未来志向型インフラ技術のハイプサイクル、メタバース/デジタルツイン/IoTエッジ分析などが過度な期待のピーク期に─ガートナー | IT Leaders

ガートナー ジャパンは2022年9月1日、「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2022年」を発表した。インフラ技術のうち、未来志向型と捉えられるものや、トレンドとなっている注目すべきキーワードを取り上げている。2022年版では新たに、メタバース、自律分散型組織(DAO)、都市型エアモビリティ、デジタルヒューマン、ソフトウェア定義型自動車の5項目を追加した。「過度な期待のピーク期」には、メタバースやデジタルツイン、IoTエッジ分析、量子コンピューティング、分析NFT(非代替性トークン)、Web3などがある。

Yahoo! JAPAN、なりすましメール対策「BIMI」を導入、同社が配信するメールにアイコンを表示 | IT Leaders

ヤフー(Yahoo! JAPAN)は2022年9月6日、なりすましメール対策規格「BIMI(Brand Indicators for Message Identification、ビミ)」を導入したと発表した。GmailなどBIMIに対応しているメールソフトにYahoo! JAPANのアイコンが表示されるため、Yahoo! JAPANから配信された正規のメールかどうかがひと目で分かる。

東急百貨店、渋谷3店舗で小型無人店舗の実証実験、顧客の行動ログも取得 | IT Leaders

東急百貨店は2022年9月6日、東京都渋谷区の3店舗で、日立製作所の小型無人店舗サービス「CO-URIBA(コウリバ)」を用いた無人店舗の実証実験を行う。他店舗で取り扱う化粧品ブランドのサンプルや、店舗で使えるサービスチケットなどを配布する。顧客の属性や行動データなどに基づき、各店舗への送客・誘導につなげる。実証実験は、コスメティックフェア(同年9月15日~9月21日の秋開催と10月27日~11月9日の冬開催)の2回に分けて実施する。

シーメンス、日産の新EV生産ライン構築を支援、製造工程全体のデジタル化へ | IT Leaders

独シーメンス(Siemens)の日本法人は2022年8月30日、日産自動車のクロスオーバーSUV型EV(電気自動車)「アリア」を製造する栃木工場で、EV生産ラインの立ち上げ支援を行うことを発表した。発表会では、来日した独シーメンス 取締役 デジタルインダストリーズCEOのセドリック・ナイケ氏が協業の説明に加えて、「ソフト/ハード能力をインダストリーメタバースに載せる」として、2022年6月提供の「Siemens Xcelerator」プラットフォームを軸にした製造業のデジタル化についてアピールした。

NTT Com、IoTデータ転送ゲートウェイを強化、デバイスごとの設定ファイルの配信管理を可能に | IT Leaders

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2022年9月5日、IoTデータ転送ゲートウェイサービス「IoT Connect Gateway」(ICGW)を機能強化した。ICGWは、IoTデバイスを携帯電話網で接続するという手法によって、IoTデバイスに暗号化通信の負荷をかけずにデータを収集可能な、データ転送ゲートウェイである。今回の機能強化では、IoTデバイスの設定ファイルをICGWから配信する機能を追加した。収集したデータをクラウドストレージに保管する機能も追加した。

大企業社員の低リスク起業にシード投資–「出向起業スピンアウトキャピタル」が1号ファンド設立

出向起業スピンアウトキャピタルは9月5日、1号ファンドを組成したと発表した。主なLP出資元はインキュベイトファンドで、大企業などから出向状態にある起業家が設立したスタートアップに対して、1社あたり3000万円前後のシード投資を実施する。
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ラックと東京理科大学、仮想空間での真正保証に関する共同研究を開始 | IT Leaders

ラックは2022年9月2日、仮想空間でIoTデバイス利用者の身元を保証する仕組みを東京理科大学と共同で研究すると発表した。仮想空間上で利用者の真正性を確認して身元を保証する仕組みを開発し、その後、社会実装を前提とした実証実験を計画する。ラックは共同研究を通して、街全体を見守る総合的なセーフティサービスの実現を目指す。

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音声合成の弱点に「奥の手」で対処–読み聞かせスピーカーを発明したタカラトミー・五島氏、コエステ・山田氏【後編】

企業の新規事業開発を幅広く支援するフィラメントCEOの角勝が、事業開発に通じた、各界の著名人と対談していく連載「事業開発の達人たち」。前回に続き、タカラトミーのMoonshot事業部課長の五島安芸子さんと、コエステのチーフ アカウント・ディレクターの山田陽美さんのお二人にご登場いただきました。
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大日本印刷、接客業務BPOサービスに行動認識AIを導入、カメラ映像からスタッフや来訪者のふるまいを認識 | IT Leaders

大日本印刷(DNP)とDNPエスピーイノベーション(DSI)は2022年9月5日、接客関連業務BPOサービスに「行動認識AI」を導入した。カメラ映像をAIで解析して、特定のエリア内にいる人の行動やしぐさ、ふるまいを認識する。抽出した骨格情報を元に「手に取る」「置く」「近寄る」「しゃがむ」といった行動を認識できる。行動ログを活用することで、接客スタッフのパフォーマンスや来訪者の体験価値の向上につなげられるとしている。
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パイオニア、「スリーゼロ for ビークルアシスト」提供へ–アルコール検知器確認業務の負担減へ

パイオニアは、クラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」のオプションサービスとして、アルコール検知器連携機能「スリーゼロ for ビークルアシスト」の提供を開始すると発表した。ビークルアシストと連携し、車両管理担当者の業務負荷軽減を目指す。
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EGセキュアソリューションズ、クラウド型WAF「SiteGuard Cloud Edition」を提供 | IT Leaders

EGセキュアソリューションズは2022年9月5日、クラウド型WAF「SiteGuard Cloud Edition」を発表した。同年9月30日から提供する。WAFソフトウェア「SiteGuardシリーズ」のラインアップを拡充した形である。これにより、提供形態は、ゲートウェイ(プロキシ)型、ホスト型、SaaS型クラウドサービスの3種類になった。SaaS版は、DNSの設定を書き換えるだけで利用を始められる。

富士通、ソフトウェアベースのIP-PBXシステムを提供、スマートフォンやPCを内線電話として利用可能 | IT Leaders

富士通は2022年9月5日、IP-PBXシステム「Fujitsu テレフォニーソリューション ソフトウェアPBX」を提供開始した。従業員のスマートフォンやPCを内線電話として利用できるようにする。これまでオフィスの固定電話で行っていた取引先や従業員同士のやりとりを、自宅やサテライトオフィスから行える。販売目標として、2025年度(2026年3月期)までに2400社を掲げる。

IIJ、ID管理システムの構築サービス、IDaaS、ID運用管理、代理認証などを組み合わせて提供 | IT Leaders

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2022年9月5日、ID管理システム構築サービス「IIJアイデンティティ&アクセスマネジメントソリューション」を提供開始した。ID連携/SSO(シングルサインオン)の仕組みを提供するIIJのクラウド型ID管理サービス「IIJ IDサービス」をはじめ、オープンソースのIDガバナンス管理ソフトウェアや代理認証ソフトウェアなど、各種機能を組み合わせて提供する。

【実験】サーバーの設置場所・種類がWebサイトの表示速度に与える影響

テクノポートの稲垣です。現在「海外Webマーケティング事業」の責任者を務めています。

英語サイトのサーバー選定を行う上で、個人的に気になっていることを調査しました。

背景

英語サイトを活用して、本格的に海外Webマーケティングを進める際「どのサーバーを選べばいいのかわからない」という疑問が生じると思います。

今回はその疑問に答えを導き出すための実験を行いました。

実験の目的

実験の目的は以下の2つです。

  1. 「サーバーの設置場所」がWebサイトの表示速度に与える影響を調査する
  2. 「サーバーの種類・性能」がWebサイトの表示速度に与える影響を調査する

仮説

今回の記事で検証する仮説は以下の2つです。

  1. サーバーの設置場所とWebサイトの表示場所までの直線距離が近ければ近いほど、Webサイトの表示速度は速くなる(逆も然り)
  2. 国内の共有サーバーに比べて、海外企業が運営するクラウドサーバーのほうが、海外からのWebサイトの表示が早い

実験条件

実験条件を以下にまとめます。

表示速度測定に使用するWebサイト

サイト名 使用しているサーバー プラン サーバー設置場所(インスタンスの位置)
サイトA(日本語サイト) エックスサーバー スタンダード Tokyo, Japan
サイトA(英語サイト) AWS Amazon Lightsail Tokyo, Japan
サイトB(日本語サイト) シン・レンタルサーバー ベーシック Tokyo, Japan
サイトB(英語サイト) AWS Amazon Lightsail Ohaio, USA

補足

  • AWS(Amazon Web Servervices)とは、Amazonが運営するクラウドサーバーサービス
  • 「サーバーの設置場所(インスタンスの位置)」とは、共有サーバー(エックスサーバー、シン・レンタルサーバー)の場合、サーバーのデータセンターが設置されていると思われる場所(国内であることは確かだが、正確な位置は不明)
  • 「サーバーの設置場所(インスタンスの位置)」とは、AWSの場合、インスタンスを起動する「リージョン」のこと(共有サーバーのデータセンターの設置場所と同じような概念)
  • サーバーの契約プランは、それぞれのWebサーバーの最安のもの

表示速度測定ツール、測定項目

表示速度測定ツールには、世界各国からのWebサイトの表示速度を測定できる「WebPageTest」というサイトを使用しました。測定項目は以下の通りです。

項目名 説明
First Byte 表示リクエストの送信後、サーバーから最初の1ビットのデータを送り返すのにかかる時間
Start Render 空白ページから、コンテンツが初めて表示されるまでの時間
FCP(First Contentful Paint) ページの読み込みが開始されてからページ内のコンテンツのいずれかの部分が画面上にレンダリングされるまでの時間
Speed Index ページのファーストビューが見えるまでにかかった時間
LCP(Largest Content Paint) ページの重要なコンテンツが表示されるまでにかかった時間
CLS(Cumulative Layout Shift) 表示されるページコンテンツにおける予期しないレイアウトのずれの量
TBT(Total Blocking Time) タスクの処理時間が50ミリ秒を上回った場合の、コンテンツの初回描画から操作可能になるまでの合計時間
Total Bytes ページの表示に要したデータ量

参照

実験方法

サイトAおよびサイトBを以下の2つの条件で測定し、結果を比較します。

実験1:「サーバーの設置場所」が表示速度に与える影響

サイトA(英語サイト、AWSのインスタンス:Tokyo)および、サイトB(英語サイト、AWSのインスタンス:Ohaio)を、世界6都市から測定する。

実験2:「サーバーの種類」がWebサイトの表示速度に与える影響

サイトA(日本語サイト、エックスサーバー)および、サイトA(英語サイト、AWSのインスタンス:Tokyo)を、世界6都市から測定し比較する。

結果

実験1:「サーバーの設置場所」が表示速度に与える影響

実験1の結果は以下の通りです。

測定に使用したWebサイト1

サイトA(日本語サイト、エックスサーバー:Tokyo)

測定結果

測定場所 直線距離, km First Byte Start Render FCP Speed Index LCP CLS TBT Total Bytes
Tokyo 0.00 0.386 1.6 1.385 5.969 2.047 0.002 0.023 5,819
Sydney 7,881.56 0.892 2.2 2.136 7.155 2.299 0.002 0.009 5,819
London 9,569.05 1.502 2.9 2.746 7.489 3.005 0.001 0.025 5,819
Virginia 10,985.66 1.502 2.9 2.746 7.489 3.005 0.001 0.025 5,819
Cape Town 14,726.41 1.732 3.4 3.22 8.245 3.484 0.002 0.024 5,819
Sao Paulo 18,490.40 1.593 3.2 2.986 7.657 3.255 0.001 0 5,819
直線距離との相関係数 0.90 0.92 0.92 0.88 0.89 -0.47 -0.45

測定に使用したWebサイト2

サイトA(英語サイト、AWSのインスタンス:Tokyo)

測定結果

測定場所 直線距離, km First Byte Start Render FCP Speed Index LCP CLS TBT Total Bytes
Tokyo 0.00 0.295 1.4 1.28 6.59 2.038 0.003 ≥ .017 5,398KB
Sydney 7,881.56 0.773 1.9 1.816 5.283 2.1 0.003 0 5,398KB
London 9,569.05 1.081 2.6 2.487 6.206 2.627 0.119 0.032 5,398KB
Virginia 10,985.66 0.926 2.1 2.04 5.679 2.341 0.109 ≥ .003 5,445KB
Cape Town 14,726.41 1.321 3.2 3.109 6.682 3.169 0.028 0 5,398KB
Sao Paulo 18,490.40 1.299 3 2.874 6.197 2.971 0.078 ≥ .030 5,398KB
直線距離との相関係数 0.95 0.90 0.91 0.00 0.84 0.44 -0.28 0.06

測定に使用したWebサイト3

サイトB(日本語サイト、シン・レンタルサーバー:Tokyo)

測定結果

測定場所 直線距離, km First Byte Start Render FCP Speed Index LCP CLS TBT Total Bytes
Tokyo 0.00 0.22 1.1 0.927 6.297 9.644 0.778 0.196 5,118
Sydney 7,881.56 0.982 1.8 1.7 7.809 10.602 0.778 0.136 5,148
London 9,569.05 1.785 2.9 2.805 8.551 11.832 0.778 0.098 5,141
Virginia 10,985.66 1.21 2 1.944 7.76 11.218 0.003 0.163 5,224
Cape Town 14,726.41 3.217 4.7 4.652 11.459 14.323 0.775 0.107 5,145
Sao Paulo 18,490.40 1.597 2.8 2.725 9.416 12.178 0.778 0.374 5,148
直線距離との相関係数 0.71 0.70 0.71 0.80 0.77 -0.06 0.39 0.31

測定に使用したWebサイト4

サイトB(英語サイト、AWSのインスタンス:Ohaio)

測定結果

測定場所 直線距離, km First Byte Start Render FCP Speed Index LCP CLS TBT Total Bytes
Virginia 419.52 0.589 1.3 1.229 6.407 10.465 0.782 0.139 6,580
London 6,140.33 0.788 1.7 1.667 7.151 11.771 0.782 0.169 6,483
Sao Paulo 8,074.70 0.996 2.2 2.101 7.534 11.49 0.776 0.401 6,481
Tokyo 10,481.26 0.643 1.7 1.629 7.139 11.407 0.782 0.156 6,481
Cape Town 13,259.58 0.963 2.2 2.21 8.343 12.833 0.779 0.118 6,525
Sydney 15,187.03 1.078 2.2 2.201 8.245 12.296 0.779 0.128 6,481
直線距離との相関係数 0.73 0.83 0.86 0.92 0.87 -0.41 -0.15 -0.61

実験2:「サーバーの種類」がWebサイトの表示速度に与える影響

測定に使用したWebサイト

  • サイトA(日本語サイト、エックスサーバー:Tokyo)
  • サイトA(英語サイト、AWSのインスタンス:Tokyo)

測定結果(英語サイトの表示時間 – 日本語サイトの表示時間)

測定場所 直線距離, km First Byte Start Render FCP Speed Index LCP CLS TBT Total Bytes
Tokyo 0.00 -0.091 -0.2 -0.105 0.621 -0.009 0.001 -421
Sydney 7,881.56 -0.119 -0.3 -0.32 -1.872 -0.199 0.001 -0.009 -421
London 9,569.05 -0.421 -0.3 -0.259 -1.283 -0.378 0.118 0.007 -421
Virginia 10,985.66 -0.576 -0.8 -0.706 -1.81 -0.664 0.108 -374
Cape Town 14,726.41 -0.411 -0.2 -0.111 -1.563 -0.315 0.026 -0.024 -421
Sao Paulo 18,490.40 -0.294 -0.2 -0.112 -1.46 -0.284 0.077 -421
平均値 -0.319 -0.333 -0.269 -1.228 -0.308 0.055 -413.167
直線距離との相関係数 -0.53 -0.02 0.02 -0.72 -0.49 0.44 0.06

数字が負の値になっている場合、英語サイト(AWS)の表示速度が、日本語サイト(エックスサーバー)の表示速度より早いことを意味します。

考察

実験1:「サーバーの設置場所」が表示速度に与える影響

サーバーの設置場所と表示速度には、それぞれ以下の関係があると思われます。

項目名 サーバーの設置場所がWebページの表示速度に与える影響
First Byte サーバーの設置場所に大きく依存する(直線距離が近ければ表示速度が早くなる)
Start Render サーバーの設置場所に大きく依存する(直線距離が近ければ表示速度が早くなる)
FCP(First Contentful Paint) サーバーの設置場所に大きく依存する(直線距離が近ければ表示速度が早くなる)
Speed Index サーバーの設置場所に大きく依存する(※AWSのインスタンスがTokyoであるサイトに関しては相関関係が見られない)
LCP(Largest Content Paint) サーバーの設置場所に大きく依存する(直線距離が近ければ表示速度が早くなる)
CLS(Cumulative Layout Shift) サーバーの設置場所に依存しない(直線距離と表示速度に相関は見られない)
TBT(Total Blocking Time) サーバーの設置場所に依存しない(直線距離と表示速度に相関は見られない)
Total Bytes サーバーの設置場所に依存しない(直線距離と表示速度に相関は見られない)

Speed Indexの秒数を除いて、ページの表示速度はWebサーバーの設置場所との直線距離に相関があることがわかります。

実験2:「サーバーの種類」が表示速度に与える影響

サーバーの種類と表示速度には、以下の関係があると思われます。

  • AWSのインスタンスをTokyoに設置した場合、エックスサーバー(Tokyo)よりもWebサイトの表示速度は速くなる(特にSpeedIndexは直線距離が長くなるほど、表示速度の差が大きくなる)
  • 全世界向け英語サイトのサーバーには、国内の共有サーバーよりクラウドサーバーのほうが表示速度が早い可能性が高い(最安プランで比較した場合)

まとめ

英語サイトのサーバーを選定する際に考慮するべき、サーバーの設置場所と種類が、Webサイトの表示速度に与える影響を調査しました。結果を以下にまとめます。

  • Webサイトの表示速度は、サーバーの設置場所からの直線距離に大きく依存する(First Byte、Start Render、FCP(First Contentful Paint)、Speed Index、LCP(Largest Content Paint)は特に大きな影響を受ける)
  • 同じ場所にサーバーが設置されている国内の共有サーバーとAWSクラウドサーバーの最安プランでの表示速度を比較した場合、クラウドサーバーのほうが全ての地域においてWebサイトの表示速度が早い

以上、英語サイトのサーバー選定の参考になれば幸いです。まだまだ調査するべき項目(例:クラウドサーバー vs 海外現地サーバー、クラウドサーバーのインスタンス設置場所による表示速度の違い)はありますので、引き続き調査を行います。

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