賛否を越えて定着へ? “第3のボトムス”、優美系レギンス&ボディースーツ

世間で賛否両論を巻き起こしたレギンス・スタイル。ボディーラインを強調するレギンスは、さまざまな意見が飛び交いつつも、素肌にピッタリとなじむ“極薄ボトムス”として支持を広げています。2025-26年秋冬シーズンは、ラグジュアリーブランドがドレッシーな着こなしでレギンス・スタイルを相次いで提案。優美なシルエットに加え、しなやかなボディースーツも登場しています。かつてのアスレジャーとは異なる、格上げスタイルのキーアイテムとして、艶やかなレギンスは特別なポジションを占めつつあるようです。

例えば「フェラガモ(FERRAGAMO)」は、モカ系カラーのボディースーツのボトムス部分をレギンスライクに仕上げました。同系色のロングコートを羽織って、落ち感とヘルシーな見え具合を両立。ウエストに添えた黒のダブルバッグが、腰から下のすっきり感を引き立てています。パリとミラノで発表された2025-26年秋冬コレクションから、レギンスやボディースーツのお手本ルックを選り抜きました。

同色マント×ボディースーツ

素肌になじむボディースーツは、つなぎ目がない構造が伸びやかなシルエットを描き出します。伸縮性に富んだリブ編みのニットウエアと合わせることで、リラクシングな着心地を実現。穏やかなカラーを選べば、上品なワントーン・ルックに仕上がります。

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のボディースーツは、マントを組み合わせたスタイリングが特徴。ロング丈のマントが、美しい落ち感を際立たせています。人気のブラウンカラーで全身を包み込み、やさしげな雰囲気を演出。パンツの裾をブーツインして、レッグラインをシャープに引き締めました。

“ピタ×ふわ”でコントラストを強調

真冬にボディースーツを取り入れるなら、防寒用のアウターは欠かせません。ボリュームのあるアウターを合わせることで、肌に沿うボディースーツのすっきりとしたシルエットが、より一層際立ちます。色や質感のコントラストを効かせたスタイリングが効果的です。

ニットのボディースーツにふわもこコートを組み合わせたのは、「バルマン(BALMAIN)」。スポーティーなフード付きグレーのボディースーツの上に、ボリューム感とドレープを備えたファーコートを重ね、朗らかで柔らかな表情を添えました。

王道の黒はフェティッシュ&クールに

タイトなシルエットのレギンスは、黒を選ぶとさらに引き締まった印象が強まります。フェティッシュでクールなムードをまとえるのも、ブラックレギンスならではの魅力です。全体をダークトーンでまとめれば、レギンスが悪目立ちせず、洗練されたバランスに整います。

「マックスマーラ(MAX MARA)」は、黒のボディースーツでスレンダーなシルエットを描き出しました。フェティッシュなムードを高めているのが、グローブ、ベルト、ブーツによる“レザー三重奏”。異素材を組み合わせることで艶感に奥行きを持たせ、レッグラインを美しく引き立てています。

冬小物でも応用できる立体バランス

上半身にボリュームを持たせると、レギンスのすっきりとした印象が際立ちます。逆三角形のような構図が、ダイナミックな見え具合に。ケープやマフラーを生かせる冬のルックにも、無理なくなじむスタイリングです。

「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は、黒を基調とした装いに、グレーの斜め掛けタイプのトップスを重ねました。ボディーを横切るたっぷりのボリュームによって、レギンスが一段とすっきり見えます。艶感のあるレザーベルトでしっかりとウエストマークし、足元にはエレガントなパンプスを合わせてフェミニンさを添えています。

同色スタイリングは上下の濃淡が鍵

アクティブなイメージの強いレギンスを、ファニーにまとう提案も登場しています。ピンクやイエローといったカラーを取り入れることで、弾むような気分を表現。レトロやドリーミーなテイストとも相性が良く、遊び心のある着こなしが楽しめます。

ピンクを基調にまとめた「イッセイ ミヤケ(ISSEY-MIYAKE)」のルックは、朗らかでキュートなムードが印象的です。トップスには淡いトーンを、レギンスにはやや濃いピンクを配し、濃淡のコントラストで装いに動きを添えています。上下でトーンをずらす場合は、レギンス側に濃い色を使うのが効果的。レッグラインが引き締まり、タイトなシルエットが際立ちます。

レオタードの延長線上にあるイメージが強かった従来のアスレジャーとは違って、進化系レギンスはドレッシーやクールなど、表現の幅が多彩になっています。着こなしの選択肢も増えて、スカートやパンツに続く“第3のボトムス”と呼べそうです。動きやすさに加え、すっきりとした見え方やヘルシーさを兼ね備えた新世代のレギンスは、春以降さらに活躍の場を広げていきそうです。

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【2026年バレンタイン】伊勢丹新宿店の「サロン・デュ・ショコラ」、過去最多153ブランド集結 サブレのセレクションボックスも初登場

伊勢丹新宿本店は2026年1月15日〜2月15日、毎年恒例のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ 2026」を開催する。24回目を迎える今年のテーマは、「コード&モード 美味しさの秘密、クリエーションの流儀」。「コード」は、シェフたちが長年の経験の上でたどり着いたおいしさの設計図や、彼らのバックグラウンドに潜んだ秘密を意味し、「モード」はデザインやスタイルといった表現に関わる独自のクリエイションの流儀を指す。昨年に続き3部構成を採用し、計18ブランドが新規出店。24カ国から、過去最多となる153ブランドのショコラやスイーツを届ける。

第1〜3部の概要

1月15〜20日に開催する第1部は「カカオ」と題し、カカオの栽培からチョコレート作りまでを行っているビーントゥバーブランドや、自社農園で栽培するカカオの魅力を発信しているブランドなどを集める。「カカオ×トロピカルフルーツ」をテーマにしたコラボレーション・デセールも登場する。和菓子と洋菓子の境界を超えた菓子作りで知られる「昆布屋孫兵衛」は、「サロン・デュ・ショコラ」初出店となる「ミネコ カトウ(MINEKO KATO)」と協業。また、デセールやパフェでも注目を集めるショコラトリー「ロンポワン(ROND-POINT)」は、アシェットデセールの名手「エンメ(EMME)」とタッグを組む。

1月24〜29日に開催する第2部「アルチザン」には、新進気鋭の若手シェフからますます存在感を高めるベテランシェフ、スターシェフまで、世界から27ブランドが参加。顧客のリクエストに応え、「ピーナッツ&ピスタチオ特集」を実施する。長年にわたり築いてきたシェフとの関係性も、「サロン・デュ・ショコラ」の強みの一つだ。広報担当者は、「世界のシェフたちも日本のバレンタイン市場を理解し、毎年『サロン・デュ・ショコラ』を楽しみにしてくれている。長年の信頼関係があるからこそ、『ベルナシオン(BERNACHON)』や『フィリップ・ベル(PHILIPPE BEL)』は、イベントのために特集テーマに沿った新作を用意してくれた」と話す。また25年に「世界のベストレストラン50」で世界最優秀パティシエの称号を獲得した、「プラン クール(PLEIN COEUR)」のマキシム・フレデリックが今回初めて来場する。

1月31日〜2月4日、7〜15日に開催する第3部「ネクスト」では、注目される日本の才能に焦点を当て、バリエーション豊かなブランドをそろえる。「ブルー ポピー ベーカリー(BLUE POPPY BAKERY)」による“アリバカカオとレバーパテのクロワッサン”(1080円)や、「アマゾニア(AMAZOONIA)」初のクッキー缶“アマゾニアショコラクッキー缶”(4501円)などが登場。さらに柑橘ピールやギモーブとチョコレートを掛け合わせた製品なども取り扱う。

例年人気を誇る「パトリック・ロジェ(PATRICK ROGER)」は、日本のファンにより広く行き渡るようにというシェフの意向から、今回はオンラインのみで取り扱う。

サブレのセレクションボックスが登場

サブレの人気が高まる中、「いろいろな味のサブレを少しずつ試したい」という顧客の声を反映し、「サロン・デュ・ショコラ」史上初、サブレに特化したセレクションボックス“セレクション サブレ”(6ブランド各3枚入り、9720円)を発売する。「カンタン・バイィ(QUENTIN BAILLY)」「アルバン・ギルメ(ALBAN GUILMET)」など、世界の人気シェフ6人が作る渾身のサブレを詰め込んだ。さらに、日本を代表する8つのブランドの新作やスペシャリテを集めた新コンセプトのセレクションボックス“セレクション ジャポネ”(8ブランド各1個入り、5616円)も用意する。

初登場の注目ブランド

「レタンプリュス(LES TEMPS PLUS)」のオーナーシェフ熊⾕治久が1月にスタートした「カラティール(CALATIR)」は、ペルー産やエクアドル産カカオ豆を使った自家製プラリネと厳選した素材を合わせ、黒豆・黒糖、蕎麦すだち、ココナッツバニラなど8種のアソート“プラリネ アソート ボックス”(8個入り、3888円)や、クッキー、テリーヌを販売する。

世界最高峰のチョコレート専門コンクール「ワールド・チョコレート・マスターズ(WCM)」のベルギー代表としてファイナリストに選ばれた経歴を持つ「ショコラティエ マサール バイ トウゴ マツダ(CHOCOLATIER MASALE BY TOGO MATSUDA)」は、こぶみかんが香る代表作キャラメルアグリュームのほか、生姜風味のプラリネジャンジャンブルやベルギー菓子スペキュロスのプラリネなどを詰め込んだ“ボンボンショコラボックス トーゴ”(8個入り、5400円)を用意する。

「サロン・デュ・ショコラ」では、次の世代を発掘することも重要なミッションの一つとしている。その象徴が、フランス現地のシェフたちから注目を集める2つの若手ブランド「べジア・フレール(BEZIAT FRERES)」と「メゾン アンリ(MAISON HENRY)」だ。「べジア・フレール」のロイック・べジアは10代の頃からフランス全土で修行をし、18年にフランス主催の国別対抗国際製菓コンクール「モンディアル・デ・ザール・シュクレ」の飴細工部門で金賞を受賞。23年には、厳選された世界トップクラスのパティシエやショコラティエで構成する「ルレ・デセール」の会員となった。今回は、ロット・エ・ガロンヌ産ヘーゼルナッツのプラリネやミント、ライム、コーヒーのガナッシュなどのボンボンショコラを詰め合わせた“アソルティマン 12P”(12個入り、5832円)を披露。「メゾン アンリ」のマキシム・アンリは、フランス・ラングルに代々続くパティスリーの3代目。「フィリップ・ベル」でスーシェフを務め、19年に実家パティスリーを引き継いだ。フルールドセル入りのアーモンド&ヘーゼルナッツ、4種のスパイス、トンカ豆、ココナッツなど、さまざまな食感や香り、味わいを楽しめる9種のプラリネ“コフレ プラリネ”(9個入り、5940円)を販売する。

会場で楽しめるイートイン

「アマゾンカカオ(AMAZON CACAO)」は、鶏出汁とココナッツミルクのベースに国産牛と国産豚の煮込みやナッツなどを加え、最後にカカオペーストを削りかけた“アマゾンカカオ フォー”(2970円)を販売する。スープにカカオが溶け出すことで、徐々にコクが深まる。「パティスリー イーズ(PATISSERIE EASE)」は、アマゾンバニラをぜいたくに使った繊細な口溶けのスフレ“アマゾンバニラのスフレ”(2401円)を用意。フルーティーな酸味が特徴の温かいアマゾンカカオのソースをかけることで、味わいが変化する。

「サロン・デュ・ショコラ 2025」でカカオを取り入れた創作中華が好評だった「オーツー(O2)」は、“2種の焼売とカカオヌードルセット”(3850円)を提供する。都内の名店「ル パティシエ タカギ(LE PATISSIER TAKAGI)」「アサコイワヤナギ(ASAKO IWAYANAGI)」で研さんを積み、21年にオープンしたクレープ専門店「イクアリー(EQUALLY)」は、フランス産発酵バターとたっぷりのチョコレートをまぶし、それぞれのフレーバーをトッピングした熱々トロトロのクレープ“ホットクレープ・ショコラ”(フランボワーズショコラ/トロワショコラ/コーヒースモア/ミルクショコラオランジュ、各2200円)を販売する。

>公式サイト

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セシリー・バンセンが振り返るデビューからの10年 ロマンチック&フェミニンを核に世界観を広げるブランドの進化とこれから

PROFILE: セシリー・バンセン「セシリー バンセン」デザイナー

セシリー・バンセン「セシリー バンセン」デザイナー
PROFILE: デンマーク出身。2007年にコペンハーゲンのデザイン学校を卒業。衣装デザイナーのアニャ・ヴァン・クラーウのアシスタントとしてデンマーク王立劇場のオペラ衣装の制作やフリーランスとして「ディオール」のプロジェクトに携わった後、「ジョン ガリアーノ」でのインターンを経て、アシスタント・プリントデザイナーを務める。10年、英ロイヤル・カレッジ・ オブ・アートでウィメンズウエアの修士号を修了。「アーデム」のデザインチームで3年間経験を積む。15年に故郷へ戻り、「セシリー バンセン」を設立。17年には「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMHプライズ)」のファイナリストに選出され、22-23年秋冬からコレクション発表の場をコペンハーゲンからパリ・ファッション・ウイークに移した。25年8月、初の直営店をコペンハーゲンにオープン

2015年にデンマーク・コペンハーゲンで誕生した「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」は、この10年で北欧ブランドの枠を超え、グローバルな存在感を確立した。そのスタイルを象徴するのは、ふんわりとした立体的なシルエットと手仕事を生かしたテキスタイルが特徴のドレスやスカート。そんなフェミニンでロマンチックなムードあふれるアイテムを軸にしながら、「アシックス(ASICS)」や「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ポーター(PORTER)」などとの協業を通して世界観を拡張し、支持層を広げてきた。

設立10周年を迎えた今年は、パリ・ファッション・ウイークでの新作コレクション発表やコラボレーションのローンチに加え、コペンハーゲンでのアニバーサリーショー開催や初の直営店オープン、ゲストキュレーターとしての「Aマガジン(A MAGAZINE)」の制作もあった。節目にふさわしい活動が続いた1年間、多忙な日々を送ってきたデザイナーのセシリー・バンセン(Cecilie Bahnsen)に、自身の歩みを振り返ってもらいつつブランドの現在地とこれからについて聞いた。

WWD:この10年間を振り返って、特に大きな転機だったと感じる出来事は?

セシリー・バンセン「セシリー バンセン」デザイナー(以下、セシリー):いくつか大きな転機がありました。まずは、2015年にロンドンのショールームで発表した最初のコレクションです。そこでドーバー ストリート マーケット(DSM)が私たちのコレクションを見つけてくれて、ロンドンとニューヨークの店で初めて取り扱われることになりました。最初の1年間はDSMのエクスクルーシブでスタートを切ったのですが、それがブランドに対する自信につながったのを覚えています。

そして次の転機は、17年。締め切り間際に応募した「LVMHプライズ」で最終審査まで残ったことにより、ブランドの認知度が一気に高まりました。この年にコペンハーゲン・ファッション・ウイークで初めてランウエイショーも開いたのですが、ルックブックだけでなくショーという表現方法を手にしたことは、とても大きかったですね。そこからはオーガニックに成長していったように感じています。

WWD:クリエイティブ面とビジネス面の両面で、この10年で変わったこと、そして変わらないことは何か?

セシリー:まず変わったことを挙げると、私一人で始めた初期から現在は30人規模のチームにまで成長したこと。世界中から才能が集まり、コペンハーゲンのオフィスで働いています。卸売だけでなくEC、プライベートアポイントメント、そしてコペンハーゲンの店舗運営を始めたことで、ブランドの世界観をより広く、より深く届けられるようになりました。また昨年、CEOが加わったことで私は再びクリエイションに集中できるようになり、ブランドとしても大きな転換期を迎えました。シューズやアクセサリーなど、表現の幅が広がったことも大きな変化と言えますね。一方、シルエットやボリューム、そしてクラフツマンシップへの情熱は、設立当初から変わっていません。

故郷とパリでのショーに込めた思い

WWD:8月には10周年を記念し、アーカイブを再構築したアニバーサリーショーをコペンハーゲンで行った。その背景にあった思いとは?

セシリー:コペンハーゲンはブランドのホームであり、原点でもあります。自分たちがどこから来たのかを忘れず、街に恩返しもしたいという気持ちがありました。夏のコペンハーゲンはとても美しく、屋外のロケーションも選べますし、ショーに自転車で来るようなカジュアルで自然体の空気がブランドらしいと感じています。また、アーカイブピースの再構築でコレクションを作り上げるという試みは、これまでの10年を振り返りつつ新しいものを生み出すということ。次のステップやこの先の10年も守っていくものを考える、とても有意義なプロセスでもありました。

WWD:そして、10月には23年から継続して参加しているパリ・ファッション・ウイークで26年春夏コレクションを発表した。

セシリー:10周年記念ショーや「Aマガジン」の制作など大きなプロジェクトが続いた後、とてもパーソナルで “心” に近いテーマがしっくりときて、「ハートフェルト(Heartfelt)」と題しました。そこには、クリエイションに対する愛情やチームのつながりからブランドを着てくださる女性たちとの関係まで、全てへの思いが込められています。“鼓動“を表現するかのようにモデルの胸にあるハートが光っていたのは、複雑な世界に美しさと喜びを届けたいという想いの象徴です。

WWD:コレクションはシーズンごとに全く異なるものを提案するわけではなく、核を大切にしなが進化し続けていくアプローチを大切にしているように感じる。中でも、毎回クラフトのディテールが目を引くが、今季新たに挑戦したことは?

セシリー:今季は、一つの花のモチーフを多様な手法で表現することに取り組みました。素材開発に重きを置いたことで、シルエットへの意識がより高まり、それがより立体的で弾むようなフォルムにつながったと言えます。そしてラストを飾ったマゼンタのルックは、まずオーガンジーに刺しゅうを施し、それを折り重ねて陰影を作ったもの。とてもクチュール的な手法ですが、スポーティーな素材や鮮やかな色を掛け合わせることで、新しいバランスを生まれました。「Aマガジン」で取り組んだ「ザ・ノース・フェイス」とのアップサイクル企画からも、ユーティリティーのディテールが潜む白いドレスなどのショーピースへのヒントを得ています。

WWD:新しいコレクションを制作する際のスタート地点は?デザインやクリエイティブ・ディレクションにおいて最も大切にしているのは?

セシリー:一つ前のコレクションを見返して、次のシーズンに必要な色を考えるところから始め、テキスタイルの開発に着手します。そして刺しゅうや織りが進む中、ボディーにドレーピングしていく。そういった多層的なプロセスで制作に取り組んでいます。私は、とてもディテールにこだわる性格。なので、色のトーンや生地の厚みまで気を配ります。ただそれだけでなく、モデルが着たときに生まれる動きやアイテムのレイヤード、ボリュームの対比も重要。ドローイングからドレーピングまで、それぞれの工程の間に生まれる“対話“を大切にしています。

WWD:「セシリー バンセン」を象徴するデザイン哲学でもある「フェミニニティー」や「ロマンス」は、価値観が多様化する現代においてどのように捉えている?

セシリー:「フェミニニティー」や「ロマンス」の概念は、女性としての私自身の成長と深く結び付いています。若い頃にブランドを始めましたが、今では母にもなり、“どんなフェミニティーをまといたいか“という感覚も変化してきました。

コレクションは幅広い女性が自分のスタイルを表現できるようにデザインしているので、ショーでもさまざまな年齢や背景の女性をキャスティングしています。同じ服でも、まとう人によってまったく異なる表情を見せる。そのための余白を残し、それぞれの個性やフェミニニティーをかき消してしまわないことが、とても大切だと考えています。

コラボを通して伝える“リアルな着こなし方”

WWD:「アシックス」や「ポーター」「ザ・ノース・フェイス」など多様なブランドと協業している。一見遠い存在のようなアウトドアやよりテクニカルなブランドと取り組むことが、「セシリー バンセン」に新しい視点をもたらしている。

セシリー:コラボレーションは、デザイナーとして学ぶことが多いだけでなく、より幅広いお客さまとのタッチポイントにもなっています。特に「アシックス」は最初の大きな協業相手でしたが、自分でも驚くほどの反響がありました。実は私自身、フラットシューズやスニーカーをコレクションのアイテムに合わせるのが好きですし、自然に囲まれたコペンハーゲンで生活しているのでアウトドアの機能性はとても身近な存在なんです。さまざまなコラボレーションを通して、「セシリー バンセン」の“リアルな着こなし方“を伝えることができるようになったと感じています。

WWD:そんなコラボレーションのパートナーを選ぶ際の基準は?

セシリー:大前提となるのは、私たちと同じレベルでクラフツマンシップに向き合っていること、そして学びのある相手であること。単なる色替えのような“表層的“なコラボレーションは行いませんし、“一緒に開発し、ハートを込めて作ることができるか?“がとても重要だと思っています。

WWD:これまで日本ブランドとのコラボに加え、ホンマタカシやイマノフミコといった日本人クリエイターとも取り組んできた。度々来日もしているが、日本に対する印象は?

セシリー:少なくとも年1回は日本を訪れていますが、日本はブランドにとって特別な存在です。日本の皆さんは設立初期から熱心にサポートしてくれていて、街で着用されている姿を見ると本当に感動します。感性やミニマリズム、クラフトへの敬意はデンマーク人との共通性を感じますし、自然とのつながりを大切にするという点もそうですよね。私自身、来日した際には東京だけでなく、温泉地や山へ行くことをいつも楽しみにしています。

ビジネス面では、日本はアメリカに次ぐ2番目に大きな市場です。日本での常設店に関しては、まずはポップアップやショップ・イン・ショップの展開を続けながら、最適な形を探っていきたいと考えています。

WWD:この時代にインディペンデント・ブランドとして10年続けることは簡単ではない。ブランドを続けていくための秘訣は?

セシリー:自分を支えてくれる強いチームを持つこと、そして未来を見据えた戦略を立てることでしょう。また、ショーのスペクタクルだけでなく、実際に女性が着たいと思う服を作ることを大切にしています。お客さまの声を聞くことは、何よりのインスピレーション。コペンハーゲン・ファッション・ウイーク期間中にスタジオを一般開放した時も外の世界との対話が大きな学びになりましたし、ポップアップやコペンハーゲンのお店に来るお客さまの着こなしからヒントを得ることもあります。

WWD:次の10年を見据えて、今考えていることは?

セシリー:まずはコペンハーゲンのお店を“クリエイティブ・ラボ“、つまり音楽や空間、ムードなど全てを通してブランドの世界観を体験できる場に育てていきたいですね。また、ブランドの核に忠実でありつつもジュエリーやオリジナルのバッグを通して、提案するワードローブをさらに広げていきたいとも考えています。

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「フレイ アイディー」が「リー」とのコラボアイテムを発売 ワンピースやデニムパンツなど全4型

「フレイ アイディー(FRAY I.D)」は1月15日、「リー(LEE)」とのコラボレーションアイテムを発売する。店頭販売に先駆けて、現在「フレイ アイディー」公式オンラインサイト、公式アプリのマッシュストアおよびウサギオンラインで先行予約を受け付け中だ。

本コラボでは、「フレイ アイディー」オリジナルデザインのワンピース(2万5960円)をはじめ、シルエットにこだわったデニムジャケット(2万7940円)、スタイルアップをかなえるワイドパンツ(2万3980円)、フレアデニム(2万3980円)をラインアップする。

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「フレイ アイディー」が「リー」とのコラボアイテムを発売 ワンピースやデニムパンツなど全4型

「フレイ アイディー(FRAY I.D)」は1月15日、「リー(LEE)」とのコラボレーションアイテムを発売する。店頭販売に先駆けて、現在「フレイ アイディー」公式オンラインサイト、公式アプリのマッシュストアおよびウサギオンラインで先行予約を受け付け中だ。

本コラボでは、「フレイ アイディー」オリジナルデザインのワンピース(2万5960円)をはじめ、シルエットにこだわったデニムジャケット(2万7940円)、スタイルアップをかなえるワイドパンツ(2万3980円)、フレアデニム(2万3980円)をラインアップする。

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「パット・マグラス ラボ」の資産が売却対象に

英国人トップメイクアップアーティストの一人、パット・マクグラス(Pat McGrath)が手掛ける「パット・マクグラス ラボ(PAT McGRATH LABS)」を巡っては、長年憶測が飛び交ってきた。業界関係者によると、同ブランドの資産が売却に向けて市場に出されているという。この売却プロセスは、企業再生や資産売却の専門会社ヒルコグローバル(HILCO GLOBAL)が管理しているとみられる。関係者によれば、今回の売却対象には、ブランド運営するパット・マグラス コスメティクス(PAT McGRATH COSMETICS)及びマグラス本人が差し入れている担保資産が含まれるという。

「パット・マグラス ラボ」の広報担当者は、「ブランドが持つ永続的な強さとクリエイティブ・リーダーシップに見合う財務体制を整えるため、現在、パートナーと共に事業再編および再資本化を進めている。これらのプロセスは2026年初頭に完了する見込みで、強力なイノベーションのパイプライン、パートナーのコミットメント、そして情熱的なグローバル・コミュニティーからの揺るぎない支援により、健全かつ生産的な環境のもとで前進できると考えている。良いニュースとして、年初から売り上げは大幅に伸びており、新年に向けて勢いを感じている」とコメントした。ヒルコグローバルは詳細について言及しなかった。

ファッションウイークの第一線で何十年も活躍し、スタッズをあしらった唇や金色の眉など革新的なランウエイルックを生み出してきたマグラスは、15年に自身のメイクアップブランド「パット・マクグラス ラボ」を立ち上げた。第1弾の製品は、40ドル(約6000円)のマルチユースのゴールドピグメントで、特注のスパンコールをデザインしたバッグに入った限定品として発売し、公式サイトでは6分で1000個が完売した。

18年には、仏投資会社ユーラゼオブランズ(EURAZEO BRANDS)から6000万ドル(約94億円)の資金調達を実施。当時の業界関係者によると、企業評価額10億ドル(約1570億円)超で、同社は5〜8%の株式を取得したとされる。しかし近年はセフォラ(SEPHORA)やアルタ ビューティ(ULTA BEAUTY)などに展開する中、オペレーション上の課題に直面。経営陣の交代や人員削減を行い、現在の評価額はかつての水準から大きく下がっているという。数年前にはユーラゼオが水面下で保有株を売却していた。

業界関係者によれば、「パット・マクグラス ラボ」の昨年の売上高は約5000万ドル(約78億円)だった。3月には、マグラスが「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のコスメティック部門のクリエイティブ・ディレクターとして手掛けたメイクアップライン“ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン”が発売され話題となり、自身のブランドへの影響を巡って憶測を呼んでいる。マグラスは当時の記者会見で、「美を作るということ、しかも単なる美ではなく一つの世界、一つの惑星を築くことができた。それはまさに宇宙であり非常に楽しい経験だった」と語っていた。

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「パット・マグラス ラボ」の資産が売却対象に

英国人トップメイクアップアーティストの一人、パット・マクグラス(Pat McGrath)が手掛ける「パット・マクグラス ラボ(PAT McGRATH LABS)」を巡っては、長年憶測が飛び交ってきた。業界関係者によると、同ブランドの資産が売却に向けて市場に出されているという。この売却プロセスは、企業再生や資産売却の専門会社ヒルコグローバル(HILCO GLOBAL)が管理しているとみられる。関係者によれば、今回の売却対象には、ブランド運営するパット・マグラス コスメティクス(PAT McGRATH COSMETICS)及びマグラス本人が差し入れている担保資産が含まれるという。

「パット・マグラス ラボ」の広報担当者は、「ブランドが持つ永続的な強さとクリエイティブ・リーダーシップに見合う財務体制を整えるため、現在、パートナーと共に事業再編および再資本化を進めている。これらのプロセスは2026年初頭に完了する見込みで、強力なイノベーションのパイプライン、パートナーのコミットメント、そして情熱的なグローバル・コミュニティーからの揺るぎない支援により、健全かつ生産的な環境のもとで前進できると考えている。良いニュースとして、年初から売り上げは大幅に伸びており、新年に向けて勢いを感じている」とコメントした。ヒルコグローバルは詳細について言及しなかった。

ファッションウイークの第一線で何十年も活躍し、スタッズをあしらった唇や金色の眉など革新的なランウエイルックを生み出してきたマグラスは、15年に自身のメイクアップブランド「パット・マクグラス ラボ」を立ち上げた。第1弾の製品は、40ドル(約6000円)のマルチユースのゴールドピグメントで、特注のスパンコールをデザインしたバッグに入った限定品として発売し、公式サイトでは6分で1000個が完売した。

18年には、仏投資会社ユーラゼオブランズ(EURAZEO BRANDS)から6000万ドル(約94億円)の資金調達を実施。当時の業界関係者によると、企業評価額10億ドル(約1570億円)超で、同社は5〜8%の株式を取得したとされる。しかし近年はセフォラ(SEPHORA)やアルタ ビューティ(ULTA BEAUTY)などに展開する中、オペレーション上の課題に直面。経営陣の交代や人員削減を行い、現在の評価額はかつての水準から大きく下がっているという。数年前にはユーラゼオが水面下で保有株を売却していた。

業界関係者によれば、「パット・マクグラス ラボ」の昨年の売上高は約5000万ドル(約78億円)だった。3月には、マグラスが「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のコスメティック部門のクリエイティブ・ディレクターとして手掛けたメイクアップライン“ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン”が発売され話題となり、自身のブランドへの影響を巡って憶測を呼んでいる。マグラスは当時の記者会見で、「美を作るということ、しかも単なる美ではなく一つの世界、一つの惑星を築くことができた。それはまさに宇宙であり非常に楽しい経験だった」と語っていた。

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アユニ・Dが選ぶ、2025年本当に使い倒した私物ベスト3

PROFILE: アユニ・D/アーティスト

PROFILE: (あゆに・でぃー)10月12日生まれ、北海道出身。ガールズグループBiSH(ビッシュ)の元メンバーで、現在はバンドプロジェクトPEDRO(ペドロ)のベースボーカルを務めている。9月にミニアルバム「ちっぽけな夜明け」をリリースし、10月〜12月にかけて全国18都市19公演を回るライブツアー「I am PEDRO TOUR」を開催した。来年4月から対バンツアーPEDRO TOUR 2026「ROCK STEP JUMP TOUR」の開催が決定している。

ファッション&ビューティの現場で活躍する注目の“あの人”に、2025年をリアルに支えた使い倒したアイテムベスト3を聞く年末の特別連載。その選択には、今の価値観とムードがはっきりと表れる。

連載第4回は、メッセージ性のある歌詞とパワフルなサウンドで聴く人を魅了し続ける歌手のアユニ・Dが登場。ステージとは少し違う彼女の“現在地”がにじみ出る、25年使い倒してきた3品を語る。

アユニ・Dが選んだベスト3

BEST1:
歌になる前の「本音」を閉じ込めた日記帳

——今年、いちばん使い倒したアイテムは?

アユニ・D:今年の9月末頃から書き始めた日記帳です。仕事のときもプライベートのときも、肌身離さず持ち歩いています。

——日記を始めようと思ったきっかけを教えてください。

アユニ・D:作曲・作詞のために、頭を動かしながら書き留めようと思ったのがきっかけです。忘れっぽいので、参考資料として残しておきたかったんです。

——楽曲制作のアイデアにつながっているのですね。

アユニ・D:はい、かなり活用しています。あとで歌詞を書くときに読み返して、「この言葉いいな」って拾うことが多いかな。思い出を振り返るというより、完全に“仕事用”ですね(笑)。

——気になったのが、A4サイズのキャンパスノート。かわいい手帳でないところが、アユニさんらしいチョイスだと思いました。

アユニ・D:たまたま家にあったから使っているだけなんです(笑)。でも、わざわざおしゃれなものを買うと「せっかく買ったから書かなきゃ」って思ってしまいそうで。義務になるのが嫌なので、書けるときに書く、というスタンスでいます。A4サイズのノートなのですが、楽しくなって気づいたら2〜3ページ書いていることもあります。

——具体的に、どんなことを書いているのでしょうか。

アユニ・D:日々の気づきや出来事、うれしかったこと、「次はこうしよう」と反省したことなどなど。特別なことじゃなくて、自分の感情に嘘をつかずに、そのまま思ったことを書いています。歌詞のヒントになりそうな言葉もしっかりメモするようにしていますね。

——ふっと降りてきた言葉が意外と大事だったりしますよね。印象に残っているページはありますか?

アユニ・D:たくさんありますけど、最近だとプライベートで動物園に行った日のページですね。来場記念のスタンプなんか押しちゃったりして。珍しい動物を知ることができて、新しい発見がたくさんあって楽しかったです。

——その反対に、だらけて1日が終わる日もあると思います。

アユニ・D:もちろんあります。でも、人間って無意識のうちに何かを感じたり、選択したりしているじゃないですか。だから、本当は「何もない日」なんて1日もない。些細なことでもちゃんとできたことを書き留めておくと、小さな達成感が生まれるのでおすすめです。

例えば、1日寝て終わる日。後悔してしまう人が多いと思いますが、日記に「しっかり寝て体力が回復した」とか「できたこと」を書くだけで、いいことしたなって気持ちになりませんか?

みんな他人と比べて頑張りすぎだと思うので、小さなことから自分を褒めてあげてください。

——すてきな考えですね。日記を書き始めて、心境に変化はありましたか?

アユニ・D:一番大きな変化は、人に自分の気持ちを伝えやすくなったことです。昔は自分の感情が分からなくて、聞かれても「分からない」って逃げてばかりでした。日記で感情を言語化するようになってからは、「悩みも不安も、意外とシンプルだったんだな」って気づけるようになって。生きるのがすごく楽になりました。

日記を始めてから、自分にとってメリットばかりなんです。来年もゆる〜っと、書き続けたいと思います。

BEST2:
気分を替える、小さな鎧のリメイク帽子

——2つ目のアイテムを教えてください。

アユニ・D:帽子です。髪型をあまり変えないので、帽子を被れば簡単に気分転換できるから好き。1点もののリメイクアイテムがお気に入りで、ほぼ毎日被っています。ラフォーレ原宿の1階にあるセレクトショップ「シープ(SHEEP)」でよく購入しています。

——中でもお気に入りは?

アユニ・D:最近は寒くなってきたので、ニット帽かな。楽さとかわいさ、どちらも欲張れるところが好きです。

——全て個性的なデザインですが、帽子選びの基準は?

アユニ・D:一目惚れが多いですが、サイズ感と丈夫さは絶対条件!どんなにかわいくても、サイズやシルエットが自分に合わなかったら買いません。

——リメイクだと、それなりにいいお値段なのではないでしょうか。

アユニ・D:2万円前後のアイテムが多いですね。でも、高くても妥協はしたくない。本当にほしいものを長く大切に使いたいし、手作業で作られていると思うと愛着が湧きます。もう同じものには出合えない、1点ものという希少性に心惹かれますね。

——来年ほしい帽子があれば、教えてください。

アユニ・D:編み物が趣味なのですが、自分でニット帽を作れるようになりたいです。音楽活動が一息ついたら時間ができそうなので、トライしてみようかなと思います。

BEST3:
失敗した日に手を差し伸べてくれた“歪”なリング

——最後の3つ目は?

アユニ・D:「ヒデカ カナマル(HIDEKA KANAMARU)」のシルバーリングです。「I LOVE YOU」と刻まれている文字が手彫りのようなデザインになっていたり、形がちょっと歪だったり。そんな手作り感が愛くるしくてたまらないんです。

——出合いを教えてください。

アユニ・D:ライブツアー中に気に入っていた「ハルタ(HARUTA)」のローファーをなくしてしまって……落ち込んで大阪の百貨店を歩いていたときに、ふらっと入ったセレクトショップで一目惚れしたんです。靴をなくした罪悪感を帳消しにしてくれた、救世主的な存在でした。

——リメイク帽子もそうですが、店舗で購入することが多いのですね。

アユニ・D:BiSH時代はあまり外出できなかったのでネットショッピングが多かったのですが、今は実店舗派。実際に見て、試して、ビビッときたものを手に取るようにしています。買い物で失敗したくないというのもあるのですが、予期せぬ出合いもすてきだし、友だちと一緒に悩めるのも楽しい。

——リングをはじめ、アクセサリーには特別な思いが宿る気がしませんか?

アユニ・D:あまり意識したことがなかったのですが、言われてみればそうかも。今日のリングは友だちからもらったものと、ファンの方からもらったものをつけています。くれた人が近くにいてくれるような気がして、パワーをもらえますね。

このリングも、買った日を思い出すと「失敗した日もいいことあるかも」なんて思えます。

——来年狙っているアイテムがあれば教えてください。

アユニ・D:リングは結構集まったので、今はピアスがほしいです。毎日付けていられるような普遍的なデザインのもの。でも、ピアスホールのお手入れが面倒くさいな……じっくり悩みたいと思います(笑)。

「素直」「勇気」「自覚」を学んだ2025年

——今年はどんな1年でしたか?

アユニ・D:ライブと曲作りにどっぷり浸かった1年でした。今年はライブツアー2回、ミニアルバム「ちっぽけな夜明け」のリリース、ワンマンライブと……毎年そんな感じではあるんですけど、改めて振り返るとありがたい環境で音楽に集中させてもらっているなと思います。

——そんな25年を、言葉で表すとしたら?

アユニ・D:「素直」「勇気」「自覚」の3つの言葉がしっくりくる1年でした。私は昔から自分の気持ちを人に伝えるのがすごく苦手で、そのまま大人になってしまった感覚があったんです。曲作りをしていたときに、どこか不完全というか、自分の思いを出し切れていない感覚がずっとあって。「まだ自分に嘘をついているな」という後ろめたさがありました。

そんな中で人と話しているうちに、「自分で自分を殺しているかも」って気づかせてもらって。そこから、素直さや勇気、そして自覚が足りなかったんだなって思うようになりました。

——どんな変化があったのでしょうか。

アユニ・D:自分の気持ちや状況を、素直に伝えられるようになりました。今までちゃんと人とコミュニケーションを取れていなかったんだなって、ようやくハッとしたんです。手を伸ばすと、みんなちゃんと手を握り返してくれるんですよね。こんなにも真剣に人って向き合ってくれるんだって、初めて実感しました。

——きっかけになった出来事は?

アユニ・D:プロデューサーから「いきなり、明日変わってもいいんじゃない?」って言われた言葉は大きな衝撃でした。急に変わるのって怖いし、恥ずかしいじゃないですか。

でも、大人になったからって変わるのをためらうのも違うなと思って。そこから急にマネージャーに長文ラインを送ったり、ずっと受け身だった私が友だちを遊びに誘うようになったり、そういうことを意識し始めて、気づいたら変われていたんです。

——いい意味で、「人間らしくなってきた」ということでしょうか。

アユニ・D:面白いくらい(笑)。基本待ちの姿勢だったんですけど、この1年は自分から声を掛けるようになりました。あとはファンの方との距離感。「パフォーマーと観客」というより、「今を一緒に生きている仲間」だと感じることが増えました。「救われました」って言ってもらうこともあるけれど、私自身も本当にファンの方々に救われているんです。

——忙しいと思いますので、立ち止まりたいと思ったこともあるはず。

アユニ・D:ないですね。自分はマグロだと思っているので、止まったら死ぬんじゃないかな(笑)。ずっと走らせてもらえる環境が本当にありがたいし、そうじゃないと生きていけないタイプなんだと思います。

その原動力は、間違いなく仲間の存在。昔は何も言わずに全部一人でやろうとして、誰も付いてきてくれなかったんです。でも、ちゃんと「こうしたい」って言葉にするようになってから、周囲に仲間が増えて。やっぱり言葉にして伝えるって、大事なんだなと考えさせられた1年でした。

2026年の目標は「人と仲良くなる」!?

——では、2026年に向けて抱負を教えてください。

アユニ・D:勇気を出して動いてきたことを、来年は頑張らなくても自然にできるようになりたいです。1回できたから終わり、じゃなくて、ちゃんと身に付けられるまで続けたい。

それと、もっともっといい曲を作りたいですね。「ちっぽけな夜明け」の曲を制作したときに、今まで以上に時間も熱量もかけた分、ちゃんと数字や反応として返ってきて。丁寧に作れば作るほどちゃんと届くんだと学んだので、それを続けていきたいです。あとは、たくさんの人と仲良くなりたいですね。

——「人と仲良くなる」というのは、アユニさんにとって大きなテーマになりそう。

アユニ・D:そうですね。今までは自分のことに精一杯で、人との関係に時間を割くのが億劫になっていたところがあって。来年はそれを打破したい。遅すぎるかもしれないけれど(笑)、最近は打ち上げにもちゃんと行くようになって、PEDROの絆が深まってきた感覚があります。

——BiSH時代を振り返って、今の自分と違うなと感じるところはありますか?

アユニ・D:前より自然体になれたと思います。BiSH時代はキャラクターをかなり意識していて、人前では明るく振る舞ったり、ちょっと斜に構えた態度を取ったり。今振り返ると、あれは素直な自分ではなかったのかもしれないし、正直少し反省しています。

今はPEDROのフロントマンとして、人を引っ張らなきゃいけない、チームをまとめなきゃいけない。だからこそ、自分の本音をちゃんと知り、それを言葉でアウトプットすることが大事だと思っています。

——26年も忙しくなりそうですね。

アユニ・D:はい、うれしいことに。絶賛新曲も作っていますし、来年、再来年のライブの計画も少しずつ動き始めています。私と一緒に走ってくれている方々への恩返しを形にしていきたい。25年は「気づいた年」だったので、26年はそれを「ちゃんと生かす年」にしたいです。


CREDIT
PHOTOS:TAMEKI OSHIRO

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「エミ」から「オニツカタイガー」別注スニーカーが登場 “メキシコ 66”にプラットフォームを採用

マッシュスタイルラボの「エミ(EMMI)」は1月1日0時、「オニツカタイガー」との別注スニーカーを発売する。「エミ」オフィシャルオンラインサイトおよびウサギ オンラインで発売し、「エミ」全国直営店舗では各店舗の2026年初売り日から順次発売する。

春の訪れを感じさせるスニーカー

“メキシコ 66 チャンク”(2万4200円)は、「オニツカタイガー」の“メキシコ 66”のクラシックなシルエットをベースにプラットフォームソールを採用した。屈曲性、クッション性に配慮したミッドソールに、アウトソールにはラバースポンジを採用した。アイボリーのスムースレザーのアッパーにスエードを掛け合わせ、ハンドステッチ風の特徴的な“オニツカタイガーストライプ”はゴールドであしらった。サイズ展開は23.0〜25.5cm。

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マッシュスタイルラボの「エミ(EMMI)」は1月1日0時、「オニツカタイガー」との別注スニーカーを発売する。「エミ」オフィシャルオンラインサイトおよびウサギ オンラインで発売し、「エミ」全国直営店舗では各店舗の2026年初売り日から順次発売する。

春の訪れを感じさせるスニーカー

“メキシコ 66 チャンク”(2万4200円)は、「オニツカタイガー」の“メキシコ 66”のクラシックなシルエットをベースにプラットフォームソールを採用した。屈曲性、クッション性に配慮したミッドソールに、アウトソールにはラバースポンジを採用した。アイボリーのスムースレザーのアッパーにスエードを掛け合わせ、ハンドステッチ風の特徴的な“オニツカタイガーストライプ”はゴールドであしらった。サイズ展開は23.0〜25.5cm。

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「ベッドフォード」と「シックストックス」が再コラボ アーガイルソックスに新色が登場

山岸慎平が手掛けるメンズファッションブランド「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」とソックスブランド「シックストックス(CHICSTOCKS)」からコラボソックス“アーガイル”(3520円)に新色が登場した。「ベッドフォード」直営店および取り扱い店舗、両ブランドオンラインストアで取り扱い中だ。

明るいカラー3色が登場

本コラボアイテムは、鮮やかな配色と存在感のあるラメが特徴だ。今回は、ベージュ、グリーン、レッドの3色展開でそろえる。サイズ展開はS(22.0〜24.0cm)、L(26.0〜28.0cm)。

シックストックスは、“ソックスからその日のスタイリングを考える”をコンセプトのもと、2017年にスタートした。デザインだけではなく、履き心地にこだわった靴下を、国が定める基準を満たした医療用ソックスを先生さんする日本の工場で組み立て、仕上げまでを手掛ける。

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「アディダス オリジナルス」がランニングシューズ“アディスター”をストリートへ再構築 原宿ポップアップストアで先行発売

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、2026年春夏シーズンの最新“アディスター(ADISTAR)”シリーズの発売に先駆け、1月30日〜2月1日の3日間、東京・原宿で期間限定ポップアップストア「アディスタリウム(ADISTARIUM)」をオープンする。会場では、新作の“アディスター XLG2.0(ADISTAR XLG2.0)”と“アディスター コントロール 5(ADISTAR CONTROL 5)”を先行発売。一般販売は2月3日から、アディダス公式アプリのひとつ「コンファームド(CONFIRMED)」やアディダス直営店で実施する。

“アディスター”は、1970年代に陸上競技用スパイクとして誕生したランニングモデルをルーツに持つ。時代とともにマラソンやウルトラランといった長距離走のニーズに応え、クッション性や安定性を進化させてきた系譜は、50年近い歴史の中でアディダスのパフォーマンスを象徴する存在となっている。近年では、その機能美と存在感のあるシルエットが再評価され、ストリートでの注目度も高まっている。

今回登場する“アディスター XLG 2.0(1万9800円)”は、2000年代のランニングスタイルを想起させるボリューム感のあるアウトソールが特徴。メッシュアッパーにRPU成型ケージを組み合わせ、デザイン性とフィット感を両立した。ヒールにはadiPRENEクッションを搭載し、日常使いでも快適な履き心地を実現している。

一方の“アディスター コントロール 5(ユニセックスモデル1万5400円、ウィメンズモデル1万6500円)”は、2000年代後半に登場したモデルをベースに再構築。オンロードでの安定性を高めるFORMOTIONテクノロジーをはじめ、adiPRENE+ミッドソールやトルションバーを採用し、当時のパフォーマンス思想を現代的にアップデートした。メタリックオーバーレイとオープンメッシュの組み合わせが、Y2Kムードを際立たせる。

近年、“アディスター”はファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)とのコラボレーションによる“ジェリーフィッシュ(JELLYFISH)”でも話題を集めている。クラシックな“アディスター”のパフォーマンスDNAを起点に、彫刻的とも言えるミッドソールや流動的なフォルムで再構築された同モデルは、ランニングシューズの枠を超えたライフスタイル表現として高い評価を獲得。ファレルの出身地に由来する「VIRGINIA」というコンセプトを軸に、“機能と想像力のあいだ”を行き交うアプローチは、“アディスター”が半世紀にわたり培ってきた技術と、現代のストリートカルチャーをつなぐ象徴的な試みと言える。こうした流れの中で、“アディスター”ファミリーはパフォーマンスとファッションの両軸から再び注目を集めている。

ポップアップストア「アディスタリウム」では、“アディスター”ファミリーの世界観を、インスタレーションとともに体感できる空間に加え、購入者特典として限定ノベルティーを用意。コーヒースタンドも併設し、原宿の街に新たなランニングカルチャーの発信拠点をつくる。

問い合わせ先
アディダスお客様窓口
0570-033-033

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「ビオトープ」が“アヴィレックス7522”に初別注 ブラックのMA-1をシルバージップでモダンに刷新

ジュンが運営する「ビオトープ(BIOTOP)」は2026年1月10日、「アヴィレックス(AVIREX)」のエクスクルーシブコレクション“アヴィレックス7522(AVIREX7522)”に初の別注を行った“アヴィレックス7522 フォー ビオトープ MA-1 EX (AVIREX7522 for BIOTOP | MA-1 EX)”(9万6800円)を発売。「ビオトープ」の白金台、大阪、福岡、神戸、オンラインストアで販売する。また、12月30日から「ビオトープ」オンラインで予約販売を開始する。

今回別注したのは、“アヴィレックス7522”の中でも高い人気を誇るMA-1。1953〜60年に製作されていたMA-1をベースにアップデートしたモデルで、程よくボリュームのあるシルエットと、着丈の短いボックスシルエットが特徴だ。カラーは、インラインでは24年秋冬シーズンから初登場したブラックを採用。インラインモデルでは真鍮のゴールドジップを使用しているのに対し、別注モデルではアルミのシルバージップに変更し、ブラックボディーとのコントラストで、よりクリーンでモダンな印象に仕上げた。ジップカラーのみを変更するシンプルなアプローチながら、MA-1本来の表情を大きく変え、「ビオトープ」らしい洗練された佇まいを実現している。

素材には、ビンテージレプリカに定評のあるブランドが採用する「66ナイロン」を使用。中綿にはリサイクル素材やウールモッサの端材をパイル状にした特殊素材を用い、袖リブには国内でも限られた台数しか稼働していない織機で編み立てたウール100%のチューブリブを採用した。また、「アヴィレックス7522」の全アイテムに付属するドッグタグネックレスも同梱される。

アイテム画像

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【2026年春コスメ】「M・A・C」は新感覚リップや人気アイテムの限定復刻色など

「M・A・C」は2026年1月9日と2月6日、春の新作を発売する。1月9日には、艶でもマットでもない新感覚のリップスティックとリキッドリップ&チークが、2月6日には大人フェアリーな春限定コレクション“メタモーフォシス”が登場する。1月9日発売にアイテムは12月26日から、「M・A・C」公式オンラインストアおよびアットコスメ ショッピング(@COSME SHOPPING)で、1月7日から大丸心斎橋店で先行販売を行う。

2026年1月9日発売

“パウダー キス ヘイジー マット リップスティック”

“パウダー キス ヘイジー マット リップスティック”(全24色うち新12色、各3.5g、各4840円)は、保湿オイルを含んだソフト フォーカス パウダーが、バームのように伸びるのが特徴だ。サンゴ草エキスを新配合し、乾燥を防ぎながら長時間潤いをキープする。カラーラインアップは、唇に溶け込み洗練された印象に導くヌーディなニュアンスシェードを展開し、人気カラーに加えて、1990年代に人気を博したヌードトレンドをモダンに再解釈した新12色を用意する。

“パウダー キス リップ+チーク ムース”

リップとしてもチークとしても使用できる“パウダー キス リップ+チーク ムース”(全28色うち新5色、各5mL、各4840円)は、空気を含んだホイップムースのようなテクスチャーが唇にふわりと溶け込み、軽やかなパウダリー質感に変化する。ビタミンEとパウダーをブレンドしたフォーミュラで、長時間潤いを保ち、乾燥を防ぐ。カラーラインアップは、“パウダー キス ヘイジー マット リップスティック”同様人気カラーに加えて、990年代に人気を博したヌードトレンドをモダンに再解釈した新5色を用意する。

2026年2月6日発売

“メタモーフォシス フェイス アンド アイパレット”

“メタモーフォシス フェイス アンド アイパレット”(限定、8g、8800円)は、チーク、ハイライト、アイシャドウとマルチに使えるフェイス&アイパレットだ。クリーミーな質感を含む、限定6色をセットした。シアーなラベンダーやビビッドなコーラルなど春の自然にインスパイアされたカラーを詰め込んだ。

“プリズマティカ リキッド アイライナー”

“プリズマティカ リキッド アイライナー”(限定2色、各2mL、各4290円)は、春コレクションのために作られた限定のリキッドアイライナー。角度によってニュアンスが変化するホログラフィックのピグメントが輝き、目元を演出する。

“マキシマル シルキー マット リップスティック”

“マキシマル シルキー マット リップスティック”(限定3色うち新2色、各3.5g、各4400円)は、滑らかな質感のオイルインマットリップ。自然由来のシアバターやココアバター、ココナッツオイル配合で鮮やかな発色と付け心地をかなえる。限定カラーとして登場するのは、花びらを閉じ込めたようなピンクヌードとラズベリーカラーだ。

“リップガラス ブロウ”

“リップガラス ブロウ”(限定、5mL、4180円)は、オイルケアしながらぷっくりとした唇に仕上げる人気のリップオイルプランパー。今回限定色として登場するのは、ホログラフィックなゴールドカラーで、リップスティックと重ね使いもできる。

“グロー プレイ テンダー トーク リップバーム”

“グロー プレイ テンダー トーク リップバーム”(限定2色、各3.14g、各3960円)は、洒落っ気と血色感を両立した「M・A・C」ならではのリップにもチークにも使えるリップバーム。春にぴったりのフローラルな限定色が登場する。

“リップ ペンシル”

“リップペンシル”(限定3色うち新1色・復刻2色、各1.45g、各3740円)は、スムーズでクリーミーなタッチで唇の輪郭を綺麗に描く「M・A・C」のロングセラーアイテム。スパイシーなブラウンの新色と、プラムベリーの復刻限定色を含むモードな春カラーをそろえる。

“フィックス+フレッシュカット”

“フィックス+フレッシュカット”(限定、100mL、4290円)は、メイクをセットし化粧をキープしながら、スプレーが均一に広がり、肌の潤いもキープする。フルーティでフローラルなスプリングコレクション限定の香り付きで用意する。

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体験創造のプロフェッショナル集団、博展とは? 事例とともに強みを解き明かす

博展は、1967年の創業から50年以上にわたり“体験”を通じたコミュニケーションデザインを基盤に事業を広げてきた。クリエイティブや実現力などの強みを発揮し、現在はイベント領域だけにとどまらず、街づくりやIP、エンターテインメント領域のビジネスにも挑戦している。同社の成長をけん引するBtoCマーケティング事業のトップに、博展が基軸にする「エクスペリエンスマーケティング」とその現在地、そして未来の展望を聞いた。

博展のルーツは歌舞伎の舞台装飾

博展の成り立ちについて、BtoC事業を率いる木島大介さんは「歌舞伎の舞台装飾をルーツに持ち、展示会や大規模見本市のブース装飾の大工仕事から始まった会社で、施工だけでなくブースのデザインや設計までを手掛けるようになり、展示会ビジネスと共に成長してきた」と説明する。企業の展示ブースというBtoBマーケティング事業のほか、現在はBtoCマーケティング、行政・自治体事業と街づくり、商環境事業の4本の柱で事業を構成している。

 掲げるパーパスは“人と社会のコミュニケーションにココロを通わせ、未来へつなげる原動力をつくる”。「創業以来、クライアントワークを通してその先の消費者に対して体験を届けてきた。現在、社員数はグループ全体で600人を超える規模になった。体験デザインがクライアント企業だけでなく、その先の社会を動かす未来に向けた原動力になるという思いを込めている」と語る。

 事業拡大の鍵となったのが、BtoC領域、つまり企業が消費者向けに行うポップアップやイベントへの本格参入だった。「10数年前は事業の9割が展示会だったが、BtoC領域が大きく伸長し、事業の一翼を担うまでに成長した。事業を広げるうえで重要なキーワードが、エクスペリエンスマーケティングだった」と振り返る。

 「人は読んだことの10%しか覚えていないが、体験したことの90%は忘れない」と言われている。そこから「人の記憶に90%残る体験価値を生かし、ブランドのファンを増やすことを目指した」という。こうした考えのもと、さまざまな企業やブランドの“体験”をデザインする事業の領域を拡大してきた。

一気通貫の社内体制

成長を支えるのは、博展が持つ3つの強みだ。1つ目はクリエイティブ。競合に大手広告代理店がひしめく業界内で、9割以上のクライアント企業と直接取引し、企画からデザイン、制作、運営まで一気通貫で担う。「社内には約130人のクリエイターが在籍する。空間デザイナーをはじめ、“体験デザイン”に特化した専門性を持ったクリエイターが集まる点が特徴だ」。

 2つ目は実現力。「モノ作りのルーツが唯一無二の実現力につながっている」。東京・辰巳に大規模な制作スタジオ「HAKUTEN T-BASE」を構え、「“制作拠点から共創拠点へ”をコンセプトに、外部クリエイターと自社の大工が共に制作する環境を整えている」。

 3つ目はサステナビリティだ。「会期を終えると設備は全て廃棄されるイベントビジネスは、サステナビリティとは対極にあった。このままではビジネスの持続性がないと考えた」と振り返る。そこで、会場作りから携わる強みを生かし、リサイクル素材や環境負荷の少ないマテリアルの活用を推進。2030年には「100%資源循環型のイベントの達成」を目標に掲げている。

 近年では、コスメブランドの使用期限を迎えた香水の廃ガラスを新たなプロダクトに生まれ変わらせる取り組みなど、クライアントの製品づくりにおける製造工程で出る廃棄物から新たなプロダクトを開発する、製品開発の共創領域にまで踏み込み始めている。

 また、目下注力し始めているのが分析と効果検証だ。体験プロモーションは、費用対効果の可視化が難しいという課題がある。「課題だからこそ、大きな可能性がある」と捉え、イベントDXを加速させるサービスや、ブランドごとに異なったターゲット層の行動分析を伴った事前の集客広告やイベントのLP制作、イベント終了後の行動分析など、イベントのROI(投資対効果)の可視化に向けた仕組み作りに挑戦している。行動分析に加え、集客の告知やLP制作までを含めたパッケージ化に取り組むことで「将来的には独自の体験データを指標化し、クライアントへフィードバックできる仕組みの構築とサービス提供を目指す」と意気込む。

Z世代クリエイターの感性と「実現力」

博展の社員の平均年齢は若く、20代の若手が中心となり活躍している。新卒採用に積極的な文化が事業の成長を加速させてきた。「ブランドは未来の購買層である若者の視点を求めている。当事者の世代が携わり、深く考察した顧客インサイトに基づく新しい体験を生み出す点が評価されている」。デジタルネイティブな若い世代ならではのアイデアやこだわりを、社内のベテランや大工らが精度高く空間や“体験”に落とし込む。「プロの制作・施工管理が支える『実現力』があるから、若手が新しい発想を積極的に生み出し、早くから活躍できる」と続ける。

 社内には、専門性に特化したクリエイティブ・コレクティブも擁する。「会社の規模が大きくなると総合力が高まり、発想が丸くなる危機感があった。より専門性の高い尖ったクリエイティビティーを発揮すべく発足した」。サステナビリティに特化した「サーキュラーデザインルーム」やZ世代のみで構成する「Intangible Studio」など、専門性を強めた個性豊かなコレクティブが活動している。

“体験といえば博展”

木島さんは今後注力する領域として「IP・エンターテインメント領域」を挙げた。今まで企業やブランドの世界観を体現する体験デザインの設計力と実現力を武器に、漫画、アニメ、キャラクターなどのIP領域に本格的に参入する。

 キーとなるのは、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの開業前から参画しているTOKYO NODE LABだ。「新たな都市体験を生み出すには、そこに関わるクリエイターや企業が重要」との考えから、テクノロジー、アート、エンターテインメントを融合させた「新しい都市体験」を創出するプロジェクトを数多く推進している。

 博展はTOKYO NODE LABではリアル領域のプレーヤーとして参画しており、開業後に行われてきた数々の企画展に携わってきた。「来年はIP・エンターテインメント領域の専門事業部を立ち上げ、強化していく。TOKYO NODEで2026年1月末から3カ月間開催される『攻殻機動隊展』もその取り組みとなる」。

 今後については「“体験の博展”という立ち位置を市場で確立したい」と展望を明かした。「広告業界における当社の存在感はまだ大きくない。デザインのアワードは数々受賞しているが、広告賞はまだ獲得できていない。イベントROIへの挑戦もその一環だ。体験価値をメディアと捉え、存在感を発揮していく」。リアルな体験というコミュニケーションを軸に、博展の挑戦は続く。

木島大介(きじま・だいすけ)/博展エクスペリエンスマーケティング事業ユニット#2 ユニット長:2009年、新卒入社。以来、主に展示会や主催イベント等数々の案件に従事。15年から現在のBtoC領域の事業部に異動し、プロデュース部署の部長を経て24年に事業責任者に就任。TOKYO NODE LAB参画プロデューサーも務めている。「人は体験したことの90%は忘れない」を信念とし、日々体験価値を追求している
TEXT : CHIKAKO ICHINOI
問い合わせ先
博展

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「ディオール」“カプチュール”から目元ケア品&クリームが登場 京都大学iPS細胞研究所との共同開発で生まれた成分を配合

「ディオール(DIOR)」は2026年1月1日、エイジングケアライン“カプチュール”から目元用美容液“ディオール カプチュール プロ コラジェンショット”、目元用クリーム“ディオール カプチュール アイ クリーム”(各15mL、1万2980円)と、フェイス用クリーム“ディオール カプチュール クレーム リッシュ”(50mL、1万7270円/50mLリフィル、1万4630円)を発売する。京都大学iPS細胞研究所(CiRA)のクヌート・ウォルツェン(Knut Woltjen)准教授との共同研究を通じて生み出した、25歳から90歳までの間に40%減少する幹細胞の呼吸機能に着目したテクノロジー“OX-Cトリートメント”を配合した。

目元専用の2製品が登場

97%自然由来成分で作り上げた“プロ コラジェンショット”は、美容医療のリコンビナントコラーゲン注射からインスピレーションを得た製品だ。次世代コラーゲンフラグメントを配合して浸透力を高め、コラーゲンの生成をサポートする。特許取得済みの冷感金属製アプリケーターを搭載した。“アイ クリーム”は、目元のくすみやクマに特化した。チャーガ(カバノアナタケ)エキスやピュアカフェインが血行を促進し目元のクマケアをかなえる。

高保湿クリームがラインアップに追加

オレオ セラミド コンプレックスを配合した高保湿クリーム“クレーム リッシュ”は、年齢を重ねることで25%減少するセラミドNPの減少抑制と肌のバリア機能強化を目指し作り上げた。“OX-Cトリートメント”テクノロジーに加え、再生力のあるリリーエキス、肌密度を高めるジペプチド、ふっくらとした肌へと導くヒアルロン酸デュオを配合。リッチでありながらべたつきを残さないテクスチャーを実現した。

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「キス」が「コロンビア」とのコラボコレクションを発売 「オークリー」とのゴーグルなどもラインアップ

ニューヨーク発のロニー・ファイグ(Ronnie Fieg)が手掛けるライフスタイルブランド「キス(KITH)」は12月29日11時、「コロンビア(COLUMBIA)」とのコラボレーションアイテムを発売する。「キス」全店舗およびオンラインストア、アプリで取り扱う。

山岳環境に対応するアイテムが多数登場

本コレクションは、“ニッポン スノー エクスペディション”のアートワークをあしらったウィンタースポーツ向けのアパレル、アクセサリー、フットウエアをラインアップする。日本の伝統的なモチーフや、北海道をはじめ、特に日本の山岳風景に代表する羊蹄山に着想を得ている。アイテムには、紅茶やタンチョウやヒグマなどの野生動物をモチーフに、刺しゅうやプリントであしらった。各アイテムの販売価格や、カラー展開、サイズ等は発売まで非公開。

アパレルでは高い機能性を備えた“3L インターチェンジ ジャケット”をラインアップし、防水・透湿性を備えたフルシーム仕様のアウターシェルに、スキーグローブやグローブ用ポケットを搭載した。さらに、中綿とデザイン性のあるキルティングを施したリバーシブルライナーを組み合わせた2レイヤー構造のジャケットだ。

アクセサリーには、複数のハンドルポケットを備えたキャリーオール仕様のダッフルバッグを展開する。多様な持ち運びに対応する設計に加え、中身を安全に収納できるポケット、収納可能なストラップ、カスタムアートワークを採用している。さらに、本コレクションではフットウエアも登場する。過去のコレクションで展開した“ニュートン リッジ”をベースにしたハイキングブーツ“ニュートン アルパイン”を採用し、ウィンター仕様にアップデートした。パッケージには、メーンコレクションのアートワークを落とし込んだ総柄プリントが施されている。

スキーとスノーボードに向けたアイテムも登場

さらに「キス」と「コロンビア」は、「キャピタ(CAPITA)」、「ノルディカ(NORDICA)」、「ユニオン バインディング(UNION BINDING)」とパートナーシップを組み、山岳環境でのパフォーマンスを追求したカスタムスキーおよびスノーボードギアの初コレクションを発表する。アパレルコレクションに着想を得たアートワークを全面に配した2種類のデザインでそろえる。加えて、あらゆるレベルのスキーヤーに向けて、キス フォー ノルディカ エンフォーサー 94” および “アンリーシュド 106”のスキーセットをラインアップする。クロスカントリーからアルペンまで幅広いシーンに対応するようにオールマウンテンロッカー構造を採用した。さらに、“フリーライド スキープロ”や“アンリミテッド スキー ポールズ”、「キス」初のスキーブーツを2色で展開する。「ユニオン バインディング」との協業で誕生した“ストラダ バインディング”からは、「キス」限定の2色が登場する。

「オークリー」とコラボしたアクセサリーラインも発売

また、「キス」は長年のパートナーである「オークリー(OAKLEY)」と共に、本コレクションに合わせたアクセサリーラインも発表する。フルアジャスタブル仕様の“MOD5 ヘルメット”をはじめ、“フロー スケープ ゴーグル”や“アイジャケット リダックス”などのサングラスシルエットを「キス」限定カラーで展開。3色展開の“アイコン バッグパック”は、メディアポケットやクロージャーなどを備えている。さらに“キス フォー オークリー”のラインアップは、ガントレットミトンおよびグローブ、ニットバラクラバ、フリースネックゲイター、メリノブランドの“パトロール ソックス”をそろえる。

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「ニューエラ」がプレイステーションと初コラボ キャップやTシャツなどを発売

「ニューエラ(NEW ERA)」は1月8日、ゲーム機のプレイステーション(PLAY STATION)との初のコラボアイテムを発売する。全国の「ニューエラ」店舗および公式オンラインストアで取り扱う。店舗によって一部展開のないアイテムもあり。

本コラボでは、プレイステーションのロゴやコントローラーの“△◯×□”マークをフィーチャーした“59フィフティー”(各6600円)や、架空のeスポーツチームのユニフォームをイメージしたデザインのTシャツなどをそろえる。さらにポーチやバッグなどの幅広いバリエーションのアイテムを展開し、キッズサイズのアイテムもラインアアップする。

商品ラインアップ一覧

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オランダ発ライフスタイルブランド「リチュアルズ」が日本撤退 26年1月31日に販売終了

オランダ発ライフスタイルブランド「リチュアルズ(RITUALS)」は、2026年1月31日をもって日本市場から撤退する。撤退の理由について同ブランドを日本で展開するリチュアルズ・ジャパンは、「オランダのリチュアルズ・コスメティックスとの慎重な協議の下、日本におけるリテールパートナーシップを終了することに合意した」と発表。この決定は、日本市場での長期的な事業運営モデルおよび将来的な成長の可能性について、両社で包括的かつ協働的に戦略検討を行った結果に基づくとしている。「リチュアルズ」製品の日本市場における販売は、一部の特別販売店舗を除き1月31日をもって終了する。

同ブランドは24年9月に日本に上陸し、日本1号店となる路面店を青山にオープンした。今年でブランド誕生25周年を迎え、「毎日のルーティンを幸せなひとときに変える」をコンセプトに、ボディーやバス、ホームケア製品を販売。世界36カ国に1300以上の店舗、4000以上のショップインショップ、8つのマインドオアシス(古代からの技術と知恵、科学の力を組み合わせた呼吸法や瞑想、深い休息と現代のテクノロジーに浸り、ユニークなセッションを体験できる店舗)を展開している(25年5月時点)。日本国内では青山のほか有楽町マルイ、テラスモール湘南、東京ミッドタウン日比谷など8店舗を構え、出店を強化していた。

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快進撃続く「アミ パリス」の革新と不変 ニコラス・サンティ・ウェイルCEOが語るビジネス戦略

ハートと“A”を組み合わせたロゴマーク“アミ ドゥ クール”をシンボルに、グローバルでファンを拡大し続ける「アミ パリス(AMI PARIS)」。東京・表参道でもこの11月末から、2回目となるカフェ併設型ポップアップをスタートし、連日反響を呼んでいる。前回の好評を受け、今回は1年間の長期開催だ。ポップアップを通じて届けたいメッセージや今後のビジネスの方向性について、ニコラス・サンティ・ウェイルCEOに聞いた。

WWD:今回の表参道ポップアップで届けたいメッセージや世界観について、改めて教えてほしい。

ニコラス・サンティ・ウェイル=「アミ パリス」CEO(以下、サンティ・ウェイル):昨年に続き、日本の顧客に向けて「アミ パリス」ならではの体験を届けたいと考えた。典型的なフレンチカフェ「ル カフェ アミ」とポップアップストアを融合させ、最新コレクションとホリデーカプセルを紹介している。前回は当初の予定を2カ月から4カ月に延長するほど大きな反響があった。今年は長期間の開催となるため、季節ごとにファサードやメニューを刷新し、常に新しい表情を見せていくつもりだ。

WWD:日本でのビジネスはここ数年で規模を急拡大してきたが、成長は続いているか。

サンティ・ウェイル:現在も安定した成長を続けており、日本は「アミ パリス」にとって最大のリテールマーケットとなった。今後も国内各地で新店舗やポップアップの展開を予定している。特に好調なのはウィメンズウエアとアクセサリーだ。バッグやレザーグッズは著しい成長を見せている。

WWD:ポップアップは、ブランドのコミュニティー戦略とどう接続しているのか。

サンティ・ウェイル:ポップアップは、「アミ パリス」の世界観や価値観を体感できる“入り口”のような存在だ。フレンドシップ、オーセンティシティー(本物であること)、そして日常に寄り添う服やアクセサリーといった、ブランドのコアバリューを共有する場でもある。同時に、パリのライフスタイルやサヴォアフェール(匠の技)を世界中に伝える重要なコミュニケーション手段だと捉えている。

WWD:グローバルでのビジネスの状況は?

サンティ・ウェイル:グローバルでも着実に成長しており、近年ではベルギーのブリュッセル、カナダのトロントに初の直営店をオープンした。現在、実店舗およびオンラインを含むDTC(直販)事業が売り上げの約3分の2を占めている。これにより、ブランドの成長戦略をより主体的にコントロールできる体制が整った。一方でホールセールに関しては、ブランドのポジショニングを尊重しない取引先との関係を見直し、「アミ パリス」のウィメンズウエアの可能性に共感するパートナーとの協業を強化している。

WWD:ブランドが世界的に支持されている理由について、改めてどう考えるか。

サンティ・ウェイル:最も大切にしているのは、服そのもののクオリティーだ。長く愛用でき、次世代へ受け継ぐこともできる丁寧な服作りをしている。その一方で、価格は常に適正であることを意識している。多くのラグジュアリーブランドが価格を大幅に引き上げる中で、品質と価格のバランスが取れている点は、今の時代において一層の価値を持っているはずだ。また、ポジティブなメッセージの発信やオリジナリティーあふれる体験を通じて、人々の気持ちを前向きにすることを目指している。「アミ パリス」の服をまとうことで、喜びや幸福感、エレガンスを感じてもらえるなら、それ以上に誇らしいことはない。

WWD:今年2月にオープンしたパリ・マレ地区の新旗艦店は大規模だが、今後も主要都市に旗艦店を構えていく?日本での計画は?

サンティ・ウェイル:マレ地区の新旗艦店は、現在の「アミ パリス」を象徴する存在だ。メンズ、ウィメンズ、アクセサリーまでを網羅するブランドの全体像を表現するために不可欠なロケーションだった。その成功を受け、今後はブリュッセルに続き、世界の主要都市での旗艦店展開も検討している。もちろん、日本についても候補地の検討を進めているところだ。

WWD:新規層への入り口としてのロゴアイテムと、ブランドの深みを伝えるコレクションアイテム。どのようにバランスを取っているのか。

サンティ・ウェイル:若い世代は、まず視認性の高いロゴアイテムを通じてブランドと出合うことが多い。ロゴは「アミ パリス」の価値観を象徴し、コミュニティーへの帰属意識を示すものだ。その後、ブランドとともに成熟するにつれて、より深い魅力を持つコレクションピースへと関心が広がっていく。素材やクラフトマンシップへの感度が高い日本の顧客は、こうしたコレクションの価値を的確に理解してくれている。

WWD:現在特に伸びている、あるいは伸ばしたいカテゴリーは?

サンティ・ウェイル:日本ではウィメンズウエアとアクセサリーが引き続き高い成長を遂げている。特にレザーバッグは、今後の成長をけん引する重要カテゴリーだ。ウィメンズは比較的新しい取り組みだが、その分大きな可能性を秘めており、今後も重点的に強化していく。

WWD:デビュー以来、急速なスピードで成長してきた。これから「変えないこと」と「変えること」は何か。

サンティ・ウェイル:創設以来、私たちが最も大切にしてきたのは「エンゲージメント」「クリエイティビティ」「自信」「オプティミズム(楽観主義)」という4つの価値観だ。これらはすべての活動の基盤であり、決して変えることはない。常にビジネスとクリエイションの最適なバランスを追求し、対話を重ねながら意思決定を行っている。

一方で、成長を支えるための変化も必要だ。現在はサプライチェーンの再構築や新たなセントラルウェアハウス(データの中央集中システム)への移行を進めるとともに、業務効率とデータ管理を強化するための新たなツールやソフトウェアへの投資も積極的に行っている。

問い合わせ先
アミ パリス ジャパン
03-4563-9380

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「トム ブラウン」から日本製セルビッジデニムを使用したアイテムが発売 ジャケット、パンツ、キャップなど

「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は12月27日、日本製のセルビッジデニムを使用したデニムアイテムを発売する。今回は、ジャケット、パンツ、シャツ、メンズスカートに加え、キャップも展開。現代的な視点で再構築された本デニムは、「トム ブラウン」ならではのデザインコードを随所に取り入れ、ユニホームという概念に新たな解釈を加えている。

素材には、本格的な13.75オンスの日本製セルビッジデニムを採用。リジッドな質感が魅力のロウインディゴに、ビンテージ仕様のチェーンステッチで裾を仕上げることで、高い耐久性と実用性を兼ね備えた。アイコニックなバックストラップをはじめとする「トム ブラウン」のシグネチャーディテールは、モダンなシルエットと融合し、洗練されたテーラリングの美しさと、ワークウエアならではの力強さをバランスよく表現。ストレートシルエットでの着用はもちろん、裾を折り返してトリコロールをさりげなく見せるスタイリングもおすすめ。

アイテム画像

ウィメンズ

メンズ

キャップ

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パリに日本のブランドを扱う隠れ家サロン 富裕層を虜にするメード・イン・ジャパンの価値とは?

PROFILE: ニマ・クリングス「ニメッテ」創業者

ニマ・クリングス「ニメッテ」創業者
PROFILE: ギニアで生まれ育ち、進学を機にパリへ移住。金融業界でのキャリアを経て、ファッションへの情熱を形にするため、23年にオンラインサイト「ニメッテ」を設立。その2年後に、ルーフトップを備えた約200平米の完全予約制プライベートサロンを構え、日本の独立系デザイナーによる希少なピースを紹介している

パリで日本のファッションに特化した秘匿性の高いショッピングサロンが、富裕層の間で評判を呼んでいる。完全予約制のショールーム兼ショッピングスペース「ニメッテ(NIMETTE)」だ。ラグジュアリーブランドの旗艦店が立ち並ぶ高級ショッピングストリートのサントノーレ通りに25年5月に開業。取り扱うのは、パリ・ファッション・ウイークで発表する「アンリアレイジ(ANREALAGE)」や「ターク(TAAK)」をはじめ、「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」「オサケンタロウ(OSAKENTARO)」、さらに「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」のヴィンテージピースまで約20ブランドの男女のアイテム。設立者ニマ・クリングス(Nima Krings)が日本への度重なる旅の中で出合った、希少で手仕事に根ざしたブランドを紹介している。

原点にあるのは、夫ピエール・クリングス(Pierre Krings)が共同創業した企業プライスミニスター(PriceMinister)を10年、日本のEC大手の楽天に売却したことだ。彼女は日本で過ごす時間を重ねる中で、「日本のファッションとクラフツマンシップに深い敬意を抱くようになった」と語る。顧客は、ファッションやカルチャーへの感度が高い富裕層コミュニティにおける口コミで広がっている。従来のブティックとは異なるショッピング体験を提供する「ニメッテ」設立者のクリングスに取り組みや、日本発ブランドの価値について聞いた。

現代のファッションはあまりにも速すぎる。
慎み深く、信頼あるプライベートサロンを作りたかった

WWD:「ニメッテ」のコンセプトとは?
ニマ・クリングス「ニメッテ」創業者(以下、クリングス創業者):時代を超えた価値を持つ、希少で意味のある製品を扱う、完全予約制のプライベート・ファッションサロン。単なるブティックではなく、服が“個人的な表現の領域”となるよう、キュレーションした環境を提供している。プライベートアポイントメントを基本に、パーソナルスタイリング、フィッティング、必要に応じたお直し、さらには長期的な視点でのワードローブのオーガナイズまでを行う。すべては、親密で思慮深い空間の中で完結する。

WWD:従来型のブティックではなく、プライベートサロンという形式を選んだ理由は?
クリングス創業者:私はギニアで生まれ、幼い頃から母に付き添って仕立て屋に通っていた。インディゴやバティック、バザンといった生地を選び、着る人の身体や個性に合わせて服が一着ずつ仕立てられていく光景を日常として見て育った。その経験を携えてパリに暮らす中、デザイナーとクラフツマンシップを“物語”として伝えられる物理的な空間を作りたいという思いが強くなった。「ニメッテ」は、私自身の旅の延長線上にあり、記憶と文化、そして現代的表現が交差する場所だと感じている。
一方で、現代のファッションはあまりにも速すぎる。対話や意味、発見のための余白は、ほとんど残されていない。だからこそ私たちの使命は、大量消費型の創造的消耗から距離を置き、よりサステナブルで思慮深いファッション体験を生み出すことにある。プライベートサロンという形式は、慎み深さ、信頼、そして深みを可能にする。顧客の時間とデザイナーの仕事の双方を尊重し、価値が消費されるのではなく守られる文脈を提供したい。

WWD:サントノーレ通りにプライベートサロンを構えたきっかけは?
クリングス創業者:「ニメッテ」は23年10月にオンラインショップとしてスタートした。ただ、私はずっと触れられる体験、そして物語を共有できる場を作りたいと思っていた。転機になったのは、夫が関わる会社のオフィスが空いたことだった。ラグジュアリーブランドのショーの舞台装飾も手掛ける著名なインテリアデザイナー、マリー・アンヌ・デルヴィル(Marie-Anne Derville)の協力を得て、無機質だったオフィスを光に満ちたファッションの“繭”へと変貌させた。顧客は、テラスを備えた静かで落ち着いた空間で、極めてパーソナルなショッピング体験に没入することができる。
COMME DES GARCONS
WWD:顧客に対するキュレーションはどのように進めている?
クリングス創業者:すべては会話から始まる。顧客のライフスタイルと個性、服との関係性をヒアリングすることに時間をかけている。来訪時はトレンドやシーズン関係なく“物語の一部”として提案する、個々に合わせてキュレートした洋服を並べる。フィッティングも急かされることなく、意図的にゆっくりと行う。イメージは、ウエディングドレスサロンに近いかもしれない。私たちが目指すのは、顧客が既存のワードローブを昇華させ、感情的に共鳴し、時間とともに自然に育っていく服を迎え入れること。

日本のクラフツマンシップに宿る規律、
謙虚さ、そして精度に強く惹かれている

WWD:日本発ブランドを中心に扱っている理由は?
クリングス創業者:日本のブランドには、素材と技術、ディテールに対する深い敬意がある。個人的にも、日本のクラフツマンシップに宿る規律、謙虚さ、そして精度に強く惹かれている。デザインは厳格でありながら、どこか詩的である点も特徴的だ。なかでも私が敬愛しているのは、トレンドからの独立性。彼らは季節的なノイズに応答するのではなく、感情的にも物理的にも長く持続する服を生み出している。ビジネスの視点から見ても日本のブランドは、限定生産と卓越した素材、真摯なストーリーテリングという「ニメッテ」の哲学と完全に一致している。

WWD:バイイングやブランド選定は、どのように行っている?
クリングス創業者:年に4〜5回は日本を訪れ、必ずデザイナー本人と会い、制作プロセスや価値観、地域に根ざした技術を理解するよう努めている。取り扱うすべてのブランドには、明確なアイデンティティと存在する理由が求められる。トレンドは意図的に避け、一貫性、持続性、そして着るたびに新しい表情を見せる服であるかどうかを主な選定基準としている。各アイテムは一点ずつ買い付けるが、その背景にあるのは、希少性を保つこと以上に服に宿る物語や時間を丁寧に伝え、顧客との一つひとつの出合いを大切にしたいという考え。

日本ブランドに触れ、最初は驚き、
好奇心、そして深い愛着へと変化する

WWD:日本発ブランドに触れた顧客の反応は?
クリングス創業者:多くの場合、最初は驚き、そこから好奇心、そして深い愛着へと変化していく。生地やカッティング、服に込められた意図の違いを、顧客は非常に敏感に感じ取っている。一度このレベルのデザインを体験すると、ファッションに対する期待そのものが変わる。特に支持が高い「ポステレガント(POSTELEGANT)」は、カッティングの正確さと服としての完成度の高さが際立っている。「アンリアレイジ」は独創性とテクニカルなアプローチで強い印象を残し、「フェティコ(FETICO)」は現代的で力強い女性像を体現しており共感を集めている。顧客は、自分だけでは出合えなかっただろうブランドや、これまで挑戦しなかったスタイリングを受け入れながら、ファッションへの愛情と感性を深化させている。

WWD:「ニメッテ」で取り扱われるは、ブランド側にとってどんなメリットになり得る?
クリングス創業者:多くのインディペンデントブランドにとって、パリという競争の激しい市場で可視性を得ることは容易ではない。「ニメッテ」は、彼らに文脈と守られた場を提供する存在。量ではなく、意味のある出合いを生み出すこと、クライアントとクリエイターの間に関係性と信頼を築くことこそが、私たちの役割。

WWD:「ニメッテ」の展望は?
クリングス創業者:今後も慎重かつ選択的に成長していきたい。日本のデザイナーはこれからも中心であり続けるが、クラフツマンシップとタイムレスさ、真正性への同じコミットメントを共有するのであれば、他の地域の才能も紹介したい。世界中の本物の技と物語を誠実に伝え続けることが「ニメッテ」の一貫した理念だから。

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経営権を取り戻した「アンブッシュ」のYOONが渋谷から再出発 「ホームカミング」なコレクションで凱旋

PROFILE: YOON「アンブッシュ」クリエイティブ・ディレクター

YOON「アンブッシュ」クリエイティブ・ディレクター
PROFILE: 2008年にVERBALと「アンブッシュ」を設立。ポップアートにインスパイアされたデザインで、東京の美意識を捉えた実験的なジュエリーラインを手がけている。15年にはパリでデビューを果たし、17年には「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」のファイナリストに選出された。18年にはキム・ジョーンズがYOONを「ディオール」のメンズ・ジュエリー・ディレクターに選び、19年春夏コレクションで発表。16年9月に東京初の旗艦店をオープンし、19年には2号店も構えた。22年には上海にもショップをオープン。今年、イタリアのアパレル企業ニューガーズグループから20年に売却した経営権を取り戻している

YOONとVERBALが手掛ける「アンブッシュ(AMBUSH)」は今春、イタリアのアパレル企業ニューガーズグループ(NEW GUARDS GROUP以下、NGG)から、ブランドの完全な所有権を再取得した。同ブランドは2020年、当時「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)」や「パーム エンジェルス(PALM ANGELS)」「ヘロン・プレストン(HERON PRESTON)」などのブランドを擁するほか、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」のライセンス生産を手掛けていたNGGに過半数株式を売却して海外進出などを加速。ところがNGGの親会社である高級ECのファーフェッチ(FARFETCH)が経営難に陥いると、NGGも24年11月には日本の民事再生法にあたるイタリア倒産法(Composizione Negoziata della Crisi、CNC)の適用を申請。これを機に「アンブッシュ」は経営権を取り戻している。

YOON & VERBALの「アンブッシュ」も経営権を再取得 瓦解するニューガーズグループから

当時YOON 共同創設者兼クリエイティブ・ディレクターは「完全なオーナーシップを取り戻したことで、価値観やビジョンを最大限に表現できる。この新たな章と目の前に広がる可能性に今、大きなエネルギーを感じている」とコメント。踏まえ25-26年秋冬コレクションは「ホームカミング」と題して、ブランドのインスピレーションの源やサブカルチャーの聖地である渋谷への凱旋を表現。「アグ(UGG)」とのコラボレーションは渋谷の街へ贈る「ラブレター」と位置づけ、ヒールブーツを含む全5アイテムを発売した。経営権を取り戻したYOONはなぜ、渋谷という街を再出発の舞台に選んだのか?25-26年秋冬コレクションに込めた思いを聞いた。

まさに故郷に帰省するのに
ふさわしいタイミング

WWD:25-26年秋冬コレクションの舞台に渋谷を選んだのは?
YOON「アンブッシュ」クリエイティブ・ディレクター(以下、YOON):社内でも多くの変化が起こっていたが、きっかけは1年半ほど前、(アメリカの出版社の)リッゾーリ(RIZZOLI)と本の制作を始めたこと(書籍は、今春発売した)。さまざまな人たちと築き上げてきた10年間を振り返りつつも、すべてを東京に戻し、まさに故郷に帰省するかのようなストーリーを語るのにふさわしいタイミングだと思った。渋谷は私たちの原点で、10周年や再出発を祝う場所。私にとって渋谷は、住まいもオフィスもある街で、ブランドのオリジン。そしてここ最近はまるで外を旅しつつ、自分たちの居場所を探しているような感覚だった。故郷を忘れていたわけじゃない。でも若い頃は世界を探検して、行きたい場所を見つけたいと願うんだと思う。結果、今は故郷に戻るのにちょうどいいタイミングだった。

WWD:渋谷の何に魅力を感じる?なぜ渋谷が好き?
YOON:渋谷に住んで、もう20年以上。街全体の変化、おそらく2、3世代の変化を見てきた。最初のパルコがあった頃から、この街をずっと見ている。歩いてどこにも行けて、いつでも街のエネルギーを感じられる。だから渋谷に住んで、渋谷でブランドを始めた。引っ越したいと思ったことなんて一度もない。どこが好きかではなく、常にいろんなものが行き来しているエネルギーが好き。住んでいる人はそんなに多くないかもしれないけれど、渋谷にいれば人々のエネルギーや新しい情報が次々と入ってくる。そしてさまざまなシーンの中で、たくさんの文化交流が生まれている。

渋谷のエネルギーに焦点を当て、
普遍的・国際的なコレクションを目指した

WWD:今シーズンは、そのエネルギーをコレクションだけでなく、ビジュアルでも表現した?
YOON:渋谷を表現したと言うよりは、そんなエネルギーやインスピレーションが私に与えてくれるものを表現したつもり。「アンブッシュ」ではギャルをテーマにしたこともあるけれど、彼女たちの似顔絵を作ろうとしたのではなく、あくまでエネルギーや雰囲気をどう取り入れるか?に興味がある。例えば今シーズンは、人々が渋谷で実際着ているもの、私が「ああ、素敵だな」って思うもの、「アンブッシュ」の世界の一部にしたいと思うものを取り入れた。マルキューにカリスマ販売員がいた頃から、渋谷では個性的ながら地域に根ざした文化が生まれ、同じような現象は今、世界中で起こっている。私が好きなのは、古いものと新しいものが融合している街のエネルギー。まるで過去と未来が交差する場所にいるような感覚は、インスピレーションの源でもある。そういうエネルギーに焦点を当てれば、渋谷のスタイルにフォーカスする以上にコレクションが普遍的になるのでは?と考えた。

WWD:それはつまり渋谷が国際的という意味?確かに多くの観光客を引き寄せている。
YOON:「渋谷が国際的」というよりは、「渋谷は国際的な場所」。渋谷という場所の魂は変わっていなけれど、その中で起こっていることは変化している。感覚的に言えば、いろんなことが独自に変化するのではなく、渋谷というハードウエアの中で変化しているカンジかな?新しい建物が建つ一方、未だ開拓されきっていない懐かしい部分もたくさんある。そういうものすべてを「アンブッシュ」に取り入れて、自分たちの視点で伝えたい。

WWD:そもそも渋谷に住み始めた理由は?
YOON:単純に人が好きだから。私は、静かな場所には住めない。だから渋谷に引っ越してきたとき、いつも何かが流れていて、すごく好きになった。海外では、ニューヨークやロンドンみたいな場所が好き。常に多くの文化が融合している感じがするから。建物から出れば、すぐにどこかに行ける街がある。私はとにかく都会派。だから、渋谷が大好き。今でも「わぁ、こんなお店があるなんて知らなかった」って思う。それが、この場所の本当に好きなところ。

WWD:渋谷に拠点を移して、モノ作りも変化していると思う?
YOON:以前はイタリアで洋服を作っていたので、日本の職人やクリエイターと仕事が一緒にできず寂しかった。もっと五感を駆使して、触れて、話して、みんなと一緒に作業できる感覚を味わいたかった。今はそれが叶って、とても嬉しい。日本の職人はとても細かく、あらゆることにとても熱心。今のファッション業界は全てが慌ただしいけれど、プロは商品をより良くする努力を惜しまない。たとえ1時間でも、彼らとゆっくり話をするなど、これまでよりゆったりしたペースで作業を進めていけるのが嬉しい。

WWD:「アグ」とのコラボレーションの経緯は?
YOON:ファーブーツが欲しかった。日本のY2Kの時代、ヒップホップが流行っていた頃、みんなが履いていたような“ワラビー”みたいな靴が欲しかった。そこで渋谷やギャルに少しだけインスピレーションを得て撮影した。当時のヒップホップクラブやバックパッカーを思い出した。ちょっとノスタルジックなムードを取り入れたかった。ギャルは、あの頃から堂々としている。海外でも真似しようというムーブメントがあるのは、そんな自信を感じるからだと思う。

最近は「正直、ペースが速すぎた」
今後は、「私がブランドを完全にコントロール」

WWD:今後の展望は?
YOON:まずはアイテムを意識的に絞り込んで、よりコンパクトで強いコレクションにしたい。以前は多くの商品を作る必要があったけれど、今は数より質と深みが重要。だから自分たちのペースで進めていきたい。ジュエリーには、もっと力を入れるつもり。私たちはジュエリーブランドとしてスタートしたから。パリでは「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」に挑戦して、17年からは「ディオール(DIOR)」で働きながら「アンブッシュ」も手掛けていた。ストリートウエアがヨーロッパのファッションに進出し、システムの一部になるまでの全ての過程に関わってきたと思う。正直、ペースが速すぎた。そして今、多くのブランドが苦境に立っている理由も分かってきた。大事なのは、私がブランドを完全にコントロールできること。「みんなやっているから」という理由で合わせるのではなく、自分たちのやり方で直接進めていきたい。それは誰にとっても、すべてのブランドにとっても、最も重要な次のステップだと思う。

WWD:世間では、「ストリートはもう終わった」という人もいる。
YOON:ファッションメディアにおける「ストリートウエア」という言葉は、どちらかと言うとハイプな、派手なスタイルを指している。でも若いデザイナーには、ストリートウエアさえリアルクローズ。本当に丁寧に作られたリアルクローズも多い。そして私は、「ストリートウエア」という言葉を恥ずかしいとも思っていない。みんなが街で着たいと思う、本物の服を作っているから。

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「V.A.」がマーク・ゴンザレスのポップアップを開催 Tシャツやキーホルダーなど8型

ジュンが運営し、全体のディレクションを藤原ヒロシが手掛けるコンセプトストア「V.A.(ヴイエー)」は1月3日、マーク・ゴンザレス(Mark Gonzales)とのコラボアイテムをそろえたポップアップストアをオープンする。

マーク・ゴンザレスは、現代のストリート・スケートボードのスタイルに多大な影響を及ぼしたライダーであり、アーティストだ。アメリカ・ロサンゼルス生まれで10代の頃から階段や手すりなどの都市の構造物を使ったトリックを生み出し、現代ストリートスケートの礎を築いた存在だ。

アートワークをデザインに落とし込んだアイテム

本コラボレーションでは、マーク・ゴンザレスの象徴的な“Angel”のアートワークをそのまま3Dで表現したキーホルダー(4950円)をはじめに、傘(2750円)やレインコート(3万8500円)、グローブ(1万7650円)などを展開する。また、ピースマークを上下で表現した「V.A.」に見立てたグラフィックTシャツ(7700円)や、アワードジャケット(9万9000円)、スエット(1万7600円)、ステッカー(3300円)などもそろえる。Tシャツやスエット、ジャケットのウエアのサイズ展開は、M〜XL。

◾️ポップアップストア
オープン日:1月3日
営業時間:10:00〜20:00
場所:V.A.
住所:東京都渋谷区神宮前6-1-9

オンラインサイト

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野球日本代表・侍ジャパンの新ユニホーム公開 テーマは「正銘」 2026年の「WBC」で着用

「ミズノ(MIZUNO)は、侍ジャパンが「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC(ワールド・ベースボール・クラシック」(以下、「WBC」)で着用する限定デザインのユニホームを製作した。

新ユニホームのテーマは「正銘」。デザインは、11月に東京ドームで開催された「日本 vs 韓国」の際に着用した通常デザインに、連覇へ向けて頂点を目指すという意味を込めて、襟元と袖にゴールドのラインなどを加えた。また、選手が着用するオーセンティックユニホームには、ミズノ独自の汗処理機能を向上させた生地を新たに採用し、選手のパフォーマンス維持をサポートする。新ユニホームは2026年3月1日の公式練習日から「WBC」大会終了まで着用する。

ホームユニホームは、白を基調にした2本ストライプを組み合わせたツインストライプ。1本はこれまで受け継いできた伝統と誇り。もう1本はこれから次世代へと託していく未来を表している。2本の線がらせんを描きながら交わるデザインは、世代を超えて受け継がれていく日本野球の姿を表現している。ビジターユニホームは、従来と同じく伝統的な紺をベースに日本の象徴である赤の組み合わせでデザイン。投げる、打つ、走る、野球の基本動作一つひとつに宿る美しさを軌道として表現し、躍動する選手の力強さを引き立てる。

レプリカユニホーム

新デザインの選手レプリカユニホーム(ホーム&ビジター、選手名と背番号入り、各2万円)などのオフィシャルグッズは、26年2月下旬から順次ミズノ公式オンライン、全国のミズノ野球品取扱店、侍ジャパンオフィシャルサイト、「WBC」オフィシャルオンラインストアで販売。また一部商品は先行予約を実施する。

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「エミリー、パリへ行く」新シーズン公開で話題 リリー・コリンズの最新コーデをチェック!

ネットフリックスの人気シリーズ「エミリー、パリへ行く」待望のシーズン5が現在配信中だ。本作の醍醐味といえばリリー・コリンズ(Lily Collins)演じる主人公、エミリー・クーパー(Emily Cooper)をはじめとする登場人物らのファッションだが、コリンズ本人もプレミアやイベントに登場し、エミリーを思わせる華やかな装いを連日披露してきた。ここでは、最新ルックをまとめて紹介する。

幾何学模様のシアールック

 

コリンズは12月9日(ニューヨーク現地時間)、「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」に出演し、ビンテージなシアースタイルを披露。カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)のデザインによる「フェンディ(FENDI)」1997-98年秋冬コレクションから、シアーな要素が特徴的な黒のドレスに身を包んだ。ブーツも同ブランドのもので、ラガーフェルドらしいエッジの効いたアクセントを強調した。アクセサリーには指輪と小さなイヤリングをチョイスし、ミニマルな輝きをコーデに添えた。

大胆な色使いがまさに“エミリー”なカラフルコーデ

 

10日には、ビンテージの「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」のコートとサンダルを身に着けた。大胆にプリントしたジラフ柄が印象的なコートには、「フェンディ」のスパンコールが輝く紫の“バゲット”バッグ、サングラスを合わせた。

シックなスリーピース

 

14日(パリ現地時間)、パリの滞在ホテルから出発する際には、「マックイーン(McQUEEN)」のカントリーチェックラインからスリーピーススーツを着用。ハイライズウール製のストレートパンツ、ベスト、シングルブレストジャケットで構成し、それぞれ、ミュートブラウン地に赤とピンクの線を入れた“プリンスオブウェールズ”というチェック柄が使用された。ベストはゴールドメタルのボタンが並び、パンツはパンプスを覆うほどの長さでリラックスした印象を与えた。さらに、黒のレザークラッチバッグ、小さなフープイヤリング、細身の指輪でコーデをまとめ、シャープかつシンプルに仕上げた。

煌びやかなプレミアルック

 

15日にパリで開催されたプレミアでは、「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」2025-26年秋冬オートクチュール・コレクションから、黒のドレスをまとって登場した。全体にクリスタルで刺しゅうを施し、ウエストの大きなリボンと深く開いたVネックのラインが目を引くゴージャスなデザインだ。アクセサリーには、「カルティエ(CARTIER)」のイヤリングとネックレスを合わせた。

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「エトヴォス」がUVケアラインを刷新 毛穴ケアと紫外線防御を両立した3アイテムや限定アイテムの定番化など

「エトヴォス(ETVOS)」は2026年3月4日、UVケアライン“プロテクト&ケアライン”を刷新し、UVパウダーの“ミネラルUVパウダーAZ”[SPF50・PA++++](全4色、各5g、各3630円/詰め替え、2970円)とUVベールの“ミネラルUVシームレスベールAZ” [SPF50・PA++++](全2色、各9g、各3740円)、パックUVの“ミネラルUVアクサセラム50+”[SPF50+・PA++++](30g、3960円)を発売する。また同日、2025年夏に限定発売し、好評を博した、UV下地の“ミネラルUVシルキーフィットプライマー” [SPF50・PA++++](30g、4180円)も定番化する。

今回の刷新では、「エトヴォス」史上初となる2種のアゼライン酸誘導体を配合した。皮脂を抑制するアゼロイルジグリシンKと抗炎症をかなえるアゼラミドプロピルジメチルアミンの組み合わせに、毛穴を目立ちにくくするグリシルグリシンを掛け合わせることで、潤いと皮脂のバランスを調整し、夏の毛穴と皮脂のバランスを管理する。

アップグレードしたUVラインで夏の毛穴と皮脂のバランスを管理

“ミネラルUVパウダーAZ”

“ミネラルUVパウダーAZ”は、累計販売個数60万個をこえる人気UVパウダーをバージョンアップした。粉なのにしっとりとした質感で、保湿成分でコーティングしたミネラルとサラサラな皮脂吸着パウダーを絶妙なバランスでブレンドした。赤色光透過ミネラルやソフトフォーカスパウダーによってクリアな素肌感をキープする。また、5種のヒト型セラミド、ナイアシンアミド、ヒアルロン酸Naなどの保湿成分を贅沢に配合し、日中の肌をケアする。

カラーラインアップは、ニキビ跡などの赤みをカバーする“ペールミント”と、自然に明るくナチュラルな肌を演出する“ピンクベージュ”、くすみを払って透明感のある肌に導く“ペールラベンダー”、上品な艶感でワントーン明るく仕上げる“スノーホワイト”の4色をそろえる。

“ミネラルUVシームレスベールAZ”

“ミネラルUVシームレスベールAZ”は、「追いUV」と「追い美白」をかなえるUVベール。ひとはけで溶け込むようにフィットし、薄づきでありながら毛穴や色ムラをカバーする。朝の仕上げのほか、メイク直しやファンデーションとしても使用可能だ。自然に明るいナチュラルな仕上がりの“ナチュラルベージュ”と肌の赤みや色ムラに応える“ソルベイエロー”の2色を展開する。

“ミネラルUVアクサセラム50+”

“ミネラルUVアクサセラム50+”は、紫外線吸収剤不使用でしっかりとUVケアをしながら、まるでパックをしているかのような心地よさを実現した。ジェルによる水分キープ膜が肌を包み込み、潤いで守られているような快適さをキープする。

ベタつかない新たなオイル使いと、きしまないスラリー分散技術による粉仕込み、潤うポリマー仕立ての「エトヴォス」独自処方の3つのポイントで、水を瞬時に抱え込むポリマーが肌に触れた瞬間肌へ溶け込むような心地よい使用感をかなえる。

“ミネラルUVシルキーフィットプライマー”

2025年夏に限定登場し人気を博した“ミネラルUVシルキーフィットプライマー”は、素肌感とカバー力を両立する絶妙な屈折率をもつソフトフォーカスミネラルで、毛穴や肌の凹凸をカバーしつつ素肌感をキープする。くすみを飛ばすナチュラルなベージュカラー,色ムラをカバーする赤の偏光パール,ほどよいツヤを生み出すオイルコンプレックスなどが,ヘルシーな肌感を演出する。

毛穴の目立ちに対応するノイバラ果実エキスや皮脂によるテカリに応えるプランクトンエキス、エアコンによる乾燥など夏の肌悩みにアプローチする5種のヒト型セラミドやヒアルロン酸などの美容成分を厳選して配合し、肌を演出しながら整える。

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「ドクターマーチン」から2026年も新年を祝うコレクションが登場 定番ブーツとシューズが午年仕様に

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は2026年1月1日、2026年の干支である午をテーマにしたコレクション“イヤー・オブ・ザ・ホース”を発売する。ブーツ(3万5200円)とシューズ(3万800円)をそろえ、それぞれサイズは22.0〜30.0cmまでを展開する。全国の「ドクターマーチン」の店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

アンティークゴールドのハードウエアや
馬具をイメージしたハーネスなどをあしらったブーツとシューズ

ライナップは、「ドクターマーチン」を象徴する8ホールブーツの“1460”と3ホールシューズの“1461”をベースに特別な仕様で再構築した。アンティークゴールドのハードウエアと、馬具をイメージしたハーネスストラップをあしらい、レッドのウェルトステッチとヒールループでアクセントを加えた。両モデルともアッパーはー、ブラックスムースレザーにブラックのヘアオンレザーをミックスし、質感や表情のコントラストを際立たせ、馬の力強い躍動感を表現した。

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「ドクターマーチン」から2026年も新年を祝うコレクションが登場 定番ブーツとシューズが午年仕様に

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は2026年1月1日、2026年の干支である午をテーマにしたコレクション“イヤー・オブ・ザ・ホース”を発売する。ブーツ(3万5200円)とシューズ(3万800円)をそろえ、それぞれサイズは22.0〜30.0cmまでを展開する。全国の「ドクターマーチン」の店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

アンティークゴールドのハードウエアや
馬具をイメージしたハーネスなどをあしらったブーツとシューズ

ライナップは、「ドクターマーチン」を象徴する8ホールブーツの“1460”と3ホールシューズの“1461”をベースに特別な仕様で再構築した。アンティークゴールドのハードウエアと、馬具をイメージしたハーネスストラップをあしらい、レッドのウェルトステッチとヒールループでアクセントを加えた。両モデルともアッパーはー、ブラックスムースレザーにブラックのヘアオンレザーをミックスし、質感や表情のコントラストを際立たせ、馬の力強い躍動感を表現した。

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「ドクターマーチン」から2026年も新年を祝うコレクションが登場 定番ブーツとシューズが午年仕様に

「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は2026年1月1日、2026年の干支である午をテーマにしたコレクション“イヤー・オブ・ザ・ホース”を発売する。ブーツ(3万5200円)とシューズ(3万800円)をそろえ、それぞれサイズは22.0〜30.0cmまでを展開する。全国の「ドクターマーチン」の店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

アンティークゴールドのハードウエアや
馬具をイメージしたハーネスなどをあしらったブーツとシューズ

ライナップは、「ドクターマーチン」を象徴する8ホールブーツの“1460”と3ホールシューズの“1461”をベースに特別な仕様で再構築した。アンティークゴールドのハードウエアと、馬具をイメージしたハーネスストラップをあしらい、レッドのウェルトステッチとヒールループでアクセントを加えた。両モデルともアッパーはー、ブラックスムースレザーにブラックのヘアオンレザーをミックスし、質感や表情のコントラストを際立たせ、馬の力強い躍動感を表現した。

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