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コンテンツマーケティングのネタの探し方
マーコム・サポーターの椎名です。中小企業や個人事業主のマーケティング活動をサポートする傍ら、ライティング活動も行っています。今回は、「コンテンツマーケティング」における現場担当者のよくある悩みについて取り上げました。
オウンドメディアやブログの担当者が日々頭を抱えるのが「コンテンツのネタ探し」です。
「コンテンツの質」がサイトの価値を決めるといっても過言ではないため、ネタ集めは重要な位置づけにあります。しかしながら、読者の悩みに刺さるコンテンツを量産し続けるのは容易なことではありません。外部のライターに執筆を依頼するにしても、ネタ出しの部分まで一任してしまうと、目的・意図から外れた内容になってしまい、成果をあげることが難しくなります。
B2B製造業における「ネタ探し」の課題
コンテンツのネタ探しは、B2CでもB2Bでも大きな課題ですが、B2Bのほうが、ハードルが高いかもしれません。B2B製造業では、オウンドメディアのターゲット層として顧客企業の技術者を想定している企業が多いです。しかしながら、以下のような課題があります。
顧客の生の声を聴く機会がない
B2Bの場合、顧客企業との接点があったとしても、実際に顔をつきあわせて話ができる人間は限られています。現場の開発エンジニアと直接会話できる機会はなかなかありません。また、開発状況はクローズドなので、リレーションが薄い顧客がどのような課題を抱えているのか、今何に関心をもっているのかを把握することはとても難しいでしょう。
部門間の情報共有/連携が不足しがち
コンテンツマーケティングは、主に広報宣伝やWeb関係の部署に在籍する人間が担当しています。こうした部署では、そもそもあまり顧客との直接のやりとりがありません。縦割り組織の弊害で、顧客と直接接する営業部門との連携がうまくいっていないケースも多く、情報が共有されないこともあります。
もちろん、こうした問題に対して組織の垣根を取り払い、横断的な体制を構築して問題解決に取り組めている企業もあります。しかしながら、こうした取り組みを実現するには、複数の組織の協力体制が必要です。各部門の理解を得るまでに時間もかかるかもしれませんが、中長期で計画を立てて実現させましょう。
そこで今回は、顧客との接点が少ない、社内協力が得にくい場合でも比較的有効性が高いネタ探しのやり方をご紹介します。
ネタ探しの方法5選
客先エンジニアのニーズは、直接ヒアリングができなくても、Webや社内に蓄積するデータを活用すれば間接的に情報収集できます。ここでは、継続して回せるネタ探しのやり方を5つ紹介します。
キーワードを分析する
BtoB製造業に関連するキーワードは、特殊な単語が多く、一般の方はあまり使いません。つまり、顧客を含めた業界人が、実際にその単語を使って情報収集していると考えます。そのため、自社のWebサイトに来訪するユーザの検索キーワードからSEOコンテンツを作ると、ニーズに刺さりやすいコンテンツができます。
キーワードの情報は、アクセス解析ツールやGoogleが提供するsearch consoleで調べられます。キーワードは、何百、何千とありすべてをチェックするのは難しいため、ボリュームの大きいビッグワードに目がいきがちです。しかし、上位ワードは社名や、誰でも検索する共通の単語ばかりなので、コンテンツマーケティングのネタ探しの参考にはならないかもしれません。
ネタ収集には上位よりもむしろテールを見ることが有効です。テールのキーワードには、いくつかの単語を組み合わせた複合ワードや、ニッチな単語が含まれていることがあります。これらはユーザがピンポイントでその情報を探していると考えられます。検索ボリュームが少なくても、次のアクションにつなげられる確率があると考えてよいでしょう 。
FAQ情報をチェックする
顧客からの問い合わせや意見からコンテンツを作るのも有効です。問い合わせには、顧客が抱える課題やニーズが詰まっています。それらに基づいたコンテンツは、同じ悩みをかかえるユーザによって貴重な情報源です。
顧客の声を拾うコミュニティサイトや質問を募るコーナーを設置するなど、定期的に情報が入ってくるような仕掛けを作るのもよいでしょう。ニーズ収集からコンテンツ制作までを業務フローに組み込むことで、スムーズなサイクルの構築が可能です。
ただし、商材や社内リソースの問題でこうした取り組みを行うことが難しいケースもあるかもしれません。自社での情報収集が難しい場合は、外部のQAサイトを活用するのもひとつの手だと考えます。
製造業向けのサイトとしては「技術の森」が有名です。
引用:https://www.nc-net.or.jp/mori/
このサイトは年間7,000万人が利用する国内最大級のQ&Aサイト【OKWAVEコニュニティー】と連携しており、幅広いテーマに関する質問が寄せられています。検索窓から関連キーワードを入れることにより、どのような質問があるのか 確認できます。例えば、「ロボット 制御」と検索すると、以下のような情報が閲覧できます。
Google Scholarを活用する
コンテンツのネタは、日ごろのニュースや学術論文、特許などから情報を得ることができます。このうち誰もが注目する情報はメディアで取り上げられますが、ニッチな領域はあまりニュースにはなりません。自社に関連するニッチな領域をネタにすることで、濃い潜在層に対してアプローチできるのでおすすめです。
とはいえ、情報量は膨大であり、自社に関係するものを定期的に効率よく入手したいと思う人も多いでしょう。そこでおすすめなのが、Google Scholarでキーワードのアラートを活用するやり方です。
引用:https://scholar.google.com/
Google Scholarは、学術論文や関連書籍、特許、法律関係の情報をキーワードで簡単に全文検索できます。キーワードはアラートを作成できるので、新しい論文が追加されると、自動的にメールで通知をしてくれるので効率のよい情報収集が可能です。
ソーシャルリスニング
B2B製造業では、秘匿性の高い情報を扱うこと多い傾向にあります。WebやSNSで情報発信する内容は公開できる情報だけに限定されてしまいます。そのため、技術者が本当に知りたい情報は、ネットで探すことは難しいでしょう。
しかしながら最近は、徐々にクローズドな情報も見られるように変化しています 。関係者が個人的にSNSで情報発信や情報交換を積極的に行っているためです。開発中の情報が表にでることはありませんが、どのような話題が興味をもたれているのかの傾向を分析できます。ソーシャルリスニングは足元のトレンドをつかむには有効な手段です。
認知喚起にSNSを活用する企業も多いため、どのようなコンテンツが拡散されやすいのかを調査しておくのもよいでしょう。ツールなどを使って、効率的にリサーチすることをおすすめします。
アンケートを実施
最近では、専門家へのヒアリングや、アンケート調査を手軽に実施できるサービスも増えています。これらは有料にはなりますが、効率的に一次情報を取得できます。ここでは代表的な2社のサービスを紹介します。
ビザスク
引用:https://service.visasq.com/
ビザスクは、さまざまなビジネス領域の専門家に1時間からのスポットコンサルを提供するサービスです。登録されている専門アドバイザーは10万人以上で、うち7割は現職に従事されています。キーワード検索でアドバイザーを探すことができ、電話や対面で相談できます。
イプロスリサーチ
引用:https://marketing.ipros.jp/service/ad/research/
イプロスリサーチは、日本最大級のものづくり分野のB2Bデータベースサイトとして知られるイプロスが運営するアンケート調査のサービスです。イプロス会員の中から任意の業種・職種・役職・エリアで絞り込めます。ネットリサーチなので、短期調査が可能です。
まとめ
B2B製造業におけるコンテンツマーケティングのネタ探しは困難ですが、Webや各種ツールを活用することで効率的に情報収集ができます。日ごろからルーチンワークとして収集する習慣をつけておくとよいでしょう。気になったネタはエクセルなどでリスト化しておき、優先順位付けを行っておけば計画的にコンテンツの量産ができます。
テクノポートは製造業の現場経験・工業知識をもつ技術ライターがコンテンツの執筆を対応いたします。ぜひご相談ください。
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オープンイノベーションの成功事例5選
製造業勤務、機械系エンジニアライターの野口です。オープンイノベーションの成功事例が知りたい、成功事例を自社のオープンイノベーションに活用したいなどの悩みをお持ちではありませんか。本記事では、オープンイノベーションの成功事例を5つ厳選してお伝えします。
オープンイノベーションとは
オープンイノベーションの目的は、他社や研究機関、ベンチャー企業など外部と協業し、新たな市場を切り開き、新しい商品を生み出すことです。
製品のライフサイクルの短期化や新興国の対等により競争が激化し、従来の自前主義によるイノベーションには限界が来ています。この激動の時代に対応するためにも、オープンイノベーションによる新規技術の開発や新規市場の開拓が求められています。
オープンイノベーションの成功事例
オープンイノベーションによって、新たな技術や製品を開発した事例を紹介していきます。
北陸テクノ株式会社
北陸テクノ株式会社は産学官連携(射水市、JAいみず野、富山県立大学と共同で開発)で新製品の開発に成功した企業です。
もみ殻を焼却しても環境負荷が少ない「もみ殻処理炉」の共同開発に成功し、灰を活かしたリサイクル製品の開発まで手がけています。その一例は、農業分野の肥料開発です。さらに、もみ殻灰の特性を活かしたコンクリート製品の試作に成功し、鳥取県の製造業者と製品化を目指しています。
ソニー株式会社
ソニーはスタートアップの創出と事業運営を支援するプログラム「Sony Startup Acceleration Program(以下、SSAP)」を2014年にスタートしています。その成功例の一つがソニー、京セラ、ライオンの3社でのオープンイノベーション活動です。
3社はSSAPを通じて仕上げ磨き用の歯ブラシ「Possi」を開発し商品化に成功。3社が協力し、スピード感をもって商品を世の中に発売しています。対談の中で、オープンイノベーションの成功の鍵は「社会的意義の共有」と3社座談会で言及しています。
鶴岡市
山形県にある鶴岡市は鶴岡市×山形県×慶応義塾大学の産学官連携により、オープンイノベーションに成功しています。
先端的な教育と研究開発を軸としたまちづくりを推進し、研究開発型の地域産業の育成を目指したものです。世界最先端のメタボローム解析技術の開発や、Spider株式会社と人工合成クモ糸繊維の開発が成果の1例として挙げられます。また、ベンチャー企業の創出や若い人材の育成と製品の開発のみならず人材の育成にも成功しています。
この活動を通して、大学発バイオベンチャーであるヒューマン ・ メタボローム ・ テクノロジーズ社が10年を経て上場しました。 これは「鶴岡の奇蹟」 とも言われているオープンイノベーションの成功事例です。
大阪市
大阪府大阪市はうめきた地区の先行開発区域に「大阪イノベーションハブ」を開設しています。
具体的な支援内容はイノベーション拠点の立地立地促進助成や、IoT・ロボット分野のビジネス支援です。これらの支援により、スマホ連携のウェアラブルトイの一般販売の開始。IoT ・ ロボットビジネス実証実験支援プログラム受講者のうち3チームがサービスの提供を開始しています。
立地支援とビジネス支援のハードとソフト、両面にわたる取り組みにより、オープンイノベーションを成功に導いた事例です。
森永製菓株式会社
森永製菓株式会社は、食品メーカー初のアクセラレーションプログラム「Morinaga Accelerator」を開始しました。
目的は、自社と起業家やベンチャー企業お互いのリソース不足を相互補完し イノベーションを起こすことです。このプログラムにより、新たなWebサービス事業「おかしプリント」を実施。森永製菓株式会社のコア技術ではないWebサービスや、画像加工の技術はベンチャー企業と提携して開発し、お互いの強みを最大限に発揮した事例です。
成功の要因は社長の協力と理解。さらに、積極的なチャレンジの推奨や社内に向けた情報発信といわれています。
まとめ
オープンイノベーションに成功した事例を紹介しました。成功している企業は、大企業だけではありません。中小企業や市、行政との連携事例も多数あります。自社の技術を伸ばしたい、外部と協業して新しい事業を興したいと考えているならば、一度オープンイノベーションの実施を考えてみてはいかがでしょうか。