくフィットし、透明感のあるフォギーな肌に仕上げるチークカラー。ふんわりとした彩りで、やわらかな血色感と明るさを加える。美しいグラデーションが頬の毛穴や凹凸を光でぼかし、まるでフィルターをかけたような美肌を演出する。オイルコーティングを施したきめ細かいパウダーで滑らかにフィットする。クリアパウダーを配合し、白膜感のない仕上がりを実現。(全7色うち限定1色、各4620円)

\ バイヤーズコメント /

「見た目がとてもかわいく、ポーチに入っているだけで、気分が上がるアイテム。ナチュラルな色づきで、メイクアップアーティストや美容家もおすすめしている」(時井統子・大丸松坂屋百貨店 DEPACO担当バイヤー)

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「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」を受賞した厳選アイテムを13名様にプレゼントします。豪華なスキンケアの詰め合わせやトレンド感あふれるメイクセットなど約3万円相当の賞をご用意しました。“本当に”売れたコスメをお試しいただき、ぜいたくなひとときをお過ごしください。

応募要項

・「WWDJAPAN.com」の会員登録が必要です。
・メルマガ会員の方も「WWDJAPAN.com」の新規会員登録が必要です。会員登録のうえ、
下記、応募フォームよりご応募ください。

応募期間

12/23(月)〜1/23(火)10:00

注意事項

【注意事項】
・賞品のお届け先は日本国内の方に限らせていただきます。
・応募はお一人様1回のみ有効となります。
・応募者多数の場合は抽選により当選者を決定いたします。
・抽選結果に関するお問い合わせはお受けできませんので、予めご了承ください。
・当選の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。
・同業者の方の応募はご遠慮ください。
・当社の判断で応募条件を満たさないと考えられる場合や、応募に関して不正な行為があった場合、当選を取り消させていただく場合がございます。
・当選権利の交換・換金、また第三者への譲渡・転売はできません。
・詰め合わせセットの内容は予告なく変更される可能性があります。予めご了承ください。
・本キャンペーンの応募時に発生するインターネット接続料、パケット通信料などの諸経費は応募者のご負担となります。
・本キャンペーンへの参加は、応募者自らの判断と責任において行うものとし、応募に際して募者に何らかの損害が生じた場合、又は賞品に破損などの不備等があった場合、当社の故意または重過失に起因するものを除きその責任を一切負いません。
・複数のアカウントによる同一人物の応募は無効とさせていただきます。
・個人の属性等、アンケート項目への回答は、統計処理した集計値としてのみ使用いたします。
・当選者の個人情報は、当キャンペーンに関するご連絡にのみ使用いたします。法令により開示を求められた場合を除き、応募者の同意なしに第三者に対して開示・提供することはありません。この点については、下記プライバシーポリシーをご参照ください。
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TEXT:AKIRA WATANABE

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「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」 新商品 チーク部門1位は「ディオール」「キャンメイク」「スック」

「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」
を発表!

「WWDBEAUTY」は、百貨店・セミセルフ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2024年下半期(5~10月)に売れた商品を調査。この期間に発売された新商品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新商品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

チークは今期、熱い視線を送られたカテゴリーの一つ。新商品の百貨店・セミセルフで首位に輝いた「ディオール(DIOR)」の“ディオールスキン ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ”は、チークとハイライトの異なる2種をセットインし、ナチュラルな仕上がりで注目を浴びた。ブランドらしい、色彩の妙もヒットに貢献。ドラッグストア・バラエティーショップ1位は「キャンメイク(CANMAKE)」の“パウダーチークス”。人気作がリニューアルし、ナチュラルさを極めながらも仕上がりの美しさは向上。付属のブラシも好評だった。EC1位は「スック(SUQQU)」。“ブラーリング カラー ブラッシュ” には、どんな使い方でも美しく仕上がるとの声が集まった。

百貨店・セミセルフ

「WWDBEAUTY」2024年下半期ベストコスメ・百貨店・セミセルフ

1位
“ディオールスキン ルージュ
ブラッシュ カラー&グロウ”

「ディオール(DIOR)」

やわらかな血色で頰を彩るチークカラーに、繊細な輝きをプラスするハイライトカラーをセットインしたデュオパレット。肌にやわらかく溶け込むようになじむメルティングジェルベース処方と自然なレイヤリングを実現する、微細なピグメントを採用した。計算された色と質感を組み合わせることで血色感と輝き、立体感を与える。透け感のある色と光のレイヤードが生み出す、濃淡の妙。(全4色、各8470円)

\ バイヤーズコメント /

「チークとハイライトの2種のパレットが見た目もかわいいことから、SNSを見て来店する人が多数」(多田恭子・札幌丸井三越 化粧品 マーチャンダイザー)、「発売前から話題となり人気が続いている。人気カラーは287。マットなピンクと青みのあるハイライトで見た目のかわいさも注目されている」(松原麻美・三越銀座店 化粧品バイヤー)、「訴求効果が高い。SNSなどで話題」(今井美穂・ジェイアール京都伊勢丹 化粧品マーチャンダイザー)

2位
“ブラーリング カラー ブラッシュ”

「スック(SUQQU)」

するすると伸び広がる微細な粉体に、独自のオイリーレス処方を採用したパウダーブラッシュ。配色は見た目が美しいだけでなく、粉の流動性が高い。2色が均一に混ざって滑らかなグラデーションを生む。上品な艶感がふわりと美しく頬を彩り、ブラー効果で美肌へと仕立てる。(全7色うち限定1色、各6600円)

\ バイヤーズコメント /

「人気カラーは“01 淡音”。肌なじみが良く自然な血色感が出ること、薄型のミラー付きで持ち運びにも最適。01以外のカラーの購入者も多く複数のカラーを手に取るお客さまが多い」(松原麻美・三越銀座店 化粧品バイヤー)、「待望の『スック』のチーク。ふわっとした血色感とラメによる華やかさがプラスできる。01が一番人気でやわらかな濃淡のあるピンクが使いやすい」(荒井みず季・松屋銀座本店 化粧品担当 バイヤー)、「グラデーションが美しくSNSでも人気」(蛭田記章・東急百貨店 ファッション・雑貨統括室 ビューティー・自主MD部長)

3位
“ブラッシュ N​”

「ナーズ(NARS)」

ブランドを象徴するアイテムが、革新的なフォーミュラにアップデートした。ベストセラーシェードに加え、新たに20色が登場。軽やかな使用感が肌に心地よく、仕上がりを長時間キープする。心地よく、軽やかなつけ心地がシルキーに仕上げる。4種のピグメントを革新的なブレンドで組み合わせたピュア ピグメント ブレンドにより、見たままの発色で表情を豊かにする。(全20色、各5060円)

\ バイヤーズコメント /

「『ナーズ』を象徴するアイテムとして知られ、特に“920”はナチュラルな発色でチークが苦手な人でも使いやすいと人気」(入月雅子・伊勢丹新宿店本店 化粧品MD部 バイヤー)、「定番で人気のチークがリニューアル。人気カラーは“オーガズム”。自然な血色感と使い勝手の良さで支持されている」(松原麻美・三越銀座店 化粧品バイヤー)、「 SNSで定期的に話題となり、指名買いがとても多い」(佐々木理恵・そごう・西武 コスメ担当マーチャンダイザー)

バラエティー・ドラッグストア

「WWDBEAUTY」2024年下半期ベストコスメ・バラエティー・ドラッグストア

1位
“パウダーチークス”

「キャンメイク(CANMAKE)」

人気のパウダーチークが一新。ムラになりにくいクリアな発色でしっとり感も高めた。溶け込むような自然な艶感が生き生きとした表情を宿す。広範囲に広げやすいブラシとキュートなハートデザインも好評。“P02 リトルシャイピンク”は、可憐な雰囲気の清楚なピンク。“P03 チアフルピーチ”は、多幸感あふれるピーチコーラル。(全4色、各660円)

\ バイヤーズコメント /

「人気のパウダーチークスが5月にリニューアル。リニューアルでクリアな発色、しっとり溶け込むような艶感仕上がりにパワーアップ。“P02リトルシャイピンク”はバブみピンクで人気に」(田中勇・ロフト 商品本部健康雑貨部 企画担当)、「素肌っぽいやわらかな艶感を出してくれるアイテム。付属のブラシも毛量たっぷりなので使い勝手抜群」(横山愛・ヨドバシカメラ コスメ事業部 部長)

2位
“ぽわんチーク”

「ミュアイス(MUICE)」

肌なじみの良いふんわりとしたパウダーが軽いつけ心地を実現し、浮かずになじむチーク。濃すぎないカラーはほどよくシアーに発色する。メイク初心者にも使いやすいよう配慮した設計も人気に火をつけた。“03 ばぶみピンク”は、少し白みがかったピンクで、デイリーユースしやすいカラー。(全3色うち新1色、各990円)

\ バイヤーズコメント /

「ふわっと軽い発色でつけすぎの心配がなく初心者も使いやすいチーク。ほんのりかわいい絶妙ピンクが可愛いいを格上げしてくれる!とSNSで話題になった。コスパの良さも人気の理由」(舩津久子・ショップイン 商品戦略サブマネージャー)、「カラー名“ばぶみピンク”の通り、トレンドカラーの新定番色として人気。ぽわんとした濃すぎない発色で使いやすく、カラーも相まって一気に旬なメイクができるアイテム」(田中勇・ロフト 商品本部健康雑貨部 企画担当)

3位
“ブラッシュ デュオ”

「レブロン(REVLON)」

肌色に溶け込むように色付けながら血色感をプラスする、ほんのり発色のチーク。薄膜ピンクのハイライターはくすみを抑えながら明るさをアップする。チークとハイライターを一つのパレットにセットインした。セラミドやチアシードオイル、インカインキオイルの潤い成分を配合することで、粉っぽさのないしなやかな表情に仕上げる。(全4色、各1540円)

\ バイヤーズコメント /

「シアーな発色で重ね使いにも使いやすい。超微粒子パウダーなので肌にも密着しやすく崩れにくい」(横山愛・ヨドバシカメラ コスメ事業部 部長)、「SNSでも話題。チークとハイライトがワンパレットになり、シアーに発色する」(スギ薬局 ビューティ部)

EC

バラエティー・ドラッグストア・EC

1位
“ブラーリング カラー ブラッシュ”

「スック(SUQQU)」

するすると伸び広がる微細な粉体に、独自のオイリーレス処方を採用したパウダーブラッシュ。配色は見た目が美しいだけでなく、粉の流動性が高い。2色が均一に混ざって滑らかなグラデーションを生む。上品な艶感がふわりと美しく頬を彩り、ブラー効果で美肌へと仕立てる。(新7色うち限定1色、各6600円)

\ バイヤーズコメント /

「チークカラーとハイライトがセットになっており、混ぜてもよし、重ねてもよし、で発売から人気のアイテム。パッケージの高級感やコンパクトさも人気の理由の一つ」(時井統子・大丸松坂屋百貨店 DEPACO担当バイヤー)、「繊細な色彩と艶感が魅力のパウダーブラッシュ。とりわけ“06 透重”はその美麗なグラデーションが30~40代から圧倒的な支持を得た」(恵美須翔・そごう西武 e.デパートコスメ担当マーチャンダイザー)

2位
“ブラッシュ N”

「ナーズ(NARS)」

ブランドを象徴するアイテムが、革新的なフォーミュラにアップデートした。ベストセラーシェードに加え、新たに20色が登場。軽やかな使用感が肌に心地よく、仕上がりを長時間キープする。心地よく、軽やかなつけ心地がシルキーに仕上げる。4種のピグメントを革新的なブレンドで組み合わせたピュア ピグメント ブレンドにより、見たままの発色で表情を豊かにする。(全20色、各5060円、ミニサイズ全2色、各2860円)

\ バイヤーズコメント /

「リニューアルで話題になったアイテム。『ゾゾコスメ』では一部カラーのミニサイズを展開し大人気だった」(森田香奈・ZOZO EC推進本部 カテゴリ推進部 コスメブロック)、「この夏リニューアルした“ブラッシュ”。ミニサイズはポーチに入れて持ち運びしやすいサイズ感が魅力。複数の色を集めたいという人や初めて使う人にも求めやすく、通常サイズ以上に人気を集めた」(壽美優子・高島屋 EC事業部 化粧品担当バイヤー)

3位
“ディオールスキン ルージュ
ブラッシュ カラー&グロウ”

「ディオール(DIOR)」

やわらかな血色で頰を彩るチークカラーに、繊細な輝きをプラスするハイライトカラーをセットインしたデュオパレット。肌にやわらかく溶け込むようになじむメルティングジェルベース処方と自然なレイヤリングを実現する、微細なピグメントを採用した。計算された色と質感を組み合わせることで血色感と輝き、立体感を与える。透け感のある色と光のレイヤードが生み出す、濃淡の妙。(全4色、各8470円)

\ バイヤーズコメント /

「チークカラーにハイライトカラーをブレンドするとより艶感のある仕上がりに。ハイライターはキラキラになりすぎず、上品な仕上がりを楽しめる。7月発売後、瞬時にベストセラーアイテムへ仲間入りしたアイテム」(ジョンミン・高島屋 EC事業部 化粧品担当バイヤー)

3位
“グロー プレイ クッショニー ブラッシュ​”

「M・A・C」

頰を内から染めるような発色で、イノセントな血色感を生む。チークだけでなくリップとしても軽やかに彩色するマルチユースなアイテム。弾力のある餅のようなユニークなテクスチャーが、艶感のある肌を演出する。軽い質感で毛穴の目立ちもケアする。ビタミンE(整肌)、ホホバオイル(整肌)、グレープシードオイル(整肌)のスキンケア成分を新たに配合する。(全12色、各4950円)

\ バイヤーズコメント /

「ぷにぷにした触感が新感覚。どんな肌色の方でも選びやすい豊富なカラー展開が魅力」(森田香奈・ZOZO EC推進本部 カテゴリ推進部 コスメブロック)

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応募要項

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12/23(月)〜1/23(火)10:00

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【注意事項】
・賞品のお届け先は日本国内の方に限らせていただきます。
・応募はお一人様1回のみ有効となります。
・応募者多数の場合は抽選により当選者を決定いたします。
・抽選結果に関するお問い合わせはお受けできませんので、予めご了承ください。
・当選の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。
・同業者の方の応募はご遠慮ください。
・当社の判断で応募条件を満たさないと考えられる場合や、応募に関して不正な行為があった場合、当選を取り消させていただく場合がございます。
・当選権利の交換・換金、また第三者への譲渡・転売はできません。
・詰め合わせセットの内容は予告なく変更される可能性があります。予めご了承ください。
・本キャンペーンの応募時に発生するインターネット接続料、パケット通信料などの諸経費は応募者のご負担となります。
・本キャンペーンへの参加は、応募者自らの判断と責任において行うものとし、応募に際して募者に何らかの損害が生じた場合、又は賞品に破損などの不備等があった場合、当社の故意または重過失に起因するものを除きその責任を一切負いません。
・複数のアカウントによる同一人物の応募は無効とさせていただきます。
・個人の属性等、アンケート項目への回答は、統計処理した集計値としてのみ使用いたします。
・当選者の個人情報は、当キャンペーンに関するご連絡にのみ使用いたします。法令により開示を求められた場合を除き、応募者の同意なしに第三者に対して開示・提供することはありません。この点については、下記プライバシーポリシーをご参照ください。
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TEXT:AKIRA WATANABE

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「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」 総合 リップ部門1位は「ディオール」「ケイト」「カネボウ」

「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」
を発表!

「WWDBEAUTY」は、百貨店・セミセルフ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2024年下半期(5~10月)に売れた商品を調査。この期間に発売された新商品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新商品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

総合の百貨店・セミセルフで首位に輝いたのは、「ディオール(DIOR)」の“ディオール アディクト リップ マキシマイザー(001、009)”。依然として人気のプランプ効果を備えたヒット作で、ギフト需要も高い。重ね付けも少なくない潮流もあり、リップカラーの下地に用いられることも多かった。バラエティー・ドラッグストアの1位は「ケイト(KATE)」の“リップモンスター(03、05、15)”。新シリーズも登場する中、高発色と豊かなカラーバリエーションで人気は不動、1位を死守した。ECは新商品と共に「カネボウ(KANEBO)」の“ルージュスターヴァイブラント”が首位を獲得、人気色は“(V07)”だった。鮮やかな色をロングキープできる設計や旬顔になれるカラーレンジが大ヒットを支える。

百貨店・セミセルフ

「WWDBEAUTY」2024年下半期ベストコスメ・百貨店・セミセルフ

1位
“ディオール
アディクト リップ マキシマイザー”

「ディオール(DIOR)」

みずみずしい仕上がりでふっくらとしたボリュームアップしたフレッシュなリップを生む、人気のケア リップ プランパー。「WWDBEAUTY」のベストコスメでも常連のヒット作。チェリー オイル(保湿)やヒアルロン酸(保湿)を高配合した処方で、90%の自然由来成分を配合(水0%を含む、ISO16128準拠)する。一日中続く潤いで、ふっくらとボリュームアップした美しい唇がまばゆい輝きを放つ。“001”は初代から愛される、ザ・クラシック。 “009”はインテンス ローズウッド。(全31色、各4730円)

\ バイヤーズコメント /

「喜ばれるギフトの定番として選ばれている。幅広い客層から支持されている。人気色は、001ピンク」(多田恭子・札幌丸井三越 化粧品 マーチャンダイザー)、「ブランド人気アイテムのリニューアル発売で継続的に人気。リップメイクの下地として人気が高く、プランプ効果による唇のボリューム感を感じるとの声」(松原麻美・三越銀座店 化粧品バイヤー)、「ふっくら唇に仕上げてくれると安定の人気」(髙橋英里・東急百貨店 店舗運営事業部 ShinQs ビューティー担当)、「パーソナルカラーに左右され過ぎない色としてSNSで人気があり、SNSがきっかけで購入されることが目立つ」(入月雅子・伊勢丹新宿店本店 化粧品MD部 バイヤー)、「ボリューム感と艶感が出ると性別問わず人気」(佐藤英美・東武百貨店池袋本店 婦人紳士特選部 マネージャー)

2位
“ディオール アディクト リップ グロウ”

「ディオール(DIOR)」

ブランド初、90%もの自然由来成分配合(水0%を含む、ISO16128準)したナチュラル ティント リップ バーム。6時間キープする艶と、一日中続くたっぷりの潤いをかなえる。鮮やかな唇で表情にヘルシーな血色感を宿す。リップ バームとしてそのまま塗って、もしくは口紅のベースとして。マルチに活躍する。“001”はピンク、“012”はローズウッド、“026”はプラム。クチュール ケースにドレス アップしたパッケージも人気を支える。(全9色うち限定1色、各4730円)

\ バイヤーズコメント /

「日本人客からのギフト需要が多い」(川西恒久・髙島屋新宿店 販売第1部 ストアマーチャンダイザー)、「ブランド人気アイテムのリニューアル発売で継続的に人気。001番はほんのり薄い色づきで、ギフトにも人気が高い」(松原麻美・三越銀座店 化粧品バイヤー)、「SNSで定期的に話題となり、指名買いがとても多い」(佐々木理恵・そごう・西武 コスメ担当マーチャンダイザー)、「訴求効果、ギフト需要、ブランド人気」(今井美穂・ジェイアール京都伊勢丹 化粧品マーチャンダイザー)

3位
“デューイーメルト リップカラー​”

「RMK」

「ひと塗りでしっかりと発色して艶もある。でも滑り過ぎず唇にフィットしてつけ心地が気持ちいい」YUKIクリエイティブディレクターの思いを形にした、リップカラー。ふっくらと柔らかいリップがフレッシュに艶めく。限定色を含めた12色をラインアップする中、人気は“03 シャイ ハート”。表情にキュートさを覗かせるダスティピンクで、本来の血色感や肌の温もりを与えるカラー。(全10色、各4180円/レフィル各3080円)

\ バイヤーズコメント /

「SNSで大バズり。欠品中のカラーも多数。とにかく取れにくく、持ちが良いと人気がある」(笠原彩・小田急百貨店新宿店 営業第二部)、「落ちにくいリップとして幅広い年代に人気」(和田流星・大丸松坂屋百貨店 大丸心斎橋店 化粧品担当 スタッフ)、「つけたての色艶が継続するため若年層にも人気」(横手くるみ・博多阪急 服飾品営業部 マネージャー)、「絶妙なカラーが色持ちキープ。全然落ちない」(角めぐみ・大丸福岡天神店 マネージャー)

バラエティー・ドラッグストア

「WWDBEAUTY」2024年下半期ベストコスメ・バラエティー・ドラッグストア

1位
リップモンスター

「ケイト(KATE)」

21年5月にデビューした、大ヒットの高発色リップ。色が落ちにくく、つけたてそのままで持続すると人気で、欠品が相次ぐほど。「WWDBEAUTY」のベストコスメでは22年上半期より首位を守り抜く。唇から蒸発する水分を活用し、密着ジェルに変化する独自処方を採用する。(全20色うち限定3色、ウェブ限定6色、各1540円※編集部調べ)

\ バイヤーズコメント /

「新色・限定色が出るたびに話題になり、限定色は毎回争奪戦となっている。色ごとの名前も毎回SNSで話題」(富田美貴子・マツモトキヨシ・ココカラファイン 商品部 化粧品バイヤー)、「カラーバリエーションが多く、何本も買いたくなる人気商品。限定色が手に入ったらラッキー! 大注目の口紅」(西村拓也・トモズ 商品部 エキスパート)、「発売からずっと1位ブランド」(瀬尾和豊・ツルハ 商品本部 ビューティーケアG マネージャー)

2位
“グラスティングカラーグロス”

「ロムアンド(ROM&ND)」

高保湿のオイル成分を配合した処方がもちもちと弾むような、艶やかな唇へ導く。植物性原料にこだわった処方が滑らかな使用感を実現。ヌーディカラー、ミュートカラーが中心にしたカラーバリエーションも高い支持を得る。中で人気色は、“01 ピオニーバレエ”。ほどよい血色感がヘルシーな表情を際立たせる、ヌーディピンクカラー。(全6色、各1320円)

\ バイヤーズコメント /

「いちごシロップにミルクを加えたような絶妙カラーにうっとり!話題を呼んだ「うさぎ舌リップ」の代表格。唇にボリューム感を演出するちゅるちゅる質感でオーバーリップにも使用でき、ぽてっと唇に仕上がるグロスが今っぽい。唇に光の輪“エンジェルリング”が浮かび上がるほど艶々でぷるぷるに仕上がる」(加藤悠里・プラザ 商品二部H&B課 課長)、「艶感×ソフトなヌーディーピンクがトレンドにぴったりマッチして人気のリップグロス。01ピオニーバレエは肌なじみが良く、話題のうさぎ舌リップにもおすすめのカラー」(田中勇・ロフト 商品本部健康雑貨部 企画担当)、「色展開が豊富で自身のパーソナルカラーに合った色が選べるのが特徴のシリーズの中でも万人受けするカラー」(髙野真季・ハンズ 広報部)

3位
“リップモンスター クリアトーン”

「ケイト(KATE)」

落ちにくさと美発色を追求し、つけたての色が長時間持続する人気の口紅の新シリーズ。発色を抑えた新作で、くすみを補正しながら、血色感を付す。なじみやすいカラーも人気を後押しした。“C02”はシアーなスモーキーピンク系。ほかにシアーなレッド系の“C01”、シアーなブラウンオレンジ系の“C03”の3色をラインアップする。(全3色、各1320円※編集部調べ)

\ バイヤーズコメント /

「大人気のリップモンスターの新シリーズ。唇の元の色を生かして発色を上げたいときやナチュラルメイクに活躍できるアイテム」(横山愛・ヨドバシカメラ コスメ事業部 部長)、「SNSでバズった影響により、売り上げ上位店舗のみ展開商品が上位にランクイン」(スギ薬局 ビューティ部)

3位
“リップモンスター ツヤバース”

「ケイト(KATE)」

溢れるほどの艶やかさでベールする、新タイプの口紅が登場。ブランドの誇る落ちない設計はそのままに、とろけるような艶やかさを唇にオン。配合のヒアルロン酸が潤いをプラスする。唇から蒸発する水分を活用してとろツヤジェル膜に変化する、独自技術を採用。全3色を展開。ジューシーレッド系のG01明後日の水たまり。ドロップピンク系のG02ピンクムーンの雫。テラコッタブラウン系のG03 99.9℃を備える。(全3色、各1650円※編集部調べ)

\ バイヤーズコメント /

「まったく新しいとろけるリプモンが新登場! 使いやすいカラーバリエーションで3色まとめ買いする人もいる」(西村拓也・トモズ 商品部 エキスパート)、「今年の10月に発売なのに売り上げ上位に君臨」(スギ薬局 ビューティ部)

3位
“フルーティーグラムティント”

「ラカ(LAKA)」

豊かな光沢感で艶やかさを与えながら、ボリュームのある唇を描くティントリップカラー。フルーティー、グローフルーティー、キープ、フルーティー カラーズのキーワードをもとに設計。水のように軽い塗り心地で輝くような艶を与え、ナチュラルな発色は色持ちをキープする。“120 カフェインローズ”は深海のあるブラウン系のカラーを透明感のある、みずみずしい色に仕上げた。(全23色、各1980円)

\ バイヤーズコメント /

「『リップはディープカラー』派のマストハブ!みずみずしく上品に艶めくローズブラウンカラーが唯一無二で、おしゃれな印象に仕上がる。ぷるんと潤う艶リップなので、暗めカラーでも重ね方で濃さを調整しやすい。秋冬に特に相性の良いカラーでありながら、年間を通して最も人気の高い色」(加藤悠里・プラザ 商品二部H&B課 課長)、「みずみずしいテクスチャーと艶感、発色の良さが人気のティントリップ。120カフェインローズは深みのあるブラウンレッドカラーで、おしゃれ度をグッと上げてくれるカラー」(田中勇・ロフト 商品本部健康雑貨部 企画担当)

3位
“ブラーグローイリップティント”

「ディーント(DINTO)」

べたつきのない軽やかさで、心地よい潤いを与えられるように設計したリップティント。しっとりとぬれたようなテクスチャーで、よどみのない光沢感を付す。古代ローマ皇帝で哲学者のマルクス・アウレリウスの著書「自省録」に着想を得て生まれたカラーレンジを備えるなど、ユニークな世界観で高い支持を得る。(全30色、各1870円)

\ バイヤーズコメント /

「"人食いリップ”と斬新なワードでバズった“284”。代替えがない『ディーント』ならでは深みあるダークカラーは肌の透明感をより際立たせてくれると話題に!」(舩舩津久子・ショップイン 商品戦略サブマネージャー)、「色持ちと発色の良さが抜群のツヤティント。古典文学にインスパイアされたブランドコンセプトも魅力」(髙野真季・ハンズ 広報部)

3位
“エッセンス リッププランパー”

「ヴィセ(VISEE)」

グロスとリップベース、リップケアの3役を一本で担う、リッププランパー。スパイシープランプ成分を配合し、ボリュームのある理想的な仕上がりをかなえる。ほのかに色づくピンクカラーの濃厚なグロスが唇と一体化するかのようにシールド。2種のオイルと、ヒアルロン酸などの保湿成分を配合することで、唇を乾燥から守りながらケア。使うたびに唇に感じる、爽やかで甘みもあるバニラミントの香りに心もリフレッシュ。人気色は“SP001 シアーピンク”。(全9色うち新2色、限定3色、各1430円※編集部調べ、一部限定発売)

EC

バラエティー・ドラッグストア・EC

1位
“ルージュスターヴァイブラント”

「カネボウ(KANEBO)」

ラスティングルージュ。V07 インモストデザイアは、心の奥底の欲望を解放するような静かな力強さをたたえる、赤みを帯びたブラウンカラー。厚膜のある使用感で艶やかな仕上がり。生き生きとした表情に仕上げる血色感は、5Rヴァイブラントベースとカラーラスティングピグメントによるもの。複合保湿成分インテリジェントモイストコンパウンドが働き、唇を乾燥や荒れからガードする。(全17色うち限定4色、各4620円※限定発売)

\ バイヤーズコメント /

「色持ちが良くむっちりした質感、乾燥せず長持ちすると大人気のカネボウのリップ。いまだに欠品中のカラーもあるほど。中でも『デパコ』で人気だったのは、“V07 インモースト ディザイア”の深みのある赤リップ」(時井統子・大丸松坂屋百貨店 DEPACO担当バイヤー)、「鮮やかな色味の仕上がりが長時間続き、かつ発色も良く保湿感も高いため年間通して人気継続中のリップ」(恵美須翔・そごう西武 e.デパートコスメ担当マーチャンダイザー)

2位
“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”

「ディオール(DIOR)」

みずみずしい仕上がりでふっくらとしたボリュームアップしたフレッシュなリップを生む、人気のケア リップ プランパー。「WWDBEAUTY」のベストコスメでも常連のヒット作。チェリーオイル(保湿)やヒアルロン酸(保湿)を高配合した処方で、90%の自然由来成分を配合(水0%を含む(ISO16128準拠))する。一日中続く潤いで、ふっくらとボリュームアップした美しい唇がまばゆい輝き放つ。“001”は初代から愛される。(全31色、各4730円)

\ バイヤーズコメント /

「脱マスク化が進んだことにより口元ケアにも注目が。ディオールのリップ プランパーは塗るだけで、ぷっくりとボリューム感のある唇に」(緑川航平・Yahoo!ショッピング 広報)、「潤いと艶感を与え、ふっくらボリュームアップ。カラーバリエーションも豊富で次から次へと新しい色を試したくなるリップ。リピーター、複数色買いの方両方とも多く、愛され続けているディオールのベストセラーリップ」(ジョンミン・高島屋 EC事業部 化粧品担当バイヤー)

3位
“リップモンスター”

「ケイト(KATE)」

2021年5月にデビューした、大ヒットの高発色リップ。色が落ちにくく、つけたてそのままで持続すると人気で、欠品が相次ぐほど。「WWDBEAUTY」のベストコスメでは22年上半期より首位を守り抜く。唇から蒸発する水分を活用し、密着ジェルに変化する独自処方を採用する。(全20色うち限定3色、ウェブ限定6色、各1540円※編集部調べ)

\ バイヤーズコメント /

「マスクに色移りしない落ちにくさが魅力で発売当初から継続して人気。カラーバリエーションの豊富さ・キャッチーなネーミングで幅広いシーン、ユーザーに対応している」(緑川航平・Yahoo!ショッピング 広報)

ギフトキャンペーン

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豪華ベストコスメ受賞商品を
13名様にプレゼント!

「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」を受賞した厳選アイテムを13名様にプレゼントします。豪華なスキンケアの詰め合わせやトレンド感あふれるメイクセットなど約3万円相当の賞をご用意しました。“本当に”売れたコスメをお試しいただき、ぜいたくなひとときをお過ごしください。

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・メルマガ会員の方も「WWDJAPAN.com」の新規会員登録が必要です。会員登録のうえ、
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「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」 新商品 リップ部門1位は「イヴ・サンローラン」「フィー」「カネボウ」

「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」
を発表!

「WWDBEAUTY」は、百貨店・セミセルフ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2024年下半期(5~10月)に売れた商品を調査。この期間に発売された新商品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新商品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

新商品の百貨店・セミセルフで首位に輝いたのは、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」の“ラブシャイン キャンディ グロウ バーム(1B、44B)”。10年振りにリニューアルしたシグニチャーリップのヒットは記憶に新しい。新作は、トレンドのバームタイプで大いに注目された。バラエティー・ドラッグストア1位の「フィー(FWEE)」“3Dボリューミンググロス(B01)”は韓国初の人気ブランド。色や質感などのクオリティーの高さはもちろんだが、久しぶりの新作という話題性も追い風となった。EC1位は、「カネボウ(KANEBO)」の“ルージュスターヴァイブラント(V12 Ennui Mauve)”。ブランドの顔と言っても過言ではないほどの人気で鮮明なカラーとぷるんと仕上がるテクスチャーが人気を不動のものとした。

百貨店・セミセルフ

「WWDBEAUTY」2024年下半期ベストコスメ・百貨店・セミセルフ

1位
“ラブシャイン
キャンディ グロウ バーム”

「イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)」

ワンストロークでみずみずしい唇に仕上げる、リップバーム。独自のロージーグロウピグメントを採用。まるでじんわりと湿度を含んだかのような艶やかさで発色する、血色ヌードカラー。シア脂とホホバ脂(保湿成分)の2種のバターに、クダモノトケイソウ種子油やイチジク果実エキス(整肌成分)のフルーツエキスを配合。一日中柔らかでふくよかな唇を持続。1Bは、シースルーピンクのトーンアップシェード。44Bは、ベビーライクなクリーミーミュートピンクのヌード ラヴァリエール(全6色、各4950円)

\ バイヤーズコメント /

「SNS効果が高く新規購入者数が大幅増」(佐藤英美・東武百貨店池袋本店 婦人紳士特選部 マネージャー)、「起用アンバサダーの効果が大きい」(今井美穂・ジェイアール京都伊勢丹 化粧品マーチャンダイザー)。「しっとり感がありながら艶のある仕上がりが人気」(奥村隆平・高島屋大阪店 ストアマーチャンダイザー)、「高保湿で今までにないシアーな発色が人気。ピンクのケースもかわいいと高評価」(小林恵・大丸松坂屋百貨店 アミューズボーテ担当 バイヤー)、「じんわりと湿度を含んだように滲み出る“生艶”と、唇に溶け込むように発色する血色ヌードカラーが人気」(大山由加里・岩田屋本店 アシスタントマーチャンダイザー)

2位
“ルージュ アリュール
リクィッド ヴェルヴェット”

「シャネル(CHANEL)」

滑らかに均一な唇を描く、マット リクィッド リップカラー。その鮮やかな発色が長時間続く、ロングラスティングを採用。保湿効果と保護効果を備えたフォーミュラは、パウダーにヒアルロン酸をブレンド。マットでありながら、滑らかな仕上がり。ウメ フラワー オイル(保湿)が潤いを長時間キープ。セカンドスキンのようにベールする。使いやすいアプリケーターも好評で、のせた瞬間に心地よくなじみ、ワンストロークでしなやかな唇をかなえる。(全15色、各5940円) ©︎CHANEL

\ バイヤーズコメント /

「SNSで定期的に話題となり、指名買いがとても多い」(佐々木理恵・そごう・西武 コスメ担当マーチャンダイザー)

3位
“エクスプリシット リップスティック​”

「ナーズ(NARS)」

ビビッドでピュアな発色はこの上なくクリーミー。滑らかな使用感でにじみにくい処方を備えた、エフォートレスなサテンフィニッシュのリップスティック。ローズヒップシードオイル(保湿)とヒアルロン酸(保湿)をブレンドしたリュクス コンフォート コンプレックスを配合した処方は軽やかで、潤いを閉じ込める。レフィル可能なパッケージは、エシカルでスマートな設計。803はビジュアル使用色のティーブラウン、826はベージュピンク。(全28色、各5280円※セット価格)

\ バイヤーズコメント /

「おしゃれな色展開と塗布しやすい質感で反響があり、好調」(和田流星・大丸松坂屋百貨店 大丸心斎橋店 化粧品担当 スタッフ)、「発色と塗り心地の良さが魅力」(奥村隆平・高島屋大阪店 ストアマーチャンダイザー)、「久しぶりの新リップ。シルキーなつけ心地と重厚感のあるマグネット式のケースが人気。カラーはクリーミーなオレンジ系のカラーが好調」(小林恵・大丸松坂屋百貨店 アミューズボーテ担当 バイヤー)、「“803”は、オレンジ過ぎず、赤過ぎず、少し深みのあるカラーで、どんなメイクにも合わせやすいと人気」(岩田晶子・ジェイアール名古屋タカシマヤ 化粧品マネージャー)

バラエティー・ドラッグストア

「WWDBEAUTY」2024年下半期ベストコスメ・バラエティー・ドラッグストア

1位
“3Dボリューミンググロス”

「フィー(FWEE)」

濃度別に30%/70%の2パターンで展開する、ボリュームアップグロス。同じカラーでも、元の唇の色を生かした発色の30%タイプと、果汁シロップのような鮮明なカラーの70%タイプの2種類を備え、好みの濃度をセレクトする。潤いに満ちた艶やかな仕上がりで、迫力のボリュームを与える。気になる縦ジワを消し去ったかのようなぷっくりとした仕上がりがみずみずしい唇を作る。B01は、バニラ70%。(全12色、各1760円)

\ バイヤーズコメント /

「大人気ブランド『フィー』の新作リップ。透け感をレイヤー%で表現し、30%、70%で簡単にグラデーションリップが作れるのもぐっとくるポイント。塗った瞬間の艶感が感動レベルで艶持ちもいい。日本での発売を待っている人も非常に多かった。人気アイテムのため売り切れ店舗続出で、まだ弊社では全店での取り扱いができないほどの需要の高さ」(舩津久子・ショップイン 商品戦略サブマネージャー)、「アイドル使用率の高さがSNSで話題となった。塗った瞬間満ちあふれる立体光沢感が特徴のグロス」(髙野真季・ハンズ 広報部)、「ぷるぷる艶々な立体感のある唇に仕上がるリップグロス。濃度によって30%と70%に分かれており、いつものリップに重ねてニュアンスチェンジも楽しめるアイテム。B01バニラ70%はミルク感のある淡いピンクカラー」(田中勇・ロフト 商品本部健康雑貨部 企画担当)

2位
“リップモンスター クリアトーン”

「ケイト(KATE)」

落ちにくさと美発色を追求し、つけたての色が長時間持続する人気の口紅の新シリーズ。発色を抑えた新作で、くすみを補正しながら、血色感を演出する。なじみやすいカラーも人気を後押しした。“C02”はシアーなスモーキーピンク系。ほかにシアーなレッド系の“C01”、シアーなブラウンオレンジ系の“C03”の3色をラインアップする。(全3色、各1320円※編集部調べ)

\ バイヤーズコメント /

「大人気リップモンスターの新シリーズ。唇の元の色を生かして発色を上げたいときやナチュラルメイクに活躍できるアイテム」(横山愛・ヨドバシカメラ コスメ事業部 部長)、「SNSでバズった影響により、売り上げ上位店舗のみ展開商品が上位にランクイン」(スギ薬局 ビューティ部)、「リップモンスターから、より肌なじみの良いクリアトーンタイプが発売」(富田美貴子・マツモトキヨシ・ココカラファイン 商品部 化粧品バイヤー)

3位
“リップモンスター ツヤバース”

「ケイト(KATE)」

あふれるほどの艶やかさでベールする、新タイプの口紅が登場。ブランドの誇る落ちない設計はそのままに、とろけるような艶やかさを唇にオン。配合のヒアルロン酸が潤いをプラスする。唇から蒸発する水分を活用してとろツヤジェル膜に変化する、独自技術を採用。99.9%をネーミングにした“G03”はテラコッタブラウン系。ほかにジューシーレッド系の“G01”は、明後日の水たまり。ドロップピンク系の“G02”は、ピンクムーンの雫を備える。(全3色、各1650円※編集部調べ)

\ バイヤーズコメント /

「全く新しいとろけるリプモンが新登場!使いやすいカラーバリエーションで3色まとめ買いする人もいる」(西村拓也・トモズ 商品部 エキスパート)、「10月に発売なのに売り上げ上位に君臨」(スギ薬局 ビューティ部)、「リップモンスターから、とろける艶感タイプが発売」(富田美貴子・マツモトキヨシ・ココカラファイン 商品部 化粧品バイヤー)

EC

バラエティー・ドラッグストア・EC

1位
“ルージュスターヴァイブラント”

「カネボウ(KANEBO)」

ラスティングルージュ。V12のくすみ感のあるモーヴピンクは、表情に潜む華やかさを引き出しながらアンニュイさを加えるモーヴカラー。厚膜のある使用感で艶やかな仕上がり。生き生きとした表情に仕上げる血色感は、5Rヴァイブラントベースとカラーラスティングピグメントによるもの。複合保湿成分インテリジェントモイストコンパウンドが働き、唇を乾燥や荒れからガードする。(全17色うち新3色、限定4色、各4620円※限定発売)

\ バイヤーズコメント /

「中でも使いやすいモーヴカラーが人気。発売されるたびに必ず話題を呼ぶ『カネボウ』のリップ、良さを知ってしまうとなかなか手放せない人が多いのではないかと感じる」(時井統子・大丸松坂屋百貨店 DEPACO担当バイヤー)、「むっちりと圧膜で、鮮やかな色とぷるんとした質感に仕上がるとして人気。ヌーディからビビッドまで豊富な色展開で複数買いお客さまも多数。SNSや人気メイクアップアーティストからの紹介も多く、このルージュで『カネボウ』と出会った人もいた。ブランドの顔に仲間入りした」(壽美優子・高島屋 EC事業部 化粧品担当バイヤー)

2位
“ラブシャイン キャンディ
グロウ バーム”

「イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)」

ワンストロークでみずみずしい唇に仕上げる、リップバーム。独自のロージーグロウピグメントを採用。まるでじんわりと湿度を含んだかのような艶やかさで発色する、血色ヌードカラー。シア脂とホホバ脂(保湿成分)の2種のバターに、クダモノトケイソウ種子油やイチジク果実エキス(整肌成分)のフルーツエキスを配合。一日中柔らかでふくよかな唇を持続。1Bは、シースルーピンクのトーンアップシェード。(全6色、各4950円)

\ バイヤーズコメント /

「血色感がアップする艶感がベースとして仕込むと唇をきれいに見せてくれると好評。パッケージのかわいさもテンションを上げてくれる。若い世代の顧客も購入している」(二ノ宮麗子・高島屋 MD本部 化粧品担当バイヤー)、「発売前から話題沸騰のアイテム。バームの質感が使いやすく、ピンクゴールドのパッケージでギフトとしても人気」(森田香奈・ZOZO EC推進本部 カテゴリ推進部 コスメブロック)

3位
“モイスチャー グレイズ リップスティック”

「スック(SUQQU)」

濃密な艶膜で唇を艶やかに仕立てるリップスティックで、11は潤茶 -URUMICHA。揺らめく水面を見るかのような艶に添える、じんわりにじむような色彩はまるで水彩画のような美しさ。焼き菓子の表面にシロップやジャムなどを塗る工程“グレイズ”をイメージして作られたリップスティックは厚みのある艶膜が特徴。唇のフォルムをむっちりと際立たせ、気になる縦じわもカモフラージュしながらエレガントな美しさを宿す。(新2色、各5830円)

\ バイヤーズコメント /

「むっちりとした仕上がりと絶妙なカラーが人気のリップ。秋らしいカラーで発売から人気が続いている」(時井統子・大丸松坂屋百貨店 DEPACO担当バイヤー)

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豪華ベストコスメ受賞商品を
13名様にプレゼント!

「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」を受賞した厳選アイテムを13名様にプレゼントします。豪華なスキンケアの詰め合わせやトレンド感あふれるメイクセットなど約3万円相当の賞をご用意しました。“本当に”売れたコスメをお試しいただき、ぜいたくなひとときをお過ごしください。

応募要項

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応募期間

12/23(月)〜1/23(火)10:00

注意事項

【注意事項】
・賞品のお届け先は日本国内の方に限らせていただきます。
・応募はお一人様1回のみ有効となります。
・応募者多数の場合は抽選により当選者を決定いたします。
・抽選結果に関するお問い合わせはお受けできませんので、予めご了承ください。
・当選の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。
・同業者の方の応募はご遠慮ください。
・当社の判断で応募条件を満たさないと考えられる場合や、応募に関して不正な行為があった場合、当選を取り消させていただく場合がございます。
・当選権利の交換・換金、また第三者への譲渡・転売はできません。
・詰め合わせセットの内容は予告なく変更される可能性があります。予めご了承ください。
・本キャンペーンの応募時に発生するインターネット接続料、パケット通信料などの諸経費は応募者のご負担となります。
・本キャンペーンへの参加は、応募者自らの判断と責任において行うものとし、応募に際して募者に何らかの損害が生じた場合、又は賞品に破損などの不備等があった場合、当社の故意または重過失に起因するものを除きその責任を一切負いません。
・複数のアカウントによる同一人物の応募は無効とさせていただきます。
・個人の属性等、アンケート項目への回答は、統計処理した集計値としてのみ使用いたします。
・当選者の個人情報は、当キャンペーンに関するご連絡にのみ使用いたします。法令により開示を求められた場合を除き、応募者の同意なしに第三者に対して開示・提供することはありません。この点については、下記プライバシーポリシーをご参照ください。
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TEXT:AKIRA WATANABE

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「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」 総合 アイメイク部門1位は「スック」「エテュセ」「コスメデコルテ」

「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」
を発表!

「WWDBEAUTY」は、百貨店・セミセルフ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2024年下半期(5~10月)に売れた商品を調査。この期間に発売された新商品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新商品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

総合の百貨店・セミセルフで首位に輝いた「スック(SUQQU)」“シグニチャー カラー アイズ”は発売当初から不動の人気カラー02に支持が集まった。バイヤーからは、「どのパーソナルカラータイプでも使える汎用性が魅力」との声があった。ドラッグストア・バラエティーショップ1位の「エテュセ(ETTUSAIS)」“アイエディション”は下地としてもマスカラとしても使えてマルチユース。引き続き人気の「束感まつ毛」をあええてくれると好評を得た。EC1位の「コスメデコルテ(DECORTE)」“アイグロウジェム スキンシャドウ”は人気アーティストがオススメし一時期メーカー欠品をしたほど、人気のアイテム。濡れたような質感の目元がテクニックレスでつくれると話題に。

百貨店・セミセルフ

「WWDBEAUTY」2024年下半期ベストコスメ・百貨店・セミセルフ

1位
“シグニチャー カラー アイズ”

「スック(SUQQU)」

上品さとモードさを兼ね備える“シグニチャー カラーアイズ”のロングセラー。“02 陽香色”はオレンジコーラル、ベージュブラウンなどがセットされた4色パレット。4色をレイヤードしても色ムラになりにくく、ぴたっと密着する薄膜感。微細なクリアパールをふんだんに配合することで、洗練された色、透明感、抜け感を追求。雪のようにふわりとした質感で目元を繊細に彩る。(全13色、各7700円)

\ バイヤーズコメント /

「おしゃれなカラー展開が支持されている。一つ持っておくと万能なパレットとして、“02 陽香色”が人気」(多田恭子・札幌丸井三越 化粧品 マーチャンダイザー)、「薄づきでも美しく発色。使いやすいセットから特徴的なものまであり、選ぶ楽しさがある」(荒井みず季・松屋銀座本店 化粧品担当バイヤー)、「粉質がしっとりしていて密着性が高く、色持ちや発色がいい 一度使用すると離れにくい。02が人気だ」(横手くるみ・博多阪急 服飾品営業部 マネージャー)

2位
“ディオールショウ サンク クルール”

「ディオール(DIOR)」

美しい発色とロングラスティングをかなえるアイシャドウパレット。マットやルミナスなど異なる質感を重ねることで、目元に美しいムードを宿すよう緻密に計算されている。ブルー フラワー エキス配合で、よりナチュラルな処方にアップデート。軽やかでやわらかな質感が、目元に上品な抜け感をもたらす。(全17色、各9570円)

\ バイヤーズコメント /

「長年のファンも多い、定番パレット。色展開が多く、お気に入りのカラーを選ぶことができ、高発色なところも人気の要因」(多田恭子・札幌丸井三越 化粧品 マーチャンダイザー)、「『ディオール』の人気No.1パレット。色のバランスがよい」(角めぐみ・大丸福岡天神店 マネージャー)

3位
“クチュール ミニ クラッチ​”

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」

ジュエリーのようにきらめく、高密着・高発色のアイシャドウパレット。一つのパレットに、グリッター、サテン、マットの3種のテクスチャーをセット。上品な色味と質感は単色でも使いやすく、自由な発想で目元を自在に彩る。“400 バビロン ローズ”はイヴ・サンローランが住んでいた通りと、彼が好んだバラから名付けられた。(全12色うち限定1色、各1万890円)

\ バイヤーズコメント /

「ヌーディーできれいな目元を演出する色味と、まぶたへの密着感を気に入る人が多く人気に」(入月雅子・伊勢丹新宿店本店 化粧品MD部 バイヤー)、「『イヴ・サンローラン』人気No.1のアイシャドウ、SNSでも話題で、指名買いがとても多い」(佐々木理恵・そごう・西武 コスメ担当マーチャンダイザー)

バラエティー・ドラッグストア

「WWDBEAUTY」2024年下半期ベストコスメ・バラエティー・ドラッグストア

1位
“アイエディション(マスカラベース)”

「エテュセ(ETTUSAIS)」

カールキープに優れた、まつげ用下地。セパレートコームでとかしやすく、まつげを根元から持ち上げて上向きに仕上げる。ブラック繊維配合の透明ブラック液が、まつげ1本1本に密着し、自然に目元を強調する。また、絶妙なぬれ艶感が表現できるので、ナチュラルメイクでまとめるなら、これ1本で仕上げることも可能。(1320円)

\ バイヤーズコメント /

「透明ブラック液で、つけるほどにまつげを長く、太く、長時間カールキープするマスカラ。2023年に『PLAZAベスコス』殿堂入りを果たしたアイテムであり、下地としてはもちろん、ナチュラルで透明感のある仕上がりがかなう単品使いも可能」(加藤悠里・プラザ 商品二部H&B課 課長)、「ダマになりにくく、しっかりカールキープ。ナチュラルメイクならこれ1本だけでもOK」(髙野真季・ハンズ 広報部)

2位
“リキッドアイライナー”

「ラブ・ライナー(LOVE LINER)」

まぶたに最適なやわらかさとコシを両立した筆で、ブランド史上最高の描き心地を実現したアイライナー。5種類の美容成分に加え、まつげケアをかなえる美容成分を新たに配合した。また、「カワイイは、未来を変えるよ。」をコンセプトに掲げ、パッケージもプラスチックの使用を極力抑え、環境配慮の素材にリニューアル。さらに付け替えができて繰り返し使える「リユーザブルボトル」を採用している。(全6色、各1760円)

\ バイヤーズコメント /

「アイライナーの中で圧倒的な売り上げ!」(スギ薬局 ビューティ部)

3位
“クリーミータッチライナー”

「キャンメイク(CANMAKE)」

1.5mmの極細芯で、とろけるような滑らかな描き心地の超極細ジェルライナー。超極細芯だから、まつげの隙間埋めもテクニック要らずでできる。くっきりとした高発色で、一度乾いて密着すれば落ちにくい設計。人気の“02ミディアムブラウン” は、デイリーにもオケージョンにも使いやすいカラー。(全11色、各715円)

\ バイヤーズコメント /

「超細芯ジェルライナーでキレイなラインを描きやすい!一度乾けば落ちにくい点も人気のポイント」(西村拓也・トモズ 商品部 エキスパート)、「落ちにくく書きやすいと定番人気のアイテム。アイライナーが苦手な人にもおすすめしやすい」(横山愛・ヨドバシカメラ コスメ事業部 部長)

EC

バラエティー・ドラッグストア・EC

1位
“アイグロウジェム スキンシャドウ”

「コスメデコルテ(DECORTE)」

しっかりと密着し、発色、艶までも長時間持続する艶アイカラー。弾力のある「バウンシータッチ」が特徴で、まぶたに軽やかに伸び広がり均一に密着する。ぬれたような艶のデューイグロウと湿度を含んだマットなシルキーマットの二つの質感が、多彩な表情をかなえる。好評のカラーである“12G satin shine”は、上品に華やかさが溶け込むロゼベージュで、ベースカラーにもアクセントカラーにも使える。(全30色、各2970円)

\ バイヤーズコメント /

「人気メイクアップアーティストがおすすめしたことで、一時期メーカー欠品したほど、人気のアイテム。よれづらく、自然に肌になじむところも◎。ぬれたような艶のある目元を作ることができる」(時井統子・大丸松坂屋百貨店 DEPACO担当バイヤー)、「透け艶で光にも影にもなり骨格と表情を自在に操る30色の単色アイカラー。多様な色展開で、どれも肌になじみ『自分に似合う色が必ず見つかる』として人気。単色使いはもちろん、自分の好みに合わせて重ねづけするために複数色購入される人も多数いる」(壽美優子・高島屋 EC事業部 化粧品担当バイヤー)

2位
“シグニチャー カラー アイズ”

「スック(SUQQU)」

上品さとモードさを兼ね備える“シグニチャー カラーアイズ”の限定色は、刻々と移り変わる空の表情を切り取ったようなカラー。140は深紅に染まる朝焼けや夕焼けの空を、141はパープルやピンクに染まるたそがれ時の空を表現。4色レイヤードでも色ムラになりにくく、ぴたっと密着する薄膜感。粉体を滑らかに広げる技術を採用し、ラメやパール落ちを防ぎ、肌に溶け込むようになじみ、高純度な色の薄膜を実現。(全13色、各7700円)

\ バイヤーズコメント /

「捨て色のない組み合わせ、重ねても濁らない色と質感、秋を感じさせるアンニュイさでトレンドに敏感な方々に好評を得た」(壽美優子・高島屋 EC事業部 化粧品担当バイヤー)

3位
“ディオールショウ サンク クルール”

「ディオール(DIOR)」

美しい発色と、かつてないほど軽やかでソフトな質感でロングウェアの仕上がりをかなえる、アイコニックなアイシャドウパレット。 ブルー フラワー エキスを配合し、よりナチュラルな処方にアップデートした。(全17色、各9570円)

\ バイヤーズコメント /

「美しい発色と上品な色の組み合わせで定評のある“サンク クルール クチュール”の限定コレクションも人気だ。特にピンクのシャンゼリゼが人気で、ラメのきらめきの美しさが好評でした。付属の“プラン ドゥ パリコレクション”の限定ポーチも好評だった」(ジョンミン・高島屋 EC事業部 化粧品担当バイヤー)

ギフトキャンペーン

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豪華ベストコスメ受賞商品を
13名様にプレゼント!

「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」を受賞した厳選アイテムを13名様にプレゼントします。豪華なスキンケアの詰め合わせやトレンド感あふれるメイクセットなど約3万円相当の賞をご用意しました。“本当に”売れたコスメをお試しいただき、ぜいたくなひとときをお過ごしください。

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12/23(月)〜1/23(火)10:00

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・詰め合わせセットの内容は予告なく変更される可能性があります。予めご了承ください。
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・本キャンペーンへの参加は、応募者自らの判断と責任において行うものとし、応募に際して募者に何らかの損害が生じた場合、又は賞品に破損などの不備等があった場合、当社の故意または重過失に起因するものを除きその責任を一切負いません。
・複数のアカウントによる同一人物の応募は無効とさせていただきます。
・個人の属性等、アンケート項目への回答は、統計処理した集計値としてのみ使用いたします。
・当選者の個人情報は、当キャンペーンに関するご連絡にのみ使用いたします。法令により開示を求められた場合を除き、応募者の同意なしに第三者に対して開示・提供することはありません。この点については、下記プライバシーポリシーをご参照ください。
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TEXT:ISA KOTAKE

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「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」 新商品 アイメイク部門1位は「ディオール」「キャンメイク」「アディクション」

「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」
を発表!

「WWDBEAUTY」は、百貨店・セミセルフ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2024年下半期(5~10月)に売れた商品を調査。この期間に発売された新商品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新商品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

新商品の百貨店・セミセルフは「ディオール(DIOR)」の“ディオールショウ サンク クルール” が1位だった。人気アイシャドウパレットに「プラン ドゥ パリ」パターンのメイクポーチつきエクスクルーシブなコレクションで争奪戦となった。バラエティー・ドラッグストア1位の「キャンメイク(CANMAKE)」“クリーミータッチライナー”は、15番のカラーが「ブルべ、イエベを問わず使いやすいカラー」と、滑らかな描き心地で人気を博した。EC1位は「アディクション(ADDICTION)」“ザ アイシャドウ パレット +”。クリエイティブディレクターKANAKO氏が手掛けるカラーは、オーセンティックでありながらもモダン。どの色を選んでもトレンド感を添えてくれ、レイヤードしてもにごらない機能性も支持された。

百貨店・セミセルフ

「WWDBEAUTY」2024年下半期ベストコスメ・百貨店・セミセルフ

1位
“ディオールショウ サンク クルール”

「ディオール(DIOR)」

支持の高かったカラー “983 シャンゼリゼ”は、クリスチャン・ディオールが愛したシャンゼリゼ通りが夕日に染まる情景からインスパイア。サテンのルミナス ピンク、シアーなグリッター ホワイト、ローズ ピンク、グリッターがきらめくブロンズ ピンク、マットなディープ プラムで目元をエレガントに彩る。1950年代にクリスチャン・ディオールがデザインしたシルクスカーフに着想を得て、マリア・グラツィア・キウリが再解釈した「プラン ドゥ パリ」パターンが施されたケースも特別感がある。(限定4種、各1万1150円※数量限定のためなくなり次第終了)

\ バイヤーズコメント /

「SNSのバズや、イベントでの先行販売で売り上げが伸長した」(入月雅子・伊勢丹新宿店本店 化粧品MD部 バイヤー)、「パリの風景を落とし込んだような輝きの限定アイシャドウ。ラメの輝きが顔を華やかにしてくれる。特に若い人から人気があり、限定ポーチがついている点も好評」(天満屋岡山店 担当者)

2位
“シグニチャー カラー アイズ”

「スック(SUQQU)」

上品さとモードさを兼ね備える“シグニチャー カラー アイズ”の限定色は、刻々と移り変わる空の表情を切り取ったようなカラー。140は深紅に染まる朝焼けや夕焼けの空を、141はパープルやピンクに染まるたそがれどきの空を表現。4色レイヤードでも色むらになりにくく、ぴたっと密着する薄膜感。粉体を滑らかに広げる技術を採用し、ラメやパール落ちを防ぎ、肌に溶け込むようになじみ、高純度な色の薄膜を実現。(限定2色、各7700円※数量限定のためなくなり次第終了)

\ バイヤーズコメント /

「限定カラーの140は、期間中357個販売した。和のエッセンスを感じながらモダンな表情を引き出してくれると好評。141は同241個販売した。赤みのパープルから穏やかなピンクまで、たおやかなやわらかさをまといながら華やぐ目元になれると人気」(大山由加里・岩田屋本店 アシスタントマーチャンダイザー)、「140は深みのあるカラーでメイクになじみ溶け込みやすい。141は、ピンクカラーが印象を変えて華やかになると人気」(横手くるみ・博多阪急 服飾品営業部 マネージャー)

3位
“ダズリング ジェム​”

「コスメデコルテ(DECORTE)」

宝石のような輝きを与える単色グリッターアイカラー。透明性の高いベースにゴールドやシルバーをコーティングした高輝度な“アルティメイトシャインパール”を配合することで、透明感、上質なきらめき、艶感の全てをかなえる。多彩なパールを配合したピンキッシュベージュは、単色でも重ね使いにも活躍し、目元を魅惑的に彩る。(全3色、各3520円)

\ バイヤーズコメント /

「年齢を問わず使える、ほどよいラメ感が人気」(金子奈々恵・京王百貨店新宿店 化粧品担当)、「上品なパールの輝きが好評」(奥村隆平・高島屋大阪店 ストアマーチャンダイザー)、「温かみのある02のカラーを中心に、存在感抜群のきらめきがありながら大人も使いやすい」(荒井みず季・松屋銀座本店 化粧品担当 バイヤー)

バラエティー・ドラッグストア

「WWDBEAUTY」2024年下半期ベストコスメ・バラエティー・ドラッグストア

1位
“クリーミータッチライナー”

「キャンメイク(CANMAKE)」

1.5mmの超極細芯で、するすると描ける超極細ジェルライナーに、ミルキーなピンクブラウンの新色(カプチーノピンク)が登場。まるでミルクを溶かしたようなマイルドなカラーで、上まぶたはもちろん、下まぶたにもしっくりとなじむ絶妙な色合い。イエベ・ブルベを問わずなじみやすいカラーで、囲みメイクも強すぎずやわらかい印象に仕上がる。(新1色、715円)

\ バイヤーズコメント /

「くっきり濃密発色できれいなラインが長続き。1.5mmの超極細芯で細かい部分もスルスルと書くことができる点が人気」(田中勇・ロフト 商品本部健康雑貨部 企画担当)、「ミルキーなブラウンピンクが肌なじみが良くやりすぎない目元を簡単に作ってくれる。下まぶたに使ってもかわいいアイライナー」(舩津久子・ショップイン 商品戦略サブマネージャー)

2位
“シルキーリキッドアイライナーWP”

「ディーアップ(D-UP)」

極細0.1mmの筆先で、引くだけであか抜けた目元に仕上がるリキッドライナー。“ダークフィグ”は、ダークブラウンにわずかな赤みをプラスした“完熟いちじく”カラーで、肌にスッとなじみこなれた印象を演出。アイライナーの定番であるブラウンやブラックと同じように使いやすいトーンで支持された。水・涙・皮脂に強く、描きたての状態を長時間キープするウォータープルーフ。(新1色、1430円)

\ バイヤーズコメント /

「ほんのり甘い赤みを帯びたダークブラウンのリキッドアイライナー。ブラウンに血色感をプラスしたような肌になじんでくすまない使いやすいカラー好評」(加藤悠里・プラザ 商品二部H&B課 課長)、「定番のダークブラウンの中でも”今っぽい”カラー。プラスチック使用量に配慮した袋パッケージでサステナブル」(髙野真季・ハンズ 広報部)

3位
“アイエディション グリッターライナー”

「エテュセ(ETTUSAIS)」

血色ピンクのベース×繊細に輝く涙色パールの組み合わせの極細アイライナー。ピンポイントでラメをのせることができる極細筆。液は肌にピタッと密着し、粉飛びしにくい設計。下まぶたに引くと、まるで泣いているような、うるっとした血色感のある目元、涙袋をテクニックレスで作れる。(1540円)

\ バイヤーズコメント /

「SNSで注目のアイテム。まるで泣いているようなうるっとした瞳を演出する涙袋グリッター。血色ピンクのベースに、透明感を演出するシルバー、ブルー、ゴールドラメの涙色パールを配合している点が支持された」(加藤悠里・プラザ 商品二部H&B課 課長)、「やりすぎないラメ感とカラー名の“うさぎピンク”がかわいいと発売前から話題に」(田中勇・ロフト 商品本部健康雑貨部 企画担当)

3位
“3DアイブロウカラーZ”

「ケイト(KATE)」

ふんわりとした軽い仕上がりの眉マスカラ。自眉の黒色を抑えるため、微細なパールを配合することで高発色を実現。さらに、粉体をたっぷり含んだ液で、乾いた後はパウダリーな仕上がりに。アッシュ系、黄み系、赤み系まで豊富なカラーバリエーションで、髪色に合わせて自分好みのカラーが見つかる。(全6色、各935円※編集部調べ)

\ バイヤーズコメント /

「リニューアルで話題に」(スギ薬局 ビューティ部)

EC

バラエティー・ドラッグストア・EC

1位
“ザ アイシャドウ パレット +”

「アディクション(ADDICTION)」

絶妙な色と質感のレイヤードで、抜け感のあるアイメイクをかなえる“ザ アイシャドウ パレット+”。 全質感にクリーミーオイルを配合することで、ベルベットのように滑らかなテクスチャーに刷新した。人気の“008 Miss Mauve”は、薄くグレーがかったパープル“モーヴ”を中心に、グレージュなどトレンド感あるカラーを収めた。(全12色、各6820円)

\ バイヤーズコメント /

「ブルベの人に人気のカラー。見た目より使いやすいという口コミも多数あり、クールな印象になれる。色持ちが良く、立体感のある目元が作れる」(時井統子・大丸松坂屋百貨店 DEPACO担当バイヤー)、「どの色を選んでもこなれ感が手に入るようなタイムレスでありトレンド感ある表情に仕上がるアイシャドウ。薄膜ながらクリアに色づき洗練された顔になると話題に」(壽美優子・高島屋 EC事業部 化粧品担当バイヤー)

2位
“モノアイカラーレーション”

「ルナソル(LUNASOL)」

ひと塗りで色や輝きを繊細に重ねたかのような印象的な奥行きを表現する単色アイシャドウ。上質なパウダーは滑らかに伸び広がり、緻密に計算された光と影が奥行きを表現し、まぶたそのものの立体感も生かしてくれる。“03 Mirror Ash”は、まばゆい輝きのグレージュで、目元のくすみの印象を払い、透明感をもたらす。(新10色うち限定2色、各3520円)

\ バイヤーズコメント /

「パレットアイシャドウだと使う色に偏りがあり一部減らない色味も……という顧客にも人気。上質なパウダーが光と影を巧みに操り、単色なのに印象的な奥行きを表現できる秀逸なアイシャドウ」(時井統子・大丸松坂屋百貨店 DEPACO担当バイヤー)

2位
“シグニチャー カラー アイズ”

「スック(SUQQU)」

上品さとモードさを兼ね備える“シグニチャー カラーアイズ”の限定色は、刻々と移り変わる空の表情を切り取ったようなカラー。140は深紅に染まる朝焼けや夕焼けの空を、141はパープルやピンクに染まるたそがれ時の空を表現。4色レイヤードでも色むらになりにくく、ぴたっと密着する薄膜感。粉体を滑らかに広げる技術を採用し、ラメやパール落ちを防ぎ、肌に溶け込むようになじみ、高純度な色の薄膜を実現。(限定2色、各7700円※数量限定のためなくなり次第終了)

\ バイヤーズコメント /

「『スック』が得意とする絶妙なバランスと掛け合わせが生み出す幻想的な限定アイシャドウパレット。捨て色のない組み合わせ、重ねても濁らない色と質感、秋を感じさせるアンニュイさでトレンドに敏感な人たちに好評を得た」(壽美優子・高島屋 EC事業部 化粧品担当バイヤー)

2位
“アイデザイナー”

「スナイデルビューティ(SNIDEL BEAUTY)」

人気の“アイデザイナー”と、美容家・石井美保とのコラボレーションパレット。6色は、ベージュ、ブラウンの淡いニュートラルカラーがベースで、肌なじみが良い。淡い色と質感がレイヤードされることで、透明感、立体感、血色感のある洗練された目元に仕上がる。こだわりの詰まったカラーは、ベーシックさとトレンド感を兼ね備え、直感的にのせても上品にまとまる。(限定1色、6380円※数量限定のためなくなり次第終了)

\ バイヤーズコメント /

「大人の女性でも使いやすい落ち着いた配色で肌なじみが良く、鮮やかに発色する」(森田香奈・ZOZO EC推進本部 カテゴリ推進部 コスメブロック)

2位
“アイカラーレーションN”

「ルナソル(LUNASOL)」

人気アイパレット“アイカラーレーション”がリニューアル。オイル、パウダー、微細なパールを緻密にミックスすることで、まるでまぶたに溶け込むような仕上がりに。また、粉質もアップデートし、まぶたそのものが色づいたかのような仕上がりが楽しめる。カラーは、美しい色彩と透ける影が溶け合うような設計で、テクニックレスで洗練されたグラデーションが作れる。(新4種うち限定1種、各7700円)

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TEXT:MISA KOTAKE

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【2025年春コスメ】「ゲラン」が桜の美しさを称えるルージュとアイシャドウを発売

「ゲラン(GUERLAIN)」は2025年1月15日、桜の詩的な美しさを称えた“サクラ コレクション 2025”を発売する。同コレクションからは、桜リップ、“ルージュ ジェ チェリー ペタル”(4730円)と4色パレット、“オンブル ジェ 129 ハニー アンバー”(1万780円)が登場する。

“ルージュ ジェ チェリー ペタル”

“ルージュ ジェ チェリー ペタル”は、桜の花びらのようなソフトでフレッシュなリップメイクを可能にするリップ。日本の水彩画の流麗なグラデーションに着想を得たケースには、ホワイトデニムに描いた桜の花をあしらった。金糸で飾った繊細な花のモチーフで、優美なオブジェに仕立てた。既存品の“ルージュ ジェ 08”(5170円)を合わせると、春らしい桜リップが完成する。

“オンブル ジェ 129 ハニー アンバー”

4色アイシャドウパレット“オンブル ジェ”からは、目元でハチミツのように甘いシェードを際立たせる“129 ハニー アンバー”が登場。パレットには、温かみのあるサテン チェスナット、明るいマットピンク、ゴールデンブロンズ、ダークブラウンをイン。ピュアで鮮やかな発色で、単独でも重ねても、さまざまなニュアンスを表現する。

また同ブランドは、世界中の美しい庭園を描く香りのコレクション“アクア アレゴリア”から、春の訪れを五感で満喫するひと時を描いた“フローラ チェリージア”(1万4960円)も販売している。同商品は、爽やかなベルガモットとフルーティなウオーターメロンの香りが、開花して間もない桜の香りにみずみずしさを添える。桜の香りが漂うようにホワイトムスクが香り、繊細で柔らかな余韻を残す香りに仕上げた。

ほか、優美なパッケージが繊細な桜の息吹を表現するフェイスパウダー、“メテオリット ビーユ”(9790円)も同コレクションに花を添える。

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「ルイ・ヴィトン」がハイキングシューズに着想を得たメンズスニーカーを発売

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ハイキングシューズやランニングシューズに着想を得た新作メンズスニーカー“LV ランナータティック・ライン スニーカー”(20万6800円)、“ランアウェイ・ライン スニーカー”(17万4900円)、“LV トレイナーディストレスト・ライン スニーカー”(21万5600円)、“LV トレイナー・ライン スニーカー”(22万9900円)を発売した。

“LV ランナータティック·ライン スニーカー”はハイキングシューズを着想源に、メッシュやテープなどのテクニカル素材をミックスした。白と黒の2色展開で、サイドにユニークな“LV”をあしらったアッパーとモノグラム・フラワーとブランドのシグネチャーを施したストッパー付きのシューレースが特徴だ。

“ランアウェイ・ライン スニーカー”は、ランニングシューズに着想を得たウェッジシェイプのアウトソールに、2025年春夏プレコレクションのテーマである“モノグラム・パーク”に合わせて、モノグラム・パターンを施し、シュータンには“LV”のロゴを、背面にはブランドのシグネチャーをあしらった。

特徴あるビンテージ風スムースレザーとジェルのインジェクションを組み込んだアウトソールの“LV トレイナーディストレスト・ライン スニーカー”は、サイドにラバー製のディテールと手書き風のシグネチャーをプリント。“LV トレイナー・ライン スニーカー”はヴィンテージのバスケットボールシューズをインスピレーションに、小さなスタッズやLVイニシャルなどのシルバーカラーがアクセントになった一足だ。

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「ルイ・ヴィトン」がハイキングシューズに着想を得たメンズスニーカーを発売

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ハイキングシューズやランニングシューズに着想を得た新作メンズスニーカー“LV ランナータティック・ライン スニーカー”(20万6800円)、“ランアウェイ・ライン スニーカー”(17万4900円)、“LV トレイナーディストレスト・ライン スニーカー”(21万5600円)、“LV トレイナー・ライン スニーカー”(22万9900円)を発売した。

“LV ランナータティック·ライン スニーカー”はハイキングシューズを着想源に、メッシュやテープなどのテクニカル素材をミックスした。白と黒の2色展開で、サイドにユニークな“LV”をあしらったアッパーとモノグラム・フラワーとブランドのシグネチャーを施したストッパー付きのシューレースが特徴だ。

“ランアウェイ・ライン スニーカー”は、ランニングシューズに着想を得たウェッジシェイプのアウトソールに、2025年春夏プレコレクションのテーマである“モノグラム・パーク”に合わせて、モノグラム・パターンを施し、シュータンには“LV”のロゴを、背面にはブランドのシグネチャーをあしらった。

特徴あるビンテージ風スムースレザーとジェルのインジェクションを組み込んだアウトソールの“LV トレイナーディストレスト・ライン スニーカー”は、サイドにラバー製のディテールと手書き風のシグネチャーをプリント。“LV トレイナー・ライン スニーカー”はヴィンテージのバスケットボールシューズをインスピレーションに、小さなスタッズやLVイニシャルなどのシルバーカラーがアクセントになった一足だ。

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KPOPの新星 82MAJORがブラックスーツで成熟さを表現 ファッション観を明かす

KPOPボーイズグループの82MAJORが米国版「WWD」に登場し、スーツを着用した撮影、インタビューに応じ、メンバーのファッションに対する考え、ファンへの思いなどを明かした。

2023年10月にデビューした同グループは今年10月、メンバー全員が作詞作曲に参加したセカンドミニアルバム「X-82」をリリース。同アルバムはビルボードチャートに初登場し、デビューからわずか一年でグローバルなスターダムに駆け上がった。

さまざまな衣装を披露したタイトル曲

タイトル曲「Stuck」のミュージックビデオでは、ホットピンクのユニホームからブルーとグリーンのトラックスーツ、パイロットの制服、シェフのコートまで、メンバーがたくさんの衣装に着替えて登場している。

リーダーのチョ・ソンイル(Cho Seong Il)は衣装について、「僕のお気に入りは、ロングコートです。メンバー全員がかなり背が高いので、ロングコートは僕たちにとてもよく似合って、本当に最高のビジュアルになったと思います。コートは、とても重かったので、パフォーマンスシーンの撮影は、少し大変でした。でも、仕上がりに本当に満足しています。僕たちのファンも衣装を気に入ってくれたので、僕ももっと好きになりました!」と答えた。

スーツで成熟さを表現
ファッションスタイルについて語る

「WWD」の撮影で、メンバーはMVと同じくスーツを身にまとい、ボーイッシュなユーモアとノワール(フランス語で黒)に着想を得た成熟さを強調した。

チョ・ソンイルは、撮影について、「僕たちは、表情管理や仕草にとても気を使っています。メンバー全員がまだとても若いので、最初はどうやって成熟さを表現すればいいか分かりませんでした。でも、僕たちなりのやり方で“ノワール”を表現したかったので、成熟さを持った真剣な表情に挑戦しました。ボーイッシュなユーモアについても同じです。これは僕たちが普段からやっていることなので、撮影の間はただ楽しく、たくさん笑っていました」と話した。

写真の中でモデルのように見えるメンバーだが、実生活では、普段のファッションにそれぞれ異なるアプローチをしている。チョ・ソンイルは、パフォーマンスやカメラの前でポーズを決めていない時は、アクセサリーを使用することが多いという。「僕のスタイルはダンディーに傾倒しがちですが、現代的な雰囲気を加えるためにアクセサリーを使います。伊達めがねや帽子が大好きで、いつでも身につけています。」と答えた。

ナム・ソンモ(Nam Seon Mo)は、洋服に少しの遊びを持たせるのが好きだという。「僕は、アクセサリーを使って、ファッションにスパイスを加えるのが好きで、本当に好きなのは、スポーツユニホームと普通の服をミックスすることです」とこだわりを明かした。

一方で、パク・ソクジュン(Park Seok Jun)は、より細かい部分にフォーカスするという。「僕は、シンプルかつファッショナブルな派手すぎないスタイルを楽スタイルを楽しみます。僕のお気に入りアイテムは大抵、少し面白い服やアクセサリーです」 。

ファン・ソンビン(Hwang Seon Bin)は、「この頃僕は、やりすぎないカジュアルな服をたくさん来ていると思います。時々、ユニークな柄のジャケットやパンツにも挑戦しています」と話し、シンプルなファッションへの傾倒を明かした。

ファッショニスタを自称するラッパーのユン・イェチャン(Yoon Ye Chan)は、「僕は、ビンテージショップでよく買い物をします。ピンタレストを使ってインスピレーションを得て、どうやってコーディネートしようか考えます。実際、1つのスタイルに固執するより、よく見えると思うものはなんでも着てみます。そして、これはファションアイテムというわけではありませんが、僕は今も母がくれた財布を持ち歩いています。それは祖母が母にあげたもので、僕が譲り受けました。僕にとって特別なアイテムです」と答えた。

キム・ドギュン(Kim Do Gyun)は、自身はファッションルーキーだといい、「最近までファッションに興味はありませんでした。どんなスタイルが自分に一番合うかを見つけるために、色々なスタイルを試しています」と話した。

メンバーは、それぞれファッションへ幅広いアプローチをしているが、新しいビジュアルコンセプトに挑戦しようという野望を一つにしている。ナム・ソンモは、「それぞれのメンバーのしたいスタイルを統合したら面白いと思います。似たようなスタイルが好きなメンバーもいれば、かなり違うスタイルを好むメンバーもいます。僕たちの日頃のファッションを合わせて、自分たちでビジュアルのコンセプトを作り出せたらとても楽しいと思います」と今後の展望を語った。

ファンに向けて

82MAJORは、少年のようなチャーミングさと成熟したカリスマ性、生き生きとした喜びとプロフェッショナルさといった対照的なイメージを体現している。そして、音楽への真剣なアプローチと人生や互いに対する楽しげな姿勢を併せ持った6人の多才なアーティストとしてのアイデンティティーを確固たるものにしている。 自身らの芸術性に対する揺るぎない自信と、新たな一面を見せ、変化し続けるための大胆な野心を持って、K-POP界にニューウエーブをもたらす道を邁進中だ。

ユン・イェチャンは、82DE(82MAJORのファン)に対し、「揺るぎない応援と愛をありがとうございます。僕たちは82DEのことを思うといつも、より良いステージを見せて、もっと懸命に練習したいと感じます。82MAJORはまだまだ世界中でショーをします。僕たちはもっと良い音楽とステージを作り続けるので、楽しみにしていてください。82DE、愛してます!」とメッセージを残した。

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KPOPの新星 82MAJORがブラックスーツで成熟さを表現 ファッション観を明かす

KPOPボーイズグループの82MAJORが米国版「WWD」に登場し、スーツを着用した撮影、インタビューに応じ、メンバーのファッションに対する考え、ファンへの思いなどを明かした。

2023年10月にデビューした同グループは今年10月、メンバー全員が作詞作曲に参加したセカンドミニアルバム「X-82」をリリース。同アルバムはビルボードチャートに初登場し、デビューからわずか一年でグローバルなスターダムに駆け上がった。

さまざまな衣装を披露したタイトル曲

タイトル曲「Stuck」のミュージックビデオでは、ホットピンクのユニホームからブルーとグリーンのトラックスーツ、パイロットの制服、シェフのコートまで、メンバーがたくさんの衣装に着替えて登場している。

リーダーのチョ・ソンイル(Cho Seong Il)は衣装について、「僕のお気に入りは、ロングコートです。メンバー全員がかなり背が高いので、ロングコートは僕たちにとてもよく似合って、本当に最高のビジュアルになったと思います。コートは、とても重かったので、パフォーマンスシーンの撮影は、少し大変でした。でも、仕上がりに本当に満足しています。僕たちのファンも衣装を気に入ってくれたので、僕ももっと好きになりました!」と答えた。

スーツで成熟さを表現
ファッションスタイルについて語る

「WWD」の撮影で、メンバーはMVと同じくスーツを身にまとい、ボーイッシュなユーモアとノワール(フランス語で黒)に着想を得た成熟さを強調した。

チョ・ソンイルは、撮影について、「僕たちは、表情管理や仕草にとても気を使っています。メンバー全員がまだとても若いので、最初はどうやって成熟さを表現すればいいか分かりませんでした。でも、僕たちなりのやり方で“ノワール”を表現したかったので、成熟さを持った真剣な表情に挑戦しました。ボーイッシュなユーモアについても同じです。これは僕たちが普段からやっていることなので、撮影の間はただ楽しく、たくさん笑っていました」と話した。

写真の中でモデルのように見えるメンバーだが、実生活では、普段のファッションにそれぞれ異なるアプローチをしている。チョ・ソンイルは、パフォーマンスやカメラの前でポーズを決めていない時は、アクセサリーを使用することが多いという。「僕のスタイルはダンディーに傾倒しがちですが、現代的な雰囲気を加えるためにアクセサリーを使います。伊達めがねや帽子が大好きで、いつでも身につけています。」と答えた。

ナム・ソンモ(Nam Seon Mo)は、洋服に少しの遊びを持たせるのが好きだという。「僕は、アクセサリーを使って、ファッションにスパイスを加えるのが好きで、本当に好きなのは、スポーツユニホームと普通の服をミックスすることです」とこだわりを明かした。

一方で、パク・ソクジュン(Park Seok Jun)は、より細かい部分にフォーカスするという。「僕は、シンプルかつファッショナブルな派手すぎないスタイルを楽スタイルを楽しみます。僕のお気に入りアイテムは大抵、少し面白い服やアクセサリーです」 。

ファン・ソンビン(Hwang Seon Bin)は、「この頃僕は、やりすぎないカジュアルな服をたくさん来ていると思います。時々、ユニークな柄のジャケットやパンツにも挑戦しています」と話し、シンプルなファッションへの傾倒を明かした。

ファッショニスタを自称するラッパーのユン・イェチャン(Yoon Ye Chan)は、「僕は、ビンテージショップでよく買い物をします。ピンタレストを使ってインスピレーションを得て、どうやってコーディネートしようか考えます。実際、1つのスタイルに固執するより、よく見えると思うものはなんでも着てみます。そして、これはファションアイテムというわけではありませんが、僕は今も母がくれた財布を持ち歩いています。それは祖母が母にあげたもので、僕が譲り受けました。僕にとって特別なアイテムです」と答えた。

キム・ドギュン(Kim Do Gyun)は、自身はファッションルーキーだといい、「最近までファッションに興味はありませんでした。どんなスタイルが自分に一番合うかを見つけるために、色々なスタイルを試しています」と話した。

メンバーは、それぞれファッションへ幅広いアプローチをしているが、新しいビジュアルコンセプトに挑戦しようという野望を一つにしている。ナム・ソンモは、「それぞれのメンバーのしたいスタイルを統合したら面白いと思います。似たようなスタイルが好きなメンバーもいれば、かなり違うスタイルを好むメンバーもいます。僕たちの日頃のファッションを合わせて、自分たちでビジュアルのコンセプトを作り出せたらとても楽しいと思います」と今後の展望を語った。

ファンに向けて

82MAJORは、少年のようなチャーミングさと成熟したカリスマ性、生き生きとした喜びとプロフェッショナルさといった対照的なイメージを体現している。そして、音楽への真剣なアプローチと人生や互いに対する楽しげな姿勢を併せ持った6人の多才なアーティストとしてのアイデンティティーを確固たるものにしている。 自身らの芸術性に対する揺るぎない自信と、新たな一面を見せ、変化し続けるための大胆な野心を持って、K-POP界にニューウエーブをもたらす道を邁進中だ。

ユン・イェチャンは、82DE(82MAJORのファン)に対し、「揺るぎない応援と愛をありがとうございます。僕たちは82DEのことを思うといつも、より良いステージを見せて、もっと懸命に練習したいと感じます。82MAJORはまだまだ世界中でショーをします。僕たちはもっと良い音楽とステージを作り続けるので、楽しみにしていてください。82DE、愛してます!」とメッセージを残した。

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「ビルケンシュトック」から今年もオンライン限定福袋が登場 今年は“選べる福袋”も

「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」は12月24日〜2025年1月8日、毎年人気のオンライン限定福袋を数量限定で発売する。今年はカテゴリー別の“サンダル福袋”(2万2000円)や“シューズ福袋”(2万8600円)、キッズ福袋(キッズ2足、1万1000円)に加えて “選べる福袋”の販売も行う。

“選べる福袋”は人気モデル各サンダルとお楽しみの一足の二足入りで、“アリゾナ福袋”(2万7500円)、“ボストン福袋”(2万9700円)、“チューリッヒ福袋”(2万8600円)の3種類をそろえる。

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「ビルケンシュトック」から今年もオンライン限定福袋が登場 今年は“選べる福袋”も

「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」は12月24日〜2025年1月8日、毎年人気のオンライン限定福袋を数量限定で発売する。今年はカテゴリー別の“サンダル福袋”(2万2000円)や“シューズ福袋”(2万8600円)、キッズ福袋(キッズ2足、1万1000円)に加えて “選べる福袋”の販売も行う。

“選べる福袋”は人気モデル各サンダルとお楽しみの一足の二足入りで、“アリゾナ福袋”(2万7500円)、“ボストン福袋”(2万9700円)、“チューリッヒ福袋”(2万8600円)の3種類をそろえる。

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水原希子の「キークス」がローラとコラボ ヘアオイルとつげ櫛を発売 ポップアップも

水原希子が手掛けるコスメブランド「キークス(KIIKS)」は、モデルのローラとコラボレーションし、“茶の実ヘアオイル”(40mL、6050円)を発売する。また、100本限定発売の“薩摩つげ櫛 お茶染めケース入り”(3寸:2万4530円/ 3寸5 分:2万6730円/4寸:2万8930円/4寸5 分:3万1130円/5寸:3万3330円)も発売する。26日から「キークス」公式オンラインストアで受注販売を開始する。また、1月12、13日には同商品の先行販売と水原希子本人が登場するワークショップを含むポップアップイベントを開催する。

ヘアケアアイテム2品が登場

“茶の実ヘアオイル”

 

“茶の実ヘアオイル”は、茶の実から抽出した茶実油をメーンに、ホホバオイル、椿油をブレンドしたオイル。軽いテクスチャーながら、保湿性が高く、髪一本一本をなめらかに整える。また、サンダルウッドとジャスミンのエッセンシャルオイルも配合し、心地よいアロマの香りに仕上げた。全身のマッサージオイルとしても使用できる。

ローラとのコラボ

同商品は、本来剪定が行われるべき茶畑が放置され、未使用の茶の実が生まれていることに着目し、環境配慮への意識の高いローラとのコラボにより開発に至った。

“薩摩つげ櫛 お茶染めケース入り”

 

“薩摩つげ櫛”は、静電気を帯びにくく絡まりにくいなめらかな櫛通りと、頭皮の血行を促進する地肌への適度な刺激が特徴。きめ細かく弾力のある質感が特徴の薩摩つげを使用しており、椿油を染み込ませて使用することで、髪に自然な艶と潤いを与える。ケースは、錦江町盤山の茶の枝葉を数時間煮出し、一晩置いて発酵させてから鉄媒染(てつばいせん)で奥深い色合いに染めた。

水原希子登場のワークショップ

1月12、13日に開催のポップアップイベントでは、抽選で10人を対象に、水原希子と一緒にオリジナルハーブティー作りを体験できるワークショップを行う。特設申込フォームより応募を受け付ける。会場では、“茶の実ヘアオイル”と“薩摩つげ櫛 お茶染めケース入り”のほか、“ハマナスローズバーム”、“竹水フェイスミスト”も販売する。

特設申込フォーム

イベント概要

◾️「キークス」ポップアップ&ワークショップ

日程:2025年1月12、13日
時間:ワークショップ:11:00〜12:00/先行販売会:13:00〜20:00
場所:並木橋オールドハウス(OLDHAUS)
住所:東京都渋谷区東1-26-32

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「コーチ」が韓国ブランド「マーティンキム」と限定コレクション キャンペーンにガールズグループKATSEYE起用

「コーチ(COACH)」は12月26日、韓国の人気ブランド「マーティンキム(MATIN KIM)」とコラボレーションした限定コレクション“コーチ・マーティンキム(COACH Matin Kim)”を発売する。「マーティンキム」ならではの実用的な感性と「コーチ」のクラフトマンシップを融合させて、都会のユースカルチャーが持つ表情豊かなエッセンスを取り入れたストリートウエアを提案。コレクションは日本のほか韓国、香港で販売する。

コラボレーションアイテムは、日常のさまざまなシーンに寄り添うジェンダーレスなウエアやバッグ。オリジナルロゴをあしらったTシャツやフーディー、デニム、ボンバージャケット、ベースボールキャップを並べる。カラーパレットはビンテージ調のブラウン、グレー、ブラック、ブルー。また、「コーチ」のベストセラーバッグ“カーゴ トート(Cargo Tote)”を「マーティンキム」ならではの自由な解釈でアップデートしたデニムトートも登場。

キャンペーンには、今年グローバルデビューしたアメリカ発ガールズグループのKATSEYE(キャッツアイ)を起用した。創造性豊かなスピリットとオーセンティックな自分らしさの表現というテーマにインスパイアされた今回のコラボレーションに合わせて、メンバーたちが1人でいることを好む時もあれば、誰かと一緒にいたい時もあるという対照的な自分自身を探っていく構成になっている。

今回のコラボレーションについて「コーチ」クリエイティブ・ディレクターのスチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)は「マーティンキム」のクリエイティブ・ディレクター、ウビン・キム(Woobin Kim)について「今を生きる若者たちの表情豊かなアティチュードをデザインで見事に捉えている」と評価したうえで「ユースカルチャーという自由な発想を通して、彼と一緒に “アーバンユニフォーム” を探ることができたのは、とても楽しい経験だった」とコメント。

キムは「『マーティンキム』の根幹をなすストリートスタイルが、『コーチ』のニューヨークという都会的なルーツと自然にマッチしたことが、今回のコラボレーションの出発点となった」と説明。「私たちが目指したのは、自分たちのコミュニティーだけでなく、そこからさらに広がった世界の中で、個性と自分らしさを大切にするスピリットを表現することだった」と語った。

12月26日にコレクション販売を開始する店舗はコーチ公式オンラインストア、ゾゾタウン、コーチ銀座。渋谷パルコ、うめだ阪急、名古屋ジェイアール高島屋ではポップアップがオープンする。翌日27日に開始する店舗はコーチ新宿、コーチ プレイ@キャットストリート、池袋東武、横浜高島屋、ラゾーナ川崎、札幌大丸、名古屋久屋大通パーク、京都髙島屋、心斎橋パルコ、梅田大丸、福岡岩田屋。

問い合わせ先
コーチ・カスタマーサービス・ジャパン
0120-556-750

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「パレス スケートボード」×「カーハートWIP」 コーデュラ素材のジャケットなど全13型

「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」は12月28日、「カーハートWIP(CARHARTT WIP)」とコラボレーションしたコレクションを発売する。日本では、「パレス スケートボード」の公式オンラインストアと東京・原宿にある旗艦店「パレス スケートボード トウキョウ」、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)のみで取り扱う。商品の価格は発売日まで非公開。

同コレクションは、2023年のコラボに続くもので、ヘビーデューティーで実用的なジャケットやワークパンツ、グラフィックのジャージーアイテムとアクセサリーで構成する。

コーデュラ素材、カラーアクセント、グラフィックが特徴のコレクション

コーデュラ素材にポップカラーのキルティングライニングを施したレンジャージャケットや背中に大きなロゴをあしらった裏地のない“シグネチャーOGチョアコート”、「カーハートWIP」のポリコットン素材をカンガルーポケットと共同ブランドのスクエア・レーベルを備えたハイネックのデザインに一新した“カーラックス・ハーフ・ジップ・スウェットシャツ”などを発売する。ほか、“ペイトン・トートバッグ”や“デューティーグローブ”、“ニット・ストームマスク”などのアクセサリーもそろえ、2024年を締めくくるコラボコレクションに仕上げた。

アイテム詳細

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「パレス スケートボード」×「カーハートWIP」 コーデュラ素材のジャケットなど全13型

「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」は12月28日、「カーハートWIP(CARHARTT WIP)」とコラボレーションしたコレクションを発売する。日本では、「パレス スケートボード」の公式オンラインストアと東京・原宿にある旗艦店「パレス スケートボード トウキョウ」、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)のみで取り扱う。商品の価格は発売日まで非公開。

同コレクションは、2023年のコラボに続くもので、ヘビーデューティーで実用的なジャケットやワークパンツ、グラフィックのジャージーアイテムとアクセサリーで構成する。

コーデュラ素材、カラーアクセント、グラフィックが特徴のコレクション

コーデュラ素材にポップカラーのキルティングライニングを施したレンジャージャケットや背中に大きなロゴをあしらった裏地のない“シグネチャーOGチョアコート”、「カーハートWIP」のポリコットン素材をカンガルーポケットと共同ブランドのスクエア・レーベルを備えたハイネックのデザインに一新した“カーラックス・ハーフ・ジップ・スウェットシャツ”などを発売する。ほか、“ペイトン・トートバッグ”や“デューティーグローブ”、“ニット・ストームマスク”などのアクセサリーもそろえ、2024年を締めくくるコラボコレクションに仕上げた。

アイテム詳細

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「ボッテガ・ヴェネタ」からポリカーポネート素材の軽量で耐久性に優れたスーツケースが登場

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、軽量ポリカーポネートに“イントレチャート”のエンボス加工を施したスーツケース “オデッセイ”(46万7500円)を発売した。重さは3.2kgで容量は38L、サイズはH55×W35×D21cm。

長い冒険の旅を意味する“オデッセイ”と名付けられた同商品は、サンドカーフ素材のハンドルと、取り外し可能な“イントリチャート”のタグホルダーが付属する。機内への持ち込みが可能なサイズで、内側には耐久性と防水性に優れたリサイクルナイロンのライニングが施されている。

特殊な3層構造で衝撃にも強いスーツケースに

スーツケースの外側は、ポリカーポネートを使用した特殊な3層構造で作られ、軽量で耐久性に優れているのに加え、柔軟性も備えているため衝撃に強いのも特徴だ。同商品は既存のトラベルアイテムとの統一感を意識してデザインされており、全てのディテールはラゲージ業界で定める最高レベルの技術基準に基づいて仕上げられている。

アイテム詳細

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「アトモス」が日本初上陸のスニーカーコレクション “シロッコ 1”を独占販売

「アトモス(ATMOS)」は2025年1月11日、シャルフーブ(CHALHOUB)グループ傘下のウエブ3ネイティブスニーカーレーベル「ソルスリーメイツ(SOL3MATES)」と「ナイキ(NIKE)」や「アシックス(ASICS)」などのデザインで知られるフランスのスニーカーデザイナー、カシミ・ラタメーヌ(Kacimi Latamene)によるスニーカーコレクション“シロッコ1(SIROCCO 1)”(ブラン/ノワール、各5万8300円)を発売する。サイズ展開は23.5〜29cmで、日本では「アトモス」千駄ヶ谷店および公式オンラインストア限りの販売となる。

地中海の風をイメージしたスリムでダイナミックなシルエット

同アイテムは、地中海の風“シロッコ”にインスパイアされたスリムでダイナミックなシルエットが特徴だ。各ペアには所有権確認のためのNFCタグと拡張現実のアンボクシング体験が含まれる。また、アトモス千駄ヶ谷店では1月11〜17日の間、同コレクションを購入できるポップアップを開催する。さらに、日本での限定発売を記念した「アトモス」と「ソルスリーメイツ」の限定コラボレーションTシャツの販売も行う。

◾️“シロッコ”ポップアップ
日程:2025年1月11〜17日
場所:アトモス千駄ヶ谷
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-16-9
時間:11〜19時
特設サイト

アイテム詳細

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少女時代ユナからニコール・キッドマンまで レッドカーペッドシーズンの豪華絢爛ファッションを振り返り

年末シーズンは、ニューヨーク、ロンドン、ソウル、世界中でアワードやスペシャルイベントが目白押しだ。「エミリー、パリへ行く」のリリー・コリンズ(Lily Collins)、アシュレイ・パーク(Ashley Park)やニコール・キッドマン(Nicole Kidman)、「イカゲーム」のチョン・ホヨン(Jung Hoyeon)から少女時代ユナ(Yoona)まで、豪華俳優が披露した華やかなファッションを一挙に振り返る。

リリー・コリンズ

「プラダを着た悪魔」プレミア

リリー・コリンズは12月、ロンドンで開催されたミュージカル「プラダを着た悪魔」のワールドプレミアに登場し、ゴールドの煌めくルックを披露した。リリーが着用したのは「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」のオフーショルダードレス。金属で編まれた素材のドレスは、太ももの高さまで入った官能的なスリットが特徴的だ。

ユナ

「ヴァレンティノ」ポップアップストアオープニング

 

11月、韓国・ソウルで「ヴァレンティノ(VALENTINO)」ポップアップストアのオープニングに出席した少女時代のユナは、2025年アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)のデビューコレクションから、ニューレトロなツイードのルックを披露。ユナは、シフォンのリボンタイがついたブラウスに袖元にフェイクファーのついた白黒のツイードジャケットを羽織り、ブラックのティアードフレアスカートを合わせた。ソックスは同ブランドのVロゴに着想を得たパンチングデザインで、メリージェーンストラップとクリスタルのアップリケのついたピンクのパンプスでコーディネートした。また、ユナは、同ブランドアンバサダーに就任している。

チョン・ホヨン

「イカゲーム2」プレミア

12月、ソウルで行われた「イカゲーム2」のプレミアに登壇したチョン・ホヨンは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の2024年スプリング・コレクションでモノクロコーデを披露。ホヨンは、スパンコールやフリルの施されたミニドレスにシルバーのタッセルがついたベルベットのパフスリーブジャケットを羽織り、ブラックのニーハイブーツを合わせた。

ニコール・キッドマン

「GQ メン・オブ・ザ・イヤー2024」

ニコール・キッドマンは11月、ロンドンで開催された「GQ メン・オブ・ザ・イヤー2024(GQ Men of the Year Awards)」の授賞式で、ランジェリーにインスピレーションを得たスタイリングを披露。「バレンシアガ(BALENCIAGA)」の真紅のロングスリーブドレスに同色のパンプスを合わせてコーディネートした。タートルネックのドレスは、背中のデザインが床まで届く長さのサテンリボンのレースアップになっている。

「エリアンと魔法の絆」プレミア

 

また、ネットフリックスで公開のアニメーション映画「エリアンと魔法の絆」プレミアでキッドマンは、“ボーホー”トレンドを取り入れた。ロングスリーブのホワイトドレスには、フローラルの刺しゅうが施され、スカート部分がシアーになっている。

「ベイビーガール」プレミア

12月には、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされている映画「ベイビーガール」のプレミアに登場し、「バレンシアガ」の1964年スプリングコレクションから、ピンクとアイボリーのオーガンザで作られた花びらを施したドレスを着用した。

セレーナ・ゴメス

「エル・ウィメン・イン・ハリウッド 2024」

 

セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)は11月、ニューヨーク・ビバリーヒルズで開催された「エル・ウィメン・イン・ハリウッド 2024(ELLE Women in Hollywood)」に来場し、フレアのワイドパンツとシャープなラペルがついた「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のスーツを着用した。

ブレイク・ライブリー

「ビューティ インク アワード 2024」

12月、ブレイク・ライブリー(Blake Lively)は、ニューヨークで開催の「ビューティ インク アワード 2024(Beauty Inc Awards)」に登場した。ブレイクは、「セルジオ・ハドソン(SERGIO HUDSON)」2025年スプリング・コレクションからバターイエローのアンサンブルをチョイス。スパンコールのシャツとプリーツパンツのルックに、「シャネル(CHANEL)」のフラップバッグ、「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」のハワイアンプリントのパンプスを合わせた。

アシュレイ・パーク

“Fiat 500E”お披露目パーティー

 

アシュレイ・パークは11月、ビバリーヒルズの「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」で開催された“Fiat 500E”のお披露目パーティーに参加。同ブランドのブラックとシルバーの輝くパンツスーツを着用した。メタリックな筆使いとジャケットのVネックが特徴的だ。

「グラマー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー」

 

アシュレイは、ベルリンで開催された「グラマー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー(the Glamour Women of the Year Awards)」にも登場。「ジェルマニエ(GERMANIER)」2023年スプリングコレクションのドレスを着用し、“ブラット”トレンドを取り入れた。ハーフホルターネックラインの大胆なカットアウトのドレスは、ブラックと“ブラット”グリーンのフェイクフェザーがあしらわれた。襟にフェイクファーのついたブラックコートとブラックのヒールで官能的なルックを仕上げた。

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「トムブラウン」が新年を祝うスペシャルコレクションを発売 干支の“巳”がモチーフ

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、新年の到来を祝うスペシャルコレクションを発売中だ。

同コレクションでは、2025年の干支である「乙巳(きのとみ)」にちなんで、神秘的な蛇がモチーフのアイテムをラインアップ。同ブランドのシグネチャー“4BAR”を蛇に見立てゴールドの刺しゅうで表現したデニムのジャケット(45万3200円)、パンツ(29万4800円)のほか、新年にふさわしい赤いカラーのニットウエアやアクセサリーなどをそろえる。

ビジュアルには台湾出身で歌手・俳優のアンバー・クォを起用

ビジュアルには、台湾出身で歌手、俳優のアンバー・クォ(Amber Kuo)と同氏がボーカルを務めるバンド、モラオディティ(mola oddity)を起用。洗練されたビジュアルに仕上げた。

ラインアップ例

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「トムブラウン」が新年を祝うスペシャルコレクションを発売 干支の“巳”がモチーフ

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、新年の到来を祝うスペシャルコレクションを発売中だ。

同コレクションでは、2025年の干支である「乙巳(きのとみ)」にちなんで、神秘的な蛇がモチーフのアイテムをラインアップ。同ブランドのシグネチャー“4BAR”を蛇に見立てゴールドの刺しゅうで表現したデニムのジャケット(45万3200円)、パンツ(29万4800円)のほか、新年にふさわしい赤いカラーのニットウエアやアクセサリーなどをそろえる。

ビジュアルには台湾出身で歌手・俳優のアンバー・クォを起用

ビジュアルには、台湾出身で歌手、俳優のアンバー・クォ(Amber Kuo)と同氏がボーカルを務めるバンド、モラオディティ(mola oddity)を起用。洗練されたビジュアルに仕上げた。

ラインアップ例

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米百貨店ノードストローム、創業家らによる1兆円規模のMBOで非公開化

米百貨店ノードストローム(NORDSTROM)は12月23日、創業一族のエリック・ノードストローム(Erik Nordstrom)最高経営責任者とピーター・ノードストローム(Peter Nordstrom)社長兼チーフ・ブランド・オフィサーらが提示したMBO(経営陣による買収)案について合意し、最終契約を締結したことを発表した。

両氏および一族は9月の段階で、メキシコの百貨店リバプール(LIVERPOOL)などを運営するエル・プエルト・デ・リバプール(EL PUERTO DE LIVERPOOL)と手を組み、ノードストロームの非公開化を目指すことを明らかに。当初は1株あたり23ドル(約3588円)での買収案を提示していたが、今回1株あたり24.25ドル(約3783円)、企業価値にして62億5000万ドル(約9750億円)での合意となった。全て現金で買い付けるという。なお、これはMBOに関して海外メディアが報じる以前の3月18日の同社の株価と比べ、約42%のプレミアムが上乗せされている。買収の完了後、持分は一族が50.1%、リバプールが49.9%となる。

規制当局による承認が下りるタイミングにもよるが、取引は2025年上半期に完了する予定。その際、普通株主に1株あたり最大0.25ドル(約39円)の特別配当を支払うという。

ノードストロームとリバプールの歴史

ノードストロームは、1901年にジョン・W・ノードストローム(John W. Nordstrom)がシアトルで開いた靴店を祖業とする大手百貨店。ジョンの引退後は息子らが経営を引き継いで事業を拡大し、71年に米ナスダック(NASDAQ)に、99年にはニューヨーク証券取引所に上場した。現在、同社を率いるエリックとピーターはジョンのひ孫にあたる。2018年4月にマンハッタンにメンズ館を、19年10月にはマンハッタン旗艦店をオープンし、ニューヨークに本格的に進出。比較的早い段階からECの強化に取り組み、オンラインで注文した商品を店頭で受け取れるシームレスなショッピング体験に力を入れているのが特徴だ。現在、売り上げの36%をECが占めている。

リバプールは創業177年を迎えたメキシコの大手百貨店で、同国内で約120店を運営。その親会社であるエル・プエルト・デ・リバプールは、ショッピングモールや専門店の運営を手掛けているほか、保険や消費者金融業なども行っている。22年にノードストロームの株主となり、24年6月末の時点で約9.6%を保有する、一族以外では最大の株主。

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米百貨店ノードストローム、創業家らによる1兆円規模のMBOで非公開化

米百貨店ノードストローム(NORDSTROM)は12月23日、創業一族のエリック・ノードストローム(Erik Nordstrom)最高経営責任者とピーター・ノードストローム(Peter Nordstrom)社長兼チーフ・ブランド・オフィサーらが提示したMBO(経営陣による買収)案について合意し、最終契約を締結したことを発表した。

両氏および一族は9月の段階で、メキシコの百貨店リバプール(LIVERPOOL)などを運営するエル・プエルト・デ・リバプール(EL PUERTO DE LIVERPOOL)と手を組み、ノードストロームの非公開化を目指すことを明らかに。当初は1株あたり23ドル(約3588円)での買収案を提示していたが、今回1株あたり24.25ドル(約3783円)、企業価値にして62億5000万ドル(約9750億円)での合意となった。全て現金で買い付けるという。なお、これはMBOに関して海外メディアが報じる以前の3月18日の同社の株価と比べ、約42%のプレミアムが上乗せされている。買収の完了後、持分は一族が50.1%、リバプールが49.9%となる。

規制当局による承認が下りるタイミングにもよるが、取引は2025年上半期に完了する予定。その際、普通株主に1株あたり最大0.25ドル(約39円)の特別配当を支払うという。

ノードストロームとリバプールの歴史

ノードストロームは、1901年にジョン・W・ノードストローム(John W. Nordstrom)がシアトルで開いた靴店を祖業とする大手百貨店。ジョンの引退後は息子らが経営を引き継いで事業を拡大し、71年に米ナスダック(NASDAQ)に、99年にはニューヨーク証券取引所に上場した。現在、同社を率いるエリックとピーターはジョンのひ孫にあたる。2018年4月にマンハッタンにメンズ館を、19年10月にはマンハッタン旗艦店をオープンし、ニューヨークに本格的に進出。比較的早い段階からECの強化に取り組み、オンラインで注文した商品を店頭で受け取れるシームレスなショッピング体験に力を入れているのが特徴だ。現在、売り上げの36%をECが占めている。

リバプールは創業177年を迎えたメキシコの大手百貨店で、同国内で約120店を運営。その親会社であるエル・プエルト・デ・リバプールは、ショッピングモールや専門店の運営を手掛けているほか、保険や消費者金融業なども行っている。22年にノードストロームの株主となり、24年6月末の時点で約9.6%を保有する、一族以外では最大の株主。

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「ジョー マローン ロンドン」の “ケア コレクション”を体験 香りはもちろん「使いたい」と思わせる極上のテクスチャーと潤い

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」(以下、ジョー マローン)は1月17日、バスタイムをランクアップする“ケア コレクション”を発売する。同コレクションは、イギリスの温泉地バースの公共浴場遺跡であるローマンバスが着想源。“洗う”“潤す”“スペシャルケア”にフォーカスしたシャワージェルやボディークリームなど7つのアイテムで構成されている。入浴は日本人にとっても一日の疲れを癒し、心身のバランスを整える大切な習慣だ。都内のスパで開催されたイベントで体験した“ケア コレクション”についてリポートする。

呼吸を意識するアロマテラピー効果のある香り

ローマンバスは、単なる入浴の場でなくリラクゼーションや社交の場だった。ある意味、日本の銭湯のようなものかもしれない。日本では、自宅の風呂はもちろんだが、温泉、銭湯と入浴文化が根付いている。特に冬の寒い時期は湯船に浸かって温まりたいものだ。バスソルトやバスオイルで、香りを楽しみながら入浴する人も多いだろう。“ケア コレクション”では、古代ローマ時代から使われてきた植物やハーブなどの厳選材料を使用。ローマ時代の薬草ヒソップ、ジュニパー、レモン、ローリエなどのハーバル系の心地良い香りと、ローズやジャスミン、ネロリなどの温かみのあるフローラル系の香りがあるが、どちらも深呼吸したくなるような落ち着いた香り。フレグランスとはまた違ってアロマテラピー的なリラックス効果を感じる。

極上のテクスチャーで自分を慈しむ時間を

“ケア コレクション”はライトとリッチなテクスチャーがあり、好みや季節で選べるのが特徴。“洗う”カテゴリーは、シャワージェルとシャワークリームの2種類で、シャワージェルは、ヒソップやジュニパーの清涼感のある香りと軽やかなテクスチャーで、スッキリ、さっぱりとした使用感だ。一方、シャワークリームはクリームというだけあり濃厚でクリーミーなテクスチャーが特徴で、泡立ちがきめ細やか。ローズとシダーウッドの温かみのあるフローラルな香りに包まれ、洗い上がりはしっとりで、寒い冬の季節にこそ、ふさわしい。

“潤す”カテゴリーは、ボディージェルクリームとボディーバーム、ボディーオイルの3種類。ボディージェルクリームは、肌馴染みが抜群で、軽やかで心地よい使用感。だが、肌への浸透感と保湿力はバッチリでしっとりと潤う。香りはレモンやローリエなどの爽やかで高揚感が得られる香り。これだけ軽い使用感でこれだけ潤うとは驚いた。ボディーバームは、クリーミーでバターのようなこっくりとした使用感。少量でもよく伸び、まるでサテンのベールをまとったようなシルキーな肌に仕上げてくれる。香りはシャワークリームと同じフローラルだ。ブランド初のボディーオイルは南国のスパを想起させるホワイトフローラルの香り。マッサージしながら肌を潤すのに最適だ。好みもあるが、寒い冬にゆったりとケアするにはリッチな使用感のシャワークリームとボディーバームが一押し。リッチかつ心地よい極上のテクスチャーで、日常のバスタイムが楽しくなりそうだ。

“スペシャル ケア”は、ボディースクラブとエクスフォリエイティングソープの2種類。アロマティックシトラスの香りのソープは天然のスクラブ入りで古い角質を優しく取り除く効果があるという。スクラブは、ハチミツにクローブやナツメグをミックスした、少し甘く温かみのある香り。手に取ると、いわゆるスクラブという感じだが、肌にのせるとなめらかで吸い付くようなテクスチャーに驚く。甘い香りに包まれて、保湿しながら肌を磨き上げる感覚は格別。

時短、タイパと時間に追われる毎日で怠りがちな自分へのケア。「ジョー マローン」ならではの香りのよさはもちろんだが、今回実感したのは、「使いたい」と思わせるテクスチャーの素晴らしさと、使用後の肌の潤い。日々のルーティンである入浴を、自分の心と体に向き合う時間に変化させる、そんなコレクションだ。

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「フォーエバー21」と創刊45周年の「ヤンジャン」がコラボ 「キングダム」「推しの子」など人気9作品のアパレル

アダストリアが展開する「フォーエバー21(FOREVER 21)」は1月30日、創刊45周年を迎えた集英社の青年コミック誌「週刊ヤングジャンプ」とのコラボアイテムを発売する。「フォーエバー21」の店舗および、「アンドエスティ」、「ゾゾタウン」で扱う。また1月1〜16日の間、同ブランドの公式オンラインストアで先行予約販売を受け付ける。

「ヤンジャン」の人気コミック9作がアパレルに

両者の協業は、2024年7月に行ったものに続いて2度目。今回は、前回登場した「ゴールデンカムイ」「キングダム」「ジャンケットバンク」の3作品に加えて、「推しの子」「ダイヤモンドの功罪」「スナックバス江」「ドッグスレッド」「のあ先輩はともだち。」「テラフォーマーズ」の6作品が新たに仲間入りした。ロングTシャツ(4990円)15種とエコバッグ9種をそろえ、ラインアップは12月26日から「フォーエバー21」公式Xで順次公開する。

ノベルティーは名シーンのトレカを用意

また、同コラボアイテムの購入者にはノベルティーのトレーディングカードをランダムでプレゼントする。デザインは、コラボ対象の漫画9作品から名シーンを5つずつピックアップした全45種で、サイズはスマートフォンケースに入れることができる縦9cm×横6cm。

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「M-1グランプリ2024」鑑賞記——そこにはただ、輝く漫才があるだけ

「ゼロ年代お笑いクロニクル おもしろさの価値、その後。」や「2020年代お笑いプロローグ 優しい笑いと傷つけるものの正体」「漫才論争 不寛容な社会と思想なき言及」などの同人誌を発行する会社員兼評論作家の手条萌(てじょう・もえ)が「M-1グランプリ2024」をどう見たのか、寄稿してもらった。

20周年を迎えた「M-1グランプリ」の今年のスローガンは「お前たちが一番おもしろい」。歴代のチャンピオンが観客席に座り、舞台を指さして爆笑するキービジュアルが印象的だ。そんなアニバーサリーイヤーであるが、予選期間中もしばしば開催意義を問われる声が聞こえてきた。主には松本人志氏の不在について、または令和ロマンの再エントリーについてが議題に挙げられ、「M-1」は2010年のように一定の役割を終えたのだから、もう1度終了してもいいのでは」という言説を見聞きする機会が多かった。それでも松本氏の忘れえぬ存在感をリライトするためにそれぞれがそれぞれの場所で戦った1年だったように思う。ただ、このような物語性もお笑い評論好きが設定したがるテーマでしかなく、実際は誰が審査員席に座ろうがそれはそれとして、「M-1」を開催しなくてはならない、という事実があるのみだ。

とはいえ、やはり今回の最も特筆すべきことは審査員の一新である。松本氏の不在のみならず、山田邦子氏やサンドウィッチマン富澤氏の降板、そして9人制に変更というのは大きな話題となった。自身も最高順位2位であり、YouTubeやABCお笑いグランプリ、昨年の敗者復活戦で、審査員として高評価だったかまいたち山内氏や、かつて敗者復活戦から2位となった経験のあるオードリー若林氏の抜擢など、過去のプレーヤー陣がここに審査員として舞い戻ってくるという構図はエモーショナルな出来事として歓迎された。彼らはそれぞれにファンも多くついており、今もなお単独ライブや公演に出演する現役の漫才師である。漫才師が漫才師を審査するということについては、よりプレーヤー目線の審査基準となることも期待されたことだろう。また、単純に平均年齢が下がっていることのみならず、人数の増加によって、審査の目や基準の幅がつけられることも望まれているように見えた。

決勝戦冒頭で放送された、創始者である島田紳助氏の「いつまでもM-1が夢の入口でありますように」というメッセージは、放送したことそのものも含めて非常に賛否が分かれているが避けられなかったことに思える。その理由は開催意義の再定義のためだ。「M-1」を語る際に今でも掘り起こされる島田氏の「漫才を辞めるきっかけを作る」という開催定義だが、辞めるきっかけよりも大きい意味を「M-1」自身が含むようになったのは自明の事実である。国民的なビッグコンテンツとなった今、辞めるためのきっかけという定義をいちいち思い出してトーンダウンし悲しくなる必要はない。そんな開催意義を持ち出すまでもなく実際に何人もが去っていく以上は、大きいコンテンツであることを押し出すほうが意味の通りが良いに決まっている。「M-1」自身が20年という長い月日をかけて自己をハックしつづけてきた結果、「辞めるきっかけ」を「夢の入り口」と言い換えることに成功したのだった。実は同じことを言っているようにも見えるが、再定義がなされたということ自体に大きな意味がある。

敗者復活戦

2023年大会からシステムが変更された敗者復活戦だが、会場の新宿・三角広場の声の反響や会場のスケールを鑑みると繊細な構造のネタや寄席向けのネタは伝わりにくいと思われる。そのため、国民投票制だった22年までとはまた違う理由でローコンテクストなネタを選定した方が有利という考え方がある。つまりファイナリストの選定基準と敗者復活のそれとは明らかに異なるので、たとえ勝ち上がって決勝の舞台に立ったとしても、マユリカ阪本氏の言うところの「爆速で負けに来た」という事象が発生してしまう。

その原因として考えられることは多数あるが、決勝当日までのプロモーションや露出に差があることも大きく影響しているだろう。ファイナリストとして半月ほどの露出機会が与えられるのと、暫定的に入れられていた「敗者復活」の文字に代入され、テレビ朝日に到着する30分ほどの間だけカギカッコつきの「ファイナリスト」として扱われるのでは、階層も意味も重みも異なる。よって、決勝戦のテーマを解釈しきれないままにネタを選定することになるので、決勝から浮いた存在となりリジェクトされるという展開となることがほとんどである。立場が人を作ると表現すると残酷に聞こえるが、ファイナリストたちは半月の間自覚を持ち、自分たちが選定された意味を自問自答し、可能な限り最適解を出そうと試みる。その意味では、年末の東京をタクシーで移動するドラマテチックさと物語性、高揚感のためにすぐに消える花火としての1組を選定する作業としては、現状の敗者復活戦のシステムはいささか真面目すぎるかもしれない。公平さを重視しているということになっているが基本的には後攻が有利になっている印象もある。しかしその建て付け上ネタの選定自体は派手なものの場合が多いので、お祭り的要素はかなり大きい。そのため数字としては記録されないが、記憶には残る名作が生まれやすい。各ブロックで個人的に特に印象に残った組を振り返る。

敗者復活戦(TVer)
Aブロック 1~7組目
https://tver.jp/episodes/ep1v68to4i
Bブロック 8~14組目
https://tver.jp/episodes/epqe3e59zn
Cブロック 15~21組目+結果発表
https://tver.jp/episodes/epyf3jw4uk

ダンビラムーチョ(Aブロック)

得意としている歌唱要素も取り入れつつ虫を顔芸で表現するという、構造としてはかなり技術が必要な漫才をやってのけていた。非常に牧歌的なモチーフとムードに、フニャオ氏のちいかわのようなツッコミがベストマッチし、言語化の外にある「なぜその顔がその虫なのか」という疑問と「でもなんとなく分かる」という暗黙の共通認識があぶり出されて笑いを誘う。ちいかわの世界のような、あるいは故郷の長野や山梨のような広大で神秘的、だが畏怖を感じさせる自然が喚起され、ほかではあまり見かけない唯一無二のネタとなっている。

滝音(Bブロック)

滝音がひさしぶりに敗者復活戦に出場するということで、高揚を隠し切れないお笑いファンも多かったことだろう。圧倒的に洗練されたネタは聴く者の心地よさを刺激する。これまでの主な彼らの落選理由は、主軸のなさや必然性のないワードの無理のある挿入が挙げられがちだが、今回は全てが解決されていた。かつ、ものすごいスキルアップをしていたように見受けられる。努力の積み重ねで常にゾーンに入れることを可能にしていた。全ての展開にもワードにもまったく違和感がなく、ストレートでの決勝進出も不可能ではなかったと確信した。しかしそんな滝音が、同じく大阪の「よしもと漫才劇場」出身のマユリカや豪快キャプテンと同じブロックで戦わなくてはならないなど、なんという悲しいことだろうか。

インディアンス(Cブロック)

かつて国民投票時代の敗者復活戦での復活を果たしたことがあるため、ちょうどいい塩梅を知っているのでは、という視点で有力視されていたインディアンス。今回のネタは劇場や寄席ではかなりウケていた。出ハケをネタにする漫才やメタなものは予選の審査員には評価がされにくいとされているが、芸人審査員かつ客席審査の場合はそのロジックはたしかに無効化されていて、非常に盛り上がりやすいものとなっていた。しかし細かい要素なども大いに含んでいるため、大きいハコよりは劇場の方が分かりやすいネタではあるだろう。

決勝戦 ファーストラウンド

システム変更された23年から特に敗者復活戦の鑑賞カロリーが高く、本編の決勝戦にたどり着くまでに鑑賞側もかなり消耗している。それをミーム化すると「お風呂に入る時間がない」ということになり、文字通りずっと「M-1」にかじりついていることになる。一息ついたところで始まる決勝戦の華やかな演出と舞台を見て、ここでようやく“Mおじ”よろしく「M-1やなあ」と実感する人も多いことだろう。夏から始まった戦いももう今日で終わりだと思うと感慨深くなり、最後の日までネタができる組、そして一番多くネタができる組は幸せだろうと思いをはせる神聖な時間となる。さて、ここからは順を追ってそれぞれのパフォーマンスを振り返る。

決勝戦 ファーストラウンド(TVer)
決勝戦 FIRST ROUND 前半戦 1~5組目
https://tver.jp/episodes/epe7627fyg
決勝戦 FIRST ROUND 後半戦 6~10組目
https://tver.jp/episodes/eppbvdgnqj

令和ロマン

「M-1」鑑賞者にとっての知名度は間違いなく100%だろう令和ロマン。消費されないように戦略を練りつつも本来なら半月ほどで行うファイナリストとしてのプロモーションを1年かけて行ってきた。本人たちはヒールであろうとしていたがおそらくそれも計算で、1年間ずっと、人々から連覇を願われた存在だった。阿部一二三選手が笑御籤(えみくじ)を引いた時、全ての運命が決定づけられた。トップバッターということはつまり勝てると、昨年の経験から全員が脊髄反射的に思ったことだろう。彼らがせりあがって来た時、全員が令和ロマンの登場を待ち望んでいたという空気に包まれ、会場自体の高揚感は早くも最高潮を迎えた。おそらく多くの人が連覇を予感し、「ということはこのあとが低調になるとまた、彼らの望みが果たされないのでは?」というところまで爆速で思考を巡らせたことだろう。大会自体の展開への一抹の不安はありつつも、令和ロマンのこと自体はもう誰も心配していなかった。手垢のついた言葉で言うなら、運命が味方をしていて、実力があるからどんな状況も「運がいい」状態にしていっている。もはや全員が忘れていると思うが、昨年まではトップバッターは死刑宣告ではなかったか? しかし彼らはそんな悲壮な呪いをすべて解いていった。自分自身のために、そしてお笑いの未来のために。

ヤーレンズ

この1年、「ヤレロマ」として令和ロマンと肩を並べて語られていた存在である。そんな盟友の令和ロマンが場を温めまくったあとの登場となり、運命の皮肉さを感じさせる一幕だった。審査員の海原ともこ氏の言うとおり、ディテールのくだらなさをもっと求めたくなる漫才だった。加えて、この形式の漫才は安定的なおもしろさを担保するにはうってつけではあるが、爆発箇所を作ることが肝要であるという見方を多くの人に提示させるネタとなっただろう。

真空ジェシカ

審査員の平均年齢が下がったことによって評価されるようになった……と言われがちであるが、実は彼ら自身の調整力にもすさまじいものがあったように思う。調整というのは往々にして丸くしすぎて良さが失われることが多いが、リスクを恐れずにエッジを残し、迎合しすぎないようにしていたところだった。代入するワードを選定する大喜利力が構成を凌駕してしまえば、ベースの整合性や流れはそこまで重視されない。というかもう、それを放棄してまで評価したくなるような強さがあれば何も問題ない。長年唐突感が課題と言われていた彼らだが、ぶつ切り上等でパワーを見せつけつつ悪辣度は下げながらも怖さは残す、という正解に導けた結果がファイナルラウンド進出として結実し、青春の疾走感として見る者の心をつかんだ。

マユリカ

敗者復活戦ではかなり強度の高いネタで、お笑いウォッチャーの期待値が上がっていた。ちなみにクレイジー舞妓ものは見取り図やドーナツ・ピーナツなど大阪吉本からキャリアスタートした組で名作が多く、マユリカのチャキ姐もその系譜である。

ファイナルで披露した同窓会は、チャキ姐や過去の「へんてこしっこ」に比べると物足りない感覚になった人たちが多かったかもしれない。ただ、いきなりの本番で最適なネタを出すのも難易度が高く、この場合に比較されるのはほかのファイナリストのみならず、過去の敗者復活戦からの進出者、そして過去のファイナリストとしての自分たちだ。即敗退してしまったが、マユリカの力は多くの人に認知されており、その期待が高かったという共通認識を皆が抱いている証左であり、決して悲観するようなことではない。このスパイラルに飲み込まれると苦しくなってくるのだが、圧倒的平場力で負け顔を見せつけるキモダチムーブはカラッと明るく、悲しみから一番遠い場所での敗退だったと思う。

ダイタク

満を持して、というべきだろうか。アニバーサリーイヤーとしては、第1回のチャンピオンが兄弟であったということから、双子漫才は原点回帰かもしれない。伝統的な兄弟漫才からさらに踏み込んだ、ダイタクならではの双子漫才というおもしろさを多くの人に見せつけることができた。昭和とまではいわないがいい意味での平成らしさと、東京吉本らしい安定的な漫才は芸人の中にもファンが多い。多くの人に愛されて、最高の形でラストイヤーを終えることができたと思う。

ジョックロック

一発で仕留めるという手法がもっとも美しいと多くの人が知っている今、それが可能な初出場組に期待がかかる。大喜利力という面では最後までもう少し山が何度かあるとなおおもしろさが増していたと思うが、大阪センス系と呼ばれかねないネタをここまでポップに押し出し、誰にも悪い印象を抱かせないのは実力だろう。

バッテリィズ

一発で仕留めることについて諦めなかった人々の願いと、あの伝説の2019年を繰り返しているかもしれない高揚にボルテージが最高潮を迎えたとも言えるが、実際は、ただただバッテリィズが素晴らしくて、研鑽を続けていたからこその結果だ。それに他ならない。宝物がバレた。ネタを見ている時に数分後の絶賛を確信するあの感覚、1年のベストパフォーマンスがこの日にできるという喜び、全てがただただうれしく、鳥肌が立ち、涙が止まらなくなる。ネタが終わってほしくない、ずっとこの気持ちでいたいという気持ち。個人的な感情として、私は何度も何度も愛する漫才師と別れを告げ、競技漫才論も増え、自分のような人間なんてもう老害で、東京の大学お笑いにリライトされちゃう側だからもう「M-1」を見る必要なんてないんだろうな、と思ってクサクサした気持ちでこの数年間過ごしていた。だから、またこんな日がくるなんて思ってなかった。何も信じられなくて、こんなにバッテリィズがおもしろいのにどうせ空気ってことにするんだろと思ってた。でもそんなことは思ってはいけなかった。信じること以外ないのに、一番大切なことを手放そうとしてしまっていた。Xでは、生を肯定するバッテリィズが救済系などと呼ばれ始めているが、私もバッテリィズに救われた一人である。

エース氏の「生きているだけでいい」的思想は、まぎれもなく彼が憧れている明石家さんま氏の「生きてるだけで丸儲け」を継いでいる。好きとか嫌いとか、大学お笑いだとか養成所だとか、何が知性で何が知性じゃないとか、東京だとか大阪だとか、吉本だとかそうじゃないとか、若いとか若くないとか、全部関係ない。そこにはただ、輝く漫才があるだけなのに。それだけでいいのに。それだけでよかった。

ママタルト

この形式だと類似の漫才との比較で不利になっている。今年割と芸人やファン界隈で言及された表現として「シャバい」というものがある。額面通り受け取ると俗っぽいとか、大衆迎合しすぎという表現だが、M-1が国民的なものである以上はある程度のシャバさは必要である。その調整がなかなか難しいところである。

エバース

お笑いファンは長い間この日を待ち望んでいたことだろう。逆に言うと彼らにとってはかなりプレッシャーの多い年だったように見受けられる。そもそも過去に「M-1」のファイナリストだったことはないのに、ものすごく期待されすぎていた。その期待や、ABCお笑いグランプリでの悔しさを糧にジャンプアップし、今年1年の中でもベストのパフォーマンスを発揮できたのではないだろうか。ネタ自体もいい塩梅のモチーフと展開である。「どうでもいい」と思われて心が離れない程度の没入感を与えることに長けていた。消費されすぎることもなく、世間にも印象づけることができ、かなりの健闘だったと思う。

トム・ブラウン

ベースの展開に整合性を求めたいが大喜利力の強さもほしい、そして競技漫才としての戦略も立ててほしい。すなわち、なにもかものバランスを取った漫才でなければ……とか思っていると、先述した通り何も分からなくなり、もう漫才を見るのをやめようかなとすら思う日々を過ごしていた。今回のファイナリストが発表された時、「バッテリィズが無理なら、トム・ブラウンに優勝してほしい」という、トムブラ待望論を抱いた。

しかし、自分がそのような気持ちを抱くことが不思議でならなかった。なぜなら志らく系……もとい、破壊系の漫才はあまり好みでなく、笑えればなんでもいいというわけではないと思っていたからだった。それなのに、なぜかトムブラを待望した。その理由は審査員のNON STYLE石田明氏の「普通の漫才がもう笑えない人向けの漫才」という講評に詰め込まれていた。一定数のウォッチャーはもう普通の漫才で笑えなくなっていたんだろう。笑えればなんでもいいというわけではないと思っているのに笑えないと、それはもう漫才を見ることをやめるどころか、今後の人生で笑うことをやめなくてはいけなくなる。だから私はまだお笑いや漫才や「M-1」をこれからも見ていたくて、自分の人生からお笑いを捨てたくなくて、無意識のうちにトムブラに助けを求めていた。ネタ自体は無秩序で、ハッピーエンドではあるが無理矢理なので怖い。とにかく怖いのに優しいので余計怖い。だかおもしろい。死と再生。必然性があるようでない、ないようである不気味なアイテムと行動原理は死をもって生を肯定する。それはつまり逆説的にバッテリィズと同じテーマで人々をエンパワメントしている。トム・ブラウンに助けられた私は、これからも笑うことをやめない人生を歩んでいけるはずだ。

決勝戦 最終決戦

決勝戦 最終決戦(TVer)
https://tver.jp/episodes/eppud7i9f1

令和ロマンはABCお笑いグランプリやこれまでの予選でも評価の高い路線である、不気味系民俗ものともいうべきネタだった。このネタをファイナルラウンドで披露しはじめた瞬間、さらにいうとバッテリィズという1年間待ち望んだ好敵手が浮上したほんの数十分前に、令和ロマンの願いは果たされたことになる。この大会を良きものにしたい、という義務が肩の荷から下りた瞬間に全てを爆発させた。正直かなりネタとしては荒い部分もあるが、そんなことは一切関係ない。というか関係ないということにさせた。いくらエリートでも高学歴でも最初から主人公になれるわけではない。令和ロマンは物語も挫折もないから主人公になれないとか、出来がいいから孤高の存在だとか、そういう言説を全部拒否し続けたのだった。物語がないなら作ればいいし、一生懸命になればライバルは現れてくるものだというのをこの1年8分で見せつけてきた。その流れに真空ジェシカも追随した。やれ4回目のファイナリストがどうだとか、何度も出場しているだとか、だからなんなんだよといわんばかりの大暴れっぷりは気持ちよくすらあった。さや香の見せ算的マインドが報われる瞬間でもあったのだった。バッテリィズがファイナルラウンドで2回目のネタをしているという事実は、多くの人々にとって希望として心に刻まれたことだろう。バッテリィズが準優勝といううれしさは、これからも漫才を愛する十分な理由になるはずだ。

PVではバッテリィズVS令和ロマン&真空ジェシカで反知性VS知性という構図が描かれており、その解釈を求める向きも強いが、それは表面のモチーフにすぎない。大学お笑いをリライトするのはおバカだ! ライフイズビューティフルはやはり正義! とか言ってしまうのは簡単だがそれは代理店脳すぎである。そもそも大学に在籍したことがある人や、都知事選とかネットミーム的なワードを知性というのは、ちょっと知性というものをバカにしすぎやしないだろうか。どちらかというと真空ジェシカや令和ロマンの挙げるモチーフや展開は、知性というよりあるあるで、加えておバカ系とも言える勢いがあったから評価が高かったのではないだろうか。知性と反知性の二項対立的発想を、マーケ的視点に引っ張られると大切なもの、つまりお笑いの見方も分からなくなり、自分の好きなものも分からなくなる。そうするとまたトム・ブラウンが化けて出てくる。気を付けた方がいい。

まとめ

権威とは、審査員の面子でも印象でもなく、歴史のことである。歴史があるから、そして茶化さずに「ガチ」で向き合ってきた先輩方がいるから重みがある。つまりみんなで作り上げた20年間で、それらを全て却下するようなことはできない。キャンセルしていいことと、そうでないことがあるという是々非々の視点を持っていることがお笑いに関連する人たちの矜持なんだろうと思う。良いことも悪いことも、全て内包して進んでいくのが生きることである以上、過去を想うこともまた必要なことだろう。

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「M-1グランプリ2024」鑑賞記——そこにはただ、輝く漫才があるだけ

「ゼロ年代お笑いクロニクル おもしろさの価値、その後。」や「2020年代お笑いプロローグ 優しい笑いと傷つけるものの正体」「漫才論争 不寛容な社会と思想なき言及」などの同人誌を発行する会社員兼評論作家の手条萌(てじょう・もえ)が「M-1グランプリ2024」をどう見たのか、寄稿してもらった。

20周年を迎えた「M-1グランプリ」の今年のスローガンは「お前たちが一番おもしろい」。歴代のチャンピオンが観客席に座り、舞台を指さして爆笑するキービジュアルが印象的だ。そんなアニバーサリーイヤーであるが、予選期間中もしばしば開催意義を問われる声が聞こえてきた。主には松本人志氏の不在について、または令和ロマンの再エントリーについてが議題に挙げられ、「M-1」は2010年のように一定の役割を終えたのだから、もう1度終了してもいいのでは」という言説を見聞きする機会が多かった。それでも松本氏の忘れえぬ存在感をリライトするためにそれぞれがそれぞれの場所で戦った1年だったように思う。ただ、このような物語性もお笑い評論好きが設定したがるテーマでしかなく、実際は誰が審査員席に座ろうがそれはそれとして、「M-1」を開催しなくてはならない、という事実があるのみだ。

とはいえ、やはり今回の最も特筆すべきことは審査員の一新である。松本氏の不在のみならず、山田邦子氏やサンドウィッチマン富澤氏の降板、そして9人制に変更というのは大きな話題となった。自身も最高順位2位であり、YouTubeやABCお笑いグランプリ、昨年の敗者復活戦で、審査員として高評価だったかまいたち山内氏や、かつて敗者復活戦から2位となった経験のあるオードリー若林氏の抜擢など、過去のプレーヤー陣がここに審査員として舞い戻ってくるという構図はエモーショナルな出来事として歓迎された。彼らはそれぞれにファンも多くついており、今もなお単独ライブや公演に出演する現役の漫才師である。漫才師が漫才師を審査するということについては、よりプレーヤー目線の審査基準となることも期待されたことだろう。また、単純に平均年齢が下がっていることのみならず、人数の増加によって、審査の目や基準の幅がつけられることも望まれているように見えた。

決勝戦冒頭で放送された、創始者である島田紳助氏の「いつまでもM-1が夢の入口でありますように」というメッセージは、放送したことそのものも含めて非常に賛否が分かれているが避けられなかったことに思える。その理由は開催意義の再定義のためだ。「M-1」を語る際に今でも掘り起こされる島田氏の「漫才を辞めるきっかけを作る」という開催定義だが、辞めるきっかけよりも大きい意味を「M-1」自身が含むようになったのは自明の事実である。国民的なビッグコンテンツとなった今、辞めるためのきっかけという定義をいちいち思い出してトーンダウンし悲しくなる必要はない。そんな開催意義を持ち出すまでもなく実際に何人もが去っていく以上は、大きいコンテンツであることを押し出すほうが意味の通りが良いに決まっている。「M-1」自身が20年という長い月日をかけて自己をハックしつづけてきた結果、「辞めるきっかけ」を「夢の入り口」と言い換えることに成功したのだった。実は同じことを言っているようにも見えるが、再定義がなされたということ自体に大きな意味がある。

敗者復活戦

2023年大会からシステムが変更された敗者復活戦だが、会場の新宿・三角広場の声の反響や会場のスケールを鑑みると繊細な構造のネタや寄席向けのネタは伝わりにくいと思われる。そのため、国民投票制だった22年までとはまた違う理由でローコンテクストなネタを選定した方が有利という考え方がある。つまりファイナリストの選定基準と敗者復活のそれとは明らかに異なるので、たとえ勝ち上がって決勝の舞台に立ったとしても、マユリカ阪本氏の言うところの「爆速で負けに来た」という事象が発生してしまう。

その原因として考えられることは多数あるが、決勝当日までのプロモーションや露出に差があることも大きく影響しているだろう。ファイナリストとして半月ほどの露出機会が与えられるのと、暫定的に入れられていた「敗者復活」の文字に代入され、テレビ朝日に到着する30分ほどの間だけカギカッコつきの「ファイナリスト」として扱われるのでは、階層も意味も重みも異なる。よって、決勝戦のテーマを解釈しきれないままにネタを選定することになるので、決勝から浮いた存在となりリジェクトされるという展開となることがほとんどである。立場が人を作ると表現すると残酷に聞こえるが、ファイナリストたちは半月の間自覚を持ち、自分たちが選定された意味を自問自答し、可能な限り最適解を出そうと試みる。その意味では、年末の東京をタクシーで移動するドラマテチックさと物語性、高揚感のためにすぐに消える花火としての1組を選定する作業としては、現状の敗者復活戦のシステムはいささか真面目すぎるかもしれない。公平さを重視しているということになっているが基本的には後攻が有利になっている印象もある。しかしその建て付け上ネタの選定自体は派手なものの場合が多いので、お祭り的要素はかなり大きい。そのため数字としては記録されないが、記憶には残る名作が生まれやすい。各ブロックで個人的に特に印象に残った組を振り返る。

敗者復活戦(TVer)
Aブロック 1~7組目
https://tver.jp/episodes/ep1v68to4i
Bブロック 8~14組目
https://tver.jp/episodes/epqe3e59zn
Cブロック 15~21組目+結果発表
https://tver.jp/episodes/epyf3jw4uk

ダンビラムーチョ(Aブロック)

得意としている歌唱要素も取り入れつつ虫を顔芸で表現するという、構造としてはかなり技術が必要な漫才をやってのけていた。非常に牧歌的なモチーフとムードに、フニャオ氏のちいかわのようなツッコミがベストマッチし、言語化の外にある「なぜその顔がその虫なのか」という疑問と「でもなんとなく分かる」という暗黙の共通認識があぶり出されて笑いを誘う。ちいかわの世界のような、あるいは故郷の長野や山梨のような広大で神秘的、だが畏怖を感じさせる自然が喚起され、ほかではあまり見かけない唯一無二のネタとなっている。

滝音(Bブロック)

滝音がひさしぶりに敗者復活戦に出場するということで、高揚を隠し切れないお笑いファンも多かったことだろう。圧倒的に洗練されたネタは聴く者の心地よさを刺激する。これまでの主な彼らの落選理由は、主軸のなさや必然性のないワードの無理のある挿入が挙げられがちだが、今回は全てが解決されていた。かつ、ものすごいスキルアップをしていたように見受けられる。努力の積み重ねで常にゾーンに入れることを可能にしていた。全ての展開にもワードにもまったく違和感がなく、ストレートでの決勝進出も不可能ではなかったと確信した。しかしそんな滝音が、同じく大阪の「よしもと漫才劇場」出身のマユリカや豪快キャプテンと同じブロックで戦わなくてはならないなど、なんという悲しいことだろうか。

インディアンス(Cブロック)

かつて国民投票時代の敗者復活戦での復活を果たしたことがあるため、ちょうどいい塩梅を知っているのでは、という視点で有力視されていたインディアンス。今回のネタは劇場や寄席ではかなりウケていた。出ハケをネタにする漫才やメタなものは予選の審査員には評価がされにくいとされているが、芸人審査員かつ客席審査の場合はそのロジックはたしかに無効化されていて、非常に盛り上がりやすいものとなっていた。しかし細かい要素なども大いに含んでいるため、大きいハコよりは劇場の方が分かりやすいネタではあるだろう。

決勝戦 ファーストラウンド

システム変更された23年から特に敗者復活戦の鑑賞カロリーが高く、本編の決勝戦にたどり着くまでに鑑賞側もかなり消耗している。それをミーム化すると「お風呂に入る時間がない」ということになり、文字通りずっと「M-1」にかじりついていることになる。一息ついたところで始まる決勝戦の華やかな演出と舞台を見て、ここでようやく“Mおじ”よろしく「M-1やなあ」と実感する人も多いことだろう。夏から始まった戦いももう今日で終わりだと思うと感慨深くなり、最後の日までネタができる組、そして一番多くネタができる組は幸せだろうと思いをはせる神聖な時間となる。さて、ここからは順を追ってそれぞれのパフォーマンスを振り返る。

決勝戦 ファーストラウンド(TVer)
決勝戦 FIRST ROUND 前半戦 1~5組目
https://tver.jp/episodes/epe7627fyg
決勝戦 FIRST ROUND 後半戦 6~10組目
https://tver.jp/episodes/eppbvdgnqj

令和ロマン

「M-1」鑑賞者にとっての知名度は間違いなく100%だろう令和ロマン。消費されないように戦略を練りつつも本来なら半月ほどで行うファイナリストとしてのプロモーションを1年かけて行ってきた。本人たちはヒールであろうとしていたがおそらくそれも計算で、1年間ずっと、人々から連覇を願われた存在だった。阿部一二三選手が笑御籤(えみくじ)を引いた時、全ての運命が決定づけられた。トップバッターということはつまり勝てると、昨年の経験から全員が脊髄反射的に思ったことだろう。彼らがせりあがって来た時、全員が令和ロマンの登場を待ち望んでいたという空気に包まれ、会場自体の高揚感は早くも最高潮を迎えた。おそらく多くの人が連覇を予感し、「ということはこのあとが低調になるとまた、彼らの望みが果たされないのでは?」というところまで爆速で思考を巡らせたことだろう。大会自体の展開への一抹の不安はありつつも、令和ロマンのこと自体はもう誰も心配していなかった。手垢のついた言葉で言うなら、運命が味方をしていて、実力があるからどんな状況も「運がいい」状態にしていっている。もはや全員が忘れていると思うが、昨年まではトップバッターは死刑宣告ではなかったか? しかし彼らはそんな悲壮な呪いをすべて解いていった。自分自身のために、そしてお笑いの未来のために。

ヤーレンズ

この1年、「ヤレロマ」として令和ロマンと肩を並べて語られていた存在である。そんな盟友の令和ロマンが場を温めまくったあとの登場となり、運命の皮肉さを感じさせる一幕だった。審査員の海原ともこ氏の言うとおり、ディテールのくだらなさをもっと求めたくなる漫才だった。加えて、この形式の漫才は安定的なおもしろさを担保するにはうってつけではあるが、爆発箇所を作ることが肝要であるという見方を多くの人に提示させるネタとなっただろう。

真空ジェシカ

審査員の平均年齢が下がったことによって評価されるようになった……と言われがちであるが、実は彼ら自身の調整力にもすさまじいものがあったように思う。調整というのは往々にして丸くしすぎて良さが失われることが多いが、リスクを恐れずにエッジを残し、迎合しすぎないようにしていたところだった。代入するワードを選定する大喜利力が構成を凌駕してしまえば、ベースの整合性や流れはそこまで重視されない。というかもう、それを放棄してまで評価したくなるような強さがあれば何も問題ない。長年唐突感が課題と言われていた彼らだが、ぶつ切り上等でパワーを見せつけつつ悪辣度は下げながらも怖さは残す、という正解に導けた結果がファイナルラウンド進出として結実し、青春の疾走感として見る者の心をつかんだ。

マユリカ

敗者復活戦ではかなり強度の高いネタで、お笑いウォッチャーの期待値が上がっていた。ちなみにクレイジー舞妓ものは見取り図やドーナツ・ピーナツなど大阪吉本からキャリアスタートした組で名作が多く、マユリカのチャキ姐もその系譜である。

ファイナルで披露した同窓会は、チャキ姐や過去の「へんてこしっこ」に比べると物足りない感覚になった人たちが多かったかもしれない。ただ、いきなりの本番で最適なネタを出すのも難易度が高く、この場合に比較されるのはほかのファイナリストのみならず、過去の敗者復活戦からの進出者、そして過去のファイナリストとしての自分たちだ。即敗退してしまったが、マユリカの力は多くの人に認知されており、その期待が高かったという共通認識を皆が抱いている証左であり、決して悲観するようなことではない。このスパイラルに飲み込まれると苦しくなってくるのだが、圧倒的平場力で負け顔を見せつけるキモダチムーブはカラッと明るく、悲しみから一番遠い場所での敗退だったと思う。

ダイタク

満を持して、というべきだろうか。アニバーサリーイヤーとしては、第1回のチャンピオンが兄弟であったということから、双子漫才は原点回帰かもしれない。伝統的な兄弟漫才からさらに踏み込んだ、ダイタクならではの双子漫才というおもしろさを多くの人に見せつけることができた。昭和とまではいわないがいい意味での平成らしさと、東京吉本らしい安定的な漫才は芸人の中にもファンが多い。多くの人に愛されて、最高の形でラストイヤーを終えることができたと思う。

ジョックロック

一発で仕留めるという手法がもっとも美しいと多くの人が知っている今、それが可能な初出場組に期待がかかる。大喜利力という面では最後までもう少し山が何度かあるとなおおもしろさが増していたと思うが、大阪センス系と呼ばれかねないネタをここまでポップに押し出し、誰にも悪い印象を抱かせないのは実力だろう。

バッテリィズ

一発で仕留めることについて諦めなかった人々の願いと、あの伝説の2019年を繰り返しているかもしれない高揚にボルテージが最高潮を迎えたとも言えるが、実際は、ただただバッテリィズが素晴らしくて、研鑽を続けていたからこその結果だ。それに他ならない。宝物がバレた。ネタを見ている時に数分後の絶賛を確信するあの感覚、1年のベストパフォーマンスがこの日にできるという喜び、全てがただただうれしく、鳥肌が立ち、涙が止まらなくなる。ネタが終わってほしくない、ずっとこの気持ちでいたいという気持ち。個人的な感情として、私は何度も何度も愛する漫才師と別れを告げ、競技漫才論も増え、自分のような人間なんてもう老害で、東京の大学お笑いにリライトされちゃう側だからもう「M-1」を見る必要なんてないんだろうな、と思ってクサクサした気持ちでこの数年間過ごしていた。だから、またこんな日がくるなんて思ってなかった。何も信じられなくて、こんなにバッテリィズがおもしろいのにどうせ空気ってことにするんだろと思ってた。でもそんなことは思ってはいけなかった。信じること以外ないのに、一番大切なことを手放そうとしてしまっていた。Xでは、生を肯定するバッテリィズが救済系などと呼ばれ始めているが、私もバッテリィズに救われた一人である。

エース氏の「生きているだけでいい」的思想は、まぎれもなく彼が憧れている明石家さんま氏の「生きてるだけで丸儲け」を継いでいる。好きとか嫌いとか、大学お笑いだとか養成所だとか、何が知性で何が知性じゃないとか、東京だとか大阪だとか、吉本だとかそうじゃないとか、若いとか若くないとか、全部関係ない。そこにはただ、輝く漫才があるだけなのに。それだけでいいのに。それだけでよかった。

ママタルト

この形式だと類似の漫才との比較で不利になっている。今年割と芸人やファン界隈で言及された表現として「シャバい」というものがある。額面通り受け取ると俗っぽいとか、大衆迎合しすぎという表現だが、M-1が国民的なものである以上はある程度のシャバさは必要である。その調整がなかなか難しいところである。

エバース

お笑いファンは長い間この日を待ち望んでいたことだろう。逆に言うと彼らにとってはかなりプレッシャーの多い年だったように見受けられる。そもそも過去に「M-1」のファイナリストだったことはないのに、ものすごく期待されすぎていた。その期待や、ABCお笑いグランプリでの悔しさを糧にジャンプアップし、今年1年の中でもベストのパフォーマンスを発揮できたのではないだろうか。ネタ自体もいい塩梅のモチーフと展開である。「どうでもいい」と思われて心が離れない程度の没入感を与えることに長けていた。消費されすぎることもなく、世間にも印象づけることができ、かなりの健闘だったと思う。

トム・ブラウン

ベースの展開に整合性を求めたいが大喜利力の強さもほしい、そして競技漫才としての戦略も立ててほしい。すなわち、なにもかものバランスを取った漫才でなければ……とか思っていると、先述した通り何も分からなくなり、もう漫才を見るのをやめようかなとすら思う日々を過ごしていた。今回のファイナリストが発表された時、「バッテリィズが無理なら、トム・ブラウンに優勝してほしい」という、トムブラ待望論を抱いた。

しかし、自分がそのような気持ちを抱くことが不思議でならなかった。なぜなら志らく系……もとい、破壊系の漫才はあまり好みでなく、笑えればなんでもいいというわけではないと思っていたからだった。それなのに、なぜかトムブラを待望した。その理由は審査員のNON STYLE石田明氏の「普通の漫才がもう笑えない人向けの漫才」という講評に詰め込まれていた。一定数のウォッチャーはもう普通の漫才で笑えなくなっていたんだろう。笑えればなんでもいいというわけではないと思っているのに笑えないと、それはもう漫才を見ることをやめるどころか、今後の人生で笑うことをやめなくてはいけなくなる。だから私はまだお笑いや漫才や「M-1」をこれからも見ていたくて、自分の人生からお笑いを捨てたくなくて、無意識のうちにトムブラに助けを求めていた。ネタ自体は無秩序で、ハッピーエンドではあるが無理矢理なので怖い。とにかく怖いのに優しいので余計怖い。だかおもしろい。死と再生。必然性があるようでない、ないようである不気味なアイテムと行動原理は死をもって生を肯定する。それはつまり逆説的にバッテリィズと同じテーマで人々をエンパワメントしている。トム・ブラウンに助けられた私は、これからも笑うことをやめない人生を歩んでいけるはずだ。

決勝戦 最終決戦

決勝戦 最終決戦(TVer)
https://tver.jp/episodes/eppud7i9f1

令和ロマンはABCお笑いグランプリやこれまでの予選でも評価の高い路線である、不気味系民俗ものともいうべきネタだった。このネタをファイナルラウンドで披露しはじめた瞬間、さらにいうとバッテリィズという1年間待ち望んだ好敵手が浮上したほんの数十分前に、令和ロマンの願いは果たされたことになる。この大会を良きものにしたい、という義務が肩の荷から下りた瞬間に全てを爆発させた。正直かなりネタとしては荒い部分もあるが、そんなことは一切関係ない。というか関係ないということにさせた。いくらエリートでも高学歴でも最初から主人公になれるわけではない。令和ロマンは物語も挫折もないから主人公になれないとか、出来がいいから孤高の存在だとか、そういう言説を全部拒否し続けたのだった。物語がないなら作ればいいし、一生懸命になればライバルは現れてくるものだというのをこの1年8分で見せつけてきた。その流れに真空ジェシカも追随した。やれ4回目のファイナリストがどうだとか、何度も出場しているだとか、だからなんなんだよといわんばかりの大暴れっぷりは気持ちよくすらあった。さや香の見せ算的マインドが報われる瞬間でもあったのだった。バッテリィズがファイナルラウンドで2回目のネタをしているという事実は、多くの人々にとって希望として心に刻まれたことだろう。バッテリィズが準優勝といううれしさは、これからも漫才を愛する十分な理由になるはずだ。

PVではバッテリィズVS令和ロマン&真空ジェシカで反知性VS知性という構図が描かれており、その解釈を求める向きも強いが、それは表面のモチーフにすぎない。大学お笑いをリライトするのはおバカだ! ライフイズビューティフルはやはり正義! とか言ってしまうのは簡単だがそれは代理店脳すぎである。そもそも大学に在籍したことがある人や、都知事選とかネットミーム的なワードを知性というのは、ちょっと知性というものをバカにしすぎやしないだろうか。どちらかというと真空ジェシカや令和ロマンの挙げるモチーフや展開は、知性というよりあるあるで、加えておバカ系とも言える勢いがあったから評価が高かったのではないだろうか。知性と反知性の二項対立的発想を、マーケ的視点に引っ張られると大切なもの、つまりお笑いの見方も分からなくなり、自分の好きなものも分からなくなる。そうするとまたトム・ブラウンが化けて出てくる。気を付けた方がいい。

まとめ

権威とは、審査員の面子でも印象でもなく、歴史のことである。歴史があるから、そして茶化さずに「ガチ」で向き合ってきた先輩方がいるから重みがある。つまりみんなで作り上げた20年間で、それらを全て却下するようなことはできない。キャンセルしていいことと、そうでないことがあるという是々非々の視点を持っていることがお笑いに関連する人たちの矜持なんだろうと思う。良いことも悪いことも、全て内包して進んでいくのが生きることである以上、過去を想うこともまた必要なことだろう。

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「マリメッコ」の干支にちなんだニューイヤーコレクション 中国人アーティストのシュエトン・ワンを起用

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は1月20日から、2025年の干支「巳」にちなんだニューイヤーコレクションを順次発売する。「マリメッコ」表参道、吉祥寺、大阪、札幌店および、公式オンラインストアのほか、一部セレクトショップで扱う。また、1月7日からオンラインで先行受注を受け付ける。

ポップなイラストが新年を盛り上げるニューイヤーコレクション

同コレクションは、中国・成都を拠点に活動するアーティスト、シュエトン・ワン(Xuetong Wang)の作品を採用した。中国文化で縁起の良いモチーフとされる“幸運の蛇”や流れ星、雨粒などを自由なタッチでデザインに落とし込んだ。

アイテムは、マグカップ(4180円)やプレートセット(8140円)などのテーブルウエアのほか、スエット(4万7300〜5万600円)やTシャツ(2万6400円)、トートバッグ(1万3200円)などのアパレルも用意する。

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「マリメッコ(MARIMEKKO)」は1月20日から、2025年の干支「巳」にちなんだニューイヤーコレクションを順次発売する。「マリメッコ」表参道、吉祥寺、大阪、札幌店および、公式オンラインストアのほか、一部セレクトショップで扱う。また、1月7日からオンラインで先行受注を受け付ける。

ポップなイラストが新年を盛り上げるニューイヤーコレクション

同コレクションは、中国・成都を拠点に活動するアーティスト、シュエトン・ワン(Xuetong Wang)の作品を採用した。中国文化で縁起の良いモチーフとされる“幸運の蛇”や流れ星、雨粒などを自由なタッチでデザインに落とし込んだ。

アイテムは、マグカップ(4180円)やプレートセット(8140円)などのテーブルウエアのほか、スエット(4万7300〜5万600円)やTシャツ(2万6400円)、トートバッグ(1万3200円)などのアパレルも用意する。

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【2025年春コスメ】益若つばさの「ドーリーウインク」がアイメイク4品を発売

ブランド誕生から15年を迎えた、益若つばさプロデュースのアイメイクブランド「ドーリーウインク( DOLLY WINK)」は2025年3月25日、アイメイクシリーズ全4品を発売する。3月1日から一部先行販売を行う。

同シリーズは、「ドーリーウインク」のキーカラーのピンクに差し色として赤を組み合わせた配色で、ブランドロゴを全面にあしらい、力強い存在感のあるパッケージに仕上げた。

“今のアイメイク”に欠かせない王道4品をラインアップ

“ピュアカラーアイシャドウ”

“ピュアカラーアイシャドウ”(全2種、各1850円)は低彩度カラーで、透明感と立体感をつくる4色パレット。お湯と洗顔でオフすることができるほか、5種の保湿美容液成分も配合した。カラーは2色をそろえ、“ロマンティックピンク”は、くすんだミルキーピンクをメインにした甘くなりすぎないピンクカラー、“クラシックベージュ”は、ニュートラルなベージュをメインにした上品なベージュカラーだ。

“5WAYキッドライナー”

“5WAYキッドライナー”(全3種、各1500円)は、先端が0.01mm極細筆ライナーで、スーパーウオータープルーフでありながらお湯で簡単にオフできる。カラーは、漆黒ブラックの“ミッドナイトブラック”、肌馴染みの良い“ダークカカオブラウン”、二重ラインや涙袋の影も描くのにも適した、肌の影を表現した“影グレージュ”の3色を用意した。

“オーバルマルチジェルライナー”

“オーバルマルチジェルライナー”(全2種、各1300円)は、ラインの太さが自在に描けるスーパーウオータープルーフの楕円芯型のジェルライナー。カラーは、“ナチュラルブラック”と“ディープブラウン”の2色。

“オーバルアンダーアイライナー”

“オーバルアンダーアイライナー”(全3種、各1300円)は、肌に馴染むマットな質感で、簡単にぷっくり涙袋が作れるペンシルライナー。また、コンシーラーとしても使用可能だ。カラーは、立体的な涙袋をかなえる“ピュアベージュ”、血色感あるコーラルカラーの“血色コーラル”、甘めな涙袋を演出する“やわらかピンク”の3色を展開する。

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【2025年春コスメ】益若つばさの「ドーリーウインク」がアイメイク4品を発売

ブランド誕生から15年を迎えた、益若つばさプロデュースのアイメイクブランド「ドーリーウインク( DOLLY WINK)」は2025年3月25日、アイメイクシリーズ全4品を発売する。3月1日から一部先行販売を行う。

同シリーズは、「ドーリーウインク」のキーカラーのピンクに差し色として赤を組み合わせた配色で、ブランドロゴを全面にあしらい、力強い存在感のあるパッケージに仕上げた。

“今のアイメイク”に欠かせない王道4品をラインアップ

“ピュアカラーアイシャドウ”

“ピュアカラーアイシャドウ”(全2種、各1850円)は低彩度カラーで、透明感と立体感をつくる4色パレット。お湯と洗顔でオフすることができるほか、5種の保湿美容液成分も配合した。カラーは2色をそろえ、“ロマンティックピンク”は、くすんだミルキーピンクをメインにした甘くなりすぎないピンクカラー、“クラシックベージュ”は、ニュートラルなベージュをメインにした上品なベージュカラーだ。

“5WAYキッドライナー”

“5WAYキッドライナー”(全3種、各1500円)は、先端が0.01mm極細筆ライナーで、スーパーウオータープルーフでありながらお湯で簡単にオフできる。カラーは、漆黒ブラックの“ミッドナイトブラック”、肌馴染みの良い“ダークカカオブラウン”、二重ラインや涙袋の影も描くのにも適した、肌の影を表現した“影グレージュ”の3色を用意した。

“オーバルマルチジェルライナー”

“オーバルマルチジェルライナー”(全2種、各1300円)は、ラインの太さが自在に描けるスーパーウオータープルーフの楕円芯型のジェルライナー。カラーは、“ナチュラルブラック”と“ディープブラウン”の2色。

“オーバルアンダーアイライナー”

“オーバルアンダーアイライナー”(全3種、各1300円)は、肌に馴染むマットな質感で、簡単にぷっくり涙袋が作れるペンシルライナー。また、コンシーラーとしても使用可能だ。カラーは、立体的な涙袋をかなえる“ピュアベージュ”、血色感あるコーラルカラーの“血色コーラル”、甘めな涙袋を演出する“やわらかピンク”の3色を展開する。

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韓国発アクセサリー型コスメ「ブレイ」がアットコスメトーキョーでポップアップストア

韓国発のコスメブランド「ブレイ(BRAYE)」は12月25日~30日、アットコスメ東京でポップアップストアをオープンする。2024年5月に韓国で誕生した同ブランドは、アクセサリー感覚で持ち歩くことができるリップ&チーク“リップスリーク”を発売するなど、ファッション性の高いウェアラブルコスメを展開。会場では商品販売のほか、来場者向けにガチャガチャイベントやプレゼントなども行う。

ファッションアイテムとしても楽しめるコスメ

同ポップアップでは、スライディングケースが特徴の“リップスリーク”にロングストラップの付いた期間限定セット“リップスリーク ロングストラップ”(2990円)を販売する。また、“フィンガーチップシリコンブラシ”(1100円)や、“ポケットリップブラシ”(880円)、“マルチストラップ ショート”(1210円)も取り扱う。

来場者特典・イベント

来場特典は3点を用意。先着順で“クールウーマンフォーチュン”をプレゼントするほか、“リップストローク ロングストラップセット”1点購入につき1回、同商品をカスタマイズできるキーチェーンやポーチなどが当たるガチャガチャに参加できる。さらに、同ブランド公式インスタグラムをフォローで、 “リップストローク ロングストラップセット”1点購入ごとにイニシャルチャーム2個を進呈する。

イベント概要

◾️「ブレイ」ポップアップストア

日程:12月25~30日
時間:11:00~21:00 (12月30日は18:00まで) 
場所:アットコスメ東京 2階 ポップアップスペース 
住所:東京都渋谷区神宮前1-14−27

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韓国発アクセサリー型コスメ「ブレイ」がアットコスメトーキョーでポップアップストア

韓国発のコスメブランド「ブレイ(BRAYE)」は12月25日~30日、アットコスメ東京でポップアップストアをオープンする。2024年5月に韓国で誕生した同ブランドは、アクセサリー感覚で持ち歩くことができるリップ&チーク“リップスリーク”を発売するなど、ファッション性の高いウェアラブルコスメを展開。会場では商品販売のほか、来場者向けにガチャガチャイベントやプレゼントなども行う。

ファッションアイテムとしても楽しめるコスメ

同ポップアップでは、スライディングケースが特徴の“リップスリーク”にロングストラップの付いた期間限定セット“リップスリーク ロングストラップ”(2990円)を販売する。また、“フィンガーチップシリコンブラシ”(1100円)や、“ポケットリップブラシ”(880円)、“マルチストラップ ショート”(1210円)も取り扱う。

来場者特典・イベント

来場特典は3点を用意。先着順で“クールウーマンフォーチュン”をプレゼントするほか、“リップストローク ロングストラップセット”1点購入につき1回、同商品をカスタマイズできるキーチェーンやポーチなどが当たるガチャガチャに参加できる。さらに、同ブランド公式インスタグラムをフォローで、 “リップストローク ロングストラップセット”1点購入ごとにイニシャルチャーム2個を進呈する。

イベント概要

◾️「ブレイ」ポップアップストア

日程:12月25~30日
時間:11:00~21:00 (12月30日は18:00まで) 
場所:アットコスメ東京 2階 ポップアップスペース 
住所:東京都渋谷区神宮前1-14−27

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「ボディソング」2025年春夏コレクション

「ボディソング(BODYSONG.)」が2025年春夏コレクションを発表した。

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「クレ・ド・ポー ボーテ」の “ラ・クレーム”限定デザインで発売 エナメルアートに着想

資生堂のラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は2025年1月21日、限定サイズ・パッケージの“ラ・クレーム”【医薬部外品】(50g、9万1300円※編集部調べ)を数量限定で発売する。

限定パッケージは、エナメル技法の巨匠として知られる李佩卿 (Lee Peiqing)とコラボレーション。伝統のエナメルアート”琺瑯彩(ほうろうさい)”に着想し、幸運を呼ぶ吉祥模様とジュエリーを融合したモチーフをデザインした。

ブランドを象徴するハイパフォーマンスクリーム

同商品は、乾燥などの環境ダメージから肌を守り、みずみずしくすこやかな輝きを引き出すクリーム。“スキンイルミネイターリッチ”配合で、潤いを与え、ハリ・弾力をもたらす。

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コシノジュンコがタカラベルモントの大阪・関西万博ユニホームをデザイン 55年ぶり2度目

理美容機器や化粧品、医療機器などの製造・販売を行うタカラベルモントは、4月13日から開催する2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)で同社が協賛、出展するブース内のスタッフ用ユニホームのデザインをコシノジュンコ「ジュンコ コシノ(JUNKO KOSHINO)」デザイナーが担当することを発表した。

同氏がタカラベルモントの万博展示用ユニホームをデザインするのは55年ぶりで2度目。1970年開催の大阪万博では“美しく生きる喜び”をコンセプトに、パンツルックのユニホームを制作した。なお、今回の万博出展企業のうち2回連続で同氏がユニホームのデザインを担当するのはタカラベルモントのみとなる。

今回は、“美の固定概念に問いを立て、多面的な視点で真の美を見つめなおす”というタカラベルモントの展示コンセプトにコシノジュンコ・デザイナーが賛同したことで実現した。コシノジュンコ・デザイナーはユニホームのデザインを担当することについて、「前回の万博から55年が経ち、私たちはあらゆる『美』を体験した。今回、タカラベルモントのコンセプトに共鳴するものがあり、2回目のコラボレーションとなった。シンプルで一目見て美しいデザインを期待してほしい」とコメントした。

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コシノジュンコがタカラベルモントの大阪・関西万博ユニホームをデザイン 55年ぶり2度目

理美容機器や化粧品、医療機器などの製造・販売を行うタカラベルモントは、4月13日から開催する2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)で同社が協賛、出展するブース内のスタッフ用ユニホームのデザインをコシノジュンコ「ジュンコ コシノ(JUNKO KOSHINO)」デザイナーが担当することを発表した。

同氏がタカラベルモントの万博展示用ユニホームをデザインするのは55年ぶりで2度目。1970年開催の大阪万博では“美しく生きる喜び”をコンセプトに、パンツルックのユニホームを制作した。なお、今回の万博出展企業のうち2回連続で同氏がユニホームのデザインを担当するのはタカラベルモントのみとなる。

今回は、“美の固定概念に問いを立て、多面的な視点で真の美を見つめなおす”というタカラベルモントの展示コンセプトにコシノジュンコ・デザイナーが賛同したことで実現した。コシノジュンコ・デザイナーはユニホームのデザインを担当することについて、「前回の万博から55年が経ち、私たちはあらゆる『美』を体験した。今回、タカラベルモントのコンセプトに共鳴するものがあり、2回目のコラボレーションとなった。シンプルで一目見て美しいデザインを期待してほしい」とコメントした。

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「ザラ」がオリジナルカフェ「ザカフェ」をマドリッドでスタート 25年に大阪にも出店

スペインのインディテックス(INDITEX)が手掛ける「ザラ(ZARA)」はこのほど、オリジナルカフェ「ザカフェ(Zacaffe)」をマドリードのメンズ専門の旗艦店内にオープンした。

「ザカフェ」は、フランス系モロッコ人のクリエイティブ・ディレクター、ラムダン・トゥアミ(Ramdane Touhami)がオーナーを務めるデザイン事務所アート ルシェルシュ アンデュストリ(Art Recherche Industrie)がコンセプトデザインを担当。ラムダンは、1803年創業の総合美容専門店「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」を2014年に復活させた立役者であり、パリを拠点とするスケートブランド「キングサイズ(KING SIZE)」やストリートブランド「レジスタンス(RESISTANCE)」の共同創設者としても知られる人物だ。彼によれば、7月の最終週に「ザカフェ」を手掛けることが決定し、9月末にはオープン準備が整うスピード感だったという。そして、2025年内に大阪とソウルにも「ザカフェ」をオープンするほか、場所は明らかにされていないが4店舗目も準備段階にあるそうだ。

場所は、11月末に市内中心部のエルモシリャ通り沿いに新たにオープンした広さ約700平方メートルのメンズ専門の旗艦店内で、店舗とは別に「ザカフェ」専用の入り口を用意。内装は、マドリード市内で散見されるムーア複古様式(イスラム様式)を着想源とし、温かみのある色合いやレンガ造りなどは、カルチャーセンター「カサ・アラベ(Casa Arabe)」をはじめとしたネオ・ムデハル建築を参考にしている。また、ラムダンはインテリアや食器のデザインも手掛けており、アラブ建築の木製格子を想起させる曲線的なモチーフを随所に落とし込んだ。なお、マドリードに正式オープン前、ドバイやパリ、リスボンでは試験的に同様のコンセプトカフェをオープンしていた。

ラムダンは、「『ザラ』のアイデアは、“ブランド・イン・ブランド”を作ることであり、包括的な目的は、店内に地元のインスピレーションを取り入れながら、顧客にショッピング以外の選択肢を提供すること」と話し、続けて「『ザカフェ』こそ、『ザラ』というブランド価値を高める。ブランドの高級志向と商品をハイスピードで提供するDNAの相乗効果により、今後、『ザラ』は“非常に危険な存在”になるだろう」とコメント。さらに、今回のプロジェクトを引き受けた理由については、「私の出身国であるモロッコは、700年以上スペインを支配していた。だから、スペインのブランドから声が掛かった時、『ノー』と言うつもりはなかった」とユーモアを交えて答えた。

また、彼は9月末に自身が経営する18のブランドや企業の拠点となるスペース「ワーズ サウンズ カラーズ&シェイプス(WORDS SOUNDS COLORS & SHAPES)」をパリのマレ地区にオープン。ここにも彼が監修するカフェ「ドライ ベルジェ ユートピア(Drei Berge Utopia)」が入っており、2025年1月のパリ・メンズ・ファッションウィーク中に正式オープンし、小林竜太朗によるホットドリンクとペストリーが提供される予定だ。

「ザラ」のほかにも、H&M傘下の「アーケット(ARKET)」や「カーハート(CARHARTT)」「イケア(IKEA)」マークス&スペンサー(MARKS AND SPENCER)などもカフェ事業を展開しており、これらは自社または外部業者によって運営されている。

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俺&私がオススメする24年の珠玉記事はコレだ!:記者談話室vol.158

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、記者たちが分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

158回目にして2024年最後の配信となる今回は、各自が今年1年を振り返って印象深い自身の「WWDJAPAN」記事と、自分は関わってはいないけどぜひお読みいただきたい記事をあげました。気合いに欠ける各人の新年に向けての抱負もお聞き流しくださいませ。

24年もお付き合いいただきありがとうございました!次回は1月7日に配信予定です。

【配信内であがった記事や特集はこちら】
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今最も熱量のあるカルチャーシーン VTuberの影響力を探る
今の時代のレトロ消費とは 懐かしくて新しい“ニューレトロ“を探る
片石社長のyutori経営「終身雇用が最高でしょ!」、社員は平均23.8歳 ・180人を率いる

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俺&私がオススメする24年の珠玉記事はコレだ!:記者談話室vol.158

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24年もお付き合いいただきありがとうございました!次回は1月7日に配信予定です。

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