ザ・ラスト・ディナー・パーティーが語る2ndアルバム「From The Pyre」——“痛みを伴う誠実さ”と“気まぐれで小生意気なユーモア”の共存

PROFILE: ザ・ラスト・ディナー・パーティー(The Last Dinner Party)

PROFILE: 2021年に結成されたアビゲイル(Vo.)、ジョージア(Ba.)、リジー(Gt.)、エミリー(Gt./Vo.)、オーロラ(Key.)によるロンドン発の5人組バンド。22年にはローリング・ストーンズのハイドパーク公演にオープニング・アクトとして抜擢され、23年4月にリリースしたキャッチーでダークなギター・ポップ曲「Nothing Matters」はオンライン上で話題となり、急速にバンドの名が広まった。24年にはBBCによるSound of 2024の第1位を獲得、BRITアワードのライジングスター賞受賞等、インディー・ロック・シーンの注目を集める。同年2月、デビュー・アルバム「プレリュード・トゥ・エクスタシー」をリリース。同アルバムは、24年マーキュリー賞の候補にも選出された。同年7月にLIQUIDROOMで行われた初の来日単独公演はソールドアウト。FUJI ROCK FESTIVAL’24のグリーンステージに出演し、大いに会場を盛り上げ、25年4月には東名阪を巡る単独ツアーを行った。

デビュー・アルバム「Prelude To Ecstasy」(2024年)がイギリスで初登場1位という、新人バンドとしては実に9年ぶりとなる大記録を打ち立てたザ・ラスト・ディナー・パーティー(The Last Dinner Party、以下TLDP)は、近年の英国で屈指の勢いを感じさせるバンドだ。今年3月に開催された、イギリスでもっとも権威ある音楽賞「ブリット・アワード2025」では、見事に最優秀新人賞を受賞。それは大成功を収めた彼女たちの1stアルバム期を締めくくるに相応しい、華やかなフィナーレだったと言えるだろう。

そして前作から1年半強を経て届けられたのが、2ndアルバム「From The Pyre(フロム・ザ・パイアー)」である。言ってみれば今作は、前作で確立したTLDPらしさと新しさが絶妙なバランスで拮抗している作品。デヴィッド・ボウイ(David Bowie)やクイーン(Queen)から受け継いだ演劇性、あるいは一曲の中で何度もドラスティックに曲調が変わるエクレクティシズムは、前作から一貫しているTLDPらしさだ。その一方で、「This Is The Killer Speaking」のカントリー・フレイヴァー、「Rifle」のハード・ロックに肉薄するヘビーなギター・リフ、そしてロード(Lorde)の「Melodrama」やアバ(ABBA)に影響を受けたという「The Scythe」のモダンなシンセ・ポップ感などは、これまでには見られなかった新たな側面だろう。無論、長いツアーで鍛え上げられたバンド・アンサンブルは一層引き締まっており、特にエミリー・ロバーツ(Emily Roberts)のリード・ギターは前作以上に冴え渡っている。多くのリスナーを惹きつけた自分たちの個性/魅力を見失わずに、着実な成長を遂げた姿を見せているという点で、これは理想的な成功後の一手だ。

また、本国イギリスではあまりに急激な成功を収めたため、「業界に仕込まれたバンド」など、誤解に基づく批判も彼女たちは少なからず浴びてきた。新作の歌詞のテーマは恋愛やフェミニズムが中心だが、時おり自分たちが経験した言われなき批判へのリアクションとも受け取れる表現が顔を出す。以下の対話でも触れているように、今作の歌詞で表現されている感情の一つは「怒り」だ――それが何に対する怒りであれ、単純に相手に攻撃の刃を向けるだけではなく、ときにユーモアを交えて自分たちが置かれた状況そのものを笑い飛ばすような仕草を見せているところに、彼女たちの知性と芯の強さが感じられるだろう。

この見事なアルバムの完成にあたって、ボーカルのアビゲイル・モリス(Abigail Morris)とリズム・ギターのリジー・メイランド(Lizzie Mayland)にZoomで話を訊いた。

オーガニックに進化した2ndアルバム

——デヴィッド・ボウイのディスコグラフィーで例えると、あなたたちの1stアルバムがグラム・ロック期のボウイのサウンドと世界観を定義した「Ziggy Stardust」だとしたら、今回の2ndアルバムはそこからの自然な進化が感じられる次作の「Aladdin Sane」だと私は思っているんです。

アビゲイル・モリス(以下、アビゲイル):その例え、すごくうれしい!とってもラヴリー。

——というのも、あなたたちの2ndも前作で確立したサウンドや世界観からのドラスティックな変化があるというより、そこからのオーガニックな進化が感じられる作品だからなんですけど。

アビゲイル:本当に素晴らしいコメントだと思う。「オーガニックな進化」って受け取ってもらえたのがすごくうれしいし、まさに私たちにとってもしっくりくる感覚だから。

——では、もし自分たちでボウイのディスコグラフィーに当てはめるとしたら、TLDPの1stと2ndは、それぞれどのアルバムだと思いますか?

アビゲイル:そうだな、1stが「Ziggy Stardust」っていうのはすごく妥当な比較だと思うし、2ndを「Aladdin Sane」って捉えるのもまさにその通りって感じ。「Aladdin Sane」って、すごくスケールが大きくて、演劇的なんだけど、同時にすごくリアルで、そういう作り方が本当に素晴らしいなって思う。あと、もしかしたら「The Man Who Sold the World」っぽさもちょっとあるかも。いや、でも「Hunky Dory」もいいな……。

——(笑)。

アビゲイル:うん、でもやっぱり、あなたの言ってくれた通りにする。2ndは「Aladdin Sane」ってことで。

2ndアルバムの制作

——分かりました。あなたたちも2ndはオーガニックな進化を遂げた作品だと感じている、ということですよね。では、制作にあたっては、何か大きなビジョンを描いていたというより、自分たちの進化や変化を着実に刻もうという意識が強かったのでしょうか?

アビゲイル:今回のアルバム制作を始めた時って、完成形のイメージを特に持ってたわけじゃなくて、1曲ずつ向き合っていく感じだったの。それで、曲がいくつか揃ってから、全体としてどうまとまるかを見ていった感じ。でも、全体的なアプローチとしては、「自分たちが面白いと思えるものを直感で作る」ってことをすごく大事にしてたかな。あと、他人からどう思われるかよりも、各曲をその曲なりの極限まで突き詰めるってことに集中してた。

リジー・メイランド(以下、リジー):うん、アビーが言った通りだと思う。1曲1曲をそれぞれ独立した存在として捉えて、それぞれが行きたい方向に行かせてあげるって感じで作ってたな。だから、アルバムとしての一貫性とかはあんまり気にしてなかった。むしろ、作ってるときは直感で動いて、でき上がった後で改めて全体を見渡して、「ああ、こういうテーマだったんだな」って客観的に読み解いていくほうが自然だと思ってて。最初から意味づけしようとしすぎると、かえって本質からズレちゃう気がするんだよね。

——昨年からライブでは新曲を次々と披露していたので、ニュー・アルバムの曲作りは順調に進んでいたのではないかと推測します。ただその一方、あなたたちは燃え尽き症候群で前作のツアーの一部をキャンセルしていましたよね。実際のところ、ニュー・アルバムの制作はスムースなものだったのか、大変だったのか、どちらだと言えますか?

アビゲイル:うーん、スムースだったかな? というのも、アルバムを作るって、ツアーに出てるときとはまったく違う、精神的にも肉体的にも、もっと言えばスピリチュアルな意味でも、まったく別の状態なんだよね。それに、スタジオに入って、また曲を書いたり、楽曲を組み立てたり、新しい作品を作ったりできるってこと自体に、すごくワクワクしてたの。で、アルバム制作に入ったときには、ちゃんと休んでリセットする時間も取れてたし、一回地に足をつけ直すこともできてたから、「大変すぎる」とか「手に負えない」って感じではなかったと思う。もちろん、大変な瞬間はあったけどね。だって、心から大事にしてるアートを作ろうと思ったら、やっぱり何かしら苦労は出てくるものだから。でも、あのとき私たちがいたのは、そういうしんどい意味での「苦しい」感じとは違ってて、むしろ前よりエネルギーがみなぎってたと思う。

よりスケールの大きなサウンドに

——新作で変化した点の一つとして挙げられるのは、「Rifle」でこれまで以上にヘヴィーなギター・リフが聴けることや、全編に渡ってギター・サウンドが前作よりも強調されていることです。これも自然な進化の一環だと言えますか?

リジー:「Agnus Dei」っていう曲の話なんだけど、あれはアビーとエミリーが一緒に音楽的な部分をかなりがっつり書いたんだよね。私が最初に聴いたときには、もうすでにギターとリード・ボーカルががっちり噛み合ってた。だから、それって多分、自信の表れでもあると思うし、エミリーがアイコニックなギターラインを書く上ですごく主導的だったから、ミックスでもギターが前面に出て当然っていうか。だって、あの音、最高だから。

——今作のギター・サウンドに影響を与えたアーティストはいますか?

リジー:すごくローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)っぽい70年代の影響が多かったかな。「Count The Ways」とか「Inferno」とかは、まさにそんな感じ。クラシック・ロックの楽曲って感じだよね。

アビゲイル:うん。今回のインスピレーションはすごくクラシック・ロック寄りだったと思う。ストーンズとかビートルズ(The Beatles)とか、ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)とかをよく聴いてたし。前作みたいにグラム・ロックっぽい感じから来てたわけではなくて。

リジー:で、もっとヘヴィーな曲になると、例えば「Rifle」なんかは、アミル・アンド・ザ・スニッファーズ(Amyl and the Sniffers)とかアイドルズ(IDELS)のギター・トーンに影響受けてて。そういうのがすごくクールだと思ったし。

——ストーンズやビートルズのようなクラシック・ロックからの影響も関係しているのか、ニュー・アルバムは、前作以上に大会場で映えそうな、よりスケールの大きなサウンドの曲が増えたようにも感じます。

リジー:でも、1stアルバムにもサウンド的にビッグな瞬間ってけっこうあったと思うんだよね。

——ええ、もちろん。

リジー:でもまあ、そうだね、自信がついてきたっていうのはあると思う。あと、「この曲をライブでやったらどう感じるか?」ってことも考えるようになってきた。ブライアン・メイにアドバイスされたことがあって、「観客のために演奏しろ」って言われたの。それってつまり、みんなが一緒に歌えるような曲を届けるってことなんだけど、確かにそれってすごく大事だと思うんだよね。だから「これ、ライブで絶対盛り上がるよね!」っていう瞬間を作ろうと意識したところもある。でも、やっぱり自信とプロダクションのスタイルが大きいんじゃないかな。今回の作品はかなり複雑な要素がいろいろ詰まってて、聴くべきポイントがすごく多いし、だからこそ全体を包み込むような感じになってて、たぶん大きい会場にもすごく映えるはず……って、そう願ってる。

ABBAのようなコーラス

——ときに聖歌隊のようであり、ときに呪術的で不穏に響くコーラスが多用されているのも、新作の特徴の一つだと思いました。

アビゲイル:オー・ゴッド、そう思ってもらえてうれしい。でも、ちょっとびっくり。どのコーラスのことだろう?

——「Rifle」のコーラスは不穏なムードですし、「Woman Is The Tree」のコーラスには神秘的で呪術的な雰囲気を感じました。聖歌隊のように感じたのは「The Scythe」ですね。

アビゲイル:「The Scythe」のコーラスは私のお気に入りの一つ。あれはアルバムのコーラスを語る上で、すごくいい例だと思う。っていうのも、あのコーラスってかなり前に書いたものなの。で、スタジオで曲を仕上げていく中で、「あれ、ちょっとアバ(ABBA)っぽくなってきたぞ」って感じ始めて。12弦ギターのキラキラした音とかで、なんだかアバっぽくなってきてたから。で、そのあとリジーが「The Scythe」のバッキング・ボーカルを録って、それを入れて聴いてみたら、すごい分厚いウォール・オブ・サウンドになってて、一気に次のレベルに持ってかれた感じだったんだよね。リジー、そのハーモニーの制作プロセスについて話してもらえる?

リジー: うん。プロデューサーから、「この曲のコーラスは(アバの)『Dancing Queen』みたいな感じでやってくれない?」って言われたの。でもアビーからは、「(バラードだから)ちゃんと悲しくしてね」って(笑)。普段、私がバッキング・ボーカルを録るときは、けっこう直感的にやってて、歌いながら自然にラインを見つけるんだけど、今回はちゃんとコードを見ながら、それぞれのコードに対して3度とか5度とか、元のメロディーの音も入れて、それぞれのパートを作ったの。それで、さらに一番上のラインは感覚的にメロディをつけて、それが曲を持ち上げてくれたんだと思う。

——具体的に、アバっぽさを出すためにどんな工夫をしたんですか?

リジー:YouTubeでリード・ボーカル抜きのアバのバッキング・ボーカルを探して、それを聴いたりもして。あと、今回は歌い方もすごく重要で、アビーの歌声はビートの周りをちょっと揺らぐ感じで動いてるけど、バッキング・ボーカルはすごくビートの上にピタッと乗ってて、そこがアバっぽさにつながってるんだと思う。悲しいアバ、って感じかな。ちょっと変だったかもだけど(笑)。でも、アバをたくさん聴いて、それっぽくやるのはすごく楽しかった。

——海外のインタビューで、アビゲイルさんが「The Scythe」のことを「アルバムでもっともエッジーな曲」だと言っているのを読んだんですけど、それはこのコーラスとボーカルのバランスを指していたのでしょうか?

アビゲイル: えっ、私そんなふうに言ってた? 全然覚えてない(笑)。言い間違いだったかもね。そんなにエッジーって感じでもないし……でも、確かに「The Scythe」はアルバムの中で唯一、もっと現代的なサウンドにしたいって思った曲かもしれない。ほかの曲はけっこう70年代から90年代あたりの影響が多いんだけど、「The Scythe」に関しては、ロードの「Melodrama」みたいな感じにしたいって思ってたから。

リジー:もしかしたらドラムのことを言ってたのかも。あの曲のドラムってアルバムの中でもちょっと独特で、あんまりロックっぽくないし、どっちかっていうとエレクトロニック・ドラムにインスパイアされてるんだけど、実際は生のキットで叩いてるから、音自体はアコースティックに聴こえるんだよね。でも、私もエッジーって言葉はあんまりしっくりこないかも。

アビゲイル:そう、他とは違うってだけ。

リジー:うん、ちょっとだけ別の世界観で作られてる感じだよね。

——なるほど。実は私もエッジーという言葉に少し違和感を覚えていたので、すっきりしました。(笑)。さて、今回はプロデューサーにマーカス・ドラヴス(Markus Dravs)を迎えていますが、彼は新作のサウンドを完成させる上で、どのように助けになりましたか?

リジー:これも「The Scythe」の話になっちゃうんだけど、マーカスがそこでやった面白い手法があって。例えば、私が弾いた12弦のアコースティック・ギターと、ジョージアが弾いたベース・ギターを、実際にはちょっと遅いテンポで、しかも少しキーを下げて録音したのね。それをマーカスがテープマシンに通して、再びスピードアップさせたの。ドラムもたしか同じように遅く録ったと思うんだけど、そうすることで全体のリズムが一体化して、アナログっぽくて、ちょっと潰れたようなテープ特有の質感が出るんだよね。それがすごく心地いいサウンドになってると思う。それに、12弦ってけっこう音が賑やかだから、そうやって他のリズム要素と混ざりやすくして、「キラキラした音」ばかりが浮きすぎないようにしてくれた。だから、それってただのトリックというより、ちゃんとしたプロセスだったし、私もそのとき「OK、マーカス、あなたのやってることを信じるよ」って思いながらゆっくり弾いてたんだけど、仕上がった音を聴かせてもらったら「うわ、めっちゃいいじゃん!」ってなったの。まさにリズム全体を接着剤みたいにまとめてくれた感じだった。ほんとに良い曲になったよ。

怒りとチーキネス

——「From The Pyre」の歌詞は、実体験を基にしつつ、それぞれの曲で架空のキャラクターを立てて物語化したものです。あなたたちの言葉で言えば、現実の「神話化」ですよね。そもそも、そういったスタイルで今回の歌詞を書こうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

アビゲイル:正直に言うと、私個人としては、歌詞を書くときに自然とそういう書き方になるんだよね。すごくパーソナルな内容なんだけど、それをちょっと誇張された現実というか、場合によってはキャラクターを通した語り方で描くっていうのが、自分にとって自然な方法で。で、「自分自身やキャラクターを神話化する」っていうアイデア自体が出てきたのは、レコードを作り終えたあとだったの。完成した作品を見返して、「自分たちは何を作ったんだろう?」って考えてみて、そこから作品が自ら語り出すものや、一貫したテーマみたいなものを探ったときに、これはいろんな体験や物語のアンソロジーみたいだなって感じたんだよね。

——なるほど。

アビゲイル:例えば「This Is The Killer Speaking」は、その中でも特にキャラクター性が強くて、すごく演劇的だし。他の曲も全部パーソナルなんだけど、描き方は少しずつ違ってて。一つの物語を通して語っているわけじゃなくて、私たちの人生のいろんな断片を集めたものだから、アルバム全体がアンソロジーっぽく感じられるのかも。で、そういう気持ちや出来事を処理するときって、単純な言葉で語るよりも、大きな物語の枠組みの中で描いたほうがやりやすいときもあるっていう。

——まさに各曲で歌われる物語はそれぞれ個性的で、異なるものです。ただその一方、「怒り」は多くの曲に通底する感情のように感じられました。恋愛関係にある/あったパートナーへの怒り、女性として感じる社会的な怒り、一気に注目されて不当な批判も受けたアーティストとして感じる怒り、戦争や暴力への怒り――さまざまな怒りが物語の中に編み込まれているように感じたのですが、そのような捉え方は納得がいくものですか?

リジー:うん。今の世界って、怒りたくなることが本当にたくさんあると思う。そして、そういう感情って、音楽とかアートとか、どんなクリエイティブな表現にも自然と入り込んでくるんじゃないかな。意識的じゃなくても、無意識のうちに吸収してしまっていて、それが作品に出てくるのは避けられないことだと思う。

アビゲイル:それに、怒りって、感じたり処理したり表現するのが一番難しい感情の一つだと思う。悲しみとか不安とか、そういう感情のほうが私は表現しやすいんだけど、怒りとか憤りって、自分の中にあるって認めるだけでも怖いし、なんだか破壊的に感じてしまうから、なかなか出しづらい。でも、今回は、そういう怒りを表現できるくらいには自分たちが安心できる状態にいたというか、それぞれがいろんな理由で抱えてきた怒りをようやく音にできたんだと思う。アーティストとして、そういう感情を健全で創造的なかたちで表現するのってすごく大事なことだし、怒りも他の感情と同じように、何らかの形で向き合っていかないといけないものだから。

——新作における感情のスペクトラムの一つが「怒り」だとしたら、それ以外に、どのようなスペクトラムがあると言えますか?

アビゲイル:全部だね。

リジー:うん。それに、チーキネス(cheekiness)、小生意気な感じとか。

アビゲイル:そう、チーキーな感じ。今作の面白いところって、すごくダークな部分がある一方で、皮肉っぽさとか、ある種のユーモアもあるところなんだよね。なんていうか、「深刻になりすぎない」っていうと言葉が違うかもしれないけど、ちゃんと笑い飛ばす余白もあるというか。アルバム全体が持ってるそのバランスって、すごくいいなと思ってて。激しい怒りを感じるところから、今度は逆にすべてがバカバカしく思えてきて、それを笑って受け流せるところまで、感情の振れ幅が大きいの。それをおちょくるような、ちょっと茶化すような感じもあって。私にとってこのアルバムは、「痛みを伴う誠実さ」と「気まぐれでふざけたような小生意気さ」、この2つの感情のあいだを行き来してるような感じがしてて。

——「This Is The Killer Speaking」は、そのチーキーさが表現された曲だと言えますか?

アビゲイル:うん、間違いなくそうだと思う。この曲は、すごく動揺したりイライラしたりするような体験をもとにしてて、でもそれを真面目に受け止めすぎずに、ある意味で「茶化してやれ」っていう気持ちから生まれたの。状況の中で感じた無力さみたいなものを、もっとユーモラスで、ちょっとわざとらしくて面白い反応に変えることで、自分の手に主導権を取り戻すような、そんな曲なんだよね。

——よく分かりました。では、最後の質問です。前作のゴージャスでグラマラスでユーフォリックなサウンドは、現実からのエスケーピズムとして機能する側面があったと思います。しかし、新作はサウンドも歌詞もより地に足がついた感じで、エスケーピズムの要素は薄れたように感じられました。私はポップ・ミュージックにおけるエスケーピズムの役割は肯定的に捉えていますが、いまのあなたたちの表現とエスケーピズムの距離感については、どのように捉えていますか?

リジー:すごくいい質問だね。

アビゲイル:うん。

リジー:歌詞の話になるけど、前作の歌詞って、もっと比喩的だったというか、メタファーが多かったかも。

アビゲイル:確かに、歌詞の面からそういう違いが出てるのかもしれない。前作でも、自分が実際に感じてたことや考えてたこと、経験したことをもとに書いてたんだけど、そこにはもっと比喩や想像のレイヤーが重なってて、距離感やファンタジーがあった。でも今回は、もっと現実に根ざした言葉を使いたい気持ちが強くて。もちろん、ちょっと変だったり神話っぽい要素はまだあるんだけど、それでも前よりずっと地に足がついた感じの歌詞になったと思う。だから、エスケーピズムの要素は少なくなってて、むしろ現実を処理するためにキャラクターを使ってるって感じかな。その方が、自分にとっては感情を整理しやすい方法だったんだよね。

ニューアルバム「From The Pyre」

◾️ザ・ラスト・ディナー・パーティー ニューアルバム「From The Pyre」
10月17日から配信・発売中
https://umj.lnk.to/TLDP_FromThePyre
国内盤アルバム「フロム・ザ・パイアー」
価格:3300 円
<ボーナストラック、日本語歌詞対訳、ライナーノーツを封入>
▪️トラックリスト
01.Agnus Dei/アニュス・デイ
02.Count The Ways/カウント・ザ・ウェイズ
03.Second Best/セカンド・ベスト
04.This Is The Killer Speaking/ディス・イズ・ザ・キラー・スピーキング
05.Rifle/ライフル
06.Woman Is A Tree/ウーマン・イズ・ア・ツリー
07.I Hold Your Anger/アイ・ホールド・ユア・アンガー
08.Sail Away/セイル・アウェイ
09.The Scythe/ザ・サイズ
10.Inferno/インフェルノ
11.ザ・フェミニン・アージ(ライヴ from Eventim Apollo)*ボーナストラック
12.ザ・サイズ(ライヴ from Festival Cabaret Vert)*ボーナストラック
13.ディス・イズ・ザ・キラー・スピーキング(ライヴ from Gorilla Hall Osaka)*ボーナストラック
14.ナッシング・マターズ(ライヴ from Eventim Apollo)*ボーナストラック
*日本盤&一部海外限定盤ボーナス・トラック

The post ザ・ラスト・ディナー・パーティーが語る2ndアルバム「From The Pyre」——“痛みを伴う誠実さ”と“気まぐれで小生意気なユーモア”の共存 appeared first on WWDJAPAN.

「カルティエ」特別号を発行 “パンテール”の精神を映す新旗艦店の全貌に迫る

「WWDJAPAN」は、「カルティエ(CARTIER)」特別号を10月15日に発売しました。本号では、メゾンの永遠のエンブレム“パンテール”が息づく「カルティエ 銀座4丁目ブティック」を特集し、ブティックの全貌から“パンテール”の歴史、先日公開となった初のアニメーション作品「ラ パンテール ドゥ カルティエ」、そしてオープニングイベントの様子までを全8ページで紹介しています。

アジア最大の総面積を誇る「カルティエ 銀座4丁目ブティック」は、地上4階建て。象徴的な“パンテール”の精神を全フロアに宿し、日本の美意識とメゾンのクラフツマンシップが交差する唯一無二の空間が広がります。

店内にはアイコニックなジュエリーやウオッチ、ハイジュエリークリエイション、レザーグッズ、アイウエアなどに加え、国内では同ブティックにのみフレグランス専用の独立した空間も設置。ケアサービス専門のエリアや刻印サービスを目の前で行う“パーソナライゼーション バー”、バーカウンターとソファを配したウェイティングスペースの“ジャルダン”などを設け、ゲスト一人ひとりに寄り添う体験を提供します。そして最上階には国内初となる“レジデンス”を併設。完全プライベートな空間で、顧客一人ひとりに合わせた最上級のサービスと体験を提供し、「カルティエ」の新たな未来を映す拠点として注目を集めています。

さらに1914年の誕生以来、メゾンのアイコンとして進化を続けてきた“パンテール”をひも解くページでは、“ラ パンテール”と呼ばれた伝説の女性ジャンヌ・トゥーサン(Jeanne Toussaint)や、時代ごとのデザインの変遷、最新コレクションなどを紹介しています。“パンテール”が導く「カルティエ」の世界観と日本の美意識を映し出す新旗艦店の全貌、そしてメゾンが受け継いできた創造の精神を読み解くことで、「カルティエ」をさらに深く知ることができる一冊です。

※特別号は送料のみで入手可能


The post 「カルティエ」特別号を発行 “パンテール”の精神を映す新旗艦店の全貌に迫る appeared first on WWDJAPAN.

VERDYデザインの「Coca-Cola X Fes 2025」限定コラボグッズがオンラインで再販決定

「コカ・コーラ(COCA-COLA)」は10月11、12日にさいたまスーパーアリーナで大型フェス「Coca-Cola X Fes 2025(コカ・コーラ クロス フェス2025)」を開催した。会場限定で発売したグラフィックアーティストのVERDY(ヴェルディ)とのコラボグッズをVERDYのECページで10月17日18時から20日17時59分まで再販する。会場で完売した商品も少量生産し販売する。(なくなり次第順次販売を終了)

ラインアップはウエアや小物を含む全5型。ウエアは、「コカ・コーラ」の缶をモチーフにした“エレクトリック ユース Tシャツ”(ブラック、6600円)と、VERDYのアイコン的キャラクターVICK(ヴィック)をデザインした“ヴィックTシャツ”(ブラック/ホワイト、各6600円)、“ヴィック ジップフーディー”(ブラック、1万7600円)で、サイズはS〜XLを用意する。そのほか、“ヴィック トートバッグ”(3500円)と“VERDYペンライト”(4000円)をそろえる。

販売サイト

The post VERDYデザインの「Coca-Cola X Fes 2025」限定コラボグッズがオンラインで再販決定 appeared first on WWDJAPAN.

VERDYデザインの「Coca-Cola X Fes 2025」限定コラボグッズがオンラインで再販決定

「コカ・コーラ(COCA-COLA)」は10月11、12日にさいたまスーパーアリーナで大型フェス「Coca-Cola X Fes 2025(コカ・コーラ クロス フェス2025)」を開催した。会場限定で発売したグラフィックアーティストのVERDY(ヴェルディ)とのコラボグッズをVERDYのECページで10月17日18時から20日17時59分まで再販する。会場で完売した商品も少量生産し販売する。(なくなり次第順次販売を終了)

ラインアップはウエアや小物を含む全5型。ウエアは、「コカ・コーラ」の缶をモチーフにした“エレクトリック ユース Tシャツ”(ブラック、6600円)と、VERDYのアイコン的キャラクターVICK(ヴィック)をデザインした“ヴィックTシャツ”(ブラック/ホワイト、各6600円)、“ヴィック ジップフーディー”(ブラック、1万7600円)で、サイズはS〜XLを用意する。そのほか、“ヴィック トートバッグ”(3500円)と“VERDYペンライト”(4000円)をそろえる。

販売サイト

The post VERDYデザインの「Coca-Cola X Fes 2025」限定コラボグッズがオンラインで再販決定 appeared first on WWDJAPAN.

「ビルケンシュトック」の”ケアエッセンシャルズ”が中目黒の銭湯とコラボ 3日間限定イベントを開催

「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」のケアライン“ケアエッセンシャルズ(CARE ESSENTIALS)”は10月17〜19日の3日間、中目黒の老舗銭湯“光明泉”で“BIRKENSTOCK for 光明泉”を開催する。同イベントでは、“ケアエッセンシャルズ”の世界観に彩られた館内で、100%天然由来成分を用いたボディケア製品を体験することができる。

“ケアエッセンシャルズ”の世界観を堪能できる特別な3日間

本イベントでは、スペシャルディスプレーとともに、“ケアエッセンシャルズ”の製品が自由に体験可能。浴室に2つの香りのボディウォッシュ(各4840円)を設置し、脱衣所には、新作のボディローション(6380円)、フットケア用のバーム(4070円)、疲れた足をすっきり整えるローション(4070円)、スクラブ(4070円)を設置する。さらに、会場では先着でポストカードのセットを配布。このポストカードを都内の直営三店舗で提示することで、ミニギフトが手に入る。

◼️ BIRKENSTOCK for 光明泉
日程:10月17〜19日
時間:15:00〜25:00(最終受付24:30)
場所:光明泉
住所:東京都目黒区上目黒1-6-1

The post 「ビルケンシュトック」の”ケアエッセンシャルズ”が中目黒の銭湯とコラボ 3日間限定イベントを開催 appeared first on WWDJAPAN.

韓国の大手ファッションECストア「ムシンサ」が「ゾゾタウン」にオープン ハン・ソヒのサイン入りチェキが当たるキャンペーンも

「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は11月6日、韓国発の大手ファッションECサイト「ムシンサ(MUSINSA)」と「ムシンサ ゾゾタウン(MUSINSA ZOZOTOWN)」店をオープンする。オープン時点で約140のブランドを取り扱い、その後は1500以上まで順次拡大する予定だ。

オープンを記念し、抽選で1500人に「ムシンサ」で使える2000円分のポイントが当たるキャンペーンや人気ブランドとの期間限定コラボアイテムの販売、同ブランドのアンバサダーを務める俳優のハン・ソヒ(Han So-hee)のサイン入りチェキが抽選で当たる特典などを用意した。詳細は特設ページに記載する。

「ムシンサ」は、K-POPスターも愛用する「アーカム(AAKAM)」や「バウフ(BAUF)」、韓国で注目を集める「ムシンサスタンダード(MUSINSA STANDARD)」など、多くのブランドが出店しているファッションプラットホームだ。同ECサイトは昨年、「ゾゾタウン」と戦略的パートナーシップを締結し、韓国のファッションブランドの日本市場進出および売上拡大を目指している。

オープン詳細

◼️「ムシンサ ゾゾタウン」
オープン日:11月6日
ショップURL:https://zozo.jp/shop/musinsa/
※ショップページは11月6日に公開
>特設ページ

コラボアイテム一部

The post 韓国の大手ファッションECストア「ムシンサ」が「ゾゾタウン」にオープン ハン・ソヒのサイン入りチェキが当たるキャンペーンも appeared first on WWDJAPAN.

「サカイ」と「アグ」がコラボコレクション第2弾を発売 ローファーなどのシューズ全3型

「サカイ(SACAI)」と「アグ(UGG)」は、第2弾となるコラボコレクションから、シューズ全3型を発売する。10月23日から「サカイ」公式オンラインストアで先行販売を開始し、24日から「アグ」東京フラッグシップストア、「アグ」公式オンラインストアおよび「サカイ」直営店で取り扱う。

「アグ」×「サカイ」
コラボシューズ3型

パリ・メンズ・ファッションウイークで発表した本コレクションでは、「アグ」ならではのソフトスエードとシープスキンを用いたシューズを展開。背面にバックルをあしらい、折り返せばシープスキンを覗かせることも可能なサイハイブーツ(17万6000円)、チャンキーなローファー(5万2800円)、洗練されたシルエットのハイカーブーツ(7万400円)をラインアップする。いずれもブラックとチェスナットの2色展開となる。

The post 「サカイ」と「アグ」がコラボコレクション第2弾を発売 ローファーなどのシューズ全3型 appeared first on WWDJAPAN.

「フランフラン」が主要旗艦店を改装 雑貨店のイメージ払拭する事業拡大戦略をトップに直撃

ライフスタイルブランド「フランフラン(FRANCFRANC)」は17日、旗艦店である青山店と新宿サザンテラス店(以下、新宿店)を改装オープンした。同ブランドは、1992年に創業。インテリアや雑貨を提案するブランドとしてビジネスを拡大してきた。ハンディファンやクリスマスツリーなどのヒット商品も誕生。昨年夏にはコスメ&ドラッグストア「アインズ&トルぺ」を展開するアインズグループの傘下に入った。2025年8月期決算では、過去最高の約400億円の売上高を達成。今回の青山店と新宿店の改装を皮切りに、店舗網の再構築を図る。井上耕平Francfranc社長兼執行役員に、改装および、今後の成長戦略について聞いた。

改装は既存店ビジネス見直しの第一歩

青山店は、以前の1階は雑貨中心、2階にインテリアという構成から、モダン、フェミニン、ナチュラルなど、さまざまなテイスト別の空間でインテリアおよび雑貨を紹介する店舗に変わった。首都圏の主要店舗である新宿店は、暮らしの時間軸に沿って巡る回遊型にリニューアルし、住空間をトータルでコーディネートする楽しさを提案する。井上社長は、「旗艦店の青山店は、売上高トップの店舗にするというよりも、ブランド価値の発信基地としての役割を持たせる」と話す。青山店のファサードは窓をより広く開放的にし、内装も雑貨店のイメージを払拭してすっきりとさせ、夜間は季節ごとにライティングを変えて青山のランドマーク的な存在を目指す。一方で、新宿店はターミナルが近いということもあり、多種多様な客が訪れる店舗だ。改装後は商品展開をより充実させ、1階はヒット商品や需要の高い商材中心に構成し、2階でインテリアのコーディネート提案を行う。

今回の改装について同社長は、「今までは、金太郎飴的な店舗展開だった。今回の改装は既存店の再定義の一環だ」と話す。アイングループ傘下になり、既存ビジネスにおける一番の課題は各店舗の売り上げアップだ。「データを見ると、青山店は家具中心、二子玉川店は雑貨、たまプラーザ店は消耗品と地域によって売れる商材が違う。地域に合わせたMDに変え、各店の売上高アップを図る」と同社長。

さまざまな”好き”に対応するブランドに

「フランフラン」というと”キラキラ”、”ガーリー”、“フェミニン”というイメージが強い。井上社長は「今はたまたま”キラキラ”としたイメージだが、本来、『フランフラン』は、いろいろなスタイルを提案できるブランド。雑貨だけでなくインテリアも、より幅広い層の“好き”に応える提案ができるようにしていきたい」と話す。それを象徴するのが、青山店の18種類のコーディネート空間だ。“シンプルモダン”、“モノトーン”、”ナチュラル”、“レトロモダン”など、テイスト別に提案を行う。

今後は、BtoBビジネスの強化も図っていくという。現在行っているのは、ホテルの内装や学校の卒業記念品の提供など。「営業すると話を聞いてくれる法人が多い。オリジナルの家具や雑貨の開発を適度な価格設定でできるのが受けている」と話す。今後は、法人に向けても、空間コーディネートやカスタマイズ提案を強化していくようだ。

中長期的な成長に必要な新業態

井上社長は、「小売業として成長するためには、複数の業態が必要だ。中長期的成長を考えると、インテリア1本では難しい。幸運なことに、それを試せる寛容な環境にある」と話す。「フランフラン」の大きなアセットの一つとして同社長が挙げるのが、ブランドの”卒業生”の存在だ。一人暮らしの時に同ブランドを購入していた層のライフステージが変化し、家族構成や住環境が変化した。そういった人々に向けた新業態を企画しているという。もう一つは、アイングループ傘下ならではのシナジーの創出だ。「フランフラン」では既に、ドレッサーなどコスメ領域に関する家具、雑貨展開をしている。既存のネットワークを活用し、OEM企業と協業して、美にまつわる全てのモノがそろう小売業の展開を検討中だ。

The post 「フランフラン」が主要旗艦店を改装 雑貨店のイメージ払拭する事業拡大戦略をトップに直撃 appeared first on WWDJAPAN.

「フランフラン」が主要旗艦店を改装 雑貨店のイメージ払拭する事業拡大戦略をトップに直撃

ライフスタイルブランド「フランフラン(FRANCFRANC)」は17日、旗艦店である青山店と新宿サザンテラス店(以下、新宿店)を改装オープンした。同ブランドは、1992年に創業。インテリアや雑貨を提案するブランドとしてビジネスを拡大してきた。ハンディファンやクリスマスツリーなどのヒット商品も誕生。昨年夏にはコスメ&ドラッグストア「アインズ&トルぺ」を展開するアインズグループの傘下に入った。2025年8月期決算では、過去最高の約400億円の売上高を達成。今回の青山店と新宿店の改装を皮切りに、店舗網の再構築を図る。井上耕平Francfranc社長兼執行役員に、改装および、今後の成長戦略について聞いた。

改装は既存店ビジネス見直しの第一歩

青山店は、以前の1階は雑貨中心、2階にインテリアという構成から、モダン、フェミニン、ナチュラルなど、さまざまなテイスト別の空間でインテリアおよび雑貨を紹介する店舗に変わった。首都圏の主要店舗である新宿店は、暮らしの時間軸に沿って巡る回遊型にリニューアルし、住空間をトータルでコーディネートする楽しさを提案する。井上社長は、「旗艦店の青山店は、売上高トップの店舗にするというよりも、ブランド価値の発信基地としての役割を持たせる」と話す。青山店のファサードは窓をより広く開放的にし、内装も雑貨店のイメージを払拭してすっきりとさせ、夜間は季節ごとにライティングを変えて青山のランドマーク的な存在を目指す。一方で、新宿店はターミナルが近いということもあり、多種多様な客が訪れる店舗だ。改装後は商品展開をより充実させ、1階はヒット商品や需要の高い商材中心に構成し、2階でインテリアのコーディネート提案を行う。

今回の改装について同社長は、「今までは、金太郎飴的な店舗展開だった。今回の改装は既存店の再定義の一環だ」と話す。アイングループ傘下になり、既存ビジネスにおける一番の課題は各店舗の売り上げアップだ。「データを見ると、青山店は家具中心、二子玉川店は雑貨、たまプラーザ店は消耗品と地域によって売れる商材が違う。地域に合わせたMDに変え、各店の売上高アップを図る」と同社長。

さまざまな”好き”に対応するブランドに

「フランフラン」というと”キラキラ”、”ガーリー”、“フェミニン”というイメージが強い。井上社長は「今はたまたま”キラキラ”としたイメージだが、本来、『フランフラン』は、いろいろなスタイルを提案できるブランド。雑貨だけでなくインテリアも、より幅広い層の“好き”に応える提案ができるようにしていきたい」と話す。それを象徴するのが、青山店の18種類のコーディネート空間だ。“シンプルモダン”、“モノトーン”、”ナチュラル”、“レトロモダン”など、テイスト別に提案を行う。

今後は、BtoBビジネスの強化も図っていくという。現在行っているのは、ホテルの内装や学校の卒業記念品の提供など。「営業すると話を聞いてくれる法人が多い。オリジナルの家具や雑貨の開発を適度な価格設定でできるのが受けている」と話す。今後は、法人に向けても、空間コーディネートやカスタマイズ提案を強化していくようだ。

中長期的な成長に必要な新業態

井上社長は、「小売業として成長するためには、複数の業態が必要だ。中長期的成長を考えると、インテリア1本では難しい。幸運なことに、それを試せる寛容な環境にある」と話す。「フランフラン」の大きなアセットの一つとして同社長が挙げるのが、ブランドの”卒業生”の存在だ。一人暮らしの時に同ブランドを購入していた層のライフステージが変化し、家族構成や住環境が変化した。そういった人々に向けた新業態を企画しているという。もう一つは、アイングループ傘下ならではのシナジーの創出だ。「フランフラン」では既に、ドレッサーなどコスメ領域に関する家具、雑貨展開をしている。既存のネットワークを活用し、OEM企業と協業して、美にまつわる全てのモノがそろう小売業の展開を検討中だ。

The post 「フランフラン」が主要旗艦店を改装 雑貨店のイメージ払拭する事業拡大戦略をトップに直撃 appeared first on WWDJAPAN.

「ウカ」×大黒湯の共同企画”ハーぶろ”がスタート ハーブ入りの替わり湯を20週提供

「ウカ(UKA)」は10月15日〜2026年2月28日、東京・中目黒の銭湯、大黒湯とコラボレーションした共同企画”ハーぶろ”を実施する。期間中、大黒湯の売店では「ウカ」の製品販売も行う。

“ハーぶろ”は、「ウカ」が提供する原料を用いた替わり湯のこと。今回のコラボレーションでは、週替わりの湯を4カ月にわたり大黒湯で提供する。クロモジやオーガニックヘナ、レモングラスなど、同ブランドが取り扱う伊豆産・石垣産のハーブを湯に溶け込ませ、自然の恵みの香りと効能を全身で堪能することができる。

「ウカ」は、24年から“リジェネラティブグッド”の考えを取り入れる。「次世代に、健やかで住みやすい地球をバトンタッチできるように。アイデアと誠意を尽くして、今できることにみんなで取り組み、地球環境を回復させて循環する方へ進むこと」と定義し、原料の追求に注力。栽培方法や工程管理を大切に育んだ素材を使用する。今後は、今回の“ハーぶろ”を1つのパッケージとして、銭湯文化の振興や原料の魅力発信につなげていく。

■ウカ×大黒湯 コラボレーション企画“ハーぶろ”
日程:10月15日~2026年2月28日
時間:平日 14:00~24:00 / 土日祝 8:00~24:00
定休日:毎月第2木曜日
場所:大黒湯
住所:東京都目黒区上目黒4-25-10

66年の歴史を持つ大黒湯

大黒湯は、1959年創業。リニューアル期間を経て2025年10月10日、銭湯の日に営業を再開した。軒先に佇む大きな黒松と格天井(ごうてんじょう)の脱衣所が特徴で、高い浴室から望む富士山のペンキ絵が訪れる人々の体と心を温める。

The post 「ウカ」×大黒湯の共同企画”ハーぶろ”がスタート ハーブ入りの替わり湯を20週提供 appeared first on WWDJAPAN.

「ウカ」×大黒湯の共同企画”ハーぶろ”がスタート ハーブ入りの替わり湯を20週提供

「ウカ(UKA)」は10月15日〜2026年2月28日、東京・中目黒の銭湯、大黒湯とコラボレーションした共同企画”ハーぶろ”を実施する。期間中、大黒湯の売店では「ウカ」の製品販売も行う。

“ハーぶろ”は、「ウカ」が提供する原料を用いた替わり湯のこと。今回のコラボレーションでは、週替わりの湯を4カ月にわたり大黒湯で提供する。クロモジやオーガニックヘナ、レモングラスなど、同ブランドが取り扱う伊豆産・石垣産のハーブを湯に溶け込ませ、自然の恵みの香りと効能を全身で堪能することができる。

「ウカ」は、24年から“リジェネラティブグッド”の考えを取り入れる。「次世代に、健やかで住みやすい地球をバトンタッチできるように。アイデアと誠意を尽くして、今できることにみんなで取り組み、地球環境を回復させて循環する方へ進むこと」と定義し、原料の追求に注力。栽培方法や工程管理を大切に育んだ素材を使用する。今後は、今回の“ハーぶろ”を1つのパッケージとして、銭湯文化の振興や原料の魅力発信につなげていく。

■ウカ×大黒湯 コラボレーション企画“ハーぶろ”
日程:10月15日~2026年2月28日
時間:平日 14:00~24:00 / 土日祝 8:00~24:00
定休日:毎月第2木曜日
場所:大黒湯
住所:東京都目黒区上目黒4-25-10

66年の歴史を持つ大黒湯

大黒湯は、1959年創業。リニューアル期間を経て2025年10月10日、銭湯の日に営業を再開した。軒先に佇む大きな黒松と格天井(ごうてんじょう)の脱衣所が特徴で、高い浴室から望む富士山のペンキ絵が訪れる人々の体と心を温める。

The post 「ウカ」×大黒湯の共同企画”ハーぶろ”がスタート ハーブ入りの替わり湯を20週提供 appeared first on WWDJAPAN.

“ナパ バイ マーティン・ローズ”のポップアップが「ヌビアン」原宿にオープン 空間はデザイナー自らが監修

ヴェイパースが運営するセレクトショップ「ヌビアン(NUBIAN)」は、10月19日まで“ナパ バイ マーティン・ローズ(NAPA BY MARTINE ROSE)”2025-26年秋冬コレクションのポップアップストアを原宿店にオープン中だ。

約6年ぶりの復活を遂げたコラボコレクション

“ナパ バイ マーティン・ローズ”は、デザイナーのマーティン・ローズ(Martine Rose)とイタリアのアウトドアブランド「ナパピリ(NAPAPIJRI)」が2017~2019年に展開していたコラボコレクションで、25-26年秋冬シーズンに約6年ぶりの復活を遂げた。ポップアップストアは、日本国内では「ヌビアン」原宿店のみでの開催となり、ローズ=デザイナー監修のもとコレクションの世界観が反映されたスペシャルな空間となっている。店内では、ボア素材のフリースジャケットやボーダー柄のニット、Tシャツなどをそろえる。

■“ナパ バイ マーティン・ローズ”2025-26年秋冬コレクション ポップアップストア
日程:10月16〜19日
時間:11:00〜20:00
場所:「ヌビアン」原宿店
住所:東京都渋谷区神宮前1-20-2

The post “ナパ バイ マーティン・ローズ”のポップアップが「ヌビアン」原宿にオープン 空間はデザイナー自らが監修 appeared first on WWDJAPAN.

“ナパ バイ マーティン・ローズ”のポップアップが「ヌビアン」原宿にオープン 空間はデザイナー自らが監修

ヴェイパースが運営するセレクトショップ「ヌビアン(NUBIAN)」は、10月19日まで“ナパ バイ マーティン・ローズ(NAPA BY MARTINE ROSE)”2025-26年秋冬コレクションのポップアップストアを原宿店にオープン中だ。

約6年ぶりの復活を遂げたコラボコレクション

“ナパ バイ マーティン・ローズ”は、デザイナーのマーティン・ローズ(Martine Rose)とイタリアのアウトドアブランド「ナパピリ(NAPAPIJRI)」が2017~2019年に展開していたコラボコレクションで、25-26年秋冬シーズンに約6年ぶりの復活を遂げた。ポップアップストアは、日本国内では「ヌビアン」原宿店のみでの開催となり、ローズ=デザイナー監修のもとコレクションの世界観が反映されたスペシャルな空間となっている。店内では、ボア素材のフリースジャケットやボーダー柄のニット、Tシャツなどをそろえる。

■“ナパ バイ マーティン・ローズ”2025-26年秋冬コレクション ポップアップストア
日程:10月16〜19日
時間:11:00〜20:00
場所:「ヌビアン」原宿店
住所:東京都渋谷区神宮前1-20-2

The post “ナパ バイ マーティン・ローズ”のポップアップが「ヌビアン」原宿にオープン 空間はデザイナー自らが監修 appeared first on WWDJAPAN.

「ラブクロム」から「ポケモン」デザインの新モデル ピカチュウなど3種のコームが登場

美髪コームなどを取り扱うヘアケアブランド「ラブクロム(LOVE CHROME)」は11月19日、「ポケモン」デザインのヘアコームを発売する。“ツキ”“テツキ”“スカルプカッサ”の3つの形状から、ピカチュウとニンフィア、ブラッキーをあしらった新モデルが登場。「ラブクロム」直営店舗と公式ECのほか、伊勢丹新宿店 本館地下2階のイセタン ビューティ アポセカリー、阪急うめだ本店3階 化粧品売り場内のポップアップショップで取り扱う。

電気を溜めて放つピカチュウデザイン

プレミアムシリーズ“ゴールド”からは、ツキ型のコーム“ポケモン モデル K24GPツキ ゴールド <ピカチュウ>”(1万5025円)が登場。静電気を吸着、拡散するコームの特徴を、両頬に電気を溜めて放つピカチュウに当てはめた。優しいあたりとともに髪のダメージ原因となる静電気を最大70%以上カットする。

繊細な毛並みに寄り添うニンフィアデザイン

最上級シリーズ“ローズゴールド”からは、グリップ付きのコーム“ポケモン モデル K24GPテツキ ローズ ゴールド <ニンフィア>”(3万8700円)を用意した。滑らかな表面加工で、ニンフィアの繊細な毛並みに寄り添うように髪を優しく整える。

輪の模様が輝くブラッキーデザイン

プロフェッショナル向けシリーズ“ディープブラック”からは、カッサ付きのコーム“ポケモン モデル B3スカルプカッサ ディープブラック <ブラッキー>”(1万2197円)をラインアップ。ブラックカラーの本体にゴールドカラーのボタンが輝くデザインに、月で輪の模様が輝くブラッキーの姿を重ねた。髪をとかすだけでなく凝り固まった頭皮や顔の表情筋のマッサージもかなえる。

3品とも付属のポーチやケースにもピカチュウ、ニンフィア、ブラッキーのデザインをそれぞれ施し、小物入れとしても使用可能だ。

The post 「ラブクロム」から「ポケモン」デザインの新モデル ピカチュウなど3種のコームが登場 appeared first on WWDJAPAN.

「ラブクロム」から「ポケモン」デザインの新モデル ピカチュウなど3種のコームが登場

美髪コームなどを取り扱うヘアケアブランド「ラブクロム(LOVE CHROME)」は11月19日、「ポケモン」デザインのヘアコームを発売する。“ツキ”“テツキ”“スカルプカッサ”の3つの形状から、ピカチュウとニンフィア、ブラッキーをあしらった新モデルが登場。「ラブクロム」直営店舗と公式ECのほか、伊勢丹新宿店 本館地下2階のイセタン ビューティ アポセカリー、阪急うめだ本店3階 化粧品売り場内のポップアップショップで取り扱う。

電気を溜めて放つピカチュウデザイン

プレミアムシリーズ“ゴールド”からは、ツキ型のコーム“ポケモン モデル K24GPツキ ゴールド <ピカチュウ>”(1万5025円)が登場。静電気を吸着、拡散するコームの特徴を、両頬に電気を溜めて放つピカチュウに当てはめた。優しいあたりとともに髪のダメージ原因となる静電気を最大70%以上カットする。

繊細な毛並みに寄り添うニンフィアデザイン

最上級シリーズ“ローズゴールド”からは、グリップ付きのコーム“ポケモン モデル K24GPテツキ ローズ ゴールド <ニンフィア>”(3万8700円)を用意した。滑らかな表面加工で、ニンフィアの繊細な毛並みに寄り添うように髪を優しく整える。

輪の模様が輝くブラッキーデザイン

プロフェッショナル向けシリーズ“ディープブラック”からは、カッサ付きのコーム“ポケモン モデル B3スカルプカッサ ディープブラック <ブラッキー>”(1万2197円)をラインアップ。ブラックカラーの本体にゴールドカラーのボタンが輝くデザインに、月で輪の模様が輝くブラッキーの姿を重ねた。髪をとかすだけでなく凝り固まった頭皮や顔の表情筋のマッサージもかなえる。

3品とも付属のポーチやケースにもピカチュウ、ニンフィア、ブラッキーのデザインをそれぞれ施し、小物入れとしても使用可能だ。

The post 「ラブクロム」から「ポケモン」デザインの新モデル ピカチュウなど3種のコームが登場 appeared first on WWDJAPAN.

「スワロフスキー」が創業130周年を記念して7ブランドとコラボ 「オークリー」や「ループ イヤープラグ」が参加

「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のデザイナーやクリエイターと協業するプロジェクト“スワロフスキー クリエイターズ ラボ(SWAROVSKI CREATORS LAB)”は、創業130周年を記念したコレクションを発表した。10月24日から公式オンラインストアと一部店舗で取り扱う。

サングラスやスニーカーなど展開

今回のコレクションは、“130年の喜び(130 Years of Joy)”をテーマに、「オークリー(OAKLEY)」と「オフ-ホワイト(OFF-WHITE)」「グフラム(GUFRAM)」「ループ イヤープラグ(LOOP EARPLUGS)」「プーマ(PUMA)」「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」「ベアブリック(BE@RBRICK)」という7ブランドとのコラボレーションで構成されている。

「オークリー」とは867粒のラウンドクリスタルをあしらったスポーツサングラス“プラズマ(PLAZMA)”を用意し、「オフ-ホワイト」とは定番グラフィックを4025粒の大小さまざまなクリスタルで表現したフーディーをラインアップする。「グフラム」とは朝露をエリナイトクリスタルで表現したアイコニックなコートラック“グフラミニ カクタス(GUFRAMINI CACTUS)”を制作し、「ループ イヤープラグ」からは精緻なベゼルセッティングで6粒のクリスタルを手作業で装飾したイヤープラグ“エクスペリエンス 2(EXPERIENCE)”が登場。そして、「プーマ」とは4サイズ・4色の5316粒のクリスタルを精密な転写技術で施したスニーカー“スピードキャット(SPEEDCAT)”を展開し、「ア ベイシング エイプ®」とは1万1388粒のマルチカラークリスタルをデザインしたバーシティジャケットをそろえ、「ベアブリック」とはフラットバッククリスタルなどを1万4500粒もあしらった“ベアブリック”を発売する。

The post 「スワロフスキー」が創業130周年を記念して7ブランドとコラボ 「オークリー」や「ループ イヤープラグ」が参加 appeared first on WWDJAPAN.

「スワロフスキー」が創業130周年を記念して7ブランドとコラボ 「オークリー」や「ループ イヤープラグ」が参加

「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のデザイナーやクリエイターと協業するプロジェクト“スワロフスキー クリエイターズ ラボ(SWAROVSKI CREATORS LAB)”は、創業130周年を記念したコレクションを発表した。10月24日から公式オンラインストアと一部店舗で取り扱う。

サングラスやスニーカーなど展開

今回のコレクションは、“130年の喜び(130 Years of Joy)”をテーマに、「オークリー(OAKLEY)」と「オフ-ホワイト(OFF-WHITE)」「グフラム(GUFRAM)」「ループ イヤープラグ(LOOP EARPLUGS)」「プーマ(PUMA)」「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」「ベアブリック(BE@RBRICK)」という7ブランドとのコラボレーションで構成されている。

「オークリー」とは867粒のラウンドクリスタルをあしらったスポーツサングラス“プラズマ(PLAZMA)”を用意し、「オフ-ホワイト」とは定番グラフィックを4025粒の大小さまざまなクリスタルで表現したフーディーをラインアップする。「グフラム」とは朝露をエリナイトクリスタルで表現したアイコニックなコートラック“グフラミニ カクタス(GUFRAMINI CACTUS)”を制作し、「ループ イヤープラグ」からは精緻なベゼルセッティングで6粒のクリスタルを手作業で装飾したイヤープラグ“エクスペリエンス 2(EXPERIENCE)”が登場。そして、「プーマ」とは4サイズ・4色の5316粒のクリスタルを精密な転写技術で施したスニーカー“スピードキャット(SPEEDCAT)”を展開し、「ア ベイシング エイプ®」とは1万1388粒のマルチカラークリスタルをデザインしたバーシティジャケットをそろえ、「ベアブリック」とはフラットバッククリスタルなどを1万4500粒もあしらった“ベアブリック”を発売する。

The post 「スワロフスキー」が創業130周年を記念して7ブランドとコラボ 「オークリー」や「ループ イヤープラグ」が参加 appeared first on WWDJAPAN.

TWICEもブラ姿でパフォーマンス!「ヴィクトリアズ・シークレット 2025」ショーがNYで開催

「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET)」のファッションショーが10月15日(現地時間)、ニューヨークのブルックリンで開催された。6年ぶりに復活し、BLACKPINKのリサ(Lisa)らがパフォーマンスを披露した昨年に続き、今回は“ヴィクシー”のスターモデルだけでなく、Z世代のアスリートやインフルエンサー、アーティストらがショーを盛り上げた。

オープニングには、大きなお腹の妊婦姿でジャスミン・トゥークス(Jasmine Tookes)が登場。続いて、アドリアナ・リマ(Adriana Lima)やキャンディス・スワンポール(Candice Swanepoel)、リリー・オルドリッジ(Lily Aldridge)、ジョアン・スモールズ(Joan Smalls)といった40代を中心とした看板モデル“エンジェル”が集結し、「ヴィクトリアズ・シークレット」らしい共演を見せた。

ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)やベラ・ハディッド(Bella Hadid)といった、人気モデルも大胆でゴージャスなランジェリールックに身を包み、堂々のウオーキングを披露。

昨年のカムバックからエンパワーメントとインクルーシブを新たに掲げる「ヴィクトリアズ・シークレット」。プラスサイズモデルもアシュリー・グラハム(Ashley Graham)やパロマ・エルセッサー(Paloma Elsesser)といった常連に加え、「ヴェルサーチ(VERSACE)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」に起用されているプレシャス・リー(Precious Lee)や26年春夏ショーで「ジバンシィ(GIVENCHY)」に抜擢されたエムリーヌ・オロ(Emeline Hoareau)も新たに加わった。

さらに、初のスポーツ選手起用となる、プロバスケットボール選手のエンジェル・リース(Angel Reese)や体操選手のスニサ・リー(Sunisa Lee)、TikTokの人気インフルエンサー、ガブリエラ・ムーラ(Gabriela Moura)やクエン・ブラックウェル(Quen Blackwell)、ケイト・モス(Kate Moss)の娘、ライラ・モス(Lila Moss)、26年春夏「シャネル(CHANEL)」のショーで一躍注目を集めたアワー・オディアン(Awar Odhiang)といった話題の女性たちも大舞台を歩いた。

「ヴィクトリアズ・シークレット」のショー恒例のライブパフォーマンスでは、K-POPガールズグループ、TWICEに加え、カロル G(Karol G)とマディソン・ビア(Madison Beer)、大御所ラッパーのミッシー・エリオット(Missy Elliott)の女性アーティストがラインアップ。最新コレクションに身を包み、特別なステージを披露した。

TWICEはナヨン(Nayeon)とモモ(MOMO)、ジヒョ(Jihyo)、ツウィ(Tzuyu)が、姉妹ブランドの「ピンク(PINK)」のハーフタイムショーで、「This Is For」や「Strategy」といった楽曲をパフォーマンス。4人はふわふわのロングブーツをおそろいに、「ピンク」のブラやショートパンツなどを着用し、SNSインフルエンサーやモデルとのコラボレーションを楽しんだ。なお、ショーのアイテムは「ヴィクトリアズ・シークレット」のオンラインサイトで購入することができる。

フロントーには、俳優のサラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)やクロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)、モデルのジェシカ・スタム(Jessica Stam)らセレブリティーが駆けつけた。

The post TWICEもブラ姿でパフォーマンス!「ヴィクトリアズ・シークレット 2025」ショーがNYで開催 appeared first on WWDJAPAN.

TWICEもブラ姿でパフォーマンス!「ヴィクトリアズ・シークレット 2025」ショーがNYで開催

「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET)」のファッションショーが10月15日(現地時間)、ニューヨークのブルックリンで開催された。6年ぶりに復活し、BLACKPINKのリサ(Lisa)らがパフォーマンスを披露した昨年に続き、今回は“ヴィクシー”のスターモデルだけでなく、Z世代のアスリートやインフルエンサー、アーティストらがショーを盛り上げた。

オープニングには、大きなお腹の妊婦姿でジャスミン・トゥークス(Jasmine Tookes)が登場。続いて、アドリアナ・リマ(Adriana Lima)やキャンディス・スワンポール(Candice Swanepoel)、リリー・オルドリッジ(Lily Aldridge)、ジョアン・スモールズ(Joan Smalls)といった40代を中心とした看板モデル“エンジェル”が集結し、「ヴィクトリアズ・シークレット」らしい共演を見せた。

ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)やベラ・ハディッド(Bella Hadid)といった、人気モデルも大胆でゴージャスなランジェリールックに身を包み、堂々のウオーキングを披露。

昨年のカムバックからエンパワーメントとインクルーシブを新たに掲げる「ヴィクトリアズ・シークレット」。プラスサイズモデルもアシュリー・グラハム(Ashley Graham)やパロマ・エルセッサー(Paloma Elsesser)といった常連に加え、「ヴェルサーチ(VERSACE)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」に起用されているプレシャス・リー(Precious Lee)や26年春夏ショーで「ジバンシィ(GIVENCHY)」に抜擢されたエムリーヌ・オロ(Emeline Hoareau)も新たに加わった。

さらに、初のスポーツ選手起用となる、プロバスケットボール選手のエンジェル・リース(Angel Reese)や体操選手のスニサ・リー(Sunisa Lee)、TikTokの人気インフルエンサー、ガブリエラ・ムーラ(Gabriela Moura)やクエン・ブラックウェル(Quen Blackwell)、ケイト・モス(Kate Moss)の娘、ライラ・モス(Lila Moss)、26年春夏「シャネル(CHANEL)」のショーで一躍注目を集めたアワー・オディアン(Awar Odhiang)といった話題の女性たちも大舞台を歩いた。

「ヴィクトリアズ・シークレット」のショー恒例のライブパフォーマンスでは、K-POPガールズグループ、TWICEに加え、カロル G(Karol G)とマディソン・ビア(Madison Beer)、大御所ラッパーのミッシー・エリオット(Missy Elliott)の女性アーティストがラインアップ。最新コレクションに身を包み、特別なステージを披露した。

TWICEはナヨン(Nayeon)とモモ(MOMO)、ジヒョ(Jihyo)、ツウィ(Tzuyu)が、姉妹ブランドの「ピンク(PINK)」のハーフタイムショーで、「This Is For」や「Strategy」といった楽曲をパフォーマンス。4人はふわふわのロングブーツをおそろいに、「ピンク」のブラやショートパンツなどを着用し、SNSインフルエンサーやモデルとのコラボレーションを楽しんだ。なお、ショーのアイテムは「ヴィクトリアズ・シークレット」のオンラインサイトで購入することができる。

フロントーには、俳優のサラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)やクロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)、モデルのジェシカ・スタム(Jessica Stam)らセレブリティーが駆けつけた。

The post TWICEもブラ姿でパフォーマンス!「ヴィクトリアズ・シークレット 2025」ショーがNYで開催 appeared first on WWDJAPAN.

TWICEもブラ姿でパフォーマンス!「ヴィクトリアズ・シークレット 2025」ショーがNYで開催

「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET)」のファッションショーが10月15日(現地時間)、ニューヨークのブルックリンで開催された。6年ぶりに復活し、BLACKPINKのリサ(Lisa)らがパフォーマンスを披露した昨年に続き、今回は“ヴィクシー”のスターモデルだけでなく、Z世代のアスリートやインフルエンサー、アーティストらがショーを盛り上げた。

オープニングには、大きなお腹の妊婦姿でジャスミン・トゥークス(Jasmine Tookes)が登場。続いて、アドリアナ・リマ(Adriana Lima)やキャンディス・スワンポール(Candice Swanepoel)、リリー・オルドリッジ(Lily Aldridge)、ジョアン・スモールズ(Joan Smalls)といった40代を中心とした看板モデル“エンジェル”が集結し、「ヴィクトリアズ・シークレット」らしい共演を見せた。

ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)やベラ・ハディッド(Bella Hadid)といった、人気モデルも大胆でゴージャスなランジェリールックに身を包み、堂々のウオーキングを披露。

昨年のカムバックからエンパワーメントとインクルーシブを新たに掲げる「ヴィクトリアズ・シークレット」。プラスサイズモデルもアシュリー・グラハム(Ashley Graham)やパロマ・エルセッサー(Paloma Elsesser)といった常連に加え、「ヴェルサーチ(VERSACE)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」に起用されているプレシャス・リー(Precious Lee)や26年春夏ショーで「ジバンシィ(GIVENCHY)」に抜擢されたエムリーヌ・オロ(Emeline Hoareau)も新たに加わった。

さらに、初のスポーツ選手起用となる、プロバスケットボール選手のエンジェル・リース(Angel Reese)や体操選手のスニサ・リー(Sunisa Lee)、TikTokの人気インフルエンサー、ガブリエラ・ムーラ(Gabriela Moura)やクエン・ブラックウェル(Quen Blackwell)、ケイト・モス(Kate Moss)の娘、ライラ・モス(Lila Moss)、26年春夏「シャネル(CHANEL)」のショーで一躍注目を集めたアワー・オディアン(Awar Odhiang)といった話題の女性たちも大舞台を歩いた。

「ヴィクトリアズ・シークレット」のショー恒例のライブパフォーマンスでは、K-POPガールズグループ、TWICEに加え、カロル G(Karol G)とマディソン・ビア(Madison Beer)、大御所ラッパーのミッシー・エリオット(Missy Elliott)の女性アーティストがラインアップ。最新コレクションに身を包み、特別なステージを披露した。

TWICEはナヨン(Nayeon)とモモ(MOMO)、ジヒョ(Jihyo)、ツウィ(Tzuyu)が、姉妹ブランドの「ピンク(PINK)」のハーフタイムショーで、「This Is For」や「Strategy」といった楽曲をパフォーマンス。4人はふわふわのロングブーツをおそろいに、「ピンク」のブラやショートパンツなどを着用し、SNSインフルエンサーやモデルとのコラボレーションを楽しんだ。なお、ショーのアイテムは「ヴィクトリアズ・シークレット」のオンラインサイトで購入することができる。

フロントーには、俳優のサラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)やクロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)、モデルのジェシカ・スタム(Jessica Stam)らセレブリティーが駆けつけた。

The post TWICEもブラ姿でパフォーマンス!「ヴィクトリアズ・シークレット 2025」ショーがNYで開催 appeared first on WWDJAPAN.

「マメ」黒河内デザイナーがデザインを問う場「DESIGNEAST」で語った産地との「互恵関係」

9年振りに開催されたデザインイースト(DESIGNEAST)で9月21日に登壇した黒河内真衣子「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」デザイナーの発言が示唆に富んだものだった。産地と「互恵関係(互いに利益を分け合う関係性)」を築くデザイナーとして招かれ、パリコレクション発表の1週間前の多忙な時期に、「Notes on Fabric」と題した展覧会も開催。参加のモチベーションになったのは「デザインする状況をデザインする」場であるデザインイーストで産地との共創について話すことだ。デザインイーストを主催するデザイン研究者の水野大二郎・京都工芸繊維大学教授とデザイナーの柳原照弘Teruhiro Yanagihara Studio代表と鼎談した。

水野は黒河内を招いた理由を鼎談の冒頭にこう説明した。「これまで私たちはデザインの力を『新しいものを提案してよりよい状況をつくる』こととして無条件に肯定してきたが、ビジネスの領域で誤用されて『消費をむやみに刺激する手段』として扱われるようになった。その結果、アパレル・繊維産業では効率化や合理化が進み、デザイナー・生産者・消費者の関係は分断されてしまった。消費者からものづくりは切り離され、自分が買ったものが誰によってどう作られたかもわからず、修理方法もわからない“謎の製品”が溢れる状況を招いた。そうして『技術が優れている』『価格が安い』ものがあふれた結果、これらの要素だけでは価値を生み出せなくなった。良かれと思って進めた合理化や新しい提案が、消費を駆動する仕組みに組み込まれ、結果的に自分たちの活動すら持続できないというジレンマを私たちはいま生きている。日本の産地も極度な合理化の結果としての分業が構造的問題として浮上して久しい。そこで、いま必要なのはデザイナーが生産者や職人と新しい関係を築き直すことではないか。請負のような片利的な関係ではなく、持続的に価値共創する『互恵的な関係』をどうデザインできるかが問われている。それを実践するのが黒河内さんだ」。

2時間に及ぶトークセッションで黒河内は、日本を拠点に日本の産地とものづくりに取り組むファッションデザイナーの在り方の一つの方向性を示した。トークセッションの内容を編集して紹介する。

「生地は単なる素材ではなく『デザインそのもの』」

水野大二郎・京都工芸繊維大学教授(以下、水野):産地と一緒にものづくりをすることをどのように捉えていますか?

黒河内真衣子「マメ クロゴウチ」デザイナー(以下、黒河内):前職でキャリアをスタートしたときに、洋服をつくるときにまず「生地からつくる」ということがごく当たり前に行われているのを目にし、衝撃を受けました。学生を終えたばかりの自分には、それが当然のことだとは思えませんでした。デザイナー自身が、洋服のデザインだけでなく産地に足を運び生地のデザインにも携わる環境で、私自身もまさに手探りで始めるような日々でしたが、大きな喜びや面白さを感じることができました。だからこそ、自分がブランドを立ち上げるときは前職で学んだことを生かして、日本で生産をして日本の職人の方たちとものづくりをしようと考えました。

水野:約1000のアーカイブ生地から約200に絞ったとのことですが、ここまで徹底的に生地作りから取り組むデザイナーはそう多くはないと思います。自身と産地の連携を客観的にどう見ていますか?

黒河内:他のブランドがどうかはわからないですが、洋服をつくるときには当たり前だと思っていますし、何より、自分自身が楽しいんですよね。生地は単なる素材ではなく、「デザインそのもの」だと考えています。洋服をつくるときに生地から発想するときもあれば、洋服の形と生地のイメージが同時に生まれるときもあります。ただ、その2つが切り離されることは決してなくて、絶対的に対にあります。

もちろん、その生地を実際につくってくださる職人の方々にとっては、とても大変なことだと思いますし、それを量産までつなげていくスタッフにとっても大変なことですが、それでも、このプロセスはやめられませんよね。

水野:「材料と対話的にデザインをしないと前に進まない」ということですね。展示ではインスピレーションが書かれたノートブックもありましたが、これはご自身の対話的デザインにとってどういう意味があるのでしょうか。

黒河内:ノートは私にとって、思考を整えるための大事なツールです。基本的に毎日持ち歩きインスピレーションの源となるアイデアからビジネス的なメモまで全てを書き込んでいて、生々しい情報が詰まっています。もし強盗にでも遭って失ったら、そのシーズンは何も作れないくらい、通帳よりも大切な存在です。ものづくりの出発点があり、職人さんたちとどのような対話を経て、最終的な生地になっていくかを伝えたかったので、その「始まりから形になるまで」のプロセスを見ていただきたいと思いノートも展示しました。

水野:拝見して印象的だったのは、縄文式土器のようなスケッチです。「きっと桐生の刺繍になったのかな」と想像し、職人たちと「こういう有機的なラインを描きたいな」と言葉にしにくい感覚をやり取りしていたのではないかと想像します。また、青色のグラデーションを説明するために使われたと思われる外したコンタクトレンズを毎日貼っていたページも面白かったです。「レンズの中心から外側にかけて色が少しずつ変わっていく様子を、糸の染め具合の微細な変化に重ねて表現していたのかな」と想像しました。言語化できない情報を他者に伝え、職人と対話するためのツールとして、ノートが機能しているのだろうと興味深く思いました。

黒河内:ノートには拾った落ち葉や草も貼ってあります。たとえばこの前、柳原さんが運営するギャラリー「ヴァーグ」に行ったときに青いサランラップを使っていて、それがすごくきれいで、「そのサランラップをください」とお願いして、ノートに貼りました。会社に持ち帰ったら、スタッフから「何ですかこれ?」って不思議がられましたが「すごく綺麗じゃない?こういう生地をつくろう」と話をしました。誰かにとってはどうでもいいものも、自分にとってはハッとするものはとりあえず記録しておかないと忘れてしまう。だから、このノートがあるんです。

水野さんがおっしゃったように、職人さんとの会話にも役立っています。たとえば染色をお願いするとき、落ち葉の茶色く変化した部分を見本にお渡しすることがあります。でも落ち葉は触るとすぐ崩れてしまうので、「これのどこを参考にすればいいんですか? 葉脈なのか、葉の先なのかもわからないし、触ったら壊れるし。パントーンで指示してくださいよ」と怒られることもあります。だけど私は、「でも、この葉っぱの感じってパントーンにはないんです」と伝える。そうやって生まれたアイデアややりとりがまた、このノートに記録されて保管されていく。ここに並んでいるのは、そうした記録の数々です。

「ものづくりは一方通行ではなく、『対話』があってこそ成立するもの」

水野:一般的に色を説明するときには、数値で共有できるパントーンのカラーコードがあると思います。カラーチップを見せて「この色を出してください」と伝えれば、お互いに共通言語が生まれる。でも、ここで扱っているのはそれだけではなさそうですね。たとえば拾った落ち葉や青いサランラップの色。しかもサランラップは半透明だから、重ねれば色が濃く見える。こうした数値化する以前で言語化しづらい色や現象を持ち出すと、「どうしてパントーンじゃないものを持ってきたのか」「なぜそちらのほうが大事なのか」という話になると思います。そういう時、何と答えていますか?

黒河内:可能な限り、まずコレクションのテーマを伝えるようにしています。社内スタッフはもちろん、パタンナーさんや工場の方など関わってくださる全ての方に「なぜこの色なのか」「なぜこのテクスチャーなのか」を、共通言語として理解してもらえるようにしたいからです。例えば落ち葉の話で言えば、なぜパントーンの指示ではなく、その葉っぱから色を取りたかったのかも、「出発点」を説明しておくことで、現場の方たちがどう受けとめ、どう応えてくださるかは大きく変わってくると思います。

ものづくりは一方通行ではなく、「対話」があってこそ成立するものだと考えます。だからまず自分の考えをきちんと伝え、そして先方がどう捉えたのかを受けとめながらキャッチボールを重ねることを大事にしています。その積み重ねの先に、自分が求める色や素材にたどり着けるのだと思っています。

発表前の生地を展示、伝えたかったのは「工場を維持する最低限必要な単位」

水野:展示の3つ目のパートは生地一反を展示するものですね。

黒河内:スタートとなったノートのアイデアから、最終的に生地がどういう状態になっていくのか――そのプロセスをお見せしたいと思いました。今週発表予定(9月30日にパリで発表済)の2026年春夏コレクションのために制作したプロトタイプを展示用に特別にこの形に仕立てました。生地は素材によって異なりますが、基本的に単位は「一反=50メートル」です。業界では当たり前のことですが、知ったときはとても驚きました。小さなブランドにとって50メートルは途方もない長さに感じられたのですが、工場を維持するには最低限必要な単位です。その可視化のため今回は一反分の50メートルを3つに分けて展示しています。

桐生産地で経糸にナイロン、緯糸にシルクやラメ糸ポリエステルを高速のレピアジャカード織機によってタテ一重、ヨコ三重の三重織組織に織った生地をベースに展示しています。レピア織機は量産を考えて作られた高速織機なので、通常は繊細な糸はかけたくないと思うのですが、機械の技術を超えたものづくりに挑戦しました。そのときに大切になるのは、現場の方の知識と自分が何を作りたいかの対話です。

「糸が飛んでいる」状態の生地、糸をカット後の生地、さらに染めた生地を展示しています。服として市場に並ぶときにはカットされるのが普通ですが、あえて「糸が飛んでいる」状態の生地を展示しています。私はこの「糸が飛んでいる状態」がとても好きなんです。機械を止めてしまう厄介さを含め、その難しさにこそ美しさがあると思っているので、みなさんにぜひ見ていただきたいと思いました。

さらにカットした生地を京都の染色職人さんに依頼し、手描きで染めを施しました。プリント技術がどれだけ進んでも、この職人さんは今も手捺染で柄を描きます。まるで絵の具で絵を描くように、生地の上に直接柄を重ねていく。しかもそれを50メートル、同じクオリティで続けます。想像するだけでも気の遠くなる作業ですが、それを続けてくださるからこそ、自分たちのものづくりの励みになり、支えられていると感じています。

最終的な完成形はオーロラのような生地です。ピンク、ブルー、パープル、オレンジ…色を何層にも重ねることで、この独特のニュアンスが生まれます。今回はあえて「途中の段階」を見せるため、通常染めた後に「洗い」をかけるのですが、「洗い」をかけていない状態で展示しています。

ひと口に「生地」と言っても、そのあり方はさまざまです。織るだけでも美しいものもあれば、そこに加工や染めを重ねることで、思い描くものになっていくプロセスは自分にとってものづくりの核になっています。だからこそ「デザインを問う場」である今回、このプロセスを展示することに大きな意味があると考えました。

柳原照弘Teruhiro Yanagihara Studio代表(以下、柳原):「マメ クロゴウチ」のクリエイションには2つの側面があると思います。まめちゃん(黒河内の専門学校時代からのあだ名で親しい人の多くはこう呼ぶ)自身の“想像”の部分とそれを形にしていく“プロセス”の部分。通常はノートに描いた段階のアイデアを図面や数値にして、場合によっては3Dに起こして、「これを作ってください」と依頼する関係性になるのが普通です。でも、まめちゃんはそれをあまりしない。職人さんにはそれぞれの考えがあり、豊富な経験もある。多くの人はそうした部分を排除して「自分の思い通りに作ってくれる人」を選びがちですが、まめちゃんの場合はむしろ逆で、想像しているものを職人と“対話”することで、むしろ職人の恣意的な部分が自分の表現にプラスに働くことを信じている。だから、思ってもみなかったサンプルが上がってきたときに、「困ったな」ではなく「わあ、こんな面白いものが出てきた!」と、いつも楽しそうに受け止めています。その姿勢こそが、今回のノートと生地の関係性をよく表しているんじゃないかな、と僕は思っています。

職人たちとの対話の重ね方、そこから生まれる「創造を超える美しさ」

黒河内:まずは工場や職人さんが持っている技術を教えていただくところから始めます。それを学ばせてもらい理解した上で、自分の表現に取り込んでいく。発注書を送って終わり、というものづくりももちろん可能で、現代ではそれが効率的でもある。でも対話を重ねながら全然違うものになっていく、そのプロセスが面白いんです。ひとりで作っていると、自分の想像の範囲を超えることがなかなかない。でも、いろんな人と関わると、それが200%にも300%にも広がっていく。たまに、すごく時間をかけて共通イメージができたと思っていたのに、全然違うものが上がってくることもある。そういうことも本当に大切なプロセスだと思うし、面白い。たまにチームが「これはやばいサンプルだ」と隠すこともあるんですけど(笑)、私はお腹を抱えて笑ってしまう。でも同時に想像を超える美しさに出合える瞬間にもなり得るんですよね。

水野:対話を重ねる中で普段工場が取り組んでいる範疇を超えて「これもできますよね?」と投げかけながら話を進めていくと、必ずしも簡単に合意形成には至らないのではと思います。むしろ、すったもんだが前提にあり、お互いの「こうしたい」、「こうしたくない」のせめぎ合いの中から、新しいアイデアが生まれ、想像しえなかったものが形になっていく。そういうプロセスがあるのかなと思いました。実際の「せめぎ合い」は、どのように交わされるのでしょうか?

黒河内:人それぞれではあります。例えば、次のコレクションでは透けるレイヤーの服を多く作っているのですが、インスピレーション源は故郷の原風景である「つららが滝のように流れる光景」。それを生地で表現したいと思い、写真を織り手さんに見せて相談しました。「糸は細い方がいいかな、21中くらいのシルクでどうだろう。ナイロンやポリエステルなら光が反射して氷がきらめいているように見えるかな?」――そんなやりとりを重ねました。実際に織ってくださったのは80代の職人さんで、「うん、わかった」と応じてくださったのですが、自分の想像とは全く違うものが届きました。そこで私は詳細な組織図のような絵を描き、つららが溶けて水がぽたぽた落ちるような質感まで描き込んで再度お願いしました。するとまた違うものが上がってくる。けれど、職人さんがあげてくれたものもまた“答え”なんですよね。自分の中にある明確なイメージと、職人さんの技術や感性がせめぎ合いながら、調整を重ねていく。具体的には「糸を何センチ飛ばしたら織機が壊れるか」「どんな飛ばし方なら可能か」といった技術的な限界と、自分が譲れないイメージとのせめぎ合いの調整です。何十種類もの糸を織り付けて試作し、届いた布をスタッフ全員で広げ、日中の光や夜の照明の下で見比べて「どれが氷のように見えるか」を選定する。そのプロセスは長く険しいけれど、互いの目指すものがカチっとはまる瞬間が訪れる。その瞬間は、本当に言葉にできない経験だと毎シーズン思います。

柳原:「マメ クロゴウチ」のクリエイションの大事なところに職人による偶発性や思ってもみない出来事は受け入れるところがあります。ゴールは最初から見えていて、そのラインを超えたら受け入れる。ただし、そのゴールがすごく高い。だから職人さんも「超えてみせよう」というキャッチボールが生まれる。まめちゃんはものづくりに対して柔軟に受け入れるけれど、頑固な部分もありますよね。

黒河内:「自分をぶらさない」ことはある意味ではすごくわがままだと思いますが、妥協をし始めたらいったいどこに着地するのか――誰にも、その着地点が見えなくなってしまう。だからこそ、揺らがないようにしています。

「見え方」「価格」「効率性」のバランスをデザインする

水野:「これを何百個、いくらで作ってください」というような非常に分かりやすい関係ではなく、「氷のような表現」を目指そう!という解釈の問題がありますね。それは単純に「適切な解釈が表現されたかどうか」ではなく、自分の想像を超えるような氷の解釈が提示されない限り、容易に受け入れられないものなのかもしれません。そこに至るまで対話的に建設的にやりとりを重ねていくプロセス自体が、職人との関係において興味深いですね。

黒河内:そうですね。加えて、コストも絶対に考えます。どの糸を選んだらいくらになるかというのは本当に大事で、たとえば「夢の氷の生地ができました、じゃあ一反100万円です」なんてことになったら、誰も買えないし誰も作れない。もちろん、そういうスペシャルなものがあってもいいと思うしそれはそれで素晴らしいけれど、私の場合は趣味ではなく、仕事としてものづくりをやらせてもらっているので、どう着地させるかを常にチームで考えています。実際につららの生地も何度も織りを試しながら、「どの糸を掛けたらどういう見え方になるか」「生地の値段はいくらか」「効率性はどうか」といったことを考えながら、そのバランスをデザインすること自体が、とても大事だと思います。そして多分、それはどの業種の方たちも同じようにやられていることで、そこにこそ、ものづくりの素晴らしさがあると感じています。

柳原:「マメ クロゴウチ」の価格の付け方は「ブランドだからこの価格」ではなく実際にかかったプロセスや、職人さんや生地にかかるコストをきちんと積み上げて、チームで適正価格を設定していると思います。顧客も「高いけれど、それだけの理由がある」と納得できる金額になっていると思います。

黒河内:そうありたいと取り組んでいます。もちろん、うちの商品は決して安いものではないと思います。でも、現場でつくっている私たちからすると、毎回「これがこの値段でできるなんて」と感動しながら送り出しているような感覚があります。だから一般市場の中では高いと映るものもあるかもしれませんが、そこに自信を持って「意味のある価格」だと思っています。

コレクションをつくるときは、よく「お弁当」に例えます。全部がハンバーグだと胃もたれしてしまう。だから、ご飯も梅干しも必要だし、副菜のおひたしみたいなものが入っていると、全体としてバランスが良くなる。コレクションも同じで、半分くらいを占める“ご飯”の部分は、着やすい服や手に取りやすい価格のものが必要だと思っています。一方で、からすみのように薄くてもスペシャルなものも欠かせない。ご飯をつくるのに田植えから時間がかかるように、からすみをつくるのに手間がかかるように、ファブリックやテキスタイルも無地物も柄物も、同じくらい労力がかかります。そこが大変でもあり、ものづくりの面白さでもある。そして、そのバランスを一つのコレクションの中で見せられることこそ、ファッションの大きな魅力だと思っています。

水野:具体的な産地との協働について伺いたいと思います。特に心に残っている生産者さんや職人さん、素材や生地について、生地から製品に至るまでの流れを、いくつかピックアップして教えてください。

黒河内:全ての生地への愛が強すぎて本当に難しく、全ての生地について話せます…。

今回の展示のビジュアルに用いた生地の出発点は日本の「絣(かすり)」の技法です。絣は日本だけでなく世界中にありますが、糸を括って1本1本染めて、経緯に組み合わせて柄にしていく、とにかく想像もできないほど手間と時間がかかる技法です。私自身も日本の南の地方やウズベキスタンにリサーチに行きました。憧れの技法ではあるのですが、アパレル産業で用いるにはどうしても高額になりすぎるので実現が難しいというジレンマを抱えていました。

そんな時に出合ったのが桐生の機屋さんでした。織り方自体は絣とほぼ変わらないのですが、経糸のポリエステルに私が描いた絵を転写して、そのプリント糸を経糸として織っていく手法です。織る過程で自然に柄がかすれて見える――まさに絣のような表現が可能になりました。

私にとって本当に大切で大好きな生地でしたが、残念ながら職人さんが辞められて今はもう織ることができません。今はプリントで糸の一本一本のゆがみまで再現できる時代でそれはそれで素晴らしいのですが、職人さんの技術の価値を理解して発注する方が少ないこともあり、この技法は途絶えてしまいました。

今回「もう作れないけれど、とても大切だった生地」をメインビジュアルにしたいと思い、この桐生の生地を選びました。

この網目状のメッシュのような生地は、このままの状態では店頭には出していないのですが、20年春夏コレクションで使用したものです。とても繊細で美しい生地で、京都の機屋さんにお願いしたものです。縦編みの編み機を使っていて、その編み機自体が本当に美しいんです。竹を何本も糸の間に通していて、機械を動かすたびに「カランカラン」と竹の音が響く。そんな風景も含めて、とても魅力的でした。

このメッシュ生地は、ある有名なカツラメーカーが使っている植毛用のベース生地です。非常に精巧で美しいレース組織で作られていて、それを見た時に「これをラメ糸で編んだら、きっと素晴らしい生地になる」と思い、職人さんに相談して実現しました。

私たちは洋服の生地の工場さんはもちろん、さまざまな業種の工場さんとお付き合いしています。たとえば、コレクション初期から続いているPVC素材の「氷のバッグ」は、浮き輪を作っている工場に生産をお願いしています。私自身、浮き輪の生産背景の知識がなかったので、Googleで「PVC」と検索して(笑)、そこから塩ビ工業・環境協会を見つけて問い合わせました。「こういうものを作りたい」と相談したら、浮き輪やファイルを作っている工場を紹介していただき、最初は自分の手で試作しながら、量産化の道を探っていくと今の工場さんと出合いました。

もう一つご紹介したいのは、展示会場でチェック柄や華やかな生地に隠れて、あまり目立たない無地の生地です。これは20-21年秋冬の「包む」というコレクションで使ったもので、尾州の機屋さんが織ったウールのコート地です。今回の展示の面白いところは、一部の生地は生地の裏まで見られる点で、通常コートには裏地がつくので、裏側をお客さまが目にすることはほとんどありません。でも、実は生地の裏がとても綺麗で、毎回仕立ててしまうのが惜しいほどなんです。

この生地はウールとシルクで織られていて、表は上質なエクリュのコート地に見えるのですが、裏は茶色になっています。実この生地、私がアイスランドで自動車事故に遭った体験に基づいています。崖から滑落してしまったのですが、落ちた先が一面の枯れ草で、まるで極上の羽毛布団に包まれるように、大地に包まれた感覚で助けられました。余談ですが、その後に通った車がスペインのお医者さんたちで、彼らが私の車を発見してくれました。現地の病院からスタッフに「包まれた!これでコレクションを作りたい!」と連絡したほど、その感覚に強く感動しました。

そこから「包む」というテーマでリサーチを進め、日本の風景とも重ね合わせました。秋のはじまりに唐草が黄金色に色づき、そこに白い綿毛のような起毛した植物が一面に広がるーー白とベージュと土の色が幾層にも重なり合って生まれる柔らかさを生地にしたいと考えました。尾州の機屋さんにそのスケッチを見せて、「ベースはウールで強度を出しつつ、シルクを起毛したら草原みたいにならないかなあ」と相談し、試行錯誤を重ねながら実現した生地です。

……こういう話は本当に尽きなくて、ここでご紹介できるのはほんの一部ですが、それぞれの生地に物語があります。

水野:200個あれば、200個それぞれにストーリーがあるわけで、それ自体がとんでもない文化的資産だと思います。逆に言えば、それだけのものを見つけるのはすごく難しい。例えるならば、200人と恋愛したり友達になるようなものだと思います。その「数」を相手にすることの大変さは想像できます。それぞれの産地で特別な出合いがあり、生地が生まれていくことは、いかにして実現できたのですか?

黒河内:本当に人との出会いでこのブランドは成り立っていると感じています。ブランドを立ち上げた当初は、もちろん前職からのお付き合いのある工場さんもありましたが、それに頼るのではなく、「自分の足で開拓していかなくては」という気持ちが強かったので、まずは「はじめまして、こういう者です」と顔を出して、いろんなところに行くことから始めました。当時はリュックを背負って一人でどこにでも出向いていました。そんな中で出会った方々が「あの工場の技術は面白いかもしれない」「こんな人に会ってみたら」と紹介してくださり、そこから新しい出会いが生まれてその積み重ねが今につながっています。今では、現場に足を運ぶのは私ひとりではありません。スタッフ全員が現場に行き、それぞれが出会いを持ち帰ってきます。私ひとりでは見きれないことをチームで分担できるのは本当に幸せなことですし、私自身が現場で感じた高揚感を、スタッフにも味わってほしいと思っています。そうして築かれる関係性は、職人さんと私だけのものではなく、チーム全体で共有できるものになってほしいから。少しずつ、少しずつそうしたつながりが広がって、今の形になってきたのだと思います。

チーム、取引先、消費者に同じ熱量を届けるために

水野:組織的にデザインを進める中で、産地に出向き、みんなでやり取りして、新しい情報を得て「これ使えるかも」と広がっていく。ある意味でデザインの主導権を自分たちだけで握り続けるのではなく、一部を意図的に手放して“可能性に賭ける”ということなのかなと思います。その「デザインを制御しすぎず、可能性を許容する」姿勢を、チームとしてどう共有し、どう実践しているのでしょうか。

黒河内:多分、そのあり方は企業ごとに違うと思いますが、うちの場合は制作のスタートを私が発信するという点は変わっていません。図案から糸の選定に至るまで、デザインの核となる部分は今も昔も私が担っています。ただ、それをどう着地させるかにはチームが関わってきます。ファブリックだけでなく縫製の現場からも重要なフィードバックが上がってきます。たとえば「この縫製工場にはこんな特殊ミシンが眠っていて、こんな特殊縫いができる」といった現場の情報をチームが持ち帰ってくれることで、「それならこのミシンで新しい表現を試してみよう」と発展することがあります。

スタートは私ですが、そこからアイデアが毛細血管のように細かく分岐していく感覚があります。ジャッジをするときに何をもって最終的な「正解」とするかは、先に挙げたつららの生地の例にもあるように、答えがないものなのです。チーム内に私が今何を考え、何を美しいと感じ、何を目指しているのかをなるべく時間をかけて言語化することでチームの一人ひとりが同じ目線で判断できるようにしています。

水野:共通の世界観を持つ、ということですね。

黒河内:うちのチームが喜んでくれるかどうかって、自分にとってすごく大切なことです。たとえば、サランラップを持ち帰って「何これ?」って怒られたりすると、ちょっとしょんぼりしてしまうんですけど(笑)。でも、ノートからはみ出たサランラップを見て「これ、きれいですね」と言ってもらえると、本当に嬉しい。そういう感覚をどれだけ共有できるか、そしてチームが共感してくれるかは、とても大事だと思っています。その共感があるからこそ、工場さんや職人さんにパスしたときに、同じ熱量を持って伝えられるか、そして最終的に洋服になったときに、その気持ちの出発点がお客さまにまで届くかどうかのバロメーターになります。

自分の周りのチームすら共感してくれなければ、誰にも伝わらないんじゃないか――そう思うので、この「チームに伝わるかどうか」という感覚をいつも大切にしています。

水野:一般的な企業においてビジョンやパーパス、ミッションをどうつくるかという話とは異なり、美的な価値観や世界観を一番身近にいるスタッフとちゃんと共有できているかどうかが大事なんですね。そこができて初めて、その熱量が職人さんにも伝わり、さらに作られた製品を通してお客さまにも想いが届いていく。これはデザイナーが産地やお客さまと連続してつながるための考え方の一つになるかと思います。

柳原:「マメ クロゴウチ」は少人数でものづくりをしていますが、意思を共感できる人たちで構成されているからこそ、薄まらないチームがビルドアップされている。そこが本当にいいなと感じます。抽象的な発想を受け止めて形にしていけるチーム編成があり、それぞれの役割を明確化しているところが「マメ クロゴウチ」というブランドの特徴だと思います。

水野:初志貫徹、一気通貫、あるいは事物連関というのでしょうか。全てを駆動させる源流には、「意思(will)」が流れている。その意思が通底にあって初めて、全体が動いていくように思います。一般的にはデザイナーの世界観を伝えるために、ブランドはPRやコミュニケーションの話ばかりしているのかもしれません。でも本当は、そこに至るまでにいる職人や現場の人たちとある種の「闘争的なコミュニケーション」があり、それをやりきることで初めて自分の想像を超えた素晴らしい製品が生まれていく。「強い意思」を前提にした地域や産地との連携こそが今後重要になるのではないかと思います。まさに今「マメ クロゴウチ」が取り組んでいることでもありますが、「マメ クロゴウチ」はこれからのものづくりをどのように展開させていきたいと考えていますか?

黒河内:もちろん、日本の繊維産業にはさまざまな課題があると思います。15年間ブランドを続ける中で、悲しい別れもたくさんありましたが、その一方で未来に希望を感じられる出会いも数多くありました。例えば昨日も、和歌山のジャージー工場を訪ねてきたのですが、担当してくださっている方は若い世代の方でした。ブランドを立ち上げた頃は現場の方々が皆年上で自分が一番若かったのに、いつの間にか自分が年上になり、現場には若い人が増えている。決してネガティブなことばかりではないと感じています。だからこそ、自分自身もそして若いスタッフも含めて、これからどうやって産業の中でものづくりを継続していくのかをきちんと考えなければいけません。ブランドとしての視点をぶらさず、目標を見定め、つくることを継続していくことが目標です。

言葉にすると簡単ですが、実際にはとても難しいことです。スタッフがよく口にする「売上を伸ばしたいのではなく、生産数を減らしたくない」という言葉が、まさに象徴的だと思います。来年もきちんと発注を続けたい。その思いは決してエゴではなく、ブランドとしての独自のコンセプトをのせたものが、経済の中できちんとまわっていく難しさと素晴らしさを私自身、強く感じています。だからこそ、この継続のあり方を自分一人の課題にするのではなく、若い世代も巻き込みながら、今後のブランドの課題としたいと思います。

The post 「マメ」黒河内デザイナーがデザインを問う場「DESIGNEAST」で語った産地との「互恵関係」 appeared first on WWDJAPAN.

ビームスが「ポロ ラルフ ローレン」に別注 “ポロ ゴルフ”のロゴを配したスエットやキャップなど

ビームスは10月24日、「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」に別注した、“ゴルフ クレスト ロゴ コレクション(GOLF CREST LOGO COLLECTION)”を発売する。ビームス一部店舗および公式オンライン、“ビームス ボーイ(BEAMS BOY)”一部店舗などで取り扱う。

往年の“ポロ ゴルフ”をイメージ
“クレストロゴ”をあしらう

本コレクションは、「ポロ ラルフ ローレン」のゴルフウエアライン“ポロ ゴルフ(POLO GOLF)”の1989年当時を象徴する“クレストロゴ”がテーマ。ラインアップは、スエット(3万円)とキャップ(1万6500円〜)、ソックス(3300円)を揃える。スエットは、前面に“クレストロゴ”を、ネック背面には「ポロ ラルフ ローレン」ロゴを刺しゅうし、コットンとポリエステルのヘビーウエイトファブリックを用い、クルーネックに仕上げている。キャップは、フロント部分に“クレストロゴ”、バックアジャスター上部にビームスロゴを刺しゅうし、後染めを施したコットン100%のツイル生地を採用、6パネル構造やシーム入りのつば、バックル付きのストラップなど、クラシカルな雰囲気にまとめた。ビームスの「ポロ ラルフ ローレン」別注アイテムは、今シーズンで15回目となる。

The post ビームスが「ポロ ラルフ ローレン」に別注 “ポロ ゴルフ”のロゴを配したスエットやキャップなど appeared first on WWDJAPAN.

閉店後の松屋銀座が「お化け屋敷」に 社員60人が恐怖のおもてなし

松屋銀座本店は、開店100周年を記念したイベント「閉店後のお化け屋敷ミッション」を10月31日と11月1日に開く。閉店後の店内を会場に、参加者は暗闇の売り場を探検する。館内にさまざまなサプライズ演出を施し、松屋の社員約60人もお化けに扮する。

ハロウィンの夜、閉店後の松屋銀座に忍び込んだお化けたちの呪いで、松屋の守り神が封じ込められた。このままでは松屋銀座はお化けたちに取り憑かれてしまう。参加者たちは呪いから松屋銀座を救出するミッションに挑む——そんな設定で行われる。

松屋銀座の100周年を記念した「松縁祭(しょうえんさい)」の目玉イベントとして企画された。お化け役として社員約60人が参加する。企画した顧客販促部の川井八重氏によると「販売促進から営業、管理部門まで若手社を中心に大勢の社員が名乗りを上げてくれた」という。ねぶた師・北村麻子氏による特別な演出も予定している。

参加費は1人2200円(小学生以上が対象)。14日からウェブサイトに予約を開始しており、事前抽選60人の狭き枠に10倍以上の応募が集まっているという。

The post 閉店後の松屋銀座が「お化け屋敷」に 社員60人が恐怖のおもてなし appeared first on WWDJAPAN.

「ジョーダンブランド」が “エア ジョーダン 11”の30周年を記念した新作を発売 日本限定モデルなど全4カラー

「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」は、 “エア ジョーダン 11”の発売30周年を記念した新作を10月18日から順次販売する。国内では4つの異なるカラーウエイを展開し、SNKRSおよび一部のジョーダン取扱店で取り扱う。

シリーズ新作は常識を覆す新たな装い

30周年を記念した“エア ジョーダン 11” は、アッパーをレッドとブルーでまとめ、 アイレットに“JORDAN”の文字を刻んだ “エア ジョーダン 11 Rare Air”(3万5200円/10月18日発売)、セイルカラーのレザーアッパーに加え、幅広のレースと淡水パールのキーチェーンが個性的な “ウィメンズ エア ジョーダン 11 Pearl”(3万5200円/11月15日発売)、シリーズ初のオールブラックカラーにガンマブルーのジャンプマンロゴをあしらった“エア ジョーダン 11 Gamma”(3万5200円/12月13日発売)、スエードのアッパーを用いた日本限定の “エア ジョーダン 11 Tokyo”(3万6300円/2026年春発売予定)をラインアップする。

The post 「ジョーダンブランド」が “エア ジョーダン 11”の30周年を記念した新作を発売 日本限定モデルなど全4カラー appeared first on WWDJAPAN.

フィンランド発「アルテック」が90周年で「マリメッコ」とコラボ 「ドーバー ストリート マーケット」で祝賀イベント&インスタレーション

フィンランド発家具「アルテック(ARTEK)」は今年、創業90周年を迎えた。周年を記念し、創業日の10月15日、同じくフィンランド発「マリメッコ(MARIMEKKO)」]と協業した家具を発売した。2つのブランドがコラボするのは初めてのこと。「マリメッコ」のアイコニックなプリントパターンであるセイレーニ、キヴェット、ロッキを「アルテック」による木工技術で表現したテーブル、スツール、ベンチが登場した(柄の展開はアイテムにより異なる)。価格は、スツールが5万3900円、ベンチが11万5500円、テーブルが12万1000円。12月末日まで、「アルテック」の表参道店や公式ECで販売及び受注する。

デザイン・アート・建築を融合したコラボ

「アルテック」と「マリメッコ」は15日、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」(以下、ドーバー)」で、コラボ家具の発表イベントを開催した。同イベントのために来日したレベッカ・ベイ「マリメッコ」クリエイティブ・ディレクターは、「このコラボの完成には、3年かかった。試行錯誤を重ねて、アイコニックなプリント柄を木のインターシャで表現。木目の経年変化を楽しめる家具に仕上がった」とコメント。ベイは、「コス(COS)」や「ユニクロ(UNIQLO)」など世界のSPA企業の要職を歴任した人物だ。彼女は、「『アルテック』の創業者の一人であるアルヴァ・アアルト(Alva Aalto)が大好き。デザイン、アート、建築といった2つのブランドの交差点を凝縮したコラボで夢が叶った」と語った。「アルテック」のアーカイブには、1970年代に「マリメッコ」の創業者であるアルミ・ラティア(Armi Ratia)が1970年代、「アルテック」のアアルトに宛てた手紙が残っているという。初のコラボだが、創業者同士は交流しており、時代を超えたコラボが実現した。

「アルテック」と「コム デ ギャルソン」との共通点とは

「アルテック」と「ドーバー」のつながりは2007年に遡る。「アルテック」による古い家具を買取り再利用するプロジェクト”セカンドサイクル”の展示をロンドン店で開催。その後、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」青山店で展示を行った。斬新かつ革新的なファッションを提案するのが同ブランドや「ドーバー」であるとしたら、インテリア業界で同様の活動をしているのが「アルテック」。その考えに基づき、「ドーバー」では、「アルテック」のアイコニックな“スツール60"誕生の節目である13年、23年にインスタレーションを行ってきた。今回も11月3日まで、1階、3階、4階でインスタレーションを行い、コラボ家具の展示販売を行う。

The post フィンランド発「アルテック」が90周年で「マリメッコ」とコラボ 「ドーバー ストリート マーケット」で祝賀イベント&インスタレーション appeared first on WWDJAPAN.

「マリメッコ」から新作キルティングバッグ“ジョイ バッグ”シリーズが登場

 

フィンランド発のデザインハウス「マリメッコ(MARIMEKKO)」は10月17日、2025年秋冬コレクションに新作キルティングバッグ“ジョイ バッグ”シリーズを加え、全国の「マリメッコ」ストアと公式サイトで発売する。

本シリーズは、象徴的な「マリメッコ」のロゴパターンをあしらい、深みのある洗練された2色のカラーで展開。クロスボディーバッグ(Sサイズ 2万9700円、 Mサイズ 3万3000円)やバッグパック(4万5100円)トートバッグ(Mサイズ 3万8500円)の4型をラインアップする。どれも程よい収納力を備え、あらゆる場面に寄り添うデザインだ。

アイテム一覧

The post 「マリメッコ」から新作キルティングバッグ“ジョイ バッグ”シリーズが登場 appeared first on WWDJAPAN.

「マリメッコ」から新作キルティングバッグ“ジョイ バッグ”シリーズが登場

 

フィンランド発のデザインハウス「マリメッコ(MARIMEKKO)」は10月17日、2025年秋冬コレクションに新作キルティングバッグ“ジョイ バッグ”シリーズを加え、全国の「マリメッコ」ストアと公式サイトで発売する。

本シリーズは、象徴的な「マリメッコ」のロゴパターンをあしらい、深みのある洗練された2色のカラーで展開。クロスボディーバッグ(Sサイズ 2万9700円、 Mサイズ 3万3000円)やバッグパック(4万5100円)トートバッグ(Mサイズ 3万8500円)の4型をラインアップする。どれも程よい収納力を備え、あらゆる場面に寄り添うデザインだ。

アイテム一覧

The post 「マリメッコ」から新作キルティングバッグ“ジョイ バッグ”シリーズが登場 appeared first on WWDJAPAN.

蘭発スケートブランド「ポップトレーディングカンパニー」が日本のデニムブランンド「フルカウント」とコラボ

デニムブランド「フルカウント(FULLCOUNT)」は10月17日、オランダのスケートボードブランド「ポップトレーディングカンパニー(POP TRADING COMPANY)」とのコラボアイテムを発売する。「フルカウント」直営店、公式オンライン、その他一部取扱店で販売する。

「ポップトレーディングカンパニー」 コラボ
テーマは“専門知識に根差す”

コラボアイテムは、「ポップトレーディングカンパニー」の“日本の優れたデニムとものづくりをしたい”との意向から実現。ラインアップは、“Rooted in Expertise(専門知識に根差す)”をテーマとし、デニムジャケット(4万3780円〜)とジーンズ(3万580円〜)、キャップ(1万780円〜)を用意する。デニムジャケットは、「フルカウント」の“タイプ 2(TYPE 2)”モデルを生まれ変わらせ、初期のミック・ジャガー(Mick Jagger)をイメージした色落ちのモデルも制作。ジーンズは、「ポップトレーディングカンパニー」の“DRS”パンツを、旧式力織機によるリンス済みセルビッジデニムで仕上げたほか、「フルカウント」のヘビーウオッシュ“ダートフォード(DARTFORD)”を施したモデルも販売する。またキャップは、「ポップトレーディングカンパニー」ロゴを配した、リンス済み6パネルキャップと、そのヘビーウオッシュ版も揃える。

「フルカウント」は、辻田幹晴が1993年に大阪で創業。デニムの素材にジンバブエコットンを用い、岡山の希少な力織機で生地を手掛ける。

The post 蘭発スケートブランド「ポップトレーディングカンパニー」が日本のデニムブランンド「フルカウント」とコラボ appeared first on WWDJAPAN.

「オーラリー」×「ニューバランス」が新作スニーカーを発売 ビンテージ感を醸し出す上品なテニスシューズ

「オーラリー(AURALEE)」は「ニューバランス(NEW BALANCE)」と協業し、2025年の1月にパリ・メンズ・ファッションウィークで発表した“「オーラリー」×「ニューバランス」T500”(2万2000円)を発売する。カラーはビンテージブラウンとビンテージアイボリーの2色を展開し、サイズは22.5~29.0、30.0cmを用意する。10月24日に「オーラリー」公式オンラインストアで先行発売、27日に阪急うめだ本店で発売したのち、31日から世界の限定店舗で一般販売を開始する。

「オーラリー」×「ニューバランス」
クラシックを上質な素材でアップデート

本コラボレーションでは、「ニューバランス」が1982年に発売した “T500”をベースに採用。テニスシューズをルーツにもつ同モデルを「オーラリー」がアップデートし、長年愛用してきたかのような自然な色合いに仕上げた。また、アッパーの素材はそれぞれ異なり、ビンテージブラウンはクラシックなヌバックとメッシュ、ビンテージアイボリーはパンチング加工を施したプレミアムレザーを使用した。

The post 「オーラリー」×「ニューバランス」が新作スニーカーを発売 ビンテージ感を醸し出す上品なテニスシューズ appeared first on WWDJAPAN.

「ラッシュ」による“ありのままを認める”ヘアサロン「ヘアラボ」 開発者に聞く、サービスと理念の接続

デイジー・エバンス/ラッシュ 化粧品・「ヘアラボ」開発者

ヘアスタイリストのキャリアを経て、2018年にラッシュに入社。ヘアケア製品の開発に注力し、イギリスで店舗内で洗髪体験ができる「The Shampoo Bar」というヘアサロンコンセプトの確立などにも尽力。23年12月に、ラッシュ初のヘアサロンビジネス「ラッシュ ヘアラボ」の立ち上げをけん引

ナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」はこのほど、ヘアサロンコンセプト「ヘアラボ(HAIR LAB)」を日本に初めて導入した。第1号店舗は「ラッシュ スパ(LUSH SPA)」新宿店で、ヘッドスパサービス“ボタニカルウォッシュ&スタイリング”(90分、1万2000円)をはじめとする5種のサービスを提供する。

「ヘアラボ」は2023年12月にイギリス・ブライトンで独立型サロンとして始動。鏡を隠せる配慮や会話を通じてその場で調合するハーバルリンスなど、従来のサロンのあり方にとらわれない体験づくりで、現地で支持を集めている。開発者であるデイジー・エバンス氏に、その背景や日本展開の工夫を聞いた。

WWD:ヘアサロンサービス「ヘアラボ」を立ち上げた経緯は?
デイジー・エバンス(以下、デイジー):
「ラッシュ」のヘアサロン事業参入は唐突なようで、実はブランドの原点に結びついている。創立者の1人であるマーク・コンスタンティンはイギリスでヘアサロンの見習いとしてキャリアをスタートし、その後、「ジョン フリーダ」や「ボディショップ(BODY SHOP)」など大手企業向けに処方開発をしていた。その延長線上に「ラッシュ」のヘアケア開発があり、ヘアサロン事業への参入も自然な流れと言える。

WWD:「ラボ」にはどのような意味を込めたか?
デイジー:
イギリス本社の製品開発を担う「ミニットワン」では、製品開発をしながら実際にスタッフの髪で使用感を試していた。研究所のようなその環境が「ラボ」であり、製品開発の過程における“目的地”のような場所だったこと、そしてこの取り組み自体が会社として実験的な要素も含むことから「ヘアラボ」と名づけた。

“バリデーション”をサロンで体現

WWD:ヘアサロンビジネスに着手する構想はいつからあった?
デイジー:
構想自体は創業時からあった。というのも、「ラッシュ」は店舗の小売り業でも実際に体験してもらうことを重視しているから。その姿勢をヘアケアに落とし込んだ「ヘアラボ」は“究極の体験”として位置づけている。

イギリスでは、ヘアサロンは「居心地の悪いもの」というイメージが一般的に強く、喜ばしいものとして受け入れられていない。しかし、イギリス・ブライトンで展開する「ヘアラボ」はその概念を覆す、ユニークなサロンとして支持を集めている。それは、接客方法や音や光を含めた空間演出で心地よい体験を提供している点に理由がある。

各技術に特化したスタッフをそろえ、スタッフ自身のヘアスタイルが多様であるため、どのようなヘアスタイルの人でも対応できる。また、サロンに来て誰もが鏡をみたいわけではないため、鏡を隠すボードを用意するなど、心理的配慮にも注力している。

また、お客さまの髪の良さを積極的に褒めるポジティブな接客を徹底し、初対面のお客さまの心を開くきっかけとしている。丁寧なコンサルテーションで心を通じた上でのサービス提供を大切にしている。

これらは、「ラッシュ」が大切にする“バリデーション(その人自体を認める行為)”の考えに基づいている。こうした取り組みが評価され、ブライトン店はグーグルで5つ星評価を150件以上獲得している。

WWD:「ヘアラボ」を日本で展開するに向け、カスタマイズした部分は?
デイジー:
今まで挙げたような配慮は日本でも大事なポリシーとして引き継ぐ。加えて、日本では職人技や専門性に対してリスペクトが強く、おもてなしの文化があることから、黒板にお客さまの名前を書いて歓迎の気持ちを表現している。

WWD:提供するサービスで特に注目してほしいものは?
デイジー:
製造拠点と開発拠点「ミニットワン」が近接していたことから、「ラッシュ」では製品づくりの過程を日常的に目にしていた。そういった環境から育まれたテーラーメイドたエレメントの要素を反映し、その場でお客さまごとにハーバルリンスを調合する“ボタニカル ウォッシュ”というサービスを開発した。

ハーバルリンスを作るための原材料は全て、「ラッシュ」のヘアケア製品に使用されている。仕上げとして最後に塗布し、そのままお帰りいただくことで、ブランドが持つヘアケアの知見や効能を最大限体験してもらうサービスだ。

新宿店は全ジャンルの製品も扱っている店舗で、その中に「ヘアラボ」を併設する形を採っているが、将来的にはブライトン店のようにヘアケア製品のみに特化した独立型店舗の展開も視野に入れている。

“プロナウン”という選択肢が持つ意味

WWD:日本とイギリスで違いを感じる部分は?
デイジー:
ブライトン店ではジェンダーニュートラルなアプローチが浸透している。初めに“プロナウン(自分が望む代名詞)”を確認するなど、誰もが安心して過ごせる環境づくりを徹底している。

日本でお客さまに提供した際に、“プロナウン”を理解されていなかった。しかし、大事なのは、その意味が分かる人や必要とする人がいた時に、その選択肢があることだ。

われわれは企業として、多様性を認め、先導を切って行動に移し、人権意識を発信する姿勢を重視している。キャンペーン時のみ行動に移すのではなく、こういった普段提供するサービスにもその意思を反映している。

日本ではまだ一般的ではないが、私たちは「人を歓迎する方法」として“プロナウン”を重要視している。鏡を隠す工夫やポジティブな言葉がけと同じく、ジェンダーニュートラルの姿勢も体験の質を高めるための要素だ。

「ヘアラボ」は単に最高のヘアケア体験を届けるというだけでなく、「All are welcome, always」という「ラッシュ」の姿勢を体感する場であり、その理念を体現する場として、日本のお客さまに届くことを期待する。

The post 「ラッシュ」による“ありのままを認める”ヘアサロン「ヘアラボ」 開発者に聞く、サービスと理念の接続 appeared first on WWDJAPAN.

皮膚科・美容医療発ブランドがホームケア戦略で市場拡大

美容医療の普及とともに、医療と美容の垣根が一層低くなっている。国内の美容医療市場は右肩上がりで拡大を続け、矢野経済研究所によると2024年度の市場規模は前年比6.2%増の6310億円に達した。こうした潮流の中で、皮膚科医が監修・開発するスキンケアブランドや、施術後の肌をケアする専売コスメ、美容クリニックの開院など、医療知見を日常ケアに生かす動きが広がっている。科学的エビデンスや専門性を重視する消費者心理を背景に、クリニック発やドクターズブランドの存在感が増している。

日本初の美容皮膚科発祥の
「イシイクリニック ビューティラボ」

1973年に日本で初めて(同社調べ)美容皮膚科医により開設したサロン「ドクター石井 メディカル エステティック サロン」などを展開するドクターイシイグループは、オリジナルブランド「イシイクリニック ビューティラボ(ISHII CLINIC BEAUTY LAB.)」を展開する。同ブランドから院内処方する発酵マスクの主要成分であるコメ発酵液エフイシイを配合したホームケア向けライン“ファーメント ライン”を2023年に立ち上げた。11月12日には、乳液“デュアルRCエマルジョンヴェール”(30g、1万5400円)を公式サイトで発売する。

“ファーメント ライン” はホームケア向け発酵スキンケアを扱う。これまでクレレンジング、洗顔料、化粧水、クリーム、UVクリームを展開。メイン顧客層の40代後半の肌は乾燥を感じやすい傾向が強く、クリームの油分による皮膜感だけではなく、肌の内側から潤いを与えるケアが求められているとして乳液を投入する。

健康的で潤いのある肌は、角層の細胞間脂質に存在するセラミドの量がカギとなるため、“デュアルRCエマルジョンヴェール”は、エフイシイに加え、院内処方のヒト型ナノ生セラミドを採用。独自のタイムディファレンス デリバリーシステムにより、時間差で肌表面と内側に作用し長時間潤いを持続する。そのほか、ビタミンC誘導体やビサボロールなど6種のエイジングケア成分も配合した。

皮膚科と美容皮膚科を併設する
「新宿駅前IGA皮膚科クリニック」開院

肌免疫ケアスペシャリストとしても活躍する皮膚科医の伊賀那津子医師が20年6月に立ち上げたスキンケアブランド「アイジーエーラボ(IGA LAB)」は、肌免疫ケアをコンセプトにクレンジングオイルと美容液の2品を愚直に販売する。いずれも肌バリアを整え、毛穴ケアもできるとして、約20万人いる自身のSNSフォロワーなどから支持を得ている。伊賀医師は、日常的な皮膚トラブルに対応する皮膚科(保険診療)と美容的な肌に悩みに応える美容皮膚科(自由診療)が受診できる「新宿駅前IGA皮膚科クリニック」を10月1日に開院した。

伊賀医師は、大学病院や地域の総合病院、都内の皮膚科・美容皮膚科クリニックで経験を積み、「肌の治療だけではなく、肌の未来を守る視点が必要」と開院した。保険診療では、ニキビや酒さ、赤ら顔、脂漏性皮膚炎、湿疹、帯状疱疹などの治療を行ない、自由診療ではニキビ跡や毛穴の開き、肝斑、シワ、ほくろ、薄毛などに対応する。

美容クリニックから信頼度の高い「レナトス」

全国の美容サロンや医療機関に、美容機器や化粧品を展開するクレシオは、24年1月から美容医療施術直後から使用できる医療機関専売のスキンケアブランド「レナトス(RENATUS)」を投入。医学会や美容医療学会などで製品を紹介し、現在、全国の美容クリニック約1000カ所に販売網を持つ。同ブランドは、美容クリニックの施術で使われる導入美容液“レナトス”から、ホームケア用のスキンケアラインとして誕生した。

これまで、洗顔石けん、化粧水、乳液、日焼け止めを扱ってきたが、10月中旬からブランド初のクレンジング“ラクトンBeeクレンズ”(100mL、2860円)を発売する。肌に刺激を与えず古い角質をしっかりオフする次世代PHAと呼ばれるグルコノラクトンを採用。グルコノラクトンは、マイルドなピーリング効果と高い保湿力、抗酸化作用を持つ。低刺激性処方のオイルリッチクレンジングで敏感肌や施術後の肌にも使用できる。

同社は今後もホームケアラインの品ぞろえをさらに強化。クリニック専売ブランドとしての信頼感を維持しながら、一般消費者にも訴求できる製品を拡充することで、ブランドのロイヤルティーを高め、リピート購入を推進する。

The post 皮膚科・美容医療発ブランドがホームケア戦略で市場拡大 appeared first on WWDJAPAN.

皮膚科・美容医療発ブランドがホームケア戦略で市場拡大

美容医療の普及とともに、医療と美容の垣根が一層低くなっている。国内の美容医療市場は右肩上がりで拡大を続け、矢野経済研究所によると2024年度の市場規模は前年比6.2%増の6310億円に達した。こうした潮流の中で、皮膚科医が監修・開発するスキンケアブランドや、施術後の肌をケアする専売コスメ、美容クリニックの開院など、医療知見を日常ケアに生かす動きが広がっている。科学的エビデンスや専門性を重視する消費者心理を背景に、クリニック発やドクターズブランドの存在感が増している。

日本初の美容皮膚科発祥の
「イシイクリニック ビューティラボ」

1973年に日本で初めて(同社調べ)美容皮膚科医により開設したサロン「ドクター石井 メディカル エステティック サロン」などを展開するドクターイシイグループは、オリジナルブランド「イシイクリニック ビューティラボ(ISHII CLINIC BEAUTY LAB.)」を展開する。同ブランドから院内処方する発酵マスクの主要成分であるコメ発酵液エフイシイを配合したホームケア向けライン“ファーメント ライン”を2023年に立ち上げた。11月12日には、乳液“デュアルRCエマルジョンヴェール”(30g、1万5400円)を公式サイトで発売する。

“ファーメント ライン” はホームケア向け発酵スキンケアを扱う。これまでクレレンジング、洗顔料、化粧水、クリーム、UVクリームを展開。メイン顧客層の40代後半の肌は乾燥を感じやすい傾向が強く、クリームの油分による皮膜感だけではなく、肌の内側から潤いを与えるケアが求められているとして乳液を投入する。

健康的で潤いのある肌は、角層の細胞間脂質に存在するセラミドの量がカギとなるため、“デュアルRCエマルジョンヴェール”は、エフイシイに加え、院内処方のヒト型ナノ生セラミドを採用。独自のタイムディファレンス デリバリーシステムにより、時間差で肌表面と内側に作用し長時間潤いを持続する。そのほか、ビタミンC誘導体やビサボロールなど6種のエイジングケア成分も配合した。

皮膚科と美容皮膚科を併設する
「新宿駅前IGA皮膚科クリニック」開院

肌免疫ケアスペシャリストとしても活躍する皮膚科医の伊賀那津子医師が20年6月に立ち上げたスキンケアブランド「アイジーエーラボ(IGA LAB)」は、肌免疫ケアをコンセプトにクレンジングオイルと美容液の2品を愚直に販売する。いずれも肌バリアを整え、毛穴ケアもできるとして、約20万人いる自身のSNSフォロワーなどから支持を得ている。伊賀医師は、日常的な皮膚トラブルに対応する皮膚科(保険診療)と美容的な肌に悩みに応える美容皮膚科(自由診療)が受診できる「新宿駅前IGA皮膚科クリニック」を10月1日に開院した。

伊賀医師は、大学病院や地域の総合病院、都内の皮膚科・美容皮膚科クリニックで経験を積み、「肌の治療だけではなく、肌の未来を守る視点が必要」と開院した。保険診療では、ニキビや酒さ、赤ら顔、脂漏性皮膚炎、湿疹、帯状疱疹などの治療を行ない、自由診療ではニキビ跡や毛穴の開き、肝斑、シワ、ほくろ、薄毛などに対応する。

美容クリニックから信頼度の高い「レナトス」

全国の美容サロンや医療機関に、美容機器や化粧品を展開するクレシオは、24年1月から美容医療施術直後から使用できる医療機関専売のスキンケアブランド「レナトス(RENATUS)」を投入。医学会や美容医療学会などで製品を紹介し、現在、全国の美容クリニック約1000カ所に販売網を持つ。同ブランドは、美容クリニックの施術で使われる導入美容液“レナトス”から、ホームケア用のスキンケアラインとして誕生した。

これまで、洗顔石けん、化粧水、乳液、日焼け止めを扱ってきたが、10月中旬からブランド初のクレンジング“ラクトンBeeクレンズ”(100mL、2860円)を発売する。肌に刺激を与えず古い角質をしっかりオフする次世代PHAと呼ばれるグルコノラクトンを採用。グルコノラクトンは、マイルドなピーリング効果と高い保湿力、抗酸化作用を持つ。低刺激性処方のオイルリッチクレンジングで敏感肌や施術後の肌にも使用できる。

同社は今後もホームケアラインの品ぞろえをさらに強化。クリニック専売ブランドとしての信頼感を維持しながら、一般消費者にも訴求できる製品を拡充することで、ブランドのロイヤルティーを高め、リピート購入を推進する。

The post 皮膚科・美容医療発ブランドがホームケア戦略で市場拡大 appeared first on WWDJAPAN.

2026年春夏ミラノコレの注目は?

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年10月13日号からの抜粋です)

村上:2026年春夏のミラノは、デザイナーが交代した注目ブランドをまとめました。

木村:私はミラノコレを取材し始めて4シーズン目なのですが、デザイナー交代の現場を見るのは初めて。マチュー・ブレイジーからルイーズ・トロッターに交代した「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のショーを見て、メゾンのレガシーが更新されていく様を見ることができました。ルイーズは日常着が得意で、コレクションではマチュー時代の象徴的だったフリンジたっぷりなドレスも出てきましたが、シンプルなシャツなどとコーディネートしていました。

村上:マチューはテーラードが得意で、少年・少女のようにピュアなマインドでアーティかつクラフトなコレクションを見せていましたが、ルイーズはリアリティが信条。ともに“イントレチャート”という技法を使っていても、表現が違っていて、それがメゾンの魅力の幅を広げています。

アメリカ市場へのシフトに注目

木村:ミラノで何が気になりましたか?

村上:デザイナー、ラグジュアリーブランドが世界的に停滞・低迷している中での各ブランドの試行錯誤でしょうか?価格を下げるのは難しくても、維持する、裾野を広げるという努力が見られました。同時に、アフォーダブル・ラグジュアリー・ブランドのファッションショーも増えましたよね。

木村:その一方で「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」はレッドカーペット用ドレスを、「グッチ(GUCCI)」もラグジュアリーなドレスを発表していましたし、高額品需要もありますよね。

村上:特にドレスは、注力する市場を中国からアメリカにシフトする動きでしょう。アメリカは先進国の中では珍しく人口が増えていて、Z世代も多い。レッドカーペット用のドレスと、リアルで実用的なスタイルを強化する動きが見えてきたシーズンでした。「ボッテガ・ヴェネタ」による在米歴が長いルイーズの起用も、アメリカ市場を見据えているという見解も。「ヴェルサーチェ(VERSACE)」の囲み取材は、約半数が米「WWD」を含むアメリカンメディアでした。対してアジアは私と韓国版「W」だけです。情報をどこに届けたいか?分かりやすいですよね。

The post 2026年春夏ミラノコレの注目は? appeared first on WWDJAPAN.

「エルメス」のヴェロニク・ニシャニアン退任 37年に渡りメンズのトップを務めた現役最長のトップデザイナー

「エルメス(HERMES)」のヴェロニク・ニシャニアン(Veronique Nichanian)=メンズ担当アーティスティック・ディレクターが退任する。仏紙ル・フィガロのインタビューで退任を発表。2026年1月に最後のコレクションを発表することを明らかにした。1988年にエルメスに入社し37年にわたり同ブランドのメンズウエアのデザインを手掛けてきた彼女はこの数年、アクセル・デュマ(Axel Dumas)最高経営責任者(CEO)とピエール=アレクシス・デュマ(Pierre-Alexis Dumas)=アーティスティック・ディレクターと職務の継承について話し合ってきたという。そして、「エルメスは、私が適切だと感じるタイミングで退くことを快く認めてくれた。今こそバトンを渡すのにふさわしい時期だと感じている」と話している。同紙は後任が数日中に発表される見通しと報じたが、「エルメス」側は現在のところ、詳細を提供していない。

ニシャニアン・メンズ担当アーティスティック・ディレクターは、フランス・パリ生まれ。パリのオートクチュール専門学校を首席で卒業後、1976年から「チェルッティ(CERRUTI)」でデザイナーを務めた。1988年に「エルメス」に加わって以降、流行に左右されない独自のスタイルをアップデートしながら、軽やかさを追求したスタイルで安定感のあるコレクションを生み出し続け、メゾンのメンズビジネスの拡大に大きく貢献してきた。

平均7、8年でメゾンを去るデザイナー人事が当たり前となっている時代の中、異例の長きに渡り1つのブランドでトップを担い続けてきた。37年という経歴の長さは、異例中の異例だ。ニシャニアンの後に続くのは、今年でトップ就任20年を迎えた「マックスマーラ(MAX MARA)」のイアン・グリフィス(Ian Griffiths)=クリエイティブ・ディレクター。創業家出身のデザイナーを除くと、同じブランドで10年以上クリエイティブ部門のトップを務めるデザイナーはほんの一握りで、就任して5年以内に退任するデザイナーも珍しくない。

The post 「エルメス」のヴェロニク・ニシャニアン退任 37年に渡りメンズのトップを務めた現役最長のトップデザイナー appeared first on WWDJAPAN.

「エルメス」のヴェロニク・ニシャニアン退任 37年に渡りメンズのトップを務めた現役最長のトップデザイナー

「エルメス(HERMES)」のヴェロニク・ニシャニアン(Veronique Nichanian)=メンズ担当アーティスティック・ディレクターが退任する。仏紙ル・フィガロのインタビューで退任を発表。2026年1月に最後のコレクションを発表することを明らかにした。1988年にエルメスに入社し37年にわたり同ブランドのメンズウエアのデザインを手掛けてきた彼女はこの数年、アクセル・デュマ(Axel Dumas)最高経営責任者(CEO)とピエール=アレクシス・デュマ(Pierre-Alexis Dumas)=アーティスティック・ディレクターと職務の継承について話し合ってきたという。そして、「エルメスは、私が適切だと感じるタイミングで退くことを快く認めてくれた。今こそバトンを渡すのにふさわしい時期だと感じている」と話している。同紙は後任が数日中に発表される見通しと報じたが、「エルメス」側は現在のところ、詳細を提供していない。

ニシャニアン・メンズ担当アーティスティック・ディレクターは、フランス・パリ生まれ。パリのオートクチュール専門学校を首席で卒業後、1976年から「チェルッティ(CERRUTI)」でデザイナーを務めた。1988年に「エルメス」に加わって以降、流行に左右されない独自のスタイルをアップデートしながら、軽やかさを追求したスタイルで安定感のあるコレクションを生み出し続け、メゾンのメンズビジネスの拡大に大きく貢献してきた。

平均7、8年でメゾンを去るデザイナー人事が当たり前となっている時代の中、異例の長きに渡り1つのブランドでトップを担い続けてきた。37年という経歴の長さは、異例中の異例だ。ニシャニアンの後に続くのは、今年でトップ就任20年を迎えた「マックスマーラ(MAX MARA)」のイアン・グリフィス(Ian Griffiths)=クリエイティブ・ディレクター。創業家出身のデザイナーを除くと、同じブランドで10年以上クリエイティブ部門のトップを務めるデザイナーはほんの一握りで、就任して5年以内に退任するデザイナーも珍しくない。

The post 「エルメス」のヴェロニク・ニシャニアン退任 37年に渡りメンズのトップを務めた現役最長のトップデザイナー appeared first on WWDJAPAN.