「M-1グランプリ2025」が迎えた転換点 「漫才万歳」の先に見えたもの

「ゼロ年代お笑いクロニクル おもしろさの価値、その後。」や「2020年代お笑いプロローグ 優しい笑いと傷つけるものの正体」「漫才論争 不寛容な社会と思想なき言及」などの同人誌を発行する会社員兼評論作家の手条萌(てじょう・もえ)が「M-1グランプリ2025」をどう見たのか、寄稿してもらった。

「漫才万歳」という漫才への称賛とともに、「M-1グランプリ2025」はシーズンを迎えた。

今大会の和風コンセプトは、過去大会と異なる雰囲気を演出し、逆説的に新しい時代の到来を感じさせた。実際、2015年以降の開催は今大会で11回目となり、休止前の開催回数(2001〜10年の10回)を超えた。歴史上、「M-1」が連続して11回以上開催される初めてのゾーンへ突入したと思うと感慨深い。今大会は過去最高のエントリー数を記録し、決勝、準決勝に新顔も多く選出され、例年以上にフレッシュな盛り上がりを見せた。

新顔選出の増加の理由の一つには、強豪の不在が挙げられる。過去大会でスターとなったバッテリィズやさや香、敗者復活での勝ち上がりを見せたマユリカ、敗者復活戦で強烈なインパクトを残し続けたニッポンの社長など、名だたる強豪が今年は軒並みエントリーしなかった。すでにブレイクを果たしている場合、「M-1」への参加が必ずしもプラスになるわけではないからだ。しかしさらに注目すべきは、賞レースの多様化である。「キングオブコント」、「R-1グランプリ」、「THE W」、「THE SECOND」に加え、2025年からはコントと漫才の二刀流で競う「ダブルインパクト」も新設され、芸人がネタを審査される機会は格段に増えた。ここに関西の賞レースも加われば、1年中何かしらの大会が開催されている状況になる。その中のどこかで評価されたり、あるいはチャンピオンになったりすれば、分かりやすいブレイクを果たさずとも、「M-1」とは別の根拠で輝くことができる。

かつて「世は大漫才時代」というフレーズを掲げていた「M-1」であるが、現在の賞レース事情を見ていると、必ずしも漫才でなくても自身のお笑いの信条を表現できる下地が整ったように思える。しかしながら、いくら賞レースが多様化しているとはいえ、現代日本でもっとも権威があり、そして規模の大きい賞レースが「M-1」であることはまぎれもない事実だろう。だからこそ、新時代の到来を感じる今、「M-1」自身が漫才を称賛した。「漫才万歳」とは、「M-1」を主戦場とするコンビにとって祈りのように響いた。

今大会の特徴は、こうして新しい風を感じながらも、ディフェンス側も熱い注目を浴びていたことだろう。5年連続決勝進出の真空ジェシカや、3年連続のヤーレンズ、返り咲きのヨネダ2000など、常連の決勝進出により役者がそろった感があったし、PVにはORANGE RANGEの「ミチシルベ~a road home~」が選曲され、「大人であること」、すなわち「新顔ではないこと」を肯定するような演出も見受けられた。

そもそもどう考えても、真空ジェシカの5年連続ファイナリストは異次元の領域である。新「M-1」において、だいたい3回ファイナルに進出して優勝しない場合は、次の年からはもう選出されないという不文律があったが、真空ジェシカはその限りではない。まさに令和の笑い飯というべき連続選出も「大人側」として、新顔との分かりやすい対立構造を担わされたからだろう。

ここでややこしいのは「新顔ではあるが『大人』」という存在だ。40代の渡辺銀次率いるドンデコルテ、初の準決勝進出にして最年長の赤ちゃんを擁するネコニスズなど、かつての錦鯉のように単純なおじさんとは言い切れない、すなわち大人とも若者とも言えない絶妙な事情のある人々のことである。彼らにクローズアップし、ある意味で救済を与える懐の深い賞レースは、「M-1」のほかにはないだろう。

そして新顔と常連が入り乱れるのはプレイヤーだけではない。審査員もだ。今大会から、歴代チャンピオンであるフットボールアワー・後藤氏、ミルクボーイ駒場氏が新たに審査員に選出され、その審査傾向が期待された。また、ほぼ1週間前の12月13日に開催された「THE W」の新審査員であった霜降り明星・粗品氏と、審査傾向で現在進行形で衝突しているとされている笑い飯・哲夫氏の審査も大きく注目を集めており、かつてないほどに「審査員」という存在への熱視線が注がれていたタイミングであった。

敗者復活戦

今回から「EX THEATER ROPPONGI」での開催となり、過去の会場である屋外や三角広場と比較し、非常に環境が向上している印象を受けた。会場環境は安定しており、お笑いライブとして機能していた。その分かつてのお祭り感はなくなっているが、視聴者投票を廃止してからは正当性のある結果を優先すべきなので、お祭り感は不要、という敗者復活の意志を感じる。ある意味で「THE SECOND」的配慮や真面目さを彷彿とさせる。

今回の敗者復活戦で印象的だったのは、準決勝と同じネタをする組があまり多くなかったことである。かつては準決勝のネタを、敗退から2週間で叩きに叩いて、キレッキレの完成系にもっていくという戦術が採用されていた。もちろん国民投票時代は、捨てネタとまでは言わないが、突飛なことを行ってとにかく目立つという考えも広く浸透していた。さや香の「からあげ4」などが最たる例だろう。しかし現在のルールが制定されて以降、この敗者復活戦もメタに走ったり捨てネタをしたり、必要以上に露悪的な態度をとる組は少なくなったし、準決勝からネタを変えたりなど、慎重に動いているように思う。おそらく、現行ルールではブロックや出順の運がよく、かつネタをガチれば勝ち上がりも現実的であるからだろう。加えて、あまりここで逃げに走ると心象が良くないというか、ほとんどのお笑いファンが見ている敗者復活戦において斜に構えた態度をとったり、スキルの拙さを見せてしまうと、来年以降の内申点に大いに影響するからだ。もちろん内申点とは比喩にすぎない。しかし、配信やパブリックビューイングをされている準決勝も、テレビで生放送をされている敗者復活戦も、そのあとの本番も、全て同じ人たちが見ていて、そしてそれは来年以降も同様である、ということを忘れてはならない。だから極力、準決勝と敗者復活戦は違うネタをしたほうがいいし、ある程度は本気を出したほうがいい。敗者復活戦に漂う閉塞感は、内申点を稼ぐ場のように皆が振る舞うからとも言える。決して健全ではないが、そのぶん本格的におもしろいネタを見ることもできるし、勝ち上がるべき組を選定する精度は上がる。

ここでは、そんな熾烈な敗者復活戦の各ブロックで個人的に特に印象に残った組を振り返る。

Aブロック

Tver
https://tver.jp/episodes/epkkggognd

・イチゴ(Aブロック)
すでに普段のライブや予選から物議を醸していたが、ここに来てさらなるパワーを見せつけてきた。おそらく準決勝で敗退したのは「ゴールデンタイムの全国ネットで放映できない」と判断されたからだろう。際どいというかほとんどアウトな人格を憑依させ、取り返しのつかない破滅を疾走感たっぷりに演じる。往々にしてこういったネタは、ランジャタイやトムブラウンなどのように、おじさんであることが条件だと思い込んでいた国民の脳を完全破壊した。非常に若いのにあの領域に到達していることは、本格的な異常事態である。しかし木原氏のメンタルの強いツッコミで、悲壮感や痛々しさがなく、若さもあいまって爽やかにさえ見える。ぜひとも本選に送り込んで、提示してみたくなるコンビだ。

・ネコニスズ(Aブロック)
お笑いファン待望の赤ちゃんの登場。それぞれ前のコンビの印象が強いが、もう結成13年であることに驚かされた。舘野氏が「赤ちゃん」である説明を放棄せず丁寧に行うゆえに若干スロースターターなのと、ローなテンションがベースとなるネタではあるので、思ったより笑いが伸びないのがネック。しかし感情の機微などを上手く描いていて、赤ちゃんありきだったはずなのに、それはただの一つの要素である、と思えるほどにはネタがしっかりしている。来年以降の「赤ちゃん」の行方が気になるところである。

Bブロック

Tver
https://tver.jp/episodes/eppsdk4qhc

・ドーナツ・ピーナツ(Bブロック)
正直なところ準決勝の際には、劇場ではウケているのだろうが、賞レースとしてはかなり弱いネタの印象があったが洗練されていた。かなり調子がよかったように思える。雰囲気もネタの構成も北九州版のエバースという感じで、かつ、エバースより熱さが出せそうな余地もあるので、これからも非常に楽しみである。

・例えば炎(Bブロック)
こちらも準決勝よりも大幅に飛躍していたように見えた。THE W 2025にて粗品氏が、ヤメピと例えば炎のツッコミの類似性を指摘していたが、割と昨今では流行りの形式であるように思える。バランスを誤ると、とたんに露悪度が増して見えるのだが、今回の例えば炎は非常に絶妙なバランス感覚であった。かなり難しいことをやっていて、ぐんぐん伸びるスキルを感じさせられた。彼らもまた本選で見たいコンビである。

・カナメストーン(Bブロック)
準決勝を突破できなかったのが不思議なくらいの勢い。彼らを掬い上げることが、この敗者復活戦を開催した意味だろう。ネタ自体は割と怖さと気持ち悪さが特徴で、トムブラウン的な恐ろしさがある。零士氏の声の高さは、その恐ろしさを矮小化してくれる重要な武器だ。
ラストイヤーとは思えないほど、彼らの純粋でまっすぐな姿勢に心が洗われる。なんとかして頑張ってほしい。この感情に、どう名前をつけていいか分からない。感極まってしまった。

Cブロック

Tver
https://tver.jp/episodes/ep8yfe3fdy

・黒帯(Cブロック)
ラストイヤーで意地を見せられた。元松竹芸能なだけあって、競技漫才すぎないおもしろさがあり、他との差別化は十分だった。準決勝時と比較して、ブラックすぎないがスリリングではある、ちょうどいい塩梅のネタ選びで、技術の高さを感じさせられた。ブラックを全面に押し出したネタだったとしても、世が世ならニューヨーク的なポジションでファイナリストになれたことだろうし、上がっても不自然でなかった年は何回かあったと記憶している。しかしながら「THE SECOND」で非常に映えそうなので、今後の展開が楽しみである(実際に、金属バット・友保さんが手ぐすね引いて、「THE SECOND」で待っているらしい)。平場ではミキのご祝儀ネタもぶっこみ、爽やかに「M-1」に別れを告げ非常に好印象だった。

・ミキ(Cブロック)
寄席などで何度も拝見し、個人的に大好きになっているネタ。この大事な局面でこのネタを選ぶセンスが素晴らしい。準決勝では今一つもったいないネタ選びだったが、このネタならば文句なしだろう。そういうネタがあることも、それをここ一番で選べるということも幸せなことだ。PVでの昴生氏が口にした「M-1のために漫才するんじゃなくて、漫才のためにM-1してほしい。それを切に願う」という言葉が支持を得ているが、これはまさしく過去のファイナリスト、すなわち「大人」であるミキのイズムだ。このイズムを明言しているミキが、準決勝時の審査のロジックでは落ちるというならば、この敗者復活で拾い上げて送り込むことは、審査ロジックへの疑問の提示となるだろう。それを提示することもまた、敗者復活を開催している意味である。おそらくカナメストーンを選出することが正しくはあるのだろうが、ミキを上げるとしたなら、その意味は深いものになったことだろう。

決勝戦 ファーストラウンド

決勝戦 ファーストラウンド前半戦 1~5組目

https://tver.jp/episodes/ephbofo40u

・ヤーレンズ
もはや縁起物となったトップバッターだが、今回は「必要以上に置きにいった点数」をつけられるという、トップバッターの悲哀を一気に請け負うことになってしまった。ファイナリスト経験のある組が、再度決勝進出する場合、予選選考において審査されるのは「過去に決勝進出した漫才とは別の手法に取り組んでいるかどうか」という面である。つまり、同じような漫才を何年続けても評価はされないのだが、ヤーレンズはしゃべくり漫才へ転向することでこの評価基準を攻略し華麗に決勝進出を決めたのだった。点数こそ後半のインフレに負けた感はあるが、この努力は審査員からはかなりの評価を得た。

・めぞん
吉野氏が人気チャンネル「板橋ハウス」でYouTuber、TikTokerとしてすでに知名度がある状態だが、「M-1」では3回戦が過去のベストであり、今回の決勝進出は驚異的なジャンプアップとなった。鑑賞側の感情を揺さぶる仕掛けを上手く展開していたが、もう少し遊びがほしかった。

・カナメストーン
さっそくのお出ましである。応援されるというのも才能であるというのは、カナメストーンを見ていると腑に落ちる。準決勝時のネタである「ダーツの旅」を選定した。なかなかのグロさではあるが、完全に突き抜けてはいるのでファンタジーとして強く機能している。トムブラウンやインポッシブルなどのように、ポップであるがグロいネタというのは、もはや今となっては一つのジャンルである。しかし毎年のことながら、敗者復活戦はファイナリストが作り上げている空気や、選出にあたっての一貫性から逸脱したところにいるので、端的に言うと浮きやすい。そしてなかなかハマらないまま去ることになるのだが、暫定ボックスに座ることができたということ、そしてカナメストーンにとって「決勝に進出した」という事実そのものが、これから先の彼らを強く明るく照らしていくことだろう。

・エバース
今年一年は優勝候補として扱われ、プレッシャーを感じる場面も多かっただろう。その構成力やキャラクターは芸人たちからの支持も高く、多くの人の期待を背負っていた。そういった背景もあり、パフォーマンスはベストではなかったかもしれないが、ここにきて点数が爆発した。評判通りのネタは審査員全員が90点後半という高得点を獲得し、この時点ファーストラウンド突破は内定したようなものだった。

・真空ジェシカ
準決勝では爆発箇所が多く、まとまりはないにしてもパッションで通過していた印象のある真空ジェシカ。5年連続ファイナリストは伊達ではなく、大きな壁として新顔に立ちはだかる役割が期待されていただろう。しかしながらネタの調整の問題なのかコンディションなのか、想像通りのパフォーマンスに至っていなかった印象だった。

決勝戦 ファーストラウンド後半戦 6~10組目

https://tver.jp/episodes/epsnlw6j22

・ヨネダ2000
「M-1」が出すサインとして「出戻り選出は相当期待されている」というものがある。過去のさや香やウエストランドなど、つまり過去の課題を解決できていると評価された組は、かなり優勝に近いところにいる、という不文律だ。その面で、ヨネダ2000は「M-1」サイドからかなり期待されていたことが分かる。しかし現行の審査員の割と正当性を求める視点からは逸脱しており、かまいたち・山内氏のようにそこに筋を見出す見方をしなければ、点数が付きにくい。個人的に私が世代交代を感じたのがこの場面だった。少し前くらいまでの「M-1」では好かれており、かつ「新しい笑い」と評されたノンバーバル系のネタがそこまで刺さらなくなっているということに、漫才というものは、常に進化し続け、その時代感覚に沿い続けなければならないのだと実感した。

・たくろう
過去の予選や他賞レースでも存在感を残しており、予選時のパブリックビューイングでも相当ウケていたので期待されていた組だろう。とはいえ、賞レースでは評価されない羅列ではあるということと、シチュエーションの全体が理解しにくいかという面で少々懸念があった。ところが蓋を開けてみるとそんなことは杞憂であり、信じられないほどに大爆発していた。それはまさしく夢のような光景だった。誰がこんな展開を予想できただろうか。容赦なく追い込まれたゆえに絞りだされるフレーズと、それが限りなく平場に見えるパフォーマンスは、確かに構成はシンプルだが分かりやすさとセンスのどちらも表現できており、今まさに求められていた笑いと合致した。こういった瞬間があるからこそ「M-1」の醍醐味だ。この瞬間のために漫才師たちは「M-1」への挑戦を続け、我々鑑賞者は鑑賞し続ける。

・ドンデコルテ
強いネタが2本あるという予選からの噂もあり、密かに評価が高かったドンデコルテ。狙ったところで笑わせるスキルと、期待通りに笑いたい観客がぴったりと合った結果、想像以上の飛躍を見せた。新顔ではあるがおじさん、しかも単純な従来型のおじさんとは言いづらい非常にややこしくこじらせたおじさんで、社会的弱者の側面にクローズアップするネタによって悲哀を言語化してしまい、余計におもしろさを増していた。彼らはある意味では「M-1グランプリ」が求める多様性の象徴であり、今大会の世代交代への批評的な存在だった。まぎれもなく主役だっただろう。

・豪快キャプテン
たくろうと同じく大阪のよしもと漫才劇場所属であり、関西では強い支持を得ている豪快キャプテン。山下ギャンブルゴリラ、通称ギャンゴリの熱気溢れる謎の論理展開と、飄々とした広島弁でギャンゴリを転がすべーやんによる漫才は非常に中毒性が高い。彼らの特徴は、彼らのネタを見れば見るほどおもしろさを感じやすいというものなので、初出場では期待よりも小粒な印象となってしまった。しかしこれは逆に希望でもある。今後の飛躍に期待している。

・ママタルト
昨年最下位という雪辱を果たすべく、満を持して登場したママタルト。よく考えると確かに、ポップでベタで明るいコント系の漫才をするコンビ、というのも今の「M-1」では貴重な存在なのかもしれない。どんどん表現や構成が戦略的、そして競技的になっていく昨今の漫才の中で、柔らかくてポップな漫才は人々に安心感をもたらしていた。

決勝戦 最終決戦

TVer
https://tver.jp/episodes/epnaqzhzql

・ドンデコルテ
ドンデコルテの2本目はファイナルラウンドにふさわしい華やかなネタだった。ものすごい速度で「M-1」の歴史を体感する出来事なのだが、おそらくこの手の「1本目の印象が観客に強く残っているうちに、多少論理が破綻していようが、大声で自分の主張や偏見を披露して拍手を誘発させるようなネタ」というのはファイナルステージでこそ映え、そして優勝ネタにふさわしいものである。しかしながら、その戦略やロジックももはや過去のものなのかもしれない。つまり今大会のいう「新時代の到来」というのは、従来の戦略は 全て無効になるということなのだろう。おそらく、2015年から24年まで開催された、俗にいう「新M-1」は終わったのだ。本来なら一区切りつけるべきところだが、興行的にも社会的にも休止は許されない。11回連続開催という状況において、これまでの常識や不文律が通用しなくなるのは、むしろ自然なことだろう。11回目の冬には、不思議なことが起こったのだった。

・エバース
エバースは2本目のネタとしては少々地味だった印象は否めない。1本目の構成と似ていることや、あまりに高い期待に押し負けてしまったように見えるが、これこそが優勝候補の悲哀であり、これこそがM-1であると強く感じた。だからこそ立ち向かう人々は尊く、応援は悲痛になっていく。そしてそれでいいのだと思う。信じるネタができたのであれば、周りがなんと言おうと気にすることもない。誰がなんと言おうがエバースのスキルは高く、そして未来は明るい。

・たくろう
ところでなぜ、我々はビバリーヒルズのノリが共通認識になっているのだろう。それはディラン&キャサリンのおかげだ。友近氏となだぎ武によるビバリーヒルズのキャラクターコントであるディラン&キャサリンであるが、特にディラン役に扮したなだぎ武は2007年に「R-1ぐらんぷり」で優勝まで果たしており、賞レースの歴史にその名を刻んでいる。長年のお笑いウォッチャー的には、過去のネタの鑑賞経験が活きてくるという壮大な体験ができたのも心地よかった。過去のレジェンドネタ、しかも別の賞レースを参照することが理解の補助線となることもある。もちろんたくろうのネタは補助線頼りではなく、シチュエーションや時間に追いつめられる緊張感の中で最適解を出そうとするズレた努力のおもしろさがあり、加えて、あまり馴染みのないアメリカンなシチュエーションの中で日本社会の慣例を持ち出すアンバランスさが爆笑を生んだ。1本目のネタで弱かったところが補強されており、かつお得な印象も抱かせる豪華さを与えていた。しかしもっとも重要なことは爆笑を生んだことだ。構成がどうだとかこれまでのロジックだとどうだとか、そういった評価軸を放棄して、誰もがただただ笑っていた。審査員までも。あの異空間に飛ばされたような爆笑の発生もまた、「M-1」の醍醐味であり、真剣に漫才に向き合ったプレーヤーと我々鑑賞者にも与えられたご褒美のような幸福な瞬間である。

毎年熾烈さを極め、どんどん笑えなくなっていく「M-1」の鑑賞を諦めようかと思った時もあった。しかしあの瞬間にまた出会えるのであれば、これからもこの異常な大会を見つめていたい。

おわりに

和風と一口に言ってもさまざまだ。京風も戦国風も江戸風も、津軽三味線も全部和風である。そういった意味で、特に何の和風なのかを言及せず、ざっくりとした和風がテーマにしていた今大会だが、その陰には映画「国宝」の影響もあったことだろう。決戦直後の生配信も「国宝級漫才師たちの大反省会」と銘打ち、ところどころに流行りに乗るある意味ミーハーな姿勢と、一方で漫才の権威付けを目論む意図も見え隠れする。余談ではあるが、2025年末放送予定の「オールザッツ漫才2025」も国宝オマージュのキービジュアルが公開されている。


さて、漫才は国宝になりうるのだろうか。2022年の東京博物館開館150周年記念事業「150年後の国宝展」で、吉本興業は「漫才」をテーマに出展したことがある。

https://magazine.fany.lol/81005/

漫才の歴史や文化を「ミライの宝物」として展示したのだが、これはつまり属人的な「人間国宝」的な意味ではなく、漫才そのものを国宝としたいという意図を感じる。これこそがまさに、弟子入りではなくNSCをメインストリームとした吉本ならではの思想であり、そして今大会の「漫才万歳」という、漫才そのものを讃えることにつながっている。もちろんニンと呼ばれる属人的な要素もパフォーマンスにおいては必要だが、もっとも重要なのは人々が繋いできた歴史そのものとしての漫才だ。どれだけすばらしい漫才も、それだけでは存在できない。劇場があり、観客がいて、そして初めて輝く。そして「M-1」は、これからも漫才が輝くための、漫才を讃えるための大会として存在しつづける。

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「アニエスべー」から新年を祝うフランス伝統菓子ガレットが登場 1月中旬まで数量限定で発売 

「アニエスベー(AGNES B.)」は12月31日、2026年の新年を祝うお菓子“ガレット・デ・ロワ&デ・レーヌ”(6480円)を販売する。現在予約受付中だ。数量限定で、1月中旬までの期間限定販売だ。

遊び心やフレンチシネマへのオマージュを込めたガレット

“ガレット・デ・ロワ”は、折り込みパイ生地にアーモンドクリームを詰め、表面に飾り包丁“レイエ”を施した新年のお祝い菓子だ。カットした中に忍ばせた“フェーヴ”と呼ばれる小さな陶器のオブジェに当たった人は、その日一日紙製の王冠を被って“王様”として祝福され、幸福な1年を過ごせると言われている。キリスト教の祝日・公現祭である1月6日に食べるのがフランスの習わしとされているが、現在では1月の間中楽しめるお菓子として、フランス国内、また日本でも広く親しまれている。今回は“王様”だけではなく、“女王様”も楽しめる“ガレット・デ・ロワ&デ・レーヌ”として販売。

本商品は、フェーヴ作家misaki takeuchiが制作した子羊のフェーヴと紙製クラウンを添えて販売する。子羊はフランス語で“アニョー(Agneau)”といい、幼い頃のアニエス・トゥルブレ(Agnes Troublé)が名前をもじって“アニョー”と呼ばれていたことに由来する。「アニエスべー」のパリ1号店の看板のロゴにも描かれ、「アニエスべー」の原点を象徴している。また、クラウンは同じくmisaki takeuchiが1964年のフランス映画「シェルブールの雨傘」に登場する王冠にインスピレーションを得てデザインした。

さらに、「アニエスべー」のカフェ店舗では、イートイン用のピースとドリンクのセット(2420円)を用意する。セットの子羊のフェーヴは持ち帰りが可能だ。

◾️ガレット・デ・ロワ&デ・レーヌ
価格:6480円
予約開始日:12月19日
販売期間:12月3日〜1月中旬
店舗により、年末年始の営業日・営業時間が異なる。
受け取り店舗:「アニエスべー」渋谷店、松屋銀座 ルー・デュ・ジュール店、祇園店、京都伊勢丹店
賞味期限:受け取りから2日間

◾️ガレット・デ・ロワ & デ・レーヌ(ピース)、フェーヴ(ミニボックス入り)、ドリンクセット
価格:2420円 コーヒーまたは紅茶つき。 +550円でグラスシャンパンへの変更可能
販売期間:2025年12月31日〜1月中旬
店舗により、年末年始の営業日・営業時間が異なります
受取店舗:「アニエスべー」渋谷店、松屋銀座ルー・デュ・ジュール店、祇園店、京都伊勢丹店

詳細&予約サイト

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「ウズ」が3種のアイライナーセットを数量限定発売 販促用アイテムを手頃価格で提供

「ウズ バイ フロウフシ(UZU BY FLOWFUSHI)」は12月22日、ブランドを代表するアイライナー6本をセットにした“ウズ カラー コレクション ボックス”(全3種、各3300円)の発売を開始した。オンライン限定での取り扱いとなり、各1000個のみの販売となる。店頭用として準備していたテスターや販促用製品を特別な3つのボックスに詰め込み、廃棄ロス削減の視点で手頃な価格で提供する。同ブランドは今年9月、小売り販売を順次終了しECのみで販売する事を発表している。

気分で選ぶ3つの“カラーボックス”

ラインアップは、“ピンク”、“イエロー”、“ブルー”の3箱を展開する。“ピンク”には、血色と艶が重なり合うようなピンクやブラウンなどのアイライナーを詰め込t。“イエロー”には、表情に抜けとリズムをもたらすカーキやイエローなどのアイライナーをそろえ、“ブルー”には、輪郭をくっきりと描き出すブラックやプリズムブルーなどのカラーライナーを用意する。

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「ウズ」が3種のアイライナーセットを数量限定発売 販促用アイテムを手頃価格で提供

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気分で選ぶ3つの“カラーボックス”

ラインアップは、“ピンク”、“イエロー”、“ブルー”の3箱を展開する。“ピンク”には、血色と艶が重なり合うようなピンクやブラウンなどのアイライナーを詰め込t。“イエロー”には、表情に抜けとリズムをもたらすカーキやイエローなどのアイライナーをそろえ、“ブルー”には、輪郭をくっきりと描き出すブラックやプリズムブルーなどのカラーライナーを用意する。

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「オーデマ ピゲ」がブランド創業150周年を記念して漫画家・大槻閑人によるオリジナル漫画を公開

「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」は、ブランド創業150周年を記念し、漫画家・大槻閑人によるオリジナル漫画“The Passage of Time150年の道のり”を制作し、「オーデマ ピゲ」公式LINEで一般公開した。

同作品は、ブランドの歩みを日本が誇る文化である漫画を通じて紹介するもので、史実に基づく逸話とフィクションを融合した創造性豊かな4つのストーリーで構成した。ブランド創業時をテーマにした“The Beat Goes On”、世界恐慌時代に2代目創業者が挑戦する“Dare to Dream”、“ロイヤル オーク”誕生秘話を描く“The Adventure of Genta”、最新作を紹介する“150 Years Young”を展開する。

大槻閑人は、第73回ちばてつや賞一般部門で準大賞を受賞し、「アイターン」や「アンメット ―ある脳外科医の日記―」などの代表作で知られる。特に「アンメット」は医療漫画として高い評価を受け、2024年にはテレビドラマ化を果たした。同作品では、“ロイヤル オーク”や“コード 11.59 バイ オーデマ ピゲ”などの人気モデルをはじめ、“コンプリケーションウォッチ”や“ムーブメント”の展開図など、細部までこだわった時計描写も見どころだ。

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全アニメシリーズを横断する「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」の第1弾公式グッズが公開 「ギークス ルール」とのコラボも

「攻殻機動隊」全アニメシリーズを横断する史上初の大規模展「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」が2026年1月30日から4月5日まで、虎ノ門ヒルズの情報発信拠点「TOKYO NODE(東京ノード)」で開催される。

今回、同展で販売されるオリジナル公式グッズの第一弾(55点)が公開された。「攻殻機動隊」各シリーズで使用されたキービジュアルや印象的なカットシーン、過去に一度もグッズ化されたことのない貴重な版権などをもとに制作されたアイテムに加え、本展限定のスペシャルデザインを採用したアイテムなど、本展のために制作されたオリジナルグッズがそろう。

公式グッズ

アパレルは、「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」を起点に、「イノセンス」、「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズ、「ARISE」、「SAC_2045」、そして1997年に発売されたゲーム「GHOST IN THE SHELL」まで全ての作品を網羅する。雑貨は、第1弾の目玉となる笑い男やブラックカラーのタチコマのぬいチャームをはじめ、展覧会キービジュアルを使用したオリジナルのショッピングバッグ、さらに各シリーズの草薙素子にフィーチャーしたアクリルスタンドも展開する。

Tシャツ

ロンT

スエット

フーディー

ポリエステルジャージ

キャップ、ビーニー、大判スカーフ

雑貨

コラボアイテム

また、全60種・25コラボ以上の商品のうち、「ギークス ルール(GEEKS RULE)」、「アトモス(ATMOS)」と「リーボック(REEBOK)」の“インスタ ポンプヒュリー 94”、「ハトラ(HATRA)」などの15種のコラボラインアップが先行公開された。

「コトハヨコザワ」

「ギークス ルール」

Kosuke Kawamura x「アトモス」

「リーボック」×「アトモス」

絡繰魂

その他

今後も「ワコマリア(WACKO MARIA)」のブランドや空山基、米山舞、河村康輔などの著名クリエイターとの展覧会記念コラボ商品も発表される予定だ。

開催概要

「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」
会期:2026年1月30日~4月5日
会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C
住所:東京都港区虎ノ門2-6-2 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F
https://www.tokyonode.jp/sp/exhibition-ghostintheshell/

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全アニメシリーズを横断する「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」の第1弾公式グッズが公開 「ギークス ルール」とのコラボも

「攻殻機動隊」全アニメシリーズを横断する史上初の大規模展「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」が2026年1月30日から4月5日まで、虎ノ門ヒルズの情報発信拠点「TOKYO NODE(東京ノード)」で開催される。

今回、同展で販売されるオリジナル公式グッズの第一弾(55点)が公開された。「攻殻機動隊」各シリーズで使用されたキービジュアルや印象的なカットシーン、過去に一度もグッズ化されたことのない貴重な版権などをもとに制作されたアイテムに加え、本展限定のスペシャルデザインを採用したアイテムなど、本展のために制作されたオリジナルグッズがそろう。

公式グッズ

アパレルは、「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」を起点に、「イノセンス」、「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズ、「ARISE」、「SAC_2045」、そして1997年に発売されたゲーム「GHOST IN THE SHELL」まで全ての作品を網羅する。雑貨は、第1弾の目玉となる笑い男やブラックカラーのタチコマのぬいチャームをはじめ、展覧会キービジュアルを使用したオリジナルのショッピングバッグ、さらに各シリーズの草薙素子にフィーチャーしたアクリルスタンドも展開する。

Tシャツ

ロンT

スエット

フーディー

ポリエステルジャージ

キャップ、ビーニー、大判スカーフ

雑貨

コラボアイテム

また、全60種・25コラボ以上の商品のうち、「ギークス ルール(GEEKS RULE)」、「アトモス(ATMOS)」と「リーボック(REEBOK)」の“インスタ ポンプヒュリー 94”、「ハトラ(HATRA)」などの15種のコラボラインアップが先行公開された。

「コトハヨコザワ」

「ギークス ルール」

Kosuke Kawamura x「アトモス」

「リーボック」×「アトモス」

絡繰魂

その他

今後も「ワコマリア(WACKO MARIA)」のブランドや空山基、米山舞、河村康輔などの著名クリエイターとの展覧会記念コラボ商品も発表される予定だ。

開催概要

「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」
会期:2026年1月30日~4月5日
会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C
住所:東京都港区虎ノ門2-6-2 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F
https://www.tokyonode.jp/sp/exhibition-ghostintheshell/

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「プラダ ビューティ」からサンタル チャイが主役の清涼感と刺激を併せ持つ新フレグランスが登場

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は2026年2月27日、肌に溶け合うように馴染む“インフュージョン ドゥ プラダ”コレクションから新フレグランス“インフュージョン ドゥ プラダ サンタル チャイ オーデパルファム”(10mL、8030円/100mL、3万2120円※編集部調べ)を発売する。

サンダルウッドとスパイシーなチャイが心地よく調和

同製品は、清涼感がありながらも刺激的なサンタル チャイを、ウッディ スパイシー ムスクな香りに閉じ込めた。サンダルウッドの持つ繊細でクリーミーな表情を「プラダ」ならではの感性で再解釈し、モダンで洗練された奥行きを加えた。カルダモンの活気とフレッシュなシトラスが融合し、刺激的なチャイアコードを表現。伝統とモダンが融合し、豊かなサンダルウッドとスパイシーなチャイが心地よく調和することで、対照的な魅力を織りなす。

ボトルは、“インフュージョン ドゥ プラダ”のアイコニックなデザインを継承しつつ、新たな魅力をまとったブラウンの色合いが香りの奥ゆかしさを感じさせ、「プラダ」を象徴する“サフィアーノ レザー”に着想を得たキャップもライトブラウンが用いられており、チャイアコードの包み込むような柔らかさを表現している。

“インフュージョン ドゥ プラダ”コレクションは、共通する中心的なノートとして、ムスクとシトラスから成る"エスプリ ドゥ インフュージョン"というエッセンスを配合。これが包み込むような肌の香りを表現し、“エスプリ ドゥ インフュージョン"がそれぞれのメーン香料と合わさることによって、肌に溶け合うようになじみ、個性を持ったメーン香料とフレグランスをまとう人の自分らしさが融合する。

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「プラダ ビューティ」からサンタル チャイが主役の清涼感と刺激を併せ持つ新フレグランスが登場

「プラダ ビューティ(PRADA BEAUTY)」は2026年2月27日、肌に溶け合うように馴染む“インフュージョン ドゥ プラダ”コレクションから新フレグランス“インフュージョン ドゥ プラダ サンタル チャイ オーデパルファム”(10mL、8030円/100mL、3万2120円※編集部調べ)を発売する。

サンダルウッドとスパイシーなチャイが心地よく調和

同製品は、清涼感がありながらも刺激的なサンタル チャイを、ウッディ スパイシー ムスクな香りに閉じ込めた。サンダルウッドの持つ繊細でクリーミーな表情を「プラダ」ならではの感性で再解釈し、モダンで洗練された奥行きを加えた。カルダモンの活気とフレッシュなシトラスが融合し、刺激的なチャイアコードを表現。伝統とモダンが融合し、豊かなサンダルウッドとスパイシーなチャイが心地よく調和することで、対照的な魅力を織りなす。

ボトルは、“インフュージョン ドゥ プラダ”のアイコニックなデザインを継承しつつ、新たな魅力をまとったブラウンの色合いが香りの奥ゆかしさを感じさせ、「プラダ」を象徴する“サフィアーノ レザー”に着想を得たキャップもライトブラウンが用いられており、チャイアコードの包み込むような柔らかさを表現している。

“インフュージョン ドゥ プラダ”コレクションは、共通する中心的なノートとして、ムスクとシトラスから成る"エスプリ ドゥ インフュージョン"というエッセンスを配合。これが包み込むような肌の香りを表現し、“エスプリ ドゥ インフュージョン"がそれぞれのメーン香料と合わさることによって、肌に溶け合うようになじみ、個性を持ったメーン香料とフレグランスをまとう人の自分らしさが融合する。

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「エディー・バウアー」が10周年の「タイオン」とコラボ ダウンジャケット2型を発売

水甚が運営する米国発のアウトドアブランド「エディー・バウアー(EDDIE BAUER)」は1月2日12時、10周年を迎えたインナーダウン専業ブランド「タイオン(TAION)」とのコラボアイテムを発売する。「エディー・バウアー」店舗、ゾゾタウンおよび両ブランドの公式オンラインストアで取り扱う。

アメリカと日本のものづくり精神を結ぶコラボレーション

両ブランドは、ダウンウエアという共通の専門性のもとで協業することになった。本コラボでは、「エディー・バウアー」を象徴するダウンジャケット“スカイライナー”をベースに「タイオン」の軽量性と“800FP”ダウンを融合させた特別モデルを展開し、ハードシェルタイプ(1万9800円)とソフトシェルタイプ(1万9800円)の2型をラインアップする。

日本での「エディー・バウアー」について

「エディー・バウアー」は1920年に米シアトルで設立。2021年5月には、米ブランドマネジメント企業のオーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP 以下、ABG)とスパーク・グループが買収。同年12月には日本の全店舗やECなど全事業を終了し、日本市場から撤退していた。伊藤忠商事が22年にABGと契約して日本市場における販売権とライセンス権を取得。水甚は伊藤忠とサブライセンス契約を締結している。

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「ニールズヤード レメディーズ」がビーガン処方のビューティバームを発売

「ニールズヤード レメディーズ(NEAL'S YARD REMEDIES)」の代表製品であるビューティバームからビーガン処方の“ヴィーガン ワイルドローズ ビューティバーム”(50g/9900円、15g/4510円)が登場する。

デイリーケアやスペシャルケアにも

本製品は、入手が困難になりつつあるオーガニックミツロウの代わりに、2種の植物由来ワックスを採用した。“ビタミンの宝庫”と呼ばれるローズヒップを配合した濃密な潤いはそのままに、軽やかな使用感とサステイナブルな処方を実現した。使うたびに柔らかく明るい印象の艶肌に導き、乾燥ダメージや季節の変わり目で揺るぎがちな肌などに合わせてマルチに使用できる。

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BLACKPINKのワールドツアー日本公演を記念して「フラグメント」とのアパレルコレクションが登場

ガールズグループのBLACKPINKと藤原ヒロシが主宰する「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」は2026年1月8日、アパレルコラボレーションアイテムを発売する。同コラボは、BLACKPINKのワールドツアー日本公演を記念したもので、BLACKPINKの公式オンラインストアおよびポップアップストア、ライブ会場で販売を行う。

アーティストグッズの枠を超えたファッション性の高いアイテム

同コラボは、BLACKPINKの持つ唯一無二の個性とファッションと「フラグメント デザイン」の洗練されたデザインを融合したアイテムをそろえる。細部までこだわり抜いたデザインは、日常に溶け込みながら存在感を放つ。ユニセックスで着用可能な幅広いラインアップで、スタジアムジャケット(13万2000円)やTシャツ(8800円)、スエット(1万5400円)、フーディー(1万7600円)、スエットパンツ(1万5400円)、キャップ(8800円)などを用意する。
特設サイト

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吉沢亮が魅力を語る 「ディオール」から美容医療に着想を得た次世代コラーゲン配合の新アイセラムが登場

「ディオール(DIOR)」は2026年1月1日、エイジングサインが現れやすいアイエリアに特化した目元用美容液“ディオール カプチュール プロ コラジェンショット”(15mL、1万2980円)を発売する。発売に先立ち同ブランドのビューティーアンバサダーを務める俳優の吉沢亮が魅力を語った。

エイジングサインが最初に現れやすいアイエリアに特化

同アイテムは、目元が顔の他の部位よりもコラーゲンが減少しやすいことに着目し、コラーゲンの構造と目元の肌のエイジングに対して、「ディオール」の独自成分“OX-C トリートメント”と美容医療のリコンビナントコラーゲン注射から発想を得た次世代“コラーゲン フラグメント”を配合した。美容医療にインスピレーションを得たデザインと、ポリマーを配合したテクスチャーが、目本を狙ってケアし、すっきりとした印象に導く。

俳優という職業柄、目元の表現力を重視しているという吉沢は、「目から伝わってくる情報量というのは非常に大きいので、目元のコンディションを整えておくというのは、俳優にとっては相当大事なことだと思います。もちろん役によって様々だとは思いますが、例えば、明るい役なのに目元が暗かったりしたら、ご覧になっている方からは、寂しい表情に見えますよね。目元は、最もエネルギーを感じる場所だと思います、人間の表情の中で一番」と語った。

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「アンテプリマ」が「レ トロワ ショコラ パリ」と第2弾コラボ 限定チョコレート缶や新作バッグなどを発売

「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」が、パリ・マレ地区に店を構え、ショコラティエの佐野恵美子氏がオーナーを務めるチョコレートショップ「レ トロワ ショコラ パリ (LES TROIS CHOCOLATS PARIS)」とのコラボレーション第2弾を数量限定で発売する。

「レ トロワ ショコラ パリ」から、ハート型のチョコレート5種とチョコレート型のメタルチャーム付きミニミニワイヤーがセットになった“アンテプリマコレクション”(1万1000円)をラインアップする。1月16日からジェイアール名古屋タカシマヤで開催されるアムール・デュ・ショコラ、1月31日から伊勢丹新宿店で開催するサロン・デュ・ショコラに「レ トロワ ショコラ パリ」が出店、発売し、2月11~17日、阪急うめだ本店 1階 コトコトステージ11で「アンテプリマ」と「レ トロワ ショコラ パリ」のポップアップストアでも販売する。そのほか、“博多のチョコのはじまりどころ”として親しまれている洋菓子専門店「チョコレートショップ本店」、「レ トロワ ショコラ パリ」とのダブルネーム店舗である「レ トロワ ショコラ パリ×チョコレートショップ」でも1月31日に販売する。「アンテプリマ/ワイヤーバッグ」ショップでのチョコレートの販売はなし。

「アンテプリマ」からは新作バッグが登場

「アンテプリマ」からは1月7日、2026年春夏の新作コレクション“クオーリ”を発売する。ハートモチーフを立体的に表現したミニショルダーバッグ(5万5000円)、ハート型のポケットが特徴のスクエアバッグ(6万500円)、バッグのかわいらしさをそのまま落とし込んだチャーム(2万4200円〜)をラインアップする。「アンテプリマ」全国店舗およびオンラインストアで取り扱う。レ トロワ ショコラ パリ×チョコレートショップ、チョコレートショップ本店でのワイヤーバッグの販売はなし。

新宿と梅田でバッグの新色と新サイズのポップアップも

また、「アンテプリマ」は1月7〜20日、伊勢丹新宿店でポップアップを開催する。2月11~17日には、阪急うめだ本店 1階 コトコトステージ11でも開催。本会場でも販売する。伊勢丹新宿店では、新作の“クオーリ”やさまざまなアイテムも登場。甘すぎないぷっくりとしたハートとビーズやスパンコールをあしらった“クオーリ ペルラ グリッター”の新色が登場するほか、“ハローキティ”も販売する。阪急うめだ本店では、コラボレーションチョコレートなども販売するほか、純銀を使ったハートモチーフの“クオーリ”型のバッグ“999 コレクション”が登場する。また、“クオーリ ペルラ グリッター”の新サイズも用意する。

PROFILE: 佐野恵美子

佐野恵美子
PROFILE: 大学卒業後、25歳で渡仏。フランスのロワール地方にあるパティスリーで製菓を学び、その後さまざまなシェフのもとで修行し、“Cake au Patisserie a Beauzac”のプロフェッショナル部門で優勝。その功績が認められ、パリの最高級ホテルプラザアテネで働く為パリに移住。2015年世界的に有名なチョコレートコンクール“CCC”でアワードを獲得。2017年自身のショコラトリー「レ トロワ ショコラ パリ」をパリのマレ地区にオープンした。

◾️伊勢丹新宿本店 ポップアップ
期間:1月7〜20日
場所:伊勢丹新宿本店 本館1階 ハンドバッグ・財布/プロモーション
◾️阪急うめだ本店 ポップアップ
期間:2月11〜17日
場所:阪急うめだ本店 1階 コトコトステージ11

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「マキアージュ」史上最強のくずれ防止下地に“万能カラー”が限定登場 マツキヨココカラと共同開発

資生堂ジャパンとマツキヨココカラ&カンパニーは、共同企画としてトータルメイクアップブランド「マキアージュ(MAQUILLAGE)」のくずれ防止下地“ドラマティックスキンセンサーベース NEO”[SPF50+・PA++++]から、限定色のバターイエロー(25mL、2970円※編集部調べ)を2026年2月21日に発売する。一部店舗を除く全国のマツモトキヨシグループ、ココカラファイングループの店舗とマツキヨココカラオンラインストアで限定で取り扱う。パーソナルカラーにとらわれずナチュラルな補正力とトーンアップをかなえる万能カラーとして、資生堂のヘアメイクアップアーティストが幅広い肌色になじみ使いやすい色調を開発した。

テカリ・カサつきをダブルで防ぐ独自技術

今回登場する限定色のイエローは肌なじみがよく、白みのある柔らかな色調をよりキャッチーに表現。美容プラットフォームのLIPSと共同で“バターイエロー”という愛称を名付けた。ベースとなる“ドラマティックスキンセンサーベース NEO”は、マキアージュ史上最強のくずれ防止下地で、ブランドを代表するアイテムだ。テカリとカサつきをダブルで防ぐ独自技術の湿度オートセンサーを搭載。くずれの原因の一つである肌外部の湿度変化を自動で感知し、汗でべたつく時は水分を放出してさらさらに、乾燥する室内では水分を抱えて潤いをキープ。また、オイル生まれのポアレスジェリーが毛穴の凹凸を埋めながらぼかしてカバーし、透明感のある肌を演出する。

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「マキアージュ」史上最強のくずれ防止下地に“万能カラー”が限定登場 マツキヨココカラと共同開発

資生堂ジャパンとマツキヨココカラ&カンパニーは、共同企画としてトータルメイクアップブランド「マキアージュ(MAQUILLAGE)」のくずれ防止下地“ドラマティックスキンセンサーベース NEO”[SPF50+・PA++++]から、限定色のバターイエロー(25mL、2970円※編集部調べ)を2026年2月21日に発売する。一部店舗を除く全国のマツモトキヨシグループ、ココカラファイングループの店舗とマツキヨココカラオンラインストアで限定で取り扱う。パーソナルカラーにとらわれずナチュラルな補正力とトーンアップをかなえる万能カラーとして、資生堂のヘアメイクアップアーティストが幅広い肌色になじみ使いやすい色調を開発した。

テカリ・カサつきをダブルで防ぐ独自技術

今回登場する限定色のイエローは肌なじみがよく、白みのある柔らかな色調をよりキャッチーに表現。美容プラットフォームのLIPSと共同で“バターイエロー”という愛称を名付けた。ベースとなる“ドラマティックスキンセンサーベース NEO”は、マキアージュ史上最強のくずれ防止下地で、ブランドを代表するアイテムだ。テカリとカサつきをダブルで防ぐ独自技術の湿度オートセンサーを搭載。くずれの原因の一つである肌外部の湿度変化を自動で感知し、汗でべたつく時は水分を放出してさらさらに、乾燥する室内では水分を抱えて潤いをキープ。また、オイル生まれのポアレスジェリーが毛穴の凹凸を埋めながらぼかしてカバーし、透明感のある肌を演出する。

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鈴鹿央士が「ラコステ アイウェア」のアンバサダーに就任 ビジュアル展開やノベルティー配布など

「ラコステ(LACOSTE)」のアイウエアにおける製造および販売を手掛けるマーション アイウェア(MARCHON EYEWEAR)は、俳優の鈴鹿央士を日本における「ラコステ アイウェア(LACOSTE EYEWEAR)」のアンバサダーに起用した。

メガネフレームやサングラスを着用した4種類のビジュアルを公開

かけ心地に優れたメガネフレームや、日常使いに最適なサングラスを着用した4種類のビジュアルを公開し、今後、広告キャンペーンも展開する。「眼鏡市場」渋谷店や「メガネフラワー」全店など全国の主要眼鏡店および一部の「ラコステ」店舗では、12月23日から、鈴鹿央士を起用したビジュアル展開に加え、「ラコステ アイウェア」購入特典として、先着で限定ノベルティーの配布を行う。

アンバサダー就任について鈴鹿は、「アンバサダーに選ばれてとても嬉しかったです。アイウェアは普段から愛用していますし、ラコステは小さい頃から親しんできたブランド。初めてパリコレを観に行った際もラコステのショーだったので、特別な思い入れがあります」とコメント。さらに、ラコステ アイウェアの魅力について、「軽くてかけやすく、普段使いにぴったり。デザインも豊富で、撮影中は“毎日違うアイテムを楽しめるな”と思っていました。自分のスタイルや好みを見つけるには時間がかかることもありますが、その過程こそが楽しいと思っています。私自身もまだ探求の途中で、さまざまなものを見て試しながら楽しんでいます。ぜひ、ラコステ アイウェアの多彩なラインナップを体験してみてください」と続けた。

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「イッセイ ミヤケ フット」デビュー アシックスのスポーツスタイル部門とタッグ組んで第一弾を年明け発売

三宅デザイン事務所(以下、MDS)は、アシックスと共同してフットウエアの開発プロジェクト「イッセイ ミヤケ フット(ISSEY MIYAKE FOOT)」をスタートした。第一弾のスニーカー“ハイパー テーピング”を2026年1月5日に発売する。「イッセイ ミヤケ フット」は、セイコーと取り組む「イッセイ ミヤケ ウオッチ(ISSEY MIYAKE WATCH)」、資生堂とタッグを組む「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PERFUMS)」、2015年にスタートした「イッセイ ミヤケ アイズ(ISSEY MIYAKE EYES)」に並ぶプロジェクトの位置付けで、今後も年に1度程度のペースで新商品を発売したい考え。三宅デザイン事務所では、「アイムメン(IM MEN)」を手掛ける河原遷がプロジェクトチームをまとめ、アシックスはファッションやライフスタイルのカテゴリーにあたるスポーツスタイルのチームが参画した。

協業は、MDSからアシックスに提案した。河原は「(三宅)一生さんから2021年、長年考えていたらしい『アシックスと靴の共同開発ができないか?』とのオーダーをもらい、共にどんな取り組みにするか考えてきた」と話す。目指すのは、「履きやすい道具として、普段の生活の中に落とし込めるシューズ。アイコニックなものではなく、毎日履ける、洋服と合わせられる、履きやすい靴を目指し」、MDSはデザインの力で生活に根付くものを、アシックスはそのデザインを履きやすいシューズに仕上げることを目指した。

第一弾はアシックスのストライプを
テーピングというコンセプトに昇華

河原が手掛ける「アイム メン」が6月にパリで開いた26年春夏のファッションショーにも登場していた第一弾のスニーカー“ハイパー テーピング”は、アシックスのデザインアイコンであるストライプを再構築して誕生した。このストライプは、意匠であると同時に、強度やフィット感の向上などを意図してデザインされたもの。そこでMDSは、機能や構造とデザインを融合させたストライプに着想を得て、身体を固定することで運動をサポートする「テーピング」というコンセプトを発想。アシックスは原型にレスリング用のスニーカーを選び、新しいソールや新型のラスト(足型)を製作した。MDSは、「ストライプはアキレス腱の保護やアッパーの強度向上を狙ったデザインと知り、デザインを機能として昇華させるアシックスの姿勢に改めて共通点を感じた。そこでテーピングを視覚的にも、本質的にもデザインしていくことを目指した」という。カラーは蛍光グリーンとオールブラック、オールグレーの3色展開。MDSは、「元来テーピングは目立たないものだが、見せるテーピングが存在してもいい。一方で生活に馴染むことも目指しているので、普遍的な色もラインアップに加えている」という。

テーピングの造形は、オリジナルの太いゴムバンドで足を包み込むラインなどで表現した。ゴムバンドはスニーカーのサイドの内側に巻き込まれる形になっており、足のホールド力を高めている。レスリング用のアウトソールは、吸い付くように歩くヤモリの足から着想を得たもので、優れたグリップ性と印象的な意匠の両立を図った。元来は細身なレスリング用アウトソールをもとに、長時間履くことを想定して幅を広げた新しいラストを制作。反発力に優れた中敷きなどを採用することで、薄底のソールながら快適性を追求している。 アシックスは、「テーピングは、素足にするもの。だからある種履いていないように思えるほど、厚みのないレスリングシューズをベースに選んだ」と振り返る。

アシックスはMDSとの協業を、「見た目に振り切った後で技術的に成立するか否かの妥協点を探っていく通常のコラボレーションとは違う、『新しい普通』や『新しい快適性の提供』を目指した協業は他にない。もちろんインラインでは『新しい快適性の提供』を目指しているが、当社の場合、そうした知見は通常アスリートからのフィードバックなど、スポーツの知見からやってくるもの。デザイン視点のインスピレーションを形にするのは大変だったが、新しい経験になっている」と話す。また、「コラボスニーカーは過剰なデザインになりがち。MDSの1つ加えたら2つ減らすようなアプローチは新鮮で、最終的に新しくも普遍性のあるデザインに仕上がった」と振り返った。

商品は双方のECなどで販売
今後は、3種の協業方法を模索

一方のMDSの河原は、「シューズのイニシャルコストは、洋服以上であることを改めて知った。洋服は究極、生地とミシンがあれば作れるが、シューズにはいろんなものが凝縮されている。自分達の提案が形になるかどうかわからなかったが、アシックスはベースにレスリング用のシューズを選ぶなど、MDSのデザインの可能性をさらに広げてくれる選択肢を示してくれた」と話す。

河原は今後について、MDSの技術を靴作りに応用する方法、アシックスの精神をMDSの視点で再解釈する方法、そして双方のアプローチを取り入れて全く新しいシューズを共同開発する方法の3種があると考える。ちなみに今回の“ハイパー テーピング”は、アシックスの精神をMDSの視点で再解釈したものだ。商品は23〜29.5cmまで0.5cm刻みで、「イッセイ ミヤケ」の大型店やオンラインストア、アシックスのオンラインストアなどで販売する。価格は3万3000円。

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「エトロ」の創業一族、持分を売却しブランドを離れる Lキャタルトンは過半数株式を維持

エトロ(ETRO)の創業一族は12月19日、保有する全ての株式をトルコの不動産開発会社ラムズ・グローバル(RAMS GLOBAL)、イタリアの持株会社ノバラックス・ホールディングス(NOVALUX HOLDINGS)、欧州の投資会社兼アドバイザリーのSRIグローバル・グループ(SRI GLOBAL GROUP)の3社に売却した。金額は非公開。今回の取引により、創業家はブランドから離れることとなる。

3社は合計で株式の49%を保有し、残り51%は以前からの過半数株主であるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)系の投資会社Lキャタルトン(L CATTERTON)が保有する。エトロの取締役会長にはラムズ・グローバルのファルック・ブルブル(Faruk Bulbul)最高経営責任者(CEO)が就任。2021年12月からエトロを率いるファブリッツィオ・カルディナリ(Fabrizio Cardinali)CEOは続投する。

エトロについて

エトロは1968年にジェローラモ・エトロ(Gerolamo Etro)がテキスタイル会社として創業。長らく一族経営を続けていたが、2021年7月に株式の60%をLキャタルトンに売却。取引額は5億ユーロ(約920億円)程度だったといわれている。これを機に、ウィメンズ、メンズ、ホームをそれぞれ手掛けていた創業一族のヴェロニカ・エトロ(Veronica Etro)、キーン・エトロ(Kean Etro)、ヤコポ・エトロ(Jacopo Etro)はブランドを離れ、後任として22年6月にマルコ・デ・ヴィンチェンツォ(Marco De Vincenzo)=クリエイティブ・ディレクターが就任した。また、事業戦略を担当していたイッポリト・エトロ(Ippolito Etro)も同じく会社を離れている。24年12月には、Lキャタルトンが保有する株式の一部もしくは全てを売却することを検討しているという情報筋の話が報じられた。

少数株主となった3社について

ラムズ・グローバルは、1988年の設立。トルコ、ドバイ、タイを中心に不動産開発事業などを行っている。2024年10月にはエトロとパートナーシップ契約を締結し、高級レジデンス事業“エトロ レジデンス”をスタートした。

ノバラックス・ホールディングスは、伊アパレル企業スウィンガー・インターナショナル(SWINGER INTERNATIONAL)のマティアス・ファッキーニ(Matías Facchini)CEOが保有する持株会社。スウィンガー・インターナショナルは、「ジャスト カヴァリ(JUST CAVALLI)」と「ヴェルサーチェ ジーンズ クチュール(VERSACE JEANS COUTURE)」のライセンシーでもある。

SRIグループは01年の設立で、中小規模の企業への投資を専門としている。

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「ストレンジャー・シングス」×「ニコアンド」第2弾 アパレルから生活雑貨まで全32型が登場

「ニコアンド(NIKO AND...)」は2026年1月1日、Netflixの人気シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボレーションアイテムを発売する。「ニコアンド」全店舗および公式オンラインストア、アダストリアのECモール「アンドエスティ(and ST)」などで取り扱う。また、「ニコアンド コーヒー(NIKO AND...COFFEE)」各店では、飲食コラボメニューを期間限定で提供する。

最終章となるシーズン5のアートワークを中心にデザイン

2回目となる同コラボは、最終章となるシーズン5のアートワークを中心にデザインに落とし込み、レトロポップなデザインで「ニコアンド」が展開するウィメンズ、メンズ、生活雑貨、飲食の全カテゴリーからアイテムを展開する。

ラインアップは、ドラマの世界観を感じるアートワークをプリントした“アソートコーチジャケット”(全3色、各1万3000円)や“缶バッチ付きパーカー”(全4色、各7000円)、“アソートモチーフニット”(全2色、各7000円)などのアパレルのほか、“ハンドウォーマー”(全3色、各3990円)、“アソート2Pソックス”(全2色、各2200円)、“ウオッシュ加工キャップ”(全3色、各3520円)などの小物など幅広いバリエーションの全32型を用意する。

特設サイト

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「ストレンジャー・シングス」×「ニコアンド」第2弾 アパレルから生活雑貨まで全32型が登場

「ニコアンド(NIKO AND...)」は2026年1月1日、Netflixの人気シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボレーションアイテムを発売する。「ニコアンド」全店舗および公式オンラインストア、アダストリアのECモール「アンドエスティ(and ST)」などで取り扱う。また、「ニコアンド コーヒー(NIKO AND...COFFEE)」各店では、飲食コラボメニューを期間限定で提供する。

最終章となるシーズン5のアートワークを中心にデザイン

2回目となる同コラボは、最終章となるシーズン5のアートワークを中心にデザインに落とし込み、レトロポップなデザインで「ニコアンド」が展開するウィメンズ、メンズ、生活雑貨、飲食の全カテゴリーからアイテムを展開する。

ラインアップは、ドラマの世界観を感じるアートワークをプリントした“アソートコーチジャケット”(全3色、各1万3000円)や“缶バッチ付きパーカー”(全4色、各7000円)、“アソートモチーフニット”(全2色、各7000円)などのアパレルのほか、“ハンドウォーマー”(全3色、各3990円)、“アソート2Pソックス”(全2色、各2200円)、“ウオッシュ加工キャップ”(全3色、各3520円)などの小物など幅広いバリエーションの全32型を用意する。

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「ザラ」が日本初の「ザラ マン」を心斎橋にオープン オープン記念で特別展示も開催

「ザラ(ZARA)」は12月20日、大阪・心斎橋に日本初となるメンズストア「ザラ マン(ZARA MAN)」をオープンした。今回のオープンは心斎橋に今年の秋誕生した日本初の「ザラ カフェ」を併設した旗艦店に続くものだ。

素材の質感と雰囲気が調和する空間

同店舗は2フロアで構成し、ブランドの最新イメージを取り入れ、新たな商品ディスプレーエリアと先進的なテクノロジーを導入。店内は、ダークウッドの壁面とシームレスなコンクリート床で構成された開放感あふれるエントランスホールからはじまり、スペイン産の石灰岩による彫刻的な階段が2フロアをつなぐ。インテリアは、再解釈したスヌケ材、明るい漆喰仕上げの壁面、日本のグレーウッドが共存する空間に仕上げた。また、奥には日本の障子を想起させるスクリーンも設ける。また、リスニングルームでは、“素材そのものが音に耳を澄ます”というコンセプトのもと、スペイン人のアーティストルーカス・ムニョス(Lucas Munoz)によるカスタムスピーカーとレコードも用意する。

また、同店舗では異なるエリアを設け、ブランドのラインやコレクションを展開する専用スペースを用意する。「ザラ マン」の主要なコレクションにくわえ、“SOSHIOTSUKI X ZARA”、“AARON LEVINE X ZARA”、“CASTELLANO 1920 X ZARA MAN”など、複数のコラボレーションアイテムがラインアップする。

さらに、今回のオープンを記念し、ガリシアと日本を結ぶ特別展示を開催する。ガリシアの伝統的な雨よけ用の衣服「コロサ」をアルバロ・レイロ(Alvaro Leiro)が再解釈した作品と、写真家の濱谷浩の写真作品を展示する。また、アルバロ・デ・ラ·ベガ(Alvaro de la Vega)の彫刻や日本のアンティーク家具も展示され、クリエイティブなコラボレーションを展開する。

◾️「ザラ マン」心斎橋筋
営業時間:10:30〜22:00
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-3-23 TESTA心斎橋

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高校生アーティスト・MON7Aが選ぶ、2025年本当に使い倒した私物ベスト3

PROFILE: MON7A/アーティスト、タレント

PROFILE: (もんた)2007年7⽉6⽇⽣まれ、東京都出⾝。25年6⽉、アベマ(ABEMA)の恋愛リアリティー番組「今⽇、好きになりました。ハロン編」に出演し、話題を呼ぶ。TikTokのフォロワーは150万⼈を超えるなど、人気沸騰中の現役⾼校⽣アーティストだ。25年8⽉にSNSでブームを巻き起こしたオリジナル楽曲「おやすみ Taxi」でアーティストデビューを果たす。配信チャートを席巻し、3カ月間で1600万再⽣を突破。そして9⽉にセカンドシングル「HEA7EN」を⽴て続けにリリースした。25年12⽉21⽇には初のファンミーティング「MON7A 1st FAN MEETING “ON!”」を開催し、ユニバーサルミュージックからのメジャーデビューと全国ライブハウスツアーの開催を発表した。

ファッション&ビューティの現場で活躍する注目の“あの人”に、2025年をリアルに支えた使い倒しアイテムベスト3を聞く年末の特別連載。その選択には、今の価値観とムードがはっきりと表れる。

連載の第1回目は、「もんた界隈」というTikTokトレンドを生み出し、若者から注目を集めているアーティスト・MON7A(もんた)が登場。現役高校生ならではのセレクトから、今の“好き”とスタンスが見えてくる。

MON7Aが選ぶベスト3

BEST1:
エモさを撮る相棒のコンデジ

——今年、いちばん使い倒したアイテムは?

MON7A:24年に秋葉原の電気屋さんで買った「パナソニック(PANASONIC)」の中古のコンパクトデジタルカメラ“ルミックス(LUMIX)”です。お母さんのデジカメを借りたのがきっかけでハマって……なくすのが早いので、これで4代目です(笑)。今日の撮影現場でも使っていました。

——古いコンデジの人気が再燃していますが、この“ルミックス”を選んだ理由は?

MON7A:少しぼんやりした、エモーショナルな質感が出るところ。画質は悪くないけど、どこか懐かしい雰囲気が漂っている。そのバランス感が好きで購入しました。

——コンデジの選び方に基準はありますか?

MON7A:SNSで好みの画質を見つけて、それを参考に同じ機種を探しに行きます。おすすめは、僕が生まれる前の05〜06年頃のモデル。フラッシュの光や少し荒っぽい画質が良い。逆に10年以降に登場したモデルはきれいに撮れすぎちゃうので、僕はあまり選ばないですね。

——インスタグラムの投稿もほとんどコンデジで撮影していると聞きました。iPhoneで写真は撮らないのでしょうか。

MON7A:ほとんど撮らなくなりました。僕は写真の映りだけじゃなくて、カメラを構える行為自体が新鮮で好きなんですよ。電源を入れて、写りの設定を細かく調整して……そんな手間が“写真を撮る特別さ”を感じさせてくれるんです。

BEST2:
おしゃれ&時短がかなう一石二鳥のバンダナ

——使い倒したアイテムベスト2は?

MON7A(もんた):バンダナです。1年中活躍していました。頭にそのまま巻いたり、キャップやニット帽の下に仕込んだり。短髪なので、セットが面倒な日はとりあえずバンダナを巻いて出かけます。それだけでおしゃれにも見えるので、時短アイテムとしても優秀です。

——使い始めたきっかけは?

MON7A:ドバイ旅行に行ったとき、暑さ対策で巻いたのがハマるきっかけでした。キャップを被ると頭皮が蒸れるので、内側に仕込んで汗対策も兼ねて。おしゃれだし、機能的だし、一石二鳥です。

——キャップなどの帽子が好きな人はよくいますが、バンダナをチョイスするのは意外です。

MON7A:もちろん、帽子も好きです。冬はビーニーが定番だけど、夏は暑くて被れない。ビーニーの眉下まで深く被れる、あの感じを別の形で再現できないか考えて、ピンタレストやRED(小紅書)で中国のインフルエンサーのコーデを見てバンダナを集め始めたんです。

——中でも出番の多いデザインは?

MON7A:白です。インスタにもよく登場していますが、どんな帽子にも合うんですよね。1枚加えるだけで雰囲気が変わるところが好き。ちなみに、ブルーのバンダナは中学生のときにお弁当を包んでいたやつです(笑)。

——白やブルーのバンダナが多い印象。来年はどんなカラーがほしいですか?

MON7A:イエローを最近買ったんですけど、やっぱり難しくて……結局白に戻っちゃう。来年もかわいい白デザインのバンダナを見つけたいです。あと、実は僕がほしくてグッズでもバンダナを作っちゃったんです!ファンの皆さんにもバンダナの魅力が伝わるといいな。

BEST3:
「僕の好きなものや思い出」を束ねたキーホルダーたち

——では、ベスト3は?

MON7A:このキーホルダーたちです。今回持ってきたのは一軍で、ほかにもたくさん持っています。

——カラーが統一されていてMON7Aさんらしさが出ています。

MON7A:青が好きなので自然と集まっちゃうんです。家の鍵と一緒に「星のカービィ」のカラビナにまとめていつも持ち歩いています。キーホルダーやお守り、アーティストの落合翔平さんとコラボレーションした「たまごっち」などいろいろ。ジャラジャラ鳴る音と、賑やかさが今っぽくて好きなんですよね。

——中でもお気に入りは?

MON7A:グリッターのスーパースターと、中学1年生のときにサンリオピューロランドで作った「もんた」の名前入りカスタムタグチャームですね。ずっと付けているので少し黒ずんで、ビンテージ感が増してきました(笑)。その変化すら愛おしいです。

——ほかのアイテムも教えてください。

MON7A:ファンの方からいただいた「チャイハネ」の“ファンキーデビルドール”や、インドネシアのバタム島に旅行に行ったときに買った「I LOVE BATAM」のキーホルダーも付けています。旅の思い出に、現地のキーホルダーを買うことも多いです。

——次はどんなキーホルダーをゲットしたい?

MON7A:大体そろったので……強いていうなら「ピクミン」と「豆柴」!ガシャポンが大好きなので、ほしいのもを見つけたらつい回しちゃうんです。キーホルダーのじゃら付けって、自分の好きとか思い出を束ねたひとつの表現だと思います。それってなくなることなく、ずっと増え続けるものだと思うので、来年もたくさん集めたいですね。

「成長しないこと」を目指した1年

——25年を振り返って、どんな年でしたか?

MON7A:生活は劇的に変わったんですけど、自分の中身はほとんど変わらなかった1年でしたね。恋愛リアリティー番組「今日、好きになりました。」の出演をきっかけに環境が大きく変わって、住まいも一人暮らしになり、周りにいる大人や支えてくれる人たちも一気に増えて。でも、不思議と自分自身は落ち着いていて、「意外と変わらないもんなんだな」と思ったんです。

もちろん、うれしいこともたくさんありました。元々幸せだったんですけど、“幸せの種類が増えた”という感覚で、出会いも経験もグッと増えた1年でした。

——となると、MON7Aさん自身も成長や変化があったのではないでしょうか。

MON7A:自分は「成長しないこと」を目標にしていました。僕は18歳だけど焦って成長しようとするより、“あえて背伸びしない”ことのほうが大切だと感じています。嫌でも、勝手に成長してしまうものなので。環境が急に変わると、自分まで変わらなきゃいけないような気になるけれど、むしろブレないことがこの1年で学んだ大事なスタンスでした。

——今年はMON7Aとして、アーティスト活動をスタート。印象的だったことは?

MON7A:一番は、誰かに届いているという実感を持てたことです。リリースした曲に対して感想をもらえたり、TikTokで踊ってもらえたり、自分の世界観が誰かの生活に溶け込んでいく感じ。「おやすみTaxi」も「HEA7EN」も魂を込めて作ったので、ちゃんと反応がもらえてうれしい。サブスクで自分の名前を見つけるたびに、現実なのかと疑ってしまうくらい。

これまでは想像の中にしかなかったものが、ちゃんと現実の手応えになって返ってきた。そして、それを実感する度に「もっといろいろな人に僕の音楽を届けたい」って思うんです。

2026年は“制服の僕”ではなく、“音楽の僕”を知って

——26年の抱負を教えてください。

MON7A:アーティストとして本格的に飛び立つ1年にしたいです。1月27日にメジャーデビューも控えているので、“制服の僕”ではなく、音楽で活躍するアーティストとしての僕を知ってもらえるようになりたい。僕には無限の可能性があることを証明したいし、僕の音楽を好きでいてくれる人に、たくさん出会いたい。それが26年の目標です。

——12月21日には、初のライブツアー実施も発表されましたね。心境は?

MON7A:すごく楽しみです!東京・大阪・名古屋・福岡・仙台の国内5大都市を回るのですが、待っていてくれていた人と直接会えることが本当にうれしい。ライブって、その瞬間にしか生まれないエネルギーがあるし、僕の音楽の“今”を一番濃く伝えられる場所だと思っています。

——海外に向けた活動も意識していると思います。

MON7A:そうですね。ありがたいことに、ベトナムにはたくさんのファンがいて、SNSでも日々皆さんの声を感じています。日本の魅力をしっかりと伝えながら、世界各国へ活動の幅を広げていけたらいいな。まだ先の話かもしれませんが、そんな未来を目指しています。

——18歳という若さで、未来に不安を感じることもあるのでは?

MON7A:正直、「今が人気のピークだったらどうしよう」って考える夜もあります。でもその不安ってある意味、自分に本気で向き合っている証拠でもあると思っていて。だからこそ、怖くてもいいから前に進む。今の僕にしか出せないエネルギーをちゃんと形にして届け続ければ、周囲の人もファンの皆さんもちゃんと応えてくれると信じています。

——最後に、26年を一言で言うなら?

MON7A:アーティストとして、みんなに認知されるような1年に!その言葉に尽きます。曲もたくさんリリースしたいし、ファッションやビューティも大好きなので、そういったお仕事にも積極的にチャレンジして、活動の幅を広げていきたいです。


CREDIT
PHOTOS:TAMEKI OSHIRO
STYLING:TATSUYA SHIMADA
HAIR & MAKEUP:HITOMI MATSUNO

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高校生アーティスト・MON7Aが選ぶ、2025年本当に使い倒した私物ベスト3

PROFILE: MON7A/アーティスト、タレント

PROFILE: (もんた)2007年7⽉6⽇⽣まれ、東京都出⾝。25年6⽉、アベマ(ABEMA)の恋愛リアリティー番組「今⽇、好きになりました。ハロン編」に出演し、話題を呼ぶ。TikTokのフォロワーは150万⼈を超えるなど、人気沸騰中の現役⾼校⽣アーティストだ。25年8⽉にSNSでブームを巻き起こしたオリジナル楽曲「おやすみ Taxi」でアーティストデビューを果たす。配信チャートを席巻し、3カ月間で1600万再⽣を突破。そして9⽉にセカンドシングル「HEA7EN」を⽴て続けにリリースした。25年12⽉21⽇には初のファンミーティング「MON7A 1st FAN MEETING “ON!”」を開催し、ユニバーサルミュージックからのメジャーデビューと全国ライブハウスツアーの開催を発表した。

ファッション&ビューティの現場で活躍する注目の“あの人”に、2025年をリアルに支えた使い倒しアイテムベスト3を聞く年末の特別連載。その選択には、今の価値観とムードがはっきりと表れる。

連載の第1回目は、「もんた界隈」というTikTokトレンドを生み出し、若者から注目を集めているアーティスト・MON7A(もんた)が登場。現役高校生ならではのセレクトから、今の“好き”とスタンスが見えてくる。

MON7Aが選ぶベスト3

BEST1:
エモさを撮る相棒のコンデジ

——今年、いちばん使い倒したアイテムは?

MON7A:24年に秋葉原の電気屋さんで買った「パナソニック(PANASONIC)」の中古のコンパクトデジタルカメラ“ルミックス(LUMIX)”です。お母さんのデジカメを借りたのがきっかけでハマって……なくすのが早いので、これで4代目です(笑)。今日の撮影現場でも使っていました。

——古いコンデジの人気が再燃していますが、この“ルミックス”を選んだ理由は?

MON7A:少しぼんやりした、エモーショナルな質感が出るところ。画質は悪くないけど、どこか懐かしい雰囲気が漂っている。そのバランス感が好きで購入しました。

——コンデジの選び方に基準はありますか?

MON7A:SNSで好みの画質を見つけて、それを参考に同じ機種を探しに行きます。おすすめは、僕が生まれる前の05〜06年頃のモデル。フラッシュの光や少し荒っぽい画質が良い。逆に10年以降に登場したモデルはきれいに撮れすぎちゃうので、僕はあまり選ばないですね。

——インスタグラムの投稿もほとんどコンデジで撮影していると聞きました。iPhoneで写真は撮らないのでしょうか。

MON7A:ほとんど撮らなくなりました。僕は写真の映りだけじゃなくて、カメラを構える行為自体が新鮮で好きなんですよ。電源を入れて、写りの設定を細かく調整して……そんな手間が“写真を撮る特別さ”を感じさせてくれるんです。

BEST2:
おしゃれ&時短がかなう一石二鳥のバンダナ

——使い倒したアイテムベスト2は?

MON7A(もんた):バンダナです。1年中活躍していました。頭にそのまま巻いたり、キャップやニット帽の下に仕込んだり。短髪なので、セットが面倒な日はとりあえずバンダナを巻いて出かけます。それだけでおしゃれにも見えるので、時短アイテムとしても優秀です。

——使い始めたきっかけは?

MON7A:ドバイ旅行に行ったとき、暑さ対策で巻いたのがハマるきっかけでした。キャップを被ると頭皮が蒸れるので、内側に仕込んで汗対策も兼ねて。おしゃれだし、機能的だし、一石二鳥です。

——キャップなどの帽子が好きな人はよくいますが、バンダナをチョイスするのは意外です。

MON7A:もちろん、帽子も好きです。冬はビーニーが定番だけど、夏は暑くて被れない。ビーニーの眉下まで深く被れる、あの感じを別の形で再現できないか考えて、ピンタレストやRED(小紅書)で中国のインフルエンサーのコーデを見てバンダナを集め始めたんです。

——中でも出番の多いデザインは?

MON7A:白です。インスタにもよく登場していますが、どんな帽子にも合うんですよね。1枚加えるだけで雰囲気が変わるところが好き。ちなみに、ブルーのバンダナは中学生のときにお弁当を包んでいたやつです(笑)。

——白やブルーのバンダナが多い印象。来年はどんなカラーがほしいですか?

MON7A:イエローを最近買ったんですけど、やっぱり難しくて……結局白に戻っちゃう。来年もかわいい白デザインのバンダナを見つけたいです。あと、実は僕がほしくてグッズでもバンダナを作っちゃったんです!ファンの皆さんにもバンダナの魅力が伝わるといいな。

BEST3:
「僕の好きなものや思い出」を束ねたキーホルダーたち

——では、ベスト3は?

MON7A:このキーホルダーたちです。今回持ってきたのは一軍で、ほかにもたくさん持っています。

——カラーが統一されていてMON7Aさんらしさが出ています。

MON7A:青が好きなので自然と集まっちゃうんです。家の鍵と一緒に「星のカービィ」のカラビナにまとめていつも持ち歩いています。キーホルダーやお守り、アーティストの落合翔平さんとコラボレーションした「たまごっち」などいろいろ。ジャラジャラ鳴る音と、賑やかさが今っぽくて好きなんですよね。

——中でもお気に入りは?

MON7A:グリッターのスーパースターと、中学1年生のときにサンリオピューロランドで作った「もんた」の名前入りカスタムタグチャームですね。ずっと付けているので少し黒ずんで、ビンテージ感が増してきました(笑)。その変化すら愛おしいです。

——ほかのアイテムも教えてください。

MON7A:ファンの方からいただいた「チャイハネ」の“ファンキーデビルドール”や、インドネシアのバタム島に旅行に行ったときに買った「I LOVE BATAM」のキーホルダーも付けています。旅の思い出に、現地のキーホルダーを買うことも多いです。

——次はどんなキーホルダーをゲットしたい?

MON7A:大体そろったので……強いていうなら「ピクミン」と「豆柴」!ガシャポンが大好きなので、ほしいのもを見つけたらつい回しちゃうんです。キーホルダーのじゃら付けって、自分の好きとか思い出を束ねたひとつの表現だと思います。それってなくなることなく、ずっと増え続けるものだと思うので、来年もたくさん集めたいですね。

「成長しないこと」を目指した1年

——25年を振り返って、どんな年でしたか?

MON7A:生活は劇的に変わったんですけど、自分の中身はほとんど変わらなかった1年でしたね。恋愛リアリティー番組「今日、好きになりました。」の出演をきっかけに環境が大きく変わって、住まいも一人暮らしになり、周りにいる大人や支えてくれる人たちも一気に増えて。でも、不思議と自分自身は落ち着いていて、「意外と変わらないもんなんだな」と思ったんです。

もちろん、うれしいこともたくさんありました。元々幸せだったんですけど、“幸せの種類が増えた”という感覚で、出会いも経験もグッと増えた1年でした。

——となると、MON7Aさん自身も成長や変化があったのではないでしょうか。

MON7A:自分は「成長しないこと」を目標にしていました。僕は18歳だけど焦って成長しようとするより、“あえて背伸びしない”ことのほうが大切だと感じています。嫌でも、勝手に成長してしまうものなので。環境が急に変わると、自分まで変わらなきゃいけないような気になるけれど、むしろブレないことがこの1年で学んだ大事なスタンスでした。

——今年はMON7Aとして、アーティスト活動をスタート。印象的だったことは?

MON7A:一番は、誰かに届いているという実感を持てたことです。リリースした曲に対して感想をもらえたり、TikTokで踊ってもらえたり、自分の世界観が誰かの生活に溶け込んでいく感じ。「おやすみTaxi」も「HEA7EN」も魂を込めて作ったので、ちゃんと反応がもらえてうれしい。サブスクで自分の名前を見つけるたびに、現実なのかと疑ってしまうくらい。

これまでは想像の中にしかなかったものが、ちゃんと現実の手応えになって返ってきた。そして、それを実感する度に「もっといろいろな人に僕の音楽を届けたい」って思うんです。

2026年は“制服の僕”ではなく、“音楽の僕”を知って

——26年の抱負を教えてください。

MON7A:アーティストとして本格的に飛び立つ1年にしたいです。1月27日にメジャーデビューも控えているので、“制服の僕”ではなく、音楽で活躍するアーティストとしての僕を知ってもらえるようになりたい。僕には無限の可能性があることを証明したいし、僕の音楽を好きでいてくれる人に、たくさん出会いたい。それが26年の目標です。

——12月21日には、初のライブツアー実施も発表されましたね。心境は?

MON7A:すごく楽しみです!東京・大阪・名古屋・福岡・仙台の国内5大都市を回るのですが、待っていてくれていた人と直接会えることが本当にうれしい。ライブって、その瞬間にしか生まれないエネルギーがあるし、僕の音楽の“今”を一番濃く伝えられる場所だと思っています。

——海外に向けた活動も意識していると思います。

MON7A:そうですね。ありがたいことに、ベトナムにはたくさんのファンがいて、SNSでも日々皆さんの声を感じています。日本の魅力をしっかりと伝えながら、世界各国へ活動の幅を広げていけたらいいな。まだ先の話かもしれませんが、そんな未来を目指しています。

——18歳という若さで、未来に不安を感じることもあるのでは?

MON7A:正直、「今が人気のピークだったらどうしよう」って考える夜もあります。でもその不安ってある意味、自分に本気で向き合っている証拠でもあると思っていて。だからこそ、怖くてもいいから前に進む。今の僕にしか出せないエネルギーをちゃんと形にして届け続ければ、周囲の人もファンの皆さんもちゃんと応えてくれると信じています。

——最後に、26年を一言で言うなら?

MON7A:アーティストとして、みんなに認知されるような1年に!その言葉に尽きます。曲もたくさんリリースしたいし、ファッションやビューティも大好きなので、そういったお仕事にも積極的にチャレンジして、活動の幅を広げていきたいです。


CREDIT
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「ディオール」から新作バッグ“ディオール ボウ”が登場 カラフルなリボン型のレザーバッグ

「ディオール(DIOR)」は1月2日、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が手掛ける2026年春夏コレクションの新しいアクセサリーとして“ディオール ボウ”を発売する。全国の「ディオール」店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

スモールとミディアムの2サイズ展開

本アイテムは、ディオールのコードであるリボンの形をしたバッグで、ショルダーバッグとしても使えるように、メタル製のリボンが編み込まれた取り外し可能なチェーンを備えている。スモールとミディアムの2サイズ展開で、スムース、メタリック、クリンクルドレザーなどの様々な素材で登場する。カラーは、ブラック、ドリーミーピンク、トルマリン、バターカップイエロー、エルミタージュ、ラテホワイトなどをそろえる。

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「ディオール(DIOR)」は1月2日、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が手掛ける2026年春夏コレクションの新しいアクセサリーとして“ディオール ボウ”を発売する。全国の「ディオール」店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

スモールとミディアムの2サイズ展開

本アイテムは、ディオールのコードであるリボンの形をしたバッグで、ショルダーバッグとしても使えるように、メタル製のリボンが編み込まれた取り外し可能なチェーンを備えている。スモールとミディアムの2サイズ展開で、スムース、メタリック、クリンクルドレザーなどの様々な素材で登場する。カラーは、ブラック、ドリーミーピンク、トルマリン、バターカップイエロー、エルミタージュ、ラテホワイトなどをそろえる。

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ファミマが“マツケン”とのオリジナルアイテムを発売 “ハローキティ”コラボやオンライン限定アイテムなど

ファミリーマートは12月22日から、年末年始キャンペーンのアンバサダー“マツケン”こと松平健とのオリジナルコラボ商品を順次発売する。

おめでたいデザインのアイテムが多数登場

12月22日からは、「ファミリーマート」店内マルチコピー機サービス「ファミマプリント」で、証明写真ガイドラインのデザインを松平健の様々な表情で再現したデザインや、年賀状にも使える“マツケンタウロス”などの、全6種のブロマイドとステッカー全6種を発売する。

マツケン×ハローキティ

26日からは、人気再熱中の“平成ギャル”をテーマに、松平健とおそろいの着物をまとった“ハローキティ”のオリジナルデザインアイテムをラインアップする。“マツケン×ハローキティ しっぽ付きキーホルダー”は、平成に大ブームしたしっぽ風チャームをつけたアクリルキーホルダーで、全3種からランダムで販売する。“マツケン×ハローキティ ステッカーセット”は、スマホケースに挟めるサイズだ。“ハローキティ”コラボ商品は、なくなり次第終了。

対象商品を買うと景品がもらえるキャンペーンも開催

また、お菓子などの対象商品を2個同時購入すると、 “踊るお年賀タオル”か“踊るマツケンハンコ”が1個もらえるキャンペーンも用意する。さらに、ファミペイを提示し、“菓子コース対象商品”を買ってスタンプをためると、お年賀ギフトとして“人形今半 お肉カタログギフト”や、ファミマポイント100円相当がもらえるキャンペーンも開催する。キャンペーン期間は12月26日〜1月12日。景品がなくなり次第終了

オンライン限定商品もラインアップ

「ファミマオンライン」では、キャンペーンの開催を記念して、マツケングッズを期間限定で予約販売する。特別デザインのアクリルスタンドや、定番のポーズからレアな表情まで楽しめる缶バッジセット、トートバッグをラインアップする。予約受付期間は12月26日〜1月31日、商品受け取り期間は5月17〜30日だ。ファミマオンライン予約サイトは12月26日10時に開設する。

ファミマオンライン限定 マツケングッズ予約
※商品予約ページは12月26日10時に表示される

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【1名様にプレゼント】「デロンギ」が“コーヒーの飲用調査 2025年度版”を実施 高まる“自宅コーヒー”へのこだわり


デロンギ・ジャパンは、10月1日のコーヒーの日に合わせ、“コーヒーの飲用調査 2025年度版”を行った。本調査は、9月10〜12日、20〜69歳で男女計500人の“週1回以上自宅でコーヒーを飲む人”を対象に、インターネットを用いて実施した。

2025年度版 コーヒー飲用実態

昨今、ウェルビーイング嗜好の高まりや円安・物価高の影響など、消費者や社会を取り巻く環境に変化が生じている。調査開始6年目を迎える今年度は、多様化するコーヒー飲用事情を過去の調査結果と比較して紐解いた。まず、コーヒーを飲む頻度について、「1日1杯以上飲む」のは83.9%と引き続き高い結果に。コーヒーを飲む場所については、「カフェ・喫茶店」「ファーストフード店」の回答率が増加した一方、「自宅」の回答が57.6%と最も高い結果となった。最も好きなコーヒーメニューでは、例年に引き続き“ドリップコーヒー”が最多で、“カフェオレ”が次いで上位を獲得。“カフェラテ”や“カプチーノ”など、エスプレッソをベースとしたミルクアレンジのメニューも人気を獲得した。自宅で週に1回以上コーヒーを飲む人に「ブラック派」「ミルク派」のどちらかについて聞くと、「ブラック派」が55.1%、「ミルク派」が44.9%と、おおよそ半数ずつ分かれる結果に。「ミルク派」の割合は昨年度から0.9ポイント増加し、ミルクメニュー人気が高まっている傾向が見受けられた。

自宅でのコーヒーは若年層のこだわりが増長傾向

自宅で飲むコーヒーを用意する方法については、「インスタントコーヒーを使う」が51.7%で過半数を占めた。その一方で、若年層ほど豆からひく、焙煎から行う等の、“挽きたて・淹れたて”に対するこだわりを持つ傾向があった。また、「豆から挽く」と回答した人は合計22.0%で、2022年の調査結果(17.4%)と比較して増加傾向に。物価高を背景として、自宅で飲むコーヒーへのこだわりが高まっていると推測できる。コーヒー1杯にかける金額については、自宅で1杯にかける平均値は91.45円と過去最安で、2024年度の結果からは約67円もの減少となった。自宅での“理想の金額”はさらに安くしたい一方で、“極上の一杯にかけたい金額”の伸び率はコンビニ、カフェと比較して最も高くなっており、自宅で飲むコーヒーへのこだわりの高さが感じられる。

コーヒー週間の多様性調査

引き続き“コーヒー×健康”は関心を高めており、「健康のためにコーヒーを飲みたい」と52.7%の人が回答。“コーヒーと心身の健康”に関連すると思う要素として「精神面の安定」(49.3%)が最も票を集めた。「美容・アンチエイジング」「デトックス」「健康寿命を伸ばす」の3項目では20代の意識率が最も高く、若い世代ほどコーヒーと健康を結び付けている傾向があった。また、SNSでも話題に上がっている、プロテインとコーヒーを混ぜた“プロフィー”を飲んだことが「ある」と11.6%が回答。性年代別に見ると、20代が29.2%、30代が18.3%という結果で、特に20代男性に多い(34.0%)ことが分かった。飲んだことがある人は少数派だったものの、31.4%が“プロフィー”を「飲んでみたい」と回答し、今後のトレンドとして期待が持てる結果となった。

「デロンギ」のアイテムを
1名様にプレゼント!

「WWDJAPAN.com」は「デロンギ」の“エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル 全自動コーヒーマシン(ECAM45086T)(34万8000円)”を1名様にプレゼントする。機能性と美しさを兼ね備えたエレッタ エクスプロアのWi-Fi搭載モデルで、豆にあった挽き方を実現。本格的なエスプレッソ抽出をベースとし、ホットやコールド、ふわふわ泡のミルクアレンジなど、さらにコールドブリューメニューやTo Go 機能までが充実している。一杯ずつ挽きたて淹れたて極上な味わいを自宅で楽しむことができる。年末に家時間の見直しをして、2026年は自宅コーヒーを楽しもう。

<応募期間>
12月22日(月)10:00〜1月19日(月)10:00

<対象プレゼント>
“エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル 全自動コーヒーマシン(ECAM45086T)(34万8000円)”1名様
色:チタニウムグレー
サイズ:幅260mm×奥行450mm×高さ385mm

【応募要項】

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・個人の属性等、アンケート項目への回答は、統計処理した集計値としてのみ使用いたします。
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「クレ・ド・ポー ボーテ」から“愛の絆”を表現した限定パッケージが登場 ジゼル・バロソ=バダンとコラボ

「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は2026年1月21日、ジゼル・バロソ=バダン(Giselle BALOSSO-BARDIN)とコラボレーションした限定パッケージのコレクション“ルミナナイジング ラブ コレクション”全2品を数量限定で発売する。ジゼル・バロソ=バダンは、フランス・パリ在住のペーパーアーティストだ。多彩な技法や、紙の色・質感・輝きの調和を探求しながら、独自の世界観を表現している。

蝶をモチーフにした限定パッケージ

本コレクションは、夫婦愛、恋人愛、友人愛、家族愛など、様々な愛を表現し、輝きを放つ限定コレクションだ。2024年に第1弾、2025年に第2弾が登場した。第3弾となる2026年のテーマは、 “バタフライ キス(BUTTERFLY KISSES)”をテーマに、蝶の羽ばたきが導く、大切な人や新しい自分との出会いを表現している。

アイテムは別売りの “タンクッションエクラ ルミヌ”のレフィルをセットできるワンタッチ機構を採用した“クレ・ド・ポー ボーテ ケース”(3520円)と、なめらかな心地よさと潤いが特徴の“ルージュレーブル”の人気色を限定パッケージに詰め込んだ“クレ・ド・ポー ボーテ ルージュアレーブル”(7150円)をそろえる。

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ファストリ初任給を37万円に引き上げ 6年で16万円増

「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングは、2026年3月以降に入社する新卒社員の初任給を37万円に引き上げると発表した。現行から4万円の引き上げになる。新卒社員の初任給の引き上げは20年以降4度目。「グローバル水準の仕事に挑む新入社員の処遇をさらに充実させることで、優秀な人材の採用競争力を高め、少数精鋭の組織への変革を推進する」(同社)狙いだ。

転居を伴う転勤を前提にしたグローバルリーダ候補は、初任給が37万円(現行33万円)、年収の目安が約590万円(同約526万円)になる。地域限定社員は初任給が28万円(同25万5000円)、年収の目安が約447万円(同約407万円)になる。国内のユニクロ、ジーユー、プラステ、リンク・セオリー・ジャパンの新入社員が対象になる。

好業績を追い風にして、同社は初任給を大幅に増やしている。それまで21万円だった初任給を20年に25万5000円、23年に30万円、25年に33万円にそれぞれ引き上げていた。6年間で16万円アップしたことになる。

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「ラネージュ」から韓国美容クリニック発想の水光肌へ導く美容液が登場 毛穴と角質にアプローチ

「ラネージュ(LANEIGE)」は2026年2月1日、韓国で人気の美容施術“アクアピール”と“スキンブースター”に着想を得て開発したホームケア用角質・毛穴ケア美容液“ウォーターバンク アクアフェイシャル”(30mL、3630円)を発売する。キューテン(QOO10)や楽天などの公式オンラインモールほか、ロフトやプラザなどで取り扱う。

同アイテムは、韓国の肌管理メソッドを1本にし、毎日のホームケアに取り入れやすいマイルド処方にこだわって開発した。ヒアルロン酸セラミドコンプレックスやPDRNなどを配合した「ラネージュ」独自ブレンド成分で、肌を滑らかに整え、古い角質を取り除きながら、潤いを集中的にチャージし、使うたび透明感のある水光肌へ導く。

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「ラネージュ」から韓国美容クリニック発想の水光肌へ導く美容液が登場 毛穴と角質にアプローチ

「ラネージュ(LANEIGE)」は2026年2月1日、韓国で人気の美容施術“アクアピール”と“スキンブースター”に着想を得て開発したホームケア用角質・毛穴ケア美容液“ウォーターバンク アクアフェイシャル”(30mL、3630円)を発売する。キューテン(QOO10)や楽天などの公式オンラインモールほか、ロフトやプラザなどで取り扱う。

同アイテムは、韓国の肌管理メソッドを1本にし、毎日のホームケアに取り入れやすいマイルド処方にこだわって開発した。ヒアルロン酸セラミドコンプレックスやPDRNなどを配合した「ラネージュ」独自ブレンド成分で、肌を滑らかに整え、古い角質を取り除きながら、潤いを集中的にチャージし、使うたび透明感のある水光肌へ導く。

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