【スナップ】「サマソニ 2025」2日目 酷暑の相棒は、少年感あふれるハーフパンツ

国内最大級の都市型フェス「サマーソニック 2025(SUMMER SONIC 2025)」が8月17日に閉幕した。東京会場2日目の最高気温は、35度の真夏日。強烈な日差しで紫外線対策が必須となり、移動中には日傘やUVカットパーカーを活用する来場者の姿が目立った。

東京会場2日目の目玉のアーティストは、「マリンステージ」のトップバッターを務めたMrs. GREEN APPLEだ。収容人数約3万5000人だが、入場規制がかかるほどの人気ぶりだった。ほか、ヘッドライナーの世界的シンガー・ソングライター、アリシア・キーズ(ALICIA KEYS)をはじめ、R&Bシンガーのジョルジャ・スミス(JORJA SMITH)など人気の海外アーティストも2日目に集結した。

来場者の装いは、どんなトップスにも合わせやすい太めのハーフパンツや“ジョーツ”(膝上からふくらはぎ半ばくらいの丈のデニムショートパンツ)を取り入れる姿が多く見られた。男性はバンドTシャツやサッカーユニホームを合わせる人が多く、女性はヘソ出しができるショート丈のTシャツと合わせて、Aラインを意識したスタイリングが目立った。

足元はボリュームのあるシューズに、万能なホワイトのソックスを合わせる人が多い印象だった。今年も人気の「グラウンズ(GROUNDS)」や「サロモン(SALOMON)」に加え、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」のカスタマイズスニーカーを履く人も。“ギャルみ”あふれる厚底の「クロックス(CROCS)」やファーシューズを合わせる女性も見られた。

PHOTOS:YURINA JINNAI

スナップ一覧

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「ファンケル」×「ドラえもん」、「レブロン」×「エスターバニー」 キュートなコラボが登場! 「マキアージュ」の新ベースメイクも今週発売のビューティーアイテム15選【8/18〜8/24】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は8月18〜24日に発売するアイテムを紹介します。「ファンケル(FANCL)」の代表的なアイテム“マイルドクレンジングオイル”は国民的なキャラクター「ドラえもん」と、「レブロン(REVLON)」の人気リップケアシリーズ“キス シュガー スクラブ”は「エスターバニー」とコラボレーション。いつものアイテムのキュートなパッケージは注目を集めそうです。ほか、「コスメデコルテ(DECORTE)」の人気のファンデシリーズ“ゼン ウェア”のパウダーファンデーション、「マキアージュ(MAQUILLAGE)」の美容液仕立てのフェイスパウダー&化粧下地もお見逃しなく!

【8月18日発売】
ココチ
(COCOCHI)

シートマスク前に使う“導入クリーム”

日本発のスキンケアブランド「ココチ(COCOCHI)」から、シートマスクの機能をサポートする導入クリーム“シートマスク アプデ ブースター”が登場する。表参道のフラッグシップストアや公式ECサイト、全国のドラッグストアなどで取り扱う。

■商品詳細

“シートマスク アプデ ブースター”(15g、1100円)

【8月19日発売】
ファンケル
(FANCL)

「ドラえもん」限定デザインの“マイクレ”&洗顔料

「ファンケル(FANCL)」は、“マイルドクレンジングオイル”、“マイルドクレンジングオイル<ブラック&スムース>”、“ディープクリア洗顔パウダー”、“泥ジェル洗顔”を、国民的キャラクター「ドラえもん」をデザインした限定パッケージで用意する。

■商品詳細

“マイルドクレンジングオイル”(120mL、1870円)
“マイルドクレンジングオイル<ブラック&スムース>”(120mL、1980円)
“ディープクリア洗顔パウダー”(30個入り、1980円)
“泥ジェル洗顔”(120g、1320円)

【8月20日発売】
ヴァレンティノ ビューティー
(VALENTINO BEAUTY)

pHに反応するリップバーム全4色

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」から、ブランド初のリップバーム“スパイク ヴァレンティノ リップバーム”が登場する。全国のヴァレンティノ ビューティ取扱店舗および公式オンラインブティックで取り扱う。

■商品詳細

“スパイク ヴァレンティノ リップバーム”(全4色、各6930円)

【8月21日発売】
クレ・ド・ポー ボーテ
(CLE DE PEAU BEAUTE)

秋色ルージュとアイシャドウの新色

「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は、肌印象を明るく輝かせる“ルージュアレーブル”に新5色とマットに新4色を追加する。また、アイシャドウ“オンブルクルールクアドリ”の限定色も登場する。

■商品詳細

“ルージュアレーブル”(新5色、各7150円※編集部調べ)
“ルージュアレーブル マット”(新4色、各7150円※編集部調べ)
“オンブルクルールクアドリ”(限定色、6820円※編集部調べ)

【8月21日発売】
コスメデコルテ
(DECORTE)

“ゼン ウェア”からパウダーファンデ誕生

「コスメデコルテ(DECORTE)」の人気のファンデシリーズ“ゼン ウェア(ZEN WEAR)”から、“ゼン ウェア パウダーファンデーション”が誕生する。カラーは、肌になじむ全10色をそろえた。

■商品詳細

“ゼン ウェア パウダーファンデーション”[SPF20・PA++](各7700円)

【8月21日発売】
ヴィセ
(VISEE)

“ぷるつや”プランプバームを含む新作3種

「ヴィセ(VISEE)」は2025年秋のメイクアップコレクションとして、“エッセンス プランプバーム”や“ディテールフィット マスカラ”、“ボリューム Wリップライナー”の新製品3種などをラインアップする。

■商品詳細

“エッセンス プランプバーム”(全6色、各1650円※編集部調べ)
“ディテールフィット マスカラ”(全2色、各1540円※編集部調べ)
“ボリューム Wリップライナー”(限定2色、各1650円※編集部調べ)

【8月21日発売】
オペラ
(OPERA)

マスカラ“マイラッシュ アドバンスト”からブルーパール配合の限定色

「オペラ(OPERA)」のロングセラーのマスカラ“マイラッシュ アドバンスト”に、ブルーニュアンスの限定色“06 ブルーベースブラック”が新たに加わる。全国のバラエティーショップおよびイミュ公式ECで取り扱う。

■商品詳細

“マイラッシュ アドバンスト”(1100円)

【8月21日発売】
マキアージュ
(MAQUILLAGE)

艶と透明感を長時間キープする美容液仕立てのフェイスパウダー&化粧下地

「マキアージュ(MAQUILLAGE)」からは、美容液仕立てのフェイスパウダー“エッセンスグロウキープパウダー”と、化粧下地“エッセンスベース EX”が登場する。

■商品詳細

“エッセンスグロウキープパウダー”(本体、3850円/リフィル、3080円※編集部調べ)
“エッセンスベース EX”[SPF50+・PA++++](3300円※編集部調べ)

【8月21日発売】
インウイ
(INOUI)

“光の三原則”に着目した新技術搭載のプレストパウダー&ジェルリップ

「インウイ(INOUI)」は、内なる美しさを浮き彫りにし美しさの可能性を広げることをテーマに開発した新製品として、光の3原色に着目した“プレストパウダー”と“ジェルリップ”を用意する。

■商品詳細

“プレストパウダー”(8500円/リフィル6500円※編集部調べ)
“ジェルリップ”(全1色、4600円※編集部調べ)

【8月21日発売】
エスプリーク
(ESPRIQUE)

高濃度美容液で粉体をコーティングした“ツヤどけ”パウダーファンデ

コーセーのメイクブランド「エスプリーク(ESPRIQUE)」は、パウダーファンデーション“メルティセラム グロウパウダー”を全7色そろえる。

■商品詳細

“メルティセラム グロウパウダー”[SPF26・PA+++](4180円 ※編集部調べ、以下同)

【8月21日発売】
レブロン
(REVLON)

エスターバニーとコラボ “キス シュガー スクラブ”から限定4色

「レブロン(REVLON)」の人気リップケアシリーズ“キス シュガー スクラブ”に、エスターバニーとコラボレーションした限定パッケージが数量限定で登場する。

■商品詳細

“キス シュガー スクラブ”(全54色、各990円※編集部調べ)

【8月21日発売】
雪肌精
(SEKKISEI)

シリーズ初のベースメイクアイテム

「雪肌精(SEKKISEI)」の新スキンケアシリーズ“雪肌精 ブルー”から、東洋発想に着目したコンシーラーと化粧下地、ファンデーション、フェイスパウダー2種が登場する。

■商品詳細

“メルティ マイ カラー バランサー”(4180円※編集部調べ)
“アウェイクニング マイ トーン プライマー”[SPF35・PA++](30g、4950円※編集部調べ)
“ブリージング マイ グロウ フルイド”(全5色、各30mL、各6050円※編集部調べ)
“ハーモナイズ マイ ヴェール パウダー I”(17g、5720円※編集部調べ)

【8月21日発売】
ワンバイコーセー
(ONE BY KOSE)

“肌の潤いバリア”に着目した高保湿化粧水&乳液

「ワンバイコーセー(ONE BY KOSE)」からは、高保湿化粧水“セラムヴェール ローション”と、高保湿乳液“セラムヴェール エマルジョン”が登場する。同時に、限定キット“セラムヴェール うるおい体感キット”も用意する。

■商品詳細

“セラムヴェール ローション”(180mL、3300円※編集部調べ)
“セラムヴェール エマルジョン”(135mL、3850円※編集部調べ)
“セラムヴェール うるおい体感キット”(1320円※編集部調べ)

【8月21日発売】
バース
(BARTH)

気分をほぐすラベンダーの香り付き入浴剤

ナイトウェルネスブランド「バース(BARTH)」は、ブランドヒーローアイテムのバスタブレットから、ラベンダーの香りの“薬用バース中性重炭酸入浴剤 リラックス ラベンダーフォグ”を追加する。

■商品詳細

“薬用バース中性重炭酸入浴剤 リラックス ラベンダーフォグ”【医薬部外品】(全4サイズ、462〜8980円)

【8月22日発売】
シャネル
(CHANEL)

アイシャドウパレットとリップの新色やポータブルタイプのルースパウダー

「シャネル(CHANEL)」は、アイシャドウパレット“レ キャトル オンブル ブトン”の新色と、リップスティック“ルージュ アリュール ヴェルヴェット”、リキッドリップ“ルージュ アリュール リクィッド ヴェルヴェット”、ルースパウダー“プードゥル ユニヴェルセル リーブル オン-ザ-ゴー”を用意する。

■商品詳細

“レ キャトル オンブル ブトン”(全4種、各1万1880円)
“ルージュ アリュール ヴェルヴェット”(新4色、各6270円)
“ルージュ アリュール リクィッド ヴェルヴェット”(新3色、各6270円)
“プードゥル ユニヴェルセル リーブル オン-ザ-ゴー”(全4色、各9900円/レフィル各7480円)

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美容と医療の間をつなぐ「爪のアピアランスケア」初の専門書 爪からはじめるがんサポート

PROFILE: (左)大江身奈/アピアランスケアサポート研究会顧問兼インターナショナルネイルアソシエーション理事長兼ネイル事業振興連盟理事長 (右)小笠原弥生/アピアランスケアサポート研究会代表兼日本ネイリスト協会理事

(左)大江身奈/アピアランスケアサポート研究会顧問兼インターナショナルネイルアソシエーション理事長兼ネイル事業振興連盟理事長<br />
(右)小笠原弥生/アピアランスケアサポート研究会代表兼日本ネイリスト協会理事
PROFILE: (左)(おおえ・みな)ネイリストとして活躍する一方、病気でも自分らしく生きる人を支援したいと「化学療法中のネイルケア」の講演やネイルサービスを開始。2013年から分田貴子医師のもと、外見ケアイベントに参加し始める。現在は、東京薬科大学の非常勤講師、国立がんセンター東病院LIFE支援センター主催のネイルサービス参加など、医療現場と連携しながらの爪のアピアランスケアをライフワークとして実践。患者や医療従事者向けの爪のアピアランスケア講習や、講演活動も多数行っている (右)(おがさわら・やよい)ネイリスト、栄養士。2000年にジェルネイルの技術を習得後、日本のジェルネイル第一線ネイリストとして活躍。セミナー、講演会、美容学校などで、ネイリスト育成、技術指導を広く行う。19年に日本ネイリスト協会理事に就任。20年にアピアランスケアサポート研究会を設立。現在は爪のアピアランスケアのオンライン講座をメインに、がん患者を支援する爪のアピアランスケアの啓発や教育、アピアランスケアサポートネイリストの育成にも取り組む

抗がん剤治療による副作用として、脱毛や肌荒れに加え、実は多くの患者を悩ませている爪の変化。その実態とケア方法に焦点を当てた初の書籍「がん治療における爪のアピアランスケア」がこのほど刊行された。著者は、長年ネイルの現場で経験を積んできた小笠原弥生氏と大江身奈氏。美容の立場からアピアランスケア(外見の変化に対するケア)に挑戦する二人に話を聞いた。

WWD:「がん治療における爪のアピアランスケア」を出版した経緯は?

小笠原弥生アピアランスケアサポート研究会代表兼日本ネイリスト協会理事(以下、小笠原):今や「2人に1人ががんになる」と言われる時代です。治療の進化によって、日常生活を送りながら治療を受ける人が増える中で、外見への変化は大きな精神的ストレスになります。髪の毛の脱毛や肌の変化だけでなく、爪にも深刻な症状が出る場合があります。ですが、ネイル=おしゃれというイメージが強い日本では、“爪のアピアランスケア”という概念はほとんど浸透していません。一般的にアピアランスケアという言葉は医療従事者が外見の変化に対して使う言葉で、私たちは美容従事者であるため“ネイルケア”ではなく、あえて“爪”という言葉を前に出し、体の一部としての爪に寄り添うケアの重要性を伝えたいと思いました。

大江身奈アピアランスケアサポート研究会顧問兼インターナショナルネイルアソシエーション理事長兼ネイル事業振興連盟理事長(以下、大江):私は2009年に友人をがんで亡くしたことをきっかけに、ボランティアとして患者の爪ケアを始めました。当時は情報も書籍もなく、看護師や医師に話を聞きながら手探りで進めてきたんです。患者にとっては見た目だけでなく、生活の質(QOL)にも関わる問題。たとえば、爪が変形するとペットボトルも開けられない。そんな「生活のしにくさ」を少しでも和らげたいという思いが出発点です。

爪の異常の意味を知る

WWD:出版までのプロセスについて教えて欲しい。

小笠原:私も9年前に母をがんで亡くしました。がんと診断される前に、爪にグリーンネイル(緑膿菌などの細菌が繁殖し爪が緑色に変色する症状)が出ていたんです。ネイリストとして多く人の爪を見てきたのに、当時の私は体調不良(がん)の理由が分かりませんでした。家族が医者家系のため医師の父に聞いたのですが因果関係は不明とのこと。けど今なら爪の異常の意味を理解できるかもしれません。こうした自身の体験もあり、爪のアピアランスケアについての書籍を出版したかったんです。河出書房新社の編集担当に抗がん剤によるグリーンネイルや爪剥離、縦割れなど爪の変化の写真をに見せた際、「爪がこんなに変わるなんて…」と驚かれました。それが出版の決め手になりました。抗がん剤などによる爪の変化は髪や肌に比べて認知度が低い。でも、爪はゆっくりと症状が現れるので、治療の終盤やその後に不調を訴える方が多いんです。

大江:患者は、自らがんであることを口にする人は少ないです。なので、病院で定期的に行っている相談会でも最初は「手の爪が気になる」と来る人も、話を重ねていく中で「実は足の爪が変形していて……」と本音を明かされることが多いんですよ。相談会は1回2時間で、対応できる人数は8〜12人と限られます。だからこそ、ネイルサロン側が話しやすい空気を作ること、寄り添う姿勢がとても大切だと思っています。

知識の空白を埋める

WWD:本の内容は、患者本人だけでなく、ネイリストや美容従事者にとっても有益だと感じる。

小笠原:はい。この本は、ネイルサロンに来られない人や、ネイルができない状態の人にも、セルフケアの方法や、避けるべき施術を明確に伝える内容になっています。たとえば、治療で弱った爪に「ジェルで補強しましょう」と言ってしまうと、かえって悪化させる可能性もあります。美容と医療の間にある“知識の空白”を埋めるのが、この本の大きな役割です。

大江:私たちのもとには「今まで知らなかった」「本当は不安だった」と打ち明けるネイリストも多くいます。がんの副作用として現れる爪の変化を正しく知り、無理のない範囲で提案できるようになってほしい。そのために、道具の持ち方からケア方法まで、スクールのように丁寧に書きました。

WWD:今、ネイルサロン側がアピアランスケアを提供できる体制は整っているのか?

小笠原:正直、現状では提案できているレベルのサロンはごく一部です。ネイル=装飾、というイメージが先行している中で、こうしたケアの必要性が理解されていないのが実情です。ネイルサロンの数は全国に2〜4万件あるとも言われますが、医療的な視点での爪ケアを学んでいるところはごく少数です。

大江:だからこそ、書籍を通してネイル=おしゃれ、だけではなく、「ネイル=生活支援」や「心のケア」につながるものだと知ってもらいたい。今後は、高齢化も進む中で、ネイリストが担う役割も広がっていくはずです。

WWD:「がん治療における爪のアピアランスケア」に期待することは?

小笠原:がん患者本人はもちろん、ネイリスト、看護師、医療従事者、そして家族にも読んでいただきたいです。

大江:日常的にケアができるだけで、心が軽くなることもあります。ネイルサロンが遠く感じる人も多いと思いますが、本書は身近なドラッグストアで買えるアイテムでできるセルフケアを紹介しています。気軽に手にとってもらえたらうれしいですね。

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【2025年クリスマスコフレ】「ジバンシイ」の人気製品に輝く限定色が登場 香水3種を詰めたギフトセットも

「ジバンシイ(GIVENCHY)」は10月3日と10日、“ホリデー コレクション 2025”から、人気のルースパウダー、ハイライター、9色アイシャドウ、マットリップの限定色を、光によってシルバーやゴールドに輝きを変えるパッケージで発売する。また、フレグランス3種を詰めたセットとメイクアップコレクションの限定色を詰めたセットも数量限定で用意する。

10月3日発売

フレグランスセット

 

ギフトセット第1弾には、優雅でチャーミングなフレグランス“イレジスティブル”シリーズから、3つの香りをトラベルサイズ(12.5mL)でそろえた“イレジスティブル ディスカバリーセット”(1万340円)が登場。“オーデパルファム”、“オーデパルファム ローズ ベルベット”、“オーデパルファム ヴェリィフローラル”を含む。予約受付は9月19日に開始する。

プレミアムフレグランスの50mLサイズも登場

 

また同日、限定店舗のみで販売されているプレイアムフレグランス、“ラ コレクション パルティキュリエ”のオーデパルファムからギフトにぴったりの50mLサイズ(各2万5630円)が新登場する。ラインアップは、“ド ジバンシィ アコール パルティキュリエ”、“ド ジバンシィ トロブル フェット”、“ド ジバンシィ ギャルソン マンケ”、“ド ジバンシィ キュール フゥ”の4種類だ。

伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店、高島屋大阪店、西武池袋本店の「ジバンシィ」カウンター、ジバンシィビューティー ギンザ シックス、「ジバンシイ」公式オンラインショップのみで取り扱う。

10月10日発売

限定メイクアップコレクション

4色入りルースパウダー“プリズム・リーブル”(8690円)から、肌に溶け込むようなふんわりとした柔らかさをヴェールのようにまとい、澄んだ透明感をかなえるイリデセント・ヴェイルが登場する。

 

ふんわり軽い2色のパウダーをセットした“プリズム・リーブル・ハイライター”(6930円)には、イエローゴールドとシャンパンシルバーが混ざり合う上品なシマーシャンパンカラーを用意する。フェイスとボディーの両方に使用可能だ。

9色アイシャドウパレット、“ル・ヌフ・ジバンシィ”(8360円)の限定色は、シックなベージュブラウンを中心に、ホリデーシーズンの輝きを表現するシルバーやゴールドをプラスした。メタリック、パール、マット、サテンの4つの質感を含む。

抜け感のあるマットな質感に仕上げる“ルージュ・ジバンシィ・ベルベット・マット”(限定2色、各5940円)には、スモーキーなブラウンレッドの13番とブライトレッドの14番が登場する。

メイクアップセット

 

“ホリデー メイクアップ キット”(2万1560円)には、上述の限定色の“プリズム・リーブル”、“プリズム・リーブル・ハイライター”、“ルージュ・ジバンシィ・ベルベット・マット”の13番をセットした。全体に4Gロゴを施し、ファスナー部分に4Gロゴチャームをあしらったポーチも付属する。予約受付は9月26日に開始する。

公式サイト

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【先輩の履歴書、見せてください】Vo.1 村上要「WWDJAPAN」編集長

トレンドを語るにあたり、近年欠かせないのは“Z世代”の存在感。若者たちは何に関心を持ち、悩み、そして何を着ているのか――。「WWDJAPAN」は、若者とファッション業界をつなぐプラットフォームになるべく、その“リアル”をお届けする。

新たにスタートする本企画では、学生が悩む“キャリア”にフォーカス。毎回ゲストとして招いたファッション&ビューティ業界の先輩方に、事前に履歴書を記入してもらう。その履歴書を元に、学生たちがインタビュアーとしてゲストに質問する“囲み取材”を実施する。初回のゲストは村上要「WWDJAPAN」編集長。参加した11人の学生が、さまざまな質問を投げかけた。

PROFILE: 村上要/「WWDJAPAN」編集長

村上要/「WWDJAPAN」編集長
PROFILE: 東北大学教育学部卒業後、地元の静岡新聞社で社会部記者を務める。退職後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(F.I.T.)でファッション・ジャーナリズムを含むファッション・コミュニケーションを専攻。2度目の大学卒業後、現地でのファッション誌アシスタントを経て帰国。タイアップ制作、「WWDビューティ」デスク、「WWDモバイル」デスク、「ファッションニュース」編集長、「WWDJAPAN.com」編集長を経て、2021年4月から現職

初キャリアは「コム デ ギャルソン」を着て
事件現場に向かう新聞記者

学⽣:教育学部卒業後、新聞記者になった経緯を教えてください。

村上要「WWDJAPAN」編集⻑(以下、村上):教育学部に進んだので、教員免許も取りました。でも教育実習で職員室に入ったとき「自分には合わないかも」って直感したんです。今だったらまた違う気持ちで受け止められたかもしれないけど、当時の僕には少し閉鎖的な世界に見えてしまったんです。そこから方向転換して就職活動を始め、地元の「静岡新聞」を受けることに。まだ就職氷河期だったので、数千人が体育館に集まって試験を受けていたと思います。

学⽣:新聞記者時代は、どんな仕事を?

村上:事件や事故、裁判を担当する社会部記者として、毎日警察署に通って取材、原稿を書くのが仕事でした。当時は23歳。すでにファッション好きだった僕は、「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」を着て事件現場に行くような記者でした。火事だと服がすぐ煤だらけになるから、ブランド服はよくダメにしました。途中から現場に行く前に着替えるようにすると、「来るの遅い」って怒られることも多かったですね(苦笑)。

服装のことでは、よく注意されたな。ジャケット&パンツにネクタイ姿ではあったけど、いわゆる背広は、入社して2年間、一度も着なかった。警察署に初めて行った日なんて、補導された若者の兄だと思われて、少年課に案内されたくらい(笑)。記事も硬派な事件ものより、「男子高校生の美容ブーム」とか「地元カフェごはん」とかカルチャーなものが書きたくて。上司は、「お前の記事はどこに載せればいいんだ」って、悩んでいました(苦笑)。

学⽣:そもそも記者の経験があったのでしょうか?

村上:学生の頃から文章を書くのは好きで、新入生歓迎パンフレットを作ったことがあるんです。先生や先輩にインタビューして、学食や仙台のおすすめスポットを紹介したり。それを見た仙台のタウン誌の方から声をかけてもらって、絵付きコラムを毎月連載することに。それがすごく楽しかった。

学⽣:新聞社から、どのようにファッションの世界へ?

村上:そのときの僕は、「伝えたいことを書く」ことに意味があると思っていました。でも、会社員はそれじゃダメ。自分のやりたいことと、会社から求められることを合わせていかないと、双方幸せになれないって気づいたんです。そこで自分の関心や興味がある業界で仕事しようと、改めてファッションについて学ぶためニューヨークに発ちました。

「記者は名刺一枚で、会いたい人に会える魅力的な仕事」

学⽣:記者という仕事の魅力とは?また、編集者との違いは?

村上:編集者は、ライターやカメラマンを起用して、チームで記事を作る司令塔。人の力を引き出すのが大事な仕事ですね。一方の記者は、自分で取材して自分で書くのが基本。自分が面白いと思うこと、読者の役に立つと思うことを見つけて、直接形にしていきます。僕が思う記者の一番の魅力は、会いたい人に会えること。名刺一枚あれば、行きたい場所に行って、会いたい人に話を聞ける。ジャーナリストって、知らないことを知るのが好きな人が多いんですよ。僕も、ワクワクする話を伝えるべき人に届けたいって思うし、正直それがファッションじゃなくても、全然違う分野でも記者なら続けられる気がします。

学生:キャリアの中で影響を受けた人物はいますか?

村上:一番は「WWDJAPAN」元編集長の山室一幸さんですね。真っ白なロングコートにミンクのマフラー、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」のドクロ付きステッキを持って、西麻布の交差点を歩いている姿を初めて見たときは、本当に衝撃でした。もともと「ファッション通信」というテレビ番組のプロデューサーから出版の世界に入られた方で、原稿を書く経験はほとんどなかったはずだけれど、ものすごく努力して、メディアを牽引する編集者になった。とにかくモードな方で、ずっとこの業界を愛し、そして業界からも愛され続けた方でした。

学生:村上さん自身が編集長になろうと思ったきっかけは?

村上:正直、入社1年目で「なれる」って思いました(笑)。ただ、本当に「なろう」と志したのは、だいぶ後のこと。編集長は媒体を背負うので、マネジメントや対外調整も必要で、自分のやりたい取材ばかりができるわけじゃない。それでもチームを束ねれば、もっと大きな、もっと面白いことが実現できる立場です。そうすると会える人も一気に広がり、記者という立場以上にあらゆる声を直接聞けるようになりました。とはいえ、やっぱり自分で面白いと思う記事を取材して書いていきたい。どんな役職に就いても、記者としての姿勢は持ち続けたいと思っています。

学生:「ファッションが好き」という気持ちだけで、仕事にしても良いのでしょうか?

村上:服を着るのが本当に好きなら、消費者として関わるのも立派な選択。でも業界で働くなら、潮流や変化を理解しながら、「洋服で人を高揚させる」とか「社会の空気を感情を込めて伝える」ことができるという魅力に心酔できるかが大事です。

「知らない世界を知ること」で
プライベートも仕事に活きてくる

学⽣:出版業界は縮小傾向だが、今度どう変化していくのでしょうか?AI技術の影響をどのように感じていますか?

村上:市場は確かに縮小しています。「WWDJAPAN」の週刊紙も本当に色々頑張って、微増ってカンジです(苦笑)。今後、ニュースはAIが書いてくれるようになるでしょう。でも、着眼点や分析はまだ人間の強み。2〜3年は勝てるはず。僕らは価値ある情報を届けるために、イベントやセミナー、将来的にはコンサルみたいな形にも変わっていくかもしれない。それでも、「WWDJAPAN」というメディアの本質である「悩んでいる人に寄り添う」ことは変わりません。そこは絶対に変わらないと思っています。

学⽣:ファッション業界には性的マイノリティーの方が多い印象ですが、なぜなのでしょうか?

村上:例えば、ゲイは「女性の気持ちがわかるから」とか、「クリエイティブだから」といわれるけれど、当事者の僕は「そんなことないよ」と思っています。ただ、ファッション業界には、ことジェンダーに関する多様性に寛容な空気があるのは確かです。例えば前職では先輩から、「お前も結婚して、子どもを作ってからが一人前だ」と言われることが時々ありました。先輩に悪気はないんです。むしろ前職での活躍を願っての激励でした。でも、ゲイの僕はそれを聞くたび「そんな未来、想像できないなぁ。シンドいなぁ」と思っていました。だから僕は、ジェンダーに関して寛容なファッション業界は、生きやすい。こと海外のファッションやビューティ業界では私と同じように、他の業界でちょっとした“生きづらさ”を感じてきた人たちが頑張っている印象です。ゆえに多様性が育まれたのだと思います。一方の日本は、ストレートの人も多いですよ(笑)。

学生:仕事とプライベートはどう切り分けていますか?

村上:私は「それが良い」と思って選んでいますが、仕事とプライベートの境界線はほとんどないですね。洋服が好きだし、人と話すのも好きだから、仕事が全然苦ではありません。ただ、今の会社に入って最初の3年くらいは即戦力になろうと必死で働いていたので、気づいたら会社と自宅の往復ばかり。世間からズレてしまっていました。そんなとき、あるバイヤーの方の話を聞いて、ハッとしたんです。彼女が働いていたお店は、代官山ではトップブランドの洋服を販売しつつ、新宿の駅ビルでは多くの女性に向けて自社企画の洋服を提案していました。だからパリコレで最先端のファッションを1週間見続けたあと、日本に帰ったら必ず丸の内線の満員電車に乗って、働く女性たちと同じ目線に立つようにしていると。それ以来、「知らない世の中を知る」ってすごく大事だと思うようになって、なるべく会社から離れた時間を作って、いろんな世界を見るようにしています。

村上編集長が説く
「キャリア選びの“正解”」とは

学生:私自身別業界に就職が決まったものの、ファッションの道に未練があります。後悔しない選択をするために、何かアドバイスをいただきたいです。

村上:まずは、その業界でやってみたらいいと思います。正解を選ぼうとすると、決断のたびにしんどくなって、後悔しやすい生き方になりかねない。選んだことを正解にする。そんな心構えでいたほうが前を向けます。そこで努力が報われなければ、違う道に進めばいい。僕自身、新聞記者時代の2年間で、世の中の変化を汲み取って文章にする力や社会を見つめる力が鍛えられました。それが「ファッションは社会を変えうる」という今の考え方につながっているし、文章を速く書くスキルは今の仕事でも大きな武器です。どの経験も糧になっています。だから、まずは目の前のことに全力で向き合ってみる。それは絶対に無駄なことではありませんよ。

学生:人に伝える文章を書くときのポイントとは?記事を書くときは、どんなことを意識していますか?

村上:最初から最後まで「何を伝えたいのか」というゴールを意識し続けて書くことをオススメします。ありがちなのは、途中で自分が何を書きたかったのか分からなくなっちゃうこと。文章に限らず、課題に取り組む中で問題が発生すると、その解決に追われて、気づけば“完成させること”が目的になってしまうんです。大事なのは「ゴール」を決めて、意識し続けること。誰に読んでもらって、どう感じてもらいたいのか。それを最初から明確にして書く。これが一番の近道だと思います。

学⽣:最後に、キャリアについて悩む私たちに応援コメントをいただけるとうれしいです!

村上:「◯◯になるために今、何をすべきですか?」と聞かれると、「あぁ悩んでいるんだな」って印象を受けますね。僕のような記者や編集者の仕事に憧れを持ってくれることは本当にうれしい。でも、その道にたどり着く方法は人それぞれ。タイパやコスパに囚われて考える必要はありません。「それでいい」じゃなくて「それがいい」と思える道を選び、選んだものを正解にしていく。好きなことを仕事にできるのは、本当に幸せなこと。皆さんにも、そんな仕事に出合ってほしいと思います。

【参加学生ファッションスナップ】

次回は、森永邦彦「ANREALAGE(アンリアレイジ)」デザイナーが登場。早稲田大学在学中に文化服装学院でも学び、2003年に自身のブランドを立ち上げた背景、そしてパリへの挑戦、今後の目標などをお聞きします。

PHOTOS:NAOKI MURAMATSU
TEXT:RIE KAMOI

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