ヘイリー・ビーバーのD2Cコスメ「ロード」をE.L.F.ビューティが約1420億円で買収 

米エルフ ビューティ(E.L.F. BEAUTY)は28日(現地時間)、モデルのヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)が手掛けるビューティブランド「ロード(RHODE)」を10億ドル(約1420億円)で買収することに合意したと発表した。8億ドル(約1136億円)を現金と株式で支払い、残りの2億ドル(約284億円)は今後3年間の業績に応じた条件付きの支払いとなる。買収額は、2023年に3億5500万ドル(約504億円)で「ナチュリウム(NATURIUM)」を買収した際を上回り、同社史上最大。ヘイリー・ビーバーは、今後もチーフ・クリエイティブ・オフィサー兼イノベーション責任者として製品開発やマーケティングに携わり、統合後の企業の戦略アドバイザーも務める。

「ロード」は、ヘイリーが提唱しSNSで話題を呼んだ“グレーズドドーナツスキン(健康的で艶やかな肌を表現した言葉)”を基本コンセプトに22年に設立。リップバームやセラム、モイスチャライザーなど、厳選した製品展開でファンを拡大した。その後、カラーコスメやスマホケースなど製品ラインアップを拡張し、今秋に北米セフォラ(SEPHORA)での販売も開始する。タラン・アミン(Tarang Amin)=エルフ ビューティ会長兼最高経営責任者(CEO)は、「米国とカナダのセフォラ全店に加え、年内に英国市場にも展開予定だ」とし、「ロード」が同社にとって初のセフォラ進出ブランドになると明かした。

ヘイリーが語る取引の舞台裏
「コミュニティー重視の姿勢に共感」

ヘイリー・ビーバーは今回の合意について、「エルフ ビューティは、創業者のビジョンを尊重し、後押ししてくれる。ブランドがグローバル展開を含む次のステージに進むために理想的なパートナーだ」と語った。「『ロード』は私の“ベイビー”のような存在。信頼できる“家”を探すのは難しかったが、エルフ ビューティとはコミュニティーを重視する姿勢やチームビルディングの価値観で強く共鳴した」。

アミンCEOは、「3年足らずの間にわずか10種ほどの製品とD2Cだけで2億1200万ドル(約301億円)の売り上げを達成したのは驚異的。ヘイリーの持つ勢いや全てが、ビューティ業界に変革をもたらしたいというわれわれの企業理念と合致する」とコメント。

E.L.F.のM&A戦略は一段落
今後は既存ブランドに注力

エルフ ビューティは昨年上半期、ニューヨーク証券取引でトップクラスの業績を上げ、売上高が10億ドルを突破する大きな節目を迎えた。しかし最近は、関税問題の逆風に直面している。同社は製品の75%を中国で製造する。その結果、株価は1年間で約25%下落した。対応策として同社は先週、全製品で1ドル(約142円)の値上げをする価格改定を発表したばかりだ。一方、「ロード」はイタリアと韓国を主要生産拠点としている。

エルフ ビューティは「ナチュリウム」や歌手のアリシア・キーズ(Alicia Keys)による「キーズ ソウルケア(KEYS SOULCARE)」を大きくした実績がある。これ以上のM&Aを計画しているかどうかについてアミンCEOは「当社は昨年、全ブランドが前年を上回る成長を達成した。特に『ナチュリウム』と『キーズ ソウルケア』は過去最高の売り上げを記録した。今後は既存ブランドの成長に注力する」と強調した。

化粧品M&A市場で
「ロード」は異例の成功例に

M&A市場が冷え込む中、セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)の「レア ビューティ(RARE BEAUTY)」やキム・カーダシアン(Kim Kardashian)の専属メイクアップアーティストが手掛ける「メイクアップ バイ マリオ(MAKEUP BY MARIO)」、「コーサス(KOSAS)」「メリット(MERIT)」「ジェーン・アイルデール(JANE IREDALE)」など、多くの人気ブランドが買い手を見つけられずにいる。その中で、エルフ ビューティによる「ロード」の買収劇は、業界筋から過去最速の“ビリオンダラーディール(10億ドルの取引)”として注目を集めている。

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「ディオール」ウィメンズのマリア・グラツィア・キウリが退任 在任9年、ビジネスの発展に大きく貢献

「ディオール(DIOR)」は、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターの退任を発表した。2016年から約9年間、メゾン初の女性クチュリエとしてオートクチュールからウィメンズのプレタポルテやアクセサリーまでを統括。27日に故郷のイタリア・ローマで発表したオートクチュールのルックも含む26年クルーズ・コレクションが、彼女の手掛けるラストコレクションになった。後任は未定だが、4月に同ブランドのメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任したジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)がウィメンズも率いることになるのではないかという噂が広がっている。

数々のヒットアイテムを生み出した9年間

1964年イタリア・ローマで生まれたキウリは、ヨーロッパ・デザイン学院(Istituto Europeo di Design、IED)のローマ校で学んだ。「フェンディ(FENDI)」で経験を積んだ後、99年に当時から一緒に働いていたピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli、次期「バレンシアガ(BALENCIAGA)」クリエイティブ・ディレクター)と共に「ヴァレンティノ(VALENTINO)」に移籍。二人でアクセサリーデザインを手掛けた後、創業者の引退に伴い2008年にはクリエイティブ・ディレクターに昇格し、キウリが「ディオール」に移るまで長年にわたりタッグを組んでコレクションを手掛けてきた。

また「ディオール」では、フェミニズムの表現と女性アーティストや職人との協業、そしてムッシュ・ディオールのみならず歴代デザイナーの仕事からのインスピレーションを生かしながらクリエイションに取り組み、マスキュリンな力強さと繊細でロマンチックなイメージを織り交ぜたコレクションを発表。“ブックトート”や復刻した“サドルバッグ”、リボンを用いた“ジャディオール”スリングバックパンプス、星座モチーフやラッキーチャームをあしらったファッションジュエリーなど数々のヒットアイテムを生み出し、ビジネスの発展に大きく貢献した。彼女の在任期間に「ディオール」の売上高は3倍に伸長したという。

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BLACKPINKジェニーが「ジャンポール・ゴルチエ」のキャンペーンに登場

 

「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」は、2025年プレ・フォールコレクションのキャンペーンに、BLACKPINKジェニー(Jennie)を起用した。

同コレクションは、「ジャンポール・ゴルチエ」のシグネチャーであるコルセットや、テーラリング、トロンプルイユ(騙し絵)のモチーフを採用。ルックは、水、火、大地、そして大気の4つの要素を中心に制作した。

ジェニーは、「このキャンペーンは、夢に入り込んだような気分になりました。どのルックにも、流れるような、燃えるような、揺らぎのない、あるいは軽やかなエネルギーがありましたし、素晴らしいデザインを通して私のあらゆる側面を表現できたのが嬉しかったです。『ジャンポール・ゴルチエ』はいつも私を大胆にさせてくれますし、これは本当にその精神を体現するものでした」とコメントした。

ジェニーは“現代のショーガール”

キャンペーンビジュアルは、エミー賞受賞のコンセプチュアルアーティスト、マックス・ジーデントップ(Max Siedentopf)が監督を務め、スタイリングは、パク・ミンヒ(Minhee Park)とレオポルド・ドゥシェマン(Leopold Duchemin)、ヘアは、イ・ソニョン(Seonyeong Lee)、メイクは、ウォン・ジョヨン(Joyoun Won)、ネイルはカム・チャン(Cam Tran)がそれぞれ担当した。

「ジャンポール・ゴルチエによるとジェニーは、「視覚の世界というステージで指揮をとる現代のショーガールだ。力強く、かつ軽やかで優美な彼女の存在は、生まれ持った強さと確固たる存在感を漂わせながら、それぞれのルックに新しい側面をもたらしてくれる」という。

ジェニーは、2017年から「シャネル(CHANEL)」のグローバルアンバサダーとして活動してきたが、「コーチェラ2025」で披露した「ミュグレー(MUGLER)」や「ジョルジュ オベイカ(GEORGES HOBEIKA)」を着用したスタイルなど、エキセントリックなファッションも注目を集めている。

 

今年1月には、パリで行われた「ジャンポール・ゴルチエ」2025年春夏オートクチュールコレクションのショーに出席。同ブランド08年春夏オートクチュールコレクションから、ヌードカラーにビーズを散りばめた幻想的なドレスを身にまとった。

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オードリー・ヘプバーン着用の60年代ドレスが競売に ジバンシィによる「ディオール」のドレスも

競売会社「サザビーズ(SOTHEBY’S)」は6月、オークションイベント「The Art of Glamour: The Collection of Alixandra Fitzwilliam-Tate Baker, Baroness of Gray」を開催する。往年の女優、オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)が着用していたアイコニックなドレスなどを出品する予定で、入札期間は6月2〜16日。6日には、ニューヨークのサザビーズギャラリーで出品アイテムの一般公開も行う。

同イベントは、オートクチュールアイテムのコレクターでもあったグレイ女男爵ことアリクサンドラ・フィッツウィリアム・テート・ベイカー(Alixandra Fitzwilliam-Tate Baker)が所有していた100点以上を出品。1950〜60年代、80年代の「クリスチャン ディオール(CHRISTIAN DIOR)」「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「マダム・グレ(MADAME GRES)」「シャネル(CHANEL)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」などの貴重なアイテムをラインアップする。また、オスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar De La Renta)やジェームズ・ガラノス(James Galanos)、レナート・バレストラ(Renato Balestra)といった名デザイナーの作品も並ぶ。

最も注目されているのが、ヘプバーンが所有していた「ジバンシィ」66-67年秋冬オートクチュール・コレクションのホットピンクのドレス。ウィリアム・クライン(William Klein)による1966年の「ヴォーグ(VOGUE)」撮影時に、ヘプバーンが似たドレスを着用し、鮮やかなピンクとシルククレープ素材の美しい仕立ては一躍有名となった。推定落札価格は4万〜6万ドル(約568万〜852万円)とされている。加えて、ヘプバーンが所有していた「ジバンシィ」のアイボリーのシルクボディスも出品されており、1400〜3000ドル(約19万〜42万円)の落札価格になると見られている。

さらに、推定落札価格9000〜1万5000ドル(約127万〜213万円)とされる「イヴ・サンローラン」74-75年秋冬オートクチュールのきらびやかな刺しゅうが施されたボールガウンドレスや、同2万4000〜3万2000ドル(約340万〜454万円)とされるイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が手掛けた「クリスチャン・ディオール」59-60年秋冬オートクチュールのイヴニングタフタドレスも見どころになっている。

セレブリティー関連では、「トム フォード(TOM FORD)」2012-13年秋冬コレクションから、グウィネス・パルトロウ(Gwyneth Paltrow)が第84回アカデミー賞で着用したものと同じ、オフホワイトのクレープ素材で作られたイヴニングドレスとケープも登場。推定落札価格は1万〜1万5000ドル(約142万〜213万円)。

サザビーズ・ニューヨークが単独の所有者によるオークションを実施するのは今回が初めて。イギリス出身のグレイ女男爵は、幼少期にオートクチュールの魅力に目覚め、美術の修士号と美術史の学士号を取得後、パリ名門のメゾン ルザージュ刺しゅう学校(Ecole Lesage)で刺しゅうを学んだ。

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【スナップ】ハン・ソヒ、ナタリー・ポートマンらが来場 「ディオール」2026年クルーズ・コレクション

「ディオール(DIOR)」は、伊ローマの“ヴィラ アルバーニ トルロニア(Villa Albani Torlonia)”でマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)による2026年クルーズ・コレクションを発表した。会場にはナタリー・ポートマン(Natalie Portman)やアシュリー・パーク(Ashley Park)、ハン・ソヒ(Han So-hee)らセレブリティーが集結した。

ナタリー・ポートマンは、"女性は白、男性は黒”というドレスコードを尊守した装いで登場。同コレクションから、ホワイトシルクのロングドレスと同色のジャケットを着用した。

キウリは今回、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」15-16年秋冬オートクチュール・コレクション以来10年ぶりに故郷でコレクションを披露した。キウリは、「ローマでプロジェクトを行うことは夢だった。しかし、“ミラビリア”(同『ヴァレンティノ』コレクションのテーマ)が最高の結果だったので、怖くもあった」とコメントした。

来場者スナップ

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【スナップ】ハン・ソヒ、ナタリー・ポートマンらが来場 「ディオール」2026年クルーズ・コレクション

「ディオール(DIOR)」は、伊ローマの“ヴィラ アルバーニ トルロニア(Villa Albani Torlonia)”でマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)による2026年クルーズ・コレクションを発表した。会場にはナタリー・ポートマン(Natalie Portman)やアシュリー・パーク(Ashley Park)、ハン・ソヒ(Han So-hee)らセレブリティーが集結した。

ナタリー・ポートマンは、"女性は白、男性は黒”というドレスコードを尊守した装いで登場。同コレクションから、ホワイトシルクのロングドレスと同色のジャケットを着用した。

キウリは今回、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」15-16年秋冬オートクチュール・コレクション以来10年ぶりに故郷でコレクションを披露した。キウリは、「ローマでプロジェクトを行うことは夢だった。しかし、“ミラビリア”(同『ヴァレンティノ』コレクションのテーマ)が最高の結果だったので、怖くもあった」とコメントした。

来場者スナップ

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ファッションは保守化しているのか? カンヌの“ネイキッドドレス禁止”から見えること

カンヌ国際映画祭は、近年レッドカーペットを席巻してきた露出度の高い衣装、いわゆる“ネイキッドドレス”のトレンドから距離を置く方針を打ち出した。今年開催した第78回から新たなドレスコードを導入した同映画祭は、「品位」を理由にゲストが肌を過度に露出することや、過剰にボリュームのある衣装を着用することを禁止した。ますます大胆になるセレブリティーの衣装に注目が集まる中で下されたこの決定は、ファッション好きの間で続くSNS上での議論に拍車をかけた。今、ファッションは保守的になりつつあるのだろうか?

カンヌでの官能的なドレスのルーツは、レッドカーペットのファッションがより大胆になり、肌を見せたルックを取り入れるようになった1980年代にさかのぼる。85年、現代アーティストのジェフ・クーンズ(Jeff Koons)と結婚する前のイロナ・シュターッレル(Ilona Staller)が、トップレスのピンクのドレスでレッドカーペットに登場し、注目を集めた。さらに同映画祭では、キャメロン・ディアス(Cameron Diaz)、カイリー・ミノーグ(Kylie Minogu)、クラウディア・シファー(Claudia Schiffer)、そして最近ではベラ・ハディッド(Bella Hadid)やナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)などの多くのセレブリティーが“ネイキッドドレス”を着用し、このある種の“伝統”を受け継いできた。

ファッション史を専門とするニューヨーク大学のナンシー・デイル(Nancy Deihl)=芸術・芸術専門職学部長は、カンヌが新たに取り入れたドレスコードは、過度な露出を抑制し、優雅さを強調するための取り組みだと評価する。「カンヌでは、長きにわたって女優たちがセクシーなスタイルで登場してきた。しかしそれは、ハイファッションが設定する一定の基準に沿ったものだ。実際、“ネイキッドドレス”禁止のきっかけになった近年のスタイルと同じくらい、あるいはそれ以上に露出度の高い服が、多くのファッションショーで披露されている。しかし、カンヌの主催者は、たとえ少し独裁的だと見られたとしても、このイベントを他のセレブ中心のスペクタクルとは一線を画すことに重きを置いているのだと思う」と、デイル学部長は語る。

一方で、オリヴィア・ワイルド(Olivia Wilde)やアンナ・サワイ(Anna Sawai)などとの仕事で知られるセレブリティースタイリストのカルラ・ウェルチ(Karla Welch)は、自身のインスタグラムで、今回のカンヌの決定を「退屈で男性中心的でつまらないもの」と批判した。

ランウェイやレッドカーペットでの“ネイキッドドレス”

“ネイキッドドレス”は、2000年代初頭からランウェイで流行と衰退を繰り返してきたが、23年に再ブームを迎えた。最近では「ディオン リー(DION LEE)」「ジェイソン ウー(JASON WU)」「マイケル コース(MICHAEL KORS)」「ブランドン マックスウェル(BRANDON MAXWELL)」「シャネル(CHANEL)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」など多くのファッションブランドが、コレクションでシアー生地を採用する。ハリウッドでは、この1年間だけでも、アカデミー賞、グラミー賞、ゴールデングローブ賞など、ほぼすべてのレッドカーペットイベントにおいてシアーなスタイルが見られた。多くの人がこのようなスタイルを「エンパワーメントや自己表現、ボディーポジティブのツール」と捉える一方で、批評家の間では「過剰な性的演出やデザイン面でのイノベーション不足を助長する」と指摘する向きもある。

アメリカ出身のモデルで俳優のパリス・ジャクソン(Paris Jackson)は、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」の25-26年秋冬コレクションのショーに来場した際に着用した透け感のあるドレスへの批判に対して「なぜ人間の体が、多くの人に不快な感情を引き起こす要因になるのか、私には理解できない」と語った。「それはただの体だし、不快感を抱かないでほしい。体は、あなたも私も、みんな等しく持っているもの。それでいいじゃない。何の問題もない」。

経済不況とファッションは関係がある?

“ネイキッドドレス”に関する議論は、オンライン上のより広範な議論にも燃料を注いでいる。ファッションインフルエンサーたちは、現在の米国の経済状況に関連付けながら、控えめなファッションの台頭を指摘している。TikTokに投稿された動画で、インフルエンサーたちは「クワイエット・ラグジュアリー」や「トラッドワイフ・コア」(控えめなトーンのドレスなど慎ましく“伝統的な妻”を思わせる要素を含むスタイル)といった継続的なトレンドを例に挙げ、人々が服装においてより保守的になっていると指摘する。

TikTokで88万人のフォロワーを抱えるニキータ・レッドカー(Nikita Redkar)は、380万回以上再生された自身の動画の中で「経済が不況になると、人々が保守的になるのは理由がある。リスクを取れるのは、銀行に預金がある人だけ」と語った。続けて「経済が不況だと、私たちは安全を重視する。不確実な中で注目を浴びたくないし、確実な選択をする。伝統よりも確実なものはありますか?自分の居場所に留まることよりも確実なものはありますか?」とフォロワーに問いかける。

このような言説がオンライン上で流布しているものの、前述のデイル学部長は、経済危機時にファッションが保守的になるという考えについて「長く続き、支持もあるが、誤った主張」だと指摘する。「人々は、経済とファッションスタイルの因果関係を信じたいのだろうが、1950年代のファッションは、それを反駁するのに十分な例だ。この時代は、世界の大部分で社会的同調と保守的な態度が支配的だったが、同時に豊かさの時代でもあった」と続ける。

デイル学部長によれば、控えめなスタイルは消費者が選択できる多くの選択肢の一つに過ぎず、ファッション業界全体の変化を反映するものではないという。「もちろん、宗教的に、もしくは文化的に控えめな服装を義務付けられているケースを除いて、レッドカーペットイベントや一般人が楽しむ特別な機会では、露出の多いシルエットやスタイルが、控えめなスタイルよりもはるかに好まれているだろう」と語った。

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大坂なおみが「ナイキ」を着用 桜がテーマのセーラームーンスタイルに 「2025全仏オープン」

女子プロテニス選手の大坂なおみは5月27日(現地時間)、全仏オープン初戦、スペインのポーラ・バドサ(Paula Badosa)との試合に出場し、「ナイキ(NIKE)」との最新コラボレーションを披露した。

大阪は、フローラルにインスパイアされたピンクカラーのユニホームを着用。シューズは、桜にインスピレーションを得たペールピンクカラーの“ナイキ GP チャレンジ 1 ‘ナオミ オオサカ’”を履き、2025年シーズンのグランドスラムで継続しているフローラルテーマを取り入れた。

スリーブレスのユニホームは、ピンクのソフトなシェードと対照的なディープトーンが特徴で、「ナイキ」のピンクのリストバンド、ミュートピンクのバイザー、ジュエリーでコーディネートした。さらに、桜テーマに合わせたピンクの花の飾りをつけたヘアスタイルを披露した。

バドサとの試合に敗れた大坂は、自身のインスタグラムに、「ナイキ」のユニホームデザインについてのメッセージを投稿。初戦敗退については、「モチベーションが上がるようなことは何も言えません。ベストを尽くしましたが、今回は本当に悔しいです。グランドスラム4勝の選手とは言われても、25年全仏オープン初戦敗退選手とは言われないだろうから、それには慰められます笑」と悔しさをあらわにした。

「ナイキ」に対しては、「このユニホームを描かせてくれて、これを実現させられるほど信頼してくれてありがとう。(本当にどうしていつもそんなに優しくしてくれるのか分からないんだけど)」とコメント。また、ヘアスタイリストのマーティー・ハーパー(Marty Harper)には、「セーラームーンに(魔法少女っぽく)してくれてありがとう」とコメントした。

大坂は、25年の全豪オープンでもフローラルモチーフを取り入れ、ひまわりのモチーフがデザインされた“ナイキ ウィメンズ オオサカ GP チャレンジ 1 PRM”を履き、ひまわりのヘアクリップとイヤリングを身につけていた。

「ナイキ」は19年から大坂のアパレルスポンサーを務めている。また大坂は、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「リーバイス(LEVI’S)」、「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」などのファッションブランドともコラボしている。

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大坂なおみが「ナイキ」を着用 桜がテーマのセーラームーンスタイルに 「2025全仏オープン」

女子プロテニス選手の大坂なおみは5月27日(現地時間)、全仏オープン初戦、スペインのポーラ・バドサ(Paula Badosa)との試合に出場し、「ナイキ(NIKE)」との最新コラボレーションを披露した。

大阪は、フローラルにインスパイアされたピンクカラーのユニホームを着用。シューズは、桜にインスピレーションを得たペールピンクカラーの“ナイキ GP チャレンジ 1 ‘ナオミ オオサカ’”を履き、2025年シーズンのグランドスラムで継続しているフローラルテーマを取り入れた。

スリーブレスのユニホームは、ピンクのソフトなシェードと対照的なディープトーンが特徴で、「ナイキ」のピンクのリストバンド、ミュートピンクのバイザー、ジュエリーでコーディネートした。さらに、桜テーマに合わせたピンクの花の飾りをつけたヘアスタイルを披露した。

バドサとの試合に敗れた大坂は、自身のインスタグラムに、「ナイキ」のユニホームデザインについてのメッセージを投稿。初戦敗退については、「モチベーションが上がるようなことは何も言えません。ベストを尽くしましたが、今回は本当に悔しいです。グランドスラム4勝の選手とは言われても、25年全仏オープン初戦敗退選手とは言われないだろうから、それには慰められます笑」と悔しさをあらわにした。

「ナイキ」に対しては、「このユニホームを描かせてくれて、これを実現させられるほど信頼してくれてありがとう。(本当にどうしていつもそんなに優しくしてくれるのか分からないんだけど)」とコメント。また、ヘアスタイリストのマーティー・ハーパー(Marty Harper)には、「セーラームーンに(魔法少女っぽく)してくれてありがとう」とコメントした。

大坂は、25年の全豪オープンでもフローラルモチーフを取り入れ、ひまわりのモチーフがデザインされた“ナイキ ウィメンズ オオサカ GP チャレンジ 1 PRM”を履き、ひまわりのヘアクリップとイヤリングを身につけていた。

「ナイキ」は19年から大坂のアパレルスポンサーを務めている。また大坂は、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「リーバイス(LEVI’S)」、「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」などのファッションブランドともコラボしている。

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注目はジョナサンの「ディオール」デビュー! 2026年春夏パリメンズのスケジュール発表

フランス・オートクチュール&モード連盟(Federation de la Haute Couture et de la Mode)は、6月に開催する2026年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイーク(以下、パリメンズ)の暫定スケジュールを発表した。日程は6月24~29日(現地時間、以下同)で、公式スケジュールとして70ブランドがショーやプレゼンテーションを行う予定。

今季のパリメンズのハイライトは、6月27日に行われる「ディオール(DIOR)」のショーだろう。今年3月にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁する「ロエベ(LOEWE)」を離れ、4月に同じくLVMHが擁する「ディオール」の新メンズ・アーティスティック・ディレクターに就任したジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が、デビューコレクションを披露する。

「サンローラン」が公式カレンダーに復帰

「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、23年1月以降はオフカレンダー(公式スケジュール外)でショーを開催していたが、今季は公式カレンダーに復帰。6月24日にショーを開催する。また、3月にジュリアン・クロスナー(Julian Klausner)新クリエイティブ・ディレクターによるデビューコレクションを発表した「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は、6月26日にメンズを初披露する。

そのほか、ショースケジュールに名を連ねるのは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「エルメス(HERMES)」「リック・オウエンス(RICK OWENS)」「ルメール(LEMAIRE)」など。日本からは「コム デ ギャルソン オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」などが参加する。なお、「サカイ(SACAI)」は今回、6月26日にプレゼンテーション形式でコレクションを披露する。

今季のパリメンズを欠席する主なブランド

ジョナサンの後任として、「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」の創業者であるジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)を4月に迎えたばかりの「ロエベ」は、今季のパリメンズは欠席。9月のパリ・ファッション・ウイークで初コレクションを発表するという。

ほかにも、パリメンズに先駆けて行われるミラノ・メンズ・ファッション・ウイークに参加する「ポール・スミス(PAUL SMITH)」や、9月のパリコレでコーエド(男女合同)のショーを発表する「ランバン(LANVIN)」も、今回は不参加となる。

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米アマゾン、ビューティ領域で存在感 月間1億人超が利用する巨大市場の次の一手

米アマゾン(AMAZON)がビューティ市場で存在感をさらに強めている。米国内だけで月間1億人超がビューティカテゴリーで買い物をしており、その影響力は拡大の一途をたどる。米「WWD」が毎年開催している「ビューティCEOサミット」に、アマゾンのメリス・デル・レイ(Melis del Rey)=ヘルス&ビューティ担当ゼネラルマネージャーが登壇。同社の構想について語った。

美容と健康を包括する
ショッピング体験を構築

デル・レイ=ゼネラルマネージャーは、「アマゾンが目指すのは、革新的かつアクセシブルな“ヘルス・デスティネーション”の実現だ。ビューティ領域とヘルスケア領域を包括的に捉えたショッピング体験の構築が進んでいる」という。その一例として、新しいスキンケアプログラム「スキンケア プラス(Skin Care Plus)」を挙げた。同プログラムは皮膚科医が推奨するスキンケア商品を迅速に、かつ必要に応じて処方や医療につなげられる設計になっているという。「『スキンケア プラス』は信頼できるワンストップ・ショッピングの場であり、今後さらに拡張していく予定だ」。

アマゾンはスキンケアだけでなくウェルネス分野にも本格的に参入する考えだ。食品やサプリメント、睡眠、フィットネス、ホルモンケアまで、扱うカテゴリーは多岐にわたる。「特に更年期は商品だけでなくショッピング体験そのものにおいても大きなイノベーションの可能性を秘めている。買う側の障壁をいかに取り除き、より包括的なショッピング体験をいかに提供できるかが重要だ」と語った。

アマゾン ビューティの強みは
「スピード」と「発見」

ビューティ市場においてアマゾンが差別化されるポイントについてデル・レイ=ゼネラルマネージャーは、「幅広い品揃えと、消費者に商品が届くまでの圧倒的なスピードが重要な成長エンジンになっている」と説明する。「われわれは顧客やブランドパートナーと関わる時、ショッピング体験を革新し、発見をもたらすようにしている。ブランドを起点に顧客体験を組み立てることで、的確に消費者の心をつかめる」と自信を見せる。

AIによるショッピング体験最適化 
消費者の価値観に変化も

アマゾンはAI投資にも注力する。その考え方は「大胆かつ大規模」だという。その一例が、生成AI搭載の対話型ショッピングアシスタント「ルーファス(Rufus)」だ。約1年前にスタートしたこの機能は、ビューティトレンドの紹介、商品のレコメンドや使い方のナビゲートまで対応する。また、新商品を見つけやすくするAIベースのショッピングガイドも展開している。

デル・レイ=ゼネラルマネージャーは、「現在の市場環境では、ブランドパートナーをサポートしながら日々新たな学びを得ている状況だ。消費者が価値に敏感な時代だからこそ、価格と得られる利点のバランスを見つけてどのように提供するかが問われている」とまとめた。

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米アマゾン、ビューティ領域で存在感 月間1億人超が利用する巨大市場の次の一手

米アマゾン(AMAZON)がビューティ市場で存在感をさらに強めている。米国内だけで月間1億人超がビューティカテゴリーで買い物をしており、その影響力は拡大の一途をたどる。米「WWD」が毎年開催している「ビューティCEOサミット」に、アマゾンのメリス・デル・レイ(Melis del Rey)=ヘルス&ビューティ担当ゼネラルマネージャーが登壇。同社の構想について語った。

美容と健康を包括する
ショッピング体験を構築

デル・レイ=ゼネラルマネージャーは、「アマゾンが目指すのは、革新的かつアクセシブルな“ヘルス・デスティネーション”の実現だ。ビューティ領域とヘルスケア領域を包括的に捉えたショッピング体験の構築が進んでいる」という。その一例として、新しいスキンケアプログラム「スキンケア プラス(Skin Care Plus)」を挙げた。同プログラムは皮膚科医が推奨するスキンケア商品を迅速に、かつ必要に応じて処方や医療につなげられる設計になっているという。「『スキンケア プラス』は信頼できるワンストップ・ショッピングの場であり、今後さらに拡張していく予定だ」。

アマゾンはスキンケアだけでなくウェルネス分野にも本格的に参入する考えだ。食品やサプリメント、睡眠、フィットネス、ホルモンケアまで、扱うカテゴリーは多岐にわたる。「特に更年期は商品だけでなくショッピング体験そのものにおいても大きなイノベーションの可能性を秘めている。買う側の障壁をいかに取り除き、より包括的なショッピング体験をいかに提供できるかが重要だ」と語った。

アマゾン ビューティの強みは
「スピード」と「発見」

ビューティ市場においてアマゾンが差別化されるポイントについてデル・レイ=ゼネラルマネージャーは、「幅広い品揃えと、消費者に商品が届くまでの圧倒的なスピードが重要な成長エンジンになっている」と説明する。「われわれは顧客やブランドパートナーと関わる時、ショッピング体験を革新し、発見をもたらすようにしている。ブランドを起点に顧客体験を組み立てることで、的確に消費者の心をつかめる」と自信を見せる。

AIによるショッピング体験最適化 
消費者の価値観に変化も

アマゾンはAI投資にも注力する。その考え方は「大胆かつ大規模」だという。その一例が、生成AI搭載の対話型ショッピングアシスタント「ルーファス(Rufus)」だ。約1年前にスタートしたこの機能は、ビューティトレンドの紹介、商品のレコメンドや使い方のナビゲートまで対応する。また、新商品を見つけやすくするAIベースのショッピングガイドも展開している。

デル・レイ=ゼネラルマネージャーは、「現在の市場環境では、ブランドパートナーをサポートしながら日々新たな学びを得ている状況だ。消費者が価値に敏感な時代だからこそ、価格と得られる利点のバランスを見つけてどのように提供するかが問われている」とまとめた。

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「カルティエ」が新ハイジュエリーコレクションを発表 ジェンマ・チャンのアンバサダー就任も

「カルティエ(CARTIER)」は、ストックホルムで新作ハイジュエリーコレクション“アン エキリ―ブル”を発表した。また、映画「キャプテン・マーベル」などに出演の俳優、ジェンマ・チャン(Gemma Chan)をアンバサダーに任命した。

ジェンマ・チャンは、「アンバサダーとして、メゾン・カルティエに参加できることを嬉しく思いますし、ストックホルムで披露される並外れたクリエイティビティーとサヴォアフェールの発表の場にいることを光栄に思います。私は長い間、メゾンのクリエイションの美と技巧を素晴らしいと思っていましたので、刺激的なコラボレーションを続けていくことを楽しみにしています」とコメントした。

「カルティエ」のバランス感覚を反映したコレクション

フランス語で、均衡・バランスを意味する“En Equilibre(アン エキリ―ブル)”コレクションは“何事にも節度”という「カルティエ」の精神を表現し、力強いボリュームや色のバランスの調和を目指す同ブランドのスタイルとクリエイションを反映した。

同コレクションは、アルノー・カレズ(Arnaud Carrez)=「カルティエ」チーフ・マーケティング・オフィサーが「意外なものから普遍的なものまで際限の無いボキャブラリーだ」と表現する「カルティエ」のクリエイションにアクセントを加えることになった。またカレズは、「最終的には、常に美と調和の問題なのだ」と語った。

ジャクリーン・カラチ(Jaqueline Karachi)=ハイジュエリー部門「カルティエ」クリエイティブ・ディレクターは、「石を探す段階から製作まで、どの段階においてもバランスが重要だ。視覚的な調和を取り戻し、クリエイションに意味を与え、自然に見せるプロセスには専門性が問われる。完璧に近い印象を作り出すために、われわれは目に見えないものに取り組んでいる」と話した。

カラチのいう“目に見えないもの”とは、細部にまで至る研磨のような、見られることを想定していないディティールのことだろう。あるいは、カラチやハイジュエリーのチームが石と出合うときに感じる「感動と喜びで胸がいっぱいになる魔法のような瞬間」のことかもしれない。

無駄を削ぎ落としたラインのネックレス

“何事にも節度”を体現する“シト”は、一見シンプルに見えるダイヤモンドとエメラルドのラインが前面と背面でクロスし、ドロップ型の49.37カラットの対になったザンビア産エメラルドを垂れ下がるようにあしらった。

ピンクゴールド細工により、ストーンを直接肌に飾ったような印象を与える“ヤラ”には、5.71カラットのオーバルカットのカラーダイヤモンドとサファイアを繊細なグラデーションで配置した。

“パンテール ダントレ”は、274.58カラット相当のコロンビア産エメラルドのビーズをカスケードにし、4カラットのカイトカットダイヤモンドを抱えるパンテール(豹)に向かって、オープンワークでレース状に構成した。

コーラルとアメシストによる力強い構成の“パンテール オルビタル”には、中央のカボションの上にパンテールが佇んでおり、ダイヤモンドとオニキスの毛並みとエメラルドの瞳を持つ。

希少で観測が難しい雪豹にインスパイアされた“ツァガーン”は、カイト、菱形、三角形のカットのダイヤモンドを使用し、見る角度によって雪豹の顔が見え隠れする騙し絵の効果を用いた。

“トラファルト”は、重さとセッティングの向きの異なる八角形のコロンビア産エメラルド3石を中央に配置し、エメラルドとオニキスを全体にあしらった。

孔雀を思わせるデザインの“パヴォセル”は、ブローチとして着用したりチョーカーにつけたりできるよう、取り外し可能な58.08カラットのスリランカ産サファイアのカボションを中央に配置した。また、クラスプのペアシェイプダイヤモンドも取り外してペンダントにつけて使用できる。制作には合計で5700時間を要し、うち4100時間以上はジュエリーの制作だけに費やされた。このネックレスは、シンプルさと複雑に絡み合った隠れた構造のバランスを体現している。

メゾンのハーモニーを映し出すリング

“タテヤ”のデザインは、着物の帯留めの結び目にインスピレーションを得た。6.98カラットのカボションカットのベトナム産ルビーをセットし、包み込むようにリボンを配置した。

“スクド”は、左右対称なダイヤモンドを主役にシールドカットダイヤモンドとオニキスを組み合わせた。

“モトゥ”は、センターの7.8カラットのペアシェイプトルマリンを噴水のようなポートレートダイヤモンドで囲み、ターコイズとクリソプレーズのビーズを配列した。このブルーとグリーンの配色は、“ピーコック・パターン”として知られる、「カルティエ」のシグネチャーなカラーパレットだ。

“ブリオ”は、25.54カラットのルベライトの周りにエメラルドとルベライトのビーズをあしらった。ストーンの上下には、パヴェダイヤモンドを敷き詰めたホワイトゴールドの円形モチーフをデザインし、オニキスのタッチを加えた。

15.35カラットのスリランカ産サファイアをリングの頂点にセットした“アズレホ”は、テーパードカットダイヤモンドとサファイアビーズを交互にあしらった。

アレクサ・アビトボル(Alexa Abitbol)=ハイジュエリー部門 ワークショップ・ディレクターは、約10万時間を同コレクションに費やしたという。アビドボルは米「WWD」に対し、「(同コレクションは、)デザインと技術のバランスという『カルティエ』のビジョンを体現している。ライン、色、密と疎空のバランスを捉えようとしながらも、職人はその熟達した技術とデザイナーのビジョンとを調和させる挑戦をしているのだ」

また、顧客の目には見えなくともジュエリーを制作する上で必要不可欠なのは、伝統的なクラフツマンシップとテクノロジーのバランスだ。

パリにある工房では、石を掘る彫刻師らは、3Dプリンターや高度な精密工具を活用しながら作業をしている。こうしたテクノロジーツールは、デザインのビジョンを起こすのを助けたり、資源が限られている中での反復作業を確実にする。

アビトボルは、「このバランスは、創造性と技術的な実現可能性の限界を押し上げながらも、ハンドクラフトジュエリーの独特な感性を維持する。私が、ハイジュエリーにおける我々のクラフツマンシップは特別で、職人の経験、目、そして感情は代替不可能であると信じているとしても、ここでもまた、バランスの問題になってくるのだ」と話した。

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ロレアル、中国バイオテク企業に出資 AI×サステナブル原料開発を推進

ロレアル グループ(L’OREAL GROUP)は、バイオテクノロジーに関する中国のスタートアップ企業の未名拾光(VEMINSYN)への出資を発表した。今回の出資ラウンドはロレアル中国のCVCである上海美次方投資(SHANGHAI MEICIFANG INVESTMENT)が主導し、グループのベンチャーキャピタルファンドの
ボールド(BOLD)と中国の日用品大手ナイスグループ(NICE GROUP)が参画。規制当局の承認を待つが、出資総額は1億人民元(約19億円)規模でマイノリティ出資となる。本出資は、持続可能なバイオアクティブ原料開発とサプライチェーンのローカル化の推進が狙いとみられる。

未名拾光は、北京大学と清華大学の博士課程で合成生物学と分子設計を専門とする4人の学生が2021年に設立。AIを活用した分子設計プラットフォームと独自のバイオ製造技術を強みに、肌老化に対応するバイオアクティブ成分を開発しており、中国の有力企業プロヤ コスメティクス(PROYA COSMETICS)やシャンハイ ジャワ ユナイテッド(SHANGHAI JAHWA UNITED)、ブルーメイジバイオテクノロジー(BLOOMAGE BIOTECHNOLOGY)などを顧客に持つ。同社のウィーチャット(WeChat)の公式アカウントによれば、調達した資金は「革新的なバイオアクティブ原料の開発、商用生産への展開、低炭素のバイオ製造技術を用いた化粧品原料の開発」に充てられるという。

ヴァンサン・ボワネ(Vincent Boinay)=ロレアル北アジアゾーン プレジデント兼ロレアル中国最高経営責任者(CEO)は、「中国市場の圧倒的なイノベーションポテンシャルを信じている。未名拾光の高度なバイオ技術と中国スタートアップのスピード感は、持続可能な新原料開発に大きな力を与えてくれるだろう」とコメント。

バーバラ・ラヴェルノス(Barbara Lavernos)=ロレアル グループ副CEO兼リサーチ&イノベーション テクノロジー責任者は、「未名拾光のAI設計プラットフォームとバイオ技術、ロレアルの皮膚・毛髪・頭皮に関する科学的知見を組み合わせ、独自の高機能バイオアクティブ原料の迅速な開発とスケール化を実現していく」と述べた。

未名拾光の共同創業者であるヤラン・ジャオ(Yaran Zhao)CEOは、「われわれはサステナブルな資源由来のバイオアクティブ原料が当たり前になる世界を目指している。ロレアルとのパートナーシップは、その実現を加速させるはずだ」と語った。

未名拾光は22年にシティック・キャピタル(CITIC CAPITAL)などからシリーズAで約1億人民元(約19億円)を調達。23年にロレアルが主催するオープンイノベーションプログラム「ビッグバン ビューティーテック イノベーション」で受賞するなど、注目のビューティテック企業として急成長を続けている。

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BLACKPINKリサが「ブルガリ」のパーティーに出席 シチリア島で新コレクションを堪能

「ブルガリ(BVLGARI)」は5月19日(現地時間)、伊シチリア島にあるタオルミナで新ハイジュエリーコレクション“ポリクロマ(POLYCHROMA)”のイベントを開催した。会場のベルモンド グランド ホテル ティメオには、同ブランドアンバサダーを務めるBLACKPINKリサ(Risa)をはじめ、俳優のプリヤンカ・チョープラー(Priyanka Chopra)やリウ・イーフェイ(Liu Tifei)ら多数ゲストが来場。レモンやオレンジ、ブーゲンベリアで満たされた鮮やかな空間でパーティーを楽しんだ。

 

リウ・イーフェイは、「エリー サーブ(ELIE SAAB)」の贅沢に刺しゅうを施したドレスを着用。タオルミナを訪れるのは初めてだと言い、「信じられないほど美しいです」と話した。

ジャン・クリストフ・ババン(Jean-Christophe Babin)=ブルガリ・グループCEOのスピーチが終わると、ゲストらは、カルタジロネの陶器、ネオアンティークの彫刻、 “ポリクロマ”コレクションのカラフルな大胆さを強調するような地元のフルーツで飾ったディナーデーブルについた。

同イベントのハイライトは、古代ギリシャの劇場で行われた全3幕のパフォーマンスだった。同パフォーマンスは、ギリシャ悲劇にインスパイアされ、サー・ウェイン・マクレガー(Sir Wayne McGregor)=英国ロイヤル・バレエ団常駐振付師が振り付けをした。

 

ステージでは、2025年「LVMHプライズ」ファイナリストのフランチェスコ・ムラノ(Francesco Murano)によるカスタムドレスを身につけたモデルが“ポリクロマ”のジュエリーを披露した。

パーティースナップ

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BLACKPINKリサが「ブルガリ」のパーティーに出席 シチリア島で新コレクションを堪能

「ブルガリ(BVLGARI)」は5月19日(現地時間)、伊シチリア島にあるタオルミナで新ハイジュエリーコレクション“ポリクロマ(POLYCHROMA)”のイベントを開催した。会場のベルモンド グランド ホテル ティメオには、同ブランドアンバサダーを務めるBLACKPINKリサ(Risa)をはじめ、俳優のプリヤンカ・チョープラー(Priyanka Chopra)やリウ・イーフェイ(Liu Tifei)ら多数ゲストが来場。レモンやオレンジ、ブーゲンベリアで満たされた鮮やかな空間でパーティーを楽しんだ。

 

リウ・イーフェイは、「エリー サーブ(ELIE SAAB)」の贅沢に刺しゅうを施したドレスを着用。タオルミナを訪れるのは初めてだと言い、「信じられないほど美しいです」と話した。

ジャン・クリストフ・ババン(Jean-Christophe Babin)=ブルガリ・グループCEOのスピーチが終わると、ゲストらは、カルタジロネの陶器、ネオアンティークの彫刻、 “ポリクロマ”コレクションのカラフルな大胆さを強調するような地元のフルーツで飾ったディナーデーブルについた。

同イベントのハイライトは、古代ギリシャの劇場で行われた全3幕のパフォーマンスだった。同パフォーマンスは、ギリシャ悲劇にインスパイアされ、サー・ウェイン・マクレガー(Sir Wayne McGregor)=英国ロイヤル・バレエ団常駐振付師が振り付けをした。

 

ステージでは、2025年「LVMHプライズ」ファイナリストのフランチェスコ・ムラノ(Francesco Murano)によるカスタムドレスを身につけたモデルが“ポリクロマ”のジュエリーを披露した。

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Stray Kidsフィリックス、広瀬すずが来場 「ルイ・ヴィトン」2026年クルーズ・コレクション

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、仏アヴィニョンでニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターによる2026年クルーズ・コレクションを発表した。

会場には、威厳あるゴシック建築の世界遺産、アヴィニョン教皇庁(Palais des Papes)が選ばれ、同コレクションの“エクスカリバー”な雰囲気を高めていた。今回、「ルイ・ヴィトン」はファッションブランドで初めて同会場でのショーを行った。

フロントローには、広瀬すずや、ボーイズグループStray Kidsのフィリックス(Felix)、チョン・ホヨン(HoYeon Jung)、エマ・ストーン(Emma Stone)、ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)、ジェイデン・スミス(Jaden Smith)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)=「ルイ・ヴィトン」メンズ・クリエイティブ・ディレクターらが姿を見せた。

来場者スナップ

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Stray Kidsフィリックス、広瀬すずが来場 「ルイ・ヴィトン」2026年クルーズ・コレクション

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、仏アヴィニョンでニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターによる2026年クルーズ・コレクションを発表した。

会場には、威厳あるゴシック建築の世界遺産、アヴィニョン教皇庁(Palais des Papes)が選ばれ、同コレクションの“エクスカリバー”な雰囲気を高めていた。今回、「ルイ・ヴィトン」はファッションブランドで初めて同会場でのショーを行った。

フロントローには、広瀬すずや、ボーイズグループStray Kidsのフィリックス(Felix)、チョン・ホヨン(HoYeon Jung)、エマ・ストーン(Emma Stone)、ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)、ジェイデン・スミス(Jaden Smith)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)=「ルイ・ヴィトン」メンズ・クリエイティブ・ディレクターらが姿を見せた。

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米ブランド管理会社ABG、「ドッカーズ」をリーバイスから447億円で買収

米ブランド管理会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)は、リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS以下、リーバイス)が擁するカジュアルウエアブランド「ドッカーズ(DOCKERS)」のIP(知的財産)を3億1100万ドル(約447億円)で買収した。なお、取引の完了後、「ドッカーズ」の業績が一定の基準に達した場合には、ABGがリーバイスに追加で8000万ドル(約115億円)を支払うという。

「ドッカーズ」は、リーバイスが1986年に設立。メンズのチノパンツを主力商品とし、当時米国で台頭しつつあった“カジュアルフライデー”など、オフィスウエアのカジュアル化の波に乗って成長した。しかし、他社も参入してきたことから次第に業績が低迷。リーバイスは2004年や21年にも「ドッカーズ」の売却を試みていたと見られるが、いずれも実現しなかった。

現在、「ドッカーズ」は世界50カ国で販売されており、24年度の売上高はおよそ3億1800万ドル(約457億円)。これはリーバイスの売り上げ全体の5%程度にあたる。なお、「ドッカーズ」のナタリー・マクレナン(Natalie MacLennan)社長をはじめとする経営陣の進退については、現時点では明らかになっていない。

リーバイスとABGのCEOのコメント


リーバイスのミシェル・ガス(Michelle Gass)社長兼最高経営責任者(CEO)は、「『ドッカーズ』の売却は、D2Cを優先し、グローバルでの存在感をいっそう高め、ウィメンズやライフスタイル分野に投資していくという当社の事業戦略に沿ったものだ。ABGは『ドッカーズ』の次章における成長を促す最適なパートナーであり、今回の取引では同ブランドの事業価値を最大化することができたと確信している。『ドッカーズ』のグローバルチームの、これまでの貢献に心から感謝している」と語った。なお、同社は今回の取引で得た利益のうち1億ドル(約144億円)程度を自社株買いに充て、株主に還元するという。


ABGのジェイミー・ソルター(Jamie Salter)会長兼CEOは、「『ドッカーズ』は世界的によく知られているブランドであり、オフィスウエアのカジュアル化に貢献した。そのレガシーを土台に、さまざまなカテゴリーで成長する大きな可能性があり、当社のビジネスモデルにぴったりのブランドだ」と述べた。

先に交渉していたマーキーは経済環境を懸念し撤退

今回の買収は2段階に分けて行われ、「ドッカーズ」のIPおよび米国とカナダにおける事業は7月末までに、その他の地域における事業は26年1月末までに取引が完了する予定。ABGは、「ドッカーズ」の米国とカナダにおけるライセンシーとして、長年のパートナーであるセントリック・ブランズ(CENTRIC BRANDS)と契約を締結。同社は商品デザイン、調達、卸などブランドの運営面を担う。南米、欧州、中東、東南アジアなど他市場でのライセンシーについても、ABGのパートナー企業との交渉が進んでいるという。

なお、4月には、米ブランドマネジメント会社マーキー・ブランズ(MARQUEE BRANDS)が「ドッカーズ」の買収についてリーバイスと独占交渉を進めていると複数の海外メディアが報じた。しかし、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税の引き上げなど、経済環境の先行き不透明感を懸念材料として撤退。より資金力のある競合のABGが獲得することとなった。

ABGは、10年の設立。50以上のブランドを保有しており、小売ベースでの年商は320億ドル(約4兆6080億円)に上る。主な保有ブランドは、「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)」「フォーエバー21(FOREVER 21)」、米「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」「リーボック(REEBOK)」「テッドベーカー(TED BAKER)」「ハンター(HUNTER)」「チャンピオン(CHAMPION)」など。

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TWICEミナが「カンヌ映画祭」デビュー ニコール・キッドマン受賞の「ウーマン・イン・モーション」アワードにも出席

「第78回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)」が24日(現地時間)まで開催している。「ブシュロン(BOUCHERON)」ジャパンアンバサダーを務めるTWICEのミナは、同映画祭に今年初めて登場した。

ミナは、今年1月に発表されたハイジュエリーコレクション“UNTAMED NATURE (手つかずの自然)”を着用。クエスチョンマークのネックレスは、ペンダントトップを“ロジエ”(バラの木)の6カラットのペアシェイプダイヤモンドをバゲットカットとラウンドカットダイヤモンドで縁取りした。イヤリングには、タイプⅡAのペアシェイプダイヤモンドをバラの花のつぼみのようにセット。さらにミナは、花びらにローズカットのダイヤモンド、葉にラウンドカットダイヤモンドをセットした“シクラメン”のリングも身につけ、煌びやかな「カンヌ」デビューを飾った。

ほか、同ブランドアンバサダーを務める、ハン・ソヒ(Han So-hee)、リアーナ(Rihanna)、ダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)、ジュリアン・ムーア(Julianne Moore)らもレッドカーペットで「ブシュロン」のジュエリーを披露した。

「ウーマン・イン・モーション」アワード

 

18日には、ケリングと「カンヌ国際映画祭」の共同主催による「ウーマン・イン・モーション」アワードが開催。ミナは、ホワイトのドレス姿で登場した。

2015年に発足した同プログラムは、映画やアート業界に貢献する女性に光を当て、業界内の男女平等を推進することを目的としており、同アワードでは業界にインスピレーションを与えた人物や新たな女性の才能を表彰する。また、トークイベントやポッドキャストでは、著名人がそれぞれの職業における女性の立場について意見を交換する機会を提供している。

今年は、俳優でプロデューサーのニコール・キッドマン(Nicole Kidman)が受賞。また、ブラジル出身の映画監督マリアンナ・ブレナンド(Marianna Brennand)がエマージング・タレント・アワードを受賞した。また、オフィシャル・コンペティション部門に選手された「ルノワール」を監督した早川千絵らがトークに登壇した。

 

キッドマンは、ボタニカルパターンのシアーなレースで全体を構成した「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のスリーブレスドレスで登場。「『カンヌ』が大好きです。今でも感動するし、心動かされるし、教えてくれます。私はあらゆる形の物語や芸術にも心を捧げますし、今、女性の存在が認められ、その声が大きくなり、支持され、広められていることを嬉しく思います。それは必要なことなのです」と米「WWD」に話した。

また、「『カンヌ』は魔法のようです。本当に、今でも招待されることに畏敬の念を感じています。私がこの世界に入ったのは14歳のときでしたから、自分がまだここにいられるなんて素晴らしいことです。とても感謝しています。まだまだこれからです!」とコメントし、謙虚な姿勢も見せた。

さらに、キッドマンは受賞スピーチで、「女性たちに、特に年齢を重ねてから、もっといい役を与えなければなりません。どうかそういった役を(脚本に)書いてください」と業界の有力者たちに訴え、「私たちはここにいますし、あなた方のために利益を生み出すことができると証明できます。私たちを信じて、投資してください。私たちの声には大きな力があるから」と語った。彼女の言葉は、ジェレミー・ストロング(Jeremy Strong)やジュリアン・ムーア、フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=ケリング副CEO 、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)=「サンローラン(SAINT LAURENT)」クリエイティブ・ディレクターらを含む会場の聴衆に共感を呼んだ。

 

2014年から女性として初の同映画祭会長を務めるイリス・ノブロック(Iris Knobloch)は、「バレンシアガ」24-25年秋冬コレクションからブルーのカスタムメイドドレスで登場した。

ノブロックは米「WWD」に対し、「私たちは大きな進歩を遂げてきました。映画祭や映画で活躍する女性が今ではたくさんいますが、私たちは一歩も譲るべきではありません。特に今のような状況では、勢いを上げ続ける必要があります」と業界にプレッシャーをかけ続けることの重要性を強調した。

「ウーマン・イン・モーション」アワード来場者スナップ

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“ネイキッド”ドレス生みの親、ボブ・マッキーが新ドレスコードに賛同 「第78回カンヌ国際映画祭」

「第78回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)」が24日(現地時間)まで開催中だ。今年、同映画祭の運営組織は、ヌードや極端にボリュームのある衣装、長いトレーンを禁止するという新しいドレスコードを発表していた。

“ネイキッド”ドレスのトレンドを生み出したとされるデザイナーのボブ・マッキー(Bob Mackie)は、物議を醸しているこの新ルールについて、「私は『カンヌ国際映画祭』に賛同する。なぜなら、“ネイキッド”ドレスのトレンドは制御不能状態になっているからだ。われわれが最近目にするものは、もう完全に裸だ」と米「WWD」に対しコメントした。

 

マッキーは、著名人が着用するシアーでシースルーなドレスを最初に作ったデザイナーの1人で、歌手のシェール(Cher)が1947年の「メットガラ」で披露したビーズとフェザーをあしらったドレスを制作した。彼の大胆なデザインは、数十年に渡って多くのセレブリティーやスタイリストにインスピレーションを与えており、2024年にはドキュメンタリー映画「ボブ・マッキー:ネイキッド・イリュージョン」が公開された。

マッキーは、「私のドキュメンタリー、『ボブ・マッキー:ネイキッド・イリュージョン』では、ヌードのように見えるというイリュージョンを作り出すドレスの本質を探っている。悲しいことに、そのコンセプトは失われてしまっている」と話した。

“ネイキッド”ドレスは過去20年間、ランウエイやレッドカーペットに再び台頭してきおり、多くのセレブがその限界を超えるルックに挑戦している。2014年の「CFDA アワード」では、リアーナ(Rihanna)が、「アダム セルマン(ADAM SELMAN)」によるクリスタルを施したドレスを着用。また近年は、フローレンス・ピュー(Florence Pugh)やマディソン・ビアー(Madison Beer)、エマ・コリン(Emma Corin)らもトレンドにならった大胆な装いを披露している。昨年の「カンヌ国際映画祭」には、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)が「サンローラン(SAINT LAURENT)」のシアードレスで登場し、話題を呼んだ。

 

新ルールは独裁的?

オリヴィア・ワイルド(Olivia Wilde)やアンナ・サワイ(Anna Sawai)、ガル・ガドット(Gal Gadot)らのスタイリングを手掛けるカーラ・ウェルチ(Karla Welch)は、今年の「カンヌ」の決定を「退屈で家父長制的でダサい」と自身のインスタグラムで非難した。

ファッション歴史学者のナンシー・デイル(Nancy Deihl)=ニューヨーク大学美術学科長は米「WWD」に対し、新しいドレスコードはやりすぎな衣装を抑え、優雅さを強調するための努力と見ることができるとし、「『カンヌ』運営組織は、たとえ多少独裁的な判断と見なされたとしても、セレブばかりに注目が集まる他のイベントとは一線を画すことに重きを置いているのだと感じる」と話した。

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【スナップ】カンヌでリゾートファッションをキャッチ! 夏のエレガンスを体現 「第78回カンヌ国際映画祭」

「第78回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)」が24日(現地時間)まで開催している。米「WWD」は、同映画祭開催中、カンヌの街中でストリートスナップを実施。

爽やかなホワイトのサマードレスやリゾート気分をプラスするスカーフ、明るいカラーのシューズなどを取り入れた、フランス屈指のリゾート地、コート・ダジュール沿いの都市カンヌならではの鮮やかでシックなコーディネートをお届けする。

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新ルールはお構いなし? シアードレスが引き続きトレンドに 「第78回カンヌ国際映画祭」

「第78回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)」が24日(現地時間)まで開催中だ。同映画祭でも、最近のレッドカーペットのトレンドである “シアードレス”は存在感を放っていた。

今年の開催にあたり同イベントの運営組織は、「良識の観点から、レッドカーペットおよび映画祭の全てのエリアにおけるヌードを禁止する。また、通行や劇場内での着席を妨げるようなボリュームのある衣装や長いトレーンも禁止する。これらのルールを尊重していない人物に対し、映画祭のウェルカムチームは、レッドカーペットへのアクセスを禁止する義務を負う」と発表し、ドレスコードに新たなルールを導入していた。

こうした新ルール導入にも関わらず、セレブたちはシアーなファッションをスタイリングに取り入れる方法を模索していたようだ。ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)や、ダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)ら著名人も“シアールック”の装いで登場した。

 

ケリングと「カンヌ国際映画祭」による「ウーマン・イン・モーション・アワード」に出席したダコタ・ジョンソンは、「グッチ(GUCCI)」でシアーな着こなしを披露。全体がキラキラと輝くメッシュ地のスリーブレスドレスの下には、ボディースーツを着用していた。

 

ニコール・キッドマンは、ボタニカルパターンのシアーなレースで全体を構成した「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のスリーブレスドレスで登場した。このドレスは、ハイネックラインと体にフィットするシルエットが特徴だ。

 

ジュリア・ガーナー(Julia Garner)は、上半身に華やかなシアーのレースを取り入れた「グッチ」のドレスを着用した。

 

ステラ・マックスウエル(Stella Maxwell)は、「The Phoenician Scheme」のプレミアで「チーニー・チェン(CHENEY CHEN)」のドレスで登場。ロングスリーブのドレスは人魚をイメージしたシルエットで、シアーな素材に、ボタニカルなディティールとフェザーをあしらった。

 

「ボノ:ストーリーズ・オブ・サレンダー」のプレミアに出席したイモージェン・プーツ(Imogen Poots)は、「ロダルテ(RODARTE)」2023-24年秋冬コレクションから、シアーなひねりを加えたグラマラスなドレスに身を包んだ。アクセサリーには、「メシカ(MESSIKA)」のジュエリーを身につけていた。

シアードレスを着用したセレブ一覧

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リカルド・ティッシが性的暴行か ティッシは「事実無根」と完全否定

デザイナーのリカルド・ティッシ(Ricardo Tisci)に薬物を使用された上で性的暴行を加えられたとして、被害を受けたとされるパトリック・クーパー(Patrick Cooper)は、ニューヨーク州最高裁判所に提訴した。クーパーは訴状の中で、ティッシとは2024年6月に米ニューヨーク州のイースト・ハーレムにあるバーで出会い、会話を交わしたが、目を離した隙にティッシが飲み物に薬物を混入したと主張。また、薬物の効果が現れた後、クーパーをニューヨーク市内にあるティッシのアパートに連れて行き、退去を妨げたうえで性的暴行を加えたと主張している。その際、クーパーは同意能力がなかったとし、ティッシによる「捕食的かつ性的で違法な暴行・傷害行為」を防ぐことも抵抗することもできなかったという。ティッシのスポークスマンは、「これらの申し立ては事実無根である。ティッシはこの虚偽かつ悪意ある告発に対して自身の潔白を証明することを望んでおり、適正な法的手続きを通じて名誉を回復する」と声明を発表した。

クーパーは、補償的および懲罰的損害賠償に加え、「訴訟費用、弁護士費用、その他裁判所が妥当と認めるあらゆる救済措置」を求めている。なお、請求額は「下級裁判所の管轄限度を超える」金額とされている。

ティッシは、過去には「バーバリー(BURBERRY)」や「ジバンシィ(GIVENCHY)」のクリエイティブ・ディレクターを務めた人物。23年に「バーバリー」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーを退任した後はデザイナーとしての表立った活動は見られなかった。近年では、アート・フォトグラファーとしてプロジェクトに携わっているとみられ、ライフスタイル系ファッションブランドとのコラボレーションも近日中に発表される見込みだ。

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「ルイ・ヴィトン」×村上隆最終章はチェリーモチーフ ゼンデイヤがビジュアルに登場

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、村上隆とコラボレーションしたリエディション・コレクション“ルイ・ヴイトン×村上隆”第3弾を発売する。新しく公開されたビジュアルは、地中海のリビエラを背景に同ブランドアンバサダーのゼンデイヤ(Zendaya)が登場し、オランダ人フォトグラファーデュオのイネス&ヴィノード(INÈZ & VINOODH)が撮影を行った。

同コラボは、バッグからラゲージ、サマーシューズ、シルクスカーフ、バッグチャーム、自転車まで、村上による笑顔のチェリーをあしらった70以上のアイテムをそろえる。チェリーモチーフは、 “スピーディ”や“アルマ”、“サイドトランク”、“カプシーヌ”などクラシックなバッグをはじめとしたモノグラムの上に散りばめられた。

また、チェリーの3Dヒールがラフィア素材のミュール“チェリー(Cherie)”と、チェリーの刺しゅうを施したデニムシューズ“リリー(Lily)”の2型に初めて登場する。そのほか、モノグラム・デニムの“ロミー・バレリーナ”、“マヤ・プラットフォーム”サンダル、スニーカー、ミュールなどもラインアップする。

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「ルイ・ヴィトン」×村上隆最終章はチェリーモチーフ ゼンデイヤがビジュアルに登場

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、村上隆とコラボレーションしたリエディション・コレクション“ルイ・ヴイトン×村上隆”第3弾を発売する。新しく公開されたビジュアルは、地中海のリビエラを背景に同ブランドアンバサダーのゼンデイヤ(Zendaya)が登場し、オランダ人フォトグラファーデュオのイネス&ヴィノード(INÈZ & VINOODH)が撮影を行った。

同コラボは、バッグからラゲージ、サマーシューズ、シルクスカーフ、バッグチャーム、自転車まで、村上による笑顔のチェリーをあしらった70以上のアイテムをそろえる。チェリーモチーフは、 “スピーディ”や“アルマ”、“サイドトランク”、“カプシーヌ”などクラシックなバッグをはじめとしたモノグラムの上に散りばめられた。

また、チェリーの3Dヒールがラフィア素材のミュール“チェリー(Cherie)”と、チェリーの刺しゅうを施したデニムシューズ“リリー(Lily)”の2型に初めて登場する。そのほか、モノグラム・デニムの“ロミー・バレリーナ”、“マヤ・プラットフォーム”サンダル、スニーカー、ミュールなどもラインアップする。

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「バレンシアガ」、デムナの後任にピエールパオロ・ピッチョーリを指名 10月にデビュー予定

 

ケリング(KERING)傘下の「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、新たなクリエイティブ・ディレクターにピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)前「ヴァレンティノ(VALENTINO)」クリエイティブ・ディレクターを指名した。7月のクチュールを最後に同じくケリング傘下の「グッチ(GUCCI)」に移籍するデムナ(Demna)の後任となる。ピッチョーリは7月10日に着任し、10月の2026年春夏パリ・ファッション・ウイークでデビューコレクションを披露する予定だ。

デムナは約10年間の在任期間中、アンダーグラウンドなムードとディストピア的な世界観でラグジュアリーファッションの世界を塗り替え、誇張したシルエットのテーラリングやストリートウエア、加工がふんだんに施されたジーンズ、チャンキーなスニーカー、バッグの“カゴール”や“ロデオ”などヒットアイテムを生み出してきた。また2021年には、創業者の引退以来眠っていたクチュールを復活させた。

一方、ピッチョーリは「フェンディ(FENDI)」で10年間働いた後、「ヴァレンティノ」に25年間在籍。08年から16年までは、「フェンディ」でも共に働き、現在は「ディオール(DIOR)」のウィメンズを手掛けているマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)と共同でクリエイティブ・ディレクターを務め、その後は単独で24年3月まで同職を務めていた。国際的なファッションシーンで愛されるデザイナーであり、特にオートクチュールで見せる大胆なボリュームと色使いに定評がある。また、「ヴァレンティノ」の美学をかつてのジェットセッターのイメージからさらに広げ、若々しく多様なオーディエンスを受け入れてきたことでも知られる。

就任に際して、ピッチョーリは「『バレンシアガ』が今あるのは、クリストバル(・バレンシアガ)、ニコラ(・ジェスキエール)、アレックス(アレキサンダー・ワン)、デムナという、これまで道を切り開いてきた全ての人々のおかげだ。全てのフェーズにおいて、常に進化し変化しながらもメゾンの美的価値を見失うことはなかった」とコメント。そして「クリストバル・バレンシアガの遺産とアーカイブは、おそらく市場最も影響力のあるファッション・ステートメントの一つ。彼は誰よりも早く全てを成し遂げ、彼は文字通り創造性の文化を生み出し、キャリアのあらゆる側面にクチュールのアイデアを取り入れ、そしてクリエイションを通して進化と革新の力を示してきた」と続けた。

また「私が受け取るのは、驚くほど魅力的な可能性に満ちたブランドだ」とし、「私は何よりもまずデムナに感謝せずにはいられない。というのも、彼の才能とビジョンにはいつも感服しているから。これ以上のバトンタッチは望めない。デムナは彼ならではのアプローチでクリストバルにオマージュを捧げ、メゾンの核となるアイデンティティーを保ちながら彼の視点を共有してきた。これは、メゾンの新たなバージョンを形作り、新たなストーリーとともに新たな章を加えるチャンスを私にもたらしてくれた」と説明。「フランソワ・アンリ(ピノー=ケリング会長兼CEO)、フランチェスカ(・ベレッティーニ=ケリング副CEO)、ジャンフランコ(・ジャナンジェリ=バレンシアガCEO)が私に寄せてくれている信頼にも感謝している。私たちはスタート地点から難なく共通認識を持っており、それは新しいことを始めるベストな方法だ。仕事は人によって成されるもの。重要なのは、その仕事の中で人々がどう感じるかということだけだ」と述べた。

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広瀬すず、小松菜奈、二宮和也らの着用ブランドをチェック!「第78回カンヌ国際映画祭」【随時更新】

「第78回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)」が5月13〜24日(現地時間)、開催している。広瀬すずや二宮和也ら日本人俳優をはじめ、多数のセレブリティーが各映画のプレミアやフォトコールに姿を見せた。

「遠い山なみの光」

広瀬すず

 

広瀬すずは、ある視点部門に出品された「遠い山なみの光」プレミアとフォトコールで、アンバサダーを務める「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のドレスを着用した。

プレミアでは、イエローシルクの構築的なドレープスリーブが特徴のロングスリーブのブラックベルベットドレスにブラックサテンのサンダル合わせたコーデを披露。また、同ブランドのハイジュエリーコレクション“アウェイクンド ハンズ アウェイクンド マインズ”の“パーセプション”から、0.51カラットのLV モノグラムスターカットダイヤモンドをあしらったイヤリングと、“フレカンス”から、1.59カラットの同ダイヤモンドがセットされたリングを身につけた。

 

フォトコールでは、3Dジオメトリックモチーフをあしらったシルクウールキャディのアンクル丈ホルターネックドレスに、ブラックのサテンサンダルでコーディネート。同ブランドのファインジュエリーコレクション“ル ダミエ ドゥ ルイ·ヴィトン”から、ホワイトゴールドとダイヤモンドのリングをチョイスした。

「8番出口」

二宮和也

 

ミッドナイト・スクリーン部門に選出された「8番出口」主演の二宮和也は、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」のタキシードで「カンヌ」デビューを果たした。

小松菜奈

小松菜奈は、アンバサダーを務める「シャネル(CHANEL)」2025年春夏オートクチュール・コレクションのルックから、ブラックレース、シルクシフォン、ブラックサテンで構成したドレスを着用。袖とベルトの刺しゅうには約5万6300個のパーツ、ラッフルの刺しゅうには約5800個のパーツを使用し、約580時間かけて制作された。ジュエリーは、同ブランドハイジュエリーコレクションから、18Kホワイトゴールドにダイヤモンドの麦の穂をあしらった“ブラン ドゥ ディアマン”イヤリング、18Kホワイトゴールドとダイヤモンドの“コメット コレクション”イヤリング、18Kホワイトゴールドとダイヤモンドの“ココ クラッシュ”イヤリング、18Kホワイトゴールドとダイヤモンドの“カメリア コレクション”リングを身につけ、ルックを完成させた。                             

「エディントン」

エマ・ストーン

オフィシャル・コンペティション部門に出品の「エディントン」に出演したエマ・ストーン(Emma Stone)も、アンバサダーを務める「ルイ・ヴィトン」のカスタムドレスを身にまとった。ホワイトのシルククレープ地のスリーブレスドレスには、ステッチを施し、左右非対称な形にしたライトシルクの掛け襟がついている。アクセサリーは、“アウェイクンド ハンズ アウェイクンド マインズ”の“セデュクション”から、エメラルドのイヤリングとLV モノグラムスターカットダイヤモンドがついた“フェノメナル”からリングを身につけていた。

同映画で共演したペドロ・パスカル(Pedro Pascal)は、短めのトレーンがついたドレスに身を包んだストーンをエスコートしていた。

アンジェリーナ・ジョリー

アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)は、「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」25-26年秋冬コレクションから、シャンパンカラーの輝くドレスを着用。カシミアとシルクに刺しゅうした織物パターンとスパンコールを施した繊細なディティールが光っていた。また、ストラップレスのネックラインとフィットする上半身がエレガントなポプリンスカートに流れるシルエットも特徴だ。アクセサリーはシンプルに、「ショパール(CHOPARD)」のネックレスを合わせた。

「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」

トム・クルーズ

アウト・オブ・コンペティション部門でプレミア上映が行われた「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」主演のトム・クルーズ(Tom Cruise)は、ブラックタキシードに、グロッシーなシューズでレッドカーペッドに登場。一方フォトコールでは、バーガンディーのシャツとパンツで姿を見せた。

ハル・ベリー

 

審査員を務めるハル・ベリー(Halle Berry)は、「セリア クリスアリオティ(CELIA KRITHARIOTI)」のドレスでレッドカーペットに出席。コルセットスタイルの上半身に、前面にピンクのギンガムチェック、背面にブラックのもこもこの生地をつけたボリューミーなスカートが目を引いた。シューズには、「アクアズーラ(AQUAZZURA)」から、アンクルストラップにクリスタルを埋め込んだ“コメット”パンプスをチョイスした。

ハイディ・クルム

 

ハイディ・クルム(Heidi Klum)は、ホログラフィックに光るシルバーのスパンコールを全体にあしらい、短めのトレーンをつけた「エリー サーブ(ELIE SAAB)」のドレスを着用した。

ゾーイ・サルダナ

 

ゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)のスリーブレスのブラックドレスは、「サンローラン(SAINT LAURENT)」のもの。オーバーサイズのレザージャケットをカジュアルに羽織り、同ブランドのメタリックゴールドのウェッジヒールサンダルを合わせ、エッジの効いたルックを披露した。

エヴァ・ロンゴリア

 

ハル・ベリーと同じく審査員を務めるエヴァ・ロンゴリア(Eva Longoria)は、「エリー サーブ」24-25年秋冬コレクションから、ロシアのホフロマ絵画に着想を得たドレスを着用した。

「アルコ」

ナタリー・ポートマン

特別招待作品の「アルコ」で声優を務めたナタリー・ポートマン(Natalie Portman)は、「ディオール(DIOR)」のカスタムドレスで登場。1951-52年秋冬オートクチュール・コレクションに登場した“メキシコ”ドレスにインスパイアされた、チュールとブラックベルベットのイブニングドレスをまとった。シルバーの鱗の刺しゅうを施したこのドレスの制作には700時間を要した。フォトコールでも、「ディオール」を着用。875時間を費やした刺しゅうを施したブラックのケージドレスに身を包んだ。

「ダイ・マイ・ラブ」

ジェニファー・ローレンス

オフィシャル・コンペティション部門に選出された「ダイ・マイ・ラブ」主演のジェニファー・ローレンス(Jennifer Laurence)も「ディオール」のドレスで登場。1949年の“プーランクドレス”にインスポレーションを得た、オフホワイトのシルクタフタのカスタムメイドドレスを着用した。

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「ディオール」がジェナ・オルテガをメイクアップのアンバサダーに起用

「ディオール(DIOR)」は、俳優のジェナ・オルテガ(Jenna Ortega)をインターナショナル ビューティー アンバサダーに起用した。

米カリフォルニア生まれのオルテガは、ティム・バートン(Tim Burton)監督によるネットフリックス(Netflix)ドラマ「ウェンズデー」で、ヒロインのウェンズデー・アダムス役を演じ高い評価を得た。昨年はホラー・コメディー映画「ビートルジュース ビートルジュース」で再びバートン監督とタッグを組み、今秋配信予定の「ウェンズデー」シーズン2にも出演する。さらに今年は、主演と製作総指揮を務める映画「デス・オブ・ア・ユニコーン」や、トレイ・エドワード・シュルツ(Trey Edward Shults)監督の「ハリー・アップ・トゥモロー」でシンガーソングライターのザ・ウィークエンド(The Weekend)との共演を予定するなど、多岐にわたる活躍に注目が集まる。最近では、オスカー俳優ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)と共演の「ギャラリスト」の撮影を終え、タイカ・ワイティティ(Taika Waititi)監督の「クララとお日さま」では主演を務める。

「ディオール」は、「ジェナ・オルテガはブランドの大胆なエレガンスを体現する。彼女の価値観と個性はすでに多くの世代に影響を与えている。そんな次世代スターである彼女は、アンバサダーに最もふさわしい存在だ」としている。

オルテガは米「WWD」のインタビューに、「『ディオール』は人々が元々持つ自然な美しさを肯定し、それを輝かせることを大切にしている。今回のコラボレーションによりメイクアップや美容がいかにシンプルなものか。また、化粧品がいかに自分を表現し、毎日を刺激的なものにしてくれるかを人々に知ってもらえれば」と語った。

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【メットガラ2025】今年バズったデザイナーやブランドは? 「トム ブラウン」や「シャネル」がランクイン

「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催された。ファッションブランドにとって特別な夜の同イベントでは、主要なブランドやインディペンデントデザイナーらが、今年のテーマ、“スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル(Superfine: Tailoring Black Style)”に合わせた作品を披露した。レッドカーペットに登場したセレブリティーは、各ブランド・デザイナーの売り上げやSNSの数字を伸ばすのに貢献した。

ポール・タザウェル=衣装デザイナー

「トム ブラウン」とコラボレーションした錯視ドレスが大注目

映画「ウィキッド ふたりの魔女」やブロードウェイミュージカル「カラー・パープル」で知られる衣装デザイナーのポール・タザウェル(Paul Tazawell)は、チャペル・ローン(Chapell Roan)のピンクスーツや「トム ブラウン(THOM BROWNE)」とコラボレーションしたジャネール・モネイ(Jannele Monae)の錯視を利用したドレスをデザインし、ネット上で話題を呼んだ。トレンダリティクス(Trendalytics)のレポートによると、タザウェルのSNSアカウントのエンゲージメントはイベント当日、3万8471%アップしたという。

グレース・ウェールズ・ボナーや「シャネル」がランクイン

共同ホストを務めたルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)や、タイラー・ミッチェル(Tyler Mitchell)、レジーナ・キング(Regina King)らのルックを担当したファッションデザイナー、グレース・ウェールズ・ボナー(Grace Wales Bonner)のSNSエンゲージメントはタザウェルに続いて2番目に高く、2万5143%増加した。また、デュア・リパ(Dua Lipa)やBLACKPINKジェニー(Jennie)らが着用した「シャネル(CHANEL)」は3位にランクインし、1万317%アップした。

「トム ブラウン」「アライア」「ミュウミュウ」

デミ・ムーアら15人以上が着用した「トム ブラウン」

デミ・ムーア(Demi Moore)やロード(Lorde)を含む15人以上のカスタムルックを製作した「トム ブラウン」は、ラグジュアリーブランドを取り扱うECサイトザ・リアルリアル(The RealReal)において85%までオンラインリセールの需要を伸ばした。同サイトレポートによると、「メットガラ」終了後、マイリー・サイラス(Miley Cyrus)が着用した「アライア(ALAIA)」は55%アップ、ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)が着用した「ミュウミュウ(MIU MIU)」は45%のアップが見られた。

「プラバル グルン」

スターによる多大な恩恵を受け大躍進

スターによる多大な恩恵を受けたのは「プラバル グルン(PRABAL GURUNG)」。同ブランドは、歌手のディルジット・ドサンジ(Diljit Dosanjh)やシャキーラ(Shakira)を担当し、高いスコアを記録した。データテクノロジー企業ローンチメトリックス(Launchmetrics)によると、48時間以内に、ドサンジは280万ドル(約4億円)、シャキーラは209万ドル(約3億円)のメディアインパクトバリューを記録した。

「セルジオ・ハドソン」「ルイ・ヴィトン」「ティファニー」

「セルジオ・ハドソン」は19人以上が着用

そのほか、スティーブ・ワンダー(Stieve Wonder)やレイチェル・ブロズナハン(Rachel Brosnahan)ら19人以上が着用した「セルジオ・ハドソン(SERGIO HUDSON)」や、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)、BLACKPINKリサ(Lisa)、ゼンデイヤ(Zendaya)の衣装を手がけたファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)=メンズ・クリエイティブ・ディレクターによる「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」も注目を集めた。ジュエリーブランドでは、ハイリー・ビーバー(Hailey Bieber)やドーチ(Doechii)、BLACKPINKロゼ(Rose)ら15人以上のゲストが身につけていた「ティファニー(TIFFANY & CO.)」に関心が寄せられた。

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バーバリー、24年度は赤字転落 1700人の解雇などコスト削減策を打ち出す

バーバリー(BURBERRY)の2025年3月期決算は、売上高が前期比17.1%減の24億6100万ポンド(約4749億円)だった。営業損益は前年の4億1800万ポンド(約806億円)の黒字から300万ポンド(約5億7900万円)の赤字に、純損益は前年の2億7100万ポンド(約523億円)の黒字から7500万ポンド(約144億円)の赤字となった。なお、営業損失には事業再建用の特別費用として2億9000万ポンド(約559億円)が含まれており、これを除いた調整後営業利益は同93.8%減の2600万ポンド(約50億円)だった。

部門別での売上高は、バッグなどのアクセサリーが同20.3%減の8億4100万ポンド(約1623億円)、ウィメンズは同16.5%減の7億1800万ポンド(約1385億円)、メンズは同13.1%減の7億3200万ポンド(約1412億円)、子ども服を含むその他の部門は同30.2%減の1億400万ポンド(約200億円)と全ての部門で2ケタ減収。

地域別で見ると、アジア太平洋地域が同18.9%減の10億4300万ポンド(約2012億円)、EMEIA(欧州・中東・インド・アフリカ)は同17.2%減の8億4200万ポンド(約1625億円)、南北アメリカは同15.4%減の5億1000万ポンド(約984億円)と、やはり全ての市場で減収となった。

なお、24年度における既存店ベースでの小売りの売上高は同12%減で、24年4~9月期(上半期)で見ると前年同期比20%減だったが、24年10月~25年3月期(下半期)は同5%減と回復基調にあるという。

1700人の人員整理などコスト削減を推進

ここ数年、バーバリーは一段階上のラグジュアリーブランドへの転身を図りつつも、マクロ経済の悪化や社会情勢の変化などもあり、24年3月期決算は減収減益となるなど苦戦。22年4月から同社を率いていたジョナサン・エイクロイド(Jonathan Akeroyd)前最高経営責任者(CEO)は24年7月に退任し、コーチ(COACH)やマイケル・コース(MICHAEL KORS)のトップを務めていたジョシュア・シュルマン(Joshua Schulman)CEOが同7月、現職に就任した。

同氏は11月、ブランドの魅力を再燃させ、長期的な価値創出や成長を促す事業戦略“バーバリー・フォワード(Burberry Forward)”を策定。“タイムレスな英国ラグジュアリー”への注力や、さらなるコスト削減策などが盛り込まれている。同社は24年に4000万ポンド(約77億円)のコスト削減計画を打ち出しているが、今回それをさらに拡大し、27年までに1億ポンド(約193億円)の削減を目指すことを明らかにした。その一環として、本社を中心にグローバルでおよそ1700人の人員整理を発表。これは全従業員の約20%に当たる。同社はまた、英北部のヨークシャー地方カッスルフォードにある、トレンチコートなどを製造している工場の夜勤シフトを廃止する。これは過剰生産の防止とコスト削減の両方を目的としているが、工場の従業員の約25%が影響を受けるという。

こうした事業戦略やコスト削減策などを市場は好感し、バーバリーの14日の株価は前日終値比17.0%高の9.67ポンド(約1866円)をつけた。

ダニエル・リー=チーフ・クリエイティブ・オフィサーの進退は?

さまざまな変化が起きているバーバリーだが、クリエイティブ面での変更は予定しておらず、22年10月に就任したダニエル・リー(Daniel Lee)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーは続投する。シュルマンCEOは、「ダニエルと私は、共に『バーバリー』を前進させることにコミットしている。彼は就任以来、タイムレスな英国ラグジュアリーを比類のない表現で提供し続けている」と高く評価した。

同氏はまた、アナリスト向けの説明会で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税の引き上げに関して「米国市場が当社の売り上げ全体に占める割合は約19%なので、競合と比べると影響は少ない」としながらも、「価格調整の意味もあり、1ケタ台半ば程度の値上げを行った」と説明。また、売り上げの30%程度を占めるアジア太平洋地域により依存しているとの見方を示した。

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バーバリー、24年度は赤字転落 1700人の解雇などコスト削減策を打ち出す

バーバリー(BURBERRY)の2025年3月期決算は、売上高が前期比17.1%減の24億6100万ポンド(約4749億円)だった。営業損益は前年の4億1800万ポンド(約806億円)の黒字から300万ポンド(約5億7900万円)の赤字に、純損益は前年の2億7100万ポンド(約523億円)の黒字から7500万ポンド(約144億円)の赤字となった。なお、営業損失には事業再建用の特別費用として2億9000万ポンド(約559億円)が含まれており、これを除いた調整後営業利益は同93.8%減の2600万ポンド(約50億円)だった。

部門別での売上高は、バッグなどのアクセサリーが同20.3%減の8億4100万ポンド(約1623億円)、ウィメンズは同16.5%減の7億1800万ポンド(約1385億円)、メンズは同13.1%減の7億3200万ポンド(約1412億円)、子ども服を含むその他の部門は同30.2%減の1億400万ポンド(約200億円)と全ての部門で2ケタ減収。

地域別で見ると、アジア太平洋地域が同18.9%減の10億4300万ポンド(約2012億円)、EMEIA(欧州・中東・インド・アフリカ)は同17.2%減の8億4200万ポンド(約1625億円)、南北アメリカは同15.4%減の5億1000万ポンド(約984億円)と、やはり全ての市場で減収となった。

なお、24年度における既存店ベースでの小売りの売上高は同12%減で、24年4~9月期(上半期)で見ると前年同期比20%減だったが、24年10月~25年3月期(下半期)は同5%減と回復基調にあるという。

1700人の人員整理などコスト削減を推進

ここ数年、バーバリーは一段階上のラグジュアリーブランドへの転身を図りつつも、マクロ経済の悪化や社会情勢の変化などもあり、24年3月期決算は減収減益となるなど苦戦。22年4月から同社を率いていたジョナサン・エイクロイド(Jonathan Akeroyd)前最高経営責任者(CEO)は24年7月に退任し、コーチ(COACH)やマイケル・コース(MICHAEL KORS)のトップを務めていたジョシュア・シュルマン(Joshua Schulman)CEOが同7月、現職に就任した。

同氏は11月、ブランドの魅力を再燃させ、長期的な価値創出や成長を促す事業戦略“バーバリー・フォワード(Burberry Forward)”を策定。“タイムレスな英国ラグジュアリー”への注力や、さらなるコスト削減策などが盛り込まれている。同社は24年に4000万ポンド(約77億円)のコスト削減計画を打ち出しているが、今回それをさらに拡大し、27年までに1億ポンド(約193億円)の削減を目指すことを明らかにした。その一環として、本社を中心にグローバルでおよそ1700人の人員整理を発表。これは全従業員の約20%に当たる。同社はまた、英北部のヨークシャー地方カッスルフォードにある、トレンチコートなどを製造している工場の夜勤シフトを廃止する。これは過剰生産の防止とコスト削減の両方を目的としているが、工場の従業員の約25%が影響を受けるという。

こうした事業戦略やコスト削減策などを市場は好感し、バーバリーの14日の株価は前日終値比17.0%高の9.67ポンド(約1866円)をつけた。

ダニエル・リー=チーフ・クリエイティブ・オフィサーの進退は?

さまざまな変化が起きているバーバリーだが、クリエイティブ面での変更は予定しておらず、22年10月に就任したダニエル・リー(Daniel Lee)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーは続投する。シュルマンCEOは、「ダニエルと私は、共に『バーバリー』を前進させることにコミットしている。彼は就任以来、タイムレスな英国ラグジュアリーを比類のない表現で提供し続けている」と高く評価した。

同氏はまた、アナリスト向けの説明会で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税の引き上げに関して「米国市場が当社の売り上げ全体に占める割合は約19%なので、競合と比べると影響は少ない」としながらも、「価格調整の意味もあり、1ケタ台半ば程度の値上げを行った」と説明。また、売り上げの30%程度を占めるアジア太平洋地域により依存しているとの見方を示した。

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「フジロック 2025」の第5弾アーティストが発表 リトル・シムズやジンジャー・ルートなどが登場

7月25〜27日に新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催される日本最大級の音楽フェス「フジロックフェスティバル’25(FUJI ROCK FESTIVAL'25)」の第5弾アーティストが出演日と合わせて発表された。合わせてチケットの一般販売もスタートした。

7月25日には、ロンドンを拠点とするダンス・デュオ、ジョイ・アノニマス(Joy(Anonymous))の出演が決定。さらに、昨年の単独公演が話題となったUS(アス)が2年連続で登場。また、毎年豪華ゲストが集う「ルート17 ロックンロール・オーケストラ(ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA)」では、山下久美子、甲本ヒロト、釘屋玄、US、リアム・オ・メンライ(Liam Ó Maonlai)らが参加予定だ。

7月26日には、LAのジンジャー・ルート(GINGER ROOT)」が2年ぶりに苗場へ戻ってくるほか、シカゴの気鋭シンガー、ジェーン・リムーバー(JANE REMOVER)、そして3月にデビューアルバムをリリースし世界を驚かせたYHWH NAILGUNの出演が決定した。

最終日の7月27日は、マーキュリー・プライズやブリット・アワードの最優秀新人賞を受賞し、俳優としても活躍するUK出身のアーティスト、リトル・シムズ(LITTLE SIMZ)のが新たに追加された。

加えて、THE PALACE OF WONDER、苗場食堂、Gypsy Avalon、PYRAMID GARDEN、GAN-BAN SQUAREに出演するアーティストも発表された。

7月24日には前夜祭も実施

7月24日は、恒例の入場無料の前夜祭も実施。イエロー・クリフ(YELLOW CLIFF)、オアシスエリア、レッド・マーキーが開放され、盆踊り大会や花火、抽選会、スペシャルライブなど、多彩なコンテンツが行われる。

公式グッズ第5弾も発売

合わせて、公式グッズ第5弾も登場。注目は、「鉄腕アトム」との限定コラボTシャツや、VIDEOユニット、最後の手段(SAIGO NO SHUDAN)がデザインしたオフィシャルTシャツ、アイコン柄の手ぬぐいなど、個性あふれるフェスファッションアイテム。さらに「サーモス(THERMOS)」とのコラボマグボトル&カップも登場し、日常でもアウトドアでも活躍するプロダクトがそろう。

詳しいラインアップはこちらから
https://www.fujirockfestival.com/artist/index

■FUJI ROCK FESTIVAL'25
日程:2025年7月25〜27日
会場:新潟県 湯沢町 苗場スキー場
https://www.fujirockfestival.com

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「M・A・C」、グローバル・クリエイティブ・ディレクターにニコラ・フォルミケッティを起用

「M・A・C」は新たなグローバル・クリエイティブ・ディレクターにクリエイターのニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)を任命すると発表した。5月19 日付で就任する。

イタリア人の父と日本人の母を持つフォルミケッティ氏は、静岡県出身。英ロンドンでファッションを学んだ。ファッションデザイナーとして、10年に「ミュグレー(MUGLER)」のクリエイティブディレクターに任命された。退任後の13〜17年に「ディーゼル(DIESEL)」のアーティスティック・ディレクターを務め、「ユニクロ(UNIQLO)」のファッションディレクターとしても活躍している。その間、自身のブランド「ニコパンダ(NICOPANDA)」を設立し、精力的にビジネスを拡大している。
また、日本版「ヴォーグ オム(VOGUE HOMME)」で08年にディレクターを務めたのをはじめ、「アナザーマガジン(AnOther Magazine)」「ハーパース バザー(Harper’s BAZAAR)」米国版など多くの雑誌で作品を手がけ、最近では3月に「Vマガジン(V Magazine)」のファッション・ディレクターに就任した。そのほか、レディー・ガガ(Lady Gaga)のクリエイティブ・ディレクターとしてスタイリングやMVのディレクションを担当。MTVビデオ・ミュージック・アワードでの生肉ドレスやロブスターの帽子は大きな話題を集めた。

フォルミケッティ新グローバル・クリエイティブ・ディレクターは声明で、「『M・A・C』は常に文化を前に進める人々やコミュニティーを支持してきた象徴的なブランドだ。これまで“ニコパンダ”コレクションや“ビバ グラム”キャンペーンでコラボしてきた。戻ってくることができて、私のビジョンをブランドの次の章に注げることに興奮している。世界は創造性と美、つながりを求めている。魔法のような方法でそれを実現するのを待ちきれない」とコメントした。

エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES、以下ELC)のジェーン・ハーマーク・ハディス(Jane Hrtzmark Hudis)=チーフ・ブランド・オフィサーは起用について、「ニコラの就任はブランドと企業にとって大きな前進だ。『M・A・C』が次の成長フェーズへ進むにあたり、さらなる高みへ導くビジョンと大胆な創造性をもたらしてくれるだろう。われわれは彼のようなハイレベルなクリエイティブの才能を迎えることに興奮している」と述べた。

ELCの2025年1〜3(第3四半期)のメイクアップカテゴリーの売上高は、前年同期9.1%減の10億3500万ドル(約1500億円)だった。また、4月に投資銀行パイパー・サンドラー(PIPER SANDLER)が発表した 第49回ティーン調査(半期)によると、メイクアップカテゴリーで「M・A・C」はトップ20から完全に脱落するなど低迷している。

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「M・A・C」、グローバル・クリエイティブ・ディレクターにニコラ・フォルミケッティを起用

「M・A・C」は新たなグローバル・クリエイティブ・ディレクターにクリエイターのニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)を任命すると発表した。5月19 日付で就任する。

イタリア人の父と日本人の母を持つフォルミケッティ氏は、静岡県出身。英ロンドンでファッションを学んだ。ファッションデザイナーとして、10年に「ミュグレー(MUGLER)」のクリエイティブディレクターに任命された。退任後の13〜17年に「ディーゼル(DIESEL)」のアーティスティック・ディレクターを務め、「ユニクロ(UNIQLO)」のファッションディレクターとしても活躍している。その間、自身のブランド「ニコパンダ(NICOPANDA)」を設立し、精力的にビジネスを拡大している。
また、日本版「ヴォーグ オム(VOGUE HOMME)」で08年にディレクターを務めたのをはじめ、「アナザーマガジン(AnOther Magazine)」「ハーパース バザー(Harper’s BAZAAR)」米国版など多くの雑誌で作品を手がけ、最近では3月に「Vマガジン(V Magazine)」のファッション・ディレクターに就任した。そのほか、レディー・ガガ(Lady Gaga)のクリエイティブ・ディレクターとしてスタイリングやMVのディレクションを担当。MTVビデオ・ミュージック・アワードでの生肉ドレスやロブスターの帽子は大きな話題を集めた。

フォルミケッティ新グローバル・クリエイティブ・ディレクターは声明で、「『M・A・C』は常に文化を前に進める人々やコミュニティーを支持してきた象徴的なブランドだ。これまで“ニコパンダ”コレクションや“ビバ グラム”キャンペーンでコラボしてきた。戻ってくることができて、私のビジョンをブランドの次の章に注げることに興奮している。世界は創造性と美、つながりを求めている。魔法のような方法でそれを実現するのを待ちきれない」とコメントした。

エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES、以下ELC)のジェーン・ハーマーク・ハディス(Jane Hrtzmark Hudis)=チーフ・ブランド・オフィサーは起用について、「ニコラの就任はブランドと企業にとって大きな前進だ。『M・A・C』が次の成長フェーズへ進むにあたり、さらなる高みへ導くビジョンと大胆な創造性をもたらしてくれるだろう。われわれは彼のようなハイレベルなクリエイティブの才能を迎えることに興奮している」と述べた。

ELCの2025年1〜3(第3四半期)のメイクアップカテゴリーの売上高は、前年同期9.1%減の10億3500万ドル(約1500億円)だった。また、4月に投資銀行パイパー・サンドラー(PIPER SANDLER)が発表した 第49回ティーン調査(半期)によると、メイクアップカテゴリーで「M・A・C」はトップ20から完全に脱落するなど低迷している。

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ティモシー&カイリーがレッドカーペットに初めて一緒に登場 2人のカップルコーデを振り返り

ティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)とカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)は5月7日(現地時間、以下同)、「第70回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(David Di Donatello)」の授賞式に出席した。2人がそろって公式のレッドカーペットに姿を見せるのは今回が初めてだった。

シャラメは、ハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)が手掛けた「トム フォード(TOM FORD)」のルックで登場。ベルベット地のブラックのダブルブレストブレザースーツに、クレープデシンのシャツ、ブラックのレザーブーツを合わせた。

 

ジェンナーは、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」2025-26年秋冬コレクションから、背中でストラップをクロスさせ、メゾンの象徴的なコードをプリントしたブラックのロングドレスに身を包んだ。

アクセサリーには、左右異なるイヤリングをチョイス。左耳には、凹凸のあるハンマード加工を施した真鍮製のゴールドの指の形に、パールがついたイヤリングとラインストーンのピアス、右耳には、クリスタルをセットした爪とパールペンダントをつけた手の形のイヤリングをつけた。

ジェンナーは、「スキャパレリ」のシグネチャーなキーホールビジューのプレートとゴールドの刺しゅうをあしらったクラッチバッグ、ブラックベルベットのミュールでコーデを完成させた。

スポーツ観戦からパーティまで一緒に
ゴージャスなカップルコーデをおさらい!

白黒コーデ

4月30日に行われた「NBA レイカーズ対ティンバーウルブズ戦」をそろって観戦した2人は、白黒コーデで来場。シャラメは、故レイカーズ選手、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)の写真をプリントしたモノクロTシャツに、「シャネル(CHANEL)」25年春夏コレクションから、フェイクパールがついたコットンツイードのジャケット、ダークトーンのバギーデニム、「ティンバーランド(TIMBERLAND)」のブーツを合わせた。

 

ジェンナーは、クロップド丈のホワイトのトップスに、全体的に切れ込みを入れたブラックのレザーパンツ、蛇革プリントのブーツ、「カルティエ(CARTIER)」のウオッチ、“パンテール ドゥ カルティエ”を着用。このウオッチには、18カラットのイエローゴールドのブレスレットとダイヤモンドをセットした王冠があしらわれている。

“バターイエロー”でカラーリンクコーデ

4月11日、「Revolve × Sprinter プールパーティ」に登場したジェンナーは、シャラメが「第97回アカデミー賞」で着用して注目を集めた“バターイエロー”のカラーを身にまとった。ジェンナーは、ラテックス製でロウカットのネックラインのボディコンドレスに、ビーチサンダルを合わせ、夏の準備万端なスタイリングを見せた。

レトロ×スポーティコーデ

3月9日には、カリフォルニア・インディアンウェルズで開催された「BNP パリバ・オープン」を2人そろって観戦。

ジェンナーは、「セリーヌ(CELINE)」の半袖プリントシャツをウエストで結び、1950〜60年代のトレンドを彷ふつとさせるスタイルに。ボトムスには、ホワイトのパンツ、「クレージュ(COURREGES)」のサングラスを合わせた。一方シャラメは、フランスのサッカーチーム、サンテティエンヌのエンブレムを施した「アディダス(ADIDAS)」のトラックジャケットでスポーティにスタイリングした。

シックなブラックコーデ

2月16日にロンドンで開催された「第78回英国アカデミー賞」では、シャラメは、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のブラックスーツに「カルティエ」のダイヤモンドペンダントを身につけ、映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」で自身が演じたボブ・ディラン(Bob Dylan)にインスパイアされた衣装を披露した。また、カイリーは「ジョン・ガリアーノ(JOHN GALLIANO)」95年春夏コレクションからブラックドレスを着用。胸元が大きく開いたネックラインのセクシーなドレスにはスパンコールがあしらわれ、クリスタルのオープントゥヒールとダイヤモンドリングでスタイリングした。

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【スナップ】「第78回カンヌ国際映画祭」が開幕 レッドカーペットではドレスコード違反も?

「第78回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)」が5月13日(現地時間、以下同)に開幕した。レッドカーペットには、9人の審査員をはじめとした豪華セレブリティーらが来場し、開会式が行われた。

今年は新ルールが導入
過激な衣装は禁止に

 

今年審査員を務めるハル・ベリー(Halle Berry)は、「ジャックムス(JACQUEMUS)」2025年春夏コレクション“La Croisiere”からスリーブレスのドレスで登場。同ドレスは、白黒のストライプが入ったシルクオーガンザの生地を裾に向かって広がる台形のシルエットに仕立て、“ロンド カレ(Rond Carre)”のブローチで背中にギャザーを寄せた。

12日、ヌードやボリュームのある衣装、長いトレーンを禁止する新しいドレスコードが発表されたため、ベリーは衣装の変更を余儀なくされ、「ジャックムス」のルックを選んだという。

13日朝の記者会見でベリーは、「『ガウラヴ グプタ(GAURAV GUPTA)』の素晴らしいドレスを着る予定だったのですが、トレーンが大きすぎるので、今夜は着られません」とコメント。また、「ルールを破るつもりはありません。ヌードが禁止という部分も、多分、理にかなった制約だと思います」と付け加えた。

一方、ハイディ・クルム(Heidi Klum)は、数フィートにおよぶ長いトレーンのドレスで運営組織に挑んだようだ。クルムが着用したのは、「エリー サーブ(ELIE SAAB)」“1001シーズンズ”コレクションのストラップレスドレスで、胸元の大きなピンクの花飾りと花びらのようなフリルが目を引いた。また、「ロレイン・シュワルツ(LORRAINE SCHWARTZ)」のジュエリーとローズゴールドのサテンポインテッドミュールを合わせてコーディネートした。

 

審査員長のジュリエット・ビノシュ(Juliette Binoche)は、「ディオール(DIOR)」オート・クチュール・コレクションから、オフホワイトのシルククレープでできたフード付きトップスとパンツに、「ショパール(CHOPARD)」のイヤリングを合わせた。

ビノシュは、地球温暖化、女性差別、そして戦争の問題について触れ、「アーティストには証言者になるチャンスがあります。苦しみが大きくなるほど、より結束が重要になります。今、すぐにでも、暴力ではなく決意と情熱を持って行動しなければなりません。自由を愛する皆が協力し、抗議する時が来ました。そして、選挙があったら、投票すべき時が来たのです」と情熱的なスピーチを行った。

写真嫌いで有名なレオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)は、レッドカーペットは欠席。「セリーヌ(CELINE)」のタキシードで、パレ・デ・フェスティバルのステージに登壇し、名誉パルムドールを授与したロバート・デニーロ(Robert De Niro)を祝福した。

デニーロのスピーチは、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領による芸術と教育の予算を削減する製作を非難。「トランプは、米国外で製作された映画に100%の関税をかけようとしています。これは受け入れられることではありません。アメリカだけの問題ではなく、グローバル規模での問題なのです」と「カンヌ映画祭」で話題になっている問題について言及し、「芸術は包括的で、自由を追求する手段で、多様性を守ります。だからこそ、芸術は脅威であり、私達はこの世の独裁者とファシストに脅かされるのです」と語った。

審査員のジェレミー・ストロング(Jeremy Strong)は、「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」から“ローズウッド”と呼ばれるダスティピンクカラーのカスタムタキシードを着用した。

レッドカーペットの着用ブランドをチェック!

エヴァ・ロンゴリア(Eva Longoria) は、「タマラ・ラルフ(TAMARA RALPH)」25年春夏オート・クチュール・コレクションから、ローズゴールドのストラップレスのビーズドレスに身を包んだ。同ドレスは、ブラックベルベットのコルセットと長いリボンが特徴だ。アクセサリーには「パスクワーレ・ブルーニ(PASQUALE BRUNI)」の18K ローズゴールドにダイヤモンドをあしらった“Aleluiá Collier”のネックレスとイヤリングをチョイスした。

ベラ・ハディッド(Bella Hadid)は、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)による「サンローラン(SAINT LAURENT)」のルックを披露。背中でクロスした、スリットの入ったシルクサテンドレスにラインストーンでつま先のストラップを覆ったサテンクレープのサンダルでコーデを完成させた。

イリーナ・シェイク(Irina Shayk)は、「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」19-20年秋冬コレクションからポルカドット柄のドレスを着用。ブラックのシアーな生地を重ね、背中に取り外しできるブラックのリボンをつけたオフショルダーデザインで、ゴールドとブラックのスリングバックヒールと合わせた。

来場者スナップ

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ロレアルが経営陣に新役職を設置 「ロレアル パリ」初の女性トップを任命

ロレアル(L’OREAL)はこのほど、新たな役職としてチーフ・イノベーション・アンド・プロスペクティブ・オフィサーを設置すると発表した。現在「ロレアル パリ(L’OREAL PARIS)」のグローバル・ブランド・プレジデントを務めるデルフィーヌ・ヴィギュイエ・オヴァス(Delphine Vivuier-Hovasse)氏が7月1日付で就任する。同氏は、バーバラ・ラヴェルノス(Barbara Lavernos)副最高経営責任者(CEO)兼リサーチ&イノベーション テクノロジー責任者の直属となり、執行委員会にも加わる。

ロレアルは新役職について声明で、「ダイナミックかつ急速に進化するビューティ業界におけるリーダーシップのさらなる強化が目的だ。同ポジションは、イノベーションチームと戦略的展望の策定部門を掌管し、未来に焦点を当てたアプローチを確実なものにする」としている。

ヴィギュイエ・オヴァス新チーフ・イノベーション・アンド・プロスペクティブ・オフィサーは、1997年、ロレアルに入社。2019年に「ロレアル パリ」初の女性トップに就任した。

同社によると、「ロレアル パリ」は同氏の下、世界をリードするビューティブランドとしての地位を確固たるものにした。この成功は、“エルセーヴ グリコール グロス”や“パノラマ マスカラ”など革新的な新製品を市場に送り出す手腕に後押しされたもので、同氏の製品開発能力の高さの証明だという。

ヴィギュイエ・オヴァス氏はブランド在任中、女性をインスパイアするアクティベーションやプログラムを打ち立て推進。「ロレアル パリ」は、パリ・ファッション・ウイーク中にランウェイショー「ル・デフィレ・ロレアル・パリ」を開催してきたほか、カンヌ国際映画祭の公式スポンサーを毎年務めている。映画界の女性に光を当てる「Lights on Woman’s Worth Award」は、今年5回目を迎える。

同氏のリーダーシップにより、ロレアルは女性のエンパワーメントへのコミットも強化。公共の場での性的いやがらせ、ストリートハラスメントを減らすことを目的としたトレーニングプログラムを立ち上げ、世界で300万人以上に提供した。同社は「ビジネスの成長を促進しただけでなく、卓越した文化を育み、社内における新世代の才能を鼓舞した」と評価する。

ニコラ・イエロニムス(Nicolas Hieronimus)=ロレアルCEOは、「彼女の卓越したイノベーションの実績と戦略的ビジョンは、当社のイノベーションをさらなる高みへと押し上げるものだ。先進的なアプローチと進化するビューティ業界に対する深い理解が、ロレアルの冒険の次の章を書き上げる助けになると確信している」とコメントしている。

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ロレアルが経営陣に新役職を設置 「ロレアル パリ」初の女性トップを任命

ロレアル(L’OREAL)はこのほど、新たな役職としてチーフ・イノベーション・アンド・プロスペクティブ・オフィサーを設置すると発表した。現在「ロレアル パリ(L’OREAL PARIS)」のグローバル・ブランド・プレジデントを務めるデルフィーヌ・ヴィギュイエ・オヴァス(Delphine Vivuier-Hovasse)氏が7月1日付で就任する。同氏は、バーバラ・ラヴェルノス(Barbara Lavernos)副最高経営責任者(CEO)兼リサーチ&イノベーション テクノロジー責任者の直属となり、執行委員会にも加わる。

ロレアルは新役職について声明で、「ダイナミックかつ急速に進化するビューティ業界におけるリーダーシップのさらなる強化が目的だ。同ポジションは、イノベーションチームと戦略的展望の策定部門を掌管し、未来に焦点を当てたアプローチを確実なものにする」としている。

ヴィギュイエ・オヴァス新チーフ・イノベーション・アンド・プロスペクティブ・オフィサーは、1997年、ロレアルに入社。2019年に「ロレアル パリ」初の女性トップに就任した。

同社によると、「ロレアル パリ」は同氏の下、世界をリードするビューティブランドとしての地位を確固たるものにした。この成功は、“エルセーヴ グリコール グロス”や“パノラマ マスカラ”など革新的な新製品を市場に送り出す手腕に後押しされたもので、同氏の製品開発能力の高さの証明だという。

ヴィギュイエ・オヴァス氏はブランド在任中、女性をインスパイアするアクティベーションやプログラムを打ち立て推進。「ロレアル パリ」は、パリ・ファッション・ウイーク中にランウェイショー「ル・デフィレ・ロレアル・パリ」を開催してきたほか、カンヌ国際映画祭の公式スポンサーを毎年務めている。映画界の女性に光を当てる「Lights on Woman’s Worth Award」は、今年5回目を迎える。

同氏のリーダーシップにより、ロレアルは女性のエンパワーメントへのコミットも強化。公共の場での性的いやがらせ、ストリートハラスメントを減らすことを目的としたトレーニングプログラムを立ち上げ、世界で300万人以上に提供した。同社は「ビジネスの成長を促進しただけでなく、卓越した文化を育み、社内における新世代の才能を鼓舞した」と評価する。

ニコラ・イエロニムス(Nicolas Hieronimus)=ロレアルCEOは、「彼女の卓越したイノベーションの実績と戦略的ビジョンは、当社のイノベーションをさらなる高みへと押し上げるものだ。先進的なアプローチと進化するビューティ業界に対する深い理解が、ロレアルの冒険の次の章を書き上げる助けになると確信している」とコメントしている。

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「バレンシアガ」に新副CEO レザーグッズ躍進の立役者

ケリング(KERING)は5月13日、傘下に持つバレンシアガ(BALENCIAGA)の新たな副最高経営責任者(CEO)として、ナタリー・レイノー(Nathalie Raynaud)最高製品責任者を任命した。同氏は昨年ブランドを離れたローラ・デュ・リュスケック(Laura du Rusquec)前副CEOの後任として同日付で着任し、ジャンフランコ・ジャナンジェリ(Gianfranco Gianangeli)=バレンシアガCEOの直属となる。

レイノー新副CEOの経歴は?

レイノー新副CEOは、2006年にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁するクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)に入社。ウオッチ部門で活躍した後、08年にルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)に移り、ウィメンズのレザーグッズやアクセサリーのプロダクトマネジメントやマーケティングに従事。16年には、「サンドロ(SANDRO)」「マージュ(MAJE)」「クローディ ピエルロ(CLAUDIE PIERLOT)」などのブランドを擁するSMCPに加わり、アクセサリー事業を立ち上げた。19年から21年はランバン(LANVIN)でアクセサリーおよびライセンス担当ディレクターを務め、21年にバレンシアガに入社。デムナ(Demna)=アーティスティック・ディレクターと密接に連携し、“ル カゴール(Le Cagole)”“ロデオ(Rodeo)”“ベル エアー(Bel Air)”などの新作バッグのローンチや、アイコンバッグ“ル シティ(Le City)”の復活を成功裏に導いた。

CEOとデムナのコメント

ジャナンジェリCEOは、「ナタリーは、『バレンシアガ』のプロダクト戦略の策定におけるキーパーソンとしてレザーグッズ部門の成功に大きく貢献し、当社が進むべき方向を明確にしてくれた。副CEOとして、引き続きプロダクトを中心とした戦略的かつクリエイティブなビジョンを持ち、事業の成長と市場でのポジショニングの強化を推進しつつ、新たなクリエイティブ・ディレクターのビジョンをサポートする準備を整えてくれるものと確信している」と語った。

7月9日に行うオートクチュールのショーをもって「バレンシアガ」を離れ、同じくケリングが擁する「グッチ(GUCCI)」に移籍するデムナ(Demna)=アーティスティック・ディレクターは、「ナタリーと4年にわたって共に働いてきたが、素晴らしいパートナーシップだった。彼女の緻密な仕事ぶりと『バレンシアガ』への献身は、ブランドの成功に大いに貢献してくれた」とコメントした。

レイノー新副CEOは、「新たな役職に任命され、とても光栄に思う。『バレンシアガ』の全てのプロダクトおよび部門をさらに成功させることを楽しみにしている」と述べた。

デムナの後任について

なお、注目を集めるデムナの後任について、今回の人事では明らかにされなかった。情報筋によれば、「アライア(ALAIA)」を率いるピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)=クリエイティブ・ディレクターを含め、さまざまなデザイナーと話し合いを行っているという。

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「バレンシアガ」に新副CEO レザーグッズ躍進の立役者

ケリング(KERING)は5月13日、傘下に持つバレンシアガ(BALENCIAGA)の新たな副最高経営責任者(CEO)として、ナタリー・レイノー(Nathalie Raynaud)最高製品責任者を任命した。同氏は昨年ブランドを離れたローラ・デュ・リュスケック(Laura du Rusquec)前副CEOの後任として同日付で着任し、ジャンフランコ・ジャナンジェリ(Gianfranco Gianangeli)=バレンシアガCEOの直属となる。

レイノー新副CEOの経歴は?

レイノー新副CEOは、2006年にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁するクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)に入社。ウオッチ部門で活躍した後、08年にルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)に移り、ウィメンズのレザーグッズやアクセサリーのプロダクトマネジメントやマーケティングに従事。16年には、「サンドロ(SANDRO)」「マージュ(MAJE)」「クローディ ピエルロ(CLAUDIE PIERLOT)」などのブランドを擁するSMCPに加わり、アクセサリー事業を立ち上げた。19年から21年はランバン(LANVIN)でアクセサリーおよびライセンス担当ディレクターを務め、21年にバレンシアガに入社。デムナ(Demna)=アーティスティック・ディレクターと密接に連携し、“ル カゴール(Le Cagole)”“ロデオ(Rodeo)”“ベル エアー(Bel Air)”などの新作バッグのローンチや、アイコンバッグ“ル シティ(Le City)”の復活を成功裏に導いた。

CEOとデムナのコメント

ジャナンジェリCEOは、「ナタリーは、『バレンシアガ』のプロダクト戦略の策定におけるキーパーソンとしてレザーグッズ部門の成功に大きく貢献し、当社が進むべき方向を明確にしてくれた。副CEOとして、引き続きプロダクトを中心とした戦略的かつクリエイティブなビジョンを持ち、事業の成長と市場でのポジショニングの強化を推進しつつ、新たなクリエイティブ・ディレクターのビジョンをサポートする準備を整えてくれるものと確信している」と語った。

7月9日に行うオートクチュールのショーをもって「バレンシアガ」を離れ、同じくケリングが擁する「グッチ(GUCCI)」に移籍するデムナ(Demna)=アーティスティック・ディレクターは、「ナタリーと4年にわたって共に働いてきたが、素晴らしいパートナーシップだった。彼女の緻密な仕事ぶりと『バレンシアガ』への献身は、ブランドの成功に大いに貢献してくれた」とコメントした。

レイノー新副CEOは、「新たな役職に任命され、とても光栄に思う。『バレンシアガ』の全てのプロダクトおよび部門をさらに成功させることを楽しみにしている」と述べた。

デムナの後任について

なお、注目を集めるデムナの後任について、今回の人事では明らかにされなかった。情報筋によれば、「アライア(ALAIA)」を率いるピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)=クリエイティブ・ディレクターを含め、さまざまなデザイナーと話し合いを行っているという。

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デビアス、人工ダイヤブランド「ライトボックス」を終了 大幅な値崩れで

ダイヤモンド大手のデビアス グループ(DE BEERS GROUP以下、デビアス)は5月8日、傘下に持つラボグロウンダイヤモンド(人工ダイヤ)のジュエリーブランド「ライトボックス(LIGHTBOX)」を終了すると発表した。同社によれば、これは宝飾市場における人工ダイヤの大幅な値崩れが主な原因で、ブランド終了に伴い、在庫を含む一部資産の売却を複数の買い手候補と協議しているという。なお、終了手続きの期間中は、購入品の保証やアフターサービスを継続する。

デビアスは、「ライトボックス」を2018年にスタート。天然ダイヤモンドはその希少性や美しさによって人気があるものの、採掘にまつわる環境破壊、過酷な労働環境や搾取といった懸念があることは否めず、サステナビリティ意識の高まりとともによりエシカル(倫理的)な人工ダイヤに注目が集まっていた。15年には、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)が米国の人工ダイヤメーカー、ダイヤモンド・ファウンドリー(DIAMOND FOUNDRY)に投資。22年には、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁する投資会社LVMHラグジュアリー・ベンチャーズ(LVMH LUXURY VENTURES)がイスラエルの人工ダイヤメーカー、ルシックス(LUSIX)に投資している。

技術革新により品質が向上したことや、天然ダイヤよりも安価であることが後押しし、ラボグロウンダイヤを使用したジュエリーは倫理面を重視する若者世代を中心に広まったが、やがて一般的にも人気に。現在、米国では大手スーパーマーケットなどでも取り扱われるマス向けの商材となっている。「ライトボックス」は、設立当初から“1カラット当り800ドル(約11万円)”と明瞭な価格体系を導入しているが、宝飾市場におけるラボグロウンダイヤの卸売価格は初期と比べて90%下落したという。

「天然ダイヤとラボグロウンは別のカテゴリー」

デビアスのアル・クック(Al Cook)最高経営責任者(CEO)は、「ラボグロウンダイヤの価値が下がり続けていることにより、人工および天然ダイヤの差別化が進んでいることが明確になった。中国でより低コストの人工ダイヤが製造され、競争がさらに厳しくなっている上、米国ではスーパーマーケットが販売したことで大幅に値崩れしている。今後、製造コストと販売価格の両方がいっそう下がると見込まれる」と語った。

同社は声明文の中で、「ラボグロウンダイヤの価値の変化は、希少で価値の高い天然ダイヤと、低コストで大量生産されるラボグロウンダイヤは異なるカテゴリーのものだという当社の考えを裏付けることとなった」と述べ、クックCEOも「『ライトボックス』の計画的な事業終了は、当社の天然ダイヤへのコミットメントを反映している」とコメントした。

なお、デビアスの子会社で、以前は「ライトボックス」向けのラボグロウンダイヤを製造していたエレメントシックス(ELEMENT SIX)は、産業用の人工ダイヤメーカーとして事業を継続する。

デビアス自体も親会社により売却の予定

デビアスは11年に、グローバルな鉱業資源会社アングロ・アメリカン(ANGLO AMERICAN)の子会社となっている。デビアスの株式の85%をアングロ・アメリカンが、残り15%をボツワナ共和国の政府が保有しているが、同社は24年5月、デビアスを売却する計画を発表。アングロ・アメリカンによれば、これは事業全体を合理化し、株主価値を高めるためだという。

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【メットガラ2025】パントンとグーグルがトレンドを予測 今年は深みのあるカラーに大注目

「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催された。今年のテーマは、“スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル(Superfine: Tailoring Black Style)”で、ドレスコードは “Tailored for You.”(あなただけの仕立て)だった。同イベントの終幕に伴い、パントン・カラー・インスティテュート(PANTONE COLOR INSTITUTE以下、パントン)とグーグルは、「メットガラ」にインスパイアされたトレンドを予測している。

リアトリス・アイズマン(Leatrice Eiseman)=パントン・エグゼクティブ・ディレクターは、多数のセレブリティーが黒、白、白黒の衣装を披露したために、クラシックな黒と白の人気は今後も続くと予想している。アイズマンによると、黒と白の組み合わせは、今年のテーマ、 “スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル” に通じるノスタルジックな要素をもたらしてくれると言う。また、ワインレッドと、トレンドに関しては、ブラウンの系統色が力を増し続けるそう。

アイズマンは、「今年のテーマに合わせ、黒を基調とした壮観なデザインや仕上がりが登場した一方で、白の衣装は、未来が何をもたらすのかを示す光と明瞭さをもたらした」とし、「モノクロのルックでは、ダイアナ・ロス(Diana Ross)のドレスが証明したように、色そのものだけでなく、トレーンや、テーラリング、ケープやボリューミーさにより、たくさんのドラマが見られた」と語る。

ワインレッドやブラウンに関心

ワインレッドやマルーン(茶色味を帯びた赤色)は、サバンナ・ジェームズ(Savannah James)の「ハニーファ(HANIFA)」の衣装に見られたように、ウィンザーワインカラーとマッチし、また、その色味は2025年春夏ロンドン・ファッション・ウイークの「カラートレンドレポート」でも台頭していた。さらに、ウィンザーワインやその類似色は、ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)が着用した「トム ブラウン(THOM BROWNE)」のメンズ・ウエアにインスパイアされたドレスにアクセントとして現れていた。

アイズマンは、アリシア・キース(Alicis Keys)とスウィズ・ビーツ(Swizz Beats)が着用したエドワード・エニンフル(Edward Enninful)が手掛けた「モンクレール(MONCLER)」と「EE72」のコラボレーションは、ブルーとレッドを組み合わせることで、マルーンカラーのイルージョンを生み出したことにも言及した。それから、ジョディ・ターナー=スミス(Jodie Turner-Smith)が着用した「バーバリー(BURBERRY)」の構造的なドレスとその模様は、「ラグジュアリーな雰囲気にドラマをプラスした」と言う。

アイズマンによると、ワインレッドの長らく続く人気は、そのリッチさと安定性によるためだそう。「私たちは、ワインレッドはパワーカラーだと考えている。というのも、レッドをもっと洗練されたカラーに引き上げてくれるからだ。華やかな口紅のようなレッドドレスを買って、ほんの数回着れば、たくさんの褒め言葉をもらえるだろう。しかしウィンザーレッドのアイテムは、シーズンごとに着たとしても、エレガントさと贅沢さを感じたいときに手を伸ばす、より永久的な買い物になりうるのだ」。

パントンはさらに、ブラウンのバリエーションが、より多用途で使用されること、そして、グラマラスさを演出することも期待している。アイズマンは、2025年の「カラー・オブ・ザ・イヤー(Color of the Year)」に選ばれた モカ・ムース というカラーが、バッド・バニー(Bad Bunny)の「プラダ(PRADA)」によって着こなされたことについても言及した。

また、オーロラ・ジェームズ(Aurora James)による「テベ・マググ(THEBE MAGUGU)」のルックと、カラ・ヤング(Kara Young)が着用したマックスウェル(Maxwell)によるデザインの「アンオンリーチャイルド(ANONLYCHILD)」も評価した。「(ブラウン)の継続する人気の一因は、あるときは贅沢で濃厚な食べ物を表すと同時に、大地そのものの色を表現することができるという汎用性にある。ブラウンが常に流行しているのは、ムードの両端を提供してくれるからだ」とアイズマン。

“ゼンデイヤの帽子”が急上昇

グーグル検索では、 ゼンデイヤ(Zendaya) が「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のルックを披露した後、“ゼンデイヤの帽子”への関心が170%跳ね上がった。そのほか、“ポルカドットネクタイ”や“パバハット”、“ブローチ”、"大きな赤いブローチ”、“メットガラのパステルカラー”、“ラベンダースーツ”、"レッドスーツ”、“フローラルスーツ”も広く検索されたと言う。また“プエルトリコハット”の検索は650%まで伸びたという。

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【メットガラ2025】パントンとグーグルがトレンドを予測 今年は深みのあるカラーに大注目

「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催された。今年のテーマは、“スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル(Superfine: Tailoring Black Style)”で、ドレスコードは “Tailored for You.”(あなただけの仕立て)だった。同イベントの終幕に伴い、パントン・カラー・インスティテュート(PANTONE COLOR INSTITUTE以下、パントン)とグーグルは、「メットガラ」にインスパイアされたトレンドを予測している。

リアトリス・アイズマン(Leatrice Eiseman)=パントン・エグゼクティブ・ディレクターは、多数のセレブリティーが黒、白、白黒の衣装を披露したために、クラシックな黒と白の人気は今後も続くと予想している。アイズマンによると、黒と白の組み合わせは、今年のテーマ、 “スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル” に通じるノスタルジックな要素をもたらしてくれると言う。また、ワインレッドと、トレンドに関しては、ブラウンの系統色が力を増し続けるそう。

アイズマンは、「今年のテーマに合わせ、黒を基調とした壮観なデザインや仕上がりが登場した一方で、白の衣装は、未来が何をもたらすのかを示す光と明瞭さをもたらした」とし、「モノクロのルックでは、ダイアナ・ロス(Diana Ross)のドレスが証明したように、色そのものだけでなく、トレーンや、テーラリング、ケープやボリューミーさにより、たくさんのドラマが見られた」と語る。

ワインレッドやブラウンに関心

ワインレッドやマルーン(茶色味を帯びた赤色)は、サバンナ・ジェームズ(Savannah James)の「ハニーファ(HANIFA)」の衣装に見られたように、ウィンザーワインカラーとマッチし、また、その色味は2025年春夏ロンドン・ファッション・ウイークの「カラートレンドレポート」でも台頭していた。さらに、ウィンザーワインやその類似色は、ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)が着用した「トム ブラウン(THOM BROWNE)」のメンズ・ウエアにインスパイアされたドレスにアクセントとして現れていた。

アイズマンは、アリシア・キース(Alicis Keys)とスウィズ・ビーツ(Swizz Beats)が着用したエドワード・エニンフル(Edward Enninful)が手掛けた「モンクレール(MONCLER)」と「EE72」のコラボレーションは、ブルーとレッドを組み合わせることで、マルーンカラーのイルージョンを生み出したことにも言及した。それから、ジョディ・ターナー=スミス(Jodie Turner-Smith)が着用した「バーバリー(BURBERRY)」の構造的なドレスとその模様は、「ラグジュアリーな雰囲気にドラマをプラスした」と言う。

アイズマンによると、ワインレッドの長らく続く人気は、そのリッチさと安定性によるためだそう。「私たちは、ワインレッドはパワーカラーだと考えている。というのも、レッドをもっと洗練されたカラーに引き上げてくれるからだ。華やかな口紅のようなレッドドレスを買って、ほんの数回着れば、たくさんの褒め言葉をもらえるだろう。しかしウィンザーレッドのアイテムは、シーズンごとに着たとしても、エレガントさと贅沢さを感じたいときに手を伸ばす、より永久的な買い物になりうるのだ」。

パントンはさらに、ブラウンのバリエーションが、より多用途で使用されること、そして、グラマラスさを演出することも期待している。アイズマンは、2025年の「カラー・オブ・ザ・イヤー(Color of the Year)」に選ばれた モカ・ムース というカラーが、バッド・バニー(Bad Bunny)の「プラダ(PRADA)」によって着こなされたことについても言及した。

また、オーロラ・ジェームズ(Aurora James)による「テベ・マググ(THEBE MAGUGU)」のルックと、カラ・ヤング(Kara Young)が着用したマックスウェル(Maxwell)によるデザインの「アンオンリーチャイルド(ANONLYCHILD)」も評価した。「(ブラウン)の継続する人気の一因は、あるときは贅沢で濃厚な食べ物を表すと同時に、大地そのものの色を表現することができるという汎用性にある。ブラウンが常に流行しているのは、ムードの両端を提供してくれるからだ」とアイズマン。

“ゼンデイヤの帽子”が急上昇

グーグル検索では、 ゼンデイヤ(Zendaya) が「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のルックを披露した後、“ゼンデイヤの帽子”への関心が170%跳ね上がった。そのほか、“ポルカドットネクタイ”や“パバハット”、“ブローチ”、"大きな赤いブローチ”、“メットガラのパステルカラー”、“ラベンダースーツ”、"レッドスーツ”、“フローラルスーツ”も広く検索されたと言う。また“プエルトリコハット”の検索は650%まで伸びたという。

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シアードレスは禁止!? カンヌ国際映画祭がドレスコードを更新

第78回カンヌ国際映画祭が13日に開幕する。それに先立ち、同映画祭の運営組織は11日、レッドカーペットにおけるドレスコードを更新した。

同映画祭の公式サイトによれば、「良識の観点から、レッドカーペットおよび映画祭の全てのエリアにおけるヌードを禁止する。また、通行や劇場内での着席を妨げるようなボリュームのある衣装や長いトレーンも禁止する。これらのルールを尊重していない人物に対し、映画祭のウェルカムチームは、レッドカーペットへのアクセスを禁止する義務を負う」という。これに伴い、極端にボリュームのあるドレスや、最近話題を集めているヌードのように見えるシアードレスは着用が難しくなりそうだ。

昨年の同映画祭では、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)やナターシャ・ポーリー(Natasha Poly)、ハイディ・クルム(Heidi Klum)らがシアードレスや、露出の多いバンデージスタイルのドレスで参加。また、ドミニカ共和国の俳優マッシエル・タベラス(Massiel Taveras)は、イエス・キリストの顔が描かれた長いトレーンを着用して登場したため、レッドカーペット上の通行を妨げないように早く歩くことを警備員に促される一幕もあった。

以前は“ハイヒール論争”が話題に

今回はルールが厳格化されたが、過去には逆のケースも。15年のカンヌ国際映画祭では、映画「キャロル(原題:Carol)」のプレミアに参加しようとした女性らがフラットシューズを履いていたため、“ハイヒールを履いていない”という理由により入場を拒否された。この出来事は社会的な論争を巻き起こし、16年にはジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)が、18年にはクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)が裸足で同映画祭のレッドカーペットを歩いた。その後、ルールが更新され、現在は“ヒールのある、もしくはヒールのないエレガントなシューズやサンダル(ただしスニーカーは不可)”となっている。

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シアードレスは禁止!? カンヌ国際映画祭がドレスコードを更新

第78回カンヌ国際映画祭が13日に開幕する。それに先立ち、同映画祭の運営組織は11日、レッドカーペットにおけるドレスコードを更新した。

同映画祭の公式サイトによれば、「良識の観点から、レッドカーペットおよび映画祭の全てのエリアにおけるヌードを禁止する。また、通行や劇場内での着席を妨げるようなボリュームのある衣装や長いトレーンも禁止する。これらのルールを尊重していない人物に対し、映画祭のウェルカムチームは、レッドカーペットへのアクセスを禁止する義務を負う」という。これに伴い、極端にボリュームのあるドレスや、最近話題を集めているヌードのように見えるシアードレスは着用が難しくなりそうだ。

昨年の同映画祭では、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)やナターシャ・ポーリー(Natasha Poly)、ハイディ・クルム(Heidi Klum)らがシアードレスや、露出の多いバンデージスタイルのドレスで参加。また、ドミニカ共和国の俳優マッシエル・タベラス(Massiel Taveras)は、イエス・キリストの顔が描かれた長いトレーンを着用して登場したため、レッドカーペット上の通行を妨げないように早く歩くことを警備員に促される一幕もあった。

以前は“ハイヒール論争”が話題に

今回はルールが厳格化されたが、過去には逆のケースも。15年のカンヌ国際映画祭では、映画「キャロル(原題:Carol)」のプレミアに参加しようとした女性らがフラットシューズを履いていたため、“ハイヒールを履いていない”という理由により入場を拒否された。この出来事は社会的な論争を巻き起こし、16年にはジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)が、18年にはクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)が裸足で同映画祭のレッドカーペットを歩いた。その後、ルールが更新され、現在は“ヒールのある、もしくはヒールのないエレガントなシューズやサンダル(ただしスニーカーは不可)”となっている。

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BLACKPINKジスが「セルフ-ポートレート」キャンペーンに登場 AI生成画像を背景に

「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」は、 BLACKPINKのジス(Jisoo)を同ブランド2025年プレ・フォール・コレクションのキャンペーンに起用し、 レトロフューチャーなビジュアルを公開した。同ブランドとジスのコラボは、今回で3回目となる。

撮影は、フォトグラファーのドリュー・ヴィッカース(Drew Vickers)によりソウルで行われ、ジスは、“スウィンギング・60s”の活気溢れるエネルギーにインスパイアされたAI生成画像を背景にポーズをとった。

同キャンペーンビジュアルは、“Dreams of Past Lives(前世の夢)”と名付けられ、ノスタルジアとフューチャリズム、超現実的なものと合成を並列させ、ジスが夢の空間で揺らめいているようなイメージを作り出した。

 

ジスが着用したのは、25年プレ・フォール・コレクションから、ギンガムチェックのチューブトップにナイロンのウインドーブレーカー、千鳥格子のミニスカートを合わせたルックや、レースのホワイトブラウスにビーズをあしらったクリーム色のデニムスカートでコーディネートしたルックなどだ。

AIで夢のような世界観を表現

 

ホン・チョン(Hong Chong)=「セルフ-ポートレート」クリエイティブ・ディレクターは、「私たちはいつもキャンペーンで物語を伝えてきたが、ヴィッカースやこうしたテクノロジーとの協力で、現実と空想の境界を曖昧にすることができた。AIは何かを代替するためではなく、ジスの新しい世界を構築するためにあった」とコメント。AIの使用により、25年プレ・フォール・コレクションの、“familiar but surreal, nostalgic but completely new (見慣れたものでありながらも現実離れしていて、懐かしくありながらも全く新しい)”という雰囲気を巧みに映し出すことができたと言う。

またチョンは、「ジスがこれまで成し遂げてきたことにも、まだまだミステリアスな雰囲気があるし、だからこそ、ジスはブランドの顔として相応しいのだと思う。私たちには自然なクリエイティブのリズムがあり、毎回のキャンペーンは、私たちの対話の続きであるように感じている」と言い、ジスとパートナーシップを継続するにあたって、まだまだ探索の余地があると語った。

ジスは、「チョンと『セルフ-ポートレート』とのコラボは、毎回とても刺激的です。自分らしくいられるのと同時に、自分のパーソナリティとスタイルの様々な面に触れる自由を感じられます。チョンと私には本物の信頼関係があって、今回の新しいキャンペーンで、とても新しくて斬新なものを作り上げられたと思います」と話した。

チョンは、「ジスは、いつでも『セルフ-ポートレート』の物語の一部であり、これは自然な流れだ。私には多岐に渡る層のオーディエンスがいて、ジスは私の顧客にインスピレーションを与えている。ジスは多くの人のロールモデルだ」と付け加えた。

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BLACKPINKリサやロゼ、ティモシー・シャラメがレーシングスタイルに 「F1マイアミ・グランプリ2025」

「FIA-F1世界選手権マイアミ・グランプリ2025」が5月4日(現地時間)、米フロリダのマイアミ・インターナショナル・オートドロームで開催された。レース場には、BLACKPINKのリサ(Lisa)やロゼ(Rose)、俳優のティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)ら多数のセレブリティーも駆けつけた。

来場セレブをチェック!

ティモシー・シャラメ

ティモシー・シャラメは、レーシングコンストラクターの“ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ”のユニホームに、「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」のパンツ、「ティンバーランド(TIMBERLAND)」のブーツを着用した。

ロゼ

 

ロゼは、ブラックのミニドレスに、白黒のストライプのライダースジャケット、「プーマ(PUMA)」の“スピードキャット”スニーカーでコーディネート。

リサ

 

リサは、「フェラーリ(FERRARI)」2025-26秋冬コレクションからレッドのフリンジドレスを身にまとった。

シモーヌ・アシュリー

 

シモーヌ・アシュリー(Simone Ashley)は、「16アーリントン(16ARLINGTON)」のイエローのジャンプスーツに、「アイ・ダブリュー・シー(IWC)」のウオッチ、“インヂュニア・オートマティック 35”を身につけた。

ローリン・ヒル

 

ローリン・ヒル(Lauryn Hill)は、「アミリ(AMIRI)」のベージュスーツを着て、カーボンビーチでパファーマンスを披露。

アレクサンダー・アルボン

 

レーシングドライバーのアレクサンダー・アルボン(Alex Albon)は、「ボーディ(BODE)」のホワイトのTシャツにブラックのジーンズでスタイリングした。

ベッキー・G

 

ベッキー・G(Becky G)は、「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」AGXGPコレクションからブラックのヴァーシティジャケットに、同ブランド25年春夏コレクションのパンツ、クロスボディバッグを合わせた。

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【メットガラ2025】アフターパーティー総まとめ サブリナ・カーペンターとジェナ・オルテガは仲良く来場

「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催され、多数のセレブリティーが“ブラック・ダンディズム”を表現した華麗なスタイルを披露した。

“ファッション界のアカデミー賞”とも評されるビッグイベントが幕を閉じると、恒例の“バスルームフォト”も撮り終えたセレブたちは、特別な一夜を楽しむためのパーティールックにチェンジ。ニューヨーク各所で開催されるアフターパーティーに向けて街へ繰り出していった。

ここでは、米「WWD」がキャッチした煌びやかなアフターパーティーの様子をまとめてお届けする。

まずは、ザ・マーク・ホテルで
セレブをキャッチ!

セレブが最初に姿を見せるのは、メトロポリタン美術館近くのザ・マーク・ホテル(The Mark Hotel)をはじめとした大きなホテルやアップタウンでのパーティー。

BLACKPINKのロゼは、レーヨンのボディースーツにタキシードジャケット、フリルのトレーンがついたシルクスカート、クリスタルをあしらったサンダルを合わせた「サンローラン(SAINT LAURENT)」によるナイトコーデでザ・マーク・ホテルを後にした。また、「メットガラ」デビューを果たしたアンナ・サワイは、「ディオール(DIOR)」のホワイトスーツの中に、同ブランド2025-26年秋冬コレクションからグレーのコットンTシャツを着用した。

また同ホテルでは、「ウィリー チャバリア(WILLY CHAVARRIA)」がテキーラブランドの「ドン・フリオ(DON JULIO)」らと共同でパーティーを主催。会場には、ジェレミー・アレン・ホワイト(Jeremy Allen White)やマイケル・コース(Michael Kors)らが来場した。

ザ・マーク・ホテルスナップ

エイサップ・ロッキー率いるAWAGEのパーティー

エイサップ・ロッキー(ASAP Rockey)は、自身が率いるAWAGEのパーティーを「レイバン(RAY-BAN)」と共同で主宰。会場には、リアーナ(Rihanna)やサブリナ・カーペンター(Sacrina Carpenter)、ジェナ・オルテガ(Jenna Ortega)、グラム・ヴァザリア(Guram Gvasalia)=「ヴェトモン(VETEMENTS)」クリエイティブ・ディレクターらが一堂に会した。

AWGEパーティースナップ

ザ・スタンダード・ホテルにも多数のセレブが来場

ザ・スタンダード・ホテル(The Standard Hotel)で開催されたパーティーには、ハリー・ベイリー(Halle Bailey)やモデルのココ・ロシャ(Coco Rocha)デザイナーのクリスチャン・シリアノ(Christian Siriano)らが集まった。

ザ・スタンダード・ホテルスナップ

NY市長も参加!
“ジ・アフター”パーティー

カーサ・チプリアーニ(Casa Cipriani)では、実業家のリッチー・アキヴァ(Richie Akiva)による11回目の“ジ・アフター(The After)”パーティーを開催。会場には、ドージャ・キャット(Doja Cat)やタイラ(Tyla)、マドンナ(Madonna)、今年の「メットガラ」で共同ホストを務めた俳優のコールマン・ドミンゴ(Colman Domingo)、ニューヨーク市長のエリック・アダムス(Eric Adams)、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)、ドレイク(Drake)、リゾ(Lizzo)らが姿を見せた。パーティー後半には、アレックス・コンサニ(Alex Consani)が「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のミニドレスに身を包んで登場。また、ゼンデイヤ(Zendaya)やセリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)、シモーネ・バイルズ(Simone Biles)も来場していた。

“ジ・アフター”パーティースナップ

パブリック・ホテルは“ヤバい”パーティー

パブリック・ホテル(Public Hotel)では、「メットガラ」で「トム ブラウン(THOM BROWNE)」の錯視を利用したピンストライプスーツを披露したジャネール・モネイ(Janelle Monae)がパーティーを主催。“A Phenomenal Affair(ヤバい事件)”と名付けられた同パーティーには、映画「ウィキッド ふたりの魔女」の衣装デザインで知られるポール・タザウェル(Paul Tazewell)やチャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)、クリスチャン・シリアノ、ココ・ロシャらが出席した。

“A Phenomenal Affair”パーティースナップ

金融街に一夜限りのクラブが出現

ダウンタウンの金融街にあるウオーター・ストリート・アソシエイツ(Water Street Associates)では、今年で3回目となる“Apres Met”パーティーが開催。アレックス・コンサニら来場者は、オフィススペースが一夜限りのクラブに姿を変えた特別な空間を楽しんだ。

“Apres Met”パーティースナップ

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【メットガラ2025】アフターパーティー総まとめ サブリナ・カーペンターとジェナ・オルテガは仲良く来場

「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催され、多数のセレブリティーが“ブラック・ダンディズム”を表現した華麗なスタイルを披露した。

“ファッション界のアカデミー賞”とも評されるビッグイベントが幕を閉じると、恒例の“バスルームフォト”も撮り終えたセレブたちは、特別な一夜を楽しむためのパーティールックにチェンジ。ニューヨーク各所で開催されるアフターパーティーに向けて街へ繰り出していった。

ここでは、米「WWD」がキャッチした煌びやかなアフターパーティーの様子をまとめてお届けする。

まずは、ザ・マーク・ホテルで
セレブをキャッチ!

セレブが最初に姿を見せるのは、メトロポリタン美術館近くのザ・マーク・ホテル(The Mark Hotel)をはじめとした大きなホテルやアップタウンでのパーティー。

BLACKPINKのロゼは、レーヨンのボディースーツにタキシードジャケット、フリルのトレーンがついたシルクスカート、クリスタルをあしらったサンダルを合わせた「サンローラン(SAINT LAURENT)」によるナイトコーデでザ・マーク・ホテルを後にした。また、「メットガラ」デビューを果たしたアンナ・サワイは、「ディオール(DIOR)」のホワイトスーツの中に、同ブランド2025-26年秋冬コレクションからグレーのコットンTシャツを着用した。

また同ホテルでは、「ウィリー チャバリア(WILLY CHAVARRIA)」がテキーラブランドの「ドン・フリオ(DON JULIO)」らと共同でパーティーを主催。会場には、ジェレミー・アレン・ホワイト(Jeremy Allen White)やマイケル・コース(Michael Kors)らが来場した。

ザ・マーク・ホテルスナップ

エイサップ・ロッキー率いるAWAGEのパーティー

エイサップ・ロッキー(ASAP Rockey)は、自身が率いるAWAGEのパーティーを「レイバン(RAY-BAN)」と共同で主宰。会場には、リアーナ(Rihanna)やサブリナ・カーペンター(Sacrina Carpenter)、ジェナ・オルテガ(Jenna Ortega)、グラム・ヴァザリア(Guram Gvasalia)=「ヴェトモン(VETEMENTS)」クリエイティブ・ディレクターらが一堂に会した。

AWGEパーティースナップ

ザ・スタンダード・ホテルにも多数のセレブが来場

ザ・スタンダード・ホテル(The Standard Hotel)で開催されたパーティーには、ハリー・ベイリー(Halle Bailey)やモデルのココ・ロシャ(Coco Rocha)デザイナーのクリスチャン・シリアノ(Christian Siriano)らが集まった。

ザ・スタンダード・ホテルスナップ

NY市長も参加!
“ジ・アフター”パーティー

カーサ・チプリアーニ(Casa Cipriani)では、実業家のリッチー・アキヴァ(Richie Akiva)による11回目の“ジ・アフター(The After)”パーティーを開催。会場には、ドージャ・キャット(Doja Cat)やタイラ(Tyla)、マドンナ(Madonna)、今年の「メットガラ」で共同ホストを務めた俳優のコールマン・ドミンゴ(Colman Domingo)、ニューヨーク市長のエリック・アダムス(Eric Adams)、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)、ドレイク(Drake)、リゾ(Lizzo)らが姿を見せた。パーティー後半には、アレックス・コンサニ(Alex Consani)が「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のミニドレスに身を包んで登場。また、ゼンデイヤ(Zendaya)やセリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)、シモーネ・バイルズ(Simone Biles)も来場していた。

“ジ・アフター”パーティースナップ

パブリック・ホテルは“ヤバい”パーティー

パブリック・ホテル(Public Hotel)では、「メットガラ」で「トム ブラウン(THOM BROWNE)」の錯視を利用したピンストライプスーツを披露したジャネール・モネイ(Janelle Monae)がパーティーを主催。“A Phenomenal Affair(ヤバい事件)”と名付けられた同パーティーには、映画「ウィキッド ふたりの魔女」の衣装デザインで知られるポール・タザウェル(Paul Tazewell)やチャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)、クリスチャン・シリアノ、ココ・ロシャらが出席した。

“A Phenomenal Affair”パーティースナップ

金融街に一夜限りのクラブが出現

ダウンタウンの金融街にあるウオーター・ストリート・アソシエイツ(Water Street Associates)では、今年で3回目となる“Apres Met”パーティーが開催。アレックス・コンサニら来場者は、オフィススペースが一夜限りのクラブに姿を変えた特別な空間を楽しんだ。

“Apres Met”パーティースナップ

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「フェンディ」26年春夏は9月に合同ショー シルヴィアが引き続きウィメンズも担当

「フェンディ(FENDI)」は、6月に開催予定の2026年春夏ミラノ・メンズ・ファッション・ウイークへの参加を見送り、9月にメンズとウィメンズの合同ショーを行う。2月に実施した25-26年秋冬シーズンの合同ショーに続き、創業者の孫でメンズ&アクセサリーを手掛けるシルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)=アーティスティック・ディレクターがウィメンズも担当する予定だ。

創業100周年のアニバーサリーイヤーの歓喜に沸く「フェンディ」だが、4年間にわたってウィメンズのオートクチュールとプレタポルテを手掛け、昨年10月にブランドを離れたキム・ジョーンズ(Kim Jones)の後任はまだ発表されていない。なお、同ブランドの親会社であるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は25年3月、LVMHファッショングループのマネージング・ディレクターを兼任していたピエール・エマニュエル・アンジェログロウ(Pierre-Emmanuel Angeloglou)=フェンディ最高経営責任者(CEO)を、クリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)の副CEOに任命。4月15日付で着任した同氏の後任として、やはりLVMHが擁するルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の中国事業を率いるラモン・ロス(Ramon Ros)社長兼CEOが、7月1日付でフェンディのCEOに就任することを発表した。

周年をさらに盛り上げる新旗艦店がミラノにオープン

9月は、ミラノのモンテナポレオーネ通りに新旗艦店のオープンも控えている。市街を見渡せるテラスのある同店は、「フェンディ」の商品を取り扱う4フロアに加え、上層2フロアには高級シーフードレストラン「ランゴステリア(Langosteria)」が入居する。「ランゴステリア」は、イタリア国内以外にロンドンやマイアミにも出店を予定している注目のレストラン。運営するランゴステリア・ホールディング(LANGOSTERIA HOLDING)には、モンクレール・グループ(MONCLER GROUP)のレモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼CEOが設立し、息子ピエトロ(Pietro)が率いる投資会社アーカイヴ(ARCHIVE)が投資している。

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SEVENTEENエスクプスのデビューに密着 「ボス」の韓服スタイルで登場【メットガラ2025】

 

「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催された。今年のテーマは、“スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル(Superfine: Tailoring Black Style)”。今年は、「ボス(BOSS)」のグローバルアンバサダーに就任したばかりのボーイズグループSEVENTEENのメンバー、エスクプス(S.Coups)が初めて「メットガラ」に出席した。

エスクプスは、韓国の伝統衣装・韓服の“チョゴリ”に着想を得たグレーのイタリアンウールフランネルのカスタムルックを披露。スタンドカラーシャツに韓服とダブルブレストを融合させた襟のブレザーを重ねた。さらに、ローブ風のコートを羽織り、グレーウールのヒールブーツ、「ピアジェ(PIAGET)」のウオッチを合わせてコーディネートした。

マルコ・ファルチョーニ(Marco Falcioni)=「ボス」クリエイティブ・ディレクターは、エスクプスのアンバサダー任命について、「エスクプスとのコラボレーションはとてもスムーズなプロセスだった」と話した。

ファルチョーニは、「エスクプスにとってテーラリングが何を意味するかについてよく話し合った」と言い、ブランドのDNAとエスクプスが共鳴するテーラードルックを作ろうとしていたことを明かした。話し合いではすぐに韓服のアイデアが出て、チームは韓国の伝統的な衣服の構造とプロポーションにインスピレーションを得た衣装をデザインすることにした。ファルチョーニは「私たちは『ボス』にとってもエスクプスにとっても新しく、かつ両者に良く共鳴するものを制作できた」と語った。

「メットガラ」に向かうにあたり、エスクプスは、レッドカーペットに足を踏み入れ、衣装を披露する瞬間のことを楽しみにしていた。エスクプスは、「僕が『ボス』の魅力的なスタイルと美学を体現しているように見られたらいいなと思います。全ての素晴らしい衣装と皆がどのように独自のユニークさをイベントにもたらすかを見るのもとてもワクワクしています」と興奮を露わにした。

米「WWD」がインタビュー
「ボス」の衣装は「完璧にフィット」

SEVENTEENのリーダーでもあるエスクプスは、米「WWD」のインタビューに応え、「ボス」のアンバサダーとしての歩みを始めたことと、グループと彼自身の今後の節目を振り返った。

WWD:今年「メットガラ」に出席することをどのように楽しみにしていたのか?

エスクプス:「メットガラ」は、ファッションとアートが融合するとても重要なイベントです。それに、自分の視野を広げる絶好の機会だと思いますし、「ボス」のアンバサダーとして、「ボス」のスーツ制作の技術とクラフツマンシップをぜひ直接見たいとも思っていました。

WWD:「ボス」のルックのどんなところが素晴らしい?また、「メットガラ」にどのように調和すると思うか?

エスクプス:韓服の上着であるチョゴリにインスパイアされたカスタムルックなので、僕に完璧にフィットするところと、歩くたびに繊細な魅力をプラスしてくれるコートの内側と外側のグレーのシェードのコンストラストなど、クリエイティブなデザインを際立たせているところです。自己表現と個性の形として、“テーラリング”を称えるという今年のテーマにぴったり合っています。

WWD:「ボス」の新しいグローバルアンバサダーとして活動することで得たものは?

エスクプス:僕の初めての「メットガラ」で「ボス」との旅を始められたことはとても光栄ですし、これからもっと刺激的なコラボレーションをすることができることに期待と興奮でいっぱいです。

WWD:ステージ上でない時はどんなスタイルをしている?

エスクプス:僕は快適な服をよく選びます。ステージ衣装を着る機会が多いし、ダンスの練習もしなければならないので、より心地良くいられる選択に自然と引かれますね。

WWD:SEVENTEENは5枚目のアルバム、「Happy Birthday」のリリースを控えている。夏に向けて発売される新しいアルバムに、ファンはどんなことを楽しみにしてほしい?

エスクプス:僕たちはやる気満々で、、アルバムとパフォーマンスに全力を尽くす準備ができています。僕の20代を締めくくる壮大な道のりのように感じます。アルバムはグループ10周年の5月26日に発売されるので、たくさんの愛と、次の10年も僕たちと一緒に共有できることを楽しみにしていてください。

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「ケイティ ペリー」商標を巡り歌手のケイティ・ペリーと豪ファッションデザイナーが法廷闘争

オーストラリアのファッションデザイナーのケイティ・ペリー(Katie Perry)は、歌手のケイティ・ペリー(Katy Perry、本名:キャサリン・エリザベス・ハドソン、Katheryn Elizabeth Hudson)が2014年のツアー中に「Katy Perry」ブランドの衣料品をオーストラリアで販売したことは、デザイナーが保有する「Katie Perry」の商標権を侵害しているとして提訴し、法廷闘争は長年にわたって続いている。

本件は、23年に連邦裁判所がデザイナーのケイティ・ペリーの主張を認め、歌手のケイティ・ペリーが商標権を侵害したと認定したが、二審では「アメリカ人歌手が国際的な知名度を確立していた時期が、デザイナーの商標登録よりも早かった」として、歌手のケイティ・ペリーが逆転勝訴した。デザイナーのケイティ・ペリーはこの判決を不服として上訴し、オーストラリア高等裁判所はこのほど、審理を続行することを決めた。本件に関してどちらからもコメントは得られなかった。

デザイナーのケイティ・ペリーは、オーストラリアで「Katie Perry」の商標を08年に登録している。一方、歌手のケイティ・ペリーは、02年に音楽活動および自身の名前を冠した商品展開のために「Katy Perry」という芸名を使用していた。歌手のケイティ・ペリーは09年、両ブランドの共存契約を提案したが、デザイナー側はこれを拒否している。

この訴訟では、単なる名前の類似性だけでなく、世界的に有名な第三者が消費者を混乱させる可能性があるかどうかや、「自分自身の名前を守る」権利が法的氏名だけでなく芸名やステージネームにも及ぶのかといった重要な論点が問われている。また、衣料品の定義に関しても、靴類、帽子、ヘッドバンドなどが商標の範囲に含まれるかについて、議論が続いている。

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「ケイティ ペリー」商標を巡り歌手のケイティ・ペリーと豪ファッションデザイナーが法廷闘争

オーストラリアのファッションデザイナーのケイティ・ペリー(Katie Perry)は、歌手のケイティ・ペリー(Katy Perry、本名:キャサリン・エリザベス・ハドソン、Katheryn Elizabeth Hudson)が2014年のツアー中に「Katy Perry」ブランドの衣料品をオーストラリアで販売したことは、デザイナーが保有する「Katie Perry」の商標権を侵害しているとして提訴し、法廷闘争は長年にわたって続いている。

本件は、23年に連邦裁判所がデザイナーのケイティ・ペリーの主張を認め、歌手のケイティ・ペリーが商標権を侵害したと認定したが、二審では「アメリカ人歌手が国際的な知名度を確立していた時期が、デザイナーの商標登録よりも早かった」として、歌手のケイティ・ペリーが逆転勝訴した。デザイナーのケイティ・ペリーはこの判決を不服として上訴し、オーストラリア高等裁判所はこのほど、審理を続行することを決めた。本件に関してどちらからもコメントは得られなかった。

デザイナーのケイティ・ペリーは、オーストラリアで「Katie Perry」の商標を08年に登録している。一方、歌手のケイティ・ペリーは、02年に音楽活動および自身の名前を冠した商品展開のために「Katy Perry」という芸名を使用していた。歌手のケイティ・ペリーは09年、両ブランドの共存契約を提案したが、デザイナー側はこれを拒否している。

この訴訟では、単なる名前の類似性だけでなく、世界的に有名な第三者が消費者を混乱させる可能性があるかどうかや、「自分自身の名前を守る」権利が法的氏名だけでなく芸名やステージネームにも及ぶのかといった重要な論点が問われている。また、衣料品の定義に関しても、靴類、帽子、ヘッドバンドなどが商標の範囲に含まれるかについて、議論が続いている。

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【メットガラ2025】今年の2大トレンドは“ボディースーツ”と“ピンストライプ”

「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催された。今年のテーマは、“スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル(Superfine: Tailoring Black Style)” で、ブラック・ダンディズムにフォーカス。ドレスコードは “Tailored for You.”(あなただけの仕立て)だ。今年は、同テーマにちなんで、コーデにピンストライプを取り入れたセレブリティーが多数見られた。

同美術館で開催の特別展では、ブラック・テーラリングにおける文化的遺産と現代的なクリエイティビティーの両方を反映するものとして、ピンストライプが再構築されうることを示している。ピンストライプは、ブラック・ダンディズムの一部であり、ジャズが隆盛した時代のズートスーツから現代のレッドカーペットまで幅広く存在してきたパターンだ。

また、もう一つトレンドだったのはボディースーツだ。多くのセレブがテーラードのメンズ・ウエアにインスパイアされた定番アイテムにフェミニンなシルエットをミックスして登場した。

ボディースーツ×ピンストライプの
トレンドスタイリング

サブリナ・カーペンター

サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)は、バーガンディカラーのテーラードボディースーツを着用。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」カスタムスーツはピンストライプのパターンで、同色のプラットフォームシューズと「ショパール(CHOPARD)」のゴールドのジュエリーを合わせてルックを完成させた。

ドージャ・キャット

ドージャ・キャット(Doja Cat)は、「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のクリスタルでピンストライプの刺しゅうを施した「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」のボディースーツを着用した。

大胆なボディースーツは「ルイ・ヴィトン」

リサ

BLACKPINKリサのボディースーツも「ルイ・ヴィトン」で、上には輝くレースのジャケットを羽織った。また、“LV”ロゴをプリントしたシアーなタイツにブラックのハイヒールを合わせた。

ヘレン・ラシチャン

共同ホストを務めたファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)=「ルイ・ヴィトン」メンズ・クリエイティブ・ディレクターの妻、ヘレン・ラシチャン(Helen Lasichanh)も全身「ルイ・ヴィトン」でスタイリング。ブラックレザーのボディースーツに同色のジャケット、ロゴプリントのタイツ、そしてブラックのシューズを合わせた。

テーマにぴったりのピンストライプコーデ

歌手のテヤナ・テイラー(Teyana Taylor)は、テイラー自身とデザイナーのルース・E・カーター(Ruth E. Carter)のデザインによるドラマチックなピンストライプの衣装を披露。伝統的なメンズ・ウエアの要素に大胆なスタイルを掛け合わせた。テイラーは、ブラックとレッドのピンストライプスーツにハットを合わせ、複数重ねたシルバーチェーン、深紅のシルクでできたケープ、ブラックとレッドのプラットフォームシューズでコーデを仕上げた。

 

インフルエンサーのエマ・チェンバレン(Emma Chamberlain)は、「クレージュ(COURREGES)」のカスタムルックで来場。オフショルダーで背中の開いたデザインのブラックのピンストライプドレスは、かっちりしたシルエットがドラマチックなトレーンに広がるのが特徴的だ。アクセサリーには、eBayで見つけたというビンテージジュエリーを身につけた。

 

タレントのズリ・ホール(Zuri Hall)は、「ビシュメ・クロマティ(BISHME CROMARTIE)」でアバンギャルドなピンストライプルックを披露した。

 

サバンナ・ジェームズ(Savannah James)は、「ハニーファ(HANIFA)」のカスタムドレスを着用。

 

歌手で俳優のアリシア・キーズ(Alicia Keys)とラッパーのスウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)は、「モンクレール(MONCLER)」の衣装を着用し、2人そろってピンストライプを身にまとった。

 

俳優のパトリック・シュワルツェネッガー(Patrick Schwarzenegger)は、「バルマン(BALMAIN)」のカスタムスーツでコーディネートした。

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【メットガラ2025】今年の2大トレンドは“ボディースーツ”と“ピンストライプ”

「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催された。今年のテーマは、“スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル(Superfine: Tailoring Black Style)” で、ブラック・ダンディズムにフォーカス。ドレスコードは “Tailored for You.”(あなただけの仕立て)だ。今年は、同テーマにちなんで、コーデにピンストライプを取り入れたセレブリティーが多数見られた。

同美術館で開催の特別展では、ブラック・テーラリングにおける文化的遺産と現代的なクリエイティビティーの両方を反映するものとして、ピンストライプが再構築されうることを示している。ピンストライプは、ブラック・ダンディズムの一部であり、ジャズが隆盛した時代のズートスーツから現代のレッドカーペットまで幅広く存在してきたパターンだ。

また、もう一つトレンドだったのはボディースーツだ。多くのセレブがテーラードのメンズ・ウエアにインスパイアされた定番アイテムにフェミニンなシルエットをミックスして登場した。

ボディースーツ×ピンストライプの
トレンドスタイリング

サブリナ・カーペンター

サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)は、バーガンディカラーのテーラードボディースーツを着用。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」カスタムスーツはピンストライプのパターンで、同色のプラットフォームシューズと「ショパール(CHOPARD)」のゴールドのジュエリーを合わせてルックを完成させた。

ドージャ・キャット

ドージャ・キャット(Doja Cat)は、「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のクリスタルでピンストライプの刺しゅうを施した「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」のボディースーツを着用した。

大胆なボディースーツは「ルイ・ヴィトン」

リサ

BLACKPINKリサのボディースーツも「ルイ・ヴィトン」で、上には輝くレースのジャケットを羽織った。また、“LV”ロゴをプリントしたシアーなタイツにブラックのハイヒールを合わせた。

ヘレン・ラシチャン

共同ホストを務めたファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)=「ルイ・ヴィトン」メンズ・クリエイティブ・ディレクターの妻、ヘレン・ラシチャン(Helen Lasichanh)も全身「ルイ・ヴィトン」でスタイリング。ブラックレザーのボディースーツに同色のジャケット、ロゴプリントのタイツ、そしてブラックのシューズを合わせた。

テーマにぴったりのピンストライプコーデ

歌手のテヤナ・テイラー(Teyana Taylor)は、テイラー自身とデザイナーのルース・E・カーター(Ruth E. Carter)のデザインによるドラマチックなピンストライプの衣装を披露。伝統的なメンズ・ウエアの要素に大胆なスタイルを掛け合わせた。テイラーは、ブラックとレッドのピンストライプスーツにハットを合わせ、複数重ねたシルバーチェーン、深紅のシルクでできたケープ、ブラックとレッドのプラットフォームシューズでコーデを仕上げた。

 

インフルエンサーのエマ・チェンバレン(Emma Chamberlain)は、「クレージュ(COURREGES)」のカスタムルックで来場。オフショルダーで背中の開いたデザインのブラックのピンストライプドレスは、かっちりしたシルエットがドラマチックなトレーンに広がるのが特徴的だ。アクセサリーには、eBayで見つけたというビンテージジュエリーを身につけた。

 

タレントのズリ・ホール(Zuri Hall)は、「ビシュメ・クロマティ(BISHME CROMARTIE)」でアバンギャルドなピンストライプルックを披露した。

 

サバンナ・ジェームズ(Savannah James)は、「ハニーファ(HANIFA)」のカスタムドレスを着用。

 

歌手で俳優のアリシア・キーズ(Alicia Keys)とラッパーのスウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)は、「モンクレール(MONCLER)」の衣装を着用し、2人そろってピンストライプを身にまとった。

 

俳優のパトリック・シュワルツェネッガー(Patrick Schwarzenegger)は、「バルマン(BALMAIN)」のカスタムスーツでコーディネートした。

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「シャネル」と米ビンテージショップの商標権侵害訴訟 裁判所も「シャネル」を支持する最終判決

「シャネル(CHANEL)」が2018年にハイブランドのビンテージ商品を販売するワット ゴーズ アラウンド カムズ アラウンド(WHAT GOES AROUND COMES AROUND以下、WGACA)を相手取り商標権侵害などを理由に提訴した件で、米連邦裁判所は最終判決としてWGACAに対して「シャネル」の商標などの使用を差し止める命令を下した。さらに今回の判決では、異なる素材や部品を組み合わせた“フランケンシュタイン・バッグ”と呼ばれる改変された製品の販売なども禁止した。WGACAは今後、販売する「シャネル」製品について「真正品である」と謳うことができなくなる。この裁判では、24年2月に陪審員が満場一致で「シャネル」の主張を支持し、WGACAが400万ドル(約5億7200万円)の法定損害賠償を支払うべきと結論付けていた。

「シャネル」の担当者は、「今回の最終判決に満足している」とコメントし、24年2月に陪審員が下したWGACAに対する有罪評決を支持するものであると述べ、「陪審員は、WGACAが意図的に『シャネル』の商標を侵害し、偽造品を販売し、『シャネル』と誤解されるような広告を行ったと認定した。この判決は、『シャネル』がブランドと消費者を守るために揺るぎない姿勢を貫いていることを証明するものだ」とコメント。「今回の最終判決により、WGACAは『シャネル』の模倣品や商標を侵害する製品の販売、『シャネル』との虚偽の関連付け、および誤解を招くような広告の掲載が禁止される。『シャネル』は、WGACAが判決を遵守し、模倣品を特定する責任を負い、消費者が騙されることのないよう適切な対応を取ることを期待する」と述べた。WGACAの共同創業者であるセス・ワイサー(Seth Weisser)は、「引き続きこの問題を法的に争っている。今回の判決は途中経過に過ぎず、あらゆる救済措置を講じる予定だ。控訴も視野に入れている」とコメント。「判決後も『シャネル』製品のリセールは継続しており、今回の判決はわれわれの事業に影響を与えていない」と述べた。

「シャネル」は18年3月にWGACAを提訴。WGACAが模倣品を販売しただけでなく、あたかも「シャネル」と提携関係にあるような誤解を生む表現をしていることについても違法性を主張し、WGACAが販売する中古品に対して「シャネル」自身が鑑定を行っているかのような誤解を生む行為があると指摘した。

裁判の過程では、WGACAがSNSや広告で「シャネル」という名称を自社名よりも大きく表示していたことや、過去の「シャネル」の広告やファッションショーの写真を流用していたことが証拠として示された。また、WGACAが「シャネル」の店舗ディスプレイ用品(プラスチック製トレイやティッシュボックスなど)を購入して使用していた点も問題視された。

今回の判決には、WGACAによる模倣品の販売に対する法定損害賠償金400万ドル(約5億7200万円)と、許可されていない「シャネル」のハンドバッグの販売による収益1万2739ドル(約182万円)、および販促目的で使用された「シャネル」関連アイテム779点による収益の返還が含まれる。

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「コーチ」親会社タペストリー、シーインを商標権侵害で提訴 マーケットプレイス出品商品の責任の所在は?

「コーチ(COACH)」を傘下に持つタペストリー(TAPESTRY)は、ファストファッション大手のシーイン(SHEIN)が「コーチ」の商品に類似した商品を販売したことが商標権の侵害、虚偽広告、不正競争に該当するとしてカリフォルニア中部地区連邦地方裁判所に提訴した。タペストリー側は陪審員裁判を求めている。両社からコメントは得られていない画、シーインは本件報道後に声明を発表して「当社はブランドおよび知的財産権の尊重を重視している。すべての『シーイン』マーケットプレイス出品者には、模倣品禁止規定を含む、当社の規定を遵守する義務がある」と述べている。

訴状によると、シーインは「『コーチ』の商標と同一または実質的に区別できない、あるいは混同を招くほど類似した標章を、模倣品の販売・流通・広告において使用した」という。さらに、シーインのECサイトで“coach”と検索すると、第三者の出品者による商品である旨の明確な表示が存在しないと主張する。ユーザーが正規の「コーチ」製品と思しき商品を選択した場合でも、出品者情報は極めて小さく目立たないように表示されているため、シーインがその商品を販売または所有していると誤認する可能性が高いという。

訴状には、模倣品とされる「コーチ」のトートバッグ、ハンドバッグ、靴、帽子、財布などの写真が複数ページにわたって含まれており、タペストリーはこれらが「コーチ」の名称、ロゴ、金具、シグネチャーデザインである「C」のマークなどを不正に使用した模倣品だと主張する。また、これらはいずれもシーインのマーケットプレイスに出品されている商品で、タペストリーは、シーインによって製造・販売・宣伝されたと主張する。

ブランド品の模倣品問題は、ファッション業界の恒常的な問題となっている。ミシガン州立大学の調査によれば、2023年には消費者の約7割がオンラインで少なくとも一度は模倣品を誤って購入した経験があるという。

この問題に対応するため、米国議会は約2年前にオンラインマーケットプレイスにおける模倣品対策を強化する法律である「INFORM消費者法(Integrity, Notification and Fairness in Online Retail Marketplaces for Consumers Act)」を可決。これは、消費者に対して第三者出品者の情報開示を義務づけ、偽造品や盗難品の流通を抑制することを目的とするものだ。

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【メットガラ2025】米「WWD」が選ぶベストドレッサー13選 BLACKPINKジェニーやゼンデイヤをピックアップ!

「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催された。今年のテーマは、同美術館の特別展“スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル(Superfine: Tailoring Black Style)” にちなんだもので、ブラック・ダンディズムにフォーカス。ドレスコードは “Tailored for You.”(あなただけの仕立て)だ。

「メットガラ」といえば、注目はもちろんレッドカーペット。ファッションの祭典で今年、米「WWD」のベストドレッサーに選ばれたのは誰?見逃せない13人のルックをピックアップする。

ベストドレッサー13選

ゼンデイヤ

ゼンデイヤ(Zendaya)は、「ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)」のカスタムルックをチョイス。パキッとしたワイドなベルボトムのテーラードパンツにシャープなラペルがついたシングルブレストブレザーのスリーピーススーツを身にまとった。「ブルガリ(BVLGARI)」の“セルペンティ”のブローチに加え、リングとピアスも「ブルガリ」によるもので、繊細な輝きを放っていた。

また、小さなシルバーのボタンがついたシャープなベストとシャツ、ネクタイもゼンデイヤの単色コーデを際立たせた。さらに、コーデにマッチするハットを合わせた。

ジェニー

 

BLACKPINKジェニー(Jennie)は、「シャネル(CHANEL)」のカスタムルックで登場。パールカボション、パールチェーン、ホワイトシルクのカメリア、ビジューボタンをつけたブラックレザーサテンのジャンプスーツに、ホワイトタフタの裏地をつけたオーバースカートを合わせた。

コールマン・ドミンゴ

共同ホストを務めたコールマン・ドミンゴ(Colman Domingo)のルックは「バレンティノ(VALENTINO)」で、王室にインスピレーションを得た。マントには精巧にシルバーのスパンコールと胸飾りが縫い付けられ、儀式用の鎧や王室の礼服を思わせた。またマントの下には、白黒のツイードブレザーを着用していた。

ドミンゴの衣装は、アフリカ系アメリカ人で初めて「VOGUE」クリエイティブ・ディレクターを務めたアンドレ・レオン・タリー(Andre Leon Tally)が2011年のメットガラで着用した青いケープのオマージュ。ルックの仕上げには、「ブシュロン(BOUCHERON)」のジュエリーと「オメガ(OMEGA)」のウオッチをチョイスした。

ルイス・ハミルトン

 

同じく共同ホストを務めたF1レーサーのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は、「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」のカスタムスーツに、「ブリオニーレイモンド(BRIONY RAYMOND)」のジュエリーを身につけた。

マドンナ

 

マドンナ(Madonna)は、「トム フォード(TOM FORD)」のカスタムルックを披露。シャープなラペルのついたダブルブレストテーラードブレザーに、同色のハイウエストのワイドパンツを着用した。

シンシア・エリヴォ

 

シンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)は「ジバンシィ(GIVENCHY)」のドレスを着用。

チャーリー・XCX

 

チャーリー・XCX(Charlie XCX)は「マックイーン(MCQUEEN)」のドレスにを身を包んだ。

ドージャ・キャット

 

ドージャ・キャット(Doja Cat)は、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」のカスタムレザーボディースーツを着用。「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のクリスタルをピンストライプに刺しゅうし、オセロット柄をベルベット地にプリントした。

ゾーイ・サルダナ

 

ゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)は、「トム ブラウン(THOM BROWNE)」で登場。

ウォルトン・ゴギンズ

 

ウォルトン・ゴギンズ(Walton Goggins)も、「トム ブラウン」を着用し、「デヴィッド・ヤーマン(DAVID YURMAN)」のアクセサリーと、「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」のウオッチを身につけた。

ジェレミー・O・ハリス

 

ジェレミー・O・ハリス(Jeremy O. Harris)は、「バルマン(BALMAIN)」のルックを披露。

シドニー・スウィーニー

シドニー・スウィーニー(Sydney Sweeney)は、「ミュウミュウ(MIU MIU)」の黒のスパンコール生地のガウンドレスを着用。アルフレッド・ヒッチコック(Alfred Hitchcock)監督による監督によるサイコスリラー「めまい(Vertigo)」で知られる俳優のキム・ノヴァク(Kim Novak)が着用していたドレスをオマージュして製作した。

バッド・バニー

 

バッド・バニー(Bad Bunny)は、「プラダ(PRADA)」のスーツを着用した。

スナップ一覧

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【メットガラ2025】BLACKPINKリサ、サブリナ・カーペンター、マドンナまで ポップスターの華麗なる衣装をチェック

「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催された。今年のテーマは、“スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル(Superfine: Tailoring Black Style)”。会場には、BLAKPINKからリサ(Lisa)、ジェニー(Jennie)、ロゼ(Rose)やマドンナ(Madonna)、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)、チャペル・ローン(Chapell Roan)ら多数のポップスターが来場。今年のテーマに独自に解釈を加えて、カスタムデザインのルックや、大胆なシルエット、ドラマチックなテーラリングを披露した。

リサ

 

「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」でドラマデビューを果たしたばかりのリサは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のボディースーツにレースとシアーなディティールを施したジャケットを羽織ってコーディネートした。

ジェニー

 

ジェニーのルックは「シャネル(CHANEL)」のカスタム。パールカボション、パールチェーン、ホワイトシルクのカメリア、ビジューボタンをつけたブラックレザーサテンのジャンプスーツに、ホワイトタフタの裏地をつけたオーバースカートを合わせた。

ロゼ

 

ロゼは、「サンローラン(SAINT LAURENT)」からシルクタフタのついたタキシードジャケットとパンツを着用。足元にはパテントレザーのリラサンダルを合わせた。

マドンナ

 

マドンナは、「トム フォード(TOM FORD)」のカスタムルックを披露。シャープなラペルのついたダブルブレストテーラードブレザーに、同色のハイウエストのワイドパンツを着用した。

サブリナ・カーペンター

サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)は、「ルイ・ヴィトン」のカスタムルックで登場。クリスタルのボタンがついたバーガンディカラーのピンストライプのテールコートに、同じくピンストライプのボディースーツでスタイリングした。

タイラ

タイラ(Tyla)は、アフリカ系アメリカ人で初めて「VOGUE」クリエイティブ・ディレクターを務めたアンドレ・レオン・タリー(Andre Leon Tally)をオマージュ。ゼンデイヤ(Zendaya)も担当したロー・ローチ(Law Roach)がスタイリングを務め、体にフィットした、「ジャックムス(JACQUEMUS)」のオフショルダードレスを着用した。タイラは、白黒のストライプ柄で床に届く丈のドレスに、同じ柄の長いトレーンが目を惹くドラマチックなコートを羽織った。

チャペル・ローン

 

チャペル・ローンはジェネシス・ウェブ(Genesis Webb)によるスタイリング。ピンクのブレザーにメタリックなアクセントを添えたドラマチックなケープを合わせ、自身のヒット曲「Pink Pony Club」にインスピレーションを得たルックを完成させた。

ミーガン・ジー・スタリオン

 

ミーガン・ジー・スタリオン(Meghan Thee Stallion)は、長いトレーンが特徴のドラマチックなファーコートつけた「マイケル・コース コレクション(MICHAEL KORS COLLECTION)」のカスタムドレスを身につけた。

デュア・リパ

 

デュア・リパ(Dua Lipa)は、「シャネル」によるカスタムのバックレスドレスを着用。ブラックシフォンの生地に、全体にパールやクリスタルをダイヤモンド形に埋め込んだコルセットをつけ、フェザーのペプラムで飾り、さらに長いシフォンを後ろに垂らした。

マイリー・サイラス

 

マイリー・サイラス(Miley Cyrus)は、ピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)による「アライア(ALAIA)」のカスタムルック。貴重なクロコダイルレザーを使用したクロップド丈のテーラードハイネックジャケットにハイウエストのシルクタフタスカートを合わせた。

ドーチ

 

ドーチ(Doechii)は、全身「ルイ・ヴィトン」に身を包み、同ブランドのモノグラム柄をアピールして“ロゴマニア”に。

ドージャ・キャット

 

ドージャ・キャット(Doja Cat)は、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」のカスタムレザーボディースーツを着用。「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のクリスタルをピンストライプに刺しゅうし、オセロット柄をベルベット地にプリントした。

シャキーラ

 

シャキーラ(Shakira)のピンクドレスは、「プラバル グルン(PRABAL GURUNG)」によるカスタム。前面にシアーなパネル、バックにボリューミーなトレーンをつけた。

ロード

 

ロード(Lorde)は、「トム ブラウン(THOM BROWNE)」によるシルバーの滑らかな生地で作ったドレスとブレザーを身にまとった。

ロザリア

 

ロザリア(Rosalia)は、「バルマン(BALMAIN)」のストラップレスのシルエットの構造的なドレスを着用した。

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【メットガラ2025】今年はブラック・ダンディズムにフォーカス 全ルックを一挙にお届け!

「メットガラ2025」が5月5日(現地時間)、米ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催された。今年のテーマは、“スーパーファイン:テーラリング ブラック スタイル(Superfine: Tailoring Black Style)”。18世紀の啓蒙時代のヨーロッパから現代までの、アフリカ系移民のアイデンティティー形成におけるファッションの重要性にフォーカスする。

今年は、スポンサーでもある「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ・クリエイティブ・ディレクター、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、F1レーサーのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、歌手のエイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)、俳優のコールマン・ドミンゴ(Colman Domingo)ら黒人男性と、米「ヴォーグ」編集長のアナ・ウィンター(Anna Wintour)が共同ホストを務めた。

「メットガラ」は、年に1度のファッションの祭典。ここでは、“ブラック・ダンディズム”を表現したレッドカーペットルックを一挙に紹介する。

「メットガラ2025」来場者スナップ

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キャサリン妃の春の装いはアースカラー 結婚14周年にスコットランドを訪問

ケイト・ミドルトン=キャサリン皇太子妃(Kate Middleton, Catherine Princess of Wales、以下、キャサリン妃)とウィリアム皇太子は4月29、30日(現地時間)の2日間、スコットランドのマル島とアイオナ島を訪問した。なお29日、2人は結婚14周年を迎えた。

29日、キャサリン妃は、イギリスに拠点を置くブランドの「ホーランド・クーパー(HOLLAND COOPER)」から、シャープなテーラードシルエットが特徴的なブラウンのダブルブレストブレザーで、春らしいヘリンボーンの装いを見せた。

ブレザーを構成する際立った要素は、太めのラペルとさりげないヒップポケット。ブラウンのヘリンボーン生地に、「ホーランド・クーパー」のシグネチャーをあしらったゴールドのボタンがフロントとカフスについている。

 

また、ジャケットの下にはライトブルーのシャツを合わせ、袖元をジャケットの外に出して着用。ボトムスにダークブラウンのスキニーパンツ、「シーバイクロエ(SEE BY CHLOE)」のブラウンのレザーブーツを合わせ、「キキ・マックドノウ(KIKI McDONOUGH)」のイヤリングでコーデを仕上げた。

「ホーランド・クーパー」は、イギリスのブランドを着用することが多いキャサリン妃のここ数年の御用達ブランドだ。

2日目はオリーブカラーでスタイリング

 

30日には、マル島のアーデュラにあるアーデュラ・コミュニティー・フォレスト(Ardura Community Forest)を訪問。

キャサリン妃は、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」から、オリーブカラーの“Schmitt ヘリンボーン ツイード ジャケット”を身につけた。リネンとシルクを混紡したイタリア製のオリーブグリーンのヘリンボーンツイード地が特徴的で、ジャケットの下にも「ジョンストンズ オブ エルガン(JOHNSTONS OF ELGIN)」のカシミアセーターでオリーブカラーをチョイス。さらに、「エムアイエイチジーンズ(M.I.H JEANS)」のイギリス刺しゅうを施した、襟とカフスにフリルがついたホワイトのシャツを合わせた。

 

ボトムスは、ダークカラーのスキニーカーゴパンツにベルトを締めて履き、前日と同じく「シーバイクロエ」のレザーブーツを合わせてコーデを完成させた。

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ウエディングドレス最新トレンド 2026年春夏はマーメイドラインやリボン飾りなど7つのキーワードに注目!

“6月に結婚すると一生涯にわたって幸せになれる”という言い伝えから、洋の東西を問わず、ジューンブライドへの憧れを持つ人は少なくない。その季節を前に、米国では2026年春夏ニューヨーク・ブライダル・ファッション・ウイークが開催された。米「WWD」によれば、ウエストを意識したコルセットのトップスやマーメイドライン、カラフルなフローラルモチーフ、可憐なリボン飾り、中世風などのウエディングドレスが人気だという。ここでは、7つのキーワードとともに人気のデザインをまとめて紹介する。

1.コルセット

コルセットでウエストをシェイプしつつ、柔らかなドレープやシフォン使いで優雅さをプラス。

2.カラフルなフローラルモチーフ

ウエディングドレスといえば純白のイメージが強いとはいえ、昨今は花柄の刺しゅうやプリントで自分らしさを表現したドレスの人気も高まっている。

3.マーメイドライン

優美でエレガントでありつつ、少し官能的でドラマチックなマーメイドラインは、いつの時代も憧れのウエディングドレスの一つ。

4.ヒストリカル

一斉を風靡したドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)」の前日譚である「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(House of the Dragon)」が放送されていることもあり、中世風の雰囲気を持つドレスもトレンドに。

5.リボン飾り

リボン飾りは今季のファッショントレンドの一つだが、その可憐さやプレイフルな雰囲気はウエディングドレスにもぴったり。

6.レース使い

繊細な白いレースは、伝統的でクラシカル、ロマンチック、センシュアル、といくつもの顔を持ち、ウエディングドレスを美しく格上げしてくれる。

7.丸みのあるシルエット

ふんわりとしたパフスリーブや、バルーンのようにボリューミーなウエディングドレスは、今まさに台頭しつつある最新トレンド。

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ウエディングドレス最新トレンド 2026年春夏はマーメイドラインやリボン飾りなど7つのキーワードに注目!

“6月に結婚すると一生涯にわたって幸せになれる”という言い伝えから、洋の東西を問わず、ジューンブライドへの憧れを持つ人は少なくない。その季節を前に、米国では2026年春夏ニューヨーク・ブライダル・ファッション・ウイークが開催された。米「WWD」によれば、ウエストを意識したコルセットのトップスやマーメイドライン、カラフルなフローラルモチーフ、可憐なリボン飾り、中世風などのウエディングドレスが人気だという。ここでは、7つのキーワードとともに人気のデザインをまとめて紹介する。

1.コルセット

コルセットでウエストをシェイプしつつ、柔らかなドレープやシフォン使いで優雅さをプラス。

2.カラフルなフローラルモチーフ

ウエディングドレスといえば純白のイメージが強いとはいえ、昨今は花柄の刺しゅうやプリントで自分らしさを表現したドレスの人気も高まっている。

3.マーメイドライン

優美でエレガントでありつつ、少し官能的でドラマチックなマーメイドラインは、いつの時代も憧れのウエディングドレスの一つ。

4.ヒストリカル

一斉を風靡したドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)」の前日譚である「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(House of the Dragon)」が放送されていることもあり、中世風の雰囲気を持つドレスもトレンドに。

5.リボン飾り

リボン飾りは今季のファッショントレンドの一つだが、その可憐さやプレイフルな雰囲気はウエディングドレスにもぴったり。

6.レース使い

繊細な白いレースは、伝統的でクラシカル、ロマンチック、センシュアル、といくつもの顔を持ち、ウエディングドレスを美しく格上げしてくれる。

7.丸みのあるシルエット

ふんわりとしたパフスリーブや、バルーンのようにボリューミーなウエディングドレスは、今まさに台頭しつつある最新トレンド。

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【スナップ】個性派ウエスタンルックがここでも人気! 「コーチェラ2025」来場者をチェック 

アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)が4月11〜13日、18〜20日(現地時間)の2週に渡り、米カリフォルニア州インディオで開催された。会場には、渾身のフェスルックに身を包んだミュージックラバーが集結。アーティスト同様、各自のスタイルにフリンジやカウボーイブーツなどでウエスタン要素を取り入れたスタイリングが多く見られた。ここでは、来場者ベストルックをスナップ形式で紹介する。

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【スナップ】個性派ウエスタンルックがここでも人気! 「コーチェラ2025」来場者をチェック 

アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)が4月11〜13日、18〜20日(現地時間)の2週に渡り、米カリフォルニア州インディオで開催された。会場には、渾身のフェスルックに身を包んだミュージックラバーが集結。アーティスト同様、各自のスタイルにフリンジやカウボーイブーツなどでウエスタン要素を取り入れたスタイリングが多く見られた。ここでは、来場者ベストルックをスナップ形式で紹介する。

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ロレアル創業者の孫娘が取締役を退任 昨年「世界で最も裕福な女性」に

世界最大の化粧品会社ロレアル(L’OREAL)創業者の孫娘で、28年間にわたり同社の取締役を務めたフランソワーズ・ベッテンコート・マイヤーズ(Francoise Bettenncourt Meyers)が任期満了により71歳で退任した。後任として、長男のジャン・ヴィクトール・マイヤーズ(Jean Victor Meyers)が取締役会の副会長に就任。また、同家の持株会社でありロレアル株式の34.7%を保有する筆頭株主であるテティス インベストメント(TETHYS INVESMENTS)も取締役会に加わった。テティスはアレクサンドル・ベネ(Alexndre Benais)最高経営責任者(CEO)が代表を務める。

4月29日(パリ現地時間)に開催されたロレアルの年次株主総会でジャン・ポール・アゴン(Jean Paul Agon)会長は、「当社のガバナンスの基本であり極めてユニークな財産は、創業一族であるベッテンコート・マイヤーズ家との強く永続的な結びつきにある」と話し、創業者とその娘夫妻、孫娘夫妻、さらにはひ孫の世代まで続く永続性の重要性を示唆。また、フランソワーズ・ベッテンコート・マイヤーズについて「目先の利益のための短期的な解決策に一貫して抵抗し、常に長期的なアプローチを支持し将来への基盤作りを可能にした」と長年の貢献に敬意を表した。

「フォーブス(Forbes)」誌によると、同氏は昨年女性初の資産1000億ドル(14兆2000億円)超えの富豪、“センチビリオネア”となった。2025年の推定純資産は895億ドル(12兆7090億円)で、米小売大手ウォルマート(WALMART)創業者の娘、アリス・ウォルトン(Alice Walton)に次いで“世界で2番目に裕福な女性”といわれる。

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【スナップ】BLACKPINKジス、TXT、ハン・ソヒらが来場 「ディオール」がソウルで展覧会を開催中

「ディオール(DIOR)」は7月13日まで、“クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ”展をソウルの東大門デザインプラザで開催している。4月19日にはオープニングイベントが開催され、同ブランドアンバサダーを務めるBLACKPINKジス(Jisoo)をはじめとした多数のセレブリティーが参加した。

会場には、ジスのほか、ボーイズグループのトゥモロー バイ トゥギャザー(TOMORROW X TOGETHER以下、TXT)やセブンティーン(SEVENTEEN)のメンバー、ミンギュ(Mingyu)、俳優のハン・ソヒ(Han So-Hee)、キム・ミンジュ(Kim Min-Ju)ナム・ジュヒョク(Nam Joo Hyuk)、フィギュアスケーターのキム・ユナ(Kim Yuna)、ガールズグループミャオ(Meovv)のメンバー、ナリン(Narin)らが来場した。

韓国を代表するアーティストの作品も展示

同展覧会は、「ディオール」生誕70周年を祝してパリ装飾芸術美術館で始まり、その後ロンドン、上海、成都、ニューヨーク、ドーハ、東京、リヤドなどで開催。同ブランドのオケージョンドレスの歴史、クラフツマンシップを振り返り、また、創設者クリスチャン・ディオール(Christian Dior)の庭園への愛も取り上げる。

展示品は、1万5000着のドレスと1万5000個のアクセサリーを誇るアーカイブコレクションの中からそれぞれの都市に合わせて新しく選定される。ソウルの展示では、オークションで発見された未公開のものから、ジスやナタリー・ポートマン(Natalie Portman)がレッドカーペットで着用したものまで約250着のドレスが登場する。

 

ジスは、ジャガードとサテン地のブラックドレスに、ジュエリーをあしらった“レディディオール”バッグを持って登場し、自身が着用したドレスの展示の横でポーズをとっていた。

ソウルの開催では、新しいドレスに加え、「ディオール レディ アート プロジェクト」に新しく参加する、韓国出身アーティストの作品も発表する。“もの派ムーブメント”のパイオニアであるリ・ウファン(Lee Ufan)は、彼を象徴するスタイルであるジェスチャードローイングをブラック、ミント、ホワイトの全3色のウール製バッグに施した。

 

展覧会のハイライトは、朝鮮の伝統的な白磁器“月壺”をコンセプトにした空間で、クリスチャン・ディオールの庭園への愛がキム・ヒョンジュ(Hyunju Kim)による繊細なペーパーアートで再現される。

来場者スナップ

イベント概要

◾️“クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ”展

日程:〜7月13日
場所:東大門デザインプラザ
住所:ソウル特別市 中区 乙支路7街 2-1

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ブレイク・ライブリーの最新ファッションは? 映画「シンプル・フェイバー」続編が公開

映画「シンプル・フェイバー」の続編「アナザー・シンプル・フェイバー」が5月1日、プライム・ビデオ(Prime Video)で独占配信する。「シンプル・フェイバー」は2018年に公開されたブラックコメディ映画で、今作も引き続き、ブレイク・ライブリー(Blake Lively)とアナ・ケンドリック(Anna Kendrick)が主演を務めた。

同映画でエミリーを演じたライブリーは今春、プロモーションのため、プレミアツアーをはじめとした数々のイベントに出席。スタイリストを雇わず、自らスタイリングすることで知られる彼女の最新ファッションをまとめてお届けする。

「2025 Time 100 ガラ」

4月24日(現地時間、以下同)、ライブリーは、ニューヨークで開催された「2025 Time 100 ガラ」に、母親のウィリー・エレイン・マッカルピン(Willie Elaine McAlpin)を連れて来場。「ズハイル・ミュラド(ZUHAIR MURAD)」25年春夏コレクションから、胸元と袖にギャザーが入った生地を使用したオフショルダーデザインのミュートピンクのドレスを着用した。このドレスは、ボリュームと立体感をプラスする、背中から伸びるケープのような生地がついたAラインシルエットのスカートが特徴的だ。

アクセサリーには、ピンクとのコントラストが弾けるグリーンカラーをチョイスし、「ロレイン・シュワルツ(LORRAINE SCHWARTZ )」のイヤリングにカクテルリング、ブレスレットを身につけた。栗色の髪はボリューミーに巻き下ろし、グラマラスさを演出した。

母親のマッカルピンは、ネックラインと袖がシアーになった床に届く丈の輝くブラックのドレスを着用した。

ロンドン・試写会

4月15日には、ロンドンで行われた特別試写会にケンドリックと共に参加。「デイビッド・コーマ(DAVID KOMA)」25-26秋冬コレクションから、ブラックレザーのジャケットがフリンジのついたロングスカートに移行するドレスに身を包み、モダンな遊び心に現代的なエッジを効かせた装いを披露。ロングスリーブのジャケット部分は、裏地と縫い目を露出させ、広く開いたネックラインが特徴。レザージャケットらしい質感を持たせるためのしなやかなラペルもついている。またライブリーは、ミラノ・ファッション・ウイーク中にカミラ・カベロ(Camilo Cabello)らが見せたトレンドに倣い、ドレスの下にはシャツを着ないスタイルを選んだ。

アクセサリーは、リングとステートメントイヤリングのみでミニマムにとどめた。ボリューミーにウェーブさせたブロンドヘアは肩に下ろし、メイクアップは、太めの眉とスモーキーなアイシャドウ、グロッシーなリップで仕上げた。

ロンドン・フォトコール

 

また同日、ライブリーは共演のケンドリックと共に、ロンドンアイの前でフォトコールに応じた。

 

ライブリーのスタイルは、「シャネル(CHANEL)」でリラックス感のあるエッジを効かせたレトロな1960年代風。ゴールドのボタンと2つのポケットがついた少しオーバーサイズのブラックとバターイエローのカーディガンに、ブラックのミニスカートというアンサンブルを身にまとった。また、シアーなブラックタイツをブラックのロングヒールブーツに合わせ、ゴールドのジュエリー、「シャネル」のブラックのミニバッグでコーディネートした。

トップをふっくらとさせたハーフアップスタイルに、キラキラのヘアクリップつけ、顔周りの毛は肩に下ろし、ヘアも60年代風に仕上げた。

 

ケンドリックは、ゴールドのボタンがついたレッドのベストに同色のミニスカート、「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」のポインテッドトゥパンプスを合わせた。ブルネットのヘアは真ん中で分け、柔らかくウェーブさせた。

サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)

ライブリーとケンドリックは3月7日、テキサスで開催された音楽・映画・インタラクティブ分野を中心とした祭典「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」のレッドカーペッドにも登場。

ライブリーのカスタムルックは、レディー・ガガ(Lady Gaga)の「アブラカダブラ」のミュージックビデオで衣装を担当した「ルネ・マスーミアン(RENEE MASOOMIAN)」によるもの。ライブリーは最初、チークカラーのシアーなミディコートを羽織って登場したが、カメラの前に立つと、裾にレースをあしらったマキシスカートとコルセットで構成されたラテックス製のドレスを露わにした。足元にはポンポンのついたピープトゥヒールを身につけ、ヘアはビンテージ風のピンナップスタイルに仕上げた。

ケンドリックもコルセットスタイルのルックを披露。「ラクワン スミス(LAQUAN SMITH)」25-26年コレクションから、胸元が開いた千鳥格子のコルセットとピンストライプのパンツスーツを着用。アクセサリーには、「ブルガリ(BVLGARI)」のゴールドとダイヤモンドの蛇を模したラリエットネックレスとブレスレットを身につけた。

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コティ、コロナ禍に立てた戦略を見直し 組織のスリム化で最大700人をリストラか?

フレグランス大手コティ(COTY)はコロナ禍に打ち出した「オールイン トゥー ウィン(勝つために全力を尽くす、の意)」戦略を見直し、最大700人のリストラを発表した。

スー・ナビ(Sue Nabi)最高経営責任者(CEO)は、「持続可能な成長に向けて、より強く、より回復力のあるコティを構築する。コロナの混乱がピークだった2020年度に発表した『オールイン トゥー ウィン』戦略の目標は、大幅な固定費削減やサプライチェーンの簡素化、調達コストの削減、収益管理の徹底で利益率とブランド再投資力を高めることだった。一方これからは、ECの急速な発展により、小売チャネルとECの顧客情報の統合や新たなタッチポイントの開発が必要。絶えずビューティ業界と世界経済の変化に対応し続けなければならない」と述べる。

新戦略の概要

戦略を見直したプログラムは、主要市場全体の組織構造をスリム化して業務効率を高めること、サポート機能をより効率化すること、イノベーションの促進、人件費以外の固定費を削減することなど。改革は、最大700人の仕事に影響を与えるという。一連の改革には約8000万ドル(約113億円)が必要と試算するが、これにより年間約1億3000万ドル(約184億円)の固定費が削減できる見込みだ。

25年度第2四半期売上高は3%減

2024年12月31日に終了した、同社の25年度第2四半期売上高は、前年同期比3%減の16億6900万ドル(約2369億円)で人気フレグランスは引き続き好調だったものの、アジアでの需要の低迷、為替の逆風、マス市場の減速という3つの要因による売り上げの落ち込みを打ち消すのには不十分だった。

「スキン バイ キム」の20%の少数株式を譲渡

キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の補正下着とアパレルの会社であるスキムス(SKIMS)は3月、カーダシアン本人とコティからビューティブランド「スキン バイ キム(SKKN BY KIM)」に関する株式を取得した。コティは21年に、「スキン バイ キム」の前身となる「KKWビューティ(KKW BEAUTY)」の株式20%を2億ドル(約284億円)で取得。コティの譲渡に伴い、カーダシアン本人が保有していた80%の株式もスキムスが取得した。

本文中の円換算レート:1ドル=142円

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コティ、コロナ禍に立てた戦略を見直し 組織のスリム化で最大700人をリストラか?

フレグランス大手コティ(COTY)はコロナ禍に打ち出した「オールイン トゥー ウィン(勝つために全力を尽くす、の意)」戦略を見直し、最大700人のリストラを発表した。

スー・ナビ(Sue Nabi)最高経営責任者(CEO)は、「持続可能な成長に向けて、より強く、より回復力のあるコティを構築する。コロナの混乱がピークだった2020年度に発表した『オールイン トゥー ウィン』戦略の目標は、大幅な固定費削減やサプライチェーンの簡素化、調達コストの削減、収益管理の徹底で利益率とブランド再投資力を高めることだった。一方これからは、ECの急速な発展により、小売チャネルとECの顧客情報の統合や新たなタッチポイントの開発が必要。絶えずビューティ業界と世界経済の変化に対応し続けなければならない」と述べる。

新戦略の概要

戦略を見直したプログラムは、主要市場全体の組織構造をスリム化して業務効率を高めること、サポート機能をより効率化すること、イノベーションの促進、人件費以外の固定費を削減することなど。改革は、最大700人の仕事に影響を与えるという。一連の改革には約8000万ドル(約113億円)が必要と試算するが、これにより年間約1億3000万ドル(約184億円)の固定費が削減できる見込みだ。

25年度第2四半期売上高は3%減

2024年12月31日に終了した、同社の25年度第2四半期売上高は、前年同期比3%減の16億6900万ドル(約2369億円)で人気フレグランスは引き続き好調だったものの、アジアでの需要の低迷、為替の逆風、マス市場の減速という3つの要因による売り上げの落ち込みを打ち消すのには不十分だった。

「スキン バイ キム」の20%の少数株式を譲渡

キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の補正下着とアパレルの会社であるスキムス(SKIMS)は3月、カーダシアン本人とコティからビューティブランド「スキン バイ キム(SKKN BY KIM)」に関する株式を取得した。コティは21年に、「スキン バイ キム」の前身となる「KKWビューティ(KKW BEAUTY)」の株式20%を2億ドル(約284億円)で取得。コティの譲渡に伴い、カーダシアン本人が保有していた80%の株式もスキムスが取得した。

本文中の円換算レート:1ドル=142円

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「ルイ・ヴィトン」が米国で約4%の値上げ 日本でも3%の値上げを実施か

米投資銀行バーンスタイン(BERNSTEIN)と英投資銀行バークレイズ(BARCLAYS)のラグジュアリーセクター担当アナリストらによれば、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が米国で約4%の値上げをしたようだ。

これは主にドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税の引き上げに対応するためと推測されるが、「ルイ・ヴィトン」は例年この時期に価格改定を行っている。バークレイズのキャロル・マジョ(Carole Madjo)=アナリストの調査によれば、今回はフランスで2%、日本でも3%の値上げをしているという。また、商品により値上げ幅が異なっており、“ネオノエ(NeoNoe)”は米国の公式オンラインストアで7%以上の値上げとなっていたが、“ツイスト(Twist)”や“キーポル(Keepall)”は1%程度だったとしている。

バーンスタインのルカ・ソルカ(Luca Solca)=アナリストは、“キャリーオール(CarryAll)”“バイカー(Biker)”“オール・イン(All In)”“グレースフル(Graceful)”は米国でも価格が変わっていないため、これらのバッグは米国内で製造されている可能性もあると述べた。また、「今回の『ルイ・ヴィトン』による米国での平均3.6%の値上げは、仮にEUからの輸入品に対して20%の追加関税が課されたとしても、それを十分に吸収できるだろう」と指摘。「さまざまな要素を踏まえると、ラグジュアリーブランドが値上げをする際には5〜7%程度になると思われるが、『ルイ・ヴィトン』のようなメガブランドには高い需要とそれに基づくプライシングパワーがあるため、あまり大きな問題にはならないのではないか」と分析した。

「エルメス」や「ゼニア」も米国で値上げ

なお、競合の「エルメス(HERMES)」は、4月17日に発表した2025年1〜3月期(第1四半期)決算の説明会で、5月に米国市場で値上げをすることを明らかに。これはトランプ関税に対応するためであり、その他の市場には適用しないという。エリック・デュハルグエ(Eric du Halgouet)財務担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントは、「関税率は確定しておらず、事態の進捗を慎重に見守っている」とし、値上げ幅については開示しなかった。

また、エルメネジルド ゼニア グループ(ERMENEGILDO ZEGNA GROUP)も、4月24日に25年1~3月期(第1四半期)決算を発表した際、やはりトランプ関税に対して「利益を守るために必要な措置を取る」とし、米国市場で今後1ケタ台半ばの値上げをすることを明らかにした。

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【スナップ】ペドロ・パスカルはトランス女性支援Tシャツを着用 映画「サンダーボルツ」ロンドンプレミア

5月2日に日米同時公開予定のマーベル・シネマティック・ユニバース(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)映画「サンダーボルツ」のロンドンプレミアが、4月22日(現地時間)に開催された。会場には、フローレンス・ピュー(Florence Pugh)やデヴィッド・ハーバー(David Harbour)ら豪華キャストやセレブリティー、クリエイティブチームが登場。ここでは、話題の2ルックとレッドカーペットスナップを紹介する。

ペドロ・パスカル

ペドロ・パスカル(Pedro Pascal)は、自身の50歳の誕生日パーティーに続き「コナー アイブス(CONNER IVES)」の“Protect the Dolls”のロゴ入りアップサイクルTシャツを着用。“Dolls(人形)”はLGBTQIA +コミュニティにおけるトランス女性を意味しており、Tシャツの着用を通して彼女たちのサポートを表明した。パスカルの妹でモデルのラックス・パスカル(Lux Pascal)は、トランスジェンダーであることを2021年カミングアウトしている。

本プレミアは、イギリス最高裁判所が“女性の法的な定義は生物学的に女性で生まれた人であるとする”という判決を出した1週間後に行われた。この判決はトランスジェンダーの権利を損なうとして、トランスジェンダーグループや支援団体から強く批判を受けている。

歌手のトロイ・シヴァン(Troye Sivan)やデザイナーのハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)ら著名人も“Protect the Dolls” Tシャツを着用した姿SNSに投稿。トランスジェンダーの権利のサポートを表明している。

ブランド公式オンラインストアでプレオーダーを受け付けており、価格は75ユーロ(日本円で約1万2000円)。売り上げはすべて米国のトランスジェンダーの人々に救命サービスを提供する団体トランス・ライフラインに寄付される。

フローレンス・ピュー

主役のエレーナ(Yelena)を演じるフローレンス・ピューは、「エリー サーブ(ELIE SAAB)」2024-25年秋冬コレクションからゴシックな雰囲気溢れるブラックドレスを着用。シアー素材のボディースとスカートには、花柄のレースと刺しゅうが施されロマンチックな装いにアクセントを加えている。

オレンジのアイシャドウが印象的なメイクは、メイクアップアーティストのアレックス・バブスキー(Alex Babsky)が、スタイリングは俳優のシモーヌ・アシュリー(Simone Ashley)やジェンマ・チャン(Gemma Chan)らも手掛けるレベッカ・コービン・マレー(Rebecca Corbin-Murray)が担当した。

レッドカーペットスナップ

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【スナップ】ペドロ・パスカルはトランス女性支援Tシャツを着用 映画「サンダーボルツ」ロンドンプレミア

5月2日に日米同時公開予定のマーベル・シネマティック・ユニバース(MARVEL CINEMATIC UNIVERSE)映画「サンダーボルツ」のロンドンプレミアが、4月22日(現地時間)に開催された。会場には、フローレンス・ピュー(Florence Pugh)やデヴィッド・ハーバー(David Harbour)ら豪華キャストやセレブリティー、クリエイティブチームが登場。ここでは、話題の2ルックとレッドカーペットスナップを紹介する。

ペドロ・パスカル

ペドロ・パスカル(Pedro Pascal)は、自身の50歳の誕生日パーティーに続き「コナー アイブス(CONNER IVES)」の“Protect the Dolls”のロゴ入りアップサイクルTシャツを着用。“Dolls(人形)”はLGBTQIA +コミュニティにおけるトランス女性を意味しており、Tシャツの着用を通して彼女たちのサポートを表明した。パスカルの妹でモデルのラックス・パスカル(Lux Pascal)は、トランスジェンダーであることを2021年カミングアウトしている。

本プレミアは、イギリス最高裁判所が“女性の法的な定義は生物学的に女性で生まれた人であるとする”という判決を出した1週間後に行われた。この判決はトランスジェンダーの権利を損なうとして、トランスジェンダーグループや支援団体から強く批判を受けている。

歌手のトロイ・シヴァン(Troye Sivan)やデザイナーのハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)ら著名人も“Protect the Dolls” Tシャツを着用した姿SNSに投稿。トランスジェンダーの権利のサポートを表明している。

ブランド公式オンラインストアでプレオーダーを受け付けており、価格は75ユーロ(日本円で約1万2000円)。売り上げはすべて米国のトランスジェンダーの人々に救命サービスを提供する団体トランス・ライフラインに寄付される。

フローレンス・ピュー

主役のエレーナ(Yelena)を演じるフローレンス・ピューは、「エリー サーブ(ELIE SAAB)」2024-25年秋冬コレクションからゴシックな雰囲気溢れるブラックドレスを着用。シアー素材のボディースとスカートには、花柄のレースと刺しゅうが施されロマンチックな装いにアクセントを加えている。

オレンジのアイシャドウが印象的なメイクは、メイクアップアーティストのアレックス・バブスキー(Alex Babsky)が、スタイリングは俳優のシモーヌ・アシュリー(Simone Ashley)やジェンマ・チャン(Gemma Chan)らも手掛けるレベッカ・コービン・マレー(Rebecca Corbin-Murray)が担当した。

レッドカーペットスナップ

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ケリング、25年第1四半期は14%減収 「グッチ」のデムナは9月に「ビジョンの“ヒント”を披露」

ケリング(KERING)の2025年1~3月期(第1四半期)決算は、売上高が前年同期比13.8%減の38億8300万ユーロ(約6251億円)だった。

ブランド別に見ると、低迷が続く主力の「グッチ(GUCCI)」は同24.4%減の15億7100万ユーロ(約2529億円)と大幅に減収。「サンローラン(SAINT LAURENT)」は同8.2%減の6億7900万ユーロ(約1093億円)、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は同4.4%増の4億500万ユーロ(約652億円)、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」が属するその他のメゾン部門は同11.0%減の7億3300万ユーロ(約1180億円)だった。

地域別に見ると、欧州が同13%減、北米は同13%減、アジア太平洋地域(日本を除く)は25%減、日本は11%減と全ての地域で減収だった。

「グッチ」のデムナは9月に「ビジョンの最初の“ヒント”を披露」

立て直しが急務の「グッチ」は、23年1月に就任したサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)=クリエイティブ・ディレクターが25年2月に退任。3月には、15年から「バレンシアガ」を率いていたデムナ(Demna)が「グッチ」のアーティスティック・ディレクターに就任することが明らかになった。デムナは「バレンシアガ」が7月9日に行うオートクチュールのショーをもってブランドを離れるため、「グッチ」での初コレクションの発表時期が注目されている。フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=ケリング副最高経営責任者(CEO)は、今回のアナリスト向けの決算説明会で「デムナは『グッチ』におけるビジョンの最初の“ヒント”を9月に披露する」と発言。それがどのような形のものかについては明示しなかった。

デムナの「グッチ」への移籍については賛否両論あり、その破壊的でディストピア(暗黒世界)を思わせるクリエイションと「グッチ」の相性に懐疑的な専門家も多い。そうした反応を受け、ベレッティーニ副CEOは、「デムナは『グッチ』のビジョンの上にクリエイションを構築していく。ブランドにさらなる魅力とファッション性をもたらすことが期待されているが、彼が行うのはあくまでも“増強”であり、“キャンセル”ではない」と強調。「将来的には、ブランドのアイコンを再解釈した作品を発表してくれるだろう」と述べた。なお、「バレンシアガ」の新たなアーティスティック・ディレクターについては、「いずれ発表する」と話すにとどめた。

トランプ関税の影響による値上げは?

ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税の引き上げに対応するため、米国で値上げをする予定はあるかという質問に対して、アルメル・プールー(Armelle Poulou)最高財務責任者は、「行動を起こす前に、より明確な情報が必要だ。また、地理的価格設定(国や地域によって異なる価格にすること)に対する消費者マインドを考慮しなければならない」と回答。「売上高の回復が絶対的な優先事項だ」と説明した。

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ケリング、25年第1四半期は14%減収 「グッチ」のデムナは9月に「ビジョンの“ヒント”を披露」

ケリング(KERING)の2025年1~3月期(第1四半期)決算は、売上高が前年同期比13.8%減の38億8300万ユーロ(約6251億円)だった。

ブランド別に見ると、低迷が続く主力の「グッチ(GUCCI)」は同24.4%減の15億7100万ユーロ(約2529億円)と大幅に減収。「サンローラン(SAINT LAURENT)」は同8.2%減の6億7900万ユーロ(約1093億円)、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は同4.4%増の4億500万ユーロ(約652億円)、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」が属するその他のメゾン部門は同11.0%減の7億3300万ユーロ(約1180億円)だった。

地域別に見ると、欧州が同13%減、北米は同13%減、アジア太平洋地域(日本を除く)は25%減、日本は11%減と全ての地域で減収だった。

「グッチ」のデムナは9月に「ビジョンの最初の“ヒント”を披露」

立て直しが急務の「グッチ」は、23年1月に就任したサバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)=クリエイティブ・ディレクターが25年2月に退任。3月には、15年から「バレンシアガ」を率いていたデムナ(Demna)が「グッチ」のアーティスティック・ディレクターに就任することが明らかになった。デムナは「バレンシアガ」が7月9日に行うオートクチュールのショーをもってブランドを離れるため、「グッチ」での初コレクションの発表時期が注目されている。フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=ケリング副最高経営責任者(CEO)は、今回のアナリスト向けの決算説明会で「デムナは『グッチ』におけるビジョンの最初の“ヒント”を9月に披露する」と発言。それがどのような形のものかについては明示しなかった。

デムナの「グッチ」への移籍については賛否両論あり、その破壊的でディストピア(暗黒世界)を思わせるクリエイションと「グッチ」の相性に懐疑的な専門家も多い。そうした反応を受け、ベレッティーニ副CEOは、「デムナは『グッチ』のビジョンの上にクリエイションを構築していく。ブランドにさらなる魅力とファッション性をもたらすことが期待されているが、彼が行うのはあくまでも“増強”であり、“キャンセル”ではない」と強調。「将来的には、ブランドのアイコンを再解釈した作品を発表してくれるだろう」と述べた。なお、「バレンシアガ」の新たなアーティスティック・ディレクターについては、「いずれ発表する」と話すにとどめた。

トランプ関税の影響による値上げは?

ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税の引き上げに対応するため、米国で値上げをする予定はあるかという質問に対して、アルメル・プールー(Armelle Poulou)最高財務責任者は、「行動を起こす前に、より明確な情報が必要だ。また、地理的価格設定(国や地域によって異なる価格にすること)に対する消費者マインドを考慮しなければならない」と回答。「売上高の回復が絶対的な優先事項だ」と説明した。

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ゼニア、24年は増収減益 「トム フォード」ファッション事業が33%増収と好調

エルメネジルド ゼニア グループ(ERMENEGILDO ZEGNA GROUP以下、ゼニア)の2024年12月期決算は、売上高が前期比2.2%増の19億4664万ユーロ(約3134億円)、営業利益は同19.8%減の1億6685万ユーロ(約268億円)、純利益は同33.0%減の9086万ユーロ(約146億円)の増収減益だった。

同社によれば、純利益が大幅に減少した要因として、販管費やマーケティング費用の増大のほか、非課税所得の比率が高かった23年度には20%だった実効税率が24年度には30%に上昇したことがあるという。

ハイダーを迎えた「トム フォード」が好調

地域別での売上高は、EMEA(欧州・中東・アフリカ)が同3.3%増の6億8025万ユーロ(約1095億円)、南北アメリカは同15.4%増の5億2479万ユーロ(約844億円)、中国を除くアジア太平洋地域(日本を含む)は同19.4%増の2億2987万ユーロ(約370億円)と増収だったが、景気停滞が続く中国(大中華圏)は同14.5%減の5億937万ユーロ(約820億円)と減収だった。

ブランド別に見ると、主力の「ゼニア(ZEGNA)」が同4.9%増の11億6372万ユーロ(約1873億円)、「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は同16.8%減の3億1471万ユーロ(約506億円)だった。24年9月にハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)新クリエイティブ・ディレクターを迎えた「トム フォード(TOM FORD)」 のファッション事業は、同33.5%増の3億1451万ユーロ(約506億円)と大幅に業績を伸ばしている。

販売チャネル別では、小売が同9.9%増の13億9067万ユーロ(約2238億円)、卸は同12.2%減の4億227万ユーロ(約647億円)だった。

ジルド・ゼニア会長兼CEOのコメント

ジルド・ゼニア(Gildo Zegna)会長兼最高経営責任者(CEO)は、「困難な環境下にあった24年も良い結果となりうれしく思っている。『ゼニア』が業績をけん引したほか、厳しいコスト管理やキープロジェクトへの投資などが奏功した。25年も社会情勢などを慎重に見極めつつ、さらなるブランド開発や事業戦略の推進にコミットし、ステークホルダーのために価値を創出していく」と語った。

同氏はまた、アナリスト向けの決算説明会で、27年の売り上げを22億~24億ユーロ(約3542億〜3864億円)と見込んでいることを明らかに。回復が遅れている中国市場については、「25年はマイナスが続くのではないかと思う」との見方を示した。米政府による関税の引き上げについては、「どのような影響があるのかまだ分からない部分も多いが、その都度対応する。当社の(傘下ブランドの)顧客層は、何が起きても回復できると確信している」と述べた。

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ゼニア、24年は増収減益 「トム フォード」ファッション事業が33%増収と好調

エルメネジルド ゼニア グループ(ERMENEGILDO ZEGNA GROUP以下、ゼニア)の2024年12月期決算は、売上高が前期比2.2%増の19億4664万ユーロ(約3134億円)、営業利益は同19.8%減の1億6685万ユーロ(約268億円)、純利益は同33.0%減の9086万ユーロ(約146億円)の増収減益だった。

同社によれば、純利益が大幅に減少した要因として、販管費やマーケティング費用の増大のほか、非課税所得の比率が高かった23年度には20%だった実効税率が24年度には30%に上昇したことがあるという。

ハイダーを迎えた「トム フォード」が好調

地域別での売上高は、EMEA(欧州・中東・アフリカ)が同3.3%増の6億8025万ユーロ(約1095億円)、南北アメリカは同15.4%増の5億2479万ユーロ(約844億円)、中国を除くアジア太平洋地域(日本を含む)は同19.4%増の2億2987万ユーロ(約370億円)と増収だったが、景気停滞が続く中国(大中華圏)は同14.5%減の5億937万ユーロ(約820億円)と減収だった。

ブランド別に見ると、主力の「ゼニア(ZEGNA)」が同4.9%増の11億6372万ユーロ(約1873億円)、「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は同16.8%減の3億1471万ユーロ(約506億円)だった。24年9月にハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)新クリエイティブ・ディレクターを迎えた「トム フォード(TOM FORD)」 のファッション事業は、同33.5%増の3億1451万ユーロ(約506億円)と大幅に業績を伸ばしている。

販売チャネル別では、小売が同9.9%増の13億9067万ユーロ(約2238億円)、卸は同12.2%減の4億227万ユーロ(約647億円)だった。

ジルド・ゼニア会長兼CEOのコメント

ジルド・ゼニア(Gildo Zegna)会長兼最高経営責任者(CEO)は、「困難な環境下にあった24年も良い結果となりうれしく思っている。『ゼニア』が業績をけん引したほか、厳しいコスト管理やキープロジェクトへの投資などが奏功した。25年も社会情勢などを慎重に見極めつつ、さらなるブランド開発や事業戦略の推進にコミットし、ステークホルダーのために価値を創出していく」と語った。

同氏はまた、アナリスト向けの決算説明会で、27年の売り上げを22億~24億ユーロ(約3542億〜3864億円)と見込んでいることを明らかに。回復が遅れている中国市場については、「25年はマイナスが続くのではないかと思う」との見方を示した。米政府による関税の引き上げについては、「どのような影響があるのかまだ分からない部分も多いが、その都度対応する。当社の(傘下ブランドの)顧客層は、何が起きても回復できると確信している」と述べた。

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SEVENTEENエスクプスが「ボス」のグローバルアンバサダーに就任

「ボス(BOSS)」は、ブランドのグローバルアンバサダーにK-POPグループSEVENTEENのエスクプス(S.COUPS)を起用した。エスクプスは今後、同ブランドのキャンペーンなどに登場する予定。

「ボス」は「卓越したリーダーシップと洗練されたスタイルで知られるエスクプスは、ステージ上はもちろん、普段の姿でも強い存在感を放っている。彼の持つ魅力は『ボス』との間に力強いシナジーを生み出すことでしょう」とコメントしている。

エスクプスは、2015年にSEVENTEENのメンバーとしてデビュー。24年9月に「ロエベ(LOEWE)」の2025年春夏コレクションのショーに出席するなど、ファッションシーンでも活躍の幅を広げている。

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「コーチェラ2025」でバズったルックは? レディー・ガガやジェニーの衣装が話題

アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)が4月11〜13日、18〜20日(現地時間)の2週に渡り、米カリフォルニア州インディオで開催された。「コーチェラ」といえば、奇抜なファッションが毎年話題になるが、2025年も例外ではない。ステージ衣装からパーティールックまで、今年の「コーチェラ」は、ドラマチックかつシアトリカルで、シアーなルックが多数見られた。

1週目には、ジュリア・フォックス(Julia Fox)が、波打つラインを加えた近未来的な服装で「コーチェラ」期間中に多数開催されるパーティーの1つに登場。一方ステージ上では、レディー・ガガ(Lady Gaga)がシアトリカルなワードローブを披露した。

ここでは、SNS上でバズった「コーチェラ2025」のルックを振り返る。

ジュリア・フォックス

 

ジュリア・フォックスは、米テレビシリーズ「The Overcompensating House」のイベントに参加。ストラップレスのコルセットにガーター、ブラウンのニーハイブーツに、ライトブラウンのシアーなボディースーツを合わせた。フォックスはさらに、サングラスで近未来的な要素をプラスした。

レディー・ガガ

 

レディー・ガガは多数の衣装を披露し、「コーチェラ」に“ドラマ”をもたらした。鳥の爪と羽がついた衣装は「フィーカル・マター(FECAL MATTER)」の特注で、ガガは、網タイツを合わせてコーディネートした。

ジェニー

 

BLCKPINKのジェニー(Jennie)は、ウエスタンスタイルで登場。「ジョルジュ オベイカ(GEORGES HOBEIKA)」2025-26年秋冬コレクションのブラトップと「コットン キャンディ LA(COTTON CANDY LA)」のカスタムミニショーツ、「ディドゥ(DIDU)」2025年春夏コレクションのロングブーツを着用した。

ノア・サイラス

 

ノア・サイラス(Noah Cyrus)は、ヴィクトリア風のドレスでシアートレンドを体現。マキシ丈でロングスリーブのホワイトドレスには、複雑にデザインされたフローラルの模様が華やかなレースで全体に施されていた。

インフルエンサーは
カウガールスタイルで

 

「レッドブル(RED BULL)」のイベント、「レッドブル ミラージュ(Red Bull Mirage)」に参加したインフルエンサーのチャーリー・ダミリオ(Charli D’Amelio)も、トレンドのシアールックをチョイス。「クロエ(CHLOE)」のクロップド丈のレーストップスに、「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」のビンテージショートパンツでスタイリングした。ウエスタンスタイルにインスパイアされたルックには、カウガールブーツでアクセントをつけ、タッセルやフリンジでフェスティバルスタイルを強調した。

@katiefanggg

DAY 1

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インフルエンサーのケイティー・ファング(Katie Fang)は、マイクロミニスカートにギラギラと輝くゴールドのトップス、カウガールハットでルックを仕上げた。

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「ヴァレンティノ」、24年は3%減収 ビューティ事業は51%増収と好調

ヴァレンティノ(VALENTINO)の2024年12月期決算は、売上高が前期比3%減の13億1000万ユーロ(約2109億円)、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は同22%減の2億4600万ユーロ(約396億円)だった。なお、EBITDAの大幅な減少は非経常損失を計上したためだという。

地域別の売上高は、南北アメリカ、日本、中東は好調だったものの、欧州と日本を除くアジア太平洋地域は主に下半期に減速。部門別では、ロレアル(L'OREAL)とライセンス契約を締結しているビューティ&フレグランス事業が同51%増だった。

販売チャネル別では、売り上げ全体の70%を占める小売(ECを含む)は同5%増だった。なお、ECは小売の15%程度を占めている。同社は現在、「より統合されたパートナーシップを通じた販売」とするため卸の割合を調整しており、24年におよそ20%縮小した。

CEOはミケーレを高く評価

24年4月に着任したアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)新クリエイティブ・ディレクターが、わずか2カ月後の6月にルックブックで披露した25年リゾート・コレクションは、9〜10月に店頭に並んだ。

ヤコポ・ヴェントゥリーニ(Jacopo Venturini)最高経営責任者は、「アレッサンドロは、デビューコレクションですでに、その極めて優れた独自の審美眼と素晴らしいインスピレーションによって過去を再解釈し、天才ぶりを発揮するべく自由に創作していることを示した。厳しく困難な年においても、称賛に値するたゆまぬ努力とコミットメントによってメゾンを前進させてくれた、アレッサンドロとチームに感謝する」と語った。

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「ヴァレンティノ」、24年は3%減収 ビューティ事業は51%増収と好調

ヴァレンティノ(VALENTINO)の2024年12月期決算は、売上高が前期比3%減の13億1000万ユーロ(約2109億円)、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は同22%減の2億4600万ユーロ(約396億円)だった。なお、EBITDAの大幅な減少は非経常損失を計上したためだという。

地域別の売上高は、南北アメリカ、日本、中東は好調だったものの、欧州と日本を除くアジア太平洋地域は主に下半期に減速。部門別では、ロレアル(L'OREAL)とライセンス契約を締結しているビューティ&フレグランス事業が同51%増だった。

販売チャネル別では、売り上げ全体の70%を占める小売(ECを含む)は同5%増だった。なお、ECは小売の15%程度を占めている。同社は現在、「より統合されたパートナーシップを通じた販売」とするため卸の割合を調整しており、24年におよそ20%縮小した。

CEOはミケーレを高く評価

24年4月に着任したアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)新クリエイティブ・ディレクターが、わずか2カ月後の6月にルックブックで披露した25年リゾート・コレクションは、9〜10月に店頭に並んだ。

ヤコポ・ヴェントゥリーニ(Jacopo Venturini)最高経営責任者は、「アレッサンドロは、デビューコレクションですでに、その極めて優れた独自の審美眼と素晴らしいインスピレーションによって過去を再解釈し、天才ぶりを発揮するべく自由に創作していることを示した。厳しく困難な年においても、称賛に値するたゆまぬ努力とコミットメントによってメゾンを前進させてくれた、アレッサンドロとチームに感謝する」と語った。

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「エルメス」が米国で5月1日に値上げ、トランプ関税に対応 25年第1四半期は予想を下回る7%増収

エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL以下、エルメス)の2025年1〜3月期(第1四半期)決算は、売上高が前年同期比8.5%増(現地通貨ベースでは7.2%増)の41億2900万ユーロ(約6688億円)だった。

競合であるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の25年1~3月期の売上高が同1.8%減となるなど、ラグジュアリーセクターが全体に減速する中、エルメスは1ケタ台後半の増収と引き続き業績を伸ばしている。しかし、現地通貨ベースで8%増の市場予想をやや下回る結果となった。

主力のレザーグッズは引き続き2ケタ増収

地域別の売上高は、フランスが同14.4%増の3億5700万ユーロ(約578億円)、フランス以外のヨーロッパが同12.8%増の5億100万ユーロ(約811億円)だった。いずれも、引き続き現地の顧客および観光客による需要が好調だった。米国が特に下半期に好調だった南北アメリカは同13.1%増の6億9500万ユーロ(約1125億円)だった。日本以外のアジア太平洋地域は、景気回復が遅れている中国を抱えているものの、同2.6%増の19億7100万ユーロ(約3193億円)で着地。地元顧客の需要が好調な日本は、同17.9%増の4億2100万ユーロ(約682億円)だった。

カテゴリー別の売上高は、主力のレザーグッズが同11.3%増の18億1300万ユーロ(約2937億円)、衣料・アクセサリーが同8.2%増の11億4900万ユーロ(約1861億円)、シルク・テキスタイルは同5.7%増の2億5600万ユーロ(約414億円)といずれも堅調。香水・ビューティは同0.7%減の1億2900万ユーロ(約208億円)とほぼ横ばい、中国市場の景気減速の影響を受けたウオッチは同9.0%減の1億5100万ユーロ(約244億円)だった。

トランプ関税への対応として米国で値上げ

同社は、アナリスト向けの決算説明会で、5月1日に米国市場で値上げを実施することを明らかにした。これはドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による欧州製品への関税の上乗せに対応するためであり、その他の市場には適用しないという。エリック・デュハルグエ(Eric du Halgouet)最高財務責任者は、「関税率は確定しておらず、事態の進捗を慎重に見守っている」とし、値上げ幅については開示しなかった。

なお、アクセル・デュマ(Axel Dumas)最高経営責任者は、今年2月に24年12月期決算を発表した際、トランプ政権が関税の引き上げを行った場合は「価格に転嫁せざるを得ないだろう」と述べていた。

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「エルメス」が米国で5月1日に値上げ、トランプ関税に対応 25年第1四半期は予想を下回る7%増収

エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL以下、エルメス)の2025年1〜3月期(第1四半期)決算は、売上高が前年同期比8.5%増(現地通貨ベースでは7.2%増)の41億2900万ユーロ(約6688億円)だった。

競合であるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の25年1~3月期の売上高が同1.8%減となるなど、ラグジュアリーセクターが全体に減速する中、エルメスは1ケタ台後半の増収と引き続き業績を伸ばしている。しかし、現地通貨ベースで8%増の市場予想をやや下回る結果となった。

主力のレザーグッズは引き続き2ケタ増収

地域別の売上高は、フランスが同14.4%増の3億5700万ユーロ(約578億円)、フランス以外のヨーロッパが同12.8%増の5億100万ユーロ(約811億円)だった。いずれも、引き続き現地の顧客および観光客による需要が好調だった。米国が特に下半期に好調だった南北アメリカは同13.1%増の6億9500万ユーロ(約1125億円)だった。日本以外のアジア太平洋地域は、景気回復が遅れている中国を抱えているものの、同2.6%増の19億7100万ユーロ(約3193億円)で着地。地元顧客の需要が好調な日本は、同17.9%増の4億2100万ユーロ(約682億円)だった。

カテゴリー別の売上高は、主力のレザーグッズが同11.3%増の18億1300万ユーロ(約2937億円)、衣料・アクセサリーが同8.2%増の11億4900万ユーロ(約1861億円)、シルク・テキスタイルは同5.7%増の2億5600万ユーロ(約414億円)といずれも堅調。香水・ビューティは同0.7%減の1億2900万ユーロ(約208億円)とほぼ横ばい、中国市場の景気減速の影響を受けたウオッチは同9.0%減の1億5100万ユーロ(約244億円)だった。

トランプ関税への対応として米国で値上げ

同社は、アナリスト向けの決算説明会で、5月1日に米国市場で値上げを実施することを明らかにした。これはドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による欧州製品への関税の上乗せに対応するためであり、その他の市場には適用しないという。エリック・デュハルグエ(Eric du Halgouet)最高財務責任者は、「関税率は確定しておらず、事態の進捗を慎重に見守っている」とし、値上げ幅については開示しなかった。

なお、アクセル・デュマ(Axel Dumas)最高経営責任者は、今年2月に24年12月期決算を発表した際、トランプ政権が関税の引き上げを行った場合は「価格に転嫁せざるを得ないだろう」と述べていた。

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「ディオール」メンズの新ディレクターにジョナサン・アンダーソン

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が「ディオール(DIOR)」のメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任すると発表した。昨年1月に同職を退任したキム・ジョーンズ(Kim Jones)の後任となる。ジョナサンによるファーストコレクションは6月のパリ・メンズ・ファッション・ウイークで発表予定。

アンダーソンは、「ロエベ(LOEWE)」で11年にわたってクリエイティブ・ディレクターを務め、数々の話題を生んだが、先月に同職を退任。LVMHグループ内での新たな役職が正式に明かされたのは今回が初となる。

「ディオール」のウィメンズ部門は現在、マリア・グラツィア・キウリが率いる。業界内では、ジョナサンがウィメンズのディレクターにも就任するのではないかという憶測が広がっている。

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資生堂、米州地域のロン・ジーCEO兼グローバルM&Aリーダーが退任 同地域の24年コア営業利益は98%減

資生堂は4月15日、米州地域のロン・ジー(Ron Gee)最高経営責任者(CEO)兼グローバルM&Aリーダーが14日付で退任したことを発表した。アルベルト・ノーエ(Alberto Noe)欧州地域CEOが15日付で米州地域の暫定CEOを兼任する。

ノーエ欧州地域CEO兼米州地域暫定CEOは2013年に資生堂コスメティチ・イタリア(SHISEIDO COSMETICI ITALIA)の社長に就任し、欧州地域に10年以上勤務した。それ以前は「ランコム(LANCOME)」イタリア事業部のジェネラル・マネジャーを務め、「シャネル(CHANEL)」やLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)にも在籍していた。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーについて

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーの退任に関して、「魚谷雅彦・前会長CEOが12月31日付で退任し、後任に藤原憲太郎が抜擢されたことも関係しているようだ」と情報筋は米「WWD」に話した。ある業界関係者によれば、「ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは、魚谷氏の部下だった」という。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは化学エンジニアから財務に転身し、21年7月に米州地域のトップに就任した。それ以前は、16年から同地域の最高財務責任者(CFO)を務め、マーク・レイ(Marc Rey)元社長CEO兼チーフ・グロース・オフィサーが退任した20年からは暫定CEOを務めていた。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは在任中、皮膚科学をベースにした米国発プレステージスキンケアブランド「ドクターデニス グロススキンケア(DR.DENNIS GROSS SKINCARE)」を手掛けるDDGスキンケアホールディングス(DDG SKINCARE HOLDINGS)の買収を主導。米「WWD」はまた、一時はスキンケアブランド「オーシア(OSEA)」の買収を検討していると報じたが、実現には至らなかった。

米州地域は「ドランク エレファント」の回復遅れにより減収

資生堂は苦戦を強いられており、24年のコア営業利益(営業利益から非経常項目を除き算出)は前期比8%減の364億円に落ち込んだ。米州地域は同年の第2四半期から業績不振に陥っている。同地域の通期売上高は同7%減少し、一方で欧州地域は同8%増加。米州地域のコア営業利益は同98%減少した。

米州地域のポートフォリオに属する「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」の売上高は25%減少と、回復が遅れたことが減収の一つの要因となった。資生堂は19年、グローバルでの存在感を高めるために「ドランク エレファント」を8億4500万ドル(約1199億円)で買収。当時同ブランドの売上高は1億ドル(約142億円)近くと報告されていたが、最近では需要が大幅に鈍化し、ネット上では消費者の批判にさらされているようだ。

24年にブランド誕生30周年を迎えた、同地域のポートフォリオに属する「ナーズ(NARS)」の売上高は横バイだった。さらに複数のブランドでサプライチェーンの問題が発生し、ベストセラー製品に影響が出たという。米州地域での苦戦に加え、中国の経済成長の減速を受け、同国の免税小売市場である海南島も長きにわたり困難に直面している。

資生堂は24年11月29日、2カ年計画「SHIFT 2025 and Beyondアクションプラン2025-2026」を発表。主力ブランドに集中し、ブランドと地域での連携したオペレーション体制の強化に取り組むと述べた。売上高が1000億円を超える「シセイドウ(SHISEIDO)」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「ナーズ」を“コア3”に設定。次の売上高1000億円ブランドとして「アネッサ(ANESSA)」「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUME)」「エリクシール(ELIXIR)」「ドランク エレファント」を“ネクスト5”と位置づけていた。

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資生堂、米州地域のロン・ジーCEO兼グローバルM&Aリーダーが退任 同地域の24年コア営業利益は98%減

資生堂は4月15日、米州地域のロン・ジー(Ron Gee)最高経営責任者(CEO)兼グローバルM&Aリーダーが14日付で退任したことを発表した。アルベルト・ノーエ(Alberto Noe)欧州地域CEOが15日付で米州地域の暫定CEOを兼任する。

ノーエ欧州地域CEO兼米州地域暫定CEOは2013年に資生堂コスメティチ・イタリア(SHISEIDO COSMETICI ITALIA)の社長に就任し、欧州地域に10年以上勤務した。それ以前は「ランコム(LANCOME)」イタリア事業部のジェネラル・マネジャーを務め、「シャネル(CHANEL)」やLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)にも在籍していた。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーについて

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーの退任に関して、「魚谷雅彦・前会長CEOが12月31日付で退任し、後任に藤原憲太郎が抜擢されたことも関係しているようだ」と情報筋は米「WWD」に話した。ある業界関係者によれば、「ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは、魚谷氏の部下だった」という。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは化学エンジニアから財務に転身し、21年7月に米州地域のトップに就任した。それ以前は、16年から同地域の最高財務責任者(CFO)を務め、マーク・レイ(Marc Rey)元社長CEO兼チーフ・グロース・オフィサーが退任した20年からは暫定CEOを務めていた。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは在任中、皮膚科学をベースにした米国発プレステージスキンケアブランド「ドクターデニス グロススキンケア(DR.DENNIS GROSS SKINCARE)」を手掛けるDDGスキンケアホールディングス(DDG SKINCARE HOLDINGS)の買収を主導。米「WWD」はまた、一時はスキンケアブランド「オーシア(OSEA)」の買収を検討していると報じたが、実現には至らなかった。

米州地域は「ドランク エレファント」の回復遅れにより減収

資生堂は苦戦を強いられており、24年のコア営業利益(営業利益から非経常項目を除き算出)は前期比8%減の364億円に落ち込んだ。米州地域は同年の第2四半期から業績不振に陥っている。同地域の通期売上高は同7%減少し、一方で欧州地域は同8%増加。米州地域のコア営業利益は同98%減少した。

米州地域のポートフォリオに属する「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」の売上高は25%減少と、回復が遅れたことが減収の一つの要因となった。資生堂は19年、グローバルでの存在感を高めるために「ドランク エレファント」を8億4500万ドル(約1199億円)で買収。当時同ブランドの売上高は1億ドル(約142億円)近くと報告されていたが、最近では需要が大幅に鈍化し、ネット上では消費者の批判にさらされているようだ。

24年にブランド誕生30周年を迎えた、同地域のポートフォリオに属する「ナーズ(NARS)」の売上高は横バイだった。さらに複数のブランドでサプライチェーンの問題が発生し、ベストセラー製品に影響が出たという。米州地域での苦戦に加え、中国の経済成長の減速を受け、同国の免税小売市場である海南島も長きにわたり困難に直面している。

資生堂は24年11月29日、2カ年計画「SHIFT 2025 and Beyondアクションプラン2025-2026」を発表。主力ブランドに集中し、ブランドと地域での連携したオペレーション体制の強化に取り組むと述べた。売上高が1000億円を超える「シセイドウ(SHISEIDO)」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「ナーズ」を“コア3”に設定。次の売上高1000億円ブランドとして「アネッサ(ANESSA)」「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUME)」「エリクシール(ELIXIR)」「ドランク エレファント」を“ネクスト5”と位置づけていた。

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資生堂、米州地域のロン・ジーCEO兼グローバルM&Aリーダーが退任 同地域の24年コア営業利益は98%減

資生堂は4月15日、米州地域のロン・ジー(Ron Gee)最高経営責任者(CEO)兼グローバルM&Aリーダーが14日付で退任したことを発表した。アルベルト・ノーエ(Alberto Noe)欧州地域CEOが15日付で米州地域の暫定CEOを兼任する。

ノーエ欧州地域CEO兼米州地域暫定CEOは2013年に資生堂コスメティチ・イタリア(SHISEIDO COSMETICI ITALIA)の社長に就任し、欧州地域に10年以上勤務した。それ以前は「ランコム(LANCOME)」イタリア事業部のジェネラル・マネジャーを務め、「シャネル(CHANEL)」やLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)にも在籍していた。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーについて

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーの退任に関して、「魚谷雅彦・前会長CEOが12月31日付で退任し、後任に藤原憲太郎が抜擢されたことも関係しているようだ」と情報筋は米「WWD」に話した。ある業界関係者によれば、「ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは、魚谷氏の部下だった」という。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは化学エンジニアから財務に転身し、21年7月に米州地域のトップに就任した。それ以前は、16年から同地域の最高財務責任者(CFO)を務め、マーク・レイ(Marc Rey)元社長CEO兼チーフ・グロース・オフィサーが退任した20年からは暫定CEOを務めていた。

ジー米州地域 前CEO兼グローバルM&Aリーダーは在任中、皮膚科学をベースにした米国発プレステージスキンケアブランド「ドクターデニス グロススキンケア(DR.DENNIS GROSS SKINCARE)」を手掛けるDDGスキンケアホールディングス(DDG SKINCARE HOLDINGS)の買収を主導。米「WWD」はまた、一時はスキンケアブランド「オーシア(OSEA)」の買収を検討していると報じたが、実現には至らなかった。

米州地域は「ドランク エレファント」の回復遅れにより減収

資生堂は苦戦を強いられており、24年のコア営業利益(営業利益から非経常項目を除き算出)は前期比8%減の364億円に落ち込んだ。米州地域は同年の第2四半期から業績不振に陥っている。同地域の通期売上高は同7%減少し、一方で欧州地域は同8%増加。米州地域のコア営業利益は同98%減少した。

米州地域のポートフォリオに属する「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」の売上高は25%減少と、回復が遅れたことが減収の一つの要因となった。資生堂は19年、グローバルでの存在感を高めるために「ドランク エレファント」を8億4500万ドル(約1199億円)で買収。当時同ブランドの売上高は1億ドル(約142億円)近くと報告されていたが、最近では需要が大幅に鈍化し、ネット上では消費者の批判にさらされているようだ。

24年にブランド誕生30周年を迎えた、同地域のポートフォリオに属する「ナーズ(NARS)」の売上高は横バイだった。さらに複数のブランドでサプライチェーンの問題が発生し、ベストセラー製品に影響が出たという。米州地域での苦戦に加え、中国の経済成長の減速を受け、同国の免税小売市場である海南島も長きにわたり困難に直面している。

資生堂は24年11月29日、2カ年計画「SHIFT 2025 and Beyondアクションプラン2025-2026」を発表。主力ブランドに集中し、ブランドと地域での連携したオペレーション体制の強化に取り組むと述べた。売上高が1000億円を超える「シセイドウ(SHISEIDO)」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「ナーズ」を“コア3”に設定。次の売上高1000億円ブランドとして「アネッサ(ANESSA)」「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUME)」「エリクシール(ELIXIR)」「ドランク エレファント」を“ネクスト5”と位置づけていた。

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ENHYPEN初のコーチェラでの体験を語る 全身「プラダ」の衣装でパフォーマンス

韓国の人気アイドルグループENHYPEN(エンハイプン)は4月12日(現地時間)、アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)に初登場した。パフォーマンス後にバックステージで米「WWD」のインタビューに応じ感想を語った。

ENHYPENは、全長約98メートルの巨大ステージ“サハラ”で、バンドとダンサーを従えたエネルギッシュな45分間のパフォーマンスを披露し観客を魅了した。「ステージを降りたとき、あの会場のエネルギーと雰囲気、そして目の前のファンの皆さんが本当に素晴らしかった」とメンバーのヒスンは振り返る。

最年長は23歳のヒスン(HEESEUNG)。リーダーを務める21歳のジョンウォン(JUNGWON)をはじめ、元フィギュアスケーターという異色の経歴を持つ22歳のソンフン(SUNGHOON)、韓国とオーストラリアのルーツを持つ22歳のジェイク(JAKE)、同じく22歳のジェイ(JAY)、21歳のソヌ(SUNOO)、そして最年少は日本出身で19歳のニキ(NI-KI)と、多彩なバックグラウンドを持つ7人組だ。

ENHYPENは、史上最速でコーチェラのラインアップに名を連ねたK-POPグループとしても注目を集めている。

「僕たちがここまで来られたのは、音楽を聴いてくれて、パフォーマンスを見てくれているすべてのファンのおかげです。皆さんがいてくれたからこそ、コーチェラに立つという夢を実現することができました」と、ENHYPENがK-POPグループとして史上最速でコーチェラに出演したことについてジェイクは語った。そして「本当に感謝の気持ちでいっぱいです。でも、僕たちの旅はまだ始まったばかり。ここからが本当のスタートだと思っています」と続けた。

ENHYPENは、キャリアの新たなフェーズに突入している。4月4日には、初となる英語シングル“Loose”をリリース。前作“Romance: Untold -Daydream-”のリパッケージ盤から約5カ月ぶりとなる新曲だ。ENHYPENは、ステージで新曲をリリースすることをサプライズで発表。詳細についてはまだ明かされていない。

「僕たちはこれからもっと高みを目指していきます」とジェイクは意気込みを語る。

ENHYPENは、2020年にミニアルバム“BORDER: DAY ONE”とタイトル曲“Given-Taken”でデビュー。彼らは、CJ ENMと、BTSやENHYPENが所属するハイブ(HYBE)による共同プロジェクトのサバイバル番組“I-LAND”での激しい競争を勝ち抜き、結成されたグループだ。

サバイバル番組“I-LAND“は、ハイレベルな演出とドラマチックな展開で注目を集めた。体力勝負のミッションから表現力を問う課題まで、さまざまな試練が用意され、視聴者がデビューメンバー選びに参加する形で進んでいった(ソヌのみプロデューサー推薦で選出)。放送は1話あたり累計1360万回再生を記録。ENHYPENはデビュー後、ミリオンセラーを連発し、チャートでも快進撃を続けている。

「最初にスタジオで音を作ったときは、正直かなり時間がかかりました」とジェイク。「K-POPのボーイズグループとして、僕たちは本当に毎回違うジャンルやスタイルに挑戦しています。アルバムごとにまったく違う雰囲気があって、新しい作品を作るたびに“初挑戦”っていう感覚。でも、そういう経験が僕たちを成長させてくれていると思います」

“I-LAND“からデビューした彼らにはファン、通称ENGENEとの特別な絆がある。彼らの成長の過程をデビュー前から見届けたことで、ファンとの間には深い絆とつながりが築かれていった。ファンがこれほどまでにグループと深い絆を築いている中で、彼らについてファンが驚くようなことはあるのだろうか。

「僕たちはファンと一緒に成長してきたから、ファンが知らないことを言うのはすごく難しい」とジェイク。「ファンは僕たちのことを自分たちよりもよく知っている」とジェイが笑顔で答えた。ヒスンは笑みをこぼしながら「僕たちの顔にあるほくろの数まで知っている」と冗談まじりに話し、「そう、顔にあるほくろまで知っている。彼らはすべてを知っているんです」とジェイが続け、「腕や脚までね」とヒスンが話し笑いが広がった。

コーチェラのステージでは、全身「プラダ(PRADA)」を身にまとってパフォーマンスを披露した。ENHYPENは23年からブランドのアンバサダーを務めている。「プラダ」がデザインしたカウボーイ風にアレンジされたビンテージ感のあるデニムスタイルを身にまとい、こなれた雰囲気で登場した。

「プラダ」はENHYPENの初出演のために、特別にカウボーイ風のスタイルの衣装をデザイン。メンバー全員がヴィンテージ加工を施したデニムを身にまとい、こなれた雰囲気で登場した。足元は全員が同じ黒のレザー製アンクルブーツを合わせ、ジーンズには大ぶりのメタルバックルが特徴的なブラウンのブラッシュドレザーベルトを合わせ、ループ部分にはチェーンやシルクスカーフをあしらった。シャツや白のタンクトップの上に羽織ったアウターは、メンバーごとに異なるデザインで用意。ポケットやレザーの襟、コントラストの効いたパイピング、ラインストーン刺しゅうなど、それぞれの個性が光る衣装だった。

ジェイクは「プラダが毎回僕たちのためにカスタムメードのアイテムを作ってくれるんですけど、いつもとてもユニークで、僕たちにぴったりなんです。僕たちが好きなものをよく理解してくれているんです」と語った。

これまでのキャリアの中で一番のハイライトは?という質問に、全員がコーチェラと答えた。「みんなの親が韓国で見てくれているし、友だちや韓国の人たちがオンラインで見てくれているんです。みんなすごく興奮していて、興味津々です」とジェイク。

ENHYPEN は、19日(現地時間)に再びコーチェラのステージに立ち、2回目の公演を行う。その後、8月6日からアメリカ、イギリス、ヨーロッパを巡る“Walk The Line“ツアーがスタートする。ニューヨークのベルモントパークで2公演を皮切りに、シカゴ、ヒューストン、ロサンゼルスを回る。

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ウールマーク・プライズ本年度のグランプリは「ゴルチエ」のトップに就くデュラン・ランティンク

インターナショナル・ウールマーク・プライズ(INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE以下、IWP)はこのほど、ミラノで2025年度の授賞式を開催し、オランダ人デザイナーのデュラン・ランティンク(Duran Lantink)にグランプリを贈った。ランティンクはその後、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のクリエイティブ・ディレクターに就任することが発表された。ランティンクには、例年より50%多い30万豪ドル(約2600万円)の賞金が贈られる。

ランティンクは、伝統的な手編みの技術に現代的な解釈をプラス。3月にパリで25-26年秋冬コレクションとして発表した、彫刻のように立体的なドレスが注目を集めた。ランティンクはコレクション制作に尽力したアムステルダム在住の女性ニッター15人からなるグループに謝意を示し、「ウールやニットの専門知識を持つ人々との対話が何より重要だった」と語った。「ウール、特に手編みには、独特の豊かさがある。機械編みではこのような作品はできない。また、グループとのゆったりとしたプロセスが果たす役割の大きさにも気がついた。自分は元来せっかちな人間だが、辛抱強さを学んだ」という。

「アライア」のミュリエはカール・ラガーフェルド賞を受賞

また、今回のプライズでは「アライア(ALAIA)」のピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)=クリエイティブ・ディレクターが、メリノウールの可能性を広げたブランドや個人に贈られるカール・ラガーフェルド・イノベーション賞を受賞。審査員は、ミュリエが「アライア」の24年春夏コレクションで発表した、単一のウール糸のみを使用したウエアを高く評価した。さらに、ウールやウール混紡糸の梳毛紡績メーカーとして知られるドイツ・ニュルンベルクのズートヴェレ グループ(Suedwolle Group)は、サステナブルな実践においてリーダーシップとイノベーションを発揮してサプライチェーン賞を受賞した。

授賞式に出席したザ・ウールマーク・カンパニー(THE WOOLMARK COMPANY)のジョン・ロバーツ(John Roberts)=マネージング・ディレクターは、「コロナ禍以来、ウールの価格は40%下落し、生産量は2年間で20%減少している」とウール業界の窮状を訴えた。だからこそ受賞者を選ぶ際には、6万人の生産者の利益を最優先に考えたという。「私にとって重要なのは、ウールに対する人々の認識を変え、長期的にウールに対する需要を喚起できるか否か。農家にとっての最大の擁護者となれるデザイナーを求めていた」と語る。

今回から、イノベーションとサステナビリティに重点を置き、隔年開催となったウールマークプライズでは、コンテストに参加するデザイナーに6万豪ドル(520万円)を支給。各デザイナーは、25-26年秋冬コレクションの一部として、もしくは単独のコレクションとして、メリノウールを使用した6ルックを制作してメリノウールの多用途性、革新性、環境への配慮を提示した。

今年度の審査委員長は、先月「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のクリエイティブ・ディレクターを退任したドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)が務めた。またゲスト審査員には「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー ™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)」のイブラヒム・カマラ(Ibrahim Kamara)アート・イメージディレクターを招へい。ヴェルサーチェは「デュランの作品には、灰色の世界に生きる私たちが、今一番必要なエネルギーがある。伝統を尊重しつつ、ユーモアと楽観主義、そしてアナーキーな未来主義を体現している」と語った。このほか、「ゼニア(ZEGNA)」のアレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)らの業界のエキスパートたちが名を連ねた。

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ウールマーク・プライズ本年度のグランプリは「ゴルチエ」のトップに就くデュラン・ランティンク

インターナショナル・ウールマーク・プライズ(INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE以下、IWP)はこのほど、ミラノで2025年度の授賞式を開催し、オランダ人デザイナーのデュラン・ランティンク(Duran Lantink)にグランプリを贈った。ランティンクはその後、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のクリエイティブ・ディレクターに就任することが発表された。ランティンクには、例年より50%多い30万豪ドル(約2600万円)の賞金が贈られる。

ランティンクは、伝統的な手編みの技術に現代的な解釈をプラス。3月にパリで25-26年秋冬コレクションとして発表した、彫刻のように立体的なドレスが注目を集めた。ランティンクはコレクション制作に尽力したアムステルダム在住の女性ニッター15人からなるグループに謝意を示し、「ウールやニットの専門知識を持つ人々との対話が何より重要だった」と語った。「ウール、特に手編みには、独特の豊かさがある。機械編みではこのような作品はできない。また、グループとのゆったりとしたプロセスが果たす役割の大きさにも気がついた。自分は元来せっかちな人間だが、辛抱強さを学んだ」という。

「アライア」のミュリエはカール・ラガーフェルド賞を受賞

また、今回のプライズでは「アライア(ALAIA)」のピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)=クリエイティブ・ディレクターが、メリノウールの可能性を広げたブランドや個人に贈られるカール・ラガーフェルド・イノベーション賞を受賞。審査員は、ミュリエが「アライア」の24年春夏コレクションで発表した、単一のウール糸のみを使用したウエアを高く評価した。さらに、ウールやウール混紡糸の梳毛紡績メーカーとして知られるドイツ・ニュルンベルクのズートヴェレ グループ(Suedwolle Group)は、サステナブルな実践においてリーダーシップとイノベーションを発揮してサプライチェーン賞を受賞した。

授賞式に出席したザ・ウールマーク・カンパニー(THE WOOLMARK COMPANY)のジョン・ロバーツ(John Roberts)=マネージング・ディレクターは、「コロナ禍以来、ウールの価格は40%下落し、生産量は2年間で20%減少している」とウール業界の窮状を訴えた。だからこそ受賞者を選ぶ際には、6万人の生産者の利益を最優先に考えたという。「私にとって重要なのは、ウールに対する人々の認識を変え、長期的にウールに対する需要を喚起できるか否か。農家にとっての最大の擁護者となれるデザイナーを求めていた」と語る。

今回から、イノベーションとサステナビリティに重点を置き、隔年開催となったウールマークプライズでは、コンテストに参加するデザイナーに6万豪ドル(520万円)を支給。各デザイナーは、25-26年秋冬コレクションの一部として、もしくは単独のコレクションとして、メリノウールを使用した6ルックを制作してメリノウールの多用途性、革新性、環境への配慮を提示した。

今年度の審査委員長は、先月「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のクリエイティブ・ディレクターを退任したドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)が務めた。またゲスト審査員には「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー ™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)」のイブラヒム・カマラ(Ibrahim Kamara)アート・イメージディレクターを招へい。ヴェルサーチェは「デュランの作品には、灰色の世界に生きる私たちが、今一番必要なエネルギーがある。伝統を尊重しつつ、ユーモアと楽観主義、そしてアナーキーな未来主義を体現している」と語った。このほか、「ゼニア(ZEGNA)」のアレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)らの業界のエキスパートたちが名を連ねた。

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「シーイン」と「ティームー」が米国で4月25日から値上げ トランプ関税の影響で

中国の越境EC「シーイン(SHEIN)」と「ティームー(TEMU)」は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税政策の影響で、4月25日から米国市場で価格改定を行うことを明らかにした。

「シーイン」は、米国の公式オンラインストアに顧客向けのメッセージを掲載。「当社は素晴らしいファッションを手頃な価格で提供し、コミュニティーにポジティブな影響を与えることを目標としているが、昨今の貿易ルールおよび関税率の変更によって運営費用が増大している。品質面で妥協することなく商品を提供し続けるため、2025年4月25日から価格調整を行う」と述べ、「影響を最小限にとどめるべく最大限の努力をしているが、現在の価格で購入できるうちにぜひ買い物を」と呼びかけた。「ティームー」も、類似した内容のメッセージを掲載している。

米国に非課税で輸入される少額貨物の半数は中国から

ロイター(REUTERS)の調査によれば、米国は「シーイン」にとって最大の市場であり、売り上げの28%以上を占めているという。その理由の一つとして、米国では輸入申告額が800ドル(約11万円)以下の少額貨物に対して関税の支払いが免除される“デミニミス(非課税基準額)ルール”が設けられていることがある。現在、同ルールに基づいて米国に非課税で輸入されている荷物数は1日あたり400万個に上り、その半数程度が中国からのものだ。しかし、中国との“関税闘争”を繰り広げているトランプ大統領は4月2日、中国本土および香港からの輸入品に対し、5月2日付で同ルールを撤廃することを発表。4月10日には、少額貨物の関税率を120%とすることを明らかにした。

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「シーイン」と「ティームー」が米国で4月25日から値上げ トランプ関税の影響で

中国の越境EC「シーイン(SHEIN)」と「ティームー(TEMU)」は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税政策の影響で、4月25日から米国市場で価格改定を行うことを明らかにした。

「シーイン」は、米国の公式オンラインストアに顧客向けのメッセージを掲載。「当社は素晴らしいファッションを手頃な価格で提供し、コミュニティーにポジティブな影響を与えることを目標としているが、昨今の貿易ルールおよび関税率の変更によって運営費用が増大している。品質面で妥協することなく商品を提供し続けるため、2025年4月25日から価格調整を行う」と述べ、「影響を最小限にとどめるべく最大限の努力をしているが、現在の価格で購入できるうちにぜひ買い物を」と呼びかけた。「ティームー」も、類似した内容のメッセージを掲載している。

米国に非課税で輸入される少額貨物の半数は中国から

ロイター(REUTERS)の調査によれば、米国は「シーイン」にとって最大の市場であり、売り上げの28%以上を占めているという。その理由の一つとして、米国では輸入申告額が800ドル(約11万円)以下の少額貨物に対して関税の支払いが免除される“デミニミス(非課税基準額)ルール”が設けられていることがある。現在、同ルールに基づいて米国に非課税で輸入されている荷物数は1日あたり400万個に上り、その半数程度が中国からのものだ。しかし、中国との“関税闘争”を繰り広げているトランプ大統領は4月2日、中国本土および香港からの輸入品に対し、5月2日付で同ルールを撤廃することを発表。4月10日には、少額貨物の関税率を120%とすることを明らかにした。

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欧州委員会、独高級EC「マイテレサ」のYNAP買収を承認 取引完了後に社名変更

欧州委員会(European Commission)は、ドイツの高級ファッションEC「マイテレサ(MYTHERESA)」を運営するMYTネザーランズ ペアレント B.V.(MYT NETHERLANDS PARENT B.V.以下、MYT)による、コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)が擁するラグジュアリーEC大手ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP以下、YNAP)の買収を承認した。取引は4月23日に完了する見込み。これに伴い、MYTは社名をリュクスエクスペリエンス B.V.(LUXEXPERIENCE B.V.以下、リュクス)に変更し、組織を再編する。

ラグジュアリーとオフプライス事業を分離

YNAPは、ウィメンズを中心とした高級EC「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」、メンズの「ミスターポーター(MR. PORTER)」、リーズナブルな価格の「ユークス(YOOX)」、ディスカウントECの「アウトネット(THE OUTNET)」を運営している。取引の完了後は、「ネッタポルテ」と「ミスターポーター」に加えて「マイテレサ」をラグジュアリー部門とし、「ユークス」と「アウトネット」はオフプライス部門として切り離すことで、よりシンプルかつ効率的なオペレーションモデルを目指すという。

経営陣も刷新へ

取引の完了後、MYTのマイケル・クリガー(Michael Kliger)最高経営責任者(CEO)は、リュクスのCEO兼マネージング・ディレクターに就任。グループ全体を率いるほか、マイテレサ事業のトップも暫定的に務める。なお、07年にYNAPに加わり、さまざまな要職を歴任した後、22年10月から現職を務めているアリソン・ローニス(Alison Loehnis)YNAP暫定CEOは、25年3月31日に退任を発表。6月1日付で同社を離れる。

ネッタポルテ、ミスターポーター、ユークスの各事業は、内部昇格などによりCEOら経営陣を刷新するが、アウトネット事業は現在のCEOが続投する。

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「カルバン・クライン」親会社PVH、24年は減収減益 25年は横ばいの見通し

「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」と「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」を擁するPVHコープ(PVH CORP以下、PVH)の2025年1月期決算は、売上高が前期比6.1%減の86億5290万ドル(約1兆2287億円)、EBIT(利払前・税引前損益)は同16.8%減の7億7230万ドル(約1096億円)、純利益は同9.8%減の5億9850万ドル(約849億円)の減収減益だった。

ブランド別の売上高では、本拠地である北米はほぼ横ばいだったものの、海外事業が同6.8%減となった「トミー ヒルフィガー」は同4.9%減の45億8970万ドル(約6517億円)、北米と海外事業のいずれも微減だった「カルバン・クライン」は同1.5%減の38億5670万ドル(約5476億円)だった。

ステファン・ラーソンCEOのコメント

ステファン・ラーソン(Stefan Larsson)PVH最高経営責任者(CEO)は、アナリスト向けの決算説明会で、「マクロ経済が停滞する中、予想を上回る結果となりうれしく思っている。しかし、小売業界にとって全般的に厳しい状況なのは間違いない。アイコニックなブランドである『カルバン・クライン』と『トミー ヒルフィガー』の開発にいっそう集中し、自らコントロールできる要素に注力する」と語った。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税の引き上げについては、「慎重に様子を見る」とし、現時点において25年の業績は横ばいもしくはやや向上する見込みだと述べた。

中国政府の“信頼できない事業体のリスト”への追加について

なお、中国政府は2月4日、PVHを“信頼できない事業体のリスト”に追加したことを明らかにした。同政府は、PVHが新疆ウイグル自治区で生産されたコットンを“不当にボイコット”している疑いがあるとして、調査を開始することを24年9月に発表。25年1月、同社が“不適切な行為”を行っているとの仮決定を下している。

この背景には、20年6月に中国による少数民族ウイグル人への強制労働問題などが報じられたことから、多くの企業やブランドが新疆ウイグル自治区に工場を持つ中国企業との取引停止や、同自治区で生産された綿花の調達の中止を発表したことがある。米国は22年6月に、ウイグル自治区が関与する製品の輸入を原則禁止する「ウイグル強制労働防止法(Uyghur Forced Labor Prevention Act以下、UFLPA)」を施行しているが、PVHはそれ以前の21年に同自治区からの調達を中止した。なお、UFLPAが施行されている以上、米国企業が新疆綿に対する姿勢を変えることは難しいだろう。

本件について、同社は今年2月、「会社の方針として、当社は事業を展開している全ての国や地域における全ての規制や法律を厳格に順守している。すでに中国商務省と連絡を取っており、関連する規制に則って対応する」と声明を発表。また、ラーソンCEOは今回の説明会で、「過去20年と同様に、今後も中国の消費者に当社の商品とサービスを提供することにコミットし、中国での長期的な成長に向けて投資していく。引き続き中国商務省と連絡を取り、前向きな解決を図りたい」とコメントした。

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「カルバン・クライン」親会社PVH、24年は減収減益 25年は横ばいの見通し

「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」と「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」を擁するPVHコープ(PVH CORP以下、PVH)の2025年1月期決算は、売上高が前期比6.1%減の86億5290万ドル(約1兆2287億円)、EBIT(利払前・税引前損益)は同16.8%減の7億7230万ドル(約1096億円)、純利益は同9.8%減の5億9850万ドル(約849億円)の減収減益だった。

ブランド別の売上高では、本拠地である北米はほぼ横ばいだったものの、海外事業が同6.8%減となった「トミー ヒルフィガー」は同4.9%減の45億8970万ドル(約6517億円)、北米と海外事業のいずれも微減だった「カルバン・クライン」は同1.5%減の38億5670万ドル(約5476億円)だった。

ステファン・ラーソンCEOのコメント

ステファン・ラーソン(Stefan Larsson)PVH最高経営責任者(CEO)は、アナリスト向けの決算説明会で、「マクロ経済が停滞する中、予想を上回る結果となりうれしく思っている。しかし、小売業界にとって全般的に厳しい状況なのは間違いない。アイコニックなブランドである『カルバン・クライン』と『トミー ヒルフィガー』の開発にいっそう集中し、自らコントロールできる要素に注力する」と語った。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領政権による関税の引き上げについては、「慎重に様子を見る」とし、現時点において25年の業績は横ばいもしくはやや向上する見込みだと述べた。

中国政府の“信頼できない事業体のリスト”への追加について

なお、中国政府は2月4日、PVHを“信頼できない事業体のリスト”に追加したことを明らかにした。同政府は、PVHが新疆ウイグル自治区で生産されたコットンを“不当にボイコット”している疑いがあるとして、調査を開始することを24年9月に発表。25年1月、同社が“不適切な行為”を行っているとの仮決定を下している。

この背景には、20年6月に中国による少数民族ウイグル人への強制労働問題などが報じられたことから、多くの企業やブランドが新疆ウイグル自治区に工場を持つ中国企業との取引停止や、同自治区で生産された綿花の調達の中止を発表したことがある。米国は22年6月に、ウイグル自治区が関与する製品の輸入を原則禁止する「ウイグル強制労働防止法(Uyghur Forced Labor Prevention Act以下、UFLPA)」を施行しているが、PVHはそれ以前の21年に同自治区からの調達を中止した。なお、UFLPAが施行されている以上、米国企業が新疆綿に対する姿勢を変えることは難しいだろう。

本件について、同社は今年2月、「会社の方針として、当社は事業を展開している全ての国や地域における全ての規制や法律を厳格に順守している。すでに中国商務省と連絡を取っており、関連する規制に則って対応する」と声明を発表。また、ラーソンCEOは今回の説明会で、「過去20年と同様に、今後も中国の消費者に当社の商品とサービスを提供することにコミットし、中国での長期的な成長に向けて投資していく。引き続き中国商務省と連絡を取り、前向きな解決を図りたい」とコメントした。

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「シーイン」、英国でのIPOに仮承認 トランプ政権の対中関税で逆風も?

英国の金融行為規則機構(Financial Conduct Authority以下、FCA)は、ロンドン証券取引所でのIPO(新規上場)を申請していたグローバルSPAの「シーイン(SHEIN)」に対し仮承認を与えたとロイター(REUTERS)が報じた。

「シーイン」は2012年に中国・南京で設立し、22年に本社をシンガポールに移転。23年11月には、米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に非公開でIPOの申請をしたものの、承認は難航。このため、24年6月にFCAへの申請を行っていた。なお、今回の仮承認はIPOの実現に向けた大きな一歩だが、同社は現在、中国証券監督委員会(China Securities Regulatory Commission以下、CSRC)など中国の関連当局の承認を待っている状態だという。本件について、「シーイン」およびCSRCからのコメントは得られなかった。

企業イメージの改善に関する取り組み

「シーイン」は、豊富な商品ラインアップを圧倒的な低価格で販売し若年層を中心に人気を集める一方で、著作権侵害などによる訴訟トラブルをいくつも抱え、サプライチェーンにおける劣悪な労働環境への懸念が絶えない。こうした企業イメージを改善する意味もあり、同社は24年7月、英国とEUにおけるアパレル事業の循環性の実現を支援する2億ユーロ(約324億円)規模の基金を設立。また、より幅広いESG(環境・社会・ガバナンスを考慮した持続的な成長)の推進に向けて5000万ユーロ(約81億円)を投資すると発表した。

なお、EC向けのメールマーケティング会社オムニセンド(OMNISEND)によれば、不安定な世界情勢や全体的な景気の減速を背景に、英国の消費者は“お得感”により敏感になっており、調査対象の60%近くが過去1年の間に「シーイン」や「ティームー(TEMU)」など中国の越境ECを利用したことがあると回答。一方で、これらのプラットフォームを信頼していると回答したのは4%程度だったという。

トランプ政権の対中関税政策が「シーイン」にも影響か

ロイターの調査によれば、米国は「シーイン」にとって最大の市場であり、売り上げの28%以上を占めているという。その理由の一つとして、米国では輸入申告額が800ドル(約11万円)以下の少額貨物に対して関税の支払いが免除される“デミニミス(非課税基準額)ルール”が設けられていることがある。ちなみに、24年に同ルールに基づいて米国に非課税で輸入された荷物数は約14億個に上り、その半数程度が中国からのものだ。しかし、中国との“関税闘争”を繰り広げているドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は4月2日、中国本土および香港からの輸入品に対し、5月2日付で同ルールを撤廃することを発表。これは「シーイン」にとって痛手となることは間違いなく、IPOを実施する際の企業価値の算定にも影響する可能性がある。

英国は中国との貿易拡大に合意など関係改善へ

米国が中国への締め付けを強化する一方、英国は関係を深めようとしているようだ。英中関係はこれまで、新疆ウイグル自治区での人権侵害や言論の自由に関する問題などにより冷え込んでいたが、経済成長を重要政策の一つに掲げるキア・スターマー(Keir Starmer)英首相は24年11月、ブラジルで開催された主要20カ国首脳会議(G20サミット)で中国の習近平国家主席と会談し、「両国の強固な関係の重要性」を確認。英首相と習主席が直接会談を行ったのは6年ぶりだった。

今年1月には、レイチェル・リーブス(Rachel Reeves)英財務大臣が訪中し、経済政策などを統括する何立峰 副首相と会談。両国間の貿易拡大や貿易障壁の撤廃、金融サービス分野での連携などに合意し、中国が今後5年にわたって英国に6億ポンド(約1122億円)を投資する約束を取り付けている。

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BLACKPINKジェニーはホットなウエスタンスタイルで登場 「コーチェラ2025」

アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)が4月11日(現地時間、以下同)、米カリフォルニア州インディオで開幕した。14日には、BLACKPINKのジェニー(Jennie)が、初めて「コーチェラ」でのソロパフォーマンスを披露。ウエスタンスタイルの衣装でアウトドアシアターのステージに登場した。

 

ジェニーは、「ジョルジュオベイカ(GEORGES HOBEIKA)」2025-26年秋冬コレクションから、クロコダイルのエンボス加工が施されたジャケットに、同色のブラトップ、カスタムのミニショーツを合わせた。

 

また、「ディドゥ(DIDU)」2025年春夏コレクションから、ゆるっとしたロングブーツ、「ケイト・ケイト(KATE CATE)」のクロコダイルのエンボス加工で仕立てたバーガンディーのベルト3本、「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のサングラスを合わせてコーディネートした。

ジェニーは、「マントラ」「F.T.S.」「Zen」を含む全12曲をパフォーマンスし、サプライズでカリ・ウチス(Kali Uchis)とコラボレーションした「Damn Right」も披露。ウチスは、ジェニーに合わせ、レザーコルセットのミニドレスに同色のブーツというディープレッドのコーデで登場した。

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BLACKPINKジェニーはホットなウエスタンスタイルで登場 「コーチェラ2025」

アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)が4月11日(現地時間、以下同)、米カリフォルニア州インディオで開幕した。14日には、BLACKPINKのジェニー(Jennie)が、初めて「コーチェラ」でのソロパフォーマンスを披露。ウエスタンスタイルの衣装でアウトドアシアターのステージに登場した。

 

ジェニーは、「ジョルジュオベイカ(GEORGES HOBEIKA)」2025-26年秋冬コレクションから、クロコダイルのエンボス加工が施されたジャケットに、同色のブラトップ、カスタムのミニショーツを合わせた。

 

また、「ディドゥ(DIDU)」2025年春夏コレクションから、ゆるっとしたロングブーツ、「ケイト・ケイト(KATE CATE)」のクロコダイルのエンボス加工で仕立てたバーガンディーのベルト3本、「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のサングラスを合わせてコーディネートした。

ジェニーは、「マントラ」「F.T.S.」「Zen」を含む全12曲をパフォーマンスし、サプライズでカリ・ウチス(Kali Uchis)とコラボレーションした「Damn Right」も披露。ウチスは、ジェニーに合わせ、レザーコルセットのミニドレスに同色のブーツというディープレッドのコーデで登場した。

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「ソウシオオツキ」、2度目の「LVMHプライズ」最終選考入り 2025年度8組の実績をチェック

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、12回目となる2025年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」のファイナリスト8組を発表した。そのうち、16年度ファイナリストにも選出された大月壮士による「ソウシオオツキ(SOSHIOTSUKI)」が再び名を連ねた。ほかには、ロンドンを拠点とする3ブランド、パリで活動する3ブランド、ミラノから1ブランドが選出されている。

なお、セミファイナリスト20組に入っていた村上亮太による「ピリングス(PILLINGS)」は推しくも外れた。最終選考会は9月3日にパリで開催し、当日にグランプリほか各賞が発表される予定だ。審査員には3月にデビューコレクションを発表したばかりの「ジバンシィ(GIVENCHY)」のサラ・バートン(Sarah Burton)=クリエイティブ・ディレクターの参加も決定している。

25年度「LVMHプライズ」のファイナリストのブランド名とデザイナー名、国籍は以下の通り。

「アランポール(ALAINPAUL)」/アラン・ポール、フランス
「オールイン(ALL-IN)」/ベンジャミン・バロン(Benjamin Barron)、アメリカ&ブロール・オーガスト・ヴェスタボ(Bror August Vestbo)、ノルウェー
「フランチェスコ ムラノ(FRANCESCO MURANO)」/フランチェスコ・ムラノ、イタリア
「ソウシオオツキ」/大月壮士、日本
「スティーブ オー スミス(STEVE O SMITH)」/スティーブ・オー・スミス、イギリス
「トル コーカー(TOLU COKER)」/トル・コーカー、イギリス
「トリシジュ(TORISHEJU)」/トリシジュ・ドゥミ(Torisheju Dumi)、イギリス
「ゾマー(ZOMER)」/ダニアル・アイトゥガノフ(Danial Aitouganov)、オランダ

デジタル社会における独自のクラフツマンシップを評価

「LVMHプライズ」設立者であるデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=クリスチャン ディオール クチュール会長兼最高経営責任者は、今年度のファイナリストについて「テーラリングとクラフツマンシップにおける専門知識が際立っている」と評価。「ファッションやラグジュアリーの分野に限らず、テクノロジーやAIがさまざまな業界を再構築していく中で、クリエイターは人間の手と心による熟練の技を称えようと、彼らなりのクラフツマンシップを積極的に取り入れている。安価な方法で再現することは難しいクラフトの希少性やつながり、自己表現といった価値こそが今の時代に響くものであり、彼らはそれを具現化している」。ファイナリストの多くは、ドローイングやダンス、映画、雑誌など、ファッションデザインの領域を超えたさまざまな分野を着想源としている。同氏は、「ソーシャルメディアにより、あらゆるものに手軽にアクセスできるようになったほか、影響をいかに受けたかが可視化されるようになった。また、ブランドは単に服を作るだけでなく、一つの文化を作り出すことが求められている。そうした世界観の構築こそが、今のファッションを刺激的で魅力的なものにしている」とコメントした。

「アランポール」、幼少時代のバレエ経験がデザインの核に

デザイナーのアラン・ポールは、「ヴェトモン(VETEMENTS)」や「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」などで10年間キャリアを積んだ後、2023年に夫のルイス・フィリップ(Luis Philippe)と「アランポール」を共同設立した。フィリップは、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ジャックムス(JACQUEMUS)」「アライア(ALAIA)」などでホールセールスを担当していた。

ラグジュアリーブランドなどで実力を培ってきたポールだが、彼のクリエイションの根底には、幼少期に始めたバレエダンサーとしての経験がある。8歳でマルセイユ国立バレエ団に入団し、18歳まで在籍。「この10年間が、今の自分の土台となった」とポールは話す。その後ファッションの道に進み、ケッジ・ビジネススクールでブランドマネジメントを学び、マランゴーニ学院(Istituto Marangoni)でファッションデザインの学位を取得した。「アランポール」は現在世界30の小売店で取り扱いされている。

「オールイン」はファッション誌から始まり、ブランド化

「オールイン」はベンジャミン・バロンがニューヨーク州北部のバード大学で写真を専攻していた学生時代に、ファッション雑誌として立ち上げた。その後、デザイナーのブロール・オーガスト・ヴェスタボと出会い、彼のカスタムピースを使い、ファッションシューティングを始める。これを機に「オールイン」をブランドとしてスタートし、2019年にニューヨークで初のコレクションを発表。その後2人はノルウェーに移住し、ヴェスタボはオスロ国立芸術アカデミー修士号を取得。パリに拠点を移した。

彼らのコレクションは、既存の服を新しい文脈で再解釈することをコンセプトとしている。そのミューズは、ビューティコンテストの元女王や社交界デビューする上流階級の女性、年を重ねたポップスターなど。「コレクションは、1日の中で見せる多様な表情や進化していく存在という女性像を表現している」とバロンは説明する。フットウエアは、リアーナ(Rihanna)やクロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)といったセレブリティが着用したことで話題を呼んだ。

「フランチェスコ ムラノ」はビヨンセの衣装制作で話題に

フランチェスコ・ムラノは、ヨーロッパ・デザイン学院 (Istituto Europeo di Design)の卒業を控えていた2019年、歌手のビヨンセ(Beyonce)から「スピリット(Spirit)」のミュージックビデオでの衣装制作を依頼され、一躍注目を集めた。2年後には、ラッパーのカーディ・B(Cardi B)も衣装をオファー。「ムラノ」は当初、オーダーメードでの販売を中心としていたが、セレブリティの衣装制作を機に、ビジネスモデルを開拓した。

洗練されたテーラリングとドレープを生かしたイブニングウエアの融合をベースにする「ムラノ」。印象深いシルエットは、理想的なプロポーションとする古代ギリシャの彫刻にインスパイアしている。20年、「フー・イズ・オン・ネクスト?(Who is on Next?)」のウィメンズ部門で最優秀賞を獲得。24年には、イタリア・ファッション協会が若手デザイナーを支援・育成する助成金プログラム「カメラ・モーダ・ファッション・トラスト(Camera Moda Fashion Trust)」の1人に選ばれた。今年2月に開催された25-26年秋冬ミラノ・ファッション・ウイークでは、初のランウエイショーを披露した。

「ソウシオオツキ」、和洋折衷のスーツで存在感示す

15年にスタートした大月壮士による「ソウシオオツキ」は、80年代の「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」に刺激を受けたオーバーサイズのスーツがカルト的人気になっている。和と洋の紳士服のコードを融合し、シグネチャーであるスーツの裏地には着物の袖を思わせるスリット、ジャケットには道着のような前合わせのディテールを施すなど、独自のメンズウエアを確立している。

大月は1990年千葉県生まれ。文化服装学院メンズウェア科や「ここのがっこう」で学び、15年に自身のメンズウエアブランドを立ち上げた。翌年には「LVMHプライズ」のファイナリストに選出された。昨年のヨーロッパの旅行雑誌「ザ・トラベル・アルマナック(The Travel Almanac)」の表紙には、ラッパーのエイサップ・ロッキー(A$AP ROCKY)が「ソウシオオツキ」のスーツを着用。ブランドのEC売り上げが急上昇するほど、ブランドにとって大きく躍進した。

「スティーブ オー スミス」は「メットガラ」ドレスも経験済み

多くのファッションデザイナーはスケッチを元に服を具現化していくが、スティーブ・オー・スミスが、スケッチからそのまま飛び出してきたような独創的な服作りを特徴としている。アナ・ウインター(Anna Wintor)米「ヴォーグ(VOGUE)」編集長主催の24年「メットガラ(MET GALA)」では、俳優のエディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)と妻に、スペシャルピースを提供。白いチュールにアートのような黒いシルエットを重ねたモノトーンのルックは、レッドカーペットで視線を集めた。

スミスは、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校(CENTRAL SAINT MARTINS MA)」を卒業。ロイヤル・ドローイング・スクールでライフ・ドローイングのクラスを受講しながら、受注生産をベースにブランドを運営している。

「トル コーカー」は多国籍なアイデンティティーを再構築

ロンドンを拠点に活動するトール・コーカーは、ファッションを通して自身のルーツと向き合い、その物語を発信している。カラフルなパターンや、伝統宗教にインスパイアされたシルエット、環境に配慮した素材使いを通じて、ブラック・ディアスポラ(アフリカ系移民の歴史や文化)を再解釈。イギリスとナイジェリア、ヨルバのバックグラウンドを持つ彼女のアイデンティティーこそクリエイションの中枢となっている。

「服はただの衣類ではない。記憶の記録であり、カルチャーの担い手であり、アイデンティティーを表すものである。そして服を身にまとうことは、過去に敬意を払い、現在を受け入れ、未来を形作ることだ」とコーカーは語る。彼女はファッションデザインだけでなく、イラストレーションやドキュメンタリー、ファッション映画の制作にも携わり、「アディダス(ADIDAS)」や「スウォッチ(SWATCH)」「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」「イリー カフェ(ILLY CAFFE)」などのブランドのビジュアル作成も手掛けてきた。

「トリシジュ」はデビューショーにナオミ・キャンベルを起用

24年春夏パリ・ファッション・ウイークでショーデビューを果たしたトリシジュ・ドゥミによる「トリシジュ」。ショーでは、モデルにナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、スタイリングに元「ヴォーグ(VOGUE)」ファッションエディターのガブリエラ・カレファ=ジョンソン(Gabriella Karefa-Johnson)、ヘアにファッションデザイナーでもあるチャーリー・ル・ミンドゥ(Charlie Le Mindu)といった知名度のあるメンバーを起用し、話題になった。

ドゥミはロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校メンズウエア科で、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN、当時)」の奨学金プログラム「サラバンド財団(Alexander McQueen-Sarabande Foundation)」の奨学生として在学。その後、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)率いる「セリーヌ(CELINE)」をはじめ、「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」「ジャイルズ・ディーコン(GILES DEACON)」「シブリング(SIBLING)」などで経験を積んだ。

「トリシジュ」は、自身のルーツに根ざしたストーリーやフォークロアをデザインに取り入れ、ブラックカルチャーの表現を広げていくことを目指す。「黒人女性として、自分にしかできない視点をファッションで発信したい」とドゥミ。

「ゾマー」、ファレルによる「ルイ・ヴィトン」を経て独立

ダニアル・アイトゥガノフは、地元オランダのアムステルダム ファッション インスティチュート(AMSTERDAM FASHION INSTITUTE)卒業後、「ルイ・ヴィトン」や「クロエ(CHLOE)」「バーバリー(BURBERRY)」で8年間のキャリアを積んだ。独立前には、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)率いる「ルイ・ヴィトン」のメンズチームに半年ほど在籍していた。その後、スタイリストのイムル・アシャ(Imruh Asha)と「ゾマー」を立ち上げた。

「ゾマー」はシュルレアリスムの要素を取り入れたカラフルで構築的なデザインが特徴。25-26年秋冬パリ・コレクションでは「オポジット・デイ(逆さまの日)」をテーマに、ショーの構成からウエアのデザインまで全てを逆転した構成で展開。モデルが一斉に登場するフィナーレから始まり、ウエアも前後または上下を反転させ、ファッションとアートの概念を面白く巧みに表現した。中でも、ボマージャケット風のコートはバイヤーから高評価を得た。

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