「ゾゾタウン」が「スノーピーク」「N.ハリ」「ナナナナ」ら12組とのコラボアイテムを24時間限定販売

 ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」はスタッフがセレクトしたブランドやアーティスト12組の限定アイテムを展開する特別企画「24HOURS」の第1弾を実施する。11月20~27日の期間中、24時間ごとに異なる限定アイテムを販売する。

 「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」のドレスライン“N.ハリウッド コンパイル(N.HOOLYWOOD COMPILE)”と「スノーピーク(SNOW PEAK)」のコラボからは、人気のアイボリー生地のローチェアが登場。ゆったりとしたサイズで高級感のあるヌメ革とマハラム社の生地を使用したヘッドレスト付きで、価格は4万5000円。ユースカルチャーを代表する若手アーティストのJUN INAGAWA、ヤビク エンリケ ユウジ、COIN PARKING DELIVERYによるコラボレーションアートがプリントされたパーカは1万5000円。

 そのほか、ストリートブランド「ウィンダンシー(WIND AND SEA)」のキングサイズの“SEA”がプリントされたスエットやパーカ、「ナナナナ(NANA-NANA)」のPVCバッグ(1万500円〜)や、古着屋DEPTからはオーナーのeriによるトータルコーディネートセット(1万9000円〜)、トイメーカーのゴッコ堂からはゾゾスーツを着たオリジナルキャラクターのソフビ人形(2万2000円)などの限定アイテムを販売する。

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個性なきキャラは、デジタルでは瞬時に忘れる エディターズレターバックナンバー

※この記事は2019年7月10日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

個性なきキャラは、デジタルでは瞬時に忘れる

 バーチャルモデル、イロイロ登場してはいるものの、イマイチ盛り上がっていないような気がしますが、キャッチアップできてないだけでしょうか?僕がインスタグラムで注目する“100%ツクリモノ”のキャラクターと言えば、エイリアンのlilmayoくらい。正直、あとは物珍しさから1カ月くらい動向を見守ることはありますが、あっという間に忘れます(苦笑)。「グッチ(GUCCI)」や「バレンシアガ(BALENCIAGA)」に囲まれラッパー風に気取るlilmayoを見ると「アホだなぁ」とエモーションが掻き立てられますが、正直、ほかのバーチャルモデルには今のところ何の感情も沸きません。イマイチ盛り上がらないのは、きっとそれが理由でしょう。振り返ればリアルモデルだって、ケイト・モス(Kate Moss)やナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)はもちろん、ジェマ・ワード(Gemma Ward)やサーシャ・ピヴォヴァロヴァ(Sasha Pivovarova)だって、美しいのみならず個性に惹かれ、トップに君臨したワケですからね。その意味で時の人、yutoriの片石代表が送り出すバーチャルモデルは、どうなるでしょう?発する言葉からすると、彼女は相当な個性をもっていそう。今後の活躍が楽しみです。

 参加した5人はいずれも目標を達成できませんでしたが、その過程を随時「WWD JAPAN.com」でレポートした、フォロワー1万人を目指したインフルエンサー育成企画ではまず、「あなたは何者で、何を、誰にインフルエンスしたいのか?インフルエンスしたいほど情熱を持つモノはあるのか?」を徹底的に考え、アカウントのアイデンティティーを確立するよう教えられました。振り返れば5人はこの段階で早くもつまづき、以降フォロワーを伸ばすことができなかったように思います。

 ツイッターでは、素性が明らかだったり、運営主のパーソナリティーが“中の人”として垣間見えたりのアカウントが人気を集めています。正直ツイッターでは、素性が明らかではない人の発言は「戯言」と認識するようになり、惑わされないようになりました。

 TikTokやnoteなどの新SNSは、フザけたダンスや、長文さえ厭わない意志の表明がパーソナリティーをあぶり出しているからこそ、台頭し、メジャーになる勢いです。逆にメッセージを匿名でやり取りできるSarahahは、彗星の如く現れ、あっという間に消えて行きました。

 デジタルだからこそパーソナリティーが大事、なんでしょうね。情報も、コメントも、アカウントも、キャラクターも無数に存在するデジタルの世界では、パーソナリティー無きモノは無価値だし、パーソナリティーがなければ気付けないことも多いのかもしれません。アナタは日々、感情を抱きながらスマホの画面に向かっているでしょうか?

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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新生「渋谷パルコ」がついに公開 注目店と完売必至の限定アイテムは?

 11月22日にグランドオープンする新生「渋谷パルコ」が、関係者向けに公開された。営業面積4万2000平方メートルの売り場に約192店舗が出店する。雑多で多彩な店舗を集め、まるで路地裏のような雰囲気の飲食店フロアやラグジュアリーからストリート、コスメなどを集積した1階、モードからリアルクローズ、東京ブランドを集積した2〜4階のファッションフロア、ARやショールーミングストアなどのテクノロジーを駆使した5階、「ポケモンセンターシブヤ」や国内初出店となる「ニンテンドートウキョウ」などが出店するゲーム・カルチャーフロアなど多彩なテナントをミックスした。注目テナントの一部を紹介する。

 1階のメインエントランス奥には「グッチ(GUCCI)」が出店。伝統的な日本の文化と渋谷のポップカルチャーにインスパイアされたという店内、壁から吊り下げられたチューブ状のライトは渋谷の無数のネオンに溶け込むように夕方にかけてホワイトからピンクへと変化し、常に新しい表情を見せる。「シークレットルーム」と呼ばれるエクスクルーシブなショッピング体験を提供するスペースも設け、コンテンポラリーな室内庭園に招かれたようにくつろげる空間となっている。渋谷パルコ限定アイテムは、ブラックのバッグ2種類に「グッチ」のロゴを配したシューズとストール、鮮やかな青が目を引くスエットだ。また、店内のソファやテーブルなどは「グッチ デコール(GUCCI DECOR)」のインテリアコレクションのもので、渋谷パルコでの販売はないが、希望に応じて取り寄せ可能とのこと。

 単独での店舗は今回が初となる1階の「コム デ ギャルソン ガール(COMME DES GARCONS GIRL)」は「面白いことが好きな女の子をふり向かせる」のコンセプト通り、乙女心をくすぐるアイテムが多数そろう。渋谷パルコ限定のA4サイズの“トートバッグ”と“メッセージマーケットバッグ”はそれぞれ1万4000円、8500円。ピンクのドットと“CDG GIRL”の文字をあしらった「コンバース(CONVERSE)」“オールスター”のスニーカーも用意した。

 ロゴがリニューアルされて以来、初の新店舗となる2階の「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」は、黒を基調とした従来のクールな印象からガラリと雰囲気を変え、エレガントでクリーンな店内。オープンを記念した限定のカプセルコレクションは、アイコンであるフーディー、スウエットシャツ、ロンT、ポケットTシャツの4種。ワンのルーツであるアメリカの国旗をモチーフにしたロゴと、背中には“SHIBUYA”の文字を逆さにしたグラフィックがプリントされている。

 6階にはインバウド効果も狙った「ニンテンドートウキョウ」「ポケモンセンターシブヤ」が出店。国内初出店となる「ニンテンドートウキョウ」で注目は、“スーパーマリオ”、“ゼルダの伝説”、“動物の森”、“スプラトゥーン(SPLATOON)など、任天堂のキャラクターが一堂に会したシリーズだ。ロゴTシャツやトートバッグ、ポーチ、クッキー缶、文具品などバラエティーも豊富。商品数は約1000点、大スクリーンでゲームを体験できるスペースも設ける。

 通路を挟んで向かいに位置する「ポケモンセンターシブヤ」のコンセプトは「新しいことへのチャレンジ」。入口にはポケモンの人気キャラクターの“ミュウツー”が、アニマトロニクスという技法によるリアルな動きや質感でお目見えし、ゲストを出迎える。オープン記念のグッズは、日本を代表するグラフィックアーティストであるナンバーD(Number D)によるグラフィティーを総柄にしたぬいぐるみやマスコット、Tシャツ、キャップをはじめ、スワロフスキーとコラボレーションした、ゴージャスなiPhoneケースやバッグチャームなど。

 なお「ニンテンドートウキョウ」と「ポケモンセンターシブヤ」の両店には、同時オープンを記念したTシャツやクッションなどのコラボグッズも発売される。「ニンテンドートウキョウ」で発売されるグッズにはポケモンの内側にスーパーマリオの世界観が、「ポケモンセンターシブヤ」のグッズにはスーパーマリオの内側にポケモンの世界観がそれぞれドットで描かれており、またとない特別なコラボレーションに、完売必至アイテムとなりそうだ。

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レザーブランド「創悦」が描く日本の伝統文化と皮革の融合

 「創悦(そうえつ)」というブランドがある。日本皮革デザイン促進委員会のブランドだ。このブランドは、経済産業省の事業の一環として、日本の皮革製品の充実と海外市場開拓を目的にしている。日本のバッグメーカーのクイーポを中心に、2016年から北斎などの日本の伝統文化をテーマにした商品を発表している。

 今回発表された2020年春夏商品は、「葛飾北斎とスポーツがテーマ。東京オリンピックの年2020年らしくその33の競技を北斎の作品で表現した。北斎漫画と漢字で描かれたスポーツは外国人にウケそうだし、卓球、ボクシング、水泳、陸上などのスポーツからインスパイアされたルックをレザーで表現した商品はなかなか独創的だ。来年3月末からクイーポのオンラインショップ、百貨店、空港などで販売される予定だ。

 漢字をブランド名にしたものとしては、オンワード樫山の「組曲」「23区」「自由区」「五大陸」、今回の「創悦」を手掛けているクイーポの「原点」などが挙げられるが、ジャパネスク・ブームが盛り上がっている現在、ブランドネームだけでなく、企画にも「北斎」を取り入れた「創悦」は注目される存在だ。

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「フジロック」と「ホワイトマウンテニアリング」のコラボ第2弾 ロングTシャツとコーチジャケットを用意

 野外音楽フェス「フジロックフェスティバル(FUJI ROCK FESTIVAL以下、フジロック)」オフィシャルショップの「GAN-BAN(岩盤)」は11月22日、フジロック・コレクション(以下、フジコレ)として「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」を手掛ける相澤陽介デザイナーとの第2弾コラボアイテムを渋谷パルコで発売する。

 アイテムは、両者のブランドロゴを施したロングTシャツ(7000円)とコーチジャケット(1万4000円)を用意する。

 同コラボは、「GAN-BAN」の渋谷パルコ復帰を記念して実現した。「GAN-BAN」は、00年12月に渋谷パルコ・クアトロにオープンし、閉館の08年まで営業した。その後、渋谷パルコ・パート3に移転し、16年の渋谷パルコ閉館まで営業。17年1月には、池袋パルコに移転して営業を続けてきた。

 第1弾では、雨の多い「フジロック」で必需品とされるポンチョ(税込1万2000円)やキャップ(同5500円)、フーディー(同1万2000円)などを用意した。

 フジコレは、「フジロック」が“ファッションと音楽のクロスオーバー”をテーマとして2005年にスタート。“音楽や自然を介して、お互いが人間として触れ合い、助け合い、愛し合える、というフジロックならではの魅力を、ファッションというプロダクトを通してメッセージを表現していく”というコンセプトのもと、賛同・共感してもらえるデザイナーやクリエイターたちと活動をしてきた。

 さらに、「フジロック」と縁のある伝説的な英・ミュージシャンのジョー・ストラマー(Joe Strummer)の遺族と友人が設立した慈善団体「THE JOE STRUMMER FOUNDATION」へ売り上げの一部を寄付している。同団体は、資金不足で音楽活動が困難な若者たちに音楽を創作する機会を与えるほか、新人アーティストの登竜門とも言える「ROOKIE A GO-GO」のサポートも行なっている。

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「キールズ」日本初のフラッグシップストアが渋谷にオープン

 ニューヨーク発のスキンケアブランド「キールズ(KIEHL’S SINCE 1851)」は11月20日、日本初の旗艦店「キールズTOKYO フラッグシップストア」を東京・渋谷にオープンする。日本初展開のキールズのオリジナル雑貨や新製品を発売する。2階建ての店内では、カウンセリングサービスや旗艦店限定のコンテンツを用意する。

 同旗艦店では、日本未展開の洗顔料「キールズ DS クレンザー CN」(250mL、3800円)や保湿クリーム「キールズ DS クリーム CN」(50mL、4800円)、クレンジングウォーター「キールズ ハーバル クレンジングウォーター」(250mL、3200円)を発売するほか、雑貨「メイド バイ キールズ」のトートバッグやマグカップもラインアップする。また、顧客に合わせた美容カウンセリングや、「キールズ」のベストセラー製品のフェイスクリーム「キールズ クリーム UFC」(49g、4075円)や化粧水「カレンデュラトナー」(250mL、4075円)のラベルをデザインできるカスタマイズプリントサービスを実施する。

 なお、オープンを記念して11月20~22日の期間中、カウンセリングを受けてLINEのお友達登録をした来場者に、肌に合ったスキンケアサンプルとオリジナルスイーツを配布する。また、限定デザインのボディバター「キールズ クレム ドゥ コール ホイップ ボディ バター」を購入すると、オリジナルデザインを用いて名前などをその場で刻印するサービスも実施する。

■ 「キールズ TOKYO フラッグシップストア」
オープン日:11月20日
時間:11:00〜21:00
住所:東京都渋谷区宇田川町16-15 SR6

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ワールドが「ローラ アシュレイ」のライセンス事業を2020年秋に開始 5年後までに30店舗を出店

 ワールド傘下のワールドライフスタイルクリエーションは2020年秋から、英国のライフスタイルブランド「ローラ アシュレイ(LAURA ASHLEY)」のライセンス商品の取り扱いを開始する。日本のマスターライセンシーである伊藤忠商事とサブライセンシー契約を結び、本国企画商品と合わせ、自社開発のレディスアパレル、ファッション雑貨、生活雑貨を製造・販売する。百貨店を中心に、2021年3月期に7店舗、25年3月期までに計30店舗の直営店出店を計画するほか、公式ECも立ち上げる。売上高は、卸事業と合わせて30億円を目指す。

 「ローラ アシュレイ」は、国内ではイオンモールが子会社を通じて1986年から百貨店やイオンモールなどに直営店を出店し販売してきたが、売上高は2015年ごろの約150億円をピークに縮小(17年2月期で117億円)。18年9月17日までに全国108店舗を閉店し、事業から撤退した。それと入れ替わる形で、伊藤忠商事が同ブランドの独占販売権とマスターライセンス権を18年9月に取得していた。

 伊藤忠商事はワールドとのサブライセンシー契約締結により、「(ワールドの)全国の百貨店を中心とした販売網、店舗開発・運営のノウハウにより、ブランドの価値向上ができる」(福嶋義弘・執行役員繊維カンパニーブランドマーケティング第二部門長)と期待する。また、「高付加価値なモノ作りや独自の世界観をぶらさない」ために販路は百貨店に絞り、「従来からのファンである中高年女性に軸足をおきつつ、よりエイジレスにターゲットを広げていきたい」とする。

 一方のワールドグループは、「ローラ アシュレイ」を取り扱うことで、非アパレル分野の強化をさらに進める。西川信一ワールドライフスタイルクリエーション社長は、「(『ローラ アシュレイ』は)アパレルだけでなく、花柄をシグネチャーとした生活雑貨もとても人気が高い。アパレルだけで勝負することが難しくなる中で、ライフスタイルの分野を強化したいという当グループのニーズに一致した」と話す。

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私のサステナビリティ 「パーミニット」の半澤デザイナーは土に返るキュプラをドレスに採用

 再生繊維のコットンリンターを原料とすることから、土に返る素材としても知られるキュプラ。ジャケットやコートの裏地として用いられることが多い素材ですが、「パーミニット(PERMINUTE)」ではドレスにも積極的に取り入れています。2020年春夏コレクションでは、環境にやさしい草木染めキュプラをメイン生地に使用しました。

私のサステナビリティ
 ファッション業界にとって加速して取り組まなければいけない課題の“サステナビリティ”。企業として大きく舵を切ることはもちろん、個々の意識も重要です。そこで個人的に行なっているサステナビリティについて聞きました。

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カイリー・ジェンナーが自身のコスメブランドをコティに売却

 カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)は自身が手掛けるコスメ企業、カイリー・コスメティクス(KYLIE COSMETICS)の株式51%をコティ(COTY)に約6億ドル(約654億円)で売却した。なお、カイリー・コスメティクスの企業価値は12億ドル(約1308億円)とされる。

 コティは「カバーガール(COVERGIRL)」「リンメル(RIMMEL)」などのマス向けコスメが苦戦し、赤字を招いた。再建を図るためにも「ウエラ(WELLA)」や「クレオール(CLAIROL)」を含むプロフェッショナル事業部の売却を検討している最中だが、急速にビジネスを拡大し続け、ジェネレーションZに人気のカイリー・コスメティクスは大きな収入源になる。ピエール・ロビー(Pierre Laubies)=コティ最高経営責任者は「カイリーは、ビジネスにおけるリーチより、ソーシャルリーチが大きいところがユニーク。グローバル企業と組むことで彼女のビジネスのポテンシャルを最大限に生かせるだろう。今までD2Cメインで展開してきたが、今後はより多くのマーケットに進出し、小売店にも卸したい」と意気込む。

 カイリーは2015年にリップキットの発売でブランドをスタートさせた。現在インスタグラムで1億5100万のフォロワーを抱える彼女は、SNS上でファンとダイレクトにコミュニケーションを図り製品をプロモーションしてきた。その結果製品はたびたび完売となり、立ち上げ18カ月で売り上げ4億2000万ドル(約457億円)をオンラインのみで達成した。その後ウルタ(ULTA)や「トップショップ(TOPSHOP)」と協業してリテールにも進出。過去12カ月での売り上げは前年比40%増の1億7700万ドル(約192億円)を記録し、19年度末は 2億ドル(約218億円)に上るとされている。そのうち、今年5月に立ち上げたスキンケアライン「カイリー スキン(KYLIE SKIN)」の売り上げは2500万ドル(約27億円)だという。

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エスティ ローダーが韓国発「ドクタージャルト」親会社を買収 初のアジア企業

 エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)は、韓国のドクターズコスメ「ドクタージャルト(DR. JART+)」と「ドゥ ザ ライト シング(DO THE RIGHT THING)」を擁するハブ&ビー(HAVE & BE)を買収する。エスティ ローダーは2015年12月に同社の33.3%の株式を取得しており、今回残りを約11億ドル(約1199億円)で買い取った。取引は今年12月までに完了する予定で、同社の負債も引き継ぐ。なお、ハブ&ビーの企業価値は17億ドル(約1853億円)とされる。

 エスティ ローダーにとって初めてアジアの企業を傘下にすることになる。「シカペア」や「セラマイディン」シリーズが人気の「ドクタージャルト」の19年の売上高は5億ドル(約545億円)を超えると予測されており、過去4年で80%以上伸びている。

 ファブリツィオ・フリーダ(Fabrizio Freda)=エスティ ローダー カンパニーズ社長兼最高経営責任者は「『ドクタージャルト』はサイエンスとイノベーションをスキンケア製品に活用し、革新的な新成分やパッケージと共にブランドコミュニケーションを得意とする。また、韓国、中国、北米、ヨーロッパ、中東、アフリカ、イギリスとあらゆる地域およびチャネルでさらなる成長を成し遂げるポテンシャルを持つ」とコメント。

 ハブ&ビーは05年に建築家のイ・ジヌク(ChinWook Lee)が立ち上げ、皮膚科医のジョン・スンジェ(Sung Jae Jung)と共に「ドクタージャルト」をスタート。皮膚科医監修のもとに特定の肌悩みに応える製品を手掛け、アートとサイエンスを融合したパッケージや店舗デザインを特徴とする。韓国・カンナム地区にある旗艦店はプロモーション製品を出すたびに内装を変え、さまざまなサービスやコンテンツを味わえる“体験型”ショップになっている。 現在世界で36カ国に進出し、専門店やトラベルリテール、路面店、百貨店、ECなど、5524の販売拠点を持つ。

【エディターズ・チェック】
韓国コスメブーム、いつまで続くのか?と疑問に思うこともあったが、日本に進出し続ける韓国コスメブランドやQoo10での韓国コスメの売り上げの話を聞くと、まだまだ市場は元気なことがうかがえます。中でも「ドクタージャルト」は有名で、「シカペア」「セラマイディン」「バイタル ハイドラ ソリューション」シリーズなど人気シリーズは一通り全て試してきました。韓国コスメにしては少し値段が張る印象ですが、最新の技術と皮膚科医のノウハウ、サイエンスに裏付けされた商品は、若年層にも人気があるのは分かります。そして旗艦店はリアル店舗に必要とされる“体験”の宝庫ともいうべき作りになっていて、 (製品を買わなくとも)行くだけで楽しい!と思わせます。また、北米でKコスメブーム初期にいち早くビジネスをスタートし、北米でも大きな成功を収めており、ニューヨークに拠点を置くエスティが目をつけたのも納得です。

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アディダスが「スター・ウォーズ」とのコラボスニーカー第2弾を発売 宇宙船や宇宙ステーションをモチーフに製作

 アディダス(ADIDAS)は11月21日、映画「スター・ウォーズ(STAR WARS)」とのコラボスニーカー第2弾“スペースバトルパック”を発売する。同コラボは3テーマに分かれており、今回はアディダスのランニングシューズをベースに製作した。1日に発売した第1弾は、バスケットボールシューズをベースに製作した“ライトセーバーパック”で、12月に発売予定の第3弾は「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」をベースに製作した“キャラクターパック”だ。

 第2弾は、「スター・ウォーズ」の宇宙船や宇宙ステーションをモチーフに製作した全3型を用意。“ウルトラブースト(ULTRABOOST)”をベースに、反乱同盟軍の戦闘機“Xウイング”のカラーリングを採用したスニーカー(2万5000円)、“ウルトラブースト 19”をベースに、ハン・ソロ船長の宇宙船“ミレニアム・ファルコン”の機体のグレーのカラーリングを採用したスニーカー(2万5000円)、“アルファエッジ 4D(ALPHAEDGE 4D)”をベースに、帝国軍のバトルステーション、“デス・スター”の主要兵器であるスーパーレザー砲のグリーンをミッドソールに採用したスニーカー(3万8000円)をそろえる。

 さらに、それぞれのヒールラベルには、「スター・ウォーズ」内に登場する名せりふが施されているほか、“ウルトラブースト”と“ウルトラブースト 19”のミッドソールには「スター・ウォーズ」に登場する機体を線画でミッドソールに描いた。「アディダス」公式オンラインストアや「アトモス(ATMOS)」渋谷店などで取り扱う。

 アニメ「スター・ウォーズ レジスタンス(Star Wars Resistance)」と、「スター・ウォーズ」登場キャラクターのファースト・オーダーの砂漠の惑星での戦いを、レゴやアディダスの“スター・ウォーズ コレクション”のスニーカーで表現したジオラマを東京・原宿のアディダス オリジナルス フラッグシップストア トウキョウで11月21日〜12月11日に展示する。

 また現在、アディダス ブランドコアストア 渋谷の店内に設置された等身大の像と「スター・ウォーズ」デザインのバックバナーを背景に撮影し、インスタグラムにハッシュタグ付きで投稿すると、その場で写真をステッカーにして配布するイベントを12月1日まで開催中だ。

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アディダスが「スター・ウォーズ」とのコラボスニーカー第2弾を発売 宇宙船や宇宙ステーションをモチーフに製作

 アディダス(ADIDAS)は11月21日、映画「スター・ウォーズ(STAR WARS)」とのコラボスニーカー第2弾“スペースバトルパック”を発売する。同コラボは3テーマに分かれており、今回はアディダスのランニングシューズをベースに製作した。1日に発売した第1弾は、バスケットボールシューズをベースに製作した“ライトセーバーパック”で、12月に発売予定の第3弾は「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」をベースに製作した“キャラクターパック”だ。

 第2弾は、「スター・ウォーズ」の宇宙船や宇宙ステーションをモチーフに製作した全3型を用意。“ウルトラブースト(ULTRABOOST)”をベースに、反乱同盟軍の戦闘機“Xウイング”のカラーリングを採用したスニーカー(2万5000円)、“ウルトラブースト 19”をベースに、ハン・ソロ船長の宇宙船“ミレニアム・ファルコン”の機体のグレーのカラーリングを採用したスニーカー(2万5000円)、“アルファエッジ 4D(ALPHAEDGE 4D)”をベースに、帝国軍のバトルステーション、“デス・スター”の主要兵器であるスーパーレザー砲のグリーンをミッドソールに採用したスニーカー(3万8000円)をそろえる。

 さらに、それぞれのヒールラベルには、「スター・ウォーズ」内に登場する名せりふが施されているほか、“ウルトラブースト”と“ウルトラブースト 19”のミッドソールには「スター・ウォーズ」に登場する機体を線画でミッドソールに描いた。「アディダス」公式オンラインストアや「アトモス(ATMOS)」渋谷店などで取り扱う。

 アニメ「スター・ウォーズ レジスタンス(Star Wars Resistance)」と、「スター・ウォーズ」登場キャラクターのファースト・オーダーの砂漠の惑星での戦いを、レゴやアディダスの“スター・ウォーズ コレクション”のスニーカーで表現したジオラマを東京・原宿のアディダス オリジナルス フラッグシップストア トウキョウで11月21日〜12月11日に展示する。

 また現在、アディダス ブランドコアストア 渋谷の店内に設置された等身大の像と「スター・ウォーズ」デザインのバックバナーを背景に撮影し、インスタグラムにハッシュタグ付きで投稿すると、その場で写真をステッカーにして配布するイベントを12月1日まで開催中だ。

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「ユニクロ」が銀座に国内最大級店舗 20年春オープン

 ユニクロは、2020年春に国内最大級の店舗「ユニクロ トーキョー(UNIQLO TOKYO)」を東京・銀座のマロニエゲート銀座2に開く。「ユニクロ」は現在、同施設7階の1フロアでウィメンズに特化した店舗を運営するが、これを1〜4階までの計4フロア・売り場面積4455平方メートルに移転・増床して総合的な品ぞろえにする。

 マロニエゲート銀座2は旧プランタン銀座の本館の跡地開発によって17年春に誕生した商業施設。旧プランタン銀座の頃から得意にしてきた女性向けのファッションや雑貨の中小テナントを低層階に集積してきたが、これを集客力のある「ユニクロ」の大型店に明け渡す。

 ユニクロは銀座6丁目の中央通り沿いに売り場面積4950平方メートルのグローバル旗艦店を運営しており、「ユニクロ トーキョー」の開店で銀座は大型店の2店舗体制になる。同社は同時期に原宿駅前に1980平方メートルの原宿店を開くことを発表している。東京オリンピックに向けて訪日客が増える都心での拠点作りを進める。

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「フェンディ」の最新メンズアクセは“ガーデニング男子” 50万円超えのジョウロや「ムーンスター」コラボなど

 「フェンディ(FENDI)」の2020年春夏メンズ・コレクションのアクセサリーは、シーズンテーマのガーデニングに着想を得たアイテムを豊富にそろえた。“FENDI”のアルファベットをグラフィカルにくり抜いたレザーとキャンバスの2層仕立ての代表的バッグ“バゲット(BAGUETTE)”をはじめ、アイコニックなストライプ“ペカン”のガーデニングバスケットやラフィアのバッグなどは、高度なテクニックと上質素材を用いながらも温かみがあり、親しみを感じさせる。ショーで話題になったジョウロも51万6000円で販売する予定だ。

 また、日本の老舗シューズメーカー「ムーンスター(MOONSTAR)」とのコラボレーションも発表。ローカット(7万9000円)とブーツ(11万円)の2種で、キャンバスのアッパーとラバーソールを専用の釜に入れて接着したバルカナイズ製法は「ムーンスター」の代名詞だ。アースカラーを基調にし、アッパーには「フェンディ」の“FF”ロゴや“ペカン”があしらわれている。2020年1月中旬に世界の直営店とオンラインショップで発売する。

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初の“イケメン王族ホスト”が誕生 エアビーでかなえるマハラジャ暮らし

 エアビーアンドビー(AIRBNB以下、エアビー)は11月23日にインド・ジャイプールにあるシティーパレスの一室の予約受け付けを開始する。シティーパレスは、ジャクリーン・ケネディ(Jacqueline Kennedy)やチャールズ皇太子を歓待したこともある300年の歴史を持つ王宮で、今でもマハラジャの末裔が暮らしている。ホストを務めるのは、マハラジャのパドマナーバ・シン(Padmanabh Singh)で、エアビー初の王族ホスト誕生だ。

 宿泊可能なグディヤ・スイートは月の主殿であるチャンドラ・マハル内にあって、通常は王族とその賓客だけが立ち入ることができる住居空間だ。スイートルームにはラウンジとキッチン、バスルーム、ゲスト専用屋内プールが付いている。空港から送迎サービスがあり、滞在中はゲスト専属の執事がショッピングやガイド付きツアーなど希望に合わせた体験を手配してくれる。セットになった朝食は、宮殿の緑豊かな庭園を眺めながらゆったり楽しむことができる。

 料金は1泊8000ドル(約87万2000円)で、収益は地元の非営利団体のプリンセスディア・クマリ(Princess Diya Kumari)財団に寄付され、ラジャスタン州の農村部の女性や職人の支援に役立てられる。年内は公開記念特別料金1000ドル(約10万9000円)で宿泊でき、差額はエアビーが財団に寄付することになっている。

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

インダストリー4.0の仏企業10社が来日! スマートファクトリーからIoT機能の実装まで、様々な企業が日仏の相互理解を深め、今後の連携を目指して来日します。 12月3日にはAGベンチャーラボでのピッチイベントに合流。 via

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ビリー・アイリッシュが子ども服を発売

 米国の若手女性アーティスト、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)が子ども服のコレクション“ビリー・アイリッシュ・キッズ(BILLIE EILISH KIDS)”を11月18日に発表した。

 アイテムはTシャツやショーツパンツ、ビーニーなどで、ネオングリーンやオレンジといったビリーらしい色味に、ブランドロゴや左肩が吊り上げられたオリジナルの人型アイコン“ブローシュ(Blohsh)”があしらわれている。ビリーの公式オンラインストアで販売されており、価格は20~60ドル(約2100~6500円)だ。

 ビリーはその音楽的な才能と共に独特のファッションセンスでも知られ、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」のキャンペーンビジュアルに起用されるなど、次世代のポップアイコンとして目覚ましい活躍を見せている。2019年にオープンした公式オンラインストアではフーディーやロングTシャツなど自身のアパレルコレクションを展開しており、7月には現代芸術家の村上隆とのコラボレーションイベントを実施。8月末に発売された「ベルシュカ(BERSHKA)」とのコラボコレクションは即日完売し、9月に再販された。また、ドイツ発のライフスタイルブランド「エムシーエム(MCM)」19-20年秋冬コレクションのグローバルキャンペーンにも起用されている。

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万博開催に向けて再開発が進む大阪・梅田 街作りの仕掛け人3人が考えるコミュニティー構築

 2025年に万博開催を控える大阪では、現在、梅田地区で「うめきた2期」(1期では13年にグランフロント大阪が開業)と呼ばれる再開発が進められている。その一環として、梅田とその周辺エリアを対象とした未来のための街作りプロジェクト「クリエイティブ オクトーバー ウメダ」が19年10月に始動。第1回目のイベントが、10月25日〜11月3日の10日間、梅田とその近隣の中津、中崎町で開催された。

 「クリエイティブ オクトーバー ウメダ」は、ファッション、クリエイティブ、アート、グルメなどのコンテンツが溶け合う梅田の街の魅力を伝える5つのプロジェクトの総称だ。アート、ファッション、フードのお祭り「イコール=フェスティバル イン 中崎町」、アジアの次世代クリエイターが集まる新感覚のアートフェア「アンノウン アジア アート エクスチェンジ オオサカ」、ニューヨークのブルックリンで話題のフードマーケットと提携した「スモーガスバーグ大阪」、街を舞台にしたコンセプチュアルアートのイベント「ザ シティ――社会を彫刻せよ――」の各プロジェクトが、会期を合わせることで国内外から梅田エリアへの人の呼び込みを狙った。阪急阪神不動産と共にプロジェクトを仕掛けたのは、PRやイベント制作等を主な業容とするワンオーと、オフィスの緑化などグリーンインフラ事業を手掛ける東邦レオ。各社の担当者に、梅田と周辺エリアの今後や具体的な取り組みについて聞いた。

鼎談参加者

谷口丹彦/阪急阪神不動産開発事業本部うめきた事業部長兼都市マネジメント事業部部長(以下、谷口)

松井智則/ワンオー社長(以下、松井)

久米昌彦/東邦レオ グリーンディベロップメント担当(以下、久米)

――既存の5つのプロジェクトをまとめて、今回「クリエイティブ オクトーバー ウメダ」を立ち上げた背景は。

松井:これまでは5つがそれぞれにイベントを開催していたが、ミラノサローネのようにひとつの大きな枠のなかで時期を合わせて開催したほうが広く集客できる。そんなイベントを梅田でやろうと、主催者全員で話し合って決めたのが、「クリエイティブ オクトーバー ウメダ」だ。

――ワンオーは梅田の隣の中崎町で、東邦レオも同じく隣の中津でこれまでイベントを企画していたが、それぞれに阪急阪神不動産とつながりがあった。そもそも、どんなきっかけで知り合ったのか。

谷口:阪急阪神不動産は梅田などに所有する資産を活用して街作りを手がけ、大阪を盛り上げていくのが役割だ。これまで、梅田の中心部でオフィスや商業施設などの開発を手掛けてきたが、(オフィス、商業施設ばかりでそこに住んでいる)生活者がいない梅田の街は、世界から見ると全くおもしろくない。梅田が世界から注目される魅力的な都市になるには、周辺も含めた広域で魅力を創出する必要がある。また、サステナブルな成長のためにも、周辺の活性化は重要な課題だという認識があった。中津と中崎町は個人的におもしろいと感じた町。建物の再開発だけではなく、コミュニティーの活性化によって、(大阪を盛り上げるという)目標を達成できると思った。ワンオーが東京・渋谷で行ってきた街のイベント「シブヤ ファッションフェスティバル」の話を聞いて、それをぜひ大阪でもやってほしいというところから、ワンオーの中崎町のイベントはスタートした。

松井:梅田には他の都市にはない雑多な雰囲気がある。周辺エリアを含めて梅田全体として魅力を創出すれば、よりおもしろいのでは思った。中崎町は、(近代的な)梅田のすぐ隣に、(昭和にタイムスリップしたようなレトロな雰囲気のまま)存在するからこそおもしろい。梅田を訪れる人たちのムードもこの20年間で大きく変わっている。古着店やカフェ、雑貨店が多い中崎町にアートを持ち込んで、梅田の中心部とつなげようということを意図した。

――具体的には。

松井:中崎町にはおもしろい才能の持ち主が大勢いるのに、発表の場が自分の店しかなかった。1店舗だけが話題になったとしても、ムーブメントは起こりにくい。そこで、広く中崎町に人を集客できるプラットフォームとして、約80店舗が参加するイベント「イコール=フェス」を立ち上げた。ただ、東京の会社が突然やってきてフェスに参加してほしいと呼びかけても信用されない。われわれは約2年前に中崎町に店舗を開設し、街の人とのネットワークを築き、コミュニケーションを大切にしてきた。

谷口:当社も水面下でそのお手伝いをしていた。一方、中津ではニューヨークのブルックリンで支持されている食のイベント「スモーガスバーグ」を阪急電鉄主催で行っている。今回で3回目の開催だ。中津をどうおもしろくするかについては、東邦レオにもご協力いただいている。中津は現在、JRの線路で町が分断されている。ただ、線路が地下化されると街がひとつになり、グリーンインフラ事業を手がける東邦レオにとって有望なエリアになると考えた。

久米:われわれも中津(の街おこしプロジェクト)に入るなら拠点を持ちたかったので、ビルの一室を借りることにした。そこが吉本興業が11月にオープンする芸人・クリエイターのためのコワーキングスペース、「ラフアウト中津」に発展した。同スペースが入る築50年のビルは、梅田初の高級賃貸マンションだといい、かつては西川ヘレンさんも住んでいたそうだ。ビルの持ち主の企業も、地域にもっと溶け込まないといけないという思いが強く、中津をよくしていこうと意気投合した。

谷口:そのように、(ビルの持ち主などの)地域をサポートする人たちと、(東邦レオやワンオーなどの)仕掛ける人たちが融和するだけでも、梅田は新たな魅力を持ち始めていると思う。「スモーガスバーグ」開催を機に気づいたことは、大阪の料理の質やセンス、クリエイティビティがあまり知られていないこと。そこで、中津は食をキーワードにプロの料理人や料理人をめざす人が集まる場所にしていきたいと考えている。

――街作りは、外から人を呼び込むだけでなく、街の中で働く人たちの仕事が成り立つ環境作りも重要だということか。

松井:個人が家賃5〜20万円の物件を借りて古着屋をしたり、自分の作品を発表したりしているだけでは(ビジネスとして)厳しい。エリア内外から人が集まるプラットフォームを作り、そこに参加するアーティストを増やしていくことで、その土地ならではのビジネス環境を作ることができる。「イコール=フェス」では、大阪のアーティストが多数参加し、その人たちが注目される環境作りを目指してきた。

久米:東邦レオグループが中津で行っているイベント「ザ シティ」は、コミュニティーディベロップメントが目的だ。人が日常的に集う生き物みたいな場の創出は絶対必要。そのために、ぼくらは黒子に徹し、街の人を主役にしている。ただ、元々そこにいる人たちだけだと固まってしまうので、僕らは新しい風を起こす役割を担っている。商店街には昔ながらの営みが残っているので、それらを残しながら街を魅力的に変えていくためにはどうすればいいのかを、問いかけながら進めている。そうしたコミュニティー作りの活動そのものが、「社会彫刻」という(芸術の)分野になる。

――そうは言っても、活動に理解がある人ばかりではないのでは。

久米:衝突もありだと思う。衝突することで家族みたいな関係が築かれる。そのためにも定期的に話し合うことは必要だ。ただ、中津の人たちは寛容性がすごく高い。

谷口:開発といっても、昨今は単純に建物を(壊して建て直すという)再開発をする時代ではなくなってきている。一方で、古い建物がいくらレトロで雰囲気がいいからといって、残し続けることが絶対だとも限らない。われわれが関与することで、むしろ、地域の人たち自身が後押しされながら自発的に街を変えていく。いわゆる市民参加型の街作りの方が、サステナブルな成長を続けられると確信している。ワンオー、東邦レオ、阪急阪神不動産の三社は同じ思いで一致している。今後、梅田がグローバルに発展していくためには、重層的で多層的な魅力ある街でないといけない。中心部だけでなく、周辺エリアにも暮らしがあり、スモールビジネスで働く人たちがいることが都市の魅力につながる。そのプラットフォームを作るのが当社の役割だ。

――今後やりたいことや課題は。

久米:大阪万博が開催される25年に、中津万博をしたい。世界唯一の「社会彫刻」の聖地としての中津で、世界中から集まったアーティストたちによるアートイベントを考えている。もちろん、街の人と協力しながら、街をよくする活動にアートの手法で寄与していきたい。

松井:これまで“点”で行ってきたイベントが面に広がりそうな気がしている。今後注力していきたいのは、海外への広報活動。弊社のパリオフィスで、梅田の魅力を発信するイベントを企画してみてもおもしろいかもしれない。

谷口:海外観光客を呼び込む活動は、グランフロント大阪の開業時から梅田でも取り組んできた。今後は、ビジネスインバウンド(ビジネスの海外からの呼び込み)がターゲットになる。そのためには、働きやすいだけでなく住みやすく、外国人にも溶け込めるコミュニティーの機能が街に求められる。個人事業者や中堅クラスの企業を大阪に誘致することも必要になるだろう。

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【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。 詳しくはこちら→

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「大手居酒屋チェーン様 TTP 大歓迎ですよ!!」

2019年の外食を振返ると、餃子バルや餃子酒場が落ち着きはじめたなかで、ポスト餃子として「焼売」に注目が集まっている。東京でも、「焼売」をコンテンツにしたニューオープンが目立った。焼売ブームの兆しが見えるなか、恐らく、全国の業界関係者から注目を浴びているのが、九州福岡の天神にある「焼売酒場いしい」ではないだろうか。2018年7月のオープンから丸1年が経ち、福岡の食文化に「焼売」を根付かせ、連日満席の繁盛店に育てた、株式会社ドラマティック代表取締役 石井克典氏 、取締役 吉崎一哉氏の2名に「焼売酒場いしい」の魅力を聞いた。
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リアルとデジタルの融合で納得の靴選び ファッションフリークOL「WWDジャパン」最新号につぶやく

 1992年生まれのファッションフリーク女子が、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。渋谷のファッションベンチャー企業に勤める等身大OL、Azuのリアルな目線を生かした「このニュースからはコレが見える」という切り口で、さまざまな記事につぶやきを添えます。

今日のニュース:P.7『オンワード、婦人靴でカスタムオーダー』

読み解きポイント:「リアルとデジタルの体験をシームレスに描ければ勝ち」

ニュースのポイント

 オンワード 傘下のオーダーメイド業態「カシヤマ ザ・スマートテーラー」が東京・表参道と大阪・本町の店舗で婦人靴の新ラインを開始した。20〜30代の働く女性をメインターゲットとし、店舗ではフィッターによる採寸をもとにデザインとサイズ、あわせて30万通りのパターンでパンプスを提供する。国内の工場から直送することで最短1週間の納期を可能にし、価格も9900〜2万2000円と値頃に抑えた。

AZUはこう読む!

 服以上に精度が求められる靴のサイズ。「ちょっとオーバーサイズでも可愛いからいっか」とはいかないので、悩みは一生尽きません。デザインを選べばサイズが合わず、快適さを選べば気分が乗らず……分刻みのスケジュールをこなさなければいけない日の快適シューズも、車移動マストな子鹿ハイヒールも、可愛いものは可愛いし、必要なものは必要だし、欲しいものは欲しいんです。

 先日、こちらの表参道店に伺いました。キッチリとした格好をしなければいけない場面も増えてきて、気合いを入れたスーツに合うパンプスを手に入れなければ、と思っていたタイミングでした。

 身長165cm、足のサイズは24〜24.5cm。今流行りの骨格診断でいうと、おそらくストレート。特にサイズに関して困ったことはないので靴も表記通りに選んでいましたが、お店でフィッティングしてもらったら意外なサイズに驚きました。

 ここでは21.5〜26cmの足長に加え、足幅もS、M、Lの3種類から選ぶことができます。よく「日本人は足幅が広いからインポートシューズは合いにくい」と言うので私も広い方だと思っていたのですが、実際フィッターさんにお勧めしてもらったSサイズを試してみると、自分で選んだMよりぴったり!びっくり!シンデレラ!Mと比べるとフィット感や正面から見たときの収まりの良さは一目瞭然。最初はきついかな?と思っていたのですが、足幅が合うことでハイヒールでも前に詰まらなくなり、踵が浮かないので安心して歩けます。これならパーティー会場まで走れそう。逆にLだと同じ24.5cmでも踵が浮いてしまうので、「足幅のサイズってかなり重要!」と改めて実感しました。

 カスタム系サービスはここ数年で一気に増えましたが、ネットだけで完結するのではなく、実際にプロの手によってお勧めすることで、納得できる商品を選ぶ体験を提供できるか、がキーになっています。デザインだけのカスタムならネット上の方がシュミレーションしやすく簡単便利かもしれませんが、「何度も継続して買ってもらう」ということを考えると「このブランドならこのサイズでOK」という安心感は欠かせません。

 今は店舗でのオーダーのみ受け付けていますが、今後はECも開設予定とのこと。まずは店頭でプロのレコメンドをもとに自分にあったサイズを決め、2足目以降はネットで気軽にリピート買い、というスムーズな流れが実現しそうです。しかも「店舗でオーダー受け付け→工場で製造・梱包 →消費者に配送」という製造・流通の中間を省いた設計で、カスタムオーダーのネックである「購入から手に取るまでのタイムラグ」が最小限なのも嬉しいポイント。
 
 「これは何か裏があるぞ!もしや……」と思い、「とはいえ、あらかじめ売れそうなデザインやサイズに目星をつけて在庫積んだりしてません?」と聞いてしまったのですが、「そっちの方がコストかかりますよ」と笑顔で返されたので、その場で謝罪しました。

 さて、冒頭で「気合いを入れたスーツに合うパンプスを手に入れなければ」とカッコつけたのですが、実際にオーダーしたのはキラキラシルバーのハイヒールです。どう考えてもファッションに振りすぎてしまったのですが、フリークなのでお許しを。

Azu Satoh : 1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションベンチャー企業スタイラーに参画。現在はデジタルマーケティング担当としてSNS運用などを行う。越境レディのためのSNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。趣味は、東京の可愛い若手ブランドを勝手に広めること。ご意見等はSNSまでお願いします。Twitter : @azunne

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オリビア・パレルモが自身の名を冠したブランドを始動 2020年2月発売予定

 オリビア・パレルモ(Olivia Palermo)が、自身の名を冠したブランド「オリビア パレルモ コレクション(OLIVIA PALERMO COLLECTION)」を発表した。

 パレルモは9月、「アラメダ トゥルケーサ(ALAMEDA TURQUESA)」「アレクサンドル バーマン(ALEXANDRE BIRMAN)」「カサディ(CASADEI)」「ウェストワード・リーニング(WESTWARD LEANING)」など、全183のシューズとアクセサリーをキュレーションしたeコマースブティックをリローンチした自身のウェブサイト「オリビア パレルモ」内にスタートさせていた。

 2020年2月に発売となる「オリビア パレルモ コレクション」は全52アイテム。スタイルはノースリーブのシルクトップからレザーのアウターまでさまざまだ。価格帯は295〜1595ドル(約3万〜17万円)。ウェブサイトでの販売と190カ国以上への海外発送に対応する。その他、米百貨店のサックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE以下、サックス)のウェブサイト、一部のサックス店舗、そして北米、ヨーロッパ、中東、オーストラリア、日本の専門店でも販売する。

 今回のブランドのデビューについて、パレルモは次のように述べる。「ブランドについての構想は数年前からあった。ただ、このアイデアを実現するのにふさわしい社内チームの構築に時間をかけていたの。アーカイブをチェックしたり、材料を見つけたり、コレクションに対する明確なビジョンを持つことが重要だった。テーラードで、洗練されたもの──それが私の美学。タイムレスなアイテムだから一年中着ることができるし、ステートメントピースとしても、または他のアイテムと組み合わせることもできるわ」。

 今回のコレクションのために、デザイン・ディレクターのアリス・ファーン(Alice Fern)率いる6人のデザインチームを集めた。ファーンは、ロンドンからニューヨークへ移って、ファッション業界に約10年身を置く人物だ。「アリス アンド オリビア(ALICE + OLIVIA)」でデザインの仕事に携わり、その後「レベッカ ミンコフ(REBECCA MINKOFF)」と「マイケル コース(MICHAEL KORS)」で働いた。

 パレルモのコレクションについて「私たちはフィット感にこだわった」とファーンは言う。「フィット感とレイヤーが鍵。レイヤーはすべてのコレクションに共通したテーマ。パンツの上からドレスを重ねたり、ジャケットとオーバーコートを合わせて着たり、組み合わせは自由。私たちは幅広い用途で使えることを常に念頭に置いているの」。

 デザインに際してパレルモは友人や家族、彼女のファンをミューズにした。そして旅のインスピレーションについて語る。「世界中どこへ行っても、道を歩く女性からインスピレーションを受けているわ。ファッションではなく、それを身にまとう女性を見るの。彼女たちが自分自身をどう表現し、ファッションをいかに楽しんでいるか──それが私たちのインスピレーション源」。

 新作は6〜8週間ごとに発売され、パレルモのチームが全キャンペーンビジュアルを担当する。コレクションはウエアを中心としているが、近い将来アクセサリー発売の可能性もあるという。

 主にオンラインでの販売だが、ポップアップなど顧客と直接やり取りするためのさまざまな方法を計画している。「私はポップアップが好きなの。コレクションを購入したいと思う人たちに会うことはとても重要。あいさつもしたいし、顧客と話すことでフィードバックも得られる」とパレルモは述べる。

 「オリビア パレルモ コレクション」は彼女が初めて単独で行う事業だ。パレルモは以前にも「カール ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)」「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」「アクアズーラ(AQUAZZURA)」、米百貨店のノードストロム(NORDSTROM)を含む計10のファッションラインをコラボレーション製作しており、彼女のチームによると累計1900万ドル(約20億7000万)を売り上げたという。

 パレルモは「この10年間、さまざまなコラボレーションに取り組み、その一部始終から学ぶことができて幸せだった。また、ここ数年をかけて、モデルの仕事と生産から自身のブランドのための素晴らしい戦略を見つけた」と振り返った。

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

ユニステラのツイッターアカウントが変わりました 最新情報は をチェック! 20日(水)には 14時~:東京工業大学地球生命研究所・三島ホールにてDr. Franck Marchis (SETI Institute & Unistellar) セミナー 17時半~:代々木公園ケヤキ並木通りでデモ街角観望会

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サステナビリティって何? 専門家が答えます。 連載Vol.6 元祖行動するデザイナーのキャサリン・ハムネットがファッション業界での孤独な闘いを語る

 サステナビリティに取り組まない企業は存続できない――といわれる一方で、具体的に何をどうしたらいいのかわからないという声も聞く。そこで「WWDジャパン」11月25日号では、特集「サステナビリティ推進か、ビジネスを失うか」を企画し、経営者やデザイナー、学者に話を聞きその解決策を探る。今回はファッションデザイナーのキャサリン・ハムネットに話を聞く。

WWD:今回イベントのための来日をキャンセルしたのはなぜ?

キャサリン・ハムネット(以下、ハムネット):来日をキャンセルしたことに関して、大変申し訳ないと思っている。日本の台風による災害をはじめ、深刻な気候変動を目の前にサステナビリティを語るために飛行機に乗り、1.5トンもの二酸化炭素をまき散らして日本に向かうことはできなかった。その行動自体がサステナブルではなく、解決すべき問題を自ら遅らせることになる。それは、偽善者のすることで正当化できないと思ったから。

WWD:自身が環境問題をはじめ社会問題に対する意識を持ち始めたきっかけは?

ハムネット:セントマーチンズ美術大学(CENTRAL SAINT MARTINS)でファッションを学んだ後、ビジネスをスタートさせた。世界で一番のファッションデザイナーになりたいと思い、それを実現させた。それが正しいことであるという確信を得たいと、1989年にアパレルや繊維業界が環境・社会に与えている影響をリサーチした。その結果、悪夢のような状況だと分かった。ファッションという巨大産業が地球上の全ての生命を脅かすことが分かったのだ。

WWD:サステナビリティに関するファッション業界の問題は何か?

ハムネット:コットンやポリエステル、ナイロン、アクリル、デニム、PVCなど、あらゆる素材の製造や加工がもたらす環境や生態系へのダメージ。サステナブルと言われているビスコースもレンチング社以外のものは環境破壊をもたらす。発展途上国の衣料生産労働や綿花栽培農家などは業界における奴隷のようなものだ。

WWD:持続可能なファッションとは?

ハムネット:ファッションは常に私たちと共にある。なぜなら、それは人間的な活動だから。ファッションは自分が誰であるかを表すと同時に、仲間を引き付けるものでもある。ファッションは地球上で最も大きな産業の一つだが、私たちが知っているこの世界が存続するためには今までとは違う方法を取るしかない。あらゆる生き物に害を与えない産業になるべきだ。

WWD:何年も前からエシカル、サステナブルを打ち出しているファッションブランドがあるが、一般に広がらない理由は?

ハムネット:商品自体に魅力がないことと、劣悪な労働環境で作られたファストファッションとの競争が理由だと思う。

WWD:サステナブルな活動をしているブランドやデザイナーで注目しているのは?

ハムネット:「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」はもちろんだけど、彼女に続くデザイナーが各地にいる。ニュージーランドの「マギー マリリン(MAGGIE MARYLIN)」やロンドンの「フィービー イングリッシュ(PHOEBE ENGLISH)」「リチャード マローン(RICHARD MALONE)」「クリストファー レイバーン(CHRISTOPHER RAEBURN)」「アルワイヤ(AHLUWALIA)」、ニューヨークの「マラ ホフマン(MARA HOFFMAN)」、シューズはフランスの「ヴェジャ(VEJA)」。

WWD:サステナビリティの鍵となることは何か?

ハムネット:サステナブルを促進するか、この地球を失うか……。一人ひとりがどのように消費するかの判断が地球の未来を左右する。現代の消費者は、より意識を持った消費をするようになった。生物が存在する地球の未来を私たち人間が背負っているとしたら、消費者は自分の消費がどのような結果や変化をもたらすか意識せざるを得ない。

WWD:自分が生活する上でサステナビリティに関して気にかけていることは?

ハムネット:ハイブリッドカーを運転し、歩いて仕事に行き、オーガニック食品を食べ、リサイクルし、サステナビリティという言葉を広げること。

WWD:日本におけるサステナビリティは、欧米に比べるとかなり遅れている。情報が少ないのはメディアの責任でもあるが、消費者の意識が低い。消費者の意識を変えるには何をするべきか?

ハムネット:われわれが愛している今の生活と世界は、私たちが正しい決断を下せるかどうかに懸かっているということを伝える必要がある。私たちの消費の仕方が、地球の未来を決めるのだ。

WWD:究極のサステナビリティとは?

ハムネット:消費や行いが、あらゆる生き物に一切害を与えないこと。

キャサリン・ハムネットによるビデオメッセージ

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ダイナック、「グッドスプーン」カームデザインと資本業務提携。若者向け業態開発へ。

株式会社ダイナックホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:若杉 和正)は、商業・飲食店舗設計デザイン会社であり自ら飲食業も手掛ける株式会社カームデザイン(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:金澤 拓也)が10月31日に実施した第三者割当増資を引受けた。
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ダイナック、「グッドスプーン」カームデザインを子会社化。若者向け業態開発へ。

株式会社ダイナックホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:若杉 和正)は、商業・飲食店舗設計デザイン会社であり自ら飲食業も手掛ける株式会社カームデザイン(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:金澤 拓也)が10月31日に実施した第三者割当増資を引受けた。
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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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編集長は先週何した? 「プラダ」の花束、「ロエベ」と「バーバリー」の銀座新店、ベイクルーズ発のレモンケーキ

 こんにちは。「WWDジャパン」編集長の向(むこう)千鶴です。毎週どこかでセミナーをしておりますが、これは自分にとって重要な時間。誰かに伝えて理解を得ようと必死に話すことで自分の頭の中が整理されるからです。サステナビリティの話題は特にそう。多くの人がそうだろうから、集まって話す場を作りたいな、と考えております。

11月11日(月)
専門学校でアツめにトーク

 名古屋から名鉄線に乗って知立(ちりゅう)へ。中部ファッション専門学校で春夏トレンドセミナーを行いました。こちらの学校にはなんともう15年近く、定期的におじゃましています。最初に会った学生さんは30代になっているのか…。頑張って仕事しているかな?

 トレンドセミナーと言っても今シーズンの話題はサステナビリティが中心。それがいかにファッションビジネスと深くつながっているか、について力説しました。小難しい話も多いので伝わるかな?と手探りで、反応を確かめながら話していたことが伝わったみたいで、最後に一人の学生さんが「私たちそれぞれに考えています」とまっすぐこちらを見て言いました。とても優しい口調で。そうか、そうだよね。大人より若い皆の方が環境問題や服の廃棄問題などについて考えているくらいだよね。話してよかった!

11月12日(火)
サステナビリティのセミナーへ

 サステイナブル・アパレル連合、通称SAC(Sustainable Apparel Coalition)が行うセミナーに参加しました。SACは米国で発足した団体で、メーカーや縫製工場、素材メーカーなどが加盟しています。今回は、SACが作った「ヒグ・インデックス」という環境や労働に関する企業の取り組みを数値化する指標とツールについてのレクチャーでした。

 ポイントは「透明性」。水の使用や廃棄物管理、エネルギー使用、温室効果ガス排出などに関して数値化し、公表してゆくとはまさに言うはやすし。でも、やらねば。皆で実行しようよ!と、というお話です。私たち地球の住人は、もう後戻りはできませんからね。SACのマリアナ・シェンさんは何度も「ジャーニー」と言う言葉を使っていました。まさに終わりなきジャーニーです。

 事例紹介ではアシックスとファーストリテイリングの2社の話も聞きました。グローバルに展開(販売も生産拠点も)することは、指標の統一と言う点から見てもとても大変です。でも登壇する皆さんはとてもポジティブ。新しい価値を作るって人をポジティブにさせると、サステナビリティの取材をするたびに思います。

11月12日(火)
ベイクルーズの皆さんと会食

 ベイクルーズの方たちとの会食へ。楽しくディープに話し込んだ後にほっこりするお土産をいただきました。「瀬戸内レモンケーキ ボン ヴィヴァン」。ふわふわのスポンジの中に甘酸っぱいレモンのジュレが入っています。奇をてらわない素直な味が好きです。イラストの箱も可愛くてお持たせによいですね。12月から渋谷ブールアンジュで発売するそうです。

11月14日(木)
YKKにファッションロー取材

 12月にファッションと法律に関する特集を組む予定で、この日は担当の平川記者とYKKへ。模倣品との戦いを取材しました。世界に通用するブランドを作り、守るってこういうことなのだ、と学びました。特集、おもしろくなりそうです。

11月14日(木)
「ロエベ」の新しい銀座店
オープニング

 銀座に新たにオープンした「ロエベ(LOEWE)」の旗艦店のオープニングへ。「カサ ロエベ 東京(CASA LOEWE TOKYO)」という名前の通り、(超おしゃれな)友人の家に遊びに来たみたいな気分になる店です。ぬくもりのあるラグやタイル、クラフトの籠の中に飾られた植物、少々グロテスクな大きいカエルや鳥の置物などの装飾と、商品である服やバッグがリンクして独特の世界を作り上げています。自分が10代だったらこの空間にハートを鷲づかみにされて憧れ、貯金をして頑張って買い物をしたくなっていたと思います。帰り道に並木通りで空を見上げるとすっかり冬空でした。

11月14日(木)
最新号と今日のおやつ


 
 11月18日号は「バッグ&シューズ特集」。素材も色も柄も、自然を感じるデザインがあふれるアクセサリーの傾向を分析しています。カバーオンカバーは「ランバン(LANVIN)」。ブルーノ・シアレッリ(Bruno Sialelli)へのインタビューが読み応えあります。おやつは副編集長からもらったベトナムコーヒー。体重増加中なのでスイーツはなしです。

11月14日(木)
「プラダ」の花束を持って帰る

 「プラダ(PRADA)」がプレ・スプリング・コレクションの一環として青山店で期間限定のフラワー・スタンドをオープンする(18日で終了)とのリリースが紫色のチューリップの花束とともに届きました。無造作にくるんだペーパーがおしゃれだからそのまま抱えて帰りました。いろいろあっても(なくても)、でっかい花束を抱えて帰ればオールオッケー!ですね。

11月15日(金)
「バーバリー」銀座店の
移転改装オープンへ

 「バーバリー(BURBERRY)」の銀座店が移転リニューアルオープンしました。リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)による新コンセプトを導入したアジアの一号店で、外装も内装もピスタチオグリーン。さらに、銀座の中央通りのフラッグも、銀座駅の柱回りも、銀座松屋の外壁一面も全部、この「バーバリー」のピスタチオグリーンで模様替えしており、まさに銀座ジャックです。

 ピスタチオグリーンも、他店舗でキーカラーに採用しているピンクも可愛いだけではなく、「バーバリー」のトレンチコートが映える色。よく考えられています。店にはいたるところにティッシが好きな大きな瞳のバンビがいます。う~~、連れて帰りたい……。

 ちなみに、正式オープン日が17日なのは、ティッシのラッキーナンバーが17だから。さらにちなみに、ティッシが「バーバリー」デビューをした時のショーの日時も17日で、同日にスタートしたポップアップも17時スタートでした。イタリアの人は縁起を担ぐと聞きますが、ビジネスを左右するショーやショップのスケジュールにも反映するとは徹底しています。

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「サステナビリティはオプションではない。必須事項だ」 by フランソワ・アンリ・ピノー

フランソワ・アンリ・ピノー=ケリング会長兼最高経営責任者

 サステナビリティはオプションではない。必須事項だ。(Vol.2107 2019年10月28日号)

The WORDS
ファッション業界人の残した名言を日々の糧に。デザイナーやバイヤー、社長、編集長らの心に響く言葉をお届け。

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

11/21 の 解禁に合わせてボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー・ティエリー・マルクス スペシャルエディション 2019 が登場するそう😊✈️🍷 解禁日に今年もご提供します、JALのボージョレー・ヌーヴォー| PRtimes by

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