「ギャルソン」ラバーは個性派キャラばかり 2020年春夏「オム プリュス」来場者スナップ

 「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」は6月21日(現地時間)、2020年春夏コレクションのランウエイショーをパリ・メンズ・コレクションで行なった。同ブランドは多くのデザイナーに影響を与え続けており、ロンドンが拠点ののクレイグ・グリーン(Craig Green)やキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)、チャールズ・ジェフリー(Charles Jeffrey)らを始め、複数の若手日本人デザイナーも会場を訪れた。秋元梢やサラ・アンデルマン(Sarah Andelman)=コレット(COLETTE)元クリエイティブ・ディレクターの姿も見られた。「コム デ ギャルソン」のファンは、デザイン性の強い服に負けない独自のキャラクター性がある。難易度の高いアイテムもさらりと着こなすファッション上級者が集まり、会場周辺は熱気に溢れた。

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メンズコレドタバタ日記 お待ちかねの「トム ブラウン」劇場開演、「サカイ」×「ナイキ」第三弾の朗報にバンザイ

 6月22日、晴れ。日差しがちょっと強くなってきたパリ。最高気温は26度。週末になって、交通渋滞も少しはマシになるでしょうか?けれどパリ市内は、収束しつつあるものの、「黄色いベスト運動」は今なお継続中。油断できません。

9:15 「コム デ ギャルソン・シャツ」

「コム デ ギャルソン・シャツ」2020年春夏メンズ・コレクション

 今日の朝イチは、「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」。このブランドは定時きっかり、時には数分フライングする可能性さえあるので、早めにギャルソンのパリ本社に到着です。

 今シーズンは、ダイバーシティー(多様性)を意識しているのかな?マルチカラーのストライプシャツに1つだけ、PVCなどの光沢素材を縫い付けたシャツが気になりました。シャツ地のミリタリーベストも新鮮です。

10:30 「サカイ」

「サカイ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「サカイ(SACAI)」は、フォーマルで得意のハイブリッド。ほどいたボウタイで繋がった大きさの異なるシャツ、ベルトでくっつけたタキシードとジャケット、ウィメンズではシャツとパンツのトロンプルイユドレスなど、モノトーン主体でエレガントです。

 連動してトロピカルテイストもダークなムード。そして皆さん、朗報です。あの「ナイキ(NIKE)」とのコラボスニーカーは、色が変わって第3弾が登場しました。コレ、パリでみんな履いてるんだよね〜(笑)。裏山。次は手に入れたい!!

11:20 「ナマチェコ」

 「ナマチェコ(NAMACHEKO)」は、スウェーデン拠点のクルド人という兄弟のブランド。見たことない色彩感覚やシルエットを、なかなかにシャープなモードテイストで見せてくれます。マルチカラーの細長いニットを交差したトップスは、北欧っぽい色使いだけれど、手仕事的アプローチは遊牧民のアイデンティティーによるものなのかな?われわれには未知のカルチャーゆえ、粗っぽいクリエイションだと違和感を禁じ得ませんが、心の奥底に“なんか引っかかる”感覚は新鮮です。

12:30 「ロエベ」

「ロエベ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「ロエベ(LOEWE)」は、すべてが巨大なシルエット。チュニックやカフタンのようなフォームを、スエードやローゲージニット、デニムなど、さまざまな素材で描きます。シルエットが大きいのは、「皆が今の生活にちょっと疲れているから」と聞いてドキリ。さまざまな素材を使うのは、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が大ハマり中の世界中のクラフツマンシップ、手仕事を盛り込むため。バズを起こすコラボではなく、たどり着きたいゴールに向かうための協業という感覚は、大賛成です!

 ちなみに、おデコや耳の飾りは、最近ジョナサンが感じている“コスモ(小宇宙)”の表現らしく。そういえば、どことなく「聖闘士星矢」の世界に通じるでしょうか?「小宇宙は燃えているか⁉︎」。

13:30 「シエス マルジャン」

「シエス マルジャン」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 お次は「シエス マルジャン(SIES MARJAN.以下、シエス)」。いつもはニューヨークでウィメンズメインのコレクションを発表しています。メンズ主体のランウエイは初めて。パリ挑戦も初めてという記念すべき舞台です。

 「シエス」と言えば、色使い。メンズも、得意技が炸裂しました。ごくごく淡いスカイブルーや、ピーチメルバみたいなピンクに始まり、ちょっぴり日に焼けたオレンジ、そして(フランスだから?)のボルドーが、コットン、肉厚のシルク、そしてガラス加工でピカピカのレザーを彩ります。アクセントは、ニットにプリントしたゼブラ模様。相当玄人ですが、上々のスタートです。

14:30 「トム ブラウン」

 パリメンズのお楽しみと言えば、「トム ブラウン(THOM BROWNE)」。勝手に“「トム ブラウン」劇場”と呼んでいますが(笑)、非常にコンセプチュアルで時に爆笑、時に「???」なランウエイを見せてくれます。

 今回も会場に入ると、すでに布団みたいなトロンプルイユスーツのモデルが何人もズラリ。その中央には、赤・青・白のトリコロールカラーに彩られたボールに向かって“おしっこ”する小便小僧です。

 あとは動画でご覧ください(笑)。


「トム ブラウン」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 コレは一体、何だったのか?もちろん、スポーツですね。トムが生まれ育ったアメリカ、彼が作り続けるフォーマル、そしてスポーツと言えば、アイビーリーグ⁉︎アイビーのスタイルとは全然違いますが、コレがトム流のアイビーリーグであり、今欠かせないスポーツマインドなんでしょう。

15:30 「ウー ヨン ミ」

「ウー ヨン ミ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「ウー ヨン ミ(WOOYOUNGMI)」は、トロピカル。タイダイのデニム&スエットに、南国モチーフの開襟シャツなど、トレンド盛りだくさんです。

 フィナーレには娘さんだけが登場。いつもは親子だったけれど、代替わりかな?

16:00 「アミ アレクサンドル マテュッシ」「ドリス ヴァン ノッテン」

 さぁ、ここからは展示会周り。ショーは拝見できなかった「アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)」は、写真で見る限りモードなコレクションにシフトチェンジした印象でしたが、メンズはダボダボパンツやフーディ、フレンチシックなブラック&ホワイトのギンガムシャツなど“ハズし”のアイテムもあって、色柄が控えめになったくらい。一方のウィメンズは、「テーラードとジャケットを売っていこう!!」という気概に溢れた、メンズよりワンランク上のオトナなコレクションです。狙うは、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」などが存在感を発揮する価格帯(ジャケットはいずれも10万円オーバー、くらい)のマーケット。正直、最初聞いた時はちょっとビックリしましたが、「ジバンシィ(GIVENCHY)」出身のアミは、テーラード上手。オトナっぽいムード、素敵です。でも、アクセサリーはまだまだかな。

 「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」の展示会では、「ドリス」と蜷川実花、それにYOSHIROTTENのトリプルコラボ的な洋服をチェック。蜷川さんの写真をYOSHIROTTENがグラフィックに変換した作品を収めたアートジーン「NEW NOIR 2」の中から、ドリスが数点をピックアップして、洋服にのせました。その商品には、こんなタグがつくことに。なんて誇らしいんでしょう!

17:30 朝食?昼食?

 朝食?昼食?よくわかんないご飯。今日も10分で終了です。

18:00 「ヘンリック ヴィブスコフ」

 「ヘンリック ヴィブスコフ(HENRIK VIBSKOV)」のショーに行こうと思ったら、なんとセーヌ川左岸のショー会場ではなく、右岸のショールームに行ってしまうという大失態(苦笑)。やってしまった……。今から移動しても間に合いそうにないので、ここは気を取り直して、お次の「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING.以下、ホワイト)」へ。早く着いたので、「サルバム(SULVAM)」の藤田哲平デザイナーとビール飲んじゃいました(笑。「ヘンリック ヴィブスコフ」の皆さん、ごめんなさい)。

19:30 「ホワイトマウンテニアリング」

「ホワイトマウンテニアリング」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「ホワイト」は、ブレることなし。機能素材とマルチポケットなどでユーティリティー(機能性)を盛り込んだアーバンウエアが目白押しです。スパッツ、長靴、ポンチョなどを合わせると、ユーティリティーウエアはスポーツにも使えるし、ゲリラ豪雨にも便利って一目瞭然。「アウトドア以外で、どこでどう使うの?」という質問に答えてくれますね。

20:20 「エルメス」

「エルメス」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 本日のラストは、「エルメス(HERMES)」。トレンドは追わず、永遠のスタイルを追求するメゾンですが、今シーズンはピンクやスカイブルー、クリームイエローが鮮やか。リネンの小さなスカーフは、それ以上に明度・彩度の高いビビッドカラーでフレッシュです。シャツの襟にドローコードを忍ばせたブルゾン、オーバーサイズのジャケットやニット、それにボディーバッグなど、ストリートのムードが力強さを増しました。一方で、エレガントなシルクはやっぱり別格。最後のシルクのジャケットは、どうやって作るんだ?スカーフでおなじみの「エルメス」のシルクで、“ちゃんとした”ジャケットが完成していました。クラフツマンシップ、すごい!!

 あ、モデルのUTAくんを発見!!「WWD JAPAN.com」は、彼の思い出の街、銀座でシューティングしながら、これまでとこれからを直撃したインタビューを掲載したばかりです。こちらからどうぞ!!

21:45 ディナー

「エッセンス」の会食は、エッフェル塔を覗くトロカデロ広場で

 今日のディナーは、カナダ・モントリオール発のECサイト「エッセンス(SSENSE)」の会食。先日ピッティでスターリング・ルビー(Sterling Ruby)が発表したコレクション「スターリング ルビー スタジオ. LA. CA.(S.R. STUDIO. LA. CA.)」を独占販売中ですが、日本は売り上げ上位TOP5に入っている国だとか。

 会食では、「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」の丸龍文人さんとお隣でした。「チームが充実してきたので、次はもっと仕掛けます!!」とのこと。早くも2020-21年秋冬が楽しみになっちゃいます(笑)。

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“韓国スタイル”で月間最高売り上げ538万円 「シマ」の人気美容師・青木佑樹

 「シマ セブン ギンザ(SHIMA SEVEN GINZA)」の青木佑樹トップスタイリストは、韓国風スタイルを打ち出し、月間最高売り上げ538万円を誇る人気美容師だ。自身も昨年8回韓国に旅行したという大の韓国好きで、営業中は自身もメイクをしている美容男子。そんな彼に売れる秘訣を聞いた。

WWD:そもそも青木さんが美容師になろうと思ったきっかけは?

青木佑樹(以下、青木):自分の考え方や実力、人気次第でステージを上がっていける職業だと思って選びました。でも専門学校に入学したときは「なんとなくなりたいくらい」だったんですが、1年生のときに「シマ(SHIMA)」を知り、行ってみたらすごくカッコよくて、それからは美容師になりたいと強く思うようになりました。

WWD:スタイリストデビューにはどれくらいかかった?

青木:3年半ほどです。

WWD:デビュー後売り上げは順調に伸びた?

青木:ジュニアスタイリスト時代から売り上げは月160万円ほどありました。そこからスタイリストになってからは月250万円くらいで推移していて、この1年くらいでようやく月500万円を超えるようになりました。

WWD:ジュニアスタイリスト時代から売り上げを作れていた理由は?

青木:アシスタント時代に教えてもらっていた先輩のSUNAOさんと一緒に、韓国スタイルのヘア作りに取り組んでいたのがよかったと思います。インスタグラムでそのスタイルを発信していたので、それを見て来てくれたお客さまが多かったですね。今は多くの美容師さんが韓国スタイルを打ち出していますが、取り組みが早かったので注目されたんだと思います。

WWD:青木さんの韓国スタイルの特徴は?

青木:ビビッドなカラーとカールの感じですね。韓国スタイルには定番の形があって、それをベースに少しずつ変えて、かわいらしい感じやカッコいい感じに仕上げています。本物の韓国スタイルをそのまま日本人に落とし込むと少し違和感があるので、アレンジしているのも特徴です。

WWD:さらにこの1年で売り上げが伸びたのは何が効果的だった?

青木:ただ韓国スタイルを打ち出すだけでなく、インスタグラムでの見せ方を工夫したことです。タイムラインの中でいかに目にとまるかを考え、動画や文字だけの画像を投稿したり、投稿のキャプションもどういう風にすれば、見た人がそのスタイルをやりたくなるかをかなり考えるようになりました。それで月350万円を超えると認知度も高まってきて、より拡散されるようになりましたね。

WWD:現在インスタグラムのフォロワー数は?

青木:2万ほどです。美容師の中でももっとフォロワー数が多い人はいますが、僕の場合は美容師のフォロワーが少なく、お客さまになり得る人がフォローしてくれています。だからこのくらいのフォロワー数でもかなり売り上げにつながっているんです。

WWD:新客の人数は?

青木:だいたい月100人ほどで、ほとんどの人はインスタグラムを見て来てくれています。

WWD:青木さんのインスタグラムの投稿は、バックスタイルが多いが?

青木:正面だと日本人ぽさが出てしまうので、なるべく韓国っぽいスタイルに見えるようにバックショットを中心に投稿しています。ただ、韓国スタイルといっても、そのまま日本人に落とし込んでも髪質や顔立ちが違うのでアレンジしています。基本は実際のお客さまに許可をとって掲載させていただいています。

WWD:今後の目標は?

青木:売り上げだと年内には月600万円を達成したいです。これまでサロンワークに注力してきたので、ヘアメイクやセミナーなど外部の仕事もやって、自分自身の認知を高めていきたいと思っています。

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「エルメス」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「エルメス(HERMES)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「サカイ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「サカイ(SACAI)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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ジャケットでキメるか、総柄シャツで一点突破か 2020年春夏ピッティ・イマージネ・ウオモ

 メンズファッション最大の見本市「第96回ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」が伊フィレンツェで6月11~14日に開催された。仕立てのいいスーツに身を包んだ“クラシコイタリア”が圧倒的に支持される一方、オーバーサイズのTシャツやダッドスニーカー、バケットハットなどを取り入れたストリートスタイルも一定の人気を見せた。またジャケットを羽織らず総柄シャツで勝負する着こなしも目立ち、ボーダーやストライプといったベーシックな柄から、アメコミ風やコイの総柄などインパクト重視のものまで、実に多様なパターンが見受けられた。

 スーツは、夏らしいリネン素材とライトブルーやベージュといった涼しげなカラーが多数。首元はタイドアップで決める派と、バンダナや開襟シャツでカジュアルダウンさせる派に分かれた。

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「バルマン オム」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「バルマン オム(BALMAIN HOMME)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「ニコアンド」が昨年に引き続き音楽フェスティバル開催

 「ニコアンド(NIKO AND…)」は9月22日と23日、昨年に続き音楽フェスティバル「ニコアンド UNI9UE PARK’19」を品川シーズンテラス イベント広場で開催する。豪華アーティストのライブパフォーマンス、アダストリアブランドのサンプルセールやアクティビティー、協賛会社によるワークショップやブース出店など「ニコアンド」の“UNI9UE SENSES”(衣・食・住・遊・知・健・音・旅・TOKYO)を体感できるコンテンツを用意する。第1弾発表分の出演アーティストは、雨のパレード、SANKARA、向井太一など。

 チケットは、6月20日12時から「ニコアンド」のメルマガ会員を対象に販売し、24日12時からは「ニコアンド UNI9UE PARK’19」のオフィシャルサイトでも販売する。

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販売員特集で取材した“おじさんが憧れるおじさん”

 おじさんはおじさんに憧れない――インフルエンサーマーケティングの話だ。確かに中高年のメンズファッションアイコンは、ほぼいない。一方で、販売員に求められるスキルに“ファン化力”があると思う。インスタグラムを中心とした10~20代の女性販売員と女性客の関係性を想像してほしい。ファン獲得は結果として自身の売り上げにつながり、客もファンであることをポジティブに捉えている。おじさんの世界に、この当たり前はない。四十路男子である僕も立派なおじさんであると自覚した上で言うのだが、名誉やプライドに生きる僕らおじさんは「雑誌のショップスタッフスナップで見た、あのジャケットが欲しくて……」とは言えない。恥ずかしいからだ。だからうまく伝わらないし、結局らちが明かずに諦めてしまうこともしばしば。

 しかし、6月24日号の「WWDジャパン」販売員特集で取材した和田健二郎ビームス スタイリングディレクターは、おじさんが憧れるおじさんだ。最初の出会いはインスタだった。おじさんだってインスタはやる。共通の知人・友人が多く、1~2年インスタ上での付き合いが続いた。そして今年の元日。妻子が帰省し、独りの僕が和田さんに新年のあいさつを送ると、「じゃあ、うち来なよ」とひと言。お言葉に甘えて訪問し、奥様の手料理をごちそうになったり、中学生の娘さんと話したり。実は和田さんと直接言葉を交わしたのは、ほぼそれが初めてで、正直ちょっとコワモテな和田さんにひるんでもいたのだが、“おもてなしの塊”ともいえる接待ぶりで、夜まで心地よく過ごさせてもらった。そして最後には、「今度は奥さんと子どもも連れておいで」と声を掛けてくれた。

 和田さんは“人たらし”なのだと思う。僕もたぶらかされた一人(笑)であり、きっと客も同じはずだ。販売員特集の取材中、カメラマンが照明を変えるほんの少しの時間も和田さんは客に声を掛けていた。そして、あっという間にストールを販売していた。とても自然で、ちょっと言い過ぎかもしれないが“呼吸するように”売っていた。

 スタイリングディレクターは本来、販売員を指導するのが職務だ。そのスタイリングディレクターが積極的にエンドユーザーにタッチしようとしている。和田さんは地方店舗での販売員向けの“服育”に加えて、6月中旬から都内でも週に1度店に立ち、接客をしている。そして販売員特集を校了しようという夜、和田さんからメッセージが届いた。そこには台湾のビームスの販売員に“服育”する和田さんの姿があった。和田さんが背中で見せるさりげない、だけどとても気持ちのいい接客が波紋のように世界に広がればと願う。

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25年の歴史で初 「ゲラン」の人気リップ「キスキス」にリキッドタイプ登場

 「ゲラン(GUERLAN)」は2019年秋コレクションで、人気リップスティック「キスキス」のリキッドタイプ製品「キスキス リクィッド」(4300円)を8月2日に発売する。1994年に誕生し、長年にわたり支持されている「キスキス」だが、リキッドタイプは初めて。

 「キスキス」はネーミングのキャッチーさもあってブランドのメイクアップアイテムの中でも人気が高く、これまでの「ゲラン」ファンはもちろんのこと、14年のリニューアル以降は若年層のファンもつかんでいるという。リキッドタイプは近年、テクスチャーや仕上がりの違いを楽しむファンが増えていることから、新たな選択肢として楽しめるよう加えた。

 カラーはマットが10色、輝きと透明感をもたらすシャイン6色のほか、重ね付けにも使えるグリッター4色の全20色。開発の段階から日本のトレンドも取り入れていて、「昨今の日本で人気のカラーであるブラウンベージュ系やボルドーの色も用意している」(南山絵里「ゲラン」PRマネージャー)という。

 シリーズの特徴である高発色なフォーミュラはそのままに、ヒアルロン酸や美容成分を含むクランベリーオイルを配合。伸びがよく滑らかなテクスチャーのほか、潤いやボリュームをもたらす仕上がりが特徴となっている。

【エディターズ・チェック】
「キスキス」の魅力である発色のよさはリキッドタイプでも健在!マットなカラーのリップは時間が経つと唇の乾燥や縦ジワが目立ちやすいといわれますが、潤いがあって塗りたての質感が続く点も魅力です。オフィスメイクの定番であるベージュ系からモードなレッドまで、カラーが豊富なのもうれしい限り。ショッキングピンクの「センシュアル グリッター」はハードルが高いように見えるものの、唇にのせるとポップに色づいてきらめきを与えてくれます。単色でも重ねづけでもいける、真夏のビーチに合いそうな一本です。

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「ウー ヨン ミ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「ウー ヨン ミ(WOOYOUNGMI)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「シエス マルジャン」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「シエス マルジャン(SIES MARJAN)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「ジル・サンダー」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「ジル・サンダー(JIL SANDER)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「ヴェレダ」から夏のシャワータイムにぴったりのボディーウォッシュが登場

 スイス発のオーガニックコスメブランド「ヴェレダ(WELEDA)」は、“クリーミーボディウォッシュ”シリーズから「サマーガーデンシャワー」(200mL、1800円)を6月27日に発売する。

 “クリーミーボディウォッシュ”シリーズは100%天然由来成分、植物由来の低刺激洗浄ベースで肌を優しく洗い上げる、同ブランドの中でも人気のシリーズ。ピュアなオーガニックゴマ油を約11%配合したモイストリッチ処方で、肌の潤いをしっかりと守るのが特徴だ。

 今回発売となる「サマーガーデンシャワー」は、エキゾチックなイランイランと、さわやかなレモン、ウッディーなコパイバの香りで、保湿効果はそのままに夏でも快適に使用することができる。冷房による乾燥や日焼けなど、夏にも欠かせない保湿ケアをシャワータイムに取り入れることで簡単に行える。

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「ベルルッティ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「ベルルッティ(BERLUTI)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「サカイ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 「サカイ(SACAI)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。

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「ディオール」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「ディオール(DIOR)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「ジュン.J」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション バックステージ

 「ジュン.J(JUUN.J)」が2020年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「ベイプ」と「モンブラン」がコラボ カモ柄のレザーバッグなど全4型を発売

 「ア ベイシング エイプ(R)(A BATHING APE(R)以下、ベイプ)」と「モンブラン(MONTBLANC)」はコラボレーションアイテムを6月29日に発売する。カモ柄のレザーバッグやウォレットなど全4型をそろえ、「モンブラン」銀座本店、「ベイプ」取扱店、および公式オンラインストア「ベイプ ドット コム ウェブ ストア」などで販売する。価格は2万6500〜11万1500円。

 「今回のコラボレーションは、ラグジュアリーメゾンと都会のストリートウエアの異端者という、2つの世界観の接点となっている」とザイム・カマル(Zaim Kamal)「モンブラン」クリエイティブディレクター。「ベイプ」の代表的なカモ柄が「モンブラン」の高級レザーのクラフツマンシップに組み合わされている。

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「LV」2020年春夏メンズの最新アクセサリーは、七色の色と素材に七色の花が咲く

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の2020年春夏メンズ・コレクションのアクセサリーは、引き続きヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック ディレクターが志向するダイバーシティー(多様性)を色と柄、素材そしてフォームなど、さまざまな要素で表現している。

 今シーズンは、「世界に同じものが2つとない」ことから、ダイバーシティーの象徴として花をピックアップ。バッグには“モノグラム”の上に直接、レインボーカラーの花をのせた。

 素材は、“モノグラム”や“ダミエ”のフロッキープリントからメッシュ、PVC、もちろんレザーまで多種多様。カラーバリエーションも豊富だ。建築に造詣の深いヴァージルらしい、三角形のボストンバッグやポーチもポイントだ。

 スニーカーは、マルチカラーのブロッキング。トランク発祥のブランドらしく、ラゲージタグをあしらっている。

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「ヘレナ ルビンスタイン」のバブル世代女性向けシリーズにアイケア製品追加

 日本ロレアルの「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」は8月30日、今年2月にデビューした新スキンケアシリーズ「プロディジー CELグロウ」から、目元ケアのアイクリーム「プロディジー CELグロウ アイ」(15.3g、2万1000円)を発売する。

 「ヘレナ ルビンスタイン」は日本ロレアルが抱えるブランドの中でも特にエイジングケアに力を入れているが、同シリーズは日本がバブル経済に沸いた1986~1991年に20代を過ごした40代後半〜50代の女性をメインターゲットに据えている点が特徴。従来とは異なるライフスタイルや価値観を受け入れ、若い頃から海外製品に親しんだこの世代を“スパークリング ブーマー”と名付けて価値観や悩みを探る研究チームを立ち上げて製品を開発した。成分には最先端のエイジングケアを取り入れ、細胞の“リプログラミング”に着目。過酷な環境下でも美しい花を咲かせるアルファ エーデルワイスを活用している。

 2月のデビュー時から注目を集めており、「このシリーズのブランド内構成比は現在約15%を占め、『プロディジー CELグロウ エッセンス エマルジョン』はブランド内の売り上げランキングで2位になるなど高い評価を得ている」と、日本ロレアルの栗林水都「ヘレナ ルビンスタイン」事業部長は語る。

 新製品となるアイクリームは、スマートフォンやパソコンなどによる目の酷使のほか、老眼による目のかすみやまぶたのたるみなど、 “スパークリング ブーマー”世代ならではの目元の変化や悩みを受けて開発した。また、発売時には製品単体に加え、独自開発したビューティギア“プロディジー CELグロウ アイ マッサージャー”をセットにした限定品(2万3000円)も用意。蓋を開けて中に冷水を入れることができ、クリームを塗布してから目の周りなどに滑らせることで、ハリのある明るい目元へと導くほか、朝の目元の腫れぼったさなどにもアプローチする。

【エディターズ・チェック】
2050年には人口の約半数が50歳以上になると予測されている日本にとって、エイジングケア製品の進化はとても重要ですが、「プロディジー CELグロウ」は同ブランドの代表シリーズ「リプラスティ」と肩を並べるのではないかと注目を集めています。最新作のアイクリームは、濃厚でありながらなめらかなテクスチャーで目元にスーッと伸びていく感じ。限定セットのマッサージャーは肌に当てているだけでも心地よく、目元のみならずほうれい線や額などにも使える点も魅力的です。サイズも小さいので、旅先などにも持っていけそうです。

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