日: 2025年8月10日

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ！今回は8月11〜17日に発売するアイテムを紹介します。近年のメイクアップで注目されているのは、まるでフィルターを通したかのような透明感と素肌感を備えた肌の美しさ。そんなベースメイクを作り上げるアイテムが今週も続々と登場します。「イヴ・サンローラン（YVES SAINT LAURENT）」からは新リキッドファンデーションとハイライター、コンシーラーが、「ジバンシイ（GIVENCHY）」は進化した“プリズム・リーブル・プレストパウダー”を発売。カバー力とスキンケアを兼ね備えた「メイクアップフォーエバー（MAKE UP FOR EVER）」のコンシーラー、艶とカバー力の両立に挑戦した「ヒンス（HINCE）」の新作クッションファンデーションも注目です。涼やかなで透明感のある美肌見せを目指して！

【8月12日発売】
ザ パブリック オーガニック
（THE PUBLIC ORGANIC）

「ザ パブリック オーガニック」から100％精油調合の新シリーズが登場

国産オーガニックブランド「ザ パブリック オーガニック（THE PUBLIC ORGANIC）」から、新シリーズのインバスケア“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油シャンプー・精油トリートメント”を発売する。公式オンラインストア、楽天市場、アンドエスティ（and ST）、アマゾン（Amazon）、Qoo10で先行発売を行う。

■商品詳細

“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油シャンプー”（400mL、2530円／詰め替え、340mL、1980円）
“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油トリートメント”（400mL、2530円／詰め替え、340mL、1980円）

【8月13日発売】
イヴ・サンローラン
（YSL）

「YSL」から光のベールをまとうリキッドファンデが誕生
ハイライターにラベンダーの新色も

「イヴ・サンローラン（YVES SAINT LAURENT）」から、リキッドファンデーションの“オールアワーズ リキッド グロウ”（全10色、各8360円）は新たに登場。同日に“オールアワーズ ハイパールミナイザー”（9350円）と“ラディアント タッチ”（6600円）の新色もラインアップする。

■商品詳細

“オールアワーズ リキッド グロウ”（全10色、各8360円）
“オールアワーズ ハイパールミナイザー”（9350円）
“ラディアント タッチ”（6600円）

【8月13日発売】
ジバンシイ
（GIVENCHY）

人気パウダーが進化 透明感とマットの絶妙なバランスの“透明美マット肌”

「ジバンシイ（GIVENCHY）」は、人気の“プリズム・リーブル・プレストパウダー”を進化させた。同アイテムは、26％軽量化した粉体で軽やかな付け心地を実現し、毛穴と色むらをふんわりとぼかしてしっかりカバーする。

■商品詳細

“プリズム・リーブル・プレストパウダー”（全5色、各7g、各7480円）

【8月13日発売】
ミュアイス
（MUICE）

「ミュアイス」がスヌーピーとコラボ

美容系動画クリエイターのかわにしみきがプロデュースするコスメブランド「ミュアイス（MUICE）」は、大人気キャラクターのスヌーピーとその仲間たちをデザインしたコラボレーションアイテムを発売する。ラインアップは、チーク、ハイライター、リッププランパー、プライマーの全7種だ。

■商品詳細

“ぽわんチーク”（990円）
“うるみハイライター”（968円）
“ちゅるリップランパー”（990円）
“デイリースキンプライマー”（1045円）

【8月13日発売】
メルヴィータ
（MELVITA）

スキンケアシリーズ“ネクターピュア”刷新

フランス発のオーガニックスキンケアブランド「メルヴィータ（MELVITA）」は8〜9月にかけて、スキンケアシリーズ“ネクターピュア”をリニューアル発売する。ラインアップは、新登場のジェルクリーム“ネクターピュア マティファイング ジェルクリーム”と洗顔料“ネクターピュア ピュリファイング ジェリーウォッシュ”の2品だ。

■商品詳細

“ネクターピュア マティファイング ジェルクリーム”（40mL、4950円）
“ネクターピュア ピュリファイング ジェリーウォッシュ”（150mL、3740円）

【8月15日発売】
ヒンス
（HINCE）

「ヒンス」がアットコスメトーキョーでポップアップを開催
クッションファンデを日本最速発売

韓国発のコスメブランド「ヒンス（HINCE）」は、新作クッションファンデーション“カバーマスターピンククッション”（全5色、各2970円）で艶とカバー力の両立に挑戦した。発売を記念し、8月12日まで東京・原宿のアットコスメトーキョー（@COSME TOKYO）でポップアップイベント“カバーマスターアカデミー（COVER MASTER ACADEMY）”を開催中だ。

■商品詳細

“カバーマスターピンククッション”［SPF40・PA++］（全5色、各11g、各2970円）

【8月15日発売】
ヘラ
（HERA）

韓国発「ヘラ」から4色アイパレットが登場　

韓国発のコスメブランド「ヘラ（HERA）」の“クァッドアイカラー N”（全4色、各7260円）は、上品さと大人の遊び心を利かせた4色アイシャドウパレット。マットやサテン、グリッター、などの異なるテクスチャーの4色を組み合わせ、華やかかつ立体感のあるアイメイクを演出する。

■商品詳細

“クァッドアイカラー N”（全4色、各7260円）

【8月15日発売】
メイクアップフォーエバー
（MAKE UP FOR EVER）

「メイクアップフォーエバー」がカバー力とスキンケアを兼ね備えたコンシーラーが登場

「メイクアップフォーエバー（MAKE UP FOR EVER）」から登場する“HDスキン フルカバー コンシーラー”（全14色、各4950円）は、カバー力とスキンケアを兼ね備えたコンシーラー。高いカバー力と滑らかなつけ心地が長時間持続するリキッドタイプで、ブランドのコンシーラー史上最高濃度となるピグメントを配合した。

■商品詳細

“HDスキン フルカバー コンシーラー”（全14色、各4950円）

【8月17日発売】
アルビオン
（ALBION）

アルビオン“フラルネ”がリニューアル　効果実感重視で再構築

アルビオンがスキンケアシリーズ“フラルネ（FLARUNE）”をリニューアルする。今回の刷新では「肌が確実に変わる体験」を掲げ、効果実感の向上を重視した。シリーズ共通の主要成分・国産たけのこ皮エキスは継続配合する。

■商品詳細

“フルリファイン ミルク f”（110g、各3300円／200g、各5500円）
“ハイドロボム プラス”（110mL、3300円／200mL、5500円）
“セラム イン トータル” （40mL、5500円）
“コクメルティ クリーム（30g、6600円）

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【8月12日発売】
ザ パブリック オーガニック
（THE PUBLIC ORGANIC）

「ザ パブリック オーガニック」から100％精油調合の新シリーズが登場

国産オーガニックブランド「ザ パブリック オーガニック（THE PUBLIC ORGANIC）」から、新シリーズのインバスケア“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油シャンプー・精油トリートメント”を発売する。公式オンラインストア、楽天市場、アンドエスティ（and ST）、アマゾン（Amazon）、Qoo10で先行発売を行う。

■商品詳細

“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油シャンプー”（400mL、2530円／詰め替え、340mL、1980円）
“ディープリーエンブレイス スムースモイスト 精油トリートメント”（400mL、2530円／詰め替え、340mL、1980円）

【8月13日発売】
イヴ・サンローラン
（YSL）

「YSL」から光のベールをまとうリキッドファンデが誕生
ハイライターにラベンダーの新色も

「イヴ・サンローラン（YVES SAINT LAURENT）」から、リキッドファンデーションの“オールアワーズ リキッド グロウ”（全10色、各8360円）は新たに登場。同日に“オールアワーズ ハイパールミナイザー”（9350円）と“ラディアント タッチ”（6600円）の新色もラインアップする。

■商品詳細

“オールアワーズ リキッド グロウ”（全10色、各8360円）
“オールアワーズ ハイパールミナイザー”（9350円）
“ラディアント タッチ”（6600円）

【8月13日発売】
ジバンシイ
（GIVENCHY）

人気パウダーが進化 透明感とマットの絶妙なバランスの“透明美マット肌”

「ジバンシイ（GIVENCHY）」は、人気の“プリズム・リーブル・プレストパウダー”を進化させた。同アイテムは、26％軽量化した粉体で軽やかな付け心地を実現し、毛穴と色むらをふんわりとぼかしてしっかりカバーする。

■商品詳細

“プリズム・リーブル・プレストパウダー”（全5色、各7g、各7480円）

【8月13日発売】
ミュアイス
（MUICE）

「ミュアイス」がスヌーピーとコラボ

美容系動画クリエイターのかわにしみきがプロデュースするコスメブランド「ミュアイス（MUICE）」は、大人気キャラクターのスヌーピーとその仲間たちをデザインしたコラボレーションアイテムを発売する。ラインアップは、チーク、ハイライター、リッププランパー、プライマーの全7種だ。

■商品詳細

“ぽわんチーク”（990円）
“うるみハイライター”（968円）
“ちゅるリップランパー”（990円）
“デイリースキンプライマー”（1045円）

【8月13日発売】
メルヴィータ
（MELVITA）

スキンケアシリーズ“ネクターピュア”刷新

フランス発のオーガニックスキンケアブランド「メルヴィータ（MELVITA）」は8〜9月にかけて、スキンケアシリーズ“ネクターピュア”をリニューアル発売する。ラインアップは、新登場のジェルクリーム“ネクターピュア マティファイング ジェルクリーム”と洗顔料“ネクターピュア ピュリファイング ジェリーウォッシュ”の2品だ。

■商品詳細

“ネクターピュア マティファイング ジェルクリーム”（40mL、4950円）
“ネクターピュア ピュリファイング ジェリーウォッシュ”（150mL、3740円）

【8月15日発売】
ヒンス
（HINCE）

「ヒンス」がアットコスメトーキョーでポップアップを開催
クッションファンデを日本最速発売

韓国発のコスメブランド「ヒンス（HINCE）」は、新作クッションファンデーション“カバーマスターピンククッション”（全5色、各2970円）で艶とカバー力の両立に挑戦した。発売を記念し、8月12日まで東京・原宿のアットコスメトーキョー（@COSME TOKYO）でポップアップイベント“カバーマスターアカデミー（COVER MASTER ACADEMY）”を開催中だ。

■商品詳細

“カバーマスターピンククッション”［SPF40・PA++］（全5色、各11g、各2970円）

【8月15日発売】
ヘラ
（HERA）

韓国発「ヘラ」から4色アイパレットが登場　

韓国発のコスメブランド「ヘラ（HERA）」の“クァッドアイカラー N”（全4色、各7260円）は、上品さと大人の遊び心を利かせた4色アイシャドウパレット。マットやサテン、グリッター、などの異なるテクスチャーの4色を組み合わせ、華やかかつ立体感のあるアイメイクを演出する。

■商品詳細

“クァッドアイカラー N”（全4色、各7260円）

【8月15日発売】
メイクアップフォーエバー
（MAKE UP FOR EVER）

「メイクアップフォーエバー」がカバー力とスキンケアを兼ね備えたコンシーラーが登場

「メイクアップフォーエバー（MAKE UP FOR EVER）」から登場する“HDスキン フルカバー コンシーラー”（全14色、各4950円）は、カバー力とスキンケアを兼ね備えたコンシーラー。高いカバー力と滑らかなつけ心地が長時間持続するリキッドタイプで、ブランドのコンシーラー史上最高濃度となるピグメントを配合した。

■商品詳細

“HDスキン フルカバー コンシーラー”（全14色、各4950円）

【8月17日発売】
アルビオン
（ALBION）

アルビオン“フラルネ”がリニューアル　効果実感重視で再構築

アルビオンがスキンケアシリーズ“フラルネ（FLARUNE）”をリニューアルする。今回の刷新では「肌が確実に変わる体験」を掲げ、効果実感の向上を重視した。シリーズ共通の主要成分・国産たけのこ皮エキスは継続配合する。

■商品詳細

“フルリファイン ミルク f”（110g、各3300円／200g、各5500円）
“ハイドロボム プラス”（110mL、3300円／200mL、5500円）
“セラム イン トータル” （40mL、5500円）
“コクメルティ クリーム（30g、6600円）

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「リファ（REFA）」は、2022年に誕生した“ハート ブラシ”のミニサイズ版“リファハートブラシミニ”（全3色、各2970円）を発売する。8月末から全国のロフト（LOFT）およびロフトネットストアで順次販売を開始し、9月1日からはMTGオンラインショップでも取り扱う。カラーはローズゴールド、シルバー、シャンパンゴールドの3色を用意している。

デザインはそのままにコンパクト化

ほぐしと磨きを同時にかなえる3段構造のピンを備える“リファハートブラシ”は、「とかすだけで髪がまとまり艶が出る」と支持を集め、デザインの愛らしさや手軽な価格によりプレゼント需要も多いブランドの代表製品。ピンの先端は丸く加工し、頭皮を心地よく刺激するほか、握りやすいハート型の形状が自然と力を分散させ髪にかかる負担をおさえる。ミニ版はハート形のデザインはそのままに、ポーチや小さな手にもすっと収まるコンパクトサイズに仕上げた。

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「リファ（REFA）」は、2022年に誕生した“ハート ブラシ”のミニサイズ版“リファハートブラシミニ”（全3色、各2970円）を発売する。8月末から全国のロフト（LOFT）およびロフトネットストアで順次販売を開始し、9月1日からはMTGオンラインショップでも取り扱う。カラーはローズゴールド、シルバー、シャンパンゴールドの3色を用意している。

デザインはそのままにコンパクト化

ほぐしと磨きを同時にかなえる3段構造のピンを備える“リファハートブラシ”は、「とかすだけで髪がまとまり艶が出る」と支持を集め、デザインの愛らしさや手軽な価格によりプレゼント需要も多いブランドの代表製品。ピンの先端は丸く加工し、頭皮を心地よく刺激するほか、握りやすいハート型の形状が自然と力を分散させ髪にかかる負担をおさえる。ミニ版はハート形のデザインはそのままに、ポーチや小さな手にもすっと収まるコンパクトサイズに仕上げた。

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二コラ・イエロニムス=ロレアル最高経営責任者 COURTESY OF STEPHANE DE BOURGIES / L’OREAL © FAIRCHILD PUBLISHING, LLC

ロレアル（L’OREAL）の2025年1～6月期（上半期）決算は、売上高が前年同期比1.6%の224億7330万ユーロ（約3兆8429億円）、営業利益が同3.1%増の47億4010万ユーロ（約8105億円）、非経常項目を除いた純利益が同1.0%増の37億8300万ユーロ（約6468億円）となり、増収増益だった。ニコラ・イエロニムス（Nicolas Hieronimus）最高経営責任者（CEO）は7月29日に開催したアナリスト向け説明会で、トランプ関税の影響やトラベルリテールの展望など、今後の事業見通しについて語った。

米関税の影響は「管理可能な範囲」

イエロニムスCEOは、米国がEUからの美容製品に15％の関税を課すと発表したことに対し、「関税が当社の利益率に与える正確な影響はまだ明確ではないが、管理可能な範囲にとどまる見通し」とコメント。現時点で想定される影響は40ベーシスポイント（0.4%）未満だという。「当社は世界中に36の工場と150以上の流通センターを持ち、多くの製品を販売地域で生産している。その柔軟性が強みだ。唯一の例外は欧州で製造するラグジュアリーフレグランスだ。十分な在庫を確保しており、関税の影響の一部を相殺するため、価格の引き上げも検討している」と語った。

米国で販売する同社製品のうち、欧州から輸入する割合は30％を占める。アナリストから今年度第4四半期または来年から関税の影響を受けるかどうか、またその影響を軽減するための対策について質問されると、同社のクリストフ・バブル（Christophe Babule）最高財務責任者（CFO）は「一部の部門ではすでに第2四半期中に関税引き上げを想定した対応を始めている」と明かし、来年以降の影響についてもフレグランスなど特定のカテゴリーで中長期的な対策を模索中だとした。イエロニムスCEOは、「製造拠点の移動やその他の緩和策が必要かどうか判断するため、明確な状況が把握できるのを待っている。欧州当局に対して化粧品への関税免除を引き続き働きかけていくことを諦めていない」と述べ、交渉の余地があるとの考えも示した。

世界市場は再び加速基調に　中国も回復傾向

イエロニムスCEOは世界のビューティ市場の成長は予想通り徐々に加速傾向にあるとして、「第1四半期は約2％の伸びだったが、上半期全体では約3％超えに拡大した」と説明。特に北米市場が年初の低調を乗り越え好調に転じたほか、中国本土も前年同期比で横ばいと昨年の4％減から大きく回復したという。「より重要なことは、中国でマス市場よりラグジュアリー市場の回復が顕著なことで、当社にとって明らかな追い風」と説明した。中国本土は第2四半期に、5四半期ぶりにプラス成長に戻り主要なけん引役となった。新興国市場は半期における同社の総売上高の17%を占め、2ケタ成長を継続。メキシコ、ブラジル、インド、タイが全体の売上高に貢献した。欧州市場も堅調を維持しているという。

ロレアルの25年上半期売上高は、報告ベースで前年同期比1.6%増、実質ベースで同3％増。ITシステム刷新に伴う影響を除けば、4部門のうち3部門で市場平均を上回る成長を記録した。リュクス事業本部は全地域・全カテゴリーで成長。特にフレグランスは市場の2倍のスピードで成長した。プロフェッショナル プロダクツ事業本部はプレミアムヘアケアの継続的なブームを背景に急成長。「ケラスターゼ（KERASTASE）」は10％台後半の伸びを記録した。ダーマトロジカル ビューティ事業本部も出荷ベースでは大幅に改善し、市場平均に対して30%増を上回る売上高を記録した。一方、コンシューマー プロダクツ事業本部は低迷する米国メイクアップ市場への過度な依存や、マス市場で最も成長が速いフレグランスへの対応の不足が響き、市場平均をやや下回ったものの、ヘアケアやメイクアップでは市場を上回った。

トラベルリテール市場は再構築期に

トラベルリテール事業は地域によって明暗が分かれた。「アジアのトラベルリテール市場は依然として状況が複雑で、10%台後半のマイナス」となる中、ロレアルは「1ケタ台後半の減少にとどまりシェアは拡大」した。イエロニムスCEOは、「空港での売り上げは回復基調で8%程度のプラスだが、市中免税店の売り上げは大幅に減少している。これらの店舗は、旅行客が減少した時期に多くの企業が開設し、代購ビジネスに支えられていた」と説明。特にソウルなどで閉店が相次いでいる。

中国・海南島の免税市場も「トラフィックは回復しているが、売上高は約25％減」と指摘した。「本来のトラベルリテールの形である個人旅行者向けのブランド露出の場に戻りつつある。トラベルリテールを除けば北アジア地域全体はプラス成長だった」と述べた。「今年前半の動向から、経済的・地政学的な不確実性にもかかわらず、年初に予測した通りグローバル美容市場の成長率は約4％で着地すると確信している。昨年は上半期の4.5％から下半期に3.5％に減速したため、比較対象が低くなることで、市場加速が続くと予想している」と続けた。

EC比率は約29%に拡大　新製品比重も引き上げへ

「美容への需要はかつてないほど活発だ。現在、世界の人口の2/3以上が、健康で魅力的な外見を重要視している。これは3年前より6ポイント高い数値で、グローバルなトレンドだ」と述べた。美容に関するSNS上の会話も活発で、TikTokにおける美容関連検索は上半期に65億件に達し、前年同期比で50％以上増加した。「関税引き上げに関連する価格上昇が、美容市場の成長を後押しする可能性がある」とイエロニムスCEOは述べた。「今年後半は、市場の刺激策をさらに加速させる。新製品の発売を前年比で300ベーシスポイント（3%）以上引き上げることを目標としており、市場を上回る成長を目指す決意だ」と続けた。さらに、過去12～18カ月間で美容市場全体の売上高に占めるオンライン売り上げの割合が加速的に拡大している点を強調した。「上半期にオンライン販売が市場全体の2倍のペースで成長した。当社はこのチャネルに長期的な投資を続けてきた」と述べ優位性を強調した。同社のEC売上高は前期比で10％増前後の伸びを記録し、売上高全体の約29％を占めるまでに拡大。前年同期比で2ポイント上昇した。

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二コラ・イエロニムス=ロレアル最高経営責任者 COURTESY OF STEPHANE DE BOURGIES / L’OREAL © FAIRCHILD PUBLISHING, LLC

ロレアル（L’OREAL）の2025年1～6月期（上半期）決算は、売上高が前年同期比1.6%の224億7330万ユーロ（約3兆8429億円）、営業利益が同3.1%増の47億4010万ユーロ（約8105億円）、非経常項目を除いた純利益が同1.0%増の37億8300万ユーロ（約6468億円）となり、増収増益だった。ニコラ・イエロニムス（Nicolas Hieronimus）最高経営責任者（CEO）は7月29日に開催したアナリスト向け説明会で、トランプ関税の影響やトラベルリテールの展望など、今後の事業見通しについて語った。

米関税の影響は「管理可能な範囲」

イエロニムスCEOは、米国がEUからの美容製品に15％の関税を課すと発表したことに対し、「関税が当社の利益率に与える正確な影響はまだ明確ではないが、管理可能な範囲にとどまる見通し」とコメント。現時点で想定される影響は40ベーシスポイント（0.4%）未満だという。「当社は世界中に36の工場と150以上の流通センターを持ち、多くの製品を販売地域で生産している。その柔軟性が強みだ。唯一の例外は欧州で製造するラグジュアリーフレグランスだ。十分な在庫を確保しており、関税の影響の一部を相殺するため、価格の引き上げも検討している」と語った。

米国で販売する同社製品のうち、欧州から輸入する割合は30％を占める。アナリストから今年度第4四半期または来年から関税の影響を受けるかどうか、またその影響を軽減するための対策について質問されると、同社のクリストフ・バブル（Christophe Babule）最高財務責任者（CFO）は「一部の部門ではすでに第2四半期中に関税引き上げを想定した対応を始めている」と明かし、来年以降の影響についてもフレグランスなど特定のカテゴリーで中長期的な対策を模索中だとした。イエロニムスCEOは、「製造拠点の移動やその他の緩和策が必要かどうか判断するため、明確な状況が把握できるのを待っている。欧州当局に対して化粧品への関税免除を引き続き働きかけていくことを諦めていない」と述べ、交渉の余地があるとの考えも示した。

世界市場は再び加速基調に　中国も回復傾向

イエロニムスCEOは世界のビューティ市場の成長は予想通り徐々に加速傾向にあるとして、「第1四半期は約2％の伸びだったが、上半期全体では約3％超えに拡大した」と説明。特に北米市場が年初の低調を乗り越え好調に転じたほか、中国本土も前年同期比で横ばいと昨年の4％減から大きく回復したという。「より重要なことは、中国でマス市場よりラグジュアリー市場の回復が顕著なことで、当社にとって明らかな追い風」と説明した。中国本土は第2四半期に、5四半期ぶりにプラス成長に戻り主要なけん引役となった。新興国市場は半期における同社の総売上高の17%を占め、2ケタ成長を継続。メキシコ、ブラジル、インド、タイが全体の売上高に貢献した。欧州市場も堅調を維持しているという。

ロレアルの25年上半期売上高は、報告ベースで前年同期比1.6%増、実質ベースで同3％増。ITシステム刷新に伴う影響を除けば、4部門のうち3部門で市場平均を上回る成長を記録した。リュクス事業本部は全地域・全カテゴリーで成長。特にフレグランスは市場の2倍のスピードで成長した。プロフェッショナル プロダクツ事業本部はプレミアムヘアケアの継続的なブームを背景に急成長。「ケラスターゼ（KERASTASE）」は10％台後半の伸びを記録した。ダーマトロジカル ビューティ事業本部も出荷ベースでは大幅に改善し、市場平均に対して30%増を上回る売上高を記録した。一方、コンシューマー プロダクツ事業本部は低迷する米国メイクアップ市場への過度な依存や、マス市場で最も成長が速いフレグランスへの対応の不足が響き、市場平均をやや下回ったものの、ヘアケアやメイクアップでは市場を上回った。

トラベルリテール市場は再構築期に

トラベルリテール事業は地域によって明暗が分かれた。「アジアのトラベルリテール市場は依然として状況が複雑で、10%台後半のマイナス」となる中、ロレアルは「1ケタ台後半の減少にとどまりシェアは拡大」した。イエロニムスCEOは、「空港での売り上げは回復基調で8%程度のプラスだが、市中免税店の売り上げは大幅に減少している。これらの店舗は、旅行客が減少した時期に多くの企業が開設し、代購ビジネスに支えられていた」と説明。特にソウルなどで閉店が相次いでいる。

中国・海南島の免税市場も「トラフィックは回復しているが、売上高は約25％減」と指摘した。「本来のトラベルリテールの形である個人旅行者向けのブランド露出の場に戻りつつある。トラベルリテールを除けば北アジア地域全体はプラス成長だった」と述べた。「今年前半の動向から、経済的・地政学的な不確実性にもかかわらず、年初に予測した通りグローバル美容市場の成長率は約4％で着地すると確信している。昨年は上半期の4.5％から下半期に3.5％に減速したため、比較対象が低くなることで、市場加速が続くと予想している」と続けた。

EC比率は約29%に拡大　新製品比重も引き上げへ

「美容への需要はかつてないほど活発だ。現在、世界の人口の2/3以上が、健康で魅力的な外見を重要視している。これは3年前より6ポイント高い数値で、グローバルなトレンドだ」と述べた。美容に関するSNS上の会話も活発で、TikTokにおける美容関連検索は上半期に65億件に達し、前年同期比で50％以上増加した。「関税引き上げに関連する価格上昇が、美容市場の成長を後押しする可能性がある」とイエロニムスCEOは述べた。「今年後半は、市場の刺激策をさらに加速させる。新製品の発売を前年比で300ベーシスポイント（3%）以上引き上げることを目標としており、市場を上回る成長を目指す決意だ」と続けた。さらに、過去12～18カ月間で美容市場全体の売上高に占めるオンライン売り上げの割合が加速的に拡大している点を強調した。「上半期にオンライン販売が市場全体の2倍のペースで成長した。当社はこのチャネルに長期的な投資を続けてきた」と述べ優位性を強調した。同社のEC売上高は前期比で10％増前後の伸びを記録し、売上高全体の約29％を占めるまでに拡大。前年同期比で2ポイント上昇した。

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アリミノは10月21日、ヘアショーやコンテストを含む総合型クリエイティブイベント「アリミノ ウルトラシナジー 2025」を、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催する。

ヘアショーの“コラボレーションステージ”では、人気美容師たちが、既存の枠組みを越えたコラボレートによるパフォーマンスを披露。「アディション（ADITION）」の大石啓慈氏・いさな氏×三浦裕二氏（花屋異端児兼フローリスト)、「スクリーン（SCREEN）」の神谷翼氏×長谷川優樹氏（映像ディレクター）、「ユルク（JURK）」のsuzuna氏・mituski氏×ファッションブランド「ヴィヴィアーノ（VIVIANO）」、「レディアル（REDEAL）」の中村雄樹氏×トカジ ショウタ 氏（美容師兼映像クリエイター）といったコラボのほか、「アビー（ABBEY）」の松永英樹氏も登場する。

“デザイナーズコンテスト”は、新たなトレンド創出に挑戦するクリエイティブなパーマのコンテスト。「Rebuild the perm 〜パーマを再構築する〜」をテーマに、パーマデザインにフォーカスした作品でその可能性を発信する。

また、次代の美容業界を担う美容学校生の技術・感性を発揮する場として、学生コンテスト“フューチャーズロード[スチューデントカップ]2025”も開催。テーマは「PROVOKE（プロヴォーク）」で、ヘアカットを主に、メイクやコスチュームを含めたトータルコーディネート力を審査する。

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ニューヨーク発のライフスタイルブランド「キス（KITH）」は8月11日11時、旗艦店「キス トウキョウ（KITH TOKYO）」の5周年を記念し、東京拠点のギャラリー「ナンズカ（NANZUKA）」とコラボレーションコレクション「Monday Program | Kith for NANZUKA」を発売する。日本国内では「キス トウキョウ」と「キス オオサカ（KITH OSAKA）」で同日、店頭抽選販売を実施する。

同コレクションは、2025年に周年を迎える両者が“コンテンポラリーアートとファッションの融合”をテーマに展開。「ナンズカ」を代表する現代アーティスト、田名網敬一と空山基のアートワークをフィーチャーした特別デザインをラインアップ。

田名網敬一
アートワーク

田名網は、ポップでカラフルかつ繊細なグラフィックを「キス」のロゴ1文字ずつに落とし込み、ホワイトのTシャツとブラックのネルソンクルーネックの胸元に配置した。

空山基
アートワーク

空山は代表作「セクシーロボット」を大胆にプリントし、メタリック調の「キス」ロゴと組み合わせた迫力あるTシャツを制作。全3型のうち1型は日本限定での展開となる。

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ニューヨーク発のライフスタイルブランド「キス（KITH）」は8月11日11時、旗艦店「キス トウキョウ（KITH TOKYO）」の5周年を記念し、東京拠点のギャラリー「ナンズカ（NANZUKA）」とコラボレーションコレクション「Monday Program | Kith for NANZUKA」を発売する。日本国内では「キス トウキョウ」と「キス オオサカ（KITH OSAKA）」で同日、店頭抽選販売を実施する。

同コレクションは、2025年に周年を迎える両者が“コンテンポラリーアートとファッションの融合”をテーマに展開。「ナンズカ」を代表する現代アーティスト、田名網敬一と空山基のアートワークをフィーチャーした特別デザインをラインアップ。

田名網敬一
アートワーク

田名網は、ポップでカラフルかつ繊細なグラフィックを「キス」のロゴ1文字ずつに落とし込み、ホワイトのTシャツとブラックのネルソンクルーネックの胸元に配置した。

空山基
アートワーク

空山は代表作「セクシーロボット」を大胆にプリントし、メタリック調の「キス」ロゴと組み合わせた迫力あるTシャツを制作。全3型のうち1型は日本限定での展開となる。

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「ラ・メール（LA MER）」は10月10日、スキンケア効果と美しい発色を両立したリップスティック“ザ･リップ トリートメント”（全4色、各9350円）を発売する。ブランド独自の美容成分“ミラクル ブロス”が濃密な潤いを巡らせ、しなやかなバリア膜を形成。潤いを長時間キープし、繊細な唇のエイジングサインに立ち向かう。また、新成分“ザ･リストラティブ ファーメント”を配合したことで唇の角質が整い、内側からふっくらとしたハリのある唇に導く。

カラーは輝きと繊細な艶を放つクリアタイプ「ベアー」、温かみのあるピーチベージュ「ハニー」、エレガントなローズウッド「ローズ」、バーガンディーのほのかなニュアンスを加えたニュートラルブラウン「ココア」の4色を用意。光を織り込んだ微細な色素が唇に密着し、オイル状に変化して唇を優しく包み込む。重ねるほどに深みが増し、日常から特別なシーンまで活躍する。

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「ラ・メール（LA MER）」は10月10日、スキンケア効果と美しい発色を両立したリップスティック“ザ･リップ トリートメント”（全4色、各9350円）を発売する。ブランド独自の美容成分“ミラクル ブロス”が濃密な潤いを巡らせ、しなやかなバリア膜を形成。潤いを長時間キープし、繊細な唇のエイジングサインに立ち向かう。また、新成分“ザ･リストラティブ ファーメント”を配合したことで唇の角質が整い、内側からふっくらとしたハリのある唇に導く。

カラーは輝きと繊細な艶を放つクリアタイプ「ベアー」、温かみのあるピーチベージュ「ハニー」、エレガントなローズウッド「ローズ」、バーガンディーのほのかなニュアンスを加えたニュートラルブラウン「ココア」の4色を用意。光を織り込んだ微細な色素が唇に密着し、オイル状に変化して唇を優しく包み込む。重ねるほどに深みが増し、日常から特別なシーンまで活躍する。

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