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BtoB業界におけるSEO対策
製造業勤務、機械系エンジニアライターの藤田です。BtoB製造業において、自社のホームページのSEO対策はリードの獲得や商談成功につながります。今回の記事ではSEO対策の概要や進め方、ポイント、対策ツールなどを紹介します。
SEO対策とは
はじめにSEO対策の概要と重要性を説明します。
SEO対策の概要
SEO対策とは、検索エンジンでユーザーがキーワード検索したときに上位に表示させるための対策です。「Search Engine Optimization」の略で、多くの企業が自社WEBページのSEO対策をしています。
SEO対策の重要性
現在はBtoB製造業の製品を購入する際に、インターネットで検索して検討するユーザーが多いです。したがって、キーワード検索した時ときに上位表示されなければ、ユーザーがWEBページのコンテンツを見る可能性は低くなり、自社製品の価値を伝えられる機会が増えません。BtoB製造業でSEO対策をしっかりし、検索上位表示させることができれば、自社のWEBページのコンテンツを伝え、自社の技術を使ってユーザーがどのように課題解決できるかを伝えられます。
SEO対策の進め方
SEO対策を進めるステップと重要なポイントを紹介します。
BtoBのSEO対策を進めるステップ
- ターゲットを決める
ターゲットのペルソナを決めます。例えば、新規材料を探している製造業の開発者をターゲットとするなど、できるだけ具体的に決めます。 - キーワード設定
ターゲットが知りたい内容をキーワードとして設定します。BtoB製造業の場合は、ターゲットが課題を持っている場合が多いので、課題をイメージできるキーワードにします。例えば、「工作機械 工具 寿命」などです。 - 検索ボリューム調査
キーワードの検索ボリュームを調査し、多く検索されているキーワードを選定します。 検索ボリュームはキーワードプランナーなどを活用して調査します。 - コンテンツ作成
WEBページの具体的なコンテンツを作成します。課題と解決方法や事例、自社製品の紹介などをコンテンツにします。 - 効果測定
アクセス回数や検索上位表示されているかなど、効果を測定します。 - 更新
あまりアクセスされていないものを中心に、コンテンツを更新します。必要なコンテンツが足りていない場合は補充し、一つのページに情報が多くなりすぎている場合などは、ページ内のコンテンツをカテゴリ分けし、ページを分けるといった更新をします。ページ内のリンクが変わっている場合なども更新するようにしましょう。
検索ボリュームの目安
検索ボリュームとは月間で何回そのキーワードが検索されたかという数値です。BtoCであれば月間数万の場合もあります。BtoB製造業の場合は、数十から数百程度をまずは目安にするといいでしょう。
キーワード選定
タイトルにはキーワードをいれます。キーワードは2つくらいを組み合わせるといいです。例えば「切削加工 精密」などのように設定します。この場合は、ターゲットが精密な切削加工方法を探していると想定できるので、対応したコンテンツを準備します。
SEO対策の具体的手法
SEO対策の具体的な手法としてMETAタグとコンテンツについて解説します。
METAタグについて
METAタグとは、検索結果一覧のページに表示されるタイトルや要約を埋め込むためのHTMLタグです。タイトルはHTML要素としては文字通り「title」です。検索結果一覧ページとブラウザのタブに表示されます。要約は「description」を使います。検索結果一覧ページでタイトルの下に表示されます。ユーザーは検索結果一覧ページのタイトルや要約を見て興味を持つ場合があります。そのように興味を持ったユーザーのアクセスが増えることを狙います。
コンテンツの作成
コンテンツにはSEO対策をするキーワードを中心に関連するキーワードを考えながら作成します。タイトルでユーザーの興味をひき、導入部分で何を説明する記事なのかを記載します。前置きを長くせずに、ユーザーが知りたい情報をシンプルに伝える構成にしましょう。知りたい情報にたどり着く前にたくさんの情報を読むことになれば、ユーザーがページから離脱する可能性が高くなります。また、スマホで見る人も多いので1文を短めにして、読みやすくしなければなりません。
SEO対策ツール
おもなSEO対策ツールの内容と特徴を紹介します。これらのツールを使ってSEO対策を進めます。
サーチコンソール
サーチコンソールはGoogleが提供している検索順位を調べるツールです。無料で使えるツールで、キーワードのクリック回数や検索順位などを調べることができます。
キーワードプランナー
キーワードプランナーは、検索回数を調べるツールです。キーワードの検索ボリュームを調べるために使います。キーワードプランナーでは月間検索ボリュームを調査できます。
パスカル(有料)
パスカルはGoogleアルゴリズムを分析してSEOに役に立つさまざまな情報を調べるツールです。例えば、上位表示されているコンテンツの特徴や規則性などを分析できます。その結果、コンテンツをどのように修正すればよいかなどがわかります。例えば、情報をもっと網羅したほうがいいとか、文字数が多すぎる、逆に少なすぎるなどのアドバイスを示してくれます。
まとめ
BtoB製造業におけるSEO対策の重要性と対策のポイントを紹介しました。さまざまなツールがあるので、SEO対策を始めやすくなっています。自社で担当できる社員がいない場合は、SEO対策をサポートする企業に依頼をするのもおすすめです。テクノポートではBtoB製造業のオンラインマーケティングを支援しています。興味を持った方はお気軽にご相談ください。
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BtoB製造業におけるリスティング広告
マーコム・サポーターの椎名です。中小企業や個人事業主のマーケティング活動をサポートする傍ら、ライティング活動も行っています。今回はBtoB製造業におけるリスティング広告について、活用方法や分析ツールについて紹介します。
本記事では、BtoB製造業においてリスティング広告を検討する方に向けて、広告の手法や注意点、事例などを解説します。リスティング広告はWeb広告の中でも比較的取り組みやすいものなので、「Web広告に興味はあるけどまだ着手できていない」という方にもおすすめです。
リスティング広告の概要
リスティング広告とは、Web広告のひとつで、ユーザが検索するキーワードにあわせて検索結果の画面上に広告を出すものです。検索連動型広告ともいいます。検索画面上の一番上か一番下にテキストで表示されます。
リスティング広告の種類
代表的なものは、検索エンジンのGoogleとYahooの2種類です。これ以外にもいくつかありますが、まずはこの2つを押さえておけばよいでしょう。なお、Google/Yahooでは、検索パートナーとして連携している他社のものも利用可能です。
リスティング広告の効果
リスティング広告では、能動的に情報収集している顕在層に働きかけることができます。少額予算から始められ、比較的短期で成果をあげやすいのが特徴です。地域や曜日・時間帯、ターゲットの関心事など細かいセグメントに絞って配信できます。
リスティング広告の手法
リスティング広告は、比較的手軽に始められるのでゼロから自社で運用することも可能です。ここでは、自社で運用する際の始め方や費用、設定項目についてさらっと説明します。
自社ではなく、代理店に依頼するやり方もあります。どういう場合、代理店に向いているのか、代理店を選ぶ際のポイントについてもお話します。
リスティング広告の始め方
リスティング広告を自社で始めるには、まずGoogle/Yahooプラットフォームのアカウントを開設する必要があります。アカウントの登録は無料。登録すると広告管理ツールにアクセスできます。
管理ツールの使い方は、GoogleとYahooで少し異なりますが、基本設定項目は同じです。ターゲットユーザが情報収集すると想定される検索キーワードと、それに対して出稿する広告文を管理ツール上で設定すれば始められます。
必要な情報を管理ツールにセットすると、Google/Yahoo側がその広告に対し、掲載のポリシーを遵守しているかを審査します。承認がおりるとすぐに広告を配信できます。早ければ設定したその日のうちに配信が可能です。
リスティング広告の費用
リスティング広告はクリック課金方式です。クリックされなければ費用は発生しません。費用はクリック単価×クリック数で算出されます。1クリックあたりの相場は10円~数千円です。クリック単価は入札制で決まるため、人気度/競合の多さで変動します。
ターゲットの選定
BtoB商材の場合、商談化までの道のりが長く、複数の人間の意思決定を経てビジネスが成立することが多い傾向にあります。ターゲットは意思決定のどの段階の、誰に向けてのものかをよく検討したほうがよいでしょう。
Webでの情報収集は、意思決定プロセスの前段である場合が多く、それにあわせたターゲティングが有効といえます。また、リスティング広告の場合、実際に検討している顕在層を対象にすると成果につながりやすいといわれています。
キーワードの選定
リスティング広告のキーワードは、ターゲットのニーズを考えて選定しましょう。例えば、産業用ロボットの導入を検討している担当者は、「産業用ロボット 導入事例」のようなキーワードで情報収集している可能性がありますので、こうしたキーワードを管理ツールで設定するとよいでしょう。
なお、キーワードによっては、ターゲットでない人に広告が配信されるので注意が必要です。その場合、無関係の人間がクリックし、余計な広告費が発生してしまいます。
よくある失敗として、顕在層をターゲットにしているのに潜在層のキーワードを設定してしまうとうことがあげられます。例えば、先ほどの産業用ロボットの場合、「産業用ロボット 用途」というキーワードがあてはまるでしょう。こうしたキーワードでは、漠然と興味がある、これからこの分野を勉強したい潜在層が多く含まれているかもしれません。
代理店の存在
リスティング広告は他のWeb広告に比べて容易に始めやすく初心者でもとっつきやすいと言われています。一方、広告の専門知識は必要で、運用経験がないとなかなか成果があがらないことも多いです。社内に知見が全くない場合、代理店への委託であれば短期で成果があがりやすいでしょう。
代理店の場合、事業領域の知識が浅く、的外れなキーワードや広告文となってしまうこともあります。どのターゲットを狙いたいか、どんなニーズがあるかを担当者とすり合わせておきましょう。また、代理店を検討するときは、関連テーマでどの程度運用経験があるかを事前に確認しておくとよいでしょう。
なお、代理店に依頼する場合の運用手数料は、広告費の10~20%程度が相場です。広告の出稿費用の規模によって手数料が変動することもあるので注意しましょう。
リスティング広告の事例
ここでは、リスティング広告の活用事例を紹介します。
リスティング広告のよいところは、検索することで他社の広告が見えることです。キーワードの候補が決まったら、そのキーワードを実際に検索窓に打ち込んでみましょう。どんな企業がどのように広告を出しているかを実際に確認できます。
例えば、「産業用ロボット 導入事例」というキーワードで検索すると、ロボットのシステムや部品を手掛けるメーカーの広告が上部に表示されます。
実際に他社の広告と、自社のキーワードや広告文を比較してみるのもよいでしょう。リスティング広告では、検索キーワードと広告文の関連性の高さや、ランディングページの利用のしやすさ、広告文との親和性がよいと上位に表示されます。特にターゲットユーザがドンピシャで検索するワードに対して常に上位に表示される他社広告はよく研究することをおすすめします。
まとめ
リスティング広告は、少額から始められて、ニーズが顕在化した情報収集中の顧客に有効な広告です。BtoB製造業におけるキーワードは業界特化の用語が多いため、関係者による情報収集が多く、見込み客が含まれている可能性が高いです。対面では直接アプローチできない未知の顕在層を効率よくアプローチできます。
広告はGoogle/Yahooのプラットフォームを活用し、無料で開設できます。管理ツールにキーワードと広告文を設定すれば配信できるので、経験が浅くても自社で運用しやすいです。検索キーワードと広告文、ランディングページとの親和性が高い内容を検討しましょう。なによりターゲットのニーズに寄り添った質の高いコンテンツが必要です。
テクノポートは製造業の現場経験・工業知識をもつ技術ライターがコンテンツの執筆を対応いたします。ぜひご相談ください。
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製造業の海外Webマーケティング|よくある失敗パターンと解決策を解説
世界的なパンデミックで現地へ渡航できなくなり、もうすぐ2年になります。その間、ビジネス環境が大きく変化し、オンライン商談が世界中で行われています。訪問営業ができなくなり、Webサイトの重要性も高まってきました。
本記事ではオンライン商談のきっかけを掴むことができる「海外Webマーケティング」に関して、製造業者が陥りがちな失敗パターンとそれを乗り越える方法について解説します。
海外Webマーケティングとは
製造業における海外Webマーケティングとは、海外向けのWebサイトをきっかけに、海外企業との商談を獲得することを一番の目的とする活動のことです。ただ単に自社のWebサイトを多言語対応することが目的ではなく、あくまで新規顧客獲得につなげることが目的となります。
また、副次的な効果として、アクセスデータを活用し各国のユーザーのニーズ調査などを行うこともできますので、ターゲットエリアが定まっていない企業にとっては、テストマーケティングを主目的とすることも可能です。
海外Webマーケティングのメリット
数ある海外販路の開拓手法の中で、海外Webマーケティングの特徴は「最も気軽に実施できる海外販路開拓手法」と言えます。具体期なメリットとして、以下の3点が挙げられます。
市場規模が大きい
海外Webマーケティングでは、全世界のインターネットユーザーがターゲットとなります。2021年現在、世界のインターネット接続可能な人々は全体の約60%なので、全世界で約47億人へアプローチできる可能性が生まれます。
もちろん全世界を相手にする場合は、世界各国の言語に対応する必要がありますが、使用人口の多い言語に対応するだけでも一気に市場が広がります。例えば、日本語を使用するインターネット人口が1億1,900万人に対し、英語を使用するインターネット人口は10億5,500万人となりますので、9倍を超える市場規模があると言えます。
また、世界各地で使用されている言語であれば複数の国へ一気にアプローチでき、想定していなかった国との取引が獲得できることも大きなメリットと言えるでしょう。
低いコストで実施できる
海外Webマーケティングは、海外展示会への出展や海外進出支援企業の利用などといった、他の海外販路開拓手法と比べ、低コストで実施することができます。
オフラインでの販路開拓手法は現地へ赴くことが前提となるため、渡航費や現地での滞在費などのコストが掛かってしまいますが、海外Webマーケティングであれば外国語の対応さえできれば、国内で行うWebマーケティングとほとんど変わらないコストで実施することが可能です。
ターゲットを誤った際の軌道修正が容易
現地法人の設立など、オフラインでの施策はターゲットを間違えたときにやり直しが簡単にはできません。しかし、海外Webマーケティングであれば、ターゲットの修正を容易かつ迅速に行うことが可能です。
また、ユーザーからの反応をスピーディに得ることが可能なため、ターゲットを間違ったかどうかの判断を迅速に行うことができ、失敗したとしても再チャレンジを行うことが容易です。
海外Webマーケティングにおける失敗パターンとそれを乗り越える方法
上述したメリットだけ見ると、いかにも魅力的な手段であると感じられますが、成功させるための難易度は高く、成功させるためにはさまざまな知識が必要となります。
よくある失敗パターンは、大きく分けて「戦略立案段階での失敗」「企画・制作段階での失敗」「運用段階での失敗」に分けられます。
- 戦略立案段階での失敗
ターゲットエリアや対応言語を基準が不明確なまま何となく決めてしまっていることで起こる - 企画・制作段階での失敗
企画段階で十分な市場調査を行わないために起こる - 運用段階での失敗
Webサイト公開後の運営段階において、現状の課題を正確に把握し、適切な改善活動を行わないために起こる
これらのうち、戦略立案段階での失敗は海外Webマーケティング特有の課題ですが、その他は国内と海外のWebマーケティング共通の課題と言えます。
戦略立案段階で失敗しないためには
戦略立案段階では「ターゲットエリアや対応言語の選定」が肝です。
ターゲットエリアや対応言語の選定を行うための判断材料は、海外Webマーケティングの目的、自社技術・製品の特性、事前の市場調査結果、自社の海外進出状況の4つの軸で考える必要があります。
なお、現地語か英語のどちらで対策するかを意思決定するためには、海外の検索ユーザーの特徴を知っておく必要があります。海外の検索ユーザーは、現地語は国内の情報収集に使い、英語はグローバルな情報収集に使う傾向があります。
そのため、ターゲットエリア(その国内)に拠点がある場合には、現地語を選定するほうが検索ユーザーのニーズに合うと言えるでしょう。
企画・制作段階で失敗しないためには
企画・制作段階でよく起こる失敗は、ターゲットエリアでの市場調査を十分に行わないまま、Webサイトを作ってしまうことで、検索ユーザーのニーズに応えることができないパターンです。
外国語Webサイトを制作する際に、日本語Webサイトの内容をそのまま外国語翻訳することが多いかと思いますが、日本と外国では使用する検索キーワードや、技術や製品に何を求めているのかが異なりますので、外国語Webサイトを企画・制作する際は必ずターゲットエリアの市場調査を行いましょう。
手軽に行える市場調査の方法として「検索キーワード需要調査」と「競合サイト(企業)調査」があります。両調査を行うことにより、ターゲットとする市場で勝機はあるのか、勝機がある場合はどのようなWebサイトを企画すべきかを考えていきます。
検索キーワード需要調査はキーワードプランナーを使用
ターゲットエリアでの検索需要調査には「キーワードプランナー」を使用します。デフォルトの設定では、エリアが「日本」、対象言語が「日本語」となっていますので、ここをターゲットエリアと言語に設定変更したうえで調査を行いましょう。
競合サイト(企業)調査は各国のGoogleを使い調査
ターゲットエリアでの競合サイト(企業)調査では、各国のGoogleを使用します。Googleは国別で検索窓口となるページを設けていますので、まずはターゲットエリアとなる国のGoogle検索窓口を探します。
世界各国のGoogle検索ページはこちら
運用段階で失敗しないためには
Webサイトを公開した後は、各段階(アクセス数が増えない→問い合わせ数が増えない→受注数が増えない)に応じた原因の究明と処方箋が必要です。
最初の段階の「アクセスが増えない」という課題を抱えている企業であれば、まずはSEO対策を行い、外国語キーワードでの検索順位を上げる必要があります。
SEO対策の考え方や実施する施策に関しては、国内でも海外でも変わりませんので、以下のSEOのチェックポイントをご参照ください。
SEOのチェックポイント
SEO対策をはじめ、基本的な施策は国内Webマーケティングと変わらないが、これを外国語で行うことになるので、必然的にハードルが高くなります。外国語が対応できWebマーケティングの知識を習得した人材は希少な存在なので、成功させるためには優秀な担当者を採用するか、社外で有力なパートナーを見つけるかが重要となります。
まとめ
- 海外Webマーケティングは、数ある海外販路開拓手法の中で、最も手軽にはじめることができる手法と言える。
- 戦略立案段階では、目的、自社技術・製品の特性、事前の市場調査結果、自社の海外進出状況、の4つの軸をもとにターゲットエリアと対応言語を選定する。
- 企画・制作段階では、日本語サイトをそのまま翻訳するのではなく、一からターゲットエリアの市場調査をやり直したうえで、サイト企画を行う。
- 運用段階において、Webマーケティングで行う施策は国内も海外も変わらないが、業務を外国語で行わなければならず、必然的に難易度は上がる。担当者は外国語対応ができ、Webマーケティングの知識も備えた人物が望ましい。
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