「リファ」初のフレグランスやファミマの新コスメ「ジュディードール」に注目 今週発売のビューティアイテム14選【12/8〜12/14】

ビューティアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は12月8〜14日に発売するアイテムを紹介します。快進撃を続ける「リファ(REFA)」が発売するブランド初のフレグランスは、人気のハート型ブラシがコンセプト。150年以上の歴史を持つフランスの香料会社ヴェ・マン・フィスを開発パートナーに迎えて作り上げた、5つの香りに注目です。近年各社が力を入れているコンビニコスメは、セブン-イレブンに韓国発「2aN(トゥーエーエヌ)」の新ライン“from 2aN(フロムトゥーエーエヌ)”が、ファミリーマートに中国発「ジュディードール(JUDYDOLL)」が登場。どちらも試しやすいミニサイズなのがポイントです。

【12月8日発売】
シピシピ
(CIPICIPI)

立体感”をかなえるマットハイライター

美容クリエイターのふくれながプロデュースするコスメブランド「シピシピ(CIPICIPI)」から登場するのは、マット質感で影を飛ばす新作ハイライター“ヒアルマットハイライター”2色と、ハイライター専用ブラシ。さらに、“リボンティント”の愛称で親しまれている“デューイフィルムティント R”の冬限定色の“チェリーブラウニー”も用意する。

■商品詳細

“ヒアルマットハイライター”(全2色、各1100円)
“ハイライトブラシ”(1100円)
“デューイフィルムティント R”(全7色、各1430円)

【12月10日発売】
アディトルビューティー
(ADDITTLE BEAUTY)

滝沢眞規子プロデュースブランド第1弾

モデルの滝沢眞規子がプロデュースするブランド「アディトルビューティー(ADDITTLE BEAUTY)」は、第1弾アイテムとしてフェイスマスク2種と拭き取り化粧水シートの全3アイテムをそろえる。手に取りやすい場所に置いても空間になじむパッケージデザインや、スパで過ごすひとときを思わせる心地よい香りを採用したほか、いずれも3種の発酵美容液成分を配合し肌を健やかに整える。

■商品詳細

“エーエムウェイクアップマスクボックス”(14枚入、2970円/リフィル14枚入、1980円)
“ピーエムプレップマスクボックス”(14枚入、2970円/リフィル14枚入、1980円)
“オーバーサイズドリセットシートボックス”(40枚入、2970円/リフィル40枚入、1980円)

【12月10日発売】
アンドビー
(&BE)

パウダーハイライトに限定色のラベンダー

ヘアメイクアップアーティストの河北裕介がプロデュースする「アンドビー(&BE)」は、上品な艶肌を演出するパウダーハイライト“ルミナイジングパウダー”から、冬にぴったりな限定色のラベンダーを用意する。

■商品詳細

“ルミナイジングパウダー”(限定、2420円)

【12月10日発売】
ウォンジョンヨ
(WONJUNGYO)

部分用シートマスクにシリーズ史上最大のエッセンス量を含む限定品

「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は、人気の“モイストアップレディスキンパック”シリーズから、シリーズ史上最大のエッセンス量を含んだ特別な“モイストアップレディスキンパック DM SP”をそろえる。人気の“モイストアップレディスキンパック”シリーズは、メイクの前に使用することで肌をひんやりと整え、メイクのりとキープ力をアップする部分用シートパック。

■商品詳細

“モイストアップレディスキンパック DM SP”(50枚入り、2090円)

【12月10日発売】
ヴァレンティノ ビューティ
(VALENTINO BEAUTY)

初のキャンドルコレクション

「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は、ローマ宮殿をテーマにしたクチュールフレグランス“ヴァレンティノ アナトミー オブ ドリームス”の新カテゴリーとなるキャンドルコレクション“ヴァレンティノ レ スィール”をスタートする。第1弾は、フローラルウッディーの香りのキャンドルと専用のキャンドルホルダーをそろえる。

■商品詳細

“ヴァレンティノ スィール バロック”(165g、2万2550円※編集部調べ、以下同)
“ヴァレンティノ レ ブジョワール”(2万5300円)

【12月10日発売】
クナイプ
(KNEIPP)

“メッセージシリーズ”からフランボワーズの香りのバスソルト

ドイツ発のハーバルブランド「クナイプ(KNEIPP)」の“クナイプ メッセージシリーズ”から限定の“クナイプ バスソルト フランボワーズの香り”が登場。パッケージデザインには、深みのあるレッドを採用。メッセージには“あなたがいてくれてよかった(YOU MAKE ME HAPPY)”を添えた。

■商品詳細

“クナイプ バスソルト フランボワーズの香り”(50g、220円/850g、2860円)

【12月10日発売】
ミュシャ
(MUCHA)

「12ヶ月」の絵葉書をモチーフにしたフレグランスオイルとチャーム

マッシュスタイルラボによるミュシャ財団公認ブランド「ミュシャ(MUCHA)」からは、芸術家のアルフォンス・ミュシャ(Alphonse Mucha)の「12か月」の絵葉書をモチーフにした“ユアナンバー フレグランスオイル”とオイルを収納できる“フレグランスチャーム”が登場する。

■商品詳細

“ユアナンバー フレグランスオイル”(全12種、各6mL、各3190円)
“フレグランスチャーム”(全10種、各3960円)

【12月10日発売】
リファ
(REFA)

初のフレグランス

「リファ(REFA)」は、人気の“リファ ハートブラシ”の5つのカラーをコンセプトにしたブランド初となる“リファ ハートフレグランス”を展開する。同アイテムは、“リファ ハートブラシ”の5つのカラーイメージとリンクするように調香された。

■商品詳細

“リファ ハートフレグランス ローズゴールド”(50mL、9350円)
“リファ ハートフレグランス シルバー”(50mL、9350円)
“リファ ハートフレグランス シャンパンゴールド”(50mL、9350円)
“リファ ハートフレグランス シャインレッド”(50mL、9350円)
“リファ ハートフレグランス ホワイト”(50mL、9350円)

【12月10日発売】
from 2aN
(フロムトゥーエーエヌ)

韓国発「2aN」の新ラインをセブン-イレブンで限定発売

韓国発のカラーメイクブランド「2aN(トゥーエーエヌ)」の新ライン“from 2aN(フロムトゥーエーエヌ)”が、全国のセブン-イレブン店舗にお目見え。持ち運びに便利な手のひらサイズとベース、ポイント、仕上げが簡単に完成する点が特徴で、ミニサイズのリップティントと3色アイパレットを取り扱う。

■商品詳細

“ミニグレイズバウンシングティント”(全10色、各880円)
“ラブクローバーパレット”(全6種、各1100円)

【12月11日発売】
サボン
(SABON)

菜種ワックスを採用した新キャンドルコレクション

「サボン(SABON)」は、新アロマキャンドルシリーズ“センティッド キャンドル”を展開する。同ブランドが展開するボディーケア製品の中でも人気の香りをベースに、新たなアクセントを加えた。製品には燃焼時にススなどの排出物が少なく均一に燃える自然由来の菜種ワックスを使用。

■商品詳細

“センティッド キャンドル”(全5種、各180g、各7150円)

【12月11日発売】
MN

パペットスンスンの限定ネイルボックス

伊勢半のD2Cメイクブランド「MN」は、キャラクターのパペットスンスンとコラボレーションした定番のネイルポリッシュ“クリーチャーズネイル”の限定ボックスを用意する。限定ボックスには、パペットスンスンのキーカラーであるブルーに繊細なラメを加えた“50 SUNSUN”と、スンスンの友だち・ノンノンをイメージしたきらめくホワイトの“51 NONNON”を、特別仕様のギフトボックスに収めた。

■商品詳細

“クリーチャーズネイル”の限定ボックス(2色セット、5500円)

【12月11日発売】
レブロン
(REVLON)

みずみずしい艶をかなえるリップスティックからブラウンカラー

「レブロン(REVLON)」は、クリアな発色で唇を彩るリップスティック“スーパー ラストラス デューイ シャイン リップスティック”からブラウンカラーの新色をそろえる。新色は、フェミニンな艶を演出するミルキーブラウンカラーに仕上げた。

■商品詳細

“スーパー ラストラス デューイ シャイン リップスティック”(新色、1760円)

【12月12日発売】
オーディナリー
(THE ORDINARY)

メイクアイテムを日本初展開

「オーディナリー(THE ORDINARY)」からは、ジェル状の透明マスカラ“ラッシュ カール フィニッシャー”が登場する。日本でのメイクアイテムの展開はブランド初となる。加えて、レチノール配合の美容液も用意する。

■商品詳細

“ラッシュ カール フィニッシャー”(1760円)
“R0.2フェイスセラム”(30mL、1540円)

【12月12日発売】
ジュディードール
(JUDYDOLL)

ファミマに中国コスメ 「ジュディードール」の“メリハリマスターパレット”がミニサイズに

ファミリーマートに「ジュディードール(JUDYDOLL)」のミニサイズコスメが登場。定番のフェイスパレット“メリハリマスターパレット”と、“ちゅるティントリップ”をミニサイズにした2アイテムをラインアップする。“メリハリマスターパレット”のカラーはクールトーン、ウォームトーン、エアリーカバートーンの肌トーンや肌悩みに合わせて選べる3種を用意。“ちゅるティントリップ ミニ”は、光をまとったようなちゅるんとした唇を演出するリップで、ポーチに収まるサイズ感にした。

■商品詳細

“ミニメリハリマスターパレット”(全3種、各990円)
“ちゅるティントリップ ミニ”(全4色、各880円)

The post 「リファ」初のフレグランスやファミマの新コスメ「ジュディードール」に注目 今週発売のビューティアイテム14選【12/8〜12/14】 appeared first on WWDJAPAN.

セブン-イレブンで韓国発「2aN」の新ライン“from 2aN”を数量限定発売 リップとアイパレットの2種

韓国発のカラーメイクブランド「2aN(トゥーエーエヌ)」の日本総代理店であるWONDER LINEは、同ブランドの新ライン“from 2aN(フロムトゥーエーエヌ)”を全国のセブン-イレブン店舗で12月10日から順次、数量限定で発売する。ミニサイズのリップティント“ミニグレイズバウンシングティント”(全10色、各880円)と、3色入りのミニアイパレット“ラブクローバーパレット”(全6種、各1100円)をラインアップする。“from 2aN”は、「もっと手軽に、もっと自由に2aNを楽しむ」をコンセプトに誕生したミニコスメシリーズで、持ち運びに便利な手のひらサイズとベース、ポイント、仕上げが簡単に完成する点が特徴だ。初めての利用者でも使いやすいカラー展開とし、日常使いから特別な日のメーキャップまで幅広く活躍するアイテムをそろえた。

ガラスのような艶とクリアな発色が特徴のミニティント

“ミニグレイズバウンシングティント”は、ガラスのような艶とクリアな発色が特徴のミニティントだ。通常版より小さいポケットサイズで、外出時の塗り直しにも便利な仕様とした。本製品と同じチップサイズを採用し、ぷるぷるとした艶感をそのまま再現している。カラーバリエーションはセブン-イレブン限定カラーとして、201ハニーアプリコット、202ピーチデュー、203リボンピンク、204イブニングベリーの4色と、通常カラー6色の計10色を用意した。

3色で簡単にアイメーキャップが完成するミニアイパレット

3色でベースと、陰影、ポイントのアイメイクを作り上げるミニアイパレットの“ラブクローバーパレット”は、高密着テクスチャーでよれにくく、デーリー使いに便利な設計とした。既存製品の“ベターミーアイパレット”のベース、陰影、ポイントを一つのパレットにまとめた。カラーバリエーションは01ピンクブルーム、02バニラクリーム、03コットンピンク、04トロピカルラブ、05ブルーミングライラック、06ピンクシャワーの全6種をそろえた。

なお、“from 2aN”のブランドアンバサダーには次世代ガールズグループのHearts2Hearts(ハーツ・トゥ・ハーツ)を起用している。

The post セブン-イレブンで韓国発「2aN」の新ライン“from 2aN”を数量限定発売 リップとアイパレットの2種 appeared first on WWDJAPAN.

iPhone製造技術を美容機器に応用 台湾の電子機器製造企業が1台7役の美顔器を発売

 

台湾のパソコン大手エイスース(ASUS)のグループ会社でアジア向けiPhoneやPCなどのコンピュータ機器、ゲーム機などの製造を行うペガトロン(PEGATRON)が、日本市場で美顔器“ルネリア ビューティー デバイス プロ”(全2色、各4万9800円)を発売した。台湾で世界各国の美容メーカーの総代理店を担うメイルータ(MEIRUTA)とタッグを組み、近年日本やアジアで需要が伸びている美顔器の開発に初めて着手。開発当初から日本市場を見据えて1台7役の多機能性を持たせ、5万円を切る手頃な価格を実現した。現在は公式オンラインストアでのみ取り扱っているが、今後はリアル店舗なども含め販路を広げていく予定だ。

多機能性と手軽さを両立した美顔器

開発にあたり、高価格帯の多機能モデルと手軽な価格のコンパクトタイプに二極化している現在の美顔器市場を分析。精密機器を製造する企業ならではの技術力を活かし、簡単な操作と短時間のケア、コンパクトでありながら肌に必要なケアを盛り込んだ多機能性、価格の手軽さを備えた製品を作り上げた。

製品は肌をなめらかに整えるディープクレンジング、ハリ・引き締めケアのブースト、弾力肌に仕上げるハイドラ、集中潤いケアのグロー、肌を落ち着かせるクールの5つのモードと、高周波、電気パルス、微電流(EMS)、イオン、赤色と青色のLED、温熱、冷却の7つの機能を搭載。忙しい日々の中でも手軽に使用できること、継続しやすいことに焦点を当て、モード変更は自動で行うようにした。5つのモード全てを使用したナイトモードは約12分、ハイドラ、グロー、クールのデイリーモードは約5分でケアが終わるよう設計。また、専用化粧品を推奨する美顔器もあるが、ターゲット層となる30〜40代は愛用のスキンケア製品がある人が多いことから、普段使用している化粧水や美容液、乳液をそのまま使えるようにした。カラーはベージュとブラックの2色で、細かなパーツにも当てやすい楕円形のヘッドや握りやすい本体など、デザインにもこだわっている。

先行で発売していた台湾では美容感度の高い消費者から反響があるという。同社は今後、日本市場での認知度向上に努めていく。

The post iPhone製造技術を美容機器に応用 台湾の電子機器製造企業が1台7役の美顔器を発売 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】「ルイ・ヴィトン」ビジョナリー・ジャーニー ソウル展にBLACKPINKリサ、BTS j-hope、Stray Kidsフィリックスらが来場

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は12月5日、ソウル市の新世界百貨店本館のLV ザ プレイス ソウルで「ビジョナリー・ジャーニー・ソウル」展の開幕を祝し、オープニングイベントを開催した。

11月29日に初めて一般公開された「ルイ・ヴィトン」の本展は、バンコク、上海、大阪に続き、伝統と革新が共存する都市であるソウルをモチーフにしてファッション、文化、食の体験が融合した多層構造の空間を展開。建築事務所OMAのニューヨーク代表および建築家である重松象平とののコラボレーションによって演出された空間が3フロアで構成している。オープニングイベントには、BLACKPINKのリサ、BTSのj-hope、Stray Kidsのフィリックス、コン・ユ、ホヨン、チョン・ジヒョン、シン・ミナ、ウォン・ジアンなどの、ブランドのアンバサダーであるセレブリティが出席した。

The post 【スナップ】「ルイ・ヴィトン」ビジョナリー・ジャーニー ソウル展にBLACKPINKリサ、BTS j-hope、Stray Kidsフィリックスらが来場 appeared first on WWDJAPAN.

「ブルネロ クチネリ」が創業者の映画をローマでプレミア試写 「人間主義的資本主義」を支える痛みに迫る

「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」は12月4日夜、イタリア・ローマで映画「ブルネローー先見の明を持つ偉大な人」のプレミア上映を開催した。場所は、ローマの撮影スタジオのチネチッタ。同施設で最大のスタジオの落成式典を兼ねたものだ。

映画は、ブランドを創業したブルネロ・クチネリが自らの半生を語る自伝と、幼少期から起業するに至るまでの過程をイタリアの俳優たちが演じた映像を融合した。「ニュー・シネマ・パラダイス」などを手掛けたアカデミー賞受賞監督のジュゼッペ・トルナトーレ(Giuseppe Tornatore)が監督、「ライフ・イズ・ビューティフル」などの映画音楽を作曲して同じくアカデミー賞を受賞したニコラ・ピオヴァーニ(Nicola Piovani)が音楽を担当した。2人に映画の制作を依頼したクチネリは、「多くのドキュメンタリー映画を見てきたが、題材は亡くなった人ばかり。私は、生きているうちに、自分の声を吹き込みたかった」と思いを語る。上場企業のブルネロ クチネリ社がイタリアの映画会社などと共同制作した映画について、クチネリは具体的な投資額は明かさなかったが、「コミュニケーション費用の一部として計上する。この映画は、私のブランドを世界に広め、理解してもらうのに役立つだろう」と話した。

トルナトーレはクチネリ自身の回想を含め、家族や友人、同僚らのインタビューを撮影しながら、彼の両親や親族ら人格とキャリア形成に影響を与えた人物たちを演じた俳優の撮影を交え、およそ2時間の作品を3年以上の歳月を費やして仕上げたという。クチネリは、「トルナトーレには締め切りを設けずに映画を作ってもらった。創造性に期限はつけられないから」と話した。一方のトルナトーレは、「与えられた自由はまるで、クチネリが亡くなり、口を出せなくなったかのようだった」と冗談めかして3年間を振り返りつつも、「撮影の際も一度も口出しせず、完成したらすぐに見てGOサインを出してくれた」と謝意を表した。トルナトーレは撮影に臨むまで、クチネリについては全く詳しくなかったという。この映画も、「最初はドキュメンタリーでも映画でも広告でもなく戸惑ったが、さまざまなエレメントが融合した実験的な作品に仕上がった」と話す。

若きクチネリを演じたのは、イタリアの俳優のサウル・ナンニ(Saul Nanni )。サウルは撮影に際して、「ブルネロ クチネリ」が拠点を構えるウンブリア州ソロメオ村に数カ月滞在し、自身が演じるクチネリを詳しく観察したという。クチネリは、「訛りや地域独特のジェスチャーを見てもらいたかった」という。

プレミア上映には、イタリアのジョルジャ・メローニ(Giorgia Meloni)首相、マリオ・ドラギ(Mario Draghi)前首相のほか、そして「ブルネロ クチネリ」のアイウエアを手掛けるエシロール ルックスオティカ(ESSILOR LUXOTTICA)のフランチェスコ・ミレリ(Francesco Milleri)最高経営責任者のほか、ジェシカ・チャステイン(Jessica Chastain)やジェフ・ゴールドブラム(Jeff Goldblum)、クリス・パイン(Chris Pine)、エドガー・ラミレス(Edgar Ramirez)、カイル・マクラクラン(Kyle MacLachlan)、ジョナサン・ベイリー(Jonathan Bailey)ら、多くのスターが来場した。

「人間主義的資本主義」を支える痛みに迫り、
才覚を身につけた仲間とのカードゲームシーンを何度も

「ブルネロ クチネリ」のファンの多くは、利益の地域還元やエシカルなモノ作りに代表される「人間主義的資本主義」な崇高なビジネスに心酔しているだろう。しかし映画は、クチネリが「人間主義的資本主義の基盤をなす要因となった痛み」にフォーカスを当てる。その痛みとは、「父が仕事場で侮辱され、目を潤ませていた光景を見て感じた痛み」。彼は、「あの潤んだ目は、単なる個人的な痛みではなく、人間としての尊厳を傷つけられたことを訴えていた。どんな人も、人間としての尊厳は保たれるべき。魂に一生残されたこの傷は、私にとっての命法となった。この痛みを糧に、人間の道徳的・経済的尊厳のために一生働きたいという意欲が掻き立てられた」と振り返っている。

父の侮辱を糧としたクチネリは、親族や仲間がいるコミュニティでビジネスの才覚を学ぶ。映画でも度々登場する、近所のバールで仲間と興じたカードゲームだ。クチネリは、「バールではさまざまなことを学んだが、特にカードゲームには大きな情熱を傾けた。カードゲームで数学的な感覚を磨き、世界で通用する法則を学んだ。どれだけディスカウントしたら、利益はどう変わるのか?など、今の仕事にも生きている」と語った。映画は家族と暮らす街で、仲間と興じたカードゲームを通して才覚を身につけたクチネリが、ビジネスを軌道に乗せて今に至るまでの過程を振り返る。そして幼少期の自分と向き合い、「人間主義的資本主義」を和やかに語るいつもとは全く違う、怖いくらいに真剣な眼差しでカードを切るクチネリの姿で終了した。この映画そのものこそ、彼が後世に真剣に伝えようとしているメッセージなのだ。

ジェシカ・チャステインは、「彼は生涯、家族や地域社会、そして職人技に身を捧げている。育った価値観を捨てることなく、世界的なラグジュアリーブランドを築き上げた。自分のルーツや出身地、そして道徳観を忘れると、この世界では迷子になりがち。特に現代のような時代においては、重要なことだ」と語った。

映画は、12月9〜11日まで、イタリアで上映される。日本での上映や公開を期待したい。

The post 「ブルネロ クチネリ」が創業者の映画をローマでプレミア試写 「人間主義的資本主義」を支える痛みに迫る appeared first on WWDJAPAN.

「ブルネロ クチネリ」が創業者の映画をローマでプレミア試写 「人間主義的資本主義」を支える痛みに迫る

「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」は12月4日夜、イタリア・ローマで映画「ブルネローー先見の明を持つ偉大な人」のプレミア上映を開催した。場所は、ローマの撮影スタジオのチネチッタ。同施設で最大のスタジオの落成式典を兼ねたものだ。

映画は、ブランドを創業したブルネロ・クチネリが自らの半生を語る自伝と、幼少期から起業するに至るまでの過程をイタリアの俳優たちが演じた映像を融合した。「ニュー・シネマ・パラダイス」などを手掛けたアカデミー賞受賞監督のジュゼッペ・トルナトーレ(Giuseppe Tornatore)が監督、「ライフ・イズ・ビューティフル」などの映画音楽を作曲して同じくアカデミー賞を受賞したニコラ・ピオヴァーニ(Nicola Piovani)が音楽を担当した。2人に映画の制作を依頼したクチネリは、「多くのドキュメンタリー映画を見てきたが、題材は亡くなった人ばかり。私は、生きているうちに、自分の声を吹き込みたかった」と思いを語る。上場企業のブルネロ クチネリ社がイタリアの映画会社などと共同制作した映画について、クチネリは具体的な投資額は明かさなかったが、「コミュニケーション費用の一部として計上する。この映画は、私のブランドを世界に広め、理解してもらうのに役立つだろう」と話した。

トルナトーレはクチネリ自身の回想を含め、家族や友人、同僚らのインタビューを撮影しながら、彼の両親や親族ら人格とキャリア形成に影響を与えた人物たちを演じた俳優の撮影を交え、およそ2時間の作品を3年以上の歳月を費やして仕上げたという。クチネリは、「トルナトーレには締め切りを設けずに映画を作ってもらった。創造性に期限はつけられないから」と話した。一方のトルナトーレは、「与えられた自由はまるで、クチネリが亡くなり、口を出せなくなったかのようだった」と冗談めかして3年間を振り返りつつも、「撮影の際も一度も口出しせず、完成したらすぐに見てGOサインを出してくれた」と謝意を表した。トルナトーレは撮影に臨むまで、クチネリについては全く詳しくなかったという。この映画も、「最初はドキュメンタリーでも映画でも広告でもなく戸惑ったが、さまざまなエレメントが融合した実験的な作品に仕上がった」と話す。

若きクチネリを演じたのは、イタリアの俳優のサウル・ナンニ(Saul Nanni )。サウルは撮影に際して、「ブルネロ クチネリ」が拠点を構えるウンブリア州ソロメオ村に数カ月滞在し、自身が演じるクチネリを詳しく観察したという。クチネリは、「訛りや地域独特のジェスチャーを見てもらいたかった」という。

プレミア上映には、イタリアのジョルジャ・メローニ(Giorgia Meloni)首相、マリオ・ドラギ(Mario Draghi)前首相のほか、そして「ブルネロ クチネリ」のアイウエアを手掛けるエシロール ルックスオティカ(ESSILOR LUXOTTICA)のフランチェスコ・ミレリ(Francesco Milleri)最高経営責任者のほか、ジェシカ・チャステイン(Jessica Chastain)やジェフ・ゴールドブラム(Jeff Goldblum)、クリス・パイン(Chris Pine)、エドガー・ラミレス(Edgar Ramirez)、カイル・マクラクラン(Kyle MacLachlan)、ジョナサン・ベイリー(Jonathan Bailey)ら、多くのスターが来場した。

「人間主義的資本主義」を支える痛みに迫り、
才覚を身につけた仲間とのカードゲームシーンを何度も

「ブルネロ クチネリ」のファンの多くは、利益の地域還元やエシカルなモノ作りに代表される「人間主義的資本主義」な崇高なビジネスに心酔しているだろう。しかし映画は、クチネリが「人間主義的資本主義の基盤をなす要因となった痛み」にフォーカスを当てる。その痛みとは、「父が仕事場で侮辱され、目を潤ませていた光景を見て感じた痛み」。彼は、「あの潤んだ目は、単なる個人的な痛みではなく、人間としての尊厳を傷つけられたことを訴えていた。どんな人も、人間としての尊厳は保たれるべき。魂に一生残されたこの傷は、私にとっての命法となった。この痛みを糧に、人間の道徳的・経済的尊厳のために一生働きたいという意欲が掻き立てられた」と振り返っている。

父の侮辱を糧としたクチネリは、親族や仲間がいるコミュニティでビジネスの才覚を学ぶ。映画でも度々登場する、近所のバールで仲間と興じたカードゲームだ。クチネリは、「バールではさまざまなことを学んだが、特にカードゲームには大きな情熱を傾けた。カードゲームで数学的な感覚を磨き、世界で通用する法則を学んだ。どれだけディスカウントしたら、利益はどう変わるのか?など、今の仕事にも生きている」と語った。映画は家族と暮らす街で、仲間と興じたカードゲームを通して才覚を身につけたクチネリが、ビジネスを軌道に乗せて今に至るまでの過程を振り返る。そして幼少期の自分と向き合い、「人間主義的資本主義」を和やかに語るいつもとは全く違う、怖いくらいに真剣な眼差しでカードを切るクチネリの姿で終了した。この映画そのものこそ、彼が後世に真剣に伝えようとしているメッセージなのだ。

ジェシカ・チャステインは、「彼は生涯、家族や地域社会、そして職人技に身を捧げている。育った価値観を捨てることなく、世界的なラグジュアリーブランドを築き上げた。自分のルーツや出身地、そして道徳観を忘れると、この世界では迷子になりがち。特に現代のような時代においては、重要なことだ」と語った。

映画は、12月9〜11日まで、イタリアで上映される。日本での上映や公開を期待したい。

The post 「ブルネロ クチネリ」が創業者の映画をローマでプレミア試写 「人間主義的資本主義」を支える痛みに迫る appeared first on WWDJAPAN.

ファーストリテイリングが商業施設事業を再強化 ザイマックスと合弁会社

「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングは、総合不動産サービスのザイマックスグループ(東京、辛島秀夫社長)と合弁契約書を締結したと5日に発表した。合弁会社を設立し、ザイマックスが有する商業施設の運営管理のノウハウを活用する体制を作る。合弁会社の出資比率や経営体制、設立日などの詳細は追って発表する予定。

ファーストリテイリングは2005年開業のミーナ天神から商業施設の運営をスタート。現在、天神以外にもミーナ津田沼、ミーナ京都、ミーナ町田、マロニエゲート銀座2などの運営を行っている。商業施設は「ユニクロ」「ジーユー」といったファストリの大型店だけでなく、衣料品や生活雑貨、食品などさまざまなテナントで構成する。ザイマックスはリーシングや商業環境の整備に実績を持つ。既存施設を活性化させるとともに新規施設の運営にも力を入れる考えだ。

The post ファーストリテイリングが商業施設事業を再強化 ザイマックスと合弁会社 appeared first on WWDJAPAN.

ファーストリテイリングが商業施設事業を再強化 ザイマックスと合弁会社

「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングは、総合不動産サービスのザイマックスグループ(東京、辛島秀夫社長)と合弁契約書を締結したと5日に発表した。合弁会社を設立し、ザイマックスが有する商業施設の運営管理のノウハウを活用する体制を作る。合弁会社の出資比率や経営体制、設立日などの詳細は追って発表する予定。

ファーストリテイリングは2005年開業のミーナ天神から商業施設の運営をスタート。現在、天神以外にもミーナ津田沼、ミーナ京都、ミーナ町田、マロニエゲート銀座2などの運営を行っている。商業施設は「ユニクロ」「ジーユー」といったファストリの大型店だけでなく、衣料品や生活雑貨、食品などさまざまなテナントで構成する。ザイマックスはリーシングや商業環境の整備に実績を持つ。既存施設を活性化させるとともに新規施設の運営にも力を入れる考えだ。

The post ファーストリテイリングが商業施設事業を再強化 ザイマックスと合弁会社 appeared first on WWDJAPAN.