KDDIが仕掛ける“渋谷5G時代” 幕開けを記念するパーティーに豪華ゲストが続々

 KDDIは1月24日、渋谷未来デザインと渋谷区観光協会と共に発足した「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」のキックオフパーティーを開催した。今年3月に本格導入される第5世代移動通信システム(以下、5G)を活用し、渋谷の街を盛り上げる同プロジェクトの幕開けを記念するパーティーの会場は、東急プラザ渋谷のセラヴィ東京だ。再開発が進む渋谷を一望できるロケーションには、各業界のキーパーソンやモデル、芸能人といったセレブリティーたちが多数来場。渋谷の街を象徴するかのようなダイバーシティーな面々が集まった。

 パーティを盛り上げたのは、国内外の有名DJたちだ。若者たちから支持を受けるLicaxxxにはじまり、“テクノゴッド”との呼び声の高いKEN ISHII、そしてエレクトロニック・グループとして有名なアンダーワールド(UNDERWORLD)の元メンバーであり、今もなおDJ、プロデューサー、レーベルオーナーとして世界で活躍するダレン・エマーソン(Darren Emerson)が登場。フードやドリンク、フォトブースと共に、グルーブ感のある選曲で華やかな空間を演出した。これまでのイメージを覆し、エンタメにおける時代の先を見据えたKDDIの姿勢を垣間見せた一夜となった。

The post KDDIが仕掛ける“渋谷5G時代” 幕開けを記念するパーティーに豪華ゲストが続々 appeared first on WWD JAPAN.com.

週末お出かけスポット デジタルテクノロジーを駆使した作家、ジョナサン・チャプリンの個展など5選

 週末にオシャレして出掛けたいスポットをお届け。今週は、デジタルテクノロジーを駆使した作家、ジョナサン・チャプリンのアジア初個展や人体に楽譜を描くヤコポ・バボーニ・スキリンジの日本初個展など5つをラインアップする。

The post 週末お出かけスポット デジタルテクノロジーを駆使した作家、ジョナサン・チャプリンの個展など5選 appeared first on WWD JAPAN.com.

成長鈍化したZOZO、ZOZOイヤーに巻き返しなるか

 ZOZO澤田宏太郎社長兼CEOの新年は、ほろ苦い幕開けだったはずだ。昨年9月12日に突然トップのバトンを創業者の前澤氏から渡された澤田社長にとって、19年10〜12月期はいわば経営者としてのデビュー戦。しかし、暖冬と増税、さらには前澤氏の”置き土産”とも言えるPGAツアーとバスキア展の大出費まで重なり、営業利益は前年同期比で42.0%減と、ZOZOにとって歴史的とも言える大幅減益を強いられた。1月31日のアナリスト向けの決算発表で”MORE FASHION”と”FASHION TECH”という経営の新基軸を宣言し、高感度ブランドの導入やテクノロジーを活用したリアル店舗支援などの方針を打ち出したものの、アナリストからは減益の理由となった暖冬への対応や具体的な巻き返し策に集中した。

 商品取扱高(GMV)の拡大に邁進してきた創業者の前澤流経営から、ZOZOの原点であった”ファッション”を軸に、リアル店舗支援なども絡ませて再成長を目指す澤田社長の新方針は、中長期的には間違っていない。大手アパレルやセレクトショップなどの多くのファッション企業にとって“ゾゾタウン支店”は、旗艦店をもしのぐ圧倒的な一番店でありながら、商品単価の下落が続き、「在庫処分のための、もはやアウトレットになっている」(ある有力セレクト)と悩みの種になっていたからだ。

 マスカスタマイズテクノロジーを軸にしたプライベートブランド「ZOZO」に加え、会員制割引サービス「ZOZOARIGATO」など、カリスマ前澤氏の従来の枠組みにとらわれない革新的なアイデアや施策は注目を集める一方で、多くのファッション企業の離反や反発を招き、カリスマならではのトップダウン方式は現場の士気の停滞につながっていた。就任からわずか3カ月で新基軸を打ち出し、社員の士気を鼓舞し続ける澤田社長ら現経営陣の奮闘ぶりには目を見張る物がある。

 とはいえ、10〜12月期の商品取扱高はわずか0.3%増にとどまり、4〜12月期の粗利益率は34.4%から33.1%と1.3ポイントも低下した。粗利率の低下は上昇するコストをGMVの増加で吸収できなかったという点で痛い。ZOZOは今年2月と10月の開設予定で大型物流倉庫を新設。物流施設は人件費の高騰も続いており、今後の商品取扱高の成長の鈍化は採算の急激な悪化を招きかねない。アナリストからは「これまで暖冬や増税の影響を決して認めてこなかったにもかかわらず、業績悪化の理由に認めたことは残念だ」という厳しい指摘も飛んだ。

 ZOZO澤田社長は“MORE FASHION”という方針を堅持しながら、これまでの成長を期待する投資家たちの期待にも応え続けなければならない。昨年12月にオープンした“ペイペイ(PAYPAY)モールZOZO支店”の好調は明るい材料だが、それを上回る成長や期待感を“ゾゾタウン本店”が見せる必要がある。澤田社長は「テクノロジーを絡めることで、ラグジュアリー・ブランドの導入や革新的なリアル店舗支援ツールの開発など、やれることは多い」と語る。2020年をZOZOイヤーにできるか。今こそZOZOの真価が問われている。

The post 成長鈍化したZOZO、ZOZOイヤーに巻き返しなるか appeared first on WWD JAPAN.com.

「ボタニスト」が西日本初となる直営店をルクア大阪にオープン 東京に次いで2店舗目

 I-neが展開するボタニカルブランド「ボタニスト(BOTANIST)」は2 月28 日、大阪・梅田にある施設「ルクア イーレ」内に「ボタニスト ルクア大阪店」をオープンする。直営店としては、東京の原宿にある旗艦店「ボタニストトーキョー(BOTANIST TOKYO)」 に次ぐ2 店舗目となり、西日本には初出店となる。

 店頭ではシャンプーやトリートメント、ボディーソープ、スキンケアといった「ボタニスト」の人気商品をはじめ、大阪店のみとなるドライフラワーやエアプランツといったボタニカル空間を彩る植物も販売する。またオープン記念として、アーティストがデザインした製品を数量限定で先行発売するほか、今まで東京店と自社EC サイトでしか取り扱っていなかったお得な特別セット(2種)を各限定100 個などを発売する。

 今回の出店に関して広報担当者は「1年半ほど前から大阪や京都への出店を考えていて、場所を探していた。今回いい場所と出合えたことで出店を決めた。基本的には東京の直営店と変わらないが、原宿の旗艦店にあるカフェは併設せずに物販のみを行っていく。大阪店ならではとして、パーソナライズシャンプー『マイボタニスト』で人気の処方を定番化して限定販売、フォトスポットの設置などを予定している」とコメントする。

■ボタニスト ルクア大阪店
オープン日:2月28日
時間:10:00~21:00
住所:大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクアイーレ2F

The post 「ボタニスト」が西日本初となる直営店をルクア大阪にオープン 東京に次いで2店舗目 appeared first on WWD JAPAN.com.

ケリングがサステナビリティ活動の中間発表 2025年の目標達成に向けて順調に推移

 「グッチ(GUCCI)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」を擁するケリング・グループは1月30日、サステナビリティ活動の中間発表を行った。これは、2017年に発表した2025年をゴールとする次世代のサステナビリティ戦略「Crafting Tomorrow's Luxury - 未来のラグジュアリーを創造する」の進捗報告で、会場は、同グループがメインスポンサーを務めるフランス・パリのグラン・パレで開催中のサステナビリティサミット「チェンジ ナウ(Change Now)」のカンファレンスルームだ。

 チェンジ ナウは2年ぶり2回目の開催で、規模が急速に拡大した。有識者によるパネルディスカッションやスタートアップ企業の活動報告といったカンファレンスに加え、スタートアップ企業がブースを出展しパートナー企業や投資家などを探す場にもなっている。

 中間発表で登壇したマリー・クレール・ダヴー(Marie-Claire Daveu)チーフ・サステナビリティ・オフィサー兼国際機関渉外責任者は「堅調な進展を遂げ、地球温暖化を1.5℃未満に抑える道筋の基礎を築いている。頼もしい成果である一方で、今後数年でさらに前進するためには、やるべきことが膨大にある」と語る。

今回、発表された主な項目は下記のとおり。

1. グループ全体の環境への影響は、15~18年の間にEP&L(環境損益計算書)の原単位で14%削減され、25年までに40%削減するという目標の実現に向けて好調に推移

2. グループの直接的な事業活動で15~18年の間にGHG(温室効果ガス)排出量を原単位で77%削減

3. グループ全体の再生可能エネルギーの使用率は67%、少なくとも7カ国で100%を達成

4. ジュエリーや時計には、100%エシカルゴールドを調達

5. 主要原材料のトレーサビリティは88%

 また、フランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)=会長兼最高経営責任者のコメントも発表された。「私たちは、法的責任の範囲外の活動も含め、ケリングの事業活動が及ぼした影響について、透明性のある報告をすることに長年取り組んできた。サプライチェーン全体に対する高い目標を立て、サステナビリティに向けた進捗を記録することで、確実に気候変動対策と社会面の便益を進展させているのを確認することは欠かすことのできない取り組みだ。新たな10年のスタートにあたり、私たちの業界は大胆な行動を起こさなければならない。私たちが自社の脱炭素化の挑戦に効果的に取り組むためには、透明性と幅広い協力が重要だ」。

 ケリングのサステナビリティ戦略はグループのラグジュアリー・ブランドを包括しており、自社の事業活動とサプライチェーン全体について73の環境重要業績評価指標(eKPI)で測る。これには、店舗、事務所・倉庫、輸送、製造・加工、原材料の生産と最終製品まで含まれる。また、目標の3本柱はケア(配慮)、コラボレート(協業)、クリエイト(創造)で、25年のサステナビリティ目標へ向けたこれまでの主な成果は下記のとおり。

地球へのケア(配慮)

・15~18年の間でグループ全体の環境への影響をEP&Lの原単位で14%削減

・15~18年の間で自社の事業活動において、グループのGHG排出量の原単位を77%削減

・再生可能エネルギーの使用率は少なくとも7カ国で100%、ヨーロッパでは78%、グループ全体では67%を達成

・15~18年の間で科学的根拠に基づく目標(SBT)として掲げるGHG排出量50%削減に対し、原単位を36%削減

・最優先事項としてGHG排出を回避・削減し、毎年残りの排出量をオフセット(相殺)することで、グループとして18年現在、自社の事業活動とサプライチェーン全体において完全にカーボンニュートラルを実現

・18年1月に、環境保護、社会福祉、トレーサビリティー、化学薬品使用、動物福祉のベストプラクティスを進める「原材料および製造プロセスに関する基準」を開発しオープンソース化。グループはすでに68%の調整を達成

・宝石や時計に関して100%エシカルゴールドの調達を達成。25年までに他の主要な原材料についてもサステナブルな調達を100%にする目標に取り組んでいる

・25年までに主要原材料のトレーサビリティーを100%にする目標に対して88%を実現

・19年5月、業界では初となる動物福祉のスタンダードを策定

・民間企業として初めて「生物多様性と生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)」と提携して、生物多様性科学を支援

・ラグジュアリー産業で初めて17年の結果を18年の統合報告で発表。また、企業の持続可能性の意義を投資コミュニティーと共有するために、19年11月に、特にグループのESG(環境・社会・ガバナンス)基準に焦点を当てた説明会を開始

人々とのコラボレーション(協業)

・18年の時点で、ケリング・グループのマネジャーの50%、全従業員の63%、エグゼクティブ・コミッティーのメンバーの33%、取締役の60%が女性。CAC40指数(ユーロネクスト・パリの株価指数)を構成する企業の中で、シニアマネジメントにおける女性の割合が最も高い企業のひとつに

・60近い国々の全ての従業員を対象に、先進的な育児休暇ポリシー(養子を含む父親、母親の育児休暇に関する規定)を策定し運用

・モデルの福利に関する憲章を策定して実施。18歳以上のモデルのみを起用

・マイクロローン、スキルトレーニング、教育を通じてサプライチェーンの地域の女性のエンパワーメントを支援

・サステナビリティとラグジュアリーファッションに特化した初めてのMOOC(大規模公開オンラインコース)をロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)と共同で開発。コースを中国語にも翻訳。これまでに、150カ国から、3万3500人を超える受講者が無料で参加

・パリの服飾学校、IFM(Institut Francais de la Mode)で高等教育・研究センター「IFM - ケリング・サステナビリティ・チェア」を開設

・次世代の職人のサポートによりラグジュアリーのノウハウとクラフツマンシップを保持。19年時点で20を超えるプログラムを開設

新しいビジネスモデルとイノベーションのクリエーション(創造)

・中国語圏で前途有望なスタートアップやテクノロジーを発掘するため、プラグ&プレー(Plug and Play)と「K Generation Award」を中国で共催。また、世界中のスタートアップ企業にも投資

・ウオッチ&ジュエリー用にサステナブル・イノベーション・ラボ(SIL)を設立。マテリアル・イノベーション・ラボ(MIL)の規模を拡大し、3800のサステナブルな生地を所蔵

・持続可能な原材料への転換をサポートするため、エシカル・ゴールド・プラットフォームなどの融資メカニズムを構築

・サプライチェーンを通して、トレーサビリティーの技術、マッシュルームレザーや環境に優しい染色など環境への影響が少ない代替材料と製造プロセスなどを試行。19年末には金属を使わないなめし方法をコレクションの24%に採用

・素材の再利用と商品の提供に、リサイクルや再生利用のオプションを取り入れるための新しい方法に注力

・ファッション業界で初めて再生農業に関するパートナーシップを締結

・ステークホルダーに対して透明性を提供するために「デジタル EP&L」を立ち上げ、ラグジュアリー業界やファッション業界に対し、自らが環境に与える影響の複雑さについて理解を進めるための基礎データをオープンソース化

・業界全体で広がる循環性を支持する姿勢に対して、消費者が製品の使い方や寿命について理解するための国際的な調査を実施

・ファッション&テキスタイル業界における主要企業が、主な環境問題に関して結束するための「ファッション協定(Fashion Pact)」を創設。59の企業が調印し、約250のブランド、産業の30%以上が参加

The post ケリングがサステナビリティ活動の中間発表 2025年の目標達成に向けて順調に推移 appeared first on WWD JAPAN.com.

【動画】WWDJAPAN ENGLISH Vol.6 商品やショップがリニューアルしたら英語でどう説明する?

 「WWDJAPAN ENGLISH」は、世界に羽ばたきたい業界人に向けた英会話番組です。「WWD JAPAN.com」にアップした記事をRIZAP ENGLISH(https://www.rizap-english.jp/) 全面協力のもと、「こんなコトが英語で言えたら!!」「あの時、フレーズが浮かばなかった!!」という、業界人なら誰もが知りたいワンポイント英語を学びます。6回目は、日本語メインの初級編。新規顧客獲得のための商品のリニューアルやリブランディグした際に使える英語の表現を学びます。動画の下には、番組中に読み上げた英語を掲載します。

資生堂のプレステージブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE以下、CPB)」は2020年2月21日、ブランドを代表するクリーム「ラ・クレーム」(6万円)をリニューアルする。

Shiseido's luxury brand, “Clé de Peau Beauté”, will renew the brand's leading cream, “La Crème” (60,000 yen), on February 21st, 2020.

ブランドのリピート率トップを誇る人気アイテムをパワーアップさせることで、さらなる幅広い層の新客の取り込みを狙う。

By improving upon their most popular items with the highest rate of repeat purchases, they are aiming to attract a wider range of new customers.

真皮が生まれ変わる力を高めるため独自成分のスキンイルミネイターリッチを新たに配合したほか、何百種類もの酵母から選び抜かれたエキスをブレンドしたセラファーメント(保湿)を含んでいる。

Their unique formula includes a Skin-Empowering Illuminator, which enhances the skin’s ability to regenerate, as well as CeraFerment (for moisture retention), blended with extracts from hundreds of different yeasts.

1982年の誕生(初代の製品名は「クレ・ド・ポー クリーム」)から7回のリニューアルを重ね、今回登場する「ラ・クレーム」は16年から4年ぶりの刷新。

Though this product has been renewed seven times since its initial launch in 1982 (initially called “Clé de Peau cream”), this new edition of “La Crème” will be the first update in 4 years, the last of which came in 2016.

The post 【動画】WWDJAPAN ENGLISH Vol.6 商品やショップがリニューアルしたら英語でどう説明する? appeared first on WWD JAPAN.com.

マツキヨHDとココカラファインの経営統合が合意 業界トップのドラッグストア誕生へ

 経営統合に向け話し合いを進めてきたマツモトキヨシホールディングス(以下、マツキヨHD)とココカラファインは1月31日、経営統合に合意したと発表した。統合は2021年10月1日を予定し、マツキヨHDの松本清雄社長がトップ予定の新会社を設立して両社を事業会社として傘下に置く形になる。統合により売上高1兆円、店舗数は3000店となり、現在売り上げ1位のツルハホールディングスを抜いてドラッグストア業界トップとなる。

 19年9月末時点で、マツキヨHDは1681店舗(うち調剤薬局302店舗)を展開し、ココカラファインは1333店舗(うち調剤薬局299店舗)を展開している。両社は共に化粧品の構成比が高く、都市および都市周辺部に多くの店舗を持つという特徴がある。店舗の展開エリアを相互に補完できる関係にあり、デジタル化やグローバル展開推進といった戦略の方向性も近いため、互いの各種リソースやインフラ、ノウハウなどを活用することが可能だ。統合3年目をめどに、連結ベースで数百億規模の収益改善効果の達成を見込む。

 売上高5759億円で業界5位のマツキヨHDと、売上高4005億円で業界7位のココカラファインは、昨年春に経営統合の検討に関するリリースを発表。業界6位のスギホールディングスもココカラファインに対して経営統合を打診していたが、ココカラファインはマツキヨHDと19年8月に正式協議に入り、経営統合に向けての協議を進めていた。

The post マツキヨHDとココカラファインの経営統合が合意 業界トップのドラッグストア誕生へ appeared first on WWD JAPAN.com.

ZOZO、成長に急ブレーキ 10〜12月期の営業利益42%減

 ZOZOの成長が鈍化している。1月31日に発表した2019年10〜12月期の業績は天候不順と消費増税の影響で売り上げが伸びなかった上、PGAゴルフツアーやバスキア展などの大型プロモーション費用も重なり、商品取扱高(GMV)は前年同期比0.3%増の942億円、営業利益は同42.0%減の61億円と大幅に落ち込んだ。澤田宏太郎社長CEOは「昨年12月にオープンしたペイペイモールは突貫工事ではあったが、思っていた以上に数字は取れている。Zホールディングスとは喧々諤々をやりながら、お互いに改善を進め、落ち込んだ分を取り返していく」と語った。

 2019年4〜12月期では、商品取扱高が前年同期比7.8%増の2538億円、売上高が同2.4%増の918億円、営業利益は同6.0%減の193億円、経常利益は同7.1%減の192億円、純利益は同10.9%減の121億円。商品取扱高の伸び悩みにより、粗利率(対取扱高比)は1.3ポイント低下の33.1%だった。

 20年3月期の通期見通しは商品取扱高3670億円(前年比13.3%増)、売上高1360億円(同14.9%増)、営業利益320億円(同24.7%増)、純利益225億円(同40.8%増)で、4〜12月時点で商品取扱高や営業利益などの各項目は、期初見通しの6〜7割程度の達成率に留まっている。ただ「ペイペイ(PAYPAY)モール」の売り上げなどで盛り返しを計画しており、見通しは据え置く。

The post ZOZO、成長に急ブレーキ 10〜12月期の営業利益42%減 appeared first on WWD JAPAN.com.

@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

トライアルなかなかすごい。リアルの分析をやってネットの分析とマージできれば、さらに強豪のデータもマージできれば結構ええとこいきそうな感じがするな。

Posted in 未分類

デレク ラム社が身売り 「10クロスビー」を継続

 アパレルの企画・生産・販売機能を提供する米パブリック・クロージング・カンパニー(PUBLIC CLOTHING COMPANY以下、PCC)は、「デレク ラム 10クロスビー(DEREK LAM 10 CROSBY)」などを擁するデレク ラム・インターナショナル(DEREK LAM INTERNATIONAL)の買収を発表した。これに伴い、創業デザイナーであるデレク・ラムは同ブランドのチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任した。

 「デレク ラム」は、デザイナーのデレク・ラムとヤン・ヘンドリック・シュロットマン(Jan Hendrik-Schlottmann)最高経営責任者(CEO)が2003年にニューヨークで設立。11年にはディフュージョンラインの「デレク ラム 10クロスビー」を立ち上げた。14年には、デレク ラム・インターナショナルの半数未満の株式を米投資会社サンドブリッジ・キャピタル(SANDBRIDGE CAPITAL)に売却。19年7月には、売り上げの70%を占める「デレク ラム 10クロスビー」に集中するため、コレクション事業の「デレク ラム」を終了した。なお今回の取引にあたり、サンドブリッジ・キャピタルとヘンドリック・シュロットマンCEOはそれぞれの持ち分を手放している。

 ダン・シャムダサニ(Dan Shamdasani)PCC創業者兼CEOは、「デレクは業界経験も長く、顧客を知り尽くしている。ブランドが持続的に成長できるように投資していく」と語った。

 ラム=チーフ・クリエイティブ・オフィサーは、「ダンが率いるPCCは『デレク ラム 10クロスビー』を大きく成長させてくれるだろう。地理的にも商品カテゴリー的にも未開拓の分野がいろいろある。私はクリエイティブに関わる人間なので、チーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任するのは理にかなっている。事業面はダンが担当する」と述べた。なお、「デレク ラム 10クロスビー」は引き続きコレクションを年4回発表し、百貨店やECなど既存の卸先で販売する。

The post デレク ラム社が身売り 「10クロスビー」を継続 appeared first on WWD JAPAN.com.

「喪服で新しいニーズが広がっている」 元「ドレステリア」ディレクターがサンエー・インターと組み大人女性ブランドを開始

 「ドレステリア(DRESSTERIOR)」や「アルアバイル(ALLUREVILLE)」などで企画やディレクターを担当してきた田口直見が、サンエー・インターナショナルのもとで、2020-21年秋冬に40~50代の大人女性を中心対象にしたブランド「ハーヴェル スタジオ(HAVEL STUDIO)」を立ち上げる。卸販売を軸とし、有力セレクトショップや地方個店を開拓するとともに、将来的には海外展開も視野に入れる。田口が得意とする上質なベーシックと、バイヤーから引き合いが強いフォーマルウエアを充実する。

 田口は19-20年秋冬に、「ローベリイテ アンド シーオー(ROBELITE AND CO.)」をメンズのODMメーカーのもとで立ち上げ、「トゥモローランド(TOMORROWLAND)」や伊勢丹新宿本店など有力店を開拓。「消化率もいい」(田口)という。前ブランドは契約満了に伴い20年春夏で終了するが、「ハーヴェル スタジオ」も同様に、「大人がストレスを感じず、安心して着られる着心地、美しさ」を追求する。

 ベーシックの“エッセンシャル”、モードの“コンテンポラリー”、フォーマルの“ノワール”の3ラインで構成する。商品構成上のカギとなるのは“ノワール”だ。フォーマルを意識したドレスアップアイテムは、「前ブランド時代にも非常に好評だった。バイヤーもそうした商品を探している」ことから、商品全体の45%を“ノワール”が占める。ブラックドレスやセットアップは、喪服にも対応できるフォーマルブラック染めを採用。「デザイン性も盛り込んでいるため、喪服や礼服のマナーを完全にクリアしているわけではないが、ファッションにこだわりのある世代が年齢を重ねる中で、従来の喪服とは違ったデザインへのニーズが広がっている」という。“ノワール”ラインでは他に、マリアケント社のファンシーツイードや、オリジナルレースをぜいたくに使った華やかなドレスなどもそろえる。

 “エッセンシャル”では、田口が得意とするメンズウエアの要素を生かしつつ、高級シャツ地「トーマスメイソン(THOMAS MASON)」や、高級カシミヤ糸メーカー、カリアッジの糸などを使ったシャツやニット類を企画。カシミヤ100%のダブルフェースコート(16万円)も企画する。“コンテンポラリー”では、ドラマチックなボリュームシルエットが特徴のシルクのマキシスカートや、ロングジレとショートコートをレイヤードで提案するアウターなどを作った。色使いもポイントで、「ベージュやキャメルの次のベースカラーとなる」と期待している、ダスティートーンのローズやピンクベージュを充実、そこにフューシャピンクなどの差し色を加える。

 価格はコート7万5000円~16万円。ドレス4万2000円~13万8000円、ニットトップス3万5000円~7万8000円。「サンエー・インターナショナルの素材調達力やスケールメリットにより、前ブランド時代よりも、価格の幅が上下に広がった」という。

 百貨店やファッションビルへの出店という2軸をビジネスの核としてきたサンエー・インターナショナルにとって、卸に特化したブランドの立ち上げは今回が初。「今後は卸事業を3つ目の軸として育てていきたい」(阿部邦年・取締役事業統括本部長)といい、同じく20-21年秋冬から「スタンブリー(STUMBLY)」というウィメンズの卸ブランドも開始する。「ハーヴェル スタジオ」「スタンブリー」ともに、PRや営業代行をグループ会社含め外部に委託することで、サンエー・インターナショナルのイメージではなく、それぞれのブランドのイメージが前面に出るようにしていくという。

The post 「喪服で新しいニーズが広がっている」 元「ドレステリア」ディレクターがサンエー・インターと組み大人女性ブランドを開始 appeared first on WWD JAPAN.com.

三越伊勢丹HDが業績予想を下方修正 増税や暖冬が打撃

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は31日、2020年3月期の連結業績予想を下方修正した。消費増税による買い控え、訪日客の免税売上高の伸び悩み、暖冬による衣料品の苦戦などが重なり、当初計画は困難と判断した。修正後は売上高1兆1550億円(修正前は1兆1900億円)、営業利益200億円(同300億円)、経常利益230億円(同300億円)、純利益70億円(同140億円)となる。

 同日発表した4〜12月期連結業績は、売上高が前年同期比2.9%減の8752億円、営業利益が同17.1%減の210億円だった。免税売上高は同6.0%減だった。

The post 三越伊勢丹HDが業績予想を下方修正 増税や暖冬が打撃 appeared first on WWD JAPAN.com.

ファーフェッチがテンセントとドラゴニアから270億円を調達

 ファーフェッチ(FARFETCH)は、中国のテンセント(TENCENT)とサンフランシスコのベンチャーキャピタル(VC)のドラゴニア・インベストメント・グループ(DRAGONEER INVESTMENT GROUP)との間で、それぞれ1億2500万ドル(約135億円)、合計2億5000万ドル(約270億円)の転換社債の発行で合意した。ドラゴニアはサンフランシスコを拠点とした最有力ベンチャーキャピタルの一つ。テンセントは決済やSNS機能を持つスーパーアプリ「ウィーチャット(Wechat)」などで知られているものの、同時にテック系の有力ベンチャーキャピタルとしての顔を持つ。両社はいずれもソフトバンクと同じラウンドでウーバーに出資している。この発表は投資家も好感し、ファーフェッチの1月30日の終値は前日比10.33%高の、12.5ドル(約1350円)と上昇した。

 ファーフェッチの19年12月31日時点の現金及び現金同等物は約3億2000万ドル(約345億円)。ファーフェッチは「今回調達した資金は中長期的な成長戦略に投下する。特に中国市場にフォーカスする」とコメントしている。

 テンセントはファーフェッチへの投資を通して、「ウィーチャット」を通じたファーフェッチの中国進出を後押しする考え。すでにファーフェッチは「ウィーチャット」を使って「モンクレール(MONCLER)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」など80以上の高級ブランドを紹介している。ジョゼ・ネヴェス(JOSE NEVES)創業者兼CEOは「技術力に秀でたテンセントと、数々のテックカンパニーの成長を後押ししてきたドラゴニアのサポートは中長期的に大きなプラスになる」とコメントしている。

The post ファーフェッチがテンセントとドラゴニアから270億円を調達 appeared first on WWD JAPAN.com.

新型コロナウイルス対策でコーセーが店頭のタッチアップを自粛 観光客の多い店舗で自粛

 中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染が拡大している現状を受け、コーセーは一部店舗において店頭接客の制限を行うと発表した。店頭では、お客の肌に直接触れる活動の自粛のほか、マスク着用や接客前後の手指のアルコール消毒を行う。

 コーセー広報担当者は、「観光客の多い地域の店舗が対象で、東京都内はほぼ全ての店舗が自粛する。タッチアップ全般を控えさせていただき、今後は状況を見ながら継続するかどうかを判断していく」とコメント。

 また、中国におけるコーセーの現地法人である高絲化粧品銷售は、新型コロナウイルスに関連した感染症の対応などに役立てるため100万元(約1600万円)の義援金を中国赤十字基金会に寄付することも発表した。

The post 新型コロナウイルス対策でコーセーが店頭のタッチアップを自粛 観光客の多い店舗で自粛 appeared first on WWD JAPAN.com.

「ジンズ」が“集中を科学する”ソロワーキングスペースを東京・汐留にオープン

 アイウエアブランド「ジンズ(JINS)」を手掛けるジンズホールディングスのグループ会社シンク・ラボ(THINK LAB)は2月3日に、一人で深く考えるためのソロワーキングスペース「シンク・ラボ汐留」を東京・汐留にオープンする。

 「シンク・ラボ」は、“世界一集中できる環境”をコンセプトとしたワークスペースとして、2017年に同社が入るビルの飯田橋グラン・ブルーム29階に開設した。その後、パナソニックやAGC、経済産業省など6団体との取り組みを重ね、さまざまな条件下で集中できる環境作りのノウハウを蓄積し、施設の精度を高めて「シンク・ラボ汐留」のオープンに至った。

 スキーマ建築計画の長坂常と共に空間設計した開放感のある施設内は、約3平方メートルのブースが31あり、自然音、照明、気温、湿度、アロマの香りなど、五感を通して集中しやすい環境を作っている。また、集中に最適なカフェイン含有量のコーヒーの飲み放題サービスなど、細部にまで集中しやすい環境が整えられている。同施設の利用は専用アプリで予約や開錠、決済を行う。営業時間は7時から23時(年中無休)で、利用料金は15分で250円。

 井上一鷹シンク・ラボ取締役事業統括は「オフィスで集中できていない、一人で集中できる場所がないことが、当社の調査データで明らかになった。この問題を解決するところから生まれた『シンク・ラボ』は科学的見地に基づいた空間で、上司や同僚など人とのコミュニケーションから解放され、リラックスして作業に集中できる。今年さらに都内に1カ所をオープンする予定だ。今後は、一人一人に合った集中できる空間をカスタマイズしたい。海外での展開も検討している」と話した。売り上げ目標は公表していない。

The post 「ジンズ」が“集中を科学する”ソロワーキングスペースを東京・汐留にオープン appeared first on WWD JAPAN.com.

異常気象に立ち向かう“気温MD”をストライプが採用 14の気温軸に合わせて週次で最適商品を投入

 ストライプインターナショナルは5月をめどに、従来の“季節MD”に代えて“気温MD”を導入する。暖冬に代表される異常気象を受け、これまでの6シーズン制MDではなく、週ごとの気温で商品計画を組んでいく。マイナス3度から36度まで、3度刻みで14の気温軸を設定。「(秋冬物でいえば)冬だからダウンを売るというのではなく、マイナス3度だからダウンを売るといった発想に仕組みを変えていく」(石川康晴社長)という。

 仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の各都市の最低気温・最高気温の平均値をもとに計画を組んでいく。「気象予想をもとにして、店頭投入の3カ月前の時点で発注をする。2週間前には国内の倉庫に商品が納入されるため、その時点の気象予想をもとにして再度判断し、3カ月前の計画に対して前後で計3週間の投入調節をする」という。14の気温区分けごとに、それぞれどのような色、素材、アイテム、丈などが支持されるのかを明らかにし、相関図データを作成していく。「創業以来、26年間季節MDを採用してきたため、今後1年間ほどは右往左往することになる。しかし、気温軸でのデータをAI(人工知能)に3年分蓄積すれば、正確なMDが組めるようになる」と見る。5月から、同社の全ブランドで気温MDを導入予定だ。

 気温MDの導入で、季節MDでは対応しきれていなかった端境期の強化を狙う。例えば、「ボリュームのカジュアルブランドは、これまでは3月からが春という考え方で、2月まではダウンアウターなどを売っていた。しかし、今後は1月の3週目から春という考えでいい」とし、気温MDに基づく“春色冬素材”のプロパー価格商品を12月から投入していくような動きにするという。

 先行して同社は17年から、AIを使った在庫(発注量)の圧縮に取り組んでおり、一定の手応えを得ている。在庫圧縮により、20年1月期は「発注金額を前期に比べ17%削減した。21年1月期はさらに2%削減する」。こうした在庫圧縮と気温MDを組み合わせることでさらに最適化を進める。プロパー価格で売り切れる商品が増えるため、セール在庫は3分の1にまで圧縮される。そのためセール期間が縮小し、次シーズンのプロパー価格商品の立ち上がりは従来より2カ月前倒しされる。そうした一連の流れいより、原価率がさらに改善されるといった好循環のイメージを描く。

 同社の20年1月期の連結売上高は、前期比微増の1389億円の見込み。「異常気象によって下期は苦戦したが、上期は絶好調だった」という。21年1月期は前期比1.4%増の1409億円見込み。在庫圧縮と気温MDによる最適化で、粗利率は5.4ポイントの改善を見込んでおり、営業利益額で50億円の増額を目指す。

 現地企業を買収して好調なベトナムに続き、21年1月期では夏をめどにベトナムと同様に現地企業買収でフィリピン市場にも参入。中国本土では、注力するフランチャイズによって小型店を20店出店し、22年1月期に中国事業の黒字転換を目指す。国内は、社内でも利益率の高い「アメリカン ホリック(AMERICAN HOLIC)」「サマンサモスモス(SAMANSA MOS2)」「メゾン ド フルール(MAISON DE FLEUR)」「イエッカ ヴェッカ(YECCA VECCA)」の4ブランドで21年1月期中に78店を出店。全社では110店超の出店を計画し、「大型ファストファッションや大手アパレルの退店後の区画に積極出店する」。

The post 異常気象に立ち向かう“気温MD”をストライプが採用 14の気温軸に合わせて週次で最適商品を投入 appeared first on WWD JAPAN.com.

生理の体調不良で経済的損失が年間6828億円 フェムテック先駆け「ルナルナ」運営会社が福利厚生制度で低用量ピル服薬を支援

 「働く女性の8割以上が生理痛やPMS(月経前症候群)による仕事への影響を感じている」という結果が、フェムテックの先駆けである女性向けの健康情報サービス「ルナルナ」のユーザーアンケート調査で明らかになった。また社会経済への影響も大きく、生理痛やPMSなどの月経困難症による労働力の低下による経済的損失は年間6828億円といわれている(バイエル薬品が日本人女性約2万人に実施した調査結果)。

 「ルナルナ」や音楽配信サイト「music.jp」などを提供するエムティーアイ(MTI)は、こうした女性特有の症状による健康問題を改善してより働きやすい職場を目指すため、新たな福利厚生制度として、生理痛やPMSをやわらげる低用量ピルの服薬の支援を2月にスタートさせる。

 対象は生理痛やPMSに悩む女性社員で、オンライン診察を活用した婦人科受診と処方された薬代を同社が負担。同プログラムでは、「ルナルナ」とグループ会社のカラダメディカが提供する産婦人科向けのオンライン診療サービス「ルナルナ オンライン診療」を活用して、初診は来院が必要だが、その後はオンライン上で診療ができ、通院せずに低用量ピルの服薬が可能になる。

全社員に向けた
「女性のカラダの知識講座」を実施

 「低用量ピルの服薬支援プログラム」を開始するに当たりエムティーアイは、男性管理職や同プログラムへの参加を希望する女性社員を含む全社員に向けたセミナー「女性のカラダの知識講座」を実施した。東京大学医学部附属病院産婦人科の甲賀かをり准教授が登壇し、女性の体のしくみから、女性のライフスタイルの変遷、月経に関連した病気、月経困難症の治療に使われる低用量ピルについて説明した。

 講座を受講した宮本大樹・執行役員ヘルスケア事業部ルナルナ事業統括部長は「生理痛やPMSの知識はあっても、社会の変化と女性の体のメカニズムによるズレがあることは興味深かった。また、生理が病気か否かというところはセンシティブな部分だと思っていたが、“本人が困っていたら病気”ということを明確に教えてもらったことで、会社全体で共通理解を得るいい機会になった」と感想を述べた。

 同社の女性社員であるCARADA法人事業部の吉崎美帆さんは「生理休暇をとれる制度があっても、何もできないというほどの生理痛ではなく、痛み止めを飲んだりして乗り切っていた。それでも我慢して、しんどいこともあったので、先生が“困っていたら病気としてとらえていい”と話していたことで気が楽になった。(服用したことがなかった)ピルも試してみようかなと思った」と話した。

The post 生理の体調不良で経済的損失が年間6828億円 フェムテック先駆け「ルナルナ」運営会社が福利厚生制度で低用量ピル服薬を支援 appeared first on WWD JAPAN.com.

ファッション業界を長年悩ませる「長い夏に何を売るのか問題」 いいかげん答えを出しませんか?

 「日本の長い夏」――。まるで文学作品のタイトルのようだが、アパレル各社は今、まさに「日本の長い夏」問題に頭を悩ませている。というのも、従来のアパレルのMDカレンダーだと、一年間は梅春(おおよそ1~2月)、春(同3~4月)、夏(同5~7月上旬)、初秋(同7月下旬~8月)、秋(同9~10月)、冬(同11~12月)といったシーズン分けになっている。しかし、今の時代にこのシーズン区分けに共感するような消費者は皆無だろう。1~2月はまだ冬、3~4月が春、5~9月が夏、なんなら10月までが夏、11~12月が秋ぐらいの認識が一般的だ。この、あまりにも消費者感覚とズレた既存のMDカレンダーが、アパレル各社の苦悩の象徴となっている。

「もう“8シーズンMD”でも間に合わない」

 MDカレンダーのズレは年間を通して問題ではある。しかし、なかでも一番悩ましいのが夏の部分だ。従来のスケジュールでは、7月のセールで春夏物を売り切り、その後は秋物を立ち上げるというのが定石だった。しかし、7月に秋物を売り出したって今や誰も見向きもしない。8月だってそうだ。ファッションに対する熱の高かった時代は、8月にウールコートが先物買いで売れたというが、今やそんな動きはよほどのファッションオタクにしか期待できない。そうした中で、セール終了後も延々と続く長い夏の期間に、一体何を売ればいいのかが、業界の共通課題となっている。

 といっても、これは昨日今日降ってわいたような問題ではない。私がこの業界に足を踏み入れた10数年ほど前だって、「長い夏に何を売るのか問題」は業界の共通課題だった。当時、百貨店の婦人服ブランドを取材していてよく聞いたのは、“秋色夏素材”というキーワード。夏物の薄手カットソートップなどにボルドーや深いグリーンを載せたアイテムを、8~9月に店頭投入する“晩夏物”でそろえることで、長く続く夏の需要をつかむという話だった。

 それから10年以上が経ったのにもかかわらず、当時とほぼ同じ問題で今もアタフタしている業界を見ると、「変化への対応が遅すぎやしないか……?」と感じてしまうのが正直なところ。しかし、名誉のためにいっておくと、アパレル各社だってこの10年間、ただ手をこまねいたわけではない。例えば、ユナイテッドアローズは「グリーンレーベル リラクシング(GREEN LABEL RELAXING)」業態を筆頭に、15年春夏から“8シーズンMD”を導入、業界内で話題となった。“8シーズンMD”は長い夏への対応を狙ってMDカレンダーを細分化したものだ(それ以前は6シーズン制だった)。夏を初夏(おおよそ3月下旬~5月上旬)、盛夏(同5月半ば~6月上旬)、晩夏(同6月下旬~8月上旬)の3体制(なんなら初秋の同8月半ば~9月までの4体制)にし、商品計画を組んでいる。

 “8シーズンMD”が奏功し、それがこの間の同社のウィメンズ好調の理由の一つにもなっているのだろうが、竹田光広ユナイテッドアローズ社長執行役員が「WWDジャパン」1月27日号のインタビューで語ったのは、「もう“8シーズンMD”でも追い付かなくなっている」という内容。昨今の台風、豪雨、暖冬などの異常気象が示すように、気候は猛烈なスピードで温暖化しており、日本の亜熱帯化が進んでいる。その変化にアパレル各社が対応しようとしても、気候変動のスピードの方が圧倒的で、対応が間に合わないというのが実情というわけだ。

「ユニクロ」も異常気象への対応に苦戦中

 「8シーズンで間に合わないなら、さらにシーズンを小分けにすればいいだけでしょ?」だなんて声が聞こえてきそうだし、それはその通りではある。そうした小分けの考え方を究極まで突き詰めていくと、オンワード樫山が推進するような“マスカスタマイズ”に行き着くのだろう。しかし、“マスカスタマイズ”とは思想を異にする小売店のビジネス、しかもユナイテッドアローズのような規模の大きなビジネスにおいて、シーズンをさらに小分けにし、天候動向も読みながら生産や投入の小回りをきかせていくというのは、想像をはるかに超えて難しいのだ。

 「ユニクロ(UNIQLO)」「ジーユー(GU)」を擁するファーストリテイリングも、まさにこの問題のハンドリングに苦心している。同社がここ数年、“有明プロジェクト”という名称でサプライチェーンの改革を行っているのは、まさに天候変動などにもこまめに対応できる、小回りのきくビジネスモデルを目指してのもの。それを同社のようなメガ企業が成そうというのだから並大抵ではないが、「ユニクロ」も19年9月以降、異常気象(暖冬)にかなり泣かされており、改革待ったなしというわけだ。

 さて、夏商戦の戦い方についての取材では、“秋色夏素材”というキーワードと共に、この10年間で耳にタコができるほど聞いてきたキーワードがもう一つある。それはセール時期に対する不満の声。「7月という、ようやく夏本番という時期にセールをしてしまうのはどうなのか。むしろここから夏物を売ろう!と精を出す時期じゃないのか」という声を繰り返し繰り返し耳にしてきた。これは正論以外の何物でもなく、業界としてセール時期を後ろにズラしていくよう努力すべきであることは自明。それなのに、それができない。セール時期の問題は、10年間で一進一退?いや、やや後退?というのが私の実感であり、ここでもまた、「変化への対応が遅すぎやしないか……?」と思ってしまったりもする。

 といっても、こちらについても業界はただ手をこまねいてきたわけではない。一時期はルミネと三越伊勢丹という業界の両雄がセール開始時期をそろえ、後ろ倒しにするような動きもあった。しかし、三越伊勢丹の業績悪化やそれに伴うトップ交代などもあって、気付けば立ち消えとなっていた。他社と協力し、全社一律でセール時期を後ろ倒しすれば業界にとってよい結果となるはずなのに、抜け駆けして早期にセールをするブランドや商業施設、ECモールがあるからと疑心暗鬼になってしまって協力ができない。結果、全体最適を得られない。経済学の有名な理論で、「囚人のジレンマ」と呼ばれるようなこうした状況ゆえ、「フランスのようにセール開始時期を法律で一律に定めるべき」といった声が今年も設楽洋ビームス社長を始め、多くの企業トップの年頭インタビューから聞こえてきた。

有力ショップは大人も着られるカットソーを充実

 なんだか業界に対するグチばかりのような文章になってしまったので、最後に20年春夏の展示会で出合った、「これは面白い!」と感じた長い夏を乗り越えるヒントを2つ紹介する。1つ目はセレクトショップの「エストネーション(ESTNATION)」から。夏の服といえば、Tシャツのようなガンガン洗えるカットソートップスが便利だ。しかし残念ながら、Tシャツは、「エストネーション」が対象とするような大人の女性よりも、若い世代の方が似合うアイテムの筆頭だ。では一体、大人女性は長い夏に何を着ればいいのか。「エストネーション」はそこで、素材はカットソーと同じ生地を使いながら、デザインによってエレガントなドレスやブラウスに見えるアイテム群を「エイトン(ATON)」「ボーメ(BAUME)」などの人気リアルクローズブランドと組んでカプセルコレクションとして作成している。セールを前にした買い控えが始まる6月から店頭に投入し、長い夏の期間に売っていくという。「エイトン」のドレスは5万5000円。

 夏を乗り越えるヒント2つ目は、こちらも人気ショップの「ロンハーマン(RON HERMAN)」から。「ロンハーマン」はTシャツとランニングトップスという大人が一枚で着るとどうにも“キマらない”夏のアイテムを、透け感のある極薄ニットとの重ね着でグレードアップさせていた。二の腕などの露出に抵抗がある大人女性でも、透けるニットを上に重ねれば程よい露出具合にコントロールできるのがポイント。見た目にも爽やかで、体形カバーも可能。そんなアイデアが詰まった着こなしアイデアだった。

 「WWDジャパン」1月27日号のCEO特集では、ファッション企業20社のトップインタビューを掲載する。デジタル化の進展やサステナビリティの高まりでビジネスモデルの「大転換」を求められる2020年代、経営者はどのようなビジョンを語るのか。登場企業はオンワードホールディングス、ワールド、ワコール、ジュン、ジョイックスコーポレーション、メルローズ、ユナイテッドアローズ、ベイクルーズグループ、ビームス、アーバンリサーチ、アダストリア、ストライプインターナショナル、マッシュホールディングス、バロックジャパンリミテッド、アイア、豊田貿易、ジンズ、カッシーナ・イクスシー、バニッシュ・スタンダード、アレフス(掲載順)。

The post ファッション業界を長年悩ませる「長い夏に何を売るのか問題」 いいかげん答えを出しませんか? appeared first on WWD JAPAN.com.

H&Mに新CEO 初めて創業家以外から

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は1月30日、ステファン・パーション(Stefan Persson)会長が退任することを発表した。これに伴い、カール・ヨハン・パーション(Karl-Johan Persson)最高経営責任者(CEO)が会長に就任するため、新CEOとしてヘレナ・ヘルマーソン(Helena Helmersson)最高執行責任者(COO)が同日付で就任した。

 同社は1947年にアーリング・パーション(Erling Persson)がスウェーデンで創業。これまで会長とCEOは創業者の息子および孫息子が務めてきたが、今回初めて一族以外からの就任となった。また、女性が同社のCEOを務めるのもこれが初となる。

 ヘルマーソン新CEOは現在46歳。1997年に購買部門のエコノミストとしてH&Mに入社した。購買や生産部門でさまざまな経験を積み、サステナビリティ・マネジャーに就任。その後、香港でプロダクション・マネジャーを務めた。2018年からはCOOとして、ロジスティクス、生産、テクノロジー関連分野などを担当していた。

 パーション新会長は、「ヘレナはH&Mのさまざまな分野で経験を積んでおり、この会社のことをよく知っている。彼女はオープンマインドで勇気があり、リーダーとして社員から尊敬されている」と語った。

 H&Mは19年11月通期決算を同日に発表しており、売上高が前期比10.6%増の2327億スウェーデンクローナ(約2兆5597億円)、純利益が同6.2%増の134億4300万スウェーデンクローナ(約1478億円)と増収増益だった。セールを減らして定価での販売を増やし、ECサイトや物流施設を改善するなど、以前から取り組んできた戦略が奏功した。パーション新会長は、「何年か苦戦したが、努力が実を結んでよい結果を得ることができた。経営陣の交代にもよいタイミングだと思う」とアナリスト向けの決算説明会で述べた。

The post H&Mに新CEO 初めて創業家以外から appeared first on WWD JAPAN.com.

10年後の私たちと企業の在り方はどう変わる? 伊藤忠ファッションシステムの新春フォーラムから探る

 伊藤忠ファッションシステム(以下、ifs)は、1月23日に新春フォーラムをアンダース東京で開催した。毎年、その年の消費者動向などをテーマとして顧客向けに講演やディスカッションを行ってきた同フォーラムの今年のテーマは“これからの10年にどう向き合うか”だ。130人が出席する中、10年後の人々の暮らしと、それを踏まえた企業の動きについて探るトークセッションと、2030年に向けたキーワード発表の2部制でイベントは行われた。

 第一部のトークセッションには、コンサルティング会社スノーピークビジネスソリューションズのエヴァンジェリストであり、地域・まちづくりなどを行うNPO法人ハマのトウダイ共同代表の岡部祥司氏と大和ハウスのマンション事業推進部 企画建設推進部次長の瀬口和彦氏の2人と、ifsマーケティング開発グループの太田敏宏氏が登壇。人口減少や働き方の変化、技術革新、消費マインドの変化、そしてオフィスや居住といった場の変化という時代背景をもとに、ifsナレッジ開発室の小原直花氏進行のもと、トークセッションは行われた。

 議論はまず「働き方・暮らし方の変化」のお題でスタートした。東京オリンピック・パラリンピック期間中の“スーパーテレワーク”をはじめ、現在、社内でテレワークを推進しているという大和ハウスの瀬口氏は、自身も1週間ほど本社には顔を出さず、テレワークを実施したところ「自身の仕事に集中できるため、効率が非常に上がった」という。一方、「比較的自由な社風だ」というスノーピークビジネスソリューションズの岡部氏は「テレワーク一つを取っても、“スノーピークらしい”テレワークとは何か?を考えるようにしている」と、企業のアイデンティティーを踏まえた上での働き方改革の重要性を説いた。議論では、公園やマンション内にワークスペースが生まれるなど、生活の場と居住の場の融合が進む可能性も示唆された。

 続いて話し合われたのが、「消費の変化」。モノの均質化の進展や、CtoCマーケットの普及などによる所有の概念が変わる中で、岡部氏自身も「僕のことを分かってくれている周囲の人たちが、それぞれの専門分野で僕に合いそうなモノ・サービスをリコメンドしてくれる。そういった関係性の軸が消費に影響を与え始めている」という。瀬口氏は「家の購入も考え方が変わっている。20代の部下も、『今売っているような家は買いたくない』と言っている。必要最低限の部屋と設備だけを購入し、そのほかは大型キッチン搭載の車などを呼び出すなど、必要に応じた随時カスタマイズも生まれてくるだろう」と予測する。

 トークセッション最後のテーマは、「あらゆるものの境界線があいまいになる」。ifsの太田氏は例として「SC・アウトレットに行く目的」を上げる。「目的の第一義が買い物ではなくなり、レジャーや散歩になっている」と説明する。そのほかにも、「今まで競合ではなかった企業が競合となる」と瀬口氏が話すように、当初設けたはずのさまざまな境界線があいまいになる中で、企業はどのように対処していくべきなのか。岡部氏と瀬口氏は2人とも「企業のアイデンティティーに今一度立ち返ることが重要だ」と語る。岡部氏は「アイデンティティーを失うと、手段と目的がごちゃまぜになってしまうことも多い。自分たちは何をする会社なのかについて、常に考えるようにしている」という。

 第二部は、トークセッションの内容も踏まえた、2030年に向けたキーワードがifs発行の「FA流行誌 フューチャーアスペクト」をベースに、ナレッジ開発室の中村ゆい氏から発表された。2020年を位置づける「解始(かいし)する」にはじまり、19年と同じく自分がどうあるべきか、ではなくどうありたいかを考え、行動することを指す「好動(こうどう)する」、感覚として重視すべき「無理をしない」、今後10~20年後の時代感として必要な「課題=ズレに向き合う」、生活者が求める「心の余白と充足」、コミュニケーションの基本である「分断しない・否定しない」の計7つのキーワードを発表。これから先の生活や企業の在り方の変化を考えさせる内容でイベントは幕を閉じた。

問い合わせ先
伊藤忠ファッションシステム
info.corp@ifs.co.jp

The post 10年後の私たちと企業の在り方はどう変わる? 伊藤忠ファッションシステムの新春フォーラムから探る appeared first on WWD JAPAN.com.

居抜きは2年で投資回収!? FCオーナーから支持される「韓丼」の魅力に迫る【PR】

 「カルビ丼」550円、「スン豆腐」650円の 2大看板で郊外やロードサイドを席巻中、京都発の「カルビ丼とスン豆腐専門店 韓丼」。2019年に25店舗を出店、フランチャイズを中心に45 店舗を展開する(2020年1月現在)。投資回収まで最短26カ月という高収益力で、FCオーナーからも絶大な信頼を得ているという、そのパッケージや仕組みに迫る(全5回・第3回)。
Posted in 未分類

サステナ先進国ドイツのエキスパートに聞く、サステナブルファッションの今とこれから

 昨今ファッション業界でも「サステナビリティ」という言葉を頻繁に耳にするようになったが、その先進国の一つと言えるのがドイツだ。ベルリンでは、2009年からファッション・ウイーク期間中にサステナブルなハイファッションに特化した合同展示会「グリーンショールーム(GREEN SHOWROOM以下、GSR)」が開かれており、19年1月にはその発展形となる「ネオニット(NEONYT)」が発足。200を超えるブランドが出展する一大合同展になっている。そのキーパーソンは、GSRの共同創設者でもあるマグダレナ・シャフリン(Magdalena Schaffrin)「ネオニット」クリエイティブ・ディレクターだ。ドイツにおけるサステナブル・ファッションの第一人者である彼女は、現在を、そして未来をどう考えているのか?

 もともとデザイナーとして自身のブランドを手掛けていたシャフリン=クリエイティブ・ディレクターが、同業の友人ヤナ・ケラー(Jana Keller)と共に「GSR」を立ち上げたのは2009年7月のこと。「もともと自分のブランドでもサステナブルなモノ作りをしていたし、当時からドイツではある程度サステナビリティへの意識があった。加えて、10年前は、スタイルやファッション性を重視する“第2世代”のサステナブル・ファッションブランドが誕生し始め、より多くのファッション企業がサステナビリティへの取り組みを始めた頃でもあった。ただ、自分たちにふさわしい合同展はなく、“ハイファッション×サステナビリティ”をコンセプトにした展示会として、16ブランドを集めて『GSR』をスタートさせた。コンセプトを明確に打ち出すため、会場に選んだのは5つ星ホテルのホテル・アドロン。サステナブルブランドのアイテムを組み合わせたランウエイショーもベルリン・ファッション・ウイークの一部として当時から開催していた」と振り返る。

 その後、11年に数多くの合同展を運営するメッセ・フランクフルト(Messe Frankfurt)に同展の事業を売却。同社は「GSR」の開催に加え、すでに買収していた「エシカル・ファッションショー」の開催地をパリからベルリンに移し、サステナブルなカジュアル&ストリートファッションに特化する合同展として再始動した。15年1月からは両展のシナジーを高めるために同じ会場で開催してきたが、19年1月、2つが合同・発展する形で「ネオニット」としてリローンチした。「イベント名は、古代ギリシャ語とスウェーデン語で“新しい”を意味する『NEO(ネオ)』と『NYTT(ニット)』を合わせた造語。サステナビリティの考え方は、科学の進歩や革新的なテクノロジーによって急速に変化を続けている。時代に合わせてコンセプトを再考しつつ、常に発展させていくという思いを込めた」。そして、リローンチに合わせて合同展のコンセプト自体も見直した。「昔ながらのフォーマットでは、これから生き残ることはできない。今の合同展に必要なのは、コミュニティーが一堂に会する場を作り、相互的なコミュニケーションを促すこと。あらゆるビジネスは人と人との信頼関係の上に成り立っていると私は信じているし、ファッション業界にまつわるさまざまな問題を皆で考えていくことが大事だと思う。そのため、カンファレンスやネットワークイベントにも力を入れている」。

 1月14〜16日に開催された「ネオニット」では、社会問題や環境問題、最新テクノロジーなどを通してファッションの未来を考えるプレゼンテーションやパネルディスカッションなど50のプログラムを実施。出展ブランド数は210を超え、世界最大のサステナブル・ファッションの合同展になっている。もちろん出展するためには、展示するコレクションの最低70%が定められたサステナビリティの基準を満たす必要がある。「昨年は、(環境に配慮しているように見せかけることを意味する)『グリーン・ウォッシング』について深く考えさせられた。今は誰もが『私たちはサステナブル』と主張する時代。だからこそ、事前審査は非常に重要。サステナビリティの解釈は多岐にわたり、基準は常に発展しているので、最新の事実や知識に基づいた観点からチェックをしている。その中でも重視しているのは、社会的側面と環境的側面。完全に循環型のモノ作りを実現した製品に与えられる『クレイドル・トゥ・クレイドル(Cradle to Cradle以下、C2C)』認証も大きなトピックになって、『C2C』の商品を作るということは最初の段階から有害な化学物質や素材を一切使わないということを意味するので興味深い。まだ市場に出ている商品は少ないが、『カリダ(CALIDA)』や『ウォルフォード(WOLFORD)』『C&A』などが提案を始めている」。

この10年間で変わったこと、変わらなかったこと

 また、シャフリン=クリエイティブ・ディレクターも指摘するように、最近は「サステナビリティ」がトレンドや流行語のように扱われていると感じることも多い。そういった意識が広まるのは良いことであると同時に、安易に使われることは危険もはらんでいる。それに対して、「科学的な事実に基づいた評価や真の理解を広めていくことが解決策になる」とコメント。そして、サステナブル・ファッションの実現はまだ長い道のりにあることも付け加える。「今、サステナビリティに対する認識は確実に高まっていて、来年あたりまでそれが続くと思う。しかし、それによってファッション業界全体が変わるかは疑問だ。正直なところ、『GSR』を立ち上げた10年前の方が、将来に対して今よりもずっと楽観的だった」。当時は、10年の間に大半のブランドがサステナビリティに取り組むようになるとともに法律も整備され、業界が変わると考えていたという。「その予想通りにはならなかったけれど、たくさんの変化もあったのも事実。例えば、この大きな問題の解決は企業単位では難しいことに気付き、多くの企業が競争以前の協力の必要性を理解したことは最も大きな変化の一つ。その結果として、『ファッション協定(The Fashion Pact)』や『サステナブル・アパレル連合(Sustainable Apparel Coalition)』のようなイニシアチブが生まれた。一方、この10年間で理解したのは消費者心理が簡単には変わらないこと。それに、労働環境の改善やバリューチェーンの環境負荷低減に対する業界全体の考え方も簡単に変わるとは思えない。そのため、根本的な変化には法律に基づいたレギュレーションが欠かせないと考えている」。

 最後にサステナブル・ファッションの未来について尋ねると、「どのくらいの時間がかかるかは分からないけれど、『サステナビリティ』という言葉を使う必要がなくなる日を夢見ている」とシャフリン=クリエイティブ・ディレクター。「ファッションである以上、最も重要なのはデザインが良く、心の琴線に触れるものであること。その面で一般的なファッションと戦えることが、サステナブル・ファッションブランドが成功する唯一の方法だと考えている。いくらサステナブルであっても、安かったとしても、誰も欲しがらないものを作る意味はない」と言い切る。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

The post サステナ先進国ドイツのエキスパートに聞く、サステナブルファッションの今とこれから appeared first on WWD JAPAN.com.

サステナ先進国ドイツのエキスパートに聞く、サステナブルファッションの今とこれから

 昨今ファッション業界でも「サステナビリティ」という言葉を頻繁に耳にするようになったが、その先進国の一つと言えるのがドイツだ。ベルリンでは、2009年からファッション・ウイーク期間中にサステナブルなハイファッションに特化した合同展示会「グリーンショールーム(GREEN SHOWROOM以下、GSR)」が開かれており、19年1月にはその発展形となる「ネオニット(NEONYT)」が発足。200を超えるブランドが出展する一大合同展になっている。そのキーパーソンは、GSRの共同創設者でもあるマグダレナ・シャフリン(Magdalena Schaffrin)「ネオニット」クリエイティブ・ディレクターだ。ドイツにおけるサステナブル・ファッションの第一人者である彼女は、現在を、そして未来をどう考えているのか?

 もともとデザイナーとして自身のブランドを手掛けていたシャフリン=クリエイティブ・ディレクターが、同業の友人ヤナ・ケラー(Jana Keller)と共に「GSR」を立ち上げたのは2009年7月のこと。「もともと自分のブランドでもサステナブルなモノ作りをしていたし、当時からドイツではある程度サステナビリティへの意識があった。加えて、10年前は、スタイルやファッション性を重視する“第2世代”のサステナブル・ファッションブランドが誕生し始め、より多くのファッション企業がサステナビリティへの取り組みを始めた頃でもあった。ただ、自分たちにふさわしい合同展はなく、“ハイファッション×サステナビリティ”をコンセプトにした展示会として、16ブランドを集めて『GSR』をスタートさせた。コンセプトを明確に打ち出すため、会場に選んだのは5つ星ホテルのホテル・アドロン。サステナブルブランドのアイテムを組み合わせたランウエイショーもベルリン・ファッション・ウイークの一部として当時から開催していた」と振り返る。

 その後、11年に数多くの合同展を運営するメッセ・フランクフルト(Messe Frankfurt)に同展の事業を売却。同社は「GSR」の開催に加え、すでに買収していた「エシカル・ファッションショー」の開催地をパリからベルリンに移し、サステナブルなカジュアル&ストリートファッションに特化する合同展として再始動した。15年1月からは両展のシナジーを高めるために同じ会場で開催してきたが、19年1月、2つが合同・発展する形で「ネオニット」としてリローンチした。「イベント名は、古代ギリシャ語とスウェーデン語で“新しい”を意味する『NEO(ネオ)』と『NYTT(ニット)』を合わせた造語。サステナビリティの考え方は、科学の進歩や革新的なテクノロジーによって急速に変化を続けている。時代に合わせてコンセプトを再考しつつ、常に発展させていくという思いを込めた」。そして、リローンチに合わせて合同展のコンセプト自体も見直した。「昔ながらのフォーマットでは、これから生き残ることはできない。今の合同展に必要なのは、コミュニティーが一堂に会する場を作り、相互的なコミュニケーションを促すこと。あらゆるビジネスは人と人との信頼関係の上に成り立っていると私は信じているし、ファッション業界にまつわるさまざまな問題を皆で考えていくことが大事だと思う。そのため、カンファレンスやネットワークイベントにも力を入れている」。

 1月14〜16日に開催された「ネオニット」では、社会問題や環境問題、最新テクノロジーなどを通してファッションの未来を考えるプレゼンテーションやパネルディスカッションなど50のプログラムを実施。出展ブランド数は210を超え、世界最大のサステナブル・ファッションの合同展になっている。もちろん出展するためには、展示するコレクションの最低70%が定められたサステナビリティの基準を満たす必要がある。「昨年は、(環境に配慮しているように見せかけることを意味する)『グリーン・ウォッシング』について深く考えさせられた。今は誰もが『私たちはサステナブル』と主張する時代。だからこそ、事前審査は非常に重要。サステナビリティの解釈は多岐にわたり、基準は常に発展しているので、最新の事実や知識に基づいた観点からチェックをしている。その中でも重視しているのは、社会的側面と環境的側面。完全に循環型のモノ作りを実現した製品に与えられる『クレイドル・トゥ・クレイドル(Cradle to Cradle以下、C2C)』認証も大きなトピックになって、『C2C』の商品を作るということは最初の段階から有害な化学物質や素材を一切使わないということを意味するので興味深い。まだ市場に出ている商品は少ないが、『カリダ(CALIDA)』や『ウォルフォード(WOLFORD)』『C&A』などが提案を始めている」。

この10年間で変わったこと、変わらなかったこと

 また、シャフリン=クリエイティブ・ディレクターも指摘するように、最近は「サステナビリティ」がトレンドや流行語のように扱われていると感じることも多い。そういった意識が広まるのは良いことであると同時に、安易に使われることは危険もはらんでいる。それに対して、「科学的な事実に基づいた評価や真の理解を広めていくことが解決策になる」とコメント。そして、サステナブル・ファッションの実現はまだ長い道のりにあることも付け加える。「今、サステナビリティに対する認識は確実に高まっていて、来年あたりまでそれが続くと思う。しかし、それによってファッション業界全体が変わるかは疑問だ。正直なところ、『GSR』を立ち上げた10年前の方が、将来に対して今よりもずっと楽観的だった」。当時は、10年の間に大半のブランドがサステナビリティに取り組むようになるとともに法律も整備され、業界が変わると考えていたという。「その予想通りにはならなかったけれど、たくさんの変化もあったのも事実。例えば、この大きな問題の解決は企業単位では難しいことに気付き、多くの企業が競争以前の協力の必要性を理解したことは最も大きな変化の一つ。その結果として、『ファッション協定(The Fashion Pact)』や『サステナブル・アパレル連合(Sustainable Apparel Coalition)』のようなイニシアチブが生まれた。一方、この10年間で理解したのは消費者心理が簡単には変わらないこと。それに、労働環境の改善やバリューチェーンの環境負荷低減に対する業界全体の考え方も簡単に変わるとは思えない。そのため、根本的な変化には法律に基づいたレギュレーションが欠かせないと考えている」。

 最後にサステナブル・ファッションの未来について尋ねると、「どのくらいの時間がかかるかは分からないけれど、『サステナビリティ』という言葉を使う必要がなくなる日を夢見ている」とシャフリン=クリエイティブ・ディレクター。「ファッションである以上、最も重要なのはデザインが良く、心の琴線に触れるものであること。その面で一般的なファッションと戦えることが、サステナブル・ファッションブランドが成功する唯一の方法だと考えている。いくらサステナブルであっても、安かったとしても、誰も欲しがらないものを作る意味はない」と言い切る。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

The post サステナ先進国ドイツのエキスパートに聞く、サステナブルファッションの今とこれから appeared first on WWD JAPAN.com.

「エヌドット オム」から“ちょうどいい質感”をつくるスタイリング剤「ジェルグリース」が登場

 プロフェッショナルヘアメーカーのナプラ(NAPLA)が展開する人気ヘアブランド「エヌドット オム(N.HOMME)」は2月1日に、新たに“ちょうどいい質感”をつくれるスタイリング剤「ジェルグリース」(80g、1500円)を発売する。「ジェルグリース」は、グリースとジェルの良いところを絶妙なバランスでミックスしたハイブリッドタイプ。みずみずしいテクスチャーでグリースのセット力とグロッシーな艶、ジェルの細かい束感と伸びの良さを併せ持っているのが特徴だ。

 同製品にはアミノ酸やミネラルを含んで保湿効果のある酵母エキスを配合。ダメージで乾燥した髪でもパサつきを抑え、ほどよくウエットな質感に仕上げる。伊予柑の精油をブレンドした爽やかな香りで気分もリフレッシュする。また「エヌドット オム」シリーズ共通成分のシアバターや補修成分DGA、毛髪保護成分モリンガエキス、ウーロン茶エキス、コンフリー葉エキス、シアバター由来界面活性剤、コーヒー種子エキスも配合していて、スタイリングしながらヘアケアもできる。

 最近はスタイリング剤も、セット力だけではなく質感やテクスチャーなども選ぶうえでは重要になってきている。今回の「ジェルグリース」は、「エヌドット オム」シリーズでは「シアクリーム」「ジェルバーム」「アクアグリース」「ロックヘアスプレー」に次ぐ5品目。カジュアルスタイルとして人気のマッシュベースには「ジェルバーム」や「シアクリーム」、バーバースタイルには「アクアグリース」、“キメ”すぎずかつラフになりすぎないときは「ジェルグリース」と、それぞれの質感やセット力、そしてシーンに合わせて使い分けられるラインアップとなっている。

問い合わせ先
ナプラ
0120-189-720

The post 「エヌドット オム」から“ちょうどいい質感”をつくるスタイリング剤「ジェルグリース」が登場 appeared first on WWD JAPAN.com.

「エミリオ・プッチ」がゲストデザイナーを招へい 第1弾は「コーシェ」デザイナー

 カラフルなプリントが代名詞のイタリアブランド「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」は、コレクションの戦略転換を図る。現在はデザインチームで手掛けているが、2020-21年秋冬シーズンからはブランドの豊かな歴史を再解釈するゲストデザイナーを招へいし、コレクションを制作。鮮やかなパッチワークやプリント、クチュールの要素とストリートスタイルを掛け合わせたデザインで知られるパリコレブランド「コーシェ(KOCHE)」を手掛けるクリステル・コーシェ(Christelle Kocher)=デザイナーが、そのスタートを飾る。彼女が手掛けたウエアとアクセサリーは、ミラノ・ファッション・ウイーク期間中の2月20日に披露される予定だ。

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の傘下に入り20年になる「エミリオ・プッチ」は、これまでクリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)やピーター・デュンダス(Peter Dundas)、「MSGM」のマッシモ・ジョルジェッティ(Massimo Giorgetti)らさまざまなデザイナーをクリエイティブ・ディレクターに起用。ジョルジェッティが退任した2017年からは、ブランドを前進させる最善策として社内のデザインチームがコレクションを手掛けてきた。

 しかし近年、「モンクレール(MONCLER)」や「トッズ(TOD’S)」にもみられるように、正式なクリエイティブ・ディレクターを起用せず、連続的にコラボレーターを迎えるビジネスモデルは増加しつつある。シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼最高経営責任者(CEO)は、「このアプローチは、LVMHグループやそのリーダーであるベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼CEOの情熱であるクリエイティビティーの注入をさらに強化することになる。コレクションに必要なのは、フレッシュで新しいこと。ゲストデザイナーにある程度の自由を与え、彼ら自身のビジョンを表現してもらう」と話す。また、人選については「現時点ではファッションデザイナーにフォーカスする」とコメント。実際のところ、多くのデザイナーは正式な契約よりもむしろカプセルコレクション制作のオファーを好んでいるようであり、「エミリオ・プッチ」が今後有名デザイナーと協業する可能性があることも示唆した。

 一方、「エミリオ・プッチ」は新戦略について、「素晴らしいアーカイブに触れることで、ブランドのヘリテージであるプリントやライフスタイル、コレクションに革新的な解釈をもたらしてくれることを“クリエイティブな才能たち”に託す」と説明している。今回選ばれたコーシェ=デザイナーは、自身のブランドに加え、シャネル傘下で羽根飾りなどを手掛けるアトリエ「ルマリエ(LEMARIE)」のアーティスティック・ディレクターも務める実力派。彼女が持つクチュールのノウハウやストリートウエアのアティチュード、ユースカルチャーのエネルギーが高く評価されての起用となった。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

The post 「エミリオ・プッチ」がゲストデザイナーを招へい 第1弾は「コーシェ」デザイナー appeared first on WWD JAPAN.com.

@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

アメリカだけで考えると来年春でも十分かもしれないが、他の国のシェアを考えると少しでも早い目に出していないとスタートダッシュには必ず乗り遅れることになる。アジアはそう意味では5Gによって大きくマーケットは変わる可能性あるけどね。

Posted in 未分類

2020年もう買い物した? 「WWDジャパン」スタッフの新年ベストバイ!

 毎月お届けしている「WWDジャパン」「WWDビューティ」スタッフらのベストバイアイテムのご紹介。2020年1回目のお題は、新年初ショッピングアイテム。みなさん、今年の抱負は立てましたか?仕事やプライベートをいそがしく過ごしながらも、活躍する買い物を済ませたスタッフの、1月のベストバイをお届けします!

原点回帰的に選んだ“100年ブランド”のベースボールキャップ

 2019年の年間ベストバイで“帽子男子”始めました!宣言をしましたが、ハットの次はキャップです。夏場に子どもと公園やプールに行く際にはかぶっていましたが、20年は積極的にファッションにも取り入れようかと。1988年シアトル生まれの「エベッツフィールドフランネルズ(EBBETS FIELD FLANNELS)」や86年ニューヨーク生まれの「クーパーズタウンボールキャップ(COOPERSTOWN BALL CAP)」に“浮気”したこともありましたが、2020年の最初に選んだのは「ニューエラ(NEW ERA)」です。令和というニューエラ=新元号1年目ですし、なんといっても20年は「ニューエラ」の創業100年目ですから!あらためて王道のニューヨーク・ヤンキースモデルをセレクトしました。ジャケットスタイルの“外し”として取り入れます。(「WWDジャパン」編集部 三澤和也)

何本あっても重宝する「ディオール」のリップ

 新作コスメをお試しさせていただく機会が多いビューティ編集部ですが、やっぱり店頭で色や使い心地を吟味して購入すると気分も上がります。今年の初買いコスメは「ディオール(DIOR)」の新リップ「ディオール アディクト リップ グロウ オイル」(3800円)と、「ディオール アディクト リップ グロウ」(3800円)の春コレ限定色です。新リップはティントタイプで色持ちがよく、ボリュームアップしたかのようなハリを与えてくれるケア効果の高さに感動。リップ グロウはすでに色違いで3本持っているのですが、限定色の鮮やかなオレンジがあまりにかわいく、タッチアップ中に、「これもお願いします!」と即決。かわいいコスメの誘惑には勝てません……!(「WWDビューティ」編集部 浅野ひかる)

子ども連れのときなんかちょうどいいニットカーデガン

 なぜかベイクルーズのECで洋服を買うことが増えてきました。子どもを産んでから、仕事と家事、育児を両立させていこうと思うとおのずと自分の時間が少なくなってきて、それまで「試着もしないで洋服を買うなんて……」と思っていたけど何か欲しいし、ECが大活躍。それで利用しているのが、最初の言葉通り“なぜか”ベイクルーズ なんです。ほどよくこなれた服ってほかのセレクトショップのECでも取り扱っていると思うのですが、このこなれた感が母である私にちょうどいいベイクルーズ 。今回買った(1万8700円税込)本当にベーシックなグレーのカーディガンですが、ボタンを後ろ身頃にしてニットにもできる。前後ろどっちでも着られるというところにまずは“へ~”。その丈感も、出産後に腰回りが気になる私としては絶妙で嬉しい。子どもを連れていてあんまり頑張りすぎた格好って浮いちゃうから、ベーシックだけどなんかちょっといいのがキモ。休日にヘビロテしてます。(WWD JAPAN.com編集部 福崎 明子)

新しい年でも、古いものに惹かれて古着を購入

 学生の頃から、“サステナブル”がコンセプトの回し読みフリーペーパーを制作するサステナブルガールだった私は新年早々に購入したのも古着。最近の「WWDジャパン」の特集を見ていると「地球のために個人ができることってなんだろう」と難しく考えてしまいますが、古着を購入することもひとつのサステナブルな行動ではないでしょうか。今回購入した店はアメリカからの古着や雑貨を中心に状態の良いものがセレクトされた高円寺のmepontego(メポンテゴ)。みなさんも古着を取り入れたスタイリングで、地球に優しい1年を過ごしてみては?(デザイン部 吉田亜沙美)

iPadで目指す、快適ワークライフ

 春夏コスメの特集を担当するにあたって、70ブランドほどの紙の資料を前に、「重い!」「どっかいっちゃった!」と戦う毎日に、スマートかつエコに仕事をするためについに購入しました。資料をPDFで取り込んで、「エバーノート」に保存しておけば、簡単に検索管理ができて、「あれ、あの資料見当たらない」なんてこともなくなりました。2020年は今さらながら文明の利器の力を借りて、快適なワークライフを送ろうと思います。もちろん動画を見たり雑誌を読んだり、プライベートでの活躍も間違いなしです。(「WWD ビューティ」編集部 米山奈津美)

The post 2020年もう買い物した? 「WWDジャパン」スタッフの新年ベストバイ! appeared first on WWD JAPAN.com.

え? お冷に氷は、もう古い?←編集長の視点

 最近知り合いの飲食店オーナーと話をしていて、「お!」と思わせられることがありました。来店客に注文を取るため、お冷を持っていくと、「氷なしにしてもらえますか?」といわれるケースが増えているというのです。
Posted in 未分類

@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

MOFパティシエ 二コラ・ベルナルデ氏作のシロクマくんもお出迎え 🇫🇷🐻約200kgのホワイトチョコで作られているとか‼️ 仏有名ブランドや初来日ショコラをこの機会に是非🍫 サロン・デュ・ショコラ は2/2(日)まで😋

Posted in 未分類

かつや、たらこスパゲティ専門店オープン。野菜カレー・豚汁に次ぎ、女性客への挑戦続く。

かつや等を展開するアークランドサービスホールディングス株式会社(本社:東京都 千代田区、代表取締役 社長:臼井 健一郎)が新業態として、たらこスパゲティ専門店「東京たらこスパゲティ」1号店を1月31日(金)に東京・渋谷へオープンさせる。
Posted in 未分類

@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

なんぼなんでも最近マスクの価格がエライ上がってないか?この時期に儲かるという事なんかも知らんけど。。。ちょっとなあ。

Posted in 未分類

まだ、あなたが知らないニューヨーク最新トレンド みんなの憧れだったバーニーズ、消えゆくNYのファッションランドマーク

 ニューヨークで活躍する名物クリエイティブ・ディレクター、メイ(May)と、仕事仲間でファッションエディターのスティービー(Stevie)による連載第4回。一緒にする仕事とは別に、月に1度はお気に入りのレストランでランチをしながら情報交換する2人。“You’d Better Be Handsome”は、2人がときにゲストを交え、ニューヨークのトレンドや新常識について雑談するコラム 。今回は、閉店が決まってセール中のバーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)、その閉店が何を意味するのかを2人で考えた。当たり前と思っていた老舗や人気ブランドが消えていく今、時代が大きく変化しているとつくづく感じる今日この頃。

 本日のランチは、ソーホーの人気スポット「SADELLE ‘S(サデールズ)」。具がたっぷりの小ぶりベーグルが、レストランの中2階で次々に焼かれ、熱々のままテーブルに届く。入口付近には燻製された魚やキャビアが並べられ、オーダーが入る度にスモークサーモンが スライスされている。ブレックファーストやブランチが有名で、ディナーの営業はなし。SADELLE’S, 436 West Broadway, New York, NY 10012

メイ:ここはいつも混んでいるよね。

スティービー:初めてだけど、なんだか熱気を感じる。

メイ:やっぱりアメリカ人って、ベーグルとスモークサーモンが好きなんだと実感させられる。私もだけど。

スティービー:燻製の魚ってユダヤ人じゃなくても、ニューヨーカーだったら小さい頃から親しんできた味だからね。

メイ:そういえば最近バーニーズ ニューヨークに行った?

スティービー:実はマジソンアベニュー店に2日前に寄ったんだけど、悲しい気持ちになった。バーニーズの恒例だった、別の場所で開催されていた在庫処分的セール“ウエアハウスセール”よりもさらにたたき売りみたいな状況で。値下がりしているのを見たこともない化粧品やフレグランスまで安売りされていたし。

メイ:いまウェブサイトに入ろうとすると、すでにサックス・フィフス・アヴェニュー(SAKS FIFTH AVENUE)のサイトに自動的に変わっちゃうから。

スティービー:バーニーズを買収したオーセンティック・ブランド・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP)は、バーニーズの経営難の源だった不動産を全て整理し、コンセプトだけを生かして他の百貨店内にインショップを展開するという方針らしい。

メイ:倒産の話はこれまでにも何回もあって、その度にいくつもの投資会社が手を挙げて乗り越えてきたから、今回もなんとかなるのでは?と勝手に思ってた。2007年には日本のファーストリテイリングも手を挙げたけど、9億4230万ドル(約1036億円)でドバイの投資会社が勝ち取ったかたちになったから。

スティービー:今回もストリートブランドの「キス(KITH))のオーナー、サム・べン・アヴラハム(Sam Ben Avraham)を中心にファッション界の人々が、“セーブ・バーニーズ(バーニーズを救おう)” キャンペーンを行ったりして、なんとかバーニーズを残そうとしていたけど。

メイ:1923年に創業して、もう少しで100周年だったのにね。

バーニーズは
子どもの頃からの憧れだった

スティービー:バーニーズは、子どもの頃からの憧れで、中学生の頃にはニュージャージーの実家からバスを乗り継いで行った。10代の僕に買えるものは限られていたけど、1階から最上階まで見て回るだけでも楽しかった。そのときに購入したカシミヤのビーニーは今でも愛用しているよ。

メイ:私も最初にニューヨークで住んだ場所がチェルシーで、バーニーズの最初の店舗がまだあって、すごく素敵だったのを覚えている。その後、“CO-OP(コーアップ=コンテンポラリースポーツウエア)”というコンセプトを打ち出して、「3.1 フィリップ・リム(3.1 PHILLIP LIM)」や「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」といったコンテンポラリーラインのデザイナーの時代が到来したり。

スティービー:バーニーズは当時から他のデパートとは違って、並んでいる商品だけではなく、売り場のディスプレーはもちろん店員たちも個性的で、本当にファッションを愛する人たちが集まっている場所だった。

メイ:ファッションの代名詞だったからね。ウインドーもツイストが利いて面白かった。

スティービー:自称“ウインドードレッサー”のサイモン・ドゥーナン(Simon Doonan)みたいな人もいて、彼によってバーニーズのウィンドーディスプレーは毎回話題になって独特の文化を発信していた。

スティービー:それにしても、マディソン店の家賃が年間3000万ドル(約33億円)と聞いて体の力が抜けたよ。それじゃ、いくら売っても利益が出ないと素人でも分かる。

メイ:もともとは1600万ドル(約17億6000万円)だったらしいけど。さらに2016 年にチェルシーに立派なお店をつくっている。あれは必要だったのかな?

スティービー:ラグジュアリーブランドの聖地といえるマディソン店が、そもそも自社ビルじゃなかったことに驚かされた。

メイ:アメリカ市場にはまだ紹介されていなかった「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」や「アズディン アライア(AZZEDINE ALAIA)」「ゴヤール(GOYARD)」、「クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)」なんかを扱ったのも、バーニーズが最初よね。

スティービー:それに若いファッションデザイナーにとっては、バーニーズ ニューヨークに置いてもらえるということがステータスというか登竜門になっていた。

メイ:ライバルだった五番街のサックス・フィフス・アヴェニューにインショップを開くって、なんだか皮肉よね。

スティービー:正直、受け入れがたい事実。

メイ:時代の流れや変化に乗れなかったというか。

スティービー:人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」の中で、サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)扮するキャリー・ブラッドショーが、かつて「ショッピングが私の有酸素運動」って言っていたのを思い出す。ショッピングの主なプラットフォームが売り場ではなくてオンラインになってしまった現在は、有酸素運動も自分がやるのではなく、宅配の人に任せているっていう時代。

メイ:日本では、セブン・アンド・アイ・ホールディングスがバーニーズのライセンスを持って展開しているよね。ニューヨークで生まれたバーニーズだけど、今後もがんばってほしい。

スティービー:バーニーズの帰りにマディソン街を歩いていたら、ずーっと「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」の旗艦店だった場所が空き物件になっていたのを見て、一つの時代が終わったとつくづく感じた。

メイ:ラフ・シモンズ(Raf Simons)がチーフ・クリエイティブ・オフィサーなった後に大々的なリノベーションをしたばかりだったのに。

スティービー:ニューヨークの老舗デパートのロード&テイラー(LORD & TAYLOR)も、2019年頭に閉鎖している。100年以上続いた歴史ある店なのに。

「ディーン&デルーカ」も
NYから消えていく

メイ:ファッションじゃないけど、ニューヨークの街からは「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」の店も消えたよね。ニューヨークの権利は、タイの企業が持っていて、アジアと中東では約70店舗展開、今後5年で90店舗をオープンする予定って「ニューヨークタイムズ(NEW YORK TIMES)」に書いてあったよ。

スティービー:ホールフーズ(WHOLEFOODS)ができて、デリバリーしてくれるアマゾンフレッシュ(AMAZON FRESH)なんかが普及していったことがニューヨークで苦戦した大きな理由かもね。形を変えて生き残っていく。肉体が消えても、精神は各国でまだ残っている。

メイ:さらに、今年に入って「オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)」もニューガーズグループ(NEW GUARDS GROUP)に買収された。年内に店を閉めるらしい。

スティービー:ウンベルト・レオン(Humberto Leon)とキャロル・リム(Carol Lim)がセレクトショップ兼自身のブランドとして立ち上げた2002年、ハワードストリートは、まだチャイナタウンの一部のエリアという位置付けだった。それが「オープニングセレモニー」の登場で、ユニークなショッピングストリートになったのは確か。

メイ:彼らは、昨年「ケンゾー(KENZO)」からも離れている。「オープニングセレモニー」のクリエイティブ・ディレクターとしては残るらしい。

スティービー:彼らが店をオープンした当初、いわゆるダウンタウン系のデザイナーがこの店を中心に集まっていた。「ユナイテッドバンブー(UNITED BAMBOO)」「イミテーション・オブ・クライスト(IMITATION OF CHRIST)」といった、カルチャーを感じるブランドがあった。「オープニングセレモニー」はクロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)とのコレクションを仕掛けたりしてファッション界を盛り上げてくれたし、いろんなデザイナーに機会をくれた。そのお店が閉まるなんて、時代が大きく変わっているのを感じるよ。

メイ:パリのコレット(COLETTE)が18年末に閉店したのも痛かったけど、今後この流れが続かないといいな。

メイ/クリエイティブディレクター:ファッションやビューティの広告キャンペーンやブランドコンサルティングを手掛ける。トップクリエイティブエージェンシーで経験を積んだ後、独立。自分のエージェンシーを経営する。仕事で海外、特にアジアに頻繁に足を運ぶ。オフィスから徒歩3分、トライベッカのロフトに暮らす

スティービー/ファッションエディター:アメリカを代表する某ファッション誌の有名編集長のもとでキャリアをスタート。ファッションおよびビューティエディトリアルのディレクションを行うほか、広告キャンペーンにも積極的に参加。10年前にチェルシーを引き上げ、現在はブルックリンのフォートグリーン在住

The post まだ、あなたが知らないニューヨーク最新トレンド みんなの憧れだったバーニーズ、消えゆくNYのファッションランドマーク appeared first on WWD JAPAN.com.

サステナブルなコレクション、良し悪しの決め手は? エディターズレターバックナンバー

※この記事は2019年6月20日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

サステナブルなコレクション、良し悪しの決め手は?

 2020年春夏ミラノ・メンズ・コレクション一番のトレンドは、サステナブルでした。いや、「トレンド」と片付けちゃダメなことは、わかっています。けれどついつい「ブーム」と思ってしまうくらい、今シーズンはあらゆるブランドが環境問題と対峙。サステナブル素材を使ったコレクションには、もう驚かなくなりつつあります。

 それぞれ地球環境を考えた上での提案ですから、すべてに価値があると思います。でもこの世界には、やっぱり出来・不出来、売れそう・難しそう、良い・それほど良くないコレクションがあるもの。サステナブルなコレクションだって、同様です。

 では、“良いサステナブルなコレクション”の基準って、一体なんでしょうか?再生原料の割合?環境に優しい素材や染料、加工?生産過程における二酸化炭素排出量?さまざまあるでしょうが、一番は「“自分ごと”として共感できる」な気がします。

 例えば「フェンディ(FENDI)」はガーデニングをテーマに、まるで日曜の昼下がりのように穏やかなムードのワークウエアを発表しました。朝一番の公園で発表したのは、これまでの「フェンディ」のように目に飛び込んでくるキャッチーではなく、心に染み入るピースフルなコレクションです。人は誰しも休日には心穏やかに、自然と戯れ、植物を愛でたくなるもの。「フェンディ」は取り立ててサステナブルやエコを前面に押し出していませんが、ゆえに共感しやすく、難しい哲学や目を背けたくなる現実さえちょっとだけ自分に近しい存在に変わります。

 インクルージョン(包摂・包括性)やダイバーシティー(多様性)と一緒です。CSR(企業の社会的責任)と捉え取り組んでしまうと“シンドい”問題も、“自分ごと化”できると共感できて積極的に向き合えます。サステナブルをどう“自分ごと化”してもらい、頭で理解するのではなく、心で共感してもらって購入していただくか?サステナブルを謳う企業・ブランドこそ、メッセージを押し付けるのではなく、消費者の気持ちに寄り添う姿勢が必要なのです。

SOCIAL & INFLUENTIAL:社会情勢によって変化するファッション&ビューティ業界を見つめます。インクルージョン(包摂性)&ダイバーシティー(多様性)な時代のファッション&ビューティから、社会に届けたい業界人のオピニオンまで。ジャーナリズムを重んじる「WWD JAPAN.com」ならではのメルマガです。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選びいただけます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

The post サステナブルなコレクション、良し悪しの決め手は? エディターズレターバックナンバー appeared first on WWD JAPAN.com.

「『ミレニアルズは“SNS中毒”』なんて幻想だ。彼らこそ、リアルな体験・共感を欲している」 by アレッサンドロ・ボリオーロ

Alessandro Boglioloティファニー最高経営責任者

 「ミレニアルズは“SNS中毒”」なんて幻想だ。彼らこそ、リアルな体験・共感を欲している。私たちは彼らに向けて彼らの言葉で、なんどもコミュニケーションを図らなければならない。「自分に対して、もしくは自分のコミュニティーに対して、特別なアプローチをしてくれる」という実感に価値を置いているからだ。その意味において、SNSの存在価値は大きい。(WWDジャパンvol.2081、2019年4月22日号に掲載)「ティファニー」は4月19日、原宿キャットストリートに3年に及ぶ期間限定店舗をオープンした。場所柄、主たるターゲットに据えるのは、いわゆるミレニアルズ。日本初のカフェ、カスタマイズ、商品の試着スペース、フォトスポットなどを設け、既存店とは一線を画す。同店含め、加速するミレニアルズ戦略について尋ねられていわく

The WORDS
ファッション業界人の残した名言を日々の糧に。デザイナーやバイヤー、社長、編集長らの心に響く言葉をお届け。

The post 「『ミレニアルズは“SNS中毒”』なんて幻想だ。彼らこそ、リアルな体験・共感を欲している」 by アレッサンドロ・ボリオーロ appeared first on WWD JAPAN.com.

「オーラリー」とニューバランスのコラボ再び クリーンでシンプルなカプセルコレクション

 ニューバランス(NEW BALANCE)は、岩井良太デザイナーの「オーラリー(AURALEE)」とコラボレーションしたシューズとアパレルを2月8日に発売する。シューズはニューバランスが1978年に発表した軽量のランニングシューズ“コンプ100(COMP100)”をベースにし、シボ感のあるレザーを使用している。細身のラストと、上品なワントーンカラーで統一したシンプルなデザインが特徴だ。価格は1万8000円で、ライトグリーンとスモーキーブラウンの2色を22.5〜30cmのサイズでそろえる。

 アパレルは、一着まるごと立体的に編み上げたホールガーメントの半袖ニット(2万5000円)と長袖ニット(2万7000円)、パンツ(2万9000円)の3型で、ユニセックスの3サイズを用意する。ドライタッチのコットンを使用し、後ろ身頃には特殊なリクフレクト糸をアクセントとして編み込んでいる。

 「オーラリー」直営店や全国のユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)、ニューバランスの六本木 19:06と公式オンラインストアで販売する。

 両者の協業は2度目で、前回はニューバランスのライフスタイルブランド「東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE、以下TDS)」とのコラボレーションだった。「オーラリー」が1月のパリ・メンズ・ファッション・ウイークで発表した20-21年秋冬コレクションでは、再び「TDS」と協業したシューズがランウエイに登場している。

The post 「オーラリー」とニューバランスのコラボ再び クリーンでシンプルなカプセルコレクション appeared first on WWD JAPAN.com.

@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

テレワークが今のコロナウイルス期間やオリンピック期間に進めようとしてる企業が多い。この時の組織の動かしかたってづすりゃいいんだろう?なんてテーマが最近多い。

Posted in 未分類

人気のミニサイズメイク「SHISEIDO ピコ」から“東京の一日”をイメージした新色登場

 資生堂のグローバルブランド「SHISEIDO」は、ミニサイズのメイクアップシリーズ「ピコ」の新色を3月1日に日本限定発売する。2020年春夏のトレンド“ニュアンスカラー”“透明感”を反映した口紅とネイル(2種18品目、1000~1800円)を、百貨店を中心とする約290店、資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」などで扱う。

 2018年2月にデビューした「ピコ」は、若年層に向けてミニサイズで価格も抑えて提案するシリーズ。第1弾は“和菓子”、第2弾は“縁結び”をテーマとして毎年限定色を発売してきたが、第3弾は“Tokyo 24h”をコンセプトに、朝、昼、夜でさまざまな表情を見せる東京の一日にインスパイアされた口紅とネイルをそろえる。

 ムースタイプの口紅「ムースパウダーリップ ピコ」(全9色、各1800円)は、軽やかな感触と柔らかな色づきでセミマットの仕上がり。口紅としてはもちろん、チークやハイライターとしても使用できる。「ネイルエナメル ピコ」(全9色、各1000円)は、艶のある光沢と鮮やかな発色で、コシのある筆が均一に色を塗れて仕上がりも長持ちする。

 口紅とネイルは朝、昼、夜に各3色ずつグループ分けされ、パッケージには一日の流れが分かる時計が描かれている。「路地裏に猫」「本屋の出会い」「三時の純喫茶」「夜の名画座で」など、時間と共に変化する光や風景を表現したカラーネームにも注目だ。

The post 人気のミニサイズメイク「SHISEIDO ピコ」から“東京の一日”をイメージした新色登場 appeared first on WWD JAPAN.com.

@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。 詳しくはこちら→

Posted in 未分類

モデルとしてミラノコレにも参加した美容師の高橋侃 「シマ」を卒業した彼が見据える未来とは?

 元ヘアサロン「シマ(SHIMA)」の人気美容師で、モデルとしても活躍する高橋侃。モデルとしては、2018-19年秋冬のミラノ・メンズ・コレクションの「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のショーに出演し、また同ブランドの18-19年秋冬のワールドワイドキャンペーンのモデルにも起用されるなど、“TOKYO”を代表するアイコニックな存在として注目を集めている。そんな彼が昨年9月、突然「シマ」を退社。現在24歳。今後どのような活動をしていくのか。そして彼が見据える未来とは。

WWD:「シマ」でスタイリストデビューして、これからというときに突然お店を辞めたのはびっくりした。どういった理由だったのか。

高橋侃(以下、高橋):ヘアに携わる仕事自体は好きでこれからも美容師やヘアメイクの仕事は続けていきたいと思っているんですが、それ以外にもやりたいことがたくさんあって。「シマ」にいるとやっぱりサロンワーク中心で、やりたいことができない。あと、なんとなく「シマ」での将来像がイメージできてしまい、できれば若いうちにどんどん挑戦していきたいと思って、直感で辞めることは決めました。1日で決意してすぐ言いました。止めてくれる先輩もいたんですが、決意は変わらなかったです。

WWD:具体的に何をするかはもう決めている?

高橋:先ほど言ったように美容師やヘアメイクとしての活動を軸にしてやっていくつもりです。少し離れてみて、あらためていい仕事だと感じています。でもそれだけではなく、ファッションも好きなので、自分でデザインをしてみたいという気持ちもあります。あとフォトグラファーやスタイリストとしての活動を始めたくて、将来的には自分1人でビジュアルのクリエーションやディレクションができるようになりたい。それは20歳くらいのときから考えていました。「シマ」のヘアショーでメンズモデル20人を自分でブッキングして、スタイリングもヘアメイクも僕が全部やったことがあって、その瞬間やりたいことはこれだと実感しました。僕にしかできないことだとも思っています。「生半可な気持ちでやるんじゃない」と言われるかもしれないけど、100%真剣にやっていくつもり。これまでにない新しいアーティスト像をつくっていきたい。

もう一つ美容学生向けのセミナーもやっていきたいと思っています。美容師のアシスタント期間って長いと5~6年かかるんです。その期間ってもったいないと思っていて、せっかく美容学校卒業したのに、そこで学んだことが実際のサロンワークに生かされない。基本的に美容学校の勉強は国家試験に受かるためのものなんです。だから僕が美容学生向けにセミナーして、ある程度できる状態でサロンに入社すれば、アシスタント期間を短くできるはずだと考えています。また技術だけではなく、インスタグラムの活用方法だったり、美容師として大事なことなどを伝えていきたいです。

WWD:そもそも高橋さんが美容師を目指したきっかけは?

高橋:それも直感でした。工業高校でずっとサッカーをやっていて美容とはまったく無縁の生活でした。卒業後どうしようか考えていたときに、先輩が美容学校に入学していたので、そこに見学に行って、そのときにその美容学校の先生から「君なら『シマ』に入れそう」って言われたんです。そのときは「シマ」って何ですか?という感じだったんですが、その日のうちに実際に「シマ」に髪を切りに行って、それで「ここで絶対有名になる」って思って。だからまさか「シマ」を辞めるとは想像しなかったです。

WWD:モデルとしても活動しているが、きっかけは何だった?

高橋:「シマ」に入ったときにボウズにしたんですが、それから街で「ドロップトーキョー(DROP TOKYO)」などにスナップを撮られるようになって、それを見てモデルの依頼がきたり、また「シマ」にはいろいろな業界の人が来るので、そこで知った人からオファーがくることもありました。

WWD:「シマ」にいたときは自由にモデルの仕事ができていた?

高橋:営業中はさすがにサロンワーク優先で、休日や営業の前後を使ってオーディションに行ったり、モデルの仕事をしたりしていました。でも最初はそこまでモデルをやりたいという気持ちではなく、美容師の仕事に生かせると思ってやっていました。

WWD:「ドルチェ&ガッバーナ」のショーなど、海外でも活躍していたが?

高橋:その当時は金髪のボウズで、服装も派手だったし、海外では受けがよかったです。オーディションで落ちたことはありません。逆に日本の方がオーディションに落ちることが多かったです。今後はモデルに限らず、さらに海外での活動もしていけたらなと考えています。

WWD:確かに金髪ボウズが印象的だったが、最近は髪を伸ばしているがその理由は?

高橋:もともとスタイリストになるまではボウズと決めていて、スタイリストになったら伸ばしました。ボウズだからキャッチ―なところがあったと思うのですが、それはもう卒業して、違う形でやっていきたいと思っています。

WWD:将来的にはどうなっていきたい?

高橋:クリエイティブのことなら高橋に任せれば大丈夫とみんなが思ってくれるような、唯一無二の存在になりたい。それしかないですね。

The post モデルとしてミラノコレにも参加した美容師の高橋侃 「シマ」を卒業した彼が見据える未来とは? appeared first on WWD JAPAN.com.

UA初のジュエリーブランド「プリーク」が渋谷パルコでポップアップ

 ユナイテッドアローズ初のオリジナルジュエリーブランド「プリーク(PREEK)」は1月30日~2月9日、渋谷パルコ2階にポップアップストアをオープンする。

 「プリーク」はユナイテッドアローズでウィメンズ企画に携わっていた芦沢佳澄が2018年にスタートさせた。“日本でつくるジュエリーの新しい可能性”をコンセプトに、全てのジュエリーを日本で製作する。これまでは「エイチ ビューティ&ユース(H BEAUTY & YOUTH)」や「ユナイテッドアローズ(UNIRED ARROWS)」などで取り扱っていたが、20年春から他社への卸も始めた。ウィメンズウェア企画での経験を生かし、シーズン毎のテーマを可視化したアートピースの要素をウエアラブルなジュエリーに落とし込む。

 今回のポップアップストアでは、デビューコレクションから最新コレクションまでを一同に並べる。

The post UA初のジュエリーブランド「プリーク」が渋谷パルコでポップアップ appeared first on WWD JAPAN.com.

読者が注目した今週の新作 ヨウジヤマモト × 「ニューエラ」など(1月31日〜2月6日)

 「WWD JAPAN.com」が今週発売の新商品を「ファッション部門」「ビューティ部門」「スニーカー部門」別にまとめてお届け。「ファッション部門」と「ビューティ部門」では読者の注目度(PV)から1〜3位までをランキング形式で紹介。今週の「ファッション部門」ではヨウジヤマモト × 「ニューエラ(NEW ERA)」のコラボアイテム、「ビューティ部門」では「マリークヮント(MARY QUANT)」のアイシャドウが最も注目された。

【ファッション部門】


【ビューティ部門】


【スニーカー部門】

The post 読者が注目した今週の新作 ヨウジヤマモト × 「ニューエラ」など(1月31日〜2月6日) appeared first on WWD JAPAN.com.

香港のアートバブルとデモの狭間で思ったこと エディターズレターバックナンバー

※この記事は2019年8月6日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

香港のアートバブルとデモの狭間で思ったこと

 先週、プライベートで1泊2日の香港弾丸旅行をしてきました。ニュースやSNSを通じて「逃亡犯条例」改正案に対するデモの様子をたびたび目にして、ここで何が起きているのか、どんな価値の変化が起きているのかを体感したいと思ったのが理由のひとつ。もう一つは盛り上がる香港のアートシーンを体感したかったからです。展覧会を開催中の村上隆さんのトークショーも聞きました。

 香港では今、アートがアツくなっています。現代アートを扱うスペースが続々とオープンしており、昨年オープンした「大館」もそのひとつ。繁華街のど真ん中にあり、展覧会会場のほか、おしゃれなカフェなどが入り観光&デートスポットになっています。その場所は元刑務所だそうで、大真面目な「刑務所博物館」なるものもあり、香港の歴史の一面を知ることができます。狭小な元監獄のすぐそばでおしゃれな男女がお茶をするというシュールな絵が生まれていました。また、2020年にはヘルツォーク&ド・ムーロンが設計する巨大美術館「M+」のオープンが控えており大変注目されています。

 これだけ香港でアートが盛り上がっている理由は、富裕層にとって投資の対象だから、です。中国の投資家が香港の不動産を買い進めたことで、香港の不動産は40年前の100倍などといわれます。次なる投資の対象がアート、という訳です。Wealth-Xという調査会社によると、3000万米ドル(約32億7000万円)以上の資産を持つ超富裕層の数は、ニューヨークを抜いて香港がトップとか。桁違いすぎてピンと来ませんが、シンガポールを舞台にした映画「クレイジー・リッチ!(Crazy Rich Asians)」の世界は香港で現実であり、富める者は益々富み、貧富の2極化は進む一方です。ラグジュアリーという視点から見れば、ラグジュアリー市場とアートの関係が今後ますます強まることは間違いないでしょう。

 今デモを行っている人の多くは、これらのアートバブルの動きとは無関係な人たちです。パスポートを複数取得し、いざとなれば世界中のどこでも暮らしてゆける富裕層とは違い、一般の人たちは香港で生きていくことが当たり前であり、その将来に大きな不安と不満を持っているようです。たった1泊2日で訪れた物見遊山の外国人には彼らの“本当”などわかるはずもありませんが、抗議のメッセージを書いた付箋がびっしりと貼られた街中の壁、通称“レノン・ウォール”を見て、私にはむしろアートやクリエイションはここから生まれるのでは、と思えました。制約や怒り、コンプレックスは強いクリエイションの源泉となりえることは、これまで何人ものクリエイターが証明してきました。デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)が、ジョージアから出てきたように。時間をあまり開けずまた香港を訪れてみようと思います。

IN FASHION:パリコレもストリートも。ジュエリーもインテリアも。今押さえておきたい旬なファッション関連ニュースやコラムを「WWDジャパン」編集長がピックアップし、レターを添えてお届けするメールマガジン。日々の取材を通じて今一番気になる話題を週に一度配信します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在9種類のテーマをお選びいただけます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

The post 香港のアートバブルとデモの狭間で思ったこと エディターズレターバックナンバー appeared first on WWD JAPAN.com.

「ピーチ・ジョン」の妹ブランド「ガールズ バイ ピーチ・ジョン」が登場 発売記念イベントに今泉佑唯、ミチらが登壇

 「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」は若年層向け新ブランド「ガールズ バイ ピーチ・ジョン(GiRLS by PEACH JOHN)」を発売する。1月29日に第1弾商品として、ノンワイヤーブラジャー「ピージィ」とブラジャーとパンティのセット3シリーズを発売した。同社は10~20代前半の若年層の取り込みを課題としており、新ブランドで新客の開拓とブランドの認知拡大につなげる狙いだ。

 アイコン製品であるノンワイヤーブラジャー「ピージィ」は、ターゲット層が手に取りやすい1980円の価格で販売する。ブラジャー&パンティのセットも1980円から用意し、若年層のニーズに合わせて日常使いしやすい“なちゅこれ”、ノンワイヤータイプの“りらこれ”、バストの谷間をメイクする“もりこれ”の3タイプをラインアップし、ランジェリーのエントリーアイテムとして若年層の取り込みを図る。また、同ブランドのキャンペーンモデルに今泉佑唯、黒木ひかり、ミチ、中野恵那の4人を起用し、公式サイトでウェブCMを公開した。

 発売を記念して渋谷109で開催されたイベントにキャンペーンモデルの4人が登壇した。新ブランドのターゲットと同世代の黒木ひかりは、「若者向けのランジェリーブランドってあまりなかったんですが、『ガールズ バイ ピーチ・ジョン』はデザインもかわいいし、私たちの世代でも買いやすいお手頃な価格なのもうれしいです」と述べた。また、ウェブCMの撮影を振り返って、中野恵那は、「みんな同世代ということもあって、本当に仲が良くて。撮影もみんなで楽しんでいる自然な姿を撮ってもらえました」と笑顔を見せた。新ブランドのアイコン製品であるノンワイヤーブラジャー「ピージィ」について問われると、ミチは「『ピージィ』は着けている感がなく、とても楽な所が気に入っています。私よくブラジャー着け忘れちゃうんですけど……、本当に着けてないときと同じくらい楽です(笑)。ほかにも“なちゅこれ”はシルエットが女性らしくてかわいいし、“りらこれ”はノンワイヤーで着け心地も洗濯も楽なので気に入っています」と会場の笑いを誘った。

 イメージモデルに選ばれた気持ちについて、今泉佑唯は「ずっと下着のお仕事をしたかったので、本当にうれしかったです。信じられなくて、鳥肌たちました」、中野は「『ピーチ・ジョン』は普段から愛用しているブランドなので、うれしい気持ちでいっぱいです。下着のモデルは初めてだったので、新しいチャレンジになりました」、ミチは「みんなが知っているブランドなので、決まったときは自分にできるかなって不安もあったんですけど、同じ世代の子たちに向けて発信できるのが嬉しかったです」、黒木は「大人の下着と言えば『ピーチ・ジョン』というイメージがあったので、若者向け『ガールズ バイ ピーチ・ジョン』のモデルをできることがすごくうれしいです」とそれぞれに感想を述べた。また、ミチは「『ガールズ バイ ピーチ・ジョン』はデザインもかわいくて、それぞれの悩みに応えられるシリーズになっていると思うので、自分にピッタリのものを見つけてみてほしいです」とメッセージを送った。

 ボディーやバストケアについて聞くと、今泉は「バストアップや形のキレイなバストのために、背中やワキ、おなかのお肉をバストに集めるようにボディー用のブラシを使ってマッサージを日々行っています。あと、夜はナイトブラを絶対着けるようにしています。日中用はお肉が逃げないようにワキの部分が高くなっているブラジャーを選んでいますね」と徹底したケアを行っていることを述べ、黒木は「バストの形がきれいだと気分が上がるので、お風呂のときなどに背中やワキからしっかりお肉を集めてきれいなバストの形を保てるようにマッサージしています」と答え、美意識の高さをうかがわせた。

The post 「ピーチ・ジョン」の妹ブランド「ガールズ バイ ピーチ・ジョン」が登場 発売記念イベントに今泉佑唯、ミチらが登壇 appeared first on WWD JAPAN.com.

「ヴィクトリアズ・シークレット」売却か 米メディアが報じる

 米ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA'S SECRET)」を擁するLブランズ(L BRANDS)が同ブランドを売却する可能性があると、米「ウォール・ストリート・ジャーナル(THE WALL STREET JOURNAL)」紙が情報筋の話として報じた。

 また同紙によれば、レスリー・ウェクスナー(Leslie Wexner)Lブランズ最高経営責任者は退任することを検討しているという。市場はこれらの情報を好感し、同社の株価は前日比12.9%高の23.22ドル(約2507円)を付けている。なお、同社は「うわさにはコメントしない」としている。

 「ヴィクトリアズ・シークレット」といえば、“エンジェル”と呼ばれる痩身でセクシーなモデルばかりが登場する広告やショーが有名だ。しかし世界中で「#MeToo」運動が盛り上がり、多様性やインクルージョン(包括性)が推進されている現代において、そうした姿勢を時代遅れだと感じる消費者が増加し、16年をピークに売り上げが下降している。19年11月には、名物イベントである豪華なファッションショーを開催しないことを発表した。

The post 「ヴィクトリアズ・シークレット」売却か 米メディアが報じる appeared first on WWD JAPAN.com.