“サステナ”だけじゃない「CFCL」の強さ

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2025年6月2日号からの抜粋です)

村上:サステナ文脈で取り上げることが多かった「CFCL」ですが、パリコレ進出や路面店の続々オープンなど、5年で急成長の舞台裏には、メリルリンチ出身の松浦(直彦)さんの副社長就任など、エキスパート雇用やスタートアップ的な発想がありそうなことに気づいたんです。業界が参考にできることもありそうだと思い、特集を企画しました。

伊藤:デザイナーは自分の世界観を追求しつつ、着た人をどう美しく見せられるかを考える必要があります。同時に現代では服の過剰生産も解消しなくてはならない。その意味で、「服作りには意義がなければいけない」という姿勢を貫く「CFCL」はとても先進的なブランドだと感じました。

社員みんなが「高橋さんのため」に団結

村上:いろいろ取材してみてよく分かったのは、結局代表でクリエイティブ・ディレクターの高橋(悠介)さんがすごいということ(笑)。社会性や公益性をデザイナーズブランドに盛り込む発想など、既成概念を超越するデザイン思考に感心しました。自分を客観視して、どんな人材が必要かを分析するなど、クリエイターでありながら、すごくロジカル。そこにパッションもあるから、共鳴する人たちが「高橋さんがやりたいことを実現しよう」という組織になっていて面白かったです。

伊藤:私は販売員歴20年超の表参道店店長と、物流担当のママ、70歳のニット開発担当者を取材しましたが、全員がまさにそれで一致していました。高橋さんが多様性を重視しているから、松浦さんがそれを実現するための制度や仕組みを整えており、本当にみんな生き生きと働いていました。松浦さんも「全ては高橋さんのためにやっている。ファッション史に彼の名前を刻みたい」とまさに“曇りなき眼”で語っていました。

村上:高橋さんのコアバリューの制定からシーズンごとのクリエイションまでのデザインシンキング的な感覚は、世界的にみても稀有だと思います。伊藤さんには、ぜひ得た知見を東京のデザイナーたちに共有してほしいです!

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ブルガリ 東京 銀座 バー&ドルチがオープン アフターヌーンティーを提供


ブルガリ ホテルズ&リゾーツは6月4日、ブルガリ 銀座タワーにブルガリ 東京 銀座 バー&ドルチをオープンした。ミシュラン三ツ星シェフ、ニコ・ロミート(Nico Romito)が監修するこの空間は、「ブルガリ(BVLGARI)」の銀座拠点を新たな体験の場へと昇華させ、イタリアの伝統と日本の要素が融合する唯一無二のひとときを提供する。8階からルーフトップまで、巧みに設計されたそれぞれの空間で、手作業で仕上げられたペストリーや、ローマの午後を思わせるセイボリー、そして“ラ・ドルチェ・ヴィータ(甘い生活)”のエッセンスを投影したカクテルに至るまで、すべてのメニューに「ブルガリ」が誇るクラフツマンシップとディテールへのこだわりが表現されている。

9階のアフターヌーンティーサロンは、イタリアモダンデザインの巨匠、オズヴァルド・ボルサーニ(Osvaldo Borsani)による特別なマーブルテーブルを設置。芸術的なその空間で楽しむのは、同社のシグネチャーであるアフターヌーンティー(税込1万2500円〜)。このアフターヌーンティーは、イタリアの郷土料理や伝統料理を現代の感性に寄り添う形で再構築し、イタリア各地を旅するようなラインアップで構成されている。

セイボリーは、キャビアとサワークリームを添えたスズキ、軽い食感のボタンエビのパート包み、カプレーゼのタルトレット、ひよこ豆のベジバーガー、アスパラガスとスモークサーモン、ミニローストビーフバーガーなど、イタリアの多様な地域性と季節感を反映。スイーツは、南イタリアのパスティエラ、ナポリのゼッポレ・ディ・サン・ジュゼッペ、ローマの伝統菓子マリトッツォといった郷土菓子をモダンに再解釈。スコーンにも爽やかなオレンジやアプリコットジャム、そしてリッチな余韻を与えるマスカルポーネクリームを添えるなど、イタリアらしさを感じるアレンジを加えた。
ともに楽しむのは、佐賀県嬉野市の北野茶園や、静岡県と鹿児島県のTHE CRAFT FARMから厳選したこだわりのティーメニュー。さらに140年もの歴史を持つイタリアのコーヒーメーカー、カフェ・ヴェルニャーノのコーヒーや、フレッシュハーブティーもラインアップする。

10階には、これまでも親しまれてきたブルガリ ギンザ バーをリニューアルし、新たな装いで顧客を迎える。上階にはルーフトップバーのラ・テラッツァが広がり、午後から夕暮れ、そして夜へと移り変わる銀座の景色を眺めながら、シグネチャーカクテルや軽食を楽しめるほか、8階にはプライベートダイニングも設けるなど、多様な用途に合わせて利用可能。ブルガリ 東京 銀座 バー&ドルチの予約は、公式サイトから受付中だ。

◼︎ブルガリ 東京 銀座 バー&ドルチ
住所:東京都中央区銀座2-7-12
時間:ブルガリ ギンザ ドルチ 月〜土12:00〜20:00(12:00〜、14:00〜、16:00〜、18:00〜の4部制)、日12:00〜18:00(12:00〜、14:00〜、16:00〜の3部制)
   ブルガリ ギンザ バー 月〜土12:00〜22:30、日12:00〜18:00

PHOTOS:KAZUSHI TOYOTA

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「ベルルッティ」後の沈黙を破る クリス・ヴァン・アッシュの新作は花瓶

クリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)前「ベルルッティ(BERLUTI)」アーティスティック・ディレクターはこのほど、ベルギーのホームウエアブランド「セラックス(SERAX)」と協業し、“ジョセフィーヌ コレクション”を発表した。2007〜18年まで「ディオール オム(DIOR HOMME)」(当時)、18〜21年まで「ベルルッティ」でメンズウエアのデザインを手掛けた際に印象的だったトライバルタトゥーのモチーフや、パンクな缶バッジといった意外性のある要素を花瓶にも応用。ガラス製のポピーやチューリップ、コンクリートや大理石、銀メッキの磁器といった珍しい素材の花瓶をそろえる。

撮影は、アントワープを拠点に活動するフラワーアーティスト、マーク・コール(Mark Colle)と協業。同氏は、12年にラフ・シモンズ(Raf Simons)による「ディオール(DIOR)」のファーストコレクションで、ショー会場の壁を数十万本の花で覆ったことでも知られる。

祖母ジョセフィーヌへのオマージュ

祖母ジョセフィーヌに敬意を表して名付けた同コレクションは、祖母が持っていた花瓶やキャンディーディッシュ(キャンディーやチョコレートなどを入れるために使われるガラスや陶磁器のボウル)から着想を得た。「祖母はそれほど裕福ではなかったがハイセンスで、身だしなみを整えるのが好きだった。帽子を被らずに外出することはなかったし、ちょっとしたランチでも、いつもすてきなテーブルセッティングをしていた。祖母にとってそれらは、礼儀の一つだったのだろう」とクリスは振り返る。

同コレクションについては、「これまでに私がデザインした中で恐らく最も古風なアイテムで、モダンに再解釈することでその美しさを強調することができた。花瓶やキャンディーディッシュをモダンにしたり、アップデートしたりするのはほとんど不可能だと思っていたが、コンクリートや銀メッキの磁器といった素材を採用することで、うまく再解釈できたと思う」と話す。

全ての花瓶の底面を四角形にすることで、安定感を増すだけでなく、よりモダンでミニマルな感性を表現した。花瓶から斜めに突き出た長いガラスチューブは、花束の最後の一輪を飾るのに使うことができる。ガラス製の造花は、“生きた花に混ざる人工物”という表情を持ち、不穏な要素を加える。

一輪挿しは49ユーロ(約7900円)、背の高い黒い大理石の円柱型の花瓶は560ユーロ(約9万1200円)、ガラス製のポピーとチューリップは42〜69ユーロ(約6800〜1万1200円)、キャンディーディッシュは95〜260ユーロ(約1万5400〜4万2300円)だ。「セラックス」の公式サイトでは、すでにほとんどの製品が在庫切れとなっている。

「セラックス」と協業に至った経緯

クリスのInstagramのフォロワーであれば、彼の前腕のタトゥー(左腕に蘭の花、右腕にチューリップ)や、アパルトマンの玄関で花束を抱いている姿の自撮りなど、同氏の生活に花がよく登場することは知っているだろう。「食料品の買い物と併せて、ご褒美としてよくマルシェで花束を買う。また『ルイ・ジェロー・カストール(LOUIS GERAUD CASTOR)』というパリの花屋の、花束に何かしらのコントラストや不安定な要素を加え、緊張感を持たせる手法が気に入っている」と話す。

クリスは、アン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)が「セラックス」で発表したテーブルウエアの愛用者で、「セラックス」については以前から知っていた。21年に「ベルルッティ」のアーティスティック・ディレクターを退任して以来ファッション業界から離れ、職人たちとの交流を求めた同氏は、「セラックス」に直接連絡を取ったという。最高経営責任者(CEO)との面会を取り付け、“ジョセフィーヌ コレクション”を実現するための1年にわたるプロジェクトに着手した。

クリスはたくさんの花瓶を所有しているようだが、「奇妙なことに、自分が本当に好きで必要と思う花瓶は一つも持っていなかった」と明かす。最初のアイデアは、花瓶と同様のガラスやコンクリート、大理石で造花を作ることだったが、技術的に可能なのはガラスだけだったという。「花瓶は、花束を飾ると美しい花々に隠れてしまい、何も入っていないとクローゼットにしまうかのどちらかだといつも感じている。花瓶をオブジェとして見ることはない。花があってもなくても使えるような、それ自体が魅力的な花瓶を作ることに挑戦した。一つの花瓶に複数の機能を持たせるというアイデアも気に入っている。これらの花瓶は全てチューブが付属するので、花束の最後の1輪まで美しく飾ることができるんだ」と語った。

本文中の円換算レート:1ユーロ=163円

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「ベルルッティ」後の沈黙を破る クリス・ヴァン・アッシュの新作は花瓶

クリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)前「ベルルッティ(BERLUTI)」アーティスティック・ディレクターはこのほど、ベルギーのホームウエアブランド「セラックス(SERAX)」と協業し、“ジョセフィーヌ コレクション”を発表した。2007〜18年まで「ディオール オム(DIOR HOMME)」(当時)、18〜21年まで「ベルルッティ」でメンズウエアのデザインを手掛けた際に印象的だったトライバルタトゥーのモチーフや、パンクな缶バッジといった意外性のある要素を花瓶にも応用。ガラス製のポピーやチューリップ、コンクリートや大理石、銀メッキの磁器といった珍しい素材の花瓶をそろえる。

撮影は、アントワープを拠点に活動するフラワーアーティスト、マーク・コール(Mark Colle)と協業。同氏は、12年にラフ・シモンズ(Raf Simons)による「ディオール(DIOR)」のファーストコレクションで、ショー会場の壁を数十万本の花で覆ったことでも知られる。

祖母ジョセフィーヌへのオマージュ

祖母ジョセフィーヌに敬意を表して名付けた同コレクションは、祖母が持っていた花瓶やキャンディーディッシュ(キャンディーやチョコレートなどを入れるために使われるガラスや陶磁器のボウル)から着想を得た。「祖母はそれほど裕福ではなかったがハイセンスで、身だしなみを整えるのが好きだった。帽子を被らずに外出することはなかったし、ちょっとしたランチでも、いつもすてきなテーブルセッティングをしていた。祖母にとってそれらは、礼儀の一つだったのだろう」とクリスは振り返る。

同コレクションについては、「これまでに私がデザインした中で恐らく最も古風なアイテムで、モダンに再解釈することでその美しさを強調することができた。花瓶やキャンディーディッシュをモダンにしたり、アップデートしたりするのはほとんど不可能だと思っていたが、コンクリートや銀メッキの磁器といった素材を採用することで、うまく再解釈できたと思う」と話す。

全ての花瓶の底面を四角形にすることで、安定感を増すだけでなく、よりモダンでミニマルな感性を表現した。花瓶から斜めに突き出た長いガラスチューブは、花束の最後の一輪を飾るのに使うことができる。ガラス製の造花は、“生きた花に混ざる人工物”という表情を持ち、不穏な要素を加える。

一輪挿しは49ユーロ(約7900円)、背の高い黒い大理石の円柱型の花瓶は560ユーロ(約9万1200円)、ガラス製のポピーとチューリップは42〜69ユーロ(約6800〜1万1200円)、キャンディーディッシュは95〜260ユーロ(約1万5400〜4万2300円)だ。「セラックス」の公式サイトでは、すでにほとんどの製品が在庫切れとなっている。

「セラックス」と協業に至った経緯

クリスのInstagramのフォロワーであれば、彼の前腕のタトゥー(左腕に蘭の花、右腕にチューリップ)や、アパルトマンの玄関で花束を抱いている姿の自撮りなど、同氏の生活に花がよく登場することは知っているだろう。「食料品の買い物と併せて、ご褒美としてよくマルシェで花束を買う。また『ルイ・ジェロー・カストール(LOUIS GERAUD CASTOR)』というパリの花屋の、花束に何かしらのコントラストや不安定な要素を加え、緊張感を持たせる手法が気に入っている」と話す。

クリスは、アン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)が「セラックス」で発表したテーブルウエアの愛用者で、「セラックス」については以前から知っていた。21年に「ベルルッティ」のアーティスティック・ディレクターを退任して以来ファッション業界から離れ、職人たちとの交流を求めた同氏は、「セラックス」に直接連絡を取ったという。最高経営責任者(CEO)との面会を取り付け、“ジョセフィーヌ コレクション”を実現するための1年にわたるプロジェクトに着手した。

クリスはたくさんの花瓶を所有しているようだが、「奇妙なことに、自分が本当に好きで必要と思う花瓶は一つも持っていなかった」と明かす。最初のアイデアは、花瓶と同様のガラスやコンクリート、大理石で造花を作ることだったが、技術的に可能なのはガラスだけだったという。「花瓶は、花束を飾ると美しい花々に隠れてしまい、何も入っていないとクローゼットにしまうかのどちらかだといつも感じている。花瓶をオブジェとして見ることはない。花があってもなくても使えるような、それ自体が魅力的な花瓶を作ることに挑戦した。一つの花瓶に複数の機能を持たせるというアイデアも気に入っている。これらの花瓶は全てチューブが付属するので、花束の最後の1輪まで美しく飾ることができるんだ」と語った。

本文中の円換算レート:1ユーロ=163円

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「ベルルッティ」後の沈黙を破る クリス・ヴァン・アッシュの新作は花瓶

クリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)前「ベルルッティ(BERLUTI)」アーティスティック・ディレクターはこのほど、ベルギーのホームウエアブランド「セラックス(SERAX)」と協業し、“ジョセフィーヌ コレクション”を発表した。2007〜18年まで「ディオール オム(DIOR HOMME)」(当時)、18〜21年まで「ベルルッティ」でメンズウエアのデザインを手掛けた際に印象的だったトライバルタトゥーのモチーフや、パンクな缶バッジといった意外性のある要素を花瓶にも応用。ガラス製のポピーやチューリップ、コンクリートや大理石、銀メッキの磁器といった珍しい素材の花瓶をそろえる。

撮影は、アントワープを拠点に活動するフラワーアーティスト、マーク・コール(Mark Colle)と協業。同氏は、12年にラフ・シモンズ(Raf Simons)による「ディオール(DIOR)」のファーストコレクションで、ショー会場の壁を数十万本の花で覆ったことでも知られる。

祖母ジョセフィーヌへのオマージュ

祖母ジョセフィーヌに敬意を表して名付けた同コレクションは、祖母が持っていた花瓶やキャンディーディッシュ(キャンディーやチョコレートなどを入れるために使われるガラスや陶磁器のボウル)から着想を得た。「祖母はそれほど裕福ではなかったがハイセンスで、身だしなみを整えるのが好きだった。帽子を被らずに外出することはなかったし、ちょっとしたランチでも、いつもすてきなテーブルセッティングをしていた。祖母にとってそれらは、礼儀の一つだったのだろう」とクリスは振り返る。

同コレクションについては、「これまでに私がデザインした中で恐らく最も古風なアイテムで、モダンに再解釈することでその美しさを強調することができた。花瓶やキャンディーディッシュをモダンにしたり、アップデートしたりするのはほとんど不可能だと思っていたが、コンクリートや銀メッキの磁器といった素材を採用することで、うまく再解釈できたと思う」と話す。

全ての花瓶の底面を四角形にすることで、安定感を増すだけでなく、よりモダンでミニマルな感性を表現した。花瓶から斜めに突き出た長いガラスチューブは、花束の最後の一輪を飾るのに使うことができる。ガラス製の造花は、“生きた花に混ざる人工物”という表情を持ち、不穏な要素を加える。

一輪挿しは49ユーロ(約7900円)、背の高い黒い大理石の円柱型の花瓶は560ユーロ(約9万1200円)、ガラス製のポピーとチューリップは42〜69ユーロ(約6800〜1万1200円)、キャンディーディッシュは95〜260ユーロ(約1万5400〜4万2300円)だ。「セラックス」の公式サイトでは、すでにほとんどの製品が在庫切れとなっている。

「セラックス」と協業に至った経緯

クリスのInstagramのフォロワーであれば、彼の前腕のタトゥー(左腕に蘭の花、右腕にチューリップ)や、アパルトマンの玄関で花束を抱いている姿の自撮りなど、同氏の生活に花がよく登場することは知っているだろう。「食料品の買い物と併せて、ご褒美としてよくマルシェで花束を買う。また『ルイ・ジェロー・カストール(LOUIS GERAUD CASTOR)』というパリの花屋の、花束に何かしらのコントラストや不安定な要素を加え、緊張感を持たせる手法が気に入っている」と話す。

クリスは、アン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)が「セラックス」で発表したテーブルウエアの愛用者で、「セラックス」については以前から知っていた。21年に「ベルルッティ」のアーティスティック・ディレクターを退任して以来ファッション業界から離れ、職人たちとの交流を求めた同氏は、「セラックス」に直接連絡を取ったという。最高経営責任者(CEO)との面会を取り付け、“ジョセフィーヌ コレクション”を実現するための1年にわたるプロジェクトに着手した。

クリスはたくさんの花瓶を所有しているようだが、「奇妙なことに、自分が本当に好きで必要と思う花瓶は一つも持っていなかった」と明かす。最初のアイデアは、花瓶と同様のガラスやコンクリート、大理石で造花を作ることだったが、技術的に可能なのはガラスだけだったという。「花瓶は、花束を飾ると美しい花々に隠れてしまい、何も入っていないとクローゼットにしまうかのどちらかだといつも感じている。花瓶をオブジェとして見ることはない。花があってもなくても使えるような、それ自体が魅力的な花瓶を作ることに挑戦した。一つの花瓶に複数の機能を持たせるというアイデアも気に入っている。これらの花瓶は全てチューブが付属するので、花束の最後の1輪まで美しく飾ることができるんだ」と語った。

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「ワイズ」と「テーラー東洋」2度目のコラボ “スカシャツ”新作を発売 

ヨウジヤマモトの「ワイズ(Y'S)」は「テーラー東洋」と2度目のコラボレーションシャツ “ワイズ スカシャツ(Y's SUKASHIRT)”の新作を6月6日に発売する。価格は8万8000円 で、サイズ展開はM〜XXL。全国の「ワイズ」直営店、及び公式オンラインブティックで販売する。「ワイズ」店舗と公式オンラインストアでは現在先行予約を受付中だ。

同コレクションは、「テーラー東洋」が所蔵するビンテージの中から「ワイズ」が選んだ柄で構成され、2023年秋冬シーズンに発表されたスカジャンの刺しゅうからドクロと蛇の迫力ある図案を採用し黒一色で表現している。背中には、ビンテージの“スカシャツ”に付いているようなアクションプリーツなどの特徴的な要素をのこし、丈は長めに作成。さらに、身体と服の間に空気が入る「ワイズ」らしい型に調整している。

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「ノンネイティブ」が「リグ フットウェア」に別注したトングサンダル“プワニ”が誕生

藤井隆行が手掛ける「ノンネイティブ(NONNATIVE)」は、リカバリーサンダルブランド「リグ フットウェア(RIG FOOTWEAR)」に別注したトングサンダル“プワニ(PWANI )”を6月14日に発売する。価格は2万680円で、ブラックとカーキの2カラーを用意。東京・中目黒にある「ノンネイティブ」の旗艦店とセレクトショップ「カバーコード(COVERCHORD)」の福岡店および公式オンラインストア、「リグ フットウェア」の公式オンラインストアなどで取り扱う。

「ノンネイティブ」と「リグ フットウェア」は、これまでも協業経験があり、今シーズンは完全別注モデルのトングサンダル“プワニ”を用意した。全体的にミニマルなデザインに仕上げられ、細めにデザインされたトングにはナチュラルスエードを採用し、中央部分にコードストッパー付きのドローコードを配したことで、ホールド感を自由に調整することができる。また、ブラックとカーキのカラー展開は、「ノンネイティブ」2025年春夏コレクションのテーマカラーにあわせたものだという。

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「カルティエ」のコーヒー豆をモチーフにしたコレクションから新作が登場

「カルティエ(CARTIER)」は、コーヒー豆をモチーフにした “グラン ドゥ カフェ”コレクションから新作を発表した。ネックレス(2692万8000円)、フープイヤリング(811万8000円)、バングルブレスレット(1438万8000円)、リング(538万5600円)などボリューム感を強調した太陽のように輝く全4種を追加する。

同コレクションは、イエローゴールドで表現した植物モチーフとジュエラーの視点で日常をプレシャスに昇華させることを着想源に制作した。柔らかなホワイトゴールドや縦模様またはスムース仕上げのイエローゴールド、ゴドロン装飾、クローズドセッティングのダイヤモンドなどが特徴で、ビンテージのエスプリとモダンなスタイルをまとうジュエリーに仕上げている。

ボリュームを探求した新作

新作は、ダイヤモンドのラインを中心に、さまざまなサイズのコーヒー豆が扇状に広がるデザインが共通する。動きのあるコーヒー豆をあしらったネックレスとフープイヤリングは、レトロなスタイルに現代的なひねりをプラスする。バングルブレスレットと1950年代のカクテルリングを思わせるリングは数量限定で用意する。

ネックレスは約120時間、ブレスレットは64時間、イヤリングは54時間、リングは26時間をかけてそれぞれ制作された。

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「リモワ」が伊勢丹新宿店でポップアップを開催 新作カラーや「ヴィトラ」コラボのアイテムを世界先行受注

「リモワ(RIMOWA)」は6月11〜17日、ブランドを代表するアイテム“オリジナル”コレクションにフィーチャーしたポップアップイベント“ザ クラフト オブ リモワ”を新宿伊勢丹本店で開催する。同イベントでは、世界に先駆けて最新シーズナルカラーの“ブロンズ”が登場する。また、スイスの家具メーカー「ヴィトラ(VITRA)」との初のコラボレーションコレクションも世界に先駆け展示し、先行受注を受け付ける。

新作カラー“ブロンズ”や家具メーカー「ヴィトラ」とのコラボアイテムを
世界に先駆け展示、先行受注受け付け

シーズナルカラーの“ブロンズ”(キャビン、22万4400円/チェックインL、28万1600円/トランク プラス、36万5200円)は、深みのある落ち着いたカラーリングが特徴の3スーツケースをラインアップ。アルミニウム素材と“ブロンズ”カラーが組み合わさることで、アルミニウム素材に高級感と重厚感が加わり、これまでにないカラーに仕上げた。6月末の世界同時発売に先駆け展示、先行受注を承る。

“オリジナル”コレクションの最新コラボアイテムとして6月18日に世界同時発売を予定しているスイスの家具メーカー「ヴィトラ」との初コラボコレクション“リモワ ヴィトラ 2025”から世界限定1000脚のみ販売する“アルミニウム スツール”(限定、全3色、各42万3500円)と“ステッカー セット”(6600円)を先行展示、先行受注を受け付ける。“アルミニウム スツール”は、「リモワ」のアイコニックな素材であるグルーヴ入りアルミニウムを用いたモバイルキューブで、ホイールには「リモワ」の“マルチホイール”を、内部には「ヴィトラ」のファブリックを採用。

さらに、同ポップアップを記念して特別デザインのホットスタンプが登場する。同ポップアップおよび会期中に「リモワ」伊勢丹新宿本店メンズ館でスーツケースをこうミュウすると同ポップアップ限定特別デザインのホットスタンプをレザータグに刻印し、進呈する。

アイテム概要

開催概要

◼️“ザ クラフト オブ リモワ”
日程:6月11〜17日
時間:10:00〜20:00
場所:伊勢丹新宿本店 本階1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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「ビルケンシュトック」がオイルドレザーとスエードのサンダル“ネープルズ”を発売

「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」は、オイルドレザーとスエード地のサンダル“ネープルズ(NAPLES)”2型をユニセックス仕様で発売した。価格は2万7500円。カラーは、オイルドレザーモデルがブラックとハバナカラー、スエードモデルが“コンクリートグレー”カラーと“トープ”カラーのそれぞれ2色を用意する。一部取扱店で販売する。

サンダル“ネープルズ”
ローファーを思わせるデザイン

サンダル“ネープルズ”は、2023年に登場、「ビルケンシュトック」独自のフットベッドに、スリットの入ったサドルやモカステッチをあしらい、コインローファーを思わせるデザインに仕上げている。このほどオイルドレザーとスエード地の2型をユニセックス仕様で新たに制作。コルクのフッドベッドを、アッパーとサイドともにレザーで覆い、よりローファーに近いデザインにまとめた。ミッドソールはクッション性のあるEVAを、アウトソールには耐摩耗性のあるTRPを用いた“ビルケングリップソール”を採用。これまでのメンズサイズのみの取り扱いから、新たにウィメンズサイズが加わる。

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「ビルケンシュトック」がオイルドレザーとスエードのサンダル“ネープルズ”を発売

「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」は、オイルドレザーとスエード地のサンダル“ネープルズ(NAPLES)”2型をユニセックス仕様で発売した。価格は2万7500円。カラーは、オイルドレザーモデルがブラックとハバナカラー、スエードモデルが“コンクリートグレー”カラーと“トープ”カラーのそれぞれ2色を用意する。一部取扱店で販売する。

サンダル“ネープルズ”
ローファーを思わせるデザイン

サンダル“ネープルズ”は、2023年に登場、「ビルケンシュトック」独自のフットベッドに、スリットの入ったサドルやモカステッチをあしらい、コインローファーを思わせるデザインに仕上げている。このほどオイルドレザーとスエード地の2型をユニセックス仕様で新たに制作。コルクのフッドベッドを、アッパーとサイドともにレザーで覆い、よりローファーに近いデザインにまとめた。ミッドソールはクッション性のあるEVAを、アウトソールには耐摩耗性のあるTRPを用いた“ビルケングリップソール”を採用。これまでのメンズサイズのみの取り扱いから、新たにウィメンズサイズが加わる。

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仏キッチンウエア「ル・クルーゼ」が100周年 煌めく記念カラー“フラムドレ”も

フランス発のキッチンウエア「ル・クルーゼ(LE CREUSET)」は今年で100周年を迎える。同ブランドは、1925年にベルギー出身の起業家兼鋳造専門家アルマン・ドゥザゲール(Armand Desaegher)と、エナメル専門家のオクタヴ・オーベック (Octave Aubecq)が設立して以来、時代を超えて世界中で愛されるブランドへとブランドへと進化し続ける。過去にはレイモンド・ローウィ(Ramnd Loewy)やエンゾ・マリ(Enzo Mari)らデザイナーとの芸術的なコラボレーションを実施してきた。

機能やデザイン性、そしてカラーバリエーションも豊富な「ル・クルーゼ」。54年には現在に続くカラーング展開をスタートしたが、デザインにおいては57年に同社が買収したホーロー鋳鉄調理器ブランド「クーザンス(COUSANCES)」が大きな影響を与えている。世界で最も古い鋳物製造メーカーとしておよそ500年の歴史を持つ「クーザンス」から、シンプルで機能的なデザインを受け継ぎ、現在に至るまでその伝統に敬意を払う。そんな歴史的背景を持つ「ル・クルーゼ」の鍋は、1つひとつ、15人の職人による丁寧な手仕事によって作られている。全ての鍋が唯一無二の表情を持った“一生もの”を生み出すクラフツマンシップこそが、ブランドを支えているのだ。

記念すべき100周年を祝すべく、今年はさまざまなコンテンツや記念アイテムをリリースする。4月から発売中の100周年記念カラー“フラムドレ”シリーズは、“フラム(Flamme)”は炎、“ドレ(doree)”はゴールドを意味する、ブランドを象徴する“フレイム(オレンジ)”にゴールドの煌めきを加え、上品で革新的でありながら伝統を表現している。蓋のつまみ部分には、鉄を溶かす際に使われるクルーシブル(るつぼ)のデザインをあしらったライトゴールド仕上げのステンレス素材を使用し、エレガントなアクセントを添えている。また、5月にはアスリーヌ・パブリッシングとのコラボレーションにより生まれたストーリーブック“ル・クルーゼ: ア センチュリー オブ カラフル クックウエア(Le Creuset: A Century of Colorful Cookware)”を、日本国内50冊限定で販売した。

6月3、4日には、六本木・コモン(Common)で特別記念展示を実施。ブランドが築いてきた歴史を振り返るアーカイブ商品や製造工程、豊富なカラーバリエーションを紹介するほか、100周年記念カラー“フラムドレ”シリーズ、ストーリーブックの紹介、そしてAC HOUSE黒田敦喜シェフが「ル・クルーゼ」を使い調理した、フランスの伝統的な家庭料理“ナヴァラン”を提供した。現在、ブランドの特設サイトでは“100年の「美味しい」を、「ル・クルーゼ」と。”をテーマに、黒田シェフを含む10人のシェフを起用したオリジナルレシピを紹介中。夏以降も、引き続きセレブレーション企画を予定している。

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仏キッチンウエア「ル・クルーゼ」が100周年 煌めく記念カラー“フラムドレ”も

フランス発のキッチンウエア「ル・クルーゼ(LE CREUSET)」は今年で100周年を迎える。同ブランドは、1925年にベルギー出身の起業家兼鋳造専門家アルマン・ドゥザゲール(Armand Desaegher)と、エナメル専門家のオクタヴ・オーベック (Octave Aubecq)が設立して以来、時代を超えて世界中で愛されるブランドへとブランドへと進化し続ける。過去にはレイモンド・ローウィ(Ramnd Loewy)やエンゾ・マリ(Enzo Mari)らデザイナーとの芸術的なコラボレーションを実施してきた。

機能やデザイン性、そしてカラーバリエーションも豊富な「ル・クルーゼ」。54年には現在に続くカラーング展開をスタートしたが、デザインにおいては57年に同社が買収したホーロー鋳鉄調理器ブランド「クーザンス(COUSANCES)」が大きな影響を与えている。世界で最も古い鋳物製造メーカーとしておよそ500年の歴史を持つ「クーザンス」から、シンプルで機能的なデザインを受け継ぎ、現在に至るまでその伝統に敬意を払う。そんな歴史的背景を持つ「ル・クルーゼ」の鍋は、1つひとつ、15人の職人による丁寧な手仕事によって作られている。全ての鍋が唯一無二の表情を持った“一生もの”を生み出すクラフツマンシップこそが、ブランドを支えているのだ。

記念すべき100周年を祝すべく、今年はさまざまなコンテンツや記念アイテムをリリースする。4月から発売中の100周年記念カラー“フラムドレ”シリーズは、“フラム(Flamme)”は炎、“ドレ(doree)”はゴールドを意味する、ブランドを象徴する“フレイム(オレンジ)”にゴールドの煌めきを加え、上品で革新的でありながら伝統を表現している。蓋のつまみ部分には、鉄を溶かす際に使われるクルーシブル(るつぼ)のデザインをあしらったライトゴールド仕上げのステンレス素材を使用し、エレガントなアクセントを添えている。また、5月にはアスリーヌ・パブリッシングとのコラボレーションにより生まれたストーリーブック“ル・クルーゼ: ア センチュリー オブ カラフル クックウエア(Le Creuset: A Century of Colorful Cookware)”を、日本国内50冊限定で販売した。

6月3、4日には、六本木・コモン(Common)で特別記念展示を実施。ブランドが築いてきた歴史を振り返るアーカイブ商品や製造工程、豊富なカラーバリエーションを紹介するほか、100周年記念カラー“フラムドレ”シリーズ、ストーリーブックの紹介、そしてAC HOUSE黒田敦喜シェフが「ル・クルーゼ」を使い調理した、フランスの伝統的な家庭料理“ナヴァラン”を提供した。現在、ブランドの特設サイトでは“100年の「美味しい」を、「ル・クルーゼ」と。”をテーマに、黒田シェフを含む10人のシェフを起用したオリジナルレシピを紹介中。夏以降も、引き続きセレブレーション企画を予定している。

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仏キッチンウエア「ル・クルーゼ」が100周年 煌めく記念カラー“フラムドレ”も

フランス発のキッチンウエア「ル・クルーゼ(LE CREUSET)」は今年で100周年を迎える。同ブランドは、1925年にベルギー出身の起業家兼鋳造専門家アルマン・ドゥザゲール(Armand Desaegher)と、エナメル専門家のオクタヴ・オーベック (Octave Aubecq)が設立して以来、時代を超えて世界中で愛されるブランドへとブランドへと進化し続ける。過去にはレイモンド・ローウィ(Ramnd Loewy)やエンゾ・マリ(Enzo Mari)らデザイナーとの芸術的なコラボレーションを実施してきた。

機能やデザイン性、そしてカラーバリエーションも豊富な「ル・クルーゼ」。54年には現在に続くカラーング展開をスタートしたが、デザインにおいては57年に同社が買収したホーロー鋳鉄調理器ブランド「クーザンス(COUSANCES)」が大きな影響を与えている。世界で最も古い鋳物製造メーカーとしておよそ500年の歴史を持つ「クーザンス」から、シンプルで機能的なデザインを受け継ぎ、現在に至るまでその伝統に敬意を払う。そんな歴史的背景を持つ「ル・クルーゼ」の鍋は、1つひとつ、15人の職人による丁寧な手仕事によって作られている。全ての鍋が唯一無二の表情を持った“一生もの”を生み出すクラフツマンシップこそが、ブランドを支えているのだ。

記念すべき100周年を祝すべく、今年はさまざまなコンテンツや記念アイテムをリリースする。4月から発売中の100周年記念カラー“フラムドレ”シリーズは、“フラム(Flamme)”は炎、“ドレ(doree)”はゴールドを意味する、ブランドを象徴する“フレイム(オレンジ)”にゴールドの煌めきを加え、上品で革新的でありながら伝統を表現している。蓋のつまみ部分には、鉄を溶かす際に使われるクルーシブル(るつぼ)のデザインをあしらったライトゴールド仕上げのステンレス素材を使用し、エレガントなアクセントを添えている。また、5月にはアスリーヌ・パブリッシングとのコラボレーションにより生まれたストーリーブック“ル・クルーゼ: ア センチュリー オブ カラフル クックウエア(Le Creuset: A Century of Colorful Cookware)”を、日本国内50冊限定で販売した。

6月3、4日には、六本木・コモン(Common)で特別記念展示を実施。ブランドが築いてきた歴史を振り返るアーカイブ商品や製造工程、豊富なカラーバリエーションを紹介するほか、100周年記念カラー“フラムドレ”シリーズ、ストーリーブックの紹介、そしてAC HOUSE黒田敦喜シェフが「ル・クルーゼ」を使い調理した、フランスの伝統的な家庭料理“ナヴァラン”を提供した。現在、ブランドの特設サイトでは“100年の「美味しい」を、「ル・クルーゼ」と。”をテーマに、黒田シェフを含む10人のシェフを起用したオリジナルレシピを紹介中。夏以降も、引き続きセレブレーション企画を予定している。

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「クロミ」×「ガルフィー」のコラボ第2弾が発売 甚平からシャワーサンダルまで全9型を展開

サンリオの人気キャラクターのクロミ(KUROMI)と、アパレルブランド「ガルフィー(GALFY)」のコラボレーション第2弾が6月11日に発売される。2024年冬に展開され話題を集めた第1弾コラボに続き、今回は全9型のアイテムが登場。「ガルフィー」公式ウェブサイトおよび全国の正規取扱セレクトショップで販売する。

今回のビジュアルモデルには、7人組アイドルグループAVAM(アヴァム)のメンバーで、“小悪魔”をコンセプトに活動する月深乃絢(つぐみのあ)らを起用。クロミの“乱暴者に見えて乙女チック”なキャラクターと、「ガルフィー」の“かわいいけどヤンチャ”なテイストが交差するコレクションとなっている。

前回好評だったボンディングパーカーやセットアップの夏バージョンをはじめ、夏祭り気分を盛り上げる甚平や、シャワーサンダル、ネックレスなどをラインアップ。サイズ展開は中型犬(L)、大型犬(XL)を基準にユニークな記載で示されているが、実際はユニセックスでの着用が可能だ。

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「クロミ」×「ガルフィー」のコラボ第2弾が発売 甚平からシャワーサンダルまで全9型を展開

サンリオの人気キャラクターのクロミ(KUROMI)と、アパレルブランド「ガルフィー(GALFY)」のコラボレーション第2弾が6月11日に発売される。2024年冬に展開され話題を集めた第1弾コラボに続き、今回は全9型のアイテムが登場。「ガルフィー」公式ウェブサイトおよび全国の正規取扱セレクトショップで販売する。

今回のビジュアルモデルには、7人組アイドルグループAVAM(アヴァム)のメンバーで、“小悪魔”をコンセプトに活動する月深乃絢(つぐみのあ)らを起用。クロミの“乱暴者に見えて乙女チック”なキャラクターと、「ガルフィー」の“かわいいけどヤンチャ”なテイストが交差するコレクションとなっている。

前回好評だったボンディングパーカーやセットアップの夏バージョンをはじめ、夏祭り気分を盛り上げる甚平や、シャワーサンダル、ネックレスなどをラインアップ。サイズ展開は中型犬(L)、大型犬(XL)を基準にユニークな記載で示されているが、実際はユニセックスでの着用が可能だ。

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「シャネル」が新作ハイジュエリーを京都で発表 ヴァンドーム広場と京都の漆職人のサヴォワフェールの共鳴は必見

「シャネル(CHANEL)」は6月2日、京都国立博物館で新作ハイジュエリーコレクション“リーチ フォー ザ スターズ(輝く星をその手に)”を発表した。コレクションの着想源は、1930年代にハリウッドに活躍の場を広げ、当時の映画スターの衣装制作を手掛けたガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)。彼女の言葉に、「翼を持たずに生まれてきたとしても、自分の翼が育つを妨げてはならない」というものがある。それに共感した「シャネル」ファインジュエリー部門のクリエイションスタジオ ディレクターのパトリス・ルゲロー(Patrice Leguereau)は、メゾンのアイコニックなモチーフ“コメット”や“ライオン”に加え、“翼”をモチーフにしたコレクションをデザインした。

美しいカラーのジェムストーンを使用して、日没前の“ゴールデンアワー”と呼ばれる短い時間に空が見せる美しいカラーグラデーションを表現している。パパラチアサファイヤや非常に希少性の高いダイヤモンドなどを使用しているため、1点ものも多く、億越えの傑作ぞろいだ。新作全110点のうち、約90点をこのグローバルイベントで展示。2年以上かけて企画されたこのイベントのために、世界中から京都にVIP顧客が訪れる。

親日家だった故ディレクターの精神を体現するイベントに

このコレクションは、ファインジュエリー部門のクリエイションスタジオを長年率いたルゲローの遺作になる。そのグローバルイベントに「シャネル」が選んだのは、彼が毎年訪れた京都だ。

昨年11月に急逝したルゲローは、京都の漆職人とヴァンドーム広場の宝石職人に共通点を見出し、約10年にわたり京都を訪れて漆職人と協業してきた。それら漆を用いた翼のモチーフのジュエリーも展示されている。長年に渡り職人と協業してきたルゲローは、自身のために漆蒔絵の万年筆の制作を依頼したという。イベント会場の一つである大徳寺黄梅院には、彼が英知と敬意、伝導を象徴する花として愛したアヤメを描いた万年筆を展示。新作ハイジュエリーおよび万年筆の完成を見ることなく亡くなったルゲローのクリエイションへの情熱とクラフツマンシップへの敬意を感じるエモーショナルなイベントになった。

イベントで来日したフレデリック・グランジェ(Frederic Grangie)=シャネル パリ 時計・宝飾部門社長は、「『死は終わりでなく始まり』という言葉があるが、パトリスの精神はこれら新作ジュエリーをはじめ、彼がクリエイションした全てのものを通して輝き続ける。ここ、京都のイベントで彼は、われわれと共にある」と述べている。

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「シャネル」が新作ハイジュエリーを京都で発表 ヴァンドーム広場と京都の漆職人のサヴォワフェールの共鳴は必見

「シャネル(CHANEL)」は6月2日、京都国立博物館で新作ハイジュエリーコレクション“リーチ フォー ザ スターズ(輝く星をその手に)”を発表した。コレクションの着想源は、1930年代にハリウッドに活躍の場を広げ、当時の映画スターの衣装制作を手掛けたガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)。彼女の言葉に、「翼を持たずに生まれてきたとしても、自分の翼が育つを妨げてはならない」というものがある。それに共感した「シャネル」ファインジュエリー部門のクリエイションスタジオ ディレクターのパトリス・ルゲロー(Patrice Leguereau)は、メゾンのアイコニックなモチーフ“コメット”や“ライオン”に加え、“翼”をモチーフにしたコレクションをデザインした。

美しいカラーのジェムストーンを使用して、日没前の“ゴールデンアワー”と呼ばれる短い時間に空が見せる美しいカラーグラデーションを表現している。パパラチアサファイヤや非常に希少性の高いダイヤモンドなどを使用しているため、1点ものも多く、億越えの傑作ぞろいだ。新作全110点のうち、約90点をこのグローバルイベントで展示。2年以上かけて企画されたこのイベントのために、世界中から京都にVIP顧客が訪れる。

親日家だった故ディレクターの精神を体現するイベントに

このコレクションは、ファインジュエリー部門のクリエイションスタジオを長年率いたルゲローの遺作になる。そのグローバルイベントに「シャネル」が選んだのは、彼が毎年訪れた京都だ。

昨年11月に急逝したルゲローは、京都の漆職人とヴァンドーム広場の宝石職人に共通点を見出し、約10年にわたり京都を訪れて漆職人と協業してきた。それら漆を用いた翼のモチーフのジュエリーも展示されている。長年に渡り職人と協業してきたルゲローは、自身のために漆蒔絵の万年筆の制作を依頼したという。イベント会場の一つである大徳寺黄梅院には、彼が英知と敬意、伝導を象徴する花として愛したアヤメを描いた万年筆を展示。新作ハイジュエリーおよび万年筆の完成を見ることなく亡くなったルゲローのクリエイションへの情熱とクラフツマンシップへの敬意を感じるエモーショナルなイベントになった。

イベントで来日したフレデリック・グランジェ(Frederic Grangie)=シャネル パリ 時計・宝飾部門社長は、「『死は終わりでなく始まり』という言葉があるが、パトリスの精神はこれら新作ジュエリーをはじめ、彼がクリエイションした全てのものを通して輝き続ける。ここ、京都のイベントで彼は、われわれと共にある」と述べている。

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「ピエール・エルメ・パリ」のビュッフェや限定のスパなど ザ・リッツ・カールトン京都が送るサマープログラム

ザ・リッツ・カールトン京都は、夏の訪れを涼やかに楽しむ季節限定のサマープログラムを開始した。「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)」の1日限定ビュッフェや趣のある体験型アクティビティーなど、五感で楽しむイベントが目白押しだ。

夏の風情を舌と目で味わう
ダイニングの新作料理

ダイニングの「日本料理 水暉(みずき)」は、6月から会席のメニューを一新。日本の四季を感じさせる旬の食材をふんだんに取り入れた料理を、美しい器に盛り舌と目で楽しめる食体験を提供する。会席ランチの“紫泉”(9000円)や“羽衣”(1万5000円)、コースの“京雅”(2万4000円)に加えて、特別コースの“宝珠”(3万円)を用意する。

また、「シェフズ・テーブル バイ カツヒト イノウエ」では、夏の自然を感じさせるテーブルデコレーションとともに、京都ならではの旬の味覚を体験できるコース料理(3万5000円〜)を用意する。

「ピエール・エルメ・パリ」の
涼やかなスイーツに舌鼓

ザ・ロビーラウンジでは、「ピエール・エルメ・パリ」を代表するチーズケーキ“サティーヌ”に着想した1日限定のサマービュッフェを実施。チーズケーキにオレンジとパッションフルーツをあわせた爽やかなフレーバーを中心に、さまざまなスイーツやセイボリーをそろえる。

また同店では現在、季節のアフタヌーンティー(7500円〜2万円)のほか、バラやフランボワーズを使用したフレーバー“イスパハン”や抹茶の“マカロンフラッペ”も提供中だ。

◼️サマービュッフェ
日程:6月27日
時間:12:00〜、15:00〜
料金:1万2000〜2万円

身も心もひんやりな
体験型アクティビティーも

新作のフードに加えて、同ホテルでは趣深い体験型のアクティビティーも実施。専属の庭師とともに、ミニチュアの日本庭園や苔玉の製作を体験できる。

◼️ミニチュア日本庭園づくり
料金:5000円
所用時間:1時間30分

◼️苔玉づくり
料金:7000円
所用時間:1時間30分
※いずれも前日18:00までに予約必須、当日のキャンセル料金は100%

リッツ・カールトンスパでは7月1日〜9月30日の間、夏の季節におすすめのトリートメントを用意する。アロエベラやペパーミントを含むボディースクラブで背中をしっとり滑らかに整えた後は、全身のオイルマッサージでダメージを受けた夏の肌を優しく和らげる。

◼️トリートメント“ミント クーラー リバイバル”
日程:7月1日〜9月30日
料金:3万5000円
所要時間:1時間15分

各詳細は、公式サイトに記載する。

ホテル詳細

◼️ザ・リッツ・カールトン京都

住所:京都府京都市中京区二条大橋上る鉾田町543番地
チェックイン:15:00
チェックアウト:12:00
チェックイン最低年齢:18歳

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Snow Manの向井康二が “コブラ プーマ ゴルフ”のアンバサダーに就任 ノベルティーキャンペーンも実施

「プーマ(PUMA)」のゴルフライン“コブラ プーマ ゴルフ(COBRA PUMA GOLF)”は、Snow Manの向井康二をブランドアンバサダーに起用した。6月6日11時から公式オンラインストア内に特設ページがオープンする。

向井はSnow Manのメンバーとして活躍する一方、カメラやゴルフを趣味とし、2024年にはWEST.の濵田崇裕と共にYouTubeチャンネル「ハマちゃんとコージのお上手です」を開設。親しみやすいキャラクターとゴルフ愛あふれる発信が話題を呼んでいる。

今回の起用について“コブラ プーマ ゴルフ”は、「ゴルフを通じて自分らしさを表現し、楽しむ」という向井のスタンスが「パフォーマンスとライフスタイルの融合」というブランド理念と共鳴しているとコメント。今後は、向井とともにゴルフの魅力を広く伝えるキャンペーンを順次展開していく。

キャンペーン

アンバサダー就任を記念し、6月6〜30日の期間中、全国の対象店舗および「プーマ」公式オンラインストアにて、対象の“シャドウキャットニトロ(SHADOWCAT NITRO)”シリーズを購入すると「コブラ プーマ ゴルフ × 向井康二」のオリジナルマーカーセットがもらえるキャンペーンも実施する。同キャンペーンは数量限定で、無くなり次第終了となる。

“コブラ プーマ ゴルフ”とは?

“コブラ プーマ ゴルフ”は、テクノロジー重視のクラブ開発を行う「コブラ」と、パフォーマンスとライフスタイルを融合させたウエアやアクセサリーを手がける“プーマ ゴルフ”から成るマルチゴルフブランド。

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「ニコアンド」が「ストレンジャー・シングス」と初コラボ 限定ドリンクやプレゼントキャンペーンも

アダストリアが運営する「ニコアンド(NIKO AND...)」はネットフリックスシリーズの「ストレンジャー・シングス」とコラボレーションしたアイテムを6月9日から27日23時59分まで「ニコアンド」の公式ウェブストア「アンドエスティー(and ST)」で先行予約を、7月3日から「ニコアンド」全店舗と「アンドエスティー」、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」、「楽天ファッション(RAKUTEN FASHION)」などのオンラインストアで販売する。また、「ニコアンド コーヒー(NIKO AND...COFFEE)」各店では飲食コラボメニューを期間限定で発売する。

コラボ詳細

コラボアイテムはTシャツやポロシャツ、トートバッグ、キャップ、チャームなどをそろえており、シーズン1〜4の代表的なシーンを切り取って世界観を楽しめるデザインだ。

プレゼントキャンペーン

さらに、本コラボレーションを記念して、タンブラーやマグカップやトランプなどのプレゼントキャンペーンも特設ページで実施する。

特設サイト(7月3日公開)

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「ニコアンド」が「ストレンジャー・シングス」と初コラボ 限定ドリンクやプレゼントキャンペーンも

アダストリアが運営する「ニコアンド(NIKO AND...)」はネットフリックスシリーズの「ストレンジャー・シングス」とコラボレーションしたアイテムを6月9日から27日23時59分まで「ニコアンド」の公式ウェブストア「アンドエスティー(and ST)」で先行予約を、7月3日から「ニコアンド」全店舗と「アンドエスティー」、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」、「楽天ファッション(RAKUTEN FASHION)」などのオンラインストアで販売する。また、「ニコアンド コーヒー(NIKO AND...COFFEE)」各店では飲食コラボメニューを期間限定で発売する。

コラボ詳細

コラボアイテムはTシャツやポロシャツ、トートバッグ、キャップ、チャームなどをそろえており、シーズン1〜4の代表的なシーンを切り取って世界観を楽しめるデザインだ。

プレゼントキャンペーン

さらに、本コラボレーションを記念して、タンブラーやマグカップやトランプなどのプレゼントキャンペーンも特設ページで実施する。

特設サイト(7月3日公開)

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マルタン・マルジェラやアレキサンダー・マックイーンらの作品およそ50体が一堂に 「ラ・ミュージアム」が渋谷で展示イベント

ビンテージショップのライラ(LAILA)が運営するオンライン上のミュージアム、ラ・ミュージアム(LA MUSEUM)は6月14〜29日の期間、展示「ラ・ミュージアム ジブヤ(LA MUSEUM SHIBUYA)」を渋谷で開催する。

三宅一生やヘルムート・ラングら
豪華デザイナーの作品が集結

「ラ・ミュージアム ジブヤ」は、現在オンライン上で開催するエキシビション「1950s - 2010s パート2 ヒストリー オブ モダン ファッション デザイン(1950s - 2010s PART2 HISTORY OF MODERN FASHION DESIGN)」から、約50体を実際に展示する。イギリス・ロンドン生まれのパンクスタイルを代表するヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)や、マルコム・マクラーレン(Malcolm McLaren)、日本人デザイナーの三宅一生や高田賢三、川久保玲、山本耀司のほか、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)やヘルムート・ラング(Helmut Lang)、オートクチュールの分野でも活躍したジョン・ガリアーノ(John Galliano)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)ら幅広い作品を展示する。

雑誌「ストリート(STREET)」「FRUiTS(フルーツ)」「チューン(TUNE)」などの編集者としても知られる、フォトグラファーの青木正一が1989年にフランス・パリで撮影した、「メゾン マルタン マルジェラ(MAISON MARTIN MARGIELA)」1990年春夏コレクションのランウエイや会場周辺のドキュメンタリー写真をスライドショー形式で上映。同コレクションから、ランウエイとほぼ同様のスタイリングで7ルックを展示する。また2006年にパリで開催した展覧会「La Force de L’Art - Grand Palais 2006」で発表した、マルタン・マルジェラによる215枚の写真インスタレーション作品も国内初展示する。

ラ・ミュージアムは、2024年にオープンした、衣服をオンライン上で展示するミュージアム。世界のコレクターが所蔵する、数万点に及ぶ衣服や装飾品を3D技術で撮影、データ化し、公開している。同年10月からユーチューブチャンネルを開設、ファッション業界内外の有識者にインタビューを実施している。

■ラ・ミュージアム ジブヤ
日程:6月14〜29日
時間:12:00〜19:00
場所:「ラ・ミュージアム ジブヤ」特設スペース
住所:東京都渋谷区2-12-24 東建・長井ビル 地下1階
入場料:無料
※来場前にラ・ミュージアムのアプリをダウンロード、入場時に提示の必要あり

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「ジーユー」×「デス・ストランディング2:オン・ザ・ビーチ」 随所に作品モチーフをあしらうTシャツやルームウエアなど

「ジーユー(GU)」は6月13日、ゲーム「デス・ストランディング2:オン・ザ・ビーチ(DEATH STRANDING 2:ON THE BEACH)」とのコラボアイテムを発売する。「ジーユー」一部店舗および公式オンラインで取り扱う。

5部袖シャツやショートパンツ、
ルームウエアやソックスなど

アイテムは、同ゲーム作品の発売を記念したもので、Tシャツ(1290円〜)や、ナイロンリップストップ素材の5分袖シャツ(2290円)とショートパンツ(2290円)、ルームウエアのセットアップ(2990円)、アンダーウエア(590円)、ソックス(390円)をラインアップする。タイトルロゴや主人公“サム“が所属する部隊、その行く手を阻む“ヒッグス“と謎の機械化兵団など、作品内のイメージを随所にデザインした。

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「ビューティフルピープル」のライダースバッグに新2種 巾着型とシリンダー型が登場

「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」は、2025-26年秋冬コレクションから、ライダースバッグシリーズに巾着型(4万7300円)とシリンダー型(8万3600円)の新2型を追加した。同ブランド直営店舗およびオンラインストアで販売している。

同アイテムには、異なるカテゴリーのアイテムに見られる普遍的なディティールやデザインを取り入れ、新たに未視感を生み出すというハウスコード、“EXCERPTION”(抜粋)を取り入れた。バックルやファスナー、ポケットのフラップなど付属の大きさを変えることなくそのまま活かし、バッグ本体に対して少しアンバランスで、どこか違和感あるデザインに仕上げている。

ブランドアイコンのライダースジャケットから“抜粋”したバッグ

巾着型

ライダースバッグシリーズで、最もミニマムなデザインの巾着型の“ドローストリングバッグ”は、フラップとファスナーにライダースジャケットと同じ大きさのものを使用した。表面にはコインポケットとファスナーポケットの2つのポケット、背面には携帯を入れるマグネット式ポケット、内側には小分けができる内ポケットが付属する。

シリンダー型

ライダースジャケットの前身頃を抜粋した“シリンダーバッグ”は、開口部にジャケットの前合わせが重なる持ち出しの仕様をそのまま転用した。また、持ち出しにはマグネットをつけ、収納物が落ちにくく、他者に中身を覗かれることがないようにした。本体から伸びるショルダーストラップには2つのバックルを設けており、大きく長さを調整することも可能だ。

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「バレンシアガ」がブリトニー・スピアーズとコラボ 限定アイテムやプレイリストを公開

 

「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、歌手のブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)とコラボレーションし、同ブランド2026年春コレクションのルックブックの一部として、“バレンシアガ ミュージック ブリトニー・スピアーズ(Balenciaga Music Britney Spears)”シリーズを発表した。同シリーズは、限定プレタポルテやアクセサリー、プレイリストなどを含む。国内では、「バレンシアガ」公式オンラインストアおよび青山店、銀座店で限定アイテムを取り扱う。

プレタポルテには、ビンテージアルバムのグッズを彷ふつとさせるエイジング加工と手書き風のアートワークを施した。Tシャツやジップアップパーカ、スピアーズのサインプリントと、ランキン(Rankin)とスティーヴン・クライン(Steven Klein)によるアーカイブ画像をあしらったシルクツイルフラッグのほか、つばにピアスが付いた、ビジューやスタッズのディティールで装飾したキャップなどが登場する。

 

スピアーズがキュレーションした限定プレイリストは、彼女の個人的なアーカイブから選んだ楽曲や、彼女にインスピレーションを与えた楽曲を紹介する。「バレンシアガ」公式サイトのバレンシアガ ミュージック ハブの専用ページに、スポティファイ(Spotify)やアップル ミュージック(Apple Music)を含むストリーミングプラットフォームへのリンクを掲載する。

また、BFRNDによる25年夏コレクションのサウンドトラック「Gimme More」のリミックスと、スピアーズの代表曲「Oops!… I Did It Again」の25周年を記念した新リミックスを収録した「Britney4ever EP」も配信する。スポティファイとアップル ミュージックのBFRNDのアーティストページからストリーミングできる。

今回、ファッションと音楽の両分野を初めて同時に展開するスピアーズは、「私はずっとファッションが大好きで、『バレンシアガ』とデムナが、メゾンにとってデムナの最後のコレクションで私とコラボレーションすることを選んでくれたことを、とても光栄に思い、嬉しく思っています。ファンの皆さんにも、私と同じくらい気に入ってもらえたら嬉しいです!これらは、私のキャリアと人生における素晴らしい時期から選んだお気に入りの写真です。皆さんとシェアできることをとても楽しみにしています」とコメントした。

2017年以降、「バレンシアガ」の全てのプレゼンテーションにオリジナルサウンドトラックを作曲してきたBFRNDは、「ブリトニーは先駆者であり、ポップミュージックを定義し、何世代にもわたるアーティストにインスピレーションを与えてきました。彼女のレガシーを再構築できることは大変光栄です」と述べた。

デムナの10年間を総括した展覧会をパリで開催

 

6月26日〜7月9日には、デムナがキュレーションしたレジュメ・エキシビション「バレンシアガ バイ デムナ(Balenciaga by Demna)」をパリのケリング本社で開催する。同展覧会は、「バレンシアガ」でのデムナの最後のプレタポルテコレクションとなる26年春コレクションを拡張し、デムナのデザインコード、ボリューム、シルエット、アティチュードを体現する。特設サイトで予約を受け付けている。

特設サイト

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「ニューバランス」が“アブゾーブ”を再解釈 2000年代を彷ふつとさせるスニーカーを発売

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は6月12日、スニーカー“アブゾーブ 2000”を発売する。価格は2万2000円、サイズは22.5〜29.0、30.0cm。一部取扱店で販売する。

ライトブルーをまとう
近未来感あるデザイン

スニーカー“アブゾーブ 2000”は、1993年に初めて導入したクッショニングテクノロジー“アブゾーブ”を再解釈。ライトブルーを全体にまとい、3Dツールを用いて制作した、“アブゾーブ クッション”と“アブゾーブ SBSポッド”を合わせたソールユニットを備える。安定性の向上を目指した“スタビリティウェブ(STABILITY WEB)”シャンクを採用したほか、大きな“N”ロゴや反射素材のパーツを配した。

シャーロット・リー(Charlotte Lee)=デザインマネージャーは、「“アブゾーブ 2000”のデザインでは、伝統と現代性のバランスをとることが大きな課題だった。“アブゾーブ SBSゲルクッション”のような象徴的なデザイン要素を強調しつつ、現代的な視点で再構築することを目指した。過去と現在の緊張感こそが、私たちのデザイン哲学を推進するものだ」と語っている。

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「ルイ・ヴィトン」がひよこや亀など遊び心あふれるデザインの新作メンズバッグチャームを発売

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、メゾンのアイコンバッグや愛らしいひよこ、温かみのある雰囲気の亀、グラデーションが施された貝殻の
など、遊び心あふれるデザインの新作メンズバッグチャームを発売した。

遊び心あふれるバッグチャーム4種

メゾンのアイコンバッグに鮮やかなオマージュを捧げた“バッグチャーム LV ミニショッパー”(13万7500円)は、オレンジのレザーにネイビーの文字を施し、ワイヤレスイヤホンやクレジットカードの収納に最適なサイズに仕上げた。愛らしいひよこを形どった“バッグチャーム LV プルチーノ”(9万4600円)は、モノグラムキャンバスで覆われたイエローのボディにオレンジのくちばしと足をつけ、レザーストラップで取り付けられるデザインに。

“バッグチャーム LV タートル”(16万3900円)は、スナップフック開閉式で、ヤシを織り上げたシェルにブラウンのレザーでシグネチャーをあしらった。グラデーションを施したファスナー開閉式のシェル型ケース“バッグチャーム LV シェル”(15万8400円)は、内装にパールを取り付け、ワイヤレスイヤホンを収納できる十分なスペースを備えた。

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ザ・ビートルズのアルバム“ヘルプ!”発売から60周年 「シックストックス」からコラボソックスが登場

ソックスブランド「シックストックス(CHICSTOCKS)」は、バンドのザ・ビートルズ(The Beatles)とコラボレーションしたソックス“ザ・ビートルズ ヘルプ!”(全2色、各2200円)を発売した。「シックストックス」公式オンラインストアおよび楽天市場店、「シックストックス」取り扱い店舗で販売中だ。

“ヘルプ!”のアルバムデザインを落とし込んだソックス

1965年に発売され今年で60周年を迎えるアルバム“ヘルプ!”のジャケットデザインを同ブランドの定番モデル“ライン”に刺しゅうで表現した。メンバー4人のシルエットやアルバムタイトルを随所に施し、シンプルにまとめた。

また、公式オンラインストアでは父の日限定ギフトも用意。男性ファンも多いザ・ビートルズのソックス2足をセットで販売している。カジュアルに渡せる“ギフトバッグ”(4400円)とフォーマルに渡せる“ギフトボックス(トートバッグ付き)”(4950円)の2種類を展開する。

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「セリーヌ」からアーカイブにインスピレーションを得た新作バッグ“オノリン”が登場

「セリーヌ(CELINE)」は6月5日、2025年秋冬コレクションの新作バッグ“オノリン”(全4種、21万4500円〜) を発売する。全国の「セリーヌ」ウィメンズ取り扱い店舗および公式オンラインストアで展開する。

ボーリングバッグをベースにしたミニマルなデザインのバッグ

メゾンのアーカイブに着想を得て誕生した同アイテムは、ボウリングバッグをベースに控えめで洗練された印象のミニマルなデザインが特徴だ。トップハンドルとゴールドのパドロックがカジュアルなスタイルをさりげなく引き立てる。サイズは、ティーンとミニの2型、素材は“トリオンフ”キャンバスとシャイニーカーフスキンの2種を展開する。“オノリン ティーン”(シャイニーカーフスキン、32万4500円)のみ8月14日から日本先行発売を行う。

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「セリーヌ」からアーカイブにインスピレーションを得た新作バッグ“オノリン”が登場

「セリーヌ(CELINE)」は6月5日、2025年秋冬コレクションの新作バッグ“オノリン”(全4種、21万4500円〜) を発売する。全国の「セリーヌ」ウィメンズ取り扱い店舗および公式オンラインストアで展開する。

ボーリングバッグをベースにしたミニマルなデザインのバッグ

メゾンのアーカイブに着想を得て誕生した同アイテムは、ボウリングバッグをベースに控えめで洗練された印象のミニマルなデザインが特徴だ。トップハンドルとゴールドのパドロックがカジュアルなスタイルをさりげなく引き立てる。サイズは、ティーンとミニの2型、素材は“トリオンフ”キャンバスとシャイニーカーフスキンの2種を展開する。“オノリン ティーン”(シャイニーカーフスキン、32万4500円)のみ8月14日から日本先行発売を行う。

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「ロエベ」がブランドアンバサダーにタイの俳優、テイを起用

「ロエベ(LOEWE)」は、テイ(Tay)の愛称で知られるタイの俳優、タワン・ウィホクラット(Tawan Vihokratana)をブランドアンバサダーに起用した。

テイは、米「WWD」に対して「『ロエベ』と密接にコラボレーションすることで、僕の『ロエベ』の芸術性に対する憧憬が深まりますし、新しい自己表現の方法のインスピレーションを与えてくれます。『ロエベ』を定義するアートとクラフトのエッセンスを本当に大切にするようになり、ブランドアンバサダーとしての有意義な旅を続けられることにワクワクしています」とコメントした。

テイは、ドラマシリーズ、「キス・ザ・シリーズ」や「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」のタイ版「チェリー・マジック」への出演で知られる。2020年の「マヤ・アワード(Maya Awards)」ではベストサウンドトラック賞、2023年の「カズ・アワード(Kazz Awards)」では急上昇男優賞、25年の「ジャパン エキスポ タイランド(Japan Expo Thailand)」では、俳優賞を受賞している。今年3月には、パリで行われた「ロエベ」25-26年秋冬コレクションのショーに出席していた。

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【ARISAK Labo vol.5】英バンド・hard lifeのフロントマン・Murrayが巡る東京の街

フォトアーティスト・ARISAKがファッション&ビューティ業界の多彩なクリエイターと共鳴し、新たなビジュアル表現を追求する連載【ARISAK Labo】。Vol.5となる今回は、ロンドン発の気鋭バンドhard lifeのフロントマン・Murray(マレー)が登場。今夏アルバム「オニオン(onion)」をリリースする彼が来日し、東京で夢を模索する姿をARISAKが捉える。

PROFILE: Murray

Murray
PROFILE: イギリス・レスター出身、現在はロンドンを中心に活動するバンドグループ・hard life(元easy life)のフロントマン。7月18日に3rdアルバム「オニオン」をリリース予定。収録曲のプロデュースはTaka Perryが行う

「まるで映画のワンシーンのような撮影だった」
Inside story of Murray × ARISAK
Interviewed by Daniel Takeda

今回の撮影について「東京に来るたびに色々な人と出会い、自身のコミュニティーを広げているMurrayにインスピレーションを受けて、日本に降りたった異星人をイメージした。最初は孤独で悲しい表情から、徐々に愛を取り戻し希望に満ちていくようなストーリーを描きました」とARISAK。その撮影の裏側について、かねてから両者と親交がある竹田ダニエルがインタビューした。

竹田ダニエル(以下、ダニエル):まず、今回の撮影に至った経緯から教えてください

Murray(マレー):日本滞在中、とにかく面白いことがしたくて、いろんなクリエイティブな人に会っていたんです。そんな時、ダニエルが「ARISAKに会ってみて」と言ってくれて。作品を見た瞬間、「これはヤバい、めちゃくちゃかっこいい」と衝撃を受けました。GOAT(Greatest of All Time)だと思ったし、「ロンドンでも一緒にやろうよ、絶対ウケるから!」ってすぐに言ったくらい。彼女の作品って、“ザ・日本”みたいな感じじゃなくて、NYやロンドン、パリでも通用する洗練さがある。それが本当にかっこよかった。

撮影企画の準備をするにあたって、彼女が送ってくれたイメージやリファレンス、衣装のルックブックも全部好みで、もうタイミングも内容も完璧でした。

ダニエル:撮影当日はどうでしたか?

Murray:最高でした。ARISAKは事前にストーリーを丁寧に説明してくれて、「君は地球に来たばかりのエイリアンで、少し寂しいけど、日本にいることでだんだん心が和らいでいく」っていう設定があったんです。その物語に沿って、表情や動きを変えていく。普通のファッション撮影だと「とにかくかっこよく撮れればOK」って感じだけど、今回は全体が一つの映像作品のように作り込まれていて、すごく没入感がありました。

ARISAK:最初にMurrayと話したとき、「日本で仲間を見つけてコミュニティーを広げている」というエピソードが印象的で、それをもとに「異星人が日本に降り立ち、さまよいながらこの国に馴染んでいく」という裏ストーリーを考えました。彼が映画『PERFECT DAYS』の世界観が好きだと聞いて、神社や日本茶のカフェ、竹林といったロケーションを選びました。衣装やメイクも、感情の変化を表現できるように工夫しています。たとえば最初は涙のような表情、後半はハートのシールで少しずつ柔らかく明るい表情になるように構成しました。

ダニエル:東京という街に特別な思い入れがあるようですね?

Murray:本当に特別な場所です。白金では友達のTaka Perry(以下、Taka)とアルバムを一緒に作ったし、また来月戻ってくる予定もあります。何度来ても、“自分はエイリアンだ”って感覚が抜けないんです。でもそれが心地よくて。日本語も少し話せるけど、「これで合ってるのかな?」って不安になることもあって、常に境界にいるような感覚がある。

でも、東京は何かを始めるのに最適な場所。誰も結果を気にせず「とりあえずやってみよう」という空気があって、怖がらずに挑戦できる。ロンドンとはまた違ったクリエイティブな流れがあります。

ダニエル:日本に対する印象や、特に好きなことは?

Murray:日本にはもう何度も来ていますが、今でも自分は“外から来たエイリアン”のような気持ちが消えません。ちょっとだけ日本語が話せても、常に「外側」にいる感覚がある。でも、日本の秋は本当に好き。木の色や空気感、イギリスでは見たことがない景色です。

ARISAK:Murrayさんが「本音と建前」という言葉を知っていた時は驚きました。文化的な背景を理解しようとしているのが伝わってきて、とても嬉しかったです。

ダニエル:Murrayさんは、今回の撮影で日本的なロケーションを多く巡りましたが、それについてどう感じましたか?

Murray:あれは最高だったね。すごく小さなチームで、機動力もあって、何カ所も移動してさ。まるで週末に友達と遊んでるみたいな感覚だった。みんなで神社に行って、一緒にお参りしたのもすごく可愛くて、楽しかった。日本の友達に連れられて、神社やお寺に行くのって、実は何度かあって。拍手を打って、お辞儀して、お祈りするあの一連の流れが、本当に特別に感じるんだよね。すごくいい。

「これはマニフェスト(願望の可視化)だよ」ってダニエルが言ってたけど、それもすごくいい考えだと思う。イギリスには似たような文化がないからなおさらね。僕の世代って、あまり宗教に属してないし、でも日本の同世代の友達は「宗教的」ではなくても、すごくスピリチュアルだと思う。自然と精神性が生活に根付いてる。イギリスではそういうのって希薄なんだよ。

例えば、「いただきます」っていう文化もそう。食べ物に感謝して、自然や神様や命に敬意を払う。それってすごく深いことで、僕たちの文化にはなかなかない。イギリスでは「道は自分のもの」って感覚が強いけど、日本では「共有する」ものなんだよね。電車の中でも、みんな静かにしてて、スペースを“取る”んじゃなくて“譲る”という考え方。あれ、ほんとに好きだな。

ダニエル:今まで何度も日本に来てると思いますが、特に印象に残ってる季節や場所はありますか?

Murray:初めて来たのは4年前で、東京と大阪に行って3週間くらい滞在した。それからまた来て、去年の9月から10月には京都と沖縄にも行った。で、11月から12月末まではずっと東京にいて、それからまた戻ってきた。今度もまた東京に行く予定だし、今度は初めて九州(熊本と大分)にも行くんだ。最終的には夢の地、北海道にも行きたいし、Takaの出身地・仙台にも行って、A5ランクの仙台牛も食べたい(笑)。

季節で言うと、秋が一番好きだな。桜も好きだけど、正直言うと、東京の秋はもっと美しいと思ってる。あの紅葉、池に鯉が泳いでる庭園、全部が信じられないくらい静かで、平和で──世界で一番落ち着ける場所なんじゃないかって思うよ。

ダニエル:日本滞在が、音楽活動にも影響を与えたのでしょうか?

Murray:うん、大きく影響したよ。実は、3度目の日本滞在のとき、僕はイギリスで音楽を続けることにすごく疲れていて、マネージャーとレーベルにも「もう音楽を辞めたい」って宣言してたんだ。ちょうどパートナーとも別れた直後で、人生のどん底にいた。

そんな時に、日本があった。ロンドンから一番遠くて、自分が一番好きな場所だった。誰とも話したくなくて、でもTakaと毎日スタジオ・オニオンにこもって、一緒に曲を作ってた。それが、今のアルバムのタイトルにもなった。

精神的にも本当に辛い時期だったけど、ずっとセラピーも続けてたし、日本での生活が少しずつ自分を立て直してくれたんだ。特に秋の東京で、木々が色づいて、自然が死に向かっていくその移ろいの中で、自分も再生されていった気がする。

そういう背景があるから、東京は僕にとってただの都市じゃなくて、自分自身が変わるきっかけをくれた場所。だからこそ、こんなに大事に思ってるんだと思う。アルバムは完成したけど、僕の中では「まだ日本に来る旅」は終わっていないんだ。

ダニエル:今回の撮影で、キャラクターを演じる感覚があったと?

Murray:まさにそう。普段は「そのままの自分でいてください」って言われることが多いけど、今回は完全に“役を演じる”体験でした。オーバーサイズの衣装も動きやすくて、特にあのバルーンっぽい衣装は完全にエイリアン(笑)。あれ着てると自然にキャラに入り込めた。全体として「写真」というより、「ミュージックビデオ」や「短編映画」のような感覚でした。

ダニエル:演出面ではどうでしたか?

Murray:すごく的確で助かりました。「今はちょっと寂しい気持ちで」「この環境を初めて体験している感じで」と、ARISAKが常にキャラクターの内面に立ち戻らせてくれる。演じる上で、そのガイドがとても心強かったし、表現の幅も自然に広がりました。普通の撮影なら「かっこよく」だけで終わるところが、今回は「このキャラならどう動く? どう表情を作る?」と、すべて一緒に作っていった感覚でした。

ダニエル:ARISAKさんから見たマレーさんの印象は?

ARISAK:本当に表現力がすごくて、「今ちょっと悲しい感じで」と一言伝えるだけで、何パターンもすぐに出してくれるんです。モデルというより俳優のように、キャラクターを掴んで即座に反応してくれるので、撮影していてとても楽でした。アシスタントも「今のすごい!」って感動していて(笑)。とにかく、ただ撮られているというより、一緒に物語を“演じて”くれるのが印象的でした。

ダニエル:撮影中に印象的だったエピソードは?

Murray:撮影後にARISAKが代官山にある「Tea Bucks」のお茶をプレゼントしてくれたんですけど、それを車に置き忘れちゃって。でも、なんと彼女が自宅から恵比寿まで届けに来てくれたんです!それには本当に感動しました。「これが“おもてなし”か!」って。人としてもアーティストとしても、ほんとに素敵な人だと思います。

ダニエル:この撮影は連載の一部でもあるんですよね

ARISAK:
はい。この連載では、ただの「今月のゲスト紹介」にならないように、毎回の企画がつながっていく構成を意識しています。写真だけど、映画のように伏線があったり、世界観が広がっていくようにしたいんです。たとえば前のゲストと今月のゲストの物語が、裏でリンクしていたりもします。

Murray:すごいよね。本当に「一つの映画を観ている」みたいな感じ。しかも東京って、そういう“自然なつながり”が実際に生まれる場所でもあると思う。僕とARISAK、ダニエル、Taka(Perry)、SIRUPとも、全部が偶然から始まって、それが作品になっていく。それが東京の面白さであり、魔法だと思う。

ダニエル:撮影現場の雰囲気はどうでしたか?

ARISAK:日本の撮影現場は基本的に静かで真面目。でも今回は小さなチームでロケ地を移動して、神社でお祈りもしたりして、リラックスしながら楽しく撮れました。Murrayさんが現場の雰囲気を盛り上げてくれたので、チーム全体がいいムードになりました。

Murray:その通りで、撮影というより「週末に友達と遊んでいる」ような感じでした。何よりも、みんなと同じ方向を向いてクリエイティブに取り組めたのが嬉しかったです。

ダニエル:最後に、お互いにメッセージを

ARISAK:また一緒に作品を作れたら嬉しいです! 今回は“写真”の枠を超えたコラボレーションができて、自分にとっても大きな挑戦でした。マレーの表現力には本当に助けられました。

Murray:こちらこそ、本当にありがとう。東京で、こんなに楽しくて意味のある撮影ができたことは奇跡だと思っています。次に来たときも、ぜひまた何か一緒に作りましょう!

CREDIT
LOOK1:JACKET, SHIRT, PANTS / MA-A。, RINGS / MAHANA, OTHERS / STYLIST OWN
LOOK2:JACKET, SHOES / BUNKA FASHION COLLEGE, EYEWEAR / 3DID
LOOK3:SHOES / BUNKA FASHION COLLEGE


DIRECITON & PHOTOS:ARISAK
MODEL:MURRAY FROM HARD LIFE
HAIR & MAKEUP:JUNA UEHARA
STYLING:JINKI
TEXT:DANIEL TAKEDA
SPECIAL THANKS:TeaBucks, 大宮八幡宮, THE TOKYO

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【ARISAK Labo vol.5】英バンド・hard lifeのフロントマン・Murrayが巡る東京の街

フォトアーティスト・ARISAKがファッション&ビューティ業界の多彩なクリエイターと共鳴し、新たなビジュアル表現を追求する連載【ARISAK Labo】。Vol.5となる今回は、ロンドン発の気鋭バンドhard lifeのフロントマン・Murray(マレー)が登場。今夏アルバム「オニオン(onion)」をリリースする彼が来日し、東京で夢を模索する姿をARISAKが捉える。

PROFILE: Murray

Murray
PROFILE: イギリス・レスター出身、現在はロンドンを中心に活動するバンドグループ・hard life(元easy life)のフロントマン。7月18日に3rdアルバム「オニオン」をリリース予定。収録曲のプロデュースはTaka Perryが行う

「まるで映画のワンシーンのような撮影だった」
Inside story of Murray × ARISAK
Interviewed by Daniel Takeda

今回の撮影について「東京に来るたびに色々な人と出会い、自身のコミュニティーを広げているMurrayにインスピレーションを受けて、日本に降りたった異星人をイメージした。最初は孤独で悲しい表情から、徐々に愛を取り戻し希望に満ちていくようなストーリーを描きました」とARISAK。その撮影の裏側について、かねてから両者と親交がある竹田ダニエルがインタビューした。

竹田ダニエル(以下、ダニエル):まず、今回の撮影に至った経緯から教えてください

Murray(マレー):日本滞在中、とにかく面白いことがしたくて、いろんなクリエイティブな人に会っていたんです。そんな時、ダニエルが「ARISAKに会ってみて」と言ってくれて。作品を見た瞬間、「これはヤバい、めちゃくちゃかっこいい」と衝撃を受けました。GOAT(Greatest of All Time)だと思ったし、「ロンドンでも一緒にやろうよ、絶対ウケるから!」ってすぐに言ったくらい。彼女の作品って、“ザ・日本”みたいな感じじゃなくて、NYやロンドン、パリでも通用する洗練さがある。それが本当にかっこよかった。

撮影企画の準備をするにあたって、彼女が送ってくれたイメージやリファレンス、衣装のルックブックも全部好みで、もうタイミングも内容も完璧でした。

ダニエル:撮影当日はどうでしたか?

Murray:最高でした。ARISAKは事前にストーリーを丁寧に説明してくれて、「君は地球に来たばかりのエイリアンで、少し寂しいけど、日本にいることでだんだん心が和らいでいく」っていう設定があったんです。その物語に沿って、表情や動きを変えていく。普通のファッション撮影だと「とにかくかっこよく撮れればOK」って感じだけど、今回は全体が一つの映像作品のように作り込まれていて、すごく没入感がありました。

ARISAK:最初にMurrayと話したとき、「日本で仲間を見つけてコミュニティーを広げている」というエピソードが印象的で、それをもとに「異星人が日本に降り立ち、さまよいながらこの国に馴染んでいく」という裏ストーリーを考えました。彼が映画『PERFECT DAYS』の世界観が好きだと聞いて、神社や日本茶のカフェ、竹林といったロケーションを選びました。衣装やメイクも、感情の変化を表現できるように工夫しています。たとえば最初は涙のような表情、後半はハートのシールで少しずつ柔らかく明るい表情になるように構成しました。

ダニエル:東京という街に特別な思い入れがあるようですね?

Murray:本当に特別な場所です。白金では友達のTaka Perry(以下、Taka)とアルバムを一緒に作ったし、また来月戻ってくる予定もあります。何度来ても、“自分はエイリアンだ”って感覚が抜けないんです。でもそれが心地よくて。日本語も少し話せるけど、「これで合ってるのかな?」って不安になることもあって、常に境界にいるような感覚がある。

でも、東京は何かを始めるのに最適な場所。誰も結果を気にせず「とりあえずやってみよう」という空気があって、怖がらずに挑戦できる。ロンドンとはまた違ったクリエイティブな流れがあります。

ダニエル:日本に対する印象や、特に好きなことは?

Murray:日本にはもう何度も来ていますが、今でも自分は“外から来たエイリアン”のような気持ちが消えません。ちょっとだけ日本語が話せても、常に「外側」にいる感覚がある。でも、日本の秋は本当に好き。木の色や空気感、イギリスでは見たことがない景色です。

ARISAK:Murrayさんが「本音と建前」という言葉を知っていた時は驚きました。文化的な背景を理解しようとしているのが伝わってきて、とても嬉しかったです。

ダニエル:Murrayさんは、今回の撮影で日本的なロケーションを多く巡りましたが、それについてどう感じましたか?

Murray:あれは最高だったね。すごく小さなチームで、機動力もあって、何カ所も移動してさ。まるで週末に友達と遊んでるみたいな感覚だった。みんなで神社に行って、一緒にお参りしたのもすごく可愛くて、楽しかった。日本の友達に連れられて、神社やお寺に行くのって、実は何度かあって。拍手を打って、お辞儀して、お祈りするあの一連の流れが、本当に特別に感じるんだよね。すごくいい。

「これはマニフェスト(願望の可視化)だよ」ってダニエルが言ってたけど、それもすごくいい考えだと思う。イギリスには似たような文化がないからなおさらね。僕の世代って、あまり宗教に属してないし、でも日本の同世代の友達は「宗教的」ではなくても、すごくスピリチュアルだと思う。自然と精神性が生活に根付いてる。イギリスではそういうのって希薄なんだよ。

例えば、「いただきます」っていう文化もそう。食べ物に感謝して、自然や神様や命に敬意を払う。それってすごく深いことで、僕たちの文化にはなかなかない。イギリスでは「道は自分のもの」って感覚が強いけど、日本では「共有する」ものなんだよね。電車の中でも、みんな静かにしてて、スペースを“取る”んじゃなくて“譲る”という考え方。あれ、ほんとに好きだな。

ダニエル:今まで何度も日本に来てると思いますが、特に印象に残ってる季節や場所はありますか?

Murray:初めて来たのは4年前で、東京と大阪に行って3週間くらい滞在した。それからまた来て、去年の9月から10月には京都と沖縄にも行った。で、11月から12月末まではずっと東京にいて、それからまた戻ってきた。今度もまた東京に行く予定だし、今度は初めて九州(熊本と大分)にも行くんだ。最終的には夢の地、北海道にも行きたいし、Takaの出身地・仙台にも行って、A5ランクの仙台牛も食べたい(笑)。

季節で言うと、秋が一番好きだな。桜も好きだけど、正直言うと、東京の秋はもっと美しいと思ってる。あの紅葉、池に鯉が泳いでる庭園、全部が信じられないくらい静かで、平和で──世界で一番落ち着ける場所なんじゃないかって思うよ。

ダニエル:日本滞在が、音楽活動にも影響を与えたのでしょうか?

Murray:うん、大きく影響したよ。実は、3度目の日本滞在のとき、僕はイギリスで音楽を続けることにすごく疲れていて、マネージャーとレーベルにも「もう音楽を辞めたい」って宣言してたんだ。ちょうどパートナーとも別れた直後で、人生のどん底にいた。

そんな時に、日本があった。ロンドンから一番遠くて、自分が一番好きな場所だった。誰とも話したくなくて、でもTakaと毎日スタジオ・オニオンにこもって、一緒に曲を作ってた。それが、今のアルバムのタイトルにもなった。

精神的にも本当に辛い時期だったけど、ずっとセラピーも続けてたし、日本での生活が少しずつ自分を立て直してくれたんだ。特に秋の東京で、木々が色づいて、自然が死に向かっていくその移ろいの中で、自分も再生されていった気がする。

そういう背景があるから、東京は僕にとってただの都市じゃなくて、自分自身が変わるきっかけをくれた場所。だからこそ、こんなに大事に思ってるんだと思う。アルバムは完成したけど、僕の中では「まだ日本に来る旅」は終わっていないんだ。

ダニエル:今回の撮影で、キャラクターを演じる感覚があったと?

Murray:まさにそう。普段は「そのままの自分でいてください」って言われることが多いけど、今回は完全に“役を演じる”体験でした。オーバーサイズの衣装も動きやすくて、特にあのバルーンっぽい衣装は完全にエイリアン(笑)。あれ着てると自然にキャラに入り込めた。全体として「写真」というより、「ミュージックビデオ」や「短編映画」のような感覚でした。

ダニエル:演出面ではどうでしたか?

Murray:すごく的確で助かりました。「今はちょっと寂しい気持ちで」「この環境を初めて体験している感じで」と、ARISAKが常にキャラクターの内面に立ち戻らせてくれる。演じる上で、そのガイドがとても心強かったし、表現の幅も自然に広がりました。普通の撮影なら「かっこよく」だけで終わるところが、今回は「このキャラならどう動く? どう表情を作る?」と、すべて一緒に作っていった感覚でした。

ダニエル:ARISAKさんから見たマレーさんの印象は?

ARISAK:本当に表現力がすごくて、「今ちょっと悲しい感じで」と一言伝えるだけで、何パターンもすぐに出してくれるんです。モデルというより俳優のように、キャラクターを掴んで即座に反応してくれるので、撮影していてとても楽でした。アシスタントも「今のすごい!」って感動していて(笑)。とにかく、ただ撮られているというより、一緒に物語を“演じて”くれるのが印象的でした。

ダニエル:撮影中に印象的だったエピソードは?

Murray:撮影後にARISAKが代官山にある「Tea Bucks」のお茶をプレゼントしてくれたんですけど、それを車に置き忘れちゃって。でも、なんと彼女が自宅から恵比寿まで届けに来てくれたんです!それには本当に感動しました。「これが“おもてなし”か!」って。人としてもアーティストとしても、ほんとに素敵な人だと思います。

ダニエル:この撮影は連載の一部でもあるんですよね

ARISAK:
はい。この連載では、ただの「今月のゲスト紹介」にならないように、毎回の企画がつながっていく構成を意識しています。写真だけど、映画のように伏線があったり、世界観が広がっていくようにしたいんです。たとえば前のゲストと今月のゲストの物語が、裏でリンクしていたりもします。

Murray:すごいよね。本当に「一つの映画を観ている」みたいな感じ。しかも東京って、そういう“自然なつながり”が実際に生まれる場所でもあると思う。僕とARISAK、ダニエル、Taka(Perry)、SIRUPとも、全部が偶然から始まって、それが作品になっていく。それが東京の面白さであり、魔法だと思う。

ダニエル:撮影現場の雰囲気はどうでしたか?

ARISAK:日本の撮影現場は基本的に静かで真面目。でも今回は小さなチームでロケ地を移動して、神社でお祈りもしたりして、リラックスしながら楽しく撮れました。Murrayさんが現場の雰囲気を盛り上げてくれたので、チーム全体がいいムードになりました。

Murray:その通りで、撮影というより「週末に友達と遊んでいる」ような感じでした。何よりも、みんなと同じ方向を向いてクリエイティブに取り組めたのが嬉しかったです。

ダニエル:最後に、お互いにメッセージを

ARISAK:また一緒に作品を作れたら嬉しいです! 今回は“写真”の枠を超えたコラボレーションができて、自分にとっても大きな挑戦でした。マレーの表現力には本当に助けられました。

Murray:こちらこそ、本当にありがとう。東京で、こんなに楽しくて意味のある撮影ができたことは奇跡だと思っています。次に来たときも、ぜひまた何か一緒に作りましょう!

CREDIT
LOOK1:JACKET, SHIRT, PANTS / MA-A。, RINGS / MAHANA, OTHERS / STYLIST OWN
LOOK2:JACKET, SHOES / BUNKA FASHION COLLEGE, EYEWEAR / 3DID
LOOK3:SHOES / BUNKA FASHION COLLEGE


DIRECITON & PHOTOS:ARISAK
MODEL:MURRAY FROM HARD LIFE
HAIR & MAKEUP:JUNA UEHARA
STYLING:JINKI
TEXT:DANIEL TAKEDA
SPECIAL THANKS:TeaBucks, 大宮八幡宮, THE TOKYO

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「ロエベ」がブランドアンバサダーにタイの俳優、テイを起用

「ロエベ(LOEWE)」は、テイ(Tay)の愛称で知られるタイの俳優、タワン・ウィホクラット(Tawan Vihokratana)をブランドアンバサダーに起用した。

テイは、米「WWD」に対して「『ロエベ』と密接にコラボレーションすることで、僕の『ロエベ』の芸術性に対する憧憬が深まりますし、新しい自己表現の方法のインスピレーションを与えてくれます。『ロエベ』を定義するアートとクラフトのエッセンスを本当に大切にするようになり、ブランドアンバサダーとしての有意義な旅を続けられることにワクワクしています」とコメントした。

テイは、ドラマシリーズ、「キス・ザ・シリーズ」や「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」のタイ版「チェリー・マジック」への出演で知られる。2020年の「マヤ・アワード(Maya Awards)」ではベストサウンドトラック賞、2023年の「カズ・アワード(Kazz Awards)」では急上昇男優賞、25年の「ジャパン エキスポ タイランド(Japan Expo Thailand)」では、俳優賞を受賞している。今年3月には、パリで行われた「ロエベ」25-26年秋冬コレクションのショーに出席していた。

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カルティエ現代美術財団がパリの中心地に新拠点をオープン 開幕展は所蔵コレクションから

カルティエ現代美術財団(以下、カルティエ財団)は10月25日、フランス・パリの中心にあるパレロワイヤル広場2番地に新たな拠点をオープンする。開幕展の“エクスポジション ジェネラル”では、所蔵コレクションから選ばれた作品を展示する。

パリの歴史的中心地に立つオスマン式の建物の中に位置する同拠点は、フランスの建築家、ジャン・ヌーヴェル(Jean Nouvel)が内装を手掛けた。大きな張り出し窓からパリの街に広く開かれ、内装は展覧会企画のさまざまな可能性を考慮して、可動式の5つのプラットフォームで構成する。

2026年8月末まで開催される“エクスポジション ジェネラル”展は、84年から現在まで、財団のプログラムに参加した100人以上のアーティストが手掛けた600点以上の作品を展示する。個展とテーマ展の双方で構成し、財団のプログラムを通じて長い時間をかけて形成した独自のコレクションをたどる。

“エクスポジション ジェネラル”というタイトルは、19世紀にグラン マガザン デュ ルーブルで開催された工芸品と衣服の展覧会に由来する。発見の場、社交の場として機能し、開放性を理念に掲げたこの展覧会のエスプリを受け継ぎ、都市の真ん中で繰り広げられる実験と交流の場として、カルティエ財団が考案した。

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サロモンストアが新丸ビル内にオープン プレゼントキャンペーンも

「サロモン(SALOMON)」は、7月1日にサロモンストアを新丸ビル4階にオープンする。同店は都内の直営店舗としては6店舗目で、スポーツスタイルカテゴリーのフットウエアを中心としたラインアップを展開する。

オープニングキャンペーン

サロモンストア新丸ビル店で2万2000円以上の商品を購入した人に、先着でオリジナルウォータープルーフバッグをプレゼントする。

プレオープニングでXT-6 GTXの復刻カラーを先行発売

S/PLUS会員の中から抽選で100人を対象に、6月30日開催のプレオープンに招待する。プレオープンではXT-6 GTXの復刻カラーを数量限定で先行発売する。

■プレオープンング
日時:6月30日16:00~21:00
定員:100人
応募方法:公式メールマガジン添付のプレオープン抽選案内から申し込み

◼️サロモンストア 新丸ビル

オープン日:7月1日
時間:平日・土曜日11:00~21:00 / 日曜日・祝日 11:00~20:00
定休日:不定休
場所:新丸の内ビルディング4階
住所:東京都千代田区丸の内1-5-1

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「ニューエラ」が人気バーバーとコラボ クラシック×ストリートの美学を体現

人気バーバー「ミスターブラザーズ カットクラブ(MR.BROTHERS CUT CLUB)」は、創業10周年を記念したコラボレーション企画の第2弾として、米国のヘッドウエア&アパレルブランド「ニューエラ(NEW ERA)」とのアイテム2型を発売する。葛屋東京店舗とオンラインストアで6月7日から取り扱う。本企画は、ファッションキュレーター・小木“Poggy”基史がプロデュースした。

キャップタイプ
“ナインフィフティー(9FIFTY)”

キャスケットタイプ
“ギャツビー(Gatsby)”

スナップバックキャップの定番モデルである“ナインフィフティー(9FIFTY)”は、フロントにあしらった大胆なグラフィックやサイドのロゴが特徴的だ。一方、8枚のパネルにより形成されたキャスケットタイプの“ギャツビー(Gatsby)”は、サイドのフラッグロゴやバックのグラフィックがミニマルな仕上がりとなっている。50年代のクラシックバーバースタイルを原点としながら、現代のストリートカルチャーと共鳴する「ミスターブラザーズ カットクラブ」の美学を体現したラインアップだ。

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デムナによる最後のプレタコレクションを発表 「バレンシアガ」2026年春夏コレクション 本人のコメントも

 

「バレンシアガ(BALENCIAGA)」がデムナ(Demna)による最後のプレタコレクションとなる2026年春夏コレクションを発表した。デムナからのコレクションノートの全文は以下の通り。

このコレクションは、「バレンシアガ」での10年間、私のクリエイティブビジョンとファッションにおける研究の一部となってきた多様なデザインコードを体現しています。異なる35にわたるコレクションからのアイテムと、私のパーソナルなワードローブから選んだ新しいアイテムやガーメントを組み合わせ、私のビジョンを定義してきたボリュームやシルエット、アティテュードを表現しています。そして、現代のワードローブについて、また、人々が実際に何を着ているのか、どのように着ているのか、ラグジュアリーとファッションの微妙な境界線はどこにあるのだろうかといった疑問を、このコレクションは示しています。

このコレクションに取り組むことは、長い歳月を経て故郷に帰ってきたような気分で、ファッションとドレスメイキングへの愛というとても手ごたえのある経験に感じました。「バレンシアガ」での私の仕事や、総じて、ファッションとドレスコードにおける人類学を中心に展開することが多かったため、今回のコレクションのイメージを、アリ・ヴァースルイス(Ari Versluis)とエリー・イッテンブローク(Ellie Uyttenbroek)と共に制作することにしました。彼女たちの「Exactitudes」シリーズは、これまでの私のファッションへのアプローチに強い影響を与えてきました。

「バレンシアガ」の“archetypes”(原型)、つまり、この素晴らしいメゾンでの私の仕事の根幹をなしてきた人々やシルエット、バイブス、アイデアそれらを創造することで、私は素晴らしい時代の終わりを捉え、祝福したいと考えました。次の章へと進みながら、これは、私とチームが過去10年間取り組んできたクリエイティブな研究と仕事への賛辞です。また、このクリエイティブなプロセスを通して、メゾンを中心として作り上げ繋がりを築いてきた、最も忠実でファッションに敏感なオーディエンスの皆様への私からのラブレターでもあります。

最後になりましたが、このメゾンでの最後のクチュールショーを迎えるまでの数日間、バレンシアガ バイ デムナ(Balenciaga by Demna)が開催されます。これは私がキュレーションしたレジュメ・エキシビジョンで、この10年間で築かれ、洗練されてきたこのメゾンにおける私のクリエイティブビジョンを定義する、最も重要な要素の一部を展示します。

ありがとう、そして永遠の愛を。

「バレンシアガ」2026年春夏コレクション

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「バレンシアガ」と「マルジェラ」に注目! 2025-26年秋冬クチュール・コレクション

フランス・オートクチュール&モード連盟(Federation de la Haute Couture et de la Mode)は、7月7~10日(現地時間、以下同)に開催する2025-26年秋冬オートクチュール・ファッション・ウイークの暫定スケジュールを発表した。

期間中には27のショーが行われるが、ハイライトの一つは9日12時の「バレンシアガ(BALENCIAGA)」だろう。15年に就任したデムナ(Demna)=アーティスティック・ディレクターは、このショーを最後にブランドを離れ、同じくケリング(KERING)傘下の「グッチ(GUCCI)」に移籍する。

また、同日19時半の「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」も要注目だ。1月に就任したグレン・マーティンス(Glenn Martens)新クリエイティブ・ディレクターが、同メゾンのクチュールに相当する“アーティザナル”コレクションのショーでデビューを飾る。

また、初日の前日である6日には、今年初めに「セリーヌ(CELINE)」に加わったマイケル・ライダー(Michael Rider)新アーティスティック・ディレクターがデビューコレクションのショーを行う。披露するのがウィメンズなのか、メンズなのか、その両方なのかは明らかになっていない。

「ディオール」と「ジャンポール・ゴルチエ」は欠席

一方、過渡期にある「ディオール(DIOR)」は、今季のクチュール・ファッション・ウイークを欠席する。約9年にわたってメゾンを率いてきたマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターは5月27日、26年クルーズ・コレクションをもって退任。その数日後、4月に同ブランドのメンズ・アーティスティック・ディレクターに任命されたばかりのジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が、オートクチュールを含めたウィメンズも手掛けることが明らかとなった。同氏は、まず6月の26年春夏パリ・メンズ・コレクションでデビューを飾り、初のウィメンズ・コレクションは26年春夏パリ・ファッション・ウイーク中の10月に披露する予定。初めて本格的に取り組むこととなるオートクチュール・コレクションは、26年1月に発表する。

また、新進デザイナーのデュラン・ランティンク(Duran Lantink)を新たなクリエイティブ・ディレクターとして迎えたばかりの「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」も、今回は欠席する。9月のパリ・ファッション・ウイーク中にデビューコレクションを、26年1月にクチュールコレクションを披露する予定。

「シャネル」はデザインチームが担当

なお、「シャネル(CHANEL)」は4月にマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)新アーティスティック・ディレクターを迎えているが、デビューコレクションは10月に披露する予定だ。このため、25-26年秋冬コレクションに続き、今季のクチュールもデザインチームが手掛ける。

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「へラルボニー」が祐天寺のビンテージショップとコラボ 作家marinaによるタイポグラフィーを使用した限定アイテム

「へラルボニー(HERALBONY)」は、祐天寺のビンテージショップ「ウィッティ・ヴィンテージ(WITTY VINTAGE)」で、作家marinaによる独自のタイポグラフィー“marina文字”を落とし込んだコレクションを発売する。6月6日に「ウィッティ・ヴィンテージ」の店頭と公式ホームページで、6月13日に「へラルボニー」の店頭で一部アイテムを取り扱う。

本コラボは、主に知的障がいのある作家のアートを社会に届けてきた「へラルボニー」と、“ひとつひとつの違いを、そのまま愛する”ことを大切にしてきた「ウィッティ・ヴィンテージ」の想いが重なって実現した。

“marina文字”

作家marinaは東京都内特別支援学校に在学中で、本コレクションのアクセントである“marina文字”は彼女のオリジナルの表現で、古代なのか、宇宙なのか、それとも未来の言語なのか、その意味は誰にも分からないままアートとしての存在感を放つ。

キャップを除いた全アイテムが、1980〜90年代のアメリカンビンテージやデッドストックアイテムに“marina文字”を手刷りステンシルで落とし込んだ一点ものだ。

作家marinaによるライブペインティングイベントも開催

また、6月7日に「ウィッティ・ヴィンテージ」店内で作家marinaによるライブペインティングを実施する。申し込み不要、観覧は自由で作品の解説トークも行う。

◾️作家marinaによるライブペインティンライブペインティング
日程:6月7日
時間:14:00〜16:00
場所:「ウィッティ・ヴィンテージ」店内
住所:東京都目黒区五本木2-13-1

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「へラルボニー」が祐天寺のビンテージショップとコラボ 作家marinaによるタイポグラフィーを使用した限定アイテム

「へラルボニー(HERALBONY)」は、祐天寺のビンテージショップ「ウィッティ・ヴィンテージ(WITTY VINTAGE)」で、作家marinaによる独自のタイポグラフィー“marina文字”を落とし込んだコレクションを発売する。6月6日に「ウィッティ・ヴィンテージ」の店頭と公式ホームページで、6月13日に「へラルボニー」の店頭で一部アイテムを取り扱う。

本コラボは、主に知的障がいのある作家のアートを社会に届けてきた「へラルボニー」と、“ひとつひとつの違いを、そのまま愛する”ことを大切にしてきた「ウィッティ・ヴィンテージ」の想いが重なって実現した。

“marina文字”

作家marinaは東京都内特別支援学校に在学中で、本コレクションのアクセントである“marina文字”は彼女のオリジナルの表現で、古代なのか、宇宙なのか、それとも未来の言語なのか、その意味は誰にも分からないままアートとしての存在感を放つ。

キャップを除いた全アイテムが、1980〜90年代のアメリカンビンテージやデッドストックアイテムに“marina文字”を手刷りステンシルで落とし込んだ一点ものだ。

作家marinaによるライブペインティングイベントも開催

また、6月7日に「ウィッティ・ヴィンテージ」店内で作家marinaによるライブペインティングを実施する。申し込み不要、観覧は自由で作品の解説トークも行う。

◾️作家marinaによるライブペインティンライブペインティング
日程:6月7日
時間:14:00〜16:00
場所:「ウィッティ・ヴィンテージ」店内
住所:東京都目黒区五本木2-13-1

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レディー・ガガ、ジェナ・オルテガが登場 「ウェンズデー」らしいゴシックスタイルに「Netflix TUDUM 2025」

ネットフリックス(Netflix)のグローバルファンイベント「Netflix TUDUM(トゥドゥム) 2025」が5月31日、米ロサンゼルスのキア・フォーラムで開催された。レッドカーペットにケリー・ワシントン(Kerry Washington)ら多数のゲストが出席したほか、「ウェンズデー」シーズン2のイベントには、同ドラマシリーズに出演するジェナ・オルテガ(Jenna Ortega)とレディー・ガガ(Lady Gaga)が登場した。

ガガは、3月にリリースしたアルバム「メイヘム」から「ゾンビボーイ」と「アブラカダブラ」を含むスペシャルパフォーマンスを行い、ガガらしいシアトリカルなゴシック調の装いを披露。ブラックのドレスの上に、襟元にバラのアップリケをふんだんにあしらったブラックのローブを羽織った。また、襟と袖、左右非対称のヘムラインに華やかな刺しゅうを施したレッドのドレスに、ブラックの網タイツとブーツを合わせたルックも見せた。

メイクアップは、ブラックのアイシャドウとレッドのリップスティックを使用し衣装に合わせてドラマチックに、ブロンドヘアはふっくらとボリューミーに仕上げた。

ガガは「ウェンズデー」シーズン2で、オルテガが演じる主人公の通うネヴァーモア学園の教師、ロザライン・ロットウッド(Rosaline Rotwood)を演じる。

 

オルテガは、「アントニオ マラス(ANTONIO MARRAS)」のドレスに「リリアン シャローム(LILLIAN SHALOM)」のレースの手袋を合わせた。

レッドカーペット

 

レッドカーペットでオルテガは、「マークゴン(MARKGONG)」2025年春夏コレクションから、ベルトとオフショルダーが特徴のグラデーションカラーのトレンチコート風ドレスを着用。足元には「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の“イザ” パンプスを合わせ、「シェリル・ロウ(SHERYL LOWE)」のジュエリーでスタイリングした。

 

歌手のテヤナ・テイラー(Teyana Taylor)は、全身「アティコ(ATTICO)」のルックで登場。チューブトップに、ダメージ感のあるコート、オーバーサイズのカーゴパンツ、ブラックの“バイパー スリングバック パンプス”でコーディネートした。さらに、ジュエリーを重ね付け、ホワイトのキャップを身につけた。

 

ケリー・ワシントンは、「ジョルジュ オベイカ(GEORGES HOBEIKA)」25-26年秋冬コレクションから、フローラルの刺しゅうとヒップラインにプリーツを施し、ゴールドの装飾をあしらったドレスを着用。「レ・シーラ(LE SILLA)」のブラッシュカラーのサテンの“エヴァ”パンプスでコーデを仕上げた。

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レディー・ガガ、ジェナ・オルテガが登場 「ウェンズデー」らしいゴシックスタイルに「Netflix TUDUM 2025」

ネットフリックス(Netflix)のグローバルファンイベント「Netflix TUDUM(トゥドゥム) 2025」が5月31日、米ロサンゼルスのキア・フォーラムで開催された。レッドカーペットにケリー・ワシントン(Kerry Washington)ら多数のゲストが出席したほか、「ウェンズデー」シーズン2のイベントには、同ドラマシリーズに出演するジェナ・オルテガ(Jenna Ortega)とレディー・ガガ(Lady Gaga)が登場した。

ガガは、3月にリリースしたアルバム「メイヘム」から「ゾンビボーイ」と「アブラカダブラ」を含むスペシャルパフォーマンスを行い、ガガらしいシアトリカルなゴシック調の装いを披露。ブラックのドレスの上に、襟元にバラのアップリケをふんだんにあしらったブラックのローブを羽織った。また、襟と袖、左右非対称のヘムラインに華やかな刺しゅうを施したレッドのドレスに、ブラックの網タイツとブーツを合わせたルックも見せた。

メイクアップは、ブラックのアイシャドウとレッドのリップスティックを使用し衣装に合わせてドラマチックに、ブロンドヘアはふっくらとボリューミーに仕上げた。

ガガは「ウェンズデー」シーズン2で、オルテガが演じる主人公の通うネヴァーモア学園の教師、ロザライン・ロットウッド(Rosaline Rotwood)を演じる。

 

オルテガは、「アントニオ マラス(ANTONIO MARRAS)」のドレスに「リリアン シャローム(LILLIAN SHALOM)」のレースの手袋を合わせた。

レッドカーペット

 

レッドカーペットでオルテガは、「マークゴン(MARKGONG)」2025年春夏コレクションから、ベルトとオフショルダーが特徴のグラデーションカラーのトレンチコート風ドレスを着用。足元には「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の“イザ” パンプスを合わせ、「シェリル・ロウ(SHERYL LOWE)」のジュエリーでスタイリングした。

 

歌手のテヤナ・テイラー(Teyana Taylor)は、全身「アティコ(ATTICO)」のルックで登場。チューブトップに、ダメージ感のあるコート、オーバーサイズのカーゴパンツ、ブラックの“バイパー スリングバック パンプス”でコーディネートした。さらに、ジュエリーを重ね付け、ホワイトのキャップを身につけた。

 

ケリー・ワシントンは、「ジョルジュ オベイカ(GEORGES HOBEIKA)」25-26年秋冬コレクションから、フローラルの刺しゅうとヒップラインにプリーツを施し、ゴールドの装飾をあしらったドレスを着用。「レ・シーラ(LE SILLA)」のブラッシュカラーのサテンの“エヴァ”パンプスでコーデを仕上げた。

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「ヒロココシノ」2025-26年秋冬コレクション

「ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。

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「ギャップ」が「マルボンゴルフ」とコラボ ゴルフがモチーフのプレッピーな全28点を発売

「ギャップ(GAP)」は、ゴルフウエアブランドの「マルボンゴルフ(MALBON GOLF)」とコラボレーションし、ゴルフをモチーフにしたメンズ・ウィメンズアイテム全28点を発売する。価格は2990〜1万9900円。6月7日0時に「ギャップ」公式オンラインストアで、同日10時にゾゾタウンで発売する。

同コラボは、ゴルフの世界観と、プレッピースタイルに着想を得た「ギャップ」のクラシックなアイテムを融合した。スエットやポロシャツ、Tシャツ、アクセサリーに、ゴルフプレーにインスパイアされ、“GAP”ロゴをアレンジした“PAR”ロゴをあしらい、クラシックなストライプやチェック柄、ヘリンボーンでアクセントを加えた。

また、同コレクションに合わせ、現代のゴルフカルチャーと、世代を超え、プレーを通して人とつながるゴルフを投影した“ジェネレーション ゴルフ(Generation Golf)”キャンペーンを展開する。

同キャンペーンビジュアルには、PGAツアー5勝のプロゴルファー、イェスパー・パーネビック(Jesper Parnevik)と彼の子どものペグ・パーネビック(Peg Parnevik)、フェニックス・パーネビック(Phoenix Parnevik)が登場する。撮影は、ダンカン・ウォルフ(Duncan Wolfe)が手掛けた。

アイテム一覧

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「シュプリーム」と「グッドイナフ」がコラボ 「ナイキ」を迎えた“エア フォース 1”も

「シュプリーム(SUPREME)」は、「グッドイナフ(GOODENOUGH)」とコラボレーションしたコレクションを6月7日に発売する。価格は非公開で、「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などの旗艦店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。

今回のコラボは、リバーシブル仕様のMA-1ジャケットやパッチワークジャケット、フード付きのジップアップニット、サーマル、ミリタリーパンツ、Tシャツ、6パネルキャップなど、全16型のアイテムをラインアップ。どれも「グッドイナフ」のアーカイブアイテムをベースに、「シュプリーム」らしいディテールを落とし込んでいる。

また、「ナイキ(NIKE)」とのトリプルコラボ“エア フォース 1 ロー(AIR FORCE 1 LOW)”も用意。ホワイトのフルグレインレザーを基調に、サイドのスウッシュがレオパード柄のポニーヘアにアップデートされ、半透明仕様のアウトソールの内部には両ブランドのロゴをミックスしたグラフィックがあしらわれている。

「グッドイナフ」は、1990年に藤原ヒロシを中心に設立された裏原宿を代表するストリートブランド。当初は、現在「C.E」を手掛けるSk8Thing(スケートシング)がハンドメイドでデザインしたTシャツからスタートし、スケートボードやヒップホップ、古着などのカルチャーを取り入れながら、徐々にアイテムのバリエーションを増やしていった。しかし、人気絶頂期の1998年に突然活動休止し、翌年に活動を再開。その後、2004年にセカンドライン「リゾネイト グッド イナフ(RESONATE GOOD ENOUGH)」を立ち上げるなどしていたが、17年頃を最後に活動を休止したと思われていた。今回の「シュプリーム」とのコラボは、一度きりの復活なのか、完全復活なのかは不明となっている。

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「シュプリーム」と「グッドイナフ」がコラボ 「ナイキ」を迎えた“エア フォース 1”も

「シュプリーム(SUPREME)」は、「グッドイナフ(GOODENOUGH)」とコラボレーションしたコレクションを6月7日に発売する。価格は非公開で、「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などの旗艦店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。

今回のコラボは、リバーシブル仕様のMA-1ジャケットやパッチワークジャケット、フード付きのジップアップニット、サーマル、ミリタリーパンツ、Tシャツ、6パネルキャップなど、全16型のアイテムをラインアップ。どれも「グッドイナフ」のアーカイブアイテムをベースに、「シュプリーム」らしいディテールを落とし込んでいる。

また、「ナイキ(NIKE)」とのトリプルコラボ“エア フォース 1 ロー(AIR FORCE 1 LOW)”も用意。ホワイトのフルグレインレザーを基調に、サイドのスウッシュがレオパード柄のポニーヘアにアップデートされ、半透明仕様のアウトソールの内部には両ブランドのロゴをミックスしたグラフィックがあしらわれている。

「グッドイナフ」は、1990年に藤原ヒロシを中心に設立された裏原宿を代表するストリートブランド。当初は、現在「C.E」を手掛けるSk8Thing(スケートシング)がハンドメイドでデザインしたTシャツからスタートし、スケートボードやヒップホップ、古着などのカルチャーを取り入れながら、徐々にアイテムのバリエーションを増やしていった。しかし、人気絶頂期の1998年に突然活動休止し、翌年に活動を再開。その後、2004年にセカンドライン「リゾネイト グッド イナフ(RESONATE GOOD ENOUGH)」を立ち上げるなどしていたが、17年頃を最後に活動を休止したと思われていた。今回の「シュプリーム」とのコラボは、一度きりの復活なのか、完全復活なのかは不明となっている。

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「エンポリオ アルマーニ」が銀座に旗艦店をオープン 限定アイテムも登場

「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は6月14日、銀座5丁目のミユキビルに旗艦店をオープンする。これを記念し、ウィメンズからはバッグや2025年春夏コレクションのルックに登場したドレスなどの全10種、メンズからはパンツ、バミューダ、タイなど全15種の銀座店限定特別アイテムを発売する。

ガラスとメタルを組み合わせたファサードが印象的な新店舗は、1階にアクセサリー、ウオッチ、ジュエリーなど、2階にウィメンズ、3階にメンズのコレクションを展開する。また1階の店舗奥には、バーカウンターとスツールを配した“エンポリオ アルマーニ カフェ”を併設する。

日本の伝統文化に着想を得たアイテムも登場

ウィメンズからは、初夏にぴったりなバケット型のバッグ(11万8800円)や日本の文字に着想を得たプリントドレス(20万6800円)、2025年春夏コレクションに登場したレイヤードドレス(95万7000円)など、全10アイテムを用意する。

メンズからは、日本の“扇”をモチーフにしたニットガウン(37万4000円)やTシャツ(8万1400円)、東京を象徴する風景をオマージュしたセーター(22万円)など、全15アイテムを用意する。

▪️エンポリオ アルマーニ 銀座店

オープン日:6月14日
時間:11:00〜21:00
定休日:不定休
住所:東京都中央区5丁目6-12 MIYUKIビル1〜3階

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ビーズアイテムの「トオス」が初のポップアップストアを六本木ヒルズにオープン 限定アイテムやノベルティーも

「トオス(TOOS)」は6月7〜22日まで、初のポップアップストアをエストネーション六本木ヒルズ店にオープンする。「トオス」は日本の姉妹が設立し、“好きを貫き通し、年齢や性別に関わらず、持つ人の気持ちを明るくするカラフルでユニークなときめき”をコンセプトにするブランドだ。ビーズと木の組み合わせが ユニークながら持つ人の個性に寄り添う“ウッドボール コレクション”など、強度が高くオールシーズン楽しめるビーズアイテムを展開する。

取り扱いアイテム

同ポップアップでは、可憐なデイジーをモチーフにしたストア別注モデルの限定アイテムや、新発売のスリーウエイチェーンバッグシリーズやハンドバッグシリーズなどをラインアップする。

また、2万円以上の購入で限定ノベルティーも用意する。

■ポップアップストア
日程:6月7〜22日
時間:11:00〜20:00
場所:エストネーション六本木ヒルズ店
住所:東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズ ヒルサイド けやき坂コンプレックス2階

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ビーズアイテムの「トオス」が初のポップアップストアを六本木ヒルズにオープン 限定アイテムやノベルティーも

「トオス(TOOS)」は6月7〜22日まで、初のポップアップストアをエストネーション六本木ヒルズ店にオープンする。「トオス」は日本の姉妹が設立し、“好きを貫き通し、年齢や性別に関わらず、持つ人の気持ちを明るくするカラフルでユニークなときめき”をコンセプトにするブランドだ。ビーズと木の組み合わせが ユニークながら持つ人の個性に寄り添う“ウッドボール コレクション”など、強度が高くオールシーズン楽しめるビーズアイテムを展開する。

取り扱いアイテム

同ポップアップでは、可憐なデイジーをモチーフにしたストア別注モデルの限定アイテムや、新発売のスリーウエイチェーンバッグシリーズやハンドバッグシリーズなどをラインアップする。

また、2万円以上の購入で限定ノベルティーも用意する。

■ポップアップストア
日程:6月7〜22日
時間:11:00〜20:00
場所:エストネーション六本木ヒルズ店
住所:東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズ ヒルサイド けやき坂コンプレックス2階

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「ソフネット」と「グレゴリー」が2年ぶりにコラボ  バックパックとベルトバッグを用意

「ソフネット(SOPHNET.)」 は、アウトドアブランド「グレゴリー(GREGORY)」とコラボレーションしたバッグコレクションを6月6日に発売する。「ソフネット」の公式オンラインストアと直営店で取り扱う。

「ソフネット」と「グレゴリー」のコラボは、2023年春夏以来2年ぶりとなる。今回は、「グレゴリー」の本格的なアウトドアに対応するテクニカルバッグシリーズ“ルーヌ(RHUNE)”のバックパック“ルーヌ 20”と“ルーヌ 28”、ベルトバッグ“ルーヌ ベルトバッグ”の3型を用意した。“ルーヌ 20”は、内部に14インチまで収納できるラップトップスリーブや、書類や文房具などを入れるのに適したスロットが設けられ、サイドにもポケットを搭載。“ルーヌ 28”は、3つのコンパートメントを備えたほか、内側には細かいガジェットなどの収納に適したポケットを配し、ライニングのリップストップ生地をオレンジにすることで中身の視認性を高めている。“ルーヌ ベルトバッグ”は、ストラップを調節することでウエストポーチや斜めがけとしても使用可能だ。そして、どれも素材はナイロンをベースに、軽量性と防水性に優れた革新的繊維「ダイニーマ®(Dyneema®)」を採用した特別仕様となっている。

価格は、“ルーヌ 20”が2万9700円、“ルーヌ 28”が3万6300円、“ルーヌ ベルトバッグ”が1万1000円だ。

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「コンバース」がスクエアトウの“オールスター”発売 ミニマルかつ構築的な新モデル

「コンバース(CONVERSE)」は6月24日、“オールスター”の新モデル、“オールスター スクエアトウ”を発売する。“オールスター”の見た目はそのままに、スクエアトウのレザーシューズに着想を得たシルエットの本作は、新たなつま先の形状やサイドステッチ、艶やかなトウキャップとテープなど、構築美と快適性を兼ね備える。ハイカットモデルは2色展開、ローカットモデルは7色展開で、いずれもサイズは22.0〜28.0cmと29.0cm、30.0cmを用意する。

ミニマルで構築的な新しい“都会のユニホーム”

カジュアルにもモードにも映える“オールスター スクエアトウ ハイ”は、アッパーと同色のシューレース、一本線のテープ、モノトーンのアンクルパッチを採用。カラーはブラックとホワイトの2色展開で、コットン製のスペアシューレースが付属する。

美と快適性が融合した“オールスター スクエアトウ OX”は、PUシートと通気性のあるウレタンフォーム、反発性のあるスポンジラバーを重ねた多層構造だ。カラーはブラック、ホワイトを含む7色をそろえる。また「コンバース」特設サイトで、“オールスター スクエアトウ”のコンテンツを順次公開予定だ。

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ビームスから「サロモン」の“ASG+OG”限定カラーが登場 グレーを基調にした都会的な1足

 

ビームス(BEAMS)は6月7日、「サロモン(SALOMON)」の“ACS+OG”のビームス限定カラー(2万6400円)を発売する。サイズは26.0、26.5〜29、30cm。ビームス公式オンラインストアおよび取り扱い店舗で販売する。

“ACS+OG”は、2000年代のトレイルランニングシューズのデザインを現代的にアレンジしたモデル。限定アイテムは、メタリックなグレーのアロイを基調に、ブラックでシャープな輪郭を与え、レモンイエローで都会的なアクセントを加えた。

アイテム詳細

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温泉宿と貸別荘のいいとこ取り!ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館 トラベルライター間庭がハコ推し!

旅の質が重視される今、気分や価値観に添い、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルが求められている。日本を代表する箱根温泉の老舗宿も日々進化。歴史ある箱根強羅に佇む湯宿「ラフォーレ原宿強羅 湯の棲」の新館「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館(あやのかん)」はレトロなのにモダン、洗練されているのに安心感に包まれた箱根強羅滞在を約束する。

歴史ある温泉地での湯あみを、こころゆくまで楽しむ懐かしくて新しい宿

「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲」の新館として2024年に開業した「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館」はレトロなのにモダンな宿。ほっとする安心感と、非日常さえ感じる洗練さを両立した、温泉宿と貸別荘のいいとこどりのような機能を持つ。例えば大浴場は「湯の棲(本館)」の温泉へ。露天風呂では新緑や紅葉、雪景色など、四季折々の景色を味わえる。サウナでじっくりとととのうのもいい。箱根火山の噴煙地として有名な大涌谷を源泉とする温泉は、硫黄、カルシウムを含む硫酸塩泉で、美肌、動脈硬化の予防などが期待できる力強い温泉。滞在中は何度でも通えるので、自分のペースで湯あみを楽しもう。

社内の独自の試験をパスした「温泉アドバイザー」の資格を持つスタッフが数人所属しているので、気軽に効果的な入浴方法について聞いてみるのもおすすめ。ここ箱根強羅はもちろん、伊東、那須、修善寺など各施設の泉質を熟知しているので、悩み別の入浴法や滞在の楽しみ方を提案してくれて頼りになる。毎週末、土日の夕方には「温泉アドバイザープレゼンツ ONSENレクチャー」が開催され、宿泊者は無料で参加できるのだ。

箱根強羅の湯は、その昔、鹿や猿が自噴する硫酸塩泉の湯に浸かって傷を癒していたという伝説が残るほど、古くから重宝されてきた力強いお湯。源泉はかなり強い酸性で、アストリンゼントという作用によって肌をひきしめ、すっきりさせてくれる効果が期待される。湯治気分でゆったりと過ごすのがいい。

新館の「綾館」には各客室に温泉露天風呂を備えている。ゆったりとした大浴場と、誰にも邪魔されずに「個」の時間を過ごせる部屋の露天風呂の両方を楽しめるのがうれしい。

どこか懐かしい昭和の名作住宅のような空間にほっこり

「ラフォーレ原宿強羅 湯の棲」は昭和の名作住宅のような心が落ち着く空間。風合いのあるレトロなタイルの壁など、なんだか懐かしい気持ちになる。いわゆる温泉旅館のように入り口では履物は靴箱におさめ、素足で歩く。

開業したのは1984年だが、2014年にリニューアルし、より快適になった。ロビー前には新緑に包まれた囲炉裏リビングがあり、到着後にはウェルカムドリンクや、食後にはコーヒーなどを飲みながらくつろぐ。このゆるやかな時間がなんとも贅沢だ。

箱根外輪山の山並みを一望できる「ダイニング旬菜蔵」では暮れゆく山々を見ながらディナーを。和のぬくもりにスタイリッシュな洋が融合した「和‐なごみ‐Fusion」は、お箸でいただけるフレンチという、これもまた斬新なのに安心感のあるコースだ。魚料理は「真鯛と蛤のナージュ 桜と地酒箱根山の香り」、肉料理は「国産牛フィレ肉の網焼き 季節の温野菜 御殿場天野醬油と玉葱の和風ソース」などフレンチに和の食材、調味料をプラスしたほっとできる味。最後は炊き込みご飯と和で〆る。出し汁でお茶漬けにしていただくこともできる。優しい!これはあらゆる世代が楽しめ、ワインでも日本酒でも、さまざまなお酒とのペアリングを楽しめるのもいい。デザートも「足柄茶豆乳プリンと桜フレーバーのジュレ」と和テイスト。季節に合わせた食材を生かし、目でも楽しませるプレゼンテーションとなっている。

朝は和のお惣菜が並ぶブッフェスタイル。好きなものを好きなだけ選べる気楽さがいい。もちろん目の前に広がる青い山々もごちそうのひとつだ。朝食後には朝風呂も堪能した。

立食で40人、着席で36人のキャパがあるレストランの個室があるなど、社内旅行など団体旅行にも対応できる古き良き温泉宿という面も。このほどよくレトロなゆるやかさが心地いいのだ。

スタイリッシュで心安らぐ伐採樹木や石材をアップサイクルした綾館

去年オープンした「ラフォーレ箱根強羅 綾館」にはまた違った穏やかさがある。それは天然素材に囲まれたオーガニックなデザイン。世界3大デザイン賞とされる「iFデザインアワード2025」で約1万1000件にのぼる応募デザインの中から、インテリアアーキテクチュア、ホスピタリティインテリアの計2部門を受賞した。インテリアデザイナーの座間望氏設計のもと、地域とともに長い年月を刻んできた植栽を残しつつ、伐採樹木や箱根火山由来の石材をアップサイクルし、土地の記憶の再現を試みたという。“影”にフォーカスした照明設計も心安らぐ。洗練された上質なデザインとオーガニックな心地よさが見事に調和している。目に入る全てのものが優しいトーンでノイズとなるものがない。五感で気持ちが安らぐのだ。

綾館は22室それぞれが独立した貸別荘というイメージ。部屋の中にも温泉露天風呂があるので、滞在中、いつ入浴するのも自由。ずっとこもって自分たちだけの時間を過ごせそうだ。

私は滞在中にリモート会議が入ってしまったのだが、こんな気持ち的に余裕があるリモート会議は初めてだった。幸か不幸か、デスクとして使ったテーブルも広く、資料を広げながらPCに向かう作業もさくさくと進み、せっかくのリゾートなのに、仕事にも没頭してしまった。文豪が温泉地で湯治しつつ、原稿を執筆するように、長逗留したくなる。別荘暮らしを体感できるこの宿に1泊だけなのはもったいない。ああ、いつかはそんな優雅な「原稿合宿」をしたいものだ。

歴史ある温泉地、箱根のホテルには感度の高いインバウンド客も殺到

新宿から小田急電鉄のロマンスカーで「箱根湯本」駅まで2時間弱。絶景の箱根鉄道の終点「強羅」からさらに箱根登山ケーブルカーで3駅の「中強羅」から徒歩5分の距離なのだが、箱根はインバウンド客でごった返していた。列車内もほぼ海外勢。ここが日本だということを忘れてしまいそうだ。強羅の駅は降車してからもなかなか改札を抜けられないほどの混雑。ただその奥の「中強羅」駅までいくと、静謐な空気が流れる。強羅駅のにぎわいと、中強羅エリアのプライベート感を同時に体感できるのも「ラフォーレ箱根強羅」の面白さかもしれない。インバウンドの旅行者が増えたおかげか、駅周辺にもスタイリッシュなカフェやバルが増えていた。

箱根には小涌谷や各美術館など見ごたえのあるスポットの多い観光地なのに、あまりの心地よさに一歩も外に出ず、こもってしまった。それもまたよし。しっかりエネルギーチャージした後に、アクティブに回りたくなったら、無料送迎バスを活用するのもいい。強羅駅行きは1日に9時半から5便、早雲山駅行きは10時に1便運行しているので、観光も気軽にできる。

これからの季節、箱根はますます緑輝く。今こそ、ちょっと懐かしいあの温泉地の進化を見届けに、足を運ぶべきかもしれない。

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温泉宿と貸別荘のいいとこ取り!ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館 トラベルライター間庭がハコ推し!

旅の質が重視される今、気分や価値観に添い、心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルが求められている。日本を代表する箱根温泉の老舗宿も日々進化。歴史ある箱根強羅に佇む湯宿「ラフォーレ原宿強羅 湯の棲」の新館「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館(あやのかん)」はレトロなのにモダン、洗練されているのに安心感に包まれた箱根強羅滞在を約束する。

歴史ある温泉地での湯あみを、こころゆくまで楽しむ懐かしくて新しい宿

「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲」の新館として2024年に開業した「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館」はレトロなのにモダンな宿。ほっとする安心感と、非日常さえ感じる洗練さを両立した、温泉宿と貸別荘のいいとこどりのような機能を持つ。例えば大浴場は「湯の棲(本館)」の温泉へ。露天風呂では新緑や紅葉、雪景色など、四季折々の景色を味わえる。サウナでじっくりとととのうのもいい。箱根火山の噴煙地として有名な大涌谷を源泉とする温泉は、硫黄、カルシウムを含む硫酸塩泉で、美肌、動脈硬化の予防などが期待できる力強い温泉。滞在中は何度でも通えるので、自分のペースで湯あみを楽しもう。

社内の独自の試験をパスした「温泉アドバイザー」の資格を持つスタッフが数人所属しているので、気軽に効果的な入浴方法について聞いてみるのもおすすめ。ここ箱根強羅はもちろん、伊東、那須、修善寺など各施設の泉質を熟知しているので、悩み別の入浴法や滞在の楽しみ方を提案してくれて頼りになる。毎週末、土日の夕方には「温泉アドバイザープレゼンツ ONSENレクチャー」が開催され、宿泊者は無料で参加できるのだ。

箱根強羅の湯は、その昔、鹿や猿が自噴する硫酸塩泉の湯に浸かって傷を癒していたという伝説が残るほど、古くから重宝されてきた力強いお湯。源泉はかなり強い酸性で、アストリンゼントという作用によって肌をひきしめ、すっきりさせてくれる効果が期待される。湯治気分でゆったりと過ごすのがいい。

新館の「綾館」には各客室に温泉露天風呂を備えている。ゆったりとした大浴場と、誰にも邪魔されずに「個」の時間を過ごせる部屋の露天風呂の両方を楽しめるのがうれしい。

どこか懐かしい昭和の名作住宅のような空間にほっこり

「ラフォーレ原宿強羅 湯の棲」は昭和の名作住宅のような心が落ち着く空間。風合いのあるレトロなタイルの壁など、なんだか懐かしい気持ちになる。いわゆる温泉旅館のように入り口では履物は靴箱におさめ、素足で歩く。

開業したのは1984年だが、2014年にリニューアルし、より快適になった。ロビー前には新緑に包まれた囲炉裏リビングがあり、到着後にはウェルカムドリンクや、食後にはコーヒーなどを飲みながらくつろぐ。このゆるやかな時間がなんとも贅沢だ。

箱根外輪山の山並みを一望できる「ダイニング旬菜蔵」では暮れゆく山々を見ながらディナーを。和のぬくもりにスタイリッシュな洋が融合した「和‐なごみ‐Fusion」は、お箸でいただけるフレンチという、これもまた斬新なのに安心感のあるコースだ。魚料理は「真鯛と蛤のナージュ 桜と地酒箱根山の香り」、肉料理は「国産牛フィレ肉の網焼き 季節の温野菜 御殿場天野醬油と玉葱の和風ソース」などフレンチに和の食材、調味料をプラスしたほっとできる味。最後は炊き込みご飯と和で〆る。出し汁でお茶漬けにしていただくこともできる。優しい!これはあらゆる世代が楽しめ、ワインでも日本酒でも、さまざまなお酒とのペアリングを楽しめるのもいい。デザートも「足柄茶豆乳プリンと桜フレーバーのジュレ」と和テイスト。季節に合わせた食材を生かし、目でも楽しませるプレゼンテーションとなっている。

朝は和のお惣菜が並ぶブッフェスタイル。好きなものを好きなだけ選べる気楽さがいい。もちろん目の前に広がる青い山々もごちそうのひとつだ。朝食後には朝風呂も堪能した。

立食で40人、着席で36人のキャパがあるレストランの個室があるなど、社内旅行など団体旅行にも対応できる古き良き温泉宿という面も。このほどよくレトロなゆるやかさが心地いいのだ。

スタイリッシュで心安らぐ伐採樹木や石材をアップサイクルした綾館

去年オープンした「ラフォーレ箱根強羅 綾館」にはまた違った穏やかさがある。それは天然素材に囲まれたオーガニックなデザイン。世界3大デザイン賞とされる「iFデザインアワード2025」で約1万1000件にのぼる応募デザインの中から、インテリアアーキテクチュア、ホスピタリティインテリアの計2部門を受賞した。インテリアデザイナーの座間望氏設計のもと、地域とともに長い年月を刻んできた植栽を残しつつ、伐採樹木や箱根火山由来の石材をアップサイクルし、土地の記憶の再現を試みたという。“影”にフォーカスした照明設計も心安らぐ。洗練された上質なデザインとオーガニックな心地よさが見事に調和している。目に入る全てのものが優しいトーンでノイズとなるものがない。五感で気持ちが安らぐのだ。

綾館は22室それぞれが独立した貸別荘というイメージ。部屋の中にも温泉露天風呂があるので、滞在中、いつ入浴するのも自由。ずっとこもって自分たちだけの時間を過ごせそうだ。

私は滞在中にリモート会議が入ってしまったのだが、こんな気持ち的に余裕があるリモート会議は初めてだった。幸か不幸か、デスクとして使ったテーブルも広く、資料を広げながらPCに向かう作業もさくさくと進み、せっかくのリゾートなのに、仕事にも没頭してしまった。文豪が温泉地で湯治しつつ、原稿を執筆するように、長逗留したくなる。別荘暮らしを体感できるこの宿に1泊だけなのはもったいない。ああ、いつかはそんな優雅な「原稿合宿」をしたいものだ。

歴史ある温泉地、箱根のホテルには感度の高いインバウンド客も殺到

新宿から小田急電鉄のロマンスカーで「箱根湯本」駅まで2時間弱。絶景の箱根鉄道の終点「強羅」からさらに箱根登山ケーブルカーで3駅の「中強羅」から徒歩5分の距離なのだが、箱根はインバウンド客でごった返していた。列車内もほぼ海外勢。ここが日本だということを忘れてしまいそうだ。強羅の駅は降車してからもなかなか改札を抜けられないほどの混雑。ただその奥の「中強羅」駅までいくと、静謐な空気が流れる。強羅駅のにぎわいと、中強羅エリアのプライベート感を同時に体感できるのも「ラフォーレ箱根強羅」の面白さかもしれない。インバウンドの旅行者が増えたおかげか、駅周辺にもスタイリッシュなカフェやバルが増えていた。

箱根には小涌谷や各美術館など見ごたえのあるスポットの多い観光地なのに、あまりの心地よさに一歩も外に出ず、こもってしまった。それもまたよし。しっかりエネルギーチャージした後に、アクティブに回りたくなったら、無料送迎バスを活用するのもいい。強羅駅行きは1日に9時半から5便、早雲山駅行きは10時に1便運行しているので、観光も気軽にできる。

これからの季節、箱根はますます緑輝く。今こそ、ちょっと懐かしいあの温泉地の進化を見届けに、足を運ぶべきかもしれない。

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「アリックス」創設者のマシュー・M・ウィリアムズが新プロジェクト始動 6月のパリ・メンズ期間中にお披露目

マシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)が、新たに自身の名を冠したファッション・プロジェクトを始動し、6月の2026年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中にお披露目することが米「WWD」の取材で明らかになった。ウィリアムズは、15年に共同創設者として立ち上げた「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM、以下アリックス)」でのインダストリアルなデザインや、「ナイキ(NIKE)」や「モンクレール(MONCLER)」との協業、そして20年6月から23年末までクリエイティブ・ディレクターを務めた「ジバンシィ(GIVENCHY)」での仕事で知られる。ただ、23年11月には「アリックス」の過半数株式を香港の投資家に売却し、24年6月に「アリックス」の新作を披露して以降、表立ったコレクション発表は行っていなかった。

今回発表するのは、ウィリアムズならではの厳格なプロダクト視点のアプローチやクラフトへのフォーカスを反映したメンズとウィメンズのコレクション。彼は詳細についてのコメントは避けたものの、新プロジェクトに出資するとともに、日本のデニム工場やアメリカのジャージー専門企業、スペインのハンドメードシューズメーカーなどお気に入りのサプライヤーと取り組んでいると見られる。

また、セールスはセイヤ ナカムラ2.24(SEIYA NAKAMURA 2.24)が担う。パリで6月26日から7月1日まで開かれるショールームには、同プロジェクトに加え、「クレイグ グリーン(CRAIG GREEN)」や「タイガタイハシ(TAIGA TAKAHASHI)」「アルパ ストゥディオズ(ARPA STUDIOS)」「アモメント(AMOMENTO)」「ソング フォー ザ ミュート(SONG FOR THE MUTE)」「コッキ(KHOKI)」「エドワード カミング(EDWARD CUMING)」のコレクションも並ぶ予定だ。

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40周年「イネド」の“変わらない”という生存戦略

百貨店の婦人服売り場では、かつて主力だったキャリア・ミセス向けブランドの勢いが衰える中、各社は「若返り」や「エレベーション(価格や品質の引き上げ)」を急いでいる。

その一方、市場には新たな空白も生まれている。高価格帯でもなく、かといってカジュアルすぎない、「ちょうどよくて、きちんとした服」を求める人たちの選択肢が減っているのだ。

そんな中で、「あえて変わらない」ことを選択し、じっくりと商機を見極めるブランドがある。フランドルが展開し、今年で40周年を迎える「イネド(INED)」だ。

40年続いた“認知”という財産

「まず私たちは品質やデザイン以前に、ブランドの“認知”こそ最大の資産だと考えている」。そう語るのは、フランドル副社長執行役員の五味田渉氏。「ブランドの強さは、尖ったデザインや流行性だけで測れるものではない。名前を“なんとなく”知ってもらえているだけで、安心して店に入ってもらえる。その土台があるだけで、十分他のブランドより一歩先を行っている」。

40周年を前に、社内ではブランドのイメージを刷新するような、大胆な改称案も持ち上がったという。最有力候補は「薔薇の姫君」。思い切った案だったが、「ちょっとやりすぎで、自分が止めた」と五味田氏は笑う。

中庸の価格帯に商機あり

ともかく五味田氏は、無理に大胆な改革を行うよりも、上述した「認知」のように、ブランドはすでに持っている強みがあるのだから、それを生かすべきと考える。

「イネド」の顧客層は、40〜60代のいわゆるニューミセス層。パンツは2万円台、ニットは1万円台後半、コートは6〜8万円と、百貨店キャリアブランドとしては“中庸”の価格帯を守り続けている。「百貨店には、『誰かに会うから新しい服を買おう』というような、来店目的がふわっとしたお客さまも多い。そういった方々には、『きちんと見えて』『ちょうどいい価格の服』がいつの時代も求められる」と語る。

一方、百貨店の現場では富裕層消費の高まりから、バイヤーからは高価格帯の商品を要請する声も強まっている。たとえば伊勢丹新宿本店3階の「コンテンポラリー」ゾーンでは、10万〜20万円台のコートが並び、「エブール」や「アナイ」などが支持を得ている。

変化は不可逆的

「ただ、価格帯を上げてしまうと、そう簡単に元のステージには戻れない。そういう不可逆性があって、容易に流されてしまうとドツボにはまる」と五味田氏は語る。

無理に変化しようとして本来の魅力を失い、顧客が離れ、衰退していったブランドを数多く見てきた。「いっとき数字が落ちたからといって無理に勝負に出ないこと。予算を90%、在庫を80%に抑えて利益を確保する。そういう運営でブランドを守っていくべき」。ブランドを持続させるために必要なのは「我慢の経営」であると五味田氏は繰り返す。

「それから顧客が高齢化してくると『若返らなきゃ』とよく言う。ただ婦人服ブランドの若返りでうまくいった例は、実際ほとんどない。なら新しいブランドを立ち上げればいいんだし、無理にやる必要はない」と断言する。

複合業態を強化

「イネド」は「イネド」の軸を守りつつ、カバーしきれないニーズには別ブランドで応える。今後は、複数ブランドを編集・展開する複合業態「スーペリアクローゼット」の出店をより強化していく考えもある。例えば高品質志向の顧客には、高級志向ブランド「コンテッサ」を薦める。25万円以上のカシミヤコートに水牛ボタンを使用するなど、原価率を高めてでも“本物”を届けるという、「イネド」とは異なる考えで差別化する。

「変化しなければ取り残される」とさかんに言われるこの時代において、「イネド」の「変わらない」という選択は一見すると保守的に映る。だが容易には流されず、足元を見失わないことも、ブランドを長く続けるために大事なマインドセットだろう。

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40周年「イネド」の“変わらない”という生存戦略

百貨店の婦人服売り場では、かつて主力だったキャリア・ミセス向けブランドの勢いが衰える中、各社は「若返り」や「エレベーション(価格や品質の引き上げ)」を急いでいる。

その一方、市場には新たな空白も生まれている。高価格帯でもなく、かといってカジュアルすぎない、「ちょうどよくて、きちんとした服」を求める人たちの選択肢が減っているのだ。

そんな中で、「あえて変わらない」ことを選択し、じっくりと商機を見極めるブランドがある。フランドルが展開し、今年で40周年を迎える「イネド(INED)」だ。

40年続いた“認知”という財産

「まず私たちは品質やデザイン以前に、ブランドの“認知”こそ最大の資産だと考えている」。そう語るのは、フランドル副社長執行役員の五味田渉氏。「ブランドの強さは、尖ったデザインや流行性だけで測れるものではない。名前を“なんとなく”知ってもらえているだけで、安心して店に入ってもらえる。その土台があるだけで、十分他のブランドより一歩先を行っている」。

40周年を前に、社内ではブランドのイメージを刷新するような、大胆な改称案も持ち上がったという。最有力候補は「薔薇の姫君」。思い切った案だったが、「ちょっとやりすぎで、自分が止めた」と五味田氏は笑う。

中庸の価格帯に商機あり

ともかく五味田氏は、無理に大胆な改革を行うよりも、上述した「認知」のように、ブランドはすでに持っている強みがあるのだから、それを生かすべきと考える。

「イネド」の顧客層は、40〜60代のいわゆるニューミセス層。パンツは2万円台、ニットは1万円台後半、コートは6〜8万円と、百貨店キャリアブランドとしては“中庸”の価格帯を守り続けている。「百貨店には、『誰かに会うから新しい服を買おう』というような、来店目的がふわっとしたお客さまも多い。そういった方々には、『きちんと見えて』『ちょうどいい価格の服』がいつの時代も求められる」と語る。

一方、百貨店の現場では富裕層消費の高まりから、バイヤーからは高価格帯の商品を要請する声も強まっている。たとえば伊勢丹新宿本店3階の「コンテンポラリー」ゾーンでは、10万〜20万円台のコートが並び、「エブール」や「アナイ」などが支持を得ている。

変化は不可逆的

「ただ、価格帯を上げてしまうと、そう簡単に元のステージには戻れない。そういう不可逆性があって、容易に流されてしまうとドツボにはまる」と五味田氏は語る。

無理に変化しようとして本来の魅力を失い、顧客が離れ、衰退していったブランドを数多く見てきた。「いっとき数字が落ちたからといって無理に勝負に出ないこと。予算を90%、在庫を80%に抑えて利益を確保する。そういう運営でブランドを守っていくべき」。ブランドを持続させるために必要なのは「我慢の経営」であると五味田氏は繰り返す。

「それから顧客が高齢化してくると『若返らなきゃ』とよく言う。ただ婦人服ブランドの若返りでうまくいった例は、実際ほとんどない。なら新しいブランドを立ち上げればいいんだし、無理にやる必要はない」と断言する。

複合業態を強化

「イネド」は「イネド」の軸を守りつつ、カバーしきれないニーズには別ブランドで応える。今後は、複数ブランドを編集・展開する複合業態「スーペリアクローゼット」の出店をより強化していく考えもある。例えば高品質志向の顧客には、高級志向ブランド「コンテッサ」を薦める。25万円以上のカシミヤコートに水牛ボタンを使用するなど、原価率を高めてでも“本物”を届けるという、「イネド」とは異なる考えで差別化する。

「変化しなければ取り残される」とさかんに言われるこの時代において、「イネド」の「変わらない」という選択は一見すると保守的に映る。だが容易には流されず、足元を見失わないことも、ブランドを長く続けるために大事なマインドセットだろう。

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“アードべギャン”が集結 “アードベッグ・デー 2025 エクスペリエンス・ハイ・グラヴィティ”にリリー・フランキーらが来場

スコットランド・アイラ島のウイスキーブランド「アードベッグ(ARDBEG)」は5月30〜31日、日本のアードベッグ・ファン=“アードべギャン”が集う特別イベント“アードベッグ・デー 2025 エクスペリエンス・ハイ・グラヴィティ”を開催した。

同イベントでは、“アードベッグ・デー 2025”の限定商品“アードベッグ スモーキバース”(700mL、1万9800円)の“ハイ・グラビティ・エクスペリメント”というテーマに基づき、イベント限定のスペシャルカクテルや、銀河の煌めきを思わせるネオンカラーの“ザ・ハイグラヴィティ バー”を通じて、宇宙を思わせる没入空間と体験を提供。

“アードベッグ・デー 2025 エクスペリエンス・ハイ・グラヴィティ”開催に先立ち、29日に行われたお披露目イベントでは、「アードベッグ」を愛好するリリー・フランキーら著名人が来場した。

リリー・フランキーは「普段このようなパーティーには滅多に出かけないが、大好きな『アードベッグ』のイベントということで今回参加した。『アードベッグ』は毎日飲むが、その日の気分や会話の流れに合わせて、『アードベッグ』を何番目に飲むかを決めるのが自分流の楽しみ方。シェリーの効いたお酒を飲む時は最後は『アードベッグ』で締めるなど、特有のスモーキー感を最大限に楽しめるタイミングをいつも考えている。 今回のイベントに際して、実は行きつけのバーで『アードベッグ』を7 年代ほど遡って味わってきた。その上でも今年の“アードベッグ スモーキバース” はしっかりした重さと濃厚さ、そして『アードベッグ』には珍しいフルーティーさも感じられ、大変クオリティーの高い仕上がりになっていると思う」とコメントを寄せた。さらにファッションデザイナーの三原康裕が宇宙服に身を包み、DJパフォーマンスを披露した。

“アードベッグ・デー 2025”を祝し、6月30日まで“アードベッグ10年”または“アードベッグ ウィー ビースティー 5年”を購入した人から抽選100人に、“アードベッグ・デー”限定Tシャツが当たるキャンペーンを実施中だ。

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“アードべギャン”が集結 “アードベッグ・デー 2025 エクスペリエンス・ハイ・グラヴィティ”にリリー・フランキーらが来場

スコットランド・アイラ島のウイスキーブランド「アードベッグ(ARDBEG)」は5月30〜31日、日本のアードベッグ・ファン=“アードべギャン”が集う特別イベント“アードベッグ・デー 2025 エクスペリエンス・ハイ・グラヴィティ”を開催した。

同イベントでは、“アードベッグ・デー 2025”の限定商品“アードベッグ スモーキバース”(700mL、1万9800円)の“ハイ・グラビティ・エクスペリメント”というテーマに基づき、イベント限定のスペシャルカクテルや、銀河の煌めきを思わせるネオンカラーの“ザ・ハイグラヴィティ バー”を通じて、宇宙を思わせる没入空間と体験を提供。

“アードベッグ・デー 2025 エクスペリエンス・ハイ・グラヴィティ”開催に先立ち、29日に行われたお披露目イベントでは、「アードベッグ」を愛好するリリー・フランキーら著名人が来場した。

リリー・フランキーは「普段このようなパーティーには滅多に出かけないが、大好きな『アードベッグ』のイベントということで今回参加した。『アードベッグ』は毎日飲むが、その日の気分や会話の流れに合わせて、『アードベッグ』を何番目に飲むかを決めるのが自分流の楽しみ方。シェリーの効いたお酒を飲む時は最後は『アードベッグ』で締めるなど、特有のスモーキー感を最大限に楽しめるタイミングをいつも考えている。 今回のイベントに際して、実は行きつけのバーで『アードベッグ』を7 年代ほど遡って味わってきた。その上でも今年の“アードベッグ スモーキバース” はしっかりした重さと濃厚さ、そして『アードベッグ』には珍しいフルーティーさも感じられ、大変クオリティーの高い仕上がりになっていると思う」とコメントを寄せた。さらにファッションデザイナーの三原康裕が宇宙服に身を包み、DJパフォーマンスを披露した。

“アードベッグ・デー 2025”を祝し、6月30日まで“アードベッグ10年”または“アードベッグ ウィー ビースティー 5年”を購入した人から抽選100人に、“アードベッグ・デー”限定Tシャツが当たるキャンペーンを実施中だ。

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ヘラルボニーの国際芸術賞 審査員が語るグランプリ作品の魅力

ヘラルボニーは、アート展「ヘラルボニー・アート・プライズ 2025プレゼンティッド バイ 東京建物 ブリリア(HERALBONY Art Prize 2025 Presented by 東京建物|Brillia)」を東京・大手町の三井住友銀行東館1階アース・ガーデンで6月14日まで開催中だ。

「作家のキャリアを応援できるアワードにしたい」

「ヘラルボニー・アート・プライズ」は世界中の障害がある表現者を対象に、その才能を評価してさらなる活躍の機会を生み出すことを目的として24年に始まった。本展では25年度のグランプリおよび各賞受賞作家と最終審査進出作家、総勢61人による全65作品を展示している。

5月29日に開催した先行内覧会で、ヘラルボニーの松田崇弥代表は本アワードについて「受賞作家に光を当てるだけでなく、“出口のあるアワード“を意識している」と説明した。初開催となった昨年の受賞作品は国内外で展示したほか、各スポンサー企業とのコラボレーションやヘラルボニーとの作家契約によって商品化。松田代表はトヨタとのアートラリーカーやJALとの機内コップ製作の事例を挙げながら、「作家のキャリアや生き方まで応援できるアワードでありたい」と意気込む。

今年のアワードには、昨年の倍近くとなる65の国と地域から総勢1320人のアーティストが参加した。応募総数2650点のアート作品の中からグランプリを受賞したのは、フランス在住作家のエヴリン・ポスティック氏の作品「La Reine Charlotte(シャーロット王妃)」。古地図上にインクで描かれたさまざまな生物やモチーフと複雑なラインが交差することで、モアレ模様のような視覚効果を生みだしており、独創的な表現の美しさと完成度の高さが評価された。

「現代アートの転換期である今こそ観に行くべき」

先行内覧会では、3人の審査員がクロストークを行った。金沢21世紀美術館チーフ・キュレーターでありヘラルボニーCAO(Chief Art Officer)でもある黒澤浩美氏、欧州の芸術賞ユーワード(EUWARD)アーカイブおよびアトリエ・アウグスティヌム(アウグスティヌム財団)ディレクター兼キュレーターのクラウス・メッヘライン氏、米サンフランシスコを拠点に障害のあるアーティストにスポットを当てる非営利団体「Creativity Explored」のアート・パートナシップ担当ディレクターを務めるハリエット・サーモン氏が登壇した。

2650作品という膨大な数の中から審査する苦労を明かすとともに、グランプリ作品について「地図に描いているアプローチからフィニッシュにいたるまで、フランス文化のエスプリを感じた」と黒澤氏は評価した。クラウス氏は「自然と人の相互作用を描きながら、現代の地球環境への気づきにつながる。時代性にも合っており、それらをあくまでアーティスティックに表現している」と語り、ハリエット氏は「線の描き込み方が絶妙。表現力にあふれている」と技術力を評価した。

本展の見どころについては「今、現代アートは転換期を迎えている。“現代アートとは、そもそも何なのか?“と見つめ直す分岐点に立っているこのタイミングでの開催は素晴らしいこと。現代アートは、観客が自由に作品を観られる環境で議論を深めることが重要」とハリエット氏。

黒澤氏は「現代アートの価値が今、あまりにもコンセプトや説明に頼りがち。分かりやすさへの偏りから、もう少し人間的な感覚を表現する作家に目を向けようという揺り戻しが起きている」と現代美術の転換期について補足したうえで、「こうした表現力豊かな作家や作品が、これからの新しい道を羅針盤として示す可能性は十分にありえること」と述べた。クラウス氏は同意しながらも「(本アワードは)アートと社会を切り離さず、展覧会や商品化を通じて日常に溶け込ませている取り組みがすごい。アートと一緒に生きていくあり方を提案していることに意義を感じる」と語った。

イベント概要

■「HERALBONY Art Prize 2025 Exhibition Presented by 東京建物|Brillia」

会期 : 2025 年 5 月 31〜 6 月 14 日
会場 : 三井住友銀行東館 1F アース・ガーデン
営業時間:10~18時
料金 : 入場無料

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ヘラルボニーの国際芸術賞 審査員が語るグランプリ作品の魅力

ヘラルボニーは、アート展「ヘラルボニー・アート・プライズ 2025プレゼンティッド バイ 東京建物 ブリリア(HERALBONY Art Prize 2025 Presented by 東京建物|Brillia)」を東京・大手町の三井住友銀行東館1階アース・ガーデンで6月14日まで開催中だ。

「作家のキャリアを応援できるアワードにしたい」

「ヘラルボニー・アート・プライズ」は世界中の障害がある表現者を対象に、その才能を評価してさらなる活躍の機会を生み出すことを目的として24年に始まった。本展では25年度のグランプリおよび各賞受賞作家と最終審査進出作家、総勢61人による全65作品を展示している。

5月29日に開催した先行内覧会で、ヘラルボニーの松田崇弥代表は本アワードについて「受賞作家に光を当てるだけでなく、“出口のあるアワード“を意識している」と説明した。初開催となった昨年の受賞作品は国内外で展示したほか、各スポンサー企業とのコラボレーションやヘラルボニーとの作家契約によって商品化。松田代表はトヨタとのアートラリーカーやJALとの機内コップ製作の事例を挙げながら、「作家のキャリアや生き方まで応援できるアワードでありたい」と意気込む。

今年のアワードには、昨年の倍近くとなる65の国と地域から総勢1320人のアーティストが参加した。応募総数2650点のアート作品の中からグランプリを受賞したのは、フランス在住作家のエヴリン・ポスティック氏の作品「La Reine Charlotte(シャーロット王妃)」。古地図上にインクで描かれたさまざまな生物やモチーフと複雑なラインが交差することで、モアレ模様のような視覚効果を生みだしており、独創的な表現の美しさと完成度の高さが評価された。

「現代アートの転換期である今こそ観に行くべき」

先行内覧会では、3人の審査員がクロストークを行った。金沢21世紀美術館チーフ・キュレーターでありヘラルボニーCAO(Chief Art Officer)でもある黒澤浩美氏、欧州の芸術賞ユーワード(EUWARD)アーカイブおよびアトリエ・アウグスティヌム(アウグスティヌム財団)ディレクター兼キュレーターのクラウス・メッヘライン氏、米サンフランシスコを拠点に障害のあるアーティストにスポットを当てる非営利団体「Creativity Explored」のアート・パートナシップ担当ディレクターを務めるハリエット・サーモン氏が登壇した。

2650作品という膨大な数の中から審査する苦労を明かすとともに、グランプリ作品について「地図に描いているアプローチからフィニッシュにいたるまで、フランス文化のエスプリを感じた」と黒澤氏は評価した。クラウス氏は「自然と人の相互作用を描きながら、現代の地球環境への気づきにつながる。時代性にも合っており、それらをあくまでアーティスティックに表現している」と語り、ハリエット氏は「線の描き込み方が絶妙。表現力にあふれている」と技術力を評価した。

本展の見どころについては「今、現代アートは転換期を迎えている。“現代アートとは、そもそも何なのか?“と見つめ直す分岐点に立っているこのタイミングでの開催は素晴らしいこと。現代アートは、観客が自由に作品を観られる環境で議論を深めることが重要」とハリエット氏。

黒澤氏は「現代アートの価値が今、あまりにもコンセプトや説明に頼りがち。分かりやすさへの偏りから、もう少し人間的な感覚を表現する作家に目を向けようという揺り戻しが起きている」と現代美術の転換期について補足したうえで、「こうした表現力豊かな作家や作品が、これからの新しい道を羅針盤として示す可能性は十分にありえること」と述べた。クラウス氏は同意しながらも「(本アワードは)アートと社会を切り離さず、展覧会や商品化を通じて日常に溶け込ませている取り組みがすごい。アートと一緒に生きていくあり方を提案していることに意義を感じる」と語った。

イベント概要

■「HERALBONY Art Prize 2025 Exhibition Presented by 東京建物|Brillia」

会期 : 2025 年 5 月 31〜 6 月 14 日
会場 : 三井住友銀行東館 1F アース・ガーデン
営業時間:10~18時
料金 : 入場無料

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ユナイテッドアローズが立命館学園創立記念グッズをプロデュース 学園が目指す未来像をファッションで表現

ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)は、学校法人立命館の創立125周年記念グッズ3種をプロデュースした。本グッズは、6月2日に立命館大学各キャンパスの生協ショップおよびオンラインショップで発売する。また、6月9日以降、新たな立命館大学オリジナルグッズも順次登場する。

未来を見据えた学園ビジョンを据えたオリジナルのデザインアイコン

今回のプロデュースアイテムは、きめ細かくなめらかな肌触りが特徴の6.3オンスのTシャツ(5500円)、今治織りのハンドタオル(1320円)、左右で色が異なるなど遊び心がつまったソックス(1430円)の3種。いずれも、2030年を見据えた学園ビジョン“R2030”のタグラインロゴ “Futurize.”をデザインアイコンとし、学園が目指す未来像をファッションで表現した。

立命館大学が展開する架空店舗のロゴデザイングッズも順次発売

6月9日以降に展開するのは、立命館大学で展開する架空の店舗“BOOKSTORE”のロゴを使用したオリジナルグッズだ。ラインアップは、Tシャツ(5980円)、トートバッグ(4720円)、ポーチ(Sサイズ:1960円、Lサイズ:3920円)、ソックス(1430円)、マグカップ(1580円)、ハンドタオル(1420円)だ。

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「ティファニー」銀座の誕生を記念して「六月大歌舞伎」で “ティファニーブルー“の祝幕を披露

「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、7月に迫ったアジア最大の旗艦店、「ティファニー」銀座のオープンに先駆け、日本文化へのオマージュとして6月2〜27日の期間、歌舞伎座で行われる江戸歌舞伎の名門・音羽屋の八代目尾上菊五郎と六代目尾上菊之助の襲名披露公演“六月大歌舞伎”での祝幕の取り組みを発表した。

新たな門出を祝う菊の花と太陽を描いた祝幕

祝幕のデザインには、クラシックな“ティファニーブルー”から新しい時代を表す濃いブルーのグラデーションを背景に、菊の花と日の出ずる太陽を描いた。この色使いは、襲名の新たな門出を祝うと同時に未来を拓くブランドの前向きなメッセージを込めた。

日本に初上陸した1972年から53年の時を経て7月11日に銀座6丁目にオープンする「ティファニー」銀座は、アジア最大の旗艦店で、店舗のデザインは日本を代表する建築家である青木淳、内装はピーター・マリノ(Peter Marino)が手掛け、日本文化に敬意を示した唯一無二のデザインになっている。また、日本初のブルー ボックス カフェやプライベート ダイニングなどを併設し、ブランドの世界観を幅広く発信する。

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「ディオール」マリア・グラツィア・キウリの9年間を全47枚の写真で振り返る 

「ディオール(DIOR)」は、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターの退任を発表した。2016年から約9年間、同ブランド初の女性クチュリエとしてオートクチュールからウィメンズのプレタポルテやアクセサリーまでを手掛けた彼女のルックを振り返る。

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ジョナサン・アンダーソンが「ディオール」ウィメンズのトップにも就任 ファッションのクリエイションを統括

「ディオール(DIOR)」は6月2日、4月にメンズ・アーティスティック・ディレクターに任命したジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)がウィメンズも率いることを明らかにした。5月29日に退任が発表されたマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)の後任。アンダーソンはメンズに加え、ウィメンズのオートクチュール、プレタポルテ、アクセサリー・コレクションを手掛けることになる。まずは6月27日に2026年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイークで発表するメンズ・コレクションでデビューを飾り、初のウィメンズ・コレクションは26年春夏パリ・ファッション・ウイーク中の10月1日に披露予定。初めて本格的に取り組むことになるオートクチュール・コレクションは、来年1月に発表する。

英国が生んだ才能豊かなスターデザイナー

アンダーソンは、1984年英国・北アイルランド生まれ。俳優を志して18歳で演劇を学ぶために渡米するが、そこで舞台衣装に興味を持ち、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)でメンズウエアを専攻。2005年に卒業後、「プラダ(PRADA)」で働き、08年に自身の名を冠したブランド「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」 を設立した。当初はメンズのみだったが、10年にウィメンズ・コレクションもスタート。ロンドン・ファッション・ウイークでコレクションを発表する傍ら、「トップショップ(TOPSHOP)」とのコラボコレクションや「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のセカンドライン「ヴェルサス ヴェルサーチェ(VERSUS VERSACE)」とのカプセルコレクションも制作した。当時から「シェアド・ワードローブ(男女で共有するワードローブ)」の考えをクリエイションに取り入れるなど、新たな価値観を提案し時代をけん引するスターデザイナーとしての頭角を表していた。

そして13年9月、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)に株式の46%を売却し、29歳の若さで「ロエベ(LOEWE)」のクリエイティブ・ディレクターに就任。遊び心あふれる大胆なアイデアやクラフトとアートへの愛を生かし、レザーグッズで知られるスペインの小規模なブランドだった「ロエベ」をグローバルなラグジュアリーブランドへと飛躍させた。また、17年からは「ジェイ ダブリュー アンダーソン」名義で「ユニクロ(UNIQLO)」と継続的にコラボコレクションを発表。近年は、「チャレンジャーズ(CHALLENGERS)」や「クィア(QUEER)」といった映画の衣装デザインも手掛けている。

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ジョナサン・アンダーソンが「ディオール」ウィメンズのトップにも就任 ファッションのクリエイションを統括

「ディオール(DIOR)」は6月2日、4月にメンズ・アーティスティック・ディレクターに任命したジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)がウィメンズも率いることを明らかにした。5月29日に退任が発表されたマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)の後任。アンダーソンはメンズに加え、ウィメンズのオートクチュール、プレタポルテ、アクセサリー・コレクションを手掛けることになる。まずは6月27日に2026年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイークで発表するメンズ・コレクションでデビューを飾り、初のウィメンズ・コレクションは26年春夏パリ・ファッション・ウイーク中の10月1日に披露予定。初めて本格的に取り組むことになるオートクチュール・コレクションは、来年1月に発表する。

英国が生んだ才能豊かなスターデザイナー

アンダーソンは、1984年英国・北アイルランド生まれ。俳優を志して18歳で演劇を学ぶために渡米するが、そこで舞台衣装に興味を持ち、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)でメンズウエアを専攻。2005年に卒業後、「プラダ(PRADA)」で働き、08年に自身の名を冠したブランド「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」 を設立した。当初はメンズのみだったが、10年にウィメンズ・コレクションもスタート。ロンドン・ファッション・ウイークでコレクションを発表する傍ら、「トップショップ(TOPSHOP)」とのコラボコレクションや「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のセカンドライン「ヴェルサス ヴェルサーチェ(VERSUS VERSACE)」とのカプセルコレクションも制作した。当時から「シェアド・ワードローブ(男女で共有するワードローブ)」の考えをクリエイションに取り入れるなど、新たな価値観を提案し時代をけん引するスターデザイナーとしての頭角を表していた。

そして13年9月、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)に株式の46%を売却し、29歳の若さで「ロエベ(LOEWE)」のクリエイティブ・ディレクターに就任。遊び心あふれる大胆なアイデアやクラフトとアートへの愛を生かし、レザーグッズで知られるスペインの小規模なブランドだった「ロエベ」をグローバルなラグジュアリーブランドへと飛躍させた。また、17年からは「ジェイ ダブリュー アンダーソン」名義で「ユニクロ(UNIQLO)」と継続的にコラボコレクションを発表。近年は、「チャレンジャーズ(CHALLENGERS)」や「クィア(QUEER)」といった映画の衣装デザインも手掛けている。

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「ポーター」が「セシリー バンセン」とコラボ 定番3型に可憐な花咲く

吉田カバンの「ポーター(PORTER)」は6月5日、「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」とのコラボコレクションを日本で先行発売する。表参道店は8日まで、コラボ記念イベントの会場となり、デザイナーのセシリー バンセン(Cecilie Bahnsen)がコレクションを直接説明する。

コラボコレクションは、バックパック(全1色、各14万3000円)、2ウエイツールバッグ(全3色、各12万1000円)、ボンサックミニ(全3色、各8万8000円)の全3型。バンセンは「2015年、初めて日本を訪れたとき、『ポーター』のブラックのバルーンバッグを購入した。今回、その思い出の品を再構築する形でコレクションが出来上がった」と話す。「セシリー バンセン」の25年プレ・フォール・コレクションにも通ずる、詩的でノスタルジックな佇まいに仕上げた。

表参道店を含むポーターフラッグシップストアと新宿店、吉田カバンの公式EC(6月8日12:00から)で取り扱う。コラボ記念イベントでは、同コレクションほか、「セシリー バンセン」の2025年春夏コレクションの一部も並ぶ。

同コラボは、吉田カバンの創業90周年アイテムの第2弾である。4月末には、第1弾として人気シリーズ“タンカー”の限定色を発表していた。

◾️セシリー バンセン イン ザ ポーター ギャラリー2
日程:6月5~8日
時間:12:00~20:00(最終日は18:00まで)
場所:ポーター表参道 ザ ポーター ギャラリー2
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8

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「ポーター」が「セシリー バンセン」とコラボ 定番3型に可憐な花咲く

吉田カバンの「ポーター(PORTER)」は6月5日、「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」とのコラボコレクションを日本で先行発売する。表参道店は8日まで、コラボ記念イベントの会場となり、デザイナーのセシリー バンセン(Cecilie Bahnsen)がコレクションを直接説明する。

コラボコレクションは、バックパック(全1色、各14万3000円)、2ウエイツールバッグ(全3色、各12万1000円)、ボンサックミニ(全3色、各8万8000円)の全3型。バンセンは「2015年、初めて日本を訪れたとき、『ポーター』のブラックのバルーンバッグを購入した。今回、その思い出の品を再構築する形でコレクションが出来上がった」と話す。「セシリー バンセン」の25年プレ・フォール・コレクションにも通ずる、詩的でノスタルジックな佇まいに仕上げた。

表参道店を含むポーターフラッグシップストアと新宿店、吉田カバンの公式EC(6月8日12:00から)で取り扱う。コラボ記念イベントでは、同コレクションほか、「セシリー バンセン」の2025年春夏コレクションの一部も並ぶ。

同コラボは、吉田カバンの創業90周年アイテムの第2弾である。4月末には、第1弾として人気シリーズ“タンカー”の限定色を発表していた。

◾️セシリー バンセン イン ザ ポーター ギャラリー2
日程:6月5~8日
時間:12:00~20:00(最終日は18:00まで)
場所:ポーター表参道 ザ ポーター ギャラリー2
住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8

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「アニヤ・ハインドマーチ」のダイビングショップ、東京・六本木ヒルズに出現

「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」が、ポップアップ“アニヤズ ダイブ ショップ”を開催する。場所は東京・六本木ヒルズで、会期は6月6〜21日。

同ポップアップには、タコやクラゲをモチーフにした遊び心のあるバッグや、夏素材・ラフィアやジュートを使ったリゾート感のあるバッグ、海水浴に必須の浮き輪やゴーグルなど、海にまつわるさまざまなアイテムが集まる。内装は、海沿いの小さな街のダイビングショップをイメージしている。

同ブランドは5月31日まで、同じ場所でポップアップ“アニヤ エアー”を開催していた。今回のポップアップはその地続きであり、「“エアー アニヤ”で向かったのは海」という裏設定が存在するという。

■アニヤズ ダイブ ショップ
期間:6月6〜21日
時間:11:00〜20:00(最終日は17:00まで)
場所:六本木ヒルズ ヒルズボックス(六本木ヒルズ ヒルサイド 2階)

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「アニヤ・ハインドマーチ」のダイビングショップ、東京・六本木ヒルズに出現

「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」が、ポップアップ“アニヤズ ダイブ ショップ”を開催する。場所は東京・六本木ヒルズで、会期は6月6〜21日。

同ポップアップには、タコやクラゲをモチーフにした遊び心のあるバッグや、夏素材・ラフィアやジュートを使ったリゾート感のあるバッグ、海水浴に必須の浮き輪やゴーグルなど、海にまつわるさまざまなアイテムが集まる。内装は、海沿いの小さな街のダイビングショップをイメージしている。

同ブランドは5月31日まで、同じ場所でポップアップ“アニヤ エアー”を開催していた。今回のポップアップはその地続きであり、「“エアー アニヤ”で向かったのは海」という裏設定が存在するという。

■アニヤズ ダイブ ショップ
期間:6月6〜21日
時間:11:00〜20:00(最終日は17:00まで)
場所:六本木ヒルズ ヒルズボックス(六本木ヒルズ ヒルサイド 2階)

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【スナップ】仲里依紗、生見愛瑠らが来場 「トリー バーチ」が伊勢丹新宿店でポップアップ

「トリー バーチ(TORY BURCH)」は、5月28日〜6月3日まで、伊勢丹新宿本店1階ザ・ステージでポップアップストア“サマー ゲームズ(SUMMER GAMES)”を開催中だ。スイミングプールをイメージしてデザインされた空間には、2025年夏コレクションからレディ・トゥ・ウエア、ハンドバッグ、シューズ、アクセサリーなどの新作アイテムを取りそろえる。会場には、仲里依紗、生見愛瑠、志田彩良、豊田裕大の4人が姿を見せた。

来場者スナップ

▪️ポップアップストア“サマーゲームズ”

日程:5月28日〜6月3日
場所:伊勢丹新宿本店1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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【スナップ】仲里依紗、生見愛瑠らが来場 「トリー バーチ」が伊勢丹新宿店でポップアップ

「トリー バーチ(TORY BURCH)」は、5月28日〜6月3日まで、伊勢丹新宿本店1階ザ・ステージでポップアップストア“サマー ゲームズ(SUMMER GAMES)”を開催中だ。スイミングプールをイメージしてデザインされた空間には、2025年夏コレクションからレディ・トゥ・ウエア、ハンドバッグ、シューズ、アクセサリーなどの新作アイテムを取りそろえる。会場には、仲里依紗、生見愛瑠、志田彩良、豊田裕大の4人が姿を見せた。

来場者スナップ

▪️ポップアップストア“サマーゲームズ”

日程:5月28日〜6月3日
場所:伊勢丹新宿本店1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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新潟・十日町発 デザイナー兼コメ農家が挑む「着物再生」

着物の産地として知られる新潟県十日町市に移住し、活躍する若手デザイナーがいる。彼が作るのは、タンスの肥やしになっていた着物を仕立て直したワンピースやシャツ、シューズ、ネクタイなど。SDGsや地域おこしの観点で注目を集め、自治体や有力企業からの仕事依頼が相次ぐ。

5月下旬、田植えを終えたばかりの水田が広がる十日町のアトリエで、杉浦充宜さん(34)はたくさんの古い着物を点検していた。自宅1階の農機具置き場を改装したアトリエには、主に市内で回収した古い着物が定期的に届く。鮮やかな柄の振袖、艶やかな友禅や上品な絣(かすり)の訪問着、金糸銀糸を使った帯などさまざまだ。

「十日町はふつうの家庭にも着物が浸透していて、母から娘へと受け継がれる。でも着る機会がなく、廃棄されてしまうケースが多々あり、非常にもったいない。洋服や小物に形を変えて、少しでも継承していきたい」

リメークした商品は主にEC(ネット通販)で売る。新潟伊勢丹ではポップアップストアを出店した。自治体からの依頼でイベントをする機会も多く、今年2月の十日町雪まつりでもランウェイショーを開いた。新潟県からのオファーを受け、7月には大阪・関西万博への出品を控える。

「着物にハサミを入れるのが怖かった」

杉浦さんは静岡県浜松市出身。「ダンヒル」のスーツをダンディに着こなす父を見て、幼い頃からテーラードに関心を持った。高校卒業後の2009年に渡英し、サビルローの職人に話を聞いたり、スーツを解体したり、貪欲に本場の紳士服を吸収した。日本の服飾専門学校で学んだ後、5年間在籍した「ルイ・ヴィトン」ではテーラリングスペシャリストとして各地の百貨店に勤務した。メンズ部門でキム・ジョーンズ、ヴァージル・アブローが活躍していた時期で、杉浦さんは「彼らが作り出すクリエーションに惚れ込んだ。魅力的なコンセプトを打ち立てデザインする手法に強い影響を受けた」と話す。

転機はコロナ禍の21年。妻・美紅さんの故郷、十日町に移住した。十日町は魚沼産コシヒカリの産地としても有名で、美紅さんの実家もコメ農家である。体調を崩した両親に替わって、杉浦さん夫婦が農業を引き継ぐことになったのだ。ファッションの仕事からは離れるつもりだった。しかし美紅さんから「母から譲り受けた着物を着る機会がない」と聞き、同じ課題を持っている人が周囲に多いことを知る。「着物再生プロジェクト」に挑もうと決意する。

葛藤もあった。スーツと着物は全く違う。着物はそれ自体が完成された美である。着物の知識がないよそ者の自分が、地域の宝である着物を洋服に仕立て直して良いのか。「着物にハサミを入れるのが怖かった」と振り返る。

少しでも地元の人たちの理解を得ようと、23年春に公民館でファッションショーを開催した。モデルも地元の人を起用するなど、手作り感あふれるものだった。50人ほどの観客を集めたショーは評判を呼んだ。地元でも着物のショー自体は珍しくなかったが、独自の感性とクオリティーで表現されたステージは若い世代から支持を得た。

市からは「(費用を出すので)ぜひ町おこしのためショーを開いてください」と頼まれた。着物集めや縫製などで協力を名乗り出る人も増えた。地元の着物企業からも「和装を盛り上げてくれてありがとう」「応援したい」といった声が寄せられた。「これほど喜ばれるとは想像していなかった。十日町の皆さんが笑顔になってくれることが一番うれしかった」。

2000年に比べて3割減という深刻な人口減少に直面する十日町市は、移住者の受け入れに積極的だ。杉浦さんは移住者による地域活性化の好例として、地元のテレビや新聞でもたびたび密着取材を受けた。十日町の若い世代によるSDGs発信という文脈で拡散されていった。

24年1月にMitsuyoshi Design Studio(ミツヨシデザインスタジオ)を設立。着物再生プロジェクトだけでなく、得意のテーラードスーツの制作、パッケージやロゴなどのデザイン、イベント企画など幅広い業務を手掛けるようになった。市内・県内だけでなく、東京でもショーを開いた。今年4月にはJR東日本・飯山線の観光列車に、着物を部分的に使った制服が採用された。杉浦さんのもとにはさまざまな案件が舞い込む。

「ようやく十日町の人間になれたかな」

農家としても奮闘する。浜松市の市街地近くで育った杉浦さんにとって農業は未知の世界だった。義理の両親や親戚、近所の人たちが、親切に根気よく教えてくれるので、少しずつ仕事に慣れていった。

今年も5月に田植えを終えた。これから暑くなると草取りや草刈りに汗をかく日が続く。アトリエに籠る時間よりも、田畑で長靴を履いている時間の方が長い。トマトやナスなどの野菜作りではイノシシ対策に頭を悩ませる。

それでも田舎暮らしが気に入っている。「農業はクリエイティブ。天候もそうだし、肥料のやり方一つで出来が変わる。愛情の掛け方で差が出る。服と同じように、僕は魚沼産コシヒカリに誇りを持っている。まだ修行中の身で偉そうなことは言えないけれど」と笑う。

冬になると雪が2m以上積もる豪雪地帯で、過酷な自然と向き合って暮らす。移住前は地元に溶け込めるのか不安だったが、着物のリメークでもコメ作りでも地域の人が手を差し伸べてくれた。着物もコメも厳しい自然とそこで助け合いながら暮らす人たちの営みから生まれる。「ルイ・ヴィトン」で働いていた頃とは何もかも違うが、都市生活では感じられなかった種類の手応えがある。杉浦さんは最近、ふとした時に思う。「僕もようやく十日町の人間になれたかな」。

メディアの取材で目標を聞かれるたび、「パリでショーを開きたい」と答えてきた。これを夢では終わらせない。今年秋に実現のメドをつけた。着物のリメーク品と自身の原点であるスーツを披露すべく、着々と準備を進める。移住先で少しずつ共感の輪を広げてきた着物再生プロジェクト。田んぼに黄金色の稲穂が実って、稲刈りを終えた後、杉浦さんはパリに渡る。

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新潟・十日町発 デザイナー兼コメ農家が挑む「着物再生」

着物の産地として知られる新潟県十日町市に移住し、活躍する若手デザイナーがいる。彼が作るのは、タンスの肥やしになっていた着物を仕立て直したワンピースやシャツ、シューズ、ネクタイなど。SDGsや地域おこしの観点で注目を集め、自治体や有力企業からの仕事依頼が相次ぐ。

5月下旬、田植えを終えたばかりの水田が広がる十日町のアトリエで、杉浦充宜さん(34)はたくさんの古い着物を点検していた。自宅1階の農機具置き場を改装したアトリエには、主に市内で回収した古い着物が定期的に届く。鮮やかな柄の振袖、艶やかな友禅や上品な絣(かすり)の訪問着、金糸銀糸を使った帯などさまざまだ。

「十日町はふつうの家庭にも着物が浸透していて、母から娘へと受け継がれる。でも着る機会がなく、廃棄されてしまうケースが多々あり、非常にもったいない。洋服や小物に形を変えて、少しでも継承していきたい」

リメークした商品は主にEC(ネット通販)で売る。新潟伊勢丹ではポップアップストアを出店した。自治体からの依頼でイベントをする機会も多く、今年2月の十日町雪まつりでもランウェイショーを開いた。新潟県からのオファーを受け、7月には大阪・関西万博への出品を控える。

「着物にハサミを入れるのが怖かった」

杉浦さんは静岡県浜松市出身。「ダンヒル」のスーツをダンディに着こなす父を見て、幼い頃からテーラードに関心を持った。高校卒業後の2009年に渡英し、サビルローの職人に話を聞いたり、スーツを解体したり、貪欲に本場の紳士服を吸収した。日本の服飾専門学校で学んだ後、5年間在籍した「ルイ・ヴィトン」ではテーラリングスペシャリストとして各地の百貨店に勤務した。メンズ部門でキム・ジョーンズ、ヴァージル・アブローが活躍していた時期で、杉浦さんは「彼らが作り出すクリエーションに惚れ込んだ。魅力的なコンセプトを打ち立てデザインする手法に強い影響を受けた」と話す。

転機はコロナ禍の21年。妻・美紅さんの故郷、十日町に移住した。十日町は魚沼産コシヒカリの産地としても有名で、美紅さんの実家もコメ農家である。体調を崩した両親に替わって、杉浦さん夫婦が農業を引き継ぐことになったのだ。ファッションの仕事からは離れるつもりだった。しかし美紅さんから「母から譲り受けた着物を着る機会がない」と聞き、同じ課題を持っている人が周囲に多いことを知る。「着物再生プロジェクト」に挑もうと決意する。

葛藤もあった。スーツと着物は全く違う。着物はそれ自体が完成された美である。着物の知識がないよそ者の自分が、地域の宝である着物を洋服に仕立て直して良いのか。「着物にハサミを入れるのが怖かった」と振り返る。

少しでも地元の人たちの理解を得ようと、23年春に公民館でファッションショーを開催した。モデルも地元の人を起用するなど、手作り感あふれるものだった。50人ほどの観客を集めたショーは評判を呼んだ。地元でも着物のショー自体は珍しくなかったが、独自の感性とクオリティーで表現されたステージは若い世代から支持を得た。

市からは「(費用を出すので)ぜひ町おこしのためショーを開いてください」と頼まれた。着物集めや縫製などで協力を名乗り出る人も増えた。地元の着物企業からも「和装を盛り上げてくれてありがとう」「応援したい」といった声が寄せられた。「これほど喜ばれるとは想像していなかった。十日町の皆さんが笑顔になってくれることが一番うれしかった」。

2000年に比べて3割減という深刻な人口減少に直面する十日町市は、移住者の受け入れに積極的だ。杉浦さんは移住者による地域活性化の好例として、地元のテレビや新聞でもたびたび密着取材を受けた。十日町の若い世代によるSDGs発信という文脈で拡散されていった。

24年1月にMitsuyoshi Design Studio(ミツヨシデザインスタジオ)を設立。着物再生プロジェクトだけでなく、得意のテーラードスーツの制作、パッケージやロゴなどのデザイン、イベント企画など幅広い業務を手掛けるようになった。市内・県内だけでなく、東京でもショーを開いた。今年4月にはJR東日本・飯山線の観光列車に、着物を部分的に使った制服が採用された。杉浦さんのもとにはさまざまな案件が舞い込む。

「ようやく十日町の人間になれたかな」

農家としても奮闘する。浜松市の市街地近くで育った杉浦さんにとって農業は未知の世界だった。義理の両親や親戚、近所の人たちが、親切に根気よく教えてくれるので、少しずつ仕事に慣れていった。

今年も5月に田植えを終えた。これから暑くなると草取りや草刈りに汗をかく日が続く。アトリエに籠る時間よりも、田畑で長靴を履いている時間の方が長い。トマトやナスなどの野菜作りではイノシシ対策に頭を悩ませる。

それでも田舎暮らしが気に入っている。「農業はクリエイティブ。天候もそうだし、肥料のやり方一つで出来が変わる。愛情の掛け方で差が出る。服と同じように、僕は魚沼産コシヒカリに誇りを持っている。まだ修行中の身で偉そうなことは言えないけれど」と笑う。

冬になると雪が2m以上積もる豪雪地帯で、過酷な自然と向き合って暮らす。移住前は地元に溶け込めるのか不安だったが、着物のリメークでもコメ作りでも地域の人が手を差し伸べてくれた。着物もコメも厳しい自然とそこで助け合いながら暮らす人たちの営みから生まれる。「ルイ・ヴィトン」で働いていた頃とは何もかも違うが、都市生活では感じられなかった種類の手応えがある。杉浦さんは最近、ふとした時に思う。「僕もようやく十日町の人間になれたかな」。

メディアの取材で目標を聞かれるたび、「パリでショーを開きたい」と答えてきた。これを夢では終わらせない。今年秋に実現のメドをつけた。着物のリメーク品と自身の原点であるスーツを披露すべく、着々と準備を進める。移住先で少しずつ共感の輪を広げてきた着物再生プロジェクト。田んぼに黄金色の稲穂が実って、稲刈りを終えた後、杉浦さんはパリに渡る。

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【スナップ】有村架純、鈴鹿央士らが来場 「ロエベ」が“パズルバッグ”10周年を祝したコレクションのローンチイベントを開催

「ロエベ(LOEWE)」は5月29日、ブランドを象徴する“パズルバッグ”の誕生10周年を記念した“ロエベ パズル10 コレクション”を発売し、カサロエベ表参道店で発売記念イベントを開催した。会場には、俳優の有村架純や鈴鹿央士、臼田あさ美、モデルの滝沢眞規子、佐田真由美らが来場し、ローンチを祝福した。

同コレクションは、これまでに登場したさまざまなデザインの“パズルバッグ”の中から復刻した19種と新作の1種の計20種のバッグと、各バッグに対応するデザインの“パズ”チャームで構成。アイテムは、カサロエベ表参道と松坂屋名古屋店で開催中のポップアップで扱う。

来場者スナップ

開催概要

◼️“ロエベ パズル10 コレクション”ポップアップ

名古屋

期間:〜6月17日
時間:10:00〜19:00(最終日のみ16時閉場)
場所:松坂屋名古屋店 本館8階 アートハブナゴヤ/オープンギャラリー
住所:愛知県名古屋市中区栄3-16-1

東京

期間:〜6月17日
時間:11:00〜20:00
場所:カサロエベ表参道
住所:東京都港区北青山3-5-29

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「クロックス」×「アトモス」×「ワンピース」“ギア5”のルフィをモチーフにした限定シューズ

「クロックス(CROCS)」は6月21日、「アトモス(ATMOS)」、TVアニメ「ワンピース」とトリプルコラボレーションし、“ギア5”のルフィをモチーフにした限定クロッグ(1万3200円)をクロックス公式オンラインストア、アトモス オンラインショップと店舗で発売する。「アトモス」オンラインショップでは6〜20日に抽選を実施する。サイズは22.0〜30.0cmを用意する。

同コラボは、ルフィの“ギア5”の自由、笑い、解放を象徴するユニークで大胆なデザインを施した。“クラシック クロッグ”をもとに、付属のジビッツ チャームで目が飛び出るルフィや悪魔の実を立体的に再現し、ホワイトをベースに、ルフィの草鞋を思わせるソールカラーで構成した。限定のパッケージには“ギア5”となったルフィのビジュアルをあしらった。

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ドリス・ヴァン・ノッテンがベネチアの歴史的建造物を購入 秋にも個人的なプロジェクトを開始

「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」の創業者であるベルギー人ファッションデザイナーのドリス・ヴァン・ノッテンが、クラフツマンシップとアートに捧げる個人的なプロジェクトをイタリア・ベネチアで開始することを明らかにした。

ドリスは先日、15世紀にベネチア貴族のピザーニ家のために建てられた邸宅で、ベネチアのグランド・カナル沿いにある「パラッツォ ピザーニ モレッタ(Palazzo Pisani Moretta)」を取得。金額は明らかにされていないが、イタリアの地元紙「イル ガゼッティーノ(Il Gazzettino)」によると、ピザーニ家の末裔であるモーリツィオ・サンマルティーニ(Maurizio Sammartini)とジェロラマ・サンマルティーニ(Gerolama Sammartini)から3600万ユーロ(約58億円)で購入したという。

そして、この歴史的な建造物を舞台に、「ベネチアの歴史とクラフツマンシップ、文化、芸術に関係し、過去への深い敬意と共に現代的なものを生み出すプロジェクトを試みる。また、アーティストと職人の継続的な対話を通じて形成される展示やプレゼンテーションを行い、現代的な作品に触れる場を提供したい。そして、レガシーを尊重しつつ、未来の世代のために再構築する開かれた空間を目指す」というが、具体的な詳細は9月初旬に発表するそうだ。

モーリツィオ・サンマルティーニは今回の売却について、「ドリスと彼の右腕でパートナーでもあるパトリック・ヴァンゲルウェ(Patrick Vangheluwe)は、伝統と革新の双方を尊重する人物であり、彼らであれば『パラッツォ ピザーニ モレッタ』の歴史を守りながら未来へと導いてくれると確信した」と説明している。

「パラッツォ ピザーニ モレッタ」は、ドリスのファッション感性にも通じる装飾的ゴシック様式と鮮やかな色味の外壁が特徴で、グランド・カナル沿いの中で最も美しい多連窓を持つ建造物として知られている。また、内装にはジャンバッティスタ・ティエポロ(Giambattista Tiepolo)やヤコポ・グアラナ(Jacopo Guarana)、ガスパーレ・ディツィアーニ(Gaspare Diziani)、ジュゼッペ・アンジェリ(Giuseppe Angeli)ら、18世紀のベネチアを代表する画家たちによる壁画が描かれている。

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日本人作家が大賞受賞の「ロエベ財団 クラフト プライズ2025」 “縄文の記憶”を宿す彫刻に賞賛

「ロエベ(LOEWE)」は5月29日、スペイン・マドリードで「ロエベ財団 クラフト プライズ2025(LOEWE FOUNDATION Craft Prize 2025)」の大賞および特別賞の授賞式を開催した。今年は133の国と地域から昨年を超える4600点以上の応募があり、ファイナリストに選出されたのは18の国と地域から選ばれた30人。日本からは国別最多となる5人が選ばれた。ファイナリストの作品は、マドリードのティッセン=ボルネミッサ国立美術館(Thyssen-Bornemisza National Museum)で、6月29日まで展示されている。同展覧会は、デジタルプラットフォームでも閲覧可能だ。

グランプリは日本人の青木邦眞
縄文土器の輪積み技法を応用

デザイン、建築、美術館の学芸員ら、各界の第一人者12人で構成される審査員が、ファイナリストの中から大賞と特別賞を選出した。本年度の大賞に輝いたのは、陶土を焼いて固めた彫刻作品を生み出した青木邦眞。日本人の大賞受賞は2023年以来で、3人目となる。埼玉県出身の彫刻家の青木の作品は、紐状に伸ばした粘土を何重にも積み重ねて成形する、縄文土器の輪積み技法を基本とする。特徴的なのは、数cmの粘土の層を圧縮して乾燥させ、さらに積み上げては上から圧力をかけて乾燥を待つなど、力を加える独自の手法だ。これにより素材が歪んだり、うねったり、ひび割れたりの偶発性を含む有機的な形状を探究する。青木は、「力の痕跡や、積み重ねてきた時間を留めて、命を宿したような作品づくりを目指している。長い歳月をかけて成長する珊瑚や、小さな虫による巨大な巣など、微細な力の積み重ねによる自然界の営みがインスピレーションの一つ」と話した。授賞式後は、「まさか自分が大賞を受賞できるとは、想像もしていなかったが、国際的なプライズでの評価は自信に繋がる。なにより素晴らしい作家や審査員と対話でき、素晴らしい経験となった。これを糧に自分自身の殻を破って、挑戦と探究を続けたい」と感想を述べた。審査員らは、伝統的な紐作りの技法を素直に用いている点と、素材が生のままの姿で表現されている点を評価し、「作品から作家の粘り強さと献身を見てとることができる」とコメントを寄せた。大賞を受賞した青木には、賞金5万ユーロ(約810万円)が授与される。

特別賞に選ばれたのは、ナイジェリア出身のニフェミ・マーカス=ベロ(Nifemi Marcus-Bello)と、インド出身のスマクシ・シン(Sumakshi Singh)が主宰するスタジオ スマクシ・シン(Studio Sumakshi Singh)の2人。グローバリゼーションや消費主義の影響といったテーマを掲げるインダストリアルデザイナーのベロは、自動車業界のアルミニウムを再利用して、ベンチとボウルを結合させたコンテンポラリーアート“TM Bench With Bowl”を手がけた。一方シンの作品“Monument”は、インド・デリーに位置する12世紀の歴史的建造物の柱をモチーフに、銅製のザリ糸(純銅とナイロンからなる糸)を水溶性の布地に縫い付け、その布を溶かすことで、繊細な構造体を残す手法を採用。伝統的なインドの組紐、レース編み、刺繍の技法も織り込みながら、イメージの劣化や崩壊、そして記憶の保存に対する一つの考察を示した。

ファイナリストに残った
4人の日本人の作品を紹介

ティッセン=ボルネミッサ国立美術館での展覧会には、大賞を受賞した青木の他に、ファイナリストに選出された4人の日本人の作品も展示される。ガラスアーティストの近岡令の作品は、半透明のガラスのリボンが巻きつけられた動と静の間に繊細な緊張感が漂う。透明なガラス粒子を柔らかいセラミック繊維の間に挟み込むことで、焼成前に自在に形を成形する独自の革新的な技法を用いている。麻生あかりは、細く繊細な竹の裂片を日本の伝統的な四つ目編み技法を用いて染色・編み上げ、角張った多面体の造形作品を生み出した。ジュエリーアーティストの田口史樹は、家紋の伝統、ゴシックの紋章、建築的要素に着想を得た、4点から成るシルバー製ブローチのシリーズが評価を得た。落ち葉を素材に使用した、石黒幹朗の作品も注目に値する。落ち葉を細かく砕いてペースト状にし、それを板の上に広げて乾燥させた後、切り出して組み立てることで、中空の立方体状の彫刻作品を制作した。

シーラ・ロエベ(Sheila Loewe)=ロエベ財団プレジデントは、「大賞作品は、日本のユニークな古代の技法を継承しつつ、独自のアプローチでまったく新しい造形を生み出し、クラフトの未来を切り拓く表現を創出している点が素晴らしいと感じた。『ロエベ財団 クラフト プライズ』が才能を持った方々が作品を発表する場となり、クラフトに対する見方を世界規模で変えていることを、私は非常に誇りに思っている」と話した。また、審査員を務めるオリヴィエ・ガベ(Olivier Gabet)=ルーヴル美術館装飾美術部門ディレクターは、「審査するうえで重視しているのは、作品が”美意識”を宿しているかということ。素晴らしい名匠の技であっても、“美意識”や芸術的発展という点では全く無知な場合がある。“美意識”を磨くことはクラフトに限らず、ラグジュアリーブランドが昨今、非常に注力していること。クラフトの世界では、歴史と文化的背景から東アジアが非常に優勢であるが、アフリカ、南西アジアと、受賞者も応募者も地理的に拡がっている。これは文化的なクラフトの価値がグローバルに高まっていることを示唆しており、本年度の興味深い点だった」と続けた。

「ロエベ財団 クラフト プライズ」は、ロエベ財団が現代の職人らの卓越性や芸術的価値を称える目的で2016年にスタート。当時のクリエイティブ・ディレクター、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が、クラフトの協働工房であった「ロエベ」の創業形態にインスピレーションを得て発案したのがきっかけだ。アンダーソンはブランドも財団も去っているが、「ロエベ財団 クラフト プライズ」は今後も継続され、次回の作品の応募手続きを間もなく開始する予定だ。

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「アー・ペー・セー」 が日本限定のカプセルコレクションを発売 公式サイトで先行受付中

「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は、日本らしいフードがプリントされた日本限定のカプセルコレクション“グルメ ジャポネ(Gourmet Japonais)”を6月4日に発売する。

同コレクションでは、前面に枝豆や団子、おにぎりのグラフィックがプリントされたTシャツ、キャスケット、トートバッグの3型を展開する。Tシャツはゆとりのあるスタンダードフィット。サイズはユニセックスでXS〜XXLで販売する。

価格はTシャツが各1万5400円、キャスケットが1万9800円、トートバッグが2万2000円。公式オンラインストアでは6月3日10時まで先行受付している。

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「アー・ペー・セー」 が日本限定のカプセルコレクションを発売 公式サイトで先行受付中

「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は、日本らしいフードがプリントされた日本限定のカプセルコレクション“グルメ ジャポネ(Gourmet Japonais)”を6月4日に発売する。

同コレクションでは、前面に枝豆や団子、おにぎりのグラフィックがプリントされたTシャツ、キャスケット、トートバッグの3型を展開する。Tシャツはゆとりのあるスタンダードフィット。サイズはユニセックスでXS〜XXLで販売する。

価格はTシャツが各1万5400円、キャスケットが1万9800円、トートバッグが2万2000円。公式オンラインストアでは6月3日10時まで先行受付している。

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「ニューエラ」が新日本プロレスとコラボ 「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」などのアイテム発売

「ニューエラ(NEW ERA)」は、プロレス団体・新日本プロレスリング (新日本プロレス)とコラボレーションしたコレクションを6月6日に発売する。「ニューエラ」の直営店、オンラインストア、一部正規ディーラーに加え、「新日本プロレス」の公式通販サイトおよび公式ショップでも順次展開する。

今回のコラボでは、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(Los Ingobernables de Japón)」、「バレットクラブ(BULLET CLUB)」、「ユナイテッドエンパイア(UNITED EMPIRE)」といった同団体を代表する人気ユニットをフィーチャー。それぞれのユニットに所属するレスラーをモデルに起用したビジュアルも公開された。

“ナインフォーティ エーフレーム(9FORTY A-Frame)”、“SS パフォーマンスT”、“ナインフィフティ(9FIFTY)”の3型を軸に、各ユニットのアイコンやスローガンを落とし込んだ6型のアイテムを展開する。注目は、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」とのコラボで、現時点で最後のマーチャンダイジンググッズとなる。

「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」
コラボモデル

「バレットクラブ」
コラボモデル

「ユナイテッドエンパイア」
コラボモデル

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「ニューエラ」が新日本プロレスとコラボ 「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」などのアイテム発売

「ニューエラ(NEW ERA)」は、プロレス団体・新日本プロレスリング (新日本プロレス)とコラボレーションしたコレクションを6月6日に発売する。「ニューエラ」の直営店、オンラインストア、一部正規ディーラーに加え、「新日本プロレス」の公式通販サイトおよび公式ショップでも順次展開する。

今回のコラボでは、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(Los Ingobernables de Japón)」、「バレットクラブ(BULLET CLUB)」、「ユナイテッドエンパイア(UNITED EMPIRE)」といった同団体を代表する人気ユニットをフィーチャー。それぞれのユニットに所属するレスラーをモデルに起用したビジュアルも公開された。

“ナインフォーティ エーフレーム(9FORTY A-Frame)”、“SS パフォーマンスT”、“ナインフィフティ(9FIFTY)”の3型を軸に、各ユニットのアイコンやスローガンを落とし込んだ6型のアイテムを展開する。注目は、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」とのコラボで、現時点で最後のマーチャンダイジンググッズとなる。

「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」
コラボモデル

「バレットクラブ」
コラボモデル

「ユナイテッドエンパイア」
コラボモデル

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「セリーヌ」が大阪・関西万博で行った特別展示を店舗で公開 半年間で東京、大阪を巡回

「セリーヌ(CELINE)」は、5月11日まで大阪・関西万博のフランスパビリオンで行っていた特別展示"セリーヌ マキエ(CELINE MAKI-E)”の一部コンテンツを東京、大阪の店舗で公開するインストアイベントを実施する。期間は5月30日から12月14日の約半年間で、大阪の御堂筋店からスタートし、東京の表参道店、銀座店、麻布台店を巡回する。

万博の感動が東京、大阪にも

巡回展では、石川県輪島市を拠点に伝統的な“漆”を用いて作品作りを行うアーティスト集団、彦十蒔絵(ひこじゅうまきえ)が制作した漆の“トリオンフ”アートピースと、その漆と同じカラーで彩られたブランドのアイコンバッグ“トリオンフ”3点を展示する。

また、現代美術家の中村壮志が手掛けた2つのムービーも公開する。うち1つの「Hands at Work」は、彦十蒔絵の職人が漆作品を制作する過程と、「セリーヌ」のレザー職人がアイコンバッグ“トリオンフ”を制作する過程を撮影し、繊細なサヴォアフェール(匠の技)を映像に収めた。

収益の一部は
漆を支援するNPO法人へ

さらに、巡回中は国内産の漆を支援しているNPO法人「壱木呂の会」へのチャリティープロジェクトも同時に行う。巡回展で販売するバッグ“トリオンフ”や梅の花をかたどったチャーム2型は、収益の一部を同NPO法人に寄付する。

イベント詳細

大阪・御堂筋

日程:5月30日〜7月10日
時間:11:00〜20:00
場所:「セリーヌ」御堂筋店
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-6-18

東京・表参道

日程:8月1日〜30日
時間:11:00〜20:00
場所:「セリーヌ」表参道店
住所:東京都港区北青山3-5-29 ONE表参道1階

東京・銀座

日程:9月15日~10月5日
時間:10:00〜20:00
場所:「セリーヌ」銀座店
住所:東京都中央区銀座6-10-1 ギンザ シックス1階~2階

東京・麻布台

日程:11月15日~12月14日
時間:11:00〜20:00
場所:「セリーヌ」麻布台店
住所:東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザB 1階

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「セリーヌ」が大阪・関西万博で行った特別展示を店舗で公開 半年間で東京、大阪を巡回

「セリーヌ(CELINE)」は、5月11日まで大阪・関西万博のフランスパビリオンで行っていた特別展示"セリーヌ マキエ(CELINE MAKI-E)”の一部コンテンツを東京、大阪の店舗で公開するインストアイベントを実施する。期間は5月30日から12月14日の約半年間で、大阪の御堂筋店からスタートし、東京の表参道店、銀座店、麻布台店を巡回する。

万博の感動が東京、大阪にも

巡回展では、石川県輪島市を拠点に伝統的な“漆”を用いて作品作りを行うアーティスト集団、彦十蒔絵(ひこじゅうまきえ)が制作した漆の“トリオンフ”アートピースと、その漆と同じカラーで彩られたブランドのアイコンバッグ“トリオンフ”3点を展示する。

また、現代美術家の中村壮志が手掛けた2つのムービーも公開する。うち1つの「Hands at Work」は、彦十蒔絵の職人が漆作品を制作する過程と、「セリーヌ」のレザー職人がアイコンバッグ“トリオンフ”を制作する過程を撮影し、繊細なサヴォアフェール(匠の技)を映像に収めた。

収益の一部は
漆を支援するNPO法人へ

さらに、巡回中は国内産の漆を支援しているNPO法人「壱木呂の会」へのチャリティープロジェクトも同時に行う。巡回展で販売するバッグ“トリオンフ”や梅の花をかたどったチャーム2型は、収益の一部を同NPO法人に寄付する。

イベント詳細

大阪・御堂筋

日程:5月30日〜7月10日
時間:11:00〜20:00
場所:「セリーヌ」御堂筋店
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-6-18

東京・表参道

日程:8月1日〜30日
時間:11:00〜20:00
場所:「セリーヌ」表参道店
住所:東京都港区北青山3-5-29 ONE表参道1階

東京・銀座

日程:9月15日~10月5日
時間:10:00〜20:00
場所:「セリーヌ」銀座店
住所:東京都中央区銀座6-10-1 ギンザ シックス1階~2階

東京・麻布台

日程:11月15日~12月14日
時間:11:00〜20:00
場所:「セリーヌ」麻布台店
住所:東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザB 1階

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話題集めた異色タッグ、ファレル×「モエ・エ・シャンドン」の狙いをCEOが語る


PROFILE: シビレ・シェラー/モエ・エ・シャンドン社長兼CEO

PROFILE: ボストンのシモンズ経営大学院でMBAを取得。ラグジュアリー業界で25年以上にわたり、ヨーロッパ、北米、南米、アジアでキャリアを重ねる。2012年にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンに入社し、DFSグループでマーケティング責任者として業績向上に貢献。18年にシャンドンの社長に就任し、23年7月より現職 PHOTO : KAZUSHI TOYOTA

「モエ・エ・ジャンドン(MOET & CHANDON)」とファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams、以下ファレル)がこの春コラボレーションした限定ボトルは、発売直後から多くの注目を集めた。そのアイコニックなボトルデザインは誕生日をテーマにしたもので、メゾンのアーカイブに残っていた、1892年当時のリボンに着想を得ている。1743年の創業以来、多くの特別な瞬間を共にしてきたシャンパンメゾンは、なぜ稀代のポップスターと手を組んだのか。シビレ・シェラー(Sibylle Schere)=社長兼CEOに、その経緯や狙いを聞いた。

歴史的協業は自然に始まった

WWD:ファレル・ウィリアムスとのコラボレーションはどのように始まったのか。

シビレ・シェラー=モエ・エ・シャンドン社長兼CEO(以下、シェラー):コラボレーションは約1年半前、ファレルが「モエ・エ・シャンドン」のブドウ畑があるシャンパーニュ地方を訪問したことから始まった。彼は「モエ・エ・シャンドン」の製造工程、1本のボトルに込められた情熱や愛、クラフツマンシップを深く理解し、感銘を受けたようだった。その際、つながりや希望、喜びを信じるという彼の価値観とメゾンの理念に親和性を感じ、自然と「一緒に何かをしよう」という流れになった。

WWD:ファレルがデザインしたボトルは、1892年当時にボトルに用いられていたリボンに着想を得ている。制作にあたり「モエ・エ・シャンドン」からリクエストしたことは?

シェラー:特別なリクエストはしていない。ファレルは、282年の歴史を持つわれわれのアーカイブ部門を訪れ、ボトルに巻かれたリボンに着目した。リボンは贈り物の象徴であると同時に、人と人を結びつける“つながり”の象徴でもある。まさに、メゾンが大切にしている“分かち合う喜び”を体現してくれた。

WWD:コラボレーションテーマを「誕生日」にした理由は?

シェラー:シャンパンを開ける瞬間は、常に祝福のシーンであり、その中でも誕生日は最もパーソナルかつ普遍的な祝いの場だ。世界では、毎日約22万人が誕生日を迎えている点にも着目し、ファレルは“誕生日”という祝祭にインスピレーションを得て、今回のデザインに取り組んだ。“誰かと喜びの瞬間を分かち合う”ことの大切さを象徴している。

コラボで拡張するシャンパンの価値

WWD:これまでも多くのファッション業界の重鎮とコラボレーションしてきたが、今回の取り組みの狙いは?

シェラー:「モエ・エ・シャンドン」にとってコラボレーションとはメゾンの魂だ。私たちは、想像力に富んだアーティストとの関係性を重視している。ファレルは音楽やファッション、カルチャーの文脈において強い影響力を持つ人物であり、メゾンの価値観とも深く共鳴する存在だ。彼のクリエイティブな精神と先見の明が、「モエ・エ・シャンドン」の本質を新たな形で表現してくれた。彼とのつながりを今後も大切にし、より長期的なパートナーシップになればうれしい。

WWD:「モエ・エ・シャンドン」CEOに就任して約2年が経つ。改めて感じるメゾンの強さは?

シェラー:まず最初に感じたのは、長い歴史と伝統への深い敬意だ。だからこそ、謙虚な姿勢と誇りを持って取り組んでいる。そして、最も大きな発見は“人”だ。シャンパーニュ地方でブドウ畑を耕す人々、醸造に携わる人々──それら全てのスタッフが、情熱と愛を持ってクラフツマンシップを追求し、その集合体が「モエ・エ・シャンドン」の強さとなっている。また、伝統を重んじる一方で、イノベーションにも絶え間なく挑んでいるのも特徴だ。

WWD:他にも何かある?

シェラー:サステナブルにも注力していること。メゾンはシャンパーニュ地方で最大級のブドウ畑を所有しており、自然との共生に重きを置いている。気候変動の危機の中、持続可能なブドウ栽培に真剣に取り組んでおり、土壌管理から栽培方法に至るまで、全てのプロセスでサステナビリティを実践している。

WWD:日本市場については、どのように捉えている?

シェラー:日本には1903年に上陸し、120年以上の歴史を持つ。日本市場は、文化的にも歴史的にも私たちメゾンと多くの価値観を共有しており、非常に相性がいい。卓越性や伝統、モダニティー、調和といった点で共通している。さらに、日本の消費者は、“体験”に重きを置き、レストランやバーといった場でシャンパンを嗜む文化が根付いている。今後も、喜びや幸せ、楽しさ、そして豊かな時間といった本質を、「モエ・エ・シャンドン」と共に感じてほしい。

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「ニューエラ」のエレガントなキャップやビームス別注の「ビルケンシュトック」サンダルなど! 来週発売のファッションアイテム7選【6/2〜6/8】

ファッションアイテムの発売情報を「WWDJAPAN」的視点でピックアップ!今回は6月2〜8日に発売するアイテムを紹介します。ベイクルーズのギフトショップ、ザ スタンド フール ソー グッズは、6月6日「ニューエラ(NEW ERA)」のエクスクルーシブキャップを発売します。イタリアの高級素材や上質なシャツ地を使うことで上品な印象に。トレンチコートなどと合わせると相性抜群ですね。ビームス(BEAMS)は、同日「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」に別注したサンダルを発売します。さまざまなブランドと協業しているビルケンシュトック。今年も引き続き大活躍です。

【6月4日発売・抽選受付開始】
阪急メンズ

「ウルトラマン」コラボキャンペーン
ソフビや各種グッズをラインアップ

阪急メンズ大阪は6月4日から、特撮作品「ウルトラマン」とのコラボキャンペーンを実施、本コラボを記念したアイテムを発売する。マルサン、マックストイ(MAX TOY)が制作したソフビ人形の抽選販売に加え、“ヨセミテストラップ”、ポーチ、めがね拭き、Tシャツ、ソックス、ハンガー、アンダーウエアなど、多数グッズを販売する。

■商品詳細

ソフビ人形(7480円〜/抽選販売)
めがね拭き(4290円)
Tシャツ(1万3200円)
ソックス(1650円)
アンダーウエア(5940円〜)
※一部商品

【6月5日発売】
東京デザインスタジオ ニューバランス
(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE)

“ニューバランス ミニマス”シリーズ
最新モデル“MT10Tv1”

東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE)は、“ニューバランス ミニマス(NEW BALANCE MINIMUS)”シリーズから、シューズ“MT10Tv1”を発売する。“MT10”を土台とし、ヌバック素材のアッパーや、グリップ性と耐久性に優れたビブラム社製ラバーのラグアウトソールを組み合わせ、すっきりとしたシルエットに仕上げた。

■商品詳細

シューズ(2万4200円)

【6月5日発売】
サタデーズ ニューヨーク シティ
(SATURDAYS NYC)

「アヤメ」コラボ
国内限定アイウエア2型

「サタデーズ ニューヨーク シティ(SATURDAYS NYC)」は、「アヤメ(AYAME)」とコラボしたアイウエアを国内限定で発売する。“テレビジョンカット”技法で立体的に仕上げた“トロ”と、1920〜30年代のオプティカルフレームにヒントを得て、彫金加工を施した“オールドスター”の2型を制作。テンプル内側に“SATURDAYS”の刻印をあしらう。

■商品詳細

コラボアイウエア“トロ”(4万4000円)
コラボアイウエア“オールドスター”(4万9500円)

【6月5日発売】
ユナイテッドアローズ
(UNITED ARROWS)

「フィル ザ ビル」別注アイテム
ニューヨークがテーマの3型

ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)は、「フィル ザ ビル(FILL THE BILL)」に別注したアイテムを発売する。ニューヨークをテーマに、左右にパッチポケットを配したデニム地のオープンカラーシャツとショーツ、イラストTシャツの3型を販売する。

■商品詳細

別注シャツ(3万3000円)
別注Tシャツ(1万3200円)
別注ショーツ(2万9700円)

【6月6日発売】
A24

アンダーアールでポップアップ
国内初展開のウエアや豪華コラボアイテムなど

アメリカの配給スタジオ、A24は6月6〜25日の期間、ポップアップをアンダーアール(UNDER R)千駄ヶ谷店でオープンする。会場では、A24が日本初展開となるウエアをはじめ、書籍や雑貨などをラインアップ。また「スラッシャー(THRASHER)」や「ピリングス(PILLINGS)」、アーティストのエイ カネコ(Ei Kaneko)、トッド・フランシス(Todd Francis)らを迎えたトリプルネームのアイテムなども多数用意する。

■商品詳細

パーカ(5万8300円)
スエット(1万7600円)
Tシャツ(9900円〜)
パンツ(1万4300円)
キャップ(8800円)

【6月6日発売】
ビームス
(BEAMS)

「ビルケンシュトック」別注
“ボーンパターン”シリーズ第3弾

ビームス(BEAMS)は、「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」に別注したサンダルを発売する。“チューリッヒ(ZURICH)”を土台とし、アッパーに“ボーンパターン”を型押し、インソールには両ブランドのロゴを刻印した。すでに公式オンラインで先行予約を受け付けている。

■商品詳細

別注サンダル(2万5300円)

【6月6日発売】
ザ スタンド フール ソー グッズ
THE STAND FOOL SO GOOD(S)

贅沢素材で仕上げた
「ニューエラ」キャップ

ザ スタンド フール ソー グッズは、「ニューエラ(NEW ERA)」のキャップとキーチェーンを発売する。キャップは、トルコの生地メーカーのソクタス(SOKTAS)や、老舗シャツ生地メーカーのシドグラス(SIDOGRAS)が手掛けたシャツ生地を用い、ツバやトップボタン、ストラップをイタリアのマテリアルメーカー、アルカンターラの素材で仕上げた。

■商品詳細

キャップ(7700円)
キーチェーン(4180円)

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「グッチ」がフィレンツェのアーカイブ収蔵施設「パラッツォ セッティマンニ」を公開

「グッチ(GUCCI)」はこのほど、イタリア・フィレンツェにあるアーカイブ収蔵施設「パラッツォ セッティマンニ(Palazzo Settimanni)」の限定公開を開始した。

5月15日(現地時間)に披露された2026年クルーズ・コレクションの会場にもなった「パラッツォ セッティマンニ」は、ブランド創業の地であるフィレンツェの街を東西に走るアルノ川の左岸、オルトラルノと呼ばれるエリアに位置し、もともとは15世紀に宮殿として建造された。その後、時代と共に増築や改築、用途変更を重ねる中、1953年に「グッチ」が取得。長らく工場やアトリエ、ショールームとして使用され、1995年には当時クリエイティブ・ディレクターを務めていたトム・フォード(Tom Ford)が手掛けたメンズコレクションのランウエイも開催された。だが、2018年に当時のマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)社長兼最高経営責任者と、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)=クリエイティブ・ディレクターの主導のもと、アーカイブを収蔵する施設に一新されることが決定し、ブランド創設100周年の21年6月に完成した。

建物全体は地下1階を含む5層立てで、1990年代に増築されたファサードの庇をはじめとした近代的な装飾は、2018年からの修復時に全て撤去した。これにより、17世紀後半のフレスコ画や18世紀のトロンプルイユ(壁画の一種)などが楽しめる空間に。なお、その修復作業にはフィレンツェの地元の職人が起用されたという。

施設内には、4万6000点以上のアーカイブが収蔵され、資料やルックブック、編集記事など、物理的なアイテムとデジタルデータの両面から振り返ることができる。これらはテーマ別に展示され、例えば1階にある白鳥のフレスコ画が描かれた“スワン(the Swan)”と名付けられた部屋には、初代“バンブー 1947(Bamboo 1947)”、“ジャッキー 1961(Jackie 1961)”、“1955 ホースビット(1955 Horsebit)”の3つのアイコンバッグが並び、年代や素材ごとの進化を辿ることができるそうだ。

また、同階の別の部屋では1966年にモナコ王妃グレース・ケリー(Grace Kelly)のリクエストで制作されたシルクスカーフ“フローラ(Flora)”にフォーカス。“フローラ”は、創業者の息子ロドルフォ・グッチ(Rodolfo Gucci)に依頼されたイラストレーターのヴィットリオ・アッコルネロ・デ・テスタ(Vittorio Accornero de Testa)が、トスカーナに咲く花々と15世紀の画家サンドロ・ボッティチェッリ(Sandro Botticelli)の作品に着想して誕生。43種類の花々が37色によって描かれ、それぞれの色は全て別工程でプリントされるというクラフツマンシップが光る作品で、歴代のクリエイティブ・ディレクターたちが再解釈してきた。そして、“フローラ”だけでなくアッコルネロ・デ・テスタによる58点の水彩原画も展示されている。

さらに、現在では“GGモノグラム”として知られるダイヤモンドパターンが初めて落とし込まれた1930年代のヘンプ製スーツケースをはじめとしたトラベルアイテム、乗馬ブーツ型の小さなライター、ペーパーナイフ、シェービングセット、美容道具、裁縫キット、デスクセット、万年筆、磁器のティーセット、携帯用のフラスコなど、数え切れないほどの品々が並ぶ。

ステファノ・カンティーノ(Stefano Cantino)最高経営責任者(CEO)は、同施設を「帰属意識の場所」と呼び、「1世紀以上にわたる創造性、クラフツマンシップ、革新の生き証人であり、『グッチ』のルーツと未来、歴史と情熱、美と創造性が常に重層的に交差する場所」と説明。続けて、あるイタリア人訪問者の放った「文化、ファッション、美、歴史が、これほどまでに完璧な調和で共存している場所は見たことがない」という言葉が、同施設のバランスを端的に表していると話した。

「アーカイブは、継続的なリサーチと更新を通じて形作られている。ここは、単なる過去の保管庫ではなく、メゾンのコードが保たれ、対話を通じて再解釈されていく“生きた空間”だ。そして、常に新たな視点で『グッチ』の多面的なアイデンティティを浮かび上がらせるため、展示内容は定期的に変わる。決して静的なものではなく、全てのオブジェクトが未来へ進む物語の一部なのだ」(ステファノ・カンティーノ)

なお「パラッツォ セッティマンニ」は現在、フィレンツェにあるファッションスクール、ポリモーダ(Polimoda)とミラノにあるボッコーニ大学の学生、顧客、著名人、ガイド付きツアー、メディアらは入館することができるが、一般公開はされていない。その理由について、カンティーノCEOは「親密な空間であり、時間と配慮、感情を必要とする場だ。だからこそ、情熱を持つ研究者や真の愛好家にのみ門戸を開く。『グッチ』の心臓部に足を踏み入れることは、“買う”のではなく、“得る”ものなのだ」としている。

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「ジャックダニエル」から100年以上ぶりに“ジャックダニエル テンイヤーオールド”が復刻 ゲストに松山ケンイチ

米テネシー発ウイスキーブランド「ジャックダニエル(JACK DANIEL)」は8月、ウルトラプレミアムライン“ジャックダニエル テンイヤーオールド(Jack Daniel’s 10 Years Old)”の日本展開を開始する。5月20日に開催された特別イベント“ジャックダニエル ジ エクスクルーシブ モーメント(JACK DANIEL’S THE EXCLUSIVE MOMENT)”では、ライフスタイルブランド「モミジ(MOMIJI)」のクリエイティブディレクターを務める俳優の松山ケンイチが登壇した。

“ジャックダニエル テンイヤーオールド”は、ジャックダニエル蒸溜所で1900年代諸島に誕生した10年熟成のテネシーウイスキーを現代的に再現。マスターディスティラーのクリス・フレッチャー(Chris Fletcher)が10年以上かけて開発したこの商品は、同ブランドの定番商品“ジャックダニエル オールド ナンバーセブン(Jack Daniel’s Old No.7)”と同じくコーン80%、モルト12%、ライ麦8%を使用。鉄分を含まないケーヴ・スプリングの天然湧水で仕込む。「ジャックダニエル」ならではのチャコール・メローイング製法と、に段階処理を施した自社製ホワイトオークの新樽を使用。さらに熟成過程ではバレルハウスの上層階から下層階へ移す手法で、長期熟成ならではの奥行きある香りと味わいを実現した。

ゲストとして登壇した松山ケンイチは、「ジャックダニエル」と自身のブランド「モミジ」に通ずるものづくりの信念について「『モミジ』というブランドは、農林被害を防ぐために捕獲され、そして破棄されてしまう野生動物の皮や肉を利活用するために生まれたプロジェクトだ。『どうしてまだ利用できるのに捨ててしまうんだろう』という疑問を突き詰めてきた。この疑問を追求した結果生まれた“ものを作りたいという情熱”と、それを丁寧に伝えていくコミュニケーションこそがものづくりにおいて大切だと思う」と語る。そして「ジャックダニエル」のウイスキーについて「“オールド ナンバーセブン”は、ロックやストレート、ハイボールなど、さまざまな飲み方で楽しめる。膨大な時間をかけて研究しているからこそ、いろいろな角度から楽しめるような、複雑な味の設計になっているのだろう。そして新たに登場した“テンイヤー オールド”は、ストレートで飲みたくなるような濃厚で完成された味わい。香りは甘く、少しスパイシーさを感じる味だ」とコメントした。

クリス・フレッチャーは「“テンイヤーオールド”は、実はアメリカで4年前にローンチしている。生産数の都合上、当時はアメリカのみでの展開だったが、今回ようやく日本へ届けることができた。非常に長い歴史がある商品だが、素晴らしいチームと共にたくさんのトレーニングを行ってきたので、“世界でナンバーワンのウイスキーブランドだ”という誇りを持ちながら自信を持って開発に臨むことができた。ぜひこの“歴史の味”を、多くの人に楽しんでいただきたい」と語り、“テンイヤーオールド”の飲み方について「味わいや香りを感じるにはストレートももちろん良いが、個人的には冷たい状態で飲むウイスキーが好きなので、ロックがおすすめだ」と続けた。

“ジャックダニエル テンイヤーオールド”は8月から、高級ホテル併設のバーやオーセンティックバー、会員制バーなど、一部料飲店で数量限定で提供する予定だ。

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「ジャックダニエル」から100年以上ぶりに“ジャックダニエル テンイヤーオールド”が復刻 ゲストに松山ケンイチ

米テネシー発ウイスキーブランド「ジャックダニエル(JACK DANIEL)」は8月、ウルトラプレミアムライン“ジャックダニエル テンイヤーオールド(Jack Daniel’s 10 Years Old)”の日本展開を開始する。5月20日に開催された特別イベント“ジャックダニエル ジ エクスクルーシブ モーメント(JACK DANIEL’S THE EXCLUSIVE MOMENT)”では、ライフスタイルブランド「モミジ(MOMIJI)」のクリエイティブディレクターを務める俳優の松山ケンイチが登壇した。

“ジャックダニエル テンイヤーオールド”は、ジャックダニエル蒸溜所で1900年代諸島に誕生した10年熟成のテネシーウイスキーを現代的に再現。マスターディスティラーのクリス・フレッチャー(Chris Fletcher)が10年以上かけて開発したこの商品は、同ブランドの定番商品“ジャックダニエル オールド ナンバーセブン(Jack Daniel’s Old No.7)”と同じくコーン80%、モルト12%、ライ麦8%を使用。鉄分を含まないケーヴ・スプリングの天然湧水で仕込む。「ジャックダニエル」ならではのチャコール・メローイング製法と、に段階処理を施した自社製ホワイトオークの新樽を使用。さらに熟成過程ではバレルハウスの上層階から下層階へ移す手法で、長期熟成ならではの奥行きある香りと味わいを実現した。

ゲストとして登壇した松山ケンイチは、「ジャックダニエル」と自身のブランド「モミジ」に通ずるものづくりの信念について「『モミジ』というブランドは、農林被害を防ぐために捕獲され、そして破棄されてしまう野生動物の皮や肉を利活用するために生まれたプロジェクトだ。『どうしてまだ利用できるのに捨ててしまうんだろう』という疑問を突き詰めてきた。この疑問を追求した結果生まれた“ものを作りたいという情熱”と、それを丁寧に伝えていくコミュニケーションこそがものづくりにおいて大切だと思う」と語る。そして「ジャックダニエル」のウイスキーについて「“オールド ナンバーセブン”は、ロックやストレート、ハイボールなど、さまざまな飲み方で楽しめる。膨大な時間をかけて研究しているからこそ、いろいろな角度から楽しめるような、複雑な味の設計になっているのだろう。そして新たに登場した“テンイヤー オールド”は、ストレートで飲みたくなるような濃厚で完成された味わい。香りは甘く、少しスパイシーさを感じる味だ」とコメントした。

クリス・フレッチャーは「“テンイヤーオールド”は、実はアメリカで4年前にローンチしている。生産数の都合上、当時はアメリカのみでの展開だったが、今回ようやく日本へ届けることができた。非常に長い歴史がある商品だが、素晴らしいチームと共にたくさんのトレーニングを行ってきたので、“世界でナンバーワンのウイスキーブランドだ”という誇りを持ちながら自信を持って開発に臨むことができた。ぜひこの“歴史の味”を、多くの人に楽しんでいただきたい」と語り、“テンイヤーオールド”の飲み方について「味わいや香りを感じるにはストレートももちろん良いが、個人的には冷たい状態で飲むウイスキーが好きなので、ロックがおすすめだ」と続けた。

“ジャックダニエル テンイヤーオールド”は8月から、高級ホテル併設のバーやオーセンティックバー、会員制バーなど、一部料飲店で数量限定で提供する予定だ。

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「THE BEACH 2025」が荒天のため開催中止 ケミカル・ブラザーズなどが出演予定

5月31日に千葉・海浜幕張ビーチで開催を予定していたダンスミュージック特化型フェス「THE BEACH 2025」が、荒天の影響により中止が発表された。

「THE BEACH 2025」実行委員会は、当日は強風と雨の予報に加え、気温の大幅な低下が見込まれており、天候の回復も終演時間まで見込めないことから、来場者の安全および健康を最優先に判断し、中止を決定した。

チケットの払い戻しについては、オフィシャルサイトや公式SNS、購入元のプレイガイドから詳細が後日発表される予定で、払い戻しにはチケットが必要とのこと。

「THE BEACH 2025」はヘッドライナーのケミカル・ブラザーズ(THE CHEMICAL BROTHERS)をはじめ、DJのサラ・ランドリー(Sara Landry)、石野卓球、ムラ・マサ(Mura Masa)、ドングロッソ(DONGROSSO)、¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U(Yousuke Yukimatsu)、250(イオゴン)らが出演予定だった。

■「THE BEACH 2025」公式サイト
https://thebeach.co.jp

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「THE BEACH 2025」が荒天のため開催中止 ケミカル・ブラザーズなどが出演予定

5月31日に千葉・海浜幕張ビーチで開催を予定していたダンスミュージック特化型フェス「THE BEACH 2025」が、荒天の影響により中止が発表された。

「THE BEACH 2025」実行委員会は、当日は強風と雨の予報に加え、気温の大幅な低下が見込まれており、天候の回復も終演時間まで見込めないことから、来場者の安全および健康を最優先に判断し、中止を決定した。

チケットの払い戻しについては、オフィシャルサイトや公式SNS、購入元のプレイガイドから詳細が後日発表される予定で、払い戻しにはチケットが必要とのこと。

「THE BEACH 2025」はヘッドライナーのケミカル・ブラザーズ(THE CHEMICAL BROTHERS)をはじめ、DJのサラ・ランドリー(Sara Landry)、石野卓球、ムラ・マサ(Mura Masa)、ドングロッソ(DONGROSSO)、¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U(Yousuke Yukimatsu)、250(イオゴン)らが出演予定だった。

■「THE BEACH 2025」公式サイト
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石橋英子、7年ぶりの歌のアルバム「Antigone」を語る なぜ今、歌の作品をつくるのか?

濱口竜介監督の映画「ドライブ・マイ・カー」や「悪は存在しない」の音楽を手掛け、国内外で注目を集める石橋英子。個人の活動に加えて多岐にわたる共演(星野源、前野健太、坂本慎太郎)でも知られ、近年は海外でのリリースや演奏の機会も増える彼女が、最新アルバム「Antigone」を発表した。件(くだん)のサウンドトラック以後もさまざまな形態の作品を制作している石橋だが、歌入りのアルバムとしては7年ぶり、2018年の「The Dreams My Bones Dream」以来の作品となる。長年制作を共にするジム・オルークと石橋自身が共同でプロデュースを務め、レコーディングには山本達久をはじめマーティ・ホロベック、ermhoi、松丸契ら多彩なミュージシャンが参加。揺らぎをたたえた演奏はジャズやサイケデリック、アンビエント……を交差しながらかたちを変え、幽玄で流れるようなサウンドスケープが彼女の「歌」を余韻豊かに演出している。

ギリシャ神話に登場するオイディプスの娘アンティゴネの悲劇にちなんでタイトルがつけられた「Antigone」。その理由について本人は明言を避けるが、「The Model」で引用された哲学者ミシェル・フーコーのテキスト「18世紀における健康政策」も印象的な今作における彼女の「言葉」は、具体的な場面も想起させる描写(「8月に灰が降る/10月に血が光る」)を交えながら、聴くものの注意を静かに惹きつける。そして、今作が生まれた背景には、“アクチュアル”と言ってもいい直接的で明確な動機が彼女の中にあったことが、以下のインタビューからはうかがえる。

「なぜ今、歌の作品をつくるのか」――彼女が立てたその問いは、「Antigone」のスタート地点にして、作品の基底に流れるテーマとして、それぞれの楽曲を大きく束ねている。今作が制作された背景、そして濱口監督との出会い、その音楽活動と密接に結びついた映画体験について、海外での公演のため日本を立つ直前の彼女に話を聞いた。

アルバムをつくるのは
長い航海に出るような感覚

——先日のLIQUIDROOMで行われたライブを終えられて、いかがでしたか。

石橋英子(以下、石橋):準備はとても大変だったんですけど、すごく楽しかったです。みんな(メンバー)も楽しんで演奏してくれたのが伝わってきましたし、お客さんもすごく温かい雰囲気で、なんだか勇気づけられながら演奏したって感じでした。

——“勇気づけられた”という感覚は、これまでのライブではあまりなかったものでしたか。

石橋:そうですね。あんなに大きいキャパシティーでライブをすること自体、あまり多くはないので。それに、もともと人前で歌うのがそんなに好きじゃないので(笑)、それで緊張するというのもあるんですけど。でも、お客さんが温かい感じで見守ってくださっている感じがあって、それがすごくありがたかったです。

——新作の「Antigone」を聴かせていただいて、とても軽やかで、動きが感じられるバンドの演奏が印象に残りました。今回の曲づくり自体はいつごろから始められたんですか。

石橋:2022年くらいからですね。22年に始めて、23年のはじめくらいにベーシックを録って、それから少しずつオーバーダブしていったり、ストリングスの方にお願いしたり、アレンジを考えたりしていました。

——最初のイメージでは、ジュリー・クルーズ(※「ツイン・ピークス」のテーマ曲で知られるシンガー)が場末のバーで歌っているようなアルバムをつくろうと考えていたとか。

石橋:その時の自分がかなり疲れていたというのもあるんですけど……ただ、どよーんとして漂っていられるようなアルバムをつくりたいと思って。最初はそれだけだったんですけど、だんだんそれが重くなってきてしまって(笑)。でも、ジュリー・クルーズが人のいないバーで歌っているようなイメージは、ずっとありましたね。

——昨年受けたインタビューでは、制作中に「自信をなくすような音が聞こえてくる」とおっしゃっていましたね。曲作りで苦労されている様子もうかがえましたが。

石橋:アルバムをつくるのって厄介な仕事ですね、本当に(笑)。でも、だからといってやりたくないわけではないんです。ただ、長い航海に出るような感覚というか。急いでつくりたくないという気持ちもあるし、それと、自分の中の“サム・サム・センサー”との戦いでもあって(笑)。その分、自分の内面を見つめざるを得ないな、という感覚が強くあります。

——その“長い航海”の中で、道しるべになったものはありましたか。

石橋:普段から映画をよく観るんですが、そういうものが、行き詰まった時に違う角度から物事を見せてくれたりする感じは常にあります。あとはもちろん、ジム(・オルーク)さんに聴いてもらって意見を聞くことも、道しるべになったりします。

「なぜ今、歌の作品をつくるのか」

——久しぶりの歌ものアルバムということで、それゆえの難しさみたいなものもありましたか。

石橋:そういうことよりも、「なぜ今、歌の作品をつくるのか」、そして「どうやって新しい作品にするのか」ということを考えると、どうしても時間がかかってしまうというのはあるかもしれないです。すでに世の中にはいい作品がたくさんある中で、「なぜ自分がつくるのか」ということを考え直す過程でもあるので。

——その問いに対する、答えのようなものは見つかりましたか?

石橋:解決はできてないですけど、“あえて”つくるのであればどういう作品がつくりたいかを、すごく絞って考えられた気はします。自分の中でテーマみたいなものを見つけられたなと。

今って1曲ずつサブスクで聴かれる時代ですけど、私は1曲単位で消費されるような作品はつくりたくないという気持ちがあるので。アルバムというかたちで、自分が表現できるものを考えていたので……その中で、自分なりの落としどころみたいなものができたかなという気がします。

——ちなみに、最初にできたのはどの曲だったんですか。

石橋:最初にできたのは「Mona Lisa」ですね。

——そこからアルバム全体のイメージやストーリーラインが広がっていった感じですか。

石橋:いや、最初はそこまで全体のイメージはなかったんです。その次に「The Model」ができて、それが全体のイメージを形づくるきっかけになった気がします。

——曲順はどんな風に決めていったんですか。

石橋:曲順は、ジムさんがミックスして、その時に並べてくれた順番が良かったので、「じゃあ、それで」って(笑)。ジムさんはたぶん、音のつながりだけで並べたと思うんです。歌詞とか、あまり気にしてないと思うから。

——でも、それが石橋さんの中のイメージと合致していた?

石橋:そうなんです。ジムさんは、もちろん日本語ができる方ですけど、そこまで歌詞の世界について考えてないと思うんですよね。でも、ジムさんがつなげようと思った感じと、私が物語としてつなげたかった感じが一致していて、なんだか不思議なことだなって思いました。でもそれって、歌と歌詞と曲のイメージがあまりかけ離れていないということなのかもしれないと思って、すごくうれしかったですね。

——長年一緒にやってきたからこそ、みたいなところもあるんですかね?

石橋:それもあるかもしれないですね。でも、私たちが洋楽を聴く時って、歌詞の意味が分からなくても、音から受け取る印象と、後から訳を読んだ時の印象があまり変わらなかったりすることってあるじゃないですか。そういうことが今回も起きているのかなって気がします。言葉じゃない何かみたいなものを語るところが、音には確かにあるんだなと感じます。

自分が肌で感じていることを言葉にする

——前回の歌ものアルバムの「The Dream My Bones Dream」は、自身のルーツや歴史を掘り起こすというアプローチで制作された作品でしたが、今回はどういったテーマがあったのでしょうか。

石橋:今回は、最初から前作のように明確なテーマがあったわけではなくて。でも、いま日々の中で強く感じていることや、違和感のようなものを、8曲のアルバムの中で“神話”的な構造と重ね合わせて、一つの物語にしたいという思いはありました。近未来の話とか、フィリップ・K・ディックのSFや(カート・)ヴォネガットみたいな、時間を行き来するような小説からも影響を受けています。それで、ギリシャ神話の「アンティゴネ」に出てくる“埋葬”というテーマと、現代における死体の大量廃棄のような現実が重なったりして、そういうものを一つの話にできたらと思っていました。

——その「日々の中で強く感じていること」や違和感というのは、いまの世の中や社会的な事柄と地続きにあるものでしょうか。

石橋:もう、だんだんと無関係ではいられなくなってきていて。私は、そこまで直接的に表現したいとは思っていないんですけど、でも、日常の中にそういった問題が溶け込んでいて、みんな逃れられなくなってきている。それはどんどんひどくなっているという実感が確かにあります。でも、だからと言って、「あまりネガティブなものはつくりたくなかった」という気持ちもあるんですけどね。ただ、そういう感覚が作品に反映されていると思います。

——「The Model」では、「健康」が国家による管理の対象となったことを指摘したフーコーのテキスト「18世紀における健康政策」が引用されています。

石橋:身近に、同じバンドの山本達久さんという障がいのある方がいるんですけど、ツアーに行くと、やっぱり彼の生きづらさを私もすごく感じざるを得なくて。普段一緒に行動している中でも、怒りのようなものを覚えることがあります。あと、昨年知り合った岡部(宏生)さんというALSの方がいて、ALSの患者さんの生活向上のために全国を飛び回っていた方なんですけど、その方と“安楽死”について話したこともあって。それまで私はどちらかというと安楽死に賛成の立場だったんですけど、岡部さんと知り合って、安楽死というものが現代においてどういう意味を持つのかと考えた時に、優生思想とつながってくるという話を聞いて、改めて考えるようになったんです。そういう経験と、昔読んでいたフーコーのことが自然とつながってきて。「The Model」では、そういう現実の延長線上にある、ちょっとパラレル・ワールド的な場面として、といっても現実そのものでしかないのですが、フーコーの言葉が出てくるのが面白いかなと思って、取り入れました。

——「優生思想」という言葉が出ましたが、日本にもかつて「富国強兵」というスローガンがあって、あれも国民の「健康」を国家の管理の対象にするという側面がありました。そうした価値観が、今また肯定的に語られる風潮がある中で、今回のアルバムはそういう空気とも向き合っているように感じました。

石橋:はい、それもあります。戦争に向かって“強いものが生き残る”みたいな考え方への危機感みたいなものが影響しています。

——そうした危機感を歌わざるを得ないという感情が湧き上がったのは、今回のアルバムが初めてだったのでしょうか。

石橋:でも、前の作品(「The Dream My Bones Dream」)の時にも、そういう、日本がまた戦争に向かっていく予感みたいなものがあって。昔、(祖父が働いていた)満州という国を建てたことだって、そんなに昔の話でもないのに、それがまるでなかったかのようになっている。そういうことをもう一度考察してみたくてつくった部分もあったので、政治的・社会的なものを意識したのは今回が初めてというわけではないですね。

——山本さんのお話もそうですが、そこで歌われていることは、あくまで石橋さん自身の日常や実体験から自然に出てきたものが大事にされているという印象を受けます。

石橋:そうですね。そういう方が、具体的に歌詞にするとなった時に、中身のある言葉になるんじゃないかなと思います。他から持ってきたものとかよりも、やっぱり自分が肌で感じていることを言葉にした方が、アルバムとしても奥行きのあるものになるんじゃないかなという気がします。

——それは先ほどの、「なぜ今、歌の作品をつくるのか」という問いにもつながっているような気がします。

石橋:そうかもしれないですね。もっと考えるべきことがある、という。

濱口監督との仕事

——歌入りのアルバムとしては7年ぶりとなる「Antigone」ですが、この間もさまざまな形態の作品を発表されていて。なかでも「ドライブ・マイ・カー」のサウンドトラックをはじめとした濱口監督との仕事は、石橋さんにとって新たなリスナーと出会うきっかけになったのではないかと思います。そうした実感や手応えのようなものはありますか。

石橋:どうかな……あんまりないかな(笑)。でも確かに、海外で「ドライブ・マイ・カー」のセットをやってくれというリクエストがいくつかあったり、あの映画がいかにいろんな人に愛されているかということが分かりましたね。まさか、あのサウンドトラックだけを演奏するライブをやってほしいというオファーが来るなんて、思いもよらなかったことだったので。それは、映画が広まったからこそのことだったんだなと思いました。

——濱口監督の作品は海外での受賞もありましたが、音楽そのものの力が届いたという感覚もあったのでは?

石橋:どうですかね……でも、やっぱり作品の力というのは、サントラというよりかは、濱口さんがつくった映画と、キャストをはじめとするいろいろな要素が絡まってのことなので。もちろん、すごく恵まれたと思いますし、濱口さんとの作業は本当に楽しくて、幸せな時間でした。だから、なんて言うんだろう……こういう風に“一緒に何かをつくれる人がいる”ってことに感動したし、それがすごくうれしくて。これからも、そうやって作品をつくっていけたらいいなって思いました。

——濱口さんはとてもストイックな作家という印象がありますが、一緒に制作されてご自身の音楽との向き合い方にも変化はありましたか。

石橋:そうですね。濱口さんって、いい意味で“無茶ぶり”をしてくるんですよ(笑)。「名曲をつくってください」みたいに言われると、もう諦めるというか、自分のプライドを抜きにしてでも、大失敗してもいいから大きなものをつくってみよう、って思えるようになるというか。そこは濱口さんのおかげかなって思います。自分1人でやってると、「このくらいが限界かな」ってどこかで思ってしまいがちだけど、そうやって“大きいこと”を言ってもらえると、チャレンジするしかないなと(笑)。それは本当にありがたいことでした。

——例えば、濱口監督との経験が、今作に影響を与えたと感じるところはありますか。

石橋:そうですね。ちょうど時期が重なっていたというのもあって、「悪は存在しない」の音楽をつくったり、ゲント国際映画祭のためのオーケストラ作品をつくったりしていたんですけど、その作業とアルバム制作が行ったり来たりしていたので、すごく相互作用があったと思います。その時の気分みたいなものが自然と反映されていたりして、影響を与え合っていたんじゃないかなって思います。あと、濱口さんの、ゆっくり丁寧に時間をかけて制作していく姿勢にはすごく影響を受けましたね。いつまでに出そうとか、早く急いでつくるよりも、自分が納得できるものをつくることに、ちゃんと時間をかけられたなと思います。

——以前、映画音楽の制作にまつわるインタビューで「観客を特定の方向に誘導するような音楽はつくりたくない」とおっしゃっていたのが印象的でした。それはご自身の音楽にも通じる部分でしょうか。

石橋:どうでしょうね……でも、そうかもしれないです。あまりセンチメンタルなものはつくりたくないっていう気持ちはありますね。

——ちなみに、今作を聴いた濱口監督の第一声は?

石橋:「思っていたのと違った言葉がいっぱいあって、それが面白かった」とおっしゃっていて。最初、歌詞を渡してなかったんですけど、なんか結構聞き間違われていたみたいで。その話がCD版のライナーノーツになっているので、後でお送りします(笑)。

映画と音楽

——ところで、そもそも石橋さんが“音楽”の存在を強く意識するようになった映画体験のルーツって、どういうところにあるのでしょうか。

石橋:やっぱり(ジャン=リュック・)ゴダールの作品ですね。音楽の使い方もそうですけど、映像の編集の仕方もすごく“音楽的”で。音の扱いに対するこだわりとか、編集の感覚とか、すごく影響を受けていると思います。あとは普通にサントラが好きなのは、マイケル・スモールが音楽を手がけている「パララックス・ビュー」とか、「ナイトムーブス」ですね。それともちろん、デヴィッド・リンチの(アンジェロ・)バダラメンティの音楽も印象に残っています。大御所で言うと、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」のエンニオ・モリコーネも本当に素晴らしい。

——ゴダールの音楽の使い方で、特に惹かれるのはどんなところですか。

石橋:音の切り方ですね。スペースのつくり方、音がないところのつくり方がすごい。素晴らしいです。

——最近の映画で、音楽の使い方が印象的だった作品はありますか。

石橋:「けものがいる」ですね。ベルトラン・ボネロというフランスの監督の作品なんですけど、音楽は監督自身がつくっていて、すごく面白い。なんかこう、思考を刺激するようなというか、とても独特で。

——アカデミー賞やゴールデングローブ賞の近年の傾向を見ていると、例えば「TAR/ター」や「ジョーカー」のヒドゥル・グドナドッティルとか、「哀れなるものたち」のイェルスキン・フェンドリックスなど、いわゆる映画音楽専門の作家ではない、インディー・ロック/ミュージック出身の人たちが評価されるようになってきていますよね。こうした傾向について何か思うことはありますか。

石橋:どうでしょうね。でもやっぱり、映画音楽の世界って、まだすごく特殊だなって思いますね。ヒドゥルさんはとてもアカデミックな方ですし、なんだかんだ言ってエージェントに入っているような方はアカデミックな方が多いと思います。一方イェルキンさんはCafe OTO(※ロンドンの音楽ヴェニュー。石橋さんをはじめ、過去にサン・ラ、オノ・ヨーコ、大友良英など多くのアーティストが演奏)で演奏しているような方ですよね。だから、少しずつ変わってきてる感じはあるけれど、でもやっぱり全体の中ではまだ珍しいのかなっていう気がします。

——例えば、「ブルータリスト」で今年のアカデミー賞の作曲賞を受賞したダニエル・ブルンバーグは、インディ・ロック・バンドでソングライターをしていた人で。そういった視点が映画音楽に活かせる部分って、もしかしたらあるのかなと。

石橋:そうかもしれないですね。やっぱり映画というもの自体が総合的なものだったりもするので。音楽の柔軟さみたいなものが必要とされることが多いのだと思います。監督とのコミュニケーションの中で、その人が人生の中でどういう音楽を聴いてきたか、どんな音楽をつくってきたかみたいな“歴史”があると、それと照らし合わせて映画の場面にも合うような音楽が自然と浮かんでくる。人生と音楽が一緒にあるように、映画と音楽も一緒にあるというか、そういう感覚ですね。

——ちなみに、ミュージック・ビデオについては、石橋さん自身どんな感じで関わっているのでしょうか。

石橋:今回の「Mona Lisa」のMVは、私から「こういう映像が撮りたい」というアイデアを伝えて、それを大美賀均さんという「悪は存在しない」で主演をされた方が監督してくださいました。

近所の公民館でやっているカラオケクラブがあって、そこで歌っている90歳のすごく素敵なおばあちゃんがいて。その方が、私の曲を歌っているという設定で……というか、その方が「私」っていう設定で作った映像です。出だしの歌詞(「キャビア シャンパン/コカイン Tバック」)を90歳のおばあちゃんに歌ってもらうのは、ちょっと申し訳ない気持ちもありましたけど(笑)。

——話を伺っていると、石橋さんにとってはやはり、映画体験というものが自身のつくられているもの全てに影響を与えているんだな、と。

石橋:そうですね。たぶん音楽を聴いてる時間よりも、映画を観てる時間の方が長いんじゃないかなと思います。

——学生時代には映画制作を志していた時期もあったそうですが、今でもそういった憧れはありますか。

石橋:うーん……映画はもういいかなって思うんですけど、自分は(笑)。やっぱりお金もかかるし、すごく多くの人と関わらないといけない。そのバイタリティは、自分にはないなって思いますね。

「Antigone」に込めた想い

——今回の「Antigone」というタイトルはギリシャ悲劇にちなんだもので、アルバムには同名の曲も収録されていますが、この言葉を選んだのはどうしてだったのでしょうか。

石橋:うーん、説明するのが難しいんですけど、あの曲(「Antigone」)をつくっている時に「これは『Antigone』にしよう」って思いついたんです。歌詞を書きながら、自然にそう思ったというか。だから、アルバムのタイトルにする以前に、まずその曲のタイトルとして「Antigone」が浮かんで。ただ、そこはあまり詳しくは説明しない方がいいかなって思ってます(笑)。

——ギリシャ悲劇の「アンティゴネ」は、王制という男性性的な社会に翻弄された女性の物語でもありますよね。

石橋:そうですね。でも、女性性というよりも……今って、だんだん世界が“分かりやすさ”を求める方向に進んでいると思うんです。でも、人間って本来、割り切れない葛藤の中で日々を生きているもので、ただ、その複雑さを手放して分かりやすいものを求めていくことが、戦争のような状況にもつながっていく気がするんです。

「アンティゴネ」の物語って、敵国にいた兄を(主人公で妹のアンティゴネが)埋葬するっていう、すごく境界線上の行為じゃないですか。そういう“分かりやすくない”選択の中で、それでも生きていくっていう人間の宿命のようなものを感じて、それが自然と反映されたのかなっていう風には思います。

——例えば、「October」の“10月に血が光る”という歌詞は、最近の事象も想起させるとても差し迫った描写ですよね。

石橋:うん、そうですね……ただあとは作品を聴いた皆さんの想像に任せたいと思います。

「Antigone」

■「Antigone」
Eiko Ishibashi
1.October
2.Coma
3.Trial
4.Nothing As
5.Mona Lisa
6.Continuous Contiguous
7.The Model
8.Antigone
all songs written by Eiko Ishibashi
(Except ‘Nothing As’ written by Jim O'Rourke)
Produced with Jim O'Rourke
Recorded by Jim O’Rourke and Eiko Ishibashi
Mixed by Jim O'Rourke
Strings and Horn Arrangements:Eiko Ishibashi and JJim O'Rourke
Recorded at Hoshi to Niji Recording Studio,Steamroom,Atelier Eiko
https://lnk.to/antigone

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「呪術廻戦 懐玉・玉折」×「フリークス ストア」 五条悟や夏油傑などをプリントしたTシャツ発売

「フリークス ストア(FREAK’S STORE)」は、MAPPAがアニメーション制作を手掛ける「劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折」の五条悟や夏油傑などの“原画”をデザインしたオリジナルアイテムを発売する。5月30日正午から公式オンラインストアや「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」などで予約販売する。

ピグメント加工を施した古着のような風合いの「フリークス ストア」オリジナルTシャツに、”原画”をより感じれるように同色プリントで、作中のさまざまなシーンのアニメーション”原画”をプリントした特別な1着。また、登場するキャラクターを描いた缶バッチとキーホルダーも原画仕様で展開する。

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肌身離さず着けられるダイヤモンド「レッドライン」が20周年 創業者に聞く“幸運のお守り”の誕生秘話

PROFILE: レティシア・コーエン・スカリ/「レッド ライン」デザイナー

レティシア・コーエン・スカリ/「レッド ライン」デザイナー
PROFILE: フランス生まれ。大学卒業後、デザインとマネジメントの専門学校であるクレアポールで工業デザインを学ぶ。デザインと視覚コミュニケーション修士課程の卒業プロジェクトで「レッドライン」と名付けたコードジュエリーを発表。セレクトショップ「コレット」やパリの百貨店から「レッドライン」のオーダーが入り、2005年にブランドをスタート PHOTO:MAYUMI HOSOKURA

フランス発ジュエリー「レッドライン(RED LINE)」が今年、誕生20周年を迎えた。同ブランドは、パリでレティシア・コーエン・スカリが創業。日常的に誰もが着けられるダイヤモンドをコンセプトに、ユニークなジュエリーを提案している。ダイヤモンドジュエリーというと、通常プラチナや18金を組み合わせたものが主流で価格も高い。スカリは、世界各地でお守りなどして着用される糸に着目。ダイヤモンドと組み合わせたジュエリーを開発したところ、パリのセレクトショップの「コレット(COLETTE)」や百貨店からオーダーが入り起業した。日本では、アッシュ・ペー・フランス(以下、HP)がブランド誕生時から輸入販売している。来日したスカリに話を聞いた。

「HPは創業時からずっと販売している取引先。彼らは今年創業40周年、『レッドライン』は20周年。お互いのアニバーサリーを祝うために来日した」とスカリは話す。生粋のパリっ子であるスカリ。大学で経済学を学んだが、クリエイションしたいという強い思いがあり、アート関連の専門学校に入った。その卒業プロジェクトとして発表したのが「レッドライン」だ。スカリは、「“ポルト・ボナール(幸運のお守り)をコンセプトに永遠を象徴するダイヤモンドを民主化したいと考えた。誰もが手に入れられるダイヤモンドジュエリーを作りたかった」と話す。

「コレット」に認められた卒業プロジェクト

彼女は当時、多くのセレブリティーが手首に着用していた糸から着想を得る。ずっと手首に巻いているため、糸はボロボロ。それでも、皆がお守り代わりに着けていた。スカリは、「糸は、ミサンガやエルサレムの赤い紐など、さまざまな国や文化において意味を持つ。だから、ジュエリーに糸を使用したいと思った」と話す。彼女が思い描いたのは、ダイヤモンドとボロボロにならず、切れない糸を組み合わせたコードジュエリーだ。そしてジュエリーを制作し、当時人気だった「コレット」に持参すると、すぐにオーダーが入った。ギャラリー・ラファイエットなどの百貨店からも取り引きしたいと声が上がった。

生産のアイデアがなかった彼女は母親に相談。自営業をしていた母親は、切れない糸を探しだし、ダイヤモンドと組み合わせてジュエリーにする職人を見つけた。その後、百貨店からもオーダーが入り、デザインはスカリ自身が手掛け、ビジネスの運営は母親、弟が営業というファミリービジネスがスタート。スカリは、「子どもの頃は、自営業は嫌だと思っていた。自然な流れで始まったファミリービジネスだが、家族ゆえの信頼や強い絆でブランドを運営している」と話す。

誰もが手に入れられる“幸運のお守り

「レッドライン」では、リングやブレスレット、ネックレス、イヤリングなどあらゆるジュエリーを展開。ダイヤモンドは0.1〜0.4ct、18金は4種類、糸は80色のバリエーションがある。累計789のデザインと糸を組み合わせてカスタマイズが可能だ。パリに路面店があり、世界中約200店舗で販売している。主要な市場は、フランス、香港、台湾、中国、イギリス、イタリアなどだ。スカリは、「国により売れ筋の糸の色が違う。中国では95%が赤色で、フランスはブルーや黒、リゾート地では蛍光色が好まれる。日本では、ライラックやライトブルーといったニュアンスカラーが人気」と話す。

ベストセラーの一つは“イリュージョン”で、7粒のメレダイヤモンドを、まるで一粒のダイヤのようにセッティングしたチャーム付き。ゴールドチェーンとカラーコードで0.1カラッとのダイヤモンドを挟んだ“ピュアダブル”も人気だ。20周年を記念し、チャームの両サイドで糸の色が違う“ピコロール”が登場した。ブレスレットの価格帯は10万〜20万円程度。「性別や年齢を選ばない。新生児からお年寄りまでがつけられるジュエリー。予算がなくても買えるし、遊びの感覚で富裕層が購入することもある」。繊細でありながらもタフな「レッドライン」は、肌身離さず着けられる日常的なお守りジュエリーとして世界中で広がっている。

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ユナイテッドアローズが「ウカ」の制服をプロデュース 上質感・実用性・機能性を兼備

ユナイテッドアローズの法人向けユニホームレーベル「アイディー ユナイテッドアローズ(ID UNITED ARROWS)」は、トータルビューティブランド「ウカ(UKA)」のスタッフウエアをプロデュースした。全国のウカストアおよびサロン15店舗で6月1日から着用が開始される。

本企画は、両社の理念の共鳴により実現した。コスメ販売に加え、サロンやカフェも展開するウカは、「うれしいことが、世界でいちばん多い店」をブランドコンセプトに掲げる。その「製品やサービスを通じて、より良い明日を提供する」という姿勢が、ユナイテッドアローズの理念と合致したことを背景に協働が実現した。

ウエアの開発にあたり、顧客に対してはブランドの世界観とおもてなしを体現するデザイン性、実際に着用するスタッフに対しては動きやすさ、快適さ、高揚感を重視。上質感、実用性、機能性を兼ね備えたウエアを追求した。

デザインは、コンパクトなプルオーバーとワイドストレートパンツのセットアップ。プルオーバーは店舗の白基調インテリアに調和するよう、ストアスタッフ用にベージュ、サロンスタッフ用にはネイビーを採用した。パンツは背面にゴムを配したイージー仕様ながら、正面からはきちんとした印象を与える設計。しゃがんでもインナーが見えにくく、長時間の着用でも疲れにくいほか、体型カバーへの配慮もされている。

プルオーバーは、ボリュームのある袖とショート丈を組み合わせたデザイン。袖の取り付け角度やバランスに工夫を凝らし、動きやすさとデザイン性を両立させた。フロントにはコンシールファスナーを採用し、ミニマルな見た目でありつつ着脱のしやすさを確保。素材は、軽量で透けにくく、耐久性に優れた薄手のファブリックを使用している。

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ユナイテッドアローズが「ウカ」の制服をプロデュース 上質感・実用性・機能性を兼備

ユナイテッドアローズの法人向けユニホームレーベル「アイディー ユナイテッドアローズ(ID UNITED ARROWS)」は、トータルビューティブランド「ウカ(UKA)」のスタッフウエアをプロデュースした。全国のウカストアおよびサロン15店舗で6月1日から着用が開始される。

本企画は、両社の理念の共鳴により実現した。コスメ販売に加え、サロンやカフェも展開するウカは、「うれしいことが、世界でいちばん多い店」をブランドコンセプトに掲げる。その「製品やサービスを通じて、より良い明日を提供する」という姿勢が、ユナイテッドアローズの理念と合致したことを背景に協働が実現した。

ウエアの開発にあたり、顧客に対してはブランドの世界観とおもてなしを体現するデザイン性、実際に着用するスタッフに対しては動きやすさ、快適さ、高揚感を重視。上質感、実用性、機能性を兼ね備えたウエアを追求した。

デザインは、コンパクトなプルオーバーとワイドストレートパンツのセットアップ。プルオーバーは店舗の白基調インテリアに調和するよう、ストアスタッフ用にベージュ、サロンスタッフ用にはネイビーを採用した。パンツは背面にゴムを配したイージー仕様ながら、正面からはきちんとした印象を与える設計。しゃがんでもインナーが見えにくく、長時間の着用でも疲れにくいほか、体型カバーへの配慮もされている。

プルオーバーは、ボリュームのある袖とショート丈を組み合わせたデザイン。袖の取り付け角度やバランスに工夫を凝らし、動きやすさとデザイン性を両立させた。フロントにはコンシールファスナーを採用し、ミニマルな見た目でありつつ着脱のしやすさを確保。素材は、軽量で透けにくく、耐久性に優れた薄手のファブリックを使用している。

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アソビシステムが渋谷にカフェギャラリーを出店 こだわりのドリンクやオリジナルグッズを展開

アソビシステムは5月30日、渋谷・神山町にコーヒースタンドとアートギャラリー、お土産ショップの3つを備えた複合店「CC(シーシー)」をオープンした。

店名はメールの“CC”に由来

「CC」は、同社が運営している渋⾕・道⽞坂のカジュアルバー「CARBON(カーボン)」と、福岡・天神のコーヒースタンド&ギャラリー「CARBON COFFEE(カーボンコーヒー)」の系列店。店名の「CC」は、“沢⼭の⼈と共有しともに創造しあう場にしたい”との思いを込め、「Carbon Copy(カーボンコピー)」の頭文字からとった。

内装は、シルバーを基調とした落ち着いたデザインで、壁には複数のアーティストらによるアートを描いた。

こだわりのコーヒーから
和なホットサンドまで

店内では、オリジナルのローストビーンズを使⽤したコーヒーをはじめ、オーガニックな国産抹茶やほうじ茶を使⽤したドリンクのほか、“きんぴらごぼうチーズサンド”、“焼きうどんサンド”などの和テイストなホットサンドも提供する。

オリジナルグッズも展開
「ナナナナ」とのコラボトートなど

また、店内のカウンターでは、“にっぽん”をテーマに制作した同店オリジナルのグッズも販売する。「ナナナナ(NANA-NANA)」とコラボした市松柄のトートバッグのほか、Tシャツや⼿ぬぐい、ステッカーなどをラインアップ。グッズのデザインや同店のロゴは、クリエイティブスタジオの「エンター(yenter)」が手掛けた。

店舗情報

◼️CC

時間:8:00〜19:00
住所:東京都渋⾕区神⼭町10−14
定休:なし

メニュー

ドリンク
⽔出しコーヒー
アメリカーノ
カフェラテ
有機抹茶ミルク
有機ほうじ茶ミルク
⽣搾りみかんジュース
オリジナルレモンサワー
プロテインスムージー

フード
きんぴらごぼうチーズサンド
焼きうどんサンド
たまごサンド
シナモンロール

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アソビシステムは5月30日、渋谷・神山町にコーヒースタンドとアートギャラリー、お土産ショップの3つを備えた複合店「CC(シーシー)」をオープンした。

店名はメールの“CC”に由来

「CC」は、同社が運営している渋⾕・道⽞坂のカジュアルバー「CARBON(カーボン)」と、福岡・天神のコーヒースタンド&ギャラリー「CARBON COFFEE(カーボンコーヒー)」の系列店。店名の「CC」は、“沢⼭の⼈と共有しともに創造しあう場にしたい”との思いを込め、「Carbon Copy(カーボンコピー)」の頭文字からとった。

内装は、シルバーを基調とした落ち着いたデザインで、壁には複数のアーティストらによるアートを描いた。

こだわりのコーヒーから
和なホットサンドまで

店内では、オリジナルのローストビーンズを使⽤したコーヒーをはじめ、オーガニックな国産抹茶やほうじ茶を使⽤したドリンクのほか、“きんぴらごぼうチーズサンド”、“焼きうどんサンド”などの和テイストなホットサンドも提供する。

オリジナルグッズも展開
「ナナナナ」とのコラボトートなど

また、店内のカウンターでは、“にっぽん”をテーマに制作した同店オリジナルのグッズも販売する。「ナナナナ(NANA-NANA)」とコラボした市松柄のトートバッグのほか、Tシャツや⼿ぬぐい、ステッカーなどをラインアップ。グッズのデザインや同店のロゴは、クリエイティブスタジオの「エンター(yenter)」が手掛けた。

店舗情報

◼️CC

時間:8:00〜19:00
住所:東京都渋⾕区神⼭町10−14
定休:なし

メニュー

ドリンク
⽔出しコーヒー
アメリカーノ
カフェラテ
有機抹茶ミルク
有機ほうじ茶ミルク
⽣搾りみかんジュース
オリジナルレモンサワー
プロテインスムージー

フード
きんぴらごぼうチーズサンド
焼きうどんサンド
たまごサンド
シナモンロール

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