「ディオール」メンズの新ディレクターにジョナサン・アンダーソン

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が「ディオール(DIOR)」のメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任すると発表した。昨年1月に同職を退任したキム・ジョーンズ(Kim Jones)の後任となる。ジョナサンによるファーストコレクションは6月のパリ・メンズ・ファッション・ウイークで発表予定。

アンダーソンは、「ロエベ(LOEWE)」で11年にわたってクリエイティブ・ディレクターを務め、数々の話題を生んだが、先月に同職を退任。LVMHグループ内での新たな役職が正式に明かされたのは今回が初となる。

「ディオール」のウィメンズ部門は現在、マリア・グラツィア・キウリが率いる。業界内では、ジョナサンがウィメンズのディレクターにも就任するのではないかという憶測が広がっている。

The post 「ディオール」メンズの新ディレクターにジョナサン・アンダーソン appeared first on WWDJAPAN.

資生堂、米州地域のロン・ジーCEO兼グローバルM&Aリーダーが退任 同地域の24年コア営業利益は98%減

資生堂は4月15日、米州地域のロン・ジー(Ron Gee)最高経営責任者(CEO)兼グローバルM&Aリーダーが14日付で退任したことを発表した。アルベルト・ノーエ(Alberto Noe)欧州地域CEOが15日付で米州地域の暫定CEOを兼任する。

ノーエ欧州地域CEO兼米州地域暫定CEOは2013年に資生堂コスメティチ・イタリア(SHISEIDO COSMETICI ITALIA)の社長に就任し、欧州地域に10年以上勤務した。それ以前は「ランコム(LANCOME)」イタリア事業部のジェネラル・マネジャーを務め、「シャネル(CHANEL)」やLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)にも在籍していた。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーについて

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーの退任に関して、「魚谷雅彦・前会長CEOが12月31日付で退任し、後任に藤原憲太郎が抜擢されたことも関係しているようだ」と情報筋は米「WWD」に話した。ある業界関係者によれば、「ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは、魚谷氏の部下だった」という。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは化学エンジニアから財務に転身し、21年7月に米州地域のトップに就任した。それ以前は、16年から同地域の最高財務責任者(CFO)を務め、マーク・レイ(Marc Rey)元社長CEO兼チーフ・グロース・オフィサーが退任した20年からは暫定CEOを務めていた。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは在任中、皮膚科学をベースにした米国発プレステージスキンケアブランド「ドクターデニス グロススキンケア(DR.DENNIS GROSS SKINCARE)」を手掛けるDDGスキンケアホールディングス(DDG SKINCARE HOLDINGS)の買収を主導。米「WWD」はまた、一時はスキンケアブランド「オーシア(OSEA)」の買収を検討していると報じたが、実現には至らなかった。

米州地域は「ドランク エレファント」の回復遅れにより減収

資生堂は苦戦を強いられており、24年のコア営業利益(営業利益から非経常項目を除き算出)は前期比8%減の364億円に落ち込んだ。米州地域は同年の第2四半期から業績不振に陥っている。同地域の通期売上高は同7%減少し、一方で欧州地域は同8%増加。米州地域のコア営業利益は同98%減少した。

米州地域のポートフォリオに属する「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」の売上高は25%減少と、回復が遅れたことが減収の一つの要因となった。資生堂は19年、グローバルでの存在感を高めるために「ドランク エレファント」を8億4500万ドル(約1199億円)で買収。当時同ブランドの売上高は1億ドル(約142億円)近くと報告されていたが、最近では需要が大幅に鈍化し、ネット上では消費者の批判にさらされているようだ。

24年にブランド誕生30周年を迎えた、同地域のポートフォリオに属する「ナーズ(NARS)」の売上高は横バイだった。さらに複数のブランドでサプライチェーンの問題が発生し、ベストセラー製品に影響が出たという。米州地域での苦戦に加え、中国の経済成長の減速を受け、同国の免税小売市場である海南島も長きにわたり困難に直面している。

資生堂は24年11月29日、2カ年計画「SHIFT 2025 and Beyondアクションプラン2025-2026」を発表。主力ブランドに集中し、ブランドと地域での連携したオペレーション体制の強化に取り組むと述べた。売上高が1000億円を超える「シセイドウ(SHISEIDO)」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「ナーズ」を“コア3”に設定。次の売上高1000億円ブランドとして「アネッサ(ANESSA)」「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUME)」「エリクシール(ELIXIR)」「ドランク エレファント」を“ネクスト5”と位置づけていた。

本文中の円換算レート:1ドル=142円

The post 資生堂、米州地域のロン・ジーCEO兼グローバルM&Aリーダーが退任 同地域の24年コア営業利益は98%減 appeared first on WWDJAPAN.

資生堂、米州地域のロン・ジーCEO兼グローバルM&Aリーダーが退任 同地域の24年コア営業利益は98%減

資生堂は4月15日、米州地域のロン・ジー(Ron Gee)最高経営責任者(CEO)兼グローバルM&Aリーダーが14日付で退任したことを発表した。アルベルト・ノーエ(Alberto Noe)欧州地域CEOが15日付で米州地域の暫定CEOを兼任する。

ノーエ欧州地域CEO兼米州地域暫定CEOは2013年に資生堂コスメティチ・イタリア(SHISEIDO COSMETICI ITALIA)の社長に就任し、欧州地域に10年以上勤務した。それ以前は「ランコム(LANCOME)」イタリア事業部のジェネラル・マネジャーを務め、「シャネル(CHANEL)」やLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)にも在籍していた。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーについて

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーの退任に関して、「魚谷雅彦・前会長CEOが12月31日付で退任し、後任に藤原憲太郎が抜擢されたことも関係しているようだ」と情報筋は米「WWD」に話した。ある業界関係者によれば、「ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは、魚谷氏の部下だった」という。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは化学エンジニアから財務に転身し、21年7月に米州地域のトップに就任した。それ以前は、16年から同地域の最高財務責任者(CFO)を務め、マーク・レイ(Marc Rey)元社長CEO兼チーフ・グロース・オフィサーが退任した20年からは暫定CEOを務めていた。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは在任中、皮膚科学をベースにした米国発プレステージスキンケアブランド「ドクターデニス グロススキンケア(DR.DENNIS GROSS SKINCARE)」を手掛けるDDGスキンケアホールディングス(DDG SKINCARE HOLDINGS)の買収を主導。米「WWD」はまた、一時はスキンケアブランド「オーシア(OSEA)」の買収を検討していると報じたが、実現には至らなかった。

米州地域は「ドランク エレファント」の回復遅れにより減収

資生堂は苦戦を強いられており、24年のコア営業利益(営業利益から非経常項目を除き算出)は前期比8%減の364億円に落ち込んだ。米州地域は同年の第2四半期から業績不振に陥っている。同地域の通期売上高は同7%減少し、一方で欧州地域は同8%増加。米州地域のコア営業利益は同98%減少した。

米州地域のポートフォリオに属する「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」の売上高は25%減少と、回復が遅れたことが減収の一つの要因となった。資生堂は19年、グローバルでの存在感を高めるために「ドランク エレファント」を8億4500万ドル(約1199億円)で買収。当時同ブランドの売上高は1億ドル(約142億円)近くと報告されていたが、最近では需要が大幅に鈍化し、ネット上では消費者の批判にさらされているようだ。

24年にブランド誕生30周年を迎えた、同地域のポートフォリオに属する「ナーズ(NARS)」の売上高は横バイだった。さらに複数のブランドでサプライチェーンの問題が発生し、ベストセラー製品に影響が出たという。米州地域での苦戦に加え、中国の経済成長の減速を受け、同国の免税小売市場である海南島も長きにわたり困難に直面している。

資生堂は24年11月29日、2カ年計画「SHIFT 2025 and Beyondアクションプラン2025-2026」を発表。主力ブランドに集中し、ブランドと地域での連携したオペレーション体制の強化に取り組むと述べた。売上高が1000億円を超える「シセイドウ(SHISEIDO)」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「ナーズ」を“コア3”に設定。次の売上高1000億円ブランドとして「アネッサ(ANESSA)」「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUME)」「エリクシール(ELIXIR)」「ドランク エレファント」を“ネクスト5”と位置づけていた。

本文中の円換算レート:1ドル=142円

The post 資生堂、米州地域のロン・ジーCEO兼グローバルM&Aリーダーが退任 同地域の24年コア営業利益は98%減 appeared first on WWDJAPAN.

資生堂、米州地域のロン・ジーCEO兼グローバルM&Aリーダーが退任 同地域の24年コア営業利益は98%減

資生堂は4月15日、米州地域のロン・ジー(Ron Gee)最高経営責任者(CEO)兼グローバルM&Aリーダーが14日付で退任したことを発表した。アルベルト・ノーエ(Alberto Noe)欧州地域CEOが15日付で米州地域の暫定CEOを兼任する。

ノーエ欧州地域CEO兼米州地域暫定CEOは2013年に資生堂コスメティチ・イタリア(SHISEIDO COSMETICI ITALIA)の社長に就任し、欧州地域に10年以上勤務した。それ以前は「ランコム(LANCOME)」イタリア事業部のジェネラル・マネジャーを務め、「シャネル(CHANEL)」やLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)にも在籍していた。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーについて

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーの退任に関して、「魚谷雅彦・前会長CEOが12月31日付で退任し、後任に藤原憲太郎が抜擢されたことも関係しているようだ」と情報筋は米「WWD」に話した。ある業界関係者によれば、「ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは、魚谷氏の部下だった」という。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは化学エンジニアから財務に転身し、21年7月に米州地域のトップに就任した。それ以前は、16年から同地域の最高財務責任者(CFO)を務め、マーク・レイ(Marc Rey)元社長CEO兼チーフ・グロース・オフィサーが退任した20年からは暫定CEOを務めていた。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは在任中、皮膚科学をベースにした米国発プレステージスキンケアブランド「ドクターデニス グロススキンケア(DR.DENNIS GROSS SKINCARE)」を手掛けるDDGスキンケアホールディングス(DDG SKINCARE HOLDINGS)の買収を主導。米「WWD」はまた、一時はスキンケアブランド「オーシア(OSEA)」の買収を検討していると報じたが、実現には至らなかった。

米州地域は「ドランク エレファント」の回復遅れにより減収

資生堂は苦戦を強いられており、24年のコア営業利益(営業利益から非経常項目を除き算出)は前期比8%減の364億円に落ち込んだ。米州地域は同年の第2四半期から業績不振に陥っている。同地域の通期売上高は同7%減少し、一方で欧州地域は同8%増加。米州地域のコア営業利益は同98%減少した。

米州地域のポートフォリオに属する「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」の売上高は25%減少と、回復が遅れたことが減収の一つの要因となった。資生堂は19年、グローバルでの存在感を高めるために「ドランク エレファント」を8億4500万ドル(約1199億円)で買収。当時同ブランドの売上高は1億ドル(約142億円)近くと報告されていたが、最近では需要が大幅に鈍化し、ネット上では消費者の批判にさらされているようだ。

24年にブランド誕生30周年を迎えた、同地域のポートフォリオに属する「ナーズ(NARS)」の売上高は横バイだった。さらに複数のブランドでサプライチェーンの問題が発生し、ベストセラー製品に影響が出たという。米州地域での苦戦に加え、中国の経済成長の減速を受け、同国の免税小売市場である海南島も長きにわたり困難に直面している。

資生堂は24年11月29日、2カ年計画「SHIFT 2025 and Beyondアクションプラン2025-2026」を発表。主力ブランドに集中し、ブランドと地域での連携したオペレーション体制の強化に取り組むと述べた。売上高が1000億円を超える「シセイドウ(SHISEIDO)」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「ナーズ」を“コア3”に設定。次の売上高1000億円ブランドとして「アネッサ(ANESSA)」「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUME)」「エリクシール(ELIXIR)」「ドランク エレファント」を“ネクスト5”と位置づけていた。

本文中の円換算レート:1ドル=142円

The post 資生堂、米州地域のロン・ジーCEO兼グローバルM&Aリーダーが退任 同地域の24年コア営業利益は98%減 appeared first on WWDJAPAN.

ENHYPEN初のコーチェラでの体験を語る 全身「プラダ」の衣装でパフォーマンス

韓国の人気アイドルグループENHYPEN(エンハイプン)は4月12日(現地時間)、アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)に初登場した。パフォーマンス後にバックステージで米「WWD」のインタビューに応じ感想を語った。

ENHYPENは、全長約98メートルの巨大ステージ“サハラ”で、バンドとダンサーを従えたエネルギッシュな45分間のパフォーマンスを披露し観客を魅了した。「ステージを降りたとき、あの会場のエネルギーと雰囲気、そして目の前のファンの皆さんが本当に素晴らしかった」とメンバーのヒスンは振り返る。

最年長は23歳のヒスン(HEESEUNG)。リーダーを務める21歳のジョンウォン(JUNGWON)をはじめ、元フィギュアスケーターという異色の経歴を持つ22歳のソンフン(SUNGHOON)、韓国とオーストラリアのルーツを持つ22歳のジェイク(JAKE)、同じく22歳のジェイ(JAY)、21歳のソヌ(SUNOO)、そして最年少は日本出身で19歳のニキ(NI-KI)と、多彩なバックグラウンドを持つ7人組だ。

ENHYPENは、史上最速でコーチェラのラインアップに名を連ねたK-POPグループとしても注目を集めている。

「僕たちがここまで来られたのは、音楽を聴いてくれて、パフォーマンスを見てくれているすべてのファンのおかげです。皆さんがいてくれたからこそ、コーチェラに立つという夢を実現することができました」と、ENHYPENがK-POPグループとして史上最速でコーチェラに出演したことについてジェイクは語った。そして「本当に感謝の気持ちでいっぱいです。でも、僕たちの旅はまだ始まったばかり。ここからが本当のスタートだと思っています」と続けた。

ENHYPENは、キャリアの新たなフェーズに突入している。4月4日には、初となる英語シングル“Loose”をリリース。前作“Romance: Untold -Daydream-”のリパッケージ盤から約5カ月ぶりとなる新曲だ。ENHYPENは、ステージで新曲をリリースすることをサプライズで発表。詳細についてはまだ明かされていない。

「僕たちはこれからもっと高みを目指していきます」とジェイクは意気込みを語る。

ENHYPENは、2020年にミニアルバム“BORDER: DAY ONE”とタイトル曲“Given-Taken”でデビュー。彼らは、CJ ENMと、BTSやENHYPENが所属するハイブ(HYBE)による共同プロジェクトのサバイバル番組“I-LAND”での激しい競争を勝ち抜き、結成されたグループだ。

サバイバル番組“I-LAND“は、ハイレベルな演出とドラマチックな展開で注目を集めた。体力勝負のミッションから表現力を問う課題まで、さまざまな試練が用意され、視聴者がデビューメンバー選びに参加する形で進んでいった(ソヌのみプロデューサー推薦で選出)。放送は1話あたり累計1360万回再生を記録。ENHYPENはデビュー後、ミリオンセラーを連発し、チャートでも快進撃を続けている。

「最初にスタジオで音を作ったときは、正直かなり時間がかかりました」とジェイク。「K-POPのボーイズグループとして、僕たちは本当に毎回違うジャンルやスタイルに挑戦しています。アルバムごとにまったく違う雰囲気があって、新しい作品を作るたびに“初挑戦”っていう感覚。でも、そういう経験が僕たちを成長させてくれていると思います」

“I-LAND“からデビューした彼らにはファン、通称ENGENEとの特別な絆がある。彼らの成長の過程をデビュー前から見届けたことで、ファンとの間には深い絆とつながりが築かれていった。ファンがこれほどまでにグループと深い絆を築いている中で、彼らについてファンが驚くようなことはあるのだろうか。

「僕たちはファンと一緒に成長してきたから、ファンが知らないことを言うのはすごく難しい」とジェイク。「ファンは僕たちのことを自分たちよりもよく知っている」とジェイが笑顔で答えた。ヒスンは笑みをこぼしながら「僕たちの顔にあるほくろの数まで知っている」と冗談まじりに話し、「そう、顔にあるほくろまで知っている。彼らはすべてを知っているんです」とジェイが続け、「腕や脚までね」とヒスンが話し笑いが広がった。

コーチェラのステージでは、全身「プラダ(PRADA)」を身にまとってパフォーマンスを披露した。ENHYPENは23年からブランドのアンバサダーを務めている。「プラダ」がデザインしたカウボーイ風にアレンジされたビンテージ感のあるデニムスタイルを身にまとい、こなれた雰囲気で登場した。

「プラダ」はENHYPENの初出演のために、特別にカウボーイ風のスタイルの衣装をデザイン。メンバー全員がヴィンテージ加工を施したデニムを身にまとい、こなれた雰囲気で登場した。足元は全員が同じ黒のレザー製アンクルブーツを合わせ、ジーンズには大ぶりのメタルバックルが特徴的なブラウンのブラッシュドレザーベルトを合わせ、ループ部分にはチェーンやシルクスカーフをあしらった。シャツや白のタンクトップの上に羽織ったアウターは、メンバーごとに異なるデザインで用意。ポケットやレザーの襟、コントラストの効いたパイピング、ラインストーン刺しゅうなど、それぞれの個性が光る衣装だった。

ジェイクは「プラダが毎回僕たちのためにカスタムメードのアイテムを作ってくれるんですけど、いつもとてもユニークで、僕たちにぴったりなんです。僕たちが好きなものをよく理解してくれているんです」と語った。

これまでのキャリアの中で一番のハイライトは?という質問に、全員がコーチェラと答えた。「みんなの親が韓国で見てくれているし、友だちや韓国の人たちがオンラインで見てくれているんです。みんなすごく興奮していて、興味津々です」とジェイク。

ENHYPEN は、19日(現地時間)に再びコーチェラのステージに立ち、2回目の公演を行う。その後、8月6日からアメリカ、イギリス、ヨーロッパを巡る“Walk The Line“ツアーがスタートする。ニューヨークのベルモントパークで2公演を皮切りに、シカゴ、ヒューストン、ロサンゼルスを回る。

The post ENHYPEN初のコーチェラでの体験を語る 全身「プラダ」の衣装でパフォーマンス appeared first on WWDJAPAN.

ウールマーク・プライズ本年度のグランプリは「ゴルチエ」のトップに就くデュラン・ランティンク

インターナショナル・ウールマーク・プライズ(INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE以下、IWP)はこのほど、ミラノで2025年度の授賞式を開催し、オランダ人デザイナーのデュラン・ランティンク(Duran Lantink)にグランプリを贈った。ランティンクはその後、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のクリエイティブ・ディレクターに就任することが発表された。ランティンクには、例年より50%多い30万豪ドル(約2600万円)の賞金が贈られる。

ランティンクは、伝統的な手編みの技術に現代的な解釈をプラス。3月にパリで25-26年秋冬コレクションとして発表した、彫刻のように立体的なドレスが注目を集めた。ランティンクはコレクション制作に尽力したアムステルダム在住の女性ニッター15人からなるグループに謝意を示し、「ウールやニットの専門知識を持つ人々との対話が何より重要だった」と語った。「ウール、特に手編みには、独特の豊かさがある。機械編みではこのような作品はできない。また、グループとのゆったりとしたプロセスが果たす役割の大きさにも気がついた。自分は元来せっかちな人間だが、辛抱強さを学んだ」という。

「アライア」のミュリエはカール・ラガーフェルド賞を受賞

また、今回のプライズでは「アライア(ALAIA)」のピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)=クリエイティブ・ディレクターが、メリノウールの可能性を広げたブランドや個人に贈られるカール・ラガーフェルド・イノベーション賞を受賞。審査員は、ミュリエが「アライア」の24年春夏コレクションで発表した、単一のウール糸のみを使用したウエアを高く評価した。さらに、ウールやウール混紡糸の梳毛紡績メーカーとして知られるドイツ・ニュルンベルクのズートヴェレ グループ(Suedwolle Group)は、サステナブルな実践においてリーダーシップとイノベーションを発揮してサプライチェーン賞を受賞した。

授賞式に出席したザ・ウールマーク・カンパニー(THE WOOLMARK COMPANY)のジョン・ロバーツ(John Roberts)=マネージング・ディレクターは、「コロナ禍以来、ウールの価格は40%下落し、生産量は2年間で20%減少している」とウール業界の窮状を訴えた。だからこそ受賞者を選ぶ際には、6万人の生産者の利益を最優先に考えたという。「私にとって重要なのは、ウールに対する人々の認識を変え、長期的にウールに対する需要を喚起できるか否か。農家にとっての最大の擁護者となれるデザイナーを求めていた」と語る。

今回から、イノベーションとサステナビリティに重点を置き、隔年開催となったウールマークプライズでは、コンテストに参加するデザイナーに6万豪ドル(520万円)を支給。各デザイナーは、25-26年秋冬コレクションの一部として、もしくは単独のコレクションとして、メリノウールを使用した6ルックを制作してメリノウールの多用途性、革新性、環境への配慮を提示した。

今年度の審査委員長は、先月「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のクリエイティブ・ディレクターを退任したドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)が務めた。またゲスト審査員には「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー ™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)」のイブラヒム・カマラ(Ibrahim Kamara)アート・イメージディレクターを招へい。ヴェルサーチェは「デュランの作品には、灰色の世界に生きる私たちが、今一番必要なエネルギーがある。伝統を尊重しつつ、ユーモアと楽観主義、そしてアナーキーな未来主義を体現している」と語った。このほか、「ゼニア(ZEGNA)」のアレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)らの業界のエキスパートたちが名を連ねた。

The post ウールマーク・プライズ本年度のグランプリは「ゴルチエ」のトップに就くデュラン・ランティンク appeared first on WWDJAPAN.

ウールマーク・プライズ本年度のグランプリは「ゴルチエ」のトップに就くデュラン・ランティンク

インターナショナル・ウールマーク・プライズ(INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE以下、IWP)はこのほど、ミラノで2025年度の授賞式を開催し、オランダ人デザイナーのデュラン・ランティンク(Duran Lantink)にグランプリを贈った。ランティンクはその後、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のクリエイティブ・ディレクターに就任することが発表された。ランティンクには、例年より50%多い30万豪ドル(約2600万円)の賞金が贈られる。

ランティンクは、伝統的な手編みの技術に現代的な解釈をプラス。3月にパリで25-26年秋冬コレクションとして発表した、彫刻のように立体的なドレスが注目を集めた。ランティンクはコレクション制作に尽力したアムステルダム在住の女性ニッター15人からなるグループに謝意を示し、「ウールやニットの専門知識を持つ人々との対話が何より重要だった」と語った。「ウール、特に手編みには、独特の豊かさがある。機械編みではこのような作品はできない。また、グループとのゆったりとしたプロセスが果たす役割の大きさにも気がついた。自分は元来せっかちな人間だが、辛抱強さを学んだ」という。

「アライア」のミュリエはカール・ラガーフェルド賞を受賞

また、今回のプライズでは「アライア(ALAIA)」のピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)=クリエイティブ・ディレクターが、メリノウールの可能性を広げたブランドや個人に贈られるカール・ラガーフェルド・イノベーション賞を受賞。審査員は、ミュリエが「アライア」の24年春夏コレクションで発表した、単一のウール糸のみを使用したウエアを高く評価した。さらに、ウールやウール混紡糸の梳毛紡績メーカーとして知られるドイツ・ニュルンベルクのズートヴェレ グループ(Suedwolle Group)は、サステナブルな実践においてリーダーシップとイノベーションを発揮してサプライチェーン賞を受賞した。

授賞式に出席したザ・ウールマーク・カンパニー(THE WOOLMARK COMPANY)のジョン・ロバーツ(John Roberts)=マネージング・ディレクターは、「コロナ禍以来、ウールの価格は40%下落し、生産量は2年間で20%減少している」とウール業界の窮状を訴えた。だからこそ受賞者を選ぶ際には、6万人の生産者の利益を最優先に考えたという。「私にとって重要なのは、ウールに対する人々の認識を変え、長期的にウールに対する需要を喚起できるか否か。農家にとっての最大の擁護者となれるデザイナーを求めていた」と語る。

今回から、イノベーションとサステナビリティに重点を置き、隔年開催となったウールマークプライズでは、コンテストに参加するデザイナーに6万豪ドル(520万円)を支給。各デザイナーは、25-26年秋冬コレクションの一部として、もしくは単独のコレクションとして、メリノウールを使用した6ルックを制作してメリノウールの多用途性、革新性、環境への配慮を提示した。

今年度の審査委員長は、先月「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のクリエイティブ・ディレクターを退任したドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)が務めた。またゲスト審査員には「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー ™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)」のイブラヒム・カマラ(Ibrahim Kamara)アート・イメージディレクターを招へい。ヴェルサーチェは「デュランの作品には、灰色の世界に生きる私たちが、今一番必要なエネルギーがある。伝統を尊重しつつ、ユーモアと楽観主義、そしてアナーキーな未来主義を体現している」と語った。このほか、「ゼニア(ZEGNA)」のアレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)らの業界のエキスパートたちが名を連ねた。

The post ウールマーク・プライズ本年度のグランプリは「ゴルチエ」のトップに就くデュラン・ランティンク appeared first on WWDJAPAN.

「シーイン」と「ティームー」が米国で4月25日から値上げ トランプ関税の影響で

中国の越境EC「シーイン(SHEIN)」と「ティームー(TEMU)」は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税政策の影響で、4月25日から米国市場で価格改定を行うことを明らかにした。

「シーイン」は、米国の公式オンラインストアに顧客向けのメッセージを掲載。「当社は素晴らしいファッションを手頃な価格で提供し、コミュニティーにポジティブな影響を与えることを目標としているが、昨今の貿易ルールおよび関税率の変更によって運営費用が増大している。品質面で妥協することなく商品を提供し続けるため、2025年4月25日から価格調整を行う」と述べ、「影響を最小限にとどめるべく最大限の努力をしているが、現在の価格で購入できるうちにぜひ買い物を」と呼びかけた。「ティームー」も、類似した内容のメッセージを掲載している。

米国に非課税で輸入される少額貨物の半数は中国から

ロイター(REUTERS)の調査によれば、米国は「シーイン」にとって最大の市場であり、売り上げの28%以上を占めているという。その理由の一つとして、米国では輸入申告額が800ドル(約11万円)以下の少額貨物に対して関税の支払いが免除される“デミニミス(非課税基準額)ルール”が設けられていることがある。現在、同ルールに基づいて米国に非課税で輸入されている荷物数は1日あたり400万個に上り、その半数程度が中国からのものだ。しかし、中国との“関税闘争”を繰り広げているトランプ大統領は4月2日、中国本土および香港からの輸入品に対し、5月2日付で同ルールを撤廃することを発表。4月10日には、少額貨物の関税率を120%とすることを明らかにした。

The post 「シーイン」と「ティームー」が米国で4月25日から値上げ トランプ関税の影響で appeared first on WWDJAPAN.

「シーイン」と「ティームー」が米国で4月25日から値上げ トランプ関税の影響で

中国の越境EC「シーイン(SHEIN)」と「ティームー(TEMU)」は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税政策の影響で、4月25日から米国市場で価格改定を行うことを明らかにした。

「シーイン」は、米国の公式オンラインストアに顧客向けのメッセージを掲載。「当社は素晴らしいファッションを手頃な価格で提供し、コミュニティーにポジティブな影響を与えることを目標としているが、昨今の貿易ルールおよび関税率の変更によって運営費用が増大している。品質面で妥協することなく商品を提供し続けるため、2025年4月25日から価格調整を行う」と述べ、「影響を最小限にとどめるべく最大限の努力をしているが、現在の価格で購入できるうちにぜひ買い物を」と呼びかけた。「ティームー」も、類似した内容のメッセージを掲載している。

米国に非課税で輸入される少額貨物の半数は中国から

ロイター(REUTERS)の調査によれば、米国は「シーイン」にとって最大の市場であり、売り上げの28%以上を占めているという。その理由の一つとして、米国では輸入申告額が800ドル(約11万円)以下の少額貨物に対して関税の支払いが免除される“デミニミス(非課税基準額)ルール”が設けられていることがある。現在、同ルールに基づいて米国に非課税で輸入されている荷物数は1日あたり400万個に上り、その半数程度が中国からのものだ。しかし、中国との“関税闘争”を繰り広げているトランプ大統領は4月2日、中国本土および香港からの輸入品に対し、5月2日付で同ルールを撤廃することを発表。4月10日には、少額貨物の関税率を120%とすることを明らかにした。

The post 「シーイン」と「ティームー」が米国で4月25日から値上げ トランプ関税の影響で appeared first on WWDJAPAN.

欧州委員会、独高級EC「マイテレサ」のYNAP買収を承認 取引完了後に社名変更

欧州委員会(European Commission)は、ドイツの高級ファッションEC「マイテレサ(MYTHERESA)」を運営するMYTネザーランズ ペアレント B.V.(MYT NETHERLANDS PARENT B.V.以下、MYT)による、コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)が擁するラグジュアリーEC大手ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP以下、YNAP)の買収を承認した。取引は4月23日に完了する見込み。これに伴い、MYTは社名をリュクスエクスペリエンス B.V.(LUXEXPERIENCE B.V.以下、リュクス)に変更し、組織を再編する。

ラグジュアリーとオフプライス事業を分離

YNAPは、ウィメンズを中心とした高級EC「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」、メンズの「ミスターポーター(MR. PORTER)」、リーズナブルな価格の「ユークス(YOOX)」、ディスカウントECの「アウトネット(THE OUTNET)」を運営している。取引の完了後は、「ネッタポルテ」と「ミスターポーター」に加えて「マイテレサ」をラグジュアリー部門とし、「ユークス」と「アウトネット」はオフプライス部門として切り離すことで、よりシンプルかつ効率的なオペレーションモデルを目指すという。

経営陣も刷新へ

取引の完了後、MYTのマイケル・クリガー(Michael Kliger)最高経営責任者(CEO)は、リュクスのCEO兼マネージング・ディレクターに就任。グループ全体を率いるほか、マイテレサ事業のトップも暫定的に務める。なお、07年にYNAPに加わり、さまざまな要職を歴任した後、22年10月から現職を務めているアリソン・ローニス(Alison Loehnis)YNAP暫定CEOは、25年3月31日に退任を発表。6月1日付で同社を離れる。

ネッタポルテ、ミスターポーター、ユークスの各事業は、内部昇格などによりCEOら経営陣を刷新するが、アウトネット事業は現在のCEOが続投する。

The post 欧州委員会、独高級EC「マイテレサ」のYNAP買収を承認 取引完了後に社名変更 appeared first on WWDJAPAN.

「カルバン・クライン」親会社PVH、24年は減収減益 25年は横ばいの見通し

「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」と「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」を擁するPVHコープ(PVH CORP以下、PVH)の2025年1月期決算は、売上高が前期比6.1%減の86億5290万ドル(約1兆2287億円)、EBIT(利払前・税引前損益)は同16.8%減の7億7230万ドル(約1096億円)、純利益は同9.8%減の5億9850万ドル(約849億円)の減収減益だった。

ブランド別の売上高では、本拠地である北米はほぼ横ばいだったものの、海外事業が同6.8%減となった「トミー ヒルフィガー」は同4.9%減の45億8970万ドル(約6517億円)、北米と海外事業のいずれも微減だった「カルバン・クライン」は同1.5%減の38億5670万ドル(約5476億円)だった。

ステファン・ラーソンCEOのコメント

ステファン・ラーソン(Stefan Larsson)PVH最高経営責任者(CEO)は、アナリスト向けの決算説明会で、「マクロ経済が停滞する中、予想を上回る結果となりうれしく思っている。しかし、小売業界にとって全般的に厳しい状況なのは間違いない。アイコニックなブランドである『カルバン・クライン』と『トミー ヒルフィガー』の開発にいっそう集中し、自らコントロールできる要素に注力する」と語った。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税の引き上げについては、「慎重に様子を見る」とし、現時点において25年の業績は横ばいもしくはやや向上する見込みだと述べた。

中国政府の“信頼できない事業体のリスト”への追加について

なお、中国政府は2月4日、PVHを“信頼できない事業体のリスト”に追加したことを明らかにした。同政府は、PVHが新疆ウイグル自治区で生産されたコットンを“不当にボイコット”している疑いがあるとして、調査を開始することを24年9月に発表。25年1月、同社が“不適切な行為”を行っているとの仮決定を下している。

この背景には、20年6月に中国による少数民族ウイグル人への強制労働問題などが報じられたことから、多くの企業やブランドが新疆ウイグル自治区に工場を持つ中国企業との取引停止や、同自治区で生産された綿花の調達の中止を発表したことがある。米国は22年6月に、ウイグル自治区が関与する製品の輸入を原則禁止する「ウイグル強制労働防止法(Uyghur Forced Labor Prevention Act以下、UFLPA)」を施行しているが、PVHはそれ以前の21年に同自治区からの調達を中止した。なお、UFLPAが施行されている以上、米国企業が新疆綿に対する姿勢を変えることは難しいだろう。

本件について、同社は今年2月、「会社の方針として、当社は事業を展開している全ての国や地域における全ての規制や法律を厳格に順守している。すでに中国商務省と連絡を取っており、関連する規制に則って対応する」と声明を発表。また、ラーソンCEOは今回の説明会で、「過去20年と同様に、今後も中国の消費者に当社の商品とサービスを提供することにコミットし、中国での長期的な成長に向けて投資していく。引き続き中国商務省と連絡を取り、前向きな解決を図りたい」とコメントした。

The post 「カルバン・クライン」親会社PVH、24年は減収減益 25年は横ばいの見通し appeared first on WWDJAPAN.

「カルバン・クライン」親会社PVH、24年は減収減益 25年は横ばいの見通し

「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」と「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」を擁するPVHコープ(PVH CORP以下、PVH)の2025年1月期決算は、売上高が前期比6.1%減の86億5290万ドル(約1兆2287億円)、EBIT(利払前・税引前損益)は同16.8%減の7億7230万ドル(約1096億円)、純利益は同9.8%減の5億9850万ドル(約849億円)の減収減益だった。

ブランド別の売上高では、本拠地である北米はほぼ横ばいだったものの、海外事業が同6.8%減となった「トミー ヒルフィガー」は同4.9%減の45億8970万ドル(約6517億円)、北米と海外事業のいずれも微減だった「カルバン・クライン」は同1.5%減の38億5670万ドル(約5476億円)だった。

ステファン・ラーソンCEOのコメント

ステファン・ラーソン(Stefan Larsson)PVH最高経営責任者(CEO)は、アナリスト向けの決算説明会で、「マクロ経済が停滞する中、予想を上回る結果となりうれしく思っている。しかし、小売業界にとって全般的に厳しい状況なのは間違いない。アイコニックなブランドである『カルバン・クライン』と『トミー ヒルフィガー』の開発にいっそう集中し、自らコントロールできる要素に注力する」と語った。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税の引き上げについては、「慎重に様子を見る」とし、現時点において25年の業績は横ばいもしくはやや向上する見込みだと述べた。

中国政府の“信頼できない事業体のリスト”への追加について

なお、中国政府は2月4日、PVHを“信頼できない事業体のリスト”に追加したことを明らかにした。同政府は、PVHが新疆ウイグル自治区で生産されたコットンを“不当にボイコット”している疑いがあるとして、調査を開始することを24年9月に発表。25年1月、同社が“不適切な行為”を行っているとの仮決定を下している。

この背景には、20年6月に中国による少数民族ウイグル人への強制労働問題などが報じられたことから、多くの企業やブランドが新疆ウイグル自治区に工場を持つ中国企業との取引停止や、同自治区で生産された綿花の調達の中止を発表したことがある。米国は22年6月に、ウイグル自治区が関与する製品の輸入を原則禁止する「ウイグル強制労働防止法(Uyghur Forced Labor Prevention Act以下、UFLPA)」を施行しているが、PVHはそれ以前の21年に同自治区からの調達を中止した。なお、UFLPAが施行されている以上、米国企業が新疆綿に対する姿勢を変えることは難しいだろう。

本件について、同社は今年2月、「会社の方針として、当社は事業を展開している全ての国や地域における全ての規制や法律を厳格に順守している。すでに中国商務省と連絡を取っており、関連する規制に則って対応する」と声明を発表。また、ラーソンCEOは今回の説明会で、「過去20年と同様に、今後も中国の消費者に当社の商品とサービスを提供することにコミットし、中国での長期的な成長に向けて投資していく。引き続き中国商務省と連絡を取り、前向きな解決を図りたい」とコメントした。

The post 「カルバン・クライン」親会社PVH、24年は減収減益 25年は横ばいの見通し appeared first on WWDJAPAN.

「シーイン」、英国でのIPOに仮承認 トランプ政権の対中関税で逆風も?

英国の金融行為規則機構(Financial Conduct Authority以下、FCA)は、ロンドン証券取引所でのIPO(新規上場)を申請していたグローバルSPAの「シーイン(SHEIN)」に対し仮承認を与えたとロイター(REUTERS)が報じた。

「シーイン」は2012年に中国・南京で設立し、22年に本社をシンガポールに移転。23年11月には、米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に非公開でIPOの申請をしたものの、承認は難航。このため、24年6月にFCAへの申請を行っていた。なお、今回の仮承認はIPOの実現に向けた大きな一歩だが、同社は現在、中国証券監督委員会(China Securities Regulatory Commission以下、CSRC)など中国の関連当局の承認を待っている状態だという。本件について、「シーイン」およびCSRCからのコメントは得られなかった。

企業イメージの改善に関する取り組み

「シーイン」は、豊富な商品ラインアップを圧倒的な低価格で販売し若年層を中心に人気を集める一方で、著作権侵害などによる訴訟トラブルをいくつも抱え、サプライチェーンにおける劣悪な労働環境への懸念が絶えない。こうした企業イメージを改善する意味もあり、同社は24年7月、英国とEUにおけるアパレル事業の循環性の実現を支援する2億ユーロ(約324億円)規模の基金を設立。また、より幅広いESG(環境・社会・ガバナンスを考慮した持続的な成長)の推進に向けて5000万ユーロ(約81億円)を投資すると発表した。

なお、EC向けのメールマーケティング会社オムニセンド(OMNISEND)によれば、不安定な世界情勢や全体的な景気の減速を背景に、英国の消費者は“お得感”により敏感になっており、調査対象の60%近くが過去1年の間に「シーイン」や「ティームー(TEMU)」など中国の越境ECを利用したことがあると回答。一方で、これらのプラットフォームを信頼していると回答したのは4%程度だったという。

トランプ政権の対中関税政策が「シーイン」にも影響か

ロイターの調査によれば、米国は「シーイン」にとって最大の市場であり、売り上げの28%以上を占めているという。その理由の一つとして、米国では輸入申告額が800ドル(約11万円)以下の少額貨物に対して関税の支払いが免除される“デミニミス(非課税基準額)ルール”が設けられていることがある。ちなみに、24年に同ルールに基づいて米国に非課税で輸入された荷物数は約14億個に上り、その半数程度が中国からのものだ。しかし、中国との“関税闘争”を繰り広げているドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は4月2日、中国本土および香港からの輸入品に対し、5月2日付で同ルールを撤廃することを発表。これは「シーイン」にとって痛手となることは間違いなく、IPOを実施する際の企業価値の算定にも影響する可能性がある。

英国は中国との貿易拡大に合意など関係改善へ

米国が中国への締め付けを強化する一方、英国は関係を深めようとしているようだ。英中関係はこれまで、新疆ウイグル自治区での人権侵害や言論の自由に関する問題などにより冷え込んでいたが、経済成長を重要政策の一つに掲げるキア・スターマー(Keir Starmer)英首相は24年11月、ブラジルで開催された主要20カ国首脳会議(G20サミット)で中国の習近平国家主席と会談し、「両国の強固な関係の重要性」を確認。英首相と習主席が直接会談を行ったのは6年ぶりだった。

今年1月には、レイチェル・リーブス(Rachel Reeves)英財務大臣が訪中し、経済政策などを統括する何立峰 副首相と会談。両国間の貿易拡大や貿易障壁の撤廃、金融サービス分野での連携などに合意し、中国が今後5年にわたって英国に6億ポンド(約1122億円)を投資する約束を取り付けている。

The post 「シーイン」、英国でのIPOに仮承認 トランプ政権の対中関税で逆風も? appeared first on WWDJAPAN.

BLACKPINKジェニーはホットなウエスタンスタイルで登場 「コーチェラ2025」

アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)が4月11日(現地時間、以下同)、米カリフォルニア州インディオで開幕した。14日には、BLACKPINKのジェニー(Jennie)が、初めて「コーチェラ」でのソロパフォーマンスを披露。ウエスタンスタイルの衣装でアウトドアシアターのステージに登場した。

 

ジェニーは、「ジョルジュオベイカ(GEORGES HOBEIKA)」2025-26年秋冬コレクションから、クロコダイルのエンボス加工が施されたジャケットに、同色のブラトップ、カスタムのミニショーツを合わせた。

 

また、「ディドゥ(DIDU)」2025年春夏コレクションから、ゆるっとしたロングブーツ、「ケイト・ケイト(KATE CATE)」のクロコダイルのエンボス加工で仕立てたバーガンディーのベルト3本、「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のサングラスを合わせてコーディネートした。

ジェニーは、「マントラ」「F.T.S.」「Zen」を含む全12曲をパフォーマンスし、サプライズでカリ・ウチス(Kali Uchis)とコラボレーションした「Damn Right」も披露。ウチスは、ジェニーに合わせ、レザーコルセットのミニドレスに同色のブーツというディープレッドのコーデで登場した。

The post BLACKPINKジェニーはホットなウエスタンスタイルで登場 「コーチェラ2025」 appeared first on WWDJAPAN.

BLACKPINKジェニーはホットなウエスタンスタイルで登場 「コーチェラ2025」

アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)が4月11日(現地時間、以下同)、米カリフォルニア州インディオで開幕した。14日には、BLACKPINKのジェニー(Jennie)が、初めて「コーチェラ」でのソロパフォーマンスを披露。ウエスタンスタイルの衣装でアウトドアシアターのステージに登場した。

 

ジェニーは、「ジョルジュオベイカ(GEORGES HOBEIKA)」2025-26年秋冬コレクションから、クロコダイルのエンボス加工が施されたジャケットに、同色のブラトップ、カスタムのミニショーツを合わせた。

 

また、「ディドゥ(DIDU)」2025年春夏コレクションから、ゆるっとしたロングブーツ、「ケイト・ケイト(KATE CATE)」のクロコダイルのエンボス加工で仕立てたバーガンディーのベルト3本、「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のサングラスを合わせてコーディネートした。

ジェニーは、「マントラ」「F.T.S.」「Zen」を含む全12曲をパフォーマンスし、サプライズでカリ・ウチス(Kali Uchis)とコラボレーションした「Damn Right」も披露。ウチスは、ジェニーに合わせ、レザーコルセットのミニドレスに同色のブーツというディープレッドのコーデで登場した。

The post BLACKPINKジェニーはホットなウエスタンスタイルで登場 「コーチェラ2025」 appeared first on WWDJAPAN.

「ソウシオオツキ」、2度目の「LVMHプライズ」最終選考入り 2025年度8組の実績をチェック

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、12回目となる2025年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」のファイナリスト8組を発表した。そのうち、16年度ファイナリストにも選出された大月壮士による「ソウシオオツキ(SOSHIOTSUKI)」が再び名を連ねた。ほかには、ロンドンを拠点とする3ブランド、パリで活動する3ブランド、ミラノから1ブランドが選出されている。

なお、セミファイナリスト20組に入っていた村上亮太による「ピリングス(PILLINGS)」は推しくも外れた。最終選考会は9月3日にパリで開催し、当日にグランプリほか各賞が発表される予定だ。審査員には3月にデビューコレクションを発表したばかりの「ジバンシィ(GIVENCHY)」のサラ・バートン(Sarah Burton)=クリエイティブ・ディレクターの参加も決定している。

25年度「LVMHプライズ」のファイナリストのブランド名とデザイナー名、国籍は以下の通り。

「アランポール(ALAINPAUL)」/アラン・ポール、フランス
「オールイン(ALL-IN)」/ベンジャミン・バロン(Benjamin Barron)、アメリカ&ブロール・オーガスト・ヴェスタボ(Bror August Vestbo)、ノルウェー
「フランチェスコ ムラノ(FRANCESCO MURANO)」/フランチェスコ・ムラノ、イタリア
「ソウシオオツキ」/大月壮士、日本
「スティーブ オー スミス(STEVE O SMITH)」/スティーブ・オー・スミス、イギリス
「トル コーカー(TOLU COKER)」/トル・コーカー、イギリス
「トリシジュ(TORISHEJU)」/トリシジュ・ドゥミ(Torisheju Dumi)、イギリス
「ゾマー(ZOMER)」/ダニアル・アイトゥガノフ(Danial Aitouganov)、オランダ

デジタル社会における独自のクラフツマンシップを評価

「LVMHプライズ」設立者であるデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=クリスチャン ディオール クチュール会長兼最高経営責任者は、今年度のファイナリストについて「テーラリングとクラフツマンシップにおける専門知識が際立っている」と評価。「ファッションやラグジュアリーの分野に限らず、テクノロジーやAIがさまざまな業界を再構築していく中で、クリエイターは人間の手と心による熟練の技を称えようと、彼らなりのクラフツマンシップを積極的に取り入れている。安価な方法で再現することは難しいクラフトの希少性やつながり、自己表現といった価値こそが今の時代に響くものであり、彼らはそれを具現化している」。ファイナリストの多くは、ドローイングやダンス、映画、雑誌など、ファッションデザインの領域を超えたさまざまな分野を着想源としている。同氏は、「ソーシャルメディアにより、あらゆるものに手軽にアクセスできるようになったほか、影響をいかに受けたかが可視化されるようになった。また、ブランドは単に服を作るだけでなく、一つの文化を作り出すことが求められている。そうした世界観の構築こそが、今のファッションを刺激的で魅力的なものにしている」とコメントした。

「アランポール」、幼少時代のバレエ経験がデザインの核に

デザイナーのアラン・ポールは、「ヴェトモン(VETEMENTS)」や「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」などで10年間キャリアを積んだ後、2023年に夫のルイス・フィリップ(Luis Philippe)と「アランポール」を共同設立した。フィリップは、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ジャックムス(JACQUEMUS)」「アライア(ALAIA)」などでホールセールスを担当していた。

ラグジュアリーブランドなどで実力を培ってきたポールだが、彼のクリエイションの根底には、幼少期に始めたバレエダンサーとしての経験がある。8歳でマルセイユ国立バレエ団に入団し、18歳まで在籍。「この10年間が、今の自分の土台となった」とポールは話す。その後ファッションの道に進み、ケッジ・ビジネススクールでブランドマネジメントを学び、マランゴーニ学院(Istituto Marangoni)でファッションデザインの学位を取得した。「アランポール」は現在世界30の小売店で取り扱いされている。

「オールイン」はファッション誌から始まり、ブランド化

「オールイン」はベンジャミン・バロンがニューヨーク州北部のバード大学で写真を専攻していた学生時代に、ファッション雑誌として立ち上げた。その後、デザイナーのブロール・オーガスト・ヴェスタボと出会い、彼のカスタムピースを使い、ファッションシューティングを始める。これを機に「オールイン」をブランドとしてスタートし、2019年にニューヨークで初のコレクションを発表。その後2人はノルウェーに移住し、ヴェスタボはオスロ国立芸術アカデミー修士号を取得。パリに拠点を移した。

彼らのコレクションは、既存の服を新しい文脈で再解釈することをコンセプトとしている。そのミューズは、ビューティコンテストの元女王や社交界デビューする上流階級の女性、年を重ねたポップスターなど。「コレクションは、1日の中で見せる多様な表情や進化していく存在という女性像を表現している」とバロンは説明する。フットウエアは、リアーナ(Rihanna)やクロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)といったセレブリティが着用したことで話題を呼んだ。

「フランチェスコ ムラノ」はビヨンセの衣装制作で話題に

フランチェスコ・ムラノは、ヨーロッパ・デザイン学院 (Istituto Europeo di Design)の卒業を控えていた2019年、歌手のビヨンセ(Beyonce)から「スピリット(Spirit)」のミュージックビデオでの衣装制作を依頼され、一躍注目を集めた。2年後には、ラッパーのカーディ・B(Cardi B)も衣装をオファー。「ムラノ」は当初、オーダーメードでの販売を中心としていたが、セレブリティの衣装制作を機に、ビジネスモデルを開拓した。

洗練されたテーラリングとドレープを生かしたイブニングウエアの融合をベースにする「ムラノ」。印象深いシルエットは、理想的なプロポーションとする古代ギリシャの彫刻にインスパイアしている。20年、「フー・イズ・オン・ネクスト?(Who is on Next?)」のウィメンズ部門で最優秀賞を獲得。24年には、イタリア・ファッション協会が若手デザイナーを支援・育成する助成金プログラム「カメラ・モーダ・ファッション・トラスト(Camera Moda Fashion Trust)」の1人に選ばれた。今年2月に開催された25-26年秋冬ミラノ・ファッション・ウイークでは、初のランウエイショーを披露した。

「ソウシオオツキ」、和洋折衷のスーツで存在感示す

15年にスタートした大月壮士による「ソウシオオツキ」は、80年代の「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」に刺激を受けたオーバーサイズのスーツがカルト的人気になっている。和と洋の紳士服のコードを融合し、シグネチャーであるスーツの裏地には着物の袖を思わせるスリット、ジャケットには道着のような前合わせのディテールを施すなど、独自のメンズウエアを確立している。

大月は1990年千葉県生まれ。文化服装学院メンズウェア科や「ここのがっこう」で学び、15年に自身のメンズウエアブランドを立ち上げた。翌年には「LVMHプライズ」のファイナリストに選出された。昨年のヨーロッパの旅行雑誌「ザ・トラベル・アルマナック(The Travel Almanac)」の表紙には、ラッパーのエイサップ・ロッキー(A$AP ROCKY)が「ソウシオオツキ」のスーツを着用。ブランドのEC売り上げが急上昇するほど、ブランドにとって大きく躍進した。

「スティーブ オー スミス」は「メットガラ」ドレスも経験済み

多くのファッションデザイナーはスケッチを元に服を具現化していくが、スティーブ・オー・スミスが、スケッチからそのまま飛び出してきたような独創的な服作りを特徴としている。アナ・ウインター(Anna Wintor)米「ヴォーグ(VOGUE)」編集長主催の24年「メットガラ(MET GALA)」では、俳優のエディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)と妻に、スペシャルピースを提供。白いチュールにアートのような黒いシルエットを重ねたモノトーンのルックは、レッドカーペットで視線を集めた。

スミスは、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校(CENTRAL SAINT MARTINS MA)」を卒業。ロイヤル・ドローイング・スクールでライフ・ドローイングのクラスを受講しながら、受注生産をベースにブランドを運営している。

「トル コーカー」は多国籍なアイデンティティーを再構築

ロンドンを拠点に活動するトール・コーカーは、ファッションを通して自身のルーツと向き合い、その物語を発信している。カラフルなパターンや、伝統宗教にインスパイアされたシルエット、環境に配慮した素材使いを通じて、ブラック・ディアスポラ(アフリカ系移民の歴史や文化)を再解釈。イギリスとナイジェリア、ヨルバのバックグラウンドを持つ彼女のアイデンティティーこそクリエイションの中枢となっている。

「服はただの衣類ではない。記憶の記録であり、カルチャーの担い手であり、アイデンティティーを表すものである。そして服を身にまとうことは、過去に敬意を払い、現在を受け入れ、未来を形作ることだ」とコーカーは語る。彼女はファッションデザインだけでなく、イラストレーションやドキュメンタリー、ファッション映画の制作にも携わり、「アディダス(ADIDAS)」や「スウォッチ(SWATCH)」「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」「イリー カフェ(ILLY CAFFE)」などのブランドのビジュアル作成も手掛けてきた。

「トリシジュ」はデビューショーにナオミ・キャンベルを起用

24年春夏パリ・ファッション・ウイークでショーデビューを果たしたトリシジュ・ドゥミによる「トリシジュ」。ショーでは、モデルにナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、スタイリングに元「ヴォーグ(VOGUE)」ファッションエディターのガブリエラ・カレファ=ジョンソン(Gabriella Karefa-Johnson)、ヘアにファッションデザイナーでもあるチャーリー・ル・ミンドゥ(Charlie Le Mindu)といった知名度のあるメンバーを起用し、話題になった。

ドゥミはロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校メンズウエア科で、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN、当時)」の奨学金プログラム「サラバンド財団(Alexander McQueen-Sarabande Foundation)」の奨学生として在学。その後、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)率いる「セリーヌ(CELINE)」をはじめ、「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」「ジャイルズ・ディーコン(GILES DEACON)」「シブリング(SIBLING)」などで経験を積んだ。

「トリシジュ」は、自身のルーツに根ざしたストーリーやフォークロアをデザインに取り入れ、ブラックカルチャーの表現を広げていくことを目指す。「黒人女性として、自分にしかできない視点をファッションで発信したい」とドゥミ。

「ゾマー」、ファレルによる「ルイ・ヴィトン」を経て独立

ダニアル・アイトゥガノフは、地元オランダのアムステルダム ファッション インスティチュート(AMSTERDAM FASHION INSTITUTE)卒業後、「ルイ・ヴィトン」や「クロエ(CHLOE)」「バーバリー(BURBERRY)」で8年間のキャリアを積んだ。独立前には、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)率いる「ルイ・ヴィトン」のメンズチームに半年ほど在籍していた。その後、スタイリストのイムル・アシャ(Imruh Asha)と「ゾマー」を立ち上げた。

「ゾマー」はシュルレアリスムの要素を取り入れたカラフルで構築的なデザインが特徴。25-26年秋冬パリ・コレクションでは「オポジット・デイ(逆さまの日)」をテーマに、ショーの構成からウエアのデザインまで全てを逆転した構成で展開。モデルが一斉に登場するフィナーレから始まり、ウエアも前後または上下を反転させ、ファッションとアートの概念を面白く巧みに表現した。中でも、ボマージャケット風のコートはバイヤーから高評価を得た。

The post 「ソウシオオツキ」、2度目の「LVMHプライズ」最終選考入り 2025年度8組の実績をチェック appeared first on WWDJAPAN.

BLACKPINKリサやレディー・ガガ、 ENHYPENの衣装をチェック! 「コーチェラ2025」1週目

アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)が4月11日(現地時間、以下同)、米カリフォルニア州インディオで開幕した。

初日の11日には、ヘッドライナーを務めたレディー・ガガ(Lady Gaga)やBLACKPINKのリサ(Lisa)、タイラ(Tyla)らが出演。12日にはチャーリー・XCX(Charlie XCX)やENHYPEN(エンハイプン)らがパフォーマンスを披露した。

リサ

リサは、「コーチェラ」で初めてのソロパフォーマンスをサハラステージで披露。スタイリストのブレット・アラン・ネルソン(Brett Alan Nelson)とデザイナーのアッシャー・レヴィン(Asher Levine)とともに制作した近未来的で異世界のような衣装で登場した。

培養レザーでとハイテクな衣装で知られるレヴィンは、リサとネルソンに、アニメのヴィランを思わせるオープニングアクト用の衣装と、発光する生物と半透明の昆虫を思わせる衣装の制作を依頼された。

 

レヴィンは米「WWD」に対し、「1つ目のヴィランの衣装は、アニメのサイボーグを参考にした。フルマッスルスーツとオーバーサイズジャケットに、爬虫類的で解剖学的な美学をミックスして私らしいアレンジを加えた。我々は、リサのために、彫刻のような爬虫類の皮のスーツと胸当てをカスタムした。リサが私がディレクションしたものを体現してくれたのは素晴らしかった。この衣装のキャラクターを進化した、パワフルで異質なものに押し上げてくれた」と話した。

2つ目のルックには、ガラスのような花びらと、カラフルで血管のようなラインが体に沿ってスーツの下に張り巡らされた光り輝くスーツが登場。「どちらのルックもトランスフォーメーションを探求している。1つは、冷酷さと威圧感を、もう1つは、優美さと軽やかさだ。そのバランスにはワクワクする」とコメントした。

 

2つの衣装を作るために、レヴィンは、ロサンゼルスにある彼のアトリエで、ファッション、彫刻、技術のチームと共同して“光の速さ”で作業を行なったという。レヴィンは、「だからこそ、複雑でハイテクなアイテムを素早く仕上げることができるんだ。そう、ワイヤレスのイルミネーションも埋め込んで。これは私の長年の言語なんだ。光やテクスチャー、フォームを生きたものにする、これは、着ることのできる錬金術だと思っている」と語った。

 

レヴィンの作品は、ビオモーフィズム、解剖学、そしてパワーに基づいている。「私は、次の自分、つまり異質なもの、別のものへと進化する人たちのためにデザインしている」と話すレヴィンは、リサとのコラボレーションにあたり、ステージの照明と熱気、振り付けに負けない衣装を作ることに注力した。

レヴィンはまた、衣装制作の思いを次のように明かした。「私の作品は、クチュールと技術、動きが交差するところにある。新しい時代の奇抜なものを、視覚だけでなく、着用できるようにするということだ。全てが魔法のようでありながらも、第2の皮膚のように動くものでなければならない。リサにはこの異質な姿で力強く、流動的で、そして完璧に彼女自身であることを感じてもらう必要があった。そして、それはまさしく我々がリサに与えたものだった」

リサは、4月18日7時45分から同じくサハラステージでパフォーマンス予定だ。

レディー・ガガ

レディー・ガガのパフォーマンスは、ドラマチックなファッションを含め、ファンの期待するもの全てに応えた。ガガは、メーンステージで最新アルバム「メイヘム」にインスパイアされた、卓越したシアトリカルなパフォーマンスを披露。「マックイーン(MCQUEEN)」をオマージュしながら、“光と闇という相反する力の二面性”というショーのストーリーを体現するルックを着用した。

「ポーカー・フェイス」披露時には、「マックイーン」2005年春夏コレクションのショー、“たかがゲームじゃないか(It’s Only a Game)”に合わせ、3Dのチェスが舞台に登場。

シアトリカルな演出で知られる「マックイーン」は、05年春夏コレクションで同様のセットを用意し、モデルをチェスの駒に見立てて配置していた。

「パパラッチ」披露時にも、「マックイーン」を参考に、流麗で優美なホワイトの生地が腕から伸び、羽のようなエフェクトを作り出す衣装を着用。このルックは、同ブランド23-24年秋冬コレクション、“スキャナーズ(Sccaners)ショーのルックを思わせた。ガガは、メタリックな胸当ても身につけていた。

5幕で構成された110分に及ぶパフォーマンスの間、ガガは、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」03年春夏コレクションから、ボンテージにインスパイアされたブラックレザーのジャケットも着用。また、サミュエル・ルイス(Samuel Lewis)とセス・プラット(Seth Pratt)がデザインした、ランジェリーが着想源のブラックミニドレスとルビーレッドのサテンドレス、砂場でのパフォーマンス時には、「ディラーラ フィンディコグルー(DILARA FINDIKOGLU)」のカスタムルックを披露した。

ほか、「シャイセ」披露時には、キャバレーを思わせるドラマチックなレッドドレスで観客の上に高く上がった。

ガガが「コーチェラ」のヘッドライナーを務めたのは、2017年以来2度目。最新アルバム「メイヘム」から、「アブラカダブラ」「パーフェクト・セレブリティー」「ディジーズ」「ザ・ビースト」「キラー」「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」のほか、人気曲の「ポーカー・フェイス」「ジューダス」「パパラッチ」「アレハンドロ」「ボーン・ディス・ウェイ」「シャロー」を披露した。18日23時10分から再びメーンステージに登場する予定だ。

タイラ

タイラは、ロン・ハルトレーベン(Ron Hartleben)によるスタイリングで「コーチェラ」デビューを飾った。「ドルチェ&ガッバーナ」00年春夏コレクションから、「スワロフスキー(SWAROVSKI)」クリスタル製のブラと、ガラスのフリンジがついたシルクのシャガードベルトスカートを着用。ホワイトのクロップド丈のトップスを胸の上で結び、大胆な丸いカットアウトを施したメッシュのタイツを合わせた。

またタイラは、「パンドラ(PANDORA)」のゴールドとシルバーのジュエリーを身にまといコーデを完成させた。同ブランドは8日、タイラをアンバサダーに任命したことを発表したばかりだ。

ENHYPEN

ENHYPENも12日、「コーチェラ」初出演を果たした。アンバサダーを務める「プラダ(PRADA)」を着用し、13曲を披露した。

「コーチェラ 2025」ステージスナップ

The post BLACKPINKリサやレディー・ガガ、 ENHYPENの衣装をチェック! 「コーチェラ2025」1週目 appeared first on WWDJAPAN.

BLACKPINKリサやレディー・ガガ、 ENHYPENの衣装をチェック! 「コーチェラ2025」1週目

アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)が4月11日(現地時間、以下同)、米カリフォルニア州インディオで開幕した。

初日の11日には、ヘッドライナーを務めたレディー・ガガ(Lady Gaga)やBLACKPINKのリサ(Lisa)、タイラ(Tyla)らが出演。12日にはチャーリー・XCX(Charlie XCX)やENHYPEN(エンハイプン)らがパフォーマンスを披露した。

リサ

リサは、「コーチェラ」で初めてのソロパフォーマンスをサハラステージで披露。スタイリストのブレット・アラン・ネルソン(Brett Alan Nelson)とデザイナーのアッシャー・レヴィン(Asher Levine)とともに制作した近未来的で異世界のような衣装で登場した。

培養レザーでとハイテクな衣装で知られるレヴィンは、リサとネルソンに、アニメのヴィランを思わせるオープニングアクト用の衣装と、発光する生物と半透明の昆虫を思わせる衣装の制作を依頼された。

 

レヴィンは米「WWD」に対し、「1つ目のヴィランの衣装は、アニメのサイボーグを参考にした。フルマッスルスーツとオーバーサイズジャケットに、爬虫類的で解剖学的な美学をミックスして私らしいアレンジを加えた。我々は、リサのために、彫刻のような爬虫類の皮のスーツと胸当てをカスタムした。リサが私がディレクションしたものを体現してくれたのは素晴らしかった。この衣装のキャラクターを進化した、パワフルで異質なものに押し上げてくれた」と話した。

2つ目のルックには、ガラスのような花びらと、カラフルで血管のようなラインが体に沿ってスーツの下に張り巡らされた光り輝くスーツが登場。「どちらのルックもトランスフォーメーションを探求している。1つは、冷酷さと威圧感を、もう1つは、優美さと軽やかさだ。そのバランスにはワクワクする」とコメントした。

 

2つの衣装を作るために、レヴィンは、ロサンゼルスにある彼のアトリエで、ファッション、彫刻、技術のチームと共同して“光の速さ”で作業を行なったという。レヴィンは、「だからこそ、複雑でハイテクなアイテムを素早く仕上げることができるんだ。そう、ワイヤレスのイルミネーションも埋め込んで。これは私の長年の言語なんだ。光やテクスチャー、フォームを生きたものにする、これは、着ることのできる錬金術だと思っている」と語った。

 

レヴィンの作品は、ビオモーフィズム、解剖学、そしてパワーに基づいている。「私は、次の自分、つまり異質なもの、別のものへと進化する人たちのためにデザインしている」と話すレヴィンは、リサとのコラボレーションにあたり、ステージの照明と熱気、振り付けに負けない衣装を作ることに注力した。

レヴィンはまた、衣装制作の思いを次のように明かした。「私の作品は、クチュールと技術、動きが交差するところにある。新しい時代の奇抜なものを、視覚だけでなく、着用できるようにするということだ。全てが魔法のようでありながらも、第2の皮膚のように動くものでなければならない。リサにはこの異質な姿で力強く、流動的で、そして完璧に彼女自身であることを感じてもらう必要があった。そして、それはまさしく我々がリサに与えたものだった」

リサは、4月18日7時45分から同じくサハラステージでパフォーマンス予定だ。

レディー・ガガ

レディー・ガガのパフォーマンスは、ドラマチックなファッションを含め、ファンの期待するもの全てに応えた。ガガは、メーンステージで最新アルバム「メイヘム」にインスパイアされた、卓越したシアトリカルなパフォーマンスを披露。「マックイーン(MCQUEEN)」をオマージュしながら、“光と闇という相反する力の二面性”というショーのストーリーを体現するルックを着用した。

「ポーカー・フェイス」披露時には、「マックイーン」2005年春夏コレクションのショー、“たかがゲームじゃないか(It’s Only a Game)”に合わせ、3Dのチェスが舞台に登場。

シアトリカルな演出で知られる「マックイーン」は、05年春夏コレクションで同様のセットを用意し、モデルをチェスの駒に見立てて配置していた。

「パパラッチ」披露時にも、「マックイーン」を参考に、流麗で優美なホワイトの生地が腕から伸び、羽のようなエフェクトを作り出す衣装を着用。このルックは、同ブランド23-24年秋冬コレクション、“スキャナーズ(Sccaners)ショーのルックを思わせた。ガガは、メタリックな胸当ても身につけていた。

5幕で構成された110分に及ぶパフォーマンスの間、ガガは、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」03年春夏コレクションから、ボンテージにインスパイアされたブラックレザーのジャケットも着用。また、サミュエル・ルイス(Samuel Lewis)とセス・プラット(Seth Pratt)がデザインした、ランジェリーが着想源のブラックミニドレスとルビーレッドのサテンドレス、砂場でのパフォーマンス時には、「ディラーラ フィンディコグルー(DILARA FINDIKOGLU)」のカスタムルックを披露した。

ほか、「シャイセ」披露時には、キャバレーを思わせるドラマチックなレッドドレスで観客の上に高く上がった。

ガガが「コーチェラ」のヘッドライナーを務めたのは、2017年以来2度目。最新アルバム「メイヘム」から、「アブラカダブラ」「パーフェクト・セレブリティー」「ディジーズ」「ザ・ビースト」「キラー」「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」のほか、人気曲の「ポーカー・フェイス」「ジューダス」「パパラッチ」「アレハンドロ」「ボーン・ディス・ウェイ」「シャロー」を披露した。18日23時10分から再びメーンステージに登場する予定だ。

タイラ

タイラは、ロン・ハルトレーベン(Ron Hartleben)によるスタイリングで「コーチェラ」デビューを飾った。「ドルチェ&ガッバーナ」00年春夏コレクションから、「スワロフスキー(SWAROVSKI)」クリスタル製のブラと、ガラスのフリンジがついたシルクのシャガードベルトスカートを着用。ホワイトのクロップド丈のトップスを胸の上で結び、大胆な丸いカットアウトを施したメッシュのタイツを合わせた。

またタイラは、「パンドラ(PANDORA)」のゴールドとシルバーのジュエリーを身にまといコーデを完成させた。同ブランドは8日、タイラをアンバサダーに任命したことを発表したばかりだ。

ENHYPEN

ENHYPENも12日、「コーチェラ」初出演を果たした。アンバサダーを務める「プラダ(PRADA)」を着用し、13曲を披露した。

「コーチェラ 2025」ステージスナップ

The post BLACKPINKリサやレディー・ガガ、 ENHYPENの衣装をチェック! 「コーチェラ2025」1週目 appeared first on WWDJAPAN.

BLACKPINKリサやレディー・ガガ、 ENHYPENの衣装をチェック! 「コーチェラ2025」1週目

アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)が4月11日(現地時間、以下同)、米カリフォルニア州インディオで開幕した。

初日の11日には、ヘッドライナーを務めたレディー・ガガ(Lady Gaga)やBLACKPINKのリサ(Lisa)、タイラ(Tyla)らが出演。12日にはチャーリー・XCX(Charlie XCX)やENHYPEN(エンハイプン)らがパフォーマンスを披露した。

リサ

リサは、「コーチェラ」で初めてのソロパフォーマンスをサハラステージで披露。スタイリストのブレット・アラン・ネルソン(Brett Alan Nelson)とデザイナーのアッシャー・レヴィン(Asher Levine)とともに制作した近未来的で異世界のような衣装で登場した。

培養レザーでとハイテクな衣装で知られるレヴィンは、リサとネルソンに、アニメのヴィランを思わせるオープニングアクト用の衣装と、発光する生物と半透明の昆虫を思わせる衣装の制作を依頼された。

 

レヴィンは米「WWD」に対し、「1つ目のヴィランの衣装は、アニメのサイボーグを参考にした。フルマッスルスーツとオーバーサイズジャケットに、爬虫類的で解剖学的な美学をミックスして私らしいアレンジを加えた。我々は、リサのために、彫刻のような爬虫類の皮のスーツと胸当てをカスタムした。リサが私がディレクションしたものを体現してくれたのは素晴らしかった。この衣装のキャラクターを進化した、パワフルで異質なものに押し上げてくれた」と話した。

2つ目のルックには、ガラスのような花びらと、カラフルで血管のようなラインが体に沿ってスーツの下に張り巡らされた光り輝くスーツが登場。「どちらのルックもトランスフォーメーションを探求している。1つは、冷酷さと威圧感を、もう1つは、優美さと軽やかさだ。そのバランスにはワクワクする」とコメントした。

 

2つの衣装を作るために、レヴィンは、ロサンゼルスにある彼のアトリエで、ファッション、彫刻、技術のチームと共同して“光の速さ”で作業を行なったという。レヴィンは、「だからこそ、複雑でハイテクなアイテムを素早く仕上げることができるんだ。そう、ワイヤレスのイルミネーションも埋め込んで。これは私の長年の言語なんだ。光やテクスチャー、フォームを生きたものにする、これは、着ることのできる錬金術だと思っている」と語った。

 

レヴィンの作品は、ビオモーフィズム、解剖学、そしてパワーに基づいている。「私は、次の自分、つまり異質なもの、別のものへと進化する人たちのためにデザインしている」と話すレヴィンは、リサとのコラボレーションにあたり、ステージの照明と熱気、振り付けに負けない衣装を作ることに注力した。

レヴィンはまた、衣装制作の思いを次のように明かした。「私の作品は、クチュールと技術、動きが交差するところにある。新しい時代の奇抜なものを、視覚だけでなく、着用できるようにするということだ。全てが魔法のようでありながらも、第2の皮膚のように動くものでなければならない。リサにはこの異質な姿で力強く、流動的で、そして完璧に彼女自身であることを感じてもらう必要があった。そして、それはまさしく我々がリサに与えたものだった」

リサは、4月18日7時45分から同じくサハラステージでパフォーマンス予定だ。

レディー・ガガ

レディー・ガガのパフォーマンスは、ドラマチックなファッションを含め、ファンの期待するもの全てに応えた。ガガは、メーンステージで最新アルバム「メイヘム」にインスパイアされた、卓越したシアトリカルなパフォーマンスを披露。「マックイーン(MCQUEEN)」をオマージュしながら、“光と闇という相反する力の二面性”というショーのストーリーを体現するルックを着用した。

「ポーカー・フェイス」披露時には、「マックイーン」2005年春夏コレクションのショー、“たかがゲームじゃないか(It’s Only a Game)”に合わせ、3Dのチェスが舞台に登場。

シアトリカルな演出で知られる「マックイーン」は、05年春夏コレクションで同様のセットを用意し、モデルをチェスの駒に見立てて配置していた。

「パパラッチ」披露時にも、「マックイーン」を参考に、流麗で優美なホワイトの生地が腕から伸び、羽のようなエフェクトを作り出す衣装を着用。このルックは、同ブランド23-24年秋冬コレクション、“スキャナーズ(Sccaners)ショーのルックを思わせた。ガガは、メタリックな胸当ても身につけていた。

5幕で構成された110分に及ぶパフォーマンスの間、ガガは、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」03年春夏コレクションから、ボンテージにインスパイアされたブラックレザーのジャケットも着用。また、サミュエル・ルイス(Samuel Lewis)とセス・プラット(Seth Pratt)がデザインした、ランジェリーが着想源のブラックミニドレスとルビーレッドのサテンドレス、砂場でのパフォーマンス時には、「ディラーラ フィンディコグルー(DILARA FINDIKOGLU)」のカスタムルックを披露した。

ほか、「シャイセ」披露時には、キャバレーを思わせるドラマチックなレッドドレスで観客の上に高く上がった。

ガガが「コーチェラ」のヘッドライナーを務めたのは、2017年以来2度目。最新アルバム「メイヘム」から、「アブラカダブラ」「パーフェクト・セレブリティー」「ディジーズ」「ザ・ビースト」「キラー」「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」のほか、人気曲の「ポーカー・フェイス」「ジューダス」「パパラッチ」「アレハンドロ」「ボーン・ディス・ウェイ」「シャロー」を披露した。18日23時10分から再びメーンステージに登場する予定だ。

タイラ

タイラは、ロン・ハルトレーベン(Ron Hartleben)によるスタイリングで「コーチェラ」デビューを飾った。「ドルチェ&ガッバーナ」00年春夏コレクションから、「スワロフスキー(SWAROVSKI)」クリスタル製のブラと、ガラスのフリンジがついたシルクのシャガードベルトスカートを着用。ホワイトのクロップド丈のトップスを胸の上で結び、大胆な丸いカットアウトを施したメッシュのタイツを合わせた。

またタイラは、「パンドラ(PANDORA)」のゴールドとシルバーのジュエリーを身にまといコーデを完成させた。同ブランドは8日、タイラをアンバサダーに任命したことを発表したばかりだ。

ENHYPEN

ENHYPENも12日、「コーチェラ」初出演を果たした。アンバサダーを務める「プラダ(PRADA)」を着用し、13曲を披露した。

「コーチェラ 2025」ステージスナップ

The post BLACKPINKリサやレディー・ガガ、 ENHYPENの衣装をチェック! 「コーチェラ2025」1週目 appeared first on WWDJAPAN.

LVMHのアルノー会長兼CEO、85歳まで続投? 年齢制限の延長を株主総会で提案へ

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の取締役会は、最高経営責任者(CEO)の年齢制限を現在の80歳から85歳に延長する議案を、4月17日開催の年次株主総会に提出する。

同社のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)は、1949年3月5日生まれの76歳。2022年5月の株主総会では、75歳と定められていたCEOの年齢制限を80歳まで延長する議案が、81.6%の賛成多数で承認されている。

後継者として有望な5人の子どもたち

アルノー会長兼CEOには5人の子どもがいる。長女のデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=クリスチャン ディオール クチュール会長兼CEO、長男のアントワン・アルノー(Antoine Arnault)LVMH ヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージ、次男のアレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)LVMH ワイン&スピリッツ部門副CEO、三男のフレデリック・アルノー(Frederic Arnault)=ロロ・ピアーナCEO、四男で末っ子のジャン・アルノー(Jean Arnault)=ルイ・ヴィトン ウォッチ部門 マーケティングおよびプロダクト・ディベロップメント・ディレクターといずれもグループ内の要職に就いており、有望な後継者候補だ。しかし、今回の議案を踏まえると、まだしばらくはアルノー会長兼CEOがグループを率いるものと推測される。

アルノー家による支配体制も盤石

近年、LVMHは一族支配を強化しており、ジャン以外の4人はLVMHの取締役会に所属しているほか、アントワンは一族による持株会社クリスチャン ディオールSE(CHRISTIAN DIOR SE)のCEO兼副会長を、フレデリックはやはり一族の主要な持株会社フィナンシエール・アガシュ(FINANCIERE AGACHE)のマネージング・ディレクターを兼任。クリスチャン ディオールSEはフィナンシエール・アガシュの傘下で、フィナンシエール・アガシュは22年12月の時点でクリスチャン ディオールSEの株式資本の97.5%を保有している。これらを通じ、アルノー家は25年3月の時点で、LVMHの株式資本の49.0%と議決権の64.8%を保有している。

The post LVMHのアルノー会長兼CEO、85歳まで続投? 年齢制限の延長を株主総会で提案へ appeared first on WWDJAPAN.

LVMHのアルノー会長兼CEO、85歳まで続投? 年齢制限の延長を株主総会で提案へ

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の取締役会は、最高経営責任者(CEO)の年齢制限を現在の80歳から85歳に延長する議案を、4月17日開催の年次株主総会に提出する。

同社のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)は、1949年3月5日生まれの76歳。2022年5月の株主総会では、75歳と定められていたCEOの年齢制限を80歳まで延長する議案が、81.6%の賛成多数で承認されている。

後継者として有望な5人の子どもたち

アルノー会長兼CEOには5人の子どもがいる。長女のデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=クリスチャン ディオール クチュール会長兼CEO、長男のアントワン・アルノー(Antoine Arnault)LVMH ヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージ、次男のアレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)LVMH ワイン&スピリッツ部門副CEO、三男のフレデリック・アルノー(Frederic Arnault)=ロロ・ピアーナCEO、四男で末っ子のジャン・アルノー(Jean Arnault)=ルイ・ヴィトン ウォッチ部門 マーケティングおよびプロダクト・ディベロップメント・ディレクターといずれもグループ内の要職に就いており、有望な後継者候補だ。しかし、今回の議案を踏まえると、まだしばらくはアルノー会長兼CEOがグループを率いるものと推測される。

アルノー家による支配体制も盤石

近年、LVMHは一族支配を強化しており、ジャン以外の4人はLVMHの取締役会に所属しているほか、アントワンは一族による持株会社クリスチャン ディオールSE(CHRISTIAN DIOR SE)のCEO兼副会長を、フレデリックはやはり一族の主要な持株会社フィナンシエール・アガシュ(FINANCIERE AGACHE)のマネージング・ディレクターを兼任。クリスチャン ディオールSEはフィナンシエール・アガシュの傘下で、フィナンシエール・アガシュは22年12月の時点でクリスチャン ディオールSEの株式資本の97.5%を保有している。これらを通じ、アルノー家は25年3月の時点で、LVMHの株式資本の49.0%と議決権の64.8%を保有している。

The post LVMHのアルノー会長兼CEO、85歳まで続投? 年齢制限の延長を株主総会で提案へ appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】タイラやアレックス・コンサニ、ビヨンセの甥らが登場 「H&M」がLAでイベントを開催

「H&M」は4月9日(現地時間)、2025年春夏コレクションの発売を記念し、ロサンゼルス・ボイルハイツで一夜限りの音楽フェスを開催した。会場には、タイラ(Tyla)、ダコタ・ファニング(Dakota Fanning)、アレックス・コンサニ(Alex Consani)ら俳優やインフルエンサー含め5000人のゲストが集結。来場者は全員、音楽の歴史と深く呼応した同ブランドの新作コレクションを着用した。また、ドーチ(Doechii)、ロビン(Robyn)、ジェイミーxx(Jamie xx)、ピンクパンサレス(PinkPantheress)、セイラー(SAILORR)ら豪華アーティストによるパフォーマンスも行われた。

セレブたちのフェス・スタイルをチェック!

来場したセレブリティーたちは、バギーデニムやクリスタルを埋め込んだスリップドレスなどを身につけて登場。ここでは「H&M」で仕上げたクリエイティビティーあふれる装いを紹介する。

タイラ

 

同コレクションキャンペーンのモデルを務めたタイラは、1990年代を彷ふつとさせるルックで登場。クルーネックラインのホワイトのクロップドTシャツに、汚れているように見せる生地のローライズのバギーデニム、ブラックのヒールサンダルを合わせた。

ダコタ・ファニング

 

ダコタ・ファニングは、小さなガラスビーズをフローラルの形に刺しゅうしたドレスを着用。ふくらはぎ丈のドレスはリヨセルをミックスした薄手の生地で作られており、Vネックと調節可能なショルダーストラップ、直線でカットされた裾、片側に入ったスリットが特徴だ。

アレックス・コンサニ

 

アレックス・コンサニもスリップドレスで登場。スカートの両端に入ったスリットが入った、細いショルダーストラップのブラックドレスに、同色のヒールサンダルを合わせコーディネートした。

ジュレス・スミス

 

ビヨンセ(Beyonce)の甥でモデルのジュレス・スミス(Julez Smith)は、リジットデニムのルックを披露した。

 

スミスは、5つのポケットがついたワイドなバギーデザインのジーンズを着用。くるぶしで折り重ねられたパンツの裾で現代的なエッジを効かせながらも、全体的にクラシックなスタイルに仕上げた。オーバーサイズのデニムシャツはパンツと同じシャガード織りのパターンで、非常にルーズなシルエットが特徴だ。デニムシャツの下には、ホワイトのシャツを合わせスタイリングした。

米「WWD」の独占情報によると、「H&M」は8月から11月にかけて、ビバリー・ヒルズ、カリフォルニア州ブレアに新店舗をオープン、ビバリー・センターの店舗を移転する予定だ。

来場者スナップ

The post 【スナップ】タイラやアレックス・コンサニ、ビヨンセの甥らが登場 「H&M」がLAでイベントを開催 appeared first on WWDJAPAN.

「ロレアル パリ」の仏アンバサダーに「エミリー、パリへ行く」のフィリピーヌ・ルロワ・ボリュー

ロレアルはこのほど、Netflixシリーズ「エミリー、パリへ行く」にも出演した俳優でプロデューサーのフィリピーヌ・ルロワ・ボリュー(Philippine Leroy Beaulieu)を「ロレアル パリ(L’OREAL PARIS)」のフランスアンバサダーに起用した。6月9日に、同氏が出演する“エイジ パーフェクト コラーゲン エクスパート”の新キャンペーンを公開する。

アンバサダーの就任についてルロワ・ボリューは、「とても驚いたわ。何でも知っている偉大な賢者というわけではないけれど、人々に共有できると思うことを共有するつもり。それは素晴らしいことだし、私は『ロレアル パリ』が女性たちにもたらすものが大好きなの」と話す。さらに、「アンバサダーとして伝えたいメッセージは、自分や他人を追い込むのはやめましょう、ということ。私たちは非常に偏った社会に生きていて、人々を非難し、追い込んでいる。その方が世界を理解しやすいし、楽だとは思う。でもそれは私たちをあらゆるものから、そして互いから切り離してしまう。私は固く閉ざしているドアを緩め、開くことができると思うの」と述べ、「人の年齢についても同じことが言える。人生はさまざまな経験の連続のようなもの。数字とは関係ない。年齢についてはソフトでクールでありましょう。柔軟さが大事よ」と続けた。

また、ルロワ・ボリューは子どものころからスキンケアにこだわっていたという。「祖母に連れられて、エステティックサロンに行ったのを覚えているわ」と10代のころを振り返る。「昔からクリームが好きだったの。化粧はあまりしなくて、仕事のためね。私生活ではマスカラだけ」と話した。

マリー・ジュリー・モノ(Marie Julie Monnot)=「ロレアル パリ」フランス担当ジェネラルマネジャーは、「フィリピーヌは“フレンチ・シック”を体現する存在としてフランス国内外のあらゆる世代に知られている。自分の価値観を信じることができる居場所を提供するというブランドのミッションと共鳴する、自由奔放な美の持ち主。年齢を強みとして大胆に謳歌することで自由の意識を広め、世界中の女性たちの真のインスピレーション源となる」と述べる。

フィリピーヌ・ルロワ ・ボリュー とは

ルロワ ・ボリューはアーティスト一家の中ローマで育ち、16歳でパリへ移住。演劇の勉強を始め、俳優を志すようになった。1983年公開のロジェ・ヴァディム(Roger Vadim)監督によるコメディードラマ映画「さよなら夏のリセ」でデビュー。2年後、コリーヌ・セロー(Coline Serreau)監督によるコメディー映画「赤ちゃんに乾杯!」でセザール助演女優賞にノミネートされたことがターニングポイントとなった。

今後の活動についてルロワ ・ボリューは、「『エミリー、パリへ行く』のシーズン5を撮影した後、夏に新たなプロジェクトの撮影がある。9月か10月にまた何かあるんだけれど、まだヒミツ」と話す。一方で同氏は、来年予定されているプロジェクトに言及した。「ダークなスリラーは挑戦したことがないし、面白そうだと思っているの。今後もたくさんの計画があるから楽しみ」と語った。

The post 「ロレアル パリ」の仏アンバサダーに「エミリー、パリへ行く」のフィリピーヌ・ルロワ・ボリュー appeared first on WWDJAPAN.

「ロレアル パリ」の仏アンバサダーに「エミリー、パリへ行く」のフィリピーヌ・ルロワ・ボリュー

ロレアルはこのほど、Netflixシリーズ「エミリー、パリへ行く」にも出演した俳優でプロデューサーのフィリピーヌ・ルロワ・ボリュー(Philippine Leroy Beaulieu)を「ロレアル パリ(L’OREAL PARIS)」のフランスアンバサダーに起用した。6月9日に、同氏が出演する“エイジ パーフェクト コラーゲン エクスパート”の新キャンペーンを公開する。

アンバサダーの就任についてルロワ・ボリューは、「とても驚いたわ。何でも知っている偉大な賢者というわけではないけれど、人々に共有できると思うことを共有するつもり。それは素晴らしいことだし、私は『ロレアル パリ』が女性たちにもたらすものが大好きなの」と話す。さらに、「アンバサダーとして伝えたいメッセージは、自分や他人を追い込むのはやめましょう、ということ。私たちは非常に偏った社会に生きていて、人々を非難し、追い込んでいる。その方が世界を理解しやすいし、楽だとは思う。でもそれは私たちをあらゆるものから、そして互いから切り離してしまう。私は固く閉ざしているドアを緩め、開くことができると思うの」と述べ、「人の年齢についても同じことが言える。人生はさまざまな経験の連続のようなもの。数字とは関係ない。年齢についてはソフトでクールでありましょう。柔軟さが大事よ」と続けた。

また、ルロワ・ボリューは子どものころからスキンケアにこだわっていたという。「祖母に連れられて、エステティックサロンに行ったのを覚えているわ」と10代のころを振り返る。「昔からクリームが好きだったの。化粧はあまりしなくて、仕事のためね。私生活ではマスカラだけ」と話した。

マリー・ジュリー・モノ(Marie Julie Monnot)=「ロレアル パリ」フランス担当ジェネラルマネジャーは、「フィリピーヌは“フレンチ・シック”を体現する存在としてフランス国内外のあらゆる世代に知られている。自分の価値観を信じることができる居場所を提供するというブランドのミッションと共鳴する、自由奔放な美の持ち主。年齢を強みとして大胆に謳歌することで自由の意識を広め、世界中の女性たちの真のインスピレーション源となる」と述べる。

フィリピーヌ・ルロワ ・ボリュー とは

ルロワ ・ボリューはアーティスト一家の中ローマで育ち、16歳でパリへ移住。演劇の勉強を始め、俳優を志すようになった。1983年公開のロジェ・ヴァディム(Roger Vadim)監督によるコメディードラマ映画「さよなら夏のリセ」でデビュー。2年後、コリーヌ・セロー(Coline Serreau)監督によるコメディー映画「赤ちゃんに乾杯!」でセザール助演女優賞にノミネートされたことがターニングポイントとなった。

今後の活動についてルロワ ・ボリューは、「『エミリー、パリへ行く』のシーズン5を撮影した後、夏に新たなプロジェクトの撮影がある。9月か10月にまた何かあるんだけれど、まだヒミツ」と話す。一方で同氏は、来年予定されているプロジェクトに言及した。「ダークなスリラーは挑戦したことがないし、面白そうだと思っているの。今後もたくさんの計画があるから楽しみ」と語った。

The post 「ロレアル パリ」の仏アンバサダーに「エミリー、パリへ行く」のフィリピーヌ・ルロワ・ボリュー appeared first on WWDJAPAN.

ケリング ボーテが英高級フレグランス「クリード」のCEOを任命 ロレアルとエスティ ローダーで要職を歴任

ケリング(KERING)のビューティ部門、ケリング ボーテ(KERING BEAUTE)はこのほど、英国のラグジュアリーフレグランスブランド「クリード(CREED)」の最高経営責任者(CEO)にナタリー・ベルジェ・デュケンヌ(Nathalie Berger-Duquene)を任命した。5月6日付で就任する。

デュケンヌ新CEOは、2024年10月末に退任したサラ・ロザラム(Sarah Rotheram)前CEOの後任となる。就任までの間はラファエラ・コルナッジャ(Raffaella Cornaggia)=ケリング ボーテCEOが高級ニッチフレグランスのブランドを管理してきた。デュケンヌはケリング ボーテの執行委員会のメンバーとなり、ロンドンを拠点にコルナッジャ=ケリング ボーテCEOの直属となる。

デュケンヌはコルナッジャ=ケリング ボーテCEOと同様、エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES以下、ELC)からケリングに加わり、22年から「バルマン ビューティ(BALMAIN BEAUTY)」のグローバル・ジェネラル・ブランドマネジャーを務めていた。

ナタリー・ベルジェ・デュケンヌの経歴

デュケンヌはフランスのビジネススクールESSECを卒業後、「ゲラン(GUERLAIN)」でキャリアをスタートし、05年にロレアル(L’OREAL)に入社した。「ビオテルム(BIOTHERM)」「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」「ランコム(LANCOME)」などのブランドでさまざまな役職を歴任した後、リュクス事業本部のフレグランス担当ジェネラルマネジャーに就任。19年に「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」と「キリアン パリ(KILIAN PARIS)」のEMEAジェネラルマネジャーとしてELCに入社し、その後「トム フォード ビューティ」のグローバル・マーケティング・シニアバイスプレジデントに任命された。

ケリング ボーテは23年に「クリード」を買収

ケリング ボーテは23年6月27日、推定38億ドル(約5548億円)相当の取引額で「クリード」を買収すると発表した。この買収は、同年2月3日にケリングがビューティ部門を設立した後、初めての大型買収となった。買収後、「クリード」は“カーミーナ”や“クイーン オブ シルク”を発表し、女性用フレグランスのポートフォリオを拡大。24年に3億ユーロ(約480億円)以上の売り上げを記録し、「米国での業績が好調だった」とジャン・マルク・デュプレ(Jean Marc Duplaix)=ケリング オペレーション・財務担当副CEOは述べた。

「クリード」とは

メゾンの歴史は1760年までさかのぼり、イギリス国王ジョージ3世の時代にジェームズ・ヘンリー・クリード(James Henry Creed)が設立した。カルト的ベストセラーの男性用フレグランス“アバントゥス コロン”“ヴァイキング”“ヒマラヤ”“グリーン アイリッシュ ツィード”など、長年にわたり200種以上の香水を生み出してきた。パリを拠点とし、フォンテーヌブローの工場で伝統的な抽出技法を用いて多くの自家製エッセンスを製造している。

ケリング ボーテは香水カテゴリーに注力

ケリング ボーテはフレグランスブランドとして「クリード」のほかに、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」「ポメラート(POMELLATO)」「キーリン(QUEELIN)」を所有している。デュプレ=ケリング オペレーション・財務担当副CEOによると同社は流通や生産、物流の面で「クリード」を高級フレグランス市場へのさらなる参入に活用しているという。昨年は「ボッテガ・ヴェネタ」からフレグランスを発売し、今年は「バレンシアガ」からローンチ予定だ。フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)=ケリング会長兼CEOは、「今後数年間、ケリング ボーテは香水カテゴリーに注力する」と語った。

本文中の円換算レート:1ドル=146円、1ユーロ=160円

The post ケリング ボーテが英高級フレグランス「クリード」のCEOを任命 ロレアルとエスティ ローダーで要職を歴任 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】アリアナ・グランデやエル・ファニング、ディカプリオら豪華な顔ぶれ! 「シネマコン2025」開催

3月31日〜4月3日(現地時間)、アメリカ・ラスベガスで映画の見本市「シネマコン2025(CinemaCon 2025)」が開催された。ユニバーサル・ピクチャーズ(Universal Pictures)による映画「ウィキッド ふたりの魔女」の続編や、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ(Walt Disney Pictures)によるアニメーション映画「ズートピア」の続編など、数々の新作映画の情報が解禁された。

会場となった高級リゾートホテル「シーザーズ・パレス」には、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)やエル・ファニング(Elle Fanning)、フローレンス・ピュー(Florence Pugh)らが出演作のプレゼンテーションのために集結。パッと目を引く個性派衣装で登場し、映画の祭典を盛り上げた。

4月1日来場セレブ

イベント2日目には、ワーナー・ブラザーズ(WARNER BROTHERS)とライオンズゲート(LIONSGATE)が新作についてのプレゼンテーションを開催した。

ワーナー・ブラザーズの会場には今年公開予定の映画「One Battle After Another(原題)」出演キャストからゲストとして、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)やテヤナ・テイラー(Teyana Taylor)、レジーナ・ホール(Regina Hall)が、ライオンズゲートの会場には、アマンダ・サイフリッド(Amanda Seyfried)、アナ・デ・アルマス(Ana de Armas)、シドニー・スウィーニー(Sydney Sweeney)らが来場し、作品の魅力をアピールした。

スナップ

4月2日来場セレブ

3日目は、ユニバーサル・ピクチャーズとアマゾンMGMスタジオ(Amazon Mgm Studios)がプレゼンテーションを展開。それぞれの会場にはアリアナ・グランデやシンシア・エリヴォ、ハリー・ベイリー(Halle Berry)らが姿を見せ、会場を盛り上げた。

スナップ

4月3日来場セレブ

最終日には、パラマウント・ピクチャーズ(Paramount Pictures)とウォルト・ディズニー・ピクチャーズがプレゼンテーションを開催したほか、“ビッグ スクリーン アチーブメント アワーズ(Big Screen Achievement Awards)”の授賞式を開催。スターオブザイヤーには俳優のグレン・パウエル(Glen Powell)が輝いた。

各配給会社のステージには、エル・ファニングやフローレンス・ピュー、リンジー・ローハン(Lindsay Lohan)、ジェイミー・リー・カーティス(Jamie Lee Curtis)らが登壇。アイコニックなルックに身を包み、作品を宣伝した。

スナップ

The post 【スナップ】アリアナ・グランデやエル・ファニング、ディカプリオら豪華な顔ぶれ! 「シネマコン2025」開催 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】アリアナ・グランデやエル・ファニング、ディカプリオら豪華な顔ぶれ! 「シネマコン2025」開催

3月31日〜4月3日(現地時間)、アメリカ・ラスベガスで映画の見本市「シネマコン2025(CinemaCon 2025)」が開催された。ユニバーサル・ピクチャーズ(Universal Pictures)による映画「ウィキッド ふたりの魔女」の続編や、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ(Walt Disney Pictures)によるアニメーション映画「ズートピア」の続編など、数々の新作映画の情報が解禁された。

会場となった高級リゾートホテル「シーザーズ・パレス」には、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)やエル・ファニング(Elle Fanning)、フローレンス・ピュー(Florence Pugh)らが出演作のプレゼンテーションのために集結。パッと目を引く個性派衣装で登場し、映画の祭典を盛り上げた。

4月1日来場セレブ

イベント2日目には、ワーナー・ブラザーズ(WARNER BROTHERS)とライオンズゲート(LIONSGATE)が新作についてのプレゼンテーションを開催した。

ワーナー・ブラザーズの会場には今年公開予定の映画「One Battle After Another(原題)」出演キャストからゲストとして、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)やテヤナ・テイラー(Teyana Taylor)、レジーナ・ホール(Regina Hall)が、ライオンズゲートの会場には、アマンダ・サイフリッド(Amanda Seyfried)、アナ・デ・アルマス(Ana de Armas)、シドニー・スウィーニー(Sydney Sweeney)らが来場し、作品の魅力をアピールした。

スナップ

4月2日来場セレブ

3日目は、ユニバーサル・ピクチャーズとアマゾンMGMスタジオ(Amazon Mgm Studios)がプレゼンテーションを展開。それぞれの会場にはアリアナ・グランデやシンシア・エリヴォ、ハリー・ベイリー(Halle Berry)らが姿を見せ、会場を盛り上げた。

スナップ

4月3日来場セレブ

最終日には、パラマウント・ピクチャーズ(Paramount Pictures)とウォルト・ディズニー・ピクチャーズがプレゼンテーションを開催したほか、“ビッグ スクリーン アチーブメント アワーズ(Big Screen Achievement Awards)”の授賞式を開催。スターオブザイヤーには俳優のグレン・パウエル(Glen Powell)が輝いた。

各配給会社のステージには、エル・ファニングやフローレンス・ピュー、リンジー・ローハン(Lindsay Lohan)、ジェイミー・リー・カーティス(Jamie Lee Curtis)らが登壇。アイコニックなルックに身を包み、作品を宣伝した。

スナップ

The post 【スナップ】アリアナ・グランデやエル・ファニング、ディカプリオら豪華な顔ぶれ! 「シネマコン2025」開催 appeared first on WWDJAPAN.

プラダの「ヴェルサーチェ」「ジミー チュウ」買収が大詰め? 取引額は2400億円規模と情報筋

カプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)が擁する「ヴェルサーチェ(VERSACE)」と「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の売却が、大詰めを迎えているようだ。情報筋によれば、買い手の最有力候補と目されるプラダ グループ(PRADA GROUP)は、両ブランドをおよそ15億ユーロ(約2415億円)で買収する交渉の最終段階にあるという。

本件に関し、カプリやプラダ グループからのコメントは得られなかった。

カプリが「ヴェルサーチェ」などを売却したい理由

「ヴェルサーチェ」と「ジミー チュウ」に加えて「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」を擁するカプリは2023年8月、「コーチ(COACH)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」を傘下に持つタペストリー(TAPESTRY)に85億ドル(約1兆2665億円)で事業を売却することに合意した。しかし、両社が保有するブランド間の競争がなくなることで独占状態になるとし、米連邦取引委員会(FTC)は本件を停止する仮処分を求めて4月に提訴。10月に米連邦地方裁判所がFTCの申し立てを認める判決を下したことから、11月に両社は買収契約を双方の合意の上で正式に解消している。業績が悪化しているカプリは、主力「マイケル・コース」の再建に注力するため、ほかの2ブランドを売却するのではないかと以前からいわれていた。

なお、「ヴェルサーチェ」は25年3月13日、クリエイティブ面を率いてきたドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)がチーフ・クリエイティブ・オフィサー職を離れ、4月1日付でチーフ・ブランド・アンバサダーに就任することを発表。後任には、プラダ グループが擁する「ミュウミュウ(MIU MIU)」のデザイン・ディレクターを務めていたダリオ・ヴィターレ(Dario Vitale)が同日付で着任している。

トランプ米大統領の“相互関税”で取引に暗雲?

前述の情報筋によると、最終的な調整が順調に進めば、両社は来週にも買収取引に合意するかもしれないという。しかし、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が4月2日、貿易相手国の関税率などを踏まえて関税を引き上げる“相互関税”を課すと発表したことから、世界の株式市場は大荒れ。カプリの株価は、前日終値比23.6%安の14.99ドル(約2233円)と大幅に下落した。

香港証券取引所に上場しているプラダ グループは、同4.6%安の51.50香港ドル(約927円)とやや緩やかな下げ幅だったものの、予断は許されない。関税のさらなる引き上げ、もしくは引き下げなどがいつ発動されるか予想がつかず、資金調達や事業運営に大きな影響が出るかもしれないことを考えると、事態が落ち着くまで買収取引を延期したり、場合によっては白紙としたりする可能性もあるだろう。

The post プラダの「ヴェルサーチェ」「ジミー チュウ」買収が大詰め? 取引額は2400億円規模と情報筋 appeared first on WWDJAPAN.

リーバイスが傘下の「ドッカーズ」売却間近か 米ブランドマネジメント会社マーキーとの交渉大詰め

ブランドマネジメント会社マーキーブランズ(Marquee Brands、以下マーキー)が「ドッカーズ(DOCKERS)」の買収について、保有元のリーバイス(LEVI’S)と独占交渉を進めているという。両社からのコメントは得られていない。

リーバイスは、ミシェル・ガス(Michelle Gass)=最高経営責任者(CEO)のもと、自社の「リーバイス(LEVI’S)」ブランド、中でもウィメンズに、これまで以上に力を入れている。このため昨年10月にはメンズ中心の「ドッカーズ」事業の「戦略的代替案」を模索するため、米4大銀行の一つ、バンク・オブ・アメリカ(BANK OF AMERICA)と契約したと発表した。

「ドッカーズ」は当初から、マーキーのほか、WHPグローバル(WHP GLOBAL、以下WHP)、オーセンティック・ブランズ・グループ(Authentic Brands Group、以下ABG)のような大手ブランド管理会社が関心を持つと見られていた。中でもWHPとABGの両社は、昨年約3億1800万ドル(468億円)の売り上げを計上しつつも売上高の約5%しか担っていない「ドッカーズ」の事業に注目しているという。

このためマーキーの取り引きが成立しなかった場合、ABGなどが参入する可能性は高い。とは言え情報筋によれば、ABGは規模が大きくなるにつれ、ますますブランド選定に慎重になっているという。

「ドッカーズ」は世界的な知名度を誇り、販売する50カ国に多くの顧客を抱える。リーバイスは長年、同ブランドでさまざまなアプローチを試みてきたが、依然として自社に留めておくだけの十分な勢いがあるとは言いがたい。さらに、同社は現在、デニム以外の分野への事業の多角化を図っており、21年にヨガウエアブランド「ビヨンド ヨガ」を買収した。

マーキーは、「マーサ スチュワート(MARTHA STEWART)」「ベン シャーマン(BEN SHERMAN)」「ローラ アシュレイ(LAURA ASHLEY)」など18のブランドを所有。ブランドの知的財産の保持・発展を担いつつ、ライセンス契約を結んだパートナー企業に生産を委託している。

リーバイスとの契約がまとまりつつある中、マーキーは製造を担うパートナー企業を物色中。目下交渉中と言われるランダ・アパレル&アクセサリー(Randa Apparel & Accessories)はもともと、ジュエリーやアクセサリーの製造・販売を行っていた企業だが、13年にアパレルメーカーのハガー(Haggar)を手中に収め、衣料品も手がけるようになった。マーキーは、海外にも多くの生産パートナーを抱える。

リーバイスは4月7日に26年度第1四半期の決算を発表する予定。マーキーとの契約が間近に迫っているのであれば、発表するには自然なタイミングだ。

The post リーバイスが傘下の「ドッカーズ」売却間近か 米ブランドマネジメント会社マーキーとの交渉大詰め appeared first on WWDJAPAN.

リーバイスが傘下の「ドッカーズ」売却間近か 米ブランドマネジメント会社マーキーとの交渉大詰め

ブランドマネジメント会社マーキーブランズ(Marquee Brands、以下マーキー)が「ドッカーズ(DOCKERS)」の買収について、保有元のリーバイス(LEVI’S)と独占交渉を進めているという。両社からのコメントは得られていない。

リーバイスは、ミシェル・ガス(Michelle Gass)=最高経営責任者(CEO)のもと、自社の「リーバイス(LEVI’S)」ブランド、中でもウィメンズに、これまで以上に力を入れている。このため昨年10月にはメンズ中心の「ドッカーズ」事業の「戦略的代替案」を模索するため、米4大銀行の一つ、バンク・オブ・アメリカ(BANK OF AMERICA)と契約したと発表した。

「ドッカーズ」は当初から、マーキーのほか、WHPグローバル(WHP GLOBAL、以下WHP)、オーセンティック・ブランズ・グループ(Authentic Brands Group、以下ABG)のような大手ブランド管理会社が関心を持つと見られていた。中でもWHPとABGの両社は、昨年約3億1800万ドル(468億円)の売り上げを計上しつつも売上高の約5%しか担っていない「ドッカーズ」の事業に注目しているという。

このためマーキーの取り引きが成立しなかった場合、ABGなどが参入する可能性は高い。とは言え情報筋によれば、ABGは規模が大きくなるにつれ、ますますブランド選定に慎重になっているという。

「ドッカーズ」は世界的な知名度を誇り、販売する50カ国に多くの顧客を抱える。リーバイスは長年、同ブランドでさまざまなアプローチを試みてきたが、依然として自社に留めておくだけの十分な勢いがあるとは言いがたい。さらに、同社は現在、デニム以外の分野への事業の多角化を図っており、21年にヨガウエアブランド「ビヨンド ヨガ」を買収した。

マーキーは、「マーサ スチュワート(MARTHA STEWART)」「ベン シャーマン(BEN SHERMAN)」「ローラ アシュレイ(LAURA ASHLEY)」など18のブランドを所有。ブランドの知的財産の保持・発展を担いつつ、ライセンス契約を結んだパートナー企業に生産を委託している。

リーバイスとの契約がまとまりつつある中、マーキーは製造を担うパートナー企業を物色中。目下交渉中と言われるランダ・アパレル&アクセサリー(Randa Apparel & Accessories)はもともと、ジュエリーやアクセサリーの製造・販売を行っていた企業だが、13年にアパレルメーカーのハガー(Haggar)を手中に収め、衣料品も手がけるようになった。マーキーは、海外にも多くの生産パートナーを抱える。

リーバイスは4月7日に26年度第1四半期の決算を発表する予定。マーキーとの契約が間近に迫っているのであれば、発表するには自然なタイミングだ。

The post リーバイスが傘下の「ドッカーズ」売却間近か 米ブランドマネジメント会社マーキーとの交渉大詰め appeared first on WWDJAPAN.

キャサリン妃のお気に入りコーデから140年前のティアラまで プリンセス達のファッションをチェック!

ロイヤルファミリーは、その華麗なファッションでも常に世界中の注目を集めている。ここでは、英国王室のシグネチャールックから、デンマークの歴史ある豪勢なジュエリー、スペイン王妃のビジネスライクなスーツスタイルまで、各国のプリンセス・クイーンが魅せた最新ロイヤルファッションをお届けする。

モナコ公国・シャルレーヌ妃

モナコ公国のシャルレーヌ妃(Princess Charlene)は3月29日(現地時間)、モナコ・モンテカルロで開催された「ローズ・ボール(The Rose Ball)」に夫のアルベール公(Prince Albert II)やデザイナーのクリスチャン・ルブタン(Christian Louboutain)らと共に参加した。

 

シャレルーヌ妃は、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」からボタニカルなレースをアシンメトリーに配置した優美なドレスを着用。スイートハートネックラインのブラックのストラップレスドレスにゴールドとグリーンの色合いのレースを重ね、ロマンチックで繊細な雰囲気を作り出した。ウエストにはシルエットを決めるブラックのベルトをつけ、アクセサリーはミニマムに、ステートメントイヤリングのみに留めた。ブロンドヘアは顔周りの毛を少しだけ残してきつめのシニヨンにまとめ、メイクアップはグロッシーなリップを施し、ナチュラルな印象に仕上げた。

英国・カミラ王妃

英国のカミラ王妃(Queen Camilla)は19日(現地時間)、夫のチャールズ国王(King Charles III)と共に北アイルランドを公式訪問した。カミラ王妃は以前から着用しているお気に入りのエメラルドグリーンのドレスで登場。ブラックの、ブーツ、レザーの手袋、バッグ合わせてコーディネートした。

 

アクセサリーには「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」を選び、今回は鮮やかなインコのブローチをプラスした。ブローチは、カミラ王妃を象徴するアイテムで、彼女個人のコレクションや先代女王、エリザベス2世(ElizabethⅡ)から受け継いだものが度々登場している。

英国・キャサリン妃

ケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は17日、ロンドンで開催された「聖パトリックス・デー」のパレードに姿を見せた。キャサリン妃は、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」の落ち着いたグリーンカラーのコートを身にまとい、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のロングブーツ、「コーネリア・ジェームス(CORNELIA JAMES)」のブラックの手袋、「キキ・マックドノウ(KIKI MCDONOUGH)」のジュエリー、「カルティエ(CARTIER)」の三つ葉のブローチでルックを仕上げた。

キャサリン妃は、「シックス・ネイションズ・チャンピオンシップ」ウェールズ対イングランドの試合観戦の際にも、「アレキサンダー・マックイーン」のネイビーコートを着用。「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のロングブーツに、ロンドンのジュエリーブランド「シャイラ(SHYLA)」のイヤリング、「グレース ハン(GRACE HAN)」のバッグを合わせた。

また10日には、ロンドンのウェストミンスター寺院で英連邦記念日(コモンウェールズデー)を祝う式典に参加。「キャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)」の胸元にリボンをあしらった赤いコートドレスを着用していた。

デンマーク・メアリー王妃

デンマークのメアリー王妃(Queen Mary)は4日(現地時間)、夫のフレデリック国王(Frederik X)と共に、フィンランド・ヘルシンキで、アレクサンデル・ストゥブ(Alexander Stub)フィンランド大統領が主催したガラ・ディナーに出席した。メアリーは、「イェスパー ホバリング(JESPER HOVRING)」の葉っぱ模様のレースのドレスを身につけ、カロリーネ・アマーリエ・ア・アウグステンボー王妃(Caroline Amalie af Augustenborg)のゴールドのティアラと、デンマーク王フレゼリク6世の末娘、ヴィルヘルミーネ・マリー・ア・ダンマーク(Vilhelmine Marie af Danmark)のブレスレットを着用した。デンマーク王室によると、両アイテムとも140年以上誰にも使用されていなかったという。

同ティアラは、1820年にカロリーネ・アマーリエ王妃のために制作され、夫のクリスチャン8世(Christian Ⅷ)と共に1819年から1821年にかけてイタリアへ旅行した際に集めた11個の宝石が付けられている。また同ブレスレットは、ヴィルヘルミーネ・マリーのために1820年に制作され、イタリアのナポリ湾に位置する活火山、ベスビオ山の周辺で集められた半貴石が埋め込めれている。

メアリー王妃はさらに、1860年代にデンマークのジュエラー、J・ディゼレクセン(J. Diderichsen)が制作したイエローゴールドと黄水晶のドロップイヤリングも着用した。

スペイン・レティシア王妃

スペインのレティシア王妃(Queen Letizia)は19日(現地時間)、マドリードにあるユニセフ本部を訪れた。レティシア王妃は、ブラックのシェードにホワイトのピンストライプが入ったスーツで“パワースーツ”の着こなしを披露。スリムなシルエットでシャープなラペルがついたシングルブレストブレザーにテーパードパンツを合わせた。スーツの下には、パウダーブルーのブラウス、足元にはブラックのパテントレザーパンプスでスタイリングした。

18日(現地時間)にサルスエラ宮殿で姿を見せた際には、スペインのブランド「インディ&コールド(INDI&COLD)」から、リブニットのマキシドレスを着用。同ドレスは、動きと優雅さを与えるサイドのスリットと袖元のスリットが特徴で、ウエストはブラックのベルトでマークした。

メアリー王妃は4日(現地時間)、「世界希少・難治性疾患の日」のイベントに参加し、“パワー・スーツ”にメンズウエア風のひねりを加えた装いで登場。ダークな生地に控えめなホワイトのラインが入ったダブルブレストブレザーとワイドパンツに、ホワイトのシャツ、ブラックのネクタイを合わせた。

アクセサリーには、ルックを邪魔しないシンプルなスタッズイヤリングを身につけ、メイクアップは、濃いアイブロウとスモーキーなアイシャドウ、グロッシーなリップで仕上げた。

The post キャサリン妃のお気に入りコーデから140年前のティアラまで プリンセス達のファッションをチェック! appeared first on WWDJAPAN.

キャサリン妃のお気に入りコーデから140年前のティアラまで プリンセス達のファッションをチェック!

ロイヤルファミリーは、その華麗なファッションでも常に世界中の注目を集めている。ここでは、英国王室のシグネチャールックから、デンマークの歴史ある豪勢なジュエリー、スペイン王妃のビジネスライクなスーツスタイルまで、各国のプリンセス・クイーンが魅せた最新ロイヤルファッションをお届けする。

モナコ公国・シャルレーヌ妃

モナコ公国のシャルレーヌ妃(Princess Charlene)は3月29日(現地時間)、モナコ・モンテカルロで開催された「ローズ・ボール(The Rose Ball)」に夫のアルベール公(Prince Albert II)やデザイナーのクリスチャン・ルブタン(Christian Louboutain)らと共に参加した。

 

シャレルーヌ妃は、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」からボタニカルなレースをアシンメトリーに配置した優美なドレスを着用。スイートハートネックラインのブラックのストラップレスドレスにゴールドとグリーンの色合いのレースを重ね、ロマンチックで繊細な雰囲気を作り出した。ウエストにはシルエットを決めるブラックのベルトをつけ、アクセサリーはミニマムに、ステートメントイヤリングのみに留めた。ブロンドヘアは顔周りの毛を少しだけ残してきつめのシニヨンにまとめ、メイクアップはグロッシーなリップを施し、ナチュラルな印象に仕上げた。

英国・カミラ王妃

英国のカミラ王妃(Queen Camilla)は19日(現地時間)、夫のチャールズ国王(King Charles III)と共に北アイルランドを公式訪問した。カミラ王妃は以前から着用しているお気に入りのエメラルドグリーンのドレスで登場。ブラックの、ブーツ、レザーの手袋、バッグ合わせてコーディネートした。

 

アクセサリーには「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」を選び、今回は鮮やかなインコのブローチをプラスした。ブローチは、カミラ王妃を象徴するアイテムで、彼女個人のコレクションや先代女王、エリザベス2世(ElizabethⅡ)から受け継いだものが度々登場している。

英国・キャサリン妃

ケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は17日、ロンドンで開催された「聖パトリックス・デー」のパレードに姿を見せた。キャサリン妃は、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」の落ち着いたグリーンカラーのコートを身にまとい、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のロングブーツ、「コーネリア・ジェームス(CORNELIA JAMES)」のブラックの手袋、「キキ・マックドノウ(KIKI MCDONOUGH)」のジュエリー、「カルティエ(CARTIER)」の三つ葉のブローチでルックを仕上げた。

キャサリン妃は、「シックス・ネイションズ・チャンピオンシップ」ウェールズ対イングランドの試合観戦の際にも、「アレキサンダー・マックイーン」のネイビーコートを着用。「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のロングブーツに、ロンドンのジュエリーブランド「シャイラ(SHYLA)」のイヤリング、「グレース ハン(GRACE HAN)」のバッグを合わせた。

また10日には、ロンドンのウェストミンスター寺院で英連邦記念日(コモンウェールズデー)を祝う式典に参加。「キャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)」の胸元にリボンをあしらった赤いコートドレスを着用していた。

デンマーク・メアリー王妃

デンマークのメアリー王妃(Queen Mary)は4日(現地時間)、夫のフレデリック国王(Frederik X)と共に、フィンランド・ヘルシンキで、アレクサンデル・ストゥブ(Alexander Stub)フィンランド大統領が主催したガラ・ディナーに出席した。メアリーは、「イェスパー ホバリング(JESPER HOVRING)」の葉っぱ模様のレースのドレスを身につけ、カロリーネ・アマーリエ・ア・アウグステンボー王妃(Caroline Amalie af Augustenborg)のゴールドのティアラと、デンマーク王フレゼリク6世の末娘、ヴィルヘルミーネ・マリー・ア・ダンマーク(Vilhelmine Marie af Danmark)のブレスレットを着用した。デンマーク王室によると、両アイテムとも140年以上誰にも使用されていなかったという。

同ティアラは、1820年にカロリーネ・アマーリエ王妃のために制作され、夫のクリスチャン8世(Christian Ⅷ)と共に1819年から1821年にかけてイタリアへ旅行した際に集めた11個の宝石が付けられている。また同ブレスレットは、ヴィルヘルミーネ・マリーのために1820年に制作され、イタリアのナポリ湾に位置する活火山、ベスビオ山の周辺で集められた半貴石が埋め込めれている。

メアリー王妃はさらに、1860年代にデンマークのジュエラー、J・ディゼレクセン(J. Diderichsen)が制作したイエローゴールドと黄水晶のドロップイヤリングも着用した。

スペイン・レティシア王妃

スペインのレティシア王妃(Queen Letizia)は19日(現地時間)、マドリードにあるユニセフ本部を訪れた。レティシア王妃は、ブラックのシェードにホワイトのピンストライプが入ったスーツで“パワースーツ”の着こなしを披露。スリムなシルエットでシャープなラペルがついたシングルブレストブレザーにテーパードパンツを合わせた。スーツの下には、パウダーブルーのブラウス、足元にはブラックのパテントレザーパンプスでスタイリングした。

18日(現地時間)にサルスエラ宮殿で姿を見せた際には、スペインのブランド「インディ&コールド(INDI&COLD)」から、リブニットのマキシドレスを着用。同ドレスは、動きと優雅さを与えるサイドのスリットと袖元のスリットが特徴で、ウエストはブラックのベルトでマークした。

メアリー王妃は4日(現地時間)、「世界希少・難治性疾患の日」のイベントに参加し、“パワー・スーツ”にメンズウエア風のひねりを加えた装いで登場。ダークな生地に控えめなホワイトのラインが入ったダブルブレストブレザーとワイドパンツに、ホワイトのシャツ、ブラックのネクタイを合わせた。

アクセサリーには、ルックを邪魔しないシンプルなスタッズイヤリングを身につけ、メイクアップは、濃いアイブロウとスモーキーなアイシャドウ、グロッシーなリップで仕上げた。

The post キャサリン妃のお気に入りコーデから140年前のティアラまで プリンセス達のファッションをチェック! appeared first on WWDJAPAN.

シンシア・エリヴォらLGBTQアイコンが集結 ピンク&グリーンの「ウィキッド」スーツも 「GLAADメディア賞」

第36回「GLAADメディア賞」が3月27日(現地時間)、ロサンゼルスで行われ、メディアを通してLGBTQコミュニティーにおける著しい功績を残した人物を称えた。司会は、俳優でテレビプロデューサーのマイケル・ユーリー(Michael Urie)が務め、シンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)やリル・ナズ・X(Lil Nas X)、MJ・ロドリゲス(Michaela Jae Rodriguez )ら、LGBTQアイコンやアライのセレブリティーが集まった。授賞式では、GLAADがエンターテイメント業界において、LGBTQの可視化や包括性を促進していることを強調した。

レッドカーペッドでは、ギラギラと輝くアンサンブルや鮮やかなカラー、大胆なシルエットで、ダイナミックで豪快なファッションが披露された。

ジェンダー・ベンディングな装いを披露したマイケル・ユーリー

マイケル・ユーリーは、映画「ウィキッド ふたりの魔女(以下、ウィキッド)」を彷ふつとさせる衣装で登場。クリスチャン・シリアノ(Christian Siriano)がデザインしたこの衣装は、ユーリーが2019年の「メットガラ」で着用したルックにも着想を得て制作された。

ユーリーは、米「WWD」に対して、「『ウィキッド』が大好きで、ピンクとグリーンが今までで1番大好きです。なぜならすっかり虜にされてしまったから」と話した。

 

ユーリーは、彼のスタイリストのマイケル・フスコ(Michael Fusco)と共に、「ウィキッド」にインスパイアされたルック着用のアイデアを思いついた。2人は、ユーリーの初登場と、シンシア・エリヴォへの敬意を表明するために特別なものを作ろうとしていた。

“ハーフ&ハーフ”デザインの衣装のカラーは、「ウィキッド」のキャラクター、グリンダとエルファバをイメージした輝くピンクとエメラルドグリーン。テーラードジャケットの半身のピンク側には、ボールガウンスタイルのスカートがついている。

 

シリアノは、「我々は、マイケルのマスキュリンと現代的な雰囲気を感じさせつつ、クールでファッショナブルでありながら、このルックに『ウィキッド』の両方のキャラクターの感情を持たせたかった。アリアナ・グランデ(Ariana Grande)とシンシア・エリヴォの素晴らしいレッドカーペッドのアイデアを参考にして、このルックに合わせたのはとても楽しかった」と語った。

 

ユーリーは、「もしシリアノが、(2019年「メット・ガラ」で披露された)女性/男性スーツを生み出していなかったら、私は、エルファバ/グリンダスーツを思い付かなかったでしょう。これはオマージュであり、続編のようなものです」と話し、また、シリアノは、『メットガラ』でマイケルには、自分でプロムのデートになりきれるというアイデアがあり、私はそのアイデアが大好きだった。同時にマスキュリンにもフェミニンにもなることが出来るし、ジェンダーがどちらか一方を決めることはない。服は、楽しい表現方法であるべきで、ルールはないし、あるべきでもない。着たいものを着て、なりたい自分になってください。ファッションはただその手助けをするだけです」と言う。

ユーリーの、シリアノと「ウィキッド」とのコラボレーションは、GLAAD賞のミッションに完璧にマッチした。1990年に創設された同賞は、世界中で恒例のLGBTQIA+アワードの中でも最も顕著なイベントであり、世界中に、受容という大きな影響力のあるメッセージを伝えている。

「LGBTQIAコミュニティーに属する私達1人1人は、エルファバのように、ありのままで完璧なのです。GLAAD賞は、メディアにおける表現と可視化のためにあります。ファッションは、完璧にフィットします。クリスチャン、『ウィキッド』、そしてシンシア、全てがそれを体現していますし、それらを称えるのに、パーティーの幕開けを飾る豪快で大胆なファッションに勝る方法があるでしょうか」とユーリーは語った。

シンシア・エリヴォ

シンシア・エリヴォは、LGBTQIA+の個人と問題の可視性を高め、受容を促進する努力に対して、「スティーブン・F・コルザック賞」を受賞した。

来場者スナップ

The post シンシア・エリヴォらLGBTQアイコンが集結 ピンク&グリーンの「ウィキッド」スーツも 「GLAADメディア賞」 appeared first on WWDJAPAN.

シンシア・エリヴォらLGBTQアイコンが集結 ピンク&グリーンの「ウィキッド」スーツも 「GLAADメディア賞」

第36回「GLAADメディア賞」が3月27日(現地時間)、ロサンゼルスで行われ、メディアを通してLGBTQコミュニティーにおける著しい功績を残した人物を称えた。司会は、俳優でテレビプロデューサーのマイケル・ユーリー(Michael Urie)が務め、シンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)やリル・ナズ・X(Lil Nas X)、MJ・ロドリゲス(Michaela Jae Rodriguez )ら、LGBTQアイコンやアライのセレブリティーが集まった。授賞式では、GLAADがエンターテイメント業界において、LGBTQの可視化や包括性を促進していることを強調した。

レッドカーペッドでは、ギラギラと輝くアンサンブルや鮮やかなカラー、大胆なシルエットで、ダイナミックで豪快なファッションが披露された。

ジェンダー・ベンディングな装いを披露したマイケル・ユーリー

マイケル・ユーリーは、映画「ウィキッド ふたりの魔女(以下、ウィキッド)」を彷ふつとさせる衣装で登場。クリスチャン・シリアノ(Christian Siriano)がデザインしたこの衣装は、ユーリーが2019年の「メットガラ」で着用したルックにも着想を得て制作された。

ユーリーは、米「WWD」に対して、「『ウィキッド』が大好きで、ピンクとグリーンが今までで1番大好きです。なぜならすっかり虜にされてしまったから」と話した。

 

ユーリーは、彼のスタイリストのマイケル・フスコ(Michael Fusco)と共に、「ウィキッド」にインスパイアされたルック着用のアイデアを思いついた。2人は、ユーリーの初登場と、シンシア・エリヴォへの敬意を表明するために特別なものを作ろうとしていた。

“ハーフ&ハーフ”デザインの衣装のカラーは、「ウィキッド」のキャラクター、グリンダとエルファバをイメージした輝くピンクとエメラルドグリーン。テーラードジャケットの半身のピンク側には、ボールガウンスタイルのスカートがついている。

 

シリアノは、「我々は、マイケルのマスキュリンと現代的な雰囲気を感じさせつつ、クールでファッショナブルでありながら、このルックに『ウィキッド』の両方のキャラクターの感情を持たせたかった。アリアナ・グランデ(Ariana Grande)とシンシア・エリヴォの素晴らしいレッドカーペッドのアイデアを参考にして、このルックに合わせたのはとても楽しかった」と語った。

 

ユーリーは、「もしシリアノが、(2019年「メット・ガラ」で披露された)女性/男性スーツを生み出していなかったら、私は、エルファバ/グリンダスーツを思い付かなかったでしょう。これはオマージュであり、続編のようなものです」と話し、また、シリアノは、『メットガラ』でマイケルには、自分でプロムのデートになりきれるというアイデアがあり、私はそのアイデアが大好きだった。同時にマスキュリンにもフェミニンにもなることが出来るし、ジェンダーがどちらか一方を決めることはない。服は、楽しい表現方法であるべきで、ルールはないし、あるべきでもない。着たいものを着て、なりたい自分になってください。ファッションはただその手助けをするだけです」と言う。

ユーリーの、シリアノと「ウィキッド」とのコラボレーションは、GLAAD賞のミッションに完璧にマッチした。1990年に創設された同賞は、世界中で恒例のLGBTQIA+アワードの中でも最も顕著なイベントであり、世界中に、受容という大きな影響力のあるメッセージを伝えている。

「LGBTQIAコミュニティーに属する私達1人1人は、エルファバのように、ありのままで完璧なのです。GLAAD賞は、メディアにおける表現と可視化のためにあります。ファッションは、完璧にフィットします。クリスチャン、『ウィキッド』、そしてシンシア、全てがそれを体現していますし、それらを称えるのに、パーティーの幕開けを飾る豪快で大胆なファッションに勝る方法があるでしょうか」とユーリーは語った。

シンシア・エリヴォ

シンシア・エリヴォは、LGBTQIA+の個人と問題の可視性を高め、受容を促進する努力に対して、「スティーブン・F・コルザック賞」を受賞した。

来場者スナップ

The post シンシア・エリヴォらLGBTQアイコンが集結 ピンク&グリーンの「ウィキッド」スーツも 「GLAADメディア賞」 appeared first on WWDJAPAN.

シンシア・エリヴォらLGBTQアイコンが集結 ピンク&グリーンの「ウィキッド」スーツも 「GLAADメディア賞」

第36回「GLAADメディア賞」が3月27日(現地時間)、ロサンゼルスで行われ、メディアを通してLGBTQコミュニティーにおける著しい功績を残した人物を称えた。司会は、俳優でテレビプロデューサーのマイケル・ユーリー(Michael Urie)が務め、シンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)やリル・ナズ・X(Lil Nas X)、MJ・ロドリゲス(Michaela Jae Rodriguez )ら、LGBTQアイコンやアライのセレブリティーが集まった。授賞式では、GLAADがエンターテイメント業界において、LGBTQの可視化や包括性を促進していることを強調した。

レッドカーペッドでは、ギラギラと輝くアンサンブルや鮮やかなカラー、大胆なシルエットで、ダイナミックで豪快なファッションが披露された。

ジェンダー・ベンディングな装いを披露したマイケル・ユーリー

マイケル・ユーリーは、映画「ウィキッド ふたりの魔女(以下、ウィキッド)」を彷ふつとさせる衣装で登場。クリスチャン・シリアノ(Christian Siriano)がデザインしたこの衣装は、ユーリーが2019年の「メットガラ」で着用したルックにも着想を得て制作された。

ユーリーは、米「WWD」に対して、「『ウィキッド』が大好きで、ピンクとグリーンが今までで1番大好きです。なぜならすっかり虜にされてしまったから」と話した。

 

ユーリーは、彼のスタイリストのマイケル・フスコ(Michael Fusco)と共に、「ウィキッド」にインスパイアされたルック着用のアイデアを思いついた。2人は、ユーリーの初登場と、シンシア・エリヴォへの敬意を表明するために特別なものを作ろうとしていた。

“ハーフ&ハーフ”デザインの衣装のカラーは、「ウィキッド」のキャラクター、グリンダとエルファバをイメージした輝くピンクとエメラルドグリーン。テーラードジャケットの半身のピンク側には、ボールガウンスタイルのスカートがついている。

 

シリアノは、「我々は、マイケルのマスキュリンと現代的な雰囲気を感じさせつつ、クールでファッショナブルでありながら、このルックに『ウィキッド』の両方のキャラクターの感情を持たせたかった。アリアナ・グランデ(Ariana Grande)とシンシア・エリヴォの素晴らしいレッドカーペッドのアイデアを参考にして、このルックに合わせたのはとても楽しかった」と語った。

 

ユーリーは、「もしシリアノが、(2019年「メット・ガラ」で披露された)女性/男性スーツを生み出していなかったら、私は、エルファバ/グリンダスーツを思い付かなかったでしょう。これはオマージュであり、続編のようなものです」と話し、また、シリアノは、『メットガラ』でマイケルには、自分でプロムのデートになりきれるというアイデアがあり、私はそのアイデアが大好きだった。同時にマスキュリンにもフェミニンにもなることが出来るし、ジェンダーがどちらか一方を決めることはない。服は、楽しい表現方法であるべきで、ルールはないし、あるべきでもない。着たいものを着て、なりたい自分になってください。ファッションはただその手助けをするだけです」と言う。

ユーリーの、シリアノと「ウィキッド」とのコラボレーションは、GLAAD賞のミッションに完璧にマッチした。1990年に創設された同賞は、世界中で恒例のLGBTQIA+アワードの中でも最も顕著なイベントであり、世界中に、受容という大きな影響力のあるメッセージを伝えている。

「LGBTQIAコミュニティーに属する私達1人1人は、エルファバのように、ありのままで完璧なのです。GLAAD賞は、メディアにおける表現と可視化のためにあります。ファッションは、完璧にフィットします。クリスチャン、『ウィキッド』、そしてシンシア、全てがそれを体現していますし、それらを称えるのに、パーティーの幕開けを飾る豪快で大胆なファッションに勝る方法があるでしょうか」とユーリーは語った。

シンシア・エリヴォ

シンシア・エリヴォは、LGBTQIA+の個人と問題の可視性を高め、受容を促進する努力に対して、「スティーブン・F・コルザック賞」を受賞した。

来場者スナップ

The post シンシア・エリヴォらLGBTQアイコンが集結 ピンク&グリーンの「ウィキッド」スーツも 「GLAADメディア賞」 appeared first on WWDJAPAN.

アーティストのVERDYが「ゲスジーンズ」のクリエイティブ・パートナーに就任

ゲス(GUESS)のデニムブランド「ゲス ジーンズ(GUESS JEANS)」は、日本人アーティストのVERDY(ヴェルディ)とのクリエイティブ・パートナーシップを発表した。同ブランドは、これにより日本での存在感を高めることを目指す。

「ゲス ジーンズ」のニコライ・マルシアーノ(Rafael Pavarotti)=最高新規事業開発責任者は、「長年にわたりVERDYと友人として交流し、彼の親切な人柄や、関わるもの全てに楽しさや遊び心を吹き込む能力に感銘を受けてきた」と語る。「日本における戦略を『ゲス ジーンズ』を中心としたものへと大幅にシフトする中、ブランドの新章にVERDYを迎えたいと強く思った」。

2023年より同ブランドと協業してきたVERDYは、「『ゲス ジーンズ』および親しい友人のニコライとの仕事を心から楽しみにしている。彼らがブランドに注ぎ込んできた情熱には、常に敬意を抱いてきた。歴史とカルチャーのあるゲスの一員となれることをうれしく思う」と語った。

VERDYはこれまでに、「ナイキ(NIKE)」「ケンゾー(KENZO)」「ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)」などとコラボレーションをしてきた。また、22年のコンプレックスコン ロングビーチ(ComplexCon Long Beach)や24年のコンプレックスコン香港(ComplexCon Hong Kong)、そして23年に終了したブラックピンク(BLACK PINK)の「Born Pink」ツアーでは、芸術監督を務めた。

なお「ゲスジーンズ」のブランドアンバサダーには、俳優のジュード・ロウ(Jude Law)を父親に持ち、自身も俳優やモデルとして活躍するアイリス・ロウ(Iris Law)が24年に就任している。

The post アーティストのVERDYが「ゲスジーンズ」のクリエイティブ・パートナーに就任 appeared first on WWDJAPAN.

アーティストのVERDYが「ゲスジーンズ」のクリエイティブ・パートナーに就任

ゲス(GUESS)のデニムブランド「ゲス ジーンズ(GUESS JEANS)」は、日本人アーティストのVERDY(ヴェルディ)とのクリエイティブ・パートナーシップを発表した。同ブランドは、これにより日本での存在感を高めることを目指す。

「ゲス ジーンズ」のニコライ・マルシアーノ(Rafael Pavarotti)=最高新規事業開発責任者は、「長年にわたりVERDYと友人として交流し、彼の親切な人柄や、関わるもの全てに楽しさや遊び心を吹き込む能力に感銘を受けてきた」と語る。「日本における戦略を『ゲス ジーンズ』を中心としたものへと大幅にシフトする中、ブランドの新章にVERDYを迎えたいと強く思った」。

2023年より同ブランドと協業してきたVERDYは、「『ゲス ジーンズ』および親しい友人のニコライとの仕事を心から楽しみにしている。彼らがブランドに注ぎ込んできた情熱には、常に敬意を抱いてきた。歴史とカルチャーのあるゲスの一員となれることをうれしく思う」と語った。

VERDYはこれまでに、「ナイキ(NIKE)」「ケンゾー(KENZO)」「ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)」などとコラボレーションをしてきた。また、22年のコンプレックスコン ロングビーチ(ComplexCon Long Beach)や24年のコンプレックスコン香港(ComplexCon Hong Kong)、そして23年に終了したブラックピンク(BLACK PINK)の「Born Pink」ツアーでは、芸術監督を務めた。

なお「ゲスジーンズ」のブランドアンバサダーには、俳優のジュード・ロウ(Jude Law)を父親に持ち、自身も俳優やモデルとして活躍するアイリス・ロウ(Iris Law)が24年に就任している。

The post アーティストのVERDYが「ゲスジーンズ」のクリエイティブ・パートナーに就任 appeared first on WWDJAPAN.

LVMHアルノー会長の次男、「モンクレール」取締役会メンバーの候補に 4月の株主総会で決議

モンクレール(MONCLER)は、4月16日に開催する株主総会に向けて、取締役会メンバーの候補者リストを発表した。その中には、同社を率いるレモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼最高経営責任者(CEO)に加えて、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼CEOの次男であるアレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)LVMHワイン&スピリッツ部門副CEOも含まれている。

LVMHとモンクレールの縁とは

LVMHは2024年9月、ルッフィーニ会長兼CEOの持株会社であるルッフィーニ パルテチパツィオーネ ホールディング(RUFFINI PARTECIPAZIONI HOLDING以下、RPH)と提携し、RPHが保有する投資会社ダブルR(DOUBLE R)の株式の10%を取得した。このパートナーシップ契約に基づき、ダブルRは18カ月をかけてモンクレールの株式を買い増し、保有比率を最大18.5%まで増やす。取引時点でのダブルRの持分は15.8%で、現在では16.9%となっている。

一連の取引は、モンクレールの筆頭株主であるルッフィーニ会長兼CEOの立場をさらに強化するもので、LVMHはダブルRの「安定した長期的な少数株主」として同氏を支えていくという。なお、この取引に伴い、LVMHはダブルRの取締役会のメンバー2人と、モンクレールの取締役会のメンバー1人を任命する権利を獲得していた。

ほかの候補者は?

また、同株主総会では、取締役会のメンバーを現在の12人から15人に増やす議案の決議も行う。候補者のリストには、ほかにスー・Y・ナビ(Sue Y. Nabi)=コティ(COTY)CEO、ジェフロイ・ヴァン・ラムドンク(Geoffroy van Raemdonck)前ニーマン マーカス グループ(NEIMAN MARCUS GROUP)CEO、フランソワ・アンリ・ベナミアス(Francois Henry Bennahmias)前オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)CEOらの名前が挙げられている。

The post LVMHアルノー会長の次男、「モンクレール」取締役会メンバーの候補に 4月の株主総会で決議 appeared first on WWDJAPAN.

「ルイ・ヴィトン」×村上隆の歴代コラボをアート・バーゼル香港で展示

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は3月30日(現地時間)まで、香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで開催の「アート・バーゼル・香港(Art Basel Hong Kong)」で、村上隆とのコラボレーションを記念した展示を行う。

「ルイ・ヴィトン」のトランクのようなメタリックなブースに入ると、パリの「ルイ・ヴィトン」財団のパーマネント・コレクションが所有する村上のキャラクター“ゾウチョウクン(Zoucho-Kun)”、“タモンクン(Tamon-Kun)”の大きな彫像と、“スーパーフラット ジェリーフィッシュ アイズ 1(Superflat Jellyfish Eyes 1)”が来場者を迎える。

彫像やテキスタイル、ビデオが表すのは、村上が2000年に提唱した、“ハイ”と“ロウ”、ファインアートと大衆芸術・商業美術、日本と西洋の美学の境界を曖昧にする“スーパーフラット理論”だ。

 

同展覧会は、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)が当時クリエイティブ・ディレクターを務めていた「ルイ・ヴィトン」03年春夏コレクションで発表された“モノグラム・マルチカラー”に始まる、村上と同ブランドのコラボアイテムも扱う。

03年に製作された33色のモノグラムが施された33個の“モノグラム マリリン トランク”や、08年発表の“モノグラモフラージュ”パターンのキャンバスと“キーポールバッグ”などを展示している。

「ルイ・ヴィトン」との“スーパーフラット”な試み

12月に米「WWD」のインタビューに応じた村上は、当時のアプローチは破壊的だと考えられていたと語っていた。「モノグラムそのものをキャンバスの上に描き、絵画として見せようとしていました。特に批判は受けませんでしたが、コラボをした恐らく1年後くらいから、オークションに出品した私の作品の価格が下がっていることに気が付きました。当時の現代アートの世界で、評判が良かったとは今でも思いません」と話した。

近年の村上にとって、「ルイ・ヴィトン」とのコラボはなくてはならない要素の1つだ。去年京都市京セラ美術館で開催した展覧会のため、村上は、「ルイ・ヴィトン」の“モノグラム マルチカラー トランク”を“お花の親子”像と一緒に展示することを提案していた。ピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)=「ルイ・ヴィトン」会長兼CEOは、即座に村上のアイデアに賛同したという。

村上はこれについて、「日本では、現代アートはマイナーですが、ファッションは皆が本当に本当に関心を寄せるものだからです。(『ルイ・ヴィトン』の展示)は、日本人の興味を惹くのに良いものだと思いました」と語っていた。

The post 「ルイ・ヴィトン」×村上隆の歴代コラボをアート・バーゼル香港で展示 appeared first on WWDJAPAN.

「ルイ・ヴィトン」ウオッチ&ジュエリー部門のアーティスティック・ディレクターが退任

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のフランチェスカ・アムフィテアトロフ(Francesca Amfitheatrof)=ウオッチ&ファインジュエリー部門アーティスティック・ディレクターが退任したことが明らかになった。本件に関し、「ルイ・ヴィトン」のコメントは得られなかった。

同氏は、「『ルイ・ヴィトン』のジュエリーおよびハイジュエリー・コレクションを手掛ける機会を与えられたことを、深く感謝している。7年にわたる素晴らしい経験をした後、心から誇らしく思うコレクションとレガシーを残し、私は新たにエキサイティングな冒険に旅立つ。その内容については近日中に発表する」と語った。

アムフィテアトロフ前アーティスティック・ディレクターの経歴

アムフィテアトロフ前アーティスティック・ディレクターは東京生まれで、ロンドンの名門校セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)で学んだ。詳しい経歴は明らかにしていないが、ロンドンのほかにも、ローマ、モスクワ、ニューヨークと世界のさまざまな都市で暮らしたことがあるという。2013年には、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」で女性として初のデザイン・ディレクターに就任。アイコニックな“ティファニー T(Tiffany T)”や“ティファニー ハードウェア(Tiffany Hardwear)”コレクションのほか、ハイジュエリーの“ブルー ブック(Blue Book)”コレクションなどを手掛けた。18年1月に退任し、同年4月に「ルイ・ヴィトン」に移籍。ジュエリー、ハイジュエリー、ウオッチのデザインを統括し、ハイジュエリー・コレクションの“ライダーズ・オブ・ザ・ナイツ(Riders of the Knights)”や"アウェイクンド ハンズ アウェイクンド マインズ(Awakened Hands, Awakened Minds)”などを発表した。24年3月には、メンズのファインジュエリーラインをローンチ。ブランドの創業者の孫であるガストン・ルイ・ヴィトン(Gaston Louis Vuitton)にオマージュを捧げた、“レ ガストン ヴィトン(Les Gastons Vuitton)”コレクションを披露した。

なお、「ルイ・ヴィトン」を擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、20年12月に「ティファニー」を総額158億ドル(約2兆3542億円)で買収している。

The post 「ルイ・ヴィトン」ウオッチ&ジュエリー部門のアーティスティック・ディレクターが退任 appeared first on WWDJAPAN.

「ルイ・ヴィトン」ウオッチ&ジュエリー部門のアーティスティック・ディレクターが退任

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のフランチェスカ・アムフィテアトロフ(Francesca Amfitheatrof)=ウオッチ&ファインジュエリー部門アーティスティック・ディレクターが退任したことが明らかになった。本件に関し、「ルイ・ヴィトン」のコメントは得られなかった。

同氏は、「『ルイ・ヴィトン』のジュエリーおよびハイジュエリー・コレクションを手掛ける機会を与えられたことを、深く感謝している。7年にわたる素晴らしい経験をした後、心から誇らしく思うコレクションとレガシーを残し、私は新たにエキサイティングな冒険に旅立つ。その内容については近日中に発表する」と語った。

アムフィテアトロフ前アーティスティック・ディレクターの経歴

アムフィテアトロフ前アーティスティック・ディレクターは東京生まれで、ロンドンの名門校セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)で学んだ。詳しい経歴は明らかにしていないが、ロンドンのほかにも、ローマ、モスクワ、ニューヨークと世界のさまざまな都市で暮らしたことがあるという。2013年には、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」で女性として初のデザイン・ディレクターに就任。アイコニックな“ティファニー T(Tiffany T)”や“ティファニー ハードウェア(Tiffany Hardwear)”コレクションのほか、ハイジュエリーの“ブルー ブック(Blue Book)”コレクションなどを手掛けた。18年1月に退任し、同年4月に「ルイ・ヴィトン」に移籍。ジュエリー、ハイジュエリー、ウオッチのデザインを統括し、ハイジュエリー・コレクションの“ライダーズ・オブ・ザ・ナイツ(Riders of the Knights)”や"アウェイクンド ハンズ アウェイクンド マインズ(Awakened Hands, Awakened Minds)”などを発表した。24年3月には、メンズのファインジュエリーラインをローンチ。ブランドの創業者の孫であるガストン・ルイ・ヴィトン(Gaston Louis Vuitton)にオマージュを捧げた、“レ ガストン ヴィトン(Les Gastons Vuitton)”コレクションを披露した。

なお、「ルイ・ヴィトン」を擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、20年12月に「ティファニー」を総額158億ドル(約2兆3542億円)で買収している。

The post 「ルイ・ヴィトン」ウオッチ&ジュエリー部門のアーティスティック・ディレクターが退任 appeared first on WWDJAPAN.

ジェファー・ロペス親子が仲睦まじい姿を披露 ブロードウェイ舞台「オセロ」プレミア

3月23日(現地時間)、歌手で俳優のジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)と娘のエメ・ムニス(Emme Muniz)が、ニューヨークのバリモア劇場(Barrymore Theatre)で上演されている舞台「オセロ(Othello)」のプレミアに出席した。

親子デートが実現

親子のスタイリングを務めたのはスタイリストデュオのマリエル・ヘイン(Mariel Haenn)とロブ・ザンガルディ(Rob Zangardi)。ロペスは「ズハイル・ミュラド(ZUHAIR MURAD)」2024-25年コレクションからビジューがあしらわれたクロップド丈のトップスに、そろいのロングスカートを着用。ドラマチックなブラックのファーコートを羽織り、「ブリオニーレイモンド(BRIONY RAYMOND)」のジュエリーでグラマラスなルックを完成させた。

ムニスは、ピンストライプのスーツにライトブラウンのシャツをスタイリング。胸元には、「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」のネックレスとネクタイを合わせ、アンドロジナスな雰囲気に仕上げた。

ロペスは自身のインスタグラムに愛娘との2ショットを投稿。「最高のデート相手と共に『オセロ』プレミアへ(Othello premire with the best date ever)」とコメントしている。

今回リバイバル上演となる舞台「オセロ」は、主演をデンゼル・ワシントン(Denzel Washington)とジェイク・ギレンホール(Jake Gyllenhaal)が務め、監督をケニー・レオン(Kenny Leon)が担当。プレミアにはロペス親子のほか、ジル・バイデン(Jill Biden)元大統領夫人や俳優のジェイミー・リー・カーティス(Jamie Lee Curtis)、ロージー・ペレス(Rosie Perez)らが来場した。

The post ジェファー・ロペス親子が仲睦まじい姿を披露 ブロードウェイ舞台「オセロ」プレミア appeared first on WWDJAPAN.

「ミュグレー」に新クリエイティブ・ディレクター 「ドリス」や「ディオール」で腕を磨いたデザイナー

「ミュグレー(MUGLER)」は3月25日、新たなクリエイティブ・ディレクターとして、ポルトガル出身のデザイナー、ミゲル・カストロ・フレータス(Miguel Castro Freitas)を任命した。4月1日付で就任し、今秋のパリ・ファッション・ウイークで、デビューコレクションとなる2026年春夏コレクションを披露する。

なお、17年12月から同ブランドを率いていたケーシー・カドウォールダー(Casey Cadwallader)前アーティスティック・ディレクターについては、今春にもブランドを離れるのではないかという情報筋の話が今年2月に報じられていた。

ダニエル・ラハナ・アイデンバウム(Daniele Lahana-Aidenbaum)=ミュグレー ファッション&フレグランス部門グローバル・ブランド・プレジデントは、「ミゲルは、『ミュグレー』のスピリットやDNAを深く理解している。また、その幅広い才能とクリエイティビティーを考えると、自然な選択だった」と語った。

フレータス新クリエイティブ・ディレクターについて

フレータス新クリエイティブ・ディレクターは、04年にロンドンの名門校セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)を卒業。「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」「ランバン(LANVIN)」などでキャリアを積み、最近は「スポーツマックス(SPORTMAX)」や「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」、「ディオール(DIOR)」のオートクチュール部門でシニア・デザイナーなどを務めていた。

カドウォールダー前アーティスティック・ディレクターについて

カドウォールダー前アーティスティック・ディレクターは、米国出身の45歳。米名門コーネル大学(Cornell University)で建築を学んだ後、「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」や「J. メンデル(J.MENDEL)」「ロエベ(LOEWE)」「セイ(TSE)」などでキャリアを積んだ。その後、「アクネ ストゥディオス(ACNE STUDIOS)」に加わり、ウィメンズのプレ・コレクションのヘッド・デザイナーを務めた。2017年12月に「ミュグレー」に加わり、およそ7年にわたってブランドを率いた。

「ミュグレー」について

「ミュグレー」は、1974年にデザイナーのマンフレッド・ティエリー・ミュグレー(Manfred Thierry Mugler)が「ティエリー・ミュグレー(THIERRY MUGLER)」として創業。肩パッドを入れたワイドなショルダーとウェストを絞った逆三角形のシルエットで、80年代から90年代にかけて世界的な人気を博した。90年には、クラランス グループ(GROUPE CLARINS以下、クラランス)と協業してフレグランス事業に進出。97年に、クラランスの傘下となった。同社は2002年に同ブランドのウエア事業を終了し、これに伴ってミュグレー創業デザイナーはファッション業界から引退。10年には、ブランド名が「ミュグレー」に改称された。19年、クラランスは同ブランドをロレアル(L’OREAL)に売却。22年1月、ミュグレー創業デザイナーが73歳で死去した。カドウォールダー前アーティスティック・ディレクターが就任する以前には、ニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)やデヴィッド・コーマ(David Koma)がブランドのクリエイティブ面を率いていた。

The post 「ミュグレー」に新クリエイティブ・ディレクター 「ドリス」や「ディオール」で腕を磨いたデザイナー appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】レディー・ガガやマライア・キャリー、JO1らが集結 「アイハートラジオ・ミュージック・アワード」の個性派ルックをチェック

3月17日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー劇場(Dolby Theatre)で2025年「アイハートラジオ・ミュージック・アワード(IHEARTRADIO MUSIC AWARDS)」が開催された。会場には、受賞したレディー・ガガ(Lady Gaga)やマライア・キャリー(Mariah Carey)、JO1、ベンソン・ブーン(Benson Boone)ら豪華アーティストが集結。個性溢れる旬のルックに身を包み、授賞式を盛り上げた。

レディー・ガガ

イノベーター賞(Innovator Award)の受賞スピーチを披露したレディー・ガガは、「マックイーン(McQUEEN)」2025-26年秋冬コレクションからギャザーカフとレイヤードフローラルレースがあしらわれたポピーレッドのシルクドレスを着用。

ショーの最中は「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」2025-26年秋冬コレクションのロングスリーブブラックミニドレスに着替え、雰囲気の異なる2通りのスタイリングで授賞式を楽しんだ。

テイラー・スウィフト

ツアーオブザセンチュリー賞(Tour of the Century Award)を含む全9つの賞を受賞したテイラー・スウィフト(Taylor Swift)は、会場には来場しなかったもののビデオを通して受賞コメントを公開。

動画内で着用していたのは、ブラックのロングスリーブトップスに「ミュウミュウ(MIU MIU)」のタータンチェックスカートを合わせたシンプルなルック。胸元には2017年に発売し、近々再編成バージョンをリリースすることを予告しているアルバム「レピュテーション(Reputation)」のモチーフであるスネークを模った「カルティエ(CARTIER)」のネックレスを合わせていた。

マライア・キャリー

アイコン賞(Icon Award)を受賞したマライア・キャリーは、デザイナーのマリアナ・ロマノヴァ(Mariana Romanova) によるカスタムドレスに身を包み受賞コメントを披露。煌びやかなアクセサリーはそれぞれ、ピアスが「ETHO MARIA」、ネックレスが「ハリー・コトラー(HARRY KOTLAR)」、ブレスレットが「アキリス(AKILLIS)」のもの。

JO1

ボーイズグループJO1は、メンバー11人そろって来場した。

カットアウトルックが人気

「アレクサンドル・ボーティエ(ALEXANDRE VAUTHIER)」のドレスを着用したシンガーソングライターのケルシー・バレリーニ(Kelsea Ballerini)をはじめ、歌手のマニー・ロング(Muni Long)ら多くのセレブがカットアウトドレスをセレクト。色や素材、カットアウトの位置などで個性を出すのがレッドカーペットの新トレンドのようだ。

シースルーは引き続きトレンド

ここ数年、セレブたちから絶大な人気を誇っているシースルールックの人気はまだまだ続いていく模様。

「Beautiful Things」でソングオブザイヤー賞(Song of the Year)を受賞したベンソン・ブーンは、ブラックのシースルーレーストップスにホワイトのハイウエストパンツをスタイリング。司会を務めたニッキー・グレイザー(Nikki Glaser)は、「ステラ マッカートニー」のグリッターが散りばめられたシースルー素材のロングドレスに「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のメタリックなプラットフォームシューズを合わせ、統一感のあるルックに仕上げた。

そのほか、ダンサーのシェリル・バーク(Cheryl Burke)やモデルのジェニー・マッカーシー(Jenny McCarthy)らが個性派シースルールックを披露した。

レッドカーペットスナップ一覧

The post 【スナップ】レディー・ガガやマライア・キャリー、JO1らが集結 「アイハートラジオ・ミュージック・アワード」の個性派ルックをチェック appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】レディー・ガガやマライア・キャリー、JO1らが集結 「アイハートラジオ・ミュージック・アワード」の個性派ルックをチェック

3月17日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー劇場(Dolby Theatre)で2025年「アイハートラジオ・ミュージック・アワード(IHEARTRADIO MUSIC AWARDS)」が開催された。会場には、受賞したレディー・ガガ(Lady Gaga)やマライア・キャリー(Mariah Carey)、JO1、ベンソン・ブーン(Benson Boone)ら豪華アーティストが集結。個性溢れる旬のルックに身を包み、授賞式を盛り上げた。

レディー・ガガ

イノベーター賞(Innovator Award)の受賞スピーチを披露したレディー・ガガは、「マックイーン(McQUEEN)」2025-26年秋冬コレクションからギャザーカフとレイヤードフローラルレースがあしらわれたポピーレッドのシルクドレスを着用。

ショーの最中は「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」2025-26年秋冬コレクションのロングスリーブブラックミニドレスに着替え、雰囲気の異なる2通りのスタイリングで授賞式を楽しんだ。

テイラー・スウィフト

ツアーオブザセンチュリー賞(Tour of the Century Award)を含む全9つの賞を受賞したテイラー・スウィフト(Taylor Swift)は、会場には来場しなかったもののビデオを通して受賞コメントを公開。

動画内で着用していたのは、ブラックのロングスリーブトップスに「ミュウミュウ(MIU MIU)」のタータンチェックスカートを合わせたシンプルなルック。胸元には2017年に発売し、近々再編成バージョンをリリースすることを予告しているアルバム「レピュテーション(Reputation)」のモチーフであるスネークを模った「カルティエ(CARTIER)」のネックレスを合わせていた。

マライア・キャリー

アイコン賞(Icon Award)を受賞したマライア・キャリーは、デザイナーのマリアナ・ロマノヴァ(Mariana Romanova) によるカスタムドレスに身を包み受賞コメントを披露。煌びやかなアクセサリーはそれぞれ、ピアスが「ETHO MARIA」、ネックレスが「ハリー・コトラー(HARRY KOTLAR)」、ブレスレットが「アキリス(AKILLIS)」のもの。

JO1

ボーイズグループJO1は、メンバー11人そろって来場した。

カットアウトルックが人気

「アレクサンドル・ボーティエ(ALEXANDRE VAUTHIER)」のドレスを着用したシンガーソングライターのケルシー・バレリーニ(Kelsea Ballerini)をはじめ、歌手のマニー・ロング(Muni Long)ら多くのセレブがカットアウトドレスをセレクト。色や素材、カットアウトの位置などで個性を出すのがレッドカーペットの新トレンドのようだ。

シースルーは引き続きトレンド

ここ数年、セレブたちから絶大な人気を誇っているシースルールックの人気はまだまだ続いていく模様。

「Beautiful Things」でソングオブザイヤー賞(Song of the Year)を受賞したベンソン・ブーンは、ブラックのシースルーレーストップスにホワイトのハイウエストパンツをスタイリング。司会を務めたニッキー・グレイザー(Nikki Glaser)は、「ステラ マッカートニー」のグリッターが散りばめられたシースルー素材のロングドレスに「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のメタリックなプラットフォームシューズを合わせ、統一感のあるルックに仕上げた。

そのほか、ダンサーのシェリル・バーク(Cheryl Burke)やモデルのジェニー・マッカーシー(Jenny McCarthy)らが個性派シースルールックを披露した。

レッドカーペットスナップ一覧

The post 【スナップ】レディー・ガガやマライア・キャリー、JO1らが集結 「アイハートラジオ・ミュージック・アワード」の個性派ルックをチェック appeared first on WWDJAPAN.

伊ニットウエアブランド「アラヌイ」、親会社ニューガーズから過半数株式を買い戻して独立

ミラノ発の高級ニットウエアブランド「アラヌイ(ALANUI)」の共同創業者であるカルロッタ・オッディ(Carlotta Oddi)=クリエイティブ・ディレクターとニコロ・オッディ(Nicolo Oddi)最高経営責任者(CEO)が、親会社である伊アパレル企業ニューガーズグループ(NEW GUARDS GROUP以下、NGG)から、同ブランドの過半数株式を買い戻したことが明らかになった。金額は非公開。

「アラヌイ」について

「アラヌイ」は、ファッションコンサルタントやモード誌のエディターとして活躍していたカルロッタと、弟のニコロが2015年にミラノで設立。世界を飛び回る中、着心地のいい服としてニットウエアに大きな可能性を感じたことから、“旅行の経験を記録するような服”をコンセプトとしている。16年3月にファーストコレクションを発表し、17年に初めてNGGの投資を受けた。今後は独立した企業となり、26年春夏コレクションからは、商品をミラノのショールームから取引先などに送るという。なお、カルロッタ=クリエイティブ・ディレクターとニコロCEOはいずれも続投する。

今後はアジア地域での事業拡大を目指す

同ブランドは売上高などの数字は開示していないが、ニコロCEOによれば、業績は本拠地であるイタリアのほか、ドイツ、英国、米国が好調だという。今後はこれらの市場における卸先を整理しつつ、アジア地域での事業拡大を目指す。なお、24年には日本でポップアップストアを開催している。また、いずれはブランドの世界観をより直接的に伝えられる直営店を運営するべく、まずはミラノに出店したいと述べた。

ニューガーズグループについて

NGGは、15年にミラノで設立。「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)」「アンブッシュ(AMBUSH)」「ヘロン・プレストン(HERON PRESTON)」などのブランドを擁するほか、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」をライセンス生産している。 19年8月、高級ECのファーフェッチ(FARFETCH)がNGGを6億7500万ドル(約1005億円)で買収。しかし、ファーフェッチは23年12月15日に経営破綻に陥っていることが明らかになり、同18日に韓国の大手EC企業クーパン(COUPANG)によって買収された。

また、NGGは「リーボック(REEBOK)」を保有する米ブランドマネジメント会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)と22年3月に提携し、23年5月には同ブランドの欧州における販売代理店業務などを手掛けるNGG++部門を立ち上げた。しかし、新たな契約条件で合意に至らなかったことから、ABGは24年11月初旬に同契約を終了。同時期に、NGGは日本の民事再生法にあたるイタリア倒産法(Composizione Negoziata della Crisi、CNC)の適用を申請したと海外メディアが報じた。CNCは破産の手続きをするものではなく、NGGは同法の下で債務を整理しつつ事業を継続し、再建を目指すとしている。

なお、NGGは保有していたラグジュアリー・ストリートウエアブランド「パーム エンジェルス(PALM ANGELS)」を、25年2月に米ブランド管理会社ブルースター・アライアンス(BLUESTAR ALLIANCE)に売却。ブランドを設立したフランチェスコ・ラガッツィ(Francesco Ragazzi)=クリエイティブ・ディレクターは、これを機にブランドを離れている。

The post 伊ニットウエアブランド「アラヌイ」、親会社ニューガーズから過半数株式を買い戻して独立 appeared first on WWDJAPAN.

伊ニットウエアブランド「アラヌイ」、親会社ニューガーズから過半数株式を買い戻して独立

ミラノ発の高級ニットウエアブランド「アラヌイ(ALANUI)」の共同創業者であるカルロッタ・オッディ(Carlotta Oddi)=クリエイティブ・ディレクターとニコロ・オッディ(Nicolo Oddi)最高経営責任者(CEO)が、親会社である伊アパレル企業ニューガーズグループ(NEW GUARDS GROUP以下、NGG)から、同ブランドの過半数株式を買い戻したことが明らかになった。金額は非公開。

「アラヌイ」について

「アラヌイ」は、ファッションコンサルタントやモード誌のエディターとして活躍していたカルロッタと、弟のニコロが2015年にミラノで設立。世界を飛び回る中、着心地のいい服としてニットウエアに大きな可能性を感じたことから、“旅行の経験を記録するような服”をコンセプトとしている。16年3月にファーストコレクションを発表し、17年に初めてNGGの投資を受けた。今後は独立した企業となり、26年春夏コレクションからは、商品をミラノのショールームから取引先などに送るという。なお、カルロッタ=クリエイティブ・ディレクターとニコロCEOはいずれも続投する。

今後はアジア地域での事業拡大を目指す

同ブランドは売上高などの数字は開示していないが、ニコロCEOによれば、業績は本拠地であるイタリアのほか、ドイツ、英国、米国が好調だという。今後はこれらの市場における卸先を整理しつつ、アジア地域での事業拡大を目指す。なお、24年には日本でポップアップストアを開催している。また、いずれはブランドの世界観をより直接的に伝えられる直営店を運営するべく、まずはミラノに出店したいと述べた。

ニューガーズグループについて

NGGは、15年にミラノで設立。「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)」「アンブッシュ(AMBUSH)」「ヘロン・プレストン(HERON PRESTON)」などのブランドを擁するほか、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」をライセンス生産している。 19年8月、高級ECのファーフェッチ(FARFETCH)がNGGを6億7500万ドル(約1005億円)で買収。しかし、ファーフェッチは23年12月15日に経営破綻に陥っていることが明らかになり、同18日に韓国の大手EC企業クーパン(COUPANG)によって買収された。

また、NGGは「リーボック(REEBOK)」を保有する米ブランドマネジメント会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)と22年3月に提携し、23年5月には同ブランドの欧州における販売代理店業務などを手掛けるNGG++部門を立ち上げた。しかし、新たな契約条件で合意に至らなかったことから、ABGは24年11月初旬に同契約を終了。同時期に、NGGは日本の民事再生法にあたるイタリア倒産法(Composizione Negoziata della Crisi、CNC)の適用を申請したと海外メディアが報じた。CNCは破産の手続きをするものではなく、NGGは同法の下で債務を整理しつつ事業を継続し、再建を目指すとしている。

なお、NGGは保有していたラグジュアリー・ストリートウエアブランド「パーム エンジェルス(PALM ANGELS)」を、25年2月に米ブランド管理会社ブルースター・アライアンス(BLUESTAR ALLIANCE)に売却。ブランドを設立したフランチェスコ・ラガッツィ(Francesco Ragazzi)=クリエイティブ・ディレクターは、これを機にブランドを離れている。

The post 伊ニットウエアブランド「アラヌイ」、親会社ニューガーズから過半数株式を買い戻して独立 appeared first on WWDJAPAN.

「ロエベ」がジョナサンの後任発表 「プロエンザ スクーラー」のジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデス

「ロエベ(LOEWE)」の新クリエイティブ・ディレクターに、「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」を立ち上げたジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)が就任する。2人は4月7日付で「ロエベ」のクリエイティブ・ディレクターに就任し、先週退任を発表したジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の後任を務める。メンズ、ウィメンズ、レザーグッズ、アクセサリーなど、全コレクションを統括する。2人は、自ら立ち上げた「プロエンザ スクーラー」のクリエイティブ・ディレクターを退任しており、「ロエベ」に移籍するのでは?と言われていた。現在の「ロエベ」の売上規模は、推定20億ユーロ(約3200億円)。その売り上げは、ジョナサンの時代で約7倍に拡大したと推計されている。

ロエベのパスカル・ルポアブル(Pascale Lepoivre)最高経営責任者(CEO)は、「第一に素晴らしいクリエイティビティと起業家精神を持ち合わせ、彼らの興味・関心はファッションの次元を超越していること、第二に2人とも温かくオープンマインドで、情熱あふれる人ばかりのブランドにフィットするという点で選んだ。2人のビジョンやクリエイションは『ロエベ』が築き上げてきたスタイルコードともマッチするし、将来が楽しみだ」と話す。2人はすでに活動の拠点をパリに移し、「ロエベ」の本拠地であるスペイン・マドリードにも早く訪れたいと話しているという。

一方のマッコローとヘルナンデスは、「『ロエベ』に加わることができて光栄に思う。ブランドは、我々と近い価値やミッションを有していると思う。ジョナサンが築き上げたチームと一緒に働くことを楽しみにしている。彼は、『ロエベ』を文化的なメゾンへと飛躍させた立役者だ」と語る。また、「ロエベ」が属するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼CEOも、「2人が導くブランドの進化を楽しみにしている」と、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMH相談役も、「私は長い間、2人の折衷主義的なクリエイティビティと、クラフトへの情熱を評価し、彼らこそ次の『ロエベ』を導くにふさわしい人材と評価していた」とのコメントを出している。

2人は米ニューヨークのパーソンズ・スクール・オブ・デザインを卒業後、2002年に「プロエンザ スクーラー」を立ち上げた。今年クリエイティブのトップからは降りたものの、2人は以降も株主としてブランドビジネスには関与し続ける予定だ。

ニューヨークのファッション・シーンの雄としてヨーロッパのトップメゾンから注目されていた2人はLVMHと長年にわたり、傘下の主要メゾンのトップとして加わることについて話し合いを続けてきたという。彼らが「ロエベ」に加わるという話は、昨年10月から水面下で始まっていたと情報筋は語っている。

The post 「ロエベ」がジョナサンの後任発表 「プロエンザ スクーラー」のジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデス appeared first on WWDJAPAN.

伊高級時計ブランド「パネライ」に新CEO 親会社リシュモンのウオッチ部門トップ

コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)は、傘下に持つパネライ(PANERAI)の新たな最高経営責任者(CEO)として、エマニュエル・ペラン(Emmanuel Perrin)=リシュモン ウオッチ部門責任者を任命した。4月1日付で就任し、ニコラ・ボス(Nicolas Bos)=リシュモンCEOの直属となる。

なお、同ブランドを2018年から率いてきたジャンマルク・ポントルエ(Jean-Marc Pontroue)CEOは、3月17日に自身のインスタグラムで退任を発表。その際、パネライはコメントを差し控えるとしていたが、今回の人事に伴い、同氏が4月1日付で退社することを明らかにした。

ペラン新CEOとポントルエCEOについて

ペラン新CEOは、リシュモンで33年にわたる経験を有している。同社が擁するヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)で9年近くキャリアを積み、10年に同じくリシュモン傘下のカルティエ(CARTIER)に加わった。さまざまな要職を歴任し、17年から現職。また、スイスの時計展示会「ウオッチズ & ワンダーズ(WATCHES & WONDERS)」の組織団体オート・オルロジュリー財団(Fondation de la Haute Horlogerie)のプレジデントも務めていた。

ポントルエCEOは、リシュモンで25年のキャリアを持つ。ロジェ・デュブイ(ROGER DUBUIS)のCEOを務めた後、18年に現職に就任した。同氏の今後については明らかになっていない。

パネライの歴史

パネライは、イタリア・フィレンツェで1860年に創業。時計の工房および販売店、専門学校を運営し、主にイタリアやエジプトの海軍に精密機器やテクニカルウオッチを提供していたが、1990年代から一般向け商品の製造および販売を開始した。97年にヴァンドーム・ラグジュアリー・グループ(VENDOME LUXURY GROUP、現リシュモン)が傘下に収めた。

The post 伊高級時計ブランド「パネライ」に新CEO 親会社リシュモンのウオッチ部門トップ appeared first on WWDJAPAN.

伊高級時計ブランド「パネライ」に新CEO 親会社リシュモンのウオッチ部門トップ

コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)は、傘下に持つパネライ(PANERAI)の新たな最高経営責任者(CEO)として、エマニュエル・ペラン(Emmanuel Perrin)=リシュモン ウオッチ部門責任者を任命した。4月1日付で就任し、ニコラ・ボス(Nicolas Bos)=リシュモンCEOの直属となる。

なお、同ブランドを2018年から率いてきたジャンマルク・ポントルエ(Jean-Marc Pontroue)CEOは、3月17日に自身のインスタグラムで退任を発表。その際、パネライはコメントを差し控えるとしていたが、今回の人事に伴い、同氏が4月1日付で退社することを明らかにした。

ペラン新CEOとポントルエCEOについて

ペラン新CEOは、リシュモンで33年にわたる経験を有している。同社が擁するヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)で9年近くキャリアを積み、10年に同じくリシュモン傘下のカルティエ(CARTIER)に加わった。さまざまな要職を歴任し、17年から現職。また、スイスの時計展示会「ウオッチズ & ワンダーズ(WATCHES & WONDERS)」の組織団体オート・オルロジュリー財団(Fondation de la Haute Horlogerie)のプレジデントも務めていた。

ポントルエCEOは、リシュモンで25年のキャリアを持つ。ロジェ・デュブイ(ROGER DUBUIS)のCEOを務めた後、18年に現職に就任した。同氏の今後については明らかになっていない。

パネライの歴史

パネライは、イタリア・フィレンツェで1860年に創業。時計の工房および販売店、専門学校を運営し、主にイタリアやエジプトの海軍に精密機器やテクニカルウオッチを提供していたが、1990年代から一般向け商品の製造および販売を開始した。97年にヴァンドーム・ラグジュアリー・グループ(VENDOME LUXURY GROUP、現リシュモン)が傘下に収めた。

The post 伊高級時計ブランド「パネライ」に新CEO 親会社リシュモンのウオッチ部門トップ appeared first on WWDJAPAN.

アルタビューティ通期決算は予想を下回る 新CEOは、「直面している課題は認識している」

大手化粧品小売店のアルタビューティ(ULTA BEAUTY)の2025年1月期決算は、売上高が前期比0.7%増の112億9500万ドル(約1兆6829億円)、営業利益が同6.7%減の15億6400万ドル(約2330億円)、純利益が同6.9%減の12億100万ドル(約1789億円)だった。同社は24年に初めてマーケットシェアを落とし、売上高は中期経営計画を下回っていると発表。一方で第4四半期の売上高はアナリストらの予測を上回ったため、株価は上昇した。25年1月に最高経営責任者(CEO)に就任したケシア・スティールマン(Kecia Steelman)は、激化する競争化での新戦略を発表した。

ケシア・スティールマンCEOによる新戦略

スティールマンCEOは、「我々が直面している課題は認識している。外的要因と内的要因によるものがある」といい、特に小売業者が新しいツールやプロセスを導入する際の課題を挙げる。「目の前のチャンスを確実につかむためには、これまでの運営方法を変えなければならないことは明らか。全てのアクションの中心にお客さまを据え、より迅速に行動し、戦略的に投資し、事業の最適化を図る」と述べる。より多くの独占製品を取り扱い、デジタル機能を最適化し、コストを削減することを目指す。

「第1にブランド構築やパーソナライゼーション、デジタル化の加速。第2にウェルネスや同社がキュレーションするECサイト『アルタビューティ マーケットプレース(ULTA BEAUTY MARKETPLACE)』、国際展開などを含む高成長が期待できる新規事業の拡大。第3に働き方を最適化し、優先課題に沿ってリーダーを戦略的に配置することで、将来に向けた基盤を再編成する」。ケリー・マホニー(Kelly Mahoney)を最高マーケティング責任者(CMO)に起用するなど、経営幹部の改革もすでに始めている。またモニカ・アルナウド(Monica Arnaudo)最高マーチャンダイジング責任者の退任に伴い、後任を探している。

本文中の円換算レート:1ドル=149円

The post アルタビューティ通期決算は予想を下回る 新CEOは、「直面している課題は認識している」 appeared first on WWDJAPAN.

大谷翔平と村上隆が貢献 MLB東京シリーズでグッズ売り上げ約59億円を記録

3月18・19日、東京ドームで、MLB開幕戦としてシカゴ・カブス対ロサンゼルス・ドジャースの「MLB東京シリーズ by グッゲンハイム(MLB Tokyo Series presented by Guggenheim)」が開催され、第1試合では、日本史上最多の視聴者数2500万人を記録した。これは2019年シリーズでの記録を1900万人以上上回り、2017年のワールドシリーズで行われたドジャース対ヒューストン・アストロズ第7試合の視聴者数2820万人に次ぐ記録だった。

しかし、記録を破ったのは視聴者数だけではない。デジタルスポーツプラットフォームを運営するファナティクスは3月20日(米現地時間)、東京シリーズにおけるファングッズやトレーディングカードの売り上げが4000万ドル(約59億円)を記録し、同社の最高売り上げを達成したイベントになったと報告した。同グッズは、ファナティクスが運営する東京のMLBオフィシャルストア、ニューヨークのMLBフラグシップストア、ロサンゼルスと東京で開催したポップアップストア、「トップス(TOPPS)」トレーディングカードポップアップストアで販売された。

ファナティクスによると、20万人を超えるファンが東京のMLBストアに来店し、東京ドームのメーンストアに設置した140台のレジスターが稼働するほど盛況したという。3月18日に行われた第1試合前には、2000人以上のファンが、19日に行われた第2試合前には、雪の中1000人以上が店舗前に列をなしたという。

3月8日に発売されたアーティストの村上隆による限定コレクションは、ファナティクス公式アプリで1時間以内に完売し、ほとんどのアイテムが販売開始から15分で売り切れた。40枚限定の桜デザインのユニホームには、購入のチャンスを求めて5000人のファンがファナティクスのサイトに殺到した。

ほか、同じく村上のデザインによる“「トップス」シリーズ1 ジャパンメガボックス”も人気で、日本の「トップス」オンラインストアでは、数時間で1万2000個以上が売れた。

The post 大谷翔平と村上隆が貢献 MLB東京シリーズでグッズ売り上げ約59億円を記録 appeared first on WWDJAPAN.

香水大手インターパルファムSAが仏フレグランス「グタール」を韓アモーレパシフィックから取得

香水大手インターパルファム(INTERPARFUMS)のヨーロッパを拠点とする子会社インターパルファムSA(INTERPARFUMS SA)はこのほど、仏フレグランスブランド「グタール(GOUTAL)」の知的財産権を韓国最大手ビューティ企業アモーレパシフィック(AMOREPACIFIC)から取得した。取得額は非公開。

2018年の全面刷新前は「アニック グタール(ANNICK GOUTAL)」という名で知られた同ブランドの運営は、アモーレパシフィックの子会社アモーレパシフィック・ヨーロッパ(AMOREPACIFIC EUROPE)がライセンス契約の下で一定期間継続する。インターパルファムSAは26年以降、同社とともにブランドを発展させていく予定。フィリップ・ベナカン(Philippe Benacin)=インターパルファムSA会長兼最高経営責任者(CEO)は、「『グタール』の買収は、ハイエンドフレグランスを含む製品ラインアップの拡大という当社の戦略を反映したもの」と説明する。現在の小売網や売上高の詳細は明らかにせず、「『グタール』の香水の年間売上高が過去には1000〜1200万ユーロ(約16〜19億円)に達していた」とだけ述べた。

「グタール」とは

「アニック グタール」は、1981年にパリで誕生。“オーダドリアン”や“プチシェリー”などの香りでヒットし、パリのベルシャス通りに店舗を構えるなど、ニッチフレグランスのカテゴリーで地位を確立した。元ピアニストでモデルのアニック・グタール(Annick Goutal)創業者は、99年にがんで死去。アモーレパシフィックは2011年に投資会社スターウッド・キャピタル(STARWOOD CAPITAL)から同ブランドを買収した。母親が設立した会社のレガシーを継承するため、娘のカミーユ・グタール(Camille Goutal)は今後も運営に関わり続ける。

インターパルファムSAの24年度の業績

インターパルファムSAの24年度の通期売上高は前期比10%増の8億8000万ユーロ(約1425円)、純利益は同10%増の1億2900万ユーロ(約208円)だった。「コーチ(COACH)」「ブシュロン(BOUCHERON)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」「カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)」「ラコステ(LACOSTE)」「ランバン(LANVIN)」「モンクレール(MONCLER)」「モンブラン(MONTBLANC)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」を含むフレグランスライセンスのほか、「ロシャス(ROCHAS)」ブランドなどを所有している。

本文中の円換算レート:1ユーロ=162円

The post 香水大手インターパルファムSAが仏フレグランス「グタール」を韓アモーレパシフィックから取得 appeared first on WWDJAPAN.

香水大手インターパルファムSAが仏フレグランス「グタール」を韓アモーレパシフィックから取得

香水大手インターパルファム(INTERPARFUMS)のヨーロッパを拠点とする子会社インターパルファムSA(INTERPARFUMS SA)はこのほど、仏フレグランスブランド「グタール(GOUTAL)」の知的財産権を韓国最大手ビューティ企業アモーレパシフィック(AMOREPACIFIC)から取得した。取得額は非公開。

2018年の全面刷新前は「アニック グタール(ANNICK GOUTAL)」という名で知られた同ブランドの運営は、アモーレパシフィックの子会社アモーレパシフィック・ヨーロッパ(AMOREPACIFIC EUROPE)がライセンス契約の下で一定期間継続する。インターパルファムSAは26年以降、同社とともにブランドを発展させていく予定。フィリップ・ベナカン(Philippe Benacin)=インターパルファムSA会長兼最高経営責任者(CEO)は、「『グタール』の買収は、ハイエンドフレグランスを含む製品ラインアップの拡大という当社の戦略を反映したもの」と説明する。現在の小売網や売上高の詳細は明らかにせず、「『グタール』の香水の年間売上高が過去には1000〜1200万ユーロ(約16〜19億円)に達していた」とだけ述べた。

「グタール」とは

「アニック グタール」は、1981年にパリで誕生。“オーダドリアン”や“プチシェリー”などの香りでヒットし、パリのベルシャス通りに店舗を構えるなど、ニッチフレグランスのカテゴリーで地位を確立した。元ピアニストでモデルのアニック・グタール(Annick Goutal)創業者は、99年にがんで死去。アモーレパシフィックは2011年に投資会社スターウッド・キャピタル(STARWOOD CAPITAL)から同ブランドを買収した。母親が設立した会社のレガシーを継承するため、娘のカミーユ・グタール(Camille Goutal)は今後も運営に関わり続ける。

インターパルファムSAの24年度の業績

インターパルファムSAの24年度の通期売上高は前期比10%増の8億8000万ユーロ(約1425円)、純利益は同10%増の1億2900万ユーロ(約208円)だった。「コーチ(COACH)」「ブシュロン(BOUCHERON)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」「カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)」「ラコステ(LACOSTE)」「ランバン(LANVIN)」「モンクレール(MONCLER)」「モンブラン(MONTBLANC)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」を含むフレグランスライセンスのほか、「ロシャス(ROCHAS)」ブランドなどを所有している。

本文中の円換算レート:1ユーロ=162円

The post 香水大手インターパルファムSAが仏フレグランス「グタール」を韓アモーレパシフィックから取得 appeared first on WWDJAPAN.

香水大手インターパルファムSAが仏フレグランス「グタール」を韓アモーレパシフィックから取得

香水大手インターパルファム(INTERPARFUMS)のヨーロッパを拠点とする子会社インターパルファムSA(INTERPARFUMS SA)はこのほど、仏フレグランスブランド「グタール(GOUTAL)」の知的財産権を韓国最大手ビューティ企業アモーレパシフィック(AMOREPACIFIC)から取得した。取得額は非公開。

2018年の全面刷新前は「アニック グタール(ANNICK GOUTAL)」という名で知られた同ブランドの運営は、アモーレパシフィックの子会社アモーレパシフィック・ヨーロッパ(AMOREPACIFIC EUROPE)がライセンス契約の下で一定期間継続する。インターパルファムSAは26年以降、同社とともにブランドを発展させていく予定。フィリップ・ベナカン(Philippe Benacin)=インターパルファムSA会長兼最高経営責任者(CEO)は、「『グタール』の買収は、ハイエンドフレグランスを含む製品ラインアップの拡大という当社の戦略を反映したもの」と説明する。現在の小売網や売上高の詳細は明らかにせず、「『グタール』の香水の年間売上高が過去には1000〜1200万ユーロ(約16〜19億円)に達していた」とだけ述べた。

「グタール」とは

「アニック グタール」は、1981年にパリで誕生。“オーダドリアン”や“プチシェリー”などの香りでヒットし、パリのベルシャス通りに店舗を構えるなど、ニッチフレグランスのカテゴリーで地位を確立した。元ピアニストでモデルのアニック・グタール(Annick Goutal)創業者は、99年にがんで死去。アモーレパシフィックは2011年に投資会社スターウッド・キャピタル(STARWOOD CAPITAL)から同ブランドを買収した。母親が設立した会社のレガシーを継承するため、娘のカミーユ・グタール(Camille Goutal)は今後も運営に関わり続ける。

インターパルファムSAの24年度の業績

インターパルファムSAの24年度の通期売上高は前期比10%増の8億8000万ユーロ(約1425円)、純利益は同10%増の1億2900万ユーロ(約208円)だった。「コーチ(COACH)」「ブシュロン(BOUCHERON)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」「カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)」「ラコステ(LACOSTE)」「ランバン(LANVIN)」「モンクレール(MONCLER)」「モンブラン(MONTBLANC)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」を含むフレグランスライセンスのほか、「ロシャス(ROCHAS)」ブランドなどを所有している。

本文中の円換算レート:1ユーロ=162円

The post 香水大手インターパルファムSAが仏フレグランス「グタール」を韓アモーレパシフィックから取得 appeared first on WWDJAPAN.

「プラダ」に英デザイナーのポール・サリッジが参画か 主にメンズウエアを担当と情報筋

情報筋によれば、イギリス出身のデザイナー、ポール・サリッジ(Paul Surridge)が「プラダ(PRADA)」に加わるようだ。共同クリエイティブ・ディレクターであるミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)とともに働き、主にメンズウエアに携わるという。

サリッジは、ロンドンの名門セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins BA)を卒業後、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」や「バーバリー(BURBERRY)」などで経験を積んだ。また、ニール・バレット(Neil Barrett)が「プラダ」でメンズウエアのデザイン・ディレクターだった時代に、そのアシスタントを務めている。2007年、ラフが率いていた時代の「ジル サンダー(JIL SANDER)」でメンズのデザイン・ディレクターに就任。11年から14年までは「Z ゼニア(Z ZEGNA)」のクリエイティブ・ディレクターを、14年から「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のクリエイティブ・コンサルタントを務めた。17年5月には、「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」のクリエイティブ・ディレクターに就任し、19年に退任。22年5月からは「コルネリアーニ(CORNELIANI)」に加わり、環境問題に敏感な若年層をターゲットとしたサステナブルなラインの「サークル・コレクション(CIRCLE COLLECTION)」を2シーズンにわたって手掛けた。

ジュエリーやホームコレクション部門でも新デザイナーを採用?

「プラダ」はまた、ジュエリー&ビジュー、テキスタイル、ホームコレクションのデザイン・ディレクターとして、クレモンド・ブルジュヴァン・ブラックマン(Clemande Burgevin Blachman)を起用したようだ。

アンティーク・ディーラーの両親を持つ同氏は、「シャネル(CHANEL)」のアート・ディレクションやコピーライターを担当した後、広告代理店に勤務。また、パリでビンテージジュエリーのブティックを運営など手掛けたほか、「カルバン・クライン」のホームコレクション部門のデザイン担当バイス・プレジデントや、「アライア(ALAIA)」のクリエイティブ・コンサルタントを務めていたという。22年には、「エルメス(HERMES)」のファッションアクセサリー部門のクリエイティブ・ディレクターに就任した。

なお、「プラダ」はいずれの人事についてもコメントを差し控えるとしている。

The post 「プラダ」に英デザイナーのポール・サリッジが参画か 主にメンズウエアを担当と情報筋 appeared first on WWDJAPAN.

ミラノの裁判所、「ディオール」の下請け企業における労働慣行に関する管理措置を解除

ミラノの裁判所は、「ディオール(DIOR)」の一部サプライヤーにおける違法な労働慣行の疑いを理由に2024年6月から同社に課されていた管理措置の解除を命じた。

同6月、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁するクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)のイタリアの子会社で、「ディオール」のバッグなどの生産を行うマニュファクチャラーズ ディオール(MANUFACTURERS DIOR)のサプライヤーである中国系の下請け企業が最低賃金以下で工員を雇用していたことが明らかに。これを受けて捜査が開始され、当該の企業や工場は1年間、行政の指導下に置かれることとなった。「ディオール」は声明の中で、当初予定されていた1年の期間を前に、手続きが早期に解決したことを歓迎すると述べた。

同社は、裁判所が「最高水準の倫理や業務基準を堅持するという当社の揺るぎない姿勢」を認めたと述べ、「ミラノ裁判所および裁判所が任命した専門家との建設的かつ協力的な対話のおかげで、ディオールはサプライチェーンの運営をさらに強化し、業界のベストプラクティスの新たな基準を確立することができた」とコメントした。

今回の捜査を受け、「ディオール」は自社生産の比率を引き上げる方針を表明し、24年11月には、長期的な生産能力の強化と職人技の継承を確実にするための新たな部門の設立を発表した。

ミラノ裁判所は、クリスチャン ディオール クチュールのイタリアの子会社について、「前向きかつ適切に対応し、司法管理を“改善と刷新の機会”として受け止めた」と評価。是正措置と予防策が迅速に講じられたことを明らかにした。

なお、イタリアのアパレルブランド「アルヴィエロ マルティーニ(ALVIERO MARTINI)」や、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」の製造を担うジョルジオ アルマーニ オペレーションズ(GIORGIO ARMANI OPERATIONS)もミラノの裁判所により同様の措置を受けていたが、2月初め、ジョルジオ アルマーニ オペレーションズの管理措置も解除されている。

The post ミラノの裁判所、「ディオール」の下請け企業における労働慣行に関する管理措置を解除 appeared first on WWDJAPAN.

ミラノの裁判所、「ディオール」の下請け企業における労働慣行に関する管理措置を解除

ミラノの裁判所は、「ディオール(DIOR)」の一部サプライヤーにおける違法な労働慣行の疑いを理由に2024年6月から同社に課されていた管理措置の解除を命じた。

同6月、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁するクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)のイタリアの子会社で、「ディオール」のバッグなどの生産を行うマニュファクチャラーズ ディオール(MANUFACTURERS DIOR)のサプライヤーである中国系の下請け企業が最低賃金以下で工員を雇用していたことが明らかに。これを受けて捜査が開始され、当該の企業や工場は1年間、行政の指導下に置かれることとなった。「ディオール」は声明の中で、当初予定されていた1年の期間を前に、手続きが早期に解決したことを歓迎すると述べた。

同社は、裁判所が「最高水準の倫理や業務基準を堅持するという当社の揺るぎない姿勢」を認めたと述べ、「ミラノ裁判所および裁判所が任命した専門家との建設的かつ協力的な対話のおかげで、ディオールはサプライチェーンの運営をさらに強化し、業界のベストプラクティスの新たな基準を確立することができた」とコメントした。

今回の捜査を受け、「ディオール」は自社生産の比率を引き上げる方針を表明し、24年11月には、長期的な生産能力の強化と職人技の継承を確実にするための新たな部門の設立を発表した。

ミラノ裁判所は、クリスチャン ディオール クチュールのイタリアの子会社について、「前向きかつ適切に対応し、司法管理を“改善と刷新の機会”として受け止めた」と評価。是正措置と予防策が迅速に講じられたことを明らかにした。

なお、イタリアのアパレルブランド「アルヴィエロ マルティーニ(ALVIERO MARTINI)」や、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」の製造を担うジョルジオ アルマーニ オペレーションズ(GIORGIO ARMANI OPERATIONS)もミラノの裁判所により同様の措置を受けていたが、2月初め、ジョルジオ アルマーニ オペレーションズの管理措置も解除されている。

The post ミラノの裁判所、「ディオール」の下請け企業における労働慣行に関する管理措置を解除 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】映画「白雪姫」のレイチェル・ゼグラーがディズニープリンセス風ドレスで登場 JO1河野純喜らも参加

実写映画「白雪姫」のロサンゼルスプレミアが3月15日(現地時間)に行われた。会場には、主演のレイチェル・ゼグラー(Rachel Zegler)や女王を演じたガル・ガドット(Gal Gadot)をはじめ、ボーイズグループJO1のメンバーで、ジョナサン役のプレミアム吹替版声優を務めた河野純喜、同グループメンバーの佐藤景瑚、與那城奨らが登場した。

同映画プレミアツアー中、“メソッド・ドレッシング”を実践しているゼグラーは、ディズニープリンセスのような装いで登場。蝶のアップリケを胸元に施し、細く繊細なベルトでウエストを絞めたストラップレスの「ディオール(DIOR)」のカスタムドレスを着用した。ドレスのボディース(上部)には構造とシルエットでコルセットのようなディテールも取り入れている。 ヒールも同じく「ディオール」。アクセサリーには、「ショパール(CHOPARD)」のジュエリーを身につけた。ヘアはアップスタイルでまとめ、メイクアップには、濃いめのアイメイクとグロッシーなリップを施した。

ロサンゼルスプレミア来場者スナップ

マドリードプレミア

ゼグラーは12日(現地時間)、スペイン・マドリードで行われたプレミアでも“メソッド・ドレッシング”を実践。フェミニンなホワイトドレスは、「エリー サーブ(ELIE SAAB)」のオートクチュールで、ストレートスカートに流麗なスカートを重ね、フローラルのディテールと複雑なキラキラとした装飾を生地全体に縫い付けている。足元には「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のヒール、アクセサリーには「サルタント ダイヤモンド ギャラリー(SALTANT DIAMOND GALLERY)」のジュエリーをチョイスした。

ヘアは顔周りを覆うように流してセットし、メイクアップは、太い眉毛にスモーキーなアイシャドウ、ルビーレッドのリップで仕上げた。

東京で行われたプレミアでは、ゼグラーは「パオロ・セバスチャン(PAOLO SEBASTIAN)」のカスタムドレスを着用していた。

The post 【スナップ】映画「白雪姫」のレイチェル・ゼグラーがディズニープリンセス風ドレスで登場 JO1河野純喜らも参加 appeared first on WWDJAPAN.

LVMHで再び人事シャッフル 「ロロ・ピアーナ」CEOにアルノー会長の三男が就任

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、クリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)の副最高経営責任者(CEO)として、現在フェンディ(FENDI)のCEOも務めているピエール・エマニュエル・アンジェログロウ(Pierre-Emmanuel Angeloglou)LVMHファッショングループ マネージング・ディレクターを任命した。また、ルイ・ヴィトンの副CEOとして、ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)のダミアン・ベルトラン(Damien Bertrand)CEOを任命した。

これに伴い、ロロ・ピアーナのCEOには、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOの三男であるフレデリック・アルノー(Frederic Arnault)LVMHウオッチ部門CEOが就任する。

アンジェログロウ=クリスチャン ディオール クチュール新副CEOは4月15日付で、ベルトラン=ルイ・ヴィトン新副CEOは6月10日付で着任する。アルノー=ロロ・ピアーナ新CEOは、業務のスムーズな引き継ぎのため3月26日付でロロ・ピアーナに移籍し、やはり6月10日付で正式に着任する。

アルノーLVMH会長兼CEOのコメント

アルノー会長兼CEOは、「当社の傘下ブランドの魅力は、献身的かつ情熱的なリーダーによって支えられている。ダミアン、フレデリック、ピエール・エマニュエルのビジョン、起業家精神、クリエイティビティー、そして卓越性へのコミットメントは、メゾンのダイナミックな発展に大いに貢献してくれるだろう。また、今回の人事は、当社のキャリアを形成する力を反映している」と語った。

ベルトラン新副CEOとアンジェログロウ新副CEOの経歴

ベルトラン新副CEOは、フランスの名門校HECビジネススクール(HEC Business School)を卒業し、LVMHが擁するゲラン(GUERLAIN)のオーストラリア事業のマーケティング・ディレクターとしてキャリアをスタート。その後、ロレアル(L'OREAL)で18年にわたってさまざまな要職を歴任し、2016年にクリスチャン ディオール クチュールに加わった。21年11月から現職。

アンジェログロウ新副CEOは、ロレアルに20年以上在籍し、「ロレアル パリ(L’OREAL PARIS)」のグローバル・ブランド・プレジデントを務めた後、19年にルイ・ヴィトンにファッション&レザーグッズ担当戦略ミッション・ディレクターとして入社。20年からメンズ部門を統括し、22年に戦略ミッション担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントに就任。24年3月にLVMHファッショングループのマネージング・ディレクターに就任し、同年5月からフェンディのCEOを兼任している。なお、同氏の後任はいずれの役職でも明らかにされていない。

アルノー新CEOと「ロロ・ピアーナ」について

アルノー新CEOは、父と同じくフランスのエリート養成機関であるグランゼコールの1つ、エコール ポリテクニーク(Ecole Polytechnique)を卒業し、17年にLVMH傘下のタグ・ホイヤー(TAG HEUER)に入社。18年9月に戦略・デジタル担当ディレクターに、20年6月には25歳でCEOに就任。24年1月から現職となり、「ウブロ(HUBLOT)」「タグ・ホイヤー」「ゼニス(ZENITH)」の3ブランドを統括してきた。後任は近日中に発表する予定。なお、新たな役職への就任後は、アルノー会長兼CEOの相談役も務めるアントニオ・ベローニ(Antonio Belloni)LVMHイタリア社長兼CEOの直属となる。

「ロロ・ピアーナ」は、1924年に北イタリアで創業。2013年にLVMHの傘下となり、アルノー会長兼CEOの長男であるアントワン・アルノー(Antoine Arnault)=ベルルッティCEO(当時。現LVMHヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージ)が会長に就任した。同ブランドはいわゆるクリエイティブ・ディレクターを置いておらず、ランウエイでのショーも開催していないが、最高級のカシミヤブランドとして富裕層を中心に人気を博している。なお、LVMHはブランド別での業績を開示していないが、主要事業のファッション・レザーグッズ部門において、「ロロ・ピアーナ」は2大スターブランドの「ルイ・ヴィトン」と「ディオール(DIOR)」に次ぐ3番目の規模となるまでに成長したと見られており、市場関係者の推測によれば年商はおよそ25億ユーロ(約4025億円)。

The post LVMHで再び人事シャッフル 「ロロ・ピアーナ」CEOにアルノー会長の三男が就任 appeared first on WWDJAPAN.

大谷翔平が村上隆と交流 サイン入りカードは限定セットに封入 MLB日本開幕戦

3月18・19日、東京ドームで、MLB開幕戦としてシカゴ・カブス対ロサンゼルス・ドジャースの「MLB東京シリーズ by グッゲンハイム(MLB Tokyo Series presented by Guggenheim)」が開催される。

これに合わせ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は17日、 MLB日本開幕戦限定グッズをデザインしたアーティストの村上隆と面会した。2人は、合計4枚の「トップス(TOPPS)」プロ野球選手トレーディングカードに自身のサインを書き、うち2枚をお互いに受け取った。残り2枚は、村上のデザインによるスペシャルカードセットに封入される。同セットを購入して“引換券”を見つけた幸運なファンは、サイン入りカード1枚と交換することができる。

15日には読売ジャイアンツとのエキシビション試合が行われた。大谷は、いつものチームカラーのロゴに代わって、ゴールドのMLBロゴが背中に施された特注のユニホームを着用した。このワッペンは後に取り外され、今年後半に販売予定の“トップス ゴールド ロゴマン”カードに挿入される。

また同日、村上がミント渋谷店で自身がデザインしたカードセットを開封する様子がファナティクス・ライブで配信された。村上は、推定5000ドルの価値があるとされるコレクターズアイテムの大谷のカードを見事に発見。村上が大谷のカードを保管するか、高額でオークションに出品するかは不明だ。

The post 大谷翔平が村上隆と交流 サイン入りカードは限定セットに封入 MLB日本開幕戦 appeared first on WWDJAPAN.

ナチュラ&コー、中南米以外での「エイボン」売却を投資会社と交渉中

ブラジルの化粧品会社ナチュラ&コー(NATURA & CO.以下、ナチュラ)は、投資会社IG4キャピタル(IG4 CAPITAL)と中南米以外での「エイボン」の売却を交渉している。2024年12月4日には、中南米以外での「エイボン」の売却や提携、スピンオフを含むオルタナティブ投資戦略の検討を再開したと発表していた。

IG4キャピタルは、新興市場に特化したオルタナティブ投資ファンド。この交渉は独占的に進められているがまだ初期段階にあり、ナチュラはさまざまな選択肢を評価している最中だ。「エイボン」のオルタナティブ投資戦略を模索するナチュラの取り組みは、米国を拠点とする非営業持株会社エイボン・プロダクツ(AVON PRODUCTS INC.)が米デラウェア州の裁判所に連邦破産法11条の適用を申請した24年8月以来保留されていた。「エイボン」の米国市場は、同社の製品に含まれていたタルクががんを引き起こしたとされる訴訟が相次ぎ、滞っていた。

ナチュラによると、破産手続きを監督する米国の裁判所は、ナチュラとエイボン・プロダクツの債権者の和解合意と、「エイボン」の売却に関するクレジット・ビッド(担保権者が入札に参加し、自らの債権額を購入価格に充当する形で入札すること)1億2500万ドル(約185億円)を承認したという。ナチュラは2月、株主価値をさらに高めるため、「エイボン」を上場ビューティ企業として独立させることを検討していると発表。企業構造の簡素化を目指した、「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」と「イソップ(AESOP)」の売却に続くものだった。

同社は23年、独投資会社アウレリウス・グループ(AURELIUS GROUP)に「ザボディショップ」を2億700万ポンド(約397億円)で売却。24年にはロレアル(L’OREAL)に「イソップ」を売却し、ブランドの取引額は25億ドル(約3700億円)以上と評価された。

現在「エイボン」の米国事業は、韓国のLG生活健康(LG H&H)が手掛けている。現在の米国事業は、「エイボン」のほかの事業体とは一切関係がなく、連邦破産法11条の手続きにも加わっていない。

本文中の円換算レート:1ドル=148円、1ポンド=192円

The post ナチュラ&コー、中南米以外での「エイボン」売却を投資会社と交渉中 appeared first on WWDJAPAN.

ナチュラ&コー、中南米以外での「エイボン」売却を投資会社と交渉中

ブラジルの化粧品会社ナチュラ&コー(NATURA & CO.以下、ナチュラ)は、投資会社IG4キャピタル(IG4 CAPITAL)と中南米以外での「エイボン」の売却を交渉している。2024年12月4日には、中南米以外での「エイボン」の売却や提携、スピンオフを含むオルタナティブ投資戦略の検討を再開したと発表していた。

IG4キャピタルは、新興市場に特化したオルタナティブ投資ファンド。この交渉は独占的に進められているがまだ初期段階にあり、ナチュラはさまざまな選択肢を評価している最中だ。「エイボン」のオルタナティブ投資戦略を模索するナチュラの取り組みは、米国を拠点とする非営業持株会社エイボン・プロダクツ(AVON PRODUCTS INC.)が米デラウェア州の裁判所に連邦破産法11条の適用を申請した24年8月以来保留されていた。「エイボン」の米国市場は、同社の製品に含まれていたタルクががんを引き起こしたとされる訴訟が相次ぎ、滞っていた。

ナチュラによると、破産手続きを監督する米国の裁判所は、ナチュラとエイボン・プロダクツの債権者の和解合意と、「エイボン」の売却に関するクレジット・ビッド(担保権者が入札に参加し、自らの債権額を購入価格に充当する形で入札すること)1億2500万ドル(約185億円)を承認したという。ナチュラは2月、株主価値をさらに高めるため、「エイボン」を上場ビューティ企業として独立させることを検討していると発表。企業構造の簡素化を目指した、「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」と「イソップ(AESOP)」の売却に続くものだった。

同社は23年、独投資会社アウレリウス・グループ(AURELIUS GROUP)に「ザボディショップ」を2億700万ポンド(約397億円)で売却。24年にはロレアル(L’OREAL)に「イソップ」を売却し、ブランドの取引額は25億ドル(約3700億円)以上と評価された。

現在「エイボン」の米国事業は、韓国のLG生活健康(LG H&H)が手掛けている。現在の米国事業は、「エイボン」のほかの事業体とは一切関係がなく、連邦破産法11条の手続きにも加わっていない。

本文中の円換算レート:1ドル=148円、1ポンド=192円

The post ナチュラ&コー、中南米以外での「エイボン」売却を投資会社と交渉中 appeared first on WWDJAPAN.

ジョナサン・アンダーソンが「ロエベ」を離れる ブランドを飛躍させた立役者

「ロエベ(LOEWE)」は3月17日、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)=クリエイティブ・ディレクターの退任を発表した。後任は明らかにされていない。

アンダーソン=クリエイティブ・ディレクターは、1984年北アイルランド生まれ。俳優を志し18歳で渡米するが、ステージ衣装に興味を持ち、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)でメンズウエアを学び、2005年に卒業。その後「プラダ(PRADA)」で働き、08年に自身の名を冠したブランド「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」 を設立した。13年、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)に株式の46%を売却し、「ロエベ」のクリエイティブ・ディレクターに就任。スペインの小規模なブランドだった「ロエベ」を、グローバルなラグジュアリーブランドへと飛躍させた。

アンダーソン=クリエイティブ・ディレクターの次の動きは明らかになっていないが、1月にキム・ジョーンズ(Kim Jones)前メンズ・アーティスティック・ディレクターが退任した「ディオール(DIOR)」に移籍するのではないかと兼ねてより臆測が広まっている。「ディオール」もLVMHの傘下ブランドだ。

ジョナサンの後任は?

なお、アンダーソン=クリエイティブ・ディレクターの後任としては、1月31日付で「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」を離れた、創業デザイナーのジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)が就任するのではないかとのうわさが以前から流れている。

The post ジョナサン・アンダーソンが「ロエベ」を離れる ブランドを飛躍させた立役者 appeared first on WWDJAPAN.

奇想天外なネイキッドタンクトップから白塗りのチャペル・ローンまで 2025-26年秋冬パリコレ話題モーメント

2025-26年秋冬パリ・ファッション・ウイーク(通称パリコレ)が11日閉幕した。全8日間に渡り、全108ブランドが新コレクションを発表した今季のパリコレ。思わず声が出てしまうようなエキセントリックなルックから、もはや誰だか分からないアイコニックな装いのセレブたちが並ぶフロントローまで、SNSにさまざまな話題を提供した。ここでは、最も検索されたパリコレモーメントをまとめてプレイバックする。

ランウエイルック

「コペルニ」

「コペルニ(COPERNI)」が今回のコレクションで発表した、「レイバン(RAY-BAN)」とのコラボスマートサングラスが話題を集めた。日本には未上陸のスマートグラスライン“レイバン メタ コレクション(RAY-BAN META COLLECTION)”をベースにデザインされた本アイテムの価格は549ドル(約8万1000円)で、3600個限定で展開する予定だ。

「ドリス ヴァン ノッテン」

今回のパリコレの目玉の1つであった、ジュリアン・クロスナー(Julian Klausner)新クリエイティブ・ディレクターによる新生「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」はやはり注目の的だった模様。

詳しいレポートは以下の記事から

「デュラン ランティンク」

オランダ出身のデザイナーのデュラン・ランティンク(Duran Lantink)が手がける「デュラン ランティンク(DURAN LANTINK)」の最新コレクション“Duranimal”が話題に。渦中のルックは、女性の胸元を模ったタンクトップをメンズモデルが着用したショーのラストルック。センセーショナルなビジュアルはたちまちSNS上を駆け巡り、賛否両論さまざまな反応を引き起こした。

デザイナーは本コレクションについて「これはコスプレであり、形についての悪趣味な遊びでもある。毎シーズン私たちは元のピースをどのように面白くするかに挑戦しているのだ」と語っている。

来場セレブの個性派スタイル

ドーチー @「スキャパレリ」

「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」に来場したグラミー賞受賞歌手ドーチー(Doechii)のスタイリングがバイラルに。普段の個性的な装いとは一転、白のプランジングドレスにダークブルーのデニムコルセットを合わせ、ゴージャスな装いを披露していた。

クルス・ベッカムカップル @「ヴィクトリア ベッカム」

「ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」の会場にはデザイナー、ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)の息子クルス・ベッカム(Cruz Beckham)とその彼女のジャッキー・アポステル(Jackie Apostel)の姿が。ベッカム家ファミリーが姿を見せる同ブランドのショーは毎年ファンの注目を集めているが、今年も例外ではなかったようだ。

パリス・ジャクソン @「ステラ マッカートニー」

「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」のショーに来場したパリス・ジャクソン(Paris Jackson)のネイキッドドレスが賛否両論を呼んでいる。

世間の反応についてジャクソンは自身のインスタグラムで「どうして人体が多くの人に不快感を与える要因になっているのか分からない。体はただの体。私たちの体に不快感を感じないで。あなたも私も持っているものなのだから。大丈夫、何も問題は無いのだから」とコメントした。

チャペル・ローン

ファッションウイークデビューを果たした歌手のチャペル・ローン(Chappell Roan)は、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」「ルドヴィック デ サン サーナン(LUDOVIC DE SAINT SERNIN)」「リック・オウエンス(RICK OWENS)」「ラバンヌ(RABANNE)」「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」など多数のブランドから引っ張りだこ。顔を白く塗ったドラァグクイーン風メイクでフロントローに着席し、「なぜチャペル・ローンは白塗りなの?」と登場の度にSNSで話題に上った。

アイス・スパイス @「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー」

「ヴィヴィアン・ウエストウッド」でチャペル・ローンと並んでフロントローに座るなど、パリコレを最前席で盛り上げたラッパーのアイス・スパイス(Ice Spice)だが、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」には1時間遅刻して到着。即席で用意されたフロントロー席に座りショーを楽しんだ。

The post 奇想天外なネイキッドタンクトップから白塗りのチャペル・ローンまで 2025-26年秋冬パリコレ話題モーメント appeared first on WWDJAPAN.

奇想天外なネイキッドタンクトップから白塗りのチャペル・ローンまで 2025-26年秋冬パリコレ話題モーメント

2025-26年秋冬パリ・ファッション・ウイーク(通称パリコレ)が11日閉幕した。全8日間に渡り、全108ブランドが新コレクションを発表した今季のパリコレ。思わず声が出てしまうようなエキセントリックなルックから、もはや誰だか分からないアイコニックな装いのセレブたちが並ぶフロントローまで、SNSにさまざまな話題を提供した。ここでは、最も検索されたパリコレモーメントをまとめてプレイバックする。

ランウエイルック

「コペルニ」

「コペルニ(COPERNI)」が今回のコレクションで発表した、「レイバン(RAY-BAN)」とのコラボスマートサングラスが話題を集めた。日本には未上陸のスマートグラスライン“レイバン メタ コレクション(RAY-BAN META COLLECTION)”をベースにデザインされた本アイテムの価格は549ドル(約8万1000円)で、3600個限定で展開する予定だ。

「ドリス ヴァン ノッテン」

今回のパリコレの目玉の1つであった、ジュリアン・クロスナー(Julian Klausner)新クリエイティブ・ディレクターによる新生「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」はやはり注目の的だった模様。

詳しいレポートは以下の記事から

「デュラン ランティンク」

オランダ出身のデザイナーのデュラン・ランティンク(Duran Lantink)が手がける「デュラン ランティンク(DURAN LANTINK)」の最新コレクション“Duranimal”が話題に。渦中のルックは、女性の胸元を模ったタンクトップをメンズモデルが着用したショーのラストルック。センセーショナルなビジュアルはたちまちSNS上を駆け巡り、賛否両論さまざまな反応を引き起こした。

デザイナーは本コレクションについて「これはコスプレであり、形についての悪趣味な遊びでもある。毎シーズン私たちは元のピースをどのように面白くするかに挑戦しているのだ」と語っている。

来場セレブの個性派スタイル

ドーチー @「スキャパレリ」

「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」に来場したグラミー賞受賞歌手ドーチー(Doechii)のスタイリングがバイラルに。普段の個性的な装いとは一転、白のプランジングドレスにダークブルーのデニムコルセットを合わせ、ゴージャスな装いを披露していた。

クルス・ベッカムカップル @「ヴィクトリア ベッカム」

「ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」の会場にはデザイナー、ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)の息子クルス・ベッカム(Cruz Beckham)とその彼女のジャッキー・アポステル(Jackie Apostel)の姿が。ベッカム家ファミリーが姿を見せる同ブランドのショーは毎年ファンの注目を集めているが、今年も例外ではなかったようだ。

パリス・ジャクソン @「ステラ マッカートニー」

「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」のショーに来場したパリス・ジャクソン(Paris Jackson)のネイキッドドレスが賛否両論を呼んでいる。

世間の反応についてジャクソンは自身のインスタグラムで「どうして人体が多くの人に不快感を与える要因になっているのか分からない。体はただの体。私たちの体に不快感を感じないで。あなたも私も持っているものなのだから。大丈夫、何も問題は無いのだから」とコメントした。

チャペル・ローン

ファッションウイークデビューを果たした歌手のチャペル・ローン(Chappell Roan)は、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」「ルドヴィック デ サン サーナン(LUDOVIC DE SAINT SERNIN)」「リック・オウエンス(RICK OWENS)」「ラバンヌ(RABANNE)」「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」など多数のブランドから引っ張りだこ。顔を白く塗ったドラァグクイーン風メイクでフロントローに着席し、「なぜチャペル・ローンは白塗りなの?」と登場の度にSNSで話題に上った。

アイス・スパイス @「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー」

「ヴィヴィアン・ウエストウッド」でチャペル・ローンと並んでフロントローに座るなど、パリコレを最前席で盛り上げたラッパーのアイス・スパイス(Ice Spice)だが、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」には1時間遅刻して到着。即席で用意されたフロントロー席に座りショーを楽しんだ。

The post 奇想天外なネイキッドタンクトップから白塗りのチャペル・ローンまで 2025-26年秋冬パリコレ話題モーメント appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】BLACKPINKロゼや水原希子らが来場 「サンローラン」2025-26年秋冬コレクション

「サンローラン(SAINT LAURENT)」は3月11日(現地時間)、2025-26年秋冬コレクションをパリで発表した。会場には、BLACKPINKロゼ(Rose)をはじめ、第67回「グラミー賞」で最優秀ダンス/エレクトロニック・ミュージック・アルバム賞など3部門を受賞したチャーリー・XCX(Carlie XCX)や第97回「アカデミー賞」で助演女優賞を獲得したゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)ら多数のセレブリティーが来場した。

 

ロゼは、同ブランドのストラップレスのマキシドレスを身にまとって優雅に登場。シルクサテンで作られたドレスは、ネックラインに施されたティアードフリルと、同じく裾にフリルのついたプレーリースカートで構成され、見えないポケットがついている。シューズはニュートラルなポインテッドトゥパンプス、アクセサリーは太いゴールドのバングルブレスレットでルックを完成させた。

ロゼは、ブロンドヘアを顔周りを少し覆うように緩くまとめ、メイクアップはクリーンで穏やかな印象をもたらすように、アイラインとソフトなピンクリップで仕上げた。

水原希子は、ボリュームのあるヘアスタイルにシアーなトップスと赤いミニスカートの着こなしで来場した。

 

チャーリー・XCXは、初めて同ブランドのショーに出席。「ショーにおいて、空間がどのように使われるのかにとても興味がある。ここ(会場)で歩くのはとてもゴージャスだった」とコメントした。

 

俳優のゾーイ・クラヴィッツ(Zoe Kravitz)は、ショーを締め括った大きなボールガウンスカートをお気に入りのアイテムに挙げた。また、「さまざまな色が一緒になっているのがとても好きだった。全部食べてみたくなったわ。デザートのようだったから」とコメントし、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)=クリエイティブ・ディレクターが、ジャズ歌手ニーナ・シモン(Nina Simone)のムーディーな歌に合わせてショーに取り込んだ大胆な色合いも気に入ったと話した。

来場者スナップ

The post 【スナップ】BLACKPINKロゼや水原希子らが来場 「サンローラン」2025-26年秋冬コレクション appeared first on WWDJAPAN.

イタリアの職人を表彰するLVMHコンテストが3回目の開催 パートナーは眼鏡のティリオス

LVMHメティエ・デクセレンス(LVMH Metiers d’Excellence)は、イタリアの職人を対象としたクラフツマンシップのコンテスト「マエストリ デッチェレンツァ(Maestri d’Eccellenza)」賞の3回目の開催を発表し、作品の募集を開始した。専用サイトから受け付けており、締め切りは5月31日。

第1回目の「フェンディ(FENDI)」、2回目の「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」に続き、今回のプロジェクトパートナーは、同じくLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下のアイウエアメーカー、ティリオス(THELIOS)に決定した。

同賞は10年以上の経験のあるベテランの職人、10年未満の若手職人、革新的な技を持つ職人の3つの部門があり、応募者からそれぞれ3人ずつがファイナリストに選ばれる。その後、各部門で1人がグランプリとして表彰される。グランプリの3人は、9月開催のミラノ・ファッション・ウイーク期間中に行われるイベントで発表される予定だ。受賞者にはそれぞれ事業に再投資するための賞金1万ユーロ(約160万円)が授与される他、メディアへの露出やティリオスの専門家による指導を受ける権利も獲得する。

LVMHメティエ・デクセレンスのアレクサンドル・ボケル(Alexandre Boquel)=ディレクターは、「この賞はメード・イン・イタリーの成功に貢献する職人たちに、作品や考えを発表する場を提供することで、彼らの知名度向上につながることを目的としている。またグループすべてのブランドも常に“技”を探求していて、LVMHのブランドと職人、そして受賞者の技とノウハウを掛け合わせることで、さらにブランド力を拡張し、これまでにない商品を生み出すきっかけにもなると期待している」と語った。また、ティオリスについて、「伝統的な職人技と革新的な技術をあわせ持つ新進のアイウエアメーカーであり、メード・イン・イタリーにモダンなビジョンをもたらしてくれる、若くダイナミックな会社だ」と高く評価した。

ティリオスのアレッサンドロ・ザナルド(Alessandro Zanardo)最高経営責任者(CEO)は、「イタリアの多くの才能ある職人たちの隠れた才能を見いだし、世界に披露する機会を設けるこの取り組みに参加できることにうれしく思う」とコメントしている。

コンテストの審査員は、ボケル=ディレクターとザナルド=ティリオスCEOに加え、LVMHの顧問でもあるアントニオ・ベローニ(Antonio Belloni)LVMHイタリア社長兼CEO、モード・アルバレス・ペレール(Maud Alvarez-Pereyre)=チーフ・ヒューマンリソース・オフィサー、イタリアファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)のカルロ・カパサ(Carlo Capasa)会長らが務める。

同コンテストは、23年にイタリアファッション協会とコンファルティジャーナート協会(Confartigianato association)が共同で立ち上げた。なお、LVMHは75以上のブランドを擁するが、イタリアブランドは「フェンディ」「ロロ・ピアーナ」「ブルガリ(BVLGARI)」「ティリオス」「プッチ(PUCCI)」「アクア ディ パルマ(ACQUA DI PARMA)」のほか、高級カフェ・菓子店の「コヴァ(COVA)」となっている。

The post イタリアの職人を表彰するLVMHコンテストが3回目の開催 パートナーは眼鏡のティリオス appeared first on WWDJAPAN.

デムナが「グッチ」の新アーティスティック・ディレクターに就任へ 「バレンシアガ」での最後の仕事は7月のクチュールに

デムナ(Demna)が「バレンシアガ(BALENCIAGA)」を去り、「グッチ(GUCCI)」のアーティスティック・ディレクターに就任することが発表された。7月6日のクチュールショーをもって『バレンシアガ』での任期を終え、その直後に『グッチ』での仕事をスタートさせる予定だ。『グッチ』での初のコレクションを発表する時期は未定だが、強いクリエイティビティーによって「グッチ」を低迷から脱却させる使命を担う。

発表のために「グッチ」の親会社であるケリング(KERING)のパリ本社に呼び出された大勢の記者を前に、ステファノ・カンティーノ(Stefano Cantino)=グッチ最高経営責任者(CEO)は「デムナは『グッチ』に特別なものをもたらしてくれるだろう。今日のファッションを定義する彼の手法は極めてユニーク。これこそが『グッチ』にふさわしいものであり、グッチの未来に必要なものだ」とコメント。「デムナが同世代の中で最高のクリエイティブ・ディレクターであることは間違いない。彼は『バレンシアガ』のアーティスティック・ディレクター在任中、メゾンのアイデンティティーを、そしてもちろんメゾンのファッションの視点を再形成する能力を証明した」と続けた。

フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=ケリング副CEOによると、デムナは「グッチ」で総合的な仕事に取り組むことになるという。また、「バレンシアガ」における彼の後継者に関する質問は一蹴した。

The post デムナが「グッチ」の新アーティスティック・ディレクターに就任へ 「バレンシアガ」での最後の仕事は7月のクチュールに appeared first on WWDJAPAN.

キャサリン妃は赤で統一した華やかなコーディネートで出席 コモンウェールズデー式典

3月10日(現地時間)、ロンドンのウェストミンスター寺院で英連邦記念日(コモンウェールズデー)を祝う式典が行われ、ロイヤルファミリーがそろって出席した。

キャサリン妃の華やかな装い

洗練されたファッションで度々注目を集めるケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は、「キャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)」の胸元にあしらわれたリボンが印象的な赤いコートドレスを着用。小物にはコートと同じ色味の「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のポインテッドトゥシューズと「ミュウミュウ(MIU MIU)」のクラッチバッグ、「ジーナ・フォスター(GINA FOSTER)」の帽子を合わせた。

アクセサリーは、2022年に亡くなったエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の日本製のパールのチョーカーと、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下ダイアナ妃)のパールのピアスを選択。キャサリン妃は2人の遺したアイテムをしばしば身につけており、2024年11月に開催された戦没者追悼コンサート(Royal British Legion Festival of Remembrance)には、ダイアナ妃のパールピアスを着用していた。

The post キャサリン妃は赤で統一した華やかなコーディネートで出席 コモンウェールズデー式典 appeared first on WWDJAPAN.

キャサリン妃は赤で統一した華やかなコーディネートで出席 コモンウェールズデー式典

3月10日(現地時間)、ロンドンのウェストミンスター寺院で英連邦記念日(コモンウェールズデー)を祝う式典が行われ、ロイヤルファミリーがそろって出席した。

キャサリン妃の華やかな装い

洗練されたファッションで度々注目を集めるケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は、「キャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)」の胸元にあしらわれたリボンが印象的な赤いコートドレスを着用。小物にはコートと同じ色味の「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のポインテッドトゥシューズと「ミュウミュウ(MIU MIU)」のクラッチバッグ、「ジーナ・フォスター(GINA FOSTER)」の帽子を合わせた。

アクセサリーは、2022年に亡くなったエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の日本製のパールのチョーカーと、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下ダイアナ妃)のパールのピアスを選択。キャサリン妃は2人の遺したアイテムをしばしば身につけており、2024年11月に開催された戦没者追悼コンサート(Royal British Legion Festival of Remembrance)には、ダイアナ妃のパールピアスを着用していた。

The post キャサリン妃は赤で統一した華やかなコーディネートで出席 コモンウェールズデー式典 appeared first on WWDJAPAN.

キャサリン妃は赤で統一した華やかなコーディネートで出席 コモンウェールズデー式典

3月10日(現地時間)、ロンドンのウェストミンスター寺院で英連邦記念日(コモンウェールズデー)を祝う式典が行われ、ロイヤルファミリーがそろって出席した。

キャサリン妃の華やかな装い

洗練されたファッションで度々注目を集めるケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下キャサリン妃)は、「キャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)」の胸元にあしらわれたリボンが印象的な赤いコートドレスを着用。小物にはコートと同じ色味の「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のポインテッドトゥシューズと「ミュウミュウ(MIU MIU)」のクラッチバッグ、「ジーナ・フォスター(GINA FOSTER)」の帽子を合わせた。

アクセサリーは、2022年に亡くなったエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の日本製のパールのチョーカーと、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下ダイアナ妃)のパールのピアスを選択。キャサリン妃は2人の遺したアイテムをしばしば身につけており、2024年11月に開催された戦没者追悼コンサート(Royal British Legion Festival of Remembrance)には、ダイアナ妃のパールピアスを着用していた。

The post キャサリン妃は赤で統一した華やかなコーディネートで出席 コモンウェールズデー式典 appeared first on WWDJAPAN.

「ヴィクター&ロルフ」が10年ぶりにプレタポルテ復活 ドレスやデニムなど17型を今秋発売

オートクチュールを中心とする「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」は、2025年秋冬シーズンから、10年ぶりにプレタポルテを復活する。

同ブランドは、1993年にデザイナーのヴィクター・ホスティン(Viktor Horsting)とロルフ・スノラン(Rolf Snoeren)が設立。コンセプチュアルかつアバンギャルドな作風で知られ、98年春夏シーズンからパリでオートクチュール・コレクションを発表してきたが、2000年からはプレタポルテに注力するべくオートクチュールを休止。08年には、「ディーゼル(DIESEL)」や「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」を擁するOTBの傘下となった。その後、13-14年秋冬シーズンからオートクチュールを復活し、15-16年秋冬シーズンを最後にプレタポルテを終了した。

デザイナーデュオのコメント

ヴィクターとロルフのデザイナーデュオは、「10年間の休止期間を経たことにより、人々の生活の一部となるプレタポルテで、クチュール・コレクションで発表しているようなアイデアを表現することの自由さを感じるようになった。30年以上にわたって開発してきた私たちのクチュール・コレクションの“ビジュアル言語”は、特定の顧客層に訴えかけるものだ。プレタポルテでは、私たちのアイデアを、願わくばより幅広いオーディエンスに届けるべく新たな言語を探したい」と語った。なお、OTBは今年2月、2人との契約を5年延長することを発表している。

「マッキントッシュ」とコラボしたアウターも

2人によれば、プレタポルテに正式に復活する今回のコレクションは、ブランドの02年春夏、03-04年秋冬、23年春夏オートクチュール・コレクションが着想源だという。ブランドコードである目を引くボリューム感やレイヤード、華やかなリボンやフリル飾りを再解釈し、ドレス、バルーンシルエットのパンツ、レイヤードのタンクトップ、デニムなど17型に落とし込んだ。色味はニュートラルカラーを中心に、ダークベリー、ミントグリーン、スカイブルーで鮮やかさをプラスしている。また、「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」とコラボレーションしたアウターも発表する。販売はブランドの公式オンラインストアのほか、厳選した小売店でも取り扱う。価格帯は、ドレスが990~2000ユーロ(約15万~32万円)の予定。

パリコレに合わせて春と秋に新作発表

今回のコレクションを収めたルックブックは、さまざまなアイテムが日常に溶け込む様子を捉えるべく、パリのストリートで撮影した。今後、新作アイテムはパリ・ファッション・ウイークの時期に合わせた3月と9月に発売する予定だという。

「ヴィクター&ロルフ」は現在、オートクチュールに加えて、ブライダル・コレクションの「ヴィクター&ロルフ マリアージュ(VIKTOR&ROLF MARIAGE)」とアイウエアの「ヴィクター&ロルフ ヴィジョン(VIKTOR&ROLF VISON)」のほか、ロレアル(L'OREAL)と提携したフレグランス事業を展開している。

The post 「ヴィクター&ロルフ」が10年ぶりにプレタポルテ復活 ドレスやデニムなど17型を今秋発売 appeared first on WWDJAPAN.

「フォーエバー21」が2度目の破産申請を準備か 米国の運営会社が700人を解雇の見込み

米ファストファッションチェーン「フォーエバー21(FOREVER 21)」の米国における運営会社フォーエバー21 オプコ(FOREVER 21 OPCO)が、破産申請の準備をしているようだ。

同社は2月下旬、労働者調整・再訓練通知法(Worker Adjustment and Retraining Notification)の適用をカリフォルニアおよびペンシルバニア州で申請したことが明らかに。これは100人以上の労働者を抱える雇用主が工場閉鎖や大量解雇を行う際、その60日前に従業員に通告することを義務付けている法律のため、同社は両州で700人程度の人員整理を実施すると見られている。情報筋によれば、同社は本社での解雇や100〜200店の閉鎖を行い、残った店舗の買い手を探す予定だが、清算も視野に入れているという。

なお、同社は米国内における「フォーエバー21」の運営を行っているため、いずれにしても他国での事業や店舗、また米ブランド管理会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)が保有する同ブランドのIP(知的財産)への影響はない。

「フォーエバー21」の歴史

「フォーエバー21」は、1984年に米ロサンゼルスで創業。ショッピングモールに大量に出店し、ファストファッションチェーンとして急成長したものの、ECの台頭やサステナビリティ意識の高まりなどを受け、2015年頃をピークに徐々に失速した。19年9月、日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条の適用を申請。競争入札の結果、20年2月にABGと、家主である米不動産投資信託会社のサイモン・プロパティー・グループ(SIMON PROPERTY GROUP以下、サイモン)および同ブルックフィールド・プロパティー・パートナーズ(BROOKFIELD PROPERTY PARTNERS以下、ブルックフィールド)の3社連合が8110万ドル(約119億円)で落札した。米国における「フォーエバー21」事業は、ABGとサイモンが設立した合弁会社スパーク・グループ(SPARC GROUP以下、スパーク)が行っており、買収当時の米国内の店舗数は448店。現在は360店程度と見られている。

スパークの新会社に「フォーエバー21」は含まれず

23年8月には、グローバルSPAブランド「シーイン(SHEIN)」がスパークの株式のおよそ3分の1を取得し、スパークも「シーイン」の少数株主に。同年10月、ABGと「シーイン」は「フォーエバー21」のライフスタイルおよびファッション領域において長期的なパートナーシップ契約を締結。25年1月には、スパークと米百貨店J.C.ペニー(J.C. PENNEY)が新会社カタリスト・ブランズ(CATALYST BRANDS)を設立した。なお、J.C.ペニーは20年5月に経営破綻したが、同年9月にサイモンとブルックフィールドが買収している。

カタリスト・ブランズは、スパーク傘下の「エアロポステール(AEROPOSTALE)」「ノーティカ(NAUTICA)」「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」「エディー・バウアー(EDDIE BAUER)」「ラッキー ブランド(LUCKY BRAND)」、そしてJ.C.ペニー(J.C. PENNEY)を擁するが、「フォーエバー21」は含まれていない。同社は、業績低迷が続く「フォーエバー21」について「戦略的な代替案を検討中だ」としていた。

買い手が見つからなければ清算か

情報筋によれば、同社は「フォーエバー21」を今後は主にオンラインで展開することを想定し、米国での運営権をECに強いパートナーに譲渡することを検討しているが、売り上げの高い100店程度を残す道も模索しているという。しかし、条件の合う買い手が期日までに見つからない場合には、米国事業の清算手続きに入る可能性が高いと見られている。

The post 「フォーエバー21」が2度目の破産申請を準備か 米国の運営会社が700人を解雇の見込み appeared first on WWDJAPAN.

カナダ大手百貨店ハドソンズ・ベイ、破産法の適用を申請 融資を受け事業再建を目指す

カナダの大手百貨店ハドソンズ・ベイを運営するハドソンズ・ベイ・カンパニーULC(HUDSON'S BAY COMPANY ULC以下、ハドソンズ・ベイ)は3月7日、オンタリオ州上位裁判所に企業債権者調整法(Companies’ Creditors Arrangement Act以下、CCAA)の適用を申請し、これが承認されたことを発表した。CCAAは日本の民事再生法や、米国の連邦破産法第11条にあたるもので、同社はつなぎ融資を受けながら事業再建を目指すこととなる。なお、今回受ける融資により同社は10日程度の事業継続が可能となるが、その間に再建計画もしくは融資期間の延長を裁判所に提出する必要があるという。

同社は長らく業績が低迷しており、その主な要因として、小売り環境の変化やコロナ禍後に売り上げが回復しなかったこと、デジタル化に関する多額の投資が重しとなったことなどを挙げている。また、最近ではドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領によるカナダへの追加関税にまつわる混乱が、業績悪化に拍車をかけたという。

同社は現在、およそ80の店舗を運営。今回のCCAAの適用に伴い、いくつかの店が閉じられる見込みだが、現時点で詳細は明らかにされていない。

355年と北米最古の歴史を持つハドソンズ・ベイ

ハドソンズ・ベイは、1670年に貿易会社として設立。北米で現在も事業を継続している企業の中で最古といわれている。1881年には、カナダ・マニトバ州で百貨店ハドソンズ・ベイをオープンした。同社は時代によってさまざまなオーナーの手を経ているが、2008年に不動産開発や小売りを専門とする米投資会社NRDCエクイティ・パートナーズ(NRDC EQUITY PARTNERS)が買収。同社の創業者の息子であり、取引を先導したリチャード・ベーカー(Richard Baker)が、ハドソンズ・ベイのエグゼクティブ・チェアマン兼ガバナー(現在は会長兼最高経営責任者(CEO))に就任した。12年にトロント証券取引所に上場。13年には、米百貨店サックス・フィフス・アベニュー(SAKS FITH AVENUE)を買収した。

2019年に上場廃止し持株会社に

その後しばらくは業績を伸ばしたものの、ECの台頭などによって小売り環境が大きく変化し、16年頃から失速。19年には、「短期間での成果やリターンが期待されない環境で再生を目指したい」として、ベーカー会長兼CEOを含む複数の主要株主が同社の発行済み株式を買い取る形での上場廃止となった。その際、持株会社ハドソンズ・ベイ・カンパニー(HUDSON'S BAY COMPANY以下、HBC)を設立し、組織を再編している。

新会社から切り離されたハドソンズ・ベイ

HBCは24年7月、米百貨店ニーマン・マーカス(NEIMAN MARCUS)やバーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)を運営するニーマン マーカス グループ(NEIMAN MARCUS GROUP)を26億5000万ドル(約3895億円)で買収。取引の成立後、HBCは百貨店の運営と店舗の土地開発などの不動産業を行う新会社サックス・グローバル(SAKS GLOBAL)を設立し、ベーカー会長兼CEOがエグゼクティブ・チェアマンに就任した。これに伴い、持株会社としてのHBCは解散。年商100億ドル(約1兆4700億円)規模と見込まれる新会社は、サックス・フィフス・アベニュー、そのオフプライスストアであるサックス・オフ・フィフス(SAKS OFF 5TH)、ニーマン・マーカス、バーグドルフ・グッドマンを運営しているが、ハドソンズ・ベイは含まれていない。

The post カナダ大手百貨店ハドソンズ・ベイ、破産法の適用を申請 融資を受け事業再建を目指す appeared first on WWDJAPAN.

SEVENTEENウォヌのロンドン・ファッション・ウイークの1日 本人撮影の写真も公開

2月24日、韓国のボーイズグループセブンティーン(SEVENTEEN)のウォヌ(Wonwoo)がロンドンで発表された「バーバリー(BURBERRY)」2025-26秋冬コレクションに出席した。今回がファッション・ウイークデビューとなった彼は、記念すべき1日をどのように過ごしたのか写真とともに紹介する。

ストレートティーで1日をスタート

タワーブリッジ、テムズ川、そして早春の自然を眺めに出かける前に英国らしく一杯の紅茶から1日を開始。「韓国で長い冬を過ごしていたから、緑を見るのは新鮮だった」と「バーバリー」のトレンチコートに身を包んだ彼は言い、川の近くに咲いている低木の写真撮影に勤しんだ。

「バーバリー」のショーに先立ち、韓国の俳優チョン・ウンチェ(Jung Eun-chae)やタイの俳優ブライト(Bright)らVIPゲストと合流。ダニエル・リー(Daniel Lee)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーを祝いにバックステージへと向かった。

コレクションを鑑賞したウォヌは「初のファッションウイーク、とても素敵な時間を過ごしました。ショーは最高でしたし、ルックもとても気に入りました。呼んでくれた『バーバリー』とダニエル・リーに感謝したいです」と語った。最後に夜間にライトアップされたビッグベンを写真に収めこの街に必ず戻ってくることを約束し、初のファッション・ウイークの1日を終えた。

セブンティーンは2015年に韓国で、18年に日本でCDデビューした13人組男性グループ。1996年生まれのウォヌは、4月3日から兵役義務を履行することを発表している。

The post SEVENTEENウォヌのロンドン・ファッション・ウイークの1日 本人撮影の写真も公開 appeared first on WWDJAPAN.

SEVENTEENウォヌのロンドン・ファッション・ウイークの1日 本人撮影の写真も公開

2月24日、韓国のボーイズグループセブンティーン(SEVENTEEN)のウォヌ(Wonwoo)がロンドンで発表された「バーバリー(BURBERRY)」2025-26秋冬コレクションに出席した。今回がファッション・ウイークデビューとなった彼は、記念すべき1日をどのように過ごしたのか写真とともに紹介する。

ストレートティーで1日をスタート

タワーブリッジ、テムズ川、そして早春の自然を眺めに出かける前に英国らしく一杯の紅茶から1日を開始。「韓国で長い冬を過ごしていたから、緑を見るのは新鮮だった」と「バーバリー」のトレンチコートに身を包んだ彼は言い、川の近くに咲いている低木の写真撮影に勤しんだ。

「バーバリー」のショーに先立ち、韓国の俳優チョン・ウンチェ(Jung Eun-chae)やタイの俳優ブライト(Bright)らVIPゲストと合流。ダニエル・リー(Daniel Lee)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーを祝いにバックステージへと向かった。

コレクションを鑑賞したウォヌは「初のファッションウイーク、とても素敵な時間を過ごしました。ショーは最高でしたし、ルックもとても気に入りました。呼んでくれた『バーバリー』とダニエル・リーに感謝したいです」と語った。最後に夜間にライトアップされたビッグベンを写真に収めこの街に必ず戻ってくることを約束し、初のファッション・ウイークの1日を終えた。

セブンティーンは2015年に韓国で、18年に日本でCDデビューした13人組男性グループ。1996年生まれのウォヌは、4月3日から兵役義務を履行することを発表している。

The post SEVENTEENウォヌのロンドン・ファッション・ウイークの1日 本人撮影の写真も公開 appeared first on WWDJAPAN.

水着姿のキム・カーダシアンの巨大風船がタイムズスクエアに出現 「スキムス」新キャンペーン

キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の補正下着ブランド「スキムス(SKIMS)」は、新作水着コレクションのプロモーションの一環として、ニューヨークのタイムズスクエアに全長約18mのカーダシアン型風船を設置した。

風船型カーダシアンは、新コレクションから“シグネチャー スイム タンガ ビキニ トップ”と“シグネチャー スイム タンガ ビキニ ボトム”の“タイド”カラーを着用。「スキムス」のロゴ入りの台の上に横たわる形で設置されている。

カーダシアンは新コレクションについて、「旅行でもビーチでも、着る人に自信を与えるためのもの。自信に満ちたエフォートレスなスタイルを可能にする、セクシーな逃避行のためのワードローブ」と説明。本コレクションの日本販売は未定だ。

2月下旬、「スキムス」は「ナイキ(NIKE)」とパートナーシップを締結し新ブランド「ナイキスキムス(NIKESKIMS)」をローンチすることを発表した。アパレル、フットウエア、アクセサリーで構成する予定のファーストコレクションは、公式オンラインストアと一部店舗で今春発売予定。2026年にはグローバル展開を計画している。

The post 水着姿のキム・カーダシアンの巨大風船がタイムズスクエアに出現 「スキムス」新キャンペーン appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】サブリナ・カーペンター、チャーリー・XCXのドレスをチェック!「ブリット・アワード2025」

英国レコード業界が主催する第45回「ブリット・アワード2025(the 2025 Brit Awards)」が3月1日(現地時間)、ロンドンで開催され、チャーリー・XCX(Chalie XCX)が最優秀アーティスト賞や最優秀アルバム賞を含む最多の4部門を制した。続いてチャペル・ローン(Chapell Roan)が最優秀インターナショナルアーティスト賞と最優秀インターナショナル楽曲賞2部門を受賞、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)はグローバル・サクセス賞を受賞した。

レッドカーペッドに集まったセレブリティーらは、セクシーなフードのついたドレスをはじめ、ふわふわのフリル、シルバーの装飾、たっぷりのジュエリーを身につけ、グラマラスな魅力をアピールした。

サブリナ・カーペンター

グローバル・サクセス賞を受賞したサブリナ・カーペンターは、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」のペールピンクのフリルドレスを着用。シルバーの刺しゅうと極薄の生地で作られた長いトレーンが特徴で、アクセサリーにはシルバーのジュエリーを飾り、同系色のネイルでスタイリングした。

チャーリー・XCX

チャーリー・XCXは、「ディラーラ フィンディコグルー(DILARA FINDIKOGLU)」2025-26年秋冬コレクションからブラックのシアードレスをチョイス。ドレスの下には、ブラックのアンダーウエアとヌードカラーのコルセットを身につけ、きらきらと輝くシルバーのジュエリーとブラックのパンプスでコーディネートした。チャーリーは、フードからのぞくダークなウェーブヘアにブロンズのリップというクールで魔女のようなヘア・メイクアップで、同コレクションのテーマ、“女神と美しい怪物の夢”に合わせたルックを完成させた。

ホースガール

 

DJで歌手のホースガール(HorsegiirL)も、フードのついたレッドドレスを着用。彼女のシグネチャーでる馬のマスクをつけて登場した。

 

ミリー・ボビー・ブラウン(Millie Bobby Brown)は、カウルネックのシルバードレスに「アニーズ イビザ(ANNIE’S IBIZA)」のヴェールを合わせた。同ドレスは1920年代のエジプトのビンテージの生地で作られており、背中部分が大きく開いている。

レッドカーペッドスナップ

The post 【スナップ】サブリナ・カーペンター、チャーリー・XCXのドレスをチェック!「ブリット・アワード2025」 appeared first on WWDJAPAN.

グラミー新人賞のチャペル・ローンがフロントローデビュー 「ラバンヌ」「リック・オウエンス」2025-26年秋冬コレクション

歌手のチャペル・ローン(Chapell Roan)が3月6日(現地時間)、パリで行われた「ラバンヌ(RABANNE)」2025-26年秋冬コレクションのショーでフロントローデビューを果たした。

ローンは、同ブランド2025年春夏コレクションから、背中の開いたプリーツのホルタートップスに、裾にレースがついたスカートを合わせたメタリックなサテン生地のセットアップを着用。シルバーのサンダルとドロップイヤリングでルックを仕上げ、メイクアップは彼女のシグネチャーであるドラァグクイーン風に、白く塗った顔にリアルなキャットアイのアイメイクを施した。


ローンはショーの開始前、米「WWD」に「いい気分です。今回初めてファッションショーに来たんです。2年間ツアーをしていたので、今はやっとポップスターみたいな楽しいことができます」と話していた。

去年9月、「MTV ビデオ・ミュージック・アワード2024(MTV Video Music Awards)」で最優秀新人賞を受賞した際にも「ラバンヌ」のアンサンブルを身につけていたローン。シルバーのノースリーブトップス、スカートにゴールドチェーンをあしらったフードで、同ブランドを象徴する“エイト(Eight)”のアクセサリーを取り入れたコーデを披露した。

「リック・オウエンス」のショーにも来場

「ラバンヌ」のショーを出た後、ローンはメタリックなサテンドレスに着替え、さらにドラマチックなメイクアップにチェンジして「リック・オウエンス(RICK OWENS)」2025-26年秋冬コレクションのショー会場に到着。

ローンが着用した同ブランドで人気の“プロング(prong)”のガンメタルのドレスは、オフショルダーと、ストレートなネックラインに胸元に入った深い三角形のカットアウトが特徴。近未来的な雰囲気のドレスに加え、引き続きドラァグクイーン風のメイクアップに、カーブさせたブラックのドットを眉毛の上と頬に添うように配置し、ホワイトのカラーコンタクトをつけてルックを完成させた。

「リック・オウエンス」2022年春夏コレクションに登場したこのドレスは、これまでケイティ・ペリー(Katy Perry)やカーディ・B(Cardi B)、ハイディ・クルム(Heidi Klum)、キム・カーダシアン(Kim Kardasian)など多くのセレブリティーが好んで着用している。

ローンは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」と「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」のショーにも出席する予定だ。

チャペル・ローンは1998年生まれ、米ミズーリ州出身の歌手。第67回グラミー賞で主要4部門含む6部門にノミネートされ、最優秀新人賞を受賞。3月13日に最新シングル「The Giver」をリリースする。

The post グラミー新人賞のチャペル・ローンがフロントローデビュー 「ラバンヌ」「リック・オウエンス」2025-26年秋冬コレクション appeared first on WWDJAPAN.

グラミー新人賞のチャペル・ローンがフロントローデビュー 「ラバンヌ」「リック・オウエンス」2025-26年秋冬コレクション

歌手のチャペル・ローン(Chapell Roan)が3月6日(現地時間)、パリで行われた「ラバンヌ(RABANNE)」2025-26年秋冬コレクションのショーでフロントローデビューを果たした。

ローンは、同ブランド2025年春夏コレクションから、背中の開いたプリーツのホルタートップスに、裾にレースがついたスカートを合わせたメタリックなサテン生地のセットアップを着用。シルバーのサンダルとドロップイヤリングでルックを仕上げ、メイクアップは彼女のシグネチャーであるドラァグクイーン風に、白く塗った顔にリアルなキャットアイのアイメイクを施した。


ローンはショーの開始前、米「WWD」に「いい気分です。今回初めてファッションショーに来たんです。2年間ツアーをしていたので、今はやっとポップスターみたいな楽しいことができます」と話していた。

去年9月、「MTV ビデオ・ミュージック・アワード2024(MTV Video Music Awards)」で最優秀新人賞を受賞した際にも「ラバンヌ」のアンサンブルを身につけていたローン。シルバーのノースリーブトップス、スカートにゴールドチェーンをあしらったフードで、同ブランドを象徴する“エイト(Eight)”のアクセサリーを取り入れたコーデを披露した。

「リック・オウエンス」のショーにも来場

「ラバンヌ」のショーを出た後、ローンはメタリックなサテンドレスに着替え、さらにドラマチックなメイクアップにチェンジして「リック・オウエンス(RICK OWENS)」2025-26年秋冬コレクションのショー会場に到着。

ローンが着用した同ブランドで人気の“プロング(prong)”のガンメタルのドレスは、オフショルダーと、ストレートなネックラインに胸元に入った深い三角形のカットアウトが特徴。近未来的な雰囲気のドレスに加え、引き続きドラァグクイーン風のメイクアップに、カーブさせたブラックのドットを眉毛の上と頬に添うように配置し、ホワイトのカラーコンタクトをつけてルックを完成させた。

「リック・オウエンス」2022年春夏コレクションに登場したこのドレスは、これまでケイティ・ペリー(Katy Perry)やカーディ・B(Cardi B)、ハイディ・クルム(Heidi Klum)、キム・カーダシアン(Kim Kardasian)など多くのセレブリティーが好んで着用している。

ローンは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」と「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」のショーにも出席する予定だ。

チャペル・ローンは1998年生まれ、米ミズーリ州出身の歌手。第67回グラミー賞で主要4部門含む6部門にノミネートされ、最優秀新人賞を受賞。3月13日に最新シングル「The Giver」をリリースする。

The post グラミー新人賞のチャペル・ローンがフロントローデビュー 「ラバンヌ」「リック・オウエンス」2025-26年秋冬コレクション appeared first on WWDJAPAN.

アディダス、24年は黒字転換 業績好調なるも25年は“トランプ関税”を警戒

アディダス(ADIDAS)の2024年12月期決算は、売上高が前期比10.5%増の236億8300万ユーロ(約3兆6945億円)、営業利益はおよそ5倍(同398.9%増)の13億3700万ユーロ(約2085億円)、純損益は前年の1400万ユーロ(約21億円)の赤字から8億3200万ユーロ(約1297億円)の黒字に転換した。

カテゴリー別での売上高は、売り上げ全体の59%を占めるフットウエアが同15.7%増の139億7500万ユーロ(約2兆1801億円)と業績をけん引。同じく35%を占めるアパレルは同4.6%増の82億1600万ユーロ(約1兆2816億円)、アクセサリー&ギアは同0.7%増の14億9900万ユーロ(約2338億円)だった。

地域別の売上高は、同社の最大の市場である欧州が同19.8%増の75億5100万ユーロ(約1兆1779億円)、中国(大中華圏)は同8.4%増の34億5900万ユーロ(約5396億円)、新興市場は同16.1%増の33億1000万ユーロ(約5163億円)、南米は同21.0%増の27億7200万ユーロ(約4324億円)、日本と韓国は同3.6%増の13億3900万ユーロ(約2088億円)といずれも増収だった。一方、同社にとって欧州に次ぐ市場である北米は、「イージー(YEEZY)」事業の終了や卸の軟調により、同1.7%減の51億2800万ユーロ(約7999億円)と減収。しかし、10~12月期(第4四半期)には回復し、2ケタ成長となっている。

「イージー」の在庫販売は24年で完了

アディダスは22年10月、カニエ・ウェスト(Kanye West)ことイェ(Ye)の反ユダヤ主義的な発言を含むヘイトスピーチや相次ぐ問題行動を受けて関係を解消し、約7年半にわたって共に手掛けていた「イージー」事業も同時に終了した。これに伴って発生したおよそ12億ユーロ(約1872億円)相当の在庫の一部を、23年5月から2回に分けて販売。残りの在庫は24年度に全て販売し、この分の売り上げはおよそ6億5000万ユーロ(約1014億円)となった。なお、そのうち2億6000万ユーロ(約405億円)程度を、同社が設立したヘイトクライムなどの被害者支援を行うチャリティー団体に寄付したという。

CEOのコメント

23年1月に就任したビョルン・グルデン(Bjorn Gulden)最高経営責任者(CEO)は、「24年は2ケタ増収を実現したほか、営業利益が前年から10億ユーロ(約1560億円)以上増えるなど、予想を超える結果となりうれしく思っている。現在の経営体制となって2年が経つが、23年は立て直しに集中し、24年にはその成果が表れてきた。改善すべき点はまだ沢山あるものの、尽力してきたチームを誇らしく思う。マクロ経済上の先行き不透明感が続いているが、“ローカルマインドを持ったグローバルカンパニー”として機敏に対応し、25年もさらに成長できるものと確信している」と語った。

25年は米政府による関税の引き上げを警戒

一方、同社は25年の見通しとして、売り上げの成長率は現地通貨ベースで1ケタ台後半、営業利益は17億〜18億ユーロ(約2652億〜2808億円)と発表。24年の好業績を踏まえるとやや保守的な数字だが、グルデンCEOによれば、2ケタ成長も視野に入れているものの、地政学上の先行き不透明感が継続していることや、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領による関税の引き上げを警戒した結果だという。「上り調子だった24年第4四半期に続き、25年も好調な滑り出しとなっているが、社会情勢が非常に不安定であることを加味せざるを得ない」と説明した。同社は数年前からサプライチェーンの分散化に取り組んでおり、調達先をこれまでの中国からベトナムやインドネシアなどにも拡大している。このため、対中関税の引き上げによる影響は以前より抑制できる見通しだが、中国以外の国にも関税の引き上げが適用される可能性があり、実際の影響については「予想のしようがなく、その都度、機敏かつ柔軟に対応するしかない」と話した。

なお、同社は1月、ドイツ本社で最大500人規模の人員整理を行うことを発表。これはコスト削減のためでなく、持続的な成長に向けた組織の合理化を図ることが目的だが、こうした機敏性を高めるためでもあるという。また、同社はデザインチームをドイツ本社に加えて、米ロサンゼルスとポートランド、中国・上海、そして東京の拠点に置いているほか、生産工場も中国市場向けのものは中国に、インド市場向けのものはインドに設立するなど、主要市場におけるローカライズ戦略を推し進めている。

The post アディダス、24年は黒字転換 業績好調なるも25年は“トランプ関税”を警戒 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】ルーヴル美術館にBLACKPINKジスらが集結 ファッション展覧会初開催記念ディナー

3月4日(パリ現地時間)、ルーヴル美術館初となるファッション展覧会“ルーヴル・クチュール:オブジェ・ダール、オブジェ・ド・モード”の開催を記念した、スペシャルファンドレイジングディナーが開催された。会場には、BLACKPINKのジス(JISOO)や俳優のアンナ・サワイ(Anna Sawai)、モデルのジジ・ハディッド(Gigi Hadid)、歌手のドーチー(Doechii)ら豪華セレブリティーが勢ぞろい。ここでは、華やかな装いに身を包んだゲストたちの来場スナップをお届けする。

BLACKPINKジス

同日「ディオール(DIOR)」2025-26年秋冬コレクションに訪れていたジス。本会場には、スイートハートネックが印象的なブラックのプレーンロングドレスに、グローバルアンバサダーを務める「カルティエ(CARTIER)」の”ナチュール ソヴァージュ”コレクションから大ぶりのサファイアが特徴的なネックレスを合わせたエレガントなルックで登場した。

アンナ・サワイ

ドラマ「SHOGUN 将軍」でアジア人初となる主演女優賞を獲得したサワイは、「ディオール」2025年春夏オートクチュール・コレクションから、華やかなディテールが施された鳥籠のようなスカートが目を引くホワイトドレスを選択。アクセサリーはシルバーで統一し、クリーンな雰囲気のルックを完成させた。

キーラ・ナイトレイ

夫のジェイムズ・ライトン(James Righton)と会場に現れたナイトレイは、「シャネル(CHANEL)」2024-25年秋冬オートクチュール・コレクションからダーク・グラマーな雰囲気のペプラムロングドレスを着用。アクセサリーはボディス(ドレスの上部)にあしらわれた花型のモチーフに合わせシルバーで統一し、クラシックで上品なルックに仕上げた。

ジジ・ハディット

ハディットは、「モスキーノ(MOSCHINO)」の3枚のドレスを縫い合わせて製作された個性的なメタリックロングドレスで来場。アクセサリーには、ドレスのカラーと合わせたネックレスと1980年代を彷ふつとさせる大ぶりのピアスを合わせ、エッジが効きつつも統一感のあるスタイリングにまとめあげた。

ドーチー

第67回グラミー賞で最優秀ラップ・アルバム賞を受賞したドーチーは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」2025年春夏オートクチュール・コレクションから、ドラマチックなイエローゴールドのドレスに身を包み登場。複雑な装飾が全面に施された光り輝くこのルックは、会場の注目を一瞬で集めた

パリス・ジャクソン

モデルで俳優のジャクソンは、「イリス ヴァン ヘルペン(IRIS VAN HERPEN)」2022年春夏コレクションから、ボディス部分のマクラメ編みと肩から流れ落ちるようなデザインが目を引くロングドレスで登場。ヘアメイクはオールバックに赤リップでシンプルに仕上げ、深海海洋生物に着想したアイコニックなドレスを着こなした。

ナオミ・キャンベル

モデルのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)はブラックのロングドレスに、「シャネル」のビビッドピンクのガウンをスタイリング。ダイヤモンドのネックレスとカクテルリング、クロコダイルのクラッチバッグで煌めきをプラスし、ゴージャスなルックを完成させた。

来場者スナップ一覧

The post 【スナップ】ルーヴル美術館にBLACKPINKジスらが集結 ファッション展覧会初開催記念ディナー appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】ルーヴル美術館にBLACKPINKジスらが集結 ファッション展覧会初開催記念ディナー

3月4日(パリ現地時間)、ルーヴル美術館初となるファッション展覧会“ルーヴル・クチュール:オブジェ・ダール、オブジェ・ド・モード”の開催を記念した、スペシャルファンドレイジングディナーが開催された。会場には、BLACKPINKのジス(JISOO)や俳優のアンナ・サワイ(Anna Sawai)、モデルのジジ・ハディッド(Gigi Hadid)、歌手のドーチー(Doechii)ら豪華セレブリティーが勢ぞろい。ここでは、華やかな装いに身を包んだゲストたちの来場スナップをお届けする。

BLACKPINKジス

同日「ディオール(DIOR)」2025-26年秋冬コレクションに訪れていたジス。本会場には、スイートハートネックが印象的なブラックのプレーンロングドレスに、グローバルアンバサダーを務める「カルティエ(CARTIER)」の”ナチュール ソヴァージュ”コレクションから大ぶりのサファイアが特徴的なネックレスを合わせたエレガントなルックで登場した。

アンナ・サワイ

ドラマ「SHOGUN 将軍」でアジア人初となる主演女優賞を獲得したサワイは、「ディオール」2025年春夏オートクチュール・コレクションから、華やかなディテールが施された鳥籠のようなスカートが目を引くホワイトドレスを選択。アクセサリーはシルバーで統一し、クリーンな雰囲気のルックを完成させた。

キーラ・ナイトレイ

夫のジェイムズ・ライトン(James Righton)と会場に現れたナイトレイは、「シャネル(CHANEL)」2024-25年秋冬オートクチュール・コレクションからダーク・グラマーな雰囲気のペプラムロングドレスを着用。アクセサリーはボディス(ドレスの上部)にあしらわれた花型のモチーフに合わせシルバーで統一し、クラシックで上品なルックに仕上げた。

ジジ・ハディット

ハディットは、「モスキーノ(MOSCHINO)」の3枚のドレスを縫い合わせて製作された個性的なメタリックロングドレスで来場。アクセサリーには、ドレスのカラーと合わせたネックレスと1980年代を彷ふつとさせる大ぶりのピアスを合わせ、エッジが効きつつも統一感のあるスタイリングにまとめあげた。

ドーチー

第67回グラミー賞で最優秀ラップ・アルバム賞を受賞したドーチーは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」2025年春夏オートクチュール・コレクションから、ドラマチックなイエローゴールドのドレスに身を包み登場。複雑な装飾が全面に施された光り輝くこのルックは、会場の注目を一瞬で集めた

パリス・ジャクソン

モデルで俳優のジャクソンは、「イリス ヴァン ヘルペン(IRIS VAN HERPEN)」2022年春夏コレクションから、ボディス部分のマクラメ編みと肩から流れ落ちるようなデザインが目を引くロングドレスで登場。ヘアメイクはオールバックに赤リップでシンプルに仕上げ、深海海洋生物に着想したアイコニックなドレスを着こなした。

ナオミ・キャンベル

モデルのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)はブラックのロングドレスに、「シャネル」のビビッドピンクのガウンをスタイリング。ダイヤモンドのネックレスとカクテルリング、クロコダイルのクラッチバッグで煌めきをプラスし、ゴージャスなルックを完成させた。

来場者スナップ一覧

The post 【スナップ】ルーヴル美術館にBLACKPINKジスらが集結 ファッション展覧会初開催記念ディナー appeared first on WWDJAPAN.

プラダ グループ、24年は15%増収と好調 「ヴェルサーチェ」買収のうわさについては明言を避ける

プラダ グループ(PRADA GROUP以下、プラダ)の2024年12月期決算は、売上高が前期比14.9%増の54億3200億ユーロ(約8473億円)、調整後EBIT(利払前・税引前利益)は同20.5%増の12億8000万ユーロ(約1996億円)、純利益は同25.0%増の8億3900万ユーロ(約1308億円)の増収増益だった。営業(EBIT)利益率も、23年度の22.5%から23.6%へと拡大した。

販売チャネル別では、全体の89.3%を占める小売りの売上高が同15.7%増の48億4900万ユーロ(約7564億円)、卸は同6.5%増の4億6100万ユーロ(約719億円)だった。

地域別での売上高(小売り、以下同)は、地元客と観光客の両方が好調だった欧州が同16.8%増の15億3200万ユーロ(約2389億円)、10~12月期(第4四半期)に中国市場が回復したアジア太平洋地域(日本を除く)は同10.9%増の16億400万ユーロ(約2502億円)だった。円安の影響によるインバウンド需要が引き続き旺盛な日本は同35.5%増の6億5600万ユーロ(約1023億円)、観光客が増加した中東は同26.1%増の2億2700万ユーロ(約354億円)といずれも大幅増収。下半期に北米が回復した南北アメリカは同8.2%増の8億3000万ユーロ(約1294億円)だった。

ブランド別の売り上げでは、主力の「プラダ(PRADA)」の売上高は同2.2%増の35億6300万ユーロ(約5558億円)と堅調、勢いが続く「ミュウミュウ(MIU MIU)」は同89.2%増の12億2800万ユーロ(約1915億円)と非常に好調だった。

会長とCEOのコメント

パトリツィオ・ベルテッリ(Patrizio Bertelli)会長兼エグゼクティブ・ディレクターは、「厳しい環境下においても、引き続き市場全般を上回る業績を上げられたことをうれしく思う。これは高い品質、商品イノベーション、クラフツマンシップの追求、そして時代を読むユニークな能力に裏打ちされた当社の傘下ブランドの強みが発揮された結果だ。また、会社組織も数年をかけて強化しており、25年も長期的かつ持続的な成長に向けて投資し、尽力していく」と語った。

アンドレア・グエラ(Andrea Guerra)最高経営責任者(CEO)は、「24年も大変よい結果を残すことができてうれしく思う。現地通貨ベースおよび既存店ベースでは4年連続で2ケタ成長を遂げ、利益率も昨年度から拡大するなど、財務状況は非常に健全だ。『プラダ』は引き続き市場シェアを拡大しており、『ミュウミュウ』は記録的な勢いで成長している。今後も小売りや生産能力、テクノロジーなどへの投資を継続し、ブランドのポジショニング、品ぞろえ、顧客とのエンゲージメントを強化することで、複雑な環境下でも市場を上回る持続的な成長ができるものと確信している」と述べた。

「『ミュウミュウ』の大躍進は『プラダ』の成功あってこそ」

アナリスト向けの決算説明会で、大躍進が続く「ミュウミュウ」の今後3年から5年の目標について質問されたグエラCEOは、「言うまでもないことだが、こうした凄まじい勢いでの成長は長く続くものではない。今後も魅力的な商品をそろえ、地元客やリピーターを大切にし、持続的な成長を維持したいと考えている」と回答。また、「そもそも『プラダ』のために作り、進化させてきたインフラやサービス、生産能力があったからこそ、『ミュウミュウ』が大きく飛躍できた」と話し、「プラダ」が先に成功したことにより現在の「ミュウミュウ」があるという考えを示した。

なお、3月5日には、同社が10年にオープンした「ミュウミュウ」ロンドン旗艦店が入る建物を2億5000万ポンド(約472億円)で購入したことが明らかに。現在、同店は改装中のため、近くの仮店舗で営業している。また、同社は13年、「プラダ」ロンドン旗艦店の建物も購入している。

「極めて高い価格帯」への参入を示唆

ここ数年はコストの高騰などを背景に、ラグジュアリーブランドで値上げが続いている。「プラダ」と「ミュウミュウ」も例外ではないが、「極端な値上げはしていない」とグエラCEO。「エントリーアイテムの価格はほとんど変えていない。一方で、上の方には現在の商品群ではカバーしきれていない価格帯があり、そこには信じられないほど大きな可能性がある。そうした極めて高い価格帯の商品を取り扱うために、店舗などの準備も進めてきた。大切なのは、さまざまな価格帯の商品を、ブランドのポジショニングに合わせてバランスよく扱うことだ」と説明した。

「ヴェルサーチェ」買収のうわさについて

カプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)が保有する「ヴェルサーチェ(VERSACE)」と「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の売却について、以前からさまざまな臆測が広まっているが、今年1月にはプラダが両ブランドの買収に関心を示しているとのうわさが浮上した。情報筋によれば、プラダはすでにカプリと独占的なデューデリジェンス(買収前の詳細な財務およびリスク調査)を行っている段階で、3月半ばにはその結論が出るのではないかという。

本件について、プラダはこれまでコメントを発表していない。このため、今回の説明会でも注目が集まっていたが、グエラCEOは「以前から明確にしていることだが、当社は傘下ブランドに100%フォーカスしている。一方で、何らかの機会が訪れることがあれば、誰しもそれに一度は目をやるものだ」と答えるにとどめた。

また、アンドレア・ボニーニ(Andrea Bonini)最高財務責任者も、「当社はうわさに対するコメントはしない」と述べた。しかし、同社が1990年代には「フェンディ(FENDI)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ヘルムート ラング(HELMUT LANG)」「アズディン アライア(AZZEDINE ALAIA)」などに投資し、多数のブランドを擁するコングロマリットを目指していたことについてアナリストから問われると、「当時から数十年が経ち、当社の規模やチームなど、あらゆる面で変化している。もはや異なる会社と言えるのではないか」と話し、やはり明言を避けた。なお、プラダはその後、これらのブランドの持分を売却している。

The post プラダ グループ、24年は15%増収と好調 「ヴェルサーチェ」買収のうわさについては明言を避ける appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】主演女優賞のマイキー・マディソンからキム・カーダシアンまで大集合 アカデミー賞アフターパーティー

第31回「ヴァニティ・フェア・オスカーパーティ(Vanity Fair Oscar Party)」が3月2日(現地時間)、第97回アカデミー賞の授賞式に続いて開催された。会場には、主演女優賞を受賞したマイキー・マディソン(Mikey Madison)や助演女優賞を受賞したゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)をはじめ、キム・カーダシアン(Kim Kardasian)やBLACKPINKリサ(Lisa)ら数々のセレブリティーが来場した。

デミ・ムーア

 

デミ・ムーア(Demi Moore)は「グッチ(GUCCI)」のカスタムドレスを着用し輝きを放った。キーホールのカットアウトの入ったゴールドのドレスに、「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」のシューズ、「ブシュロン(BOUCHERON)」のジュエリーを合わせスタイリングした。

キム・カーダシアン

キム・カーダシアン(Kim Kardasian)は、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のカスタムドレスで登場。同ブランド2025年春夏オートクチュールコレクションをベースにしたホワイトのバックレスドレスはタイベック製で、キムが後ろを向くと、ドレスのスカートがフロント部分のみについていることが明らかに。

カイリー・ジェンナー

カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)は、アフターパーティーにも恋人のティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)と一緒に登場。「アシ スタジオ(ASHI STUDIO)」2025-26年春夏コレクションからストラップレスのコルセットドレスを着用した。

マイキー・マディソン

 

マイキー・マディソンは、「ディオール(DIOR)」1956-57年秋冬オートクチュール コレクションから創設者クリスチャン・ディオール(Christion Dior)がデザインした”ザルツブルク”ドレスをマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)が忠実に再現したドレスを身にまとった。

リサ

 

BLACKPINKリサは、「ブルガリ(BVLGARI)」のエメラルドとダイヤモンドをあしったセルペンティネックレスにリングを合わせた。

来場者スナップ

The post 【スナップ】主演女優賞のマイキー・マディソンからキム・カーダシアンまで大集合 アカデミー賞アフターパーティー appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】主演女優賞のマイキー・マディソンからキム・カーダシアンまで大集合 アカデミー賞アフターパーティー

第31回「ヴァニティ・フェア・オスカーパーティ(Vanity Fair Oscar Party)」が3月2日(現地時間)、第97回アカデミー賞の授賞式に続いて開催された。会場には、主演女優賞を受賞したマイキー・マディソン(Mikey Madison)や助演女優賞を受賞したゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)をはじめ、キム・カーダシアン(Kim Kardasian)やBLACKPINKリサ(Lisa)ら数々のセレブリティーが来場した。

デミ・ムーア

 

デミ・ムーア(Demi Moore)は「グッチ(GUCCI)」のカスタムドレスを着用し輝きを放った。キーホールのカットアウトの入ったゴールドのドレスに、「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」のシューズ、「ブシュロン(BOUCHERON)」のジュエリーを合わせスタイリングした。

キム・カーダシアン

キム・カーダシアン(Kim Kardasian)は、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のカスタムドレスで登場。同ブランド2025年春夏オートクチュールコレクションをベースにしたホワイトのバックレスドレスはタイベック製で、キムが後ろを向くと、ドレスのスカートがフロント部分のみについていることが明らかに。

カイリー・ジェンナー

カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)は、アフターパーティーにも恋人のティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)と一緒に登場。「アシ スタジオ(ASHI STUDIO)」2025-26年春夏コレクションからストラップレスのコルセットドレスを着用した。

マイキー・マディソン

 

マイキー・マディソンは、「ディオール(DIOR)」1956-57年秋冬オートクチュール コレクションから創設者クリスチャン・ディオール(Christion Dior)がデザインした”ザルツブルク”ドレスをマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)が忠実に再現したドレスを身にまとった。

リサ

 

BLACKPINKリサは、「ブルガリ(BVLGARI)」のエメラルドとダイヤモンドをあしったセルペンティネックレスにリングを合わせた。

来場者スナップ

The post 【スナップ】主演女優賞のマイキー・マディソンからキム・カーダシアンまで大集合 アカデミー賞アフターパーティー appeared first on WWDJAPAN.

モンクレール、24年は増収増益 下半期に中国市場が力強く回復

モンクレール・グループ(MONCLER GROUP)の2024年12月期決算は、売上高が前期比4.2%増の31億890万ユーロ(約4849億円)、EBIT(利払前・税引前利益)は同2.5%増の9億1630万ユーロ(約1429億円)、純利益は同4.5%増の6億3960万ユーロ(約997億円)の増収増益だった。

ブランド別では、主力「モンクレール(MONCLER)」の売上高が同5.2%増の27億730万ユーロ(約4223億円)と増収。これを地域別で見ると、下半期に中国本土の業績が力強く回復したアジアは同6.1%増の13億7900万ユーロ(約2151億円)、EMEA(欧州・中東・アフリカ)は同4.3%増の9億4930万ユーロ(約1480億円)、南北アメリカは同2.1%増の3億7900万ユーロ(約591億円)といずれも増収だった。販売チャネル別では、売り上げ全体の86%を占める小売りが同7.8%増の23億3190万ユーロ(約3637億円)、卸は同8.3%減の3億7540万ユーロ(約585億円)だった。

21年2月に傘下に収めた「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」の売上高は、同2.3%減の4億160万ユーロ(約626億円)だった。地域別で見ると、やはり下半期に業績が回復した中国市場や、円安およびインバウンド需要の影響で引き続き好調の日本を含むアジアは同17.7%増の1億520万ユーロ(約164億円)と好調だったものの、EMEAは同6.5%減の2億6890万ユーロ(約419億円)、南北アメリカは同19.4%減の2750万ユーロ(約42億円)と減収。販売チャネル別では、小売りは同20.9%増の2億890万ユーロ(約325億円)、卸は同19.1%減の1億9270万ユーロ(約300億円)だった。なお、売り上げに占める小売りの割合は、23年度の42%から52%へと大幅に増加している。

会長兼CEOのコメント

レモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼最高経営責任者(CEO)は、「当社は24年の複雑かつ不安定な環境下においても、踏みとどまる強さや回復力を発揮し、素晴らしい結果を上げることができた。『モンクレール』と『ストーンアイランド』は、小売りにおいていずれも(現地通貨ベースで)2ケタ成長となり、グループの売上高は30億ユーロ(約4680億円)を突破。営業(EBIT)利益率は29.5%と昨年度の30%と同水準を維持し、当社のビジネスモデルの強さを明確に示した。25年もマクロ経済の先行き不透明感が続いているが、市場がダイナミックに揺れ動く中でも、うまく舵取りできるものと確信している。当社の豊かなヘリテージ、イノベーションに対する情熱、従来の枠を超えていく野望により、今後も持続的に成長し、長期的な価値を創出していく」と語った。

LVMHからの間接的な出資について

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は24年9月26日、ルッフィーニ会長兼CEOの持株会社であるルッフィーニ パルテチパツィオーネ ホールディング(RUFFINI PARTECIPAZIONI HOLDING以下、RPH)と提携し、RPHが保有する投資会社ダブルR(DOUBLE R)の株式の10%を取得したことを明らかにした。ダブルRはモンクレールの株式の約15.8%を保有している。

アナリスト向けの決算説明会で、ルッフィーニ会長兼CEOは同取引について、「持株会社レベルでの投資であり、経営上の安定性をもたらしてくれた。しかし、当社は引き続き完全に独立していることを強調しておきたい」と述べた。また、同取引により、LVMHはダブルRの取締役会のメンバー2人と、モンクレールの取締役会のメンバー1人を任命する権利を獲得している。しかし、LVMHは「(モンクレール・グループの)事業戦略の策定には携わらない」こともあり、シナジー効果については「特に期待していない」と話した。

M&Aは視野に入れず、傘下の2ブランドに注力

現金および現金同等物を含む純金融資産は、23年の10億3000万ユーロ(約1606億円)から13億ユーロ(約2028億円)に増加。これを活用して買収などを行う予定はあるかという質問に対し、ルチアーノ・サンテル(Luciano Santel)=グループ・チーフ・コーポレート&サプライ・オフィサーは、「(資産が多いのは)うれしい悩みだが、当社はM&A戦略を策定していない」と回答。「『モンクレール』と『ストーンアイランド』には、まだまだ大きな可能性がある。この素晴らしい2つのブランドの開発に引き続き注力したい」と述べた。

中国市場の業績が回復した理由は?

中国市場の景気停滞により、打撃を受けているラグジュアリーブランドも多い。そうした中、「モンクレール」と「ストーンアイランド」はいずれも24年下半期に同市場での業績が回復している。これについて、同社は「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」が10月に上海で開催した大規模なイベントが成功を収めたことを要因の一つとしつつも、それだけではないと説明。ロベルト・エッグス(Roberto Eggs)=グループ・チーフ・ビジネス戦略&グローバルマーケット・オフィサーは、「現地チームを通じて中国の消費者について理解を深め、それに基づいて時流に合うカプセルコレクションを発売したり、イベントを開催したりしてきた。また、『モンクレール』は、アウターを専門とする数少ない、もしくは唯一のラグジュアリーブランド。ほぼ競合がいないのも大きな強みだろう」と話した。

The post モンクレール、24年は増収増益 下半期に中国市場が力強く回復 appeared first on WWDJAPAN.

プーチ、上場初年度となる24年度の純利益は14.1%増 好業績も米国の関税の影響を懸念

プーチ(PUIG)の上場後初年度となる2024年12月期決算は、売上高が前期比11.3%増の47億9000万ユーロ(約7472億4000万円)、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)が同12.3%増の9億6900万ユーロ(約1511億6400万円)、純利益が同14.1%増の5億3100万ユーロ(約828億3600万円)の増収増益だった。同社は、25年度の既存事業売上高の成長率は6〜8%と予想。ただ米国の関税の影響を織り込んではいたものの、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が2月26日に方針を示した25%レベルは想定外だったようだ。

米国の関税の影響を懸念

マーク・プーチ(Marck Puig)会長兼最高経営責任者(CEO)は27日、金融アナリストと報道関係者に対し、「ブランドの強さゆえ現在の粗利益率は高く、関税にはある程度対処できる。一方で25%レベルの関税が実施されたら、影響を再評価する必要があるだろう」と述べた。

業界には、関税が発動されれば勢いのあるフレグランス事業が上振れしづらくなるのでは?との懸念があるが、同氏は、「24年も、フレグランス市場は好調だった。ホリデーシーズンは若干減速したが、25年のフレグランスの見通しにも自信がある」と話す。また、プレステージメイクアップも勢いがある。「このカテゴリーで言及すべきは、コピー品の蔓延だ。我々はイノベーションや教育、クリエイティビティー、法的措置によりこれに対応している」。

プーチは、中期的には利益率が上昇し、自社ブランドへの継続的な再投資が可能になるとみている。25年には24年並みの利益率の改善を目指し、M&Aについては厳選する方針だ。一方でプーチCEOは、「当社は引き続き利益率の改善より売り上げの成長を優先する。このため、広告やプロモーションなどマーケティングに関する投資は維持する」と述べる。

部門別ではフレグランス&ファッションがけん引

「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」の“グッドガール”は昨年、女性用フレグランスの世界ランキングと米国で1位を獲得。その結果、同社は24年に一部の精選したフレグランスにおける世界的なマーケットシェア(累計販売金額によるブランドとフランチャイズのランキング※プーチ調べ)を拡大し、過去最高の11.5%(推定)を達成した。また「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」はプーチで最も急成長したブランドであり、“ル・マル”は男性用フレグランスの世界ランキングで3位を記録。「パコ ラバンヌ(PACO RABANNE)」の“ワンミリオン”は、4位となった。

プーチのフレグランス&ファッション部門の24年の売上高は前期比13.6%増の35億3800万ドル(約5307億円)で、メイクアップ部門は同1.3%減の7億6300万ドル(約1144億5000万円)、スキンケア部門は同19.8%増の5億1600万ドル(約774億円)だった。需給ギャップやコピー品、「シャーロット ティルブリー(CHARLOTTE ILBURY)」“エアブラシ フローレス セッティング スプレー”の自主回収などがメイクアップ部門の成長を阻害した。スキンケア部門についてプーチCEOは、「ダーマコスメ(皮膚科学に基づいて開発された化粧品)は引き続き好調で、『ユリアージュ(URIAGE)』は新製品とフランチャイズの加速に支えられ2ケタ成長を達成した」と述べる。

地域別では、欧州、中東、アフリカ、北米、南米の主要地域で堅調な成長を遂げた。「他地域と比べて緩やかではあったものの、APAC(アジア太平洋)でも成長させた。同地域に新しく設立した子会社の効果が現れ始めている。当社のブランドの強さと魅力を考えれば、プレミアムビューティ市場(の一般的な成長率)を凌駕できると確信している」と25年度についても強気の姿勢を維持した。

本文中の円換算レート:1ユーロ=156円、1ドル=150円

The post プーチ、上場初年度となる24年度の純利益は14.1%増 好業績も米国の関税の影響を懸念 appeared first on WWDJAPAN.

アフターパーティーではシアードレスがトレンド 第97回アカデミー賞

第31回「ヴァニティ・フェア・オスカーパーティー(Vanity Fair Oscar Party)」が3月2日(現地時間)、第97回アカデミー賞の授賞式に続いて開催された。アカデミー賞関連のイベントとしてハリウッドで最も権威あるこのパーティーは、ラディカ・ジョーンズ(Radhika Jones)=「ヴァニティ・フェア」編集長の主催で、アカデミー賞ノミネートや受賞者をはじめ多数のゲストが集結した。

同イベントで目を惹いたのは、多くのセレブがまとった大胆なシアードレス。ジュリア・フォックス(Julia Fox)のヴィーナスのようなネイキッドドレスから、ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)のゴム製レースのドレスまで、豪華な宴の“シアールック”を紹介する。

シアードレスを着用したセレブまとめ

ジュリア・フォックス

 

ジュリア・フォックスは、「ディラーラ フィンディコグルー(DILARA FINDIKOGLU)」2023年初夏コレクションから、ウェーブの髪の毛のみで覆われた完全にシースルーのドレスを着用。

同ドレスは、ルネサンス期の画家サンドロ・ボッティチェリ(Sandro Botticelli)の代表作「ヴィーナスの誕生」を参照している。フォックスは、ヌードカラーのパンプスとフレンチチップのマニキュアで飾り、メイクアップはペールピンクのアイシャドウ、モーヴカラーのチーク、ヌードカラーのリップで仕上げた。

ケンダル・ジェンナー

 

ケンダル・ジェンナーは、「ミュグレー(MUGLER)」1992年春夏コレクションからブラックレースのドレスを着用。ゴムでできたレースと袖先が大きく広がったパゴタスリーブに加え、胸元のカットアウトとさりげないスリットでロマンチックなルックを披露した。

シアラ

シアラ(Ciara)は、「ディースクエアード(DSQUARED2)」2025-26年秋冬コレクションから、スパンコールをあしらった生地に、袖元をフェザーでドラマチックに飾ったドレスを着用。同ドレスは、1974年に歌手のシェール(Cher)がメットガラで着用し、ボブ・マッキー(Bob Mackie)のデザインによるドレスで、シアードレスのトレンドセッターとなった衣装にインスパイアされて制作したもの。「ディースクエアード」のランウェイではアメリア・グレイ・ハムリン(Amelia Gray Hamlin)が着用した。

キキ・パーマー

 

キキ・パーマー(Keke Palmer)が身につけたのは、「ヴェルサーチェ(VERSACE)」2004年春夏コレクションから「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のクリスタルが散りばめられたメッシュのドレス。「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のサンダルと「メシカ(MESSIKA)」のジュエリーでコーディネートした。

エミリー・ラタコウスキー

 

エミリー・ラタコウスキー(Emily Ratajkowski)は、「ルドヴィック デ サン サーナン(LUDOVIC DE SAINT SERNIN)」のブラックレースのドレスを着用。

リゾ

 

リゾ(Lizzo)は、「アトリエ ヴェルサーチェ(ATRIER VERSACE)」のボリューミーなドレスで登場した。

ニッキー・グレイザー

 

ニッキー・グレイザー(Nickie Glaser)は、「ヴァルドリン・サヒチ(VALDRIN SAHITI)」のレースが全体に施されたブラックドレスを着用し、ランジェリーを想起させるルックを披露。

オリヴィア・ワイルド

 

オリヴィア・ワイルド(Olivia Wilde)は、「クロエ(CHLOE)」2025年年春夏コレクションから、ロマンチックなシアードレスを着用。

レスリー・ビブ

 

HBOのドラマシリーズ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」シーズン3に出演中のレスリー・ビブ(Leslie Bibb)は、「フェンディ(FENDI)」のカスタムドレスで登場。ゴールドクリスタルで編まれたメッシュのドレスで、ロングスリーブとバックオープンのシルエットが特徴だ。

ハンナ・エインビンデル

 

ハンナ・エインビンデル(Hannah Einbinder)は、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のブラックとグリーンのドレスを着用。

ケイトリン・デヴァー

 

ケイトリン・デヴァー(Kaitlyn Dever)は、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」2025年春夏コレクションから、ビーズのフリンジを重ねたブラックのシアードレスを着用した。

スナップ一覧

The post アフターパーティーではシアードレスがトレンド 第97回アカデミー賞 appeared first on WWDJAPAN.

アフターパーティーではシアードレスがトレンド 第97回アカデミー賞

第31回「ヴァニティ・フェア・オスカーパーティー(Vanity Fair Oscar Party)」が3月2日(現地時間)、第97回アカデミー賞の授賞式に続いて開催された。アカデミー賞関連のイベントとしてハリウッドで最も権威あるこのパーティーは、ラディカ・ジョーンズ(Radhika Jones)=「ヴァニティ・フェア」編集長の主催で、アカデミー賞ノミネートや受賞者をはじめ多数のゲストが集結した。

同イベントで目を惹いたのは、多くのセレブがまとった大胆なシアードレス。ジュリア・フォックス(Julia Fox)のヴィーナスのようなネイキッドドレスから、ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)のゴム製レースのドレスまで、豪華な宴の“シアールック”を紹介する。

シアードレスを着用したセレブまとめ

ジュリア・フォックス

 

ジュリア・フォックスは、「ディラーラ フィンディコグルー(DILARA FINDIKOGLU)」2023年初夏コレクションから、ウェーブの髪の毛のみで覆われた完全にシースルーのドレスを着用。

同ドレスは、ルネサンス期の画家サンドロ・ボッティチェリ(Sandro Botticelli)の代表作「ヴィーナスの誕生」を参照している。フォックスは、ヌードカラーのパンプスとフレンチチップのマニキュアで飾り、メイクアップはペールピンクのアイシャドウ、モーヴカラーのチーク、ヌードカラーのリップで仕上げた。

ケンダル・ジェンナー

 

ケンダル・ジェンナーは、「ミュグレー(MUGLER)」1992年春夏コレクションからブラックレースのドレスを着用。ゴムでできたレースと袖先が大きく広がったパゴタスリーブに加え、胸元のカットアウトとさりげないスリットでロマンチックなルックを披露した。

シアラ

シアラ(Ciara)は、「ディースクエアード(DSQUARED2)」2025-26年秋冬コレクションから、スパンコールをあしらった生地に、袖元をフェザーでドラマチックに飾ったドレスを着用。同ドレスは、1974年に歌手のシェール(Cher)がメットガラで着用し、ボブ・マッキー(Bob Mackie)のデザインによるドレスで、シアードレスのトレンドセッターとなった衣装にインスパイアされて制作したもの。「ディースクエアード」のランウェイではアメリア・グレイ・ハムリン(Amelia Gray Hamlin)が着用した。

キキ・パーマー

 

キキ・パーマー(Keke Palmer)が身につけたのは、「ヴェルサーチェ(VERSACE)」2004年春夏コレクションから「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のクリスタルが散りばめられたメッシュのドレス。「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のサンダルと「メシカ(MESSIKA)」のジュエリーでコーディネートした。

エミリー・ラタコウスキー

 

エミリー・ラタコウスキー(Emily Ratajkowski)は、「ルドヴィック デ サン サーナン(LUDOVIC DE SAINT SERNIN)」のブラックレースのドレスを着用。

リゾ

 

リゾ(Lizzo)は、「アトリエ ヴェルサーチェ(ATRIER VERSACE)」のボリューミーなドレスで登場した。

ニッキー・グレイザー

 

ニッキー・グレイザー(Nickie Glaser)は、「ヴァルドリン・サヒチ(VALDRIN SAHITI)」のレースが全体に施されたブラックドレスを着用し、ランジェリーを想起させるルックを披露。

オリヴィア・ワイルド

 

オリヴィア・ワイルド(Olivia Wilde)は、「クロエ(CHLOE)」2025年年春夏コレクションから、ロマンチックなシアードレスを着用。

レスリー・ビブ

 

HBOのドラマシリーズ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」シーズン3に出演中のレスリー・ビブ(Leslie Bibb)は、「フェンディ(FENDI)」のカスタムドレスで登場。ゴールドクリスタルで編まれたメッシュのドレスで、ロングスリーブとバックオープンのシルエットが特徴だ。

ハンナ・エインビンデル

 

ハンナ・エインビンデル(Hannah Einbinder)は、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のブラックとグリーンのドレスを着用。

ケイトリン・デヴァー

 

ケイトリン・デヴァー(Kaitlyn Dever)は、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」2025年春夏コレクションから、ビーズのフリンジを重ねたブラックのシアードレスを着用した。

スナップ一覧

The post アフターパーティーではシアードレスがトレンド 第97回アカデミー賞 appeared first on WWDJAPAN.

ティモシー&カイリーカップルがアカデミー賞にそろって参加 2人の着用ブランドをチェック!

3月2日(現地時間)、ロサンゼルスで第97回アカデミー賞(The Academy Awards)が開催された。

会場では、映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」で主演男優賞にノミネートのティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)と、恋人カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)の姿をキャッチ。レッドカーペットでのツーショットは実現しなかったものの、仲睦まじい姿を惜しげも無く披露し話題を集めた。海外セレブ界きっての注目カップルは何を着用したのか、クローズアップして紹介する。

ティモシー・シャラメ

2回目のオスカー賞ノミネートとなったシャラメは、「ジバンシィ(GIVENCHY)」のカスタムスーツで登場。レモンイエローのワントーンルックに黒のローファーでアクセントを加え、シャラメらしい遊び心のあるスタイリングを完成させた。

カイリー・ジェンナー

シャラメをサポートすべく会場に駆けつけたジェンナーが選んだのは、大きく開いたフロント部分が印象的な「ミュウミュウ(MIU MIU)」のカスタムサテンドレス。ドレス全体に散りばめられた花形のビーズに合わせ、アクセサリーは「ロレイン・シュワルツ(LORRAINE SCHWARTZ)」のブラックダイヤモンドのジュエリーをチョイスし、彼女らしいフェミニンさを残しつつもシックで華やかなルックにまとめ上げた。

The post ティモシー&カイリーカップルがアカデミー賞にそろって参加 2人の着用ブランドをチェック! appeared first on WWDJAPAN.

ティモシー&カイリーカップルがアカデミー賞にそろって参加 2人の着用ブランドをチェック!

3月2日(現地時間)、ロサンゼルスで第97回アカデミー賞(The Academy Awards)が開催された。

会場では、映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」で主演男優賞にノミネートのティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)と、恋人カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)の姿をキャッチ。レッドカーペットでのツーショットは実現しなかったものの、仲睦まじい姿を惜しげも無く披露し話題を集めた。海外セレブ界きっての注目カップルは何を着用したのか、クローズアップして紹介する。

ティモシー・シャラメ

2回目のオスカー賞ノミネートとなったシャラメは、「ジバンシィ(GIVENCHY)」のカスタムスーツで登場。レモンイエローのワントーンルックに黒のローファーでアクセントを加え、シャラメらしい遊び心のあるスタイリングを完成させた。

カイリー・ジェンナー

シャラメをサポートすべく会場に駆けつけたジェンナーが選んだのは、大きく開いたフロント部分が印象的な「ミュウミュウ(MIU MIU)」のカスタムサテンドレス。ドレス全体に散りばめられた花形のビーズに合わせ、アクセサリーは「ロレイン・シュワルツ(LORRAINE SCHWARTZ)」のブラックダイヤモンドのジュエリーをチョイスし、彼女らしいフェミニンさを残しつつもシックで華やかなルックにまとめ上げた。

The post ティモシー&カイリーカップルがアカデミー賞にそろって参加 2人の着用ブランドをチェック! appeared first on WWDJAPAN.

ロレアルのベンチャーキャピタルファンドが2つのインドブランドに投資 美容市場は急成長

ロレアル(L’OREAL)のベンチャーキャピタルファンド、ボールド(BOLD)はこのほど、インドのスキンケアブランド「デコンストラクト(DECONSTRUCT)」とヘアケアブランド「アラタ(ARATA)」に投資した。

ボールドはビジネス特化型SNS「リンクトイン(LINKEDIN)」の投稿に、「『デコンストラクト』はインドのスキンケア業界で強力な新しいニッチを築き上げている。その目覚ましい成長は、非常に効果的でありながら肌に優しい製品の魅力を示している」と記している。ボールドは、DSGコンシューマー パートナーズ(DSG CONSUMER PARTNERS)やV3ベンチャーズ(V3 VENTURES)と共に同ブランドのシリーズAラウンドに参加した。

また同社によると、「『アラタ』は、インド特有のヘアケアソリューションと成分の透明性が、今日のインドの消費者に強く響いていることを実証している」という。ボールドは、ユニリーバ・ベンチャーズ(UNILEVER VENTURES)が主導した同ブランドのシリーズAラウンドに参加した。

急成長が見込まれるインドのラグジュアリービューティ市場

インドは急成長しているビューティ市場であり、重要な新興国としてビューティ企業の注目を集め始めている。長引く中国経済の減速や個人消費の低迷もまた、この流れを後押ししている。インドと中国は10億人以上を抱える国で、経営コンサルティング会社カーニー(KEARNEY)は、「インドは世界で最も急成長するラグジュアリービューティ市場の一つになる」と予想。同社によると、インドの同市場は5年間で年平均12%の2ケタ成長を遂げ、2023年には8億ドル(約1200億円)に達した。今後年平均成長率は14%まで加速し、市場規模は28年には2倍の16億ドル(約2400億円)に、35年には40億ドル(約6000円)にまで拡大する見通しだ。

市場調査&アドバイザリー会社カスタム・マーケット・インサイツ(CUSTOM MARKET INSIGHTS)によると、インドの化粧品市場全体は23年に81億ドル(約1兆2150億円)と評価され、32年には年平均成長率3.2%で184億ドル(約2兆7600億円)に達すると予想されている。

ロレアルのベンチャーキャピタルファンド、ボールドとは

ボールドは、ロレアルが18年に立ち上げたベンチャーキャピタルファンド。「BOLD」は、「BUSINESS OPPORTUNITIES FOR L’OREAL DEVELOPMENT」の頭文字から取った。同ファンドは、有望な新興企業に少数株主として資本参加する。今月初めには、タッチキャピタル(TOUCH CAPITAL)が主導するシリーズAラウンドで韓国のニッチフレグランス「ボーン トゥ スタンド アウト(BORNTOSTANDOUT)」に投資した。

本文中の円換算レート:1ドル=150円

The post ロレアルのベンチャーキャピタルファンドが2つのインドブランドに投資 美容市場は急成長 appeared first on WWDJAPAN.

ロレアルのベンチャーキャピタルファンドが2つのインドブランドに投資 美容市場は急成長

ロレアル(L’OREAL)のベンチャーキャピタルファンド、ボールド(BOLD)はこのほど、インドのスキンケアブランド「デコンストラクト(DECONSTRUCT)」とヘアケアブランド「アラタ(ARATA)」に投資した。

ボールドはビジネス特化型SNS「リンクトイン(LINKEDIN)」の投稿に、「『デコンストラクト』はインドのスキンケア業界で強力な新しいニッチを築き上げている。その目覚ましい成長は、非常に効果的でありながら肌に優しい製品の魅力を示している」と記している。ボールドは、DSGコンシューマー パートナーズ(DSG CONSUMER PARTNERS)やV3ベンチャーズ(V3 VENTURES)と共に同ブランドのシリーズAラウンドに参加した。

また同社によると、「『アラタ』は、インド特有のヘアケアソリューションと成分の透明性が、今日のインドの消費者に強く響いていることを実証している」という。ボールドは、ユニリーバ・ベンチャーズ(UNILEVER VENTURES)が主導した同ブランドのシリーズAラウンドに参加した。

急成長が見込まれるインドのラグジュアリービューティ市場

インドは急成長しているビューティ市場であり、重要な新興国としてビューティ企業の注目を集め始めている。長引く中国経済の減速や個人消費の低迷もまた、この流れを後押ししている。インドと中国は10億人以上を抱える国で、経営コンサルティング会社カーニー(KEARNEY)は、「インドは世界で最も急成長するラグジュアリービューティ市場の一つになる」と予想。同社によると、インドの同市場は5年間で年平均12%の2ケタ成長を遂げ、2023年には8億ドル(約1200億円)に達した。今後年平均成長率は14%まで加速し、市場規模は28年には2倍の16億ドル(約2400億円)に、35年には40億ドル(約6000円)にまで拡大する見通しだ。

市場調査&アドバイザリー会社カスタム・マーケット・インサイツ(CUSTOM MARKET INSIGHTS)によると、インドの化粧品市場全体は23年に81億ドル(約1兆2150億円)と評価され、32年には年平均成長率3.2%で184億ドル(約2兆7600億円)に達すると予想されている。

ロレアルのベンチャーキャピタルファンド、ボールドとは

ボールドは、ロレアルが18年に立ち上げたベンチャーキャピタルファンド。「BOLD」は、「BUSINESS OPPORTUNITIES FOR L’OREAL DEVELOPMENT」の頭文字から取った。同ファンドは、有望な新興企業に少数株主として資本参加する。今月初めには、タッチキャピタル(TOUCH CAPITAL)が主導するシリーズAラウンドで韓国のニッチフレグランス「ボーン トゥ スタンド アウト(BORNTOSTANDOUT)」に投資した。

本文中の円換算レート:1ドル=150円

The post ロレアルのベンチャーキャピタルファンドが2つのインドブランドに投資 美容市場は急成長 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】BLACKPINKリサも登場 第97回アカデミー賞のレッドカーペッドルックを一挙届け!【随時更新】

第97回アカデミー賞が3月2日(現地時間)、ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された。今年はコメディアンのコナン・オブライエン(Conan O’Brien)が司会、プレゼンターは、エマ・ストーン(Emma Stone)やハル・ベリー(Halle Berry)らが務めた。

会場にはノミネート作品に出演した俳優ら多数のセレブリティーが集結し、アカデミー賞のための特別なルックを披露。ここでは、レッドカーペッドのスタイルをまとめて紹介する。

リサはフェミニンなスーツで登場

ブラックピンクのリサ(Lisa)は、レッドカーペットの伝統的な衣装をテーラードスタイルにアレンジ。ブラックのコートにサテンのラペル、カーネーションのブローチ、襟のついたホワイトのシャツドレスというタキシードを思わせる「マークゴン(MARKGONG)」のドレスに、シャープなパテントのレザーブーツ、小さなゴールドのフープイヤリング、ダイヤモンドのリングを合わせた。

アリアナ・グランデは「スキャパレリ」を着用

アリアナ・グランデ(Ariana Grande)は、自身が演じたグリンダの“バブルドレス”に合わせ、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」2025年春夏オートクチュールコレクションから構造的なカスタムドレスを披露。波形状のペプラムがついたサテンのボディースに輝くチュールのスカートが特徴的で、アクセサリーには、「デビアス(DE BEERS)」のダイヤモンドのペンダントネックレスとスタッドイヤリング、シューズには、「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のパンプスを合わせた。

ヘアはスマートにまとめ、メイクアップは、きらきらのピンクアイシャドウにロージーなチークとリップを施した。

ゴージャスなネイルを披露したシンシア・エリヴォ

シンシア・エリヴォも、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」 で“メソッドドレッシング”を実践。大きく広がった襟に、劇中歌「Defying Gravity」を彷ふつとさせる重力に逆らうようなオフショルダーのスリーブ、ボールスカートで構成されたグリーンベルベットのドレスで、自身が演じたエルファバをドラマチックにオマージュした。シンシアは、ダイヤモンドのイヤリング、ブレスレット、エメラルドのリング、オスカーのトロフィーにインスパイアされたゴールドのネイルでスタイリング。同ネイルは、ネイルアーティストのクローズ・バイ・ディオール(Clawz By Dior)によるもので、制作には5時間を要した。

セレーナ・ゴメスは全身に輝きをまとって来場

セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)は、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のカスタムドレスで頭からつま先まで輝きを放ちながら登場。手作業の刺しゅうが施されたサテンキュイールのイブニングドレスは、ブラッシュピンクを基調としたカラー。オフショルダーのストラップと、ウエストを絞り体にフィットするシルエット、短いトレーンが特徴だ。アクセサリーには、婚約指輪とダイヤモンドのステートメントネックレス、イヤリング、リングをチョイス。

ゴメスは、漆黒のヘアをサイドパートで毛先を遊ばせ、メイクアップには濃い眉と光沢のあるリップを施した。

助演女優賞受賞のゾーイ・サルダナ

「エミリア・ペレス」で助演女優賞を受賞したゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)は、同映画のプレスツアーや数々の授賞式でも度々着用している「サンローラン(SAINT LAURENT)」でカスタムルックを披露。ダイヤモンド型のブラックの糸に煌めく装飾をあしらったセミシアーのバストと、1段目と2段目にバブルヘムを施し3段階に別れたえび茶色のティアードスカートが目を惹くストラップレスドレスを身につけた。サルダナは、「カルティエ(CARTIER)」のスタッドイヤリングと、豹にインスパイアされたエメラルドの大胆なステートメントチョーカー、シアーなオペラグローブでコーディネート。

ヘアはナチュラルなウェーブ、メイクアップは、濃いアイブロウにナチュラルなリップを合わせた。

主演女優賞受賞のマイキー・マディソン

「アノーラ ANORA」で主演女優賞を受賞したマイキー・マディソン(Mikey Madison)は、「ディオール(DIOR)」のドレスでオールド・ハリウッド・グラマラスなスタイルに身を包んだ。ドレスは、ブラックベルベットのボディースに、流麗でボリューミーなパステルピンクのサテンスカートで構成され、デコラティブなピンクのリボンとドラマチックなトレーンでルックを完成させた。

レッドカーペッドスナップ

The post 【スナップ】BLACKPINKリサも登場 第97回アカデミー賞のレッドカーペッドルックを一挙届け!【随時更新】 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】BLACKPINKリサも登場 第97回アカデミー賞のレッドカーペッドルックを一挙届け!【随時更新】

第97回アカデミー賞が3月2日(現地時間)、ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された。今年はコメディアンのコナン・オブライエン(Conan O’Brien)が司会、プレゼンターは、エマ・ストーン(Emma Stone)やハル・ベリー(Halle Berry)らが務めた。

会場にはノミネート作品に出演した俳優ら多数のセレブリティーが集結し、アカデミー賞のための特別なルックを披露。ここでは、レッドカーペッドのスタイルをまとめて紹介する。

リサはフェミニンなスーツで登場

ブラックピンクのリサ(Lisa)は、レッドカーペットの伝統的な衣装をテーラードスタイルにアレンジ。ブラックのコートにサテンのラペル、カーネーションのブローチ、襟のついたホワイトのシャツドレスというタキシードを思わせる「マークゴン(MARKGONG)」のドレスに、シャープなパテントのレザーブーツ、小さなゴールドのフープイヤリング、ダイヤモンドのリングを合わせた。

アリアナ・グランデは「スキャパレリ」を着用

アリアナ・グランデ(Ariana Grande)は、自身が演じたグリンダの“バブルドレス”に合わせ、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」2025年春夏オートクチュールコレクションから構造的なカスタムドレスを披露。波形状のペプラムがついたサテンのボディースに輝くチュールのスカートが特徴的で、アクセサリーには、「デビアス(DE BEERS)」のダイヤモンドのペンダントネックレスとスタッドイヤリング、シューズには、「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」のパンプスを合わせた。

ヘアはスマートにまとめ、メイクアップは、きらきらのピンクアイシャドウにロージーなチークとリップを施した。

ゴージャスなネイルを披露したシンシア・エリヴォ

シンシア・エリヴォも、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」 で“メソッドドレッシング”を実践。大きく広がった襟に、劇中歌「Defying Gravity」を彷ふつとさせる重力に逆らうようなオフショルダーのスリーブ、ボールスカートで構成されたグリーンベルベットのドレスで、自身が演じたエルファバをドラマチックにオマージュした。シンシアは、ダイヤモンドのイヤリング、ブレスレット、エメラルドのリング、オスカーのトロフィーにインスパイアされたゴールドのネイルでスタイリング。同ネイルは、ネイルアーティストのクローズ・バイ・ディオール(Clawz By Dior)によるもので、制作には5時間を要した。

セレーナ・ゴメスは全身に輝きをまとって来場

セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)は、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のカスタムドレスで頭からつま先まで輝きを放ちながら登場。手作業の刺しゅうが施されたサテンキュイールのイブニングドレスは、ブラッシュピンクを基調としたカラー。オフショルダーのストラップと、ウエストを絞り体にフィットするシルエット、短いトレーンが特徴だ。アクセサリーには、婚約指輪とダイヤモンドのステートメントネックレス、イヤリング、リングをチョイス。

ゴメスは、漆黒のヘアをサイドパートで毛先を遊ばせ、メイクアップには濃い眉と光沢のあるリップを施した。

助演女優賞受賞のゾーイ・サルダナ

「エミリア・ペレス」で助演女優賞を受賞したゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)は、同映画のプレスツアーや数々の授賞式でも度々着用している「サンローラン(SAINT LAURENT)」でカスタムルックを披露。ダイヤモンド型のブラックの糸に煌めく装飾をあしらったセミシアーのバストと、1段目と2段目にバブルヘムを施し3段階に別れたえび茶色のティアードスカートが目を惹くストラップレスドレスを身につけた。サルダナは、「カルティエ(CARTIER)」のスタッドイヤリングと、豹にインスパイアされたエメラルドの大胆なステートメントチョーカー、シアーなオペラグローブでコーディネート。

ヘアはナチュラルなウェーブ、メイクアップは、濃いアイブロウにナチュラルなリップを合わせた。

主演女優賞受賞のマイキー・マディソン

「アノーラ ANORA」で主演女優賞を受賞したマイキー・マディソン(Mikey Madison)は、「ディオール(DIOR)」のドレスでオールド・ハリウッド・グラマラスなスタイルに身を包んだ。ドレスは、ブラックベルベットのボディースに、流麗でボリューミーなパステルピンクのサテンスカートで構成され、デコラティブなピンクのリボンとドラマチックなトレーンでルックを完成させた。

レッドカーペッドスナップ

The post 【スナップ】BLACKPINKリサも登場 第97回アカデミー賞のレッドカーペッドルックを一挙届け!【随時更新】 appeared first on WWDJAPAN.

「シャネル」が模倣品対策としてビューティ製品の正規販売パートナー向けに“eロゴ”を導入

「シャネル(CHANEL)」は、同社のフレグランスおよびビューティ製品をオンラインで販売する正規販売パートナー向けに、新たな“eロゴ”を導入した。

「この“eロゴ”により、消費者は『シャネル』の化粧品が正規販売パートナーによって販売されているかを容易に識別できるようになり、すべての品質基準を満たした本物の製品を購入できることが保証される」と、「シャネル」は声明を発表している。

この“eロゴ”は商標登録されており、世界中で段階的に導入が進められている。

パーソナルケア製品協議会(Personal Care Products Council)によると、化粧品業界が模倣品販売業者によって年間約54億ドル(約8100億円)の損失を被っていると試算しており、「化粧品は、最も危険な模倣品カテゴリーの1つであり、世界の税関で押収される模倣・海賊版商品の上位8カテゴリーに入る」という。

模倣品は化粧品に限らず、デザイナーズブランドのバッグや財布、サングラスなども長年にわたり模倣品のターゲットにされている。

「シャネル」はすでに他の製品カテゴリーにおいても対策を講じている。同ブランドのハンドバッグには、従来の認証カードに代わり、統合型のオーセンティシティープレートが採用されている。また、スモールレザーグッズにはオーセンティシティースタンプが、服にはオーセンティシティーラベルが採用されている。これらにより、アフターサービスに必要なシリアルナンバーへのアクセスが容易になるだけでなく、製品の真正性を確認する手段にもなっている。

The post 「シャネル」が模倣品対策としてビューティ製品の正規販売パートナー向けに“eロゴ”を導入 appeared first on WWDJAPAN.

「ペリー エリス」親会社の会長が死去、享年89 キューバから米国に渡った立志伝中の人物

米アパレル企業ペリー・エリス・インターナショナル(PERRY ELLIS INTERNATIONAL)は、共同創業者のジョージ・フェルデンクレイス(George Feldenkreis)会長が死去したことを発表した。89歳だった。死因は明らかにされていない。

キューバ革命を機に米国移住など波乱万丈の人生

フェルデンクレイス会長は、1935年キューバ生まれ。ハバナ大学(University of Havana)のロースクールで学んだものの、大学がしばらく閉鎖されたことから家業の輸入会社に加わった。その後、故フィデル・カストロ(Fidel Castro)らによるキューバ革命を機に61年に米国に渡り、自動車部品会社を設立。67年、兄弟と共にユニホーム会社シュプリーム・インターナショナル(SUPREME INTERNATIONAL)を立ち上げた。同社は93年に上場。99年に「ペリー エリス(PERRY ELLIS)」を買収したことから、現社名に変更した。

現在、同社は「ペリー エリス」に加えて「オリジナル・ペンギン(ORIGINAL PENGUIN)」「ベン・ホーガン(BEN HOGAN)」「ラファエラ(RAFAELLA)」など30以上のブランドを保有。また、「キャロウェイ(CALLAWAY)」や「ジャック ニクラウス(JACK NICKLAUS)」、「ナイキ(NIKE)」のスイムウエアなどのライセンスビジネスを行っている。全体の売り上げは10億ドル(約1490億円)程度と見られている。

退任に追い込まれてからの逆転劇

フェルデンクレイス会長は、93年から2015年まで会長兼最高経営責任者(CEO)として同社を率いていたが、アクティビスト投資家が、コーポレートガバナンスの強化を理由に会長職とCEO職の分離を要求。これを受け、同氏はエグゼクティブ・チェアマンに就任し、当時社長を務めていた息子のオスカー・フェルデンクレイス(Oscar Feldenkreis)がCEOに昇格した。なお、フェルデンクレイス会長は17年、取締役会によって退任に追い込まれたものの、米投資会社フォートレス・インベストメント・グループ(FORTRESS INVESTMENT GROUP)と手を組み、MBO(経営陣による買収)を実施。ペリー・エリス・インターナショナルを非公開化することに成功し、自身は会長に返り咲き、オスカーは社長兼CEOに就任した。MBOが完了した時点で、フェルデンクレイス会長は83歳。高齢ではあったが、その後もエネルギッシュに業務に取り組んでいたという。

CEOを務める息子や同社の追悼コメント

オスカーは訃報に際し、「ジョージは、父として、創業者として、そして真のアイコンとして皆に愛された。私たちの心の中で永遠に生き続ける父の人生とレガシーを、誇りを持って祝したい」と語った。

ペリー・エリス・インターナショナルは、「ジョージはキューバからの移民として厳しい環境の中でキャリアをスタートしつつも、その起業家精神や先見の明があるリーダーシップにより、58年にわたって当社を繁栄させるという輝かしい功績を残した。彼が世界中の友人たちやビジネスパートナー、ファッション業界に与えた影響やインスピレーションは消えることはない」と声明を発表した。

The post 「ペリー エリス」親会社の会長が死去、享年89 キューバから米国に渡った立志伝中の人物 appeared first on WWDJAPAN.

「ペリー エリス」親会社の会長が死去、享年89 キューバから米国に渡った立志伝中の人物

米アパレル企業ペリー・エリス・インターナショナル(PERRY ELLIS INTERNATIONAL)は、共同創業者のジョージ・フェルデンクレイス(George Feldenkreis)会長が死去したことを発表した。89歳だった。死因は明らかにされていない。

キューバ革命を機に米国移住など波乱万丈の人生

フェルデンクレイス会長は、1935年キューバ生まれ。ハバナ大学(University of Havana)のロースクールで学んだものの、大学がしばらく閉鎖されたことから家業の輸入会社に加わった。その後、故フィデル・カストロ(Fidel Castro)らによるキューバ革命を機に61年に米国に渡り、自動車部品会社を設立。67年、兄弟と共にユニホーム会社シュプリーム・インターナショナル(SUPREME INTERNATIONAL)を立ち上げた。同社は93年に上場。99年に「ペリー エリス(PERRY ELLIS)」を買収したことから、現社名に変更した。

現在、同社は「ペリー エリス」に加えて「オリジナル・ペンギン(ORIGINAL PENGUIN)」「ベン・ホーガン(BEN HOGAN)」「ラファエラ(RAFAELLA)」など30以上のブランドを保有。また、「キャロウェイ(CALLAWAY)」や「ジャック ニクラウス(JACK NICKLAUS)」、「ナイキ(NIKE)」のスイムウエアなどのライセンスビジネスを行っている。全体の売り上げは10億ドル(約1490億円)程度と見られている。

退任に追い込まれてからの逆転劇

フェルデンクレイス会長は、93年から2015年まで会長兼最高経営責任者(CEO)として同社を率いていたが、アクティビスト投資家が、コーポレートガバナンスの強化を理由に会長職とCEO職の分離を要求。これを受け、同氏はエグゼクティブ・チェアマンに就任し、当時社長を務めていた息子のオスカー・フェルデンクレイス(Oscar Feldenkreis)がCEOに昇格した。なお、フェルデンクレイス会長は17年、取締役会によって退任に追い込まれたものの、米投資会社フォートレス・インベストメント・グループ(FORTRESS INVESTMENT GROUP)と手を組み、MBO(経営陣による買収)を実施。ペリー・エリス・インターナショナルを非公開化することに成功し、自身は会長に返り咲き、オスカーは社長兼CEOに就任した。MBOが完了した時点で、フェルデンクレイス会長は83歳。高齢ではあったが、その後もエネルギッシュに業務に取り組んでいたという。

CEOを務める息子や同社の追悼コメント

オスカーは訃報に際し、「ジョージは、父として、創業者として、そして真のアイコンとして皆に愛された。私たちの心の中で永遠に生き続ける父の人生とレガシーを、誇りを持って祝したい」と語った。

ペリー・エリス・インターナショナルは、「ジョージはキューバからの移民として厳しい環境の中でキャリアをスタートしつつも、その起業家精神や先見の明があるリーダーシップにより、58年にわたって当社を繁栄させるという輝かしい功績を残した。彼が世界中の友人たちやビジネスパートナー、ファッション業界に与えた影響やインスピレーションは消えることはない」と声明を発表した。

The post 「ペリー エリス」親会社の会長が死去、享年89 キューバから米国に渡った立志伝中の人物 appeared first on WWDJAPAN.