長崎・五島市がワーケーション参加者募集 島の森林保全や人口減など大人の社会科見学も

九州最西端に位置する長崎県五島市は五島列島・福江島で「五島ワーケーション・チャレンジ」を10月14日から27日まで開催する。期間中は、“人口減少の中に「希望」を見出す本気の社会見学”と題してビジネスパーソンのための社会科見学も開催する。一日一つの課題について学ぶ三日間連続のスタディツアーとなっており、参加者は「急激に増える廃校」「森林保全・林業」「再生可能エネルギー」のAコースか、「二次離島」「水インフラ」「事業継承」のBコース、もしくは両方を選択できる。

社会科見学は「座学、フィールドワーク、ダイアローグ(対話)」の三部構成になっており、日やコースに応じて現場見学や、行政関係者や民間事業者との対話などの時間が設けられている。また、「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」の著者、河合雅司氏をはじめとしたスペシャルゲストも参加予定だ。価格は三日間の通し券が6万円、六日間の通し券が11万円(いずれも税込、交通費・宿泊費を除く)。8月11日に応募を締め切る。

今年は、子供連れの参加者を対象とした五島市の小学校・保育園・こども園への体験入学や一時利用が可能な「お子様ケア」プログラムも再開。親子での新たな学びの時間を提供する。

「五島ワーケーション・チャレンジ」は2019年にスタートし、過去300人以上のビジネスパーソンが参加してきた。舞台となる長崎県・五島市は、約50年前には約9万人あった人口がおよそ1/3の約3万4000人までに減少、その高齢化率は40%を超えている。人口減少にともなう様々な社会課題がすでに表層化している五島市は、「未来の日本の社会課題」を先んじて体感できる場所だという。

対象は「日本の未来について本気で考えたい全国のビジネスパーソン」と主催者。「統計データやそれに基づく予測だけでは理解が難しい未来の日本の社会課題を、フィールドワークや、地域で実際に課題に取り組んでいる行政関係者や民間事業者との対話を通じて、とことんリアルに学んでいくプログラム。体感値を通じた課題認識によって物事を自分事化し、社会のデザインに生かしていくことを目指している」。

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「ザ・ノース・フェイス」と「ニュートラルワークス.」の初の複合店が吉祥寺にオープン

ゴールドウイン(GOLDWIN)は9月22日、アウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」とコンディショニングブランド「ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)」の2ブランドの初の複合店“THE NORTH FACE/ NEUTRALWORKS.吉祥寺”をオープンする。

同店舗は、奥多摩に広がる自然にもアクセスがしやすく緑豊かであり、古くからユースカルチャーが根付き、新旧さまざまなモノやコトが集まる吉祥寺の街で、吉祥寺を訪れる多くの人にとって「これからの豊かさ」と「地球環境の未来」が想像するきっかけとなる店舗を目指す。幅広い客層が訪れる中でも、次世代を担う学生や若者、ファミリー層が多い吉祥寺の街において、郊外の自然に触れ合うきっかけを促進するためのアウトドアブランドと、身近な自然を再認識するためのアスレチックブランドを軸に展開する。

取り扱い製品は、2ブランドそれぞれの特性を活かしながら、アウトドアやアクティビティーに適したパフォーマンスウエア、アクティブウエアを中心に、足元からパフォーマンスを支えるフットウエアも豊富にラインアップする。「ザ・ノース・フェイス」はキッズウエアやキャンプギア、「ニュートラルワークス.」はコンディショニングウエアも取りそろえ、ブランドの垣根を超えて“アウトドア”と“アスレチック”が融合したゾーニングになっている。

オープン後は、次世代を担う学生や子どもたちとともに未来や環境について考えるワークショプや、緑豊かな吉祥寺の街の中でスポーツを楽しむことができるアクティビティなども実施予定だ。

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デンマークの靴ブランド「アノニマス コペンハーゲン」がBコープ取得 

デンマークのシューズブランド「アノニマス コペンハーゲン(ANONYMOUS COPENHAGEN)」がこのほどBコーポレーション認証を取得した。スカンジナビアのファッションシューズブランドとしては初となる。同ブランドは、ブーツなどレザーシューズをメーンに生産・販売している。同社は「300を超える質問と数年にわたる準備期間を必要とする徹底的な評価プロセスは、私たちがより説明責任を果たし、社会と環境への影響を継続的に改善する原動力となった。よりインクルーシブで持続可能な未来を創造したい」とコメントしている。

スコアは95.2を獲得。Bコープはオフィシャルサイトで同ブランドについて「ポルトガルのLWG認証レザーを使用し、REACH規制を遵守し、環境フットプリントを最小限に抑えるために現地で素材を調達してシューズを製造することに誇りを持っている」と評している。LWG(LEATHER WORKING GROUP)は英国に本部があるレザー関する環境保護団体で、レザーの品質や生産工程を含む安全性や環境問題に関する啓蒙活動を行っている。REACH規制は、2007年に発効したEU(欧州連合)における化学品規則だ。

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デンマークの靴ブランド「アノニマス コペンハーゲン」がBコープ取得 

デンマークのシューズブランド「アノニマス コペンハーゲン(ANONYMOUS COPENHAGEN)」がこのほどBコーポレーション認証を取得した。スカンジナビアのファッションシューズブランドとしては初となる。同ブランドは、ブーツなどレザーシューズをメーンに生産・販売している。同社は「300を超える質問と数年にわたる準備期間を必要とする徹底的な評価プロセスは、私たちがより説明責任を果たし、社会と環境への影響を継続的に改善する原動力となった。よりインクルーシブで持続可能な未来を創造したい」とコメントしている。

スコアは95.2を獲得。Bコープはオフィシャルサイトで同ブランドについて「ポルトガルのLWG認証レザーを使用し、REACH規制を遵守し、環境フットプリントを最小限に抑えるために現地で素材を調達してシューズを製造することに誇りを持っている」と評している。LWG(LEATHER WORKING GROUP)は英国に本部があるレザー関する環境保護団体で、レザーの品質や生産工程を含む安全性や環境問題に関する啓蒙活動を行っている。REACH規制は、2007年に発効したEU(欧州連合)における化学品規則だ。

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花弘がリサイクルボード「パネコ」を使用したフラワーベースを販売

 花の専門店「花弘」は、廃棄処分予定の花材を使用した繊維リサイクルボード「PANECO(パネコ)」のフラワーベースを企画販売する。全国の自社系列店で回収した花やグリーンを回収し、細かく分別、乾燥させた上で「パネコ」に練り込み、アップサイクルする。

フラワーベースは規格サイズのボードに対してロスがないよう工夫した形状と、強度を考慮して設計した。5つのパーツからなる組み立て式にすることで輸送時の積載効率にも配慮している。ペットボトルから再生した繊維を用いたリボンを結ぶことでさらに強度を向上させた。フラワーベースとしての使用後は再び新たな「パネコ」としてリサイクルも可能だ。

大中小の3サイズ展開で、価格は1万6500円から。9月1日から、自社のオンラインショップや、都内の複数店で販売する。

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1位は、外資系コンサルの社員による下着ブランド「エーオンシー」 障がい者に選択肢を| 週間アクセスランキング TOP10(7月20日〜26日)

1位は、外資系コンサルの社員による下着ブランド「エーオンシー」 障がい者に選択肢を| 週間アクセスランキング TOP10(7月20日〜26日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、7月20日(木)〜7月26日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
外資系コンサルの社員による下着ブランド「エーオンシー」 障がい者に選択肢を

 「エーオンシー(AONC)」は、“誰もが、ありたい自分を自由に選び取れる世界を作る”をミッションに掲げるブランドだ。同ブランドは事業の第一弾となる、障がい者の視点から開発したランジェリー“ザ エーオンシー ブラ&ショーツ”を6月26日、社会問題と向き合うクラウドファンディングのプラットフォーム「グッドモーニング(GOODMORNING)」で発表した。井上夏海代表は、「障がい者という視点は確かに大事だが、彼らの選択肢を増やすためには、まずはビジネスとして機能するべきだ」と語る。

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- 2位 -
川口春奈が新作バッグとパリのカフェなどを散策 「フェンディ」が動画公開

07月24日公開 / 文・WWD STAFF

 「フェンディ(FENDI)」はジャパンブランドアンバサダーの川口春奈が、新作バッグとパリを巡る動画を公開する。「フェンディ」2023-24年秋冬オートクチュールコレクションのため、フランスを訪れた川口春奈が、2023年秋冬ウィメンズコレクションのバッグをさげ、パリの名所をはじめ市場やベーカリー、カフェなどを散策する様子が収められている。

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- 3位 -
モデル滝沢眞規子が財布付きショルダーポシェットやiPhoneケースを発売 「第1弾は即完売」

07月20日公開 / 文・三澤 和也

 イタリア製革小物ブランド「ラルコバレーノ(L'ARCOBALENO)」は、モデルの滝沢眞規子とコラボした商品の第2弾を発売する。

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- 4位 -
「ニューバランス」の “996”から35周年記念の新モデル登場 7月28日発売

07月24日公開 / 文・WWD STAFF

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、ブランドを代表する人気スニーカー“996”から35周年を記念した新たなアニバーサリーモデルを7月28日に発売する。価格は、1万9800円、2カラーを用意。公式オンラインストア、オフィシャルストア、その他一部の店舗で販売する。

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- 5位 -
「ケイト」の月別リップ、7~9月カラーの発売日は9月23日 200円程度値上げ

07月25日公開 / 文・WWD STAFF

 「ケイト(KATE)」は、人気の"リップモンスター"の月別テーマカラーコレクション"マイ リップモンスター"(税込1760円※編集部調べ)の第3弾を9月23日に数量限定で発売する。9月19日から順次出荷を開始する。なお、これまでは1540円(同)だった"リップモンスター"シリーズは、近年の原料価格高騰による生産コストの上昇を受けて価格改定を実施。同シリーズも第3弾、4弾はこれまでより約200円程度の値上げを行う。

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- 6位 -
【一粒万倍日】「ルイ・ヴィトン」が色鮮やかな財布を発売 モノグラムや刺しゅうなど

07月24日公開 / 文・WWD STAFF

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、一粒万倍日と天赦日が重なる8月4日に向けて、モノグラムモチーフや刺繍をあしらった色鮮やかな財布を発売した。

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- 7位 -
「エルメス」“バーキン”にワニ革を使わないで ジェーン・バーキンの死去を受けPETAが要求

07月26日公開 / 文・RHONDA RICHFORD

 イギリスの俳優でシンガーのジェーン・バーキン(Jane Birkin)の死去を受け、動物愛護団体のPETA(People for the Ethical Treatment of Animals)はエルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL以下、エルメス)に対し、彼女の名を冠した「エルメス」のアイコンバッグ“バーキン”でワニ革を使用しないようあらためて求めた。

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- 8位 -
「無印良品」が本社を飯田橋に移転 セゾン文化発祥地、池袋を離れる

07月26日公開 / 文・五十君 花実

 「無印良品」を運営する良品計画は、2024年2月に本社を東京・東池袋から飯田橋に移転する。それに伴い、現社屋は売却する。同社がセゾン文化発祥地の池袋を離れるのは創業以来初。

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- 9位 -
【2023年秋コスメ】「シャネル」がバロックジュエリー着想の4色アイシャドウパレットを発売

07月20日公開 / 文・WWD STAFF

 「シャネル(CHANEL)」は9月1日、2023年秋コレクションの4色アイシャドウパレット“レ キャトル オンブル ビザンス”(各9680円)を数量限定で発売する。同コレクションはガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)が愛したバロックジュエリーから着想を得ていて、パレットの内側にはガブリエルが身に着けていたカフスボタンをイメージしたハンマー調のゴールドをあしらっている。

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- 10位 -
「スック」初の受注生産 誕生20周年記念カラーのアイシャドウパレットを発売

07月26日公開 / 文・WWD STAFF

 「スック(SUQQU)」は8月10〜18日、ブランドを代表するアイシャドウパレット“シグニチャー カラー アイズ”の限定カラー“133 燦々 -SANSAN”(8800円)の受注生産を行う。受注生産はブランド初となり、公式オンラインショップで注文を受け付ける。商品は12月下旬以降に順次届ける予定だ。売上の一部を特定非営利活動法人「ルーム・トゥ・リード・ジャパン」に寄付する。

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「コーチ」の新しい循環型ブランド「コーチトピア」のポップアップストアがNYにオープン

「コーチ(COACH)」のサブブランドとして循環型ファッションシステムの推進をミッションに掲げる「コーチトピア」のポップアップストアが7月20日に「コーチ」のニューヨーク・ソーホー店内にオープンした。

「コーチトピア」は昨今ファッション業界が直面する廃棄や環境問題に焦点を当て、完全循環型のビジネスモデルを構築し、環境問題への意識が高いZ世代をコアターゲットにアメリカ・カナダ・イギリスでローンチしたブランドだ。「コーチ」が培ってきた80年にもわたるレザークラフトへのノウハウを利用し、Z世代の気候変動活動家やクリエイターのメンバーで構成されたコミュニティーのフレッシュな意見と「コーチ」クリエイティブ・ディレクターのスチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)監修の下、ものづくりが行われている。

近年「コーチ」でも、たびたびコレクションにサステナビリティを意識したアイテムが登場しているが、完全循環型のビジネスモデルを掲げる新ブランドを立ち上げたことにより、徹底した循環型のものづくり(サーキュラークラフト)のシステムを遂行し、サステナブルな方法でのプロダクト開発へのアプローチを積極的に行っていく。

使い古した商品に第二の人生を与える循環システム

ポップアップでお披露目された商品はバッグ、アクセサリー、ウエア、フットウエアで構成され、全てがオールジェンダー向けとなる。「コーチ」の製造過程で出た廃棄物を利用した素材や皮革工場から出るレザーの端材など、すべてリサイクルや再利用、再生可能な素材を使用して作られている。また、新製品を製造する際は新しい素材を作らないことをミッションとしている徹底ぶりで一つのアイテムの生産量は限られたものとなる。

バッグにはプラスチック廃材を70%リサイクルしたレジン製のハンドルやリサイクルレザーを使用しているため、一点一点違った表情が出るという不揃い感も愛らしい。「ひとつの商品を長く愛する」という思いがブランド理念の根底にあるため、商品を簡単に修理できるよう、何度でも生まれ変われるようにデザインされている。リサイクルコットンで作られたTシャツにプリントされたイラストはコミュニティーメンバーのクリエイターによるもので、今後もコミュニティ内のクリエイターとのコラボも行っていく。

また、商品にはNFCチップが埋め込まれ、携帯電話をかざすことで商品の情報を見ることができる。商品に使用されている素材を始め、“Lifecycle”という項目には、この商品が何回再利用され、生まれ変わっているかが表示されているなど、ひとつひとつの商品に対して透明性があり、購入の決め手にもなる。企業理念に賛同できる商品を購入する傾向が強いZ世代の消費者を納得させるためにも有効な手段と言える。

リサイクル素材を使ったポップアップストア

ポップアップストアのローンチイベントには気候活動家を始めとした「コーチトピア」のコミュニティーメンバーが訪れた他、スチュアート・ヴィヴァースも来場した。「私たちは、夢見る、デザインする、創造するための新しい循環型の方法を考え出すことによって、地球のためにより良いことをしたいという共通の願いに触発された。これは、コーチのサステナビリティのビジョンを実現するための、より大きな、より大胆な一歩です。そこでは、従来の型にはまった方法よりも、経験してそこから学ぶこと、そしてエシカルなデザインへの想いの方が優先されている」とコメント。

「コーチトピア」の世界観を体現するソーホー店の什器にも多くのリサイクル素材が使われている。アイコニックなブランドロゴのネオンサインには産業廃棄物や端材を使用し、シーティングには修理不可能となった「コーチ」のバッグを使用している。インテリアとして飾られていたレザー製のパラソルやキャンピングチェアもコミュニティーメンバーのアーティストによるものだ。Z世代が中心となり、未来に向けてのアクションを起こしていくハブとなるショップになりそうだ。日本でのローンチは10月上旬を予定している。

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7月29日は世界トラの日 WWFと上野動物園がAR折り紙で熱帯雨林や野生動物を守る体験会

世界自然保護基金ジャパン(以下 WWF ジャパン)は、世界熱帯雨林の日である6月22日から、熱帯林の急速な消失により年々増加している絶滅危惧種の野生動物の実態と、その森や動物を守るために毎日の暮らし中でできるアクションの共有を目的に、「ARでうごく!熱帯林の野生動物オリガミ」キャンペーンを展開している。その一環として7月29日(土)「世界トラの日」にあわせ、7月27日(木)9:30~11:30に、夏休み特別企画「ARでうごく!熱帯林の野生動物オリガミ 親子イベント」を上野動物園内で開催する。

本イベントでは、一般応募で集まった親子に、日本伝統の折り紙とARの拡張技術を活用した野生動物オリガミ(トラ)を体験を提供する。その後、実際のトラを観察しながら、トラの飼育担当およびWWFジャパンのスタッフから、普段のトラの飼育の様子や生息地の実態、その生息地を守るために人間の生活と認証マークが密接に関係していることなどを学ぶ予定だ。

■ARでうごく!熱帯林の野生動物オリガミ 親子イベント

日時: 2023年 7月27日(木)9:30~11:30 (受付開始:9:00~) ※小雨決行
会場: 上野動物園 西園管理事務所および東園トラ舎前(受付・集合場所:西園通用門)
〒110-8711 東京都台東区上野公園9-83
参加者:親子15組30名

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7月29日は世界トラの日 WWFと上野動物園がAR折り紙で熱帯雨林や野生動物を守る体験会

世界自然保護基金ジャパン(以下 WWF ジャパン)は、世界熱帯雨林の日である6月22日から、熱帯林の急速な消失により年々増加している絶滅危惧種の野生動物の実態と、その森や動物を守るために毎日の暮らし中でできるアクションの共有を目的に、「ARでうごく!熱帯林の野生動物オリガミ」キャンペーンを展開している。その一環として7月29日(土)「世界トラの日」にあわせ、7月27日(木)9:30~11:30に、夏休み特別企画「ARでうごく!熱帯林の野生動物オリガミ 親子イベント」を上野動物園内で開催する。

本イベントでは、一般応募で集まった親子に、日本伝統の折り紙とARの拡張技術を活用した野生動物オリガミ(トラ)を体験を提供する。その後、実際のトラを観察しながら、トラの飼育担当およびWWFジャパンのスタッフから、普段のトラの飼育の様子や生息地の実態、その生息地を守るために人間の生活と認証マークが密接に関係していることなどを学ぶ予定だ。

■ARでうごく!熱帯林の野生動物オリガミ 親子イベント

日時: 2023年 7月27日(木)9:30~11:30 (受付開始:9:00~) ※小雨決行
会場: 上野動物園 西園管理事務所および東園トラ舎前(受付・集合場所:西園通用門)
〒110-8711 東京都台東区上野公園9-83
参加者:親子15組30名

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「エルメス」“バーキン”にワニ革を使わないで ジェーン・バーキンの死去を受けPETAが要求

イギリスの俳優でシンガーのジェーン・バーキン(Jane Birkin)の死去を受け、動物愛護団体のPETA(People for the Ethical Treatment of Animals)はエルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL以下、エルメス)に対し、彼女の名を冠した「エルメス」のアイコンバッグ“バーキン”でワニ革を使用しないようあらためて求めた。

PETAは2015年7月、「エルメス」にワニ革を卸しているワニの養殖場のビデオを公開。生きているワニの皮を剥がし、切断するといった内容で、それを見たバーキン自身がワニ革を使用した“バーキン クロコ”の名前を変更するようエルメスに要請していた。当時、バーキンは、「『エルメス』は私の名前のついたバッグを生産するために、とても残虐な方法でワニを殺している。国際的な基準に則った最適な生産方法に改善するまで、バッグの名前を変えるよう『エルメス』に求めた」とコメントしていた。エルメスはこうした事態を受け、養殖場を調査すること、米国における革のサプライヤーは厳しい基準をクリアした会社のみにすることなどを約束。同年9月、エルメスはバーキンと和解し、ワニ革を含む全てのモデルで“バーキン”の名を引き続き使用することを発表した。なお、バーキンはエルメスから年間4万ドル(約564万円)のロイヤリティーを受け取っていたと見られるが、これをさまざまな団体へ寄付していた。

PETAによると、「バーバリー(BURBERRY)」「シャネル(CHANEL)」「マルベリー(MULBERRY)」「ヴィクトリア・ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」「カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)」「ポール・スミス(PAUL SMITH)」「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」はエキゾチックレザーを使用しないことを表明しているが、一部ブランドでは未だに使用しているという。今回のエルメスに対する要請では、ワニ革だけでなくエキゾチックレザー全てを扱わない、より広範な企業協定を結ぶよう求めている。エルメスからのコメントは得られていない。

PETAのイングリッド・ニューカーク(Ingrid Newkirk)創設者は、「『エルメス』はこの知能の高い素晴らしい動物たちを生きて呼吸する“素材”として扱い続けるのか、それとも前向きな変化を受け入れ、動物を犠牲にしないモダンな“バーキン”を作ることにコミットし、自然界と人々の調和を尊重するバーキン氏の遺志を継ぐのか。われわれは、彼らが後者を選ぶことを願っている」と語った。

「エルメス」の“バーキン”は1984年、バーキンがエルメス5代目会長のジャン=ルイ・デュマ(Jean-Louis Dumas)と飛行機で隣り合ったことから誕生したと言われている。デュマ元会長は、ジェーンがバスケットバッグに多くの荷物を詰め込んでいる様子を見て、「なんでも入るバッグを作ろう」と話し、“バーキン”は誕生した。

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「BMW」が水素で走る燃料電池車の公道での実証実験開始 3分の水素の充電で約500km走行

「ビー・エム・ダブリュー(BMW)」は、燃料として水素を充填し、水素エネルギーにより発電し電気を電池に蓄え、電気によりモーターを駆動させて走行する「燃料電池実験車両BMW iX5 Hydrogen(アイエックスファイブ・ハイドロジェン)」の日本における公道走行を開始し、7月19日から2023年末まで実証実験を行う。

燃料電池は新たな動力源の1つとして注目を集めており、BMWグループは2011年からトヨタ自動車と燃料電池車の基礎研究を共同で行なっている。水素を燃料とする燃料電池車は、燃料の充填に時間をかけずに長距離走行可能となることが特徴の1つで「燃料電池実験車両BMW iX5 Hydrogen」の場合、燃料である水素が空の状態から約3分程度の水素の充電で約500kmの長距離を走行する事が可能となる。

BMWグループは、2020年代後半に燃料電池車を市場投入する予定で、その実現に向けてドイツやアメリカの主要国において「燃料電池実験車両BMW iX5 Hydrogen」を走行させ実証実験を実施しており、「車両に対する顧客要求が高い日本においても、公道での実証実験を実施する事にした」という。

日本における実証実験においては日本各地で実際に車両を走行させ、様々なデータを取得すると共に官公庁や行政機関、大学を訪問し各方面の専門家の視点から製品に対するフィードバックを受け、それらをドイツのBMWグループ本社と共有し製品開発に役立てる方針だ。

「燃料電池実験車両BMW iX5 Hydrogen」は「BMW X5」をベースにした燃料電池車。「BMW X5」は、「スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)」の先駆的モデルとして、1999年に誕生したモデルだ。

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「BMW」が水素で走る燃料電池車の公道での実証実験開始 3分の水素の充電で約500km走行

「ビー・エム・ダブリュー(BMW)」は、燃料として水素を充填し、水素エネルギーにより発電し電気を電池に蓄え、電気によりモーターを駆動させて走行する「燃料電池実験車両BMW iX5 Hydrogen(アイエックスファイブ・ハイドロジェン)」の日本における公道走行を開始し、7月19日から2023年末まで実証実験を行う。

燃料電池は新たな動力源の1つとして注目を集めており、BMWグループは2011年からトヨタ自動車と燃料電池車の基礎研究を共同で行なっている。水素を燃料とする燃料電池車は、燃料の充填に時間をかけずに長距離走行可能となることが特徴の1つで「燃料電池実験車両BMW iX5 Hydrogen」の場合、燃料である水素が空の状態から約3分程度の水素の充電で約500kmの長距離を走行する事が可能となる。

BMWグループは、2020年代後半に燃料電池車を市場投入する予定で、その実現に向けてドイツやアメリカの主要国において「燃料電池実験車両BMW iX5 Hydrogen」を走行させ実証実験を実施しており、「車両に対する顧客要求が高い日本においても、公道での実証実験を実施する事にした」という。

日本における実証実験においては日本各地で実際に車両を走行させ、様々なデータを取得すると共に官公庁や行政機関、大学を訪問し各方面の専門家の視点から製品に対するフィードバックを受け、それらをドイツのBMWグループ本社と共有し製品開発に役立てる方針だ。

「燃料電池実験車両BMW iX5 Hydrogen」は「BMW X5」をベースにした燃料電池車。「BMW X5」は、「スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)」の先駆的モデルとして、1999年に誕生したモデルだ。

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「ダムダム」がブランド初のカフェをオープン 青山「ピエール・エルメ」でスイーツなど提供

日本発のクリーンビューティーブランド「ダムダム トウキョウ(DAMDAM TOKYO)」は8月4~31日、ピエール・エルメ・パリ青山2階で、ブランド初となるカフェ「カフェ ダムダム」を期間限定でオープンする。

「ダムダム」は日本の伝統や習慣、古来から伝わる植物成分に着目し2017年に誕生したブランド。カフェではブランド設立者であるジゼル・ゴー(Giselle Go)とフィリップ・テリアン(Philippe Terrien)が週末に過ごす三浦半島別邸のキッチンから生まれたレシピのフードやドリンク、「ピエール・エルメ・パリ」によるスイーツが登場する。

スイーツの提供は14時30分から19時で、シソ風味のクリームを取り入れた“マカロン”(420円)、カルダモン風味クランブルや甘夏のコンフィ、シソのアイス、日向夏のソルベなどを組み合わせた“クープ グラッセ ダムダム”(2400円)などをラインアップ。スイカやメロンとシソのジュース、シソのアイス、ショウガのコンフィ、シソの葉などを合わせた“デセール ダムダム”(2160円)には、廃棄されることが多いスイカの皮をチャツネに仕立てて冷製スープのアクセントに使っている。

ランチタイムは12時〜14時30分(ラストオーダー14時)となり、本蕎麦にシソのペーストを添えた“シソペースト蕎麦”(1980円)、玉ねぎとポテトのオムライスにシソを乗せた“シソオムライス” (2420円)を提供。それぞれ3つの薬味と、3種類のミニスイーツが付く。

ドリンクメニューはカルダモン風味のラテ“スパイスコーヒー”(1320円)、赤シソジュース、抹茶、ヨーグルトを使った“シソ抹茶ラッシー”(1320円)、甘夏果汁を使用した“甘夏ソーダ”(880円)を用意している。

同カフェイベントの期間中、「ダムダム トウキョウ」のインスタグラムをフォローしてピエール・エルメ・パリ青山で1会計につき5400円以上購入すると、先着順で「ダムダム トウキョウ」クレンザーやクリーム、エッセンスなどのミニサイズを1点プレゼントする数量限定企画も実施している。

◼️Cafe DAMDAM
日程:8月4〜31日
時間:12:00〜19:00(ラストオーダー18:30)
場所:ピエール・エルメ・パリ 青山 2F Heaven
住所:東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 2F

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「ダムダム」がブランド初のカフェをオープン 青山「ピエール・エルメ」でスイーツなど提供

日本発のクリーンビューティーブランド「ダムダム トウキョウ(DAMDAM TOKYO)」は8月4~31日、ピエール・エルメ・パリ青山2階で、ブランド初となるカフェ「カフェ ダムダム」を期間限定でオープンする。

「ダムダム」は日本の伝統や習慣、古来から伝わる植物成分に着目し2017年に誕生したブランド。カフェではブランド設立者であるジゼル・ゴー(Giselle Go)とフィリップ・テリアン(Philippe Terrien)が週末に過ごす三浦半島別邸のキッチンから生まれたレシピのフードやドリンク、「ピエール・エルメ・パリ」によるスイーツが登場する。

スイーツの提供は14時30分から19時で、シソ風味のクリームを取り入れた“マカロン”(420円)、カルダモン風味クランブルや甘夏のコンフィ、シソのアイス、日向夏のソルベなどを組み合わせた“クープ グラッセ ダムダム”(2400円)などをラインアップ。スイカやメロンとシソのジュース、シソのアイス、ショウガのコンフィ、シソの葉などを合わせた“デセール ダムダム”(2160円)には、廃棄されることが多いスイカの皮をチャツネに仕立てて冷製スープのアクセントに使っている。

ランチタイムは12時〜14時30分(ラストオーダー14時)となり、本蕎麦にシソのペーストを添えた“シソペースト蕎麦”(1980円)、玉ねぎとポテトのオムライスにシソを乗せた“シソオムライス” (2420円)を提供。それぞれ3つの薬味と、3種類のミニスイーツが付く。

ドリンクメニューはカルダモン風味のラテ“スパイスコーヒー”(1320円)、赤シソジュース、抹茶、ヨーグルトを使った“シソ抹茶ラッシー”(1320円)、甘夏果汁を使用した“甘夏ソーダ”(880円)を用意している。

同カフェイベントの期間中、「ダムダム トウキョウ」のインスタグラムをフォローしてピエール・エルメ・パリ青山で1会計につき5400円以上購入すると、先着順で「ダムダム トウキョウ」クレンザーやクリーム、エッセンスなどのミニサイズを1点プレゼントする数量限定企画も実施している。

◼️Cafe DAMDAM
日程:8月4〜31日
時間:12:00〜19:00(ラストオーダー18:30)
場所:ピエール・エルメ・パリ 青山 2F Heaven
住所:東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 2F

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「ライラ・トウキョウ」は10周年記念の第1弾としてキコ・コスタディノフとコラボ 10着のみの特別なコレクションを発表

コンセプトショップ「ライラ・トウキョウ(LAILA TOKIO)」は、7月で 10 周年を迎える。それを記念して7月から11月まで、毎月異なるデザイナー・アーティストと特別なコラボレーションを発表していく。

第1弾『#01』は、ファッションデザイナーのキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)が特別にクリエーションした、 アップサイクルなカプセルコレクション『Kiko Kostadinov for LAILA TOKIO』を発表。7月22日から「ライラ・トウキョウ」で展示・限定販売する。

本コレクションのベースとなるのは、フレンチヴィンテージドレスシャツ。両アームに施された抽象的なパッチワークは、「キコ・コスタディノフ」2020年秋冬コレクションに使用したオリジナルストレッチファブリックの残布。ブランドの代名詞でもある機能的なフォルムを携え、構築的なディテールを演出すると共に、サステナビリティという視点も意識されている。デザイナーのキコ自らの手仕事による独創性を感じる、コンテンポラリーな仕上がり。10 着のみ制作された特別な服となる。

キコ・コスタディノフはブルガリア出身。セント・マーチン美術大学卒業。在学中より世界的ストリートブランドからオファーを受け、カプセルコレクションを協業。2016 年に自身の名を冠したブランドを立ち上げてからも、歴史ある企業との協業を行なっている。


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伊藤忠商事が“SDGsを体感する”レストランをオープン トランジットが参画

伊藤忠商事は7月21日、東京北青山にレストラン「ITOCHU SDGs STUDIO RESTAURANT 星のキッチン」をオープンした。トランジットジェネラルオフィスが一部デザインディレクション、メニュー開発、業態オペレーション開発・運営として参画する。

日本で洋食の普及を加速させたファミリーレストランを手本に、同レストランが“サステナブル”と位置づける食の取り組みをハンバーグやパスタなど定番メニューで提供。食体験を通じて気軽にSDGsを体感できるという。有機農法、地産地消、フェアトレード、アニマルウェルフェアなどの食材を使用する。

また、食べられるのに様々な理由で捨てられてしまうバナナを使ったシェイクやパフェ、プラントベース食品ブランド「ウェルビーンズ(WELLBEANS)」が開発した植物性素材のみで作ったオリジナルフレーバーのアイスクリームなども提供する。

メニュー開発にあたっては日本サステイナブル・レストラン協会にも監修協力を仰ぎ、地球環境や社会への負荷・影響の低減に配慮した食材の調達を行なっている。また、使用する食器は中古品として販売されている業務用食器に新たなデザインを施してリユース。レストランから出た廃食用油をハンドソープに再資源化したり、食品廃棄物を微生物の働き(メタン発酵)によってバイオガスにリサイクルし、発電の燃料として活用したりするなど有機廃棄物のリサイクルにも取り組む。

■「ITOCHU SDGs STUDIO RESTAURANT 星のキッチン」
住所:東京都港区北青山2-3-1 
営業時間:11:00~21:00
定休日:月曜日

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プラダが“リナイロン”コレクションの収益の 1%を海洋問題の教育プログラムに寄付

プラダ・グループ(PRADA GROUP)はこのほど、リサイクルナイロン素材を使った“リナイロン”コレクションで得た収益の 1%を国際連合教育科学文化機関(UNESCO以下、ユネスコ)と提携して実施する海洋問題に関する教育プログラム「シー ビヨンド(SEA BEYOND)」に寄付をすると発表した。これにより2019年から継続してきた「シービヨンド」の取り組みをより発展させる。

6月にパリで開かれたユネスコ加盟国総会には、ロレンツォ・ベルテッリ(Lorenzo Bertelli)=プラダ・グループ CRS 部門責任者が出席し、ウラジミール・リャビーニン=ユネスコ政府間海洋学委員会事務総長兼ユネスコ事務局長補らと記者会見を開き、海洋リテラシーに関する 2 年間の新プログラムを発表した。また、“海の10年”と名づけた教育プロジェクトを進めるため、ベネチアにコーディネーションオフィスを開設する。

プログラムでは、科学研究および人道的プロジェクトの支援に重点が置かれている。リャビーニン事務総長は、「プラダ・グループとの連携は実り多く、 私たちはさまざまな国の生徒たちの心に、海洋知識の種をまいている」とこれまでの成果を評価。また、ベルテッリCRS 部門責任者は、「変化を起こすために、文化と教育がいかに欠かせないものであるかを皆が理解することが重要。さらなる持続可能な未来に向かって尽力し、私たちの海を守るために、若い世代との建設的な対話に投資しなければならない」とコメントをした。

「シー ビヨンド」は海洋リテラシー教育に関するさまざまな取り組みを行っており、これまでに600 人を超える海外の中等・高等学校の生徒がこのプロジェクトの教育を受けている。ベネチアで実施している「ラグーン幼稚園」と呼ぶ、就学前の子どもたちを対象とした野外教育プロジェクトには120以上の子どもが参加をしている。

“リナイロン”は、海洋プラスチックごみや漁網、繊維廃棄物を原料とした再生ナイロン「エコニール(ECONYL)」を使用している。

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CO2が繊維に!? 「ガニー」が米新興企業ルビと提携 試作の糸発表

米サンフランシスコ発のスタートアップ、ルビ(RUBI)とコペンハーゲンのファッションブランド「ガニー(GANNI)」は6月27日、コペンハーゲンで開催されたグローバル・ファッション・サミットでCO2を回収して作られたセルロース繊維を発表した。今回発表されたのは、CO2から作られたリヨセル20%とセルロース80%の混紡糸。

ルビは回収したCO2を、酵素を活用した生化学的プロセス(セルフリー合成バイオ技術)を通じてセルロースに変換し、セルロースからリヨセル糸を作る技術を開発。現在、特許出願中だ。樹木が光合成で成長する様子に着想を得たという。同社はファッション産業向けの繊維製品開発に取り組むが、その技術を建材や梱包材、食品、医療、その他の先端素材など、製造業のあらゆる分野に応用することを目指す。現在の資金調達額はクランチベースによると1320万ドル(約18億2000万円)。セルフリー合成バイオ技術は、経済産業省 産業構造審議会 商務流通情報分科会 第11回バイオ小委員会で発表された資料によるとスケール化が課題とされている。

ルビとガニーは今年2月、炭素を原料とする糸から衣服を作ることを目的にパートナーシップを発表。ガニーは革新的な生地開発を支援する「ファブリック・オブ・ザ・フューチャー(Fabrics of the Future)」プログラムを発足しており、今回の取り組みはその一環。現在同プログラムで30種類の生地を開発しており、25年までにコレクションの10%に開発した素材を使用することを目標にしている。

ガニーのニコライ・レフストラップ(Nicolaj Reffstrup)創業者は「究極の目標は、真の意味で気候中立な製品を作ることだ。ルビの炭素隔離技術、すなわち大気中から炭素を取り出し、それを素材にすることによって、私たちはその目標に一歩近づいた。こうした生地の革新は、ファッションを脱炭素化するうえで重要な役割を果たすだろう。そのためには、ブランドはリスクを取ってイノベーションに投資する必要がある。ルビのような革新的なパートナーと協力することで、未来がどのようなものになるのか、楽観的に考えることができる」とコメントを発表した。

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余剰在庫を生活困窮者に届ける「ファッションバンク」が始動

一般社団法人FASHION BANKはこのほど、アパレル企業の余剰在庫を回収し、全国の生活困窮者に届ける「ファッションバンク」プロジェクトを立ち上げた。アパレル企業に協力を仰ぎ、B品やサンプル品も含めて回収する。集めた衣料は、地方自治体や養護施設、フードバンク、社会福祉協議会、障害者施設などを通して配布する。

発起人の菅野充FASHION BANK代表は、合同ファミリーセール&チャリティーイベント「THAT’S FASHION WEEKEND」を2021年に立ち上げ、ファッションロスの問題に向き合ってきた。菅野代表は、「イベントでほとんどの在庫が販売できても、どうしても3割程度の売れ残りは出てしまう。廃棄を確実になくせる方法を探していた」と話す。

菅野代表は昨年、北九州で開催されたSDGsをテーマにしたロックフェスに「THAT’S FASHION WEEKEND」として参加し、出展団体のフードバンクに携わる人々と出会った。「イベントで日本では、世帯年収127万円以下で暮らす相対的貧困層に当たる人々が6人に1人の割合でいると教えられ衝撃だった。フードバンクを利用する人たちは、毎日同じ服を着ていたり、子どもたちはサイズが合っていない服を着続けていて、それがいじめにつながったりしているという話を聞いた。『THAT’S FASHION WEEKEND』で培ってきたファッションブランドとの関係値を強みに、福祉の世界とつなげることができないかと考えた」という。ファッション業界は深刻な廃棄問題を抱える一方で、必要な人々に行き渡っていないミスマッチを解決する新たな施策として、「ファッションバンク」プロジェクトを立ち上げた。

「ファッションは子どもたちの生きるパワーに」

本格ローンチに先駆けて埼玉県・三芳町社会福祉協議会など4団体に、協力アパレル企業約6社から集めた衣類を配布した。反響は予想以上だったという。「必要な人に服を届ける点でのサポートだと思っていたが、配布先からは子どもたちの生きるパワーになったというような声をもらった。あらためてファッションの持つ力を感じたし、このプロジェクトの意義を確信したところだ」。

地方自治体からの関心も高く、現在は山口県宇部市との提携が進んでいる。今後も行政を巻き込み、新たな社会インフラとして確立することを目指す。

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「ロクシタン」のものづくりについて体験型イベント カフェや限定フレグランスの販売も

「ロクシタン(L’OCCITANE)」は7月21〜23日、東京・渋谷の宮下公園でイベント「REGENERATION BY L’OCCITANE EN PROVENCE」を開催する。“REGENERATION(再生)”をテーマに、「ロクシタン」のものづくりについて体験することができる。

同イベントでは、ラベンダーの収穫を追体験できるAR装置や、イモーテルの花を余すところなく使い切る「ロクシタン」独自の抽出工程に関する展示を行う。人気のフレグランスを体験できるコーナーもそろえ、8月9日に限定発売の“ホワイトラベンダー”シリーズの先行発売や、会場限定でミニサイズのフレグランスも販売する。

また、「ロクシタン」が創業した南仏プロヴァンスをモチーフとしたカフェを設置し、同ブランドの空き容器で製作したテーブルランプや、余ったポーチを用いたクッションなど、アップサイクルされたアイテムを用いたインテリアで飾る。

今後は大阪(8月4〜6日・大阪うめきた広場)、長野(8月11〜13日・軽井沢プリンスショッピングプラザ)でも開催する。

■REGENERATION BY L’OCCITANE EN PROVENCE
日程:7月21〜23日
時間:11:00〜19:00(最終入場18:30)
場所:宮下公園 芝生ひろば
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10 ミヤシタパーク屋上
料金:無料

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ごみの最終処分場が23.5年後になくなる それでも大量生産・大量廃棄を続けますか?

ごみの最終処分場が23.5年後(全国平均)になくなる。環境省が令和5年3月30日に調査結果「一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和3年度)について」を発表した。これは、新規の最終処分場が整備されず、令和3年度の最終処分量が埋め立てられた場合の数字だ。関東圏(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県)は30.1年(令和2年度28.2年)、近畿圏(三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県)は19.9年(令和2年度19.1年)年と地域差はある。残余容量は9845万立方メートルで、最終処分場の確保は引き続き難しい状況にあることも言及している。地震や自然災害で生じる災害廃棄物を考慮すると残された年数は少なく見積もったほうがよいだろう。

無限に捨てられる時代は終わったことに気付いている人は少ないのではないだろうか。ごみを自治体所定の場所に出すと回収して処理してもらえると錯覚しがちだが、その費用は税金で賄われており、ゴミの量に比例して費用=国民の負担も大きくなる。ごみ処理場や最終処分場を新しく作るにも莫大な費用がかかる。すでに粗大ごみや家電製品などは処理費用の一部を所有者が負担しなければならないが、今後負担対象が広がるかもしれない。

同調査によるとごみ焼却施設は1年間で1056施設から2.7%減の1028施設に減少した。今後減ることも予想され、事実、鎌倉市は2024年度末に市内唯一の焼却施設である名越クリーンセンターの稼働を停止する。新たなごみ焼却施設は建設せずに、ゼロ・ウェイストを目指してゴミの減量と資源化を進めると発表している。25~28年度は「鎌倉市・逗子市・葉山町ごみ処理広域化実施計画」に基づき、燃やすゴミの処理を逗子市の既存焼却施設や民間事業者を活用して行い、29年度以降は、燃やすごみの全量を逗子市で処理することになっているという。ゴミを出せば出すほど、隣接する自治体への依頼と費用は増えるが、減量やリサイクルが進めば費用は抑えられるというわけだ。ちなみに鎌倉市の令和3年度のリサイクル率は52.6%で人口10万人以上の都市の中では4年連続の1位である。同市のごみ分別は21種類ある。

ごみ問題とファッション

ごみ問題とアパレル産業の課題を結び付けて考えてみたい。アパレル産業の大量生産・大量消費・大量廃棄を前提とした従来型のビジネスモデルはすぐにでも改善したい課題の一つだ。環境省が2023年5月29日に発表した令和4年度の「『ファッションと環境』の調査結果」によると、22年の国内新規供給量は79.8万トンでその9割の73.1万トンが事業所及び家庭から使用後に手放されると推計している。このうち廃棄される量は手放される衣料の64.3%の47万トンで、その多くが焼却処分される。リサイクルされる量は同17.4%の12.7万トン、リユースされる量は同18.1%の13.3万トンで、毎年大量に廃棄されていることがわかる。

これが環境に与えるネガティブなインパクトが大きいことは周知だが、ごみ問題の観点からも、大量生産の上に成り立つビジネスモデルも、生活者が今と同じような消費行動を続けることも、持続不可能だと受け止めたほうがいいだろう。

今後、最終処分場の残余容量が少なくなればなるほど、事業に対する影響は大きくなるだろう。年々、産業廃棄物処理費用は上がっており、今後炭素税の税率上昇や仕組みの整備が進めば、企業や個人への廃棄コストの負担はさらに増える。企業の余剰在庫の廃棄はもちろん、消費者の廃棄に関しても企業の課題になる可能性がある。はたして、誰が廃棄の費用を払うのか。

今後、拡大生産者責任(製品の生産者の責任が、製品の設計・製造・使用段階のみならず、消費後の廃棄・リサイクルの段階にまでに及ぶという考え方)がアパレル産業にも適応される可能性は否定できない。もしも自社製品が消費者の手に渡り、使い古され廃棄物となったものを自社で回収・処理する負担を負うことになったら?現在のところ、日本の家電リサイクル法では、家電小売店に収集・運搬の義務を、家電メーカー等にリサイクルの義務を課して、家電製品を使った消費者がそのための費用を負担するという役割分担で行われている。しかし、欧州では現在、繊維産業に対する拡大生産者責任が改定版のEU廃棄物枠組指令(WFD)の作成にあたり議論されている。使用済み製品の収集とリサイクルなどへの拡大生産者責任を規定し、廃棄抑制や再利用準備などに向けたエコ調整料金を導入することや、繊維製品廃棄物の再利用準備とリサイクル目標の義務化などが検討されている。

拡大生産者責任の適用と最終処分場の容量不足によってアパレル製品が法的規制の対象になった場合、つくる側の責任がビジネスに重くのしかかってくるのではないだろうか。アパレル産業が直面するであろう、ごみ問題に即効性のある処方箋はない。リペアやリセールへの参入などを含む根本的なビジネスモデルの改革が必要になるだろう。

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「イッセイ ミヤケ パルファム」がビーガンフレグランスを発売

「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUMS)」は、“ア ドロップドゥ イッセイ オードパルファム エッセンシエール”(30mL、9460円/50mL、1万3970円/90mL、1万8370円)を発売した。「イッセイ ミヤケ」直営店やECサイト、資生堂の総合美容施設「シセイドウ ザ ストア(SHISEIDO THE STORE)」などで取り扱う。

“ア ドロップドゥ イッセイ”シリーズは2021年春に誕生。“ア ドロップドゥ イッセイ オードパルファム”、22年春発売の“ア ドロップドゥ イッセイ オードパルファム フレッシュ”に続き、今年で3作目となる。今回は朝靄(もや)にインスピレーションを受け調香した。

トップノートはみずみずしいグリーン系の香りとふんわりと咲き誇る花々の香り。ミドルノートでは水の中のフローラルな香りへ移り変わり、湿り気を帯びたマグノリアとライラックが混ざり合う。ラストノートとなる旅の終わりは光で包み込むようなムスクで、夜が明けた瞬間の太陽の光のように香り立ち、フィナーレを描く。

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ユナイテッドアローズがESG投資の代表的指数「FTSE Blossom Japan Index」構成銘柄に初選定

ユナイテッドアローズはこのほど、ESG投資の代表的指数である「FTSE Blossom Japan Index」の構成銘柄に初めて選定された。

「FTSE Blossom Japan Index」とは、グローバル インデックスプロバイダーであるFTSE Russellが作成し、環境・社会・ガバナンス(ESG)について優れた対応を行っている企業のパフォーマンスを測定するために設計されたもので、サステナブル投資のファンドや他の金融商品の作成・評価に広く利用されている。

FTSE Russellの評価はコーポレートガバナンス、健康と安全性、腐敗防止、気候変動といった分野について行われており、「FTSE Blossom Japan Index」の構成銘柄である企業は、環境・社会・ガバナンスに関する様々な基準を満たしているとの評価を受けている。

「FTSE Blossom Japan Index」は、世界最大規模の機関投資家であり、日本の公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が採用している6つのESG指数の1つ。今回の選定により、同社はこれらの6つのESG指数のうちの3つ(「FTSE Blossom Japan Index」、「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」、「S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数」)に組み入れられたことになる。

「FTSE Blossom Japan Index」には現在、ファッション・ビューティ関連企業は資生堂、花王、マンダム、ファンケル、コーセー、ポーラ・オルビスホールディングス、ZOZO、セブン&アイ・ホールディングス、阪急阪神ホールディングス、丸井グループ、帝人、東レ、クラレ、旭化成、セイコーエプソン、良品計画、ファーストリテイリング、アシックス、伊藤忠商事ほかがリスト入りしている。

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博報堂と三井物産が折半出資で脱炭素支援の新会社Earth hacks設立 トラウデン直美が推進役に

博報堂と三井物産は折半出資で株式会社Earth hacks(アース ハックス)を5月16日付けで設立した。「Earth hacks」は、2021年11月に博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」と三井物産の共同プロジェクトとしてスタートし、炭素社会を推進するための共創型プラットフォームを運営してきた。新会社の社長には、博報堂で同プロジェクトをリードしてきた関根澄人氏が就任した。

10日には都内で会見を開き、趣旨説明や参画企業の取り組みを紹介した。Earth hacksが標榜するのは「生活者が主体となる取り組み」と関根社長。日本政府が掲げる「2030年度までにCO2eの46%削減」に向けて、「企業が率先して生活者を巻き込み、生活者が自ら考えてアクションを起こす社会作りを推進する」ことを目指す。このため、「デカボスコア」と名付けた指標とマークを開発。CO2e排出量を従来の製品と比較し、削減率を表示することで、生活者が商品やサービスを選択する際の基準として広める。測定は商品やサービスの特性に合わせ、ISOに準拠した複数のカリキュレーターを活用するという。スコアは1年ごとに更新する。「デカボ」は脱炭素化を意味する「Decarbonization」に由来する造語。

現在、トヨタ自動車、日本航空、UCCホールディグスなど70社以上が「デカボスコア」を導入しており、新たに味の素、大日本印刷、ヤフーが加わる。ヤフーは自社の通販サイト内に、デカボスコア付きの商品を購入できるモールを新設する計画だ。

また、トラウデン直美をチーフ・デカボ・オフィサー(CDO)に任命し、「デカボスコア」の認知拡大を目指す。トラウデンは会見に、製造過程で出た端材で作られたTシャツを着て登場し「これはデカボ51%オフ」などと紹介。「デカボスコア」浸透のアイデアを求められると、アワードの設立などをあげて「私は使い心地が良いなど、買って使った“後”にも関心があるので、そういったことを含めてアイデアを出したい」と意気込みを語った。

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H&M財団がイノベーション・アワードの受賞者を発表 食品廃棄物を活用した新素材や次世代染料など

H&Mへネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)の創業家一族による非営利財団、H&Mファウンデーション(H&M Foundation)はこのほど、第7回目を迎えたイノベーション・アワード「グローバル・チェンジ・アワード(Global Change Award以下、GCA)2023」の受賞者を発表した。例年5組だった受賞者数を今年は10組に拡大し、受賞者にはそれぞれ20万ユーロ(3000万円相当)、合計200万ユーロ(3億円相当)を贈呈した。

受賞者には、アイデアのスケール化に向けてH&M財団とアクセンチュア、KTH王立工科大学(KTH Royal Institute of Technology)、ミルズ・ファブリカ(The Mills Fabrica)による1年間のコーチングを提供するほか、ネットワーク構築などを支援する。

クリスティアン・ドルヴァ(Christiane Dolva)=H&M財団ストラテジー・リードは、「今年の受賞アイデアには多様なソリューションがある。これらをスケールできれば、包括的な変革が必要な業界に大きな影響を与えられると信じている。受賞者と協力しながら、これらのイノベーションを加速させていくのが楽しみだ」とコメントした。

受賞者は下記の通り。

銅鉄の200倍の強度で軽量な生分解性素材

イギリスのナノルーム(NANOLOOM)は、グラフェンを元にした高性能かつ生分解性のあるテキスタイルを開発し、海洋汚染の原因となっているマイクロプラスチック問題にアプローチする。グラフェンは、銅鉄の200倍の強度を持ちながら軽量で柔軟な特性がある。ナノルームのヴィクトリア・マタチンスキー(Victoria Mataczynski)最高経営責任者は、「来年には、生産体制を拡大して商品化を目指す。実現に向け、パートナー企業の協力を得て最も効率的な素材の選定を進めたい」と話す。

バイオベースのポリウレタン

イギリスを拠点とするアルグリーン(ALGREEN)は、天然素材由来のポリウレタンを開発した。石油由来のポリウレタンの代替え素材として、靴のフォームや接着剤、コーティング剤を生成できる。

食品廃棄物を活用した生分解性ポリエステル

カナダのオルトテックス(ALT TEX)は、世界のフードロス問題に着目し食品廃棄物を原料に活用した生分解性ポリエステルを開発した。食品廃棄物を3つのステップで発酵させてポリマー化したのちに、溶かして糸にする。

水汚染を防ぐ次世代の染料


インドのケー・ビー・コールズ・サイエンス(KBCOLS SCIENCES)は、生きた微生物を活用した新しい染料を開発した。従来の合成物由来の染色の代替として、水質汚染を軽減させることが期待できる。

海藻由来の繊維で地元の雇用機会も創出

ブラジルのサイコラボ(PHYCOLABS)は、海藻を繊維に加工する技術を開発した。海藻は大量の炭素を吸収する環境面でのメリットがある。加えて、使用する海藻はブラジルの海岸沿いに住む農家から仕入れることで、トレーサブルかつ地元の雇用機会創出にもつなげるスキームを提案した。

農業廃棄物をバイオベースの合成樹脂に


ケニアのリスレッド・アフリカ(RETHREAD AFRICA)は、砂糖キビやトウモロコシの生産過程から出る農業廃棄物をバイオベースの合成樹脂に変え、生分解性のある繊維を製造する。繊維は、石油由来の素材と同等の品質を維持できるという。

染料のリサイクルを可能に

イギリスのダイリサイクル(DYERECYCLE)は、これまで技術的に困難だった染料のリサイクルを可能にした。有害物質の使用と発生を最小限に抑える「グリーンケミストリー」と呼ばれる工程で、廃棄された布から色素を抽出し、新しい染料に再生する。

高速で衣類を分類 リサイクルの障壁を軽減

アメリカのリファイバード(REFIBERD)は、AIとロボット工学を利用して衣服の組成を検出し、高い精度で素早い素材分類ができる仕組みを開発した。これにより、衣類のリサイクル過程で障壁となっていた分類工程を簡素化できる。

ポリウレタンも分解 繊維循環に貢献


アメリカのテレフォーム(TEREFORM)は、ポリウレタンのようなリサイクルが難しい素材を含む繊維を完全に分解し、新たな素材に組み替える技術を開発。繊維を酸化させることで、ポリエステルをベースとした素材を完全に分解・再構築することができ、布地から布地へのリサイクルを実現する。

無駄のない効率的なデザインを可能に


アメリカのSXDは、衣服の製作の過程で発生する残布を軽減させるため、AI技術を活用し無駄のない効率的なデザインを可能にするプラットフォームを開発した。デザインデータと生地情報をもとに、生地をミリ単位で使用する最も効率的なデザインを生成する。

「グローバル・チェンジ・アワード」は2015年に始動。ファッション業界の変革を促すイノベーションを発掘し産業レベルへのスケール化を支援する。受賞アイデアは、地球環境にプラスの影響をもたらす「リジェネレート(再生)」、循環型につながる「リパーパス(再利用)」、誰も考えついたことのない「リイマジン(新たに想像する)」の3つのカテゴリーで評価する。

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義足のアーティスト片山真里が「セルジオ ロッシ」のハイヒールを履いて見た景色

片山真里 プロフィール

(かたやま・まり):1987 年群馬県出身。2012 年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。自らの身体を模した 手縫いのオブジェ、ペインティング、コラージュのほか、それらの作品を用いて細部まで演出を施したセルフポートレイトなど、多彩な作品を制作。アーティストとしての活動に留まらず、歌手、モデル、講演、執筆など、幅広く活動している。主な展示に2019 年「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ」(ヴェネチア、イタリア)、「Broken Heart」(White Rainbow, ロンドン, イギリス)、2017 年「無垢と経験の写真 日本の新進作家 vol.14」(東京都写真美術館、 東京、日本)、2016 年「六本木クロッシング 2016 展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、東京、日本)、 2013 年「あいちトリエンナーレ 2013」(納屋橋会場、愛知、日本)など。主な出版物に2019 年「GIFT」 United Vagabondsがある。2019 年第35回写真の町東川賞新人作家賞、2020年第45回木村伊兵衛写真賞を受賞。主なコレクション先に、テート・モダン(ロンドン、イギリス)、森美術館(東京、日本)、東京都写真美術館(東京、日本)など。

片山真里は9歳から両足を義足で歩くアーティストだ。国際的にも高く評価されている作品発表と並行して、2011年からは「ハイヒールを自由に選択できる一つ」とすべく、義足を製作し、街を歩き、ステージに立つ “ハイヒール・プロジェク”を続けている。「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」はこのプロジェクトに賛同し、22年から参画。日伊で対話と試行錯誤を重ね、同年10月に一足のハイヒールにたどり着いた。片山と靴の職人たちが探した“美”とは? 6月に東京で開かれた片山の個展会場で話を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):“ハイヒール・プロジェクト”を始めたきっかけは?

片山真里(以下、片山):美大の学費を稼ぐためにしていた夜の仕事でした。周囲には体のことを伝えず、接客をしたり、歌ったりしていたけど、あるとき酔っ払いのお客さんに「ハイヒール履いていない女は、女じゃない!」とお酒をかけられて。よくある一コマかもだけど、すごく悔しくて。ふとステージでモデルを務めていた母のことを思い出しました。

子供の頃、当時の私はまだ足はあったけど、先天性の奇形で足裏が湾曲し地面に付かず、骨がどんどん曲がってきちゃう病気で、矯正用のブーツを履いていました。ある時、母のステージ写真を見つけて「綺麗な靴を履いてドレスを着てママ、素敵!」と言ったことがある。そしたら次の日には写真と、おまけに下駄箱のハイヒールが全部片付けられていた。母の靴に足を入れて「ママの靴が履けた!」と見せ、母は笑ってくれたけどなぜだか罪悪感をおぼえたことも。おちゃらけすら、母を傷つけてしまう。シングルマザーの母は、娘の足について「自分に原因があるんじゃないか」という思いをずっと抱えて生きてきたと、今、自分も母になってわかります。

WWD:それがハイヒールとの関係の始まり?

片山:そうです。だから、母を悲しませないために、ハイヒールという希望は心の中に封印しちゃった。だけど酔っ払いにお酒をかけられたことで「その思い出、君ずっと隠し持っているでしょ?」と秘密を見透かされた気がしたんですよ。悔しさと、自分の心に気づいちゃった気持ちとでいても立ってもいられず、そのまま朝方、店から義足の病院へ向かい、担当の義肢装具士さんに「今一番高くハイヒールが履ける義足部品を取り寄せて!」と伝えた。答えは「あるけど、保険適応外だからアメリカ製を自腹で買わなきゃいけないよ」。2足で60万円、取り寄せて買いました。

ただ、義足は届いたけど、合う靴がなかった。「シンデレラシューズを探すんだ!」ってワクワクしながら靴コーナーに向かうけど、全然ない。やっと見つけても、義足が強すぎるから数歩歩くと壊れて、靴から指が出ちゃったりね。私には足首のクッションがないから、道具として強くなりすぎてしまう。

WWD:それはハードな経験ですね。

片山:そんなとき、大学の先生が「あなたのやっていることは、れっきとしたアートプロジェクトだからきちんと発表しなさい」とアドバイスをくれた。そこから靴の学校や専門家、足や障害者リハビリの専門家のもとへ学びに行き、コミュニティがどんどん広がりました。障害者用の病院に行ったのは、子供のとき以来です。筋トレをして、丈の長い服を着れば義足であることを誰にも気づかれず、歩いてこられたから。コミュニティに入ったことで、色々な問題に切実に向き合っている人たちと出会いました。

WWD:例えば?

片山:障害者が日本の社会福祉制度でどのような扱いを受けているのか、自分は気にしないように生きてきたけど、「障害者と装い」の研究をしている先生からは「『50年前と今では状況は変わっていない。障害者がこの世に生きているだけで100点満点だから、なぜ装いなんて贅沢なものを望むの?それ以上何を望むの?』と言われるのが日本社会。そういう状況が今も変わらない」と教えてもらった。装いはリハビリや障害者支援には含まれていないのです。

実際私も、義足の肌色をピンクや黄色、赤に塗るだけでも福祉対象としては「ダメ」だと言う自治体がある。色が変わることでなんの不利益もないのに、ダメである理由の説明もない。「あなたたちは税金のサポートもあり生活しているのだから、贅沢を言ってはいけない」。そんな無言の圧力が日々降り注いでくる。たとえば左足の高性能の義足は、国では(福祉の申請が)下りるけど、県はNG。高性能な方が安全で、それにより私は三脚を使った撮影、つまり仕事や育児ができていると主張しても、窓口の人に「そんなに危険と隣り合わせの仕事と、安全性とどちらを取るんですか?育児は審査の中には入りません」と言われる。よく聞く「生きがいのある仕事」を障害者が求めたら、この回答です。これは今年4月の話です。

WWD:10年前の話かと思ったら、最近ですか。私なら喧嘩しそうになります。

片山:私の母は役所といつも喧嘩をしていました。“人権”を言葉で理解したつもりになっているだけで、発言と行動と伴っていないシーンにはよく出会います。装い支援の人や障害者当事者の人たちは、同じ問題を共有していると思う。それでも、当事者たちが「わかる!」と愚痴を言っているだけでは絶対に変わらない。当事者の意見として発言しちゃうと、そこで終わってしまう。

「セルジオ ロッシ」のチームと目指した、美とは

WWD:なぜ女性はハイヒールを履きたいのだろう?

片山:私は、単純にハイヒールを履いた時の足の形に惹かれます。つま先にツンっと力が入り、踵がクッっとなる、あの形です。自分の足はコッペパンみたいにツルツルでぺたんこ。ミケランジェロは「人間が作ったものの中で最高傑作は足だ!」って言っており、私も「だよね!」と思う。足は人間の体の中で骨の数が多いんですよ。そのたくさんの骨が重なり合って入り組んで作られる、美しい形と美しい動き。それが、ハイヒールを履いているときに強調されます。これは私のすごくフェティッシュなところですね(笑)。

WWD:ハイヒール談義は「男性の目を意識してか否か」という話になりがちだけど、それとは別に造形美としてのハイヒールの美しさもある、と。

片山:私は人間の体の美しさが本当に好きです。ハイヒールを通した人間の体の、最高傑作の濃縮された一滴が、足だと感じる。作品を入れる額縁の装飾に貝殻をよく使うのは、貝殻が黄金比でできているから。人間は黄金比に触れたとき、「美しい」と思うらしいですね。生き物全てに、その黄金比がある。身体のバランスにコンプレックスを抱く人は多いけど、全体像を見るとそれが正しくて整っている。だから、そもそも生きているだけで美しい。

美しくないものもアートだ、と言われるけど、私は美しいものを作りたいし、見たい、信じたい。体から、足から続くハイヒールには、体そのものを見ている気にさせられる。それがハイヒールに対する自分の中の「美しいものが好き」と言う感情です。

WWD:「セルジオ ロッシ」のチームと目指した、美とはなんですか?

片山:プロジェクトに入る前、撮影用にパンプスを借りました。「オズの魔法使い」の銀色の靴をイメージしてね。それが届いた時、パンプスを触っただけで「これは足だ!自分が欲しかった足だ!」と思いました。足が入ってないパンプスなのに。「いい足ですね!」と、造形美の中に人間の体の美しさを感じました。セルジオ・ロッシさんの言葉に「靴は女性の脚の完璧な延長である」 という言葉があり、私も「そうだね!」と思った。だから「この人たちに靴を作ってもらったら、もしかしたら、自分がずっと欲しいと思っていた美しい足をゲットできるかもしれない」と思った。そういう希望と期待で十分でした。

WWD:十分?今までは妥協した回答しか、人から得なかったから?

片山:そうです。「福祉×アート」や「福祉×ファッション」がなぜこれまでは表層的な関わりしかできなかったのか。それは、やればやるほど技術的な問題やライセンの問題が出てくるからです。靴を履くための義足の部品のような専門的な話になると途端に難しくなる。

どんな美を求めたか、何を目指していったか、その答えは、福祉とデザインチームとの間で共通言語を探って作っていく行為の中にありました。たとえば義足的には、接地面積や並行であること、部品とハイヒールがしっかり一体化し、遊びが無いようにすることなどが大切。「セルジオ ロッシ」チームは美しいデザインに対する妥協がない。間に入る「セルジオ ロッシ」の日本のスタッフが日本語とイタリア語の翻訳を介して双方のニュアンスを理解し、伝える。すごいことです。その対話を経て、美しいものができるのですよね。

WWD:ヒールの高さを決めたのは誰ですか?

「セルジオ ロッシ」スタッフ:インハウスのデザインチーム のひとりシモーネ(Simone)です。高さは11センチで傾斜が7.7センチ。ヒールとプラットフォームとボディのバランスと、アイコン的な彫刻的なヒール、「大胆でアクティブな女性にはいてほしい」というコンセプトからこうなりました。

リップやハイヒールがなぜ必要なんだろう?

WWD:ハイヒールを手にして、何を手に入れましたか?

片山:(プロトタイプを)受け取った途端、「私の足だ!」と思った。不思議です。靴に入るのは義足なのに、入っている足が想像できる。だから、「美しくて惚れ惚れする…」ではなくて、「すぐに履いて歩いて撮影したい!」となりました。「セルジオ ロッシ」のファクトリーで職人の女性がこの靴を縫っている光景を見たときに、「“ハイヒール・プロジェクト”がみなのプロジェクトになった」という思いがこみ上げてきたんですね。だから靴が自分の手元にやってきたら「次は私の仕事、撮影だ」となった。

WWD:プロジェクトの入り口では“怒り”が大きかった。でも、写真作品からはそれがあまり感じられない。

片山:悔しさは生きる原動力にはなるけど、きっかけに過ぎず、完成にたどり着くまでには過程がある。私は、浮かんだキーワードを頭の中の宝箱に入れいきます。キラキラ輝く瞬間は、悔しさの中にさえあるんですよ。それをなるべく綺麗な状態で宝箱に入れて、「制作しよう」となったら開く。すると美しく並んだ要素が見えてくる。

自分のために始めたハイヒール・プロジェクトでしたが、その過程で多くの人と出会ううちにハイヒールでステージに立ち、「もっと社会に出よう、恋をしよう、人と出会おう」というメッセージを伝えたり、「靴一足で自尊心やプライドが保たれる。“人間的な生活”ができるのになぜ認めてくれないの?」と話をしたりすることが目標になってゆきました。

WWD:リップを塗ったりハイヒールを履いたり、ドレスを着たり…。こういった行為はなんで幸せなのだろう?

片山:今の自分が一番好きだったり、鏡を見て「自分、可愛いじゃん!」と思ったり。その気持ちを一番引き出してくれるからじゃないかな。

若い頃は、リップやネイルやウィッグは自分を曝け出さないための“鎧” だった。振り返ってみてもそれは間違ったことではないと思う。でも今はシンプルに“自分が心地良くなるため”かな。自分で選ぶ選択肢ができた今は、ハイヒールを「嫌だな」と思えば履かなくていいし、戦うために自分が必要なら、もしくは気分を上げたいなら履いたらいい。理由はなんでもいい。選べること、それ自体が重要なのです。

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義足のアーティスト片山真里が「セルジオ ロッシ」のハイヒールを履いて見た景色

片山真里 プロフィール

(かたやま・まり):1987 年群馬県出身。2012 年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。自らの身体を模した 手縫いのオブジェ、ペインティング、コラージュのほか、それらの作品を用いて細部まで演出を施したセルフポートレイトなど、多彩な作品を制作。アーティストとしての活動に留まらず、歌手、モデル、講演、執筆など、幅広く活動している。主な展示に2019 年「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ」(ヴェネチア、イタリア)、「Broken Heart」(White Rainbow, ロンドン, イギリス)、2017 年「無垢と経験の写真 日本の新進作家 vol.14」(東京都写真美術館、 東京、日本)、2016 年「六本木クロッシング 2016 展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、東京、日本)、 2013 年「あいちトリエンナーレ 2013」(納屋橋会場、愛知、日本)など。主な出版物に2019 年「GIFT」 United Vagabondsがある。2019 年第35回写真の町東川賞新人作家賞、2020年第45回木村伊兵衛写真賞を受賞。主なコレクション先に、テート・モダン(ロンドン、イギリス)、森美術館(東京、日本)、東京都写真美術館(東京、日本)など。

片山真里は9歳から両足を義足で歩くアーティストだ。国際的にも高く評価されている作品発表と並行して、2011年からは「ハイヒールを自由に選択できる一つ」とすべく、義足を製作し、街を歩き、ステージに立つ “ハイヒール・プロジェク”を続けている。「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」はこのプロジェクトに賛同し、22年から参画。日伊で対話と試行錯誤を重ね、同年10月に一足のハイヒールにたどり着いた。片山と靴の職人たちが探した“美”とは? 6月に東京で開かれた片山の個展会場で話を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):“ハイヒール・プロジェクト”を始めたきっかけは?

片山真里(以下、片山):美大の学費を稼ぐためにしていた夜の仕事でした。周囲には体のことを伝えず、接客をしたり、歌ったりしていたけど、あるとき酔っ払いのお客さんに「ハイヒール履いていない女は、女じゃない!」とお酒をかけられて。よくある一コマかもだけど、すごく悔しくて。ふとステージでモデルを務めていた母のことを思い出しました。

子供の頃、当時の私はまだ足はあったけど、先天性の奇形で足裏が湾曲し地面に付かず、骨がどんどん曲がってきちゃう病気で、矯正用のブーツを履いていました。ある時、母のステージ写真を見つけて「綺麗な靴を履いてドレスを着てママ、素敵!」と言ったことがある。そしたら次の日には写真と、おまけに下駄箱のハイヒールが全部片付けられていた。母の靴に足を入れて「ママの靴が履けた!」と見せ、母は笑ってくれたけどなぜだか罪悪感をおぼえたことも。おちゃらけすら、母を傷つけてしまう。シングルマザーの母は、娘の足について「自分に原因があるんじゃないか」という思いをずっと抱えて生きてきたと、今、自分も母になってわかります。

WWD:それがハイヒールとの関係の始まり?

片山:そうです。だから、母を悲しませないために、ハイヒールという希望は心の中に封印しちゃった。だけど酔っ払いにお酒をかけられたことで「その思い出、君ずっと隠し持っているでしょ?」と秘密を見透かされた気がしたんですよ。悔しさと、自分の心に気づいちゃった気持ちとでいても立ってもいられず、そのまま朝方、店から義足の病院へ向かい、担当の義肢装具士さんに「今一番高くハイヒールが履ける義足部品を取り寄せて!」と伝えた。答えは「あるけど、保険適応外だからアメリカ製を自腹で買わなきゃいけないよ」。2足で60万円、取り寄せて買いました。

ただ、義足は届いたけど、合う靴がなかった。「シンデレラシューズを探すんだ!」ってワクワクしながら靴コーナーに向かうけど、全然ない。やっと見つけても、義足が強すぎるから数歩歩くと壊れて、靴から指が出ちゃったりね。私には足首のクッションがないから、道具として強くなりすぎてしまう。

WWD:それはハードな経験ですね。

片山:そんなとき、大学の先生が「あなたのやっていることは、れっきとしたアートプロジェクトだからきちんと発表しなさい」とアドバイスをくれた。そこから靴の学校や専門家、足や障害者リハビリの専門家のもとへ学びに行き、コミュニティがどんどん広がりました。障害者用の病院に行ったのは、子供のとき以来です。筋トレをして、丈の長い服を着れば義足であることを誰にも気づかれず、歩いてこられたから。コミュニティに入ったことで、色々な問題に切実に向き合っている人たちと出会いました。

WWD:例えば?

片山:障害者が日本の社会福祉制度でどのような扱いを受けているのか、自分は気にしないように生きてきたけど、「障害者と装い」の研究をしている先生からは「『50年前と今では状況は変わっていない。障害者がこの世に生きているだけで100点満点だから、なぜ装いなんて贅沢なものを望むの?それ以上何を望むの?』と言われるのが日本社会。そういう状況が今も変わらない」と教えてもらった。装いはリハビリや障害者支援には含まれていないのです。

実際私も、義足の肌色をピンクや黄色、赤に塗るだけでも福祉対象としては「ダメ」だと言う自治体がある。色が変わることでなんの不利益もないのに、ダメである理由の説明もない。「あなたたちは税金のサポートもあり生活しているのだから、贅沢を言ってはいけない」。そんな無言の圧力が日々降り注いでくる。たとえば左足の高性能の義足は、国では(福祉の申請が)下りるけど、県はNG。高性能な方が安全で、それにより私は三脚を使った撮影、つまり仕事や育児ができていると主張しても、窓口の人に「そんなに危険と隣り合わせの仕事と、安全性とどちらを取るんですか?育児は審査の中には入りません」と言われる。よく聞く「生きがいのある仕事」を障害者が求めたら、この回答です。これは今年4月の話です。

WWD:10年前の話かと思ったら、最近ですか。私なら喧嘩しそうになります。

片山:私の母は役所といつも喧嘩をしていました。“人権”を言葉で理解したつもりになっているだけで、発言と行動と伴っていないシーンにはよく出会います。装い支援の人や障害者当事者の人たちは、同じ問題を共有していると思う。それでも、当事者たちが「わかる!」と愚痴を言っているだけでは絶対に変わらない。当事者の意見として発言しちゃうと、そこで終わってしまう。

「セルジオ ロッシ」のチームと目指した、美とは

WWD:なぜ女性はハイヒールを履きたいのだろう?

片山:私は、単純にハイヒールを履いた時の足の形に惹かれます。つま先にツンっと力が入り、踵がクッっとなる、あの形です。自分の足はコッペパンみたいにツルツルでぺたんこ。ミケランジェロは「人間が作ったものの中で最高傑作は足だ!」って言っており、私も「だよね!」と思う。足は人間の体の中で骨の数が多いんですよ。そのたくさんの骨が重なり合って入り組んで作られる、美しい形と美しい動き。それが、ハイヒールを履いているときに強調されます。これは私のすごくフェティッシュなところですね(笑)。

WWD:ハイヒール談義は「男性の目を意識してか否か」という話になりがちだけど、それとは別に造形美としてのハイヒールの美しさもある、と。

片山:私は人間の体の美しさが本当に好きです。ハイヒールを通した人間の体の、最高傑作の濃縮された一滴が、足だと感じる。作品を入れる額縁の装飾に貝殻をよく使うのは、貝殻が黄金比でできているから。人間は黄金比に触れたとき、「美しい」と思うらしいですね。生き物全てに、その黄金比がある。身体のバランスにコンプレックスを抱く人は多いけど、全体像を見るとそれが正しくて整っている。だから、そもそも生きているだけで美しい。

美しくないものもアートだ、と言われるけど、私は美しいものを作りたいし、見たい、信じたい。体から、足から続くハイヒールには、体そのものを見ている気にさせられる。それがハイヒールに対する自分の中の「美しいものが好き」と言う感情です。

WWD:「セルジオ ロッシ」のチームと目指した、美とはなんですか?

片山:プロジェクトに入る前、撮影用にパンプスを借りました。「オズの魔法使い」の銀色の靴をイメージしてね。それが届いた時、パンプスを触っただけで「これは足だ!自分が欲しかった足だ!」と思いました。足が入ってないパンプスなのに。「いい足ですね!」と、造形美の中に人間の体の美しさを感じました。セルジオ・ロッシさんの言葉に「靴は女性の脚の完璧な延長である」 という言葉があり、私も「そうだね!」と思った。だから「この人たちに靴を作ってもらったら、もしかしたら、自分がずっと欲しいと思っていた美しい足をゲットできるかもしれない」と思った。そういう希望と期待で十分でした。

WWD:十分?今までは妥協した回答しか、人から得なかったから?

片山:そうです。「福祉×アート」や「福祉×ファッション」がなぜこれまでは表層的な関わりしかできなかったのか。それは、やればやるほど技術的な問題やライセンの問題が出てくるからです。靴を履くための義足の部品のような専門的な話になると途端に難しくなる。

どんな美を求めたか、何を目指していったか、その答えは、福祉とデザインチームとの間で共通言語を探って作っていく行為の中にありました。たとえば義足的には、接地面積や並行であること、部品とハイヒールがしっかり一体化し、遊びが無いようにすることなどが大切。「セルジオ ロッシ」チームは美しいデザインに対する妥協がない。間に入る「セルジオ ロッシ」の日本のスタッフが日本語とイタリア語の翻訳を介して双方のニュアンスを理解し、伝える。すごいことです。その対話を経て、美しいものができるのですよね。

WWD:ヒールの高さを決めたのは誰ですか?

「セルジオ ロッシ」スタッフ:インハウスのデザインチーム のひとりシモーネ(Simone)です。高さは11センチで傾斜が7.7センチ。ヒールとプラットフォームとボディのバランスと、アイコン的な彫刻的なヒール、「大胆でアクティブな女性にはいてほしい」というコンセプトからこうなりました。

リップやハイヒールがなぜ必要なんだろう?

WWD:ハイヒールを手にして、何を手に入れましたか?

片山:(プロトタイプを)受け取った途端、「私の足だ!」と思った。不思議です。靴に入るのは義足なのに、入っている足が想像できる。だから、「美しくて惚れ惚れする…」ではなくて、「すぐに履いて歩いて撮影したい!」となりました。「セルジオ ロッシ」のファクトリーで職人の女性がこの靴を縫っている光景を見たときに、「“ハイヒール・プロジェクト”がみなのプロジェクトになった」という思いがこみ上げてきたんですね。だから靴が自分の手元にやってきたら「次は私の仕事、撮影だ」となった。

WWD:プロジェクトの入り口では“怒り”が大きかった。でも、写真作品からはそれがあまり感じられない。

片山:悔しさは生きる原動力にはなるけど、きっかけに過ぎず、完成にたどり着くまでには過程がある。私は、浮かんだキーワードを頭の中の宝箱に入れいきます。キラキラ輝く瞬間は、悔しさの中にさえあるんですよ。それをなるべく綺麗な状態で宝箱に入れて、「制作しよう」となったら開く。すると美しく並んだ要素が見えてくる。

自分のために始めたハイヒール・プロジェクトでしたが、その過程で多くの人と出会ううちにハイヒールでステージに立ち、「もっと社会に出よう、恋をしよう、人と出会おう」というメッセージを伝えたり、「靴一足で自尊心やプライドが保たれる。“人間的な生活”ができるのになぜ認めてくれないの?」と話をしたりすることが目標になってゆきました。

WWD:リップを塗ったりハイヒールを履いたり、ドレスを着たり…。こういった行為はなんで幸せなのだろう?

片山:今の自分が一番好きだったり、鏡を見て「自分、可愛いじゃん!」と思ったり。その気持ちを一番引き出してくれるからじゃないかな。

若い頃は、リップやネイルやウィッグは自分を曝け出さないための“鎧” だった。振り返ってみてもそれは間違ったことではないと思う。でも今はシンプルに“自分が心地良くなるため”かな。自分で選ぶ選択肢ができた今は、ハイヒールを「嫌だな」と思えば履かなくていいし、戦うために自分が必要なら、もしくは気分を上げたいなら履いたらいい。理由はなんでもいい。選べること、それ自体が重要なのです。

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とんねるずの木梨憲武がマッシュホールディングスの「ウェルネスデザイナー」に

とんねるずの木梨憲武氏がこのほど、マッシュホールディングス(HD)の「ウェルネスデザイナー」に就任した。

木梨氏は絵画、映像、オブジェなどの創作活動に意欲的なことでも知られる。これまでには個展での募金活動やチャリティーオークションへの出品、パラリンピアンとのコラボ、絵画を通じた子供たちへの啓蒙活動などを実施してきた。マッシュHDも被災地復興支援として宮城県女川町に公園を贈呈するなど、社会貢献に積極的なことから協業に至った。

協業の狙いについては、「ライフスタイルや発信している考え方、アートを通じた社会への貢献など、木梨さんは生き方そのものが『ウェルネスデザイン』」(同社)であり、「多くの方にポジティブな形で認知されている木梨さんの力を借り、マッシュグループの活動を、これまで届けられなかった方々に届けたい」(近藤広幸社長)としている。木梨氏の今後の活動については、同社の特設サイトで創作活動の進捗やお披露目の予定、イベントの告知などを行う。

マッシュHD本社を見学
社員と交流、ユーチューブも収録

5月22日に東京・麹町のマッシュHD本社で就任式を実施した。木梨氏は社内見学での後、デザイナーとのミーティングにも参加するなど交流を深め、「社員の皆さんが元気に楽しく働かれていて、『ウェルネスデザイナー』としてお声がけいただけて光栄」とコメント。「まずは皆さんと仲良くなって、これからお役に立てるようがんばっていきたい」と話す。同社のユーチューブチャンネルでは同社社員から木梨氏へのQ&Aを収録。「かっこいい大人になるためには?」「人生で一番笑顔になる瞬間は?」などの質問を投げ掛けた。

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JSFAが温室効果ガス排出量スコープ3の算定事例集を公開

ファッション産業の企業連携プラットホーム、ジャパンサステナブルファッションアライアンス(JAPAN SUSTAINABLE FASHION ALLIANCE 以下、JSFA) は、JSFA会員企業の事例・知見を取りまとめた「温室効果ガス排出量スコープ3算定事例集」を一般公開した。

設立から3期目を迎えるJSFAは2050年を目標に「カーボンニュートラル」と「適量生産・適量購入・循環利用によるファッションロスゼロ」を掲げており、同事例集はこれからスコープ3の算定を始める事業者や算定途中の事業者をアシストするのが目的。会員内に留めず一般公開することでファッション産業全体のサステナブル推進の一助とするのが狙い。JSFAの公式ページからダウンロードができる。

「用語集」「事例集」「FAQ」で構成し、「FAQ」はたとえば「排出量の算出はどのような期間で行うのが一般的か?」と言った基本的な内容から、「糸売り、生地売り、OEM生産品などは一般消費者にわたっていないため計算を省けるか」など実際に取り組み始めることでぶつかるリアルな疑問、環境省が公開している資料の見方・活用方法など細やかなアドバイスが公開されている。

JSFAは設立から3期目を迎える。共同代表は2期から引き続きのJEPLAN(ジェ プラン)、アダストリアに加え、3期からは帝人フロンティアが就任した。会員企業数は、現在正会員23社、賛助会員36社となっている。

30日には第3回総会と記者会見を開き、活動と今後の方針を報告。共同代表の一人、高尾正樹JEPLAN社長は「土台固めから目標達成のための具体的な取り組みへの移行期にある。会員企業が増えている分、向かうべき座標にズレが生じないよう、効率的かつ効果的な道筋を描く」とし、2つの目標に加えて今後は「人権」を議論するとした。先行している「カーボンニュートラル」については、「簡易」「緻密」に分けたロードマップを披露。まずは2024年7月末までに全会員企業の「簡易」の算定を完了する計画だ。

JSFAには「政策提言」「技術開発のための環境整備」「生活者などとのコミュニケーション」など複数の委員会があり、活発な議論がなされている。その中で、商業施設に向けた再エネ切り替え提案や、品質や回収方法などに関わる表示のルール化の検討、反毛の活用などが議論に上がっている。「温室効果ガス排出量スコープ3算定事例集」もこの委員会の活動として進めた。

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コーセー「雪肌精」がアップサイクルした服を販売 アダストリア傘下のアパレルブランド「オー・ゼロ・ユー」と藍師・染師集団と協業 

コーセーのグローバルブランド「雪肌精(SEKKISEI)」は、アダストリアグループのEC専業ブランド「オー・ゼロ・ユー(O0U)」と藍師・染師の集団BUAISOU(ブアイソウ)と協業し、衣類を藍染でアップサイクルするプロジェクトを始動する。同プロジェクトは今年15年目を迎えるコーセーの環境保全活動「セーブ ザ ブルー(SAVE THE BLUE)」の一環。アップサイクルした服は7月1日からコーセーのコンセプトストア、メゾンコーセー(MAISON KOSE)銀座で展示し、抽選販売を行う。

「セーブ ザ ブルー アップサイクル プロジェクト」は、「オー・ゼロ・ユー」の汚れがついた商品や試着用サンプルなど販売できない衣類をBUAISOUが藍染でアップサイクルし、「雪肌精」が販売する。

環境省によると、日本の衣料廃棄物は年間50万トンを超えると推計。コーセーは「1枚の衣類を長く大切に着ることができるようになれば、ゴミを減らすことができる。(今回のプロジェクトは)温暖化防止のためにできる重要なアクションの一つだ」とコメントを寄せた。

「オー・ゼロ・ユー」は、アダストリアが2020年に設立した子会社アドアーリンクが展開するD2Cブランド。長く愛用できるデザインを軸に、土壌分解性の高い天然素材を採用するなど環境に配慮した素材や製造技術にこだわったライフスタイルアイテムをECで展開する。

BUAISOUは、阿波藍の産地として知られる上板町を拠点に藍の栽培から染料となる蒅(すくも)作り、染色、製作までを一貫して行う。蒅に木灰汁、ふすま、貝灰を混ぜて発酵させる伝統技法の“地獄建て”による藍染め液は、深くさえた藍色を表現でき、色移りしにくい特徴を持つ。

セーブ ザ ブルーは、09年から自然保護活動に寄附する支援活動や、地球の環境保全に対する関心を高め、理解を深める啓発活動に取り組んでいる。これまで、対象商品の売り上げに応じてサンゴの保全活動を支援しており、14年間の活動で延べ面積1億1858万9237cm2のサンゴを移植している。

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コーセー「雪肌精」がアップサイクルした服を販売 アダストリア傘下のアパレルブランド「オー・ゼロ・ユー」と藍師・染師集団と協業 

コーセーのグローバルブランド「雪肌精(SEKKISEI)」は、アダストリアグループのEC専業ブランド「オー・ゼロ・ユー(O0U)」と藍師・染師の集団BUAISOU(ブアイソウ)と協業し、衣類を藍染でアップサイクルするプロジェクトを始動する。同プロジェクトは今年15年目を迎えるコーセーの環境保全活動「セーブ ザ ブルー(SAVE THE BLUE)」の一環。アップサイクルした服は7月1日からコーセーのコンセプトストア、メゾンコーセー(MAISON KOSE)銀座で展示し、抽選販売を行う。

「セーブ ザ ブルー アップサイクル プロジェクト」は、「オー・ゼロ・ユー」の汚れがついた商品や試着用サンプルなど販売できない衣類をBUAISOUが藍染でアップサイクルし、「雪肌精」が販売する。

環境省によると、日本の衣料廃棄物は年間50万トンを超えると推計。コーセーは「1枚の衣類を長く大切に着ることができるようになれば、ゴミを減らすことができる。(今回のプロジェクトは)温暖化防止のためにできる重要なアクションの一つだ」とコメントを寄せた。

「オー・ゼロ・ユー」は、アダストリアが2020年に設立した子会社アドアーリンクが展開するD2Cブランド。長く愛用できるデザインを軸に、土壌分解性の高い天然素材を採用するなど環境に配慮した素材や製造技術にこだわったライフスタイルアイテムをECで展開する。

BUAISOUは、阿波藍の産地として知られる上板町を拠点に藍の栽培から染料となる蒅(すくも)作り、染色、製作までを一貫して行う。蒅に木灰汁、ふすま、貝灰を混ぜて発酵させる伝統技法の“地獄建て”による藍染め液は、深くさえた藍色を表現でき、色移りしにくい特徴を持つ。

セーブ ザ ブルーは、09年から自然保護活動に寄附する支援活動や、地球の環境保全に対する関心を高め、理解を深める啓発活動に取り組んでいる。これまで、対象商品の売り上げに応じてサンゴの保全活動を支援しており、14年間の活動で延べ面積1億1858万9237cm2のサンゴを移植している。

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ジュンがスタッフの制服やサブスク後の古着をリメイク・販売 「リアッシュ」スタート

ジュンは2023-24年秋冬から、サブスクリプションサービスへの提供や店舗スタッフの制服など、使用後の再販や再利用が難しい古着をリメイクし販売するプロジェクト「リアッシュ(RE H)」をスタートする。

ものづくりを担う各ブランドのプロダクトチームの有志社員5人が「“新しいもの を世に生み出す”ことが当たり前であるこの業界において、環境への課題に向き合い、今あるものを無駄にせず、そして循環させるため」に立ち上げた。古着をもとに、各々の趣味嗜好やインスピレーションをもとに作り上げたアイテムを、シーズンごとに小規模のコレクションとして発表する。

ジュングループは福利厚生の一環で、入社3年目までのスタッフに担当ブランドの服を制服として支給している。コロナ下の2020年に、ブランドのスタイリングを学ぶことを主な目的にスタートしたもので、着用後の服は年間500着を回収している。またエアークローゼットとの協業で行っているサブスクリプションのレンタル商品は、エアークローゼットが買い取る以外のアイテムは倉庫で眠っているのが現状だった。「リアッシュ」はこれらのアイテムを活用し、第1弾は13型をオンラインで販売する。

リメイクは、京都を拠点に中古品アパレル事業を展開するヒューマンフォーラムと協業。ジュンがデザインを提案し、同社がリメイクを行う。ヒューマンフォーラムは「USEDを拡張する」をコンセプトに、世界各国の古着や、自社スタジオでのオリジナルリメイクを販売するアパレルショップを展開している。

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スパイバーが目指す「究極の循環型アパレルエコシステム」、ゴールドウインとパンゲアが参画

スパイバー(Spiber)は、衣料品や農業残渣などの廃棄物を原料に人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン(Brewed Protein)」を生産する仕組み「バイオスフィア・サーキュレーション(生物圏循環)」の研究開発を進めている。これは、バイオベースで生分解性の繊維や、サトウキビのバガスやトウモロコシの茎葉などの農業廃棄物などこれまでゴミとされてきたものを資源として最大限活用して「ブリュード・プロテイン」素材に再生するもの。現在、「ブリュード・プロテイン」の原料はサトウキビやトウモロコシの可食部で、生産のための土地が必要なうえ、食糧生産とバッティングしておりバージン素材ともいえる。それが、廃棄物を原料に生産できるとなれば、循環型の廃棄ゼロ社会を実現する「究極のアパレル型エコシステム」ともいえる。そのために必要な技術の確立、製品設計ガイドラインの作成、インフラ構築などに向けて取り組んでいる。

スパイバーはこのほど、このプロジェクトにゴールドウインと欧米拠点の「パンゲア(PANGAIA)」が参画すると発表した。両社ともすでにスパイバーと協働する企業で、循環可能な包括的な製品設計ガイドライン開発に向けたサポートを行う。

ゴールドウインとは微生物が栄養素として分解できるかなどの課題を検知するために試験的なプロダクトを制作。タグにはオーガニックコットンを、縫製糸にはセルロースベースの糸を用いた。今回の試作で多くの示唆や情報を得ることができたというが、今後、完全な循環性に向けてさらに精査を進める。例えば、染料などの加工材料の分解性やセルロースベースにしたときの縫製糸の強度などだ。

なおこのデモプロダクトは、6月26~28日まで英国ロンドンで開催された持続可能なソリューションを提供するアパレル素材の見本市「フューチャー ファブリック エクスポ(Future Fabrics Expo)」内の革新的な素材をフィーチャーした「イノベーションハブ(Innovation Hub)」ブースで展示された。

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ローラからの進捗報告 “作りたくても素材は限られている。その中で挑戦すると決めているの”

ローラ プロフィール

16歳でモデルデビュー。ハーフモデルとして独自のアイデンティティーをもち、その愛くるしいキャラクターと個性溢れるスタイルで国内外を問わず活躍。多くのファッション誌の表紙を飾り、さまざまな表情でファンを楽しませている。2016年には米映画製作プロデューサーの目にとまり、映画「バイオハザードⅥ:ザ・ファイナル」(16年12月23日公開)の女戦士役に抜擢されハリウッド映画デビューを果たす。20年に「Essentials for a good life」をスローガンに掲げたライフスタイルブランド「ステュディオ アール スリーサーティー」を立ち上げ活動している。

ローラが自身のライフスタイルブランド「ステュディオ アール スリーサーティー(STUDIO R330)」を始動して2年半が経過した。環境再生型農業によるデニムや受注生産の採用などその取り組みは至極真面目で先進的だ。日進月歩のサステナビリティについて、今のローラに見えている世界とは?「マックス マーラ(MAXMARA)」2024年リゾートコレクションのためにスウェーデンを訪れた彼女を現地でキャッチして近況を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):1年半前でのインタビューでは、サステナビリティに関する学びやリサーチを1日数時間行なっていると話していたが、この1年半で何を進化させた?

ローラ:この1年は特にベトナムのデニム工場サイテックス(SAITEX)との話し合いの中で学ぶことが多かったかな。今回、デニム素材に初めてサイテックスの”リジェネラティブコットンデニム”を採用してプレミアムなラインを作ったの。これまで作ってきたトップスと合うように、ブーツカットと少しワイドで切りっぱなしのデザインをね。

WWD:”リジェネラティブコットンデニム”つまり環境再生型農業は、農地そのものを健全に保つ手法で、今注目を集めている。理解するには学びが必要だったのでは。

ローラ:勉強すればするほど深くなってゆく。不耕起栽培で土地も健康になり、循環がしっかり回ることが理想だけど、本当に深くて。それはエコに関する他のことも同じ。例えばオーガニックコットンを目指す農家さんがいて、90%実現しても10%できていなかったらオーガニックとはうたえない。私は最初から100%パーフェクトでなくていいと思うから、そういう農家の人も応援したい。

WWD:認証の有無ではなく、対話をして本気だとわかったらサポートしてゆく姿勢ですね。それにしても少し前まで服を作る人が綿花の作り方まで考えることはなかった。ローラさんにとってはそれも含めてデザイン?

ローラ:そうだね。ベーシックなアイテムをエコな素材で作れたらいいな、といつも思っている。だけど農地の土を含めて環境に優しい生地はまだすごく少なくて、作りたいものがあっても素材は限られている。その中でチャレンジしようと決めているの。

WWD:「ステュディオ アール スリーサーティー」はベーシックなアイテムが多いから一見すると変わらないけど、使用する素材は進化しているのですね。メーンは、オーガニックコットン、リサイクルポリエステル、ウール。

ローラ:リサイクルポリエステルは今回は、ペットボトルからリサイクルした生地を使ってトラウザーを作った。

WWD:繊維由来のリサイクルペットボトルは使っていない?

ローラ:それもすごいいいことだけど、まだ値段が高くて、量も多く使わないといけないから今回はペットボトル由来にしたの。リサイクルウールのコートも作りたかったけど、同じ理由で断念。作る量はたくさんではなく、ほど良い数にしたいから。

リサイクル素材は再生するまでのプロセスが多いから当然価格が上がるでしょ?それなら、ヴァージンウールの方が良いのかな?とか今のベストを常に探している感じ。断念することが多い中でなんとか見つけてやっている。リサイクルでなくてもノンミュールジングウールなら、羊に痛みを与えない形で作られているし、ウールは天然繊維だから海に流れても大丈夫だしとか、一つ一つがすごく深いの。エコの価値、リサイクルの大切さがもっと広がったら変わると思う。

「ステュディオ アール スリーサーティー」は“タイムレスとエコの2つのエネルギーが同時に入った服”

WWD:知らないと選べないことだらけですね。バングラディシュの縫製工場が崩落し多くの方が亡くなったラナプラザの事故から10年。ファッションの世界は良くなっていると思う?

ローラ:あの事故は私も本当にショックで今も覚えている。あれから10年だ……。どうかな、時間はかかっていると思うけど、少しずつ良くなっているかな。私は私ができる形でバランス良くやっているけれど、世界にも少しずつサステナブルやエコの話題が多くなっていると思う。紙ストローにするとか、マイカップを持つとか、物をたくさん持ちすぎない大切さだとかね。

WWD:「ステュディオ アール スリーサーティー」はどんな女性に支持されている?

ローラ:年齢は関係なく様々な女性にタイムレスに着て欲しいと思っていて、共感してくれる人が買ってくれていると思う。エコな服って見つけるのが大変。だから自分で作ろうと思ったのだけど、これをきっかけにエコな服という選択肢があることを知った方も多いのかな、と思う。

WWD:アイロン不要のシャツはいいアイデアですね。"アイロンが面倒で結局着ない服”はタイムレスじゃないから、毎日着ることを考えたデザインは大事だと思う。

ローラ:あのシャツは、オーガニックコットン自体が柔らかいから、アイロンをたくさん使うより、生地の良さが生かされると思ったのもあるの。タイムレスとエコの2つのエネルギーが同時に入った服をデザインチームと考えるのは楽しい。大変だけど少しずつやっている。

WWD:以前、食やアロマなどライフスタイルにも関心があると話していて、実際アロマテラピー検定の1級を取得したとか。他に今、学んでいることは?

ローラ:今は禅について学んでいる。茶道も好きだから千利休さんについて学んだりね。エコは心ともつながっていて、心に余裕がなければ、家に物が溜まっちゃう。「部屋の汚れは心の汚れ」は本当だと思う。エコは自分磨きとつながっているね。

WWD:本質的ですね。

ローラ:ヨガもそう。自分のこと、食、世界のことまでつながっているから楽しくて、学びながら行動している感じかも。

WWD:スウェーデン滞在は楽しんでいますか?

ローラ:このサステナブルの国に前から本当に来たかったから嬉しい。空港に降りてすぐ色々な物が目に入ってきた。子供達の遊具が木で作られていて自然を大切にしていることが感じられたり、お手洗いに使い捨ての紙ではなく繰り返し使えるタオルが置かれていて使い捨てを減らしていこうと言う意識が感じられたり。

WWD:ゴミ箱の分別が細かいですよね。「生ゴミ」「分けられない」という分類まである。

ローラ:それいいよね。30%分解性はどっちだろう?とかゴミって時々難しいから。

WWD:ストックホルムに来た理由である「マックスマーラ」は70年続くブランド。ブランドのクリエイティブ・ディレクターとして長く続けることについて、想いはあるのでは?

ローラ:これだけの長い歴史があり、ベーシックで色々なものに合わせられるタイムレスなデザイン、それが「マックスマーラ」の美しいところだな、といつも思う。色もベーシックカラーが多くて好きな世界観。タイムレスであることもサステナブルにつながると思う。

WWD:タイムレスでい続けるって難しいことで、どこか進化し続けることも必要。

ローラ:そうだね、でもどうだろう。ものを大切にする日本の文化では漆の器は1000年以上持つと言われていて、これは飽きるものではない。だから人それぞれの見方かな、と思う。何年も前に買った大好きなドレスはいつ着ても飽きない。物に対して自分がどう思うか、が進化することも大切。何が程よいバランスなのか常に考えている。

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ローラ プロフィール

16歳でモデルデビュー。ハーフモデルとして独自のアイデンティティーをもち、その愛くるしいキャラクターと個性溢れるスタイルで国内外を問わず活躍。多くのファッション誌の表紙を飾り、さまざまな表情でファンを楽しませている。2016年には米映画製作プロデューサーの目にとまり、映画「バイオハザードⅥ:ザ・ファイナル」(16年12月23日公開)の女戦士役に抜擢されハリウッド映画デビューを果たす。20年に「Essentials for a good life」をスローガンに掲げたライフスタイルブランド「ステュディオ アール スリーサーティー」を立ち上げ活動している。

ローラが自身のライフスタイルブランド「ステュディオ アール スリーサーティー(STUDIO R330)」を始動して2年半が経過した。環境再生型農業によるデニムや受注生産の採用などその取り組みは至極真面目で先進的だ。日進月歩のサステナビリティについて、今のローラに見えている世界とは?「マックス マーラ(MAXMARA)」2024年リゾートコレクションのためにスウェーデンを訪れた彼女を現地でキャッチして近況を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):1年半前でのインタビューでは、サステナビリティに関する学びやリサーチを1日数時間行なっていると話していたが、この1年半で何を進化させた?

ローラ:この1年は特にベトナムのデニム工場サイテックス(SAITEX)との話し合いの中で学ぶことが多かったかな。今回、デニム素材に初めてサイテックスの”リジェネラティブコットンデニム”を採用してプレミアムなラインを作ったの。これまで作ってきたトップスと合うように、ブーツカットと少しワイドで切りっぱなしのデザインをね。

WWD:”リジェネラティブコットンデニム”つまり環境再生型農業は、農地そのものを健全に保つ手法で、今注目を集めている。理解するには学びが必要だったのでは。

ローラ:勉強すればするほど深くなってゆく。不耕起栽培で土地も健康になり、循環がしっかり回ることが理想だけど、本当に深くて。それはエコに関する他のことも同じ。例えばオーガニックコットンを目指す農家さんがいて、90%実現しても10%できていなかったらオーガニックとはうたえない。私は最初から100%パーフェクトでなくていいと思うから、そういう農家の人も応援したい。

WWD:認証の有無ではなく、対話をして本気だとわかったらサポートしてゆく姿勢ですね。それにしても少し前まで服を作る人が綿花の作り方まで考えることはなかった。ローラさんにとってはそれも含めてデザイン?

ローラ:そうだね。ベーシックなアイテムをエコな素材で作れたらいいな、といつも思っている。だけど農地の土を含めて環境に優しい生地はまだすごく少なくて、作りたいものがあっても素材は限られている。その中でチャレンジしようと決めているの。

WWD:「ステュディオ アール スリーサーティー」はベーシックなアイテムが多いから一見すると変わらないけど、使用する素材は進化しているのですね。メーンは、オーガニックコットン、リサイクルポリエステル、ウール。

ローラ:リサイクルポリエステルは今回は、ペットボトルからリサイクルした生地を使ってトラウザーを作った。

WWD:繊維由来のリサイクルペットボトルは使っていない?

ローラ:それもすごいいいことだけど、まだ値段が高くて、量も多く使わないといけないから今回はペットボトル由来にしたの。リサイクルウールのコートも作りたかったけど、同じ理由で断念。作る量はたくさんではなく、ほど良い数にしたいから。

リサイクル素材は再生するまでのプロセスが多いから当然価格が上がるでしょ?それなら、ヴァージンウールの方が良いのかな?とか今のベストを常に探している感じ。断念することが多い中でなんとか見つけてやっている。リサイクルでなくてもノンミュールジングウールなら、羊に痛みを与えない形で作られているし、ウールは天然繊維だから海に流れても大丈夫だしとか、一つ一つがすごく深いの。エコの価値、リサイクルの大切さがもっと広がったら変わると思う。

「ステュディオ アール スリーサーティー」は“タイムレスとエコの2つのエネルギーが同時に入った服”

WWD:知らないと選べないことだらけですね。バングラディシュの縫製工場が崩落し多くの方が亡くなったラナプラザの事故から10年。ファッションの世界は良くなっていると思う?

ローラ:あの事故は私も本当にショックで今も覚えている。あれから10年だ……。どうかな、時間はかかっていると思うけど、少しずつ良くなっているかな。私は私ができる形でバランス良くやっているけれど、世界にも少しずつサステナブルやエコの話題が多くなっていると思う。紙ストローにするとか、マイカップを持つとか、物をたくさん持ちすぎない大切さだとかね。

WWD:「ステュディオ アール スリーサーティー」はどんな女性に支持されている?

ローラ:年齢は関係なく様々な女性にタイムレスに着て欲しいと思っていて、共感してくれる人が買ってくれていると思う。エコな服って見つけるのが大変。だから自分で作ろうと思ったのだけど、これをきっかけにエコな服という選択肢があることを知った方も多いのかな、と思う。

WWD:アイロン不要のシャツはいいアイデアですね。"アイロンが面倒で結局着ない服”はタイムレスじゃないから、毎日着ることを考えたデザインは大事だと思う。

ローラ:あのシャツは、オーガニックコットン自体が柔らかいから、アイロンをたくさん使うより、生地の良さが生かされると思ったのもあるの。タイムレスとエコの2つのエネルギーが同時に入った服をデザインチームと考えるのは楽しい。大変だけど少しずつやっている。

WWD:以前、食やアロマなどライフスタイルにも関心があると話していて、実際アロマテラピー検定の1級を取得したとか。他に今、学んでいることは?

ローラ:今は禅について学んでいる。茶道も好きだから千利休さんについて学んだりね。エコは心ともつながっていて、心に余裕がなければ、家に物が溜まっちゃう。「部屋の汚れは心の汚れ」は本当だと思う。エコは自分磨きとつながっているね。

WWD:本質的ですね。

ローラ:ヨガもそう。自分のこと、食、世界のことまでつながっているから楽しくて、学びながら行動している感じかも。

WWD:スウェーデン滞在は楽しんでいますか?

ローラ:このサステナブルの国に前から本当に来たかったから嬉しい。空港に降りてすぐ色々な物が目に入ってきた。子供達の遊具が木で作られていて自然を大切にしていることが感じられたり、お手洗いに使い捨ての紙ではなく繰り返し使えるタオルが置かれていて使い捨てを減らしていこうと言う意識が感じられたり。

WWD:ゴミ箱の分別が細かいですよね。「生ゴミ」「分けられない」という分類まである。

ローラ:それいいよね。30%分解性はどっちだろう?とかゴミって時々難しいから。

WWD:ストックホルムに来た理由である「マックスマーラ」は70年続くブランド。ブランドのクリエイティブ・ディレクターとして長く続けることについて、想いはあるのでは?

ローラ:これだけの長い歴史があり、ベーシックで色々なものに合わせられるタイムレスなデザイン、それが「マックスマーラ」の美しいところだな、といつも思う。色もベーシックカラーが多くて好きな世界観。タイムレスであることもサステナブルにつながると思う。

WWD:タイムレスでい続けるって難しいことで、どこか進化し続けることも必要。

ローラ:そうだね、でもどうだろう。ものを大切にする日本の文化では漆の器は1000年以上持つと言われていて、これは飽きるものではない。だから人それぞれの見方かな、と思う。何年も前に買った大好きなドレスはいつ着ても飽きない。物に対して自分がどう思うか、が進化することも大切。何が程よいバランスなのか常に考えている。

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【2023年水着】循環型社会目指すキッズ「スピード グリーン」が絵本「くさむら」とコラボ

ゴールドウインが手掛ける循環型社会の実現を目指すキッズライン「スピード グリーン(SPEEDO GREEN)」は、絵本作家の田島征三による代表作「くさむら」と協業アイテムを発売する。

田島とのコラボレーションのきっかけは、社員とバッタ好きの娘が図書館で田島の絵本「とべバッタ」と出合ったこと。その後「くさむら」を読み、子どもたちの豊かな想像力やワクワクを体験できる環境に感銘を受け、オファー。田島が大切にする環境への配慮や次世代育成に対する考えと「スピード グリーン」のコンセプトにある“原体験”といった点に共感を得たという。

「くさむら」は草むらに入ったボールの目線で、色彩豊かに描いた作品。「草むらに投げられたボールは子どもたちの気持ちそのもので、子どもたちの目には草むらがこんな風にカラフルに躍動的に映っているんだと感じ、この絵本柄の水着を着て水と遊んだら、たとえそこがベランダの小さなプールだとしても、草むらを走り抜けながら水と遊んでいる、そんな気持ちになってもらえることを期待して企画した」(ゴールドウイン)。

絵本の中のさまざまなシーンを切り取りプリントした水着やラッシュガード(7480〜8800円)、Tシャツ、バッグ(4620円)といった全8アイテムをそろえる。ウエアのサイズは全て90〜120cm。7月1日に、「プレイアースキッズ(PLAY EARTH KIDS)恵比寿ガーデンプレイス店で先行発売する。また発売に先駆けて、田島とのトークショーやワークショップも開催を予定している。

今年3月にスイムウエアブランド「スピード」から立ち上げた「スピード グリーン」は、UVカット機能を備えた環境配慮素材や残反を利用したアイテムなどをそろえ、循環型社会の実現を目指したキッズカテゴリー。ゴールドウインは「プレイ アース」というコンセプトのもと、世界へ挑戦する子どもたちの夢の支援や子どもたちの可能性を引き出し、美しい未来を形づくるためのひらめきと機会の提供を目的にさまざまな活動を行う次世代育成を行っており、「スピード グリーン」はその一環としてスタートした。

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【2023年水着】循環型社会目指すキッズ「スピード グリーン」が絵本「くさむら」とコラボ

ゴールドウインが手掛ける循環型社会の実現を目指すキッズライン「スピード グリーン(SPEEDO GREEN)」は、絵本作家の田島征三による代表作「くさむら」と協業アイテムを発売する。

田島とのコラボレーションのきっかけは、社員とバッタ好きの娘が図書館で田島の絵本「とべバッタ」と出合ったこと。その後「くさむら」を読み、子どもたちの豊かな想像力やワクワクを体験できる環境に感銘を受け、オファー。田島が大切にする環境への配慮や次世代育成に対する考えと「スピード グリーン」のコンセプトにある“原体験”といった点に共感を得たという。

「くさむら」は草むらに入ったボールの目線で、色彩豊かに描いた作品。「草むらに投げられたボールは子どもたちの気持ちそのもので、子どもたちの目には草むらがこんな風にカラフルに躍動的に映っているんだと感じ、この絵本柄の水着を着て水と遊んだら、たとえそこがベランダの小さなプールだとしても、草むらを走り抜けながら水と遊んでいる、そんな気持ちになってもらえることを期待して企画した」(ゴールドウイン)。

絵本の中のさまざまなシーンを切り取りプリントした水着やラッシュガード(7480〜8800円)、Tシャツ、バッグ(4620円)といった全8アイテムをそろえる。ウエアのサイズは全て90〜120cm。7月1日に、「プレイアースキッズ(PLAY EARTH KIDS)恵比寿ガーデンプレイス店で先行発売する。また発売に先駆けて、田島とのトークショーやワークショップも開催を予定している。

今年3月にスイムウエアブランド「スピード」から立ち上げた「スピード グリーン」は、UVカット機能を備えた環境配慮素材や残反を利用したアイテムなどをそろえ、循環型社会の実現を目指したキッズカテゴリー。ゴールドウインは「プレイ アース」というコンセプトのもと、世界へ挑戦する子どもたちの夢の支援や子どもたちの可能性を引き出し、美しい未来を形づくるためのひらめきと機会の提供を目的にさまざまな活動を行う次世代育成を行っており、「スピード グリーン」はその一環としてスタートした。

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「ママベビー」がBコープ認証取得 国内ベビー・キッズカテゴリーで初

プチフィロゾフが展開するオーガニックブランド「ママベビー(MAMMABABY)」はこのほど、「Bコーポレーション(以下、Bコープ)認証」を取得した。国内のベビー・キッズカテゴリーで初となる。

「ママベビー」は、医療機関向け製薬会社発のブランドとして1944年に誕生。新生児から大人まで使えるスキンケアやボディーケア、ヘアケアなどをラインアップする。

「子どもたちの感性や知性を育み、地球の未来へつなぎたい」という信念から、「本当の持続可能性とは」という問いに向き合う企業として「第三者の視点を組み込むことが次のステージへ進むためのより良いきっかけになる」と考え、2020年にBコープ認証の取得に乗り出した。

これまで、環境再生型農業や廃棄容器ゼロを目指すゼロウェイストチャレンジ、環境負荷や物流コストを低減する集団One Party Logisticsの物流システムを日本で初めて採用するなどのアクションを起こし、21年にはカーボンニュートラルを実現した。公式サイト内でサステナビリティのページを設け、環境活動に対する考え方やこれまでの取り組み、今後の目標などを具体的な数字と共に公開している。

1年半に及んだ審査期間では、「新しい気づきを得ながら、一つ一つの項目に対して社員やステークホルダーと議論と検討を重ね『私たちが大切にしたい持続可能性とは』という問いに対しての道筋がより明確になった」という。地域社会に根付いた環境再生型農業の取り組みなど「環境・コミュニティ・ユーザー」では高い評価を得られた一方で、「ガバナンス・ワーカーズ」の分野では多くの学びを得た。さらに知性や感性を磨くための費用をサポートする新制度を導入するなど新しい取り組みを始めている。

今回、加点とならなかった項目は新たなアクションを決定し、公式サイトでBコープ認証取得の活動詳細とともに順次公開していく。今後は、2030年までにカーボンインセットによるカーボンニュートラルの実現を目指す。

「Bコープ認証」は、米国を拠点とする非営利団体ビーラボ(B LAB)が、営利企業に対して利益と社会的意義を両立させるために設計したもの。透明性・説明責任・持続可能性・社会と環境パフォーマンスの分野において248の評価基準を設定。取得のハードルが高いことでも知られる。

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【募集開始】「サステナビリティ・コネクト」~人、情報、成長に繋がるセミナー&ワークショップ WWDJAPAN EDUCATIONS

2023年7月21日(金)開講
人と繋がり、情報に繋がり、成長に繋げる
サステナビリティはいよいよ実践のときへ

ビジネスにおけるサステナビリティ・シフト、循環型への転換はまさに、実践のときにあります。動き出した人の多くが今抱いている思いはきっと、「なんて⼤変なんだ!」でしょう。企業内のみならず、社会システムや消費者マインドの転換も伴うからです。各企業が進めている実践の多くは、外からは⾒えにくい課題が⼭積みです。すなわち、そこは新しいチャンスの宝庫でもあります。

WWDJAPAN EDUCATIONSでは、2022、2023年の「サステナビリティ・ディレクター養成講座」を経て、知見の獲得から体験と実践の時を迎えたと考えます。最新動向をつかみ、体験を通して、実践につなげることは、社会課題に強い企業やブランドへと成長を遂げるための懸け橋です。

「サステナビリティ・コネクト」と題し、より一層、企業の垣根をこえて、より広く強くつながりを持つための場をご用意しました。「環境」「社会問題」「流通」そして 「LGBTQ+」といった、より広義でのサステナビリティを考え、インプット、アウトプット、コネクション、エクスペリエンスを通して、ファッション業界がサステナビリティにおける先進的な業界になることを目指しましょう。

皆さまのご参加お待ちしております。


定期購読者(スタンダード)割引クーポンはこちら

※ファッション・アパレル関連企業とつながりを持ちたい異業種の方は、上記フォームよりお問い合わせください



—PROGRAM—

■DAY1 7月21日(金)16:00~18:00
店舗から始まる循環ビジネス

「売ったら終わり」は過去の話。リニヤ型から循環型へとビジネスが移行するにあたり、店舗の役割は「売る」だけにはとどまらず広がっています。先進SPA企業が考えるサービスと物づくりにおける、店舗の役割・実践内容を知り、半歩先の未来を描きましょう。

講師:大常寿典/良品計画 産地開発部 素材開発担当課長
PROFILE:1983年生まれ。繊維商社と素材メーカーで製品ODM事業とグローバルSCMを経て、2021年良品計画入社。衣服雑貨部を経て22年9月より現職。無印良品のものづくりの基本となる環境・社会に配慮した素材開発を担当。産地へ自ら出向いて創業当時からの理念を守りながら、機能性衣料など新たな開発にも挑戦。また衣服回収とアップサイクル事業の「ReMUJI」の主幹部署として各部を巻き込んだESG事業を推進中

阿南理恵/良品計画 広報・IR・ESG推進部 ESG推進課長
PROFILE:1977年生まれ。製薬会社、水インフラ企業の広報・CSRを経て、2021年良品計画入社。ESGのトップランナーを目指して立ち上げ期のESG推進組織に参画。創業からの強みであるESG視点に磨きをかける19の全社横断ESGプロジェクトを起案し、全社委員会(ESG推進委員会)をスタートさせる。情報発信にも力を入れ、会社初の統合報告書「MUJI REPORT」も発行

■DAY2 8月25日(金)12:00~17:00
リサイクルの現場から見る循環ビジネスの課題と可能性

循環ビジネスと切っても切り離せないのがリサイクルです。百聞は一見にしかず。同回は日本を代表するリサイクルセンターの現場を視察し、不要となった衣料品の現状やそこから見える資源循環ビジネスの課題と可能性について理解を深めます。


講師:藤田修司/ナカノ取締役R部統括

PROFILE:2002年1月入社、1976年生まれ。所属団体:日本古着リサイクル輸出組合 理事、日本古着リサイクル輸出組合 広報委員会委員長、関東故繊維協会所属、秦野市伊勢原市環境事業協同組合 副理事長、全国ウエイスト組合連合会神奈川ウエイスト組合員、神奈川県資源回収商業協同組合 金融委員会、横浜市資源リサイクル事業協同組合 広報委員会、東京都リサイクル事業協会 監事、繊維リサイクル技術研究会 会員、テキスタイルアップサイクルプラットフォーム 会員、CSR&コンプライアンスフォーラム 会員

※ナカノ株式会社 エコムナ横浜工場での視察となります
※都内発着にて送迎いたします

■DAY3 9月15日(金)16:00~18:00
サステナビリティ視点でのサプライチェーン改革

アパレル業界は今、サプライチェーンの抜本的な見直しを迫られています。具体的には、環境負荷の低減、トレーサビリティの担保、人権デューデリジェンスの実施、物流網の最適化、地政学リスク対応など、考慮すべき視点は多岐に渡ります。これらを踏まえたサプライチェーン改革のポイントを、グローバル視点と豊富なデータを持つ講師が解説します。あなたは自社製品を誰がどこでどのような環境で作っているか知っていますか?


講師:福田稔/経営戦略コンサルタント

PROFILE:慶應義塾大学商学部卒、欧州IESEビジネススクール経営学修士(MBA)、米国ノースウェスタン大学ケロッグビジネススクールMBA exchange program修了。
電通国際情報サービス、ローランド・ベルガーにて経営コンサルティングに従事。主に、アパレル、化粧品、ラグジュアリー、小売、食品・飲料、インターネットサービスなどのライフスタイル領域を中心に、グリーントランスフォーメーション、DX、グローバル戦略策定などさまざまなコンサルティングを手がける。
経済産業省「繊維製品における資源循環システム検討会」委員、「ファッション未来研究会」副座長委員、「ファッションローWG副座長」委員など政策支援経験も豊富。
近著に『2030年アパレルの未来 日本企業が半分になる日』(東洋経済新報社)

■DAY4 10月27日(金)16:00~18:00
「 レスポンシブル・カンパニー」の先駆者、パタゴニアに学ぶファッションの未来

サステナビリティに取り組むのは何のため?そのビジョンを今一度強固なものとするため「 レスポンシブル・カンパニー」の先駆者であるパタゴニアのキーパーソンが世界情勢を踏まえて現状と課題を解説。そこにはファッションビジネスのこれから詰まっています。


講師:篠健司/パタゴニア日本支社 環境社会部 ブランド・レスポンシビリティ・マネージャー

PROFILE:米アウトドア企業、パタゴニアの日本支社において、事業を通じて環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑えるため、望ましい再エネや物品・サービスの調達の推進、製品寿命時の循環リサイクル・プログラムの構築などを担当。パタゴニア創業者が共同設立した1% for the Planetの日本窓口、アウトドア環境保護基金を運営する一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパン監事、公益社団法人日本自然保護協会理事などを務める

■EXTAR 10月下旬~11月下旬 土曜日開催
オーガニックコットンの原料生産の現場体験をしよう!
渡良瀬エコビレッジ内、ORGABITSの畑を使用してコットンの収穫を体験

協力:豊島株式会社 渡良瀬エコビレッジ
※希望制となります
※別途、参加費を徴収させていただきます
※都内発着にて送迎いたします

■DAY5 12月8日(金)16:00~18:00
LGBTQ+の理解を深める

サステナビリティ×ファッションは大きく分けて「地球環境」と「人権・社会」の2つが関係してきます。ここでは後者の「人権・社会」、中でもジェンダーやセクシャリティの違い、LGBTQ+について理解を深めます。ファッションは本来、「皆違って、皆良い」から輝くもの。ジェンダーやセクシャリティの違いは、体型、年齢、肌の色などと同じく一つの個性であり、輝きの源です。LGBTQ+当事者でもある講師が自身の体験を踏まえ、企業が「LGBTQ+」の理解を深めるためのアドバイスや実践例をお伝えします。


講師:松中権/認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表/プライドハウス東京 アドバイザー・理事/公益社団法人Marrriage for All Japan -結婚の自由をすべての人に 理事/一般社団法人 金沢レインボープライド 共同代表/一般社団法人work with Pride 代表

PROFILE:1976年、金沢市生まれ。一橋大学法学部卒業後、電通に入社。海外研修制度で米国ニューヨークのNPO関連事業に携わった経験をもとに、2010年、NPO法人を仲間たちと設立。2016年、第7回若者力大賞「ユースリーダー賞」受賞。2017年6月末に16年間勤めた電通を退社し、二足のわらじからNPO専任代表に。LGBTと社会をつなぐ場づくりを中心とした活動に加え、全国のLGBTQ+のポートレートをLeslie Keeが撮影する「OUT IN JAPAN」や、2020年を起点としたプロジェクト「プライドハウス東京」等に取り組む。一般財団法人mudef理事も務める。NHKドキュメンタリー『カラフルファミリー』が話題に

■DAY6 1月中旬~2月上旬(決定次第お知らせいたします)
行政に聞く2024年の指針

行政の取り組みは企業の指針を決定する上で、とても重要です。行政がどのような取り組みを今後描いているのか、聴講するだけでなく企業側からもリクエストできるディスカッション形式で開催します。

講師:決定次第お知らせいたします

※講義内容は予告なく変更される場合がございます


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※ファッション・アパレル関連企業とつながりを持ちたい異業種の方は、上記フォームよりお問い合わせください



■促進と創造のためのプラットフォーム

継続したコミュニケーションをとるためのツールとプラットフォームをご用意しています

「サステナビリティ・コネクト」3つのポイント

1.Weekly・Digital
「WWDJAPAN Weekly」では、世界を取材対象に、業界の課題やそこから見えるビジョンを定義。さらにウェブでは、タイムリーに知るべき情報を届けます
2.Seminar・Discussion
各回テーマを設け、前半はゲストを招へいし必要な情報をインプット。
後半は、その課題について徹底的にディスカッションをします。企業の垣根をこえた様々な視点での話し合いは、サステナビリティとビジネスの両輪を回すためには不可欠です
3.Group Chat
「サステナ・コネクト」のSlackを開設します。「WWDJAPAN」の記者たちが、最新の情報を共有するほか、ご参加の皆さまの交流や意見交換など、コミュニケーションにご活用ください


■こんな人におすすめ

・ファッション業界でサステナビリティ領域に従事する担当者
・企業やブランドの事業推進の担当者
・CSRや経営理念を考え、実践する担当者
・ファッション業界でのサステナビリティ担当者とつながりを持ちたい異業種の人

■開催方法

都内会場
※オンラインでの全受講はございません

■参加料

・一般132,000円(WWDJAPAN年間定期購読付き)
・定期購読者99,000円

※ファッション、アパレル関連企業とつながりを持ちたい異業種の方はご案内が異なります。ご希望の方はお問い合わせください
※価格は税込です
※定期購読は紙版か電子版を選択できます

■募集人数

30名
※受講者だけのslackコミュニティ参加権限

■期間

2023年7月21日(金)~2024年1月中旬

■開催時間

16:00~18:00(DAY2は12:00~17:00)


定期購読者(スタンダード)割引クーポンはこちら

※ファッション・アパレル関連企業とつながりを持ちたい異業種の方は、上記フォームよりお問い合わせください



<ご注意>
※表示価格は全て1名様分となります。
※割引価格はクーポンをご利用時に適用となります。
※定期購読者で会員登録がお済みでない方はこちらからご登録ください。

【お問い合わせ】
株式会社INFASパブリケーションズ 販売部
https://www.wwdjapan.com/contact/inquiry/

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セレクトショップのイザが移転オープン 商業施設と環境問題の矛盾に切り込む「解体をデザイン」の意図を建築家に聞く

セレクトショップのイザ(IZA)が6月2日、東京旗艦店を拡張移転オープンした。南青山・骨董通りの拡張に伴うもので、移転先は21年8月までユナイテッドアローズ 青山 ウィメンズストアがあった場所だ。一般的に、新店舗は既存店の仕上げを解体して作り直すが、「イザ トウキョウ(IZA TOKYO)」は同ストアの枠組みをそのまま生かした。コンセプトは「解体をデザイン」。白いギャラリーのような内装はよく見ると、異なる質感やトーンの白が重なり、所々に見られる作業を途中で止めたかのような不完全さに人肌を感じる。このユニークな内装について、田中タキ=イザ代表と建築家の小野寺匠吾に聞いた。

工事を控えた今年初めのこと。内装について田中代表から建築家に出されたリクエストは「セレクトしてきたアイテムを美しく展示し、サステナブルを体現する空間」だった。イザは、インディペンデントな企業の代表が自ら世界各国を飛び回り、ラグジュアリーやデザイナーズブランドから集めた美しい服やアクセサリーを扱う店。それらを大切に見せたい、加えてビジネスと両立する “サステナブル”への自分なりの答えを反映したい、そう考えてのリクエストだ。

改装対象の空間は2層で約400㎡、そして居抜き。それに対して小野寺が提出したのはパースや設計図ではなく短い文章だった。「解体をデザイン」と題し、「これからの商業店舗開発をどう考えるか。じっくり解体にこだわることで新しいアプローチを切り開く挑戦」とあった。

小野寺はこれまでに、イザがディストリビューションする「パトゥ(PATOU)」の表参道店の設計などで実績があり信頼もあったというが、それにしても言葉のプレゼンだけから内装プランを選択するのは大きな賭けである。決めた理由について田中代表は「直感だった。以前の自分だったらゼロからピカピカの店を作る方が好きだったけど、今は違う。ゼロからではない、という制約がある方が新しいことをするチャンスだと思った」と振り返る。

内装にアーティスト集団の“視点”を加える

無秩序となりかねない「解体をデザイン」には文脈が必要だ。その役を果たしたのがアーティスト集団アーティファクト(Artifact)だ。普段はそれぞれに作品を作っているアーティストたちが施工チームを結成している。彼らは「解体をデザイン」というお題を受け、大いに盛り上がったという。

「解体をデザインすることは解体廃棄が出ないことだったり、解体しないことだったり、解体しながら考えることであったり、解体したら完成している状態も含む行為だと考えた」と小野寺。まるで禅問答だが、それぞれのアーティストには得意な素材があり、じっくり見て触り、壁や床、装飾のガラスブロック、階段、手すりなどそれぞれの材質や役割に合わせて素材の生かし方を決めたと聞けば、それほど突飛なことではない。

色は白に統一しつつ、最終的に採用した素材は6種類。既存の内装を “覆う”ためにグラスファイバーやガーゼと石膏や樹脂系塗料によって独自のマテリアルも開発した。壁面や天井、什器のマテリアルを加工後アップサイクルするケースや、既存を下地として利用して新しい仕上げを施す試みもある。金属などの素材はメッキを剥がし、変質させ、表情豊かな素材として再生し、新たな照明や什器として再構築した。

田中代表からの条件はひとつ、「繊細な服地が床や壁にひっかからないこと」だ。「便利にしすぎると緊張感がなくなるからメリハリは大事。アーティストの皆が勢いがある分、最後まで完成がイメージできなくてヒヤヒヤで、打ち合わせは常に現場だった。最終的に変更してもらったのは階段の材質だけ。私はハイヒールをはくから、ヒールの音がカンカン鳴る材質は避けてもらった」と言う。

廃棄方法もこだわった。工事期間中に排出される廃材のリサイクル率を高く保つため、現場内で排出されたごみを廃プラスチック、石膏ボード、木くず、金属くず、段ボール、混合廃棄物の6 品目に分別。中間処理工場で混合廃棄物の選別作業と、破砕・圧縮といった処理を実施し、廃棄物を減容し運搬効率を上げてリサイクル先へ出荷した。

“とは言え”で止まる、商業施設と環境問題の矛盾

解体は「どこで止めるか」が難しい。天井をよく見ると、ひっかき傷のようなものがところどこにある。これは包帯の留め具やギブスをイメージしてあえて残したものだ。「再利用することを、ギブスのような治具で治療するイメージと重ねた。解体のプロセスが同時に完成につながっていて、それが同時に現状の課題の改善に向かうという状態デザインしている」と小野寺は言う。

建築・内装における環境配慮はその大部分がリサイクル素材の採用など、資材の“置き換え”にとどまり、根本的な取り組みに至っているケースはまだ少ない。小野寺の元に最近は、環境へ配慮した建築設計の依頼が多く入るというが、根本的な発想の転換を提案しても、最終的には“とは言え”で思考停止。表面的な採用に終わることの方が多いという。

プレゼン資料にあった小野寺の言葉が印象的だ。「ファッション業界だけでなく商業界全体が環境負荷などの課題を認識しながらも、今だに新店舗を構える際には大量の廃棄と新素材を使用して煌びやかな世界観を作り込むことが主流になっている。これまでファッションの世界を切り開いてきたアヴァンギャルドなファッションデザイナーたちのように、この新しい『イザ トウキョウ』が次なる商業世界への姿勢を示す一端を担うことを願っている」。

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販売員によるLiveコマース活用術を解説!ファッション&ビューティ「ライブコマース攻略法セミナー(全3回)」開講

消費者とのタッチポイントがオンラインに拡大する中、この数年注目されてきたのがライブコマースです。商品の魅力やブランドの想い、熱気をリアルに伝えられ、ユーザーとの共創まで可能にする、ライブ配信ならではの魅力から導入ブランドが増えています。一方で、思ったような売り上げにつながらないという悩みも聞こえてきます。

本セミナーでは、販売を重視したライブコマースについて、企業、サポート企業、配信者の3視点からお話しします。ライブコマースに留まらないSNSやEC、店舗の全体戦略や、販売員のライブコマース起用と教育方法。売れるライブコマース事例が増えてきた注目プラットフォーム「TikTokライブ」。ライブコマーサーならではの魅力の伝え方まで、具体的な事例とともにお伝えします。すぐに取り入れられるヒントも満載です。


【お申し込みはこちら】



—PROGRAM—

<第1回>7月19日(水)13:30~15:00

◇TikTokライブを使ったライブコマースのすすめ
新客獲得に最適で、すでに売り上げ実績も多く生まれている“TikTokライブコマース”に注目します。SNSやサイトでのライブコマースとは何が違うのか?企業のTikTok運用支援やクリエイター育成事業を行うウルトラソーシャルの高橋亮太CEOを招へいし、TikTokならではの特徴や活用方法、配信内容の設計まで、実践的な内容を解説します。
・TikTokライブコマースの特徴とは?
・実際に大きく売り上げを上げた具体的な事例
・TikTokライブコマースの上手な活用方法


登壇者:高橋 亮太 ULTRA SOCIAL創業者兼CEO
横浜国立大学経営学部卒。米国マーケティング企業を経て、2018年にTikTok for Business Japanの立ち上げから参画。2020年から抖音のクロスボーダー事業責任者として従事した。2022年5月にULTRA SOCIALを創業。

<第2回>7月25日(火)13:30~15:00

◇販売開始15分で完売!クリエイター視点のライブコマース配信術
過去2年間、毎日ライブコマースを配信してきたライブコマーサー・ももち(牛江 桃子)が“ライブ配信”とは違うライブコマースならではの魅力と、売り上げにつなげる技術まで実践的な活用術をレクチャーします。

・インフルエンサーやユーチューバーとは異なる“ライブコマーサー”の役割とは
・売り上げにつなげるための具体的な活用術
・自身のブランド「リル アンビション(Lil Ambition)」のライブコマース活用例

登壇者:ももち(牛江 桃子)
Z世代の女子から支持を得るインフルエンサーで、スタイルアップに特化したアパレルブランド「リル アンビション」やカラコン、青汁、コスメムックブックなどのプロデュースを行う。2022年にタレントマネジメントやライブコマーサーの育成、コンテンツプロデュースなどを手がける次世代タレントエージェンシー、M-YOU(エムユー)株式会社を設立し、代表取締役社長を務める

<第3回>8月1日(火)13:30~15:00

◇ライブコマースとEC・店舗・スタッフの全体戦略
ECや店舗、既存CRMと連携して集客をはかり、売り上げを最大化するためのライブコマースの設計と運営方法をブランドの事例から探ります。また、ライブコマースを配信する店舗やPRスタッフの育成には、どのように取り組んでいるのか。具体的な運営方法に迫ります。

登壇者:決まり次第お知らせいたします。

※内容は予告なく変更となる場合がございます


【お申し込みはこちら】



—INFORMATION—

<開催日時>
2023年7月19日(水)13:30~15:00
2023年7月25日(火)13:30~15:00
2023年8月1日(火)13:30~15:00
※講義時間60分、質疑応答30分となります。

<実施方法>
オンラインセミナー
※講義終了後、一定期間のアーカイブ配信をご案内いたします
※視聴用URLは、受講前日17:00と当日9:00にお申し込み時に入力いただいたメールアドレスにお送りいたします。入力にお間違いないようご確認ください。メールが確認できない場合、迷惑メールフォルダなどもご確認ください

<募集人数>
オンライン:50名
※先着順となります

<受講料>
【一般価格】
(全受講)33,000円(税込)
(選択受講)13,200円(税込)

【定期購読(スタンダードプラン)】 30%OFF
(全受講)23,100円(税込)
(選択受講)9,240円(税込)

【ライトプラン】10%OFF
(全受講)29,700円(税込)
(選択受講)11,880円(税込)

▶割引クーポンはこちら
※WWDJAPAN.com内、マイページのお知らせからクーポンコードをご確認いただけます。

▶複数人購入希望の方はこちらよりお申し込みください。
※複数人同時お申し込みの場合は、Peatixイベントページ(外部サイト)でのお手続きとなります。


【お申し込みはこちら】



<ご注意>
※表示価格は全て1名様分となります。
※割引価格はクーポンをご利用時に適用となります。
※定期購読者で会員登録がお済みでない方はこちらからご登録ください。
※本ページでのお支払いはクレジットカード払いのみとなります。コンビニ払いご希望の方はこちらからお手続きください。
※全受講および第1回選択受講のお申し込みは7月18日(火)12時をもって、第2回および第3回は各講義前日の12時をもって、受け付け終了となります
※領収書はクレジットカードのご利用明細をもって代えさせていただいています。ご了承ください

お問い合わせ
株式会社INFASパブリケーションズ 販売部
https://www.wwdjapan.com/contact/inquiry/

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エストネーション大阪店は“ミュージアム”がコンセプト アート展示やイベントで情緒的価値を提供

サザビーリーグ エストネーションカンパニーは14日、エストネーション大阪店と神戸店を統合し、西の旗艦店として「エストネーション大阪店」をグランフロント大阪南館1階にオープンした。ルクアイーレの大阪店は今年3月、神戸BALにあった神戸店は同5月に閉店。新生・大阪店の売場面積は約990平方メートルで、ルクアイーレ店より2割ほど広く、1.5〜2倍の売り上げをめざす。

店内は、ウイメンズ、メンズ売り場のほか、ニコライバーグマンフラワーズ&デザイン、コスメ、メガネ、生活家電などのライフスタイル雑貨コーナーとインスタレーションスペースで構成。物販だけでなく、アート作品の展示や体験イベントなど情緒的価値やサービスも提供し、顧客が気軽に立ち寄れる空間となっている。加えてメンズのデザイナーズブランドとオーダースーツを中心としたドレスライン、ウイメンズのハイブランドなど、旧店舗では取り扱っていなかった商品が充実しているのも特徴だ。
 グランフロント大阪への移転については、「アートや知識、新しい販売方法の提案という施設コンセプトと、エストネーションがめざす方向性があっていた。世代を超えて買い物や体験を楽しめ、いつも新しい何かが感じられる空間にしていきたい」と、同社旗艦店推進の沓間由美子室長は話す。
 新店の内装は“ミュージアム”がコンセプト。ガラスとステンレスと石を使ったニュートラルで開放感がある空間に、鏡も多用して透明感を出した。エントランス近くのショーケースには、アート作品のようにドレスがディスプレイーされ、奥のスペースでは、カーテン地でアートを表現する「ファブリックスケープ」によるインスタレーションを展開。ギャラリースペースには、大阪の新世界や道頓堀などで撮影したイメージビジュアル写真を展示した。展示作品を紹介する白いプレートが随所に置かれているのも、美術館のようだ。「展示品は、2〜3カ月に1回のペースで入れ替える予定。ローカライズを重視し、大阪・天王寺にあるファブリックスケープのように、大阪でアート活動している方の作品をできるだけ紹介していきたい」(エストネーション広報PR課)。

サステナブル活動に気軽に参加を促す

同店では、サステナブル活動に気軽に楽しく参加できる仕組みづくりにも取り組んでいる。伊藤忠商事が行なう繊維製品回収サービス「ウエア・トゥ・ファッション(WEAR TO FASHION)」の回収ボックスを既存店では後付けで配置するが、同店ではフィッティングルームのスペースを活用し、店舗デザインに組み込んでインスタレーション化した。扉を開けて不用になった衣類をボックスに入れると、回収した衣類が溜まっていくのが外から見える仕掛けになっている。
 さらに、売り場の什器の約9割が、閉店した大阪店と神戸店で使用していたもの。古いソファーなどは化粧直しし、ストックルームのロッカーや棚もほぼ再利用している。「移転オープンするケースは少ないが、今までだったら廃棄して新しいものを作ってしまっていた。エストネーションでは初めての試みになる」(沓間室長)という。同店では今後、サステナブル関連イベントも企画していく予定だ。

大阪店に限らず全店で取り組んでいるのが、使えなくなった洋服のビニールカバーの再利用。回収業者に依頼し、ゴミ袋にリサイクルしたものを購入している。ハンガーもすべて回収し、再利用。「回収した衣類はリセールしたり、再生素材に変えたり。ビニールとハンガーと衣類の3つを回収・再生する取り組みをより進めている」(沓間室長)。

新たな接客販売のスタイルを導入

同店では、SNS時代に対応した新たな接客販売のスタイルを導入する。店内に約10カ所あるフィッティングルームのひとつをガラスで囲った空間にし、接客サービスのオープン化に取り組む。「接客を受けている場面を他人に見せたい」という顧客心理にアプローチする試みだ。従来のような完全クローズの空間ではなく、透明性のある空間で会話は一切聞こえないように配慮しながら、視覚化した接客サービスの体験を提供する。
 バニッシュスタンダードが展開する販売員向けDXアプリ「スタッフスタート」も7月から全店で導入し、販売員のオムニチャネル化に取り組む。すでに大阪店、神戸店の販売員のなかには、インスタグラムの店舗アカウントで人気を集めるスタッフもいて、リアルな関係性ができているという。スタッフスタートの導入により販売員のモチベーションアップや顧客エンゲージメントの向上につなげたい考えだ。

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「メリッサ」×「マーク ジェイコブス」がコラボ サンダルなど3型を発売

「メリッサ(MELISSA)」と「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は、初のコラボレーションアイテムを発売した。ラインアップは、“クロッグ”(3万9600円)、“プラットフォームサンダル”(3万800円)、“スライドサンダル”(2万4200円)の3型。日本では、「メリッサ」公式サイト、全国の「マーク ジェイコブス」店舗と公式サイト、ゾゾタウン(ZOZOTOWN)で取り扱う。

同コレクションは、「マーク ジェイコブス」が手掛けたプレタポルテコレクションのカラーパレットに着想し、各アイテムに同ブランドの特徴的なモノグラムプリントを施した。

“クロッグ”は、最低25%の植物性成分を含む一部サトウキビ由来のバイオベースEVA素材を使用し、軽量で快適に仕上げた。カラーは、ブラック、オフホワイト、ポップなブルー、そしてオリジナルのシルバーをそろえる。

“プラットフォームサンダル”は、100%リサイクル可能なPVC(ポリ塩化ビニル)である「メリッサ」の独自素材“メルフレックス“を採用した。ソールの内側には軽量な素材を内蔵し、インソールはペットボトルをリサイクルした生地で覆った。カラーは、ブラック、オフホワイト、レッド、シルバーを用意する。

「メリッサ」のベストセラーである“スライドサンダル”は、エンボス加工のアッパーに「マーク ジェイコブス」のロゴが入ったモノグラムパターンを施した。“メルフレックス”を使用し、100%バイオベース EVAのソールを採用することで、快適な履き心地を実現した。カラーはブラック、オフホワイト、レッド、ブルーだ。

「メリッサ」は、生産チェーンにおける炭素削減のため、バイオベース素材やリサイクル素材の使用に取り組んでいる。全ての製品はビーガン協会によって商標登録されており、標準的な製造プロセスで廃棄される素材を使用している。また、パッケージも100%リサイクル可能な63%の再生紙と水性接着剤で作っている。

キャンペーンビジュアルでは、モデルのアイリス・ロウ(Iris Law)が「マーク ジェイコブス」の2023年プレフォールコレクションのルックを着用した。また、このコラボレーションを記念して、ニューヨークのガレリア・メリッサ(GALERIA MELISSA)に特別インスタレーションを設置する。

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「ヴィヴィアン・ウエストウッド」と「24ボトルズ」がコラボ タータンチェック柄のクライマボトルを発売

「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」は、イタリアの「24ボトルズ(24BOTTLES)」と協業し、クライマボトルを6月23日に発売する。価格は1万3200円で、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」各店舗と公式オンラインストア、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で購入可能だ。

春夏モデルとなる今回は、ダックエッグブルーの下地にネオンカラー用いた鮮やかな“MacAndyタータンチェック”と、ブランドを象徴するORB(オーブ)モチーフをあしらう。

「24ボトルズ」が設計した再利用可能なステンレススチール製のボトルは、温かいものを約12時間、冷たいものは約24時間、温度を保つことができる。

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AMIAYAと学ぶサステナビリティvol.6 和綿の種蒔きを体験、手をかけて生まれる綿花の貴重さを実感

私たちAMIAYAがリアルな目線でサステナビリティを学ぶ本連載。今回は、繊維商社の豊島のオーガニックコットンプロジェクト「オーガビッツ」の主催で、栃木県にある渡良瀬エコビレッジを訪れ、和綿の種蒔きを体験しました。

渡良瀬エコビレッジは、日本古来の循環型の生活"やまずめぐる"暮らしを目指して、環境保護や里山の再生といった活動および発信をしている場所です。"やまずめぐる"とは、止むことなく廻る、循環するという意味です。日本人が昔から営んできた循環型の生活や環境に負荷を与えない自給自足的な暮らしを体験する場を提供しています。

豊島は渡良瀬エコビレッジの一角で、有機栽培で和綿を栽培する活動を続けています。今回は「オーガビッツ」プロジェクトに参加するみなさんと一緒に、種まきを体験しました。

「久々に触るふかふかで冷んやりした土の感触が気持ち良い」

まずは室内で綿花の基礎知識やオーガニックコットンの普及率について学びました。私たちが普段着用する衣服に使用されるコットンのほとんどが、海外で生産されています。オーガニックコットンの生産量が最も多いのはインドで38%、次いでトルコが24%。日本でも昔は盛んに栽培されていましたが、明治を境に減少し、現在日本のコットンの自給率はほぼ0%だそうです。そんななか、日本固有の綿花の品種である和綿を有機農法で長きに渡り、栽培しているのが渡良瀬エコビレッジなのです。

お天気に恵まれた5月初旬。真っ青に透き通った空、一面畑や緑に囲まれて、空の青と豊かな緑のビビットなコントラストに視覚が喜んでいました。5月にしては暑いくらいの夏日。私たちも自然の栄養を浴びながら、種蒔きのスタートです。

まずは種子に木灰をかけて混ぜ合わせる作業から始まります。木灰をかけることでアルカリ性になります。アルカリ性にすることで土壌との相性が良くなるそうです。加えて、木灰をまぶすことで種がパラパラになり、撒きやすくなるというのも理由です。

畑に行く前に、ビニールハウス内で栽培する用のポットへの種まきを行いました。ポットに土を入れて、木灰をまぶした種を蒔きます。久々に触るふかふかで冷んやりした土の感触がとても気持ち良い。畑の土と腐葉土と木灰が混ざった土で、日常生活ではなかなか触る機会が無いので新鮮でした。

いざ畑へ 種まきは絶妙な距離感がポイント

次に10分程歩いて畑へ到着。今回は1人約5mの範囲で種蒔きをしました。あらかじめ引いてあるラインに沿って、間を詰めすぎず、はなし過ぎず絶妙な距離感で浅く種を撒いていきます。最後は足で軽く土を乗せて、終了です。土をかけ過ぎると芽が出ないこともあるようで、ふわっと軽く土を乗せるのはコツがいる作業でした。

最後に綿繰り機で綿と種を分ける作業も体験しました。綿を回転部分に入れ、ゆっくり回して綿のみを取り出すのですが、なかなか綿が入っていかず、見た目以上に難しかったです。試行錯誤しながらもやっていくうちに少しずつコツを掴めて出来るようになる感覚もとても楽しかったです。

深いメッセージを受け取る時間に

全てが手作業で、時間も労力もかかるからこそ、出来上がったものは貴重で、大切にしたいという意識につながっていくのだと感じました。こうした感覚を、実感出来る機会はとても大切です。私たちも初めて知ることばかりで、この経験を通して得た発見を、どうお洋服やクリエイティブに活かしていけるのか、少しずつでいいから良い循環を生みたいと思いました。そして全ては地球の資源で衣食住はつながっているのだと学びました。私たちは先祖から受け継いだ命のバトンをまわしながら、歴史を刻み進化をしながら生きています。これから先の未来により良くひとつひとつをつなげていくために、自分たちがどう生きて、何をどのように創造していくか、とても深いメッセージを受け取った時間でした。ぜひ皆さまも実際に体験をしていろいろな発見をしてほしい。これぞ未来への種蒔きです。そして純粋にとっても楽しかったので定期的に参加したい。綿の収穫期の秋、ふわふわの綿との再会を心待ちに過ごしたいと思います。

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「G-SHOCK」の40周年記念モデルは内部が見えるスケルトン 7月7日に全7モデルを発売

カシオ計算機の「G-SHOCK」は7月7日に、40周年記念モデルの“クリアリミックス(CLEAR REMIX)”を発売する。

“クリアリミックス”は、40周年を記念した新たなチャレンジとしてケースやバンド、液晶、ボタンなどにスケルトン素材を用い、モジュールや回路基板などの内部の部品を見せるなどのデザインを施した。初号機の角型フォームをベースにしたモデルを含む7モデルを用意する。またパッケージにはリサイクル素材を使用した特別仕様となっている。

「G-SHOCK」は“落としても壊れない丈夫な時計”をコンセプトとし、1983年に誕生した。以降さまざまなモデルを発売し、現在では1億4000万個以上を出荷した。

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サステナブルビューティブランド「Be」が提案する、アクティブワーカーのためのトータルケア

2017年の創業以来、快活な毎日を駆け抜ける“アクティブワーカーとの共創” をコンセプトに掲げてきたサステナブルビューティブランド「Be(ビー)」。社会と個人の幸せの実現のため、オーガニック認証の取得や国産原料・処方にこだわったビューティアイテムを展開し、サステナブルな全身のトータルケアをかなえる。

6月22日には“Beトリートメント”がリニューアルする。スキンケアと同じ美容成分やオリジナルの発酵粕エキス、独自でブレンドしたエッセンシャルオイルを配合した濃厚なテクスチャーが特徴で、地肌と髪を守りながら指通り滑らかな艶髪へと導く、ヘアケアシリーズの人気アイテムだ。シリコーンや鉱物油、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、パラベン、フェノキシエタノールフリーで、地肌と環境に優しい処方設計はそのままに、最後まで無駄なく使いきれるチューブタイプに変更した。パッケージ素材には植物由来樹脂を使用したバイオマスプラスチックを採用したことで、枯渇の危機にある石油由来樹脂使用量を低減できるほか、商品焼却時の温室効果ガス排出量削減にもつながる。

「Be」は3つのサステナビリティアクションを実行している。1つ目のテーマは、“国内の有機原料を使用し農家を支援”。有機栽培された岩手県産の米や島根県産の桑の実、静岡県産のハーブといった上質な素材と、醸造、発酵といった日本のバイオテクノロジーを組み合わせ、素材が持つ個性とパワーを存分に活かした。透明性のある国産原料の調達により、持続可能な日本のオーガニック農家を支援する。

2つ目は“土壌と水に優しい商品の製造過程”。生分解性の高い自然由来原料を使い、水に流しても環境負荷が少ないビューティ商品を提案する。さらに静岡県の工場で商品を製造し、各地へ届けることで、輸送時の温室効果ガス排出量削減に努める。

そして3つ目のテーマとして“容器回収プログラムでゴミを削減”を目標に掲げ、一部商品のパッケージ原料には100%リサイクル樹脂を用いたメカニカルリサイクルPETを採用。使用済み容器を旗艦店「Be Organic」で回収し水平リサイクルすることで、廃棄時に発生する温室効果ガスを削減する。

稲垣大輔Be代表取締役は「エネルギッシュで仕事にもプライベートにも全力なアクティブワーカーに寄り添いながら、彼らと共に未来を作っていきたい。現在は“人と地球に向き合い、活動の輪を広げる”という『Be』の理念に共感する人々と積極的にコラボレーション企画を行っている。将来的には“サステナブルアクションの軸と言えば『Be』”と言われるのが理想だ」と語り、「Be」から広がるコミュニティーの活性化に努める。

問い合わせ先
Beカスタマーサポート
03-6868-4779

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スノーボードの「バートン」が認定中古ボードを販売 試乗用のハイスペック板が中心

スノーボード用品大手の「バートン(BURTON)」は6月16〜25日、ブランド認定中古スノーボードを東京・原宿の直営旗艦店で販売する。試乗などで使用した性能に問題のない板を、購入後1年間の製品保証付きで新品時より抑えた価格で販売する。どれほどの割引率になるかは、当日まで非公表。

バートン ジャパンは購入前のお試しとして、主にハイスペックモデルをレンタルできるテストライドセンターを、福島のアルツ磐梯スキー場、福井のスキージャム勝山など全国3拠点で運営している。今回認定中古ボードとして登場するのはこれらのセンターで使用していた板約100本。定番人気のモデル“カスタム”や、新品購入時は10万円以上が中心のフリーライド用モデル“ファミリーツリー”などが含まれる。

認定中古モデルは、滑走面の大きな損傷やトップシートのはがれ、滑走性能に関わるエッジの錆び、しなりの不具合などの項目をチェックしたうえで、トップシートやエッジのクリーニング、初期ワックスなどのメンテナンスを施して販売する。購入後1年間は、修理や交換にも対応する保証付きだ。

米本国では、ユーザーが使用した板をバートンが買い取り、販売することもこれまであったというが、今回のような形での認定中古販売は日本独自のものという。今回扱うのは板のみで、バインディングなどにも領域を広げることが今後あるか、またユーザーから製品を買い取って認定中古販売を行うことがあるかは未定という。

米バートンはスノーボードメーカーとして初めて、2019年にBコープ認証を取得。25年までにクライメートポジティブ(CO2排出量よりも吸収量の方が多い状態のこと)達成を掲げている。「テストセンターで使用したクオリティーの高いボードをメンテナンスし、より長く使い続けることは、環境負荷を減らしスノーボードを楽しむフィールドを守ることにもつながる」(発表資料から)。アウトドア分野では「パタゴニア(PATAGONIA)」が、客から買い取った製品を販売する形で認定中古ビジネスに取り組んでいる。

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ビーガンネイルブランド「マニキュリスト」が「ロンハーマン」に別注した新色を発売

パリ発のビーガンネイルブランド「マニキュリスト(MANUCURIST)」は、「ロンハーマン(RON HERMAN)」に別注したネイルカラーを販売中だ。カラーは“アメジスト”と“ファイヤー オパール”の2色をラインアップしており、価格は各3300円だ。ロンハーマン、RHC ロンハーマン各店で取り扱っている。

同アイテムは、“大地のエネルギーを爪に宿すように…”という想いを込め、鉱物をイメージしたカラーに仕上げた。“アメジスト”は、誠実や心の平和を意味するアメジストの石に着想を得た上品なパープルカラー。透明感と艶のある発色で、ベースカラーを変えることで異なるニュアンスを楽しむこともできる。“ファイヤー オパール”は、ファイアオパールに着想を得た、明るく生き生きとした印象のあるクリアなオレンジカラーだ。重ね塗りをしてグラデーションにすれば、色彩の豊かな表情を楽しめる。

「マニキュリスト」は、名だたるラグジュアリーブランドで活躍したガエル・ルブラ・ペルソナージュ(Gaelle Lebrat-Personnaz)が手掛けるネイルブランドだ。”有害成分を含まない製品をすべての人たちへ届けたい”という思いからスタートした。2015年から地球にも爪にも優しいグリーンビューティーネイルの開発を始め、2017年には植物由来成分最大84%で作られたナチュラルネイルカラー“green“をリリースしている。

主な成分はジャガイモ、トウモロコシ、サトウキビ、小麦などの植物由来のものであり、保湿のためのココナッツオイルや、爪を強化する働きを持つ竹エキスなどで構成する。動物実験が行われないビーガン&クルエルティフリーとして、フランスで開発した製品を販売している。

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「パタゴニア」「リーバイス」「ザ・ノース・フェイス」が3年連続で循環型インデックスのトップに

経営コンサルティングファームのカーニー(KEARNEY)による循環性を評価する「サーキュラー・ファッション・インデックス(Circular Fashion Index)」において、「パタゴニア(PATAGONIA)」「リーバイス(LEVI'S)」「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」が、3年連続でトップ企業にランクインした。ラグジュアリー部門では、「グッチ(GUCCI)」「コーチ(COACH)」「バーバリー(BURBERRY)」が、2年連続で先進企業と評価された。

同インデックスは、循環型経済に貢献し製品寿命を伸ばすための企業努力を評価する。2020年に始動し今回で3回目を迎えた。今回は20カ国にわたる200のグローバルブランドを、ラグジュアリー、プレミアム&アフォーダブル・ラグジュアリー、マスマーケット、ファストファッション、スポーツ&アウトドア、アンダーウエア&ランジェリーの6つの部門別にランク付けした。

具体的には、1次流通と2次流通での取り組みを7つの側面から評価する。たとえば、1次流通では再生素材の使用率や、循環型を推進するコミュニケーション施策などが含まれる。2次流通においては、レンタルサービスや回収した衣類の再利用の取り組みなどが評価される。

平均スコアは、10点満点中の2.97。カーニーによると、初回の調査では平均値は1.6だったことを踏まえれば、わずかだが改善は見られるという。また、1次流通においての企業努力は見られる一方で、消費者に向けた循環型につながる消費行動の啓蒙が足りていないと指摘する。リペアやメンテナンスサービス、回収衣類の活用、古着の再販などを含めて業界全体で2次市場における取り組みを加速させるべきだと強調した。

トップ企業のスコアは「パタゴニア」が8.65、「リーバイス」が8.30、「ザ・ノース・フェイス」が7.90だった。前回からスコアを伸ばした「パタゴニア」は、特にコミュニケーション面を強化した。「リーバイス」は、自社サイト内にリサイクルデニム製品の専門コーナーを設け、サプライヤーマップとカーボンフットプリントを公開する新たな取り組みでスコアを伸ばした。

総合ランキングでは、4位が「オヴィエッセ(OVS)」、5位が「グッチ(GUCCI)」、6位が初めてトップ10位内にランクインした「メイドウェル(MADEWELL)」、7位が「コーチ(COACH)」、8位が「エスプリ(ESPRIT)」、9位が「ルルレモン(LULULEMON)」、10位が「リンデックス(LINDEX)」だった。

部門別では、ラグジュアリー部門のトップが「グッチ」、次いで「コーチ」「バーバリー(BURBERRY)」「モンクレール(MONCLER)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」だった。最も全体のスコアが高かったスポーツ&アウトドア部門では、「パタゴニア」「ザ・ノース・フェイス」「ルルレモン」に加え、「アディダス(ADIDAS)」「コロンビア(COLUMBIA)」「ナイキ(NIKE)」「プーマ(PUMA)」がトップ企業だった。プレミアム&アフォーダブル・ラグジュアリー部門では、「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「コス(COS)」の順にランクインした。ファストファッション部門では、「ザラ(ZARA)」が前回の7位から順位を落とし今回はトップ10に入らなかった。

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松山ケンイチと小雪夫妻による獣皮を利活用するブランド「モミジ」 和光で2度目のポップアップ

俳優の松山ケンイチと小雪による獣⽪の利活用を目的としたライフスタイルブランド「モミジ(MOMIJI)」が6月15~28日、銀座・和光本店4階で期間限定ショップを開く。

鹿の別称を名付けた「モミジ」は、2022年3月にスタートした資源をアップサイクルするプロジェクト。立ち上げのきっかけは、松山が里山に移住したこと。人が自然環境へ影響を与え続けている一方で、気候変動などにより個体数が増えた野生動物も生態多様性に影響を与えているということに気付き、捕獲された野生動物の一部は食肉になるものの、皮は廃棄されてしまうという現実を目の当たりにし、プロジェクトを発起したという。獣皮の他にも廃棄される資源を利活用する活動に取り組んでいる。

同店で2度目の期間限定ショップとなる今回は、松山がアイテムの制作と監修の全般を担当したコレクションがラインアップする。中には、松山がデザインしたトートバッグや小雪のアイデアによるショルダーバッグなどがそろう。トートバッグは自身が使用するガーメントケースをヒントに、軽量で柔らかな質感のアップサイクルされた鹿革を、バッグのファクトリーブランド「ボーデッサン(BEAUDESSIN)」により製作した。価格は17万6000円。ショルダーバッグは巾着型のコンパクトなルックス。ストラップを外すと手提げバッグとポーチとして使用できたり、ピンクや水色といった鮮やかな発色を配したり、使い勝手とデザイン性を両立させた。価格は8万8000円。

この他に、「ボーデッサン」との獣革の端切れ素材を使用したサンダル、渋沢栄一が創業した日本初の帽子ブランド「トーキョーハット(TOKIO HAT)」との王子ファイバーの和紙糸「OJO+(オージョ)」を使った帽子、日本環境設計が提供する衣料品の再生プログラム「ブリング(BRING)」のTシャツに松山や15人のアーティストの作品をオンデマンドプリントした“アートTシャツ”もそろう。“アートTシャツ”の印刷はブラザーのガーメントプリンター「GTX」を使用。1枚から必要な分だけを印刷できることから、衣料品の大量消費や大量廃棄の課題に直面するファッション業界でも注目を集めているプリンターだ。

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松山ケンイチと小雪夫妻による獣皮を利活用するブランド「モミジ」 和光で2度目のポップアップ

俳優の松山ケンイチと小雪による獣⽪の利活用を目的としたライフスタイルブランド「モミジ(MOMIJI)」が6月15~28日、銀座・和光本店4階で期間限定ショップを開く。

鹿の別称を名付けた「モミジ」は、2022年3月にスタートした資源をアップサイクルするプロジェクト。立ち上げのきっかけは、松山が里山に移住したこと。人が自然環境へ影響を与え続けている一方で、気候変動などにより個体数が増えた野生動物も生態多様性に影響を与えているということに気付き、捕獲された野生動物の一部は食肉になるものの、皮は廃棄されてしまうという現実を目の当たりにし、プロジェクトを発起したという。獣皮の他にも廃棄される資源を利活用する活動に取り組んでいる。

同店で2度目の期間限定ショップとなる今回は、松山がアイテムの制作と監修の全般を担当したコレクションがラインアップする。中には、松山がデザインしたトートバッグや小雪のアイデアによるショルダーバッグなどがそろう。トートバッグは自身が使用するガーメントケースをヒントに、軽量で柔らかな質感のアップサイクルされた鹿革を、バッグのファクトリーブランド「ボーデッサン(BEAUDESSIN)」により製作した。価格は17万6000円。ショルダーバッグは巾着型のコンパクトなルックス。ストラップを外すと手提げバッグとポーチとして使用できたり、ピンクや水色といった鮮やかな発色を配したり、使い勝手とデザイン性を両立させた。価格は8万8000円。

この他に、「ボーデッサン」との獣革の端切れ素材を使用したサンダル、渋沢栄一が創業した日本初の帽子ブランド「トーキョーハット(TOKIO HAT)」との王子ファイバーの和紙糸「OJO+(オージョ)」を使った帽子、日本環境設計が提供する衣料品の再生プログラム「ブリング(BRING)」のTシャツに松山や15人のアーティストの作品をオンデマンドプリントした“アートTシャツ”もそろう。“アートTシャツ”の印刷はブラザーのガーメントプリンター「GTX」を使用。1枚から必要な分だけを印刷できることから、衣料品の大量消費や大量廃棄の課題に直面するファッション業界でも注目を集めているプリンターだ。

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パタゴニアが京都店で中古品販売やウエア修理のポップアップ 日本初“修繕一点物”も販売

パタゴニア(PATAGONIA)は6月8~20日、“ウォーン ウエア(WORN WEAR)”をコンセプトにしたポップアップストアを京都店内で開催している。ポップアップストアでは、中古品の販売のほか、店頭でのウエア修理、修理して長く着続けることを訴求するストーリーの展示などを行っている。週末には、リペアイベントやワークショップなどさまざまなイベントを開催する。また、日本で初めてダメージの大きい製品から新しい衣類に作り替える“リクラフテッド(ReCrafted)”製品の販売を行っている。

今回準備した中古品は約3000点。京都店の約3分の1のスペースに常時600~700点の商品が並ぶ。価格は状態にもよるが定価の約40%。例えば状態の良い“レトロフリース”は8800円といった具合だ。

すでに“リクラフテッド”を販売している本国米国では生産量が少ないこともあり常に品薄状態が続いていると同社。今回、ポップアップストアのために1年をかけて約200点を用意した。衣服に修理を施すことでユニークな一点物になったアイテムや生地やパーツのアップサイクル品は、日本のリペアスタッフ35人のうち約20人と、外部パートナー数人が制作した。加えて、京都・亀岡市のほず藍工房が藍染めした製品を用意した。平田健夫パタゴニア日本支社サーキュラリティ ディレクターは「制作にあたり、『元の製品を生かす』などいくつかのガイドラインを設けたが、基本はスタッフのクリエイティビティを生かして自由に制作してもらった」と語る。例えば、袖口のダメージが大きいダウンジャケットは縫い目に合わせてパタゴニアカラーの生地で補強した。シェルのフードは裏地にVMD備品の生地を活用してポーチ型のバッグに作り替えた。それぞれのアイテムが全く異なる表情を持ち、見ているだけで楽しいアイテムがそろう。

中古品や“リクラフテッド”製品の販売は、マーティ・ポンフレー(Marty Pomphrey)日本支社長が日本での実現に向けて力を入れている。これまでも目白ストアで中古品の販売を行ったり、2021年に渋谷店で大々的に期間限定の“ウォーン ウエア”プログラムを実施したりして、好評を得ていた。特に渋谷店は「想定以上に反響が大きく商品がラックからなくなり、準備していたアイテムをほぼ売り切った」と平田ディレクター。今回並ぶ商品は、使用済返品制度で返品されたもの、店頭の回収ボックス、期間限定で試験的に行っている買い取り製品で構成した。

買い取りは、二次流通のプラットフォームなどさまざまな競合がいるため難易度が高そうだが、「『高く売る』よりも責任を持って買い取ることに信頼を寄せている方や、“ウォーン ウエア”のコンセプトに共感してくださる方が持ち込んでくれている。買い取りは試験的に行っているが反応が良く、オンラインで3週間行ったところ約2000点が集まった」という。今後のポップアップストアや常設については検討中だというが「ポテンシャルは高い。多くの人に体験を通じて服を長く着ることを伝えていきたい」と語った。

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消費者庁がサステナビリティ×ファッションの国際シンポジウム開催 EU環境局責任者らが登壇 ゴールドウインとロンハーマンも 

消費者庁は6月20日に、「サステナブルファッションに関する日EU国際シンポジウム」をイイノホール&カンファレンスセンターで開催する。消費者、事業者、関係機関のサステナブルファッションへの意識の向上や取り組み促進が狙いで、EUからは欧州委員会の環境総局政策責任者などが登壇するほか、日本からはゴールドウインとロンハーマンの担当者が取り組みを紹介する。大学生との対話など未来に向けた意見交換も目的のひとつ。リアルとオンラインのハイブリッドで開催し、リアル参加は消費者庁のウエブサイトを通じて6月19日まで受け付けている。

欧州では近年、EU全体や国ごとに循環経済に向けた議論が活発で、「売れ残りの廃棄を禁止する」法律の施行や、「持続可能な製品のためのエコデザイン規制」案の議論などファッション産業にも関わる新法の施行・議論が続いている。日本の事業者にも関わり深いこれらの動きについて、EUからの登壇者が背景の解説や今後の方向性を語る予定。

【プログラム】
17:00~17:10 開会挨拶
河野太郎/内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全)
ジャン=エリック・パケ(Jaen-Eric Paquet)駐日欧州連合(EU)大使

17:10~18:10 第1部基調講演
サリアン・ティッカネン(Sarianne Tikkanen)/欧州委員会環境総局政策責任者
ネヴェナ・マテエヴァ(Nevena Mateeva)/駐日EU代表部通商部 一等書記官
ミリアム・ギルホード(Miriam Geelhoed/(Modintシニアコンサルタント)

18:15~18:55 第2部ラウンドテーブル「未来を変えるサステナブルファッションの可能性」

<取組紹介>
田上 博道/経済産業省製造産業局生活製品課長

<意見交換>
大坪 岳人/ゴールドウイン ニュートラルワークス事業部長
根岸 由香里/サザビーリーグリトルリーグカンパニー ロンハーマン事業部長兼ウィメンズディレクター
大学生2名
コーディネーター:向千鶴/WWDJAPAN編集統括サステナビリティ・ディレクター

18:55~19:00 閉会挨拶
相本浩志/消費者庁新未来創造戦略本部次長
※プログラム、登壇者等は急遽変更となる場合あり

■サステナブルファッションに関する日EU国際シンポジウム
日時:2023年6月20日(火)17:00~19:00(日本時間)
会場:イイノホール&カンファレンスセンターRoom A
(東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング4階)
※リアル参加は要事前申し込み。消費者庁のウエブサイトで6月19日まで受け付けている。

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エコバッグブランド「スーザン ベル」が東京でエキシビションを開催

エコバッグブランド「スーザン べル(SUZAN BIJL)」は、6月15日から7月2日に、特別なインスタレーションスタイルのエキシビションをALギャラリーで開催する。

「スーザン べル」は、鮮やかな色の組み合わせとシンプルなデザインが人気のエコバッグブランド。今回は、同ブランドのシグネチャーであるリップストップ・ナイロン生地の品質とその鮮やかな色彩を表現した特別な展示スタイルを展開する。クラシックアイテムである“ニュー・ショッピングバッグ”から、オランダのデザインユニット エクスペリメンタル・ジェットセット(Experimental Jetset)とのコラボコレクションのような特別なラインまで、「スーザン ベル」の全てのアイテムがラインアップする。

来場者のために、イベント開催を記念してデザインされた限定アイテムも用意する。6月15日18時からはオープニングパーティーを開催する。

■「スーザン ベル」スペシャル インストレーション
日程;6月15日〜7月2日
場所:ALギャラリー
住所:東京都渋谷区恵比寿南3-7-17 1階
営業時間:11:00〜19:00(最終日は17:00閉廊)

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エコバッグブランド「スーザン ベル」が東京でエキシビションを開催

エコバッグブランド「スーザン べル(SUZAN BIJL)」は、6月15日から7月2日に、特別なインスタレーションスタイルのエキシビションをALギャラリーで開催する。

「スーザン べル」は、鮮やかな色の組み合わせとシンプルなデザインが人気のエコバッグブランド。今回は、同ブランドのシグネチャーであるリップストップ・ナイロン生地の品質とその鮮やかな色彩を表現した特別な展示スタイルを展開する。クラシックアイテムである“ニュー・ショッピングバッグ”から、オランダのデザインユニット エクスペリメンタル・ジェットセット(Experimental Jetset)とのコラボコレクションのような特別なラインまで、「スーザン ベル」の全てのアイテムがラインアップする。

来場者のために、イベント開催を記念してデザインされた限定アイテムも用意する。6月15日18時からはオープニングパーティーを開催する。

■「スーザン ベル」スペシャル インストレーション
日程;6月15日〜7月2日
場所:ALギャラリー
住所:東京都渋谷区恵比寿南3-7-17 1階
営業時間:11:00〜19:00(最終日は17:00閉廊)

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【2023年水着】“朝から着たくなる水着” 「スピード」が環境配慮型素材の新カテゴリー「マイ コンフィ」始動

ゴールドウイン(GOLDWIN)のスイムブランド「スピード(SPEEDO)」は6月9日、新カテゴリー「マイ コンフィ(My Comfy)」をスタートする。テーマは“朝から着たくなる水着”。プールのあるライフスタイルを軸に、日常からスイムシーンまで、快適さや着心地を追求した、インナーなしで着る水陸両用のアイテムをそろえる。ラインアップは、レギンスやトップス、Tシャツなど全10アイテム。同日に、「スピード」のオンラインストアや取扱店舗で発売する予定だ。

「マイ コンフィ」立ち上げにあたり、新たにオリジナル素材“エコンフィ ストレッチ(ECOMFY STRETCH)”を開発。GRS認証のリサイクルナイロン糸を使用した環境配慮型だ。スイム時以外でも着やすいように、水着特有の締め付けを軽減しスムースなストレッチ性にこだわった。テクスチャーはマットでフラットに仕上げた。また“エコンフィ ストレッチ”の他に、スイムでも安心して使えるように耐塩素性ポリウレタンや、Tシャツにオーガニックコットンなどを採用している。

「マイ コンフィ」は「私の快適さ」や「私のコンフォートな状態」を指す。人々のライフスタイルが多様化する中で、一人ひとりに合った快適さを提案していくという。

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ロンハーマンがスパイバーの「ブリュード・プロテイン」を使用したアイテムを発売 無染色の優しいミルク色

ロンハーマン(RON HERMAN)は、2023年冬物でスパイバー(SPIBER)が開発する人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン(BREWED PROTEIN)」を使ったアイテムを販売する。ウィメンズ・メンズともに展開するプルオーバー、フーディ、ニットパンツと、ウィメンズでのみ展開するビーニーの7型で、価格はプルオーバーで10万円台前半を予定している。

ロンハーマンは、オリジナルブランドの主要素材をサステナブルなものに変える目標を掲げ、段階を追って置き換えを進めている。「2年ほど前にブリュード・プロテイン繊維の存在を知り、本当に世の中に必要なもの、そして人の幸せや平和に通ずるものを繊維業界にもたらしてくれたことに魅力を感じ、素材開発のコラボレーションにいたった」と同社。混合する素材にはロンハーマンのシグネチャー素材であるコットンを選択し、豊島のオーガニックコットン「トゥルーコットン」を採用した。「トゥルーコットン」は、生産農場から紡績工場までの流れを追跡できるトレーサビリティも特徴だ。

豊島の関連紡績工場でコットン50%・プロテイン50%の新たな繊維を紡績し、同じく豊島関連のニット工場で微調整を繰り返し、しなやかで優しく心地よい肌当たりの良いニットに仕立てた。すべて無染色な点もポイントで、優しい乳白色となっている。

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日本ロレアルが廃棄予定化粧品を建物建材にアップサイクル 東京ガス不動産の開発建物へ活用促進

日本ロレアルはこのほど、廃棄予定の化粧品を建物建材へとアップサイクルし、東京ガス不動産が開発する建物へ活用促進することについて合意した。両社の提携第1弾として、日本ロレアルが廃棄予定のパウダーファンデーション822個を材料に、東京ガス不動産がタイル建材を製作した。開発を手掛ける「国分寺学生寮(仮称)」(11月竣工予定)および「武蔵野学生寮(仮称)」(2024年1月竣工予定)の建材の一部に採用する。

今回の提携について日本ロレアルの山本也寸志ヴァイスプレジデント オペレーション本部長は、「化粧品を建材にアップサイクルすることは日本の高い技術力ゆえに実現できること。ロレアルグループ内でも世界中で高い評価を得ている。自社商品を単に廃棄するのではなく、新たな付加価値を持つ新しい“美”に生まれ変わらせるアップサイクルは、美の創造を専業とするロレアルの社員にとっても意義深い取り組みだ。東京ガス不動産と提携できることは光栄であり、取り組みがインスピレーションとなり、日本の循環経済への一助となればうれしく思う」とコメント。

また、東京ガス不動産の相原隆士営業本部長は、「日本ロレアルとはこれまで、新宿パークタワーにおいて廃棄物の分別による資源リサイクルや、生ごみのバイオガス化リサイクルなどの取り組みを行ってきた。今回の取り組みは異業種の2社が循環経済社会の形成に貢献する新たな試み。同社が掲げる『安心・快適・環境との調和を提供するESG型不動産開発』のさらなる推進に向け、日本ロレアルと引き続き連携を強めていく」と語った。

ロレアルのサステナビリティ戦略は、グローバルプログラム「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」の下、2030年に向け抜本的な取り組みを推進。その目標の一つが事業拠点から出る廃棄物の100%リサイクルまたは再利用を30年までに実現することだ。日本では特にアップサイクルに注力しており、22年には化粧品業界で初めて美容部員の制服のアップサイクルをスタート。同年10月にリニューアルオープンした本社オフィスは自社化粧品4400個をアップサイクルした建材を用いている。これらの取り組みにより、22年末時点で16年対比で50%の自社化粧品廃棄を削減した。

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日本ロレアルが廃棄予定化粧品を建物建材にアップサイクル 東京ガス不動産の開発建物へ活用促進

日本ロレアルはこのほど、廃棄予定の化粧品を建物建材へとアップサイクルし、東京ガス不動産が開発する建物へ活用促進することについて合意した。両社の提携第1弾として、日本ロレアルが廃棄予定のパウダーファンデーション822個を材料に、東京ガス不動産がタイル建材を製作した。開発を手掛ける「国分寺学生寮(仮称)」(11月竣工予定)および「武蔵野学生寮(仮称)」(2024年1月竣工予定)の建材の一部に採用する。

今回の提携について日本ロレアルの山本也寸志ヴァイスプレジデント オペレーション本部長は、「化粧品を建材にアップサイクルすることは日本の高い技術力ゆえに実現できること。ロレアルグループ内でも世界中で高い評価を得ている。自社商品を単に廃棄するのではなく、新たな付加価値を持つ新しい“美”に生まれ変わらせるアップサイクルは、美の創造を専業とするロレアルの社員にとっても意義深い取り組みだ。東京ガス不動産と提携できることは光栄であり、取り組みがインスピレーションとなり、日本の循環経済への一助となればうれしく思う」とコメント。

また、東京ガス不動産の相原隆士営業本部長は、「日本ロレアルとはこれまで、新宿パークタワーにおいて廃棄物の分別による資源リサイクルや、生ごみのバイオガス化リサイクルなどの取り組みを行ってきた。今回の取り組みは異業種の2社が循環経済社会の形成に貢献する新たな試み。同社が掲げる『安心・快適・環境との調和を提供するESG型不動産開発』のさらなる推進に向け、日本ロレアルと引き続き連携を強めていく」と語った。

ロレアルのサステナビリティ戦略は、グローバルプログラム「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」の下、2030年に向け抜本的な取り組みを推進。その目標の一つが事業拠点から出る廃棄物の100%リサイクルまたは再利用を30年までに実現することだ。日本では特にアップサイクルに注力しており、22年には化粧品業界で初めて美容部員の制服のアップサイクルをスタート。同年10月にリニューアルオープンした本社オフィスは自社化粧品4400個をアップサイクルした建材を用いている。これらの取り組みにより、22年末時点で16年対比で50%の自社化粧品廃棄を削減した。

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「グッチ」のジェンダー平等を願うプロジェクト「チャイム フォー チェンジ」が10周年 新たなビデオシリーズを発表

「グッチ(GUCCI)」はこのほど、ジェンダー平等の実現に取り組むグローバルプロジェクト「チャイム フォー チェンジ(CHIME FOR CHANGE)」が設立10周年を迎えたことを祝し、次の10年に向けた新たなコミットメントを示すビデオシリーズを発表した。また、これを機に名称を「グッチ チャイム」に変更した。

「チャイム フォー チェンジ(当時)」は2013年6月1日、「グッチ」を擁するケリング(KERING)のフランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)の妻である俳優のサルマ・ハエック(Salma Hayek)と、ビヨンセ(Beyonce)を共同発起人として設立された。ロンドンで同日に開催したライブイベントには、ビヨンセやジェイ・Z(Jay-Z)、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、ジョン・レジェンド(John Legend)をはじめとした多数のアーティストが出演。およそ10億人の視聴者に配信され、世界中の少女や女性たちを支援するための寄付金390万ドル(約5億4600万円)が集まった。

今回発表された新たなビデオシリーズは35編からなり、アニー・レノックス(Annie Lennox)、ハリー・ベイリー(Halle Bailey)、ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)、イドリス・エルバ(Idris Elba)、セリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)ら多数のアーティストやセレブリティーに加えて、初回にも参加しているジョン・レジェンドやハエック共同発起人が登場。それぞれが個人的な逸話を織り交ぜながら、未来への希望や自身にとって平等とは何かを語っている。アカデミー賞を2度受賞している映画監督シャーミーン・オベイド・チノイ(Sharmeen Obaid-Chinoy)がディレクションを手掛けたこのシリーズは、「グッチ」の公式SNSチャネルやYouTubeアカウントで視聴可能だ。

マルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)=グッチ社長兼CEOは、「『グッチ チャイム』が10周年を迎えるにあたり、このキャンペーンが変革のために日々闘う世界中の人々のたゆまぬ努力と献身を通じて、多くの人の生活に与えた大きな影響やインパクトについて振り返った。この取り組みは10年前に第一歩を踏み出したが、やるべきことはまだ山積みだ。次の10年に向けて、さらなる進化とポジティブな変化をもたらすべく決意を新たにした」と語った。なお、同氏は約2万2000人のグッチの社員を代表してビデオに出演している。

ハエック共同発起人は、「10年前に『グッチ チャイム』を設立して以来、ジェンダー平等の実現に向けた動きは大きく前進したが、やるべきことはまだたくさんある。世界中の人々と出会い、このキャンペーンが多くの人の人生に影響を与えたことを直接知る機会を得られたことは、私にとって素晴らしい経験だった。多くの人々がこの変革に参加したいと思ってくれたことに深い感銘を受けるとともに、未来に大きな希望を感じている。これは意義のある闘いであり、その大切さはさらに増している」と述べた。

「グッチ」はまた、「グッチ チャイム」設立10周年を機に、ジェンダー平等に取り組む世界中の非政府組織や草の根運動を展開する団体への支援を改めて発表。国連女性機関行動連合(U.N. Women’s Generation Action Coalitions)もその1つで、「グッチ」はフェミニスト運動とリーダーシップに特化した行動連合の民間セクターのリーダーとして5年間の活動をする。

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「グッチ」のジェンダー平等を願うプロジェクト「チャイム フォー チェンジ」が10周年 新たなビデオシリーズを発表

「グッチ(GUCCI)」はこのほど、ジェンダー平等の実現に取り組むグローバルプロジェクト「チャイム フォー チェンジ(CHIME FOR CHANGE)」が設立10周年を迎えたことを祝し、次の10年に向けた新たなコミットメントを示すビデオシリーズを発表した。また、これを機に名称を「グッチ チャイム」に変更した。

「チャイム フォー チェンジ(当時)」は2013年6月1日、「グッチ」を擁するケリング(KERING)のフランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)の妻である俳優のサルマ・ハエック(Salma Hayek)と、ビヨンセ(Beyonce)を共同発起人として設立された。ロンドンで同日に開催したライブイベントには、ビヨンセやジェイ・Z(Jay-Z)、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、ジョン・レジェンド(John Legend)をはじめとした多数のアーティストが出演。およそ10億人の視聴者に配信され、世界中の少女や女性たちを支援するための寄付金390万ドル(約5億4600万円)が集まった。

今回発表された新たなビデオシリーズは35編からなり、アニー・レノックス(Annie Lennox)、ハリー・ベイリー(Halle Bailey)、ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)、イドリス・エルバ(Idris Elba)、セリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)ら多数のアーティストやセレブリティーに加えて、初回にも参加しているジョン・レジェンドやハエック共同発起人が登場。それぞれが個人的な逸話を織り交ぜながら、未来への希望や自身にとって平等とは何かを語っている。アカデミー賞を2度受賞している映画監督シャーミーン・オベイド・チノイ(Sharmeen Obaid-Chinoy)がディレクションを手掛けたこのシリーズは、「グッチ」の公式SNSチャネルやYouTubeアカウントで視聴可能だ。

マルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)=グッチ社長兼CEOは、「『グッチ チャイム』が10周年を迎えるにあたり、このキャンペーンが変革のために日々闘う世界中の人々のたゆまぬ努力と献身を通じて、多くの人の生活に与えた大きな影響やインパクトについて振り返った。この取り組みは10年前に第一歩を踏み出したが、やるべきことはまだ山積みだ。次の10年に向けて、さらなる進化とポジティブな変化をもたらすべく決意を新たにした」と語った。なお、同氏は約2万2000人のグッチの社員を代表してビデオに出演している。

ハエック共同発起人は、「10年前に『グッチ チャイム』を設立して以来、ジェンダー平等の実現に向けた動きは大きく前進したが、やるべきことはまだたくさんある。世界中の人々と出会い、このキャンペーンが多くの人の人生に影響を与えたことを直接知る機会を得られたことは、私にとって素晴らしい経験だった。多くの人々がこの変革に参加したいと思ってくれたことに深い感銘を受けるとともに、未来に大きな希望を感じている。これは意義のある闘いであり、その大切さはさらに増している」と述べた。

「グッチ」はまた、「グッチ チャイム」設立10周年を機に、ジェンダー平等に取り組む世界中の非政府組織や草の根運動を展開する団体への支援を改めて発表。国連女性機関行動連合(U.N. Women’s Generation Action Coalitions)もその1つで、「グッチ」はフェミニスト運動とリーダーシップに特化した行動連合の民間セクターのリーダーとして5年間の活動をする。

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「グッチ」のジェンダー平等を願うプロジェクト「チャイム フォー チェンジ」が10周年 新たなビデオシリーズを発表

「グッチ(GUCCI)」はこのほど、ジェンダー平等の実現に取り組むグローバルプロジェクト「チャイム フォー チェンジ(CHIME FOR CHANGE)」が設立10周年を迎えたことを祝し、次の10年に向けた新たなコミットメントを示すビデオシリーズを発表した。また、これを機に名称を「グッチ チャイム」に変更した。

「チャイム フォー チェンジ(当時)」は2013年6月1日、「グッチ」を擁するケリング(KERING)のフランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)の妻である俳優のサルマ・ハエック(Salma Hayek)と、ビヨンセ(Beyonce)を共同発起人として設立された。ロンドンで同日に開催したライブイベントには、ビヨンセやジェイ・Z(Jay-Z)、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、ジョン・レジェンド(John Legend)をはじめとした多数のアーティストが出演。およそ10億人の視聴者に配信され、世界中の少女や女性たちを支援するための寄付金390万ドル(約5億4600万円)が集まった。

今回発表された新たなビデオシリーズは35編からなり、アニー・レノックス(Annie Lennox)、ハリー・ベイリー(Halle Bailey)、ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)、イドリス・エルバ(Idris Elba)、セリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)ら多数のアーティストやセレブリティーに加えて、初回にも参加しているジョン・レジェンドやハエック共同発起人が登場。それぞれが個人的な逸話を織り交ぜながら、未来への希望や自身にとって平等とは何かを語っている。アカデミー賞を2度受賞している映画監督シャーミーン・オベイド・チノイ(Sharmeen Obaid-Chinoy)がディレクションを手掛けたこのシリーズは、「グッチ」の公式SNSチャネルやYouTubeアカウントで視聴可能だ。

マルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)=グッチ社長兼CEOは、「『グッチ チャイム』が10周年を迎えるにあたり、このキャンペーンが変革のために日々闘う世界中の人々のたゆまぬ努力と献身を通じて、多くの人の生活に与えた大きな影響やインパクトについて振り返った。この取り組みは10年前に第一歩を踏み出したが、やるべきことはまだ山積みだ。次の10年に向けて、さらなる進化とポジティブな変化をもたらすべく決意を新たにした」と語った。なお、同氏は約2万2000人のグッチの社員を代表してビデオに出演している。

ハエック共同発起人は、「10年前に『グッチ チャイム』を設立して以来、ジェンダー平等の実現に向けた動きは大きく前進したが、やるべきことはまだたくさんある。世界中の人々と出会い、このキャンペーンが多くの人の人生に影響を与えたことを直接知る機会を得られたことは、私にとって素晴らしい経験だった。多くの人々がこの変革に参加したいと思ってくれたことに深い感銘を受けるとともに、未来に大きな希望を感じている。これは意義のある闘いであり、その大切さはさらに増している」と述べた。

「グッチ」はまた、「グッチ チャイム」設立10周年を機に、ジェンダー平等に取り組む世界中の非政府組織や草の根運動を展開する団体への支援を改めて発表。国連女性機関行動連合(U.N. Women’s Generation Action Coalitions)もその1つで、「グッチ」はフェミニスト運動とリーダーシップに特化した行動連合の民間セクターのリーダーとして5年間の活動をする。

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「スターバックス」と「ポーター」が初コラボ コーヒー豆の形状のドラムバッグなど全10アイテム

スターバックス コーヒー ジャパンは、「ポーター(PORTER)」との初のコラボアイテムを、6月21日に「スターバックス(STARBUCKS)」公式ECサイトで発売する。ドラムバッグとステンレスボトルの全10アイテムをラインアップし、同社が力を入れるタンブラー利用の推進につなげる狙いだ。

ドラムバック(大3万8000円、小2万9000円)は、底面がコーヒー豆のような形状で、内装にはボトルが出し入れしやすいポケットを備える。ステンレスボトル(4990円)は、それぞれのブランドを象徴するブラック、オレンジ、ホワイトで企画した。全10アイテムのうち3アイテムは、中目黒の大型店舗「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」とのコラボ商品だ。同店のインテリアをモチーフにしキャメルのレザーを用いたバッグ(4万6000円)と、豆の貯蔵庫のイメージしたボトル(6000円)2種をそろえ、ECサイトに加えて同店でも取り扱う。また、「ポーター」表参道店と東京ミッドタウン八重洲店では21〜30日の期間、すべての商品をそろえたポップアップストアを開催する。

スターバックスは、使い捨てカップ削減に向け、タンブラー利用を推進する。これまでもより多くの人にタンブラーを生活に取り入れてもらうため、持ち運び可能なシリコン製のストローや、ボトルホルダーなどのオリジナルアクセサリーの開発にも取り組んできた。今回のコラボはスターバックスのサステナビリティへのビジョンと、日本製にこだわり長く愛用されるモノづくりを続ける「ポーター」の思いが重なり実現に至ったという。

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製造原価を表記するスキンケアブランド「ニュースケープ」誕生

長年、オーガニック・ナチュラルコスメ業界の第一線で活躍してきた小木充氏が、無香料のナチュラル&オーガニックスキンケアブランド「ニュースケープ(NEWSCAPE)」を立ち上げる。天然由来成分100%処方のクレンジングフォーム、洗顔フォーム、化粧水、水溶性美容液、乳液、保湿クリームの6品(2072〜2454円)をラインアップし、ミニサイズ4種をセットにしたスターターキット(3990円)も用意。ECを主販路に、7月12日に自社ECで先行発売し、8月4日に販売を開始する。

「ニュースケープ」は、「サーキュラーエコノミーを目指す」「過剰な追加生産行わない」「化粧品原価をオープンにする」をコンセプトに掲げる。ブランド名は“New+Scape=新しい景色”を意味し、「新しい景色に出合わせてくれるような」思いを込めた。また、花茎という意味も持つ“Scape”を重ね、植物へのリスペクトという意味合いも込められている。

共通成分として、ハダカムギ(大麦)葉汁、フェンネル果実エキス、アルテア根エキス、セイヨウノコギリソウエキスなどを配合。肌荒れ抑制が期待でき、保湿や保護の機能を持つオーガニック成分が含まれている。さらに、不純物で処方が崩れてしまわないように、純度100%の超純水を使用。肌への心地よさを追求した。年内に2商品が仲間入りする予定だ。

同ブランドの大きな特徴は「unscented(限りなく香らない無香料)」で、「決して香りを否定するものではなく、無香料の化粧品を使うことで一度リセットすること、より香りに対する感受性を高めるきっかけにすること」を提案する。パートナーや家族でシェアしやすく、香りに敏感になった妊婦にも使いやすい。

容器は植物由来の原料を使用して作られるバイオマスPETを使用。クレンジングフォームと洗顔フォーム以外は、プラスチック商品の焼却処分時に発生するCO2を削減する日本発の技術を採用する。さらに、化粧箱の印刷や裁断過程で発生する通常は廃棄処分となる紙を集めて、スターターキットの外箱にリサイクルするなどゼロ・ウェイストへの取り組みも行う。

生産は、SBT認証を取得した企業や、実質自然エネルギー由来100%(CO2フリー)の電気のみを活用し、GMP認証を取得した工場で行う。また、「作る過程から、お客さまのもとへお届けするまでCO2排出実質ゼロを目指す」ことから、商品の出荷から配送会社の倉庫まではEV配送車で運搬。倉庫から顧客の手元に届くまでの手段についてもカーボンオフセットを実施する。

3年後に5億円の売り上げを目指す

商品は全てコスモスナチュラル認証が取得できるレベルだが、“あえて”認証にこだわらないという。そこには、黎明期からオーガニック・ナチュラルコスメ業界をけん引してきた小木充「ニュースケープ」代表の「オーガニック認証を取得するための費用をプロダクトの上代に乗せ、それをお客さまから徴収するのは本望ではない」との思いがある。外箱に製造原価を表記するという大胆な発想も、こだわりの成分と処方でありながら2000円台という価格設定も、業界を深く知り、持続可能な発展を見据える小木代表の決意の表れだ。

デビュー後は地方でのポップアップイベントなども検討していく。「3年後には5億円の売り上げを目指す。東南アジアを中心に海外での販売にも力を入れ、将来は日本での売り上げ比率が全体の20%程度になるグローバルブランドにしたい」と小木代表は青写真を描く。

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サステナブル・ビューティのアクションで世界を美しく 「SHISEIDO」が取り組むグローバルプロジェクトとは

資生堂を代表するブランド「SHISEIDO」は、2020年からビューティカンパニーならではの社会価値を創造するグローバルプロジェクト「サステナブルビューティーアクションズ(以下、SBAS)」を通して、持続可能な開発目標(SDGs)に取り組んでいる。同プロジェクトは、「もったいない」という考えに基づき持続可能なパッケージ開発など環境に配慮した活動を行うMOTTAINAI、人間と自然との調和を目指すHARMONY、「自分らしい美しさ」を制限する無意識の思い込みや偏見への取り組み「SEE,SAY,DO.」プロジェクトなど一人一人の美を引き出してダイバーシティとインクルージョン実現を目指すEMPATHYの3本柱で活動。新しいことに一歩踏み出すことを恐れずに「できることから積み上げていく」ことをポリシーとする「SHISEIDO」から、今回はMOTTAINAIとHARMONYのサステナブル・ビューティのためのアクションを紹介する。

リサイクルやリユース、リデュースなどの活動を行うMOTTAINAIの取り組みでは、資生堂が1897年に初めて発売した化粧品の“オイデルミン”が、23年3月にスキンケアとサステナビリティの革新的技術を搭載した“オイデルミン エッセンスローション”として生まれ変わった。同商品はこれまでフランス製の重量のあるガラスを使用していたが、新たに“ボトル製造”と“中味液充填”をワンステップで実現する新容器技術「LiquiForm®(リキフォーム)」を世界で初めて化粧品に採用し、リフィル容器を新たに配置。リフィルは使用後に本体から取り外して新しい容器と交換でき、本体は繰り返し使用できる設計になっている。これにより、従来容器工場から充填工場への空ボトルの輸送が不要になり輸送時の破損・変形の懸念がなくなったほか、本体とリフィルの2体構造で高級感のある見た目を維持しながら本体容器を繰り返し使用できるようになり、使用後廃棄するプラスチック量の92%削減※1に貢献した。

グローバルでベストセラーを誇る“オイデルミン”のリニューアルにあたり、消費者が化粧品に求める世界観や高級感は維持。“オイデルミン”を象徴する“赤”はもちろん、資生堂のグローバルイメージとビジュアルアイデンティティーを長らく担当したセルジュ・ルタンス氏が手掛けたロゴデザインは現行品にも引き継いでいる。手にしっくりなじむようにゆらぎのある丸みを帯びたデザインを採用した“ オイデルミン エッセンスローション”は、伝統や凛とした佇まいを引き継ぎながら、未来のサステナビリティに貢献できる素材をマッチングさせて生まれ変わった。

さらにMOTTAINAIの活動として、ブランドを象徴する美容液“アルティミューン™ パワライジング コンセントレート Ⅲ”は、リサイクル可能なガラスを使用したリフィル容器を用意する。キャップやディスペンサーの付け替えにより、本体と比較して95%の廃棄樹脂量を削減※2。また、20年にはブランドの旗艦店「SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIPSTORE」では、顧客が使用した“アルティミューン”ボトルを洗浄して詰め替えるリフィルサービス「アルティミューン ファウンテン」をスタート。日本ならではの「もったいない」精神にインスパイアされたサステナブルなリフィルにより、環境への負荷を最小限に抑えて持続可能な美と環境を提供している。

人や社会、自然との調和に基づいた活動を行うHARMONYでは、「SHISEIDO」はサンケアを通じて、私たちのよりどころである海、そして海と暮らす私たちの肌を守り、支える活動として19年に「SHISEIDO BLUE PROJECT」をスタートしている。同プロジェクトはサーフィンの世界的な母体団体である「World Surf League(WSL)」、WSLが運営する環境保全活動団体の「WSL PURE」、世界トッププロサーファーの五十嵐カノア選手とチームを組み、ビーチクリーンや植樹活動、サンゴ礁保全などの活動を推進。23年も引き続きWSLの公式サンケアパートナーとして環境保全活動を継続するとともに、世界各国で行われる3つの大会に協賛。中でも8月に冠開催する「SHISEIDO Tahiti Pro」は、パリオリンピックのサーフィン会場と同じタヒチで行われ、オリンピックに出場する選手を決定する重要な大会だ。大会やサンケアを通してサステナブル活動をさらに加速し、これからも環境保全に貢献していく。

※1 2本目の購入時、本体容器を廃棄する場合と、使用後にリフィル容器のみを廃棄する場合との比較 
※2 本体重量比

TEXT:WAKANA NAKADE
問い合わせ先
SHISEIDOお客さま窓口
0120-587-289

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店頭でできるサステナアクションとは?【今週の特集お届け隊】2023年5月29日号

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2023年5月29日号からの抜粋です)

向:サステナビリティ特集を9年前に始めて、概念の説明から素材作り、サプライチェーンを取り上げてきて、ようやく店頭にたどり着きました。店頭でできるサステナビリティアクション26を紹介しましたが、「いろいろできることがある!」と思いました。地道な取り組みが多いけれど、1つでも取り入れてみようと思ってもらいたいです。

廣田:私は取材を通じて、久しぶりにワクワクする店舗に出合えました。特に阪急うめだ本店8階の“自然との共生”を目指した新ゾーン「グリーンエイジ」は、アウトドア系からラグジュアリーまでブランドが区切られていないことにも驚きましたが、「プラダ(PRADA)」と「ミュウミュウ(MIU MIU)」の無染色のジャケットやパンツなど、品ぞろえもよかったです。空間デザインも開放的で新しいお客さんが入りやすそう。オープンから1カ月が経過したタイミングで再訪すると、再入荷待ちのアイテムもあり、ちゃんとお客さんに受け入れられていると感じました。

向:体験イベントも1日にいくつも用意していて、年間では千単位の数になるのでは。担当者はひっきりなしに打ち合わせをしているようでした。リペアやレンタルなど、オンラインやオフラインのサービスも盛り沢山で、これぞOMO。担当バイヤーが「売上高とサステナビリティを両立する」と明言していたのをとても頼もしく感じました。

廣田:それから、「無印良品」の京都山科店が地域活性化に貢献しながら商品開発していて、それがブランドの独自性になっていることにも光明を感じました。例えば限界集落になった京都・水尾の名産品ユズを使ったポン酢などです。店が権限を持ち、地元の名産品を使って商品開発をすることで、経済の循環が生まれています。食から始まり、工芸などさまざまな分野に発展するとさらに面白くなりそうと感じました。向さんは何が印象に残りましたか?

向:私は、販売員973人にとったアンケートの回答で「サステナビリティ関連商品は販売されているが、所属企業から詳細情報は与えられていない」という人が26%いることが課題だと思いました。販売員が理解していなければ、さまざまなアクションもお客さんに伝わりません。その背景や知識を店頭にしっかりシェアすべきです。私たちも媒体としてそうした動きを企業やブランドに働きかけていきましょう。

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「パタゴニア」が初のラガービールを発売 地球にやさしい穀物を使用

「パタゴニア(PATAGONIA)」の食品事業「パタゴニア プロビジョンズ(PATAGONIA PROVISIONS)」は、6月1日に初めてのラガービール“ロング・ルート・ラガー”を発売する。価格は682円。直営店、公式オンラインストアほか一部店舗で取り扱う。一部店舗でポップアップイベントも開催予定だ。

温暖化の原因である炭素を大気中から地中に取り込み、土壌を再生する革新的な穀物“カーンザ”を使用した“ロング・ルート・ラガー”は、“カーンザ”特有のスパイシーな風味と苦みが特徴。世界的に人気が高いミュンヘンのビールスタイル、ヘレスにアレンジし、低アルコールながら麦芽の旨みが濃く爽快な飲み口は夏にぴったりだ。

■ロング・ルート・ラガー ポップアップ
日程:6月3日〜4日
場所:パタゴニア 東京・渋谷
日程:6月10日〜11日
場所:パタゴニア 鎌倉

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サステナ先行企業H&Mに聞く、販売スタッフとの情報共有の方法【売り場から始めるサステナ実践例】

サステナビリティは日進月歩。新しい技術や情報が次々登場している。それらを顧客に伝える要がショップスタッフだ。彼らが日常業務と並行してサステナの知識をアップデートするにはどうしたらいいのか?サステナビリティ先進企業であるH&M ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパンの山浦誉史CSR/サステナビリティ・コーディネーターに話を聞いた。

H&Mヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン(以下、H&M)は現在、国内123店舗で、2000人弱の販売員が働いている。全員への等しい情報伝達が容易でないことは想像できるが、そこで活躍するのが2016年から2017年にかけて導入した各店のサステナビリティ・アンバサダー(以下、アンバサダー)制度だ。現在は合計150人以上が販売業務に就きつつ活動している。役割は、店舗でのサステナビリティに関するフォローアップ全般で、山浦コーディネーターとアンバサダーたちは様々なチャンネルを通して日常的にコミュニケーションをとっている。自ら立候補するスタッフが多く、店長とはまた違ったリーダーシップが発揮されているという。「従来、店舗でのリーダーシップといえば店長一人だったが、アンバサダーの存在により、良い意味でその構造が崩れる。本部や店長からのトップダウンだけだと、店のスタッフは情報と指示を待つだけになりがちだ。身近にアンバサダーがいることで、一人一人がアクションを起こしやすくなる」と山浦コーディネーターは言う。

店頭の役割は「伝える」に加えて「顧客の声を聞く」ことにもある。そのために同社が活用しているのが、会員システム“H&Mメンバー”で、毎月行うアンケートの中に必ずサステナビリティに関する質問を入れている。「結果、われわれが伝えたいことがセールスアドバイザーを通じてお客さんに伝わっている実感があり、店頭からのフィードバッグに私自身、やりがいを感じる」。

アンバサダー制度と同時にサステナビリティに関するEラーニングも導入した。これは全社員を対象とした学びの場であり、入社時に必ず受講する。Eラーニングの内容は「なぜサステナビリティに取り組むのか?」といった「基礎」と「素材」の2種類で、本社が定期的に内容をアップデート。特に「素材」は新素材が出る都度更新する。全員が繰り返し見られる環境とのことだが、販売業務の傍らの学びはどうしても後回しになるもの。それは「H&M」でも同じだ。「それはそう。だから新コレクション発表のたびにリマインドし、特にキャンペーン時は2週間前からを“インフォメーションウィーク”とし素材に関するトレーニングを店舗で行うなどしている。とはいえスタッフによって興味関心、知識の凸凹があるのが課題だから、その意味でも他スタッフをフォローするアンバサダーの存在が重要だ」。

コミュニケーションに終わりはないが、中でも山浦コーディネーターは、入社時を意味する“オンボーディング”の教育・共有の重要性を強調する。「まずは、自分達の会社をよく知ってもらうことが大切だと思う。“あなたが働いている会社はこういう会社です。サステナビリティを重視しています”としっかり伝え、ファッションとサステナビリティは両立できることを知ってもらう。スタッフからすれば後から“サステナビリティが大事”と聞かされても戸惑うだけだから最初が重要。実際には元から関心があるスタッフが多いのでむしろ最初に伝えるこがモチベーションにつながっている」。

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サステナ先行企業H&Mに聞く、販売スタッフとの情報共有の方法【売り場から始めるサステナ実践例】

サステナビリティは日進月歩。新しい技術や情報が次々登場している。それらを顧客に伝える要がショップスタッフだ。彼らが日常業務と並行してサステナの知識をアップデートするにはどうしたらいいのか?サステナビリティ先進企業であるH&M ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパンの山浦誉史CSR/サステナビリティ・コーディネーターに話を聞いた。

H&Mヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン(以下、H&M)は現在、国内123店舗で、2000人弱の販売員が働いている。全員への等しい情報伝達が容易でないことは想像できるが、そこで活躍するのが2016年から2017年にかけて導入した各店のサステナビリティ・アンバサダー(以下、アンバサダー)制度だ。現在は合計150人以上が販売業務に就きつつ活動している。役割は、店舗でのサステナビリティに関するフォローアップ全般で、山浦コーディネーターとアンバサダーたちは様々なチャンネルを通して日常的にコミュニケーションをとっている。自ら立候補するスタッフが多く、店長とはまた違ったリーダーシップが発揮されているという。「従来、店舗でのリーダーシップといえば店長一人だったが、アンバサダーの存在により、良い意味でその構造が崩れる。本部や店長からのトップダウンだけだと、店のスタッフは情報と指示を待つだけになりがちだ。身近にアンバサダーがいることで、一人一人がアクションを起こしやすくなる」と山浦コーディネーターは言う。

店頭の役割は「伝える」に加えて「顧客の声を聞く」ことにもある。そのために同社が活用しているのが、会員システム“H&Mメンバー”で、毎月行うアンケートの中に必ずサステナビリティに関する質問を入れている。「結果、われわれが伝えたいことがセールスアドバイザーを通じてお客さんに伝わっている実感があり、店頭からのフィードバッグに私自身、やりがいを感じる」。

アンバサダー制度と同時にサステナビリティに関するEラーニングも導入した。これは全社員を対象とした学びの場であり、入社時に必ず受講する。Eラーニングの内容は「なぜサステナビリティに取り組むのか?」といった「基礎」と「素材」の2種類で、本社が定期的に内容をアップデート。特に「素材」は新素材が出る都度更新する。全員が繰り返し見られる環境とのことだが、販売業務の傍らの学びはどうしても後回しになるもの。それは「H&M」でも同じだ。「それはそう。だから新コレクション発表のたびにリマインドし、特にキャンペーン時は2週間前からを“インフォメーションウィーク”とし素材に関するトレーニングを店舗で行うなどしている。とはいえスタッフによって興味関心、知識の凸凹があるのが課題だから、その意味でも他スタッフをフォローするアンバサダーの存在が重要だ」。

コミュニケーションに終わりはないが、中でも山浦コーディネーターは、入社時を意味する“オンボーディング”の教育・共有の重要性を強調する。「まずは、自分達の会社をよく知ってもらうことが大切だと思う。“あなたが働いている会社はこういう会社です。サステナビリティを重視しています”としっかり伝え、ファッションとサステナビリティは両立できることを知ってもらう。スタッフからすれば後から“サステナビリティが大事”と聞かされても戸惑うだけだから最初が重要。実際には元から関心があるスタッフが多いのでむしろ最初に伝えるこがモチベーションにつながっている」。

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電力エネルギー消費実質ゼロ、「いとまちホテルゼロ」が愛媛県西条市に誕生

愛媛県西条市に5月27日、「いとまちホテルゼロ(ITOMACHI HOTEL 0)」がオープンした。

同ホテルは、半導体関連の機器製造を中心に再生エネルギーや地方創生・まちづくり事業も運営するアドバンテックが事業主となり、ソラノホテル(東京都立川市)や白井屋ホテル(群馬県前橋市)を手がけるグッドタイムが企画運営を担う。実質的に電力エネルギーを消費しない「ゼロエネルギーホテル」として、国内ホテル初となる環境省のゼブ(ZEB、ネット・ゼロ・エネルギー・ゼロ、Net Zero Energy Building)認証を取得した。

館内ではエネルギー循環を学べる体験ツアーの提供や、ゼロエネルギーの仕組みを説明するインフォグラフィックスの掲示を行う予定。また内装には、木質由来の再生可能な非可食バイオマスを使用したタルケット(Tarkett)社の再生塩ビシートや、ジーンズの端切れを活用したステラポップ(STELAPOP)社の天板、再生ガラスを活用したベンチなどを使用した。インテリアとランドスケープデザインはダグアウト・アーキテクツ(Dugout Architects)、設計は隈研吾建築都市設計事務所がそれぞれ手がけた。

ホテル内のカフェでは、地元愛媛で仕入れた旬の野菜や果物を多く使用した食事を提供する。監修するのは、代々木上原のビストロ「メゾン サンカントサンク(MAISON CINQUANTECINQ)」などを運営するシェルシュ代表兼エグゼクティブシェフの丸山智博氏。厚生労働省が定める日本人の栄養摂取基準から、抗酸化作用等のある栄養素が+10%、カロリーは−10%になるよう基準を設けた。

アメニティや館内演出も、愛媛の特産物や伝統工芸品、クリエイターらを多く起用することで、地元の魅力を再発見する体験の創出を目指す。

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「サボン」日本上陸15周年、ホリスティックビューティブランドへ

多様な文化と自然が息づくイスラエル発祥で知られる「サボン(SABON)」。2022年にはブランド設立25周年、23年は日本上陸15周年を迎える。ブランド誕生以来、死海の塩と貴重なボタニカルオイルを黄金比で融合させた“ボディスクラブ”をロングセラーとする一方で、昨今はフェイスケアやヘアケアのカテゴリーでも存在感を高めながら、進化を遂げている。中でも23年〜4月までのフェイスケア売上高は前年同期比20%増と躍進。その人気をけん引するのが、昨年8月デビューの“ローズ フェイスケアライン”だ。花の女王と呼ばれ、優れた美容効果を持つとされるダマスクローズと死海のミネラル、ボタニカルオイルをたっぷりと使い、化粧水、オイル、クリームはエコサートコスモスオーガニックとコスメビオの認証を取得している。「サボン」の世界観を五感で堪能できる細部へのこだわりに効果を実感できる処方が加わり、「フェイスケアも『サボン』で」とファンが拡大した。

6月1日には同ラインに、スクラブ洗顔料“フェイスポリッシャー コンフォーティング・ローズ”、ミスト状化粧水“ボタニカルウォーター コンフォーティング・ローズ” 、保湿ジェル“ローズウォータージュレ”の3品が登場する。いずれもビーガン処方で、“同 ジュレ”は前述のオーガニック認証を取得。“磨き”“整え”“弾む”。五感に響くステップで、「サボン」が考える“幸福肌”をかなえる。

サステナブルな取り組みもますます広がっている。社会や環境に配慮している企業に与えられる国際的な認証制度B Corp認証の取得を25年までに目指すほか、会員制プログラム「ネイチャーマイレージクラブ」では、商品購入時にマイバッグ使用など自然保護につながるアクションでマイルを付与するサービスも21年5月より展開。店舗も顧客も巻き込みながら、皆で自然を守っていく――。その姿勢がブランドへの共感につながり、ファンを増やし続けている。

22年秋には東京・日比谷公園内にカーボンフリーの花壇「シーズ・オブ・ジョイ ガーデンズ・オブ・ワンダーズ」が誕生。花壇運営は社員のウエルネスプログラムの一環とし、また障がい者雇用機会創出も担う。さらに4月中に販売した“ボディスクラブ”の売り上げの一部を「都立公園サポーター基金」に寄付するほか、本来廃棄されるはずだったロスフラワーをアップサイクルし店舗装飾に使用するなどしている。

問い合わせ先
サボン ジャパン
0120-380-688

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「サボン」日本上陸15周年、ホリスティックビューティブランドへ

多様な文化と自然が息づくイスラエル発祥で知られる「サボン(SABON)」。2022年にはブランド設立25周年、23年は日本上陸15周年を迎える。ブランド誕生以来、死海の塩と貴重なボタニカルオイルを黄金比で融合させた“ボディスクラブ”をロングセラーとする一方で、昨今はフェイスケアやヘアケアのカテゴリーでも存在感を高めながら、進化を遂げている。中でも23年〜4月までのフェイスケア売上高は前年同期比20%増と躍進。その人気をけん引するのが、昨年8月デビューの“ローズ フェイスケアライン”だ。花の女王と呼ばれ、優れた美容効果を持つとされるダマスクローズと死海のミネラル、ボタニカルオイルをたっぷりと使い、化粧水、オイル、クリームはエコサートコスモスオーガニックとコスメビオの認証を取得している。「サボン」の世界観を五感で堪能できる細部へのこだわりに効果を実感できる処方が加わり、「フェイスケアも『サボン』で」とファンが拡大した。

6月1日には同ラインに、スクラブ洗顔料“フェイスポリッシャー コンフォーティング・ローズ”、ミスト状化粧水“ボタニカルウォーター コンフォーティング・ローズ” 、保湿ジェル“ローズウォータージュレ”の3品が登場する。いずれもビーガン処方で、“同 ジュレ”は前述のオーガニック認証を取得。“磨き”“整え”“弾む”。五感に響くステップで、「サボン」が考える“幸福肌”をかなえる。

サステナブルな取り組みもますます広がっている。社会や環境に配慮している企業に与えられる国際的な認証制度B Corp認証の取得を25年までに目指すほか、会員制プログラム「ネイチャーマイレージクラブ」では、商品購入時にマイバッグ使用など自然保護につながるアクションでマイルを付与するサービスも21年5月より展開。店舗も顧客も巻き込みながら、皆で自然を守っていく――。その姿勢がブランドへの共感につながり、ファンを増やし続けている。

22年秋には東京・日比谷公園内にカーボンフリーの花壇「シーズ・オブ・ジョイ ガーデンズ・オブ・ワンダーズ」が誕生。花壇運営は社員のウエルネスプログラムの一環とし、また障がい者雇用機会創出も担う。さらに4月中に販売した“ボディスクラブ”の売り上げの一部を「都立公園サポーター基金」に寄付するほか、本来廃棄されるはずだったロスフラワーをアップサイクルし店舗装飾に使用するなどしている。

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サボン ジャパン
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素材や染料にこだわったドイツ発フットウエアブランド「エクン」が日本初上陸

三栄コーポレーションの子会社ベネクシーは、ドイツ・フランクフルト発のエシカルを体現したフットウエアブランド「エクン(EKN)」を、5月下旬から自社が展開するクオリネスト店舗、ベネクシー店舗およびオンラインショップで販売する。

「エクン」は、トルコ語で種を意味するekinに由来し、「エクン」は優れたアイデアの種まきを意味する。サステナビリティをクールに世界に伝えることへの情熱と、エッジの利いた独自のスタイルへのこだわりを背景とし、2015年に創立した、ユニセックスのブランド。

同ブランドのシューズは、職人によるハンドメードで、素材には生体組織に害を及ぼさない材料を調達、染色には植物由来の染料を採用するなど、環境に配慮して作られている。

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素材や染料にこだわったドイツ発フットウエアブランド「エクン」が日本初上陸

三栄コーポレーションの子会社ベネクシーは、ドイツ・フランクフルト発のエシカルを体現したフットウエアブランド「エクン(EKN)」を、5月下旬から自社が展開するクオリネスト店舗、ベネクシー店舗およびオンラインショップで販売する。

「エクン」は、トルコ語で種を意味するekinに由来し、「エクン」は優れたアイデアの種まきを意味する。サステナビリティをクールに世界に伝えることへの情熱と、エッジの利いた独自のスタイルへのこだわりを背景とし、2015年に創立した、ユニセックスのブランド。

同ブランドのシューズは、職人によるハンドメードで、素材には生体組織に害を及ぼさない材料を調達、染色には植物由来の染料を採用するなど、環境に配慮して作られている。

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素材や染料にこだわったドイツ発フットウエアブランド「エクン」が日本初上陸

三栄コーポレーションの子会社ベネクシーは、ドイツ・フランクフルト発のエシカルを体現したフットウエアブランド「エクン(EKN)」を、5月下旬から自社が展開するクオリネスト店舗、ベネクシー店舗およびオンラインショップで販売する。

「エクン」は、トルコ語で種を意味するekinに由来し、「エクン」は優れたアイデアの種まきを意味する。サステナビリティをクールに世界に伝えることへの情熱と、エッジの利いた独自のスタイルへのこだわりを背景とし、2015年に創立した、ユニセックスのブランド。

同ブランドのシューズは、職人によるハンドメードで、素材には生体組織に害を及ぼさない材料を調達、染色には植物由来の染料を採用するなど、環境に配慮して作られている。

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エストネーションが大阪・梅田に新店舗をオープン 什器の9割を既存店から再利用

エストネーション(ESTNATION)は6月14日、グランフロント大阪に「エストネーション大阪店」をオープンする。"The Essence of Luxury"をコンセプトとし、サステナブル要素を盛り込んだ。

オープン当日から、「ニコライ バーグマン フラワーズ&デザイン大阪店」のリニューアルに伴い、特別に製作されたフラワーアレンジメントが店内に飾られるほか、ファブリックスケープ(fabricscape)によるインスタレーション“擬態する背景、背景する中心(仮)”も予定している。

またサステナビリティの観点から、大阪店の什器の90パーセントを既存店で使用していたものを再利用する。繊維製品回収サービス“Wear to Fashion”の回収ボックスは、後付けではなく店舗デザインとして取り入れ、気軽にサステナブル活動への参加を促す仕組みづくりを実現する。

◾︎エストネーション大阪店
オープン日:6月14日
営業時間:11:00〜21:00
定休日:不定休
住所:大阪府大阪市北区大深町 4-20 グランフロント大阪ショップ&レストラン南館1階

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エストネーションが大阪・梅田に新店舗をオープン 什器の9割を既存店から再利用

エストネーション(ESTNATION)は6月14日、グランフロント大阪に「エストネーション大阪店」をオープンする。"The Essence of Luxury"をコンセプトとし、サステナブル要素を盛り込んだ。

オープン当日から、「ニコライ バーグマン フラワーズ&デザイン大阪店」のリニューアルに伴い、特別に製作されたフラワーアレンジメントが店内に飾られるほか、ファブリックスケープ(fabricscape)によるインスタレーション“擬態する背景、背景する中心(仮)”も予定している。

またサステナビリティの観点から、大阪店の什器の90パーセントを既存店で使用していたものを再利用する。繊維製品回収サービス“Wear to Fashion”の回収ボックスは、後付けではなく店舗デザインとして取り入れ、気軽にサステナブル活動への参加を促す仕組みづくりを実現する。

◾︎エストネーション大阪店
オープン日:6月14日
営業時間:11:00〜21:00
定休日:不定休
住所:大阪府大阪市北区大深町 4-20 グランフロント大阪ショップ&レストラン南館1階

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「服のリサイクル」のテーマパーク型店舗を公開 宝探し感覚でショッピング

三井不動産は31日、服のリサイクルをテーマにした大型店舗「木更津コンセプトストア(KISARAZU CONCEPT STORE)」 (千葉県木更津市)を関係者に公開した。三井アウトレットパーク木更津の隣接地に敷地面積7300平方メートルの店舗を新設した。ファッション企業と連携し、余剰在庫やB品、アップサイクル品などをテーマパークのような空間の中で売る。入場料300円(中学生以下無料)を設定したり、5つのゾーンの編集売り場をくまなく歩く一方通行の動線にしたりするなど、いくつもの新しい試みをとる。

入場料300円を払う体験型店舗

まず客は入口の券売機で300円の入場料を支払う。同時に、その入場料および商品代金の一部を寄付するリサイクル企業や団体を選択する。

回転ゲートから入店した客はカートを押しながら、A〜Eまで5つの編集売り場を一方通行の動線で歩き、最後にレジまで進む。あえてブランドごとの編集にはしないことで、宝探しのような感覚を味わえるようにした。小部屋のような空間も複数設けるのも掘り出し物との偶然の出合いを演出するためだ。

三井不動産でこのプロジェクトを担当する伊藤栄輝氏は「入場料を払い、ガタンと(回転ゲートを回して)入店したお客さまの気持ちにスイッチが入るような店にしたい。ファッションの店舗では珍しいカートもその一つ。体験や食事も含めて、ファミリーやカップルのお客さまが長時間滞在できる空間にした」と話す。サステナビリティやSDGsといった言葉はあえてあまり使わず、純粋にファッションを楽しめる場を目指す。

スタート時点で並ぶのは50以上のブランド。アパレル、シューズ、バッグ、アクセサリーなど幅広い。商品にはブランドによる正価(プロパー)の値札と、木更津コンセプトストアによる値引きされた販売価格の値札が下げられる。RFIDタグ(電子無線タグ)で管理する。

動線の途中にはくつろげる中庭やカフェ、さまざまな照明演出で撮影ができる試着室などがある。ファクトリーラボでは、不要になった衣類から肥料を生成するクレサヴァ、廃棄繊維から紙を作る一般社団法人サーキュラーコットンファクトリー、洋服を燃料に変える研究開発を進める文化学園大学と近畿大学によるデモンストレーションなどを見学できる。ファクトリーラボの裏庭は畑になっており、衣服から生成した肥料で野菜を栽培する。ショッピングだけではなく、学んだり、考えたりできる場所を充実させた。

6割の客が東京湾を渡ってやってくる

木更津コンセプトストアは、ユニークなリサイクルビジネス「パス ザ バトン」のスマイルズが店舗プロデュースを手掛け、アウトレット店舗のオペレーションの実績が豊富な双日インフィニティが店舗運営を担う。商品調達は三井不動産が行う。ショッピングセンター事業で培ったネットワークを生かし、約100社のパートナー企業・団体を集めた。

12年に開業した三井アウトレットパーク木更津は右肩上がりの成長を遂げ、現在では売上高500億円以上、三井不動産のアウトレットモールでは最大の施設になった。房総半島の木更津という立地特性から、来店客の4割が千葉県内、6割がアクアラインで東京湾の向こうの神奈川県や東京都方面からやってくる。

木更津コンセプトストアは売り上げ目標を設定していないが、年間の客数は10万人を見込む。客単価は4000〜5000円を想定する。アウトレットパークの利用者とともに、環境問題などに関心のある層を呼び込むかがカギになる。伊藤氏は「ここは実験的な店舗。お客さまの反応を見ながら柔軟に修正し、ファッション業界の課題解決に一助にしていきたい」と話す。

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「服のリサイクル」のテーマパーク型店舗を公開 宝探し感覚でショッピング

三井不動産は31日、服のリサイクルをテーマにした大型店舗「木更津コンセプトストア(KISARAZU CONCEPT STORE)」 (千葉県木更津市)を関係者に公開した。三井アウトレットパーク木更津の隣接地に敷地面積7300平方メートルの店舗を新設した。ファッション企業と連携し、余剰在庫やB品、アップサイクル品などをテーマパークのような空間の中で売る。入場料300円(中学生以下無料)を設定したり、5つのゾーンの編集売り場をくまなく歩く一方通行の動線にしたりするなど、いくつもの新しい試みをとる。

入場料300円を払う体験型店舗

まず客は入口の券売機で300円の入場料を支払う。同時に、その入場料および商品代金の一部を寄付するリサイクル企業や団体を選択する。

回転ゲートから入店した客はカートを押しながら、A〜Eまで5つの編集売り場を一方通行の動線で歩き、最後にレジまで進む。あえてブランドごとの編集にはしないことで、宝探しのような感覚を味わえるようにした。小部屋のような空間も複数設けるのも掘り出し物との偶然の出合いを演出するためだ。

三井不動産でこのプロジェクトを担当する伊藤栄輝氏は「入場料を払い、ガタンと(回転ゲートを回して)入店したお客さまの気持ちにスイッチが入るような店にしたい。ファッションの店舗では珍しいカートもその一つ。体験や食事も含めて、ファミリーやカップルのお客さまが長時間滞在できる空間にした」と話す。サステナビリティやSDGsといった言葉はあえてあまり使わず、純粋にファッションを楽しめる場を目指す。

スタート時点で並ぶのは50以上のブランド。アパレル、シューズ、バッグ、アクセサリーなど幅広い。商品にはブランドによる正価(プロパー)の値札と、木更津コンセプトストアによる値引きされた販売価格の値札が下げられる。RFIDタグ(電子無線タグ)で管理する。

動線の途中にはくつろげる中庭やカフェ、さまざまな照明演出で撮影ができる試着室などがある。ファクトリーラボでは、不要になった衣類から肥料を生成するクレサヴァ、廃棄繊維から紙を作る一般社団法人サーキュラーコットンファクトリー、洋服を燃料に変える研究開発を進める文化学園大学と近畿大学によるデモンストレーションなどを見学できる。ファクトリーラボの裏庭は畑になっており、衣服から生成した肥料で野菜を栽培する。ショッピングだけではなく、学んだり、考えたりできる場所を充実させた。

6割の客が東京湾を渡ってやってくる

木更津コンセプトストアは、ユニークなリサイクルビジネス「パス ザ バトン」のスマイルズが店舗プロデュースを手掛け、アウトレット店舗のオペレーションの実績が豊富な双日インフィニティが店舗運営を担う。商品調達は三井不動産が行う。ショッピングセンター事業で培ったネットワークを生かし、約100社のパートナー企業・団体を集めた。

12年に開業した三井アウトレットパーク木更津は右肩上がりの成長を遂げ、現在では売上高500億円以上、三井不動産のアウトレットモールでは最大の施設になった。房総半島の木更津という立地特性から、来店客の4割が千葉県内、6割がアクアラインで東京湾の向こうの神奈川県や東京都方面からやってくる。

木更津コンセプトストアは売り上げ目標を設定していないが、年間の客数は10万人を見込む。客単価は4000〜5000円を想定する。アウトレットパークの利用者とともに、環境問題などに関心のある層を呼び込むかがカギになる。伊藤氏は「ここは実験的な店舗。お客さまの反応を見ながら柔軟に修正し、ファッション業界の課題解決に一助にしていきたい」と話す。

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「スターバックス」が “タンブラー部”を始動 タンブラー利用を推進

「スターバックス(STARBUCKS)」は、廃棄物削減に向けた取り組みの一環で、タンブラー利用を推進するプロジェクト“タンブラー部”を始動した。本プロジェクトの発足を記念し、“瀬戸内 レモンケーキ フラペチーノ”(店内利用690円、持ち帰り678円)と“タンブラー部”のロゴが描かれた限定カップ(440円)も発売。

“タンブラー部”は、まず“夏合宿”と称して全国の店舗でマイタンブラーの利用総数を6月30日まで計測。合計30万杯、50万杯、70万杯の達成で、最大で3つのプレゼント企画を7月1日から順次実施する。また、スターバックス ジャパン公式モバイルアプリ上では“タンブラー部”の部室が登場。タンブラーの利用回数に応じて“ベアリスタ”が成長し、ゲーム感覚でタンブラーの使用が楽しめる。さらに、“入部歓迎イベント”として、6月30日までマイタンブラーやマグカップを持ち込むとドリンク通常22円割引のところ、55円引きで購入することができる。

廃棄物削減のため「スターバックス」では店内利用の際にはマグや樹脂製のグラス、持ち帰りでは洗って繰り返し使えるリユーザブルカップ、店舗で借りて返却できる“借りるカップ”やタンブラーといった再利用可能な容器での商品の提供を勧めている。これにより、年間で100トンの廃棄物を削減できる見込みだ。渋谷エリアは特に成果をあげており、店内利用の客の2人に1人はマグまたはグラスでの提供で、これは全国平均の3人に1人を上回る結果だった。渋谷ファイヤー通り店では注文を受けた際に「環境にやさしいグラスで提供してもよろしいでしょうか?」と聞き、利用客が環境保護に貢献している実感を持たせているという。

現在「スターバックス」は、リソースポジティブカンパニーを目指して2030年までに二酸化炭素と廃棄物の排出量と、直接の事業運営とコーヒー生産のための水の使用量を50%削減することを目標としている。

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「スターバックス」が “タンブラー部”を始動 タンブラー利用を推進

「スターバックス(STARBUCKS)」は、廃棄物削減に向けた取り組みの一環で、タンブラー利用を推進するプロジェクト“タンブラー部”を始動した。本プロジェクトの発足を記念し、“瀬戸内 レモンケーキ フラペチーノ”(店内利用690円、持ち帰り678円)と“タンブラー部”のロゴが描かれた限定カップ(440円)も発売。

“タンブラー部”は、まず“夏合宿”と称して全国の店舗でマイタンブラーの利用総数を6月30日まで計測。合計30万杯、50万杯、70万杯の達成で、最大で3つのプレゼント企画を7月1日から順次実施する。また、スターバックス ジャパン公式モバイルアプリ上では“タンブラー部”の部室が登場。タンブラーの利用回数に応じて“ベアリスタ”が成長し、ゲーム感覚でタンブラーの使用が楽しめる。さらに、“入部歓迎イベント”として、6月30日までマイタンブラーやマグカップを持ち込むとドリンク通常22円割引のところ、55円引きで購入することができる。

廃棄物削減のため「スターバックス」では店内利用の際にはマグや樹脂製のグラス、持ち帰りでは洗って繰り返し使えるリユーザブルカップ、店舗で借りて返却できる“借りるカップ”やタンブラーといった再利用可能な容器での商品の提供を勧めている。これにより、年間で100トンの廃棄物を削減できる見込みだ。渋谷エリアは特に成果をあげており、店内利用の客の2人に1人はマグまたはグラスでの提供で、これは全国平均の3人に1人を上回る結果だった。渋谷ファイヤー通り店では注文を受けた際に「環境にやさしいグラスで提供してもよろしいでしょうか?」と聞き、利用客が環境保護に貢献している実感を持たせているという。

現在「スターバックス」は、リソースポジティブカンパニーを目指して2030年までに二酸化炭素と廃棄物の排出量と、直接の事業運営とコーヒー生産のための水の使用量を50%削減することを目標としている。

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「ケーティーピーラボ」が廃棄エアバッグを再利用したバッグを発売

フジサキテキスタイルから生まれた雑貨ブランド「ケーティーピーラボ(KTP.LABO)」が、作動せずに新しいまま廃棄されていたエアバッグを再利用した"リサイクルエアバッグ"シリーズからサコッシュショルダーバッグ(5490円)、巾着バッグ(6490円)、トートバッグ(7590円)の3型を発売した。

サコッシュショルダーバッグは、Wポケットにすることで荷物を整理しやすく、付け外し可能なショルダー紐でバッグインバッグとしても使用できる。巾着バッグは、エアバッグの丸い形をそのまま生かしたデザインでマチがないため、さまざまな形の荷物が収容可能だ。トートバッグは、大容量かつ軽量で強度に優れているため、あらゆるシーンで活躍する。

エアバッグに用いられている生地には「66ナイロン」と呼ばれる、軽さ・高い耐熱性・耐油性や摩耗性のある特性を持つ原糸を使用しており、バッグ素材の転用に最適だ。そのまま加工することにより一つとして同じ柄やシワはなく、バッグそれぞれの個体差を楽しむことができる。

自動車市場では、国内で年間約400~450万台が廃棄処分される。フレーム、ハンドル、タイヤ、シートなどのパーツとは異なり、エアバッグは人命に関わる安全上の理由から再利用することが禁止されているため、全て廃棄していた。「ケーティーピーラボ」は、そのような役目を終えた廃棄エアバッグをファッションの知恵と技術で再び世の中に送り出すプロジェクトを行い、サステナブルファッションを提案している。

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「ケーティーピーラボ」が廃棄エアバッグを再利用したバッグを発売

フジサキテキスタイルから生まれた雑貨ブランド「ケーティーピーラボ(KTP.LABO)」が、作動せずに新しいまま廃棄されていたエアバッグを再利用した"リサイクルエアバッグ"シリーズからサコッシュショルダーバッグ(5490円)、巾着バッグ(6490円)、トートバッグ(7590円)の3型を発売した。

サコッシュショルダーバッグは、Wポケットにすることで荷物を整理しやすく、付け外し可能なショルダー紐でバッグインバッグとしても使用できる。巾着バッグは、エアバッグの丸い形をそのまま生かしたデザインでマチがないため、さまざまな形の荷物が収容可能だ。トートバッグは、大容量かつ軽量で強度に優れているため、あらゆるシーンで活躍する。

エアバッグに用いられている生地には「66ナイロン」と呼ばれる、軽さ・高い耐熱性・耐油性や摩耗性のある特性を持つ原糸を使用しており、バッグ素材の転用に最適だ。そのまま加工することにより一つとして同じ柄やシワはなく、バッグそれぞれの個体差を楽しむことができる。

自動車市場では、国内で年間約400~450万台が廃棄処分される。フレーム、ハンドル、タイヤ、シートなどのパーツとは異なり、エアバッグは人命に関わる安全上の理由から再利用することが禁止されているため、全て廃棄していた。「ケーティーピーラボ」は、そのような役目を終えた廃棄エアバッグをファッションの知恵と技術で再び世の中に送り出すプロジェクトを行い、サステナブルファッションを提案している。

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「ケーティーピーラボ」が廃棄エアバッグを再利用したバッグを発売

フジサキテキスタイルから生まれた雑貨ブランド「ケーティーピーラボ(KTP.LABO)」が、作動せずに新しいまま廃棄されていたエアバッグを再利用した"リサイクルエアバッグ"シリーズからサコッシュショルダーバッグ(5490円)、巾着バッグ(6490円)、トートバッグ(7590円)の3型を発売した。

サコッシュショルダーバッグは、Wポケットにすることで荷物を整理しやすく、付け外し可能なショルダー紐でバッグインバッグとしても使用できる。巾着バッグは、エアバッグの丸い形をそのまま生かしたデザインでマチがないため、さまざまな形の荷物が収容可能だ。トートバッグは、大容量かつ軽量で強度に優れているため、あらゆるシーンで活躍する。

エアバッグに用いられている生地には「66ナイロン」と呼ばれる、軽さ・高い耐熱性・耐油性や摩耗性のある特性を持つ原糸を使用しており、バッグ素材の転用に最適だ。そのまま加工することにより一つとして同じ柄やシワはなく、バッグそれぞれの個体差を楽しむことができる。

自動車市場では、国内で年間約400~450万台が廃棄処分される。フレーム、ハンドル、タイヤ、シートなどのパーツとは異なり、エアバッグは人命に関わる安全上の理由から再利用することが禁止されているため、全て廃棄していた。「ケーティーピーラボ」は、そのような役目を終えた廃棄エアバッグをファッションの知恵と技術で再び世の中に送り出すプロジェクトを行い、サステナブルファッションを提案している。

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阪急うめだ本店が「ピーナッツ」と協業し、⾐料品アップサイクル企画第2弾を実施

阪急うめだ本店は、5月24日~6月20日に「ピーナッツ(PEANUTS)」と協業し衣料品回収企画の第2弾を実施中だ。

阪急うめだ本店は“WITH Good Harmony”をストアメッセージとし、多くのサステナブルな取り組みを実施している。「ピーナッツ」は、チャーリー・ブラウン、スヌーピーをはじめとするキャラクターで知られるブランドだ。⾃分⾃⾝、お互い、そして地球に思いやりをもつことを奨励する「TAKE CARE WITH PEANUTS」を掲げ、サステナブルな活動を行う。

この企画は、阪急うめだ本店が「TAKE CARE WITH PEANUTS」に参画する形で行う、⾐料品を回収して新たな製品に再⽣する企画だ。客や社のグループ従業員の家庭で不要となった衣料品のほか、今回は新たにファッション雑貨も回収する。再び⽷となり生まれ変わった「ピーナッツ」ニット製品の受注会を8⽉の「ピーナッツ フェア」の期間中に実施する。また、糸以外のものはリサイクルボードへと再生し、「ピーナッツ フェア」の際に館内や売場装飾などに使用する。

◼︎阪急うめだ ⾐料品アップサイクル企画
日程:5月24日~6月20日
回収場所:阪急うめだ本店 1階コトコトステージ12、8階「グリーンエイジ」グリーンエイジエディット前、9階H2Oサンタカウンター前
回収内容:⾐料品、ファッション雑貨
※靴・傘・アクセサリー・肌着は回収の対象外

◼︎「ピーナッツ」ニット製品の受注会
日程:8⽉9〜22⽇
場所:阪急うめだ本店 1階コトコトステージ12、4階コトコトステージ41
再⽣品内容:スヌーピーなど「ピーナッツ」のキャラクターが描かれたニット製品
再⽣品お渡し:9⽉末(予定)

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阪急うめだ本店が「ピーナッツ」と協業し、⾐料品アップサイクル企画第2弾を実施

阪急うめだ本店は、5月24日~6月20日に「ピーナッツ(PEANUTS)」と協業し衣料品回収企画の第2弾を実施中だ。

阪急うめだ本店は“WITH Good Harmony”をストアメッセージとし、多くのサステナブルな取り組みを実施している。「ピーナッツ」は、チャーリー・ブラウン、スヌーピーをはじめとするキャラクターで知られるブランドだ。⾃分⾃⾝、お互い、そして地球に思いやりをもつことを奨励する「TAKE CARE WITH PEANUTS」を掲げ、サステナブルな活動を行う。

この企画は、阪急うめだ本店が「TAKE CARE WITH PEANUTS」に参画する形で行う、⾐料品を回収して新たな製品に再⽣する企画だ。客や社のグループ従業員の家庭で不要となった衣料品のほか、今回は新たにファッション雑貨も回収する。再び⽷となり生まれ変わった「ピーナッツ」ニット製品の受注会を8⽉の「ピーナッツ フェア」の期間中に実施する。また、糸以外のものはリサイクルボードへと再生し、「ピーナッツ フェア」の際に館内や売場装飾などに使用する。

◼︎阪急うめだ ⾐料品アップサイクル企画
日程:5月24日~6月20日
回収場所:阪急うめだ本店 1階コトコトステージ12、8階「グリーンエイジ」グリーンエイジエディット前、9階H2Oサンタカウンター前
回収内容:⾐料品、ファッション雑貨
※靴・傘・アクセサリー・肌着は回収の対象外

◼︎「ピーナッツ」ニット製品の受注会
日程:8⽉9〜22⽇
場所:阪急うめだ本店 1階コトコトステージ12、4階コトコトステージ41
再⽣品内容:スヌーピーなど「ピーナッツ」のキャラクターが描かれたニット製品
再⽣品お渡し:9⽉末(予定)

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環境に優しい一点モノのジュエリー 「アドリン ヒュー」が初のポップアップショップをバーニーズで開催

ジュエリーブランド「アドリン ヒュー(ADLIN HUE)」は、初のポップアップショップをバーニーズ ニューヨークで開催する。会期は、銀座本店が6月2〜11日、横浜店が6月16日〜7月2日、福岡店が7月7〜23日。

同ブランドは、人気D2Cジュエリー「アルティーダ ウード(ARTIDA OUD)」などのディレクションを手掛けた安部真理子によるもので、デッドストックの石をはじめ地球上の資源を活用した環境に優しいジュエリーを提案している。素材は、ガーデンクオーツ(庭園水晶)や飴玉のような透明感のある風合いが特徴のかっこみ水晶、アンモナイトなどの化石、廃棄予定のパールなどユニークなものばかり。それらさまざまな素材がインドでリサイクルされたシルバーと組み合わさり、他にはないジュエリーに生まれ変わる。

ポップアップでは、一点モノのリングを中心に新作コレクションを販売する。ポップアップの期間中にはデザイナーの安部の来店があり、好みのルースとデザインでジュエリーをつくるオーダーにも対応する。中心価格帯は4万〜6万円。

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オーストラリア発自然派スキンケア「スノー フォックス スキンケア」からブランド初のフェイスパウダーとエシカルなメイクブラシ登場

オーストラリア発自然派スキンケア「スノー フォックス スキンケア(SNOW FOX SKINCARE)」は7月24日、ブランド初となるフェイスパウダー“スノー メルト モイスチャー マットスキン セッティング パウダー”(5940円)と、“フォックス テール ブラシ”(6688円)を発売する。

“スノー メルト モイスチャー マットスキン セッティング パウダー”は、パウダー状のナイアシンアミドが肌を美しく仕上げてキメを整えると同時に、ココナツウォーターが肌を乾燥から守り、潤いと透明感を与え、ビタミンEが紫外線による酸化ストレスからも肌を守る。超微粒⼦のため軽いつけ⼼地で、くすみや⾚み、肌の凹凸をカバーし、⽪脂によるテカリを抑え、⽑⽳の開きを⽬⽴たなくしてメイクの仕上げからメイク直し、さらには夜のスキンケアの仕上げにも使える。

同商品は、ブランド創業者のフィービー・ソングが、乾燥性の敏感肌と酒さでありながらT ゾーンがオイリーな肌質のため、強い防腐剤や⾹料を含むフェイスパウダーを使⽤できないことから開発に着手。完成までに約3年の年月を費やし、これまでブランドが培ってきたスキンケアの知⾒を生かした。フェイスパウダーは、同時発売の“フォックス テール ブラシ”と共に使うことで透き通るようなマット肌を楽しめる。

“フォックス テール ブラシ”はビーガン⽑を使⽤したエシカルなメイクアップブラシ。ブラシの⽑の形状は職人の手により一つずつハンドメイドで作られており、⼤きく柔らかなヘッドで適量のパウダーを取ることができる。動物の⽑を⼀切使⽤しない⼈⼯⽑でありながら、名前の通りきつねのしっぽのような濃密さを再現し、耐久性に優れ、型崩れしにくく、⽔で簡単に洗えるところも魅⼒だ。

同ブランドは2016年にオーストラリアで誕生。敏感肌向けに⽪膚科医と共同開発し、無添加にこだわり開発された、植物学と⽪膚科学を融合したハイブリッド型スキンケアで、日本には21年に上陸。地球第⼀主義を理念に、ビーガン・エシカル・クルエルティフリー・クリーン・プロフェッショナル・オーシャンセーフの 6つの哲学を商品開発理念に掲げている。

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オーストラリア発自然派スキンケア「スノー フォックス スキンケア」からブランド初のフェイスパウダーとエシカルなメイクブラシ登場

オーストラリア発自然派スキンケア「スノー フォックス スキンケア(SNOW FOX SKINCARE)」は7月24日、ブランド初となるフェイスパウダー“スノー メルト モイスチャー マットスキン セッティング パウダー”(5940円)と、“フォックス テール ブラシ”(6688円)を発売する。

“スノー メルト モイスチャー マットスキン セッティング パウダー”は、パウダー状のナイアシンアミドが肌を美しく仕上げてキメを整えると同時に、ココナツウォーターが肌を乾燥から守り、潤いと透明感を与え、ビタミンEが紫外線による酸化ストレスからも肌を守る。超微粒⼦のため軽いつけ⼼地で、くすみや⾚み、肌の凹凸をカバーし、⽪脂によるテカリを抑え、⽑⽳の開きを⽬⽴たなくしてメイクの仕上げからメイク直し、さらには夜のスキンケアの仕上げにも使える。

同商品は、ブランド創業者のフィービー・ソングが、乾燥性の敏感肌と酒さでありながらT ゾーンがオイリーな肌質のため、強い防腐剤や⾹料を含むフェイスパウダーを使⽤できないことから開発に着手。完成までに約3年の年月を費やし、これまでブランドが培ってきたスキンケアの知⾒を生かした。フェイスパウダーは、同時発売の“フォックス テール ブラシ”と共に使うことで透き通るようなマット肌を楽しめる。

“フォックス テール ブラシ”はビーガン⽑を使⽤したエシカルなメイクアップブラシ。ブラシの⽑の形状は職人の手により一つずつハンドメイドで作られており、⼤きく柔らかなヘッドで適量のパウダーを取ることができる。動物の⽑を⼀切使⽤しない⼈⼯⽑でありながら、名前の通りきつねのしっぽのような濃密さを再現し、耐久性に優れ、型崩れしにくく、⽔で簡単に洗えるところも魅⼒だ。

同ブランドは2016年にオーストラリアで誕生。敏感肌向けに⽪膚科医と共同開発し、無添加にこだわり開発された、植物学と⽪膚科学を融合したハイブリッド型スキンケアで、日本には21年に上陸。地球第⼀主義を理念に、ビーガン・エシカル・クルエルティフリー・クリーン・プロフェッショナル・オーシャンセーフの 6つの哲学を商品開発理念に掲げている。

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フリークスストアが未利用資源・未利用魚をテーマにしたSDGsプロジェクトを発足

フリークスストア(FREAK’S STORE)を運営するデイトナインターナショナルは、「地域課題を魅力へ」と変換し発信する活動として、静岡県水産・海洋技術研究所と共同で「食べて・着て・知る、SDGsプロジェクト」を企画した。

当プロジェクトでは、世界的な課題の一つであるフードロス問題に着目。静岡県内の大学、研究機関、地域企業と連動して「未利用資源」を使った新たな特産品を開発し、業種の壁を超えて静岡県の魅力を発信することを目的としている。静岡県で漁獲量1位の鰹に注目し、未利用資源(今まで廃棄されていた資源)の活用に挑戦した。

共同開発の第一弾として、静岡県焼津市で水揚げした一本釣りの焼津鰹の未利用資源を使用したパスタソース“焼津鰹のペペロンチーノ”(358円)を発売した。これを記念し、販売店舗で限定グッズ4点、“OSAKANAFREAK”Tシャツ(4950円)、“OSAKANAFREAK”メッシュキャップ(3960円)、“OSAKANAFREAK”パスタプレート(3850円)、“OSAKANAFREAK”湯呑み(2640円)を発売。ほかにも、静岡県の未利用資源、未利用魚をテーマにしたフリーペーパー「フリーク(FREAK)」も発刊し、ポップアップも開催中だ。

フリークスストア静岡、フリークスストアららぽーと沼津、フリークスストア御殿場プレミアムアウトレットなどの一部店舗で販売している。

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フリークスストアが未利用資源・未利用魚をテーマにしたSDGsプロジェクトを発足

フリークスストア(FREAK’S STORE)を運営するデイトナインターナショナルは、「地域課題を魅力へ」と変換し発信する活動として、静岡県水産・海洋技術研究所と共同で「食べて・着て・知る、SDGsプロジェクト」を企画した。

当プロジェクトでは、世界的な課題の一つであるフードロス問題に着目。静岡県内の大学、研究機関、地域企業と連動して「未利用資源」を使った新たな特産品を開発し、業種の壁を超えて静岡県の魅力を発信することを目的としている。静岡県で漁獲量1位の鰹に注目し、未利用資源(今まで廃棄されていた資源)の活用に挑戦した。

共同開発の第一弾として、静岡県焼津市で水揚げした一本釣りの焼津鰹の未利用資源を使用したパスタソース“焼津鰹のペペロンチーノ”(358円)を発売した。これを記念し、販売店舗で限定グッズ4点、“OSAKANAFREAK”Tシャツ(4950円)、“OSAKANAFREAK”メッシュキャップ(3960円)、“OSAKANAFREAK”パスタプレート(3850円)、“OSAKANAFREAK”湯呑み(2640円)を発売。ほかにも、静岡県の未利用資源、未利用魚をテーマにしたフリーペーパー「フリーク(FREAK)」も発刊し、ポップアップも開催中だ。

フリークスストア静岡、フリークスストアららぽーと沼津、フリークスストア御殿場プレミアムアウトレットなどの一部店舗で販売している。

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環境に優しいジュエリー「カレワラ」が東京・下北沢でポップアップを開催

フィンランド発ジュエリー「カレワラ(KALEVALA)」は6月1〜4日、東京・下北沢リロードでポップアップショップを開催する。同ブランドは1937年に誕生したフィンランドの国民的なブランド。使用する貴金属のほぼ100%がリサイクル由来、工場では自家発電した電力や製造過程の排水を浄化処理して再利用するなど、人と環境に優しいジュエリーを提供している。

同ポップアップは、ウエディングドレスなどで知られるフィンランド人デザイナーのアンニ・ルートゥとコラボレーションしたコレクション“ミッドサマーナイトローズ(夏至の夜のバラ)”の発売を記念している。北欧で夏至の頃に咲く白いバラがインスピレーション。ビンテージブランズを用いたバラモチーフはロマンチックかつ「カレワラ」らしい立体的なジュエリーに仕上がっている。ネックレスやピアス、ヘアアクセサリーなどがそろい価格は2万1000~5万9000円で、ポップアップでは、これらジュエリーを試せる。

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【スナップ】仲里依紗やアンミカ、山田優らが来店 「コーチ」が伊勢丹新宿店でポップアップを開催中

「コーチ(COACH)」は5月30日まで、2023年春のランウエイショーとコレクションにインスパイアされた体験型ポップアップストアを伊勢丹新宿店 本館 1階 ザ・ステージで開催している。ポップアップに合わせて、アンミカや木南晴夏、仲里依紗、山田優、ヨンア、横田真悠らゲストが来場した。

サステナブルなレザーを使ったバッグがそろう

ポップアップでは、循環性にフォーカスしたアイテムをそろえている。パッチワークレザーや炭素吸収を高める再生型農業を実践している農家から調達した “リジュネラティブ レザー” を採用した、ブランドのアイコンバッグ “タビー(TABBY)” や “ローグ(Rogue)” など、シーズンの限定スタイルをラインアップした。バッグやスモールレザーグッズのラインアップには、リサイクル素材を使用したコーチのアイコニックな“C”ハードウエアを採用し、地球環境への影響の軽減に貢献しようとするコミトメントを示した。

内装はサンライズをイメージしたオレンジのグラデーションとノスタルジックなボードウォークを感じさせるインスタレーションに、海岸に流れ着く空ボトルを表したカラーボトルで彩りを加えている。

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「パタゴニア」が初のラガービールを発売 地球にやさしい穀物を使用

「パタゴニア(PATAGONIA)」の食品事業「パタゴニア プロビジョンズ(PATAGONIA PROVISIONS)」は、6月1日に初めてのラガービール“ロング・ルート・ラガー”を発売する。価格は682円。直営店、公式オンラインストアほか一部店舗で取り扱う。一部店舗でポップアップイベントも開催予定だ。

温暖化の原因である炭素を大気中から地中に取り込み、土壌を再生する革新的な穀物“カーンザ”を使用した“ロング・ルート・ラガー”は、“カーンザ”特有のスパイシーな風味と苦みが特徴。世界的に人気が高いミュンヘンのビールスタイル、ヘレスにアレンジし、低アルコールながら麦芽の旨みが濃く爽快な飲み口は夏にぴったりだ。

■ロング・ルート・ラガー ポップアップ
日程:6月3日〜4日
場所:パタゴニア 東京・渋谷

日程:6月10日〜11日
場所:パタゴニア 鎌倉

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エアークローゼットが環境省の実証事業に参加、脱炭素・資源循環効果を公開

月額制のファッションレンタル事業を展開するエアークローゼットがこのほど、同サービスにおける脱炭素・資源循環効果の推計結果を発表した。

同社は、令和4年度に環境省が公募した「デジタル技術を活用した脱炭素型資源循環ビジネスの効果実証事業」に参画。この結果、二酸化炭素と廃棄物において、それぞれ19%と27%の排出量削減効果が期待できると発表された。この削減割合は、通常の販売モデルである「全ての衣服をユーザーが保有し、使用後は可燃ゴミとして廃棄する」と比較して算出されたもの。衣服の生産量削減により二酸化炭素と廃棄量の削減効果が期待できること、原料調達・生産過程での工程ロスや衣服のリサイクルによる焼却処分の削減が期待できることが今回の推計結果につながった。

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100%ナチュラルな香水「アベル」 元ワイン醸造家が手掛ける環境に優しい香り

ニュージーランド発フレグランス「アベル(ABEL)」は、100%ナチュラルな香水だ。

同ブランドは2013年、オランダ・アムステルダムで元ワイン醸造家のフランシス・シューマックが創業。現在ニュージーランドを拠点とする同ブランドの100%植物由来のフレグランスは「ゲラン(GUELAIN)」などの香水も手掛けるアイザック・シンクレアが調香を担当している。同ブランドを輸入販売する香りのセレクトショップ「ノーズ ショップ(NOSESHOP)」は、シューマックとシンクレアの来日を期にトークイベントを開催した。

シューマックはニュージーランドの農場で育った。ワインの醸造家としてアムステルダムへ移住し、オーガニックな香水を探したが見つからなかった。「ワインのように生きている香水をつくりたい」という思いから、「アベル」を立ち上げることにしたそうだ。名前の由来は、ニュージーランドの探検家であるアベル・タスマン(Abel Tasman)から。「ニュージーランドには彼の名前がついた国立公園があるし、アベルには、“できる”という意味もある」とシューマック。彼女が調香師であるシンクレアに出会ったきっかけはYou Tubeだ。同じくニュージーランドをルーツに持つシンクレアに「100%ナチュラルな香水をつくりたい」とアプローチした。シンクレアは調香師としてさまざまな香水の調香を手掛けていたが、植物由来の香水に関しては経験がなく、フレグランス業界では、天然香水はマイナーな存在で世界最高峰の香水と肩を並べられるとは思われていなかった。そんな業界を改革しようとしたのがシューマックだ。シンクレアは、「どのようなオーガニックの材料があるか勉強したよ」と言う。

環境に配慮したユニークな香水

「アベル」は、ピンクアイリスやゴールデンネロリなど7種類のオードパルファムを33カ国で販売している。ブランドを代表する香りを聞くと、シューマックは、「新緑の森を想起させるグリーンシダー。心が安らぐ」と言う。シンクレアは、「シアンノリ。その名の通り、海苔を原料に使用したチャレンジングな香りだ」と話す。4月にはそれらに新しい香りブラックアニスが加わった。新作の開発についてシューマックは、「アニスを使いたいと思った。あまり香水に使用されるものではないので、どういう方向性にするべきか考えた。アニスにタバコを加えると甘味もある香りになる」とコメント。スターアニスからみずみずしいブラックカラント、そしてタバコへの香の変遷がユニークな香りだ。シンクレアは、「この香りは、ミステリアスでセンシュアル。オーガニック香水でこんな商品があるんだという発見になれば嬉しい」と話した。

「アベル」は“ワン・イン・ワン・アウト”というポリシーで、新作が1つ加わったら、既存の製品の生産を1つ終了する。「モノが溢れている世の中だから、モノを増やしたくない」とシューマック。顧客の中には、お気に入りの香りが廃番になると、在庫を買い占めた人もいるという。また、成分の開示を行いトレーサビリティに配慮したり、低炭素輸送を行ったりと環境に配慮したモノ作りを行っている。

女性のライフステージに寄り添う香り

「アベル」には、女性のさまざまなライフスタイルに寄り添う香りも存在する。香りに敏感な妊婦や母親のための香り“ナーチャー”と、更年期に安らぎを与える“ポーズ”の2種類だ。シューマックは、「“ナーチャー”は母による母のための香り。息子を妊娠中に授乳中でも着けられる香水がないかと考えた」と話す。この香りは低アレルギー性の天然香料だけを使用した繊細な香り。“ポーズ”は、更年期に一休みして立ち止まり寄り添ってくれるような優しいフレグランスだ。シューマックの人生が反映された香りだと言ってもいいだろう。彼女は、「『アベル』を着ける人の人生をより豊かにできれば」と微笑んだ。

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英の老舗ストールブランド「ジョンストンズ オブ エルガン」がBコープ認証取得

渡辺産業が輸入代理店を務める英スコットランドの老舗ブランドで、カシミヤや減りのウールのストールなどを扱う「ジョンストンズ オブ エルガン(JOHNSTONS OF ELGIN以下、ジョンストンズ)」はこのたび、Bコープ認証を取得した。同ブランドは21年に、英国女王賞 持続可能な開発部門も受賞している。

Bコープは社会的・環境的パフォーマンス、説明責任、透明性において高い基準を満たす企業を認証する制度。現在認証を受けている企業は世界で6693社という。

「ジョンストンズ」は、1797年にスコットランド北東のエルガンで創業。200年以上にわたってジョンストン家、ハリソン家ファミリーが経営に携わり、カシミヤやビキューナ、メリノウールなど高級素材を使ったストールやスカーフ、生地などを手掛けてきた。原毛の厳選、紡績、染色、織り上げ、仕上げまでを全て自社工場で行っているという。日本では「フリークスストア(FREAK’S STORE)」や「ビショップ(BSHOP)」など、多数の有力セレクトショップを卸先に持つ。

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「レブロン」のヴィーガンネイルが定番化 高発色&速乾の全24色

「レブロン(REVLON)」は6月22日から、2022年夏に数量限定で発売した動物由来の成分や原材料を使用せず、製造過程でも動物実験を行わずに作られたヴィーガンネイル“レブロン ウルトラ HD スナップ!”(全24色、1100円)を定番商品として販売する。同シリーズは2022年6月に数量限定で発売。好評につき8月には秋冬カラーの限定色を展開していた。ラインアップは店頭でも販売する全9色と、オンライン先行カラーの6色、オンラインのみでの取り扱いとなる8色、限定カラーの1色となる。

78%が自然由来成分で作られた同シリーズは、高い発色と速乾性が特徴。持ちやすい大きめのキャップや塗りやすい平らなブラシ、丸みのあるビビッドなデザインもSNSなどで話題となった。

6月から店頭で取り扱われる定番カラーは、ライムグリーンの“003 ブライト サイド”、スカイブルーの“004 ブルー マイ マインド”、ブライトオレンジの“007 ホット スタッフ”、マリーゴールドイエローの“010 マリーゴールド メイヴン”、 ショコラローズの“013 ベーシック”、スモーキーレッドの“014 レッド アンド リアル”、 オリーブグリーンの“022 コマンダー イン チーフ”、スモーキーローズの“032 バースデー スーツ”、グレイッシュパープルの“033 グラウンデッド”。また、ソフトバイオレットカラーの“016 ゲット リアル”を限定色として発売する。

オンライン限定色はピュアホワイトの“001 アーリー バード”やカフェオレベージュの“012 ドリヴン”、ピュアブラックの“026 アンダー マイ スペル”などで、オンライン限定色のうち6色は、7月中旬から店頭でも発売を行う予定だ。

そのほか、速乾性の高さが支持を集めたベースコート“クイック ドライ ベース コート N”とトップコート“クイック ドライ トップ コート N”(ともに990円)も数量限定で復刻販売を行う。

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【2023年水着】「ディオール」が海洋環境保護団体と協業したコレクションを発売 ウエットスーツやサーフボードなど

「ディオール(DIOR)」は、海洋の環境問題解決に向けて活動するパーレイ フォー ジ オーシャンズ(Parley for the Oceans)との2回目のコラボレーションによるビーチウエア カプセルコレクションを発売した。ラインアップしたのは、Tシャツ(12万5000円)やスイムショーツ(18万円)、ウエットスーツ(53 万円)、サーフボード(165万円)ほか。全国の店舗とオンラインストアで取り扱っている。

同コレクションは、ムッシュ ディオール(Monsieur Dior)の花々や庭園、海への情熱にインスパイアされている。アイテムには、96%がリサイクル素材によって構成される、環境に配慮した素材を採用している。また、「DIOR」のイタリックロゴや“CDダイヤモンド”など、アイコニックなモチーフをデザインしており、「ヴィスラ(VISSLA)」との共同開発したウエットスーツやストールなどのプレタポルテには、水中で撮影した写真をプリントしている。

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