「ラルフ ローレン」26年春夏 シャツで軽やかにまとう自信と心地よさ

「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」は現地時間10日(日本時間11日)、2026年春夏コレクションをニューヨークで発表した。デザイナーが慕情を寄せるハンプトン・リゾートを舞台にリラクシーで艶やかな世界を描いた前春夏のムードを引き継ぎながらも、今季はテーラリングにさらに軸足を寄せ、女性の芯の強さとセンシュアリティーを際立たせた。

会場はマディソン650番地の本社スペース。白い壁、カーブした階段、黒い床、籐のシャンデリア——シンプルな設えが、服そのものを際立たせる空間だ。ファーストルックは、黒のブラトップにしなやかに揺れる白のロングジャケットを羽織り、手にはシグニチャーバッグ“ザ・ラルフ”。硬と柔、抑制と解放といった相反要素を凝縮し、今季を象徴する幕開けとなった。

肩を落として素肌を見せたり
ウエストにネクタイを結んだり

豊作だったのはシャツスタイルだ。昨今の暑さから、春夏を通じて主役アイテムとなりつつあるシャツは、単に肌を覆う布から、「肌を引き立てる」仕掛けへ。オーバーサイズのビブフロントシャツにブラックのパンツを合わせ、ウエストにストライプのネクタイを結ぶ。胸元をざっくり開けてブラをのぞかせたり、肩を片方落として素肌を見せたり。襟元にフェミニンな大ぶりのボウをあしらったチュニックがあれば、マニッシュなサファリシャツも。パンツは腰から流れるようにテーパードするペダルプッシャーや、大きなクッションを作るワイド&ロングシルエットで、クラシックとモダン、フェミニンとマスキュリンを自在に往来。柔らかな表情でゆったりと闊歩するモデルたちからは、内側からにじみ出る心地よさと自信を感じさせた。

ブラック&ホワイトを基調としたテーラードの流れに、ドラマをもたらしたのはドレス。コルセット仕立ての情熱的なレッドのコットンサテンドレス、プリーツのロングスカートにレイヤードした構築的なブラックのAラインミニドレス、40年代を思わせるオーバーサイズのフローラルパターンが登場した。

そしてコレクションを支えていたのはクラフトだ。彫刻的なシルバージュエリーをはじめ、まつ毛ほどの細さのレザーで刺繍を施したリネンのスカートスーツ、羊皮紙から着想した超軽量のクリスプスーツ、ストレッチレザーのラッフル付きビスチェなど。小物では、大ぶりなラフィアハットやハンドバッグ、エスパドリーユのサンダルが旅情を添えた。

前春夏のリラクシー&エフォートレスな空気を継承しながらも、より強さをにじませた今季のショー。ハンプトンの雄大な自然とニューヨークの都市の空気が交錯し、「ラルフ ローレン」らしい新たな女性像を描き出した。

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1位は、豊島が23年振りの社長交代、新社長に49歳の豊島晋一氏 現社長の半七氏は代表権のある会長に|週間アクセスランキング TOP10(9月4日〜9月10日)

1位は、豊島が23年振りの社長交代、新社長に49歳の豊島晋一氏 現社長の半七氏は代表権のある会長に|週間アクセスランキング TOP10(9月4日〜9月10日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、9月4日(木)〜9月10日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
豊島が23年振りの社長交代、新社長に49歳の豊島晋一氏 現社長の半七氏は代表権のある会長に

09月08日公開 / 文・横山 泰明

 豊島は9月8日付で新社長に豊島晋一専務(49)が昇格した。現社長の豊島半七氏(70)は代表権のある会長に就任する。半七氏は東海銀行(現三菱東京UFJ銀行)を経て1985年に豊島に入社。2002年から社長を務めていた。アダストリアを筆頭に大手専門店チェーンを開拓し、年間1億枚を取り扱う規模の繊維商社に育成。この数年は「ライフスタイル提案商社」を掲げ、雑貨などの周辺領域にまで事業を拡大した。半七氏は交代について「順調に新カテゴリーの開拓が進み、経常利益が2期連続で100億円を超え、次のステップとして150億円を狙えるところまで来た。次の若い世代にバトンを渡すいいタイミングだと年始に交代を決めた」と語った。同社は取締役会の議長を社長が務め、今後は新社長の晋一氏が経営の陣頭指揮を取る。晋一氏は「変革や挑戦する社風は変えず、より一層社会に貢献できる会社になるようリードしていく」という。

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- 2位 -
「プリマヴィスタ」が皮脂崩れ防止スティックを緊急増産 当初の年間目標を1カ月で達成

09月04日公開 / 文・WWD STAFF

 花王のベースメイクブランド「プリマヴィスタ(PRIMAVISTA)」は、マツモトキヨシグループおよびココカラファイングループの店舗で数量限定販売していた部分用化粧下地“ピンポイントセバムオフ スティック”(全1種、SPF4・PA+、6.1g)の増産販売を開始した。同製品は今年4月にマツキヨココカラ&カンパニー限定で販売を開始したが、当初1年間の目標としていた出荷数6万本を発売から約1ヶ月で達成し品切れ状態となり、想定以上の反響を受けて急遽増産を決めた。9月3日から一部を除くマツモトキヨシとココカラファインの店舗に再入荷する。

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- 3位 -
「リーバイス」の復刻コレクション ジーンズ“1901 501”の“ジャパン”版を発売

09月09日公開 / 文・WWD STAFF

 「リーバイス(LEVI'S)」は、復刻コレクション“リーバイスビンテージクロージング(LEVI’S VINTAGE CLOTHING)”から、ジーンズ“1901 501”の“ジャパン”バージョンを発売した。価格は6万6000円。すでに「リーバイス」公式オンラインでは先行販売を開始し、9月10日から「リーバイス」一部店舗で発売する。

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- 4位 -
「ビームス」と「スターバックス」がコラボ ウエアから雑貨まで全16型を9月12日に発売

09月05日公開 / 文・WWD STAFF

 「ビームス(BEAMS)」と「スターバックス(STARBUCKS)」は、ファッションとコーヒーのカルチャーを融合させた新たなライフスタイルプロジェクト「スターバックス スタンド バイ ビームス(STARBUCKS STAND by BEAMS)」を開始する。第一弾は、定番コレクションの“CORE”ライン全16型。9月12日に「ビームス ライフ」横浜店とスターバックス公式オンラインストアで発売する。

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- 5位 -
パリ1号店を開いた着物の「やまと」 矢嶋社長が描く「洋服と着物が並ぶ未来」

09月08日公開 / 文・沼 璃子

 着物の「やまと」の矢嶋孝行社長は、4月に開店したパリの直営店について「『非常に良い』とまで言うと言い過ぎだが、良い手応えを感じている」と話す。開店初日には入店待ちが出るほど盛況だった。落ち着いた今も地元も来店客を中心に賑わいが続く。文化の異なる欧州で和装を売ることにはさまざまな困難が伴う。それでも「パリでは日本以上に可能性を感じている」という。

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- 6位 -
【2025年クリスマスコフレ】「セザンヌ」の濡れ艶ハイライターに限定色 初雪の輝きをイメージした4色をイン

09月10日公開 / 文・WWD STAFF

 「セザンヌ(CEZANNE)」は10月上旬、肌の内側から発光したような濡れ艶感を演出する“パールグロウハイライト”から、2025年ホリデー限定色の“スノーファンタジー”(847円)を数量限定で発売する。

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- 7位 -
RHC ロンハーマンが「チャンピオン」別注Tシャツを発売 サーフィンをテーマに5柄

09月04日公開 / 文・WWD STAFF

 RHC ロンハーマンは9月6日、「チャンピオン(CHAMPION)」に別注したTシャツを発売する。価格は1万2100円。RHC ロンハーマンおよびロンハーマン R一部店舗、公式オンラインで取り扱う。別注Tシャツは、黒のボディーを土台とし、サーフィンにまつわる5柄を制作した。

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- 8位 -
 「ラブブ」が描かれた「モワナ」のバッグが発売に アーティストのカシン・ロンとコラボで

09月10日公開 / 文・WWD STAFF

 仏バッグブランド「モワナ(MOYNAT)」は、「ラブブ」をはじめとする「ザ・モンスターズ(THE MONSTERS)」シリーズを手掛ける香港出身のアーティスト、カシン・ロン(Kasin Lung)とコラボレーションした限定コレクションを発売する。「ザ・モンスターズ」の10周年を記念した同コレクションは、2025年末から2026年初頭にかけて、限定都市の「モワナ」ブティックで展開し、第1弾は10月上旬にローンチする。

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- 9位 -
「A.P.C.」×「ミズノ」のコラボ第4弾 日本限定のゴアテックの3レイヤーシェルジャケットを発売

09月04日公開 / 文・WWD STAFF

 「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は9月12日、スポーツメーカー「ミズノ(MIZUNO)」とのコラボレーション第4弾となる、日本限定の"GORE-TEX 3レイヤーフィールドシェルジャケット"(8万4700円)を発売する。

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- 10位 -
Snow Manラウール、オーディションは「9割落選」 アマプラ独占「ラウール On The Runway」で奮闘記を配信

09月06日公開 / 文・戸松 沙紀

 Snow Manラウール初の単独ドキュメンタリー「ラウール On The Runway」が9月13日に、プライム・ビデオPrime Videoで独占配信される。同番組では、2024年1⽉〜25年6⽉までの約1年半、ラウールに⻑期密着し、ミラノコレクションやパリコレクションのランウエイモデルを⽬指す姿を追った。

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ユーチューバーなごみ監修「ジェンティー」がチークインハイライターを発売 “愛されほっぺ”を演出

ユーチューバー兼モデルのなごみがプロデュースするコスメブランド「ジェンティー(GENTY)」は9月11日、内側からにじみ出るような血色感を演出し、頬に艶と立体感を与える“メルトハーリキッドチークハイライター”(全2色、各1320円)を発売した。

同製品は、“1本で理想の仕上がり”をかなえるチークインハイライターで、柔らかな光をまとう自然な艶と透けるような発色が特徴だ。なごみが普段のメイクから大切にしている“元からきれいな人”という印象をかなえる。リキッドながらもベースメイクを崩さず、薄膜で軽やかに密着するテクスチャーだ。保湿成分を配合したことで、潤い感が持続する。

カラーは、ほんのり色づくローズピンク“ロージーミー”と、多幸感あふれるコーラルピンク“サニーハー”の2色。ピンクカラーをメインに、日常使いしやすく重ねづけをしても色むらなく整う。手軽に頬に仕込むだけで、なごみの理想とする“愛されほっぺ”が演出できる。

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ロンハーマンが推すトルコ発の「ナキエ」 姉妹デザイナーが語る “カオス美学”

PROFILE: (左)デフネ・コジャビイコール/「ナキエ」共同創業者兼共同クリエイティブ・ディレクター (右)バサック・コジャビイコール/「ナキエ」共同創業者兼共同クリエイティブ・ディレクター

(左)デフネ・コジャビイコール/「ナキエ」共同創業者兼共同クリエイティブ・ディレクター<br />
(右)バサック・コジャビイコール/「ナキエ」共同創業者兼共同クリエイティブ・ディレクター
PROFILE: デフネはロンドン大学ゴールドスミス・カレッジのデザイン・フューチャーズを卒業。ロンドンのエンジニアリング会社「ARUP」でジュニアエンジニアとしてキャリアを開始し、その後「Bora Aksu」でデザインアシスタントおよびイスタンブールのスタジオマネジャーを務める。バサックはロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)のヨーロピアン・スタディーズを卒業。ロンドンの「Browns」でバイヤーを務めた後、イスタンブールの「Beymen」でバイイングマネジャーとしてキャリアを積む。その後、姉妹でコンサルティング会社「Basak & Defne Kocabiyikoglu Consultants」を設立。現在は「ナキエ」の共同創業者兼共同クリエイティブ・ディレクターを務める。 PHOTO : KAZUSHI TOYOTA

2019年にイスタンブールを拠点に誕生したファッションブランド「ナキエ(NACKIYE)」は、東地中海の文化に着想を得て、構築的なシルエットやコントラストの効いた色使い、刺しゅうなどをデザインに取り入れている。モダンかつ、エキゾチックなスパイスを感じさせる同ブランドは、現在はパリとイスタンブールを拠点に活動し、ニューヨークの高級百貨店バーグドルフ・グッドマンなどのほか、日本では、24年秋冬シーズンからロンハーマン(RON HERMAN)がエクスクルーシブで取り扱う。

このたび、姉妹デザイナーのバサック・コジャビイコール(Basak Kocabiyikoglu)とデフネ・コジャビイコール(Defne Kocabiyikoglu)がロンハーマン京都店の10周年を記念し、刺しゅうイベント開催のために来日。二人に話を聞いた。

WWD:ブランドを立ち上げたきっかけは?
バサック・コジャビイコール「ナキエ」共同創業者兼共同クリエイティブ・ディレクター(以下、バサック): 私たちは美しいものが大好きで、幼少期はほとんど絵を描いて過ごしていた。陶芸や、編み物、刺しゅうも大好きだった。学校を卒業して、それぞれバイヤーとコンサルタントとして、ファッション業界で15年間キャリアを築いてきたが、自分たちが本当にやりたいのはブランドを作ることだと感じ、2019年に「ナキエ」を立ち上げた。

WWD:曾祖母の人物像と東地中海の文化が「ナキエ」の着想源だと聞いた。
バサック:トルコ人は伝統に強く結びつき、家族を重んじる。私たちは家族の女性たちに育てられ、特に曾祖母のナキエから影響を受けた。彼女は典型的なトルコ人で、トルコらしい自分なりの美しさを持ちつつも、同時に西洋式の教育も受け両方の文化に浸っていた。彼女は理想の女性像だったので、名前にちなみブランド名をつけた。また、トルコの文化は西洋の教育やライフスタイルとも融合させているので、曾祖母のストーリーをデザインに落としみながら、東地中海の文化も取り入れる。 

WWD:東地中海の文化とは?
デフネ・コジャビイコール「ナキエ」共同創業者兼共同クリエイティブ・ディレクター(以下、デフネ): 東地中海の魅力と西ヨーロッパ的な現代性が混ざり合ったものだ。つまり、両方の要素を少しずつ持っており、静けさとカオスが融和したものでもあると思う。

WWD:それは「ナキエ」のデザインにどう落とし込んでいる?
バサック:ミニマリズムと脱構築スタイルを軸としながら、トルコらしさを落とし込んでいる。例えば、ハーレムパンツ、丸い肩のカフタン、トルコ語で「ミンタン」と呼ぶシャツなどオスマンやアナトリアの要素を入れたものがある。また、自然には完璧なものは存在せず、自発性や物事が少しずれている状態が好きだから、トルコの文化を1つ象徴する「カオス」もデザインに取り入れている。例えば、肩のラインが少し落ちすぎていたり、ハーレムパンツがほんの少し丸すぎたり、ボタンが少し大きすぎたりしてね。日常に寄り添うデザインでありながら、少しの遊び心を加えるバランス感が日本でも受け入れられている理由だと思う。

WWD:現代的なアプローチで伝統を再解釈している。
デフネ:地元の職人やクラフトをサポートしないと、すぐに退屈になってしまう。また、「ナキエ」との協業で彼らが新しい視点を得ることもある。例えば、トルコの陶器の皿でピンク色はほとんどなかった。理由は、高温で焼くために、思ったような色が出せないかもしれないから。しかし今、一緒に働いているアトリエは、そのピンクを気に入り、喜んで作り始めてくれた。私たちとの取り組みを通して、「ああ、そんな考え方もあったのか」と気付くことが、彼らのモチベーションにつながり、新しい挑戦も生まれた。

すべての行動に理由を
日常に必要とされるモノ作り

WWD:ブランドを運営する上で重視していることは?
バサック:「全ての行動に理由を持つこと」を心がけている。私たちは「問う」という行為が好き。意味のない服は世の中に出さない。生産過程において、素材を慎重に選び、時間や人間の動きと共に美しくなじむデザインを大切にしている。
デフネ:各アイテムに対して「どこで着るか」「本当に必要か」「日常生活の中でどんな役割を果たすか」などを問いかけ、人が日常で必要とするモノ作りをする。

WWD:「ナキエ」は2024年に日本へ上陸した。日本市場に対してどう思う?
バサック:とても親近感のある場所だと感じる。日本人の体型はトルコ人とかなり似ており、サイズ感も共通している。日本人の、伝統に敬意を称し、日常に取り入れていく感性も「ナキエ」と通ずる部分だと思う。
デフネ:この8月にはロンハーマン京都店の10周年を記念して、トルコの刺しゅう職人を招いたイベントを開催した。こうして現地のクラフツマンシップを身近に感じてもらえるようなイベントを通じて、ブランドへの理解を深めていきたい。

WWD:これからの「ナキエ」はどう歩んでいく?
バサック:トルコの伝統文化の美しさを広めることに注力し続けたい。例えば、トルコの陶器である「チニ」や刺しゅうを「ナキエ」らしい手法で再解釈し、伝統を現代的なアプローチで支援していく。そしてすばらしい人々に出会い、「ナキエ」のコミュニティーを育んでいくことが一番の楽しみだ。

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渋谷慶一郎のアンドロイド・オペラがサントリーホールで開催 人型ロボットがステージで初演奏

音楽家・渋谷慶一郎が代表を務めるアタック・トーキョーは11月5日、“アンドロイド・オペラ「ミラー(MIRROR)」ー Deconstruction and Rebirth(ディコンストラクション アンド リバース)ー解体と再生ー”をサントリーホールで開催する。人型ロボット“アンドロイドマリア”の初演奏やヴァイオリニストの成田達輝率いるオーケストラと電子音の協奏などを披露し、人間とテクノロジーの新たな調和のモデルを提案する。チケットはチケットぴあで販売している。

同公演は“解体と再生”をテーマに、新作の上演を含むほか、これまでの作品の脱構築と再構成を通じて生と死の境界を問い直し、解体と再生、人間とアンドロイドの間に新しい希望や可能性を模索する。

6月に「プラダ モード」大阪で初披露された“アンドロイドマリア”は、渋谷がかつて喪った妻“マリア”がモデルで、“死はひとつではない”という渋谷の一貫したテーマを具現化する。公演では初演奏に加え、AI学習を深化させたボーカルとモーション、AIによるリアルタイム対話も披露する。

ホール全体を使った立体的音響空間

また、公演はステージにとどまらず、客席側にも演奏者や声明による歌唱を配置し、空間そのものが楽器となるような立体的な音楽体験を提供する。音響はエンジニアでアーティストのZAKが担当した。さらに、ステージ上部には大型スクリーンを設置し、映像演出は大阪・関西万博フランス館のアーティスティックディレクターを務めたビジュアルアーティスト、ジュスティーヌ・エマール(Justine Emard)が担当する。

イベント概要

◾️渋谷慶一郎 アンドロイド・オペラ「ミラー」ーディコンストラクション アンド リバースー解体と再生ー

日程:11月5日
時間:開場 18:00 開演 19:00
場所:サントリーホール 大ホール
住所:東京都港区赤坂 1-13-1
チケット料金:SS席 2万円、S席 1万2000円、A席 8000円、B席 5000 円、C席 3000円

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「シャネル」がニュウマン高輪に都内最大規模のブティックをオープン メイクアップサービスを提供

「シャネル(CHANEL)」は、東京・高輪のニュウマン高輪サウスエリア2階に、都内最大規模のフレグランス&ビューティブティックをオープンした。主要カテゴリーであるフレグランス、メイクアップ、スキンケアの全ラインアップをそろえるほか、「シャネル」のフレグランス&ビューティのアドバイザーが15分間さまざまな無料コンサルテーションを行う店頭サービス“レ ランデヴー シャネル”も提供する。

内装は「シャネル」製品のパッケージデザインにインスパイアされたデザインで、白を基調に黒のアウトラインを施したファサードや、黒を引き立てるゴールドのアクセントが目を引く。

無料のアドバイスサービスも

15分無料のフレグランスコンサルテーション“ル カール ドゥール アルシミック”では、自分らしい魅力を解き放つような製品を見つけるサポートを受けられる。

メイクアップ部門のコンサルテーション“ル カール ドゥール アイコニック”では、アイテムの使用時に実践できるテクニックを習得できる。

スキンケア部門では、一人ひとりに合わせたルーティーンや使い方のアドバイス、各製品に適した「シャネル」独自のマッサージテクニック“ルジェスト”をアドバイザーが案内する。

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「キーン」が「バル」と初コラボ 日常づかいもできるトレイルシューズを発売

アウトドア・フットウエアブランド「キーン(KEEN)」は9月20日、ファッションブランド「バル(BAL)」と初のコラボレーションシューズを発売する。サイズは25〜29、30cmを展開し、価格は2万900円。「バル フラッグシップ ストア」、「バル」公式サイト、「キーン」直営店、オンランストアなどで販売する。

ベースには⾼いクッション性を誇るソールユニットと「キーン」最先端の技術を融合したトレイルシューズ“ハイトレイルエスピーウォータープルーフ(HIGHTRAIL SP WP)”を採用。軽量で通気性に優れたパフォーマンスメッシュと、天然皮革スエードで、ライトトレッキングからライトハイクまでのアウトドアフィールド、そして街での日常まで幅広い⽤途に対応する。カラーは「バル」のシグニチャーカラーパターンで構成している。

また、発売を記念して、9月18日限定で、ローンチインスタレーションを代官山T-SITE GARDEN GALLERYで開催する。時間は15〜20時で、誰でも参加が可能。なお同イベントではシューズは販売しないとのこと。

アイテム画像

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西島秀俊が英語で挑む主演映画「Dear Stranger/ディア・ストレンジャー」 海外でも活躍する秘訣は「正直であること」

PROFILE: 西島秀俊/俳優

PROFILE: (にしじま・ひでとし)大学在学中より俳優活動を始め、1992年に本格デビュー。以降、「ニンゲン合格」(1999/黒沢清監督)、「Dolls ドールズ」(2002/北野武監督)、「CUT」(11/アミール・ナデリ監督)などに出演し、さまざまな賞を受賞。2021年公開の濱口竜介監督による主演映画「ドライブ・マイ・カー」は、米アカデミー賞で日本映画初となる作品賞を含む4部門にノミネートされ、最優秀国際長編映画賞を受賞。自身も全米映画批評家協会賞主演男優賞などに輝く。近年では、映画「首」(23/北野武監督)、「スオミの話をしよう」(24/三谷幸喜監督)、A24制作のAppleTV+「Sunny」(24/ルーシー・チェルニアク監督)およびPrime Video「人間標本」(25年12月19日配信開始/廣木隆一監督)など、国内外の作品に出演し活躍中。

隣にいる愛する人のことを、本当に「知っている」と言えるだろうか?

9月12日公開の映画「Dear Stranger/ディア・ストレンジャー」は、息子の誘拐事件をきっかけにある秘密が浮き彫りになり、崩壊へと向かっていく夫婦を描いた日・台・米合作のヒューマン・サスペンスである。生々しい暴力を描いた「ディストラクション・ベイビーズ」(2016)や「宮本から君へ」(19)が高く評価された真利子哲也監督が、新境地となる本作の舞台に選んだのはアメリカ・ニューヨーク。そこで大学の助教授として働く日本人・賢治を演じたのは、「ドライブ・マイ・カー」で世界中から脚光を浴び、A24製作シリーズ「Sunny」に出演するなど国内外で活躍する西島秀俊。そしてその妻・ジェーン役を「薄氷の殺人」(14)などで知られる台湾出身の俳優、グイ・ルンメイが務める。

台詞の9割が英語という難役に挑戦した西島に、英語で演じることの難しさや、ニューヨークでの撮影の経験、本作が提示するこれまでの真利子監督作品との違いについてなど語ってもらった。

賢治というキャラクターを
どう演じたのか?

——西島さんは「ディストラクション・ベイビーズ」に感銘を受けたと仰っていましたが、初めて真利子監督の作品に参加された感想から伺えますか?

西島秀俊(以下、西島):理屈を超えたところで映画を撮る方、という印象がありました。人間の奥深くに隠されているものを表現する、そんな真利子監督の作品に出演したいと思い、今回参加させて頂きました。実際撮影に入ると、直感的に撮るのと同時に冷静に現場を見ているところがあると思いました。海外の撮影ということで時間の制限もありますし、日本人のスタッフだけで構成されている場合よりコミュニケーションもはるかに難しかったはずです。それでも監督は冷静に判断して、僕が見ている限り日々の撮影をトラブルなくスムーズに最後まで進めていました。直感的だけれども冷静でもあるという両面性が魅力的な監督だと思いましたし、それは脚本にも反映されていると感じています。ご一緒できて本当にうれしかったです。

——公式インタビューで脚本に対する印象を聞かれた際に「日常が壊される瞬間が描かれている点に興味を持った」というお話をされていましたね。そういった日常が徐々に壊れていく物語のどのあたりに面白さを感じたのでしょうか?

西島:最初は家の片付けのことで言い合いになったり、家族と暮らしていると誰にでもあるような些細なことからスタートするんです。そういったことが積み重なりフラストレーションが溜まっていく中で、誘拐事件が起きて大きな亀裂が生じてしまう。その過程に面白みを感じました。そして本作のように日常というものは簡単に壊れてしまうということを、僕たちはこの10年ほどの間で震災やパンデミックなどを通して何度か体験してきていますよね。「日常が壊れるかも」とずっと考えて生きているわけではありませんが、そういう出来事を身をもって体験したことがこの物語に興味を惹かれる理由の一つなのかもしれません。

——賢治というキャラクターを演じる上で意識したのはどのようなことでしょうか?

西島:目を向けないようにしている問題や秘密を抱えている夫婦が、息子の誘拐事件をきっかけに問題に向き合わざるを得なくなる……というのが本作の物語です。でも問題や秘密というものは、どの家族や夫婦にもあると思います。主人公である賢治はニューヨークに住んでいたり、過去の震災に囚われていたりと少し特殊な面もあるキャラクターですが、それでも彼が抱える問題には、誰しもが抱えるものが含まれています。観客の皆さんにも共感していただけるキャラクターになってほしいという思いを常に持って演じていました。

——震災を経験して、今ではニューヨークで移民の助教授としてままならない生活をする賢治の内面を分析したのでしょうか?

西島:阪神淡路大震災や東日本大震災、そしてパンデミックもそうですが、直接被害に遭われた方もそうでない方もみなさん傷を負っていますよね。賢治は震災から無事生き延びることができた。でもそのことに対して罪悪感のようなものを抱いてしまっている。そういう心の傷を内面に秘めていて、だからこそ廃墟というものに魅せられている。そんなキャラクターであると思っています。

——台詞の9割が英語という役は西島さんにとってもかなりチャレンジングだったのではないかと思います。

西島:賢治は研究が評価され、大学の助教授としてニューヨークに住んでいるというキャラクターです。なので英語がネイティブのように堪能でなくても良かったのですが、それでも僕にとってはハードルが高い役ではありました。その中でルンメイさんとご一緒できたのは本当に幸運でした。最初にオンラインで本読みをしましたが、そのときから素晴らしかったです。演技も人間性も素晴らしい方で、彼女が目の前ですごく自然な演技をしてくれたことが僕にとって大きな助けとなりました。

——言葉の発し方、感情の出し方など演技のアプローチも変わってくると思うのですが、英語での演技でどのようなことを意識しているのか教えてください。

西島:言葉が持つ力というのはあるので、言語が違えば演技にも影響を与えるとは思います。ただ、僕自身は言語ごとのアプローチよりも、やはり役柄の内面を深く掘っていくことに注力していきたいと願っています。そのことが結果的に言語に関係なく、発するセリフが感情を帯びることにつながると思っています。なので「英語だからこういう表現をしよう」ということは意識していないです。

本作の根底に潜む暴力性

——真利子監督の映画では身体的な暴力が描かれることが多いですが、本作では肉体的ではない暴力が描かれますよね。

西島:個人的にも「Dear Stranger/ディア・ストレンジャー」は、今までの真利子監督の作品とは肌触りが違うと感じています。賢治が肉体的な暴力ではなく、無理解や、誘拐のような外からの突発的な出来事にさらされることによって日常が暴力的に壊されてしまう。そして、それらのことにより、その人が置かれる状況や関係性までもが変わっていく様子が描かれています。それはとても面白い変化だと思いましたし、僕自身興味深かったです。

——肉体的な暴力が描かれずとも、「暴力や崩壊の予感」は序盤から強く感じました。

西島:賢治たちは文化の違いやブルックリンという土地柄、彼らが移民であることなどさまざまな要素が絡み合って今の状況に置かれています。そこで自分が大切にしているものが、大切な人にさえも全く理解されない「無理解」が生じる。たとえばルンメイさんが演じるジェーンは、生きていくために必要なものが「今は必要ないでしょ?」と家族に言われてしまいます。そういった現状と全く折り合いがついておらず、いつか状況が破綻するかもしれないという予感は序盤から込められていると思います。それはもしかしたら現代社会が抱える問題と直結しているのかもしれません。

——そういった他者に対する「理解していなさ」がタイトルの「Dear Stranger/ディア・ストレンジャー」にも込められていると思うのですが、西島さんはこのタイトルをどのように解釈しましたか?

西島:この「Stranger」には、きっとさまざまな意味が込められていると思います。その一つは家族のように最も身近だけれど、分からない存在のことです。よく知っていると思っている相手のことを実は全く分かっていなかったということは現実にもよくありますよね。それが何かの拍子で露呈すると人はすごく動揺して互いにぶつかり合ってしまう。この映画のように、現実でも人は実際のところ分かり合えていない。僕は「Stranger」をそのように捉えましたし、この物語にピッタリなタイトルだと思います。

車と演技

——「ドライブ・マイ・カー」に続き、本作でも車の運転が非常に印象的でした。賢治が運転するのは絶えず異音がする古い車ですが、本作で「車」が果たす役割についてどう考えますか?

西島:いろいろなものを象徴しているのではないでしょうか。異音がずっと鳴っていて、どこか悲鳴のようにも聞こえます。廃車寸前という部分は、賢治が廃墟に取り憑かれていることともどこかリンクしていますし。車の中というは、不思議な空間なんです。全員が進行方向を向いていて、人と人が向き合うことがないからかもしれませんが、普段話さないことも車の中だと話せたりしますよね。とてもプライベートな空間であると同時にそれが移動している、というのは他の空間とは違います。だからこそ本作でも思わぬ感情がぶつかったり、とんでもないことが起きたりもする。とても特別な場所だと思います。

——車を運転しているシーンは身体的な動きが制限されますが、そこで意識している演技のアプローチはあるのでしょうか?

西島:実際に運転しながら演技をすることは基本的にあまりないんです。多くの現場では牽引して、運転しているように見せることが一般的ですが、僕は映画でもドラマでも「実際に運転してください」と言われることが多いです。本作でもたくさん運転しました。「(カメラマンの)佐々木(靖之)さんが移動しながらいろいろ撮りますから」と言われて、ブルックリンからマンハッタンをずっと走っていました。周りに注意して運転しながら演技をしなければいけないので、それはやはり演技に影響を与えると思います。運転中は普段とどこか違う意識状態にあるということが、車内だと普段話さないことがふと出てしまう、ということにもつながっているのではないかと思います。

——車の多いニューヨークで実際運転するのはかなり大変だったのでは?

西島:正直なところ、僕も最初「ニューヨークでは運転したくないな……」と思っていました(笑)。ただ実際運転してみたら大丈夫でした。マンハッタンの中心地だと渋滞などもあって大変だったとは思いますが、基本的にはブルックリンの辺りを走っていたので。

——確かに「これぞニューヨーク」という場所ではなく、あくまで人々が暮らす街としてのニューヨークを描いた作品だと思います。クーパーユニオンのグレートホールや廃墟となった劇場など印象的なロケーションがいくつもありましたが、とりわけ印象に残っている場所はありますか?

西島:廃墟もそうですが、個人的には賢治の義理の両親が住んでいる古いチャイナタウンもとても印象深いです。ニューヨークのロケと聞くとみなさんマンハッタンをイメージされると思いますが、今作で映るのはブルックリンやクイーンズといった場所。「これからアメリカでチャンスを掴むために頑張ろう」という人たちが大勢住んでいる場所で撮影ができたのは幸運でした。この作品にふさわしいロケーションだと思います。

海外スタッフとの撮影

——西島さんはAppleTV+ドラマ「Sunny」でハリウッドデビューを果たし、「Enemies(原題)」にも出演予定と聞いております。A24、ハリウッドチームでの撮影の経験で今回活かしたことはありましたか?

西島:「Sunny」に関しては監督やショーランナー、メインスタッフがアメリカから来日して日本人スタッフと一緒に撮影しましたし、「Enemies(原題)」は僕の出番は多くはないのですが、全てアメリカで撮影されていました。一方「Dear Stranger/ディア・ストレンジャー」はアメリカで撮影していますが、日本人監督でスタッフはいろいろな国の混合チームでした。現場ごとに毎回パターンが違うので、特に「この経験を活かせた」というものはないかもしれません。

——おっしゃる通りスタッフに関しては日本、アメリカ、フランスなどかなり国際色豊かですよね。そのような現場での撮影はいかがでしたか?

西島:とりわけカメラマンの佐々木さんと照明のチャド(・ドハティ)さんの連携が素晴らしかったです。

——佐々木さんは「ディストラクション・ベイビーズ」の撮影監督でもありますね。

西島:はい。本当に素晴らしいカメラマンで、とても無口な方なんですが、チャドさんをはじめアメリカのスタッフが佐々木さんのことをとても尊敬していました。現場で感じるものがあったのだと思います。例えばカメラのミリ数や絞りを伝えるとみんなすぐ理解して動く。とても雰囲気が良く、少人数でしたが対応力も機動力もあるチームでした。スムーズに撮影が進む素晴らしい現場だったと思います。

——また日本×台湾×米国合作の本作のように日本も参加する国際共同製作の作品も徐々に増えつつありますね。そういった製作方法の利点をどのように考えますか?

西島:日本国内でも面白いインディペンデント映画がたくさん出てきていますし、その流れがより良い方向へ進んでいってほしいと思っています。一方で、予算の都合などでなかなか実現できないこともあるのではないでしょうか。本作のように海外へ企画を出して、それに海外からも出資する人が出る…‥というやり方がより普及していけば、日本でもそういった映画がつくりやすくなるかもしれません。加えて国際共同製作をする作品が増えることで、日本映画の素晴らしさがもっと海外に広がることにもつながっていけばと思います。

——最後に、本作を撮った経験を踏まえ、西島さん自身がコミュニケーションをする上で大切にしていることを教えてもらえますか?

西島:大切にしているのは、正直であることです。正直に語る言葉は力があるし、他者に対してもきちんと伝わると思っています。逆に良い感じに見られようと言葉を装ったりするとうまく伝わりません。海外の方とお仕事をしていくなかで、そのことをより一層感じました。なので今回ご一緒した共演者やスタッフの方々に対しても、できる限り正直かつストレートにコミュニケーションを取ることを意識していました。

PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA
STYLING:TOSHIHIRO OKU
HAIR & MAKEUP:MASA KAMEDA

「Dear Stranger/ディア・ストレンジャー」

◾️「Dear Stranger/ディア・ストレンジャー」
9月12日 TOHOシネマズ シャンテほか 全国ロードショー
出演: 西島秀俊 グイ・ルンメイ
監督・脚本:真利子哲也
撮影:佐々木靖之
編集:マチュー・ラクロー
録音:金地宏晃
美術:ソニア・フォルターツ
照明:チャド・ドハティ
人形劇指導:ブレア・トーマス
音楽:ジム・オルーク
配給:東映
https://d-stranger.jp/

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「サカイ」がビヨンセのツアー “カウボーイ カーター ツアー”で衣装デザインを担当

「サカイ(SACAI)」が、現地時間7月26日に米・ラスベガスで開催したビヨンセ(Beyoncé)のワールドツアー“カウボーイ カーター ツアー(Cowboy Carter Tour)”で、ビヨンセ及びダンサーの衣装デザインを担当した。スタイリングはカレン・ラングリー(Karen Langley)が手掛けた。

衣装は洋服のみの作成であり、ハットと靴は「サカイ」の制作アイテムではない

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「スターバックス」の“サイレン”ロゴにインスパイアされたドレスが登場 ザック・ポーゼンがデザイン

「スターバックス(STARBUCKS)」は9月11日(現地時間、以下同)、ニューヨーク・ファッション・ウイーク(以下、NYFW)に合わせ、象徴的なグリーンの人魚のロゴにインスパイアされた“サイレンドレス”を公開した。

同ドレスは、ザック・ポーゼン(Zac Posen)がデザインを手掛けた。ロックフェラーセンターで行われたスターバックスが後援するNYFWの開幕を祝うイベントで、ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)の娘、サンデー・ローズ(Sunday Rose)が着用して登場した。

また「スターバックス」は10日にも、NYFWでの活動の一環として、エンパイアステートビルの“スターバックス リザーブ”カフェでパーティーも開催。デザイナーや、スタイリスト、アーティスト、ミュージシャンらが一堂に会した。

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「サカイ」が阪急メンズ大阪にポップアップストアをオープン メンズ9型を先行販売

「サカイ(SACAI)」は、9月12日から翌年5月末まで、阪急メンズ大阪にポップアップストアをオープンする。2025-26年秋冬コレクションのメンズアイテムから9型を先行販売し、新作アイテムを中心に幅広いラインアップを展開。ポップアップスペースは、店舗内装も手掛けるGELCHOPが担当する。

◼️「サカイ」阪急メンズ大阪ポップアップ
日程:2025年9月12日〜2026年5月末
場所:阪急メンズ大阪1階 プロモーションスペース12
住所:大阪市北区角田町7-10

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アートをまとって走る「ニューバランス」の新コレクション “GOO CHOKI PAR”に聞く制作の裏側

「ニューバランス(NEW BALANCE)」が9月13日、新たなアパレルコレクションを発売する。デザイン&アートユニット“GOO CHOKI PAR(以下、グーチョキパー)”のアートワークを落とし込んだランニングウエアだ。ランニングギアとしての機能性に加えて、タウンユースもできるデザイン性にも配慮している。ここではグーチョキパーのメンバーに、“走る”をテーマに据えた今回のアートワークの制作エピソードから、スポーツとの出合いがもたらした新たな可能性まで、自由に語ってもらった。

創業120周年を目前に控え
根幹の“クラフトマンシップ”を見直す

「ニューバランス」にとって、アートを切り口にしたコレクションは今回が初めて。機能と実用性をとことん追求する姿勢を貫いてきた一方で、2026年に創業120周年を迎えるにあたり、“スポーツとカルチャーの交差点” というブランドのアイデンティティーに回帰した。

スポーツの中でもファッションを楽しみ、スポーツウエアをファッションとして楽しむ。ファッションを楽しむ中でスポーツを感じるーー。「ニューバランス」は“スポーツとカルチャーの交差点”というアイデンティティーのもと、創業時から大切にしてきた“クラフトマンシップ”を通し、新しいスポーツとの向き合い方を提案する。モノ作りの精神において共鳴するクリエイターと共に、より自由な創造とデザインで表現の幅を拡張。今回、「ニューバランス」のクラフトマンシップの精神と共鳴するクリエイターとして選ばれたのがグーチョキパーだった。

グーチョキパーと「ニューバランス」は、今年2月に「ニューバランス原宿」で開催したイベント「New Balance CRAFTS & DESIGN GALLERY」で初めてタッグを組んだ。「Running Shapes」をテーマに掲げ、“走る”人の動きを視覚的に探求し、走る肉体やシューズ、ウエア、環境、感情といった要素を織り交ぜながら、彼ららしいグラフィカルなランニングのビジュアルを表現。その10体の「Running Shapes」が、今回のコレクションに印象的に散りばめられている。

原案を回し合いながら進める
“パスザバトン”形式の創作プロセス

PROFILE: GOO CHOKI PAR/デザイン&アートユニット

GOO CHOKI PAR/デザイン&アートユニット
PROFILE: 左から浅葉球、飯高健人、石井伶。言語や思考を超えたビジュアル・コミュニケーションを軸に、さまざまな領域で活動する。近年の主な作品に東京2020パラリンピック競技大会のアイコニックポスターや、23年放送のNHK大河ドラマ「どうする家康」のタイトルロゴデザインなど PHOTO:SHUHEI SHINE

学生時代から「ニューバランス」を愛用していたというグーチョキパー。この日も、3人の足元は“2010”の新色が彩っていた。東京2020パラリンピック競技大会のアイコニックポスターですでにスポーツと接点を持っていた彼らは、“走る”という人間の基本的な動きをどう捉え、アートに落とし込んでいったのか?3人のユニークな制作スタイルから、「ニューバランス」との協業によって見えた新しい景色まで話は広がった。

WWD:ユニット活動はいつから?

飯高健人(以下、飯高):出会いはグラフィックデザインの専門学校時代です。最初は僕らを含め、何人かのクリエイターと一緒にモノ作りをしていました。3人でユニットを結成したのは15年。翌年には「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」のグラフィックを手掛けましたが、その時はまだ連名で活動していました。グーチョキパーとして正式に動き出したのは18年から。名付け親は、石井です。

石井伶(以下、石井):3人組だし、言いやすいので。1分で決まったね。

浅葉球(以下、浅葉):そうだったね。学生時代からを含めると、もう20年近くの仲になりますね。

石井:家族より一緒に過ごしています。

WWD:グーチョキパーの作品は、抽象的なグラフィックが目を引く。それぞれの強みは?

飯高:もともと浅葉はタイポグラフィー、僕は手描きでオブジェクトを描くのが得意で、石井は図形的なパターンや色使いで遊ぶのが持ち味です。でも今は、各自のテイストを横断し合って描いているので、持ち味も混じり合っています。それがいい感じにまとまっていますね。

WWD:分業制ではない創作プロセスをとっていると聞いた。

飯高:誰かが作成したベースを3人でパスし合いながら、要素を足したり引いたりしながら作っています。何周かパスを繰り返し、3人が納得したらその作品は完成です。

WWD:ルールはある?

飯高:特に決まりはなくて、誰から始めてもOKなんです。方向性を最初に話し合って、イメージが固まった人からベースを描き始めます。パスの回数も、1回の時もあれば、5回くらい回し合うことも。

浅葉:描き途中のかなりラフな状態で渡すこともあります(笑)。

石井:無理な時は「無理!」と言ってすぐパスしちゃうよね。逆に、自分として譲れないパーツをもし誰かが消していたら、理由をちゃんと説明して残してもらいます。

飯高:前回の状態からびっくりするくらい変わっていることもめちゃくちゃあります。足し引きした制作工程を全てファイルで残しているので、後から見返すと面白いよね。

石井:すごい枚数のファイルがあるよね。話し合って「こうしよう」と決めていくというよりは、データのファイルでコミュニケーションをとっているイメージです。

飯高:この“パスザバトン”形式は、手を抜けない緊張感もあります。変な一手を入れたら、作品のバランスが崩れてしまうことがあるので。色に関しても、それぞれが思う色を足し引きして、全体を見ながらバランスを整えます。

浅葉:相手に委ねた方が面白いものができることが、3人ともわかっていますね。

飯高:オフィスにほぼ毎日出勤し、同じ場所に机を並べて描いているので、お互いの進行状況を把握できる環境だからできることだと思います。作品に集中している時間からお腹が空く時間まで、3人のタイミングが一緒なのも面白い。

石井:アイデアが煮詰まった時は、みんなで散歩に行きます。

浅葉:原宿や渋谷をぶらぶら歩いて。結構長い距離を歩くよね。気分転換できたら、また各自で創作活動に戻ります。

スポーツとカルチャーの交差点は
人の心を豊かにしてくれる幸せな景色

WWD:「Running Shapes」のアートワークはどのようにアプローチしたのか。

飯高:パラリンピックで全22競技のポスターを描いた経験を活かして、人が運動する造形を研究してグラフィックに落とし込んでいきました。ただシルエットを捉えるだけでなく、目に見えないその人の感情をのせたり、動きの躍動感をさらに拡張したりしながら、抽象化していくアプローチです。

ランニングに的を絞った時、走り方のフォームは人によって全然違います。楽しそうに走る人もいれば、ストイックに走る人もいる。人間の根源的な動きだけど、もっと新しいことを再発見したいなと。最終的に10枚のアートワークで落ち着いて、ランナーの多様性を表現できたと思います。

浅葉:走る人の姿は、造形としてもすごくキレイだなと思います。これをさらに抽象化していくことで、見え方や感じ方が変わると思いました。

石井:走るフォームは、絶妙なバランスを保っているんですよね。グラフィックで表現する時に、パーツが一つなくなるだけで、走っているように見えなくなる。崩れそうで崩れないバランスにこだわりました。

WWD:「ニューバランス」と一緒に取り組んで感じたことは?

石井:中高時代からずっと履いていた大好きなブランドだったので、まず一緒に仕事できることがうれしかったですね。

飯高:2月に行った「New Balance CRAFTS & DESIGN GALLERY」のイベントでは、アートワークの展示だけでなく、坂本龍一さんの映像作品も手掛けました。坂本さんが出演していた昔のCM映像をリバイバルして、坂本さんの書き下ろし曲「Ngo」にのせながら映像を作りました。僕も「ニューバランス」がずっと好きだったことはもちろんですが、坂本さんがスニーカーを愛用していたことも知っていたし、その姿も憧れでした。ダブルでうれしい気持ちになりましたね。

浅葉:映像の中では「ニューバランス」のスニーカーを抽象的に描きました。スニーカーは大好きです。見ているとすごく創作意欲が湧くんですよ。

飯高:最近また「ニューバランス」のスニーカーをモチーフにしたアートピースを作りました。今回もめちゃくちゃ楽しかったですね。「Running Shapes」の新作と合わせて、個展で発表します。

WWD:今回のアパレルコレクションを見てどう思った?

飯高:スポーツウエアに自分たちの作品が載ることは今回が初めて。特殊な機能素材を使っているから、どんな質感でプリントされるのか気になっていました。カラフルなグラフィックだし、チープになったらどうしようかなと。でも商品を見たら、かなりキレイに仕上がっていて驚きました。

石井:クオリティーの高さがよくわかります。総柄のデザインも新鮮ですよね。特にグレーのタンクトップとショーツが気に入りました。

浅葉:外からは見えないインナーにもグラフィックがプリントされているデザインにぐっときました。このコレクションを着て走っている人がいたら、後をついて行っちゃいそうです。

WWD:「ニューバランス」にとっても、今回のようにアート展の取り組みをアパレル商品化するのは初めてだという。

飯高:嬉しいですね。アートとスポーツの融合については、違和感はまったく感じないです。むしろ、すごく親和性が高いと思います。ランニングや運動をすることによって気持ちが前向きになるし、僕らのモノ作りもポジティブになってほしい、喜んでほしいという気持ちでやっているので。人の心を豊かにする共通点があって、同じ方向に向かっている。お互いがさらに混ざり合えば、もっと新しい可能性が広がりそうです。

浅葉:次は一緒に靴を作りたいですね!

飯高:いいね。めちゃくちゃかっこいいスニーカーを作りたいね。

石井:想像できないことは何でもやりたいです。

WWD:ちなみに普段、ランニングは?

飯高:走ります。浅葉だけ……。

浅葉:最近はちょっとサボり気味だけど、ランニングは好きです。ランナーのアーティストは少ないらしいよ。

飯高:僕と石井は、このウエアを着てランニングを始めないといけないね。まずは散歩の延長で早歩きから始めようか。

石井:そうだね(笑)。

ポップアップイベントを続々開催!
個展では新作アートワークを初披露

コレクションは9月13日から、全国の「ニューバランス」直営店や、ビームス メン渋谷、アトモス新宿、ニコアンド トーキョー、アンドエスティ トーキョーで販売する。ランニングコンセプトストア「ニューバランス ラン ハブ代々木公園」に隣接するスタジオ「スポットヨヨギパーク」では、グーチョキパーの個展を開催。既存の「Running Shapes」に加えて、新作をお披露目する。展示会期は9月13日から22日まで。

EDIT&TEXT:CHIKAKO ICHINOI
問い合わせ先
ニューバランスジャパンお客様相談室
0120-85-7120

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「カルテHD」手掛けるコーセーマルホファーマが一般用医薬品市場に参入 乾燥肌治療薬を販売

高保湿スキンケアブランド「カルテHD」を展開するコーセーマルホファーマが、一般用医薬品市場に参入する。乾燥肌治療薬の新ブランド「ヒフニック(HIFUNIC)」を立ち上げ、第2類医薬品のジュレとクリームタイプの2種(各50g、各1705円※編集部調べ)を9月16日に一部のドラッグストアで発売する。0歳から使用可能。

両製品はいずれも、「ヘパリン類似物質」を0.3g含有。ヘパリン類似物質の保水(皮膚バリア機能改善)、抗炎症、結構促進作用により、肌表面の水分が蒸発するのを防ぎ、肌を潤いの状態に保つ。乾皮症や手指のあれなどに効果がある。

ジュレタイプの“メディカルC. HDL”は、むずみずしくベタつかない仕様で、広範囲に塗りやすくさらっとした使用感。クリームタイプの“メディカルC. HDクリーム”は、被覆性に優れた油分が多いクリームが密着・保護し、しっとりとした使用感。ビタミンE誘導体を配合し、血行を促進。肌の修復を助ける。

国内の乾燥肌治療薬はクリームが主流であるが、ジュレタイプの製品は国内初(同社調べ)となる。

「ヒフニック」を立ち上げた背景

コーセーマルホファーマは、コーセーと製薬会社マルホの共同出資で2019年に設立。翌年9月に、マルホが保有する保水有効成分「ヘパリン類似物質HD」を全品に配合した「カルテHD」を立ち上げた。

「カルテHD」は、顔用のスキンケアからボディーケアまで全16種、34SKUをそろえる。シリーズ累計販売は1100万個(20年9月〜25年3月、同社調べ)を突破。取り扱いは1万38店(25年7月時点)に広がり、男女問わず幅広い世代に浸透している。

「カルテHD」が今年5周年を迎える節目に「ヒフニック」を立ち上げる背景には、国内で乾燥肌や肌荒れに悩む推計5500万人の存在がある。うち医療機関を受診するのは3割にとどまり、セルフメディケーション需要の取り込みを狙う。

本田社長は「化粧品では改善できない乾燥症状に悩む人に、まずは試してもらいたい」と話す。“予防”の「カルテHD」に加え、“治療”の「ヒフニック」を並走させることで、未解決の乾燥肌悩みに応える。

マーケティング投資は昨年の4倍以上
乾燥肌治療薬=「ヒフニック」の定着を図る

第2類医薬品は、日常生活に支障をきたす副作用の可能性がある一般用医薬品の分類で、薬剤師もしくは登録販売者が常駐している薬局や店舗でのみ購入できる。このため、適切な情報提供が前提となる。

「ヒフニック」では、使用目的や用量を明確に示すだけでなく、5〜6日間使用しても改善が見られない場合は医師や薬剤師への相談を促す案内など「正しい情報発進を徹底に行う」という。

消費者の混同を防ぐために、スキンケアの「カルテHD」との棲み分けも慎重に訴求する。「ヒフニック」は治療目的の一般用医薬品、「カルテHD」はデイリーケア目的の医薬部外品と明確にポジションは異なる。流通との連携が市場浸透のカギを握る。

「明確にポジションの異なる2ブランドを展開することで、いま(市場で)問題になっている治療とセルフケアの境界線をクリアにし、お客さまが必要なアイテムを適切に選べる環境を整えたい」と述べる。

今後、一般用医薬品としての広告規制を踏まえたコミュニケーションとして、オウンドメディアやマスメディアでプロモーションを展開する計画だ。マーケティング投資は前年比の4倍をかけ、日常で症状に直面した際に「思い出してもらえるブランド」として定着を図る。

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「ア ベイシング エイプ®」と「ハイスノバイエティ」が限定コラボコレクションを発売 バーシティージャケットなど3型

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」は「ハイスノバイエティ(HIGHSNOBIETY)」とコラボレーションし、限定カプセルコレクションを発売した。9月11日から、「ベイプ®︎」ストア原宿、渋谷、大阪、京都、銀座、ドーバー ストリート マーケット ギンザおよび「ベイプ®︎」公式オンラインストアのほか、「ハイスノバイエティ」ニューヨークで販売中だ。なお、「ハイスノバイエティ」ニューヨークでの販売は9月11〜13日までの期間限定となる。

「ハイスノバイエティ」の20周年を祝う
限定カプセルコレクション

本コレクションは、“リヴィジテッド・クラシックス(再解釈された定番)”をテーマに、ニューヨークのエッセンスを取り入れた3型がラインアップする。コラボアイテムは、チェーンステッチやパッチワーク、手書き風フォント、カレッジスタイルのバックロゴなど、「ベイプ®︎」らしいディティールを散りばめたバーシティージャケット、(13万2000円)、「ベイプ®︎」と「ハイスノバイエティ」両者の要素を融合させた特別なグラフィックデザインをあしらったTシャツ(1万4300円)、「ハイスノバイエティ」の20周年を記念してヒール部分に“20”のナンバリングをあしらい、アイボリーレザーで仕上げた“BAPE STA™”(3万6300円)がそろう。また、コレクション全体を通して使用しているカモ柄は、今回のコラボレーションのためだけに制作した「ハイスノバイエティ」限定カラーパターンとなっている。

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「ディーゼル」が日本限定のカプセルコレクションを発売 フェニックスモチーフをあしらったアイテムなど

「ディーゼル(DIESEL)」は、日本限定の2025-26年秋冬カプセルコレクションを発売した。すでに9月から「ディーゼル」のポップアップストアや限定店舗で販売する。

「ディーゼル」2025-26年秋冬
日本限定カプセルコレクション

本コレクションは、デニム素材のアイテムや、デニムのような質感に加工された素材を中心に、イエローダーティーウオッシュやビンテージトリートメント加工を施したウオッシュドデニム(4万6200〜5万9400円)、ライトジャケット(10万100円)、ベスト(9万1300円)、バッグ(9万6800円)などをラインアップする。また、同コレクションでは、フェニックスモチーフを多様なアプローチで展開。スエットセットアップ(上4万4000円、下3万9600円)にはデヴォレ加工、ニットウエア(7万5900〜9万1300円)にはレーザー加工、Tシャツ(1万9800〜3万9600円)にはビンテージ風プリントでそれぞれフェニックスを描写した。また、環境負荷の軽減を考慮した責任ある製法や、オーガニックコットン、リサイクルポリエステルなどサステナブルな製法を取り入れたアイテムもラインアップする。

>公式オンライン

商品詳細

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「バレンシアガ」がフレグランス事業に本格的に再参入 ボトル探しに15年費やし1947年の香水を復刻

「バレンシアガ(BALENCIAGA)」はこのほど、10種のフレグランスコレクションを発表した。フレグランスに特化した専門店も同時にオープン。メゾンのDNAに根付くアバンギャルドなまでに自由な精神で、香水市場への本格的な再参入を図る。製品は、メゾンにゆかりのあるパリ8区のジョルジュ・サンク通り10番地の専門店をはじめ、ヨーロッパおよび北米の一部の「バレンシアガ」店舗、公式ECで販売する。その後は中東やアジア、その他の地域の厳選された「バレンシアガ」店舗でも順次取り扱う予定。

同ブランドにとって香水の製作は、2023年にケリング(KERING)がケリング ボーテ(KERING BEAUTE)を設立し、それに伴い香水事業を社内に戻して以来初となる。ジャンフランコ・ジャナンジェリ(Gianfranco Gianangeli)=「バレンシアガ」最高経営責任者(CEO)は「創業当初から『バレンシアガ』はクチュールメゾンであると同時に、フレグランスメゾンでもあった。ケリング ボーテとともに、その本質的な遺産を復活させたかった」と語る。

メゾン初の香水を再解釈

復活の起点となったのは、1947年に発表したメゾン初の香水“ル ディス(Le Dix)”。アーカイブチームは15年かけて当時のボトルを探し出し、処方からパッケージまでを解析・再現した。ラファエラ・コルナッジャ(Raffaella Cornaggia)=ケリング ボーテCEOは「オリジナルの処方やボトルを忠実に再現することで、プロジェクトに真の説得力と感情的な深みが加わった。また『バレンシアガ』と密に連携することで、あらゆるディテールにメゾンのビジョンを反映した」と説明する。

新コレクションのボトルは“ル ディス”のデザインを踏襲し、球状のガラス製キャップやリボン、時代を感じさせる風合いを採用。外箱は往年のロゴを生かしつつ、現代の「バレンシアガ」を象徴するインダストリアルグレーのパッケージに仕上げた。全てフランスで製造・封入・包装する。

10種のオードパルファン

コレクションは、新生“ル ディス”を含む10種。クリストバル・バレンシアガ(Cristobal Balenciaga)創業者の故郷に由来する“ゲタリア”や、“ノーコメント”“トゥエンティ フォー セブン”“トゥー ビー コンファームド”“ムスカーラ”“100%”“エクストラ”“クリストバル”“インセンス パルファムム”をそろえる。ジュースは透明からスモーキーな色合い、そして不透明な色合いまで幅広い。それぞれの香りは、伝統と先端技術を融合して製作した。

例えば“ル ディス”にはアイリスやバイオレットリーフ、インセンスのエッセンシャルオイルをブレンド。“クリストバル”はウードエッセンスにパチョリやオークモスを合わせ、“ムスカーラ”にはアンブレットシードとアイリスを使用した。

価格は15mLのトラベルスプレーが55ユーロ(約9500円)、100mLが260ユーロ(約4万4900円)、200mLのレフィルが220ユーロ(約3万8000円)。10mL×10本のミニチュアセット(320ユーロ=約5万5300円)や、2mL×10本のディスカバリーボックス(70ユーロ=約1万2000円)も用意する。

全てのボトルはレフィル可能で、外箱はリサイクル可能な紙素材を使用。使い捨てのプラスチックは用いず、香料のアルコールは有機小麦由来にこだわった。

歴史的拠点に専門店をオープン

新コレクションは、クリストバル・バレンシアガ創業者が“ル ディス”を発表した場所と同じ、ジョルジュ・サンク通り10番地のフレグランスストアで発売した。同地は21年にクチュールサロンとアトリエを復活させ、22年にはクチュールストアを開いたブランドの歴史的拠点でもある。

店舗デザインは隣接するクチュールストアのコードを取り入れ、構造材を生かした建築表現にグレーを基調とした内装を採用。ベルベットやスエード、レザーといった素材をコンクリートや金属と組み合わせた。椅子はアルミニウムとレザー製。

フレグランスブティックでは無料の名入れサービスを提供するほか、クローム仕上げのトラベルケースやボトル型チャームなど、“ル ディス”に着想を得たオブジェやアクセサリーもそろえる。

本文中の円換算レート:1ユーロ=173円

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【ニュウマン高輪の見どころ番外編】4階に「秀和レジデンス風の謎の家」

本日9月12日に開業した「ニュウマン高輪」には、ひっそりと佇む「謎の家」がある。その家は、4階のサウスの「焼肉たかなわ」と「ジャーナルスタンダード ファニチャー」の間にある。秀和レジデンスに寄せたらしき瓦と外壁には、普通の家のような扉があり、表札には部屋番号らしき「912」と「新川」という名前、そしてNHKのシール。フロアガイドには記載がなく、広報に問い合わせても現時点では回答がない。オシャレなショップが立ち並ぶ中に、突如登場するこの「家」の正体は…?

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LVMHが支援、アーティスト米澤柊が岡山デニムに刻んだ光と詩

LVMHメティエダールは9月9日、メディアアーティストの米澤柊(よねざわ・しゅう)さんによる新作「光の傷」を、岡山県井原市のデニム生地メーカー・クロキ本社で公開した。半年間に及ぶクロキでのアーティスト・イン・レジデンスの成果を反映した平面・立体など29点の作品群は、9月10日にクロキ本社内に展示し地元市民に向け一般公開後、10月にはパリでもさらに2点を加えて展覧会をする予定だ。

米澤さんはこの半年、拠点である東京と岡山を行き来しながら作品制作を行った。デニム生地にレーザープリントや刺しゅうを施した平面作品や織機の音を編集・加工してボーカロイドに歌わせた音のインスタレーション、VRと組み合わせた写真表現まで多岐にわたる。秀逸なのは、いずれの作品もデニム製造の工程を深く理解したうえで、その技術やプロセスを解体・再構築し、多彩なメディアアートへと昇華させたこと。米澤さんは「デニムの生地をキャンバスのような支持体ではなく、メディウム(媒介)として捉えた。織物はそれ自体がすでにメディアアート的な性質を持っていると感じた」と振り返る。たとえば《デニムのオバケ》では、ジーンズにユーズド感を人工的に付与するためのレーザー加工機を応用。自作アニメのキャラクターをデニム生地に焼き付けたり、分厚い超ヘビーオンスのデニム生地を高出力で切断して巨大なキャラクターの人型を切り出すなど、工業的な機械を使ってアート表現へと昇華した。米澤さんは「本来は人が着用した痕跡であるはずのジーンズのアタリや色落ちを、コンピューター的なレーザー加工で複製することが、ヴァルター・ベンヤミンが『機械的複製時代の芸術作品』で論じた“失われたアウラ”だと感じた」という。

これらの作品群は、デニム業界の関係者にこそ大変示唆に富む。たとえば《魂を繋ぐ詩》は、米澤さん自作のアニメキャラクターを刺しゅうした生成りとデニムの2枚のセルビッジ生地を、経(たて)糸で結び合わせた作品だ。両布をつなぐ長く伸ばした経糸は自動糸結び機「ノッター」で結束し、セルビッジの耳の部分には「あなたのたましい を つないでいる ふくすうせい と しあわせなちんもく〜」という自作の詩を織り込んだ。耳に文字を入れる「耳ネーム」はスーツ生地でよく見られる手法だが、セルビッジデニムに詩を織り込む発想は、テキスタイル関係者にとってもなかなかにマニアックで斬新なディテール表現だ。米澤さんは「クロキの社員である岡本さんと一緒に『ここに文字を入れたら面白い!』と盛り上がりながら作りました」と語り、まさにデニム生地の製造現場と深く関わって生み出されたことを感じさせる。

アーティストがモノ作りの現場に深く入り込む――まさにこれこそが、LVMHメティエダールの「アーティスト・イン・レジデンス」プログラムの真骨頂だ。メティエダールは10年前の設立後すぐにこのプログラムを開始し、今回で9回目を迎える。これまでにも、世界各地のテキスタイルメーカーやタンナー、金属加工企業などと連携して実施してきた。盛岡笑奈LVMH メティエダール ジャパン ディレクターは「いわゆる“匠の技”と異なり、工業的なモノ作りは、実際には高度な職人技や人の手が支えていても、物語として伝えるのが難しいことが少なくない。アーティストとの協働には、それを新鮮な視点で伝える狙いがある」と説明する。さらに「もう一つの重要な狙いは、アーティストから工場へのインスピレーション。工業生産のプロセスにアーティストのクリエイティブな視点を導入することで、新しいモノ作りの可能性を工場側にも提供したい」と続ける。今回も、事前にアーティストと工場の間で綿密な調整が行われ、米澤さんがクロキに加え、デニム加工大手の豊和(倉敷市児島)や刺しゅうの名門・美希刺繡工芸(広島県福山市)とも協働できたのは、その後押しが大きい。アーティストの選考過程でも、アドバイザーとして片岡真実・森美術館館長や村上隆氏、名和晃平氏、ジャン・ポール・クラヴェリーの協力を得た上で、「アーティスト本人にインタビューも行い、内面も重視した」(盛岡ディレクター)という。

ただ、最終的に米澤さんがレーザー加工機を使えるほど現場に入り込めたのは、本人のキャラクターに加え、アニメや映像などのマルチメディア作品を自作し、デジタルデザインソフトに精通していたことも大きい。レーザー加工機や刺しゅう機に入力する原画はフォトショップで制作しており、デジタル化された繊維機械を扱う工場のオペレーターと共通の言語を持てたのだ。米澤さんは「レーザー加工機のオペレーターの方がジーンズ加工のために描く図は、まるでレントゲンのように緻密で美しく、とても感銘を受けた」と語る。

この半年間のプロジェクトは今後、米澤さんにどのような影響を与えるのか。「見るもの聞くものすべてが新しく、白昼夢のように不思議な経験だった。終えたばかりなので言語化するのはまだ難しいけど、多くの人と協働して作品をつくるのは初めてで、自分にとって非常に大きなインパクトがあり、自分の中に深く入り込んでいる。今回関わってくださった方々には、心から感謝しています」と振り返る。

PROFILE: 米澤柊/アーティスト、アニメーター

米澤柊/アーティスト、アニメーター
PROFILE: (よねざわ・しゅう)1999年生まれ、東京都出身。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース卒。ビデオや2D作品、インスタレーションなどを制作。主な個展に「泳ぐ目たち」(2025、SNOW Contemporary)、「うみの皮膚、いないの骨」(2024、SNOW Contemporary)、「ハッピーバース」(2023、パルコミュージアム東京)

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【スナップ】NiziUのMAKO、AYAKA、RIMAが来場 「ジミーチュウ」が銀座にカフェをオープン

「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」は9月12日、「ジミー チュウ」 銀座コンセプトストア内に、ロンドンのムードを再現したカフェ、“「ジミー チュウ」 ストリートカフェ銀座”をオープンした。オープンを祝して、カフェにはNiziUのメンバーからMAKO、AYAKA、RIMAが来場。アイコンシューズの“スカーレット”シリーズと新作バッグ“バー ホーボー”を身にまとい登場した。

MAKOは“「ジミー チュウ」 ストリートカフェ銀座”に訪れて、「ストリートカフェの開放感があり、ラグジュアリーさと温かみが共存している空間が印象的でした」と感想を伝えた。AYAKAは、「とても素敵な空間なので、リフレッシュしたい時や素敵な方と素敵な時間を過ごしたい時に、訪れてほしいと思います」と語る。

また、英国風のクラシックなメニューについてRIMAは、「昔からチーズトーストが本当に大好きで、海外のチーズトーストは(表面が)こんがり焼かれていて、(「ジミーチュウ 」カフェのチーズトーストも)その色を完璧に表現されてたので、今にも食べたくなってしまいました」とインタビューに答えた。

店舗概要

◾️“ジミー チュウ ストリートカフェ銀座”

オープン日:9月12日
営業時間:11:00〜21:00
場所:ジミー チュウ 銀座コンセプトストア
住所:東京都中央区銀座2-6-3

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「ニュウマン高輪」きょう開業 品川・高輪エリアに新名所

ルミネは9月12日、「ニュウマン高輪」を開業した。JR東日本グループが6000億円を投じて開発中の大型複合施設「高輪ゲートウェイシティ」の中核となる。挨拶に立った表輝之ルミネ社長は「100年先の未来に出合う、という挑戦を掲げた。ここからがスタート。お客さまや出店者の皆様と一緒に真っ白なキャンバスに未来を描いていく」と語った。

開業前には高輪ゲートウェイ駅前に目測で2000人以上が行列を作り、11時の開業後に多くの人が詰めかけた。「マルティニーク(MARTINIQUE)」など4店舗を出店するビギグループの武内一志会長は、「多彩なファッションブランドに加え、コスメ、カフェ、レストランなどがミックスされ、歩いているだけで楽しくなる施設だ。トラフィックの多い場所にあるこれまでのルミネやニュウマンとは異なり、まさにゼロから立ち上がった施設。足元の富裕層など楽しみな点も多く、他の出店者も含めて一緒に盛り上げて行きたい」と語った。

「ニュウマン高輪」は、約5万㎡に期間限定店を含めると177店舗が出店する。「ニュウマン」としては新宿、横浜に次ぐ3館目だが、乗降客数の多い駅直結の新宿や横浜とは異なり、高輪ゲートウェイ駅という新駅に位置しており、トラフィックを自ら作るという意味でルミネにとっては新しい挑戦になる。日本全国から集めた500本を植樹した地上150m(28・29階)の飲食フロア「ルフトバウム」、「プラダビューティ」「シャネル」「ユナイテッドアローズ」などのファッションやコスメの有力ブランドやショップが出店している。

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ディー・アップが社長交代 労務紛争終結を機に

化粧品メーカーのディー・アップは9月11日、坂井満社長が辞任し、後任に塩野弘明氏が就任したと発表した。坂井氏は、元従業員との労務上の紛争において、裁判所での所定の手続きが9月9日に終結したことを受け退任した。

同社は公式サイトで、元従業員が死亡した事案について「労基署の調査で、元従業員の発病について業務起因性が認められた事実を真摯に受け止め、亡くなられた元従業員とご遺族に衷心よりお詫び申し上げます」と表明した。併せて「取引先や顧客をはじめ関係者にご心配をかけ、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。

再発防止に向け、就業規則やハラスメント防止規定の見直し、管理職・全社員向け研修の実施、社外相談窓口の設置などを進める。専門コンサルティングの支援を受け、ハラスメント防止規定の見直しなど労務環境の改善と組織ガバナンスの強化に取り組む。

新体制のもとで同社は「透明性と信頼性の高い経営を推進し、健全な組織風土と持続的な成長の両立に努める」としている。

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Stray KidsのI.Nが「ダミアーニ」のキャンペーンに登場 イタリアの優雅さやクラフツマンシップを表現

 

イタリア発ジュエリーブランド「ダミアーニ(DAMIANI)」は9月11日、 Stray KidsのI.N(アイエン)が登場するキャンペーンを発表した。アートディレクションをクリストファー・シモンズ(Christopher Simmonds)、撮影を写真家ステフ・ミッチェル(Stef Mitchell)が担当し、イタリアのパラッツォ(宮殿)を背景にイタリアの優雅さやクラフツマンシップを表現した。

 

近日中に公開予定の第1章では、“ベル エポック(Belle Epoque)”および“ベル エポック・リール(Belle Epoque Reel)”コレクションに焦点を当て、I.Nの独特のスタイルを活かした。

第2章は2025年秋に公開予定で、ブランドを代表するアイコニックなコレクションをI.Nが体現する。

また同キャンペーンには、イタリアのモデル、マリアカルラ・ボスコーノ(Mariacarla Boscono)も登場する。

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「コラボTシャツ」はもう古い? ファッションを動かすIP共創戦略【Learn with WWDJAPAN EDUCATIONS】

「WWDJAPAN」では、多様化するファッション&ビューティ企業の課題解決やビジネススケールのためのヒントを、セミナーでも発信している。マーケターの第一人者であり、「WWDJAPAN EDUCATIONS」BXパートナーを務める藤原義昭300Bridge 代表が、8月26日に開催された「WWDJAPAN」のセミナー「既存顧客も新客も魅了する、コラボレーションを超えたIP(知的財産)活用術」のセッションから得た示唆を共有する。


購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。
視聴期限:2026年9月11日(金)23:59 まで
「アカウント作成はこちら」から作成してください。
※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。

顧客も新客も魅了する
IP(知的財産)活用術

ファッションの世界で「IPビジネス」という言葉を耳にする機会が一気に増えました。昔はキャラクターをプリントしたコラボTシャツ程度だったものが、いまやブランド戦略を左右する存在になっています。「IPビジネスとコラボレーション戦略」に登場したサンリオ、パルコ、ZOZOの話からは、実務に役立つヒントがいくつも見えてきました。

まずはIPホルダー側であるサンリオ。ハローキティのリボンや“優しい性格”といった変わらない部分を大事にしつつ、デザインや表現は時代や国ごとに柔軟に変えているのだそうです。だからこそ50年たってもファンが増え続ける。「絶対に守るもの」と「状況で変えていいもの」を分けることが、長く愛される秘訣だと感じます。

次にパルコ。商業施設という“場”を強みに、IPを軸にしたフロアや展覧会を次々と仕掛けています。そこで生まれるのは“語りたくなる体験”。友人やSNSでシェアしたくなるような体験を中心にフロアを「文化」と捉える。特に物理店舗はすぐには変えられないのでリスクも大きくなります。そこをIP利用のポートフォリオ管理で分散していると感じました。

最後はZOZO。年間40件以上ものコラボを展開し、受注生産でリスクを抑えつつファン心理を読んだ商品を作っています。大事なのは、売り上げや流入、SNSフォロワー数といったKPIにつなげる仕掛けをきちんと持っていること。熱狂を成果に変える力です。特に新規客を増やしにくくなっている時代において、コンテンツでレバレッジをかけているお手本です。

3社に共通していたのは、IPを「借り物」としてではなく「共創の核」として扱っていること。ファンと一緒に体験をつくり、文化を育てる。その循環が、これからのファッションビジネスを強くするのだと思います。

藤原 義昭/WWDJAPAN Educations BXパートナー

PROFILE:(ふじはら・よしあき)1999年コメ兵ホールディングス入社。ECの立ち上げ、販売や物流などマーケティングの変革を牽引。2010年からIT事業部の部長に就任し、ウェブ事業やデジタルマーケティング、社内システムを統括する。21年4月にユナイテッドアローズに転職、その後プライベベートエクイティファンドであるアドバンテッジパートナーズを経て、BX(Business transformation)カンパニーである300Bridgeを創業して代表に就任

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「ジーユー」と「ロク」のコラボ第3弾が発売 メンズ初の秋冬アイテムなど全16型

「ジーユー(GU)」は9月26日、ロック・ファン(Rock Hwang)が手掛ける「ロク(ROKH)」とのコラボコレクションを発売する。3シーズン目となる同コラボは、ウイメンズ12型に加え、メンズは初の秋冬アイテムを含む4型をそろえる。ウエアのサイズ展開はXS〜3XLでXSとXXL、3XLはオンラインのみの販売、シューズは23.0cm〜29.0cmで、29.0cmはオンラインのみで販売し、価格は990円〜6990円。全国の「ジーユー」店舗およびオンラインストアで取り扱う。

日常に寄り添うクラシックスタイル

ウイメンズ

同コレクションは、クラシックで日常のスタイルに寄り添うアイテムを展開。シルエットや柄、レイヤードデザインなど、同コラボならではのプレイフルな要素が随所にちりばめられ、自由にスタイリングが楽しめる。立体的な袖のフォームが特徴のショート丈トレンチコートは、後ろ裾にギャザーが入ったコクーンシルエットで、同素材のトレンチスカートと合わせてロングトレンチコートのような着こなしが可能。そのほか、プルオーバーとキャミソールドレスがセットになった2ピースニットミニワンピースや、パンツとレイヤードできる丈感のミニ丈キャミソールドレスなど、着回しやすく、スタイリングをアレンジしやすいアイテムをそろえる。

メンズ

メンズ初となる秋冬アイテムは、ジップアップパーカ、カーゴパンツ、シェフシャツ、ニットジャケットの全4型をラインアップ。トレンドのワークテイストやユーティリティーデザインなど、ユニセックスなデザインやサイズバリエーションを用意する。

また発売に先駆け、9月19日から「ジーユー」銀座店、マロニエゲート銀座店、渋谷店、名古屋ゲートタワー店では、ウインドーディスプレーで特別装飾を実施。さらに9月23日には「ジーユー」ライブステーションで、様々なスタッフが全アイテムごとの着用感を先行レビューする動画を配信する。

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「ボーズ」のノイズキャンセリングヘッドホンの第2世代モデルが9月25日に発売 色も楽しめる4色を展開

「ボーズ(BOSE)」は9月25日、ノイズキャンセリングヘッドホンの “クワイアットコンフォート ウルトラ ヘッドホン(QUIETCOMFORT ULTRA HEADPHONES)”の第2世代モデルを発売する。カラーはブラック、ホワイトスモークに、限定色のミッドナイトバイオレット、ドリフトウッドサンドの全4色を展開。価格は各5万9400円で、現在予約受付中。

同アイテムには、「ボーズ」が誇る世界最高水準のノイズキャンセリングに加え、ユーザーの耳の形状を分析し最適化された音を届ける「CustomTuneテクノロジー」を搭載。これにより、個々のユーザーに合わせたノイズキャンセリングとサウンドパフォーマンスを実現する。また、周囲のノイズを自動で制御する「ActiveSenseテクノロジー」や、映画館やライブのような奥行きがある臨場感のある音を再現する「イマーシブオーディオ」も備え、没入感のあるオーディオ体験を可能にした。パーツにもこだわり、長時間の着用でも疲れにくい装着感を実現する。本体重量は約263g、3時間充電で、最大30時間の再生ができる。

アイテム画像

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「メゾン ミハラヤスヒロ」×「ベドウィン&ザ ハートブレイカーズ」 英音楽カルチャー“グラウンド・ビート”をイメージ

「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」は、「ベドウィン&ザ ハートブレイカーズ(BEDWIN & THE HEARTBREAKERS)」とのコラボアイテム14型を発売した。「メゾン ミハラヤスヒロ」一部直営店および公式オンラインで取り扱う。

「ベドウィン&ザ ハートブレイカーズ」コラボ
「ディッキーズ」や「カシラ」も参加

アイテムは、1990年代のイギリス・ロンドンで誕生したグラウンド・ビートのカルチャーをイメージ。「メゾン ミハラヤスヒロ」と「ベドウィン&ザ ハートブレイカーズ」のコラボアイテムは、レザーブルゾン(22万円)とスタジャン(13万2000円)、ジップカーディガン(7万7000円)、パーカ(2万6400円〜)、Tシャツ(1万9800円〜)、パンツ(4万9500円)のほか、両ブランドに「ディッキーズ(DICKIES)」を加えてトリプルコラボしたジャケット(5万600円)とパンツ(3万7400円)、クロップド丈のパンツ(3万6300円)、また両ブランドと「カシラ(CA4LA)」がトリプルコラボしたニット帽(2万8600円)とハンチング(3万3000円)、「ベドウィン&ザ ハートブレイカーズ」と「メゾン ミハラヤスヒロ」の“ジェネラルスケール(GENERAL SCALE.)”ラインがコラボしたシューズ(5万1700円)を販売する。

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アシックス絶好調の源泉「スポーツ工学研究所」 世界陸上で桐生選手が履く厚底スパイクも開発

アシックスは、9月13日に世界陸上2025が開幕するのを前に、報道関係者に向けて神戸の「アシックススポーツ工学研究所(Institute of Sports Science以下、ISS)」の見学ツアーを行った。悲願の売上高1兆円を射程圏内に収め、時価総額は3兆円突破とコロナ禍以降絶好調なアシックス。その成長の源泉こそ、1990年に竣工したISSだ。全天候型の陸上競技用トラック、テニスコート、人工気象室などを備え、トップアスリートに支持される高パフォーマンス製品を生み出している。

25年1月、ISSの所長に竹村周平Cプロジェクト部長が就任した。Cプロジェクトは、24年パリ五輪の男子マラソン銀メダル(バシル・アブディ選手)をはじめ、数多の好成績を叩き出しているシューズ“メタスピード”を生み出したチーム。一般消費者にも売れることを意図して中途半端なシューズを作るのではなく、トップ中のトップアスリートにフォーカスし、彼らの声を徹底的に聞いて迅速に開発に反映することで、成功をつかんだ。アスリートの声はCプロジェクト以前から聞いてきたが、間に人を介することで本音に迫れていない部分もあったという。「Cプロジェクトでは、アスリートから聞き取る声の量と質、その両方を圧倒的に高めた」と竹村氏。

竹村氏がCプロジェクト部長とISS所長を兼務する人事は、Cプロジェクトで培ってきたアスリートとの開発ノウハウや素材情報などを、「マラソン(長距離走)だけでなく、他の競技やシューズ以外のアイテムにも生かしていく」(竹村ISS所長)ことが狙い。ダラダラと研究のための研究を続けるのではなく、「Cプロジェクトのスピード感も他分野に横展開する」。

マラソンでの成功事例を
他競技に横展開

今回の世界陸上でいえば、中短距離走用のスパイクの開発にも、Cプロジェクトのノウハウを生かしている。男子100メートル走に出場する桐生祥秀選手が、7月の日本選手権で5年ぶりの優勝を果たした際に履いていた赤い厚底スパイクがそれだ。マラソンで当たり前になった厚底の潮流は、トラック競技にも広がっている。開発においては、定量的な運動データを反映するのはもちろん、履いた時の感覚など定性的な部分も選手に寄り添うのだという。他にも、強化を掲げるテニスや、バスケットボール用のシューズ、レース用のランニングアパレルなどの開発・改良に、Cプロジェクトのエッセンスを注入している。これら全ての開発の舞台がISSだ。

9月3日に行われたISS見学ツアーでは、運動時の動作分析のために24台のカメラに囲まれた陸上トラックや、11台のカメラに囲まれたトレッドミルの部屋、コンピューター上のシミュレーションで製品の部位ごとに必要な強度などを算出するCAE(コンピューター支援工学)の部屋、シューズのソール材開発のために電子顕微鏡なども置かれているという材料分析の部屋、さまざまなレシピのもとで実際にソール素材のサンプルを作る材料開発の部屋、摂氏マイナス30度〜80度、湿度30%〜90%の空間を作ることができる人工気象室、アパレル開発設計の部屋などを報道関係者に公開した。

報道陣を中まで招き入れてじっくり説明し、質疑応答まで行った部屋もあれば、開け放たれたドア越しに何が行われているかを観察するだけの部屋もあった。そうやってどこまで情報公開するかをコントロールしているわけだが、特にガードが固いと感じたのが、材料分析の部屋だ。われわれに許されたのは、誰もいないガラス張りの部屋を廊下から眺めることのみ。ガラス張りといっても、全てのガラスに目隠しのブラインドがかかっている。

AI活用で
開発スピード急加速

17年のナイキの厚底革命以降、アシックスを含めたスポーツメーカー各社のシューズ開発競争が年々激化しているのは周知の通り。近年のシューズ開発のキモは、まさに目隠しされた部屋で進められているミッドソールの素材研究にあり、シューズ開発競争は素材開発競争と言っていい。「マラソンで勝つにはシューズを軽くしなければいけないが、厚底にしても軽さを保てるソール素材が開発されたことが、17年以降の8年間でこれだけシューズが進化した背景」と竹村ISS所長も説明する。ブラインドで隠された向こうには、特許出願前の素材情報などの企業秘密が詰まっている。

そもそも、素材の研究開発は外部の素材メーカーにお任せというシューズブランドも多い。そうした素材メーカーから中小のブランドにもいい素材が出回るようになったことで、近年のシューズ開発競争は急速に前進した。アシックスは素材メーカー任せにするのでなく、自社内に素材の研究開発部門を抱えていること自体が強みになっている。

ISS見学ツアーが行われた9月3日時点で、世界陸上には113人のアシックス契約アスリートが出場するという発表だった。アシックスは国立競技場にほど近い日本オリンピックミュージアム内に「アシックスハウス」を設け、アスリートや大会関係者、報道関係者らに製品をアピールする。同様の拠点は、パリ五輪などでも設置していた。もちろん、そこでもアスリートから声を集める。「世界陸上を世界のトップアスリートが集まるいい機会として、次の製品開発に生かしていく」と竹村ISS所長は意気込む。

ISSでの開発は、今後AI活用によってさらに加速していくという話も出た。「例えば従来は日に3つしかシミュレーションが叶わなかったものが、AI活用で何十もシミュレーションすることが可能になってきた」と期待する。

研究開発の果実は
一般消費者にも

冒頭でISSが竣工したのは1990年と書いたが、当初は社員の研修・教育施設としても使われていたのだという。研究開発の色合いがより強まったのは、2015年に新館を増設して以降。時をほぼ同じくして、自社で研究開発施設を持つ流れが他のスポーツメーカーにも広がった。例えばゴールドウインは17年、創業地の富山に5億円をかけて「ゴールドウイン テック・ラボ」を開設。デサントは18年、大阪にはアパレルの、韓国・釜山にはシューズの研究開発拠点「DISC」をそれぞれ設けた。近年、スポーツメーカー全般が一般アパレルに比べて業績好調なのは、こうした開発に対する投資が効いている。アスリートのための開発成果は、後年一般消費者向けの製品にも下りてくる。

コロナ禍以降、機能性に対する世の中のニーズがいっそう高まる中で、今後は消費者に対してもより分かりやすく研究開発の果実を届ける仕組みが発展していきそうだ。米ナイキは先日リニューアルオープンした原宿店の店頭に、ランニングの動作分析サービスを導入した。アシックスのISSにもあった、トレッドミルをカメラが囲む部屋の簡易版といった様子で、運動データをもとに消費者に無料で走り方のアドバイスや適したシューズの情報を伝える。また、このほどアシックスは電子部品メーカーTDKと組み、センシングデバイスの共同開発を進めると発表。詳細はまだ未定だが、モックアップ画像ではランナーが足首にデバイスを着けており、フィールドデータの収集に生かすと見られる。まずはトップアスリート向けの開発のみで、デバイスの一般販売予定はなし。ただし、将来的には一般消費者も、このデバイスによる運動動作の改善サポートなどの恩恵にあずかれるかもしれない。

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「3.1 フィリップ リム」が創業デザイナーの後任を発表 引き続きアジア系アメリカ人

「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」はこのほど、ミシェル・リー(Michelle Rhee)をデザインの責任者に任命した。共同創業者兼クリエイティブディレクターで、昨年11月にブランドを去ったフィリップ・リムの後任としてクリエイションを手掛ける。4月にチームに加わったリーは今月、ニューヨーク・ファッション・ウイークで2026年春夏コレクションを発表した。

リーは、「『3.1 フィリップ リム』は、力強さと柔らかさ、そして文化が絶妙に調和した、気取らないながらも深いモダンエレガンスを追求してきた。コミュニティーと創造性というブランドのルーツを忠実に守りながら、人々が服を通して自己表現する方法を形作っていく力に感銘を受けてきた。次の章がどうなるのかワクワクしている」と語った。

フィリップとブランドを立ち上げ、現在も最高経営責任者(CEO)としてブランドの陣頭指揮を執るウェン・ゾウ(Wen Zhou)はリーの起用について、「ブランドの存在感を再び高めながら、コミュニティー、そしてアジア系アメリカ人の創造性というブランドの価値観を強調するため」と説明した。

リーは、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」や「デレク ラム(DEREK LAM)」「エリア(AREA)」などで経験を積み、23年には自身の名前を冠したブランドを設立。今後も「ミシェル リー」ブランドも継続するという。

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timelesz寺西拓人・橋本将生の「キールズ」新ウエブCMが公開 インタビューや期間限定キャンペーンも

「キールズ(KIEHL'S SINCE 1851)」は9月12日、ブランドアンバサダーを務めるtimeleszの寺西拓人と橋本将生を起用した新ウエブCMを公開する。同CMは、2005年の誕生以来愛され続ける「キールズ」人気ナンバーワンの保湿クリーム“クリームキールズ クリームUFC”が登場する。公開に伴い、寺西、橋本のインタビューシリーズが「キールズ」公式LINEおよび公式YouTubeで特別公開され、“キールズクリームUFC スターターセット”(4950円)やプレゼント特典の用意、全国12店舗限定のストアイベントも開催される。

保湿力とベタつかなさの二面性

“キールズクリーム UFC”(28mL、2970円/50mL、4950円/125mL、9460円/150mL、1万450円)は、スクワランやバクテリア由来の保湿成分を配合し、あらゆる乾燥環境でも潤いをキープする。また、「キールズ」独自配合の瞬間浸透テクノロジーにより、ベタつかない軽やかさを実現。この2つの製品特徴から、“その二面性ズルくない?”をコンセプトにした同CMは、“クリームUFC”を塗り、颯爽と歩く寺西と橋本が描かれる。特別公開されるインタビューシリーズ“キールズ トークエピソード2”では、同製品の魅力やおすすめの使用シチュエーション、お互いの二面性についてなど、2人の仲睦まじい姿が映された。

>「キールズ」公式YouTube

キャンペーン特典・インストアイベント

“キールズクリームUFC”(50mL)の現品価格で、透明美白美容液の“キールズDS クリアリーブライトエッセンス”(4mL)と洗顔料“キールズモイストクレンザーUFC”(5mL×2)を試せる“クリームUFC スターターセット”が登場。また、“キールズクリームUFC”を含む1万1500円以上の購入で数量限定のオリジナルヘアバンドを、好きな製品の購入で“キールズクリームUFC”のふたにぴったり貼れるオリジナルステッカーをプレゼントする。

さらに9月15日〜10月23日の期間、「キールズ」ストア12店舗で限定のフォトスポットや製品が当たる体験コンテンツ、肌水分を分析するクイック肌測定サービスなどを用意したキャンペーン記念イベントを開催する。

>特設サイト

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世界的レゲトンブームをけん引するフェイド(Feid) 「サマソニ」での“ラテン旋風”から日本カルチャー愛、千葉雄喜との共演までを語る

PROFILE: フェイド(Feid)

PROFILE: 1992年、コロンビア・メデジン生まれ。エル・フェリチョ(El Ferxxo)ことフェイド(Feid)。幼少期からクラリネットを学び、大学の合唱団で歌声を磨くなど音楽に親しんできた。その後はレゲトン/アーバンミュージックの道へと進み、プロデュースやピアノ、ギター演奏もこなすマルチな才能を発揮。ソングライターとしての実績もめざましく、J・バルヴィンのヒット曲「Ginza」を手がけるなど、地元コロンビアのシーンを世界に広める「影の立役者」として活躍。クリスティーナ・アギレラなど大物たちの楽曲に携わっている。2022年のブレイク作「FELIZ CUMPLEAÑOS FERXXO TE PIRATEAMOS EL ÁLBUM」では、エレクトロニック・ジャンルに挑戦し、収録曲「Nieve」をはじめとするテックハウスのヒット曲を誕生させた。

バッド・バニー(Bad Bunny)やラウ・アレハンドロ(Rauw Alejandro)の活躍を筆頭に、現在の音楽シーンで存在感を増しているラテン・アメリカ発のポップ・ミュージック。その最前線に立つ一人が、このコロンビア・メデジン生まれのレゲトン・アーティスト/プロデューサー、フェイド(Feid)だ。グラミー賞へのノミネートやラテン・グラミー賞の受賞歴を持ち、さらにバッド・バニーやJ・バルヴィン(J Balvin)、クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)との仕事でも知られる彼の活動は、すでにグローバルな規模へと広がりを見せている。

そんな彼は、先日の「サマーソニック 2025(SUMMER SONIC 2025)」(以下、「サマソニ」)の2日目のビーチ・ステージで、自らキュレーター役を務めるスペシャル・イベント「Feliz cumpleaños Ferxxo」を開催。本人いわく“今、もっともシェアしたい仲間たち”を招いて繰り広げられたパフォーマンスは、今や音楽ジャンルを超えてファッションやライフスタイルにまで影響を及ぼすラテン・カルチャーのエネルギーと魅力を力強く示す特別な機会となった。

その「Feliz cumpleaños Ferxxo」のステージでは、飛び入りゲストの千葉雄喜とコラボレーションした「重てぇ」も話題に。大の親日家として知られ、これまでも渋谷のスクランブル交差点で撮影された「SORRY 4 THAT MUCH」のMVやSNSでの発信などさまざまな機会を通じて日本文化への深い愛情を表現してきたフェイド。レゲトン、ヒップホップ、R&B、エレクトロ、アフロビーツ、ポップ……を軽やかにブレンドしながら独自の音楽スタイルを築き上げてきた彼のバックボーンには、どんなパーソナリティーがあり、何が影響を与えているのだろうか。「Feliz cumpleaños Ferxxo」の2日後、自身の誕生日を祝う新曲「Se Lo Juro Mor」もリリースした彼に話を聞いた。

「サマソニ」での
「Feliz cumpleaños Ferxxo」を終えて

——「Feliz cumpleaños Ferxxo」を終えられていかがですか。ラテン・アメリカとアジアの文化をつなぐ機会でもあったと思います。

フェイド:本当に最高の体験だったね。子どもの頃からずっと憧れていて、絶対にかなわないと思っていた夢が現実になったんだ。観客のみんなのエネルギーもものすごくて——信じられないくらい特別な夜になった。

それに、こうしてインタビューで日本の方たちと話せて、自分がどうやって日本の文化に惹かれてきたかを伝えることができて。そういう出会いや経験も全部含めて、本当に美しくて忘れられない一日になったね。


——フェイドさんは出演者であると同時にオーガナイザーとして、コロンビアの音楽やラテン・カルチャーを伝える“文化大使”のような役割も担っていたと思います。ラテン系アーティストとして初めてステージをキュレーションすることの意義を、どのように感じていましたか。

フェイド:僕にとって一番大事だったのは、自分の文化からできるだけ多くのものを、音楽を通じて持ち込むことだった。だからボンバ・エステレオ(Bomba Estéreo)を呼んだんだ。彼らはコロンビアを代表する本当に大きなグループで、クンビアをベースにしたルーツ音楽をやっている。それに加えて、レゲトン界で史上最も重要なプロデューサーとも言われるタイニー(Tainy)にも参加してもらって。彼も日本が大好きで、最新アルバム「Data」のジャケットには日本人アーティスト(小倉宏昌)のイラストが使われているだよね。そうしたつながりを全部まとめて、一つの意味あるイベントにしたかったんだ。

でも何より大切にしたのは、「僕らのパーティーをレゲトンで一晩中楽しんでもらう」こと。ペロ・ネグロ(Perro Negro)で始まり、ボンバ・エステレオ、タイニー、そして最後に自分のセットで締めるという構成で、日本のみんなに特別な体験を届けたいと思ったんだ。ポップスやJ-POP、K-POP、ラップを聴いているのとはまったく違う特別な雰囲気を感じてもらえるようにね。僕の故郷コロンビアのメデジンやラテン・アメリカ、さらにはパリの大きなイベントで感じられるあの独特の空気をここに持ってきたかった。それが自分にとって一番大事なことで、今回ステージで鳴らした音楽は、そのためのショーを準備する上で欠かせない要素だった。

——どのアーティストのパフォーマンスも素晴らしかったですが、千葉雄喜の飛び入り参加は最高のサプライズでした。

フェイド:彼とは10カ月くらい前から「一緒に曲をつくろう」って話していたんだ。で、そのタイミングで彼の曲「重てぇ」のリミックスの話が出て、マイアミでレコーディングして。それを彼に送ったら、「せっかくだしフェスでやろう」ってなって、すごく自然な流れで今回の発表につながった。僕はまだ日本語を勉強中だけど、日本という場所に深く関わりたいと思っているんだ。だから音楽だけじゃなくて、ファッションとかも含めて、日本のアーティストといろいろ一緒にやれたらいいなって思っている。

日本カルチャーの魅力

——日本のリスナーにとって、スペイン語の発音やフロウって新鮮な部分があると思うんですけど、逆に、フェイドさんが日本語の歌や日本の音楽に惹かれるポイントってどんなところにあるんでしょうか。

フェイド:僕にとって曲づくりで一番大事なのはメロディーで、いいメロディーさえあれば、どんな歌詞でも音でも成立する。だから素晴らしいメロディーがあれば、それだけで十分だと思っている。

日本の音楽に惹かれたのも、まさにそこで。去年、日本の街を歩いていたときに偶然耳にした曲があって、「Shazam」で調べたんだ。歌っていた女性の名前は思い出せないんだけど、いくつかの曲をYouTubeに保存してあって。そのサウンドがすごく面白くて、どこかコロンビアの音楽に通じるものを感じたんだ。同じではないけど、ベースラインや使われている楽器の雰囲気など、すごく似ている部分があった。

それに、日本の古い音楽にも現代のラップにも共通しているのは、創造性の豊かさ。音楽そのものだけじゃなく、ミュージック・ビデオやSNSの映像表現まで、すごく独創的でオリジナリティーがある。そこが僕が日本の音楽を好きな理由なんだ。

——ちなみに、千葉さんの他にフェイドさんがチェックしているアーティストがいたら教えてください。

フェイド:そうだな……最近よく聴いている日本のアーティストが何人かいて。LEXというアーティストで、彼の妹もLANAという名前で活動しているんだよね。雑誌の表紙でLEXを見かけて気になって調べてみたら、音楽がすごくユニークで面白くて。自分でプロデュースしているかは分からないけど、とにかくサウンドがクールで印象的だった。(LEXとLANAの)2人で作っている曲も聴いたんだけど、それも素晴らしかった。

音楽だけじゃなく、グラフィック・アートも大好きで、気になる作家の作品は全部欲しくなっちゃうくらい(笑)。特に永井博さんの作品にはずっと前から惚れ込んでいて、本を手にとってページをめくりながら眺める時間は、自分にとって特別な体験だね。子どもの頃に日本で過ごした記憶ともどこかつながっていて、実際に手で触れて作品を鑑賞できることに大きな意味を感じている。

——そういえば、インスタグラムのストーリーズでは「ドラゴンボール」のテーマ曲を使ったりもしていますよね。

フェイド:うん(笑)、「ドラゴンボール」は僕の人生の中でも本当に特別な存在なんだ。子どもの頃、父と一緒に観ていて。2000年頃だったと思うんだけど、、当時通っていた学校から「『ドラゴンボール』や『ドラゴンボールZ』は子どもにふさわしくないので観ないように」という通知がきたことがあって。でも父は「どうしてダメなのか分からない。悟空は毎日少しずつ成長する姿や、自分の仕事に情熱を注ぐこと、家族を大切にすることなど、良い手本になる要素がたくさんある」と言ってくれたんだ。

アニメ全般も、僕の人生には欠かせないものです。「AKIRA」や「獣兵衛忍風帖」のような古い作品から、新しいアニメまで幅広く観ている。どの作品からも学べることがあって、ストーリーやキャラクターの衣装、ビジュアルからインスピレーションをもらうことも多くて。アニメは、僕の想像力を自由に広げてくれる大切な存在だね。

——今回の来日に合わせて、1週間ほど前乗りしていろいろな場所を回られていたとか。

フェイド:いや、今回はもう日本に2週間ぐらい滞在していて(笑)、しかもまだ数日ほど日本にいる予定なんだ。去年は8日間しかいられなかったので、時差ボケがやっとなくなった頃にはもう帰る日で、実際に全力で楽しめたのは3日くらいしかなくて。だから今回は余裕をもって、体を慣らしつつ早起きして、日本を思いっきり体験するっていう気持ちで過ごしている。そのおかげで、外に出て街を歩いたり、食べ歩きしたり、いろいろ見たり体験したりする時間をたっぷり取れた。

日本はコロンビアのメデジンとも、今住んでいるマイアミとも全然違って、本当に魅力的で。メデジンには古い寺院なんてほとんどないから、日本の伝統がしっかり残っている街や文化財を見ると特別に感じる。時間が止まったかのように保存されているものが多くて、美しい景色に圧倒されるんだ。

——印象に残っている場所はありますか。

フェイド:京都では大きな寺院や竹林を見たし、大阪ではあまりゆっくり回る時間はなかったんですが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでスーパー・ニンテンドー・ワールドに行ったり、道頓堀の川沿いを歩いてバーやドン・キホーテが立ち並ぶ賑やかな雰囲気も楽しんだ。東京や京都の落ち着いた感じと、大阪のにぎやかでちょっと雑多な感じのコントラストがすごく面白かったね。

こうして日本の伝統や文化に触れるたびに、「ああ、だからアニメやマンガが生まれたんだな」と納得できるんだ。美術館で見た古いイラストレーションの歴史と、現代の文化がつながっているのを見ると、全てには“始まり”があって、積み重なって今があるんだなって。本当に素晴らしい体験だった。

トレードマークの
「グリーン」と「サングラス」

——ところで、フェイドさんといえば「グリーン」と「サングラス」がトレードマークになっています。昨日のステージでも視覚的な演出の部分で「グリーン」が効果的に使われていましが、このスタイルはどんなきっかけで生まれたのでしょうか。

フェイド:「グリーン」という色を意識し始めたのは、大体3年前だね。自分で撮った動画の中で緑の服を着ていたのがきっかけだった。それでツアーに出るようになると、ファンの人たちも緑の服を着て会場に来てくれるようになって。それを見て「これは何かのサインだな」と思って、もっと緑を打ち出していこうと決めたんだ。グリーンのグッズを出したり、ジャケットやアートワークを緑で統一したり、ステージ演出にも取り入れたり。そうしていく内に、ファンも「これが彼のカラーなんだ」と自然に理解してくれるようになったんだ。

僕の故郷のメデジンは山々に囲まれていて、街中に緑が溢れていて。飛行機で降り立つと、一面の緑が目に飛び込んでくる。だから「緑=自分」というイメージは、とても自然に感じられた。今ではブランドから何かプレゼントをもらうときも、「彼には緑が合うだろう」って、必ず緑を選んでくれるくらい。

——「サングラス」にはどんなこだわりがありますか。

フェイド:サングラスに関しても、最初は「プラダ(PRADA)」や「グッチ(GUCCI)」、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」みたいなハイブランドに憧れていた。でも高すぎる上に、正直かけ心地があまり良くなくてくて。そこで「オークリー(OAKLEY)」に出合ったんだ。価格も手頃で軽くてかけ心地も最高。それ以来ずっと「オークリー」を愛用している。

最初は“ガスカン(Gascan)”というモデルを使っていたんだけど、そこから自分なりにアレンジして、レンズに自分の名前「Ferxxo(※フェイドの別名)」をペイントするようになった。これはソウルジャ・ボーイとか、昔のヒップホップからインスパイアされたもので。やがてそれが自分のブランドの一部になって、サングラスとグリーンのキャップ、口ひげ——この3つがそろえば、ハロウィンの仮装でもすぐに「Feid」になれるくらい(笑)、アイコン的なスタイルになった。

——最近だと、「サロモン(SALOMON)」とのコラボレーションしたモデルが発表されて話題になりました。あれも「グリーン」でしたね。


フェイド:今回のモデルは、特に「グリーン」を強く意識したんだ。最初につくった“Friends & Family”モデルは、実はそこまで緑が強くなくて。でも今回は、最初からファンのことを考えて、細かいところまでこだわった。暗闇で光る仕様にしたり、シューズの中にいくつもの緑を使ったり。しかも価格もあまり高くならないように工夫して。スニーカーって人気になるとすごく高くなっちゃうんだけど、ファンのみんなが無理なく手に取れるようにしたかったんだ。

——特にこだわったディテールを教えてください。それらはあなたの音楽やアイデンティティーとどう結びついていますか。

フェイド:デザインには、僕のキャリアを象徴する“ゴースト”、“月”、“太陽”といったモチーフも取り入れている。アルバムやシングル、アートワークなど、これまでの活動ともつながっている要素なんだ。

さらに特別なのは、このデザインを手がけたのが妹のマヌエラ(Manuela)だということ。彼女は僕のビジュアルに関わるイラストやデザインをほぼ全部担当していて、今回もいろんなアイデアを見せてくれた。その中から「これだ」と思ったのが、この「グリーン」を軸にしたモデルだった。妹と一緒につくったからこそ、この一足は本当に特別なんだ。

千葉雄喜とのコラボ

——千葉雄喜とのコラボはどうでしたか?

フェイド:彼との制作はとても楽しかったね。SNSではずっとやり取りしてたんだけど、実際に会えたのは3週間前のLAで、そのときにまた新しい曲も一緒につくったんだ。スタジオでの作業のやり方とか、曲に向き合う姿勢とか、夢の話も聞けて、とても刺激的だった。

彼は「日本の外に出て大きなことをしたい」って言っていて、僕は逆に「日本の中に深く入り込みたい」と思っている。立場は違っても目指している方向性は似ていて、すごくクールなつながりだなって。彼自身も本当に素晴らしい人。

——その関係性は「サマソニ」のステージからも伝わってきました。

フェイド:実はこの後も一緒にスタジオに入る予定なんだ。スタジオで気持ちよく作業できて、アイデアの流れもスムーズで、いい曲が生まれていく──そういう関係性を築ける人と出会えたのは本当にうれしい。

それに、友人を通じたつながりも大きかった。例えば、僕が愛用している“Midori Grills(緑のグリルズ)“をつくってくれたTetsuya(Akiyama)。彼はもう10年くらい前から一緒に活動していて、僕もSNSで彼の作品を見て知っていた。去年日本に来たときは、友人に誘われて「チーム友達」のリリース・パーティーにも呼んでもらったんだ。ただ、ひどい時差ボケで結局行けなかったんだけどね(笑)。

でも彼の音楽に出会えたのは本当に大きかった。特に、いつも耳に残るキャッチーなサビをつくるところが大好きで。そうして友人同士のつながりや会話、ネットワークを通じて自然に関係が深まっていった──そんな感じだったね。

——千葉さんとの印象的なエピソードはありますか。

フェイド:この前スタジオに入ったとき、僕らは「夢を追うこと」についてたくさん話したんだ。すごく面白かったのが、そのスタジオの壁一面にグラミー賞の“写真”みたいなものが飾ってあって。でもよく見たら写真じゃなくて、実は受賞やノミネートの認定証だったんだ。ただ、それが遠くにあって文字までは読めなくて。

で、そこで一緒に作業していたプロデューサーと話していて後で知ったんだけど、そのいくつかは実は僕が関わった曲によるものだった。自分では全然気づいていなかったので、ちょっとびっくりした。

一方で雄喜は「日本人アーティストとして初めてグラミーを獲りたい」って話していて。だから彼がそのグラミー認定証を眺めているとき、それが実は僕の曲のものだったというのは、すごく不思議で、偶然というより“必然”みたいに感じられた。ランダムに見えることも、結局は全部つながってるんだなって思ったね。

——この先の展開も期待したくなります。フェイドさんから見て、そんな千葉さんの魅力はどんなところでしょうか

フェイド:彼は本当にすごく静かな人なんです。話すときも飾らず、必要なことだけをシンプルに、まっすぐ伝えるタイプで。とても分かりやすいコミュニケーションをする人。でも、ステージに立つとまるで別人みたいになる。観客や共演者に向けて放つエネルギーは圧倒的で、“アーティスト・モード”に入ったときの彼は本当に特別で。けれどカメラが回っていないときは、驚くほどリラックスしていて、落ち着いた、穏やかな人なんだよね。

PHOTOS:MAYUMI HOSOKURA

「Se Lo Juro Mor」

◾️フェイド「Se Lo Juro Mor」(「セロフロモール」)
視聴リンク
https://feid.lnk.to/SLJM

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Snow Man渡辺翔太が「スワロフスキー」提供のトラベルドキュメンタリーに出演 オーストリアを巡る

創業130周年を迎えた「スワロフスキー(SWAROVSKI)」は9月20日15時30分から、ジャパンアンバサダーのSnow Man渡辺翔太が出演する、日本テレビ関東ローカル放送の30分番組“オーストリアに憧れて〜渡辺翔太 煌めきの旅路〜”を特別提供する。同番組は渡辺が、オーストリアの首都ウィーンと「スワロフスキー」誕生の地、チロル地方・ヴァッテンスにあるアートミュージアム“スワロフスキー クリスタル・ワールド”を訪れるトラベルドキュメンタリーで、日本テレビでの放送後はTVerで1カ月配信する。音楽の都ウィーンでは、芸術や歴史、グルメを楽しむ渡辺の様子が描かれ、渡辺の内面に迫るインタビューも映される。

旅を通じて感じる思いを「スワロフスキー」のボールペンで

ブランドの原点であるチロル地方・ヴァッテンスでは、ブランド創業100周年を記念して作られたアートミュージアム“スワロフスキー クリスタル・ワールド”を訪れる。同ミュージアムは、世界的アーティストたちの作品が並び、5月には日本人アーティストの塩田千春の作品が収蔵された。渡辺は塩田との対談を通じて、クリスタルの表現には限界がないことを学び、アーティストとして受けた刺激や感じた思いを「スワロフスキー」のボールペンでつづる。

また「スワロフスキー」公式サイトでは9月19日、渡辺がブランドのクリエイションの中枢“スワロフスキー マニュファクチュール”を訪れた動画を限定公開。オーストラリア旅の撮影の裏側も、公式LINEで同日公開する。

>ジャパンアンバサダー130周年スペシャルページ

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「MCM」דベアブリック”初の展覧会 アートフェア“フリーズ ソウル”中に開催

「エムシーエム(MCM)」は9月30日まで、“ベアブリック(BE@RBRICK)”に特化した初の展覧会「ベアブリック イン エムシーエム ワンダーランド」を韓国のフラッグシップストア・エムシーエム ハウスで開催している。ソウルで開催中のアートフェア“フリーズ ソウル”に合わせての実施となる。エムシーエム ファッショングループジャパンの金海利社長の企画を、メディコム・トイの赤司竜彦CEOがキュレーションした。現代美術家の谷敷謙やヘッドピースデザイナーの日爪ノブキ、革工芸ブランドの「印傳屋」が没入型のアート体験を届ける。

アート熱高まる9月の韓国で

アートフェア“フリーズ”は、2003年に英ロンドンで始まった。アートを見るだけでなく“買える”場として、国内外から支持を獲得する。その後、米ニューヨークやロサンゼルスにも上陸し、世界有数の現代アートフェアへと成長。アジア初進出となった韓国では、22年から継続的に開催している。4回目となる今回は、30カ国以上から120のアーティストやギャラリーが参加している。

今回の展覧会は、そんな“フリーズ ソウル”の会期中に開催する。アイコニックな“ヴィセトス柄”をまとった“ベアブリック”がエムシーエム ハウスの屋上に出現し、アートに関心の高い来場者を非日常の世界に誘う。

店内に広がる3者3様の世界

まず来場者が対面するのが、ヘッドピースデザイナーの日爪ノブキのインスタレーションだ。中央に“ベアブリック”とコラボしたアートピースを置き、その周りを日爪のシグネチャーピースを着に付けた“ベアブリック”で囲んだ。日爪は19年、フランス版人間国宝と呼ばれる「国家最優秀職人章(M.O.F.)」の帽子職人分野を日本人として初めて受章しており、その世界的な技法を間近で見られるまたとない機会となる。

3階に上がると現代美術家・谷敷謙の世界が広がる。へらで溝に布地をはめ込む人形制作の技法“木目込み”を得意としているという谷敷。本展で“ベアブリック”がまとった16年の代表作「PAUSE-Usa Usa」は、木目込みで作る雛人形に“親から子への愛”を見いだしたことから、実の娘の古着を材料に用いた。フロア一体に広がるコスモスの花畑や、それを照らすピンクの照明も、そんな谷敷の優しい世界観を表現している。

最後に来場者を迎えるのは、5階の革工芸ブランド「印傳屋」のフロアだ。同ブランドは、鹿革に漆で模様を描く伝統技法“印伝”を、戦国時代から400年以上にわたり継承している。今回もそんな“印伝”で「エムシーエム」の“ヴィセトス柄”を艶やかに再現し、400%の“ベアブリック”に施した。一方、フロアの中央にある樹木の周りに配置した複数のデジタルスクリーンは、小桜や椿、青海波など、日本の伝統的なパターンを伝えている。

展示内容は“持ち帰る”ことができる

本展では、谷敷の作品「PAUSE-Usa Usa」を水圧転写でプリントした100%と400%の“ベアブリック”セット(3万3000円)や、印傳屋の職人が作る400%のハンドメード“ベアブリック”(46万2000円)、木工の老舗カリモクが製作した400%の木製“ベアブリック”(22万円)など、コレクター必見のトイがめじろ押しだ。そのほか、本展限定のプリントTシャツやナイロンショルダーバッグ、チャームなどもそろえる。

これらコラボアイテムは、韓国と日本の「エムシーエム」やメディコム・トイの直営店および公式ECで販売している。数量限定のためなくなり次第終了となる。

「エムシーエム」のバッグを手にレセプションへ

9月2日のレセプションには、日本や韓国、タイからからVIPゲストが来場した。中には、韓国の人気ボーイズグループATEEZのミンギやガールズグループMAMAMOOのムンビョルらの姿もあった。エムシーエム ハウスの前には、彼らの姿を一目見ようと多くのファンが集まった。

BE@RBRICK in MCM Wonderland

会場:MCM HAUS
住所:ソウル特別市 江南区 清潭洞 狎鴎亭路 412
会期:9月3〜30日
開館時間:11:00~20:00
入場料:無料

問い合わせ先
「エムシーエム」カスタマーサービス
contact.jp@mcmworldwide.com

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【ニュウマン高輪の見どころ7】上空約150mに生命力あふれるガーデンが誕生! 最上階には割烹やステーキハウス

ニュウマン高輪で必見なのは、実は上層階。ノース28階と29階の「ルフトバウム」は“都心の別荘”をコンセプトに、大きな木々が生い茂る庭園がある。

28階「翠の庭」は100坪強の屋上ガーデン。日本の植物、富士山も望む絶景の眺望、音と光に包まれる体験など、五感を刺激する癒しの空間が出来上がっている。上空約150mとは思えない不思議な空間。大きなチャボヒバは28階までクレーンで吊り上げて搬入したという。

イベントスペース「月白の庵」ではヘラルボニーとの共創した空間「縁」が期間限定で公開されている。イベントスペースはもう1カ所あり、共に緑に囲まれている。飲食店はオールデーダイニングの「ザ・パブリック・スペース」や江戸前寿司「スシ トウキョウ テン」、焼肉KINTANの新業態など8店が入っている。

29階には大パノラマを生かしたレストランが登場

最上階である29階には「割烹 BUTAI」「ウルフギャング・ステーキハウス」「TEPPANYAKI 10」が出店。どこも大パノラマを生かしたエンターテインメント性を備えた空間で、特別なひとときを提供する。

八芳園が手掛ける「割烹 BUTAI」は。“江戸”をテーマに、日本各地の厳選した素材を使った料理を心地よいもてなしと共に提供する。「白金台の八芳園がハレ(祭礼)なので、高輪ではケ(日常)を表現したいと考えた」と八芳園の関本敬祐・取締役総支配人。店内にはカウンター席と特別個室のほか、職人が調理するカウンターキッチンを囲むように5つの半個室を設置し、高層階ならはの景観をバックに調理する料理人の仕事を見ながら、会食を楽しめる“割烹スタイル”にこだわった。「店のしつらえや道義具、食材や料理も全て日本の素晴らしいものを集め、提供する。店名にはそうしたものにスポットを当て、輝かせたいという思いを込めた」と熱く語る。

「ウルフギャング・ステーキハウス」は、世界各国の店の中でも最高層に位置しており、“最上”がテーマ。極上のステーキを壮大なパノラマと共に楽しめる。個室3部屋とバーエリアを備え、全181席。“但馬太田牛のプティフィレミニオン”(2万4200円)など、高輪店のみで楽しめる限定メニュー6品もラインアップする。

ここでしか味わえない料理と空間が間違いなく楽しめる。

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「ナイキ」とMoMA デザイン ストアがコラボソックスを発売 鮮やかな全6色 

MoMA デザイン ストアは、「ナイキ(NIKE)」とコラボレーションし、“MoMA ナイキ エブリデイ ソックス”(2200円)を発売する。9月25日からMoMA デザイン ストアの公式オンラインで先行販売し、10月3日に表参道、京都、心斎橋の直営店および池袋、渋谷、銀座のロフト内の店舗で取り扱う。カラーは全6色で、サイズはS(21-23.0cm)、M(23-25.0cm)、L(25-27.0cm)、XL(27-29.0cm)を用意する。なお、購入は1人につき各色2点までとなる。

「ナイキ」×MoMA デザイン ストア
限定コラボソックス

本アイテムは、ふくらはぎにスウッシュとMoMAのロゴを配し、つま先には“Just Do It”のステッチを施した。また、衝撃を吸収するソールと速乾性のあるアッパーが、足をサポートしながらさらりとした状態にキープする。

MoMA デザイン ストアは、ニューヨーク近代博物館(MoMA)が運営する公式デザインストアで、MoMAのキュレーターが選定した世界各国のアイテムを販売する。ナイキはMoMAコレクションに作品があり(2010~12年のフィットネスガジェットである“Nike+FuelBand”)、17年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催された展覧会“Items: Is Fashion Modern?”にも登場した。この企画展では、20世紀と21世紀の世界的な文化に多大な影響を与えた111点の衣類やアクセサリーを展示した。

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ニューヨーク州立ファッション工科大学MFA卒業コレクション 未来の18デザイナーがランウエイショーを披露

ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)は9月9日(現地時間)、ファッションデザイン修士課程(Fashion Design Master Of Fine Arts)の卒業制作コレクションのランウエイショーを開催した。18人の新進デザイナーが、それぞれのテーマで制作したコレクションから各5ルックを披露し、米「WWD」はその中から注目の6作品をピックアップした。

 

ファッションデザイン修士課程はFIT大学院7プログラムの中で最も新しく、2019年に設立した。学生は最終的に、8ルックのコレクション、修士論文とプレゼンテーション、ムービー、ルックブック、ブランド事業計画書、ポートフォリオを制作する。

 

キャスリーン・シーハン(Cathleen Shehan)同プログラム教授によると、「学生は独自の研究に基づいた卒業制作コレクションをデザインしている。家族について研究した者もいれば、宇宙をテーマにした者も。未来的な作品もあれば、母性をテーマにした作品もあった」という。

ショーでは、ディテール、質感、色彩、クラフツマンシップを強調したルックや、自然、アップサイクル素材、フューチャリズム、実用性、ビンテージを押し出したルックが披露された。

「ポルトガルのタイルに着想を得た」と語るローソン・パク(Lawson Park)は、芸術家の両親に育てられ、色彩とクラフツマンシップへの愛を育んだという。彼女のコレクションでは、伝統工芸や文化に自身の育ちから受けた影響を織り込み、スモッキングと呼ばれる刺しゅう技法やキルティングといったアメリカ南部の技術とポルトガルのモチーフを融合した。パクは、「プログラムを通して、枠に捉われない思考ができるようになった。商業的な考え方をしがちな私に、創造的に考える方法を教えてくれた」と語った。

 

マチルダ・トンイン・リャン(Matilda Tongying Liang)は、インスピレーションを与えてくれる母親に捧げるコレクションを制作した。母性だけでなく、自然や女性性、創造という行為にある母性的な強さにも敬意を表したという。

 

ペン・ハン・ベッカム・リン(Peng Han Beckham Lin)は、子供を寝かしつけるために読み聞かせる物語が伝承されていく感覚を表現しようとした。読み聞かせの物語と記憶、覚醒から睡眠へ移行する状態の交差点を模索し、そして、現実と夢、伝統と革新、過去と未来の間にぼんやりと存在する境界線を反映し、身につけられる形へと昇華した。

 

ファッションコンサルタントのファーン・マリス(Fern Mallis)はショーについて、「美しかった。クリエイティビティーとアイデアが溢れていたと思う。これがパリのランウエイなら絶賛されるだろう。テキスタイルの扱いと技術が素晴らしかった。ショーは年々良くなっている」とコメント。また、ジョイス・F・ブラウン(Joyce F. Brown)学長は、「ニューヨークの著名なファッションウイークの一環としてコレクションを発表することは、業界のビッグネームの前で才能を披露する絶好の機会だ」と述べた。

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【ニュウマン高輪の見どころ6】期間限定! ポップアップ出店4ブランドに注目

9月12日開業のニュウマン高輪には、154の店舗が出店するほかに、ポップアップスペースを各フロアに設けている。ここでは4カ所にある“+Lab”に出店したブランドを紹介する。

サウス(南館)3階“+Lab1”では「ピエール アルディ(PIERRE HARDY)」がポップアップを展開(10月15日まで)。シャンパンの泡をイメージしたというサークルモチーフが目を引く空間に、デザイナー、ピエール・アルディによるシューズとアクセサリーのブランドで上質かつタイムレスなアイテムがそろう。アイコンバッグ“アルファ”を含め、25年秋冬の新色ローズウッドのアイテムも充実。目玉は日本限定色のシルバーラメのバッグ2型だ。「ラグジュアリーブランドでありながら、バッグが15万円ぐらいで買え、手に取りやすさがあるのが魅力。ブランドの顧客は40代以上が多いが、30代にも知ってもらえる機会になると期待している」と輸入販売を行うイーストランドの渡邉功啓さんは語る。

サウス4階“+Lab2”には愛知・東三河産ハーブを配合したトータルライフケアブランド「ワフィト(WAPHYTO)」が登場している(12月9日まで)。植物療法を活用したブランドらしく、木材の什器がナチュラル感を演出している。これらの什器は三河の廃材予定の木材を買い取り、アップサイクルしたもの。アースカラーのパッケージが引き立つ空間に仕上げた。「(高輪は)これまでアプローチしたことがないエリアで、周辺のショップも感度が高いところばかりなので、どんなお客さまが来るのか、とても楽しみだ。新規客獲得が得意なスタッフも投入する」とワフィトの三上貴子取締役C.M.O.は意気込む。

女性が手作りする一点モノのターコイズジュエリー

ノース(北館)2階の“+Lab3”には、ターコイズジュエリー「シカモア」によるポップアップ(10月15日まで)。ターコイズに魅せられた山田頼子さんが2022年に立ち上げたブランドで、米アリゾナ州セドナで石を買い付け、自ら手作りしている。100%ナチュラルな原石を生かした、パールやゴールドとも合わせられるようなエレガントなデザインが特徴。茶色や緑がかったものなど、ターコイズのさまざまな表情を楽しめるジュエリーだ。「“浄化”がテーマで、セドナの神聖な川で洗った石を日本に持ち帰って、ジュエリーにしている。お守りのような感覚で着けてほしい」と山田さん。石を使ったものは、もちろん全て1点モノ。スライスした際に出てくる抽象画のような模様の美しさなど、石の魅力を最大限に引き出し、同時に無駄を出さないモノ作りをしている。神楽坂に店舗を持つが、ルミネおよびニュウマンでのポップアップは初めて。新客との出会いを期待する。

ノース4階“+Lab4”にはバルセロナ発のブランド「オレンド(OLEND)」が出店(10月9日まで)。アイコン的存在のナイロンバッグ“ONA SOFT BAG”がカラーバリエーション豊富にそろう。撥水加工の軽量ライトナイロン素材でパッド入りのため、軽く、柔らかく、ストラップを付け替えて、ショルダーバッグやバックパックとして使えるなど、機能的。「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」などのセレクトショップで扱われているが、ポップアップではカラーやサイズを多くの中から選べる。また、今回のポップアップでバンダナと帽子が日本初登場した。「スペイン・マヨルカ島出身のデザイナーらしい明るい色使いが特徴でオレンジとコバルトブルーが人気。新しい街づくりであるニュウマン高輪で、私たちも新しい商品をどんどん紹介していきたい」と輸入販売をするチェルシーの河野良子商品課マネージャー。

開業時にはこれらを含む12店が出店。未知のブランドに出合えるかもしれない。

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買い付け以外のバイヤーの仕事

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月8日号からの抜粋です)

本橋:13年ぶりのバイヤー特集です。ファッション業界の花形職種ですが、ネットショップやファストファッションが浸透した今、目利きには改めてどんな重要性があるのか。仕事の中身は変わっているのかに迫りました。

佐藤:僕は今回名古屋で2件取材しましたが、買い付けだけではなく、デザイナーやブランドをさまざまな企画や地域性と結びつける動きをしているのが、とても興味深かったです。

本橋:具体的には?

佐藤:ジェイアール名古屋タカシマヤの自主編集売り場「スタイル&エディット」は、国内最大級の百貨店催事「アムール デュ ショコラ」に合わせて、バイヤー主導で「フェティコ(FETICO)」や「ヴィヴィアン・ウエストウッド」などとショコラティエをつなぎ、限定チョコレートを用意したりするんです。「アンリミテッド(UNLIMITED)」の鵜飼健貴バイヤーは地元・尾州の機屋と「シュタイン(SSSTEIN)」や「ヨーク(YOKE)」のデザイナーたちを結びつけ、フランネルのアイテムを作ってもらい、工場訪問ツアーを企画して、現地でのみ販売するイベントを実施していました。ブランドに対する理解と地域をどう結びつけて、どう展開するか。もはやプロデューサーです。

バイイング以上に編集力が重要

本橋:驚きって大事ですよね。表紙にした「アマノジャク」の小山逸生ディレクターも「店に行くと出合いがある」ことを意識していました。売れ筋を追うことで品ぞろえがコンサバ化してしまったり、オンラインで接客なしでもぽちっと買えてしまったりすることに危機感を感じていて。バッティングを気にしないで買い付けができる北千住で、接客しないと売れないものをあえてそろえて、ディスティネーションストアになっています。リスキーに見えて、合理的です。ちょっとずらしたりする編集力も必要ですね。

佐藤:編集力でいうと、地域性は差別化にもつながるんですよね。「スタイル&エディット」の村澤藍子マネージャーは、名古屋のコンサバな地域性を考慮した買い付けを独特な品ぞろえにつなげているようでした。売り切るところまでがバイヤーの仕事で「バイヤーは販売員の1人」と話していたのも印象的でした。

 

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