また「2020年春夏ミラノ・メンズを知る」では、現地記者のドタバタ日記や好き勝手に語るコレクションレビュー、来場者スナップから2020年のミラノ・メンズ・コレクションの全体像をお届けする。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
また「2020年春夏ミラノ・メンズを知る」では、現地記者のドタバタ日記や好き勝手に語るコレクションレビュー、来場者スナップから2020年のミラノ・メンズ・コレクションの全体像をお届けする。
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「トム ブラウン(THOM BROWNE)」の2020年春夏メンズのアクセサリーは、野球やバスケ、ラグビー、テニス、サッカーボールの可愛らしいモチーフがいっぱいだ。バッグやラゲージタグはボールをプリントしたり、エンボス加工の後に色をのせて描いたり、ボール型のレザーで切り返したり。大小数個のボールを組み合わせて作った、インパクト抜群のバックパックもある。
シューズは、野球のボールのように赤いステッチを施した純白のレザータイプのほか、ラバーをかぶせたキャンバススニーカーも揃えた。
ファブリックでは、コレクション同様、シアサッカーを多用してクラッチなどを用意した。トリコロールのハンドルが「トム ブラウン」らしいトートバッグなど、アクセサリーのバリエーションを拡大中だ。
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「アディダス(ADIDAS)」は6月24日、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」とのテニスコレクション“アディダス バイ ステラ マッカートニー テニス コレクション(ADIDAS BY STELLA McCARTNEY TENNIS COLLECTION)”を公式ECで発売した。店舗では7月1日から順次販売する。
日本ではTシャツ(4990円)やワンピース(1万1000円)など全12モデルを用意し、今回初のメンズラインを展開している。アイテムは24日から7月14日まで開催されるテニスのウィンブルドン選手権のドレスコードであるオールホワイトに合わせ、カモフラージュ柄のレーザーカットや赤のカラーアクセントを施した。
また環境への負荷を考慮し、染色の際に使用する水の排出量を減らす“ドープダイ・テクノロジー”を採用し、さらに素材には使用済み衣類やペットボトルを再加工したリサイクルポリエステルを使用した。機能面にもこだわり、軽量で通気性に優れているほか、メンズコレクションではフィット感を高めるための“フリーリフト構造”によりテニスコート上でのダイナミックな動きを可能にした。
イメージビジュアルでは昨年同大会の女子シングルスで優勝したアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber)選手をはじめ、アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev)選手、ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza Blanco)選手がモデルを務めている。
なお「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は昨年ロンドン発スケートブランド「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」とコラボレーションし、ウィンブルドン選手権に合わせてテニスウエアコレクション発表した。
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「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、定番人気のアイコンシューズ“タビ(Tabi)”シリーズから新型のローファーを発売した。
“タビ”は、日本の伝統的な足袋から着想し、つま先が2つに分かれたデザインが特徴的なシリーズ。新型のローファーは2019年プレ・フォールの位置付けである19年秋冬アヴァン・プルミエール・コレクションのウィメンズ商品で、全国の「メゾン マルジェラ」の直営店と一部セレクトショップで取り扱う。日本展開のサイズはイタリア35〜40(22.5〜25.0cm)で価格は12万2000円。来季の20年春夏アヴァン・プルミエール・コレクションではメンズサイズをそろえ、ジェンダーレスで提案する予定だ。
6月15日のブランドの公式SNSの投稿をきっかけに、店舗でも動きが活発になっている。現在開いている阪急うめだ本店1階ではポップアップストアではインスタグラムを見た来店客が増えており、男性からの問い合わせも多数あったという。
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「シュプリーム(SUPREME)」は6月29日に、ブランドを象徴するフォトTシャツの新作を含む2019年夏シーズンのTシャツ8型を発売する。「シュプリーム」直営店と公式サイト、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)などで取り扱う。
「シュプリーム」のフォトTはこれまで、モデルのケイト・モス(Kate Moss)をはじめ、シンガー・ソングライターのニール・ヤング(Neil Young)やラッパーのナズ(Nas)ら、ジャンルを超えたさまざまな人物をフィーチャーしてきたが、今回抜擢したのはジャマイカ出身のレゲエ・ミュージシャン、ブジュ・バントン(Buju Banton)だ。
ブジュ・バントンは1973年生まれ。93年にリリースしたアルバム「Voice Of Jamaica」でメジャーデビューを果たすと、95年に発表した「Til Shiloh」が世界的ヒットを記録。その後、2009年にコカインの売買容疑で逮捕されて18年末まで服役するも、その間の11年に9枚目のアルバム「Before the Dawn」でグラミー賞の最優秀レゲエ・アルバム賞を受賞するなど、長年にわたり第一線で活躍するアーティストだ。
フォトTは、前身頃に「シュプリーム」のボックスロゴTを着用したバントンのポートレートがプリントされ、後ろ身頃にはバントンのサインとともに“Supreme forward even stand firm jah love”の文字があしらわれている。他の7型は、名優ルゴシ・ベーラ(Lugosi Bela)が主演を務めた映画「魔人ドラキュラ」のワンシーンや、芸術家ジョッシュ・スミス(Josh Smith)の絵画をプリントしたものなどをラインアップした。
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「サンローラン(SAINT LAURENT)」は6月27日、ユニセックスの新スニーカーライン“ヴェニス(VENICE)”を発売する。アメリカ・ウエストコーストのスケートカルチャーにインスパイアされたレトロ感のあるデザインが特徴だ。ウィメンズ、メンズ共通でタイガープリントやラジオ柄を施したスリッポンなどをそろえ、ブラックカーフレザーにゴールドパイピングのスニーカーはウィメンズのみ、ブラックカーフレザーにホワイトのアウトソールのスニーカーなどはメンズのみを展開する。新ラインでは、レースアップとスリッポンの2タイプを用意し、アッパーはレザーやキャンバス、アウトソールにはヘリンボーン柄を採用。ウィメンズ5型、メンズ6型を「サンローラン」直営店舗で取り扱うほか、公式オンラインストアで順次販売する。価格は5万5000〜11万円。
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近年、メンズコスメ市場の過熱ぶりに並々ならない勢いを感じています。国内ではメンズコスメを中心に商品を展開する「バルクオム(BULK HOMME)」や「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM × THREE)」が日本の市場を先導しています。海外ブランドでは昨年、「シャネル(CHANEL)」がメンズコスメを発表して大きな話題になりましたが、今年に入っても3月に「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」が肌をカバーするグルーミング製品を含むメンズスキンケアラインを、8月には11年ぶりに「アルマーニ」がメンズスキンケアを発売するなど、ラグジュアリーブランドもこぞって熱を入れています。男性の美容への関心の高まりも相まって大きな動きが見られる年の予感がします。
筆者(26歳男性)はというと4月にWWDビューティ編集部に異動となり、やっと3カ月。知識のないまま異動した当初より、美容やトレンド、ビューティテックなど業界への理解が少しは深まったように感じます。しかし、いくら知識として男性なりに吸収しようともコスメはあくまで女性のもの。どこかでそんな風に線引きをしている自分がいました。
出版業界に飛び込み環境も激変し、不規則な生活習慣から来る慢性的な肌荒れ、ハリの減少など、入社当時の心身のフレッシュさはなくなり、帰省の度に両親に「また老けたね」と言われるほど。
そんな折に、昨年話題をさらった「シャネル」がメンズコスメのポップアップイベントを阪急メンズ東京 1階で開いていると聞きさっそく行ってきました。バーバーをコンセプトにした会場では、同ブランドのメンズ向けビューティアイテムを自由に試すことができるほか、無料のメイクアップ体験や理容師によるグルーミングアドバイスなども実施しています。
ということで「シャネル」のメンズメイクアップライン「ボーイ ドゥ シャネル(BOY DE CHANEL)」を実際に体験してきました。
担当してくれたのは男性の美容部員さん。事前に美容部員さんに “ほんのり薄っすらメイク”か“健康的で少しワイルドなメイク”とどちらの仕上がりを希望するか聞かれ、一瞬前者を口にしそうになりながらも自分自身のメイクへの抵抗感を失くすという思いも込め、“健康的で少しワイルドなメイク”をお願いしました。「シャネル」の乳液で肌を整えていざメイクスタートです。
まずはファンデーションを肌の色に合わせて頂き、タッチアップ!人にここまで顔を触られるのも初めての経験でしたが、ひんやりとしたファンデーションが肌になじんでいくのは気持ちよかったです。この時点で血色の悪い僕の肌も見違えています。思わず笑ってしまうほどの変化です!この仕上がりを見た段階で僕の中の抵抗感はなくなっていました。僕は目幅が広く、目もとに疲れやクマが出やすいということも、美容部員さんにズバリ当てられ、「顔の作りでそんなことも分かるのか」と手相占いならぬ“顔相”占いに来た気分になりました(笑)。美容部員さんは終始、顔のパーツや肌を褒めてくれたので外面だけでなく精神性的にも自信が持てた気がします。ヒゲもファンデーションでカバーして頂き、男性特有の悩みを打ち明けられるのも良かったです。
いびつだった眉もアイブロウで整えて頂いたおかげでくっきりした印象です。「職業柄色んな場所に行くと思うので、カッチリした場面では少し濃いめに引いても良いと思いますよ」とアドバイスも頂きました。「ファンデーションを使用しているので顔をゴシゴシしないように気を付けてください」と言われていたのに、帰社していつもの癖で顔を水で洗いかけてしまい、ハッとわれに返りましたが時すでに遅し......。せっかくのメイクが崩れてしまいました。これもメイク初体験だからこそのあるあるですかねですかね。ウオータープルーフのアイブロウのおかげで眉だけは無事でした。
今回のタッチアップを通して個人的に思うのは、メンズメイクはスキンケアの延長線上にあるんじゃないかということ。肌の調子を整えるように、肌荒れなどの不調にはメイクでカバー、補正する。女性のように“華やか”に、“新しい自分”にというメイクではなく、あくまで等身大の自分を少し背伸びさせてくれるのがメンズメイクなんじゃないかなと思いました。
そう遠くない将来、女性の憧れの「シャネル」コスメから男性も憧れる「シャネル」コスメへと変わる日が来るような気がします。
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Notre voyage avec la #VisitePresidentielleJapon se poursuit au Japon !
C'est une 1ère journée riche en échanges auprès d'acteurs et soutiens de @LaFrenchTech !
Après
@FrenchTechSeoul, c'est le moment de rencontrer @FrenchTechJapan !
Merci
@businessfrance & @BFrance_Japan ! https://twitter.com/DesquiensJerome/status/1143777078715678720 …
マーキュリーデザイン(廣瀬貴士社長)が運営するウィメンズブランド「バナーバレット(BANNER BARRETT)」は、2019-20年秋冬からリブランディングを進める。これまでは小花柄のワンピースといったガーリーなアイテムを得意としてきたが、秋からは全身をワントーンでそろえたスタイリングなどで、より大人っぽいイメージを打ち出す。9月6日には、東京・代官山のオフィス敷地内に直営店も開く。
19-20年秋冬から40代の新しいデザイナーと組んでおり、しっとりと落ち着いたイメージのアイテムをそろえる。ベージュトーンのレイヤードが豊富で、カシュクールのニットドレス(2万3000円)やウエストをビスチェのように絞った伸縮性のあるポンチ素材のドレス(2万5000円)などを企画した。
9月に代官山に開く店舗は約66平方メートル。これまでプレスルームとして使っていた空間を店舗に改装する。代官山では、ラ・フェンテ代官山1階に直営店を構えていたが、同施設の閉館に伴って18年5月で閉店していた。現在、百貨店インショップは京都の藤井大丸と大丸梅田店の2店。藤井大丸の店舗では6月からポップアップイベントを定期的に行い、新鮮な売り場作りを進めている。大丸梅田店の店舗は、10月に改装オープンする予定だ。
「バナーバレット」は02年にスタート。05~10年頃に宝島社のファッション誌「スウィート(sweet)」が“大人可愛い”ファッションでブームになると、その流れに乗って成長。二ノ宮和佳子などがディレクターを務めていた。その後、マーキュリーデザインは「バナーバレット」よりも大人に向けたブランドの「アミウ(AMIW)」やセレクトショップ業態の「バルサラ(BULSARA)」なども運営していたが、現在は「バナーバレット」のみを手掛けている。
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アディダス(ADIDAS)は、6月19日付の「ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)」に掲載された北米本部における多様性の欠如を指摘する記事に対して声明を発表した。
記事は、アディダス北米本部オフィスの従業員数1700人に対し、アフリカ系アメリカ人は75人で、全世界で約340人のバイス・プレジデントのうち、アフリカ系アメリカ人は3人という実態と、アディダスで就労している、または就労していた経験を持つアフリカ系アメリカ人20人が、カニエ・ウェスト(Kanye West)やファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、ジェームズ・ハーデン(James Harden)といった著名なアフリカ系アメリカ人を起用するブランドのイメージと会社の現況が矛盾していると指摘したと報じた。
アディダスは記事に対し「当社は世界中で働くすべてのアディダスの従業員を尊重し、公平で受容力のある環境を実現することに注力している。さまざまなアイデア、長所、興味、バックグラウンドを持つ従業員を雇い、サポートすること、そしてアディダスで働く人々が全力で貢献できる開かれたカルチャーを形成することが重要だ。すべての従業員に重きを置き、彼らが持つ個性的な視点を生かすことで、あらゆるレベルで多様性を獲得することができる。われわれは北米全域の従業員を対象に、インクルージョン(受容)について学ぶ機会を継続的に設け、研修を実施している。多様なバックグラウンドを持つ従業員を新たに雇用して本部の役職に採用するなど、北米全域の多様化を進めている。その分野で当社は進化を遂げてきた。まだまだ改善しなければいけないことは山積みだと理解し、今まさに企業一体となってその問題に取り組んでいる」と声明を発表した。
アディダスの多様性の欠如が問題となる一方で、多文化のデザイナーを支援するハーレム・ファッション・ロウ(HARLEM’S FASHION ROW)はナイキ(NIKE)と提携し、6月27~29日の3日間、有色人種のデザイナーを支援するためのイベントをニューヨークで開催する。同イベントでは、「グッチ(GUCCI)」が“黒人差別”だと非難を浴びた際にブランドイメージを修復する手助けをしたダッパー・ダン(Dapper Dan)や、アメリカ全土から集まった75人の有色人種のデザイナーを迎え、プロダクト管理やブランドイメージを向上させるための戦略に加えて、企業に求められる多様性についても議論される。
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眼鏡専門店チェーンのメガネスーパーを中核企業とするビジョナリーホールディングスの2019年4月期は、売上高が前期比21.6%増の264億円、営業利益が同30.1%増の9億円、経常利益が同45.1%増の8億円で増収増益だった。品目別の売上高は眼鏡(売り上げ構成比率47%)が同14%増、コンタクトレンズ(同40.6%)が同19%増、補聴器(同4.8%)が同21%増となり、全て増収となった。高伸長の主な理由は、昨年、卸販売事業を担う新会社ビジョンウェッジを設立したことと、イタリアの大手眼鏡企業マルコリンの日本総代理店であるヴィジョナイズを子会社化したことにより販路や卸売事業が拡大したこと、またアイケアサービスの充実を軸とした次世代型店舗の拡大が成功していることなどを挙げている。
星﨑尚彦ビジョナリーホールディングス社長は「グループは8社体制となり、以前と比べると強い会社になったと思う。現在の店舗数は398。そのうち次世代型に転換した45店舗の売り上げは好調だ。今後は店舗を集約・統合し、次世代型で出店したい。今期で不採算店をゼロにする。卸販売事業も増やしたい」と話した。新規出店、店舗のリニューアル、検査機器の導入、人材育成などに対して今後4年で60億円を投資するという。
20年4月期の売上高は同10%増の293億円、営業利益は同35%減の6億円を見込んでおり、中期経営計画として23年4月期の売上高は373億円、営業利益は17億円を計画している。
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フローフシの新ブランド「ウズ バイ フローフシ(UZU BY FLOWFUSHI)」は6月25日〜7月14日(現地時間)、期間限定店をニューヨーク・ソーホー地区の19ハワードストリートにオープンしている。旗艦店と位置付け、14日のファーストフェーズ終了後、秋にセカンドフェーズをオープンする予定で、オープンとクローズを重ねながらストア内の空間を変化させていくという。
店舗は、地下1階から地上3階で構成し、製品を販売するほか、ショールームやカスタマイズステーションなどを設けている。 メインコンテンツのコミュニティースペースには、ニューヨークの街角で実際に使用されていた公衆電話を改造したフォーンブースを設置。人々の思いをつないできた公衆電話を生かし、世界中のユーザーがオンラインとオフラインを行き来できるようにな仕様だ。
そのほか、「ウズ バイ フローフシ」第1弾製品のアイライナー「アイオープニングライナー」全13色を試せるショールームスペースや、アイライナーに採用している「大和匠筆」の職人を招いたデモンストレーションスペースなどを設ける。また、ストラップ14種とバッグ7種の中から自分の好きなカラーをセレクトし、バッグにはメッセージをプリントできるカスタマイズサービスも提供する。
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ニューヨークを拠点とするポップアーティストのカウズ(KAWS)による巨大アートプロジェクト「カウズ:ホリデイ(KAWS: HOLIDAY)」が日本に上陸する。カウズを象徴するキャラクター“コンパニオン(COMPANION)”の巨大アートワークが、7月18~24日に、静岡県富士宮市にある「ふもとっぱらキャンプ場」で一般公開される。初日にはカウズ本人も会場を訪れる。
香港を拠点とするクリエイティブスタジオ「AllRightsReserved(AAR)」との共同制作プロジェクト「カウズ:ホリデイ」は“コンパニオン”の巨大アートワークが“世界中を旅する”というコンセプトでこれまでにソウル、台湾、香港で開催した。今展では世界遺産である富士山の麓にカウズ史上最大となる全長40メートルの“コンパニオン”が登場するほか、アートワークの写真と共にカウズが描いたスケッチが公開される。
初日のキックオフイベント「カウズ:ホリデイ ジャパン セレモ二アル キャンプ デイ(KAWS: HOLIDAY JAPAN Ceremonial Camp Day)」 には6月28日午前10時〜29日午前10時の公式サイトでの抽選で選ばれた400組が参加できる。同展の開催を記念し、カウズと「AllRightsReserved(AAR)」がコラボレーションで製作した富士山モチーフのぬいぐるみ3種(各1万9600円)や、こけし人形のセット(8万1000円)、マグカップ2種(各1万5250円)、Tシャツ6種(各5500円)、トートバッグ3種(各5500円)などコレクターズアイテムがオンラインストアで限定販売される。
■KAWS: HOLIDAY JAPAN
日程:7月18~24日 *7月18日は当選者限定
時間:ふもとっぱらキャンプ場の営業時間に準ずる
定休日:日・月曜日、祝日
場所:ふもとっぱらキャンプ場
住所:静岡県富士宮市麓156
入場料:ふもとっぱらキャンプ場の入場料に準ずる
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香港の大手繊維商社リー&フォン(LI & FUNG)のスペンサー・フォン(Spencer Fung)最高経営責任者(CEO)は、6月17日に開催された投資家向けの説明会後の記者会見で、収束する気配のない米中貿易戦争を「過去20年間で最大のビジネスチャンスだと捉えている」と話した。
同氏は、米中が今後どのような合意に至るのであれ、“チャイナリスク”の怖さが身に染みたメーカーや小売りは中国に依存していた調達や生産工程を見直し、他国への移転を検討するだろうと指摘。その際に、50カ国以上の生産国にネットワークを持ち、中国以外の国にある工場と長年の信頼関係を築き上げてきた実績によってスムーズな移転を支援できると述べた。例えば2019年の時点で中国への依存度が70%程度の米婦人服小売りであれば、既存ベンダーと共に新たな生産国を探したり、中国以外の国の新たなベンダーを紹介したりすることで、20年には依存度を20%にまで下げることが可能だという。
リー&フォン自体も、15年は調達事業の59%を中国に依存していたが、18年には51%まで下げ、19年は40%台後半になる見込みだ。同社は世界最大級のアパレルおよび日用雑貨のサプライヤーであり、中国以外での生産高はベトナム、インド、バングラデシュがそれぞれ10億~20億ドル(約1070億~2140億円)で、インドネシア、カンボジア、中南米が同2億5000万~10億ドル(約267億~1070億円)となっている。
一方で、米国のブランドが中国から離れてその生産能力に余裕ができることを考えると、英国や欧州、日本のメーカーや小売りにとって中国は引き続き魅力のある生産国だとフォンCEOは話した。「米国の小売りにとっての中国の役割は、今後20年間で間違いなく変化する。米中貿易摩擦が起きる以前の11~13年頃から、中国はIT産業を拡大するために最低賃金を引き上げた。それによって、ここ6~7年はアパレル関連企業が中国を離れており、今後もその動きは加速するだろう」。
香港で現在行われている、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする法案への反対デモの影響については、「当社は香港に本社があり、香港証券取引所に上場しているものの、取引先やサプライヤーの大半は香港以外の場所にあるため直接的な影響はないと思われる」と説明した。
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Une 1ère journée mémorable pour @MaisonBerger_FR dans le cadre du #G20 et de la
#VisitePresidentielleJAPON d'@EmmanuelMacron.
@BFrance_Japan #madeinfrancehttps://twitter.com/BF_InfosMarches/status/1143717961246490624 …
眼鏡企業オンデーズ(OWNDAYS)は、6月27日に開業する沖縄県最大の商業施設サンエー浦添西海岸パルコシティに出店する。店舗面積は約100平方メートルで、世界中に店舗を広げる「オンデーズ」をイメージして壁に世界地図が描かれている。沖縄県内で14店舗目となり、オンデーズの県別店舗数では沖縄県が1番だ。
オンデーズの現在の国内店舗数は124、シンガポール、香港、台湾、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン、カンボジア、オーストラリアと、今年1月に進出したインドの11カ国にある海外店舗数は合わせて176で、サンエーパルコシティ店オープンにより全世界の店舗数は300店舗となった。今年度はあと50店舗の出店を予定しており、今後3年間で500店舗体制を計画している。
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#VisitePresidentielle : Intervention inspirante de notre Président en ce moment devant la communauté au
#Japon Mention de @businessfrance en ouverture qui a œuvre ici pour la mise en place de #TeamFranceExport @BFrance_Japan @BF_InfosMarchespic.twitter.com/FbLA1nHEEn
イタリア発のラグジュアリーブランド「ゴールデン グース(GOLDEN GOOSE)」は7月1日、日本初の旗艦店「ゴールデン グース」東京店(GOLDEN GOOSE FLAG / TOKYO)を東京・南青山(東京都港区南青山5-2-12)にオープンする。約200平方メートルの店内にウィメンズ、メンズ、キッズのフルラインに加えて、旗艦店限定のカプセルコレクションも発売する。
建物外観は店舗のコンセプトカラーであるゴールドとシルバーを使ったガラス張り。店内の壁や床、天井はアルミで覆われており、店内全体が均等に照らされる仕組みだ。棚や什器には、亜鉛とスーパーミラーのステンレスを使用した。
メンズのフィッティングルームには木製のすのこを置くなど、日本的な木造建築を思い起こさせるデザイン。一方で、ウィメンズのフィッティングルームはべネツィアをテーマに、ベネツィアの老舗テキスタイルブランド「ルベリ(RUBELLI)」の壁紙を使用した。
限定カプセルコレクションは、ブランドの基盤となるベネツィアと日本の異なる世界観を融合。日本の藍染め職人による“LOVE”のロゴを配した藍染めTシャツ(2万3000円)は100%天然素材を使用した。日本古来の自然な製造過程を尊重し、天然の藍を育てて収穫し、化学薬品を使用することなく染色した。
加えて、“LOVE”のグラフィックをハンドペイントしたレザージャケット2型(21万9000円)と、日本文化の伝統的なモチーフを現代的なデザインで再解釈したスニーカー“フラッグ LTD”(6万6000〜7万5000円)をそろえる。ストリートアートや日本文化の象徴的なグラフィックを採用することで日本へのオマージュを捧げる。
同店では、ベネツィアの伝統的な職人技術を間近で体験できる「ラボ」スペースを併設する。「ゴールデン グース」の職人が客の要望に合わせて専用ブラシやトリートメントを使用したカスタマイズスニーカーを製作。バリエーション豊かなシューレースを揃える「シューレースバー」と呼ばれるスペースから好きなシューレースを選択したり、チャームやテープなどのアクセサリー、手書きメッセージなどでオリジナルなスニーカーを完成させることができる。
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「バナーバレット(BANNER BARRETT)」が2019-20年秋冬コレクションを発表した。
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「スック(SUQQU)」は8月2日、2019年秋冬カラーコレクションを発売する。今季は漆(うるし)に着目し、黒みを帯びた朱色である“うるみ色”を追求したみずみずしさとくすみをまとうカラーをそろえる。
同コレクションでは、ブランド誕生時以来という10年以上ぶりに単色アイシャドウ「トーン タッチ アイズ」(15色、各3700円)が登場する。ノンパール処方で色の濃淡を自在に楽しめる「フロスト」、絹のように滑らかな光に加えオイル配合でつけたての色をキープする「シルク」、大粒パールが輝き透明感のあるシアーな発色の「ステラ―」の3種の質感で15色をそろえる。「スック」のアイシャドウといえば、各美容誌のベストコスメを受賞している4色パレットの「デザイニング カラー アイズ」が人気だが、「『デザイニング カラー アイズ』でブランドの知名度も高まった。満を持して単色アイシャドウを出す。『スック』では15をパーフェクトナンバーと考えており、15色をそろえて個々に意味を持たせている。女性一人一人に寄り添うカラーが登場するので、異なったカラーを組み合わせるなどしてパレットでは仕上げられない面白さを感じてほしい」とPR担当はアピールした。
「デザイニング カラー アイズ」からは新色2種(各6800円)と限定色1種(6800円)を展開する。そのほか、くすみ色をさらに洗練させる極細アイライナー「カラー インク リクイド アイライナー」(限定2色、各3800円)、血色や艶、透明感をかなえる「ピュア カラー ブラッシュ」(新2色、限定1色、各5500円)、メントール配合でリフレッシュ感と潤いを与えるティントリップ「ウォーター カラー リップ インク」(限定3色、各3500円)、くすみ色とカラーグリッターが表情を彩る「モイスチャー リッチ リップスティク」(新2色、限定3色、各5000円)、指先がシックに色づくネイルカラー「ネイル カラー ポリッシュ」(限定3色、各2500円)をそろえる。
また、ブランドの売り上げをけん引するファンデーション「エクストラ リッチ グロウ クリーム ファンデーション」などベースメイクの仕上がりを底上げするプライマー「トリートメント セラム プライマー」(SPF15・PA+、6000円)を9月6日に発売。「“諭吉ファンデ”とも呼ばれる『エクストラ リッチ グロウ クリーム ファンデーション』は、ブランドのベースメイクの売り上げの約8割を占めるほど人気。『スック』のベースメイクは艶を重視しており、その艶を高めるために同プライマーが誕生した。ファンデーションの美しさを長時間キープする“生きる艶”に仕上がる」とPR担当。
【エディターズ・チェック】
ブランドの認知が上がるまでは、幅広い人にとって使い勝手の良い4色パレットでアピールしてきたが、認知と共に売り上げも上がり、単色でも勝負できる土壌ができた。和をインスピレーションとする「スック」ならではで、アイテム一つ一つの名前は「幻光茜」「透葵陽」など個性的。ファンは各名前を憶えているそうで、品番では呼ばないとか。そんなファンにとって、単色アイシャドウの登場は「待ってました!」となるのでは?発色の良さや重ねたときのニュアンスの美しさは「さすが」の一言。
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「アポリス(APOLIS)」は2004年、ラーン・パートン(Raan Parton)とシェー・パートン(Shea Parton)兄弟がアメリカ・ロサンゼルスで創業したライフスタイルブランドだ。2人が旅を通して発展途上国の雇用を生むためのビジネスモデルを考案し、世界中で雇用を作ることをミッションにしている。看板アイテムのマーケットバッグは、バングラデシュの200人以上の女性たちの手で作られており、計50万個以上を売り上げた。
“Global Citizen(地球の市民)”をブランドコンセプトに掲げ、どこで誰がどのように作っているかを明確にするトレーサビリティー、公平・公正な賃金や貿易の仕組みのフェアトレードにも取り組み、天然素材を用いたサステイナブルブランドだ。
日本ではセレクトショップなどでの卸売りを行ってきたが、18年に三陽商会と日本国内における生産・販売のパートナーシップを結んだ。来日したパートン兄弟に「アポリス」を立ち上げた理由から、今ファッション産業が取り組むべきことまで語ってもらった。
WWD:2人はどうファッションのキャリアをスタートさせた?
ラーン・パートン「アポリス」クリエイティブ・ディレクター(以下、ラーン):僕はもともとナイキ(NIKE)傘下のサーフブランド「ハーレー(HURLEY)」のクリエイティブチームにいたんだ。当時そのチームはナイキ ジャパンのメンバーで構成されていたんだ。初期のECやプロダクトなどのデザインを担当して、「ハーレー」の最初のウェブサイトも作った。15年前、シェーと「アポリス」を立ち上げようと決めたときは、“サステイナブルな製品を作りたい”と思っていたけれど、どうすればいいのか分からなくて、最初のうちは他社のデザインをしたり、生産を請け負ったりしていた。
シェー・パートン「アポリス」最高経営責任者(以下、シェー):僕はビジネススクールで起業家ファイナンスなどを学んで、ファッションとは無関係だったんだ。父は建設会社の経営者で、素晴らしいメンターで、ファッション業界は建設業界よりほんの少し華やかなだけで、基本的には同じものだと学んだ。原材料があって、請負業者がいて、納期があって。そして価値のあるものを作って、それを売って、借金を返すという、出口戦略が重要なところも似ている。
WWD:15年前にブランドを始めたきっかけは?
シェー:僕らは南カリフォルニアというとても恵まれた場所に生まれたんだけど、「世界を知らないと自分たちがいかに恵まれているのかに気づかない」という両親の教育方針で、幼い頃から世界中を旅行し、両親が非営利団体と仕事をしていた関係から、発展途上国にもよく訪れていたんだ。世界中の国々は異なる通貨、言語を持っていて、コンセントの形も違うけれど(笑)、旅をすればするほど、人間の考えは共通していることに気づくんだ。皆笑って過ごしたいし、学びたいし、家族をちゃんと養いたいと思うということをね。チャリティーの弱点は、人の善意、つまり寄付金に頼っているから、それがなくなってしまうと存続が難しい。格言で「(人を助けるには)魚を与えるのでなくて、釣る方法を教えるべし」という言葉があるんだが、要するにビジネスをよいことに役立てようという発想なんだ。高校時代にはラーンと2人でTシャツを作って販売したことがブランドの原点になった。ブランド名は“都市国家”という意味を持つギリシア語の“ポリス”に、“○○抜きで”という意味の“A(ア)”を足して、“国のない市民”または“地球市民”という意味を込めたんだ。
ラーン:僕はデザインが好きで、シェーは慈善事業に興味があって、お互いの得意分野を組み合わせたらいいんじゃないかと思ったんだ。「アポリス」のロゴはアメリカで“産業”を象徴するイーグル(鷲)だけど、このロゴを逆さから見ると“支援運動”という意味があるロウソクにも見える仕掛け。つまり、産業を通じて支援したい、事業をよいことに役立てたい、という思いを込めているんだ。
WWD:看板アイテムのマーケットバッグの誕生秘話はあるか?
シェー:実は面白い話なんだ(笑)。ラーンが「すごくいいアイデアがあるんだ」と言ってきて、僕は最初「賛成できない」と却下したんだ。だって僕らはメンズウエアをやっているのに、女性向けの再利用可能なマーケットバッグを作る理由が見出せなかった。彼は「でもやりたいんだ」って僕が知らないところで勝手に進めてて、自分のお金をバングラデシュの女性協同組合に発注したんだ。
ラーン:最初は30~50個ぐらいのバッグを注文して、少量だったけれど、すぐに人気になった。初めは5人の女性にお願いしていたけれど、今や200人以上の女性が生産に携わっていているんだ。彼女たちにはフェアトレードによる賃金が支払われているし、利益配当や退職金制度もある。生産者の貧困の悪循環を断ち切るということは、もともとシェーが考えてきたものだった。またカリフォルニア州では使い捨てのレジ袋が禁止されたので、再利用可能なショッピングバッグで、しかもカスタマイズできるものに対するニーズはとても高かったんだ。それに、カスタマイズは地元の提携先を守ることにもつながっている。特に「地元で買い物をしよう」というムーブメントと結び付けることができたんだ。卸先のそれぞれの地域や都市名、国名が書かれている。それが旅先のいい記念になるということで、コレクターもいるぐらいなんだ。こういう日用品でニッチ市場を見つけることができればビジネスとして成立するという、いい見本になったと思う。
シェー:またビジネスを長期的に考えているということも成功の鍵だったと思う。雇用を生み出し続けるという点からこの仕事を1年で辞めるというようなことではなく、自分たちの子どもにつないでいきたいと考えている。卸先との提携を考えても、これは長期で考えるべき事業なんだ。バッグを作ってくれている女性たちの退職金を考えても、一過性のトレンドではなく長期的な事業である必要がある。女性たちの中には利益配当で土地を購入して家を建てた人もいれば、夫にトライシクルを買って夫も収入を得られるようになったという話もあるんだ。労働者に多額な投資をするのではなく、長期的な雇用を生み出すことでよりよい暮らしを労働者に提供できるはずだ。シーズンで変わっていく商品でもないから、値下げをしないことで卸先との信頼関係も強固になっている。
WWD:商品デザインは全てラーンが担当している?
ラーン:そうなんだけれど、実用的でシンプルにしたかったから、僕はほぼデザインをしていないね(笑)。デザインを “共通言語”として、現地サプライヤーの可能性を引き出すことができれば、ユニークな事業が成り立つと考えた。というのが「アポリス」の基盤にある。あと、生産のことを考えると複雑なデザインにはできなかった。事業として継続していくためにも、サプライヤーの手に負えないようなデザインにしないことが大事だね。
シェー:そういうことも考慮したデザインだということは、できる限り明確にしているよ。それが「アポリス」がBコーポレーション認証(環境や社会に配慮した事業活動を行っている企業に与えられる認証制度)を受けられた理由なんだ。これはフェアトレードやオーガニック認証のように、グローバルスタンダードとなりつつある。例えば「パタゴニア(PATAGONIA)」などもこのBコーポレーション認証を受けている。これはマーケティングだけでは認証されないので、僕らもあらためてしっかりやっていこうと身が引き締まるね。
WWD:世界中に雇用をつくるビジネスモデルは容易ではないはず。どのように進めてきたのか。
シェー:心が折れやすい人には向いていないと思う(笑)。発展途上国を支援するプロジェクトを軌道に乗せるのは、本当に大変だからね。エチオピアでは手織り布、イスラエルとパレスチナではサンダル、インドではテキスタイル、ペルーやウガンダではオーガニックコットンのプロジェクトなどを行っている。とてもゆっくりと忍耐強く事業を育てていった。看板アイテムになったマーケットバッグに注力するようになるまでは、あまり利益を上げられてなかったんだ。ファッション業界では、「あのブランドといえばこれだよね」という看板商品がない限り、無名も同然。女性向けのハンドバッグもラゲッジバッグもあるけれど、日常的に何でも入れられる買い物バッグみたいなものはないなと気づいたんだ。僕らの道のりは派手でグラマラスなものではないけれど、兄と一緒に育ててきた会社をとても誇りに思う。17年には米「フォーブス(FORBES)」誌に、僕らのファクトリーモデルがバングラデシュの未来を形づくるかもしれない、という記事が載ったんだ。大企業が少しでもいいからサプライチェーンを見直すきっかけとなるように自分たちの体験を広めていきたいと思っている。
ラーン:特にバングラデシュは悪いニュースが多くて、手を引いてしまう企業もある。2013年に起きたラナ・プラザビルの崩壊以降は特にね。バングラデシュには、ファッションに関するポジティブな話があまりなかったから、それを変えたい。
WWD:今、世界的にサステイナブルな商品やビジネスを求められる時代だけれど、ファッション産業はまだまだ大量生産型で廃棄量も多い。これを打破するために、まず企業は何から始めればいいと思うか。
ラーン:ファッション業界は、石油業界に次いで環境に悪影響を与える業界だと考えられているので、従来とは違う考え方をしていく必要がある。テキスタイルや原料の調達、再生可能な素材など、開発はできなくても、せめて害を及ぼさないようにするにはどうすればいいのかと、業界が考えてくれるようになったらいいと思う。例えば、僕からするとフェアトレードは“害を及ぼさない最低限のライン”なんだ。自分が発注している工場が、いわば賃金を人質に取って労働者を脅しているようなところではないと知る意味でもね。でも現状は、その程度でもファッション業界ではかなり高い基準になってしまうんだ。だから、消費者もそういう意識を持つことが重要になってくる。「パタゴニア」はそうしたことを粛々と進めていて、さらに高い基準を自社で設けている。彼らのおかげでアウトドア用品業界は激変したし、その情熱は素晴らしい。「パタゴニア」はそうした面でもリーダーなんだ。ファッション業界はファストファッションなどのスピード感がどんどん増していく裏では、残念なことに労働環境や自然環境が犠牲になっている。僕にも正解は分からないけれど、改善の余地があるということを皆が意識することが大事で、いずれ改善策が見つかるといいと思う。
シェー:僕も伝えておきたいのは、僕らも全部分かっていないということ。日々学んでいる途中だし、理想とするゴールには程遠いんだ。ラーンのいう通り、先駆者である「パタゴニア」からは多くのことを学ばせてもらっていてとても感謝している。僕らの目的は「コミュニティーに貢献にすること」と「素晴らしい製品」の2つに尽きる。それができれば、ほかのこともついてくると思う。実はこの2つのことは見過ごされることが多い。今は、短期間でお金を稼ごうと思っている人が多いけど、時代の変化が速い現代ではブランドはあっという間に廃れていくもの。それに現代の消費者は“本物”であることを重視するので、オーセンティック(本物)ではないものに嫌悪感を示すんだ。だから、自分が得意なことをして、満ち足りていることが大事だと思う。自分らしくないことをしても、長くはもたないものだよ。
WWD:ビジネスについても教えてほしい。
シェー:現在は世界に2000軒以上の卸先があり、4年以上にわたって2ケタ成長を続けている。売上高の60%が卸で40%がECという感じで、ECも好調だ。健全な経営状態だと思う。
ラーン:マーケットバッグは60万個目を出荷したところだよ。ヨーロッパではホテルでの扱いもあるし、フランスの百貨店ル・ボン・マルシェ(LE BON MARCHE)でも販売されているね。また、ショップ以外にもイベントの記念品としての注文もあるんだ。14年にブラジル・リオデジャネイロで開催されたサッカーのワールドカップや、テニスの全米オープン、アメフトのスーパーボウルなど、大企業では、フェイスブック(Facebook)やグーグル(Google)、BMW、フェデックス(FedEx)もプロモーションとして使ってくれた。
WWD:三陽商会を日本のパートナーに選んだ理由は?
シェー:日本では卸売りでさまざまな百貨店やセレクトショップと取り組んできたが、日本におけるファッションビジネスはアメリカとは少し違うことに気が付いたんだ。「アポリス」が日本の消費者の心に響く商品であることは分かっていたけれど、いわゆる卸市場がずいぶん変わったこと。日本である程度の規模のビジネスをしようと思ったら、日本のパートナーと提携することが必要なんだ。いろんな企業と話をしたけれど、生産に関する素晴らしい歴史があるところは少ない。大企業はたいてい商社で、彼らは銀行みたいなものだよね。でも三陽商会はメーカーとして製品がどう作られているかにこだわり、“本物”であるものに投資している。日本で一番古いジャケット製造工場を所有しているしね。
ラーン:三陽商会チームは、いま日本で何が流行っているのかなどの情報をきめ細かくアップデートしてくれるので、それを考慮して製品を作ることができる。それは提携する上でとても重要なことだと思う。日本でいろんな人たちと仕事をしてきているが、三陽商会には生産の素晴らしい歴史があり、そうしたことにとても造詣が深いことに感銘を受けた。それはとても大事なことなんだ。「ビジネスをよいことに役立てる」というアイデアを包括的に理解してくれている。日本の関係者がとてもプロフェッショナルであることに本当に感謝している。
WWD:兄弟で会社を運営するメリットとデメリットは?
シェー:まずはデメリットから(笑)。一般的には、仕事上のパートナーが気に入らなかったら別れを考えることもできるけれど、僕らの場合はそうもいかない。両親に感謝していることとして、僕らが幼い頃から「相手に対して怒ったままベッドに行くな(その日のうちに解決すべし)」と教えてくれたことがある。だから、怒りを次の日に持ち越さないことを大事にしているね。もちろん、ある程度の緊張感は必要だ。緊張感がないと、誰かに気に入ってもらえるようなものは作れない。相手の言うこと全てに賛成していたら、とても平凡でつまらないものができてしまうからね。
ラーン:僕らは正反対なんだ。シェーが言う緊張感というのは、僕らが異なる視点を持っているところから生まれるもの。仕事上で他人がどういう意図で話しているのか、こちらの最善の案をどう考えてくれているのか分からなくなることってあると思う。でも僕らは家族だから、相手にとっての最善策を考えるのがごく自然なことなんだ。仕事上の関係につきものの不安感や隠し事がなくて、手の内を完全に見せ合ってやるポーカーゲームみたいな感じだね。
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「ディオール(DIOR)」は7月3日、男性向けのビューティカウンター「ディオール メンズ ビューティ」を、阪急メンズ東京にオープンする。常設店舗で、男性のためのビューティカウンターを設置するのは世界で初めて。香水やスキンケアのほか、メイクアップ製品もラインアップする。
取り扱いアイテムは、人気のフレグランス「ソヴァージュ」や、「ディオール オム」シリーズのアフターシェーブローションなど。また、男性特有の皮膚構造に着目し開発したメンズスキンケアシリーズ「ディオール オム ダーモ システム」も取りそろえ、男性のためのスキンケアを提案する。
また、メイクアップライン「ディオール バック ステージ」を用いたメイクアップも展開する。ファンデーションやコントワパレットまで、シンプルで機能的なアイテムで、理想の肌や陰影を作るテクニックを伝える。そのほか、バスアイテムや女性向けのギフト製品、同店限定のラッピングなども用意する。
メンズコスメは近年注目を集めており、男性のためのビューティカウンターも続々と登場する。ACROが展開する「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM × THREE)」は現在、伊勢丹新宿本店メンズ館など全3店舗を構えているほか、「シャネル(CHANEL)」も6月26日から7月2日まで、阪急メンズ東京で男性のためのメイクアイテムなどをそろえた限定ポップアップショップを開いている。
【エディターズ・チェック】
「シャネル」のポップアップに続き、「ディオール」も来ました!しかも常設店で!注目は「ディオール バック ステージ」で、ピーター・フィリップス(Peter Philips)=メイクアップクリエイティブ&イメージ・ディレクターが撮影や長年のバックステージでの経験で培ってきたノウハウを生かしたアイテムが特徴。ランウエイの姿をイメージしていることもあり、男も女も関係なく“かっこよくあるため”の製品がそろっています。メイク未経験の男性はまず、ベースメイクからトライして、ひと塗りの衝撃を体感してほしいです。
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「プラダ(PRADA)」は、再生ナイロンを使ったプロジェクト“リ・ナイロン(Re-Nylon)”を立ち上げ、再生ナイロンのバッグ6型を6月24日から販売している。日本では、東京・南青山の路面店のみで取り扱っている。同プロジェクトの狙いや生産工程を紹介するために、雑誌やテレビの専門チャンネルを運営するナショナルジオグラフィックと組み、製作した動画を公式サイト上で公開中だ。同プロジェクトの収益の一部は、持続可能な環境に関するプロジェクトに寄付される。
発売したバッグコレクションは、メンズ、ウィメンズで計6型。リュック、ボディバッグなど、ナイロンで提案している定番の人気商品の素材を再生ナイロンに置き換えた。価格は最も買い求めやすいウィメンズのボディバッグで8万5000円。リサイクルを意味するアップリケが付く点がデザイン上の特徴だ。
同プロジェクトで使用している再生ナイロンは、イタリアの素材メーカー、アクアフィル社の「エコニール(ECONYL)」。「プラダ」は2021年末までに使用するナイロンを全て「エコニール」に置き換えることを目指す。「エコニール」は海洋ゴミや漁網、テキスタイルの繊維廃棄物からリサイクルして作られているという。「エコニール」は「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」や「H&M」なども使用している注目素材だ。
「プラダ」が公開した動画では、「エコニール」の供給源の一つという米アリゾナのカーペット再生施設を、女優のボニー・ライト(Bonnie Wright)がナショナルジオグラフィックの探検家と共に訪れ、レポートしている。今後、同様の動画をいくつか公開予定という。
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独EC大手のオットーグループ(OTTO GROUP以下、オットー)と同チボー(TCHIBO)は、政府主導の再利用可能なパッケージ・プロジェクト「プラックスパック(PRAXPACK)」に参加する。環境にやさしい製品やフェアトレードグッズなどを扱う同国のマーケットプレイス、アボカドストア.de(AVOCADOSTORE.DE)や、郵便事業を担うドイツポスト(DEUTSCHE POST)とその傘下の国際物流会社ディーエイチエル(DHL)なども参加する。
「プラックスパック」プロジェクトは6月初旬から32カ月間にわたって行われる予定で、再利用可能なさまざまなパッケージを試験的に使用する。プロジェクトを取り仕切る民間シンクタンクの独エコポール(OKOPOL)のティル・ジマーマン(Till Zimmermann)博士は、「再利用可能なパッケージが現実的なものとして使用されるには、環境に対する意識の高い一部の消費者だけではなく、全国的な取り組みとして広く受け入れられる必要がある」と語る。
このプロジェクトでは、フィンランドで2011年にスタートした「リパック(REPACK)」システムもテストする。これはオンラインでの買い物の際に「リパック」での配送を希望すると、段ボール箱などの代わりに再利用可能な専用バッグで商品が届き、消費者はそれを封筒サイズに折り畳んで郵便ポストに投函して返却するという仕組みだ。現在、バッグの回収率は75%程度だという。ジマーマン博士は、「専用バッグに入らないサイズの商品や壊れ物の配送にも対応するため、梱包開発会社と提携し、将来的には再利用可能なカートンやボックスなども取り入れていきたい」と話した。
オットーは、「使い捨てプラスチックによるゴミ問題の解決策を見つけるため、そして再利用可能なパッケージの実用性を証明するため、今回のプロジェクトに参加する」とコメントした。同グループの売上高はおよそ140億ユーロ(約1兆6940億円)に上る。自社で独自の再利用可能なパッケージシステムを立ち上げるか、「リパック」のようなサードパーティーと提携するのかなども含め、さまざまな角度から検証するという。「実現可能でかつ顧客が受け入れてくれるソリューションはどれかを検証したい」。
チボーの売上高は32億ユーロ(約3872億円)程度で、主力であるコーヒー豆やコーヒー関連商品に加えて、ライフスタイルグッズや衣料品を販売している。同社は、「再利用可能なパッケージの品質や、自動配送システムで問題なく使用できるのか、そして顧客にとって使いやすいものなのかなどを検証したい」と述べた。なお、今回のプロジェクトで使用される再利用可能なパッケージの費用は顧客の負担とはしないという。
エコ先進国として知られるドイツでは、再利用可能なパッケージを歓迎する消費者が多いことが予想される。梱包関連の業界団体であるジャーマン・パッケージング協会(GERMAN PACKAGING INSTITUTE)による最近の調査では、消費者の70%が「梱包が環境に配慮しているものではない」ために製品を購入しなかった経験があり、同19%は「梱包が環境に配慮したものかどうか」を購入の基準にしているという。
しかし、問題はコストだとジマーマン博士は言う。再利用可能なパッケージの製造コストは使い捨てのプラスチックバッグよりかなり高いため、コスト効率をよくするには再利用率を高めるしかない。現時点では、主に一部の意識が高い消費者が利用しているため回収率は高いが、広く普及させるには消費者への啓発が必要になるだろう。「リパック」の場合、専用バッグの平均使用回数は20回程度だという。同博士は、「オンラインでパンツを3本購入して2本を返品する場合など、再利用可能なパッケージが便利だと気付いてもらえる機会も活用していきたい」と語った。
環境負荷の低減に関するコンサルティング会社の独シンクステップ(THINKSTEP)のフローラ・ドゥスーザ(Flora D’Souza)は、環境保護の一環としてパッケージを見直すブランドが増えているが、それだけでは十分ではないと話す。同氏は、「300gのコットン製の服が200gのパッケージに入っている場合、パッケージの二酸化酸素排出量はその製品全体の5~10%にすぎない。ファストファッションなど、製品が大量に生産されることのほうが大きな問題であり、サステイナビリティーの実現にはパッケージだけではない全体的なアプローチが必要だ」と語った。
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ヘア&メイクアップアーティストの河嶋希が、そのメイクテクニックの全てを公開した著書「見違える、私メイク」がワニブックスから発刊された。モデルでタレントの佐藤栞里が、表紙をはじめメイクのプロセスも含めた全ページのモデルを担当している。
“ひと手間で美人に。今すぐできる10のテクニック”“まずは覚えたい基本の好感度美人メイク”“アレンジメイクで+4つの顏をもつ”など、20代後半~30代の女性をメインターゲットに、“マンネリメイク”から抜け出すためのノウハウを伝えている。
著者の河嶋希は、複数の美容誌やファッション誌でレギュラーを務め、女性タレントや女優、モデルから厚い信頼を寄せられるヘア&メイクアップアーティスト。著書の発売にあたり、「自分のことを平凡で地味だと思っている人も、メイク次第で美人度がアップして素敵になれるし、見違えるようになる。そんな思いを込めて、簡単で効果絶大のメイクテクニックをたくさん掲載した」と話す。
モデルを務めた佐藤栞里は、「小心者で自信もなかった私が、雑誌やテレビでの活動に挑戦する中で、河嶋さんにメイクしてもらえると自然と笑顔になって勇気が出た。のん(河嶋さん)のメイクで自分を好きになれる、今日が楽しくなる気持ちが、日本中の女性に広がったら最高だなあと心から願っている」とメッセージを寄せている。
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フランス・パリで開催される眼鏡・サングラス・光学機器の国際見本市「シルモ(SILMO)」がトルコで行っている「シルモ・イスタンブール」は今年、日本企業の出展招致を本格化している。「シルモ」は、イタリア・ミラノで行われる世界最大級の「ミド(MIDO)」やアメリカ・ニューヨークとラスベガスの「ビジョン・エキスポ(VISION EXPO)」と並ぶ眼鏡の三大国際展の1つ。近年イスタンブールのほか、オーストラリア・シドニー、タイ・バンコクでも開催しているほか、ポルトガル・リスボンにショールームを開設したり、デンマーク・コペンハーゲンの眼鏡展と提携するなど国際化を進めている。
エリック・ルノワール(Eric Lenoir)=シルモ・パリ サロン・ディレクターは「2014年に『シルモ・イスタンブール』を設立した際、MENA(中東・北アフリカ)の全ての地域にビジネスの巨大なクロスポイントを作ることが目的だった。トルコ国外からのバイヤーや来場者のシェアは毎年増加しており、昨年は全来場者の約20%に達した。18年現在、トルコには約7000の眼鏡店があり、日本企業の新しい販路になると思う。トルコは親日国でもあり、日本製品の洗練されたデザインや技術の素晴らしさは有利に働くだろう」とコメントした。
昨年は出展した150社のうち国外の企業はドイツ、マレーシア、モロッコ、フランス、インド、スペインの6カ国で、1万956人が来場した。商談金額の実績は非公表。
日本のある眼鏡企業関係者は「中東の富裕層向けに販売を拡大できるかもしれない」と期待する一方、「政情が心配だ」とする不安の声もある。
今年は11月21~24日に開催され、出展料は最小ブース(12平方メートル)のスペース代金のみで3240ユーロ(約40万円)。フランス見本市協会が出展申し込みの窓口となる。
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ストッキング大手のアツギ(ATSUGI)が、シューズの製造事業に参入する。このほどイタリアの靴下編み機製造で世界最大手のロナティ(LONATI)と提携し、共同のシューズアッパー開発で合意した。アツギは自社の企画力と製造技術を使って、ロナティ社の靴下編み機でシューアッパーを開発し、OEM供給する。「ナイキ(NIKE)」の“フライニット(FLYKNIT)”に代表されるニットシューズ用のアッパーの生産は、従来はセーター生産に使われていた横編み機が使用されていたが、機械の価格と生産性で勝る、靴下などに使用する丸編み機が猛烈に追い上げている。ロナティ社はサントーニ(Santoni)社などを傘下に置く丸編み機の世界最大手で、アツギはロナティと組むことで、ストッキング・靴下、インナーに続く、第三の事業の確立を急ぐ。
アツギは青森県や中国の自社工場で約1200台の編み機を備えており、ロナティから新型の靴下編み機を購入し、ニットアッパーの開発を進めていた。アツギとロナティはバルセロナで開催中の大型の繊維機械見本市「ITMA」で新開発のニットアッパーを発表した。アツギは2年以内をメドに、アッパーOEM供給に加え、完成品にまで事業を広げる考え。
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2次流通(リセール)市場がミレニアルおよびZ世代を中心に盛り上がりを見せている。ブランド品の米委託販売サイト「ザ・リアルリアル(THE REAL REAL)」が上場を発表するなど、リセールはもはや一時的なトレンドではなく、消費行動の一部として定着したと言っていいだろう。
米ウェブ解析・マーケティングツール開発会社シミラーウェブ(SIMILARWEB)がインターネット上にある8000万余りのサイトを解析した結果によれば、米リセールサイトで2019年5月の訪問者数トップに立ったのは、上位11サイトの合計数の95%を占めるという圧倒的な強さを見せた「イーベイ(EBAY)」だった。同サイトは1995年開設とほぼ四半世紀の歴史があり、各世代での認知度が非常に高く、幅広い商品を取り扱っていることが強さの要因だろう。2位は米フリマアプリの「ポッシュマーク(POSHMARK)」で同2.4%、3位はブランド品の米委託販売サイト「スレッドアップ(THREDUP)」だった。
トラフィック数の対前年比では、ブランドバッグの米委託販売店「リバッグ(REBAG)」が152.4%増、フリマアプリ「ディポップ(DEPOP)」が同60%増と好調だったが、ほかは3%程度低下しているサイトが多かった。なお、直接サイトを訪問したケースを除くと検索からの流入が21%と最も多く、アクセス元の多くは、訪問者数上位もしくは前年比で訪問者数が伸びているリセールサイトにユーザーを誘導していることが分かった。
SEO対策(検索エンジン最適化)が最も優れていたのは「ディポップ」で、5月のトラフィックは全て自然検索からの流入だった。主な検索ワードは「バレンシアガ(BALENCIAGA)トラックジャケット」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)合成ワニ革バッグ」「アーバンアウトフィッターズ(URBAN OUTFITTERS)中国刺しゅう」などだった。
検索エンジン以外では、メールやSNSからの流入が多い。「イーベイ」はメール経由でのトラフィックの95.1%、SNS経由の88.4%を占めており、「ポッシュマーク」は同3.4%と6.3%だった。
シミラーウェブの解析による、2019年5月の訪問者数別(PC・モバイル合計)米リセールサイトランキングは以下の通り。
1. イーベイ(6億5910万)
2. ポッシュマーク(1640万)
3. スレッドアップ(398万)
4. ザ・リアルリアル(352万)
5. グレイルド(GRAILED)(262万)
6. ゴート(GOAT)(230万)
7. ファーストディブス(1STDIBS)(191万)
8. ディポップ(152万)
9. スタジアム・グッズ(STADIUM GOODS)(134万)
10. ヴェスティエール・コレクティブ(VESTIAIRECOLLECTIVE、米国版)(30万6000)
11. リバッグ(15万4000)
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