オンワードが新サステイナブルブランドを始動 「オフ-ホワイト」出身のデザイナーを起用

 「ジル サンダー(JIL SANDER)」を傘下に収めるオンワードラグジュアリーグループ(ONWARD LUXURY GROUP以下、OLG)は、環境に配慮した素材を使用した新ブランド「フォワード(F_WD)」を2019-20年秋冬シーズンからスタートする。

 クリエイティブ・ディレクターには、「サンローラン(SAINT LAURENT)」「パコ・ラバンヌ(PACO RABANNE)」「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」などで経験を積んだシューズデザイナーのラファエル・ヨン(Raphael Young)を起用した。再生素材や生分解性の素材、植物由来の素材などを用いたウエアやシューズなどを販売していく。デザインはストリートウエアと都会的なアウトドアスタイルの掛け合わせをイメージしており、商品はユニセックスで提案する。

 19-20年秋冬のデビューコレクションは、LVMH傘下のフランスの百貨店ル・ボン・マルシェ(LE BON MARCHE)やイタリアのルイーザ ヴィア ローマ(LUISA VIA ROMA)、ロシアのツム(TSUM)、阪急うめだ本店など世界の100店舗以上で販売する。

 ファビオ・ドゥッチ(Fabio Ducci)OLG最高経営責任者(CEO)は「社会問題や環境問題と向き合うことがファッション産業における重要課題であり、新しいビジネスの視点だ。『フォワード』では、その2つの問題に配慮した素材の選択、生産工程に取り組んでいく」と話す。

 ヨン「フォワード」クリエイティブ・ディレクターは「持続可能な世界の実現は、一人一人の意識によって成し遂げられるもの。われわれのデザインや商品を通して、お客さまの環境問題に対する意識向上につなげていきたい」とコメントしている。

The post オンワードが新サステイナブルブランドを始動 「オフ-ホワイト」出身のデザイナーを起用 appeared first on WWD JAPAN.com.

「ロキシー」が原宿キャットストリートにブランドストアをオープン

 「ロキシー(ROXY)」は5月25日、国内唯一のブランドストア、ロキシー 東京(ROXY TOKYO)を東京・原宿のキャットストリートにオープンした。同店舗には、限定のコラボ商品やオリジナルの限定品など原宿・渋谷の地域特性に合わせた商品をそろえる。

 「ロキシー」は1990年に“女の子のためのビーチウエアが欲しい”という声からスタート。女性アスリートとしての一面とフェミニンなファッション性を融合したスタイルを同時に提案し、現在ではビーチからタウン、スノーシーンまでカバー。最近では、フィットネスを新たなラインに加えている。また、これまで写真家の蜷川実花や「BABY-G」などさまざまなブランドなどとコラボレーションも積極的に行っている。

The post 「ロキシー」が原宿キャットストリートにブランドストアをオープン appeared first on WWD JAPAN.com.

「サンローラン」からメンズの新アクセサリーラインが登場 ナイロンバッグやウォレットなど全6型

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」は6月5日、メンズの新アクセサリーライン“ヌックス(NUXX)”を発売する。新ラインでは象徴的なシルバーのシグネチャーを配し、スポーティーで光沢のある黒のリップストップナイロンを使用したアイテム全6型をそろえる。「サンローラン」直営店舗で取り扱うほか、公式オンラインストアで順次販売する。

 ダッフルバッグ(11万9000円)のほか、ボディーバッグ(7万9000円)、チェーンウォレット(5万5000円)、イースト/ウエストウォレット(3万9000円)、タイニーウォレット(2万9000円)、キーリング(1万4000円)を展開する。

The post 「サンローラン」からメンズの新アクセサリーラインが登場 ナイロンバッグやウォレットなど全6型 appeared first on WWD JAPAN.com.

「スウォッチ」と「ベイプ」がコラボレーションモデルを発表 記念のグローバルイベントも東京で開催

 「スウォッチ(SWATCH)」は、6月1日に東京発のグローバルブランド「ア ベイシング エイプ(R)(A BATHING APE(R)以下、ベイプ)」と両ブランド初のコラボレーションウオッチを日本で先行発売した。全6デザインで発表したリストウオッチは、「スウォッチ」の新作“ビッグボールド(BIG BOLD)”をベースに、東京、ロンドン、ニューヨーク、パリ、ベルン(スイス)の5都市をコンセプトにした5型と、全世界共通のグローバルモデル1型をラインアップ。それぞれ5都市で限定発売する。

 日本発売前日の5月31日には、世界25カ国からメディア、著名人らを招いて東京でグローバルローンチイベントを日本初開催。場所は、六本木ヒルズ、「綱町三井倶楽部」「ピザスライス2(PIZZA SLICE2)」「ロアラブッシュ(Leau a la bouche)」の4会場。それぞれの会場では、リストウオッチのコンセプトとなった5都市を連想させる空間とインスタレーションを演出。中でもニューヨークをテーマにしたピザスライス2では、この日のためにニューヨークからグラフィティーアーティストのスタッシュ(STASH)が来日し、ライブペイントを披露するなど、特別な一夜に華を添えた。

 その後「ワンオーク東京(1 OAK TOKYO)」で開催したアフターパーティーでは、TOKYO No.1 SOUL SETの川辺ヒロシやラッパーのスラック(5lack)、エレクトロミュージックユニットのYoung Juvenile Youthらのライブが披露され、世界中から訪れた関係者たちを音楽でもわかせた。

 今回のコラボレーションウオッチのベースとなった“ビッグボールド”は、5月23日に発売されたばかりのニューモデル。これまでの「スウォッチ」のリストウオッチにはないデザインとなっており、最大の特徴は47mmを誇るビッグフェイス。カラーバリエーションは全6色、価格は1万2000円で販売中だ。

The post 「スウォッチ」と「ベイプ」がコラボレーションモデルを発表 記念のグローバルイベントも東京で開催 appeared first on WWD JAPAN.com.

「マックスマーラ」がドイツでショーを開催 ベルリンの壁崩壊から30年を記念

 「マックスマーラ(MAX MARA)」は6月3日、2020年リゾート・コレクションのショーをドイツ・ベルリンの新博物館(NEUES MUSEUM)で開催した。今回のショーは、ベルリンの壁崩壊から30年を記念すると共に、その歴史や文化、建築、で知られるドイツの首都の復興にオマージュを捧げるもの。コレクションにも、ドイツやベルリンに紐づいた要素がちりばめられている。

 会場の新博物館は、もともと19世紀半ばにフリードリッヒ・アウグスト・シュテーラー(Friedrich August Stueler)が設計。しかし、第2次世界大戦で壊滅的な被害を受け、約60年間修復されることなく風雨にさらされてきた。その後、2003年からデイヴィッド・チッパーフィールド(David Chipperfield)が元のファサードや内装を生かしながらの修復に取り組み、09年に再び一般公開された。そんなベルリンの歴史と復興を物語る同館がファッションショーに使用されるのは今回が初めて。アートと深いつながりがあり、常に建築に通じるアプローチでデザインを手掛けるブランドらしいロケーションだ。

 コレクションのベースとなるのは、この街で生まれ育ったドイツを代表する女優兼歌手のマレーネ・ディートリッヒ(Marlene Dietrich)と、かつてベルリンに暮らしていたデヴィッド・ボウイ(David Bowie)をほうふつとさせるスタイル。テーラードジャケットやワイドパンツ、トレンチコートを筆頭に、ラップコート、テディベアコート、プリーツスカート、リブニット、テーラードのジャンプスーツ、ドレスなどをそろえ、「マックスマーラ」が得意とするワントーン・コーディネートで提案した。中でも印象的だったのは、後半に登場した透明感のある白のルック。1770年に創業したドイツの名窯「マイセン(MEISSEN)」の磁器から着想した花の立体的な刺しゅうを肩周りに施した他、博物館の展示作品からヒントを得たプリミティブなフリンジやきらめくラメでアクセントを効かせた。

 また、今回はブランド初の試みとして本格的なジュエリーを製作。「デビアス(DE BEERS)」のクリエイティブ・ディレクターなどを務めたジュエリーデザイナーのリーマ・パチャーチ(Reema Pachachi)とのコラボレーションにより、「ベルリン・ゴールド・ハット(Berlin Gold Hat)」をはじめとする博物館の展示作品から着想を得たネックレスやブレスレット、イヤリングを披露した。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

The post 「マックスマーラ」がドイツでショーを開催 ベルリンの壁崩壊から30年を記念 appeared first on WWD JAPAN.com.

「シャネル」の人気“卵型ハンドクリーム”が真っ黒に エイジングケア効果をプラス

 「シャネル(CHANEL)」は8月16日、2017年に発売以来人気の“卵型ハンドクリーム”「ラ クレーム マン」にエイジングケア効果をプラスした「ル リフト ラ クレーム マン」(50mL、7700円)を発売する。丸い形はそのまま、黒いパッケージに身を包んで誕生する。また、エイジングケアライン「ル リフト」には新美容液「ル リフト セラム」(30mL、1万6500円)も同日発売する。

 植物由来やナチュラルな成分にこだわりながら高い安全性と効果を追求した「ル リフト」。「ル リフト ラ クレーム マン」は、度重なる手洗いや紫外線などによるストレスなどで日々ダメージを受ける手にハリと潤いを与える。1000人以上の女性の手の画像を研究して導びかれた処方は、「ル リフト」ラインに共通するエイジングケア成分3.5−DAに加え、アルファルファ濃縮エキスを配合し、きめ細かでふっくらとした印象を取り戻す。さらに保湿成分のシアバターやヒアルロン酸などのほか、ブライトニング効果を発揮するリコリスエキスも含み、明るく整ったトーンに導く。

 また、「ル リフト セラム」はフォーミュラの93%に天然由来成分を実現。仏ドローム地方で栽培され、さまざまな環境に対する順応性と高いストレス耐性を持つブラックペパーミントを配合した。抗酸化作用などが期待されるロスマリン酸を豊富に含有するブラックペパーミントPFAを独自の方法により抽出。さらにそこに脂肪鎖を結合させ、活性酸素の発生を抑制するブラックペパーミントリロスを形成したほか、グリセロール鎖を結びつけることにより、肌表面に働きかけて紫外線や大気汚染などの環境ストレスから肌を守るブラックペパーミントハイドロロスを形成した。さらにアルファルファ濃縮エキスを配合し、これらの成分を組み合わせることによって肌の酸化の原因に多角的にアプローチする。

The post 「シャネル」の人気“卵型ハンドクリーム”が真っ黒に エイジングケア効果をプラス appeared first on WWD JAPAN.com.

「シャネル」の人気“卵型ハンドクリーム”が真っ黒に エイジングケア効果をプラス

 「シャネル(CHANEL)」は8月16日、2017年に発売以来人気の“卵型ハンドクリーム”「ラ クレーム マン」にエイジングケア効果をプラスした「ル リフト ラ クレーム マン」(50mL、7700円)を発売する。丸い形はそのまま、黒いパッケージに身を包んで誕生する。また、エイジングケアライン「ル リフト」には新美容液「ル リフト セラム」(30mL、1万6500円)も同日発売する。

 植物由来やナチュラルな成分にこだわりながら高い安全性と効果を追求した「ル リフト」。「ル リフト ラ クレーム マン」は、度重なる手洗いや紫外線などによるストレスなどで日々ダメージを受ける手にハリと潤いを与える。1000人以上の女性の手の画像を研究して導びかれた処方は、「ル リフト」ラインに共通するエイジングケア成分3.5−DAに加え、アルファルファ濃縮エキスを配合し、きめ細かでふっくらとした印象を取り戻す。さらに保湿成分のシアバターやヒアルロン酸などのほか、ブライトニング効果を発揮するリコリスエキスも含み、明るく整ったトーンに導く。

 また、「ル リフト セラム」はフォーミュラの93%に天然由来成分を実現。仏ドローム地方で栽培され、さまざまな環境に対する順応性と高いストレス耐性を持つブラックペパーミントを配合した。抗酸化作用などが期待されるロスマリン酸を豊富に含有するブラックペパーミントPFAを独自の方法により抽出。さらにそこに脂肪鎖を結合させ、活性酸素の発生を抑制するブラックペパーミントリロスを形成したほか、グリセロール鎖を結びつけることにより、肌表面に働きかけて紫外線や大気汚染などの環境ストレスから肌を守るブラックペパーミントハイドロロスを形成した。さらにアルファルファ濃縮エキスを配合し、これらの成分を組み合わせることによって肌の酸化の原因に多角的にアプローチする。

The post 「シャネル」の人気“卵型ハンドクリーム”が真っ黒に エイジングケア効果をプラス appeared first on WWD JAPAN.com.

「マックスマーラ」2020年プレ・スプリング・コレクション

 「マックスマーラ(MAX MARA)」が2020年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

The post 「マックスマーラ」2020年プレ・スプリング・コレクション appeared first on WWD JAPAN.com.

トレジャー・ファクトリーがアマゾンで古着の宅配買取

 リユース大手のトレジャー・ファクトリーは、アマゾン(AMAZON)上で宅配買取サービスをスタートした。対象はメンズ・ウィメンズファッションや腕時計、バッグ、靴、財布、その他服飾雑貨などのアパレル全般。

 サービスはアマゾン上の買取サービスサイトからアマゾン アカウントを使用して申し込み、売りたい商品を箱に詰めて発送する流れ。発送後3日以内に査定金額がメールで知らされる。買取成立後は指定口座への現金振り込みもしくはアマゾンギフト券で買取金額を受け取ることができる。

 今回の連携に関してトレジャー・ファクトリーは新規顧客獲得と認知度向上を狙うとしている。

The post トレジャー・ファクトリーがアマゾンで古着の宅配買取 appeared first on WWD JAPAN.com.

アダストリア、良品計画、UAの5月度は気温上昇で好調 ユニクロは“感謝祭”後ろ倒しで前年割れ

 大手SPA、セレクトショップ、専門店の2019年5月の売上高(既存店ベース)は、低気温によって苦戦した企業が多かった4月から一転、5月後半にかけて気温が上がったことで、好調に推移したという声が目立った。ユナイテッドアローズ(UA)は4月に15カ月振りに前年実績を下回ったが、5月は復調。一方でユニクロは毎年恒例の催事を後ろ倒しした影響で、4月に続き前年を割り込んだ。

 アダストリアの既存店売上高は前年同月比10.7%増。ただし、18年5月が同14.1%減と大きく落としていた反動も含む。18年秋からのMD刷新効果で、「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」などの基幹ブランドが引き続き好調に推移しており、「花柄プリントの夏物のワンピースやスカートが売れた」(広報担当者)。月上旬の大型連休は「4月の連休の方が勢いはあったが、5月も予算通りで着地した」。

 「無印良品」を運営する良品計画の直営既存店売り上げは、同4.5%増だった。4月は同0.5%減と落としていたが、5月は気温上昇に伴ってカットソーやリネンのシャツなどが動き、衣服・雑貨カテゴリーは同8.4%増となった。「20年2月期の第1四半期(19年3~5月)は概ね計画通りで進捗した」と広報担当者。大型連休による集客増で客数が同10.6%増となった効果もあり、食品カテゴリーは同12.8%増と大きく伸びた。ただし、生活雑貨カテゴリーは引き続き大型家具類が苦戦し、同0.2%減だった。

 UAの小売りとECの既存店売上高は同4.2%増となり、4月の前年割れから復調した。月前半の大型連休は「日数の長さの割にインパクトはそこまでなかった」(広報担当者)が、後半にかけて徐々に気温が上がったことで、4月の苦戦要因のメンズで開襟シャツやTシャツなどの夏物が売れた。ウィメンズはオフィスにも対応できるきれいめカジュアルが引き続き好調。ロングワンピースやサンダル、カゴバッグも動いた。

 好調の声が多いなかで、ユニクロは国内既存店とECの合計売上高が同1.8%減と苦戦。ただし、「昨年は5月25~28日に行っていた“誕生感謝祭”を、今年は5月31日~6月3日に後ろ倒しした影響が大きい」(広報担当者)。その点を考慮に入れれば「健闘している」。月前半の大型連休は「日数が長かったが、間延びすることなく連日悪くない結果で着地した」。売れ筋は“感動パンツ”や“エアリズム”、Tシャツ類などの夏物。

 しまむらの主力である「ファッションセンターしまむら」の既存店売上高は、同0.8%減と引き続き苦戦。「天候不順や寒暖の差により大型連休前半は伸び悩んだが、同後半からワンピースなどのトレンド商品が好調に推移した」(広報担当者)。20年2月期の第1四半期(19年3~5月)の売上高は、しまむらの国内合計で前年同期比2.7%減となった。

The post アダストリア、良品計画、UAの5月度は気温上昇で好調 ユニクロは“感謝祭”後ろ倒しで前年割れ appeared first on WWD JAPAN.com.

2019年「CFDAアワード」 マークやヴァージルを抑えて受賞したのは誰?

 アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA以下、CFDA)は、2019年「CFDAアワード」の授賞式を6月3日にニューヨークのブルックリン美術館で開催した。同アワードは、特筆すべき功績があったアメリカ人ファッションデザイナーに贈られ、今年で38回目を迎える。ウィメンズ・ウエア・デザイナー部門、メンズ・ウエア・デザイナー部門、アクセサリー・デザイナー部門などに分かれる。

 ウィメンズ・ウエア・デザイナー部門は、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)や「ロダルテ(RODARTE)」のケイト&ローラ・マレヴィ(Kate & Laura Mulleavy)姉妹らを抑えてブランドン・マックスウェル(Brandon Maxwell)が受賞した。5月6日に開催された「メット・ガラ(MET GALA)」で共同ホストを務めたレディー・ガガ(Lady Gaga)が衣装を脱ぎ続けて4ルックを披露したことが話題となったが、マックスウェルはその衣装を手掛けたデザイナーとしても知られる。

 メンズ・ウエア・デザイナー部門はヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)やトム・ブラウン(Thom Browne)らビッグネームを抑えてリック・オウエンス(Rick Owens)が受賞した。オウエンスは過去に注目の若手に贈られるエマージング・タレント賞などを受賞しているが、メンズ・ウエア・デザイナー部門の受賞は初となる。

 アクセサリー・デザイナー部門では「ザ ロウ(THE ROW)」のアシュリー&メアリー・ケイト・オルセン(Ashley & Mary-Kate Olsen)姉妹が選ばれたほか、過去にはリアーナ(Rihanna)やビヨンセ(Beyonce)、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、ジョニー・デップ(Johnny Depp)らが受賞したファッション・アイコン賞にはジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)が選ばれた。

The post 2019年「CFDAアワード」 マークやヴァージルを抑えて受賞したのは誰? appeared first on WWD JAPAN.com.

石川発の生地ブランド「カジフ」、“世界最高”をアピール

 高い技術力で知られるテキスタイルメーカーのカジグループ(石川県金沢市)は、2020年春夏向けからテキスタイルブランド「カジフ(KAJI-F)」をスタートし、5月31日にお披露目を兼ねた展示会を開いた。得意とする、軽さ、ストレッチ性、はっ水性、防風性、透湿防水性、通気性などを実現した機能素材に、高い糸加工技術と極細繊維の製織技術を結集した。ファーストシーズンは6カテゴリー40種のテキスタイルを提案する。

 例えば、髪の毛の3分の1程度の極細糸で織り上げた“アルティメットライト(ULTIMATELIGHT)”は、同グループを代表する生地だ。通常は、極細糸は織るのも加工も非常に難しいと言われているが、その高い技術力で実現。ダウンジャケットやウインドブレーカーの素材としても重宝する生地に仕上げた。

 織物で4WAYのストレッチを実現した“ストレッチプレッシャー(STRETCH PLEASURE)”は滑らかなで上品な肌触りが特徴だ。強いハリとコシがある“コンパクション(COMPACTION)は高密度のニット生地で、同社が開発した特殊な加工が施されている。“カッタブル(CUTTABLE)”は特許を出願中だという同社開発の技術を用いた世界初の織物フリーカット生地で、切りっぱなしでもほつれず、独創的なカットラインを可能にするストレッチ生地だ。

「アンリアレイジ」らブランドとの
コラボレーションも

 「カジフ」の展示会場には、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」や「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)」「ディスカバード(DISCOVERD)」らとコラボレーションしたウエアも並んだ。

 「アンリアレイジ」は“カッタブル”を使用したドレスを提案した。織物はニットよりも軽く、ハリ感を出すことが出来るためアウター素材としても最適だ。どの方向にカットしてもほつれることがなく、従来できなかったデザインも可能になった。

 「ハルノブムラタ」は“コンパクション”を使用したコートとドレスを提案。ナイロンに特殊加工を施すことで独特の風合いを実現したニット生地で、高密度な編み目にしたことで引っ掛かりが少なく、アウターとしても使えるほどしっかりとした生地だ。

 「ディスカバード」は“ストレッチプレッシャー”を用いたアウターを製作。通常の糸よりも柔らかな「ハイマルチ仮撚り糸」を用いることで、ソフトな風合いとしなやかなストレッチ性のプリンとした反発感を実現する。

“脱プラ”の逆風、
北陸の合繊の価値を高めるために

 自社ブランドを始めた理由を梶政隆社長は「北陸の合繊の価値を高めたい、今、発信せねばという思いがあった。今“脱”プラスチックの流れがあり、合繊メーカーにとっては逆風だ。北陸で生き残っている企業はラグジュアリーブランドやスポーツメーカーにいい生地を提供するメーカーが多いが、黒子のようなもので前に出ることはない。当社は年間1000万mのテキスタイルを生産しているが、例えば生地価格が1mにつき1円上がるだけで、年間1000万円の利益が出る」。大手アパレルメーカーはテキスタイルメーカーに価格を下げる交渉をしがちだが、「一般の方が認めればアパレルメーカーも認めるのではないか。今回のお披露目は、広く知っていただくために一般の方々の開放日も設けた」という。東京・代官山蔦屋書店内のギャラリーで開催し、6月1日に一般開放した。

 同グループは14年に「軽量・コンパクト」という機能性の高さを打ち出したトラベルギアブランド「トゥーアンドフロー(TO&FRO)」を中川政七商店と開発し、中川政七商店をはじめ、アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)などの店に並べて人気を集めている。最近では東京・中目黒のリザーブ ロースタリー 東京とのコラボアイテムも好評だった。そのほか、日本航空や全日空とコラボレーションし、機内ショッピングカタログでメンズ向けパッカブルジャケットを販売している。

 カジナイロンの親会社であるカジグループは、1934年に繊維機械のメーカーとして石川県で創業。機械製造や糸加工、織物・ニットの生産を行うグループ各社とともにテキスタイル開発技術を培ってきた。

The post 石川発の生地ブランド「カジフ」、“世界最高”をアピール appeared first on WWD JAPAN.com.

2019年度「ANDAM」のファイナリスト 「カイダン・エディションズ」など注目の4組

 2019年度の「ANDAMファッション・アワード(ANDAM Fashion Award以下、ANDAM)」のファイナリストに、「コペルニ(COPERNI)」「ヘッド メイナー(HED MAYNER)」「コーシェ(KOCHE)」「カイダン・エディションズ(KWAIDAN EDITIONS)」の4組が選出された。

 30周年を迎える今年の審査員は、初代グランプリ受賞者であるマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)や、「メゾン マルタン マルジェラ(MAISON MERTIN MARGIELA)」(現「メゾン マルジェラ」)の過半数株式を02年に取得したOTBの会長であるレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)「ディーゼル(DIESEL)」創始者、フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)=ケリング(KERING)会長兼最高経営責任者(CEO)、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼CEO、ギョーム・ドゥ・セーヌ(Guillaume de Seynes)=エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL)バイス・プレジデント、ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル(CHANEL)ファッション部門プレジデント、フランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)社長兼CEOなどを含めた27人が務める。

 ロッソ会長は、「今年のファイナリストは例年以上に多様性に富んでいて面白いセレクションになった。どこか一市場での流行りなどは選出の際に考慮せず、ビジネス志向が強すぎるブランドも除外した」と語った。

 デザイナーデュオのセバスチャン・メイヤー(Sebastien Meyer)とアルノー・ヴァイヤン(Arnaud Vaillant)が手掛ける「コペルニ」は、14年にも「ANDAM」ファイナリストに選出されている。その後、2人は「クレージュ(COURREGES)」のアーティスティック・ディレクターに抜擢され、自分たちのブランドを休止した。17年に同職を退任し、19年に「コペルニ」を再始動。2月にはパリのファッション・ウイークで19-20年秋冬コレクションを発表した。

 「ヘッド メイナー」を率いるデザイナーのヘッド・メイナーはイスラエル出身で、やはりパリのファッション・ウイークで19-20年秋冬メンズ・コレクションを発表している。「コーシェ」のデザイナーであるクリステル・コーシェ(Christelle Kocher)は、現代美術やストリートウエアを着想源にした作品が特徴的だ。「カイダン・エディションズ」のデザイナーデュオ、レア・ディックリー(Lea Dickely)とハン・ラー(Hung La)は18年に「LVMHプライズ」のファイナリストに選出されている。

 フランス国立モード芸術開発協会が主催する「ANDAM」は、ナタリー・デュフール(Nathalie Dufour)創設者が、マルジェラが1989年3月に発表した2回目のコレクションを見たことがきっかけで誕生。若手ファッションデザイナーの登竜門として、「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR & ROLF)」のヴィクター・ホスティン(Viktor Horsting)とロルフ・スノラン(Rolf Snoeren)や、クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)、ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)らを世に送り出してきた。グランプリ受賞者には賞金25万ユーロ(約3000万円)などが贈られる。

The post 2019年度「ANDAM」のファイナリスト 「カイダン・エディションズ」など注目の4組 appeared first on WWD JAPAN.com.

2020年春夏ロンドンメンズは「キコ」がトップバッター 「LVMHプライズ」ファイナリストも登場

 6月7~10日に開催される2020年春夏ロンドン・メンズ ・コレクションのスケジュールが発表された。実質3日間となるが、今シーズンはニューヨーク・メンズ ・コレクションがロンドンに先立って6月3~5日に開催されていることや、6日には「サンローラン(SAINT LAURENT)」が米LAで、「プラダ(PRADA)」が中国・上海でメンズのショーを行うため、7日に若手注目株の「キコ コスタディノフ」のショーを実施してバイヤーやジャーナリストの誘致を目指す。

 日本からは「ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)」と「ミチココシノ(MICHIKO KOSHINO)」が参加する。最終日には「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」の2019年のファイナリスト、「べサニー ウィリアムズ(BETHANY WILLIAMS)」も登場する。

【スケジュール】(日時はすべて現地時間。変更の場合あり)
※◎はプレゼンテーション形式で発表。

6月7日(金)
18:00 「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」

6月8日(土)
9:00 「アート スクール(ART SCHOOL)」
10:00 「セント ジェームスズ ショー(ST JAMES’S SHOW)」
11:00 「MUNN」
12:00 「ジョーダンルカ(JORDANLUCA)」
13:00 「イートウツ(E.TAUTZ)」
13:30 「バンド オブ アウトサイダーズ(BAND OF OUTSIDERS)」◎
14:00 「エドワード クラッチリー(EDWARD CRUTCHLEY)」
14:30 「セント・アンリ(ST-HENRI)」◎
15:00 「HLA」 × 「AEX」
16:00 「ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)」
17:00 「アイスバーグ(ICEBERG)」
17:30 「ニコラス デイリー(NICHOLAS DALEY)」◎
18:00 「カシミ(QASIMI)」
19:00 「リアム ホッジス(LIAM HODGES)」
20:00 「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ(CHARLES JEFFREY LOVERBOY)」

6月9日(日)
11:00 「8ON8」
11:30 「1×1 スタジオ(1×1 STUDIO)」
12:00 「チャラヤン(CHALAYAN)」
13:00 「パー ギョーテソン(PER GÖTESSON)」
13:30 「ミチココシノ(MICHIKO KOSHINO)」◎
14:00 「ザンダー ゾウ(XANDER ZHOU)」
15:00 「ステファン クック(STEFAN COOKE)」
15:30 「ベルスタッフ(BELSTAFF)」◎
16:00 「C2H4」
17:00 「スタジオ アルケ(STUDIO ALCH)」
18:00 「オリバー スペンサー(OLIVER SPENCER)」
19:00 「ファッション イースト(FASHION EAST)」
20:00 「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」
20:30 ウエストミンスター大学 メンズウエア修士コース(UNIVERSITY OF WESTMINSTER MA MENSWEAR)

6月10日(月)
10:00 「クレイグ グリーン(CRAIG GREEN)」
12:00 「ア コールド ウォール(A-COLD-WALL)」
13:00 「パリア / ファルザネ(PARIA / FARZANEH)」
14:00 「フェン チェン ワン(FENG CHEN WANG)」
14:30 「べサニー ウィリアムズ(BETHANY WILLIAMS)」◎

The post 2020年春夏ロンドンメンズは「キコ」がトップバッター 「LVMHプライズ」ファイナリストも登場 appeared first on WWD JAPAN.com.

バルサが伝統のストライプ柄からチェック柄へ変更 クラブ創設118年の歴史で初

 ナイキ(NIKE)が手掛けたスペインの名門フットボールクラブ、FCバルセロナ(FC BARCELONA)の2019-20年シーズンの新ユニホームが話題を呼んでいる。

 バルサのユニホームといえば、ブルーとレッドのストライプ柄を基調としたデザインがシンボルであり、フットボールファンのみならず国際的にも広く認知されている。このアイコニックなストライプ柄は、15-16年シーズンに採用されたボーダー柄を除き、太さの違いはあれどクラブ創設118年の歴史で頑なに守られてきた伝統のデザインである。

 しかし今回発表されたデザインは、これまでのストライプ柄とは大きく異なるチェック柄を採用した。これは、碁盤の目のように区画整備されたバルセロナのアシャンプラ地区にインスパイアされたものだという。

 当然、サポーターからは戸惑いの声が上がり、スペインに拠点を置くスポーツ紙「マルカ(Marca)」は「リスキーなデザイン」と報道。チェック柄のユニホームで知られるクロアチア代表の協会は、「バルサの試みは素晴らしい。しかし、(われわれの)ホワイトとレッドのチェック柄には勝てない」とコメントするなど、フットボール業界がちょっとした騒ぎとなっている。

 来季のバルサのほかに、同じくストライプ柄(ホワイト × ブラック)をシンボルデザインとしてきたイタリアのユヴェントスFC(JUVENTUS FC)もバイカラーに変更するなど、近年多くのクラブがデザインを一新したユニホームを発表している。というのもユニホームは毎シーズン、デザインを新調することが通例であるが、微々たるデザイン変更であれば購入しないサポーターも多い。しかし、クラブからすれば貴重な財源であり、購入を促す意味でもデザインやスポーツブランドとのパートナーシップの変更を選ぶケースがある。資金繰りにとらわれた伝統を重んじない取り組みは、いささか本末転倒のように思われる。

The post バルサが伝統のストライプ柄からチェック柄へ変更 クラブ創設118年の歴史で初 appeared first on WWD JAPAN.com.

バルサが伝統のストライプ柄からチェック柄へ変更 クラブ創設118年の歴史で初

 ナイキ(NIKE)が手掛けたスペインの名門フットボールクラブ、FCバルセロナ(FC BARCELONA)の2019-20年シーズンの新ユニホームが話題を呼んでいる。

 バルサのユニホームといえば、ブルーとレッドのストライプ柄を基調としたデザインがシンボルであり、フットボールファンのみならず国際的にも広く認知されている。このアイコニックなストライプ柄は、15-16年シーズンに採用されたボーダー柄を除き、太さの違いはあれどクラブ創設118年の歴史で頑なに守られてきた伝統のデザインである。

 しかし今回発表されたデザインは、これまでのストライプ柄とは大きく異なるチェック柄を採用した。これは、碁盤の目のように区画整備されたバルセロナのアシャンプラ地区にインスパイアされたものだという。

 当然、サポーターからは戸惑いの声が上がり、スペインに拠点を置くスポーツ紙「マルカ(Marca)」は「リスキーなデザイン」と報道。チェック柄のユニホームで知られるクロアチア代表の協会は、「バルサの試みは素晴らしい。しかし、(われわれの)ホワイトとレッドのチェック柄には勝てない」とコメントするなど、フットボール業界がちょっとした騒ぎとなっている。

 来季のバルサのほかに、同じくストライプ柄(ホワイト × ブラック)をシンボルデザインとしてきたイタリアのユヴェントスFC(JUVENTUS FC)もバイカラーに変更するなど、近年多くのクラブがデザインを一新したユニホームを発表している。というのもユニホームは毎シーズン、デザインを新調することが通例であるが、微々たるデザイン変更であれば購入しないサポーターも多い。しかし、クラブからすれば貴重な財源であり、購入を促す意味でもデザインやスポーツブランドとのパートナーシップの変更を選ぶケースがある。資金繰りにとらわれた伝統を重んじない取り組みは、いささか本末転倒のように思われる。

The post バルサが伝統のストライプ柄からチェック柄へ変更 クラブ創設118年の歴史で初 appeared first on WWD JAPAN.com.

「ジバンシィ」2020年プレ・スプリング・コレクション

 「ジバンシィ(GIVENCHY)」が2020年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

The post 「ジバンシィ」2020年プレ・スプリング・コレクション appeared first on WWD JAPAN.com.

風船がしぼんでドレスに!? 英セント・マーチンのファッションショーに“巨大風船”が登場

 ロンドンの名門セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins BA)が毎年行っているファッションショーが5月30日に開催され、プリント、ニットウエア、ウィメンズ、メンズなど各学科から43人の学生が参加した。多数の著名デザイナーを輩出した同校のコレクションは注目度が高く、ファッション関係者も多く訪れるが、今年の優勝者はその斬新な作品でひときわ注目を集めた。

 大賞にあたるロレアル・プロフェッショナル・ヤング・タレント賞(L’Oreal Professionnel Young Talent Award)を受賞したノルウェー出身のフレドリック・シャエランドセン(Fredrik Tjaerandsen)のショーでは、巨大な風船を上半身にかぶったような格好のモデルたちが登場した。ランウエイの途中で色とりどりの風船から空気が抜けていき、やがてラバー素材のドレスに変身するというマジカルな演出に、会場からは盛大な拍手と歓声が湧き起こった。

 大胆なショーはインターネット上でもすぐに評判となり、「メットガラ(MET GALA)」などのイベントに派手な衣装で登場することで知られる米俳優ビリー・ポーター(Billy Porter)も、インスタグラムに投稿されたショーの動画に「うわーーー!!!」と驚きのコメントを寄せた。

 シャエランドセンは、「人間の自己認識が明確になる、その曖昧な瞬間を表現したかった。その瞬間を再現して経験するための実験的な方法を開発するべく努力を重ねた。使用されているゴム素材はスリランカ産で、地元のゴム栽培農家から仕入れている会社のものだ。ドレスには空気圧システムが付けられていて、着用者が自分で風船をしぼませてその中から“脱出”できるようになっている。風船と中のドレスは一つのピースで作られており、つなぎ目がなるべく少なくなるようにデザインした」と語った。なお、シャエランドセンは「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「クレイグ グリーン(CRAIG GREEN)」「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」で働いた経歴を持つ。

 準優勝には、ボタンが並ぶウィメンズのジャケットや形状記憶素材を使用したドレスなどを発表した、スイス出身のポーリーン・ドゥ・ブロネー(Pauline De Blonay)が輝いた。また、すぐにでもパリのメゾンで通用するような高い技術力でメンズウエアをデザインした日本人のフミカ・オオシマ(Fumika Oshima)と、1980年代にインスパイアされた肩を強調したブラウスやスカートなどが印象的だったアゼルバイジャン出身のフィダン・ノブルゾバ(Fidan Novruzova)が同率3位に入賞した。

 今年の審査員は、写真家のマイケル・コスティフ(Michael Costiff)、デザイナーのグレース・ウエールズ・ボナー(Grace Wales Bonner)とリチャード・マローン(Richard Malone)、英「ヴォーグ(VOGUE)」誌の編集者オリビア・シンガー(Olivia Singer)のほか、セント・マーチン美術大学の教授陣やロレアル プロフェッショナルの代表者らが務めた。

The post 風船がしぼんでドレスに!? 英セント・マーチンのファッションショーに“巨大風船”が登場 appeared first on WWD JAPAN.com.

あれもこれも着てみたい!個性豊かなパルコの水着10選

 ビーチにリゾート、ナイトプール…。もうすぐ、女の子が心躍らせる季節がやってくる。「今年はどんな水着を着ようかな?」。パルコが打ち出す2019年の水着キャンペーンは、“わたしを着せかえよう”がテーマ。女の子であれば小さい頃、着せ替え人形遊びに夢中になったこともあるだろう。「あんなふうに、楽しく自分に似合う水着を選べたらいいな」。パルコは、そんな女の子たちの願いをかなえてくれる。

足立梨花の水着を“着せ替え”

  今年のキャンペーンガールは、女優の足立梨花。同キャンペーンのプロモーションビデオでは、小さな顔にスラリと長い手足を持ち、まさに人形のようなスタイルの彼女が無邪気に着せかえを楽しむ様子が収められている。「わたしもお人形に憧れている時期があったので、実際に自分がなれて嬉しい。かわいい世界観を、ちゃんと表現できるように頑張りました」(足立)。

 この夏、パルコは、キュートなデザインのビキニからシックなワンピース、スタイルアップをかなえてくれる一着まで、さまざまな水着をラインアップする。あれもこれも着てみたい!と選んでいるうちに、まるであなた自身が着せ替え人形になったような、わくわくした気分にさせてくれるだろう。その中から理想の一着を見つけられたら、この夏は一層楽しくなるに違いない。

キュート&フェミニンな
魅力いっぱいの5着
大人のリゾートに似合う
シック&クールな5着

 

 

問い合わせ先
PARCO
campaign@parco.jp

The post あれもこれも着てみたい!個性豊かなパルコの水着10選 appeared first on WWD JAPAN.com.

【廃業物語(1)】初めての開業。想いと勢いでの誤算

皆様、初めまして。僕は第7回S1サーバーグランプリの全国大会に出場したのにも関わらず、6年前に一時は3店舗までやっていた飲食店を廃業した宮城県の阿部大です。塞翁が馬、とは言いますが、その失敗経験を活かし、現在は飲食店コンサルタントとして活動しています。恥ずかしながら、開店から廃業に至るまでの、いきさつをお話しします。
Posted in 未分類

「3.1 フィリップ リム」2020年プレ・スプリング・コレクション

 「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」が2020年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

The post 「3.1 フィリップ リム」2020年プレ・スプリング・コレクション appeared first on WWD JAPAN.com.

オークションハウスのサザビーズが帝国ホテル内に国内初の店舗をオープン

 オークションハウスのサザビーズジャパンは、国内初となる店舗を帝国ホテル本館中2階にオープンした。サービスカウンターを設け、オークションへの入札・出品、作品の査定やコレクション形成・売却に関するアドバイスなど、アートや宝飾品に関するさまざまな顧客の要望に対応する。対応は全て日本語で行い、顧客と専門知識を持つ海外スタッフをつなげる役割を担う。

 1744年に創業したサザビーズ(SOTHERBY’S)は世界40カ国に80事業所と10カ所にオークション会場を持ち、西洋近代美術、現代美術、中国美術、時計、ジュエリーなど70以上の分野で年間約250のオークションを開催している。

The post オークションハウスのサザビーズが帝国ホテル内に国内初の店舗をオープン appeared first on WWD JAPAN.com.

「フェンディ」2020年プレ・スプリング・コレクション

 「フェンディ(FENDI)」が2020年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

The post 「フェンディ」2020年プレ・スプリング・コレクション appeared first on WWD JAPAN.com.

「フリークス ストア」が前期比20%増 汎用性の高いアイテム強化と別注品に支持

 デイトナ・インターナショナルが手掛ける「フリークス ストア(FREAK’S STORE)」の19年2月期は既存店ベースで前期比20%増と好調だった。好調の理由を正木恒明デイトナ・インターナショナル執行役員兼フリークスストア事業部事業部長は「客数が伸びた。セット購入率も上がり客単価が伸びたこともある」と話す。

 実は、昨年の春夏は苦戦したという。「テイストに偏りがあった。秋冬に向けて商品を絞り込みながあらテイストの幅を広げるMDに修正した。また、30~40ブランドとの別注品を仕掛けたことが奏功した。前年同月比40%増の月もあった」と言う。特にウィメンズが伸長した。「もともとメンズの売り上げが55%程度だが、今は逆転している。ウィメンズではオン・オフ両用の汎用性の高いワンピースや着回しが利くアイテムのバリエーションを増やした」。

 客数が伸びた要因は「当社が(18年4月大阪・心斎橋、10月大阪・西心斎橋に)ホテルをオープンしたことで、デイトナのコンテンツを楽しんでもらえるようになってきた。ホテルで知って店に来るお客さまもいて相乗効果が産まれている。細かくいろいろ仕掛けたことがここにきて結果に表れてきている」と話す。同社は、ホテル事業の「アースマンズ(EARTHMANS)」だけではなく、住宅をプロデュースする「フリークス ハウス(FREAK’S HOUSE)」、ギャラリースペースの「オープンスタジオ(OPEN STUDIO)」なども手掛けている。

 9年3月は前年同月比13%増、4月は同5%増、5月は同25%増で推移した。19-20年秋冬は、“ユニバーサリズム(UNIVERSALISM)”をテーマに、時代や地域、新しさと古さ、色や柄などをミックスしたスタイルを提案する。

 「フリークス ストア」の店舗数は現在39で、19-20年秋冬は5店舗を出店予定だ。

The post 「フリークス ストア」が前期比20%増 汎用性の高いアイテム強化と別注品に支持 appeared first on WWD JAPAN.com.

「マイクロデザート」総まくり。「ペッパーランチ」も出してきた

 「いきなり!ステーキ」を経営するペッパーフードサービスが展開する「ペッパーランチ」で初めて、〆のデザートを提供し始めたことを知っていますか?その名も「ペッパーアイス」(税抜200円)。早速、私も体験しました。で、ふと、200円という価格ラインが気になって調べてみました。
Posted in 未分類

雨の日でもふんわりとしたヘアスタイルが作れる 「アメニモ」から新シリーズ

 ヘアサロンや一般向けのヘアケア製品の製造・販売を行うビューティーエクスペリエンスは、毛髪化学を駆使したヘアケアブランド「アメニモ(AMENIMO)」から、新シリーズ“ふんわりエアリースタイル”を6月3日に全国のドラッグストアとバラエティショップで発売した。

 同ブランドは昨年5月に誕生。多くの日本人女性の髪の悩みであるクセ毛に着目し、特に雨の日の湿気によるうねりと広がりに対応するというもの。ブランド誕生と同時に発売された“H2O バランスケア”シリーズはクセ毛抑制テクノロジー処方により髪の水分バランスを整え、毛髪補修成分を補給してクセやうねりを根本的にケアするアイテムで、発売から人気を集める。

 新シリーズ“ふんわりエアリースタイル”では、ハリ・コシを与えて根元の立ち上がりをサポートする独自開発のエアリースタイル処方を採用。トップはふんわりと、毛先はまとまる髪へと導く。シャンプー(480mL、1400円)やトリートメント(480mL、1400円)、ヘアマスク(200g、1400円)など7アイテムをそろえる。“H2O バランスケア”シリーズではボリュームが抑えられすぎてしまうという猫っ毛や、髪が細い、柔らかいといった髪質に対応し、雨の日にボリュームが出ない、ぺたっとしてしまうという悩みをサポートする。

【エディターズ・チェック】
6月に入って、天気予報も曇りや雨が目立ち始めてきました。もともと柔らかい髪質でうねりやすいため、梅雨の時季は憂鬱になりがち。いそがしい朝にスタイリングで頑張るのではなく、シャンプーとトリートメントでケアすることで髪のうねりを抑えることができるのはうれしいものです。シャンプー、トリートメント、ヘアマスクをあわせて使用するとしっかりと香りが残るので、香りでも気分が上がります。

The post 雨の日でもふんわりとしたヘアスタイルが作れる 「アメニモ」から新シリーズ appeared first on WWD JAPAN.com.

インターナショナルギャラリー ビームスの2019-20年秋冬 モノの良さが光る新規ブランド3選

 インターナショナルギャラリー ビームス(INTERNATIONAL GALLERY BEAMS)の2019-20年秋冬は、チロリアンコートやチャイナコートなど伝統的な要素を控えめかつ現代的に表現したウエアが目を引く。スタイリングは、同業態としては久しぶりに重ね着を提案する。「特にたっぷりとしたスカートなどボトムスのボリューム感がポイント」と片桐恵利佳ディレクターは言う。キーカラーはくすみイエロー、ブルー、ブラウンで、ディテールの繊細なアイテムをそろえた。「ワードローブに寄り添う長く着られるアイテムに引かれた。特に丁寧なモノ作りをするブランドに引かれ、そうして出合った3ブランドを新規導入する」。

 1つ目はニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)時代の「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ミュウミュウ(MIU MIU)」で経験を積んだデザイナーが手掛ける「リア(RIER)」だ。「オーストリア出身で、チロリアン文化を現代的に表現していて、受け継がれていく服をイメージしている点もよかった。98%再生可能な素材を用いている」と片桐ディレクターは評価する。伝統的な要素、構築的なシルエット、シンプルなデザインを融合させている。

 2つ目は「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」などでデザイナーとして経験を積んだ竹内美彩による「フォトコピュー(PHOTOCOPIEU)」で、ミリタリーをベースにしたデイリーウエアをそろえる。「ショルダーラインを強調するシルエットもナチュラル素材で表現していて、やりすぎていない点がいい」と片桐ディレクター。「着てみて初めてわかる良さもあるブランド。ぜひ袖を通してほしい」と言う。

 3つ目はメンズブランド「マーカウェア(MARKAWARE)」や「マーカ(MARKA)」を手掛ける石川俊介が今季始めた「テクスト(TEXT)」。「モノ作りの良さが際立っていた。エシカルやサステイビリティーをコンセプトにしているが、モノの雰囲気や良さに引かれた」と片桐ディレクターは評価し、「サステイナビリティーはモノ作りの基本になっている」と締めくくった。

The post インターナショナルギャラリー ビームスの2019-20年秋冬 モノの良さが光る新規ブランド3選 appeared first on WWD JAPAN.com.

「リミ フゥ」の4年ぶりのショーのバックステージに潜入 安全ピンを大量に編み込んだアンバランスなパンクルック 

「リミ フゥ(LIMI FEU)」は5月31日、東京・表参道ヒルズのスペースOで4年ぶりにショーを開催し、2019-20年秋冬コレクションを発表した。バックステージのメイクは伊藤貞文NARSグローバルアーティストリーディレクターが、ヘアは橋本孝裕SHIMAヘアメイクアップアーティストがリードを務めた。

メイクはナチュラルな肌に、片方の眉を強調したアシンメトリーなアイメイクがポイントだった。伊藤ディレクターは「(デザイナーの)里美さんの洋服は左右対称にきちんと整えているというよりは、どこか反逆精神があるようなところが特徴。それを生かすためにあえて右側の眉毛を強調したアンバランスなルックを手掛けた」と説明した。眉は毛を上向きにとかしながら黒の「クライマックス マスカラ」を塗布して強さをプラス。アイホールにはブラウンのアイライナーペンシルを手の温かみで少し溶かしてから指で塗ってぼかし、自然な影を演出した。その上に透明のバームを重ね、艶感を足した。「違和感をつくりつつも、エキセントリックになりすぎないために強調するところを目元とワンポイントに絞った。また、今回ブリーチした眉毛が特徴的なモデルもいたので、その人はあえて個性を生かし、眉毛ではなくまつげにマスカラをたっぷり塗って強さを出した」。肌は7月5日に発売する「ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーションSPF50/PA+++」を使用し、適度にパウダーを上に重ねた。なお、ポイントを目元に置くため、基本的にはリップやチークにカラーは入れていなかった。

ヘアは、パティ・スミス(Patti Smith)に着想を得た三つ編みに、大量の安全ピンをつけたパンクなスタイルだった。橋本ヘアメイクアップアーティストは「里美さんがインスピレーションのためにパンクの資料を集めていて、会話の中でパティ・スミスが出てきた。ポイントは、安全ピンを両方ではなく片方の三つ編みにつけてアンバランスに仕上げたこと」と語る。極力スタイリング剤なども使用せず、一人一人の髪質や髪型を生かしたスタイリングを心掛けた。

The post 「リミ フゥ」の4年ぶりのショーのバックステージに潜入 安全ピンを大量に編み込んだアンバランスなパンクルック  appeared first on WWD JAPAN.com.