「ストレンジャー・シングス」のミリー・ボビー・ブラウンがコスメブランドをローンチ

 ネットフリックス(NETFLIX)のオリジナルドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界(STRANGER THINGS)」で主演女優を務めるミリー・ボビー・ブラウン(Millie Bobby Brown以下、ミリー)が、自身のコスメブランド「フローレンス バイ ミルズ(FLORENCE BY MILLS)」を立ち上げる。発売時期はまだ明らかにされていない。

 同ブランドは、ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)のオーラルケアブランド「ムーン(MOON)」、女優のシェイ・ミッチェル(Shay Mitchell)のトラベルバッグブランド「ベイス(BEIS)」など、モデルや女優、インフルエンサーのプライベートブランドを手掛けるビーチ ハウス グループ(BEACH HOUSE GROUP)と共同で立ち上げた。これまでミリーはさまざまなブランドとコラボレーションしてきたが、ブランドを立ち上げるのは今回が初。Z世代(1997年〜2000年代生まれ)をメインターゲットに、ウルタ(ULTA)やブーツ(BOOTS)、オンラインサイトなどで取り扱う。業界筋によると、初年度の売り上げは100億ドル(約106億円)を見込むという。

 「フローレンス バイ ミルズ」は、「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Animals)認定を受けており、全製品ビーガンおよびクルエルティフリー(動物実験をしていない)の処方だ。ミリーのお気に入りだというジェルアイマスクやフェースミストなどのスキンケア製品のほか、ファンデーションなどのメイクアップ製品をラインアップする。価格は10~34ドル(約1060~3604円)。売り上げの一部は、ミリーの友人の、白血病で死去したオリヴィア ホープ ロルッソ(Olivia Hope LoRusso)のために設立したオリヴィア・ホープ基金に寄付される。また、ブランド名は祖母のフローレンス(Florence)と自身のニックネームのミルズ(Mills)を合わせたという。

 ミリーは「私は10~11歳くらいからさまざまなコスメを試してきたけど、どんな製品を使っても肌に異常が出たの。自分が使いたいと思うコスメは見つかりっこないって思う。だって若年層向けの市場と私にはギャップがあったから。だから同世代の子たちの肌に合うコスメを作ったの」と述べた

 ショーン・ネフ(Shaun Neff)=ビーチ ハウス グループ共同オーナーは「ミリーは世界中の誰よりもZ世代に影響力がある。Z世代の彼女と共にコスメとスキンケアブランドを作るまたとない機会だと思う」と語る。

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「アダム エ ロペ ル マガザン」が寿司怪獣“スシエルエー”とコラボ “エビとマグロ”を別注

 ジュンが運営する「アダム エ ロペ ル マガザン(ADAM ET ROPE' LE MAGASIN)」は寿司怪獣“スシエルエー(SUSHI-L.A.)”とのコラボレーションフェアを開催する。ルミネエスト新宿、ルミネ池袋、そごう千葉店ジュンヌ、錦糸町パルコ、東急百貨店東横店では8月23日から、札幌ステラプレイス、エスパル仙台、タカシマヤゲートタワーモール、松坂屋名古屋店、ルクア大阪、福岡パルコでは24日からスタートする。

 フェアではオリジナルのiPhoneケース(2000円)やアクリルキーホルダー(700円)をはじめ、キャップ(2900円)やロングスリーブTシャツ(4900円)なども用意する。クリアで成型されたソフビフィギュア(6000円〜)は“寿司のネタ”部分に蓄光塗料が塗られており、光を吸収すると暗闇の中で光る仕様となっている。“別注エビ”と“別注マグロ”は「アダム エ ロペ ル マガザン」の限定アイテムだ。

 そのほか「あなたの顔が寿司になっちゃう」寿司似顔絵イベントやSNSプレゼントキャンペーンも予定している。

 “スシエルエー”はイラストレーターのナカオテッペイによるキャラクター。“大盛りワサビ入りの特大寿司”が辛過ぎるわさびによって突然変異し、シャリから目や両手足が生えた寿司怪獣。ロサンゼルス生まれで身長は約110ミリメートル、体重は約240グラムの設定だ。

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メルローズの「サードマガジン」が1周年記念イベント開催 店内にビーチが出現

 メルローズが運営するセレクトショップ、サードマガジン(THIRD MAGAZINE)は、オープン1周年を記念したイベント「BEACH in THIRD MAGAZINE」を8月28日まで開催中だ。人気スタイリストの亘つぐみとのコラボアイテムをはじめとする限定商品を販売するほか、波打つリアルなビーチを店内に映し出すプロジェクション・マッピングを行っている。名古屋・栄のカフェ「メゾン・イー(Mason YME)」によるポップアップカフェも催すなど、多様なコンテンツを用意する。

 亘氏とのコラボアイテムは、パステルカラーで仕上げたタイダイのカットソー(1万600円)やワンピース(2万2000円)をそろえた。ほかに、亘氏がカラーをセレクトした「ハイアン(HAYN)」のビーチサンダル(2300〜3200円)や、ハワイに店を構える水着ブランド「ミコモリ(MIKOMORI)」の水着(2万7000〜3万1000円)アイテムを扱う。また、人気のビンテージや古着の品ぞろえも通常より拡大している。ポップアップカフェでは、ハンドドリップコーヒーや旬の果物を使った自家製シロップのソーダなどを提供する。

 イベントのテーマは“ラスト・ビーチバカンス”。広報担当者は、「どこか寂しい夏の終わりをハッピーな気持ちで締めくくられるようにと構想した。海外旅行に出かけたり、アウトドアの趣味を満喫したりと、アクティブなお客さまが多い当店らしいイベントだ」とコメントする。

 昨年9月にオープンしたサードマガジンは、同社初のショールーミングストアをベースとするセレクトショップだ。30~40代の大人の女性をコアターゲットに、オリジナルとインポート、古着を提案する。主に商品のフィッティングサービスを提供し、購入希望のアイテムはオンラインで購入を促す。立ち上げメンバーは、パルのセレクトショップ、ウィム ガゼット(WHIM GAZETTE)のディレクターを務めた祐宗摩稚子ディレクターと、同ブランドでプレスとバイイングを担当した中山彩子プレスの2人。

■BEACH in THIRD MAGAZINE
日程:8月23〜28日
時間:12:00〜18:00
会場:THIRD MAGAZINE
住所:東京都渋谷区鉢山町13-16

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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バーニーズ ニューヨークが神戸店、福岡店でバイヤー来店イベント 19-20年秋冬トレンドを直接紹介

 バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)は神戸店および福岡店で、バイヤー来店イベント“BUYER’S EYE”を行う。

 デザイナーチームやレザーグッズチーム、ジュエリーチームのバイヤーが店頭に立ち、限定アイテムの特徴や19-20年秋冬トレンドのスタイリングなどを紹介する。イベント当日はドリンクを用意し、バイヤーと歓談しながらショッピングを楽しめる。
 
 会期は8月24〜25日から9月21〜22日までの毎週末(9月14〜15日を除く)に行う。ウィメンズバイヤーは8月24〜25日に神戸店、8月31日〜9月1日に福岡店に来店する。メンズバイヤーは9月7〜8日に福岡店、9月21〜22日に神戸店に来店する。

■“BUYER’S EYE”ウィメンズバイヤー来店
日程:8月24〜25日
時間:11:00~20:00
場所:バーニーズ ニューヨーク神戸店 1〜2階
住所:兵庫県神戸市中央区京町25 神戸旧居留地25番館

日程:8月31日〜9月1日
時間:11:00~20:00
場所:バーニーズ ニューヨーク福岡店 1〜3階
住所:福岡県福岡市中央区天神2-5-55

■“BUYER’S EYE”メンズバイヤー来店
日程:9月7〜8日
時間:11:00~20:00
場所:バーニーズ ニューヨーク福岡店 地下1〜1階
住所:福岡県福岡市中央区天神2-5-55

日程:9月21〜22日
時間:11:00~20:00
場所:バーニーズ ニューヨーク神戸店 地下1〜1階
住所:兵庫県神戸市中央区京町25 神戸旧居留地25番館

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「ザ・ノース・フェイス オルター」が限定コレクションを発売 初期カタログの表紙を採用

 ゴールドウインは、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」の新業態ストア「ザ・ノース・フェイス オルター(THE NORTH FACE ALTER以下、オルター)」の限定コレクションを8月26日発売する。

 アイテムは、1968年にケネス・ハップ・クロップ(Kenneth Hap Klopp)が「ザ・ノース・フェイス」の社長に就任した初期カタログの表紙、同年のカタログから引用した「ザ・ノース・フェイス」が大事にしている言葉をプリントしたTシャツ、ロングTシャツ、パーカの全6型を用意する。価格は4600〜1万2000円。

 「オルター」は、“ 地球の未来を考えるきっかけを提案する”というコンセプトで、厳選したライフスタイルアイテムを展開する新業態のアウトドアショップだ。定番アイテムから新しいテクノロジーなどを取り入れた新アイテムまで、自然と美しく調和する未来のライフスタイルに寄り添うアイテムをそろえる。

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日韓関係冷え込みで福岡地区の百貨店も韓国人客減

 日韓関係が過去最悪ともいわれるレベルで悪化する中で、観光業を中心にさまざまな分野への影響が連日報道されている。韓国から距離的に近く、これまで同国から多数の観光客が訪れていた福岡の百貨店からも、客数減との声が出ている。

 大丸福岡天神店では、7月の韓国人客による免税売上高が前年同月比25%減となった。「ここ1年、免税売上高は毎月同20~60%増で推移しており、韓国人のお客さまの伸びも順調だったが、7月以降落ち込んだ。(関係悪化は)今後2~3カ月で落ち着くとは考えにくい」と広報担当者。同店の売り上げ全体に占める免税売り上げの比率は、年間で約9%。免税売り上げのうち8%が韓国人客によるものといいい、そこまでシェアは高くないため「免税売り上げが前年実績を割ることはない」と見るが、軽視はできない。

 博多阪急では、韓国人客による免税売り上げが「4月は同2ケタ増だった」(広報担当者)が、韓国人客数が「4~7月累計では1割近く落ち込んでいる」。ただし、韓国人免税売り上げは前年同期比約2%減にとどめているという。韓国人客の減少について「もちろん影響は大きいが、現状は動向を注視している」。4~7月の免税売り上げ全体は、中国人客などがけん引する形で同2.1%増と伸ばしている。

 関係冷え込みの長期化が予想されることを受け、両店とも、免税売り上げで最もシェアの大きい中国人客やアジア諸国の観光客へのPRや案内の強化を打ち出している。なお、岩田屋三越(岩田屋本店、三越福岡店)は、「4月以降、大型改装を進めているため、昨年との単純比較ができない」という回答だった。

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JAL整備士の新ユニホームを日鉄物産とデサントが共同企画 スポーツ衣料の機能性を生かす

 日本航空(JAL)グループの制服のリニューアルに伴い、航空機の誘導やカーゴ業務などを担うグランドハンドリングスタッフと整備士の新しいユニホームを繊維商社の日鉄物産とスポーツメーカーのデサントジャパンが共同で手掛けた。

 JALグループの新ユニホームの基本コンセプトである“SDGsが掲げる持続可能な社会の実現”に沿って、環境に配慮した再生ポリエステルを用いている。またスポーツ衣料のノウハウを取り入れ、機能性に優れた耐久性の強い素材を使用し、全てにストレッチ性能を付加することで、スタイリッシュなシルエットと、軽量かつ動きやすいデザインを実現しているのが特徴だ。

 新ユニホームは、2020年4月から着用が開始される。

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オンワードHDが南青山の社宅を38億円で売却

 オンワードホールディングス(HD)は23日、東京・南青山の社宅を東急不動産に売却すると発表した。譲渡価格は約38億1000万円。資産を効率的に活用して財務体質の向上を図る。

 対象の土地・建物は港区南青山7丁目にあり、土地面積が1687平方メートル、建物延べ床面積が266平方メートル。譲渡価格から帳簿価格の約10億9000万円と諸費用を控除した譲渡益約27億円を、2019年3〜8月期に特別利益として計上する見通し。

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週末お出掛けスポット 日常で目にした場面から情景を描く作家のアジア初個展などアート5選

 週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週は、日常で目にした場面から情景を描く作家のアジア初個展や藤井フミヤの16年ぶりの個展など5つをラインアップ。また、「WWD JAPAN.com」の過去記事の中から今週末(8月24、25日)に開催されるイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。

【開催中イベント】

そごう横浜店、ビューティフロアのリニューアルから1周年 「秋のBeauty祭」開催

「M・A・C」のビジュアルに超特急のカイが登場 本人来場のイベントも開催

「イザベル マラン」出身の日本人デザイナーによる新ブランド 伊勢丹とミッドウエストでイベント

ミキモトで「クラフツマンの感性」展 約1万個の真珠やジュエリーの数々を展示し制作の裏側を公開

野村訓市が企画した写真展がGYRE GALLERYで開催 20〜40代を代表するファッションフォトグラファーが参加

アーティストのジェームス・ジャービスが4年ぶりの新作展を開催

「リーボック」が「レブロン」とフィットネス女子応援キャンペーンを実施

眼鏡「フォーナインズ」がフォトコンテスト開催 テーマは“アクティブな夏”

「ブルガリ」と「ドン ペリニヨン」のマリアージュ ブルガリ銀座タワーの最上階に

「リモワ」がストリート誌と企画展 過去のアーカイブからアーティストの作品まで

「MCM」がサステナをテーマに展示会開催 未使用バッグをドレスにアップサイクル

松屋銀座が「美しくなるビアガーデン」開催 今年もクロスフィットトレーナーAYAとコラボ

【開催中ポップアップ】

日本初上陸の英眼鏡「キュービッツ」がブリンク ベースでポップアップイベント開催

「クリスチャン ルブタン」が期間限定でリップカラーに刻印サービスを実施

「アクリス」がバッグにフォーカスした期間限定店 空港をイメージした空間

ビートたけしプロデュースの「キタノブルー」が初ポップアップストアをオープン

眼鏡ブランド「アヤメ」が263日間のポップアップストア 直営店オープンの布石

オーガニックブランド「ラ・ブルケット」が関西で初のポップアップストア

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

料理研究家 平野由希子さん 考案のおつまみレシピ🍾 シードルに合わせたお蕎麦にはパルミジャーノチーズが🧀🇫🇷 そばつゆにも合うそう😋ぜひお試しあれ🍴  シードルに合わせて日本そばをヘルシーなパスタのように楽しむ| Marisol by

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レナウンが希望退職者150人募集

 レナウンは23日、150人程度の希望退職者を募集すると発表した。対象はレナウンおよび関連会社の40歳以上の社員で、店頭勤務者は除外する。構造改革の一環として、人員の適正化が必要と判断した。10月上旬まで募集し、希望者は11月30日に退職する。

 かつては業界のリーディング企業だったレナウンだが、バブル崩壊後は何度もリストラを繰り返して事業規模を縮小した。主力である百貨店市場の縮小も逆風だった。2013年に中国の大手繊維企業、山東如意科技集団の子会社になった後も苦戦が続き、わずかな黒字と赤字を行ったり来たりする状況が続いていた。19年3月期も39億円の最終赤字を計上した。

 レナウンは同日付で23年度を最終年度にする中期経営計画を策定し、基幹ブランドである「ダーバン(D’URBAN)」「アクアスキュータム(AQUASCUTUM)」「アーノルドパーマータイムレス(ARNOLD PALMER TIMELESS)」の強化と、顧客接点を広げるための新規事業の開発に経営資源を投じると発表した。

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高島屋が中国撤退を取り止め 上海店の営業継続を発表

 高島屋は、今月25日付で閉店する予定だった中国の上海高島屋の営業を継続すると23日に発表した。清算する予定だった現地法人、上海高島屋百貨有限公司も存続することになった。高島屋は「家主からの支援および上海市長寧区の協力によって、事業採算性が大きく高まるめどが立ったため」と説明するが、閉店の発表が覆るのは異例だ。

 同店は2012年12月に売り場面積4万平方メートルのフルライン型百貨店として開業。出店エリアの周辺開発が当初計画よりも遅れたことや、販管費の高止まりもあって営業赤字が続いていた。高島屋は家主との間で家賃の減額交渉を進めていたが、折り合わず、店舗の閉店と現地法人の清算を今年6月25日に発表した。

 同社によると「閉店を発表後、取引先やお客さまなどから存続を望む意見が多く寄せられていた」という。家主も条件面での支援を打ち出すに至り、営業を続けられる見通しとなった。ただ、周辺開発の遅れによる来街者の伸び悩みや、中国の消費者のECへの移行など、同店を取り巻く厳しい環境には変わりがない。黒字化に向けた課題は山積している。

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オンワードHDが2019年上期の優秀店・ヒット商品開発チームを表彰

 オンワードホールディングスは22日、国内外のグループ企業を対象とした2019年上期の成績優秀店舗・ヒット商品開発チームの表彰式を都内で開いた。

 店舗売り上げ、販売員一人当たり売り上げなどが優れたチームを表彰する「ファッションスタイリスト賞」と、大きな売り上げを生み出したアイテムの開発チームを表彰する「ベストチャレンジ賞」の2部門があり、同社の16グループ企業・2306チームの中から優秀賞16チーム、敢闘賞8チームを選出した。表彰式には、店舗予算を達成した上位270チームの販売員が招かれた。

 表彰式に登壇した保元道宣オンワードHD社長は、「これから日本は人口減少により“濃縮の時代”に突入し、われわれも“数”ではなく“質”で勝負する。お客さまを満足させるためには、店頭に立つ一人一人の人間力、商品力がますます重要になる。それらを磨いていくことで、新しい時代で戦う土台を作っていく」と述べた。

 優秀賞は以下の通り。

【ファッションスタイリスト賞】
「23区」中国・香港そごう店
「ジル サンダー(JIL SANDER)」イタリア・ミラノ店
「アクアミュージアムショップ」八景島シーパラダイス店
「グレースコンチネンタル ザ バンケット(GRACE CONTINENTAL THE BANQUET)」松坂屋名古屋店
「ジル サンダー」表参道店
「五大陸」伊勢丹新宿本店
「23区オム」小田急百貨店新宿店
「CK カルバン・クライン メンズ(CK CALVIN KLEIN MEN’S)」
「23区」小田急百貨店町田店
「23区」松屋銀座本店
「23区L」川徳店
「23区L」日本橋三越本店
「トッカ ストア(TOCCA STORE)」銀座
「ベイジ,(BEIGE,)」伊勢丹新宿本店
「シェアパーク(SHARE PARK)」三越星ヶ丘店

【ベストチャレンジ賞】
オンワード樫山 組曲・チルティーンズ事業本部組曲商品グループ
「組曲」“オクタライトジャージワンピース”

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日本財団が超ダイバーシティ芸術祭開催、ダンスやファッションショーを実施

 日本財団は2020年のオリンピック・パラリンピックと連携したイベントとして、障害や性、世代、言語、国籍などを横断する芸術祭「トゥルー・カラーズ・フェスティバル(TRUE COLORS FESTIVAL)-超ダイバーシティ芸術祭-」を開催する。今年9月から来年7月にかけ、ダイバーシティとインクルージョンの実現を掲げたパフォーミングアーツやファッション、音楽などのさまざまなイベントを行う。東京都内で行った記者会見に登場した笹川陽平・日本財団会長は「日本財団は障害者の支援を半世紀以上にわたって行っており、2020年の東京オリンピック・パラリンピックでも、パラリンピックの支援を積極的に行っている。東京オリパラもパラリンピックの成功なくして成功はない。今回のフェスティバルの原型になっているのは、2006年以降にアジア各国で日本財団が開催してきた国際的な障害者芸術祭だが、今回は障害という言葉を使わず、国籍や性的指向、国籍、世代などを超えた新しい社会を実現したい」と意気込みを語った。

 フェスティバルの主なスケジュールは多国籍のブレイクダンスチーム「イルアビリティーズ(ILL-ABILITIES)」が参加するトゥルー・カラーズ・ダンス(9月10日、渋谷ストリーム前)、アルゼンチン屈指の打楽器奏者サンティアゴ・バスケス(Santiago Vazquez)やコムアイが参加するライブイベントのトゥルー・カラーズ・ビーツ(10月22日、代々木公園野外ステージ)、障害者による米国のミュージカル劇団「ファマリー()」が参加するトゥルー・カラーズ・ミュージカル(2019年2月15・16日、ハレザ池袋)、インクルージョン&ダイバーシティを掲げたファッションショーを行うトゥルー・カラーズ・ファッション(20年4月、渋谷パルコ)、同芸術祭最大のイベントで世界の多様なバックグラウンドを持つトップアーティストが共演する音楽&ダンスイベントのトゥルー・カラーズ・コンサート(20年7月18・19日、有明ホール)になる。

 10カ月にわたるトゥルー・カラーズ・フェスティバルをサポートするため、アンバサダーとしてモデルのラブリ、タレントのIVAN、タレントのりゅうちぇる、「五体不満足」で知られる作家の乙武洋匡が就任する。りゅうちぇるは「僕自身も“自分の色を取り戻そう”をテーマに音楽活動を行ってきた。自分が本当に好きなものを好きと言える社会になってほしい」と語った。

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仏高級百貨店で日本の美容に特化したポップアップが盛況 反響の理由は欧州トレンドの変化

 パリの高級百貨店ボン・マルシェ(LE BON MARCHE)で日本の美容とライフスタイルをテーマにしたポップアップストア「ビジョ;(Bijo;)」が9月8日まで開催されている。フランスの百貨店では初めての“J-Beauty(日本の美容)”をテーマにした大掛かりなイベントだ。発起人は、パリで日本の美容ブランドの欧州市場進出をコンサルティングするデッシーニュ(Dessigns)の須山佳子代表だ。「ビジョ;」とは、Beaute (=美しさ)、Innovatrice(=革新的)、Japonaise (=日本)、Originale(=オリジナリティー)の頭文字を取った造語で、パリでのポップアップ開催は今回で4度目となる。

さまざまな分野で美を提案

 1階のメインステージには厳選された16ブランドが陳列されている。スキンケア部門では伝統的な和コスメ「まかないこすめ」や沖縄の月桃をメインにしたオーガニックコスメ「ルハク(RUHAKU)」、8種の和漢のハーブを発酵させたローション「オードキ(EAU DE KI)」、初披露となる熊本発の新シルクブランド「ココン ラボ(COKON LAB)」が参加した。さらに、以前から同百貨店で取り扱いのあるトータルビューティーサロン「ウカ(UKA)」のヘアとネイルケア商品を使ったヘッドマッサージやネイルイベントが週末に行われている。中でも特に須山代表が推すのは、今年5月にパリ市内にサロンをオープンした新ブランド「エン(EN)」だ。肌診断を行い、抹茶や米など80種類以上の原液を肌質に応じて組み合わせるパーソナライズのサービスを提供する。「手持ちの商品にプラスすることで効果を得られるという発想が、スキンケアライン一式を揃えることを勧める従来のブランドとは違う。フランスの女性にとって新鮮で、気軽に手に取りやすいようだ」と須山代表は述べる。

 香りの部門では、“秘める美”をテーマにし欧州ですでに人気が高い「トバリ(TOBALI)」や120年以上続く竹細工「公長齋小菅」のお香が並ぶ。美容ツールでは熊野から洗練されたフェイス&ボディブラシ「シャクダ(SHAQUDA)」と化粧筆「スイ トーキョー(SUI TOKYO)」、新潟の爪切り「スワダ(SUWADA)」をそろえる。ライフスタイル部門ではパリのウェルネスサロン「スイセン(SUISEN)」のオーガニック日本茶のほか、京都で1875年に創業した「開化堂」の美しい茶筒や「ビト(BITO)」のコケアート、そして会期の中盤からは「エデンワークス(EDENWORKS)」が加わり、色彩豊かなドライフワラーを販売する。

「日本の美容は伝統と革新が結びついている」

 ポップアップ開催から10日目を迎えた取材日、須山代表は期待以上の反響に大きな手応えを感じているようだった。「日本製の商品だけに着目されているのではなく、美容を含む“日本の生活様式”に関心を寄せる人が多い。例えばお風呂にゆっくり浸かる、美顔マッサージをするなど、日本女性にとってライフスタイルの中に含まれている美容法がフランス人女性にとって興味深いようだ。商品の使い方だけでなく、どのようなシチュエーションで、どういった流れで使うのかなど、興味津々に質問を投げかけ、じっくり話し込むお客さまが多い」。ボン・マルシェ百貨店ビューティ・ディレクターのアクセル・ロイェール(Axelle Royere)は「日本の美容は日本人の伝統を保ちながら革新的で現代性のある暮らしと結び付いているため、さまざまなライフスタイルプロダクトと混ぜることでより理解が高まる。日本の商品は説明がないとなかなか分かりづらいが、その奥深さと詩的なニュアンスをわれわれの顧客に伝えていきたい」と意欲を語った。週末には、フェイシャルマッサージやミニ香道講座などのあらゆる体験型イベントを開催し、行列をなすほどの盛況ぶりだった。「訪れるのは、同百貨店の顧客である中階級以上のフランス人マダムのほか、バカンスシーズンということもあってアメリカや中東からの観光客など20〜70代と幅広い。連日訪れたり、体験した結果大量購入したりと反響が大きい」と須山代表。

“K-Beauty”ブームから変化の兆し

 欧州ではかつて韓国、中国、日本をアジアのひとくくりとして認識され、5〜6年前からは韓国が一つ抜きん出て“K-Beauty(韓国の美容)”がビッグトレンドとなっていた。東日本大震災の影響で日本の輸出量が大幅に減少した数年間で韓国は美容部門の輸出量を2.5倍に伸ばし、パリの大手百貨店やブティックには韓国製の商品が数多く並ぶ状態だった。しかし昨年から“J-Beauty”も徐々に注目されはじめたという。須山代表は「即座に効果が出たり、ジャケット買いを促したり、SNSで若年層へのアプローチなどメディア戦略が上手い“K-Beauty”は流行した。しかし即席ではなく『本当の美とは何か』という考えも広がっており、時間をかけてケアし、化学と自然の融合で生まれた商品や未然に防ぐロングタームな日本の美容も注目されている。サステイナブルやスローライフといった市場の傾向も重なり、時間をかけて自分自身をケアすることに関心が高まりつつある」と分析する。同ポップアップを皮切りに欧州での“J-Beauty”が今後どのように変わっていくのか、引き続き注目したい。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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アメリカで無人トラックによる貨物輸送

 自動運転トラックを製造する米スタートアップ企業のスタースキー・ロボティクス(STARSKY ROBOTICS以下、スタースキー)は8月8日、インターネットで貨物仲介を行うロードスマート(LOADSMART)と共に、全ての過程において人の介入を一切必要としない無人トラックを貨物輸送のために派遣したと発表した。人工知能(AI)をベースにした価格設定システムと積載マッチング技術を駆使して、ロードスマートが貨物輸送業務の値付け、入札、予約を担当。今夏、業界初の完全無人トラックでの輸送テストをフロリダ州にある高速道路の閉鎖された区間で実施。スタースキーの自動運転トラックがその貨物をピックアップし、目的地へと運搬した。

 この画期的な取り組みの鍵となったのは、スタースキーが新たに実用化したアプリケーション間の連携を可能にするためのインターフェース「ハッチ(HUTCH)」だ。「ハッチ」では、提携する貨物仲介業者と主要な荷送人がスタースキーのオペレーションに直接アクセスすることが可能。電話などで問い合わせたり見積もりをとったりすることなく、同社のトラックの空いた貨物スペース利用を入札することができる。これにより、ロードスマートのプラットフォームとのシームレスな統合が可能になった。

 「われわれは送り手から受け手まで自動化された配送・物流サービスを提供するというビジョンを掲げている。その中で自動運転車は重要な役割を果たしている」とリカルド・サルガド(Ricardo Salgado)=ロードスマート最高経営責任者(CEO)。「スタースキーとの協業によって、われわれはサプライチェーンの効率化を可能にする最先端技術を顧客に提供する先進企業へと飛躍できる」と話す。

 一方、ステファン・セルツ・アクスマカー(Stefan Seltz-Axmacher)=スタースキーCEOは、「ライドシェアリング・サービスの優位性が初めてトラック輸送にまで適用された」とし、ロードスマートと成し遂げた完全にデジタル化されたプロセスを称賛。「従来のトラック運送会社において、1回分の貨物を積んだそれぞれのトラック派遣にフルタイムの従業員5人が携わっているというのは珍しい話ではない。ロードスマートのようなインターネットを駆使した貨物仲介業者(eブローカー)とタッグを組むことにより、われわれは無人トラックの安全性確保に注力しながらも、バックオフィスでの人の介在を全てなくし、発送プロセスをシームレスに変えることができる。スタースキーの『ハッチ』により、定期的に自動で積載された貨物を自動的に発送できるようになるだろう」と説明する。

テキサス州の高速道路が舞台

 さらに、テキサス州では無人トラック輸送が急拡大している。長距離に特化した無人トラック輸送技術を開発するスタートアップ企業のコディアック・ロボティクス(KODIAK ROBOTICS以下、コディアック)は8月7日、安全対策としてドライバーを乗車させた自動運転トラックでの商用配送を開始した。1年前にシリーズAラウンドで1000万ドル(約10億円)の資金を調達し、創業からわずか16カ月にして実際の道路での運用にこぎつけたことになる。“真の貨物運送会社”を掲げる同社はまた、ダラス・フォートワース地域に継続的な技術テストと貨物輸送のオペレーションをサポートする新たな施設を構える計画も発表した。

 自動運転トラック輸送を支持する人は、運送会社の従業員にとっても、同じ道路を利用する一般ドライバーにとっても、無人運転が同業界をより安全なものに変えると考えている。加えて、自動運転のセミトレーラーに関わるコスト上のメリットも指摘する。その点についてコディアックは、同社の技術が「貨物輸送のコスト、そして長距離の場合は輸送にかかる時間も削減するだろう。顧客に商品を早く届けたいブランドや小売店にとっては利点しかない」と主張する。

 また、輸送研究を行うテキサスA&Mトランスポーテーション・インスティチュートのアシスタント・エージェンシー・ディレクターであり、自動輸送戦略に詳しいクリストファー・ポー(Christopher Poe)博士は、「テキサスは、インターネットに接続された自動運転車両のテストと導入におけるリーダーだ。新たな技術の安全な配備を行うために学術機関や公的機関と共に取り組むコディアックの意欲は、われわれの輸送システムに大きな価値をもたらすだろう」と話す。

 市場調査会社のアライド・マーケット・リサーチ(Allied Market Research)によると、北アメリカを最大の市場とする世界の自動運転トラック輸送産業は、来年には10億400万ドル(約1064億円)に達すると予測されている。さらに、今後5年間は年平均成長率10.4 %で成長し、2025年までには16億6900万ドル(約1769億円)に達する見込みだという。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

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福井発世界トップの“リボンの騎士”SHINDO、4万種が強み

 今年で創業50周年を迎える、福井県あわら市に拠点を置くSHINDOは、ラグジュアリーブランドからグローバルスポーツブランドまでリボンやテープを供給しており、ファッションデザイナーならなじみのあるブランドだ。しかし、そのユニークなビジネスモデルを知る人は少ない。

強みは多品種、小ロット対応、短納期

 同社はもともと、アパレルやスポーツメーカーからの受注生産を軸にビジネスを行っていたが、発注量に左右されることが多く安定的なビジネスを行うことが難しかった。そこで2000年に立ち上げたのが、オリジナルブランド「S.I.C.」だ。

 「S.I.C.」はプレーンな無地のテープ、意匠性のあるブレード、チロルテープ、ストレッチテープなどをそろえ、品番数は722点、色や幅を合計すると4万1069点にも及ぶ。その全製品の在庫を持ち、必要に応じて小ロット・短納期で対応できる点を強みにビジネスを拡大してきた。サンプル帳や写真をそろえるだけでなく、東京・原宿、フランス・パリ、アメリカ・ニューヨーク、そして中国は上海と香港にショールームを構え、それらを介して発注することができる。リボンやテープ4万種をそろえて即日出荷にも対応できるメーカーは世界的に見てもほかにはない。繊維事業を率いる堀健一・執行役員兼営業部門長は「通常は1反(通常は30mが多い)、サンプルカットなら1mの小ロットから対応できる点が強みだ。またメーカーであるわれわれは、糸を仕入れて、その後の編み、織り、染色、2次加工まですべて自社工場で行い、急な発注にも対応できる」と胸を張る。

海外戦略強化 売上高を25年に今の2倍に

 「S.I.C.」は特に海外市場が伸びており、中国ではアパレルの高級志向が始まって品質が重視されるようになり、13~18年は前期比約8%増をキープしている。欧州はこの2~3年が前期比5%増、米国も5~8%増の成長を続けている。国内が厳しいとはいえ、国内の繊維事業は4期連続で前期超えだった。19年は成長が鈍化しているが前年並みを維持している。

 今後はさらに海外戦略を強化する。欧州と米国の現地法人のトップも務める堀執行役員は「海外の売上高を25年には今の2倍、35年には今の3倍にする」と強気だ。その経緯を堀執行役員は「かつて海外のグローバルスポーツブランドはジャパン社が国内向けに国内でモノ作りをしていて、ジャパン社が服飾資材も購入していた。そのため、日本でもスポーツブランド向けのビジネスが大きかった。しかし、現在はグローバルに統括するようになり、日本でのモノ作りがなくなり、国内販売が落ち込んだ。そこから当社は海外の商圏を視野に入れたビジネスを展開し、それが形になってきた。日本市場は厳しいが、海外はハマるゾーンがあればまだまだ伸びる」と話す。

 海外戦略について、「宇宙に例えると、われわれはまだ太陽系しか見えていない。しかし、太陽系だけではなく、銀河系、アンドロメダ、さらにはブラックホールの先を見越すことが必要だと社内認識を共有している」という。競合企業については「今後は単品メーカーとの勝負になるだろう。十種競技は勝てる自信があるが、専門競技だと負ける可能性がある。そこをどう戦っていくかが肝になる」。SHINDOは自社で多くの織機や編み機を持ち、またそれらをアレンジして独自に設計できる点も強みである。

創業から50年間の転機は別事業と「S.I.C.」の立ち上げ

 SHINDOは繊維事業に加え、1991年に立ち上げたシリコーン事業、2004年に立ち上げた飛行機の部材などを扱う産業資材事業の3事業を柱にしている。18年7月期の売上高は121億円だった。

 「アパレルが厳しいときはスポーツ、繊維が厳しいときは産業資材やシリコーンで持ち返すといった具合にビジネスの安定化を図っている。また売上高の3~5%程度を先行投資したことも大きい」と堀執行役員は振り返る。例えば10年には、これまで9拠点だった繊維の生産部隊と工場、そしてインターチェンジ付近にあった物流センターを石塚工場に統合し、さらなる効率化を図った。リボンとテープのグローバルサプライヤーとして現在は「排水処理の徹底、太陽光発電、熱回収システムなど持続可能な生産を行っているが、それに加えて、リサイクル糸や和紙を用いた商品開発にも力を入れる」という。

 50年間の転機については、「1つ目は1989年の香港支店開設だろう。中国でコストを抑えた生産ができるようになった。2つ目は『S.I.C.』の立ち上げだ。われわれの強みは自己資本力91%でほぼ無借金経営という点だ。在庫をキープするにも資金力がないとできない」と語る。

 SHINDOはこれまでリストラによる雇用削減を行わずに成長を続けてきた。「“人がいるから会社がある”という企業理念のもと、雇用を守りながら事業を広げてビジネスを安定化した経緯がある」。AIやIoT技術を導入して作業の機械化にも取り組んでいるというが、それは雇用を減らすのではなく、働きやすい環境をつくるためだという。こうした人を軸にしたサステイナブル経営が同社の最大の強みだろう

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【井戸実氏インタビュー】「けん」「ふらんす亭」を事業譲渡したワケ

 「ロードサイドのハイエナ」の異名を持つ井戸実氏が代表を務めるエムグラントフードサービスが、主力事業であった「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」と、かつて買収した「ステーキと焙煎カレー ふらんす亭」を事業譲渡した。その背景を井戸氏が語ってくれた(聞き手は、フードリンクニュース編集局長兼編集長・遠山敏之)
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「シャネル」の時計“J12”アンバサダーにカヌー銅メダリストの羽根田卓也

 「シャネル(CHANEL)」はアイコンウオッチ“J12”の日本でのアンバサダーに、カヌー(スラローム)選手の羽根田卓也を指名した。その理由について「シャネル」は、「一流アスリートとしてぶれないチャレンジ精神を持ち、自己を高めて躍進しようとする姿は“J12”のコンセプトを体現する存在だ」としている。

 “J12”は2000年に発売。20年目を迎える19年6月に、高耐性セラミック製の外装をはじめとするデザインはそのままに、ムーブメントを含む約7割ものパーツを入れ替えてリニューアルした。

 羽根田は1987年、愛知県生まれ。2016年に開催されたリオデジャネイロオリンピックで、アジア人として初めてカヌー競技で銅メダルを獲得した。

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「ユニクロ」×「エンジニアド ガーメンツ」第2弾 ミリタリーテイストのフリース発売

 「ユニクロ(UNIQLO)」は、ニューヨークを拠点とするメンズブランド「エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)」とのコラボ“ユニクロ アンド エンジニアド ガーメンツ(UNIQLO AND ENGINEERED GARMENTS)”の第2弾となるフリース4型を10月11日に発売する。

 発売から25周年を迎えた「ユニクロ」のベーシックアイテムであるフリースを「エンジニアド ガーメンツ」のエレメンツの一つであるミリタリーテイストをベースにデザインした。質感の異なるナイロン素材を組み合わせたフリースやニットのような素材を使ったジャケット、アウターの内側に取り付けるライニングから着想を得たノーカラーコートなどをラインアップ。カラーはブラック、ネイビー、オリーブ、グレーをそれぞれワントーンでシンプルにまとめた。価格は1990〜4990円。

 鈴木大器「エンジニアド ガーメンツ」デザイナーは「フリース発売25周年、おめでとうございます。フリース作りに実績のあるユニクロが開発する素材を使うことができ、さらにフリースを熟知したスタッフからのサポートを受けて、『エンジニアド ガーメンツ』らしいデザインをユニクロのクオリティーと価格でより広い市場に提供できることを楽しみにしています」とコメントしている。

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DDのファンド、暗号通貨がもらえるグルメSNSに出資。まずは傘下SLDが導入。

株式会社DDホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役:松村 厚久)が設立したオープン・イノベーション・ファンドが、グルメSNS「シンクロライフ」を運営する株式会社GINKAN(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:神谷知愛)に投資すると共に、傘下の株式会社エスエルディー(本社:東京都渋谷区 代表:伴 直樹氏)はGINKANと資本業務提携した。
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チョコに未知の商機あり!? 元「ユーゴ&ヴィクトール」関係者がカカオ事業の新会社設立

 世界のパティシエやショコラティエのビジネスやカカオに関わる事業を手掛ける会社アペカ(APECA)が設立された。同社を立ち上げたのは、フランドル、TSIホールディングス、マッシュホールディングスなどファッション企業に勤務した内藤裕昭アペカ社長とクリエイティブ・ディレクターのチダコウイチ同副社長。2人は、マッシュホールディングス時代にフランスのスイーツブランド「ユーゴ&ヴィクトール(HUGO & VICTOR)」の日本事業を共に手掛けており、そのときのノウハウが生かされているようだ。

 同社は、カカオやチョコレート関連のキュレーションメディアの制作、世界のチョコレートを集めたセレクトショップ運営、世界のショコラティエの代理店業務やプロデュース、イベント開催、企業や大学、農業従事者などと連携したカカオの研究など多岐にわたる事業を目指す。

 内藤社長は「海外と比べて、日本におけるカカオ文化やチョコレートの高い文化的価値に対する理解は遅れている。カカオはアート、カルチャー、サイエンス、テクノロジーなどさまざまな分野で可能性を秘めており、チョコレートはアートであり、ファッションに近い。カカオを軸とした新しい文化活動として世界に情報発信したい」と抱負を語った。また、チダは「私は何でものめり込むタイプ。内藤社長の話を聞いてカカオのことをいろいろと調べてみると、こんな面白いものはないと驚いた。さまざまな業種の企業や人と関わって、新しい文化やアートと結びつけたい」と話した。

 同社は10年で売上高30億円を目標にしている。

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「デザイナー支援には、コレも含んで!!」 ファッションフリークOL「WWDジャパン」最新号につぶやく

 1992年生まれのファッションフリーク女子が、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。渋谷のファッションベンチャーに勤める等身大OL、Azuのリアルな目線を生かし、「このニュースからはコレが見える」という切り口でさまざまな記事につぶやきを添えます。

今日のニュース:P.7「ワールドが若手デザイナーを支援する新施設」

読み解きポイント「包括的支援の中にビジネスは含まれるのか?」

ニュースのポイント

 ワールドが若手デザイナーの支援を目的としたワーキングスペースを表参道に開設。CAMPFIREの新会社bigが主催するファッションコンペ「ビッグ デザインアワード」受賞者と応募者15ブランドを対象に、施設を無償で提供する。選ばれたブランドは工業用ミシンやトルソー、社内のフォトスタジオ、プレスルームを利用できるなど、包括的な支援を受けることができる。

AZUはこう読む!

 日本にも歴史的なファッションアワードがいくつかありますが、「ビッグ デザインアワード」は次世代を担う新しい芽の発見から育成までを中長期的に見てくれる“ホーム”のような存在になってくれることを期待しています。ビジネスチャンスに疎く経験が浅い若手ブランドにとって、機材や技術指導などモノづくりのサポートだけではなく、PRや商品撮影、ECの開設といった販促面でのサポートまであるのは、とても心強いのではないでしょうか。

 全てをデザイナーが一人でこなすのは限界があるので、この先重要になるのは「誰と組むか」です。ベンチャーにいると特に肌で感じるのですが、規模の小さい組織だからこそ一人一人の役割は幅広く、さらに責任は重く(笑)。いくら資金があっても、結局は人で会社の未来は決まります。「無理言うなよ……」と日々焦りながら「でも、事業拡大のためなら」と奮闘しますが、本音をいうと専門分野は専門家に任せた方が良いんです。

 ブランドだってベンチャーと同じだと思うので、今後大きくしたいなら、デザイナーが自分の役割であるクリエイションに集中できるよう、ビジネス面でのパートナーやメンターをいち早く見つけることが重要です。CFO(最高財務責任者)的立場なのか、PRやマーケター、もしかしたらエンジニアなのか……?初速を最大化させるのに最も必要な役割はブランドによって異なると思いますが、「ビッグ デザインアワード」の包括的な支援の中に“ファッション・ビジネス・マッチング”なども含まれていたら素敵だなと思いました。

Azu Satoh : 1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションベンチャー企業スタイラーに参画。現在はデジタルマーケティング担当としてSNS運用などを行う。越境レディのためのSNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。趣味は、東京の可愛い若手ブランドを勝手に広めること。ご意見等はSNSまでお願いします。Twitter : @azunne

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

仏CFAO社とアフリカのスタートアップへの投資会社を設立、人口増や都市化に伴い移動ニーズが高まるモビリティ事業を推進🇫🇷🌍🇯🇵 フランス企業との連携でアフリカ開発を加速 豊田通商、アフリカで新興に投資 移動サービス対象: 日本経済新聞

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

2017年に青山に旗艦店を構えた仏ラグジュアリーインテリア デザイナーが来日し新コレクションを発表 🇫🇷🛋 高級インテリアブランド「ロッシュボボア」の新作「NATIV collection」は官能的で、高級そのものだった | GetNavi web by

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【繁盛店探訪】この業態は流行る!スパイス居酒屋「やるき」の面白いトコロ

 今、活況な食ジャンルの筆頭がカレーだ。具体的には、「亀」の深イイ話『私が、いま「カレーって面白い」と思うのは、こんなところなんです!』で述べられているが、記事内の5つのキーワードにもうひとつ加えるなら「酒を飲めるカレー」が挙げられると思う。スパイス酒場ともいえよう。
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ワールドがスタートアップブランドを集めたポップアップ型百貨店をオープン 全13ブランドを集結

 ワールドは9月14〜23日、スタートアップブランドを集めたポップアップ型百貨店“246st MARKET”をワールド北青山ビルにオープンする。同ストアは、モノ作りの現場と消費者をつなぐ最初の取り組みの一つとして、ブランドを設立して間もない若手デザイナーらに必要なサービスをワンストップで提供する。軍地彩弓「ヌメロ・トウキョウ」(扶桑社)エディトリアル・アドバイザーが、サステイナブルの観点でキュレーションしたファッション、服飾小物、飲食の全13ブランドが出店する。

 同ストアのコンセプトはサステイナブルで、環境負荷とコストを極力抑えて作り手と買い手の思いとニーズをつなげて販売を行う。ストア内は、ワーキングスペースなどを設計してきた建築家の百枝優が同イベント限定でリユース可能なインテリアを手掛ける。屏風型の側板とフレキシブルな棚板の組み合わせで製作し、収納時は屏風のように折り畳むことが出来る。また、会期中はデザイナーのトークショーやライブイベントなどを行なって、デザイナーらの思いが詰まった空間を演出する。

 ワールドは、グループのデジタルや生産、販売の多様なプラットフォームサービスを業界内外へ積極的に提供し、ファッションを軸とした“総合サービス企業グループ”を目指す。

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「私が『サカイ』だし、『サカイ』が私。妥協なんてしない」 by 阿部千登勢

阿部千登勢「SACAI」デザイナー

 私が「サカイ」だし、「サカイ」が私。妥協なんてしない。もちろん、どうしても間に合わないから工夫したり、さまざまな方が携わっている分、私のワガママが通らなかったりもする。ただ、ベストは尽くします。自信があるわけではなく、悩み続けて常にアップデートしています。「私が見たい景色はこれだったんだ。じゃあ、次」というのを繰り返しています。知らない世界があると、経験してみたくなる。次の景色を見るために生きています。(2017年11月28日掲載、「サカイ」阿部千登勢が語るファッションの面白さから)

The WORDS
ファッション業界人の残した名言を日々の糧に。デザイナーやバイヤー、社長、編集長らの心に響く言葉をお届け。

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