渋谷スクランブルスクエアがクリスマスイベントを開催 テーマは“どんな愛も、ぜんぶきらめく。”

渋谷スクランブルスクエアは11月6日〜12月25日の期間中、クリスマスフェア“シブヤスクランブル クリスマス 2025”を開催する。”どんな愛も、ぜんぶきらめく。“をテーマに、”愛“を感じさせる空間装飾や体験コンテンツを用意した。

12階のイベントスペースには、テーマを体現する空間として、クリスマスツリーや大きなギフトボックス型のフォトブース、期間限定のバーなどを用意した。詳細はイベント特設サイトに記載する。

“愛”をテーマにコンテンツを用意

酒言葉で選ぶカクテルバーが期間限定で登場

期間限定のバー、サケモトバー(SAKEKOTOBAR)が登場する。気持ちを気軽に表現し、深めてもらうために“酒言葉”をテーマにしたオリジナルカクテルを提供。来店客は、“祝福”や“優しさ”など、酒言葉から気分にぴったりの1杯を選ぶことができる。13:00〜17:00まではカフェ営業、17:00〜21:00はバー営業で運営する。

メニューは、バー若林に所属するバーテンダーのリリー(RIRIKA FURUYAMA)らがイベントに合わせた約10種類のオリジナルカクテルを用意した。

1回限りの無料フォトブースが登場

 

クリスマス気分を盛り上げるフォトブース“ビッグ フォト ボックス”を設置する。営業時間は13:00~21:00。イベントオリジナルのフォトフレームで撮影は無料。ひとりにつき1回楽しむことができる。

“グルーヴ愛”をテーマにミュージックショーの開催

12月13日の14:00~20:00には、“グルーヴ愛”をテーマに、グルーヴ感に定評のあるDJ陣とアーティストのパフォーマンスを実施する。誰でも無料で観覧できる。

DJにはジーリナ(G.RINA)、 チビケル(ChibiChael) 、ハヤシ トシキ パーシー(TOSHIKI HAYASHI(%C)) 、ディージェーリョウ エーケーエー スムースカレント( Ryow a.k.a. Smooth Current)が登場する。アーティストにはトシキ ソエジマ(Toshiki Soejima )とサノ カン(Kan Sano)がそろう。

フードやコスメなどクリスマス限定アイテムがラインアップ

コラボやホリデーシーズン限定アイテム

4階の「スミス・ティーメーカー(SMITH TEAMAKER)」は、ライフスタイルショップ「クラスカ ギャラリー&ショップ ドー(CLASKA GALLERY & SHOP “DO”)」とコラボしたティーの香りを引き立てる限定マグ(3850円)を販売する。

6階では「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」がホリデー限定アイパレット“クポ! クリスタル パレット”(1万1000円)と“アイスカルプト クポ!”(7700円)を、「ダヴィネス(DAVINES)」からはヘアケアコフレの“ダヴィネス ダイバーシティ ボックス<オイ>”(9900円)、「イプサ(IPSA)」は“エッセンスローションキット”(1万1550円)を販売する。

黒毛和牛や伊勢海老を使用したフードメニュー

12階のしゃぶしゃぶ専門店「しゃぶしゃぶ つかだ」は、A5ランク黒毛和牛やいちごのショートケーキなどをセットにした“シブヤ!クリスマスコース”(6428円)を提供する。同メニューの提供は11月25日から行う。

13階では、 パスタハウス エーダブリュキッチン フィリア(PASTA HOUSE AWkitchen figlia)が、伊勢海老と、西東京ニイクラファームで採れたハーブを使用したトマトクリームパスタ“タリアテッレ”(5000円)を用意する。

ポップアップも開催

日本初上陸のアパレルブランドや「アンド ザ フリット」のフレンチフライなど

1階スペース1では11月13~26日、レモンスイーツを集めた“レモン博 スイーツオンリー”を実施する。

また、1階イベントスペースのオカシコネクト(OKASHI connect)では12月18日~1月7日まで、東京・広尾のフレンチフライ専門店「アンド ザ フリット(AND THE FRIET)」がクリスマス限定のギフトボックスをそろえる。

4階のスペース4では、11月8〜25日の期間中にカナダ モントリオール発のプレミアムアウターブランド「マッカージュ(MAGKAGE)」が、7階のイベントスペース、エルバイセブン(Lx7)では11月5〜11日に韓国発のコンテンポラリーブランド「エートス(ETHOS)」が日本初上陸しポップアップストアを展開する。

5階のイベントスペース5Bには12月11〜17日の期間に「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」が登場する。ホリデーコレクションからバレンタインデーに合うアイテムを先行で取り扱う。同期間の限定商品も登場。1万1000円以上のお買い物で、ワッペンチャームカスタマイズを体験できるワークショップに参加ができる。

6階のイベントステージ6Aは11月27日~12月10日に、国産オーガニックスキンケアブランド「ネロリラ(NEROLILA)」が初登場。新たにボディケアシリーズを発売する。同イベントステージでは12月18〜24日、「SK-II」が“ピテラエッセンス”にフィーチャーしたポップアップを開催する。クリスマスコフレ特典ほか、新規購入者に限りイベント会場限定の特典も用意した。

シブヤ スカイで特別イベントを開催

11月6日 〜12月25日の期間、シブヤスカイで視覚と聴覚を通じた没入型体験イベントを実施する。屋上展望空間スカイステージでは、光のツリー演出“スパークリングライトツリー”を公開する。期間中の19時以降は、30分おきに光と音響、シャボン玉による特別演出“スペシャルセレブレーション”を楽しむことができる。入場にはシブヤ スカイの当日チケットまたは年間パスポートが必要だ。

クリスマスフェア開催概要

■“シブヤスクランブル クリスマス 2025”
日程:11月6日〜12月25日
場所:シブヤスクランブル スクエア
住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12
>特設サイト

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キハチカフェが栗づくしのフェアを開催 モンブランをパフェに再構築した新作などが登場

アイビーカンパニーが運営するキハチ カフェ(KIHACHI CAFE)は11月1日から、マロンスイーツフェアをスタートした。世界中で愛されているモンブランケーキをパフェに再構築した新作“モンブランパフェ”(1870円)や、キハチの定番 “ナポレオンパイ” を栗でアレンジした“KIHACHIのマロンパイ”、なめらかなマロンクリームを包んだクレープに渋皮栗をトッピングした“マロンクレープ バニラアイス添え”(1540円)、渋皮栗と甘栗の2つの栗を使った“栗のショートケーキ バニラアイス添え”(1540円)など、個性豊かな栗スイーツがそろう。期間は2026年1月14日まで。

モンブランケーキをイメージした新作パフェなど多彩な栗スイーツ

フェアの目玉となる“モンブランパフェ”は、爽やかなフロマージュブランのムースとジェラート、マロンクリーム、バニラジェラート、くるみを合わせた7層仕立てが特徴だ。ざくざく食感のアーモンドメレンゲと酸味をきかせたグリオットチェリーソースがアクセントになっている。販売店舗はキハチ カフェ アトレ浦和、東急百貨店たまプラーザ店、三越福岡店、セントシティ、福屋八丁堀本店、名鉄百貨店本店となる。

ほか、期間中は季節限定のスイーツを全店でそろえた。栗の渋皮煮とマロンクリームのコクと風味、サクサクのパイ生地がハーモニーを奏でる“KIHACHI のマロンパイ”は1月14日まで提供。焦がしバターを加えて焼いた自家製クレープでマロンクリームをふんわり包んだ“マロンクレープ バニラアイス添え”は12月8日まで販売し、9日からはしっとり焼き上げたスポンジに、マロンカスタードとマロン・シャンティ、栗の甘露煮を重ねた“栗のショートケーキ バニラアイス添え”を用意する。

店舗限定パフェやアフタヌーンティーセットもラインアップ

栗の魅力を堪能できる店舗限定メニューやアフタヌーンティーセットも提供する。日比谷シャンテ店限定“スペシャル モンブランパフェ”(2750円)はマロン香るジュレを忍ばせたほか、程よい甘さのマロンクリーム、自家製フロマージュブランムース、バニラとフロマージュブランの2種ジェラートを合わせ、渋皮栗や大きなアーモンドメレンゲを添えた。

季節のスイーツとキハチ定番スイーツを一度に味わえる“季節のアフタヌーンティーセット”(2980円)は、ミニモンブランパフェ、栗のプリン・ア・ラ・モード、栗を添えたチーズケーキ、クッキー2種、マロンクレープ、渋皮栗のアイス、洋梨と生ハムをセットにし、コーヒーまたは紅茶を付けた。ほか、マロンクレープと洋梨と生ハムに代わって“KIHACHIのマロンパイ”のフルサイズが楽しめる“季節のアフタヌーンティーセット〜KIHACHI のパイスペシャル〜”(3890円)も用意。いずれも14時からの数量限定販売で、予約不要で楽しめる。

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資生堂トップヘアメイクアーティストの進藤郁子がビューティーブックを刊行 ファッション好きに向け

資生堂トップへアメイクアーティストの進藤郁子氏は11月29日、ファッション好きに向けたビューティーブック「MAKEUP NOTE-日常からモードまで、メイクのサンプル帖-」(2400円)を刊行する。同書では、顔立ちタイプ別の似合うメイクを模索するのではなく、その日のファッションをより一層引き立てる“いい塩梅”のメイクを知ることで、ファッションとメイクのトータルコーディネートを楽しむ、進藤氏流のメソッドを伝える。

自分らしいメイクを見つけるヒントに

同書では、“甘いと辛い”、“さっぱりとこってり”を軸に、肌、眉、目元、リップの4つのパーツにフォーカスしたメイクをマトリックス解析し、4人のモデルを通じて16種類のファッションイメージ別に紹介する。また普遍的なメイクテクニックに加え、時流に乗ったポイントや抜きどころなどにもフォーカスしながら、メイクのやり方を丁寧に解説。さらに、同書で学んだメソッドをヘアメイクの現場で活かすことを想定したビジュアルページや、進藤氏の仕事道具の公開も収録する。好きなファッションに似合うメイクを探したり、トライしたいメイクを軸にその日のファッションを決めたりなど、自分らしいメイクを見つけたいあらゆる人にぴったりの1冊だ。

PROFILE: 進藤郁子/メイクアップアーティスト

進藤郁子/メイクアップアーティスト
PROFILE: (しんどう いくこ)2007年にSABFAを卒業後、同年4月に資生堂に入社。資生堂ビューティークリエイションセンターに所属し、「マジョリカマジョルカ(MAJOLICA MAJORCA)」のビューティーディレクターとして宣伝広告のヘアメイクや商品開発に携わる。女優やタレントからの指名依頼を受ける傍ら、ファッション誌や世界中のコレクションのヘアメイク、美容師向けのセミナー開催など幅広く活躍中。権威あるヘアアワード「ジャパン ヘアドレッシング アワーズ(JHA)」大賞部門において2013年にグランプリ、12年・17年に準グランプリを受賞。今年10月には、SABFAの校長に就任した。

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“真知子巻き”は性別を超えて 通年スタイルに進化するスカーフ使い

スカーフの勢いは強まる一方です。髪を包み込む“真知子巻き”は夏に活躍するイメージが強かったですが、2025-26年秋冬、そして2026年春夏コレクションにも引き続き登場。紫外線対策にも防寒対策にも役立つアイテムとしても支持を集め、レトロで穏やかなムードを呼び込むスカーフ使いが注目されています。今回は、コレクションルックや街角スナップから、“真知子巻き”のスタイリング術をご案内します。

例えば「グッチ(GUCCI)」は、2025-26年秋冬コレクションでグリーンのマイクロミニドレスに、サーモンピンク調のスカーフで“真知子巻き”を披露しました。ポイントは、同色のキャップを合わせてひとひねり効かせている点。どんな色にもなじむアイボリーカラーのバンブーバッグが、ルック全体をやわらかくまとめています。

Y2Kにツヤを添えるスカーフアクセント
カジュアルスタイルをクラスアップ

ロンドンのブランド「シネイド・ゴリー(SINEAD GOREY)」は、2026年春夏コレクションで、メッセージTシャツとローライズのミニスカートにブーツを合わせたY2Kファッションに、“真知子巻き”でさらにアクセントをプラスしました。サテン地のスカーフがカジュアルなルックにツヤと立体感を添え、ノスタルジックながらもバランスを生み出しています。

ラベンダーが誘う
ノスタルジックな大人の甘さ

そもそも“真知子巻き”の名前は、1953年の映画「君の名は」の主人公・氏家真知子のストール姿に由来します。今年は“昭和100年”の節目を迎え、レトロブームが盛り上がる中、“真知子巻き”もリバイバルの兆し。ヘッドスカーフを好んだ英国のエリザベス女王のように、チャーミングな巻き方は装いに品格を添えてくれます。

「アナ スイ(ANNA SUI)」は2025年春夏コレクションで、ラベンダーカラーのスカーフをあごの下で結ぶ、いわゆる“真知子巻き”の基本形を披露しました。ミニスカートやハイソックスで合わせて、“大人かわいい”スタイルは、さすが「アナ スイ」。どこかノスタルジックな雰囲気が漂うのも、この巻き方ならではの魅力です。

トータルコーデで完成する
上品なすっきり感

ヘッドスカーフが浮いて見えるのを防ぐには、服の色や柄に近いトーンを選ぶのが賢いチョイス。全体に統一感が生まれ、ぐっと洗練された印象に仕上がります。春夏は軽やかで涼しげな色・柄を、秋冬は暖色系を取り入れるのがおすすめです。

カンヌでキャッチされた女性は、青緑カラーの斜めストライプが印象的なウエアに、おそろいのヘッドスカーフを合わせ、見事なハーモニーを奏でています。“真知子巻き”で髪をカバーしたスタイルは、避暑地カンヌにぴったりのバケーションルック。実はトップスもビッグスカーフを服のように巻き付けています。

キャップ×スカーフで魅せる
ジェンダーレスな艶スタイル

映画のヒロインから広まった“真知子巻き”ですが、近ごろはメンズの愛用者も増えてきました。メンズの場合、たおやかさを演出するのではなく、ラフさやワイルドさを醸し出すスタイリングが主なまとい方。頭にバンダナを巻くイメージからの派生ともいえそうです。

写真の男性は、帽子の上から赤いヘッドスカーフを巻いたスタイルを披露しました。夏の野外フェスでは横からの日射しをブロックし、熱中症防止の面でも効果的です。一方、秋冬のイベントでは冷たい風を防ぐ防寒対策としても活躍。帽子のテイストとあえてずらすことで、こなれたムードを演出しています。サテン系の艶感のあるパンツが、グラマラスなエッセンスを添えたカジュアルルックに仕上げました。

紫外線や防寒対策、ムードづくりなど、メリットの多い“真知子巻き”。スカーフ次第で自在にイメージを操れるのが魅力です。季節によってカラーを変えながら、頭からコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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「イッセイ」は“ビットレベルの布”、「アクネ」は親密なセラミックを展示 パリの“アート・ウイーク”現地レポートVol.3

ここ数年、パリは10月初旬のファッション・ウイーク閉幕の数週間後に開かれるアートフェアも“アート・ウイーク”として盛り上がる。世界の美術界の注目を集める濃密な一週間の契機となったのは、22年に始まったアートバーゼル・パリ(Art Basel Paris)。以前のパリの主要現代アートフェアはFIAC(Foire Internationale d’Art Contemporain)が中心だったが、アートバーゼルがFIACを引き継ぐ形となった。この記事では、アートバーゼル・パリの公式プログラムに参加した「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と「ミュウミュウ(MIU MIU)」、独自イベントを開催した「ディオール(DIOR)」「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」「アクネ ペーパー(ACNE PAPER)」「エルメス(HERMES)」傘下の「ピュイフォルカ(PUIFORCAT)」など、“アート・ウイーク”を彩ったイベントを現地からレポートする。

>パリに超富裕層と美術関係者が大集結、「ルイ・ヴィトン」は村上隆とコラボ “アート・ウイーク”現地レポートVol.1

>「ミュウミュウ」は体験するアート、「ディオール」は名作バッグを作家たちが再構築 パリの“アート・ウイーク”現地レポートVol.2

「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」と
「ユージーン・スタジオ」の新プロジェクト始動

高機能素材と独自の布作りの哲学を掲げる「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」は、現代美術家・寒川裕人率いる「ユージーン・スタジオ(Eugene Studio)」とのコラボレーションによる特別展示“タイプXIV ユージーン・スタジオ・プロジェクト(TYPE-XIV Eugene Studio project)”をマレ地区の会場で行った。

「ユージーン・スタジオ」は、平面作品から大型インスタレーション、彫刻、映像に至るまで、ジャンルを横断した表現を行うアーティスト集団。作品は美術史や哲学に根ざした深い思索と、現代的で研ぎ澄まされた美意識が響き合い、抽象性を帯びながらも感覚に鋭く訴えかける力を持つことで知られる。国内外の美術館や国際的な展示で高く評価され、作品は光や時間、物質の痕跡を通して新しい表現を追求している。

本展示は、寒川の代表作“ライト・アンド・シャドウ・インサイド・ミー(Light and shadow inside me)”シリーズを起点に、光と影、紙と布という二つの要素の相互作用を通して、新たな表現の可能性を探求するものだ。緑色の作品は、インクを塗った水彩紙を折り、多角柱状にして太陽光にさらすことで色の退化を表現。白黒の作品は、暗室内で折りたたんだ銀塩印画紙を一つの光源で感光させるフォトグラム技法で制作し、光と影が紙に生む痕跡を視覚化している。「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」は、このプロセスを布に応用し、織物の最小単位であるタテ糸とヨコ糸の関係を軸に、白と黒の二色のみでグラデーション表現を実現。光に応答する銀塩粒子の特性を織物の糸に重ね合わせ、“ビットレベルの布”とも呼べるテキスタイルを完成させた。

展示空間のデザインは、パリを拠点とする建築家・田根剛が担当。布を空間を横断するように配置し、光と影、平面と立体が静かに呼応する。さらに来場者は、展示ガイドツアーやワークショップを通じて、寒川と「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」の宮前義之デザイナーが提案する創作プロセスを体感できる。宮前デザイナーは、「布の最小単位から表現を立ち上げることで、光と影の階調を衣服の言語に翻訳する挑戦となった」とコメントを寄せている。

今回のプロジェクトは、写真でも絵画でも立体でもない、新たな表現の可能性を探究する取り組みであり、アートとファッションが交差する独自の実験的空間として注目される。また、本作はイベント開催時期にパリをはじめとした一部の「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」旗艦店で販売。日本では11月15日から「イッセイ ミヤケ」と「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」の一部店舗で取り扱われる予定だ。

「アクネ ペーパー」の常設ギャラリーで
セラミック作品の展覧会がスタート

「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」が今夏にオープンした常設ギャラリー「アクネ ペーパー パレ・ロワイヤル(Acne Paper Palais Royal)」で、新たな展覧会が始まった。本展は、ニューヨークを拠点とするアーティスト、ピーター・シュレシンジャー(Peter Schlesinger)によるセラミック作品に焦点を当てたもの。彼は、70年代のロンドン・アートシーンを代表する存在であり、写真や絵画、彫刻と幅広い表現を通じて、人間と自然の関係性を探求してきた。本展では、これまでの巨大な作品とは異なり、より親密なスケールの8点を並べる。

木々や植物、人の姿をテーマにした作品群は、粘土という素材を通じて生命の静かな循環や成長の記憶を映し出す。“木を剪定する男(Man Pruning Tree)”や“枝分かれした木を持つ男(Man with Forked Tree)”といったタイトルに象徴されるよう、人と自然の関わりは儀式的な静けさをもって表現。“小さな木立(Small Grove)”や“三本の糸杉(Three Cypress)”では、風景が彫刻的な抽象へと凝縮されている。釉薬をかけたストーンウエアの質感は、触れることを誘うような温かみを持ち、抑制された詩情が漂う。

本展は、15年に「アクネ ストゥディオズ」ニューヨーク旗艦店で開催した“ピーター・シュレシンジャー・スカルプチャー(Peter Schlesinger Sculpture)”展から10年を記念するもの。当時はシュレシンジャーの長年のパートナーである写真家エリック・ボーマン(Eric Boman)が撮影したモノグラフを刊行し、今回はピューリッツァー賞作家マーク・スティーヴンス(Mark Stevens)による序文を新たに加えた新装改訂版を発表した。「アクネ ペーパー」の常設ギャラリーは、アートや出版を通じた文化交流のハブとして現代作家の作品を紹介しつつ、来場者に新しい視点を提供する場として機能し始めている。

「エルメス」傘下の高級銀器メゾン
「ピュイフォルカ」の新作発表イベント

プラチナと銀細工の伝統を受け継ぐ高級シルバーウエアブランド「ピュイフォルカ(PUIFORCAT)」は、新作コレクション、“シルバーセット 2025(Silver Set 2025)”の発表イベントをパリ本店で開催した。同ブランドは1820年にパリで創業された老舗メゾンで、特にアール・デコ様式の卓越したデザインで知られる。1993年に「エルメス」グループに統合され、現在もパリの工房で伝統的な技術を継承しながら、家庭用から王室、高級レストラン向けまで幅広い製品を提供する。

本コレクションでは、ターナー賞受賞のイギリス人彫刻家・版画家レイチェル・ホワイトリード(Rachel Whiteread)がクリエーションを担当。今回彼女が用いたのは、物の形そのものではなく、空間や欠けた部分を通して存在感や記憶を表現する手法だ。段ボールという素材を出発点に、ピッチャーやタンブラー、トレイ、ナプキンリングの形に巻き上げ、折りたたむことでその用途を逆転させた後、「ピュイフォルカ」の職人たちによってスターリングシルバーに置き換えられた。銀の硬質さと段ボールの脆さや使用痕が同時に表現され、素材の特性や経年変化の痕跡までもが精緻に再現されている。

コンピュータ制御の最新加工技術と職人の手仕事を組み合わせ、細部の不規則性や微細な使用痕まで丁寧に写し取っている。トレイの表面にはグラスを置いた跡がわずかに残り、日常の痕跡を讃えるディテールが施された。このコラボレーションは、ブランドの伝統と現代アートの対話を示す取り組みとして位置付け、アートバーゼル・パリ会期中には、来場者が制作過程や素材の質感を間近で体感できる展示も実施した。

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アントワープ・シックスの一員、マリナ・イーが死去 がんとの闘病の末に67歳で

「アントワープ・シックス(アントワープの6人)」の一員としても知られるベルギー人デザイナーのマリナ・イー(Marina Yee)が11月1日、がんとの闘病の末に死去した。享年67。アントワープにあるモード博物館MoMuが発表した。

2026年3月から「アントワープ・シックス」の展覧会を開催する同館のカート・デボー(Kaat Debo)館長は、「彼女はベルギーファッションにおける類まれな本物であり、その作品は誠実で詩的、そして常に人と素材への敬意に根差したものだった」とコメント。「ファッションが単なるトレンドを超え、内省や思いやり、つながりの手段となり得ることを教えてくれた。彼女のレガシーはMoMuをはじめ、広く受け継がれていくだろう」と続けた。

イーは1958年アントワープ生まれ。アントワープ王立芸術アカデミーでアン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)やドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)と共に学んだ。86年にはロンドンの「ブリティッシュ・デザイナー・ショー(British Designer Show)」に彼らと一緒に参加し、「アントワープ・シックス」として才能を世界にしらしめた。

「グルーノ&シャルダン(GRUNO & CHARDIN)や「バセッティ(BASSETTI)」で経験を積んだ彼女は、86年に自身のブランド「マリー(MARIE)」を設立。90年以降はファッションの表舞台からは離れ、舞台衣装やインテリア、アートなどさまざまな分野で活動。教育にも携わった。その後、2016年に日本のライラ トウキョウ(LAILA TOKIO)とビンテージウエアを再構築した小規模なコレクション「エムワイ・プロジェクト(M.Y.PROJECT)」を立ち上げて復帰。22年の正式な再始動後は、米ニューヨークとロサンゼルスのドーバー ストリート マーケット(Dover Street Market)やカナダのエッセンス(Ssense)、中国・北京のSKPなど世界40店舗以上で取り扱われていた。24年には「ベルジャン・ファッション・アワード(Belgian Fashion Awards)」で審査員賞を受賞した。

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アントワープ・シックスの一員、マリナ・イーが死去 がんとの闘病の末に67歳で

「アントワープ・シックス(アントワープの6人)」の一員としても知られるベルギー人デザイナーのマリナ・イー(Marina Yee)が11月1日、がんとの闘病の末に死去した。享年67。アントワープにあるモード博物館MoMuが発表した。

2026年3月から「アントワープ・シックス」の展覧会を開催する同館のカート・デボー(Kaat Debo)館長は、「彼女はベルギーファッションにおける類まれな本物であり、その作品は誠実で詩的、そして常に人と素材への敬意に根差したものだった」とコメント。「ファッションが単なるトレンドを超え、内省や思いやり、つながりの手段となり得ることを教えてくれた。彼女のレガシーはMoMuをはじめ、広く受け継がれていくだろう」と続けた。

イーは1958年アントワープ生まれ。アントワープ王立芸術アカデミーでアン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)やドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)と共に学んだ。86年にはロンドンの「ブリティッシュ・デザイナー・ショー(British Designer Show)」に彼らと一緒に参加し、「アントワープ・シックス」として才能を世界にしらしめた。

「グルーノ&シャルダン(GRUNO & CHARDIN)や「バセッティ(BASSETTI)」で経験を積んだ彼女は、86年に自身のブランド「マリー(MARIE)」を設立。90年以降はファッションの表舞台からは離れ、舞台衣装やインテリア、アートなどさまざまな分野で活動。教育にも携わった。その後、2016年に日本のライラ トウキョウ(LAILA TOKIO)とビンテージウエアを再構築した小規模なコレクション「エムワイ・プロジェクト(M.Y.PROJECT)」を立ち上げて復帰。22年の正式な再始動後は、米ニューヨークとロサンゼルスのドーバー ストリート マーケット(Dover Street Market)やカナダのエッセンス(Ssense)、中国・北京のSKPなど世界40店舗以上で取り扱われていた。24年には「ベルジャン・ファッション・アワード(Belgian Fashion Awards)」で審査員賞を受賞した。

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