美容誌が選ぶ2019年下半期のベストコスメ発表 資生堂や「ランコム」の新知見美容液、「NARS」などが上位にランクイン

 恒例の各美容誌のベストコスメが出そろった。各誌のランキング上位には資生堂「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」の「ル・セラム」や、「ランコム(LANCOME)」の「ジェニフィック アドバンスト N」といった既存人気製品の進化版や「NARS」の「ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション」などが共通してランクインした。

「美的」

 小学館の「美的」2019年上半期ベストコス大賞総合1位に輝いたのは、「クレ・ド・ポー ボーテ」の美容液「ル・セラム」、2位にブースター美容液「ランコム」の「ジェニフィック アドバンスト N」、3位に「NARS」の「ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション」、4位に昨年2位にランクインした「シャネル(CHANEL)」のハイライター「ボーム エサンジェル トランスパラン」、5位に「オバジ(OBAGI)」のビタミンC美容液「C25セラム ネオ」がランクインした。

「ヴォーチェ」

 講談社の美容誌「ヴォーチェ(VOCE)」の2019年下半期ベストコスメでは、スキンケア部門最優秀賞に「ランコム」の「ジェニフィック アドバンスト N」、優秀賞に「アルビオン(ALBION)」の化粧水「フローラドリップ」が選出された。また、メイク部門では最優秀賞に「NARS」の「ナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーション」がランクイン。優秀賞に「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」の「ルージュ エッセンシャル シルキー クリーム リップスティック」が選出された。

「マキア」

 集英社の美容誌「マキア(MAQUIA」19年下半期ベストコスメのベスト・オブ・ベスト大賞には、「ランコム」の「ジェニフィック アドバンスト N」が選ばれた。ベスト・スキンケア部門には「クレ・ド・ポー ボーテ」の「ル・セラム」、ベスト・メイクアップ大賞に「マキアージュ(MAQUILLAGE)」の高密着ジェリーファンデーション「ドラマティックジェリーコンパクト」が選出された。

「美ST」

 光文社の「美ST」の19年下半期ベストSST(シワ・シミ・タルミ)コスメ大賞ではスキケア大賞に「ランコム」の「ジェニフィックアドバンスト N」、メイク大賞に「SHISEIDO」のリキッドファンデーション「シンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション」が選出された。シミ大賞に「ハク(HAKU)」の「ボタニックサイエンス」、シワ大賞 「クレ・ド・ポー ボーテ」の「セラム リッサーリッズS」たるみ大賞にたるみ大賞 「ポーラ(POLA)」の「B.A グランラグゼⅢ」が選ばれた。

 「WWDビューティ」2019年12月23日・1月6日合併号では、美容ジャーナリストや美容家、百貨店化粧品バイヤー、ヘア&メイクアップアーティスト、美容編集者などの50名を超える選考委員の協力を得て、19年下半期(7月~12月)に発売された製品を対象にしたベストコスメ18部門を発表。こちらもぜひチェックを!

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「アンディフィーテッド」から来年30周年を迎える“エア マックス 90”のコラボモデルが登場

 「ナイキ(NIKE)」とロサンゼルス発のスニーカーショップ「アンディフィーテッド(UNDEFEATED)」が、来年で誕生30周年を迎える名作スニーカー“エア マックス 90(AIR MAX 90)”をベースとしたコラボモデルを発表した。

 シルエットはそのままに、ヒールに「アンディフィーテッド」の象徴的なロゴ“ファイブ ストライク(FIVE STRIKE)”を大胆に配し、シューレースにあしらわれているデュブレにはコラボを象徴する“UNDEFEATED”の文字が刻まれている。

 ホワイトとブラックをベースにディテールをブルー、グリーン、レッド、イエローとした全8色展開で、ホワイト&イエローとブラック&レッドの配色のみベビーとキッズサイズも用意する。価格は1万5000円で、キッズサイズは9000円、ベビーサイズは7500円。12月27日から「アンディフィーテッド」各店舗で限定販売され、30日からホワイト&ブルー、ブラック&ブルー、ホワイト&イエロー、ブラック&イエローの配色は公式アプリ「NIKE SNKRS APP」でも販売される。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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石一つ一つの個性を大切にするジュエリー「クニエリカ」の魅力

 カラフルな色石を用いたジュエリー「クニエリカ(KUNIERIKA)」が11月末に東京・表参道で展示会を開催し、メダルをモチーフにしたジュエリーやイエローダイヤモンドのリングなどの新作が登場した。同ブランドの魅力は、石の個性を大切に顧客一人一人に合わせた丁寧な物作りだ。石留めの仕方などディテールにもこだわったデザインは職人泣かせだという。「クニエリカ」の廣村晋江デザイナーに新作やクリエイションについて話を聞いた。

WWD:新作にメダルのモチーフを使用したのは?

廣村晋江(以下、廣村):仕事や家事などいそがしい毎日を送る女性に、誰もメダルをくれない。そんな頑張る女性にメダルを贈りたいと思った。石を選んでもらってのオーダーも可能で、パールのネックレスは80cmのオペラだが、着ける人の身長に合うようにアレンジする。1カ月半~2カ月程度と納期も比較的短い。

WWD:サファイヤやガーネットなどの色石のほかにイエローダイヤモンドが加わったのは?

廣村:大学時代の友人が、香港にあるベルギーのダイヤモンド商のところで働き始めた。そこの4代目オーナーに私の制作活動を伝えたところ、イエローダイヤモンドを出してきて、好きな石を選んでいいと言われた。ダイヤモンドというと格付けを気にする人が多いが、カラーダイヤモンドはそれだけでない。だから相性がいいもの6石を選んで購入したのがきっかけだ。

WWD:イエローダイヤモンドというと通常かなり高額だが?

廣村:これは「クニエリカ」だから出せる価格帯。ファンシービビッドイエローの脇石にはブルートパーズを使用した。通常このような組み合わせはしないが、黄色と水色が引立て合うと思ったから。好きな石を好きなように選んでデザインしてみた。

WWD:今後どのようなものをデザインする予定か?

廣村:カラーダイヤモンドにはとても興味がある。業者のところで眠っているデッドストックの石を使って一点モノを作りたい。石自体はとてもきれいなのに、1石しか残っていないなどの理由で通常の流通にのらないものがある。

WWD:リフォームなどのサービスも行っているようだが?

廣村:祖母や母親が持っていたジュエリーをそのまま眠らせておくのはもったいないので、積極的に顧客にはリフォームを勧めている。顧客一人一人と話しをしながら、どのようにリフォームするかを話すのが楽しい。古いケースに入れて持ち込まれるので、リフォームが仕上がったらオリジナルのケースに入れ替えて手渡すようにしている。

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時計担当がついに高級時計を買うってさ

 「えっ、時計担当なのに時計買わないんですか?」――時計担当になって1年半、だれということもないんですが、だれかから“確実に”そう言われているような気がしていました……。ファッションニュースを伝える身として、新たなブランドや技術、サービスに飛びつく好奇心は常に持ち合わせていますが、大きな買い物とあっては内なる声に従わざるを得ません。そして、オールドルーキーな僕でもアドバンテージを取れる分野が好ましい。そこで選んだのがビンテージです。

 前職の「セカンド(2nd)」編集部(えい出版社)では、アメリカントラッドに魅了されました。そして「セカンド」的に、身に着けるべき時計は2つだけでいいと断言しました。それが「ロレックス(ROLEX)」の“バブルバック”と「カルティエ(CARTIER)」の“タンク”です。“バブルバック”は1930〜50年代に生産された「ロレックス」の自動巻き時計の総称で、完全防水を実現するために大きくなったムーブメントなどを収めるために、ケースバックが泡のようにふくらんでいることから名付けられました。文豪アーネスト・ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)が愛した逸品として有名です。一方の“タンク”の誕生は17年で、100年以上の歴史を持ちます。そのデザインソースは意外にも戦車(タンク)。第1次世界大戦を終結に導いた平和の象徴、また不戦の誓いとして表現されたとか。同時にアールデコの代表作でもあります。そして“タンク”は同じく小説家のトルーマン・カポーティ(Truman Capote)が愛用しました。

 どちらもいつかは手に入れたいと思っていましたが、ちょっとでも上品かつ知的に見えたら……という下心もあり、僕は“タンク”を選びました。

 相談したのは東京・吉祥寺の「江口時計店」です。2016年のオープンで、店舗はガラス張りのリペア工房を入れて約66平方メートル。修理技師が3人在籍しています。古着ディーラーを16年間務めた江口大介さんがオーナーのため、店内には時計以外に「バーバリー(BURBERRY)」のビンテージコートや「エルメス(HERMES)」のビンテージシャツなども並びます。

 肝心の時計はというと目当ての「カルティエ」を筆頭に、「ロレックス」「オメガ(OMEGA)」など1950~70年代のアイテムを中心にラインアップされています。江口オーナーは、「60年以前の時計には個性的な“顔”が多いんです。その後は量産の時代となり、この転換期のデザインがおもしろいんですよね」と話します。時計は月に1度、香港などで主に欧米のディーラーから買い付けるそう。

 来店客の男女比は6:4で、30~60代と世代は幅広いです。平均販売価格帯は30万~40万円台。「女性客は“タンク”指名の方が多いです。20~30代の比率が増えていますね。だから当店では常時100本はストックするよう努めています。ただ最近は、状態のよいものが出にくくなっています。男性客の人気は『ロレックス』『オメガ』ですね。ただしスポーツタイプではない、シンプルなものをセレクトするようにしています。それが当店らしさです」。

 江口時計店では、修理も買い取りも受け付けています。そのためリピーターが多いの特徴。「高級時計って、一生のうちに1本買うかどうかだと思います。だから当店でじっくり悩んでほしいんです」と江口オーナー。店内にはアンティークの椅子やテーブルが備えられ、平均滞在時間は2時間ほど。ブランドやアイテムの説明からケアの仕方まで、江口時計店では接客を通じて時計の魅力を伝えています。最近は、結婚指輪の代わりにビンテージ時計を贈り合う20代のカップルも多いのだとか。僕も2時間しっかり悩ませてもらい、1本を選びました。

 80年代製の手巻きの“マストタンク”で、文字盤はアイボリー&黒のローマ数字の組み合わせ。同モデルはダイヤルデザインが豊富ですが、「アイボリーが一番人気」なのだとか。ケース径は“LM”と呼ばれる24×31mmで、いわゆるメンズサイズ。りゅうずに付いた青の合成スピネルがアクセントになっています。デッドストックに近い状態で、価格は27万8000円。高級時計デビューとしては、ちょうどよいのではないかと。“アメトラマン”らしく、紺ブレ&オックスフォードB.D.シャツの手首にさりげなくプラスしたいと思います。

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伊コンデナストがミラノに初のストアをオープン カフェも併設

 伊コンデナスト(CONDENAST)はイタリア・ミラノの本社1階に初となる店舗「FRAME(フレーム)」を仮オープンした。ルイージ・カドルナ広場に隣接する同店の総面積は約250平方メートルで、店内にはカフェ、ショップ、イベントスペースを構える。正式なオープンは2月で、“体験型ストア”と位置づける。

 カフェの運営はミラノの有名ペストリー「サンカルロ(San Carlo)」が行い、月曜から土曜の午前7時から午後10時まで営業する。ショップではコンデナストが扱う媒体や他ブランドの限定アイテムが買えるほか、これまでのアーカイブも提供する。

 店舗設計を手掛けたのはミラノを拠点とする建築スタジオのロカテッリ パートナーズ(Locatelli Partners)で、しっくいの天井と暗色のフローリングに鉄と大理石のディテイルが用いられている。「このプロジェクトでイタリアとミラノを象徴する企業であるコンデナストのアーカイブを通して、外の世界と出版の世界との間につながりを作りたかった」とマッシミリアーノ・ロカテッリ(Massimiliano Locatelli)同社創設者は語った。

 エットーレ・モチェッティ(Ettore Mocchetti)氏の後任で、「アーキテクチュラル・ダイジェスト(Architectural Digest、以下AD)」と「コンデナスト・トラベラー(Condé Nast Traveller)」両方の編集長就任を1月に控えるルカ・ディーニ(Luca Dini)伊コンデナスト・エディトリアル・ディレクターによれば、「フレーム」には同社の各媒体と読者の交流を活性化する役割があるという。

 同氏は「バニティ・フェア(Vanity Fair)」主催の俳優のトークイベントや作家の朗読会、音楽パフォーマンス、「AD」の「ミラノデザインウィーク(MILANO DESIGN WEEK)」中のイベント開催、「ラ・クッチーナ・イタリアーナ(La Cucina Italiana)」によるシェフとの試食会をその例として挙げた。

 フランチェスカ・アイロルディ(Francesca Airoldi)伊コンデナスト・チーフ・マーケティング・オフィサーは「フレームは顧客中心の空間であり、顧客に届ける体験の主役となるのはコンテンツだ。他企業と協力して体験を創り出し、雑誌、ソーシャルメディア、Webサイトなどわれわれが持つプラットフォームによってコンテンツの幅を広げていく」とコメントした。

大根田杏(Anzu Oneda):1992年東京生まれ。横浜国立大学在学中にスウェーデンへ1年交換留学、その後「WWD ジャパン」でインターンを経験し、ファッション系PR会社に入社。編集&PRコミュニケーションとして日本企業の海外PR戦略立案や編集・制作、海外ブランドの日本進出サポート、メディア事業の立ち上げ・取材・執筆などを担当。現在はフリーランスでファッション・ビューティ・ライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を行う。

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韓国顧客満足度ナンバーワンの美容整形外科「バノバギ」院長が語る韓国美容医療トレンド

 韓国で圧倒的な知名度と人気を誇る美容整形外科医院「バノバギ(BANOBAGI)」クリニック。江南(カンナム)地域に整形外科医院と美容皮膚科医院を抱え、最近は日本の来院者も増えている。また、日本では銀座のビアンカクリニックと提携しているほか、オリジナルブランドのスキンケアはサイバーエージェント(CYBERAGENT)が展開するアベマTV(ABEMA TV)の韓国コスメ通販番組、「カンコスホリック」で取り扱っている。

 「バノバギ」クリニックの皮膚科医院を率いるバン・ジェヨン院長に最近の韓国の美容医療トレンドや、オリジナルブランドのこだわりを聞いた。

WWD:美容医療先進国の韓国で人気ナンバーワンの実績だが、そこまで支持を得ている理由は。

バン院長(以下、バン):「バノバギ」は美容皮膚科と整形外科が一緒になっているクリニックの中では、韓国でナンバーワンの売り上げと知名度を誇る。整形外科は1日250〜300人ほど、皮膚科は50〜100人ほどが来院している。先生の腕はもちろん、「バノバギ」の哲学に共感してくれる人が多いことが人気につながっているのだと思う。テレビに出ているような芸能人に憧れる人が多いので、昔はそういった「理想の顔」に合わせて整形手術をしていたが、それだとみんな同じ顔になってしまう。韓国で“江南美人”という言葉があるが、それはみんなが同じような顔を目指して整形をしたからだろう(江南地区には多くの美容整形外科が存在することに由来する)。でも「バノバギ」では、一人一人の個性を生かしながら美しくすることをポリシーに掲げている。

WWD:最近人気の治療は?

バン:皮膚科の施術だとエイジングケア系の治療が一番有名。中でも最も件数が多いのはサマジーとウルセラというレーザー。2つのレーザーは10年以上の歴史があるので、非常に安定していて効果も高い。ウルセラは顔に少し脂肪がついている方向け、サマジーは脂肪がなくともリフトアップしたい人向け。そのほかピコレーザーも人気だ。最初は入れ墨を除去する目的で使われたが、毛穴の開きや肌表面のテクスチャーの改善、色素治療についても効果があったので、いろいろな研究で使い道を広げているところ。整形だと輪郭手術とあご削り。どちらも「バノバギ」の得意分野でもあり、日本人のお客さまからも信頼されている。

WWD:韓国がここまで美容医療界のリーダーになったのは?

バン:まずは手術の件数が多く、クリニックも多いので競争が激しい。そうすると自然と技術も上がってくる。また韓国人の国民性もあると思うが、医者の研究心と好奇心が強い。アメリカ人と日本人は研究の安全性を一番に求め、ある意味慎重だという。それに対し、韓国は効果を求める。だからこそ新しい施術や技術が次々と生まれる。そして韓国人は新しいものに挑戦することを好むので、韓国でしか受けられない施術も多い。例えば水光注射やシンデレラ注射も韓国から生まれたものだ。

WWD:韓国人の肌悩みやニーズの傾向は。

バン:日本も一緒だと思うが、20〜30代女性は敏感肌で悩んでいる人が多い。生まれつきの人もいれば、外的刺激などで後天的になった人もいる。さまざまなタイプや症状があるので、治療は必ずしもレーザー治療とは限らない。間違った化粧品の使い方で肌のバリア機能を崩している人も多いので、まずは化粧品の使い方についての指導をし、その後にその人にあった化粧品をアドバイス。その次に飲み薬や塗り薬を処方し、もっと効果的な治療があればレーザーなどクリニックでの施術を案内している。いずれにせよ炎症を起こし敏感になってしまった肌はきちんと管理しないと悪化していく一方なので、丁寧に診る必要がある。

WWD;日本では若い人がプチ整形することが増えていおり、整形の口コミアプリも人気。韓国ではどうか?

バン:韓国でも同じ。プチ整形への抵抗が弱くなっているので、手を出す人が多い。韓国では大学受験が終わると整形をする人も多い。中でも二重形成や鼻の手術が人気。ほか涙袋形成や唇をふっくらさせるものの需要が高い。

WWD:オリジナルコスメを作った理由は。

バン:韓国では現在、ドクターズコスメが増えている。例えばいま人気の「ドクタージャルト(DR .JART)」は、実は兄のバン・ジェサン院長(整形外科の医院長)の先輩が作ったブランド。われわれは市場を長年見てきて、さらに皮膚治療にも携わってきたから、プロが提案するスキンケアの需要があることは知っていた。また、韓国では“ケミカルフォビア”という言葉ができるくらい、悪い成分に対しての偏見がある。実は以前、加湿器から肺に悪い成分が出るという事件があり、それ以来肌に悪い成分に対しての警戒心が日本より高い。だから成分を調べるアプリも人気だと思う。「ファへ」はアプリの人気ラインキングで1位を取ったほど。われわれは成分についても詳しいので、敏感肌の人でも使うことができつつも高い効果を誇るものを作っている。敏感肌向けに開発した「ミルクシスル」ラインは、メチルパラベン、エチルパラベン、ベンジルアルコールといった一般的なフェイスマスクに含まれる化学成分を使用しておらず、「ファへ」でも高い評価を得ている。生産はもちろん全て韓国で行っている。

WWD:今後の目標は?

バン:2019年は日韓関係でいろいろあったので、日本市場には目を向けていたものの、政治的な影響でプロジェクトをストップせざるを得なかった。20年からは、日本での認知度をさらに高めたい。よりグローバルな展開をするために、さまざまな広告を展開する。また現在「バノバギ」は30代のお客さまが多いので、今後は若い人向けのコスメも開発していきたい。

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松戸vs町田。集客力が高いのは?←2019年商業施設回顧(郊外編)

 2019年も東京をはじめとする大都市都心部だけではなく、郊外にも大規模なショッピングセンターが多数建設された。その中で、どちらも鳴り物入りで開業した、千葉県松戸市の「テラスモール松戸」は集客がままならず、東京都町田市の「グランベリーパーク南町田」は非常に好調だ。どうして差が出てしまったのだろうか。
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コンサバフェミニンの「バビロン」がカジュアル業態を開発 今春、都心ファッションビルに1号店

 アダストリアの子会社エレメントルールは2020年春、「バビロン(BABYLONE)」のセカンドラインとして「ル フォワイエ(LE FOYER)」を立ち上げる。「ユリナカワグチ(YURINA KAWAGUCHI)」手掛ける川口ユリナをディレクターに起用し、「バビロン」にはあまりないカジュアルアイテムや雑貨を、より買いやすい価格でそろえる。まずは都心のファッションビルに出店し、今後は地方の駅ビルやSCにも出店を目指す。

 「30代のOLをターゲットにしているコンサバフェミニンの『バビロン』は、都心のマーケットにははまるが、地方・郊外の立地にははまりにくかった」と、樋口和之バビロン営業部長。ただし、「地方・郊外だけがターゲットではない。フェミニンなカジュアルスタイルを欲している人は都心にもいる」として、「バビロン」店舗との相互送客を見込んだ出店も行う。

 アパレルの他、コーヒーやお茶、お菓子などの食品雑貨も扱う。中心価格は、ワンピース9800円、ブラウス6900円。想定客単価は1万3000円と、「『バビロン』の半分」という。アパレルは8割がオリジナルで、軸のアイテムとして押すのはデニムパンツ。ベーシックアイテムが豊富だが、一方で「自分のためにおしゃれをしている人って、実はアパレル業界で働いている人を除くとほとんどいない。だからこそ、この価格帯だと(あまり着ないテイストなどにも)チャレンジしてみようという気持ちになるはず」(川口ディレクター)と、鮮やかなプリントワンピースやシアーなコートなど、遊び心のあるアイテムもそろえる。

 1号店は都心型ファッションビルに出店し、売り場面積約100平方メートル。「生活雑貨などの反応を見ながら、今後の出店先は考えていく」(樋口営業部長)。

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JASPAにビューティ業界から初の理事誕生 美容部員の地位向上のために必要なこととは

 訪日外国人客が年々増加し、お客のニーズが多様化する昨今。プロフェッショナルな販売員・美容部員の重要性はさらに増していく一方で、販売員・美容部員への理解不足からネガティブなイメージが持たれるのも否定できない。そんな状況を改善しようと、ファッション販売員の地位とスキルの向上を目的に2016年に設立されたのが、一般社団法人日本プロフェッショナル販売員協会(JAPAN SALES PROFESSIONALS ASSOCIATION 以下、JASPA)だ。今年は、ビューティ業界から初の理事として日本ロレアルのフィリップ・アルシャンボー副社長が就任した。これにより、JASPAはファッションの販売員だけでなく美容部員と相互に地位を高めるサポートに注力していく。

WWD BEAUTY(以下、WWD):ビューティ業界から初の理事に就任した経緯について

フィリップ・アルシャンボー理事(以下、フィリップ):日本のビューティ市場やラグジュアリーファッション市場は今、とても盛り上がっている状態だ。しかし高齢化社会により働き手となる若年層は減る一方。そんな中、JASPAのように販売員の教育をサポートする機関があることはとても重要だ。日本ロレアルでは、4年前にビューティアドバイザーラブアンドケアプログラムを立ち上げ、美容部員の地位向上のために給料アップや福利厚生の改善のほか、労働環境改善を進めてワークライフバランスを保たれるようにしている。これにより、退職率も下がってきているという結果につながった。JASPAとは考え方や施策などが、ロレアルが掲げているものに共通している部分が多かった。これからはファッション、ビューティの店頭スタッフが相互にメリットとなるような関係を構築していきたい。

WWD:互いにどんな点が生かせると考えているか。

フィリップ:ビューティは圧倒的にお客さまの人数が多く、忙しいお客さまだと20分ほど、タッチアップをしても長くて45分ほどの接客だろう。美容部員から販売員が学べることは忙しいときに効率よくマネジメントを行えることだ。一方で、ファッション業界はストーリーテリングにとても優れている。ランウエイではデザイナーの込めた思いや情熱を伝えることができる。ビューティは製品数が多いため、ブランドストーリーよりも製品よりになってしまう。百貨店のラグジュアリーブランドで化粧品を購入するお客さまは、製品の良さはもちろんブランドストーリーにも憧れている部分もある。世界観をしっかり伝えることを販売員から学べるのではないか。

WWD:理想とする美容部員・販売員像について。

フィリップ:基本的なことだが製品知識があることは大事。今はインターネット上でさまざまな情報が流れているが、必ずしも正しいものだとは限らない。プロとして正確な製品や肌の知識を持つことが必要である。日本ロレアルでも共感できる接客を大切にしており、オンラインでは手に入れられないようなプラスアルファの価値を提供できる接客に注力している。お客さまに本当は何が必要なのかを分析する力が重要である。

WWD:日本と海外との美容部員・販売員の違いについて。

フィリップ:日本の接客はコンビニでもホテルでもどこでも、素晴らしいおもてなしが大前提にある。例えばフランスでは、場所によってサービスのレベルが極端に変化する。しかし、お客さまと一定の距離感を超えてはいけないという日本のマニュアル的な接客に比べ、フランスはパーソナルな接客が得意であり、距離の近い接客ができる。距離が近い分、記憶に残る接客が可能だ。日本ロレアルでは今年からサービスリテールアカデミーを行っており、おもてなし精神を守りつつも自分らしい個性を出した接客に挑んでいる。

WWD:理事としてこれから取り組んでいきたいことや意気込みは。

フィリップ:ロレアルとしてはどのブランドにも共通して、今の時代に合ったトレーニングを提供することが大事だろう。JASPAでは、論文や推薦状の書類審査や適性検査のある販売員のための新資格制度を来年から始める。ビューティでも、クオリティーの高い美容部員に対する独自の資格制度を設けることが役割だと考えている。そのためにも、ビューティ業界からJASPAの参加者を増やしていきたい。会社やブランドの顔である美容部員を支えていくことにこれからも注力する。

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