一方、狩猟の絵画やカラフルな花をプリントした生地で仕立てたテーラードジャケットやドレスは、羽や花を立体的に形作ったチュールを重ねることで、モチーフが浮かび上がるような効果を演出。しわくちゃな金属糸入りのダッチェスサテンをたっぷりと使ったドラマチックなシルエットは、グレンが22年に「ジャンポール ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のゲストデザイナーとして初めて取り組んだクチュールや「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」での素材使いを思い起こさせる。
PROFILE: 1995年にスコットランドで結成。現在は、スチュアート・ブレイスウェイト(ギター)、バリー・バーンズ(ギター、フルート、キーボード)、ドミニク・アイチソン(ベース)、マーティン・ブロック(ドラム)の4人で活動するポスト・ロックバンド。97年のデビューから現在までの数々のアルバムと伝説的なライブ・パフォーマンスを通し、ポストロック界で最も影響力を持つ重鎮バンド。21年にリリースした「As The Love Continues」は、UKオフィシャル・アルバム・チャートで1位を獲得、マーキュリー・プライズにノミネートされ、スコティッシュ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞。25年1月には最新作「The Bad Fire」をリリース。3月には、来日ツアーを行った。
そんな彼らは今年1月、通算11枚目となるニュー・アルバム「The Bad Fire」をリリース。母国の口語で「地獄」を意味するタイトルが冠された同作では、コロナ禍の内省的なムードも感じられた前作「As The Love Continues」(2021年)を経て、初期の作品も想起させる美しく爆発的なエネルギーを宿したサウンドを聴くことができる。さらに、音響やビートに多彩なアレンジが施されたエレクトロニックの設計は、彼らの新境地と言ってもいいかもしれない。
今回、キーボード/シンセサイザーに加えてギターやフルート、また近作ではボーカルも務めるマルチ奏者のバリー・バーンズ(Barry Burns)。主にモグワイのエレクトロニック面を担うバリーは、家族の病気の治療の時期とも重なった「The Bad Fire」の制作について、「こんなにプレッシャーを感じながら音楽をつくったのは初めてだった」と振り返る。そんな彼に、アルバムの話やバンドの近況、そして自身にまつわるいろいろなことについて、3月に行われた来日公演のステージ直前、楽屋口のロビーで話を聞いた。
バリー:あの時期の体験って、本当に人それぞれに全く違った影響を与えたと思うんだ。自分の場合、コロナ以降はあまり音楽を聴かなくなって、その代わりテレビや映画をすごく観るようになった。本もたくさん読んだ。ちょっと不思議な感覚だったよ。ただ、あの時期はちょうど前のアルバム(「As the Love Continues」)をつくっていたタイミングでもあって、自分はほとんどの時間を作曲に費やしていた。だから音楽を「聴く」ことはあまりなかったけど、「書く」ことが自分にとっての“癒し”になってたんだ。そのための時間はたっぷりあったしね。
バリー:やっぱり1曲目の「God Gets You Back」かな。最初にちょっとした繰り返しのメロディーを思いついて、それにボーカルを乗せたいなと思ったんだ。それで、自分のボーカルにたっぷりリバーブをかけてみたら、「あれ、なんかこれは医者に相談したほうがいいかも?」みたいな感じになって(笑)。でも、そういうのがいつもの始まりなんだよ。小さなノイズだったり、気に入ったちょっとした音が出てきて、そこから何かが始まる。ほんとに基本的なことからしか始まらないんだ。「こういう大きなアイデアがあって、それを具現化しました」みたいなことは、僕たちにはない。全部、小さな偶然の積み重ねなんだよ。
■ジャスティン・ビーバー「SWAG」
2025年7月11日リリース
配信中
▽トラックリスト
1.ALL I CAN TAKE
2.DAISIES
3.YUKON
4.GO BABY
5.THINGS YOU DO
6.BUTTERFLIES
7.WAY IT IS
8.FIRST PLACE
9.SOULFUL
10.WALKING AWAY
11.GLORY VOICE MEMO
12.DEVOTION
13.DADZ LOVE
14.THERAPY SESSION
15.SWEET SPOT
16.STANDING ON BUSINESS
17.405
18.SWAG
19.ZUMA HOUSE
20.TOO LONG
21.FORGIVENESS
ジャスティン・ビーバー
ジャスティン・ビーバーは、1994年3月1日、カナダはオンタリオ州ストラトフォード生まれ。独学でドラム、ギター、ピアノ、トランペットを習得したシンガー・ソングライター。12歳の頃YouTubeにアップしたパフォーマンス映像が瞬く間に5000万再生を突破。ネット上で話題になったことでDef Jamと契約。10年、1stアルバム「My World 2.0」が全米アルバム・チャート通算3週1位を獲得。同年のアメリカン・ミュージック・アワードでアーティスト・オブ・ジ・イヤーを含む最多4部門を受賞。第53回グラミー賞では「最優秀新人賞」含む2部門にノミネート。
11年、自伝映画「ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー」を公開。全米興行成績はマイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」の記録を超えるスタートを見せた。その後、11年の2ndアルバム「アンダー・ザ・ミスルトゥ」、12年の3rdアルバム「ビリーヴ」の他、企画アルバムである11年の「ネヴァー・セイ・ネヴァー(リミックス)」、13年の「ビリーヴ(アコースティック)」と5作品が連続で全米No.1に輝き、10代で5作品が全米1位となった最年少記録を樹立。15年には4thアルバム「パーパス」をリリース。本作からは「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?」「ソーリー」「ラヴ・ユアセルフ」の3曲が全米No.1ヒットに。16年、第58回グラミー賞で「ディプロ&スクリレックス/ホウェア・アー・ユー・ナウ withジャスティン・ビーバー」が“最優秀ダンス・レコーディング賞”を受賞。自身初のグラミー賞を受賞。
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、フランスの日刊紙「ロピニオン(L'OPINION)」や経済紙「ラジェフィ(L'AGEFI)」を擁するメディアグループ、ベイメディア(BEY MEDIAS)を買収した。金額は非公開。
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7月12、13日に明治公園で行われるイベントの名称は「ランユアウェイ パーク サポーテッド バイ ニューバランス(Run your way Park Supported by New Balance)」。同イベントで「ニューバランス」としては、ランニングインフルエンサーやアスリートなどのトークイベントのほか、契約アスリートで、先日の日本陸上競技選手権で女子1500メートル、5000メートル2冠となった田中希実選手の日頃のトレーニングメニューを体験できるプログラムを企画。イベント全体としては、2日間で800人のランナーの参加申し込みがあったという。
ブランドが22年から打ち出しているランニングカテゴリーのグローバルキャンペーン「Run your way. 見つけよう、あなたの道を」のビジュアルも、今年は世界陸上の行われる日本にフォーカスする。田中選手や、同じく「ニューバランス」が契約する順天堂大学陸上部の駅伝メンバー、ランニングインフルエンサーらのビジュアルをグローバルで展開。田中選手がナレーションを務めるテレビCMも放送予定だ。