「ショット」×「ディッキーズ」 コラボセットアップを1月1日に発売

「ショット(SCHOTT)」は2025年1月1日、「ディッキーズ(DICKIES)」とのコラボセットアップ2型を発売する。「ショット」直営店(テナント)および公式オンラインストアでは1月1日から、直営店(路面)では1月2日から販売する。

コラボセットアップ2型

今回は、「ディッキーズ」の名作モデル“ダブルニー”にフォーカスし、それに合わせたワークジャケットのセットアップで、定番のTC素材を使用したセットアップと要所に茶芯のホースハイドパーツを使用したモデルを用意。「ショット」が得意とするレザーを通した表現を“ダブルニー”のデザインに昇華させた新年の特別なコラボレーションアイテムとなっている。

価格は、“レザー コンビ ワークジャケット”が4万5100円、“レザー コンビ ダブルニー パンツ”が3万5200円。一方のTC素材を使用したセットアップは3色展開で、それぞれ“T/C ツイル ワークジャケット”が各4万700円、“T/C ツイル ダブルニー パンツ”が各2万6400円となっている。サイズはジャケットは36、38、40、42、パンツは30、32、34、36を展開する。

吉村界人を起用したビジュアル

今回のビジュアルには注目の俳優、吉村界人を起用した。

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2025年の流行カラー“モカ・ムース” パリ&ミラノコレの最新スタイリングに学ぶ【2025年春夏トレンド】

パントン・カラー・インスティテュート(PANTONE COLOR INSTITUTE以下、パントン)は、毎年発表する“カラー・オブ・ザ・イヤー(Color of the Year)”の2025年に、暖かみを帯びたブラウン“モカ・ムース(Mocha Mousse : Pantone 17-1230)”を選びました。すでに人気のブラウンから少し濃さを落とした色味で、癖が強くないため幅広い着こなしに役立ちそうです。今回は来年に向けて、25年春夏パリ&ミラノコレクションから“モカ・ムース”系カラーの取り入れ方を予習しておきましょう。

ムースといえば、スイーツのチョコレート・ムースがおなじみですが、“モカ・ムース”はチョコではなくコーヒーのイメージで、赤みを抑えたブラウン寄りの色合いです。ブラウンは24年の人気カラーの一つだったので、その延長線上といえます。パントンはこの色を選んだ理由に、「小さな幸せの大切さ」を挙げており、カフェタイムが象徴する精神的な落ち着きをイメージしているようです。

モードの世界では、“日常”が新たなテーマに浮上。着飾って出かける特別なシーンだけでなく、普段にも華やかで、あでやかなムードを盛り込む装いが相次いで提案されています。日常と非日常のつなぎ目にあたるカフェタイムが由来の“モカ・ムース”は、“日常プラスアルファ”向き。ぬくもりや心地良さを醸し出すコーディネートにつながりそうです。

トレンドカラーは、その時期の空気感や世相などを考慮して選ばれます。約3年間続いたコロナ禍が落ち着きを取り戻しつつある一方で、国際的には不安定な情勢が続いており、落ち着きや安心感を求める気持ちが広がっています。“モカ・ムース”は、見るからにホッとする色味なので、今のニーズを満たしているといえるでしょう。

また同時に、チョコレートやコーヒーが持つビター&スイートなイメージも連想させ、ハッピーに一直線とはいかない現状のありようにもつながります。ミニマルやクラシックが軸になっている現在のトレンドと組み合わせやすいのも“モカ・ムース”の長所。赤みを強めたり、トーンを落としたりといった近隣色のバリエーションも豊富で、自分流のアレンジがかないます。

「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は、“モカ・ムース”系のパンツルックでまとめました。サテンのようなつやめきがジョガーパンツにリュクスな印象を漂わせ、ブルゾンはブラウスのようにしなやか。上下で色味のトーンを微妙にずらして、装いに深みをもたらしました。

ドレッシーなミリタリースタイル

“モカ・ムース”はやわらかい印象のカラーなので、タフなムードのアイテムも穏やかに着こなせます。例えば、ミリタリースタイル。カーキ系に比べてぐっとソフトな雰囲気でまとえます。

「エルメス(HERMES)」のミリタリーライクなセットアップがドレッシーに映るのは、落ち着いたトーンのおかげ。スポーティーなブラトップもエレガントな印象です。サンダルも同系色でそろえつつ、バッグだけはキャメルカラーで控えめな差し色を効かせました。

タフさを抑えたつやめきコーデ

気負わない自然体な色なのも“モカ・ムース”の特徴で、凜々しい印象をやわらげる使い方も可能です。パテントレザーやグリッターなどとマリアージュすれば、硬軟が同居したコーディネートに仕上がります。

「ミュウミュウ(MIU MIU)」は、たっぷりと光沢を宿したレザーコートをワンピースのようにまといました。押し出しが強すぎないのは、“モカ・ムース”系カラーの効果。表情の異なるベルトを2本巻いて、アクセサリーのような華やかさを演出しました。一方、足元はサンダルでムードをずらした好バランスのスタイリングです。

スポーティー×グラマラスとも好相性

“モカ・ムース”は、シックな雰囲気にまとめやすいカラーでもあります。素肌の露出が多めでも、全体をバランス良く軟着陸させられます。ガーリーに見えがちなミニ丈のボトムスも“モカ・ムース”なら大人度アップ。上下でまとえば、さらにドレッシーに仕上がります。

「グッチ(GUCCI)」は、ミニスカートのセットアップをトレンドカラーで染め上げました。ハリとつやめきをダブルで帯びた特殊加工素材が“モカ・ムース”系と好相性。リッチなムードを醸し出しました。ジップアップのブルゾンは、スポーティーな表情とフェミニンなペプラムが融合。クラッチバッグとスタッズ付きヒールでグラマラスさを添えています。

ノスタルジックなボヘミアンスタイル

落ち着いたトーンの“モカ・ムース”系は、渋めの装いにもなじみます。勢いの続くボヘミアンやレトロスタイルは、絶好の使いどころ。ノスタルジックなモチーフとも折り合いが良く、古着やビンテージ系の着こなしにもマッチするカラーです。

全体をペイズリー柄で埋め尽くした「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のワンピースは、ボヘミアンなムードと優雅さを折り合わせたデザイン。“モカ・ムース”より赤みの強い地色が、どこか懐かしげなムードを印象付けています。黒レースのグローブや白レースのストッキングで脇を固めて、貴婦人テイストも取り入れたミックススタイルです。

シアーなデザインも気品をキープ

自然界に存在する色に近い“モカ・ムース”は、ナチュラルな装いにマッチします。抑えた色調は知性や品性をもたらすので、セレモニーの場面やオフィスルックにも好適。ドレスでまとえば、レディーライクに整えられます。

シアーな生地で仕立てた「フェンディ(FENDI)」のスリップドレスは、美しい落ち感が印象的。タンクトップ風のパーツがヘルシーな表情を引き出しています。ボトムのシースルースカートから脚が透けて見えても、ノーブルな色が気品をキープ。健やかさとドレッシーさが無理なく同居しています。

“モカ・ムース”は奥行きや穏やかさが備わった色調なので、1枚で着ても様になります。コーヒー由来のほのかな甘さやビターなイメージも持ち味です。シーズンやシーンを選ばないので、2025年の年間を通じて頼れるトレンドカラーになりそうです。

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「ディオール」「スリー」の春コスメや「シュウ ウエムラ」「アルマーニ ビューティ」の新春限定品など 今週発売のビューティアイテム19選【12/30〜1/5】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月30日〜1月5日に発売するアイテムを紹介します。2025年の始まりはビューティアイテムが豊作!「ディオール(DIOR)」や「スリー(THREE)」、「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」、「ジバンシイ(GIVENCHY)」からはスプリングコレクション、「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」や「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」、「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」からは新春を祝う限定デザインのコレクションが登場します。スキンケアもシワ改善有効成分のニールワンを配合したポーラ「リンクルショット」の先行美容液や「ヒンス(HINCE)」初のスキンケアアイテムが発売に。新しい年を新しいコスメでスタートしては?

【1月1日発売】
アナ スイ コスメティックス
(ANNA SUI COSMETICS)

質感異なる4種のアイカラーとカラーライナー

「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」は2025年の春コレクション第1弾を発売する。ラインアップは、質感とカラーの異なるアイカラー4種と、柔らかく滑らかな描き心地の極細芯が特徴のペンシルタイプのカラーライナー。

■商品詳細

“シャイニー アイカラー”(各5色、各2750円)
“シルキー アイカラー”(各5色、各2750円)
“マット アイカラー”(各5色、各2750円)
“グリッター アイカラー”(各5色、各2750円)
“アイライナー ペンシル”(全6色、各2420円)

【1月1日発売】
アルマーニ ビューティ
(ARMANI BEAUTY)

人気ファンデから“へび”にリンクした新デザインケースが登場 

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は、アイコンアイテムのファンデーション“マイ アルマーニ トゥ ゴー クッション”から、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」のハンドバッグにインスピレーションを受けたデザインのケース“エフェクロコ ヌード”を数量量限定で発売する。

■商品詳細

“エフェクロコ ヌード”(4180円/レフィル8030円)

【1月1日発売】
アヴェダ
(AVEDA)

“頭皮の老化”に着目したスカルプ&ヘアマスク

「アヴェダ(AVEDA)」は、植物科学とスキンケア発想を融合させた“スカルプ ソリューション”シリーズから頭皮と髪に潤いを与える“ハイドレーティング スカルプ&ヘア マスク”を発売する。97%自然由来成分を配合し、ビーガンかつシリコンフリー処方。乾燥による頭皮の不快感を軽減に導くほか、髪にも潤いを与えて柔らかくし、滑らかに仕上げる。

■商品詳細

“スカルプ ソリューション ハイドレーティング スカルプ&ヘア マスク”(150mL、6710円)

【1月1日発売】
ディオール
(DIOR)

パステルカラーの限定アイパレットやマキシマイザーが登場 

「ディオール(DIOR)」は、スプリングコレクション 2025 “グロウマニア”を発売する。可憐で柔らかなピンク、透明感溢れるブルーとライラック、フレッシュなピーチや爽やかなミントグリーンのパステルカラーのリップ、ハイライター、アイシャドウ、ネイルをラインアップし、喜びに溢れた春のルックを演出する。

■商品詳細

“ディオールショウ サンク クルール”(限定2種、各1万10円)
“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”(限定5色、各4730円)
“ディオールスキン フォーエヴァー クチュール ルミナイザー”(限定1色、8250円)
“ディオールスキン フォーエヴァー グロウ マキシマイザー”(限定1色、5940円)
“ディオール ヴェルニ”(限定1色、4620円)
“クレーム アブリコ”(限定1色、4620円)

【1月1日発売】
ヒンス
(HINCE)

“キングスベリー”に着目した初のスキンケアラインが登場 

韓国発コスメブランド「ヒンス(HINCE)」は、ブランド初の、“キングスベリー”に着目したスキンケアアイテム、ナイトクリームとリップオイルを発売する。「ヒンス」公式オンラインストアとゾゾタウンで2025年1月1日から、1月2日からは「ヒンス」直営店舗で発売する。

■商品詳細

“キングスベリービターナイトクリーム” (50mL、2640円)
“ビタナリッシングリップオイル”(全2色、1650円)

【1月1日発売】
ポーラ

ニールワンをした配合シワ改善の2剤式・先行美容液 

ポーラは、「リンクルショット」からシワ改善有効成分ニールワンを配合した先行美容液“リンクルショット メディカル セラム デュオ”[医薬部外品]を発売する。ニールワンを配合した初の全顔美容液で、2剤を自身で混合して使うシワ改善医薬部外品の美容液。シワを改善するニールワンとNEREリキッドのほか、ニーレナジーとDリキッドを配合した。

■商品詳細

“リンクルショット メディカル セラム デュオ”[医薬部外品](1万9800円)

【1月1日発売】
メイクアップフォーエバー
(MAKE UP FOR EVER)

人気パウダーが進化 自然な仕上がりの2タイプが登場 

「メイクアップフォーエバー(MAKE UP FOR EVER)」は、“ウルトラHDシリーズ”のベストセラーのパウダーを進化させ、“HDスキン プレストパウダー”と“HDスキン ルースパウダー”を発売する。

■商品詳細

“HDスキン プレストパウダー”(全5色、各5720円)
“HDスキン ルースパウダー”(5720円)

【1月1日発売】
シセイドウ
(SHISEIDO)

“フューチャーソリューションLX”シリーズのUVクリーム 

資生堂は、グローバルブランド「シセイドウ(SHISEIDO)」の最高峰シリーズ“フューチャーソリューション LX”から“スキントリートメントUVクリーム”を発売する。全国のデパートを中心とした約120店と「シセイドウ」公式サイト、資生堂オンラインストアで取り扱う。

■商品詳細

“スキントリートメントUVクリーム”(52g、1万1550円))

【1月1日発売】
スナイデル ビューティ
(SNIDEL BEAUTY)

6色アイパレットと高密着ルージュがリニューアル 

「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」は、リニューアルした6色アイパレット “アイデザイナー n”と “ルージュ クチュール”をそろえる“2025 SS コレクション”を発売する。「スナイデルビューティ」公式オンラインストア、全店舗で取り扱い、12月18日に予約受付を開始する。

■商品詳細

“アイデザイナー n” (全4種、各6600円)
“ルージュ クチュール” (全8種、各3520円)

【1月1日発売】
スリー
(THREE)

新感覚リップ2種と春限定アイシャドウパレット

「スリー(THREE)」は、“反射の領域”がテーマの2025年スプリングコレクションを発売する。異なる質感のリップカラー2種と春限定カラーのアイシャドウ2色をラインアップする。

■商品詳細

“スリー ドリームオン アリューリング リルワン”(全6色、各4070円)
“スリー ドリームオン アリューリング リップスティック”(全6色、各4400円)
“スリー スターゲージングアイシャドウクアッド”(全2種、各7480円)

【1月1日発売】
よーじや

全身ケアがかなう福袋2種 

京都発の「よーじや」は、ハンドクリームやリップクリームなど人気の肌ケアアイテムを入れた福袋“よーじやハッピーバッグ”を発売する。9900円相当の商品を入れた5000円の福袋と、1万8000円相当の商品を入れた1万円の福袋の2つをラインアップする。

■商品詳細

“よーじやハッピーバッグ”(5000円)
“よーじやハッピーバッグ”(1万円)

【1月1日発売】
シュウ ウエムラ
(SHU UEMURA)

“扇”モチーフのコレクション

「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、縁起物の“扇”をモチーフにしたデザインの“イルーシブフレアニューイヤーコレクション”を発売する。4色アイシャドウパレット、リップ2種、アイブロウペンシル、クレンジングオイルを華やかなレッドカラーをまとった限定パッケージでラインアップする。

■商品詳細

“アイスカルプト”(7150円)
“キヌルージュ マット”(各4950円)
“ルージュ アンリミテッド アンプリファイド ピグメント”(各4620円)
“ハードフォーミュラハード9”(3850円)
“アルティム8∞ スブリムビューティ クレンジング オイルn”(450mL、1万4850円)

【1月1日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

“メイクミーブラッシュ”シリーズからなふんわり発色のパウダーチーク

イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT以下、YSL)」は、“メイクミーブラッシュ”シリーズからパウダーチーク“メイクミーブラッシュ パウダー”を発売する。“ライトヴェール”効果により、もともとが美しい肌かのようにふんわりと頰を染める。ローズヒップとスクワランを配合し、パウダーでありながら長時間しっとりとした肌が続く。

■商品詳細

“メイクミーブラッシュ”シリーズからパウダーチーク“メイクミーブラッシュ パウダー”(全7色、各8360円)

【1月2日発売】
ボビイ ブラウン
(BOBBI BROWN)

新年の訪れを祝うアイシャドウとアイブロウペンシルが登場 

「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」は、春節のランタンや爆竹が着想源の“ルナ ライツ アイシャドウ クォード”と細身でなぎなた型の新作アイブロウペンシル“プリサイス ブロー ペンシル”、“ロングウェア ブロー ペンシル”の新色2色を発売する。

■商品詳細

“ルナ ライツ アイシャドウ クォード”(5.2g、9350円)
“プリサイス ブロー ペンシル”(全12色、各5720円)
“ロングウェア ブロー ペンシル”(新色2色、各4950円)

【1月2日発売】
メゾン マルジェラ
(MAISON MARGIELA)

“レプリカ”のハンドクリームがリニューアル 

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」 は、フレグランスライン“レプリカ”の “レプリカ ハンドクリーム”をパッケージデザインと容量をリニューアルして発売する。同商品は、厳選されたシアバターとスイートアーモンドオイルを使用し、乾燥から手肌を守る。ベタつかないテクスチャーと軽やかな使用感が特徴で、ギフトとしても人気のアイテムだ。

■商品詳細

“レプリカ ハンドクリーム”(全3種、各50mL、各4400円)

【1月2日発売】
ノーズショップ
(NOSE SHOP)

トラベルサイズの香水をセットにした福袋 

フレグランス専門店を展開する「ノーズショップ(NOSE SHOP)」は、ニッチフレグランスをとことん楽しめる“ノーズ ショップ 福袋”(全2種、各3万3000円)を数量限定発売する。それぞれ約6〜15mLのトラベルサイズの香水を6〜7種そろえ、約6万円相当の香水が3万3000円で手に入るセットだ。

■商品詳細

“ノーズ ショップ 福袋”(全2種、各3万3000円)
“ノーズ ショップ ミニ香水福袋”(オンライン限定、全2種、各8800円)

【1月3日発売】
ジバンシイ
(GIVENCHY)

プリズムの魔法と煌めきに満ちたスプリングコレクション 

ジバンシイ(GIVENCHY)」は、“きらめきに満ちた春”がテーマの“スプリング コレクション 2025”を数量限定で発売する。ラインアップは、麗らかな日差しや桜の花びらから零れ落ちるきらめきを表現した全4アイテム。公式オンラインストアでは6日から販売する。

■商品詳細

“プリズム・リーブル・ハイライター”(6930円)
“プリズム・リーブル・スキンケアリング・コレクター ピンク”(11mL、5060円)
“プリズム・リーブル・スキンケアリング・コレクター ラベンダー”(11mL、5060円)
“ローズ・パーフェクト”(全2色、各4840円)
“ル・ヌフ・ジバンシイ”(8360円)

【1月3日発売】
ラッシュ
(LUSH)

全身でチョコレートを満喫できるバレンタインコレクション 

ナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は、フェアトレードオーガニック認定カカオバターを使用したバレンタインコレクションを発売する。チョコレートの香りのシャワージェルや板チョコ型のバスボムなどのバスアイテムほか、ボディーケアアイテムやギフトセットなど、バレンタインを彩る全35アイテムをラインアップする。

■商品詳細

“ポッシュチョコレート シャワージェル”(110g、1530円/280g、3060円/560g、5160円)
バスボム(全6種)
シャワージェル(全3種)
スキンケアアイテム(全5種)
“ラブバーガー ギフト”(3200円)
“チェリーチョコレート ギフト”(3400円)
“ラブトリップ ギフト”(2400円)

【1月3日発売】
トム フォード ビューティ
(TOM FORD BEAUTY)

あでやかなバラの誘惑を表現した限定コレクション 

「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は、あでやかなバラの誘惑を表現した“ローズ エクスポーズド カラー コレクション”を限定発売する。“ローズ エクスポーズド オード パルファム スプレィ”は、フローラルレザーの香りで、生花の香りを保つためのブランド独自のローズ・オン・ローズ共蒸留技術を主役に据えた初めてのフレグランスだ。

■商品詳細

“ローズ エクスポーズド オード パルファム スプレィ”(30mL、2万8050円/50mL、3万9600円)
“アイ カラー クォード 01RE ローズ エクスポーズド”(1万2980円)
“リップ カラー”(全2色、8250円)
“ローズ リップ オイル ティント”(8250円)

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【新作1位まとめ】「ディオール」強し!「キャンメイク」も2アイテムがトップを獲得 「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」メイクアップ編

百貨店・セミセルフ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2024年下半期(5~10月)に売れた商品を調査し、“本当に売れているもの”をまとめた「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」。その中から、メイクアップカテゴリーで1位に輝いた商品だけをまとめて紹介する。

【アイメイク部門1位】

<百貨店部門>

「ディオール(DIOR)」
“ディオールショウ サンク クルール”

パリの風景を落とし込んだような輝きの限定アイシャドウ。カラークリスチャン・ディオールが愛したシャンゼリゼ通りが夕日に染まる情景からインスパイアされた “983 シャンゼリゼ”は、高い支持を集めた。1950年代にクリスチャン・ディオールがデザインしたシルクスカーフに着想を得て、マリア・グラツィア・キウリが再解釈した「プラン ドゥ パリ」パターンが施されたケースも人気に。(限定4種、各1万1150円※数量限定のためなくなり次第終了)

<バラエティー・ドラッグストア部門>
「キャンメイク(CANMAKE)」
“クリーミータッチライナー”

1.5mmの超極細芯の超極細ジェルライナーに、ミルキーなピンクブラウンの新色(カプチーノピンク)が登場。細かい部分にもスルスルと書くことができる点や肌なじみが良いカラーが話題になった。(新1色、715円)

<EC部門>
「アディクション(ADDICTION)」
“ザ アイシャドウ パレット +”

全質感にクリーミーオイルを配合し、ベルベットのように滑らかなテクスチャーに刷新した。絶妙な色と質感のレイヤードで、抜け感のあるアイメイクをかなえる。見た目より使いやすいという口コミも多く、人気の“008 Miss Mauve”はブルーベースの人を中心に注目された。(全12色、各6820円)

【リップ部門1位】

<百貨店部門>
「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」
“ラブシャイン キャンディ グロウ バーム”

ワンストロークでみずみずしい唇に仕上げるリップバーム。じんわりと湿度を含んだかのような艶やかさで発色する血色ヌードカラーがSNSを中心に話題となり新規購入者を増やした。高保湿で今までにないシアーな発色とピンクのケースのかわいらしさも高評価に。(全6色、各4950円)

<バラエティー・ドラッグストア部門>
「フィー(FWEE)」
“3Dボリューミンググロス”

日本での発売を待っている人も多かったボリュームアップグロス。元の唇の色を生かした発色の30%タイプと、果汁シロップのような鮮明なカラーの70%タイプの2種類を備える。潤いに満ちた艶やかな仕上がりと迫力のボリューム感が人気で、売り切れ店舗も続出した。(全12色、各1760円)

<EC部門>
「カネボウ(KANEBO)」
“ルージュスターヴァイブラント”

複合保湿成分インテリジェントモイストコンパウンドが働き、唇を乾燥や荒れからガードするラスティングルージュ。V12のくすみ感のあるモーヴピンクは、表情に潜む華やかさを引き出しながらアンニュイさを加えるモーヴカラーで使いやすいと評判に。(全17色うち新3色、限定4色、各4620円※限定発売)

【チーク部門1位】

<百貨店部門>
「ディオール(DIOR)」
“ディオールスキン ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ”

やわらかな血色で頰を彩るチークカラーに、繊細な輝きをプラスするハイライトカラーをセットインしたデュオパレット。チークとハイライトの2種のパレットが見た目の愛らしさもあり、発売前からSNSで話題になった。(全4色、各8470円)

<バラエティー・ドラッグストア部門>
「キャンメイク(CANMAKE)」
“パウダーチークス”

人気のパウダーチークが一新され、ムラになりにくいクリアな発色でしっとり感も高めた。“P02リトルシャイピンク”はバブみピンクで人気を獲得。(全4色、各660円)

<EC部門>
「スック(SUQQU)」
“ブラーリング カラー ブラッシュ”

するすると伸び広がる微細な粉体に、独自のオイリーレス処方を採用したパウダーブラッシュ。チークカラーとハイライトがセットになっており、混ぜてもよし、重ねてもよし、と発売から注目を集めた。(新7色うち限定1色、各6600円)

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【新作1位まとめ】「ディオール」強し!「キャンメイク」も2アイテムがトップを獲得 「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」メイクアップ編

百貨店・セミセルフ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2024年下半期(5~10月)に売れた商品を調査し、“本当に売れているもの”をまとめた「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」。その中から、メイクアップカテゴリーで1位に輝いた商品だけをまとめて紹介する。

【アイメイク部門1位】

<百貨店部門>

「ディオール(DIOR)」
“ディオールショウ サンク クルール”

パリの風景を落とし込んだような輝きの限定アイシャドウ。カラークリスチャン・ディオールが愛したシャンゼリゼ通りが夕日に染まる情景からインスパイアされた “983 シャンゼリゼ”は、高い支持を集めた。1950年代にクリスチャン・ディオールがデザインしたシルクスカーフに着想を得て、マリア・グラツィア・キウリが再解釈した「プラン ドゥ パリ」パターンが施されたケースも人気に。(限定4種、各1万1150円※数量限定のためなくなり次第終了)

<バラエティー・ドラッグストア部門>
「キャンメイク(CANMAKE)」
“クリーミータッチライナー”

1.5mmの超極細芯の超極細ジェルライナーに、ミルキーなピンクブラウンの新色(カプチーノピンク)が登場。細かい部分にもスルスルと書くことができる点や肌なじみが良いカラーが話題になった。(新1色、715円)

<EC部門>
「アディクション(ADDICTION)」
“ザ アイシャドウ パレット +”

全質感にクリーミーオイルを配合し、ベルベットのように滑らかなテクスチャーに刷新した。絶妙な色と質感のレイヤードで、抜け感のあるアイメイクをかなえる。見た目より使いやすいという口コミも多く、人気の“008 Miss Mauve”はブルーベースの人を中心に注目された。(全12色、各6820円)

【リップ部門1位】

<百貨店部門>
「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」
“ラブシャイン キャンディ グロウ バーム”

ワンストロークでみずみずしい唇に仕上げるリップバーム。じんわりと湿度を含んだかのような艶やかさで発色する血色ヌードカラーがSNSを中心に話題となり新規購入者を増やした。高保湿で今までにないシアーな発色とピンクのケースのかわいらしさも高評価に。(全6色、各4950円)

<バラエティー・ドラッグストア部門>
「フィー(FWEE)」
“3Dボリューミンググロス”

日本での発売を待っている人も多かったボリュームアップグロス。元の唇の色を生かした発色の30%タイプと、果汁シロップのような鮮明なカラーの70%タイプの2種類を備える。潤いに満ちた艶やかな仕上がりと迫力のボリューム感が人気で、売り切れ店舗も続出した。(全12色、各1760円)

<EC部門>
「カネボウ(KANEBO)」
“ルージュスターヴァイブラント”

複合保湿成分インテリジェントモイストコンパウンドが働き、唇を乾燥や荒れからガードするラスティングルージュ。V12のくすみ感のあるモーヴピンクは、表情に潜む華やかさを引き出しながらアンニュイさを加えるモーヴカラーで使いやすいと評判に。(全17色うち新3色、限定4色、各4620円※限定発売)

【チーク部門1位】

<百貨店部門>
「ディオール(DIOR)」
“ディオールスキン ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ”

やわらかな血色で頰を彩るチークカラーに、繊細な輝きをプラスするハイライトカラーをセットインしたデュオパレット。チークとハイライトの2種のパレットが見た目の愛らしさもあり、発売前からSNSで話題になった。(全4色、各8470円)

<バラエティー・ドラッグストア部門>
「キャンメイク(CANMAKE)」
“パウダーチークス”

人気のパウダーチークが一新され、ムラになりにくいクリアな発色でしっとり感も高めた。“P02リトルシャイピンク”はバブみピンクで人気を獲得。(全4色、各660円)

<EC部門>
「スック(SUQQU)」
“ブラーリング カラー ブラッシュ”

するすると伸び広がる微細な粉体に、独自のオイリーレス処方を採用したパウダーブラッシュ。チークカラーとハイライトがセットになっており、混ぜてもよし、重ねてもよし、と発売から注目を集めた。(新7色うち限定1色、各6600円)

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【新作1位まとめ】「コスメデコルテ」「ランコム」は二冠 あのリニューアル乳液もランクイン!新商品「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」スキンケア編

百貨店・セミセルフ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2024年下半期(5~10月)に売れた商品を調査し、“本当に売れているもの”をまとめた「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」。その中から、スキンケアカテゴリーで1位に輝いた商品だけをまとめてお届けする。

【クレンジング・洗顔部門1位】

<百貨店部門>
「コスメデコルテ(DECORTE)」
“AQ ラディアンス ウォータリー ジェル クレンジング”

くすみ印象を一掃する、美容液90%のウォータリージェルクレンジング。AQスキンケアシリーズ共通成分の金香木エキス、白樺水に加えて、月見草エキス、ウメ果実エキスを配合している。水のようにとける潤いジェルの使用感やダブル洗顔不要でオイルフリーの洗い心地のよさに評価が集まった。(175g、7700円)

<バラエティー・ドラッグストア部門>
「N オーガニック(N ORGANIC)」
“ブライトホワイト クリア ジェルウォッシュ”

古い角質・皮脂・毛穴汚れをオフする朝用洗顔。肌にのせると先に広がり崩れるやわらかなブースタージェリーと、時間差でほどける美容成分入りのジェリー粒による、2種類のジェリー構造がポイントだ。クラッシュジェリーのような独特なテクスチャーとブースター効果のある新しいタイプの朝洗顔が珍しく、注目を集めた。(150g、3300円)

<EC部門>
「コスメデコルテ(DECORTE)」
“AQ ラディアンス ウォータリー ジェル クレンジング”

百貨店部門との二冠を達成。みずみずしいテクスチャーのほか、ダブル洗顔不要という時短ポイントや、香りがよく、クレンジングの時間が癒やしの時間になるという声が多数寄せられた。(175g、7700円)

【化粧水部門1位】

<百貨店部門>
「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」
“アクア チャージ 薬用 トリートメント ローション”

日本人の肌を研究し、170年以上の歴史を持つ老舗酒造会社の勇心酒造と共同開発したローション。皮膚の水分保持力にアプローチし、透明感と輝きのある肌へと導く。話題性の高さと肌の明るさやしっとり感が得られるという声の多さもあり、「エスティ ローダー」未経験の若年層からも人気を集めた。【医薬部外品】(200mL、7590円)

<バラエティー・ドラッグストア部門>
「Nオーガニック(N ORGANIC)」
“バランシング ローション”

「ビューティー&マインドケアブランド」へとリブランディングしたことに伴い、ベーシックシリーズをリニューアル。癒やされる柑橘系の系の香りはそのままに、美容成分を追加してパワーアップした。リピーターだけでなく過去に使ったことのあるユーザーも戻ってくるなどし、ファンを拡大した。(100mL、4180円)

<EC部門>
「クラランス(CLARINS)」
“フィックス メイクアップ N”

ファンデーションの毛穴落ちやメイクの色移りなどにも考慮して商品を開発したフィニッシングミスト。細かいミストの使用感はそのままに、メイクキープ力や肌への優しさがパワーアップした。24年は暑い日が続いたこともあり、「メイクの落ちにくさ」で人気が広がった。(50mL、4950円)

【美容液部門1位】

<百貨店部門>
「ランコム(LANCOME)」
“ジェニフィック アルティメ セラム”

美容液“ジェニフィック”を、日本人のために処方開発し“ジェニフィック アルティメ セラム”としてリニューアル。肌の透明感、艶、美しさを高めてくれるアイテムとして話題になり、リニューアルにより浸透力がアップするなど、総合的な機能の向上により新規ファンを獲得した。(30mL、1万1990円/50mL、1万7820円/レフィル50mL、1万5400円/115mL、3万3000円)

<バラエティー・ドラッグストア部門>
「エリクシール(ELIXIR)」
“ザ セラム aa”

約4年ぶりの発売となるエイジングケア美容液。近年の「タイパ」トレンドを反映した倍速美容液というキャッチコピーも奏功し、予約数がブランド史上最高となる19.7万本を記録するなど、24年を代表するアイテムになった。【医薬部外品】(50mL、8910円/レフィル50mL、8360円)

<EC部門>
「ランコム(LANCOME)」
“ジェニフィック アルティメ セラム”

百貨店部門と合わせ二冠を達成。元々ブランドを代表するアイテムで以前から愛用している人は多かったが、リニューアルを機に新規ファンを獲得した。(30mL、1万1990円/50mL、1万7820円/レフィル50mL、1万5400円/115mL、3万3000円)

【乳液・クリーム部門1位】

<百貨店部門>
「SK-Ⅱ」
“LXP 金継ぎ クリーム”

陶磁器の修復技法、金継ぎの時を重んじる美学にインスピレーションして生まれ、ブランドのシグニチャーであるピテラを超濃縮して高配合したクリーム。ピテラが濃縮されているところに魅力を感じる人が多く、伽羅の香りも高い評価を集めた。(30g、4万6200円/50g、6万8200円※編集部調べ)

<バラエティー・ドラッグストア部門>
「雪肌精(SEKKISEI)」
“ブライトニング エマルジョン”

自然科学研究40年の集大成として初のリニューアルを迎えた薬用雪肌精シリーズから、新たに登場した乳液。化粧水に続き「美白×肌荒れ防止」のダブル効能を備え、長年のファンからの支持はもちろんのこと新たな顧客を獲得した。【医薬部外品】(140ml、4180円/レフィル120mL、3520円)

<EC部門>
「バイオヒールボ(BIOHEAL BOH)」
“プロバイオダーム 3D リフティングクリーム”

韓国では“タンタン”の愛称で親しまれ、日本でも“塗るハイフ”と人気を得ていたクリームがリニューアル。より潤いを感じる使い心地でエイジングケアしたい人から注目された。オリーブヤングのスキンケアブランドということもあり、韓国ではもちろん、日本でも信頼を集めている。(50mL、3300円※編集部調べ)

<EC部門>
「エスト(EST)」
“エストG.P. セラムイン エマルジョン”

ブランド最高峰エイジングケアラインのエマルジョン。それぞれの肌状態に合わせたケアを提案し、M、B【医薬部外品】、Lの3種をラインアップする。自分の好みや肌に合わせて3タイプから選べることと、使用感に支持が集まった(全3種、各120g、各1万3200円/レフィル 各120g、各1万2650円)。

<EC部門>
「エピステーム(EPISTEME)」
“アイパーフェクトショットb”


ハリのなさや乾燥によるくすみなど、複雑に重なる目元の悩みにパワフルにアプローチする夜用アイクリームがリニューアル。こっくりしているのにべたつかないテクスチャーも人気を支えた。(9g、7150円/18g、1万2100円)

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百貨店・セミセルフ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2024年下半期(5~10月)に売れた商品を調査し、“本当に売れているもの”をまとめた「WWDBEAUTY 2024下半期ベストコスメ」。その中から、スキンケアカテゴリーで1位に輝いた商品だけをまとめてお届けする。

【クレンジング・洗顔部門1位】

<百貨店部門>
「コスメデコルテ(DECORTE)」
“AQ ラディアンス ウォータリー ジェル クレンジング”

くすみ印象を一掃する、美容液90%のウォータリージェルクレンジング。AQスキンケアシリーズ共通成分の金香木エキス、白樺水に加えて、月見草エキス、ウメ果実エキスを配合している。水のようにとける潤いジェルの使用感やダブル洗顔不要でオイルフリーの洗い心地のよさに評価が集まった。(175g、7700円)

<バラエティー・ドラッグストア部門>
「N オーガニック(N ORGANIC)」
“ブライトホワイト クリア ジェルウォッシュ”

古い角質・皮脂・毛穴汚れをオフする朝用洗顔。肌にのせると先に広がり崩れるやわらかなブースタージェリーと、時間差でほどける美容成分入りのジェリー粒による、2種類のジェリー構造がポイントだ。クラッシュジェリーのような独特なテクスチャーとブースター効果のある新しいタイプの朝洗顔が珍しく、注目を集めた。(150g、3300円)

<EC部門>
「コスメデコルテ(DECORTE)」
“AQ ラディアンス ウォータリー ジェル クレンジング”

百貨店部門との二冠を達成。みずみずしいテクスチャーのほか、ダブル洗顔不要という時短ポイントや、香りがよく、クレンジングの時間が癒やしの時間になるという声が多数寄せられた。(175g、7700円)

【化粧水部門1位】

<百貨店部門>
「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」
“アクア チャージ 薬用 トリートメント ローション”

日本人の肌を研究し、170年以上の歴史を持つ老舗酒造会社の勇心酒造と共同開発したローション。皮膚の水分保持力にアプローチし、透明感と輝きのある肌へと導く。話題性の高さと肌の明るさやしっとり感が得られるという声の多さもあり、「エスティ ローダー」未経験の若年層からも人気を集めた。【医薬部外品】(200mL、7590円)

<バラエティー・ドラッグストア部門>
「Nオーガニック(N ORGANIC)」
“バランシング ローション”

「ビューティー&マインドケアブランド」へとリブランディングしたことに伴い、ベーシックシリーズをリニューアル。癒やされる柑橘系の系の香りはそのままに、美容成分を追加してパワーアップした。リピーターだけでなく過去に使ったことのあるユーザーも戻ってくるなどし、ファンを拡大した。(100mL、4180円)

<EC部門>
「クラランス(CLARINS)」
“フィックス メイクアップ N”

ファンデーションの毛穴落ちやメイクの色移りなどにも考慮して商品を開発したフィニッシングミスト。細かいミストの使用感はそのままに、メイクキープ力や肌への優しさがパワーアップした。24年は暑い日が続いたこともあり、「メイクの落ちにくさ」で人気が広がった。(50mL、4950円)

【美容液部門1位】

<百貨店部門>
「ランコム(LANCOME)」
“ジェニフィック アルティメ セラム”

美容液“ジェニフィック”を、日本人のために処方開発し“ジェニフィック アルティメ セラム”としてリニューアル。肌の透明感、艶、美しさを高めてくれるアイテムとして話題になり、リニューアルにより浸透力がアップするなど、総合的な機能の向上により新規ファンを獲得した。(30mL、1万1990円/50mL、1万7820円/レフィル50mL、1万5400円/115mL、3万3000円)

<バラエティー・ドラッグストア部門>
「エリクシール(ELIXIR)」
“ザ セラム aa”

約4年ぶりの発売となるエイジングケア美容液。近年の「タイパ」トレンドを反映した倍速美容液というキャッチコピーも奏功し、予約数がブランド史上最高となる19.7万本を記録するなど、24年を代表するアイテムになった。【医薬部外品】(50mL、8910円/レフィル50mL、8360円)

<EC部門>
「ランコム(LANCOME)」
“ジェニフィック アルティメ セラム”

百貨店部門と合わせ二冠を達成。元々ブランドを代表するアイテムで以前から愛用している人は多かったが、リニューアルを機に新規ファンを獲得した。(30mL、1万1990円/50mL、1万7820円/レフィル50mL、1万5400円/115mL、3万3000円)

【乳液・クリーム部門1位】

<百貨店部門>
「SK-Ⅱ」
“LXP 金継ぎ クリーム”

陶磁器の修復技法、金継ぎの時を重んじる美学にインスピレーションして生まれ、ブランドのシグニチャーであるピテラを超濃縮して高配合したクリーム。ピテラが濃縮されているところに魅力を感じる人が多く、伽羅の香りも高い評価を集めた。(30g、4万6200円/50g、6万8200円※編集部調べ)

<バラエティー・ドラッグストア部門>
「雪肌精(SEKKISEI)」
“ブライトニング エマルジョン”

自然科学研究40年の集大成として初のリニューアルを迎えた薬用雪肌精シリーズから、新たに登場した乳液。化粧水に続き「美白×肌荒れ防止」のダブル効能を備え、長年のファンからの支持はもちろんのこと新たな顧客を獲得した。【医薬部外品】(140ml、4180円/レフィル120mL、3520円)

<EC部門>
「バイオヒールボ(BIOHEAL BOH)」
“プロバイオダーム 3D リフティングクリーム”

韓国では“タンタン”の愛称で親しまれ、日本でも“塗るハイフ”と人気を得ていたクリームがリニューアル。より潤いを感じる使い心地でエイジングケアしたい人から注目された。オリーブヤングのスキンケアブランドということもあり、韓国ではもちろん、日本でも信頼を集めている。(50mL、3300円※編集部調べ)

<EC部門>
「エスト(EST)」
“エストG.P. セラムイン エマルジョン”

ブランド最高峰エイジングケアラインのエマルジョン。それぞれの肌状態に合わせたケアを提案し、M、B【医薬部外品】、Lの3種をラインアップする。自分の好みや肌に合わせて3タイプから選べることと、使用感に支持が集まった(全3種、各120g、各1万3200円/レフィル 各120g、各1万2650円)。

<EC部門>
「エピステーム(EPISTEME)」
“アイパーフェクトショットb”


ハリのなさや乾燥によるくすみなど、複雑に重なる目元の悩みにパワフルにアプローチする夜用アイクリームがリニューアル。こっくりしているのにべたつかないテクスチャーも人気を支えた。(9g、7150円/18g、1万2100円)

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「フラコラ」から再生医療に着想を得たスキンケア“シンピ”デビュー 大人の肌を“鍛える”成分でケア

スキンケアやインナーケアを展開するフラコラは2025年2月3日、主力ブランド「フラコラ(FRACORA)」から再生医療に着想を得た独自成分配合のスキンケアシリーズ“シンピ(SHINPI)”を発売する。アイテムは、“シンピ 導入美容液”(30mL、7500円)と“同 エンリッチ モイストクリーム”(60g、6645円)の2品で、エイジングサインの気になる肌に働きかける。

“シンピ”シリーズは多様化する肌悩みへの高い効果や美容医療レベルの原料の採用、そして、より高い肌なじみと浸透※1を目指して開発がスタートした。ハリや弾力不足、キメの乱れ、乾燥によるくすみといったエイジングサインの元となる肌の“土台”へアプローチすべく、独自成分を採用。再生医療の現場においても注目されるサイタイ幹細胞に化粧品成分であるナールスゲン※2を組み合わせて培養することで、幹細胞に適度なストレスがかかり、その結果さまざまな物質は増加するという。特に美しさの鍵となる因子が1.3倍に増加することが研究で判明。効果の期待できる美容成分に、ストレスを与えて“鍛えて磨く”という新発想で、サイタイ幹細胞培養エキス※3を独自成分として配合したのが“シンピ”シリーズだ。
 洗顔後すぐに使用する“シンピ 導入美容液”は、美容液そのものにもナールスゲンを追加した“追いナールスゲン処方”で、内側からよりふっくらと満たされたような肌へと導く。“エンリッチ モイストクリーム”はコクがありながらも伸びやかなテクスチャーで、肌を潤いの膜で包み込む。

フラコラとは

フラコラの前身である協和薬品株式会社は、1960年に創業。食分野を中心とした事業を展開してきた。2004年にはイソフラボンの「フラ」とコラーゲンの「コラ」を組み合わせた名称のブランド「フラコラ」が誕生。高濃度コラーゲンドリンクから始まり、サプリメントや原液化粧品など、配合成分にフォーカスした製品を生み出してきた。2024年4月にFRACORAへと社名変更。先進サイエンスとテクノロジーを通した、ビューティ&ウエルネスブランドとして存在感を強めていく。

※1 角層まで
※2 ナールスゲン®:カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル(保湿)
※3 サイタイ幹細胞培養エキスは、“シンピ 導入美容液”に配合

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箱根駅伝2025、注目を集めるのはどのシューズ? 10ブランドを一挙紹介

お正月の風物詩と言えば、お雑煮に初もうで、そして1月2、3日の箱根駅伝!2日間にわたって全国的に放送されるレースは世界でも珍しく、宣伝効果は絶大だ。スポーツメーカーは箱根に照準を合わせて新型シューズを仕込んでおり、熾烈なシェア争いの場にもなっている。ここでは、24年の箱根で着用者がいたブランドの、25年の期待のシューズを紹介。「ナイキ」一強時代を経て各社の開発競争は激化・混戦しており、24年は初登場3ブランドを含む10ブランドが箱根路に登場した。
※以下、年ごとの着用者数、シェア率の出典は全て「アルペン グループ マガジン」

「ナイキ」
前回着用者:98人(42.6%)
注目モデル:“アルファフライ3”

21年にシェア率95.7%を記録し、経済誌などでも話題になった「ナイキ(NIKE)」。そこから徐々に着用率は落としてきたが、24年もシェア率で首位を維持。各社の追い上の中、数字をどこまで保てるかに注目が集まる。

注目モデルの“アルファフライ3”は、昨年の箱根でも選手に選ばれたモデル。歴代“アルファフライ”の中で最軽量で、前足部に2つ搭載した“エア ズーム ユニット”、“ズームX フォーム”による厚めのミッドソール、カーボンファイバーの“フライプレート”からなる独自のシステムがパワーを生み出す。11月22日に発売した24-25年向けの“エキデン パック”の“アルファフライ3”(3万9655円)は、白地に赤のファイヤーパターンが特徴。駅伝競争黎明期のころに夜道を照らした松明(たいまつ)が着想源という。

「アシックス」
前回着用者:57人(24.8%)
注目モデル:“メタスピードスカイパリ”

箱根の定番だった「アシックス(ASICS)」だが、「ナイキ」旋風が吹き荒れた21年は着用者ゼロの屈辱を味わった。しかし、“メタスピード”発売以降の22年は11.4%、23年は15.2%と巻き返し、24年は24.8%まで回復。25年は「ナイキ」にどこまで迫れるか。

箱根に向けては、走法の違いに合わせストライド型の“メタスピードスカイパリ”、ピッチ型の“メタスピードエッジパリ”の新色(共に2万7500円)を12月5日に発売した。独自の軽量クッションフォーム材“エフエフターボプラス”をミッドソールに採用。新色は、ピンクとイエローの爽やかな色使いがポイント。24年夏のパリ五輪でも、イエローの“メタスピード”シリーズのシューズを履いた選手は大活躍、特に、男子マラソンのバジル・アブディ選手(ベルギー)は銀メダルにも輝いた。

「アディダス」
前回着用者:42人(18.3%)
注目モデル:“アディゼロ アディオス プロ 4”

24年の箱根で、2年ぶり7度目の総合優勝を果たした青山学院大学。出場選手10人中6人が履いていたのが「アディダス」だ。また、「アディダス」は青学に加えて、今シーズンの大学駅伝で既に2冠を手にしている國學院大学ともパートナーシップを結んでいる。25年に旋風を巻き起こすか、期待が高まる。

注目モデルは“アディゼロ アディオス プロ 4”(2万8600円)。カーボンプレートではなく、足の指の形に沿うような5本骨形状のカーボンバー“エナジーロッド 2.0”を搭載し、前足部は船底のようなロッカーポイント構造を採用している。11月27日に発売した“アディゼロ エキデン コレクション”では、集中と情熱をイメージしたというシルバー×赤のカラーリングの“アディゼロ アディオス プロ 4”をそろえた。

「プーマ」
前回着用者:20人(8.7%)
注目モデル:“ディヴィエイト ニトロ エリート3”

箱根を「ナイキ」が席巻した21年から、改めてパフォーマンスランニングを強化している「プーマ(PUMA)」。24年夏は、多くの大学が合宿地とする長野・菅平に無料のリカバリーステーションも設けた。

注目モデルは“ディヴィエイト ニトロ エリート3”(3万800円)。“ニトロフォーム エリート”搭載のミッドソールは前作よりも4ミリ厚くなり、優れたエネルギーリターンを実現する。11月29日に発売された“エキデン グロー パック”では、「毎朝トレーニングに励むランナーが目にする、夜明け前の空を表現した」というパープルからイエローのグラデーションカラーが印象的。

「ミズノ」
前回着用者:5人(2.2%)
注目モデル:“ウエーブ リベリオン プロ ロー“

「ミズノ(MIZUNO)」も「アシックス」と共に、かつては箱根の定番だった。しかし、「ナイキ」の躍進と共にシェアを減らし、21年以降はシェア1〜2%前後で推移している。

「反発こそ、勝利への一歩。」と銘打ち、“ウエーブ リベリオン プロ ロー“(中足接地の選手向け)、“ウエーブ リベリオン プロ スリー”(前足部接地の選手向け)を11月29日に発売した。共に2万9700円。「爆発的な反発でスピードをアシストする」ため、従来使ってきたものより柔らかい独自のソール素材“ミズノ エナジーXP”を採用。柔らかいソールでも走りやすいよう、接地エリアが広くフラットになるソール構造もポイントだ。繊維強化ナイロンプレート“ミズノ ウェーブ”も搭載。

「オン」
前回着用者:3人(1.3%)
注目モデル:“クラウドブーム ストライク LS”

スイス発「オン」は、24年に初めて箱根での着用者が出た。五輪やワールドマラソンメジャーズ(マラソンの世界6大大会)では、着用した選手が好成績を多数残している。箱根での露出も今後さらに増えていきそうだ。

注目モデルは、パリ五輪に合わせて今夏パリで製法をお披露目した“クラウドブーム ストライク LS”(4万4000円)。ロボットアームからスプレー噴射してアッパーを高速製造する新技術「LightSpray」で作られており、アッパーは極薄でシームレス、シューレースも不要。廃棄物やCO2排出量も大幅に削減できるという。パリ五輪では、女子マラソンのヘレン・オビリ選手(ケニア)が同シューズを着用して銅メダルに輝いた。日本では10月31日に数量限定で発売した。

「ホカ」
前回着用者:2人(0.9%)
注目モデル:“ロケット X 2”

「オン」と同じく、米「ホカ(HOKA)」も24年は初めて箱根で着用者が出た。果たしてその流れは25年も続くのか、要注目だ。

注目モデル“ロケット X 2”(3万5200円)は、カーボンプレートをより反り上がった形状にすることで、高い推進力を実現。一新した高反発な新素材の2層ミッドソールのPEBAフォームでカーボンプレートを挟み込んでいる。独自のクッション性の高さによって、「シューズに走り方を合わせずに、よりスピードに乗ることを可能にした」。

「ニューバランス」
前回着用者:1人(0.4%)
注目モデル:“フューエルセル スーパーコンプ エリート v4”

日本ではライフスタイルスニーカーのイメージが強い「ニューバランス(NEW BALANCE)」だが、老舗ランニングシューズブランドとして、「ナイキ」旋風以前も以降も、箱根では継続して着用者がいる。順天堂大学とはサポート契約を結んでいる。

注目モデルは“フューエルセル スーパーコンプ エリート v4”(2万9700円)の新色。繊維とその編み込み構造を改良した新たなカーボンファイバープレートを採用。PEBA配合の“フューエルセル”ミッドソールや、湾曲させたカーボンファイバープレートを挟み込み、ミッドソールの空洞構造との相乗効果で最大限のエネルギーリターンを生み出す仕組みの“エナジーアーク”が連動し、さらなる前への推進力を実現。

「アンダーアーマー」
前回着用者:1人(0.4%)
注目モデル:“ベロシティ エリート2”

トレーニングウエアの印象が強い「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」だが、近年はシューズ着用者を街でもよく見掛ける。箱根では、23年、24年と連続で着用選手が出た。

注目モデルは“ベロシティ エリート2”(2万6400円)。前モデルと比べて、カーボンプレートの厚みを増して1.2ミリとし、セッティングも変更した。前足部のソールの厚みも20%以上増量している。

「ブルックス」
前回着用者:1人(0.4%)
注目モデル:“ハイペリオン エリート 4 PB”

米国のランニング専門店での卸売り上げシェア1位を誇り、米国の市民ランナーから支持が厚い「ブルックス」。箱根では24年に初めて着用者が出た。果たして2年連続となるか。

注目モデル“ハイペリオン エリート 4 PB”(3万5200円)は、箱根の翌日の1月4日に限定発売予定。既存モデルの“ハイペリオン エリート 4”を進化させてカーボンプレートを搭載し、ミッドソールのフォーム材には新たに“DNAゴールド”を採用。ブランド史上最も柔らかくて、高いエネルギーリターンを提供する。モデル名のPBはパーソナルベストの意。

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編集長のiPhoneに残る写真&動画から振り返る 2024年の業界私的ニュース(下半期編)

今年も、残すところあとわずか。いろんなことがありました。記者という、名刺1枚でどこにも行けて、誰にも会える仕事をしていると、1年365日の間には、本当にいろんなことがあるんです。そこでこの記事では、私のiPhone16 Proの写真フォルダを振り返って、今年1年を超私的なコンテンツでプレイバック。今回は7〜12月のファッション&ビューティニュース(!?)です。

7月3日 ハリス・リードと芸妓さんディナー@赤坂

若きデザイナーは日本の伝統文化を堪能
私は、芸妓さんと相変わらずの変顔写真

秋冬のミラノ&パリコレ直後の4月、サマーバケーションに突入する前の7月、そして春夏コレクションがひと段落した11月あたりが多いでしょうか?この時期は、多くのデザイナーが海外から日本にやってきます。このタイミングでやって来たのは、「ニナ リッチ(NINA RICCI)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるハリス・リード(Harris Reed)。彼を囲んだディナー会場は、赤坂。芸妓さんの舞踊やお酌付きです。当時28歳だったハリスに、日本の伝統文化はどう映ったのでしょうか?一方の私は、芸妓さんとこんな写真(苦笑)。きっと2025年も、こんな風に写真に収まってしまうことはやめられないでしょう。

8月3日 「ケイタマルヤマ」おしゃれ盆踊り@銀座

ファッション業界の夏の風物詩
ドラマな人生が生み出した真夏の夜の夢

7月の芸妓さんに続き、8月も日本の伝統文化を堪能しました。「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」の「おしゃれ盆踊り」です。「WWDJAPAN」は現在、ブランド設立30周年を迎えた丸山敬太さんの激動の半生を振り返る連載を続けていますが、この「おしゃれ盆踊り」は、ブランドが伊勢丹のグループ会社による一事業だったころ、モノだけじゃなくコトも提供するためにスタート。敬太さんの激動の人生と共に規模や場所を変えながら、近年は再びスケールアップして今年はついに2DAYSとなりました!

いつの通りの野宮真貴さんによる「東京は夜の7時〜盆踊りバージョン」や、「マネージャーにめちゃくちゃ褒められる(笑)」というMEGUMIさんの口上、何よりオシャレな浴衣で集う人たちで大盛り上がりのイベントには、私も毎年、いろんな服装で伺います。去年は「ケイタマルヤマ」の浴衣だったので、今年は「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE) 」と田中一光さんのコラボで伺いました。来年は、何を着ようかな(笑)?

9月4日 「ヨシオクボ」ランウエイショー!?@新宿

初めての吉本新喜劇は最前列
ファッションの魅力を再認識

2025年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京」と言えば、コレでした!こちらはデビューから20周年を迎えた「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」による、吉本新喜劇とのコラボレーション。新宿のお笑い劇場「ルミネtheよしもと」で開かれたショーは、間寛平やすっちー、島田珠代が出演する喜劇で幕を開けました。

副編集長の大塚は、毎年帰省するたびに吉本新喜劇を見ているようですが、私は初めて。振り返れば、すっちーは「緊張した」と話していましたが、最前列で拝見した1人として、もっと爆笑して会場を盛り上げるべきだったと反省しております。でも、とってもワクワク、ドキドキしていたんですよ。改めてファッションやビューティは、何かとタッグを組めば、もっともっと魅力的になることを体感した次第です。

10月2日 エディ・スリマンが「セリーヌ」を去るの記事作り@パリ

「LV」の展示会場で「セリーヌ」のニュースを
帰りの飛行機を待つ間に連携技でもう一本

随分呑気な写真を撮影した10分後、まさかのお知らせが届きました。エディ・スリマン(Hedi Slimane)=アーティスティック、クリエイティブ&イメージディレクターが「セリーヌ(CELINE)」を去る、というニュースです。このニュースを受け取ったのは、パリコレ直後。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の展示会場でした。私と欧州通信員の藪野は、「ルイ・ヴィトン」の会場で、エディ退任のニュースに着手し、LINE配信までを終えたことをここに告白します(笑)。

ちなみに、エディの後任にマイケル・ライダー(Michael Rider)前「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」クリエイティブ・ディレクターが就任するというニュースをキャッチしたのは、私と藪野が帰りの飛行機に乗るため、空港に向かう車を待っている間でした。我々は、またしてもその場で原稿作成に着手。バタバタして疲れたけれど、こういう疲労はいつも心地よいんです(笑)。

11月6日 カキモトアームズヘアコンテスト@六本木

イケてるスタイリスト&カラーリストが
イケてる男の子&女の子を作るコンテスト

10月中旬から11月にかけては、美容師の皆さんが参加するヘアコンテストが次々と開かれます。今回は、カキモトアームズのスタッフによる社内コンテストに審査員として参加しました。カキモトアームズは、髪の毛を切るスタイリストと、カラーを手掛けるカラーリストがタッグを組み、「東京で一番かわいい男の子&女の子」を作ります。

それが、マジでカワイイこと。美容師の皆さんは感度が高いので、最近はどのコンテストでもバレエコアなスタイルなどが頻出しますが、そんなコンテストの中でも群を抜いています。みなさん、洋服はどこで買っているのかな?ヘアスタイルだけではなく、ファッションについて聞いてみたい!と思ったのでした。

11月28日 「ケイト・スペード ニューヨーク」@銀座
12月2日 「ア ベイシング エイプ」@銀座

2024年の最後は2大キャラクターと一緒に
銀座で華々しいパーティー&ディナー

年末は、ファッション業界もパーティーが増え、華やかな世界がますますカラフルに。忙しいけれど、楽しい時期がやってきました。

2024年も、都内にはさまざまなショップがオープンしました。11月末には「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」が銀座店をリニューアル。そして12月5日には、「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」が東京・銀座の中央通りに新たに路面店「ベイプストア® 銀座(BAPE STORE® GINZA)」をオープンしました。

華やかなパーティには、素敵なゲストが欠かせません。「ケイト・スペード ニューヨーク」では、コラボレーションした誕生50周年のアイコン、ハローキティがお目見え。一方、「ベイプ」のディナーには、ベイビーマイロが駆けつけてくれました。ということで、記念写真。今年も、ファッション業界には楽しいことがいっぱいありました!

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編集長のiPhoneに残る写真&動画から振り返る 2024年の業界私的ニュース(下半期編)

今年も、残すところあとわずか。いろんなことがありました。記者という、名刺1枚でどこにも行けて、誰にも会える仕事をしていると、1年365日の間には、本当にいろんなことがあるんです。そこでこの記事では、私のiPhone16 Proの写真フォルダを振り返って、今年1年を超私的なコンテンツでプレイバック。今回は7〜12月のファッション&ビューティニュース(!?)です。

7月3日 ハリス・リードと芸妓さんディナー@赤坂

若きデザイナーは日本の伝統文化を堪能
私は、芸妓さんと相変わらずの変顔写真

秋冬のミラノ&パリコレ直後の4月、サマーバケーションに突入する前の7月、そして春夏コレクションがひと段落した11月あたりが多いでしょうか?この時期は、多くのデザイナーが海外から日本にやってきます。このタイミングでやって来たのは、「ニナ リッチ(NINA RICCI)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるハリス・リード(Harris Reed)。彼を囲んだディナー会場は、赤坂。芸妓さんの舞踊やお酌付きです。当時28歳だったハリスに、日本の伝統文化はどう映ったのでしょうか?一方の私は、芸妓さんとこんな写真(苦笑)。きっと2025年も、こんな風に写真に収まってしまうことはやめられないでしょう。

8月3日 「ケイタマルヤマ」おしゃれ盆踊り@銀座

ファッション業界の夏の風物詩
ドラマな人生が生み出した真夏の夜の夢

7月の芸妓さんに続き、8月も日本の伝統文化を堪能しました。「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」の「おしゃれ盆踊り」です。「WWDJAPAN」は現在、ブランド設立30周年を迎えた丸山敬太さんの激動の半生を振り返る連載を続けていますが、この「おしゃれ盆踊り」は、ブランドが伊勢丹のグループ会社による一事業だったころ、モノだけじゃなくコトも提供するためにスタート。敬太さんの激動の人生と共に規模や場所を変えながら、近年は再びスケールアップして今年はついに2DAYSとなりました!

いつの通りの野宮真貴さんによる「東京は夜の7時〜盆踊りバージョン」や、「マネージャーにめちゃくちゃ褒められる(笑)」というMEGUMIさんの口上、何よりオシャレな浴衣で集う人たちで大盛り上がりのイベントには、私も毎年、いろんな服装で伺います。去年は「ケイタマルヤマ」の浴衣だったので、今年は「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE) 」と田中一光さんのコラボで伺いました。来年は、何を着ようかな(笑)?

9月4日 「ヨシオクボ」ランウエイショー!?@新宿

初めての吉本新喜劇は最前列
ファッションの魅力を再認識

2025年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京」と言えば、コレでした!こちらはデビューから20周年を迎えた「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」による、吉本新喜劇とのコラボレーション。新宿のお笑い劇場「ルミネtheよしもと」で開かれたショーは、間寛平やすっちー、島田珠代が出演する喜劇で幕を開けました。

副編集長の大塚は、毎年帰省するたびに吉本新喜劇を見ているようですが、私は初めて。振り返れば、すっちーは「緊張した」と話していましたが、最前列で拝見した1人として、もっと爆笑して会場を盛り上げるべきだったと反省しております。でも、とってもワクワク、ドキドキしていたんですよ。改めてファッションやビューティは、何かとタッグを組めば、もっともっと魅力的になることを体感した次第です。

10月2日 エディ・スリマンが「セリーヌ」を去るの記事作り@パリ

「LV」の展示会場で「セリーヌ」のニュースを
帰りの飛行機を待つ間に連携技でもう一本

随分呑気な写真を撮影した10分後、まさかのお知らせが届きました。エディ・スリマン(Hedi Slimane)=アーティスティック、クリエイティブ&イメージディレクターが「セリーヌ(CELINE)」を去る、というニュースです。このニュースを受け取ったのは、パリコレ直後。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の展示会場でした。私と欧州通信員の藪野は、「ルイ・ヴィトン」の会場で、エディ退任のニュースに着手し、LINE配信までを終えたことをここに告白します(笑)。

ちなみに、エディの後任にマイケル・ライダー(Michael Rider)前「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」クリエイティブ・ディレクターが就任するというニュースをキャッチしたのは、私と藪野が帰りの飛行機に乗るため、空港に向かう車を待っている間でした。我々は、またしてもその場で原稿作成に着手。バタバタして疲れたけれど、こういう疲労はいつも心地よいんです(笑)。

11月6日 カキモトアームズヘアコンテスト@六本木

イケてるスタイリスト&カラーリストが
イケてる男の子&女の子を作るコンテスト

10月中旬から11月にかけては、美容師の皆さんが参加するヘアコンテストが次々と開かれます。今回は、カキモトアームズのスタッフによる社内コンテストに審査員として参加しました。カキモトアームズは、髪の毛を切るスタイリストと、カラーを手掛けるカラーリストがタッグを組み、「東京で一番かわいい男の子&女の子」を作ります。

それが、マジでカワイイこと。美容師の皆さんは感度が高いので、最近はどのコンテストでもバレエコアなスタイルなどが頻出しますが、そんなコンテストの中でも群を抜いています。みなさん、洋服はどこで買っているのかな?ヘアスタイルだけではなく、ファッションについて聞いてみたい!と思ったのでした。

11月28日 「ケイト・スペード ニューヨーク」@銀座
12月2日 「ア ベイシング エイプ」@銀座

2024年の最後は2大キャラクターと一緒に
銀座で華々しいパーティー&ディナー

年末は、ファッション業界もパーティーが増え、華やかな世界がますますカラフルに。忙しいけれど、楽しい時期がやってきました。

2024年も、都内にはさまざまなショップがオープンしました。11月末には「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」が銀座店をリニューアル。そして12月5日には、「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」が東京・銀座の中央通りに新たに路面店「ベイプストア® 銀座(BAPE STORE® GINZA)」をオープンしました。

華やかなパーティには、素敵なゲストが欠かせません。「ケイト・スペード ニューヨーク」では、コラボレーションした誕生50周年のアイコン、ハローキティがお目見え。一方、「ベイプ」のディナーには、ベイビーマイロが駆けつけてくれました。ということで、記念写真。今年も、ファッション業界には楽しいことがいっぱいありました!

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“量より質”を体現するシャンパーニュ「テルモン」 元新聞記者のCEO右腕が語る「サステナにプランBはない」

環境に優しいシャンパーニュ「テルモン(TELMONT)」は、シャンパーニュ業界で最もサステナビリティに力を入れているブランドの代表格だ。“母なる自然の名のもとに”を掲げ、ブドウの有機栽培から輸送は海輸のみと徹底したサステナブルな企業活動を通して、シャンパーニュ業界に革新をもたらすと同時に、“量より質”をモットーにクオリティの高いシャンパーニュを届けている。「テルモン」を率いるのは、ルドヴィック・ドゥ・プレシ=テルモン最高経営責任者(CEO)。彼の右腕が、ジャスティン・ミード=テルモン グローバル・マーケティング&ビジネスデベロップメント・ディレクターだ。元々はフランスの新聞「ル・モンド(LE MONDE)」の記者だったというミードに、記者からシャンパーニュメゾンの運営へ転身した道のりや“ソバーキュリオス”の動きなどについて聞いた。

WWD:「ル・モンド」の記者からアルコール業界へ転換したきっかけは?
ジャスティン・ミード=テルモン グローバル・マーケティング&ビジネスデベロップメント・ディレクター(以下、ミード):記者として働き、コミュニケーション・エージェンシーでの経験もある。もともとお酒には興味があったし、記者としてではなく、違った視点で素晴らしい製品の重みのあるストーリーを伝えたいと思いモエ ヘネシーに転職し、シャンパーニュの世界を発見した。記者とシャンパーニュ業界での仕事を比較してみると、共通点がたくさんある。両方共、“真正性”や“情熱”が必須だし、真実に対する敬意がなくてはできない仕事だ。それからコニャックの世界に進んだ。
WWD:プレシCEOとの出会いや「テルモン」に携わるようになったきっかけは?
ミード:ルドヴィックとは、レミーコアントローの世界最高級コニャック「ルイ13世(LOUISⅠⅢ)」の仕事で出会った。彼がグローバル・ディレクターで、私はシニア・ブランド・マネジャーだったが、彼のチャレンジング精神とエネルギーに共感し、すぐに意気投合した。シャンパーニュもコニャックも高級で素晴らしい味わいが特徴。どちらも、自然の産物であるブドウがなければ作ることはできない。だから、徐々に自然やそれを育む地球を大切にするべきだという思いが芽生えた。それなしでは、これら最高の味わいは生まれないから。だから、ルドヴィックから環境に優しいシャンパーニュ「テルモン」の事業を手伝ってほしいと言われて「イエス」と即答したよ。「テルモン」はブドウ農家のシャンパーニュメゾンに対する暴動により1912年にアンリ・ロピタルが創業した。彼はブドウ作りを熟知しており、シャンパーニュも自分で作ろうと始めた当時のスタートアップ企業だ。ブドウ作りとシャンパーニュ作りは同じという精神を引き継ぎ、ルドヴィックとメゾンに第二次革命を起こしているところだ。

100年後にシャンパーニュを楽しむためにはプランBはない

WWD:数多くあるシャンパーニュブランドの中で「テルモン」の強みは?
ミード:シャンパーニュそのものが強みだ。それは、テロワール(ブドウが栽培される土地)そのものを表している。ボディーはしっかりしているけれども、とても軽やかな余韻がある点。フルーティで生命力があり、繊細な泡が特徴。それは、原料であるブドウの味に左右される。高品質のシャンパーニュをつくるには、いいブドウを栽培する必要がある。創業時からのブドウ作り=シャンパーニュ作りという考えを引き継ぎ、セラーマスターのベルトラン・ロピタルが1999年に有機栽培を始めた。畑を有機にすることは、新しい言語を学ぶほど大変なこと。長年かけて土壌を改善し、ここ数年で、除草剤、殺虫剤、防カビ剤、化学肥料を全く使用せず、100%の再生有機栽培に切り替えた。25年かけて生まれた完全有機栽培のブドウを使用したシャンパーニュは全体の約5%だ。
WWD:サステナビリティやトレーサビリティーへの取り組みには時間と投資が必要だが、ビジネス活動の主軸にそれを掲げるのは?
ミード:プランBは存在しないから。50年後、100年後にシャンパーニュを楽しみたいと思ったら、徹底したサステナビリティやトレーサビリティの活動を実行する以外に方法はない。われわれはサステナビリティへの取り組みを制限とは考えない。ビジネス活動を日々より良くする変化をもたらし、革新する大きなチャンスだと見ている。
WWD:具体的に行っている活動は?
ミード:まず、ギフトボックスを廃止。ボトルもリサイクルガラスを使用した色付きのボトルに切り替えて二酸化炭素の削減を行っている。「テルモン」は、グラスメーカーのヴェラリアと協業でシャンパーニュボトルとしては最軽量の800gのボトル(通常900g~1kg)を製作し、軽量化に成功した。通常は特許を取得し、他社との差別化を図るが、敢えてオープンソースにしている。より多くのシャンパーニュ業者がこの軽量ボトルを使用することで二酸化炭素排出量を減らせるから。「テルモン」の活動が小川だとしたら、それが業界全体に広がることで大きな川へとなる。オフィスや工場は全て再生エネルギーを使用しているし、トラクターもバイオ燃料に切り掛えた。通勤も全員、電車と自転車。雨の日は合羽を着て通勤しているよ。このように徹底的にサステナビリティにコミットすることで、「テルモン」は2050年までにネットゼロを達成した最初のシャンパーニュハウスになることを目指す。

品質や体験を重要視する“ソバーキュリアス”に商機あり

WWD:現在の課題は?
ミード:シャンパーニュの味自体やそれを製造する方法など、まだまだやることはたくさんある。サステナビリティの道は長い。「テルモン」のサステナビリティをビジネスの軸に据えた活動に続くワイン醸造家が増えることを期待している。
WWD:「テルモン」をより多くの人々に知ってもらうために行っていることは?
ミード:「テルモン」は、サステナビリティに関して一才妥協せずに、最高品質のシャンパーニュを提供するメゾンであることを伝える役割がある。われわれと共感してくれるディストリビューターやレストランなどとの関係性を築くのはもちろん、ラグジュアリー・ブランドをはじめ、サステナビリティ活動を積極的に行っているさまざまな他業種の会社とコラボレーションしている。イギリス発自転車「ブロンプトン(BROMPTON)」と協業でエコなワインツーリズムも提供している。パリから電車と「ブロンプトン」の自転車を使って、「テルモン」本社へ訪れるというものだ。
WWD:“ソバーキュリアス”の動きが広がり、アルコールフリーの飲料が増えているが、現在のアルコール業界をどのように分析するか?
ミード:ソバーキュリアスの動きは、確かにわれわれの業界に影響をもたらしている。それは、お酒の飲み方に対する意識が高まっているということ。「テルモン」のような量よりも品質や体験を重要視するブランドにとってはいい傾向だと思う。われわれにとって、この動きはポジティブなものでブランドの哲学ともマッチしている。高級アルコール飲料の未来は、透明性を持って本物と意味ある体験を提供することにあると思う。

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“量より質”を体現するシャンパーニュ「テルモン」 元新聞記者のCEO右腕が語る「サステナにプランBはない」

環境に優しいシャンパーニュ「テルモン(TELMONT)」は、シャンパーニュ業界で最もサステナビリティに力を入れているブランドの代表格だ。“母なる自然の名のもとに”を掲げ、ブドウの有機栽培から輸送は海輸のみと徹底したサステナブルな企業活動を通して、シャンパーニュ業界に革新をもたらすと同時に、“量より質”をモットーにクオリティの高いシャンパーニュを届けている。「テルモン」を率いるのは、ルドヴィック・ドゥ・プレシ=テルモン最高経営責任者(CEO)。彼の右腕が、ジャスティン・ミード=テルモン グローバル・マーケティング&ビジネスデベロップメント・ディレクターだ。元々はフランスの新聞「ル・モンド(LE MONDE)」の記者だったというミードに、記者からシャンパーニュメゾンの運営へ転身した道のりや“ソバーキュリオス”の動きなどについて聞いた。

WWD:「ル・モンド」の記者からアルコール業界へ転換したきっかけは?
ジャスティン・ミード=テルモン グローバル・マーケティング&ビジネスデベロップメント・ディレクター(以下、ミード):記者として働き、コミュニケーション・エージェンシーでの経験もある。もともとお酒には興味があったし、記者としてではなく、違った視点で素晴らしい製品の重みのあるストーリーを伝えたいと思いモエ ヘネシーに転職し、シャンパーニュの世界を発見した。記者とシャンパーニュ業界での仕事を比較してみると、共通点がたくさんある。両方共、“真正性”や“情熱”が必須だし、真実に対する敬意がなくてはできない仕事だ。それからコニャックの世界に進んだ。
WWD:プレシCEOとの出会いや「テルモン」に携わるようになったきっかけは?
ミード:ルドヴィックとは、レミーコアントローの世界最高級コニャック「ルイ13世(LOUISⅠⅢ)」の仕事で出会った。彼がグローバル・ディレクターで、私はシニア・ブランド・マネジャーだったが、彼のチャレンジング精神とエネルギーに共感し、すぐに意気投合した。シャンパーニュもコニャックも高級で素晴らしい味わいが特徴。どちらも、自然の産物であるブドウがなければ作ることはできない。だから、徐々に自然やそれを育む地球を大切にするべきだという思いが芽生えた。それなしでは、これら最高の味わいは生まれないから。だから、ルドヴィックから環境に優しいシャンパーニュ「テルモン」の事業を手伝ってほしいと言われて「イエス」と即答したよ。「テルモン」はブドウ農家のシャンパーニュメゾンに対する暴動により1912年にアンリ・ロピタルが創業した。彼はブドウ作りを熟知しており、シャンパーニュも自分で作ろうと始めた当時のスタートアップ企業だ。ブドウ作りとシャンパーニュ作りは同じという精神を引き継ぎ、ルドヴィックとメゾンに第二次革命を起こしているところだ。

100年後にシャンパーニュを楽しむためにはプランBはない

WWD:数多くあるシャンパーニュブランドの中で「テルモン」の強みは?
ミード:シャンパーニュそのものが強みだ。それは、テロワール(ブドウが栽培される土地)そのものを表している。ボディーはしっかりしているけれども、とても軽やかな余韻がある点。フルーティで生命力があり、繊細な泡が特徴。それは、原料であるブドウの味に左右される。高品質のシャンパーニュをつくるには、いいブドウを栽培する必要がある。創業時からのブドウ作り=シャンパーニュ作りという考えを引き継ぎ、セラーマスターのベルトラン・ロピタルが1999年に有機栽培を始めた。畑を有機にすることは、新しい言語を学ぶほど大変なこと。長年かけて土壌を改善し、ここ数年で、除草剤、殺虫剤、防カビ剤、化学肥料を全く使用せず、100%の再生有機栽培に切り替えた。25年かけて生まれた完全有機栽培のブドウを使用したシャンパーニュは全体の約5%だ。
WWD:サステナビリティやトレーサビリティーへの取り組みには時間と投資が必要だが、ビジネス活動の主軸にそれを掲げるのは?
ミード:プランBは存在しないから。50年後、100年後にシャンパーニュを楽しみたいと思ったら、徹底したサステナビリティやトレーサビリティの活動を実行する以外に方法はない。われわれはサステナビリティへの取り組みを制限とは考えない。ビジネス活動を日々より良くする変化をもたらし、革新する大きなチャンスだと見ている。
WWD:具体的に行っている活動は?
ミード:まず、ギフトボックスを廃止。ボトルもリサイクルガラスを使用した色付きのボトルに切り替えて二酸化炭素の削減を行っている。「テルモン」は、グラスメーカーのヴェラリアと協業でシャンパーニュボトルとしては最軽量の800gのボトル(通常900g~1kg)を製作し、軽量化に成功した。通常は特許を取得し、他社との差別化を図るが、敢えてオープンソースにしている。より多くのシャンパーニュ業者がこの軽量ボトルを使用することで二酸化炭素排出量を減らせるから。「テルモン」の活動が小川だとしたら、それが業界全体に広がることで大きな川へとなる。オフィスや工場は全て再生エネルギーを使用しているし、トラクターもバイオ燃料に切り掛えた。通勤も全員、電車と自転車。雨の日は合羽を着て通勤しているよ。このように徹底的にサステナビリティにコミットすることで、「テルモン」は2050年までにネットゼロを達成した最初のシャンパーニュハウスになることを目指す。

品質や体験を重要視する“ソバーキュリアス”に商機あり

WWD:現在の課題は?
ミード:シャンパーニュの味自体やそれを製造する方法など、まだまだやることはたくさんある。サステナビリティの道は長い。「テルモン」のサステナビリティをビジネスの軸に据えた活動に続くワイン醸造家が増えることを期待している。
WWD:「テルモン」をより多くの人々に知ってもらうために行っていることは?
ミード:「テルモン」は、サステナビリティに関して一才妥協せずに、最高品質のシャンパーニュを提供するメゾンであることを伝える役割がある。われわれと共感してくれるディストリビューターやレストランなどとの関係性を築くのはもちろん、ラグジュアリー・ブランドをはじめ、サステナビリティ活動を積極的に行っているさまざまな他業種の会社とコラボレーションしている。イギリス発自転車「ブロンプトン(BROMPTON)」と協業でエコなワインツーリズムも提供している。パリから電車と「ブロンプトン」の自転車を使って、「テルモン」本社へ訪れるというものだ。
WWD:“ソバーキュリアス”の動きが広がり、アルコールフリーの飲料が増えているが、現在のアルコール業界をどのように分析するか?
ミード:ソバーキュリアスの動きは、確かにわれわれの業界に影響をもたらしている。それは、お酒の飲み方に対する意識が高まっているということ。「テルモン」のような量よりも品質や体験を重要視するブランドにとってはいい傾向だと思う。われわれにとって、この動きはポジティブなものでブランドの哲学ともマッチしている。高級アルコール飲料の未来は、透明性を持って本物と意味ある体験を提供することにあると思う。

The post “量より質”を体現するシャンパーニュ「テルモン」 元新聞記者のCEO右腕が語る「サステナにプランBはない」 appeared first on WWDJAPAN.