「カルヴェン(CARVEN)」は、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」に移籍したルイーズ・トロッター(Louise Trotter)の後任を務めるデザインディレクターとして、マーク・ホワード・トーマス(Mark Howard Thomas)を起用すると発表した。トーマスは2025-26年秋冬シーズンからデザインを担当し、26年春夏にはファッションショーを開催する。
「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の2025-26年秋冬コレクションは、いつも通り、彫刻のようなスタイルから始まった。ファーストルックは、ピンストライプ。スポンジのような素材を仕込んで自由に変える形からは、生地を今まさにテーブルに広げ、これから洋服作りが始まろうとしている一瞬を捉えている印象を受ける。
テーマは、「smaller is stronger(小さきものほど、強いもの)」。川久保玲デザイナーは、「大きなビジネスやビッグカルチャー、巨大なネットの世界など、大きいものにパワーがあるように思えるが、それだけではない。メゾンやアーティストには、小さな規模でも素晴らしい仕事がたくさんある。今回は削ぎ落とし、小さく表現したコレクション」と話した。集合体となって巨大な洋服を作った小さな服は、その「小さな規模でも素晴らしい仕事」の1つ1つに焦点を当てようとしたものであり、そんな仕事や職人、洋服、そしてブランドなどの総体は、時に大きなメゾンに匹敵することを訴えたかったのではないだろうか?そう考えると、ときどきモデルが身に着けるグローブは、闘うためのボクシンググローブのようにも見える。
本プロジェクトは、資生堂の象徴である“椿”をモチーフに、“ART OF CAMELIA”をテーマに展開している。資生堂パーラーで実施中の“カメリアの一生(THE CAMELLIA STORY)”では、カメリアの花が咲いてから散るまでの全ての瞬間に生命美が宿る様子を表現している。中央通り側のウィンドウにはまるで生きているかのように花が咲き、花椿通り側のウィンドウには花ごと散ったカメリアが水面に落ち、やがてカメリアマークとなっていく。
シセイドウ ザ ストアでは新しい“アルティミューン”のサイエンスを、カメリア成分を想起させるテクスチャーの動きで表現した“カメリアの内なる力(POWER OF CAMELLIA)”を開催。テクスチャーのゆるやかな流れは、本製品の効果が肌本来の美しさを引き出し、肌に浸透していくさまを想起させる。シセイドウ フューチャー ユニバーシティで行われている“変容するカメリア(TRANSFORMING CAMELLIA)”は、赤いヴェールを表現の中心に据えている。同ブランドのアイコンである花椿マークの輪郭を象る赤いヴェールが、しなやかに舞いながらカメリアを象っていく。