展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」が東京都現代美術館で開催

 皆川明が手掛ける「ミナ ペルホネン(MINA PERHONEN)」の展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」が東京都現代美術館で2019年11月16日〜20年2月16日に開催される。

 20年に25周年を迎える「ミナ ペルホネン」は、1995年に前身の「ミナ」として誕生した。同展タイトルの“つづく”は、皆川が「せめて100年つづけたい」という思いでブランドをスタートさせたことと、その4分の1を迎える現在でも常に今から100年後を見つめ続けるブランドの継続性を想起させる言葉。展示ではその“つづく”をキーワードに、「ミナ ペルホネン」の独自の理念や世界観の紹介をはじめ、現代におけるモノ作りの意味や、デザインの社会における役割を考察する。

 展示デザインは、過去にも20周年を記念した「ミナカケル」展(2015年)などを手掛けた建築家の田根剛、グラフィックデザインは葛西薫が担当する。東京都現代美術館や「ミナ ペルホネン」直営店では、葛西薫がデザインした先行チラシを配布。インクのかすれ、色、紙の質感など、1枚1枚異なるほか、線に沿って切り離すとしおりになるデザインとなっている。また、同デザインのオリジナルポスター(1200円)を東京都現代美術館ミュージアムショップや直営店で販売している。

 「ミナ ペルホネン」は一過性のトレンドに左右されない普遍的な価値を持つ“特別な日常服”をコンセプトに、日本各地の生地産地とコミュニケーションを重ねながら作られたオリジナルテキスタイルに強みを持つ。衣類にとどまらず、インテリアや食器、空間デザインへと領域を広げており、家具の「アルテック(ARTEK)」「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」、イタリア発の老舗陶器メーカー「リチャード ジノリ(RICHARD GINORI)」などとのコラボレーションも行っている。

■ミナ ペルホネン/皆川明 つづく
会期:2019 年11月16日~20年2月16日
休館日:月曜日(20年1月13日は開館)/19 年12月28日~20年1月1日、1月14日
時間:10:00〜18:00
会場:東京都現代美術館 企画展示室3階
住所:東京都江東区三好4-1-1

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「ボトルキャップ・チャレンジ」ベストSNS投稿7選 アレキサンダー・ワンが自慢のヘアでキャップ開けに挑戦

 この夏一番のホットなトレンドといえば「ボトルキャップ」だ。

 アレキサンダー・ワン(Alexander Wang)が7月11日、「ボトルキャップ・チャレンジ」の動画をインスタグラムに投稿した。「#ボトルキャップチャレンジ(#BottleCapChallenge)」は独創的な方法でボトルのキャップを開ける動画を人々が投稿するもので、通常はボトルをキックして開ける人が多い。しかしワンは一枚上手だった――クロアチア・ドブロブニクのアドリア海に浮かぶボートの上で、長い髪を360度振り回しながらドラマチックにキャップを開ける動画を投稿したのだ。

 ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)、リゾ(Lizzo)など、数多くのモデルやセレブリティーたちがSNS上でこれにチャレンジしているが、ついにデザイナーのワンもそこに名を連ねた。ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)は、ジェットスキーを走らせながらキックでボトルを開ける動画を投稿し、SNS上を騒がせた。

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レディー・ガガのメイクブランドの詳細が明らかに 日本ではアマゾンの「プライムデー」で発売

 米歌手兼女優のレディー・ガガ(Lady Gaga)が手掛けるメイクアップブランド「ハウスラボラトリーズ(HAUS LABORATORIES)」の詳細が明らかになった。

 「ハウスラボラトリーズ」はグローバルリテーラーとしてアマゾン(AMAZON)と独占契約。日本では7月15日0時から16日23時59分まで行っているセール「プライムデー」で15日の16時から予約販売を行う。製品はリップライナー「RIP リップライナー」、リップグロス「ル ライオット リップ グロス」、マルチに使えるリキッドカラー「グラム アタック」をそろえ、「プライムデー」限定のセットを含む15種類を販売する。製品は10月以降に出荷予定だ。なお、限定セットはリキッドカラー、リップグロス、リップライナー、オリジナルのクラッチケースを含み、価格は7150円(税込)。また、リキッドカラーを2本にしたセットは5170円(同)、リップグロスの2本セットは4620円(同)、リップライナーの2本セットは3740円(同)。

 「ハウスラボラトリーズ」は、ビューティの概念を書き換え、自分自身を認めて自分を愛すること、そしてポジティブなマインドを広めることをコンセプトとしている。色が主役の各商品は多様性とインパクトのある仕上がりを念頭に制作しており、普通使いはもちろん、型破りな使い方も可能だ。なお、同ブランドを手掛けるハウスラボラトリーズはガガが立ち上げたスタートアップ企業で、コレクションはガガと商品開発チーム、メイクアップアーティストでグローバルアートディレクターのサラ・タンノ(Sarah Tanno)が共同開発している。リアーナ(Rihanna)がLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSEY LOUIS VUITTON)のケンドー(KENDO)とともに手掛けるメイクアップブランド「フェンティ ビューティ バイ リアーナ(FENTY BEAUTY BY RIHANNA 以下、フェンティ)」はあらゆる人種をターゲットにしているのに対し、ガガの「ハウスラボラトリーズ」は、彼女が以前から積極的に支援をしてきたLGBTQコミュニティーを視野に入れ、ブランドビデオはさまざまな人種やジェンダーアイデンティティーのモデルを起用している。

 ガガは「製品はもちろん大事だが、『ハウスラボラトリーズ』を立ち上げた一番の理由は、 “インクルーシビティー(多様性を受け入れる)や自己表現の大切さ”のメッセージを届けたいから」とコメント。アマゾンを選んだのもそういった背景があるからだという。「業界に10年以上いて、協業する企業からリスクを恐れて自分の製品に口出してくることは度々あった。しかし、アマゾンは一切そのようなことはしなかった。彼らは、私が一番伝えたかったメッセージを聞いてリスキーだとは言わなかった」。一方でアマゾンにとっては、プレステージ系のビューティブランドの多くがセフォラ(SEPHORA)やウルタ(ULTA)に出店してしまうため、化粧品ブランドの誘致に苦戦してきたが、今回のローンチは大きなチャンスになるとされている。

 業界筋によると、「ハウスラボラトリーズ」は「フェンティ」以来、セレブリティーのメイクアップブランドでは最大規模になると見ている。「フェンティ」の初年度の売り上げは 5億ドル(約540億円)を記録したが、スタートアップの「ハウスラボラトリーズ」は7500万ドル(約81億円)を売り上げると見込んでいる。

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「フジロック’19」を快適に過ごすための編集部的マストアイテム16選

 7月は1年でもっともお祭りが多い月だそうで、東京では隅田川花火大会、京都では祇園祭、新潟では「フジロックフェスティバル(FUJI ROCK FESTIVAL)」が開催される。今年の「フジロック」は26〜28日に開催されるが、北陸地方の梅雨明け予報は27日以降と、もともと悪天候で知られる「フジロック」だがすでに3日中2日の悪天候がほぼ決定。例年にも増してハードなシーンが想定される。そこで、例年参加の編集担当が「フジロック」を少しでも快適に乗り切るためのおすすめマストアイテムをセレクト。アウターからフットウエア、アクセサリーまでをレコメンドする。


ー OUTER ー
MAMMUT
3850 HS HOODED

 もはや撥水・防水性を備えないアウターを着ていくことは「フジロック」において“死”を意味するが、機能性を優先するとどうしてもスムーズな動きなど実用性は損なわれがち。そんな「雨に濡れたくないけど『フジロック』を全身で楽しみたい」というワガママでアクティブな方には、マンモスロゴでおなじみの「マムート(MAMMUT)」のハードシェルジャケット“3850 HSフーデッド(3850 HS HOODED)”がおすすめだ。アルパイン・クライミング用品ブランドとしてスイスで生まれたブランドだけあって動きを妨げないパターン設計になっており、肩周りのストレスが一切なく腕の上げ下げをスムーズに行えるのがポイント。「フジロック」に着用していく1人の愛用者として、ぜひ一度その快適さを実感してほしい。

PATAGONIA
TORRENTSHELL JACKET

 プラスチック製のゴミを再利用したアイテムを展開するなど、環境保護の観点からもアウトドアブランド界をけん引する「パタゴニア(PATAGONIA)」。この“トレントシェルジャケット(TORRENTSHELL JACKET)”もリサイクルナイロン素材を100%使用しており、“世界一クリーンなフェス”と呼ばれる「フジロック」にはピッタリのアウターだ。もちろん防水性・透湿性・防風性を搭載。メンズ11色・ウィメンズ9色と豊富なカラー展開で、ファッション好きが気にしがちな“かぶり”も避けられる。

NIKELAB ACG
PACKABLE HD JACKET

 “あらゆる環境に対応するギア(ALL CONDITIONS GEAR)”の頭文字を冠したナイキ(NIKE)が展開するアウトドアライン「ナイキラボ ACG(NIKELAB ACG)」は、昨年の旧ロゴ復活以来旬の要素と古き良き90年代のアウトドアシーンのデザイン性をいい塩梅にミックスしていると人気が再燃。“パッカブル HD ジャケット(PACKABLE HD JACKET)”は現代的シルエットだが、胸元のカラーブロックにどこか懐かしい雰囲気が感じられる。その名の通り折りたたんで収納でき、カラビナ付きなので持ち運びも便利。しかもカラビナは胸ポケット内に装着することができ、小物などの紛失が心配な方はカラビナに小物を取り付けることもできる。

VAINL ARCHIVE x MARMOT
MOUNTAIN PARKA

 数シーズン前から継続的にアイテムを発表している「ヴァイナル アーカイブ(VAINL ARCHIVE)」と「マーモット(MARMOT)」の人気コラボから、今シーズンは“ゴアテックス(GORE-TEX)”を用いたマウンテンパーカが登場。「マーモット」のスノージャケットをベースにシルエットは通常よりも余裕を持たせ、「ヴァイナル アーカイブ」のデザインエッセンスを落とし込むことで「フジロック」はもちろんタウンユースでもいける一着に。定番カラーの展開だが派手すぎない色味がうれしい。


ー PANTS ー
THE NORTH FACE
RAINTEX PLASMA

 近年ファッションカテゴリーで破竹の勢いを見せる「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」だが、やはりブランドのDNAはアウトドアにありーーということでパンツと合わせて本格的なアウトドアフィールド用のセットアップをご紹介。“ゴアテックス”の防水・透湿セットアップとは思えないほどコンパクトに畳めて、パンツは裾が大きく開くファスナー仕様となっているので、急な雨でもブーツやスニーカーを履いたまますぐに着用できる。「ザ・ノース・フェイス」の鉄板カラーリングの4色で展開され、最早着ているだけでかっこいい一品だ。

NEW BALANCE
WAIST TO TOE

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」のスニーカーを美しく見せることをコンセプトに、今年誕生した5つのモデルからなるパンツコレクションが“ウエスト トゥ トウ(WAIST TO TOE)”。コンセプト通り5つのモデル(ストレイト、スキニー、スリムテーパード、ワイドテーパード、ワイド)はどれもスニーカーとの相性&バランスが抜群で、もちろん「ニューバランス」のスニーカーでなくてもシルエットは完璧。なおかつ撥水性とストレッチ性を併せ持つという神器レベルのパンツだ。都会的エッセンスを感じさせる“ウエスト トゥ トウ”で、「フジロック」をスマートに楽しんでみては?


ー TOPS ー
HANES
BEEFY-T

 パックTシャツといえばの「ヘインズ(HANES)」からは、ガシガシ着れるTシャツとして定番の“3枚パックTシャツ”ではなく“ビーフィーT(BEEFY-T)”を紹介したい。1500円という低価格ながらきれいなボックスシルエットの肉厚生地で、コットン100%なので肌なじみがよく、首元のリブはボディーよりも厚手の丈夫な作りになっていたりと“コスパ最強”。近年はカラー展開も豊富なので、1日1色で参戦してみては?

MAGIC STICK x FORCE A BETTER
CORDURA 2PACK T

 今野直隆率いる東京発ストリートブランド「マジックスティック(MAGIC STICK)」と、“プラスONE機能”をスローガンに掲げ今年スタートしたばかりの無地Tシャツブランド「フォースアベター(FORCE A BETTER)」から、“コーデュラ(CORDURA)”製の2枚組コラボパックTが登場。“コーデュラ”とはナイロンの7倍近い強度を持つ耐久性に優れた繊維で、今作は通常のコットン生地に“コーデュラ”を織り込むことで、摩擦や引き裂きに強いものに。また、パックTというと大抵シンプル&同一デザインだが、フロントに「マジックスティック」のロゴを配したものと、バックに“MAGIC STICK”と“CORDURA”の文字が大胆にプリントされた2モデルが1パックになっている。耐水性もあるので、担当編集は着用しての参戦を予定している。

KARRIMOR
2PACK T

 70年以上の歴史を持つイギリス発祥のアウトドアブランド「カリマー(KARRIMOR)」は、今年初めてブランド初のパックT“カリマー 2パックT(KARRIMOR 2PACK T)”を発売した。フラットシーマという継ぎ目が平らな縫製のため素肌との擦れが少なく、長時間着用してもストレスを感じず気持ちよく着られる。それでいて吸汗速乾性とストレッチ性を兼ね備えた素材を採用しており、「フジロック」のような長時間&悪天候というタフな環境にはもってこいのパックTだ。

ZEPTEPI
LONG SLEEVE TEE AN01

 キューベンファイバー素材のトートバッグなどユニークなアイテムを手掛ける、松倉領の「ゼプテピ(ZEPTEPI)」が展開する撥水加工を施したロングスリーブTシャツがとにかくすごい。この記事を企画した段階で紹介を決めていたアイテムで、ボディーはギルダン(GILDAN)のコットン100%Tシャツなのだが、全体に施された撥水加工が想像をはるかに超える。一見は百聞にしかず、上のギャラリーを右から左にスワイプして確認してほしい。


ー FOOTWEAR ー
KEEN
FUJIROCK MODEL

 2015年から「フジロック」のオフィシャルサポーターを務めている「キーン(KEEN)」が、「フジロック」とのコラボブーツ&サンダルを発売しているのはご存知だろうか。どちらも「フジロック」の“ロック(岩)”から着想したグレーパターンを採用し、気候変動の激しい「フジロック」のために水陸両用で随所に暗闇で光るリフレクターが配されるといった「フジロック」らしさ全開のモデル。「購入のタイミングがない!」と嘆く方には朗報ーー「キーン」は「フジロック」会場でブースを設けているので現地調達も可能だ。

SALOMON
OUTPATH PRO GORE-TEX

 ここ数年、野外フェスの足元をサポートするフットウエアとして急速に市民権を得ている「サロモン(SALOMON)」。その中でこの“アウトパス プロ ゴアテックス(OUTPATH PRO GORE-TEX)”はなじみがないかもしれないが、見て分かる通りアッパーが足首まであるつなぎ目のない構造なので、土や砂の侵入だけでなく足首の捻りも防ぐ。ハイキング用のハイカットモデルだが重さは約400gと、長時間歩き回る「フジロック」でも快適に過ごせる一足に。

NEW BALANCE
880G

 足場の悪い会場でもいつもと変わらない履き心地と防水性を求めるならば、“ゴアテックス”仕様の「ニューバランス」の“880G”はいかがだろうか。クッション性と安定性はさすが「ニューバランス」といったところで、ゴツめになりがちなフェスファッションの足元も“MW880”なら細身なのでスタイリッシュにしてくれる。“576”や“996”をはじめとした他モデルよりサイドの“N”が細身であることと、ヒール部分に“ゴアテックス”のタグがあしらわれているのがクールポイント。

GORDON MILLER
WATERPROOF BOOTS

 レインブーツは野外フェスの定番アイテムだが、いざ買うとなると“あの2大勢力”がどうしても頭に浮かびがち。そこに待ったをかけるのが、オートバックスセブン(AUTOBACS SEVEN)のガレージ・ライフスタイルブランド「ゴードン ミラー(GORDON MILLER)」だ。もともと洗車用品ブランドとして設立されたということもあり、防水はお手の物。2800円という良心的な価格も魅力だ。


ー ACCESSORIES ー
GOOD OL’ x PORTER
COLLABORATION ITEM

 福田健太郎が手掛ける「グッド オル(GOOD OL’)」と「ポーター(PORTER)」は数シーズンにわたりコラボアイテムを発表してきたが、今回紹介するコレクションはその集大成。なんでも「フジロック」のために作ったそうで、コインケース、チェストバッグ、ショルダーポーチ、ショルダーバッグは、全てベストに装着できるという男心をくすぐるギミックに。視認性の高いド派手な発色のネオンカラーも山中の「フジロック」ならむしろちょうどいい。もちろんそれぞれのアイテムは1つずつ使うことができる。

NIKE
ADJUSTABLE CAP

 悪天候や標高の高さからくる冷えにどうしても注意がいきがちな「フジロック」だが、開催時期が夏真っ盛りの7月下旬ということを忘れてはいけない。いくら悪天候の多い「フジロック」とはいえ、晴れた日は気温30度を超え、毎年日焼けに悩まされるほど紫外線も強い。「ナイキ(NIKE)」のネックフラップ付きキャップは顔と首をしっかりカバーでき、スポーツブランドのキャップということで速乾性とストレッチ性も◎。そして肝心のネックフラップは取り外すこともできる。先に紹介した“パッカブル HD ジャケット”と相性がいいので、合わせてチェックしてほしい。

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「ルイ・ヴィトン」がドーバー銀座でメンズのポップアップ 限定品やフューチュラの作品展示も

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)の1階と7階で2019-20年秋冬メンズ・コレクションのポップアップストアを7月13〜28日に開く。1980年代のポップ・ミュージックやストリートなど複数の要素を融合し、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が19年春夏シーズンにメンズ アーティスティック・ディレクターに就任以降掲げているダイバーシティー(多様性)の空間を作り上げた。さまざまな色やポーズをとった個性豊かなマネキンがフロアをポップに彩る。期間中はグラフィティー・アーティストのフューチュラ(Futura)が手掛けた作品も展示する。13日のみ事前申し込み制(受付は終了)で当選者のみ入店することができ、14日以降は混雑状況により入場規制する場合があるという。

 1階のエントランスの壁面はオレンジのモノグラムがあしわられ、中に入ると公衆電話やベンチ、ゴミ箱などアメリカのストリートを思わせるオブジェが並ぶ。7階はカフェ「ローズベーカリー(ROSE BAKERY)」のスペースを一面オレンジのポップアップストアに期間限定で改装し、中央には19-20年秋冬のショーのフィナーレでモデルのアルトン・メイソン(Alton Mason)が披露したダンスのモーションを再現したマネキン4体がひと際目を引く。同じくフィナーレで話題になったまた「ローズベーカリー(ROSE BAKERY)」がポップアップに合わせて開発した期間限定のフードやドリンクを販売するワゴンも設けている。7色に光る“モノグラム”のボストンバッグと、ハイカットのバスケットボールシューズも展示されているが現在は非売品で、商品化に向けて引き続き改良を進めているという。

 世界で開かれるポップアップのみで販売するアイテムは七色に輝くリュック“プリズム クリストファー GM”(53万5000円)と“プリズム ポシェット ヴォルガ”(14万7000円)で、日本のポップアップ限定品はモノグラムをエンボスしたホワイトのブルゾン(115万円)とジレ(44万4000円)の2型をそろえる。他にもレインボーカラーのラインがあしらわれたボストンバッグ“キーポル・バンドリエール”(36万9000円)やクロスボディー“ダヌーヴ メッセンジャー”(25万6000円)、フェルトウールのスニーカー“LVトレイナー・ライン スニーカー”(12万4000円)など、ヴァージルが得意とするキャッチーなアクセサリーが特に人気を集めそうだ。

 なお、19-20年秋冬シーズンの着想源はマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)だが、マイケルの未成年に対する性的虐待疑惑を扱った米HBO制作のドキュメンタリー映画「リービング・ネバーランド(原題:LEAVING NEVERLAND)」が大きな波紋を呼んでいることを受けて、直接的なグラフィックを使ったアイテムは生産されていない。しかしマイケルのディナージャケットをオマージュした、チャームが複数付いたバッグはポップアップでも並んでいた。

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「ジュンの縁日」が開幕 G20のワイン、グルメ、お化け屋敷でコト消費を満喫

 ジュンのコト消費型の販売イベントの第2弾「ジュンの縁日」(~14日)が12日、東京・恵比寿のエビス 303で開幕した。昨年11月に南青山で開催した「ジュンの文化祭」の夏バージョン。グループ内のブランドの限定品や先行販売商品の売り場やお笑いライブ、夏ならではのホラー企画などイベントてんこ盛りの一日を体験した。

 会場に到着したのは13時すぎ。お腹が空いていたのでフードコーナーへ直行し「グルーグルー リーファー(GLOU GLOU REEFER)」のローストビーフ丼(650円)をいただいた。食後は、大阪のG20でも振る舞われたシャトージュンのワイン、“甲州 2018”(グラスで400円)を初体験。洋ナシ、柑橘のフレーバーが特徴の辛口ワイン。ワインは数えるほどしか飲んだことがない記者でも、鼻を抜ける豊かな香りと適度な酸味で素直に「おいしい」と感じられた。

 ワインを片手に、アパレルの物販コーナーへ向かう。縁日の屋台を模した売り場では、女優の泉里香とコラボした「ビス(VIS)」のTシャツや16歳のDJ・ダンサーとして話題のSASUKEと「ジュンレッド(JUNRED)」のコラボグッズなど、ここでしか出に入らないアイテムがずらり。年内でブランドを終了する「メゾン ド リーファー(MAISON DE REEFUR)」のブースには、限定の“リンカチャンキーホルダー”を求める女性たちが長蛇の列を作っていた。

 屋台を抜けた先はエンターテイメントコーナー。夏ならではのお化け屋敷企画「針子のささやき」はヘッドホンを装着して薄暗い部屋に招かれる。この先は体験してみてのお楽しみだが、ホラーに耐性のある記者も思わず声を上げてしまったほどのクオリティだった。お化け屋敷を出ると、ステージではカレー好き芸人のロバート馬場裕之さんらによるトークショーが始まっていた。「スパイスは自分ですりつぶしている」「(スパイスの)カルダモンは香水にしたいくらい好き」というディープなカレートークで会場を置き去りにしていた。

 フードやエンタメなどを楽しんでいると、自然と気分も上がって購買意欲も高まるのは事実だ。実際、記者は芸人のハリウッドザコシショウさんの限定コラボTシャツを購入してしまった。3日目のソロライブも見に行きたい。ファッションの「かっこよさ」で訴求するのではなく、まず買い物体験を楽しんでもらうことを入り口にするジュンの手法に感服した。

 ジュンは、昨年11月に実施した第1回の「ジュンの文化祭」をあくまでプロモーションの一環として実施したが、好評を受けて小売りとエンタメを融合した「リテールテイメント事業部」を立ち上げ、収益化を目指している。佐々木進社長は「ファッションだから『かっこよくなきゃいけない』という業界の発想を変える」と意気込む。今回は手ぶらで買い物やエンタメコンテンツを思い切り楽しめるようキャッシュレス決済を導入してブラッシュアップした。今後は開催場所を増やしたり、趣旨を変えたりしながら規模を拡大し、「物販とコト提案型ビジネスの収益が半々になってもいい」と本気度を示す。「われわれが目指すのはいわばファッションの民主化。エンタメやフードなどのコト提案で接点を増やし、ファッションの魅力を興味のない人にも分かりやすく伝えていく」。

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「ジュンの縁日」が開幕 G20のワイン、グルメ、お化け屋敷でコト消費を満喫

 ジュンのコト消費型の販売イベントの第2弾「ジュンの縁日」(~14日)が12日、東京・恵比寿のエビス 303で開幕した。昨年11月に南青山で開催した「ジュンの文化祭」の夏バージョン。グループ内のブランドの限定品や先行販売商品の売り場やお笑いライブ、夏ならではのホラー企画などイベントてんこ盛りの一日を体験した。

 会場に到着したのは13時すぎ。お腹が空いていたのでフードコーナーへ直行し「グルーグルー リーファー(GLOU GLOU REEFER)」のローストビーフ丼(650円)をいただいた。食後は、大阪のG20でも振る舞われたシャトージュンのワイン、“甲州 2018”(グラスで400円)を初体験。洋ナシ、柑橘のフレーバーが特徴の辛口ワイン。ワインは数えるほどしか飲んだことがない記者でも、鼻を抜ける豊かな香りと適度な酸味で素直に「おいしい」と感じられた。

 ワインを片手に、アパレルの物販コーナーへ向かう。縁日の屋台を模した売り場では、女優の泉里香とコラボした「ビス(VIS)」のTシャツや16歳のDJ・ダンサーとして話題のSASUKEと「ジュンレッド(JUNRED)」のコラボグッズなど、ここでしか出に入らないアイテムがずらり。年内でブランドを終了する「メゾン ド リーファー(MAISON DE REEFUR)」のブースには、限定の“リンカチャンキーホルダー”を求める女性たちが長蛇の列を作っていた。

 屋台を抜けた先はエンターテイメントコーナー。夏ならではのお化け屋敷企画「針子のささやき」はヘッドホンを装着して薄暗い部屋に招かれる。この先は体験してみてのお楽しみだが、ホラーに耐性のある記者も思わず声を上げてしまったほどのクオリティだった。お化け屋敷を出ると、ステージではカレー好き芸人のロバート馬場裕之さんらによるトークショーが始まっていた。「スパイスは自分ですりつぶしている」「(スパイスの)カルダモンは香水にしたいくらい好き」というディープなカレートークで会場を置き去りにしていた。

 フードやエンタメなどを楽しんでいると、自然と気分も上がって購買意欲も高まるのは事実だ。実際、記者は芸人のハリウッドザコシショウさんの限定コラボTシャツを購入してしまった。3日目のソロライブも見に行きたい。ファッションの「かっこよさ」で訴求するのではなく、まず買い物体験を楽しんでもらうことを入り口にするジュンの手法に感服した。

 ジュンは、昨年11月に実施した第1回の「ジュンの文化祭」をあくまでプロモーションの一環として実施したが、好評を受けて小売りとエンタメを融合した「リテールテイメント事業部」を立ち上げ、収益化を目指している。佐々木進社長は「ファッションだから『かっこよくなきゃいけない』という業界の発想を変える」と意気込む。今回は手ぶらで買い物やエンタメコンテンツを思い切り楽しめるようキャッシュレス決済を導入してブラッシュアップした。今後は開催場所を増やしたり、趣旨を変えたりしながら規模を拡大し、「物販とコト提案型ビジネスの収益が半々になってもいい」と本気度を示す。「われわれが目指すのはいわばファッションの民主化。エンタメやフードなどのコト提案で接点を増やし、ファッションの魅力を興味のない人にも分かりやすく伝えていく」。

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

公共交通のユニバーサルデザイン化が法制化されているフランスでは車椅子やベビーカーがスムーズに乗降できるシステムが確立されているそう😊🇫🇷🚌 バスを歩道に近づけたい---バリアレス縁石の技術 ブリヂストンなど共同開発 | レスポンス(

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週末お出掛けスポット 現代アーティスト田名網敬一の個展などアート5選

 週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週は、現代アーティスト田名網敬一の個展やリアルな金魚を透明樹脂とアクリル絵具で描く深堀涼介の展示会など5つをラインアップ。また、「WWD JAPAN.com」の過去記事の中から今週末(7月13〜15日)に開催されるイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。

【アートスポット5選】

【開催中イベント】

ジュンのコト消費型販売イベント第2弾が7月開催 芸人ライブや“お化け屋敷”も用意

「ループウィラー」がブランド20周年を記念したイベントをヒビヤ セントラル マーケットで開催

眼鏡「フォーナインズ」がフォトコンテスト開催 テーマは“アクティブな夏”

「ブルガリ」と「ドン ペリニヨン」のマリアージュ ブルガリ銀座タワーの最上階に

「AKIRA」の渋谷パルコ工事仮囲いなどで知られるアーティスト河村康輔のアーカイブ展開催

「リモワ」がストリート誌と企画展 過去のアーカイブからアーティストの作品まで

ファッション業界人に愛される写真家、小浪次郎が感じる東京の今

「MCM」がサステナをテーマに展示会開催 未使用バッグをドレスにアップサイクル

松屋銀座が「美しくなるビアガーデン」開催 今年もクロスフィットトレーナーAYAとコラボ

【開催中ポップアップ】

ベイクルーズ初メンズジュエリーブランド「ワールドリーワイズ」がポップアップイベントを開催

ラブレス青山で古着のラグタグがポップアップ 佐々木拓真選りすぐりのビンテージウエアを販売

「ゾフ」がサングラスのポップアップショップを高速道路のサービスエリアに初出店

ビートたけしプロデュースの「キタノブルー」が初ポップアップストアをオープン

資生堂が初のサブスク 8万通りから最適なスキンケアサービス提供

「ディプティック」が表参道ヒルズでポップアップ開催

ハヤカワ五味が生理用品セレクトの期間限定ショップ 自由でおしゃれな選択肢を提案

伊勢丹の今夏の浴衣展開がスタート 西内まりやとのコラボ品と販促ムービーで多様な着用シーン喚起

眼鏡ブランド「アヤメ」が263日間のポップアップストア 直営店オープンの布石

オーガニックブランド「ラ・ブルケット」が関西で初のポップアップストア

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コーセーが銀座にデジタルと体験融合の新コンセプトストア開設

  コーセーは、デジタルと体験を融合したコンセプトストア「メゾン コーセー(MAISON KOSE)」を12月に東京・銀座にオープンする(東京都中央区銀座7-10-1)。同社が手掛ける全ブランドを取りそろえ、ブランド横断でハード・ソフト面を楽しめる仕様となる。

 同社は顧客接点の創出を目的としたイベント「コーセー ビューティ フェスタ」を2013年から実施。同イベントでは百貨店や専門店、ドラッグストアなどチャネルの垣根を超えた複数ブランドを集め、顧客にさまざまな体験を提供。加えて、顧客の声を同社社員が直接くみ取りモノ作りやプロモーションのアイディア発掘につなげていた。今回の「メゾン コーセー」はその役割を果たす店舗として開設。“お客さまとのコミュニケーションの場”をテーマに、製品を売るだけでなく顧客との接点を創出し、そこから得た情報や経験をスピーディーに社内へフィードバックする学びの場としての機能も有する。
 
 店舗は2フロア構成で、延床面積は500平方メートル。「コスメデコルテ(DECORTE)」「雪肌精(SEKKISEI)」など全ブランドを扱う(「アルビオン(ALBION)」の展開はなし)。

 なお、2018年11月にフランス・パリに「メゾン コーセー」を開設しているが、同店は情報発信基地として位置づけ、カウンセリング販売を主体としながら施術も実施する。「銀座の『メゾン コーセー』も情報発信基地としての役割もあるが、デジタル提案を強化した日本独自の取り組みとなる」(同社広報)と述べる。

 現在、同社は顧客と全方位で直接つながる独自のデジタルプラットフォーム構想を構築中で、「メゾン コーセー」もその一環で展開。次世代の美容体験の可能性を探り、店頭とデジタルでつながる顧客作りに取り組む。

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この3連休はバーニーズ ニューヨークへ!

こんにちは。明日から3連休がスタート!

7月のバーニーズ ニューヨークでは、サマーセール モアマークダウンズ!が好評開催中です。

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アマゾンが756億円かけて従業員10万人に教育プログラム 人材確保が狙い

 アマゾン(AMAZON)は7月11日、2025年までに全従業員のおよそ3分の1に当たる10万人にトレーニングプログラムを提供すると発表した。費用は7億ドル(約756億円)程度を見込んでいるという。

 現在、米国の失業率は3.7%と過去60年間で最低レベルであり、小売業界では人材確保が急務となっている。またテクノロジーの進化によって従業員に求められるスキルが変化しているため、必要とする人材を自社内で確保することも同社がトレーニングを実施する理由の一つだ。

 トレーニングプログラムは、非IT系の職種に就いている従業員がソフトウエアエンジニアリングに必要なスキルを学べる「アマゾンテクニカルアカデミー(Amazon Technical Academy)」や、物流センターの従業員がIT職に就けるよう訓練する「アソシエイトツーテック(Associate2Tech)」などを含めて多岐にわたっている。アマゾンの本社業務やIT職への社内転職が可能となるように各人の能力を高めることを狙いとしているが、受講後に他社に転職しても構わない。

 ベス・ガレッティ(Beth Galetti)=アマゾン人事部門シニア・バイス・プレジデントは、「従業員がスキルや能力を伸ばす機会を提供することは、ほんの始まりにすぎない。アマゾンでキャリアを積みたいと考えている従業員はもちろん、ここでの経験を生かして次の目標に向かう従業員のことも応援したい。人材に投資し、彼らがより専門的な職種に就けるようにすることはとても重要だ。当社は10万人の従業員にトレーニングを提供し、彼らがステップアップできるように支援することを約束する」と語った。

 アマゾンが従業員を支援するために今回の施策を打ち出していることは間違いないが、事業上の優位性を確保するためでもあるだろう。求人情報サイトを運営する米インディード(INDEED)のジェド・コルコ(Jed Kolko)=チーフ・エコノミストは、「労働市場の逼迫によって人材の採用や定着が難しくなっており、アマゾンを始めとする多くの企業でトレーニングや再トレーニングに力を入れている。それによって会社が必要としているスキルを従業員につけてもらうことは、人材確保の上で有効な戦略の一つだろう」と述べた。

 アマゾンが取っている施策はトレーニングだけではない。18年11月には、米国内で働く全従業員の最低賃金を時給15ドル(約1620円)に引き上げた。これは同国の最低賃金である同7.25ドル(約783円)の2倍強となる。米小売最大手のウォルマート(WALMART)はやはり昨年に同11ドル(約1188円)に、ターゲット(TARGET)は19年6月に同13ドル(約1404円)に引き上げた。なお、ウォルマートも従業員のトレーニングに力を入れており、17年に「ウォルマートアカデミー(WALMART ACADEMY)」を発表し、18年9月時点で45の研修プログラムを用意している。

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LA発サステナブランド「リフォメーション」、株式過半を英投資ファンドが取得

 ロサンゼルス発のサステイナブルファッションブランド「リフォメーション(REFORMATION)」は7月10日、英投資ファンドのペルミラ(PERMIRA)に株式の過半数を売却することに合意した。金額などの詳細は明らかにされていない。なお、ヤエル・アフラロ(Yael Aflalo)=リフォメーション創業者兼最高経営責任者(CEO)とハリ・ボレンスタイン(Hali Borenstein)同社長は今後も現職に留まる。

 同ブランドは2009年にアフラロ創業者兼CEOが設立した。デザイン性の高い衣料品を、オーガニックやリサイクルコットンなどのサステイナブルな素材で生産している。またECサイトでは、その商品を作るのに発生する二酸化炭素の量を全商品に明記。植樹や川の清掃活動のほか、カーボンオフセット団体への投資など環境に配慮した活動を積極的に行っている。もちろん、実店舗も決済はキャッシュ・ペーパーレスだ。最近は若年層に人気で、全米で14店舗を展開している。

 アフラロ創業者兼CEOは、「ペルミラは当社のサステイナビリティーに関する理念に賛同しており、複雑で目まぐるしく変化する消費者市場を深く理解している。『リフォメーション』が成長の次の段階に進むにあたり、ペルミラの世界的な消費者動向や小売りに関する専門的知識は不可欠だ。今回の提携によって国内外の事業をいっそう拡大し、新たな製品カテゴリーを手掛けることが可能になる。当社が掲げる、“全ての人にサステイナブルなファッションを”というミッションの実現にまた一歩近づくことができた」と語った。

 デイビッド・ブリスケ(David Brisske)=ペルミラ プリンシパルは、「『リフォメーション』はファッションとサステイナビリティーの両方を兼ね備えたユニークな存在だ。ヤエルは明確な理念に基づいて美しい製品を販売し、熱烈なファンがいる素晴らしいブランドを作り上げた。『リフォメーション』のようにブランドとして確固たる強さを持ちつつ、オムニチャネルの面でも一流というケースは非常に珍しい。ヤエルとハリが率いる同ブランドが国内外で今後さらに成長していくことをサポートできてとてもうれしく思う」と述べた。ペルミラは主にIT、消費財、金融、ヘルスケア関連企業に投資をしており、アパレル業界では「ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)」や「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」などに投資している。また、「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」および同ブランドの日本・東アジアにおける総販売代理店であるスタイラ(STYLA)の過半数の株式を取得している。

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「ブラックアイパッチ」が限定25脚のカスタムチェアと“取扱注意”ピアスを発売 原宿で即売会

 「ブラックアイパッチ(BLACKEYEPATCH)」は7月12日〜15日まで「バックヤードミーティング(BACKYARD MEETING)」と題し、カスタムチェアの即売会と18Kピアスの受注会を実施する。場所は東京・原宿のギャラリー コモン(Gallery COMMON)。

 モダニカ社製の“シェルチェア”の裏面をロゴステッカーで覆った“ステッカー カバードシェルチェア(STICKER-COVERED SHELL CHAIR)”は8万円で限定25脚のみ販売する。18Kの“ハンドル ウィズ ケア イヤリング(HANDLE WITH CARE EARRING)”はブランドおなじみの“取扱注意”のロゴが印象的だ。

 今回のイベントに合わせて、カスタムチェアはROLLSWYZEのディレクションによるティーザームービーを、18Kピアスは写真家の小浪次郎が撮りおろしたルックを制作した。

■BACKYARD MEETING

日程:7月12〜15日
時間:13:00〜20:00(15日のみ18:00まで)
場所:ギャラリー コモン
住所:東京都渋谷区神宮前6-12-9 1階

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“ナチュラルを超える清楚系カラコン” 西野七瀬が選ぶ「メメマール」

 FA Project(東京都港区、大出悠史社長)から新カラーコンタクトレンズブランド「メメマール(ME ME MAR)」がデビューした。キャッチコピーは“ナチュラルを超える、清楚系カラコン”で、乃木坂46出身で清楚系を代表する女優・モデルの西野七瀬をイメージキャラクターに起用。6月29日には就任記者会見を新宿のスタジオアルタ「KeyStudio(キースタジオ)」で開催した。

 会場には、西野七瀬本人と「3Dnanase」という2人の“七瀬”が登場。3Dnanaseは3Dメガネなしで立体的な映像を楽しめる3Dファントムによるもので、多忙な西野に代わり販促などで“活動”するという。当日は18時30分から15分間、アルタビジョンでスペシャルムービーや会見の模様を放映し、ファンや道行く人々の目を引いていた。

 「メメマール」はつけていることに気づかれにくいのに、いつもよりも大きく潤んだ瞳に見えるのが特徴だ。名前は「私」を表す英語の「me」と日本語の「目」、スペイン語で「海」の意味の「mar」に由来。「私は私らしく美しく。海のように深く透き通った質感をあなたの瞳に」と情景が目に浮かぶようなメッセージ性を込めている。

 3Dnanaseとの初対面を「面白い」と興味津々の西野七瀬は、カラコンは「ナチュラルさやベースカーブ(瞳に合う丸み)を見て選びます。私はカーブが大きいのですが、『メメマール』は全然大丈夫。着けていても自然でいつもより目が大きく見えるのでいいですね」とコメント。第1弾では日本人の瞳に自然になじむブラウンを基調にした4色を展開。西野本人が多くのサンプルを自宅で着用し「一個ずつメモを取りながら、なるべくさまざまなタイプになるように選びました」。

 「一押し。一番好き」というはナイトコーラルだ。「自分の目にも一番なじみがいい、少し深めの色。ビジュアル撮影でも今日と同じ全身白のコーディネートでした。個人的に好きなブランドの『ハイク(HYKE)』なので余計テンションが上がりました」とファッション好きの横顔を見せる。

 「黒っぽい瞳の人に合う。暗めでナチュラルだけど、フチはしっかりしている」と選んだのがトワイライトセピア。「いい色で、瞳とのなじみが良い。明るすぎないので浮かない」のはデイライトキャメルだ。ティアーサンセットは「カラコン感がしっかりある。清楚系だけど一番遊び心があり少し冒険的な感じもします。普段は前髪があることが多いけれど、この撮影では少しおでこを出したので新鮮でした。カラコンもマッチしていて、新しい自分が見れて嬉しかったです」と振り返る。

 さらに「ちゃんとUVカットもされているので、これからの季節のいい味方。外が苦手な私でもどこか遊びに行ってみようかなと背中を押してくれます」とコメント。「“ザ・カラコン”ではないので、このままカバンの中に入っていてもカワイイ」と自ら決めたパッケージのカラーについても満足げだった。

 なお、FA Projectはアーティストやタレントの育成・マネージメント、映像・音楽ソフトの企画・販売、著作権管理など、ライブ・エンターテインメントコンテンツにまつわる新事業領域を開拓するため運営会社として2018年に設立。総合エンターテインメント事業を行うジャスダックに上場するKeyHolder(キーホルダー)のグループ会社だ。

問い合わせ先
FA Project
info@faproject.co.jp

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山﨑賢人が「A|X アルマーニ エクスチェンジ」の日本人初のモデルに

 「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」のカジュアルライン「A|X アルマーニ エクスチェンジ(A|X ARMANI EXCHANGE)」は、2019年秋冬の広告キャンペーンビジュアルのモデルに俳優の山﨑賢人を起用した。日本人が同ブランドの広告モデルを務めるのは山﨑が初めて。ほかにもアメリカからはモデルのラッキー・ブルー・スミス(Lucky Blue Smith)とその姉のパイパー・アメリカ(Pyper America)、中国からはチェロ奏者でオーヤン・フィーフィー(欧陽菲菲)の姪であるオーヤン・ナナ(欧陽娜娜)が選ばれた。

 撮影はミラノ郊外のスタジオで5月初旬に行われた。フォトグラファーは世界のファッション誌で活躍するジュリオ・ルスティケッリ(Giulio Rustichelli)、映像はファッションフィルムの分野で国際的な受賞歴のあるキネディモラエ(Kinedimorae)が担当した。海外のスタッフに囲まれた山﨑は、撮影現場の雰囲気に臆することなく現地スタッフと直接会話をしながら、今季のコレクションを堂々と表現したという。4人のモデルの撮影は、同じスタジオのセットで別日に行われたが、同じルックを着用しながらもそれぞれの個性が表れたキャンペーンビジュアルが完成した。

 山﨑は「人びとの生活に寄り添い、研ぎ澄ましていった先にあるシンプルを追求するという『アルマーニ』のブランドコンセプトに共感しています。今回のように、世界で活躍するクリエイティブスタッフに囲まれての撮影は本当に貴重な体験でしたし、すごく楽しかったです」とコメントしている。

 なお、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」のオーダーメードライン“メイド トゥ メジャー(MADE TO MEASURE)”の広告キャンペーンでは、17年春夏から4シーズン連続で俳優の西島秀俊を起用していた。

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「オフ-ホワイト」VS「オフホワイト」? ヴァージルの「オフ-ホワイト」が商標権侵害で訴えられる

 米ニューヨークに拠点を置くクリエイティブ・エージェンシーのオフホワイト(OFFWHITECO.)は、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)のブランド「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH、以下オフ-ホワイト)」が自社が保有する商標権を侵害したとして「オフ-ホワイト」の親会社のオフ-ホワイトLLCを相手取り、ニューヨーク州連邦裁判所に提訴した。

 クリエイティブ・エージェンシーのオフホワイト(以下、原告)は、ヴァージルが「オフ-ホワイト」を立ち上げる前から“オフホワイト”という名称を使用していたと主張。自分たちの実績を「#OffWhite」のハッシュタグを使って宣伝しても、ヴァージルと「オフ-ホワイト」が著名になったことでヴァージルの「オフ-ホワイト」が上位に表示され、宣伝効果がなくなったという。「オフ-ホワイト」の代理人からはコメントを得られなかった。

 原告は、1990年代後半から社名に“オフホワイト”を使用し、2014年に“OffWhite”を米国特許商標庁に登録した。一方でヴァージルは、13年12月に「オフ-ホワイト」の14年春夏コレクションを発表してデビューした。

 「かつては“インターネットの機能”としてしか認識されていなかったハッシュタグだが、近年では商標登録されることが増えた」と商標問題に詳しいクリストファー・ケリー(Christopher Kelly)弁護士は説明する。

 商標は出願時に登録範囲を指定する必要がある。原告は登録範囲の1つに「小売りおよびオンラインストアサービス」を指定し、ヴァージルの「オフ-ホワイト」も同じ範囲を指定している。

 同じ名称でも提供する商品やサービスの内容が異なる場合は商標登録が認められる可能性がある。その一方で、登録範囲や商品・サービスの内容が異なる場合でも、類似の商標が存在することで、その商標が希釈化されると判断されれば、類似の商標を取り消すこともできる。しかしケリー弁護士は、「この手法は著名なブランドが他者の類似商標を差し止めるときに使用するケースが多い」と話す。

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「バイ ファング」2019-20年秋冬オートクチュール・コレクション

 「バイ ファング(BY FANG)」が2019-20年秋冬オートクチュール・コレクションをパリで発表した。

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「ポロ ラルフ ローレン」がウィンブルドンコレクションを発表 ポロシャツのカスタマイズイベントを開催

 ウィンブルドン選手権のオフィシャルアウトフィッターを務める「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」が“ウィンブルドンコレクション”を発表した。現在、「ラルフ ローレン」表参道店でポロシャツのカスタマイズイベントを8月上旬まで開催中だ。同イベントはウィンブルドンルックの“ポロ ベア”や、同イベントのためにデザインされたロゴなどのグラフィックから好きな絵柄を選び、名前やイニシャルを入れることもできる。価格は1万3000~2万円。

 「ポロ ラルフ ローレン」は2005年からウィンブルドン選手権のオフィシャルアウトフィッターとして、審判やボールパーソンなどのオンコートスタッフの公式ユニホームを手掛けている。19年の新作として、テニスコートから着想したウィンドブレーカー(3万5000円)やテニス用具をプリントしたポロシャツ(1万8000円)、Tシャツ(8000円)、テニスキャップ(8000円)などを「ラルフ ローレン」の一部店舗、公式ECサイト、現地のウィンブルドンショップ、ウィンブルドンの公式サイトなどで販売する。さらに「ラルフ ローレン」のウェブサイトやインスタグラム、フェイスブック、スナップチャット上ではテニスのオンラインゲーム「Playfully Wimbledon」を提供する。

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「#KuToo」の署名活動を行う石川優実が語る ”ファッションからの提案も必要”

 職場でのパンプス・ヒール靴着用の強制に異議を唱えるハッシュタグ「#KuToo(クートゥー)」はこの半年間に、SNS上で広がったムーブメントだ。セクハラを告発する「#MeToo(ミートゥー)」に“靴”と“苦痛”を掛け合わせたこの言葉が発信され始めたのは今年の1月。グラビア女優でライターの石川優実が、当時務めていたアルバイト先でパンプス着用を義務付けられていたことについて、ツイッターでつぶやいたことがきっかけだった。

 マナーやルールとして、これまで当たり前になっていたことに疑問を呈して賛否両論を呼んでいるが、「私も」と賛同する人たちの署名をオンライン上で集めて、6月3日には1万8000人の署名を厚生労働省に提出した。そのインパクトは大きく、今もSNS上で議論が続いている。現在も署名活動を行い「#KuToo」を発信し続ける石川に話を聞いた。

WWD:最初に「#KuToo」を発信することになったきっかけは?

石川優実(以下、石川):今年の1月、葬儀場でアルバイトとして、連勤でいそがしく働いていたときでした。私は社内規定のパンプスを履いていたんですが、畳に上がる際に靴をそろえていたときに、男性社員の靴がスニーカー仕様の革靴でとても軽く、私もこれを履いて働くことができたら、負担も減り、動きやすくなると感じたんです。その日の夜、足の小指が少し出血していて、グチみたいな感じでそのことについてつぶやきました。そうしたらリツイートで広がっていきました。その時はハッシュダグ「#KuToo」は付けていなかったんですが、リツイートしてくださった方が作ってくれました。

WWD:そのツイートには共感してくれる人が多かった?

石川:本当にたくさんいました。「私も痛かったけど、当たり前だと思っていました」や「パンプスを履けないので、着用を義務付けている仕事は選択肢から外していました」「確かに仕事でパンプスを履かなければならない理由って何だろう」などコメントが上がってきたんです。

WWD:どんな職業が深刻に感じましたか?

石川: ホテルや航空会社、外回りの営業職、病院の受付、携帯ショップ、サービス業などではヒール靴が制服として指定されていることが多いです。私自身もホテルの専門学校に通っていたときに研修授業で1カ月間泊り込みのバイトを経験したのですが、パンプスで8時間立ちっぱなしは足が痛くて、つらかった。なぜ仕事ではないことで悩まなければならないんだろうと、辞めてしまいました。

WWD:署名活動をしようと思った経緯は?

石川:職場でのパンプスを強制されていることで困ってる人がいるということが可視化されたので、何か行動が起こせないかと考えました。その時に「週刊SPA!」の特集記事「ヤレる女子大学生RANKING」に対して抗議した山本和奈さんが、ウェブ上で署名を集めてオープンミーティングを行っていて、今はオンラインで署名を集められることを知りました。そこで署名を集めてどこに提出したらいいのだろう?とつぶやいたら、署名サイトの方が連絡くださり、相談しました。

自分の判断でいいと思わずに当事者の意見をちゃんと聞き入れてほしい

WWD:6月3日に厚生労働省に1万8000人の署名を提出しましたが、根本匠・大臣からは「ハイヒール、パンプスの強制を禁止することまでは現状考えておりません」という回答を得ました。これをどう受け止めていますか?

石川:根本大臣はハイヒールとパンプスについて、あまりよく理解されていないと思いました。実際どれぐらい負担が足にかかるのか、どういう人が履かされているかも把握してなかったのであの回答になったのだろうと思います。もう少しこちらの説明を聞いていただいてから今一度、どうお考えか聞きたいです。「社会通念」と話されていましたが、そもそもその社会通念について考えてほしいという要望だったので、噛み合っていない感じもありました。あと、「パワハラになりうる」という言葉も聞けましたが、もう実際にけがをしている人は多いので、現状でも十分パワハラになっていると思います。

WWD:内容を理解されていないと感じられた。

石川:根本大臣には悪気はないと思うんです。でも、自分の基準だけで語らずに当事者の意見をちゃんと聞き入れてほしい。これは男女限らずですが、自分の感覚や基準で判断してしまうとズレが出てきてしまいます。なので、いろんな他人の本心を聞き入れてほしい。今回、女性からも「合う靴を探せばいいじゃん」とか「オーダーメードにすれば解決する」などの意見が出てきましたが、オーダーメードでもダメだった人はいますし、使えるお金や、買いに行ける環境も人それぞれ異なります。他人と自分は一緒だと考えないでほしいと思います。

WWD:現在は3万人以上の署名が集まっていますが、次はどうアプローチする?

石川:これからは世の中の空気を変えていかないといけないと感じています。現在、スーツが並ぶ売り場の女性用の靴コーナーには、パンプスしか置いていないことが多い。パンプスを履かなくてもいい企業もあると聞いていますが、売り場にはフラットな革靴が置いてない。カタログや着用モデルのビジュアルも、スカートのスーツにフラットの革靴を合わせているコーディネートはあまり見たことがありません。雑誌やファッション関係者から新しい提案があれば、そのイメージは変わるはず。初めは違和感があっても、見慣れればかわいいと思います。

WWD:売り場や雑誌からのスタイル提案が変われば、市場も変わる。

石川:そうですね。フォーマルのスーツ売り場にもフラットシューズのコーナーを作ってほしいですね。簡単ではないと思いますが、フォーマルな行事に履いていけるおしゃれなフラットシューズがあったらうれしい。それと同時にストッキングをはく習慣も変わってほしいですね。ストッキングをはくとパンプスの中で滑るので痛いですし、消耗も激しいからお金もかかります。

WWD:職場でも就職活動でも“皆がハイヒールを履いているから、自分も履かなければならない”と思い込みがちだ。

石川:はい。私の職場でも、先輩たちが規定のパンプスを履いていたので自分だけ守らないということはできませんでした。葬儀場は畳に上がったりと脱ぎ履きが多い仕事で、確かにパンプスは効率はよかったです。そういう意味ではローファーもよいと思いました。私が欲しかったのは、「アシックス(ASICS)」のスニーカー仕様の革靴。職場の男性が履いているのを見て、靴屋さんに探しに行ったけれど女性サイズは見つかりませんでした。ウェブで調べれば購入できるのかもしれませんが……。

WWD:日本の文化には、フォーマルな場では“楽をしない”という美学がある。

石川:ありますね。日本人の美学として、苦労や我慢は美しいという価値観があると思います。だから、「葬儀に失礼な格好で行くつもりなのか?」と誤解されがちなのですが、スニーカーを推奨している訳でも、ハイヒールを否定している訳でもありません。足元はフラットでも、髪の毛をまとめるなど、身だしなみ次第で相手を不快にさせないことは可能だと思います。

WWD:中には “「#KuToo」=パンプス反対運動”のように捉えている人もいますね。

石川:はい、そういう人もいます。嗜好としてのヒールシューズは全く否定していません。職場が指定する足元の選択肢にフラットシューズも入れてほしいというだけなんです。また“ヒールシューズを履いてはいけない”という風に受け取ってしまっている人もいました。皆と一緒じゃないと不安に思う人もいるから、同調圧力が生まれているのかもしれません。

WWD:「#KuToo」は労働環境の改善の一つ。

石川:そうです。それと同時に、男女で異なる履物が義務付けていること知ってほしい。「男性だって革靴を義務付けられている」と反論されることがありますが、革靴とパンプスは明らかに違うものです。説明をしても全然わかってもらえないから、論文も引用しました。パンプスの方がフラットな革靴よりも足への負担と労災リスクが高いという内容です。それでも、わかろうとしない人はいます。受け取りたいようにしか受け取れない、話を聞く気もないと感じます。

WWD:ちなみに石川さんが個人的に好きなシューズは?

石川:最近はスニーカーばかりで、「ニューバランス(NEW BALANCE)」をよく履いています。軽くて初めて履いたときとても感動しました。

フェミニズムは“かっこいい”ものになっていってほしい

WWD:自身の思いをツイッターで発信するのようになったのはいつから?

石川:私は2017年末に「#MeToo」のムーブメントが日本にも来たときに、自分のグラビアや女優の仕事での性接待について告発したんです。そこから、世の中には性差別が多いことに気がついて、フェミニズムを勉強し始めました。そうしてジェンダーや男女の差についての問題を考えることになり、ツイッターでもつぶやくようになりました。それはもうグチのように。

WWD:石川さんはツイッターでの批判的なコメントにも返事をしていて、一人で戦っている感じがあります。

石川:今もグラビアの仕事をやっていますが、すごくバカにされて、下に見られることが多いです。10年間ぐらい、掲示板や「アマゾン(AMAZON)」のレビュー、ツイッターにひどいことを書かれてきました。こういう仕事柄、言われてもしょうがないと思ってずっと黙っていましたが、すごくストレスがたまるし、自分自身がみっともないなって感じていました。ツイッター上では言い返せるから、言い返した方がまだましなんです。すごいムカつくこと言われたら、黙ってなんていられないと。それにやりとりをパフォーマンス的に見せているところもあります。きっと、そういう人たちもストレスがたまっているんだなって思うんですよね。

WWD:今後の目標はありますか?

石川:「#KuToo」の活動を通して厚労省に署名を提出したことで、政治っぽいイメージが付いたと言われることがあります。周りの人から「出馬するんですか?」と聞かれることがありますが、まさかそのような考えはありませんし、そう思われたことにびっくりしました。私はフェミニズムをもっとファッションの方からもアピールできたらと思っています。活動することと声を上げることが“かっこいい”こととして扱われるような社会になったらと。日本では、政治の話をしない人が多いけれど、日常的に気軽に話ができたら世の中は変わっていくはず。エンターテインメントの世界でも、フェミニズムについてもっと扱ってほしいです。

WWD:エンターテインメントでも、フェミニズムがテーマになることは少ない。

石川: 日本の映画でもフェミニズムがテーマになった作品がもっと増えたらいいと思います。アメリカの最高齢女性最高裁判事のドキュメンタリー映画「RBG 最強の85才」を見たのですが、彼女が国民的アイコンで、アイドル的な扱いを受けていることを知って、日本ではこういう人いないなと感じました。例えば、社会学者の上野千鶴子さんも日本でそのような存在であってもいいと思いました。

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くせ毛を扱いやすくする 花王の「エッセンシャル」から新ヘアケアブランド誕生

 花王は10月19日に、髪のくせやうねりにアプローチして扱いやすくする新ヘアケアブランド「エッセンシャル フラット(ESSENTIAL FLAT以下、フラット)」を発売する。オンラインショップでは8月5日から先行販売する。

 開発理由として花王は、日本人女性の多くが髪のくせやうねりに悩んでいることを挙げる。花王の調査によると、20~40代女性の中で「自分の髪に、くせ・うねりがある」と認識している人は84%、また「くせ・うねりを悩みとしてとらえている」という人は55%と、約2人に1人が悩んでいることが分かった。アイロンやヘアドライヤーなどの熱器具を駆使してスタイリングしても仕上がりへの不満は高く、「くせ・うねりが思ったように直せない」と回答した人は75%と多い。またそういった人たちからは、「毎朝、がんばっているけど、結局はうまくいかない」「くせがあって髪が広がるのでニット帽をかぶって寝ている」「雨の日だとうまくいかなくてイライラする」など、ヘアケアに対するストレスまでも感じている人も多いという。

 「フラット」は、独自の“ときほぐし成分 ”が髪内部に浸透。ドライヤーやアイロンの熱を加えることで髪内部を柔らかくして、扱いやすく、形づけやすくし、これまで時間のかかっていたスタイリング時間も短縮することができる。この“ときほぐし成分は、「メンテナンストリートメント」と「セラム」に配合されている。またくせ・うねりの悩みを持つ人は、“ゴワつき”を感じやすく、「メンテナンスシャンプー」には、ゴワつきの原因の一つである髪内部のカルシウムを洗浄する“ゴワつき除去成分(洗浄コハク酸)”を配合。ゴワつきの原因を除去し、指通りがよく扱いやすくする。

 ラインアップはシャンプーとトリートメントが各2種(モイスト&モイスト、ボリュームダウン)、アウトバストリートメントのセラムが1種。予定価格はシャンプーとトリートメントが1000円前後(税込)、セラム1350円前後(税込)となっている。

 また同時に、くせ髪分析とお手入れ方法を提供するLINE公式アカウント「フラット ヘアサロン」を開設。1.髪の長さ、2.気になる部位、3.部位の状態の3つを選択すると、8296通りのくせパターンの中から自分のくせが分かる。分析結果はさらに8タイプに分類され、各タイプに合ったお手入れ方法を提案してくれる。商品だけでなく、お手入れ方法も提案することで、くせ・うねり髪に悩む人をサポートし、生活に豊かな時間をもたらす。ヘアケアから“ヘアライフマインド向上”をテーマに、ユーザーのマインドや生活の向上を目指す。

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長距離移動が多くなる夏休み☀️ フランスのスタートアップ が開発した乗り物酔い防止のメガネ はいかがですか😊🚗🇫🇷 車酔いを抑えるメガネは本当に効果あるの?【動画】 | ギズモード・ジャパン by

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伊眼鏡「ポリス」がルイス・ハミルトンとのカプセルコレクション発売

 イタリアの大手眼鏡企業デリーゴ(DERIGO)は、ライフスタイルブランド「ポリス(POLICE)」とレーシングドライバーのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)とのパートナーシップによるカプセルコレクションを発売する。デリーゴは先ごろ、ハミルトンが所属するメルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ(MERCEDES-AMG PETRONAS MOTORSPORT)とスポンサーシップ契約を締結しており、眼鏡コレクション発売は同プロジェクトの一環。ハミルトンのパンサーロゴと「ポリス」のロゴがカスタマイズされたデザインが特徴だ。7月12日にECサイト「ユークス(YOOX)」でサングラス3モデルを先行発売し、14日にイギリスグランプリが行われるシルバーストン・サーキットで披露する。そして9月にサングラス7モデル、眼鏡フレーム3モデル(クリップオンタイプ含む)の全10モデルを世界で発売。日本では東京・渋谷のファイヤー通りの路面店で販売される予定だが発売日は未定。

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【ベンチャー・リンク物語・外伝】「外食のリクルート」で、私が学んだ3つのスキル

 おはようございますっ!「汗を流すコンサルタント」こと白岩大樹ですっ!千葉哲幸さんが書いた「ベンチャー・リンク(VL)物語」、興味深く読ませていただきました。実は私もVL出身者でして、その頃の話を少しさせていただければと、思います。
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「デザイナーになろうと思ったことはない」 by NIGO(R)

NIGO(R)「A BATHING APE(R)」プロデューサー(当時)

 デザイナーになろうと思ったことはない。僕が得意なのはディレクション。振り屋。ヒップホップの影響が大きいから、サンプリング手法と同じで、壊さず、そこに新しいものをつけて出す。(Vol.1164 2002年11月18日)

The WORDS
ファッション業界人の残した名言を日々の糧に。デザイナーやバイヤー、社長、編集長らの心に響く言葉をお届け。

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