3人の東コレ担当記者が選ぶ3日目の“私的BEST LOOK”

 10月14日から19日までの6日間、楽天を初の冠スポンサーに迎えた2020年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」が開催される。期間中は、非公式スケジュールを含めると50近いブランドがランウエイショーやイベントを行い、合計すると1000近いルックが披露される。しかし、よほどのことがない限り全てのルックをチェックするのは難しい。

 そこで「RFWT」を取材する3人の「WWDジャパン」記者が、各日の“私的BEST LOOK”をご紹介。東コレを4年連続で取材する30代男性記者K.O、海外コレクションの取材経験も豊富な女性記者M.O、東コレにはスナップカメラマンとして参加していた20代男性記者R.Oという、偶然にもファミリーネームが「O」縛りの3人が選ぶルックとは?3日目に登場した「レインメーカー(RAINMAKER)」「ノブユキマツイ(NOBUYUKI MATSUI)」「スリュー(THE SREU)」「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」「チノ(CINOH)」「コウザブロウ(KOZABURO)」「ランドロード ニューヨーク(LANDLORD NEW YORK)」「FACE.A-Jプロジェクト(FASHION AND CULTURE EXCHANGE. AFRICA-JAPAN PROJECT)」の8ブランドから3ルックをピックアップしお届けする。


男性記者K.O
KOZABURO / LOOK 8

 今日は「レインメーカー」や「チノ」が快活で心地いいコレクションを見せてくれたのでベストルックも爽やか気分だったのに、「コウザブロウ」と「ランドロード ニューヨーク」の合同ショーで一気にストリートに叩きつけられました。コレですよ、コレ。この勢い溢れる疾走感が東コレには必要なんです。個人的な注目は、初のランウエイショーを行った「コウザブロウ」。雰囲気が独特すぎてこれまでちょっと近寄りがたかったのですが、初のランウエイショーを見てその印象が一変!しませんでした(笑)。むしろ気持ちいいぐらい突き放された。悪そうだけど知的、ラフに見えて繊細なクリエイションを間近で見られて、ポテンシャルの高さを実感しました。コミカルになるスレスレのラインでかっこよさを保てるのは、刺し子やインディゴ染めのパイル地など、素材使いに真面目さがにじみ出ているから。このスーパーハイウエストの“コウザブロウ パンツ”は、自分でもいつか履いてみたい!


女性記者M.O
THE SREU / LOOK 27

 古着リメイクを中心にしていた「フルギニレース」が「スリュー」としてリニューアルし、初のショーを開催しました。私が数年前始めて合同展示会で「フルギニレース」を見たときのこと、鮮明に覚えています。ブランド名の通り、古着を解体してレースを加えただけなのですが、ひねりが利いていているのに、とてもリアルでかわいかったんです。他のブランドでも多くの古着リメイクを見てきましたが、何かが違う!と。今日のショーでは、さらに洗練されていて驚きました。ロゴ入りのスエットやTシャツを用いながらも黒を基調にしてドレッシーになっていました。レースの力だけでなく、コラージュで再構築したり、シャツ生地をハイブリッドしたりと、テクニックも面白い。メンズも登場して、ますますパワーアップした「スリュー」、とてもよかったです。


男性記者R.O
CINOH / LOOK 26

 上品かつリラックスなフレンチスタイルのコレクションを披露した「チノ」から、トリコロールのシャツが目を引いたこちらのルックをピックアップ。右、中央、左と大胆に染め上げているのが印象的で、着心地も良さそう。同様の染めを施したワンピースも登場していたのですが、こちらにもグッときました。フランスつながり(?)で、ショーBGMが仏アーティストのFKJ縛りだったのも個人的に◎。ちなみにFKJはフレンチ・キウイ・ジュース(French Kiwi Juice)の略で、フランスとニュージーランド(キウイ)に自身の由来(血=ジュース)があることから名乗っているそうです。

The post 3人の東コレ担当記者が選ぶ3日目の“私的BEST LOOK” appeared first on WWD JAPAN.com.

@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

このOS面白い。デスクトップ向けのアンドロイドOSの派生。Phoenix OS。。うーんウインゾースマシンが少ないんでどうしよう?????

Posted in 未分類

@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

案外古いPCが大好きなんだけど。未だに第2−3世代のi5とかの使ってるけどやっぱる遅いんで、どんどんその世代のPCがubuntuとかFedoraになっていく。最近ウインドーズで仕事したことないんで、この前クライアントのとこに行くと使い方忘れてた。。。。。

Posted in 未分類

「ヨウジヤマモト」ショー会場に集結した“黒の使い手”たちをスナップ 三吉彩花、秋元梢も来場

 「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」は9月27日、2020年春夏のコレクションのショーをパリで開催した。会場に集まったのはやはり同ブランドをまとった黒ずくめの人たち。秋元梢は19-20年秋冬のショーのフィナーレに登場した、頭と顔を覆って片目だけ出すというペルーの習慣からインスパイアされたルックで登場。前回のショーのフィナーレのようにマントで頭を覆う動作をすると、あっという間にストリートフォトグラファーたちに取り囲まれた。

 会場には、撮影が空いたため急きょ単独でパリ入りを決めたという三吉彩花や、中国のアイドル施展の姿も。一口に“黒”といっても、それぞれ自分に似合う黒のアイテムのセレクトが上手な来場者がほとんどだった。

The post 「ヨウジヤマモト」ショー会場に集結した“黒の使い手”たちをスナップ 三吉彩花、秋元梢も来場 appeared first on WWD JAPAN.com.

「ダンヒル」が「ルパン三世」とコラボしたビジュアル公開 ルパンが19年秋冬コレクションを着用

 「ダンヒル(DUNHILL)」は10月11日から順次、人気アニメ「ルパン三世」を起用して特別に製作したビジュアルを「ダンヒル」銀座本店などに設置する。同ビジュアルは、3DCGアニメーション映画「ルパン三世 THE FIRST」の12月6日の公開を記念して製作し、「ダンヒル」の2019年秋冬コレクションを「ルパン三世」一味が着用した。

 同コラボは、「ダンヒル」のマーク・ウェストン(Mark Weston)=クリエイティブ・ディレクターが、日本にインスパイアされて着物のカッティングやボリューム感を取り入れて製作した19年秋冬コレクションと、ブランドが掲げる男性像が「ルパン三世」の世界観とマッチしたことで実現した。

The post 「ダンヒル」が「ルパン三世」とコラボしたビジュアル公開 ルパンが19年秋冬コレクションを着用 appeared first on WWD JAPAN.com.

若手美容家 松下侑衣花が「週刊プレイボーイ」でグラビア初披露 “脱げる美容家”の腹のうち

美容誌やウェブメディアへの寄稿、ビューティイベントへの出演、マンツーマンのメイクレッスンなど多岐にわたる活躍を見せる美容家の松下侑衣花。美容ライターからキャリアをスタートさせた彼女は、今や20代の若手美容家として取材を受けることも多く「WWD ビューティ」紙面にもしばしば登場する。そんな注目の美容家が、10月12日発売の「週刊プレイボーイ(PLAYBOY」で、“脱げる美容家”として袋とじのグラビアを披露した。美容家としてキャリアを重ねる彼女が、センセーショナルな挑戦をするに至った本音に迫る。

WWD:美容を仕事にしたきっかけは?

松下侑衣花(以下、松下):幼い頃からコスメに興味を持っていて、大学に進学してからも漠然と美容業界で働きたいと考えていました。化粧品会社への入社を夢見て就職活動をしましたが、「会社に入り一社の製品に深く関わることは、いろいろなブランドのコスメが好きな私には向いていない」と感じたんです。ある化粧品会社の面接では、「新卒は皆、販売員として売り場で数年経験を積みます。その後、何人かは本社に異動となることもありますよ」と説明を受けました。美容の楽しさを自分の言葉でいち早く広く伝えたい、という気持ちが強過ぎた私には、このステップを待つことができないと確信しました(笑)。ちょうどその頃にフェイスブックでたまたま見かけた、“美容ライターのアシスタント募集”という投稿を見て、すぐに応募をしたんです。

就職活動はやめて、大学4年の6月から美容ライターのアシスタントとして活動し始めました。ありがたいことに、比較的すぐに自分の記事を書かせてもらえるようになりました。

SNSがくれたチャンス

WWD:フリーのライターとして軌道に乗るのは簡単なことではなさそうだが。

松下:そうですね。読書も苦手な方でしたし、文章の組み立て方も理解できていませんでした。ブランドから送っていただく新商品のプレスリリース(メディア向け資料)を読んでも、この成分がなぜ肌によくて、どんな悩みに作用するのか、といったことも分からなくて……。見かねた師匠からは、「月に5冊は本を読んで、感想文を送って」と言われていましたね(苦笑)。200字の文章を6時間もかけて書き上げて、師匠にチェックしてもらうと「はい、もう一度!」と。書き直しで5往復なんていうこともありました。

化粧品について勉強をしながら量をこなすという毎日で、1カ月で100記事ほど書くことで、なんとか食べていけるという生活でした。しんどかったけれど、記事を多く書くことで自信がつきましたし、タイトルの付け方や切り口でPV(ページビュー)数がこれだけ変わる、という“成績”が目に見えるのも楽しかった。やがて、「ヴォーチェ(VoCE)」や「アンアン(anan)」といった雑誌での仕事もいただくようになり、ツイッターとインスタグラムのアカウントも開設しました。SNSでコツコツとおすすめのコスメを紹介するうちに、「#美金」「#ゆいコス」というハッシュタグが拡散するように。すると、自分が取材を“する側”から“される側”になる機会が増えて、2〜3年前から「美容家」とメディアで紹介いただけるようになりました。

WWD:取材される側になり、活動の幅が広がっている。

松下:取材して書くということに加えて、イベント登壇やインタビューなど、美容について発信をする引き出しが加わったのはうれしかったですね。ただ、インターネットでの風当たりが強かった。「20代の美容家なんて信用できない」といった内容の掲示板ができていたり、SNSのコメント欄やダイレクトメッセージでの誹謗中傷もありました。正直、今も批判はゼロではありません。ただ、対処法は結果を出していくことしかないですから。純粋に「可愛くなりたい」「きれいになりたい」と思っている女性に向けて、少しでも有益な情報を発信したいと思います。

WWD:それほどまでに美容への思い入れを強くするきっかけがあったのか?

松下:実は中学生の頃、周囲となじめなかったんです。仲間外れにも遭いましたし、朝教室に入ると、私の机の上にだけ絵の具のチューブが散乱していたこともありました。相談できる友人もいませんでしたし、親にも話しませんでした。心配をかけたくなかったんですね。自分に自信がなく、落ち込みがちな毎日の中でふと、色付きのリップクリームをつけるだけで「頑張ってみるか!」と学校に向かえたことがあったんです。記憶をさかのぼると、幼稚園児の頃に、祖母のメイクボックスから口紅を取り出して見よう見まねで塗ってみたり、小学校低学年の頃にはマニキュアに凝ったり……。初めて彼氏ができたときや大学進学で上京したとき、お守りのように自信をくれたのが、私の場合コスメだったんです。

グラビアは美容の楽しさを男性にも伝える一つの手段

WWD:「週刊プレイボーイ」の話はどのように?

松下:知人を通じて、今年の6月に話があったんです。表参道にあるオーガニックカフェで同誌の編集担当の人から話を伺いました。まさか自分がグラビアに出る日が来るなんて想像はしていなかったけれど、「来月が撮影になりますが、どこまで脱げますか?」と聞かれ、とっさに「3点隠しならいけます!」と答えていました。もちろん、美容家がグラビアに?というような世間の目と、体作りへの不安はありました。けれど周りにどう思われるかよりも、自分がどうしたいかということを大切にしたいと思ったんですよね。美容家で今まで誰も挑戦していないことに挑戦できるんだ、という楽しみな気持ちの方が強かったんだと思います。賛否両論あって当然。コンディションも撮影までにどうにかすればいいか!と腹をくくりました。

WWD:女性向けのグラビアでなく、男性向けの本格的なグラビア誌に出たいと思えたのは?

松下:最近はコスメブランド各社がメンズ用コスメを発売していますよね。同世代の友人を見ていても、スキンケアだけでなく、コンシーラーやファンデーションといったメイクアップをしている男性が増えているという実感があります。「美容って楽しい」ということを、自分の体をもって男性にも伝えたかったんです。男性ファンを増やしたいというより、「美容家でこんな人がいるんだ」ということをきっかけにして、多くの人にもっと美容に興味を持ってほしいと考えています。私にとってのグラビアは、美容のよさを広げるための一つの手段だったんです。

美容って、肌やメイクの美しさにフォーカスされがちですが、「私が理想とするきれいな人って?」と考えたときに、頭のてっぺんから足のつま先まで美しい人だ、と気づきました。ボディーはお化粧をしない分、取り繕えないですしね。私自身、日々ボディーケアをすることで肌質やボディーラインの変化を実感してきました。お手入れをすることで、肌見せのファッションに挑戦したくなったり、パートナーとのスキンシップに自信を持てるかもしれない。モデルでもない私がケアを重ねて作った体だからこそ、こうしたメッセージをもっと発信できると思っています。

WWD:撮影にはどんな気持ちで臨んだのか。

松下:楽しかったですね。1泊2日で伊豆大島にロケということ自体、新鮮でした。美容ページの撮影はほぼスタジオで、外には出ませんから。キメ顔をしようとする前に、どんどんシャッターが切られるので自然と素の表情になりましたし、「レンズをレンズと思わない、これは彼氏だ」と自分に暗示をかけました(笑)。森の中で寝そべる私のすぐ横をアリやムカデがはっていたり、カに20カ所くらい刺されたことも含めて、いい思い出です。

WWD:活躍の場が広がり、美容家としての手応えを感じているか。

松下:手応えは、まだないですね。本当にまだまだです。でも、「美容を伝えたい」という気持ちはますます強くなっています。今春スタートしたマンツーマンのメイクレッスンと16タイプパーソナルカラー診断を多い時は週10人以上に行っていて、すでに100を超える人に体験いただいています。レッスンの生徒さんやイベントで出会う女性から聞こえてくるのは、「誰かになりたい」ではなく「自分に似合うメイクを知りたい」「自分史上で一番かわいくなりたい」という声。一方的に情報を発信するのではなく、隣に寄り添って美容を伝えられるような存在になっていきたいです。

※生まれ持った色(髪・瞳・肌)と雰囲気が調和する似合う色を導き出すメソッド。16タイプパーソナルカラー診断は、春夏秋冬の4つの季節に分類するカラー診断に色のトーンを加え、4シーズンをそれぞれ4タイプ(計16タイプ)に細分化したカラーシステム

WWD:今後の目標は?

松下:美容は、仕事や恋愛に作用してその先の幸せにつながると信じています。美容を知ったら人生が変わる、ということをたくさんの人に知ってもらいたいですね。今回のグラビアで、美容の楽しさを届けられる層が広がるといいなと思っています。コスメの力で前向きになれた、中学時代の私が原点ですね。
もうすぐ28歳になりますが、30代を想像するのは楽しみです。年齢を重ねて、シワやたるみといったエイジングの悩みも自分が経験してゆくことで、発信する情報に説得力が増しますしね。いつか、美容メソッドをまとめた著書を出せたらいいですね。奥行きのある美容情報を発信できるように頑張ります。

The post 若手美容家 松下侑衣花が「週刊プレイボーイ」でグラビア初披露 “脱げる美容家”の腹のうち appeared first on WWD JAPAN.com.

2020年1月開催「ピッティ」のゲストデザイナーに「ジル サンダー」のメイヤー夫妻

 「ジル サンダー(JIL SANDER)」のクリエイティブ・ディレクターであるルーシー・メイヤー(Lucie Meier)とルーク・メイヤー(Luke Meier)は、2020年1月7~10日にイタリア・フィレンツェで開催されるメンズ最大の見本市「第97回ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO以下、ピッティ)」のゲストデザイナーを務め、メンズウエア・コレクションを発表する。

 メイヤー夫妻は「私たちが最初に出会った場所がフィレンツェでした。こうしてこの街に戻り、2人で一緒に『ピッティ』でコレクションを発表できるとは夢にも思っていませんでした。今回の特別な機会で、フィレンツェという街と『ピッティ』のレガシーに貢献できることを楽しみにしています」とコメントした。

 ラポ・チャンキ(Lapo Cianchi)=ピッティ コミュニケーション・アンド・イベント・ディレクターは以前からメイヤー夫妻のコレクションに注目していたという。「『ジル サンダー』から伝わる、長く着られる服を作りたいという彼らの想いは極めて新鮮でモダンなアプローチです。『ピッティ』が、彼らが自由に表現できるイベントとなることを祈っています」と語った。

 今年6月に開催された第96回では「ジバンシィ(GIVENCHY)」のクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)が、1月の第95回では「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」のグレン・マーティンス(Glenn Martens)がゲストデザイナーを務めた。これまでにも「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」のヴァージル・アブロー、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」のジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)、「アンダーカバー(UNDERCOVER)」の高橋盾、「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATHESOLOIST.)」の宮下貴裕などもショーを開催した。

The post 2020年1月開催「ピッティ」のゲストデザイナーに「ジル サンダー」のメイヤー夫妻 appeared first on WWD JAPAN.com.

ビームスが虎ノ門のクリニックをデザイン 設楽社長は「健康が次の時代の重要なテーマ」と提言

 ビームスは、医療法人社団天太会が運営する東京・虎ノ門のクリニック「チームメディカルクリニック」のリニューアルに際し、内外装と院内グッズをデザインした。「チームメディカルクリニック」は、“スマートクリニック”と呼ばれるIT技術を活用した新基準のクリニック。タブレット端末による問診システムやウェブ予約、“スマホ診察券”による自動受け付けなどを取り入れ、スピーディーでストレスのない受診を可能にする。

 プロジェクトを担当したのは、ビームスの店舗デザインなどを数多く手掛けてきたビームス創造研究所の南雲浩二郎クリエイティブ・ディレクターだ。「通常のクリニックだと、医療機関から届くポスターなどの紙物が壁に貼られていたりして雑然としているので、その部分を減らしたいというリクエストがあった。そこから“ノイズを徹底的に減らす”ということをテーマに掲げた」と説明する。病院に求めるイメージをデザインチームで挙げたところ「聖地、安全、安心感、清潔感」など、全員がほぼ同じようなワードを挙げたという。「とても統一感がある言葉で、物販と違ってみんなが求めていることが同じだということが分かった。答えがハッキリしている分、ビームスのようなセレクトショップをつくるよりも意外と簡単だった」。

 まず、色調を白とネイビーにまとめ、誰から見ても清潔感のある空間を目指した。壁には、テーブルトップとして使われるような素材のポリ板を採用。装飾の代わりにグラフィックで数字、英表記、日本語表記を文字の大小と色の組み合わせで表現した。診療室を仕切るカーテンも裾をあえて短くすることで、閉塞感をなくした。建物の構造は以前のままだが、歩道から見えないように壁を新設して配慮したり、自然光を多く取り入れられるように壁の天井付近を窓にしたりして、開放感も意識した。

 「2001年宇宙の旅」や「スター・トレック」といったSF映画もアイデアソースだ。「(健康診断の際などに着用する)検診着はサイズ感と丈、空間に合うことを前提に、どこかにその雰囲気が漂うように意識した」と南雲ディレクター。男性用はリブ付きのジャケット、女性用はライダースジャケット風にして着丈を少し長めのヒップが隠れる長さにした。身長の違いでパンツ丈の長さが変わってしまうことを考慮し、裾には緩めのリブを施した。スリッパはバブーシュ型にして内側をメッシュにしたことで裸足でも履ける。

 ビームスの設楽洋社長は、「最終的には健康や美容の分野が重要になってくるだろう。病気だけじゃなく、エイジングケアや体をキープするための何か――。そういうことに関心の高い人が、ファッションに興味を持っている人の中には非常に多い。ビームスは“ハッピーライフ ソリューション カンパニー”を掲げているが、最後は健康で長生きできることが一番ハッピーにつながる。そういったジャンルにビームスが関与することが重要だ。将来、メスを入れないエイジングケアのようなことを”ビームスクリニック(仮)“でやっていく可能性もある。その時に向けて、まずこれを雛型にいろいろと実験をしていきたい。今回、検診着をデザインしたことで新たなモノ作りを経験できた。先日の宇宙服のデザイン(※野口聡一宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに長期滞在する時に着用するアイテムを製作したことを10月1日に発表)もそうだが、素材感や機能性など、ファッション的なデザイン以上に踏み込んだデザインが近未来の洋服をやっていく上で必ず役立つ。それが次の時代のハッピーにつながるだろう」と話した。

The post ビームスが虎ノ門のクリニックをデザイン 設楽社長は「健康が次の時代の重要なテーマ」と提言 appeared first on WWD JAPAN.com.

@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。 詳しくはこちら→

Posted in 未分類

「レオナール」がライセンス企画のバッグスタート 三共生興が契約

 三共生興は、2020年春夏シーズンからフランスのファッションブランド「レオナール(LEONARD)」とのライセンス契約によるバッグをスタートさせる。

 三共生興は1969年から同ブランドを輸入販売し、80年にライセンス契約を締結したが、アパレル以外でのライセンス契約は傘に次ぐものだ。グループ会社の三共生興ファッションサービスが手掛ける商品は職人が一点一点手仕事で仕上げたメタルハンドル付きのハンドバッグ(24万円)、国産のシュリンクレザーを使用したミニショルダーバッグ(10万円)、日本製のカジュアルなデニムキャンバスにロゴを施したトートバッグ(8万円)、ロゴベルトが特徴的なPVCバッグ(4万5000円)など5型。百貨店を中心に現在展開している60店舗で来年2月末ごろから順次販売する。

 同社はスポーツカジュアルブランド「レオナールスポーツ(LEONARD SPORT)」に、今治タオル製品やカラフルなサーモボトルなど新規アイテムを積極的に導入して商品の幅を広げ、日本で50年以上手掛ける「レオナール」ブランド全体の顧客層の拡大を図っている。

The post 「レオナール」がライセンス企画のバッグスタート 三共生興が契約 appeared first on WWD JAPAN.com.

「ステラ マッカートニー」に新CEO

 ステラ マッカートニー(STELLA MCCARTNEY)は、10月21日付で新CEOにガブリエル・マッジオ(Gabriele Maggio)を迎える。就任後はロンドンの本社を拠点に、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)やシニア・リーダーシップ・チームのメンバーと共に働く予定だ。

 マッジオはこれまで「モスキーノ(MOSCHINO)」のジェネラルマネジャーを務めていたが、9月に同ブランドを離れている。「グッチ(GUCCI)」や「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」でもいくつかのシニア・エグゼクティブおよび取締役会レベルの職務を経験してきた。マッジオは、10年間にわたってステラ マッカートニーの指揮を執り6月に同ブランドを離れた、フレデリック・ルコフ(Frederick Lukoff)の後を引き継ぐ形となる。なお、ルコフは現在スコッチ & ソーダ(SCOTCH & SODA)のCEOに就任している。

 ステラは「マッジオはブランドが新たなステージへと乗り出していく最高にエキサイティングな時期に仲間になる」と語り、「私たちは、最も現実的な問題に直結するファッション業界の課題に取り組み続ける。マッジオがチームに加わったことで、ブランドの可能性が広がることを楽しみにしている」とコメントした。

 ステラはパリ・ファッション・ウイーク期間中に、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が開催した環境保護に関するイベント「フューチャーライフ(Future LIFE)」で、同社のサステイナビリティーに関する取り組みの“顔”としても登壇している。

The post 「ステラ マッカートニー」に新CEO appeared first on WWD JAPAN.com.

パタゴニアが持ち帰り袋の提供を廃止 2020年4月から

 パタゴニア(PATAGONIA)の日本支社は、直営店全22店舗において持ち帰り袋の提供を2020年4月1日に廃止する。既存の顧客の83%がマイバッグを持参している結果から、有料化ではなく、全ての顧客にマイバッグ持参を促す形となった。また、全廃後も持ち帰り袋を必要とする顧客のために、使用していないエコバッグを循環、共有する仕組み“エコバッグ・シェアリング”を同日に開始する。それに伴い、顧客の不必要なエコバッグの提供や回収を直営店で10月16日から行う。

 パタゴニアはこれまで、“環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える”ことを実践するため、1989年の日本第1号店オープン以降、再生紙100%のショッピング袋を採用。その後、オーガニックコットン製キャンバスバッグの販売を通じて、マイバッグの持参を推進してきた。07年には、持ち帰り袋が必要な顧客に対して、海外の工場出荷時点で製品を梱包するLDPEプラスチックのリサイクル原料を100%使用した持ち帰り袋をデポジット制システムで循環させる仕組みの“デポバッグ”を採用した。

The post パタゴニアが持ち帰り袋の提供を廃止 2020年4月から appeared first on WWD JAPAN.com.

@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

仏ベビーギフトの定番ブランド、イストワール・ドゥオース JR名古屋タカシマヤを皮切りに本日より販売開始🇫🇷🧸 日本初上陸!フランス発のぬいぐるみ「イストワール・ドゥオース」2019年10月16日より販売開始 - SankeiBiz by

Posted in 未分類

コスメ事業本格参入のサザビーリーグ 立役者3人が語る、大人が輝くビューティブランドとは?

 サザビーリーグがオリジナルコスメ「グリッド(GRID)」をスタートした。10月1日からセレクトショップのロンハーマン各店とECサイト「エルショップ(ELLE SHOP)」、ヘアサロン「ハプス(HAPP’S)」で先行販売し、11月20日には伊勢丹新宿本店本館1階化粧品売り場のリモデルに合わせて1号店をオープンする。常設店デビューが百貨店化粧品1番店という華々しいデビューを飾る。

 同ブランドは、中嶋竜司ヘアメイクアップアーティストが監修し、「年齢を重ねてもなお魅力的に輝きたい」と願う大人の女性に向けて開発。メイクアイテム10品11種(価格は3500~6800円)をそろえた。

 ファッション業界をけん引してきた同社がビューティ事業に本腰を入れる今回、中嶋ヘアメイクアップアーティスト、根岸由香里サザビーリーグ リトルリーグカンパニー カンパニーオフィサー ロンハーマン事業部長 兼 ロンハーマン ウィメンズ クリエイティブ ディレクター、八木亮代サザビーリーグ リトルリーグカンパニー グリッド ディレクターの3人に参入の狙いとブランドに込めた思いを聞いた。

WWD:オリジナルコスメを立ち上げた理由を教えてください。

根岸由香里ロンハーマン事業部長 兼 ロンハーマン ウィメンズ クリエイティブ ディレクター(以下、根岸):リトルリーグは洋服に限らず面白いことをやっていこうという考え方で動いていて、さまざまなカテゴリーに広がる中、弊社が運営するリラクゼーションサロン「センスロンハーマン(Sense Ron Herman)」の責任者である八木と、ヘアメイクアップアーティストの中嶋竜司さんとの出会いから始まりました。竜司さんは長年メイク業界で活躍しキャリアを積み、次は積み上げてきたものをプロダクトに落とし込んで、世の中の女性をハッピーにしたいと考えていました。そうした竜司さんの考えと、リトルリーグの考え方とがフィットしてプロジェクトがスタートしました。

WWD:具体的には?

根岸:ロンハーマンでスタッフに言ってきたのは、ファッションやコーディネートは洋服だけではないということ。素敵なコーディネートをしたお客さまにより素敵になってもらうためには、メイクやヘアのアドバイスまで提案できたら最高だよねと話していました。私たちがしたいのは、メイク感ゼロだけど洋服が素敵に見える、ファッションに合うメイク。そうした思いを話す中で、竜司さんが提案してくれたメイクを形にしたのが「グリッド」です。世の中の一般的なメイクは、まず下地を塗ってその上にファンデーションをしっかり塗って重ねていくものですよね。私たちは撮影現場で竜司さんやプロのヘアメイクさんの技を目にする機会があるので、ファンデーションを使わずにその人の美しさを引き出すメイクがあるということを知りました。ただ、それを簡単にできるコスメが世の中にはない。だったら自分たちで作ろうということになりました。竜司さんが提案する、その人自身が魅力的になるようなメイク、隠すのではなく素を引き出すメイクはリトルリーグの考え方とマッチしています。ヘルシーでナチュラル。私たちが10年やってきたほかの事業と同じでした。

WWD:ナチュラルメイクやすっぴん風メイクとは違うのでしょうか?

根岸:どんなに薄づきのファンデーションでも膜感がありますよね。そうした“膜”や“覆う”のではなく、艶を与えて肌をイキイキと見せるメイクです。ビンテージデニムに白いTシャツみたいなカジュアルの王道を着たいときに、マットなファンデーションは似合いません。「グリッド」のメイクは気になるところは隠すけれど素肌のよう。似ているようで全然違うというのが自分で試してみた感想です。

ファッションに合う、素肌のような艶のある肌作りが鍵

WWD:それを可能にするキーアイテムが「スキンベール」ですか?「スキンベール」とはそもそもベースですか?ファンデーションですか?

八木亮代グリッド ディレクター(以下、八木):「スキンベール」は、ファンデーションではないし下地でもない新カテゴリーです。このアイテムがすごいのは、色展開はなく1種類のみなのですが、日焼けをしている人や色黒の人、色白の人もカバーするところ。それがファンデーションと違うところです。偏光パールでアラを飛ばしながら、加齢によって失われていく艶や透明感をうまく出してくれます。そうした視覚効果と11種の美容成分を配合したスキンケア効果も兼ね備えています。

中嶋竜司ヘアメイクアップアーティスト(以下、中嶋):どんな肌色にも合う不思議なものを作りたかったんです。「スキンベール」は日焼けしている人が顔に塗っても、首から下の肌色と違ってしまうなんていうこともありません。メーカーをいろいろと探して、100近く試作品を作って出来上がった商品です。

八木:大人の女性に向けて開発をしたので、エイジングケアができて顔がくすんで見えない、明るく見えるための成分にこだわりました。抗酸化、抗糖化力のあるものやアンチポリューションに働くものですね。30代後半から女性はホルモンバランスが変わるので、肌も若い頃よりデリケートになります。その点でも「スキンベール」にはなるべく天然由来の成分を多くして、刺激が少ないものを選んでいます。

WWD:「スキンベール」1本で肌作りは完了するのでしょうか?

八木:年齢を重ねた肌は「スキンベール」だけでは足りない部分が出てきます。そのためシミ、そばかす、ニキビなどの赤みなどをカバーする、厳選した3色のコンシーラーパレットを作りました。カバー力があるものを全体に塗るのではなく、必要なところに塗るだけで、仕上がりが全然違うものになります。さらに、粒子の細かいマットルースパウダーで微妙に艶を調整します。両方を使うことで「グリッド」の肌が完成します。

中嶋:パフにもすごくこだわっていて、今は化学繊維のパフが多いですがコットンのパフにしています。化学繊維は粉がパフの中に入っていかなくて表面にべたっとつく。コットンは粉が中に入り込んで必要な分しか出てこないので、微量を調整しながらつけることができます。10品のメイクアイテムは必要最低限、これだけあれば大丈夫というものを作りました。

八木:リップペンシルは2色、アイブロウマスカラは1色、チークも1色しかありませんが、これさえあればどんな肌色の人にも合います。チークは茶色やピンクが入ったテラコッタカラーで、軽く上気したような顔色のいい表情に仕上がります。

ビジネスにおいて大事なのは関わる人の情熱や強い思い

WWD:ファッション業界発信のコスメで成功しているブランドはなかなか少ないですが、成功していくためにはどういった展開が必要でしょうか?

根岸:そこは簡単ではないと思っています。ロンハーマンではスキンケアやボディーケア、ヘアケアの取り扱いはありますが、メイクアップを扱うのはこの10年で初めてのこと。ロンハーマンなのか、ほかの洋服のセレクトショップなのか、あまりがちがちに考えずに、「グリッド」の考え方に賛同してくださるところと取り組みたいと考えています。今は新業態が次々に生まれて、化粧品を売る場所も広がり一昔前とは違っています。価値観がつながっていけば成功すると思うので、通常のコスメブランドの戦略とは違うと思っています。王道は百貨店にたくさん出店して、毎シーズン新作を発売するとういのがセオリーだと思いますが、「グリッド」はそういうブランドではなく、新作はゆっくり時間をかけて出せばいいと思っています。すぐに利益を出すのは難しいでしょうが、リトルリーグ内、サザビーリーグ内全体で考えて、ゴールを急がず徐々に育てていきたいと思っています。

WWD:接客もファッションとは大きく違います。他業界からの参入はそこでつまずいていると感じます。

根岸:この商品はお客さまにしっかりと使い方を理解してもらうことが大切だと考えていて、一番いい形で使っていただかないと、リピートしていただけない。使い方やよさが伝わるプロモーションについては考えていて、そこには投資していかないとだめだと話しています。

WWD:ビューティ業界から入るスタッフはいますか?

根岸:リトルリーグにはもともと美容業界や異業種から来た人がいます。今後の広がりとしては、経験者だけではなく同じ考え方を持って伝えていける人、という点を重視します。結局は人柄だと思っているので、絶対にビューティ業界出身でなければというわけではありません。メイクのバックグラウンドがある人を拠点に1人は立てて、スタッフの勉強会やお客さまへのリタッチといったサービスの提供はしていく予定です。

WWD:「グリッド」の今後の展開と将来像を教えてください。

根岸:伊勢丹新宿本店でのショップオープンを皮切りに、いい場所があれば広げていきたいと考えています。ブランドとして単体で一人歩きさせていく計画です。今の時代、そぎ落としていく、大事なモノだけにフォーカスしていこうという流れもあり、「グリッド」は誕生しました。弊社がビジネスにおいて大事にしているのは、関わっている人の情熱や強い思い。それが強いほど成功しています。新しい挑戦ではありますが、コスメ業界の枠にとらわれすぎずに、新しい道を模索していきたいです。

The post コスメ事業本格参入のサザビーリーグ 立役者3人が語る、大人が輝くビューティブランドとは? appeared first on WWD JAPAN.com.

“青汁”イメージから脱却 キューサイがロゴやパッケージをリニューアル

 キューサイは、ロゴとコーポレートスローガンを刷新する。創業55年目の節目としてさらなる成長を目指したもので、“青汁”のイメージを脱却するため、青汁事業からケール事業への転換や新事業の創造、顧客接点の拡大を図っていく。

 キューサイは、82年に冷凍タイプの青汁「キューサイ青汁」を発売以来、延べ1000万袋以上を販売している。90年の「まず~い、もう1杯!」のCM放送から青汁のイメージが強い同社だが、製品別売り上げ構成比は青汁を含む「ひざサポートコラーゲン」を主力にするヘルスケアが51%、「コラリッチ」を中心とするスキンケアが46%とスキンケアも大きなシェアを占める。同社の神戸聡・社長は、「ビジネスの実態と生活者とのイメージに大きな乖離があることを事業課題とし、青汁だけの会社というイメージからの脱却と課題解決のために、既存事業の進化・新事業の創造・顧客接点の拡大の3つの取り組みを行っていく」と意気込む。

 既存事業の進化では、青汁事業からケール事業へ変更し、第1弾アイテムとして既存の青汁製品を「ザ・ケール」に刷新する。20年1月から順次切り替えを行い、ドリンクとしてだけではなくより幅広い事業展開を進める。また、新スキンケアブランド「スキンケールド」をスタートさせ、10月16日に化粧水「バランシングローション」を発売。30~40代女性をターゲットに設定し、「コラリッチ」に次ぐスキンケアブランドに育成する。さらに「ひざサポートコラーゲン」も全面リニューアルし、今後はロコモ(運動器症候群)対策だけでなくコラーゲン素材を中心に製品展開する予定。

 新事業の創造では、新たに医薬品通販をスタートさせる。これまでの通信事業ノウハウを生かし、医薬品を提供したり電話でお客の悩みを医薬の専門スタッフが応えたりする。また、グループ会社のキューサイ分析研究所が今年12月から味分析マリアージュ、20年1月から食品遺伝子検査をスタートする。

 顧客接点の拡大では、21年までにスキンケア製品を現在の92店舗から約3倍の280店舗、ヘルスケア製品を現在の114店舗から約40倍の5000店舗に拡大して、バラエティーショップ・ドラッグストア・スーパーへの販路を広げる。

 さらに創業55年目を迎え、新ロゴを英字の“QSAI”に、新コーポレートスローガンを“生きるを、しなやかに。”に設定。「どんな状況でも柔軟な“しなやかさ”をお客さまに提供したい。そして“しなやかな”企業であり続けたいという思いを表現した。新ロゴの“Q”はQuestion=常に問いかけること、Quest=探求していくこと、Quality=高い品質であることの3つの思いを込めた。コーポレートカラーには原点である青汁を想起させる緑色と地球を想起する青色の中間色を“QSAIブルー”として採用している。この刷新で、“お客さまのしなやかな生き方をかなえ、支える会社”とイメージ転換していく」と語った。

The post “青汁”イメージから脱却 キューサイがロゴやパッケージをリニューアル appeared first on WWD JAPAN.com.

資生堂が仏のサーフィン大会の海でビーチクリーン活動 五十嵐カノア選手も参加

 資生堂は、ビーチクリーン活動などをグローバルで実施する「シセイドウ ブルー プロジェクト(SHISEIDO BLUE PROJECT)」の第1弾として10月5日にフランスのソール=オスゴールで、環境への配慮を示すビーチを守る植樹活動と、ビーチを清掃するビーチクリーン活動を実施した。ビーチクリーン活動には、プロジェクトアンバサダーであるトッププロサーファーの五十嵐カノア選手が参加。ゴミを回収した五十嵐選手は、「ビーチにはたくさんのゴミがあるので、それを清掃する活動はサーファーの自分にとっても非常に大事。自分もプロジェクトの一員としてビーチを綺麗にしていきたいし、この活動を通じて重要性がもっと広まることを願っている」と語った。

 「シセイドウ ブルー プロジェクト」は世界85の国と地域で展開している「SHISEIDO」のサンケアを通じ、“Respect for Oceans”をテーマに掲げ、五十嵐選手とサーフィンの世界的なスポーツ組織WSL(World Surf League)、WSLが運営する環境保全活動団体WSL PUREと協働しながら実施。今回は、「SHISEIDO」が協賛する世界最高峰のサーフィン大会「チャンピオンシップツアー(WCT)」が行われるソール=オスゴールのビーチで活動を行った。

 植樹活動はWSL、WSL PURE、オスゴール市関係者のほか、サーファーのインフルエンサーなど28人が参加し、参加者はマラムの苗木を約60本植樹。また、ビーチクリーン活動は五十嵐選手をはじめ48人が参加した。ビーチには「SHISEIDO」ブースも設置され、サンケアで紫外線から肌を守ることに加えアフターケアまで含めた肌のトータルケアの重要性を説いた。

The post 資生堂が仏のサーフィン大会の海でビーチクリーン活動 五十嵐カノア選手も参加 appeared first on WWD JAPAN.com.

「2019 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」にエスモードジャポンの田村奈々さん

 若手デザイナーの登竜門「2019 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」は16日、渋谷ヒカリエでジョイントショーと表彰式を開催した。アマチュア部門はエスモードジャポンの田村奈々さんが大賞を、プロ部門は「ポートヴェル(PORTVEL)」が東京都知事賞をそれぞれ受賞した。

 アマチュア部門には9カ国から5879点の応募があり、内24人が最終審査にノミネートされた。大賞のほか、優秀賞は台湾・實踐大學のヤン・ウェイ・ツェンさんが、秀作は大阪モード学園の梅原理央磨さんら5人の学生が受賞。会場では田村さんの大賞受賞の瞬間に会場から歓声が上がるなど、ファッション専門学校を中心に全国から多くの学生が来場した。

 プロ部門は毎年10人が選出され、最長3年のビジネス支援が与えられる。同日は、10ブランドの中から「ポートヴェル」「ベース マーク(BASE MARK)」「メアグラーティア(MEAGRATIA)」「P.E.O.T.W AG」の4ブランドが最新コレクションを披露した。最高位である東京都知事賞を獲得した「ポートヴェル」の濵田博昭デザイナーは、「このような賞をいただけて大変光栄に思う。賞が取れたのもいろいろな方のお力添えがあってのことだと思うので、これからもブランドがより良い方向に進めるよう精進していきたいと思う」とコメントした。

 18年に東京都知事賞を受賞した「バルムング(BALMUNG)」は今シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」に、17年に同賞を受賞した「キディル(KIDILL)」は今シーズンからパリコレに参加している。

 「2019 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」は、アマチュア部門を繊維ファッション産業協議会と日本ファッション教育振興協会が共催し、プロ部門を同協議会と東京都が主催している。

The post 「2019 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」にエスモードジャポンの田村奈々さん appeared first on WWD JAPAN.com.

「バレンシアガ」がLEDサングラスを発表 テクノロジーを融合した眼鏡デザインの革新

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、LEDシステムを取り入れたアイウエアを来年4月に全世界で発売する。

 2020年春夏パリ・コレクションのランウエイに登場したレクタンギュラータイプのサングラスは、厚みのあるテンプルが先端に向かって細くなり、片方のテンプルには軽量のLEDシステムによって「バレンシアガ」のロゴが光る。 ロゴは複数のカラーとパターンで彩られ、タップセンサーでコントロールが可能だ。 テンプルを最大に開いたときにロゴが点灯し、テンプルを閉じたり、サングラスを5秒以上逆さに置いたり、3回タップしたりすると消灯する。 LEDライトは点滅や点灯のほかにも、ブルー、レッド、グリーン、パープル、イエロー、ホワイトの中から好みのカラーのグラデーション機能があり、内臓バッテリーはUSBケーブルで充電可能だ。

 2019年春夏コレクションで発表したシューズとブーツからインスパイアされたデザインに現代的テクノロジーを融合することで、新しいアイウエアデザインに挑戦している。販売はケリングアイウエアで、価格は未定。

The post 「バレンシアガ」がLEDサングラスを発表 テクノロジーを融合した眼鏡デザインの革新 appeared first on WWD JAPAN.com.

バロック19年3~8月期は夏物不振もプロパー販売注力で増益 課題は6.6%減のEC

 バロックジャパンリミテッドの2019年3~8月期連結業績は売上高が312億円、営業利益が20億円、純利益が12億円だった。同社は前期に決算期を1月期から2月期に変更し、18年2月~19年2月までの13カ月決算となった。参考として、当期実績を18年3月~8月と比較すると、売上高は前年同期比2.8%減、営業利益が同18.3%増、純利益は同35.4%増だった。

 ECを含む国内既存店の売上高は同2.1%減。夏に低気温が続いたことにより夏物の販売不振やセールの長期化が減収要因となった。「アズール バイ マウジー(AZUL BY MOUSSY)」など主力のSCチャネルの売上高が同3.9%減、「マウジー(MOUSSY)」などのファッションビル・駅ビルチャネルも同4.7%減と苦戦した。ただし、「3~5月は好調だった」(村井博之社長)ことから3~8月を通すと増益となった。春物のプロパー販売注力による粗利率の改善、販管費の抑制が寄与した。

 他社ECが軒並み2ケタ成長を続ける中、国内EC単体の売上高が同6.6%減となった。18年9月の安室奈美恵の引退に因んだ「スライ(SLY)」の“ベビドンコート”の復刻版のようなヒット品番を作れなかったことに加え、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」の「ゾゾアリガト」サービス開始に伴い在庫を引いたことなどが影響した。村井社長は、「当社は実力のある販売員が多く在籍し、店舗で売れるあまり、ECを軽視してきてしまった。また、グローバルなECの基幹システムを作るための投資、ベンダーの選定に足踏みをしているうちに、利便性の改良が後手に回っていた」と反省。ECの導入からこれまでを「失われた10年」と形容し、「これまでの自社EC第一主義を改める。体制変更となったZOZOやファッション販売を強化する楽天などの活用策も模索していく」とした。

 靴小売のベル・インターナショナルと合弁で運営する中国事業は同5.9%増。「日本と現地で流行ファッションのタイムラグがなくなりつつある」(村井博之社長)ことから日本企画商品を増やす施策が奏功した。

 下期も引き続き、アウターなど秋冬物の適時適量の投入によるプロパー販売に注力する。一部ブランドでは人工知能(AI)によるMD支援システムなども試験導入する。また、サステイナブルな商品企画にも本腰を入れ、19~20年秋冬のダウンジャケット商品の8割に、国内ふとんメーカーなどから調達したリサイクルダウンを使用する。自社ECと店舗の在庫一元化を進め、EC在庫の店舗決済などのシステムも導入する。

 中国事業では販売商品の日本企画比率を商品構成の9割にまで高める。米国で好調の高級デニムライン“マウジー ビンテージ(MOUSSY VINTAGE)”に加え、「エンフォルド(ENFOLD)」は海外3都市でのポップアップストア(8月~11月)を皮切りに海外卸を強化する。

 20年2月期の業績予想は、売上高679億円、営業利益46億円、純利益28億円で据え置く。

The post バロック19年3~8月期は夏物不振もプロパー販売注力で増益 課題は6.6%減のEC appeared first on WWD JAPAN.com.

東コレ映像ダイジェスト 2日目はランウエイど真ん中でそうめんをすする「ネグレクト」やアディダスコラボ発表の「ハイク」など

 日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が運営する2020年春夏「楽天 ファッション ウィーク東京(RFWT)」が10月19日まで開催されている。今季から、冠スポンサーがアマゾン ファッションから楽天になり、どのような変化が起きるのか注目される中、バイヤーやプレス、招待客しか入れないその“裏側”まで映像で追いかける。毎日、見所をダイジェスト形式でお届け。

 10月15日は「ネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATIENTS)」のランウエイのど真ん中でそうめんをすする様子からスタート。2016-17年秋冬ぶりにアディダス(ADIDAS)とのコラボを発表した「ハイク(HYKE)」や“愛の戦士”がテーマの「ノントーキョー(NON TOKYO)」などをとらえた。

The post 東コレ映像ダイジェスト 2日目はランウエイど真ん中でそうめんをすする「ネグレクト」やアディダスコラボ発表の「ハイク」など appeared first on WWD JAPAN.com.

フランフランから新業態 静かなライフスタイルを好む大人のための「アロウブ」が登場

 インテリア雑貨のフランフラン(FRANCFRANC)は11月29日、東京・白金台に新業態「アロウブ(A L’AUBE)」のコンセプトストアをオープンする。同ブランドのコンセプトは、“都会の喧騒を離れ、自然に囲まれて贅沢な時間を過ごす”で、ブランド名はフランス語で“夜明け”という意味だ。静かなライフスタイルを好む大人のための同ブランドでは、肌触りのよいテキスタイルや使い心地のよいテーブルウエア、愛着のわくホームアクセサリーなどを提案する。価格は、テーブルウエアが5000円程度、タオルやバスアクセサリーが3000円程度、クッションやブランケットなどが1万5000円程度。

 地上2階、約231平方メートルのコンセプトストアは自然の中の小さな家がイメージで、カフェやダイニングスペースを設ける。

 店舗のオープンに先立って、11月上旬にはブランドのウェブサイトを立ち上げ、オンラインでの先行販売を予定している。

The post フランフランから新業態 静かなライフスタイルを好む大人のための「アロウブ」が登場 appeared first on WWD JAPAN.com.

瀬戸内の本島(ほんじま)に「フリッツ・ハンセン庵」が登場

 デンマーク発インテリアブランド「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」は香川県の本島(ほんじま)の古民家に同ブランドのコレクションを展示する「フリッツ・ハンセン庵」を登場させた。このプロジェクトは地域活性化の一環で、「フリッツ・ハンセン」が、香川県の代理店であるCONNECTと協業でスタートさせたもの。本島にある江戸時代の古民家に同ブランドの家具を展示し、日本の建築とデンマークの名作家具の融合を楽しめる空間を作った。空間を飾るフラワーインスタレーションは、ニコライ バーグマン フラワーズ&デザイン(NICHOLAI BERGMANN FLOWERS & DESIGN)によるものだ。11月4日まで開催されている「瀬戸内芸術祭2019」などと併せて自由に訪れることができる。

 フェリーの船着き場にある島の情報発信施設「ホンジマスタンド(HONJIMA STAND)」では同芸術祭の会期中に、デザインオフィス「ネンド(NENDO)」がデザインした“エヌゼロワン”チェアを紹介するカフェがオープンする。

The post 瀬戸内の本島(ほんじま)に「フリッツ・ハンセン庵」が登場 appeared first on WWD JAPAN.com.

「ルイ・ヴィトン」の親会社は7~9月期も2ケタ増収 香港での売り上げ減も跳ね返す

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の2019年7~9月期決算の売上高は、前年同期比17.0%増の133億1600万ユーロ(約1兆5579億円)と上期に引き続き増収だった。

 香港では中国本土への容疑者引き渡しを可能にする条例に抗議する大規模なデモが6月から続いており、観光客が大幅に減少していることから、特にラグジュアリー業界が大きな打撃を受けている。LVMHも香港における第3四半期の売上高は同25%減となったが、全体としてはそれを吹き飛ばす勢いで業績を伸ばしている。

 ジャン・ジャック・ギヨニー(Jean-Jacques Guiony)LVMH最高財務責任者(CFO)は、「香港で7月の売り上げがほぼ横ばいで、8~9月が40%減となったことから、第3四半期の売上高はおよそ25%減となった。グループ全体の利益にも多少の影響があると思われるが、固定費を減らすため、香港で賃料の値下げを交渉しているところだ。いずれは情勢が落ち着き、香港の売り上げも回復するものと確信している」と語った。米投資顧問会社アライアンス・バーンスタイン(ALLIANCE BERNSTEIN)は、世界のラグジュアリー市場で香港が占める割合は5~10%だとしている。また業界アナリストの多くは、LVMHの売上高全体に占める香港の割合は6%程度だと見ているという。

 地域別の売上高では、日本が同20%増と大幅に伸びている。ギヨニーCFOによれば、これは10月1日から施行された消費税増税前の駆け込み需要であり、香港の売り上げ減少とは関係がないという。「日本を除くアジアでも売り上げが同12%増となったが、香港との関連性を示すものは特にない」と同氏は述べた。なお、ヨーロッパは同11%増、米国は同8%増となっている。

 部門別の売上高では、「ルイ・ヴィトン」や「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」などのブランドを抱える主要事業のファッション・レザーグッズ部門が同22.2%増の54億4800万ユーロ(約6374億円)と引き続き好調だった。中でも「ルイ・ヴィトン」は、ヨーロッパで中国人観光客が増加したことに後押しされて非常に好調だったという。

 ほかの事業では、ワイン&スピリッツ部門が同10.7%増と2ケタ成長だったが、香水&コスメティクス部門は同9.3%増、「ブルガリ(BVLGARI)」や「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」などを擁するウオッチ&ジュエリー部門は同7.9%増だった。

 米国は欧州連合(European Union)との貿易摩擦に関する報復措置として年間75億ドル(約8000億円)相当の輸入品に追加関税をかけることを発表しており、10月18日から欧州産のワインやチーズなどの農業製品に25%の関税が上乗せされる。これについてギヨニーCFOは、「値上げに関しては熟考して慎重に対応する」とコメントするにとどめた。なお、当初発表された対象品目の暫定リストに含まれていた皮革製品や衣類は最終的なリストから外されたため、欧州ラグジュアリーブランドの多くは難を逃れている。

The post 「ルイ・ヴィトン」の親会社は7~9月期も2ケタ増収 香港での売り上げ減も跳ね返す appeared first on WWD JAPAN.com.

「ルイ・ヴィトン」の親会社は7~9月期も2ケタ増収 香港での売り上げ減も跳ね返す

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の2019年7~9月期決算の売上高は、前年同期比17.0%増の133億1600万ユーロ(約1兆5579億円)と上期に引き続き増収だった。

 香港では中国本土への容疑者引き渡しを可能にする条例に抗議する大規模なデモが6月から続いており、観光客が大幅に減少していることから、特にラグジュアリー業界が大きな打撃を受けている。LVMHも香港における第3四半期の売上高は同25%減となったが、全体としてはそれを吹き飛ばす勢いで業績を伸ばしている。

 ジャン・ジャック・ギヨニー(Jean-Jacques Guiony)LVMH最高財務責任者(CFO)は、「香港で7月の売り上げがほぼ横ばいで、8~9月が40%減となったことから、第3四半期の売上高はおよそ25%減となった。グループ全体の利益にも多少の影響があると思われるが、固定費を減らすため、香港で賃料の値下げを交渉しているところだ。いずれは情勢が落ち着き、香港の売り上げも回復するものと確信している」と語った。米投資顧問会社アライアンス・バーンスタイン(ALLIANCE BERNSTEIN)は、世界のラグジュアリー市場で香港が占める割合は5~10%だとしている。また業界アナリストの多くは、LVMHの売上高全体に占める香港の割合は6%程度だと見ているという。

 地域別の売上高では、日本が同20%増と大幅に伸びている。ギヨニーCFOによれば、これは10月1日から施行された消費税増税前の駆け込み需要であり、香港の売り上げ減少とは関係がないという。「日本を除くアジアでも売り上げが同12%増となったが、香港との関連性を示すものは特にない」と同氏は述べた。なお、ヨーロッパは同11%増、米国は同8%増となっている。

 部門別の売上高では、「ルイ・ヴィトン」や「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」などのブランドを抱える主要事業のファッション・レザーグッズ部門が同22.2%増の54億4800万ユーロ(約6374億円)と引き続き好調だった。中でも「ルイ・ヴィトン」は、ヨーロッパで中国人観光客が増加したことに後押しされて非常に好調だったという。

 ほかの事業では、ワイン&スピリッツ部門が同10.7%増と2ケタ成長だったが、香水&コスメティクス部門は同9.3%増、「ブルガリ(BVLGARI)」や「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」などを擁するウオッチ&ジュエリー部門は同7.9%増だった。

 米国は欧州連合(European Union)との貿易摩擦に関する報復措置として年間75億ドル(約8000億円)相当の輸入品に追加関税をかけることを発表しており、10月18日から欧州産のワインやチーズなどの農業製品に25%の関税が上乗せされる。これについてギヨニーCFOは、「値上げに関しては熟考して慎重に対応する」とコメントするにとどめた。なお、当初発表された対象品目の暫定リストに含まれていた皮革製品や衣類は最終的なリストから外されたため、欧州ラグジュアリーブランドの多くは難を逃れている。

The post 「ルイ・ヴィトン」の親会社は7~9月期も2ケタ増収 香港での売り上げ減も跳ね返す appeared first on WWD JAPAN.com.

イタリアンリキュール「ディサローノ」が「ディーゼル」とコラボした限定ボトルを発売 世界観を発信するポップアップも

 イタリアのリキュールブランド「ディサローノ(DISARONNO)」は、ファッションブランド「ディーゼル(DIESEL)」とコラボした限定デザインのリキュール“ディサローノ ウェアーズ ディーゼル(Disaronno wears Diesel)”を発売した。デニムのデザインが目をひく限定ボトルと、そのボトルをモチーフにした2種類のミニチュアギフトをセットで販売中だ。発売を記念して、同コラボの世界観を発信するポップアップラウンジを東京・渋谷の347カフェ&ラウンジ(347Cafe & Lounge)で10月31日まで開催している。

 「ディサローノ」は、自身と同じイタリアを拠点とするブランドをゲストに迎えて限定ボトルをデザインするプロジェクトを2013年から毎年行っている。第7弾となる今回は、デニムをはじめとするコレクションで幅広い世代から支持を得る「ディーゼル」と協業。「ディーゼル」を象徴するデニムのカモフラージュ模様に、視認性の高い「ディサローノ」のボトルを組み合わせた。

 限定ボトルに包まれたのは、「ディサローノ」を象徴するリキュール“ディサローノ・アマレット”。杏仁(杏の種子)やハーブ、スパイスなどを原料とするリキュールで、しつこすぎない軽やかな甘みと、鼻から抜ける独特の香りが特徴だ。アルコール度数は28%で、炭酸水やジンジャーエールなどで割った飲みやすいカクテルから、ロック、ストレートまで多様な飲み方が楽しめる。現在、世界160カ国以上で愛されている。

 同ブランドを手掛けるイルヴァ・サロンノのマッテオ・スカラヴェッリ(Matteo Scaravelli)日本カントリーマネージャーは「『ディーゼル』は若者からの支持も厚く、このコラボが『ディサローノ』をより多くの人に知ってもらうきっかけになると確信している」とコメントする。また「ディサローノ」は、同コラボを通じて「ディーゼル」の親会社OTBの慈善事業、OTBファウンデーションをサポートしている。

 渋谷で開催中のポップアップラウンジでは、同リキュールを使ったオリジナルドリンクを提供するほか、限定ボトルをモチーフにしたフォトパネルや気分を盛り上げる音楽を流すDJブースを設置。都会の喧騒を忘れ、五感で「ディサローノ」の世界観に浸ることができる。

■Disaronno wears Diesel POP UP LOUNGE
日程:10月2〜10月31日
時間:11:30〜23:00(ラストオーダー22:00)
場所:347Cafe&Lounge
住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocotiビル3階

問い合わせ先
モンテ物産
0120-348-566

The post イタリアンリキュール「ディサローノ」が「ディーゼル」とコラボした限定ボトルを発売 世界観を発信するポップアップも appeared first on WWD JAPAN.com.

「さりげなく」生活・洋服に溶け込むテクノロジーに勝機 ITのプロ「WWDジャパン」最新号につぶやく

 大手通信会社に入社後、国内外でITソリューションを提供するビジネスマンが、今週のファッション週刊紙「WWDファッション」で気になったニュースを要約してお届け。最先端のテクノロジーから企業と、その利用者が必要とするものについて考え続けたITのプロ、CKRが未来的視点からニュースにつぶやきを添えます。

今日のニュース:P.3「EDITOR’S VIEW 『AKIRA』と『ブレードランナー』の2019年」

読み解きポイント:テクノロジーを見えなくして、生活に溶け込む

ニュースのポイント

 2019年は、未来のテクノロジーと主人公の人間臭いリアリティーを内包した、マンガ「AKIRA」とSF映画「ブレードランナー」の舞台となった年だ。10月5日、「リーバイス(LEVI’S)」は導電性繊維を組み込んだトラッカージャケットを発売した。最大のポイントは、テクノロジーを見えなくすること。現代人が中毒状態のスマートフォンから目を離し、世界にもっと目を向けさせるためのものであると「リーバイス」のバイス・プレジデントは語る。

CKRはこう読む!

 「Ubiquitous Computing(ユビキタス・コンピューティング)」。パロアルト研究所の技術主任であった「マーク・ワイザー(Mark Weiser)」が1988年発表した「The Computer for the 21st Century」の中で使い始めた言葉です。

 グーグルで「Ubiquitous」と画像検索してみると、「IoT」や「さまざまな端末がネットワークを通じて繋がるイラスト」が表示されます。どのイラストもコンピューターが溢れかえっている様相です。マーク・ワイザーが、ユビキタスコンピューティングの中で強調していたことは、「Invisible(見えない)」。のちに「Calm Technology」としてコンセプト化されました。コンピューターが溢れかえる様子とは真逆の、コンピューターが環境に溶け込み、さりげなく人の活動を支えることを示唆しています。

 コラムにもある「テクノロジーを見えなくすること」は、サービスをデザインする上で最終形の一つかもしれません。例えば電気をつけるとき、私たちは電力技術についてほとんど考えないですよね。この場合のテクノロジーは意識するものではなく、当たり前のインフラとして生活の中に溶け込んでいるからです。

 スマートフォンも、パソコンが生活に溶け込んだ一つの形です。中身はパソコンそのものですが、「Phone(フォン)」という名前をつけたことで当時、多くの人に行き渡っていた携帯電話の代わりと認識され、一気に普及しました。○○コンピューターという名前だったら、一部のマニア向けの製品になったかもしれません。

 「リーバイス」のジャケットも、今はスマートフォンを操作するためのインターフェイスとしての機能が中心ですが、直接ネットワークに繋がるようになると、さらに利用シーンが広がる可能性があります。服は、身体の一番近いところにあります。今後は、さりげなく身体状態をモニタリングして、人の健康を支えるためのインフラとして溶け込んでいくかもしれませんね。

CKR Kondo : 大手通信会社に入社後、暗号技術/ICカードを活用した認証決済システムの開発に従事。その後、欧州/中東外資系企業向けITソリューションの提供、シンガポール外資系企業での事業開発を経験。企業とその先の利用者が必要とするもの、快適になるものを見極める経験を積み、ウェアラブルデバイスやFree WiFiを活用したサービスインキュベーションを推進。現在は、米国、欧州、アジア太平洋地域にまたがる、新たなサイバーセキュリティサービスの開発を推進中

The post 「さりげなく」生活・洋服に溶け込むテクノロジーに勝機 ITのプロ「WWDジャパン」最新号につぶやく appeared first on WWD JAPAN.com.

【クリエイトR岡本社長】M&Aは売上増より、もっと違う狙いがあるんです

 積極的なM&Aで企業規模を拡大してきたクリエイト・レストランツ・ホールディングス。あっという間に売上高1300億円に達し、外食企業ランキングのトップクラスにのし上がった。営業利益も2020年2月期修正予想では75億円に達する。ゼンショーやコロワイドのような大型買収をせず、コツコツとグループ企業を増やしてきた戦略を三菱商事出身の岡本晴彦社長に聞いた。前編。
Posted in 未分類

かつや、女性向け豚汁専門店を出店。買収したカレーcampの業態。

かつや等を展開するアークランドサービスホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長:臼井 健一郎)の子会社で、野菜カレーの専門店「野菜を食べるカレーcamp」を展開している株式会社バックパッカーズ(本社:東京都千代田区、代表:佐藤 卓)が、"野菜を食べる"ごちそう豚汁専門店「ごちとん」を東京・大手町に10月15日(火)にオープンさせる。
Posted in 未分類

@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

フランスの 減量、食事療法、健康増進に役立てるアプリを開発🇫🇷 📱 食事の写真を撮ってデータとして保存、画像認識とディープラーニングで重量まで計測 🍽️ ディープラーニングでユーザーの食事を記録管理するFoodvisor | TechCrunch

Posted in 未分類

連載「東コレに伝えたい」デザイナーたちの本音 Vol.3 「アジア勢が力をつけている中、日本としてできることは何かを見つめ直すべき」

 日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が運営する2020年春夏の「楽天 ファッション ウィーク東京(RFWT)」が10月14〜19日に開催される。冠スポンサーがアマゾン ファッションから楽天に変わって初めてのファッション・ウイークとなるため、関係者からの注目は高い。しかし結局は、人を呼べるブランドが参加しないとファッション・ウイークは盛り上がらない。そこで、海外で活躍する日本人デザイナーや「RFWT」に参加するブランド、新進気鋭の若手らに「どんな東コレだったら参加したい?」というテーマでアンケートを実施した。「RFWT」開催期間中から10月28日の「WWDジャパン」東京ファッション・ウイーク特集発売の週まで、回答の一部を連載形式で紹介する。今回は東京都と繊維ファッション産業協議会、ファッション・ウィーク推進機構が共催する「東京ファッションアワード 2019(TOKYO FASHION AWARD 2019)」を受賞した「チノ(CINOH)」「レインメーカー(RAINMAKER)」「ノブユキマツイ(NOBUYUKI MATSUI)」の3ブランドと、「2019年度Tokyo新人デザイナーファッション大賞 プロ部門」で東京都知事賞を受賞した「ポートヴェル(PORTVEL)」の4ブランドが登場。

CINOH
茅野誉之デザイナー

 現在も参加はしていますが、開催時期がBtoBの展示会が終わった後のスケジュールのため、PRやBtoC(即売)を目的にしています。直近のビジネスを行いたいブランドには効果が薄い時期ではあります。

RAINMAKER
渡部宏一デザイナー

 東コレに参加したことで、今までリーチできていなかった国外バイヤーからアプローチが来たり、お客さまの問い合わせや来店が増えたりしました。何よりずっと応援してくれていた顧客が喜んでくれたのが、参加してよかったと思える一番の理由です。ただ海外での展示会にも挑戦し始めており、商品の納期を考えると現在の開催時期には量産の準備に取り掛からなければならず、ランウエイショーを展示会受注の販促として活用することはできません。

NOBUYUKI MATSUI
松井信之デザイナー

 アジアでは上海などの有力ブランドが支援により力をつけており、他の国に取材陣などが分散しています。東コレが海外からも注目してもらうためには、日本のファッション・ウイークとしてできることは何かをもう一度見つめ直し、今本当に必要な“コト”を独自の文化として発信していくべき。それは私たちの課題でもあります。

PORTVEL
濱田博昭デザイナー

 現在の東コレはビジネスと連動しづらいため、参加したいとは思いません。

The post 連載「東コレに伝えたい」デザイナーたちの本音 Vol.3 「アジア勢が力をつけている中、日本としてできることは何かを見つめ直すべき」 appeared first on WWD JAPAN.com.

ロイヤル、ファストカジュアル型カフェをオープン。淡路製麺もちもちパスタがウリ。

ロイヤルグループの外食事業を担うアールアンドケーフードサービス株式会社(本社:東京都世田谷区、代表:上村 浩二)が、ファストカジュアルを取り入れた セルフサービス型カフェ「スタンダードコーヒー 青山」を10月1日(火)にオープンさせた。カフェクロワッサンを業態転換。
Posted in 未分類

@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

Made by Google よかったですね。モーションセンサーかなと思ってたのがレーザーだったんですね。それはおもしろい。来年春には日本でもOKなような。圧倒的に先端技術でモバイル業界をReedするようになってきました。

Posted in 未分類

「オールドネイビー」分社化は吉と出るか凶と出るか 鈴木敏仁のUSリポート

 アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が現地のファッション&ビューティの最新ニュースを解説する連載の第2回目は、米ギャップからの分社化が発表された「オールドネイビー」の戦略を掘り下げる。そもそもなぜ分社化の道を選んだのか。

 ロサンゼルスのわが家の近隣にローカルコミュニティーにしては若干大きめのショッピングセンターがある。スーパーマーケットとドラッグストアが核なのだが、さらにもう一区画分のスペースがあって、衣料やビューティといった専門店チェーンやディスカウントチェーンが複数入居している。そのうちの一つが数年前に破綻して退店した後がしばらく空きスペースになっていた。このご時世だからテナントも見つかりづらいのだろうと推測していたのだが、数週間前から工事が始まり、サインが立てかけられて分かったのは「オールドネイビー(OLD NAVY)」の新規出店なのである。

 米ギャップ(GAP)は9月上旬、これから「オールドネイビー」で800店舗を新規出店すると発表した。そのほとんどは通常プロトタイプよりも小さく衣料リテーラーが少ない商圏を狙っていくとも説明していた。わが家の近くの出店予定地は、なるほどその通りの立地だった。ただ、細かい話は省略するが私が住む商圏で衣料は難しいと考えていて、クエスチョンマークが頭をよぎった。ひょっとすると出店戦略ありきで決めたのではないか――などとうがったことも考えてしまった。

「ギャップ」とは異なる戦略と戦術

 米ギャップが「オールドネイビー」のスピンオフ(分社化)を発表したのは2月のことである。

 「オールドネイビー」のスタートは1994年にさかのぼるので、すでに25年を経た中堅フォーマットだ。当時、小売業大手のターゲット(TARGET)の親会社だったデイトンハドソン(DAYTON HUDSON)が、「ギャップ」の廉価版のようなブランドを開発した。ギャップは対抗するために倉庫スタイルの店舗デザインで売る「ギャップ・ウェアハウス(GAP WAREHOUSE)」という実験店舗を作った。これを発展させたのが「オールドネイビー」である。ギャップを大企業へと成長させた中興の祖、ミラード・ドレクスラー(Millard Drexle)がパリのバーで見た看板に印象を受けて命名したことはよく知られている。

 その後の成長については省略するが、2018年度末の時点で売上高は約79億ドル(約8056億円)で、同社の連結総売上高165億8000万ドル(約1兆7574億円)の48%を占めるに至っている。「オールドネイビー」の成長と「ギャップ」の縮小を年々続けてきた結果だ。「ギャップ」単体の売上高は公表されておらず、「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」といった他のフォーマットと合算した数字しか発表されていない。「ギャップ」と「オールドネイビー」の単体同士を比較すると、「オールドネイビー」の方がすでに売上高は多いかもしれない。

 端的に多角化目的で作った事業が本体よりも大きくなってきたので分離するということなのだが、こういう場合の最大の動機は機関投資家による圧力である。事業ごとの成績が混在して株価に反映されるので、これをすっきりさせないと投資効果が低くなるからだ。最悪の場合でも好調事業を分離しておけばケガも小さくてすむのである。

 経営陣は、双方の戦略がまったく異なるからだと説明する。モールへの出店戦略を柱にしてきた「ギャップ」に対し、モール外に出店するのが「オールドネイビー」。前者がECに注力しリアル店舗はこれからも縮小傾向となるのに対して、冒頭で書いたように後者はリアル出店を主軸に据えている。また前者の中価格帯に対して、後者は低価格帯であり、価格戦略も異なっている。

 どうやら組織文化も異なるようだ。こういった違いを背景として、分離した方が戦略・戦術的にプラスになると判断したとしている。

出店拡大で生じるジレンマ

 ただし、ことはそう簡単ではないだろう。もともと双方は売り上げを食い合う関係にあるのだが、これからマーチャンダイジング(MD)をきっちり分けるのは容易ではないし、なによりお客の認識はそう簡単に変わらない。わが家の近隣にも出店するように、これからあちこちに「オールドネイビー」がさらに増える。そうすると「ギャップ」で買う動機はますます低くなってしまうことだろう。こういうケースでは低価格帯フォーマットの方が強いのだ。

 また両社が共有していた機能を分離することによる相互マイナス効果(アナジー)が発生する。「オールドネイビー」は1億5000万~1億7500万ドル(約159億〜約185億円)、「ギャップ」は2億2500万~2億5000万ドル(約238億〜265億円)、加えて7億ドル(約742億円)の分離費用がかかると説明されている。これは過去の分離案件でもトップクラスのマイナス効果だとするアナリストがいる。

 また18年度決算までの3年間、「オールドネイビー」の既存店成長率は、16年が1%増、17年が6%増、18年が3%増とプラス傾向が続いていた。ところが分離を発表した直後から、今年の第1四半期が1%減、第2四半期が5%減と、突然マイナスへと落ち込み始めている。これが長期傾向なのか突発的なマイナスなのかは不明だが、「オールドネイビー」自体も強気の出店戦略とは裏腹に業績が良いとは決していえない。スピンオフの実施は来年だ。吉と出るのか凶と出るのかーー経営陣のお手並み拝見といったところである。

鈴木敏仁(すずき・としひと):東京都北区生まれ、早大法学部卒、西武百貨店を経て渡米、在米年数は30年以上。業界メディアへの執筆、流通企業やメーカーによる米国視察の企画、セミナー講演が主要業務。年間のべ店舗訪問数は600店舗超、製配販にわたる幅広い業界知識と現場の事実に基づいた分析による情報提供がモットー

The post 「オールドネイビー」分社化は吉と出るか凶と出るか 鈴木敏仁のUSリポート appeared first on WWD JAPAN.com.

3人の東コレ担当記者が選ぶ2日目の“私的BEST LOOK”

 10月14日から19日までの6日間、楽天を初の冠スポンサーに迎えた2020年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」が開催される。期間中は、非公式スケジュールを含めると50近いブランドがランウエイショーやイベントを行い、合計すると1000近いルックが披露される。しかし、よほどのことがない限り全てのルックをチェックするのは難しい。

 そこで「RFWT」を取材する3人の「WWDジャパン」記者が、各日の“私的BEST LOOK”をご紹介。東コレを4年連続で取材する30代男性記者K.O、海外コレクションの取材経験も豊富な女性記者M.O、東コレにはスナップカメラマンとして参加していた20代男性記者R.Oという、偶然にもファミリーネームが「O」縛りの3人が選ぶルックとは?2日目に登場した「ノントーキョー(NON TOKYO)」「アジアンファッションミーツトーキョー フィリピン(ASIAN FASHION MEETS TOKYO PHILIPPINES)」「ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)」「ボディソング(BODYSONG.)」「ステア(STAIR)」「イル イット(ILL IT)」「バルムング(BALMUNG)」「ネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATIENTS)」「ハイク(HYKE)」の9ブランドから3ルックをピックアップしお届けする。


男性記者K.O
NON TOKYO / LOOK 15

 東コレに毎シーズン設けられているパルコが支援する参加枠は個人的にいいブランドがそろっている印象で、2日目トップバッターの「ノントーキョー 」も例に漏れずかわいかった。朝から元気をたっぷりもらいました。ギャザーでモコモコ、レースでフリフリなガーリーの要素もありつつ、ミリタリーウエアのディテールやカモフラ柄を勢いよくミックスして東コレという“戦い”に挑む姿勢がかっこよかった。それもそのはず、今シーズンのテーマはズバリ“愛の戦士”。BGMにはセーラームーンのイントロが流れ、反応するか否かで世代が分かるのもちょっと面白かったです。照明が独特なのでちょっとダークに見えるかもしれませんが、服からはハッピーなムードがしっかり伝わってきましたよ。中でも、わかりやすいハイブリッドのこのルックが今日イチです。


女性記者M.O
HIROKO KOSHINO / LOOK 1

 「ヒロココシノ」は今季、長年ショーを披露してきた東京・恵比寿の会場を離れて、江東区の東京都現代美術館で発表しました。自然光が降り注ぐ、明るい会場でのショーは服も細部までよく見えましたし、光のエネルギーを感じました。コレクションは音楽から着想を得ていて、ランウエイではピアニストの演奏が披露されました。ルックで最も特徴的だったのは、柄使い。幾何学柄はバイオリンの曲線、ストライプはピアノの鍵盤をイメージしているようです。ペールトーンのブルーやベージュの色合いは、奏でられた旋律にぴったりでやさしいハーモニーを感じました。


男性記者R.O
HYKE / LOOK 42

 惜しまれながらも先シーズン限りで「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」との協業を終了した「ハイク」ですが、16-17年秋冬ぶりにアディダス(ADIDAS)とのコラボレーションが帰ってきました。ランウエイではルックが現れた瞬間、来場者の多くがカメラを構えるほど人気が高いこのコラボ。以前までは「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」とでしたが、今回は「アディダス」がパートナーということで、ロゴもトレフォイルではなくパフォーマンスという点がポイントでしょう。来シーズンも展開され詳細は1月に発表とのことですが、どんなアイテムが展開されるのか待ちきれません!

The post 3人の東コレ担当記者が選ぶ2日目の“私的BEST LOOK” appeared first on WWD JAPAN.com.