「バレンシアガ」が六本木ヒルズに直営店をオープン

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は8月30日、東京・六本木エリアで初の直営店を六本木ヒルズウェストウォーク2階にオープンした。メンズとウィメンズのウエアに加えシューズ、アクセサリーを展開する。

 ストアのデザインは、アーティスティック・ディレクターのデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)が手掛けた。倉庫のようなレイアウトの店内に、ブラックのレザー製クッションやブラッシュドメタル製の棚を配し、床一面にはブランドロゴを施したブルーグリーンのカーペットを敷いた。コレクションアイテムはスモークガラスの机やコンベアーレールのようなラックに陳列する。

◼バレンシアガ 六本木ヒルズ
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウェストウォーク2階

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どんなもんでもセキュリティは万全というのは信用できんということで。2年も穴が開いていたということはなかなか深刻

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アディダスが初のジャケットコレクション“マイシェルター”発売

 アディダス ジャパンは9月2日、アウトドアカテゴリーブランドのアディダス アウトドアから、新ラインのジャケットコレクション“マイシェルター(MYSHELTER)”を発売した。最新のアウトドアテクノロジーとアーバンスタイルを融合し、ロンドン、ニューヨーク、上海、東京などの都市のクリエイターの声をもとにデザインしている。

 “マイシェルター”は、同社のアパレル開発での50年以上の専門知識と高度な技術、現代のイノベーションを一つにして開発。どんな天候でも街へ出向いて楽しむ若きクリエイターのためのジャケットだ。

 アイテムは、“マイシェルター レインジャケット(MYSHELTER RAIN JACKET)”全3型。縫い目に防水テープ加工を施し、高めの襟と収納可能なフード、バックヨークのオーバーレイ構造が防水性を強化。加えて、三層ファブリック構造により通気性を確保し、独自のキャリーストラップ設計でハンズフリーの温度調節が可能だ。価格は1万5000〜2万2000円で、アディダス公式オンラインストア、渋谷や新宿のアディダス ブランドコア ストアなどで取り扱う。

 ティム・ジャナウェイ(Tim Janaway)アディダス アウトアドア ゼネラルマネジャーは「“マイシェルター”により、人々の屋外での時間を増やしてさらに有意義なものにしたいと考えている。大自然という環境下だけではなく、都市の中でもだ。“マイシェルター レインジャケット”があれば、天候に左右されることなく屋外のどんな場所でもクリエイティブな生活を送れる」と語る。

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百貨店8月度は5社中4社がプラス 気温上昇で盛夏物好調、高額品は国内需要が下支え

 百貨店大手5社の8月度売上高(既存店ベース)は、4社が前年実績を上回った。稼ぎ頭のボリュームの婦人服において、気温が上がったことで盛夏物が動いた。特選、呉服、宝飾、美術品、時計など高額品では中国人のインバウンド消費が失速しているが、国内富裕層の消費が下支えし堅調に推移している。

 8月度の売上高は、三越伊勢丹が前年同月比5.5%増、高島屋が同3.8%増、大丸松坂屋百貨店が同0.5%減、そごう・西武が同3.0%増、阪急阪神百貨店が同2.9%増。

 そごう・西武でけん引したのは特選(同20%増)、と呉服・宝飾・美術(同30%増)。高島屋も特選婦人服・雑貨が同14.3%増、時計・宝飾が同16.3%と大きく伸ばした。主要百貨店で唯一前年を割った大丸松坂屋百貨店(同0.3%減)は、「円高・元安の影響で中国人の客足が遠のいた」(広報担当者)ことで7カ月ぶりに免税売り上げ高が前年比減。だが旺盛な国内需要がカバーし特選婦人服・雑貨が同2.8%増、高級雑貨が同9.5%増だった。

 婦人服は、気温の上昇で積み上がった盛夏物の在庫の消化がようやく進んだ。三越伊勢丹は梅雨明けから盛夏物が本格的に動き出した。「月後半から涼しくなり、夏物はややブレーキがかった。一方、新宿(本店)の感度の高いお客さまにはジャケット類や秋色のバッグなどがすでに売れ始めている」(三越伊勢丹広報担当者)。サンダル(同2割増)、日傘(同3割増)など夏物雑貨も売れた。そごう・西武は秋の気分を先取りしたMDが貢献し、婦人服カテゴリーで前年比微増。「盛夏物は売り時を逃してしまった形だが、気温が高い時期から着られる薄手の素材で、かつ秋カラーの軽・中衣料でカバーできた」(そごう・西武広報担当者)。

 気温に左右されないMDも実を結んでいる。婦人服が前年同月比プラスとなった高島屋は盛夏・秋物ともにプロパー商材の動きがよく、ワンピースは同2ケタ増。阪急阪神百貨店も、阪急うめだ本店でプロパー商材を特集したイベントが集客につながり、同店の売りあげは同7.3%増。増税前の駆け込み需要を狙った仕掛けも始まっている。「高単価なアウター類や希少な高級雑貨、消耗品などのフェアも開始し、特にインポートのダウンが売れた」(そごう・西武広報担当者)。

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2回目の開催を迎えた秋の「グリーンルーム」 多機能ベストはより豊かなバリエーションに

 毎年春に神奈川・横浜赤レンガ倉庫で開催されている音楽フェス「グリーンルーム フェスティバル(GREENROOM FESTIVAL)」を主催するGREENROOMが、秋フェス「ローカルグリーン フェスティバル(LOCAL GREEN FESTIVAL)」を8月31日と9月1日に開催した。

 「ローカルグリーンフェスティバル」は昨年初開催されたフェスで、今年はヘッドライナーにシカゴ出身のソウルシンガーBJ・ザ・シカゴ・キッド(BJ the Chicago Kid)と岸田繁のくるりを迎え、NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDやNulbarich、SANABAGUN.、SIRUP、ichikoroなど30組のアーティストが出演。2回目の開催ながら2日間で5万人を動員するなど、国内屈指のフェスへと急成長している。

 来場者のファッションは春の「グリーンルーム」同様、都心部からのアクセスの良さと海沿いという開催地の特徴を色濃く反映し、普段着に少しリゾート&カジュアルテイストをプラスしたスタイルが主流だった。メンズ・ウィメンズともにビッグTシャツやワイドパンツなど余裕のあるシルエットのアイテムが人気で、足元はスニーカーやサンダルといったラフなシューズが多い。流行の多機能ベストは、より豊かなバリエーションを見ることができた。

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西陣織の細尾が初の旗艦店 世界へのアピール拠点に

 西陣織の老舗である細尾(京都、細尾真生社長)は、自社オリジナルブランド「ホソオ(HOSOO)」初の旗艦店を本社ビル1、2階に9月2日オープンした。国内外から高い評価を得るテキスタイルコレクションと、家具やインテリア小物がそろう初のホームコレクションを展開。職人が作る伝統工芸の器に触れながら日本茶やオリジナルのスイーツを味わえるラウンジスペースと、日本の染織文化にまつわる展示を行うギャラリースペースも併設する。

 同社は2006年から欧米の展示会に出展し、これまでは「ディオール(DIOR)」や「エルメス(HERMES)」などラグジュアリーブランドの店舗や、フォーシーズンズ(FOUR SEASONS)など高級ホテルの内装材のテキスタイルを提供してきた。ブランドの認知度が高まるにつれ、一般からの問い合わせも増えてきたことから、消費者向けのホームコレクション事業を本格スタート。旗艦店では、西陣織の技術から生まれたテキスタイルを贅沢に用いたソファや椅子、クッション、ルームシューズ、ポーチなどを販売する。価格はクッション3万3000円、ポーチ2万1000円、ラウンジチェア59万円など。店内のテキスタイルセラーコーナーには、オーダーカーテンや壁紙、ソファ用のコレクション約100点を展示する。

 細尾の12代目であり、グローバル戦略を担ってきた細尾真孝常務取締役は、日本のモノ作りの発信基地にしたいと話す。「当社は1688年から西陣の織屋として家業を営んできたが、もう一方では曽祖父の代から始めたきものと帯の問屋業という顔があり、国内の染織作家の作品を紹介してきた。また、2012年からは京都の伝統工芸を担う若手後継者によるプロジェクト『GO ON』にも取り組んでいる。西陣織をはじめとする日本の染織文化のみならず、伝統工芸を世界に向けて発信する拠点として位置付けている」。

 旗艦店の入る本社ビルは全面改装され、伝統的な左官技術など職人技が随所に感じられる建物になった。ファサードに使われている4色の土壁は、飛鳥時代から伝わる「版築(はんちく)」という技術を生かし、京都近郊の4つの地域の土を積層したもの。黒漆喰の外壁面には、本金箔を使った直線ラインが施されている。「版築塀や黒漆喰壁などで内部空間は閉じられているが、塀間の視界の抜けと、外壁を走る金箔目地の流れが街ゆく人を建物の中にいざなうような設計になっている」(建築設計担当の細尾直久氏)。

 5階には、横浜のメーカーと共同開発した世界初の西陣織外壁材「NISHIJIN refleced」を使用。防水性、不燃性を特徴とした素材で、夜になると明るく光る。「ミニマリスティックでモダンだが、使用している素材は圧倒的に伝統的なもの。今の時代にしかできないグローバルな価値観を持った新しい解釈の伝統工芸とは何なのかをここで問うていきたい」(真孝常務)という。

 ギャラリーでは、織物をメディアとして日本の歴史、文化、未来について発信する展覧会を年間2〜3回不定期で行う。こけら落としとして12月14日まで「THE STORY OF JAPANESE TEXTILES−日本の美しい布−」を開催。真孝氏が国内33カ所の染織産地を訪ね歩き、集めた布や道具などの貴重な資料と記録写真などを展示する。

 「海外からの目を通して自分たちのポテンシャルに気付かされたが、その気づきを日本人にも紹介し、同時に伝統工芸品を買っていただくことで職人に還元していきたい。これまで受け継いできた染織文化を100年、200年後まで絶やさずつなげていくチャレンジでもある」と、真孝常務は熱く語る。

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コナカがサマンサを持分法適用関連会社化

 紳士服専門店のコナカは、サマンサタバサジャパンリミテッドの株式31.3%を取得する。コナカの湖中謙介社長個人が所有する株式を会社として取得し、サマンサを持分法適用関連会社にする。

 湖中社長は6月21日、サマンサの創業者で前社長の寺田和正氏が保有する62.6%の株式の半分を取得し、寺田氏に並ぶ筆頭株主になった。コナカは、サマンサとのシナジー効果の検討や企業調査を実施。同社への出資が企業価値向上につながると判断し、今回の株式取得を決めた。株式取得日は9月末の予定だ。

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ZOZOがZOZOUSEDを吸収合併 一次&二次流通のシームレスなサイクル構築

 ZOZOは9月2日、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で二次流通に特化した「ゾゾユーズド(ZOZOUSED)」運営会社のZOZOUSEDを11月1日付で吸収合併すると発表した。ZOZOUSEDのシステム開発部門はグループ会社のZOZOテクノロジーズに吸収分割される。ZOZOは今回の吸収合併について「システム開発能力の強化と一次流通と二次流通のよりシームレスなサイクルの構築を図る」としている。

 ZOZOUSEDの前身であるクラウンジェルは2005年に創業し、ファッション専門のオークションサイト「クラウンジュエル(CROWN JEWEL)」を運営してきた。11年6月にスタートトゥデイ(現ZOZO)の傘下に入り、「ゾゾユーズド」の運営を開始。18年10月にスタートトゥデイがZOZOに社名変更したことに合わせ、ZOZOUSEDに社名を変えた。年間商品取扱高は、19年3月期で前年同期比6.4%増の169億円。

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ネット通販のロコンドが無料で基幹システムの提供、リアル店舗支援を強化

 シューズとアパレルの通販サイト「ロコンド」を運営するロコンドは、自社のITと物流施設を活用した、リアル店舗の支援に本格的に乗り出す。今秋をめどに、クラウド型の基幹システムとスマホの決済システムを無料開放するほか、卸先向けのBtoB販売サイト、百貨店と提携したEC在庫販売システム「ロコチョク」をスタートする。同社は通販サイト「ロコンド」が2019年2月期で91億円、20年2月期には151億円と急成長を続ける見込みになっており、シューズのリアルな売り場や店舗の支援に乗り出すことで、シューズ分野でさらなるシェア拡大を目指す考え。田中裕輔社長は「ITと物流を掛け合わせることで、良質かつ劇的な低価格のプラットフォームを提供できることがロコンドの強み。今年から来年にかけて、シューズメーカーとの取り組みを具現化していく」という。

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「デサント」の人気業態が高島屋二子玉川S・Cにオープン

 デサントジャパンは、「デサント(DESCENTE)」のファッション性の高いアイテムを提案する「デサント ブラン」の新店を高島屋二子玉川S・C店に9月14日にオープンする。店舗面積は約78平方メートル。

 「デサント ブラン」は、“モノの本質を理解する都市型生活者の男女”をターゲットに、スポーツブランドの「デサント」が考える心地よいライフスタイルを提案する業態として15年にスタート。現在、東京・代官山の1号店のほか、福岡や大阪、19年2月にオープンした東京・渋谷の旗艦店内など計8店舗を構える。売上高はスタート時から好調に推移し、19年春夏シーズンは昨年同期比40%増を記録した。

 新店では、スポーツウエアの機能性と洗練されたデザインを融合する「デサント オルテライン」や、「オーラリー(AURALEE)」の岩井良太デザイナーがデザインを担当し、機能的でありながらリラックスして着用できるウエアを提案する「デサント ポーズ」、スポーツウエアで培ってきた素材や技術をカジュアルウエアに落とし込む「ddd」の3つのコレクションを中心に、ウエアからシューズ、ソックス、キャップ、バッグまで幅広いアイテムをそろえる。

 同業態は過去に、高島屋二子玉川S・C店に期間限定ショップをオープンしたことがある。その際の実績や、同店の客層と業態ターゲットのマッチングから今回の出店を決めた。

■デサント ブラン 二子玉川
オープン日:9月14日
時間:10:00〜21:00
場所:高島屋二子玉川S・C店 南館5階
住所:東京都世田谷区玉川3-17-1

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H&M基金が第5回「グローバル・チェンジ・アワード」の募集開始 受賞者には総額1億円の資金援助

 H&Mの創業家一族による非営利財団、H&Mファウンデーション(H&M Foundation)は8月28日、第5回となる「グローバル・チェンジ・アワード(Global Change Award)」の募集を開始した。募集期間は10月16日まで。

 同アワードはH&Mファウンデーションがアクセンチュアとスウェーデン王立工科大学と協力し2015年に始動したもの。循環型ファッションを推進する革新的なアイデアを実現させ、ファッションがもたらす地球や人々の生活環境への影響を軽減することを目的とする。これまでに182カ国から1万4000以上の応募があった。

 5組の受賞者は総額100万ユーロ(約1億2000万円)の資金援助に加え、ストックホルム、ニューヨーク、香港での1年間のイノベーション促進プログラムへの参加が可能となる。授賞の選考基準はファッションを循環型にするイノベーションであること、スケールアップ可能であることのほか、アイデアの経済的持続可能性や応募者が世界を変えるため専心しているかなどを検討する。

 4回目の前回は日本のシンフラックス(Synflux)が同アワードの次点にあたるアーリーバード特別賞を受賞した。日本人の受賞はこれが初めてだった。

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NYで障害者がモデルのファッションショー 「トミー ヒルフィガー」や「ナイキ」が参加でチケットは完売

 ニューヨーク・ファッション・ウイーク開幕日の9月5日、NYでは40人以上の障害を持つ人がモデルを務めるファッションショー「ランウエイ・オブ・ドリームズ(RUNWAY OF DREAMS)」が開かれる。チケットはすでに完売。彼らは「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」や「ナイキ(NIKE)」などのブランドを着用予定だ。

 ショーは、アプリ「ランウエイ バイ SAP」を通じて誰もが閲覧可能で、洋服やスタイルに対してコメントまで書き込める双方向性の高いイベントとなる。多くの商品は、アプリ経由で購入可能だ。

 イベントを手掛けるのは、メイシーズ(MACY’S)のプライベートブランド「INC」などをデザインしてきたミンディ・シャイアー(Mindy Scheier)。彼女の第2子オリバー(Oliver)は、筋ジストロフィーを患っている。

 筋ジスのオリバーにとってボタンやファスナーによる洋服の着脱が難しく、ミンディはスエットパンツばかり履かせていたという。ところが8歳の時、オリバーは「どうして僕は、ジーンズが履けないの?」とミンディに質問。そこで、彼女は一念発起。「『洋服は、人に自信を与えるために存在する』という、業界に飛び込んだばかりの時の信念を思い出した」と振り返るミンディは、ファスナーをベルクロに置き換えるなどしてオリバーでも履けるデニムを作り上げた。オリバーは、一人で履けるデニムをとても喜んだという。これを機にミンディは、NPO法人「ランウエイ・オブ・ドリームズ」を発足。最初に賛同し、洋服をデザインしたのは「トミー ヒルフィガー」だった。

 現在、アメリカには6000万人、世界には10億人、自力による洋服の着脱が困難な障害者がいると言われている。彼らを取り巻く市場は2026年までに、約4000億ドル(約42兆4000億円)規模になるだろうとの試算もある。障害者向けの洋服は皆無ではないが、その多くは比較的高齢者に向けて作られているのが現状だ。

 ミンディは、「障害者は今、世界最大のマイノリティーだ。プラスサイズや小柄な女性向けの洋服は、今、続々と誕生するようになった。将来的には、同じような状況になるべきなのよ」。

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「SHISEIDO メイクアップ」の新ファンデーションを編集部3人がTEST 肌悩みをカバーし自然な仕上がり続く

 資生堂は9月1日に「SHISEIDO メイクアップ」から新ベースメイクラインアップを発売する。11アイテム、全36品をそろえるが、いずれも同社が長年培ってきたスキンケアテクノロジーを生かし、つけたてのフレッシュな肌が長時間持続する独自技術を用いた。

 中でも主力アイテムのファンデーション「シンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション」SPF35・PA++++(全12色、各30mL、各6000円)は、独自テクノロジーを用い、汗や皮脂、動きに強く、色移りやヨレ、テカリを防いで、長時間美しい肌印象が続くと前評判がよい。そこで、20、30、40代の「WWDビューティ」編集部員がひと足早くその実力をTESTしてみた。

編集Y(20代)
点数90点

 肌のテカリと荒れが気になる混合肌の編集Y。このファンデはワンプッシュで顔全体をカバーすることができ、自然な印象なのに肌荒れは隠してくれる。コンシーラーを使用しなくても大丈夫なカバー力は好印象だった。肌への密着感が高く、仕上がりはややマットな印象。ヨレにくくテカリが艶感として演出できる。

編集N(30代)
点数85点

 年中、頬の乾燥を気にしてファンデーションはほとんどクリームタイプ。リキッドタイプは若干の抵抗があったものの、その不安は肌につけたと同時に消えた。メイクなのにまるでスキンケアをしているようだ。十分な潤いが感じられ、化粧直しを気にせず一日を快適に過ごすことができた。ほかのテクスチャーの展開も期待して85点。

編集M(40代)
点数95点

 乾燥によるテカリと毛穴が気になっていたが、時間が経っても毛穴落ちがなく大満足。敏感肌のため普段はナチュラル・オーガニックな製品に偏りがちだが、肌への刺激も感じにくく安心して使えた。ワンプッシュで顔全体がカバーでき、コスパもよし。素肌感のあるナチュラルな仕上がりも好みなので、ヘビロテ決定!

問い合わせ先
資生堂インターナショナル
0120-587-289

 

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“ネット時代の問屋”がローンチ 目指すはニューリテール

 パークアンドポート(東京、櫟山敦彦代表)は、リアル店舗の商品仕入れをサポートするサービス「ポルタス(PORTUS)」を9月末にリリースする。実店舗を持つ、もしくは今後持つ予定の事業者は、「ポルタス」と契約したメーカーやブランドの商品の仕入れを同サービスのサイト上で完結できる。ブランドは現在複数社と契約中で、今後も順次開拓していくことでアパレルや小物雑貨、コスメ、スマホアクセサリなどのライフスタイル全般を取り扱う予定。そのほか、店舗の立地や業態といった状況を分析し、新ブランドや新商品、追加仕入れの提案などを行うバイイングサポートシステムを用意する。現在はサービスローンチに先駆け、店舗の事前登録を受付中だ。

 「ポルタス」を率いる櫟山(いちやま)代表は繊維商社でブランドビジネスに携わった後、27歳で独立。企業のコンサルティングなどを行いつつ、ファッションとデジタルの相乗効果を模索する中でエアークローゼットに参画。同社でMDの統括や新規事業の立ち上げなどを経験し、19年4月にパークアンドポートを創業した。「デジタルの力でアパレル業界でも可能性は広がっているが、当社のメンバーには、店舗での新しい商品との偶発的な出会いや店頭でのコミュニケーションなど、“リアルでの出会い”が最上の購買体験だという思いがある。しかし、目に見えて感じるほどにリアル店舗の数は減り続けている。特に小規模な店舗は属人性や、組織体制の古さなどからなかなか新しいモノを見つけ、仕入れることができずに緩やかに衰退していくところも多い。将来的には大手企業が手掛けるショップや、地方の一番店しか残らないのではないかという危機感を感じていた。『ポルタス』はそういった小規模店を支援する“新しい問屋”のような存在として構想した」と創業の経緯を説明する。

 「ポルタス」は初期段階では、仕入れる側の店舗は年商2500万円前後、卸す側のブランドは年間売り上げ2億円前後を対象としている。初回取引に関してはパークアンドポートが保証するため、店舗側は初めてのブランドを来店客に紹介してみて試すことがリスクフリーで可能だ。一方メーカーやブランド側は認知拡大や在庫を持っている商材の拡販、新商品のテストマーケティングができる。メーカー・ブランドには追加の業務は発生しないよう、店舗への商材の提案や配送管理、決済も同社が請け負う。「店舗は美容院やカフェとショップの併設店なども考えている。また、インフルエンサーが手掛けるD2C(Direct to Consumer)ブランドが増えているが、『ポルタス』がサービスとして浸透すれば、インフルエンサーが手掛けるセレクトショップなども増えるはずだ」と櫟山代表。

 同サービスの今後について「まずは『ポルタス』を使った取引を通じて商流を抑える。その後、オウンドメディアなどを通じて商流を活性化させ、そこで得られるブランドや店舗、商圏、顧客の情報といったデータを全て活用することで、“ニューリテール”を実現したい。『ポルタス』を通じて従来の店舗型ではない、“自由形”のセレクトショップを作り上げ、小売業界のアップデートを促進していくつもりだ」。

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編集長は先週何した? 「シュプール」編集部で妄想、おススメのベビーギフト、WEGOでなりきり渡辺直美

 こんにちは。「WWDジャパン」編集長の向(むこう)です。朝晩に秋の気配が漂い始めましたね。先週後半からイベントも増えて忙しくなってきました。

8月23日(金)
「シュプール」編集部で妄想談義

 編集者って妄想力が高い人が多いです。話す都度“おもしろい方だな~”と思うのが「シュプール(SPUR)」の五十嵐真奈編集長です。30周年を迎えた「シュプール」を取材に行ったのですが、話は「おしん」やら広島東洋カープやら消費増税やらに広がり止まらず。そんな視野の広さが今のモード誌には絶対必要だし、おもしろくなる秘訣なんだと思います。

 「シュプール」の編集長は代々そういう視点を持っています。おもしろがるのが集英社カルチャーなのかな?エレベーターホールには「シュプール」のポスターと並んで発売を控えた故・西城秀樹さんの写真集のポスターが貼られていました。西城秀樹さんって「エルメス(HERMES)」のスカーフでブラウスを作って衣装にしたり(しかも歌の途中で破く)と、ファッション好きな方だったんですよね。

8月24日(土)
学者・研究者たちとみっちりと

 9月16日号で「モードって何?」という特集を予定しており、いろいろな方に「モードって何?」と聞き回っております。「何その小難しい質問」とちょっと戸惑われながら(笑)。

 今日は京都で朝からみっちり、学者や教授の研究室などをハシゴしました。ファッション研究者はなぜか京都を拠点にされている方が多いのです。この日お会いした水野大二郎さん、蘆田裕史さん、成實弘至さんはいずれも社会学などの角度からファッションを扱っています。土曜日だし朝早いしで眠かったけど行ってよかった!日々のビジネスでは課題を近視眼的にとらえがち。鳥の目で見ることで気がつくことがありますね〜。ホント。

 この日の仕上げは京都国立近代美術館で開催中の「ドレス・コード?--着る人たちのゲーム」展へ。面白かった!最後の部屋で掲げられていた「ファッションは終わりのないゲームである?」という問いに皆さんはどう答えますか?私は終わりのないゲームだと、思います。

8月26日(月)
大井町の裏路地で最高の撮影

 念願叶って村上隆さんのインタビューが実現し、9月16日号で掲載予定です。今日はポートレートを撮りに大井町へ。もう!最高の一枚が撮れました。なぜこのシチュエーションかも含めて特集に乞うご期待です。世界をつかんだ芸術家の言葉、深いですよ。

8月27日(火)
ご意見番、栗野さんは凄いのです

 ユナイテッドアローズの栗野さんは、どんな質問にも具体的かつ前向きに答えてくれるご意見番です。「モードって何?」もうかがいに行きました。答はズバリ「モードは終わった」。うわ〜〜!!うわ〜〜!!ありがとうございます……。

 厳しい言葉ですがそこから未来を照らします。同行した若手記者の深いうなずきがその説得力の高さを物語っていました。

8月28日(水)
ベビーギフトにこれはおススメ

 近藤社長率いるマッシュスタイルラボがサステイナブルに舵をグイッと切りましたよ。この日は新宿に2つのショップをオープン。ニュウマン新宿店には、和紙から生まれた新ブランド「アンダーソン アンダーソン(UNDERSON UNDERSON)」の1号店がオープンしました。和紙繊維は実は超機能的とのことで、ならば見るだけじゃなくて着ないと分からないと思いTシャツを購入しました。触るとふんわりと気持ちよいです。オススメしたいのがベビー服。着ている赤ちゃんも、抱っこするパパママも優しい気持ちになれそう。

 マッシュ王国と表現したくなるほど同社のブランドが数多く展開する新宿ルミネ2の2階では「スナイデル(SNIDEL)」がエコロジー&リサイクル素材を使って内装をリニューアルオープンしました。6枚目の写真に写っている什器のグリーンの素材は蛍光灯を再利用しているそうです。ほかにもブラウン管を再利用した什器や鉛を使っていない鏡、再生原料を50%以上使った床などなど。本気ですね。それに制作時にアイデアを出すのが楽しそう。作り手のポジティブな思考はお客さんにも伝わると思います。

8月28日(水)
WEGOが25周年って信じられる?

 今年9月に創業25周年を迎えるウィゴーが渋谷ストリームでイベントを開催しました。大阪のアメリカ村で創業したそうですが、ちょうどそのころ自分もアメ村でデニムを売ったり、古着を買ったりしていたからなんか勝手に感慨深いです。学園祭みたいなイベントには変わらないストリート感覚があふれていました。

 イベントの背骨となるのは、 “パッションフォー(PASSION FOR)”というメッセージで、FORの後ろにいろいろな言葉が続きます。例えば“PASSION FOR TiK
ToK”(今どき!)というブースがあるなど。渡辺直美さんがプロデュースするブランド「プニュズ(PUNYUS)」の前には“PASSION FOR FOOD”の看板が立っていましたよ!

 スタッフは全員FORの後ろがブランクになった赤いTシャツを着ていました。園田社長のTシャツのブランクがブランクのままだったので「なぜですか?」と尋ねると「書くまでもなく、WEGOだから」と笑顔。失礼しました!「プニュズ(PUNYUS)」の横で渡辺直美さんになれきれる場所があったのでトライしてみました。穴に顔を合わせるのが結構難しい。

8月28日(水)
ケイティ・ヒリヤーとご対面

 「J&M デヴィッドソン(J&M DAVIDSON)」の青山店のリニューアルオープンでクリエイティブ・ディレクターのケイティ・ヒリヤー(Katie Hillier)にご挨拶。お土産にと最初に受け取ったのはガラスのストローで、それを使ってドリンクをいただきました。きれいだしエコだし、良いアイデアですね。

 ケイティ一行はとってもフランクで陽気。クラフトアーティストのジェフリー・ウェスト(Jeffrey West)は自分で作った椅子に腰かけてポーズを取ってくれました。彼が着ていたのは「ディオール(DIOR)」で、突っ込むと「キム・ジョーンズ(Kim Jones)は友達だからね」と返ってきました。ロンドンのクリエイターたちのコミュニティーってなんかいいです。帰り際、店を出る一行が振り返りお店のスタッフの集合写真を撮っている様子にもほっこりしました。

8月28日(水)
伊勢丹新宿で靴&ジュエリーの
改装見物

 ベッドから這い出しメイクもそこそこに、朝8:45スタートのプレスプレビューに参加するため伊勢丹新宿本店へ。2階の婦人靴と4階のジュエリーの売り場が改装オープンしました。ジュエリーは「レポシ(REPOSSI)」の導入が個人的にも嬉しいニュース。簡単に言えば、ジュエリー界のフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)みたいな位置付けかな?シンプルで存在感がありモダンです。

 それから、ゴールド×白のゴージャスな扉の向こうに広がる上顧客向けのサロンスペースがすごかった!ここはホテルなの?!写真をぜひご覧ください。

 伊勢丹の靴売り場のコンセプトや品そろえには時代が反映されるから注目しています。今回は、サイズ計測のサービスが充実していました。靴の買い物ってこの先、自分の足に合う靴を探しに行くというより、自分の足に合わせて靴が向こうからやってくるイメージになりそう。「クリスチャン・ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」の5.5センチヒールの登場もニュースです。

8月29日(木)
今週一、報道陣を本気にさせた会見

 見てください。記者会見での報道陣のカメラの向け方、腕の伸ばしっぷりを。檀上の方たちへの注目の高さが表れています。檀上の方たち、光っちゃっていますが手前が渡辺貴生ゴールドウイン副社長で奥が関山和秀スパイバー取締役兼代表執行役。そして真ん中の白いダウンが話題の “ムーン・パーカ”です。人工タンパク質を原料にしていると聞いても“何のこっちゃ??”だと思います。この一着がどれほど画期的かは、ぜひ記事リンクから見てください。

 サステイナブルの取材でいつも思うのは「いいこと」である以上に「ワクワクすること」だ、ということ。科学や化学や技術の進歩・進化が新しい価値を生み出すことは夢があるからです。この会場にもそんなワクワク感があったし、だから記者たちの熱量も高かったのだと思います。

8月29日(木)
三井不動産の社長会見で見た
日本橋の未来

 この写真の絵は20年後の日本橋の姿だそうです。2004年から日本橋の再開発を進めている三井不動産が会見を行い、菰田正信社長が現状報告と次なるステージを発表しました。来年着工する首都高の地下化を経て、今は高架下である日本橋川(という名前であることを初めて知りました)沿いを江戸時代にそうであったように活気ある交流の場と変えたい、と。昭和から平成にかけての価値観「もっと大きく、もっと上へ、壊してでも新しく」ではなく、「その土地が本来持っている強さと魅力を最大限に生かす」という考え方に賛成です。壮大な話ですが、街づくりはこうやって長い時間をかけて行うものなんですよね。

8月29日(木)
最新号「セレクトショップ特集」
校了と本日のおやつ

 9月2日号の特集は「セレクトショップの最新事情」です。先月のこの日記にも登場いただいた5社のネクストリーダー22人を通じて、各社の戦略を紹介しています。で、写真を拡大して見ていただきたいのが担当者が執念で作りあげたこの表紙です。この中にきっとあなたの知っている人もいるはずです。少なくとも5人は(笑)。

 本日のおやつは、「スナイデル」のオープニングでお土産にいただいたHIGASHIYAの最中です。ごちそうさまでした!

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ストライプがベトナムのシューズ・バッグSPAを買収

 ストライプインターナショナル(以下、ストライプ)は、ベトナムのシューズ・バッグメーカーのGFTを買収した。ストライプの子会社であるストライプサイゴンが受け皿となり、ストライプはストライプサイゴンの株式の70%を取得。ストライプサイゴンの取締役会議長を石川康晴ストライプ社長が務め、ストライプサイゴン社長は張替努ストライプ常務取締役が務める。買収額は公表していないが、推定20億円という報道もある。

 GFTは2007年にベトナムで設立されたシューズ・バッグのSPA(製造小売業)メーカー。シューズ・バッグブランド「バスカラ(VASCARA)」をホーチミン中心にベトナムの各地域に出店しており、19年7月時点の店舗数は132。18年度の売上高は2600万米ドル(約27億円)だったという。

 ストライプは17年に、ハノイを拠点とするネムグループのアパレル事業を買収し、ストライプベトナムを設立している。「ネム(NEM)」の店舗数は買収時の44から現在81にまで広がり、「現地の20~40代の働く女性に支持され、ベトナムのアパレル市場でのシェアナンバーワンを確立した」と広報担当者。シューズ・バッグメーカーのGFTの買収により、「ネム」とのグループ間取引拡大を目指すと共に、将来的には2ブランドでの共同出店などで「店舗相乗効果も見込む」。

 石川康晴社長はベトナム事業について、19年1月の取材で「絶好調で推移している。日本向けの『アース ミュージック&エコロジー(EARTH MUSIC&ECOLOGY)』をそのまま持ち込んで苦戦した中国市場の反省が効いている。ベトナムは現地企業を買収し、企画から生産まで、全て現地で行うようにしたことが好調要因」と話していた。ネット環境の整備が遅れている同国では、引き続き実店舗出店で成長を目指す。ストライプは、苦戦していた中国事業についてはアリババの日本法人とアライアンスを18年に締結、インドネシアでは現地EC企業に投資するなど、各国の特性に合わせたマーケティングを進めている。

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@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

流通を知らない人が書くとこうなるんだな。確実に売り上げを半分ぐらいなくす最適な方法だな。

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【亀の深イイ話】なぜ今、「ウルグアイ産牛肉」なのか?実はこんな理由があります

 「ウルグアイ産牛肉」が注目を集めています。ステーキチェーンの「ブロンコビリー」が5月27日から全136店舗で「ウルグアイ産 炭焼き 超厚切り 熟成サーロインステーキ」(150g・税別1480円〜)の販売を開始し、焼肉チェーンの「牛角」も7月10日からウルグアイ産牛肉を使用した「牛ヒレ肉のガリバタステーキ」(税別980円)と「牛ヒレ肉の切り落とし」(同690円)を販売しました。今、ウルグアイ産牛肉は、外食業界のちょっとしたトピックスになっています。
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過去最多の1050社が出展 日本最大級のファッション展示会「ファッション ワールド 東京」ポイントをチェック

 日本最大級のファッション展示会「第10回 国際 ファッション ワールド 東京」が10月2~4日、東京ビッグサイト 南展示棟で開催される。同展はアパレルやバッグ、シューズ、アクセサリーなどあらゆるファッション商材が世界各国から一堂に会する総合展示会だ。スタート以降、出展企業数を着実に伸ばしており、今回は過去最多となる世界35カ国から1050社が出展する。

 今回のポイントの1つは、初パビリオン出展となるイタリアとモロッコのブランドたちだ。アーティスティックなビジュアルが特徴的なレザーバッグブランドや、“パリジェンヌのアーバンスタイル”をコンセプトにミニマルなウィメンズウエアをそろえるモロッコ発のブランドなど計15ブランドが並ぶ。日本未上陸のまだ見ぬ注目ブランドを同展で見つけ出し、商談・受注が行える。

 また、全40講演の併催セミナーも目玉の一つ。ECやセレクト、デザイナーズ、SPAなどの幅広いジャンルでファッション業界の最前線を走ってきた企業のキーパーソンたちがそれぞれの立場で語るセミナーでは、新たなビジネスのヒントを得ることができるだろう。

 「WWDジャパン」9月2日号付録では、開催が迫る「第10回 国際 ファッション ワールド 東京 秋」の魅力を解説。初パビリオン出展のイタリアとモロッコの注目ブランドの紹介や、一部併催セミナーの登壇者たちによるインタビューを掲載している。下記リンクよりその全貌をチェックできる。

問い合わせ先
ファッション ワールド 事務局
03-6746-4938

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LVMH傘下のジュエラー「フレッド」がグレース・ケリーも愛したコレクションを復活

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下で1936年にパリで創業したジュエラー「フレッド(FRED)」が、伊勢丹新宿本店本館1階のザ・ステージでポップアップイベント「レ エスカール」を開催中だ。目玉は、グレース・ケリー(Grace Kelly)モナコ公国公妃も愛した“オンブル フェリーヌ(OMBRE FELINE)”の復活と、その日本における先行発売だ。創業者フレッド・サミュエル(Fred Samuel)の孫で、今回来日したフレッドの副社長兼アーティスティック・ディレクターのヴァレリー・サミュエル(Valerie Samuel)に“オンブル フェリーヌ”やブランド哲学について聞いた。

WWD:今回のポップアップを通じて日本のファンに伝えたいことは?

ヴァレリー・サミュエル=フレッド副社長兼アーティスティック・ディレクター(以下、サミュエル):イベントには2つのメッセージを込めた。まず第一に、日本先行発売するリニューアルコレクションの“オンブル フェリーヌ”を見てほしいこと。次に、パリを拠点に活躍するインテリアデザイナーのヴァンサン・ダレ(Vincent Darre)がプロデュースした“レ エスカール(寄港地)”の世界観を感じてほしいということ。この動画には私も出演しているが、こんな風に楽しく「フレッド」にタッチしてほしい。

WWD:“オンブル フェリーヌ”について教えてほしい。

サミュエル:1960年代に発売したコレクションを復刻した。ヒョウの前足をモチーフしたアイコニックなもので、10ピースで構成される。今年2月に新たな旗艦店がモナコ公国にオープンしたのだが、同国との絆に敬意を込めてリローンチした。

WWD:モナコ公国と“オンブル フェリーヌ”の関係は?

サミュエル:1976年、モナコ公国に初めてブティックをオープンした際、グレース公妃が主賓としてテープカットを行った。その際、彼女の指に輝いていたのが“オンブル フェリーヌ”のリングだった。

WWD:「フレッド」のアイコンといえば“フォース10”であり、同コレクションはカスタマイズに力を入れてきた。“オンブル フェリーヌ”もカスタマイズを行う?

サミュエル:2つのコレクションはまったく異なるもの。だから、それは考えていない。

WWD:“フォース10”のストーリーについて、あらためて聞きたい。

サミュエル:祖父は28歳で「フレッド」をスタートさせた。彼は根っからのスポーツマンで、それは父にも引き継がれた。父はマリンスポーツを愛し、62年にはヨットで欧州チャンピオンにもなった。父がヨットのステンレススチール製のケーブルと金の留め金で作ったブレスレットこそ“フォース10”の原型で、母へのプレゼントだった。世界に一つだけのブレスレットを着けた母のもとに、皆が「それは何?」「私もほしい」と詰め掛けた。これが商品化のきっかけとなった。母は今でも父の手作りのブレスレットを大切にしている。

WWD:他のジュエラーにはない「フレッド」の一番の強みとは?

サミュエル:祖父の哲学を引き継ぐ先見の明、クリエーションの大胆さ、モダニティー(現代性)だ。1930年代には「ミキモト(MIKIMOTO)」の養殖パールを取り入れたし、ヨットのケーブルとゴールドを組み合わせるアイデアは大胆そのもの。そして、われわれは常に時流と共にあることを強く意識して、生きる喜びと開放的な魅力をファンに届けたいと考えている。

WWD:現代においては、“フォース10”のインターチェンジブルシステムにそれが見られる。

サミュエル:ありがとう。2013年から導入している。カジュアルからシック、朝から夜まで自由に着せ替えができる。さらに17年からは、デジタル技術を使ったセミオーダーサービス“アトリエ フレッド”をスタートさせた。「フレッド」は今なお進化している。

WWD:日本のファンをどう見ている?

サミュエル:他国に比べて男性客が多いのが特徴だ。これはブランドの哲学がしっかり理解されている証拠だし、日本男性のファッション感度の高さを示すものだと思う。「フレッド」は90年代に、銀座に路面店をオープンした最初のラグジュアリーブランドだ。そこにも日本市場に対する重要性が表れているだろう。現在は日本に13の直営店を持つ。

■LES ESCALES
日程:8月28日〜9月3日
場所:伊勢丹新宿本店本館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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北欧で見つけた“売れる”ブランド バイヤーやインフルエンサーからも高評価

 2020年春夏シーズンのコペンハーゲン・ファッション・ウイーク(以下、CFW)が8月6〜9日に開催された。今季はストックホルム・ファッション・ウイークとオスロ・ランウエイが開催中止とあって、多くの北欧ブランドがCFWに参加する流れとなった。5月に来日した「セシル バンセン(CECILIE BAHNSEN)」やインフルエンサーからの支持が高い「ガンニ(GANNI)」など、デンマークを代表するブランドは世界的にも注目度が高まっている。彼らに続くアップカミングな北欧ブランドを発掘すべく51ブランドのショーやプレゼンテーションをチェックし、スウェーデン発の「ロジャー(RODEBJER)」と「リトル リフナー(LITTLE LIFFNER)」に目が留まった。

RODEBJER 安心と共感を与える心地よさ

 CFWに参加して4シーズン目となるウィメンズブランド「ロジャー」は、インフルエンサーから特に高い評価を受けた。創始者のカリン・ロジャー(Carin Rodebjer)はスウェーデンで生まれ育ち、ニューヨーク州立ファッション工科大学(Fashion Institute of Technology)を卒業して1999年にアメリカで同ブランドを始動した。スウェーデンで数々のファッションアワードを獲得し、現在はストックホルムとオスロに1店舗ずつ旗艦店を構えるほか、北欧の主要な百貨店など約20アカウントで販売する。

 「ロジャー」は既存の社会的規範にとらわれず自由に生きていきたいと願う女性に向けて、リラックスしたラグジュアリーウエアを提案する。モダンとクラシックを融合した洗練されたデザインで、日常の気分を高めてくれるような服をそろえる。今季は特に、体を締め付けないゆとりのあるサイズ感と、肌触りのいい素材にこだわったという。モロッコ・マラケシュの都市から着想を得て、ザクロやジャスミン、イチジクの葉など、アラビアの庭園に咲くボタニカル柄をプリントした。風に舞うドレーピングと地面にまでつく長いフリンジがなめらかに揺れて、リラックスムードを漂わせていた。価格帯はトップス250ユーロ(約3万円)〜、アウター700ユーロ(約8万4000円)〜。ショーを見たインフルエンサーのステファニー・ブルーク(Stephanie Broek)は、「ポップな色彩に満ちたブランドが多いCFWにおいて、タイムレスで落ち着いた『ロジャー』のコレクションは親しみが感じられた。価格帯も含め、実用性にも長けている」とコメントする。

LITTLE LIFFNER 働く女性のニーズに応える有望株

 今シーズンがCFW初参加の「リトル リフナー」は、次なる“IT”バッグを生み出しそうな有望株だ。CFWに参加した業界関係者のほか、街中でも同ブランドのバッグを持つ女性を頻繁に見かけた。すでに日本でも高島屋やトゥモローランド(TOMORROWLAND)、ラカグ(LA KAGU)など8アカウントで取り扱われている。

 ブランドを立ち上げたのは、雑誌編集者としてキャリアを積んだスウェーデン出身のポリーヌ・リフナー (Pauline Liffner)。北欧のシンプリシティーとイタリアの職人技を組み合わせ、機能性を重視したバッグを作ることに専念したという。ブランドのシグネチャーは、曲線美を生かしたミニマルなデザインだ。2012年にデビューして間もなく、ユークス ネッタポルテ(YOOX NET-A-PORTER)をはじめとするECサイトを中心に世界中にアカウントを増やしていった。CFWでのプレゼンテーションを見たプランタン百貨店のレオ・バード(Leo Bird)=ウィメンズバイヤーは「南フランス時代のアンリ・マティス(Henri Matisse)から着想を得たというコレクションは『ジャックムス(JACQUEMUS)』のようなフレッシュなカラーで、高品質なレザー製品がそろっていた。1シーズンしか見ていないけれど、デザイナーはいいストーリーテラーだと思う」とコメントした。スタイリストでインフルエンサーのデボラ・ローザ(Debora Rosa)は、自身で購入したという同ブランドのバッグを持ってプレゼンテーション会場に現れた。「リフナー自身にキャリアウーマンとしての経験があるからか、現代の働く女性が必要とするバッグのサイズ感や重さ、デザインなどを理解してくれている。『そうそう、こういうバッグが欲しかったの!』と、思わず声を上げたくなるようなバッグが多い。デザインがよく高機能なので出番が多く、私の周りではリピーター率も高い」とブランドに心酔している様子だった。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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【ランダムトーク】泡なしビールが注目される予感。そしてハイボールも海外へ

 英国風パブ「HUB」が、ラグビーワールドカップ直前の8月、東京・池袋で「HUB+82(ハブエイティトゥ)」をオープンさせました。「HUB」はリーズナブル価格でカクテルが、「82」はリーズナブルな価格でウイスキーが飲める場。様々な酒類が一堂に楽しめるコラボ店となりました。ランダムトークです。
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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

立体作品の デジタル化によって、実物の鑑賞では難しい、あらゆる角度からの細部にわたる観察が可能に。2021年のリシュリュー館リニューアルオープン時の公開目指す🇫🇷 大日本印刷、フランス国立図書館の文化財をデジタル化 | 財経新聞 by

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やきとり家すみれ、10年で国内100店舗達成。牛角になれるか。

株式会社ダイニング イノベーション(本社:東京都渋谷区、代表取締役会長:西山 知義)グループの株式会社すみれ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:湯澤 忠則 )が展開する「やきとり家 すみれ」、8月31日(土)にオープンする千歳船橋店をもって100店舗となる。
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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響まで。 詳細はこちら→

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

成功のための「第三国連携」🤝🌍アフリカ進出の拠点や人脈、ノウハウを持つ他国企業と連携し事業拡大を目指す考え方💡仏CFAO社と連携する豊田通商の事例も😊🇫🇷 TICAD開催もアフリカで薄れる日本の存在感、カギは「脱自前」:日経ビジネス電子版 by

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ロン・ハーマンが明かす 事業の継承とこれから

 ロサンゼルス・メルローズ発のスペシャリティーストア、ロンハーマン(RON HERMAN)が日本に上陸して10年が経った。日本1号店の千駄ヶ谷店は8月29日、オープン10周年を記念したパーティーを開催。創業者であるロン・ハーマン氏も祝福に駆けつけた。米国事業をサザビーリーグに譲渡するという大きな決断を今年2月に下した同氏に、その経緯と今後の活動について聞いた。

WWD:今回の来日の目的は?

ロン・ハーマン(以下、ロン):2009年8月にオープンした日本1号店の10周年を祝いに来た。それからコウキ(三根弘毅サザビーリーグリトルリーグカンパニープレジデント)と彼のチームに会うためでもある。約2年ぶりの来日だ。

WWD:おめでとう。10周年を迎えた今年、サザビーリーグに商標と事業を売却したが、どのように決断したのか。

ロン:“売却”という言葉は使いたくないんだ。確かにテクニカルには商標と事業を売却したが、そうしたつもりはなくて、コウキは私たちにとって自然な後継者なんだ。1976年からずっと家族経営をしてきたが、この10年私と妻のキャロルはコウキと彼のチームを家族のように感じてきた。そして近年、日本の家族である彼らにビジネスを引き継ぎたいと考えるようになっていた。彼らは若く、そして経験も豊富だ。これは自然な流れだった。だから私とキャロルにとっては家族経営を続けている感覚だし、“拡大家族”という感じなんだ。

WWD:アメリカに後継者は現れなかった?

ロン:強調して言うが、他の会社に引き継ぐことはありえなかった。多くの企業を知っているが、ロンハーマンの原点とDNAを理解し継承できる会社は他にないし、今回の引き継ぎも対会社というよりは、本当にロンハーマンを愛してくれる人々の集まりに対して行なったという意識なんだ。

WWD:では、今後はどのようにロンハーマンに関わるのか。

ロン:“移行”に携わる。日本ではDNAを説明し、米国のショップ運営に携わる日本の人々に米国ならではの小売りについて指南している。カルチャーも顧客も顧客の期待も日本とはずいぶん異なる。スタッフも異なる。学ぶべきことたくさんがあり、学ぶには時間がかかる。そこで私にできることは何でもやるよ。43年の経験を伝授したいし、去るつもりはない。まだまだ“ロンハーマン”でいるよ(笑)。4人の娘のうち2人もショップで働いているが、ロンハーマンには強い愛着を持っている。コウキが継承してくれて本当にうれしいんだ。

WWD:娘たちは継承したがらなかった?

ロン:だいぶハードワークだからね(苦笑)。

スペシャリティーストアの可能性

WWD:バーニーズ ニューヨークが破綻したり、フレッド シーガルが過半数株式を売却したりと、EC全盛の今、米国のスペシャリティーストアが難しい局面にあるように感じるが、どのように見ている?

ロン:バーニーズはスペシャリティーストアとうたってはいるが、実際はデパートメントストアだ。実際、スペシャリティーストアは極めて好調だ。

WWD:例えば?

ロン:まずロンハーマンだ。

WWD:はい。

ロン:それからダラスのフォーティファイブ・テン(FORTY FIVE TEN)やオースティンのバイジョージ(BY GEORGE)、シアトルのマリオス(MARIOS)など、成功している店はたくさんある。ターゲット層が明確で、顧客とのつながりが非常に強いのが特徴だ。日本のロンハーマンも当てはまる。アマゾンやアリババがどれだけ多くの人にリーチしているかは知らないが、彼らは売り方が違う。ECは買い物のための情報源でしかない。消費者はひたすら比較して買う。われわれとは全く違うビジネスモデルだ。スペシャリティーストアは人々との関係によって成り立っている。顧客との関係、スタッフとの関係だ。だからこそ10周年のパーティーにはものすごく多くの人が祝いに来てくれる。顧客は私たちのテイストを愛し、信頼してくれる。こうした関係性を築けてこそスペシャリティーストアだし、他のビジネスが興ることで、われわれの個性はより際立つことになる。だから、今とても商機に富んでいると思っているよ。日本のビジネスに注力しながら、米国での商機をうかがっているところだ。

WWD:この先のロンハーマンについてのビジョンは?たとえば20年後は?

ロン:“時代に合う(relevant)”ことが大事だ。20年後であっても、ロンハーマンがそうあってほしい。これまでもスペシャリティーストアは常にたくさんオープンしている。「グッチ(GUCCI)」のニューヨークのショップもマックスフィールド(MAXFIELD)、シュプリーム(SUPREME)、キス(KITH)も素晴らしい店で、スペシャリティーストアと呼ぶにふさわしく成功している。「アップル(APPLE)」なんてまさにそうだ。だからスペシャリティーストアが不調だなんて思わないし、小売りにおいて明るい話は多数ある。もっとポジティブな局面に注目すべきだ。10周年に何千人もの人が祝いに来てくれる。10年前は数百人だった。20年後には数万人になって、スタジアムで盛り上がれるかもしれない。メディアにもぜひポジティブに伝えてもらいたい。生き残っていくためにはクリエイティブでスマート、思いやりがなければならない。コウキは全て兼ね備えている。

WWD:つまり三根氏と出会ったことが、日本で成功できた最大の要因ということか。

ロン:最初に会った時に分かった。頭で考え、腹で感じて、心で決めたんだ。心で決めることが大事だ。そして一度決めたらとことん信じること。全てを預けきることだ。海外企業が日本で成功できないのは条件で決めるからだ。ベストな取引でなく、ベストな人で決めるべきだ。

WWD:10年間、全く三根氏について疑うことがなかった?

ロン:なかった――というか43年間妻を疑ったこともなかったよ(笑)。私は決めたら疑わないんだ。ロンハーマンはトレンドではない。強いフィロソフィーと人との関係性がビジネスを支えているんだ。

三根氏のインタビューも含めた記事は「WWDジャパン」9月2日号に掲載。

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化粧品はAIなどデジタルの体験型で売上げ拡大 2019年春夏、百貨店で売れたものVol.5

 「WWDビューティ」8月29日号は、“百貨店で売れたもの”特集です。全国45社の百貨店へのアンケート調査&有力店、さらには好調メーカーへの直接取材によって、2019年上半期の売れたものを浮き上がらせました。詳細は本紙や定期購読特典(単独販売もしています)の「ビジネスリポート」に掲載していますが、ウェブでは担当記者による取材こぼれ話を座談会形式でお送りします。座談会最後を飾る第5回は、ビューティ編。これまで「ビジネス別冊」として発行していたアンケートを、「WWDジャパン」の「ビジネスリポート」に統合。好調ビューティは今季も順調だったのか。現状について語ってもらいました。

座談会参加者
中村慶二郎:「WWDビューティ」創刊時から編集部に所属するベテラン記者。「ビジネスリポート」(旧「ビジネス別冊」)では、主に百貨店バイヤーにインタビューを行ってきた。
中出若菜:国内メーカー担当記者。「ビジネスリポート」(旧「ビジネス別冊」) では、ビジネス担当として、百貨店バイヤーからメーカー担当者までを取材。
福崎明子:座談会取りまとめ担当デジタルデスク

福崎:3カ月に1度、購読者特典として発行してきた「ビジネス別冊」が、今回から、「WWDジャパン」の「ビジネスリポート」と統合し、半期に1度になりました。百貨店バイヤー、メーカーの反応はいかがでしたか?

中出:「ビジネス別冊」は、主要百貨店の商況に加え、好調メーカーの取材記事や商品も掲載していました。なので、「ちょっと残念」という声も聞きました。加えて、3カ月に1度から6カ月に1度になり、これまで「3カ月の季節ごとの施策をお伝えすれば良かったけど、半年となると、何をやったか思い出すのが大変」というコメントもあり、ちょっとネガティブなところもありました。

中村:でも、半年の方が話しやすいっていうバイヤーもいましたよ。ほぼ創刊当時から発行しているから、変更は戸惑うところもありますね。これまで3カ月に1度、取材に伺うと「この季節ですね〜」と言われていましたからねえ。

福崎:取材される側じゃなく、読者にとっては化粧品だけじゃなく、百貨店のファッションからジュエリー、時計まで、網羅されている情報はお得だと思います。本題に入りますが、商況について振り返っていかがでしたか?

中出:取材前に、中国の電子商取引法(EC法)の施行でインバウンド需要が減速しているという情報があったので、売り上げに影響しているんじゃないかと思ってアンケートを見てみると、意外にも全体の7割以上の百貨店が前年を越えて着地していました。

福崎:その理由はなんですか?

中出:いわゆる外国人のバイヤーが減ったことで、一般のお客にとっては訪日外国人ツーリスト、日本人共に回遊しやすく、買いやすい環境になって購入につながっているようです。外国人の方も美容感度の高い人が増えて、ゆっくりカウンセリングを受けて購入する、日本人と同じような買い方になってきているというのは、ここ1、2年言われていましたが、それがスキンケアだけでなく、ここへきてメイクアイテムでもそうなっているとか。

全体の売り上げだと、インバウンドに強い国産ブランドが相変わらず大きいですが、伸長率では外資系の方が断然伸びています。一方で、国産スキンケアが苦戦し始めているのが今季の特徴ですね。それはやっぱり、外国人バイヤーがこれまで国産スキンケアを大量に買い占めていたのがなくなったのが原因ですよね。

不動の「スキコン」が3位に陥落

福崎:これまで「ビジネス別冊」「ベストコスメ特集」でお伝えしてきた「百貨店での売り上げランキング」でも明らかに出ていますね。不動の1位だった、アルビオン(ALBION)の「薬用スキンコンディショナー エッセンシャル」が3位に落ちていたのは衝撃でした。

中出:インバウンドの影響ですね……。逆に1位になった資生堂(SHISEIDO)の「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」の化粧下地もインバウンドの好調が影響しているんですが。先ほどお伝えした、スキンケアよりメイクを購入するという傾向を裏付けているかと。

中村:インバウンド効果は、地域別で見ると関東よりも関西の方があります。福岡や東北の方も好調で、地方はまだまだ勢いがある。これは個人のツーリストだし、外国人バイヤーが多かった関東が苦戦しているのも納得。EC法の影響ですよね。

福崎:全体の7割が前年を上回っているとのことですが、実際数字を見ると、ここ数年は前年を割る百貨店はほぼなかったですし、上回っていた数字が2ケタ以上はあたりまえだったかと。それでいえば、3割が減、プラスでも1ケタ台が多い印象です。伸ばした百貨店はどこですか?

中出:ダントツであべのハルカス近鉄本店で、前年同期比40%増です。ここは外国人観光客と若年層が増えているようです。

中村:関空から出るときに一番買いやすい百貨店だから。

好調化粧品フロアの拡張が目立つ

福崎:9月4日に、化粧品フロアをこれまでの1.2倍に拡大リニューアルしますね。今、どの百貨店も化粧品の好調を受けて、売り場を拡大する傾向にあります。あべのハルカス以外でもたくさんありますね。

中出:伊勢丹新宿本店や、阪急うめだ本店、大丸心斎橋店、西武所沢店、ジェイアール京都伊勢丹、丸井今井本店、高島屋新宿店……。あ、改装ではありませんが、東急渋谷スクランブルスクエアの化粧品も充実しています。

中村:改装は昨年から続いていて、そごう横浜店は日本最大級になったんですが、こういった各社の改装は売り場の拡大で、それってどこかの売り場を縮小してだから、やっぱりファッションフロアに侵食していますよね。化粧品が売れているのはもちろんだけど、ファッションが売れてないのも拡大につながっているように思います。

京王百貨店新宿店は昨年、2階に訪日外国人向けコーナーを作って化粧品を2フロアで展開し、さらに7階に美容・理容室がありこの改装がうまくいっています。ビジネスリポートでの数字は、全体で昨年同期比21%増、免税売上高は同35%増。1〜2階になったことで混雑が解消され回遊につながっていると言われます。さらにここの特徴は、ターゲット層の50代をしっかり捉えているところでしょうね。

福崎:なるほどです。そういった外的要因も受け、ブランドではどこが好調ですか?びっくりしたのは「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」の伸びがすごい。

中出:40代後半〜50代をターゲットにして、しっかりアピールしたところかと。しかも、しっかりバブル世代を“スパークリング ブーマー”と名付けてて。このネーミング、バブル世代の人に響いたんじゃないですかねえ。

中村:今年2月に発売した、「プロディジー CELグロウ」がすごい好調のようですよ。まさにターゲット層に受けた。ターゲット層を絞って、はっきりした旗艦製品があるのが強み。これまで苦戦が続いていたから、この復活はすごいと思います。

福崎:相変わらず、メイクを強化するブランドも好調ですよね。

中村:「セルヴォーク(CELVOKE)」「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」が若年層に支持されています。買える店が少ないというのもあるかも。どこでも買えるリップよりも、ちょっと希少性がある方がいいというか。インスタ効果もあると思います。インスタにアップしたら「それ何?」「どこで買えるの?」って。

あと、改めて感じたのが「体験型」にフォーカスして、それが奏功しているということですね。高島屋大阪店も9月1日に、「ティーズ ビューティベース」は、ブランドの枠を越えてデジタルコスメ体験ができるというスペースをオープンしましたし。

中出:それですごいのが「SK-Ⅱ」ですよ。AR技術取り入れたポップアップを百貨店で展開しています。それが、その場だけじゃなく、QRコードやチャットボットなどを通して、家でも体験の場を作る。ARを活用した肌測定、アイトラッキング、テスターバーとか。テクノロジーと人を組み合わせてスキンケア体験に注力していくようです。しかも、アイコン製品の「フェイシャルトリートメントエッセンス」の打ち出しで使っているんです。

福崎:これまで、化粧品とテクノロジーといえば、メイクが中心でした。バーチャルで、この色を使ったらどういった雰囲気になるか、という感じでしたが、そのテクノロジーが化粧水などスキンケアにも活用されているんですね。

中村:ブランドを横断して使えるというのも、これまではリップなどカラーアイテムを並べていたんだけど、今はヘアとかお手入れ系も多い印象。数年前まで百貨店に家電が入るというのはありえなかったですけど、「パナソニックビューティプレミアム(PANASONIC BEAUTY PREMIUN)」や「ダイソン(DYSON)」「リファ(REFA)」などが入り出してそのハードルが下がりましたね。最近では、サロンで大人気だった「リュミエリーナ(LUMIELINA)」も百貨店に進出していて。これらが体験に加っているのも面白いと思います。

福崎:ECの台頭がめざましくて、リアルの店舗ではファッションでも「体験」というのがキーワードですが、化粧品の方が一歩進んでますね。あと、SNSの活用も化粧品は上手だという印象です。

中出:SNSでいえば、「RMK」で面白い話を聞きました。ブランドで最近バズったアイテムがあり、なぜ人気になったのか追跡すると、有名インフルエンサーや芸能人からの発信ではなく、美容好きな普通の学生から拡散されていたみたいで。フォロワー数は3ケタの低い数字にも関わらず4万「いいね」くらいついたそうです。誰からどう発信されて広がるか分からないね、という話になりました。

福崎:これまでの“バブル”のような化粧品の売り上げが少し落ち着いてきて、インバウンドも今後は観光客がメインになります。今後はどうなると思いますか?

中村:海外でいえば、インバウンドの業者がいなくなってきて標準化してきています。これまでは、中国のインフルエンサーがアップしてくれて売れちゃったところがある。今後は、観光客がメインになるから戦略的にやらないとダメかもですね。高島屋もウェイボーだけじゃなく、ウィチャットペイにも広告出し始めましたし。当たり前だけど、戦略的な動きが大事だと思います。

中出:世界の政治的なことも関係してきますよね……。香港の暴動や、韓国との政治問題なども影響がないとは言い切れないです。ファッションでも問題になっていましたが、サイトの表記一つでも意識が必要になりますよね。

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今週のスケジュール(2019年9月2日〜2019年9月8日)

FASHION

2 MON

プーマジャパン
AW19プーマオープンハウス
15:00 ~ 18:00 / 18:45 ~ 21:00 プーマ ハウス トウキョウ
(東京都港区南青山5-4-48 Gビル南青山01地下1階)

ヴァン クリーフ&アーペル ジャパン
新ハイジュエリーコレクション発表会
18:30 / 19:00 グランド ハイアット東京3階「グランドボールルーム」
(東京都港区六本木6-10-3)

4 WED

エコー・ジャパン
「エコー」表参道店プレオープニングパーティー
19:00 ~ エコー表参道店
(東京都渋谷区神宮前6-31-15)

5 THU

アッシュ・ペー・フランス
ルームス39パーティー
19:00 ~ 21:00 ルームス39
(東京都品川区西五反田7-22-17 五反田TOCビル13階)

6 FRI

ユナイテッドアローズ
ユナイテッドアローズ 青山 ウィメンズストア オープニングレセプション
8:00 ~ 10:30 / 18:00 ~ 21:00 ユナイテッドアローズ青山ウィメンズストア
(東京都港区南青山5-8-3 エクボビル1、2階)

7 SAT

W TOKYO
マイナビ プレゼンンツ 第29回東京ガールズコレクション2019オータム/ウィンター
15:00 ~ 21:30 さいたまスーパーアリーナ
(埼玉県さいたま市中央区新都心8)

BEAUTY

2 MON

シスレージャパン
新製品発表会(3日も開催)
12:00 ~ 17:30 シスレージャパン本社
(東京都港区北青山2-12-16)

ヤマノ アンド アソシエイツ
「サンタ・マリア・ノヴェッラ」新製品発表会
14:30 ~ 15:30 エネコ東京
(東京都港区西麻布3-16-28 TOKI-ON西麻布)

アクロ
「スリー」10th アニバーサリー
13:00 ~ 14:00 / 15:30 ~ 16:30 東京都現代美術館
(東京都江東区三好4-1-1)

3 TUE

コーセー
雪肌精「エッセンシャル スフレ」発売記念体験会
17:30 ~ 19:00 “THE GRAND GINZA” 多目的ホール        
(東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX13階)

5 THU

リナーリ
新製品発表会
17:30 ~ 20:30 エストネーション六本木
(東京都港区六本木6-10-2)

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