ナイキ、Syre と複数年契約 テキスタイル to テキスタイルの循環型ポリエステルを導入へ

循環型ポリエステルの製造を手がけるスウェーデン発のテキスタイルリサイクル企業 サイア(Syre) は、米スポーツブランド ナイキ(NIKE) と複数年契約を締結したと発表した。同社は、使用済み繊維を原料に再び繊維を製造する「テキスタイル to テキスタイル」リサイクルの事業化を進めている。

今回の協業では、サイアが製造する循環型ポリエステルを、ナイキの主要パフォーマンス製品に段階的に組み込む計画で、最初の製品は数年内の市場投入を見込む。サイアはナイキにとって、テキスタイル由来の再生ポリエステルの主要サプライヤーとなる。

ナイキのシトラ・ムザファロヴァ バイスプレジデントは、「素材調達方法における変化の一つ」と述べ、テキスタイルリサイクル素材の活用を拡大する方針を示した。

サイアのデニス・ノベリウスCEO(最高経営責任者)は、ナイキとの長期契約により、循環型ポリエステルの供給体制を拡大する意向を示している。同社は現在、世界各地でリサイクル工場の開設計画を進めており、最初の大規模拠点は2027年にベトナムで着工予定。

サイアは、既に H&Mグループ 、ギャップ(GAP)、フーディニ・スポーツウェア、ターゲットなどと協働しており、ナイキの参画により顧客基盤が広がることになる。また、両社は、使用済み繊維を次世代の製品原料へ転換するクローズドループ型サプライチェーンの構築を目指しており、今回の契約はその拡大を後押しする形となる。

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ナイキ、Syre と複数年契約 テキスタイル to テキスタイルの循環型ポリエステルを導入へ

循環型ポリエステルの製造を手がけるスウェーデン発のテキスタイルリサイクル企業 サイア(Syre) は、米スポーツブランド ナイキ(NIKE) と複数年契約を締結したと発表した。同社は、使用済み繊維を原料に再び繊維を製造する「テキスタイル to テキスタイル」リサイクルの事業化を進めている。

今回の協業では、サイアが製造する循環型ポリエステルを、ナイキの主要パフォーマンス製品に段階的に組み込む計画で、最初の製品は数年内の市場投入を見込む。サイアはナイキにとって、テキスタイル由来の再生ポリエステルの主要サプライヤーとなる。

ナイキのシトラ・ムザファロヴァ バイスプレジデントは、「素材調達方法における変化の一つ」と述べ、テキスタイルリサイクル素材の活用を拡大する方針を示した。

サイアのデニス・ノベリウスCEO(最高経営責任者)は、ナイキとの長期契約により、循環型ポリエステルの供給体制を拡大する意向を示している。同社は現在、世界各地でリサイクル工場の開設計画を進めており、最初の大規模拠点は2027年にベトナムで着工予定。

サイアは、既に H&Mグループ 、ギャップ(GAP)、フーディニ・スポーツウェア、ターゲットなどと協働しており、ナイキの参画により顧客基盤が広がることになる。また、両社は、使用済み繊維を次世代の製品原料へ転換するクローズドループ型サプライチェーンの構築を目指しており、今回の契約はその拡大を後押しする形となる。

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「ニールズヤードレメディーズ」から限定パルファンセット ネロリなど3つの香りをラインアップ

「ニールズヤードレメディーズ(NEAL'S YARD REMEDIES)」は12月3日、3つの香りのオードパルファンをセットした“フレグランス コレクション”(1万7600 円)を数量限定で発売する。

同製品は、8mLサイズのオードパルファン3種を組み合わせたフレグランスセット。香りは、定番の“フランキンセンス”に加え、限定発売で人気を博した“ローズ”、ブランド初となる“ネロリ”をラインアップする。フランキンセンスはシトラスやパチュリ、ベチバーを、ローズはナツメグやシナモン、サンダルウッドを、ネロリはベルガモットやオレンジをそれぞれブレンドした。99.9%自然由来成分で、穏やかに変化する精油の香りを楽しむことができる。なお、ローズは処方を変更し、新しい香りにアップデートした。

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「ニールズヤードレメディーズ(NEAL'S YARD REMEDIES)」は12月3日、3つの香りのオードパルファンをセットした“フレグランス コレクション”(1万7600 円)を数量限定で発売する。

同製品は、8mLサイズのオードパルファン3種を組み合わせたフレグランスセット。香りは、定番の“フランキンセンス”に加え、限定発売で人気を博した“ローズ”、ブランド初となる“ネロリ”をラインアップする。フランキンセンスはシトラスやパチュリ、ベチバーを、ローズはナツメグやシナモン、サンダルウッドを、ネロリはベルガモットやオレンジをそれぞれブレンドした。99.9%自然由来成分で、穏やかに変化する精油の香りを楽しむことができる。なお、ローズは処方を変更し、新しい香りにアップデートした。

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「ルイ・ヴィトン」の会長兼CEO、LVMHファッショングループのトップも兼任へ

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は12月2日、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ会長兼最高経営責任者(CEO)が退任することを発表した。後任として、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)会長兼CEOが2026年1月1日付で就任。現在の役職と兼任する。

LVMHファッショングループは、「セリーヌ(CELINE)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」「ロエベ(LOEWE)」「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」「ケンゾー(KENZO)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「パトゥ(PATOU)」などのブランドを擁している。

ベルナール・アルノーLVMH会長兼CEOのコメント

ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOは、「30年以上にわたり、あらゆる状況の中で確固たる意志と高い能力、そして忠誠心を持って私のそばにいてくれたシドニーに心から感謝する」と語った。なお、トレダノLVMHファッショングループ会長兼CEOは、24年2月にアルノー会長兼CEOの相談役に就任しているが、それは引き続き務めるという。

アルノー会長兼CEOはまた、「ディオールやルイ・ヴィトンを成功裏に率いてきたピエトロが、LVMHファッショングループが擁するブランドについても、その豊かな専門知識を生かして統括してくれることをうれしく思う。彼はユニークな才能と無限のエネルギーを持つ、素晴らしいリーダーだ。才能ある人物を集めることに長けており、彼らをメゾンの未来のために育成してくれるだろう」と述べた。

トレダノ相談役とベッカーリ会長兼CEOの経歴

トレダノ相談役は、1994年にレザーグッズ部門のディレクターとしてクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)に入社し、98年に同社の会長兼CEOに就任した。アルノー一族の持株会社クリスチャン ディオールSE(CHRISTIAN DIOR SE)で複数の要職を経て、2018年にLVMHファッショングループの会長兼CEOに就任。24年2月にアルノー会長の相談役に就いたことに伴い、後任には同じくLVMHの重鎮マイケル・バーク(Michael Burke)=アルノー会長相談役(当時)が就任した。しかし、同氏が25年7月にLVMHアメリカの会長兼CEOに就任したことを受け、再びトレダノ相談役がLVMHファッショングループのトップを務めていた。

ベッカーリ=ルイ・ヴィトン会長兼CEOは、プロサッカー選手として活動後、消費財大手レキットベンキーザーで国際マーケティングのキャリアをスタート。ドイツのヘンケルなどを経て、06年にルイ・ヴィトンに入社した。最終的にはエグゼクティブ・バイスプレジデントを務め、12年にフェンディの会長兼CEOに就任。18年2月にクリスチャン・ディオール クチュールの会長兼CEOに就任し、23年2月から現職。

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「ルイ・ヴィトン」の会長兼CEO、LVMHファッショングループのトップも兼任へ

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は12月2日、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ会長兼最高経営責任者(CEO)が退任することを発表した。後任として、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)会長兼CEOが2026年1月1日付で就任。現在の役職と兼任する。

LVMHファッショングループは、「セリーヌ(CELINE)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」「ロエベ(LOEWE)」「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」「ケンゾー(KENZO)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「パトゥ(PATOU)」などのブランドを擁している。

ベルナール・アルノーLVMH会長兼CEOのコメント

ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOは、「30年以上にわたり、あらゆる状況の中で確固たる意志と高い能力、そして忠誠心を持って私のそばにいてくれたシドニーに心から感謝する」と語った。なお、トレダノLVMHファッショングループ会長兼CEOは、24年2月にアルノー会長兼CEOの相談役に就任しているが、それは引き続き務めるという。

アルノー会長兼CEOはまた、「ディオールやルイ・ヴィトンを成功裏に率いてきたピエトロが、LVMHファッショングループが擁するブランドについても、その豊かな専門知識を生かして統括してくれることをうれしく思う。彼はユニークな才能と無限のエネルギーを持つ、素晴らしいリーダーだ。才能ある人物を集めることに長けており、彼らをメゾンの未来のために育成してくれるだろう」と述べた。

トレダノ相談役とベッカーリ会長兼CEOの経歴

トレダノ相談役は、1994年にレザーグッズ部門のディレクターとしてクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)に入社し、98年に同社の会長兼CEOに就任した。アルノー一族の持株会社クリスチャン ディオールSE(CHRISTIAN DIOR SE)で複数の要職を経て、2018年にLVMHファッショングループの会長兼CEOに就任。24年2月にアルノー会長の相談役に就いたことに伴い、後任には同じくLVMHの重鎮マイケル・バーク(Michael Burke)=アルノー会長相談役(当時)が就任した。しかし、同氏が25年7月にLVMHアメリカの会長兼CEOに就任したことを受け、再びトレダノ相談役がLVMHファッショングループのトップを務めていた。

ベッカーリ=ルイ・ヴィトン会長兼CEOは、プロサッカー選手として活動後、消費財大手レキットベンキーザーで国際マーケティングのキャリアをスタート。ドイツのヘンケルなどを経て、06年にルイ・ヴィトンに入社した。最終的にはエグゼクティブ・バイスプレジデントを務め、12年にフェンディの会長兼CEOに就任。18年2月にクリスチャン・ディオール クチュールの会長兼CEOに就任し、23年2月から現職。

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「ビオトープ」と「コンバース」の別注企画 新作は “ジャックパーセル 1935”初のスリップオンを発売

「ビオトープ(BIOTOP)」は、「コンバース(CONVERSE)」との別注企画「コンバース フォー ビオトープ」の新作スニーカー“ジャックパーセル 1935 スリップオン / BT”(2万3100円)を12月26日に発売する。発売に先立ち、12月5日から「ビオトープ オンライン」で予約を受け付ける。

今回の別注モデルは、“ジャックパーセル 1935”初となるスリップオン。アナトミカルラストや13ミリのPUウェッジヒール、踏まずのアーチを支えるファイバーシャンク、さらに高い通気性の「Ortholite(オーソライト)」インソールなど、同シリーズの機能性はそのまま踏襲し、快適な履き心地と歩行性能を兼ね備える。

デザイン面では、上質なスムースレザーのアッパーを採用し、ゴアやライニング、アイコンである“スマイル”をブラックで統一。ミニマルかつ上品な佇まいに仕上がった。インソールには「ジャックパーセル 1935」と「ビオトープ」のロゴをプリントし、別注ならではのディテールを加えた。サイズは23.0〜29.0cmを展開し、「ビオトープ」白金台、大阪、福岡、神戸、オンラインストア、アダム エ ロペ全店で販売する。

アイテム画像

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「ビオトープ」と「コンバース」の別注企画 新作は “ジャックパーセル 1935”初のスリップオンを発売

「ビオトープ(BIOTOP)」は、「コンバース(CONVERSE)」との別注企画「コンバース フォー ビオトープ」の新作スニーカー“ジャックパーセル 1935 スリップオン / BT”(2万3100円)を12月26日に発売する。発売に先立ち、12月5日から「ビオトープ オンライン」で予約を受け付ける。

今回の別注モデルは、“ジャックパーセル 1935”初となるスリップオン。アナトミカルラストや13ミリのPUウェッジヒール、踏まずのアーチを支えるファイバーシャンク、さらに高い通気性の「Ortholite(オーソライト)」インソールなど、同シリーズの機能性はそのまま踏襲し、快適な履き心地と歩行性能を兼ね備える。

デザイン面では、上質なスムースレザーのアッパーを採用し、ゴアやライニング、アイコンである“スマイル”をブラックで統一。ミニマルかつ上品な佇まいに仕上がった。インソールには「ジャックパーセル 1935」と「ビオトープ」のロゴをプリントし、別注ならではのディテールを加えた。サイズは23.0〜29.0cmを展開し、「ビオトープ」白金台、大阪、福岡、神戸、オンラインストア、アダム エ ロペ全店で販売する。

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ジャーナル スタンダード レリュームが「リーバイス」に別注した4型のジャケットが発売

ベイクルーズが運営するジャーナル スタンダード レリューム(JOURNAL STANDARD RELUME)はこのほど、「リーバイス(LEVI’S)」との別注コレクションを発表した。第1弾のスウェードトラッカージャケットを12月26日を発売し、第2弾のリジットデニム3型を各店舗の初売りにあわせて順次販売する。ベイクルーズの公式オンラインストアとジャーナル スタンダード レリュームの全店舗で取り扱うが、現在公式サイトでは予約販売を受け付け中だ。

どれも名作を現代に再構築した仕上がりに

第1弾のスウェードトラッカージャケットは、“タイプ 1”の原型には存在しないブラックのスエードレザーを素材に採用し、Tバック仕様の一枚仕立てになっている。第2弾のリジットデニム3型は、“タイプ 1”と“タイプ 2”、“タイプ 3”をラインアップし、どれもフロント周りのみイエローステッチ仕様で、その他をオレンジステッチで配色。また、“タイプ 1”はフラップなしの大戦モデルの意匠をベースに、ボタン位置やステッチずらすなど当時の特徴を融合したほか、“タイプ 2”は袖にリベットを追加し、“タイプ 3”は1960~70年代のタイトな身幅と長めの着丈を踏襲するなど、名作を現代に再構築した仕上がりだ。価格は、第1弾のスウェードトラッカージャケットが7万4800円、第2弾の“タイプ 1”と“タイプ 2”が2万3100円、“タイプ 3”が2万900円だ。

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ジャーナル スタンダード レリュームが「リーバイス」に別注した4型のジャケットが発売

ベイクルーズが運営するジャーナル スタンダード レリューム(JOURNAL STANDARD RELUME)はこのほど、「リーバイス(LEVI’S)」との別注コレクションを発表した。第1弾のスウェードトラッカージャケットを12月26日を発売し、第2弾のリジットデニム3型を各店舗の初売りにあわせて順次販売する。ベイクルーズの公式オンラインストアとジャーナル スタンダード レリュームの全店舗で取り扱うが、現在公式サイトでは予約販売を受け付け中だ。

どれも名作を現代に再構築した仕上がりに

第1弾のスウェードトラッカージャケットは、“タイプ 1”の原型には存在しないブラックのスエードレザーを素材に採用し、Tバック仕様の一枚仕立てになっている。第2弾のリジットデニム3型は、“タイプ 1”と“タイプ 2”、“タイプ 3”をラインアップし、どれもフロント周りのみイエローステッチ仕様で、その他をオレンジステッチで配色。また、“タイプ 1”はフラップなしの大戦モデルの意匠をベースに、ボタン位置やステッチずらすなど当時の特徴を融合したほか、“タイプ 2”は袖にリベットを追加し、“タイプ 3”は1960~70年代のタイトな身幅と長めの着丈を踏襲するなど、名作を現代に再構築した仕上がりだ。価格は、第1弾のスウェードトラッカージャケットが7万4800円、第2弾の“タイプ 1”と“タイプ 2”が2万3100円、“タイプ 3”が2万900円だ。

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「ダルバ」がKoki,起用のラッピングタクシーを都内で運行 乗車客に製品サンプルを配布

韓国発のプレミアムビーガンビューティーブランド「ダルバ(D'ALBA)」は、ブランドアンバサダーを務める俳優でモデルのKoki,を起用したラッピングタクシーを12月2日から2026年1月2日まで都内で運行する。タクシーの車体にはKoki,のビジュアルと「ダルバ」のブランドロゴを装飾。乗車した客にはベストセラー製品“ホワイトトリュフファーストスプレーセラム”のサンプルを配布する。

また、原宿エリアでは巨大シート広告のURAHARA WILD POSTINGやKoki,のビジュアルでラッピングしたアドトラック、ビジュアルムービーの放映など、屋外広告を大規模に展開。ポスターやビジュアル、世界観を連動させた体験型コミュニケーションを行う。

イタリア産ホワイトトリュフからインスピレーションを得て誕生した「ダルバ」は、自然由来成分をベースに、イタリアのビーガン認証や低刺激テストをクリアした高品質な製品を展開。今年10月にKoki,とのアンバサダー契約を発表していた。

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「ダルバ」がKoki,起用のラッピングタクシーを都内で運行 乗車客に製品サンプルを配布

韓国発のプレミアムビーガンビューティーブランド「ダルバ(D'ALBA)」は、ブランドアンバサダーを務める俳優でモデルのKoki,を起用したラッピングタクシーを12月2日から2026年1月2日まで都内で運行する。タクシーの車体にはKoki,のビジュアルと「ダルバ」のブランドロゴを装飾。乗車した客にはベストセラー製品“ホワイトトリュフファーストスプレーセラム”のサンプルを配布する。

また、原宿エリアでは巨大シート広告のURAHARA WILD POSTINGやKoki,のビジュアルでラッピングしたアドトラック、ビジュアルムービーの放映など、屋外広告を大規模に展開。ポスターやビジュアル、世界観を連動させた体験型コミュニケーションを行う。

イタリア産ホワイトトリュフからインスピレーションを得て誕生した「ダルバ」は、自然由来成分をベースに、イタリアのビーガン認証や低刺激テストをクリアした高品質な製品を展開。今年10月にKoki,とのアンバサダー契約を発表していた。

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「シャネル」の期間限定ポップアップは“星空”がテーマ すでに完売している製品を購入できるチャンスも!

「シャネル(CHANEL)」は12月3〜16日、東京・原宿で期間限定のスペシャルイベント「CHANEL WINTER CONSTELLATION - シャネルの星空」を開催する。会場内のギフトショップでは、店舗で完売している製品も限定で再販する。

エントランスから延びるリボンロードでは、「シャネル」のフレグランス&ビューティおよびウォッチ&ファイン ジュエリーの アンバサダーを務める俳優・宮沢氷魚のナレーションで5つの魔法のシンボルを紹介する。自分の力を信じて力強く進む“ライオン”、どんな環境でも個性を花咲かせる“カメリア”、成功や豊かさを願う“麦の穂”、自分が持つ自然な美しさ(アリュール)をたたえる“パール”、そして新しいことに挑戦するときに希望を与えてくれる“コメット”。それぞれの意味やメゾンとのつながりを聞きながら、自分に相応しいシンボルを選ぶことができる。

リボンロードの先にある最初のフォトスポットには、同ブランドを代表する香水“シャネル N゜5”のボトルと共にアイコニックなギフトボックスなどを飾った。次に広がるのは、「シャネルの星空」へと旅立つ4D体験空間。左右の壁と床にLEDスクリーンを設置し、ゲストの一人一人が大きなギフトボックスに腰掛けると特別な旅が始まる。夜のフレンチガーデンから街を通り、雲を抜けて、「シャネルの星空」へ。感覚を刺激し、まるで本当にその場にいるような没入体験を届ける。

最後に辿り着くのは、5つのシンボルを散りばめたフレンチガーデン。ガーデンの中心にあるギフトショップでは、ブランドが厳選したギフト製品を取り扱う。“ホリデー 2025 フレグランス&メークアップ コレクション”や“レ ヌフ オンブル コメット”(全3種、各2万2000円)、“シャネル N゜5 オードゥ パルファム パース スプレイ コメット”(7mL×3本、2万6400円)などをそろえ、店舗で完売している製品もイベント限定で再販する。また、有料のギフトラッピングを3種サイズ違い(165〜385円)で用意。チャームのデザインは2種から選ぶことができる。

■CHANEL WINTER CONSTELLATION - シャネルの星空
日程:12月3~16日
時間:10:00〜21:00(最終入場20:00)
場所:ヨドバシJ6ビルディング
住所:東京都渋谷区神宮前6-35-6
料金:無料(※完全予約制、応募者多数の場合は抽選)
※予約の受付はすでに終了しているが、キャンセルが発生した場合は当日会場のスタッフに確認することで参加できる可能性も。

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「シャネル」の期間限定ポップアップは“星空”がテーマ すでに完売している製品を購入できるチャンスも!

「シャネル(CHANEL)」は12月3〜16日、東京・原宿で期間限定のスペシャルイベント「CHANEL WINTER CONSTELLATION - シャネルの星空」を開催する。会場内のギフトショップでは、店舗で完売している製品も限定で再販する。

エントランスから延びるリボンロードでは、「シャネル」のフレグランス&ビューティおよびウォッチ&ファイン ジュエリーの アンバサダーを務める俳優・宮沢氷魚のナレーションで5つの魔法のシンボルを紹介する。自分の力を信じて力強く進む“ライオン”、どんな環境でも個性を花咲かせる“カメリア”、成功や豊かさを願う“麦の穂”、自分が持つ自然な美しさ(アリュール)をたたえる“パール”、そして新しいことに挑戦するときに希望を与えてくれる“コメット”。それぞれの意味やメゾンとのつながりを聞きながら、自分に相応しいシンボルを選ぶことができる。

リボンロードの先にある最初のフォトスポットには、同ブランドを代表する香水“シャネル N゜5”のボトルと共にアイコニックなギフトボックスなどを飾った。次に広がるのは、「シャネルの星空」へと旅立つ4D体験空間。左右の壁と床にLEDスクリーンを設置し、ゲストの一人一人が大きなギフトボックスに腰掛けると特別な旅が始まる。夜のフレンチガーデンから街を通り、雲を抜けて、「シャネルの星空」へ。感覚を刺激し、まるで本当にその場にいるような没入体験を届ける。

最後に辿り着くのは、5つのシンボルを散りばめたフレンチガーデン。ガーデンの中心にあるギフトショップでは、ブランドが厳選したギフト製品を取り扱う。“ホリデー 2025 フレグランス&メークアップ コレクション”や“レ ヌフ オンブル コメット”(全3種、各2万2000円)、“シャネル N゜5 オードゥ パルファム パース スプレイ コメット”(7mL×3本、2万6400円)などをそろえ、店舗で完売している製品もイベント限定で再販する。また、有料のギフトラッピングを3種サイズ違い(165〜385円)で用意。チャームのデザインは2種から選ぶことができる。

■CHANEL WINTER CONSTELLATION - シャネルの星空
日程:12月3~16日
時間:10:00〜21:00(最終入場20:00)
場所:ヨドバシJ6ビルディング
住所:東京都渋谷区神宮前6-35-6
料金:無料(※完全予約制、応募者多数の場合は抽選)
※予約の受付はすでに終了しているが、キャンセルが発生した場合は当日会場のスタッフに確認することで参加できる可能性も。

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11月の既存店売上高 「ユニクロ」7.6%増、「ユナイテッドアローズ」13.7%増、「無印良品」10.3%減

アパレル・専門店の11月度の既存店売上高(既存店とEC)は、気温低下に伴い、秋冬物の消費が活発で軒並み好調だった。前年同月に比べて2日間多い休日も寄与した。

ファーストリテイリングの国内ユニクロ事業は、前年同月に比べて既存店売上高が7.6%増だった。客数が同2.8%増、客単価が同4.7%増だった。気温の低下で中綿アウター“パフテック”やフリースといった秋冬物がよく売れた。この時期に恒例のセール「感謝祭」も人出に貢献した。

アンドエスティHDの中核会社アダストリアの既存店売上高は同1.2%増だった。ブランドでは「ニコアンド」「レプシィム」「ハレ」「ヘザー」が好調で、ニットや防寒アウターが売れ筋になった。
ユナイテッドアローズの既存店売上高は同13.7%増だった。気温低下でジャケット、パンツが安定的に動いたのに加え、ニット、アウター、マフラーなどの冬物が人気を集めた。
ワークマンの既存店売上高は7.9%増だった。防寒インナーやウォームパンツに加えて、今年秋から本格販売を始めたリカバリーウエアがけん引役を果たした。

良品計画の「無印良品」の既存店売上高は全体で同13.7%減、衣服・雑貨で同10.3%減だった。配送を委託するアスクルのシステム障害で10月19日から公式オンラインストアが停止していることが打撃になった。12月1日から一部で再開しており、今月中旬までに全面的な再開を予定する。

20日締め(10月21日から11月20日)のしまむら(「ファッションセンターしまむら」)は既存店売上高が同16%増だった。インナー商品では、健康意識の高まりを背景にした「活き活きラボ」姿勢サポートブラジャーが継続して売れ筋になった。

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11月の既存店売上高 「ユニクロ」7.6%増、「ユナイテッドアローズ」13.7%増、「無印良品」10.3%減

アパレル・専門店の11月度の既存店売上高(既存店とEC)は、気温低下に伴い、秋冬物の消費が活発で軒並み好調だった。前年同月に比べて2日間多い休日も寄与した。

ファーストリテイリングの国内ユニクロ事業は、前年同月に比べて既存店売上高が7.6%増だった。客数が同2.8%増、客単価が同4.7%増だった。気温の低下で中綿アウター“パフテック”やフリースといった秋冬物がよく売れた。この時期に恒例のセール「感謝祭」も人出に貢献した。

アンドエスティHDの中核会社アダストリアの既存店売上高は同1.2%増だった。ブランドでは「ニコアンド」「レプシィム」「ハレ」「ヘザー」が好調で、ニットや防寒アウターが売れ筋になった。
ユナイテッドアローズの既存店売上高は同13.7%増だった。気温低下でジャケット、パンツが安定的に動いたのに加え、ニット、アウター、マフラーなどの冬物が人気を集めた。
ワークマンの既存店売上高は7.9%増だった。防寒インナーやウォームパンツに加えて、今年秋から本格販売を始めたリカバリーウエアがけん引役を果たした。

良品計画の「無印良品」の既存店売上高は全体で同13.7%減、衣服・雑貨で同10.3%減だった。配送を委託するアスクルのシステム障害で10月19日から公式オンラインストアが停止していることが打撃になった。12月1日から一部で再開しており、今月中旬までに全面的な再開を予定する。

20日締め(10月21日から11月20日)のしまむら(「ファッションセンターしまむら」)は既存店売上高が同16%増だった。インナー商品では、健康意識の高まりを背景にした「活き活きラボ」姿勢サポートブラジャーが継続して売れ筋になった。

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Number_iの神宮寺勇太が「ジバンシイ」ビューティーのホリデーキャンペーンに登場

「ジバンシイ(GIVENCHY)」は12月2日、ビューティアンバサダーを務めるNumber_iの神宮寺勇太を起用したホリデーキャンペーンを公開した。今年のホリデーはブランド創始者のユベール・ド・ジバンシィ(Hubert De Givenchy)を成功へと導いたパリの街が舞台。1959年にジョルジュ・サンク通りに誕生したユベールのクチュールハウス、オテル・パルティキュリエ(Hotel Particulier)をテーマに設定した。公式サイトには特設ページも設け、神宮寺が雪に覆われたミニチュアのオテル・パルティキュリエでアイコニックな“プリズム・リーブル・スキンケアリング・グロウ・クッション”と“ランテルディ ルパルファム”と出合う幻想的なムービーを公開している。

「自分の自信やムードを高めてくれるような大胆さを感じる」

神宮寺は“ランテルディ ルパルファム”について、「自分の自信やムードを高めてくれるような大胆さを感じるところがすごく気に入っていてずっと愛用していますが、今回の“ランテルディ ルパルファム”も、ランテルディの香りの中に、繊細な奥深さを強く感じました」とコメント。さらに、「アーモンドのほろ苦さと、果実の甘酸っぱさが混ざり合って、忘れられないような、印象的な香りだなと思いました。時間が経ってもふと思い出すような、特別な日を演出してくれる香りです」とコメントを寄せた。

ほか、“プリズム・リーブル・スキンケアリング・グロウ・クッション”については、「しっかりカバーして肌を綺麗に見せながらも、心地よさも感じさせてくれる点が、多機能だなと思いました」と評価。また、「メイクアップとしての機能性だけでなく、デザインも素敵なので気分もあがりますよね。ホリデーシーズンのギフトに、男女問わず喜ばれるアイテムだなと思います。もちろん、自分へのご褒美としても」と述べている。

今回の撮影については「12月のホリデーって皆さんにとってもわくわくするシーズンだと思いますが、それを一足先に味わわせてもらい、楽しむことができました」と振り返った。続けて、「ドールハウスの世界観や雪の演出もとても素敵で、ジバンシイの魔法にかかりそうになってしまいました!」と振り返っている。

特設サイト>>

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「キャロリーナ ヘレラ」2026年プレ・スプリング・コレクション

「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」が2026年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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「キャロリーナ ヘレラ」2026年プレ・スプリング・コレクション

「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」が2026年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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【2026年福袋】タリーズコーヒーがトートバッグ付きハッピーバッグを発売 オンライン限定で 全8 種

タリーズコーヒージャパンは12月12日、年末年始に向けた福袋“2026 ハッピー バッグ”を数量限定で発売する。販売場所はタリーズ 公式オンラインストアとタリーズコーヒー 公式楽天市場店で、それぞれ4種類ずつ用意。ハッピーバッグ限定のコーヒーをはじめ、抽出器具、オリジナルのトートバッグやタリーズ手ぬぐいカレンダーなど、自宅でのコーヒータイムを豊かにする製品をそろえたほか、2026年6月10日まで使えるドリンクチケットも組み合わせた。発売は12月12日11時からで、購入は1人1製品につき5個まで。なくなり次第販売を終了する。

「タリーズ 公式オンラインストア」限定セット

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Aセット”(6500円)

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Aセット”(6500円)は、季節を問わず使え収納力が高いブルーグレーのキャンバストートバッグに、爽やかな甘みのコーヒー“ブラジル/イエローブルボン 100%”(粉、140g)や、フローズンドリンク“マンゴータンゴスワークル”の味わいを表現した、タリーズオリジナルのキャラクター、“ベアフル”型のグミなどを詰め合わせた。セットにはこのほか、干支ミニテディ(午年)、シングルサーブ 5種アソート BOX、ドリンクチケット6枚もセットにしている。

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Bセット”(6500円)

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Bセット”(6500円)は2026年の手ぬぐいカレンダーをはじめ、鳥獣戯画の動物たちをデザインしたかや生地ふきん、手軽に本格的な味わいを楽しめるシングルサーブ 5種アソート BOXなどをそろえる。干支ミニテディ(午年)、“ベアフル”オリジナルグミ、カフェオレベース、ロイヤルミルクティーベース、ドリンクチケット6枚も同梱した。

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Cセット”(1万円)

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Cセット”(1万円)は、これから自宅でコーヒーを楽しみたい人におすすめのアイテムをそろえた。ハンドドリップを始めるのにぴったりな円すいタイプの V60 ドリッパーとサーバーのセット、3種類の限定コーヒー豆“グァテマラ ウエウエテナンゴ キュリコ”(豆。140g)、“コスタリカラ グラディオーラ”(豆、140g)、“インドネシア スマトラ リントン”(豆、140g)を組み合わせた。A4サイズが入るリユーザブルペーパーバッグ、定番の“ハウスブレンド”(粉、400g)、ドリンクチケットは12枚封入している。

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Dセット”(1万円)

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Dセット”(1万円)は、コーヒーと実用性の高いアイテムを一度に楽しめる。タリーズオリジナルのキャラクター、“ベアフル”のフェイス型フラップケースやタリーズロゴ入りカップタンブラー、干支ミニテディが入ったかわいらしいセットに、限定コーヒー“ブラジル バウ イエローブルボン 100%”(粉/140g)や“ハウスブレンド”(粉/400g)、シングルサーブ 5種アソート BOX、ドリンクチケット12枚を詰め合わせた。

「タリーズコーヒー 公式楽天市場店」限定セット

“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定 Aセット”(7000円)
“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定Bセット”(7000円)

公式楽天市場店で発売する“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定 Aセット”(7000円)は、普段使いしやすいストライプ柄のスクエアトートバッグがメーン。ポケットサイズのカフェオレベースとロイヤルミルクティーベース、定番のシングルサーブ5種アソート BOX、“ハウスブレンド”(粉、400g)など、手軽にタリーズの本格的な味わいを楽しめる製品をそろえた。干支ミニテディ(午年)とドリンクチケット6枚もセットにした。“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定Bセット”(7000円)は、自宅やオフィスでコーヒーを楽しみながら好みの味わいを見つけられるセット。スクエアトートバッグや干支ミニテディに加え、定番シングルサーブ 5種が入ったアソートBOXを3箱届ける。ドリンクチケットは6枚付く。

“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定Cセット”(7000円)

“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定Cセット”(7000円)には、鳥獣戯画の動物たちがポイントのコンパクトにたためるトートバッグや、2026年の手ぬぐいカレンダーを詰めた。さらに、ポケットサイズのカフェオレベースとロイヤルミルクティーベース、限定コーヒー“ブラジル バウ イエローブルボン 100%”(粉、140g)、シングルサーブ5種アソートBOX、ドリンクチケット6枚を詰め合わせている。

“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定Dセット”(1万8000円)

“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定Dセット”(1万8000円)は、特別なコーヒータイムを演出する上質なセットだ。マイルドな“コスタリカラ グラディオーラ”(豆、140g)と濃厚で力強い“インドネシア スマトラ リントン”(豆、140g)のコーヒー豆に、ペアで楽しめるタリーズのロゴ入り彫刻硝子グラスを組み合わせた。ドリンクチケットは12枚付く。

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【2026年福袋】タリーズコーヒーがトートバッグ付きハッピーバッグを発売 オンライン限定で 全8 種

タリーズコーヒージャパンは12月12日、年末年始に向けた福袋“2026 ハッピー バッグ”を数量限定で発売する。販売場所はタリーズ 公式オンラインストアとタリーズコーヒー 公式楽天市場店で、それぞれ4種類ずつ用意。ハッピーバッグ限定のコーヒーをはじめ、抽出器具、オリジナルのトートバッグやタリーズ手ぬぐいカレンダーなど、自宅でのコーヒータイムを豊かにする製品をそろえたほか、2026年6月10日まで使えるドリンクチケットも組み合わせた。発売は12月12日11時からで、購入は1人1製品につき5個まで。なくなり次第販売を終了する。

「タリーズ 公式オンラインストア」限定セット

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Aセット”(6500円)

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Aセット”(6500円)は、季節を問わず使え収納力が高いブルーグレーのキャンバストートバッグに、爽やかな甘みのコーヒー“ブラジル/イエローブルボン 100%”(粉、140g)や、フローズンドリンク“マンゴータンゴスワークル”の味わいを表現した、タリーズオリジナルのキャラクター、“ベアフル”型のグミなどを詰め合わせた。セットにはこのほか、干支ミニテディ(午年)、シングルサーブ 5種アソート BOX、ドリンクチケット6枚もセットにしている。

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Bセット”(6500円)

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Bセット”(6500円)は2026年の手ぬぐいカレンダーをはじめ、鳥獣戯画の動物たちをデザインしたかや生地ふきん、手軽に本格的な味わいを楽しめるシングルサーブ 5種アソート BOXなどをそろえる。干支ミニテディ(午年)、“ベアフル”オリジナルグミ、カフェオレベース、ロイヤルミルクティーベース、ドリンクチケット6枚も同梱した。

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Cセット”(1万円)

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Cセット”(1万円)は、これから自宅でコーヒーを楽しみたい人におすすめのアイテムをそろえた。ハンドドリップを始めるのにぴったりな円すいタイプの V60 ドリッパーとサーバーのセット、3種類の限定コーヒー豆“グァテマラ ウエウエテナンゴ キュリコ”(豆。140g)、“コスタリカラ グラディオーラ”(豆、140g)、“インドネシア スマトラ リントン”(豆、140g)を組み合わせた。A4サイズが入るリユーザブルペーパーバッグ、定番の“ハウスブレンド”(粉、400g)、ドリンクチケットは12枚封入している。

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Dセット”(1万円)

“2026 ハッピーバッグ オンラインストア限定Dセット”(1万円)は、コーヒーと実用性の高いアイテムを一度に楽しめる。タリーズオリジナルのキャラクター、“ベアフル”のフェイス型フラップケースやタリーズロゴ入りカップタンブラー、干支ミニテディが入ったかわいらしいセットに、限定コーヒー“ブラジル バウ イエローブルボン 100%”(粉/140g)や“ハウスブレンド”(粉/400g)、シングルサーブ 5種アソート BOX、ドリンクチケット12枚を詰め合わせた。

「タリーズコーヒー 公式楽天市場店」限定セット

“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定 Aセット”(7000円)
“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定Bセット”(7000円)

公式楽天市場店で発売する“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定 Aセット”(7000円)は、普段使いしやすいストライプ柄のスクエアトートバッグがメーン。ポケットサイズのカフェオレベースとロイヤルミルクティーベース、定番のシングルサーブ5種アソート BOX、“ハウスブレンド”(粉、400g)など、手軽にタリーズの本格的な味わいを楽しめる製品をそろえた。干支ミニテディ(午年)とドリンクチケット6枚もセットにした。“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定Bセット”(7000円)は、自宅やオフィスでコーヒーを楽しみながら好みの味わいを見つけられるセット。スクエアトートバッグや干支ミニテディに加え、定番シングルサーブ 5種が入ったアソートBOXを3箱届ける。ドリンクチケットは6枚付く。

“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定Cセット”(7000円)

“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定Cセット”(7000円)には、鳥獣戯画の動物たちがポイントのコンパクトにたためるトートバッグや、2026年の手ぬぐいカレンダーを詰めた。さらに、ポケットサイズのカフェオレベースとロイヤルミルクティーベース、限定コーヒー“ブラジル バウ イエローブルボン 100%”(粉、140g)、シングルサーブ5種アソートBOX、ドリンクチケット6枚を詰め合わせている。

“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定Dセット”(1万8000円)

“2026 ハッピーバッグ 楽天市場限定Dセット”(1万8000円)は、特別なコーヒータイムを演出する上質なセットだ。マイルドな“コスタリカラ グラディオーラ”(豆、140g)と濃厚で力強い“インドネシア スマトラ リントン”(豆、140g)のコーヒー豆に、ペアで楽しめるタリーズのロゴ入り彫刻硝子グラスを組み合わせた。ドリンクチケットは12枚付く。

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「資源輸入 → 使い捨て → 再輸入」から脱却せよ NNDが建材循環をテーマにイベント開催 

NewNormDesign(NND)は11月27日、建設・不動産分野のサーキュラーエコノミーをテーマに、イベント「建築資材の選択から循環型社会を実現する未来」を三井物産本店で開催した。同社が手がける循環型建材プラットフォーム「matinno(マティーノ)」の正式発表を前に業界横断の専門家が集い、日本の建材循環が抱える課題と未来像を多角的に探った。

NNDタライエ氏「循環の実装には“マインドセットの転換”が必要」

冒頭、ファラ・タライエNNDファウンダーは、イベントの目的を「マインドセットを変えること」「実務者が経験を共有できる場にすること」「対話から予期せぬ発見を生むこと」と示した。講演を聞くだけでは変化が起きない、その認識のもとワークショップ形式を中心に設計したという。続けて、同ファウンダーは日本の建材循環の現状を分析。建材由来の温室効果ガス排出は全体の約30%を占め、2035年には建材廃棄物が32億トン増えると予測されることや、リサイクルはわずか5%である現状、資材データ整備は国際順位29位、企業間の協働やDX化の指標は59位などと、先進国の中でも最低水準にあることに触れ、「大企業が“自社だけ”で解決しようとしては諦めるサイクルを繰り返したことが、イノベーションを止めてきた」と問題提起した。

続いて登壇した早稲田大学の石田航星准教授は、日本の建設業が抱える根源的な課題として「標準化アレルギー」を挙げた。外装材も天井材も特注が当たり前になっていることで、建材の取り外しや再利用が極めて難しくなっている。特注品が値引きを避ける手段としても活用されてきた背景もあり、循環の阻害要因として構造的に固定化されてきた。「建材・設備は“最後のシェア領域”。社会実装の条件は整った。いまこそ循環型建築を実現する絶好のタイミング」と述べ、2026年から早稲田大学で立ち上がる「サーキュラー不動産コンソーシアム」では実証棟を建て、循環前提の設計モデルを構築する計画を明らかにした。

“経済合理性 × コミュニケーション × 未来視点”が循環実装の鍵

続く鼎談では、米倉誠一郎 一橋大学名誉教授、ファラ ファウンダー、のぞみエナジーの日比保史社ヘッド・オブ・サステナビリティが、循環型建材の実装を進めるためのディスカッションを行った。米倉名誉教授は、循環が進まない最大の理由として「経済合理性の理解不足」を挙げた。新品の建材が未使用のまま廃棄される現状に対し、「壊すビルの資材を近隣へ回すだけで、CO₂も輸送距離もコストも確実に下がる。サステナは“儲かる”からこそ広がる」と強調。循環を進めるには、コスト削減効果と利益配分まで具体的に可視化することが欠かせないと語った。ファラ ファウンダーは、技術以前に「コミュニケーション断絶」こそが循環の障壁だと指摘した。部門間の対話が閉じ、意思決定が遅れることで、建材循環は進まない。「日本には“もったいない”という最強のサステナ文化があるのに、それが活かされていない」と話し、スタートアップと大企業の“速度差”を埋める必要性にも触れた。日比氏は、建築の専門家が素材そのものには精通している一方で、CO₂フットプリントや輸送距離といった環境負荷を瞬時に判断する文化がまだ弱いと指摘し、「未来視点の欠如」が循環の実装を遅らせていると述べた。

これらのトークを経て、第2部では、参加者がグループに分かれ、建築資材の循環に向けた課題と解決アクションを導き出すワークショップを実施した。建設業に関わる多様な立場の参加者が、具体的な課題に対して意見を交わし、協働の可能性を探った。

「matinno」は、NNDが展開するサステナブルな建築資材のためのプラットフォームだ。ファラ ファウンダーはイベントの中で、本プラットフォームを生かし、大阪万博パビリオン3棟で発生した5トンの資材を協力会社とともに1週間以内にリサイクルにつなげた実績を紹介。資材情報のアップロードからマッチング、再利用先の可視化、解体前のAI予測までを一気通貫で担うかなど、“どこに何があり、どこへ流せるか”をDXで示すことで、日本が長年抱えてきた「資源輸入 → 使い捨て → 再輸入」という非循環型の構造を変える起点としたいビジョンを示した。

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「資源輸入 → 使い捨て → 再輸入」から脱却せよ NNDが建材循環をテーマにイベント開催 

NewNormDesign(NND)は11月27日、建設・不動産分野のサーキュラーエコノミーをテーマに、イベント「建築資材の選択から循環型社会を実現する未来」を三井物産本店で開催した。同社が手がける循環型建材プラットフォーム「matinno(マティーノ)」の正式発表を前に業界横断の専門家が集い、日本の建材循環が抱える課題と未来像を多角的に探った。

NNDタライエ氏「循環の実装には“マインドセットの転換”が必要」

冒頭、ファラ・タライエNNDファウンダーは、イベントの目的を「マインドセットを変えること」「実務者が経験を共有できる場にすること」「対話から予期せぬ発見を生むこと」と示した。講演を聞くだけでは変化が起きない、その認識のもとワークショップ形式を中心に設計したという。続けて、同ファウンダーは日本の建材循環の現状を分析。建材由来の温室効果ガス排出は全体の約30%を占め、2035年には建材廃棄物が32億トン増えると予測されることや、リサイクルはわずか5%である現状、資材データ整備は国際順位29位、企業間の協働やDX化の指標は59位などと、先進国の中でも最低水準にあることに触れ、「大企業が“自社だけ”で解決しようとしては諦めるサイクルを繰り返したことが、イノベーションを止めてきた」と問題提起した。

続いて登壇した早稲田大学の石田航星准教授は、日本の建設業が抱える根源的な課題として「標準化アレルギー」を挙げた。外装材も天井材も特注が当たり前になっていることで、建材の取り外しや再利用が極めて難しくなっている。特注品が値引きを避ける手段としても活用されてきた背景もあり、循環の阻害要因として構造的に固定化されてきた。「建材・設備は“最後のシェア領域”。社会実装の条件は整った。いまこそ循環型建築を実現する絶好のタイミング」と述べ、2026年から早稲田大学で立ち上がる「サーキュラー不動産コンソーシアム」では実証棟を建て、循環前提の設計モデルを構築する計画を明らかにした。

“経済合理性 × コミュニケーション × 未来視点”が循環実装の鍵

続く鼎談では、米倉誠一郎 一橋大学名誉教授、ファラ ファウンダー、のぞみエナジーの日比保史社ヘッド・オブ・サステナビリティが、循環型建材の実装を進めるためのディスカッションを行った。米倉名誉教授は、循環が進まない最大の理由として「経済合理性の理解不足」を挙げた。新品の建材が未使用のまま廃棄される現状に対し、「壊すビルの資材を近隣へ回すだけで、CO₂も輸送距離もコストも確実に下がる。サステナは“儲かる”からこそ広がる」と強調。循環を進めるには、コスト削減効果と利益配分まで具体的に可視化することが欠かせないと語った。ファラ ファウンダーは、技術以前に「コミュニケーション断絶」こそが循環の障壁だと指摘した。部門間の対話が閉じ、意思決定が遅れることで、建材循環は進まない。「日本には“もったいない”という最強のサステナ文化があるのに、それが活かされていない」と話し、スタートアップと大企業の“速度差”を埋める必要性にも触れた。日比氏は、建築の専門家が素材そのものには精通している一方で、CO₂フットプリントや輸送距離といった環境負荷を瞬時に判断する文化がまだ弱いと指摘し、「未来視点の欠如」が循環の実装を遅らせていると述べた。

これらのトークを経て、第2部では、参加者がグループに分かれ、建築資材の循環に向けた課題と解決アクションを導き出すワークショップを実施した。建設業に関わる多様な立場の参加者が、具体的な課題に対して意見を交わし、協働の可能性を探った。

「matinno」は、NNDが展開するサステナブルな建築資材のためのプラットフォームだ。ファラ ファウンダーはイベントの中で、本プラットフォームを生かし、大阪万博パビリオン3棟で発生した5トンの資材を協力会社とともに1週間以内にリサイクルにつなげた実績を紹介。資材情報のアップロードからマッチング、再利用先の可視化、解体前のAI予測までを一気通貫で担うかなど、“どこに何があり、どこへ流せるか”をDXで示すことで、日本が長年抱えてきた「資源輸入 → 使い捨て → 再輸入」という非循環型の構造を変える起点としたいビジョンを示した。

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デザイナー交代の波がもたらす新時代  2026年春夏コレクションを大解剖【Learn with WWDJAPAN EDUCATIONS】

「WWDJAPAN」は11月11日、2026年春夏トレンドセミナーを開催した。セッションは三部構成となっており、第一部では今季のウィメンズトレンドが生まれた背景と、注目のムードやスタイルを発信するブランドについて、パリ・ミラノ・ニューヨーク・ロンドンコレクションを現地取材した「WWDJAPAN」記者が詳しく分析した。第二部では国内リアルクローズ市場に目を向け、「売れる服」「売れる着こなし」を分析。さらに第三部では26年春夏メンズトレンドについて、前シーズンまでの流れとリアルマーケットの動向を踏まえ、アイテム・素材・色柄・ディテール・バッグ&シューズまでを網羅的に解説した。


 

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【第一部】
26年春夏ウィメンズのトレンドを総括

2026年春夏は、ニューヨークをはじめとする4大ファッションウイークで15人超のデザイナーが新しいブランドでクリエイティブのトップに就任した激動のシーズンだった。第一部はそんな交代劇の解説から始まり、村上要編集長は「停滞するラグジュアリーに新デザイナーを起爆剤として迎え、“再定義”を期待する動きが目立った」と語った。また中国の長期低迷を受け、若年人口が増える米国へシフトする傾向が強まり、ショーに米国から顧客を招き、翌日から受注会を行うブランドも増加。結果として、「ミニマリズム」「機能性」「プレッピー」「マイアミ的なカラフルな色使い」などのトレンドが台頭した。

国内市場について本橋涼介ヘッドリポーターは、「“ヤングカジュアル”と“大人向け”の二軸」と整理。“ヤングカジュアル”のレファレンスは引き続き「ミュウミュウ(MIU MIU)」で、“Y2K”は沈静化しつつも浸透・定着。国内ブランドの展示会では「モードやグランジは不調」という声もあり、より甘めな傾向にシフトしている。フレンチガーリーにレザーやスエード、デニムなどを合わせ、“甘辛”に落とし込むのが今季のトレンドとなりそうだ。“大人向け”も主要レファレンスは「ミュウミュウ」や、マイケル・ライダー新体制の「セリーヌ(CELINE)」が中心で、スカーフの多様なVMDが広がりそうだ。さらにレースやクロシェ編みなどの精巧なディテールを、アイテムに奥行きを与える“クラフト”的要素として取り入れ、高単価帯に挑戦する動きも見られた。

その後は「パレード・オブ・カラーズ(高揚感あふれる色彩のコンビネーション)」「ライフ・イズ・ア・ビーチ(ビーチの楽観的ムードを都会の着こなしに)」「ツイステッド・プレッピー(ひねりをきかせた現代版プレッピー)」などの8つのキーワードを軸に、ランウエイ動画を鑑賞しながら今季のトレンドを丁寧に解説した。例えば「パレード・オブ・カラーズ」では「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「フェンディ(FENDI)」を例に、強い色の掛け合わせや、パステルカラー、黒・白を合わせることでビビッドなカラーをさらに引き立てる提案などを紹介。「コロナ収束期にもみられたように、希望が差し込む局面では、デザイナーは明るい色を打ち出す傾向にある」と説明した。

参加者からの「ラグジュアリーブランドの停滞」への質問に対し村上編集長は、「コロナ後の好況を経て“新しさの不足”と“価格上昇”が顧客との距離を生んだ」と指摘し、「新デザイナーの投入による鮮度への期待と、『セリーヌ』のスカーフのようなエントリーアイテムの充実が復調のカギになる」と述べた。

【第二部】
国内リアルクローズ市場を展望

第二部には、阪急うめだ本店の源野里沙子バイヤーとエストネーションの飯島亜沙子ウィメンズディレクターが登壇。第一部で挙がったトレンドを日本のリアルクローズ市場でどのように提案するかを、具体例を交えて掘り下げた。

源野バイヤーは、「『D-ラボ』では一点で華やぐアイテムや、派手・アバンギャルドなブランドが堅調で、24年秋冬頃からフェミニン志向が一段と強まっている」と説明。「今季は『ニューロマンティック』『ハイパーフェミニン』を軸に、特に『クロシェ』素材をほっこり系ではなく、スタイリッシュ・モードに見せる着こなしの提案を強化する」と戦略を述べた。

一方、飯島ウィメンズディレクターは、「25年春夏には長い夏に対応するため涼しさとシルエットの美しさを両立させた別注トップスを開発し、インナーとアウターの境界を曖昧にする着方を提案した。見え方が“下着化”しないよう、コスメブランドと組み合わせて売り場を作った」と長期化する夏への対策を振り返る。26年春夏に向けては、「特別アイテムの販売といった従来型の施策から、デザイナーの思想を体感できるインスタレーションへと軸足を移し、ブランドの世界観を深く伝える取り組みを強化している」と次シーズンへの打ち手を明かした。単なる製品訴求にとどまらず、“ブランドのストーリーに触れる体験設計”を通じて購買意欲を喚起する方針だ。

今季のトレンドの一つである「メンズライクシャツ」に話題が及ぶと、村上編集長は「シャツonシャツ」「アウター代わり」「Tシャツとのレイヤード」など、着こなしの自由度が上がっていると指摘。飯島ウィメンズディレクターも、「タートルネックを差し込む」「スカーフやボウタイで首元にアクセントをつける」など、スタイリングのコツを伝授した。カラーでは源野バイヤーが「パレード・オブ・カラーズ」に通じるビビッドカラーの強化を示したのに対し、飯島ウィメンズディレクターはモノトーン派の顧客が多いことから、パステルカラーを差し色できかせるアプローチを紹介した。

【第三部】
26年春夏メンズの潮流を解説

第三部では、小山逸生「アマノジャク」ディレクターと共に今季のメンズのトレンドを多角的に解説した。小山ディレクターは、北千住と千駄木で約60ブランドを扱う同店で、ディレクションからバイイングまでを統括している。

近年のファッション市場を語る上で避けられないのが“酷暑”の影響だ。小山ディレクターも「18年のオープン当時はシーズンの立ち上がり需要が一定数あったが、近年は季節の先取りより“今着たいもの”を求めるオンタイム需要が増加している」と説明。「買い付けも、秋冬の立ち上がりに夏物、春夏の立ち上がりに軽アウターなど、気温にフィットするアイテムを柔軟に仕込む発想へシフトしている」と明かす。

さらにこの1年で手応えを感じているのが、「特徴的な定番スタイル」の台頭だという。「瞬発的なヒットを狙うのではなく、1〜3年先も置き続けられる『ステイプル』を軸にすることで、店のアイデンティティーがより鮮明になる」と語り、そうした考え方の下で別注品の開発を強化していることも共有した。

賛否両論があった「オーラリー(AURALEE)」のビーチサンダルについては、「今季最も注目しているアイテム」と高く評価。「当店にはハイエンドなブランドも多いので、オールレザーなどラグジュアリーに振り切ったスタイルで提案する予定」と展開の方向性を示した。

また「プライベートエスケープ(肌見せや透けもいとわぬ、自由で開放的な逃避)」というキーワードについては、「パジャマルックでも華美・派手になり過ぎず、ノンシャランで気取らないスタイルに仕上げるのがポイントだ」と具体的にアドバイス。「ユニバーサルマインド(異国文化への着想を普遍的なモードに昇華)」については「単に異国感が強いアイテムはハードルが高いが、スポーツやストリート、クラフツマンシップなどとの掛け合わせがキモになっている」と分析。シアー素材は24年春夏頃から取り扱っているが、「徐々に男性の支持も上がってきている」と現場での変化も共有し、来季以降の広がりを示唆した。

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デザイナー交代の波がもたらす新時代  2026年春夏コレクションを大解剖【Learn with WWDJAPAN EDUCATIONS】

「WWDJAPAN」は11月11日、2026年春夏トレンドセミナーを開催した。セッションは三部構成となっており、第一部では今季のウィメンズトレンドが生まれた背景と、注目のムードやスタイルを発信するブランドについて、パリ・ミラノ・ニューヨーク・ロンドンコレクションを現地取材した「WWDJAPAN」記者が詳しく分析した。第二部では国内リアルクローズ市場に目を向け、「売れる服」「売れる着こなし」を分析。さらに第三部では26年春夏メンズトレンドについて、前シーズンまでの流れとリアルマーケットの動向を踏まえ、アイテム・素材・色柄・ディテール・バッグ&シューズまでを網羅的に解説した。


 

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【第一部】
26年春夏ウィメンズのトレンドを総括

2026年春夏は、ニューヨークをはじめとする4大ファッションウイークで15人超のデザイナーが新しいブランドでクリエイティブのトップに就任した激動のシーズンだった。第一部はそんな交代劇の解説から始まり、村上要編集長は「停滞するラグジュアリーに新デザイナーを起爆剤として迎え、“再定義”を期待する動きが目立った」と語った。また中国の長期低迷を受け、若年人口が増える米国へシフトする傾向が強まり、ショーに米国から顧客を招き、翌日から受注会を行うブランドも増加。結果として、「ミニマリズム」「機能性」「プレッピー」「マイアミ的なカラフルな色使い」などのトレンドが台頭した。

国内市場について本橋涼介ヘッドリポーターは、「“ヤングカジュアル”と“大人向け”の二軸」と整理。“ヤングカジュアル”のレファレンスは引き続き「ミュウミュウ(MIU MIU)」で、“Y2K”は沈静化しつつも浸透・定着。国内ブランドの展示会では「モードやグランジは不調」という声もあり、より甘めな傾向にシフトしている。フレンチガーリーにレザーやスエード、デニムなどを合わせ、“甘辛”に落とし込むのが今季のトレンドとなりそうだ。“大人向け”も主要レファレンスは「ミュウミュウ」や、マイケル・ライダー新体制の「セリーヌ(CELINE)」が中心で、スカーフの多様なVMDが広がりそうだ。さらにレースやクロシェ編みなどの精巧なディテールを、アイテムに奥行きを与える“クラフト”的要素として取り入れ、高単価帯に挑戦する動きも見られた。

その後は「パレード・オブ・カラーズ(高揚感あふれる色彩のコンビネーション)」「ライフ・イズ・ア・ビーチ(ビーチの楽観的ムードを都会の着こなしに)」「ツイステッド・プレッピー(ひねりをきかせた現代版プレッピー)」などの8つのキーワードを軸に、ランウエイ動画を鑑賞しながら今季のトレンドを丁寧に解説した。例えば「パレード・オブ・カラーズ」では「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「フェンディ(FENDI)」を例に、強い色の掛け合わせや、パステルカラー、黒・白を合わせることでビビッドなカラーをさらに引き立てる提案などを紹介。「コロナ収束期にもみられたように、希望が差し込む局面では、デザイナーは明るい色を打ち出す傾向にある」と説明した。

参加者からの「ラグジュアリーブランドの停滞」への質問に対し村上編集長は、「コロナ後の好況を経て“新しさの不足”と“価格上昇”が顧客との距離を生んだ」と指摘し、「新デザイナーの投入による鮮度への期待と、『セリーヌ』のスカーフのようなエントリーアイテムの充実が復調のカギになる」と述べた。

【第二部】
国内リアルクローズ市場を展望

第二部には、阪急うめだ本店の源野里沙子バイヤーとエストネーションの飯島亜沙子ウィメンズディレクターが登壇。第一部で挙がったトレンドを日本のリアルクローズ市場でどのように提案するかを、具体例を交えて掘り下げた。

源野バイヤーは、「『D-ラボ』では一点で華やぐアイテムや、派手・アバンギャルドなブランドが堅調で、24年秋冬頃からフェミニン志向が一段と強まっている」と説明。「今季は『ニューロマンティック』『ハイパーフェミニン』を軸に、特に『クロシェ』素材をほっこり系ではなく、スタイリッシュ・モードに見せる着こなしの提案を強化する」と戦略を述べた。

一方、飯島ウィメンズディレクターは、「25年春夏には長い夏に対応するため涼しさとシルエットの美しさを両立させた別注トップスを開発し、インナーとアウターの境界を曖昧にする着方を提案した。見え方が“下着化”しないよう、コスメブランドと組み合わせて売り場を作った」と長期化する夏への対策を振り返る。26年春夏に向けては、「特別アイテムの販売といった従来型の施策から、デザイナーの思想を体感できるインスタレーションへと軸足を移し、ブランドの世界観を深く伝える取り組みを強化している」と次シーズンへの打ち手を明かした。単なる製品訴求にとどまらず、“ブランドのストーリーに触れる体験設計”を通じて購買意欲を喚起する方針だ。

今季のトレンドの一つである「メンズライクシャツ」に話題が及ぶと、村上編集長は「シャツonシャツ」「アウター代わり」「Tシャツとのレイヤード」など、着こなしの自由度が上がっていると指摘。飯島ウィメンズディレクターも、「タートルネックを差し込む」「スカーフやボウタイで首元にアクセントをつける」など、スタイリングのコツを伝授した。カラーでは源野バイヤーが「パレード・オブ・カラーズ」に通じるビビッドカラーの強化を示したのに対し、飯島ウィメンズディレクターはモノトーン派の顧客が多いことから、パステルカラーを差し色できかせるアプローチを紹介した。

【第三部】
26年春夏メンズの潮流を解説

第三部では、小山逸生「アマノジャク」ディレクターと共に今季のメンズのトレンドを多角的に解説した。小山ディレクターは、北千住と千駄木で約60ブランドを扱う同店で、ディレクションからバイイングまでを統括している。

近年のファッション市場を語る上で避けられないのが“酷暑”の影響だ。小山ディレクターも「18年のオープン当時はシーズンの立ち上がり需要が一定数あったが、近年は季節の先取りより“今着たいもの”を求めるオンタイム需要が増加している」と説明。「買い付けも、秋冬の立ち上がりに夏物、春夏の立ち上がりに軽アウターなど、気温にフィットするアイテムを柔軟に仕込む発想へシフトしている」と明かす。

さらにこの1年で手応えを感じているのが、「特徴的な定番スタイル」の台頭だという。「瞬発的なヒットを狙うのではなく、1〜3年先も置き続けられる『ステイプル』を軸にすることで、店のアイデンティティーがより鮮明になる」と語り、そうした考え方の下で別注品の開発を強化していることも共有した。

賛否両論があった「オーラリー(AURALEE)」のビーチサンダルについては、「今季最も注目しているアイテム」と高く評価。「当店にはハイエンドなブランドも多いので、オールレザーなどラグジュアリーに振り切ったスタイルで提案する予定」と展開の方向性を示した。

また「プライベートエスケープ(肌見せや透けもいとわぬ、自由で開放的な逃避)」というキーワードについては、「パジャマルックでも華美・派手になり過ぎず、ノンシャランで気取らないスタイルに仕上げるのがポイントだ」と具体的にアドバイス。「ユニバーサルマインド(異国文化への着想を普遍的なモードに昇華)」については「単に異国感が強いアイテムはハードルが高いが、スポーツやストリート、クラフツマンシップなどとの掛け合わせがキモになっている」と分析。シアー素材は24年春夏頃から取り扱っているが、「徐々に男性の支持も上がってきている」と現場での変化も共有し、来季以降の広がりを示唆した。

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【解説】帝人フロンティアと旭化成アドバンス、統合で2030年ごろに売上高5000億円目指す

昨日の12月1日に統合を発表した帝人フロンティアと旭化成アドバンスは12月2日、東京都内で記者会見を行った。両社によると、現状は連結ベースで帝人フロンティアの売上高が3500億円、旭化成アドバンスが900億円で4400億円だが、2030年近傍には5000億円にまで引き上げるという。平田恭成社長は「国内のアパレル市場が縮小する中で、繊維商社としてグローバル展開を加速する必要があった。そのためには現状の帝人フロンティアの規模感だと厳しいと感じていた」と今回の統合の背景を語った。帝人フロンティアは11月26日にも東洋紡のエアバッグ基布事業を展開する中国子会社の買収も発表しており、国内外の統合・再編で拡大路線を鮮明にする。

帝人フロンティア自身が、統合・再編を繰り返して誕生した経緯がある。前身となる帝人商事は繊維大手の帝人の商社部門として1952年に設立、その後同業の竹村綿業と合併。さらにその後、2001年に総合商社である日商岩井(現双日)の繊維事業を統合し、NI帝人商事に。2012年に親会社である帝人の事業再編に伴い、繊維製造部門を統合し、現在の帝人フロンティアの形になった。

旭化成アドバンスと統合した新会社の体制は来年2026年10月を予定する。平田社長は統合に関して「昨日、準備室の立ち上げを決定し、メンバーに声をかけ始めたような段階で、どのような組織にするかなどは本当にこれから。ただ、今までの経験上、同じ釜の飯を食べた仲間になるまでにはやはり4〜5年はかかる」と前置きした上で、「事業の重複もそれほど大きくなく、主力の繊維事業でのスポーツ、産業資材分野でのモビリティなど、シナジーを発揮できる部分は大きい。拠点の統廃合によるコストメリット以上に、事業拡大への期待が大きい」と語る。

帝人フロンティアは売上高のほぼすべてを繊維事業が占めるのに対し、旭化成アドバンスは3割が非繊維で、建材や樹脂・化学品などを展開する。事業統合であえて非繊維も取り込んだ背景には、帝人グループの中で帝人フロンティアの位置づけが変わったことに起因する。帝人フロンティアはかつてIPO(株式公開)による分離を目指した時期もあったものの、現在は改めて帝人グループ内での成長・拡大を目指す戦略にシフトしている。NI帝人商事時代には樹脂・化学品事業をそれなりのボリュームで展開していた。平田社長は「今後は親会社である帝人との間で、本体で取り扱っている樹脂や化学品の取り扱いを再スタートすることも協議している」という。

旭化成アドバンスの春見(かすみ)恵司社長は、統合後の旭化成の出資比率が20%になることに関して「本体の支援に変わりはない。むしろ独自商材の開発や自律した事業運営を強化する中で、強力な外部のパートナーを得たという方が強い。欧州やインドなどの海外展開を強化する中で、帝人フロンティアの拠点を活用できるのは、大きな後押しになる」と語る。

繊維大手のユニチカが経営再建のために繊維事業から撤退するなど、大手繊維メーカーによる事業再編・統合が続く中で、帝人と旭化成という、かつてライバルだった両社の子会社の統合が実現した背景には、帝人の内川哲茂(あきもと)社長、旭化成の工藤幸四郎社長、いずれのトップも繊維部門出身だったことも少なからず影響していると見られる。今後もさらなる再編はあるのか。

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【解説】帝人フロンティアと旭化成アドバンス、統合で2030年ごろに売上高5000億円目指す

昨日の12月1日に統合を発表した帝人フロンティアと旭化成アドバンスは12月2日、東京都内で記者会見を行った。両社によると、現状は連結ベースで帝人フロンティアの売上高が3500億円、旭化成アドバンスが900億円で4400億円だが、2030年近傍には5000億円にまで引き上げるという。平田恭成社長は「国内のアパレル市場が縮小する中で、繊維商社としてグローバル展開を加速する必要があった。そのためには現状の帝人フロンティアの規模感だと厳しいと感じていた」と今回の統合の背景を語った。帝人フロンティアは11月26日にも東洋紡のエアバッグ基布事業を展開する中国子会社の買収も発表しており、国内外の統合・再編で拡大路線を鮮明にする。

帝人フロンティア自身が、統合・再編を繰り返して誕生した経緯がある。前身となる帝人商事は繊維大手の帝人の商社部門として1952年に設立、その後同業の竹村綿業と合併。さらにその後、2001年に総合商社である日商岩井(現双日)の繊維事業を統合し、NI帝人商事に。2012年に親会社である帝人の事業再編に伴い、繊維製造部門を統合し、現在の帝人フロンティアの形になった。

旭化成アドバンスと統合した新会社の体制は来年2026年10月を予定する。平田社長は統合に関して「昨日、準備室の立ち上げを決定し、メンバーに声をかけ始めたような段階で、どのような組織にするかなどは本当にこれから。ただ、今までの経験上、同じ釜の飯を食べた仲間になるまでにはやはり4〜5年はかかる」と前置きした上で、「事業の重複もそれほど大きくなく、主力の繊維事業でのスポーツ、産業資材分野でのモビリティなど、シナジーを発揮できる部分は大きい。拠点の統廃合によるコストメリット以上に、事業拡大への期待が大きい」と語る。

帝人フロンティアは売上高のほぼすべてを繊維事業が占めるのに対し、旭化成アドバンスは3割が非繊維で、建材や樹脂・化学品などを展開する。事業統合であえて非繊維も取り込んだ背景には、帝人グループの中で帝人フロンティアの位置づけが変わったことに起因する。帝人フロンティアはかつてIPO(株式公開)による分離を目指した時期もあったものの、現在は改めて帝人グループ内での成長・拡大を目指す戦略にシフトしている。NI帝人商事時代には樹脂・化学品事業をそれなりのボリュームで展開していた。平田社長は「今後は親会社である帝人との間で、本体で取り扱っている樹脂や化学品の取り扱いを再スタートすることも協議している」という。

旭化成アドバンスの春見(かすみ)恵司社長は、統合後の旭化成の出資比率が20%になることに関して「本体の支援に変わりはない。むしろ独自商材の開発や自律した事業運営を強化する中で、強力な外部のパートナーを得たという方が強い。欧州やインドなどの海外展開を強化する中で、帝人フロンティアの拠点を活用できるのは、大きな後押しになる」と語る。

繊維大手のユニチカが経営再建のために繊維事業から撤退するなど、大手繊維メーカーによる事業再編・統合が続く中で、帝人と旭化成という、かつてライバルだった両社の子会社の統合が実現した背景には、帝人の内川哲茂(あきもと)社長、旭化成の工藤幸四郎社長、いずれのトップも繊維部門出身だったことも少なからず影響していると見られる。今後もさらなる再編はあるのか。

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おでかけ情報があふれる今だから、「ハナコ」の“信頼”と“共感”が価値になる【編集長インタビュー】

ウェブ、SNS、生成AIによって旅・食の情報はいくらでも収集できる今、“おでかけ雑誌”の代名詞であるマガジンハウスの「ハナコ(HANAKO)」は、何を・どのように取材し、編集し、届けているのだろう?2024年に就任した真田奈奈編集長は、ストーリーを感じさせる誌面作り、読者コミュニティーと協業した商品開発や商業施設のプロデュースなど、新たな価値創造に挑戦する。

WWD:「カーサ ブルータス(CASA BRUTUS)」を経て「ハナコ」に編集長として戻ったが、媒体を取り巻く環境はどう変わった?

真田奈奈「ハナコ」編集長(以下、真田):「ハナコ」のコンセプトは“お出かけの雑誌”だが、コロナ禍を経て“お出かけ”そのものの意味が変わった。たとえば銀座は“ふらっと”立ち寄る場所だったが、今は「この店ができたから行きたい」「この人に会いに行きたい」といった、“何かを目的に”出かける場所になった。旅や食の情報はいくらでも収集できる時代だからこそ、誌面では「どんな体験をしたくて行くのか」「何を感じられるのか」を伝えることを意識している。

一方で変わらないのは、「ハナコ」への信頼があるからなせる取材力。日本の津々浦々で、誌名を伝えるだけでどんな人にも心を開いてもらえ、他の媒体では得られない情報や思いまで引き出せる。長年積み重ねてきたからこその価値だと思う。

WWD:紙とウェブ、それぞれの役割やコンテンツの違いは。

真田:紙は“深く掘る”ための媒体。「京都」特集なら、単なる観光情報ではなく、「町に流れる空気」や「そこに住む人の哲学」まで伝える。誌面づくりでは、「カーサ ブルータス」編集部で学んだ経験も生きている。とにかく“いい写真”に対する感覚が鍛えられ、伝えたいことを伝えるための誌面設計を根本から突き詰めた。ページを開いたときに、写真1枚で世界観を余すことなく伝えられるか。気持ちのいい余白やリズムがあるか。そうしたことを「ハナコ」でも強く意識している。編集長に就任して間もなく発行した2024年10月号の「鎌倉」特集以来、表紙は撮影構成からスタイリング、小道具まで、すべて自らディレクションしている。鎌倉の“大仏さま焼き”を中央に据えた、可愛げとユーモアが共存する表紙で、自分が思う「ハナコ」らしさを象徴させた。雑誌の顔である表紙は、意思を持って作り込めば読者に必ず伝わる。実際、売れ行きも上向いた。

一方で、ウェブは“実験の場”。トピック性の高いものや新しい試みはスピーディーに展開し、動画表現にも力を入れている。制作費をかけた本格的な映像コンテンツも増えており、今後は誌面やウェブ記事と合わせてクライアントの動画制作を請け負うなど、“クリエイティブスタジオ”的な動きも強めていきたい。

WWD:雑誌業界では、特定の層をセグメントして訴求する“ターゲットメディア”の志向が強まっている。

真田:「ハナコ」も以前は“働く女性”や“子育てママ”に向けて作ったり、高額な宿やアイテムを多く掲載したりしていた時期もあった。しかし今は、意識的にやめている。結婚している人、していない人、子どもがいる人、専業主婦、会社員。読者層は実に多様で、男性読者も2割ほど。だからこそ、どんな人でも共感できて、“自分の雑誌”だと感じられる温度感を大切にしている。

とはいえ、編集部のスタッフはいい意味で“ちょっと変態”だ。食が好きすぎる人、すぐ旅に出てしまう人、私のような猫オタク……皆、自分の「好き」に対して偏執的な熱量を持つ。その熱量を失わず、かといって“好き”を押しつけず、「どうすれば共感してもらえるか」を考えて翻訳するのが腕の見せどころ。読者組織「ハナコラボ」も、そうしたリアルな“読者目線”を担保するうえで大切な存在だ。

読者組織「ハナコラボ」から
生まれる新たな共創ビジネス

WWD:「ハナコラボ」とは。

真田:お菓子、アロマや植物、子育てなど、それぞれの得意分野を持つ読者が集まるコミュニティーを作っている。テーマに応じて誌面に登場してもらったり、取材や座談会に参加してもらったり。生活者のリアルな感覚を反映することで、コンテンツに深みが出る。「『ハナコ』を一緒に作っている」と感じていただくことが、参加のモチベーションにもなっている。年齢層も幅広く、同世代の女性同士の情報交換の場としても機能している。

WWD:そこから企画やビジネスが生まれた例はあるか。

真田:「銀座コージーコーナー」や「グレープストーン」との協業は好例になった。「ハナコラボ」の“お菓子オタク”の方々と一緒にアイデアを出し、実際に商品化した。食品や飲料メーカーは「話題性のある商品を作りたい」と常に考えているが、市場が飽和・同質化する中で難しくなっている。そこで「ハナコ」のセンスに頼っていただく機会が増えている。表層的な企画にならないよう、商品の味やパッケージデザインを監修するだけでなく、ほぼ白紙の段階から膝を突き合わせる。「ハナコ」と組む意味があると感じてもらえるよう、コンセプト段階から丁寧に詰めることが肝要だ。

WWD:今後、強化していきたい領域は。

真田:コンテンツとしては、ファッション&ビューティ分野を強化したい。「ハナコ」は最新トレンドを追うよりも、生活の延長線にあるモノの良さを伝えることが得意な媒体。美容でも「毎日の肌が心地よくなる」「香りで気分が整う」といったエモーショナルな価値を丁寧に掘り下げる。その温度感に共鳴し、「ハナコ」に出稿いただくブランドも増えている。

誌面やウェブを超えたビジネス領域もさらに広げていく。商業施設の新規オープン時に「どんなレストランをリーシングすべきか」「どんなブランドが街に合うか」といった相談を、デベロッパーや自治体から受けることがある。取材で蓄積した“生活者目線”の文脈を踏まえ、リーシングや地域開発の観点からアドバイスする。現在は専ら私の仕事だが、今後は編集部員にも活躍してもらうことで、新しい「ハナコ」の価値を作っていきたい。


「ハナコ」(マガジンハウス)DATA
【MAGAZINE】 創刊:1988年 発行部数:約7万部
【WEB】 月間UU:137万 月刊PV:755万
【SNS】 IG:約18万 X:5万1000 FB:2万3000 LINE:74万8000 TikTok:4500(25年11月時点)

PHOTO:AI OKUBO
問い合わせ先
マガジンハウス ahh@magazine.co.jp

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おでかけ情報があふれる今だから、「ハナコ」の“信頼”と“共感”が価値になる【編集長インタビュー】

ウェブ、SNS、生成AIによって旅・食の情報はいくらでも収集できる今、“おでかけ雑誌”の代名詞であるマガジンハウスの「ハナコ(HANAKO)」は、何を・どのように取材し、編集し、届けているのだろう?2024年に就任した真田奈奈編集長は、ストーリーを感じさせる誌面作り、読者コミュニティーと協業した商品開発や商業施設のプロデュースなど、新たな価値創造に挑戦する。

WWD:「カーサ ブルータス(CASA BRUTUS)」を経て「ハナコ」に編集長として戻ったが、媒体を取り巻く環境はどう変わった?

真田奈奈「ハナコ」編集長(以下、真田):「ハナコ」のコンセプトは“お出かけの雑誌”だが、コロナ禍を経て“お出かけ”そのものの意味が変わった。たとえば銀座は“ふらっと”立ち寄る場所だったが、今は「この店ができたから行きたい」「この人に会いに行きたい」といった、“何かを目的に”出かける場所になった。旅や食の情報はいくらでも収集できる時代だからこそ、誌面では「どんな体験をしたくて行くのか」「何を感じられるのか」を伝えることを意識している。

一方で変わらないのは、「ハナコ」への信頼があるからなせる取材力。日本の津々浦々で、誌名を伝えるだけでどんな人にも心を開いてもらえ、他の媒体では得られない情報や思いまで引き出せる。長年積み重ねてきたからこその価値だと思う。

WWD:紙とウェブ、それぞれの役割やコンテンツの違いは。

真田:紙は“深く掘る”ための媒体。「京都」特集なら、単なる観光情報ではなく、「町に流れる空気」や「そこに住む人の哲学」まで伝える。誌面づくりでは、「カーサ ブルータス」編集部で学んだ経験も生きている。とにかく“いい写真”に対する感覚が鍛えられ、伝えたいことを伝えるための誌面設計を根本から突き詰めた。ページを開いたときに、写真1枚で世界観を余すことなく伝えられるか。気持ちのいい余白やリズムがあるか。そうしたことを「ハナコ」でも強く意識している。編集長に就任して間もなく発行した2024年10月号の「鎌倉」特集以来、表紙は撮影構成からスタイリング、小道具まで、すべて自らディレクションしている。鎌倉の“大仏さま焼き”を中央に据えた、可愛げとユーモアが共存する表紙で、自分が思う「ハナコ」らしさを象徴させた。雑誌の顔である表紙は、意思を持って作り込めば読者に必ず伝わる。実際、売れ行きも上向いた。

一方で、ウェブは“実験の場”。トピック性の高いものや新しい試みはスピーディーに展開し、動画表現にも力を入れている。制作費をかけた本格的な映像コンテンツも増えており、今後は誌面やウェブ記事と合わせてクライアントの動画制作を請け負うなど、“クリエイティブスタジオ”的な動きも強めていきたい。

WWD:雑誌業界では、特定の層をセグメントして訴求する“ターゲットメディア”の志向が強まっている。

真田:「ハナコ」も以前は“働く女性”や“子育てママ”に向けて作ったり、高額な宿やアイテムを多く掲載したりしていた時期もあった。しかし今は、意識的にやめている。結婚している人、していない人、子どもがいる人、専業主婦、会社員。読者層は実に多様で、男性読者も2割ほど。だからこそ、どんな人でも共感できて、“自分の雑誌”だと感じられる温度感を大切にしている。

とはいえ、編集部のスタッフはいい意味で“ちょっと変態”だ。食が好きすぎる人、すぐ旅に出てしまう人、私のような猫オタク……皆、自分の「好き」に対して偏執的な熱量を持つ。その熱量を失わず、かといって“好き”を押しつけず、「どうすれば共感してもらえるか」を考えて翻訳するのが腕の見せどころ。読者組織「ハナコラボ」も、そうしたリアルな“読者目線”を担保するうえで大切な存在だ。

読者組織「ハナコラボ」から
生まれる新たな共創ビジネス

WWD:「ハナコラボ」とは。

真田:お菓子、アロマや植物、子育てなど、それぞれの得意分野を持つ読者が集まるコミュニティーを作っている。テーマに応じて誌面に登場してもらったり、取材や座談会に参加してもらったり。生活者のリアルな感覚を反映することで、コンテンツに深みが出る。「『ハナコ』を一緒に作っている」と感じていただくことが、参加のモチベーションにもなっている。年齢層も幅広く、同世代の女性同士の情報交換の場としても機能している。

WWD:そこから企画やビジネスが生まれた例はあるか。

真田:「銀座コージーコーナー」や「グレープストーン」との協業は好例になった。「ハナコラボ」の“お菓子オタク”の方々と一緒にアイデアを出し、実際に商品化した。食品や飲料メーカーは「話題性のある商品を作りたい」と常に考えているが、市場が飽和・同質化する中で難しくなっている。そこで「ハナコ」のセンスに頼っていただく機会が増えている。表層的な企画にならないよう、商品の味やパッケージデザインを監修するだけでなく、ほぼ白紙の段階から膝を突き合わせる。「ハナコ」と組む意味があると感じてもらえるよう、コンセプト段階から丁寧に詰めることが肝要だ。

WWD:今後、強化していきたい領域は。

真田:コンテンツとしては、ファッション&ビューティ分野を強化したい。「ハナコ」は最新トレンドを追うよりも、生活の延長線にあるモノの良さを伝えることが得意な媒体。美容でも「毎日の肌が心地よくなる」「香りで気分が整う」といったエモーショナルな価値を丁寧に掘り下げる。その温度感に共鳴し、「ハナコ」に出稿いただくブランドも増えている。

誌面やウェブを超えたビジネス領域もさらに広げていく。商業施設の新規オープン時に「どんなレストランをリーシングすべきか」「どんなブランドが街に合うか」といった相談を、デベロッパーや自治体から受けることがある。取材で蓄積した“生活者目線”の文脈を踏まえ、リーシングや地域開発の観点からアドバイスする。現在は専ら私の仕事だが、今後は編集部員にも活躍してもらうことで、新しい「ハナコ」の価値を作っていきたい。


「ハナコ」(マガジンハウス)DATA
【MAGAZINE】 創刊:1988年 発行部数:約7万部
【WEB】 月間UU:137万 月刊PV:755万
【SNS】 IG:約18万 X:5万1000 FB:2万3000 LINE:74万8000 TikTok:4500(25年11月時点)

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問い合わせ先
マガジンハウス ahh@magazine.co.jp

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【2026年春コスメ】「ナーズ」のリップスティックやブラッシュからフローラルなインスピレーションから生まれた新色が登場

「ナーズ(NARS)」は2026年1月16日、みずみずしく印象的な発色の“アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック”(新5色、各1.5g、各4730円)と“ブラッシュ N”(新8色うち限定2色、各4.8g、各5390円)、甘いキャンディーカラーの“アフターグロー リップバーム N”(全9色、各3g、各4180円)を発売する。また、2月13日にはアジアで人気の“ライトリフレクティング セッテイングパウダー プレスト N”(新色、10g、6490円)も発売する。

1月16日発売

“アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック”

“アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック”からは、フローラルなインスピレーションから生まれた5色の新色が登場する。挑発的で艶めくピンク、ベリー、プラムのシェードと潤いが唇を心地よく包む。

カラーラインアップは、クラシックなライトピンクベージュの“エバー アフター”、フェミニンな“ファースト ムーブ”、はつらつとした印象の“ラストチャンス”、甘くて魅惑的な“ファストラブ”、大胆なダーティプラムの“ホット ラッシュ”をそろえる。

“ブラッシュ N”

“ブラッシュ N”からも“アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック”と同じくフローラルなインスピレーションから生まれたシェードラインアップが登場する。パーレセントピグメントによる光の反射効果で肌を美しく魅せ、見たままの鮮やかな発色と軽やかな使用感が長時間続く。

新色として登場するのは、色気がにじむマットな淡いピンク“セックス ファンタジー”(アジア限定色)、センシュアルで柔らかな“ラブズ ミー ノット”(アジア限定、数量限定)、ゴールドシマー入りのモーヴピンク“マッド ラブ”、マットなクールピンクの“キャッチ ミー”、煌めき弾けるラズベリーの“ワイルド バンチ”、マットなピーチローズの“ネバー イナフ”、マットなバーガンディーの“ホット ワン”、情熱的な輝きのプラム“ハンガー”(数量限定)の8色を展開する。

“アフターグロー リップバーム N”

“アフターグロー リップバーム N”は、カラフルなキャンディーカラーのバームが唇を長時間潤いで満たす。とろけるようなテクスチャーで、ベタつかず心地よく伸び、柔らかく透き通るような発色と艶で唇を演出する。

ココナッツオイルやクチナシ花エキスをブレンドしたモノイ ハイドレーティングコンプレックスが潤いを与え、健康的でふっくらとした唇に導く。カラーラインアップは、「ナーズ」を代表するカラーに新色を加えた9色で、シアーな血色感とせんさいな輝きで口元を上品に彩る。

2月13日発売

“ライトリフレクティング セッテイングパウダー プレスト N”

“ライトリフレクティング セッテイングパウダー プレスト N”は、アイコニックなフォーミュラが1日中メイクの仕上がりをセットし、艶肌をキープする。色調追加で、さらにシームレスに肌色にマッチしたパウダーを提案する。

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【2026年春コスメ】「ナーズ」のリップスティックやブラッシュからフローラルなインスピレーションから生まれた新色が登場

「ナーズ(NARS)」は2026年1月16日、みずみずしく印象的な発色の“アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック”(新5色、各1.5g、各4730円)と“ブラッシュ N”(新8色うち限定2色、各4.8g、各5390円)、甘いキャンディーカラーの“アフターグロー リップバーム N”(全9色、各3g、各4180円)を発売する。また、2月13日にはアジアで人気の“ライトリフレクティング セッテイングパウダー プレスト N”(新色、10g、6490円)も発売する。

1月16日発売

“アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック”

“アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック”からは、フローラルなインスピレーションから生まれた5色の新色が登場する。挑発的で艶めくピンク、ベリー、プラムのシェードと潤いが唇を心地よく包む。

カラーラインアップは、クラシックなライトピンクベージュの“エバー アフター”、フェミニンな“ファースト ムーブ”、はつらつとした印象の“ラストチャンス”、甘くて魅惑的な“ファストラブ”、大胆なダーティプラムの“ホット ラッシュ”をそろえる。

“ブラッシュ N”

“ブラッシュ N”からも“アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック”と同じくフローラルなインスピレーションから生まれたシェードラインアップが登場する。パーレセントピグメントによる光の反射効果で肌を美しく魅せ、見たままの鮮やかな発色と軽やかな使用感が長時間続く。

新色として登場するのは、色気がにじむマットな淡いピンク“セックス ファンタジー”(アジア限定色)、センシュアルで柔らかな“ラブズ ミー ノット”(アジア限定、数量限定)、ゴールドシマー入りのモーヴピンク“マッド ラブ”、マットなクールピンクの“キャッチ ミー”、煌めき弾けるラズベリーの“ワイルド バンチ”、マットなピーチローズの“ネバー イナフ”、マットなバーガンディーの“ホット ワン”、情熱的な輝きのプラム“ハンガー”(数量限定)の8色を展開する。

“アフターグロー リップバーム N”

“アフターグロー リップバーム N”は、カラフルなキャンディーカラーのバームが唇を長時間潤いで満たす。とろけるようなテクスチャーで、ベタつかず心地よく伸び、柔らかく透き通るような発色と艶で唇を演出する。

ココナッツオイルやクチナシ花エキスをブレンドしたモノイ ハイドレーティングコンプレックスが潤いを与え、健康的でふっくらとした唇に導く。カラーラインアップは、「ナーズ」を代表するカラーに新色を加えた9色で、シアーな血色感とせんさいな輝きで口元を上品に彩る。

2月13日発売

“ライトリフレクティング セッテイングパウダー プレスト N”

“ライトリフレクティング セッテイングパウダー プレスト N”は、アイコニックなフォーミュラが1日中メイクの仕上がりをセットし、艶肌をキープする。色調追加で、さらにシームレスに肌色にマッチしたパウダーを提案する。

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“雪肌精 ブルー”から紫外線を防ぐ日中用美容液が登場 コーセー独自の処方をUVアイテムに初採用

コーセーは、「雪肌精(SEKKISEI)」のスキンケアシリーズ“雪肌精 ブルー”から、紫外線を防ぎ肌本来の力を呼び覚ます日中用美容液“デューイー フレッシュ デイ セラム”[SPF40・PA+++](30mL、7150円※編集部調べ)を2026年2月16日に発売する。処方には、肌のうるおいの源である水に着目したコーセー独自のステイブル ハイドレーション テクノロジーをUVアイテムに初めて採用。テクスチャーは美容液ならではのみずみずしさを追求し、エマルジョンカプセルにエモリエント成分とUVカット成分を内包することで、肌になじむ心地よい使用感を実現した。

東洋発想に基づいたUV対策&肌ケア

同製品は東洋発想に基づき、紫外線を防ぐだけでなく一人ひとりが本来持つ機能を高め、肌本来の力を内側から呼び覚ますことを目的とし開発した。紫外線の影響で肌の活気が損なわれ、くすんだ状態になる肌バテに着目。漢方において紫外線は、病気の外的要因となる6種類の「外邪」のひとつ「暑邪」に分類される。これに対し、外邪の侵入を防いで心身を保護する「衛気」という考え方を取り入れた。

美容成分として、強固な角層へ導くハトムギ(薏苡仁)エキス、肌の自己抗酸化力を高めるカワラヨモギ(茵陳蒿)エキス、ハリ・弾力のある肌へ導くアセンヤクエキスなどを配合した。化粧下地としても使用でき、洗顔料やボディーソープで落とすことが可能。天然アロマオイルが溶け込んだハーブの香りが特徴で、環境ダメージや乾燥による日中のくすみや肌あれや、ハリ、艶不足などの課題にアプローチする。

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“雪肌精 ブルー”から紫外線を防ぐ日中用美容液が登場 コーセー独自の処方をUVアイテムに初採用

コーセーは、「雪肌精(SEKKISEI)」のスキンケアシリーズ“雪肌精 ブルー”から、紫外線を防ぎ肌本来の力を呼び覚ます日中用美容液“デューイー フレッシュ デイ セラム”[SPF40・PA+++](30mL、7150円※編集部調べ)を2026年2月16日に発売する。処方には、肌のうるおいの源である水に着目したコーセー独自のステイブル ハイドレーション テクノロジーをUVアイテムに初めて採用。テクスチャーは美容液ならではのみずみずしさを追求し、エマルジョンカプセルにエモリエント成分とUVカット成分を内包することで、肌になじむ心地よい使用感を実現した。

東洋発想に基づいたUV対策&肌ケア

同製品は東洋発想に基づき、紫外線を防ぐだけでなく一人ひとりが本来持つ機能を高め、肌本来の力を内側から呼び覚ますことを目的とし開発した。紫外線の影響で肌の活気が損なわれ、くすんだ状態になる肌バテに着目。漢方において紫外線は、病気の外的要因となる6種類の「外邪」のひとつ「暑邪」に分類される。これに対し、外邪の侵入を防いで心身を保護する「衛気」という考え方を取り入れた。

美容成分として、強固な角層へ導くハトムギ(薏苡仁)エキス、肌の自己抗酸化力を高めるカワラヨモギ(茵陳蒿)エキス、ハリ・弾力のある肌へ導くアセンヤクエキスなどを配合した。化粧下地としても使用でき、洗顔料やボディーソープで落とすことが可能。天然アロマオイルが溶け込んだハーブの香りが特徴で、環境ダメージや乾燥による日中のくすみや肌あれや、ハリ、艶不足などの課題にアプローチする。

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かつて箱根駅伝シェア1位の「ミズノ」 137gの超軽量シューズで猛追できるか

「ミズノ(MIZUNO)」は12月19日、次世代レーシングシューズとして“ハイパーワープ(HYPERWARP)”シリーズ3モデルを発売する。新しい開発チームのもと、レーシングカテゴリーにおいて、軽さと反発性、安定性をさらに追求した新シリーズとなる。国内販売目標は発売1年で1万足。

新型モデルは、3点それぞれを特徴とした最軽量137gの“ハイパーワープ ピュア”(3万5200円)、超反発で3点のバランスにすぐれた“ハイパーワープ エリート”(2万9700円)、高いクッション性と安定性を重視した“ハイパーワープ プロ”(同)がそろう。

“ピュア”の最大の特徴は、27.0cmで片足約137gという軽さだ。ミズノ初のインソールレスにするなど、前モデル比でおよそ35%の軽量化を実現し、ランナーが求める“ストレスのないスピード”を徹底的に追求した。ミッドソールには、高反発の“ミズノ エナジーXP”を採用。アッパーには軽量のウーブン素材を組み合わせることで、軽さだけでなく、着地から蹴り出しまでの一連の動きをよりスムーズに導く。

また、独自のフルレングスカーボンプレート“スムース スピード プレート”を3D形状で搭載。前足部での反発力を最大化しながら、ミッドソール上下に挟み込む構造によって安定性も確保した。近年の厚底化が進むレースシーンに対し、軽量とコントロール性能の両立という新たなアプローチを提示する。今後、同シリーズの新商品を次々打ち出す計画だ。

“負け”を認め、ランニング再復活へ

スポーツメーカー各社が箱根駅伝に向けたランニングシューズの新作発表でしのぎを削る中、「ミズノ」の25年の着用選手はたった1人で、着用率は6位にとどまった。1位の「アディダス(ADIDAS)」は26年の箱根走者シェア50%を掲げ、富士山の青から着想した“アディゼロ エヴォ エスエル ウーブン(ADIZERO EVO SL WOVEN)”(1万9800円)を先日発表したばかりだ。

実はミズノは16年の箱根駅伝では着用率35.7%でトップシェアに君臨していた。競合激化によって10年間でずるずる後退した。強い危機感を持ち、1年で組織を改革した。企画開発、マーケティング、広報など関連チームを統合し、ブランドとしてランニングを最優先に据えた。その原点として「誰のために作るのか」「どんな価値を届けるのか」をゼロベースで見直したという。フットウエアの陳賢太・企画担当は、「まずは負けを認めないと次に進めない。主要コンセプトである軽量・反発・安定は決して新しいものではないが、あらためて『ミズノ』としてどう解釈し、どう表現するかが商品戦略につながると考えた。“ハイパーワープ”というネーミングも、200案ほどから行き着いたもの。まるでワープするような速さで、未来のレースシーンを変えていきたい」と話した。

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かつて箱根駅伝シェア1位の「ミズノ」 137gの超軽量シューズで猛追できるか

「ミズノ(MIZUNO)」は12月19日、次世代レーシングシューズとして“ハイパーワープ(HYPERWARP)”シリーズ3モデルを発売する。新しい開発チームのもと、レーシングカテゴリーにおいて、軽さと反発性、安定性をさらに追求した新シリーズとなる。国内販売目標は発売1年で1万足。

新型モデルは、3点それぞれを特徴とした最軽量137gの“ハイパーワープ ピュア”(3万5200円)、超反発で3点のバランスにすぐれた“ハイパーワープ エリート”(2万9700円)、高いクッション性と安定性を重視した“ハイパーワープ プロ”(同)がそろう。

“ピュア”の最大の特徴は、27.0cmで片足約137gという軽さだ。ミズノ初のインソールレスにするなど、前モデル比でおよそ35%の軽量化を実現し、ランナーが求める“ストレスのないスピード”を徹底的に追求した。ミッドソールには、高反発の“ミズノ エナジーXP”を採用。アッパーには軽量のウーブン素材を組み合わせることで、軽さだけでなく、着地から蹴り出しまでの一連の動きをよりスムーズに導く。

また、独自のフルレングスカーボンプレート“スムース スピード プレート”を3D形状で搭載。前足部での反発力を最大化しながら、ミッドソール上下に挟み込む構造によって安定性も確保した。近年の厚底化が進むレースシーンに対し、軽量とコントロール性能の両立という新たなアプローチを提示する。今後、同シリーズの新商品を次々打ち出す計画だ。

“負け”を認め、ランニング再復活へ

スポーツメーカー各社が箱根駅伝に向けたランニングシューズの新作発表でしのぎを削る中、「ミズノ」の25年の着用選手はたった1人で、着用率は6位にとどまった。1位の「アディダス(ADIDAS)」は26年の箱根走者シェア50%を掲げ、富士山の青から着想した“アディゼロ エヴォ エスエル ウーブン(ADIZERO EVO SL WOVEN)”(1万9800円)を先日発表したばかりだ。

実はミズノは16年の箱根駅伝では着用率35.7%でトップシェアに君臨していた。競合激化によって10年間でずるずる後退した。強い危機感を持ち、1年で組織を改革した。企画開発、マーケティング、広報など関連チームを統合し、ブランドとしてランニングを最優先に据えた。その原点として「誰のために作るのか」「どんな価値を届けるのか」をゼロベースで見直したという。フットウエアの陳賢太・企画担当は、「まずは負けを認めないと次に進めない。主要コンセプトである軽量・反発・安定は決して新しいものではないが、あらためて『ミズノ』としてどう解釈し、どう表現するかが商品戦略につながると考えた。“ハイパーワープ”というネーミングも、200案ほどから行き着いたもの。まるでワープするような速さで、未来のレースシーンを変えていきたい」と話した。

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「美的」ブランド、25年ともに歩んだ“キレイ”の発信を拡張【編集長インタビュー】

小学館の美容雑誌「美的」は2001年の創刊以来、移り変わるトレンドの中でも“自分のための美しさ”という理念を軸に、ホリスティックな視点で美容を発信し続けている。26年に創刊25周年を迎えるにあたり、「美的」は次の時代に向けてどんな進化を目指すのか。中野瑠美「美的」編集長と小林由佳「美的.com」編集長にこれからの挑戦について聞く。

WWD:2001年の創刊以来、ビューティを取り巻く環境は大きく変わったが、その中で“変わらない美的の核”とは何か。

中野瑠美「美的」編集長(以下、中野):ビューティの捉え方は変わっても、創刊当時から発信している「『肌・心・体』のキレイは自分で磨く」というホリスティックな視点は変わっていません。美容を強要するのではなく、大前提は「美容でハッピーになる」こと。そこをブラさないようにしています。生活全体が美容であり、それぞれ自分の美を楽しめることこそ“美的らしさ”だと感じています。「美的」は、いまや男性やキッズにも向けたコンテンツを発信するなど垣根を越えて広がっていて、“みんなの美的”へと進化を遂げています。

WWD:読者層は。

中野:毎月読者のモニター会を開いてヒアリングしていますが、「美容が生きがい」と感じている読者が多い。「美的」は特にスキンケアに強いイメージを持たれていて、お悩みを解決できる教科書のような存在として捉えられています。20代後半になると悩みがより深刻になり、専門的な知識を正しく知りたいという層が増える傾向があり、そうした読者が「美的」を選んでくれています。現在の主な読者層は30代、特に30歳前後がコアです。一方、「美的GRAND」は40代の読者が中心で、年齢によって抱える悩みが異なるため、それぞれの媒体が自然に選ばれています。

小林由佳「美的.com」編集長(以下、小林):創刊当時から、“モテるため”ではなく“自分のため”にきれいになりたいという読者が多いのが特徴です。自分のモチベーションを上げるために「美的」を読む人も少なくありません。「美的.com」は雑誌よりも読者層が幅広く、20代から40代にまで読まれています。その中で31歳をコアターゲットに据え、その世代から幅広い層へと情報が届くよう意識しています。

WWD:信頼される美容メディアとして意識していることは。

中野:“カロリーをかける”ことです。新作情報などスピードが求められるカテゴリーもありますが、丁寧に取材の手順を踏んで手間をかけた企画ほどアンケートでも人気があります。カタログのような情報にも良さはありますが、フィジカルであることならではの強みを大切にしています。もちろんビジュアルの美しさも購入の動機になりますが、読後の満足感につながるのは、やはりカロリーをかけた企画です。

WWD:今年人気を集めた企画は。

中野:MBTI診断(性格特性テスト)のスキンケア版として企画した、「美的」オリジナルの“BSTI診断”が人気を集めました。16タイプの肌診断ができるコンテンツで、スキンケアに精通したライターと編集チームが一緒にチェックリストを作成しました。診断自体はAIでも作ることができますが、これまでの知見やリアルなトレンドを盛り込めるのは、人の手による編集ならではの強みだと感じています。

小林:「美的.com」ではタレントを軸にした企画を強化しています。美容メディアならではの視点で、例えばアイドルグループ結成直後の人に最初にインタビューを行うなど、これまで美容情報が発信されていない人物を追いかけたりしています。直近ではTBSの田村真子アナウンサーのメイクテクに大きな反響がありました。私たちはエンタメメディアではなく、美容メディアです。「美的」だからこそできること、美容のプロとして発信すべき視点は何かを常に考え、企画を重ねています。新進気鋭の人物と美容を掛け合わせることは、私たちが発信する意義だと考えています。

「美的とキレイはどこまでも続く」
変わらぬ情熱を胸に、25周年へ

WWD:毎回、豪華な付録も話題だ。

中野:小学館には学年誌の文化があり、付録で楽しむことはDNAにあります。「美的」も創刊号から付録をつけていますが、特にコロナ禍以降、店頭で試せない代わりに付録サンプルが支持を集めました。競合誌も付録をつけていますが、市場全体が活況であることはとても良いことだと感じています。サンプリングは美容文化の一部でもありますし、美容好きな読者は、本気でその製品を買いたいからこそ本気で試しています。ブランド側からも、付録で試して購入につながるケースが多いと聞いています。良い循環が生まれていると思います。

WWD:イベントも充実している。

小林:イベントは得意分野の一つで、読者を招待する大型イベントを数多く開催しています。ブランドの方からは「『美的』の読者が一番真面目」と言われることも多いです。トーク内容を熱心にメモされたり、ブランドブースで研究論文について質問されたりというエピソードをよく耳にします。イベントを通して私たち自身も、美容に真剣に向き合っている読者が多いことを実感しています。読者を招き、ブランドの方々にも直接見ていただける場があるというのは、とても価値のあることだと思っています。3月には関西初となる「あいたい美的」を阪急うめだ本店で開催し、1800人を招待しました。温かい雰囲気の中で開催でき、とても良い反応をいただいたので、来年の開催も計画しています。

WWD:来年は創刊25周年を迎える。

中野:「美的とキレイはどこまでも続く」というメッセージを込めて、一年を通して大小25の企画を準備中です。25周年にあたる5月号(26年3月発売)は節目の号として、従来の雑誌にはない華やかな特集を企画しています。紙媒体は縮小傾向にありますが、美容業界自体は非常に活気があります。「美的」ブランドが持つ複数のプラットフォームを通じ、読者、そしてクライアントの双方にとって価値のある企画をお届けできるよう取り組んでいきます。


「美的」(小学館) DATA
【MAGAZINE】創刊:2001年3月 発行部数:非公表
【WEB】月間UU:374万3000 月間総PV:1113万
【SNS】X:31万4000 Instagram:60万1000 LINE:166万5000 YouTube:13万5000 threads:11万 TikTok:4万 ※2025年9月末現在

PHOTO:SHUNICHI ODA
問い合わせ先
小学館
03-3230-5350

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「美的」ブランド、25年ともに歩んだ“キレイ”の発信を拡張【編集長インタビュー】

小学館の美容雑誌「美的」は2001年の創刊以来、移り変わるトレンドの中でも“自分のための美しさ”という理念を軸に、ホリスティックな視点で美容を発信し続けている。26年に創刊25周年を迎えるにあたり、「美的」は次の時代に向けてどんな進化を目指すのか。中野瑠美「美的」編集長と小林由佳「美的.com」編集長にこれからの挑戦について聞く。

WWD:2001年の創刊以来、ビューティを取り巻く環境は大きく変わったが、その中で“変わらない美的の核”とは何か。

中野瑠美「美的」編集長(以下、中野):ビューティの捉え方は変わっても、創刊当時から発信している「『肌・心・体』のキレイは自分で磨く」というホリスティックな視点は変わっていません。美容を強要するのではなく、大前提は「美容でハッピーになる」こと。そこをブラさないようにしています。生活全体が美容であり、それぞれ自分の美を楽しめることこそ“美的らしさ”だと感じています。「美的」は、いまや男性やキッズにも向けたコンテンツを発信するなど垣根を越えて広がっていて、“みんなの美的”へと進化を遂げています。

WWD:読者層は。

中野:毎月読者のモニター会を開いてヒアリングしていますが、「美容が生きがい」と感じている読者が多い。「美的」は特にスキンケアに強いイメージを持たれていて、お悩みを解決できる教科書のような存在として捉えられています。20代後半になると悩みがより深刻になり、専門的な知識を正しく知りたいという層が増える傾向があり、そうした読者が「美的」を選んでくれています。現在の主な読者層は30代、特に30歳前後がコアです。一方、「美的GRAND」は40代の読者が中心で、年齢によって抱える悩みが異なるため、それぞれの媒体が自然に選ばれています。

小林由佳「美的.com」編集長(以下、小林):創刊当時から、“モテるため”ではなく“自分のため”にきれいになりたいという読者が多いのが特徴です。自分のモチベーションを上げるために「美的」を読む人も少なくありません。「美的.com」は雑誌よりも読者層が幅広く、20代から40代にまで読まれています。その中で31歳をコアターゲットに据え、その世代から幅広い層へと情報が届くよう意識しています。

WWD:信頼される美容メディアとして意識していることは。

中野:“カロリーをかける”ことです。新作情報などスピードが求められるカテゴリーもありますが、丁寧に取材の手順を踏んで手間をかけた企画ほどアンケートでも人気があります。カタログのような情報にも良さはありますが、フィジカルであることならではの強みを大切にしています。もちろんビジュアルの美しさも購入の動機になりますが、読後の満足感につながるのは、やはりカロリーをかけた企画です。

WWD:今年人気を集めた企画は。

中野:MBTI診断(性格特性テスト)のスキンケア版として企画した、「美的」オリジナルの“BSTI診断”が人気を集めました。16タイプの肌診断ができるコンテンツで、スキンケアに精通したライターと編集チームが一緒にチェックリストを作成しました。診断自体はAIでも作ることができますが、これまでの知見やリアルなトレンドを盛り込めるのは、人の手による編集ならではの強みだと感じています。

小林:「美的.com」ではタレントを軸にした企画を強化しています。美容メディアならではの視点で、例えばアイドルグループ結成直後の人に最初にインタビューを行うなど、これまで美容情報が発信されていない人物を追いかけたりしています。直近ではTBSの田村真子アナウンサーのメイクテクに大きな反響がありました。私たちはエンタメメディアではなく、美容メディアです。「美的」だからこそできること、美容のプロとして発信すべき視点は何かを常に考え、企画を重ねています。新進気鋭の人物と美容を掛け合わせることは、私たちが発信する意義だと考えています。

「美的とキレイはどこまでも続く」
変わらぬ情熱を胸に、25周年へ

WWD:毎回、豪華な付録も話題だ。

中野:小学館には学年誌の文化があり、付録で楽しむことはDNAにあります。「美的」も創刊号から付録をつけていますが、特にコロナ禍以降、店頭で試せない代わりに付録サンプルが支持を集めました。競合誌も付録をつけていますが、市場全体が活況であることはとても良いことだと感じています。サンプリングは美容文化の一部でもありますし、美容好きな読者は、本気でその製品を買いたいからこそ本気で試しています。ブランド側からも、付録で試して購入につながるケースが多いと聞いています。良い循環が生まれていると思います。

WWD:イベントも充実している。

小林:イベントは得意分野の一つで、読者を招待する大型イベントを数多く開催しています。ブランドの方からは「『美的』の読者が一番真面目」と言われることも多いです。トーク内容を熱心にメモされたり、ブランドブースで研究論文について質問されたりというエピソードをよく耳にします。イベントを通して私たち自身も、美容に真剣に向き合っている読者が多いことを実感しています。読者を招き、ブランドの方々にも直接見ていただける場があるというのは、とても価値のあることだと思っています。3月には関西初となる「あいたい美的」を阪急うめだ本店で開催し、1800人を招待しました。温かい雰囲気の中で開催でき、とても良い反応をいただいたので、来年の開催も計画しています。

WWD:来年は創刊25周年を迎える。

中野:「美的とキレイはどこまでも続く」というメッセージを込めて、一年を通して大小25の企画を準備中です。25周年にあたる5月号(26年3月発売)は節目の号として、従来の雑誌にはない華やかな特集を企画しています。紙媒体は縮小傾向にありますが、美容業界自体は非常に活気があります。「美的」ブランドが持つ複数のプラットフォームを通じ、読者、そしてクライアントの双方にとって価値のある企画をお届けできるよう取り組んでいきます。


「美的」(小学館) DATA
【MAGAZINE】創刊:2001年3月 発行部数:非公表
【WEB】月間UU:374万3000 月間総PV:1113万
【SNS】X:31万4000 Instagram:60万1000 LINE:166万5000 YouTube:13万5000 threads:11万 TikTok:4万 ※2025年9月末現在

PHOTO:SHUNICHI ODA
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小学館
03-3230-5350

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「N.ハリウッド」×「セント マイケル」のロングスリーブTシャツが発売 尾花デザイナーの店舗巡回で実現

「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」は、細川雄太とカリ・デウィット(Cali Dewitt)が手掛けるブランド「セント マイケル(©SAINT MXXXXXX)」とコラボレーションしたロングスリーブTシャツを12月6日に発売する。価格は1万5400円で、「N.ハリウッド」の公式オンラインストアと直営店、ミスター ハリウッド(MISTER HOLLYWOOD)の東京店と大阪店で取り扱う。

着想源はデスメタルTシャツ

今回のコラボは、尾花大輔「N.ハリウッド」デザイナーがブランド設立25周年を記念して全国の店舗を巡回するイベント「尾花大輔の商品と接客」の集大成として、発売同日にミスター ハリウッドの東京店を訪れることにあわせて実現した。尾花デザイナーが好んで収集するデスメタルTシャツを着想源に、「セント マイケル」がツアーTシャツとしてデザイン。フロントには古着でよく見られる横顔のモチーフをベースに、尾花デザイナーが古着の買い付け時に使用していたアメリカの地図をコラージュしたグラフィックをあしらった。また、バックにサンタモニカ丘陵のリー山や全国を巡回した日程などを落とし込み、ネックには1990年代の希少なバンドTシャツに見られるネームデザインを踏襲したオリジナルタグを配している。

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「キールズ」からダウンタイムに着目したクリームが登場 現代の肌ニーズに応える新たなケア

「キールズ(KIEHL'S SINCE 1851)」は2026年1月16日、肌管理、美容医療後に起こる普段以上の肌ダメージやダウンタイム、日常的な外的刺激に着目し、“瞬間バリア クリーム UFC”(28mL、3190円/50mL、5280円)を発売する。なお14日から、公式オンラインストアと阪急うめだ本店で開催するポップアップで先行販売を行う。

肌の最終防壁である角質層に着目

同アイテムは肌の最終防壁である角質層に着目し、ハーバード・メディカル・スクールの協力を得て開発。潤いや肌荒れ対策、クールダウンなどの6つのアプローチを行う。ダメージ保護として注目されるキー成分オートミールパワーを配合し、バリア機能を整え、いち早く健やかな肌へと導く。

また1月14日から阪急うめだ本店で開催するポップアップでは、“瞬間バリア クリーム UFC”をいち早く体験できるほか、同アイテムを含む1万7600円以上の購入でスペシャルポーチの進呈を行う。発売に合わせたスターターセットやスペシャルキットなども用意する。

開催概要

■キールズ 瞬間バリア クリーム先行発売ポップアップ

日程:2026年1月14〜20日
場所;阪急うめだ本店 2階 プロモーションスペース21
住所;大阪府大阪市北区角田町8-7

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「キールズ」からダウンタイムに着目したクリームが登場 現代の肌ニーズに応える新たなケア

「キールズ(KIEHL'S SINCE 1851)」は2026年1月16日、肌管理、美容医療後に起こる普段以上の肌ダメージやダウンタイム、日常的な外的刺激に着目し、“瞬間バリア クリーム UFC”(28mL、3190円/50mL、5280円)を発売する。なお14日から、公式オンラインストアと阪急うめだ本店で開催するポップアップで先行販売を行う。

肌の最終防壁である角質層に着目

同アイテムは肌の最終防壁である角質層に着目し、ハーバード・メディカル・スクールの協力を得て開発。潤いや肌荒れ対策、クールダウンなどの6つのアプローチを行う。ダメージ保護として注目されるキー成分オートミールパワーを配合し、バリア機能を整え、いち早く健やかな肌へと導く。

また1月14日から阪急うめだ本店で開催するポップアップでは、“瞬間バリア クリーム UFC”をいち早く体験できるほか、同アイテムを含む1万7600円以上の購入でスペシャルポーチの進呈を行う。発売に合わせたスターターセットやスペシャルキットなども用意する。

開催概要

■キールズ 瞬間バリア クリーム先行発売ポップアップ

日程:2026年1月14〜20日
場所;阪急うめだ本店 2階 プロモーションスペース21
住所;大阪府大阪市北区角田町8-7

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“編み物王子”トム・デーリーが2026年冬季五輪の英国代表にニット帽とマフラーを提供

飛び込み競技の元イギリス代表選手で五輪メダリストのトム・デーリー(Tom Daley)は、イギリスのメンズウエアブランド「ベン シャーマン(BEN SHERMAN)」と協業し、2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック大会でイギリス代表チームのための特別なニットアイテムを制作する。

アイテムは、イギリスの国旗ユニオンジャックのカラーで編み上げた手編みのマフラーとニット帽。グレートブリテンの頭文字である「GB」ロゴ、雪の質感や冬の山岳風景から着想した立体的なケーブル編みなど、デーリーらしいユニークで大胆なデザインに仕上がっている。これらのアイテムは、開会式と閉会式で国旗を掲げる旗手が着用する公式アイテムとして採用される予定だ。

デーリーは、「24年パリ五輪で旗手を務めた経験は、僕にとって貴重な瞬間だった。ただ旗を掲げるだけではなく、五輪という大舞台にかけてきた選手や関係者の物語や希望、アイデンティティーを背負うことでもある」と振り返り、今回の協業への思いを語った。競技選手時代に瞑想やストレス発散のために始めた編み物は、観戦中に針を動かす姿とともに話題を呼び、卓越した技術の作品はSNSでも話題を呼び、昨年日本でも展覧会が行われたほどだ。

「ベン シャーマン」がオリンピックでイギリス代表チームのウエアを手がけるのは、今回で4大会連続となる。英国らしいテーラリングとコンテンポラリーを融合させたスタイルに、ミラノとコルティナの冬景観を思わせるヘリテージチェックやフェアアイル柄、立体編みのテクスチャーを取り入れた。

開会式では、ユニオンジャックのモチーフを施したモックネックニットとサイドにユニオンジャックテープを施したジョガーパンツに、千鳥格子のウールコートを重ねたスタイル。また、スカーフや帽子、赤と白、青の紐をデザインしたウィンターブーツを合わせる。閉会式では、よりリラックスしたシルエットを採用。ウール混ニットのトラックジャケットには、「ベン シャーマン」のシグニチャーでもある細いストライプを袖にデザインした。

トム・デーリーコラボの帽子とマフラーを限定発売

12月8日には、公式ウエアに着想を得た限定カプセルコレクションを発売する。商品は、開会式用のクルーネック、閉会式でのニット、イギリス代表チームの“GB”ロゴ入りの帽子とスカーフ、トム・デーリーコラボの帽子とマフラー。「ベン シャーマン」の直営店とオンラインストアなどで販売する予定だ。

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“編み物王子”トム・デーリーが2026年冬季五輪の英国代表にニット帽とマフラーを提供

飛び込み競技の元イギリス代表選手で五輪メダリストのトム・デーリー(Tom Daley)は、イギリスのメンズウエアブランド「ベン シャーマン(BEN SHERMAN)」と協業し、2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック大会でイギリス代表チームのための特別なニットアイテムを制作する。

アイテムは、イギリスの国旗ユニオンジャックのカラーで編み上げた手編みのマフラーとニット帽。グレートブリテンの頭文字である「GB」ロゴ、雪の質感や冬の山岳風景から着想した立体的なケーブル編みなど、デーリーらしいユニークで大胆なデザインに仕上がっている。これらのアイテムは、開会式と閉会式で国旗を掲げる旗手が着用する公式アイテムとして採用される予定だ。

デーリーは、「24年パリ五輪で旗手を務めた経験は、僕にとって貴重な瞬間だった。ただ旗を掲げるだけではなく、五輪という大舞台にかけてきた選手や関係者の物語や希望、アイデンティティーを背負うことでもある」と振り返り、今回の協業への思いを語った。競技選手時代に瞑想やストレス発散のために始めた編み物は、観戦中に針を動かす姿とともに話題を呼び、卓越した技術の作品はSNSでも話題を呼び、昨年日本でも展覧会が行われたほどだ。

「ベン シャーマン」がオリンピックでイギリス代表チームのウエアを手がけるのは、今回で4大会連続となる。英国らしいテーラリングとコンテンポラリーを融合させたスタイルに、ミラノとコルティナの冬景観を思わせるヘリテージチェックやフェアアイル柄、立体編みのテクスチャーを取り入れた。

開会式では、ユニオンジャックのモチーフを施したモックネックニットとサイドにユニオンジャックテープを施したジョガーパンツに、千鳥格子のウールコートを重ねたスタイル。また、スカーフや帽子、赤と白、青の紐をデザインしたウィンターブーツを合わせる。閉会式では、よりリラックスしたシルエットを採用。ウール混ニットのトラックジャケットには、「ベン シャーマン」のシグニチャーでもある細いストライプを袖にデザインした。

トム・デーリーコラボの帽子とマフラーを限定発売

12月8日には、公式ウエアに着想を得た限定カプセルコレクションを発売する。商品は、開会式用のクルーネック、閉会式でのニット、イギリス代表チームの“GB”ロゴ入りの帽子とスカーフ、トム・デーリーコラボの帽子とマフラー。「ベン シャーマン」の直営店とオンラインストアなどで販売する予定だ。

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「モワナ」と永井一正がコラボ第2弾、尾上菊五郎&菊之助の襲名を祝う京都・南座の祝幕もお披露目

フランスのバッグブランド「モワナ(MOYNAT)」は、グラフィックデザイナーの永井一正と日本デザインセンターとの2度目となるコラボレーションを発表し、12月3日から25日までの期間限定で、ドーバー ストリート マーケット ギンザで販売する。永井の代表作「LIFE」シリーズに着想を得たバッグやレザーグッズで構成するホリデーコレクションは、「モワナ」と永井、日本デザインセンターが手掛けた南座(京都)の祝幕のお披露目を記念したもの。南座の祝幕は、八代目尾上菊五郎丈、六代目尾上菊之助丈の襲名を記念して制作され、歌舞伎の象徴的な演目「連獅子」と、「モワナ」の“M”モノグラムで表現された富士山が描かれている。

永井は祝幕のデザインについて、「伝統を守りながら、新たな創造性を絶えず取り入れ、いかにそれが世代を超えて受け継がれていくかを表現したかった」と述べる。また八代目尾上菊五郎丈は、「永井一正氏と、170年以上の歴史を持つ『モワナ』、そして400年の伝統を誇る歌舞伎とのコラボレーション。私たちはまさに、伝統と革新の真の交差点に立ち会っている」とコメントした。

ドーバー ストリート マーケット ギンザで限定販売するドーバー ストリート マーケット ギンザで限定発売するホリデーコレクションは、ドーバー ストリート マーケット ギンザで限定発売される「Landscape Edition」は、5万600〜71万5000円。それぞれ「モワナ」の“M コレクション”のキャンバスに、永井のアートワークをあしらった。トラやシカ、ミミズクをモチーフにしたデザインがそろい、期間中は同店1階と4階で、スペシャルインスタレーションも行なっている。永井は「バッグやパスポートケース、カードケースの動物はとても生き生きとして、非常になじみ、一体感がある。アイテムを持つ人の夢を広げるものになれば」と語る。

永井は1929年大阪生まれのグラフィックデザイナー・版画家。1960年に日本デザインセンターを共同設立し、現在は同センターの最高顧問を務める。80年代から現在まで続く代表作「LIFE」シリーズは特に高く評価され、朝日広告賞グランプリ、亀倉雄策賞、ADCグランプリ、旭日章をはじめ多数の受賞・受章歴を誇り、作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)や東京国立近代美術館などに収蔵されている。

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「モワナ」と永井一正がコラボ第2弾、尾上菊五郎&菊之助の襲名を祝う京都・南座の祝幕もお披露目

フランスのバッグブランド「モワナ(MOYNAT)」は、グラフィックデザイナーの永井一正と日本デザインセンターとの2度目となるコラボレーションを発表し、12月3日から25日までの期間限定で、ドーバー ストリート マーケット ギンザで販売する。永井の代表作「LIFE」シリーズに着想を得たバッグやレザーグッズで構成するホリデーコレクションは、「モワナ」と永井、日本デザインセンターが手掛けた南座(京都)の祝幕のお披露目を記念したもの。南座の祝幕は、八代目尾上菊五郎丈、六代目尾上菊之助丈の襲名を記念して制作され、歌舞伎の象徴的な演目「連獅子」と、「モワナ」の“M”モノグラムで表現された富士山が描かれている。

永井は祝幕のデザインについて、「伝統を守りながら、新たな創造性を絶えず取り入れ、いかにそれが世代を超えて受け継がれていくかを表現したかった」と述べる。また八代目尾上菊五郎丈は、「永井一正氏と、170年以上の歴史を持つ『モワナ』、そして400年の伝統を誇る歌舞伎とのコラボレーション。私たちはまさに、伝統と革新の真の交差点に立ち会っている」とコメントした。

ドーバー ストリート マーケット ギンザで限定販売するドーバー ストリート マーケット ギンザで限定発売するホリデーコレクションは、ドーバー ストリート マーケット ギンザで限定発売される「Landscape Edition」は、5万600〜71万5000円。それぞれ「モワナ」の“M コレクション”のキャンバスに、永井のアートワークをあしらった。トラやシカ、ミミズクをモチーフにしたデザインがそろい、期間中は同店1階と4階で、スペシャルインスタレーションも行なっている。永井は「バッグやパスポートケース、カードケースの動物はとても生き生きとして、非常になじみ、一体感がある。アイテムを持つ人の夢を広げるものになれば」と語る。

永井は1929年大阪生まれのグラフィックデザイナー・版画家。1960年に日本デザインセンターを共同設立し、現在は同センターの最高顧問を務める。80年代から現在まで続く代表作「LIFE」シリーズは特に高く評価され、朝日広告賞グランプリ、亀倉雄策賞、ADCグランプリ、旭日章をはじめ多数の受賞・受章歴を誇り、作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)や東京国立近代美術館などに収蔵されている。

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「H&M」の2026年のデザイナーコラボはステラ・マッカートニーに決定 05年以来2度目

「H&M」は2026年のデザイナーコラボレーションを、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)と行うことを発表した。「ステラ・マッカートニー × H&M」のコレクションは、26年春に発売予定だ。

2005年以来、2度目となる両者によるコラボコレクションでは、リサイクル素材を取り入れ、環境に配慮した新しいスタイルを提案。ブランドの象徴的なスタイルやシルエット、デザインのDNAを通して、マッカートニーらしい魅力を表現した。また、コレクション制作だけでなく、サステナビリティについて語り合い、実行することにも取り組んでいくという。

ステラ・マッカートニーは、「最初のコラボレーションから20年を経て『H&M』と再びタッグを組めることにワクワクしています。アーカイブの作品を見直す作業は本当に楽しい時間でした。この2度目のパートナーシップは、サステナブルで動物に優しいデザインの進化を振り返ると同時に、進むべき道を一緒に考える機会だと思っています」とコメントする。

H&Mデザイナーコラボレーションについて

「H&M」は2004年に、当時「シャネル(CHANEL)」のクリエイティブディレクターであったカール・ラガーフェルドとの初のコラボレーション・デザイナーコレクションを発表した。過去のデザイナーコラボは以下の通り。

カール・ラガーフェルド(2004年)
ステラ・マッカートニー(2005年)
ヴィクター&ロルフ(2006年)
ロベルト・カヴァリ(2007年)
コム・デ・ギャルソン・バイ・川久保玲(2008年)
マシュー・ウィリアムソン(2009年春)
ジミー・チュウ(2009年秋)
ソニア・ リキエル(2010年春)
ランバン(2010年秋)
ヴェルサーチ(2011年)
マルニ(2012年春)
メゾン・マルタン・マルジェラ(2012年秋)
イザベル・マラン(2013年)
アレキサンダー・ワン(2014年)
バルマン(2015年)
ケンゾー(2016年)
アーデム(2017年)
モスキーノ(2018年)
ジャンバティスタ ヴァリ(2019年)
シモーン ロシャ2021年)
ミュグレー(2023年春)
ラバンヌ(2023年秋)
グレン・マーティンス(2025年秋)

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「H&M」の2026年のデザイナーコラボはステラ・マッカートニーに決定 05年以来2度目

「H&M」は2026年のデザイナーコラボレーションを、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)と行うことを発表した。「ステラ・マッカートニー × H&M」のコレクションは、26年春に発売予定だ。

2005年以来、2度目となる両者によるコラボコレクションでは、リサイクル素材を取り入れ、環境に配慮した新しいスタイルを提案。ブランドの象徴的なスタイルやシルエット、デザインのDNAを通して、マッカートニーらしい魅力を表現した。また、コレクション制作だけでなく、サステナビリティについて語り合い、実行することにも取り組んでいくという。

ステラ・マッカートニーは、「最初のコラボレーションから20年を経て『H&M』と再びタッグを組めることにワクワクしています。アーカイブの作品を見直す作業は本当に楽しい時間でした。この2度目のパートナーシップは、サステナブルで動物に優しいデザインの進化を振り返ると同時に、進むべき道を一緒に考える機会だと思っています」とコメントする。

H&Mデザイナーコラボレーションについて

「H&M」は2004年に、当時「シャネル(CHANEL)」のクリエイティブディレクターであったカール・ラガーフェルドとの初のコラボレーション・デザイナーコレクションを発表した。過去のデザイナーコラボは以下の通り。

カール・ラガーフェルド(2004年)
ステラ・マッカートニー(2005年)
ヴィクター&ロルフ(2006年)
ロベルト・カヴァリ(2007年)
コム・デ・ギャルソン・バイ・川久保玲(2008年)
マシュー・ウィリアムソン(2009年春)
ジミー・チュウ(2009年秋)
ソニア・ リキエル(2010年春)
ランバン(2010年秋)
ヴェルサーチ(2011年)
マルニ(2012年春)
メゾン・マルタン・マルジェラ(2012年秋)
イザベル・マラン(2013年)
アレキサンダー・ワン(2014年)
バルマン(2015年)
ケンゾー(2016年)
アーデム(2017年)
モスキーノ(2018年)
ジャンバティスタ ヴァリ(2019年)
シモーン ロシャ2021年)
ミュグレー(2023年春)
ラバンヌ(2023年秋)
グレン・マーティンス(2025年秋)

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「オルビス」の人気日焼け止めがリニューアル 紫外線に反応してプロテクト膜を強化

「オルビス(ORBIS)」は2026年2月20日、人気の日焼け止め“リンクル ブライト UV プロテクター”をリニューアルし、新たに“リンクル ブライト UV プロテクター N”【医薬部外品】[SPF50+・PA++++](50g、3850円)として発売する。“最強UVカットと肌のディフェンス力アップ”に挑んだ日焼け止めで、日本の強い紫外線にも対応。公式オンラインショップと全国の直営店舗で取り扱う。

紫外線で膜を強化する“瞬間オートディフェンステクノロジー”

同製品には、紫外線を受けると肌表面の膜が厚くなる独自技術“瞬間オートディフェンステクノロジー”を搭載。汗や水に強いラッピング膜を形成することで崩れにくくなるだけでなく、美容成分の角層への浸透も促進する。また、有効成分のナイアシンアミドや複合保湿成分のベースエンハンサーWPに加え、保湿成分として厳選した成分“D.N.A.ディフェンスエンハンサー”を新配合。つけている間、角層にアプローチしながら潤いを与え、透明感のある肌印象へ導く。

テクスチャーはべたつきが少なくみずみずしい感触で、薄膜が肌に密着。肌になじみやすく、ファンデーションのりをサポートする化粧下地としても使用可能だ。

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「オルビス」の人気日焼け止めがリニューアル 紫外線に反応してプロテクト膜を強化

「オルビス(ORBIS)」は2026年2月20日、人気の日焼け止め“リンクル ブライト UV プロテクター”をリニューアルし、新たに“リンクル ブライト UV プロテクター N”【医薬部外品】[SPF50+・PA++++](50g、3850円)として発売する。“最強UVカットと肌のディフェンス力アップ”に挑んだ日焼け止めで、日本の強い紫外線にも対応。公式オンラインショップと全国の直営店舗で取り扱う。

紫外線で膜を強化する“瞬間オートディフェンステクノロジー”

同製品には、紫外線を受けると肌表面の膜が厚くなる独自技術“瞬間オートディフェンステクノロジー”を搭載。汗や水に強いラッピング膜を形成することで崩れにくくなるだけでなく、美容成分の角層への浸透も促進する。また、有効成分のナイアシンアミドや複合保湿成分のベースエンハンサーWPに加え、保湿成分として厳選した成分“D.N.A.ディフェンスエンハンサー”を新配合。つけている間、角層にアプローチしながら潤いを与え、透明感のある肌印象へ導く。

テクスチャーはべたつきが少なくみずみずしい感触で、薄膜が肌に密着。肌になじみやすく、ファンデーションのりをサポートする化粧下地としても使用可能だ。

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「メンズノンノ」は、検索では得られない“寄り道”も提案できるメディア【編集長インタビュー】

集英社の男性ファッション誌「メンズノンノ(MEN'S NON-NO)」は、来年で創刊40周年を迎える。ブランドを統括する丸山真人WEB編集長は、「昔から大学生や働き始めた社会人はターゲットでしたが、今は20代後半の読者も多いです」と話す。読者像の拡大やターゲット世代の価値観の変化は、「メンズノンノ」をどう変えたのか?一方で40年間変わることのない読者や媒体への思いや、来年のアニバーサリー・イヤーの計画も含めて聞いた。

WWD:読者が広がることで、媒体も変化している?
丸山真人「メンズノンノ」ブランド統括・WEB 編集長(以下、丸山):例えばラグジュアリー・ブランドの取り扱いが増えています。「信頼できるもの」を求める世代は、「どうやりくりしているの?」と調査したくなるほど、上手に工面して、ラグジュアリー・ブランドの商品を買っています。もちろん買うのはフレグランスなどのエントリー商材が多いけれど、バッグなどへの興味や関心も高く、取り上げれば読者はもちろん、モデルからも人気。従来は「まだ先の話」だったかもしれないけれど、今はちゃんと“ 刺さっている”手応えがあります。20代後半の読者が増えたこともあって、「メンズノンノ」の読者が、ラグジュアリー・ブランドの商品を「買う世代」になっているので、今後もこうした憧れのブランドを世の中に広げていく役割を担いたいと思います。結婚や婚約指輪も含むジュエリーの企画では、「ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)」や「カルティエ(CARTIER)」など、ハイジュエラーとの取り組みも大きな反響がありました。最近はレスポンスの高さがブランドにも伝わってきたので、時計も含めて注力しています。

WWD:読者の拡張で、登場人物も広がっている。
丸山:直近では俳優、佐藤健さんの表紙の反響が大きかったです。「メンズノンノ」専属モデルにも30代が存在します。加えて創刊当初からモデルの強さで一定数の女性読者を抱え続けているので、彼女たちとも、もう一度強く繋がりたい。40周年では、改めてモデルの強さを押し出します。24人のメンノンモデルと、イベントをいくつか企画できたら。飲み会の延長みたいなトークイベントも楽しいし、初めてのビューティやラグジュアリー・ブランドを学ぶ機会でもいい。自分がその世代だったら、きっと一緒に学びたいと思うんです。

WWD:ビューティは、近年強化している。
丸山:「メンズノンノ美容大賞」は2015年から行い、今年は11月9日売りの誌面で発表しました。コロナ禍を契機に男性読者の美容意識は大きく変化し、スキンケアからメイク、そしてフレグランスへと広がっています。昔は社会の偏見があったかもしれないけれど今は取り払われ、面白さを感じている読者たちはビューティに積極的です。彼らにはファッションもビューティも、「オシャレ」や「カッコいい」もの。特にビューティはその文脈で商品を提案しやすいので、「メンズノンノ」にできることは多いと考えています。ビューティがまだ未知の領域な読者のためには、特にウェブでは敷居を下げて、ハウツーを積極的に。自分も最初はよくわからなかったので、「アイブロウペンシルは、こう持つんだよ」から寄り添います。一方で、例えばオススメの香水10選というウェブ記事だったら、「全部知ってる」ではないものも仕込みたい。

知っている名前で検索する時代に
「初めて知る」を提供したい

WWD:その香水10選のように、「『初めて知る』をちゃんと提供したい」という思いが強い。
丸山:特定の商品名やブランド名で検索する時点で、その分野にある程度の知識があるわけなので、だからこそ「メンズノンノ」では、紙でもウェブでも(検索では出てこない)「こんなものもあるんだよ」を仕込んでいきたい。回答はもちろん大事だけれど、回答にたどり着く前の“寄り道”も提案する媒体になれたらと思います。例えばウェブでは少し毛色の違う記事も混ぜ、ヒット記事を目掛けてサイトを訪れてくれたユーザーに「こんなものもあるんだね」と思ってほしいんです。「味付けのちょっと違うおかず」も提供したい。オシャレな男子が好きそうな車やバイク、カメラなども、同じ考えで取り上げたいと思います。

WWD:「味付けのちょっと違うおかず」の具体例は?
丸山:たとえばBLドラマに主演したタイの俳優たちのインタビュー集があります。インタビューすると考え方はしっかりしていて、知らなかったカッコよさがありました。また個人に紐づく情報をSNSで手に入れるのが当たり前の時代だからこそ、個人のSNSでもできることではなく、「メンズノンノ」としての打ち出しを強化したいと思います。スーパースタイリストが大活躍していた時代は彼らの私物や気になっているアイテムを何度も紹介してきたけれど、特に誌面では今、「メンズノンノ」の審美眼や選択眼を意識しています。一方、「これが正解」や「これをやらねば」とプレッシャーをかける発信は、40年の看板を背負っている「メンズノンノ」のやるべきことではありません。「カッコいい」の定義は、1つではありません。100人いれば100通りの「カッコいい」があることを、特にウェブではさまざまな「カッコいい人」を出すことで訴え続けたいと思います。

WWD:40周年は、イベントを強化する。
丸山:メーンイベントの1つは、「メンズノンノ美容大賞」。読者を招いての選考会の規模を拡大し、久しぶりの大きなリアルイベントとして秋に開催する予定です。社内に読者を招いて実施した選考会でも、その場で仲良くなってLINEを交換するなど、彼らが交流する姿を見て嬉しくなりました。12月に発売する26年1&2月合併号は、創刊から43号連続で表紙モデルを務めた阿部寛さんと、現在の「メンズノンノ」モデルの代表的存在である鈴鹿央士さんの2人が表紙を飾り、アニバーサリー・イヤーのキックオフを祝います。


「メンズノンノ」(集英社) DATA
【MAGAZINE】創刊:1986年5月 発行部数:4万7000部(印刷証明付き)
【WEB】月間UU:241万UU 月間総PV:3453万6000
【SNS】X:29万0000 IG:29万6000 LINE:11万5000 YT:6万7000 TikTok:7万2000(2025年10月末現在)

PHOTO:TAMEKI OSHIRO
問い合わせ先
集英社メディアビジネス部
03-3230-6202

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「メンズノンノ」は、検索では得られない“寄り道”も提案できるメディア【編集長インタビュー】

集英社の男性ファッション誌「メンズノンノ(MEN'S NON-NO)」は、来年で創刊40周年を迎える。ブランドを統括する丸山真人WEB編集長は、「昔から大学生や働き始めた社会人はターゲットでしたが、今は20代後半の読者も多いです」と話す。読者像の拡大やターゲット世代の価値観の変化は、「メンズノンノ」をどう変えたのか?一方で40年間変わることのない読者や媒体への思いや、来年のアニバーサリー・イヤーの計画も含めて聞いた。

WWD:読者が広がることで、媒体も変化している?
丸山真人「メンズノンノ」ブランド統括・WEB 編集長(以下、丸山):例えばラグジュアリー・ブランドの取り扱いが増えています。「信頼できるもの」を求める世代は、「どうやりくりしているの?」と調査したくなるほど、上手に工面して、ラグジュアリー・ブランドの商品を買っています。もちろん買うのはフレグランスなどのエントリー商材が多いけれど、バッグなどへの興味や関心も高く、取り上げれば読者はもちろん、モデルからも人気。従来は「まだ先の話」だったかもしれないけれど、今はちゃんと“ 刺さっている”手応えがあります。20代後半の読者が増えたこともあって、「メンズノンノ」の読者が、ラグジュアリー・ブランドの商品を「買う世代」になっているので、今後もこうした憧れのブランドを世の中に広げていく役割を担いたいと思います。結婚や婚約指輪も含むジュエリーの企画では、「ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)」や「カルティエ(CARTIER)」など、ハイジュエラーとの取り組みも大きな反響がありました。最近はレスポンスの高さがブランドにも伝わってきたので、時計も含めて注力しています。

WWD:読者の拡張で、登場人物も広がっている。
丸山:直近では俳優、佐藤健さんの表紙の反響が大きかったです。「メンズノンノ」専属モデルにも30代が存在します。加えて創刊当初からモデルの強さで一定数の女性読者を抱え続けているので、彼女たちとも、もう一度強く繋がりたい。40周年では、改めてモデルの強さを押し出します。24人のメンノンモデルと、イベントをいくつか企画できたら。飲み会の延長みたいなトークイベントも楽しいし、初めてのビューティやラグジュアリー・ブランドを学ぶ機会でもいい。自分がその世代だったら、きっと一緒に学びたいと思うんです。

WWD:ビューティは、近年強化している。
丸山:「メンズノンノ美容大賞」は2015年から行い、今年は11月9日売りの誌面で発表しました。コロナ禍を契機に男性読者の美容意識は大きく変化し、スキンケアからメイク、そしてフレグランスへと広がっています。昔は社会の偏見があったかもしれないけれど今は取り払われ、面白さを感じている読者たちはビューティに積極的です。彼らにはファッションもビューティも、「オシャレ」や「カッコいい」もの。特にビューティはその文脈で商品を提案しやすいので、「メンズノンノ」にできることは多いと考えています。ビューティがまだ未知の領域な読者のためには、特にウェブでは敷居を下げて、ハウツーを積極的に。自分も最初はよくわからなかったので、「アイブロウペンシルは、こう持つんだよ」から寄り添います。一方で、例えばオススメの香水10選というウェブ記事だったら、「全部知ってる」ではないものも仕込みたい。

知っている名前で検索する時代に
「初めて知る」を提供したい

WWD:その香水10選のように、「『初めて知る』をちゃんと提供したい」という思いが強い。
丸山:特定の商品名やブランド名で検索する時点で、その分野にある程度の知識があるわけなので、だからこそ「メンズノンノ」では、紙でもウェブでも(検索では出てこない)「こんなものもあるんだよ」を仕込んでいきたい。回答はもちろん大事だけれど、回答にたどり着く前の“寄り道”も提案する媒体になれたらと思います。例えばウェブでは少し毛色の違う記事も混ぜ、ヒット記事を目掛けてサイトを訪れてくれたユーザーに「こんなものもあるんだね」と思ってほしいんです。「味付けのちょっと違うおかず」も提供したい。オシャレな男子が好きそうな車やバイク、カメラなども、同じ考えで取り上げたいと思います。

WWD:「味付けのちょっと違うおかず」の具体例は?
丸山:たとえばBLドラマに主演したタイの俳優たちのインタビュー集があります。インタビューすると考え方はしっかりしていて、知らなかったカッコよさがありました。また個人に紐づく情報をSNSで手に入れるのが当たり前の時代だからこそ、個人のSNSでもできることではなく、「メンズノンノ」としての打ち出しを強化したいと思います。スーパースタイリストが大活躍していた時代は彼らの私物や気になっているアイテムを何度も紹介してきたけれど、特に誌面では今、「メンズノンノ」の審美眼や選択眼を意識しています。一方、「これが正解」や「これをやらねば」とプレッシャーをかける発信は、40年の看板を背負っている「メンズノンノ」のやるべきことではありません。「カッコいい」の定義は、1つではありません。100人いれば100通りの「カッコいい」があることを、特にウェブではさまざまな「カッコいい人」を出すことで訴え続けたいと思います。

WWD:40周年は、イベントを強化する。
丸山:メーンイベントの1つは、「メンズノンノ美容大賞」。読者を招いての選考会の規模を拡大し、久しぶりの大きなリアルイベントとして秋に開催する予定です。社内に読者を招いて実施した選考会でも、その場で仲良くなってLINEを交換するなど、彼らが交流する姿を見て嬉しくなりました。12月に発売する26年1&2月合併号は、創刊から43号連続で表紙モデルを務めた阿部寛さんと、現在の「メンズノンノ」モデルの代表的存在である鈴鹿央士さんの2人が表紙を飾り、アニバーサリー・イヤーのキックオフを祝います。


「メンズノンノ」(集英社) DATA
【MAGAZINE】創刊:1986年5月 発行部数:4万7000部(印刷証明付き)
【WEB】月間UU:241万UU 月間総PV:3453万6000
【SNS】X:29万0000 IG:29万6000 LINE:11万5000 YT:6万7000 TikTok:7万2000(2025年10月末現在)

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「ザラ」がLVMHプライズ2025覇者「ソウシオオツキ」と協業 大月デザイナーが語る“世代を超えたつながり”への思い

「ザラ(ZARA)」は12月4日、LVMHプライズ2025でグランプリを受賞した大月壮士による「ソウシオオツキ(SOSHIOTSUKI)」とのコラボレーションコレクションを発売する。国内ではザラ 新宿店、銀座店、渋谷公園通り店、六本木ヒルズ店、名古屋店、グラングリーン大阪店、心斎橋店、心斎橋筋店および公式ECで取り扱う。発売に合わせて12月4〜13日の期間、ザラ 銀座店でポップアップストアを設置する。

コレクションはメンズに加え、「ソウシオオツキ」が初めて手掛けるウィメンズとキッズで構成する。テーマには“A Sense of Togetherness”を掲げ、日本の1980〜1990年代のカルチャーへのノスタルジーや家族の絆、世代を超えたつながりへの思いを込めた。価格帯はメンズ4390〜3万2990円、ウィメンズ4390〜3万9990円、キッズ1990〜1万2990円。

同ブランドが得意とする緻密なテーラリングや構造的なデザインに、ビンテージ感覚の融合を目指した。メンズは構造性とリラックス感のバランスを重視し、フォーマルな素材をカッティングやドレープで再構築。大月デザイナーは特に思い入れのあるアイテムとして、自身のブランドのアーカイブでもある“ダブルスモーキングジャケット”や“キモノブレストシャツ”を挙げる。

初披露となるウィメンズは、流れるようなシルエットや柔らかなプロポーションでテーラリングを再解釈し、ノスタルジックなムードの中に現代的な色彩を取り入れた。キッズは親密さを前面に打ち出し、大月氏自身が幼少期に母親から手作りしてもらった洋服の記憶を想起させる温かみのある仕上がりが特徴だ。

大月デザイナーは、「人間関係、家族の絆、そして性別や年齢を超えた繋がりというテーマに引かれ、今回のコンセプトに辿り着いた」とコメント。制作にあたりスペイン・アコルーニャにある「ザラ」の本社工場を視察しており、「従業員が皆プライドを持って服作りに臨んでいる姿勢に共感した」と振り返る。「ブランド単独では実現できなかった表現の幅を広げ、服を介した感情や絆の表現の可能性を追求できた」と手応えを語った。

また今回の協業について、「ここまでのビジネス規模、多くの人が関わる仕事は初めて。自身のコレクション制作では得難い経験に刺激を受けた」とし、「今は、ブランドの実態よりも先に(LVMHプライズという)評価を受けている状態だと思う。そこに追いつく地力をつけたい」と今後の抱負を語った。

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「ザラ」がLVMHプライズ2025覇者「ソウシオオツキ」と協業 大月デザイナーが語る“世代を超えたつながり”への思い

「ザラ(ZARA)」は12月4日、LVMHプライズ2025でグランプリを受賞した大月壮士による「ソウシオオツキ(SOSHIOTSUKI)」とのコラボレーションコレクションを発売する。国内ではザラ 新宿店、銀座店、渋谷公園通り店、六本木ヒルズ店、名古屋店、グラングリーン大阪店、心斎橋店、心斎橋筋店および公式ECで取り扱う。発売に合わせて12月4〜13日の期間、ザラ 銀座店でポップアップストアを設置する。

コレクションはメンズに加え、「ソウシオオツキ」が初めて手掛けるウィメンズとキッズで構成する。テーマには“A Sense of Togetherness”を掲げ、日本の1980〜1990年代のカルチャーへのノスタルジーや家族の絆、世代を超えたつながりへの思いを込めた。価格帯はメンズ4390〜3万2990円、ウィメンズ4390〜3万9990円、キッズ1990〜1万2990円。

同ブランドが得意とする緻密なテーラリングや構造的なデザインに、ビンテージ感覚の融合を目指した。メンズは構造性とリラックス感のバランスを重視し、フォーマルな素材をカッティングやドレープで再構築。大月デザイナーは特に思い入れのあるアイテムとして、自身のブランドのアーカイブでもある“ダブルスモーキングジャケット”や“キモノブレストシャツ”を挙げる。

初披露となるウィメンズは、流れるようなシルエットや柔らかなプロポーションでテーラリングを再解釈し、ノスタルジックなムードの中に現代的な色彩を取り入れた。キッズは親密さを前面に打ち出し、大月氏自身が幼少期に母親から手作りしてもらった洋服の記憶を想起させる温かみのある仕上がりが特徴だ。

大月デザイナーは、「人間関係、家族の絆、そして性別や年齢を超えた繋がりというテーマに引かれ、今回のコンセプトに辿り着いた」とコメント。制作にあたりスペイン・アコルーニャにある「ザラ」の本社工場を視察しており、「従業員が皆プライドを持って服作りに臨んでいる姿勢に共感した」と振り返る。「ブランド単独では実現できなかった表現の幅を広げ、服を介した感情や絆の表現の可能性を追求できた」と手応えを語った。

また今回の協業について、「ここまでのビジネス規模、多くの人が関わる仕事は初めて。自身のコレクション制作では得難い経験に刺激を受けた」とし、「今は、ブランドの実態よりも先に(LVMHプライズという)評価を受けている状態だと思う。そこに追いつく地力をつけたい」と今後の抱負を語った。

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「ルイ・ヴィトン」「グッチ」「プラダ」が「イーベイ」の2025年首位ブランドに選出

オンラインマーケットプレイスの「イーベイ(EBAY)」は、2025年のウォッチリストまとめを発表し、注目すべき結果やポイントを明らかにした。同レポートは、「イーベイ」常駐スタイリストのブリー・ウェルチ(Brie Welch)やデザイナーでトレンドセッターのマルゲリータ・マッカパーニ・ミッソーニ(Margherita Maccapani Missoni)の協力のもと、1億3400万人以上の「イーベイ」全世界ユーザーの2025年1~9月までの購入と累計出品数のデータに基づき、ラグジュアリー中古市場の現状を概観している。

首位ブランドは「ルイ・ヴィトン」「グッチ」「プラダ」

報告書の著者によると、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と「グッチ(GUCCI)」は依然として「イーベイ」において最も購入されるラグジュアリーブランドで、毎分13点以上の「ルイ・ヴィトン」の商品が出品されているという。

今年に入ってから現在までの期間における、最も出品数と購入数が多かったラグジュアリーブランドは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」(520万点)、「グッチ(GUCCI)」(390万点)、「プラダ(PRADA)」(320万点)、「バーバリー(BURBERRY)」(180万点)、「アルマーニ(ARMANI)」(170万点)、「ディオール(DIOR)」(120万点)であった。「イーベイ」は、創設者ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)の死去を受けて「アルマーニ」がトップ5に躍り出たことや、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の新体制で「ディオール(DIOR)」が盛り上がりを見せたこと、そして「バーバリー(BURBERRY)」がブランドの再建戦略を進めたことを、出品順位上昇の主な要因として挙げている。

スポーツ・ストリートウエアブランドの急成長動向

スポーツウエアやストリートウエアブランドの「キッドスーパー(KIDSUPER)」、「フィアー オブ ゴッド(FEAR OF GOD)」、「カクタス プラント フリー マーケット(CACTUS PLANT FLEA MARKET)」などの急成長ブランドは検索数が急増。一方で、「ドーエン(DOEN)」と「ギャップ(GAP)」のコラボは瞬く間にヒットし、「ミュウミュウ(MIU MIU)」や「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」も引き続きZ世代から人気を集めている。

2025年1~9月の販売数で最も伸びたブランドは、「キッドスーパー」(173%増)、「フィアー オブ ゴッド」(125%増)、「ロンシャン(LONGCHAMP)」(79%増)、「ドーエン」(79%増)、「カクタス プラント フリー マーケット」(70%増)、「ルード(RHUDE)」(66%増)、「ビルケンシュトック」(47%増)、「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」(36%増)、「ミュウミュウ」(32%増)、「アミリ(AMIRI)」(26%増)であった。

クリエイティブディレクターの交代でも変動

ファッション業界におけるクリエイティブディレクターの交代は、ブランドに新たなビジョンをもたらし、中古市場の再形成を促す主な原動力となっている。「イーベイ」によると、ジョナサン・アンダーソンの名前の検索数は390%増加した。「ディオール」の検索数は1分あたり52%上昇し、同ブランドのアイコン商品である“サドルバッグ”や“レディ ディオール”は販売数がそれぞれ34%と24%増加した。

エディ・スリマン(Hedi Slimane)退任後、マイケル・ライダー(Michael Rider)が「セリーヌ(CELINE)」のアーティスティック・ディレクターに就任したことで、同ブランドの“ファントムバッグ”の購入数は11%増加した。一方、「グッチ」では、デムナ(Demna)就任当初、投資家の反応はやや不安定だったものの、ティーザーキャンペーンにより彼の名前の検索数は87%増加。「グッチ」の検索数は1分あたり71%増加し、“オフィディア スモールショルダーバッグ”の購入数は325%、“ホースビット1955”のバッグは67%増加するなど急上昇した。

ニューヨーク・ファッション・ウイークで引き続きイットブランドとして注目を集める「ルアー(LUAR)」は、“アナバッグ”で消費者人気を維持。平均販売額や価格上昇率が高かったブランドは、「ルアー」(270%)、「ヘレウ(HEREU)」(91%)、「ギマガス(GIMAGUAS)」(58%)、「ボブ マッキー(BOB MACKIE)」(57%)、「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」(47%)、「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」(46%)、「ジャックムス(JACQUEMUS)」(36%)、「アライア(ALAIA)」(32%)、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」(22%)、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」(22%)だった。

ハンドバッグ、腕時計、スニーカーなどの販売動向

最も人気のハンドバッグは「フェンディ(FENDI)」の“バゲット”、「コーチ(COACH)」の“タビー”、「エルメス(HERMES)」の“ケリー”、「クロエ(CHLOE)」の“パディントン”、「ディオール」の“レディ ディオール”、「ルイ・ヴィトン」の“ポシェット メティス”だ。特に「コーチ」は、“イットバッグ”の象徴的存在として注目を集め、全米女子プロバスケットボールリーグ・WNBAとのパートナーシップ契約や、ドラマ「The Summer I Turned Pretty」とのコラボレーションにより、目を引くアイテムが登場した。今年、同ブランドは1分あたり92回検索されている。

最も人気の腕時計は、クラシックなデザインの普遍性を示した。「ロレックス(ROLEX)」の“デイトジャスト”、「カルティエ(CARTIER)」の“サントス”、「オメガ(OMEGA)」の“コンステレーション”、「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」の“ロイヤル オーク”、「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」の“モナコ”、「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」の“ノーチラス”は、いずれもブランドの伝統を受け継ぎながら、格とスタイルの両面で注目を集めている。

テイラー・スウィフト(Taylor Swift)とトラビス・ケルシー(Travis Kelce)の婚約も検索動向に影響を与え、“オールド マイン ダイヤモンド(old mine diamond)”の検索数は21%増加した。婚約発表の際に着用していた「カルティエ」の”サントス デモワゼル(Cartier Santos Demoiselle)”は検索数が194%増となり、憧れのアイテムとして注目を集めた。

レポートの著者によると、検索数の多かったスニーカーは、懐かしさと実用性を兼ね備えたものであった。「ニューバランス(NEW BALANCE)」の“9060”、「ナイキ(NIKE)」の“ショックス”、「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」の“メキシコ 66”、「プーマ(PUMA)」の“スピードキャット”、「アディダス(ADIDAS)」の“テコンドー”、「アシックス(ASICS)」の“ゲルニンバス 10.1”は、いずれも、アーカイブアイテムへのこだわりを満たしつつ、性能や履き心地の面でも優れたアイテムだ。中でも、待望の復刻となった“エア ジョーダン 4 ホワイト セメント(Air Jordan 4 White Cement)”はスニーカーファンを熱狂させ、5月の発売以降、「イーベイ」ユーザーによる検索数は1日あたり約600回に達した。

ミッソーニは、「振り返ると、2025年は中古ファッションがメーンストリームとなった年だ」と語る。「レッドカーペットでも中古ファッションがかつてないほど受け入れられ、エマ・チェンバレン(Emma Chamberlain)、チャペル・ローン(Chappell Roan)、ジェレミー・ポープ(Jeremy Pope)といったスターたちがメットガラで『イーベイ』から調達したルックを着用することで、循環型スタイルの可能性を強く示した。さらに、クリエイティブディレクターの異動という“椅子取りゲーム”の波が定番ブランドを刷新し、アーカイブアイテムと新進ブランドのデビュー作への関心を高めた。その結果、消費者は彼らの作品を求めて『イーベイ』などのサイトに向かった」と話した。

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「ルイ・ヴィトン」「グッチ」「プラダ」が「イーベイ」の2025年首位ブランドに選出

オンラインマーケットプレイスの「イーベイ(EBAY)」は、2025年のウォッチリストまとめを発表し、注目すべき結果やポイントを明らかにした。同レポートは、「イーベイ」常駐スタイリストのブリー・ウェルチ(Brie Welch)やデザイナーでトレンドセッターのマルゲリータ・マッカパーニ・ミッソーニ(Margherita Maccapani Missoni)の協力のもと、1億3400万人以上の「イーベイ」全世界ユーザーの2025年1~9月までの購入と累計出品数のデータに基づき、ラグジュアリー中古市場の現状を概観している。

首位ブランドは「ルイ・ヴィトン」「グッチ」「プラダ」

報告書の著者によると、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と「グッチ(GUCCI)」は依然として「イーベイ」において最も購入されるラグジュアリーブランドで、毎分13点以上の「ルイ・ヴィトン」の商品が出品されているという。

今年に入ってから現在までの期間における、最も出品数と購入数が多かったラグジュアリーブランドは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」(520万点)、「グッチ(GUCCI)」(390万点)、「プラダ(PRADA)」(320万点)、「バーバリー(BURBERRY)」(180万点)、「アルマーニ(ARMANI)」(170万点)、「ディオール(DIOR)」(120万点)であった。「イーベイ」は、創設者ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)の死去を受けて「アルマーニ」がトップ5に躍り出たことや、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の新体制で「ディオール(DIOR)」が盛り上がりを見せたこと、そして「バーバリー(BURBERRY)」がブランドの再建戦略を進めたことを、出品順位上昇の主な要因として挙げている。

スポーツ・ストリートウエアブランドの急成長動向

スポーツウエアやストリートウエアブランドの「キッドスーパー(KIDSUPER)」、「フィアー オブ ゴッド(FEAR OF GOD)」、「カクタス プラント フリー マーケット(CACTUS PLANT FLEA MARKET)」などの急成長ブランドは検索数が急増。一方で、「ドーエン(DOEN)」と「ギャップ(GAP)」のコラボは瞬く間にヒットし、「ミュウミュウ(MIU MIU)」や「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」も引き続きZ世代から人気を集めている。

2025年1~9月の販売数で最も伸びたブランドは、「キッドスーパー」(173%増)、「フィアー オブ ゴッド」(125%増)、「ロンシャン(LONGCHAMP)」(79%増)、「ドーエン」(79%増)、「カクタス プラント フリー マーケット」(70%増)、「ルード(RHUDE)」(66%増)、「ビルケンシュトック」(47%増)、「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」(36%増)、「ミュウミュウ」(32%増)、「アミリ(AMIRI)」(26%増)であった。

クリエイティブディレクターの交代でも変動

ファッション業界におけるクリエイティブディレクターの交代は、ブランドに新たなビジョンをもたらし、中古市場の再形成を促す主な原動力となっている。「イーベイ」によると、ジョナサン・アンダーソンの名前の検索数は390%増加した。「ディオール」の検索数は1分あたり52%上昇し、同ブランドのアイコン商品である“サドルバッグ”や“レディ ディオール”は販売数がそれぞれ34%と24%増加した。

エディ・スリマン(Hedi Slimane)退任後、マイケル・ライダー(Michael Rider)が「セリーヌ(CELINE)」のアーティスティック・ディレクターに就任したことで、同ブランドの“ファントムバッグ”の購入数は11%増加した。一方、「グッチ」では、デムナ(Demna)就任当初、投資家の反応はやや不安定だったものの、ティーザーキャンペーンにより彼の名前の検索数は87%増加。「グッチ」の検索数は1分あたり71%増加し、“オフィディア スモールショルダーバッグ”の購入数は325%、“ホースビット1955”のバッグは67%増加するなど急上昇した。

ニューヨーク・ファッション・ウイークで引き続きイットブランドとして注目を集める「ルアー(LUAR)」は、“アナバッグ”で消費者人気を維持。平均販売額や価格上昇率が高かったブランドは、「ルアー」(270%)、「ヘレウ(HEREU)」(91%)、「ギマガス(GIMAGUAS)」(58%)、「ボブ マッキー(BOB MACKIE)」(57%)、「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」(47%)、「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」(46%)、「ジャックムス(JACQUEMUS)」(36%)、「アライア(ALAIA)」(32%)、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」(22%)、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」(22%)だった。

ハンドバッグ、腕時計、スニーカーなどの販売動向

最も人気のハンドバッグは「フェンディ(FENDI)」の“バゲット”、「コーチ(COACH)」の“タビー”、「エルメス(HERMES)」の“ケリー”、「クロエ(CHLOE)」の“パディントン”、「ディオール」の“レディ ディオール”、「ルイ・ヴィトン」の“ポシェット メティス”だ。特に「コーチ」は、“イットバッグ”の象徴的存在として注目を集め、全米女子プロバスケットボールリーグ・WNBAとのパートナーシップ契約や、ドラマ「The Summer I Turned Pretty」とのコラボレーションにより、目を引くアイテムが登場した。今年、同ブランドは1分あたり92回検索されている。

最も人気の腕時計は、クラシックなデザインの普遍性を示した。「ロレックス(ROLEX)」の“デイトジャスト”、「カルティエ(CARTIER)」の“サントス”、「オメガ(OMEGA)」の“コンステレーション”、「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」の“ロイヤル オーク”、「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」の“モナコ”、「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」の“ノーチラス”は、いずれもブランドの伝統を受け継ぎながら、格とスタイルの両面で注目を集めている。

テイラー・スウィフト(Taylor Swift)とトラビス・ケルシー(Travis Kelce)の婚約も検索動向に影響を与え、“オールド マイン ダイヤモンド(old mine diamond)”の検索数は21%増加した。婚約発表の際に着用していた「カルティエ」の”サントス デモワゼル(Cartier Santos Demoiselle)”は検索数が194%増となり、憧れのアイテムとして注目を集めた。

レポートの著者によると、検索数の多かったスニーカーは、懐かしさと実用性を兼ね備えたものであった。「ニューバランス(NEW BALANCE)」の“9060”、「ナイキ(NIKE)」の“ショックス”、「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」の“メキシコ 66”、「プーマ(PUMA)」の“スピードキャット”、「アディダス(ADIDAS)」の“テコンドー”、「アシックス(ASICS)」の“ゲルニンバス 10.1”は、いずれも、アーカイブアイテムへのこだわりを満たしつつ、性能や履き心地の面でも優れたアイテムだ。中でも、待望の復刻となった“エア ジョーダン 4 ホワイト セメント(Air Jordan 4 White Cement)”はスニーカーファンを熱狂させ、5月の発売以降、「イーベイ」ユーザーによる検索数は1日あたり約600回に達した。

ミッソーニは、「振り返ると、2025年は中古ファッションがメーンストリームとなった年だ」と語る。「レッドカーペットでも中古ファッションがかつてないほど受け入れられ、エマ・チェンバレン(Emma Chamberlain)、チャペル・ローン(Chappell Roan)、ジェレミー・ポープ(Jeremy Pope)といったスターたちがメットガラで『イーベイ』から調達したルックを着用することで、循環型スタイルの可能性を強く示した。さらに、クリエイティブディレクターの異動という“椅子取りゲーム”の波が定番ブランドを刷新し、アーカイブアイテムと新進ブランドのデビュー作への関心を高めた。その結果、消費者は彼らの作品を求めて『イーベイ』などのサイトに向かった」と話した。

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決定!2025年 売れたもの大賞:記者談話室vol.197

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、記者たちが分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

今年も残すところわずか。そこで今回は2025年にヒットした商品、流行したブランド、ブレイクした人、話題になった場所などの中から「売れたもの大賞」を選出する会議を開催しました。記者談話室のいつもの面々だけでなく、広く社内からファッションやビューティの流行に一家言を持った6人を集めました。白熱した会議の様子をそのまま配信します。果たして喧々諤々の議論は収拾がついたのか、そして大賞に輝いたのは何か。今回はロングバージョンでお楽しみください。

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決定!2025年 売れたもの大賞:記者談話室vol.197

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、記者たちが分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

今年も残すところわずか。そこで今回は2025年にヒットした商品、流行したブランド、ブレイクした人、話題になった場所などの中から「売れたもの大賞」を選出する会議を開催しました。記者談話室のいつもの面々だけでなく、広く社内からファッションやビューティの流行に一家言を持った6人を集めました。白熱した会議の様子をそのまま配信します。果たして喧々諤々の議論は収拾がついたのか、そして大賞に輝いたのは何か。今回はロングバージョンでお楽しみください。

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