老舗シルバーウエア「クリストフル」がファレル・ウィリアムスとコラボ

 フランスの老舗シルバーウエア「クリストフル(CHRISTFUL)」は10月1日に、ファレル・ウィリアムス(Farrel Williams)とコラボレーションした特別限定カトラリーセットの“ムード(MOOD)”を発売予定だ。このコラボはカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)に続く第2弾。

 ウィリアムスは“シェア”を合言葉に、友人のフランス人シェフであるジャン・アルベール(Jean Albert)と共に“ムード”をデザイン。卵型のケースは喜びを象徴する鮮やかなイエローに彩られ、“友情”“創造”“分かち合い”をモチーフに描いて表現している。同ケースでは、ウィリアムスとアルベールがウィリアムスの妻や友人、アルベールの祖母などを迎え入れるようにドリンクとフードを載せたトレイを手にしている。またカトラリーの柄には、ウィリアムスの筆跡で“シェア”の文字がカラフルに刻まれている。

 ウィリアムスは、「分かち合いは、私の音楽、そして人生においてとても大切な意味を持つ。このコラボ全てが“シェア”を象徴するものだ」とコメントしている。

 6人分のカトラリーセットが入った“ムード ファレル ウィリアムス×ジャン アンベール”はシリアルナンバー付きで世界限定500個。価格は32万円。6人分のコーヒースプーンが入った“ムード コーヒー ファレル ウィリアムス×ジャン アンベール”はシリアルナンバー付き世界限定1000個で、価格は8万9000円。

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国際コンシューマ・エレクトロニクス展 いよいよ明日から開幕。フランスブースはIFA NEXT のホール26🇫🇷 プラチナスポンサージャパンブースのそばです🚀出展フレンチテック企業カタログはこちら👉

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「サルバム」や「サカイ」など高額品に集中 「WWDジャパン」編集部員らの秋冬物ベストバイ!

 今月から毎月お届けする「WWDジャパン」「WWDビューティ」擁するINFASパブリケーションズのベストバイ。第一回目は、20代、30代、40代の男性スタッフのこの秋冬シーズンに向け購入した一品です。シーズン先物買いとあって、一人を除いてお値段が可愛くない(笑)のが共通点。ほか、ここでビンテージが2品も上がってきたのも時代を感じます。

ファッショニスタの心意気コート

 ファッション・ウイークを見据えて購入した“お祭り感全開”コートは、「サルバム(SULVAM)」。「そのまま座ったら、お尻痛いよ!!」ってくらいに打ち込んだパールまばゆいモッズコートです(笑)。ツボ押し効果に期待。(WWD JAPAN.com編集長 村上要)

全米最大級のフリマで買った
1950年代のジャケット

 7月に訪れた「ローズボウル(ROSE BOWL)」で購入した、1950年代製と思われるビンテージのストライプジャケットです。「ローズボウル」とは、毎月第2日曜日にロサンゼルス郊外の街パサデナで行われる全米最大級のビンテージフリーマーケットのこと。観光地化が進み強気な値付けが横行する中、こちらのジャケットには45ドル(約4700円)の控えめな値札が付いていました。そこをさらに値切って購入(笑)。高温多湿な日本の夏でも、Tシャツ一丁というわけにはいかないのがオトナというもの。袖を通さないまでもジャケットは必携がマナーかと。とはいえ重かったりかさばったりは困るわけで……。その点こちらは超軽量――というかペラペラで、それでいてインパクトは十分!レセプションに着て行けば心の底からのお祝いを表現できちゃうし、もちろん写真のようにアメリカ臭満点でコーディネートするのもアリ中のアリです!(WWDジャパン編集部 三澤和也)

南青山のマンホールで1950〜60年代の古着長袖シャツを購入

 8月下旬に東京・南青山に新しくできたセレクトショップ、マンホール(MANHOLE)で購入。この店、古着のチョイスが抜群です。「ポロ ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN)」のナイロン素材でスポーティーな雰囲気のCPOシャツやら、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」のイカついボアジャケットやらに目移りはしたものの、最終的に選んだのは出処不明なこの古着長袖シャツ。グレー味がかった鈍い光沢のあるボディーに細いグリーンのストライプと、現行品にはないシブい佇まいに惹かれました。最近気分なフレアパンツとも合いそうで楽しみです。店の新品のラインアップも「ニコラス デイリー(NICHOLAS DAILY)」「ナイスネス(NICENESS)」など玄人好みで、古着と組み合わせても楽しそう。マンホ―ル……ハマってしまいそうです(これが言いたかった)。(WWDジャパン編集部 本橋涼介)

365日履いていたい
「カルマンソロジー」の靴

 お披露目となる展示会で拝見してからずっと気になっていた「カルマンソロジー(CALMANTHOLOGY)」の靴。官能的なデザイン、そして日本人デザイナーが日本人の足に合うように考えつくされた細部に宿る優しさに心うたれました。9万8000円と、お財布事情もありましたが、少量生産が故に品薄でなかなか手に入らず、他のメンズファッション誌やスタイリストさんなどが紹介されているのを見る度に、物欲が抑えきれず購入しました。靴自体が輝きを放ち、かつ引き締めてくれるので、スーツスタイルだけじゃなく、休日の何もない日にデニムに合わせてさらっと履きこなしたい。365日履いていたいです(笑)。(ビジネスプランニング部 工藤寿志)

トレンドを取り入れたくて
「サカイ」のレオパードパンツ

 今季トレンドのレオパードをコーディネートに取り入れたくて購入しました。さまざまなブランドで展開していますが、サイドラインやタックインした時に見えるウエスト部分の切り返し、付属しているベルトなど「サカイ(SACAI)」らしさが詰まった1着で、普通のレオパードパンツで完結しないところが気に入っています。コレクションのルックを見た時から「これ欲しい、絶対買う」と思っていました。ですが、発売を前に違うアイテムを購入してしまう気の弱さ……。5万7000円という価格帯に、発売時には自分の財布と要相談状態。試着だけしようと思ったら、どこもかしこも売り切れ御免。意地になって探し、最後に行った阪急メンズでも店頭にはない。ダメ元で店員さんに尋ねるとバックヤードから出てきました!財布と相談する前に速攻買いました(笑)。(WWDジャパン編集部 大澤錬)

半年間狙っていた「トーガ ビリリース」のダブルジャケット

 毎シーズン楽しみにしている「トーガ ビリリース(TOGA VIRILIS)」の2019-20年秋冬新作が店頭に並んだ7月。「トーガ」信者の私は、コレクションで一目惚れしたこのジャケット(9万8000円)を半年間ずっと狙っていたので、すぐに原宿店に駆け込みました。毎年秋になるとジャケットを購入するのですが、選ぶのは黒色や紺色ばかり。今回は個人的に新鮮なグレーをセレクトしました。背の低い私でもサイズ感がぴったりなのも嬉しいポイントですが、1番の決め手は、ジャケットの裏のスカーフです。ジャケットの裏にスカーフが重なっており、付属のピンでジャケットをめくるとスカーフが見え、2WAYで着ることができます!即決でした。同素材のパンツもあるので、セットアップで購入を検討中です!お財布的に痛い値段でしたが、その分、大切に沢山着たいと思います。服に着られないように頑張ります!(デジタルマーケティング部 草野貴俊)

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東レが回収ペットボトルを原料にした繊維事業を本格化 “循環型”新ブランド「&+」立ち上げへ

 東レは9月5日、回収ペットボトルを繊維原料として再利用する取り組みを本格的に開始すると発表した。これは循環型社会実現に向けた取り組みで、そのために多様な品種と高い白度、トレーサビリティー(透明性)を実現したペットボトルリサイクル繊維の生産技術を開発。“Together, We are the New Green”をコンセプトにした繊維事業の新ブランド「&+(アンドプラス)」 を立ち上げた。2020年1月から本格的に糸、テキスタイル、縫製品など「&+」製品の販売を開始し、初年度の売上高は300億円、25年には500億円を計画する。

東レの技術力でバージン原料と同等の品質を担保

 これまでのペットボトルリサイクル繊維は、混入異物により特殊な断面や細さの繊維の生産が困難で、糸種が定番品に限られる点や、ペットボトルの劣化などによる黄ばみが原因となって、糸の白さが損なわれる点が課題だった。これに対して東レは、ペットボトルリサイクル原料に含まれる異物を除去する東レのフィルタリング技術と、ペットボトルの高度な洗浄技術を持つ共栄産業の技術を合わせることで、異物の黄ばみを除去した原料の供給安定化を実現。この原料と東レの技術を組み合わせることで、石油由来のバージン原料を使用した場合と同様の品質を担保できる。

 同ブランドはGRS(グローバル・リサイクル・スタンダード:リサイクル含有物、加工流通過程管理、社会および環境慣行、および化学規制の第三者認証の要件を設定する、国際的で自発的な完全製品基準)認証に基づき、回収ペットボトルの繊維原料の割合は20%以上で構成する。リサイクル原料100%でも同等の品質を担保できるというが、取引先の要望に合わせてリサイクル原料の配合率を変えていく。

狙うのは環境や社会問題に関心が高いジェネレーションZ

 舟橋輝郎ファイバー事業部門長は開発の背景について、「当社のペットボトルリサイクル繊維を介して、製品に関わる回収者・生産者・消費者が相互につながることを促進することで、ペットボトルリサイクルの活動を社会的なムーブメントに高め、循環型社会実現への貢献を目指したい。調査会社のニールセン(Nielsen)が15年に60カ国3万人を対象にしたオンライン調査によると、約66%の回答者がサステイナブルな商品により多くのお金を払いたいという結果がある。さらにその72%が信頼するブランドの商品を求めていることがわかった。われわれが狙うべきは、ジェネレーションZ(1995~2009年生まれ)。米国のジェネレーションZ世代の直接購買力は2000億ドル(約21兆2000億円)を超えており、20年までに世界最大の消費グループになると見込まれているからだ。また、彼らは環境や社会問題に関心が高く、それらの問題へ意見を表明するブランドを支持する傾向にある。本物を追求し、信頼性のあるもの、トレーサブルで環境や社会に配慮したものを好む」と語る。

 加えて、舟橋部門長は、日本のペットボトルリサイクルの現状を指摘する。「中国を皮切りに一部のアジアの国で廃プラゴミの輸入規制が始まった。そのため自国内での処理を進めることが重要になっているが、ゴミ処理施設が不足している。これまで輸出していたものを再利用して資源化することが重要だと考えた」と語る。

 実は、東レのペットボトルリサイクル繊維の生産量は多くなく、18年の売り上げは15億円程度だった。「決して大きくなかったが、市場の要求に応えると急拡大が必要だ。当社の革新技術と先端材料の提供によって、世界が直面する“発展”と“サステイナビリティー”の両立をめぐるさまざまな問題の解決に貢献していく」。

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元「オーシャントーキョー」の中村トメ吉が新ヘアサロン「ゴールド」をオープン

 7月2日にヘアサロン「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」を退社した人気美容師の中村トメ吉氏が9月10日に、自身のヘアサロン「ゴールド(GOALD)」をオープンする。場所は渋谷区神南1丁目。

 店名の「GOALD」は目標を意味する“ゴール(GOAL)”と、金や輝きを意味する“ゴールド(GOLD)”を合わせた造語だ。中村氏は自身のインスタグラムで「『目的に向かって輝き続ける』というメッセージを込めた。『ゴールド』は手を引っ張るのではなく一緒に悩み、寄り添う存在。背中で語るよりも、真摯に向き合うこと。 最終的なクオリティーはプロとして当たり前であり、その過程と時間を大切にする。美容室にいる時間だけじゃない時間も考え、精神的にそばにいられるように。外見、内面、そして人生に徹底的に向き合うことにこだわる。“人生密着型サロン”とイメージしていただけるようになりたい。“人対人”を何よりも大切に。目的のためだけに行くのではなくあの人に会いたいから行くサロンへ。共に、友に生きましょう」とコメントしている。

 オープニングのスタッフは12人。そのスタッフ採用には184人という数の応募があり、その人気の高さがうかがえる。

■GOALD
住所:東京都渋谷区神南1-22-7 岩本ビル5階

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【シルクプリントについて】

フットサル オリジナル ユニフォームはロンヨンジャパン!

 

いつもお世話になっております、ロンヨンジャパンの上田です!

 

本日(9/5)は日本代表戦ですね、個人的には久保選手の活躍に期待しております(^^)

 

では、本題に移りたいと思います!
本日のお題はシルクプリントについてです!
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、一般的にはTシャツなどに使われる場合が多いです。

このプリント方法ですが、版画ののようなプリントになります!
まず最初にインクを流し込むための版を作成し、そこにインクでプリントして、最後に乾かす!といった方法です(^^)
最初に製版代は必要となってしまうものの、他の商品でも使うことが可能ですのでとてもお得です!
Tシャツ作ったから今度はピステも作ろうって時に使えるんですよ~
結構大き目なプリント、細かいデザインのプリントにも対応しています!
チーム名が2段になる、大き目なオリジナルプリントをプリントしたいといった場合に本当にお勧めで、
最大幅は高さ45cm×横35cmぐらいまでならいけます、が・・・
商品ごとにプリント可能な範囲が決まってますので、その点はご注意くださいませ!
(あまり大きくしすぎると入りきらない場合があります)

また、あまり脇のぎりぎりにはプリントすることができません、仕上がりがきれいにならないためです!
細かい点はお問い合わせいただけましたらお答えいたしますので、お気兼ねなくご連絡ください!

あと、こちらのプリントですが剥がれにくいのも特徴です!
ずーーーーっと使っていると、インクが劣化してひび割れてしまう可能性はありますが、すぐ剥がれてしまったりといったことがありません(^^)
ナイロン素材の商品には特にこのシルクプリントがお勧めです!

加工費用ですが、
プリント代
1色のみ 500円
2色使用 700円
3色使用 800円
製版代は1色ごとに2,000円となっております!
製版代は1着ごとにかかるものではなく、型代として1デザインにつき1つ必要となりますので、1着ごとの金額を計算する際は製版代÷ご注文枚数となります!

仮にですが、3色プリントする場合は、製版代6,000円とプリント代が800円となります!!

ちなみにですが、ロンヨンジャパンのシルクプリントの技術は本当にすごいんですよー
めちゃくちゃきれいに仕上がります(自慢)笑

それでは今回はこの辺で失礼致します!

資生堂が海を守るプロジェクトをスタート アンバサダーにサーフィンの五十嵐カノア選手

 「SHISEIDO」は、サンケア製品を通じて海を守るビーチクリーン活動などをグローバルで実施する「シセイドウ ブルー プロジェクト(SHISEIDO BLUE PROJECT)」を開始する。同プロジェクトのアンバサダーにトッププロサーファーの五十嵐カノア選手を起用し、情報発信を行っていく。

 「シセイドウ ブルー プロジェクト」は“Respect for Oceans”をテーマに掲げ、サーフィンの世界的なスポーツ組織「WSL(World Surf League)」と、WSLが運営する環境保全活動団体「WSL PURE」、そして世界で活躍する五十嵐選手と協働しながら、海を守る活動を実行していく。

 行定良太「SHISEIDO」ブランドユニット副チーフブランドオフィサーは、「資生堂は、ビューティイノベーションでより良い世界を創造するミッションを掲げている。その中で、美しさを届けるビューティビジネスとして、サステイナブルな社会を実現するための一つに同プロジェクトが立ち上がった。美しさを通じて環境や社会へ貢献できる活動を行っていく」とコメント。また大山志保里「SHISEIDO」ブランドサステイナブルソリューションズグループグループマネージャーは、「アウトドアレジャーの中でもビーチクリーン活動や海の保全活動に積極的であり、“Respect for Oceans”のビジョンにぴったりなスポーツがサーフィンである。サーフィンのようにアクティブなスポーツを楽しむお客さまに、環境への配慮を行動で示し、このプロジェクトに共感していただけるようにしていきたい」と述べた。

 同プロジェクト第1弾として、10月3日から開催されるサーフィンのチャンピオンシップツアー(WCT)の大会でビーチクリーン活動を行う。アンバサダーとして参加する五十嵐選手は、「海を守ることがトロフィーや金メダルより大事である。子どもたちのためにもきれいな海にしたい」と話した。

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フランス大使館でのティスティングセミナーに引き続き、夜は京都祇園発のフレンチ懐石 広尾おくむら にてサヴォワワイン生産者らを交えたプレスディナーを開催 🇫🇷🍾ソムリエ中西祐介さんにお料理とのワインペアリング✨をご紹介いただいています

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三陽商会の新旗艦店「ギンザ・タイムレス・エイト」を先行公開 “クラフツマンシップ”と“おもてなし”を体現する館に

 三陽商会は5日、リニューアルオープンを翌日に控えた旗艦店ギンザ・タイムレス・エイト(GINZA TIMELESS 8、旧三陽銀座タワー)の店内を関係者向けに先行公開した。目玉として同社初のメンズ・ウィメンズのオーダースーツ業態「ストーリー アンド ザ スタディ(STORY & THE STUDY)」を6階に導入したほか、各フロアの既存ショップはよりくつろぎを感じられる空間に刷新し、銀座の訪日客を迎え入れる日本らしい“おもてなし”を強化。さらに玄関口の1階には、同社のモノ作りのこだわりを見せるイベントスペースを設置するなど、最大の強みである“クラフトマンシップ”を積極的に発信する旗艦店へと生まれ変わった。

 店舗は地下1階~9階の10フロア構成で、売り場面積は2990平方メートル。新規出店は「ストーリー アンド ザ スタディ(STORY & THE STUDY)」のほか「ラブレス(LOVELESS)」(地下1階)、世界で初のブランドショップとなる「アポリス(APOLIS)」(5階)。内覧会に先立って行われた記者会見で岩田功社長は、「われわれの強みであり、一番の価値はクラフトマンシップ。一つ一つの服を大事にしていきたいという思いやプライドへの共感を、この店を通じて作っていく」とリニューアルの狙いを語った。

 中でも1階のイベントスペースは、ポップアップイベントや講演などを通して、同社のモノ作りのこだわりを発信していく店の顔。皮切りとしてオープン(6日)から11日まで、同社技術部の30代の若手パタンナーの技術を結集した一着を受注生産で届ける「サンヨーエンジン(SANYO ENGINE)」のポップアップイベントを開催する。「自分たちが着たいと思える服が市場に少ないことから始めた試み。本当に着たいと思える上質な生地や心地よいと感じるバランスにこだわって作った」(永野孝志技術開発部長)。商品は海外のビンテージミリタリーから着想を得たコート3型(4万8000円~7万8000円)。開発にあたり、研究材料にしたビンテージのミリタリー服のアーカイブも展示する。

 7階「サンヨーコート(SANYO COAT)」には、この秋冬スタートの“サンヨーソーイング(SANYO SAWING)”を導入。青森にある三陽商会のコート専業工場が企画し、技術者目線で細部までこだわったコートを提案する。デザイナーの吉田十紀人と協業した15万円以上の商材も並べる。併設のシューズブランド「三陽山長」は改装オープンに合わせ、シューズデザイナーの竹ヶ原敏之介が手掛ける「三陽山長」の新ライン“EX-LINE”のシューズ4型(全て4万9000円)を先行発売する。同ラインは既存顧客に加え、「20〜30代の若い客層にも響くデザインや価格帯を意識した」と竹ヶ原。高級ドレスシューズのイメージが強い同ブランドのシューズに、アウトドア用のビブラムソールやオリジナルのレザーなどを採用し、「ドレスの雰囲気を崩さず、カジュアルシーンでも履ける機能的なシューズを目指した」という。

 岩田社長がもう一つのキーワードに挙げたのが、“おもてなし”だ。訪日外国人への対応として、語学の堪能なスタッフを拡充。リニューアルした既存のショップも、ラック同士の幅を広くして客の動線を確保し、大きなソファーを置くなどして、ブティックのようにくつろぎながら服選びができる空間にした。8階の「ポール・スチュアート(PAUL STUART)」のオーダースーツのフィッティングルームは赤い絨毯に三面鏡、重厚なカウンターを備え、ホテルのような上質空間だ。9階には顧客向けのサービスフロアとして「タイムレス ラウンジ」も新設。コンセント付きのテーブルを備えドリンク類なども提供するほか、さまざまな展示イベントなども開催することで客の滞在を促す。

 顧客体験の向上のため、最新のIT技術も導入した。6階の「ストーリー アンド ザ スタディ」はファッションテックのサピート(東京、築山英治社長)が提供する身体の3D解析ツールを駆使した最新のタブレット計測を導入。また全館にAIカメラを導入することで顧客動線を分析し、商品レイアウトや接客の改善につなげる。

地下1階 ラブレス(LOVELESS)
1階 イベントスペース
2階 ブルーレーベル・クレストブリッジ(BLUE LABEL CRESTBRIDGE)
3階 ブラックレーベル・クレストブリッジ(BLACK LABEL CRESTBRIDGE)
4階 エポカ ザ ショップ(EPOCA THE SHOP)
5階 エス エッセンシャルズ(S.ESSENTIALS)、アポリス(APOLIS)
6階 ストーリー アンド ザ スタディー(STORY & THE STUDY)、SANYOリペアサポート
7階 サンヨーコート(SANYO COAT)、三陽山長
8階 ポール・スチュアート(PAUL STUART)
9階 タイムレス ラウンジ(TIMELESS LOUNGE)

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読者が注目した今週の新作 「ナイキ」 × 「サカイ」など(9月6〜12日)

 「WWD JAPAN.com」が今週発売の新商品を「ファッション部門」「ビューティ部門」「スニーカー部門」別にまとめてお届け。「ファッション部門」と「ビューティ部門」は読者の注目度(PV)から1〜3位までをランキング形式で紹介。今週の「ファッション部門」では「ナイキ(NIKE)」 × 「サカイ(SACAI)」が最も注目され、「ビューティ部門」では「アディクション(ADDICTION)」2019年秋冬メイクアップコレクションが1位に輝いた。

【ファッション部門】


【ビューティ部門】


【スニーカー部門】

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「コーチ」擁するタペストリーのCEOが交代 会長がCEOを兼務

 「コーチ(COACH)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK以下、ケイト・スペード)」「スチュアート・ワイツマン(STWART WEITZMAN)」を擁するタペストリー(TAPESTRY)は4日、ビクター・ルイス(Victor Luis)最高経営責任者(CEO)が退任し、ジデ・ザイトリン(Jide Zeitlin)会長が同職を兼務すると発表した。

 ザイトリン会長兼CEOは2006年にコーチ・インク(当時)の取締役会に加わり、14年から会長を務めてきた。ゴールドマン・サックス(GOLDMAN SACHS)で20年を過ごした同氏は多くの企業の役員も経験。今後CEOとして事業を指揮しながら、継続的な成長を目指し、ゆくゆくは新CEOを探すという。

 ザイトリン会長兼CEOは「ビクターは在任中、強いコミットメントと情熱を会社に注いでくれた。キャリアの初期においてはコーチ・ジャパン社長を務め、米国外のビジネスを牽引し、CEOとしての5年間では、コーチをニューヨーク初のモダン・ラグジュアリー・ライフスタイル・ブランド・グループであるタペストリーへと成長させた」と語った。

 ルイス前CEOは「この素晴らしい会社で働く2万人以上の人々に感謝する。共に『コーチ』を盛り上げ、『スチュアート・ワイツマン』『ケイト・スペード』を買収してユニークなブランドポートフォリオを作り上げた。才能溢れる人々を率いてこれたこと、楽観的で革新的でインクルーシブな企業文化を築いてこれたことを誇りに思う。チームとブランドの今後の成功を確信しているし、それを楽しみにしている」とコメントした。

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「マックスマーラ」が韓国初の旗艦店をオープン オープニングパーティーには女優のチェ・ジウら

 「マックスマーラ(MAX MARA)」は9月3日、韓国初となる旗艦店をソウルのアックジョン434番地にオープンした。店舗面積は300平方メートル。「マックスマーラ(MAX MARA)」に加え、カジュアルラインの「スポーツマックス(SPORTMAX)」を展開する。カンナム区にあるアックジョンはソウル市内でもラグジュアリーブランドの集まる土地として知られている。

 建築デザインはミラノ、ロンドン、ニューヨークなどの旗艦店も手掛けたドゥッチョ・グラッシ・アーキテクト。外装は全面ガラス張りのファサードで滑らかなデザインに仕上げた。店内は手作業で加工された真ちゅうの壁が囲い、ラックやディスプレーには天然石、柏の木、光沢のある鉄などを採用した。入り口や所々の壁にはミラノでよく見られる斑点模様が特徴の自然石チェッポストーンを使用した。

 また、オープンを記念してソウル限定のカプセルコレクションを発表。シグネチャーコートをデザインしたアンヌ・マリー・ベレッタ(Anne-Marie Beretta)、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)のスケッチ、ブルネッタ・マティルド(Brunetta Mateldi)のイラストが施されたパッチワークなど、過去のコレクションアーカイブの要素をちりばめたアイテムで構成し、フード付きシルクコート、グラフィックを施したトレーナー、ベルトバッグを用意した。同アイテムは9月3日からソウル旗艦店と韓国版公式オンラインショップで販売している。

 同日行われたオープン記念パーティでは、2020年プレ・スプリング・コレクションでランウェイを歩いたモデルのキャロリン・マーフィー(Carolyn Murphy)がインターナショナルスペシャルゲストとして登場したほか、女優のチェ・ジウ(Jiwoo Choi)、クラウディア・キム(Claudia Kim)、キ・ウンセ(Eunse Ki)ら韓国の著名なセレブリティーやインフルエンサーなど300人以上のゲストが会場を訪れた。

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悪天候VS機能性ウエア ワークマンが「過酷ファッションショー」で新製品をアピール

 作業着のワークマンは、2019-20年秋冬の新作発表会を開催した。ファッションショーと展示会の2部構成で行った。前者は“過酷ファッションショー”と題して、ランウエイに降水機や降雪機、暴風を生み出すブロアーを設置。大雨・大雪・暴風をモデルたちに吹き付け、「ワークマン」の強みである防風・防寒・はっ水・防水といった機能性をアピールした。登壇した土屋哲雄専務取締役は「『ワークマンプラス』の1号店出店から、本日(9月4日)でちょうど1年がたった。ショーを通して、われわれの強みを改めて体感してほしい」と語った。

 披露されたのは、高機能とデザイン性を併せ持つアウトドアウエア「フィールドコア」、高い防水性を備える「イージス」、動きやすさを追求した「フィールドアウト」の3つのプライベートブランド(PB)が中心。「フィールドアウト」のアイテムは、ランウエイに用意したアスレチックを通じて、その動きやすさを訴求した。ほかに、「過酷ファッションショー」と別枠でウィメンズのルック数体を紹介し、女性向けアイテムのデザイン性の高さを発信した。

 同社はPBの生産量を増やして一般客のさらなる獲得を狙う。今シーズンのPBの目標売上高は、前年比2.7倍の300億円だ。また、女性も着られるSサイズまで用意するユニセックスアイテムを70型まで増やし、女性顧客獲得に本腰を入れる。「目標売上高のうち50億円は女性客になる」と土屋専務。

 19年3月期末に12店舗だった「ワークマンプラス」は、今期末には計167店舗になる予定。来年9月には、インフルエンサーとのコラボ商品を発表するファッションショーも開催予定だ。

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【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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クラシエがナチュラルスキンケアブランドをローンチ

 クラシエホームプロダクツは、ナチュラルスキンケアの新ブランド「ア リトル ア ロット(A LITTLE A LOT)」を9月3日に発売した。化粧水・乳液などの基礎化粧品を中心に50SKUをそろえる。同社初となるダイレクトマーケティングで展開する。ブランド公式オンラインストアで販売しており、11月以降、常設店舗を順次オープンする予定。

 同ブランドは、商品の共通成分として、植物由来美容成分の復活草やブドウ果実エキス、保湿成分を含んだ出雲の温泉水など天然由来成分を配合し、肌本来の美しさに導く。スキンケアシリーズは肌タイプに合わせて5つのラインをそろえるなど、その時々の肌の悩みにアプローチするのが特徴だ。さらに、100%天然由来香料を使用した香りは、ラインによって違った香りを採用する。“今の肌悩み”と“その時々の気持ちに寄り添う香り”の両面から選べる。そのほか、パーツケア、ヘアケア、ボディーケア商品をそろえる

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「ドクターマーチン」新広告で“反発しながら生きていくことを讃える”

 英国発「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は9月5日、新たな広告キャンペーン「TOUGH AS YOU」を発表した。60年にわたり “タフ(頑丈)”なワークブーツを発信続ける同ブランドが4組のアーティストにフォーカスし、彼らの困難に立ち向かった経験を共有し、同じような悩みを持つ人々へ勇気与えていくというもの。ビジュアルは写真家のアレックス・デ・モラ(Alex de Mora)が担当し、フィルムカメラを用いて赤く感光するレッドスケールとモノクロでアーティストたちを撮り下ろした。

 キャンペーンに登場するのは、英バンドのミステリー・ジェッツ (Mystery Jets)のフロントマンのブレイン・ハリソン(Blaine Harrison)をはじめ、南アフリカ出身の歌手で俳優のナカネ・トゥール(Nakhane Toure)、手彫り刺青師のサラ・ルー(Sarah Lu)、アフリカ系イギリス人のポッドキャスター3人組のシストレン(Sistren)ら。

 二分脊椎症という障害を持ちながら活動を続け、ハンディキャップのある人が利用しずらいライブ会場を改善するためのキャンペーンをリードしているブレインは「自分のような境遇の人々にとっては、実際に存在するバリアと心のバリアがある」と話し、出身地の南アフリカで自身の出演作が検閲され続けているナカネは「自分を信じることなくして何もできない」と語る。家族の反対を押し切って彫師の道に進んだサラは「ネガティブなことは昨日より良い私になるための原動力」といい、黒人女性やLGBTQを中心にアイデンティティーを追求する人々のための拠り所を提供するシストレンは「たとえ後退することがあったとしてもそれは自分たちが成長するチャンスだった」と逆境を振り返る。

問い合わせ先
ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
03-6746-4860

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「YKKファスニングアワード」は名古屋モード学園が2冠 グランプリに杉山侑己菜さんと岩堀真理乃さん

 YKKは9月3日、学生を対象としたファッションコンテスト「YKKファスニングアワード」の授賞式を行った。同コンテストはアパレルとファッショングッズ部門の2部門で構成され、同社のファスナーやバックル、スナップ、ボタンといった副資材をデザインや機能にどう組み込んでいるかが審査のポイントになる。19回目を迎えた今回の応募総数は6486点に上った。審査員は、モデルの冨永愛、デザイナーの廣川玉枝、大谷裕明YKK社長らが務めた。

 アパレル部門のグランプリは名古屋モード学園の杉山侑己菜さん、ファッショングッズのグランプリは同じく名古屋モード学園の岩堀真理乃さんが受賞した。グランプリの2人には賞金100万円と副賞のYKKファスニング製品5万円相当が授与された。

 アパレル部門のグランプリを受賞した杉山さんは“3Dスイッチ”をコンセプトに、「スナップを留めることが立体へのスイッチになる。簡単に留め位置を変えられる機能を利用し、形を変形させて着用でき、また、1枚の平面が立体になることで生まれるゆがみや違和感を楽しむ」ことを目指したという。授賞理由を藤田恭一デザイナーは「最小限で最大限の効果があるモノ作りを評価した。計算された位置にタックボタンなどを配置して、ダイナミックに表現しており、機能性とデザイン性に優れていた。また、YKKのタイポグラフィーが明確なイメージを与えており、工業的なイメージを高度に処理していた。インナーに至るまで丁寧にデザインされていて、強さとセンスが光った」と語った。

 ファッショングッズ部門のグランプリを受賞した岩堀さんは、“楽しく作れる折り紙バッグ”をコンセプトに、「紙風船の折り順をカラフルで親しみのある色で表現した」という。授賞の理由をヒールレスシューズで知られる舘鼻則孝は、「広げると一枚の布というそぎ落とされたデザインで、刺しゅうなどがデザインだけでなく機能にもなっており、ミニマルに計算された作品」と語った。

 そのほか、優秀賞のアパレル部門は杉野学園ドレスメーカー学院の福田流さん、ファッショングッズ部門は成安造形大学の内野菜摘さん、審査員特別賞のアパレル部門は北海道文化服装専門学校の石澤駿さん、ファッショングッズ部門は文化服装学院のキム・ハンビム(Kim Hanbim)さん、YKK特別賞のアパレル部門はエスモードジャポン京都校の瀬戸川裕太さん、ファッショングッズ部門は中国デザイン専門学校の永井杏実さんがそれぞれ授賞した。

 YKKファスニングアワードの歴代受賞者には「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」の丸龍文人デザイナーらがいる。

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@HiroshiHootoo ほうとうひろし 호토 히로시 Хироши Хото

경기장에 떠오르는 태양 깃발을 표시 할 수있는 도쿄 올림픽 조직위원회. 이 경쟁을 지원하는 회사 ... 중국의 알리바바, 한국의 삼성, 프랑스의 ATOS, 스위스의 오메가, 미국의 코카콜라, DOW, GE, 인텔, P & G, VISA는 어떻게 대응할 것인가? 그리고 그것을 지원하는 일본 신문사 4 곳은 무엇입니까?

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“自然体でキマッている”を作る 「エヌドット オム」の第2弾

 プロフェッショナルヘアメーカーのナプラは、「エヌドット オム」から第2弾となる「ジェルグリース」と「ロックヘアスプレー」を今秋に発売する(「ロックヘアスプレー」は8月28日に先行発売)。多様化するメンズスタイルに対応するラインアップと、毎日の身支度に手軽に取り入れることができるスタイリングのしやすさは同シリーズの特徴。今回の2アイテムの追加で、さらにスタイリングの幅が広がる。今回9月に新店「ゴールド(GOALD)」をオープンする中村トメ吉代表にこの2アイテムを使ってスタイリングしてもらった。

ランダムな束感で
きめすぎない“ツヤウエーブ”

 中村トメ吉ゴールド(GOALD)代表が、重めのマッシュ×パーマスタイルを「ジェルグリース」を使用してスタイリング。髪全体に手櫛でざっくりとかき上げるようにつけ、右目頭の延長線上に分け目を作るだけ。適度な艶感とランダムなウエーブが今っぽく仕上げるポイント。最後に「ロックヘアスプレー」を髪の根元に塗布。「ジェルグリース」の艶と柔らかさを損なわずに一日中スタイルをキープできる。

ウェットヘアを手軽に作れる
「ジェルグリース」と
スタイルを一日中キープする
「ロックヘアスプレー」

 「ジェルグリース」の適量は500円玉ぐらい。やや多めと思うぐらいがちょうどよい。手のひらと指の間までしっかりとなじませてから手櫛を通すように塗布する。仕上げには髪の根元を中心に「ロックヘアスプレー」を塗布。毛先についたジェルの重さにも負けないセット力の強さだ。

カット×パーマ×スタイリング剤で
気分に合わせた
スタイル作りを提案

 中村代表は新店舗「ゴールド」について「ターゲットは高校生から28歳ぐらいまで。提案したいのは“機能性”“再現性”“ナチュラル”の3点です。全体にスタイリング剤を手櫛で通すだけで完成する手軽さがこの年齢層には求められますし、時代的にもナチュラルさは必須です。だから『エヌドット オム』は艶が出てパリっともするけれど硬くなりすぎないので、新店舗で狙う層にも受けそう」と話す。

3月にデビューした
3品も人気を集める

 3月にデビューした「シアクリーム」は根元を立ち上げながらも毛先は自然な動きと質感に仕上げる。クリームワックスをベースにジェル基材を配合し扱いやすくした。「ジェルバーム」はジェルの艶感とワックスの扱いやすさを取り入れた新形態のジェル。「WWDビューティ」7月11日号「ヘアサロン版ベストコスメアワード 2019」のメンズ部門で1位にランクインした。「アクアグリース」は伸びがよく程よいセット力とウエット感を出し、グリースからイメージされるタイトなバーバースタイルだけでなくパーマスタイルに使用してカールを生かすことも可能なアイテム。

PHOTO : HIROKI WATANABE、[MODEL]TORU KOIKE

問い合わせ先
ナプラ
0120-189-720

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世界が惚れる女性DJペギー・グウの「キリン」 デビューコレクションが日本でも取り扱い決定

 韓国出身の女性音楽プロデューサーでDJのペギー・グウ(Peggy Gou)が手掛けるウィメンズブランド「キリン バイ ペギー グウ(KIRIN)」の日本展開が決まった。取り扱い店舗はグレイト(GR8)、ヌビアン(NUBIAN)、リステア(RESTIR)で、デビューコレクションである2019-20年秋冬のアイテムが9月7日から販売される。

 ペギー・グウは、1991年韓国出身で現在はベルリンを拠点に活動する。幼い頃から音楽に慣れ親しみ、2009年頃からDJ活動をスタート。ここ数年は年間で数百本のイベントに出演し、これまでにドイツのベルグハイン(Berghain)をはじめとした世界中の名だたるクラブだけでなく、「コーチェラ(Coachella)」や「グラストンベリー(Glastonbury)」など多くの音楽フェスにも出演、昨年は「フジロック(FUJI ROCK)」でもDJを披露した。

 一方で、DJとして活動する前はファッションデザイナーを志し、ロンドン芸術大学でファッションを専攻。卒業後は韓国版「ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)」で編集者として働いていたこともあり、DJの傍らその類まれなるファッションセンスからモデルやスタイリストとしても活躍の場を広げるように。この活躍に目をつけたのが「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」や「ヘロン・プレストン(HERON PRESTON)」を擁するイタリアのニューガーズグループ(New Guards Group)で、同社からグーにブランド立ち上げの話が持ち掛けられ、「キリン」が誕生したという。

 ブランド名は麒麟が由来で、多忙を極めるグウの日常生活における優雅な存在の象徴ということから。パリで発表されたデビューコレクションの19-20年秋冬コレクションは、クラブカルチャーや韓国神話をモチーフとしたグラフィック使いが光るセットアップや、反射素材を使用したつなぎ、大胆なカラーブロッキングのレザーパンツ、背中が大きく開いたニットドレスなど、ストリートの雰囲気を漂わせながらもどこかクラシック回帰の流れを汲んだアイテムが展開される。

 なおコレクションの展開に合わせ、グーは「KIRIN FW 19 CITY TOUR」と題したツアーをソウル、香港、モスクワ、ロンドン、パリで行う。すでにグー本人はたびたび「キリン」のアイテムを着用してDJを披露しており、本ツアーでも「キリン」を着用してフロアを沸かす。

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世界が惚れる女性DJペギー・グウの「キリン」 デビューコレクションが日本でも取り扱い決定

 韓国出身の女性音楽プロデューサーでDJのペギー・グウ(Peggy Gou)が手掛けるウィメンズブランド「キリン バイ ペギー グウ(KIRIN)」の日本展開が決まった。取り扱い店舗はグレイト(GR8)、ヌビアン(NUBIAN)、リステア(RESTIR)で、デビューコレクションである2019-20年秋冬のアイテムが9月7日から販売される。

 ペギー・グウは、1991年韓国出身で現在はベルリンを拠点に活動する。幼い頃から音楽に慣れ親しみ、2009年頃からDJ活動をスタート。ここ数年は年間で数百本のイベントに出演し、これまでにドイツのベルグハイン(Berghain)をはじめとした世界中の名だたるクラブだけでなく、「コーチェラ(Coachella)」や「グラストンベリー(Glastonbury)」など多くの音楽フェスにも出演、昨年は「フジロック(FUJI ROCK)」でもDJを披露した。

 一方で、DJとして活動する前はファッションデザイナーを志し、ロンドン芸術大学でファッションを専攻。卒業後は韓国版「ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)」で編集者として働いていたこともあり、DJの傍らその類まれなるファッションセンスからモデルやスタイリストとしても活躍の場を広げるように。この活躍に目をつけたのが「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」や「ヘロン・プレストン(HERON PRESTON)」を擁するイタリアのニューガーズグループ(New Guards Group)で、同社からグーにブランド立ち上げの話が持ち掛けられ、「キリン」が誕生したという。

 ブランド名は麒麟が由来で、多忙を極めるグウの日常生活における優雅な存在の象徴ということから。パリで発表されたデビューコレクションの19-20年秋冬コレクションは、クラブカルチャーや韓国神話をモチーフとしたグラフィック使いが光るセットアップや、反射素材を使用したつなぎ、大胆なカラーブロッキングのレザーパンツ、背中が大きく開いたニットドレスなど、ストリートの雰囲気を漂わせながらもどこかクラシック回帰の流れを汲んだアイテムが展開される。

 なおコレクションの展開に合わせ、グーは「KIRIN FW 19 CITY TOUR」と題したツアーをソウル、香港、モスクワ、ロンドン、パリで行う。すでにグー本人はたびたび「キリン」のアイテムを着用してDJを披露しており、本ツアーでも「キリン」を着用してフロアを沸かす。

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人々の創造性を刺激する 日本最大規模のアップル丸の内を大公開

 アップル(APPLE)は9月7日のアップル丸の内オープンに先駆け9月5日、関係者に店舗を公開した。国内9店舗目にして最大規模となる同店は2フロア構成で、特製のアルミとガラスを組み合わせたショーウインドウを周囲に張り巡らせた外観と、ウインドウの周囲に沿うように日本産の竹を配置した和風な内装のデザインが特徴的だ。1階にはアップル製品のほか、各種アクセサリーをそろえ、2階では同社製品の技術サポートを行う「ジーニアス バー(GENIUS BAR)」を設置する。

 1階の中央には、スクリーンを設置したスペース“フォーラム”を設け、さまざまなジャンルのクリエイターたちを招いたワークショップ「Today at Apple」を毎日実施。アートや写真、音楽、フィットネスの各分野で活躍する日本人クリエイターたちが創作のプロセスを参加者に伝える「トウキョウ クリエイティブ ギルド」や、AR(拡張現実)のインスタレーションを体感できる「[AR]T」などが行われる。1階にはそのほか、事業としてアプリケーション開発に取り組む企業にアップル丸の内専任のビジネスチームがアドバイスを行う“ボードルーム”も用意する。

 アップル直営店を担当するデニー・トゥーザ(Denny Tuza)シニアマーケットディレクターは「アメリカ以外の国で初めて直営店をオープンしたのが銀座店だったように、日本はアップルにとって非常に重要なエリアだ。東京エリアにおける5番目の直営店となるアップル丸の内のオープンは、以前発表した直営店の大規模な拡大の一環だ。われわれは過去18カ月にわたり、新宿店、京都店、そして丸の内と3店舗をオープンしたが、この数は日本が世界で一番多い。さらに、現在改装中の表参道店や、今月末に移転オープン予定の福岡店のほか、年内に別の新店オープンも予定している」と今後の出店構想について語った。

■Apple丸の内
時間:10:00~21:00
住所:東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル

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「アグ」が「ニューニュー」とコラボ カスタマイズできるクラシックショートブーツ

 カルフォルニア発のライフスタイルブランド「アグ(UGG)」は、「ニューニュー(NEWNEU.)」とコラボし、ベルクロ素材を使用したカスタマイズ可能なクラシックショートブーツ(3万5000円)を、伊勢丹新宿本店2階婦人靴ショップ限定で販売している。

 「アグ」の代表的なシルエットに、「ニューニュー」の特徴的なフック & ループの着脱機能を持ったナイロン素材を組み合わせた。デザインは、ループ面が備えられたブーツに自由にパーツ(1600円〜)を貼り付けてカスタマイズすることができる。また今回のコラボレーションを記念した新たなパーツとして、太陽光や蛍光灯が発する紫外線を蓄えて暗闇で発光する糸を使用した「アグ」のロゴと、リフレクター素材のカモ柄、3色を組み合わせた“SAGA FOX”を用意した。

 同アイテムの購入者には先着で「ニューニュー」ロゴのアートピースをプレゼントする。

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【M&A秘話】ゼンショーがなぜ外食企業トップになれたか。そして次の道

 企業規模で外食のトップを走るのは、マクドナルドでもなく、すかいらーくでもない。ゼンショーだ。M&Aを駆使して規模を拡大し、規模を拡大することで、コストを削減。多くの業態を持つことで収入源を多様化してきた。ゼンショーのM&A戦略をトレースする。
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美容賢者から称賛の声続々! ゲラン、2つの名品

 「ゲラン」から今春デビューした「レソンシエル」は、20代という新たな客層からも支持を集める注目のファンデーション。「アベイユ ロイヤル ウォータリー オイル」は、エイジングケアシリーズ「アベイユ ロイヤル」の中でもベストセラーの美容液だ。数々のコスメに触れる識者たちから、この2つの名品に対するリアルな声が集まった。

識者の実感コメントから読み解く
ヒットアイテムの魅力

 “完璧な仕上がりでありながら、肌には優しく”という、現代女性が求めるニーズをかなえるファンデーションとして誕生した「レソンシエル」。レッド シーウィード※1、ホワイト ココアビーン エキス※2 など、天然由来成分97%※3配合で肌をみずみずしく保湿しながら、外部刺激やブルーライトからも素肌を守る。16時間のロングラスティング※4で、美しい仕上がりが続く。

●店頭ではサンプルをプレゼント中です。

※1整肌成分として
※2保湿成分として
※3自然由来指数97%(水50%含む)ISO16128準拠
※4 データ取得済み。ゲラン調べ。効果には個人差があります

 2017年にパワーアップをして発売以来、「一度使うと手放せなくなる!」とファンを増やし続けているヒット美容液。「アベイユ」とは、フランス語で蜜蜂の意。その名の通りハチミツ由来成分を凝縮させた美容液には、マイクロビーズ化されたボタニカルオイルが浮かぶ。肌の上に伸ばした瞬間にビーズが弾けて潤いを肌のすみずみにまで行き渡らせる。太陽を浴びた花の蜜を思わせる、フレッシュでありながら温かみのある香り。

●店頭ではサンプルをプレゼント中です。

PHOTO : AKIHIRO SAKAI(SEPT)

問い合わせ先
ゲランお客さま窓口
0120-140-677

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中国版ツイッターのウェイボーがインスタグラム的SNS「オアシス」をローンチ

 中国版のツイッター、ウェイボー(微博、WEIBO)が9月2日にSNSサイト、オアシス(OASIS)のサービス運用を開始した。オアシスは「若者のライフスタイルおよびファッションのためのSNS」として位置づけられており、ターゲット層となるのは高品質なものを求める若者たちだ。

 サイトのレイアウトは、中国の若い女性富裕層に人気のあるSNS型ECアプリ、シャオフォンシュウ(Xiaohongshu、小紅書、通称RED)とインスタグラムとを掛け合わせたようなデザインとなっている。ファッション、グルメ、旅行、美容など、ユーザーの好みに基づいたコンテンツを閲覧することができると同時に、豊富な種類のフィルターを使用した写真やムービーの編集、投稿も可能だ。

 ユーザーは携帯電話番号やウェイボー、ウィーチャット(微信、WeChat)、またはQQのアカウントを通してログインすることができるが、現在のところアプリへの登録は招待制のみとなっている。

 オアシスはウェイボーの公式アカウントで「私たちはオアシスを通じて面白いものを見つけられるだけでなく、美しい世界をシェアすることもできる場を提供する。だから、もしあなたが外の世界に疲れているのなら、オアシスはあなたを歓迎する。ここでストレスを解消し、よりよい自分自身を見つけてほしい」と投稿した。

 ウェイボーは世界最大規模のソーシャルメディア企業のひとつであり、オアシスの運営が軌道に乗れば、それはウェイボーにとって新たな成長源となりうる。またオアシスは、ファッションブランドと提携する新たなインフルエンサーたちの誕生の場ともなりうる。

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「ユニクロ」や「ザラ」に朗報か インドが外国企業への規制を一部緩和

 インド政府は8月28日、単一ブランドを取り扱う外資系の小売業などに対する直接投資(Foreign Direct Investment以下、FDI)規制を一部緩和すると発表した。

 インドでは国内産業保護の観点から外国企業の進出が規制されていたが、2012年9月にこれを撤廃。しかし、店舗で販売する商品の30%をインド国内で調達しなければならず、インド国内に実店舗がない限りECは不可などの厳しい条件が付けられていた。景気減速に対するカンフル剤の一つとして発表された今回の緩和策では、生産品の20%をインド国外に輸出するという条件付きで現地調達規制を30%から10%に引き下げるほか、実店舗をオープンする前にECを展開することを可能にする。

 ピユシュ・ゴヤル(Piyush Goyal)=インド鉄道相兼商工相は、「今回のFDIに関する規制緩和によってインドがさらに魅力的な投資先となり、雇用の拡大や経済成長が促進されるだろう。またECに関する緩和策は、物流や電子決済、カスタマーサービスなどの分野での雇用拡大につながる」と語った。

 インドのコンサルタント会社ワジール・アドバイザーズ(WAZIR ADVISORS)のハーミンダー・サーニ(Harminder Sahni)創業者兼マネジング・ディレクターは、「外国企業のインド進出を促すと同時に、進出企業の売り上げ増加に伴ってインドからの輸出量も増えるので、素晴らしい緩和策だと思う。国内販売用だけではなく、輸出用の製品をインドで生産した場合も現地調達率にカウントできるようになるため、『イケア(IKEA)』や『H&M』など、輸出品の現地調達率がすでに30%を大幅に超えているような企業は規制に引っかかる心配がなくなる」と述べた。

 なお、インド企業との合弁やフランチャイズ方式は直接投資ではないため、以前からFDI規制の対象外となっている。インドのコンサルタント会社テクノパック(TECHNOPAK)のアービンド・シンハル(Arvind Singhal)会長兼マネジング・ディレクターは、「緩和策はインディテックス(INDITEX)が擁する『ザラ(ZARA)』や『イケア』『H&M』『ユニクロ(UNIQLO)』など、単一ブランドを扱っている大手SPAにとっては朗報だ。しかし直接投資を好まない外資ブランドも多く、特にアパレルはその傾向が強い。『ギャップ(GAP)』『トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)』『リーバイス(LEVI'S)』などはインド企業と提携して進出しているので、今回の規制緩和の恩恵はない。また、ラグジュアリーブランドの多くはインドでほとんど調達していないので、規制緩和をもってしてもFDIの要件を満たすことは難しいだろう」と述べた。

 「ザラ」はインドのコングロマリットであるタタ・グループ(TATA GROUP)と提携して10年に、H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ)が擁する「H&M」は15年にインド市場に進出した。「イケア」が14年に進出した際は、15億ドル(約1590億円)を投資して10年間で25店をオープンする計画だったため、現地調達規制に関する激しい議論が行われたという。

 なお、今回の緩和策はスーパーやコンビニエンスストアなど複数ブランドを扱う小売りは対象外のため、現地企業との合弁でかつ外国企業の出資比率は51%までという規制が引き続き適用される。これは現政権の主な支持層が家族経営の零細商店などであるためで、米小売最大手のウォルマート(WALMART)は会員制の卸という業態で進出し、26店を運営している。

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有楽町駅~新橋駅300mの高架下に56店舗。「日比谷オクロジ」。

JR東日本とJR東海が、有楽町駅~新橋駅間内山下町橋高架下に約 10,000 ㎡の商業空間『日比谷 OKUROJI(ヒビヤ オクロジ)』を開発し、2020年初夏の開業をめざす。日比谷・銀座エリアに残された歴史ある煉瓦アーチ高架橋と高架下の大空間が、街と繋がる賑わい溢れる場所に生まれ変わる。
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“反ダウン”を掲げる地球に優しいアニマルフリーの代替ダウン「セイブ・ザ・ダック」とは?

 「モンクレール(MONCLER)」や「カナダグース(CANADA GOOSE)」などのダウンジャケットやコートは、冬の定番アイテムして人気が高い。ダウンとは水鳥の羽毛のことで吸湿発散性に優れていることからダウンジャケットや羽毛布団に使用されるが、動物愛護の観点から、生きた水鳥から手で羽毛をむしる“ライブハンドプラッキング”が問題視されている。動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)によるダウン生産現場の映像では、羽毛をむしられ地面にうずくまる水鳥や、裂けた体を針と糸で縫われる水鳥(羽毛は6~7週間で生えそろうため繰り返しライブハンドプラッキングが行われる)の姿が映っており、業界内でも倫理的な原料調達をしようとする動きが広がっている。有力ブランドの多くは倫理的なダウン調達を証明する認証を取っているとはいえ、市場で出回っている多くのダウンジャケットが必ずしも倫理的な原料調達をしているとは限らない。

 このような流れを受けて2013年にイタリア・ミラノで誕生したアウターブランドが「セイブ・ザ・ダック(SAVE THE DUCK)」だ。その名もずばり、(羽毛を採取され続けている)“カモやアヒルを守れ”。ダウンの代わりに最先端のテクノロジーを駆使して開発されたリサイクルポリエステルの軽量素材プラムテック(PLUMTECH)を使用しており、豊富なカラーバリエーションと折り畳んでコンパクトに収納可能な実用性が特徴だ。プラムテックとは、次世代の微粒子ハイテク中綿のことで、ダウンに勝るとも劣らない柔らかさをはじめ、保温性、通気性、軽量を実現。また、外部の素材には通気性、防水性、摩擦抵抗性、耐湿・防カビ性に優れた光沢感のあるナイロン素材を使用している。

 「セイブ・ザ・ダック」は欧米で人気上昇中で、イタリア・ミラノのショッピングセンターであるブライアン&バリー(BRIAN & BARRY)で、は2016年秋冬には「モンクレール」や「カナダグース」「ヘルノ(HERNO)」などのダウンブランドを上回る数を販売したという。裏地には、“100%アニマルフリー”と記されたものもあり、室内でさりげなく動物愛護精神をアピールできるようになっている。

 日本では栄進物産が独占輸入販売しており、高島屋日本橋店や高島屋新宿店、伊勢丹新宿本店、松屋銀座本店、三越銀座店、阪急うめだ本店などで販売している。

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1分10円飲み放題!斬新すぎる東京・高円寺「でんでん串」は激安酒場の未来形か?

 今、高円寺を最もザワつかせている飲食店が「でんでん串」だ。なんといっても「1分10飲み放題」のインパクトが強く、TVなど、さまざまなメディアで話題となっている。実際はどんな店なのか、そして集客や利益はどうなっているのか。体験レポートと担当者インタビューで明らかにしていこう。
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「専門店はアプリ?」東急百貨店の構造改革を考える ITのプロ「WWDジャパン」最新号につぶやく

 大手通信会社に入社後、国内外でITソリューションを提供するビジネスマンが、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。最先端のテクノロジーから企業と、その利用者が必要とするものについて考え続けたITのプロ、CKRが未来的視点からニュースにつぶやきを添えます。

今日のニュース:P.5「東横店閉店」から反転攻勢への準備

読み解きポイント:オーバーストアという課題の先にある「次の一手」

ニュースのポイント

 東急百貨店が、一番店である東横店閉店を機に、百貨店事業の構造改革を急いでいる。「東急フードショー」を始めとした食、化粧品、ファッションなどの専門店事業を自社の百貨店、東急沿線のショッピングセンターだけでなく、他沿線へ拡大することを計画。専門店事業も百貨店のマーチャンダイジング(MD)と定借で入るテナントのMDを融合させ、新しい顧客との接点を増やすことを狙っている。

CKRはこう読む!

「2割減」。この10年で失われた、全国の百貨店の総売り場面積です。

2008年、680万平方メートルだった総面積は、19年7月には540万平方メートルに減りました。今回は、百貨店が抱えるオーバーストア(店舗過剰)という課題に注目したいと思います。

もともと百貨店は、目利きした商材を通じて「素敵なライフスタイルとは、こういうことです」という、ワクワクする情報を発信するところに価値がありました。オーバーストアという状況は、旧来の情報発信の仕方に「No」がつきつけられたと言い換えられるのではないでしょうか。

07年からの10年間で、百貨店の売上高は、約8兆円から6兆円を割り込む水準まで縮小しました。リーマンショックや東日本大震災によるに消費の冷え込みもありますが、注目すべき出来事は、07年の「iPhone(スマートフォン)」の発売です。

スマホの出荷量と百貨店の売上高は、見事に逆相関しています。スマホを活用したECが、百貨店の売り上げを全て奪ったということではありません。消費者は、スマホで入手した情報を活用して、百貨店ショッピング以外のことを楽しんでいるということです。

それまでモバイル通信の主役だった携帯電話は、iモードなど通信キャリア毎に統制されたメニューによる情報流通が中心でした。スマホの登場によって、その統制が解き放たれ、ホーム画面のアプリを一人一人がカスタマイズし、世界中のリッチな情報へ、いつでもどこでもアクセスできるようになリました。

今回、東急百貨店が取り組む構造改革は、iモードのようにフォーマット化してきたビジネスから離れ、スマホのように専門店をアプリとして、オープンに消費者とつなげていく動きにも見えます。D2C(Direct to Consumer)というビジネスでブランドが直接顧客に寄り添い世界観を共有する時代に、遅すぎる改革かもしれませんが新しい一歩を踏み出したところに、東急百貨店の危機感が伝わってきます。

今回の「WWDジャパン」紙面で、隣にある記事は「ロンハーマン日本上陸10周年 サザビーリーグが本国事業を継承したワケ」です。「WWD」の記者の方には、ぜひこのタイミングで、元伊勢丹バイヤーのサザビーリーグ リトルリーグ カンパニープレジデント 三根弘毅氏に「今、百貨店の三越伊勢丹に戻ったら何をしますか?」と突っ込んだインタビューをして欲しかったです。

そこに今後の百貨店が手を打つべき、ヒントが隠されているかもしれないからです。

セレクトショップ最新情報 5大セレクトの成長戦略を22人のキーマンに聞いた

CKR Kondo : 大手通信会社に入社後、暗号技術/ICカードを活用した認証決済システムの開発に従事。その後、欧州/中東外資系企業向けITソリューションの提供、シンガポール外資系企業での事業開発を経験。企業とその先の利用者が必要とするもの、快適になるものを見極める経験を積み、ウェアラブルデバイスやFree WiFiを活用したサービスインキュベーションを推進。現在は、米国、欧州、アジア太平洋地域にまたがる、新たなサイバーセキュリティサービスの開発を推進中

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中川綾「コレニモ」ディレクターが語る ロンドンで働くこと、生きること

 インターネットやテクノロジーが発達し、仕事やライフスタイルへの意識が変わりゆく中、働き方もまた多様化している。働く場所だって、必ずしも日本というわけではなく海外を拠点に選ぶ人もいる。大切なのは、一度きりの自分の人生をどう生きたいかということ。もちろん自身の揺るぎない意思や目標にたどり着くための努力、自分の考えを表現する語学力などは必要だが、可能性は世界に広がっている。ここでは、ヨーロッパに身を置き、自身のブランドを手掛けているデザイナーをピックアップ。その場所を選んだ理由から、海外をベースにする魅力や難しさまでを聞いた。

 第1回に登場するのは、イギリス・ロンドンでウィメンズウエアブランド「コレニモ(COLENIMO)」を手掛ける中川綾ディレクター。日本のファッション専門学校で学び、アパレル企業でキャリアを積んだ彼女が渡英した理由は、実はファッションデザイナーという仕事から足を洗うためだった……。

-まずファッションデザイナーを志すと決めたのは、いつ頃でしたか?

中川綾「コレニモ」デザイナー(以下、中川):小さい頃から絵を描くのが好きで、ファッションドローイングも好きでした。でも、特にファッションデザイナーになりたいという強い思いはありませんでした。東京モード学園に入学したきっかけも、絵が描ける仕事をしたいと思っていたから。普通のイラストレーターでは潰しがきかないと思い、だったら洋服も好きだったので、ファッションとイラストを両立できるデザイナーかなというざっくりとした感じでしたね。ですが自分のブランドを手掛けるようになって振り返ると、パターンなど一通り全てを学んでよかったと思います。

-そして、卒業後はアパレル企業に就職。ここでもいろんな業務を経験されたそうですが。

中川:在籍していた8年の間に他社と合併して、私の退職時には200人以上の規模になっていたのですが、入社当時は6人体制の小さな会社でした。なので、デザインだけでなくプレスから販売、生産管理までに携わり、その後、一つのブランドを任されていました。そんなさまざまな業務の経験も今、自分のブランドに生かされています。

-会社を辞めて、渡英したきっかけは?

中川:会社面接の時から「いつかは海外に行きたい!」と言っていたみたいなので、もともと海外志向は強かったのかもしれません。旅行も好きでしたし、洋服に携わっているからにはいろんなカルチャーと交わっていきたいという思いもありました。一番のきっかけとなったのは、30歳を前にして、忙しさからデザインすることが好きなのかどうかさえ分からなくなり、流れ作業的で、モノ作りをしている感覚もなくなっていたこと。なので、実はファッションデザインから足を洗うつもりでロンドンに来ました。

-そうだったんですか。では、なぜ「コレニモ」を立ち上げたんですか?

中川:自分のブランドをやりたいという気持ちはそこまで強くありませんでしたがモノ作り自体は好きだったので、レザーアクセサリーのブランドをやろうかなとは考えていました。それで渡英してしばらく経ってから、自分の手で何も生み出していない状態を寂しく感じるようになって小物をデザインし始めたのですが、それほど刺激的に感じなかったんですよね。一方で、ちょうど「ルベックセン ヤマナカ(RUBECKSEN YAMANAKA)」でのインターンが決まり、アトリエで生地にハサミを入れた時、「コレだ!」という思いがこみ上げて来て。どういう形でも布に触る仕事にずっと携わりたいという気持ちがハッキリしました。それから、自分用のシャツやサンプルを作るようになり、6〜7型から「コレニモ」をスタートさせました。

-「コレニモ」という名前の由来とブランドのコンセプトは?

中川:「コレニモ」は、学生の頃から組んでいたバンド名でもあるのですが、「“これにも”足していく」という意味。誰かのクローゼットを想像しながら、そこにすでにあるアイテムにすっと馴染んでいくようなコレクションを作りたいという思いを込めて名付けました。コンセプトは、“タイムレスかつエレガントで上質な服”。母親のクローゼットから娘が「コレニモ」のコートを借りて着てくれるような、シンプルでありながら時代が変わっても色褪せないような服を作っていきたいと考えています。

-キーアイテムはありますか?

中川:1930年代からインスパイアされた“バックワーズ・セーラートップ”というトップスは8年ほどずっと作り続けているのですが、シルク 100%のものは永久定番です(笑)。少量生産ですが、同じ型でビンテージの生地や昔のリバティープリントや、リネンを使って作ったり。シンプルでありながら着るとエレガントなシルエットなので、素材違いで何枚もお持ちの方もいらっしゃいます。

-イギリス製の生地を中心に使い、イギリスで生産されているそうですが、そこにこだわる理由は?

中川:語学学校に通っていた時から、イギリスにいないとできないことをやりたいと考えていました。背景のあるモノづくりをしたいという気持ちも大きいですね。私の場合、デザインの出発点は常に生地。食事に例えるなら、いい食材が手に入ったから、あの料理を作ろうといった感覚です。なので、いい生地が見つからないとコレクション製作が進まないんですよ(笑)。イギリス製の生地は、ただ綺麗なだけではなく、完璧すぎない野暮ったさがある。人の匂いというか温かみを感じられるようなところが好きです。そんなイギリスのさまざまな生地に実際に触れ、その中から気に入ったものを選び、アイテムを作ることができる。それが、ロンドンを拠点にする一番の魅力です。それに、生地屋さんは通い続けているうちに仲良くなって、特別なものをキープしていてくれたり、私が好きそうなものを見つけたら連絡をくれたりします。企業で働いていたときは見えなかったものや築けなかった関係があり、それは自分で飛び込んで行ったからこそできたことだと思います。

-逆にイギリスでモノ作りを行う上で難しいと感じる点はありますか?

中川:いい加減なところでしょうか。仮押さえしていた生地が量産の段階で無くなっていたり、雨漏りで生地がダメになったり(笑)。昔は問い詰めたり怒ったりしていたけれど、相手に逃げ場を作ってあげないとダメだなと思い、今はある程度そんなミスを笑って許せるようになりました。人間だからミスもありますし、そういう関わり方をしていると自分のミスも許してもらえるようにもなりました。

-日本で住んでいた時と比べて、働き方や価値観はどのように変わりましたか?

中川:東京にいる時は、コーヒーを淹れる時間ももったいないと思うほど、効率的に動かないと仕事が回りませんでした。そう考えると、時間を贅沢に使うことに対して罪悪感がなくなったと感じます。そして、モノをとても大切にするようになりました。今はなんでも修理して使っていますが、自分で修理した跡も“個性”や“味”として認められるという、イギリス文化に根付いている古いモノを大切にする感覚があるからこそだと思います。

ショップ兼スタジオをロンドンに

-ロンドンに移られてもう15年が経ちます。中川さんにとってロンドンはどんな場所ですか?

中川:楽しいことは自分で作らなくてはいけない街。 楽しいことやユニークなことを発信していたら、皆が興味を持って寄ってきてくれるような優しい街だと思います。

-キャリアのターニングポイントは?

中川:5年ほど前に、雑誌「キンフォーク(KINFOLK)」の編集長であるネイサン・ウィリアムス(Nathan Williams) からウエアブランド「アウワー(OUUR)」の立ち上げに協力してほしいという依頼を受け、アメリカのポートランドに家族で移住するかもしれないということがありました。結局、夫の就労ビザの発給が難しく実現しなかったのですが、ロンドンからコンサルタントとして2シーズン携わりました。プレゼン力やストーリーの伝え方など学ぶことも多かったですし、何よりも自分がこれまで地道にやってきたことが認められたような気がしてうれしかったです。

-2019-20年秋冬シーズンを最後に、日本でのセールスとPRを約9年間委託していたエージェントから離れることを決めたそうですが、その理由は?

中川:きっかけは、末端のお客さままで見てみたいという気持ちだったかもしれません。セールスエージェントはほかにもクライアントを抱えていますので、コレクションごとのフィードバックはいただけても、なかなか末端のお客さまの声というのは拾いにくいし、タイムロスがあります。そんな中でSNSを通して世界中のお客さまのリアクションがダイレクトに聞ける、見えるということに魅力を感じました。小さい規模だからこそできるサービスや自ら「コレニモ」の魅力を伝える努力は、後々「コレニモ」のためにもなると考えています。

-新たな挑戦ですね。具体的には、今後どのようにブランドを手掛けていこうと考えていますか?

中川:日本での新しい販路は決まっていませんが、当面は自分で売ることになると思います。長く商いをされているお店などの場所をお借りしてコレクションを発表できたら「コレニモ」らしくて素敵だなとも考えています。モノ作りの態勢は今まで通りで変わりませんが、コレクションの型数は少し絞り、もっとその背景が見える、伝えていける方法を模索中です。その一環で、ブランド初のポップアップショップ「クラフテッド マターズ(CRAFTED MATTERS)」をパリで開くことになりました。“手から生み出されるモノ”をテーマにインディペンデントな4ブランドが集まり、アーティストなどが好んで住んでいるパリの北マレ地区にあるブリス・スタジオ(BLISS STUDIO)で9月5〜8日の4日間行います。

-それから、今インタビューを行っているスタジオ兼ショップも近々移転されるんですよね?

中川:ここクレーヴ・ワークショップス(Cleve Workshops)は歴史的にも価値の高い場所なのですが、実は今、再開発の波にさらされています。他のテナントやローカル紙と一緒に訴えてはいるのですが、やはり大きいデベロッパーを相手では時間も労力もかかりそうで……。そんな中、友人のツテで見つけたコロンビアロードの小さなショップが空くことになり、いろいろ悩んだ末にこのチャンスを掴むことにしました。コロンビアロードは、1869年から歴史あるマーケットで知られる通り。20世紀初頭から毎週日曜日にフラワーマーケットが始まり、切り花から鉢植えまで問屋の値段で買えることを強みにイーストロンドンで一番人気のマーケットの一つになりました。そんな古き良き英国の雰囲気が残り、インディペンデントなお店が連なる通りに新しいお店(110A Columbia Road E2 7RG)を構えます。オープンは10月6日の予定で、ブランドの世界観を伝えられるような空間を作っているところです。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

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2019年「LVMHプライズ」は、南アフリカ出身の26歳に栄冠! 「アンリアレイジ」は惜しくも受賞ならず

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は4日、2019年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」の最終審査をパリのフォンダシオン ルイ・ヴィトン(Foundation Louis Vuitton)で行った。

 過去最高となる100カ国以上1700人を超える応募者の中からグランプリの栄冠を勝ち取ったのは、南アフリカのヨハネスブルグを拠点にウィメンズウエアを手掛ける「テベ・マググ(THEBE MAGUGU)」のテベ・マググだ。彼は1993年南アフリカ生まれの26歳。キンバリーという小さな町で生まれ育った後、ヨハネスブルグにあるファッッションスクールLISOFで、ファッションデザイン、フォトグラフィー、メディアを学んだ。卒業後2年間複数のブランドや小売店で経験を積み、2017年に自身のブランドを設立。南アフリカ製の素材や現地の生産背景を生かし、アフリカの伝統をモダンに解釈したウエアを手掛ける。それぞれのアイテムにはタグが埋め込まれ、専用のアプリを使うと、その背景にあるストーリーや情報を知ることができるようになっている。

 マググは、賞金として30万ユーロ(約3480万円)を受け取った他、LVMHグループのエキスパートによる1年にわたるメンターシップ(指導)を受けられる機会を獲得。ステージでトロフィーを手渡され、「選考の過程を通して、多くの刺激を受けた。LVMHには本当に感謝しています」と語った。

 また、創設当初から審査員として参加していた故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)氏の功績を称えて「カール・ラガーフェルド賞」と改称された特別賞は、イスラエル・テルアビブを拠点に自身の名を冠したブランドを手掛けるヘド・メイナー(Hed Mayner)が受賞。賞金15万ユーロ(約1740万円)に加えて、グランプリ同様、LVMHのエキスパートによる1年間の指導を受ける機会を手にした。メイナーは、1986年イスラエル生まれの32歳。エルサレムでファッションを学び、2015年に自身のブランドを立ち上げた。メンズウエアのベーシックアイテムをベースに、シルエットや構造を再解釈したユニセックスなアイテムを提案。18年1月からは、パリ・メンズ・ファッション・ウイークでコレクションを発表している。

 今回初めて審査員を務めたクリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)「ベルルッティ(BERLUTI)」クリエイティブ・ディレクターは、「このような形で自身のクリエイションを発表できるプラットフォームがあるのは、若手デザイナーにとって素晴らしい機会だ。ある意味、今回のファイナリストは皆が勝者だと思う。エモーションとストーリーテリングという観点から、正しいと感じる受賞者を選んだ」とコメント。ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)「ロエベ(LOEWE)」クリエイティブ・ディレクターも、「受賞者だけでなく、“私たちが開かれた世界で暮らし、サステイナビリティーや多様性について考えることが必要だ”という一体感のあるメッセージに感銘を受けた。それは本当に素晴らしいことで、変な言い方かもしれないが、受賞が全てではないと考えている。ファイナリストは皆、誇りに思うべきだ。今日は、グランプリを決めないといけない立場にいることが辛かったよ(笑)」と話し、僅差だったことを匂わせた。

 「LVMHプライズ」は13年11月、若手ファッションデザイナーの育成・支援を掲げ、デルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=ルイ・ヴィトン エグゼクティブ・バイス・プレジデントが中心となりスタートした。応募資格は、40歳未満で少なくとも2つのコレクションを製作していること。最終選考の審査員には、アンダーソン、ヴァン・アッシュ、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquière)、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)といったLVMHグループのブランドを率いる現役のトップデザイナーたちに加え、前出のアルノー=エグゼクティブ・バイス・プレジデント、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOのアドバイザーも務めるジャン・ポール・クラヴリー(Jean-Paul Claverie)LVMH社会貢献活動部門責任者、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼CEOが名を連ねる。

 第6回となる今回のファイナリストには、日本からは「アンリアレイジ」の森永邦彦デザイナーが選出されていたが、惜しくも受賞には至らなかった。また、「べサニー ウィリアムズ(BETHANY WILLIAMS)」のベサニー・ウィリアムズや「ボーディ(BODE)」のエミリー・アダムス・ボーディ(Emily Adams Bode)、「フィップス(PHIPPS)」のスペンサー・フィップス(Spencer Phipps)といったサステイナブルなクリエイションを手掛けるブランドが多く残るなど、時代の流れを反映したラインアップが特徴だった。

 これまでグランプリを受賞したのは、「トーマス テイト(THOMAS TAIT)」の「トーマス・テイト(Thomas Tait)、「マーケス・アルメイダ(MARQUES' ALMEIDA)」のマルタ・マーケス(Marta Marques)とパウロ・アルメイダ(Paulo Almeida)、「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」のグレース・ウェールズ・ボナー(Grace Wales Bonner)、「マリーン・セル(MARINE SERRE)」のマリーン・セル、「ダブレット(DOUBLET)」の井野将之。加えて、「ジャックムス(JACQUEMUS)」のサイモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)、「コウザブロウ(KOZABURO)」の赤坂公三郎、「ロク(ROKH)」のロク・ファン(Rokh Hwang)らが特別賞に選ばれてきた。その中には着実にステップアップしているデザイナーも多く、同プライズの注目度は年々高まっている。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

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