「ドクターマーチン」が「ウェンズデー」と2度目のコラボ 4型のシューズと1型のバッグを用意

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は、ネットフリックス(NETFLIX)が配信する映画「アダムス・ファミリー」のスピンオフ作品「ウェンズデー(Wednesday)」とコラボレーションした第2弾コレクションを10月8日に発売する。4型のシューズと1型のバッグを用意し、「ドクターマーチン」の公式オンラインストアと全国の直営店などで取り扱う。

「ウェンズデー」の世界観を落とし込んだアイテム

約1年ぶりとなった今回のコラボコレクションは、定番の厚底ブーツ“ジェイドン(JADON)”とアイコンである8ホールブーツ“ザ 1460 ブーツ(THE 1460 BOOT)”、厚底のBUZZソールを搭載した“バズ メリージェーン(BUZZ MARY JANE)”、バレエシューズ“エルフィー(ELPHIE)”、円形シルエットのバッグの全5型をラインアップする。“ジェイドン”のアッパーには蜘蛛の巣の刺しゅうを施し、シューレースに取り外し可能なステンドグラスチャームをあしらったほか、“ザ 1460 ブーツ”はバックルストラップにシルバーコーンスタッズを配し、取り外し可能なステンドグラスチャームとカスタムロゴバックルを装飾。また、“バズ メリージェーン”はアッパーがステンドグラスモチーフの刺しゅう仕様で、マッドガードに“Wednesday”の文字をデボス加工でデザインし、“エルフィー”はアッパー全体にブラックストライプを施し、アグレットに“Wednesday”の文字をプリントするなど、どれもゴシックでガーリーな作品の世界観が落とし込まれている。

価格は、“ジェイドン”が3万9600円、“ザ 1460 ブーツ”が3万4100円、“バズ メリージェーン”が2万9700円、“エルフィー”が2万8600円、バッグが2万5300円だ。

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注目度急上昇の「ハウス ノーウェア ソウル」 フロア全貌と日本上陸の新作をチェック

「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」や「タンバリンズ(TAMBURINS)」などを展開するアイアイコンバインド(IICOMBINED)は、自社傘下の5ブランドと本社機能を集約した「ハウス ノーウェア ソウル(HAUS NOWHERE SEOUL)」を、韓国・ソウルの聖水(ソンス)エリアにオープンした。

同社が手掛ける実験的リテールプロジェクト「ハウス ノーウェア」のコンセプトは、その名の通り“どこにも存在しない空間”。従来のリテールの固定観念を覆し、“Future Retail”のあり方を空間マーケティングや商品構成などを通じて打ち出してきた。これまでにソウル・新沙洞の「ハウス ノーウェア ドサン(HAUS NOWHERE DOSAN)」、中国・上海、深圳に出店しており、今回のソウル店は4店舗目となる。

“戻ってきた未来”をテーマにした「ハウス ノーウェア ソウル」は、地下5階・地上14階建て。設計は韓国のデザイン事務所ザ・システム・ラボ(The System Lab)が担当した。外観は打ち放しのコンクリートを基調に、低層部は流麗な曲線を取り入れ、中層部より上は直線的な構造が際立つ。ブルータリズム建築を再解釈した斬新なデザインは、オープン前からSNSを中心に話題を集めていた。

1〜3階には「ジェントル モンスター」「タンバリンズ」「アティシュ(ATIISSU)」に加え、新ブランド「ヌフラット(NUFLAAT)」が集結。5階には「ヌデイク(NUDAKE)」の新業態「ヌデイク ティーハウス(NUDAKE TEAHOUSE)」が入る。その他のフロアは、アイアイコンバインドの新オフィスとして活用する。


全フロアに巨大インスタレーション
ブランド世界観を凝縮した圧巻の構成

オープニングイベントでは、日本メディアも招いて内覧会を行った。ブランドの個性を反映した空間演出や見どころをフロア別に紹介する。

1F プロジェクトスペース
13mの巨大ダックスがお出迎え

1階はプロジェクトスペースで、定期的に各ブランドのプロモーションを展開する。現在は「タンバリンズ」の新パフュームコレクション“サンシャイン”のポップアップを開催中だ。

エントランスを抜けると、眠るように横たわる全長13メートルの巨大なダックスフント“サンシャイン オブジェ”が目に飛び込む。胴体は呼吸しているかのように上下し、耳も時折ぴくりと動く。アイアイコンバインドのラボチームがアニマトロニクス技術を駆使して制作した渾身の作品だ。スクリーンでは、ストレイキッズ(Stray Kids)のフィリックスを起用したキャンペーン映像も上映。さらに、AI技術を導入したフォトブース「サンシャイン AI ツイン ルック」も設置し、来場者と同じスタイリングに変身したダックスとのツーショットが撮影できる。オブジェ、映像、体験型の仕掛けが一体となり、フロア全体で“サンシャイン”の世界観を堪能できる。

夢を追うすべての人に向けた新作“サンシャイン”。午後の陽射しの中で眠る子犬のダックスフントを着想源に、夢の中で森を駆け抜ける姿を2つの香りに落とし込んだ。ガイアックウッドとムスクを調和させた“サンシャイン”は、アンジェリカが咲き誇る森を駆け回る子犬の姿を思わせる香り。“パピー”は、眠る子犬の吐息からふわりと漂うシリアルの香りを、フレッシュなブルーカモミールにルミナスアルデヒドとウッディノートを重ねて表現した。ラインアップはパフューム3サイズ(50mL、45mL、11mL)をはじめ、パフュームシェルやキャンドル(900g、260g)まで幅広い。日本では9月19日に公式オンライン、20日に全店舗でローンチする。

2F ジェントルモンスター
作品のテーマは“未来人の遺跡”

2階は「ジェントル モンスター」の常設店だ。フロア中央には“未来からやってきた遺跡”をイメージしたコンクリートの球体が、一定のリズムで動きを繰り返す。その奥には、銀座フラッグシップにも設置されている2体の巨人“ジャイアント・ヘッド キネティックオブジェ”が鎮座し、圧倒的な存在感を放つ。店内には、盾を現代的に再解釈したブリッジが特徴の新作“2025 BOLD”や、ブランドを象徴するアイコンコレクションが並ぶ。俳優ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)を起用した“2025 BOLD”のキャンペーンムービーも巨大スクリーンで上映され、未来的な空間演出を一層際立たせている。

3F 注目は新ブランド「ヌフラット」
ヘッドウエア「アティシュ」2号店も

3階は、新たに誕生したテーブルウエアブランド「ヌフラット」、ヘッドウエアブランド「アティシュ」、そして「タンバリンズ」による合同フロアだ。

「ヌフラット」は“Dress Your Table”をコンセプトに、ファッションと実用性の境界を越えたアートピースのようなテーブルウエアを提案する。ファーストコレクションの“ネイルコレクション”は、指を添える位置に赤いネイルチップをあしらった、遊び心あふれるデザインが特徴だ。他にも、持ち手部分がビスケットになったカトラリーや革靴型のミートハンマー、リップスティック型のオープナーなど、ユニークなアイテムを幅広く展開する。

今年5月にデビューした「アティシュ」は、狎鴎亭(アックジョン)の1号店に続き、早くも2号店をオープンした。未踏の地を切り拓いてきた旅人の軌跡を着想源とした新ライン“トラッカー”コレクションも同時に披露。キャップとニットの組み合わせや、ヘッドウエアにグローブやスカーフを合わせた、20種類以上のデザインを展開する。そのほか、“ストッキング”コレクションや、フィリックス着用でSNSを賑わせたニット帽などもラインアップ。店内には“トラッカー”キャップをかぶったキングコブラのインスタレーションが設置され、空間に迫力を添えている。

一角に常設する「タンバリンズ」では、リアルサイズの“サンシャイン”がスヤスヤと昼寝をし、ユーモラスで温かみのある空間を演出する。新作に加え、全コレクションを一堂にそろえ、ブランドの魅力を多角的に体験できる。

5F 「ヌデイク ティーハウス」
五感で堪能する“食のアート”

エレベーターで5階に上がると、「ヌデイク」の新業態「ヌデイク ティーハウス」が広がる。紫とライトグリーンを基調とした店内奥中央には、「ジェントル モンスター」のインスタレーションにも通じるオブジェが置かれ、来場者を迎える。提供されるのは、12種のオリジナルティーやティーカクテル、「ヌデイク」らしいアートピースのようなデザート。全て「ヌフラット」のカトラリーでサーブされ、ブランドの世界観が交差する「ハウス ノーウェア」ならではの演出を体感できる。華やかな香りと繊細な味覚のマリアージュが織りなす時間は、食の域を超えたアート体験だ。オープン直後から話題を集め、すでに数時間待ちという噂も。入口にはショップスペースも併設し、「ティーハウス」で提供するオリジナルティーを購入できる。

エミー賞アーティストと協業した
屋外インスタレーション

オープンを記念し、屋外にはエミー賞受賞のコンセプチュアルアーティスト、マックス・ジーデントップ(Max Siedentopf)と協業したインスタレーション“More is More”を設置。多数の黒いビニール袋が膨らんではしぼみ、波のように揺らめく中、その奥には老人が佇み、生き生きとした表情で遠くを見つめる。手にした黄金の袋は、好奇心や発見、思いがけない場所で見い出される美しさを象徴し、人間が内に秘める光や驚き、無限の可能性を表現している。同作は、ソウル・新沙洞、上海、深圳の「ハウス ノーウェア」でも展示される。

◾️HAUS NOWHERE SEOUL
住所:ソウル特別市 城東区 トゥクソム路 433
時間:11:00 ~ 21:00

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注目度急上昇の「ハウス ノーウェア ソウル」 フロア全貌と日本上陸の新作をチェック

「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」や「タンバリンズ(TAMBURINS)」などを展開するアイアイコンバインド(IICOMBINED)は、自社傘下の5ブランドと本社機能を集約した「ハウス ノーウェア ソウル(HAUS NOWHERE SEOUL)」を、韓国・ソウルの聖水(ソンス)エリアにオープンした。

同社が手掛ける実験的リテールプロジェクト「ハウス ノーウェア」のコンセプトは、その名の通り“どこにも存在しない空間”。従来のリテールの固定観念を覆し、“Future Retail”のあり方を空間マーケティングや商品構成などを通じて打ち出してきた。これまでにソウル・新沙洞の「ハウス ノーウェア ドサン(HAUS NOWHERE DOSAN)」、中国・上海、深圳に出店しており、今回のソウル店は4店舗目となる。

“戻ってきた未来”をテーマにした「ハウス ノーウェア ソウル」は、地下5階・地上14階建て。設計は韓国のデザイン事務所ザ・システム・ラボ(The System Lab)が担当した。外観は打ち放しのコンクリートを基調に、低層部は流麗な曲線を取り入れ、中層部より上は直線的な構造が際立つ。ブルータリズム建築を再解釈した斬新なデザインは、オープン前からSNSを中心に話題を集めていた。

1〜3階には「ジェントル モンスター」「タンバリンズ」「アティシュ(ATIISSU)」に加え、新ブランド「ヌフラット(NUFLAAT)」が集結。5階には「ヌデイク(NUDAKE)」の新業態「ヌデイク ティーハウス(NUDAKE TEAHOUSE)」が入る。その他のフロアは、アイアイコンバインドの新オフィスとして活用する。


全フロアに巨大インスタレーション
ブランド世界観を凝縮した圧巻の構成

オープニングイベントでは、日本メディアも招いて内覧会を行った。ブランドの個性を反映した空間演出や見どころをフロア別に紹介する。

1F プロジェクトスペース
13mの巨大ダックスがお出迎え

1階はプロジェクトスペースで、定期的に各ブランドのプロモーションを展開する。現在は「タンバリンズ」の新パフュームコレクション“サンシャイン”のポップアップを開催中だ。

エントランスを抜けると、眠るように横たわる全長13メートルの巨大なダックスフント“サンシャイン オブジェ”が目に飛び込む。胴体は呼吸しているかのように上下し、耳も時折ぴくりと動く。アイアイコンバインドのラボチームがアニマトロニクス技術を駆使して制作した渾身の作品だ。スクリーンでは、ストレイキッズ(Stray Kids)のフィリックスを起用したキャンペーン映像も上映。さらに、AI技術を導入したフォトブース「サンシャイン AI ツイン ルック」も設置し、来場者と同じスタイリングに変身したダックスとのツーショットが撮影できる。オブジェ、映像、体験型の仕掛けが一体となり、フロア全体で“サンシャイン”の世界観を堪能できる。

夢を追うすべての人に向けた新作“サンシャイン”。午後の陽射しの中で眠る子犬のダックスフントを着想源に、夢の中で森を駆け抜ける姿を2つの香りに落とし込んだ。ガイアックウッドとムスクを調和させた“サンシャイン”は、アンジェリカが咲き誇る森を駆け回る子犬の姿を思わせる香り。“パピー”は、眠る子犬の吐息からふわりと漂うシリアルの香りを、フレッシュなブルーカモミールにルミナスアルデヒドとウッディノートを重ねて表現した。ラインアップはパフューム3サイズ(50mL、45mL、11mL)をはじめ、パフュームシェルやキャンドル(900g、260g)まで幅広い。日本では9月19日に公式オンライン、20日に全店舗でローンチする。

2F ジェントルモンスター
作品のテーマは“未来人の遺跡”

2階は「ジェントル モンスター」の常設店だ。フロア中央には“未来からやってきた遺跡”をイメージしたコンクリートの球体が、一定のリズムで動きを繰り返す。その奥には、銀座フラッグシップにも設置されている2体の巨人“ジャイアント・ヘッド キネティックオブジェ”が鎮座し、圧倒的な存在感を放つ。店内には、盾を現代的に再解釈したブリッジが特徴の新作“2025 BOLD”や、ブランドを象徴するアイコンコレクションが並ぶ。俳優ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)を起用した“2025 BOLD”のキャンペーンムービーも巨大スクリーンで上映され、未来的な空間演出を一層際立たせている。

3F 注目は新ブランド「ヌフラット」
ヘッドウエア「アティシュ」2号店も

3階は、新たに誕生したテーブルウエアブランド「ヌフラット」、ヘッドウエアブランド「アティシュ」、そして「タンバリンズ」による合同フロアだ。

「ヌフラット」は“Dress Your Table”をコンセプトに、ファッションと実用性の境界を越えたアートピースのようなテーブルウエアを提案する。ファーストコレクションの“ネイルコレクション”は、指を添える位置に赤いネイルチップをあしらった、遊び心あふれるデザインが特徴だ。他にも、持ち手部分がビスケットになったカトラリーや革靴型のミートハンマー、リップスティック型のオープナーなど、ユニークなアイテムを幅広く展開する。

今年5月にデビューした「アティシュ」は、狎鴎亭(アックジョン)の1号店に続き、早くも2号店をオープンした。未踏の地を切り拓いてきた旅人の軌跡を着想源とした新ライン“トラッカー”コレクションも同時に披露。キャップとニットの組み合わせや、ヘッドウエアにグローブやスカーフを合わせた、20種類以上のデザインを展開する。そのほか、“ストッキング”コレクションや、フィリックス着用でSNSを賑わせたニット帽などもラインアップ。店内には“トラッカー”キャップをかぶったキングコブラのインスタレーションが設置され、空間に迫力を添えている。

一角に常設する「タンバリンズ」では、リアルサイズの“サンシャイン”がスヤスヤと昼寝をし、ユーモラスで温かみのある空間を演出する。新作に加え、全コレクションを一堂にそろえ、ブランドの魅力を多角的に体験できる。

5F 「ヌデイク ティーハウス」
五感で堪能する“食のアート”

エレベーターで5階に上がると、「ヌデイク」の新業態「ヌデイク ティーハウス」が広がる。紫とライトグリーンを基調とした店内奥中央には、「ジェントル モンスター」のインスタレーションにも通じるオブジェが置かれ、来場者を迎える。提供されるのは、12種のオリジナルティーやティーカクテル、「ヌデイク」らしいアートピースのようなデザート。全て「ヌフラット」のカトラリーでサーブされ、ブランドの世界観が交差する「ハウス ノーウェア」ならではの演出を体感できる。華やかな香りと繊細な味覚のマリアージュが織りなす時間は、食の域を超えたアート体験だ。オープン直後から話題を集め、すでに数時間待ちという噂も。入口にはショップスペースも併設し、「ティーハウス」で提供するオリジナルティーを購入できる。

エミー賞アーティストと協業した
屋外インスタレーション

オープンを記念し、屋外にはエミー賞受賞のコンセプチュアルアーティスト、マックス・ジーデントップ(Max Siedentopf)と協業したインスタレーション“More is More”を設置。多数の黒いビニール袋が膨らんではしぼみ、波のように揺らめく中、その奥には老人が佇み、生き生きとした表情で遠くを見つめる。手にした黄金の袋は、好奇心や発見、思いがけない場所で見い出される美しさを象徴し、人間が内に秘める光や驚き、無限の可能性を表現している。同作は、ソウル・新沙洞、上海、深圳の「ハウス ノーウェア」でも展示される。

◾️HAUS NOWHERE SEOUL
住所:ソウル特別市 城東区 トゥクソム路 433
時間:11:00 ~ 21:00

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「キュレル」からファインファイバー技術を活用したハンドケア・フットケアマスクが誕生

花王の乾燥性敏感肌向けスキンケアブランド「キュレル(CUREL)」は10月11日、同社のファインファイバー技術を活用した“ハンドケアマスク”と“かかとケアマスク”を発売する。両製品ともにクリームなどでスキンケアした後に着用するだけで手肌やかかとをしっとり包み込み、「寝ている間にお手入れを底上げ」する。アットコスメトーキョーとアットコスメのECでは先行販売している。

両製品ともに独自開発の極細繊維層をもつ“シートタイプ”のマスク。肌側の極細繊維層(ファインファイバー層)と外側の伸縮繊維層から形成された独自開発の2層構造のシートは、通気性を保ちながら、保湿クリームなどの製剤を肌の上にとどめ、肌とシートの間に湿潤環境を保つ。

“一晩中指先までまるごと守る お手入れ底上げ ハンドケアマスク”(4枚入り、全2種、各660円※編集部調べ)”は、ハンドクリームなどをつけたあとの手にはめるだけで、肌を締めつけずやさしく包み込む。水仕事などの過酷な状況にさらされるガサガサ手肌を滑らかにしっとり包み込み、摩擦刺激から肌を守る。着用時のスマートフォン操作も可能。

“ガサガサかかとをしっとり包む お手入れ底上げ かかとケアマスク”(6枚入り、550円※編集部調べ)は、かかとに保湿クリームなどをつけたあとにはくだけで、一晩中快適にフィットする。寝具、靴下やスリッパなどへのひっかかりからも保護する。日中履いたまま過ごすことも可能。

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「キュレル」からファインファイバー技術を活用したハンドケア・フットケアマスクが誕生

花王の乾燥性敏感肌向けスキンケアブランド「キュレル(CUREL)」は10月11日、同社のファインファイバー技術を活用した“ハンドケアマスク”と“かかとケアマスク”を発売する。両製品ともにクリームなどでスキンケアした後に着用するだけで手肌やかかとをしっとり包み込み、「寝ている間にお手入れを底上げ」する。アットコスメトーキョーとアットコスメのECでは先行販売している。

両製品ともに独自開発の極細繊維層をもつ“シートタイプ”のマスク。肌側の極細繊維層(ファインファイバー層)と外側の伸縮繊維層から形成された独自開発の2層構造のシートは、通気性を保ちながら、保湿クリームなどの製剤を肌の上にとどめ、肌とシートの間に湿潤環境を保つ。

“一晩中指先までまるごと守る お手入れ底上げ ハンドケアマスク”(4枚入り、全2種、各660円※編集部調べ)”は、ハンドクリームなどをつけたあとの手にはめるだけで、肌を締めつけずやさしく包み込む。水仕事などの過酷な状況にさらされるガサガサ手肌を滑らかにしっとり包み込み、摩擦刺激から肌を守る。着用時のスマートフォン操作も可能。

“ガサガサかかとをしっとり包む お手入れ底上げ かかとケアマスク”(6枚入り、550円※編集部調べ)は、かかとに保湿クリームなどをつけたあとにはくだけで、一晩中快適にフィットする。寝具、靴下やスリッパなどへのひっかかりからも保護する。日中履いたまま過ごすことも可能。

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フローフシ「ウズ」が店頭販売を順次終了 ECに一本化

フローフシはこのほど、「ウズ バイ フローフシ(UZU BY FLOWFUSHI)」の小売り販売を順次終了し、ECのみで販売すると発表した。ECでは“アイオープニングライナー”(全25色)を従来の1694円から1100円へと値下げして販売する。

同ブランドは、販売に伴う流通・広告・中間マージンなど製品の価値に直結しないコストを“極小化”する。「“本来あるべき価格”へリセットする。これを私たちは『ビューティのフェアトレード』だと考えている」と見解を示す。

フローフシの田中信行代表は、「価格を下げるために、品質を下げることはしない。仕組みを変えることで、価格を変える。それが『ウズ』の答えです」とメッセージを寄せた。

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フローフシ「ウズ」が店頭販売を順次終了 ECに一本化

フローフシはこのほど、「ウズ バイ フローフシ(UZU BY FLOWFUSHI)」の小売り販売を順次終了し、ECのみで販売すると発表した。ECでは“アイオープニングライナー”(全25色)を従来の1694円から1100円へと値下げして販売する。

同ブランドは、販売に伴う流通・広告・中間マージンなど製品の価値に直結しないコストを“極小化”する。「“本来あるべき価格”へリセットする。これを私たちは『ビューティのフェアトレード』だと考えている」と見解を示す。

フローフシの田中信行代表は、「価格を下げるために、品質を下げることはしない。仕組みを変えることで、価格を変える。それが『ウズ』の答えです」とメッセージを寄せた。

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安曇野の「セネス」と桐生の「エスティーカンパニー」が共同ポップアップ ファッションと食の共演

長野県安曇野のセレクトショップの「セネス(SENES)」は9月23日、1日限りのポップアップイベント「ノック ノック ディス イズ エスティーカンパニー(KNOCK KNOCK THIS IS ST COMPANY以下、ノック ノック)」を同地で開催する。ファッション業界ではよく知られた名店である「エスティーカンパニー(以下、エスティー)」とのコラボイベントで、“「エスティー」が「セネス」の扉をノックして迎え入れてもらい、特別な空間を共創する”というコンセプトを掲げる。

セネスは、ジュエリーブランド「カフカ(CAFCA)」の井上善博デザイナーが2024年12月に立ち上げた店。“哲学 経験 反復”をテーマに、ジュエリーのみならず「コッキ(KHOKI)や「イレニサ(IRENISA)」などのウエア、陶器、写真集、アートも販売している。「カフカ」が以前から「エスティー」で取り扱われており、井上デザイナーと同店の親交が深かったことから、今回のイベントが実現した。

「ノック ノック」では、「セネス」1階でアパレルコーナーを、2階でカフェコーナーを設置する。1階では「エスティー」の取り扱う、「コズミックワンダー(COSMIC WONDER)」「ダブレット(DOUBLET)」「ミドリカワ(MIDORIKAWA)」「ミスターイット(MISTER IT.)」「フィーニー(PHEENY)」の5ブランドがラインアップ。2階には山梨県北杜で人気のカフェ、ハレノボン(HALENOBON)が出店するという。

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松坂桃李が語る劇場アニメ「ひゃくえむ。」——役者の孤独感、染谷将太との共演、リアリティーへのこだわり

PROFILE: 松坂桃李/俳優

PROFILE: (まつざか・とおり)1988年10月17日生まれ、神奈川県出身 2009年に俳優デビュー。映画「孤狼の血」(2018)で第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、「新聞記者」(19)で第43回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。近年の主な映画出演作に「流浪の月」(22)、「耳をすませば」(22)、「ラーゲリより愛を込めて」(22)、「ゆとりですがなにか インターナショナル」(23)、「スオミの話をしよう」(24)、「雪の花 −ともに在りて−」(25)、「パディントン 消えた黄金郷の秘密」※声の出演(25)、「父と僕の終わらない歌」(25)、「フロントライン」(25)など。27年NHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」では主演を務める。

「チ。―地球の運動について―」で手塚治虫文化賞マンガ大賞など数々の賞を席巻した漫画家・魚豊(うおと)の連載デビュー作「ひゃくえむ。」。短距離の100m走に取り憑かれた男たちの熱く心揺さぶるドラマで熱狂的なファンを獲得した漫画がついにアニメーション映画化され、9月19日に公開となる。監督は長編デビュー作の「音楽」で米アニー賞ノミネートを果たすなど、国内外で高い評価を受けた岩井澤健治。生まれながらに走る才能を持ったトガシを松坂桃李、そしてトガシと出会ったことで100m走に魅了されていく小宮を染谷将太が演じるほか、内山昂輝や内田雄馬、津田健次郎など豪華声優陣が脇を固めている。

成長するにつれて才能の枯渇を感じ、もがき苦しみながらも走り続けるトガシという人物を松坂桃李はどのように演じたのか。迫真のリアリティーを生んだ本作の制作過程、プレッシャーとの向き合い方、14年ぶりとなる染谷将太との共演、作中で描かれる「狂気的な情熱」などについて、松坂に話を聞いた。

トガシとの共通点

——私自身、原作はリアルタイムで課金しながら読んでいたということもあり映画化には少し心配もあったのですが、本当に素晴らしい作品でした。映像でしかできないかたちで原作の魅力が表現されていて、ファンとして感謝しかありません。

松坂桃李(以下、松坂):やっぱりファンの方は心配されますよね。でもそう仰って頂けて本当にうれしいです。

——松坂さんはオファーを受けてから原作を読んだそうですが、まずは原作の印象から教えていただけますか?

松坂:とにかくめちゃくちゃ面白くて、なんで自分は今までこれを読んでいなかったんだと思いました。でもそのときに読んだからこそ、熱量を持った状態で作品に挑むことができたので、それはそれで良かったのかなと。

——本作の完成品を初めて観たときの感想はいかがでしたか?

松坂:もう大興奮でした。本当に興奮しっぱなしで、アドレナリンが出てしばらく収まりませんでした。自分は陸上競技のスプリンターではないし、学校の体育祭ぐらいでしか100mを走ったことはないのですが、それなのに100mに全てを懸ける人たちにこれほど心打たれるのかと。それはやはり魚豊さんの伝えるメッセージや哲学性によるものだと思いますし、いろんな職種の人に共感を得ることができる物語だと思います。

——トガシという役をどのように解釈して役作りに挑まれたのでしょうか?

松坂:トガシは生まれつき足の速い天才肌の人間として生きていたけれど、やがて限界にぶち当たって一度は挫折して、そこから再度奮起しますよね。その本人にしか分からない孤独感というものにすごく共感できたんです。というのも役者という仕事は現場でいろんなスタッフさんと一つの作品を作り上げるために協力していくのですが、それが終われば次の現場に行くので、その方たちとはお別れしなきゃいけないという意味では独りなんですよね。役者の孤独感や独りの苦しみや大変さって伝わらないし、みなさんに伝えようとも思っていない。そしてトガシもそういうところにいるんじゃないかと思っていて。

ただトガシの場合は子供の頃から周りに持てはやされて、最初のベースがトップの状態。そこから落ちることへの恐怖や、周囲の期待に対するプレッシャーは計り知れないということは原作や映画から感じましたし、独りで抱えている孤独感みたいなものは大事にしなきゃいけないなと思いました。それぞれ孤独感を持ったライバル同士ではあるんですが、それが走っているときだけ一緒に解放されるというか。登山家が「山に登るのは、そこに山があるからだ」と言うように、その抗えないアスリートならではの精神や欲求というものはきちんと出したいなと思いました。

——トガシの内面は時代や場面によって大きく異なりますよね。その変化についてはどのように考えますか?

松坂:例えばフィギュアスケートを見てても思うんですが、皆さんオリンピックや世界大会などのステージのために練習するじゃないですか。転ばないようにトリプルルッツやトリプルアクセルを飛べるようにとか、華麗にダンスできるように数えきれないくらい反復しますよね。そしてリンクに立ったとき、一発勝負に懸けるあの時間ってすごくきれいでかっこいいですが、本人たちからすればどれだけのプレッシャーなんだろうと。有名選手であるほど期待とプレッシャーとの戦いや負けたときを想像しての恐怖があるし、ランキング争いや周囲の視線なども気にしてしまう。それによって自分のメンタリティーも大きく左右されると思うんです。そういう姿を見てきたこともあり、本作のトガシや小宮がレースが終わるたびにメンタリティーが少しずつ変わっていくことは、すごく自然なことなんじゃないかなと感じます。

——そういった周囲の期待に対して、松坂さん自身はどのように向き合っているんでしょうか?

松坂:難しいですよね。期待されないと仕事がこないし、ただ期待されすぎてもプレッシャーで困ってしまうし。そこは本当に繰り返し自問自答する部分ではあるんですが、その瞬間ごとの浮き沈みもたくさんあって。期待されているから頑張ろうと100%思えるときもあれば、ネガティブな考え方が入り込んできて期待に向き合いきれない自分がいたり、それを軌道修正しようとする自分もいたりとか。その度に「自分の敵は、大体自分なんだな」というのは毎回思います。僕の場合はそういうものを乗り越えるというより、抱えながらやっています。期待も不安もごまかさずに、怖がる自分や楽しもうとする自分を共存させながら仕事と向き合っています。

リアリティーの追求

——松坂さんの声といえば今年も新作が公開された「パディントン」の印象がありますが、本作のまったく違う声色には驚きました。そういったキャラクターごとの声のトーンや響きの違いをどのように意識されているのでしょうか?

松坂:パディントンは人間じゃないのでキャラクターがすごくはっきりしているんです。とても紳士的で好奇心旺盛で、周りが見えなくなるドジっ子みたいなところもある。とにかく一生懸命なキャラクターなので、その一生懸命さを出そうという思いからあの声に至ったんです。ただトガシに関してはリアリティーを追求するために、作った声ではなく「生身のトガシを演じるとしたらこんな感じかな」という感覚で収録していきました。

——高校時代と社会人のトガシを演じられていますが、そこも微妙に声のアプローチが違うように感じました。

松坂:そこは意識しました。大人になってからの方が、100m走に対する全貌と言いますか、自分が何に足掻いているのかということが経験とともに俯瞰的に見えてきますよね。その俯瞰性のようなものが声に反映できればということは考えていました。やはりそれぞれの時代の抱えている悩みだったり吹っ切れ方によって声のトーンや張り方も変わってきたりするので、その都度監督と相談したりディレクションを受けながらできる限りそれを再現していきました。実際のお芝居に対する演出のように「ここではもう少し必死さを出してほしい」とか、泣き崩れるシーンでは「感情優先で台詞通りじゃなくて良いので」とか。なのですごくやりやすかったです。

——本作はアニメーションでありながらも迫力やリアリティーがすさまじいですよね。本物の陸上競技を最前線で見ているような感覚を覚えました。

松坂:原作を読んでいるだけで走っている音が聞こえたり、風の疾走感や登場人物の体温を感じられるリアリティーや臨場感がありますよね。それをアニメーションで表現するにあたって、実写映像をトレースしてアニメーションにするロトスコープという技法が取り入れられている。それで実際の陸上選手の動きが映像に落とし込まれているんです。

先日、別の撮影現場で面識のない男性が横に現れて「トガシです」って握手を求められたんです。最初分からなくて「はじめまして……?」と反応したんですが、ハッと気付いて「『ひゃくえむ。』のトガシですか⁉︎」って。それでレース以外の走るところや日常シーンのロトスコープアクターをやったと教えてくださったのですが、確かによく見ると顔つきとか髪型もトガシそっくりで(笑)。その方が言っていたのはリアリティーを求めるために何本も走ったり、実写の撮影のような感覚でやったそうなんです。そこからも分かる通り、原作の生感やリアリティーをアニメーションに引き継ぐため、制作陣がさまざまな趣向を凝らしているんです。

音に関しても、足にマイクを付けて、実際にスパイクを履いて雨の中を走る音を録音したりしていたり。僕が収録するシーンで、トガシが地面に手をついて、これまで自分のやってきたことに対するいろんな感情が溢れ出すシーンがあるんです。それも「実際にやってみてください」ということで、アフレコ現場でマイクを極限まで下げて、実際に手をつきながら挑んだんです。そういうようにリアリティーをとことん追求した制作過程でした。

——走る前の選手たちを長回しで映す雨の場面があまりに格好良くて度肝を抜かれました。そのシーンをはじめ、映像はどれも素晴らしかったですが、松坂さんがとりわけ驚いたのはどういう部分でしょうか?

松坂:やはり走っている映像を観たときには衝撃が走りました。原作を読んでいるときに確かに感じていたそれぞれの選手の息遣いや、ほんの10秒に広がる膨大な世界が、映像でもそのまま感じられて。読んでいる人の脳内で臨場感たっぷりに再現されている走りの描写を超えるのって難しいじゃないですか。でもこの映画はそのイメージをいともたやすく超えてくる。そこはやはり衝撃でしたし、すごいことだと思います。

——「THE FIRST SLAM DUNK」で味わったような、試合を見ながら息が止まる感覚もありますよね。

松坂:「THE FIRST SLAM DUNK」で花道が最後にシュートを放つシーンは息が止まります。それは確かに「ひゃくえむ。」にも通じる部分だと思います。

——走っているときの息遣いも本物のようでしたが、そこもかなりこだわられたのではないでしょうか?

松坂:息遣いに関しては本番前に陸上選手の方にディレクションして頂いて、その教えの通りに僕も染谷君も実践していました。結構長い尺で走っている息遣いを録ったりするので、本当に酸欠になりそうになるんです。人間って走っていなくても「ハッハッハッ」とやり続けると本当に苦しくなってくる。その本当の苦しさを活かしつつ収録に挑んでいきました。あとは手の動きもなるべく映像のモーションに合わせて動かしたりもしました。

ただ収録時には走っている描写はまだ完成していなくて、デッサンだけというところもあったんです。なのでそこはどれくらいの手の動きで、身体を上下させて、呼吸をするのかというバランスを調整するのは難しいところではありました。

染谷将太、津田健次郎との共演

——W主演の染谷将太さんとは14年ぶりの共演とのことですね。それぞれが演じるトガシと小宮は互いに大きい存在だけど2人での会話はそれほど多くありません。その複雑な関係性について、松坂さんと染谷さんはどのように解釈して挑まれたのでしょうか?

松坂:そこは話し合いながらというよりかは、互いの声をしっかり聴きながらそれを頼りに演じていきました。ありがたいことに収録日も一緒にして頂けたので、レースするときの感覚も意識できましたし、先に小宮のシーンから録るというときも同じブースに入ってその声を聞いたり、逆に僕だけが録るときに染谷君が聞いてくれていたり。そうやって互いのキャラクターを意識しながら声をいれていきました。

——松坂さんから見て、染谷さんの声のすごさはどういう部分にあると思いますか?

松坂:本当に小宮にぴったりですよね。独特の掴めない感じというか、得体の知れない感じといいますか。ちょっとした狂気のような不気味さも孕(はら)んでいるんのですが、その中に「絶対に負けない」という闘志も見えてくる。そのトーンが紛れもなく小宮のトーンで本当にすごいなと思いました。青い炎のように派手には見えないけど、熱はすさまじくあるという。

——「ひゃくえむ。」の中で一番お気に入りのキャラクターは誰ですか?

松坂:海棠(かいどう)ですね。登場時間はそれほど長くないですが、どうしてもすごく共感してしまいます。年長者ゆえの苦労や挫折もしてきた上で、「もう自分にはこれしかない」と思える強さ。恐れや覚悟などいろんなものが入り混ざっていると思うんのですが、そこには本当に心を掴まれました。永遠の2番手のような持ち上げられ方をされ続け、本人もそれを自覚しながら自分と向き合い続けてきた。その精神性に惚れました。そしてそれを津田さんが演じることですさまじい説得力を帯びるんです。海棠みたいにかっこよく年をとりたいなと思いました。

——海棠を演じる津田健次郎さんがまた見事でしたね。津田さんと一緒に演じられていかがでしたか?

松坂:津田さんの生の声を収録現場で聞けたことは本当にうれしかったし、ものすごく勉強にもなりました。長台詞を話すシーンでも、聞かせるための強弱やトーンを自分の中で作り込んでいるのが伝わるんです。波やリズムを作っていく過程や、どこを強調すればよく聞こえるかということを見せて頂いたので、それはしっかり心に刻んでいきました。

狂気的だからこそ惹かれる

——「ひゃくえむ。」といえば名言の宝庫ですが、松坂さんがとりわけ印象に残っている台詞はありますか?

松坂:財津が小宮に言う「栄光を前に対価を差し出さなきゃならないとき、ちっぽけな細胞の寄せ集めの人生なんてくれてやれば良い」という台詞です。スプリンターならではの考えなのかなと思ったりもしたんのですが、そうではないですよね。自分が今本気で取り組んでいる目の前のことだったり、これから挑戦しようと思っていることも、「自分も全てをかけるためにやってきたよな」と鼓舞してくれるようなメッセージが込められているようで。やはり僕ら役者も現場に入る前に役作りや練習が何カ月間も必要だったり、たくさんのリハーサルやテストを重ねて本番に挑むわけですが、その結果として本番のたった数秒のときだけ本物になればいい。その瞬間のために長い期間を費やしたりするので、大袈裟かもしれないですが「その一瞬の輝きのために人生なんてくれてやれ」という覚悟や気概が籠った台詞には胸を打たれます。

——トガシたちの「走ること」は、松坂さんにとって「演じること」であると。

松坂:僕は仕事柄そういうふうに感じました。100m走のよーいドンからゴールまでの一瞬と、監督のスタートからカットまでの一瞬をリンクさせながら読んでいました。僕もそうだったので、陸上をやっていない方にもきっと好きになってもらえるんじゃないかなと。

——本作で人々が「100m走」に向ける情熱はある種の呪いでもありますよね。身体を壊しても走りたいなんて冷静に考えると間違いなく愚行ですが、その感情は理解できるし彼らの姿を見ていると応援せざるを得なくなる。そういった危うさを伴う情熱についてどのように感じられましたか?

松坂:自分のリミッターを外してでもそこに懸けようという思いはある意味で狂気的ですよね。でもそういう夢を追うことはきれい事じゃ済まないんだぞいうことを教えてくれるのも「ひゃくえむ。」の面白さだと思います。キラキラした舞台にきれいな努力やちょっとした挫折で辿り着いて、それが夢だなんて描き方はこの作品ではまるでしていなくて。どこまでも泥臭く、一生をかけても掴めるかどうか分からない栄光を追いかける。その危うい狂気に惚れ込んだ人間たちが本作には集まっているんじゃないかなという気がします。

——狂気的な情熱という意味では、7年以上の年月をかけて自主制作アニメ「音楽」を製作した岩井澤健治監督にも通じる部分がありますね。

松坂:確かに監督に狂気じみた部分を感じることはあったかもしれません(笑)。特に“生感”へのこだわりですね。それを大事にしてディレクションしてくれたからこそ、生々しいお芝居が生まれたんじゃないかなと思います。

——最後に「声の仕事」の面白さについて教えてもらえますか?

松坂:声の仕事は、既に完成された世界に自分が入っていく感覚があるんです。既に水が張られた大きなプールの中に、自分がジャンプして飛び込んで、自分がどれだけそこに溶け込めるかの勝負と言いますか。生身のお芝居は台本という土台がある上で、僕らが演じることでキャラクターが生まれて、それを撮影して編集していくことで映画にしていくわけです。一方こういうアニメーションの場合は、アフレコするときにはありがたいことに既にある程度映像が出来上がっている状態でお芝居をやらせて頂く。そういう出来上がっているものの中に飛び込んでいく面白さは声の仕事ならではだと思います。

PHOTOS:TAKAHIRO OTSUJI
STYLING:KEITA IZUKA
HAIR & MAKEUP:AZUMA(M-rep by MONDO artist-group)

劇場長編アニメーション「ひゃくえむ。」

◾️劇場長編アニメーション「ひゃくえむ。」
9月19日全国公開
出演:松坂桃李 染谷将太
笠間淳 高橋李依 田中有紀
種﨑敦美 悠木 碧
内田雄馬 内山昂輝 津田健次郎
原作:魚豊「ひゃくえむ。」(講談社「マガジンポケット」所載)
監督:岩井澤健治
脚本:むとうやすゆき
キャラクターデザイン・総作画監督:小嶋慶祐
音楽:堤博明
主題歌:Official 髭男dism 「らしさ」(IRORI Records / PONY CANYON)
アニメーション制作:ロックンロール・マウンテン
製作:「ひゃくえむ。」製作委員会(ポニーキャニオン/TBS テレビ/アスミック・エース/GKIDSGKIDS)
配給:ポニーキャニオン/アスミック・エース
https://hyakuemu-anime.com/

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【スナップ】山下智久、森星、キム・ジウォンが来場 国立新美術館で開催する「ブルガリ」展のオープニングイベント

「ブルガリ(BVLGARI)」は9月17日〜12月15日の期間、「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展を国立新美術館で開催する。これに先立ち、9月16日に記者会見とオープニングイベント、ガラディナーを実施した。

「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展
約350点のジュエリーと現代アートが一堂に会する

「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展は、“色彩の科学”“色彩の象徴性”“光のパワー”をテーマに、エメラルドのネックレス“セブン・ワンダーズ”や、1960年代のソートワールネックレス、創業者ソティリオ・ブルガリが手掛けたデザインなど、約350点にのぼるジュエリーに加え、ララ・ファヴァレット(Lara Favaretto)や森万里子、中山晃子によるアート作品をそろえ、日本国内では過去最大規模、10年ぶりの展覧会となる。

午前中に行った記者会見は、ジャン・クリストフ・ババン(Jean Christophe Babin)=ブルガリ グループCEOと、ジスラン・オークレマンヌ(Gislain Aucremanne)=ブルガリ ヘリテージ キュレーター ディレクター、国立新美術館の逢坂恵理子館長と宮島綾子主任研究員、建築家ユニット、サナア(SANAA)の妹島和世と西沢立衛、現代美術家の森万里子らが出席、本展のコンセプトについて語った。

オープニングイベントには、高円宮妃久子殿下、小池百合子東京都知事、ジャンルイジ・ベネデッティ(Gianluigi Benedetti)=駐日イタリア大使、「ブルガリ」アンバサダーを務めるキム・ジウォン、チャン・ウォニョン、森星、山下智久をはじめ、中島健人、EXILEのAKIRA、のん、井川遥、MIYAVI、桐谷美玲、大政絢、小雪、目黒蓮らが来場した。

■「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展
日程:9月17日〜12月15日
休館日:火曜日(9月23日は開館、9月24日は休館)
時間:10:00〜18:00(金・土は20:00まで)※入館は閉館30分前まで
場所:国立新美術館
住所:東京都港区六本木7-22-2
観覧料:一般2300円、大学生1000円、高校生500円、中学生以下無料

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「メクリ」が人気ジャズ漫画「BLUE GIANT」とのコラボTシャツを発売 150枚限定のポスターも

ストリートウエアブランド「メクリ(MEQRI)」は、シリーズ累計1350万部を突破した大人気ジャズ漫画「BLUE GIANT」シリーズとのコラボコレクションを、9月18日から公式サイトで発売した。

「BLUE GIANT」は、石塚真一・NUMBER 8による人気漫画で、ジャズにすべてを懸ける青年・宮本大の成長や友情を描く。今回のコレクションでは、仙台編・東京編「BLUE GIANT」、ヨーロッパ編「BLUE GIANT SUPREME」、アメリカ編「BLUE GIANT EXPLORER」、そして最新章となるニューヨーク編「BLUE GIANT MOMENTUM」から、作中の印象的なシーンをグラフィック化。宮本大やバンドメンバーの熱い想いを落とし込んだアイテムを展開する。

アイテムは、宮本大が最初に組んだバンド「JASS」をモチーフにしたTシャツをはじめ、「NUMBER FIVE」「EXPLORER」「MOMENTUM」など全6型のTシャツ(各6930円)をラインアップする。

エディション入り
150枚限定ポスター

また、「BLUE GIANT SUPREME」に登場する欧州を舞台に結成されたジャズバンド「NUMBER FIVE」をテーマにしたポスター(6600円)を150枚限定で販売する。ポスターはエディションナンバー入り。

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「メクリ」が人気ジャズ漫画「BLUE GIANT」とのコラボTシャツを発売 150枚限定のポスターも

ストリートウエアブランド「メクリ(MEQRI)」は、シリーズ累計1350万部を突破した大人気ジャズ漫画「BLUE GIANT」シリーズとのコラボコレクションを、9月18日から公式サイトで発売した。

「BLUE GIANT」は、石塚真一・NUMBER 8による人気漫画で、ジャズにすべてを懸ける青年・宮本大の成長や友情を描く。今回のコレクションでは、仙台編・東京編「BLUE GIANT」、ヨーロッパ編「BLUE GIANT SUPREME」、アメリカ編「BLUE GIANT EXPLORER」、そして最新章となるニューヨーク編「BLUE GIANT MOMENTUM」から、作中の印象的なシーンをグラフィック化。宮本大やバンドメンバーの熱い想いを落とし込んだアイテムを展開する。

アイテムは、宮本大が最初に組んだバンド「JASS」をモチーフにしたTシャツをはじめ、「NUMBER FIVE」「EXPLORER」「MOMENTUM」など全6型のTシャツ(各6930円)をラインアップする。

エディション入り
150枚限定ポスター

また、「BLUE GIANT SUPREME」に登場する欧州を舞台に結成されたジャズバンド「NUMBER FIVE」をテーマにしたポスター(6600円)を150枚限定で販売する。ポスターはエディションナンバー入り。

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新体制の第一織物、ナイロン軸の自社開発で春夏シーズンを強化 ニッケ協業の新素材も

テキスタイルメーカーの第一織物(福井県坂井市、中川浩孝社長)は9月10〜11日、6年ぶりの単独展示会を開催した。「高密度のかたち」をテーマに、代表的なテキスタイルブランド「ディクロス(DICROS)」のサステナブルの提案に加え、ニッケグループとの協業によるハイブリッド素材など、最新の取り組みを披露した。

会場では、第一織物が注力する「糸」「織り」「素材」の3軸にフォーカスしたテーマ別の新作を展示。「Shadow Texture」と呼ぶ独自開発の糸は、リサイクル原料を使ったナイロン100%でありながら、シルクのような光沢感となめらかさを特徴とする。“かすり”の技法を生かした独特の陰影感を持たせることで、奥行きのあるテクスチャーに仕上げた。織りの進化を示した「Expressive Constructure」では、高密度素材の表面に凹凸の織組織を加えることで、清涼感と上品さを兼ね備えたテキスタイルを見せた。「Wool Mixture」では、ニッケグループと初の本格協業によるウール混テキスタイルを発表。経糸に第一織物の合繊糸、緯糸にニッケ独自の高機能ウール糸“ニッケ・アクシオ(NIKKE AXIO)”を組み合わせ、ナチュラルな毛羽感と合繊ならではのなめらかさを強みとする。

春夏を強化&主力素材のサステナ化

こうした新素材を軸に、春夏シーズンに向けた商材企画を強化し、従来6割以上を占めていた秋冬との売上比率を半々に近づけたい考えだ。近年の暖冬でダウンジャケットや重量アウターの需要が鈍化するなか、軽量で発色に優れるナイロンにあらためて注目。ポリエステルに比べ、環境配慮に関する証明や基準がまだ厳格に求められていない点にも注目し、軽量アウターを中心にテキスタイル開発の新たな可能性を探っている。

サステナブルの観点への強化でいうと、主力ブランドの「ディクロス」はリサイクル原料やバイオ由来原料、フッ素フリー加工などを取り入れた素材を打ち出す。スポーツウエアで培った高密度製織技術を活用しながら、ファッション性の高いアイテムへの提案を広げていて、リサイクル原料を用いたナイロン100%の素材は、若者に人気の「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」のアウターにも採用されている。

第一織物といえば、「モンクレール(MONCLER)」や「プラダ(PRADA)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」などの海外ブランドに、ダウンジャケットを始めとした重衣料の生地を供給してきた日本を代表するメーカーの一つだ。2020年に毛織物大手、日本毛織(ニッケグループ)にグループ入り。23年に中川浩孝社長を招へいし創業75年の家族経営から脱却。また同年には、オリジナルテキスタイルを1mから販売するB to B向けECサイトを開設し、現在までに約600社が顧客登録している。

今回の展示会は、新体制の指針を示す場としての意味合いも強く、会場では福井の自社工場での生産背景を撮影した映像を公開し、モノづくりへの姿勢を伝えた。中川社長は「われわれは商社ではない。自社で企画・開発から生産、販売までを一貫して担うメーカーである。高密度アウター生地で知られるが、ファッション性の高い幅広い商品へ展開を広げるために、進化し続ける技術を知ってほしい」と語った。

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老舗スキーブランド「フェニックス」が源馬大輔と新ライン ゲストデザイナー「チカ キサダ」が語るケミストリー

PROFILE: 源馬大輔/クリエイティブ・ディレクター 幾左田千佳/「チカ キサダ」デザイナー

源馬大輔/クリエイティブ・ディレクター<br />
幾左田千佳/「チカ キサダ」デザイナー
PROFILE: (げんま・だいすけ)1975年生まれ。ロンドンのブラウンズに入社し、バイヤーとしてのキャリアをスタート。2002年に帰国し、07年に独立して源馬大輔事務所を設立。クリエイティブディレクション、ストアディレクション、インテリア、ミュージック、ファッションに関わる全てに携わる。21年にCase Studyを立ち上げ新たなジャンルにも挑戦中。23年、rush productionに所属し、DJも本格始動 (きさだ・ちか)幼少期からクラシックバレエを学び、バレエダンサーとして舞台で活動。数多くのコンクールで好成績を収め、毎日新聞社賞などを受賞。アパレルメーカーのエルバグースにセールスとして入社し、2007年に「レキサミ」、14年に「チカ キサダ」を始動。16年に「東京ファッションアワード2017」受賞 PHOTO:KAZUO YOSHIDA

1952年に創業した「フェニックス(PHENIX)」は、日本を代表するスキーウエアブランドの1つ。スキー人口の減少に伴い近年はやや苦しい状況にあったが、2021年にSHIFFON(シフォン)がブランドを継承し、新しい局面を迎えている。25年秋冬には、クリエイティブ・ディレクターの源馬大輔がディレクションする新コレクションラインを立ち上げ、宮下貴裕、「チカ キサダ(CHIKA KISADA)」「ナゴンスタンス(NAGONSTANS)」をゲストに迎えたコラボレーションも実施。公式ECや一部の卸先で9月18日から順次販売する。源馬と「チカ キサダ」の幾左田千佳デザイナーに、コラボレーションについて聞いた。

WWD:伝統ある「フェニックス」で、新コレクションラインを立ち上げるにあたり意識したことは。

源馬大輔(以下、源馬):「フェニックス」には長い歴史があり、スキーウエアやアウトドアウエアを作るノウハウもある。現在進行形として、スウェーデンのアルペンスキーナショナルチームのオフィシャルスポンサーも務めている。そういった山で培ってきたテクニックを街やストリートに持ってきたら、きっと面白いものができる。すばらしいデザイナーと共に、レストランにも着ていけるような服を作りたいと考えた。これだけモノが溢れる時代に、意味のないモノを世の中に垂れ流すようなことはしたくない。そうではない取り組みがしたいと強く思っている。

WWD:ゲストデザイナーとして3組とコラボレーションしている。中でも、幾左田千佳デザイナーによる「チカ キサダ」をゲストに招いた理由は。

源馬:クリエイションにおいて、自分らしいプロポーションやシルエットを持っているデザイナーというのはあまりいない。そういうデザイナーをリストアップするのは日本において特に難しい。その点、彼女は自分のシルエットを持っている。ちゃんと体を鍛えていないと着こなせないような、女性にとって手厳しい服を作る。そういう点がいいなと思った。

幾左田千佳「チカ キサダ」デザイナー(以下、幾左田):もちろん源馬さんのことは知っていたし、SNSを通じたつながりは合ったが、いつかお会いして、一緒に仕事をすることは目標の1つだった。実際に仕事をするのは今回が初めてだ。

「単純に、僕がそれを見たかったから」

WWD:協業にあたり、源馬さんから幾左田さんに具体的にどんなオーダーを出したのか。

源馬:さっき言ったようなことだ。これまでの「チカ キサダ」のサンプルを見せていただいて、「こういう感じがいいですね」といった話をしたぐらい。僕から細かく言うことはなく、ほとんどお任せだ。

WWD:幾左田さんは「フェニックス」にどんなイメージを抱いていたか。

幾左田:本格的なアウトドアの、スキーウエアのブランドという印象が強い。長い歴史の中で培ってきた機能性を「チカ キサダ」と融合させたらどんな景色が見えるか、そこに興味があった。源馬さんが率いるチームと組むことで、新しい視点や哲学を取り入れながらクリエイションを形にしていくことがすごく楽しみだった。企画チームの方に「フェニックス」のこれまでの製品も見せてもらったが、自分が想像していた以上のパターンもあって、とても興味深かった。

WWD:アウトドアウエアの機能性をデザインに昇華していくという手法は、メンズウエアではなじみが深いものだ。「チカ キサダ」と組んだのは、ウィメンズを強化したいという考えからか。

源馬:強化どうこうといった話よりも、単純に僕がそれを見たかったから。確かに、メンズウエアでは機能性からデザインしていく手法はある。でも、コラボレーションの中ではそういったアプローチ以外もできたらいいなと考えた。シルエットを持ち込むと、服に急に命が宿る。そういうものが見たかった。

WWD:幾左田さんは元バレリーナであり、ダンスの要素を取り入れたクリエイションやプレゼンテーションが持ち味だ。

幾左田:「チカ キサダ」がこれまで追求してきたシルエットやフォルム、そういった立体的アプローチは、今回の協業でも全面的に反映させたいと思っていた。静止している時であってもまるで舞っているような、そんな存在感を表現したいと思って、シルエットはもちろん、素材選び、線の運びを慎重に考えて作っている。

「とにかく見て、感じてほしい」

WWD:機能性素材を取り入れることで、「チカ キサダ」とは違う新鮮さを感じる部分もあったのでは。

幾左田:「フェニックス」が強みとしてきた素材をぜいたくに使わせていただき、透湿防水素材の「ゴアテックス(GORE-TEX)」なども取り入れている。ただ、機能性についてはうんちくを語るというよりも、とにかく見て、感じてほしい。これまで「チカ キサダ」においても、細かくテーマを語らずとも「やっぱりダンスを感じるね」と言っていただいてきた。言葉で細かく何かを語ろうという意識はもともとない。

WWD:源馬さんは、まさにそういったデザインアプローチを幾左田さんに求めていたということか。

源馬:デザイナーにはいろんなアプローチがあって然るべきで、それに対して僕があれこれ言うことはないというのがまず前提。その上であえて言うなら、日本人のデザイナーは、割とミクロなこと、例えば生地がどうなっているかといったことにフォーカスしがちだなとは思う。まず大きなコンセプトがあって、その中にさまざまなデザインアプローチがあって、シルエットがあって、素材はその中の1つだ。もちろん、「この生地は織るのに3カ月かかるんです」といったこともすばらしい。でも、それを必要とするのはコンセプトだ。大きなコンセプトワークができるデザイナーと一緒に仕事をすることは、僕にとって非常に幸せなことだし、とても楽しい。

幾左田:私もシルエットに対するこだわりは十分強い方だと思うが、源馬さんは私以上に強いんじゃないかと感じる場面が何度かあった。チームでサンプルを見ながら、「もっといいものにしよう」と検討を重ねたが、源馬さんは視点が鋭くて、「女性の体が入ったときに、もっとこうなった方が美しいんじゃないか」という強い美意識がある。私自身も「確かにこっちの方が体がきれいに見えるな」「服自体としても美しいな」と感じて納得し、結果としてチームでこだわり抜いたシルエットを実現できた。協業するからには新しい価値観を生み出したいと思っていたし、この経験は「チカ キサダ」で必ず次に生きる。本当に貴重な時間だった。

源馬:「チカ キサダ」は社内でパターンメーキングも手掛けているからこそ、理想的なシルエットを追求し、何度もやり直すことができる。それはブランドにとって本当に大きなアドバンテージだと思う。今回の協業で追求したデザインが、今後の「チカ キサダ」のアーキタイプになっていくようなことがあればすばらしいと思う。

「表現の可能性は無限」

WWD:どんな女性に、どんな風に楽しんでもらいたいか。

源馬:全ての女性にトライしてもらいたい。ジャケットのアームのパターン1つとっても、結構興味深いものになっている。それは袖を通してみないと分からない。一度着てみたら、面白いと感じてもらえると思う。

幾左田:協業当初から、すてきなレストランにも行けるデザインということはコンセプトにあり、そういったシーンにも馴染むカラーパレットは意識している。また、一部だけ取り外しができるようなデタッチャブルなデザインも取り入れていて、それもさまざまなシーンに合わせて顔が変わっていくようにと考えたものだ。

WWD:源馬さんといえば、日本ファッションの海外への発信者という役割も大きい。

源馬:日本のクリエイションというと、モノ作りの緻密さみたいな部分が海外でも知られているが、アイデアやデザイン、コンセプトメークの部分ももっと知られていったらいいなと思っている。たまたま、僕の周りには日本のことをひいき目に見てくれる海外の友人知人が多い。僕が自分の口で日本のクリエイションを発信するとエキゾチックなものになってしまうが、西洋の人たちから発信していくと見え方も違うし、広がりが出る。そんな風に、日本のクリエイションを伝えてくれる仲間をどんどん増やしていきたいとはいつも思っている。

WWD:「チカ キサダ」としては、今後協業してみたいジャンルなどはあるか。

幾左田:ブランドとしてバレエをモチーフにしていると、あれもだめ、これもだめというように、制限があると思われるかもしれない。でも、今回の協業にしても、本来バレエとスキーは真逆のものだ。私自身、バレエをやっていたころは、ケガにつながるからと親からも先生からもウィンタースポーツは禁止されていた。そんな2つが今回合わさって1つの物語になっている。表現にはいろんな形があって、可能性は無限だと改めて気付かされた。

「感じたことのない感覚で
着られる服を作りたい」

WWD:源馬さんと仕事がしたい、ブランドを一度見てもらいたいという駆け出しデザイナーは多い。彼らに期待することは何か。

源馬:自由にやってほしい。僕は明確なビジョンがあって、デザイナーに対して、「こういうものがいい」とすごく言う。でも、あくまでそれは聞き流して、自分のスタイルを貫いてほしい。昔に比べたらこれでもかなり言葉を選ぶようになったが、あまり強く言いすぎると「だったらお前が自分でやれ」となる。でも、僕だけでやるなら100にしかならないことが、デザイナーと組むことで150や200になったりする。そのためにも、僕から聞いたことはエサにして、どんどん自分のクリエイションで前に進んでいってもらえると、すばらしいなと感じる。

WWD:改めて、「フェニックス」の新コレクションラインや今回のコラボレーションで伝えたいことは。

源馬:やはり、スキーウエアを作ってきた上での常識と僕らの常識はちょっと違う。それをうまく混ぜて、見たことはあるけど感じたことがないものを作れたら面白い。特別なものを作っているわけではないが、感じたことのない感覚で着られる服を作りたい。すごく重そうに見えて軽かったり、濡れてぐちゃぐちゃになっていそうなのにそうじゃなかったり、汚れそうなのに汚れづらかったり。そういうものを作れたらいいなと思っている。

幾左田:自由な感覚で着てほしい。アウトドアウエアの機能性がどうかといった能書きを取り払って、ファッションとして楽しんでほしい。

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終戦80年の節目に「リュウノスケオカザキ」が英V&A博物館で展示 新作ドレスが収蔵へ

ファッションデザイナーの岡﨑龍之祐による「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」が10月19日(日)まで、イギリス・ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)で作品展「JOMONJOMON」を開催している。ロンドンデザインフェスティバルの一環として実現した本展は、「リュウノスケオカザキ」初のヨーロッパでの発表となり、同館内の1室を使った特別企画となっている。

岡﨑は原子爆弾が投下された広島で生まれ育ち、「平和への祈り」を制作の中心テーマとしてきた。その思想は代表作「JOMONJOMON」シリーズに色濃く反映されている。縄文人の呪術的な表現や土器の装飾に着想を得て、パターンを引かず即興的に生み出された立体的なシルエットが特徴だ。同展では、ドレス7点に加え、インスピレーション源となったV&A所蔵の縄文土器、火炎土器も展示される。火炎土器は約1万4000年前から紀元前300年頃の縄文時代を代表する土器で、古代日本文化と現代ファッションの対話を生み出す試みとなっている。

V&Aが評価した"平和"の力強いメッセージ

20年以上の歴史を持つロンドンデザインフェスティバルの今年のテーマは「地域紛争」「AIの出現」「資源問題」など現代社会の課題に対して、デザイナーやアーティストがどう応答するかを問うもの。岡﨑の作品が持つ「自然との調和」や「平和への祈り」というメッセージがテーマと合致したことから展示が決まった。V&Aで日本美術を担当する山田雅美(東洋部日本美術担当学芸員)は、「V&Aでは、過去と現在がどのように繋がり、作品が生まれてくるのかを展示を通して伝えている。岡﨑さんの普遍的で力強いメッセージと、広島や神道といったローカルな背景が、同館の理念にマッチした」と選定理由を語った。

また2025年は終戦から80年の節目でもあり、広島出身の岡﨑が平和教育を通じて育んだ創作の原点と深く結びつく展示となった。山田学芸員は「広島の悲劇を国際的な舞台で改めて共有する重要な機会」と意義を強調した。

収蔵作品「Sakura」に込められた日本の死生観

新作コレクション「004」から制作されたドレス「Sakura」は、V&Aの永久コレクションとして収蔵が決定した。岡﨑は作品について、「今春、ちょうど桜が散る頃に収蔵用の作品を制作。その桜色は日本の歴史の中でも象徴的であり、咲いて散るという死生観のような儚さが日本的で、作品のコンセプトにも合っていた」と語る。また、「持てる技術をすべて注ぎ込み、全力で制作した。2025年、終戦80年の節目の年にこの作品が完成したことにも大きな意味を感じている」と、歴史に残る作品への責任感を示した。

さらにV&Aでは、岡﨑の東京のアトリエや故郷の広島、厳島神社を巡るドキュメンタリー映像も上映され、作品と背景にある日本文化への理解を深める内容となっている。9月19日にはロンドンを拠点にする日本人シンガー・ハチスノイト(Hatis Noit)が「リュウノスケオカザキ」のドレスを着用したパフォーマンスも予定されており、10月にはトークショーの開催も計画されている。

◼️RYUNOSUKEOKAZAKI – JOMONJOMON

日程:2025年9月13日(土)〜10月19日(日)

会場:V&A South Kensington
住所:Cromwell Road, London, SW7 2RL
入場:無料

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15年ぶりの再ブーム! 「イザベル マラン」が“ベケット”を復活させた理由

「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」は、ビヨンセ(Beyoncé)やアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)らのセレブをきっかけに2010年代初頭に人気となった、ブランドを代表するスニーカー“ベケット(BEKETT)”を復活させた。最近では、Z世代に人気を誇るシンガーのタイラ(Tyla)やメッテ(METTE)が“ベケット”もスニーカー姿を披露し、再び注目を浴びている。今回は、「イザベル マラン」青山店で9月21日まで実施しているインスタレーションに合わせ、デザイナー本人が来日。“ベケット”を復活させた理由や、デザインの着想源を聞いた。

WWD:“ベケット”をリバイバルしたのはなぜ?
イザベル・マラン=「イザベル マラン」デザイナー(以下、イザベル): “ベケット”を発売してからもう15年ほど経つが、TikTokで再び話題となった。店舗でも、若者たちが親と一緒に来店し、クリスマスや誕生日のプレゼントとして欲しがっているのを目にする。意外だったし、とても良い機会でもあった。デザインから考えても、アジアの人々にとても似合うと思う。履き心地が快適なのはもちろん、履くだけで脚が長く見えるので女性たちに人気だ。ミニショーツに合わせるなど、少しY2K的な雰囲気が今の流れにぴったりだ。

WWD:現代の若い世代には、ベケットをどのようなスタイルやコーディネートで履くことを期待している?
イザベル: 個人的には、レギンスやミニショーツと合わせることが多い。なぜなら、それは脚を見せる靴だから。また発売当時は、フランスのヒップホップに感銘を受け、スポーティーなスタイルが中心だった。しかし現在はカーゴパンツのようにゆったりしたパンツとタンクトップに合わせる人もいれば、イギリス風の刺しゅうが施されたガーリーなスタイルに合わせる人もいる。さらに、Y2K風の小さくシンプルなドレスやジャージードレスとのコーディネートもあって、とても興味深い。

WWD:Y2Kやレトロに対してどう思う?
イザベル: ファッションもそうだが、私たちは流行していたものが好きだ。私自身、1980年代後半の頃は70年代のスタイルに引かれていた。なぜなら、それは刺激的で面白く、自分が直接体験したことのない美学だったから。

WWD:当時、他に夢中だったものは?
イザベル:フリーマーケットだ。すばらしいビンテージ品を見つけられるし、着想源となることも多い。ファッションを始めた頃は、40年代のものが好きだった。服の作り方がクチュール的で、布地や服を愛する人にとっては圧倒的に魅力的だ。コレクションでは80年代を着想源にしたアイテムを多く作っていた。そして今は、90年代を中心にモノづくりをしている。ファッションは常に前進しているが、ときには振り返って「あれも悪くなかった」と思い、それを現代的に再解釈することもある。

WWD:「イザベル マラン」には、ボヘミアンという一貫性がある。同時に何か新しい要素を取り入れているということ?
イザベル:どうやって自分の好きなものをバランス良く取り入れ、コレクションに落とし込むかが重要だ。私はよく料理を例にあげる。同じ料理でも、その時の材料や気分次第で味は変わるもの。同じムードを保ちつつ、新しさや違いを生み出したい。例えばシルエットも、時にはゆったりだったり、小さめだったり、ボーイッシュだったり、よりカラフルだったりする。つまり、物事の雰囲気を感じ取りながらモノづくりをしている。とはいえ、中でもその中心にあるのは私自身の感性だ。

WWD:デザインの軸となるものは?
イザベル:私は世界中のクラフトに引かれる。育った環境が影響しているのかもしれない。父はフランス出身のスペイン人で、母はドイツ人。幼い頃は、カリブ海出身の黒人女性と暮らすこともあった。家族でよく旅行し、家の棚にはいつもたくさんのオブジェが並んでいた。それらの全てから、大きな影響を受けてきた。その後、自らもアフリカやインド、メキシコなどを訪れた。そのたびにジュエリーや織物、染色技術、詩作など人々が手で作り出すものに感動した。そこで「すべてのクラフトと関わりながら仕事をしたい」と思うようになった。人々がよく「イザベル マラン」のデザインを「ボヘミアン」と表現するが、それは旅を重ねるジプシー的な意味でのボヘミアンであり、私はその自由な精神が大好きだ。また、本来は組み合わせないアイデアを組み合わせることも軸の1つだ。手仕事の温かみを持ちながらモダンで光沢のあるもの、民族的要素と未来感、フェミニンとマスキュリン、柔らかさと強さなど対極の要素を組み合わせるのが好きだ。1つのアイデアで完璧に仕上げられたものより、むしろ完璧でないものに魅力を感じる。

WWD:現在ファッション業界のムードや動きについて、どう感じている?
イザベル:デザインは音楽と非常に近い関係にあり、時として音楽からインスピレーションを得ていると思う。特に今は、コンピューターを使うことが多く、音楽と同じように要素を混ぜることで、特別な何かが生まれる。私も音楽に多くの影響を受け、いつも音楽を大きめの音でかけながらデザインしている。エネルギー、テンポ、そして楽しさが必要だから(笑)。

WWD:最近注目している音楽は?
イザベル:南アフリカ発祥の、アマピアーノというジャンルだ。ソウェト(南アフリカの都市)の昔のバンドからの影響を受けつつ、シカゴハウスやヒップホップの要素も混ざっており、非常にユニークなミックスだ。

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15年ぶりの再ブーム! 「イザベル マラン」が“ベケット”を復活させた理由

「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」は、ビヨンセ(Beyoncé)やアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)らのセレブをきっかけに2010年代初頭に人気となった、ブランドを代表するスニーカー“ベケット(BEKETT)”を復活させた。最近では、Z世代に人気を誇るシンガーのタイラ(Tyla)やメッテ(METTE)が“ベケット”もスニーカー姿を披露し、再び注目を浴びている。今回は、「イザベル マラン」青山店で9月21日まで実施しているインスタレーションに合わせ、デザイナー本人が来日。“ベケット”を復活させた理由や、デザインの着想源を聞いた。

WWD:“ベケット”をリバイバルしたのはなぜ?
イザベル・マラン=「イザベル マラン」デザイナー(以下、イザベル): “ベケット”を発売してからもう15年ほど経つが、TikTokで再び話題となった。店舗でも、若者たちが親と一緒に来店し、クリスマスや誕生日のプレゼントとして欲しがっているのを目にする。意外だったし、とても良い機会でもあった。デザインから考えても、アジアの人々にとても似合うと思う。履き心地が快適なのはもちろん、履くだけで脚が長く見えるので女性たちに人気だ。ミニショーツに合わせるなど、少しY2K的な雰囲気が今の流れにぴったりだ。

WWD:現代の若い世代には、ベケットをどのようなスタイルやコーディネートで履くことを期待している?
イザベル: 個人的には、レギンスやミニショーツと合わせることが多い。なぜなら、それは脚を見せる靴だから。また発売当時は、フランスのヒップホップに感銘を受け、スポーティーなスタイルが中心だった。しかし現在はカーゴパンツのようにゆったりしたパンツとタンクトップに合わせる人もいれば、イギリス風の刺しゅうが施されたガーリーなスタイルに合わせる人もいる。さらに、Y2K風の小さくシンプルなドレスやジャージードレスとのコーディネートもあって、とても興味深い。

WWD:Y2Kやレトロに対してどう思う?
イザベル: ファッションもそうだが、私たちは流行していたものが好きだ。私自身、1980年代後半の頃は70年代のスタイルに引かれていた。なぜなら、それは刺激的で面白く、自分が直接体験したことのない美学だったから。

WWD:当時、他に夢中だったものは?
イザベル:フリーマーケットだ。すばらしいビンテージ品を見つけられるし、着想源となることも多い。ファッションを始めた頃は、40年代のものが好きだった。服の作り方がクチュール的で、布地や服を愛する人にとっては圧倒的に魅力的だ。コレクションでは80年代を着想源にしたアイテムを多く作っていた。そして今は、90年代を中心にモノづくりをしている。ファッションは常に前進しているが、ときには振り返って「あれも悪くなかった」と思い、それを現代的に再解釈することもある。

WWD:「イザベル マラン」には、ボヘミアンという一貫性がある。同時に何か新しい要素を取り入れているということ?
イザベル:どうやって自分の好きなものをバランス良く取り入れ、コレクションに落とし込むかが重要だ。私はよく料理を例にあげる。同じ料理でも、その時の材料や気分次第で味は変わるもの。同じムードを保ちつつ、新しさや違いを生み出したい。例えばシルエットも、時にはゆったりだったり、小さめだったり、ボーイッシュだったり、よりカラフルだったりする。つまり、物事の雰囲気を感じ取りながらモノづくりをしている。とはいえ、中でもその中心にあるのは私自身の感性だ。

WWD:デザインの軸となるものは?
イザベル:私は世界中のクラフトに引かれる。育った環境が影響しているのかもしれない。父はフランス出身のスペイン人で、母はドイツ人。幼い頃は、カリブ海出身の黒人女性と暮らすこともあった。家族でよく旅行し、家の棚にはいつもたくさんのオブジェが並んでいた。それらの全てから、大きな影響を受けてきた。その後、自らもアフリカやインド、メキシコなどを訪れた。そのたびにジュエリーや織物、染色技術、詩作など人々が手で作り出すものに感動した。そこで「すべてのクラフトと関わりながら仕事をしたい」と思うようになった。人々がよく「イザベル マラン」のデザインを「ボヘミアン」と表現するが、それは旅を重ねるジプシー的な意味でのボヘミアンであり、私はその自由な精神が大好きだ。また、本来は組み合わせないアイデアを組み合わせることも軸の1つだ。手仕事の温かみを持ちながらモダンで光沢のあるもの、民族的要素と未来感、フェミニンとマスキュリン、柔らかさと強さなど対極の要素を組み合わせるのが好きだ。1つのアイデアで完璧に仕上げられたものより、むしろ完璧でないものに魅力を感じる。

WWD:現在ファッション業界のムードや動きについて、どう感じている?
イザベル:デザインは音楽と非常に近い関係にあり、時として音楽からインスピレーションを得ていると思う。特に今は、コンピューターを使うことが多く、音楽と同じように要素を混ぜることで、特別な何かが生まれる。私も音楽に多くの影響を受け、いつも音楽を大きめの音でかけながらデザインしている。エネルギー、テンポ、そして楽しさが必要だから(笑)。

WWD:最近注目している音楽は?
イザベル:南アフリカ発祥の、アマピアーノというジャンルだ。ソウェト(南アフリカの都市)の昔のバンドからの影響を受けつつ、シカゴハウスやヒップホップの要素も混ざっており、非常にユニークなミックスだ。

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「ストーンアイランド」×「ニューバランス」による新作スニーカー“574 ゴースト”を発売 アイコニックモデルを再解釈

「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」との最新コラボスニーカー“574 ゴースト(574 GHOST)”を9月23日に発売する。カラーはブラウン、グレー、ダークブルーの3色展開。価格は各3万8280円。

本コラボスニーカーは、「ニューバランス」を代表する“574”をベースに、「ストーンアイランド」の2025-26年秋冬カプセルコレクション「ストーンアイランド ゴースト」から着想を得て再解釈したもの。アッパーからミッドソールまでをモノクロームのスエードで統一することで、一体感のある素材表現を実現した。

デザイン面では、シュータンや履き口、アッパー全体に追加のパディングを施し、オリジナルの“574”を柔らかく丸みを帯びた“バルーンシルエット”へと進化。ステッチ・アンド・ターン製法により縫い代の重なりを排し、ゴーストシリーズ特有のパッド入りガーメントを想起させる立体的なラインを描く。さらに、起毛加工を施した“N”ロゴやヒールタブ、同色フェルト製のコンパスロゴパッチなど、両ブランドのアイコンを随所に配置した。

機能面では、軽量EVAと衝撃吸収性に優れたENCAPミッドソールを搭載し、快適性と安定性を両立。リッジ加工を施したカスタムシューレースは、ゴーストコレクションのディテールを反映している。

国内では、東京・青山店、渋谷パルコ店、伊勢丹新宿店、心斎橋パルコ店、阪急メンズ大阪店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、公式オンラインストアで取り扱う。

アイテム画像

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「エクセル」からはかなさと透明感をまとう冬の限定コレクション 限定色の美容液パウダー&ハイライトパウダーが登場

メイクアップブランド「エクセル(EXCEL)」は11月11日、美容液パウダー“エクストラリッチセラムインパウダー”(2640円)と、ハイライトパウダー“ドレープドシマーグロウ”(1760円)の限定色をバラエティーショップ、ドラッグストア、量販店などで限定発売する。10月28日からアマゾン(AMAZON)およびブランド公式オンラインショップで先行販売を行う。今回のコレクションテーマは「スノーフォレスト(Snow Forest)」で、澄み渡る透明感と繊細な美しさをまとう限定カラーを用意した。

透明案と艶感をかなえるラベンダーカラーのセラムインパウダー

雪景色のような幻想的な世界観から着想を得た同コレクションは、はかなさと透明感を演出する繊細カラーが特徴。触れた瞬間から肌に溶け込む「エクセル」最高峰のスキンケアパウダー“エクストラリッチセラムインパウダー”の限定色、“ EX04(シマーラベンダー)”は透明感をまといながら艶肌に仕上げるラベンダーカラーで、柔らかく肌になじむ色味に仕上げた。青みと赤みのバランスにこだわったほか、透明感を引き出すパープル、ブルー、ホワイト3種のパールを配合した。

パールの種類を増やして華やかさをアップさせたハイライトパウダー

色と輝度が異なるパールを配合し、光を透過するシアーな仕上がりをかなえるハイライトパウダー“ドレープドシマーグロウ”の限定色“DS04(スノーグロウ)”は、既存色よりもパールの種類を増やして華やかさときらめきをパワーアップさせた。内から溢れ出るような透明感ときらめきを表現。つけたての輝きをキープする高密着処方で、粉飛びすることなく肌に溶け込むようにフィットする。

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「ホワイトマウンテニアリング」から切り替えデザインのウエア4型 TOKYO BASEセレクトが別注

TOKYO BASEのセレクトショップ、ザ トウキョウ(THE TOKYO)は、「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」に別注したウエア4型を発売した。ザ トウキョウ一部店舗および公式オンラインで取り扱う。

「ホワイトマウンテニアリング」別注アイテム

アイテムは、ザ トウキョウの「ホワイトマウンテニアリング」別注で初の裏毛素材を取り入れ、ブランド特有のパターンを生かせるようにソフトシェルと裏毛の中間のような生地を採用した。ラインアップは、胸と腰にポケットを配し、伸縮性と軽はっ水性のある素材を用いたシャツ(5万600円)や、切り替え部分にスラッシュポケットを備えたパーカ(5万5000円)とスエット(4万4000円)、パンツ(4万4000円)をそろえる。

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I-neの「キュラップ」が「パワーパフ ガールズ」とコラボ 限定グッズのプレゼントキャンペーンも

I-neが展開するラッピングケアビューティーブランド「キュラップ(QURAP)」は11月1日、人気アニメ「パワーパフ ガールズ」とコラボレーションした“ラッピングモイストヘアケアセット”(3080円)、“ラッピングセラムヘアケア”(180g、1760円)を全国のバラエティーショップおよびドラッグストアで発売する。また10月1日には、公式オンラインストアや各ECサイト、プラザ(PLAZA)で先行販売を開始する。

キャラクターをイメージした香りと成分

同製品は、「パワーパフ ガールズ」に登場する3人のヒロインが「砂糖、スパイス、素敵なものから生まれた」ことをイメージし、髪を熱から保護し潤いをキープするモイスチャーシュガー、乾燥した髪に潤いを与えるりんごセラミド、髪に艶を与え扱いやすい髪と肌に導くざくろ種子オイルを採用した。香りもキャラクターをモチーフに、花々の中にほんのりスパイシーなフルーツを調和したフルーティシュガー&ピンクペッパーに仕上げた。

シャンプーとトリートメントには、髪の保護膜の働きを補う浸透型ケラチンとビタミンC誘導体による艶膜ラッピング処方で潤いに満ちた髪へ導く。また、カラーやパーマ後の傷んだ髪を補修、保湿する豊富なサポート成分も配合した。ヘアマスクは、深刻なダメージを真まで補正する世界初のボンドリペアカプセル配合により、毛先までまとまる髪に仕上げる。

コラボ限定グッズが当たるSNSキャンペーン

「キュラップ」公式Xでは、フォローとリポストした人の中から抽選でコラボ限定グッズを進呈するキャンペーンを行う。“キュラップ ラッピングモイストヘアケアセット”および“キュラップ ラッピングセラムヘアマスク”のいずれかを購入すると当選確率が上がる。10月1〜15日の間に開催する第1弾では、ポーチとステッカーが、11月4〜24日の第2弾にはキャラクター別3種ミラー&コームを各30人にプレゼントする。

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「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ」が青山店を移転リニューアル 吉岡徳仁がデザイン

イッセイ ミヤケの「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」はこのほど、東京・南青山の旗艦店を移転リニューアルオープンする。新店のオープン日は10月17日で、場所は現店舗と同じみゆき通り沿い。17〜19日はイッセイ ミヤケの公式サイトから事前来店予約が必須で、現店舗は9月30日をもって休業する。

アルミニウムとガラスで構築されたミニマルな店舗

地上3階からなる新店は、「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ」のロゴをはじめ、銀座やパリ、ミラノなどの旗艦店も手掛けてきた吉岡徳仁がデザインを担当。同氏らしいアルミニウムを大胆に取り入れたミニマルな空間に、ガラスを融合させることで透明感のある店舗を作り上げた。

1階は、スティック状に巻かれたアイテムが透明のガラスケースに展示され、紙に挟まれたカラフルな製品が壁を飾る。そして、2階では特別な構造のハンガーラックに衣服を並べることで軽やかさを表現し、3階はフィッティングルームやソファが設置された広々としたフロアに。なお、オープンに合わせた限定アイテムの販売も予定されているという。

■「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ / アオヤマ」
オープン日:10月17日(19日まで事前来店予約制)
営業時間:11:00〜20:00
住所:東京都港区南青山5-3-8

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「ワンピース」と「ヒステリックグラマー」がコラボ “ヒステリックウーマン”を思わせる“ナミ”や“ハンコック”

「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」は、アニメ「ワンピース」とのコラボアイテムを発売する。9月22日12時〜9月28日23時59分までの期間、ゾゾヴィラ(ZOZOVILLA)で先行販売し、10月4日から「ヒステリックグラマー」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。

「ワンピース」コラボ
スカジャンや開襟シャツ、Tシャツなど

コラボアイテムは、「ヒステリックグラマー」を象徴する“ヒステリックウーマン”に着想を得て、「ワンピース」のキャラクター“ナミ”や“ロビン”“ハンコック”を描き下ろしたTシャツ(1万4300円〜)や、開襟シャツ(5万5000円)、メッシュキャップ(1万1000円)、刺しゅうをあしらったスカジャン(13万2000円)をラインアップする。また「ヒステリックグラマー」の店舗および公式オンライン、ゾゾヴィラのノベルティーとして、Tシャツとキャップの購入者には、商品と同じデザインのステッカーを、開襟シャツとスカジャンの購入者には、ステッカー全4種を配布する。

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「ブラックミーンズ」2026年春夏コレクション

「ブラックミーンズ(BLACKMEANS)」が2026年春夏コレクションを東京で発表した。

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【スナップ】2026年春夏ニューヨーク・ファッションウイークのストリートスナップ全215枚!

現地時間9月11〜16日までニューヨック・ファッションウイークが開催された。日中は日差しが強いため、ノースリーブのトップスやドレスもまだ多く見かけるが、朝晩は秋の気配に。すでにブーツやニット、レザージャケットを取り入れているスタイルも見受けられた。中にはロングのファーコートを着て季節を先取りしている人も!ニューヨークの街に集ったファショニスタたちを全215枚のストリートスナップでお届けする。

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仏インターパルファムが「ロシャス」のファッション部門を閉鎖 フレグランス事業に専念

香水大手インターパルファム(INTERPARFUMS)の仏子会社であるインターパルファムSA(INTERPARFUMS SA)は9月17日、2015年から傘下に擁する「ロシャス(ROCHAS)」のファッション部門を閉鎖し、同社の中核事業である高級フレグランスと化粧品の開発と流通に専念することを発表した。今年初めに発売した「オーダス(Audace)」など新作フレグランスの開発を進めつつ、代表作「オー ド ロシャス(Eau de Rochas)」の拡充を図る。

1925年創業の「ロシャス」は、大胆でフェミニンなシルエットとタイムレスなエレガンスで知られ、プレタポルテのコレクションとフレグランスの双方で国際的に高い評価を得てきた。ファッション事業の終了に伴い、アレッサンドロ・ヴィジランテ(Alessandro Vigilante)=クリエイティブ・ディレクターは退任。3月に発表し、現在店頭に並ぶ25-26年秋冬コレクションが、最後のコレクションとなる。

フィリップ・ベナカン(Philippe Benacin)=インターパルファムSA会長兼最高経営責任者(CEO)は、「私たちが残すレガシーを誇りに思う。これまで支えてくださった全ての方に感謝したい。特に過去2年間クリエイティブ・ディレクターを務めたアレッサンドロ・ヴィジランテは、100年の歴史を持つこのメゾンの大胆なフェミニニティーとエレガンスというDNAを見事に表現してくれた」と述べた。

一方、ヴィジランテ=クリエイティブ・ディレクターは「この数年は、強烈で刺激に満ちた旅路だった。私たちは共に、本質や核心を失うことなく世界中の人々に届くビジョンを創り上げたことを誇りに思っている。それぞれのコレクションには私の一部が込められ、物語を紡ぎ、人々にインスピレーションを与えてきた」とコメント。「これからもファッションへの私の信念は変わらない。それは、女性たちと繋がり、彼女たちの望みを先取りすること、そして彼女たちを包み込むとともに守り、そのアイデンティティーを表現する服で寄り添い続けることだ」と続けた。

インターパルファムSAは「ロシャス」に加え、「ランバン(LANVIN)」のフレグランス事業と3月に買収したフレグランブランド「グタール(GOUTAL)」を保有しており、9月には初の自社ブランド「ソルフェリーノ パリ(SOLFERINO PARIS)」もローンチ予定。さらに、「ブシュロン(BOUCHERON)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」「モンクレール(MONCLER)」「モンブラン(MONTBLANC)」「ラコステ(LACOSTE)」「コーチ(COACH)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」「カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」とライセンス契約を結び、フレグランスや化粧品の開発、製造、販売を手掛けている。また7月には、「ロンシャン(LONGCHAMP)」とフレグランス製品の開発・製造・販売に関するライセンス契約を締結。27年に初の製品を発売予定だ。

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「グッチ」のCEO交代をケリングが正式発表 フランチェスカ・ベレッティーニ新CEOがデムナと共に立て直しを図る

ケリング(KERING)は9月17日、傘下ブランド「グッチ(GUCCI)」の社長兼最高経営責任者(CEO)にフランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=ケリング ブランド開発担当副CEOが就任することを正式に発表した。2025年1月1日付で就任したステファノ・カンティーノ(Stefano Cantino)CEOの後任となる。ベレッティーニ新CEOはこれまでもグループ傘下全ブランドのCEOを統括する立場にあったが、今後は苦境にある同社の主力ブランドに専念し、立て直しに取り組む。

今回の人事は9月15日付で着任したルカ・デメオ(Luca de Meo)=ケリング新CEOにとって最初の重要な決定であり、「この重要な局面において、最適な人材が各ブランドを率いる、よりスリムで明確な組織を構築する考えだ」と説明。「グループの旗艦ブランドである『グッチ』には、最も集中すべきだ。業界での経験が豊富で最も尊敬されるプロフェッショナルの一人であるフランチェスカは、ブランドを本来の地位に回復させるために必要なリーダーシップと完璧な実行力を発揮するだろう」と続けた。

一方、ベレッティーニ=グッチ新CEOは「世界で最も象徴的なラグジュアリーブランドの一つである『グッチ』の直接的な責任を担うことを、心から光栄に思う。革新的かつ新鮮な視点で限界を押し広げるインスピレーションを与えてくれるルカ・デメオ氏のリーダーシップの下で働くことを楽しみにしている。『グッチ』チーム全体、そして私が常にその創造性を称賛してきたデムナ(Demna)と共に新たな挑戦を始めることにワクワクしている」と述べた。

またケリングは組織変更の一環で、副CEOの役職を廃止する。これまでオペレーションおよび財務を担当してきたジャン・マルク・デュプレ(Jean-Marc Duplaix)副CEOは、引き続きグループ最高執行責任者(COO)として、グループの発展と組織運営の両面でデメオCEOを支える。

フランチェスカ・ベレッティーニ新CEOの経歴

ベレッティーニ新CEOは、投資銀行家としてキャリアをスタート。1999年にプラダ・グループ(PRADA GROUP)に入社し、事業企画開発部に配属された後、「ヘルムート ラング(HELMUT LANG)」のオペレーション・マネージャーに就任した。2003年にケリングに入社し、「グッチ」のストラテジック・プランニング・ディレクターおよびアソシエイト・ワールドワイド・マーチャンダイジング・ディレクターを歴任。「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」を経て、13年に「サンローラン(SAINT LAURENT)」の社長兼CEOに就いた。当時クリエイティブ・ディレクターを務めていたエディ・スリマン(Hedi Slimane)と共に仕事をした後、16年にはエディの後任としてアンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)を任命。関係者によると、彼女は在任中にビジネス規模をおよそ6倍に成長させたという。

そして、23年7月からはケリング副CEOも兼務し、ブランド開発を担当。昨年には、フランソワ・アンリ・ピノー(François-Henri Pinault)会長兼CEO(現在は会長)と共に、「グッチ」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「ボッテガ・ヴェネタ」「ブリオーニ(BRIONI)」「サンローラン」における新たなクリエイティブ・ディレクターやCEOの人事を主導した。25年1月に「サンローラン」のCEO職を退いてからは、全傘下ブランドの統括業務を担っていた。

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「グッチ」のCEO交代をケリングが正式発表 フランチェスカ・ベレッティーニ新CEOがデムナと共に立て直しを図る

ケリング(KERING)は9月17日、傘下ブランド「グッチ(GUCCI)」の社長兼最高経営責任者(CEO)にフランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=ケリング ブランド開発担当副CEOが就任することを正式に発表した。2025年1月1日付で就任したステファノ・カンティーノ(Stefano Cantino)CEOの後任となる。ベレッティーニ新CEOはこれまでもグループ傘下全ブランドのCEOを統括する立場にあったが、今後は苦境にある同社の主力ブランドに専念し、立て直しに取り組む。

今回の人事は9月15日付で着任したルカ・デメオ(Luca de Meo)=ケリング新CEOにとって最初の重要な決定であり、「この重要な局面において、最適な人材が各ブランドを率いる、よりスリムで明確な組織を構築する考えだ」と説明。「グループの旗艦ブランドである『グッチ』には、最も集中すべきだ。業界での経験が豊富で最も尊敬されるプロフェッショナルの一人であるフランチェスカは、ブランドを本来の地位に回復させるために必要なリーダーシップと完璧な実行力を発揮するだろう」と続けた。

一方、ベレッティーニ=グッチ新CEOは「世界で最も象徴的なラグジュアリーブランドの一つである『グッチ』の直接的な責任を担うことを、心から光栄に思う。革新的かつ新鮮な視点で限界を押し広げるインスピレーションを与えてくれるルカ・デメオ氏のリーダーシップの下で働くことを楽しみにしている。『グッチ』チーム全体、そして私が常にその創造性を称賛してきたデムナ(Demna)と共に新たな挑戦を始めることにワクワクしている」と述べた。

またケリングは組織変更の一環で、副CEOの役職を廃止する。これまでオペレーションおよび財務を担当してきたジャン・マルク・デュプレ(Jean-Marc Duplaix)副CEOは、引き続きグループ最高執行責任者(COO)として、グループの発展と組織運営の両面でデメオCEOを支える。

フランチェスカ・ベレッティーニ新CEOの経歴

ベレッティーニ新CEOは、投資銀行家としてキャリアをスタート。1999年にプラダ・グループ(PRADA GROUP)に入社し、事業企画開発部に配属された後、「ヘルムート ラング(HELMUT LANG)」のオペレーション・マネージャーに就任した。2003年にケリングに入社し、「グッチ」のストラテジック・プランニング・ディレクターおよびアソシエイト・ワールドワイド・マーチャンダイジング・ディレクターを歴任。「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」を経て、13年に「サンローラン(SAINT LAURENT)」の社長兼CEOに就いた。当時クリエイティブ・ディレクターを務めていたエディ・スリマン(Hedi Slimane)と共に仕事をした後、16年にはエディの後任としてアンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)を任命。関係者によると、彼女は在任中にビジネス規模をおよそ6倍に成長させたという。

そして、23年7月からはケリング副CEOも兼務し、ブランド開発を担当。昨年には、フランソワ・アンリ・ピノー(François-Henri Pinault)会長兼CEO(現在は会長)と共に、「グッチ」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「ボッテガ・ヴェネタ」「ブリオーニ(BRIONI)」「サンローラン」における新たなクリエイティブ・ディレクターやCEOの人事を主導した。25年1月に「サンローラン」のCEO職を退いてからは、全傘下ブランドの統括業務を担っていた。

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【2025年クリスマスコフレ】「ゲラン」はペーパーアーティストとコラボした煌めく折り紙に着想を得たコレクション

「ゲラン(GUERLAIN)」は10月15日、ホリデーコレクション“テール オブ ワンダーズ”を発売する。同コレクションは、ペーパーアーティストのオルリー・セリーズ(Aurely Cerise)とコラボレーションし、折り紙に着想を得た幾何学模様に彩られたメイクアップ製品やホリデーならではのフレグランス、アドベントカレンダーなどを展開する。また10月2日から、公式オンラインストアではメイクアップコレクションとアドベントカレンダーの先行発売を開始する。

ラインアップは、アイシャドウパレットの“オンブル ジェ”(1万1550円)、リップスティックの“ルージュ ジェ”(限定、全2色、各5170円/ケース ステラー、5060円)、“メテオリット ビーユ”(1万340円)、リップグロスの“キスキス ビー グロウ オイル”(全2色、各4950円)、“ルージュ ジュ オブ スターズ”(7万8430円)、“エクセブショナル ピース イマジン”(1L、319万円)、“エクセブショナル ピース イマジン”(125mL、12万2430円)を用意する。

ギフトセットは、“アクア アレゴリア フォルテ ローザ ロッサ コフレ”(1万7710円)、“シャリマー オーデパルファン コフレ”(1万7160円)、“アクア アレゴリア フォルテ マンダリン バジリック コフレ”(1万7710円)、“モンゲラン オーデパルファン コフレ”(1万7160円)、“アクア アレゴリア フォルテ フローラルブルーム コフレ”(1万7710円)、“アドベントカレンダー2025”(9万9000円)の6種をそろえる。

コフレ

“オンブル ジェ”

4色アイシャドウパレットの“オンブル ジェ”は、ユニークでは中に煌めくカラーで再解釈した。シマーゴールドやスパークリングシルバー、ウォーム ヌード、ブラウンのニュアンスが重なり合い、まぶたに輝きを宿す。

“メテオリット ビーユ ミッドナイトグロー”

“メテオリット ビーユ ミッドナイトグロー”は、星型パールの肌に煌めきをもたらすアイテムで、色味はベストセラーのローズのカラーパールのハーモニーで用意する。

“ルージュ ジェ”

“ルージュ ジェ”は、ジェラルディーヌ・ゴンザレスの作品にインスピレーションを得た鏡面のベースに2つの星をデザインした特別エディションで登場する。同製品はアイコニックな“ローズ ブラン”、“ルージュ ヴィブラン”、“ベージュ アマンド”の3色を用意する。

“キスキス ビー グロウ オイル”

プランプ効果をかなえるティントリップオイル“キスキス ビー グロウ オイル”からは、ラメが煌めく限定シェードが登場。天然由来成分92%配合のフォーミュラにフレンチハニーを贅沢に配合した。“スパークリング ピーチ”はゴールドのラメが詰まったフレッシュなコーラルオレンジ、“スパークリング ローズウッド”は、フューシャピンクのラメを詰め込んだソフトなローズカラーだ。

“エクセブショナル ピース イマジン”

フローラルノートと包み込むようなウッディノートが融合した“イマジン ゲラン”の香りの
“エクセブショナル ピース イマジン”は、1リットルと125ミリリットルの2サイズを展開する。64本限定で登場する1リットルサイズは、ゴールドメタルの三日月を携える。24Kゴールドにはめ込んだガラスビーズがアイコニックなフレグラアンスをこめたボトルをゴージャスに演出する。煌めくガラスビーズをまとった星で飾られた125ミリリットルサイズは3665本限定で登場する。

キット

ホリデー限定コスメに加え、コフレやフレグランスを詰め込んだセットやアドベントカレンダーも登場する。

「ゲラン」のおとぎ話を語る本をイメージしたアドベントカレンダーには、フレグランス、メイクアップ、スキンケア製品からなる25点のギフトを詰め込んだ。表紙は、今年誕生から100周年を迎えたフレグランス“シャリマー”に着想を得たアール・ヌーヴォー調にデザインし、裏面には、“シャリマー”の香りを生み出したジャック・ゲラン(Jacques Guerlain)の言葉を施した。

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【2025年クリスマスコフレ】「ゲラン」はペーパーアーティストとコラボした煌めく折り紙に着想を得たコレクション

「ゲラン(GUERLAIN)」は10月15日、ホリデーコレクション“テール オブ ワンダーズ”を発売する。同コレクションは、ペーパーアーティストのオルリー・セリーズ(Aurely Cerise)とコラボレーションし、折り紙に着想を得た幾何学模様に彩られたメイクアップ製品やホリデーならではのフレグランス、アドベントカレンダーなどを展開する。また10月2日から、公式オンラインストアではメイクアップコレクションとアドベントカレンダーの先行発売を開始する。

ラインアップは、アイシャドウパレットの“オンブル ジェ”(1万1550円)、リップスティックの“ルージュ ジェ”(限定、全2色、各5170円/ケース ステラー、5060円)、“メテオリット ビーユ”(1万340円)、リップグロスの“キスキス ビー グロウ オイル”(全2色、各4950円)、“ルージュ ジュ オブ スターズ”(7万8430円)、“エクセブショナル ピース イマジン”(1L、319万円)、“エクセブショナル ピース イマジン”(125mL、12万2430円)を用意する。

ギフトセットは、“アクア アレゴリア フォルテ ローザ ロッサ コフレ”(1万7710円)、“シャリマー オーデパルファン コフレ”(1万7160円)、“アクア アレゴリア フォルテ マンダリン バジリック コフレ”(1万7710円)、“モンゲラン オーデパルファン コフレ”(1万7160円)、“アクア アレゴリア フォルテ フローラルブルーム コフレ”(1万7710円)、“アドベントカレンダー2025”(9万9000円)の6種をそろえる。

コフレ

“オンブル ジェ”

4色アイシャドウパレットの“オンブル ジェ”は、ユニークでは中に煌めくカラーで再解釈した。シマーゴールドやスパークリングシルバー、ウォーム ヌード、ブラウンのニュアンスが重なり合い、まぶたに輝きを宿す。

“メテオリット ビーユ ミッドナイトグロー”

“メテオリット ビーユ ミッドナイトグロー”は、星型パールの肌に煌めきをもたらすアイテムで、色味はベストセラーのローズのカラーパールのハーモニーで用意する。

“ルージュ ジェ”

“ルージュ ジェ”は、ジェラルディーヌ・ゴンザレスの作品にインスピレーションを得た鏡面のベースに2つの星をデザインした特別エディションで登場する。同製品はアイコニックな“ローズ ブラン”、“ルージュ ヴィブラン”、“ベージュ アマンド”の3色を用意する。

“キスキス ビー グロウ オイル”

プランプ効果をかなえるティントリップオイル“キスキス ビー グロウ オイル”からは、ラメが煌めく限定シェードが登場。天然由来成分92%配合のフォーミュラにフレンチハニーを贅沢に配合した。“スパークリング ピーチ”はゴールドのラメが詰まったフレッシュなコーラルオレンジ、“スパークリング ローズウッド”は、フューシャピンクのラメを詰め込んだソフトなローズカラーだ。

“エクセブショナル ピース イマジン”

フローラルノートと包み込むようなウッディノートが融合した“イマジン ゲラン”の香りの
“エクセブショナル ピース イマジン”は、1リットルと125ミリリットルの2サイズを展開する。64本限定で登場する1リットルサイズは、ゴールドメタルの三日月を携える。24Kゴールドにはめ込んだガラスビーズがアイコニックなフレグラアンスをこめたボトルをゴージャスに演出する。煌めくガラスビーズをまとった星で飾られた125ミリリットルサイズは3665本限定で登場する。

キット

ホリデー限定コスメに加え、コフレやフレグランスを詰め込んだセットやアドベントカレンダーも登場する。

「ゲラン」のおとぎ話を語る本をイメージしたアドベントカレンダーには、フレグランス、メイクアップ、スキンケア製品からなる25点のギフトを詰め込んだ。表紙は、今年誕生から100周年を迎えたフレグランス“シャリマー”に着想を得たアール・ヌーヴォー調にデザインし、裏面には、“シャリマー”の香りを生み出したジャック・ゲラン(Jacques Guerlain)の言葉を施した。

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「ゲラン(GUERLAIN)」は10月15日、ホリデーコレクション“テール オブ ワンダーズ”を発売する。同コレクションは、ペーパーアーティストのオルリー・セリーズ(Aurely Cerise)とコラボレーションし、折り紙に着想を得た幾何学模様に彩られたメイクアップ製品やホリデーならではのフレグランス、アドベントカレンダーなどを展開する。また10月2日から、公式オンラインストアではメイクアップコレクションとアドベントカレンダーの先行発売を開始する。

ラインアップは、アイシャドウパレットの“オンブル ジェ”(1万1550円)、リップスティックの“ルージュ ジェ”(限定、全2色、各5170円/ケース ステラー、5060円)、“メテオリット ビーユ”(1万340円)、リップグロスの“キスキス ビー グロウ オイル”(全2色、各4950円)、“ルージュ ジュ オブ スターズ”(7万8430円)、“エクセブショナル ピース イマジン”(1L、319万円)、“エクセブショナル ピース イマジン”(125mL、12万2430円)を用意する。

ギフトセットは、“アクア アレゴリア フォルテ ローザ ロッサ コフレ”(1万7710円)、“シャリマー オーデパルファン コフレ”(1万7160円)、“アクア アレゴリア フォルテ マンダリン バジリック コフレ”(1万7710円)、“モンゲラン オーデパルファン コフレ”(1万7160円)、“アクア アレゴリア フォルテ フローラルブルーム コフレ”(1万7710円)、“アドベントカレンダー2025”(9万9000円)の6種をそろえる。

コフレ

“オンブル ジェ”

4色アイシャドウパレットの“オンブル ジェ”は、ユニークでは中に煌めくカラーで再解釈した。シマーゴールドやスパークリングシルバー、ウォーム ヌード、ブラウンのニュアンスが重なり合い、まぶたに輝きを宿す。

“メテオリット ビーユ ミッドナイトグロー”

“メテオリット ビーユ ミッドナイトグロー”は、星型パールの肌に煌めきをもたらすアイテムで、色味はベストセラーのローズのカラーパールのハーモニーで用意する。

“ルージュ ジェ”

“ルージュ ジェ”は、ジェラルディーヌ・ゴンザレスの作品にインスピレーションを得た鏡面のベースに2つの星をデザインした特別エディションで登場する。同製品はアイコニックな“ローズ ブラン”、“ルージュ ヴィブラン”、“ベージュ アマンド”の3色を用意する。

“キスキス ビー グロウ オイル”

プランプ効果をかなえるティントリップオイル“キスキス ビー グロウ オイル”からは、ラメが煌めく限定シェードが登場。天然由来成分92%配合のフォーミュラにフレンチハニーを贅沢に配合した。“スパークリング ピーチ”はゴールドのラメが詰まったフレッシュなコーラルオレンジ、“スパークリング ローズウッド”は、フューシャピンクのラメを詰め込んだソフトなローズカラーだ。

“エクセブショナル ピース イマジン”

フローラルノートと包み込むようなウッディノートが融合した“イマジン ゲラン”の香りの
“エクセブショナル ピース イマジン”は、1リットルと125ミリリットルの2サイズを展開する。64本限定で登場する1リットルサイズは、ゴールドメタルの三日月を携える。24Kゴールドにはめ込んだガラスビーズがアイコニックなフレグラアンスをこめたボトルをゴージャスに演出する。煌めくガラスビーズをまとった星で飾られた125ミリリットルサイズは3665本限定で登場する。

キット

ホリデー限定コスメに加え、コフレやフレグランスを詰め込んだセットやアドベントカレンダーも登場する。

「ゲラン」のおとぎ話を語る本をイメージしたアドベントカレンダーには、フレグランス、メイクアップ、スキンケア製品からなる25点のギフトを詰め込んだ。表紙は、今年誕生から100周年を迎えたフレグランス“シャリマー”に着想を得たアール・ヌーヴォー調にデザインし、裏面には、“シャリマー”の香りを生み出したジャック・ゲラン(Jacques Guerlain)の言葉を施した。

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「ゲラン(GUERLAIN)」は10月15日、ホリデーコレクション“テール オブ ワンダーズ”を発売する。同コレクションは、ペーパーアーティストのオルリー・セリーズ(Aurely Cerise)とコラボレーションし、折り紙に着想を得た幾何学模様に彩られたメイクアップ製品やホリデーならではのフレグランス、アドベントカレンダーなどを展開する。また10月2日から、公式オンラインストアではメイクアップコレクションとアドベントカレンダーの先行発売を開始する。

ラインアップは、アイシャドウパレットの“オンブル ジェ”(1万1550円)、リップスティックの“ルージュ ジェ”(限定、全2色、各5170円/ケース ステラー、5060円)、“メテオリット ビーユ”(1万340円)、リップグロスの“キスキス ビー グロウ オイル”(全2色、各4950円)、“ルージュ ジュ オブ スターズ”(7万8430円)、“エクセブショナル ピース イマジン”(1L、319万円)、“エクセブショナル ピース イマジン”(125mL、12万2430円)を用意する。

ギフトセットは、“アクア アレゴリア フォルテ ローザ ロッサ コフレ”(1万7710円)、“シャリマー オーデパルファン コフレ”(1万7160円)、“アクア アレゴリア フォルテ マンダリン バジリック コフレ”(1万7710円)、“モンゲラン オーデパルファン コフレ”(1万7160円)、“アクア アレゴリア フォルテ フローラルブルーム コフレ”(1万7710円)、“アドベントカレンダー2025”(9万9000円)の6種をそろえる。

コフレ

“オンブル ジェ”

4色アイシャドウパレットの“オンブル ジェ”は、ユニークでは中に煌めくカラーで再解釈した。シマーゴールドやスパークリングシルバー、ウォーム ヌード、ブラウンのニュアンスが重なり合い、まぶたに輝きを宿す。

“メテオリット ビーユ ミッドナイトグロー”

“メテオリット ビーユ ミッドナイトグロー”は、星型パールの肌に煌めきをもたらすアイテムで、色味はベストセラーのローズのカラーパールのハーモニーで用意する。

“ルージュ ジェ”

“ルージュ ジェ”は、ジェラルディーヌ・ゴンザレスの作品にインスピレーションを得た鏡面のベースに2つの星をデザインした特別エディションで登場する。同製品はアイコニックな“ローズ ブラン”、“ルージュ ヴィブラン”、“ベージュ アマンド”の3色を用意する。

“キスキス ビー グロウ オイル”

プランプ効果をかなえるティントリップオイル“キスキス ビー グロウ オイル”からは、ラメが煌めく限定シェードが登場。天然由来成分92%配合のフォーミュラにフレンチハニーを贅沢に配合した。“スパークリング ピーチ”はゴールドのラメが詰まったフレッシュなコーラルオレンジ、“スパークリング ローズウッド”は、フューシャピンクのラメを詰め込んだソフトなローズカラーだ。

“エクセブショナル ピース イマジン”

フローラルノートと包み込むようなウッディノートが融合した“イマジン ゲラン”の香りの
“エクセブショナル ピース イマジン”は、1リットルと125ミリリットルの2サイズを展開する。64本限定で登場する1リットルサイズは、ゴールドメタルの三日月を携える。24Kゴールドにはめ込んだガラスビーズがアイコニックなフレグラアンスをこめたボトルをゴージャスに演出する。煌めくガラスビーズをまとった星で飾られた125ミリリットルサイズは3665本限定で登場する。

キット

ホリデー限定コスメに加え、コフレやフレグランスを詰め込んだセットやアドベントカレンダーも登場する。

「ゲラン」のおとぎ話を語る本をイメージしたアドベントカレンダーには、フレグランス、メイクアップ、スキンケア製品からなる25点のギフトを詰め込んだ。表紙は、今年誕生から100周年を迎えたフレグランス“シャリマー”に着想を得たアール・ヌーヴォー調にデザインし、裏面には、“シャリマー”の香りを生み出したジャック・ゲラン(Jacques Guerlain)の言葉を施した。

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「ディプティック」が秋限定キャンドル“シトルイユ”を発売 温かいパンプキンの香り 

「ディプティック(DIPTYQUE)」は10月1日、秋冬限定のフレグランスキャンドル“シトルイユ(Citrouille)”(190g、1万450円)を限定発売する。

今年は新しい解釈のもと、パンプキンの香りに生き生きとしたスパイシーさとバニラノートを加え、いっそう豊かな香りに仕上げた。ユニークな香りで秋の到来を祝う。

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「ディプティック」が秋限定キャンドル“シトルイユ”を発売 温かいパンプキンの香り 

「ディプティック(DIPTYQUE)」は10月1日、秋冬限定のフレグランスキャンドル“シトルイユ(Citrouille)”(190g、1万450円)を限定発売する。

今年は新しい解釈のもと、パンプキンの香りに生き生きとしたスパイシーさとバニラノートを加え、いっそう豊かな香りに仕上げた。ユニークな香りで秋の到来を祝う。

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