HPE、無停止型サーバー「HPE NonStop」後継機、InfiniBand HDR搭載で性能向上 | IT Leaders

ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)(日本ヒューレット・パッカード)は2021年3月4日、可用性を追求した無停止型サーバー機「HPE NonStop」の後継機2モデルを発表した。さらに、無停止データベース「HPE NonStop SQL/MX」に高機能データベース管理ソフトウェアとデータベース監視ツールをバンドルしたターンキー型のパッケージ「HPE NonStop SQL Cloud Edition」を発表した。いずれも同日販売を開始した。

日本IBM、Power SystemsサーバーにRed Hat OpenShiftを事前導入したシステムを販売 | IT Leaders

日本IBMは2021年2月24日、クラウドアプリケーションの開発/実行基盤として使うことを想定し、コンテナ運用基盤ソフトウェアを事前にセットアップ済みとしたサーバーシステム製品「IBM Power Systems Private Cloud Rack Solution」(PPC Rack)を発表した。同日提供を開始した。IBM Power SystemsサーバーにLinuxとRed Hat OpenShiftを組み合わせている。また、これに合わせて従量課金モデル「Power Private Cloud with Dynamic Capacity」をLinuxにも適用できるようにした。

京都大学の基礎物理学研究所、スパコン新システム「Yukawa-21」が稼働、性能は約3.8倍に向上 | IT Leaders

京都大学の基礎物理学研究所は、新たなスーパーコンピュータシステム「Yukawa-21」を2021年1月に稼働させた。旧スーパーコンピュータシステムの約3.8倍の性能向上となる。デル・テクノロジーズのサーバー機137台を採用している。デル・テクノロジーズが2021年2月18日に発表した。

チェコ気象庁、NECのベクトル型スパコン「SX-Aurora TSUBASA」が稼働、気象災害を予測 | IT Leaders

NECは2021年2月12日、チェコ気象庁からベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」を2020年9月に受注したと発表した。2020年12月に稼働を開始している。チェコ気象庁は、将来の気象災害を減らすことを目的に、高解像度での地域気候モデルの解析にSX-Aurora TSUBASAを使う。

NEC、量子アニーリングマシンの演算性能向上でオーストリアのベンチャー企業PQCと協業 | IT Leaders

NECは2021年2月10日、量子コンピュータを実現する方式の1つ「組み合わせ最適化」問題を高速に解く量子アニーリングの分野で、オーストリアの同分野ベンチャー企業Parity Quantum Computing(PQC)と協業を開始したと発表した。NECが2023年の実用化を目指して開発中の超電導パラメトロン素子を用いた量子アニーリングマシンに、PQC独自の量子ビット間結合技術「ParityQCアーキテクチャ」を実装する。すべての量子ビットが結合した「全結合」状態を維持したまま量子ビットの集積度を高められ、量子アニーリングマシンの演算性能が向上するとしている。

ネオアクシス、IBM iのクラウド運用を支援するサービスを強化、IBM Cloudもサポート対象に | IT Leaders

TISインテックグループのネオアクシスは2021年1月28日、日本IBMのオフコンOS「IBM i」を対象とした総合サポートサービス「IBM iライフサイクル・サポート」を強化した。今回新たに、TISとネオアクシスが運営するIaaS「TIS XiCloud」だけでなく、日本IBMが運営するIaaS「IBM Power Systems Virtual Server」もサポートの対象とした。

AI向けGPUサーバー「HPE Apollo 6500」に新モデル、NVIDIA HGX A100 8GPU搭載 | IT Leaders

ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)(日本ヒューレット・パッカード)は2021年1月27日、ディープラーニング(深層学習)などのAI用途に適したGPU搭載サーバー機の新モデル「HPE Apollo 6500 Gen10 Plus System」を発表した。同日販売を開始した。新モデルでは、NVIDIA HGX A100を搭載するなどハードウェアスペックを高めた。価格(税別)は、最小構成で502万5000円。

スパコン「SX-Aurora TSUBASA」のPCIカードを搭載した電磁波解析ワークステーションを販売 | IT Leaders

アドバンスソフトとビジュアルテクノロジーは、電磁波解析用途に特化したスーパーコンピュータとして、NECのベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」の中核部品を搭載した製品を販売する。2021年3月下旬から出荷する。ビジュアルテクノロジーのPCワークステーションに、アドバンスソフトの電磁波解析ソフトウェアをプリインストールした製品であり、アドバンスソフトとビジュアルテクノロジーの2社が販売する。価格(税別)は、セットアップ作業費用を含んで498万円から。NECが2020年12月17日に発表した。

デル、PCサーバーの月額利用プログラムを開始、CPU利用率を取り決めて36カ月以上で契約 | IT Leaders

デル・テクノロジーズは2020年12月15日、サーバー事業の動向として、同日付で開始した新たな販売施策と新機能を発表した。サーバーを利用量に応じて月額で使える制度や、サーバー製品の値下げなど複数の施策を用意した。新機能としては、GPU仮想化機能「VMware vSphere Bitfusion」の提供を開始した。

NEC、工場向けコンピュータに「ファンレスボックスタイプ」を追加、防塵性や可用性を追求 | IT Leaders

NECは2020年12月9日、ファクトリコンピュータ「FC98-NXシリーズ」の新たなカテゴリとして、過酷な現場環境を想定した「ファンレスボックスタイプ」の新製品2機種を発表した。同日販売を開始した。2020年12月18日から出荷する。製造・物流・交通・農業などにおけるIoTシステムのエッジコンピュータ用途を想定している。販売目標は、今後5年間で2万台。

NEC、ベクトル型スパコン「SX-Aurora TSUBASA」の中核部品を単体で販売 | IT Leaders

NECは2020年11月19日、ベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」の中核部品であるPCI Express接続型のベクトル演算エンジンを、単体で販売開始した。汎用PCサーバーと組み合わせることで、ベクトル型スーパーコンピュータを構築できる。SIベンダーやPCサーバーベンダーなどに販売する。中堅・中小製造業における研究開発用途など、ベクトル型スーパーコンピュータの新たな市場を開拓する。価格(税別)は、最小構成で114万4000円から。2021年1月から出荷する。販売目標は、今後3年間の累計で100億円。

スパコン「富岳」が性能ランキングTOP500で連続1位、フルスペック構成で毎秒44京2010兆回計算 | IT Leaders

スーパーコンピュータの性能ランキングの1つ「TOP500(www.top500.org)」は2020年11月16日、最新のランキング(2020年11月公開)を公開した。1位は前回(2020年6月)に続き、理化学研究所と富士通が開発した「富岳」になった。LINPACKベンチマークで442.01ペタFLOPS(毎秒44京2010兆回)を達成した。一方、電力あたり性能のランキング「Green500」の1位はNDIVIAのGPU搭載機で、1ワットあたり26.195GFLOPS(毎秒261億9500万回)を達成。前回1位のPreferred Networksのディープラーニング(深層学習)用プロセッサ搭載機は2位だった。

産総研、AI研究用スーパーコンピュータ「AI橋渡しグリーンクラウド基盤」を富士通に発注 | IT Leaders

産業技術総合研究所(産総研)は、スーパーコンピュータシステム「AI橋渡しグリーンクラウド基盤」を富士通に発注した。2018年8月から稼働している「AI橋渡しクラウド基盤」(ABCI)と合算すると、倍精度浮動小数点演算性能は56.7ペタFLOPSとなり、2020年6月の最新のスパコンランキングTOP500リストの国内2位、世界6位に相当する。産総研の柏センターのAIデータセンター棟に増設し、2021年度から運用を開始する予定である。

Oracle Cloud、低遅延ネットワークによるHPC環境のスケーラビリティをアピール | IT Leaders

日本オラクルは2020年11月6日、Oracle Cloudの機能について会見した。Oracle Cloudで使える高性能コンピューティング(HPC)機能と、Oracle Cloudで使える運用管理機能群「Oracle Cloud Observability and Management Platform」を説明した。Oracle CloudのHPCの特徴として、低遅延ネットワークとベアメタルサーバーを組み合わせていることをアピールした。

NEC、HCIサーバーをサブスクリプションで提供、クラウドバックアップも用意 | IT Leaders

NECは2020年10月19日、HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)「NEC Hyper Converged System」において、初期費用を抑えて導入できるサブスクリプションサービスを同年10月30日から提供開始すると発表した。同時に、BCP(事業継続計画)のためにHCIをパブリッククラウドでバックアップするサービスも販売する。

理化学研究所、研究データを処理・保存するプライベートクラウド「HOKUSAI-SailingShip」を稼働 | IT Leaders

理化学研究所は2020年10月19日、研究データを処理・保存するシステム「HOKUSAI-SailingShip」の本番運用を開始した。OpenStackベースの仮想化基盤を搭載した440台のPCサーバーと30ペタバイトのストレージシステムで構成する。同システムを受注して構築した富士通が2020年10月19日に発表した。

日立、数百人規模の勤務シフトを作成するクラウドサービス、量子コンピュータを疑似的に再現 | IT Leaders

日立製作所は2020年10月19日、数十人や数百人規模の勤務シフトを作成できるクラウドサービス「勤務シフト最適化ソリューション」を提供開始した。組合せ最適化問題を高速に解く日立製作所のCMOSアニーリングマシンをクラウドで提供する。三井住友フィナンシャルグループのコールセンターでの実証では、人手で作成する従来の勤務シフトと比較して余剰配置の発生を約80%削減できた。価格は、個別見積もり。

富士通研究所、量子ゲート型の量子コンピュータに参入、理研・東大やデルフト工科大と共同研究 | IT Leaders

富士通研究所は2020年10月13日、理化学研究所や大学と協力し、量子デバイスを用いた量子コンピュータの研究開発を開始すると発表した。理化学研究所および東京大学とは超伝導方式の量子コンピュータを、オランダのデルフト工科大学とはスピン量子ビットを利用した量子コンピュータを研究する。大阪大学とはエラー訂正技術などの量子アルゴリズムを研究する。

高さ5Uに100本の3.5型ドライブを搭載するPCサーバー機「Dell EMC PowerEdge XE7100」 | IT Leaders

デル・テクノロジーズは2020年10月9日、高さ5Uのラックマウント型筐体に最大100本の3.5型ドライブを収容できるPCサーバー機「Dell EMC PowerEdge XE7100」を提供開始した。大容量データ分析の用途に向く。価格(税別)は、筐体内に1台のPCサーバー機と12Tバイトのハードディスク50本を搭載した構成で1531万5241円から。

「地球シミュレータ」の次世代機をNECに発注、SX-Aurora TSUBASA採用で19.5ペタFLOPS | IT Leaders

国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、地球環境のシミュレーションに用いるスーパーコンピュータの次世代版「次期地球シミュレータ」をNECに発注した。新システムは、ベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」を利用する。2021年3月から運用を開始する。

キヤノン、「富岳」ベースのスパコンを発注、製品開発における解析シミュレーションを高度化 | IT Leaders

キヤノンは、製品開発における解析シミュレーションを担う新しいスーパーコンピュータシステムを富士通に発注した。理化学研究所と富士通が共同開発したスーパーコンピュータ「富岳」の技術を活用した「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX1000」(ハーフラック、192ノード)で構成する。理論演算性能は648.8TFLOPS(毎秒648.8兆回の浮動小数点演算)になる予定。2021年前半から稼働する。富士通が2020年9月23日に発表した。

キヤノン、「富岳」ベースのスパコンを発注、製品開発における解析シミュレーションを高度化 | IT Leaders

キヤノンは、製品開発における解析シミュレーションを担う新しいスーパーコンピュータシステムを富士通に発注した。理化学研究所と富士通が共同開発したスーパーコンピュータ「富岳」の技術を活用した「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX1000」(ハーフラック、192ノード)で構成する。理論演算性能は648.8TFLOPS(毎秒648.8兆回の浮動小数点演算)になる予定。2021年前半から稼働する。富士通が2020年9月23日に発表した。

DBサーバー専用機の新世代「Insight Qube Gen.4」、ESXi/Hyper-V/ベアメタルを混在 | IT Leaders

インサイトテクノロジーは2020年9月9日、データベース専用サーバー機「Insight Qube」の新世代モデル「Insight Qube Gen.4」を発表、同日提供を開始した。新モデルでは、同一システム内でVMware ESXi、Hyper-V、ベアメタルサーバーを混在できるようにした。新世代版ではさらに、データベースのコンサルティングをバンドルして提供する。価格(税別)はオープンだが、ハードウェアのみ最小構成で1200万円程度。

IBMが量子ボリューム64を達成、ソフトウェア技術で現行の27量子ビットシステムを改善 | IT Leaders

米IBMは2020年8月20日(米国現地時間)、量子コンピュータの処理性能のロードマップとして、これまでの2倍となる「量子ボリューム64」を達成したと発表した。新しいソフトウェア/ハードウェア技術を組み合わせて全体的な性能を改善し、顧客に提供している現行の27量子ビットのシステムのうちの1台をアップグレードして量子ボリューム64を達成している。

IBM iオフコンをIaaSで利用できる「merisis Powerクラウド」が機能強化、簡易冗長化に対応 | IT Leaders

イーネットソリューションズは2020年8月21日、オフコン「IBM i」(旧AS/400)の利用環境をIaaS型で提供するクラウドサービス「merisis Power クラウド IBM i(AS/400)サービス」の機能を強化したと発表した。OSを現行版のOS 7.4としたほか、SSDを搭載したストレージを採用した。オプションで、サーバー障害に対する可用性を確保するLPM(Live Partition Mobility)を利用できるようにした。なお、今回の機能強化に合わせ、サービス名称を「merisis Powerクラウド」に改称した。

NTTデータ、GPUで組み合わせ最適化問題を高速に解く「アダプティブ・バルク・サーチ」を開発 | IT Leaders

NTTデータは2020年8月17日、広島大学大学院先進理工系科学研究科の中野浩嗣教授らの研究チームと共同で、組み合わせ最適化問題の解を高速に探索する新しい計算方式「アダプティブ・バルク・サーチ」を開発したと発表した。2次無制約2値最適化(QUBO)問題の解を、複数のGPUで並列に探索する仕組み。

Nutanix Clusters on AWS、HCIソフトウェアをAWSのベアメタルサーバー上で従量課金型で提供 | IT Leaders

ニュータニックス・ジャパンは2020年8月13日、HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)アプライアンスを構築するOSソフトウェアを、Amazon Web Services(AWS)のベアメタルインスタンスで稼働させて提供するサービス「Nutanix Clusters on AWS」を開始した。ユーザーは、Amazon VPC内でNutanixのHPCサーバーを利用できる。

Nutanix Clusters on AWS、HCIソフトウェアをAWSのベアメタルサーバー上で従量課金型で提供 | IT Leaders

ニュータニックス・ジャパンは2020年8月13日、HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)アプライアンスを構築するOSソフトウェアを、Amazon Web Services(AWS)のベアメタルインスタンスで稼働させて提供するサービス「Nutanix Clusters on AWS」を開始した。ユーザーは、Amazon VPC内でNutanixのHPCサーバーを利用できる。

HPE、スパコンに向いた高密度PCサーバー機にAMD EPYCプロセッサを搭載、性能を増強 | IT Leaders

ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)(日本ヒューレット・パッカード)は2020年7月8日、2Uラックマウントに4台のPCサーバーを実装した高密度PCサーバー機「HPE Apollo 2000 Gen10 Plus System」を発表した。スーパーコンピュータのようなHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)クラスタの構築に向く。価格(税別)は121万3000円からで、同日提供を開始した。

量子コンピュータの性能は1年に2倍のペースで増え続ける―日本IBMが説明 | IT Leaders

日本IBMは2020年7月3日、会見を開き、量子コンピュータの開発動向を説明した。現在、18台の量子コンピュータを保有しており、最も高速なコンピュータは、性能指標である量子ボリュームで32(量子ビットは53)である。量子ボリュームは2017年以降1年で2倍のペースで伸びている。同社によれば、今後も1年に2倍のペースで伸び続け、数年後には量子ボリュームが512や1024となり、何らかのアプリケーション分野でブレークスルーが起こる。

HCIの高耐久モデル「Dell EMC VxRail Dシリーズ」、エッジ用途を想定し耐環境性を確保 | IT Leaders

デルとEMCジャパンは2020年6月30日、米VMwareのクラウド運用ソフトウェアを搭載したHCI(ハイパーコンバージドインフラ)製品「Dell EMC VxRail」の最新動向を発表した。同日付で、高耐久性モデル「VxRail Dシリーズ」(税別で670万円から)と、AMD EPYCプロセッサ搭載モデル「VxRail Eシリーズ」(税別で600万円から)を発表した。2020年4月には、VMware vSphere 7(現行版)を搭載できるようにしている。

NEC、ベクトル型スパコン新機種「SX-Aurora TSUBASA B401-8」、水冷で実装密度を2倍に | IT Leaders

NECは2020年6月29日、ベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」の新機種を発表した。データセンターでの利用を想定した最上位モデルの新機種「SX-Aurora TSUBASA B401-8」である。新機種は、水冷方式の採用によって、単位面積あたりの実装密度を従来機比で2倍に高めた。新機種は、東北大学のサイバーサイエンスセンターから大規模科学計算システムとして受注した。

NEC、メインフレーム小型機の新機種「i-PX7300RX」、クラウドサービス型でも提供 | IT Leaders

NECは2020年6月25日、メインフレーム「ACOSシリーズ」の小型機を刷新し、新機種「i-PX7300RX」を発表した。従来機「i-PX7300GX」の後継に当たり、SSDの採用によってストレージI/O性能を2倍に高めた。小型メインフレームのリソースをクラウド型で利用できる「ACOS-2プラットフォームサービス」も開始する。いずれも2020年9月末から提供する。価格(税別)は、i-PX7300RXが1308万円から、クラウドサービスが月額50万円から。

第3世代Xeon SPはAIの学習と推論を高速化、bfloat16アクセラレータを搭載 | IT Leaders

インテルは2020年6月23日、会見を開き、CPUやメモリー、FPGAなどの新製品群を発表した。例えば、近日中に販売する第3世代Xeonスケーラブル・プロセッサでは、ニューラルネットワークに必要十分な精度で浮動小数点演算が行えるbfloat16形式のアクセラレータを搭載した。

Preferred Networksのスパコン「MN-3」が電力当たり性能の「Green500」で歴代1位に | IT Leaders

Preferred Networks(PFN)は2020年6月23日、ディープラーニング(深層学習)用途のスーパーコンピュータ「MN-3」が、最新の「Green500」リストで第1位となったと発表した。消費電力1ワット当たりのLINPACK性能は21.108GFLOPS(毎秒211億800万回の浮動小数点演算)であり、この値は歴代でも第1位となる。なお、今回の第2位は米国のSelene(NVIDIA A100 Tensor Core GPUベース)で、20.518GFLOPSである。

スパコン「富岳」が性能ランキングTOP500で1位 | IT Leaders

理化学研究所と富士通は2020年6月23日、共同で開発しているスーパーコンピュータ「富岳」が、スーパーコンピュータの性能ランキングの1つである「TOP500」(2020年6月の最新ランキング、第58回)において世界1位を獲得したと発表した。LINPACKベンチマークで415.53ペタFLOPS(毎秒41京5530兆回)を達成した。日本のスーパーコンピュータがTOP500で第1位を獲得するのは、富岳の前期種である「京」による2011年11月(第38回TOP500リスト)以来となる。

NECがD-Wave Systemsに1000万ドル投資、アプリケーション増やしD-Waveのクラウドで提供 | IT Leaders

NECは2020年6月18日、量子アニーリングマシンを提供しているカナダのD-Wave Systemsに1000万ドル投資すると発表した。両社は量子コンピューティング領域で協業する。量子アニーリングマシンと既存のコンピューティング技術を組み合わせて大規模な問題を解けるようにする技術を開発するほか、アプリケーションを増やして量子コンピューティングの適用領域を拡大する。

Dell EMC、マシンラーニング向けにソフトウェア/ハードウェアを構成したPCサーバー機 | IT Leaders

デルとEMCジャパンは2020年6月16日、マシンラーニング(機械学習)の導入を簡素化するサーバー機「H2O.ai向けリファレンス アーキテクチャー」を発表した。米H2O.aiのソフトウェアとDell EMCのPCサーバー機を組み合わせた。マシンラーニング(機械学習)に適したハードウェア/ソフトウェア構成のリファレンスアーキテクチャ(参照構成)として提供する。価格(税別)は、ソフトウェアの1年間分のライセンスを含んで2816万5000円から。

農研機構、1ペタFLOPSのAI用GPUスパコンを稼働、画像処理による病害虫の把握が100倍高速に | IT Leaders

農業分野の研究開発機関である農研機構は2020年6月16日、AI研究用のスーパーコンピュータ「紫峰」を2020年5月に稼働させたと発表した。GPUカードを128基使ったシステムで、処理性能は1ペタPFLOPS。あわせて、データ容量3ペタバイトの大規模データベース「NARO Linked DB」を稼働させた。農研機構内で分散して管理している研究データを収集・統合し、農研機構内外の研究者が分野横断的に利活用できる。

2019年の企業情報システム基盤のシェア順位は、富士通、NEC、HPE、デル、日立、IBM―IDC Japan調べ | IT Leaders

IDC Japanは2020年6月16日、国内の企業情報システム基盤(サーバーと企業向けストレージ)のベンダーシェアを発表した。2019年の市場は前年比4.1%増の7129億8800万円で、富士通が前年比6.5%増でシェア22.3%を獲得して1位となった。次いでNEC、日本ヒューレット・パッカード(HPE)、デル、日立製作所、IBMの順となった。

富士通、無線LAN APを兼ねたエッジデバイスを販売、キャッシュでWindows Updateを高速化 | IT Leaders

富士通は2020年6月15日、無線LANアクセスポイント機能を備えたエッジコンピューティング用途のPCサーバー機「FUJITSU Desktop ESPRIMO Edge Computing Edition Z0110/W」(以下、Z0110/W)を発表した。開発会社は富士通クライアントコンピューティング。特徴は、WSUS(Windows Update)のデータをキャッシュしてWindows Update時のネットワーク負荷を軽減する機能を備えていること。価格はオープン。2020年7月中旬から提供する。

国内HCI市場は2024年まで年平均11.2%で成長、2019年は前年比40.4%増―IDC Japan調べ | IT Leaders

IDC Japanは2020年6月12日、国内のハイパーコンバージドシステム(HCI)市場の予測を発表した。2019年の支出額は450億8300万円で、前年比成長率40.4%となった。2019年~2024年における支出額の年間平均成長率(CAGR)は11.2%、2024年の支出額は765億1200万円になる。

2024年まで国内インフラ市場はSoRがマイナス3.5%、SoE/SoIはマイナス0.2%―IDC Japan調べ | IT Leaders

IDC Japanは2020年6月10日、企業情報システムを支えるインフラ(サーバーとストレージ)の国内市場について、システムタイプ別(SoR/SoE)および配備モデル別(クラウド/トラディショナル)に予測した。2019年~2024年の年間平均成長率(CAGR)は、SoRがマイナス3.5%、SoE/SoIがマイナス0.2%、その他がマイナス0.4%となる。

量子アニーリングでサプライチェーンの作業を30%削減、MCPCが実証実験の結果を報告 | IT Leaders

モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)は2020年6月5日、組み合わせ最適化問題を高速に解く量子アニーリングによって社会の課題を解決する実証実験の結果を報告した。3つの社会課題テーマを4カ月かけて実証し、実験環境において最大約30%の最適化効率などを達成した。NEC、日立製作所、富士通の量子アニーリングマシンを利用した。

JAXA、スパコンを2020年10月に刷新、メインシステムは現行の約5.5倍となる19.4ペタFLOPSに | IT Leaders

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2020年10月に新スーパーコンピュータシステムを稼働させる。システムは富士通に発注した。数値シミュレーション向けシステムは「富岳」ベースのスパコン「PRIMEHPC FX1000」で構築し、現行システムの約5.5倍となる19.4ペタFLOPSの理論演算性能になる。

NEC、工場向けコンピュータのエントリモデルに新機種、SSDやWindows Serverを搭載可能に | IT Leaders

NECは2020年4月20日、工場で使うことを想定し、長期間の安定供給を保証する“ファクトリコンピュータ”について、新モデル3製品の受注を開始した。2020年4月27日から出荷する。新モデル(「FC-P34W」、「FC-P36K」、「FC-P31X」)はいずれも、エントリーモデル「FC-PMシリーズ」に該当し、新たにSSDやWindows Serverを搭載できるようにした。販売目標は、今後3年間で2万4000台以上。

NEC、Azure Stack HCIベースの仮想基盤サーバー、2ノード298万円からのエントリー機も用意 | IT Leaders

NECは2020年4月15日、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)製品「NEC Hyper Converged System」のラインアップを拡充した。新たに、HCIソフトウェアとしてAzure Stack HCIを搭載した機種を用意した。既存のVMware vSAN搭載機種とともに2ラインアップ構成とした。Azure Stack HCIの特徴は、仮想サーバーごとのWindows Serverライセンスが不要なことである。

HPE、1辺25cmで高さ11.9cmの小型PCサーバー「MicroServer Gen10 Plus」を販売開始 | IT Leaders

米Hewlett-Packard Enterprise(HPE)日本法人の日本ヒューレット・パッカードは2020年3月12日、小型化を追求したPCサーバー「HPE ProLiant MicroServer Gen10 Plus」を発表し、同日に国内販売を開始した。サイズは11.9×24.5×24.5cmで、省スペースが求められる小規模オフィスや店舗などに向く。価格(税別)は11万円からとなっている。

HPE、1辺25cmで高さ11.9cmの小型PCサーバー「MicroServer Gen10 Plus」を販売開始 | IT Leaders

米Hewlett-Packard Enterprise(HPE)日本法人の日本ヒューレット・パッカードは2020年3月12日、小型化を追求したPCサーバー「HPE ProLiant MicroServer Gen10 Plus」を発表し、同日に国内販売を開始した。サイズは11.9×24.5×24.5cmで、省スペースが求められる小規模オフィスや店舗などに向く。価格(税別)は11万円からとなっている。

HPE、2023年初頭に2エクサFLOPSのスパコンを米国エネルギー省の国家核安全保障局に提供 | IT Leaders

日本ヒューレット・パッカード(HPE)は2020年3月5日、2エクサFLOPSの処理速度を持つエクサスケールスーパーコンピュータを、米国エネルギー省(DOE)の国家核安全保障局(NNSA)に提供すると発表した。2023年初頭に稼働する予定である。米Hewlett-Packard Enterprise(HPE)が2020年3月4日(現地時間)に発表したリリースの抄訳として発表した。

気象庁気象研究所、気象予測のため新スパコンを稼働、CPUのみで2.81ペタFLOPS | IT Leaders

気象庁気象研究所(所在地:茨城県つくば市)は2020年3月2日、新しいスーパーコンピュータシステムを稼働させた。富士通のPCサーバー機「FUJITSU Server PRIMERGY CX2550 M5」×880台で構成する。総理論演算性能は2.81ペタFLOPS(毎秒2810兆回の浮動小数点演算)になる。富士通が2020年3月2日に発表した。

メルコインベストメンツ、株式投資の運用にデジタルアニーラを活用、ポートフォリオを10分で生成 | IT Leaders

メルコホールディングス傘下の金融事業会社であるメルコインベストメンツは2020年2月7日、株式投資の運用に、組み合わせ最適化問題を高速に解く計算機アーキテクチャ「デジタルアニーラ」(開発元:富士通)を活用すると発表した。検証では、リスクの少ないポートフォリオを生成できた。これを受け、2020年1月から金融資産の実運用業務の一部でデジタルアニーラを活用している。

メルコインベストメンツ、株式投資の運用にデジタルアニーラを活用、ポートフォリオを10分で生成 | IT Leaders

メルコホールディングス傘下の金融事業会社であるメルコインベストメンツは2020年2月7日、株式投資の運用に、組み合わせ最適化問題を高速に解く計算機アーキテクチャ「デジタルアニーラ」(開発元:富士通)を活用すると発表した。検証では、リスクの少ないポートフォリオを生成できた。これを受け、2020年1月から金融資産の実運用業務の一部でデジタルアニーラを活用している。

名古屋大学情報基盤センター、「富岳」ベースのスパコン「PRIMEHPC FX1000」を2304台導入 | IT Leaders

名古屋大学情報基盤センターは、次期スーパーコンピュータシステムを富士通に発注した。富士通が理化学研究所と共同開発しているスーパーコンピュータ「富岳」の技術を活用した「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX1000」を導入する。富士通によると、PRIMEHPC FX1000の導入事例は世界で初めて。2020年7月から稼働する。富士通が2020年2月3日に発表した。

IBM、量子コンピューティング推進団体「IBM Q Network」の参加組織が100を突破 | IT Leaders

米IBMは、電子機器の見本市「CES 2020」の場で、量子コンピューティングの推進団体「IBM Q Network」の参加組織が100を超えたと発表した。IBM Q Networkのメンバーは、クラウドを通して量子コンピュータ「IBM Q」を利用できる。米IBMが2020年1月8日(現地時間)に発表したプレスリリースを基に、日本IBMが2020年1月31日に発表した。

NEC、デジタル処理のアニーニングマシンをベクトル型スパコンで高速化、2020Q1にサービス提供 | IT Leaders

NECは2019年12月20日、量子アニーリングをソフトウェア処理によって実現するシミュレーテッド・アニーリング(SA)マシンを、ベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」を組み合わせて開発したと発表した。汎用PCサーバーと比べて300倍以上高速に解を導いたという。2020年第1四半期から、SAマシンを利用したサービスを開始する。まずは、ユーザーのデータをNECが預かって、NEC側でSAマシンを使って解を出すスタイルでサービスを提供する。

垂直統合システム「Dell EMC PowerOne」、KubernetesとAnsibleでIT資源の運用を自律化 | IT Leaders

デルとEMCジャパンは2019年12月5日、データセンターの運営に必要なサーバーなどのハードウェアとソフトウェアをオールインワン型で垂直統合したラック型の基盤製品「Dell EMC PowerOne」を発表した。同日販売を開始した。ITシステムの調達や運用の手間を省力化する。価格は個別見積もり。

量子コンピュータをAWSで利用できる「Amazon Braket」、まずは3社のマシンを利用可能 | IT Leaders

アマゾンウェブサービスジャパンは2019年12月4日、量子コンピュータを利用できるサービス「Amazon Braket」を発表した。開発者や研究者に向けて提供する。ベンダー3社の量子コンピュータ(D-Wave、IonQ、Rigetti)を利用できる。現時点ではプレビュー版のみ公開している。米Amazon Web Servicesが2019年12月2日に発表したリリースの抄訳として発表した。

Dell EMCが目指す次世代ITインフラはユーザーに何をもたらすのか | IT Leaders

米Dell Technologies(Dell EMC)が、クラウドやコンバージドインフラなどの「その先のコンピューティング」の提供に向けて研究開発を進めている。本稿では、2019年11月12日に米テキサス州オースティンで開催されたDell Technologies Summit、翌13日にプレスに公開した同社ラボで語られた同社の動きや戦略をお伝えする。

富士通、スーパーコンピュータ「富岳」の出荷を開始 | IT Leaders

富士通は2019年12月2日、理化学研究所と共同で開発しているスーパーコンピュータ「富岳」の出荷を、同日付で開始すると発表した。今回出荷する第1号機は、、「富岳」を構成するコンピュータラックの1つである。今後も順次、理化学研究所の計算科学研究センターに出荷・納入し、設置・調整を行う。「富岳」は、2021年から2022年ころの共用開始を目指している。

HPE、大容量データのリアルタイム処理に向いたブレード型エッジサーバー機を販売 | IT Leaders

ヒューレット・パッカードエンタープライズ(HPE)(日本ヒューレット・パッカード)は2019年11月26日、製造業や通信事業者に向けて、大容量データをリアルタイムに処理するためのエッジサーバー機「HPE Edgeline EL8000 Converged Edge System」を発表した。同日販売を開始した。価格(税別)は、214万7000円から。

スパコン「富岳」のプロトタイプが消費電力性能ランキング「Green500」で世界1位に | IT Leaders

富士通と理化学研究所は2019年11月19日、スーパーコンピュータ「富岳(ふがく)」のプロトタイプが、スーパーコンピュータの消費電力性能を示すランキング「Green500」において世界1位を獲得したと発表した。富士通の沼津工場に設置したシステムで、消費電力1ワットあたりの性能で16.876GFLOPS(ギガフロップス)を達成した。

HPCシステムズ、高性能GPUカード「NVIDIA Tesla T4」搭載のハイエンドエッジサーバー機 | IT Leaders

HPCシステムズは2019年11月18日、ディープラーニング(深層学習)に向いた高性能GPUカード「NVIDIA Tesla T4」を搭載したハイエンド小型エッジサーバー機「EDG-INT4-G1」を発表した。同日販売を開始した。これまでクラウドで行っていた処理の一部をエッジで実行できるようになる。価格は要問い合わせ。

阪大、スパコンの負荷を混雑時にパブリッククラウドにオフロードする技術を実装 | IT Leaders

大阪大学とNECは2019年11月15日、大阪大学のスーパーコンピュータ「OCTOPUS」を強化し、計算需要が急激に増加した場合にパブリッククラウド「Microsoft Azure」にオフロードする技術(クラウドバースティング)を実装したと発表した。2019年内にOCTOPUSの利用者を対象に実証実験を行う。

富士通、京後継「富岳」ベースの商用スパコン「PRIMEHPC FX1000」「同FX700」を販売 | IT Leaders

富士通は2019年11月13日、理化学研究所と共同で開発しているスーパーコンピュータ「富岳」(「京」の後継機)の技術を活用した商用スーパーコンピュータ「PRIMEHPC FX1000」および「PRIMEHPC FX700」を発表した。同日付でグローバルで販売を開始した。2020年3月から出荷する。日本での価格(税別)は、FX1000が約1億2000万円(48ノード)から、FX700が約400万円(2ノード)から。

核融合科学研究所、NECのベクトルスパコン「SX-Aurora TSUBASA」を2020年6月に稼働開始 | IT Leaders

大学共同利用機関法人自然科学研究機構の核融合科学研究所は、次期スーパーコンピュータシステムとして、ベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」をNECに発注した。システムの運用開始は2020年6月を予定している。NECが2019年11月12日に発表した。

2019年Q2の国内サーバー市場は前年同期比6%減、売上は富士通が首位を維持―IDC Japan調べ | IT Leaders

IDC Japanは2019年9月30日、2019年第2四半期の国内サーバー市場動向を発表した。売上額は、前年同期比でマイナス成長となった。製品別ではx86サーバーが前年同期比で僅かに減少、メインフレームとその他のサーバーが前年同期比2桁のマイナス成長となった。カンパニー別の売上額では富士通が首位を維持した。出荷台数はNECが首位を維持した。

IBM、53量子ビットの量子コンピュータを1カ月以内に商用サービス化 | IT Leaders

日本IBMは2019年9月30日、「IBM量子コンピュテーション・センター」を米国ニューヨーク州に開設し、オンラインで利用できる商用の量子コンピュータを10台用意したと発表した。1カ月以内に量子コンピュータを14台に増やす予定である。この中には、53量子ビットのシステムが含まれる。米IBMが2019年9月18日(米国現地時間)に発表したリリースの抄訳として発表した。

HPE、ハイパーコンバージド「HPE SimpliVity」に1ソケットの低価格版、価格を39%低減 | IT Leaders

日本ヒューレット・パッカード(HPE)は2019年9月24日、同社が販売するHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)製品の1つ「HPE SimpliVity」に新機種を追加したと発表した。従来機種よりも価格を39%下げて購入しやすくした「HPE SimpliVity 325 Gen10」(価格は税別で411万6000円から)と、バックアップ用途専用にHDD/SSDハイブリッド構成として容量(Tバイト)単価を36%下げた「HPE SimpliVity 380 Gen10 Backup and Archive node」(898万円から)である。いずれも2019年9月24日に販売を開始した。

量子アニーリングの実証実験プロジェクトが始動、NEC、富士通、日立のマシンを使用 | IT Leaders

モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)は2019年9月19日、組み合わせ最適化問題を高速に解く量子アニーリングによって社会の課題を解決する実証実験を開始したと発表した。実用効果の指標となる社会課題テーマを3つ選定し、量子アニーリングの有効性を検証する。NEC、日立製作所、富士通の量子アニーリングマシンを利用する。

デル、AMDの最新CPUを搭載したサーバーを販売、1CPU当たりの性能向上でTCO削減をうたう | IT Leaders

デルとEMCジャパンは2019年9月18日、PCサーバーの新製品として、CPUに最新の第2世代AMD EPYCプロセッサを搭載したPCサーバー5モデルを発表した。同日から順次受注を開始する。第1世代のAMD EPYCを搭載した既存サーバーよりも性能が向上している。会見に登壇した日本AMDは、AMD EPYCはIntel XeonよりもTCOが高いとアピールしている。

三井住友海上あいおい生命、基幹システムのインフラ基盤刷新でNutanixを導入 | IT Leaders

三井住友海上あいおい生命保険は、基幹システムのサーバー基盤として、HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)製品「Nutanix Enterprise Cloud OS」を採用した。サーバー構築コストは、従来型のサーバーと比較して約40%削減できているという。ニュータニックス・ジャパンが2019年9月13日に発表した。

HPE、NASA向けにスーパーコンピュータを開発、有人月面探査を支援 | IT Leaders

日本ヒューレット・パッカードは2019年9月11日、米Hewlett-Packard Enterprise(HPE)がNASAのエイムズ研究センターに向けて、新しいスーパーコンピュータ「Aitken(エイトケン)」をカスタム設計したと発表した。月面着陸に向けてのモデリングやシミュレーションを処理し、将来の有人月面探査を支援する。米HPEが2019年8月22日(米国時間)に発表したリリースの抄訳として発表した。

OKIデータ、半導体製造装置の最適配置を量子アニーラで算出、作業員の動線を28%短縮 | IT Leaders

OKI(沖電気工業)は2019年9月5日、OKIグループのプリンター事業会社であるOKIデータのLED統括工場において、製造ラインにおける半導体製造装置の最適配置を量子アニーリングマシンで算出したと発表した。この結果、作業員の移動距離を平均28%短縮する結果を得ることに成功した。

ドイツ大手銀行がデジタルアニーラを実証、カーリース契約のローン構成を最適化 | IT Leaders

ドイツの大手銀行Commerzbank(コメルツバンク)の研究開発機関であるMain Incubator(メインインキュベーター)は、組み合わせ最適化問題を高速に解く計算機アーキテクチャ「デジタルアニーラ」のPoC(実証実験)を実施した。カーリース契約の証券について、自社のローンポートフォリオを最適化する実証を行い、有益な結果を得た。Fujitsu EMEIAが発表したプレスリリースの抄訳として富士通が2019年8月30日に発表した。

富士通、NVIDIA GPU搭載サーバーの検証設備を開設、専任サポート要員がユーザーを支援 | IT Leaders

富士通とエヌビディアは2019年8月28日、ユーザー企業へのGPUコンピューティング環境の導入を支援する活動で協業を強化すると発表した。取り組みの1つとして、GPU搭載サーバーの検証施設「FUJITSU Server PRIMERGY / NVIDIA コラボレーションセンター」(港区、富士通デジタル・トランスフォーメーション・センター内)を同日付けで設立した。

インテルがFPGA新製品「PAC D5005」を市場投入、音声テキスト化や映像変換に利用可能に | IT Leaders

インテルは2019年8月26日、会見を開き、FPGA(Field Programmable Gate Array、論理回路を現場で書き換えられる半導体チップ)の新製品「インテルFPGAプログラマブル・アクセラレーション・カード(PAC) D5005」を発表した。既存製品と比べてメモリー性能を高めており、AIによる音声のテキスト化や映像の変換などに向く。PCサーバーのPCI Expressバスに接続して使う拡張カードの形状で提供する。

レノボ、手のひらに乗る小型PC、IoTエッジPCとデスクトップPCを販売 | IT Leaders

レノボ・ジャパンは2019年7月16日、エッジコンピューティングに特化した小型PC「ThinkCentre M90n-1 Nano IoT」と、同製品を応用した小型デスクトップPC「ThinkCentre M90n-1 Nano」を発表した。いずれも同日提供を開始した。価格(税別)は、エッジPCが4万5000円から、デスクトップPCが7万4000円から。

赤城乳業、SAP ERPのサーバー基盤をHCIに置き換え、性能向上と管理負荷削減を狙う | IT Leaders

冷菓などを手がける赤城乳業は、SAP ERPによる基幹業務システムのサーバーを、HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)に置き換える。10台の物理サーバーで稼働していた17のシステムすべてを3台のHCIで代替することを計画している。性能の向上やリソース管理負荷の削減を見込んでいる。HCIを導入したレノボ・エンタープライズ・ソリューションズが2019年7月16日に発表した。

制御システム領域でストラタスなど3社が協業、可用性とサイバー攻撃耐性を備えたサーバーを販売 | IT Leaders

日本ストラタステクノロジー、トレンドマイクロ、シーイーシーの3社は2019年6月27日、産業用制御システムの領域で協業したと発表した。不必要なアプリケーションの実行を制限してサイバー攻撃を防ぐ無停止型PCサーバー「Stratus ztC Edge 110i Secured by Trend Micro」を、シーイーシーが2019年7月16日から提供する。価格(税別)は冗長化2ノード構成で350万円で、保守費用は年額60万円から。

NEC、高エネルギー加速器研究機構と国立環境研究所からベクトル型スパコンを受注 | IT Leaders

NECは2019年6月26日、大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構と国立研究開発法人国立環境研究所の2つの組織からスーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」を受注したと発表した。高エネルギー加速器研究機構では2019年4月に運用を開始しており、国立環境研究所では2020年3月から運用を開始する。

さくらの高火力スパコンがTOP500で54位、国内では産総研の8位がトップ | IT Leaders

さくらインターネットは2019年6月18日、石狩データセンターで稼働するクラウド型のスーパーコンピューター(スパコン)システムが、同日発表になったスパコンの処理性能ランキング「TOP500」において世界54位になったと発表した。LINPACKベンチマークで実測3712TFLOPS(3.71ペタFLOPS)を達成した。

NEC、ベクトル型スーパーコン「SX-Aurora TSUBASA」をドイツ気象庁から受注 | IT Leaders

NECは2019年6月17日、ベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」を活用した気象予測システムを、欧州3大気象局の1つであるドイツ気象庁から受注したと発表した。受注したシステム規模は総額62億円であり、欧州最大級の気象予測システムとなる。

Dell EMC、マシンラーニング専用サーバー「DSS 8440」、NVIDIA Tesla V100を10基搭載 | IT Leaders

デルとEMCジャパンは2019年6月4日、複数のGPUを搭載できるマシンラーニング(機械学習)用途のPCサーバー機「Dell EMC DSS 8440」を発表した。4Uラックマウント大の2ソケットサーバーであり、GPUとしてNVIDIA Tesla V100を10基まで搭載できる。2019年6月4日から提供する。価格(税別)は、GPUカードを4枚搭載した最小構成で1940万7219円。

レノボ、NVDIMM対応のハイエンドPCサーバー「ThinkSystem SR950」を発表 | IT Leaders

レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは2019年5月28日、PCサーバー機のハイエンドモデルで、NVDIMM(DIMM型不揮発性メモリー)の「Optane DCパーシステント・メモリー」を搭載できる「ThinkSystem SR950」を発表した。SAP HANA環境に適するとしている。価格(税別)は258万円からとなっている。

コヒーレントイジングマシンが量子アニーリングを上回る正答率、NTTとNIIが実験 | IT Leaders

NTTと情報・システム研究機構国立情報学研究所(NII)は2019年5月25日、組み合わせ最適化問題を高速に解く手法の1つ「コヒーレントイジングマシン」の特性を評価する実験を実施したと発表した。コヒーレントイジングマシンは、ノード間の柔軟な相互接続によって、複雑なグラフ構造の問題を高い正答率で解くことが可能であることが分かったという。辺密度の高いグラフに対して、コヒーレントイジングマシンが量子アニーリングマシンを上回る正答率を示した。

富士通、Azure Stack垂直統合システムを国内で提供開始 | IT Leaders

富士通は2019年5月9日、Microsoft Azureの各種機能をオンプレミスで利用可能にする垂直統合システム「FUJITSU Integrated System PRIMEFLEX for Microsoft Azure Stack」を提供開始した。オンプレミスに設置した富士通のサーバーマシン上でAzure Stackを運用できる。価格(税別)は7775万円から。同年5月9日から国内および欧州で販売を開始し、順次グローバルに展開していく。

富士通、ポスト「京」の製造を開始、技術を転用した商用機は2019年度下期に販売開始 | IT Leaders

富士通は2019年4月15日、スーパーコンピュータ「京」の後継機であるポスト「京」について、製造・出荷・設置を進めることについて理化学研究所と正式に契約を締結したと発表した。2021年から2022年頃の共用開始を目指している。後継機の技術を活用した商用スーパーコンピュータについては、2019年度下期にグローバルで販売を開始する。

インテル、第2世代Xeon SPとNVDIMMのOptane DCパーシステント・メモリーを出荷 | IT Leaders

インテルは2019年4月9日、Xeon CPUの新世代版「第2世代Xeonスケーラブル・プロセッサー」や、NVDIMM(DIMM型の不揮発性メモリー)の「Optane DCパーシステント・メモリー」などの新製品群を、国内で正式に発表した。同日から順次提供を開始した。いずれの製品も、2019年4月2日に米国で開催したイベント「Data-Centric Innovation Day」で発表したものである。

NEC、工場用コンピュータに新モデル、5年間の長期供給と最大10年の保守 | IT Leaders

NECは2018年7月18日、工場で使うことを想定し、長期間の安定供給を保証する“ファクトリーコンピュータ”について、新モデル3製品を発表、同日受注を開始した。2019年3月末から出荷する。新モデル(S36W/S37K/D28U)は主にストレージ機能に注力し、最大4台のドライブを搭載できるようにした。