ワイン用ぶどうの副産物を生かすエシカルコスメ 「アースアンドユー」からコスモス認証取得のスカルプケア乳液登場

アースアンドユーが展開する長野県産ワイン用ぶどうの副産物を美容に生かすエシカルコスメブランド「アースアンドユー(EARTH∞YOU)」は5月21日、植物由来成分100%の頭皮ケアアイテム“スカルプケア美容乳液”(27mL、3278円※編集部調べ)を発売する。

同製品は、コスモスオーガニック認証を取得したスカルプケア乳液。乳液タイプのスカルプケアアイテムとしての認証取得は世界初(※JMR生活総合研究所調べ/2025年4月時点)だという。“潤す”スキンケア発想でフケやかゆみの地肌悩みにアプローチ。水分と油分を補いながら水分蒸発を防ぎ、頭皮の保湿とさらさらとした髪の仕上がりをかなえる。

長野県上田市で有機栽培するワイン用ぶどうのつるや枝、葉から抽出したポリフェノールの1種「レスベラトロール」を高濃度に含むぶどうつるエキスを整肌成分として配合。乾燥によるキメの乱れなど顔や頭皮のエイジングサインに働きかけ、毛髪を育む地肌を健やかに整える。みずみずしく肌なじみの良いテクスチャーが特徴で、石油系界面活性剤をはじめ、防腐剤、合成保存料、合成香料、シリコン、鉱物油は不使用。

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オノ・ヨーコ回顧展「MUSIC OF THE MIND」に込められたベルリンへの思い

ベルリンのクロイツベルク地区に位置する「グロピウス・バウ(Gropius Bau)」で、オノ・ヨーコの展覧会「YOKO ONO : MUSIC OF THE MIND」が開催している。同展は、ロンドンのテート・モダンが主催し、デュッセルドルフのノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館とベルリンのグロピウス・バウがコラボレーションする形で実現した大規模な回顧展だ。

グロピウス・バウは、1881年に建築家マルティン・グロピウスによって設立された「王立応用美術博物館(Königliches Kunstgewerbemuseum)」と付属の装飾美術学校の跡地になるが、第二次世界大戦の時に空爆を受け、一旦は廃墟と化した。しかし、1978年から大規模な改修工事を行い、展覧会施設として必要な設備を整え、81年にオープン。設立当初の19世紀ネオ・ルネサンス様式をそのまま取り入れた外観と当時の風情を残しつつ、現代に合わせたモダンな内装が特徴的でレストランやショップも併設されている。現在は、ベルリンの重要歴史的建築として文化財保護法のもと保護されている。

エントランスを抜け、吹き抜け天井から自然光が差し込む開放的なアトリウムに向かうと「PEACE is POWER」の巨大バナーが目に入る。これは、オノ・ヨーコが2017年から継続的に行っている平和を願うプロジェクトであり、世界各地で開催されている展覧会を通じて観客にメッセージを伝えている。

バナーの下には「Wish Tree for Berlin」と題した9本の木が設置されており、短冊のような白い紙に観客は自由に願いごとを書き、枝に結びつけることができる。96年より世界各地で設置されてきた「Wish Tree」は、幼い頃に訪れた日本の寺院からインスパイアされているという。ベルリンの「Wish Tree」は「破壊と再生」がテーマ。空襲により廃墟となったグロピウス・バウは、しばらくの間放置され、解体の危機にまで晒されていたが、見事に美術館として再建された現在の姿と放置されていた間に自然発生した落葉樹からイメージされている。

展覧会終了後、「Wish Tree」の願いごとはアイスランドに位置するジョン・レノンの誕生日を記念して設置された光の塔「IMAGINE PEACE TOWER」に埋められる仕組みだ。アトリウムは無料で開放されており、誰でも同プロジェクトに参加することが可能。

いくつもの部屋に分かれている2階の展示エリアでは、50年代から制作してきた200点以上もの作品が時系列に沿って紹介されている。直筆の文章で部屋中が埋め尽くされた66年制作の「The Blue Room Event」や64年に自費出版された「グレープフルーツ」の草稿を全公開するなど、オノ・ヨーコ作品を代表する言葉や文章が様々な展示方法で観ることができる。

他にも、観客の参加によって完成する「インストラクション・ピース」やコンセプチュアル・アート、さらに未公開の写真、音楽、映像などで構成されており、各部屋ごとにテーマに沿った空間が演出されている。

ある部屋では、64年に草月アートセンターで上演したオノ・ヨーコのパフォーマンスとして最も知られている「Cut Piece」の映像が上映されている。これは、ストリップティーズをアートに落とし込んだ「Strip Tease Show」の一部で、観客がハサミで彼女の服を一枚ずつ切り取っていく様子がモノクロフィルムで映し出されていた。恥じらいを帯びた訝しい表情がクローズアップされ、露になった胸を隠しながら、震えているようにも見える姿が印象的だ。

オノ・ヨーコは、同じパフォーマンスを03年にパリの小劇場でも再演している。9.11以降の政治的状況やイラク戦争へ抗議し、観客に切り取られた衣服の断片を愛する人に送るよう呼びかけた。いつの時代であっても、世界のどこに拠点を置いていても、オノ・ヨーコの作品は一貫として「平和」を訴えかけ、観客が自主的に参加し、考え、行動することに意味を持たせている。

66年に制作された「White Chess Set」は、戦略や戦争のメタファーでもあるチェスの駒と盤を白一色に統一し、色の識別ができないことで、対立が不可能になることや互いに助け合いながらゲームを進める必要があることを表現し、対立よりも共存と協調が大切であることを促している。

また、01年に制作された「Helmets (Pieces of Sky)」は、第二次世界大戦中に使用されたドイツ軍のヘルメットを天井から逆さに吊るし、中に青色のパズルのピースが入れた作品。戦争の象徴である軍用ヘルメットを逆さにすることで単なる容器として扱い、中には平和の象徴である青い空をイメージしたブルーカラーのパズルのピースを入れることによって「暴力の器を希望で満たす」という強い比喩を生み出している。観客はパズルのピースを自由に取り出したり、持ち帰ることが可能。

60年代のアメリカは、黒人公民権運動、フェミニズム運動、ベトナム戦争への反発が高まった時代であり、オノ・ヨーコも活動家として注目を集めていた。中でもジョン・レノンとの共作「WAR IS OVER! IF YOU WANT IT」や「ベッド・イン」は、世界の誰もが知っているメッセージ性の強い代表作だろう。戦争によって1つの街の中で1つの国が東西に分断されるという数奇な運命をたどったベルリンで、大規模な展覧会を開催する意義があると実感させられる展示であり、オノ・ヨーコ本人も13年に以下のコメントを残している。

“I love Berlin and have already been here so many times. Berlin is part of my body!”(私はベルリンが大好きで、すでに何回も訪れています。ベルリンは私の身体の一部なのです)

現在、ベルリンではグロピウス・バウと並行して、オノ・ヨーコに関連する展示が2カ所で開催されている。近年、フェミニズムやセクシュアリティにフォーカスした展覧会に力を入れている美術館「ノイエ・ナショナルギャラリー(Neue Nationalgalerie)」では、「YOKO ONO : MUSIC OF THE MIND」と連動したサテライト展覧会として「YOKO ONO: DREAM TOGETHER」が開催されている。また、ミッテ地区に位置する「ノイエ・ベルリナー・クンストフェライン(n.b.k.)」では、屋外ビルボードにて「TOUCH」の文字が掲示されている。

なお、グロピウス・バウの会期は8月31日までとなっており、会期中にはさまざまなプログラムが予定されている。

PHOTOS:LUCA GIRARDINI

◼️Gropius Bau
住所:Niederkirchnerstraße 7 10963 Berlin
https://www.berlinerfestspiele.de/en/gropius-bau

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「エンポリオ アルマーニ」と「アワー レガシー」のコラボ第2弾が登場 初のウィメンズアイテムを発売

「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は5月14日、「アワー レガシー(OUR LEGACY)」のサステナブルにフォーカスするプロジェクト“アワー レガシー ワークショップ(OUR LEGACY WORK SHOP)”とのコラボレーション第2弾を発売する。日本国内ではドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)で先行販売し、16日からエッセンス(SSENSE)や「アワー レガシー 」直営店などで取り扱う。

両ブランドのコラボレーションは2023年に始動。第2弾となる今回は、初めてウィメンズウエアを展開する。「エンポリオ アルマーニ」のアーカイブをベースに「アワー レガシー」の視点で再解釈し、過去に「アルマーニ」が使用した生地やトリムを取り入れたほか、ヴィンテージの「エンポリオ アルマーニ」の生地を再現した素材も採用。

今回のコレクションでは、東アジアの伝統的な衣服にインスピレーションを得たアイテムをラインアップ。和装の構造を取り入れたローブ型の“Toga Coat”(6万7100円)や、ホテルのスリッパに着想を得た“Cigarr Slipper”(7万1500円)などがそろう。このほかに、バッグやハット、シューズなどの小物も用意する。

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「エンポリオ アルマーニ」と「アワー レガシー」のコラボ第2弾が登場 初のウィメンズアイテムを発売

「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は5月14日、「アワー レガシー(OUR LEGACY)」のサステナブルにフォーカスするプロジェクト“アワー レガシー ワークショップ(OUR LEGACY WORK SHOP)”とのコラボレーション第2弾を発売する。日本国内ではドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)で先行販売し、16日からエッセンス(SSENSE)や「アワー レガシー 」直営店などで取り扱う。

両ブランドのコラボレーションは2023年に始動。第2弾となる今回は、初めてウィメンズウエアを展開する。「エンポリオ アルマーニ」のアーカイブをベースに「アワー レガシー」の視点で再解釈し、過去に「アルマーニ」が使用した生地やトリムを取り入れたほか、ヴィンテージの「エンポリオ アルマーニ」の生地を再現した素材も採用。

今回のコレクションでは、東アジアの伝統的な衣服にインスピレーションを得たアイテムをラインアップ。和装の構造を取り入れたローブ型の“Toga Coat”(6万7100円)や、ホテルのスリッパに着想を得た“Cigarr Slipper”(7万1500円)などがそろう。このほかに、バッグやハット、シューズなどの小物も用意する。

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キャサリン妃は白と黒のドットのドレスで出席 終戦80周年を記念する式典に

5月8日(現地時間)、ロンドンのウェストミンスター寺院で第2次世界大戦終結80周年を記念する式典にロイヤルファミリーがそろって出席した。

ケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は、王室スタイルの定番ともいえる白黒のドット柄のドレスで登場した。袖口を絞った長袖とハイネックが特徴的な、「アレッサンドラ リッチ(ALESSANDRA RICH)」のドレスだ。小物には、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のゴールドのカーフスキン製のパンプスとロンドン発のブランド「デメリエー(DEMELLIER)」のバッグを合わせた。

アクセサリーは、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下ダイアナ妃)が愛用していたイヤリングを着用。ダイヤモンドの留め石に、3列の小さなダイヤモンドのキャップを重ね、その下に涙型のホワイトパールが揺れるデザインが特徴だ。

また同日に行われた第2次世界大戦終結80周年を記念するコンサートにキャサリン妃は、「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」のクリームカラーのブークレとシフォンの素材を使用したミディドレスを着用。ブレザー風のトップスにふんわりと広がるプリーツ仕立てのスカート組み合わせたデザインだ。小物は、「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のスエードのパンプスと、「シャネル(CHANEL)」のクラシックなスクエアミニフラップバッグを合わせた。

アクセサリーは、ビンテージジュエラーのスーザン・キャプラン(Susan Caplan)による1980年代のルネッサンスリバイバルのイヤリングを着用。またキャサリン妃は、同ジュエラーによる1980年代のビンテージの5連フェイクパールネックレスを合わせた。

同式典には、カミラ王妃も出席。お気に入りのロンドンのデザイナー アンナ・バレンタイン(ANNA VALENTINE)による白と黒のミディドレスを着用。長袖と丸みのあるネックラインが特徴で、袖口や前身頃、ネックラインにはブラックのステッチが施され、シンプルながらも洗練されたアクセントを添えた。また、「フィリップ・トレーシー(PHILIP TREACY)」の帽子、「エリオット・ゼッド(ELIOT ZED)」のスエード素材のパンプス、愛用している「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」のブレスレットを合わせた。

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キャサリン妃は白と黒のドットのドレスで出席 終戦80周年を記念する式典に

5月8日(現地時間)、ロンドンのウェストミンスター寺院で第2次世界大戦終結80周年を記念する式典にロイヤルファミリーがそろって出席した。

ケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は、王室スタイルの定番ともいえる白黒のドット柄のドレスで登場した。袖口を絞った長袖とハイネックが特徴的な、「アレッサンドラ リッチ(ALESSANDRA RICH)」のドレスだ。小物には、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のゴールドのカーフスキン製のパンプスとロンドン発のブランド「デメリエー(DEMELLIER)」のバッグを合わせた。

アクセサリーは、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下ダイアナ妃)が愛用していたイヤリングを着用。ダイヤモンドの留め石に、3列の小さなダイヤモンドのキャップを重ね、その下に涙型のホワイトパールが揺れるデザインが特徴だ。

また同日に行われた第2次世界大戦終結80周年を記念するコンサートにキャサリン妃は、「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」のクリームカラーのブークレとシフォンの素材を使用したミディドレスを着用。ブレザー風のトップスにふんわりと広がるプリーツ仕立てのスカート組み合わせたデザインだ。小物は、「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のスエードのパンプスと、「シャネル(CHANEL)」のクラシックなスクエアミニフラップバッグを合わせた。

アクセサリーは、ビンテージジュエラーのスーザン・キャプラン(Susan Caplan)による1980年代のルネッサンスリバイバルのイヤリングを着用。またキャサリン妃は、同ジュエラーによる1980年代のビンテージの5連フェイクパールネックレスを合わせた。

同式典には、カミラ王妃も出席。お気に入りのロンドンのデザイナー アンナ・バレンタイン(ANNA VALENTINE)による白と黒のミディドレスを着用。長袖と丸みのあるネックラインが特徴で、袖口や前身頃、ネックラインにはブラックのステッチが施され、シンプルながらも洗練されたアクセントを添えた。また、「フィリップ・トレーシー(PHILIP TREACY)」の帽子、「エリオット・ゼッド(ELIOT ZED)」のスエード素材のパンプス、愛用している「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」のブレスレットを合わせた。

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「レブロン」のシュガーリップスクラブに新色“アサイー ベリー”が登場

「レブロン(REVLON)」は6月9日、ブランドを代表するリップスクラブ“キス シュガー スクラブ”(全6種うち新1種、各990円)から、アサイーボウルから着想を得た爽やかで甘酸っぱい香りが特徴の新色“アサイー ベリー”を発売する。

同製品は、塗るだけで角質&保湿ケアができるリップケアアイテム。洗い流さないシュガースクラブリップで、唇を滑らかに整える。ザクロ種子油、ヨーロッパキイチゴ種子油、ブドウ種子油と3種のフルーツオイルを配合し、乾燥から唇を守る。

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BLACKPINKジスが「セルフ-ポートレート」キャンペーンに登場 AI生成画像を背景に

「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」は、 BLACKPINKのジス(Jisoo)を同ブランド2025年プレ・フォール・コレクションのキャンペーンに起用し、 レトロフューチャーなビジュアルを公開した。同ブランドとジスのコラボは、今回で3回目となる。

撮影は、フォトグラファーのドリュー・ヴィッカース(Drew Vickers)によりソウルで行われ、ジスは、“スウィンギング・60s”の活気溢れるエネルギーにインスパイアされたAI生成画像を背景にポーズをとった。

同キャンペーンビジュアルは、“Dreams of Past Lives(前世の夢)”と名付けられ、ノスタルジアとフューチャリズム、超現実的なものと合成を並列させ、ジスが夢の空間で揺らめいているようなイメージを作り出した。

 

ジスが着用したのは、25年プレ・フォール・コレクションから、ギンガムチェックのチューブトップにナイロンのウインドーブレーカー、千鳥格子のミニスカートを合わせたルックや、レースのホワイトブラウスにビーズをあしらったクリーム色のデニムスカートでコーディネートしたルックなどだ。

AIで夢のような世界観を表現

 

ホン・チョン(Hong Chong)=「セルフ-ポートレート」クリエイティブ・ディレクターは、「私たちはいつもキャンペーンで物語を伝えてきたが、ヴィッカースやこうしたテクノロジーとの協力で、現実と空想の境界を曖昧にすることができた。AIは何かを代替するためではなく、ジスの新しい世界を構築するためにあった」とコメント。AIの使用により、25年プレ・フォール・コレクションの、“familiar but surreal, nostalgic but completely new (見慣れたものでありながらも現実離れしていて、懐かしくありながらも全く新しい)”という雰囲気を巧みに映し出すことができたと言う。

またチョンは、「ジスがこれまで成し遂げてきたことにも、まだまだミステリアスな雰囲気があるし、だからこそ、ジスはブランドの顔として相応しいのだと思う。私たちには自然なクリエイティブのリズムがあり、毎回のキャンペーンは、私たちの対話の続きであるように感じている」と言い、ジスとパートナーシップを継続するにあたって、まだまだ探索の余地があると語った。

ジスは、「チョンと『セルフ-ポートレート』とのコラボは、毎回とても刺激的です。自分らしくいられるのと同時に、自分のパーソナリティとスタイルの様々な面に触れる自由を感じられます。チョンと私には本物の信頼関係があって、今回の新しいキャンペーンで、とても新しくて斬新なものを作り上げられたと思います」と話した。

チョンは、「ジスは、いつでも『セルフ-ポートレート』の物語の一部であり、これは自然な流れだ。私には多岐に渡る層のオーディエンスがいて、ジスは私の顧客にインスピレーションを与えている。ジスは多くの人のロールモデルだ」と付け加えた。

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yutoriのホームウエアブランド「パム」に初の旗艦店 6月7日表参道でオープン

yutoriが運営するホームウエアブランド「パム(PAMM)」は6月7日、ブランド初となる旗艦店を東京・表参道にオープンする。

同店は、「パム」の渋谷パルコ店や名古屋パルコ店を手掛けた、設計事務所イマ(ima)と、ブランドをディレクションしているアパレルブランド「スポークンワーズプロジェクト(SPOKEN WORDS PROJECT)」が共同で担当。築80年の古民家をフルリノベーションし、思わず帰ってきたくなるような空間を目指した。店頭では、新作のアイテムに加えて、オープン記念のノベルティーも用意する予定だ。詳細はブランドの公式SNS等で順次公開する。

メーンビジュアルには、俳優ののんを起用。リノベーション前の古民家を舞台に、写真家の草野庸子が撮影を行った。

店舗情報

オープン日:2025年6月7日
時間:12:00〜20:00
住所:東京都渋谷区神宮前4-17-17

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アウトレットモールをもっと知ろう!:記者談話室vol.176

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、記者たちが分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

今回のテーマは「アウトレットモールをもっと知ろう!」です。日本初のアウトレットモールが開業してから約30年。ブランド品をお得に買える場としてすっかり浸透したアウトレットモールですが、改めて普通のショッピングセンターと何が違うのでしょうか。知っているようで知らないアウトレットモールについて、ざっくばらんに語り合いました。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
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カネボウ化粧品「ミラノコレクション2026」は原点回帰 初代復刻デザインで“女神カバーおしろい”を訴求

カネボウ化粧品の「ミラノコレクション(MILANO COLLECTION)」は11月22日、“フェイスアップパウダー2026”(1万450円※編集部調べ)を数量限定で発売する。26年は初代の容器デザインを復刻し、原点回帰として“女神カバーおしろい”の訴求を強める。5月20日から予約を受け付ける。

「ミラノコレクション」の定番商品“フェースアップパウダー”は1991年に誕生。おしろい市場において17年連続売り上げNo.1(2008年1月〜24年12月、インテージSRI調べ)を誇る。機能面では均一で滑らかな仕上がりを実現する「板状粉体技術」と密着感を高める「ジェリーコートパウダー」を採用し、カバー力と透明感を両立。天然精油の香りを生かし、希少な2種のローズをブレンドしたプレミアムローズの香りに仕上げている。

毎年テーマを設けたパッケージデザインが特徴で、26年は“繋ぐ幸せ”をテーマに掲げた。初代モデルの女神の彫刻をピンクのボディーとゴールドレリーフで包み込んだ宝石箱のような意匠を復刻。中央の女神像も、カメオや陶器のような質感で新たに再現した。近年の彫刻技術の進化により、女神の表情や髪の造形はより精巧かつ洗練された仕上がりとなっている。

26年版は“品質元年”

近年の「ミラノコレクション」は、芸術性の高いアーティストコラボでも注目を集めてきた。24年には、ゲーム「ファイナルファンタジー(FINAL FANTASY)」のキャラクターデザインで知られる画家・イラストレーターの天野喜孝氏による限定デザインを採用。翌25年には、世界的芸術家のアルフォンス・ミュシャの代表作「羽根」とのコラボを実現するなど、新規顧客層との接点を拡大してきた。

一方で、「芸術性は評価されているが、肝心の品質が十分に伝わっていない」という認識も社内では強まっていた。コロナ禍を契機に、各社が“おしろい”を主力商品として戦略的に再定義する中、「ミラノコレクション」も改めて製品の本質に立ち返る方針を明確にした。

植田優子「ミラノコレクション」マーケティング担当は、「おしろい市場はいま“戦国時代”に突入している。だからこそ『ミラコレ』の強みでもある“女神カバー品質”を強く訴えていく」と語る。26年を「品質元年」と位置づけ、製品そのものの評価軸に再び焦点を当てる。

サンプル配布やモデル起用のビジュアルで訴求強化

その施策の一環として、SNSやウェブキャンペーンと連動し、初の試みとなるサンプル配布を実施する。消費者に実際に試してもらうことで、見た目の美しさだけでなく「機能としての価値」を体感させる戦略に打って出る。またブランドとしては初めて、モデルを起用したビジュアル訴求にも踏み込む。

若年層を中心に「価格に見合う価値があるかどうか」で購買が決まる今の市場環境において「ミラノコレクション」は、「価格の高さがネックなのではなく、品質が伝わりきれていないだけ。だからこそ、“次の一歩”として品質訴求に本腰を入れる」と力を注ぐ。

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