漆塗りスノーボードで雪山を疾走し話題に 23歳の漆作家、杜野菫が伝統工芸に吹き込む新しい風 

PROFILE: 杜野菫/漆作家

杜野菫/漆作家
PROFILE: (もりの・すみれ)2002年生まれ、青森・十和田出身。八戸中央高校卒業後、京都伝統工芸大学校に入学。漆工芸の加飾技法の1つである蒔絵を専攻し、25年3月に卒業 PHOTO:KAZUO YOSHIDA

漆工芸と聞いてイメージするのは、お堅くて古いイメージ。そんな世界に絶賛新風を吹き込んでいるのが、2025年の春に京都伝統工芸大学校を卒業したばかりの漆作家、杜野菫さんだ。卒業制作として手掛けたスノーボードやスキー3台「雪中用漆具三式」、それを自ら身につけて和服姿でゲレンデを疾走する姿がSNSで話題になり、今夏には東京・日本橋のギャラリーで個展の機会も得た。バズをきっかけに、制作オーダーや企業からの協業依頼も増えているという。ファッションも大好きと語る杜野さんに、時代を経ても褪せない漆工芸の魅力やモノ作りについて聞いた。

WWD:青森県の十和田出身。今は京都で漆工芸に打ち込んでいる。

杜野菫(以下、杜野):親がアウトドア好きだったので、登山やスキー、自転車などに親しんで育ちました。小学生の頃から体調不良でやや不登校気味になって、家で絵を描き始めたのが中学時代です。高校は通信制の学校を選んで、デッサン教室に通ったり、自分でアートイベントを開いたり。ただ、高校卒業後の進路を考えるようになったとき、大学でアートを学ぶというのは自分としては何かが違うなと感じるようになりました。(息を吸って吐くように)生きるために絵を描いてきたから、違和感を覚えたんです。それよりもモノを作ること自体が楽しかったから、何かを作ることにフォーカスしたいと考えるようになりました。

WWD:母校である京都伝統工芸大学校との出合いは。

杜野:教員をしている親が偶然、京都伝統工芸大学校のパンフレットを持って帰ってきました。国や京都府、伝統工芸の産業界が支援し、伝統工芸に携わる職人を養成するための学校です。アートとはちょっと違う目線でモノ作りができて、工芸という実用品を作れるというのは面白い。しかも大卒資格も取れる。進路としてこれはいい選択肢だと思いました。

WWD:一口に伝統工芸と言っても、さまざまなジャンルがある。その中で漆工芸を選んだ理由は。

杜野:中高時代に細密画のような絵を描いていたので、(蒔絵をはじめ多様な加飾技法がある)漆工芸とは相性がいいだろうと考えました。それに漆って、木材だけでなくガラスや金属、プラスチックなどさまざまなものに塗れて、平面に限らず立体物にも塗ることができるんですよ。それなら、表現として伝統に収まらない領域に行けるんじゃないかと考えました。漆工芸は割れないように、下地から非常に丈夫に作っていくものです。ぜいたく品ではなく実用品だからこそ、現在まで続いてきたんだと思う。そこにも共感しました。

「私だからこそ作れる
伝統工芸がある」

WWD:伝統工芸というと、一般的に後継者難がよく話題になる。

杜野:学校には、後継者になりたいという子がたくさんいました。問題は後継者がいないことではなく、工芸品の需要が減っていることだと思う。仏壇仏具などがなかなか求められなくなっている中で、親方は自分の代で終わりにしようと弟子を取らなくなっています。だったら、漆工芸で実はこんなこともできるんだよって、新しい需要を作っていけば状況は変わるんじゃないか。幼いころからのバックグラウンドで、私はアウトドアアクティビティーを含め多趣味だし、若い感覚も理解できる。こんな私だからこそ作れる漆工芸があるんじゃないかと考えるようになりました。

例えば、漆塗りのスノーボードやスキーをきっかけに、漆工芸自体に興味を持つ人も出てくるかもしれませんよね。こういうものを作ることで、王道の伝統工芸も次の時代につないでいけるんじゃないか。それに、(漆塗りのスノーボードやスキーは)純粋にかっこいい。それだけでも十分価値があると思います。歴史的に見ても、私がやっていることは決して邪道で型破りなわけではないんです。だって、漆塗りの兜(かぶと)やお茶道具も、作られた当時は最先端のアイテムで、それをかっこよく丈夫にしたいという考えで職人は漆を塗ったはず。漆工芸と聞くと今はどうしてもお堅くて伝統的なイメージになりますが、漆は水と空気以外になら塗ることができて、塗ることで丈夫になる。それが漆工芸の価値です。学校では、ピアノやヴァイオリンに塗っている子もいました。

WWD:漆工芸でスキーやスノーボードを扱うことに、学校の先生は驚かなかったか。

杜野:ありがたいことに、何に漆を塗っても「面白い」と言ってくださる先生方に恵まれました。「そんなふざけたものは作るな」とおっしゃる先生も実際いるでしょうし、そういう考え方ももちろん理解はできます。スノーボードやスキーを作るアイデアは学校に入ってすぐのころから温めていて、1年生のときにまず作ったのがヘルメット。現代版の兜です。私はもともと、高校生のころから自分や知人のスノーボードに絵を描いていました。(アニメや漫画の主人公などを大胆にペイントした)いわゆる“痛板(イタいた)”です。趣味の世界ではみんな自分だけのオンリーワンなアイテムを求めていて、“イタい”ことだってその人だけのスタイルになる。そんなふうに、オンリーワンに価値を見出すカルチャーをずっと身近に感じてきました。オンリーワンのものを作ってほしいと依頼されるのは、作り手にとっては非常に光栄なことです。(量産をせず、依頼主のオーダーを受けて作る)工芸品は、まさにオンリーワン中のオンリーワンです。

WWD:卒業制作で作った計3台の漆塗りのスノーボードやスキーは、スノースポーツ愛好者をはじめSNSで大きな話題になった。

杜野:SNSにアップしたときの反応は思った以上に大きかったです。漆工芸を購入する人は、漆工芸に普段から親しんでいる人ではないというマインドセットで制作に取り組んできたので、あの3台が(スノースポーツ愛好者という)特に漆工芸に詳しくない人たちに伝わったことはまさに狙い通り。「漆工芸なんてよく分からない」という人に、「でもこれはかっこいいな」と思ってもらえたわけですから、自分が頑張って作ってきたものは間違っていない、正しい方向に進めていると手応えを感じました。

WWD:制作にはどれくらいの時間がかかるものなのか。

杜野:卒業制作の3台は、1台につき10カ月〜1年をかけて作りました。3年生の冬に何を作るかやデザインを決めて、春休みには下塗りを開始。1度塗ったら1週間、長いときは1カ月乾かすといった工程を繰り返して作っていきます。乾かして固まったら、ようやく次の技法に移ることができる。人間国宝の伝統工芸士の制作風景をDVDで見ると、下地を塗ってから半年おくといったこともままある世界です。一般的に卒業制作と聞くと、ギリギリのタイミングで学校に泊まり込んで、徹夜で締め切りに間に合わせるといったイメージがあるかもしれません。でも、漆工芸はそもそもそんなことはできない。私は大きな作品をたくさん作っていたので、塗るときは一気に塗って、一気に全部乾かして、といったように工夫していました。

現代の“用の美”を模索

WWD:金や銀、貝殻などを使って細工をしていくため、時間もかかる上に材料費もかさむ。

杜野:真面目に制作に向き合うためには材料費を稼ぐ必要があり、アルバイトを増やすとなおさら制作時間が減って体力もなくなっていく、という負のループを学生時代は繰り返していました。文字通り泣きながら作っていた感じです。加えて、母校は本来は学芸員の資格が取れないカリキュラムだったのに、無理をして学校で初めて学芸員の資格も取りました。本当に頑張ったので、これはちょっとした自慢です。卒業制作、バイト、資格取得と4年生の時はもう本当に忙しくて、バイトの記憶がないくらいです。

少なくとも月に3万円くらいは材料費として毎月払っていましたし、購入タイミングが重なると一気に6万円くらいが飛んでいく。(金や銀だけでなく)漆自体も安くはなく、1回しか塗っていないように見える部分も、実は複数回塗り重ねています。しかも、私は作品自体が大きい。本当に厳しい出費でしたが、勉強代だからここで材料費をケチったら負けだなと思っていました。何も考えないでとにかく買おう、ケチケチしたらダメだと自分に言い聞かせてやってきました。

WWD:卒業制作の3台には、漆工芸のどういった技法を使っているのか。

杜野:黒いスノーボードには、螺鈿(らでん)をはじめ銀蒔絵や変わり塗りなどの漆芸の技法を詰め込み、クジラを描きました。クジラは中学生の頃から好んで描いてきたモチーフです。螺鈿は貝殻の真珠層を加工して、漆を塗り重ねた表面に埋め込んで加飾していくものです。

赤いスノーボードは、立体的な目玉焼きのモチーフがポイント。漆工芸でこんなポップなデザインは、きっと意外性がありますよね。立体感は、漆と土を混ぜた“さび漆”というパテのようなものを重ねて出しています。白身の部分は、ウズラの卵の殻を針で割ってかけらにして、1つずつ針の先で貼っていく卵殻(らんかく)という技法を用いています。作っているときは、朝一番で貼り始めて、昼休憩も取らずに夜8時半に学校が閉まるまで作業をし続けていました。材料として、ウズラの卵は50個は食べています。

スキー板は技法としては非常にトラディショナルで、白檀塗りに高蒔絵というものです。下塗りをした後に全面に金箔を貼って、また塗って、また金箔を貼ってということを繰り返し、磨いて作っています。技法は伝統的でも、描いているモチーフはジャンプを決めるフリースキーヤーです。最初は技法だけでなくモチーフも伝統的なものにしようと考えていたんですが、作っているうちになんだかもっと遊びたいなと感じて、このデザインになりました。3台それぞれ異なる技法で大変でしたが、いろんな価値観を持った人が、それぞれ「私はこれが好き」「自分はこっち」みたいに思ってくれたらいいなと考えて作りました。

WWD:卒業制作以外では、スケートボードやヘッドホンなども漆工芸で作っている。

杜野:スケボーは漆を何回も塗り重ねて、彫って模様を入れていく彫漆(ちょうしつ)という技法をオマージュしたものです。漆の工芸品は傷つかないように大事に使うイメージが強いですが、スケボーの世界には乗り込んでボロボロになっている板の方がかっこいいというカルチャーがある。だから、漆を20回塗り重ねた板を実際にスケーターの友達に乗ってもらって、それを磨いて、乗ってくれた友達の名前や板を提供してくれたショップの名前を彫りました。使われてこそ美しいという“用の美”を、現代だったらこう生かすのがいいんじゃないかと考えて作ったものです。作ってみて分かったのは、漆は本当に丈夫で硬いので、乗ってもらってもなかなか剥げないということ。次に作るなら、もうちょっと漆を弱めないといけないなと思いました。

「工芸の価値は今後ますます上がる」

WWD:SNSでの拡散もきっかけの1つに、卒業制作の3台を含め、作品に買い手がついた。

杜野:売れないと材料費が払えないし生活もできないしで、本当にやっていけない。生活のためにバイトをしたら次の作品を作る時間がなくなってしまうので、買っていただけたことは本当にありがたいです。室内に飾っていただくのももちろんいいですが、私としてはぜひ雪山で乗ってみてほしい。雪山で見たら、きっと違う表情、違う魅力を感じると思います。万一傷などが入った場合は、もちろんお直しにも対応できます。

(販売価格は)技法によって異なります。オーダーをいただいてスノーボードやスキーを制作する場合は、土台となる板そのものの代金は別として、技法としてそこまで凝ったものでなければ30万円くらいからでしょうか。技法によっては100万円を超えるものもあります。デザインも1つ1つイチから考えるのでどうしてもそれくらいになります。SNSを通じてご連絡いただいて、ご相談に乗るという形でオーダーに対応しています。

WWD:漆塗りのスノーボードやスキーは、世界一のパウダースノーを求めて日本にやって来る海外の富裕層にも需要がありそうだ。

杜野:実際にほしいとおっしゃってくださる海外の方もいます。ただ、そもそも漆工芸が何なのか、どう作っているのかといったことは、今や日本人でも知らない人の方が多いですし、日本語であっても伝えるのは大変です。海外の方に技法や文化的背景も含め、漆工芸の価値を正しく伝えるのはすごく難しい。でも、少しずつ伝えていければいいなと思っています。

WWD:今後、挑戦したいことは。

杜野:ファッションも好きなので、シューズやバッグに漆を塗ってみたい。ハイヒール部分に塗ったら絶対かっこいいデザインになると思うんですよ。あとは、自分はもともと“痛板”の人なので、金粉でキラッキラにした初音ミクのスノーボードも作りたいですね(笑)。大量生産、大量消費が当たり前で、AIが何でも教えてくれる時代だからこそ、その真逆をいく工芸の価値はこれからどんどん上がっていくと思っています。機械には絶対にできないものですし、たとえ機械化できる部分があったとしても、人間のコントロールは必要です。機械化して採算が取れるというものでもない。人間がやるからこそのムラが美しいんだと思います。そういう側面をしっかりアピールしていけば、これからもっともっと、漆工芸の価値は高まっていくと思っています。

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漆塗りスノーボードで雪山を疾走し話題に 23歳の漆作家、杜野菫が伝統工芸に吹き込む新しい風 

PROFILE: 杜野菫/漆作家

杜野菫/漆作家
PROFILE: (もりの・すみれ)2002年生まれ、青森・十和田出身。八戸中央高校卒業後、京都伝統工芸大学校に入学。漆工芸の加飾技法の1つである蒔絵を専攻し、25年3月に卒業 PHOTO:KAZUO YOSHIDA

漆工芸と聞いてイメージするのは、お堅くて古いイメージ。そんな世界に絶賛新風を吹き込んでいるのが、2025年の春に京都伝統工芸大学校を卒業したばかりの漆作家、杜野菫さんだ。卒業制作として手掛けたスノーボードやスキー3台「雪中用漆具三式」、それを自ら身につけて和服姿でゲレンデを疾走する姿がSNSで話題になり、今夏には東京・日本橋のギャラリーで個展の機会も得た。バズをきっかけに、制作オーダーや企業からの協業依頼も増えているという。ファッションも大好きと語る杜野さんに、時代を経ても褪せない漆工芸の魅力やモノ作りについて聞いた。

WWD:青森県の十和田出身。今は京都で漆工芸に打ち込んでいる。

杜野菫(以下、杜野):親がアウトドア好きだったので、登山やスキー、自転車などに親しんで育ちました。小学生の頃から体調不良でやや不登校気味になって、家で絵を描き始めたのが中学時代です。高校は通信制の学校を選んで、デッサン教室に通ったり、自分でアートイベントを開いたり。ただ、高校卒業後の進路を考えるようになったとき、大学でアートを学ぶというのは自分としては何かが違うなと感じるようになりました。(息を吸って吐くように)生きるために絵を描いてきたから、違和感を覚えたんです。それよりもモノを作ること自体が楽しかったから、何かを作ることにフォーカスしたいと考えるようになりました。

WWD:母校である京都伝統工芸大学校との出合いは。

杜野:教員をしている親が偶然、京都伝統工芸大学校のパンフレットを持って帰ってきました。国や京都府、伝統工芸の産業界が支援し、伝統工芸に携わる職人を養成するための学校です。アートとはちょっと違う目線でモノ作りができて、工芸という実用品を作れるというのは面白い。しかも大卒資格も取れる。進路としてこれはいい選択肢だと思いました。

WWD:一口に伝統工芸と言っても、さまざまなジャンルがある。その中で漆工芸を選んだ理由は。

杜野:中高時代に細密画のような絵を描いていたので、(蒔絵をはじめ多様な加飾技法がある)漆工芸とは相性がいいだろうと考えました。それに漆って、木材だけでなくガラスや金属、プラスチックなどさまざまなものに塗れて、平面に限らず立体物にも塗ることができるんですよ。それなら、表現として伝統に収まらない領域に行けるんじゃないかと考えました。漆工芸は割れないように、下地から非常に丈夫に作っていくものです。ぜいたく品ではなく実用品だからこそ、現在まで続いてきたんだと思う。そこにも共感しました。

「私だからこそ作れる
伝統工芸がある」

WWD:伝統工芸というと、一般的に後継者難がよく話題になる。

杜野:学校には、後継者になりたいという子がたくさんいました。問題は後継者がいないことではなく、工芸品の需要が減っていることだと思う。仏壇仏具などがなかなか求められなくなっている中で、親方は自分の代で終わりにしようと弟子を取らなくなっています。だったら、漆工芸で実はこんなこともできるんだよって、新しい需要を作っていけば状況は変わるんじゃないか。幼いころからのバックグラウンドで、私はアウトドアアクティビティーを含め多趣味だし、若い感覚も理解できる。こんな私だからこそ作れる漆工芸があるんじゃないかと考えるようになりました。

例えば、漆塗りのスノーボードやスキーをきっかけに、漆工芸自体に興味を持つ人も出てくるかもしれませんよね。こういうものを作ることで、王道の伝統工芸も次の時代につないでいけるんじゃないか。それに、(漆塗りのスノーボードやスキーは)純粋にかっこいい。それだけでも十分価値があると思います。歴史的に見ても、私がやっていることは決して邪道で型破りなわけではないんです。だって、漆塗りの兜(かぶと)やお茶道具も、作られた当時は最先端のアイテムで、それをかっこよく丈夫にしたいという考えで職人は漆を塗ったはず。漆工芸と聞くと今はどうしてもお堅くて伝統的なイメージになりますが、漆は水と空気以外になら塗ることができて、塗ることで丈夫になる。それが漆工芸の価値です。学校では、ピアノやヴァイオリンに塗っている子もいました。

WWD:漆工芸でスキーやスノーボードを扱うことに、学校の先生は驚かなかったか。

杜野:ありがたいことに、何に漆を塗っても「面白い」と言ってくださる先生方に恵まれました。「そんなふざけたものは作るな」とおっしゃる先生も実際いるでしょうし、そういう考え方ももちろん理解はできます。スノーボードやスキーを作るアイデアは学校に入ってすぐのころから温めていて、1年生のときにまず作ったのがヘルメット。現代版の兜です。私はもともと、高校生のころから自分や知人のスノーボードに絵を描いていました。(アニメや漫画の主人公などを大胆にペイントした)いわゆる“痛板(イタいた)”です。趣味の世界ではみんな自分だけのオンリーワンなアイテムを求めていて、“イタい”ことだってその人だけのスタイルになる。そんなふうに、オンリーワンに価値を見出すカルチャーをずっと身近に感じてきました。オンリーワンのものを作ってほしいと依頼されるのは、作り手にとっては非常に光栄なことです。(量産をせず、依頼主のオーダーを受けて作る)工芸品は、まさにオンリーワン中のオンリーワンです。

WWD:卒業制作で作った計3台の漆塗りのスノーボードやスキーは、スノースポーツ愛好者をはじめSNSで大きな話題になった。

杜野:SNSにアップしたときの反応は思った以上に大きかったです。漆工芸を購入する人は、漆工芸に普段から親しんでいる人ではないというマインドセットで制作に取り組んできたので、あの3台が(スノースポーツ愛好者という)特に漆工芸に詳しくない人たちに伝わったことはまさに狙い通り。「漆工芸なんてよく分からない」という人に、「でもこれはかっこいいな」と思ってもらえたわけですから、自分が頑張って作ってきたものは間違っていない、正しい方向に進めていると手応えを感じました。

WWD:制作にはどれくらいの時間がかかるものなのか。

杜野:卒業制作の3台は、1台につき10カ月〜1年をかけて作りました。3年生の冬に何を作るかやデザインを決めて、春休みには下塗りを開始。1度塗ったら1週間、長いときは1カ月乾かすといった工程を繰り返して作っていきます。乾かして固まったら、ようやく次の技法に移ることができる。人間国宝の伝統工芸士の制作風景をDVDで見ると、下地を塗ってから半年おくといったこともままある世界です。一般的に卒業制作と聞くと、ギリギリのタイミングで学校に泊まり込んで、徹夜で締め切りに間に合わせるといったイメージがあるかもしれません。でも、漆工芸はそもそもそんなことはできない。私は大きな作品をたくさん作っていたので、塗るときは一気に塗って、一気に全部乾かして、といったように工夫していました。

現代の“用の美”を模索

WWD:金や銀、貝殻などを使って細工をしていくため、時間もかかる上に材料費もかさむ。

杜野:真面目に制作に向き合うためには材料費を稼ぐ必要があり、アルバイトを増やすとなおさら制作時間が減って体力もなくなっていく、という負のループを学生時代は繰り返していました。文字通り泣きながら作っていた感じです。加えて、母校は本来は学芸員の資格が取れないカリキュラムだったのに、無理をして学校で初めて学芸員の資格も取りました。本当に頑張ったので、これはちょっとした自慢です。卒業制作、バイト、資格取得と4年生の時はもう本当に忙しくて、バイトの記憶がないくらいです。

少なくとも月に3万円くらいは材料費として毎月払っていましたし、購入タイミングが重なると一気に6万円くらいが飛んでいく。(金や銀だけでなく)漆自体も安くはなく、1回しか塗っていないように見える部分も、実は複数回塗り重ねています。しかも、私は作品自体が大きい。本当に厳しい出費でしたが、勉強代だからここで材料費をケチったら負けだなと思っていました。何も考えないでとにかく買おう、ケチケチしたらダメだと自分に言い聞かせてやってきました。

WWD:卒業制作の3台には、漆工芸のどういった技法を使っているのか。

杜野:黒いスノーボードには、螺鈿(らでん)をはじめ銀蒔絵や変わり塗りなどの漆芸の技法を詰め込み、クジラを描きました。クジラは中学生の頃から好んで描いてきたモチーフです。螺鈿は貝殻の真珠層を加工して、漆を塗り重ねた表面に埋め込んで加飾していくものです。

赤いスノーボードは、立体的な目玉焼きのモチーフがポイント。漆工芸でこんなポップなデザインは、きっと意外性がありますよね。立体感は、漆と土を混ぜた“さび漆”というパテのようなものを重ねて出しています。白身の部分は、ウズラの卵の殻を針で割ってかけらにして、1つずつ針の先で貼っていく卵殻(らんかく)という技法を用いています。作っているときは、朝一番で貼り始めて、昼休憩も取らずに夜8時半に学校が閉まるまで作業をし続けていました。材料として、ウズラの卵は50個は食べています。

スキー板は技法としては非常にトラディショナルで、白檀塗りに高蒔絵というものです。下塗りをした後に全面に金箔を貼って、また塗って、また金箔を貼ってということを繰り返し、磨いて作っています。技法は伝統的でも、描いているモチーフはジャンプを決めるフリースキーヤーです。最初は技法だけでなくモチーフも伝統的なものにしようと考えていたんですが、作っているうちになんだかもっと遊びたいなと感じて、このデザインになりました。3台それぞれ異なる技法で大変でしたが、いろんな価値観を持った人が、それぞれ「私はこれが好き」「自分はこっち」みたいに思ってくれたらいいなと考えて作りました。

WWD:卒業制作以外では、スケートボードやヘッドホンなども漆工芸で作っている。

杜野:スケボーは漆を何回も塗り重ねて、彫って模様を入れていく彫漆(ちょうしつ)という技法をオマージュしたものです。漆の工芸品は傷つかないように大事に使うイメージが強いですが、スケボーの世界には乗り込んでボロボロになっている板の方がかっこいいというカルチャーがある。だから、漆を20回塗り重ねた板を実際にスケーターの友達に乗ってもらって、それを磨いて、乗ってくれた友達の名前や板を提供してくれたショップの名前を彫りました。使われてこそ美しいという“用の美”を、現代だったらこう生かすのがいいんじゃないかと考えて作ったものです。作ってみて分かったのは、漆は本当に丈夫で硬いので、乗ってもらってもなかなか剥げないということ。次に作るなら、もうちょっと漆を弱めないといけないなと思いました。

「工芸の価値は今後ますます上がる」

WWD:SNSでの拡散もきっかけの1つに、卒業制作の3台を含め、作品に買い手がついた。

杜野:売れないと材料費が払えないし生活もできないしで、本当にやっていけない。生活のためにバイトをしたら次の作品を作る時間がなくなってしまうので、買っていただけたことは本当にありがたいです。室内に飾っていただくのももちろんいいですが、私としてはぜひ雪山で乗ってみてほしい。雪山で見たら、きっと違う表情、違う魅力を感じると思います。万一傷などが入った場合は、もちろんお直しにも対応できます。

(販売価格は)技法によって異なります。オーダーをいただいてスノーボードやスキーを制作する場合は、土台となる板そのものの代金は別として、技法としてそこまで凝ったものでなければ30万円くらいからでしょうか。技法によっては100万円を超えるものもあります。デザインも1つ1つイチから考えるのでどうしてもそれくらいになります。SNSを通じてご連絡いただいて、ご相談に乗るという形でオーダーに対応しています。

WWD:漆塗りのスノーボードやスキーは、世界一のパウダースノーを求めて日本にやって来る海外の富裕層にも需要がありそうだ。

杜野:実際にほしいとおっしゃってくださる海外の方もいます。ただ、そもそも漆工芸が何なのか、どう作っているのかといったことは、今や日本人でも知らない人の方が多いですし、日本語であっても伝えるのは大変です。海外の方に技法や文化的背景も含め、漆工芸の価値を正しく伝えるのはすごく難しい。でも、少しずつ伝えていければいいなと思っています。

WWD:今後、挑戦したいことは。

杜野:ファッションも好きなので、シューズやバッグに漆を塗ってみたい。ハイヒール部分に塗ったら絶対かっこいいデザインになると思うんですよ。あとは、自分はもともと“痛板”の人なので、金粉でキラッキラにした初音ミクのスノーボードも作りたいですね(笑)。大量生産、大量消費が当たり前で、AIが何でも教えてくれる時代だからこそ、その真逆をいく工芸の価値はこれからどんどん上がっていくと思っています。機械には絶対にできないものですし、たとえ機械化できる部分があったとしても、人間のコントロールは必要です。機械化して採算が取れるというものでもない。人間がやるからこそのムラが美しいんだと思います。そういう側面をしっかりアピールしていけば、これからもっともっと、漆工芸の価値は高まっていくと思っています。

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ファッション新興国オスロ発「パール オクトパシー」が切り拓く独創的ジュエリー表現

ノルウェー発のアクセサリーブランド「パール オクトパシー(PEARL OCTOPUSS.Y)」は、8月25〜27日に開催された「オスロ・ランウエイ2026年春夏」で、過去1年間でノルウェーのファッション産業に顕著な貢献を果たしたブランドに授与される「トリュビュート・アワード」を受賞した。同アワードは、ノルウェーのデザイン産業の発展を促進する政府機関「イノベーション ノルウェー」がスポンサードし、受賞者には賞金5万クローナ(約74万円)が授与されるほか、グローバル市場での成長のためのメンターシッププログラムなどが提供される。

2020年にデザイナーのキャサリン・ボーテル (Cathrine Børter)が立ち上げた同ブランドは、有機的な曲線を用いた装飾性の高いデザインが特徴だ。パールやクリスタル、リサイクルシルバーやゴールドなどの素材を用いて、イヤリングやネックレス、チェーンアクセサリーなどをそろえる。価格帯はイヤリングは150ユーロ(約2万4000円)、ネックレスは190ユーロ(約3万円)など。スカンジナビアを主要マーケットとしながら、イギリスのセルフリッジやアメリカのバーグドルフ・グッドマンなどでも取り扱い実績がある。ファッション新興都市のオスロで期待を集めるキャサリン・ボーテルとはどんな人物なのか話を聞いた。

「ファッションがお金を稼ぐ手段になるとは想像できなかった」

WWD:オスロのファッション文化は発展し始めたばかり。幼少期はどのようにファッションに触れ、デザイナーを目指すに至ったのか?

キャサリン・ボーテル(以下、ボーテル):小さい頃から自分の手を使って何かを作ることが好きでした。アートや美しいもが大好きだったけど当時は、デザイナーになりたいとは思っていませんでした。むしろ、なれるものではないと思っていました。有名なブランドはみんな別の場所を拠点としていて、自分にとっては遠い存在でしたから。ドリス ヴァン ノッテン(Dries Van Noten)やヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)、リック・オウエンス(Rick Owens)といったデザイナーが大好きでしたが、地元にあるのは、ファストファッションのチェーン店ばかり。ファッションがお金を稼ぐ手段になるとは想像できなかったんです。ただ、10年ほど前からファッションに関する情報にはアクセスできるようになりました。「ヴォーグ(VOGUE)」のオンライン版やSNSなども誕生し、ノルウェーのクリエイティブな人々の世界が一気に広がったんです。私自身最初は、不動産業に進んでいましたが、ファッションを通して自己表現したいという衝動は抑えられず、エスモード オスロで、ファッションを学び直しました。

WWD:ブランドを立ち上げた経緯は?

ボーテル:エスモード卒業後は、ノルウェーのウィメンズウエアブランド「フォールウィンタースプリングサマー(FALL WINTER SPRING SUMMER)」のデザイナーとして6年間働きました。その時期に自分のミニマルなワードローブに合わせるために、ジュエリーを作り始めたのが最初です。例えば、ネックレスでもチョーカーにできたり、バックにつけられたり、ブレスレットにできたり、いろんなアレンジができるものが欲しかったんです。それらのジュエリーをインスタグラムに投稿すると、予想外にも多くの反響があった。今の仕事を続けるべきか迷った末、もっと私の作品を見たいと言ってくださる人たちの声に背中を押され、独立を決意をしました。

WWD:ブランド名「パール オクトパシー」の由来は?

ボーテル:最初に自宅でパールを使った渦巻きのイヤリングを作ったら、まるでタコみたいに見えたんです。そのとき偶然『007 オクトパシー』を観ていて、インスタグラムに「#pearlOctopussy」とハッシュタグをつけたのが始まりでした。最初は遊び半分で、ブランド名にするつもりはありませんでした。でも周りが自然にそう呼び始めて、名前が独り歩きしてしまったんです(笑)。振り返ってみれば、良いネーミングだったと思います。大胆不敵で他とは違うジュエリーを作りたいと思っていたので、名前もそれ相応のインパクトが必要。結果、迷った時や立ち止まりそうになった時、この名前が「怖がらないで好きなことをやる」という初心を思い出させてくれますから。

ムンクの作品から着想を得た最新コレクション
ジュエリーとウエアの境界線を越えて

WWD:「ムンク美術館」で発表した2026年コレクションについて教えてほしい。

ボーテル:出発点は、エドヴァルド・ムンクの作品「太陽」です。太陽は光と闇、生と死、硬さと柔らかさをあわせ持つ存在です。その二面性を服に落とし込もうと考えました。例えば、生地に広がり持たせたシルエットや、フリンジで太陽の光を光を表現したり、構築的なテーラードルックにジュエリーの輝きを重ねたりしました。

WWD:ジュエリーとウエアの境界線を飛び越えるようなクリエイションがユニークだった。

ボーテル:意識しているのは、服とジュエリーの異なる素材感が生み出す対話。渦巻きの模様のビジューをあしらったジャケットは、ウエアが持つマスキュリンな強さの中にジュエリーの輝きとシェイプによって柔らかさが生まれます。透ける繊細なメッシュ素材のドレスは、クリスタルなどの硬質な装飾と組み合わせました。一見すると相反する要素ですが、柔らかい生地と重みのあるメタルが共存すると、とても美しく、独特の表情を生み出しています。

WWD:ジェンダーニュートラルな感覚も特徴だと感じた。

ボーテル:モデルも性別を横断して起用していますが、それはジュエリー自体が本質的にフレキシブルだから。アイテムも何通りにもスタイリングでき着ける人に自由を与える構造を意識しています。だからこそ、男性にも女性にもよくなじむのだと思います。

WWD:北欧はミニマルなデザインが多い中で、あなたのようなマキシマリズムのアプローチをするデザイナーは珍しいのでは?

ボーテル:そうかもしれません。でも、ミニマリズムとの対比や「謙虚さ」にはノルウェー的な気質があると思います。私はノルウェー人だから、私が作るものには自然とノルウェー性が宿っていると思いますね。

WWD:今後のビジョンを教えてほしい。

ボーテル:ジュエリーを基盤としつつ、小規模なレディ・トゥ・ウエアコレクションを持つのが理想です。服は大量に店に並べるではなく、あくまでアート的な表現として。ジュエリーでビジネスを成り立たせ、ランウェイではより自由な表現で世界観を伝えるイメージです。パリで発表することも目指したいですが、オスロに残ることも大切。ブランドが少し大きくなるとすぐ海外に出てしまうようでは、街のクリエイティブシーンは育ちません。だから両方を行き来しながら続けていきたいですね。

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「ジョン マスター オーガニック」×「レスポートサック」や「アンテプリマ」×「ウカ」など!今週発売のビューティアイテム24選【9/29〜10/5】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は9月29〜10月5日に発売するアイテムを紹介します。今週はコラボレート商品に注目!過去のコラボ製品も大きな話題になった「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」と「レスポートサック(LESPORTSAC)」第3弾はトートバッグやポーチなど全3種が登場。今回も早めのチェックを。「ウカ(UKA)」は「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」とコラボレーションし、パンダ柄のネイルオイルを、「よーじや」はイラストレーターの原田治氏が手掛ける「オサムグッズ(OSAMU GOODS)」とのコラボレーションアイテムを発売します。共にバッグやポーチがセットになった製品もラインアップ。コスメ+αの楽しみを堪能して!

【9月29日発売】
キス
(KISS)

“粘膜拡張4色アイパレット”から限定のまろやかなミルクティーカラーが登場

「キス(KISS)」の、血色感を仕込む「粘膜拡張カラー」が特徴の4色アイシャドウパレット“ズームアイポーションX”から、やさしい印象のミルクティーカラーが数量限定で登場する。

■商品詳細

“ズームアイポーションX 01 木漏れ日ミルクティー”(限定、1760円)

【9月30日発売】
キャンメイク
(CANMAKE)

“とろ艶膜”続くリップルージュと白みピンクの新色涙袋用パレット

「キャンメイク(CANMAKE)」は、“とろ艶膜”が続くリップルージュ“ラスターヴェールルージュ”を、全3色で展開する。加えて、涙袋用アイシャドウと板状アイブロウペンシル、“アイバッグコンシーラー”の新色と、ハリとコシを与えるまつ毛美容液も用意する。

■商品詳細

“ラスターヴェールルージュ”(全3色、各1298円)
“プランぷくコーデアイズNeo N02 チュチュプランぷく”(新1色、792円)
“スタイリングエッジアイブロウ 03 ロージーブラウン”(新1色、770円)
“アイバッグコンシーラー 04 フォギーローズ”(限定1色、715円)
“ラッシュセラム ケア&リペア”(825円)

【9月30日発売】
キュルアム
(QRUAM)

チャームを付けられるアイライナー

BCLカンパニーが新しく立ち上げたメイクアップブランド「キュルアム(QRUAM)」は、第1弾としてアイライナー“アイチューニングライナー”をキューテン(QOO10)の公式ストアで取り扱う。

■商品詳細

“アイチューニングライナー”(全9色うち限定3色、各1980円)

【10月1日発売】
ゲラン
(GUERLAIN)

誕生100周年の“シャリマー”をオマージュした新フレグランスとシャワーオイル

「ゲラン(GUERLAIN)」から登場する“シャリマー レソンス”と“シャリマー サテン シャワーオイル”は、誕生から100周年を迎えたベルガモット、ローズ、ジャスミン、アイリス、バニラ、トンカビーンを溶け合わせた「ゲラン」を代表するフレグランス“シャリマー”の独特な香調を凝縮した。

■商品詳細

“シャリマー レソンス”(50mL、1万7820円)
“シャリマー サテン シャワーオイル”(200mL、8250円)

【10月1日発売】
よーじや

「オサムグッズ」コラボのあぶらとり紙やポーチなど

「よーじや」は、イラストレーターの原田治氏が手掛ける「オサムグッズ(OSAMU GOODS)」とのコラボレーションアイテムを、全国のよーじや店舗および公式オンラインショップなどで取り扱う。定番のあぶらとり紙やハンドクリームのほか、限定ポーチもそろえる。

■商品詳細

“あぶらとり紙”(20枚入、各800円)
“まゆごもり はんどくりーむ”(30g、850円)
“はなほのか はんどくりーむ”(30g、850円)
“クリアポケットポーチ”(1980円)

【10月1日発売】
ディプティック
(DIPTYQUE)

秋限定キャンドル“シトルイユ”は温かいパンプキンの香り

「ディプティック(DIPTYQUE)」の秋冬限定のフレグランスキャンドルは、パンプキンの香りに生き生きとしたスパイシーさとバニラノートを加え、いっそう豊かな香りに仕上げた。

■商品詳細

“シトルイユ(Citrouille)”(190g、1万450円)

【10月1日発売】
メイクアップフォーエバー
(MAKE UP FOR EVER)

ビビッドカラーのマルチクリーム&パレット

「メイクアップフォーエバー(MAKE UP FOR EVER)」からは、日常使いからクリエイティブなメイクまで幅広く使えるマルチユースなカラークリームとカラーパレット、ダブルエンドタイプのアイブラシが登場する。

■商品詳細

“アーティスト カラークリーム”(全6色、各4950円)
“アーティスト カラーパレット”(1万4850円)
“ダブルエンドアイブラシ 262”(5500円)

【10月1日発売】
マリークワント
(MARY QUANT)

フレッシュな調香のフレグランス2種

「マリークワント(MARY QUANT)」は、フレグランスシリーズ"カプリシャス"の新作として、時間帯や気分によって使い分けられる2種類の香りを用意した。同製品は、レイヤリングして香りの重なりを楽しむこともできる。

■商品詳細

“カプリシャス”(新2種、各28mL、各8800円)

【10月1日発売】
エチュード
(ETUDE)

チークにも使える“生すふれ”質感のリップティント

「エチュード(ETUDE)」から新登場する、生すふれのように柔らかくなめらかな質感のリップ“ソフトフィクシングティント”は、軽やかな付け心地で乾燥しにくいエアリーな仕上がりをかなえる。

■商品詳細

“ソフトフィクシングティント”(全12色、各1650円)

【10月1日発売】
ザ・ギンザ
(THE GINZA)

アートブック型スキンケアセット2種のクリスマスコフレ

「ザ・ギンザ(THE GINZA)」からは、限定2種のスキンケアセットがコフレとして登場し、同ブランド取扱店舗、オンラインショップ、国内免税店で取り扱う。

■商品詳細

“ザ・ギンザ ホリデーコレクション ハイブリッドジェルオイル コフレ”(2万9700円※編集部調べ)
“ザ・ギンザ ホリデーコレクション リバイタライザー コフレ”(6万500円※編集部調べ)

【10月1日発売】
ウカ
(UKA)

「アンテプリマ」とコラボのパンダモチーフネイルオイル

「ウカ(UKA)」と「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」がコラボしたネイルオイルは、パンダの白と黒のコントラストに着想を得て、深みのあるサンダルウッドに、ベルガモットとオレンジ、コリアンダーの優しいスパイス、そしてミントの清涼感を感じる香りで仕上げた。

■商品詳細

“ネイルオイルとマイクロバッグのセット”(4万5100円)
“ネイルオイル”(単体4510円)

【10月1日発売】
ムク
(MUKU+)

3つの世界初を結集した新触感の植物ジェルシャンプー

IUSがローンチする「ムク(MUKU+)」のジェルヘアケアシリーズは、植物ジェル処方、1.3兆個の植物リポソーム配合、浮遊型エコボトルの3つの世界初を集結させた髪への密着度と保水持続度を高め、新しい触感と使用感を実現した。

■商品詳細

“シャンプー”(410mL、1650円/詰め替え、345mL、1210円)
“トリートメント”(410mL、1650円/詰め替え、345mL、1210円)
“オイル”(100mL、1650円/詰め替え、75mL、1100円)
“ヘアパック”(150g、1430円)

【10月1日発売】
ラネージュ
(LANEIGE)

限定フレーバーのリップケアセットのコフレ

「ラネージュ(LANEIGE)」のコフレは、“リップスリーピングマスク ミッドナイトミニズ N”のリップマスク3種と、2種のリップバーム、“クリームスキン ローション”、“ウォーターバンク モイスチャークリーム”をセットする。

■商品詳細

“ホリデーコレクション2025プレイ ウィズ ワンダーズ”(2750円)
“バウンシー ミニキット”(2970円)

【10月1日発売】
ルルルン
(LULULUN)

“ハイドラシリーズ”から話題成分PDRNを配合したハリ管理マスク

「ルルルン(LULULUN)」からは、思わず触れたくなるようなハリと弾力のある肌へ導く化粧水フェイスマスク“ルルルン ハイドラ PD マスク”が登場する。

■商品詳細

“ルルルン ハイドラ PD マスク”(7枚入り、880円/28枚入り、2640円)

【10月2日発売】
ジョン マスター オーガニック
(JOHN MASTERS ORGANICS)

「レスポートサック」との人気コラボ第3弾

「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は、「レスポートサック(LESPORTSAC)」とのコラボレーション製品第3弾として、“リップケアギフト”(4510円)、“ヘアトライアルギフト”(6985円)、“バーティカルシティトート”(1万5950円)の全3種を展開する。

■商品詳細

“リップケアギフト”(4510円)
“ヘアトライアルギフト”(6985円)
“バーティカルシティトート”(1万5950円)

【10月3日発売】
ナチュラグラッセ
(NATURAGLACE)

自然な血色感を演出するメイクアップベースと艶をもたらすフェイスパウダー

「ナチュラグラッセ(NATURAGLACE)」は、透明感と自然な血色感を演出する“ラディアント スキンパーフェクター N”[SPF32・PA++]と内側から発光するような輝きを放ちシルクのような肌質感へ整える“ルースパウダー ラディアント モイスト N”を用意する。

■商品詳細

“ラディアント スキンパーフェクター N”[SPF32・PA++](限定、30mL、3850円)
“ルースパウダー ラディアント モイスト N”(限定、12g、4950円)

【10月3日発売】
イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)

マットリップがリニューアル サテンリップに新色も

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」はマットリップスティックを、新たに“YSL ザ スリム リップスティック”としてリニューアルする。また、サテン生地のような輝きと艶を演出する“ルージュピュールクチュール”には3色が新たに加わる。

■商品詳細

“YSL ザ スリム リップスティック”(全10色、各7040円)
“ルージュピュールクチュール”(全3色うち限定2色、各6710円)

【10月3日発売】
シャネル
(CHANEL)

“ルージュ ココ フラッシュ”新色とプレミアムラインのリップオイル、クッションファンデも

「シャネル(CHANEL)」から登場する“ルージュ ココ フラッシュ”の新色は、やわらかいピンクコーラルカラーで、発売以降定番色に加わる。また、最高峰エイジングケアのプレミアムラインからリップオイルと、最高峰スキンケアラインとの共通成分を配合したクッションファンデをラインアップする。

■商品詳細

“シャネル ルージュ ココ フラッシュ”(新1色、6270円)
“サブリマージュ レクストレ ユイル レーヴル”(7mL、4万4000円)
“サブリマージュ レサンス ドゥ タン クッション”(全6色、本体3万3000円、リフィル2万1450円)

【10月3日発売】
ジルスチュアート ビューティー
(JILL STUART BEAUTY)

リップ美容液の新色と“ホワイトフローラル”の限定ボディー&ヘアケア登場

「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は、リッププランパー“クリスタルブルーム リップブーケ セラム”から限定含む新5色、“ホワイトフローラル”が香るボディークリームとフレグランスヘアスプレー、“ミルキーホワイトフローラル”の香りを楽しめるリップマスクやハンドクリーム、ヘアミルク、バスミルクをそろえる。

■商品詳細

“クリスタルブルーム リップブーケ セラム”(新5色、各6mL、各3740円)
“ホワイトフローラル ボディクリーム”(200g、3740円)
“ホワイトフローラル フレグランスグロススプレー”(90g、2750円)
“ミルキーホワイトフローラル リップマスク”(7g、1980円)
“ルキーホワイトフローラル ハンドクリーム ディープモイスチュア”(50g、2860円)
“ミルキーホワイトフローラル ヘアミルク”(100mL、3080円)
“ミルキーホワイトフローラル バスミルク”(250mL、3520円)

【10月3日発売】
シュウ ウエムラ
(SHU UEMURA)

2枚プレートでダメージを軽減するアイラッシュカーラー

「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」の人気製品アイラッシュカーラーの新タイプ、“アイラッシュカーラーW”は、特許出願中の“ダブルエッジ・テクノロジー”を採用し、低ダメージで自然なカールを実現する。

■商品詳細

“アイラッシュカーラーW”(3190円※編集部調べ)

【10月3日発売】
ジバンシィ
(GIVENCHY)

人気製品に輝く限定色と香水3種を詰めたギフトセット

「ジバンシイ(GIVENCHY)」のコフレは、優雅でチャーミングな“イレジスティブル”シリーズから、3つの香りをそろえた“イレジスティブル ディスカバリーセット”と、“ラ コレクション パルティキュリエ”のオーデパルファム4種から、ギフトにぴったりの50mLサイズが新登場する。

■商品詳細

“イレジスティブル ディスカバリーセット”(1万340円)
“ラ コレクション パルティキュリエ”(全4種、各50mL、各2万5630円)

【10月3日発売】
M・A・C

人気ラメアイシャドウがリニューアル

「M・A・C」は、人気アイシャドウの“ダズルシャドウ リキッド アイシャドウグリッター”、“ダズルシャドウ リキッド アイシャドウ メタリック”、“アイシャドウ グリッター”、“アイシャドウ メタリック”、“アイシャドウ シェードシフト クローム”をリニューアルする。

■商品詳細

“ダズルシャドウ リキッド アイシャドウグリッター”(全6色、各4290円)
“ダズルシャドウ リキッド アイシャドウ メタリック”(全4色、各4290円)
“アイシャドウ グリッター”(全13色、各3630円)
“アイシャドウ メタリック”(全13色、各3630円)
“アイシャドウ シェードシフト クローム”(全3色、各3960円)

【10月3日発売】
アディクション
(ADDICTION)

“ボム級”の唇かなえる新作リップ

「アディクション(ADDICTION)」の“高ツヤ・高発色・高密着”をかなえる新作リップは、ガラスのようなクリアな艶感と見たままの発色で、リップマスクのように潤いを閉じ込めた“ボム(BOMB)級”の仕上がりが特徴だ。

■商品詳細

“ザ リップスティック グレイズドボム”(全14色、各4620円)

【10月3日発売】
アンドビー
(&BE)

薬用UVパウダーと“生艶肌”に導くクッションファンデ

「アンドビー(&BE)」からは、透明感を引き出しながら、UVケアと薬用スキンケアをかなえる“薬用UVプレストクリアパウダー”[SPF50+・PA++++]【医薬部外品】(2420円)が登場する。

■商品詳細

“薬用UVプレストクリアパウダー”[SPF50+・PA++++]【医薬部外品】(2420円)

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「ジュン アシダ」がハイエンドなプレタポルテのメゾンとして初のふるさと納税返礼品に登録 3種類の商品券を用意

「ジュン アシダ(JUN ASHIDA)」は9月25日、「ジュン アシダ」および「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」を、東京都目黒区のふるさと納税返礼品として提供開始した。メゾンとして、高級既製服が返礼品に登録されるのは初の取り組みとなる。返礼品は、直営店とオンラインストアで利用可能なギフトバウチャー、複数枚同時利用可能な直営店専用5万円券、1回の買い物につき1枚利用可能なオンラインストア専用10万円券、20万円券の3種類を用意する。返礼品の対象ブランドは「ジュン アシダ」、「タエ アシダ」、「タエ アシダ メンズ」、「ミス アシダ」だ。

自分へのご褒美や贈り物に

同ブランドは1963年創業の、“エレガント&プラクティカル”を理念に掲げた日本発ラグジュアリーメゾンだ。芦田多恵クリエイティブディレクター兼デザイナーのもと、厳選された生地や洗練されたデザイン、着心地の良さを追求したパターン、オートクチュールに匹敵する縫製技術を駆使しながら、メゾン内で完結する一貫した生産体制をとることで、高いクオリティーコントロールを実現している。

ふるさと納税は、ふるさと納税ポータルサイト ふるさとチョイス、楽天ふるさと納税、東急ふるさとパンフレットから申し込みが可能だ。

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「ボッテガ・ヴェネタ」はリアルに回帰しつつ、手と心を織り合わせて“イントレチャート”の真髄を追求【26年春夏 新デザイナーの初コレクションVol.5】

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」がルイーズ・トロッター(Louise Trotter)新クリエイティブ・ディレクターによる2026年春夏コレクションを発表した。「シャネル(CHANEL)」に移籍したマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)の後任を務めるルイーズは、マチューが確立したメゾンコードを継承しつつも、少年・少女のようにピュアな探究心とアート的な志向を圧巻のクラフツマンシップで表現する方向性から舵を切り、リアルでソフト、比較的シンプルで開放感に溢れるコレクションへとシフトした。

現職に就任した1月以降、ルイーズはイタリアのベネチアとヴェネト州、「ボッテガ・ヴェネタ」の故郷に赴き、「その土地の雰囲気、ムラーノという小さな島の色彩とガラス工芸の伝統、そして、まさに工房のような『ボッテガ・ヴェネタ』の存在を肌で感じ取った」という。そこから「ボッテガ・ヴェネタ」にとって最大のアイコン、レザーの編み込みの“イントレチャート”の真髄は、「2つの異なるストライプが織り合わさることでより強くなること。2つで、より強い全体を形作ること」と捉え、工房の職人たちとタッグを組み、ムラーノの色彩と、“イントレチャート”の真髄の表現を試みた。

知的でクリーンなルイーズと
「イニシャルだけで十分」なブランドの融合

序盤はルイーズらしくスポーティな感覚とラグジュアリーなムードを融合させながら、ブラック&ホワイトを基調に、静かに、リアルに、シルエットやボリュームに最新の注意を払う形で始まった。ピュアホワイトのシャツやハンサムなコート、そしてたっぷりクッションを取ったパンツなどの普遍的なアイテムは、「ミラノスタイルのクラシシズム」。コートのラペルやトグル、ローウエストのベルトにレザーや“イントレチャート”を忍ばせつつも、全体的には静かに、穏やかに進んでいく。「ジョゼフ(JOSEPH)」や「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」などで経験を積むことでクリーンで知的な表現を磨いてきた自身と、「自分のイニシャルだけで十分(When your own initials are enough)」というキャッチフレーズを掲げてミニマルの価値を説いてきた「ボッテガ・ヴェネタ」が、まるで“イントレチャート”のように織り重なり始めたことを伝える。どの時代のよりも細くてしなやかなレザーを編み込んで作ったのだろう“イントレチャート”のトレンチコートやケープの中には、厚さわずか2mmというリボンをボンディングしたナッパレザーを10万mも使用し、50人の職人が交代しながら手作業で、延べ4000時間を費やしたものもあるという。マチューのコレクションのように「畏怖」という意識さえ抱くほどの威圧感はないが、ルイーズが語る「まさに工房」というブランドのアイデンティティのシンボルとなった。

フィルクッペやレザーと編み込んだフェザーを用いて、フリンジのように軽やかに揺れる動きを見せた中盤に入ると、コレクションは色彩、そして質感のバリエーションが一気に豊かになる。招待客を魅了したのは、リサイクルしたグラスファイバーにムラーノガラスのような澄み切った色を加え、まるで繊維のように操ったスカートやブルゾン。そのトップスをルイーズは「セーター」と呼んだ。色とりどりのムラーノ・ガラス・ファイバーは、内側から発光しているかのようにも見えるし、マチューも追い求めた幻想的な動物の毛並みのようにも感じる。「グラスファイバーは、毛皮のような感触で、ガラスのように動く。『ボッテガ・ヴェネタ』では、職人とクリエイター(自分)が、共に解決策を見つけていく。グラスファイバーは、イタリアで私が感じる、淡いドルチェ・ヴィータ(甘い生活)の雰囲気」とルイーズ。ガラスを用いたアイテムと合わせるのは、洗いをかけたシルクを重ね、今後期待されるセンシュアル(官能的)なムードを醸し出したペンシルスカートや、肩にパッドを入れたグレーのクルーネックニット。ごくごくシンプルなアイテムを選んでいる。工芸とファッション、ガラスと繊維、マキシマリズムとミニマリズム、何より職人とルイーズが、ここでも“イントレチャート”のように織り合わさり、2つでより強いステートメントを生み出した。これこそが、ルイーズの言う“イントレチャート”の真髄なのだ。

一方、アクセサリーでは「カルバン・クライン」のほか、「ギャップ(GAP)」や「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」でも経験を積むなど在米歴が長かったルイーズらしく、アメリカ・ニューヨークのダイナミズムに思いを馳せている。1980年の映画「アメリカン・ジゴロ」で「ボッテガ・ヴェネタ」のクラッチバッグを持って登場したローレン・ハットン(Lauren Hutton)に思いを馳せ、アップスケールして再提案。多くはマチューはもちろん、ダニエル・リー(Daniel Lee)そしてトーマス・マイヤー(Tomas Maier)ら、歴代のデザイナーによる名作を現代的に少しずつモディファイしているようだ。

マチューのように「Wow!」な驚きは少ないかもしれない。ルイーズの「ボッテガ・ヴェネタ」は、アートや工芸の世界に突入しかけていたマチューのコレクションに比べれば、あくまで洋服でリアルだ。ただ、そこに込めたクラフツマンシップや、職人をリスペクトする気持ちになんら変化はない。ルイーズは、「クラフトマンシップこそが、革新の源」と言う。マチューも繰り返した言葉だ。

そこにルイーズは、「職人技が結集したクリエイションは、それを作る人々と、それを身につける人々が大切。『ボッテガ・ヴェネタ』は、手と心が一つになる場所」と続けた。職人とルイーズ、ブランドと消費者、そして手と心が“イントレチャート”のように重なり合い、今までより強いファッションとブランドが生まれていく予感がする。

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「ボッテガ・ヴェネタ」はリアルに回帰しつつ、手と心を織り合わせて“イントレチャート”の真髄を追求【26年春夏 新デザイナーの初コレクションVol.5】

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」がルイーズ・トロッター(Louise Trotter)新クリエイティブ・ディレクターによる2026年春夏コレクションを発表した。「シャネル(CHANEL)」に移籍したマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)の後任を務めるルイーズは、マチューが確立したメゾンコードを継承しつつも、少年・少女のようにピュアな探究心とアート的な志向を圧巻のクラフツマンシップで表現する方向性から舵を切り、リアルでソフト、比較的シンプルで開放感に溢れるコレクションへとシフトした。

現職に就任した1月以降、ルイーズはイタリアのベネチアとヴェネト州、「ボッテガ・ヴェネタ」の故郷に赴き、「その土地の雰囲気、ムラーノという小さな島の色彩とガラス工芸の伝統、そして、まさに工房のような『ボッテガ・ヴェネタ』の存在を肌で感じ取った」という。そこから「ボッテガ・ヴェネタ」にとって最大のアイコン、レザーの編み込みの“イントレチャート”の真髄は、「2つの異なるストライプが織り合わさることでより強くなること。2つで、より強い全体を形作ること」と捉え、工房の職人たちとタッグを組み、ムラーノの色彩と、“イントレチャート”の真髄の表現を試みた。

知的でクリーンなルイーズと
「イニシャルだけで十分」なブランドの融合

序盤はルイーズらしくスポーティな感覚とラグジュアリーなムードを融合させながら、ブラック&ホワイトを基調に、静かに、リアルに、シルエットやボリュームに最新の注意を払う形で始まった。ピュアホワイトのシャツやハンサムなコート、そしてたっぷりクッションを取ったパンツなどの普遍的なアイテムは、「ミラノスタイルのクラシシズム」。コートのラペルやトグル、ローウエストのベルトにレザーや“イントレチャート”を忍ばせつつも、全体的には静かに、穏やかに進んでいく。「ジョゼフ(JOSEPH)」や「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」などで経験を積むことでクリーンで知的な表現を磨いてきた自身と、「自分のイニシャルだけで十分(When your own initials are enough)」というキャッチフレーズを掲げてミニマルの価値を説いてきた「ボッテガ・ヴェネタ」が、まるで“イントレチャート”のように織り重なり始めたことを伝える。どの時代のよりも細くてしなやかなレザーを編み込んで作ったのだろう“イントレチャート”のトレンチコートやケープの中には、厚さわずか2mmというリボンをボンディングしたナッパレザーを10万mも使用し、50人の職人が交代しながら手作業で、延べ4000時間を費やしたものもあるという。マチューのコレクションのように「畏怖」という意識さえ抱くほどの威圧感はないが、ルイーズが語る「まさに工房」というブランドのアイデンティティのシンボルとなった。

フィルクッペやレザーと編み込んだフェザーを用いて、フリンジのように軽やかに揺れる動きを見せた中盤に入ると、コレクションは色彩、そして質感のバリエーションが一気に豊かになる。招待客を魅了したのは、リサイクルしたグラスファイバーにムラーノガラスのような澄み切った色を加え、まるで繊維のように操ったスカートやブルゾン。そのトップスをルイーズは「セーター」と呼んだ。色とりどりのムラーノ・ガラス・ファイバーは、内側から発光しているかのようにも見えるし、マチューも追い求めた幻想的な動物の毛並みのようにも感じる。「グラスファイバーは、毛皮のような感触で、ガラスのように動く。『ボッテガ・ヴェネタ』では、職人とクリエイター(自分)が、共に解決策を見つけていく。グラスファイバーは、イタリアで私が感じる、淡いドルチェ・ヴィータ(甘い生活)の雰囲気」とルイーズ。ガラスを用いたアイテムと合わせるのは、洗いをかけたシルクを重ね、今後期待されるセンシュアル(官能的)なムードを醸し出したペンシルスカートや、肩にパッドを入れたグレーのクルーネックニット。ごくごくシンプルなアイテムを選んでいる。工芸とファッション、ガラスと繊維、マキシマリズムとミニマリズム、何より職人とルイーズが、ここでも“イントレチャート”のように織り合わさり、2つでより強いステートメントを生み出した。これこそが、ルイーズの言う“イントレチャート”の真髄なのだ。

一方、アクセサリーでは「カルバン・クライン」のほか、「ギャップ(GAP)」や「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」でも経験を積むなど在米歴が長かったルイーズらしく、アメリカ・ニューヨークのダイナミズムに思いを馳せている。1980年の映画「アメリカン・ジゴロ」で「ボッテガ・ヴェネタ」のクラッチバッグを持って登場したローレン・ハットン(Lauren Hutton)に思いを馳せ、アップスケールして再提案。多くはマチューはもちろん、ダニエル・リー(Daniel Lee)そしてトーマス・マイヤー(Tomas Maier)ら、歴代のデザイナーによる名作を現代的に少しずつモディファイしているようだ。

マチューのように「Wow!」な驚きは少ないかもしれない。ルイーズの「ボッテガ・ヴェネタ」は、アートや工芸の世界に突入しかけていたマチューのコレクションに比べれば、あくまで洋服でリアルだ。ただ、そこに込めたクラフツマンシップや、職人をリスペクトする気持ちになんら変化はない。ルイーズは、「クラフトマンシップこそが、革新の源」と言う。マチューも繰り返した言葉だ。

そこにルイーズは、「職人技が結集したクリエイションは、それを作る人々と、それを身につける人々が大切。『ボッテガ・ヴェネタ』は、手と心が一つになる場所」と続けた。職人とルイーズ、ブランドと消費者、そして手と心が“イントレチャート”のように重なり合い、今までより強いファッションとブランドが生まれていく予感がする。

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“トラックオイル”からアールグレイの香りが数量限定発売 目を引くオレンジカラーで登場

ナチュラルケアブランド「トラック(TRACK)」は10月8日、ナチュラルケアオイル“トラックオイル”から優しく香るアールグレイの香りを発売する。「トラック」直営店、ジョエルロティー公式オンラインストア、百貨店および各種ECモールで取り扱う。また発売に先駆け、10月1日に全国の「トラック」取り扱いサロンで先行販売を行う。

冬の乾燥に潤いとリラックス感をプラス

“トラックオイル アールグレイ”(90mL、4620円)は、髪の内部補修をサポートする毛髪補修成分や、肌や髪を滑らかに整えるコンディショニング成分、自然なツヤと潤いを与える植物オイルなどの天然由来成分をバランスよく高配合し、髪1本1本がまとまりやすく、扱いやすい質感へ導く。また、“トラックオイル”シリーズの“カシス&バジル”と同等のやや重めの質感を採用し、髪のうねりや絡まりを抑え、適度な濡れ感と自然なツヤを演出する。

レモンやオレンジのフレッシュなシトラスにベルガモットが調和し、花々が広がるアールグレイの香りは、やがてバニラとムスクの甘く優しい温もりへと移ろう、まるでティータイムのようなリラックス感のある香りだ。

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“トラックオイル”からアールグレイの香りが数量限定発売 目を引くオレンジカラーで登場

ナチュラルケアブランド「トラック(TRACK)」は10月8日、ナチュラルケアオイル“トラックオイル”から優しく香るアールグレイの香りを発売する。「トラック」直営店、ジョエルロティー公式オンラインストア、百貨店および各種ECモールで取り扱う。また発売に先駆け、10月1日に全国の「トラック」取り扱いサロンで先行販売を行う。

冬の乾燥に潤いとリラックス感をプラス

“トラックオイル アールグレイ”(90mL、4620円)は、髪の内部補修をサポートする毛髪補修成分や、肌や髪を滑らかに整えるコンディショニング成分、自然なツヤと潤いを与える植物オイルなどの天然由来成分をバランスよく高配合し、髪1本1本がまとまりやすく、扱いやすい質感へ導く。また、“トラックオイル”シリーズの“カシス&バジル”と同等のやや重めの質感を採用し、髪のうねりや絡まりを抑え、適度な濡れ感と自然なツヤを演出する。

レモンやオレンジのフレッシュなシトラスにベルガモットが調和し、花々が広がるアールグレイの香りは、やがてバニラとムスクの甘く優しい温もりへと移ろう、まるでティータイムのようなリラックス感のある香りだ。

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「エルマンノ シェルヴィーノ」2026年春夏コレクション

「エルマンノ シェルヴィーノ(ERMANNO SCERVINO)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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それ本当にアルバムですか?イヤホンからバラクラバまで ル セラフィムらの大人気K-POPアイドルアルバムが「日常アイテム」になる方法

K-POPアイドルのアルバムやグッズの進化は、まさに無限大です。単なる音楽パッケージを超えて、アパレルアイテムや、人形やイヤホン、キーホルダーへと姿を変えながら、ファンの日常に自然に溶け込んでいます。そんな日々進化を遂げるK-POPアイドルのアルバムをご紹介します。

ILLIT - bomb

 

ILLITは、3rdミニアルバム「bomb」Merch バージョンでインイヤーイヤフォンを発表しました。ステージ上でアーティストが実際に使用するインイヤーモニターを、日常生活でも使えるアイテムとして再現。イヤーチップやカスタマイズ可能なステッカー、メンバーフォトカードなど、充実した内容で構成されています。単に音楽を“聴く”だけでなく、メンバーのステージとつながっているような感覚を体験できる点が大きな魅力です。

TOMORROW X TOGETHER、The Star Chapter: Together

 

トゥモロー・バイ・トゥギャザー(TXT)は、7月21日に発売された4thフルアルバム「The Star Chapter: Together」の活動にあわせて、キーリング形式のフィジカルアルバム「Star Keyring Ver.」を発表しました。NFC(近距離無線通信)タグを内蔵したNFCペンダントとフォトカードが同梱された小型パッケージで、アルバムを気軽に携帯し、日常の中で自然に楽しめるように企画されたバージョンです。

さらに、ストリートブランド「ナイスゴーストクラブ(NICE GHOST CLUB)」と、アクセサリーブランド「SENTIMENTS(サンティマン)」とのコラボレーションによる衣類・アクセサリーグッズも大きな注目を集めました。アルバムの“星(star)”というテーマに、ユニークなディテールが加わることで、「TXTスタイルにぴったり」との声が多数寄せられています。毎回、独創的なコンセプトを打ち出してきたTXTの世界観を、グッズやアルバムを通して“身にまとい、体験できる”点が今回の最大の魅力と言えるでしょう。

NCT WISH - WISH、POPPOP

 

アイドルファンなら一度は目にしたことがあるであろう「ウィチュ(WICHU)」。NCT WISHのメンバーを象徴するマスコット人形です。デビューと同時に公開されたキーホルダー形式のアルバムは、当時のキーホルダーブームとも相まって、一時は品切れ騒動が起きるほどの人気を集めました。

背面のジッパーに隠された星型カードをアプリで読み取ると、スマートフォンにアルバムが生成される仕掛けも施されています。そして、初代「ウィチュ」の人気を受けて、ミニアルバムのリリースと同時にお披露目された2体目の「ウィチュ」は、ファンから「ポップチュ」という愛称で親しまれ、アーティストとファンをつなぐ新たなアイコンとなりました。

 

LE SSERAFIM - CRAZY

ル セラフィム(LE SSERAFIM)の4thミニアルバム〈CRAZY〉の「BALACLAVA」バージョンは、単なるフィジカルアルバムを超えた新しい形態のグッズでした。パッケージには、実際に着用可能なバラクラバが同梱されており、中にはアルバムのダウンロードコード、フォトカード、ポストカードなどが含まれています。

「BALACLAVA」バージョンのランダムフォトカードはバラクラバを着用したメンバーの写真で構成されており、アーティストが所有するアイテムを真似して購入する行為をアルバムを通じて体験できるという、これまでにない新しい楽しみ方を提供しています。

 

EDITOR: キム・ハヌル

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【スナップ】2026年春夏ロンドン・ファッション・ウイークのストリートスナップ全228枚!

現地時間9月18〜22日までロンドン・ファッションウイークが開催された。秋冬を感じさせるニット素材やカーディガンスタイルから、スタイルを強調するスポーティーな肌みせスタイルまで!自分らしい矜持とともに多彩なトーンや大胆なパターンを楽しむファッショニスタたちを全228枚のストリートスナップでお届けする。

ストリートスナップ

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「ボッテガ・ヴェネタ」2026年春夏コレクション

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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「ボッテガ・ヴェネタ」2026年春夏コレクション

「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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「ヴェルサーチェ」2026年春夏コレクション

「ヴェルサーチェ(VERSACE)」が2026年春夏コレクションを発表した。

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東京ミッドタウンに秋を感じるモンブランや旬のフルーツケーキが勢揃い! 実りの秋を楽しむスイーツフェアを開催

東京ミッドタウンは11月9日まで、秋の王道スイーツ“モンブラン”やりんご、マスカットなどの旬のフルーツを主役にしたスイーツを楽しめるフェア“プレシャス オータム スイーツ”を開催する。また、秋野菜や脂の乗った魚や肉など旬の食材を使用した期間限定スペシャルコースを味わうレストランフェア“レストラン ウィーク”も同時開催する。

人気パティスリーやレストランの多彩なモンブラン

パティスリー・サダハル・アオキ・パリからは、毎年人気のモンブラン(イートイン、1342円/テイクアウト、1328円)を装いも新たに登場する。丹波栗の濃厚なマロンペーストに、甘さ控えめに仕上げたほうじ茶クリームを重ね、ラム酒が香るアーモンドクリームを敷き詰めたタルト生地がおいしさを引き立てる。トシ ヨロイヅカは、カシスのコンフィチュールとアールグレイのジュレに渋皮栗をサンドし、マロンクリームとバニラアイスをトッピングした“パルフェモンブラン“(東京ミッドタウン限定、イートインのみ、1800円)を販売する。

ニルヴァーナ ニューヨークからはシナモンバターをかけて香ばしく焼いたりんごにブリュレバスクチーズを合わせた“焼きりんごとブリュレバスクチーズケーキ”(東京ミッドタウン限定、ディナータイム・イートインのみ、1300円)が登場し、ユニオン スクエア トウキョウは、大粒のシャインマスカットを惜しみなく使った秋だけのパフェ”シャインマスカット パルフェ“(東京ミッドタウン限定、イートインのみ、2300円)を用意する。ほか、秋の味覚を使用した限定スイーツを各店そろえる。

鱧やキノコなど秋の食材をふんだんに使用したグルメも登場

レストランでは、京都に本店を構える水簾が牡丹鱧や鱧の焼霜、赤身肉のうまみを味わえる十勝牛など秋の京料理を満喫できる“秋の旬彩コース”(1万3000円)、オランジェがシャインマスカットと燻製ぶり、ナスカルポーネのブルスケッタから始まり、きのこや秋刀魚など秋の食材を散りばめた“秋のスペシャル シェフ‘S コース”(8000円)、ニルヴァーナ ニューヨークは、五穀とフルーツのサラダ、タンドール料理3種、カレー5種、デザート5種から好みのものを各1種類ずつ選べる“ニルヴァーナ プレ フィックス コース”(5000円)を用意する。

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東京ミッドタウンに秋を感じるモンブランや旬のフルーツケーキが勢揃い! 実りの秋を楽しむスイーツフェアを開催

東京ミッドタウンは11月9日まで、秋の王道スイーツ“モンブラン”やりんご、マスカットなどの旬のフルーツを主役にしたスイーツを楽しめるフェア“プレシャス オータム スイーツ”を開催する。また、秋野菜や脂の乗った魚や肉など旬の食材を使用した期間限定スペシャルコースを味わうレストランフェア“レストラン ウィーク”も同時開催する。

人気パティスリーやレストランの多彩なモンブラン

パティスリー・サダハル・アオキ・パリからは、毎年人気のモンブラン(イートイン、1342円/テイクアウト、1328円)を装いも新たに登場する。丹波栗の濃厚なマロンペーストに、甘さ控えめに仕上げたほうじ茶クリームを重ね、ラム酒が香るアーモンドクリームを敷き詰めたタルト生地がおいしさを引き立てる。トシ ヨロイヅカは、カシスのコンフィチュールとアールグレイのジュレに渋皮栗をサンドし、マロンクリームとバニラアイスをトッピングした“パルフェモンブラン“(東京ミッドタウン限定、イートインのみ、1800円)を販売する。

ニルヴァーナ ニューヨークからはシナモンバターをかけて香ばしく焼いたりんごにブリュレバスクチーズを合わせた“焼きりんごとブリュレバスクチーズケーキ”(東京ミッドタウン限定、ディナータイム・イートインのみ、1300円)が登場し、ユニオン スクエア トウキョウは、大粒のシャインマスカットを惜しみなく使った秋だけのパフェ”シャインマスカット パルフェ“(東京ミッドタウン限定、イートインのみ、2300円)を用意する。ほか、秋の味覚を使用した限定スイーツを各店そろえる。

鱧やキノコなど秋の食材をふんだんに使用したグルメも登場

レストランでは、京都に本店を構える水簾が牡丹鱧や鱧の焼霜、赤身肉のうまみを味わえる十勝牛など秋の京料理を満喫できる“秋の旬彩コース”(1万3000円)、オランジェがシャインマスカットと燻製ぶり、ナスカルポーネのブルスケッタから始まり、きのこや秋刀魚など秋の食材を散りばめた“秋のスペシャル シェフ‘S コース”(8000円)、ニルヴァーナ ニューヨークは、五穀とフルーツのサラダ、タンドール料理3種、カレー5種、デザート5種から好みのものを各1種類ずつ選べる“ニルヴァーナ プレ フィックス コース”(5000円)を用意する。

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