ジャケットスタイルでシックにキメる 2020年春夏ロンドン・ファッション・ウイーク

 9月13~17日に、2020年春夏シーズンのロンドン・ファッション・ウイークが開催された。今季は従来通りのランウエイと合わせて一般入場が可能なパブリックショーも行われた。

 トレンドのジャケットをさらりと着こなす来場者が多数。また、パイソン柄のブーツやブラックのリップなどエッジの利いたスタイルも目立った。今回のロンドン・ファッション・ウイークからストリートスナップを一挙公開する。

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「ガブリエレ コランジェロ」2020年春夏ミラノ・コレクション

 「ガブリエレ コランジェロ(GABRIELE COLANGELO)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。

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「リーボック クラシック」が発売25周年を記念し、過去の名作モデルを踏襲した“インスタポンプ フューリー”を発売

 「リーボック クラシック(REEBOK CLASSIC)」は、“インスタポンプ フューリー(INSTAPUMP FURY)”発売25周年を記念して、過去の名作モデルのカラーリングを踏襲した“インスタポンプ フューリー アイコンズ パック(INSTAPUMP FURY ICONS PACK)”を9月27日に発売する。

 “ICON WITH ICON”をテーマに、ブランドの最も代表的なランニングシューズの“インスタポンプ フューリー”と、“ザ・ポンプテクノロジー”を用いていた過去の名作モデルを融合させている。

 アイテムは全4型。1991年に発売したバスケットボールシューズで、元バスケットボール選手のディー・ブラウン(Dee Brown)が目を覆った状態のノールックでダンクシュートを決めたときに着用していた“ポンプ オムニ ライト(PUMP OMNI LITE)”、伝説的バスケットボール選手のシャキール・オニール(Shaquille Oneal)の最初のシグネチャーモデルとして92年に登場した“シャック アタック(SHAQ ATTAQ)”、90年にテニス界に進出するきっかけになったテニスシューズ“コート ビクトリー ポンプ(COURT VICTORY PUMP)”、92年にランニングシューズで“ザ・ポンプテクノロジー”を初めて採用した“ポンプ ランニング デュアル(PUMP RUNNING DUAL)”をそろえる。価格は全て1万8000円で、サイズは23.0〜30.0cmのユニセックス展開。

 “ザ・ポンプテクノロジー”は、チェンバー(空気室)に空気を注入することでシューズのフィット感を調整することができる技術で、89年に発売したバスケットボールシューズの“ザ・ポンプ(THE PUMP)”に初めて採用された。

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「サルヴァトーレ フェラガモ」2020年春夏ミラノ・コレクション

 「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。

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「ウーノ」からエイジングケアクリームが発売 シリーズ最多の保湿成分を配合

 資生堂のメンズブランド「ウーノ(UNO)」は9月下旬、オールインワンシリーズからシリーズ初のエイジングケアクリーム「ウーノ バイタルクリームパーフェクション」(1480円、編集部調べ)を発売する。保湿成分をたっぷり配分したクリームで乾燥による小ジワ、シミ予防、肌荒れ対策にアプローチする。化粧水・乳液・美容液・クリーム・マスクの5つの役割を兼ねそなえる。肌にエイジングが表れやすい30代の男性をメインターゲットとしている。

 「ウーノ バイタルクリームパーフェクション」はシリーズの既製品同様、肌のテカリやカサつきをケアするほか、ローヤルゼリーエキスやコエンザイムQ10、コラーゲン成分などシリーズ最多の保湿成分を配合した。これまで同シリーズは、テカリや乾燥を抑制し、肌に潤いを与える「クリームパーフェクション」(980円、編集部調べ)や、ニキビや肌荒れをケアする「UV パーフェクションジェル」(1080円、編集部調べ)発売してきた。

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「ピーチ・ジョン」が劇団EXILE鈴木伸之とコラボ ペアルックできるルームウエアを発売

 「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」は、劇団EXILE に所属する俳優の鈴木伸之とコラボレーションしたルームウエアを発売する。10月15日に「ピーチ・ジョン」新宿三丁目店で先行発売し、16日から公式ECストアと全国の「ピーチ・ジョン」各店で販売する。同ブランドが男性俳優とルームウエアをコラボするのは今回が初めて。

 ラインアップは全3型で、全て男女でペアルックが可能なユニセックス。鈴木がデザインを監修し、着心地やシルエットにもこだわった。手持ちのパジャマとのコーディネートが楽しめる“ホイップリーフーディ”(6980円)や裏起毛であたたかい素材の“プリンテッドパジャマ”(6980円)を用意。残りの型は鈴木の27歳の誕生日である10月14日に公開する予定だ。

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「エトロ」2020年春夏ミラノ・コレクション バックステージ

 「エトロ(ETRO)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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ミラノコレ3日目のハイライト 自然をダイナミックに表現した「マルニ」と「ヴェルサーチェ」をリポート

 2020年春夏シーズンのミラノ・ファッション・ウイークも中盤戦。3日目のブランドの中から、「マルニ」と「ヴェルサーチェ」をピックアップしてリポートする。

マルニ(MARNI)

DESIGNER/フランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)

 ”アクト1”と題した6月に発表したメンズに引き続き、海洋プラスチック汚染を問題提起する”アクト2”と題したコレクション。「マルニ」を象徴するフラワープリントや色の掛け合わせの表現を更新しながら、自然の危機と愛しさを視覚的を訴えかけた。会場は、アーティストのジュディス・ホプフ(Judith Hopf)によるプラスチックの廃棄物で作ったジャングル空間を、リッソが”フラワー ソルジャー(花の戦士)”と呼ぶルックをまとったモデルたちが歩いた。”フラワー ソルジャー”たちは、リッソ本人がペイントした力強い花柄のスモックドレス群や、ドレープとギャザーを効かせたビビッドカラーのドレス、大花を刺しゅうしたフィッシュネットドレスを着ている。いずれもカラフルでダイナミックで、シルエットもユニーク。エプロン型のドレスからサイドスリットを入れたものまでレイヤードアイテムとして機能するアイテムがそろった。ジュリアン・ディス(Julien D'ys)によるヘアメイクは、全体をクレイで白く固めて、一部のモデルには花を装飾し、朽ちていく自然を比喩しているようだった。

ヴェルサーチェ(VERSACE)

DESIGNER/ドナテッラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)

 序盤は、2020年春夏最大のトレンドである、ボックスシルエットの“ジャケットルック”でスタート。とはいえ、ファーストルックは、ドレス。ジャケット同様の構築的なショルダーライン、深いVゾーンを有するスーツ地仕立てのボディコンドレスという「ヴェルサーチェ」らしい幕開けだ。ジャケットもシャツも、このブランドはパワフルに。タップルの肩パッドを入れて、ジャケットなら構築的かつパワフルに。ドレスならそこを起点に美しくドレープするジャージーの素材感を楽しむ。装飾はウエストマークするための細ベルト、それにゴールドのボタンだ。

 中盤以降はグリーンのボリュームが増え、次第にボタニカルモチーフに侵食される。気づけばドレスは、ジャングルのように。かつてジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)がグラミー賞で着用し、「あのドレスは、一体どのブランド」と世界の人々がGoogle検索した”ジャングル・ドレス”をミニ丈にアレンジした。会場が暗転すると、「OK、Google。本当のジャングルドレスを着たセレブは誰?」というコメントとともに、本物のディーバが降臨。たっぷりのシフォンにジャングルをプリント。胸元をバックリ開けた、オープンバッグのドレスを見せつけ、ミラノ一番の拍手喝采に包まれた。

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「ジルスチュアート」の2019年のホリデーコレクションは大人かわいいビンテージピンク

 「ジルスチュアート(JILLSTUART)」は11月1日に、ホリデーコレクション「Urban Princess」のコフレを発売する。また同月15日からは同コレクションの限定アイテムを販売する。

 コフレの「ロイヤル & アーバンプリンセス コレクション」(7500円)は、ビンテージピンクをテーマカラーに、アイカラーパレット、フェイスパウダー、アイライナー、リップグロスとポーチをセットにした。各アイテムのパッケージデザインはビンテージドレスの繊細なレースとフラワーをイメージし、上品な印象に仕上げた。コレクション限定のスイートアーバンプリンセスの香りは、フルーティーフローラルにバニラやムスクを加えた温かみのある特別な香りだ。

 限定アイテムは、濡れたような艶感を与えるリキッドアイカラー「プリンセスルック リキッドアイシャドウ」(限定4色、各2500円)、リップスティック「リップブロッサム ロイヤル & アーバン プリンセス」(限定1色、2800円)、「同ベルベット ロイヤル & アーバン プリンセス」(限定1色、2800円)、「同シャイニーサテン ロイヤル & アーバン プリンセス」(限定1色、2800円)、「ネイルラッカー ロイヤル & アーバン プリンセス」 (限定3色、各1500円)をラインアップする。また、ギフトに最適なプレゼントボックス「プレゼントボックス(ロイヤル & アーバン プリンセス)M」(350円)も用意する。

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「マルニ」2020年春夏ミラノ・コレクション バックステージ

 「マルニ(MARNI)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「おっぱい、ブラで隠しちゃダメですか?」 久しぶりのミラノ・コレクション取材で考える

 数年ぶりにミラノのウィメンズ・コレクションを取材すると、驚くことがイロイロあります。会場周辺のインスタグラマーの数から、すっかり様変わりしたフロントローの面々、予想以上に多かった市街の「スターバックス(STARBUCKS)」までさまざまですが、その中の1つに「こんなに、おっぱい見えたっけ?」というのがあります。

 発表しているのは、2020年春夏コレクション。暑い時期に着るコレクションですから生地が薄くなるのは当然で、ランウエイにはオーガンジーやシフォンなどのシースルー素材があふれます。そして、時代はリラックス。結果、Vネックが深くなったり、シルエットがちょっぴり大きくなったり。するとモデルが歩くたび、バスト周辺の生地は揺れ、不意におっぱいが見えるんです。フィッティングの問題と信じたいところですが、明らかにドレスのデコルテラインが下過ぎて、そもそもおっぱいを隠しきれていないドレスも出てきます。そんな時、ふと思うのです。

 「おっぱい、そろそろ隠してあげても良くないですか?」と。

 ショー会場を訪れるゲストは、そのほとんどが洋服に興味・関心を抱いているワケで、正直、モデルがブラを身につけていたって、誰も気にしないと思います。パーソナルな感想ではありますが、「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」のコレクションでは、今をときめく、僕も大好きなカイア・ガーバー(Kaia Gerber)のおっぱいが見えたのですが、「カイアのおっぱい(喜)!!」とはならず、「カイアのおっぱい(驚)……」というのが正直な感想でした。おっぱいが見えることが、プラスに寄与することはありません。

 しかも世の中にはヌーブラ的な、洋服にほとんど影響を与えないブラジャーがたくさんあるワケで、今時「ノーブラじゃないと、洋服が美しく見えない」は、通用しない言い訳だと思うのです。

 確かにオープンバック、背中がバックリ開いたドレスの場合、ブラジャーのヒモは“余計なモノ”かもしれませんが、例えばニューヨークブランドの「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」は、オープンバックのトップスにストラップを取り付け、ブラジャーのヒモを隠したり、それをデザインの1つとして取り入れちゃったりの工夫を採用することで「ブラジャーをつけても問題ない」洋服に昇華しています。ブラジャーもデザイナーも進化し続けているのです。もはや「ブラジャーがあると、キレイじゃない」なんて状況ではないでしょう?

 今回、特におっぱいがたくさん見えたのは、「ブルマリン(BLUMARINE)」のランウエイショーでした。イタリアで長年、大人気のブランド。ショーは満員御礼、スタンディングもたくさん、という空間です。そこに送り出されてウォーキングしている間、会場にいる数百人の視線が一斉に注がれる中で、おっぱいが見え続けているモデルの気持ちは、どうなんでしょうか?アンダー20、ティーンも数多いモデルの世界です。「自分だったら?」と考えると正直、彼女たちの胸元は直視できません。

 モデルには、「おっぱいが見える洋服はNG」という女性もいます。「おっぱいが見える洋服を着るときは、ギャラアップ」なんてブランドも多いです。そう考えると、「おっぱい?そんなの気にしているの?」なんて業界人は少数派で、モデルもブランドも、「おっぱいが見える洋服を着るのは、勇気がいること。ツラいこと。断ったり、ギャラをアップしたりしなければいけないもの」と認識しているワケですよね?そう考えると、「もう、本当にブラジャー着けましょうよ」と思うのです。

 そんな話を、「WWDジャパン」のために長年バックステージでの撮影を続けているフォトグラファーの景山郁さんに振ったら、悲しいエピソードを教えてくれました。バックステージで泣いていたモデルの話です。

 彼女は「おっぱいが見える服」を着てランウエイを歩きました。するとその後、その写真が「ペチャパイ」的な辛らつなコメントとともにSNSに上がってしまったのだそうです。悔しくて涙が止まらず、バックステージのヘア&メイクアップアーティストに慰めてもらっていた、そんな話です。

 そう、今は、誰もが撮影できて、誰もが世界中に向けてデジタルの世界に写真をアップできる時代なのです。昔とは違います。「おっぱいが見えてしまった」モデルの写真は、(私たち「WWD JAPAN.com」も写真は加工・修正しないので、片棒を担いでしまっているのかもしれませんが)世界中に出回り、永遠に残ってしまうのです。もうマジでブラジャー着けて良いでしょう?これでもまだ、ダメですか?

 ちなみにインスタグラムなどでは、おっぱいが見えている写真はアップ禁止。削除されてしまいます。「おっぱいが見える洋服」は、プロモーションにとっても効果的ではないのです。

 「ブルマリン」などの会場に行くと、こちらがビックリするくらいセクシーな洋服で自信満々の女性もいます。お尻が半分、おっぱいも半分見えているケースは少なくありません(笑)。でも、それは彼女たちの意志。「おっぱいが見える服」から逃れられないモデルとは、事情が全く異なります。洋服は、とても素敵です。美しい体を見せつけることは、人に勇気を与えることだとも思います。でも、それは選択できる状況であるべき。そんな状況にないモデルのおっぱいが見えると、洋服さえ素直に賞賛できない自分がいます。そんな人は、少なくないのではないでしょうか?

 だからこそ、ブランドには通例にとらわれず、考えて欲しいのです。

 「それでもまだ、ブラジャーはつけられませんか?」。

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「おっぱい、ブラで隠しちゃダメですか?」 久しぶりのミラノ・コレクション取材で考える

 数年ぶりにミラノのウィメンズ・コレクションを取材すると、驚くことがイロイロあります。会場周辺のインスタグラマーの数から、すっかり様変わりしたフロントローの面々、予想以上に多かった市街の「スターバックス(STARBUCKS)」までさまざまですが、その中の1つに「こんなに、おっぱい見えたっけ?」というのがあります。

 発表しているのは、2020年春夏コレクション。暑い時期に着るコレクションですから生地が薄くなるのは当然で、ランウエイにはオーガンジーやシフォンなどのシースルー素材があふれます。そして、時代はリラックス。結果、Vネックが深くなったり、シルエットがちょっぴり大きくなったり。するとモデルが歩くたび、バスト周辺の生地は揺れ、不意におっぱいが見えるんです。フィッティングの問題と信じたいところですが、明らかにドレスのデコルテラインが下過ぎて、そもそもおっぱいを隠しきれていないドレスも出てきます。そんな時、ふと思うのです。

 「おっぱい、そろそろ隠してあげても良くないですか?」と。

 ショー会場を訪れるゲストは、そのほとんどが洋服に興味・関心を抱いているワケで、正直、モデルがブラを身につけていたって、誰も気にしないと思います。パーソナルな感想ではありますが、「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」のコレクションでは、今をときめく、僕も大好きなカイア・ガーバー(Kaia Gerber)のおっぱいが見えたのですが、「カイアのおっぱい(喜)!!」とはならず、「カイアのおっぱい(驚)……」というのが正直な感想でした。おっぱいが見えることが、プラスに寄与することはありません。

 しかも世の中にはヌーブラ的な、洋服にほとんど影響を与えないブラジャーがたくさんあるワケで、今時「ノーブラじゃないと、洋服が美しく見えない」は、通用しない言い訳だと思うのです。

 確かにオープンバック、背中がバックリ開いたドレスの場合、ブラジャーのヒモは“余計なモノ”かもしれませんが、例えばニューヨークブランドの「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」は、オープンバックのトップスにストラップを取り付け、ブラジャーのヒモを隠したり、それをデザインの1つとして取り入れちゃったりの工夫を採用することで「ブラジャーをつけても問題ない」洋服に昇華しています。ブラジャーもデザイナーも進化し続けているのです。もはや「ブラジャーがあると、キレイじゃない」なんて状況ではないでしょう?

 今回、特におっぱいがたくさん見えたのは、「ブルマリン(BLUMARINE)」のランウエイショーでした。イタリアで長年、大人気のブランド。ショーは満員御礼、スタンディングもたくさん、という空間です。そこに送り出されてウォーキングしている間、会場にいる数百人の視線が一斉に注がれる中で、おっぱいが見え続けているモデルの気持ちは、どうなんでしょうか?アンダー20、ティーンも数多いモデルの世界です。「自分だったら?」と考えると正直、彼女たちの胸元は直視できません。

 モデルには、「おっぱいが見える洋服はNG」という女性もいます。「おっぱいが見える洋服を着るときは、ギャラアップ」なんてブランドも多いです。そう考えると、「おっぱい?そんなの気にしているの?」なんて業界人は少数派で、モデルもブランドも、「おっぱいが見える洋服を着るのは、勇気がいること。ツラいこと。断ったり、ギャラをアップしたりしなければいけないもの」と認識しているワケですよね?そう考えると、「もう、本当にブラジャー着けましょうよ」と思うのです。

 そんな話を、「WWDジャパン」のために長年バックステージでの撮影を続けているフォトグラファーの景山郁さんに振ったら、悲しいエピソードを教えてくれました。バックステージで泣いていたモデルの話です。

 彼女は「おっぱいが見える服」を着てランウエイを歩きました。するとその後、その写真が「ペチャパイ」的な辛らつなコメントとともにSNSに上がってしまったのだそうです。悔しくて涙が止まらず、バックステージのヘア&メイクアップアーティストに慰めてもらっていた、そんな話です。

 そう、今は、誰もが撮影できて、誰もが世界中に向けてデジタルの世界に写真をアップできる時代なのです。昔とは違います。「おっぱいが見えてしまった」モデルの写真は、(私たち「WWD JAPAN.com」も写真は加工・修正しないので、片棒を担いでしまっているのかもしれませんが)世界中に出回り、永遠に残ってしまうのです。もうマジでブラジャー着けて良いでしょう?これでもまだ、ダメですか?

 ちなみにインスタグラムなどでは、おっぱいが見えている写真はアップ禁止。削除されてしまいます。「おっぱいが見える洋服」は、プロモーションにとっても効果的ではないのです。

 「ブルマリン」などの会場に行くと、こちらがビックリするくらいセクシーな洋服で自信満々の女性もいます。お尻が半分、おっぱいも半分見えているケースは少なくありません(笑)。でも、それは彼女たちの意志。「おっぱいが見える服」から逃れられないモデルとは、事情が全く異なります。洋服は、とても素敵です。美しい体を見せつけることは、人に勇気を与えることだとも思います。でも、それは選択できる状況であるべき。そんな状況にないモデルのおっぱいが見えると、洋服さえ素直に賞賛できない自分がいます。そんな人は、少なくないのではないでしょうか?

 だからこそ、ブランドには通例にとらわれず、考えて欲しいのです。

 「それでもまだ、ブラジャーはつけられませんか?」。

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「ディオール」と一緒に女子大生が個性について考える 東京で開催のエンパワーメントプログラム潜入レポ

 「ディオール(DIOR)」はこのほど、若い女性がキャリアを築く上でのサポートを目的とした交流・学びの場「ウーマン・アット・ディオール(WOMAN @ DIOR)」の東京でのプログラムを開催しました。東京でのイベントには、就職活動を通して人生のビジョンを描き始めた大学生ら16人が参加。自己分析と自身に対する自信、それらを踏まえた上での他者との違いなどを考える座学とワークショップに挑戦した後、シャンパンで乾杯し、親睦を図る“女子会”で終了しました。以後参加者は社会貢献活動に取り組みつつ、ここからさらに選抜される代表7人(予定)は来年3月パリに渡り、世界の参加者を前にして活動の成果を発表します。今年、このプログラムには、フランスはもちろん、イギリスやイタリアなどのヨーロッパ、アメリカ、中国、韓国、そしてアラブから450人以上が参加しています。

 プログラムを担うエマニュエル・ファーヴル(Emmanuelle Fabre)クリスチャン ディオール クチュール ヒューマンリソーシズ ディレクターは趣旨を、「才能ある女性が彼女たち自身、ならびに夢を自覚するためのサポート。特に自信を持ち、仲間と強固なネットワークを築く価値という、学校では教えてくれない学びの機会を提供したい」と話します。重要視するのは、「強固なネットワーク」なのでしょう。彼女は次世代を担う女性を「私生活を犠牲にせず、つながり、ネットワークを深め、正直に、競争を恐れずリーダーシップを磨ける人物」と捉えます。一人のカリスマではなく、個性豊かなコミュニティーで社会をけん引しようというのは、実に今っぽいところ。とは言え率直に言ってプログラムは、日本の女性が置かれている現状よりもずっと先、女性が男性同様に活躍する社会を実現するための過程でもありながら、さらに先の未来でもある印象です。エマニュエル・ディレクターは、「これは、CSR(企業の社会的責任)だけではない。社会的価値を創造し、ポジティブな社会変革を促進するプログラムなの」と壮大な野望、そして夢を語ります。アーティスティック・ディレクターに就任して最初に発表したコレクション「私たちは皆、フェミニストであるべき(We Should All Be Feminists)」以来、絶えず女性のエンパワーメントを考え続けるマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)同様、ビジョンは壮大です。

 東京でのプログラムは、応募者多数につき事前選考が行われました。選考基準は、大きく分けて3つ。「才能、野望、そして寛容さ」だそうです。2つ目の「野望」は、ともすれば日本ではネガティブな印象を受けるかもしれません。でも、エマニュエル・ディレクターが目指す「社会的価値の創造」は、確かに遠大な野望です。こんなに強い言葉を、臆せず、堂々と発する「ディオール」を頼もしく思うし、受講者の多くが将来、同様に野望を語る人物になればと願います。

 と、42歳のオジさん、女子に勝手なお願いをしましたが、それは杞憂みたいな願いでした(笑)。僕が親戚のおじさんなら「立派になったねぇ〜」としみじみしてしまうほど、参加者、デキる!!大半が英語を流暢に操る(ちなみにプログラムは全編英語でした)バイリンガル(以上)の語学力を有していましたし、発言を求められると次々挙手。一般的な日本の授業風景とは全然違います。この子たちなら、自分の野望をかなえ、将来、マリアやエマニュエル、そして「ディオール」が願う真の意味で平等な社会を作れるのかもしれない。マジでそう期待させるガールズが集結した、そんな印象です。

 プログラムはまず、「シンギュラリティー」を学ぶことから始まりました。デジタルの世界に足を突っ込む僕にとっての「シンギュラリティー」は、2045年までに訪れるとされる“AI(人工知能)が、人間を超えてしまうとき”のことですが、一般的には「特異性」という意味。他の人にはない、自分だけのアイデンティティーに迫ろうという講座でありワークショップです。ここで彼女たちの背中を押したのは、オスカー・ワイルドの(Oscar Wilde)の「Be Yourself, the Others Are Already Taken!(自分らしくあれ!誰かの真似をしても、その人には決して追いつけないから)」という言葉。アイルランド出身の詩人オスカー・ワイルドは、退廃的な19世紀末文学の代表家でしたが、同性愛者だったがゆえに収監されて失意のままに没した人物です。こういう耽美な人物が登場するのは、フランスメゾンならではですね(笑)。

 その後は、自分の「シンギュラリティー」をノートの表紙に表現するワークショップや、完成した表紙について語り合うディスカッションが続きます。プログラム中は随時「ディオール」のスタッフがメンターとなって、参加者をフォローアップ。自己分析や社員との交流など、就職活動に女性のエンパワーメントについての学びがプラスされたようなプログラムです。あ、美味しいスイーツもプラスされてました(笑)。

 このプログラムを担当したのは、パリで女性のエンパワーメント活動に尽力する作家でありジャーナリストのフローレンス・サンディス(Florence Sandis)。ここでは、(男性ではありますがw)僕が聴講して心に残ったフローレンスの言葉をいくつか紹介しましょう。

・「嫌われることへの恐怖は、身を守るために大事なこと。でも、それは脇に置きましょう。自分のゴールや目標に向かう道の前には置かない方が良いの」
・「勇敢になるための第一歩は、声に出すこと。『自分は、強くなんかない』と理解してもらうこと。その上でリスクを覚悟すること」。
・「一人は、Invisible(その姿は見えてこない)。仲間と一緒なら、Invincible(無敵)」。
・「世界で働く女性エグゼクティブ99%は、結婚したり、パートナーと幸せな生活を送っていたりする。オトナになったら、パートナーがいなくちゃダメ。素敵な人を見つけて」。

 最後のフレーズからは、パリを感じませんか(笑)?

 そのあとは、働く女性を支援する会社ポピンズの轟麻衣子社長がスピーチ。メリルリンチ(MERRILL LYNCH)を経て、「シャネル(CHANEL)」「グラフ(GRAFF)」そして「デビアス(DEBEERS)」で要職を歴任した轟社長のキャリアや考え方は、すぐに真似したり実践できたりするものではなかいかもしれないけれど(笑)、刺激になったことは間違いないでしょう。

 参加者に話を聞くと、「自分を周りの人と比べると悲しくなる時もあったけれど、大事なのは自分らしくいること。日本は周囲に溶け込むことに価値を置くけれど、それはグローバル・スタンダードではないことを知った」や「高価なバッグや素敵な洋服で女性を彩っているブランドというイメージは持っていたけれど、本当に女性を大事に捉えているんだと知った。好きな洋服を、好きな時に着ることは、自分の自信に繋がることも学んだ」「『女性らしく』ではなく、『自分らしく』を応援してくれるブランドと感じた」などの反応がありました。

 エマニュエル・ディレクターは、「ウーマン・アット・ディオール」はスタッフにとっても自身が働くメゾンの意志に気付く1つの契機となり、「インクルーシブな価値観が広がることで、恒常的な成長の原動力になっている」と話します。メリットは参加者のみならず、メンター、そしてメゾン、ひいては業界、さらには世界にまで広がる可能性を秘めていることを教えてくれました。

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ミラノはますますドタバタ日記Vol.3 「ヴェルサーチェ」ジャングルドレスのジェニファー・ロペスVS「マルニ」花の戦士

 ミラノ・コレクションは3日目。本日は、バッグやシューズブランドのプレゼンテーションがてんこ盛り。「WWDジャパン」は3人体制でミラノ・コレクションを取材していますが、本日は3人がほとんど別行動。移動がちょっぴり寂しい1日です(笑)。

9:55 トッズ

 ということで、本日最初は「トッズ(TOD’S)」。

 ファッション週刊紙「WWDジャパン」は月曜発売の最新号で2020年春夏ニューヨーク・コレクションをレポートしていますが、特に注目したのは「タイムレス」という価値観。「タイムレス=いつでも、どこでも、誰でも、長く着られる洋服」と定義し、「それが一番、サステイナブルなんじゃない?」と考えるNYデザイナーの考え方とクリエイションに迫りました。

 というワケで「タイムレス」が気になる今日この頃。「イタリアン タイムレス」と銘打った「トッズ」のコレクションに、共感しないハズがありません。

 ファーストルックは、コレ。間違いないですね(笑)。ずっと着られます。裾と袖をリブにしたブルゾン、クリーンな白シャツ&チノのキュロット、ピカピカレザーのコインローファーに、(写真では見えないけれど)レトロなショルダーバッグ。大事に使えば10年後だってヘビロテアイテムでしょう。バッグとシューズが主力で、ウエアは「アクセサリーに合わせやすいアイテムを」というアプローチの「トッズ」。クリエイティブ・ディレクター不在の今、そして世界中の人々が「賢い消費」、お金も地球も大事に考えながら買い物する今は、コレが「トッズ」らしいと思うのです。

11:00 ブルマリン

 お次は「ブルマリン(BLUMARINE)」。バラが咲き乱れる“ラブい”ランウエイに登場するのは、同じくバラが百花繚乱状態のシフォンのドレス。胸元や腰元にあしらったコサージュは異様にデカく、「ラブ注入(←古い表現でスミマセンw)」度合いハンパなしです。「ブルマリン」を筆頭に「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」など、イタリアには「女性に生まれて良かった!!」という気分を堪能させてくれるブランドが多く、特に現地では絶大な支持を誇っています。ピンクのネグリジェドレス、ポピーが咲き乱れるジャケット&パンツ、総スパンコールのワンショルダートップスとキュロットなどは、そんな女性のテンションを確実にアップさせるのでしょう。

 にしても、コチラもおっぱい、見えすぎです。ちょっとイロイロ考えちゃいます。ということでこの問題については、別の記事で思うところを書いてみよう。

11:30 プラン C & アリータ

 お次は、「プラン C(PLAN C)」と「アリータ(ALIITA)」。それぞれ「マルニ(MARNI)」の創業者コンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)の娘と、義理の娘が手掛けるウエア&アクセサリーブランドです。ちなみに、2人ともモノ凄くいい人。コンスエロの教育が良いのでしょうか(笑)?

 「プラン C」は、ワークやスポーツウエアをドレスと大胆ミックス。モチーフもフローラルとストライプ、そしてチェックが入り乱れます。全体の印象は「カワイイ!!」。でも実はそのカワイイを、大胆不敵かつ勇敢なハイブリッドで生み出すのが、カスティリオーニ家のアプローチです(笑)。

 「アリータ」は、海の世界。リングに“ちょこん”と乗っかるカニはサンゴでできています。「リゾートですか?」と思ってシンシア・ヴィルチェス・カスティリオーニ(Cynthia Vilchez Castiglioni)に話を聞くと、「海は、一人になれる場所。周りから姿を消し、自分だけの秘密の生活ができるでしょ」と、コチラもクリエイションはカワイイのに、ミステリアスな世界観(笑)。一筋縄じゃいきませんね。

 お土産の水中マスク(なぜw?)姿で、ドレッシーな海女さんモデルと記念撮影して帰りました(笑)。

12:05 ロロ・ピアーナ

 最高級の素材と戯れる「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」は、高密度ゆえシワになりにくいシルクリネン、独自の防水技術レインシステム搭載生地を貼り合わせたスエード、コットンの周りにシルクを絡めたというシルクコットンなど、もちろん、とろけるカシミアと半端ないクオリティ。砂漠色に染め、ポンチョやアノラック、カフタンドレスなど、素材の肌触りが提供する心地良さを、損ねないどころか倍増してくれそうなリラックスウエアを提案します。

 「エルメス(HERMES)」「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」含め、この手のブランドの洋服には、自然と手が伸びるものです。「滅多にないチャンスなんだから、触っとかないと!!」、そんな気持ちにさせられるからです。「ロロ・ピアーナ」でも、カシミアコートを触りながら、PRの方と無言でうなずき合ってしまう。このコミュニケーション、なんでしょう(笑)?

12:55 スポーツマックス

 「スポーツマックス(SPORTMAX)」は、マリン。マリンストライプこそ登場しませんが、ネイビー、フィッシャーマンズセーター、Pコート、マリンキャスケットなどが、広大な海の開放感、“勝手に船長さん”気分を盛り上げます。そこに加えたのは、レザーで作ったカフスやラペルなど。ネイビーのカフタンドレスに、コニャック色のレザーアクセサリー。面白いコントラストです。

13:45 フェンディ

 「フェンディ(FENDI)」の展示会を10分で駆け抜けます!!シルヴィア・フェンディ(Silvia Fendi)体制となり、キッチュなムードが増したアクセサリーなどをパシャパシャ。すでに長年クリエイションの陣頭指揮を執ってきたメンズでは、「天気が良いから、公園でサボっちゃった男性」とか「めちゃくちゃ暑いけど、スーツを着なくちゃいけない可哀想なサラリーマン」なんて、面白いけど「いるいる!!」な男性像を思い描き、微笑ましいコレクションを生み出しているシルヴィア。ウィメンズもそうなっていきそうです。

 ちなみに先日、“オフトゥンドレス”と紹介した、このドレス。本当に“ベッドマットドレス”と呼ぶそうです(笑)。

14:30 エトロ

 「エトロ(ETRO)」は、安定感漂うボヘミアン。ペイズリーはもちろんですが、アースカラー、ポンチョ、マタドール風のショートベスト、それにメダリオンベルトを見ると、「『エトロ』だなぁ」と当たり前の感想が口に漏れますが(笑)、考えてみれば、このアイテム、そして組み合わせを見るだけでブランド像が瞬時に蘇るっていうのは、スゴいコトです。

 今シーズンは、そんなボヘミアンがフリルの力を借りて、ちょっと色っぽくなりました。ジャケットのVゾーンからフリルが溢れんばかりのフォーマル。エトロらしい2020年春夏です。

15:35 マルニ

 フランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)の「マルニ(MARNI)」は、6月のメンズが第1章なら、今回のウィメンズは第2章。まず会場では、メンズのとき、天井の漁網の上に転がっていた海のゴミのペットボトルを再利用。葉っぱにして、ジャングルなムードを演出します。

 そこに飛び出したモデルは、まるで蕾(つぼみ)や球根のような球体のシルエットだったり、満開の花のようなボリュームシルエットだったりのドレス姿。ほぼ全てのドレスには1点モノのハンドペイントが施されます。ヘアスタイルは、普段なら「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」くらいしかバックステージを手掛けないジュリアン・ディス(Julien D'ys)が担当。フランチェスコが、口説き落としました。

 6月のメンズでフランチェスコは、「いよいよ地球がヤバい。今こそ、革命が必要だ」と考え、1960年代の若き革命家エルネスト・チェ・ゲバラ(Ernesto Che Guevara)を現代に蘇らせました。「今回のウィメンズは、革命後の理想郷?」。そう思ってバックステージでフランチェスコに話を聞くと、「メンズのチェは、戦士。今回のウィメンズも、“花の戦士”。内側から力と美をバクハツさせるんだよ」と教えてくれます。なるほど、やはり今は、男女ともに戦わなくてはダメな時代なのですね。まだ30代の若きデザイナーが、これほどまでに真剣に地球に向き合っていること、感銘を受けます。

16:30 ボッテガ・ヴェネタ

 昨日、ショーを拝見した「ボッテガ・ヴェネタ」の展示会へ。ここでは、バッグ&シューズの写真をたくさんアップしたいと思います。

20:30 ヴェルサーチェ

 この間は、会えるハズだった方に会えなかったり(泣)、など生産性の低い時間を過ごしまして、今日のラストは「ヴェルサーチェ(VERSACE)」!!イケイケブランドらしく、ジャケットはおろか、シャツにまでがっつり肩パッドを入れたパワフル&セクシーフォーマルで幕開けです。ゴールドのボタン、細いベストを使ったウエストマーク、大きなコサージュのブローチに彩られたフォーマルは、徐々にグリーンへと変化。気づくと、ジャングルプリントのドレス祭りとなっていました。

 パレード・オブ・ジャングルドレスと化したランウエイショーのBGMは、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)の「LOVE DON’T COST A THING」。これは、かつてのグラミー賞授賞式で「ヴェルサーチェ」のジャングルドレスを着用したジェニファーが、あまりにセクシーだったことに由来しています。当時ジェニファーのドレスは、「あれは一体、どこのブランド?」と世界中でGoogle検索されました。

 なんて思い出に浸ろうとしたら、会場は突然暗転。「OK、Google。本物のジャングルドレスを着たのは、誰?」なんて音声が流れます。ま、まさか〜。

 でた〜。モノホンです。J.Loです(笑)。セクシー・ダイナマイツです!!

 ここで会場は、今回のミラノで一番大盛りあがり。フロントローの人までもがスタンディングで、ジャングルプリントのシフォンをヒラヒラ、腰をクネクネ、目線バチバチのジェニファーを動画で収め始めます。

 コーフン!!ミラノ3日目は、こうして幕を閉じました。

 会場からの帰り道は、もちろんJ.Lo。彼女ばりに堂々とウォーキングして、ホテルに戻りました(笑)。

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「バイオプログラミング」が直営店を次々オープン 9月25日には伊勢丹新宿本店にも

 “レプロナイザー”や“ヘアビューロン”などの美髪機器で知られる「バイオプログラミング(Bioprogramming)」は、直営店の出店に積極的だ。

 まず8月8日に、渋谷・東急本店の1階化粧品売り場に直営4店舗目となる「バイオプログラミング 渋谷・東急本店」を、次いで21日に博多阪急の1階化粧品売り場に「博多阪急 バイオプログラミング」を開店した。

 「バイオプログラミング 渋谷・東急本店」には、同ブランドで初の試みとして、エステチェアを導入した“お手入れブース”を設置した。ここでは、独自の“密度のせテクニック”(“場”の密度を高くすることで髪や肌の美しさを導き出すテクニック)によるドライヘッドスパやフェイスエステを体験できる「バイオプログラミング トライアルコース」(約90分/要予約)を受けることができる。

 同ブランドの直営店は、2016年4月21日に1号店を松坂屋名古屋店にオープンして以来、18年2月9日に阪急うめだ本店に、19年1月25日に大丸東京店に出店。

 ブランド担当者は「『バイオプログラミング』では“髪や肌が美しくなる本質的な力を導き出す驚きの体験の場”として直営店を位置づけ、最新の技術ならびにアイテムをじっくりとお試しいただだける上質な空間作りを心がけている」と話す。

 なお、9月25日には伊勢丹新宿本店の2階に6店舗目となる直営店のオープンを予定している。

 いずれの店舗も、最新ラインアップをその場で試せるドレッサーを常設している。

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

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「ルシアン ペラフィネ」がポケモンとコラボ メンズ、ウィメンズ、キッズを用意

 「ルシアン ペラフィネ(LUCIEN PELLAT-FINET)」は9月下旬、世界的人気キャラクターのポケモンとのコラボコレクションを発売する。同コレクションは最上級の素材を使用し、大胆でカラフルな遊び心あるデザインを施したメンズ、ウィメンズ、キッズを用意する。

 アイテムは、ヒトカゲ、ゼニガメ、ピカチュウ、イーブイの4体のポケモンを用いた全17型。ピカチュウをプリントしたコットンTシャツ(11万円)、ニットパーカ(28万円)、各ポケモンを象徴するカラーリングで仕上げるカシミアインターシャニット(ヒトカゲ60万円、ゼニガメ64万円、ピカチュウ58万円、イーブイ60万円)などをそろえる。「ルシアン ペラフィネ」直営店と公式オンラインストアで取り扱う。

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「フランキー モレッロ」2020年春夏ミラノ・コレクション

 「フランキー モレッロ(FRANKIE MORELLO)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。

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「マルコ デ ヴィンチェンツォ」2020年春夏ミラノ・コレクション

 「マルコ デ ヴィンチェンツォ(MARCO DE VINCENZO)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。

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勢いづくパリの新鋭「カサブランカ」 自然を愛する男の美しいメンズウエア

 スキンヘッドにたっぷり蓄えた髭とサングラス——この一度見たら忘れられない個性を放つのが、メンズブランド「カサブランカ(CASABLANCA)」を手掛けるシャラフ・タジェル(Charaf Tajer)だ。モロッコ生まれの同氏は、パリでマーケティング業やクリエイティブチームのパン オ ショコラ(PAIN O CHOKOLAT)のメンバーとしてクラブ「ル・ポンポン(LE POMPON)」を経営するかたわら、2019年春夏シーズンに出身国の都市名を冠した「カサブランカ」を立ち上げた。同ブランドはユナイテッドアローズ&サンズ(UNITED ARROWS & SONS)でポップアップストアを9月24日まで開催しており、同店と東京・原宿のアジアンレストラン「チャオ!バンブー(CHAO! BAMBOO )」とのトリプルコラボレーションTシャツ(6000円)などを販売している。

服作り経験ゼロだから作り出せた自由なムード

 「自分が着たい服を作りたかった」——ブランド立ち上げのきっかけについてそう語るタジェルは、服作りを学んだ経験がない。しかし「ピガール(PIGALLE)」を率いるステファン・アシュプール(Stephane Ashpool)と親交が深く、同氏のクリエイションを近くで見ながら自らのブランドについて3〜4年の構想を重ねていった。ストリートに軸足を置いた独学ゆえの自由なムードと、クラシックな高級素材や自然の風景といった“美しいもの”を愛するタジェルのパーソナリティーが融合したコレクションは立ち上げ直後から話題を集め、世界中で取り扱いが始まった。現在の取引先は世界に67店舗で、20年春夏シーズンには126店舗に倍増予定と、売り上げは右肩上がりだ。19-20年秋冬と20年春夏シーズンはパリ・メンズ期間中にランウエイショーを行うなど、立ち上げ3シーズン目とは思えない勢いを見せている。スタッフは現在17人で、さらなる規模拡大のための雇用も検討しているという。順調なスタートを切った同ブランドだが、「3000ユーロの資金からスタートしたときは、まさかここまで大きくなるとは思っていなかったからビックリだよ。(日本語で)ヤバイ」とタジェルは驚く。

 タジェルがコレクションを製作する際は、自身の幼少期を思い描く。「幼いころはモロッコのカサブランカで夏休みを過ごすことが多かったんだ。そこで見た人たちはとてもきれいに着飾っていた。まるで『世界が今日で終わるから美しい自分でいたい』と感じているかのようだったよ」と振り返る。アイテムはダブルブレストのスーツやコート、シルクシャツなどベーシックなものが多いが、素材感やグラフィックで“美しさ”を表現する。現在はメンズウエアのみだが「ウィメンズウエアから着想することが多いんだ」と話し、将来的にはウィメンズの構想もあるようだ。

 昨今、アパレルブランドが続々と表明しているサステイナブルへの姿勢についても、独自の視点を持つ。「ボタンはプラスチックではなくココナツ製だし、次のシーズンからコットンは100%オーガニックのものしか使わない。ありがたいことに知名度が上がっているから、ブランドとして環境に配慮するのは当然の使命。でも、僕たちは“エコ”ブランドじゃない。次世代を担う若者や子供に、自然ってこんなに美しいだよ、こんなに素晴らしいんだよということを伝えていきたいだけなんだ」。エキゾチックな夜空や雪が残る山脈、眼前に広がる広大な海など、ブランドの特徴でもある多彩なグラフィックには、美しいものを愛するデザイナーの強い思いが込められていたのだ。旅行好きで親日家でもあるタジェルは、最後にこう締めくくった。「いつか大好きな日本を車で縦断したい。そして、日本をテーマにしたコレクションを作りたい」。

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「アントニオ マラス」2020年春夏ミラノ・コレクション

 「アントニオ マラス(ANTONIO MARRAS)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。

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良い睡眠には体温のメリハリが必要 「きき湯」から新入浴剤が発売

 入浴剤を取り扱うバスクリンは現代人が抱える睡眠の悩みに着目し温浴効果を高める「きき湯 ファインヒート リセットナイト」 (医薬部外品、400g、1000円前後)を9月18日に発売した。

 同製品は、温泉科学の知見から高濃度炭酸ガスと食塩を配合し、生薬のジンジャー末を組み合わせることで、より効率的に深部体温を上昇させる。またシダーウッドやカモミールの香りでリラクセーション効果も加えた。

 渡部秀典バスクリン 製品開発部は「現代人の睡眠時間は年々減少し、5人に1人がその質に満足できていない。しかしいそがしい現代人にとって、睡眠時間を確保することは難しい。そこで入浴によって効率的な睡眠が取れるように、『きき湯 ファインヒート リセットナイト』で試みた」という。

 夜から朝にかけて体温が下がることでよりよい眠りにつくことができるため、入浴により深部体温を意図的に上昇させ、メリハリをつくることで理想の体温リズムに近づける。体温を1度上昇させるためにはさら湯だと41度の湯船に10分間浸かる必要があるのに対し、同製品を使用した場合は7分で上昇する。

 発表会では田中秀樹・広島国際大学心理学部心理学科教授が「眠りの力と快眠のポイント」と題して講演。良い睡眠のポイントとして、夕方以降は居眠りや仮眠をせず、取りたい睡眠時間と同じだけ就床前には起きておくことや、12~15時までの間に10~15分の短い昼寝を取ること、休日と平日の起床時刻の差を2時間以内にとどめることを推奨した。

 入浴については就床の1~2時間前に38~41度の湯船にコップ1杯の水を飲んでから浸かり、脳を興奮させない“頭寒足熱”の状態をつくることを提案し、限られた生活時間の中での睡眠にまつわる行動の見直しと改善を促した。

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ドレスコードを書き換えてはいけない? 「ドレス・コード?―着る人たちのゲーム」

 京都国立近代美術館と京都服飾文化研究財団(KCI)は8月9日~10月14日まで、日常的に行う「服を着る」「装う」という行為に焦点を当てた展覧会「ドレス・コード?―着る人たちのゲーム」を開催しています。

 同展では18世紀の宮廷服から最新のコレクションアイテムまでKCIが所蔵する約90点の衣装を中心に、映画のポスターやアート作品など約300点を展示。デザイナーの創造性やファッションの歴史を強調した内容ではなく、あくまで日常的に服を着る主体に目を向けた構成になっていることが特徴です。「#モードって何?」特集の取材で京都に行く機会があり、せっかくだからと足を運びました。

ドレスコードは
守らなくてはならない?

 会場では13のドレスコードが提示され、それぞれのテーマにまつわる衣装や展示が並びます。ほとんどのテーマが「組織のルールを守らなければならない?」などのように断定形の文章に「?」が添えられた疑問文になっていて、鑑賞者への問いかけになっています。ルールの存在を自明のこととしてそれを強制させようとする断定形の言葉づかいに、ドレスコードが持つ強い影響力が表現されていると感じました。

 「装う」ということは極めて私的な行為である一方で、他者のまなざしに否応なく晒される社会的な行為でもあります。共有されるドレスコードは社会や時代、文化などによって異なり、誰しもがこのまなざしを向ける/向けられる関係、ドレスコードの内/外をめぐる装いのゲームに参加することになります。

 ゲームと言われると、与えられたルールの中でだけ振舞うことが許されるものと考えてしまいがちですが、このドレスコードをめぐる“ゲーム”はルールが一方的に与えられる不自由なものではないはずです。

 記憶に新しい「#KuToo」運動(SNSを中心に広がった業務中のヒール靴・パンプス着用強制に抗議するムーブメント。約1万8000人による賛同の署名を集めた要望書が厚生労働省に提出された)は、まさにドレスコード=ルールに対する異議申し立ての象徴的な出来事でした。時としてドレスコードは“社会通念”となって過度の従属を強要することもあるが、常にそれに従う必要はない――このことを「#KuToo」運動から感じ取りました。問いを立て発信し議論の俎上に載せるという点で、同展にも「#KuToo」運動と同様の問題意識があるように思われます。

誰もルールを書き換えられない?

 「ゲームには必ずルールがある。スポーツであればルールを順守することが望まれるが、ルール違反ギリギリの行為や、ルールを逆手に取ったプレーがある。(中略)これらのルールは変更されることがある。ファッションであろうと、ゲームであろうと、その枠内で設定されるルール(=コード)は、厳密にみえて実は変動性のあるものなのだ」(「ドレス・コード?― 着る人たちのゲーム カタログ」より「ドレス・コードをめぐって 明日着る服を考えるために」、石関亮、p.21)。

 展示全体(特にコーナーの一つである「誰もがファッショナブルである?」)を見て、ルール=ドレスコードの設定において、絶対的な主導権を持った存在はいないということを再確認しました。確かに、これまで守られてきた慣習や常識、あるいはパリを中心とする流行生成のシステムはいまなお大きな影響力を持っていますが、あくまで装う人の手にこのルールを如何とする権利は委ねられているはずです。同展に並ぶドレスコードをはみ出した事例・実践がこのドレスコードを更新してきたという事実に、それを見ることができます。

 服を着る主体はゲームのプレーヤーであると同時に、ゲームのルールメーカーでもあるということを意識しておきたい。ドレスコードは恒久不変のものではなく、プレーヤー自身によって常に解釈され、組み替えられ続けるものであるはずです。着る主体である自分にもそのルール=ドレスコードを書き換える権利があるということをあらためて感じられた展覧会でした。

 ただし、装いには必然的に他者の存在、他者のまなざしがついてまわるということは忘れないようにしたいと思います。他者への敬意を欠いた装いや、他者の権利を阻害するような装いは、ルール以前の前提としてわきまえておきたいものです。

改めて考えるきっかけとして

 同展のカタログは、日本のファッション論の草分け的存在である鷲田清一・大阪大学・京都市立芸術大学名誉教授の代表的著書「モードの迷宮」(ちくま学芸文庫、[1989]1996)から「明るいニヒリズム?」を収録。ほかにも3月に行われた同展のプレ・セミナーにおける千葉雅也・立命館大学准教授と蘆田裕史・京都精華大学准教授による対談をはじめ、牧口千夏・京都国立近代美術館主任研究員や石関亮KCIキュレーター、小形道正KCIアシスタントキュレーター、宮脇千絵・南山大学准教授らによる論考など、展示を補完してさらに思考を広げてくれる内容が多く掲載されているので、併せて読むことをおすすめします。

 同展は2019年12月8日~2020年2月23日に熊本市現代美術館でも巡回展を開催。日々逃れられない「服を着る」ということをあらためて考えるきっかけとして、足を運んでみてはいかがでしょうか。

■「ドレス・コード?―着る人たちのゲーム」京都展
日程:8月9日~10月14日
時間:9:30~17:00(毎週金曜日、土曜日は21:00まで開館 入館はいずれも閉館の30分前まで)
場所:京都国立近代美術館
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
休館日:毎週月曜日(ただし8月12日、9月16日、9月23日、10月14日は開館、翌火曜日休館)
入場料:一般1300円 / 大学生900円 / 高校生500円 / 中学生以下無料

■「ドレス・コード?―着る人たちのゲーム」熊本展
日程:12月8日~2020年2月23日
時間:10:00~20:00
場所:熊本市現代美術館
住所:熊本県熊本市中央区上通町2-3
休館日: 毎週火曜日(ただし2月11日は開館、12月29日~1月3日、2月12日は休館)
入場料:一般1100円 / シニア900円 / 学生600円 / 中学生以下無料

秋吉成紀(あきよしなるき):1994年生まれ。2018年1月から「WWDジャパン」でアルバイト中。

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「スポーツマックス」2020年春夏ミラノ・コレクション

 「スポーツマックス(SPORTMAX)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。

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活動開始2カ月での快挙 新人モデルの美佳が「プラダ」でランウエイデビュー

 2カ月前に活動を始めたばかりという新人モデルの美佳(MIKA)が、ミラノ・ファッション・ウイーク初日の9月18日に行われた「プラダ(PRADA)」2020年春夏コレクションのショーでランウエイデビューを果たした。ショーでは20ルック目に登場。リーフモチーフのビーズ刺しゅうが施された鮮やかなオレンジのコートスタイルを着こなした。

 エキゾチックなムードをまとう美佳は、2001年フランス・パリ生まれの18歳。フランス人の父と日本人の母の間に生まれ、日本、フランス、ロシア、インドで育った、仏英日の3カ国語を話すトリリンガルだ。7月からモデルエージェンシーのイマージュに所属し、ウォーキングの練習などを重ねてきた。10月からは東京を拠点に活動する。そんな彼女にショー直前のバックステージで話を聞いた。

 ランウエイモデルを目指したきっかけについて、美佳は「インドに住んでいた時、知人からの紹介でポンディシェリー・ファッション・ウイーク(南インドのポンディシェリーで開催されているローカルイベント)に1度だけ出たことがあり、ドキドキ感と注目されていることへの喜びを感じました。そんなとても楽しかった体験を通して、ランウエイに興味を持ったのがきっかけです」とコメント。好きなブランドは「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「エルメス(HERMES)」「プラダ」などで、「プロのモデルとして初めてのランウエイショーが、好きだったブランドで本当にうれしいです」と笑顔を見せる。

 最近関心を抱いているのは、環境問題。「自分にできることは、小さなことでもやるようにしている」と話す彼女が、当日着用していた私服のボトムスは「ザラ(ZARA)」のサステイナブルなライン“ジョインライフ(JOIN LIFE)”のもので、スウェーデン発の「ヌーディージーンズ(NUDIE JEANS)」など環境に配慮したブランドを買うことが多いという。また、モデル活動を通して「サステイナブル・ファッションと関わり、その意義や目的を少しでも広げていくこと」を目指している。憧れているモデルは、アドゥ・アケチ(Adut Akech)、グレース・エリザベス(Grace Elizabeth)、カイア・ガーバー(Kaia Gerber)、ソラ・チョイ(Sora Choi)ミン・シー(Ming Xi)、そしてサンヌ・ヴロート(Sanne Vloet)。「夢はコレクションや来日ショーといった有名ブランドのショーやキャンペーン、イベントなどに呼んでいただけるようになること。いろいろな方に指名してもらえるようなモデルになりたい」。

 美佳は9月23日から10月2日まで開催されるパリ・ファッション・ウイークでもショーに出演予定。どのブランドのランウエイに登場するか注目したい。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

本日 フランスvsアルゼンチン戦 16:15〜kick off🏉‼️調布駅前のファンゾーンでは仏ワイン を販売🧀🍷片手に仏代表にエールを😉❤️

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「フジコ」ミニシリーズ第1弾 「ミニウォータリールージュ」を発売

 コスメブランドの「フジコ(FUJIKO)」は10月29日、ブランド初のスティックルージュ「フジコ ミニウォータリールージュ」(1100円)を発売する。

 ミニシリーズ第1弾の同商品は容量1.9グラムとミニサイズ。ケースは他のリップとブロックのように連結させることができ、コスメの機能性を超えた楽しさを提案する。水分約30%を含む軽いつけ心地と鮮やかな発色で、カラーは“毎日服を着替えるようにリップカラー選びを楽しんでほしい”という思いを込め、全12色をそろえた。単色塗りはもちろん、重ねづけしてさらにバリエーションを出すこともできる。

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「ヴェルサーチェ」2020年春夏ミラノ・コレクション

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」が2020年春夏コレクションをミラノで発表した。

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H&Mグループの「コス」が日本公式オンラインストアをオープン

 H&Mグループの「コス(COS)」は、ビービーエフと提携して日本公式オンラインストアを2020年春にオープンする。同ストアは「コス」の日本上陸5周年を記念してスタートし、ウィメンズ、メンズ、キッズのアイテムを用意する。

 「コス」のマリー・ホンダ(Marie Honda)=マネジング・ディレクターは「2014年の上陸以来、日本の顧客からは温かい反応をいただいている。また、この新たなチャプターの始まりを楽しみにしている。日本中の顧客に『コス』のコレクションとオンラインストアを気に入っていただけることを願う」と語る。

 「コス」は、2007年にH&Mグループが立ち上げた英・ロンドン発のブランドだ。12年に香港、14年に韓国に進出。その後、14年に東京・南青山に日本初のストアをオープンし、2号店の横浜、3号店の銀座を順次オープンした。ブランド名の「COS」とは、「コレクション・オブ・スタイル(COLLECTION OF STYLE)」の略。

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ロンドンコレのヘアメイクは“ナチュラル”一択 個性を生かしてヘルシーに

 9月13〜17日に開催された2020年春夏シーズンのロンドン・ファッション・ウイーク(LONDON FASHION WEEK)に参加したブランドは、ナチュラルなヘアメイクが主流だった。ヘアとメイクは作り込まず自然体で、取材したメイクアップアーティストとヘアスタイリストからは“個性を生かす”“ありのまま”“自由な女性”という言葉が多く返ってきた。

 女性にとって、薄づきのナチュラルなヘアメイクは決して手抜きではない。むしろ、日ごろの手入れを入念に行う必要がある。今後もナチュラルなメイクのトレンドが続けば、世界中で拡大し続けているスキンケア市場にとってはさらなる追い風となりそうだ。バックステージ取材を行った4ブランドのビューティの傾向を紹介する。

TOGA
ラフさ演出し“強さ”を表現

 「トーガ(TOGA)」のメイクは、伊藤貞文「NARS」グローバルアーティストリーディレクターがリードした。モデル一人一人の個性を尊重するように、仕上がりは極めてナチュラル。スキンケアで素肌をしっかり整えた後、肌色を覆わない透明感のあるベールでカバーするファンデーション「ピュアラディアント ティンティッドモイスチャライザー」を少量のせてベースメイクを仕上げていく。眉毛は「ブローパーフェクター」で隙間を埋め、アーチは描かずストレートに毛の流れを整えた。リップはブランド創立25周年を記念してフルリニューアルした「リップスティック」から、マットなモーブヌードピンクとローズブラウンの2色を使用。モデルの肌の色に合わせて色を選び、塗るのではなく唇の輪郭を縁取り、血色が良く見えるよう軽くのせていく程度だった。伊藤ディレクターは「『トーガ』が描く女性の“強さ”を表現するために、キレイというよりは少しラフに見えるくらいにし、とにかくナチュラルでフレッシュに仕上げた」と説明した。ヘアはロンドンを拠点に活動するアサシ(Asashi)が手掛けており、メイク同様にナチュラルさを意識してぞれぞれの癖毛を生かしていたようだ。ランウエイではロングヘアのモデルが軽やかに髪をなびかせているのが印象的だった。

SIMONE ROCHA
こだわりの“素朴風”ヘア

 「シモーネ ロシャ(SIMONE ROCHA)」は今季、デザイナーのルーツであるアイルランド伝統の“レンボーイ”から着想を得た。アイルランドでは“聖ステファノの日”とされる12月26日に、少年がミソサザイという小さな鳥を捕まえ、街の家々を回ってお金をねだる伝統行事がある。レンボーイと呼ばれる少年らが着用する衣装をほうふつとさせるわらを使ったヘアが施され、メイクには鳥の羽根がペイントされていた。バックステージは終始せわしなく、ショー開始直前までほとんどの時間をヘアのセットに費やしていた。ロングヘアのモデルは髪をブロッキングしていくつもの三つ編みの中にわらを編み込んでいき、最後にアーチ状に留めて完成だ。カチューシャやヘアアクセサリーをつけたモデルたちは三つ編みと編み込みを多用し、ショートヘアのモデルは七三分けで、共通しているのは顔に髪がかかることなく、「KMS」のジェルでしっかり固められていることだ。ヘアのダフィー(Duffy)は「ドラマチックでフェミニンな『シモーネ ロシャ』だが、今季はレンボーイをイメージしてドライな質感で乱れることのないヘアスタイルに仕上げた。編み込みは、フェミニンな印象のフレンチ編みをいくつも作って、ドレスの装飾やアクセサリー、レンボーイのイメージとリンクするように仕上げた」と説明した。トーマス・デ・クルイヴァー(Thomas de Kluyver)が率いたメイクはセミマットな肌で素顔風でナチュラルだった。メイクにスポンサーはなく、メイクアップアーティストが持ち込んだアイテムを使用した。アマ・クワシ(Ama Quashie)が手がけたネイルは、パールがポイント。「ネイルもジュエリーの一部だという考えから、ジュエリーを着用するモデルだけにパールの装飾をあしらった。ルックはフェミニンではあるが少年っぽさも兼ね備えていたので、『キュアバザー(KURE BAZAAR)』のドライな質感のマニキュアをベースに、ラフさが残るようなネイルにした」と解説した。

JW ANDERSON
シャワー後のような清潔感

 「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」は、若々しくフレッシュでヘルシーなメイクとヘアだった。「キコ ミラノ(KIKO MILANO)」のアイテムによって施されたメイクアップは、まずスキンケアラインで顔をマッサージしながら肌を整えることからスタート。保湿クリームやメイク下地、ハイライトが一つになった「スマート ラディアンス クリーム」を塗り、薄づきのBBクリーム「グリーン ミー」を顔の中心と気になる部分にのせた。仕上げに「スカルプティング タッチ」でシェーディングを入れてメリハリを加え、完成させていく。「スマート フュージョン リップスティック」のカラー403と434をモデルの肌色に合わせて唇に塗った後、少量をブラシに取ってチークとしても使用した。最後に「ポップ レボリューション ハイライター トゥ ゴー」でハイライトを入れ、内側から満ちるような潤いの艶を演出した。メイクを手がけたリンジー・アレキサンダー(Lynsey Alexander)は「“多様性を尊重する” をテーマに、とにかくナチュラルさを意識した。朝起きてシャワーを浴びたばかりのような清潔感をイメージしてフレッシュに仕上げている。素顔のまま堂々と外に出かける女性を表現した」と説明する。ヘアは全体的に少しウエーブがかかり、毛先にいくほどドライな質感だった。「ロレアル(L’OREAL)」のアイテムで仕上げたヘアについてアンソニー・ターナー(Anthony Turner)は「イメージは、前夜の楽しかったパーティーを翌朝に思い出している、若々しく自由なマインドの女性。ありのままの姿が最もセクシーに見えるようなエフォートレスな雰囲気をつくった。細めのコテでウエーブを作り、ランウエイで髪がふんわり揺れるように毛先は特に動きをつけた」と説明した。

REJINA PYO
ビーチで遊ぶ快活な女性像

 ロンドンを拠点にする韓国出身のレジーナ・ピョウ(Rejina Pyo)は、詩人でアーティストのエテル・アドナン(Etel Adnan)と陶芸家ルーシー・リー(Lucie Rie)の作品から着想を得たコレクションを発表した。常夏のリゾート地をイメージさせる鮮やかなカラーパレットのルックには、日焼けしたようなメイクアップがほどこされた。スキンケアラインで肌を整えた後、「ロード アンド ベリー」のスティック状のファンデーション「パーフェクトスキン ファンデーション」を少量塗って、ベースメイクはセミマットに仕上げた。4色が1パレットになった「グロー オン ザ ゴー」を使い、艶感をアップさせていく。数色を混ぜながらチークとシェーディングし、鼻の上と耳にも色をのせて日焼けしたてのような肌が完成した。唇にはマットな質感のリップスティックを指でポンポンとたたきながらのせて、自然に仕上げた。メイクをリードしたゾエ・テイラー(Zoe Taylor)は「太陽に愛される、開放的で自由な女性の夏のメイクだ。色はほとんど使わず、ナチュラルにした」と説明した。ヘアは顔周りをウエットにし、毛先にいくにつれてドライな質感へと変化する。ヘアのティナ・オーテン(Tina Outen)は「ロレアル」の商品を使用していた。ランウエイに登場したモデルたちは、ビーチで遊ぶような女性のように快活だった。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響まで。 詳細はこちら→

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「ティファニー」から初のメンズ香水発売 モダンな愛をテーマにしたカップルフレグランス

 「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は新作香水「ティファニー & ラブ」を発売する。メンズとウィメンズをそろえるカップルフレグランスで、ブランドにとって初のメンズフレグランスとなる。また、2016年にコティ(COTY)とのライセンス契約締結、翌年に15年ぶりに香水事業を復活させて以来、2作目だ。10月1日にアメリカのブルーミングデールズ(BLOOMINGDALE'S)で発売後、世界20カ国以上で取り扱う。

 「ティファニー & ラブ」は、メンズとウィメンズともにブルーセコイヤという木のエキスを配合。ウィメンズの「ティファニー & ラブ フォー ハー」は同ブランドのためだけに開発されたブルーバジルやグレープフルーツを、メンズの「同フォー ヒム」はジンジャー、マンダリン、カルダモンなどをブレンドしている。ウィメンズの香りはフィルメニッヒ(FIRMENICH)の調香師、オノリン・ブラン(Honorine Blanc)とマリー・サラマーニュ(Marie Salamagne)が、メンズの香りはインターナショナル フレーバーズ & フレグランス(INTERNATIONAL FLAVORS & FRAGRANCES)のソフィー・ラベ(Sophie Labbe)とニコラ・ボリュー(Nicolas Beaulieu)が手掛けた。パッケージはリード・クラッコフ(Reed Krakoff)=ティファニー チーフ アーティスティック オフィサーによる初のフレグランスデザインで、ブランドのシグネチャーであるロビンブルーを基調としたボトルが特徴だ。

 シモーナ・カタネオ(Simona Cattaneo)=コティ ラグジュアリー ディビジョン チーフ マーケティング オフィサーは「『ティファニー』は世界的にセレブレーション(お祝い事)にまつわるブランドとして認識されており、特に(結婚や恋愛などの)愛に関するセレブレーションのイメージを持たれることが多い。今回は、現代社会における愛を表現したかった。今日の愛はあらゆる人、そしてあらゆる愛情の形を受け入れるインクルーシブな愛なのだ」とコメント。また、特定の年齢層をターゲットしていないという。「『ティファニー』はエイジレス、そしてタイムレスなブランド。インクルーシビティーやフリーダムをテーマにしている香水なのでミレニアル世代に響くだろうが、それより自己表現することを恐れず、他人との関係を大切にし、スタイルのセンスがある人という人物像を描いている」。

 広告キャンペーンには本当のカップルが登場する。また、業界筋は、新シリーズの初年度売り上げはグローバルで 8400万ドル(約90億円)に上ると見込む。

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ファッションラバーもハマる女の「サ道」 Vol.1 ワタシがサウナにハマった理由

 空前のサウナブームに沸く日本列島。いまや、おじさんだけでなく若者にもサウナ文化が定着し、女性サウナーの存在もチラホラ。その背景には、タナカカツキによる伝説の漫画「サ道」のドラマ化や、同じく漫画の「湯遊ワンダーランド」「極上!サウナめし」などが大きく影響しているのだとか。ビジネスマンからファッションラバーまで、慌ただしい日常に癒やしを求め、サウナに集まる人たち。人はいったいどんなきっかけでサウナにハマり、何を得るのだろうか。

 “ととのう”。この言葉を聞くだけで、ピンときた人はすでに立派なサウナーです。わたしがサウナに通うようになったのは、ティーン向けファッション誌の編集を担当していた頃。かれこれ15年前にさかのぼります。毎日撮影続きで終電どころか、会社泊も日常茶飯事のなかで、唯一ひとりになれる場所がサウナだったのです。そもそも当時のわたしは、人見知り&オタク気質で、仕事以外のプライベートでは家で音楽を聴いたり、漫画を読んだり……。もはや誰かと行動を共にする行為は、限りなく“行事”に近い感覚。つまり他人と一緒にいることは、スイッチが「ON」の状態というわけです。

 もちろん、スーパー銭湯も大嫌いでした。人前で裸になるのが、気恥ずかしかったのでしょうね。ところが校了を終えたある日、代休をとって近所をブラブラしていると、ノザワランド(現在休業中)という昭和チックな銭湯を環七沿いに発見。興味本意で中に入ってみると、そこには薬湯、ジェットバス、電気風呂、露天風呂、サウナ、水風呂、まるで遊園地のような光景が目の前に広がりました。サウナ室で身も心も裸になってコミニケーションを図るおばちゃん達は、全員知らない人。服を着ていないので、その人たちの仕事や生活スタイルの先入観がまったく入ってこないのです。そのとき、ふっと頭にこんなことがよぎりました。

 「こんな身近に “開放的な空間=自由”があったんだ」と。それからというもの、週1でその銭湯に通うようになりました。サウナという箱に入れば一人の世界に浸れる。でも人の存在だって、ちょっぴり感じるから寂しくない。なんの利害関係もなく、恥もプライドもかき捨て、会話を必要としない裸の付き合いができるのだと。

 と同時に、大量の汗とともに煩悩をも消し去ってくれることを実感。たとえば仕事でミスをおかしてしまったとき、話の通じない上司とのやりとりにイライラしたとき、コンビニで買ったアイスを冷凍庫に入れ忘れて溶けてしまったとき……。そんな日常のモヤモヤを一気に流してくれる心地良さに自由を感じたのです。過去を振り返っても仕方ないじゃないか、また明日から気持ちを入れ替えて頑張ればいい!携帯にも邪魔されず、心と頭のスイッチを「OFF」にするからこそ、斬新な企画やアイデアが浮かぶことも。もはやサウナは、わたしにとってインスピレーションを掻き立てる場所、といっても過言でないくらい「サ活」が生活の一部になっていったのです。

【今日のサウナ用語集】

アウフグース
発祥はドイツ。熱くなったサウナストーンにアロマ水をかけて、サウナルーム全体に蒸気を発生させた後、スタッフがタオルで一人一人に熱風化した蒸気を仰ぐスタイル(一人5スイング程度)。大うちわであおぐ施設もあり、厄除けとしても効果があるのだとか。

ロウリュ
フィンランドで長く愛される入浴法。サウナストーンにアロマ水をかけて蒸気を発生させるが、アウフグースが90℃前後なのに対し、ロウリュウは70℃~80℃と低めの温度設定が多い印象。初心者はまずはロウリュからスタートするのがベター。こちらもアウフグース同様、スタッフがアッツアツの熱風を送ってくれる。

尾竹めぐみ:ファッション・エディター、ライター。大学卒業後、ボストンへ留学。帰国後はファッション誌「オーリーガールズ」編集部で、ストリートスナップを担当。2005年からリットーミュージックが発行するファッション&クラブカルチャー誌「ルイール」で、海外アーティストの取材やセレブゴシップ特集に力を入れる。12年、INFASパブリケーションズに入社し、季刊誌「WWD マガジン」、ファッション週刊紙「WWD ジャパン」で経験を積む。現在、フリーランスとしてファッションウェブ媒体を中心にエディトリアルからライティングまでを手掛ける。趣味はネットフリックスと日本全国のスーパー銭湯めぐり

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