
月別: 2020年6月
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with コロナ?新しい生活様式?ものづくりはどこへ向かえばいいの?
こんにちは!ものづくりコミュニティ・MAKERS LINK 主宰の栗原です。
全国に出されていた緊急事態宣言も解除され、日常生活も徐々に戻りつつあるというところなのでしょうか?いわゆる「新しい生活様式」が試される、というわけですね。私も実際のところ、未だに、ほぼ外出せず、仕事場と自宅の往復(といっても、会社の上階に住んでいるので実質、一歩も外へ出ず)の生活を送っています。
肝心の仕事の方はどうでしょう?私の会社でも、収め先が大手メーカーさんの仕事がほとんど止まったまま。社員の出勤も週休3日を継続中です。考えられる対策は順次打ってなんとか凌いでいますが、さて、いつまで持ちこたえられるか。。。
前回の記事には、Facebookグループ・MAKERS LINKで取ったアンケート結果を報告させていただきましたが、我々、中小、零細の製造業にとっては、ほんとうに厳しい状況が続いています。一ヶ月経った今ですが、現状は変わっていないのでは?
https://keikakuhiroba-mfi.com/archives/21954
昨日は、中小企業支援機関・大阪産創館の方とリモートでお話をさせていただきました。製造業を覆っているこの不景気は、地域によって差があるのかどうか気になっていたのですが、やはり、関西圏でも状況は変わらないようですね。
さてさて、そんな中でも、モノカクの原稿を書かなくては。。。はて、いったい、何を題材にしたらよいのやら?いろいろと頭の中で、近頃あったことを巡らせていると、ちょっとしたいい話も、ぽつぽつと、やっぱり、あるもんです。今回の記事は、思いつくままに「いい話」ご紹介させていただこうと思います。
弊社の新規の仕事の話
まず、弊社の新規の仕事の話から。仲間内から依頼のあった仕事ですが、カメラ用の三脚をいろいろな用途に使うための「ネジアダプター」の製作をさせてもらいました。キャンプ、アウトドアの分野では、38explore というブランド名で、かなりの数のフォロアーを集める”カリスマ”さんの展開するアイテムなのです。
うちは、以前から、ラジコンカーや釣りのリールなど、ホビーの業界にパーツを提供させてもらっていた実績もあって、それが功を奏したかもしれません。今後も、こういう、よりユーザーに近い製品に力を注いでいきたいと思っているところです。
team COOL MILLINGS
このブログでも何回か宣伝させてもらってますが、金属切削加工屋軍団、team COOL MILLINGS のオフィシャルサイトを開設しました!
日本の金属切削加工業の未来を拓く町工場軍団。金属製品の「美しさ」を多くの人に届けたいという思いから、2020年、本格稼働開始。
このコピー、どうですか!気合入ってますよ!
その、COOL MILLINGS のメンバーでもある、埼玉、吉川を拠点とするメガワークス株式会社、永井社長。思い切った行動に打って出ました。もともと取引先であった会社の経営者が高齢のため工場を閉めると聞き、すべての設備と従業員さんを引き受ける決断をしたんです。
現状維持でさえ厳しいこの状況下、男気だけでできることじゃないですよ。もちろん悩んだろうし、計画を何度も練り直しただろうことは想像に難いです。でも、覚悟を決めて前進したことを称えずにはいられません。近いうちに工場をお訪ねして、詳しい話を聞いてきます。ここにもレポートを載せますから、ご期待ください。
縁というのも不思議なもの。たしか最初はネットで知ったんです。同じ地元川口で活動する、金属造形アーティストの犬塚晶久さん。口数少なく長髪の風貌で、すこし、近寄りがたい雰囲気も、いかにも、という感じの方ですが、なぜか、好きなんです、彼とお酒を酌み交わして語り合うのが。
その犬塚さんと、日本橋、コレド室町に店を構える「メタマテ」がコラボして、魅力的な新しい製品たちを生み出しました。私自身もメタマテさんとはただならぬ仲を自負していますんで、なんだか、身内のことのようにうれしいんです。こちらのプレスリリースに詳しいことが掲載されています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000048481.html
由紀精密さんの話題
続いては、こちら、モノカクには2月に訪問記というかたちで紹介させていただいた、株式会社由紀精密さんの話題。https://keikakuhiroba-mfi.com/archives/21212
ちょうど、この原稿の締め切り日(6月10日)にプレスリリースが届きました!なんというグッドタイミング!
エンジニアリングの観点で自社設計したピュアオーディオ向けアナログプレーヤーを販売開始。由紀精密の精密旋削加工技術にこだわり抜いて生まれました。(プレスリリースより)http://audio-yukiseimitsu.com
大坪社長のFacebookで、こんな投稿もされてます。
やっぱり、精密加工ができる。機械設計ができる。プロダクトデザインができる。Webサイトを作れる。広報ができる。海外にも発信できる。これらを、すごい経営が苦しくても自社内に持ち続けてきたことは、間違ってなかったと思う。そして、それに共感してくれる素晴らしい社員のみんなに支えられ、今私はとっても幸せです♪
いやあ、これぞ、ものづくり!自分の理想に、いかに近づくことができるのか!やっぱり実践する力でしょ!有無を言わせぬ、ものづくり!由紀精密さんには、私も、でっかい刺激をもらってます。
最後に自分の製品
こんな素晴らしい製品の紹介の後で、最後に自分の製品の宣伝をするのは、若干、恥ずかしくもありますが。。。
町工場発、切削加工工場の現場から直送!ジュラルミン削り出しテープカッターが、いよいよ、日本橋、コレド室町に店を構える「メタマテ」さんにて発売の運びとなりました。
アルミニウムの中でも強度に優れ、航空機や自動車などの構造材としても用いられるA2017ジュラルミン材から、刃の部分も含め一体削り出しで製作しており、丈夫で永くご愛用いただける逸品となっております。
メタマテさんについては、昨年の9月に記事を掲載させていただいてますので、ぜひ、合わせてご覧ください。https://keikakuhiroba-mfi.com/archives/19947
さて、with コロナの時代、いったい、ものづくりはどこへ向かえばいいの?とため息交じりに原稿を書きはじめましたが、いろいろと話題を盛り込んでいるうちに、気持ちがかなり前向きに変わってきましたね!
確かな答えはどこにあるのか分かりませんが、”なにか”が見えてきた、そんな気がしてきました。皆さんはいかがですか?
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課題別IoTツール・サービス事例集2:通信環境の構築がわからない・見直したい
こんにちは、盛岡在住IT系ライターの宮田文机です。
5月は『課題別IoTツール・サービス事例集1:センサの選び方・使い方がわからない』と題し、データ取得にかかせないセンサを工場に導入するにあたって使えるサービス・ツールをご紹介しました。
センサの選定・設置ができたら早速データを見える化……といきたいところですが、その前に確認したいのが“セキュアで安定的な通信環境を構築できているか”という点です。
通信ネットワークの問題が数億円規模の損失につながりうる製造現場。万全の通信インフラを構築することは必ず満たすべき条件といえるでしょう。
本記事では、工場の通信インフラに求められる3要素とそのために役立つツール・サービスをご紹介します。
工場の通信インフラに求められる3要素
産業用の通信インフラで押さえておきたいのが以下の3ポイントです。
- 安定性
- セキュリティ
- 耐久性
工場運営において絶対に避けたいのが「ライン停止」のリスク。IoT化に向けて新たなネットワークを導入した結果、人的ミスやサイバー攻撃、通信環境の複雑化などが原因でラインが止まり大きな損失につながる……といった事態を避けるために安定性は必ず押さえておきたいところです。また、マルウェア・不正アクセスなどのセキュリティ問題にもしっかりと目を配る必要があります。サーバや生産設備にウイルスが侵入しライン停止や機密情報の漏えいにつながっては目も当てられません。
さらに高温・高湿・氷点下など通常とは異なる環境となりうる生産現場では、過酷な状況にも耐えられるネットワーク機器を選定することも求められます。
事例1:産業用ネットワークのグランドデザインがサポートされる「工場IoTネットワーク・セキュリティ」
富士通株式会社が提供するのが工場ネットワークの診断からグランドデザイン、その後の運用支援までネットワーク構築をサポートする「工場IoTネットワーク・セキュリティ」サービスです。
例えば、工場のIoT化においてしばしば発生するIT(情報系システム)とOT(制御系システム)の接続問題。そもそも連携することが想定されていないそれらをいかにつなげ、セキュアかつ安定的なシステムを構築できるかという難問への対処でもこのサービスは利用されています。
【活用事例】
セキュリティパッチやウイルス対策ソフトの導入によりOT機器が停止するリスクを避けつつ、セキュリティ対策を行う手段をともに策定。すべてのネットワークを構成する機器・設備を洗い出し、既存のネットワークを乱さずOT・IT機器を接続できるネットワーク基盤を構築した。
事例2:通信ネットワーク構築をさまざまな形で支援する「SORACOM」
株式会社ソラコムはIoTにおける通信環境構築を助けるさまざまなサービスを展開しています。契約回線数100万を超えた「SORACOM Air for セルラー」はLTE/3G通信が可能な従量課金制のSIMを販売するサービス。必要に応じて自由にデータ通信を導入、休止できる点が便利なサービスです。また「SORACOM Beam」はクラウドを介してIoTデバイスの通信の暗号化や接続先の管理を肩代わりしてくれます。インターネットを介さずクラウドとデバイスの間でデータを送受信できる「SORACOM Canal」も機密性の高い情報を扱う際には有用です。
【活用事例】
切削加工機の稼働状況を遠隔監視するシステムの構築に「SORACOM Air」を活用。手間をかけず、急を要する作業がある場合など必要なときだけ機器を監視できるように。また機密情報が載せられた設計書は「SORACOM Canal」でやり取りすることで安全性を担保できるようになった。
事例3:あらゆる観点から情報通信基盤の構築を支える「NETFORWARD」
日立システムズ株式会社の「NETFORWARD」は、セキュリティ対策、ネットワーク機器の選定・提供、ネットワーク監視・運用・障害対応、クラウド環境構築、ネットワーク運用・構築とあらゆる観点から情報通信基盤を支えるサービスを提供するパッケージです。大手ベンダーならではのノウハウの豊富さ、支援体制の手厚さがポイントといえるでしょう。
【活用事例】
事務所、倉庫に無線LANシステムを導入するとともに、在庫管理にPOS、PDAを用いることに。安全かつ利便性の高い接続が可能になったとともに業務効率向上にもつながった。
事例4:IoT機器のセキュリティリスクを常時管理する「Trend Micro IoT Security」
トレンドマイクロ社の「Trend Micro IoT Security」は管理対象の機器・設備にエージェントを組み込み、クラウドベースのシステムと組み合わせることでセキュリティリスクの常時管理を可能にするサービスです。ネットワークセキュリティに特化した企業だからこそ、徹底したリスク管理が期待されます。
【活用事例】
コネクテッドカーに対するハッキング・サイバー攻撃に対する対策として「Trend Micro IoT Security」を実装。製品に対する安全性を担保する一助となった。
まとめ
スマート工場がつつがなく稼働するための前提となる通信環境の構築を助けるソリューションをご紹介してきました。通信環境に求められる3要素は「安定性」「セキュリティ」「耐久性」です。この機に、それらの条件を自社のネットワーク機器は満たせているのか、今一度確認されてみてはいかがでしょうか。
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オンライン商談は中小製造業の強力な武器になる
テクノポートの井上です。
ZOOMをはじめとしたオンライン商談はコロナの影響もあり、ここ数ヶ月でスタンダードになりつつありますが、お話を伺う限り、まだ積極的に活用している中小製造業の会社は少ないようです。正直わたしもIT業界に身を置いておきながら、対面が良いと思っていて、このような状況になるまで、必要性を感じていないアナログな人間でした。急に背中を押されたような状態です。
ただ利用してみると、思ったより良いと感じる点、やりづらいと感じる点が見えてきて、工夫次第で活用できると思っています。そのオンライン商談ですが、中小製造業の営業の強力な武器になると考えており、今回はその理由について対面型の商談と比較しつつ説明します。
対面型商談について
対面型商談のメリット
- お客様の課題をより深く知ることができる
- 製品サンプル等の実物を見て具体的な検討ができる
- 要件以外の雑談などから他の有益な情報の収集ができる
- 直接会うことでお互い信頼関係が生まれる
対面型商談のデメリット
- 商談の場をセッティングするのに時間がかかる
- 移動に時間がかかる
- 遠方だと気軽に訪問できない
- 技術的な検討は社内に一度持ち帰ることが多い
オンライン商談について
オンライン商談のメリット
- 商談までのリードタイムの短縮ができる
- 移動時間の有効活用ができる
- 遠方の顧客と接点を持てる
- 商談が訪問型より気軽にできる
- なかなか現場を離れられない工場長などの技術者も商談に参加できる
オンライン商談のデメリット
- 双方でオンライン利用環境の準備が必要
- 表情や感情が読み取りづらい
- 議題以外の話はあまりできず、情報収集しづらい
- 会うことに比べ気軽な分、関係を築きづらい
- 用がなければ商談はできない
オンラインだからこそ提供できる価値を考える
上記のようにオンラインのメリットを見て頂くと、とても便利そうに見えます。実際利用してみるとたしかに便利です。ただ、やっぱり対面での商談の方が良いなと思う方も多いはずです。便利というだけでは利用する動機づけは弱いと感じます。
オンラインをうまく活用するためには、対面営業が出来ないから、しょうがなくオンラインを行う、というスタンスではなく、オンラインだからこそお客様に提供できる価値を見出すことが重要だと思います。その具体的な例をいくつか挙げます。
お客様が発注依頼をするまでの時間短縮に貢献
お客様が図面の製作可否を打ち合わせしたい時など、訪問の前にオンラインで簡単な打ち合わせを行うことで、お客様は早い段階で「この会社に依頼できそうか」を考えることができ、頼めそうと判断できれば何社も声をかける必要もなくなります。また、合わないようであれば、すぐに他を探すことができ、時間の無駄を省けます。
訪問のように、お互いの時間をセッティングする必要が無いため、時間が空いていれば、当日すぐにでも打ち合わせすることが可能になります。中小製造業はスピード感、対応力を売りにしている会社も多いため、その強みに磨きがかかるはずです。
より気軽な双方コミュニケーションを可能にする
オンラインをうまく活用することで、メーカーの研究開発部門や、製品開発をしたいベンチャー系企業などの技術的な相談に気軽に乗れるようになります。アイディアベースのものを一度製造側に問いかけることで、アイディアをブラッシュアップしていくケースはよくあります。
社内であれば気軽に話ができますが、社外の人間に相談するのは、ある程度仕様が固まった状態でないと、問い合わせをするハードルが高いです。
オンラインであれば、訪問と違い、相談レベルからの打ち合わせが気軽にできるようになり、問い合わせのハードルを下げられます。また、メール、電話では伝えきれないものがカバーできます。
他にも、商談では無いですが、毎日何度もコンタクトを取るような関係の深いお客様や、自社の複数拠点をオンラインで常に繋くこともできると思います。それにより、まるで同じ社内にいるように複数人、複数回のコンタクトが可能になり、劇的なコミュニケーションの変化が生まれるかも知れません。
営業の「技術に相談する」という宿題を無くす
訪問し商談をする際に、技術者も同行できれば良いですが、なかなか予定が合わず、要件を伺うためにまずは営業だけで訪問するケースも多いと思います。ただ、深い技術の話になると「一度社内に持ち帰って検討します」という場面は少なからずあるのではないでしょうか。オンラインであれば、なかなか現場を離れられない工場長などの技術者を商談の場に参加させることができます。
オンラインでお客様と商談するやり方もありますが、対面商談とオンラインを組み合わせるやり方も考えられます。例えば、営業マンがお客様先に訪問し、対面での商談を行い、技術者はオンラインでつなぐという方法です。これにより、対面商談の良いところに加え、問題解決のスピードが早くなり、また、技術者の移動時間も削れます。
訪問の難しい遠方のお客様との距離を縮める
「オンライン商談のメリット」にも記載はありますが、遠方でなかなか打ち合わせができないお客様とも容易に打ち合わせができるようになります。もしかしたら海外とのやり取りも増えるかもしれません。また、地方で製造業を営む企業にとっては、不利と見なされていたその距離感をぐっと縮めることができるようになります。オンラインで工場見学ができるようにすれば、より自社の理解を深められるようになると思います。
オンライン商談で気をつける点
オンラインと対面の商談の違い
オンラインと対面での商談では、求められるスキルが違うように感じています。どちらの商談でも、必要なスキルとしてコミュニケーション能力がありますが、対面型商談では相手の懐に入るのがうまくお客様に好かれる人が向いている気がします。つまり、雰囲気作りの上手い人です。しかし、オンラインでは議題が決まっており必要なことしか話さないため、目的や論点を明確にして商談を進める能力が重要です。
また、オンラインだとコミュニケーションの伝達力が落ちるので、そのデメリットを払拭する手段としてプレゼンツールを洗練させる(画面共有で見せる資料)などの必要性も出てくると思います。他にもオンライン特有の間(ま)であったり、相槌など、普段より大きめのリアクションを取る必要があったり、対面型と同じとは考えず、オンライン独自のノウハウを構築する必要があると思います。
最後に
コロナ禍によりオンラインを利用せざるを得ない世の中になりました。オンラインツールが昔から無かったわけではありませんが、コロナ以前なら「オンラインでやりましょう」と言っても難色を示すお客様は多かったはずです。それが双方理解される世の中になったため、オンラインが急激に浸透しました。
今後、コロナが収まっても、以前の営業スタイルに戻ることは出来ないかも知れません。対面型商談の劣化版として無理やり取り入れるのではなく、お客様とのやり取りをより円滑かつスピーディに解決できる自社の営業ツールとしてオンラインを取り込んでいく必要があるのではないでしょうか?