環境問題とチャレンジスピリットを継承 南極犬ぞり横断出発の日にゴールドウインなどがプロジェクトを始動

 ゴールドウイン、日本ゴア、DACホールディングスは、南極犬ぞり横断30周年記念として、環境と平和の大切さ、チャレンジスピリットの重要性をつなぐプロジェクト「シンク サウス フォー ザ ネクスト(THINK SOUTH FOR THE NEXT)」を7月27日に開始する。初年度は2020年3月3日まで。

 30年前の7月27日は、舟津圭三をはじめとする各国の6人の冒険家が世界で初めて南極犬ぞり横断へと出発した日。同プロジェクトは当時彼らが南極で目の当たりにした環境問題にあらためて注目し、次世代へ継承することを目的とするものだ。

 11月には冒険家6人が日本に集まりイベントを実施する。11月4日に北海道仁木町で講演会、10日に東京国際フォーラムでシンポジウム、11日に都内公立中学校で特別授業を開催するほか、シンポジウムでは南極大陸横断を追ったドキュメンタリー映画「トランス アトランティカ エクスペディション(Trans-Antarctica Expedition)」を日本初上映する。

 プロジェクトを後援している国立極地研究所の白石和行名誉教授は、「地球温暖化の影響で、30年後の現在では彼らが犬ぞりで走ったラーセンB棚氷も消滅している」と警鐘を鳴らす。南極地域は平和的利用や科学調査などを定めた“南極条約”に守られているが、「気候変動の波にはあらがえない。地球上で起こる気候変動の現象はまず極地で発生するといわれている」と語る。

 同ブロジェクトでは、当時冒険家たちが発信した環境と平和を訴えるメッセージ“THINK SOUTH”を掲げ、現状をより多くの人に発信して、環境問題とそれに対するアクションについて考える機会を広めていく。

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“場所としてのレジ”が必要なキャッシュレスとは? ファッションフリークOL「WWDジャパン」最新号につぶやく

 1992年生まれのファッションフリーク女子が、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。渋谷のファッションベンチャーに勤める等身大OL、Azuのリアルな目線を生かした「このニュースからはコレが見える」という切り口で、様々な記事につぶやきを添えます。

今日のニュース「FASHION PATROL ジュンの縁日」

読み解きポイント:「キャッシュレス≠レジなし店舗」

ニュースのポイント

 7月12〜14日の3日間、東京・恵比寿のエビス303でコト消費型イベント「ジュンの縁日」が開催された。会場に設置された屋台にはグループ内の各ブランドの限定品・先行販売品などが並んだほか、お笑いライブ、フルーツボールすくいなど本物の縁日さながらの演出に。ジュンの本気の“3F”(ファッション・フード・フィットネス)を五感で体感できるイベントとなった。

AZUはこう読む!

 「ジュンの縁日」、私も遊びに行ってきました!お目当ては「ハーゲンダッツ(HAAGEN-DAZS)」と「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」の可愛いコラボTシャツ……ではなく、「キャッシュレス決済」を体験すること。ITベンチャーに勤める身として「キャッシュレス」「QRコード決済」といったワードには敏感なので、見逃せませんでした。

 みなさん、キャッシュレス決済と言って思い浮かぶのは何でしょうか?今は「◯◯ペイ」が乱立する戦国時代と化しているので、「QRコード」が頭によぎると思います。しかし以前、自社で「レジなし」ポップアップストアを開催した時は、QRコードへの反応が若干鈍かったのが実際……(笑)。「商品にQRコードをつける→スキャンしてもらう→ECに誘導→後日配送」という購買体験を設計したのですが、QRコードを見ても「で、どうすれば良いの?」という反応が多く、「QRコードの購買行動を想起させる力は、まだまだ弱いのだな」と感じました。一方、中国人観光客は説明しなくても読み取っていました。

 「ジュンの縁日」はというと、レジでの決済に近いカジュアルなキャッシュレス決済だったので、一般客にも馴染みやすかったのではないでしょうか。商品購入は何箇所かある決済スポット(レジ的な場所)で行うことができ、「キャッシュレス決済(交通系やアプリ系など各種ペイ対応)→商品引換券をもらう→ブランドのブースで商品と引き換え」という流れです。商品のQRコードからその場で決済ができたりECに誘導したりするわけではなく、あくまで「レジ的な場所でキャッシュレス決済をしてから」商品を受け取りに行くスタイル。なので、“レジはあるけどキャッシュレス”という感じです。

 キャッシュレス決済が普及している中国では「スマホtoスマホ」の送金が当たり前なので、極論レジすらいらないのですが、日本のように徐々にキャッシュレスに取り組むなら「場所としてのレジ」という概念がまだまだ欠かせません。だからレジ的な場所があった「ジュンの縁日」は、ユーザーに優しい設計だったのだなと思います。IT畑にいると「便利さを追求した結果、小難しくなってユーザーは置いてけぼり」という沼にハマりがちなので、次回は「ジュンの縁日」を見習って、手を差し伸べるような動線設計をしなければと反省しています……(笑)。

Azu Satoh : 1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションベンチャー企業スタイラーに参画。現在はデジタルマーケティング担当としてSNS運用などを行う。越境レディのためのSNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。趣味は、東京の可愛い若手ブランドを勝手に広めること。ご意見等はSNSまでお願いします。Twitter : @azunne

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「フジロック’19」が開幕! 十人十色のフェススタイルをお届け

 国内最大級の野外音楽フェス「フジロックフェスティバル’19(FUJI ROCK FESTIVAL’19)」が7月26日、新潟県湯沢町苗場スキー場で開幕した。21年目となる今年は28日までの3日間開催で、国内外から総勢200組を超えるアーティストがライブやDJを披露する。初日の今日は、5回目のヘッドライナーとなった英テクノユニットのケミカル・ブラザーズ(The Chemical Brothers)をはじめ、昨年10年ぶりに復活した細美武士率いる邦ロックバンドELLEGARDENや豪サイケロックバンドのキング・ギザード&ザ・リザード・ウィザード(King Gizzard & The Lizard Wizard)、田島貴男のORIGINAL LOVEらが出演した。

 夕方までは時折雨がぱらつくものの過ごしやすい天候だったが、18時以降からは打ちつけるような雨が来場者を襲うあいにくの天候だった。しかし、天候が不安定なことで知られる「フジロック」だけあり、来場者の多くは悪天候を見込んだ装いで参戦。今年はマウンテンパーカなどの本格的な防水アウターよりも、着脱が容易なポンチョを支持する来場者が多い。

 また、例年「フジロック」ではバンドTシャツをはじめとしたアーティストグッズを着用する来場者を見ることが他フェスに比べて少ない印象だが、今年はELLEGARDENの影響からかバンドTシャツの着用者が目立っていた。

 2日目の明日は、ヘッドライナーにポップ界の女王シーア(SIA)を迎え、DJでプロデューサーのマーティン・ギャリックス(Martin Garrix)やR&B界の新星ダニエル・シーザー(Daniel Caesar)、ASIAN KUNG-FU GENERATION、銀杏BOYZ、アンノウン・モータル・オーケストラ(Unknown Mortal Orchestra)ら90組近いアーティストが出演する。

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ファッションユーチューバーのなかむがセレクト出店 “服好きが集まる場”を提供

 ファッションユーチューバーのなかむは7月27日、東京・西麻布にセレクトショップ「リュー(LIEU)」をオープンする。営業時間は13~20時。 “服好きが集まる場”をコンセプトに、なかむ本人が内装をデザインした。一部のアイテムを販売する洋館風のエリアと、交流スペースとして設けた和室のエリアからなるフロア、メインの売り場のフロア、そして屋上の計3フロアで構成し、店舗面積は合計約100平方メートル。屋上はイベントなどで使用する予定だ。27、28日はなかむ本人も開店中店頭に立ち、接客する。

 セレクトするブランドは「ダイリク(DAIRIKU)」や「ポートヴェル(PORTVEL)」「ランディー(RANDY)」「ユウキハシモト(YUKI HASHIMOTO)」「コウタグシケン(KOTA GUSHIKEN)」「ソウシオオツキ(SOSHI OTSUKI)」「バージスブルック(BASISBROEK)」、「エムエーエスユー(MASU)」「マサオシミズ(MASAO SHIMIZU)」「バッグジャック(BAGJACK)」「エドロバートジャドソン(ED ROBERT JUDSON)」「ヌンク(NUNC)」に、なかむが手掛けるアクセサリーブランド「6:4(ブラス)」を加えた計13ブランド。セレクトの基準について「自分がいいと思ったことはもちろん、『リュー』に来てもらう意味を考え、一般的なセレクトショップではなかなか手に入らないブランドを中心にそろえた」となかむは説明する。同店の別注アイテムも作ったというドイツ発の「バッグジャック」を除き、ほかは全て国内ブランドだが、「今後はインポートブランドも入れていく予定。オープンのタイミングでは、自分が日本人ということもあり、日本のブランドを中心にそろえた。また、現状はメンズブランドが中心だが、ウィメンズも少しずつ入れるつもりだ」と語る。

 「リュー」の特徴は、商品を1つも置いていない和室エリアだ。来店者がエリア内でショップスタッフや他の来店者と交流したり、くつろいだりすることができるよう設けたという。「自分自身がユーチューバーとして、ネットで動画を配信していることもあり、周りからはECで販売した方がいいのではないかと言われていた。そんな中でリアル店舗を作るとしたら、ただ商品を買うだけでなく、店でしかできない体験を作りたかった」。

 なかむは2017年11月からユーチューブでの動画配信をスタート。当時は代官山にあるブランド古着店「ブローチ(BROOCH)」のスタッフとして働きつつ、ユーチューブでの活動を行っていたが、19年5月に独立し、企業としてリューを設立。今回のショップオープンに至る。「今回のショップオープンで満足しているわけではなく、今後は『リュー』の多店舗展開、もしくはほかのコンセプトショップの出店などで企業として拡大していくつもりだ。個人としては、少し前にヨウジヤマモト社のEC専業ブランド『サイト(S’YTE)』とコラボレーションしたこともあったが、よりファッションで影響力がある人物になりたい。そのためのツールの1つとして、ユーチューブがある」。

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三越伊勢丹がヤフーと協業 ビッグデータとAIで見えないニーズを商品化

 三越伊勢丹はヤフーと協業し、ビッグデータとAI(人工知能)を活用して開発した商品を販売する。子育て中の小柄な女性向けに、ロングスカートをSPAブランド「アームインアーム(ARM IN ARM)」から9月下旬に発売する。

 「アームインアーム」は、20代後半~30代の女性をターゲットに、顧客の声を反映したアイテムを値ごろに提供するEC限定のSPAブランド。同商品の開発にあたっては、ヤフーが提供する検索エンジン「ヤフー!検索」の検索キーワードや、お悩み掲示板「ヤフー!知恵袋」の書き込みといったビッグデータを、AIの深層学習や自然言語処理により解析。小柄な子育て女性は、ロングスカートを着たいものの、既製品では特有の悩みを解決できていないことを突き止めた。そこで「自宅で洗える素材」「抱っこひもと合わせやすいポケットの高さ」などの仕様を盛り込むとともに、子育て中の女性を集めて座談会を実施し、小柄な女性でもバランス良く着用できるボタンの色や丈などの意見を反映した。

 今回の商品開発は、ヤフーのポータルサイト「ヤフー!ジャパン」が10月から提供を開始する、企業間のビッグデータ連携による法人向けデータソリューションサービス「データフォレスト(DATA FOREST)」の実証実験として実施する。ヤフーと提携企業の両者のビッグデータを活用してや新サービスの開発や既存のサービスの改善に役立てるという。

 両社は、「本商品の反響を踏まえながら、今後もビッグデータを用いたアパレル商品のさらなる開発、ファッションとテクノロジーを掛け合わせた『ファッションテック』の推進に挑戦していく」としている。

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「ミズノ」屈指の人気シューズ“スカイメダル”がオリジナルカラーで復刻

 「ミズノ(MIZUNO)」は7月27日、1990年に発売されたランニングシューズ“スカイメダル(SKY MEDAL)”のオリジナルカラーを復刻発売する。

 “スカイメダル”は、1980〜90年代にかけて「ミズノ」から発売されていたランニングシューズシリーズ“メダル”を象徴するモデルで、“トランスタブ(TRANSTAB)”と呼ばれるボリューミーなソールが特徴。2018年からスタートした国内外のブランドやセレクトショップとコラボレーションするスニーカープロジェクト「カゾク(KAZOKU)」では、たびたびコラボスニーカーのベースとして採用されるなど「ミズノ」屈指の人気モデルだ。

 今回の復刻では“トランスタブ”をアップデートし、クッション性などを向上。一体となったシュータンと履き口は、足全体を包み込む形状の独自システム、インターナルソックフィットを採用し、靴擦れなどを防止する。

 ホワイト × ブルー ×レッドとホワイト × ブルー × ブラックの90年代らしいレトロでスポーディーナな2色展開で、価格は1万2500円。アトモス(atmos)やミタスニーカーズ(mita sneakers)、スタイルス(STYLES)などで取り扱う。

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「日高屋」は、しぶとい。その理由は?

 外食は、一部を除き、大手から中小まで、とても厳しい時代には入りました。既存店が取れず、コストアップがするばかり。そんな中、個人的には「日高屋」の「しぶとさ」が気になるのです。「とおやまニャース」です。
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ミキモトで「クラフツマンの感性」展 約10000個の真珠やジュエリーの数々を展示し制作の裏側を公開

 ミキモトは7月26日~9月2日、東京・銀座ミキモト銀座4丁目本店7階ミキモトホールで「ザ アイズ アンド ハンズ(THE EYES AND HANDS)-クラフツマンの感性」展を開催する。会場に一歩足を踏み込むとジュエリーが封じ込められた透明な球体がぶら下がった幻想的な空間が広がっている。ジュエリーデザイナーやクラフツマン、真珠の選別を行うコーナーがあり、「ミキモト(MIKIMOTO)」のジュエリー制作の過程と職人技に触れることができる。また、彼らの手仕事を支えるツールをはじめ、繊細なデザイン画、繊細な手仕事が反映されたハイジュエリー8点も展示。会場入り口のカードを展示テーブルに置くと、ムービーが再現され、クラフツマンの目線や手元をリアルに体験できるようになっている。

 また、8月7日、14日、20日の午後2時からと4時から、クラフツマンのジュエリーデザイナーによる実演を行う。8月9日夜にはジュエリージャーナリストの本間恵子と「ミキモト」のジュエリーデザイナーによるトークイベントを開催。トークイベントの定員は30名で、ウェブの専用フォームから申し込むことができる。

■THE EYES AND HANDS-クラフツマンの感性
日程:7月26日~9月2日
場所:ミキモト銀座4丁目本店 7階ミキモトホール
時間:11時~19時(最終入場は18時45分まで)
※8月21日は休館、8月30日は14時から開場
入場料:無料

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「ポパイ」編集長交代 松原編集長は「コロカル」部長代理に、後任は町田「ブルータス」副編集長

 マガジンハウスは7月26日付の新人事を発表した。松原亨「ポパイ(POPEYE)」編集長はWEBマガジン「コロカル(COLOCAL)」事業部の部長代理に就任する。「ポパイ」編集長には町田雄二「ブルータス(BRUTUS)」副編集長が昇格する。

 松原前編集長は、オールラウンダーでデジタル戦略室室長など幅広い経験を持つことから、今回の人事が決定した。松原前編集長は木下孝浩「ポパイ」元編集長の後任として2018年1月24日から同職を務めていた。

 「ポパイ」副編集長には青山洋行「ポパイ」編集部キャップと米山正樹「ポパイ」編集部キャップが就任し、雑誌の若返りを図る。松原編集長による「ポパイ」の売れ行きは本誌、広告とも好調だったためリニューアルは予定していないという。

 そのほか石渡健文取締役兼第一編集局局長兼デジタル戦略局局長はデジタル戦略室室長を兼任する。古谷昭弘 「ポパイ」副編集長は「ブルータス」副編集長を、齋藤和義「ポパイ」副編集長は「ブルータス」編集部キャップを務める。

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三陽商会の「ギンザ・タイムレス・エイト」が9月6日にグランドオープン

 三陽商会は三陽銀座タワーをフルリニュアールし、クラフツマンシップとおもてなしをコンセプトに掲げたフラグシップストア「ギンザ・タイムレス・エイト(GINZA TIMELESS 8)」(東京都中央区銀座8-8-9)を9月6日にグランドオープンする。約2989平方メートル(地下1〜9階)の売り場面積では、「ブルーレーベル(BLUE LABEL)」「サンヨーコート(SANYO COAT)」、同社初となるパーソナルオーダースーツ専門ブランド「ストーリー アンド ザ スタディ(STORY & THE STUDY)」を含む全10ブランドを展開する。

 同社は昨年から“ジャパン・プレミアム・ファッションカンパニー”を目指した成長戦略の一つとして直営店強化を掲げており、その象徴的ショップとしてリニューアルを実施したという。

 1階エントランスにはクラフツマンシップを体感できるスペースとして、シーズン毎に異なるテーマのイベントを開催するポップアップスペースを設ける。完全限定の受注販売やデザイナーのトークショーなどを通して、同社のモノ作りへのこだわりを発信していく。第1回目は、「サンヨー エンジン(SANYO ENJIN)」が“技術者が着たいこだわりの1着”をテーマに受注販売会を開催。商品のデザインツールから製品化までの過程を実演で紹介する。

 最上階の9階には、日本のおもてなしを提供する「タイムレスラウンジ(TIMELESS LOUNGE)」を設け、おもてなし研修を受けたスタッフが国内海外問わず顧客の買い物体験をサポートする。

9階 タイムレス ラウンジ(TIMELESS LOUNGE)

8階 ポール・スチュアート(PAUL STUART)

7階 サンヨーコート(SANYO COAT)、三陽山長

6階 ストーリー アンド ザ スタディー(STORY & THE STUDY)、SANYOリペアサポート

5階 エス エッセンシャルズ(S.ESSENTIALS)、アポリス(APOLIS)

4階 エポカ ザ ショップ(EPOCA THE SHOP)

3階 ブラックレーベル・クレストブリッジ / メンズフロア(BLACK LABEL CRESTBRIDGE)

2階 ブラックレーベル・クレストブリッジ / ウィメンズフロア(BLACK LABEL CRESTBRIDGE)

1階 イベントスペース

地下1階 ラブレス(LOVELESS)

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週末お出掛けスポット 隈研吾 × サカナクション山口一郎 × 森永邦彦「アンリアレイジ」デザイナーの企画展などアート5選

 週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週は、隈研吾 × サカナクション山口一郎 × 森永邦彦「アンリアレイジ(ANREALAGE)」デザイナーの企画展やデザインの新たな一面を虫から学ぶ展覧会など5つをラインアップ。また、「WWD JAPAN.com」の過去記事の中から今週末(7月27、28日)に開催されるイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。

【アートスポット5選】

【開催中イベント】

阪急うめだ本店で韓国ファッションの催事 デザイナーらの来店イベントも

アーティストのジェームス・ジャービスが4年ぶりの新作展を開催

「リーボック」が「レブロン」とフィットネス女子応援キャンペーンを実施

眼鏡「フォーナインズ」がフォトコンテスト開催 テーマは“アクティブな夏”

「ブルガリ」と「ドン ペリニヨン」のマリアージュ ブルガリ銀座タワーの最上階に

「リモワ」がストリート誌と企画展 過去のアーカイブからアーティストの作品まで

「MCM」がサステナをテーマに展示会開催 未使用バッグをドレスにアップサイクル

松屋銀座が「美しくなるビアガーデン」開催 今年もクロスフィットトレーナーAYAとコラボ

【開催中ポップアップ】

東京五輪まで1年 オフィシャルタイムキーパー「オメガ」が大丸東京にポップアップ

「アニヤ・ハインドマーチ」の新パーソナライズサービス 伊勢丹でポップアップストア

「フィラ」が冒険心をかきたてる新コレクション“フィラ エクスプロア”を発表

伊デニムブランド「リプレイ」が「バーニーズ」でポップアップ 槙野智章選手が来店

「ファセッタズム」が藤原ヒロシのザ・コンビニ&コカ・コーラとのトリプルコラボアイテム発売

西武池袋本店が水着センター開設 街中でも着られるドレス水着など発売

「ルイ・ヴィトン」がドーバー銀座でメンズのポップアップ 限定品やフューチュラの作品展示も

コンセプトショップ、ライラ トウキョウがECサイト開設を記念して「メゾン マルタン マルジェラ」のアーカイブピース200点を販売

ラブレス青山で古着のラグタグがポップアップ 佐々木拓真選りすぐりのビンテージウエアを販売

ビートたけしプロデュースの「キタノブルー」が初ポップアップストアをオープン

ハヤカワ五味が生理用品セレクトの期間限定ショップ 自由でおしゃれな選択肢を提案

伊勢丹の今夏の浴衣展開がスタート 西内まりやとのコラボ品と販促ムービーで多様な着用シーン喚起

眼鏡ブランド「アヤメ」が263日間のポップアップストア 直営店オープンの布石

オーガニックブランド「ラ・ブルケット」が関西で初のポップアップストア

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アメックスが新感覚のサプリストアを表参道に期間限定オープン その日の気分に合った“ムードドリンク”を調合

 「アメリカン・エキスプレス(AMERICAN EXPRESS)」が、新感覚のサプリメントストア「アメックス・サマー・サプリ(AMEX SUMMER SUPLI)」を8月12日まで東京・表参道のSO-CAL LINK GALLERYでオープン中だ。「アメックス・サマー・サプリ」は、“その日のムード”を診断して調合された6種類のオリジナルのドリンクと、そのときのムードにおすすめの音楽、そして表参道の街歩きに役立つタウンガイドをオリジナルカプセルに入れて提供するというもの。夏の表参道に集う、仕事やプライベートで過ごす時間を充実させたいと思う人たちのお出かけをオリジナルの“サプリ”でバックアップする。

 店内に入って10問の簡単なアンケートに答えると、ムードコンシェルジュが客の“今日のムード”を診断。その結果からムードに合ったオリジナルのドリンクと音楽、おすすめのスポットを提供する。診断されるムードは“エキサイティング(豪快・合理主義)”“ノスタルジック(マイペース・頑固)”“ミステリアス(直感・ひらめき)”“ロマンチック(優しい・おっとり)”“アーバン(アクティブ・ポジティブ)”“チルアウト(ポーカーフェイス・平和主義)”の6種類。調製されたオリジナルドリンクは、ブルーベリーヨーグルト×スパイス、ほうじ茶ミルクティー×杏仁豆腐、甘酒×ジンジャーゼリーなどユニークでヘルシーな組み合わせだ。

 また音楽は、モーリー・ロバートソン(Morley Robertson)やm-floの☆Taku Takahashiらが、インターネットラジオ局のBlock FMで番組を持つDJ6人とコラボレートし、ムードに合わせてミックスしたプレーリストにアクセス可能なQRコードを提供する。

 グローバルなシティーガイドメディア「タイムアウト東京(Time Out Tokyo)」とのコラボレーションで制作した表参道のタウンガイドは、定番スポットはもちろん、あまり知られていない最新スポットや穴場スポットが紹介されている。

 料金はドリンク代の600円で、音楽とタウンガイドがついている。「アメリカン・エキスプレス」のカード会員向けの特典としてドリンク代の割引サービスがあり、交通系ICカードのように、クイックに支払えるタッチ決済による支払も可能だ。

 クレジットカードでおなじみの「アメリカン・エキスプレス」は、1850年にアメリカで創業されたグローバル・サービス・カンパニー。世界140カ国に拠点があり、日本には1917年に進出し、100年以上も事業を継続している。今回のイベント開催により、プライベートや仕事を充実させることに対して意識や感度の高い若年層に「アメリカン・エキスプレス」の認知度を高める狙いがある。

■AMEX SUMMER SUPPLI
日程:8月12日まで
時間:11:00〜19:00(最終受付18:30)
会場:SO-CAL LINK GALLERY
住所:東京都渋谷区神宮前4-9-8
料金:600円(1ドリンクの代金。音楽とタウンガイド付き)
*「アメリカン・エキスプレス」カード会員は500円

問い合わせ先
アメリカン・エキスプレス
03-3220-6000

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「ソニア リキエル」、身売り先がなく清算へ 店舗も即日閉店

 フランス商事裁判所は7月25日、経営不振のため4月30日から管財人の管理下に置かれていたソニア リキエル(SONIA RYKIEL)の清算を決定した。同社の親会社が買い手や提携先を探していたが、同裁判所が定めた期限までに見つからなかった。

 「ソニア リキエル」はパリのサンジェルマン通りにある歴史的建造物の旗艦店を含め、フランス国内を中心に10の直営店を構えているが、清算に伴って即日閉店された。ニューヨーク、ロンドン、ブリュッセル、ルクセンブルグの店舗は既に閉店されている。卸先は世界に200カ所程度あり、中国語圏で10店舗を抱える中国の有力百貨店レーン クロフォード(LANE CRAWFORD)や大手ファッションECサイトの「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」と提携している。

 1968年に創業したソニア リキエルは、ボーダー柄やスパンコールをあしらったカラフルなニットが人気だった。長らく家族で経営していたが、2012年に香港の投資会社ファースト ヘリテージ ブランズ(FIRST HERITAGE BRANDS、旧ファン・ブランズ)に株式の80%を売却。その後、16年に創業デザイナーのソニア・リキエル氏が死去したことも業績不振に拍車をかけた。情報筋によると同社の18年の売上高は3500万ユーロ(約42億円)だったが、それに対して2000万ユーロ(約24億円)の損失を出した上に、50周年を祝うイベントに1000万ユーロ(約12億円)を支出したという。

 ファースト ヘリテージ ブランズは、「ニットの女王」と呼ばれたソニアの名声や高いブランド認知度を元に買い手を探したものの、うまくいかなかった。買い手候補としては、エマニュエル・ディモズ(Emmanuel Diemoz)元バルマン(BALMAN)最高経営責任者が率いるグループと、フランスの富豪一族が有力視されていたが、前者は店舗の賃料引き下げなどを条件としていたこと、後者は財務計画に実現性がないことなどの理由で成立には至らなかった。

 ラグジュアリー業界を専門とするM&Aコンサルタント会社オルテリ・アンド・コー(ORTELLI AND CO.)のマリオ・オルテリ(Mario Ortelli)=マネジング・パートナーは、「現在最も活発な消費者層の一つであるアジアのミレニアル世代に好まれないと、事業を継続するのはなかなか難しいだろう」と語る。ソニア リキエルを擁するファースト ヘリテージ ブランズの親会社は香港の大手商社リー&フォン(LI & FUNG)だが、それでも中国市場で成功するのは難しいようだ。

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」を擁するLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)、そして「グッチ(GUCCI)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」を擁するケリング(KERING)などのラグジュアリー大手は、その資金力を武器に世界各国の一等地に店舗を構え、華やかな広告を打ってブランド力を高めることで消費者の関心を引き付けている。LVMHやケリングの業績は19年も好調だが、ソニア リキエルの清算は、より小規模なファッションブランドが置かれている苦境を浮き彫りにしたといえるだろう。

 なお、オンワード樫山がライセンスで手掛けるブランド「ソニア・リキエル コレクション(SONIA RYKIEL COLLECTION)」は、18-19年秋冬で終了している。また17年にソニア リキエル ジャポンが設立されているが、19年7月末でクローズする。

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キアラ・フェラーニに直撃 インフルエンサーの未来とは!?

 インフルエンサーのキアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)がアンバサダーを務めるファインジュエラー「ポメラート(POMELLATO)」の銀座旗艦店オープンのために来日した。フェラーニは世界的な影響力を持つインフルエンサーとしてトップを走り続けている。今回は家族で来日し、12日間滞在した。ポメラート銀座ブティックのイベントのほか、さまざまな仕事もこなしつつ観光やショッピングを楽しんだ。フェラーニにインフルエンサーの将来やトップでいられる理由などについて聞いた。

WWD:あなたのようなインフルエンサーになりたい若い人に対するアドバイスは?

キアラ・フェラーニ(以下、フェラーニ):自分の本能を信用すること。そして、常にポジティブな人や自分のことを信じてくれる人と一緒にいること。とにかく自分がやりたいことがあったら迷わず実行に移すことね。

WWD:この10年で確立されたインフルエンサーは今後どのように変化していくと思うか?

フェラーニ:中には消えていく人もいるだろうけど、もっとたくさんできることがあるはず。ウェブサイトを立ち上げたり、起業したり、テレビのプレゼンターとしてエンターテインメント業界で活躍したり。自分が心からやりたいことをやればいいだけ。

WWD:なぜトップのインフルエンサーであり続けられるのか?

フェラーニ:ファッション業界で活動するようになって今年10月で10年になるけど、今まで、私一人で常に何か新しいこと、他の人とは違うことをしてきたつもり。そして、常にそれらから学んできた。トップを走り続けられるのは成功に満足しないから。だから私は常に一歩先を行くために、超多忙な日々を送っているわ。

WWD:「ポメラート」の一番の魅力は?

フェラーニ:ミラノ発のブランドで私を含むイタリア女性に愛されている点ね。「ポメラート」は女性が自分のために買うジュエリーよ。ジュエリーを自分で買うって、すごく独立していると思う。

WWD:「ポメラート」のブランドアンバサダーとして重視していることは?

フェラーニ:アンバサダーになれて光栄よ。私自身がキャリアもプライベートも自分自身で切り開くモダンな女性の一人だと思っている。私はポメラート・ウーマンよ。

WWD:「ポメラート」と自身のブランドのコラボレーションの可能性は?あるとしたら、自分でデザインするか?

フェラーニ:お気に入りのブランドの一つ「ポメラート」でカプセル・コレクションを作ってみたいわ。もちろんインスピレーション源はたくさんあるから、自分でデザインするし、全過程に関わりたい。

WWD:経営者、アンバサダー、インフルエンサー、妻、母とさまざまな顔があるが、どうやってプライベートを確保しているか?

フェラーニ:ビジネスとプライベートのバランスをとるためには段取りが重要。私自身が段取り魔でいろいろなことに携わるし、会社のチームやプライベートのスタッフにも助けられている。とにかく何事にも集中することが大切ね。

WWD:新たなプロジェクトの予定は?

フェラーニ:この秋に私のドキュメンタリー映画ができるわ。私の生い立ちから起業までの道のりやどのようにSNSがラグジュアリー市場を変えたかなどが描かれている。イタリア人の女性監督とは気が合った。

WWD:今回の来日では何が楽しかったか?

フェラーニ:いろんなところに行って日本の文化に触れたわ。明治神宮やチームラボの展覧会にも行ったし、“セーラームーン”のコスチュームを着たり、ショッピングも楽しんだ。キモノやお守りも買ったし、日本にはすばらしいビンテージバッグがあるから、たくさん買った。夫(ミュージシャンのフェデス FEDEZ)は、ストリートウエアを買いこんでいたわ。

【エディターズ・チェック】
モデル並みのルックスのキアラ・フェラーニですが、彼女は時代を象徴する起業家でありビジネスウーマン。自身の直感を信じ、それを行動に移してビジネスにしている頭脳明晰で行動力のある女性という印象でした。仕事やプライベートでチームがいるが自己管理もちゃんとする。英語も堪能で自分の意見をしっかりと述べるし、ファンサービスもばっちりです。「ディオール」など多くのラグジュアリーブランドをクライアントに持つ彼女ですが、こびは売らず自分自身の考えでクライアントの要望に応える。日本で購入したものもビンテージのバッグや明治神宮のお守りと、庶民的で好印象でした。彼女がこれからどのように新たなステージを切り開いていくのか楽しみです。

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「アンダーソン アンダーソン」がブランド1号店のオープニングスタッフを募集

 マッシュスタイルラボは、アンダーウエアブランド「アンダーソン アンダーソン(UNDERSON UNDERSON)」の販売スタッフを募集する。今夏オープンするブランド1号店のオープニングスタッフとして、接客・販売、商品管理、ディスプレーなどを担当する。接客では、商品を手にとってもらうよう促しながら、アイテムのこだわりを伝える。

 同ブランドは2019年夏にデビューする新ブランド。日本の伝統工芸品である和紙を特許技術で紡いだ素材“ワシ ファブリック(WASHI FABRIC)”を使用しているのが特徴だ。和紙の持つ吸水・速乾性や消臭性、伸縮性といった優れた機能を備えたアンダーウエアや肌着、ホームケアグッズなどをそろえる。

募集職種
販売スタッフ

応募条件
接客・販売の実務経験者(業界不問)
学歴不問
※第二新卒、百貨店での接客・販売経験者歓迎

勤務地
ニュウマン新宿店(8月下旬オープン予定)
※オープンに合わせて入社していただく予定。早めの入社を希望の方は都内の既存店(マッシュスタイルラボが持つ別ブランド)で研修可能

雇用形態
正社員・契約社員
※雇用形態の選択可能
※試用期間3〜6カ月あり(給与・待遇に変動なし)

勤務時間
シフト制(実働7.5時間+休憩1.5時間)
※残業は月に20時間以内

シフト例
早番/10:30~19:30
中番/11:30~20:30
遅番/12:30~21:30

休日休暇
シフト制 / 月8日
有給休暇(取得率90%以上)
特別休暇
産前産後休暇・育児休暇(取得・復職実績あり。女性管理職も多数在籍)
子どもの看護休暇
上半期・下半期休日 / 年8日※正社員のみ
ウェルネス休暇 / 年4日※正社員のみ

給与
月給19万200円以上
※経験や能力に応じて加給・優遇
※上記給与に20時間分の固定残業手当(2万4700円以上)含む。超過分は別途支給
※インセンティブ制度あり(1カ月 / 半期)

福利厚生・待遇
昇給年1回
通勤費手当(全額支給)
インセンティブ制度(1カ月 / 半期)
各種社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
制服制度
社員割引(ファッション・コスメ・フード含むマッシュグループ全ブランド対象)
役職手当
本社にヨガスタジオ&ジム完備(無料で利用可能)
資格手当(取得資格に応じて毎月手当を支給)
資格取得支援制度(色彩検定やTOEICなど)
プレミアムフライデー(早退)制度(月1回 )

応募期限
2019年8月7日まで

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花王傘下「モルトンブラウン」が香水ブランド確立で新コレクション

 花王傘下で高級化粧品を展開する英国ブランド「モルトンブラウン(MOLTON BROWN)」は7月25日、本格的な香水コレクションの始動と新グローバル戦略を発表した。

 同ブランドは2025年に向けた中期戦略の中で、バス&ボディーケアのブランドイメージから本格的な香水ブランドへの転換を図っており、今回のコレクションはその布石であり、「過去10年で最も大きなローンチ」(マーク・ジョンソン(Mark Johnson)=モルトンブラウン グローバルプレジデント)と語る。

 新コレクションは、オードパルファン12種(各100mL、各2万円)とオードトワレ全15種(各15mL、各1万円)をそろえ、9月18日に発売する。オードパルファンはブランドで初の製品となる。コンセプトに“MADE BY INDIVISUALS, FOR INDIVISUALS”を据えて、ブランド主導ではない調香師による自由な創造を重視し、個々の調香師のバックグラウンドを伝えることでブランドとの結びつきを高めていく。また、顧客体験向上のためにデジタルを使ったコンサルテーションツールを開発。質問回答形式で一人一人に合った商品を提案してくれるもので、店頭とオンラインで順次展開する。さらに、サステイナブルな取り組みの一環として、ブランドで初めてオードパルファンに詰め替え式を採用した。

 一方、新グローバル戦略は、「これまで地域や国ごとにホテル・アメニティーで成長するエリアもあれば、トラベルリテール・チャネルで大きくなるエリアもあったが、本物のグローバルブランドになるために、各地域でそれらのチャネルとECを連動させたオムニチャネル化を進める」(マーク・ジョンソン=グローバルプレジデント)。現在、世界に72ある路面店のうち55店舗が英国に、11店舗が中東にあり、ホールセールでは50%近くが、トラベルリテールでは100%が欧州に集中しているが、今後は成長市場であるアジア展開を強める。

 大倉誠一モルトンブラウン アジア ゼネラルマネジャー兼モルトンブラウンジャパン 取締役社長は、「2019年度のアジアでの売り上げは前年比30%増程度、20年度も同20~30%増を見込んでいる。25年までに18年度の4倍の売り上げ規模に引き上げる」と語った。8月の韓国・新羅免税店への出店を皮切りに、今後5年以内に日本、シンガポール、香港、アセアンにおいてトラベルリテール事業の拡大を図る。またトラベルリテール事業を補完する役割として、来年の越境ECへの参入を含むeコマースを強化する。日本国内では来年、西日本旗艦店のオープンを予定する。アジア全域で核店舗開発、トラベルリテール事業、eコマースの3つを柱に、成長を加速させる。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。 詳しくはこちら→

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とんだ林蘭やゴンズの限定ポラロイドが登場 ビンテージカメラをリデザイン

 ポラロイドオリジナルズは、ビンテージカメラをリデザインするプロジェクト「プロトタイプ バイ ポラロイドオリジナルズ(Prototype by Polaroid Originals)」を日本限定で開始する。第1弾となる今回は、アーティストのとんだ林蘭、スケーターのマーク・ゴンザレス(Mark Gonzales)、シューズブランドの「スイコック(SUICOKE)」、アーティストの宇川直宏の4組とコラボレーションし、彼らのアートワークを施したビンテージのポラロイドカメラを発売する。価格は1万8000円(税込)。

 ポラロイド発祥の地であるアメリカで80年代に絶大な人気を得た“600ボックス”のカメラをベースに、完全にメンテナンスをし、希少価値の高い限定モデルとしてリデザイン。各アーティストのグラフィックを配した。各20台で合計80台用意する。

 プロジェクトに伴い7月27日から2週間、「スイコック」の旗艦店であるセレクトショップORGY STOREと渋谷ロフトでポップアップイベントを開催する。

■Prototype by Polaroid Originals
日程:7月27日〜8月11日
時間:14:00〜19:00(木、金) / 12:00〜19:00(土、日)
場所:オージー ストア(ORGY STORE)
住所:東京都渋谷区恵比寿 2-6-25 1階、B1階

日程:7月27日〜8月12日
時間:10:00〜21:00
場所:on and on ショップ
住所:東京都渋谷区宇田川町 21-1 渋谷ロフトB1階

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日本ワインのつぎは「国産シードル」に注目!

 国産ブドウだけを使用した「日本ワイン」はすっかり普及し、いまや専門店だけでなく、レストランやワイン酒場、居酒屋など、幅広い飲食店で飲めるようになった。その日本ワインに続けとばかりに、盛り上がりをみせつつあるのが、「国産シードル」である。
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パルがクラウドファウンディングによる受注生産プロジェクト オンリーワンの開発商品で訴求

 パルは、クラウドファウンディングサイト「キャンプファイヤー(CAMPFIRE)」を活用した受注生産型の販売プロジェクト「リプロ((RE):PRO)」を19日に開始した。同社のコト消費複合型店舗ベースヤードトーキョー(東京・神宮前)1階のブースで、「キャンプファイヤー」に掲出中のアイテムサンプルを展示している。

 受注販売するアパレルや雑貨は仕入れではなく、セレクトショップでのバイヤー経験もあるファッションディレクターの竹中祐司氏をキュレーターに招いてイチから商品開発する。「アイテムはそれぞれ、その道のプロとコラボして、マニアック過ぎるくらいの妥協のないものを作る」(竹中氏)という。

 第1弾のロゴTシャツ(8924円)と第2弾のボンテージパンツ(4万6000円)を8月下旬まで受注を受け付けている。Tシャツは、竹中氏が「ヒップホップ、ストリートファッション、人種問題にフォーカスした今見ても全く古くない作品」と愛する映画「ドゥ・ザ・ライト・シング(DO THE RIGHT THING)』(1989年、スパイク・リー監督)のタイトルを英字であしらった。ボンテージパンツは、70年代ロンドンでパンクブームの震源地だったセレクトショップ、セディショナリーズ(SEDITIONARIES)にオマージュを捧げた。同店公認ショップのア ストア ロボット(原宿)と組み、赤のタータンチェック、パンツのシルエットを変化させるファスナー、前後のスカートなど当時の仕様を忠実に再現した。今後は80年代の仕様を復刻したBMXやラジカセなどの受注販売を予定している。

 同プロジェクトの狙いについて西田陽介ベースヤードトーキョー館長は、「セレクトショップの品ぞろえが同質化する中で、ここでしか出合えないものを作ること」と説明する。「『キャンプファイヤー』という新しいプラットフォームで新規客にリーチしつつ、お客さまが本当に求めるものを適正価格で提供していきたい」。

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「ルイ・ヴィトン」や「ディオール」の親会社、19年上期も好調 「ブランドの強さによるものだ」

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の2019年1~6月期決算は、売上高が前年同期比15.3%増の250億8200万ユーロ(約3兆349億円)、純利益は同8.7%増の32億6800万ユーロ(約3954億円)と増収増益だった。

 部門別の売上高では、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」などのブランドを抱える主要事業のファッション・レザーグッズ部門が同21.3%増の104億2500万ユーロ(約1兆2614億円)と引き続き好調だった。中でも「ルイ・ヴィトン」と「ディオール」が非常に好調で、「ルイ・ヴィトン」は第1四半期と比較して中国の消費者がさらに増加しており、「ディオール」は部門全体の成長率を上回る勢いで業績が伸びているという。

 ジャン・ジャック・ギヨニー(Jean-Jacques Guiony)LVMH最高財務責任者(CFO)は、「何か特別な要因があるというより、ブランドそのものの強さによるものだろう」と語る。フランスでは18年11月から現在に至るまで激しい反政府デモが続いており、その影響で第1四半期こそやや売り上げが落ちたものの、第2四半期には完全に持ち直したという。また香港で行われている、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする法案への反対デモの影響についても、「特に大きな影響はない」とコメントした。また米中貿易摩擦などによって不透明感が増している世界経済については、「悲観も楽観もしていないが、当社の事業は関税や貿易障壁の影響を受けるので今後も注視する」と述べた。

 一方で、マーケティングおよび販売費用が同15.1%増の95億6300万ユーロ(約1兆1571億円)と嵩んでいることについて同氏は、「事業が好調だからこそ、将来を見据えて各ブランドに投資している。グローバルな経済環境が難しい局面を迎えた場合でも耐えられるように、いろいろと強化しておきたい」と述べた。

 ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)は、「上半期に素晴らしい業績を上げることができてうれしく思う。当社の戦略が効果的であり、時を超えて愛される製品を提供している傘下メゾンへの需要が高いことが再び示された。好調ではあるが、下期も費用をしっかりと管理するなど慎重に、しかしラグジュアリー業界の世界的なリーダーとして自信を持って進んでいく」と語った。

 ロゲリオ・フジモリ(Rogerio Fujimori)RBCキャピタル・マーケッツ(RBC CAPITAL MARKETS)アナリストは、「同社は莫大な利益を上げているが、それを最も収益性の高いファッション・レザーグッズ部門に再投資することでいっそう強化し、市場シェアをさらに拡大しようとしている。より規模の小さな競合他社が太刀打ちすることはさらに難しくなるだろう」と述べた。

 LVMHは買収も積極的に行っている。19年4月にイギリスの高級旅行会社ベルモンド(BELMOND、旧オリエント・エクスプレス・ホテルズ)を26億ドル(約2808億円)で買収しているほか、7月にはステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)の少数株式を取得している。また、リアーナ(Rihanna 本名:ロビン・リアーナ・フェンティ)と共にラグジュアリーブランド「フェンティ(FENTY)」を立ち上げた。「ディオール」や「ジバンシィ」などを買収によって傘下に収めてきたLVMHにとって、「フェンティ」は1987年にゼロからスタートした「クリスチャン ラクロワ(CHRISTIAN LACROIX)」以来、2つ目のブランド設立となった。ギヨニーCFOは、「さまざまなブランドに戦略的に投資している。『フェンティ』の業績についてコメントするのは時期尚早だろう。運営していく中で学び、その価値を高めていきたい。そうできるかどうかは私たちの手腕次第だ」と述べた。

 LVMHは好調な業績に後押しされ、株価が年初から47%ほど上昇している。これによってアルノー会長兼CEOの資産総額は7月16日付で1076億ドル(約11兆6208億円)となり、ブルームバーグ(BLOOMBERG)が毎日更新している世界長者番付でこれまでの3位から2位に浮上した。2012年に同番付が開始されて以来、常に1位もしくは2位だったビル・ゲイツ(Bill Gates)=マイクロソフト(MICROSOFT)創業者が3位となったが、7月25日付ではまた逆転してアルノー会長兼CEOが3位となっている。

 ラグジュアリー業界では世界的な景気減速の中でも好調なブランドが多く、LVMHと同日に上半期決算を発表したモンクレール(MONCLER)やその翌日に発表したエルメス(HERMES)も2ケタ成長を記録している。

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「リーバイス」が公認する唯一のリメークブランド「リダン」をあらためて知る

 「リダン(RE/DONE)」は2014年にロサンゼルスでスタートした、「リーバイス(LEVI'S)」が唯一公認するリメークブランドだ。日本ではロンハーマン、ユナイテッドアアローズ、伊勢丹、阪急などで販売している。なぜ「リーバイス」は「リダン」にだけ公認を与えるのか。「リダン」ならではの特別性とは?2人の創業者、ショーン・バロン(Sean Barron)とジェイミー・マズール(Jamie Mazur)に聞いた。

WWD:なぜ「リーバイス」は「リダン」にのみ公認を与える?

ショーン・バロン(以下、バロン):初め僕らはリメークジーンズをセレブたちのために作っていた。それがパパラッチに写真を撮られたり口コミで広がったりして、そのうちに「リーバイス」側からアポが入った。

WWD:しかし「リーバイス」のリメークは他のブランドも行っている。

バロン:「リダン」はスケールが違った。最初からビジネスを考えていたし、「リーバイス」から声が掛かった時点で1万本以上を生産していた。ちょうど法人化しようというタイミングだったので、「リーバイス」もタッグを組みやすかったのではないか。

ジェイミー・マズール(以下、マズール):「リーバイス」は神様ともいえるブランド。恐れ多いことだったが、逆に「失敗できない」と覚悟した。

バロン:それに「リダン」の消化率の高さは「リーバイス」を安心させたと思う。

WWD:「リダン」の特別性は?

マズール:他のブランドのリメークは“ちょっといじる”レベルかもしれないが、われわれは文字通りバラバラに解体して、そこから再構築する。複雑だし、手が掛かっている。それにリメークに関しては全てメード・イン・ロサンゼルスだ。

WWD:「リダン」の日本での販売価格は?

バロン:「リーバイス」のリメークジーンズが4万円台、パッチワークなど手間が掛かったものだと7万円ほどだ。

WWD:ブランドデビュー時、素材となる「リーバイス」古着は1950~90年代のビンテージだった。今も変わらない?

マズール:今は1980~2000年代のものが多い。古さより、ヒゲなど経年変化の美しさに重きを置いている。

WWD:「リダン」にはリメーク以外のラインも存在する。

バロン:その通りだ。われわれは“リメーク”“オリジナル”と呼び分けている。“オリジナル”のジーンズは3万円台が中心だ。

WWD:ストレッチデニムは使わない?

マズール:“オリジナル”では使っている。一方で“リメーク”はノンストレッチのみにして、コットン100%のよさを伝えようと思っている。

WWD:“リメーク”と“オリジナル”、ビジネスとしてはどちらが大きい?

バロン:“オリジナル”の方が大きいが、“リメーク”はわれわれのアイデンティティーであり、大事にしている。卸先も厳選している。

WWD:「リダン」の購買層について教えてほしい。

バロン:今はウィメンズのみの展開で、アメリカでは中学生から問い合わせの電話があったり、70代のミセスが買ってくれたりと幅広い。日本だと20~30代が中心だ。

WWD:オリジネーターたる「リーバイス」もセルフリメークライン“リーバイス オーソライズド ビンテージ(LEVI'S AUTHORIZED VINTAGE)”をスタートさせた。どう思う?

マズール:非常にいいアイデアだと思う。応援したい。

WWD:「リーバイス」が「リダン」に古着を供給することはありえる?

バロン:ない。

WWD:今後の「リダン」の方向性について聞きたい。

バロン:われわれはジーンズカンパニーではない、ブランドだ。今後はTシャツ、ジャケット、ブーツなどデニム以外のコレクションを増やしていきたい。

マズール:日本の生産現場ともつながりたい。だから6月に岡山のデニム工場や和歌山のメリヤス工場を視察してきた。1日でも早く、彼らと協業したアイテムを届けたい。「リダン」は作り直すという意味を持つ。だから今後は、インテリアや家そのものをリノベーションするようなアクションもしたい。それこそサステイナブルだと思う。

バロン:数カ月前にイタリアに倉庫を造った。今後はヨーロッパ戦略も加速させたい。

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

デニム製品の製造・販売を行っており、フランスに事務所を開設している岡山のジャパンブルー、 による関税撤廃で価格競争力を高め、欧州の新規顧客を開拓🇫🇷 ジャパンブルー、日EU・EPAの自己申告制度の利便性を評価 | JETRO ビジネス短信

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「エビアン」が日本初キャンペーンのアンバサダーに水原希子を起用

 ナチュラルミネラルウォーターブランド「エビアン(EVIAN)」は7月25日、日本初キャンペーン“#アイワナ リブヤング(IWANNA LIVEYOUNG)”を開始し、日本のアンバサダーとしてモデルの水原希子を起用する。

 本キャンペーンは“#IWANNA”をテーマに海外では2018年にスタート。モデルのルカ・サバト(Luka Sabbat)やプロテニス選手のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)など各国の有名人をアンバサダーに迎えている。日本では今回が初となる。ムービーは、水原が現代的でファッショナブルな姿とリラックスしたヘルシーな姿の“全く違う2人の自分”を表現した2種類を用意。キャンペーン公式サイト、エビアン公式SNSアカウントで公開している。

 「エビアン」は、2025年までに全てのペットボトルをリサイクル素材にすることを目指しており、現在デザイン面のサポートとして「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」のデザイナー、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)をクリエイティブ・アドバイザーに迎えている。

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「フィラ」が冒険心をかきたてる新コレクション“フィラ エクスプロア”を発表

 スポーツウエアブランドの「フィラ(FILA)」は、グローバルコレクション“フィラ エクスプロア”の発表に伴い、7月26日〜8月12日の期間に東京・渋谷のシックスティーン(16)でポップアップストアをオープンする。メンズとウィメンズともにフットウエアからアパレル、アクセサリーまでをそろえる。東京のほかニューヨーク、ロサンゼルス、ソウル、北京、広州、ムンバイ、サントリーニ(ギリシャ)でも同様のポップアップストアをオープンする。

 同コレクションは登山の歴史や1970年代〜90年代にリリースされたスキー、ハイキング、アルペンスキー、トレッキングのアーカイブコレクションから着想を得て、「峡谷」「森林」「山岳」「天候」の4つのセグメントで構成した。それぞれの自然環境に合わせた色彩やデザインで、ブランドロゴもバリエーション豊かに表現した。「峡谷」のコレクションでは6種のコーラル、ターコイズ、ホワイト、「森林」ではパープル、ティール、ブラック、「マウンテン」では青、オレンジ、黄色、「天候」では黒、灰色、虹のカラーパレットを使用。機能性を備えつつ、現代のトレンドに沿ったデザインで新世代のターゲットにアプローチする。

 ポップアップストアでは4つのセグメントを再現した疑似旅行体験ができるスペースを設ける。没入感のある空間で来場者自身の冒険心を発見してもらうことが狙いだ。初日の26日にはレセプションパーティーを開催。当日はTakumiとMeiからなるヒップホップユニットMirrrorや、TARO IMAI、Elena Midoriらがパフォーマンスを行う。

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ファッション業界は今年こそ「コートどうする?」問題と決別できるか 注目アウターをチェック

 いまだ関東は梅雨が明けず、夏本番はまだかといった状況ですが、アパレル業界では既に2019-20年秋冬の展示会が一段落しています。各社の秋冬展示会で今年も最大のトピックとなっていたのが、「コートどうする?」問題でした。コートは単価が高いため、売れ行きが秋冬の業績に直結します。同時に、気温という不確定要素に動向が左右される部分が大きく、昨年は暖冬によって多数のコート在庫を残してしまったブランドやメーカーが続出しました。TSIホールディングスやオンワードホールディングスはそれによって業績予想を下方修正しましたし、「ユニクロ(UNIQLO)」のファーストリテイリングも暖冬で18-19年秋冬は奮わず、という結果でした。

 この業界では決算会見などで売り上げ不振を説明する際に、「いやー、暖冬だったのでコートが売れなくて…」といった話が非常によく出ます。秋冬シーズンだとほぼそれに終始するといってもいいくらいです。しかし数年前、ある中堅アパレルメーカーの社長が自嘲気味にこう話していたのが非常に印象に残っています。「天気が悪かったので業績不振でしたという言い訳が許されるのって、アパレル業界くらいですよね。他の業界だったら、天候リスクは最初から織り込んでおけって株主やアナリストから怒られますよ」。

 実際のところは、アパレル以外にも天候要因が業績に直結する業種はありますが(エアコンメーカーなど)、その社長は異業種からアパレルに参入した方なので、アパレル業界内で「まあこういうものだから仕方がないだろう」と長年なあなあで済まされてきたものに対して、「え!そんなんでいいわけ?」と感じる部分が多いのだと思います。私自身も、この社長の言葉によって目が開かれた部分は大きく、「確かに天候動向によって毎秋冬こんなにアタフタする業界って、産業としてどうなんだ?」と感じる部分は大きくなりました。

「ユニクロ」も「ジーユー」も「無印良品」も! みんな薄手アウター強化

 というわけで、暖冬だろうが厳冬だろうが関係なく、どんな天候下でも売れるMDをいかに組むかがアパレル業界の共通課題なわけですが、そうした中で、19-20年秋冬の展示会では薄手アウターの品ぞろえを充実させることが各社の流れとなっていました。暖冬でも着られて、厳冬だったとしても厚手コートのインナーとして着られるような商品です。「ユニクロ」が企画していたボアフリースのブルゾンやコート、「ジーユー(GU)」のシャツとジャケットの中間のような“シャケット”などがその代表例です。「無印良品」は軽量ダウンシリーズに注力していましたが、なかでもヒットが見込めそうなベストタイプは、従来よりも1000円値下げして2990円(税込)とし、強化品番にしていました。

 ただし、薄手アウター重視の流れは今年始まったものではなく、この10年ほどずっと続いているものではあります。とはいえ各社昨年の暖冬で背負った不良在庫の記憶が生々しいため、今年はこの2~3年の間では特に「薄手アウター!」「薄手アウター!!」という声が強かった印象を受けました。

フィービーが火付け役のダブルフェースコートは今年も健在

 薄手アウターというと、ボアやダウン、キルティングといったウール以外が必然的に主役になりますが、ウールやウール混の“正統派”コートが全く展示会に出ていなかったかというと、もちろんそんなことはありません。チェスターフィールドコートやPコートなどは、定番としていくつかのブランドが出していました。ですが、やはりウールメルトンなどの超地厚なコートはかなり少なく、ウールコートといってもカーディガン感覚で着られるタイプが中心。その代表が、ウールやウール混のダブルフェース素材を使った、裏地のないコートです。

 ルミネや百貨店などに出店し、おしゃれ好きのエレガント女子に人気のブランド「アルアバイル(ALLUREVILLE)」と「アナイ(ANAYI)」(どちらもファーイーストカンパニー)は、ダブルフェース素材のコートを推していました。「アルアバイル」の担当者いわく、「軽い着心地のダブルフェースのコートは、昨年の暖冬下でも好調だった」そう。それを受けて、今年は期待を込めて消費増税前に投入を早めるそうです。コートだけでなく、コート×ドレスやジャケット×スカートといったセットアップもダブルフェース素材で企画していました。

 ダブルフェース、ダブルフェースと連呼してきましたが、「そもそもダブルフェースって何?」という声が聞こえてきそうです。ファッション業界内でも、何をダブルフェースと呼ぶかは会社や個人によってやや異なっており、ちょっと分かりづらい状況になっています。せっかくの機会なので、素材の専門家である繊維専門商社、スタイレムの飯田悟司・事業本部ファブリック事業部副事業部長、富田洋司・同事業部第1部81課課長代理にダブルフェースについて聞いてきました。

 お二人によると、ダブルフェースとはその名が示す通り、表と裏で2枚の生地がくっ付いた構造になっている両面生地の総称のこと。「生地を二重にするには、二重織り、二重編み、ボンディング(貼り付け)などさまざまな手法があるが、いわゆる『ダブルフェースのコート』が指すダブルフェースは、生地を織る際に経糸で接結(2枚の布をくっ付けること)した二重織りのこと」だそう。

 ダブルフェースのコートは、ここ数年ウィメンズの市場で冬のウール系コートの主流となっています。火付け役はフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)時代の「セリーヌ(CELINE)」。フィービーが生んだコクーンシルエットの銘品ダブルフェースコート“クロンビー”は、フィービー退任前の最後のシーズンには飛ぶように売れて(カシミヤのダブルフェースで50万円超えという高価格にも関わらず!)話題になりました。その“クロンビー”にインスパイヤされて、多くのリアルクローズブランドがダブルフェースのコートをここ数年作り続けています。先ほど、「昨年の暖冬下でもダブルフェースのコートは売れた」という「アルアバイル」の声をご紹介しましたが、ダブルフェースは素材の特性上、裏地なしで仕立てることができて軽いんです。それが各社がダブルフェースコートを作り続ける理由、かつ今秋冬も期待品番にあがっている理由です。

「これは手縫いなんですよ」は本当なのか?

 蛇足ですが、ダブルフェースのコートを店頭で見ている際に、販売員さんに「これはミシンではなく手縫いで仕立てているんですよ(=それだけ高級ですよ)」と言われたことがある人もいるかもしれません。確かにダブルフェースは、二重織りをつなぐ糸(接結糸)に手作業でハサミを入れて、2枚にはがした生地の端を内側に織り込んで手でまつり縫いをして仕立てていきます。これを「リバー仕立て」「毛抜き合わせ」と呼びます。「リバー仕立て」に関しては、単にリバーシブルに仕立てる(表と裏をひっくり返して2ウェーで着られるように仕立てる)ことをそう呼んでいる人もいてややこしいのですが、「リバー仕立て」がもともと指すのは「毛抜き合わせ」のことです。

 でも私はここ数年、疑問に思っていました。これだけ世の中にリバー仕立てのダブルフェースコートがたくさん出ていて、その全てが本当に手まつり(手縫い)なのだろうかと。この疑問は、世の中にこれだけカシミヤ製品が大量に出ていて、その全てが本当に純カシミヤなのか、そんなにこの世にカシミヤヤギはいるのか、という問いにも通ずるものがあります(カシミヤの偽装表記は数年前に問題になりました)。スタイレムの飯田副事業部長、富田課長代理が、この疑問にも答えてくれました。いわく「ダブルフェースは基本的に、接結糸をはがすのも、まつり縫いも手作業で行うもの。ただし、一部工場はスライサーという接結糸をはがすカッターや、直線に限ってならばまつり縫いができるミシンを持っている」。

 お二人によれば、着心地をよくするために生地に縮絨をかけ、揉んでいく(それだけ手間をかける)と二重織りの接結がはがれにくくなるそうで、「そうした生地は手間がかかっている分生地自体の価格も高くなるし、スライサーでは生地をはがせないので工賃も高くなる」。ラグジュアリー・ブランドがカシミヤやカシミヤ混などの上質なダブルフェースを使い、リバー仕立てで作っているコートはまさにこういったもの。一方で、化繊混ウールのダブルフェースなど、接結をはがしやすい(はがす手間がかからないし、場合によってはスライサーも使用可能=工賃が下がる)タイプの生地もあり、ショッピングモール向けのやや安価なブランドなどは、そういった生地を求める傾向が強いそうです。

 徒然になってしまいましたが、19-20年秋冬も、各社気合いを入れて商品を企画していました。天候要因に限らずですが、「どうにもならないことだからしょうがない」「長年このやり方でやってきたからこれが当たり前」と思考停止するのではなく、そこを超えていく企画力なり発想力なりが求められている時代だなと、改めて強く思います。

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QRコードから生産工程を可視化 「シュプリーム」ともコラボした伊メーカー

 イタリア・コモのテキスタイルメーカーのオルメテックス(OLMETEX)のトレーサビリティー<トレース(追跡)とアビリティー(可能)の2つの言葉を合わせたもの。製品の原料から生産工程までの追跡が可能なこと>の取り組みがユニークだ。1年前に始動したという「コ・ブランディング」プロジェクトは、商品ラベルに付けたQRコードを読み取ると製造工程を紹介する映像を見ることができるというもの。

 「糸から製品になるまでの工程を動画で見ることができる。アプローチすべき新世代はデジタル世代。テキスタイルメーカーとして工程を可視化すべきだと考え、この仕組みを思いついた」とルカ・ブレスキ(Luca Breschi)=エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントは語る。映像の最後には、映画のエンドロールのようにすべての情報が掲載される。

 同社と初めてこのプロジェクトに取り組んだのは「シュプリーム(SUPREME)」だ。コットン製のジャケットを作り、「インスタグラムなどでも映像をシェアした」という。今後、「シュプリーム」との取り組みではコットン・ナイロン製のジャケットも発表予定で、その他「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」とも取り組んでいるという。

 オルメテックスは、トレーサビリティー追求だけではなくサステイナブルな生地やユニークな生地作りにも積極的だ。リサイクルヤーンを用いたもの、生分解性のもの、バイオベースのナイロン、炭素繊維などがあるが、紫外線を浴びると光る生地やカメラのフラッシュで光る生地などもある。6年前からPFC(フッ素化合物)フリーにも取り組む。工場で用いる電力は、たまたま掘り当てたという天然ガスを用いた自家発電で賄う。

 同社はシルク、ウール・シルク、コットン、コットン・ナイロン、ポリエステル、ナイロンなど扱う素材はさまざまだが特にコート地を得意とし、老舗英国ブランドや、フランスやイタリアのラグジュアリーブランドを顧客に持つ。生地の価格は1mが6.5~50ユーロ(約786~6050円)と幅広い。同社の2018年の売上高は2500万ユーロ(約30億2500万円)だった。

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加賀美健と「パブリックトウキョウ」がコラボ Tシャツ2型を用意

 セレクトショップ「ステュディオス(STUDIOUS)」を展開するTOKYO BASEは、18年秋に立ち上げたオリジナルブランド「パブリックトウキョウ(PUBLIC TOKYO)」と現代美術家の加賀美健とのコラボレーションアイテムを7月26日に発売する。「パブリックトウキョウ」直営店、「パブリックトウキョウ」オンラインストアなどで取り扱う。

 アイテムは、加賀美がSNSにストリートブランドをモチーフにした作品としてアップしているデザインを採用し、“シュリキズ(SURIKIZU)”と“赤い長方形に白い英語の文字”のロゴを施したTシャツ2型を用意。また、購入者にはTシャツと同じデザインのステッカーを配る。価格は各7000円。

 加賀美は、東京を拠点に社会現象やカルチャーなどをユーモアを交えて作品に落とし込む現代美術家だ。これまで「ハレ(HARE)」や「パメオ ポーズ(PAMEO POSE)」などとコラボレーションをしてきた。

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