英国王室のケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は、今年も鮮やかなファッションで世界中から注目を浴びている。2025年の春夏シーズンは、これまで通り英国発ブランドを好んで着用したほか、イタリアの高級シューズブランド「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のパンプスを履いた姿が多く見られた。エレガントなドレスにハットという定番スタイルからパンツスーツスタイルまで、各イベントに合わせた着こなしを振り返る。
「ディオール」で仏大統領夫妻をお出迎え
キャサリン妃は7月8日(現地時間、以下同)、ウィンザー城でエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領とブリジット・マクロン(Brigitte Macron)夫人を迎えた。この日は、「ディオール(DIOR)」の“ローズ デ ヴァン”というピンクカラーの“30 モンテーニュ バー ジャケット”とチュール素材のプリーツスカート、「ジャンヴィト ロッシ」のスエードパンプスでフェミニンなルックを披露した。ハットは、帽子ブランド「ジェス・コレット・ミリナー(JESS COLLETT MILLINER)」と「セフィン(CEFINN)」のコラボレーションによるもので、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元皇太子妃(以下、ダイアナ妃)の3連パールネックレスと、“コリングウッド ダイヤモンド&パール イヤリング”も身につけていた。
同日に開催された公式晩餐会では、サラ・バートン(Sarah Burton)がデザインした「ジバンシィ(GIVENCHY)」のエレガントなドレスを着用。ドレスと同色のスズランの刺しゅうが施されたクラッチバッグも「ジバンシィ」のもので、足元には「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のバーガンディのベルベットパンプスを合わせた。アクセサリーには、推定130万ドル(約1億8800万円)の“ラバーズ ノット ティアラ”と、“グレヴィル シャンデリア イヤリング”、ダイアナ妃の3連パールブレスレットをチョイスした。
カジュアルなスーツ姿も披露
7月2日には、イングランド南東部コルチェスターにある病院のウェルビーングガーデンを訪れた。「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のコットンポプリン地のストライプシャツに、「ブレーズ・ミラノ(BLAZE MILANO)」のピンストライプ柄のダブルブレストブレザーを羽織り、チョコレートブラウンカラーのパンツとベルト、「ヴェジャ(VEJA)」のレザースニーカーでコーデをまとめた。アクセサリーは、「カルティエ(CARTIER)」のブレスレットとホワイトゴールドのイヤリング、ロンドンを拠点とするジュエリーブランド「オーリー ジュエリー(AUREE JEWELRY)」のネックレスを身につけた。
ブレザードレス×ビンテージジュエリー
6月16日、ウィンザー城の聖ジョージ教会で「ガーター勲章」授与式に出席したキャサリン妃は「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」から、ブレザースタイルの上半身に、裾がレースになったミディ丈のスカートがついたドレスを着用。「ジャンヴィト ロッシ」のニュートラルカラーのスエードパンプス、「スーザン・カプラン(SUSAN CAPLAN)」の5連フェイクパールネックレスとビンテージフェイクパールのイヤリングを合わせてコーディネートした。
「マックイーン」で“パワー・ドレッシング”
6月10日には、「マックイーン(McQUEEN)」に身を包んでロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館を訪問。エレクトリックブルーのクレープジャケットに同色のシガレットウールのパンツ、「ラルフローレン」の白いパフスリーブのトップス、「プラダ(PRADA)」のネイビーのスエードパンプスという“パワー・ドレッシング”なスーツスタイルを披露した。アクセサリーには、ロンドンのジュエリーブランド「カルーセル ジュエルズ(CAROUSEL JEWELS)」による瑠璃と月長石のイヤリング、ニューヨークのジュエリーブランド「ローラ ロンバルディ(LAURA LOMBARDI)」のイエローゴールドのネックレスを合わせた。
艦艇命名式にはマリンルックで
キャサリン妃は5月22日、スコットランドのグラスゴーで英国海軍のフリゲート艦“HMS グラスゴー”の命名式に参加。「スザンナ ロンドン(SUZANNAH LONDON)」のネイビーのコートドレスを身にまとい、「フィリップ・トレーシー(PHILIP TREACY)」のソーサーハット、「ジャンヴィト ロッシ」のスエードパンプスでスタリングした。クラッチバッグは「エミー ロンドン(EMMY LONDON)」のもので、ダイアナ妃のサファイアとダイヤモンドのイヤリングも身につけた。
トレンドのバターイエローを取り入れたルック
5月20日には、バッキンガム宮殿のガーデンパーティーに姿を見せた。ウエストの位置でクロスされた生地が印象的な「エミリア ウィックステッド(EMILIA WICKSTEAD)」のバターイエローのドレスを着用し、「ジャンヴィト ロッシ」のスエードパンプス、「ロビンソン ペラム(ROBINSON PELHAM)」のイヤリング、「フォーエバー ニュー(FOREVER NEW)」のクラッチバッグを合わせた。コーデを仕上げたのは「フィリップ・トレーシー」によるファシネーターと呼ばれるヘッドドレスで、ブーケの花が目を引くデザインだった。
「ヴィクトリア ベッカム」のスーツも着用
5月13日には、「エリザベス2世英国デザイン賞」授賞式に出席。「ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」2025年春夏コレクションからオリーブグリーンのブレザーと同色のパンツというスーツスタイルで登場した。
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