全銀システム障害は稼働環境の違いにより発生、テーブル生成プログラムに不具合─NTTデータ | IT Leaders

NTTデータグループとNTTデータは2023年11月6日、同月10日に全国銀行データ通信システム(全銀システム)で発生したシステム障害の原因について、現時点で分かっていることを発表した。直接の原因は、金融機関名テーブルを生成するプログラムの不具合である。旧環境から新環境への移行にあたってシステム環境が変わっており、生成プログラムを新環境向けにポーティングした際に、システム環境の違いを吸収できていなかった。まだ確定はしていないが、不具合は修正できており、一般社団法人全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)に報告済みである。

デジタルで業務を、働き方を変える─ドイツの“先進中小企業”から学べること:第46回 | IT Leaders

2023年9月20日・21日、ドイツのケルンで年次アワード「Digital X 2023」が開催された。初日にドイツテレコムとドイツ中小企業連盟(BVMW)がDigital X Award受賞4社を発表、自社の施策にとどまらず、社会的なニーズを新規性あふれるデジタル化で解決したことが評価された。業務のデジタル化においてドイツは必ずしも世界の先頭集団には入っていないが、製造大国の根幹を支える中小企業での積極的なデジタル化の取り組みに、日本が学ぶ点は多い。

NEC、水中音響通信による海中での双方向・長距離通信を実証、2024年度に商用化 | IT Leaders

NECは2023年11月6日、水中音響通信による海中での双方向・長距離通信に関する実証実験の結果を発表した。NTT、三菱重工業の協力の下、通信モジュールを実験用の水中無人探査機に組み込み、2.5km離れた海域を2~3ノットで航行する水中無人探査機を遠隔から制御、水中無人探査機が収集したデータを受信する双方向通信のユースケースを検証した。NECは今後、通信モジュールの小型化やパートナー各社との実証実験を進め、2024年度の商用化を目指す。

日経225企業のDMARC導入率は68%、1年で12.9ポイント増加─TwoFive調査 | IT Leaders

TwoFiveは2023年11月6日、なりすましメール対策に用いる送信ドメイン認証技術「DMARC」の導入状況を調査した結果を発表した。今回の調査(2023年10月、11月実施)では、日経225企業のうち153社(68.0%)が、メール送信者側として少なくとも1つのドメインでDMARCを導入していた。前年同時期(2022年8月、10月、11月実施)と比べると、124社(55.1%)から153社(68.0%)と、1年で12.9ポイント増えた。なお、導入率の低かった銀行では、昨年同時期の20.0%から40.5%と、1年で20.5ポイント増加している。

アシスト、オンプレミスのサーバーをAWSにそのまま移行するクラウドリフトのSI | IT Leaders

アシストは2023年11月6日、SIサービス「オンプレミスサーバー移行サービス」を提供開始した。オンプレミス環境で動作している物理/仮想サーバーを、そのままAmazon Web Services(AWS)に移行するクラウドリフトのSIを提供する。「AWS Application Migration Service(MGN)」を用い、移行にかかる時間は約1カ月からとしている。料金は移行対象となる物理/仮想サーバー数で変動する。

OKIと福岡県大牟田市、自動運転バスを公道で走行させる実証実験 | IT Leaders

沖電気工業(OKI)は2023年11月2日、自動運転バスを福岡県大牟田市の公道で走行させる実証実験を同年11月4日~10日に行うと発表した。仏NAVYAの自動運転バス「ARMA」を使う。期間中は、大牟田商工会議所主催の「まち、いこ!Gyanフェス2023」での試乗体験会を開催し、自動運転に対する認知度向上と地域交通課題の解決を目指す。

サービス事業者向けクラウドERP「Reforma PSA」、見積書などの帳票を取引先にメール配信可能に | IT Leaders

オロは2023年11月2日、プロジェクト型の受託ビジネスを運営するサービス事業者向けのクラウドERP「Reforma PSA」をバージョンアップし、新機能「帳票メール配信機能」を追加した。Reforma PSAで作成した見積書、請求書、発注書などの帳票をシステム上で取引先にメールで直接配信できるようになった。

リーダーとしてどう振る舞うべきか | IT Leaders

日本を代表する百戦錬磨のCIO/ITリーダー達が、一線を退いてもなお経営とITのあるべき姿に思いを馳せ、現役の経営陣や情報システム部門の悩み事を聞き、ディスカッションし、アドバイスを贈る──「CIO Lounge」はそんな腕利きの諸氏が集まるコミュニティである。本連載では、「企業の経営者とCIO/情報システム部門の架け橋」、そして「ユーザー企業とベンダー企業の架け橋」となる知見・助言をリレーコラム形式でお届けする。今回は、大成建設 元エグゼクティブ・フェローでCIO Lounge正会員メンバーの柄 登志彦氏からのメッセージである。