「ペリー エリス」親会社の会長が死去、享年89 キューバから米国に渡った立志伝中の人物

米アパレル企業ペリー・エリス・インターナショナル(PERRY ELLIS INTERNATIONAL)は、共同創業者のジョージ・フェルデンクレイス(George Feldenkreis)会長が死去したことを発表した。89歳だった。死因は明らかにされていない。

キューバ革命を機に米国移住など波乱万丈の人生

フェルデンクレイス会長は、1935年キューバ生まれ。ハバナ大学(University of Havana)のロースクールで学んだものの、大学がしばらく閉鎖されたことから家業の輸入会社に加わった。その後、故フィデル・カストロ(Fidel Castro)らによるキューバ革命を機に61年に米国に渡り、自動車部品会社を設立。67年、兄弟と共にユニホーム会社シュプリーム・インターナショナル(SUPREME INTERNATIONAL)を立ち上げた。同社は93年に上場。99年に「ペリー エリス(PERRY ELLIS)」を買収したことから、現社名に変更した。

現在、同社は「ペリー エリス」に加えて「オリジナル・ペンギン(ORIGINAL PENGUIN)」「ベン・ホーガン(BEN HOGAN)」「ラファエラ(RAFAELLA)」など30以上のブランドを保有。また、「キャロウェイ(CALLAWAY)」や「ジャック ニクラウス(JACK NICKLAUS)」、「ナイキ(NIKE)」のスイムウエアなどのライセンスビジネスを行っている。全体の売り上げは10億ドル(約1490億円)程度と見られている。

退任に追い込まれてからの逆転劇

フェルデンクレイス会長は、93年から2015年まで会長兼最高経営責任者(CEO)として同社を率いていたが、アクティビスト投資家が、コーポレートガバナンスの強化を理由に会長職とCEO職の分離を要求。これを受け、同氏はエグゼクティブ・チェアマンに就任し、当時社長を務めていた息子のオスカー・フェルデンクレイス(Oscar Feldenkreis)がCEOに昇格した。なお、フェルデンクレイス会長は17年、取締役会によって退任に追い込まれたものの、米投資会社フォートレス・インベストメント・グループ(FORTRESS INVESTMENT GROUP)と手を組み、MBO(経営陣による買収)を実施。ペリー・エリス・インターナショナルを非公開化することに成功し、自身は会長に返り咲き、オスカーは社長兼CEOに就任した。MBOが完了した時点で、フェルデンクレイス会長は83歳。高齢ではあったが、その後もエネルギッシュに業務に取り組んでいたという。

CEOを務める息子や同社の追悼コメント

オスカーは訃報に際し、「ジョージは、父として、創業者として、そして真のアイコンとして皆に愛された。私たちの心の中で永遠に生き続ける父の人生とレガシーを、誇りを持って祝したい」と語った。

ペリー・エリス・インターナショナルは、「ジョージはキューバからの移民として厳しい環境の中でキャリアをスタートしつつも、その起業家精神や先見の明があるリーダーシップにより、58年にわたって当社を繁栄させるという輝かしい功績を残した。彼が世界中の友人たちやビジネスパートナー、ファッション業界に与えた影響やインスピレーションは消えることはない」と声明を発表した。

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「ラルフ ローレン」がMLBの3球団とコラボ 東京シリーズに合わせて発売

「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」は、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)からドジャース(Dogers)、カブス(Cubs)、ヤンキース(Yankees)の3球団とコラボレーションし、カプセルコレクションを発売する。

ローンチ予定日は、3月18日と19日に東京ドームで開催されるMLB東京シリーズ中。「ラルフ ローレン」店舗とMLBのスタジアムショップ及び両ブランドの公式オンラインストアで取り扱う。

各球団カラーの全4型

コレクションのラインアップは、ポロシャツ、サテンジャケット、フリーススエットシャツ、ベースボールキャップの全4型。それぞれ各球団のイメージカラーで用意し、大人と子どもの2サイズで展開する。

カプセルコレクションのローンチに合わせ、3月15日から渋谷のミヤシタパークで、MLBとコラボした体験型インスタレーションを実施する。

デザイナーの野球愛

ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)の野球好きは、周知の事実として知られている。2018 年には会社の創立50周年を記念し、ヤンキースタジアムでの試合で始球式を務めたほか、これを記念し限定コレクションを発売した。

さらに3年後には、メジャーリーグベースボールとの関係を拡大。ヤンキース、ドジャース、カブス、セントルイス・カーディナルス(St. Louis Cardinals)、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)といった人気球団をフィーチャーしたマルチチームカプセルを発表した。このパートナーシップは今も続いており、2024年には新たな“ニューヨーク・ヤンキース”コレクションをローンチしている。

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「ラルフ ローレン」がMLBの3球団とコラボ 東京シリーズに合わせて発売

「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」は、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)からドジャース(Dogers)、カブス(Cubs)、ヤンキース(Yankees)の3球団とコラボレーションし、カプセルコレクションを発売する。

ローンチ予定日は、3月18日と19日に東京ドームで開催されるMLB東京シリーズ中。「ラルフ ローレン」店舗とMLBのスタジアムショップ及び両ブランドの公式オンラインストアで取り扱う。

各球団カラーの全4型

コレクションのラインアップは、ポロシャツ、サテンジャケット、フリーススエットシャツ、ベースボールキャップの全4型。それぞれ各球団のイメージカラーで用意し、大人と子どもの2サイズで展開する。

カプセルコレクションのローンチに合わせ、3月15日から渋谷のミヤシタパークで、MLBとコラボした体験型インスタレーションを実施する。

デザイナーの野球愛

ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)の野球好きは、周知の事実として知られている。2018 年には会社の創立50周年を記念し、ヤンキースタジアムでの試合で始球式を務めたほか、これを記念し限定コレクションを発売した。

さらに3年後には、メジャーリーグベースボールとの関係を拡大。ヤンキース、ドジャース、カブス、セントルイス・カーディナルス(St. Louis Cardinals)、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)といった人気球団をフィーチャーしたマルチチームカプセルを発表した。このパートナーシップは今も続いており、2024年には新たな“ニューヨーク・ヤンキース”コレクションをローンチしている。

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SEVENTEENミンギュが「カルバン・クライン」2025年春のデニムキャンペーンに登場

「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」は、韓国のボーイズグループSEVENTEENのミンギュ(MINGYU)を起用した2025年春のデニムキャンペーンビジュアルを公開した。ミンギュの起用は、2024年秋のデニムキャンペーンに続くものとなった。

撮影はファッション写真家のレスリー・チャン(Leslie Zhang)が担当。エフォートレスな中に大胆な捻りを加えたデニムスタイルに身を包んだミンギュが、ブランドのプレイフルな感性を表現している。

2025年春のデニムキャンペーン

1990年代にインスパイアされたストレートデニムには、白のロゴTシャツを合わせ少年のような印象に。“CKモノグラム”入りのデニムはセットアップで着用し、シャープな印象のスタイリングを完成させた。そのほか、ブラックのストレートデニムやバギージーンズなどを着用し、モダンでエッジの効いたコレクションの魅力を体現した。

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SEVENTEENミンギュが「カルバン・クライン」2025年春のデニムキャンペーンに登場

「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」は、韓国のボーイズグループSEVENTEENのミンギュ(MINGYU)を起用した2025年春のデニムキャンペーンビジュアルを公開した。ミンギュの起用は、2024年秋のデニムキャンペーンに続くものとなった。

撮影はファッション写真家のレスリー・チャン(Leslie Zhang)が担当。エフォートレスな中に大胆な捻りを加えたデニムスタイルに身を包んだミンギュが、ブランドのプレイフルな感性を表現している。

2025年春のデニムキャンペーン

1990年代にインスパイアされたストレートデニムには、白のロゴTシャツを合わせ少年のような印象に。“CKモノグラム”入りのデニムはセットアップで着用し、シャープな印象のスタイリングを完成させた。そのほか、ブラックのストレートデニムやバギージーンズなどを着用し、モダンでエッジの効いたコレクションの魅力を体現した。

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「マルジェラ」や「ディーゼル」の親会社OTB、24年は5.3%減収 日本は16.3%増収と好調

「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」などを擁するOTBの2024年12月期決算は、売上高が前期比5.3%減の18億ユーロ(約2808億円)、営業利益は同68.6%減の4400万ユーロ(約68億円)だった。

同社はブランド別での売上高は開示していないが、ラグジュアリー部門に属する「メゾン マルジェラ」が引き続き好調で、現地通貨ベース(以下同)で同4.6%増だった。また、「ディーゼル」も同3.2%と堅調だった。

地域別の売上高では、景気低迷が続く中国市場は同5.7%減だったが、北米は同13.3%増、日本は同16.3%増と2ケタ成長だった。なお、同社の主要市場に位置付けられている日本は、売り上げ全体の26%を占めた。

販売チャネル別では、小売りが同7.4%増となり、売り上げ全体の57%を占めた。同社は24年12月末現在、世界で608の直営店を運営している。一方、卸は同15%減と不調だった。

OTBの会長とCEOのコメント

OTBのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)創業者兼会長は、「ラグジュアリーセクター全体が厳しい状況に置かれていることを踏まえ、24年の結果に満足している。卸は不調だったものの、戦略的に強化した小売り部門は好調だった。財務上の短期的な成長よりも、中長期的な目線での持続的な成長を重視し、テクノロジーやマーケティングへの投資も継続した」と語った。

ウバルド・ミネッリ(Ubaldo Minelli)最高経営責任者(CEO)は、「24年はラグジュアリーセクター全体にとって複雑な年だったが、当社はそうした中でも販売網や経営構造の強化、グループの拡大など、将来に向けた投資を続けた。また、主要市場と位置付ける日本と米国も好調だった。さまざまな苦難に直面しつつも、傘下ブランド、商品、サプライチェーンに関する戦略を維持し、目標に向けて邁進できたことを誇らしく思う」と述べた。

米政府による関税の引き上げより「中国が気がかり」

ミネッリCEOはアナリスト向けの決算説明会で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が行うとしている関税の引き上げと米国における百貨店業界の再編について、「いずれも認識しているが、私たちにできることは何もない。静観するしかないという意味では同じだが、むしろ中国市場の回復の遅れのほうが気がかりだ。いずれ復活するであろう同市場への投資を続けると24年前半に決断しており、25年もそれを継続する」と述べた。

同氏によれば、24年に世界でオープンした61店のうち28店が中国にあり、出店数が増加するとともに売り上げも増加しているという。また、小売りを強化する戦略について、「売上高全体に占める小売りの割合は、21年は30%以下、23年は50%以上、24年は57%と増加している。将来的には、これを75%程度まで引き上げたい」と説明した。

「メゾン マルジェラ」の新トップ、グレン・マーティンスについて

「メゾン マルジェラ」のクリエイティブ面を14年から率いていたジョン・ガリアーノ(John Galliano)=アーティスティック・ディレクターは、24年12月11日に退任を発表。これを受け、OTBは1月29日、「ディーゼル」のグレン・マーティンス(Glenn Martens)=クリエイティブ・ディレクターが「メゾン マルジェラ」の指揮も執ることを発表した。ミネッリCEOはこの人事について、「『メゾン マルジェラ』が次章を迎えるにあたり、気心の知れたデザイナーにブランドを任せたいと考えた。グレンは『ディーゼル』を5年にわたって率いており、比類のない才能の持ち主だ。以前務めていた『Y/プロジェクト(Y/PROJECT)』のクリエイティブ・ディレクター職を離れているので、時間のやりくりも問題ないと判断した」と述べた。

一方で、「ジル サンダー」のクリエイティブ・ディレクターを務めるルーシー・メイヤー(Lucie Meier)とルーク・メイヤー(Luke Meier)夫妻が、2月26日に開催する25-26年秋冬コレクションのショーを最後にブランドを離れるのではないかという臆測については、コメントを差し控えるとした。

IPOの実施は2026年?

また、兼ねてより期待されている新規上場(IPO)については、「引き続き準備を進めているが、急いではいない。経済環境がより改善していれば、26年ごろに実施するかもしれない」とコメント。同社は21年11月の時点では24年に、24年2月の時点では24年後半から25年前半にIPOを実施したいとしていた。

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「マルジェラ」や「ディーゼル」の親会社OTB、24年は5.3%減収 日本は16.3%増収と好調

「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」などを擁するOTBの2024年12月期決算は、売上高が前期比5.3%減の18億ユーロ(約2808億円)、営業利益は同68.6%減の4400万ユーロ(約68億円)だった。

同社はブランド別での売上高は開示していないが、ラグジュアリー部門に属する「メゾン マルジェラ」が引き続き好調で、現地通貨ベース(以下同)で同4.6%増だった。また、「ディーゼル」も同3.2%と堅調だった。

地域別の売上高では、景気低迷が続く中国市場は同5.7%減だったが、北米は同13.3%増、日本は同16.3%増と2ケタ成長だった。なお、同社の主要市場に位置付けられている日本は、売り上げ全体の26%を占めた。

販売チャネル別では、小売りが同7.4%増となり、売り上げ全体の57%を占めた。同社は24年12月末現在、世界で608の直営店を運営している。一方、卸は同15%減と不調だった。

OTBの会長とCEOのコメント

OTBのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)創業者兼会長は、「ラグジュアリーセクター全体が厳しい状況に置かれていることを踏まえ、24年の結果に満足している。卸は不調だったものの、戦略的に強化した小売り部門は好調だった。財務上の短期的な成長よりも、中長期的な目線での持続的な成長を重視し、テクノロジーやマーケティングへの投資も継続した」と語った。

ウバルド・ミネッリ(Ubaldo Minelli)最高経営責任者(CEO)は、「24年はラグジュアリーセクター全体にとって複雑な年だったが、当社はそうした中でも販売網や経営構造の強化、グループの拡大など、将来に向けた投資を続けた。また、主要市場と位置付ける日本と米国も好調だった。さまざまな苦難に直面しつつも、傘下ブランド、商品、サプライチェーンに関する戦略を維持し、目標に向けて邁進できたことを誇らしく思う」と述べた。

米政府による関税の引き上げより「中国が気がかり」

ミネッリCEOはアナリスト向けの決算説明会で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が行うとしている関税の引き上げと米国における百貨店業界の再編について、「いずれも認識しているが、私たちにできることは何もない。静観するしかないという意味では同じだが、むしろ中国市場の回復の遅れのほうが気がかりだ。いずれ復活するであろう同市場への投資を続けると24年前半に決断しており、25年もそれを継続する」と述べた。

同氏によれば、24年に世界でオープンした61店のうち28店が中国にあり、出店数が増加するとともに売り上げも増加しているという。また、小売りを強化する戦略について、「売上高全体に占める小売りの割合は、21年は30%以下、23年は50%以上、24年は57%と増加している。将来的には、これを75%程度まで引き上げたい」と説明した。

「メゾン マルジェラ」の新トップ、グレン・マーティンスについて

「メゾン マルジェラ」のクリエイティブ面を14年から率いていたジョン・ガリアーノ(John Galliano)=アーティスティック・ディレクターは、24年12月11日に退任を発表。これを受け、OTBは1月29日、「ディーゼル」のグレン・マーティンス(Glenn Martens)=クリエイティブ・ディレクターが「メゾン マルジェラ」の指揮も執ることを発表した。ミネッリCEOはこの人事について、「『メゾン マルジェラ』が次章を迎えるにあたり、気心の知れたデザイナーにブランドを任せたいと考えた。グレンは『ディーゼル』を5年にわたって率いており、比類のない才能の持ち主だ。以前務めていた『Y/プロジェクト(Y/PROJECT)』のクリエイティブ・ディレクター職を離れているので、時間のやりくりも問題ないと判断した」と述べた。

一方で、「ジル サンダー」のクリエイティブ・ディレクターを務めるルーシー・メイヤー(Lucie Meier)とルーク・メイヤー(Luke Meier)夫妻が、2月26日に開催する25-26年秋冬コレクションのショーを最後にブランドを離れるのではないかという臆測については、コメントを差し控えるとした。

IPOの実施は2026年?

また、兼ねてより期待されている新規上場(IPO)については、「引き続き準備を進めているが、急いではいない。経済環境がより改善していれば、26年ごろに実施するかもしれない」とコメント。同社は21年11月の時点では24年に、24年2月の時点では24年後半から25年前半にIPOを実施したいとしていた。

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ユニリーバのCEOが2年足らずで退任 投資家らはCEO交代を支持 内紛は古株の勝利か?

ユニリーバ(UNILEVER)はこのほど、ハイン・シューマッハ(Hein Schumacher)最高経営責任者(CEO)の退任を発表した。2023年7月の就任から、2年にも満たない任期となった。同社は退任の理由を明らかにしていないが、「双方の合意により」CEOおよび取締役を退任し、5月31日付で退社する。フェルナンド・フェルナンデス(Fernando Fernandez)常務取締役兼最高財務責任者(CFO)が3月1日付で後任を務める。この動きにより同社の株価は2.3%下落し、25日の終値は43.8ポンド(約8365円)となった。

イアン・ミーキンス(Ian Meakins)会長は、「シューマッハCEOは当社の戦略をリセットした。彼が明確にした焦点や、会社にもたらした規律、24年に達成した業績に感謝している。重要な生産性向上プログラムの導入と、アイスクリーム事業『ベン&ジェリーズ(BEN&JERRY'S)』の分離を主導し、いずれも軌道に乗っている」と述べる。シューマッハCEOは、「ユニリーバを率いることができて光栄だった。真の進歩を短期間で達成したことを誇りに思う。明確な戦略、ポートフォリオの整理、強力なチームにより、ユニリーバが今後ますます前進していくことを楽しみにしている」とコメント。同社は、25年の見通しや中期経営計画に変更はないとしている。

ハイン・シューマッハCEOの貢献

シューマッハCEOはオランダ出身で、以前はオランダの乳業最大手フリースランド・カンピーナ(FRIESLANDCAMPINA)のCEOを務めていた。ユニリーバではアラン・ジョープ(Alan Jope)前CEOの後を継ぎ、会社の構造と優先事項の再編成にあたり、より効率的な会社作りに着手。シューマッハCEOの指揮の下でアイスクリーム事業の分離を決め、ウクライナ紛争を理由にロシアから撤退した。再建計画は実を結び始めているという。

CEO交代に関する投資家の意見

ユニリーバの24年12月期の純利益は、処分損と生産性向上プログラムの加速に伴うリストラ費用の増加により、前期比10.8%減の64億ユーロ(約1兆176億円)となった。米投資会社ジェフリーズ(JEFFERIES)は、投資家らはフェルナンデスのCEO就任を喜ぶだろうと推測。「フェルナンデスの直接的なアプローチが支持される一方で、同氏のやり方をいささか破天荒と見る向きもあるだろう」と分析する。シューマッハCEOは、アクティビスト(物言う投資家)として知られるネルソン・ペルツ(Nelson Peltz)のひいきにより選ばれたとの意見が多かった。

既報の通りペルツはユニリーバの取締役に就任し、現在上場企業として取り引きされている英製薬大手グラクス・スミスクライン(GSK)の一般用医薬品(大衆薬)事業を買収しようとして失敗したジョープ前CEOの解雇に尽力した。シューマッハCEOは、ペルツの“お気に入り”だったようだが、今後はユニリーバの古株が同職を務める。ジェフリーズによればCEOの交代により、取締役会は戦略、特にM&A戦略を自由に見直すことができるようになるという。

RBCキャピタルマーケッツ証券会社は、「シューマッハCEOの退任には全く驚かなかった。彼の退任は、社外CEOの任命に腹を立てていたユニリーバ内部関係者の勝利であり、古いユニリーバの文化が再びその姿を表した証拠とも読み取れる」と報告書に記している。「シューマッハCEOは、『ユニリーバを変える』というコミットメントを持った外部の人間として社内で反感を買ってしまったのではないかというのが、われわれが思い付く最もまともな予測だ。フェルナンデス次期CEOは同社に37年間在籍しており、変革者としてはより受け入れられやすいだろう」。

フェルナンデス新CEOは24年1月にCFOに就任する前、同社で最も急成長している事業の一つであるビューティ&ウェルビーイング部門のプレジデントを務め、成功を収めた。同氏はラテンアメリカ・プレジデント、ブラジルCEO、フィリピンCEOを歴任し、ユニリーバで最も業績のよい複数の市場を率い、優れた人材を育成しながら高い業績を上げたという。フェルナンデスは、「ユニリーバは今後、成長性の高い市場での存在感を高め、トップ30のパワーブランドにおいて圧倒的な機能的・感覚的優位性を提供することに焦点を当てる」と述べた。

本文中の円換算レート:1ポンド=191円、1ユーロ=159円

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【スナップ】「SHOGUN 将軍」アンナ・サワイ、真田広之らも来場 第31回「全米映画俳優組合賞」

第31回「全米映画俳優組合賞(Screen Actors Guild Awards、SAGアワード)」が2月23日(現地時間)、ロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで開催された。最多ノミネートは、「SHOGUN 将軍」と「ウィキッド ふたりの魔女」の5部門で、レッドカーペッドには、真田広之やアンナ・サワイ、穂志もえか、阿部進之介、平岳大をはじめ、多数のゲストが登場した。

ここでは、「SHOGUN 将軍」出演者から“メソッド・ドレッシング”を実践するアリアナ・グランデ(Ariana Grande)まで、豪華なレッドカーペッドルックを一挙に紹介する。

レッドドレスで輝くアンナ・サワイ

アンナ・サワイは、「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」のカスタムドレスを着用。胸元を超えて広がるビスチェが彫刻のような雰囲気を作り出し、ジョーゼット製の前身頃には赤いクリスタルが刺しゅうされた。ビーズやクリスタルによるグラデーションも特徴的だ。ベルベット製のブラックの後ろ身頃の間は、シアーでヌードカラーのパネルでつなぎ、シューズには、「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」のブロックヒールが特徴のプラットフォームサンダルをチョイスした。

サワイは、中心で分けたヘアを肩の後ろに流し、ダイヤモンドのイヤリングをつけ、ナチュラルビューティなルックに仕上げた。

穂志もえか、浅野忠信は「ルイ・ヴィトン」を着用

穂志もえかの衣装は「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のカスタム。刺しゅうが施されたシルクサテンのビスチェに、チューリップ型のムスリン製のスカートがついたドレスには、同ブランドのシルバーのプラットフォームサンダル、「スターリング フォーエヴァー(STERLING FOREVER)」のシルバーのステートメントリングを合わせコーディネートした。

 

浅野忠信も、「ルイ・ヴィトン」のブラックのベルベットのショールカラーシングルブレストタキシードに、ホワイトシャツ、ブラックのシルクの蝶ネクタイ、ブラックのダービーを合わせた。

シンシア・エリヴォのアバンギャルドなルック

シンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)は、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)がデザインした「ジバンシィ(GIVENCHY)」のビンテージドレスで登場。同ドレスは「ジバンシィ」1997-78年秋冬コレクションから、マックイーンを象徴するアバンギャルドなスタイルが見られる、ビクトリア調のシルエットだ。しわやプリーツの加工を全体に施したメタリックな生地と首元と袖元のドラマチックなフリンジが特徴で、ハイネックのデザインと広がった袖先がコーデにドラマを加えた。

シンシアは、「トゥルノー(TOURNEAU)」のジュエリーとマイカ・ディオール(Mycah Dior)によるシルエットネイルでスタイリングし、ドレスを際立たせるため、メイクアップはクリーンにとどめた。

アリアナ・グランデは「ロエベ」で軽やかに

「ロエベ(LOEWE)」とパートナーシップを結ぶアリアナ・グランデ(Ariana Grande)は、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)=「ロエベ」クリエイティブディレクターがデザインしたドレスを着用。自身が演じたグリンダに合わせ、フローラルピンクカラーに身を包んだ。

オフショルダーのドレスにはコルセットに繊細なフローラルのアップリケをあしらい、流麗なAラインスカートにも3Dのフローラルアップリケを散りばめ、ふわっとした庭園のような雰囲気を作り上げた。

クリスタルのチョーカーネックレス、リング、ハンドジュエリーは「ジャレッド アトリエ(JARED ATELIER)」のもの。

“Brat”再び 
ティモシー・シャラメのボブ・ディラン風ルック

ティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)は、 “Brat”グリーンのシャツを身にまとい、“Brat”サマーなスタイルを披露。

「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」のプレスツアーで、ボブ・ディラン(Bob Dylan)のワードローブを取り入れ、スキニースカーフやレザーアイテムを身に着けていたシャラメ。今回もボブ・ディランのシグネチャースタイルをルックに組み込み、「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」のフルレザーのブラックジャケットを羽織り、ダイヤモンドが埋め込まれた「カルティエ(CARTIER)」のボロタイで西部風のアクセントを加えた。

セレーナ・ゴメスはオールド・ハリウッド・グラマラスで

セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)は、「セリーヌ(CELINE)」のカスタムドレスを着用。オフショルダーのネックライン、肩や胸周りを覆う構造的なドレープ、ドラマチックなスリットが特徴だ。セレーナは、ブラックのストラップサンダルを合わせ、「メシカ(MESSIKA)」のダイヤモンドジュエリーと婚約書のベニー・ブランコ(Benny Blanco)から贈られたマーキス型の婚約指輪を身につけた。イギリスの宝石店、スティーブン・ストーン(Steven Stone)のダイヤモンド専門家によると、同指輪は推定20万ドル(約3040万円)だという。

ゾーイ・サルダナは「サンローラン」のドレス

ゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)が着用した「サンローラン(SAINT LAURENT)」のドレスは、クリスタルを埋め込んだフリルの装飾が目を引いた。サルダナは、鎖のようなブレスレットとイヤリングのダイヤモンドジュエリーを合わせ、スモーキーなアイシャドウでドレスの輝きを引き立てた。

レッドカーペッドスナップ

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【スナップ】「SHOGUN 将軍」アンナ・サワイ、真田広之らも来場 第31回「全米映画俳優組合賞」

第31回「全米映画俳優組合賞(Screen Actors Guild Awards、SAGアワード)」が2月23日(現地時間)、ロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで開催された。最多ノミネートは、「SHOGUN 将軍」と「ウィキッド ふたりの魔女」の5部門で、レッドカーペッドには、真田広之やアンナ・サワイ、穂志もえか、阿部進之介、平岳大をはじめ、多数のゲストが登場した。

ここでは、「SHOGUN 将軍」出演者から“メソッド・ドレッシング”を実践するアリアナ・グランデ(Ariana Grande)まで、豪華なレッドカーペッドルックを一挙に紹介する。

レッドドレスで輝くアンナ・サワイ

アンナ・サワイは、「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」のカスタムドレスを着用。胸元を超えて広がるビスチェが彫刻のような雰囲気を作り出し、ジョーゼット製の前身頃には赤いクリスタルが刺しゅうされた。ビーズやクリスタルによるグラデーションも特徴的だ。ベルベット製のブラックの後ろ身頃の間は、シアーでヌードカラーのパネルでつなぎ、シューズには、「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」のブロックヒールが特徴のプラットフォームサンダルをチョイスした。

サワイは、中心で分けたヘアを肩の後ろに流し、ダイヤモンドのイヤリングをつけ、ナチュラルビューティなルックに仕上げた。

穂志もえか、浅野忠信は「ルイ・ヴィトン」を着用

穂志もえかの衣装は「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のカスタム。刺しゅうが施されたシルクサテンのビスチェに、チューリップ型のムスリン製のスカートがついたドレスには、同ブランドのシルバーのプラットフォームサンダル、「スターリング フォーエヴァー(STERLING FOREVER)」のシルバーのステートメントリングを合わせコーディネートした。

 

浅野忠信も、「ルイ・ヴィトン」のブラックのベルベットのショールカラーシングルブレストタキシードに、ホワイトシャツ、ブラックのシルクの蝶ネクタイ、ブラックのダービーを合わせた。

シンシア・エリヴォのアバンギャルドなルック

シンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)は、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)がデザインした「ジバンシィ(GIVENCHY)」のビンテージドレスで登場。同ドレスは「ジバンシィ」1997-78年秋冬コレクションから、マックイーンを象徴するアバンギャルドなスタイルが見られる、ビクトリア調のシルエットだ。しわやプリーツの加工を全体に施したメタリックな生地と首元と袖元のドラマチックなフリンジが特徴で、ハイネックのデザインと広がった袖先がコーデにドラマを加えた。

シンシアは、「トゥルノー(TOURNEAU)」のジュエリーとマイカ・ディオール(Mycah Dior)によるシルエットネイルでスタイリングし、ドレスを際立たせるため、メイクアップはクリーンにとどめた。

アリアナ・グランデは「ロエベ」で軽やかに

「ロエベ(LOEWE)」とパートナーシップを結ぶアリアナ・グランデ(Ariana Grande)は、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)=「ロエベ」クリエイティブディレクターがデザインしたドレスを着用。自身が演じたグリンダに合わせ、フローラルピンクカラーに身を包んだ。

オフショルダーのドレスにはコルセットに繊細なフローラルのアップリケをあしらい、流麗なAラインスカートにも3Dのフローラルアップリケを散りばめ、ふわっとした庭園のような雰囲気を作り上げた。

クリスタルのチョーカーネックレス、リング、ハンドジュエリーは「ジャレッド アトリエ(JARED ATELIER)」のもの。

“Brat”再び 
ティモシー・シャラメのボブ・ディラン風ルック

ティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)は、 “Brat”グリーンのシャツを身にまとい、“Brat”サマーなスタイルを披露。

「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」のプレスツアーで、ボブ・ディラン(Bob Dylan)のワードローブを取り入れ、スキニースカーフやレザーアイテムを身に着けていたシャラメ。今回もボブ・ディランのシグネチャースタイルをルックに組み込み、「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」のフルレザーのブラックジャケットを羽織り、ダイヤモンドが埋め込まれた「カルティエ(CARTIER)」のボロタイで西部風のアクセントを加えた。

セレーナ・ゴメスはオールド・ハリウッド・グラマラスで

セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)は、「セリーヌ(CELINE)」のカスタムドレスを着用。オフショルダーのネックライン、肩や胸周りを覆う構造的なドレープ、ドラマチックなスリットが特徴だ。セレーナは、ブラックのストラップサンダルを合わせ、「メシカ(MESSIKA)」のダイヤモンドジュエリーと婚約書のベニー・ブランコ(Benny Blanco)から贈られたマーキス型の婚約指輪を身につけた。イギリスの宝石店、スティーブン・ストーン(Steven Stone)のダイヤモンド専門家によると、同指輪は推定20万ドル(約3040万円)だという。

ゾーイ・サルダナは「サンローラン」のドレス

ゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)が着用した「サンローラン(SAINT LAURENT)」のドレスは、クリスタルを埋め込んだフリルの装飾が目を引いた。サルダナは、鎖のようなブレスレットとイヤリングのダイヤモンドジュエリーを合わせ、スモーキーなアイシャドウでドレスの輝きを引き立てた。

レッドカーペッドスナップ

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LVMHプライズ、25年度セミファイナリストに日本の「ソウシオオツキ」と「ピリングス」

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、12回目となる2025年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」のセミファイナリスト20組を発表した。中には、セミファイナル2度目となる大月壮士デザイナーによる「ソウシオオツキ(SOSHIOTSUKI)」、初選出となった村上亮太デザイナーによる「ピリングス(PILLINGS)」の日本2ブランドが名を連ねる。

「ソウシオオツキ」を手掛ける大月は、1990年千葉県生まれ。文化服装学院メンズウェア学科卒業後の15年に自身のメンズウエアブランドを立ち上げる。2年目となる16-17年秋冬の東京コレクション(現・楽天 ファッション ウィーク東京)で「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」「ケイスケヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)」などと、合同ショー“東京ニューエイジ”に参加。同年の「LVMHプライズ」のショートリストにノミネートされた。19年には「Tokyo新人デザイナーファッション大賞」を受賞。23-24年秋冬の東コレに、7年ぶり2度目のショーを行い、新たな節目を迎えた。「ソウシオオツキ」のデザイン哲学は、大月の日本の古典芸能に対する興味から生まれている。細やかな職人技と熟練した仕立てによって、日本特有の伝統的アイデアをファッションに昇華させている。

「ピリングス」の村上は、1988年大阪府生まれ。上田安子服飾専門学校を卒業後、山縣良和が主宰する「ここのがっこう」でさらにファッションを学ぶ。山縣の「リトゥンアフターワーズ(WRITTENAFTERWARDS)」のアシスタントを経て、2014年春夏に母の村上千明とブランド「リョウタムラカミ(RYOTAMURAKAMI)」をスタート。16年春夏から東コレに参加。20年、ブランド名を「ピリングス」に変更し、単独で手掛け始める。ニッティング・デザインスクール「アミット(AMIT)」をスタート。21年に「東京ファッションアワード 2022」を受賞。24年3月、サザビーリーグと事業譲渡契約を締結した。「ピリングス」の原点はまさに母が作ってくれた手編みのセーター。同級生にからかわれながらも、セーターを愛用していた村上にとっては愛情深い意味を持ち、同じように心のこもったモノを作りたいとデザイナーとして決意した。またニットの職人やメーカーに敬意を表し、彼らが活躍できるような環境をつくることを目指している。

アフリカや中東のブランドが初選出

ファイナリストは欧米やアジアに加え、13年の創設以来初となるエジプトとガーナ、サウジアラビアを含む15カ国からのブランドが発表された。「ソウシオオツキ」に加え、シンシア・メルヘジ(Cynthia Merhej)による「ルネッサンス・ルネッサンス(RENAISSANCE RENAISSANCE)」も21年度に続き2度目の選出となっている。なお、今年度の応募数は2300通を超えるものの、2500通以上だった過去最多の前年度に比べると減少している。

25年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」のセミファイナリストのブランド名とデザイナー名、国籍は以下の通り。

「アランポール(ALAINPAUL)」/アラン・ポール、フランス
「オールイン(ALL-IN)」/ベンジャミン・バロン(Benjamin Barron)、アメリカ&ブロール・オーガスト・ヴェスタボ(Bror August Vestbo)、ノルウェー
「ボイェ・ドウ(BOYEDOE)」/デイビッド・ボイェ・ドウ・クシ(David Boye-Doe Kusi)、ガーナ
「フランチェスコ ムラノ(FRANCESCO MURANO)」/フランチェスコ・ムラノ、イタリア
「ジョシュ タフォヤ(JOSH TAFOYA)」/ジョシュ・タフォヤ、アメリカ
「ケーエムエル(KML)」/ アハマド・ハサン(Ahmed Hassan)、サウジアラビア
「メルート トールゲン(MERUERT TOLEGEN)」/メルート・トールゲン、アメリカ
「エムエフペン(MFPEN)」/シグルド・バンク(Sigurd Bank)、デンマーク
「ニクラス スコヴガード(NICKLAS SKOVGAARD)/ニクラス・スコヴガード、デンマーク
「ペナルティメイト(PENULTIMATE)」/シャン・ガオ(Xiang Gao)、中国
「ピリングス」/村上亮太、日本
「ルネッサンス・ルネッサンス」/シンシア・メルヘジ、レバノン
「シニード オドワイアー(SINEAD O’DWYER)」/ シニード・オドワイアー(Sinead O’Dwyer)、アイルランド
「ソウシオオツキ」/大月壮士、日本
「スティーブ オー スミス(STEVE O SMITH)」/スティーブ・オー・スミス、イギリス
「トル コーカー(TOLU COKER)」/トル・コーカー、イギリス
「トリシジュ(TORISHEJU)」/トリシジュ・ドゥミ(Torisheju Dumi)、イギリス
「ヤスミン マンスール(YASMIN MANSOUR)」/ヤスミン・マンスール、エジプト
「ヤングアンサン(YOUNG N SANG)」/イ・サンリム(Sang Lim Lee)&ホン・ヨンシン(Youngshin Hong)、韓国
「ゾマー(ZOMER)」/ダニアル・アイトゥガノフ(Danial Aitouganov)、オランダ

2回目の「サヴォアフェール賞」受賞者に期待

セミファイナリスト20組は、25-26年秋冬パリ・ファッション・ウイーク期間中の3月5〜6日にショールームでプレス関係者と審査員の前でプレゼンテーションを行い、8組がファイナリストとして選出される。またその中から、グランプリと準グランプリにあたる「カール・ラガーフェルド賞」、「サヴォアフェール賞」がそれぞれ選ばれる予定だ。また5〜9日には公式サイトから一般投票を受け付ける。

グランプリ受賞者は賞金40万ユーロ(約6300万円)のほか、サステナブルな商品開発やコミュニケーション技術、著作権、企業法務、マーケティングや生産・財務管理などについて、LVMHチームによる指導を受けることができる。「カール・ラガーフェルド賞」と「サヴォアフェール賞」の受賞者は、それぞれ賞金20万ユーロ(約3100万円)とLVMHチームによる1年間のメンターシップを受ける権利を獲得する。

デルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=クリスチャン ディオール クチュール会長兼最高経営責任者は、「テーラリングへの新たな可能性に加え、ハンドクラフトによる装飾や大胆なオケージョンドレススタイルなど、世界中の新進デザイナーが発揮する魅力あふれるデザインが多く見られた。チャレンジする精神や審美眼を高く評価したい。また、2回目となる『サヴォアフェール賞』と同じ、クラフツマンシップや革新性、持続可能性の重要性を捉えた視点にも期待している」と語った。

「LVMHプライズ」は同グランプリに加え、3月30日までファッションスクール卒業生を対象とした作品を募集している。3人が表彰される予定で、それぞれの受賞者と学校に1万ユーロ(約150万円)と、LVMHグループが擁するメゾンのデザインスタジオで1年間働く権利が授与される。

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英投資ファンドが資生堂株を5.2%取得 「状況に応じて重要提案を行うことも」とコメント

ロンドンを拠点にする投資会社インディペンデント・フランチャイズ・パートナーズ(INDEPENDENT FRANCHISE PARTNERS以下、IFP)が資生堂の株式を5.2%取得し、とはいえ資生堂の株価は、中国経済の減速や、同国の免税小売市場である海南島の不調により、過去1年間で3割以上下落。IFPは「状況に応じて重要提案行為等を行うこともありうる」としている。

資生堂の24年12月期連結決算は、売上高が前期比1.8%増の9905億円、コア営業利益が同8.7%減の363億円、営業利益が同73.1%減の75億円、純損益が108億円の赤字だった。中国事業の売上高は同0.8%増、為替影響および事業譲渡影響を除く実質ベースでは同4.6%減の2499億円となった。「中国のビューティ市場は、景況感の悪化に伴う貯蓄の増加や消費低下を背景に、停滞が続いた」。

「免税店を含む中国の消費は引き続き低調に推移すると思われるが、その他の世界のビューティ市場は年間を通じて緩やかなペースで成長すると予想する」と分析。日本での売上高は同9.2%増の2838億円、コア営業利益は281億円と成長が加速しており、「シセイドウ(SHISEIDO)」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「エリクシール(ELIXIR)」などの主要ブランドが売り上げをけん引した。

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英投資ファンドが資生堂株を5.2%取得 「状況に応じて重要提案を行うことも」とコメント

ロンドンを拠点にする投資会社インディペンデント・フランチャイズ・パートナーズ(INDEPENDENT FRANCHISE PARTNERS以下、IFP)が資生堂の株式を5.2%取得し、とはいえ資生堂の株価は、中国経済の減速や、同国の免税小売市場である海南島の不調により、過去1年間で3割以上下落。IFPは「状況に応じて重要提案行為等を行うこともありうる」としている。

資生堂の24年12月期連結決算は、売上高が前期比1.8%増の9905億円、コア営業利益が同8.7%減の363億円、営業利益が同73.1%減の75億円、純損益が108億円の赤字だった。中国事業の売上高は同0.8%増、為替影響および事業譲渡影響を除く実質ベースでは同4.6%減の2499億円となった。「中国のビューティ市場は、景況感の悪化に伴う貯蓄の増加や消費低下を背景に、停滞が続いた」。

「免税店を含む中国の消費は引き続き低調に推移すると思われるが、その他の世界のビューティ市場は年間を通じて緩やかなペースで成長すると予想する」と分析。日本での売上高は同9.2%増の2838億円、コア営業利益は281億円と成長が加速しており、「シセイドウ(SHISEIDO)」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「エリクシール(ELIXIR)」などの主要ブランドが売り上げをけん引した。

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タペストリー、傘下の「スチュアート・ワイツマン」を159億円で米シューズメーカーに売却

タペストリー(TAPESTRY)は2月19日、傘下に持つ「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」を、米フットウエアメーカーのカラレス(CALERES)に1億500万ドル(約159億円)で売却した。取引は今夏に完了する見込み。

「スチュアート・ワイツマン」は、1986年にニューヨークで創業。2015年に、タペストリーは当時同ブランドを保有していた米投資会社シカモア・パートナーズ(SYCAMORE PARTNERS)から5億7400万ドル(約872億円)で買収した。タペストリーはほかに「コーチ(COACH)」と「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」を保有しており、23年8月には「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」を擁するカプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)を85億ドル(約1兆2070億円)で買収することに合意した。しかし、両社が保有するブランド間の競争がなくなることで独占状態になるとし、米連邦取引委員会(FTC)は本件を停止する仮処分を求めて24年4月に提訴。10月に米連邦地方裁判所がFTCの申し立てを認める判決を下したことから、11月に両社は買収契約を双方の合意の上で正式に解消している。

なお、24年9月の段階で、タペストリーが「スチュアート・ワイツマン」の売却を検討しているという情報筋の話が複数の海外メディアで報じられていた。

カラレスについて

カラレスは1878年、米ミズーリ州セントルイスで靴店のブライアン・ブラウン・アンド・カンパニー(BRYAN, BROWN & COMPANY)として創業。靴の製造販売会社として事業を拡大し、現在は「ドクター ショール(DR. SCHOLL'S SHOES)」「フェイマス フットウエア(FAMOUS FOOTWEAR)」「サム エデルマン(SAM EDELMAN)」「アレン エドモンズ(ALLEN EDMONDS)」「バイオニック(VIONIC)」などのブランドを運営している。

ジョアン・クレヴォイセラ=タペストリーCEOのコメント

ジョアン・クレヴォイセラ(Joanne Crevoiserat)=タペストリー最高経営責任者(CEO)は、「『スチュアート・ワイツマン』はグローバルかつアイコニックなフットウエアブランドであり、当社が大切にする情熱、クリエイティビティー、クラフツマンシップなどの価値観を10年にわたって共有してきた。同ブランドが次章を迎えるにあたり、カラレスはその成長過程を導いてくれる理想的なオーナーだ」と語った。また、今後について、「『コーチ』のリーダーシップと勢いをさらに強化しつつ、『ケイト・スペード ニューヨーク』をよみがえらせることに注力し、持続的な成長および株主価値の拡大を促進していく」と説明した。

タペストリーの業績は?

タペストリーが2月6日に発表した2024年10~12月期(第2四半期)決算は、売上高が前年同期比5.3%増の21億9540万ドル(約3337億円)だった。ブランド別での売上高は、主力の「コーチ」は同10.9%増の17億930万ドル(約2598億円)と好調だったものの、「ケイト・スペード ニューヨーク」は同9.6%減の4億1640万ドル(約632億円)、「スチュアート・ワイツマン」は同15.2%減の6970万ドル(約105億円)と減収だった。

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「ナイキ」がキム・カーダシアンの補正下着ブランド「スキムス」と共同ブランドを設立

2月18日(現地時間)、「ナイキ(NIKE)」はキム・カーダシアン(Kim Kardashian)の補正下着ブランド「スキムス(SKIMS)」とパートナーシップを締結し、新ブランド「ナイキスキムス(NIKESKIMS)」をローンチすることを発表した。アパレル、フットウエア、アクセサリーで構成する予定のファーストコレクションは、公式オンラインストアと一部店舗で今春発売予定。2026年にはグローバル展開を計画している。

これにより、ニューヨーク証券取引所で「ナイキ」の株価は6.2%以上上昇し、77.5ドル(約1万1800円)で取引を終えた。

カーダシアンは今発表について「両ブランドはともに女性の揺るぎない信念に基づいて革新を求め、包括性的な社会を目指し限界を押し広げてきました。このパートナーシップは共通のビジョンの集大成として、デザインに細心の注意を払い、全ての人の体型を美しく魅せる商品を提供します」とコメントした。

この提携は、これまで外部企業とブランドを立ち上げたことのない「ナイキ」にとって新たな方向性を示すものとなる。これについて一部の評論家は、本パートナーシップを通してブランド内部に潜む欠陥が明らかになったと考察する。

「一見すると、『ナイキ』と『スキムス』の親密性と革新性を組み合わせたこのパートナーシップはとても良いもののように思える。これを通して、『ナイキ』が長年課題としているウィメンズのアパレルとアクセサリー部門への注目度を高めることができるだろう」とグローバルデータリテール(GlobalData Retail)のマネージング・ディレクターのニール・サンダーズ(Neil Saunders)は語る。

「『ナイキ』が自分でやらずに、他者とのパートナーシップを締結することを選んだのは興味深い」とサンダースは続ける。「理論上、『ナイキ』はウィメンズウエアを生み出すためのスキルは全て備えているはず。しかし現実では、ストーリーを伝え、革新を生み出し、消費者に驚きを与える機能を失っている。『スキムス』とのパートナーシップは、このような弱点を克服するきっかけとなるだろう」

成果を生み出すには、両ブランドを強化する必要がある。「なぜならこの市場はすでに混雑しきっているからだ。『ルルレモン(LULULEMON)』のようなブランドでさえ北米での売り上げが減少の一途を辿っているのは、市場が飽和していることが理由だ」と最後にサンダースは付け加えた。

ジェフリーズ(Jefferies)の株式調査チームの見方はより前向きで、今回のパートナーシップのマイナス面は限定的として好意的に捉えている。

同社は報告書の中で、新ブランドは「『ナイキ』の革新性と『スキムス』の包括性を生かし、フィットネスとアクティブウエア市場を推し進めていくことを約束している。成長への長期的なポテンシャルと市場の混乱は魅力的であり、このコラボレーションは業界にとって注目すべき発展につながる」と述べた。

ナイキのハイディ・オニール(Heidi O'Neill)=コンシューマー&マーケットプレイス部門プレジデントは、「両ブランドの良さを結集したこの提携は、共通の情熱と革新への取り組みで業界を揺るがす素晴らしい機会を切り開く。そして強さとセクシーさを感じさせるアイテムで、さらに多くのアスリートをスポーツへと誘うだろう」語った。

さらに「スキムス」共同創業者兼最高経営責任者のイェンス・グリード(Jens Grede)は、「過去5年間、『スキムス』は下着とラウンジウエア業界を再定義してきた。そして今回、機能性と革新性を誰もが認める『ナイキ』と提携することで、私たちは世界のフィットネスとアクティブウエア市場に新しい基準を作り出す準備を整えた。『スキムス』のボディーコンフィデンス(自分の体に自信を持つこと)の追求と、『ナイキ』の絶え間ない卓越性の追求を融合させることで、個人が本当の自分を表現できるようサポートする」と説明した。

非上場企業である「スキムス」は、包括性を重視した下着ブランドとして2019年に設立。水着やアクティブウエアにも事業を拡大しており、全6店舗を展開する現在の評価額は40億ドル(約6080億円)を超えている。21年夏季東京オリンピック・パラリンピックでは、米国代表チームの女子チームの公式下着に採用されるなど、高い評価と人気を獲得している。

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ロレアルは24年度も業界水準以上の好業績 今年は米国と西南アジア、Z世代や男性、高齢者に注目

ロレアル(L’OREAL)の2024年12月期決算は、売上高が前期比5.1%増の434億8000万ユーロ(約6兆9133億2000万円)、営業利益率が同6.7%増の86億8700万ユーロ(約1兆3812億3300万円)、純利益が同3.6%増の64億800万ユーロ(約1兆188億7200万円)の増収増益だった。一方で第4四半期の売上高は前年同期比2.5%増の110億8000万ユーロ(約1兆7617億2000万円)と、第3四半期の同3.4%増、第2四半期の同5.3%増から鈍化。中国の不調、北米の軟化、リュクス事業部の業績悪化により予想を下回った。金融テクノロジー企業ビジブル・アルファ(VISIBLEALPHA)は、同3.9%の伸びを見込んでいた。

北米の売上高は前年同期比1.4%増加したが、北アジアは同3.6%減少。リュクス事業は同1%増にとどまった。ニコラ・イエロニムス(Nicolas Hieronimus)=ロレアル 最高経営責任者(CEO)は、「中国の景気低迷で依然として厳しい北アジアを除けば、売上高は1ケタ台後半で推移した」と述べる。経営幹部によると同社は、「ミュウミュウ(MIU MIU)」のビューティライセンス契約や韓スキンケア「ドクタージー(DR.G)」の買収、スイス発の総合スキンヘルスカンパニーであるガルデルマ(GALDERMA)とオマーンを拠点とする高級フレグランス「アムアージュ(AMOUAGE)」の少数株式を取得することで、ポートフォリオをより豊かにしたという。世界のビューティ市場の見通しについては楽観的であり、今年も売り上げと利益の成長率は市場全般を上回るとみている。

アナリストの見解

米投資会社ジェフリーズ(JEFFERIES)のモリー・ワイレンゼック(Molly Wylenzek)=アナリストは、「ビューティ市場の成長は鈍化し始めている。こんな状況下におけるロレアルの楽観的な見通しや業績への自信、特に5.2%の成長を遂げるという野望は達成できるか注視すべきだろう」と懐疑的な見解を述べる。また総合証券会社・投資銀行スタイフェル(STIFEL)のロジェリオ・フジモリ(Rogerio Fujimori)=株式リサーチアナリストによる、「引き続き利益率は高い。今年も好調を継続するだろう」との見解もある。

人事

同社は2月6日、創業者の孫娘であるフランソワーズ・ベッテンコート・マイヤーズ(Francoise Bettencourt Meyers)が28年間勤めた取締役を退くと発表。後任には、マイヤーズ一族の持株会社でロレアルの34.7%の筆頭株主であるテティス インベスト(TETHYS INVEST)のアレクサンドル・ベネ(Alexandre Benais)副CEOが就任する予定だ。副会長職は息子のジャン・ヴィクトール・マイヤーズ(Jean Victor Meyers)が引き継ぎ、弟のニコラ・マイヤーズ(Nicolas Meyers)も取締役に加わる。この人事は4月29日の年次株主総会で投票される。

3領域に焦点を絞る

ロレアルはビューティ市場での存在感をさらに高めるべく、若年層を中心とする人口増と経済成長が期待できる地域、今後ますます存在感を発揮するだろう人々、そして業界をけん引するテクノロジーの追求に注力する。

世界最大のビューティ企業が注力する地域は?

イエロニムスCEOによると、「米国は人口が増加している数少ない先進国で、潜在的な消費者は5年後には1200万人増えると予想される」。若く、特にメイクアップやフレグランスなどのビューティに情熱を注ぐラテン系人口が、これに拍車をかけるとみている。自らが複数の人種の血を引いていると捉える消費者は過去10年間で3倍以上に増え、米国人口の10%以上を占める。この数値は今後も上がり続け、新たな美容ニーズを生む可能性がある。同氏は、「世界の富裕層の3分の1を米国が占め、彼らの消費の60%が国内で起こっている」と続ける。

また、20億人の潜在的な消費者がいる新興市場にも注目している。「インドや中東、特にサウジアラビアは大きなチャンスだ。だからこそ、急成長中のオマーン発フレグランス『アムアージュ』への投資を決めた」。

今後存在感を高めると期待する消費者像は?

イエロニムスCEOは、「世界には42億人のビューティ消費者が存在するが、我々そのうちわずか13億人としかつながっていない」と述べ、10年以内に20億人の消費者とつながる展望を明らかにした。Z世代はすでに潜在的な消費者の20%以上を占め、5年間後にはさらに1億5000万人増加する可能性がある。「Z世代は新興市場で最大の消費者クラスターだ。急速に裕福になり、デジタルに精通し、美容への関心が高い彼らをコアターゲットに据える。ニキビは当社の各ブランドにとって重要な焦点となるだろう」。

もう一つのターゲットは男性だ。男性向け製品は世界のビューティ市場の10%未満に過ぎないが、「ビューティ製品の4分の1は男性が使用しており、将来的には半分になる可能性がある」という。すでに男性が売り上げの3分の1を担うフレグランスカテゴリーをさらに強化する計画だ。それぞれの悩みを解決するヘアケア製品のほか、スキンケアの浸透に注力する。すでに中国では男性の50%以上がスキンケアを習慣化しており、ヨーロッパでは32%に上昇している。

さらに、現在世界人口の21%、美容需要の28%を占める60歳以上にも注目。10年以内に10億人以上に膨れ上がる高齢者層は、半数以上が先進国に住むと見通し、「この世代は、年齢を重ねるほど美容にお金をかける傾向にある」。その額は平均年間400ドル(約6万800円)以上でY世代の2倍、Z世代の2.5倍に当たる。

テクノロジーの追求

テクノロジーの追求ではロンジェビティ(長寿)をテーマに据え、連携を進めている。AIを活用し、5分でパーソナライズされた肌分析を提供する卓上ハードウエアデバイス「セル バイオプリント」や、「ランコム(LANCOME)」の美容液“アプソリュ インテンシブエッセンス”(30mL、5万5000円/レフィル30mL、4万6750円)を開発した。

また「消費者の長寿やウェルエイジングへの関心に応えるには、従来のビューティ市場の枠を超えたソリューションが必要」との考えから、サプリンメント事業に着手。「化粧品と美容サプリメントは150億ユーロ(約2兆3850億円)の市場であり、ビューティ市場よりも速く成長している」。

イエロニムスCEOは、「美容医療という第4の領域にも注目している。この市場で勝負に挑むのか、それとも既存の局所的なダーマスキンケア『スキンシューティカルズ(SKINCEUTICALS)』や『スキンベターサイエンス(SKINBETTER SCIENCE)』と共に市場の外にとどまるのかを検討している。中国や北米のクリニックに参入し、ガルデルマに出資したのは、同市場を観察し理解するためだ」と述べた。

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ロレアルは24年度も業界水準以上の好業績 今年は米国と西南アジア、Z世代や男性、高齢者に注目

ロレアル(L’OREAL)の2024年12月期決算は、売上高が前期比5.1%増の434億8000万ユーロ(約6兆9133億2000万円)、営業利益率が同6.7%増の86億8700万ユーロ(約1兆3812億3300万円)、純利益が同3.6%増の64億800万ユーロ(約1兆188億7200万円)の増収増益だった。一方で第4四半期の売上高は前年同期比2.5%増の110億8000万ユーロ(約1兆7617億2000万円)と、第3四半期の同3.4%増、第2四半期の同5.3%増から鈍化。中国の不調、北米の軟化、リュクス事業部の業績悪化により予想を下回った。金融テクノロジー企業ビジブル・アルファ(VISIBLEALPHA)は、同3.9%の伸びを見込んでいた。

北米の売上高は前年同期比1.4%増加したが、北アジアは同3.6%減少。リュクス事業は同1%増にとどまった。ニコラ・イエロニムス(Nicolas Hieronimus)=ロレアル 最高経営責任者(CEO)は、「中国の景気低迷で依然として厳しい北アジアを除けば、売上高は1ケタ台後半で推移した」と述べる。経営幹部によると同社は、「ミュウミュウ(MIU MIU)」のビューティライセンス契約や韓スキンケア「ドクタージー(DR.G)」の買収、スイス発の総合スキンヘルスカンパニーであるガルデルマ(GALDERMA)とオマーンを拠点とする高級フレグランス「アムアージュ(AMOUAGE)」の少数株式を取得することで、ポートフォリオをより豊かにしたという。世界のビューティ市場の見通しについては楽観的であり、今年も売り上げと利益の成長率は市場全般を上回るとみている。

アナリストの見解

米投資会社ジェフリーズ(JEFFERIES)のモリー・ワイレンゼック(Molly Wylenzek)=アナリストは、「ビューティ市場の成長は鈍化し始めている。こんな状況下におけるロレアルの楽観的な見通しや業績への自信、特に5.2%の成長を遂げるという野望は達成できるか注視すべきだろう」と懐疑的な見解を述べる。また総合証券会社・投資銀行スタイフェル(STIFEL)のロジェリオ・フジモリ(Rogerio Fujimori)=株式リサーチアナリストによる、「引き続き利益率は高い。今年も好調を継続するだろう」との見解もある。

人事

同社は2月6日、創業者の孫娘であるフランソワーズ・ベッテンコート・マイヤーズ(Francoise Bettencourt Meyers)が28年間勤めた取締役を退くと発表。後任には、マイヤーズ一族の持株会社でロレアルの34.7%の筆頭株主であるテティス インベスト(TETHYS INVEST)のアレクサンドル・ベネ(Alexandre Benais)副CEOが就任する予定だ。副会長職は息子のジャン・ヴィクトール・マイヤーズ(Jean Victor Meyers)が引き継ぎ、弟のニコラ・マイヤーズ(Nicolas Meyers)も取締役に加わる。この人事は4月29日の年次株主総会で投票される。

3領域に焦点を絞る

ロレアルはビューティ市場での存在感をさらに高めるべく、若年層を中心とする人口増と経済成長が期待できる地域、今後ますます存在感を発揮するだろう人々、そして業界をけん引するテクノロジーの追求に注力する。

世界最大のビューティ企業が注力する地域は?

イエロニムスCEOによると、「米国は人口が増加している数少ない先進国で、潜在的な消費者は5年後には1200万人増えると予想される」。若く、特にメイクアップやフレグランスなどのビューティに情熱を注ぐラテン系人口が、これに拍車をかけるとみている。自らが複数の人種の血を引いていると捉える消費者は過去10年間で3倍以上に増え、米国人口の10%以上を占める。この数値は今後も上がり続け、新たな美容ニーズを生む可能性がある。同氏は、「世界の富裕層の3分の1を米国が占め、彼らの消費の60%が国内で起こっている」と続ける。

また、20億人の潜在的な消費者がいる新興市場にも注目している。「インドや中東、特にサウジアラビアは大きなチャンスだ。だからこそ、急成長中のオマーン発フレグランス『アムアージュ』への投資を決めた」。

今後存在感を高めると期待する消費者像は?

イエロニムスCEOは、「世界には42億人のビューティ消費者が存在するが、我々そのうちわずか13億人としかつながっていない」と述べ、10年以内に20億人の消費者とつながる展望を明らかにした。Z世代はすでに潜在的な消費者の20%以上を占め、5年間後にはさらに1億5000万人増加する可能性がある。「Z世代は新興市場で最大の消費者クラスターだ。急速に裕福になり、デジタルに精通し、美容への関心が高い彼らをコアターゲットに据える。ニキビは当社の各ブランドにとって重要な焦点となるだろう」。

もう一つのターゲットは男性だ。男性向け製品は世界のビューティ市場の10%未満に過ぎないが、「ビューティ製品の4分の1は男性が使用しており、将来的には半分になる可能性がある」という。すでに男性が売り上げの3分の1を担うフレグランスカテゴリーをさらに強化する計画だ。それぞれの悩みを解決するヘアケア製品のほか、スキンケアの浸透に注力する。すでに中国では男性の50%以上がスキンケアを習慣化しており、ヨーロッパでは32%に上昇している。

さらに、現在世界人口の21%、美容需要の28%を占める60歳以上にも注目。10年以内に10億人以上に膨れ上がる高齢者層は、半数以上が先進国に住むと見通し、「この世代は、年齢を重ねるほど美容にお金をかける傾向にある」。その額は平均年間400ドル(約6万800円)以上でY世代の2倍、Z世代の2.5倍に当たる。

テクノロジーの追求

テクノロジーの追求ではロンジェビティ(長寿)をテーマに据え、連携を進めている。AIを活用し、5分でパーソナライズされた肌分析を提供する卓上ハードウエアデバイス「セル バイオプリント」や、「ランコム(LANCOME)」の美容液“アプソリュ インテンシブエッセンス”(30mL、5万5000円/レフィル30mL、4万6750円)を開発した。

また「消費者の長寿やウェルエイジングへの関心に応えるには、従来のビューティ市場の枠を超えたソリューションが必要」との考えから、サプリンメント事業に着手。「化粧品と美容サプリメントは150億ユーロ(約2兆3850億円)の市場であり、ビューティ市場よりも速く成長している」。

イエロニムスCEOは、「美容医療という第4の領域にも注目している。この市場で勝負に挑むのか、それとも既存の局所的なダーマスキンケア『スキンシューティカルズ(SKINCEUTICALS)』や『スキンベターサイエンス(SKINBETTER SCIENCE)』と共に市場の外にとどまるのかを検討している。中国や北米のクリニックに参入し、ガルデルマに出資したのは、同市場を観察し理解するためだ」と述べた。

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レディー・ガガが「トム ブラウン」のクチュールに“侵食”されながら激辛チキンに挑戦 

レディー・ガガ(Lady Gaga)が最新シングル「アブラカダブラ」のプロモーションのため、シーン・エバンス(Sean Evans)がホストを務めるユーチューブのトーク番組「Hot Ones」に出演した。ガガは、「トム ブラウン(THOM BROWN)」2024-25年秋冬オートクチュールコレクションから、モスリン生地と馬毛のキャンバス、かぎ針編みの糸で作られた花がついたブーケに着想を得た襟をつけて登場した。

動画内では「ミア・ゴセット(MIA GOSSET)」のシルバーのブレスレットと大きなオーバルカットの婚約指輪も披露。ガガは去年9月、長年付き合っていた実業家のマイケル・ポランスキー(Michael Polansky)との婚約を発表していた。

ガガは、自身が身につけた大きな衣装を指し、「ファッションに侵食されているから片手で食べるね」とジョークを飛ばしながら、徐々に辛くなっていく10本の手羽先を食べる同番組のメーン企画、“イート ホット ウィングス(eat hot wings)”に挑戦した。

ガガは、3月7日にリリースする8枚目のアルバム「メイヘム」の準備中だ。

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レディー・ガガが「トム ブラウン」のクチュールに“侵食”されながら激辛チキンに挑戦 

レディー・ガガ(Lady Gaga)が最新シングル「アブラカダブラ」のプロモーションのため、シーン・エバンス(Sean Evans)がホストを務めるユーチューブのトーク番組「Hot Ones」に出演した。ガガは、「トム ブラウン(THOM BROWN)」2024-25年秋冬オートクチュールコレクションから、モスリン生地と馬毛のキャンバス、かぎ針編みの糸で作られた花がついたブーケに着想を得た襟をつけて登場した。

動画内では「ミア・ゴセット(MIA GOSSET)」のシルバーのブレスレットと大きなオーバルカットの婚約指輪も披露。ガガは去年9月、長年付き合っていた実業家のマイケル・ポランスキー(Michael Polansky)との婚約を発表していた。

ガガは、自身が身につけた大きな衣装を指し、「ファッションに侵食されているから片手で食べるね」とジョークを飛ばしながら、徐々に辛くなっていく10本の手羽先を食べる同番組のメーン企画、“イート ホット ウィングス(eat hot wings)”に挑戦した。

ガガは、3月7日にリリースする8枚目のアルバム「メイヘム」の準備中だ。

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【スナップ】「サタデー・ナイト・ライブ」50周年特別番組にサブリナ・カーペンターが登場 エマ・ストーンら多数ゲストも

「サタデー・ナイト・ライブ50周年記念スペシャル(SNL 50: The Anniversary Special)」が2月16日(現地時間)、ニューヨークで開催された。レッドカーペッドには、エマ・ストーン(Emma Stone)やブレイク・ライブリー(Blake Lively)、レディー・ガガ(Lady Gaga)、ジェナ・オルテガ(Jenna Ortega)ら多数のゲストが来場。50周年を迎えた長寿コメディー番組に支援と賛辞を送った。

サブリナ・カーペンターはヌーディーなビジュードレス

去年5月にも「サタデー・ナイト・ライブ」でパフォーマンスしたサブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)は、ゲストとして来場しただけでなく、ポール・サイモン(Paul Simon)と共にオープニングを飾り、その後ペドロ・パスカル(Pedro Pascal)や、マーセロ・ヘルナンデス(Marcello Hernandez)、バッド・バニー(Bad Bunny)らと共に寸劇を披露した。

サブリナは、レッドカーペッドとオープニングパフォーマンスで「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のヌードカラーのシアーなドレスを着用。ドレスはアシンメトリーのオフショルダーで、全身にパールやストーンが散りばめられていた。

キム・カーダシアンは「バレンシアガ」でメタリックに

 

キム・カーダシアン(Kim Kardasian)のシンプルなボディコンドレスは、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のオートクチュール。ガンメタルに反射するビーズでできた素材とギュッと絞ったウエストが特徴的だ。カーダシアンは高いプリーザーヒールと「ロレイン・シュワルツ(LORRAINE SCHWARTZ)」のジュエリーを合わせた。

ブレイク・ライブリーと夫のライアン・レイノルズ

ブレイク・ライブリーは夫のライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)と連れ添って来場。「タマラ ラルフ クチュール(TAMARA RALPH COUTURE)」のシルバーの装飾が輝くドレスに身を包んだ。

エマ・ストーンは大量のポップコーンと共に来場

エマ・ストーンが身につけたのは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のダークレッドのカスタムドレス。ポインテッドネックのビスチェトップに構築的なポケットが付いたプリーツスカートのシルククレープドレスには、同色のサテンサンダルとファインジュエリーコレクションから、フープピアス“オンブレ ブロッサム”と、ダイヤモンドをあしらったホワイトゴールドとイエローゴールドのリング“ル ダミエ ドゥ ルイ・ヴィトン”を合わせてコーディネートした。

レッドカーペッドスナップ

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【スナップ】「サタデー・ナイト・ライブ」50周年特別番組にサブリナ・カーペンターが登場 エマ・ストーンら多数ゲストも

「サタデー・ナイト・ライブ50周年記念スペシャル(SNL 50: The Anniversary Special)」が2月16日(現地時間)、ニューヨークで開催された。レッドカーペッドには、エマ・ストーン(Emma Stone)やブレイク・ライブリー(Blake Lively)、レディー・ガガ(Lady Gaga)、ジェナ・オルテガ(Jenna Ortega)ら多数のゲストが来場。50周年を迎えた長寿コメディー番組に支援と賛辞を送った。

サブリナ・カーペンターはヌーディーなビジュードレス

去年5月にも「サタデー・ナイト・ライブ」でパフォーマンスしたサブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)は、ゲストとして来場しただけでなく、ポール・サイモン(Paul Simon)と共にオープニングを飾り、その後ペドロ・パスカル(Pedro Pascal)や、マーセロ・ヘルナンデス(Marcello Hernandez)、バッド・バニー(Bad Bunny)らと共に寸劇を披露した。

サブリナは、レッドカーペッドとオープニングパフォーマンスで「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のヌードカラーのシアーなドレスを着用。ドレスはアシンメトリーのオフショルダーで、全身にパールやストーンが散りばめられていた。

キム・カーダシアンは「バレンシアガ」でメタリックに

 

キム・カーダシアン(Kim Kardasian)のシンプルなボディコンドレスは、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のオートクチュール。ガンメタルに反射するビーズでできた素材とギュッと絞ったウエストが特徴的だ。カーダシアンは高いプリーザーヒールと「ロレイン・シュワルツ(LORRAINE SCHWARTZ)」のジュエリーを合わせた。

ブレイク・ライブリーと夫のライアン・レイノルズ

ブレイク・ライブリーは夫のライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)と連れ添って来場。「タマラ ラルフ クチュール(TAMARA RALPH COUTURE)」のシルバーの装飾が輝くドレスに身を包んだ。

エマ・ストーンは大量のポップコーンと共に来場

エマ・ストーンが身につけたのは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のダークレッドのカスタムドレス。ポインテッドネックのビスチェトップに構築的なポケットが付いたプリーツスカートのシルククレープドレスには、同色のサテンサンダルとファインジュエリーコレクションから、フープピアス“オンブレ ブロッサム”と、ダイヤモンドをあしらったホワイトゴールドとイエローゴールドのリング“ル ダミエ ドゥ ルイ・ヴィトン”を合わせてコーディネートした。

レッドカーペッドスナップ

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高級EC「ネッタポルテ」、中国市場から3月20日に撤退 親会社YNAPの買収やECブームの下火などを背景に

ラグジュアリーEC大手ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP以下、YNAP)は、中国大手EC企業のアリババ(ALIBABA)と設立した合弁会社フェンマオ(FENGMAO)を3月20日付で終了することを明らかにした。フェンマオは、YNAPが擁する高級EC「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」の中国事業として2018年に設立されたが、24年6月には近日中に終了するのではないかと複数の海外メディアが報じていた。

フェンマオの終了に伴い、中国市場における「ネッタポルテ」のECチャネルは全て閉鎖する。これにはアリババが運営するECサイト「Tモール(TMALL)」、ウィーチャット(微信、WeChat)上のミニプログラム、中国版インスタグラムの「シャオフォンシュウ(Xiaohongshu、小紅書)」、中国版TikTokの抖音(Douyin、ドウイン)などにあるショップが含まれるが、アフターサービスは4月22日まで提供するという。

「ネッタポルテ」とその中国事業について

YNAPは、コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)の子会社だったネッタポルテが、15年にユークス グループと合併して誕生。ウィメンズを中心とした「ネッタポルテ」、メンズの「ミスターポーター(MR. PORTER)」、リーズナブルな価格の「ユークス(YOOX)」に加えて、ディスカウントECの「アウトネット(THE OUTNET)」を運営している。リシュモンはYNAPの株式の49%を保有していたが、18年に残りの株式を買い付けて完全子会社化した。

ネッタポルテは13年に中国に進出し、15年に中国事業を設立。「カルティエ(CARTIER)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」「クロエ(CHLOE)」などを擁するリシュモンはその後、本格的に中国市場に進出するべく、18年にアリババと戦略的パートナーシップ契約を締結してフェンマオを設立した。

YNAPが中国市場から撤退する理由

中国では、「シャオフォンシュウ」などのSNSやライブ配信での販売が急激に台頭し、「Tモール」をはじめとするECは厳しい競争に直面。その後、コロナ禍が落ち着いて実店舗への客足が戻ったこともあり、中国でのECブームは下火となった。こうした状況を背景に、YNAPは資金やリソースをコア事業およびより収益性の高い地域に集中させるべく中国市場からの撤退を計画しており、フェンマオ事業の終了はその一環と見られている。それに加えて、リシュモンがYNAPを売却したことも影響しているだろう。

リシュモンは23年8月、YNAPの株式の47.5%を高級ECのファーフェッチ(FARFETCH)に売却することに合意。しかし、取引が成立する前にファーフェッチが経営破綻の瀬戸際にあることが判明し、同年12月に韓国の大手EC企業クーパン(COUPANG)が買収。これを受けてリシュモンは取引を中止した。その後、24年10月、ドイツの高級ファッションEC「マイテレサ(MYTHERESA)」を運営する持株会社MYTネザーランズ ペアレント B.V.(MYT NETHERLANDS PARENT B.V.)がYNAPの株式を100%取得した。

同取引は25年上半期に完了する見込みで、それを機にMYTネザーランズ ペアレント B.V.は社名をリュクスエクスペリエンス(LUXEXPERIENCE)に変更する。主力のECサイト「マイテレサ」の名称は存続する。

YNAPを買収した「マイテレサ」は中国事業を強化

「マイテレサ」は中国事業を強化するべく、24年7月に新たなグレーターチャイナ地域担当社長として、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)のグレーターチャイナ地域EC担当ヘッドを務めていたデデ・チャン・ブリノーリ(Dede Chan Brignoli)を任命。同年9月には、中国市場での社名をメイリンシー(MEI LIN SHI)に変更したほか、ウィーチャット上のミニプログラムにショップをオープンした。同店はウィメンズ、メンズ、キッズウエアなど180以上のブランドを取り扱っており、商品は欧州にある「マイテレサ」の倉庫から出荷しているという。

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高級EC「ネッタポルテ」、中国市場から3月20日に撤退 親会社YNAPの買収やECブームの下火などを背景に

ラグジュアリーEC大手ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP以下、YNAP)は、中国大手EC企業のアリババ(ALIBABA)と設立した合弁会社フェンマオ(FENGMAO)を3月20日付で終了することを明らかにした。フェンマオは、YNAPが擁する高級EC「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」の中国事業として2018年に設立されたが、24年6月には近日中に終了するのではないかと複数の海外メディアが報じていた。

フェンマオの終了に伴い、中国市場における「ネッタポルテ」のECチャネルは全て閉鎖する。これにはアリババが運営するECサイト「Tモール(TMALL)」、ウィーチャット(微信、WeChat)上のミニプログラム、中国版インスタグラムの「シャオフォンシュウ(Xiaohongshu、小紅書)」、中国版TikTokの抖音(Douyin、ドウイン)などにあるショップが含まれるが、アフターサービスは4月22日まで提供するという。

「ネッタポルテ」とその中国事業について

YNAPは、コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)の子会社だったネッタポルテが、15年にユークス グループと合併して誕生。ウィメンズを中心とした「ネッタポルテ」、メンズの「ミスターポーター(MR. PORTER)」、リーズナブルな価格の「ユークス(YOOX)」に加えて、ディスカウントECの「アウトネット(THE OUTNET)」を運営している。リシュモンはYNAPの株式の49%を保有していたが、18年に残りの株式を買い付けて完全子会社化した。

ネッタポルテは13年に中国に進出し、15年に中国事業を設立。「カルティエ(CARTIER)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」「クロエ(CHLOE)」などを擁するリシュモンはその後、本格的に中国市場に進出するべく、18年にアリババと戦略的パートナーシップ契約を締結してフェンマオを設立した。

YNAPが中国市場から撤退する理由

中国では、「シャオフォンシュウ」などのSNSやライブ配信での販売が急激に台頭し、「Tモール」をはじめとするECは厳しい競争に直面。その後、コロナ禍が落ち着いて実店舗への客足が戻ったこともあり、中国でのECブームは下火となった。こうした状況を背景に、YNAPは資金やリソースをコア事業およびより収益性の高い地域に集中させるべく中国市場からの撤退を計画しており、フェンマオ事業の終了はその一環と見られている。それに加えて、リシュモンがYNAPを売却したことも影響しているだろう。

リシュモンは23年8月、YNAPの株式の47.5%を高級ECのファーフェッチ(FARFETCH)に売却することに合意。しかし、取引が成立する前にファーフェッチが経営破綻の瀬戸際にあることが判明し、同年12月に韓国の大手EC企業クーパン(COUPANG)が買収。これを受けてリシュモンは取引を中止した。その後、24年10月、ドイツの高級ファッションEC「マイテレサ(MYTHERESA)」を運営する持株会社MYTネザーランズ ペアレント B.V.(MYT NETHERLANDS PARENT B.V.)がYNAPの株式を100%取得した。

同取引は25年上半期に完了する見込みで、それを機にMYTネザーランズ ペアレント B.V.は社名をリュクスエクスペリエンス(LUXEXPERIENCE)に変更する。主力のECサイト「マイテレサ」の名称は存続する。

YNAPを買収した「マイテレサ」は中国事業を強化

「マイテレサ」は中国事業を強化するべく、24年7月に新たなグレーターチャイナ地域担当社長として、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)のグレーターチャイナ地域EC担当ヘッドを務めていたデデ・チャン・ブリノーリ(Dede Chan Brignoli)を任命。同年9月には、中国市場での社名をメイリンシー(MEI LIN SHI)に変更したほか、ウィーチャット上のミニプログラムにショップをオープンした。同店はウィメンズ、メンズ、キッズウエアなど180以上のブランドを取り扱っており、商品は欧州にある「マイテレサ」の倉庫から出荷しているという。

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H&M、24年は0.7%減収 ホリデーシーズンは現地通貨ベースで4%増収

H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)の2024年11月期決算は、売上高が前期比0.7%減の2344億7800万スウェーデンクローナ(約3兆2826億円)、営業利益は同19.0%増の173億600万スウェーデンクローナ(約2422億円)、純利益は同32.9%増の115億8400万スウェーデンクローナ(約1621億円)だった。

営業利益率は前年の6.2%から7.4%とやや改善したものの、同社が目指すとしている10%以上にはまだ遠い。なお、純利益の大幅増は、23年5月に国際財務報告基準の法人所得税に関する項目が改訂されたことに伴い、23年度の繰延税金を調整した影響による。

地域別での売上高は、本拠地であるスウェーデンを含む欧州・アフリカは同1.2%増の1540億6000万スウェーデンクローナ(約2兆1568億円)と微増だったものの、アジア・オセアニアは同4.4%減の286億1900万スウェーデンクローナ(約4006億円)、南北アメリカは同3.7%減の517億9900万スウェーデンクローナ(約7251億円)だった。なお、売り上げ全体に占めるECの割合は30%程度だった。

24年1月から同社を率いるダニエル・エルヴェール(Daniel Erver)社長兼最高経営責任者(CEO)は、「当社は正しい方向に進んでいると自信を持っている。中核事業に集中しつつ、引き続きコストおよび組織の効率化、サプライチェーンの最適化、需給バランスの正確性の改善などを推し進めていく」と語った。

なお、ホリデーシーズンを含む24年12月~25年1月の売り上げは、現地通貨ベースで前年同期比4%増と堅調だった。

事業の合理化を推進

現在、同社の主力ブランド「H&M」は世界80カ国でおよそ3700店を運営。ほかに「コス(COS)」「アンド アザー ストーリーズ(& OTHER STORIES)」「モンキ(MONKI)」「ウィークデイ(WEEKDAY)」「チープマンデー(CHEAP MONDAY)」「アーケット(ARKET)」「H&M ホーム(H&M HOME)」を展開している。

同社は昨今の精彩を欠いた業績の要因として、マクロ経済の悪化、調達などに関するコストの高騰、消費意欲の減退があると分析。その対応策の一環として「モンキ」の販売網を「ウィークデイ」と統合し、オフプライスのマーケットプレイス、アファウンド(AFOUND)を終了するなど、事業の合理化を進めている。また、需要により迅速に対応し、輸送費を削減するべく、生産拠点をより消費地に近い地域に移転する“ニアショアリング(near-shoring)”にも取り組んでいるという。

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【スナップ】アリアナにシンシア、ティモシー&カイリーカップルまで登場 第78回英国アカデミー賞

第78回英国アカデミー賞が2月16日(現地時間)、ロンドンで開催された。会場のロイヤル・フェスティバル・ホールには、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)やセレーナ・ゴメス(Selena Gomez)をはじめ、豪華な衣装で着飾ったゲストらが集結。最多受賞は「教皇選挙」の12部門で、続いて「エミリア・ペレス」が11部門、「ブルータリスト」が9部門、「ANORA アノーラ」、「デューン 砂の惑星PART2」、「ウィキッド ふたりの魔女」が7部門、「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」、「KNEECAP」が6部門を受賞した。

アリアナ・グランデ

アリアナ・グランデは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のピンクとブラックの2トーンドレスで引き続き“ メソッド・ドレッシング ”を実践。膨らんだピンクのタフタスカートが印象的なドレスには「ショーメ(CHAUMET)」のネックレスとイヤリングで飾った。

シンシア・エリヴォ

シンシア・エリヴォも「ルイ・ヴィトン」に身を包んで登場。立体的なカスタムホワイトドレスは短いトレーンと足首丈のスカートが特徴で、アクセサリーには「ティファニー(TIFFANY & CO.)」のエメラルドとダイヤモンドのジュエリーをチョイスした。

ティモシー・シャラメ&カイリー・ジェンナー

ティモシー・シャラメ(Timothée Chalamet)は今回も恋人のカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)とそろって来場。ティモシーは、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のブラックスーツに「カルティエ(CARTIER)」のダイヤモンドペンダントを身につけ、「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」で自身が演じたボブ・ディラン(Bob Dylan)にインスパイアされたルックを引き続き披露した。同スーツは、マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)=クリエイティブ・ディレクターによりデザインされ、ボブ・ディランが着用したことのあるルックを反映している。

カイリーは「ジョン・ガリアーノ(JOHN GALLIANO)」1995年春夏コレクションからブラックドレスを着用。胸元が大きく開いたネックラインのセクシーなドレスにはスパンコールがあしらわれ、クリスタルのオープントゥヒールとダイヤモンドリングでスタイリングした。

セレーナ・ゴメス

セレーナ・ゴメスのブラックベルベットのバルドー・ネックラインのドレスは「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」のカスタム。手元には「ティファニー」の28万4000ドル(約4300万円)の“ダイヤモンド ヴァイン バンド リング”と婚約指輪が輝いていた。

ゾーイ・サルダナ

助演女優賞を受賞したゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)は、「サンローラン(SAINT LAURENT)」でゴシックスタイルを披露。シアーなレースを全体に配したブラックドレスは、扇形に広がったドラマチックな襟が特徴だ。

デミ・ムーア

デミ・ムーア(Demi Moore)は、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」の輝くドレスをまとった。ドレスにはサイケデリックな模様を描く虹色のクリスタルが埋め込まれ、おそろいのクラッチバッグとジュエリーでコーディネートした。

来場者スナップ

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エルメス、24年も2ケタ増収で着地 “ラグジュアリー減速”の中でも強さを発揮

エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL以下、エルメス)の2024年12月期決算は、売上高が前期比13.0%増の151億7000万ユーロ(約2兆4120億円)、営業利益は同8.8%増の61億5000万ユーロ(約9778億円)、純利益は同6.8%増の46億300万ユーロ(約7318億円)の増収増益だった。

地域別の売上高は、フランスが同13.6%増の14億4700万ユーロ(約2300億円)、フランス以外のヨーロッパは同18.1%増の21億4700万ユーロ(約3413億円)だった。いずれも現地の顧客および観光客による需要が好調だった。北米が好調な南北アメリカは同14.5%増の28億6500万ユーロ(約4555億円)だった。日本以外のアジア太平洋地域は、景気停滞が続く中国市場を抱えているものの、同6.0%増の66億4800万ユーロ(約1兆570億円)で着地。円安によるインバウンド消費と現地顧客の需要の両方が好調だった日本は、同14.0%増(現地通貨ベースでは22.5%増)の14億3700万ユーロ(約2284億円)だった。

カテゴリー別での売上高は、主力のレザーグッズが同16.4%増の64億5700万ユーロ(約1兆266億円)、衣料・アクセサリーが同13.6%増の44億500万ユーロ(約7003億円)といずれも2ケタ成長を維持。シルク・テキスタイルは同1.9%増の9億5000万ユーロ(約1510億円)、香水・ビューティは同8.7%増の5億3500万ユーロ(約850億円)と増収だったが、景気回復が遅れている中国市場の影響を受けたウオッチは同5.6%減の5億7700万ユーロ(約917億円)だった。

アクセル・デュマCEOのコメント

アクセル・デュマ(Axel Dumas)最高経営責任者(CEO)は、「経済上および地政学上の先行き不透明感がさらに増している中、24年も安定した業績を残せたことは、エルメスのビジネスモデルの強さを示している。また、機敏に対応してくれたチームに心から感謝する。事業のバランスおよび雇用主としての責任を維持しつつ、今後も当社の基本的な価値観である高い品質、クリエイティビティー、サヴォアフェール(受け継がれる職人技や美意識)をいっそう追求していく」と語った。

同氏は「エルメス」の強さの秘訣として、忠誠心の高い顧客の存在が大きいと指摘。「現地の顧客を大切にした小売り戦略や、(品質に対する)高い信頼性が成功の要因だと考えている」と述べた。

ウォルマートが販売した“バーキン”の模倣品について言及

同氏はまた、アナリスト向けの決算説明会で、米小売最大手ウォルマート(WALMART)が24年12月にEC上で販売し、「エルメス」の“バーキン(Birkin)”にデザインがそっくりだとしてSNSなどで大きな話題を集めた60~300ドル(約9120~4万7000円)のバッグについて言及。「当社は模倣品対策に真剣に取り組んでおり、模倣品に対しては弁護士らと共に全力で闘う」と“公式の回答”を示した上で、「個人的には、当該のバッグに対するメディアの注目度の高さに苛立ちを覚えつつも、購入した人々の心情は理解できる」と話した。「当該のバッグを本物だと思って購入した人は誰もいないだろう。品質の差は一目瞭然で、混乱を招く余地はない。『エルメス』に敬意や憧れを抱きつつも手が届かないので、ひとまず手の届くもので夢を見たいという人々の気持ちには胸を打たれる部分もある」。なお、当該の商品は完売しており、現在ウォルマートのオンラインストアには掲載されていない。

関税が引き上げられれば「価格に転嫁せざるを得ない」

ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が行う可能性がある、欧州製品に対する関税の引き上げについては、「懸念事項だ」と回答。これに備えて、在庫を予め米国内に集めるなどの対策は取っていないため、関税が引き上げられた際には価格に転嫁せざるを得ないだろうと説明した。一方で、米国の顧客は他国との価格差を比較することに慣れており、「エルメス」の商品を入手するために旅行することを厭わない得意客も多いため、過剰な心配はしていないと付け加えた。

なお、米国ではロサンゼルスの山火事やフロリダ州のハリケーンの影響で休業している店舗もあるが、業績への長期的な影響はない見込みだという。

以前から期待されている「エルメス」のオートクチュールについては、開発に時間をかけていることから、26年後半~27年前半の発表になるのではないかとの見解を示した。また、ビューティ部門におけるスキンケア商品のローンチについては、まだ商品開発の段階にあるとし、発表時期については明らかにしなかった。

ブランド買収による“コングロマリット化”の予定はないと明言

同氏はまた、競合他社のようにブランドを買収して“コングロマリット化”する予定はないと明言。「『エルメス』の運営をどうすべきはよく分かっているが、それ以外のブランドについてもそうだとは言い難い。また、ほかのブランドに『エルメス』のビジネスモデルを当てはめても、成功するとは思えない。当社の場合、ブランドの買収は逆効果となるだろう」とし、引き続きジュエリーやシューズの工房に投資して垂直統合を進めていくと述べた。

好業績を受けて全従業員に71万円の特別ボーナス

ラグジュアリーセクターは、23年から需要が世界的に“正常化”し、24年には減速傾向となっている。ラグジュアリー市場をけん引するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の24年12月期決算は、売上高が前期比1.7%減の846億8300万ユーロ(約13兆4645億円)、営業利益は同16.2%減の189億700万ユーロ(約3兆62億円)、純利益は同17.3%減の125億5000万ユーロ(約1兆9954億円)と減収減益に。不調が続く「グッチ(GUCCI)」を擁するケリング(KERING)も、24年12月期の売上高は同12.1%減の171億9400万ユーロ(約2兆7338億円)、営業利益は同50.2%減の23億1200万ユーロ(約3676億円)、純利益は同62.0%減の11億3300万ユーロ(約1801億円)と大幅な減収減益だった。

両社と比較すると、ラグジュアリー市場が減速する中でも増収増益を維持したエルメスの強さが際立つ。こうした好業績を受け、同社は従業員全員に4500ユーロ(約71万円)の特別ボーナスを支給するという。なお、同社は24年にもやはり4000ユーロ(約63万円)の特別ボーナスを支給している。

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新生「セリーヌ」のデビューショーが7月にパリで開催 マイケル・ライダーの初コレクション

今年新たに「セリーヌ(CELINE)」は、アーティスティック・ディレクターに就任したマイケル・ライダー(Michael Rider)によるデビューコレクションを、7月6日午後2時30分(ヨーロッパ時間)にパリでファッションショー形式で発表する。

ショーの予定日は、6月24日〜29日に開催するパリ・メンズ・ファッション・ウイークと、7月7日〜11日のパリ・オートクチュール・ファッション・ウイークの間にあたる。ショーで披露するのがウィメンズなのか、メンズなのか、あるいはその両方なのか、についてはまだ明らかになっていない。

「セリーヌ」がランウエイ形式のショーを行うのは23年以来となる。近年、同ブランドは、前アーティスティック・クリエイティブ&イメージディレクターのエディ・スリマン(Hedi Slimane)によるコレクションをファッション・ウィークの期間外に映像で公開していた。

「セリーヌ」の親会社であるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、昨年10月にスリマンの退任発表後、すぐにライダーの就任を公表していた。

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BLACKPINKリサが「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」プレミアに登場

 

2月10日(現地時間)、ドラマシリーズ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」シーズン3のプレミアがロサンゼルスで開催され、BLACKPINKのリサ(Lisa)ら多数ゲストがレッドカーペットに来場した。

リサは、「ミス ソーヒー(MISS SOHEE)」のカスタムドレスを着用し、ロータスの花にちなんだスタイリングを披露。シルクのシフォンのドレスには母貝の刺しゅうとクリスタル、パールがあしらわれ、爽やかなホワイトからソフトイエローに変化するグラデーションが特徴だ。

「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」は、エミー賞を受賞したHBOのドラマシリーズ。高級リゾートを舞台に、衝撃的な殺人事件に至るまで、人々が複雑に交錯する姿を描く。

来場者スナップ

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【スナップ】アリアナ・グランデやデミ・ムーアが来場 第30回クリティクス・チョイス・アワードのレッドカーペットルック

2月7日(現地時間)、第30回クリティクス・チョイス・アワード(Critics' Choice Awards)がカリフォルニア州サンタモニカで開催された。ロサンゼルスで発生した山火事の影響で、当初の予定から約1カ月遅れての開催となった。

会場には、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)やデミ・ムーア(Demi Moore)、ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)ら豪華俳優が集結。ここでは、個性輝くレッドカーペットルックを紹介する。

アリアナ・グランデ

映画「ウィキッド ふたりの魔女」で助演女優賞部門へのノミネートを果たしたアリアナは、「ディオール(DIOR)」2024年春夏オートクチュール・コレクションから、まるで鳥の巣のようなデザインのアバンギャルドなケージ・ドレスを着用。スタイリングは、役柄のイメージを服装に落とし込んだ“メソッド・ドレッシング”が話題となった同映画のプレスツアールックに引き続きミミ・カットレル(Mimi Cuttrell)が手掛けた。

デミ・ムーア

映画「サブスタンス」で主演女優賞に輝いたデミは、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」2024-25年秋冬コレクションから背中の編み上げデザインが印象的なネイビーのドレスを着用。これは作中で彼女が演じたキャラクターの特徴とリンクしている。

ゾーイ・サルダナ

映画「エミリア・ペレス」で助演女優賞を受賞したゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)は、「サンローラン(SAINT LAURENT)」のパッと目を引く赤のロングドレスを着用。アクセサリーには「カルティエ(CARTIER)」の黒のチョーカーとリングを選び、上品かつアイコニックなルックを完成させた。

ニコール・キッドマン

ドラマシリーズ「特殊作戦部隊:ライオネス」で助演女優賞部門へのノミネートを果たしたニコールは、「サンローラン」2025年春夏コレクションからクリーム色のスーツを着用。ライトブルーのストライプシャツとポルカドット柄のネイビーのネクタイを合わせ、ニュートラルな雰囲気のルックにアクセントを加えた。

シンシア・エリヴォ

映画「ウィキッド ふたりの魔女」で主演女優賞部門にノミネートされたシンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)は、「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」のパテントレザーのブラックドレスを着用。腰にあしらわれたカメリアの装飾に合わせた大ぶりのダイヤモンドピアスと白のロングネイルで、黒一色のルックにコントラストを加えた。

ルピタ・ニョンゴ

プレゼンターを務めたルピタ・ニョンゴ(Lupita Nyong)は、アンバサダーを務める「シャネル(CHANEL)」の花柄のミニドレスに身を包み登場。ブラックのロングシースルーガウンをレイヤードし、動きのある華やかなコーディネートを完成させた。

サラ・ミシェル・ゲラー

プレゼンターを務めたサラ・ミシェル・ゲラー(Sarah Michelle Gellar)は、「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」から胸元にあしらわれたローズの装飾が目を引くブラックのロングドレスを着用。シューズは「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」、クラッチバッグは「ロジェ ヴィヴィエ(ROGER VIVIER)」、アクセサリーは「イェプレム(YEPREM)」と「KAVANT & SHARART」のもの。

チェルシー・ハンドラー

3年連続で同アワードのホストを務めたコメディアンのチェルシー・ハンドラー(Chelsea Handler)は、彫刻的なシルエットが美しい「マティスフスキー(MATICEVSKI)」のミディドレスで登場。足元にはクリスタルの装飾があしらわれたメッシュのパンプスを合わせ、洗練された雰囲気のコーディネートを完成させた。

スナップ一覧

■各賞の受賞作品、受賞者は以下の通り

映画部門

作品賞/「アノーラ」
主演男優賞/エイドリアン・ブロディ「ブルータリスト」
主演女優賞/デミ・ムーア「サブスタンス」
助演男優賞/キーラン・カルキン「リアル・ペイン〜心の旅〜」
助演女優賞/ゾーイ・サルダナ「エミリア・ペレス」
若手俳優賞/メイジー・ステラ「マイ・オールド・アス ~2人のワタシ~」
アンサンブル演技賞/「教皇選挙」
監督賞/ジョン・M・チュウ「ウィキッド ふたりの魔女」
脚本賞/コラリー・ファルジャ「サブスタンス」
脚色賞/ピーター・ストローハン「教皇選挙」
撮影賞/ジェアリン・ブラシュケ「ノスフェラトゥ」
美術賞/ネイサン・クロウリー、リー・サンデルズ「ウィキッド ふたりの魔女」
編集賞/マルコ・コスタ「チャレンジャーズ」
衣装デザイン賞/ポール・タゼウェル「ウィキッド ふたりの魔女」
ヘア&メイクアップ賞/ステファニー・ギヨン、Frederique Arguello、Pierre-Olivier Persin「サブスタンス」
視覚効果賞/ポール・ランバート、リース・サルクーム、ゲルト・ネフツァー、Stephen James「デューン 砂の惑星 PART2」
アニメ映画賞/「野生の島のロズ」
コメディ映画賞 同点タイ/「リアル・ペイン〜心の旅〜」、「デッドプール&ウルヴァリン」
外国語映画賞/「エミリア・ペレス」
歌曲賞/“El Mal”「エミリア・ペレス」
作曲賞/トレント・レズナー、アッティカス・ロス「チャレンジャーズ」

ドラマ部門

ドラマシリーズ作品賞/「SHOGUN 将軍」
ドラマシリーズ主演男優賞/真田広之「SHOGUN 将軍」
ドラマシリーズ主演女優賞/キャシー・ベイツ「Matlock(原題)」
ドラマシリーズ助演男優賞/浅野忠信「SHOGUN 将軍」
ドラマシリーズ助演女優賞/穂志もえか「SHOGUN 将軍」
コメディシリーズ作品賞/「Hacks(原題)」
コメディシリーズ主演男優賞/アダム・プロディ「こんなのみんなイヤ!」
コメディシリーズ主演女優賞/ジーン・スマート「Hacks(原題)」
コメディシリーズ助演男優賞/マイケル・ユーリー「シュリンキング:悩めるセラピスト」
コメディシリーズ助演女優賞/ハンナ・エインビンデル「Hacks(原題)」
リミテッドシリーズ作品賞/「私のトナカイちゃん」
テレビ映画作品賞/「レベル・リッジ」
テレビ映画・リミテッドシリーズ主演男優賞/コリンファレル「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」
テレビ映画・リミテッドシリーズ主演女優賞/クリスティン・ミリオティ「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」
テレビ映画・リミテッドシリーズ助演男優賞/リーヴ・シュレイバー「理想のふたり」
テレビ映画・リミテッドシリーズ助演女優賞/ジェシカ・ガニング「私のトナカイちゃん」
外国語シリーズ作品賞/「イカゲーム」
アニメシリーズ作品賞/「X-MEN '97」
トーク番組賞/「ジョン・ムレイニーPresents: L.A.に全員集合!」
コメディ特別賞/「アリ・ウォンのシングルレディ」

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【スナップ】アリアナ・グランデやデミ・ムーアが来場 第30回クリティクス・チョイス・アワードのレッドカーペットルック

2月7日(現地時間)、第30回クリティクス・チョイス・アワード(Critics' Choice Awards)がカリフォルニア州サンタモニカで開催された。ロサンゼルスで発生した山火事の影響で、当初の予定から約1カ月遅れての開催となった。

会場には、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)やデミ・ムーア(Demi Moore)、ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)ら豪華俳優が集結。ここでは、個性輝くレッドカーペットルックを紹介する。

アリアナ・グランデ

映画「ウィキッド ふたりの魔女」で助演女優賞部門へのノミネートを果たしたアリアナは、「ディオール(DIOR)」2024年春夏オートクチュール・コレクションから、まるで鳥の巣のようなデザインのアバンギャルドなケージ・ドレスを着用。スタイリングは、役柄のイメージを服装に落とし込んだ“メソッド・ドレッシング”が話題となった同映画のプレスツアールックに引き続きミミ・カットレル(Mimi Cuttrell)が手掛けた。

デミ・ムーア

映画「サブスタンス」で主演女優賞に輝いたデミは、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」2024-25年秋冬コレクションから背中の編み上げデザインが印象的なネイビーのドレスを着用。これは作中で彼女が演じたキャラクターの特徴とリンクしている。

ゾーイ・サルダナ

映画「エミリア・ペレス」で助演女優賞を受賞したゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)は、「サンローラン(SAINT LAURENT)」のパッと目を引く赤のロングドレスを着用。アクセサリーには「カルティエ(CARTIER)」の黒のチョーカーとリングを選び、上品かつアイコニックなルックを完成させた。

ニコール・キッドマン

ドラマシリーズ「特殊作戦部隊:ライオネス」で助演女優賞部門へのノミネートを果たしたニコールは、「サンローラン」2025年春夏コレクションからクリーム色のスーツを着用。ライトブルーのストライプシャツとポルカドット柄のネイビーのネクタイを合わせ、ニュートラルな雰囲気のルックにアクセントを加えた。

シンシア・エリヴォ

映画「ウィキッド ふたりの魔女」で主演女優賞部門にノミネートされたシンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)は、「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」のパテントレザーのブラックドレスを着用。腰にあしらわれたカメリアの装飾に合わせた大ぶりのダイヤモンドピアスと白のロングネイルで、黒一色のルックにコントラストを加えた。

ルピタ・ニョンゴ

プレゼンターを務めたルピタ・ニョンゴ(Lupita Nyong)は、アンバサダーを務める「シャネル(CHANEL)」の花柄のミニドレスに身を包み登場。ブラックのロングシースルーガウンをレイヤードし、動きのある華やかなコーディネートを完成させた。

サラ・ミシェル・ゲラー

プレゼンターを務めたサラ・ミシェル・ゲラー(Sarah Michelle Gellar)は、「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」から胸元にあしらわれたローズの装飾が目を引くブラックのロングドレスを着用。シューズは「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」、クラッチバッグは「ロジェ ヴィヴィエ(ROGER VIVIER)」、アクセサリーは「イェプレム(YEPREM)」と「KAVANT & SHARART」のもの。

チェルシー・ハンドラー

3年連続で同アワードのホストを務めたコメディアンのチェルシー・ハンドラー(Chelsea Handler)は、彫刻的なシルエットが美しい「マティスフスキー(MATICEVSKI)」のミディドレスで登場。足元にはクリスタルの装飾があしらわれたメッシュのパンプスを合わせ、洗練された雰囲気のコーディネートを完成させた。

スナップ一覧

■各賞の受賞作品、受賞者は以下の通り

映画部門

作品賞/「アノーラ」
主演男優賞/エイドリアン・ブロディ「ブルータリスト」
主演女優賞/デミ・ムーア「サブスタンス」
助演男優賞/キーラン・カルキン「リアル・ペイン〜心の旅〜」
助演女優賞/ゾーイ・サルダナ「エミリア・ペレス」
若手俳優賞/メイジー・ステラ「マイ・オールド・アス ~2人のワタシ~」
アンサンブル演技賞/「教皇選挙」
監督賞/ジョン・M・チュウ「ウィキッド ふたりの魔女」
脚本賞/コラリー・ファルジャ「サブスタンス」
脚色賞/ピーター・ストローハン「教皇選挙」
撮影賞/ジェアリン・ブラシュケ「ノスフェラトゥ」
美術賞/ネイサン・クロウリー、リー・サンデルズ「ウィキッド ふたりの魔女」
編集賞/マルコ・コスタ「チャレンジャーズ」
衣装デザイン賞/ポール・タゼウェル「ウィキッド ふたりの魔女」
ヘア&メイクアップ賞/ステファニー・ギヨン、Frederique Arguello、Pierre-Olivier Persin「サブスタンス」
視覚効果賞/ポール・ランバート、リース・サルクーム、ゲルト・ネフツァー、Stephen James「デューン 砂の惑星 PART2」
アニメ映画賞/「野生の島のロズ」
コメディ映画賞 同点タイ/「リアル・ペイン〜心の旅〜」、「デッドプール&ウルヴァリン」
外国語映画賞/「エミリア・ペレス」
歌曲賞/“El Mal”「エミリア・ペレス」
作曲賞/トレント・レズナー、アッティカス・ロス「チャレンジャーズ」

ドラマ部門

ドラマシリーズ作品賞/「SHOGUN 将軍」
ドラマシリーズ主演男優賞/真田広之「SHOGUN 将軍」
ドラマシリーズ主演女優賞/キャシー・ベイツ「Matlock(原題)」
ドラマシリーズ助演男優賞/浅野忠信「SHOGUN 将軍」
ドラマシリーズ助演女優賞/穂志もえか「SHOGUN 将軍」
コメディシリーズ作品賞/「Hacks(原題)」
コメディシリーズ主演男優賞/アダム・プロディ「こんなのみんなイヤ!」
コメディシリーズ主演女優賞/ジーン・スマート「Hacks(原題)」
コメディシリーズ助演男優賞/マイケル・ユーリー「シュリンキング:悩めるセラピスト」
コメディシリーズ助演女優賞/ハンナ・エインビンデル「Hacks(原題)」
リミテッドシリーズ作品賞/「私のトナカイちゃん」
テレビ映画作品賞/「レベル・リッジ」
テレビ映画・リミテッドシリーズ主演男優賞/コリンファレル「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」
テレビ映画・リミテッドシリーズ主演女優賞/クリスティン・ミリオティ「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」
テレビ映画・リミテッドシリーズ助演男優賞/リーヴ・シュレイバー「理想のふたり」
テレビ映画・リミテッドシリーズ助演女優賞/ジェシカ・ガニング「私のトナカイちゃん」
外国語シリーズ作品賞/「イカゲーム」
アニメシリーズ作品賞/「X-MEN '97」
トーク番組賞/「ジョン・ムレイニーPresents: L.A.に全員集合!」
コメディ特別賞/「アリ・ウォンのシングルレディ」

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米百貨店ブルーミングデールズ、サンフランシスコ旗艦店を閉店

米百貨店ブルーミングデールズ(BLOOMINGDALE'S)は、サンフランシスコ旗艦店を今春に閉鎖することを明らかにした。

同旗艦店は2006年9月、同市の中心部ユニオンスクエアの近くにあるショッピングモール、ウェストフィールド・サンフランシスコ・センター(The Westfield San Francisco Centre、現サンフランシスコ・センター)にオープン。5層建てで約3万㎡の広さを誇り、ブルーミングデールズの中ではニューヨーク・マンハッタン旗艦店に次ぐ規模だ。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「モンクレール(MONCLER)」などのラグジュアリーブランドのほか、多くのコンテンポラリーブランドが出店している。

親会社の百貨店メイシーズは店舗の統廃合を実施中

ブルーミングデールズは、32の百貨店と21のアウトレットのほか、ラグジュアリーおよびコンテンポラリーブランドにフォーカスした小型店のブルーミーズ(BLOOMIE'S)を4店舗構えている。なお、親会社である米百貨店メイシーズ(MACY'S)は24年2月、国内におよそ500あるメイシーズ事業の店舗のうち、約150の不採算店を26年までに閉鎖することを発表。これは“大胆な新章”と名付けられた構造改革計画の一環で、ほかに“ゴーフォワード(前進させる)”と位置付けた350店への優先的な投資、サプライチェーンやフルフィルメントの合理化、在庫率や商品アロケーションの改善などを行う。メイシーズもサンフランシスコに店舗を構えており、24年2月の段階では閉鎖対象の不採算店とされていたが、25年1月に発表した今年中に閉鎖する店舗リストには含まれていなかった。

一方、ブルーミングデールズ事業は、ブルーミーズを今後3年間で約15店、ビューティおよびスパサービスに特化したブルーマキュリー(BLUEMERCURY)を同じく30店以上出店する予定だという。

サンフランシスコの治安悪化も影響か

近年、米国では小売店での窃盗が増加し社会問題となっている。そうした中、サンフランシスコは治安が悪化している地域もあり、客足も落ちていることから、百貨店やブランドの撤退が相次いでいる。

米百貨店ノードストローム(NORDSTROM)は23年、本体の百貨店とオフプライス業態のノードストローム ラック(NORDSTROM RACK)の両方をサンフランシスコから引き上げた。特にサンフランシスコ・センター内に構えていた店舗は4~7階にまたがり、旗艦店と位置付けられていたため、閉店が地域社会に与えた衝撃は大きかったという。

ほかにも、ここ数年の間に「アディダス(ADIDAS)」「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「アンソロポロジー(ANTHROPOLOGIE)」「オールドネイビー(OLD NAVY)」「エクスプレス(EXPRESS)」などのブランドやレゴ®ストア(LEGO STORE)、ホールフーズマーケット(WHOLE FOODS MARKET)などが撤退している。

一方、米百貨店サックス・フィフス・アベニュー(SAKS FITH AVENUE)はサンフランシスコ店を予約制に切り替え、窃盗被害を抑えつつ営業を継続している。

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「ミュウミュウ」、新CEOとして「ナパピリ」の前社長を任命か

情報筋によれば、プラダ グループ(PRADA GROUP)が擁するミュウミュウ(MIU MIU)は新たな最高経営責任者(CEO)として、VFコーポレーション(VF CORPORATION)が擁するアウターウエアブランド、ナパピリ(NAPAPIJIRI)のシルヴィア・オノフリ(Silvia Onofri)前社長を任命するようだ。

なお、2024年9月にミュウミュウを離れたベネデッタ・ペトルッツォ(Benedetta Petruzzo)前CEOは、同年10月15日付でLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁するクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)のマネージング・ディレクターに就任している。

オノフリ前社長の経歴

ビジネスSNSの「リンクトイン(LinkedIn)」によると、オノフリ前社長は「ミラ・ショーン(MILA SCHON)」でインターンとして働いた後、2000年にブルガリ(BVLGARI)に入社。主にマーケティング部門で経験を積んだ。08年にバリー(BALLY)に加わり、18年に欧州・中東・アフリカ地域事業のCEOに、22年にはグローバル・ホールセール部門の最高商務責任者に就任。23年1月から25年1月まで、ナパピリの社長を務めた。なお、同氏は在任中の23年11月、ブランド初のグローバル・クリエイティブ・ディレクターとして、アップサイクルのパイオニアとして知られるクリストファー・レイバーン(Christopher Raeburn)「クリストファー レイバーン(CHRISTOPHER RAEBURN)」創業デザイナーを任命している。

「ミュウミュウ」の最新動向は?

プラダ グループの24年1~9月期決算は、売上高が前年同期比14.5%増の38億2913万ユーロ(約5973億円)だった。ブランド別の小売りでの売上高を見ると、主力の「プラダ」は同1.3%増の25億3360万ユーロ(約3952億円)と微増だったが、「ミュウミュウ」は同91.5%増の8億5433万ユーロ(約1332億円)と大幅に成長した。なお、同ブランドはグループ全体の売り上げの24.9%を占めている。

また、「ミュウミュウ」のクリエイティブ・ディレクターは引き続きミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)が務めているが、25年1月31日付でダリオ・ヴィターレ(Dario Vitale)=デザイン・ディレクターがブランドを離れ、後任としてフランチェスカ・ニコレッティ(Francesca Nicoletti)副デザイン・ディレクターが昇格している。

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「パーム エンジェルス」を米ブランド管理会社が買収 創業者兼デザイナーはブランドを離れる

米ブランド管理会社ブルースター・アライアンス(BLUESTAR ALLIANCE)は2月11日、ラグジュアリー・ストリートウエアブランド「パーム エンジェルス(PALM ANGELS)」をニューガーズグループ(NEW GUARDS GROUP以下、NGG)から買収したことを発表した。取引金額は非公開。なお、フランチェスコ・ラガッツィ(Francesco Ragazzi)「パーム エンジェルス」創業者兼クリエイティブ・ディレクターは、これを機にブランドを離れるという。

ラガッツィ創業者の経歴

ラガッツィ創業者は、イタリア・ミラノのヨーロッパ・デザイン学院(IED Istituto Europeo di Design)を卒業。2014年に写真集「パーム エンジェルス」を発表したことをきっかけに、15年にNGGと共に同名のブランドを設立した。なお、写真集の序文はファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が書いている。また、ラガッツィ創業者は、14年から「モンクレール(MONCLER)」のアート・ディレクターを務め、「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」とも協業している。

ラガッツィ創業者は、「業界のルールを変えるような、10年前には存在しなかったタイプのブランドを立ち上げ、成功させたことを誇らしく思う。『パーム エンジェルス』が新章を迎えるにあたり、私は自信を持ってブランドを離れるとともに、そのさらなる成功を祈っている」と最近のインタビューで語った。

NGGについて

NGGは15年にミラノで設立。「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)」のマルセロ・ブロン(Marcelo Burlon)創業者と、人気セレクトショップのアントニオーリ(ANTONIOLI)を運営するクラウディオ・アントニオーリ(Claudio Antonioli)、ミラノ発のカジュアルブランド「ヴィンテージ55(VINTAGE 55)」の創業者ダヴィデ・ドゥ・ジーリオの3人が共同出資した。同社は「パーム エンジェルス」のほか、「アンブッシュ(AMBUSH)」「ヘロン・プレストン(HERON PRESTON)」などのブランドを擁するほか、故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)による「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」(以下、オフ-ホワイト)をライセンス生産している。19年8月には、高級ECのファーフェッチ(FARFETCH)がNGGを6億7500万ドル(約1019億円)で買収。しかし、ファーフェッチは23年12月15日に経営破綻に陥っていることが明らかになり、同18日に韓国の大手EC企業クーパン(COUPANG)によって買収された。

なお、「オフ-ホワイト」の商標権を持つオフ-ホワイト合同会社(OFF-WHITE LLC)は21年、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)に過半数株式を売却。その後、LVMHは24年9月、オフ-ホワイト合同会社をブルースター・アライアンスに売却している。

また、NGGは「リーボック(REEBOK)」を保有する米ブランドマネジメント会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)と22年3月に提携し、23年5月には同ブランドの欧州における販売代理店業務などを手掛けるNGG++部門を立ち上げている。しかし、新たな契約条件で合意に至らなかったことから、ABGは24年11月初旬に同契約を終了。同時期に、NGGは日本の民事再生法にあたるイタリア倒産法(Composizione Negoziata della Crisi、CNC)の適用を申請したと海外メディアが報じた。CNCは破産の手続きをするものではなく、NGGは同法の下で債務を整理しつつ事業を継続し、再建を目指すとしている。

ブルースター・アライアンスについて

ブルースター・アライアンスは06年の設立。オフ-ホワイト合同会社に加えて、「べべ(BEBE)」「タハリ(TAHARI)」「ケンジー(KENSIE)」「ハーレー(HURLEY)」などのカジュアルブランドや、ブルックストーン(BROOKSTONE)などの小売チェーンを保有している。

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「ダダイズム」なヘアスタイルなど 「ディオール」や「アルマーニ」など25年春夏クチュールのビューティ

フランス・パリで開催された2025年春夏オートクチュール・コレクションでは、華やかなヘッドピースを飾ったヘアスタイルや、タイトなまとめ髪、黒を印象的に用いたメイクアップなどが登場した。「ディオール(DIOR)」や「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」「ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO)」などの印象的なビューティルックを紹介する。

「ディオール」

「ディオール」では、帽子デザイナーのスティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)が黒く尖った羽根のあるヘアアクセサリーを作り、センターパートでオールバックにしたモデルの頭を飾った。コンセプトは「鏡の国のアリス」。クリノリンをまとった反逆者をイメージした。

「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」

「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」は、目尻からこめかみまで伸びるスモーキーなアイメイクを披露。艶のあるタイトなまとめ髪を採用し、コンパクトな帽子を多用した。

「ユイマ ナカザト」

「ユイマ ナカザト」は、唇から顎にかけて黒のカラーをのせた。目深にかぶった帽子が、ダークな印象をより強調した。

「ロナルド・ファン・デル・ケンプ」

「「ロナルド・ファン・デル・ケンプ(RVDK RONALD VAN DER KEMP)」では、赤リップや色鮮やかなアイシャドウを施したモデルが登場した。ヘッド・メイクアップ・アーティストを務めたマルチェッロ・コスタ(Marcello Costa)は、「1980年代、90年代、2000年代を甦らせた」と話す。ぜいたくな色彩で大胆なアイルックにフォーカスし、調和の取れた仕上がりになるように補色をブレンドした。ビアンカ・ファン・ズウィーテン(Bianca van Zwieten)=ヘッド・ヘアスタイリストは、「ヘアスタイルの大部分は、1900年代初頭に起こった芸術運動『ダダイズム』の作品から着想を得た。ショーにはたくさんの帽子やヘッドピースが登場したが、私たちは帽子やヘッドピースのように見えるヘアスタイルを作ることで、ショーの表現の拡張を試みた」と説明。

「ピート ダラート」

「ピート ダラート(PEET DULLAERT)」にも、オールバックのタイトなまとめ髪やショートのヘアスタイルが頻出。目尻やフェイスラインに大きなビジューを飾った華やかなルックが登場した。

「イマン エイシ」

「イマン エイシ(IMANE AYISSI)」のモデルらは、目元にゴールドのグリッターを散りばめた。コスタ=メイクアップアーティストは、「ゴールドが次のトレンドだと思う。どのような色ともマッチし、それぞれのカラーパレットを拾えるローズゴールドやコッパーゴールド、イエローゴールドをミックスした洗練されたグリッターを使用した」と話す。

「ガウラヴ グプタ」

「ガウラヴ グプタ(GAURAV GUPTA)」はマリーケ・ティボー(Marieke Thibaut)=「M・A・C」グローバル・シニア・アーティストが手掛け、モデルの額をハイライトで輝かせたルックを披露した。

「メゾン サラ チュライビ」

「メゾン サラ チュライビ(MAISON SARA CHRAIBI)」は頭頂部と左右のこめかみから垂れる三つ編みが特徴のヘアスタイルを施し、神秘的な世界観を作り上げた。

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「ダダイズム」なヘアスタイルなど 「ディオール」や「アルマーニ」など25年春夏クチュールのビューティ

フランス・パリで開催された2025年春夏オートクチュール・コレクションでは、華やかなヘッドピースを飾ったヘアスタイルや、タイトなまとめ髪、黒を印象的に用いたメイクアップなどが登場した。「ディオール(DIOR)」や「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」「ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO)」などの印象的なビューティルックを紹介する。

「ディオール」

「ディオール」では、帽子デザイナーのスティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)が黒く尖った羽根のあるヘアアクセサリーを作り、センターパートでオールバックにしたモデルの頭を飾った。コンセプトは「鏡の国のアリス」。クリノリンをまとった反逆者をイメージした。

「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」

「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」は、目尻からこめかみまで伸びるスモーキーなアイメイクを披露。艶のあるタイトなまとめ髪を採用し、コンパクトな帽子を多用した。

「ユイマ ナカザト」

「ユイマ ナカザト」は、唇から顎にかけて黒のカラーをのせた。目深にかぶった帽子が、ダークな印象をより強調した。

「ロナルド・ファン・デル・ケンプ」

「「ロナルド・ファン・デル・ケンプ(RVDK RONALD VAN DER KEMP)」では、赤リップや色鮮やかなアイシャドウを施したモデルが登場した。ヘッド・メイクアップ・アーティストを務めたマルチェッロ・コスタ(Marcello Costa)は、「1980年代、90年代、2000年代を甦らせた」と話す。ぜいたくな色彩で大胆なアイルックにフォーカスし、調和の取れた仕上がりになるように補色をブレンドした。ビアンカ・ファン・ズウィーテン(Bianca van Zwieten)=ヘッド・ヘアスタイリストは、「ヘアスタイルの大部分は、1900年代初頭に起こった芸術運動『ダダイズム』の作品から着想を得た。ショーにはたくさんの帽子やヘッドピースが登場したが、私たちは帽子やヘッドピースのように見えるヘアスタイルを作ることで、ショーの表現の拡張を試みた」と説明。

「ピート ダラート」

「ピート ダラート(PEET DULLAERT)」にも、オールバックのタイトなまとめ髪やショートのヘアスタイルが頻出。目尻やフェイスラインに大きなビジューを飾った華やかなルックが登場した。

「イマン エイシ」

「イマン エイシ(IMANE AYISSI)」のモデルらは、目元にゴールドのグリッターを散りばめた。コスタ=メイクアップアーティストは、「ゴールドが次のトレンドだと思う。どのような色ともマッチし、それぞれのカラーパレットを拾えるローズゴールドやコッパーゴールド、イエローゴールドをミックスした洗練されたグリッターを使用した」と話す。

「ガウラヴ グプタ」

「ガウラヴ グプタ(GAURAV GUPTA)」はマリーケ・ティボー(Marieke Thibaut)=「M・A・C」グローバル・シニア・アーティストが手掛け、モデルの額をハイライトで輝かせたルックを披露した。

「メゾン サラ チュライビ」

「メゾン サラ チュライビ(MAISON SARA CHRAIBI)」は頭頂部と左右のこめかみから垂れる三つ編みが特徴のヘアスタイルを施し、神秘的な世界観を作り上げた。

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ケンドリック・ラマーがハーフタイムショーに シザとセリーナ・ウィリアムズも参加【第59回スーパーボウル】

2月9日(現地時間)、米ニューオーリンズのシーザーズ・スーパードームで「第59回NFLスーパーボウル」が開催された。ハーフタイムショーには、第67回グラミー賞で主要2部門を受賞したケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)が登場し、 R&Bアーティストのシザ(Sza)と元テニス選手のセリーナ・ウィリアムズ(Serena Wiliams)とともにパフォーマンスを披露した。

 

ラマーは、袖にワッペンをあしらった「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」のブルーとホワイトのジャケットと「セリーヌ(CELINE)」のブーツカットジーンズを着用。同ジャケットの前面にはラマーの2024のアルバム「GNX」に合わせ、ラマーの内なる葛藤について語ったトラック、“GLORIA”の文字が書かれた。

 

また、ラマーは、「ラハミノフ・ダイヤモンド(RAHAMINOV DIAMONDS)」のエンジェルウィング・ブローチをつけたキャップを後ろ向きにかぶり、シルバーのチェーンネックレスを重ね、黒と白のカラーリングでアクセントをつけた「ナイキ(NIKE)」の“エアDTマックス'96(Air DT Max’96)”でコーディネートした。

シザは全身レッドで登場

 

シザは、「ボーン アンド レイズド(BORN x RAISED)」のボクシーなレザージャケットに、レースとメッシュのコルセット、レースアップパンツ、ハイトップスニーカーのオールレッドのアンサンブルで登場。ヒップにはファーのアクセントをつけ、アクセサリーは重ね付けしたリングと、ゴールドのネックレスをチョイスした。

セリーナ・ウィリアムズはテニスコアなルックを披露

ウィリアムズは、愛国的なテーマのラマーのパフォーマンスを衣装に取り入れ、赤、青、白のカラーで身を包んだパフォーマーと共に登場。白いクロップドトップスに鮮やかなロイヤルブルーのプリーツスカートと同色のジャケットに、ブルーのスニーカーでコーディネートした。

パフォーマンスの様子

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ケンドリック・ラマーがハーフタイムショーに シザとセリーナ・ウィリアムズも参加【第59回スーパーボウル】

2月9日(現地時間)、米ニューオーリンズのシーザーズ・スーパードームで「第59回NFLスーパーボウル」が開催された。ハーフタイムショーには、第67回グラミー賞で主要2部門を受賞したケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)が登場し、 R&Bアーティストのシザ(Sza)と元テニス選手のセリーナ・ウィリアムズ(Serena Wiliams)とともにパフォーマンスを披露した。

 

ラマーは、袖にワッペンをあしらった「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」のブルーとホワイトのジャケットと「セリーヌ(CELINE)」のブーツカットジーンズを着用。同ジャケットの前面にはラマーの2024のアルバム「GNX」に合わせ、ラマーの内なる葛藤について語ったトラック、“GLORIA”の文字が書かれた。

 

また、ラマーは、「ラハミノフ・ダイヤモンド(RAHAMINOV DIAMONDS)」のエンジェルウィング・ブローチをつけたキャップを後ろ向きにかぶり、シルバーのチェーンネックレスを重ね、黒と白のカラーリングでアクセントをつけた「ナイキ(NIKE)」の“エアDTマックス'96(Air DT Max’96)”でコーディネートした。

シザは全身レッドで登場

 

シザは、「ボーン アンド レイズド(BORN x RAISED)」のボクシーなレザージャケットに、レースとメッシュのコルセット、レースアップパンツ、ハイトップスニーカーのオールレッドのアンサンブルで登場。ヒップにはファーのアクセントをつけ、アクセサリーは重ね付けしたリングと、ゴールドのネックレスをチョイスした。

セリーナ・ウィリアムズはテニスコアなルックを披露

ウィリアムズは、愛国的なテーマのラマーのパフォーマンスを衣装に取り入れ、赤、青、白のカラーで身を包んだパフォーマーと共に登場。白いクロップドトップスに鮮やかなロイヤルブルーのプリーツスカートと同色のジャケットに、ブルーのスニーカーでコーディネートした。

パフォーマンスの様子

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テイラー・スウィフトが恋人ケルシーを応援 イヴァンカ・トランプらの姿も 第59回スーパーボウル

2月9日(現地時間)、米・ニューオーリンズのシーザーズ・スーパードームで「第59回NFLスーパーボウル」が開催され、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)やイヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump)ら多数のセレブリティーが観戦に訪れた。

テイラー・スウィフト
“T”のチャームをつけて登場

テイラー・スウィフトは、恋人のカンザスシティ・チーフスのタイトエンド、トラビス・ケルシー(Travis Kelce)を、ラッパーのアイス・スパイス(Ice Spice)らとともに応援。

 

第67回グラミー賞で“T”のチャームを太ももにぶら下げて登場していたスウィフトは、今回のスーパーボウルでは “T”のネックレスを着用。「サンローラン(SAINT LAURENT)」のオーバーサイズのダブルブレストジャケットを羽織り、「パリ テキサス(PARIS TEXAS)」のホワイトブーツで登場した。スウィフトのルックは、カンザスシティチーフスのホワイトのユニホームに合わせたもので、「ジバンシィ(GIVENCHY)」の赤い“ナノ ヴォワイユーバッグ”でコーデを仕上げた。

スウィフトは観戦中はジャケットを脱ぎ、ホワイトのタンクトップとクリスタルを散りばめたデニムのショートパンツ姿を披露した。

トラビス・ケルシーは「アミリ」のスーツでド派手に登場

 

トラビス・ケルシーは、70年代風の衣装で会場に到着。「アミリ(AMIRI)」2025-26年秋冬メンズ・コレクションからディスコスーツのルックをチョイスし、オーバーサイズのラペルがついたキラキラしたシャツにバーントオレンジのダブルブレストジャケットとフレアパンツのセットを合わせ、ゴールドのローズブローチを胸元に飾った。ケルシーは、同じく「アミリ」のゴールドチェーンのアクセントをつけた白黒のローファー、レザーのバッフルバッグ、イエローのレンズのサングラス、ゴールドのネックレスでスタイリングした。

トランプ親子も観戦

イヴァンカ・トランプは、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領とともに観戦。イヴァンカは、「アクリス(AKRIS)」のスリーブレスのホワイトパンツスーツにワイドなブラウンのレザーベルトでウエストを締め、ゴールドのカフブレスレットと「ハンティングシーズン(HUNTING SEASON)」のハンドバッグを合わせた。

レディー・ガガ(Lady Gaga)は、事前収録したパフォーマンスを披露。「Hold My Hand」をピアノを弾きながら歌唱し、1月1日にニューオーリンズ・バーボン・ストリートで発生したトラック襲撃事件の犠牲者を追悼した。ガガの衣装はオールホワイトで、「サラ・ソコル・ミリナリー(SARAH SOKOL MILLINERY)」のカメラのフレームを占領する広いつばのフェルトカスタムハットを着用。さらに、フローラルパターンの施された、ホワイトのシルクジャカードジャケットを羽織った。

来場者スナップ

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「ミュグレー」のデザイナーが退任か 早ければ今春にもと情報筋

情報筋によれば、「ミュグレー(MUGLER)」のケーシー・カドウォールダー(Casey Cadwallader)=アーティスティック・ディレクターが退任するようだ。早ければ、今春にもブランドを離れるという。同氏の後任や、今後の動きについては明らかになっていない。本件について、同氏および「ミュグレー」のコメントは得られなかった。

カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターの経歴

カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターは米国出身で、現在45歳。米名門コーネル大学(Cornell University)で建築を学んだ後、「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」や「J. メンデル(J.MENDEL)」「ロエベ(LOEWE)」「セイ(TSE)」などでキャリアを積んだ。その後、「アクネ ストゥディオス(ACNE STUDIOS)」に加わり、ウィメンズのプレ・コレクションのヘッド・デザイナーを務めた。2017年12月から現職。

「ミュグレー」について

「ミュグレー」は、1974年にデザイナーのマンフレッド・ティエリー・ミュグレー(Manfred Thierry Mugler)が「ティエリー・ミュグレー(THIERRY MUGLER)」として創業。肩パッドを入れたワイドなショルダーとウェストを絞った逆三角形のシルエットで、80年代から90年代にかけて世界的な人気を博した。90年には、クラランス グループ(GROUPE CLARINS以下、クラランス)と協業してフレグランス事業に進出。97年に、クラランスの傘下となった。同社は2002年に同ブランドのウエア事業を終了し、これに伴ってミュグレー創業デザイナーはファッション業界から引退。10年には、ブランド名が「ミュグレー」に改称された。19年、クラランスは同ブランドをロレアル(L’OREAL)に売却。22年1月、ミュグレー創業デザイナーが73歳で死去した。カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターが就任する以前には、ニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)やデヴィッド・コーマ(David Koma)がブランドのクリエイティブ面を率いていた。

カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターの就任後、「ミュグレー」は20年から2ケタ成長を続けているという。23年の時点で、卸先は150程度。また、同年には「H&M」と協業している。なお、「ミュグレー」は、3月3日にスタートする25-26年秋冬パリ・ファッション・ウイークの公式カレンダーに含まれていない。

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「ミュグレー」のデザイナーが退任か 早ければ今春にもと情報筋

情報筋によれば、「ミュグレー(MUGLER)」のケーシー・カドウォールダー(Casey Cadwallader)=アーティスティック・ディレクターが退任するようだ。早ければ、今春にもブランドを離れるという。同氏の後任や、今後の動きについては明らかになっていない。本件について、同氏および「ミュグレー」のコメントは得られなかった。

カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターの経歴

カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターは米国出身で、現在45歳。米名門コーネル大学(Cornell University)で建築を学んだ後、「ナルシソ ロドリゲス(NARCISO RODRIGUEZ)」や「J. メンデル(J.MENDEL)」「ロエベ(LOEWE)」「セイ(TSE)」などでキャリアを積んだ。その後、「アクネ ストゥディオス(ACNE STUDIOS)」に加わり、ウィメンズのプレ・コレクションのヘッド・デザイナーを務めた。2017年12月から現職。

「ミュグレー」について

「ミュグレー」は、1974年にデザイナーのマンフレッド・ティエリー・ミュグレー(Manfred Thierry Mugler)が「ティエリー・ミュグレー(THIERRY MUGLER)」として創業。肩パッドを入れたワイドなショルダーとウェストを絞った逆三角形のシルエットで、80年代から90年代にかけて世界的な人気を博した。90年には、クラランス グループ(GROUPE CLARINS以下、クラランス)と協業してフレグランス事業に進出。97年に、クラランスの傘下となった。同社は2002年に同ブランドのウエア事業を終了し、これに伴ってミュグレー創業デザイナーはファッション業界から引退。10年には、ブランド名が「ミュグレー」に改称された。19年、クラランスは同ブランドをロレアル(L’OREAL)に売却。22年1月、ミュグレー創業デザイナーが73歳で死去した。カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターが就任する以前には、ニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)やデヴィッド・コーマ(David Koma)がブランドのクリエイティブ面を率いていた。

カドウォールダー=アーティスティック・ディレクターの就任後、「ミュグレー」は20年から2ケタ成長を続けているという。23年の時点で、卸先は150程度。また、同年には「H&M」と協業している。なお、「ミュグレー」は、3月3日にスタートする25-26年秋冬パリ・ファッション・ウイークの公式カレンダーに含まれていない。

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セレブたちの“ネイキッド”ドレス変遷 火付け役のマリリン・モンローから賛否両論のビアンカ・センソリまで

2025年もセレブたちが魅せる“ネイキッド”ドレスが注目を集めている。2月2日(現地時間)にロサンゼルスで開催された第67回グラミー賞には、歌手のYeことカニエ・ウエスト(Kanye West)の妻ビアンカ・センソリ(Bianca Censori)が完全シースルーのミニドレスをまとい登場。彼女の衝撃的なルックは一躍話題となり、一時グーグル(Google)で最も検索された人物に浮上した。

実は、アバンギャルドの最終形態とも言える“ネイキッド”ドレスには長い歴史がある。今から100年前の1925年に公開された映画「My Lady of Whims(原題)」や36年に公開された「浮気名優」には、すでに衣装としてシースルーが取り入れられていた。しかし、現在トレンドとなっている“ネイキッド”ドレスの先駆者は俳優マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)だろう。ジョン・F・ケネディ(John F Kennedy)元大統領の誕生会で、彼女がパフォーマンス衣装としてシースルードレスを着用したことで、“ネイキッド”ドレスはその知名度を一瞬にして高めたのだ。

1962年のこの出来事を皮切りに、64年にデザイナーのルディ・ガーンライヒ(Rudi Gernreich)が露出度の高いモノキニ(前から見るとワンピース、後ろから見るとビキニに見える水着)を、66年にイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が初のシアールックを発表。69年には歌手で俳優のバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)がオスカー賞の授賞式にアーノルド・スカージ(Arnold Scaasi)のシースルーパンツスーツで、同じく俳優のジェーン・バーキン(Jane Birkin)が映画「スローガン」のプレミアに黒のシースルーミニドレスで登場したことで、“ネイキッド”ドレスのファッション性が確立された。

モンローが“ネイキッド”ドレス旋風を巻き起こしてから数十年経った今も、この衝撃的なルックの不思議な魅力は衰えるところを知らないようだ。2023年には、「シャネル(CHANEL)」や「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「ディオン リー(DION LEE)」「ジェイソン ウー(JASON WU)」「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「ブランドン マックスウェル(BRANDON MAXWELL)」など名だたるブランドがシアー素材を積極的に取り入れたコレクションを次々と展開。24年にはハリウッドのレッドカーペットでも俳優のフローレンス・ピュー(Florence Pugh)やエマ・コリン(Emma Corin)、マディソン・ビアー(Madison Beer)らが“ネイキッド”ルックを披露し、シアーに新たな解釈をもたらした。

セレブたちの“ネイキッド”ルック変遷

1962年 マリリン・モンロー

ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたジョン・F・ケネディ元大統領の誕生会でパフォーマンスを行ったマリリン・モンローが着用したのは、1950年代にジャン=ルイ・シェレル(Jean-Louis Scherrer)が俳優のマレーネ・ディートリヒ(Marlene Dietrich)のために製作したドレスに着想したシースルードレス。

1969年 バーブラ・ストライサンド

映画「ファニー・ガール」でアカデミー主演女優賞を受賞したバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand )は、アーノルド・スカージ(Arnold Scaasi)のシースルーパンツスーツを着用。当時としては露出度の高かったこのルックは賛否両論を巻き起こした。

1969年 ジェーン・バーキン

ジェーン・バーキンは、映画「スローガン」のパリプレミアにブラックのロングスリープシアーミニドレスを着用して登場した。

1974年 シェール

歌手兼俳優のシェール(Cher)は、“ハリウッド黄金時代のロマンチック&グラマラスデザイン”がテーマのメットガラ(Met Gala)に、デザイナーのボブ・マッキー(Bob Mackie)が手掛けたルックで登場。彼女は1975年に発行された米「タイム マガジン(Time Magazine)」でも同ルックを着用している。

1998年 ローズ・マッゴーワン

俳優のローズ・マッゴーワン(Rose McGowan)はMTVビデオ・ミュージック・アワードのレッドカーペットに、ブラックのメッシュドレスで登場した。

2014年 リアーナ

歌手のリアーナ(Rihanna)はCFDAアワード(CFDA Awards)に、「アダム セルマン(ADAM SELMAN)」の23万個の「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のクリスタルが施されたドレスで登場した。

2015年 ビヨンセ

歌手のビヨンセ(Beyonce)は“鏡越しに見る中国”がテーマのメットガラに、「ジバンシィ(GIVENCHY)」のシアードレスで登場した。

2022年 キム・カーダシアン

キム・カーダシアン(Kim Kardashian)は、ジョン・F・ケネディ元大統領の誕生日会でモンローが着用したドレスの現物をメットガラで着用。22年の時点で本ドレスの価値は1000万ドル(約15億2422万円)だった。

2023年 シアラ

歌手のシアラ(Ciara)は「デュンダス(DUNDAS)」2023-24年秋冬コレクションから、ホルターネックシースルードレスを着用し、米「ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)」主催のアカデミー賞アフターパーティーに参加した。

2023年 フローレンス・ピュー

フローレンス・ピューは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」2023-24年秋冬オートクチュール・コレクションに、同コレクションからラベンダーのシアードレスを着用し来場した。

2024年 ベラ・ハディッド

モデルのベラ・ハディッド(Bella Hadid)はカンヌ国際映画祭に、「サンローラン(SAINT LAURENT)」2024-25年秋冬コレクションのシースルーミニドレスを着用し登場した。

2024年 マイリー・サイラス

マイリー・サイラス(Miley Cyrus)は第66回グラミー賞に、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の安全ピンドレスで登場した。

2025年 ビアンカ・センソリ

モデルのビアンカ・センソリは、2月2日に開催されたばかりの第67回グラミー賞に完全シースルーのミニドレスでカニエとともに登場。2人は授賞式には出席せず、レッドカーペットを歩き会場を後にした。

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セレブたちの“ネイキッド”ドレス変遷 火付け役のマリリン・モンローから賛否両論のビアンカ・センソリまで

2025年もセレブたちが魅せる“ネイキッド”ドレスが注目を集めている。2月2日(現地時間)にロサンゼルスで開催された第67回グラミー賞には、歌手のYeことカニエ・ウエスト(Kanye West)の妻ビアンカ・センソリ(Bianca Censori)が完全シースルーのミニドレスをまとい登場。彼女の衝撃的なルックは一躍話題となり、一時グーグル(Google)で最も検索された人物に浮上した。

実は、アバンギャルドの最終形態とも言える“ネイキッド”ドレスには長い歴史がある。今から100年前の1925年に公開された映画「My Lady of Whims(原題)」や36年に公開された「浮気名優」には、すでに衣装としてシースルーが取り入れられていた。しかし、現在トレンドとなっている“ネイキッド”ドレスの先駆者は俳優マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)だろう。ジョン・F・ケネディ(John F Kennedy)元大統領の誕生会で、彼女がパフォーマンス衣装としてシースルードレスを着用したことで、“ネイキッド”ドレスはその知名度を一瞬にして高めたのだ。

1962年のこの出来事を皮切りに、64年にデザイナーのルディ・ガーンライヒ(Rudi Gernreich)が露出度の高いモノキニ(前から見るとワンピース、後ろから見るとビキニに見える水着)を、66年にイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が初のシアールックを発表。69年には歌手で俳優のバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)がオスカー賞の授賞式にアーノルド・スカージ(Arnold Scaasi)のシースルーパンツスーツで、同じく俳優のジェーン・バーキン(Jane Birkin)が映画「スローガン」のプレミアに黒のシースルーミニドレスで登場したことで、“ネイキッド”ドレスのファッション性が確立された。

モンローが“ネイキッド”ドレス旋風を巻き起こしてから数十年経った今も、この衝撃的なルックの不思議な魅力は衰えるところを知らないようだ。2023年には、「シャネル(CHANEL)」や「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「ディオン リー(DION LEE)」「ジェイソン ウー(JASON WU)」「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「ブランドン マックスウェル(BRANDON MAXWELL)」など名だたるブランドがシアー素材を積極的に取り入れたコレクションを次々と展開。24年にはハリウッドのレッドカーペットでも俳優のフローレンス・ピュー(Florence Pugh)やエマ・コリン(Emma Corin)、マディソン・ビアー(Madison Beer)らが“ネイキッド”ルックを披露し、シアーに新たな解釈をもたらした。

セレブたちの“ネイキッド”ルック変遷

1962年 マリリン・モンロー

ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたジョン・F・ケネディ元大統領の誕生会でパフォーマンスを行ったマリリン・モンローが着用したのは、1950年代にジャン=ルイ・シェレル(Jean-Louis Scherrer)が俳優のマレーネ・ディートリヒ(Marlene Dietrich)のために製作したドレスに着想したシースルードレス。

1969年 バーブラ・ストライサンド

映画「ファニー・ガール」でアカデミー主演女優賞を受賞したバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand )は、アーノルド・スカージ(Arnold Scaasi)のシースルーパンツスーツを着用。当時としては露出度の高かったこのルックは賛否両論を巻き起こした。

1969年 ジェーン・バーキン

ジェーン・バーキンは、映画「スローガン」のパリプレミアにブラックのロングスリープシアーミニドレスを着用して登場した。

1974年 シェール

歌手兼俳優のシェール(Cher)は、“ハリウッド黄金時代のロマンチック&グラマラスデザイン”がテーマのメットガラ(Met Gala)に、デザイナーのボブ・マッキー(Bob Mackie)が手掛けたルックで登場。彼女は1975年に発行された米「タイム マガジン(Time Magazine)」でも同ルックを着用している。

1998年 ローズ・マッゴーワン

俳優のローズ・マッゴーワン(Rose McGowan)はMTVビデオ・ミュージック・アワードのレッドカーペットに、ブラックのメッシュドレスで登場した。

2014年 リアーナ

歌手のリアーナ(Rihanna)はCFDAアワード(CFDA Awards)に、「アダム セルマン(ADAM SELMAN)」の23万個の「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のクリスタルが施されたドレスで登場した。

2015年 ビヨンセ

歌手のビヨンセ(Beyonce)は“鏡越しに見る中国”がテーマのメットガラに、「ジバンシィ(GIVENCHY)」のシアードレスで登場した。

2022年 キム・カーダシアン

キム・カーダシアン(Kim Kardashian)は、ジョン・F・ケネディ元大統領の誕生日会でモンローが着用したドレスの現物をメットガラで着用。22年の時点で本ドレスの価値は1000万ドル(約15億2422万円)だった。

2023年 シアラ

歌手のシアラ(Ciara)は「デュンダス(DUNDAS)」2023-24年秋冬コレクションから、ホルターネックシースルードレスを着用し、米「ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)」主催のアカデミー賞アフターパーティーに参加した。

2023年 フローレンス・ピュー

フローレンス・ピューは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」2023-24年秋冬オートクチュール・コレクションに、同コレクションからラベンダーのシアードレスを着用し来場した。

2024年 ベラ・ハディッド

モデルのベラ・ハディッド(Bella Hadid)はカンヌ国際映画祭に、「サンローラン(SAINT LAURENT)」2024-25年秋冬コレクションのシースルーミニドレスを着用し登場した。

2024年 マイリー・サイラス

マイリー・サイラス(Miley Cyrus)は第66回グラミー賞に、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の安全ピンドレスで登場した。

2025年 ビアンカ・センソリ

モデルのビアンカ・センソリは、2月2日に開催されたばかりの第67回グラミー賞に完全シースルーのミニドレスでカニエとともに登場。2人は授賞式には出席せず、レッドカーペットを歩き会場を後にした。

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チャーリー・XCXのステージに「ヴィクトリアズ・シークレット」のランジェリー 女性支援団体に寄付 第67回グラミー賞

第67回グラミー賞が2月2日(現地時間)、ロサンゼルスで開催された。9部門にノミネートされていたチャーリー・XCX(Charli XCX)は、「Brat」で最優秀ダンス/エレクトロニック・ミュージック・アルバム賞と最優秀アルバム・ジャケット賞、「Von Dutch」で、最優秀ポップ・ダンス・レコーディング賞を受賞。ステージでは「Guess」をパフォーマンスし、俳優のジュリア・フォックス(Julia Fox)のほか、モデルのアレックス・コンサニ(Alex Consani)やガブリエッテ・ベクテル(Gabbriette Bechtel)ら“イット・ガール”も参加した。

フォックスは、ピンクのブラにホワイトのクロップドタンクトップを重ね、ブラックのミニスカートに、ストッキング、ブーツを合わせた。コンサニは、「ディースクエアード(DSQUARED2)」のレザービキニに、フリルのシアーローブを羽織った。ベクテルも曲のランジェリーテーマに合わせ、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のレースのスリップドレスを着用した。

チャーリーは、「ディオール(DIOR)」2002年春夏コレクションからフルビンテージのルックを披露。デニムのブラとショーツのセットにレースアップのディティールを施したベルトとジャケット、シアーのニーハイストッキングにブラックのパンプスを合わせた。

「ヴィクトリアズ・シークレット」のランジェリーが舞うステージ

「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA'S SECRET)」とサブブランドの「ピンク(PINK)」は、多数のブラとアンダーウエアでチャーリーのステージを彩った。同ブランドは、チャーリーのパフォーマンスを記念して、1万組のショーツを女性にアンダーウエアや生理用品を配布する活動を行う非営利団体“I Support the Girls”へ寄付した。

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「ジル サンダー」、新CEOとして「フェンディ」のセルジュ・ブランシュウィッグ前CEOを任命

「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」などを擁するOTBは2月5日、同じく傘下に持つ「ジル サンダー(JIL SANDER)」の新たな最高経営責任者(CEO)およびOTBの最高戦略責任者(CSO)として、フェンディ(FENDI)のセルジュ・ブランシュウィッグ(Serge Brunschwig)前会長兼CEOを任命した。同氏は同日付で着任し、OTBのウバルド・ミネッリ(Ubaldo Minelli)CEOの直属となっている。

OTBは、2021年3月に「ジル サンダー」を傘下に収めた。これに伴う経営体制の見直しのため、18年から同ブランドを率いてきたアクセル・ケラー(Axel Keller)元CEOに代わり、21年9月からはミネッリCEOがジル サンダーのCEOも兼任。23年5月、新たなCEOとして、エルメネジルド ゼニア グループ(ERMENEGILDO ZEGNA GROUP)北米事業の社長兼CEOを務めていたルカ・ロ・クルツィオ(Luca Lo Curzio)を任命したものの、同氏は24年11月に退任した。

ミネッリCEOは、「当社にセルジュを迎えることができ、大変うれしく思う。ジル サンダーのCEOとして、計り知れないポテンシャルを持つ同ブランドの成長軌道を注意深く、かつ戦略的に導き、そのポジションをさらに高めてくれるだろう。また、その豊かな経験と国際的なビジョンにより、OTBにとっていっそう意欲的な戦略の策定に貢献してくれるものと考えている」と語った。

ブランシュウィッグ新CEOの経歴

ブランシュウィッグ=ジル サンダー新CEO兼OTB CSOは、フランス出身。パリのエコール・ポリテクニーク(Ecole Polytechnique)、国立高等通信学校(Ecole Nationale Superieure des Telecommunications)、およびパリ政治学院(Institut d’Etudes Politiques de Paris)を卒業後、1984年にIT企業でキャリアをスタート。マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKINSEY & CO.)などを経て、95年に香港のルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のアジアパシフィック地区プレジデントに就任した。以降、セフォラ(SEPHORA)など同じくLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の傘下ブランドで要職を歴任し、06年にはセリーヌ(CELINE)のCEOに。08年にクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)の最高執行責任者に就任し、15年にはディオール オム(DIOR HOMME)のプレジデントの一人となった。18年2月にフェンディのCEOに就任し、24年5月に退任した。

当時、米「WWD」が入手した社内メモによれば、同氏はLVMH内で別の役職に就くと見られていた。なお、同氏の後任には、LVMHファッショングループのピエール・エマニュエル・アンジェログロウ(Pierre-Emmanuel Angeloglou)=マネジング・ディレクター(当時)が同年6月1日付で就任している。

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ジェイデン・スミスが奇妙なお城を被ってレッドカーペットに登場 第67回グラミー賞

アーティストのジェイデン・スミス(Jaden Smith)が第67回グラミー賞のレッドカーペットで披露した個性的なルックが注目を集めている。

妹のウィロー・スミス(Willow Smith)とともに登場したジェイデンが「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のスーツに合わせ被っていたのは、お城の形をした巨大なヘッドアクセサリー。これは、ルーマニアのトランシルヴァニア地方にルーツを持つデザイナー、ドラ・アボディ(Dora Abodi)が立ち上げたインディーズブランド「アボディ(ABODI)」が今回のために特注で製作したものだ。

吸血鬼伝説に着想

1897年に発表されたブラム・ストーカー(Bram Stoker)の小説「吸血鬼ドラキュラ」の影響でトランシルヴァニアはヴァンパイアと関連付けられることが多いが、「アボディ」もヴァンパイア伝説を含めた神秘的な伝説にインスパイアされたアイテムの数々を発表している。

「この地域の伝説、民間伝承、神話にインスパイアされたこのブランドは、悪名高いバートリ・エルジェーベト(16世紀の貴婦人)をはじめ、その吸血鬼の民間伝承との暗いつながりを「アボディ」の作品に反映させている」(ブランド公式サイトより)

「吸血鬼ドラキュラ」に登場するドラキュラ城のモデルとされているブラン城とよく似た特徴を持つジェイデンのオーダーメイドヘッドピースの通称は、“ヴァンパイア・キャッスル・ヘッドピース(Vampire Castle Headpiece)”。価格は4500ドル(約60万円)以上で、アボディによると本アイテムは永遠、官能性、回復力を象徴しているのだそう。

「アボディ」はジェイデンのほか、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)やレディー・ガガ(Lady Gaga)、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)らが着用している。

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マルタン・マルジェラの大規模オークションが落札総額3億円を記録 約1600万円のアイテムも

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の創業者であるデザイナー、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)の史上最大規模のオークションが、2025年春夏オートクチュール・ファッション・ウイークの初日である25年1月27日(現地時間)、パリ11区のヴォルテール大通り沿いにある廃墟で開催された。このオークションは、パリのモーリス オークション(MAURICE AUCTION)とロンドンのケリー テイラー オークションズ(KERRY TAYLOE AUCTIONS)の共催で、昨年末にアナウンスされるとSNSを中心に大きな話題となり、開催前に行われた展示会には2日間で約2000人が来場。また、関係者を招いたカクテルパーティーも開かれ、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)「ディオール(DIOR)」ウィメンズ アーティスティック ディレクターや、アードリアン・アピオラッザ(Adrian Appiolaza)「モスキーノ(MOSCHINO)」クリエイティブ・ディレクター、ジョバンナ・バッタリア・エンゲルバート(Giovanna Battaglia Engelbert)「スワロフスキー(SWAROVSKI)」クリエイティブ・ディレクターらが姿を見せた。

全ての出品物は、イタリアで高級ブランドのアパレル生産や自社ブランドを展開するキャスター(CASTER)のアンジェラ(Angela Picozzi)とエレナ・ピコッツィ(Elena Picozzi)創業者姉妹の私物だ。彼女たちは、イタリアファッション界の重要人物として知られ、当時無名だったマルタンを1980年代後半から支援していた母親グラツィエラ・ピコッツィ(Graziella Picozzi)の影響により、何十年にもわたって彼の作品を収集してきた。

アンジェラは、「出品物は、ファッション史の重要な一部であり、保護すべきものだと常に考えてきた。そして、時間が経つにつれ、マルタンの才能とビジョンがより広く知られ、研究され、語られ、そして着用されるべきだと感じるようにもなった。だからこそ、私たちは収集物を販売することを決めた」と語り、モーリス オークションの競売人サロメ・ピルソン(Salome Pirson)は「マルタン・マルジェラの世界観を反映した廃墟でのオークションの開催は、これまでのオークションにはないユニークな体験となった。多くの来場者とバイヤーに受け入れられたことを大変嬉しく思う」とコメントした。

出品物の多くは、オリジナルのパッケージに保管されているデッドストックや当時は店頭に並ばなかった非売品、さらにはマルタンが1988~89年に手掛けていたグラツィエラらとのコラボブランド「!」のアイテムまで、博物館に展示されるにふさわしいような初期作品だ。「!」は、“名前のないブランド”というコンセプトのもと4つのコレクションが制作され、88年のジャケットとベスト、ネクタイのセットや、70点のオリジナル手描きスケッチが入ったフォルダなどが出品された。また、「メゾン マルタン マルジェラ」89年春夏コレクションのジャケット制作時に使われたオリジナルの型紙や、ファックスで送られた初期コレクションのスケッチをまとめたフォルダなども登場。マルジェラは通常、スケッチを製造業者にファックスで送ることはなかったため、これらは非常に貴重な資料といえる。

だが、数ある出品物の中でも目玉は「メゾン マルタン マルジェラ」90年春夏コレクションのアイテムで、ペイントキャンバス製ブレザージャケットやパニアバッグ付きのパンツ、取り外し可能な袖が付いたスーツ、ガーゼ素材を使用したドレスのように着用するビッグベスト、複数の方法で着用可能なクリアビニールトップ、ジャボ風のブラなどは、1200~5000ユーロ(約19万~79万円)での落札が見込まれていた。

しかし、結果は予想を大幅に上回る形となり、同シーズンのブラック&ホワイトの水玉模様のウールスーツは10万1400ユーロ(約1612万円)で落札され、マルジェラの作品としては史上最高額を樹立。これに続く高額落札作品も、同シーズンのペイントキャンバス製ブレザージャケットの9万1000ユーロ(約1446万円)、パニアバッグ付きのパンツの8万5800ユーロ(約1364万円)、グレーウールジッパージャケット&パンツの6万5000ユーロ(約1033万円)、ホワイトコットンメッシュドレスの6万2400ユーロ(約992万円)だった。最終的には全270点が落札され、売上総額はフランスで開催されたファッションオークション史上最高額となる188万9000ユーロ(約3億円)を記録した。

モーリス オークションとケリー テイラー オークションズは、年に2回ファッションオークションを共催しており、これまで数々の世界記録を更新している。

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BLACKPINKジェニーのショー来場ファッションをチェック! 「ジャンポール・ゴルチエ」や「シャネル」を着こなす

 

BLACKPINKのジェニー(Jennie)は1月29日(現地時間)、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」2025年春夏オートクチュールコレクションのショーに来場した。

ジェニーは、同ブランドの2008年春夏オートクチュールコレクションから、ヌードカラーにビーズを散りばめた幻想的なドレスをチョイス。胸元で十字に交差したストラップが特徴的なドレスには、同じくビーズをあしらった細長いネイルを合わせた。同ブランドの最新コレクションは、ルドヴィック・デ・サン・サーナン(Ludovic de Saint Sernin)のデザインによるもの。

ジェニーの最近のスタイリングは、1月28日(現地時間)に開催された「シャネル(CHANEL)」のショーを含め、パク・ミンヒ(Park Min Hee)が担当している。ヘア・メイクアップは(Gabe Sin)が担当し、ブラックヘアをふんわりと纏め、薄めのアイシャドウとリップグロスでミニマムに仕上げていた。

「シャネル」のショーでジェニーは、米「WWD」に対して、リリース予定のソロアルバム「Ruby」について、「圧倒されています。ご存知の通り、アルバムがリリースされるまで、旅をしているんです。ここまで全てが素晴らしい旅でしたし、これからの展開にももっとワクワクしています」と話していた。

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中国政府、「カルバン・クライン」の親会社PVHを“信頼できない事業体のリスト”に追加

中国政府は2月4日、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」と「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」を擁するPVHコープ(PVH CORP以下、PVH)を“信頼できない事業体のリスト”に追加したことを明らかにした。同政府は、PVHが新疆ウイグル自治区で生産されたコットンを“不当にボイコット”している疑いがあるとして、調査を開始することを2024年9月に発表。25年1月、同社が“不適切な行為”を行っているとの仮決定を下している。

この背景には、20年6月に中国による少数民族ウイグル人への強制労働問題などが報じられたことから、多くの企業やブランドが新疆ウイグル自治区に工場を持つ中国企業との取引停止や、同自治区で生産された綿花の調達の中止を発表したことがある。米国は22年6月に、ウイグル自治区が関与する製品の輸入を原則禁止する「ウイグル強制労働防止法(Uyghur Forced Labor Prevention Act以下、UFLPA)」を施行しているが、PVHはそれ以前の21年に同自治区からの調達を中止した。なお、UFLPAが施行されている以上、米国企業が新疆綿に対する姿勢を変えることは難しいだろう。

中国の“信頼できない事業体のリスト”とは

中国商務省は19年、“信頼できない事業体のリスト”を作成することを明らかにし、20年9月に公布。外国の企業やその他の組織および個人が、中国の主権、安全、発展の利益を害したり、中国企業や組織に差別的な措置を取りその権益を損ねたりした場合などに掲載の対象になるとしている。措置内容としては、中国と関係する輸出入活動や中国内での投資の制限あるいは禁止、関連する人員や運輸手段の入境を制限あるいは禁止、中国内での滞在資格や就業許可の制限あるいは取り消しのほか、罰金を科される場合もあり、状況の軽重により措置が異なるという。なお、これまで同リストの対象となったのはハイテク企業や軍事企業が多いようだ。

PVHは最悪のシナリオでは中国撤退も?

PVHは今回の事態を受け、「中国商務省の決定にとても驚き、非常に残念に思っている。当社は20年にわたって中国で事業を運営し、消費者に仕えてきた。また、全ての関連した法律や規制を厳に順守し、業界基準や慣例に基づいて事業を行っている。関連当局と引き続き連絡を取り、前向きに解決できるよう尽力する」との声明を発表した。なお、中国市場は、23年度におけるPVHの売上高のおよそ6%を、同じくEBIT(利払前・税引前利益)の15%程度を占めている。

また、PVHは米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission)に提出した文書で、中国商務省による措置がどの程度のものになるのかは現時点で不明であり、その影響を推し量るのは難しいと説明。「措置内容によっては、中国内での生産、卸、小売事業に加えて、投資すら難しくなる可能性がある。その結果として中国市場から完全に撤退せざるを得なくなった場合には、余剰在庫や売掛債権の回収難など、さまざまな問題が浮上することが考えられる」と述べている。

株式市場は今回の事態を嫌気し、PVHの株価は一時3.5%安となったが、その後持ち直し、4日終値は前日比1.0%安の82.51ドル(約1万2789円)となった。

再び激化しつつある米中の貿易摩擦

今回の中国政府による動きを、米国への牽制の一環と見る専門家も多い。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、自ら“関税男”と名乗る通り、以前から関税を政治の交渉カードに用いている。直近では、メキシコとカナダに課すとしていた25%の関税措置を1カ月停止することで両国と合意したことを明らかに。一方、中国に対する10%の追加関税は4日に発動。これに対し、中国は報復措置として米国の石炭や液化天然ガスなどに最大15%の追加関税を課すことを発表するなど、両国間の貿易摩擦は第1次トランプ政権時に続いて再び激化しつつある。なお、トランプ大統領と中国の習近平主席は近日中に会談を行うと見られている。

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フェラガモのマルコ・ゴベッティCEOが3月6日付で退任、後任は未定

サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO以下、フェラガモ)は2月3日、マルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)最高経営責任者(CEO)が3月6日付で退任することを発表した。これは双方の同意に基づく友好的なもので、同社は後任の選考を開始したという。

ゴベッティCEOは、キャリアの初期に「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」やイタリアの老舗レザーブランド「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」で経験を積んだ後、1993年から2004年までモスキーノ(MOSCHINO)のCEOを、その後はジバンシィ(GIVENCHY)の会長兼CEOを務めた。08年から16年まではセリーヌ(CELINE)の会長兼CEOとして指揮を執り、17年7月にバーバリー(BURBERRY)のCEOに就任。22年1月から現職。

業績低迷が続くフェラガモ

業績低迷が続いているフェラガモは、ゴベッティCEOが就任する以前の5年間で3人のCEOが入れ替わっている。やはり業績が芳しくなかったバーバリーを成功に導いた立役者として知られる同氏の経営手腕に期待がかかっていたが、フェラガモはその後も苦戦。同社の24年12月期決算(速報値)は、売上高が前期比10.5%減の10億3510万ユーロ(約1645億円)と2ケタ減収。全ての市場で減収だったが、中でも売り上げの30%程度を占めるアジア太平洋地域が同19.7%減と非常に不調だった。

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フェラガモのマルコ・ゴベッティCEOが3月6日付で退任、後任は未定

サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO以下、フェラガモ)は2月3日、マルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)最高経営責任者(CEO)が3月6日付で退任することを発表した。これは双方の同意に基づく友好的なもので、同社は後任の選考を開始したという。

ゴベッティCEOは、キャリアの初期に「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」やイタリアの老舗レザーブランド「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」で経験を積んだ後、1993年から2004年までモスキーノ(MOSCHINO)のCEOを、その後はジバンシィ(GIVENCHY)の会長兼CEOを務めた。08年から16年まではセリーヌ(CELINE)の会長兼CEOとして指揮を執り、17年7月にバーバリー(BURBERRY)のCEOに就任。22年1月から現職。

業績低迷が続くフェラガモ

業績低迷が続いているフェラガモは、ゴベッティCEOが就任する以前の5年間で3人のCEOが入れ替わっている。やはり業績が芳しくなかったバーバリーを成功に導いた立役者として知られる同氏の経営手腕に期待がかかっていたが、フェラガモはその後も苦戦。同社の24年12月期決算(速報値)は、売上高が前期比10.5%減の10億3510万ユーロ(約1645億円)と2ケタ減収。全ての市場で減収だったが、中でも売り上げの30%程度を占めるアジア太平洋地域が同19.7%減と非常に不調だった。

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ビヨンセがゴールドドレスで最優秀アルバム賞に輝く 第67回グラミー賞授賞式

第67回グラミー賞が2月2日(現地時間)、ロサンゼルスで開催され、各部門の受賞者が発表された。主要4部門のうち、最優秀アルバム賞はビヨンセ(Beyonce)の「COWBOY CARTER」、最優秀楽曲賞と最優秀レコード賞はケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)の「Not Like Us」、最優秀新人賞はチャペル・ローン(Chappell Roan)が受賞した。

最優秀アルバム賞受賞のビヨンセ

最優秀アルバム賞と最優秀カントリー・アルバム賞を獲得したビヨンセは、「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」のオートクチュールのゴールドドレスで登場した。ビーズが輝くドレスにはバンダナを想起させるウエスタンスタイルのペイズリー柄のステッチが施され、ペイズリー型のカットアウト部分にクリスタルを散りばめたパールが飾られている。

ビヨンセは最優秀カントリー・アルバム賞の受賞スピーチで、「本当に予想していなかったです。長い年月が経っても大好きなことをし続けられていることに感謝したいです」と驚きと感謝を表した。

また、「このアルバムを受け入れてくれた全ての素晴らしいカントリー・アーティストたちに感謝したいです。私たちは本当に一生懸命やってきました。時々、ジャンルとは、アーティストとしての居場所を留まらせるための冷たい言葉だと感じます。自分が情熱的に取り組めることをやり、諦めない人々を勇気づけたいです。私の美しい家族にありがとうと言いたいです…。まだ驚いています」と続けた。

ビヨンセの「COWBOY CARTER」は音楽業界だけでなくファッション業界にもムーブメントをもたらし、ボロタイからケンタッキータイ、ウエスタンベルトのバックルに至るまで、ウエスタンスタイルのアイコニックなモチーフの売り上げを押し上げた。

シャキーラは「エトロ」でゴージャスに

最優秀ポップ・ラテン・アルバム賞を受賞したシャキーラ(Shakira)は「エトロ(ETRO)」のドレスを着用。オレンジのボディースに、スカート部分でシアーなレースに変わるブラックのフローラルパターンが施されている。イヤリング、カフブレスレット、リングは「ポメラート(POMELLATO)」のもの。

プレゼンターは、「ステファン ローラン(STEPHANE ROLLAND)」のアンサンブルに身を包んだジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)が務めた。

サブリナ・カーペンターもゴールドにチェンジ

サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)は、「Espresso」で最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞、最優秀リミックス・レコーディング賞、「Short n’ Sweet」で最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞。授賞式では、キラキラと輝くゴールドのドレスに、ダイヤモンドのペンダントネックレスを合わせた。

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【スナップ】サブリナ・カーペンター、テイラー・スウィフトらが来場 第67回グラミー賞レッドカーペッド【随時更新】 

第67回グラミー賞が2月2日(現地時間)、ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催された。会場には、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)やテイラー・スウィフト(Taylor Swift)、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)ら多数セレブリティーらが来場。ここでは、豪華絢爛なレッドカーペッドルックをお届けする。

サブリナ・カーペンター

「Espresso」で最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞、「Short n’ Sweet」で最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞したサブリナ・カーペンターは、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」のパウダーブルーのサテンドレスで登場。背中が大胆に開いたドレスにフェザーでアクセントをつけ、ピープトゥーのミュール、ダイヤモンドのジュエリーでスタイリングした。

チャーリー・XCX

最優秀ダンス/エレクトリック・アルバム賞を受賞したチャーリー・XCX(Carlie XCX)は、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のルドヴィック・デ・サン・サーナン(Ludovic de Saint Sernin)=ゲストデザイナーによるカスタムドレスを着用。レースアップのコルセットに、スカートの前面に入ったスリットとフリルが特徴的なドレスには、「ブヘラ(BUCHERER)」のジュエリーを合わせた。

チャペル・ローン

チャペル・ローン(Chappell Roan)は、「ジャンポール・ゴルチエ」2003年春夏オートクチュールコレクションから、カラフルなドレスをチョイス。チュールスカートには、ダンサーを描いたことで知られるエドガー・ドガ(Edgar Degas)のバレリーナがプリントされており、シアーのグローブ、羽のついたヘッドピース、レースアップブーツを合わせた。メイクアップは、おしろいを塗り、ブルーとイエローのアイシャドウ、バーガンディーのリップで仕上げた。

ビリー・アイリッシュ

ビリー・アイリッシュは、「プラダ(PRADA)」でメンズウエア風のルックを披露。ホワイトのシャツにナイロンのプルオーバートップスを合わせ、ネイビーのワイドパンツ、ブラックのセーラーキャップ、ワイヤーフレームのサングラスにブラックシューズでコーディネートした。

テイラー・スウィフト

テイラー・スウィフトは、「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」のアシンメトリーなカットが施されたクチュールドレスを着用。ワンショルダーのレッドドレスには、 Tのマークをぶら下げたロザリオを連想させるレッドのジュエリーチェーンを太ももに沿わせ、レッドのイヤリング、サンダル、リップでコーデを仕上げた。

レディー・ガガ

レディー・ガガ(Lady Gaga)は、「サミュエル・ルイス(SAMUEL LEWIS)」のドラマチックなドレスでヴィクトリア風のゴシックスタイルを披露。レザー調の生地で複雑なレースアップのディテールが全体に施されたハイネックラインのボディースと、ボリューミーなスカートでダークなグラマラスさを演出した。

カーディ・B

カーディ・B(Cardi B)は、「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」2025年春夏コレクションからスパンコールが輝くヒョウ柄のドレスを身につけた。足元をビーズとフェザーで飾ったドレスには、「ル ビアン(LE VIAN)」のイヤリングに、蛇のカクテルリングを合わせた。

マディソン・ビアー

マディソン・ビアー(Madison Beer)は、「ミス ソヒ(MISS SOHEE)」2025年春夏オートクチュールコレクションから人魚にインスパイアされたドレスを着用。ストラップレスのドレスはボディーラインにぴったりフィットし、コルセットの骨組みが見えるシアーな素材だ。深くカットされたネックラインには、ヘムラインのデザインを模して翡翠色のアップリケがあしらわれ、背中には伝統的なレースのディテールがドレスの半分以上まで施された。

オリヴィア・ロドリゴ

オリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)は、ドラマチックなカッティングが施された「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のブラックドレスを着用。このドレスは、同ブランドの2000年春夏コレクションのランウエイで、ホットピンクのカラーで登場したもの。ジュエリーは「ティファニー(TIFFANY & CO.)」で、10カラット超えのダイヤモンドのイヤリング、ビクトリア・テニス・クラスターブレスレット、プラチナとダイヤモンドのビクトリア・バンドリング、ビクトリア・オルターネーティングリングを身にまとった。

来場者スナップ

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【スナップ】サブリナ・カーペンター、テイラー・スウィフトらが来場 第67回グラミー賞レッドカーペッド【随時更新】 

第67回グラミー賞が2月2日(現地時間)、ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催された。会場には、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)やテイラー・スウィフト(Taylor Swift)、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)ら多数セレブリティーらが来場。ここでは、豪華絢爛なレッドカーペッドルックをお届けする。

サブリナ・カーペンター

「Espresso」で最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞、「Short n’ Sweet」で最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞したサブリナ・カーペンターは、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」のパウダーブルーのサテンドレスで登場。背中が大胆に開いたドレスにフェザーでアクセントをつけ、ピープトゥーのミュール、ダイヤモンドのジュエリーでスタイリングした。

チャーリー・XCX

最優秀ダンス/エレクトリック・アルバム賞を受賞したチャーリー・XCX(Carlie XCX)は、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のルドヴィック・デ・サン・サーナン(Ludovic de Saint Sernin)=ゲストデザイナーによるカスタムドレスを着用。レースアップのコルセットに、スカートの前面に入ったスリットとフリルが特徴的なドレスには、「ブヘラ(BUCHERER)」のジュエリーを合わせた。

チャペル・ローン

チャペル・ローン(Chappell Roan)は、「ジャンポール・ゴルチエ」2003年春夏オートクチュールコレクションから、カラフルなドレスをチョイス。チュールスカートには、ダンサーを描いたことで知られるエドガー・ドガ(Edgar Degas)のバレリーナがプリントされており、シアーのグローブ、羽のついたヘッドピース、レースアップブーツを合わせた。メイクアップは、おしろいを塗り、ブルーとイエローのアイシャドウ、バーガンディーのリップで仕上げた。

ビリー・アイリッシュ

ビリー・アイリッシュは、「プラダ(PRADA)」でメンズウエア風のルックを披露。ホワイトのシャツにナイロンのプルオーバートップスを合わせ、ネイビーのワイドパンツ、ブラックのセーラーキャップ、ワイヤーフレームのサングラスにブラックシューズでコーディネートした。

テイラー・スウィフト

テイラー・スウィフトは、「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」のアシンメトリーなカットが施されたクチュールドレスを着用。ワンショルダーのレッドドレスには、 Tのマークをぶら下げたロザリオを連想させるレッドのジュエリーチェーンを太ももに沿わせ、レッドのイヤリング、サンダル、リップでコーデを仕上げた。

レディー・ガガ

レディー・ガガ(Lady Gaga)は、「サミュエル・ルイス(SAMUEL LEWIS)」のドラマチックなドレスでヴィクトリア風のゴシックスタイルを披露。レザー調の生地で複雑なレースアップのディテールが全体に施されたハイネックラインのボディースと、ボリューミーなスカートでダークなグラマラスさを演出した。

カーディ・B

カーディ・B(Cardi B)は、「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」2025年春夏コレクションからスパンコールが輝くヒョウ柄のドレスを身につけた。足元をビーズとフェザーで飾ったドレスには、「ル ビアン(LE VIAN)」のイヤリングに、蛇のカクテルリングを合わせた。

マディソン・ビアー

マディソン・ビアー(Madison Beer)は、「ミス ソヒ(MISS SOHEE)」2025年春夏オートクチュールコレクションから人魚にインスパイアされたドレスを着用。ストラップレスのドレスはボディーラインにぴったりフィットし、コルセットの骨組みが見えるシアーな素材だ。深くカットされたネックラインには、ヘムラインのデザインを模して翡翠色のアップリケがあしらわれ、背中には伝統的なレースのディテールがドレスの半分以上まで施された。

オリヴィア・ロドリゴ

オリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)は、ドラマチックなカッティングが施された「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のブラックドレスを着用。このドレスは、同ブランドの2000年春夏コレクションのランウエイで、ホットピンクのカラーで登場したもの。ジュエリーは「ティファニー(TIFFANY & CO.)」で、10カラット超えのダイヤモンドのイヤリング、ビクトリア・テニス・クラスターブレスレット、プラチナとダイヤモンドのビクトリア・バンドリング、ビクトリア・オルターネーティングリングを身にまとった。

来場者スナップ

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NCTのテンがレトロシックな装いで来場 「サンローラン」2025-26年秋冬メンズ・コレクション

「サンローラン(SAINT LAURENT)」は1月28日(パリ現地時間)、2025-26年秋冬メンズ・コレクションを発表した。会場には、2024年3月からブランドアンバサダーを務めているNCT兼WayV(威神V)のテン(Ten)が来場。クラシカルなスーツスタイルに身を包み、コレクションを楽しんだ。

エッジを効かせたニューレトロルック

スクエアのポケット付きのオーバーサイズのジャケットに、白のピンストライプシャツ、オリーブグリーンのハイウエストスラックスをスタイリング。アクセントにサーモンピンクのネクタイを締めて遊び心がありつつもレトロシックな印象に仕上げ、目にかかる長さのウェーブヘアと華奢なフープピアスで柔らかな雰囲気を演出した。

フレンチラグジュアリーブランドは近年K-POPスターとの結びつきを強めている。現在「シャネル(CHANEL)」はBLACKPINKのジェニー(JENNIE)、「セリーヌ(CELINE)」はニュージーンズ(NewJeans)のダニエル(DANIELLE)やBLACKPINKのリサ(LISA)、「ディオール(DIOR)」はセブンティーン(SEVENTEEN)のミンギュ(MINGYU)らをブランドアンバサダーに起用している。

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メイヤー夫妻が語る、「ジル サンダー」初のプレミアム香水のデザインプロセス

「ジル サンダー(JIL SANDER)」は1月28日、6つのフレグランスからなる初のプレミアム・フレグランス・コレクション“オルファクトリー シリーズ 1”(全6種、各100mL、各4万3780円)を発売した。ルーシー&ルーク・メイヤー(Lucie & Luke Meier)=クリエイティブ・ディレクターが手掛け、ブランドのミニマルな一面を表現。香料アルデヒドとアップサイクルした炭素排出物から生成したアルコール、水の3つの天然成分にわずかな原料をプラスしたシンプルな処方にこだわった。フレグランスのライセンス契約を結んでいるコティ(COTY)が製造した。

メイヤー夫妻は、「私たちのアプローチは、ファッションでも、フレグランスでも変わらない。強い感情や個人的なつながりの喚起を目指している」と話す。“オルファクトリー シリーズ 1”の製作でも同じプロセスを踏んだという。「明確な方向性を指し示した後、熟練した調香師を迎えてコラボレーションし、エレガントでユニセックスな香りを開発した。アルデヒドを配合してシンプルな原料を際立たせることで、ユニークな表現を強調している」。

ジャン・ホルツマン(Jean Holtzmann)=コティ プレステージブランド部門チーフブランドオフィサーは、「『ジル サンダー』はファッションでも勢いがあり、原初の価値観と未来に向けた新たなビジョンとの橋渡しに成功している。だからこそ、ファッションと同じような香水に商機を見いだした」と話す。同コレクションは、人間と自然のつながり、そしてクラフツマンシップを表現。個性に光を当てることが鍵だったという。

ボトルは、イタリア・ミラノとオランダ・ロッテルダムに拠点を置くデザインスタジオのフォルマファンタズマ(FORMAFANTASMA)と共同開発した。有機的で非対称な形に仕上げ、白いアルミニウム製の鐘型キャップも製作。日光や照明からフレグランスを守るほか、キャップを外すその動作が、自分だけの貴重な作品を大切に手に取るような仕草を生み出す。

業界筋は、同コレクションの初年度の小売売上高を1500万ユーロ(約23億8500万円)と予想している。

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「ジャンポール・ゴルチエ」、新クリエイティブ・ディレクターとして気鋭のデュラン・ランティンクを検討か 情報筋の話

情報筋によれば、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」は新たなクリエイティブ・ディレクターを探しており、新進デザイナーのデュラン・ランティンク(Duran Lantink)と話し合いを行ったという。本件について、いずれのコメントも得られなかった。

デュラン・ランティンクについて

ランティンクは、1987年オランダ生まれ。2016年に自身のブランド「デュラン ランティンク(DURAN LANTINK)」を立ち上げた。19年には、若手デザイナーの登竜門、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)による「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のセミファイナリストとなり、24年には同賞の準グランプリにあたるカール・ラガーフェルド審査員特別賞を受賞。また、23年にはフランス国立モード芸術開発協会が主催する「ANDAMファッション・アワード(ANDAM Fashion Award、ANDAM賞)」で特別賞を受賞した。同ブランドはアップサイクルをコンセプトにしており、風船のようにボリューム感のあるシェイプが特徴的だ。

「ジャンポール・ゴルチエ」について

「ジャンポール・ゴルチエ」は、1976年の創業。アンドロジナスでアバンギャルドなクリエイションで知られたが、2014年にプレタポルテの発表を休止した。20年1月、創業デザイナーのジャンポール・ゴルチエは20年春夏オートクチュール・コレクションのショーが「私の最後のものとなる」と発表。同年3月、今後はゲストデザイナーを招いてオートクチュールを披露することを明らかにし、その第1弾として「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢デザイナーを抜擢した。以降、さまざまなデザイナーをゲストとして迎え、直近ではルドヴィック・デ・サン・サーナン(Ludovic de Saint Sernin)を招へいし、25年春夏オートクチュール・コレクションを発表した。なお、「ジャンポール・ゴルチエ」は、20年9月にグラフィック・デザイナーのフローレンス・テティエ(Florence Tetier)をクリエイティブ・ディレクターに起用しているが、同氏は24年9月に退任している。

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「ジャンポール・ゴルチエ」、新クリエイティブ・ディレクターとして気鋭のデュラン・ランティンクを検討か 情報筋の話

情報筋によれば、「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」は新たなクリエイティブ・ディレクターを探しており、新進デザイナーのデュラン・ランティンク(Duran Lantink)と話し合いを行ったという。本件について、いずれのコメントも得られなかった。

デュラン・ランティンクについて

ランティンクは、1987年オランダ生まれ。2016年に自身のブランド「デュラン ランティンク(DURAN LANTINK)」を立ち上げた。19年には、若手デザイナーの登竜門、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)による「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のセミファイナリストとなり、24年には同賞の準グランプリにあたるカール・ラガーフェルド審査員特別賞を受賞。また、23年にはフランス国立モード芸術開発協会が主催する「ANDAMファッション・アワード(ANDAM Fashion Award、ANDAM賞)」で特別賞を受賞した。同ブランドはアップサイクルをコンセプトにしており、風船のようにボリューム感のあるシェイプが特徴的だ。

「ジャンポール・ゴルチエ」について

「ジャンポール・ゴルチエ」は、1976年の創業。アンドロジナスでアバンギャルドなクリエイションで知られたが、2014年にプレタポルテの発表を休止した。20年1月、創業デザイナーのジャンポール・ゴルチエは20年春夏オートクチュール・コレクションのショーが「私の最後のものとなる」と発表。同年3月、今後はゲストデザイナーを招いてオートクチュールを披露することを明らかにし、その第1弾として「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢デザイナーを抜擢した。以降、さまざまなデザイナーをゲストとして迎え、直近ではルドヴィック・デ・サン・サーナン(Ludovic de Saint Sernin)を招へいし、25年春夏オートクチュール・コレクションを発表した。なお、「ジャンポール・ゴルチエ」は、20年9月にグラフィック・デザイナーのフローレンス・テティエ(Florence Tetier)をクリエイティブ・ディレクターに起用しているが、同氏は24年9月に退任している。

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リーバイス、24年度は3%増収 第4四半期は12%増収なるも25年度の見通しは予想を下回る

リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS以下、リーバイス)の2024年11月期決算は、売上高が前期比2.9%増の63億5530万ドル(約9850億円)、営業利益は同25.2%減の2億6410万ドル(約409億円)、純利益は同15.6%減の2億1060万ドル(約326億円)だった。営業利益と純利益の大幅な減少には、人員削減に関連した費用や資産の減損処理などが影響している。

地域別での売上高は、南北アメリカが同3.7%増の32億60万ドル(約4960億円)、欧州は同2.4%増の16億1790万ドル(約2507億円)、アジアは同2.1%増の10億8240万ドル(約1677億円)だった。販売チャネル別で見ると、卸の売上高が同3.4%減の34億3150万ドル(約5318億円)、小売は同11.3%増の29億2380万ドル(約4531億円)だった。

なお、24年9〜11月期(第4四半期)の売上高は、前年同期比12.0%増の18億3970万ドル(約2851億円)、営業利益は同40.3%増の2億1220万ドル(約328億円)、純利益は同44.0%増の1億8260万ドル(約283億円)と非常に好調だった。

利益率の低い事業から撤退し本業に注力

24年1月に就任したミシェル・ガス(Michelle Gass)社長兼最高経営責任者(CEO)の指揮の下、同社は同年2月、2年にわたる生産性向上計画の一環として、上半期に本社人員の10~15%(500~750人)の削減を発表。4月には利益率が低かったカジュアルライン“デニゼン(DENIZEN)”とフットウエア事業の終了を、10月には傘下ブランド「ドッカーズ(DOCKERS)」の売却先を探していることを明らかにした。こうして非中核事業を整理する一方で、「リーバイス(LEVI'S)」ブランドのさらなる開発に注力し、ウィメンズの強化に取り組んだことが奏功した。

同氏は、「利益率の低い事業から撤退し、ブランド強化に注力したことで、さらに盤石な会社となった。小売と卸のバランスも取れており、改革がしっかりと業績に結び付いている」と語った。

トランプ大統領による関税引き上げへの対策は?

自ら“関税男”を名乗るドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の就任により、米国のアパレルおよび小売業界は関税の引き上げを警戒している。ガス社長兼CEOはこれについて、「当社は現在、世界の25カ国以上から幅広く調達している。また、(トランプ大統領が関税の引き上げ対象として名指しした)中国からの調達は全体の1%未満、メキシコは5%程度と比較的少ない」と説明。「当社の準備は整っている」と懸念の払拭に努めた。

同氏はまた、25年の業績は既存事業ベースで3.5〜4.5%の成長を見込んでいると述べた。しかし、これがアナリスト予想をやや下回っていたことから、同社の株価は決算発表当日の1月29日の時間外取引で、一時は前日比5.8%安の17.29ドル(約2679円)となった。

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リーバイス、24年度は3%増収 第4四半期は12%増収なるも25年度の見通しは予想を下回る

リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS以下、リーバイス)の2024年11月期決算は、売上高が前期比2.9%増の63億5530万ドル(約9850億円)、営業利益は同25.2%減の2億6410万ドル(約409億円)、純利益は同15.6%減の2億1060万ドル(約326億円)だった。営業利益と純利益の大幅な減少には、人員削減に関連した費用や資産の減損処理などが影響している。

地域別での売上高は、南北アメリカが同3.7%増の32億60万ドル(約4960億円)、欧州は同2.4%増の16億1790万ドル(約2507億円)、アジアは同2.1%増の10億8240万ドル(約1677億円)だった。販売チャネル別で見ると、卸の売上高が同3.4%減の34億3150万ドル(約5318億円)、小売は同11.3%増の29億2380万ドル(約4531億円)だった。

なお、24年9〜11月期(第4四半期)の売上高は、前年同期比12.0%増の18億3970万ドル(約2851億円)、営業利益は同40.3%増の2億1220万ドル(約328億円)、純利益は同44.0%増の1億8260万ドル(約283億円)と非常に好調だった。

利益率の低い事業から撤退し本業に注力

24年1月に就任したミシェル・ガス(Michelle Gass)社長兼最高経営責任者(CEO)の指揮の下、同社は同年2月、2年にわたる生産性向上計画の一環として、上半期に本社人員の10~15%(500~750人)の削減を発表。4月には利益率が低かったカジュアルライン“デニゼン(DENIZEN)”とフットウエア事業の終了を、10月には傘下ブランド「ドッカーズ(DOCKERS)」の売却先を探していることを明らかにした。こうして非中核事業を整理する一方で、「リーバイス(LEVI'S)」ブランドのさらなる開発に注力し、ウィメンズの強化に取り組んだことが奏功した。

同氏は、「利益率の低い事業から撤退し、ブランド強化に注力したことで、さらに盤石な会社となった。小売と卸のバランスも取れており、改革がしっかりと業績に結び付いている」と語った。

トランプ大統領による関税引き上げへの対策は?

自ら“関税男”を名乗るドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の就任により、米国のアパレルおよび小売業界は関税の引き上げを警戒している。ガス社長兼CEOはこれについて、「当社は現在、世界の25カ国以上から幅広く調達している。また、(トランプ大統領が関税の引き上げ対象として名指しした)中国からの調達は全体の1%未満、メキシコは5%程度と比較的少ない」と説明。「当社の準備は整っている」と懸念の払拭に努めた。

同氏はまた、25年の業績は既存事業ベースで3.5〜4.5%の成長を見込んでいると述べた。しかし、これがアナリスト予想をやや下回っていたことから、同社の株価は決算発表当日の1月29日の時間外取引で、一時は前日比5.8%安の17.29ドル(約2679円)となった。

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LVMH、24年は減収減益 アルノー会長は米国での製造拠点拡大を検討と発言

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の2024年12月期決算は、売上高が前期比1.7%減の846億8300万ユーロ(約13兆7186億円)、営業利益は同16.2%減の189億700万ユーロ(約3兆629億円)、純利益は同17.3%減の125億5000万ユーロ(約2兆331億円)と減収減益だった。

なお、24年10~12月期(第4四半期)の売上高は前年同期比0.07%減の239億3000万ユーロ(約3兆8766億円)とほぼ横ばいで、7~9月期(第3四半期)の同4.4%減の190億7600万ユーロ(約3兆903億円)と比べ回復の兆しが見えている。

部門別の通期の売上高は、スターブランドの「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と「ディオール(DIOR)」を抱える主要事業のファッション・レザーグッズ部門は前期比2.6%減の410億6000万ユーロ(約6兆6517億円)、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」「ブルガリ(BVLGARI)」「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」などを擁するウオッチ&ジュエリー部門は同3.0%減の105億7700万ユーロ(約1兆7134億円)といずれも減収。ワイン&スピリッツ部門は、主に中国市場における高級酒の需要が減速していることや為替の影響により、同11.2%減の58億6200万ユーロ(約9496億円)だった。

免税店のDFSなどを運営するセレクティブ・リテール部門は、化粧品のセレクトショップ、セフォラ(SEPHORA)が貢献し、同2.1%増の182億6200万ユーロ(約2兆9584億円)と微増。香水&コスメティクス部門はフレグランスが引き続き堅調で、同1.8%増の84億1800万ユーロ(約1兆3632億円)だった。

地域別の売上高を見ると、フランスが同2.6%増の70億900万ユーロ(約1兆1354億円)、フランスを除く欧州は同2.8%増の145億3800万ユーロ(約2兆3551億円)と堅調。円安とインバウンド需要が続く日本は同18.4%増の74億7500万ユーロ(約1兆2109億円)と好調だったものの、日本を除くアジア太平洋地域は景気回復が遅れている中国を抱えていることから、同12.5%減の232億4600万ユーロ(約3兆7658億円)だった。回復基調にある米国は、同1.0%減の215億5400万ユーロ(約3兆4917億円)と微減だった。

「米国には楽観主義的な風が吹いている」とアルノー会長兼CEO

ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)は、アナリスト向けの決算説明会で、1月20日に行われたドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の就任式に出席したことについての質問を受け、「米大統領の就任式に招かれて断る人などいない」と回答。「私はロナルド・レーガン(Ronald Reagan)元大統領の時代から米国の大統領と親交があり、トランプ大統領とも長年のつきあいがある」と説明した。実際、アルノー会長兼CEOは、17年1月には第一次トランプ政権の発足に先立ちニューヨークのトランプ・タワーで会談している。また、19年に「ルイ・ヴィトン」がテキサス州・ジョンソン郡にレザーグッズ用の工房を新設した際には、オープンを記念した式典にトランプ米大統領が参加した。

アルノー会長兼CEOは、トランプ大統領が米国に製造拠点を置く企業の法人税率を21%から15%に引き下げることを掲げていることに触れ、「当社は米国内でさらに工場を新設してほしいと関係当局から要請されているが、前向きに検討したいと思う」と述べた。一方、フランスでは国家予算の穴埋めのため大企業に追加課税をする案が検討されており、冷たいシャワーを浴びせられたような心地がする上、官僚主義がはびこっていると指摘。「米国には楽観主義的な風が吹いている」とトランプ政権を評価したが、同大統領が行うと見られている関税の引き上げについては言及しなかった。

同氏ははまた、中国市場の景気停滞について、「中国では引き続き高品質な商品の人気は高い。いずれ需要は回復すると見込まれるが、(回復基調にある)米国市場よりも時間がかかると思う。2年程度はかかるのではないか」との見方を示した。

短期間でのデザイナー交代は「厳しい」

最近、ブルームバーグ(BLOOMBERG)は「ティファニー」の、投資銀行HSBCは「ディオール」の業績が芳しくないと報じた。アルノー会長兼CEOはこれについて、「ティファニー」の24年第4四半期の売上高は現地通貨ベースで9%増だったことを説明。「ディオール」についても、他社傘下のクチュールメゾンと比べて好調だったと述べた。

同氏はまた、LVMHが擁する「ロエベ(LOEWE)」のジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)=クリエイティブ・ディレクターが、「ディオール」のウィメンズを率いるマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=アーティスティック・ディレクターの後任となるのではないかという臆測について、「それは仮説であり、何もアナウンスされていない」と話し、うわさに関するコメントは差し控えるとした。

なお、LVMHが擁するブランドの中では、「ジバンシィ(GIVENCHY)」が24年9月にサラ・バートン(Sarah Burton)を、「セリーヌ(CELINE)」が同10月にマイケル・ライダー(Michael Rider)を、それぞれクリエイティブのトップに迎えている。人事異動は企業活動に付き物としつつも、アルノー会長兼CEOは、クリエイティブ・ディレクターが短期間で交代する昨今の風潮を好ましく思っていないことを示唆。「グループ内に最高のデザイナーが何人もいて、長期的な関係を築けていることをとても幸運に思う。彼らとは、ほかのメゾンで見かけるようなビジネスライクなものではない、それをはるかに超えた深い関係にある。継続性は非常に重要であり、(ラグジュアリーブランドにおいて)あまりに頻繁にデザイナーが交代するのは厳しい」と述べた。

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「ヴェルサーチェ」売却を巡ってうわさが飛び交う 「プラダ」が獲得に関心?

カプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)が保有する「ヴェルサーチェ(VERSACE)」と「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の売却について、さまざまな臆測が広まっている。情報筋によれば、両ブランドの競売が最近行われ、15社程度の買い手候補が参加。現在はその中から約半数に絞られており、2月初旬には次の入札が行われる予定だという。

買い手候補としては、以前から買収に関心を示しているとの臆測が広まっているプラダ グループ(PRADA GROUP)に加えて、グッチ(GUCCI)の社長兼最高経営責任者(CEO)を2023年9月23日付で退任したマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)の名前も浮上。同氏は24年4月に新たな投資会社ネッシファッション(NESSIFASHION)を設立し、「素晴らしいイタリアブランドに優先的に投資する」として、イタリア・ボローニャに本社を構えるブランド「エリザベッタ フランキ(ELISABETTA FRANCHI)」の株式の23%を取得している。

ほかには、ゴールデン グース(GOLDEN GOOSE)を保有する投資ファンドのペルミラ(PERMILA)や、イタリアのメンズブランド「コルネリアーニ(CORNELIANI)」の株式を保有する中東の投資ファンド、インベストコープ(INVESTCORP)などが競売に参加しているようだ。なお、イタリアの財閥でフェラーリ(FERRARI)社のオーナーとしても知られるアニェッリ(Agnelli)家の投資会社エクソール(EXOR)も、当初は関心を示しているといわれていたが、その後競売への参加を止めたと見られている。

本件に関し、上述の企業やブランドからのコメントは得られなかった。

カプリが「ヴェルサーチェ」などを売却したい理由

「ヴェルサーチェ」と「ジミー チュウ」に加えて「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」を擁するカプリは23年8月、「コーチ(COACH)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」を傘下に持つタペストリー(TAPESTRY)に85億ドル(約1兆3175億円)で事業を売却することに合意した。

しかし、両社が保有するブランド間の競争がなくなることで独占状態になるとし、米連邦取引委員会(FTC)は本件を停止する仮処分を求めて4月に提訴。10月に米連邦地方裁判所がFTCの申し立てを認める判決を下したことから、11月に両社は買収契約を双方の合意の上で正式に解消している。業績が悪化しているカプリは、主力の「マイケル・コース」の業績回復に注力するため、ほかの2ブランドを売却するのではないかと見る専門家も多い。両ブランドをまとめて、もしくはバラバラに売却するのかなどは明らかにされていないが、買い手の注目は「ヴェルサーチェ」に集まっているという。

ドナテラの契約期限やその後任に関するうわさも

その「ヴェルサーチェ」だが、別の情報筋によれば、同ブランドのドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーの契約が25年2月に期限を迎えるようだ。前述の通り「ヴェルサーチェ」は売却の可能性があることから、ドナテラの契約更新についてもさまざまな臆測が流れているが、「ヴェルサーチェ」は「うわさに対するコメントは差し控える」としている。なお、ドナテラがブランドを離れる場合の後任候補としては、プラダが擁する「ミュウミュウ(MIU MIU)」のデザイン・ディレクターを務めていたダリオ・ヴィターレ(Dario Vitale)が業界内で有力視されているという。

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アカデミー賞最多ノミネート「エミリア・ペレス」の衣装を解説  サンローラン プロダクションが共同制作 

1月23日(現地時間)、第97回アカデミー賞のノミネート作品が発表され、映画「エミリア・ペレス」が最多12部門・13ノミネートを獲得した。同映画の日本公開は3月28日を予定している。

「エミリア・ペレス」は、主演女優賞にノミネートされたカーラ・ソフィア・ガスコン(Karla Sofia Gascon)が主演を務め、助演女優賞にノミネートされたゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)やセレーナ・ゴメス(Selena Gomez)らが出演。第82回「ゴールデン・グローブ賞」では、作品賞、非英語作品賞、助演女優賞(サルダナ)、歌曲賞を受賞した。

サンローラン プロダクションが共同制作

 

同映画は、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)「サンローラン(SAINT LAURENT)」=クリエイティブ・ディレクターの指揮する映画制作会社、サンローラン プロダクション(SAINT LAURENT PRODUCTIONS)が共同プロデューサーで、多くの衣装がヴァカレロのアーカイブから使用されている。また、「ゴールデン・グローブ賞」でもサルダナが「サンローラン」のカスタムドレスを着用していた。

「エミリア・ペレス」は、カーラ演じるメキシコの麻薬カルテルのリーダー、マニタスが、サルダナ演じる弁護士のリタに女性として生きるための新たな生活を用意してほしいと極秘の依頼をし、“エミリア”として新しい人生を歩む、というストーリーだ。ジャック・オーディアール(Jacques Audiard)監督は、ヴィルジニー・モンテル(Virginie Montel)をアーティスティック・ディレクターと衣装デザイナーに任命した。

モンテル長くは制作に関わっており、当初、サルダナのキャラクターが男性として描かれていたと記憶している。モンテルは、「しかし、結局は女性の映画になった」と話し、ダンスナンバーの多いミュージカルに携わる機会が最初からあったという。「普通の映画にはない多くの可能性を広げることになるのは歌とダンスだ」と語る。

モンテルは、「自分たちが何をしていくかについて、既に本当にとてもいいアイデアがあった」、「音楽があって、ダンスがあったし、リタがテーブルの上で踊るシーンがあるので、衣装には慎重にならなければいけないことも分かっていた」と明かした。

サルダナとゴメスは同映画でそれぞれ「サンローラン」を着用している。サルダナは赤いベルベットのスーツを含む鮮烈なルックを披露し、ゴメスは、同ブランドのプリントブレザーや、スイスのシーンではファーコートを身につけた。

モンテルはゴメスの衣装について、「私たちは最初、セレーナをもっとギャングガールのようにしたかった。私たちは「ナルコス」(コロンビアの麻薬組織と麻薬取締捜査官の戦いを描いたドラマシリーズ)よりもラップミュージックにもっと影響を受けていた。(映画の)後半では、セレーナはスイスに4、5年いることになり、その間、もっとヨーロピアンなスタイルを持つことになる」と語った。

ジェンダーアイデンティティーの変化を強調

またモンテルは、ガスコンが、マニタスと後のエミリアとして着る衣装には、衣服を通してジェンダーアイデンティティーの変化を見せるよう努めたと言う。

モンテルはエミリアの衣装について「私たちは、ガスコンをかなりフェミニンにしたかったので(ガスコンの衣装は)とても物柔らかいものを選んだ。彼女には、色、柄など持たせたいものが多かったが、時々やりすぎてしまうこともあったから、結局、トーンダウンさせることにした。彼女にはそれでも多くの色と柄を持たせたけれど。彼女の(衣装は)やりすぎずに、本当にエレガントでフェミニンになった」。

一方、マニタスの衣装については、「ガスコンは元々マニタスというキャラクターだったから、彼女が演じた2つのパートにはつながりがあった。マニタスはサッカー選手のようなスタイルからラッパースタイルになって、そしてロングヘアにジュエリーをつけていた。私たちは彼女に、フェミニンでありながら、ラップを引用している部分を持たせたかった。彼女はとても大きな『カルティエ(CARTIER)』のリングや金歯のように歯にジュエリーをつけ、髪も長かった。女性の視点でマニタスを見つけていくのはより興味深いこといことだった」と話した。

「サンローラン」のシグネチャースーツも登場

リタのワードローブの中でひときわ目を引くのは、重要なダンスナンバーで着用された赤いベルベットのスーツだ。「皆が赤いスーツのことを話している。デビッド・ボーイ(David Bowie)による曲のようだ」と話すモンテルは、赤いスーツを探すつもりで「サンローラン」のアーカイブを見て回ったが、すぐに見つかったため、そのスーツがどのコレクションのものかを思い出せないほどだという。「赤が欲しかったの。そしてスモーキングジャケットは、本当に『サンローラン』のシグネチャー」とモンテルは言う。

各キャラクターのスタイルは劇的に変化するが、モンテルはその挑戦を歓迎する。「映画の前半から後半にかけて大きな変化がある。映画は、常に移り変わるもの、エミリアのように」と語った。

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第97回アカデミー賞ノミネート作品が発表 「ウィキッド ふたりの魔女」のアリアナとシンシアも候補に

映画「ウィキッド ふたりの魔女」でW主演のアリアナ・グランデ(Ariana Grande)とシンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)は1月22日(現地時間)、ロンドンのナショナル・ユース・シアターで座談会に出席した。

2人は引き続き“ メソッド・ドレッシング ”を実践。グリンダを演じたアリアナは、シグネチャーカラーであるピンクのクロップド丈のカーディガンに1950年代風のフリルのスカートを合わせた。エルファバを演じたシンシアは、ジュエリーのアップリケがついたブラックのセーターにサテンのマキシスカートを合わせ、ダークな美学を取り入れた。

2025年アカデミー賞ノミネート作品が発表

1月23日には、第97回アカデミー賞のノミネートが発表された。3月2日19時(東部時間、日本時間3月3日9時)からロサンゼルスで開催され、米放送局、ABCで放送される予定だ。

最多は「エミリア・ペレス」で、全12部門13ノミネートを獲得。続いて「ウィキッド ふたりの魔女」、「ブルータリスト」が10部門にノミネートした。シンシアは、2019年の「ハリエット」以来2度目となる主演女優賞に、アリアナは、助演女優賞で初めてオスカーにノミネート。「エミリア・ペレス」主演のカーラ・ソフィア・ガスコン(Karla Sofia Gascon)は、トランスジェンダーを公表している演者として初めて主演女優賞の部門にノミネートした。

また、「サブスタンス」でゴールデン・グローブ賞を受賞したデミ・ムーア(Demi Moore)は、初めてオスカーにノミネートされた。

衣装デザイン賞には、「ウィキッド ふたりの魔女」衣装デザイナーのポール・タゼウェル(Paul Tazawell)のほか、「教皇選挙」、「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」、「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」、「ノスフェラトゥ(Nosferatu)」がノミネート。

また、「ウィキッド ふたりの魔女」と「ノスフェラトゥ」はメイク・ヘアスタイリング賞にもノミネートした。

各部門のノミネート作品は以下の通り。

ノミネート作品一覧

作品賞

・「ANORA アノーラ」
・「ブルータリスト」
・「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・「教皇選挙」
・「デューン 砂の惑星PART2」
・「エミリア・ペレス」
・「アイム・スティル・ヒア(I'm Still Here)」
・「ニッケル・ボーイズ(Nickel Boys)」
・「ウィキッド ふたりの魔女」
・「サブスタンス」

監督賞

・ショーン・ベイカー「ANORA アノーラ」
・ブラディ・コーベット「ブルータリスト」
・ジェームズ・マンゴールド「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・ジャック・オーディアール「エミリア・ペレス」
・コラリー・ファルジャ「サブスタンス」

主演女優賞

・シンシア・エリヴォ「ウィキッド ふたりの魔女」
・カルラ・ソフィア・ガスコン「エミリア・ペレス」
・マイキー・マディソン「ANORA アノーラ」
・デミ・ムーア「サブスタンス」
・フェルナンダ・トーレス「アイム・スティル・ヒア」

主演男優賞

・エイドリアン・ブロディ「ブルータリスト」
・ティモシー・シャラメ「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・コールマン・ドミンゴ「シンシン/SING SING」
・レイフ・ファインズ「教皇選挙」
・セバスチャン・スタン「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」

助演男優賞

・ユーラ・ボリソフ「ANORA アノーラ」
・キーラン・カルキン「リアル・ペイン~心の旅~」
・ガイ・ピアース「ブルータリスト」
・エドワード・ノートン「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・ジェレミー・ストロング「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」

助演女優賞

・モニカ・バルバロ「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・アリアナ・グランデ「ウィキッド ふたりの魔女」
・フェリシティ・ジョーンズ「ブルータリスト」
・イザベラ・ロッセリーニ「教皇選挙」
・ゾーイ・サルダナ「エミリア・ペレス」

国際長編映画賞

・「アイム・スティル・ヒア」
・「ザ・ガール・ウィズ・ザ・ニードル(The Girl with the Needle)」
・「エミリア・ペレス」
・「聖なるイチジクの種」
・「Flow」

撮影賞

・「ブルータリスト」
・「デューン 砂の惑星PART2」
・「エミリア・ペレス」
・「マリア(Maria)」
・「ノスフェラトゥ」

脚色賞

・ジェイ・コックス、ジェームズ・マンゴールド「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・ピーター・ストローハン「教皇選挙」
・ジャック・オーディアール、トマ・ビデガン、ニコラ・リヴェッキ、レア・ミシウス「エミリア・ペレス」
・ジョスリン・バーンズ、ラメル・ロス「ニッケル・ボーイズ」
・クリント・ベントリー、グレッグ・クウェダー、クラレンス・マクリン、ジョン・ディヴァインG・ホイットフィールド「シンシン/SING SING」

脚本賞

・ショーン・ベイカー「ANORA アノーラ」
・ブラディ・コーベット、モナ・ファストヴォールド「ブルータリスト」
・ジェシー・アイゼンバーグ「リアル・ペイン~心の旅~」
・ティム・フェールバウム、モーリッツ・ビンダー、アレックス・デヴィッド「セプテンバー5」
・コラリー・ファルジャ「サブスタンス」

長編アニメ賞

・「Flow」
・「インサイド・ヘッド2」
・「かたつむりのメモワール」
・「ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!」
・「野生の島のロズ」

視覚効果賞

・「エイリアン:ロムルス」
・「BETTER MAN/ベター・マン」
・「デューン 砂の惑星PART2」
・「猿の惑星/キングダム」
・「ウィキッド ふたりの魔女」

編集賞

・「ANORA アノーラ」
・「ブルータリスト」
・「教皇選挙」
・「エミリア・ペレス」
・「ウィキッド ふたりの魔女」

美術賞

・「ブルータリスト」
・「教皇選挙」
・「デューン 砂の惑星PART2」
・「ノスフェラトゥ」
・「ウィキッド ふたりの魔女」

メイクアップ&ヘアスタイリング賞

・「ア・ディファレント・マン(A Different Man)」
・「エミリア・ペレス」
・「ノスフェラトゥ」
・「サブスタンス」
・「ウィキッド ふたりの魔女」

衣装デザイン賞

・「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・「教皇選挙」
・「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」
・「ノスフェラトゥ」
・「ウィキッド ふたりの魔女」

音響賞

・「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・「デューン 砂の惑星PART2」
・「エミリア・ペレス」
・「ウィキッド ふたりの魔女」
・「野生の島のロズ」

長編ドキュメンタリー賞

・「ブラック・ボックス・ダイアリーズ(Black Box Diaries)」
・「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」
・「ポーセリン・ワー(Porcelain War)」
・「サウンドトラック・トゥ・ア・クーデター(Soundtrack to a Coup d’Etat)」
・「SUGARCANE シュガーケイン」

短編ドキュメンタリー賞

・「デス・バイ・ナンバーズ(Death by Numbers)」
・「アイ・アム・レディー、ワーデン(I Am Ready, Warden)」
・「インシデント(Incident)」
・「Instruments of a Beating Heart」
・「ザ・レディ・イン・オーケストラ NYフィルを変えた風」

短編映画賞

・「ア・リアン(A Lien)」
・「アヌジャ(Anuja)」
・「私は人間」
・「ザ・ラスト・レンジャー(The Last Ranger)」
・「ザ・メン・フー・クド・ノット・サイレント(The Man Who Could Not Remain Silent)」

短編アニメ賞

・「美しき男たち」
・「イトスギの影の中で」
・「あめだま」
・「フシギなフラつき」
・「ヤック!(Yuck!)」

歌曲賞

・「El Mal」「エミリア・ペレス」
・「The Journey」「6888郵便大隊」
・「Like a Bird」「シンシン/SING SING」
・「Mi Camino」「エミリア・ペレス」
・「Never Too Late」「エルトン・ジョン:Never Too Late」

作曲賞

・「ブルータリスト」
・「教皇選挙」
・「エミリア・ペレス」
・「ウィキッド ふたりの魔女」
・「野生の島のロズ」

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第97回アカデミー賞ノミネート作品が発表 「ウィキッド ふたりの魔女」のアリアナとシンシアも候補に

映画「ウィキッド ふたりの魔女」でW主演のアリアナ・グランデ(Ariana Grande)とシンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)は1月22日(現地時間)、ロンドンのナショナル・ユース・シアターで座談会に出席した。

2人は引き続き“ メソッド・ドレッシング ”を実践。グリンダを演じたアリアナは、シグネチャーカラーであるピンクのクロップド丈のカーディガンに1950年代風のフリルのスカートを合わせた。エルファバを演じたシンシアは、ジュエリーのアップリケがついたブラックのセーターにサテンのマキシスカートを合わせ、ダークな美学を取り入れた。

2025年アカデミー賞ノミネート作品が発表

1月23日には、第97回アカデミー賞のノミネートが発表された。3月2日19時(東部時間、日本時間3月3日9時)からロサンゼルスで開催され、米放送局、ABCで放送される予定だ。

最多は「エミリア・ペレス」で、全12部門13ノミネートを獲得。続いて「ウィキッド ふたりの魔女」、「ブルータリスト」が10部門にノミネートした。シンシアは、2019年の「ハリエット」以来2度目となる主演女優賞に、アリアナは、助演女優賞で初めてオスカーにノミネート。「エミリア・ペレス」主演のカーラ・ソフィア・ガスコン(Karla Sofia Gascon)は、トランスジェンダーを公表している演者として初めて主演女優賞の部門にノミネートした。

また、「サブスタンス」でゴールデン・グローブ賞を受賞したデミ・ムーア(Demi Moore)は、初めてオスカーにノミネートされた。

衣装デザイン賞には、「ウィキッド ふたりの魔女」衣装デザイナーのポール・タゼウェル(Paul Tazawell)のほか、「教皇選挙」、「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」、「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」、「ノスフェラトゥ(Nosferatu)」がノミネート。

また、「ウィキッド ふたりの魔女」と「ノスフェラトゥ」はメイク・ヘアスタイリング賞にもノミネートした。

各部門のノミネート作品は以下の通り。

ノミネート作品一覧

作品賞

・「ANORA アノーラ」
・「ブルータリスト」
・「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・「教皇選挙」
・「デューン 砂の惑星PART2」
・「エミリア・ペレス」
・「アイム・スティル・ヒア(I'm Still Here)」
・「ニッケル・ボーイズ(Nickel Boys)」
・「ウィキッド ふたりの魔女」
・「サブスタンス」

監督賞

・ショーン・ベイカー「ANORA アノーラ」
・ブラディ・コーベット「ブルータリスト」
・ジェームズ・マンゴールド「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・ジャック・オーディアール「エミリア・ペレス」
・コラリー・ファルジャ「サブスタンス」

主演女優賞

・シンシア・エリヴォ「ウィキッド ふたりの魔女」
・カルラ・ソフィア・ガスコン「エミリア・ペレス」
・マイキー・マディソン「ANORA アノーラ」
・デミ・ムーア「サブスタンス」
・フェルナンダ・トーレス「アイム・スティル・ヒア」

主演男優賞

・エイドリアン・ブロディ「ブルータリスト」
・ティモシー・シャラメ「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・コールマン・ドミンゴ「シンシン/SING SING」
・レイフ・ファインズ「教皇選挙」
・セバスチャン・スタン「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」

助演男優賞

・ユーラ・ボリソフ「ANORA アノーラ」
・キーラン・カルキン「リアル・ペイン~心の旅~」
・ガイ・ピアース「ブルータリスト」
・エドワード・ノートン「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・ジェレミー・ストロング「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」

助演女優賞

・モニカ・バルバロ「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・アリアナ・グランデ「ウィキッド ふたりの魔女」
・フェリシティ・ジョーンズ「ブルータリスト」
・イザベラ・ロッセリーニ「教皇選挙」
・ゾーイ・サルダナ「エミリア・ペレス」

国際長編映画賞

・「アイム・スティル・ヒア」
・「ザ・ガール・ウィズ・ザ・ニードル(The Girl with the Needle)」
・「エミリア・ペレス」
・「聖なるイチジクの種」
・「Flow」

撮影賞

・「ブルータリスト」
・「デューン 砂の惑星PART2」
・「エミリア・ペレス」
・「マリア(Maria)」
・「ノスフェラトゥ」

脚色賞

・ジェイ・コックス、ジェームズ・マンゴールド「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・ピーター・ストローハン「教皇選挙」
・ジャック・オーディアール、トマ・ビデガン、ニコラ・リヴェッキ、レア・ミシウス「エミリア・ペレス」
・ジョスリン・バーンズ、ラメル・ロス「ニッケル・ボーイズ」
・クリント・ベントリー、グレッグ・クウェダー、クラレンス・マクリン、ジョン・ディヴァインG・ホイットフィールド「シンシン/SING SING」

脚本賞

・ショーン・ベイカー「ANORA アノーラ」
・ブラディ・コーベット、モナ・ファストヴォールド「ブルータリスト」
・ジェシー・アイゼンバーグ「リアル・ペイン~心の旅~」
・ティム・フェールバウム、モーリッツ・ビンダー、アレックス・デヴィッド「セプテンバー5」
・コラリー・ファルジャ「サブスタンス」

長編アニメ賞

・「Flow」
・「インサイド・ヘッド2」
・「かたつむりのメモワール」
・「ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!」
・「野生の島のロズ」

視覚効果賞

・「エイリアン:ロムルス」
・「BETTER MAN/ベター・マン」
・「デューン 砂の惑星PART2」
・「猿の惑星/キングダム」
・「ウィキッド ふたりの魔女」

編集賞

・「ANORA アノーラ」
・「ブルータリスト」
・「教皇選挙」
・「エミリア・ペレス」
・「ウィキッド ふたりの魔女」

美術賞

・「ブルータリスト」
・「教皇選挙」
・「デューン 砂の惑星PART2」
・「ノスフェラトゥ」
・「ウィキッド ふたりの魔女」

メイクアップ&ヘアスタイリング賞

・「ア・ディファレント・マン(A Different Man)」
・「エミリア・ペレス」
・「ノスフェラトゥ」
・「サブスタンス」
・「ウィキッド ふたりの魔女」

衣装デザイン賞

・「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・「教皇選挙」
・「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」
・「ノスフェラトゥ」
・「ウィキッド ふたりの魔女」

音響賞

・「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」
・「デューン 砂の惑星PART2」
・「エミリア・ペレス」
・「ウィキッド ふたりの魔女」
・「野生の島のロズ」

長編ドキュメンタリー賞

・「ブラック・ボックス・ダイアリーズ(Black Box Diaries)」
・「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」
・「ポーセリン・ワー(Porcelain War)」
・「サウンドトラック・トゥ・ア・クーデター(Soundtrack to a Coup d’Etat)」
・「SUGARCANE シュガーケイン」

短編ドキュメンタリー賞

・「デス・バイ・ナンバーズ(Death by Numbers)」
・「アイ・アム・レディー、ワーデン(I Am Ready, Warden)」
・「インシデント(Incident)」
・「Instruments of a Beating Heart」
・「ザ・レディ・イン・オーケストラ NYフィルを変えた風」

短編映画賞

・「ア・リアン(A Lien)」
・「アヌジャ(Anuja)」
・「私は人間」
・「ザ・ラスト・レンジャー(The Last Ranger)」
・「ザ・メン・フー・クド・ノット・サイレント(The Man Who Could Not Remain Silent)」

短編アニメ賞

・「美しき男たち」
・「イトスギの影の中で」
・「あめだま」
・「フシギなフラつき」
・「ヤック!(Yuck!)」

歌曲賞

・「El Mal」「エミリア・ペレス」
・「The Journey」「6888郵便大隊」
・「Like a Bird」「シンシン/SING SING」
・「Mi Camino」「エミリア・ペレス」
・「Never Too Late」「エルトン・ジョン:Never Too Late」

作曲賞

・「ブルータリスト」
・「教皇選挙」
・「エミリア・ペレス」
・「ウィキッド ふたりの魔女」
・「野生の島のロズ」

The post 第97回アカデミー賞ノミネート作品が発表 「ウィキッド ふたりの魔女」のアリアナとシンシアも候補に appeared first on WWDJAPAN.

「ステラ マッカートニー」、LVMH保有の少数株式を買い戻し サステナビリティ関連の助言役は継続

ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)は、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が保有する自社の少数株式を買い戻すことを明らかにした。

デザイナーのステラ・マッカートニー(Stella McCartney)は2001年、「グッチ(GUCCI)」などを保有するケリング(KERING)と50%ずつの出資比率でジョイントベンチャーを設立し、自身のブランド「ステラ マッカートニー」を立ち上げた。18年3月、ケリングの持分を買い戻して独立。その後、19年7月にLVMHとの提携を発表。ステラが過半数株式を保有し、引き続きクリエイティブ・ディレクターを務めつつ、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)や取締役会メンバーへのサステナビリティに関する特別アドバイザーの役割も担っていた。なお、今回の取引後も、ステラはサステナビリティ担当グローバル・アンバサダーとしてアルノー会長兼CEOや経営陣への助言を続けるという。

LVMHとビューティ事業も設立

LVMHの傘下にあった約5年の間に、「ステラ マッカートニー」はキノコの菌糸体やブドウの搾りカスを原料としたレザー代替素材を使用したさまざまなアイテムを発表。また、20年にはイタリアのティリオス(THELIOS)とアイウエアのライセンス契約を締結した。22年には、LVMHと99%ナチュラルでクルエルティフリー(動物実験を行わない)のスキンケアライン「ステラ バイ ステラ マッカートニー(STELLA BY STELLA McCARTNEY)」を立ち上げている。

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「ステラ マッカートニー」、LVMH保有の少数株式を買い戻し サステナビリティ関連の助言役は継続

ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)は、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が保有する自社の少数株式を買い戻すことを明らかにした。

デザイナーのステラ・マッカートニー(Stella McCartney)は2001年、「グッチ(GUCCI)」などを保有するケリング(KERING)と50%ずつの出資比率でジョイントベンチャーを設立し、自身のブランド「ステラ マッカートニー」を立ち上げた。18年3月、ケリングの持分を買い戻して独立。その後、19年7月にLVMHとの提携を発表。ステラが過半数株式を保有し、引き続きクリエイティブ・ディレクターを務めつつ、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)や取締役会メンバーへのサステナビリティに関する特別アドバイザーの役割も担っていた。なお、今回の取引後も、ステラはサステナビリティ担当グローバル・アンバサダーとしてアルノー会長兼CEOや経営陣への助言を続けるという。

LVMHとビューティ事業も設立

LVMHの傘下にあった約5年の間に、「ステラ マッカートニー」はキノコの菌糸体やブドウの搾りカスを原料としたレザー代替素材を使用したさまざまなアイテムを発表。また、20年にはイタリアのティリオス(THELIOS)とアイウエアのライセンス契約を締結した。22年には、LVMHと99%ナチュラルでクルエルティフリー(動物実験を行わない)のスキンケアライン「ステラ バイ ステラ マッカートニー(STELLA BY STELLA McCARTNEY)」を立ち上げている。

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エスティ ローダーの国際部門グループ・プレジデントが退任 ポートフォリオ拡大やグローバル化に貢献

エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES以下、ELC)のピーター・ジュエプナー(Peter Jueptner)=国際部門グループ・プレジデントは4月1日付で退任し、6月30日付で同社を去る。同氏は、ELCに16年間勤めた。後任はまだ発表されていない。ウィリアム・P・ローダー(William P. Lauder)=エグゼクティブ・チェアマンは、「ピーターはELCの重要な立役者の一人として、ブランドポートフォリオの拡大やグローバルな事業推進、体制の強化に貢献した」と述べる。

ジュエプナー=国際部門グループ・プレジデントは2009年、戦略・新規事業開発・変革イニシアチブ担当シニア・バイス・プレジデントとしてELCに入社。会社を成長期へと導く多くの構造、フレームワーク、戦略原則を作り上げた。また「ル ラボ(LE LABO)」「キリアン パリ(KILIAN PARIS)」「ドクタージャルト(DR.JART+)」「フレデリック マル(FREDERIC MALLE)」など数多くのブランドの買収を主導し、ポートフォリオの形成にも貢献した。7年後にはEMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)プレジデントに就任。ニューヨークからパリへと拠点を移し、同社が「最も文化的・経済的に複雑なマルチマーケット」と呼ぶ地域の指揮を執ることになった。

22年に国際部門グループ・プレジデントに着任し、EMEAの再編成に用いた商業原則を世界規模に広げた。ステファン・ド・ラ・ファヴリー(Stephane de La Faverie)CEOは、「ピーターはELCに在籍した16年間で、当社の世界的なビジネスの形成と成長に多大な貢献をしてきた。彼が残した成長や革新、戦略的リーダーシップ、才能の育成と発展にかける情熱は、これからもわれわれを鼓舞し続けるだろう」と述べた。

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米ビューティ市場で躍進するオンライン販売 それでも衰えない実店舗の底力

エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)が2024年3月、「クリニーク(CLINIQUE)」のアマゾン(AMAZON)での販売を開始したことを潮目に、プレステージビューティとアマゾンの距離が近づいている。エスティ ローダー カンパニーズは当初、自社の公式ECサイトや百貨店、 Tモールなどのプラットフォームを優先してアマゾンを避けていたが、「クリニーク」以来「トゥー フェイスド(TOO FACED)」や「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」など、他の多くのブランドも販売。アマゾンのほかTikTokもビューティ業界に参入しており、店舗販売とオンライン販売の差は縮まっている。

伸長するオンラインショッピング

調査会社ニールセン(NIELSEN)の消費者データによると、ビューティとパーソナルケアの売り上げのうち、オンラインは4年前の約33%から増加して43%を占めている。同社のアンナ・メイヨー(Anna Mayo)美容部門バイスプレジデントによると、アマゾンは品ぞろえの拡大や配送時間の短縮、高品質な製品の提供に注力することで、過去3年間でビューティとパーソナルケアの売り上げシェアを7.3ポイント伸ばしたという。

TikTokは23年9月に1億5000万人の米国ユーザー向けにショップ機能をローンチして以来、特にZ世代に向けて美容カテゴリーを推進している。TikTokは1月18日に米国で禁止されたが、20日に就任したドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が禁止措置施行を延長したため、19日に復活した。テム(TEMU)やシーイン(SHEIN)のような他のソーシャルセールスアプリも人気を集めている。

店舗購入の課題 アルタやメイシーズは苦戦

メイヨー=アナリストはオンライン販売が急増した背景に、アメリカの店舗では製品を施錠した棚に陳列していることなどを挙げた。「店舗での買い物体験は一部の客をいらだたせ、特に盗難防止対策のために顧客の20%が購入を断念している。テスターの不足や製品の欠品にも悩んでいる」。

その結果、一部の小売業者は痛手を負っている。化粧品小売大手のアルタビューティ(ULTA BEAUTY)は、ホリデーシーズンは予想以上に好調だったものの、アマゾンやセフォラ(SEPHORA)などとの競争激化により、ここ1年ほど逆風にさらされている。最高経営責任者(CEO)を退任したデイヴ・キンベル(Dave Kimbell)は、これほど激しい競争環境を経験したことはないと語っていた。百貨店も圧迫されており、情報筋によると、 百貨店のメイシーズ(MACY'S)は26年までに約150店舗を閉鎖する予定だ。

BAがオムニチャネルの救世主に

一方、北米セフォラのアルテミス・パトリック(Artemis Patrick)CEOはパンデミック以降、かつてないほど力強く復活したと述べ、2万5000人のビューティアドバイザー(BA)を「シークレットソース(秘伝のタレ)」として挙げる。「ビューティアドバイザーは全員、デジタルスキンツールを用いて顧客に合うファンデーションの色を調べるが、それは会話のきっかけにすぎない。豊富な品ぞろえと教育されたビューティアドバイザー、体験を向上させるデジタルツールの3つの組み合わせが、われわれの店舗をこれほどまでに成功させた」。

オムニチャネル・ショッピングという点でも、ビューティアドバイザーは売り上げにとって重要な存在だ。消費者がオンラインで購入したものを店舗で受け取る際、他の製品の提案もできるからだ。「オムニチャネルとは、デジタル体験だけのことではない。ビューティアドバイザーの会話も含めて、カスタマージャーニー全体を考えることが大切だ」とパトリックCEOは話す。

実店舗の強さは衰えない

オンラインチャネルは成長しているが、専門家は実店舗がすぐに優位性を失うとは考えていない。投資銀行レイモンド・ジェームズ(RAYMOND JAMES)のリテール・アナリスト、オリビア・トン(Olivia Tong)は「実際に色がどう見えるか?自分に似合うか?どんな香りがするのか?実店舗には常に新しさがあり、特に化粧品やフレグランスにおいては、人々を店に引き込むきっかけになる。オンラインは実店舗よりも早く成長を続けるだろうが、完全に逆転するわけではない。店舗での買い物を望む声はまだあるはずだ」と分析する。

特にプレステージビューティの分野では、その傾向が強い。調査会社サーカナ(CIRCANA)によると、消費者の約3分の2がプレステージビューティ製品を店舗で購入している。また11月のプレステージビューティの売り上げは、実店舗では年間7%、オンラインでは8%のペースで伸びた。サーカナのラリッサ・ジェンセン(Larissa Jensen)バイスプレジデント兼業界アドバイザーは、「ビューティ業界は店舗体験に適している。特にメイクアップがその例である。オンラインの方がシェアが大きくなるということはないだろう」と見通しを述べた。

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米ビューティ市場で躍進するオンライン販売 それでも衰えない実店舗の底力

エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)が2024年3月、「クリニーク(CLINIQUE)」のアマゾン(AMAZON)での販売を開始したことを潮目に、プレステージビューティとアマゾンの距離が近づいている。エスティ ローダー カンパニーズは当初、自社の公式ECサイトや百貨店、 Tモールなどのプラットフォームを優先してアマゾンを避けていたが、「クリニーク」以来「トゥー フェイスド(TOO FACED)」や「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」など、他の多くのブランドも販売。アマゾンのほかTikTokもビューティ業界に参入しており、店舗販売とオンライン販売の差は縮まっている。

伸長するオンラインショッピング

調査会社ニールセン(NIELSEN)の消費者データによると、ビューティとパーソナルケアの売り上げのうち、オンラインは4年前の約33%から増加して43%を占めている。同社のアンナ・メイヨー(Anna Mayo)美容部門バイスプレジデントによると、アマゾンは品ぞろえの拡大や配送時間の短縮、高品質な製品の提供に注力することで、過去3年間でビューティとパーソナルケアの売り上げシェアを7.3ポイント伸ばしたという。

TikTokは23年9月に1億5000万人の米国ユーザー向けにショップ機能をローンチして以来、特にZ世代に向けて美容カテゴリーを推進している。TikTokは1月18日に米国で禁止されたが、20日に就任したドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が禁止措置施行を延長したため、19日に復活した。テム(TEMU)やシーイン(SHEIN)のような他のソーシャルセールスアプリも人気を集めている。

店舗購入の課題 アルタやメイシーズは苦戦

メイヨー=アナリストはオンライン販売が急増した背景に、アメリカの店舗では製品を施錠した棚に陳列していることなどを挙げた。「店舗での買い物体験は一部の客をいらだたせ、特に盗難防止対策のために顧客の20%が購入を断念している。テスターの不足や製品の欠品にも悩んでいる」。

その結果、一部の小売業者は痛手を負っている。化粧品小売大手のアルタビューティ(ULTA BEAUTY)は、ホリデーシーズンは予想以上に好調だったものの、アマゾンやセフォラ(SEPHORA)などとの競争激化により、ここ1年ほど逆風にさらされている。最高経営責任者(CEO)を退任したデイヴ・キンベル(Dave Kimbell)は、これほど激しい競争環境を経験したことはないと語っていた。百貨店も圧迫されており、情報筋によると、 百貨店のメイシーズ(MACY'S)は26年までに約150店舗を閉鎖する予定だ。

BAがオムニチャネルの救世主に

一方、北米セフォラのアルテミス・パトリック(Artemis Patrick)CEOはパンデミック以降、かつてないほど力強く復活したと述べ、2万5000人のビューティアドバイザー(BA)を「シークレットソース(秘伝のタレ)」として挙げる。「ビューティアドバイザーは全員、デジタルスキンツールを用いて顧客に合うファンデーションの色を調べるが、それは会話のきっかけにすぎない。豊富な品ぞろえと教育されたビューティアドバイザー、体験を向上させるデジタルツールの3つの組み合わせが、われわれの店舗をこれほどまでに成功させた」。

オムニチャネル・ショッピングという点でも、ビューティアドバイザーは売り上げにとって重要な存在だ。消費者がオンラインで購入したものを店舗で受け取る際、他の製品の提案もできるからだ。「オムニチャネルとは、デジタル体験だけのことではない。ビューティアドバイザーの会話も含めて、カスタマージャーニー全体を考えることが大切だ」とパトリックCEOは話す。

実店舗の強さは衰えない

オンラインチャネルは成長しているが、専門家は実店舗がすぐに優位性を失うとは考えていない。投資銀行レイモンド・ジェームズ(RAYMOND JAMES)のリテール・アナリスト、オリビア・トン(Olivia Tong)は「実際に色がどう見えるか?自分に似合うか?どんな香りがするのか?実店舗には常に新しさがあり、特に化粧品やフレグランスにおいては、人々を店に引き込むきっかけになる。オンラインは実店舗よりも早く成長を続けるだろうが、完全に逆転するわけではない。店舗での買い物を望む声はまだあるはずだ」と分析する。

特にプレステージビューティの分野では、その傾向が強い。調査会社サーカナ(CIRCANA)によると、消費者の約3分の2がプレステージビューティ製品を店舗で購入している。また11月のプレステージビューティの売り上げは、実店舗では年間7%、オンラインでは8%のペースで伸びた。サーカナのラリッサ・ジェンセン(Larissa Jensen)バイスプレジデント兼業界アドバイザーは、「ビューティ業界は店舗体験に適している。特にメイクアップがその例である。オンラインの方がシェアが大きくなるということはないだろう」と見通しを述べた。

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キム・ジョーンズ、フランスのレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章

キム・ジョーンズ(Kim Jones)「ディオール(DIOR)」メンズ・アーティスティック・ディレクターは1月24日、フランス政府による最高位の勲章、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章した。

授章式には、プレゼンターとしてアナ・ウィンター(Anna Wintour)米「ヴォーグ(VOGUE)」編集長兼コンデナスト チーフ・コンテンツ・オフィサーが出席したほか、デルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=クリスチャン ディオール クチュール会長兼最高経営責任者(CEO)、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)「フェンディ(FENDI)」メンズ&アクセサリー・アーティスティック・ディレクター、デザイナーのザック・ポーゼン(Zac Posen)、俳優のロバート・パティンソン(Robert Pattinson)らが駆け付けて祝福した。

レジオン・ドヌール勲章について

同勲章は、1802年にナポレオン・ボナパルト(Napoleon Bonaparte)が創設。軍人や、文化・科学・産業・商業・創作活動などの分野における民間人の卓越した功績を表彰することを目的とした、フランスで最も権威のある国家勲章だ。功績などによりシュヴァリエ(5等)、オフィシエ(4等)、コマンドール(3等)、グラントフィシエ(2等)、グランクロワ(1等)と5つの等級がある。外国人の場合、1〜3等は主に国家元首や首相、大臣クラスの人物に授与されるという。

キム・ジョーンズの経歴は?

ジョーンズ=メンズ・アーティスティック・ディレクターは、1973年イギリス生まれ。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校を卒業後、自身のブランドを設立。その後、「ダンヒル(DUNHILL)」と「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズを経て、18年に現職に就任した。また、20年9月から24年10月まで「フェンディ」のアーティスティック・ディレクターを兼任し、オートクチュールおよびウィメンズのプレタポルテを手掛けた。なお、同氏は20年、英国に多大なる貢献をしたとして、大英帝国勲章オフィサー(OBE、第4等)を受章している。

親会社LVMHの会長は過去に2回受章

「ルイ・ヴィトン」「ディオール」「フェンディ」を擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)を率いるベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼CEOは、11年にレジオン・ドヌール勲章グラントフィシエ(2等)を、24年に同グランクロワ(1等)を受章している。

また、日本人デザイナーではこれまで、森英恵、三宅一生、高田賢三、コシノジュンコらが受章している。

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キム・ジョーンズ、フランスのレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章

キム・ジョーンズ(Kim Jones)「ディオール(DIOR)」メンズ・アーティスティック・ディレクターは1月24日、フランス政府による最高位の勲章、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章した。

授章式には、プレゼンターとしてアナ・ウィンター(Anna Wintour)米「ヴォーグ(VOGUE)」編集長兼コンデナスト チーフ・コンテンツ・オフィサーが出席したほか、デルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=クリスチャン ディオール クチュール会長兼最高経営責任者(CEO)、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)「フェンディ(FENDI)」メンズ&アクセサリー・アーティスティック・ディレクター、デザイナーのザック・ポーゼン(Zac Posen)、俳優のロバート・パティンソン(Robert Pattinson)らが駆け付けて祝福した。

レジオン・ドヌール勲章について

同勲章は、1802年にナポレオン・ボナパルト(Napoleon Bonaparte)が創設。軍人や、文化・科学・産業・商業・創作活動などの分野における民間人の卓越した功績を表彰することを目的とした、フランスで最も権威のある国家勲章だ。功績などによりシュヴァリエ(5等)、オフィシエ(4等)、コマンドール(3等)、グラントフィシエ(2等)、グランクロワ(1等)と5つの等級がある。外国人の場合、1〜3等は主に国家元首や首相、大臣クラスの人物に授与されるという。

キム・ジョーンズの経歴は?

ジョーンズ=メンズ・アーティスティック・ディレクターは、1973年イギリス生まれ。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校を卒業後、自身のブランドを設立。その後、「ダンヒル(DUNHILL)」と「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズを経て、18年に現職に就任した。また、20年9月から24年10月まで「フェンディ」のアーティスティック・ディレクターを兼任し、オートクチュールおよびウィメンズのプレタポルテを手掛けた。なお、同氏は20年、英国に多大なる貢献をしたとして、大英帝国勲章オフィサー(OBE、第4等)を受章している。

親会社LVMHの会長は過去に2回受章

「ルイ・ヴィトン」「ディオール」「フェンディ」を擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)を率いるベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼CEOは、11年にレジオン・ドヌール勲章グラントフィシエ(2等)を、24年に同グランクロワ(1等)を受章している。

また、日本人デザイナーではこれまで、森英恵、三宅一生、高田賢三、コシノジュンコらが受章している。

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BLACKPINKロゼがキム・カーダシアンの「スキムス」バレンタインキャンペーンに登場

キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の補正下着ブランド「スキムス(SKIMS)」は、韓国のガールズグループBLACLPINKのロゼ(Rose)を起用した2025年バレンタインコレクションのキャンペーンビジュアルを公開した。

ピンクとハートのキュートな世界観

ビジュアルにはベルベットのスリップドレスやレースのパジャマを身につけ、コレクションのラブリーな雰囲気を体現したロゼが登場。撮影はカリン・バックオフ(Carin Backoff)が手掛けた。

ロゼはキャンペーンについて「バレンタインデーは私にとっていつも特別な日。それは多分、私の誕生日の3日後にあたるこのイベントが、まるで2回目の誕生日みたいでワクワクするから。このコレクションは、そんなロマンチックでキュートな気分を切り取ったデザインになっている。みんなが、私のようにこのアイテムをまとうことで自分に自信を持って欲しい」と語った。

カーダシアンはビジュアルについて「ロゼのおかげで『スキムス』のアイコニックなキャンペーンが完璧な仕上がりになった。このコレクションはロマンチックさと楽しさ、そして個人のストーリーに基づいているが、彼女はそのイメージを美しく表現してくれた」とコメントした。

コレクションラインアップ

レースのキャミソールとショーツのセット(約1万3700円)や真っ赤なボディースーツ(約1万1500円)、フレアレギンス(約1万1500円)、スリッパ(約7500円)など、バレンタインのロマンチックな雰囲気を落とし込んだアイテムをラインアップする。日本からは、公式オンラインサイトなどで購入できる。

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トランプ大統領就任晩餐会での着用ドレスは? イヴァンカはオードリー・ヘプバーンのドレスをオマージュ

1月20日(現地時間)、米ワシントンでドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の就任晩餐会が開催され、ファーストレディーのメラニア・トランプ(Melania Trump)や長女であるイヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump)夫妻、J.D.バンス(J.D.Vance)副大統領夫妻らが出席した。

メラニア・トランプ

メラニア夫人は、2017年の就任舞踏会に引き続き、スタイリストのエルヴェ・ピエール(Herve Pierre)のデザインによるドレスを身に纏った。オフホワイトでシルクのクレープドレスにはブラックのシルクギャザーが2本ついており、メラニアはアクセントとして、1955年の「ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)」製のダイアモンドブローチをチョーカーとして着用。このデザインは、ピエールが同ドレス製作スケッチの原画で示した、花束を包むリボン、というコンセプトを反映している。

ピエールは「ファーストレディーの就任式のドレスのデザインに関わることができて大変な光栄だ。トランプ夫人は白黒のコンビネーションに魅せられ、彼女独自のスタイルとビジョンに沿っていたことは明らかだ」とコメントした。

イヴァンカ・トランプ

イヴァンカは、「ジバンシィ(GIVENCHY)」による白黒のオートクチュールのドレスを着用した。同ドレスは、オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)が1954年公開の映画「麗しのサブリナ」で着用したドレスに着想を得たもの。ビスチェについたオフホワイトのシルクフタのスカートには、オーガンジーを重ね、ブラックのシルクサテンのフリルで縁取った。また、フローラルのモチーフをブラックのハンドプリントと刺しゅうで施している。

ユベール・ド・ジバンシィ(Hubert De Givenchy)とヘプバーンの関係は「麗しのサブリナ」から始まり、ジバンシィは、「パリの恋人」や「シャレード」、「ティファニーで朝食を」など数々の映画でオードリーの衣装をデザインした。また彼は「ローマの休日」の衣装を、1954年のアカデミー賞でヘプバーンが着用したドレスにアップサイクルしたことでも有名だ。

サラ・バートン(Sarah Burton)がクリエイティブ・ディレクターに就任して以来、イヴァンカは「ジバンシィ」に注目している。しかし、バートンは3月に開催予定のパリ・ファッション・ウイークに向けた準備に忙しく、イヴァンカの就任式のドレスをデザインすることはなかった。

ウーシャ・バンス

副大統領夫人のウーシャ・バンス(Usha Vance)は、 「リーム アクラ(REEM ACRA)」の輝くブルードレスで登場した。新たにセカンドレディーとなったウーシャは、2022年に行われたウエディングレセプションでも同ブランドのドレスを着用していた。

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トランプ大統領就任晩餐会での着用ドレスは? イヴァンカはオードリー・ヘプバーンのドレスをオマージュ

1月20日(現地時間)、米ワシントンでドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の就任晩餐会が開催され、ファーストレディーのメラニア・トランプ(Melania Trump)や長女であるイヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump)夫妻、J.D.バンス(J.D.Vance)副大統領夫妻らが出席した。

メラニア・トランプ

メラニア夫人は、2017年の就任舞踏会に引き続き、スタイリストのエルヴェ・ピエール(Herve Pierre)のデザインによるドレスを身に纏った。オフホワイトでシルクのクレープドレスにはブラックのシルクギャザーが2本ついており、メラニアはアクセントとして、1955年の「ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)」製のダイアモンドブローチをチョーカーとして着用。このデザインは、ピエールが同ドレス製作スケッチの原画で示した、花束を包むリボン、というコンセプトを反映している。

ピエールは「ファーストレディーの就任式のドレスのデザインに関わることができて大変な光栄だ。トランプ夫人は白黒のコンビネーションに魅せられ、彼女独自のスタイルとビジョンに沿っていたことは明らかだ」とコメントした。

イヴァンカ・トランプ

イヴァンカは、「ジバンシィ(GIVENCHY)」による白黒のオートクチュールのドレスを着用した。同ドレスは、オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)が1954年公開の映画「麗しのサブリナ」で着用したドレスに着想を得たもの。ビスチェについたオフホワイトのシルクフタのスカートには、オーガンジーを重ね、ブラックのシルクサテンのフリルで縁取った。また、フローラルのモチーフをブラックのハンドプリントと刺しゅうで施している。

ユベール・ド・ジバンシィ(Hubert De Givenchy)とヘプバーンの関係は「麗しのサブリナ」から始まり、ジバンシィは、「パリの恋人」や「シャレード」、「ティファニーで朝食を」など数々の映画でオードリーの衣装をデザインした。また彼は「ローマの休日」の衣装を、1954年のアカデミー賞でヘプバーンが着用したドレスにアップサイクルしたことでも有名だ。

サラ・バートン(Sarah Burton)がクリエイティブ・ディレクターに就任して以来、イヴァンカは「ジバンシィ」に注目している。しかし、バートンは3月に開催予定のパリ・ファッション・ウイークに向けた準備に忙しく、イヴァンカの就任式のドレスをデザインすることはなかった。

ウーシャ・バンス

副大統領夫人のウーシャ・バンス(Usha Vance)は、 「リーム アクラ(REEM ACRA)」の輝くブルードレスで登場した。新たにセカンドレディーとなったウーシャは、2022年に行われたウエディングレセプションでも同ブランドのドレスを着用していた。

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アディダス、本社で人員整理 最大500人解雇と海外メディア

アディダス(ADIDAS)は1月23日、ドイツ本社の人員整理を行うことを明らかにした。同社によれば、これはコスト削減計画の一環ではなく、持続的な成長に向けて組織の合理化を図るためだという。

同社は、「過去2年にわたり、私たちは『アディダス』のビジネス、ブランド、プロダクトを力強く前進させる勢いを構築してきており、消費者に向けたアプローチは適切なものだと証明してきた。一方で、変化し続ける世界において、現在の社内体制は複雑すぎることが判明した。そこで、長期的な成功のため、運営モデルと実際の業務状況を一致させるべく、さまざまな見直しを行うこととなった。これにより、ドイツ本社の組織構造や役職などに影響がある可能性がある」と声明を発表した。

なお、同社は組織の評価に着手し始めたばかりのため、現時点では詳細は未定としているが、ロイター(REUTERS)の報道によれば、5800人の本社従業員のうち最大500人が解雇の対象になるという。

アディダスの業績は?

アディダスは、21日に2024年12月期決算の速報値を発表。売上高は前期比12%増の236億8300万ユーロ(約3兆7892億円)、営業利益は前年より10億ユーロ(約1600億円)以上増加し13億3700万ユーロ(約2139億円)と予想を上回る結果となった。

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トランプ米大統領の華麗なる一族 注目を集める2人のティーンエイジャー

1月20日(現地時間)、アメリカ・ワシントンで第47代大統領就任式が行われ、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領による第2次政権がスタートした。2017年に初めて大統領に就任して以来、トランプ大統領だけでなく、3度の結婚で築いた大家族にも常に視線が向けられてきた。78歳のトランプ大統領はこれまでに2度離婚し、ファーストレディーであるメラニア(Melania Trump)夫人と再婚。5人の子どもと10人の孫を持つ。選挙戦でのスピーチや政権チームへの参画で家族のサポートを得ながら、結束を深めてきたトランプファミリー。子と孫の10代の新世代を含む家系図をひも解く。

著名な元妻2人と4人の子どもたち

1人目の妻であるイヴァナ・トランプ(Ivana Trump)は、テレビ映えする性格とタフなビジネスウーマンとして知られていた。長男ドン・ジュニア(Don Jr.)、長女イヴァンカ(Ivanka)、次男エリック(Eric)を授かるも、1992年に離婚。理由は、トランプ大統領とその後結婚する女優のマーラ・メイプルズ(Marla Maples)との浮気が原因とされているが、イヴァナは離婚後もトランプの姓を名乗っていた。93年に公開された映画「ファースト・ワイフ・クラブ(The First Wives Club)」では、本人役でカメオ出演。浮気相手に走った亭主に復讐する主人公3人に対して、「忘れないで。腹を立てることはせず、すべてを手に入れるのよ」というセリフが世間を賑わせた。2022年、73歳だったイヴァナはニューヨークの自宅で転倒し亡くなった。

略奪婚を果たしたマーラは、トランプ大統領の2番目の妻となった。娘のティファニー(Tiffany)を出産後、1993年に結婚し、99年に離婚した。61歳の今もモデル兼女優として活動している。ティファニーは2022年に実業家のマイケル・ボウロス(Michael Boulos)と結婚。なお、トランプ大統領は先月、ティファニーの義父にあたるマサド・ボウロス(Massad Boulos)をアラブ・中東担当の上級顧問に指名している。

トランプ大統領と同じ、ビジネス校の名門、ペンシルバニア大学ウォートン・スクール出身の実業家である長女のイヴァンカは、夫のジャレッド・クシュナー(Jared Kushner)と13歳のアラベラ・ローズ(Arabella Rose)、11歳のジョセフ(Joseph)、8歳のセオドア(Theodore)の3人の子どもと一緒にマイアミを拠点に暮らしている。

夫妻は前回の政権下においてアドバイザーを務めていたが、今回はメンバーに入っていない。一方で、実業家であるジャレッドの父、チャールズ・クシュナー(Charles Kushner)は新政権において、駐仏大使に任命されている。ジャレッドの弟のジョシュア(Joshua Kushner)は、ベンチャーキャピタルのスライヴ・キャピタル(THRIVE CAPITAL)の共同設立者であり、モデルで起業家のカーリー・クロス(Karlie Kloss)を妻に持つ。カーリーは一昨年、持ち株会社ベッドフォード・メディア(BEDFORD MEDIA)を設立し、同社を通じて英国のファッション・カルチャー誌「i-D」を買収。昨年には、デジタルメディア企業のドットダッシュ・メレディス(DOTDASH MEREDITH)との契約を通じて、印刷物とデジタル、ビデオストリームで雑誌「ライフ(LIFE)」を復活すると発表した。

長男のドン・ジュニアと次男のエリックは、ともにトランプ・オーガニゼーション(TRUMP ORGANIZATION)の要職を務めている。元テレビプロデューサーであるエリックの妻ララ(Lara)は、昨年の共和党全国委員会の共同委員長に就任し、上院議員転身も検討していた。

SNSでダントツ人気は孫娘のカイ

ドン・ジュニアと元妻のヴァネッサ(Vanessa)との間には、17歳の長女カイ(Kai)、15歳の長男ドナルド3世(Donald III)、13歳の次男トリスタン(Tristan)、12歳の三男スペンサー(Spencer)、10歳の次女クロエ(Chloe)の5人の子どもがいる。中でも、トランプ大統領の初孫で高校生ゴルファーとして活躍するカイは、SNSで自慢のスイングを披露し、インスタグラムで95万2000人、YouTubeで69万7000人のフォロワーを持つほど、ファミリーでも別格の知名度がある。昨年夏には共和党全国大会にサプライズ登壇し、トランプ大統領の祖父としての素顔を明かし、日本でも紹介された。その舞台では「ノードストローム(NORDSTROM)」のドレスを着用。また「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」が好きで、アメリカ国旗柄のセーターを着た先月のSNS投稿には、19万9000もの「いいね!」がついた。

ファッションに興味を持ち始めた末息子のバロン

第1次政権誕生時に視線を集めたのが、ファーストレディーであるメラニア夫人との間に授かった末っ子のバロン(Barron)だ。演説中に大あくびをするあどけない姿が記憶に新しいが、現在はニューヨーク大学の1年生になった。かつては父親から“能力の高い子ども”と言われ、2017年には“The Expert(ザ・エキスパート)”と書かれたTシャツを着ているところを写真に撮られたこともあったが、今では特注のスーツを着て父親と並ぶようになった。

189cmの長身は就任式でも一際目立っていて、スーツ姿もサマになっていた。バロンはこの日のために、インフルエンサーで起業家のジャスティン・ウォラー(Justin Waller)を介し、オーダメードスーツの「ピアース・ビスポーク(PEARCE BESPOKE)」によるスーツ数着とダークチャコールのカシミアオーバーコートなどを注文していた。ファッション感度を磨くバロンのスタイリングにも注目が集まりそうだ。

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BTSのj-hopeが来場、コラボ曲初披露のサプライズも! 「ルイ・ヴィトン」2025-26年秋冬メンズ・コレクション

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は1月21日(現地時間)、2025-26年秋冬メンズ・コレクションを、パリ・ルーブル美術館の中庭クール・カレで発表した。同コレクションでは、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)=メンズ・クリエイティブ・ディレクターと長年の親交があるNIGO®のコラボレーションが実現。また、24年10月に韓国軍での服務を終えたBTSのj-hopeが来場することが事前に明らかになっていたため、会場周辺には大勢のファンやメディアが詰めかけた。

ショーのサウンドトラックには、ファレルによる楽曲などが使われていたが、最後に大きなサプライズが。米ラッパーのドン・トリヴァー(Don Toliver)とj-hopeによる新曲、“LV Bag”を初披露した。これは今回のショーのために特別に制作したもので、ファレルがプロデュースを手掛けたという。

フロントローに着席したj-hopeは、今回のコレクションの中では特にピンク色のアイテムが好みで着用したいとコメント。2月後半から始まるソロツアーについては、「一生懸命に準備していて、とても楽しみにしています」と語った。

豪華なセレブリティーが集結

フロントローには、ほかにトラヴィス・スコット(Travis Scott)、フューチャー(Future)、J. バルヴィン(J. Balvin)、GOT7のジャクソン・ワン(Jackson Wang)とベンベン(BamBam)、ブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)、エイドリアン・ブロディ(Adrien Brody)、イドリス・エルバ(Idris Elba)、カラム・ターナー(Callum Turner)、村上隆、平野紫耀、堀米雄斗らのセレブリティーが着席。また、「ルイ・ヴィトン」の親会社であるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)や、ピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)=ルイ・ヴィトンCEOも来場した。

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米化粧品小売大手「セフォラ」がエクソソーム製品を初導入 業界注目の細胞外小胞

米スキンケアブランド「スキンフィックス(SKINFIX)」はこのほど、エイジングケア*バーム“エクソ+エクトイン インテンシブ リペア ボーム”(69ドル、約1万700円)を発売した。化粧品小売店「セフォラ(SEPHORA)」が導入し、同店における初めてのエクソソーム製品となる。

エクソソームとは、タンパク質や脂質、RNAなどの分子を細胞から細胞へと輸送できる、袋状の構造をした小胞(しょうほう)である。医療や皮膚科でよく利用され、近年注目が高まっている。人や動物の幹細胞から抽出するのが一般的だが、「スキンフィックス」の提携会社を含め、植物細胞から抽出する企業も増えている。

「スキンフィックス」の同製品は、ゴーヤ由来のエクソソームとビーガンのペプチド、エクトイン、アルニカ、アラントインを組み合わせた美容液バーム。肌の修復や鎮静、エイジングケア*効果をもたらす。

ブランド創設者のエイミー・ゴーディニエ(Amy Gordinier)は「マイクロニードルや角質除去、レーザー治療などの後に使用しても効果的な製品を開発したかった。コラーゲンを増やし、エイジングケア*をするだけでなく、外傷を受けた後の肌の炎症や赤みをしずめる」と話す。「植物由来のエクソソームは、比較的新しい技術分野だ。私たちがゴーヤのエクソソームを選んだのは、傷の治癒への効果が実証されたから」と加えた。

ゴーディニエによると、「スキンフィックス」は「セフォラ」のスキンケアブランドの中で最も再購入率が高いという。売り上げ予測について言及しなかったが、業界筋は同製品の発売初年度の売り上げは約500万ドル(約7億8000万円)になると見込む。

同ブランドは1000人のコンテンツクリエイターを起用し、ソーシャルメディア上でビフォーアフターの結果を紹介してもらうとともに、皮膚科医のネットワークも活用して消費者に啓蒙している。ゴーディニエは、「初期段階では啓蒙が全てなので、専門家コミュニティーを活用して、教育したりストーリーを伝えたりすることに協力してもらうことが鍵だ」と語った。

*年齢に応じたお手入れ

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LVMHの重鎮が2025年「ANDAM賞」の審査員長に 若手デザイナーの登竜門

フランス国立モード芸術開発協会が主催する「ANDAMファッション・アワード(ANDAM Fashion Award以下、ANDAM賞)」は、2025年度の審査員長として、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)の相談役を務めるシドニー・トレダノ(Sidney Toledano)を任命した。

トレダノ相談役は、1994年にレザーグッズ部門のディレクターとしてクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)に入社し、98年に同社の会長兼CEOに就任した。アルノー一族の持株会社クリスチャン ディオールSE(CHRISTIAN DIOR SE)で複数の要職を経て、2018年にLVMHファッショングループの会長兼CEOに就任。「セリーヌ(CELINE)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」「ロエベ(LOEWE)」「ケンゾー(KENZO)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「パトゥ(PATOU)」など多数のブランドを統括した。24年2月から現職。同氏はANDAMの創設メンバーの一人であり、ほかにフランス・モード研究所(Institut Francais de la Mode以下、IFM)のプレジデントを務めている。

「ANDAM賞」のグランプリと準優勝にあたる特別賞の受賞者には、それぞれ賞金30万ユーロ(約4800万円)および10万ユーロ(約1600万円)のほか、トレダノ相談役による1年間のメンターシップを受ける権利が贈られる。このメンターシップは、クリエイティブとビジネスの両方について学べる内容だという。

同氏は、「ファッション業界を支える未来のプロフェッショナルたちのトレーニングを支援するIFMのプレジデントとして、ANDAM賞のグランプリおよび特別賞の受賞者をサポートできることをうれしく思う。私の情熱や経験を共有し、彼らの創造的な仕事のさらなる発展に貢献したい」と語った。

ANDAMについて

ANDAMは、1989年にフランスの文化省と国内のファッション産業の発展を促進する組織であるDEFI(フランス服飾開発推進委員会)の支援を受けて設立。ANDAM賞は、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)、ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)、クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)らを輩出した若手デザイナーの登竜門として知られている。

25年度のほかの審査員は2月中に発表する予定。ファイナリストは5月に発表し、グランプリなど各賞の授賞式は6月30日に開催する。

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「バリー」のクリエイティブ・ディレクターが退任を検討か 情報筋の話

情報筋の話によれば、「バリー(BALLY)」のシモーネ・ベロッティ(Simone Bellotti)=クリエイティブ・ディレクターが退任を検討しているようだ。

同氏は、「ジャンフランコ フェレ(GIANFRANCO FERRE)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」でキャリアを積んだ後、「グッチ(GUCCI)」に16年間勤務。その後、2022年10月に「バリー」に加わった。23年5月にルイージ・ビラセノール(Rhuigi Villasenor)=クリエイティブ・ディレクターがわずか2シーズンでブランドを去ったことに伴い、後任に就任。同年9月に、24年春夏ミラノ・ファッション・ウイークでデビューコレクションを披露した。直近では、1月19日にDJのレオ・マス(Leo Mas)と協業したカプセルコレクションを発表。2月のミラノ・ファッション・ウイークでは、男女合同のショーを行う予定となっている。

なお、17年から「ジル サンダー(JIL SANDER)」のクリエイティブ・ディレクターを務めているルーシー・メイヤー(Lucie Meier)とルーク・メイヤー(Luke Meier)夫妻が、25-26年秋冬コレクションを最後に同ブランドを離れるのではないかとの臆測が広まっていることから、その後任候補としてベロッティ=クリエイティブ・ディレクターの名前も挙がっているという。

買収やCEO退任など過渡期にある「バリー」

「バリー」は現在、過渡期にある。24年8月、米投資会社リージェント(REGENT)がJABホールディング(JAB HOLDING)から同ブランドを買収。同年10月には、15年にバリーに入社し、19年から同社を率いてきたニコラ・ジロット(Nicolas Girotto)最高経営責任者(CEO)が退任した。なお、後任にはロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)やディースクエアード(DSQUARED2)のジェネラル・マネージャーを務めていたエンニオ・フォンタナ(Ennio Fontana)が就任している。

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「バリー」のクリエイティブ・ディレクターが退任を検討か 情報筋の話

情報筋の話によれば、「バリー(BALLY)」のシモーネ・ベロッティ(Simone Bellotti)=クリエイティブ・ディレクターが退任を検討しているようだ。

同氏は、「ジャンフランコ フェレ(GIANFRANCO FERRE)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」でキャリアを積んだ後、「グッチ(GUCCI)」に16年間勤務。その後、2022年10月に「バリー」に加わった。23年5月にルイージ・ビラセノール(Rhuigi Villasenor)=クリエイティブ・ディレクターがわずか2シーズンでブランドを去ったことに伴い、後任に就任。同年9月に、24年春夏ミラノ・ファッション・ウイークでデビューコレクションを披露した。直近では、1月19日にDJのレオ・マス(Leo Mas)と協業したカプセルコレクションを発表。2月のミラノ・ファッション・ウイークでは、男女合同のショーを行う予定となっている。

なお、17年から「ジル サンダー(JIL SANDER)」のクリエイティブ・ディレクターを務めているルーシー・メイヤー(Lucie Meier)とルーク・メイヤー(Luke Meier)夫妻が、25-26年秋冬コレクションを最後に同ブランドを離れるのではないかとの臆測が広まっていることから、その後任候補としてベロッティ=クリエイティブ・ディレクターの名前も挙がっているという。

買収やCEO退任など過渡期にある「バリー」

「バリー」は現在、過渡期にある。24年8月、米投資会社リージェント(REGENT)がJABホールディング(JAB HOLDING)から同ブランドを買収。同年10月には、15年にバリーに入社し、19年から同社を率いてきたニコラ・ジロット(Nicolas Girotto)最高経営責任者(CEO)が退任した。なお、後任にはロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)やディースクエアード(DSQUARED2)のジェネラル・マネージャーを務めていたエンニオ・フォンタナ(Ennio Fontana)が就任している。

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ファレル・ウィリアムス率いる「ルイ・ヴィトン」、NIGO®とコラボ 2025-26年秋冬パリメンズコレで披露

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁する「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、1月21日(現地時間)に発表する2025-26年秋冬メンズ・コレクションでNIGO®とコラボレーションすることをブランドの公式インスタグラムで発表した。

23年2月に「ルイ・ヴィトン」のメンズ・クリエイティブ・ディレクターに就任したファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)は、以前からNIGO®と親交があり、03年にはストリートウエアブランド「ビリオネア ボーイズ クラブ(BILLIONAIRE BOYS CLUB)」や「アイスクリーム(ICECREAM)」を共に設立している。

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」の創業デザイナーであるNIGO®は21年9月、同じくLVMHが擁する「ケンゾー(KENZO)」のアーティスティック・ディレクターに就任した。なお、NIGO®は20年と21年、ファレルの前任者である故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が「ルイ・ヴィトン」メンズを率いていた時代に同ブランドと協業し、カプセルコレクションを発表している。

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ファレル・ウィリアムス率いる「ルイ・ヴィトン」、NIGO®とコラボ 2025-26年秋冬パリメンズコレで披露

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁する「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、1月21日(現地時間)に発表する2025-26年秋冬メンズ・コレクションでNIGO®とコラボレーションすることをブランドの公式インスタグラムで発表した。

23年2月に「ルイ・ヴィトン」のメンズ・クリエイティブ・ディレクターに就任したファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)は、以前からNIGO®と親交があり、03年にはストリートウエアブランド「ビリオネア ボーイズ クラブ(BILLIONAIRE BOYS CLUB)」や「アイスクリーム(ICECREAM)」を共に設立している。

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」の創業デザイナーであるNIGO®は21年9月、同じくLVMHが擁する「ケンゾー(KENZO)」のアーティスティック・ディレクターに就任した。なお、NIGO®は20年と21年、ファレルの前任者である故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が「ルイ・ヴィトン」メンズを率いていた時代に同ブランドと協業し、カプセルコレクションを発表している。

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トランプ米大統領就任式 LVMHのアルノー会長やイーロン・マスク、マーク・ザッカーバーグらが出席

ドナルド・トランプ(Donald Trump)第47代米大統領の就任式が、1月20日(現地時間)に行われた。式には、新政権の閣僚のほか、ジョー・バイデン(Joe Biden)前米大統領夫妻、ビル・クリントン(Bill Clinton)元米大統領とその妻であるヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元米国務長官、バラク・オバマ(Barack Obama)元米大統領のほか、各国の駐米大使、トランプ大統領と近い関係にあるといわれる国の首脳らが出席した。

米IT業界の大物が勢ぞろい

また、メタ(META)のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)、テスラ(TESLA)やX(旧ツイッター)などを率いるイーロン・マスク(Elon Musk)、アマゾン(AMAZON)のジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)創業者兼エグゼクティブ・チェアマン、グーグル(GOOGLE)のサンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)CEOら米IT業界の大物がそろって出席し、話題を集めた。

LVMHのアルノー会長とトランプ大統領の親交

それに加えて、“ラグジュアリー帝国”とも呼ばれるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)を率いるベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼CEO夫妻と、長女のデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=クリスチャン ディオール クチュール会長兼CEO、次男のアレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)LVMHワイン&スピリッツ部門副CEOも就任式に出席。

アルノー会長兼CEOは以前からトランプ大統領と親交があり、2017年1月には第一次トランプ政権の発足に先立ちニューヨークのトランプ・タワーで会談している。この際にも、アレクサンドルが同行した。また、19年にLVMHが擁する「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」がテキサス州・ジョンソン郡にレザーグッズ用の工房を新設した際には、オープンを記念した式典にトランプ米大統領(第一次政権時)や長女のイヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump)大統領補佐官(当時)が参加。なお、アレクサンドルはこの時にも同行している。

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グループ ロシェが「プチバトー」と「スタンホーム」の売却を計画 ビューティやウェルビーイングに注力

グループ ロシェ(GROUPE ROCHER)は、子ども服ブランド「プチバトー(PETIT BATEAU)」とホームケア事業の「スタンホーム(STANHOME)」を売却する計画だ。自然派ブランド「イヴ・ロシェ(YVES ROCHER)」や「サボン(SABON)」、ビーガンスキンケアや化粧品、栄養商品の「アルボンヌ(ARBONNE)」、エイジングケア用スキンケアに特化した「ドクター ピエール リコー(DR. PIERRE RICAUD)」など、サステナブルな植物由来のケアやビューティ、ウェルビーイング事業に注力する狙いだ。

同社は1月15日、1年半前の経営再建に続き、戦略計画の第2段階に入ると発表した。今後4年間の投資予算は1億ユーロ(約160億円)に引き上げる。ジャン・デイビッド・シュワルツ(Jean-David Schwartz)=グループ ロシェ 最高経営責任者(CEO)は声明の中で、「この1年半で財務を整理し、ビジネスモデルを変革し業績を向上させた。ケアとビューティ、ウェルビーイング事業に集中することで、今後ますます勢いを増すための資金力をつけた」と述べる。

今後5年間の戦略計画

戦略計画の第2段階は、今後5年間でEBITDAを倍増させることを含む。同社によると、EBITDAはこの1年半ですでに25%成長している。またフランス国内の「イヴ・ロシェ」の200店舗をリモデルし、アジアと中東に150店舗以上をオープンする予定だ。「サボン」は日本で20店舗をオープンし、トラベルリテールも新たに数十店舗構える。同社はフランスやイタリア、アジア、アメリカでのオムニチャネル販売ネットワークの拡大に注力するほか、メディアやコミュニケーションへの投資を大幅に増やす計画だ。

シュワルツCEOは、「サステナブルな植物由来のケアやビューティ、ウェルビーイング事業に専念することでイニシアチブのインパクトを最大化し、われわれが有する全てのブランドと全てのステークホルダーのために、より大きな価値を創造したい」と話す。

ブリス・ロシェ(Bris Rocher)=グループ ロシェ 会長によると同社の強みは、「植物から皮膚に至るまで、完全に統合されたモデル」だという。「200人以上の科学者や専門家を集めた学祭的なチームにより、植物の潜在能力を引き出すためのプロセスの重要なステップは全て完全に管理している。医薬品の60%は植物関連の研究から生まれ、植物の80%は未解明のままであるため、研究の余地は大きい」と続ける。

「プチバトー」と「スタンホーム」

「プチバトー」の流通網は50%が実店舗、25%がEC、25%が卸売だ。フランス国外200店舗を含む370の販売拠点と、海外500店舗を含む760の小売店がある。一着一着を丁寧に生み出し、年間2800万着を生産している。売り上げの55%がフランス製、25%がその他ヨーロッパ諸国製、10%が日本製だ。同社によると、昨年はフランスとイタリアで2ケタ成長を記録するなど、店頭とECの売り上げは全体的に増加。「ブランドは市場シェアを拡大し、新規顧客を獲得した。フランスでの数字は、子ども服小売市場平均を9ポイント上回っている」。

「スタンホーム」は訪問販売ビジネスモデルを採用し、フランスとイタリア、メキシコで展開。それぞれ1万4000人、6万人、13万人以上の独立コンサルタントを抱えている。

新人事

グループ ロシェはまた、取締役会に新たな独立役員を任命した。ユニリーバ(UNILEVER)元CEOのポール・ポルマン(Paul Polman)と、ロレアル(L’OREAL)で「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」と「カリタ(CARITA)」のグローバルブランド社長を務めたエリザベス・サンダジェ(Elisabeth Sandager)だ。

同社は、2024年の売上高を前年比2.4%増の約22億ユーロ(約3520億円)と見積もっている。売上高構成比は「イヴ・ロシェ」が53%、「アルボンヌ」が13%、「サボン」が6%、ドクター ピエール リコー」が2.5%、「プチバトー」が12%、「スタンホーム」が9%。

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トランプ米大統領の就任式 メラニア夫人は米ブランド「アダム リップス」のコートなどを着用

ドナルド・トランプ(Donald Trump)第47代米大統領の就任式が1月20日、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂で行われた。メラニア・トランプ(Melania Trump)夫人は、米ブランド「アダム リップス(ADAM LIPPES)」のネイビー色のコートとペンシルスカート、白いブラウスと、やはり米ブランド「エリック ジャビッツ(ERIC JAVITS)」の帽子を着用した。

メラニア夫人は、通常のイベントでは「ディオール(DIOR)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」など欧州ブランドを選択することが多いが、今回は就任式とあり、米国ブランドでコーディネート。コートやスカートは全てリップス=創業デザイナーが今回のためにデザインし、ニューヨーク市内のアトリエで手縫いで仕上げたという。なお、2017年に行われたトランプ米大統領の前回の就任式で、メラニア夫人はラルフ・ローレン(Ralph Lauren)が手掛けたカスタムメードの水色のワンピースとジャケットを着用している。

バイデン前米大統領夫妻が選択したブランドは?

就任式に参加したジョー・バイデン(Joe Biden)前米大統領夫妻は、いずれも「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」をチョイス。ジル・バイデン(Jill Biden)夫人はパープルのワンピースとコートを、バイデン前大統領はスーツに同じくパープルのネクタイを着用した。

また、J・D・ヴァンス(James David Vance)米副大統領の妻であるウーシャ・ヴァンス(Usha Vance)夫人は、やはり米ブランド「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」のピンク色のアンサンブルを着用した。

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トランプ米大統領の就任式 メラニア夫人は米ブランド「アダム リップス」のコートなどを着用

ドナルド・トランプ(Donald Trump)第47代米大統領の就任式が1月20日、ワシントンD.C.の連邦議会議事堂で行われた。メラニア・トランプ(Melania Trump)夫人は、米ブランド「アダム リップス(ADAM LIPPES)」のネイビー色のコートとペンシルスカート、白いブラウスと、やはり米ブランド「エリック ジャビッツ(ERIC JAVITS)」の帽子を着用した。

メラニア夫人は、通常のイベントでは「ディオール(DIOR)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」など欧州ブランドを選択することが多いが、今回は就任式とあり、米国ブランドでコーディネート。コートやスカートは全てリップス=創業デザイナーが今回のためにデザインし、ニューヨーク市内のアトリエで手縫いで仕上げたという。なお、2017年に行われたトランプ米大統領の前回の就任式で、メラニア夫人はラルフ・ローレン(Ralph Lauren)が手掛けたカスタムメードの水色のワンピースとジャケットを着用している。

バイデン前米大統領夫妻が選択したブランドは?

就任式に参加したジョー・バイデン(Joe Biden)前米大統領夫妻は、いずれも「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」をチョイス。ジル・バイデン(Jill Biden)夫人はパープルのワンピースとコートを、バイデン前大統領はスーツに同じくパープルのネクタイを着用した。

また、J・D・ヴァンス(James David Vance)米副大統領の妻であるウーシャ・ヴァンス(Usha Vance)夫人は、やはり米ブランド「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」のピンク色のアンサンブルを着用した。

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「グッチ」が新たなショップウィンドーコンセプトを発表 ブランディングをグローバルに強化

「グッチ(GUCCI)」はこのほど、“エンドレス・ナラティブ(Endless Narratives、無限の物語)”と名付けた新たなウィンドーコンセプトを発表した。これは単なるウィンドーディスプレーではなく、オブジェやさまざまなアイデア、ブランドの物語などが織りなす、無限の可能性を表現するものだという。

ウィンドーに設置した深いブルーグリーンの鏡張りのブックシェルフには、書籍や小さな彫像、「グッチ」のアーカイブモチーフを象ったブックエンドなどを並べ、ブランドのクリエイティブな世界観を表現。光と鏡の相互作用により、ウィンドーの中にどこまでも続くように見える詩的な空間を生み出した。

また、本コンセプトでは著名なイタリア人アーティスト、ルカ・ピニャテッリ(Luca Pignatelli)とのコラボレーション作品も取り入れた。同氏が手掛けた80点の作品は、銅版画の技法やコラージュによって日常的なマテリアルを意味のあるオブジェへと変容させ、“エンドレス・ナラティブ”に芸術的な深みをもたらしつつ、「グッチ」のウィンドーが表現するテーマ“永続性と進化”と共鳴。ほかのオブジェとの組み合わせにより、無限の解釈を呼び起こす狙いがあるという。

「ブランディングに関する非常に重要なプロジェクト」

1月1日付で就任したグッチのステファノ・カンティーノ(Stefano Cantino)新最高経営責任者(CEO)は、「これはブランディングに関する非常に重要なプロジェクトだ。ウィンドーコンセプトを通じてブランドのイメージをより全体的に提示し、そのアイデンティティーにスポットライトを当てている。1921年の創業以来、卓越したラグジュアリーを定義してきたブランドとしてのポジションを再確認しつつ、次の100年においても引き続き業界を形作る存在であることを表現した」と説明。「ブックシェルフは、幅広く多様な要素を織り込みつつ、『グッチ』の世界観やストーリーを伝える独自のプラットフォームとして機能する」。

ブックシェルフに置かれたさまざまなオブジェは、通行人や顧客が思わずウィンドーを覗き込みたくなるようにする仕掛けだという。同氏は、「小売店のショーウィンドーは静的であることが多いが、よりダイナミックかつイマーシブな体験へと変えていきたい。さまざまな意味を持つオブジェやアイデアの中に『グッチ』のアイコニックなアイテムや新作を置き、それらが交じり合うことで、商品のストーリーはさらに豊かになる。このプロジェクトは、ラグジュアリーリテールの可能性を拡大するもので、先進的なビジョンをタイムレスな表現で提示している。伝統と革新をシームレスにブレンドする『グッチ』らしいものだ」と語った。

ほぼ全ての直営店に導入

「グッチ」は世界で500以上の直営店を運営しており、新コンセプトによるウィンドーディスプレーは順次展開していく。まず、ミラノ、パリ、ロンドンの旗艦店からスタートし、1月中にその他の欧州、中東、北米、南米、日本、韓国のほか、オーストラリアとニュージーランドの一部の店舗にも導入する。2月には、香港とマカオを含む中国の店舗に拡大する予定。

同氏は、「この新たなウィンドーコンセプトは、過去のコンセプトと比べて2倍以上の規模で展開し、ほぼ全ての直営店に導入する」とコメント。店舗ごとにディスプレーは少しずつ異なるほか、商品やコレクションによってオブジェなども随時入れ替え、コンセプトの鮮度を保つという。「現地の雰囲気やカルチャー、コンテクストに合わせて変えられるのがこのコンセプトの強みの一つ。各店のウィンドーをダイナミックなカンバスとし、グローバルでのナラティブを維持しつつ、ローカルの豊かなカルチャーを反映できる。各国の顧客とのつながりをいっそう強化し、『グッチ』ブランドの世界規模での共鳴をさらに増幅するだろう」。

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トランプ次期米大統領夫妻がワシントンに到着 メラニア夫人は「ディオール」のコートを着用

ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領とメラニア・トランプ(Melania Trump)夫人は1月18日、同月20日(現地時間)の大統領就任式を前に首都ワシントンD.C.に到着した。

メラニア夫人は「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」の白のパンツスーツに「ディオール(DIOR)」のグレーのコートをチョイス。トランプ次期大統領と同行した息子のバロン・トランプ(Barron Trump)は、いずれもダークスーツに白いシャツ、ネクタイにゴールドのカフスボタンを着用した。なお、メラニア夫人はホワイトハウスに飾られる公式ポートレート用の撮影でも「ドルチェ&ガッバーナ」のダークスーツを着用したという。

大規模な集会や慰霊行事に参加

トランプ次期大統領夫妻は18日夜、ワシントン近郊にあるトランプ・ナショナル・ゴルフクラブ・ワシントンD.C.(Trump National Golf Club Washington D.C.)でレセプションパーティーを開催した。19日には屋内競技場キャピタル・ワン・アリーナ(Capital One Arena)で大規模な集会を開催し、支持者を前に演説。“アメリカ第一主義”の下、厳しい移民政策などを打ち出す姿勢を示した。

また、トランプ次期大統領夫妻らは同日、アーリントン国立墓地で行われた慰霊行事に参加し、無名戦士の墓に献花。この際、メラニア夫人は「ディオール」のケープコートに「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」のブーツを着用した。

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「ディオール」が4月に京都の東寺で2025年プレ・フォール・コレクションを発表

「ディオール(DIOR)」は、現地時間の17日、アーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)によるウィメンズの2025年プレ・フォール・コレクションを、4月15日に京都の東寺で発表することを明らかにした。同ブランドは毎年プレ・フォール・コレクションを発表しており、ソウルやムンバイに続き、昨年はニューヨークでもショーを開催していた。

通常、同ブランドは、12月にプレ・フォール・コレクションをプレス向けに発表し、店頭での販売開始時期に合わせてランウェイショーを開催するが、京都で発表する予定のコレクションはまだ公開されていない。

796年に創建された東寺は、当時日本の首都であった京都の入り口の東西に配された2つの守護寺院のうちの1つ。五重塔で知られる同寺院は、1994年に「古都京都の文化財」としてユネスコの世界遺産に登録されている。ショーが開催される4月15日には、桜の季節は終わっているものの、同コレクションは亀や鯉が泳ぐ池のある日本庭園で発表される予定だ。

メゾンの創設者であるクリスチャン・ディオール(Chiritian Dior)は、53年に日本で初めてコレクションを発表している。キウリは声明のなかで「50年代初頭、クリスチャン・ディオールは京都の絹工房とのコラボレーションを始めた。その後、彼はオートクチュールコレクションのために、日本の貴重なテキスタイルを使った一連のルックをデザインした」と述べ、「才能ある職人たちが何世代にもわたって磨き上げてきた職人技のメッカである京都は、このようなクリエイティブな交流を再び活性化させ、プレ・フォール・コレクションを発表するのにふさわしい場所だ」と付け加えた。

今回の発表は、親会社であるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)で経営陣やクリエイティブ陣の変更が相次ぐ中での発表となった。水曜日には、「プロエンザ・スクーラー(PROENZA SCHOULER)」の創業デザイナー・デュオのジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)がディレクター職を退くことが発表され、彼らがジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の後任としてスペインのラグジュアリーブランド「ロエベ(LOEWE)」を率いるのではないかという憶測を呼んだ。一方のアンダーソンは、「ディオール」のクリエイティブ部門で活躍するのでは、という見方が強まった。なお、この件についてLVMH、「ロエベ」、そしてマッコローとヘルナンデスはコメントを控えている。

なお、キウリは5月27日にローマで「ディオール」のクルーズコレクションを発表する予定だ。

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「ディオール」が4月に京都の東寺で2025年プレ・フォール・コレクションを発表

「ディオール(DIOR)」は、現地時間の17日、アーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)によるウィメンズの2025年プレ・フォール・コレクションを、4月15日に京都の東寺で発表することを明らかにした。同ブランドは毎年プレ・フォール・コレクションを発表しており、ソウルやムンバイに続き、昨年はニューヨークでもショーを開催していた。

通常、同ブランドは、12月にプレ・フォール・コレクションをプレス向けに発表し、店頭での販売開始時期に合わせてランウェイショーを開催するが、京都で発表する予定のコレクションはまだ公開されていない。

796年に創建された東寺は、当時日本の首都であった京都の入り口の東西に配された2つの守護寺院のうちの1つ。五重塔で知られる同寺院は、1994年に「古都京都の文化財」としてユネスコの世界遺産に登録されている。ショーが開催される4月15日には、桜の季節は終わっているものの、同コレクションは亀や鯉が泳ぐ池のある日本庭園で発表される予定だ。

メゾンの創設者であるクリスチャン・ディオール(Chiritian Dior)は、53年に日本で初めてコレクションを発表している。キウリは声明のなかで「50年代初頭、クリスチャン・ディオールは京都の絹工房とのコラボレーションを始めた。その後、彼はオートクチュールコレクションのために、日本の貴重なテキスタイルを使った一連のルックをデザインした」と述べ、「才能ある職人たちが何世代にもわたって磨き上げてきた職人技のメッカである京都は、このようなクリエイティブな交流を再び活性化させ、プレ・フォール・コレクションを発表するのにふさわしい場所だ」と付け加えた。

今回の発表は、親会社であるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)で経営陣やクリエイティブ陣の変更が相次ぐ中での発表となった。水曜日には、「プロエンザ・スクーラー(PROENZA SCHOULER)」の創業デザイナー・デュオのジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)がディレクター職を退くことが発表され、彼らがジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の後任としてスペインのラグジュアリーブランド「ロエベ(LOEWE)」を率いるのではないかという憶測を呼んだ。一方のアンダーソンは、「ディオール」のクリエイティブ部門で活躍するのでは、という見方が強まった。なお、この件についてLVMH、「ロエベ」、そしてマッコローとヘルナンデスはコメントを控えている。

なお、キウリは5月27日にローマで「ディオール」のクルーズコレクションを発表する予定だ。

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BLACKPINKリサとシアーシャ・ローナンが「ルイ・ヴィトン」のキャンペーンに初登場 “ソフトパワー”を表現

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、アンバサダーのBLACKPINKリサ(Lisa)とシアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)が登場する2025年春夏キャンペーンを発表した。同キャンペーンは、フランスのコンセプチュアルアーティスト、ローラン・グラッソ(Laurent Grasso)による独特な風景画を背景に、写真家のスティーヴン・マイゼル(Steven Meisel)が撮影した。

同キャンペーンは、昨年10月に行われたランウエイで、最後を飾った3つの特別なルックである、グラッソによる浮遊する球体と燃え盛るトーチをモチーフにした幻想的な風景の世界観に続くもの。グラッソの「過去への探究(Studies into the Past)」シリーズの新作3点に描かれる黒い長方形を通じて、シュールレアリスティックな現象を表現した。リサとシアーシャは、グラッソが描いた大自然の境界線を再構築した背景に、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・コレクション アーティスティック・ディレクターによる2025年春夏コレクションの“ソフトパワー”の概念を体現した。

グラッソは、米「WWD」に対して、「ブランドと彼らの作品、そして自分の絵のミックスは、もちろん私の絵は背景にあるが、本当に素晴らしいカクテルのようだ」と同キャンペーンがリサとローランの2人のアンバサダーと共にポップカルチャーを取り入れることへの感激を露わにした。

自信に満ちた温かさを表現したリサとシアーシャ

リサは、昨年7月に同ブランドのアンバサダーに就任。インスタグラムで1億500万人のフォロワーを誇り、KPOPのソロ楽曲として初めてSpotifyで10億回再生を突破した「Money」をはじめ、多数のシングルをリリースしている。また、タイを舞台にしたHBOのドラマシリーズ「ホワイトロータス」のシーズン3で俳優デビューも果たす予定だ。

シアーシャ・ローナンは、映画「つぐない」でハリウッドデビューし、英国アカデミー賞とオスカーにノミネート。最近では、映画「ストーリー·オブ·マイライフ / わたしの若草物語」や「レディ・バード」、「ブルックリン」などに出演し、いずれもオスカーにノミネートされている。

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BLACKPINKリサとシアーシャ・ローナンが「ルイ・ヴィトン」のキャンペーンに初登場 “ソフトパワー”を表現

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、アンバサダーのBLACKPINKリサ(Lisa)とシアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)が登場する2025年春夏キャンペーンを発表した。同キャンペーンは、フランスのコンセプチュアルアーティスト、ローラン・グラッソ(Laurent Grasso)による独特な風景画を背景に、写真家のスティーヴン・マイゼル(Steven Meisel)が撮影した。

同キャンペーンは、昨年10月に行われたランウエイで、最後を飾った3つの特別なルックである、グラッソによる浮遊する球体と燃え盛るトーチをモチーフにした幻想的な風景の世界観に続くもの。グラッソの「過去への探究(Studies into the Past)」シリーズの新作3点に描かれる黒い長方形を通じて、シュールレアリスティックな現象を表現した。リサとシアーシャは、グラッソが描いた大自然の境界線を再構築した背景に、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・コレクション アーティスティック・ディレクターによる2025年春夏コレクションの“ソフトパワー”の概念を体現した。

グラッソは、米「WWD」に対して、「ブランドと彼らの作品、そして自分の絵のミックスは、もちろん私の絵は背景にあるが、本当に素晴らしいカクテルのようだ」と同キャンペーンがリサとローランの2人のアンバサダーと共にポップカルチャーを取り入れることへの感激を露わにした。

自信に満ちた温かさを表現したリサとシアーシャ

リサは、昨年7月に同ブランドのアンバサダーに就任。インスタグラムで1億500万人のフォロワーを誇り、KPOPのソロ楽曲として初めてSpotifyで10億回再生を突破した「Money」をはじめ、多数のシングルをリリースしている。また、タイを舞台にしたHBOのドラマシリーズ「ホワイトロータス」のシーズン3で俳優デビューも果たす予定だ。

シアーシャ・ローナンは、映画「つぐない」でハリウッドデビューし、英国アカデミー賞とオスカーにノミネート。最近では、映画「ストーリー·オブ·マイライフ / わたしの若草物語」や「レディ・バード」、「ブルックリン」などに出演し、いずれもオスカーにノミネートされている。

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ティモシー・シャラメが今度は自転車に乗って登場 映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」ロンドンプレミア

1月14日(現地時間)、映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」のプレミアがイギリス・ロンドンのBFI サウスバンク(BFI Southbank)で行われた。主役を務めるティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)は、なぜか市内でレンタルできる電動自転車ライム(Lime)に乗って登場。レッドカーペット×自転車というシュールな光景で、会場の人々を驚かせた。

ネイビーブルーのカスタムスーツを着用

今作で演じた若き日のボブ・ディラン(Bob Dylan)を完全再現したり、ベイブレード片手にプレミアに登場したりと、本映画のプロモーションでもいつも通り自由なファッションを楽しんでいるシャラメ。今回は「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」からネイビーのカスタムスーツと、ブラックとブルーの花柄シルクシャツをスタイリッシュにスタイリング。アクセサリーには蛇皮のベルトと輝くチェーンネックレスを選び、足元は「マーティン ローズ」のブラックのレザーシューズで引き締めた。

インパクト大のこのシャツは、ディランが1965年にアメリカのフォークミュージシャンのジョーン・バエズ(Joan Baez)とロンドンを訪れ、ザ サボイ(The Savoy)ホテルの庭園で写真を撮られたことにちなんでいるのだそう。

モニカ・バルバロ

レッドカーペットには、ジョーン・バエズ役を演じたモニカ・バルバロ(Monica Barbaro)も登場した。ドラマティカルなフード付きのユニークなマーメイドドレスは「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」のもの。アクセサリーを最小限に抑えることで、個性的でありながらも落ち着きのある雰囲気に仕上げている。

劇中コスチュームに注目!

レッドカーペットルックだけでなく、コスチュームデザイナーのアリアンヌ・フィリップス(Arianne Phillips)が手掛ける劇中衣装も見逃せない。先日発表された英国アカデミー映画賞のベストコスチュームデザイン賞候補に3度目のノミネートを果たした彼女は、今最も注目すべきスタイリストの一人だ。

映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」は世界的ミュージシャン、ボブ・ディランの若き日の物語。1960年代初頭のニューヨークを舞台に、ミネソタ出身の無名ミュージシャンであった彼がスターダムを駆け上がる様子を、実際のストーリーに基づき描いている。

フィリップスは、シャラメにモーターサイクルジャケットとディランがザ・ビートルズ(The Beatles)と過ごした時代にインスパイアされたスキニースーツを着せ、内気な性格を隠すためにダークサングラスをかけさせることで、有名な謎めいたシンガーソングライターのペルソナをスクリーン上に作り上げた。

今回のスタイリングのポイントは“色”にある。中でもディランがよく着るスエードジャケットは、彼が名声を得るにつれて暗い色に変化させることでアメリカ公民権運動、反ベトナム運動、社会現象“サマー・オブ・ラブ”の前触れなど、60年代の高揚した雰囲気に反した彼のミステリアスな空気感を表現している。

映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」の日本公開は2025年2月28日。鑑賞する際はぜひ、衣装にも注目してみてほしい。

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「プロエンザ スクーラー」創業デザイナーデュオが退任 「ロエベ」の次期クリエイティブ・ディレクター就任の噂も浮上

ニューヨーク(NY)を拠点にする「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」の創業デザイナーであるジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)が、1月31日付で退任する。2人は現在、シーラ・スヴェイケ・スナイダー(Shira Suveyke Snyder)最高経営責任者と協力し、新たなクリエイティブ面のリーダーを探している。また、米「WWD」の独占取材に対し、マッコローとヘルナンデスは今後も同社の株主であり続け、役員を務めると述べた。

声明の中で、ヘルナンデスは「会社の中での日々のリーダーとしての役割から退き、クリエイティブの手綱を新たなデザイナーに譲るというパーソナルな決断をする時が来たと感じた。私たちが常に大切にしてきたのは、リスク覚悟の思いきりと冒険心。そして、次に何が起ころうとも、自分たち自身を開放する準備ができている」とコメント。マッコローも「変化は決して容易いものではないが、私たちが慎重に検討してきたこの決断は、私たちの人生のこのステージにおいて、ふさわしいタイミングでの適切なステップだと感じている」と付け加えた。

ただ、「ディオール(DIOR)」への移籍のために「ロエベ(LOEWE)」から去るという噂が浮上しているジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の後任としてクリエイティブ・ディレクターに就任するのではないかという憶測が流れているにも関わらず、2人は今後の活動について一切明らかにしなかった。また、「ロエベ」も親会社のLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)も1月15日現在、コメントを控えている。

NYのパーソンズ・スクール・オブ・デザインを卒業後、2002年に「プロエンザ スクーラー」を立ち上げたマッコローとヘルナンデスは、NYファッション・シーンの雄としてヨーロッパのトップメゾンから注目されていた。情報筋によると、LVMHは長年にわたり、傘下の主要メゾンの一つとして加わることについて2人と話し合いを続けてきたという。彼らが「ロエベ」に加わるという話は、昨年10月から水面下で始まっていたと同じ情報筋は語っている。

「プロエンザ スクーラー」の今後は?

「プロエンザ スクーラー」は、2月6〜11日に開催される25-26年秋冬ニューヨーク・ファッション・ウイークの公式スケジュールには含まれていないものの、関係者によると「中断することなく、事業を継続する」という。

また、2人はブランドの今後について自信を示し、次のように述べた。「私たちは、素晴らしいチームを率いるという信じられないような栄誉を得た。なかには、初日から一緒に働いている人もいる。彼らは私たちのことを知り尽くし、私たちの原動力である感情やアイデアの一部を彼らに伝えることができたと確信している。新しいクリエイティブ・リーダーがチームの素晴らしい才能をどのように引き出し、彼らならではの視点で既存のコードを進化させるかが楽しみだ。私たちは、彼らとブランドの未来に全幅の信頼を寄せている」。

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ラルフ・ローレンが「大統領自由勲章」をファッションデザイナーとして初受章

アメリカのジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は、文民では最高の栄誉となる「大統領自由勲章(The Presidential Medal of Freedom)」の授与式を開催し、ファッションデザイナーとして初めて、ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)を受章者に選出した。先見の明のあるファッションデザイナーとして、また先駆的な起業家、革新的なビジネスリーダー、献身的な慈善家として多岐にわたる長年の功績が称えられた。

ニューヨーク州ブロンクスでビジネスを始めたローレン=創業デザイナーは、ネクタイのデザインからスタートし、マンハッタンで成功。その後、メンズやウィメンズ、キッズ、ホームにコレクションを拡充し、映画のようにストーリー性のあるキャンペーンビジュアルやその世界観を踏襲したレストランを通し、60年以上にわたりアメリカンスタイルを再定義してきた。創造性やアメリカンドリームを象徴する存在としてその名を広め、24年度の売上高は66億ドル(約1兆362億円)に達した。なおローレンはファッションと文化への貢献のみならず、がん治療における格差をなくすために続けている慈善活動も高く評価された。

授与式に出席したローレン=創業デザイナーは、「私の故郷であるアメリカの歴史、伝統、価値観は常に私のインスピレーション源になっている。大統領から直々に授与される『大統領自由勲章』は私にとって生涯忘れることのできない名誉だ。誇り高きアメリカ国民として、深い感謝を込めて受けとりたい」と語った。

「大統領自由勲章」は、ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)元大統領によって1963年に創設され、アメリカの繁栄、価値観、安全保障、世界平和、またはその他の重要な取り組みに模範的な貢献をした個人を称えるもの。バイデン大統領は今月末に退任予定で、任期中最後となる。

今回はローレン=創業デザイナーの他に、メディア界をリードしてきた功績を称えられた米「ヴォーグ(VOGUE)」編集長のアナ・ウィンター(Anna Wintour)や主要政党で史上初の女性大統領候補に選ばれたヒラリー・クリントン(Hillary Rodham Clinton)、エイズや貧困の問題に取り組むロックバンド、U2のボノ(Bono)、自らもパーキンソン病と闘いながら治療研究を支援する俳優のマイケル・J・フォックス(Michael J. Fox)、子供への医療・教育支援を行うサッカー選手のリオネル・メッシ(Lionel Messi)、リベラル派の運動や候補者を積極的に支援していることで知られる投資家のジョージ・ソロス(George Soros)、格差是正に尽力するNBAの元選手、マジック・ジョンソン(Earvin “Magic” Johnson)の他、俳優のデンゼル・ワシントン(Denzel Washington)や動物行動学者のジェーン・グドール(Jane Goodall)、シェフのホセ・アンドレ(Jose Andres)ら19人に授与された。

バイデン夫妻は「ラルフ ローレン」の大ファン

なお、バイデン大統領は「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」の服をたびたび着用している。21年1月に行われたバイデン大統領の就任式では、同ブランドのネイビースーツにトップコート、ネクタイでトータルコーディネート。その後の任期中の大事なシーンにおいて、妻のジル・バイデン(Jill Biden)とともに「ラルフ ローレン」を着用する機会が多く見られ、ジル夫人は昨年9月にニューヨーク・ハンプトンズで行われた25年春夏コレクションのショーにも来場している。

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エスティ ローダーの取締役会をロナルド・S・ローダーが退任

エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES以下、ELC)のロナルド・S・ローダー(Ronald S. Lauder)氏が取締役を退任する。空席にはロナルド氏の娘、エアリン・ローダー(Aerin Lauder)の夫であるエリック・ジンターホーファー(Eric Zinterhofer)氏が就き、娘のジェーン・ローダー(Jane Lauder)は取締役に留まる。

ロナルド氏は創業者であるエスティ・ローダーの息子で、今年80歳を迎える。1964年に一族の会社に入社し、68〜86年と、88年〜2009年、16年から直近の引退まで、取締役会に在籍しており、「クリニーク(CLINIQUE)」の会長職には留まる。声明では、「取締役を退くことになるが、引き続き素晴らしい会社や次世代を担う一族の遺産を守ることに尽力していく。エリック氏の経験と視点は、会社の長期的なビジョンと回復計画にとって財産になるだろう」と述べた。

ウィリアム・P・ローダー(William P. Lauder)取締役会会長は、後任となるジンターホーファー氏を「企業と社員、ブランドの揺るぎない支持者」と称し、「一族の一員として、当社の中心にある価値観を守ると同時に、新鮮な視点をもたらしてくれるだろう。豊富なガバナンス経験、戦略的洞察力、業界知識は、当社の財産となり、長期的な成長計画を推進させる」とコメントした。

ジンターホーファー氏は投資会社サーチライト・キャピタル・パートナーズ(SEARCHLIGHT CAPITAL PARTNERS)の創業パートナー。同社のポートフォリオ企業である介護サービスのケア・アドバンテージ(CARE ADVANTAGE)や通信会社のリバティ・ラテンアメリカ(LIBERTY LATIN AMERICA)などの取締役を務めるほか、通信会社のチャーター・コミュニケーションズ(CHARTER COMMUNICATIONS)の取締役会長を務めている。

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メーガン妃とハリー王子がロス山火事の救援活動 チャーリー・XCXらセレブも支援に協力 

1月10日(現地時間)、メーガン・マークル=サセックス公爵夫人(Meghan Markle, Duchess of Sussex 以下、メーガン妃)とサセックス公爵ハリー王子(Prince Harry以下、ハリー王子)は、ロサンゼルスで発生した大規模な山火事の救援のため、カルフォルニア州・パサデナ(ロサンゼルス北東部)を訪問した。

同夫妻は、自然災害発生時に食事を提供する非営利非政府組織、「ワールド・セントラル・キッチン」で物資と食料の配給を行った。メーガン妃とハリー王子は、以前にもアーチウェル財団として同組織と提携したことがあり、ボランティアの人々やパサデナ市長のビクター・M・ゴード(Victor M. Gordo)とともに、避難した人々に食事を提供した。

2人は当初、匿名で救援センターを訪れており、パサデナ市長は「マスクをして食事を提供していることは誰も知らなかった」と話した。

夫妻は、アルタデナ(ロサンゼルス北部)の住民らと彼らの焼失した自宅跡で対面し、支援を申し出た。同市長は「2人はできる限り役に立ちたいと思っているようです」と話し、「2人は、パサデナとアルタデナの焼け野原で被災した家族を訪ね、時間を割いて被災者に会い、共に時間を過ごしました。2人は友人や隣人を気遣う、とても思いやりのある人です」と続けた。

その後、夫妻はロサンゼルスの消防隊員やその他の救急隊員に感謝の意を示すため、ローズボウルにある司令部に向かった。市長は、「私達はいくつかの家族を訪問し、被害を受けた場所を直接見に行きました。そして、2人は、救急隊員らを訪問し、私達の家族と隣人を救助した彼らの働きに感謝を伝えました」と語り、「救急隊員らを本当に元気づけました」、「人々は2人を見てとても喜んでいました」と付け加えた。さらに、「ここに来て、救急隊員と会い、被災者と会うなんて、素晴らしい人であり、素晴らしい人柄、そして素晴らしい心です」と話した。

9日(現地時間)には、夫妻は自身のウェブサイトに救援活動を支援するための情報と方法のリストを共有した。「ここ数日間、南カリフォルニアで発生した山火事により、家族や家、学校、医療機関、その他にも多くのものが壊滅的な打撃を受け、あらゆる階層の何万人もの人々に影響を与えています」と声明を発表した。また、「友人や愛する人、ペットが避難を余儀なくされていて、彼らに安全な避難場所を提供できるのであれば、ぜひそうしてください。また、近隣の、体の不自由な方や高齢の方が避難する際に助けが必要かどうか確認するようにしてください。何も持たずに避難してきた人もいます。衣類、子ども用のおもちゃや服、その他の必需品の寄付もぜひご検討ください。アメリカ赤十字は、現地で困っている人々を支援しています」とコメントしている。

さらに、2人は同ウェブサイト上で、火災で避難した動物たちを保護し、世話をしている「アニマル・ウェルネス・ファンデーション」「コンプトン・カウボーイズ」、避難を余儀なくされている人々に仮設住宅を提供している「エアビーアンドビー(Airbnb)」と「211LA」、ベビー用品を提供している「ベイビートゥベイビー(Baby2Baby)」、火災で被害を受けた人々に水や物資、その他の必需品を提供している「オール・パワー・ブックス(All Power Books)」についての情報も同ウェブサイト上で共有した。

セレブリティーらも大規模災害の支援

メーガン妃とハリー王子のほかにも多数のセレブリティーらが支援を行っている。

チャーリー・XCX(Charlie XCX)は、 自身のプラットフォームで、山火事救援のための寄付を呼びかけている。特にブランドに対して、チャーリーは、「人前に立つ人間として、私はよくブランドから私に何かを贈りたいと洋服やその他のものを送られます。これはとても親切で素敵なことですが、ブランドには本当に必要としている人に贈って欲しいです。これを読んでいるブランドは、この恐ろしいロサンゼルスでの火事で悲惨な被害を受けた人々に寄付をしてください」とインスタグラムのストーリーズに投稿した。

また乳幼児、子ども、大人用の衣料品のリストを載せ、その上に「困っている家族のために、ここにあるものを寄付します」と書き、フォロワーには、「どんなブランドでも友達でも、できることをしましょう」と呼びかけた。

パリス・ヒルトン(Paris Hilton)は、自身の非営利団体「11:11 Media Impact」を通して、山火事救援のための緊急基金を立ち上げた。パリセーズ(ロサンゼルス西部)火災でマリブの自宅を失ったパリスは、最初に10万ドル(約1600万円)を寄付し、さらに10万ドルの寄付を上乗せする予定だ。ヒルトンはインスタグラムに「私の心は、ここロサンゼルスの壊滅的な火災に影響を受けた全ての人々と共にあります」とコメントし、「私はマリブの家を失いましたが、私の思いは、家や大切な記念品、愛していたコミュニティー、そして安心感など、多くのものを失った無数の家族とともにあります」と加えた。


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LVMH メティエダール、日本の若手アーティスト米澤柊をアーティスト・イン・レジデンス第9弾に選出

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)によるクラフツマンシップの革新と発展に取り組むコミュニティー、LVMH メティエダール(LVMH Metiers d’Art)は、アーティスト・イン・レジデンス・プロジェクトの第9弾として、日本のアーティスト兼アニメーターの米澤柊を選出した。同氏は1月13日から岡山県のデニム生地メーカー、クロキに6カ月間滞在し、創作を行う。同プログラムを日本で開催するのは今回が初めて。完成した作品は2025年中に公開予定で、場所などは追って発表する。

LVMH メティエダールとは?

LVMH メティエダールは、15年の設立。モノづくりに欠かせない優れた技術を持つ工房や、職人たちの事業や活動に投資することで、世界的なクラフツマンシップの集合体を形成している。特に牧畜、皮革やエキゾチックレザー、金属加工、繊維やファブリック生産の部門でのネットワーク形成に注力。22年には、日本における活動拠点としてLVMH メティエダール シャパンを立ち上げ、その主導により23年4月にクロキとのパートナーシップ契約を締結した。また、同年11月には西陣織の老舗企業、細尾とも提携している。

クロキについて

クロキは1950年、岡山県井原市で黒木織布として創業。今年は創業75周年を迎える。60年代からデニムの製造・販売をスタートし、日本のデニムの品質向上と産業の発展をけん引してきた。清らかな水に恵まれた豊かな自然と共生しながら、染色、織布、整理加工までを自社で一貫して行い、高品質のデニム素材と製品を生産している。

米澤柊について

米澤は、1999年東京都生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科を卒業し、アーティスト兼アニメーターとして活躍。2000年代のデジタルアニメーションおよびキャラクターの身体性への関心を軸に制作を行っている。23年には、初の大規模個展「Shu Yonezawa Solo Exhibition “Happy Birth”」を東京・渋谷のパルコミュージアム トーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)で開催した。

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米化粧品小売大手アルタビューティがCEO交代 社歴10年のCOOが後任に

米化粧品小売大手のアルタビューティ(ULTA BEAUTY以下、アルタ)は、デイヴ・キンベル(Dave Kimbell)最高経営責任者(CEO)が退任することを発表した。同氏は6月28日まで顧問を務める。後任にはケシア・スティールマン(Kecia Steelman)プレジデント兼最高執行責任者(COO)氏が就任し、取締役会に加わる。

キンベルCEOは2021年、同職に就任した。スティールマン次期CEOは11〜14年に小売チェーンのファミリー・ダラー(Family Dollar)の副社長を務めた後、15年にアルタの店舗運営最高責任者に就任し、21年にCOO職に就いた。直近では、企業戦略、情報テクノロジー、店舗・サービス運営、サプライチェーンなどを担当した。これには、グローバル・ブランド・オペレーター企業のアクソ(AXO)との合弁事業を通じたメキシコへの進出も含まれる。

スティールマン次期CEOは「アルタは単なる美容小売店ではない。全てのお客さまや従業員の美の可能性を実現するためのデスティネーションストアだ。ビューティとウエルネスの市場シェアを拡大し、長期的に成長すると確信している。アルタが次のステップを迎えられるように尽力していく」と述べた。

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